2021年12月31日

今年の十大ニュース

今年も、一年締めくくりの私的十大ニュース(2020年2019年2018年2017年2016年2015年2014年2013年2012年2011年2010年)。昨年同様今年も「コロナ禍」中心の一年でしたが、そんな中でも明るい話題も。だから、先ずは明るい話題から十大ニュースは始めたいですね。

  1. 東京オリンピック・パラリンピック、成功裏に開催
    やはり今年のトップニュースは、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催と、日本チームの躍進、そして大きなトラブル無く開催を完遂した日本としての誇りが一番のニュースかなぁ。予想以上の金銀銅メダルラッシュや、それ以外の選手の活躍は未だに記憶に新しいけれど、無観客試合が殆どの中、多くの日本国民が画面を通して応援し、熱狂したことは事実。政局的な理由から、開催前や開催中にも批判的な言動を発していた人たちも多かったけれど、その割には東京2020と同じような状況にある「北京冬季2022」に対しては何も言わないんですよねぇ。何でだろうかぁ~(笑)。元々スポーツに政治というよりも政局を絡めてきた人達に取って、日本国内の問題で無ければ興味は無いんですよね。後にも登場するけれど、結局その程度の存在と見透かされていることに気がついていないのが一番痛いところかも。
  2. 大谷選手、二刀流で活躍
    東京2020同様、多くの日本人が熱狂したのが、MLB大谷選手の活躍。日本人以外の、世界中のMLBファン注目の的になり、結果的にリーグMVPを筆頭に多くの記録や賞を獲得した事は、これまで活躍した多くの日本人MLB選手の中でもトップクラスと言って間違いないもの。個人的には、投手として10勝に届かなかったことが残念なんですが、それでも勝ち星が付かなかった試合でも味方打線の援護が無いものもあったわけで、そう言う意味ではエンゼルスというチームの問題ではあるけれど、だからこそ「二刀流」も可能だったことを考えると中々微妙。来シーズンも二刀流に挑戦するみたいですが、来年こそは「10勝50本塁打」を記録して欲しいですね。そして、その試合を観に行きたい!
  3. 新型コロナウイルス終息せず
    昨年の今頃は第三波の感染拡大が広がりつつあり、年末年始はどうなるのか不安だったわけですが、結果的にあれからさらに、G.W.付近の第四波、夏にかけての第五波とピークが発生。今は、この年末年始の第六波が心配されていますが、今の所は一年前の第三波よりは押さえられそうな雰囲気。これまでとの大きな違いは、ワクチン接種が日本国民の8割位に完了しているので、感染拡大も重症化も抑えられていることが大きいですよね。世界的に大流行したデルタ株も日本国内では何とか抑えられて、今拡大しているオミクロン株にしても、今の所は市中感染の可能性も出ているけれど、多くは海外からの濃厚接触者経由が多いようなので、何とか水際対策出来ていると言えるのでは。この年末年始での感染爆発だけは何とか回避したいですよねぇ。ただここ最近は+何十%位の増加率で増えている中、今年は2年ぶりに帰省するという人も多くて、コロナ禍以前に近いくらいの人流移動が出来そうですが、しっかりと感染対策をして感染拡大を最小限に抑えたいですね。そして、少しでも以前の生活に近づく2022年でありたいなぁ。
  4. 政権交代・野党埋没
    自民党総裁選への出馬を取り止め、事実上1年で内閣総理大臣の地位を辞した菅前総理。その後の総裁選では、岸田氏、河野氏、高市氏、野田氏の四氏が出馬し、岸田氏が悲願の総裁そして内閣総理大臣の地位に。少し遅れて、立憲民主党の枝野代表が選挙の責任を取って辞任し、泉新代表と新執行部がスタートしたけれど、こちらは野党と言う事を差し引いても話題に上らず埋没度合いが深まるばかり。その為か、岸田政権はスタート時の支持率はご祝儀相場もそれほど無く高くなかったけれど、一月経ち二月経ち珍しく支持率は上昇傾向に。別に自民党が良いとは思わないけれど、党の顔が変わればそれに応じて新しい方向性がそれなりに見えている自民党と、党の顔が変わってもやること言うこと変わらない立憲民主党の違いが、大方の期待通り表れている感じ。来年の参議院選挙で大敗したら、立憲民主党の分裂解党も有るんじゃ無いだろうか。それで真っ当な野党勢力が出来るなら良いけれど、ますますこじれた状態になりそうな気がする。
  5. 見出し詐欺・メディア不信
    知ってか知らずか、メディア記事の本文とは180度異なる印象を受けるような見出しを付けて、アクセス数稼ぎを狙っているかのような事が何度も発生。指摘されて修正しても、まだおかしい状態のままだったりして、それも含めてメディアに対しての不信感がますます募った一年だったような気がします。「不信感が募る」というよりも「存在感が希薄化している」ような印象。本来ならば、正確な情報伝達が使命であるメディアである以上、先ず自らそう言う「誤解を招く状況」を修正するべき何だけれど、一向にそう言う様子が見られないのは、やはりメディア自身が知っててやっているからなんでしょうね。「情報提供体」としてのメディアが崩壊した一年と言って良いような気がします。
  6. スマホダブル更新
    全く個人的な話ですが、これまで2台持ちしていたスマホ(iPhone 8とXperia 5)を、ほぼ同じタイミングでiPhone 13 ProとPixel 6に更新。その状況は、まだシリーズとして続いていますが、実はPixel 6のFeliCa系でここ数日怪しい挙動に遭遇しており、ちょっとPixel 6を選択した事を後悔し始めているところ。その内容は、多分新年早々に書き込むことになると思うんですが、やはりFeliCa系はSONYにすれば良かったかな、少なくとも国内メーカーにしておけば良かったかなと感じているところ。それに対して、やはりiPhoneは、というかAppleは安定しています。たまたまそう言うタイミングになってしまったということはあるんですが、異なるシステム(iPhone vs Android)の物を同時に更新する荒技は、オーバーヘッドが大きいなぁと反省。次回は、iPhone系は兎も角、Android系に関してはもう少し慎重に選択しようと心に刻みました(笑)。
  7. 断捨離断行
    浜松に戻って以来15年位放置していた荷物(開かずの段ボール箱)等、手持の品物を断捨離。取りあえず初期の目標は完了して、断捨離からのさらなる最適化を鋭意構想中。来年は、断捨離Ver.2.0をスタートさせたいけれど、多分地味ぃ~に細々整理整頓する話になりそう。断捨離後に購入した物も少し出てきて、そうなるとその置き場所に困るという新たな課題にも遭遇しているので、初期化したシステムにどう新しいシステム構築するかという、何か仕事をしているような気分にも(笑)。今の予定では、例えばHDDのデータをNASに吸い上げてHDDは処分したり、VHSビデオの映像をBlu-rayにリッピングして保存してVHSテープは廃棄するとか、手持のデジタル一眼カメラやレンズを処分して新しいミラーレスに買い換えるとか(マテ)、データ化出来る部分をまず手を付けようかなと思っています。一年掛けて、どこまで断捨離Ver.2.0が進むか。
  8. リモートワークVer. 2.0
    新型コロナウイルス対策で止むにやまれずスタートした「リモートワーク」ですが、オフィスコストの削減とか、働き方改革へ繋がるとか、新しい職場環境の設定とか、「コロナ禍後のリモートワーク」というか、「次のリモートワーク」が生まれてきた一年になったと言って良いのでは。弊社でも、年末年始にかけてオフィスのフリーアドレス化作業が進んでいて、来年もリモートワーク中心でそこから新しい仕事の仕方を模索する一年になりそう。自分はオフィスのある横浜での2年間のリモートワーク(在宅勤務)トライアル(試験的実施)から、色々な理由から実家のある浜松に戻って来年は16年目。去年から今年に掛けて、その時に購入した家電製品等が軒並み寿命を迎えて更新したり断捨離で処分したんですが、そろそろ20年近くにもなる在宅勤務(リモートワーク)がよくも続いているなぁと自分で自分に感心したりして。まぁ、会社側の理解とサポートがあるから、今のようにリモートワークが基本になる10年以上前から仕事が出来てきたわけですが、今後はまた新しいやり方とか仕組みみたいなものも考えていきたいなと思っています。
  9. 「テレビ」から「ネット」へ
    自分的には、「テレビ」を見る時間は激減して、モニターとしての「テレビ受信機」の活用度は圧倒的にYouTube視聴が占めるように。さらには、Amazonとかその他ネット配信を観る機会も増えています。テレビ視聴に関しても、リアルタイムで観ることもどんどん減っていて、視聴したい番組は一度HDDレコーダーに録画して、そこから内容によっては倍速で流したり、CMスキップしたり途中スキップしたりして、自分の興味の有るところだけつまみ食いしたり、要するに「テレビをYouTube的に視聴する」方向にどんどん進んでいます。もう「テレビ」はメディアというよりはコンテンツの一つに変わっていて、ベースはネット配信的なオンデマンドな利用形式に完全にシフトした2021年だった気がしますね。多分、それが世の中の大多数の流れなんじゃ無いだろうか。
  10. メディアロンダリング
    今に始まったことでは無いけれど、とあるメディアが嘘でも「記事」にすると、それを他社が引用することで「エンドース(裏書き)」されて事実化して行き、それを根拠に元の記事が「事実化」されるというメディアロンダリングが顕著な一年だったような。以前だと、国内メディアが取り上げると、その英語版記事が配信され、それを海外メディアの日本支社が取り上げて、それを国内メディアが「海外メディアも取り上げている」と箔付けで引用することで、いつの間にか「世界が指摘している」みたいな記事が登場するという、ある意味「自己完結型のエコシステム」が完成して居るんですよね。それがさらに国内の中でも完結するような「タイニーエコシステム」が完成して真偽不明根拠あやふやな情報が巡り回る時代になったと感じます。まさに「煙の無い所に煙を立てて、騒ぎを創る」みたいな世の中になったのが、この2021年だったような気がします。ある意味、メディアがメディアとしての矜持を捨てて、「メディア」というビジネスに変わった1年だったような気がします。
さらに十大ニュース以外で個人的に気になったニュース等も。

  1. オフィスマシン更新
    それまでのThinkPad T470sからThinkPad X13 Gen1に更新。その前は軽量薄型のThinkPad X1 Carbonだったのですが、流石にT470sはそれと比べても大きく厚くて重くて、事前に承知はしていたけれど、モバイルパソコンは「軽量化が命」を実感。画面サイズは1インチ小さくなっただけのX13は、実は200g位しか重さは違わないのですが、サイスがコンパクトになっただけやはり持ち運び時の利便性はアップしたように思います。今の所特に大きなトラブル無く動作してくれているので、来年もこの調子で元気に動いて欲しい。
  2. 〇〇ペイ生存競争
    QRコード決済、所謂「〇〇ペイ」が一気に登場して過当競争状態になり、それが早くも集約されつつあったのが今年一年と言って良いのでは。私はQRコード決済は全く使用して居ないので個人的に興味は無いのだけれど、Yahooとか楽天とかその他大手が独自の経済圏を造りつつあり、来年はそれがさらに加速するのでは。電子マネーと比較して、全体的に敷居は低いのだけれど、これだけ乱立してしまうと、最終的に2~3個位に来年は早々に終息するんじゃ無いだろうか。
  3. エネルギー問題
    自然エネルギーとか再生可能エネルギーは重要だと思うけれど、それだけで社会が動くほどの力は無いことも事実。既存の原子力や火力発電も生かしつつ、経済的にも環境的にもベストなバランスを見つけて利用することが一番だと思うけれど、どうも「再生可能エネルギー以外は認めない、原発反対、火力反対」みたいなイデオロギー闘争になっていることが最大の問題だと思う。
  4. Windows 11登場
    Mac OSに対抗して、「WindowsはWindowsから変わりません」みたいな事を言ってWindows10が登場したのは何年前だろうか。突然「Windows 11」とか出てきて社会は混乱したけれど(マテ)、どうもWindows Me、Windows Vista、Windows 8と言った「不遇なWindows」を継承しているような雰囲気を感じるリリースになっているように感じる。内容を見てみると、機能的にはWindows 10の最新FU (Future Update)とそんなに変わらないけれど、一番気になるLook-and-Feel (見た目やI/F)がMac OS風に弄られていて、それが凄く抵抗感を感じます。未だ自宅のメインPCであるデスクトップ機はWindows 11に更新していないけれど、来年度中には更新するかなぁ。まずは22H1位の更新プログラムがリリースされて、安定為てからですよね。
  5. 非接触の時代
    以前は「非接触」と言えば、電子マネー決済を指していたものですが、最近ではコロナ禍のためにエスカレーターの階数ボタンとか、自動ドアの開け閉めとか、画面などのタッチインターフェースとか、日々の生活の中にどんどん非接触の動作が入ってくる時代に。考えてみたら、ホテルのカードキーもBluetooth経由でスマホで代用出来るようになっているけれど、あれも非接触の先駆けなのかなぁ。「非接触」はそのまま「非対面」化にも繋がるので、人件費は削減できるけれど逆に人情的な繋がりとか細かなニーズの吸い上げとか、やはり功罪同居するもの。その辺りをどうやって解決していくか、「非接触での対面ビジネス」みたいな一寸矛盾した方程式の解が求められるようになるかも。
  6. 不便なレジゴー
    個人的には結構期待して利用してみたんですが、ユーザーセントリックというよりはイオンセントリックみたいな使用にガッカリ。これまで便利に日用品とか購入していたけれど、レジゴー利用終了宣言後イオンスーパーでの買い物は一度も無し。わざわざ車で20分位掛かる別のスーパーで代わりに買い物をするようになりましたが、精神的にははるかに楽ですよね。記事にも書いたけれど、便利と感じるレイヤーも多いと思うけれど、自分が利用するには不便だし回りくどいしと言う事。個人的には、家族連れ等有る程度まとめ買いする購買層以外には、返って面倒なだけなサービスだと思うけれどどうだろうか。
  7. 前澤氏宇宙へ
    言い方は卑屈だけれど(笑)、「お金があれば何でも出来る」の典型みたいな話。ご本人と、会社役員(お付きというかスタッフというか)二人分の料金、約100億円とのことだけれど、まぁこういう人が居ていろいろな利用方法とか活用方法が生まれてきて、そこから段々と市井に落ちてくる物。でも、自分が宇宙に行ける時代には、一寸間に合いそうも無いのが残念。次はスペースXのロケットで、月へ向かうことになる前澤氏ですが、良い意味で日本の宇宙ビジネスを牽引する形になれば嬉しいけれど。
  8. Xリーグ2021
    今シーズンまでは、X1 Super 8チームがリーグ戦を行い、上位4チームが今シーズンから社会人選手権決勝となるライスボウルへのトーナメント進出というフォーマットでしたが、来シーズンからはX1 Superが12チームに拡大し、6チーム毎の2ブロックに分かれてリーグ戦を開催するところまでは決まっています。ブロック内リーグ戦5試合はするとして、後例えばインターリーグ(別ブロックのチームとの対戦)があるのか、5試合でブロック内順位を決定して、そこからトーナメント戦みたいな事をやるのか、詳細は今の所不明。ただ決まっているのは、それぞれのブロック内で優勝チームを決めて、その優勝チーム同士の対戦を、3日のライスボウルで「社会人選手権」として開催するというもの。現行のシステムが始まったのが、2019年で2020年はコロナ禍で短縮されたから、2019年と2021年の2回で終わることになるんですが、新しいシステムはこれまで以上の魅力を伝える事が出来るようになるんだろうか。2022年は日本のフットボール界にとって、新しい一歩になる一年になって欲しいです。
2022年はどんな一年になるのか。少なくとも、コロナ禍は「終息した」と言える一年になって欲しいですよねぇ。今の所、日本は世界的に見てもかなり優秀に対応して陽性者数等も少ないけれど、これからどうなるかは神のみぞ知るところ。日本人は「ファクターX」を多く持つから感染拡大が抑えられていると言われているけれど、その「ファクターX」を好む変異コロナ株が誕生する可能性もあるわけですからね。これから流行が予想されるオミクロン株は、感染強度は強いけれど、その後の重症化などはデルタ株よりは低いといわれているから、感染拡大を防ぐことが出来れば重症化も減るという事。やはり、基本的な「マスク、手洗い、三密回避」をどれだけ真面目にしっかり励行できるかで、明日の日本が決まりそうな感じですね。日本人や、日本で生活している人たちを信じて、より良い一年になって欲しいし、そうしたいですね。2022年がさらに良き年となるように...

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