2024年12月31日

今年の十大ニュース

毎年大晦日恒例の、私的今年の十大ニュース(2023年2022年2021年2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年)。 今年は、良い意味でも悪い意味でも、大きなニュースが大きかった一年だったような気がします。その中でも、やはり一番は、能登半島地震とその後の水害被害からまだ復旧・復興が進んでいないことでは無いかと感じます。まさに「悲喜交々」な一年だったと感じます。

  1. 能登半島地震、水害、進まぬ復旧・復興
    1年前の元旦に発生した能登半島地震。地勢的な理由から、半島付け根からほぼ一本道で半島先端まで行く道しか無いのに、その一本の道が被害に遭い復旧が進まない。海路からのアクセスも、地震で港が損壊していて利用出来ない。空路でのアクセスも限定されるという手立てが無く、先ずは人力で軽快作業をして少しずつ物流や重機が進出出来る地域を拡大しつつ奥へ奥へと行くしかない。底に追ううちをかけるように豪雨の水害もあり、更に被害が広がるなど、そういう話を聞くだけで「神も仏も無いものか」と言いたくなるような状況。発生から一年が過ぎて、やっとインフラ整備も進み、仮設住宅なども整備されて少しずつ復旧が進み、来年は復興に向けての次のステップが始まると思いますが、まだまだ時間は掛かりそうですね。東日本大震災は、原発関係の処理を除けばかなり復興してきたと思うんですが、それでも10年以上掛かっているわけで、能登半島の復興にはインフラ整備がある程度出来たら一気に人材・物流投入をして何とかもう少し短縮して欲しいところですよね。穏やかなお正月が迎えられることを祈るばかりです。
  2. 大谷無双
    ドジャースへ巨額の契約で移籍したと思ったら、水原通訳の背信行為が発覚してどうなるかと思いつつも、その後活躍してMLBの歴史に残る記録を幾つも残す事に。さらに予想外の結婚発表に直近では第一子の出産予定まで発表されるなど、まさに「大谷無双」な一年だったように思います。野球以外でも、色々なスポンサー企業と共同で様々支援プランを提供したりと、野球以外での貢献度も群を抜いている気がします。来シーズンは、肘の手術から復帰して「二刀流」に戻る事が期待されますが、大谷選手自身次に肘故障をしたらもう投手としては終わりだという事を言っているという事で、やはり来年は何としても「二刀流」で活躍する姿をスタジアムで観戦したいですよね。多少無理してでも行きたいですねえ。
  3. 株価上昇、4万円には届かず
    株価だけが経済の全てでは無いけれど、やはり大木や指標の一つだと思うし、株価低迷よりは上昇の方が良いことは確かだと思います。何度か4万円台を更新していて、個人的には今年の納会では4万円を越えて2024年を締める事を期待していましたが、どうも利益確定の方が大きくて僅かに届かず。でも、来年もこの調子を維持して、流石に5万円台は無理としても、4万5千円位は目指して欲しいところ。そのためには米国株の動向がどうなるか気になりますが、それはトランプ大統領次第と言うのも事実。自国産業防衛は理解出来るとして、単に国内産業を囲い込むだけでは発展しないことも事実だと思うので、以下に外から有望な産業を招き入れて活性化させるかという事を考えないといけないと思うけどなぁ。
  4. 少数与党と国民民主党の立ち位置
    衆議院選挙で過半数を維持出来なかった自公与党政権。後で書くようにメディアの「裏金」報道の罪は大きいと思うし、それとは別にノイズまみれな情報が大量に行き交うSNSの存在もこれから相当考えないと、自分自身の判断が出来なくなる時台になりつつあるなぁと実感。自分は、日本の国民性と今の自民党に対抗できる野党が形成されない(出来ない)事から、欧米のような「二大政党制」は出来ないと思っていますが、それとは別に今の「少数与党と野党の是々非々の連携」というのが、ベストではないけれどベターな形態ではないかとは思います。本当は、与党が過半数を握っていてもそう言う形態で、野党の意見も是々非々で取り入れていく姿勢をもっと取るべきだと思うし、対する野党も「何でも反対」だけを唱えるのではなく、どうしたら与党が自分達の意見を取り入れざるを得ないのか、そういうやり方や内容を考える姿勢をもっと見せるべきだと思います。民主党時代に「ガソリン値下げ隊」まで作って、いざ政権を取ったら反故にした税金が、今回トリガー条項が廃止されてやっと「実現する」ことになったわけですが、そういう実績を野党は積み上げることで党勢だけで無く国民からの信頼や支持を得て行くことを理解するべき。今の立憲民主党やその他一部野党のように、特定の支持層からだけ支持されて、それを維持するために先鋭化していくだけでは駄目だと思う。そう言う前向きな政治を、来年はもっと進めて欲しいですね。
  5. メディアの劣化と衰退
    今年は、所謂「メディア」がSNSに対して言及することが増えていて、何か自らの地位の正統性を必死に認めさせようとしているような雰囲気を感じました。でも、最近の報道やワイドショー等は、SNSからの情報提供や動画提供が無ければ番組製作すら出来ない状態な訳で、ある意味自家中毒に陥っている気がします。そのため、誤報や虚報の類も多かったし、「裏金議員」というレッテル貼りにも勤しんできたことは完全にSNS並みの行為だと思う。そういう危機的状況を認識しているのか分かりませんが、相変わらずプライドだけは高くて自分達は特別な存在という意識というか「大きな誤解」は広がっている気がします。本来ならば、情報を精査してノイズを除去して、かつ最適化して整理して要点を伝えるのが「メディアの仕事」のはずが、逆に情報を選別して自らバイアスをかけて都合良く加工して公開しているのが、今の「メディアの現実」だと思う。
  6. インバウンド急増、国内対策の重要性
    コロナ禍で急減したインバウンドが、コロナ禍以前以上まで増加した今年のインバウンド。来年は4000万人に届くんじゃ無いかと思うけれど、其れ以前で既に国内の観光地や有名訪問先はインバウンドが溢れて、昨日不全に陥っている地域や場所も問題になっています。更に、インバウンドの中でも最大の国である中国からの訪日要件が緩和されて、更に増える予想も。暫く中国からの渡航が制限されていたので、その反動で来年は急増するのかなと言う機もするけれど、中国からの訪日が無い状態でもインバウンドが増加していたのは、他の地域からの訪日が急増していたから。それはそれで、日本という国に魅力があるからだと思うし、多くは満足しているとは思うけれど、やはり人数が増えればトラブルも増えるわけで、底はもっと対策しないと駄目だと思う。何度も書いていますが、日本では「性善説」前提で色々な決まりやルールが暗黙的に守られている場合が多いけれど、日本以外では基本「性悪説」で社会は動いているわけで、そういう考え方にもうあらためないといけないと思う。そう言う意味では、訪日要件を緩和してインバウンドを増やすの事は良いことだと思うけれど、その分あるいはそれ以上に国内でのルールを厳密に決定して適用することは更に必要だと思う。有名になった「コンビニ越しの富士山」なんかも、柵を作るとかだけではなく、厳しく交通違反を取り締まるとかして、さらにそういう状況をSNSで海外にも拡散して「日本に来ることはWelcomeだけれど、ルール違反に対しては厳しく罰する」くらいの意識を植え付ける必要があると思う。正直、菜値中の至る所に自販機やコンビニがあり、アルコール飲料が自由に購入出来る国なんて、日本だけだと思う。そう言う「自由」は、これまでは日本人の意識で破綻すること無く続いていたわけだけれど、そうで無い人達が1億2千万人の人口の国に、4千万人、5千万人と押し寄せてくるリスクを考えるべきだと思う。
  7. 新車購入(乗換)
    全く個人的な話ですが、5年目の車検を機会に、そしてより安全性能(事故防止機能)を利用したいために、車を買い換えました。金額的には、自分で支払う買物としては最大ですし、次の機会は年齢や経済的な理由絡もう無いかもしれないですし(笑)。ただ、田舎で生活する上で自家用車は必須なわけで、いつ免許返納するかは分からないけれど、それまでは生活必需品でもあるんですよね。となると、安全性能が充実している車がより優先されるし、その為にはそれなりの価格帯の車で無いと十分な機能も搭載されていないですし。以前は自動運転技術に期待していたときもありましたが、ちょっと無理かなぁと言う印象を最近は持ちつつあります。生成AIが爆誕して急成長しているので、もしかしたらどこか近い未来にブレークスルーは有るのかもしれないけれど。次の車買替えが「ナイト2000」だったら良いけれど(笑)。
  8. 静岡県知事交代
    川勝県政が、自分の度重なる舌禍から自ら辞任するというのも何だかなぁと言う気がしましたが、個人的には色々停滞していて物事が、知事が替わって一気に動き出したことは良いことだと思います。学校の先輩でもある鈴木康友知事という部分は除いても、やはり実務優先・バランス感覚は鈴木知事の方があると思うし、実際リニア問題なんかは嘘のように進み出しましたからね。後は、浜岡の原発再稼働とか、圏内の経済対策・人口対策、そして予想される地震等の大規模災害対策等、難しい課題も多いけれど、以前の川勝氏のように何か議論や話をねじってそらすようなことだけは止めて欲しい。取りあえず2024年は1年目で助走期間と思って、来年からは本格的にどんどん進めて欲しいところです。
  9. パリオリンピック・パラリンピック
    パリオリンピック・パラリンピックの日本チーム・日本選手の活躍は今でも記憶に残る話で、それ故に今年の感じが「金」というのも頷ける理由の一つ。ただ、パリの成功を見るに付けて、色々と制限の有る中殆どの試合が無観客で行われた「東京2020」が悔しいわけで、何とかフル規格で「東京20XX」なんて再度開催出来ないものだろうか。財政的な問題とか、機会均等という話もあるだろうけど、例えばリニア新幹線が開通したら、東京と名古屋は40分、大阪とも名古屋から新幹線を利用するにしても2時間以内でいけるわけで、それこそ「東京20XX」ではなく「日本20XX」という全国規模での大会も可能になるのでは。日本人が「本気で大会運営する」所を是非観てみたいですよね。
  10. 袴田事件無罪確定
    全国的にも大きく取り上げられていたけれど、やはり地元での扱いはそれ以上で、50年だったかな何度も再審請求をして最終的に検察操作の問題点、捏造等を指摘されて無罪が確定したことは、良かったと思う反面余りに時間が掛かりすぎたことも問題だなあと感じます。当事者の袴田巖氏は、長期の拘留生活で精神的に傷んだ状態になってしまい、多分彼だけだったら再審も出来なかったでしょうね。90歳を超えてお元気なお姉さんの存在があればこそ、ここまで到達出来たと本当に感じます。時代的に、色々な理由もあったんだろうけど、考えさせられる事件というか「歴史」と言っても良い話しだと思います。
それ以外に個人的に機なった事柄をまとめてみると。

  1. マイナ保険証、免許証
    健康保険証の新規発行が終了し、マイナ保険証へ統一され、医療活動の最適化効率化が進むことは良いことだと思います。それによって情報共有できるから、自分が分からない病気の早期発見にも繋がるだろうし。反対する人もまだまだ多いと思うけれど、社会がデジタル化されていく中で、そのメリットを生かさないことはある意味「罪」でもあると思う。
  2. 日本の宇宙開発、悲喜交々
    月面着陸機の「SLIM」が成功し、H3ロケットも成功が続く中、民間ロケットはまだまだ敷居が高く厳しい状況に。でも、昔の日本ではこう言う事は考えられなかったことが、少しずつでも実現されていることは良いことだと思う。以前は失敗すると散々叩かれていたけれど、スペースXの失敗の歴史の後の成功が認知されてきたこともあってか、最近は打ち上げ失敗に対しても、冷静な報道が増えているような気がします。ロケットだけでなく、新しい技術は失敗の中から生まれるものなので、そういう方向に世の中が進むことは良い傾向だと感じますね。
  3. 四季から二季に
    ここ数年、毎年「暑い」と言い続けてきているけれど、今年は特に酷かった気がします。しかも、春と秋は「いつ来たんだ」と感じる位、突然暑くなって、突然寒くなる「二季」みたいな状態に。来年もこんな状態なんだろうか。やはり昔から「四季」に慣れているからだとしては、季節の変わり目も折り折りに感じるのが一番好ましいと思うんですが。「二季」と言っても、余りに暑い時期が長すぎて、「1.2季」くらいに来年はなるかもしれない。
  4. 日本版ライドシェア
    欧米や東南アジアでは既に社会インフラかしている「ライドシェア」は、日本ではタクシーの影響が大きすぎてなかなか進まない。ただ、それを逆手に取って、タクシー業界がライドシェアに進出したり、最近ではJR東日本が過疎地域対策としてライドシェアを始めるなど、良くも悪くも日本独自の進化をしそう。地元では、タクシー数が減ってきている実感はあって、以前のように簡単に呼ぶ事も難しくなっていますし、利用出来るアプリ「GO」を使っても、なかなか配車されないことも。来年どうなるか分かりませんが、小回りの利く準公共交通機関見たいな存在だと思うので、何とか良い方向に進んで欲しいと思います。
  5. ますます混沌とする国際情勢
    ウクライナへのロシア侵攻も混沌としているし、イスラエルだけで無く中東地域でもシリアが大きく変わろうとしているなど、世界情報はここ数年でどんどん不安定化している印象。良くも悪くも、アメリカの「スーパーパワー」という重しが無くなりつつあることが理由の一つなのかもしれないけれど、それ大して中国が台頭しているところがなんとなく嫌な予感もします。来年が少しでも平和に近づくように、祈るしかありませんね...
本当、色々なことがあった2024年ですが、2025年は個人的にも社会的にも世界的にも、少しでも安心して安定して平和な世の中になることを祈るばかりです。

2024旅の総括

11回目(2023年2022年2021年2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年)となる、旅の総括。今年の海外渡航では、Singaporeに2回、ホノルルに2回、シアトルに1回と5回の国際線利用。来年も、ホノルルは生きたいし、多分Singaporeへも行くだろうから、北米の渡航先を何カ所か行きたいですね。特に、春から夏は大谷選手、秋から冬はNFLやカレッジフットボールの観戦を、出来ればどちらも1回は行きたいですねぇ。為替レートがもう少し落ち着いて欲しい所だけれど、来年はどうなるんだろうか。

ANA AMC Diamond

今年は、定番の羽田-沖縄往復をPremium Classで13回、Singaporeへは2回行きましたが、1回はANA便でもう一つはSQの名古屋就航30周年記念のチケットで久し振りにSQ利用でのフライトになりました。効率だけ考えると、どうしても国内線利用にならざるを得ないのですが、来年は少し冒険してみようか思案中。ANAの国際線は、UA利用時に選択することがほぼデフォルトになりつつあるので、無理にANA AMC用に利用しなくても恩恵は十分享受できるとも言えるので悩ましい。来年は、是非とも大谷選手のプレーを現地で観戦したいと思っているので、多分今年よりは渡米する機会が増えると思うので、そう言う意味ではAMCで太平洋路線利用する機会もありそうな気がします。

UA MP 1K

昨年以上な円安で、UA MP 1Kの維持も大変。今年は何とか最後に駆け込みで24,000PQPまで到達して何とか来年度のUA MP 1Kを確定させたけれど、来年のUA MP 1Kは、PQPが28,000PQPと+4,000PQPアップとなるのが痛い。現在US$1=157円位まで上がっていますが、28,000PQP=US$28,000=約440万円となってしまいますからねぇ。まぁ、国内線をごにょごにょしたり、あと来年度からはPlusPointをPQPやPQFに返還出来る特典も提供されるようなので、それをどれだけうまく活用できるかですよね。只、PlusPointは、今回の様にANA便でのアップグレードに利用出来るのも魅力なので、どれ位の塩梅にする・なるのが良いか悩みそう。先ずは今年同様地道にPQPを貯めて、UA MP 2025の詳細が来年発表されたらどうするか考えるのかな。でも、一度スタートしてしまったら、それと中で止めるわけには行かないし、結局来年は何だかんだで継続することになりそう。

今年最後のフライトでは、ジェットコースターみたいな良い時・悪い時が折り重なって、それでも何とか無事に帰国出来たのは、やっぱり運が良い方だったと思うべきだろうか。来年は、出来るだけトラブル無く、でも色々楽しい記憶が残る旅行・フライトをしたいですね。

2024宿の総括

8回目(2023年2022年2021年2020年2019年2018年2017年)となる、この一年の「宿の総括」シリーズ。今年の初めに、無事にBONVOY Lifetime Platinumに到達したのと、インバウンドなどの理由から宿泊代が高騰したこともあり、以前はよく利用していた BONVOY系やHilton系からは、大分ご無沙汰になってしまいました。HiltonもAmex HHORNOR Cardで、現実的にHHORNOR Diamondが維持出来るので、以前ほど宿泊に拘らなくなったこともあるけれど。結果、BONVOY系は5ホテル、5滞在(5泊)、Hilton系は4ホテル、5滞在(7泊)、そして久し振りにInterContinental系のCrown Plaza Changi Airport(1滞在、1泊)、それ以外での羽田空港の直結ホテルで、2ホテル、8滞在(8泊)と、バラエティに富んだ内容でした。

BONVOY系では、新規の開拓は無くていずれも再訪。その中では、The Westin Resort Guamが一番久し振りかな。以前よく利用していたSheratonがブランド変更されてBONVOYから離脱したので、Guam唯一のBONVOY系ホテルになって選択肢がなくなったのがちょっと痛いかも。

Hilton系では、Hilton Singapore Orchardが、以前宿泊した場所から移転していて、実質的に新規宿泊みたいな感じでした。結構気に入ったホテルだったので、来年もSingaporeへ行く機会があれば是非利用してみたいホテルですね。

InterConti系では、2018年以来6年振りとなるChangi AirportのCrowne Plazaを利用。早朝のANA便利用のために久し振りに予約しましたが、6年前とそんなに変わらない感じでした。只、ホテル内のレストランはかなり様変わりしていて、そこは時の流れを感じたところでも有りますが。

それ以外では、早朝発の羽田便利用のために、空港直結ホテルを何回か利用しましたが、以前は1万円を切るレートも合ったのに、今は2万円を切るレートが出ることが珍しくなってしまい、結構厳しい状況を実感しました。来年のプランをどうするのか、また状況を見ながら決めていくしか無いんですが、だんだんと厳しくなっていくのは仕方ないですね。

来年は、BONVOYやHHORNORの特典をもっと活用・利用した宿泊を増やしたいです。

2024年12月29日

(UA) NRT - SEA (番外編3) - 再発行に注意


今年最後のNFL観戦&UA MP 1K 2025達成旅行も無事終わり、UA MPのアカウントを確認したら、 "We're excited to confirm that you've requalified for Premier 1K status for 2025."と表示されて、まずは一安心。ただちょっと安心出来なかったのが、最後に利用したフライトでのアップグレードによるチケットの再発行(Reissue)でした。

もともとの予約は10月にしたんですが、その時のPQP/PQFはこんな感じ。

NRT-SFO-SEAと往復して、PQPは4,896PQP、さらにSFO-SEAの往復でUAの最低4区画利用の残り2区画利用を満たすプランでした。ところがフライト後実際にアカウントに追加されたPQPは「4,854PQP」で微妙に減って(-42)います。不思議に思ってUAのコードシェア便名からANA便名に変更してもらった最新のe-Ticketを確認して見ると、確かに微妙にAward MileとPQPが異なります。
PQPの場合、購入金額のUS$分がPQPとして獲得出来る分けですが、日本円で支払っている金額には購入時と再発行時で違いはありません。ここで気がついたのは、「そうか、為替レートが違うんだ」という事。調べてみると、最初の購入時の円ドル為替レートは「149円」位で、再発行をした時には「152円」と3円の違いがあります。ただ為替変動影響を少なくするため、通常はその企業ごとにレートを決めているだろうから計算にしようされたレートは違うのだろうけど、何となく為替の変動(円安)に影響されて、PQPが微妙に減ってしまったことは確実なようです。

目標の「24,000PQP」までは、少し余裕を観て組んで居たので、今回の程度の減算(4,896PQP→4,854PQP=42PQP)では影響はありませんでしたが、もっとシビアな設定だったらこの年末にどこかに飛ぶことになっていたかも(笑)。今回のアップグレードで味を占めて、来年はこの方法でPlusPointを有効利用するつもりなので、為替レートにも注意しつつ計算したり予定を汲んだりしないといけませんね。そこは注意しないと。

2024年12月27日

(UA) NRT-SEA (13) - 旅の備忘録

今回は、結構トラブルがあったんですが、幸いにも何とかギリギリの所でくりぬけて無事に戻ってくる事が出来ました。次回のフライトがいつになるかどこへ行くのかまだ分かりませんが、その時の為に今回も最後に備忘録をまとめて置くことにします。

  1. 旅のトラブルは情報量が勝負
    今回は往路のNRT-SFO(NH008)便が、いきなり出発時のメンテナンストラブルで30分以上遅延し、さらに気流の関係で飛行時間も延びてしまい、SFOでの乗り継ぎ時間が余裕を取っての2時間35分から、定刻から1時間遅れでの到着となり厳しい状態に。入国審査、荷物のピックアップとリチェックイン、セキュリティ通過、国内線ゲートへの移動と、結構ドタバタしましたが何とか間に合ったのも、途中途中でスマホで位置情報やゲート情報等確認出来たことも大きいと思います。帰国便に接続するとSEA-SFOがいきなりゲートで「航空管制理由で1時間10分の遅れ」 言われて、一瞬どうしようかと思いましたが、そこからさらに遅れたらアウトですが、その時点なら何とか間に合いそうと言う判断も出来ましたし。最悪、SFOで乗り継げなくても、手元にスマホもパソコンもクレジットカードもあるので、ホテル手配等も何とかなりますし。実はちょっと空き部屋なども確認していたことは内緒です(笑)。今の時代、やはり情報量が生死の分かれ目と言っても過言じゃ無いと思う。
  2. eSIMはもう必須
    国内キャリアーでよほどレートが良い海外ローミングサービスが提供されれば別ですが、やはり現地で直ぐに使えるeSIMサービスは便利だしもう必須ですね。今回は前回の反省から、ちゃんと既に導入済みのUS向けeSIMをちゃんと選択して於いたので、既にeSIMのActivationが済んでいるので、直ぐにデータ通信を始めることが出来ました。さらに言えば、次に書くMPC (Mobile Passport Control)を今後利用することを考えると、着陸して直ぐからネットアクセス出来る事(機内でWi-Fi利用できるならその時に)がほぼ絶対条件になるから、これからの旅ではますますネットアクセスの手段確保が重要になりますね。
  3. MPC(米国出入国管理)
    今回初めてMPCを利用しましたが、便利と言えば便利だけれど、入国審査通過の少なくとも1時間前程度までに必要な書類(データ)を送信しないといけなくて、しかもその時に自撮り写真を添付するというのは、なかなか面倒な作業だと思います。今回実際に試してみて、比較的背景が単調な機内(First ClassのTHE Suiteのシート)で撮影しましたが、それでも採用されなくて入国審査ブースでの再撮影が必要でした。多分白い壁とか背景にして、それなりに香料の有る場所で撮影しないと、そのまま使用されない気がする。まぁ、MPCがそのまま利用されなくてもESTAで通過するのとブースでの手続きはそんなにかわりませんから、最初から諦めても良いけれど、その使用するブースが比較的空いているGlobal Entry等のブースなので、通常のESTAで利用する場合よりも待ち行列は短いだろうし効率も良い気がします。ESTA利用2回目から利用出来るので、該当する場合は試しに使ってみても良いんじゃ無いかと思います。
  4. 顔認証出国確認
    前回のハワイ旅行の時もそうでしたが、米国から出国する国際線の搭乗時確認が、日本へのゲートウェイとなるような大規模な空港だと、もう顔認証に移行していますね。だから、以前のようにパスポートチェックとかボーディングパスの確認も無く、ゲート前の端末の前に立って顔認証を受けて通過するだけ。便利と言えば便利ですが、大丈夫なのかなぁと心配にはなりますよね。私はメガネを掛けているので、その都度外したり付けたりと忙しいので。ただ、フレームレスのタイプを仕様しているからか、そのままメガネを掛けたままでもちゃんと認識されて通過出来てしまいますが。
  5. 久し振りの現金利用
    何時も何時も現金(US$)を使う機会が無くて、紙幣はまだしも、小銭が随分と貯まったままでした。以前はX線検査で不審物として判断される位の量があったんですが、少しずつ減らしていき結構消化してきました。今回ホテル内の売店で、スナックとか購入した時に「あっ、硬貨を使うチャンス」と閃いてジャラジャラ出したんですが、確かUS$9.89だったかな、手元にに揃ったのはUS$8.89とUS$1足りない orz 仕方が無いので、US$10紙幣を出したんですが、レジの若い女性スタッフが「小銭も出したら」と言うんですよね。日本だと良くやる「US$10.89だして、US$1お釣りで返してもらう」というのは、アメリカ人は理解出来ない人が多くてそのまま小銭を返されて、US$10との差額US$0.02渡されるのが通常のパターン。でも彼女はちゃんと計算してくれて、US$10+US$0.89を渡したら、小銭を数えて確認して、US$1紙幣を渡してくれました。このホテル、ANAの乗務員とかも宿泊先として利用しているようなので、それなりに日本人慣れしているのかもしれない。しかし今回も現金を使ったのはこの時だけで、本当海外旅行ではクレジットカードやApple Payで99.99%片付いてしまう雰囲気ですね。
  6. THE Room vs. THE Suite
    番外編でも書きましたが、確かにTHE SuiteもTHE Roomも改善されていて良かったのですが、THE Suiteに関しては既存のシートとの違いはそんなに感じられませんでした。THE Suiteへのアップグレードよりは、THE Roomへのアップグレードの方が、自分的には付加価値を感じられると思います。となると、UAでプレエコを予約して、底から便名をANAへ変更して、PlusPointでアップグレード、というパターンがどれだけ実現されるか、来年は試してみたいですね。
  7. 治安
    やはり記事にも書きましたが、今回Link Railを利用した時には、必ず途中でSecurityが乗り込んできて、1駅、2駅車内を監視して、一度は座席で寝込んでいた乗客に質問をしたりする場面も。何かトラブルが過去あって、その対策なのかもしれませんが、ちょっとビックリしました。ビックリしたと言えば、スタバのReserve Roastaryでバリスタ等のスタッフが待遇改善のデモをやるくらいですから、案外アメリカは日本以上に厳しい経済環境何だろうなあ。今回もガソリンスタンドのガン当たりのガソリン価格を見てみたら、今の為替レートだと1L=200円位になるんですよね。日本以上ですよ、ガソリン代が。昔は日本の半分位だったと思うのだけれど、1ガロン当たりUS$5を越えるような感じなので、アメリカ人から見たら相当な燃料高と言えるのでは。
  8. ネットTV
    今回利用したホテルの室内テレビは、ネット接続をしていたので、NetflixやYouTubeへのアクセスが可能でした。ですから、以前のように運が良ければNHK国際放送が入る場合よりも、寄りに本の情報も得られるし、自分がいつも視聴しているコンテンツも観ることが出来たし、これまでで一番恵まれていた気がします。もしかしたら、Fire Stickを持参するのが良いかもしれないとちょっと感じました。
今回も色々ありましたが、無事にかつ楽しめた記憶を持ち帰ることが出来た事に感謝です。()

[2024年12月27日11:00追記] 
SFOでの乗り継ぎに間に合わず、SFOで一泊していた私の荷物ですが、無事に翌日のNH007便に搭載されて、25日に成田空港に到着。別送品申請をしていたので、成田税関で確認の後ANAが引き取り、クロネコさんで事前に登録している私の自宅宛に発送してくれました。残念ながら、年末の繁忙期で翌日配送は叶いませんでしたが、翌々日の27日の午前には自宅に届きました。最初見た時には特に問題無さそうでしたが、いざ中身を取り出そうとメイン部分のジッパーを使おうとしたら、プラスチック製の引き手が割れていました。以前もアメリカから帰国した時に別の場所の引き手が割れていましたが、それと全く同じ状態。プラスチック製だから、経年劣化だと思いますが、これを破損扱いでANAさんに申請するのは申し訳ない気がするし、元々最初に割れたときに別の引き手に変更していましたが、どうも使い勝手が悪いので、これを機会に新しいものに交換しようかと思っています。

DDoS攻撃2JAL

昨日早朝に発生した、JALのシステム障害。ネットワークを接続するルーターに対してのDDoS攻撃が理由らしいけれど、国内線・国際線合わせて71便が遅延して4便が欠航したとのことですが、個人的には影響としては小さいというか、何とか凌いだという印象を受けます。最も遅延した国内線で1時間26分遅れ、国際線だと4時間2分遅れとの事ですが、日常ありがちかな経由空港での遅延が蓄積してとか、メカトラブル・テクニカルトラブル・トラフィックコントロール等でも、1時間位の遅延はありますからね。テレビで流していた、羽田空港で様子を見ている乗客へのインタビューで「12:50発が13:20発になり困りました」みたいな回答をしていた女性がいらっしゃいましたが、いゃその程度なら日常茶飯事ですって。

日頃、定時に来るのが当たり前の新幹線とか鉄道等を利用して居る人が多くて、それが「普通、規準」だと思っている人が飛行機に搭乗するときにありがちなイメージだと思う。30分程度の遅延なら、到着機後れによる遅延だとその程度になる事も多かったし、天候不良でもあったなぁ。朝の7時頃から発生して、午後の1時20分に復旧ということであれば、まぁシステム屋さんも頑張った方じゃないだろうか。理想を言えば、ホットスタンバイで即座に切替が出来る事だけれど、今回はルーターが狙われたから、そうなるとネットワーク系統も二重化しないといけないかな。まぁ、膨大なデータ量をさばかないといけない航空関係のシステムだから、なかなか大変だと思うけれど。

関連性があるかどうかは不明ですが、三菱UFJ銀行もアタックを受けて、ATM等の操作が出来なくなることがあったらしいけれど、年末年始の忙しい時期を狙った愉快犯の犯行かなぁ。まぁ利用者としてはいい迷惑なわけで、もし犯人が見つかったならば徹底的に責任を追及して欲しいところ。最近はこの手のネットワーク犯罪に対しての対策も進んでいて、昔に比べるとシステム側の耐性も出来ていると思うけれど、今回は攻撃された場所が悪かったのかなぁ。まぁJALとしては偉い迷惑ではあるけれど、今回の事件を教訓にしてシステムの再整備というか耐性強化をすれば今後はより安全な運航が出来る分けだから、是非これを糧にして欲しいところ。また、可能ならばライバルではあるけれどANAとかその他航空会社と事例共有をして、航空業界だけで無く、それこそ銀行とか流通とか、社会基盤強化の教訓として生かして欲しいですよね。それが、この愉快犯に対しての実のある制裁にもなると思うし。

自分も、つい先日飛行機を利用して居たし、多分標準的な日本人としては利用回数や頻度も多い方だと思うので、こういう悪戯によるトラブルにはどうしても敏感になってしまうし、寄り厳しい対応を望みたいと感じます。例えば今回のトラブルが飛行中の飛行機に影響して、それによって飛行継続出来なくなるとかとなれば、より大きな事故に繋がる可能性もあるわけですからね。奇しくも、昨日は今年の2日に発生した羽田空港での海上保安庁機とJAL機の衝突事故の詳細なデータが公開されて報道されていたけれど、ちょっとタイミングが悪かったというか、余計に愉快犯に対しての厳しい対応をみんな考えたんじゃないだろうか。残念ながら、その愉快犯が特定されて何らかの処分が加えられることは無いと思うけれど、全員が厳しい姿勢を示すことで多少なりとも抑止力には成るんじゃ無いだろうか。そう願いたいですね。

2024年12月26日

(UA) NRT-SEA (12) - 成田への遠い道(2)

サンフランシスコ国際空港のトラフィックコントロールのため、SEAからの接続便の出発が70分以上も遅延させられ、あわや帰国難民になりかけた今回の旅行。日頃鍛えてきた体力の遺産(あるのか?)と運もあってか、何とかそんなに定刻を遅らせること無く出発できた、帰国便のNH007。機体が動き出してから、やっと新シートである「THE Room」を確認する余裕も出来ました。(※これも長くなるので別記事で)。

往路便のTHE Suiteの4Kモニターも綺麗でしたが、このTHE Roomのモニターも綺麗で、前方のガンカメラの映像を見ながら、RW28Lから離陸したのが11:26でした。このTHE Roomのシートは一列ごとに前後の向きが変わっていて、私などは一世代前のUAのシートを思いだしてしまいます。私は窓際の席に座っていて、そこからは主翼の一部とエンジンが見えて後ろ向きだとは分かるんですが、目の前のモニターでは前方の様子をガンカメラで表示していて、しかもこれが高解像度で綺麗な映像なので、後ろ向きでとんでいる印象は殆ど感じられませんね。

そうそう、通路を挟んで反対側の座席も後ろ向きで、そこには中華系の若い女の子が座っていたんですが(周りの席は、この家族なのか一族で占められていた)、その女の子のサイドテーブルには大きな人形が置かれています。最初なんだうと思いつつ、そう言えばこういう人形と一緒に旅する人もいたよなぁとか思っていましたが、このB777-300ERが「ポケモンイーブイジェット」という設定らしい。慌てて搭乗したので、期待にそんなマーキングがあったか定かではありませんが、ポケモンを全く知らない私には「何だそれ」状態でした。何故か最後にCAさんが「記念に」とわざわざカードまでくれたけれど、困るなぁ(笑)。

帰国便での時差ぼけ対策は、まずは最初の食事でアルコールを入れて直ぐに寝て、途中から日本の時刻に合わせて到着2~3ジン前から起きて調整するスタイル。この時も、最初の食事の後は直ぐにシートを倒して眠りに入り、途中目が覚めたりしましたが、本格的に起きて準備を始めたのは到着の2時間半前位でした。この新シート、前のビジネスのシートANA STAGGERED SEATに比べて圧迫感が無いというか、棺桶間が無いというか、斜めになるんだけれど、足下以外はスペースが広くて寝やすい感じでした。ただ、3点シートベルトが使いにくいのと、ショルダー部分を外して腰回りだけにしても、ベルトとシートの幅が合っていなくて、そこは違和感を感じましたね。あと、食事の時にテーブルを出したんですが、妙に椅子の位置が低くて食べづらいなぁと思ったら「食事ポジション」みたいな設定があって、これにすると少し座面が持ち上がり良い感じになりました。

出発は、私のために少し遅れはしたんですが、気流に恵まれたのか成田空港へはかなり早く到着しそう。もしかすると、新幹線をもう一本は止められるかもしれないと、この時は思っていました。そうそう、往路復路ともにFirst/Business Classは機内Wi-Fiが無料で利用出来るんですが、これがスピードはそれ程でも無いけれど凄く安定していてフライト中ほぼ接続したままで十分利用出来ました。First Classの場合には、何故か前日にバウチャーコードがメールで送られてきたんですが、あれはちょっと不思議でした。で、到着1時間前を過ぎてから、機内から成田エクスプレスの時間確認とか、新幹線の状態を確認したりしていたわけです。成田空港へは、40分近く早く到着して、A滑走路のRW34Lへ着陸したのが14:43でした。そこから、50番台のゲートへ行くかと思ったら、北ターミナルの27番を使用するいうアナウンス。ところが、近くまで行くとまだゲートが空いていなくて、誘導路上で待機となってしまいました。そのゲートからは、大韓航空機がプッシュバックされて出てきて、その後誘導路を移動し始めたところで交代するように搭乗機がそこに入っていきました。27番って、United Clubの横のガラス窓の横のエスカレーターを上がるところでしたね。

その後顔認証システムで入国審査を通過し、一つ下のバゲッジクレームへと向かいます。ターンテーブルは、一番奥のB1でこれが何となく嫌な予感の前兆に。なかなか荷物が出てこなくて、やっとターンテーブルが回り出すと、ANAのスタッフが白板に名前を書いたボードをそのターンテーブルに置きます。で、そこには私の名前も書かれていて予想通りSFOで搭載が間に合わなかったので、書かれている乗客は近くのANAスタッフに連絡してくれと言う事で直ぐに呼びかけました。その後、反対側にあるANAの窓口に行き、荷物が搭載できなかったことのお詫びを言われましたが「いゃいゃ、悪いのはUAとSFOの航空管制ですから」と言っては見たものの余り笑いは取れなかった(笑)。SEA便から降ろしたものの、空港内のベルトコンベアーの搬送システムが混雑していて間に合わなかったとのこと。実は事前にUAのアプリで荷物のトラッキングを見ていたんですが、UA1403(SEA-SFO)から降ろしたけれど、NH7には搭載できなかったなっていたので、多分そうだろうなぁと言うのが直後の感想でした。

翌日の同便で荷物が成田に運ばれてきて、そこから宅配便で自宅まで配送するので、早くても二日後の午前だけれど時期的に遅れる場合もありますと説明されて「まぁ、仕方ないですよね」と了解しました。住所やバッグの特徴などを記載した必要書類を作成し、更に別送扱いになるので税関申告書類を作成して、そのANAのスタッフさんと税関ブースへ行き、そこで別送の書類を渡して取りあえずあとは荷物が届くのを待つだけです。飛行機に乗り始めて40年近くたつけれど、自分としては初めての「ロストバゲッジ」体験になりました。まぁ、途中で消えたとかじゃないから良いのですが。この後、NEXで品川へ出て、新幹線で無事に帰宅。荷物が届くまではまだ旅行完結では無いけれど、取りあえず今回も無事に帰宅できたことを喜びたいですね。(続く...)

(UA) NRT - SEA (番外編2) : THE Suite vs. THE Room

今回のフライトでは、往路(NRT-SFO/NH008)ではANA B777-300ERのTHE Suiteに、復路(SFO-NRT/NH007)では同じくANA B777-300ERのThe Roomを利用する機会に恵まれました。と言う事で、たった一度の利用で偉そうなことは言えませんが、これまでのシートと比較しての個人的感想等。

THE Suite:

先頭のL1ドアから機内に入り、直ぐ右手の1Aの座席を利用しましたが、第一印象は「これまでのFirst Class Seatとサイズ感は変わらないなぁ」というもの。ANA便で言えば、これまでのFIRST SQUAREやA380のFirst Classも利用した事がありますが、色合いの関係からか、最初に見たときには「A380のシート見たい」という第一印象でした。で、座って一番感じるのが「目の前のモニターが大きい(かつ、精彩)」という事。この大画面を見て初めて「あぁ、凄い」と思ったし、「新シートだ」と認識できました。

細かい部分では、シートポケットの配置とかリモコンの位置とか、電源ポートの配置とか違いはあるんですが、個人的にはメガネとかスマホとか財布とか、ちょっとしたものをまとめて入れておけるポケットみたいな収納スペースが欲しいですよね。それも、座ってシートベルトをしている状態で手が届く範囲に。新シートでは、モニターの手前に少し深めの物入れが設置されているんですが、最初に入れて最後に出すための場所みたいな感じで、頻繁にアクセスするような位置では無いし。

今回は、First Class 8席のスペースを一人で利用したので、通常は1Aのシートを使用して、寝るときには隣りの1Dのシートをフラットにしてベッドメイキングしてくれました。多分、フラットな状態になったシートの感触(座面としての柔らかさ)に自信があるからなのだろうけど、これまであったシートに敷くクッションみたいなものが無くて、薄い布みたいなベッドパット一枚だけでした。でも、やはり足下のモニターしたの部分と、座席が伸びて接続する部分だったり、座面と背もたれの間の部分とか微妙に凸凹が生まれて、それがダイレクトに腰や足(ふくらはぎの辺り)に当たるので、正直フルフラットでも寝心地は良いとは感じられませんでした。私は平均的な日本人の身長くらいなので、そんなに規格外れでは無いと思うけれど、First Classのフルフラットのシートで眠って、腰が痛くて目が覚めたのは初めてでした。個人的には、これまで使用していた少しクッション性のあるクッションを復活して欲しいです。

モニターは、一度この43インチ/4Kモニターを見てしまうと、BusinessのTHE Roomもこれにして欲しい位、綺麗で見ていて飽きませんでした。特にガンカメラで外の映像を見ていると、飛行機好きとしては堪らないでしょうね。映像コンテンツも綺麗で、見ていて飽きないし良かったと思います。只、映像コンテンツのメニューが自分的には余り興味の無いものばかりだったので、殆どエアショーしか見ていませんでしたが(笑)。そうそう、First ClassではSONYのノイズキャンセルヘッドホンが使用出来ますが、この使い方が最初良く分かりませんでした。外音取り込みをしているつもりでもそうで無かったり、右のイヤーパッドを手で隠すと会話モードに成るはずがなっていなかったり。音は良いけれど、使いにくいのが難点。JALの最新シートでは、座席のヘッドレストの左右に指向性スピーカーを内蔵させて、直接音を聞けるようにしているそうですが、そういう設備がANAでも欲しいですね。私自身、個人的に利用するのはイヤホンタイプなので、この頭にかけるタイプのヘッドホンは慣れないですし。総合的には、モニターの品質は凄く良くてこれは満足したけれど、それ以外の機能や設備に関しては、私が全て利用していないこともあるけれど、これまでのものとそんなに違いを感じられませんでした。

THE Room:

 THE Suiteは違いを感じられなかったけれど、RHE RoomはこれまでのSTAGGERED SEATと全く違って倍位の広さがあるので、座った瞬間からこれまであった「閉塞感(個人的命名では「棺桶感」)」を全く感じられません。なんせ背もたれの部分だけ見れば、First Classと同じ幅ですからね。でも、これまでなら前の座席の出っ張りでデッドスペース担っていた部分の使い方には困りますが。

今回は後ろ向きの席を利用しましたが、窓際の席は窓に近いシートは後ろ向き、窓との間にサイドテーブルがあるのが前向きという感じで、予約もまずは前向きのこれまで同様のシートから埋まっていました。個人的には、昔UAのシートで後ろ向きを何度か経験しているので、実際違和感は感じられなかったし、離発着の時も同じです。あと、こちらのモニターも、これまでのFirst Class位のサイズのモニターが使用されているので、そこで外の映像を映していれば、まるでそこに窓が有るみたいに見えて、しかも前向きに進む映像ですから、実際には後ろ向きに座っていても気持ち的には「前向きに座っている」風が脳が勝手に誤解してくれるような気がします。

シートは、通常は真っ直ぐに前後に向いて座って映画とか見るんですが、フルフラットにして寝るときには斜めに体を横たえる感じになります。それによって長さを稼いでいるわけですね。だから、足下は結構狭いですし、モニターの下に膝の下くらいまで入るので、寝返りを打つときに足を少しでも上げるとモニターしたの部分にぶつけていたい思いをします。フルフラット時の座面の感じですが、やはり背もたれと座席部分の境界とか、フットレストの端とモニター奧の固定部分の境界部分とか、どうしても段差が出来てしまいます。でもこちらには、座席に敷いて使うマットレスが提供されているので、実はTHE Suiteよりも凸凹は感じられませんでした。多分睡眠の質もこちらの方が良かった気がします。

ちょっと不満なのは、普通に座っているときには前後に正対していて、寝るときだけシートを斜めに利用するのですが、何故かシートベルトは三点式で、このショルダーベルトが着けづらいのと、腰の部分のシートベルトも、引っかける鍵穴側のベルトが凄く短くて、反対側のラッチ部分がある金具をかなり引っ張って座面上でロックしないといけないので、これが不便。以前のようにお腹のまん中当たりでロックできるような長さにして欲しいですね。

座席を動かすとき、前の席の足下部分が飛び出ていますが、その下の部分は空いています。ぱっと見、小さな荷物とか靴を底に置けそうな感じくらいのスペースですが、床の部分にはそう言うものを置かないようにと言うアイコンが示されています。実際この部分は、シートをフルフラットにすると前の横一杯の部分が入ってくるので、何かものが置かれていると潰されます。機内使用用のスリッパの置き場所に困り、ここに於いていたらズルズルと椅子の移動に引っ張られていくので、一度通路側にスリッパを出して、シートを倒し終わってから取り込むと、シートの下に薄いスペースがあるようで、底にスリッパを入れて置くことは出来そうです。でも、ちょっと不便な仕様だと思いますね。

入口部分のカバー(壁)ですが、頭側の壁は下から上に飛び出し、足下側の壁は横方向に飛び出してくるので、これもちょっとちぐはぐな感じ。しかも、出す操作をするボタンが内部から光っているので、モーターで開け閉めされると思ったら、そのボタンを押すとバネ仕掛けで飛び出してくるだけでした。締めるときには、結構力を入れて押し戻さないといけないの手は、ちょっと使い勝手が悪い気がしました。

最初に食事をするときに、モニターしたから折り畳まれたテーブルを出したんですが、これが妙に高い位置で使いにくい状態に。「シートを上下に移動させるボタンはないのか」とシート操作部分を見ていたら、ナイフとフォークが付いた操作ボタンがあり、これを押すと座席が少し後退してから上に上がりさらに背もたれも少し前側に倒れるようになって、テーブルの高さとあうような設定でした。通常シート操作の固定歩ジョンボタンは「離陸(全て戻す)」と「就寝(フルフラット)」の二つしか無い場合が殆どですが、そこに「食事時」という固定機能が追加されたわけです。まぁ、いずれにしても、THE Roomの一番の魅力は、これまでのビジネスクラスのシートが、フルフラットにしたときは勿論、普通に座っているときにも凄く左右からの圧迫感を感じましたが、それが無くなったのが一番の魅力だと思います。

共通の課題点:

THE Suite / THE Roomどちらにも共通した話題(課題)も幾つか感じたので、それもまとめておきます。

  1. 両シートは導入されてまだ1年位だと思うんですが、今回利用したシート、特にTHE Roomのシートは使用感が凄くあって、もう数年位使われているような印象です。壁やモニター台の傷や汚れもそうですが(寝ているときに靴があたるのかな?)、一番気になったのは座面がこすれでほつれや毛玉みたいなものが幾つもあったことで、これはこれまでのシート面の素材の違いだからでしょうか。
  2. 同じく、まだ導入されて間もないと思いますが、リモコンの操作ボタンが反応しない事が結構有りました。「ぐっ!」と力を入れたり、押す場所をボタンの端の方とか、要するにボタン内部の接触が劣化している印象を受けました。かなり色々な乗客が色々な使い方をするせいでしょうか。リモコン左側の十字キーの動作確認は、月に一度は実行して必要ならば交換して欲しいです。
  3. 画面はタッチパネルで、直接操作も出来るんですが、リモコンの画面もタッチパネルになっていてこちら側でも操作は可能でした。でも、画面に表示されている操作幾つかは多分リモコンのハードウェアボタンに別途マップされているのか、リモコンの表示画面とは異なります。この手の十字キーの操作になれていないので、個人的にはこのUIは不合格だと思いました。
  4. First/Business Classには、機内Wi-Fiが離陸から着陸までフライト中ずっと無料で利用出来ます。この機内Wi-Fiが、これまで利用してきた中で一番でした。往路復路共に同じような接続状態を経験したので、機内Wi-Fiの衛星通人の設備なりソフトが改善されたのかなと想像しています。
今後ANAのBusiness Classを利用するんだったらTHE Roomが一番だと思うけれど、First ClassだったらTHE Suiteは勿論良いのですすが、これまでのシートでもそんなに違わないかなというのが、今回の印象でした。

2024年12月25日

Seattle Airport Marriott

今回のNFL観戦旅行に利用したのは、昨年も利用して内容(設備、施設品質等)はともかく、アクセスの良さを評価したSeattle Airport Marriott。今回は滞在期間中ずっと雨模様の天候だったので、空港とホテルを15分間書くで運航しているホテルシャトルには本当に助かりました。ただ、ホテルからLink Right Railを利用する場合は、空港経由で向かうとかなり遠回りに成るので、ホテルから駅まで下り坂でもあるのでその時はそちらの方が便利かもしれない。 

正直なところ今回利用して、1年前と格段変わった感想も無いし、良くも悪くも普通のホテルという印象。早々チェックインの時に、見たことのある制服の女性が何人かカウンター前に並んでいて、よくよく見たらANAのCAさん達で、Seattle線の乗務員の宿泊先になっているんですね。他の航空会社の乗務員さんも滞在中何度か見かけました。

実は、今回駅の直ぐ横にあるHiltonにしようかとも迷ったんですよね。ここも確かシャトルバスはあるんですが、多分バス利用よりも、駅まで歩いて行った方が早そうだし。次回はこちらを試してみるかもしれない。

(UA) NRT-SEA (11) - 成田への遠い道(1)

今回も「弾丸トラベラー」で、早くも帰国日。前日早めに就寝したんですが、それが逆に悪かったのか、寝ているのか目が覚めているのか、何か熟睡できずに時計はどんどん深夜帯に進み、日付けが変わってもそんな状態が続いてしまい、結局午前3時前には諦めてチェックアウトの準備を始めました。とは言っても、事前にパッキングは殆ど済んでいるので、まずは目覚ましのシャワーを浴びて、ノートブックPCでフライトの予定とか調べて、最終的なバッキングを進めます。SEA-SFOのUA便は、このフライトが始発なので「定刻」で、成田から飛んでくるNH008便も、定刻よりも早く到着しそうです。クリスマスシーズンという事も有り、一つ気早かった昨年よりは混雑するだろうから早めに出かけましょうと考えて、4時にはチェックアウトをして04:15発のホテルシャトルで空港へと向かいました。チェックインをして荷物を預けて、裏に回ると凄い列。そこに20分位並んでやっと"Premium Access"の入口が見えましたが、昨年の記事を後から読み返してみたら、その列は一般の列なので最初からこちらに来れば良かったと後悔。それでも空港に到着して、30分位でセキュリティ通過をして、A10ゲートの近くにあるUnited Clubに落ち着くことが出来ました。

朝食でサンドイッチとフルーツとヨーグルトを頂き、1時間位まったりしたあとで、少し先にあるA13ゲートへと向かいます。Aコンコースの先なので、一番遠い場所ですね。出発時刻は定刻の07:15で、搭乗開始予定が06:35。SFO到着が09:37なので、 多分Fコンコースにゲートインするだろうから、そのままGターミナルへ移動する途中にあるPolaris Clubに少し寄る時間があるかなぁと、この時はお気楽に考えていました。6時過ぎにラウンジを出て、Aコンコースの端っこにあるA13ゲート前へ行くと、幹線路線なんでしょうね、多分満席なんだろうなと思うくらい人がゲート前で待っています。で、そろそろ事前改札が始まるかなという頃に、ポディアムの陽気なクリスマス衣装を着ていた係員が「トラフィックコントロールのため、早くても08:34迄遅延します」と突然のお知らせ。いゃ、幾らトラフィックコントロールでも、いきなり1時間以上の変更はないだろう... 一応SFOでの接続時間は、定刻通りならば1時間30分位あるので、1時間の遅延なら30分なら多分人間(=私)も荷物(チェックイン済み荷物)も間に合いますが、更に遅れると人は間に合っても荷物は危ないかなぁと言う状態。

こういう時にデジタルボーディングパスが便利だけれど非情に感じるのは、サクッと"DELAYED"と表示が現れて、新しいスケジュールの「SEA 08:28 - SFO 10:34」と表示されていること。FコンコースとGターミナルは、隣り合わせなんだけれど、このSEA-SFOのUA1403の到着予定ゲートはF20。これFコンコースの端っこです。で、ANA機はGターミナルの端っこのG13ゲートに普通は入れられるから、もう最長距離を走る事になります。距離的には、羽田空港のT3の端から端までよりも長いんじゃないだろうか。心臓持つかなぁ... そんな「エアー乗換」を頭の中で繰り返しつつ、もう一度United Clubに戻り新しい搭乗開始時刻まで暫く時間を潰すことにしました。再入館したら受付のアジア系のおばさんが覚えていて、「あらどうしたの、あぁTraffic ControlのDelayね」とかいいながら端末を叩き出して、「到着はT3のF20で一番端で、国際線乗り継ぎだからとなりのGターミナルの多分端ね」とか言うから「分かっている、end-to-endね」というと笑っていました。

ここで1時間位また時間を潰して、特にその後時刻の変更なども無いようなので、再びAコンコースの端のA13ゲートへと向かいました(端ばかりだなぁ、今回の利用ゲートは)。他のフライトへ振り替えた人もいるんでしょうか、一時間前よりは人出は少し減っている感じです。で、心配した際遅延ですが、流石にメカトラブルとかでは無いので、遅延した時刻で予定通り搭乗開始となりました。搭乗が終わり、ドアクローズ、プッシュバックと始まり、使用滑走路は少し離れたRW19Lから。離陸したのが08:53でしたから、フライト時間が1時間半として、到着は09:30。その後ゲートインして、接続時間は20分位でしょうか。ANAさんが少し待っていてくれたら、何とか間に合いそうだけれど、荷物は微妙ですね。

飛行機はSEAを離陸すると一度海側に横に飛び、その後すぐに真っ直ぐにSFOに向けて何かする空路を取ります。何となく時間節約のために最短距離で行くぞ見たいな雰囲気にも感じられます。ただ、やはり劇的に短縮できるはずも無く、SFOに到着したのは10:30過ぎ。そこから、これだけ遅れたのに何故かゲートは変わらずT3の端っこのF20に入ったのが、10:44でした。飛行中からCAさんが「多くのタイトコネクションの乗客がいるので、ゲートに入ったらその人達を優先してください」とアナウンスしていて、私もシートベルトサインが消えると、直ぐに手荷物を前のシート下から取りだして、L1ドアの前で開くのを待ちました。外に出ると「ANA TOKYO/NRT」と看板を掲げた地上係員の女性が立っていて、直ぐに「It's me!」と言うと「Mr. 〇〇?」と確認されて、Gターミナルに向かいます。最初は小走りに走っていたんですが、30mも行かないうちにバテてしまい、早歩きに変更。一緒に付いてきているUAのGSの女性も息を切らせながら「大丈夫、あなた以外にまだ5人いる」(※多分、SEAから以外にも接続している人がいるらしい)と慰めてくれます。

Fコンコースの端からターミナルの根元まで来ると、右手にGターミナルへの接続通路が見えてきたので、そちらに入ります。この辺りで「チェックインバッグはあるか」と言われて、チェックイン時のタグを見せると、その写真を撮影して係員に転送して「確認した」とは言ってくれていたんですが... 通路を抜けGターミナルの根元に入ると、左手にはAmexのCenturion Lounge、右手にはUAのPolaris LoungeとUnited Clubが設置されていますが、当然そんな場所に寄っている余裕はありません。予想通りANA機は、一番奥の端G13に駐機されているので、そこまで真っ直ぐなターミナルをひたすら早歩きで進みます。ちらつと時計を見ると、まだ11:00前で何とか間に合いそう。いゃ、11:00つて別に出発時刻ではなくて、その前に搭乗完了しないといけないのだけれど。ターミナル先端部分には、G11/G12/G13/G14と4箇所のボーディングブリッジが、一つ下のフロアーに設置されていて、息を切らせながらエスカレーターで下っていると、すぐ下の所で私の名前を呼び出しているGSの方がいて、手を上げて合図をすると「大丈夫ですよ」と慰められました(笑)。そのままゲート前の顔認証システムで出国検査、搭乗手続きが一瞬で完了し、やっと帰国便のNH007 B777-300ERの期待に滑り込んだのが、11:00丁度くらいでした。流石にトイレに寄りたくなり、CAさんに断ってトイレを使用し、直ぐ近くの自分の席に座った途端に、ドアクローズとなり出発準備完了したのが11:04という滑り込みでした。多分、10年、20年振りのタイトコネクションでしたが、これで終わらなかったのが今回の旅の醍醐味だったかもしれない(マテ)。(続く)

2024年12月24日

(UA) NRT-SEA (10) - Gameday!

前日の買い物シリーズでは肩透かしを食らってしまい、身も心も疲れ気味ですが(笑)、今回の旅程三日目はメインイベントのNFL観戦。Vikings@Seahawksという対戦ですが、この旅行の予約をいれた最初の頃にはこんなことになるとは予想していませんでしたが、これがなかなか貴重な対戦となります。 まずはビジターのMinnesota Vikings (NFC-North)は、現在12勝2敗で首位のDetroit Lionsと同率ながら地区2位。なんと言っても、ここまで破竹の7連勝で来ているのでビジターとは言え勢いがあります。迎え撃つSeattle Seahawks (NFC-West)も、8勝6敗で地区首位のL.A. Ramsと同率ですが、こちらも地区2位で、地区優勝のためには負けられない試合。特にSeahawksは前週敗れているので、残り試合を考えるとここで敗れるとプレーオフ進出(Wildcard)もかなり厳しくなります。下馬評ではVikings有利ですが、地元の地の利でSeahawksがどれだけ巻き返せるかが見所でしょうか。

昨年の経験値を生かして、試合前から隣接している建物でTailgate Partyをスポンサー各社がやっているので、試合開始の13:05よりも早めの11:00位に到着する予定でホテルを出ました。昨年は、空港駅から多くのSeahawksファンが乗り込んできていたんですが、今回は天気も雨模様で悪いからか、そんなに混まずにStadium駅に到着。ここからの道のりも、昨年は結構混雑していましたが、今回はガラガラでスムースに移動出来ました。セキュリティチェックを抜けて、Ticketmasterで購入してApple Walletに登録したチケットで無事に入場。

この日はSeahawksがグッズとして、Seahawksの耳当てを先着1万人ちょっと配布するということで、入口で耳当てとタオルかな? これを貰いました。それ以外にも、Seahawksカラーのタオルとか、保険のアンケートに登録すると貰えるハンドウォーマーとか色々ありましたが、貰っても使い道が無いのでそちらは遠慮しておきました。外が小雨状態でかなり肌寒いので、建物の中は予想以上の人出で混雑していました。OBの公開インタビューとかライブ演奏とか、まぁアメリカのイベントは派手ですね。 

試合前のウォームアップの様子も見たいので、12:00前にはスタジアム側へ移動して、まずは自分の席の確認。昨年と同じ、DELTA SKYCLUB360の2F席ですが、今回はまん中よりも前の方で期待していた上階の屋根からは外れてしまい、この後の天候が心配になります。座席は濡れてはいなかったので、何とか乗り切れるかなぁと言う感じでした。この頃は雨が降っているかどうか分からないくらいでしたが、そのうちにフードを被らないとちょっと困る位の小雨状態になりました。それでも、位置が良いのか、雨が降り込んでくる事も無く、何とか凌げそうな状態です。

その後、クラブ内のトイレに行ったり、売店で軽く食事をしたりしてから席に戻ります。今回は運が良いのか(?)、両隣が同年代くらいのフットボール好きの女性の方で、そう言う意味ではちょっと気楽に観戦出来ました。で、いよいよ両チームの選手入場で、ビジターのVikingsは素っ気なく大ブーイングの嵐ですが、ホームのSeahawksの入場は徹底的に盛り上げるのは、やはりNFLらしいというか、学びたいビジネスモデル・スキームですよね。

肝心な試合は、序盤はVikingsが攻守に勝りこのままズルズル行くかと思いましたが、Seahawksも巻き返して14-17と前半詰め寄り折り返します。後半はちょっとディフェンス戦になり一進一退。3Qは両チームFGを決めて、得点はいれますが点差は17-20とSeahawks3点のビハインドのまま試合は最終4Qに入ります。4Qも半分を過ぎて、Seahawksのオフェンスがリズムを取り戻して、残り4分少しでTDパスが成功して24-20と逆転。しかしVikingsはそれ以上の好オフェンスで、30秒位であっと言う間にTDを追加して、24-27と再逆転。Seahawksは逆転のドライブを進めますが、反則もあり後退して4thダウンで10ヤード以上残します。ここで同点の60ヤードFGを狙いますが、距離が足らず失敗。2分少しが残り、Vikingsの攻撃を4thダウンパントで押さえますが、最後のチャンスでパスをインターセプトされて万事休す。Vikingsが逃げ切った好ゲームでした。

この頃には気温もかなり下がり、すっかり体も冷えましたが、先ずはスタジアムから出てLink Railに乗らねばと急いで出口に向かいましたが、やっぱり混雑していてホテルに戻るまで結構時間が掛かりました。少し体を温めて、一息ついたところで、翌日は朝4時起床で5時前には空港へ行きたいので、パッキングを済ませてから、ホテルのスポーツバーでナイトゲームのBuccaneers@Cowboysを見ながら締めくくりました。さて、いよいよ明日は帰国です。(続く...)

2024年12月23日

(UA) NRT-SEA (9) - あぁ、スターバックス

ちょっと体調不調にはなったものの、ほぼトラブル無く無事に現地に到着した前日。午後早めにチェックインできたので、夕方まで少しベッドで休むことも出来、何とか調子も取り戻してきました。夜は夜で、カレッジフットボールのプレーオフの初戦が放送されていて、結局夜の9時位までそれを楽しんで就寝しました。途中眠りが浅くなるときもありましたが、結構ぐっすりと休むことが出来、目が覚めたのは朝の7時近くという、自分としては「寝過ごした」感じ。先ずはシャワーを浴びてシャッキリしたところで、ホテルのタワー楝8階にあるラウンジへ行って、朝食を頂きました。 

ビジネスパーソン利用が多いホテルあるあるですが、今回利用したSeattle Airport Marriottも、曜日によって運用時間が異なり、また残念なことに金曜日と土曜日は夕方のオードブルタイムも無し。それでも土曜日の朝食では、ホットミールでスクランブルエッグとミートソーセージ、パン、フルーツ、シリアル、ドリンク類と一通り揃っている感じでした。朝食としては必要十分と言って良いでしょうね。

この日は朝から雨で、朝食の後で一度外に出てみましたが、風はないのでそんなに厳しい冷え込みという感じではありません。雨も、この時点ではシトシトという感じで、まぁ防水フードとかあれば傘は無くても良いかなという程度です。今回は事前に調べた天気予報では、雨の予報が並んでいたんですが、どうせメインのNFLのスタジアムには傘は持ち込めないので持参していませんでした。アウターのダウンが一応ゴアテックス製なので、防水とは言わないまでもかなり雨には強いはずと信じて出かけます。ホテルからは、空港行きのシャトルが15分間隔で出ているので、それを利用して一度ターミナルへ行き、そこから戻る形でLight Railの空港駅へ移動して乗車します。

最初は、Pike Placeのスタバ1号店(本当の意味での1号店では無く、記念としての店舗らしい)へ行って、そこから反対方向のReserve Rostaryへ行って、その後はUniversity of Washington HuskiesのShopで何か買い物を、というのがこの日のPlan-Aでした。ところが出発数日前に場所の確認の為にGoogleで調べていたら、何故か1号店が「臨時休業」の表示に。調べてみると、8月位から店舗が臨時休業しているみたい。そこで、1号店は今回諦めて、その分Reserve Roasteryに期待することに。最寄り駅のWestlakeまで30分程掛けて移動し、ここから徒歩でお店を目指します。地味に上り坂になっているPike St.を暫くのぼると、Convention Centerが有り、さらにその先へと進み高速道路の上を渡って越えた少し先が、お目当てのReserve Roastery Seattle店です。

ここだここだと店内を見ると、店内はガラガラの様子。「えっ? ここも臨時休業?」と不安になりますが、電気は点いているしなぁ。入口らしきところには、正面の入口から入店しろと書かれていたので、回り込んでみたら... 何やら、グループが入口の前でピケみたいなものを張っています。最初は、どこかの環境保護団体みたいな集団がスタバへのクレームで抗議活動でもしているのかと思ったんですが、掲げている看板を見るとどうも従業員の皆さんが待遇改善の要求のデモ(ストライキ)をしているようです。ホテルに戻ってから調べてみたら、どうも数日前から始まっていたみたいで、ここここで報じられているみたいに、正面入口前にテントを張って、さらにその横で回りながらシュプレヒコールをしていてビックリ。昔は日本でもこんな様子を見る機会があったけれど、もう30年? 以上前の話じゃないかなあ。後で最初に入ろうとした入り口に張られていたメッセージをよくよく見たら、申し訳ないけれど暫く臨時休業しますと、支配人名でのメッセージでした。何ともスタバに見放された1日になってしまいました。でも、そこからの帰り道で別のスタバの一般的な店舗があったんですが、そこは普通に営業していたんですよね。流石に全店舗でストするわけにはいかないから、象徴的な店舗でアピールしているんだろうか。実は、今回Light Railで移動しているときに、何度もSecurity Staffが車内に途中駅から乗り込んできて、車内の安全確認をしていたんですが、Seattleも色々問題が発生しているのかちょっと不安になりました。Seattleには、イチロー選手の試合観戦やSeahawksの試合観戦で、10年以上前から何度も訪れている場所ですが、来る度にだんだんと寂しくというか閑散となってきているような印象を受けます。地域的な天候の雰囲気もあるかもしれないけれど、昔はもっと雰囲気も治安も良かった気がするんだけどなぁ... 

仕方が無いので、再びWestlakeの駅に戻り、今度はワシントン大学のコープ(Bookshop)を目指します。ここは、ワシントン大学のスタジアム直ぐ横にUniversity of Washington駅があり、その先が「U District」と大学入り口の駅があります。降りてみてビックリしたのは、駅の回りが日本の学生街みたいなちょっと猥雑な感じがする雰囲気だったこと(笑)。その先にBookshopがありました。Bookshopと言っても、1Fの多くが大学の記念品の売店で、ここで衣類を見て良い物があれば購入するつもりでしたが、残念ながらここでもこれというものは無く、今回の旅行での調達は諦めることにしました。

実は、もう一度Westlakeで降りてNordstormあたりで買い物しようかとも思ったんですが、Bookshopへ向かう頃から雨脚がちょっと強くなったこともあり、大人しくホテルへ戻り、多分放送しているだろうカレッジフットボールプレーオフの残りの試合を楽しむことにしました。皮肉なことに、空港駅に到着する頃には雲が切れて日がさす様子も見えるようになり、せめて明日の天気はこれくらいにならないかなと願いつつ部屋に戻り、実質この日の行動は完了です。この後はホテルの売店で購入したスナックをかじりながら夕方までテキサス大vsクレムソン大の試合を観戦し、夕食時は再びホテルのモニターのあるバーでテネシー大学vsオハイオ州立大の試合観戦をしながら、翌日のメインイベントに備えて就寝しました。(続く...)

2024年12月22日

(UA) NRT-SEA (8) - Go to Seattle

ラウンジを出てエスカレーターで下ると、左直ぐが56番搭乗口です。表示は定刻通りで、搭乗開始時刻少し前から車いすの方や補助の必要な人達の事前搭乗が始まりました。ところが暫くすると、その人達がぞろぞろと戻ってきます。既にゲートを一度通過しているので、ゲートの向こう側で待機しているのですが、中にいたセキュリティの人達が座れるように椅子を持ってきたりしています。

更に暫くすると、ゲートスタッフの方が「機内のシートの問題対策で、出発が10~20程遅れる予定です。」と説明して回り、並んでいたグループ1から3迄の列も一旦解消されます。ラウンジに戻るのも面倒だし、私も近くの椅子に座って待っていると、出発時刻が17:00から17:15に変更されますが、既にその遅延後の時刻でも搭乗開始していないと行けないタイミングなので、15分の遅れでカバー出来るのか、凄く疑わしい。その後17:00を過ぎた頃に、また列に並ぶように指示があり、中で待機していた人達も17:10頃からボーディングブリッジに移動を始め、グループ1の優先搭乗もその数分後に始まりました。結局並んでいたのは私一人だけだったので、そのままL1側の入口から機内に入り、指定の1Aに座るとやっと一息つきました。

新シートである「THE Suite」「THE Room」搭載のB777-300ERへの搭乗は今回が初めて。記念に写真を撮影させて頂き、座ってみますが、シートの幅とか座り心地は以前のFirst Classとそんなに違わない感じ。一番違いを感じるのは、正面に目一杯のサイズで映し出されている大画面のモニターですね。4K対応で43インチ有るので、自分が自室で使用しているモニターと同じサイズです(笑)。外部カメラにも接続しているので、外を表示させても凄く鮮明でした。 

直ぐに担当のCAさんが来られて「お待たせして申し訳ありません」とお詫びの言葉を頂きますが、同時にL1のドアもクローズされます。もしやと思って「もしかして今日は私一人ですか?」と聞いてみたら「そうなんですよ。直前まで満席だったのが、団体様がキャンセルされたのか急に空いてしまって」とのお答え。いゃ、本当に申し訳ない気持ちで一杯です(笑)。その後17:30頃にL2のドアも閉まりいよいよ出発準備開始。その後プッシュバック、タキシングと始まりA滑走路のRW16Rへ移動し離陸したのは17:55でした。

そこそこ広いFirst Classのブロックに一人だけなので、ちょっと文字通り寒々しい感じで、備品のカーディガンを直ぐに使わせもらいました。その後食事が始まったのですが、どうもこの日はお昼過ぎ位からちょっうしが悪くなってきていて、食事も最初に一口二口入れたくらいでもう胃が受け付けないような状態になり、申し訳ないのですが最初の二品で止めて貰い早々に休むことにしました。全席空席みたいなものなので、隣りの1Cにベッドメイキングしてもらい、到着の1時間半位前に起こして貰うようお願いして就寝しました。

何度かうつらうつらしながら、そろそろかなと思って起き上がったのが丁度1時間半位まえでした。大分落ち着いたので、軽く朝食を頂きましたが、ロブスターソースのオムレツは味付けが自分には重すぎて食べられなくて、再び(何度目だ)申し訳ありませんとお詫びしながら返却しました。

SFOには、出発が遅れたこともありますが、乱気流回避のために回り道したこともあり、約1時間位の遅れ。私はSFOでの乗り継ぎ時間を2:45取っていましたが、これが2時間を切りそうで、入国審査とかセキュリティで時間を取られたらちょっと厳しいかなぁという状態。SFOには、約1時間遅れでRW28Rに着陸して、国際線ターミナルのゲートG13に入ったのが10:16でした。まずは入国審査場に向かいますが、今回はMPC (Mobile Passport Control, 詳細は番外編1で)を準備してきているので、何とGlobal Entryの列に並べます。と言っても、待ち時間ゼロで直ぐに入国審査の係官から「目的は?」「NFL観戦」「滞在日数は?」「4日間」と顔写真を撮影されながら問われて終わりでした。次に荷物のピックアップですが、これが一番時間が掛かりました。なかなかターンテーブルが動き出さず、それでも動き出したら2番目くらいにドロップされてきましたから許しましょう(笑)。それでも、再度国内線用にバッグをリチェックインするまで、20分以上掛かりました。

次のSEA行きは隣りのT3ターミナルのEコンコースなので、徒歩で移動することに。手前のセキュリティチェックポイント(F3)が何故かクローズされていたので、さらにその先のF1のチェックポイントまで更に急ぎ足で進みます。ぱっと見混雑していましたが、UA 1KなのでPremium Accessが使え、こちらはそんなに並んでおらず5分位で通過。何とか接続には間に合いました。SEA行きは、CRJ-175の小型機ですが、First Classの左側1列席を確保出来たので快適です。

ほぼ定刻通りドアクローズとなりRW1Lから離陸したのが12:10でした。途中飲み物とスナックの配布があり、その後はうつらうつらしていたら、予定よりも随分と早く13:50には到着。一年ぶりのSeattleです。この後、荷物を無事にピックアップして、ホテル行きのバスを捕まえて、チェックインしたのが14:30頃。流石に疲れて、暫くベッドでうつらうつらしてから、軽く夕食をホテル内のバーで今週始まったカレッジフットボールトーナメントの第一ラウンドの最初の試合、インディアナ大学vsノートルダム大学の試合を放送していたので、それを見ながら1日目が終わりました。(続く...)

(UA) NRT-SEA (番外編1) - Mobile Passport Control (MPC)

アメリカ入国時に必要な申請方法の一つとして、MPC(Mobile Passport Control)を知ったのは、出発の数日前にANAからメールが来て、出発前に準備しておくと便利ですよみたいな案内を見たことなんですが、実際に利用してみたら予想以上に面倒な部分と便利な部分を経験しました。

アメリカ入国時の手続きとしては、随分前からESTAがありましたが、MPCはESTAで入国審査するときの手続きを補完するような感じ。入国手続きの簡素化・自動化には、Global EntryとかCLEARとか色々あるんですが、基本アメリカ国籍者か居住権のある人向けで、日本人には関係ないものばかりでした。このMPCは、ESTA登録者でESTA利用入国が2回目以降の特定の外国人も利用可能になっています。ANAさんのMPCの説明ページは素っ気なく「詳細はMPCのWebサイトを見ろ」と突き放し気味ですが(笑)、実はJALさんのサイトでは詳しく画面コピー付で解説しているので、参照するならばこちらをお勧めします。 その解説ページでは、英語の画面が参照されていますが、私が利用した時には日本語表示もされていて、どうも少し前に日本語、韓国語に対応しているようです。

注意しないといけないのは、事前に提出するタイプの申請ではなく、入国審査直前(一度申請を提出すると有効期限4時間が設定される)に提出(申請完了)する必要があることと、その提出時に自撮りの写真を添付する必要があることです。「提出」とは、ネット経由でデータ転送するので、一般回線(電話回線)かWi-Fiとかネット環境の有る場所で作業する必要が有ることも注意が必要。例えば空港到着時に現地のSIMに交換したり、ポケットWi-Fiの類でネット接続するにしても、その為の時間的余裕を見ておく必要がある事。私は、今回機内Wi-Fiが利用出来て、通信品質も安定していたので、着陸20分位前に機内で自撮りをして、その写真を添付した機内から提出しました。この提出時の写真品質(色調とか背景が乱雑でないとか)が悪いと、入国審査場で再度顔写真の撮影が必要になるようです。その場合には、MPCの提出書類上に「審査場での写真撮影が必要です」みたいなメッセージが表示されます。

今回のSFOの場合だと、降機して入国審査場へ向かうと、4種類にレーンが分かれますが、その一番左端が「Global Entry/CLEAR/MPC」という表示がされていて、さらに進むとGlobal Entryは別レーンでMPC用のレーンがあり、私はそこに並ぶと直ぐに横のブースから呼ばれて入国審査となりました。ここでパスポートを提示して、顔写真を撮影されながら「Purpose?」「Watching NFL game.」「How long are you staying?」「Four days.」と聞かれて、パスポートが戻されました。この間1分は掛からなかったと思います。これで入国審査は終わりで、バゲッジクレームへと向かい事が出来ました。正直、以前ESTAを利用して通過していたときとそんな変わらない気はしますが、多分利用する入国者の数がMPC前提の人は少ないので、その分早く通過出来る気がします。将来的にどうなるかは分かりませんが、例えば家族で旅行する場合は家族分まとめてデータを取り代表者の申請で十分なので、そういうグループにはよりメリットが大きい気がします。問題は、提出直前の写真をどこで撮影するかですよね。入国審査場に入る前に撮影するか、機内で撮影するか... 

2024年12月21日

(UA) NRT-SEA (7) - 出発当日

さて、いよいよ年内最後のフライト&US Trip当日。朝目が覚めたら、これまでで一番の冷え込みで「こりゃぁ、衣類の見直しが必要か」と焦りましたが、朝日がだんだんと昇ってくるとかなり暖かくなりちょっと一安心。寒いと行っても、外気に触れているのは自宅から駅への移動時位なので、そこが我慢できれば後は電車移動も含めて室内での移動ですから、アウター無しでも何とかなるくらい。まずは、事前にパッキングしてあったキャリバッグをもう一度開いて持ち物を確認したり、貴重品やパソコン等を入れている機内持ち込みにする、バックパックの中身などの最後の確認をしました。特に必須であり、パスポート、クレジットカード、スマホとパソコン、それを動かすACアダプターとType-Cケーブルは何があっても忘れてはいけないものなので、慎重に確認しました。

実はANAにリクエストしていたアップグレードは、リクエスト時点でFirst Classがフルだったので、運が良ければ成田でのチェックイン時、成功するにしてもまぁドアクローズ位で確定するだろうと思っていたので、早めに成田空港へ行ってチェックインするつもりでした。その為新幹線も早めの予約を取っていて、それに合わせて朝早めに自宅を出る予定でした。それが予想外にもすんなりと前日までにアップグレードが確定してくれたので、急ぐ理由がなくなり新幹線の予約も2本位後の物に変更して余裕を持って出発しました。

出かける頃にはかなり気温も上がってきていて、着ているダウンジャケットの前をはだけても暑いくらい。ここの所風が強い日が続いていて、それで体感気温もかなり下がっていましたが、殆ど無風状態ということもあるかと思います。平日午前のこだま号と言う事も有ってか、車内はガラガラ。定刻通りに品川駅へ到着しましたが、新幹線ホームから上に上がったJR東海の構内は着ぶくれしたインバウンドの人達や日本人のグループで混雑していましたが、成田エクスプレスに乗り換えるためJR東日本構内に入ると、少し混雑度は減った気がします。 成田エクスプレスもガラガラで、空気とともに成田空港へ到着しました(笑)。

空港到着が午後の2時位と早かったせいか、空港も結構ガラガラ。朝食が遅かったので、4Fのレストランで何か軽く食べたいなと思ったんですが、どこも15分待ち位の混雑で諦めました。預け入れて荷物もあるので、そのままZカウンターへ向かいチェックインすることに。パスポートを確認して荷物を預けて、今回は最終目的地がSEAなのでSFOで一度ピックアップが必要な事をかくにんされます。続いて「お客様、御座席のご希望はありますか。今ならどこでも空いています。」と言われてビックリ。えっ、全席埋まっていたんじゃ無いのと思いつつ、「窓際が空いていれば」と言うと、「1列目、2列目、どちらも空いております」と言われてえっ! 「今ならどこでも空いております」とさらに言われて「えっえっ!」と思わず声に出そうになりました。時々フライト中でも窓を全開にしている人がいて眩しいときがあるので、私は出来るだけ窓際に座ってシールドを下げるようにしているので窓際を基本選ぶんですが、「それでは1列目の『1A』をしていさせて頂きます」との事。いゃ、そこってブロックして無くて良いのか(笑)。まぁ、希望以上の座席指定が出来たので、ボーディングパスを貰い、Zカウンター奥のX線検査を抜けて、階下の出国審査承平道。待ち時間ゼロで御認証ゲートを通過して、いつもの様にパスホーとにスタンプを貰いあっと言う間に制限区域内に入りました。こちらも、時間帯が空いている時なのか、殆ど乗客はいないような状態。今回の出発ゲートは5サテの56版ゲートで、ラウンジはその直ぐ横を上げるので、そそくさとラウンジへ移動しました。

ラウンジも私が入ったときには2~3組位でガラガラでしたが、やはり15:00を過ぎ、16:00を過ぎると混雑してきましたね。お昼を食べ損なったので、ヌードルバーで軽食を注文しましたが、このSMSでの連絡ってわかりにくい気がします。以前はページャーを使用していたので、嫌でも手元で鳴って分かるようになっていたけれど、SMSでとふと画面を見たら数分くらい前に完了のメッセージが届いていて、そのあと督促のメッセージまで届いてしまい、慌てて取りに行くことが毎回です。だからいつもちょっと冷めた食事を頂くことになるのは、やっぱり自分が悪いからかなぁ。

一通りメールなどチェックして、お腹も腹八分目ならぬ腹六分目くらいにして、そろそろ搭乗開始時刻になるので少し早めにラウンジを出ました。ラウンジ内は安定してWi-Fiが使用出来る最後の場所でも有るので、データのバックアップに今回初めて使用してみるMPC(Mobile Passport Control)の設定、あとUAのアプリを開いてSFO-SEAのボーディングパスをWalletに追加しておきました。ZカウンターでSFO-SEAのパスも印刷してくれたんですが、絶対NRT-SFOのフライト中に変更がはいるはずですから、それならWalletの電子チケットの方が安全ですし。そんな準備をして確認をして、忘れ物が無いことも確認をして、トイレに寄ってから56番ゲートへと向かいました。(続く...)

2024年12月20日

体を育む

佐々木俊尚氏が紹介している、教員向け専門誌に掲載された「体育教育否定」のヒャダイン氏のコラム。最近はスポーツ理論もいろいろと進展しているので、例えば「健康目的」の体育教育とかもあり得るんだろうけど、昔の体育は「色々な競技・種目を試してみる」 みたいな内容だったから、そりゃぁ得意不得意以前に「からだが動かない、動かせない」という子供も居たでしょうね。

私は、子供の頃から自宅回りの畑や田圃を走り回って成長した「準野生児(純農村児?)」だったから、走ることは速くてそれもあって小学校から高校まで陸上競技の短距離をやってましたが、その割には跳躍系が苦手なのと投擲系が駄目で、あの頃「スポーツテスト」だったかな、何種目かの記録を取るイベントがあったんですが、何故が「ボール投げ」が全然駄目でした。ある程度スポーツが好きでそれなりにからだが動く人でも得手不得手があるんですが、そうで無い場合にはまぁ「体育」は「拷問」と同義語に感じるのも納得。

「体育」とは「体を育む」と書いているのだから、今で言えば体幹を鍛えるとか、可動域を広げるとか、体脂肪率を下げるとか、そう言う健康目的な事を中心に行われるべきなんでしょうね、本来は。ストレッチとか、ウォーキングとか、今ならそれなりに適応できる手法も理解されているけれど、当時はまだどちらも世の中に認知されていない時代。最大の原因は、日本の昔ながらの「道」という考え方が、「体育」の中に含まれていたことじゃないかと個人的には思います。つまり「修行」みたいな概念が、あったような気がする。中には、そういう子供の頃の運動経験から、将来有名なスポーツ選手になる人も居るんだろうけど、その他大勢の普通の子供にとっては迷惑でしか無いかも。あくまで想像ですが、「体育」の授業は昔の「体錬」「鍛錬」みたいな考え方の延長にある(あった?)事が、最大の問題点なのかも。

「体育」に対してのヒャダイン氏の批判も理解出来るけれど、日本の場合「スポーツ」に対する考え方を変える、もっと柔軟に解釈する必要が有るように感じます。例えば、アメリカなんかだとシーズン制が確立しているから、年間を通して色々なスポーツ(競技)に参加出来る機会が増えて、そこから優れた才能が発掘されることもあるし逆に広く浅くスポーツを楽しむ事も出来る。日本の場合は、一応その競技の「シーズン」はあるんだけれど、オフシーズンに於いてもその競技のための練習(筋トレとか走り込みとか)が続くから、結局一年中一つの種目にしか参加出来ない。最近は変わってきているのだろうけど、昔は「夏季競技」と「冬季競技」の大きな括りしか無かったけれど、今は例えば四半期毎に色々な競技に参加出来る機会を増やした方がいいと思う。まぁ、さらに言えば別に体育だけで無く、それ以外の科目だったり習いごとだったりも、まずは広く浅く経験する機会を設けるべきかもなぁ。

AirTag on United Airlines

AppleのAirTagは、それを付けておけば所在不明になってもiPhone等から位置特定が出来る便利なツール。私はまだ利用していませんが(またそんな必要性を感じない)、航空機利用時の懸念の一つ「ロストバゲッジ」対策として、UAがそのAirTagの位置情報を共有して、UAのアプリから確認出来るようにするという記事。 AirTagを自分の預け入れ荷物の中に忍ばせておいて、万一ロストバゲッジに成ったときには追跡して特定するというのは、過去同様のトラブルに遭遇している人達が結構既に実行していて、旅行記なんかでも「AirTagで見つけた」みたいな話を時々見ます。AirTag以前だと、荷物に付けられているバーコードをUAのアプリに入れると、その荷物(=バーコード)が最後にスキャンされた場所が分かるようなサービスは、結構以前から提供されていますが、スキャン頻度が少ないので大雑把なことしか分からないデメリットもありました。AirTagだと、ネットワーク環境にも左右されるけれど、結構ピンポイントで特定出来ますから、これは大きなメリットがありそう。

記事によれば、大手の航空会社は近々同様にこの機能を導入するみたいですが、国内のキャリアーはどうするんだろうか。例えば、ANA/JALの国内線とか、国際線でも日系航空会社が到着した場所で受け取る場合には、ほぼ99%ロストバゲッジのリスクは無いと思うけれど、例えばアメリカ国内線への乗り継ぎとかでそこから移動する場合や、アメリカ国内から国内線を経由して国際線乗換の時にトラブルは発生しそうですね。そう言えば、以前東海岸から日本に戻る時に、西海岸でストップオーバーで一泊した時、私の経路とは別に荷物は別経路で成田に運ばれていたことがありましたが、ああいう時には便利かも。

課題は、今は一つ一つの荷物や品物にこのAirTagを付ける必要が有る事で、そうなると全てにAirTagという訳にはなかなかいかない。あと、いざ探そうと思ったらバッテリー切れとか言う場合も想定されるだろうから、電源管理も別に行わないといけない。将来的には、TSA式の鍵が登場して暫くすると、TSAロック内蔵のスーツケースやキャリーバッグが登場したように、AirTag内蔵スーツケースとか出てくるかも。使うときには、使用可能にしてその時に電源管理も出来るようにすれば、かなり信頼して利用出来るのではないだろうか。トレーサビリティは、食品関係ではもう普通の事になりつつあるけれど、物流というか全ての個体にAirTag的な物が内蔵されて「何が今どこにあるのか」一瞬で分類出来るようになったりして。

この機能はiOS 18.2からとのことですが、今の私のiPhone 15 Proはまだ18.1.1なので、OS更新を待たないといけないけれど、来年UAを利用するときに、AirTagを購入して試してみようかと思ったりして。でもなぁ、今調べたらAirTagって一つ3,000円位するんですよね。となると、何でもかんでもAirTagを付けるというのもちょっと厳しいなぁ... 

2024年12月19日

(UA) NRT-SEA (6) - 直前準備

いよいよ直前に迫ってきた今年最後のUSへのフライト。今回は予定では3泊することと、防寒対策で衣類がいつもより多いので、預け入れ手荷物(キャリーバッグ)を持参しますが、そのパッキングはほぼ完了。到着翌日には、現地のNFLショップや今回はワシントン大学のコープにでも行ってグッズ購入しようかと思っているので、足りなければそこで補えば良いという方針です。いつもの様に、下着類は1泊余分にいれるけれど、それ以外のシャツとかスウェット類等は準備する予定。そのキャリーバッグとは別に、機内持ち込みにするバックパックには、まずはパソコンとスマホ類の電源関係のACアダプターとType-C USBケーブルを複数用意。本当、iPhoneがLightningからType-Cに変わってくれて楽になりました。さらに、パスポート、USドル(現金)、財布(クレジットカード)、予備のメガネ当たりを取りあえず入れています。万一の場合の着替えを入れていくかどうか、ちょっと思案どころ。

気になるのは、駄目元でUAのPlusPointで申し込んでいるTHE RoomからTHE Suiteへのアップグレードですが、申し込んだ時点でファーストクラス(THE Suite) の空席は無しで、ANAのサイトで検索しても表示されない状態でした。まぁ、駄目でもPlusPointが消えるわけでは無いので申し込んでいるんですが、今朝の時点何気に当日のフライトのファーストクラスで検索してみると、なんと今回は表示されて購入可能になっています。残席が表示されないのと、シートマップもブロックされているので、どれだけ余裕があるのか分かりませんが、これならばもしかしたら出発前に、あるいはドアクローズしたら機内でアップグレード出来るかもしれないという、僅かな希望が出てきました(笑)。で、その後ふと気になって自分の予約状況を確認してみたら、なんとアップグレードが既に確定していました! (Wow!)

さらに復路便のSFO-NRTですが、これはUA 1K Deskに電話をした時点ですでに購入クラスが無くて便名変更出来ずアップグレードの申請が出来なかったのですが、今朝の時点ではビジネスクラスの購入が出来ない状態になっていて、多分オーバーブック状態ではないかと。ファーストクラスには4席空きがあるので、上手く行けばインボラでアップグレードされないかなぁと甘い考えを抱いているのですが、さてどうだろうか(笑)。往路のNRT-SFOがANA便名になり、AMC Diamondメンバーであることは(システム上は)認識されているだろうから、もし押し出されるとしたら優先順位も結構高い気がするけれどどうだろうか。他のクラスも検索してみると、このフライト(NH007)はプレミアムエコノミーもエコノミーも残り2席になっているので、多分満席で飛ぶんじゃ無いだろうか。と言う事で期待していますが、まぁ夢を見るだけなら只だし(笑)。

しかし、ANAでアップグレードをすると、20ポイント(一般的には年間40ポイント)必要なのに対して、UAからだと40PlusPoint(年間360PlusPoint)だから、かなりお得な気がします。勿論、強豪した場合はAMCメンバーが優先されるだろうし、必ずしもアップグレードされるわけでは無いけれど、UAで飛んで(貯めて)ANAで使う、というのが正しいFFPの姿だろうか(笑)。

Seattleの気候を調べてみると、日中の最高気温が11度前後くらいと、丁度ちょっと冷え込んできた今の浜松くらいの感じ。そうなると、そんなにヘビーデューティーな服装で無くても大丈夫そう。後は、雨だけですね。アウターのTHE NORTH FACEのダウンは、ゴアテックスの防水タイプなので、フードを被れば多少の雨でも平気だけれど、腰から下は普通のジーンズだからそこは困ります。試合観戦予定日の日曜日は雨の予報で、降水確率は88%。只、日本のようにザーザー降りというよりは、あそこはシトシト降る感じだから、試合観戦の屋根がある場所ならそんなに影響無いかも。傘を持っていっても、スタジアム内に持ち込むには透明な公認バッグを購入しないと行けないし、それはそれで面倒だしなぁ。まぁ、そんなわけで今朝は朝から突いている気がするので、年末ジャンボ宝くじを購入したら、こっちも当たらないだろうか。いゃ、そこまで甘くないだろうけど。(続く...)

2024年12月18日

日産+ホンダ=ニンダ (?)

今朝のトップニュースは、日産とホンダが経営統合に向けて協議中という話。持株会社を設立して、そのしたに「日産」「ホンダ」がぶら下がる形を想定していて、将来的には日産が筆頭株主である三菱自動車も合流するかもと言う話。3社が統合されると、世界規模での販売台数では800万台を越えるになり、トヨタ、VWに続く第三位の自動車グループが誕生するという話。 


ちょっとビックリしたのは、現在の販売打数ではホンダの方が日産を上まわっているんですね。全然知らなかった。イメージ的には、トヨタと日産が国内販売を競り合っていて、その後ろにホンダとかマツダとかスバル都下が続くと思っていたので意外。そう言えばネットには「日産危ない」みたいな投稿が時々流れてきていたけれど、話半分以下の話だと思っていましたが、やはり調子が悪いのだろうか。自動運転とか、結構業界トップの技術があると思うのですが。

ホンダは、発祥が地元ということもあり、ホンダ車を購入したことはないけれど印象的には悪くないメーカーで、実は最初にハリアー購入後次の車の買い換え候補にホンダのVEZELを考えたことがありました。今だったらZR-Vとか候補になりそう。ところで、日産と経営統合したら、当然自動車部門は調達の共通化とか、製造の効率化とか目指すんだろうけど、ホンダ固有のバイクとかビジネスジェットとか船舶関係はどうなるんだろうか。さらには、マツダとかスバルもどうするんだろうか。この二社は独自のコンセプトで結構人気があると思うけれど、やはり連合等して調達や製造での効率化や、技術開発の効率化をしないと生き残りは厳しそう。

どのメーカーも日本を代表するメーカーだけに、良い方向に纏まって成長して欲しい気がします。

[2024年12月19日追記] マツダとスバルはトヨタと資本関係がある「トヨタグループ」なんですね。知らなかった。スズキ、ダイハツもそうだし、そう考えると日産やホンダが焦る(かどうかまでは知らないが)気持ちも、分からなくも無いなぁ。

2024年12月17日

コンビニ富士山

河口湖の富士山が背景に見えるコンビニの問題。交通違反をしつつ写真を撮るなどの問題解決のために、片側にシートを貼ったけれど、今度は反対側のコンビニ側にも壁を作るとのこと。 正直なところ、あまり効果は無いんじゃ無いかと思うなぁ。もし本当に対策するならば、写真を撮れないような対策をするべきだと思う。例えば、コンビニの屋根の上に「交通違反は止めましょう」みたいな看板を立てて、富士山の前に写るようにするとかしないと、逆にあの場所で写真を撮ることがある意味ステータスに成ってるんじゃ無いだろうか。

少し前には、今度はドローンを飛ばして、道路上を通過してコンビニを移してから富士山へと上側へパンするような映像が流れていたけれど、多分どんどんエスカレートして行くだけだと思う。コンビニ側としても、中には普通のお客様も居るだろうから、無闇に柵とか付くことも望ましくないだろうし、ここは悩みどころだと思うけれど、最終的には「写真撮影しても無意味なもの」にしないと。だから、コンビニ屋上に看板を立てるなら「ルール違反をすることを恥じましょう」とか過激な一文をいれても良いかもしれない。

良くテレビで放送されるコンビニの近くにまた別のコンビニがあって、ここもコンビニ越しの富士山の写真撮影で混雑しているらしいけれど、まぁ富士山が見えるあの周辺ならどこでも似たような事は起こりそう。大体「コンビニ×富士山」の組合せだって、偶々著名なインフルエンサーが指摘したとか、そんな話らしくて、そんなに綺麗なというか面白い光景だとは私は思わないなぁ。その本、日本人的なメンタリティーと海外の人が感じる「何か意味は分からないけれど面白もの同士の組合せ」みたいなものに共感するんだろうか。

私もあちこち旅行をして、見たことの無い光景だとか意表を突くような瞬間をカメラに収めたいという衝動を感じることは良くあります。ただ、だからと言って道路に飛び出して撮影するとか、迷惑を顧みず撮影するようなことは絶対にやらないようにしています。理由は、日本と違って海外少なくともアメリカなんかだと、そういう場合には必ず犠飛強い罰則が適用されて公開することになるから。都内では、歩き煙草の抑制のために条例で罰金を設定して取り締まり説かしていたはずですが、ああいう条例を適用しても良いんじゃ無いだろうか。つまり、「道路などに無闇に出て撮影したり交通の妨害をした場合は10,000円以下の科料を科す。」とか。罰金は円安もあるからある程度の金額に設定しないと効果は無いかな。インバウンドが増加していくことは、国内の経済活性化にも繋がると思う反面、海外の人から見たら日本は「居心地が良い」場所と多くの人が感じると思うんですよね。それ故に、羽目を外すこともあるだろうから、そういう場合には厳しく対応しないと「インバウンドお断り」という地域も出てくるんじゃ無いだろうか。

2024年12月16日

セルフレジ

省力化の有効なツールとして期待されていた「セルフレジ」ですが、欧米では万引きなどの被害が大きくて最近では縮小から撤退傾向らしい。個人的には、セルフレジのコーナーがあれば利用するけれど、例えばコンビニなんかだと友人レジが2箇所位あるのに、セルフレジは1箇所でそちらの方が混雑していることもあるし、私がよく利用している某コンビニはセルフレジ自体まだ設定されていないので、いつも有人レジ利用になります。生活用品を購入するイオンスーパーは、セルフレジが二種類あって一つはイオン系の自分で購入品をスキャンしてまとめて生産する「レジゴー」のラインと、もう一つは自分で端末に商品をかざして精算して支払う、所謂一般的な「セルフレジ」。ただ、このセルフレジは現金払いが出来なくて、クレジットカードか電子マネー/QR決済のみ。

私は基本買物時には、98%は電子マネー/クレジットカード払いなので、このセルフレジをいつも利用していますが、一つ困るのが例えば商品見料を使用と思うと、いちいちで具の所にスタンバイしている定員さんを呼んで処理して貰わないといけないこと。有人レジだと、その旨伝えて商品券を渡せば、その近眼分を差し引いた金額をレジの先の精算端末で支払えば良いので、全体の流れ的にはこちらの方がスムースで便利だと思います。だから、商品券利用する時には有人レジ、それ以外の時にはセルフレジと言うのが自分なりの使い分け方法。

この週末に、久し振りにユニクロに行って、シアトルで使用する予定のヒートテックを購入したんですが、なんせ数年ぶりにユニクロを利用したのでちょっと衝撃を受けました。清算しようとレジ前に行くと、セルフレジの場所に誘導されてサテ商品をスキャンしようとすると、ものを置くような場所が無い。右手に「子これにカゴを置いてください」とカゴがすっぽり入るくらいの凹みがあり、何気にそこに買い物カゴを置いたら、暫くして自動的に商品がスキャンされて「〇〇 xxx円、△△ xxx円」と表示されて、そこで決済出来る仕組みに。いちいち使用品のバーコードをスキャンさせるんじゃ無くて、RFIDタグを使用しているのでこう言うことが可能なんですが、ユニクロのように商品が種別がある程度きまっているのならば効果的だけれど、生鮮食品も扱うようなスーパーなんかだと導入は厳しそう。

海外では撤退縮小傾向のセルフレジですが、日本の場合まだ「性善説」が残っているから有効なツールとして利用出来るような気もしますね。仕事で横浜オフィスに出ると、このビルには下層階にコンビニが入店していますが、ビル内のビジネスパーソンが購入したものを生産するのは、圧倒的にセルフレジ(2箇所)が多いので、やはり客層とか環境とかいろいろと考慮して効率的な配置にする必要も有るんでしょうね。将来的にはRFIDと画像認識を組み合わせて完全無人化も可能かもしれないけれど、多分その画像処理認識のコストだけで人件費賄えそうな気がする。個人的には、有人・無人何でも良いから、直ぐに生産出来る仕組みなら何でも良いけれど。 

2024年12月15日

(UA) NRT-SEA (5) - 旅行準備開始

1年振りとなるSeattle行きも、出発前最後の週末となったので、準備を開始することに。一年ちょっと振りとなるこの旅行でも前回同様Pathfinderのキャリーバッグ持参で行くので、まずは仕舞って置いた棚から撮りだして積もった埃を払ったり内部を確認したりする作業からスタートしました。前回は、久し振り(数年ぶり)に取りだしたら、本体に収納されるハンドル部分が固着して半分位しか出ない状態になっていて正直どうしようか悩みましたが、そのまま空港へ持参してSeattleで受け取ったら、途中のショック療法が効果的だったのか直って戻ってきたので、ここだけはUA良い仕事をしてくれました(笑)。まずは下着、Tシャツ、スウェット、ヒートテック、その他小物などを一応放り込んでおきます。パソコンと電源関係(ACアダプターとUSBケーブル類)に、パスポート等は機内持ち込みするバックパックに入れるので、こちらは基本着替え類等。人おり詰めてみても半分も埋まりません。後は、出発直前に歯磨き類やひげ剃り類に、歯磨きチューブ、ひげ剃りクリームなど、機内持ち込みできないものを放り込んで完了という予定です。まぁ、衣類は現地調達出来るので、そんなに気にしておらず、取りあえず初日に外に出られれば十分という感じですね。

次に確認したのは書類類。ESTAのコピー、フライト予定のコピー、宿泊ホテルの予約コピー等書類類のソフトコピーをまとめてフォルダーに入れて置くこと。あと、これまでだとUAの予約はUAのフライトナンバーになっていたので、成田でのオンラインチェックインが出来ずに、カウンターでのチェックインが必要でした。今回は、往路だけですがANAのフライト番号に変わったので、オンラインチェックインも出来るようになりましたが、預け入れて荷物があるので結局はカウンターに寄らないといけないので、そこは余り関係無いか。

続いて準備したのが、現地での通信手段。少し前にSingaporeへ行った時に、以前使用したeSIMへのデータチャージではなく、間違えて新規のeSIMとデータを購入(料金はどちらも同じ)してしまい、データの追加(eSIMの再開)だと思って幾ら操作してもActivationされず大変困りました。今回事前にアプリから「mySIM」を開いて、そこでアメリカ合衆国用のeSIMから「追加用データチャージ」のメニューから、1GB/7日間/US$4.5を購入しておきました。US(=SFO)に到着したら、データ通信用のeSIMをこちらへ変更すれば、暫くして自動的にActivationされて利用開始出来るはずですが、サテ今回はどうだろうか。

移動手段は、基本Sound Light Link  Railway利用なので、今回も前回利用した「Transit GO」を利用。これはアプリを起動してログイン出来る事を確認しておきます。

一通り確認が終わったところで、行く場所は同じSeattle、行くタイミングもほぼ同じ(一月遅れ)という前回の旅行記を見直して、イメージトレーニングをして置きました。前回は直前で国際線部分が変更されたり、ダイブドタバタしたけれど、今回トラブルなく現地に到着したいですね。あっ、あと出来ればアップグレードも成功して、「THE Room」と「THE Suite」の両方体験できたら最高なんですが、さてどうだろうか。(続く...)

年賀状じまい

 この記事を読んで初めて「年賀状じまい」と言葉を知りました。既に半分近くの企業が「新年のご挨拶」の送付を止めてるんですね。私も社会人になって仕事をするようになって最初のお正月を越して、新年最初にオフィスに出たときに、そんな新入社員にも名刺交換した人とか仕事で関係のあった企業から「年賀状」が届いていてビックリしました。実は、其れ以前から年末になると「プリントゴッコ」でそこそこ手の込んだ年賀状を作って送っていたので、真面目に「お返し(返信)」するべきか悩んだのは懐かしい思い出です(笑)。

その四年後、当初は一月の予定でアメリカ出張に行ったら、どんどん伸びてしまい、結局一時帰国したのは翌年の2月始めで、さらに2週間でとんぼ返りをして再びアメリカ出張に行き、5月のG.W.頃に本当に帰国した時から、何となく自分も「年賀状じまい」状態になってしまいました。年末年始にいなかったので、こちらからの年賀状送付はないし、受け取っても返信出来ない。そのため、翌年の年賀状をどうしようか迷いましたが、その後も半年交替で、日本-アメリカを行き来するような状態が続いたりしていたので、よほど親密な人以外は出さなくなり、それもメールに変わり、多分1990年代半ば頃には、もう年賀状を購入することも無くなった気がします。年賀状配送は、郵便局にとっても大変な仕事だろうけど、事業的にはどれくらいの比率なんだろうか。日本郵便としても、年賀状じまいがこのまま進むと、労働力不足の現在にとっては望ましいのか、重要な収益の柱が痩せ細る危機なのか、ちょっと聞いてみたい気がする。

ただ、年賀状がメールに変わり、それが今ではメッセージに変わり、どんどん社会慣習が変質しているから、そのうちこの「風習」も無くなるんでしょうね。ここでふと思いだしたのが、先日の脱毛サロン大手の破算騒動。ニュース解説を聞いていて、不謹慎ながら笑ってしまったのは「一度脱毛をすれば、二度目、三度目のリピーターが無いから、新規顧客集めに苦労して支出が増えた」みたいな話で、確かにそうだよなぁと思いつつ、脱毛したのにまた生えてきたら詐欺になるだろうし、確かにリピーターが期待出来ないビジネスモデルは厳しいなと納得しました。同じ美容整形でも、「痩せる○○」がいつまでたっても消えないのは、一度痩せてリバウンドしても「それは本人の不摂生」という、凄く納得できる&事業者側は一切困らない、圧倒的な「理由」が言えるからだろうなぁ。「脱毛」というニーズが、かなり大きくて確実なものである一方、ワンタイムの施術なところが、このビジネススキームの問題点なんでしょうね。

じゃぁどうしたら良いかと素人が考えると、脱毛をゴールにするとワンタイムでお終いだけれど、これを入口=スタートにすれば、良い呼び水に成るんだろうなと言う事。例えば、脱毛するとその部分の肌が荒れるから、保湿や潤いを保つための定期メンテナンスを推奨するとか、やはり脱毛した部分を相手にアピールするために、ナチュラルな「痩身美容」みたいな話をしてみるとか。あるいは、脱毛したのだから、積極的に肌をアピールしたり露出度の大きい魅力的な服装提案をするとかどうだろうか。また、脱毛するのは目立つ体毛だろうけど、例えば産毛なんかは全部は取れないだろうから、そういう部分をメンテナンスする定期的な全身美容とか。それら人一つ組み合わせて行くのも大変だし、コストも掛かるだろうから、そういう専門コースを粘体のサブスク見たいな形にするとか、要するに「脱毛」で取り込んだ顧客を離れさせない付加価値提供が考えられているかどうかでしょうね。郵便局の年賀状も、紙媒体以外の「年賀状」や、動画制作何て言うのもありかも。あるいは、ふるさと納税と組み合わせて景品付自社年賀状みたいなものにするとか。「年賀状じまい」はあっても「シン年賀状初め」は生まれるかなぁ。

2024年12月14日

次世代エネルギー

先日発表された経済産業省の「エネルギー基本計画」で、原発の利用がこれまでよりも明記された一方、「再生可能エネルギー」が5割というのはどうだろうか。「再生可能エネルギー」なので、太陽光発電だけの話では無いと思うけれど、半分がその基本出力の安定発電が期待出来ない「自然任せの発電」では、安心して電気を利用出来ないと思うのだけれど。同じ再生可能エネルギーでも、例えば地熱発電とか水力発電の用に一日中それなりに安定して発電できるのであれば良いけれど、太陽光発電とか風力発電のように、その時になってみないと発電量が分からないような方法に大きく依存するべきでは無いと思う。

今回の基本計画では、原発が2割、火力発電が3割、それ以外の再生可能エネルギーが5割という概算。火力発電は、環境に対しての影響や原料費の高騰もある一方、発電の調整役として必要なので、少なくとも余り多くも出来ないし減らすことも出来ないと思うんですよね。となると、この調製部分を3割とするなら、やはりベース電源である原子力発電は少なくとも3割、出来れば4割位まで伸ばしてコストも下げて、その分再生可能エネルギーをへらしい不安定要素を減らすべきだと思うなぁ。多くても2割、通常ならば1割位が適当な気がする。

原発の立替条件も緩和されて、より安全で高信頼性の原発に移行出来ることは良いことだと思う。世界的にはどんどん原発に回帰していて、GoogleやAmazonは次世代原発技術への投資もしているし、再生可能エネルギーへのコミットもしつつ、安定供給のために原発への投資も欠かさない。そういうバランス感覚で、リスクを減らしつつコストも下げて自分達への利益や影響を最大化しようとしているのは、やはり世界企業だなという印象。日本の場合も、本当は同じように進めたいのだろうけど、世論対策というか、一部メディアも絡んで「原発反対」の論調がまだまだ強いですからね。日本人取っては、福島第一原発の事故の記憶はまだ残るし、影響も多い紀子とは事実だけれど、あの事故の原因が何だったのかは冷静に判断するべきだと思う。 

正直なところ、5年後10年後の自動車はBEVだけみたいな事を数年前に言っていたけれど、実際はそんなことは無くて世界的な流れとしては、まだまだ過渡期だからハイブリッドやプラグインハイブリッドで延命しないと行けない、というのが今の共通認識だと思います。物価高や増税や値上げには敏感な人達が、なんでグッと下げる事が出来る電気代に関して文句を言わないのか不思議。FITを無くして、原発にシフトすればもっと電気代は下がるはず何ですよね。震災の時から、何もしていないのならば論外だけれど、津波対策、地震対策、テロ対策、ありとあらゆる対策を要求されてそれに対応した発電所はどんどん再稼働させて、少しでも生活に対しての援助をすれば、今の石破首相でも劇的に支持率もあがるんじゃないのか(知らんけど)。

地元浜岡の原発は、22mにかさ上げした防潮堤を、さらに28mまでかさ上げし直すらしいけれど、それでまた再稼働が遅れるわけですよね。地元自治体の賛成も取らなきゃいけないし、まだまだ道半ばどころかスタートしたとも言えない状態に感じますが、技術的対応が済んで必要なルールを満たしたならば、一日も早く再稼働して欲しい。それでやっとあの「菅直人の呪縛」が解ける気がする。次世代の為にも、まずは既存エネルギーを寄り効率的に利用して、その余力で次のエネルギーの準備を進めないと。

シンSuica


交通系電子マネー最大のJR東日本の「Suica」が、大きく変わるというニュース。2025年から2027年度までの「短期計画」と、それ以降の「中長期計画」の二種類があり、短期計画ではSuica経済圏の拡大で、JR東日本管内でありながらSuicaが使えない地域を無くしていくことは、かなり大変そうだけれど必要な事でしょうね。それ以外では、インバウンド用のSuicaアプリだったり、他事業者の展開もあるけれど、一番大きいのは「コード決済対応」だろうなぁ。SuicaがSuicaの本体から離れて、「SuicaPay」とでも言うような決済手段に変わると言って良いんじゃ無いだろうか。それによって、現在の上限2万円を超える決済に対応し、クーポン機能等新しい機能の実装も考えられているみたい。

中長期計画で一番大きいのは、「Suica」というカードが無くなり、「Suica」というサービス、「SaaS (Suica as a Service)」になるわけですよね。今のようにSuica Cardで管理するのではなく、サーバー側で管理処理することで可能になるらしいけれど、問題はタイムラグがどれくらい解消出来るかかな。あと、例えば地下空間とか電波状態の悪い場所での使用に耐えられるのかと言う事も。当然そういう部分はこれから改善させて、通勤ラッシュ時でも今のSuicaタッチくらいのパフォーマンスは出すんだろうけど。ただ、このサービスは便利そうだけれど、既存の他のサービスとの巨人はどうなるんだろうか。例えばSuica以外のPASMOとかも追随するんだろうか。あるいは、クレジットカードのタッチ決済とか。となると、今のようなタッチセンサー付き改札口と、このノンタッチSuica用出入り口の二箇所が必要になり、利用者は混乱するかも。

記事の中では、マイナンバーカードと紐付けして、居住うする自治体に最適化(「ご当地Suica」)することも中長期的に考えられているのだけれど、例えば今地元の路線バスで利用している「ナイスパス」(仕組みはSuicaと同様だけれどSuica互換では無い)何かも取り込んでくれるとちょっと嬉しいかも。最近では、Suica互換を継続するコストを払えず、Suica経済圏から脱退する地方会社も増えているので、その辺りの対策何だろうけど。クラウド化することで、極力端末側の負担=業者側の負担を減らして逝くことは悪い事じゃ無いと思う。ただ自分の場合、地元でSuicaを利用する事は殆ど無くて、一番利用するのは仕事やプライベートで都内方面や名古屋・大阪方面へ移動した時なので、居住地域に最適化されても困ると言えば困るけれど。

ますます便利になってくれるのはありがたいし嬉しいけれど、4年後、5年後となると、もう今のように毎週のようにあちこちで歩くこともなくなり、完全に隠居生活に突入している気がするなぁ。そうなると、Suicaを利用機会も激減していて、折角始まった新サービスを利用することは勿論、そのメリットを享受することも出来ないかもしれないのが残念。全国的に、SuicaだけでなくてPASMOやICOCAとか、地域の交通系決済サービスも是非追随して欲しいですね。そうすれば、少しは利用出来る機会が増えそう。

2024年12月13日

自動吹き替え機能

YouTubeに投稿された動画を、多言語に自動吹き替えできる可能の提供をGoogleが始めたという記事。 まだYouTubeのパートナープログラムに参加しているチャンネル(それでも数十万!)で利用可能で、今後は他のコンテンツ・クリエイターにも拡大するという事で、来年くらいには日本語のコンテンツも自動的に英語や他の言語で視聴できるようになって行くんだろうなぁ。サンプルの動画を見てみましたが、発音が少し変(多分テキストスピーチで話をしている)な所や、やはり文章として元の英文から日本語への翻訳が変な部分は感じられるものの、かなり実用的だなという印象です。今は「歯車ボタン」から使用言語を選択して利用しますが、テレビの「主音声・副音声」の切替みたく、例えば日本語と英語をスイッチしながら視聴できたら便利だと感じますね。

最近では、自動翻訳技術も進んでいて、今ではスマホで同時通訳みたいなサービスも利用可能だけれど、例えば日本語-英語の相互翻訳の場合、文法的に違う部分の影響でどうしてもリアルタイムにスムースな翻訳をするのは難しい。それが、動画コンテンツの吹き替えであれば、全体を精査して適切な翻訳を適切なタイミングで吹き替えることも可能になり、寄り自然な翻訳動画が作成されそう。これ、字幕スーパー(CC)も自動的に翻訳されて表示されたら凄いけどなぁ。

技術的な話とかだと、比較的文章がパターン化しているので、結構翻訳しやすいし吹き替えも容易に出来るんじゃないだろうか。となると、まだ日本用に翻訳されていない海外の技術情報が、ほぼリアルタイムで今後は日本で利用出来る事は大きいとともに、同様の恩恵はこれまでタイムラグがあった、例えば中国とかその他地域にも波及するだろうから、そうなると彼らの技術革新のスピードはこれまで以上に加速して日本の大きなライバルになる可能性も増えますよね。翻訳に関しては、生成AIを利用して、今では問題の無いレベルまで実用化されていると思いますが、その技術の波及効果の一つと言っていいんでしょうか。この技術が広く公開されたら、例えば海外向けにPR動画を作成している人などは、日本語版を作成すればそのまま多言語展開出来るから、かなりメリットは大きそう。

これ、インバウンド対策にも効果的かも。例えばホテル利用方法の動画を色々準備して、それをYouTubeにアップすれば自動的に翻訳してくれるので、それをホテル内で流せば張り紙なんかよりも効果的じゃないだろうか。あるいは、日本語との動画をアップロードして、今度は吹き替えられた動画をダウンロードすれば、自動的に無料で翻訳作業を利用することも出来るのかな。その吹き替え技術の品質・信用性にもよるけれど、例えば日本語-英語くらいならば、かなり実用的なものになりそうな気がしますね。考えてみたら、これってサーバー側(YouTube側)で処理しているわけだから、どれくらいのシステムリソースを消費しているんだろうか。データとして保存するだけのストレージ容量だけで無く、処理するためのCPU/GPUリソースもとんでも無さそう。Google/YouTubeだからこそ出来るサービスだと実感しますね。

自公国三党合意

自民・公明・国民民主の三党合意内容が結構凄いというか、これはある意味革新的な内容と言っても良いのでは。内容はシンプルに二つで、一つは所謂「103万円の壁」について、「178万円」を目指して来年から引き上げるという事。これは、これまでも散々言われてきたし、「178万円にする」のではなく「178万円目指して」という、まだ曖昧な内容。でも、103万円から178万円のどの辺りに軟着陸するのか分からないけれど、仮に160万円位までの年収でも、税金や社会保険等の負担がこれまで程度くらい(実質的に手取りが50万円位増える)のであれば、かなり経済的にも生活的にも潤い余裕を感じるんじゃないだろうか。

個人的にビックリしたのはもう一つの合意内容で、こちらは「ガソリンの暫定税率を廃止する」と、これまで有耶無耶な感じでのらりくらり残されていた「暫定税率」をはっきりと「廃止する」と言っていること。これで、今のガソリン価格が一気に25円位下がるわけですよね。時期が明記されていないけれど、まぁ多分来年あるいは来年度からと期待したいところ。この一文を確定させただけでも、国民民主党としては大成功だろうし、正直「103万円の壁」以上に影響は大きいんじゃないだろうか。

これで与党は国民民主党の合意を取り付けて、補正予算案通過の目処がたったわけですが、国民民主党に対してだけでなく、立憲民主党や維新の会の要望も一部取り込んでいることは、後々のことも考えて何でしょうね。その辺は、自公国の「連立」ではないので、次回はもしかしたら「自公立」かもしれないし「自公維」の可能性もあるだろうし。それに、特に立憲民主党等は、国民民主党の要望だけ取り入れたら、まぁ八つ当たりするだろうし(笑)。その辺りは、どっちもどっちなんだろうけど。

過半数に足りないから「少数与党」と呼ぶのもちょっと変な話だとは思うんですよね。「少数」とは言いつつも、野党第一党の立憲民主党よりも多い議員は抱えているわけだから。とはいえ、過半数を確保していないと事実上議案を成立させることが出来ない訳だから仕方ない。でも、過半数を超えようが下回ろうが、こういう話合いをして妥協点を見つけていくのが、本来の国会運営のはず。これまでは自公で過半数を超えていたので「与党の横暴」で通過させていたみたいな事も言うけれど、とは言っても確か以前立憲民主党が批判されたときには彼らは「自分達も協力している。8割は通している」みたいな事を言っていたわけで、それならそれで以前も今後もちゃんとやれよとは言いたい。以前は、どうせ受け入れられないだろうと、突飛もないことを突っ込んできたりするから、拒否されることもあるわけですからね。まぁ、今は現実路線に戻っても、また与党が過半数を超えたら、野党は先祖返りするんだろうか。なんせ、自分達が「与党」だったことを忘れるような人達だからなぁ。

2024年12月12日

(UA) NRT-SEA (4) - サービス縮小

一週間後の年内最後の旅行に備えて、少しずつ準備を進める昨日今日。自分の判断の甘さから、アップグレードとか準備の諸々が後手後手になっている事が多くて、ちょっと萎えているところに追い打ちをかけるような事態が(笑)。 今回は3泊5日の「長めの弾丸トラベル」(笑)なので、いつもの様に手荷物一つで移動するにはちょっと無理があります。そこで、前回同様Pathfinderのキャリーバッグを持参することに。荷物の量はそんなでは無いので、最初は転がしていけば良いと思っていましたが、そうだクレジットカードの付帯サービスで空港への宅配サービスがあったことを思いだしました。

所有しているSMBC VISA Platinumだと、割引料金でのサービスですが、それと一緒に保有できるオムニカードのSMBC MasterCard Platinumだと、自宅と空港の往復宅配が無料で利用できました。そこで、Vpassのアカウントにアクセスして申し込もうと思ったら、いつの間にかサービスが縮小されていて、

  • VISA Platinumは、以前は優待価格(確か500円とか300円)で利用可能だったのが、料金から15%の割引に変わっている
  • MasterCard Platinumは、往復無料で利用できていたのに(だからMasterCardも持っているとも言えるのに)、2個までが500円、3個目以降は20%割引に変わっている
ならばと、Amexにアクセスしてみたら、現在保有しているHHORNOR Hilton Premium Cardだと、自宅→空港の特典はなく空港→自宅は無料で1個送付出来るらしい。Amex Platinumだと往復ともに無料なので、ちょっと残念。

予め荷物を送っておくと、浜松から成田空港までの移動が小さめのデイパック一つになるので楽なことは楽ですが、自宅から浜松駅までの路線バス移動を除けば、後は新幹線かNEXでの移動なのでそんなに面倒ではない。ただ、今回は往路の途中とゑ共益で一度外に出て、ちょっと時計の修理を依頼しようかとも思っているので、そうなると荷物は出来るだけ少なくしたいところではあるんですが。それと、宅配で送付するときには、荷物の回収が出発日(空港での受取日)の二日前以前なんですよね。多分1日余裕を見ているので、そうすると、早めに荷物の準備をしないといけない。ちょっとジレンマですね。試しにサイトにアクセスしてサービスを確認して見ようとしたんですが、以前はVISA/MasterCard、それぞれPlatinum会員向けページにまとめられていたものが、あちこちにサイトに飛ばされてスクロールしてと、かなり使い勝手も悪くなっています。何か、サービスコストの大きなコストダウンを感じるなぁ...

この機会に、カード会社の付帯サービスを色々調べてみたら、2022年から2023年にかけて、ごっそりとサービス終了していたり縮小していて今更ながらビックリ。コロナ禍で厳しい状況になったとはいえ、カード決済自体はそんなに減っていないと思うのだけれど、状況は厳しいのかなぁ。何か旅行のワクワク感が少し萎えてしまったような残念な気持ちです。いゃ、カード会社も生き残りに必死なんだろうけど、そう言うものも含めてカード利用者になったわけだから、そこはちょっと残念な気がします。(続く...)

2024年12月11日

(UA) NRT-SEA (3) - Upgrade Request

10日後に迫ってきた、今年最後のフライト&NFL観戦旅行の予定。UAさんには申し訳ないのだけれど、以前利用してサービスその他色々の印象がどうも芳しくなかったので、往復の国際線部分はANAを予約しました。うれしい事に、使用機材は最新のB777-300ERで、噂(?)の「THE Room」導入機。で、日にちも迫ってきてふと思いだしたのが「アップグレード」 。アップグレード用に貰えるPlusPointなんですが、毎年手つかずのまま残ってしまうんですよね。少し前に、これ使わなきゃと予約を入れてアップグレードしたら、コロナ禍でその旅行がキャンセルになるという事もあり、ここ数年全然利用していませんでした。それを今回利用してみることに。UAのフライトだと、予約したときにアップグレード可能なフライトかどうかとか、アップグレードのオプションが色々表示されるんですが、他社便の場合はそう言うものは無くて一度予約確定してから別途手続きしないといけない。以前試したこともあるんですが、何故か「予約が見つからない」と言われて撃沈していましたが、その謎が今回やっと解明されました。

予約したチケットのコピーなど用意をして、久し振りに日本のUAコールセンターへ電話をしてみます。比較的空いていそうな午後の遅めの時間に電話をしたら、以前のUA 1K Deskの様に1 Callしないうちに繋がる事は無いけれど2回目くらいで直ぐに繋がりました。ここで、最初にスクリーニングのための番号を選択して、担当者への接続待ちになりますが、数秒くらいで直ぐに繋がりました。で、予約したANA便をPlusPointでアップグレードしたい旨伝えると、まずは本人確認で予約番号から氏名、生年月日など聞かれます。で、これが完了すると、担当者に転送するので暫くお待ちくださいと言われて保留状態になります。ここがちょっと長かったですね。多分最初の担当者(Level 1?)は簡単な問合せや案内専用で、予約操作等をする場合は専門の担当者(Level 2?)に回すんでしょうね。ここがこの時混雑していたのかなと想像します。それでも数分待ったところで担当者につながり、予約の処理を再度お願いしました。

ここで長年の疑問が一つ解決。UAで発券したANA運行のコードシェア便は、昔はANAのフライト番号で表示されることもあったんですが、最近はUAのコードシェア番号で予約されます。この場合、このコードシェア便名でシステム入力してもシステム側で弾かれるので、もともとの予約便名をANA便名に変更しないと駄目らしい。そこで、予約をの便名(NRT-SFO/SFO-NRT)をUA便名(UA7950/UA7949)からANA便名(NH008/NH007)に変更すると、その変更されたeTicketが届くので、届いたらサイトのアップグレードのページから操作して欲しいとガイドされます。実は事前にANAのサイトでダミー検索をしていて、少し前まではNH008便は4席くらい、NH007便は6席位まだファーストクラスに空席がありました。ところが前日に検索してみたところ、NH008便のファーストクラスはもう販売していないので、完売したと分かり、そこで慌てて今回アップグレード処理をしてみたわけです。まぁ、往路はどうせ短いし、駄目元で構わないので、復路が確定すると嬉しいなと思いながら、電話を一旦切ります。で、UAからのチケット更新のメールを暫く待っていたら、何故かUAコールセンターからの電話が掛かってきます。何だろうと思ったら、どうも便名変更のためには、現在予約済みと同じクラスの空きが必要なのだけれど、それが復路のNH007では無いのでこちらでは便名変更出来ないという悲しいお知らせ。多分システムの都合上、同じクラスで一度便名を変更して予約を移して、そこで再発券するような仕組みなんだろうか。ちょっと融通が利かない感じですが、仕方ないですね。ここでごねてもシステムの仕様が変わるわけでは無いし、逆に「それだけビジネスが混雑しているならば、もしかしてインボラ(involuntary upgrade)があるかも」と脳天気なことを想像してしまいました(笑)。

電話を切って、数分もしないうちにUAから新しいeTicketが届き、確かに往路のNRT-SFOの便名が「UA7950→NH008」に変わっています。でも、復路のSFO-NRTは何度見ても「UA7949」のまま。まぁ仕方が無いので、UAのサイトのPlusPoint Upgradeのページへ移動して、ANAの便名に自分の氏名等を入力して「Check upgrade availability」をクリックするとPlusPoint 40 pointsを消費してアップグレードのリクエストをしたよという画面が表示されます。現状、空席が無いばかりか販売すら終了しているので、多分8席に対して予約は9人とか10人位入っているんだろう。となると、直前までにキャンセルが出ても、競争は厳しそう。ただ、以前も直前に見ていたシートマップの埋まり具合に対して、実際に搭乗していた人がかなり少なかったときもあるので、この辺りは一寸期待しつつ早めに成田のZカウンターでチェックインして天命を待つことにします(笑)。あと、ANA便名の予約が入ったからでしょうか、AMCの自分のアカウントから予約を弄れるようになりました。以前のUAコードシェア便名の時には、予約番号を入れれば自分の予約を見ることと座席の指定は出来たんですが、それ以外の設定変更はUA側からしか出来ませんでした。それがANA便名に変わったので、座席以外にも成田でのオンラインチェックイン様に事前情報登録も出来る様になったし、これならAMC Diamondメンバーと認識されて、プライオリティも上がるかなぁ... 上がると良いなぁ... それによって復路便もインボラあると良いなぁ... (苦笑)。そうそう、一度予約を取り消して再登録するので、便名が変わったNRT-SFOの座席指定が解除されて「未指定」に変わっていたことに気がつきました。慌てて再度座席指定をして元の場所と同じ場所を確保出来ましたが、危ない危ない... さらに、もう一度予約を作り直したからでしょうか、チケット代(日本円)は変わらないのですが、前回の時と為替レートが違うからかPQPの値が少し減っていました。これも、最後の24,000PQP越えには届くので良かったのですが、注意しないといけませんね。(続く...)

Cellula Mac

Appleが自社でモデムチップを開発していて、それが近い将来MacBookやiPhoneに搭載されるかもという記事。 まぁ、何でもかんでも自社で賄う、Appleなので不思議はないけれど、記事の書き方がちょっと恣意的だと思う。つまり、Wi-Fi不要でどこでも繋がる「セルラーMac」と言うけれど、その為には通信キャリアーとの契約が必要なわけで、その部分のコストというかどう処理するのか、その当たりの説明が不親切だと思う。

今でも、Wi-FiとWAN (SIM)両方利用できるノートブックパソコンは存在していて、便利に利用している人も多いと思うけれど、WAN利用の場合はその通信費が別に必要になるから、よほど理解のある会社で無いとなかなか「Wi-FI不要」とまでは行かないんじゃ無いだろうか。また、社内で使用する場合にはWi-Fiが殆どだと思うけれど、それをマイクロ5Gのネットワークにでも置き換えないと、やはりWi-Fi不要とは言えないと思うし。海外で使用する場合にも、その契約しているSIMが海外ローミング可能で直ぐに使えるなら良いけれど、その為に別途料金が必要とか容量制限があるとか言うことになると、「やはりWi-Fiの方が便利ね」と言われるだろうし。で、例えば飛行機の中で使用するために、わざわざWi-Fi USBアダプターを持ち歩くなんて言うのも本末転倒な気もするしなぁ。完全に単一の機能でカバー出来るようになるまでは、やはり複数の手段で広くカバーする方が賢明な気がするなぁ。

個人的にちょっと面白いと思うのは、昔はモデムが通信機能で、それが有線ネットワークに変わりスピードで駆逐すると、今度は利便性でWi-Fiが登場しスピードでも有線接続と遜色なくなってきました。会社のオフィスも、昔は有線ネットワークが「主」で、Wi-Fi接続は会議室とかケーブル忘れたときの「従」という関係でしたが、数年前くらいから有線ネットワーク利用がどんどん制限されて、基本Wi-Fiによる接続に今は90%以上置き換わっている感じですね。で、そのWi-Fiの利便性と高速性に対して、WAN (Cellular)はWi-Fiの設置が難しい街中とか移動中でも接続出来る更なる利便性で存在感を増し、それが5Gになり6Gの登場で、既存のWi-Fiどころか有線ネットワークすら凌駕するような存在になり、それでネットワーク接続の主流になりつつあるという、歴史の繰り返しみたいなものを感じるわけです。WANの次は何だろうか。やっぱりStarlink用な、衛星通信網で、世界中どこでも同一プラットフォームでのネットワーク接続ができるようになるのが、ある意味最終的なネットワーク形態なのかな。

Wi-Fiとかも同様ですが、モデム関係も特許の固まりで、既存メーカーが技術も権利も確保している世界だから、なかなか新規に参入するのは難しいと思うし、クロスライセンスを結ぶにしても、そこから自社独自の仕様なり機能を入れ込むのも大変だと思う。ただAppleの場合は、PCやデバイスのチップセットもOSも、それらをまとめた製品も全て自社製造で賄っているから、通信部分は他社の技術を実装するだけで、その先の部分で独自環境への最適化を進めるだけで、十分に元は取れるし差別化は出来るしという、一人Win-Winが出来るのが強いと言えるでしょうね。Apple帝国も、昔に比べたら陰りが出てきたと言われるし、あれだけ圧倒的だったiPhoneも、Google特に中国メーカーの製品が台頭してきているのでますます油断できないでしょうね。ただ、ネットワーク接続は今後のデジタイルデバイスで必須の機能だし、それを自分達の中に取り込めるメリットは非常に大きいと思うなぁ。

Tシャツとパーカーの狭間

最近話題になった「40再近くでパーカーとか来ているおじさん」発言に関しての、窪田順生氏のコラム。元々の妹尾ユウカ氏の元発言も呼んでいないし、この窪田氏のコラムもざっと斜め読みした程度何ですが、「(フーデッド)パーカーっ、そんなに駄目なの?」と言う素朴な疑問が個人的には浮かんできます。と言うのも、自分は小学生の頃から陸上部に入っていて、中学、高校と陸上部だったし、その後大学から社会人ではアメフトをプレーしていたので、この「パーカー」というのは標準服というか制服に近いような存在だから(笑)。

初めて「(フーデッド)パーカー」を購入したのは、高校で陸上をやっていた頃かなぁ。中学生までは、クラブ活動の時には「体操服」が標準で、精々その上にウィンドブレーカーを着る程度で真冬でも練習していたきがします。高校になると、部活同時の運動着は個人で購入するようになって(ただチームでブランドとか色とかは統一していた)、当時はミズノかオニツカの事実上の二択でしたね。アディダスとかプーマとかの海外ブランドは高くて手が出なかったから。「フーデッドパーカー」を、いつくらいから着用し始めたか定かでは無いけれど、確かその頃の先輩達は使用していたので好位置の冬くらいに購入したのが最初かな。今でもそうかもしれないけれど「パーカー」とは呼ばず「シロクマ」と呼んでましたね。当時はグレー一択みたいな感じで、パーカー被るとまさに「白熊状態」になったから。あと、最近はプルオーバータイプが殆どみたいですが、当時は前にチャックがついたタイプも多かったんですよね。どちらを選ぶかは好き好きだったけれど、私は練習をして汗をかいたりしたときに前を開けて風を入れられる、チャックタイプの方が好きでした。ただ、当時のチャック(ジッパー)は金属製だったので、冬にそこが肌に触れると寒くて、それが困りましたけれど。それなら冬はプルオーバータイプを使えばと言われそうだけれど、練習は結構厳しかったから、冬でも汗はかくので蒸れ防止のためにも前が開く方が当時は便利でした。

当時から暫くは、スポーツ選手くらいしか着用しないような印象でしたが、何時の頃からか街着になり普段着になりブランド品も登場して、もう完全に定着したデザインの一つになりましたよね。個人的には、年齢にはそんなに依然しない物だと思うので、私も良く着用しますが、なんで「40歳」という境界線が生まれたんだろうか。まぁ、やはり若い年齢層の物という意識があるんだろうか。でも、それを言い出したらTシャツやタンクトップ姿で外を出歩く40代、50代はもっと〇〇だと思うぞ(笑)。一つ思うのは、多分30代、40代のパーカー着用者は、寒いときとか天気の悪いときなどを除けば、フードを使わずにいることが殆どだと思うけれど、10代とか20代だとフードを使用して顔を隠すような感じで着用するのが「格好いい」と感じるのかな。だから、高齢者のパーカー着用の時には、フードが後ろでフラフラしているのが「ダサい」と感じられるのかも。確かに、フードは寒いとき等便利なんですが、多くの場合は頭の後ろでブラブラしているだけの無駄にも見えるパーツですから、あれをどの様に処理するかは、ある意味センスの問題かもしれない。

最近はパーカーの種類も増えてきていて、素材なんかも色々な種類が増えているのは良いのだけれど、Tシャツとパーカーの間を埋めるものが、丸首のスウェットしかなく成りつつあるのがちょっと不満です。実は、個人的にはスウェットも良いのだけれど、襟が無いのがどうも首回りが落ち着かないのが嫌。だから以前は、襟付きのラグビージャージみたいなものを結構購入して利用していましたが、どんどん見なくなっていって、気がつけばお店にも通販にも丸首のスウェットしか見つからない。ラクビージャージーの場合だと、どうも色使いが大きめのストライプで派手じゃないですか。あれは勘弁してほしいんですよね。出来れば単色のシンプルな形で、それなりに厚みがあって防寒と防風にも使えて、選択も簡単みたいな、まぁ運動部出身者らしい単純な理由なんですが。で、襟付きのラグビージャージが見つからないので、仕方なくフーデッドパーカーを使用するんですが、そうすると今度は首回りがフードで逆に重く感じるし。長袖のTシャツは生地が薄くて頼りないし、もう少しゆったりした感じのものがあればと最近感じるんですよね。来週Seattleに言ったら、どこかにのスポーツ店で見つからないかなぁ... ちょっと期待しています。

2024年12月10日

搬送ロボット

 「まさかこんな所に」と強く感じた、ボストン・ダイナミックス社の「Big Dog」を、柚の搬送用として利用使用というもの。元々戦場での物資輸送のために開発されたロボットなので、こう言う使い方は理に適っている気はするけれど、それにしてもちょっと意外な印象は否めません。

Wikiを見てみると、150kg位の荷物を搬送できるみたいなので、柚とか蜜柑とか山の斜面で栽培しているものの搬送には便利そう。ただ一寸気になるのは「これ、1台幾らするんだろう」という事。調べてみたら、ベースで800万円位でオプションを付けると1,000万円以上にはなりそう。4年前の記事なので、円安でさらに価格が上がっていると想像されるし、逆に効率化でコストダウンもされていそうな気もするし。それに、今はSoftbankの傘下なんだ。となると、いろいろと売り込みのために無理もしてきそうな気がする。ただ、Pepper君の二の舞にならないことを祈るだけですが...

リンクしたコメント欄では、佐々木氏も指摘しているようにいかにも日本人らしい、ロボットを擬人化というか「仲間化」して感情移入みたいな事をしているのか、分かっていても面白い。それこそ数年後には、このゆず畑では「タロー、ジロー、サブロー」と名付けられたこの搬送用ロボット犬が仕事をしていても不思議では無い。案外最近いろいろと実証実験が始まっている、無人デリバリーのキャリアーの一つとして利用しても良いんじゃ無いだろうか。階段なんかも上り下りできるから、マンションとかビルにも入って配達出来るのは、これまでいろいろと登場した無人デリバリー機器の中でもトップクラスの性能だと思うなぁ。それこそ、過疎地への薬だとか非常物資の輸送に関しても、確かにドローンは地形関係無く飛んで行けるから優位性は大きいけれど、この子にAI搭載をして地形認識機能を磨いて、悪路でも自分で経路をと進路を判断して目的地に到達出来るような仕組みは、今でも可能だと思うし万一の場合にはかなり有効では。1台あたり100kgの荷物搬送が可能だとして、10台投入できれば1tになるわけですから、そこは物量でカバーすれば効果的だと思うなぁ。

こういう軍事技術からの転用というと、反応する人も多い気がするけれど、それなりの人材・素材・財源を透過して研究開発出来る軍事技術から民間にスピンオフしたものは、コンビューターやインターネット等もう社会基盤や生活にも書かれない存在になっているものも多く、それは「何を使うのか」では無く「何に使うのか」という事で判断しないと世の中は回らないと思う。このロボットも、「搬送用」と思えば多分今一番完成していると言える「道具」じゃないだろうか。ここに、例えばドローンと連携して上空から進路情報を伝えて難解な目的地に必要な物資搬送する仕組みを作ったり、深夜の警備ロボットみたいな使い方も出来るんじゃ無いだろう。そういう方向に進む、最初の一歩になってくれることを望みたいですね。

(UA Leg#17) HND-OKA/-HND

久しぶりのそして年内最後の国内線利用のフライト(多分)。 来週飛ぶ予定のNRT-SEAのPQPが、24,000PQPに少し足りないので、その補完のためにちょっとモゴモゴをゴショゴショして予定を入れたもの。UAなので、フルレートでのチケットでもペイできるから、何とかチケットも確定出来ました。ただ、早めに帰宅したいので(それでも夜になるけれど)、とにかく浜松出発で一番早いフライトとなる9時台からスタートすることに。

一番早い7時前の東京行きひかり号でも何とか間に合うんですが、この日は何故かそれよりも少し早く到着するけれど自宅出発は始発の路線バス前という、浜松始発のこだま号を選択。自宅から車で浜松駅まで行き、途中7/11で朝食のサンドイッチを購入して乗り込みました。各駅停車なので小田原からは08:30以降の上り東京行きの新幹線の指定席にも自由席特急券で座れる臨時措置があるらしく、小田原からは私が乗車していたS-Workの7号車も一気に満席に。そのまま品川駅へ到着しました。品川駅は朝の通勤時間帯で混雑して言いましたが、羽田空港行き京急線は、北総線内のトラブル等で遅れが出ていて、早めに出てきて正解でした。

羽田空港は、月曜日という事も有ってか久しぶりに混雑している様子を見ました。地下鉄の改札から上がってきて、B1Fから2Fの出発フロアーに上がる長いエスカレーター前には、コロナ禍以前によく見た長い乗車待ちの列が出来ていて、思わず「懐かしい」と思ったほど。で、設備が更新されたANA Suite Check-inを利用しようと探してみたところ、以前有った入口付近はぐるりと養生されて塞がれていて、その先の保安検査場Cの手前部分に新しい入口が出来ていました。中に入ると、右手にチェックインカウンターがあり、左手にスクリーニングタイプのX線検査機が2台並んで今したが、この時は1台だけ動いていて、ちょっと荷物が出てくるのを待つ行列が出来ている状態。それでも数分で通過出来たからよしとしないと。ここを通過してラウンジ側へ行くと、丁度ラウンジのエスカレーターから降りて制限区域内に出るドアの横から入るようになっていました。以前の検査場は閉鎖されていて、何か工事でもするのか分からないのですが、そのうちこちらも改修されて利用されるようになるんでしょうか。ラウンジは、そんなに混雑しておらず、手近な席を確保して一服して、メール処理などして時間を潰しました。

1) HND 09:25 - OKA 12:25 (NH995)

空港に到着した途端にANAアプリから「09:25が09:35に遅延します」と連絡があり、それでも出発ゲートは59番ゲートでラウンジからは少し離れているので早めにラウンジを出て向かいました。ゲートに着くと、丁度事前改札が始まる頃で、さらにグループ3の所には修学旅行の団体が長い列を作って並んでいる状態。このフライトは、ほぼ満席の様子です。09:10から時前改札がが始まり、3分程してグループ1の搭乗が始まり機内に入ります。機内に入り機体の履歴を調べたら、到着遅れによる遅延とアナウンスされていたけれど、この機体は前日の夜に福岡から飛来しているんですよねぇ。フライト前チェックに時間が掛かったのだろうか。結構早めに遅延になったんですよねぇ。

ドアクローズが09:33で、5分程してプッシュバック開始。その頃にセーフティビデオが流されたんですが、以前のANA社員バージョンから更新されていて、今度はポケモンが登場する新しいものに変わっていました。ピカチュー以外はキャラクターを知らないので、最初はなんだこのCGはと思って観ていました(笑)。その後RW05に向けてタキシングが始まりましたが、遅延したからでしょうかいつもよりスピードが出ていたように感じます。その後先行機の離陸待ちはありましたが、09:54には沖縄へ向けて離陸します。

修学旅行の団体さんが搭乗しているので、Wi-Fiは厳しいかなと思いましたが、そうでも無く安定してそこそこのスピードで利用出来ました。ただ、食事を頂いて暫くして知らないうちに寝落ちしていて、目が覚めたらもう九州の南を結構進んだところでした。15分程して着陸態勢に入り、沖縄本島を時計回りに回り込んでRW36Lに着陸したのが12:11。誘導路を移動して、第1滑走路を横切るときに離陸する飛行機の離陸待ちで暫く停止して、33番ゲートに入ったのは遅延前の定刻よりも少し早くて12:21でした(偉い!)。久しぶりの沖縄で、機外に出ると「寒!」という位。多分20度あるかどうくらいだろうけど、今朝の一桁台の浜松から比べたらよほど暖かいのに、沖縄という場所に来るとそれでも寒く感じる不思議。この後久しぶりに所用に出かけて時間を潰して、再び空港戻ってきました。

2) OKA 14:15 - HND 16:30 (NH468)

事前に羽田からのフライトを確認すると、定時よりも早着しているので多分遅延はないだろうとまずはラウンジに入り一服。そんなに混雑しておらず、多分2~3割位の入りじゃ無かったかな。少しまったり過ごしてから、搭乗ゲートのある32番ゲートへと向かいました。ゲート前には、このフライトでも沖縄へ修学旅行に来たと思われる多分高校生くらいの団体さんが、先生の指導の下列を作って搭乗開始を待ちます。ラウンジから到着したら、すでに事前改札のコールが始まっていて、その後ほどなくしてグループ1からの優先搭乗が始まりました。

往路の機材は機齢30年近いB777-300でしたが、復路の機材は一番新しいB787の国際線用機材の国内線利用。やはり電動シートはありがたいですし、コンセントやUSBの配置にしてもリモコンにしても、個人モニターにしても雲泥の差がありますよね。団体さんの搭乗もあってほぼ満席というアナウンスもありましたが、無事に定刻前にドアクローズとなり、その後RW36Rへ向けて移動開始。そんなに待つこと無く、羽田へ離陸したのは14:34と何となく早着が期待出来そうな出発でした。

時間帯的にお昼は外で済ませているので機内食は断り、機内Wi-Fiでネットアクセスしたり、そのうちに寝入ってしまい、何かあっと言う間にフライトも紀伊半島の先くらいまで進んでいました。早着を期待したんですが、羽田空港も混雑しているということで、到着予定時刻は定刻よりも遅れて16:40という機長アナウンス。ただFlightradar24を観ていると、三浦半島を回り込んで、そのまま真っ直ぐとA滑走路のRW34Lに進む空路に乗っているように見えて、それならそれよりも早く着陸できそうな気がします。Flightradar24の画面を見ていると、西からの国内線だけで無く、米国からのJAL機やUA機も東から進入してきていて、結構急カーブを描いて多分彼らはC滑走路のRW34Rへと向かうようです。

RW34Lに着陸したのは16:30頃で、その後はB滑走路に沿ってターミナル2へ移動するのですが、T2が見えてきたところで一旦停止。予定していた64番ゲートが開いていないので65番ゲートに変更したけれど、そちらのゲートもまだ使用機が出発していないので暫く待機するというアナウンスでさらに到着が遅れます。誘導路上で5~6分位立ち往生状態ののち、再び移動開始をして、65番ゲートに入ったのが16:49でした。16:59発の京成成田行きに乗車できると、予約していた17:34発の名古屋行きこだま号に間に合うので、急いで機外に出ると京急の改札へ向かい、何とか間に合いました。品川駅は夕方のラッシュ時間帯で、結構混雑していましたが、夕食代わりのお弁当を購入して新幹線側へ入り、無事に目的の新幹線で戻る事が出来ました。

これで国内線のフライトは年内完了の予定ですが、来週のSeattle行きの結果で万が一にも足りないとなると、無理くりまたどこに飛ばないといけなくなりますが、それは勘弁してほしいところです。