2013年3月31日

NRT-BKK-SIN-NRT (5) - いよいよ出発

さて出発当日の朝。横浜駅周辺で軽くお昼を食べて、横浜駅から成田エクスプレス(N'EX)で空港へ向かいます。久しぶりに携帯から「駅ネット」にアクセスして、N'EXの指定を取ろうとしたら、やり方を忘れていてちょっと苦労しました。

何時もなら、社内でビールなんぞを明けたりするわけですが、今回は空港で義妹と姪っ子をピックアップしてエスコートしないといけないので、暫く我慢。と言うか、花粉症の薬が変に効いたのか、妙に眠くなってしまい、自分としては珍しくN'EXの中では寝ながらの空港到着となりました。

空港に到着して、まずは先日VISAの空港宅配サービスを利用して送ってあったキャリーバッグの受け取りのため、第一ターミナル南ウィングの外れまで移動。JAL ABCで荷物を受け取り、前日宿泊した着替えなどを詰め替えて、機内持ち込みのデイパックの中も整理します。暫くして、義妹と姪と合流し、最初に邪魔なスーツケース類をチェックインして預けましょうとカウンターに向かうと、入り口で多分ANAのGSの女性が、「タイ航空のカウンターは15:00からオープンです(この時14:30)」と一言。出発時刻が17:30だから3時間前の14:30ならOKだろうと思っていたのにガッカリ。仕方が無いので、スーツケース類を引きながら、姪っ子に空港の中を案内して時間を潰しました。

この姪っ子、父親の仕事の都合で生まれたのがカナダ。ですから、カナダから日本に帰国したのが人生初めてのフライト経験な訳ですが、そんな0歳児の記憶などあるわけもなく、本人としては今回の旅行が初めての海外旅行で初めての飛行機体験。だから非常に楽しみにしていたらしいので、伯父さんとしてもその期待を裏切らないように努力しないと(笑)。

15:00を過ぎたので、再びチェックインカウンターに向かうと、すでに何人か並んでいて、10分位待ち時間が掛かりました。やっと順番になりチェックインをする時に驚いたのが、今回はたまたまスケジュール優先で選択したフライトがタイ国際航空のA380のフライトにあたったんですが、そのA380の1F/2Fの座席表を見せて、「お客様のお席は2Fのこちらになりますがよろしいでしょうか」と、わざわざ確認したこと。多分、席の数も多いし、コンフィグも複雑だから、混乱する人が居るんだろうな。今回は、義妹と姪が並んで座れるように、スタッガードシートの真ん中くっついた席を指定し、私はその並びの窓際に座ることにしました。まぁ、本人達はどこでも良い感じでしたが...

身軽になったところで、セキュリティチェックを抜け、出国審査を抜けて、制限エリア内に入ります。ここで、現在単身赴任中の父親からのリクエストで、免税品のアルコールとタバコを購入。タイに関しては、タバコの規制が厳しいとの事で、今回私と義妹分2カートンを購入しましたが、わざわざ別わけできるように免税店の袋を入れてくれました。あとはする事も無いというので、じゃぁ搭乗ゲートの46番ゲートにも近いのでANAのラウンドで待つことに。中に入って、飲み物とか軽食を取っていると、何か二人で本を開いて話をしているので、バンコクのガイドブックでも見ているのかと思ったら、英語の参考書でした(笑)。まぁ本来なら誉めてやるんだろうけど、折角の旅行の時くらい勉強の事は忘れても良いのに。(続く...)

InterContinental Yokohama Grand

翌日からのタイ/シンガポール旅行のため、仕事終わりに宿泊。昨年の9月に宿泊して以来だから、結構久しぶりです。ただ、今回はプチトラブルがいろいろ。

金曜日の夜にチェックインすると、カウンターが結構混雑していて、しかもチェックインの時に予約したレートとは別のレートで最初処理されそうになったり...

で、部屋でPCを開いてちょっと仕事を片付けた後、館内の某所へ夕食を摂りに出かけたんですが、先客に夫婦二組4人が並んで座ってたんですが、この4人の話越えが五月蠅いこと五月蠅いこと。それまではこの4人だけだったんですが、まぁ私が入ったから少しは静かになるかと思ったら、全然そうならない。もうね、最初のビール1杯飲んだだけで帰ろうかと思ったくらい。それでも、久しぶりに美味しいものをと思って頼んだ料理も、なんか今ひとつだったし。

今年は、後1滞在するとAmbassador特典のポイントが入るので、それが入ったら打ち止めにしようかなと真面目に考えています。リワードプログラムが新しくなるんだけど、よほど魅力的な内容にならないとね。ANA系列のホテルはいいんだけどなぁ...

2013年3月29日

iPadがつくバッグ

バリューイノベーションが発売する「iPadがつくバッグ」。iPadに限らず、出かける時にいろいろ小物を持ち歩くんだけど、鞄のかなに入れておくと中々見つからなかったり、取り出しにくかったりします。iPad位の大きさになるとそう言うことも無いんだけど、逆に取り出しにくい事も(あと、入れにくいことも)。それでもiPadなんて、一日に何度も使いたいわけで、そうなるとこういうアイデアは良いですね。少し心配なのは、何かにぶつかって剥がれないかと言うことだけど。

で、このメーカー、結構いろいろと面白い商品を開発していて、例えばメモ用紙を折りたたんで回しながら使うメモ帳なんて、ちょっとやられたなという感じ。今はデジタル化がどんどん進んでいるわけですが、そこに「人間」が絡んでくると、どうしたってアナログ的な要素が入らないと、人間にとって「快適」なものにはなりません。その、アナログとデジタルの融合とまで行かなくても、協業とか組合せレベルでもいいので、工夫してみると新しいアイデア、機能、提案が出来そう。

ANA+スターバックス

スターバックスがANAマイルカードの提携店になったので、マイルをスタバのポイント(カードの金額)に移行できるようになるとのこと。UAな自分にとっては余り関係無いけれど、一応ANAの口座も持っているからちょっと気になるニュース。でもなぁ、こういう面倒なの、嫌いなんだよなぁ(笑)。で、ライバルJALはAmazonと同様のサービスを開始しているんですね。

航空業界は、昔からコンピューター化が進んでいる業界の1つだと思うけれど、e-TicketやらANAならSkip!サービスとか、デジタル化が進んでいますが、そう言うインフラを利用して、こういったビジネスの裾野を広げていくことは、これからも進むんでしょうね。そうなると、Suicaとかも含めて、基盤を持っている会社・業界は強いだろうなぁ。

ANAでタリーズな人はどうするんだろうか(笑)。

DeNAの音楽配信サービスGroovy

 DeNAが始める、スマホ向け音楽プレーヤーアプリ「Groovy」。で、売りの1つがSNS機能によるファン同士のコミュニケーションが出来るみたいですが、それってどうだろうか。個人で静かに好きな曲を聴きたいことも多いんじゃ無いだろうか。いゃ、これからの時代、情報共有とか集合知みたいなものが重要だとは思うけれど、だからこそ「個」の時間を得られる携帯デバイスとの時間も重要になる気がするんですけどね。

2013年3月28日

坊主丸儲け

朝鮮総連本部の競売で、鹿児島のお寺が45億円余りで落札したというニュース。その背景には、いろいろグレーな部分もあるようだけど、素朴な印象として、ほんと寺社ってお金あるのね。いわゆる「坊主丸儲け」そのまんまじゃん。例えば、寺社の補修だとか、何十年に一回の何かの儀式のためにお金を貯めておくというならまだ分からないでも無いけれど、正直余り関係無さそうなこんな競売に何でこんなに多賀のお金を出すのか。逆に、何か関係あるからここまでしている、としか思えないですよね。

「宗教」というのは、政治体制とか思想とか、あるいは人種や地域を超えたもう一つ別の共通項であり、だから意味があるとは思うけれど、何かこの唐突な高額の落札額に、本来宗教の世界には無いはずの凄く俗世間的な匂いを感じてしまう。

SPGメンバーカード

SPGから何やらDMが到着。なんだろうと思ったら、来年3月までのSPG Platinumメンバーカードが送られてきました。でも、先日Hilton HHORNORS VISA Platinum Cardを申し込んで、暫くしたらやはりSPGのメンバーカードが送られてきたんですよね。で、前回と今回のカードの違いを見てみたんですが、デザインなどの券面は一緒。でも、よくよく見たら、先に送られてきたカードの会員有効期限が「March 2015」なのに対して、昨日届いたカードは「March 2014」となっている。もしかして、有効期限を印刷ミスして送り直してたんだろうか。でも、封筒の中にはいつもの特典説明の小冊子が入っているだけで、特にエラッタ情報等の差し込みは無し。取りあえず、最初に来た方のカードを優先しようとは思うんですが、これもよくよく考えたら入会したのが今年の初めだから、有効期限1年としても2014年の3月までがただしそうです。何故に、2015年迄になっているのか、よく分からない...

ただ、SPG系のメンバーカードに関して言えば、最近では以前のようにカードを持ち歩いたり予約記録を印刷して持ち歩く事は無くなり、全部iPhone 4SのSPGアプリとPassbookで代用しています。他のFSP、PCR、GP、HHORNORSもiPhoneアプリがあるので、そっちで予約確認などはするようにしていますが、このSPGのアプリが一番出来が良い気がします。まだ実際にフロントで使ったことは無いけれど、Passbookのチケット機能と連動しているのもポイント高いし。だからというわけじゃ無いだろうけど、SPGはFSPのGOLDレベル以下の会員へはメンバーカードは配布しないで、オンラインやアプレットで代用するようになるとか。個人的には、今のモバイルデバイスの状況等を考えると、それが正解かなという気はしますねえ。ただ、複数のチェーンにまたがる場合、1つ1つ個別に管理するのは大変なので、横断的に管理できるアプリがあると嬉しいんだけど。同様に、FFP系メンバー管理も、スタアラならスタアラで横断的に管理できて、詳細画面とか出すと自分のメインFFP(例えばUA MP)の画面になるようなアプリがあると、予約するにしても、スタアラで通して旅行するにしても便利なんだけどな。

それなら自分で作ればと言う話はあるけれど、もうそんな歳じゃ無いし...


IHG Rewards Club

InterContinentalからのDMで、InterContinental系FSPのPriorityClub Rewardsが10周年を記念して「IHG Rewards Club」に名称変更して、その内容も変わるというお知らせ。今年からルール変更があり、ボーナスポイントが翌年の会員資格獲得に反映できなくなったので、今年は宿泊する予定は全くなかったのですが、7月に詳細が分かったら少し変更してみようかしら。で、気になるのが2番目に書かれている「Fast track to Elite status」というところ。どうもIHGのホテルブランドのうち、複数のブランドに宿泊すると何か会員資格獲得の特典が付帯されるみたい。あと、他のFSP同様、やっとInternetが無料で使えるようになりますね。それと、SPG同様に特典宿泊も会員資格獲得にカウントされるようになるのも好感持てます。

今年のルール変更で、これまで10滞在くらいすればボーナスポイントも合わせてPlatinum 獲得出来ていたのが、ベースポイントだけになるととてもそんなものじゃ収まらないので、今年限りと諦めていたのですが、内容次第では考え直しても良いかも。仕事関係、国内滞在では、結構InterContinental系って自分には使い勝手が良いんですよね。それに、ANA系も含まれるので全国的にも、あちこちあるし。国内旅行・滞在時に使うチェーンの中では、一番いいかもしれません。

ところで、新しいメンバーカードのデザインも掲載されているんですが、うーん、今のデザインの方がシンプルでいいなぁ...

2013年3月26日

増える休み

会社の就業規則が変わり、休みが増える事に。これまでは、土日は休みで、日曜日が祝日と重なれば国民の祝日として月曜日に振り返られましたが、土曜日の場合はそれはなし。それが4月1日からの新年度では、土曜日が祝日と重なった場合には、それが前日の金曜日とかに振替休日になり、実質休みが増えます。さらに、特別休暇かが2日増えて、これはG.W.の飛び石連休を連休化するためのものらしく、今年は4月30日(火)と5月2日(木)が休日になるとのこと。5月1日は創立記念日で休みだから、この週は一週間まるまる休みになります。すでに有休取得を30日と2日に入れているけれど、早速キャンセルしないと。

これ、2年前に事業統合した某社の就業規則に合わせたもので、休みが増えるなら何でもっと速く実施してくれなかったのかと小一時間(笑)。しかし良いことばかりでは無く、同じ理由から一日の就業時間が少し長くなる改訂も4月1日から適用されるため、これまでよりも少し長く仕事をしないと。最も自分は、裁量労働制になっているので、長くなろうが短くなろうが関係無いと言えば関係無いのだけれど。

さて、戻ってきた有休2日分、どこで取ろうか。まだまだ今年の休みも残っているので、はりきって消化しないと。そして、日本経済の活性化に少しでも貢献しないと(をぃ)。

桃色の桃

色目に乏しい自宅の庭木の中で、唯一春の華やかさ穏やかさ柔らかさを感じさせてくれる、玄関横の「しだれ桃」。実は、つい最近まで「梅」だと思っていました(笑)。でも、既に全国的に桜が満開になりつつあるのに、まだ梅がこんな程度では無いだろうと両親に確認したら、「あれは『桃』だ」とあっさり言われてしまいました orz

今年は暖かい日が3月の始め頃から始まり、桜も既に満開のピークが過ぎつつあるくらい何ですが、やはり春色=桃色という印象は何年たっても変わりませんね。桜の薄ピンク色も風情があって良いんですが、少し濃いめのこの位桃色の方が、春に向かっての生き生きさみたいなものを感じます。今朝は少し冷え込んでいるけれど、そろそろ「暖かい」から「暑い」という日が多くなっていくんですね。もう春です。

数字のレトリック

昨日、朝日新聞に掲載されていた記事、「電力9社、原発維持に1兆2千億円 12年度稼働は2基」。これだけ巨額のお金が、動いていない原発のために消費されている、という事を言いたいんだろうけど、でもちょっとまてよ、と。

公開されている部分の記事を読む限りでは、多分記者の意図としては、発電していない原発に対して1兆2千億ものコストが掛かるなんて、なんて無駄な物だ、と言うようなことを言いたいのだろうと想像されます。でも、今福島第一でまさに作業しているように、仮に発電していない原発であっても、その維持に発電時と同程度のコストが掛かるのは分かっていることで、だからこそ日本以外の原発では出来るだけ長く連続運転しようとしているわけですよね。日本の場合は、原発で何かトラブルが発生する度に原発の定期点検の期間を入れているので、今は確か一年くらいで停止して定期点検期間に入るわけですが、止まっていても維持費が掛かるから本当は出来るだけ定常運転をする方が良いことは以前から分かっていたこと。

それに、記事の中で「1兆2千億円」と書いているのに、掲載されている表には7900億円余りしか掲載されていないし、日本原電への発電量支払いにしても、半年で757億円とのことなので年間では約1500億円。これを足しても、まだ1兆円に届きません。どう言う計算をしているのだろうか。仮に、非公開(有料ページ)部分にその説明があったとしても、そこにアクセスする人は限定されるわけだから、公開部分のみを見た人には理解出来ない情報が提供されていることになるわけで、それってメディアとして正しい姿勢なのと聞きたくなります。

で、「原発はいったんつくると巨額の維持費がかかるためで、これらは電気料金に上乗せされて家庭や企業が負担している。」と言っているんですが、それって金額の多少はあってもどの設備も同じなわけで、例えば火力発電ではどれだけの維持費が掛かるのか、そういう部分だって比較しないと評価できません。それに、じゃあこれまで運転していた時には、どれだけの利益が生まれていたのか、ということも比較しないと本当に発電方法として適切なのかという評価は出来ませんよね。今だって、LNGのコスト高で年間3兆円近い赤字になっていると言われているけれど、原発が稼働していたらそれが無かったのならば、そこはコストと利益のトレードオフを考える必要もあるでしょう。

こちらのデータでは平成22年3月の国内電力会社の売上高(約16兆円)が示されていますが、これは震災前の値なので大体25%位は原発が使用されているので、約4兆円は原発の電気になります。それに対して、維持費が1兆2千億円、その他経費(燃料費等)がどの程度掛かるかにも寄るけれど、仮に合計で2兆円としても半分は利益を生んでいて、その分他の負債に回っているとしたら、そのメリットも考えるべきでしょう。実際問題、今再生エネルギーの買取制度が実施されているけれど、あれだつて「電気料金に上乗せされて課程や企業が負担している」お金なわけです。いゃ、再生エネルギーは余剰電力を売電しているから違うと言われるかもしれないけれど、それなら電気料金の単価以上の部分はどう解釈すれば良いんだろうか。それって、やっぱり「負担」しているわけだし。普及のためというのならば、その家庭に対しての補助金とか税制優遇とか、そう言う形でサポートすべきで、全国一律に負担というのは未だに納得できない。

この記事のデータは「決算を朝日新聞が調べた」そうですけど、何となく自分達の都合のよう部分だけをつまみ食いしたというよりも、単に大きな数字を積み上げて脅しているようにしか見えない記事ですよね。何かを伝えようという文章では無く、どこかに誘導しようとしている文章に感じます。

2013年3月25日

日本の文房具

BPnetに掲載されていた、中国での文房具に関わる話。読んでいて何となくデジャヴのように思い出されたのが、自分が初めてアメリカに出張で行った25年くらい前のこと。初めての出張の時は、当時の先輩社員にいろいろ出張のKnow-Howを聞き回って居たんですが、その中で異口同音に言われたのが、「ノートと3Mのポストイットは死ぬほどあるけど、それ以外は全部持参した方が良い」ということ。「ボールペンとか、ハサミとか無いんですか」と聞くと「あるけど使えない」という返事。で、実際に出張してみて、よぉーーーーく分かりました。

ボールペンはあるけれど、直ぐに液だれしたりして使えなくなる。ハサミはあるけれど、日本で言うところの裁縫ばさみみたいな大きて重いものしかなくて、片手で簡単に細かく操作出来る軽くて小型のハサミは無し。ホチキス(ステープラー)もあるけれど、書類を閉じるような大型の物ばかりで日本の用紙を数枚閉じるような小型の物は無し。当然、それに使う針も無し。豊富にあると言われたノートにしても、日本の物のように糸綴じ・糊綴じしたものでは無くて、ほとんどがらせんのぐるぐる巻いた針金で綴じてある物。これ、左側のページに書く時に右手に針金部分が当たって凄く使いづらい。それに、髪質も悪くてゴワゴワしているし。ポストイットにしても、メモ帳くらいある大判の物は幾らでもあるんだけど、付箋に使えるような細い小さなサイズの物は無いんですよね。仕方が無いからカッターで細く切って使いました。

まぁ、最近では品質や使い勝手も向上してきたけれど、それ以上に日本の文具の品質ってアップしてますからね。一時、小さなケースにハサミからホチキスからいろいろな文具をコンパクトにまとめた物が流行って、私も出張に持参したことがありますが、それをアメリカ人の前なんかで見せよう物なら、もう「欲しい・欲しい」の大合唱。頼まれて、出張前に東急ハンズで買って行ってお土産にしたこともあったけれど、今も日本の文房具っていうのは、ちょっと真面目な部類のお土産としては人気ですよね。

勿論、価格的には結構高価な部類に入る物も多いけれど。個人的にちょっと侮れないなと思ったのが、良くホテルの部屋に置かれているBICの安いボールペン(多分10本で100円とか)。あれ、ボールペンの先が少し太字でしかもソフトな書き味で、個人的には凄く気に入っている物です。価格的にもデザイン的にも機能的にも、日本の「軽薄短小」製品の反対側にあるような商品だけど、気にせずに使える「汎用文房具」としてはある意味頂点にある商品じゃ無いかと思うんですよね。で、そう言う棲み分けというか商品の分類って、何も文房具の世界だけで無く、どんな商品分野にもあるわけで、その中で長く日本は「軽薄短小・高機能高付加価値」の分野でトップに居たわけです。でも、最近では製造技術が機械化されて、必要な製造装置が入手出来れば何処でも誰でもそれなりの物は作れるようになってきたから、そうなると「世界の工場」である中国の独壇場になりますからね。日本としても、さらに高付加価値の製品にシフトしていくのか、あるいは廉価モデルだけどそれなりの付加価値と魅力的な価格設定の商品開発に向かうのか、凄く厳しい場面だと思います。

文房具の中にも、勿論何万円もするような高級な製品もあるけれど、生前が数百円程度の価格帯の商品ばかり。そう言う中で、機能とデザインと価格を磨いていける日本の文房具業界が元気なうちは、まだまだ日本の製造業も捨てたもんじゃないと言えるんじゃ無いでしょうか。一度、テレビ東京の「和風総本家」で特集して欲しいですね。

NRT-BKK-SIN-NRT (4) - 直前準備

いよいよ四日後に迫ってきた「義妹と姪っ子を連れての、単身赴任超の父を訪ねて三千里」の旅。金曜日の夕方に成田から出るので、有休を取っている金曜日のお昼頃にゆっくりと浜松から出かければいいやと思っていたら、前日木曜日と金曜日に急遽仕事が入ってしまいました。流石に、自分一人の旅では無いので金曜日はそのまま有休取得をさせて貰い、でも木曜日は出社しないといけなくなってしまいました。金曜日は朝、ゆっくり出られるので、木曜日を日帰り出社にして夜浜松に戻り、金曜日に出直すか、そのまま木曜日も都内に宿泊して金曜日に出かけるか、さてどうしようか。

取りあえず木曜日に宿泊することを前提にホテルを探し始めたんですが、何かイベントがあるのか結構うまっています。同じ横浜でも、横浜駅前のシェラトンはもう高いレートしか残っていないけれど、インターコンチは当日キャンセル可能な安いレートが残っていたので、こちらを押さえたんですが。勿論、わざわざ夜遅く浜松に戻り、翌日はお昼前と多少の余裕はあるけれど再び都内経由で成田まで行くのは結構大変。しかも、キャリーバッグを持ってですから。予め木曜日に旅行の荷物ごと移動してホテルに預けて置いて、そのまま翌日成田に出かけようかと最初は計画したんですが、どうも天気予報を見ると木曜日は雨の予報。そんな中、キャリーバッグを引いて移動したくないし... そこで、予めキャリーバッグは空港に宅配サービスで送っておいて、当日はどちらのパターンでも身軽に移動出来るようにしておくことに。

現在所持しているAmex、VISA、どちらでも自宅から空港への宅配サービスを提供していますが、Amexは出発日の7日前までの申込が必要。すでに7日を切っているので4日前まで申込可能なVISAの窓口に電話して引き取りを依頼しましたが、金曜日出発なのに直前だったので火曜日の集配になってしまいました。どちらも、JAL ABCへの委託サービスなんですが、本家のJAL ABCは前日の集配も可能なんですよね。多分、JAL ABCに直接申込する顧客を優先するために、カード会社経由の申込は後回しにされるんだろうな。まあ1回2,000円位のサービスを無料で受けることが出来るんだから、贅沢言っちゃいけませんね。

何れの場合でも荷物は先送りしておくことにしたので、昨日は荷造りでちょっとドタバタしました。それでも、今回の訪問地であるバンコクにしてもシンガポールにしても、天候は同じで暑い気候ですから、衣類はそれほどいろいろ持っていく必要も無いし、そう言う意味ではコンパクトにまとまって楽です。今回の旅行パターンは、会社に出てから出発し、来週帰国した翌日にはまた出社してから帰宅するというパターンになります。となると、来週出社する時の衣類をどうしようか悩んだんですが、今週着ていくものを途中でクリーニングに出して着回せばいいやと妥協。まぁ、別にオシャレする必要も無いし。キャリーバッグは空港でチェックインするので、シェービングジェルとかも予め入れておき、頭の中で滞在中の生活をシミュレーションして取りあえず必要なものを詰め込みました。でも、その後に機内持ち込みする予定のパソコンとかデジタルデバイス系のものを試しに揃えはじめたら、デジカメの充電器とかはキャリーバッグに入れておいた方がいいよなとか、いろいろと細かな修正点は見つかりましたけど。

そうそう、今使っているPathfinderのキャリーバッグには、もともとTSA対応のワイヤーロックが付属して使っていたんですが、去年のBoston旅行の時にどうも検査したUSの係員がミスったらしく無くなっていました。そのうち購入しようと思っていてキャリーバッグを使う機会が無かったのですっかり忘れていたけれど、流石に鍵無しで東南アジア方面の旅行で預けるのは不安なのでTSA対応ワイヤーロックをAmazon経由で購入しました。でも後で気がついたけれど、成田空港でも購入出来るんだよなぁ。焦ってオーダーする必要なかったと。さて、忘れないうちに旅程表とかホテルの予約票とか、英文で印刷しておかないと。後、何か忘れ物無いだろうなぁ... 自分の旅行なら、それで失敗しても我慢できるけれど、何せ今回は義妹と姪っ子、特に姪っ子が春休み最大のイベントで楽しみにしているので、彼女の期待だけは裏切らないようにしないと。伯父さんは大変です。(続く...)

2013年3月23日

二刀流? 二足の草鞋? 二股?

日本ハムに入団した期待のルーキー、大谷選手が、待望の「二刀流デビュー」したとのことなんだけど、ちょっと変な言い方じゃ無いかと天の邪鬼な自分は感じてしまうわけです。彼の場合、投手とバッターという、プロ野球ならやらないような2つのポジション・役割をするから「二刀流」と言われたわけだけど、仮に投手で二刀流と言えば、右投げ・左投げどちらも出来るスイッチピッチャーとか、オーバーハンドとサイドスロー見たいな、投球フォームの使い分けみたいな印象ではないのか? あるいは、バッターだったら右打ち、左打ちのスイッチヒッターとか。役割としての、投手とバッター両方で大成すると言う事なら、二足の草鞋を履くと言う方が何となくしっくりくるような。最も、「二足の草鞋」には否定的な意味もあるし、語感も今ひとつなのもあるけれど。ましてや「二股」なんて言っちゃったら(以下自粛)。

でも、彼のやりたい事って何なんでしょうね。本当ピッチャーもバッターもやりたければ、DH制の無いセリーグの方がチャンスはあると思うんだけど。まぁ、セリーグだとそういう機会はあっても、実際はピッチャーなりバッターなりに固定される可能性も高いとは思うけれど。一番怖いのは、そうやってどっち付かずになることですしね。でも、高校野球とか大学野球ならまだしも、流石にプロ野球のレベルになると早々どちらもと言うわけには行かないと思うんですよね。そんな中で、まだ若いとは言え二兎追うのはどうなんだろう。例えば、自分が高校までやって来た陸上競技では、いろいろな種目があるので、結構複数の種目に参加していました。100m/200mと似たような種目の場合もあるし、例えば競技のトレーニングも兼ねて、走り幅跳びと110mハードルなんてことをやったり。あるいは、最近話題の武井壮のような10種競技なんて言う、実際にやったら気が狂いそうになる競技もあるわけですが。

人手・メンバー不足の場合を除けば、フットボールなんて分業制スポーツの最たるものだから、中々掛け持ちとか二刀流の選手って見ません。人の役割には、プロフェッショナルとジェネラリストの大きく分けて二種類あって、特にレベルの高い選手はプロフェッショナルの極みを目指すものだと思います。そう言う意味で、大谷選手が仮に二刀流で成功して、ピッチャーとして80、バッターとしても80という平均以上の「トップ選手」としての成績を残したとしても、やはりプロ選手としてならば、ピッチャーとしてあるいはバッターとして100と言う成績を残して「トップになる」事の方が意味があるんじゃ無いでしょうねぇ。

何故か隣はいつも空席

毎度お馴染み、「金曜日の新幹線シリーズ」。朝、いつものように自宅を出た瞬間に感じたのが「暖かい」事。この日は朝の時点で気温は10度以上あったんじゃ無いだろうか。ブルゾンを着て外に出ましたが、少し歩くともう汗がうっすらと出てくる始末で、ブルゾンは無くても良いかもと正直感じたほど。

何時ものように、浜松駅構内のスタバで朝食を調達して、何時ものようにホームに上がるんですが、世の中はというか学校はもう春休みなんですね。家族連れの多いこと。実は、改札に入る直前にシートマップを見たら、隣の席が埋まっていたので、慌てて空いていた別の席に変更して入ったんですが、この様子では駄目かなと諦めていました。でも、車内に入ると私の席と前後の席も含めて通路側の席は空席のまま。社内は静岡で一気に満席に近い状態になったんですが、団体さん・グループが多くてまとまった席を取ったからでしょうか、逆に1つだけ空いている席は埋まらなかったみたい。隣の席は空席でゆっくり出来たし、富士山も綺麗に見えてちょっと余裕の朝でした。

で、帰りも金曜日の夜と言う事で何時も混雑しているところに、春休みと言うことなのか家族連れで一杯。流石に復路は隣が埋まることを覚悟したんですが、私が新横浜から乗車したら丁度私が座る2列席はどちらも空席のまま。何時ものように窓際に入り、隣に誰か来るだろう事を予想していたんですが、結局誰も座らないまま新横浜を出発。次の停車駅の三島からかなと思ったら、それも無い。じゃぁ静岡からか? と思ったけれど、静岡ではほとんどの人が下車するので、返って空席が増えるばかり。結局、社内はかなり混雑していたものの、往路も復路もゆっくり移動することが出来ました。本当にささやかだけど、新幹線移動時の小さな幸せ、でしょうか。

交通系ICカード相互利用開始

3月は、期末、年度末ということで、いろいろと切り替わりとか変更が多いものですが、鉄道・私鉄関係でも先週からいろいろな変更が発生。まずはJRのダイヤ改正があり、これまで浜松発で利用していた新幹線の発車時刻が1分遅くなったのだけれど、新横浜到着は変わらないので少し早くなりました。で、翌日には東急渋谷駅の大移動が有り、さらに東武、西武、有楽町線、東急、みなとみらい線の相互運用が始まり埼玉から東京・神奈川が縦に繋がる大動脈が誕生。さらに、今朝まで知らなかったんですが、小田急も代々木上原-梅ヶ丘の地下化が今日実施されるんですね。あの、ごちゃごちゃした下北沢駅が地下化されるのは、すっきりして良いけれど、交差する京王線との乗換は小田急が地下に潜る分時間が掛かるようになって、それはちょっと問題かも。渋谷駅でも、東急がJRの横から道を挟んだヒカリエの地下5Fにまで潜って乗換が大変になったけれど、何事も便利100%というわけには行きませんね。

物理的な移動だけで無く、今日からは交通系電子マネーの相互利用が始まり、JR各社のICカードと、全国の私鉄大手のICカード10種類が相互に利用可能になり、かつPiTaPa以外の9種類のカードでは電子マネーでの買い物も可能に。以前、関西地区に行った時に、JR系だとSuica/ICOCAで相互利用出来たのに、PiTaPaは利用出来なくてす個へ玖不便な思いをしたけれど、今後はそう言う心配も無く携帯/スマホでタッチするだけで良くなりますから便利になりますよね。ほんと、慣れない場所で券売機を探すのも大変だし。ただ、昨日たまたま浜松駅でこの相互利用サービス開始のポスターを見ていて気がついたんですが、ICカードを跨いでの利用は出来ないっていうのは残念。これ、これまでもそうだったのだろうか、それとも今回の統合の副作用? もし降車の理由だとすると残念だなぁ... 自分なんかは、実質そういう区間を跨いでの利用は先ず無いだろうから良いけれど、丁度その境界線付近に住んでいる人なんて、どうするんだろうか。技術的な理由なのか、営業的な理由なのか分からないけれど、日本国中で共通に利用出来るのがベスト何だけどなぁ。是非、将来的には対応して欲しいですよね。どの場所から日本に入国しても、その地域のICカードを購入すれば日本全国そのカードで移動も出来るし買い物も出来るなんて言うサービスは、多分世界中どこにも無いんじゃ無いだろうか。

今回の統一で終わりじゃ無くて、さらに便利なサービス提供を目指して欲しいですね。で、遠鉄も参加して欲しいなぁ。静鉄は使えるようになるんだから。それだけが不満。

2013年3月22日

黄金の錬金術師

古代から「金」という金属の存在は人間にとって特別な物であったわけで、だからこそ何とかしてその「金」を創造しようと「錬金術」が中世に発達して、結果的に金を作る事は出来なかったけれど、様々な科学技術発展の基礎にはなったんですよね。で、その「金」をもしかしたら人工的に作る事が出来るかもしれないという記事。想像を絶するような、膨大な圧力が瞬時に掛かることで、一瞬で金が生成されるというのは、何となく納得できるような気もするし、不思議な気もします。よくある話は、例えばダイヤモンド等は凄い圧力で炭素が圧縮されて、それに熱が加わって出来る事が分かっていますが、この錬金術の場合は、圧力が掛かって居るけれどそれが地震で一瞬に消えることで、液体が気化して金が生まれるという、ちょっと人工的に作ろうとすると大変そう。創造したのが、ポン菓子を作るところなんだけど、圧力はあんな物じゃ無いだろうし(笑)。

また、南鳥島周辺の海底泥からは、何百年分ものレアアースの可能性が発券されていて、これらも多分地球の内部深くで熱と圧力で形成された物が、地表に出てきた物だろうけれど、地球程度の大きさの星の中でもこれだけのことが起こるのだから、例えば太陽とか木星とか、そう言う規模の星の中では一体何がどうなっているやら。

自然の偉大さと神秘を感じるけれど、こうやってその謎を少しずつだけど解き明かし、利用出来る切っ掛けを見つける人間の科学技術も、結構侮れません。

NRT-MCO-ORD-NRT (2) - ホテル手配

G.W.出発予定の、こちらの旅程もホテル手配。一番の訪問先のWalt Disney Worldですけど、やっぱり前回予約まで入れて直前でキャンセルしたDolphinにしてみました。この季節になると、だんだん暑くなってきて、実はFloridaの滞在者は減っていくシーズンになります。ですから、ホテル関係もこの頃から安くなるんだけど、流石にWDW付近は強気の設定。レンタカー借りようかとも思ったんですが、正直なところWDW以外に行くことは無さそうだし、返って面倒くさそうと言うことで、取りあえず前回同様のDolphinに予約を入れました。ただし、前回は有償宿泊だったけれど、今回はSPG特典のポイント利用で。オフシーズンに入るからなのか、カテゴリー4で10,000ポイント/日で取れるんですよね。有償だと税金とか合わせてUS$250位には安くてもなるので、それならポイントでいいかと決定。

で、復路でS/OするChicagoは、先にも書いたように、空港直結のHiltonに決定。翌日、IAD経由で日本に戻る時のORD出発が朝の8:00なので、やはりDowntownからMRTで空港まで移動するよりは、そのまま地下通路を通って行ける方が安心ですし。それに、到着日の予定では、お昼前にORDに到着するので、チェックイン出来なくてもそのまま荷物を預けてDowntownに出かけられますしね。まぁ、空港直結のホテルと言う事で、もう明け方からチェックアウトする人も多いところですから、お昼頃なら多分部屋の準備は大丈夫でしょう(と、思うことに)。アクセスの便が良いというのもあるんですが、本当のところはHHONORS VISA Platinumの10滞在数稼ぎという理由も実は大きかったりします。予約履歴で言うと、この宿泊が2回目。7月のNew YorkでもMillenium Hiltonを入れてあって、これで3滞在目。その前に、もう2滞在の実績を入れて、7月には半分はクリアーしたいんだけど... SPG系とPCR系のホテルは、国内では結構仕事で使いやすい場所にあるので、いざとなったら無理繰り仕事帰りに宿泊してカウントを稼ぐことも出来るんですが、Hilton系は仕事系だと新宿か汐留位しか無くて、実は使い勝手が悪い。逆に、週末に一泊二日でGuamにでも飛んだ方が、PQMも稼げるしステイも稼げるし楽かもしれない(笑)。後は、関西にフットボールの試合観戦する機会を作って、Hilton大阪あたりを使おうか、と。

閑話休題。久しぶりにWDWに行くのは良いんですが、前回購入してまだ数日分残っているはずのチケットって、どこに仕舞ったのかな。いかん、探しておかないと。あと、何が必要だったかなぁ... 久しぶりのWDWなので、いろいろと思い出しながら準備しないといけませんね。まだ一月以上あるけれど、直前に試合があって、その後始末に日数が必要になるから、その前にあらかたの準備は完了していないと。結構忙しい気がします。(続く...)

NRT - JFK (2) - ホテル予約

さて、New Yorkへの足は確保したものの、次に肝心な宿の手配をしないと行けません。New Yorkに限った話ではないけれど、大都会のホテルはどうしても高くなりがち。それでも、最近はExpediaとかHotelsとか、いろいろな検索サイトが充実してきているので、そう言うサイトを利用して探せば結構お手軽な価格や付帯得点なども含めてお値打ちなパッケージ何かを見つけることが出来ます。ただ、ここで1つ問題が。そう言うサイト経由で予約した場合、登録しているFSP (Frequently Stay Program)のカウント対象外になることがほとんど。自分の場合も、Sheraton系のSPG、InterContinental系のPCR、Hyatt系のGP、Hilton系のHHONORS、そしてMarriott系のMarriott Rewordと、一応メジャーなFSPには、過去仕事関係で使ったことも有り登録しています。でも、Hyattは今年は放置プレー予定だし、InterContinentalも今年からルールが改正されてボーナスポイントが会員レベルの評価に使えなくなったので、こちらも消極的利用に徹するつもり。となると、年間25滞在以上を目指すSPGか、HHONORS Visa Platinuの10滞在越えを目指すHilton系を先ず探すことになります。

どちらも、New Yorkにはチェーン店が多いので、まぁあ助かるんですが、でもUS$300、$400なんて当たり前なんていうレートは、最近の円安傾向もあり結構厳しい。Sheratonでは、初めてNew Yorkへ行った時に宿泊した、53rd StreetにあるSheraton New York Hotel & Towers (今は"Sheraton Times Squareになっている)が結構気に入っていて、これまでもNew Yorkに行く機会があると検索してみるんですが、結構満室の時が多かったり、お手頃のレートが無かったり。今回も、空いては居るけれど、うーん一寸なぁ、というレートです。SPG系は、年間25滞在の壁があるので、ある程度コンスタントに履歴を消化しないといけないので、出来ればいつも仕事で使う時以外にもこういう機会に実績を作っておきたいけれど、中々そういうわけにもいきません。それでも、現時点で6滞在消化済みで、月末のBangkok/Singapore旅行で2滞在追加されるので、ペース配分としてはまずまずでしょうか。折返し目標の6月末までに、半分越えの13滞在までクリアーしたいのだけれど、無理にここでNew Yorkに宿泊しなくても何とか折返し地点までは予定通り届きそうです。

そこで、もう一つのノルマであるHHONORS系の10滞在クリアーに向けて、今度はHiltonのサイトで検索。こちらも、マンハッタンの至る所にチェーン店が分散しているけれど、立地条件だけで「このブランドでこの値段は無いでしょ」という所があるのは同様。で、いろいろな候補を見ているうちに、C/Pが良さそうなホテルとして、WTC横のMillenium Hiltonを予約することにしました。最大の理由は、地下鉄のE-Lineの駅に直結していて、しかも起点であること。今回利用するANAのフライトでは、夕方にJFKに到着します。いつもならタクシーで移動するけれど、どうしても混雑が予想されます。そこで、空港からAir Trainで地下鉄駅のJamaica駅に移動して、ここからE-Lineに乗れば時間は掛かるけれど終点がホテルに直結したWTC駅。帰国する時も、朝WTC駅からE-Lineに乗れば、そのまま終点のJamaica駅まで移動して空港に移動出来ます。そんなに大きな荷物を持って移動する予定は無いので、まぁ何とかなるかな。何なら、帰国する時はタクシーでも良いし。唯一の難点は、ホテルがあるのはオフィス街なので、食事などのお店の心配が有ることですが、もう一つの候補であったConrad Hotelの近くにWhole Foodsが有り、今回のMillenium Hiltonからも400m位のところなので、なんとかなるかなという事もあるから。やはり、地下鉄駅直結の利便性は、この滞在で多分あちこち動き回るのでメリットが大きいかなと思いますし。いずれにしても、まだ時間が有るので、今回は仮予約と言うことで、さらに良い場所があれば切り替えようと思っています。気になるのは、独立記念日の直前なので、それで観光に来る人が多くなるかなという不安はあるけれど... (続く...)

2013年3月21日

アベノミクスという切っ掛け

急に春の暖かさがやって来て、唐突にお花見シーズンがスタートしたものだから、今朝のニュースではフライングで始まった各地のお花見ニュースばかり。その中でお約束のように取り上げられていたのが、景気回復の兆候として、お花見で飲み食いされているお酒や料理の質・価格が、去年よりもアップしているという話。確かに、一部業界や会社では、ベースアップの確約や労使交渉での満額回答など、ここ数年では無かったことが生まれていて、少しずつではあるけれどやっと出口への灯りが見えてきた感じです。これを「アベノミクス効果」という人があるんですが、でも景気回復の兆候と言う意味では、去年くらいから既にあったんですよね。

まだデフレの影響が厳しいと言われていて一年くらい前でも、そう言うくらいニュースの隅っこで、高級腕時計や高級外車が売れていると言うニュースがあったり、海外旅行なんかも当時の円高の影響もあったかもしれないけれど、結構好調でした。近場の韓国・中国が領土問題等で敬遠されて、逆に中距離・遠距離の海外にシフトしたというのもあるんだろうけど、でもデフレに苦しむというそれまでの状況から、デフレを楽しむ・利用するというモードに少し変化している兆しはあったように感じます。それが、3年半の民主党政治の閉塞感が無くなり、負け組だった安倍総理が再登板することになり、そこに何か復活劇の兆しと言うか、「何か」を感じた周りの期待感が現実的に転嫁していき、まぁ言ってみれば「空手形」みたいなものだけど、実際円安とか株価上昇という「指標アップ」を実現してきたわけですからね。

一月二月前位の、実質的にまだ何も政策なりが実行されていない頃から、そう言う経済指標の動きが合ったのは、やはり経済の実態としては其れ以前から上向いていたけれど、それを実感しようとする「生身」の人間の気持ちがまだ追いついていなかったからでは無いでしょうかねぇ。だから、「アベノミクス」という格好の切っ掛けで、そう言うものが表面に出るようになり、それがさらに物理経済に刺激を与えて上向き加速している、という、デフレの負のスパイラルが底を打って、正のスパイラルが生まれて伸びつつあるという感じ。

自分は経済に詳しい訳では無いけれど、感覚的に「市中で動き回るお金が増える=好景気」だと思っています。その為には、1つは個人個人の所得がアップして、購買力が高まることが一番ではあるけれど、でも多分多くの就業人口の給与が上がるのにはまだまだ時間が掛かると思います。ではどうするかというと、やはりこれまで不安とか将来のために使われずにため込まれていたお金が、市中に出てくることで有り、その為にはお花見のお酒・料理の品質アップもそうだし、これからだと新歓コンパで少しリッチなコースを頼むこともあるだろうし、さらにはG.W.では、ワンランク上のツアーに申し込む、なんて言うのも重要。そう言うことを「させる気持ち」にまずしていくことが、実際にお金が増えるだろう一年後二年後までのつなぎの仕事として重要ですよね。「アベノミクス」全てに賛成するわけでは無いけれど、これまで我慢してうずうずしていた「購買」という心の欲求を外に発散させる切っ掛けになったという意味では、凄く大きなターニングポイントになったと個人的には思っています。で、政治にしても仕事にしても、そう言う切っ掛け作りと言うのが、結構目立たないけれど重要な仕事じゃ無いかと感じています。それによって、そのプロジェクトが変な方向に行く場合もあるし、軌道修正出来る事もあるし、またチーム体制が良くもなるし悪くもなるわけですから。そう言う意味で、「アベノミクス」という言葉の登場については、凄く良かったんじゃ無いかと思っています。

サンテックパワーの破算

福島原発の事故で、自然エネルギー特に太陽光発電に注目が集まっていた頃だから、多分2年くらい前だと思うんですが、このサンテックパワーが世界一の太陽光発電パネルメーカーとして何度もメディアに取り上げられていた記憶があります。コストの安さで日本のメーカーは勿論、当時の米国・欧州メーカーを切り崩していて、かなり鼻息の荒いインタビュー内容だったような。

でも、中国国内でも競争が激しい訳で、しかも日本ではまだこれからメガソーラーとか出来るんだろうけど、ドイツ何かではもう太陽光発電の買い取り価格も値段が下がってきていて、ますます厳しくなる状況ですから、こういうコスト優先で伸びてきたメーカーはきついでしょうね。このサンテックパワーは、低コスト、高品質、長期保証がセリングポイントだったけれど、これからどうするんだろうか。「国産だから問題無い」と言うことは言えないけれど、でも何かあった時の安心感という付加価値は高いでしょうね。これから太陽光発電をインストールする予定の人は、さらに長い目での試算が必要でしょうね。

韓国のサイバーアタック

昨日発生した、韓国国内の放送局や銀行などのコンピューターが機能不全になった事件。外部からのサイバーアタックが原因と考えられるものの、まだ実行者の特定までには至っていない状態。まぁ、一番可能性が高いと思われるのは、あの国なんでしょうけど。2年前でしたっけ、同様の事件があった時には、日本国内のパソコンも踏み台にされて問題になったけれど、今回はどうなんだろうか。

韓国と言えば、日本と比較してもインターネットの普及度合いや利用度合いは同等以上だと思うんだけど、それでもこういう大規模なトラブルが発生するんですから、もし日本がメインターゲットにされて実行されたら、今回以上の被害が発生するんじゃ無いかと心配です。

一昔前の「戦争」というと、何らかの物理的武力打撃を相手に加えて相手資産の物理的破壊の事を指したと思います。それが最近では、こういうネットワーク経由でデータ改竄をする事が主流となり、目に見えないところで問題が生まれていることが事態をさらに難しくしていますね。経済活動が、ネットワークやネットインフラを基盤にして作成されているので、下手な物理的打撃よりも影響が大きいかも。

日本としても、これまで以上にネットワーク経由の攻撃に注意が必要だと言う事を再認識させられた事件ですね。怖いのは、これを切っ掛けに物理的な打撃戦が発生してしまうことですね。その手前で止まる理性を節に願いたいですね。

2013年3月20日

空怒族

中国人旅行者の飛行機移動でのトラブルを取り上げたコラム。幸いにも、私はそう言う集団と遭遇したことは無いけれど、それでも機内で「席に座って」宴会しているグループとかとは会ったことがあったなぁ。幸いなことに、コンパートメントが別だったので「後は賑やかだな」という感じで助かったけれど。

毎回、この手の記事を見て思うんですが、やはり国内に国外の情報がほとんど入らないから、どうしても「自分流」が全てだと思っちゃうんですよね。それに、経済的にもGDP世界第二位になったりして、そういう部分は膨らませて伝えるから、ますます増長するだろうし。同じ中国系乗客でも、米国に留学しているあるいは長期滞在しているだろう人にはそんなことは無いですから。

最も、日本人だって、もう40年くらい前かな「ノーキョー」っていう言葉が海外で有名になったわけで、この時にも似たような顰蹙をかってたんでしょうね。私の以前の会社の先輩社員は、当時はビジネスクラスで出張出来たので、同じ会社の何人かで機内で宴会を始めて、挙げ句の果てに大虎になってしまい(もともと酒癖は悪かった)、そのまま泥酔してしまって、空港に奥さんが向かえに来た(引き取りに来た、というのが正解か)事がありました。それでも、気圧の理由もあって、あるいはいつもとは違う雰囲気でつい飲み過ぎてと言う事もあっての事だろうけど。このコラムに登場している人達は、確信犯ですからね。ただ、それを正当化してしまう国内メディアっていうのは知りませんでした。ここまでくると、もう救いようが無いというか、可哀想に感じてしまいますね。

まぁ、そう言う人達には出来るだけ近づかないようにと願うしかありません。

上海問屋のExpressCard

今は、半モスボール状態の個人機・ThinkPad X200s。HDDから512GBのSSDに換装して、まだまだ現役で使える(はず?)で、まだまだ使ってあげたいマシンなんだけど、正直なところもう一つパンチが欲しい(笑)。実は、以前から購入以来ずっと遊んでいる、ExpressCardスロットを有効活用したいなと思っていて、でも余りこのスロット対応のカードが無くてそのままだったんですが、上海問屋から発売される一連の高速I/Fカードは良さそうな雰囲気。個人的には、USB 3.0×3か、USB 3.0+eSATAのカードが一番使い出がありそうです。値段的にもそんなに高くないし、一枚購入してしまおうか。

パソコンの世界でも、デスクトップの場合はPCI系アダプターカードが種類豊富だし、オープンベイを利用して、いろいろなオプション増設も可能なんですが、ノートブックの場合は中々そういうわけにはいきませんね。精々、mini-PCIカードの増設程度だろうか。でも、同じ"PCI"でも、外に端子増設出来るわけでは無いから、精々がWi-Fiの交換くらいだし。そう言う意味で、このExpressCardスロットのアダプターは貴重です。

ところで、製造元のサイトでは、このExpressCard/54 USB3.0/eSATAカードのデータ転送速度を

USB3.0端子は最大データ転送速度5Gbps(理論値)。SATA端子は最大データ転送速度3Gbps(理論値)でお使いいただけます。」

と書いているんだけど、これ不親切なんじゃ無いかなぁ。実際にはExpressCard I/Fの内部接続に律速されるわけで、普通ならUSB 2.0当たりを使うだろし、あるいはPCI Expressあたりでも、精々×1とか×4あたりくらいだろうし。オプションカードだから、内部接続スピードに依存して、それはシステムで異なるから書けないという理由はあるだろうけど、でも一言その断りがあっても悪くないと思うし。で、それを考えちゃうと外部高速I/Fのメリットってなんだろうと思ってしまい、だったら新しい機種へと(これこれ)。うーん、人柱になってみるか。

NRT - JFK (1) - 続けてNew Yorkへ

2013年の第一四半期には、とうとうUSに行く機会が無くなり、2007年に初めてPro Bowlに出かけてから、毎年行っていた連続記録も、ですから今年で終了。そんなイライラもあって、来週からBangkok/Singaporeに義妹と姪っ子の添乗員で出かけるのに我慢できずに、G.W.には今年の初US一人旅の予定を入れてしまいました。で、このOrlando旅行のフライトをいろいろ検索していた時に、妙に安いレートが時々表示されることに気がつきました。どうもNew Yorkが関係しているみたいで、試しにNRT-NYCで検索をかけてみると、NRT-EWR(旧CO便)やNRT-JFK(ANA便)が安くなっています。でも、NYCでストップオーバーすると高くなる。どうも、単純なNRT-NYC往復だと格安料金が表示されます。

で、試しにANAのサイトに移動して同じように検索をかけてみると、こっちでも同様です。ANAのサイトの場合、検索結果にその旅程に適用されるキャンペーン名とか表示されるんですが、そこで見つけたのがANAのこのキャンペーン。ANAの一番安い「スーパービジ割21」から、さらに20%位ディスカウントしたくらいでしょうか。で、「スーパービジ割21」だとマイル換算率が125%になるんだけど、流石にこのディスカウント料金の「ビジ割ニューヨークスプリングスペシャル」だと70%になります。でも、UA MPに付けると、Pクラス設定なのでちゃんと150%のPQMがついてくれるから、UA偉いぞ(笑)。

実は、最初G.W.のOrlando行きを探していた時に、このNRT-NYCとは別にNYC-MCOの国内線を発券して、それを組み合わせてみようかなと思ったんですね。でも、NYC-MCOのフライトが余り便利な物が見つからないのと、料金的に直接NRT-MCOで発券した場合と変わらなくなってしまうので、暫く検索して諦めた経緯がありました。でも、この6月までのキャンペーン、使わずに終わらせるのは勿体ないなぁとずっと思っていて... 問題なのが、土曜日の滞在を入れなきゃいけないことと、最低滞在期間が3日ということ。平日運賃では、日本発が月~金曜日、米国発は日~木曜日が前提なので3日滞在(帰国日も入れると正味5日)の滞在予定を考えると、土日を入れても3日は有休取らないといけません。最初は6月の中旬くらいに行こうかと思ったんですが、流石にG.W.に行ってその一月後にというのはちょっと顰蹙買いそうなので、それならキャンペーン期間ぎりぎり最後の週末に狙いを設定。6月最後の土曜日が29日で、これを挟む平日出発日だと其れ以前の日を設定しないと行けません。で、6月24日はパールボウル決勝戦ですから、当然この日を外して於くと、やはり出発日は27日(木)とか28日(金)。

実は、最初は27日出発の30日US出国で7月1日日本着という日程を組んだんですね。でも、この日程だと、帰国便で早いほうのNH009が既に「空席待ち」。27日の出発便にしても、午前のNH010は空席有りですが、午後のNH1010はその時点で残り1席とか。そこで、一日遅くして検索してみたら、こっちの方が空いているんですね。28日の出発便にしても、7月1日現地発となる帰国便も、何れもステータスは「OK」。そこで、28日の午後便(NH1010)でNew Yorkに入り、土日滞在して、7月1日に出国して2日帰国という予定を設定しました。本当は、滞在中に別予約でどこかに移動しようかとも思ったんですが、例えばBostonとか行きたい場所へのJFKからの接続が良くない。ダイレクト便がほとんど無いので時間も掛かるし。結局、今回はゆっくりとNew York滞在することにしました。丁度誕生日の直前だし、少し自分にご褒美を探して買うことにします。(続く...)

2013年3月19日

初戦は4月28日

春の予定がやっと確定。初戦は4月28日に決定したので、やっとG.W.の予定が組めます(笑)。2013年シーズン開幕まで、残り一月です。今年こそは飛躍のシーズンに!

NRT-MCO-ORD-NRT (1) - フライト手配

ここ数年は、まずは1月終わりか2月初旬のPro Bowl観戦ツアーで、その年の旅行ルーティンがスタートしていましたが、今年は勘違いしていることもあってPro Bowlツアー@Hawaiiは無し。その代わりに、久しぶりにOrandoに移行と2月に予定を入れていたけれど、体調不良もあって直前にキャンセル。で、その代わりに今週の飛び石連休を使って飛ぼうかと思っていたら、義妹と姪っ子が単身赴任中の父親を訪ねてタイに行きたいと言う話になり、この月末から飛ぶことは飛ぶんですが、やっぱりUSに行きたいという気持ちがふつふつと... ただ、4月は年度初めで余裕は無いし、5月のG.W.からは春の試合が始まり6月までは予定が立たないと言う状況だったんですよね。で、その試合予定が確定。今年は運の良いことに、G.W.の口開けに一試合あって、それに勝つと次の試合はG.W.の一週間後。その後の予定は、試合の結果次第なので決まらない。となると、チャンスはG.W.の中盤以降となります。

もともとハイシーズンのG.W.に、最近は経済状況も上向きとなり、今年は海外脱出組も増えそう。円安になって、海外旅行には不利なんだけど、その程度の為替差損位は「無問題」という勢いが今は感じられますからね。で、時間の有る時に、暇つぶしも兼ねてUAのサイトでフライト検索をしてみたんだけど、予想に反して結構まだ空席が残っています。カレンダーを観てみると、今年のG.W.は4月30日から5月2日まで、真ん中三日間がぽっかりと空いてるんですよね。実は、5月1日は会社の創立記念日で休みになるから、私的には30日と2日に有休を取れば10連休になります。料金を観てみると、G.W.の前半、29日出発位までは高いんだけど、それ以降はストンと料金設定がG.W.前のレベルに戻るようです。となると悪い虫が騒ぎ出す...

その後、いろいろと考えたんですよね。まずは安く上げるために、G.W.とは関係無い韓国(仁川)発券をしてみること。これ、結構安いチケットがあるんですが、どうしても日本から仁川への移動が発生します。往路は良いんだけど、復路で仁川から日本に戻るのがどうしても夜遅くなり、これというフライトが見つかりません。で、そうこうしている間に手軽な韓国路線は埋まっていくし。で、この韓国往復も含めて考えると、国内出発でも料金的には変わらないんですよね。帰国便が夜遅くになり、場合によっては後泊するとなると逆にコスト高になることも。そうなると、フライトの自由度も高くて利便性が良い国内出発に戻ってきて、またアーでも無いコーでも無いと検索三昧。それに、目的地もどこにするか考えないといけません。これは、結構躊躇無く決まって、2月に行けなかったOrlandoにやっぱり行くべとほぼ即決。そうなると、USへのエントリーポイントはUS国内移動が出来るだけ短い東側がありがたいんですよね。獲得マイルを考えると、西海岸から入って国内をジグザグに移動するのが良いんだけど、流石に遅延などのリスクと時間を考えると、もうそう言う冒険をするような歳では無いし(笑)。ただ、旧UAのChapter11移行、US国内線を整理して中堅どころの地方路線が結構無くなり、Orlando当たりへの往復にしても以前ほど柔軟ではありません。それでも、NRT-IAD-MCOという経路で夕方に到着するチケットが取れそうなので、それをまず往路として押さえます。で、復路も同じように戻ってくれば良いのだけれど、それだけだと面白くないので、途中でどこかにストップオーバーすることに。最後のUS-NRTの帰国便を考えると、西海岸に移動するのが楽なんですが、US国内線で5時間6時間も座ることは、あの国内線ファーストクラスのシートでも結構苦痛です。結局、2~3時間程度のフライトでOrlandoから移動出来る大都会はないかいなと探して、そうだ久しぶりにChicagoに行きましょう、と。

これにはもう一つ理由があって、ChicagoのO'Hare Airportには、空港に隣接してHiltonがあるので、ここでHiltonのステイ稼ぎも出来るだろうと。Downtownにもホテルは結構ありますが、翌日早めのフライトで出発するでしょうから、それを考えるとO'Hare Hiltonがベストかなと思いますし。そこで、帰国前日にMCO-ORDの国内移動を入れて、お昼頃にはChicago到着の便を予約。午後は、久しぶりにChicagoで買い物をして、翌日はそのまま素直にORD-NRTではなく、ORD-IAD-NRTとマイル稼ぎも兼ねて帰国という旅程に。IADでの接続時間が45分だけど、大丈夫かな(汗)。(続く...)

侍、散る

サンフランシスコで開催された、WBCの準決勝。力及ばずというか、勝てるチャンスはあったけれど、時の運はプエルトリコに微笑んだ、みたいな感じの試合でしたね。まぁ、事前の下馬評では国内のリーグ戦で敗退かと言う話もあったので、アメリカまで行けたのは御の字と思えば良いんじゃ無いかと。メジャーリーガーが居ないことが取りざたされているけれど、うーん、どうだろうか。力的に、全メジャーリーガーが集まったとしても、それほど大きな違いが生まれるとは思えないけれど。でも、イチローが居ればチームの雰囲気としては盛り上がったかなぁ。

野球とスポーツを考えると、日本以外でも「代表チームによる国際試合」って、このWBC以外ではほとんど無いですよね。キューバ何かは国際チームを編成しているのかもしれないけれど。それに対して、サッカーは結構何度もナショナルチーム招集があって、実際に試合もこなしているけれど、ああいうシステムが必要でしょうね、もし国際試合で常勝を目指すのならば。今回、ダブルスチームのサインミスが勝敗を分けたみたいだけど、そう言うのってやっぱり練習の積み重ねで成り立つ物だろうし。

野球がオリンピックの競技種目から外れて時間がすぎたけれど、やっぱり国際的な露出度っていう意味でそう言う常設のナショナルチームの存在が必要なんでしょうね。サッカーなんかは、試合のスケジュールの関係もあるんだろうけど、シーズン中でも国際試合の招集に応じることがよくあるじゃ無いですか。野球なんかも、そんな感じでオンシーズンに魅力ある対戦が組めれば良いんだけど、野球の場合試合数も多いし、中々途中抜けてと言うわけにはいきませんよね。夏場のオールスター戦の時に、一試合国際試合を入れるなんてどうだろうか。それも難しいか...

もう一つ、やはり熱戦を期待する上では、ある程度シーズンが始まって、選手もエンジンが掛かっているようなタイミングで観たい、というのもありますよね。まだシーズン前で、これから最後の調整というこの時期に開催というのは、選手招集の都合上仕方ないとは思うけれど、それぞれの選手のコンディションという意味では、もう少し後のタイミングで絶好調の時のプレーをみたいなという気持ちもしました。第4回目のWBCがあるかどうか分からないけれど、次は再び優勝狙って頑張って欲しいですよね、侍ジャパンには。

2013年3月18日

模倣品に学ぶ

産経新聞の経済記事から、自動車部品メーカー大手のアイシン精機が、同社製品の模倣品を「勉強」して、知財対策をすると共に良いところを吸収しようと言う話。知財対策で、模倣品を解析するというのは普通だけど、そこに「でも、学ぶべきところがあれば取り込む」という意識は素晴らしいですよね。特に、物理的な部品とか製品(ハードウェア)は、労力とか工作機械とか、それなりのリソースとツールがあれば、今は大体のものが出来ますからね。日本の職人芸レベルの製品は無理でも、世界ではその半分どころか1/10位のレベルであっても問題無く使ってくれる場所は多くありますから。

と言うか、その「職人芸」にしても、特に中国などは時間をかけて吸収することは過去の歴史も証明していることで、最近では一寸昔の日本の職人さんレベルの技量を持つ職人も多く生まれて、日本としても安閑とはしていられない分野も。まぁ「職人芸」については、まずは「人」ありきの話だから、日本でその技を継ぐ人材が無くなれば消えていくしか無いわけですからね。一方で、工作機械等で出来る作業であれば、極端な話高性能の機械を輸入するなりすれば、後は材料とエネルギーがあれば、場所はどこでも構わない。勿論、単純に機械を揃えただけで同じ品質のものが出来るとは限らないけれど、でも職人芸の人材を育成するよりは遥かに早くキャッチアップ可能ですからね。

悪い意味では無いけれど、模倣品の凄いところは、安く作るために想像出来ないような事をやっていることで、それはまっとうな技術者から見たら信じられない部分もあるけれど、特にコストリダクションの部分では結構面白いところもあります。勿論、単純にそのパーツをコストリダクションしたからといって全体にどのくらいの貢献があるのかは難しいところだけど。それに、コストダウンの場合、原価とか強度とかある程度定量的に判断出来る部分もあるんですが、例えば「質感」とか「経年変化」とか、数値化が難しい部分や、官能的な評価部分などは難しいところ。そういう部分は、元々の素材の部分を残して、コストダウン出来るところをうまく活用すれば、例えば元の製品の品質・付加価値を出来るだけ残しつつ、例えば価格が半分とか1/3とかになれば、それは強力なセリングポイントになりますからね。

決して模造品を誉めるわけじゃ無いけれど、ある意味彼らもコストダウンすることが最大命題なわけで、そこには結構目から鱗の技術や理由があったりします。模造品だから、汎用品だからと見下す・諦める事がエンジニアとして最大の敗北なのは紛れもない事実ですね。謙虚に学ぶと言うよりも、「貪欲に学ぶ」姿勢を忘れちゃいけないな。

浜松がんこ祭り

この週末、市街では「第13回浜松がんこ祭り」なるものが開催されていました。実は、日曜日の朝のローカルニュースかな、前日のこのお祭りの様子を伝えるニュースをたまたま見るまで、こんなイベントをやっているなんて全く知りませんでした。今年が第13回ということは、2000年くらいからやっているということ? 浜松に戻ってきて7年目になるけれど、うーん全然知りませんでした。

この土曜日、前日用事があり土曜日のお昼前に浜松に戻ってきて、駅ビルでお昼を食べて外に出た時、何かひらひらした格好の若い練習が居るな、と気がついたんですね。この時「何か、YOSAKOIソーランみたいな衣装着ているな」と思ったんですが、その通りよさこい祭りのイベントを街中でやってたわけですね。丁度であったグループが高校生くらいの男女10数名位だったので、どこかの高校が駅前で何か発表会でもやっているのかと思ったんですが、その後駅前の地下道を歩いていたら、派手な緑色の着物みたいな衣装を着たそこそこの年齢の叔母様達が歩いていて、あら、何かやってるの十もいつ遠鉄百貨店の地上部分のイベントスペースでカメラを抱えた人がかなりの数場所取りをしていたので、この時は誰が有名人が来るのかなと思って、あのおばさん達はその追っかけか、なんて思って帰宅したんですが。

街中活性化の1つで、もう10年以上運営されている苦労・努力には敬服するけれど、この「よさこい祭系イベント」って、正直どうよという気がするんですけどね。本家の「よさこい祭り」を筆頭に、大学生が始めた「YOSAKOIソーラン祭り」の成功から、この「よさこい祭スタイル」が全国に波及したんですけど、何かどこも似たり寄ったりで面白みが欠けてきたというか。個人的な好みで言うと、多分踊りを大きく見せるためだと思うんですが、ゆったりとした余裕の多い衣装を着用する傾向があると思うんですが、それがどうも自分の世代だと「特攻服」みたいな印象を受けるんですよね。あと、YOSAKOIソーラン祭りのWikiにも書かれているけれど、参加するチーム・団体がプロかしているというか、何か「祭り」という印象よりも「競争」という印象の方が強く感じるわけで、それってどうなのかなと。いずれにしても、街中の活性化のための活動何ですからね。これからもっと勢いのあるイベントに成長してくれれば、それは浜松市民としてうれしい事なのだけど。

ところで、なんで「がんこ祭り」なのか不思議に思ったんですが、方言で「がんこ=凄い、超」と言う意味があるからだとイベントのサイトに説明があるんですが、うーん、自分は地元民だけど知らないぞ(笑)。「がんこ暑い」とか「がんこ旨い」なんて、使ったこと無いけどなぁ... 街中語? 定着すれば、浜松言葉の代名詞になるのかもしれないけれど、うーんピンと来ないとそれにも時間が掛かり、自分みたいな無関心層がいつまでも残るんだろうなぁ。

そういゃ、浜松まつりまであと一月半。騒がしくなるから、やはりこの時期は地元脱出かな...

2013年3月17日

GALAXY S 4

先日発表されたSamsungのGALAXY S 4。中々評判は良いみたいですね。現行モデルのS IIIとか見ることがあるんですが、正直自分的には「ちょっと大きいかな」と感じます。いゃ、以前は、今の4"クラスのスマホって、携帯性は良いけれど、やっぱりちょっと小さいよね、と思っていて、だからGALAXYのサイズって「あっ、けっこうありじゃない」と思ったんですが、電車の中で立って操作するような時って、やっぱり「片手に余る」んですよねぇ。実際に操作したわけじゃ無いから何とも言えないけれど、でも横から見ているとちょっと中途半端な印象をいつも受けるんですよね。

で、一番違和感を感じるのが「電話」しているとき。5インチクラスのスマホって、どうしても手からはみ出す部分が多くなるから、それが妙に目立って一寸滑稽な感じが。個人的に、5インチとかさらに大きな7インチ、8インチのタブレットって結構好きなんだけど、どうしても「電話」との親和性は悪くなるなといつも感じます。一方で、音声通話のニーズって、今後減る方向にあるんじゃ無いかと思うので、その部分での割り切りが出来ると、もっとそれらサイズのスマホや小型タブレットの普及も進むと思うんだけど。今自分は、携帯とスマホ(iPhone 4S)を二台持ちしているわけですが、これが仕事なんかで通話しながらメールチェックとかサイトアクセスするのに便利。以前から、スマホの欠点として、話をしている時に肝心な画面アクセスが出来なくなるのが不満で、そう言う意味ではBluetoothのヘッドセット利用が一番便利だと思っているんですが、正直Bluetoothデバイスを持ち歩く・充電などのメンテナンス作業も余計に掛かる分不便。

5インチクラスになると、片手操作って格段に難しくなるじゃないですか。出来ないことは無いけれど、多少無理すれば画面全体に親指が届く4インチクラスと違って、5インチクラスになると本体を支えている親指以外の指や手のひらで微妙に本体を動かしつつ画面に指をはわせることも難しくなるので、どうしたって片手で本体を保持して反対側の手で画面にアクセスすることになります。となると、じゃぁ例えばiPad mini位のサイズにしたって良いんじゃ無い、といつも思います。個人的には、ジーンズの後ポケットやシャツのポケットに入る4インチクラスのスマホでFeliCa/NFCの電子マネー機能付なら満点ですが、ちょっとした鞄を肩にかけて出かけるような場合には7-8インチくらいのタブレットもいいなと思い始めています。そうなると、この5インチクラスのデバイスってどうなんだろうか。

多分、世界的にもヒット商品になるんだろうけど、ここにAppleのiPad miniの後継機とか絡んで、タブレットとスマホの境界線が合間になり、そこから次の携帯デバイスが登場したら面白いかも。

似ている...

中国の新指導者、習近平氏ですけど、何か見た目が、あの「小沢氏」に似てるなぁ...

Sheraton Miyako Hotel Tokyo

振り返ってみると、一年近く振りの宿泊となる、シェラトン都ホテル。夜、都内で用事がありそのまま宿泊。

チェックインする前に、たまには新規のお店開拓をしようかと、目黒駅周辺を暫くウロウロしたんですが、ぐるなびとか食べログに掲載されているようなお店で良さげなお店は満席状態。結局、ウォーキングをしただけで、丁度駅前に戻ってきたら到着したホテルのシャトルバスに乗ってしまいました。

結局夕食は、ホテル内のレストランで摂ったんですが、いつものようにグラスワインを順番で飲んでいたら、顔馴染みのマネージャ氏が「ちょっと珍しいワインがあるので、試してみてください」と、実は次に頼もうかと思っていた白ワインを注いでくれました。これが、自分は初めて飲む「シュナン・ブラン(Chenin Blanc)」のワイン。これはカリフォルニアのワインで、味は最初に飲んでいたオーストラリア産の「ソーヴィニヨン・ブラン (Sauvignon Blanc」よりも酸味がやや弱くあっさりした感じですが、少し甘みがあって柔らかい感じ。この時食べていたアミューズが、クリーミーなムースだったんですが、これとのマッチングが良かった。その後出てきた前菜のパテとはちょっと合わなかったけれど、カルパッチョとかあるいは和食のお刺身野中で昆布締めしたヒラメとか鯛あたりとなら美味しくいただけそうな感じです。ちょっと気に入ったので、また自分で探してみようかと思ったくらい。
さて、部屋の内装とかはそんなに変わってなかったんですが、机の上にこんなサービスコンセント(OAタップ)が準備されていました。このホテル、コンセントが机の下の床に敷かなくて、しかも予備の口が無かったりするから、これまでは卓上のデジタルクロック用のACコードを外して使ったりしていましたが、流石にクレームが多かったんだろうか、こんな改善がありました。でも、最初見た時は、USBポートが並んでいるかと思いました(笑)。

でも、出来ればLANのポートも今の床から、このコンセント同様机の上に設定して欲しいです。そうそう、これまではワイヤードだけだったLAN接続ですが、Wi-Fiもサポートされるようになっていて、そう言う意味では改善されているんですが... 

2013年3月16日

TPP参加表明

長い時間擦った揉んだしたけれど、やっとTPP参加表明がされて、これから関係国特に米国との貿易折衝の戦いが始まるわけですね。試算に寄れば、最悪の条件を想定すると、農業関係が3兆円マイナスになるもの、他の用件がプラスになって、足し引き3兆円のプラスになるという予想。正直「そんなものなの」という気がしないでも無いけれど、最悪のケースでの試算ですからね。

世の中、どの世界・どの場合でも、全てがプラスになるというものは無いわけで、どこかがプラスになれば必ず別のどこかがマイナスなるもの。仮にそれが世界的規模になって、日本だけがプラスになれば、世界のどこかがマイナスになるわけで、そうなれば当然日本への風当たりだって強くなる。自分達の世代だと「エコノミックアニマル」と言われた記憶も、まだ残っています。結局のところ、どこを諦めてどこを守るかという、Offense/Defenseの話なんですよね。

よく「国内の空洞化を防げ」と言うことで、国内産業へ補助金とか優遇政策で「守る」事をしようとするけれど、結局それってその為の資金を稼いでくれる別の業界・産業が有るから成り立つことで、それが無くなってしまえば、守ることなんかも出来なくなります。国民年金とか国民保険何かも、それに近い状況になりつつありますよね。さらに、時代の流れと共にその攻守の役割も変わっていくわけで、例えば半世紀前なんかだと繊維産業って日本の中でも一大産業だったと思うけれど、今は中国産がほとんど。でも、それで国内の繊維産業が無くなかったかというと、縮小はしたけれどいろいろな分野で世界的に評価の高い製品は残っているし、繊維産業の延長にあるUNIQLOなんか、いまや日本を代表する世界企業になりつつあるわけだし。

TPPで一番問題になりそうな農業に関して言えば、まずは誰のための利益なのかを考える必要が有りますよね。今JAが言っている反対理由を聞くと、どうしても自分達を守るためだけの反対論にしか聞こえず、そう言う意味で彼らに同情する気持ちには慣れません。だって、それを食べるのは我々なわけだから。一方で、そう言う農業の世界でもTPPで世界に出て戦えることを良しとする人も多いわけです。お米だって、海外の安いお米が入ってくると戦々恐々とする人も居れば、日本の高品質のお米を今よりも安く海外に出せると喜ぶ人も多いわけです。どの産業でもそうだと思うんですが、大きく二つのセグメントがあると思うんですよね。生産量はそれほど多くないけれど、高付加価値で高利益率が期待出来るハイエンドの商品と、利益率は低いけれど個数や量的には多く出て行くボリュームゾーンの商品。問題となるのは、このボリュームゾーンの商品何ですが、解決策は2つあると思います。

1つは、スケールメリットを取り込むこと。日本の農業の場合、どうしても個人農家が多くて小規模での生産システムになっています。これを兎に角まとめて大規模化することが第一。で、もう一つの問題である後継者問題だって、ちゃんと組織として利益が出る形になれば次ぐ人も出るだろうし、かりに跡継ぎが居なくて放棄するような場合でも、それを大規模組織が継承して必要なら利益を還元するようなことをすれば、生産効率だって上がるだろうし。ハイエンドの農作物だけを作れば良いというわけでは無く、どうしたって日々の生活に必要なボリュームゾーンの作物、例えば野菜とか米とかだってある程度作らないといけない。その為にも、本当ならJA当たりが耕作地や耕作人の最適化を全国的規模で本当はやって、より効率的なヘルシーな組織体にしなきゃいけないはず。これはTPPとか外的要因以前の話ですよね、組織体として。

もう一つは、今の自動車やその他工業がやっているように、海外での日本農業活動を展開しやすくなるから、そういう部分を利用して付加価値の高い商品を作る事。一番典型的なのは、季節が逆転している南半球の地域で、日本では旬で無い時期に反対側では旬となる作物を育てて日本に入れること。その為には、JAというか農家が会社組織になって、全体として海外の利益が日本にちゃんと環流する事を考えないといけないけれど。確か、そばをオーストラリアで生産して、日本に盛ってきて、季節を問わずに旬の味が楽しめると言うのも、立派な付加価値だと思うし、そういう農業ビジネスのやり方だってあると思います。

勿論、産業によってはいろいろな条件があるだろうし、1つで全て解決出来ないことは事実何だけど、少なくとも自分が30年近く仕事をやって来て実感していることは、「変化に対応出来ない組織・仕事・会社は消える」ことと「お客様(エンドユーザー)が欲しているもの以外は売れない」こと。農家自身が厳しい状況にあることはよく分かるけれど、でもその苦境から脱して自らが豊かになるためには、まずはエンドユーザーである一般消費者のが必要としているものは何かを最初に考えて理解し、その為には何を返れば良いのか、それを考えないと、相手にされないでしょうね。そう言う意味での、JAに対する不信感、と言えるのかも。

超短焦点プロジェクター

昨日は仕事でとある会社でミーティングが有ったんですが、そこで感心してしまうものに遭遇。モデルは違うかもしれませんが、こんな感じで超短焦点距離のプロジェクター。スクリーン代わりの白い壁際に置いてあるんですが、十分な輝度、サイズ、画像品質、そして一番驚くのがちゃんと端が真っ直ぐに移っていること。

プロジェクターというと、どうしてもある程度の距離を取らないと大きな画面で投影できないものという認識だったんですが、こういうスタイルのものが出来るとはビックリ。机の端っこに置いて使えるから、熱風も邪魔にならないし。まさに「必要は発明の母」から生まれた商品ですよね。こういうものに遭遇すると、ちょっとエンジニアの端くれとしては悔しい思いを感じてしまいます。

特に、この商品の場合、例えば画期的な発光素子だとかこれまでに無かった投射技術が生み出したというわけでは無く、純粋に光学系の経路をどの様に短くしてそれを角度を変えて正確に投射するかという、多分基本的な技術や手法の積み重ねから生まれたんだと思うんですよね。そう言うことって、単純な故に中々面倒でやりたがらないものなんだけど、やっぱり基本的な事の積み重ねの上に次の技術があるんだなと実感します。

逆さ富士

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。3月も半分が過ぎ、期末で仕事は忙しくなるは、春休みシーズンで新幹線は混雑するわと、暫くは大変な時期。この日も、直前に隣の席が埋まってしまい、ガッカリしつつ浜松駅から乗車。すでに通路側には初老の男性が座っていて、その前を通って窓際の何時もの席へ。この時、席の前の網袋に何やら棒みたいなものが入っていたんですが、この時は気がつきませでした。暫くして、この男性氏が飲み終わったコーヒーの入れ物を捨てに席を立ち上がったんですが、この時この棒みたいなものの正体が判明。折りたたみ式の、杖だったんですが、白色と赤色の部分があり、多分全盲の人用のでは無く視力障害がある方用の杖では無いかと。ちょっとビックリしました。

で、ビックリしたのが、この日もいつものように撮影した「富士山」。毎回、iPhone4Sを使って、新幹線の窓越しに撮影するんですが、連写機能なんて無いからここぞというシャッターチャンスに1枚か2枚位しか撮影出来ません。この日も、そんな感じで撮影して、その後プレビューしてみたら、なんと富士川の川面に富士山の山頂部分が映っている写真が。この日は朝から暖かくて、前日までの強風も嘘のように無くなっていたので、川面に波が無かったんでしょうね。あと、天気も良かったから、しっかり富士山に朝日が当たって、それが川面で反射してくれたんでしょう。こんな感じで写真撮影出来たのは初めて。「これは、今日は何か良いことがあるかも」と思ったんですが、結局いつも通りの一日。と言うか、昨日までの強風で花粉が舞っているのか、都内に入ったらいきなりくしゃみが出て、その後はぐずぐず状態。自宅にいる時は、結構調子が良かったんだけど、やっぱり環境(=空気?)が変わると駄目なのかなぁ。何とか、この週末中に収まって欲しいです。

2013年3月15日

Google Reader

Googleが自社サービスの一つGoogle Readerを、7月1日で終了すると発表。まぁ、Googleはいろいろなツールを公開しては「人柱」にして(笑)、そこから次のビジネスのネタを見つけて行っているわけですが、RSSリーダーなんていう比較的メジャーなツールをディスコンしちゃうんだから、一寸分からない。Google+への移行のためという話だけど、うーん、だからといってこれからGoogle+に移行する人って居るのかなぁ。自分もGoogle大好き人間だけど、Google+には移行していないし、RSSも読まない人なのでGoogle Readerも使っていない。だから、今回の影響は無いんだけど、でもGoogleのサービスを前提に自分のデジタルスタイルを作ってきた人にとっては面倒でしょうね。

別の記事では、これがRSS Readerソフトの移行バブルになるかもなんていう話もあったけれど、どうかなぁ。まぁ、こんな事もあるから、Googleのサービスでもバックアップサービスを見つけて準備しておかないと。取りあえずメーラーは、仕事でOutlookに移行したことも有り、ローカルのメールアーカイバーとしてOutlookを使うことにしました。これまではShurikenだったけれど、さすがにちょっとねぇ... まぁ、あくまでバックアップだけど。

で、こう言うことがあると、多少ネットワークの知識があると「自前で賄う方が」なんて言うことを、またぞろ思い出してしまいます。それぞれメリットもあるけれど、ファシリティの準備も含めて考えると、ちょっと自前で揃えるのはねぇ。悩ましいところです。

G.W.に飛んじゃおうか?!

G.W.の予定も徐々にFixし出して、丁度G.W.の初めに試合が有り、その後はG.W.開けまで特に予定が無さそうなので、じゃぁどこか行こうか、でもG.W.は景気も良くなってきたから混雑して、レートも上がるだろうなぁ、と言いつつUAのサイトで検索してみると... 結構リーズナブルじゃないの! さらに、検索しているうちに発見したのが、ANAが「ビジ割ニューヨークスプリングスペシャル」なんていうキャンペーンをやっている。これ、UAのサイトからも共同運航として検索に引っかかるんですが、ANAだとマイルは70%だけどUAだとPクラスだから150% PQMもつくし、結構お得かも。「スプリングスペシャル」と言いつつ、4月一杯までの予約期間で、利用期間は6月末までなので、G.W.以降に行くのも良いかも。そう、イチロー見に行くのに良いかも。うーん、これはこれで、MLBの試合スケジュール探さないと。

このANAのキャンペーン、3日以上で土曜日を挟まないといけないのがちょっと面倒だけど、使いようによっては便利そう。来年1月に今のパスポートの期限が切れるので、この夏くらいに更新しておこうかと思っていたんですが、6月に今のパスポート最後のフライトをして、その後に更新しようかな。

閑話休題。で、G.W.で今狙っているのは、仁川を基点に往復する「韓国発券」と、国内から仁川往復を組み合わせてみようかということ。日本-仁川は、特典チケットでもまだ取れるので(Asiana便ですが)、これを利用して仁川に移動して、ここからUAで組むと、ANAのスペシャルと同じくらいのコストで、US国内移動も含めて賄えます。唯一の問題点は、UAのUS(SFO)から仁川到着が15:00頃で、これに合わせて日本に戻ろうとすると、仁川19:00頃発の21:00成田着しかなくて、そうなると都内で一泊しないといけないこと。ちなみに、NGO-ICNと言うのもありそうですね。しかも、夜は成田よりも少し早くセントレアに到着するので、ぎりぎり最終の新幹線にも間に合いそう。ちょっとこの辺の連携がどうなるのか、もう少し調べないと。アー、もう行く気満々になってしまいました。後は、目的地の決定だけだな。と言いつつ候補は、前回行きそびれたOrlandoのWDWしかないのだけれど...

B787試験飛行へ

バッテリートラブルで運航停止が続くB787ですが、やっと明るい話題が。ただ、バッテリー発火の原因はまだ特定されていないんですよね。今回も、仮に1つのセルがショートして発熱しても、それが他のセルに影響しないように隔離したことが主対策のようですから。民間航空の場合、一度お客さんを乗せて飛び出したら、何かあった時に飛行機を捨ててパラシュート抱いて飛び出すなんて出来ないですからね。慎重に確認飛行をして、出来れば運航再開までに少なくとも原因だけでも特定して、その方法で必要十分であることを確認して欲しいところ。

ANAの国内線(HND-OKA)ではあるけれど、B787に搭乗するチャンスがあった自分は、少し運が良いのかな(をぃ)。

2013年3月14日

X1 Carbon - 蓋の開け閉め

「ThinkPad X1 Carbon - ここが好き・嫌いシリーズ」(いつの間に、そんなシリーズが)、今回は蓋の開け閉め。これまで使ってきたノートブックパソコンは、仕事の関係もあり個人で購入したものも会社支給のものもThinkPadシリーズでした。ですから、使い始めで蓋(LCDパネル)を開ける時には、右端にあるラッチを右にシフトさせると、蓋が少し開いて上がるので、それをひょぃと開ければOKでした。ところが、このX1 Carbonは、これまで使ったことの無い「ラッチレス」の使用。携帯電話なんかと同じ、ヒンジのところで蓋を固定するような仕組みなんですね。実は、これまで携帯電話を5台位買い換えていますが、1台を除いて全部パナソニック系の「ワンプッシュオープン」のモデル。どうしたって片手で操作することが多い携帯ですから、蓋の開ける時にも片手で操作出来る方が楽に決まっています。実際、2代前かな、NEC系の薄型携帯に浮気したんですが、それはそれで薄型で携帯性は良かったけれど、使う時に蓋を開けるのが両手が必要で面倒でした。

今回のX1 Carbonなんですが、まぁ弁護するならUltrabookという薄型形状のために、蓋のラッチ機構を入れるスペースが無かったことは理解出来ます。ただ、ラッチレスの場合は、蓋が何かの振動とか切っ掛けで開かないように、ヒンジのところの圧力というか強さを強くしている傾向があって、だから最初に蓋を開ける時にそこそこの力が必要になります。一寸蓋が開くと、多分ヒンジの具合を調節してあるんだろうけど、すっと開くんだけど、最初に必要な力が結構大きいので、どうしても片手では無理で両手を使って開かなきゃいけない。で、この時、Ultrabookの薄型デザイン故に、蓋側に指を引っかけるのは、まぁで着るとして、支える下側(キーボード・本体側)に指を引っかける場所が見つからない。薄型デザインを強調するために、X1 Carbonでは蓋側が少し手前にせり出したようなデザインの楔形になっているので、下側に手を入れるのは一寸窮屈なんですよね。これ、結構「イラッ」とする瞬間。

実は、これまでのラッチ式のPCの場合、片手で開いて電源を入れることが出来たので、一寸した時にResumeして使うとか、左手で携帯で話ながら急いで起動するとか、そう言うことが可能でした。でもラッチレスだとそう言うことが出来ないのが残念。これが、携帯とか10インチクラスくらいのノートブックPCだったら、まだ良いかなと思うけれど、X1 Carbonみたいな14インチクラスのPCでもラッチレスってどうだろう。蓋(LCD)部分の大きく重くなるから、当然ヒンジも強化しないといけないし、そうなれば蓋の開け閉めでの力も強くしないといけないし、全体的に無駄なエネルギーを少しずつ増やしている割には、それほど便利になっている気はしないなぁ。まぁ、まだ昔の方法が体に染みついていて、慣れていないだけという話はあるだろうけど。でも、一寸気になります、自分にとっては。

やっぱり斜め上な人達

対馬の観音寺から盗まれた仏像が、韓国で見つかったのに返還されない問題で、その持ち主を主張している韓国の浮石寺の住職が別の仏像を代わりに渡すために対馬を訪問するという話。元の仏像を返却するのが当然で、とんでもない話ではあるけれど、別の仏像を渡すという「考え」をするだけ、やはり僧侶関係者は多少はましかなと思ったら、その「仏像」って、キーホルダーみたいなものじゃん。ほんと、何考えてるのやら。

先日の東日本震災追悼式の欠席の話にしても、最初は大使館事務方の連絡ミスみたいな話が出ていたのに、こちらの記事を見ると最初から「欠席」と連絡していたみたいなんですよね。まぁ、参加するのは強制じゃ無いから出席するも欠席するもその国の自由ではあるけれど、特に理由無く欠席というのもねぇ。で、自ら「欠席」と言っているのに、批判が出ると「いゃ連絡ミスで」とか言い訳するし。何か、一事が万事な国ですなぁ。隣にいるからガン無視するわけには行かないけれど、もう100%ビジネスライクなお付き合いで良いんじゃ無いだろうか。少なくとも韓国にとっては、日本からの部材輸入が出来なければ、彼らの輸出品製造も出来なくなるわけだし。

国際的な、国家観の約束事すら履行できないようなところとは、それなり以下のお付き合いで良いんじゃ無いだろうか。少なくとも、一般的なビジネスの世界ではそうなるし、まぁ別の交渉相手を探しますわな。そういう面倒くさい顧客対応するくらいなら、同じ労力でもっとメリットのある交渉が出来る複数の顧客を開拓するものですから。

WBC チャーター便 (2)

昨日書いた、WBCのチャーター便移動の話。移動時の疲労軽減のために、出来るだけBusiness-Firstの座席を確保するために、わざわざA333を2機チャーターしたのかと思ったら、どうもそうでは無さそうですね。この記事に寄れば、DLが東京ラウンド1位/2位チームのためにチャーター便を手配したと書かれています。そうなると、一機は日本用でもう一機はオランダ用なのかな。そうすると、選手と監督・コーチ(のうちの偉い人-笑)で、ゆっくり出来るBusiness-First席は埋まっちゃいますね。裏方さん達、可哀想、と思ったけれど、でもY+/Yは沢山空いているだろうから、「エコフラット」利用である意味快適なのかも。後は、食事くらいは全員揃えてあるのかな。どのみち、フライト中は他にやることもないだろうから(スコアラーとかは、相手チームの分析とか、トレーナーは機内で選手のストレッチとかリハビリしたりして)、ゆっくりとお酒でも飲んで休んで移動出来たなら良いんですが。

実は、同時期に2機が同じ場所に飛ぶんで、てっきり侍ジャパンが2機チャーターしたのかと早合点しちゃったんですね。1つは、移動時の負担軽減で上位クラスの座席確保のためで、もうひとつは万が一何かあった時に全滅しないように、2機に分散するのかな、と。でも、このA333って、このチャーター利用用に、機内のコンフィグも変えてあるのかな。普通猫の手の遠征だと、例えば大相撲の地方巡業だと、番付順にクラスが決まるじゃ亡いですか。野球なんかの場合だと、年齢中なのだろうか。でも、やっぱり選手優先だろうなぁ。もっとも、遅くまで試合をして、深夜に羽田を出ているわけだから、どうしたって機内では寝るしかないでしょうね。普通に深夜の羽田発便利用するだけだって、もう搭乗して席に座ったら、そのまま寝たいくらいだし。

DLはWBCチームの移動用に、US国内線のチャーター便も飛ばすみたいですが、B757-200だとちょっと狭そう。PHX-SFO移動となるだろう、日本やオランダは良いけれど、マイアミで試合をしているグループC/Dの4チームのうちの勝ち上がる2チームは大変ですね。大陸斜め横断だから、6時間位は掛かるんだろうか。しかも、決勝戦は16日土曜日の午後1:00からの試合開始だから、終わって移動開始するのが夕方6時頃。ここから飛行機でSFOまで来ると、時差に助けられて現地時刻の21:00とか22:00頃なんだろうが、東海岸の感覚だと深夜過ぎ位の感じ。で、翌日日曜日の夕方6:00から日本との試合という、結構な強行軍。先発つか予想される中継ぎは先乗りさせたりするんだろうか。それとも、WBCルールで、移動はチーム単位という縛りがあるのか。いずれにしても、時差という日本側のハンデはありそうだけど、対戦予定の反対側2位チームも結構体力的に厳しそう。その分、日本チームが有利なのかな。

まぁ、ほんと来週には、DLのチャーター機で凱旋帰国して欲しいですよね。

2013年3月13日

X1 Carbon - A4ファイルサイズという大きさ

X1 Carbonを使い出して二月弱。当初は、それまで使っていたX201sよりも二回りくらい大きいサイズに、少し持てあまし気味な感じも有り、また200g程ですけど本体も重くなって「どうかなぁ」なんて思っていましたが、使い出せばそう言う不安もほとんど感じなくなり、逆に12インチから14インチにLCDサイズがアップした分、老眼の目には優しいし(笑)、少し重くなったけれど、やはりここまで薄くなると逆に鞄への出し入れはスムースで返って便利に感じる位。

もう一つの発見は、内蔵Ethernetが無いため、わざわざ外付けのDongleとか準備しているわけですが、それが邪魔になるので、最近ではよほど大きなファイルのやり取りが無い時以外は、外付けのDongleは外してWi-Fi (11n)でネット接続するようになりました。で、そうなると、もう一つのケーブル、電源ケーブルが邪魔。以前のX201sでは、バッテリーが小さかったことも有り、連続使用していると2時間位しか持たなかったけれど、このX1 Carbonだとその倍程度は十分持つので、ここの所電源ケーブルも外して、フリースタイルで使うことも多くなっています。

そこで発見したんですが、この14インチクラス、昔風に言うと「A4ファイルサイズ」と呼ばれるサイズって、膝の上に乗せて使うには丁度良い感じですね。今では「ノートブックPC」と言うけれど、最初の頃は「Laptop (ラップトップ)」と呼ばれていたくらいで、膝の上(正確には、太ももの上か)に載せて使うのが正統的な方法何だろうけど、やっとそれに戻ってきた感じ。勿論、X201sの方が小さいので載せるには問題無いのだけれど、逆に太股の内側に置くと少し感覚的に違和感を感じることも。それが、このX1 Carbonのサイズだと、ちょうど太股の頂点に乗っかる感じなので、こちらの方が違和感を感じません。

もう一つ、これまでのノートブックPCだと、背面の発熱が結構あって、使い始めて暫くすると、右とか左とかの太股が厚くなってきたものですが、このX1 Carbonはそれがほとんど感じません。CPUだけで無く、HDDではなくSSD(mSATA)
を使っていることも大きいんだろうなぁ。これって、自分のように移動しながら使う人には結構重要で、今の時期ならまだしも、夏の時期とか暑い時にはこの放熱が結構馬鹿になりません。暫くしてじっとりとスラックスに汗が滲むこともあるし。

移動時に少し気になるのが、これまで使っていた鞄類とのフィット感。一回り小さいX201s前提で鞄を買っていたので、それが中に入り、その隙間にACアダプターとかその他諸々の持ち物が入るように計算していたのが、その隙間がなくなったのでやり繰りが困ります。結果的に、日帰りの移動の時などはACアダプターは持ち歩かなくなったりして、あるいは鞄の中身も少し入れ替えたりしてと何とかアジャスト出来るようにはなったけれど。でも、移動する時にPCだけ裸で持ち歩くわけにはいかないので、それまで使っていたバッグや鞄との組合せって、システムを交換した時には悩むところです。X200sからX201s見たいに、同型機で移行するなら問題なんだけど。まぁ、これも贅沢な悩みの1つなのかも。

WBCチャーター便

昨晩のWBC東京ラウンド最終戦。2回に打者一巡、阿部選手の1イニング2ホームランで8点獲得した時には、「こりゃぁ、5回コールドだな」なんて思ったけれど、そこに油断が生まれたんでしょうか、結局最後に追い詰められて、何とか逃げ切ったという試合。まだ対戦チームも分からないので、準決勝のどちらに入るのが有利か分からないけれど、まぁ勝って渡米するほうが良いでしょうね。

試合終了が遅くなるので、渡米するのは今日水曜日かなと思ったら、試合終了後そのまま羽田からチャーター便で移動したんですね。試合終了が23:00少し前くらい。で、今朝のニュースでは深夜00:30頃には羽田空港に移動していたので、ほんと、東京ドームでの試合終了後シャワー浴びたくらいで直ぐに移動してきたんでしょうね。で、チャーター便はどこのキャリアーかなと思ったんだけど、スポンサーにDLがついているからやっぱりDL? と思って、羽田のフライトステータスを見たら、通常のDL 0636 LAX行きの後にDL8886/8887のPHX行き2便が設定されていました。DL8886が01:30発、DL8887が02:00発で、実際にはDL8886が遅延して02:32に出ていますが、これが侍ジャパンのチャーター便なんでしょうね。でも、なんで2便もとおもったけれど、使用機材のA333(A330-300)は、Business-Firstの座席が34席設定されています。LAX行きのA332(A330-200)はBusiness-Firstが32席で、ちょっと多いコンフィグ。2機で、68名ですか。選手が28名、監督コーチが10名、スタッフが20名位だとすると、そんなもんでしょうかね。

本当だったら、JALとかANAとか「侍キャリアー」で飛んで欲しいところだけど(をぃ)。

で、アリゾナ州のフェニックスに先ず移動して、現地でメジャーリーグチームと2試合調整試合をして、その後サンフランシスコに移動して準決勝に臨むわけですが、気候順応は大丈夫だろうか。フェニックスは暑いくらいだろうけど、サンフランシスコは、屋外球場のAT&Tパークだから少し涼しいくらいかなぁ、今の時期は。これまでの日本での試合は、全てドーム球場で人工芝でしたから、日本にとってはちょっと勝手が違うんじゃないか、それが不安の種ですかね。

いずれにしても、個々まで来たら最後優勝するまで頑張って欲しいな。しかし、DLで移動かぁ... (笑)。

メタンハイドレード

愛知県沖で採掘が始まった「メタンハイドレード」。世界初の海底からの採掘で、取りあえず成功したことは良かったですよね。でも、商業化するためには、既存のLNGの3倍というコストを縮小しないといけないわけで、このハードルは中々高そう。

で、もう一つ個人的に気になっているのが、この採掘場所。言われている、東海・東南海地震の震源地のど真ん中じゃ無いのか、この辺りは。仮に、商業化がスタートしても震災で中断に追い込まれる、地下の資源が破壊される、なんて言うことは無いんだろうか。もっとも、この埋蔵されているメタンハイドレード層は、過去の同地域の大地震の中も生き残ってきたものだろうから、そう言う意味では大丈夫なのかもしれないけれど。

現実的には、まずは既存のLNG、そしてシェールガスが次のエネルギー資源になって、このメタンハイドレードは、その次あるいはバックアップという位置づけになるんでしょうね。ただ、日本として技術的な裏付けと必要ならいつでも商業化できる準備をしておくことで、日本の国際的なビジネス戦略の有効な武器になるんじゃ無いでしょうか。これまで、日本の武器は「技術」とか「品質」だったわけですが、初めて「資源」がその中に入るのかも。

2013年3月12日

銭形のとっつぁん逝く

声優の納谷悟朗氏が83歳で亡くなったというニュース。時間の流れは止められないから仕方ないけれど、やっぱり昔からアニメや映画の吹き替えで慣れ親しんできた人の声が消えるのは寂しいですよね。特に、ルパン三世の銭形警部なんていう、言ってみたらもう一方の主役の声=本人なわけだから。

ご本人は「あくまで俳優」ということで「声優」と呼ばれることは良しとしなかったようですけど、声だけの演技も「俳優」のスキルの1つだからなぁ。日本のアニメは、日本は勿論海外でも大人気だけれど、その多くはストーリー性や世界観にキャラクターの魅力という「見える」部分の力が大きいでしょう。でも、もし日本語が分かる海外の人が日本のアニメを見たならば、登場人物の演技をしている「声優さん」の力が、さらに大きいことを分かってくれるだろうなぁ。ルパン三世の山田康雄氏にしても、亡くなった後、物真似で活躍していてた栗田貫一氏がバトンを受けたけれど、やっぱり当初は違和感感じたものなあ。Wikiで見ると、最近では山寺宏一氏が銭形警部の吹き替えやってたんですね。今もオリジナルで残っているのは、次元の小林清志氏だけかぁ...

映画なんかの俳優さんにしても、亡くなった後も昔の作品が残るので、そう言う意味では恵まれた職業の1つだとは思うけれど、どうしても全盛期とそうで無い時期が比較されたり、若い頃と歳を取ってからの映像が残ったり、やはり「時の流れ」を感じさせるじゃ亡いですか。でもアニメの声優さんの場合、キャラクターは変わらないし(アニメーターの画風が変わったり、ディテールが変わることはあるけれど)、作品としては残るし、そう言う意味では俳優さんよりもさらに恵まれているのかも。いろいろなキャラクターとしても残るわけですからね。銭形警部であったり、沖田艦長であったり。自分が生きている間も、その後も、彼らにはずっと残っていって楽しみを伝えて欲しいと思いますね。

合掌。

無駄遣い

昨日は、3.11のいろいろな式典や慰霊の様子が放送されるとともに、2年経っても遅々として進まない復旧・復興の現場の問題もいろいろ取り上げられていました。それが全ての原因では無いけれど、やはり震災発生から2年近く政治を担当していた民主党の手際の不味さを感じますよね。本当なら、もっと速く被災地に責任ある組織を立ち上げて、予算とか許認可権とか、できる限りの権限委譲をして地元組織の立ち上げや経済の復旧を計らないといけないはずなのに。

よく、阪神大震災の震災後と比較されるけれど、阪神大震災と比較して、被災地域も広範囲で分散しているし、阪神の場合は地震被害がほとんどで、元の場所に建設作業が可能だったけれど、東日本震災の場合は津波被害がありましたからね。多分、被災地域の規模が同程度であったとしても、阪神の時よりも時間もお金もリソースも何倍も掛かると思います。そう言う意味で、阪神の経験は生かすべきだけれど、全てがそのまま当てはまるわけでは無いことも肝に銘じないと。

で、昨晩の番組の中では、予算分配だとリソース不足が何度も指摘されていたけれど、逆に震災関係でこんな記事も。被災地瓦礫受け例検討だけで何十億円もの補助金が入るというのは、納得いかないなぁ。それも、政令指定都市の堺市で、ですよ。地方の財政危機にある小さな自治体の話であれば、まだ仕方ないかなと言う気もするけれど、大阪府の第二の都市がこういうことをやるって言うのか。最も、川口市も36億円交付を受けたとのことで、こっちもどうかなと思うけれど。浜松市なんかも瓦礫処理を受け入れたけれど、そう言う自治体にはお金が入るんだろうか。でも、瓦礫書のためにわざわざ焼却施設を増設するわけでは無く、それぞれの自治体で余裕のあるところが受け入れるという話じゃなかったか。それに、少しでも復興資金として被災地に回すために、仮に保証金が下りるとしても、それは東北に回すべきじゃ無いかと思うんですけどね。堺市市議の中にもそう言う意見の人が居たようですが、市長が「お金を集めるのが仕事。ありがたく頂く。」なんて言っちゃうのはなぁ。いかにも、浪速っぽい考え方にも響くけれど。

堺市と川口市分だけでも100億円以上になりますが、例えば1000万円ずつ被災地の二重ローンに苦しむ人に配布すれば、1000人以上の人が救われるわけで、それだけでもかなり違うんじゃ無いだろうか。単純にお金を配れば良いというは話では無い事は、被災地に対しても、それ以外の地域に対してももっと考えないと。

追悼式

昨日開催された「東日本大震災2周年追悼式」。昨年は、一般企業などと同列の扱いだった台湾代表を、今年は指名献花に変更されて、各国代表の後、在日米軍、パレスチナ代表部と並んで台湾代表も指名されたわけですが、これに中国が反発して式典を欠席。まぁ、あの国が大人げないのは分かっているけれどねぇ... 別に「台湾」を「国」として暑かったわけでは無く、在日米軍、パレスチナ代表部という特別な組織の中で扱っているわけだから、そこは落としどころとして大人の態度を見せてくれないと。何だったら、臨時駐日大使じゃなくて、公使にするとか、それなりの落としどころはあると思うんだけど(それでも、「大国」としての品位は疑われるけれど)。ほんと、駄々っ子というか、ジャイアンみたいな存在ですよね。

で、さらによく分からないのが韓国。韓国も欠席したけれど理由はなんだ。歴史認識? 慰安婦問題? 日本が何か言わない限り、一生こういう公の場には出てこないつもりなんだろうか。まさか、中国に歩調を合わせたというわけじゃ無いだろうけど。これが、前政権下で、その政権末期に発生したならまだ分かるけれど、新しい政権がスタートした直後で、いろいろ双方言いたいことはあるけれど新しいマイルストーンを求めて前向きに話をしましょうと言うことを言っていた矢先にこうですからね。こんなんで、これから何年も付き合う事なんて、出来るんだろうか。でも、気にくわなきゃ無視する、と言う態度は、国際外交では必要だと言う事はよく分かったことが最大の収穫だろうか。

でもさぁ、こういう式典では、そういう事情をあえて表に出さないのが「大人の態度」だと思うんですけどね。

2013年3月11日

WBC アメリカへ行きたいかー!

選手会とWBC運営会社とのごたごたとか、何時までも決まらなかった監督とか、さらにはメジャーリーガーの不参加とか、正直なところ「良いとこ無し」の今回のWBC日本代表チームだけど、でもやっぱり「プロ」ですよねぇ。最低限の目標である、アメリカへの本戦出場を見事一番乗りで決めてしまった。昨日のオランダ戦は、野球に詳しくない自分でも、広島の前田投手によるピッチングの素晴らしさはよく分かったし、バッターにしても本当に初めて「爆発」という印象でした。メジャーリーガーが特大のホームランを打つと、「ポールがピンポン球のようにはじき返された」みたいな言い方をアナウンサーや解説者がするけれど、ほんと昨日のホームラン攻勢はそんな感じでポンポンボールが飛んでいました。6本のホームランで、ソロ、2ラン、3ラン、そして坂本選手の満塁ホームランと、一通りホームランが登場するなんて、初めて見ました。

実際の裏側はどうだったか分からないけれど、でもこの一連のWBCの予選を見ていて感じたのは、最初にも書いたように「プロフェッショナル」ということ。破れた1次リーグのキューバ戦と、大勝した昨日のオランダ戦を除けば、それ以外の試合はどの試合も厳しい内容でしたが、その中で踏ん張り最後は勝利をものにしてきた、その「底力」はやっぱりプロの力。昨日のオランダ戦にしても、結果は7回コールドの圧勝だったけれど、あそこでちゃんと仕事をしたピッチャーの前田投手はプロだと思うし、6回内海投手が失点をして7回コールドの条件が一度消えたけれど、でもその後7回表に坂本選手の満塁弾が出るのは、やっぱりそれなりに準備をした実績があったからでしょう。考えてみたら、過去のWBCの2大会にしても、別に日本は圧倒的な力が合ったわけでは無いし、厳しい試合を何度もくぐり抜けて、やっと最後にゴールにたどり着いた2大会だったわけです。それを考えれば、今回はまだましかも。やっぱり、韓国が居ないだけでも安心出来るし(をぃ)。ライバル心をむき出しにするのは良いけれど、その発散する内容と方法が斜め上ですからねぇ、あの国のチームは。

気になるアメリが側(C/D組)の対戦チームは、C組がプエルトリコとドミニカ共和国が2次リーグ進出確定。D組は、黒星スタートになったアメリカが最終戦でカナダを破りイタリアとともに2次リーグ進出。また対戦チームは確定しないし、その前に火曜日に2次リーグの決勝戦が有って、今日のキューバvsオランダの勝者とまた対戦するわけですが、昨日の対象の後、言い方は悪いけれどリハビリの試合を経てUSに移動出来るのは良いんじゃ無いでしょうか。どうせ明日の試合は、勝っても負けてもまだ対戦チームが分からないわけだし、USに行けば敗者復活戦無しの一発勝負何ですからね。C/D組のどのチームと対戦するにしても厳しそうだけど、最悪でも準決勝は勝って、決勝で勝つか負けるか、最後の試合を見せてくれたら、日本にとっての今年のWBCは成功と言えるんじゃ無いだろうか。

3.11 3年目

3月11日の大震災から2年が過ぎました。この週末、さらに今朝の番組でも、震災後2年を過ぎた被災地の様子をレポートしているけれど、2年という年月が経過したものの遅々として進まない復旧・復興の様子にもどかしさを感じるばかり。震災発生時の内閣が正直「無能」であったことを割り引いても、そろそろ確実に次に向けての手応え、足がかりを感じる時期にしないといけませんね。いろいろ解決しないといけないことは、まだまだ沢山あるとは思うけれど、そろそろ明るい話題の数が暗い話題よりも多く聞こえるようにしないと。

その為には、残念ながら失うものもあるし、新たに得る物もありますよね。例えば、津波被害のあった地域で特に海に近い場所の復興は、単に元の家や土地を戻せば良いと言うだけではない分、まだまだ時間が掛かるだろうし、それはそこに住んでいた人や物が余所に移動する原因にもなるでしょう。一方で、これは精神的な抵抗がまだ大きいかもしれないけれど、これまで以上に生活圏がまとまることで、効率の良いコンパクトシティへの足がかりになるかもしれない。これは、地方自治体に取って、ある意味チャンスとも言えるんじゃ無いかと言う気もしています。

後は、やはり原発でしょうかねぇ。まずは除洗。そして福島第一の復旧。そして、全国の残りの原発をどうするかという、大きな3つの問題を抱えているわけで、これは中々解けない問題ですよね。除洗については、やっと現実的な対応が取られるようですけど、全てを綺麗にすることは物理的に無理なんだから、まずは人間が居住する場所を戻すことを考えて、戻れる余地を作る事が優先されるべき。一方で、福島第一の復旧はまだまだ時間が掛かりそう。だけど、言い方を悪いけれど、世界で初めての事をやっているわけで、この経験と実績は必ず将来に繋がるものになるはず。そう言う前向き胸気持ちを持ち続けて、日本の力を見せて欲しいですよね。

問題なのは、やはり原発の再稼働。今は活断層の有無が問題になっているけれど、正直なところ100年1000年の事が分からないのに、何で何十万年もの事が分かるのか不思議なんだけど。何となく、羮に懲りて膾を吹くような雰囲気を感じるんですよね。福島第一のように古い施設は早々に廃炉する事が必要だとは思うけれど、震災・津波を乗り越えた福島第二や女川の経験知を生かして、それ以外の原発の安全性を向上させ、そして必要なところは再稼働して、復興の原資となるエネルギー問題解決に繋げて欲しいと切に思います。

で、世の中的には「原発」「放射脳」というと、そのまま延髄反射のようになっちゃう人も多いわけですが、私はそう言う人達の気持ち、特に小さな子どもを盛っている家族の気持ちも分かるけれど、でも本能的に反応する前に、もう少し落ち着いて判断して欲しいなと思います。何かが正しいのか正しくないのかを判断するためには、自分の考えと反対の人の意見・情報も冷静に聞いて、そして比較して欲しい。一昔前なら、そう言う情報源は凄く限定されていたけれど、今はいろいろな手段がありますからね。でも、その分余計なノイズも多いことには注意しないといけないけれど。現実問題として、実際に放射脳が及ぼすだろう影響よりも、不確かな情報に振り回されて子どもに与えるプレッシャーの方が、何倍も悪い影響を与えている気がします。

自分が子どもの頃の1960年代というのは、中国や欧州の核実験が盛んな頃で、当時の空間放射線量のデータを見ると、今の福島地方の何倍どころか、1000倍から1万倍もの値が記録・推定されています。でも、自分の周り世代に特に放射脳の影響が顕著化というとそんなことは無く、さらに自分に関して言えば、治療でX線照射は受けるし、海外旅行で飛行機にも何度も乗っているし、最近少しメタボ気味なことを除けば、あるいは花粉症に悩まされていることを除けば、身体的に以上もありません。放射脳を是とは言わないけれど、人間というのは思っているよりも丈夫で元気な存在だと思っています。そう言う自身と信念が、次に繋がる時代を拓いていくんじゃ無いだろうか。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

翌日、大学時代のクラブの集まりがあるため宿泊。夕食は、珍しく外に出てぶらぶらした後軽く食べて完了。その後、いつもならホテルのバーで飲んで寝るんだけど、この日は季節柄送別会とか多いのか、満席で一杯だったので、部屋のみに変更。とは言っても、食事の時に飲んだ日本酒が結構効いていたので、缶ビールと缶酎ハイでお終いでしたが。

そうそう、部屋のインターネットを使って会社のネットワークに入ろうとしたら、何故か繋がらない。VPNが何故か失敗するんですよね。iPhone4Sのテザリングでアクセスしようかとも思ったけれど、もう酔っ払っていたし面倒なのでそのまま就寝。で、翌朝、ふと気がついてアダプターの設定を確認したら、「共有有り」になっていた。これを外したら、問題無くVPNが繋がりました。何でそう言うしようになっているのか分からないけれど、会社で使っているCiscoのVPNって共有有りだと使えないんですよね。不思議だ。作りとして、今ひとつだと思う。幸いにも特に急ぎのメールとか無くて良かったけれど。

2013年3月10日

最後の一言が様にならない

サンデー毎日に連載(?)されている、毎日新聞客員編集委員・岩見隆夫氏の「サンデー時評」。なんか、その内容はともかく、最後に一言「今週のひと言」が、本文からの流れでも無く、脈絡無く意味不明なのが、この人がテレビのコメンテーターとして話しをしている時の流れそっくりで笑ってしまう。

過去の記事を見てみると、

  • 著名人が続けて他界した事を取り上げた後の一言が
    アルジェリアの悲劇、政府、企業に責任はないのか。」
  • 安倍総理の演説内容にクレームした時の一言は
    自殺は減ったが、他殺は増えた、のじゃないか。」
  • 読者の投稿から、戦争回避ともし万一突入した時の国の心構えの話の後の一言は
    体罰、暴力騒動のさなか、熱海・相模湾に雄大な虹を見、心洗われる。」
  • 新人国会議員が大量当選した話題の時の一言は
    きのう何が起きたか、忘れそう。」
  • 高野悦子氏の思い出のコラムの時の一言は
    「二月、いい話なかった。」
  • そして、今回の居所不明の小中学生のコラムの後の一言は
    おごるなよ、自民党。
エディターとしてどう言う意図があるのか無いのか。無いのなら、単なる個人的なぼやきを聞かされる読者の迷惑感くらい察して欲しいですよね。コラム部分で、起承転結しているはずだけど、そこからさらに何か読者に訴えたいことがアルカラの一言ならば意味があるけれど、本当に何か無理矢理最後に一言追加しているだけ。落語の「おち」では無いけれど、最後に一言入れるなら、ぽんと膝を叩いて納得できる話にして欲しい(あれ、こんな事昔も書いた記憶が...)。

ところで、今回の話の最後には、最近は女性のグループが目立ち、昔は母親が必ず家に居たけれど、子どもを蔑ろにしていないか、と締めているけれど、それって「男女同権」とか「雇用機会均等」とかいう話と逆行するのでは。せめて言うなら、「子連れ家族の旅行風景が少なくなった」とか言うべきでは。さらに、「帰宅すれば、必ず家族の団らんがあった」とか。確かに、筆者の子どもの頃ならば、女性は家にいて家事をするのが普通で有り、それが社会的に普通と考えられていた時代だったけれど、そこから何十年も過ぎている今の時代。時代に迎合する必要は無いけれど、しかし時代の流れは理解して、それにふさわしい内容にするくらいの努力は必要なんじゃ無いだろうか。

腑に落ちないコラム

朝日新聞のコラム「天声人語」。いろいろと分次を醸すことが多いこのコラムですが、その3月9日掲載の内容もちょっとアレな内容。1945年3月10日の東京大空襲の記憶を前振りに、B29の爆撃の話を出し、その「B29」を最近の若者は鉛筆の事だと誤解すると無理繰りな展開。いわゆる「盛った話」だなぁと思う理由は、鉛筆の硬度表記は数字が先だから。2H、3H、あるいは2B、3Bというのが鉛筆の硬度表記。このコラムの筆者の年齢や背景は分からないけれど、新聞社内の論説委員が執筆しているという話なので、少なくともそれなりの期間マスメディアで仕事をしてきた人のはず。今は原稿書きもワープロ、パソコンなのかもしれないけれど、昔は鉛筆でメモした事が多々あったはずで、その割にはお粗末な話の展開ですよね。

仮に、「B29」から鉛筆を想像するなら、「B787」とか「B777」とかからも鉛筆を思い出すのだろうか。

で、このコラムの嫌らしいのは、そう「???」な展開をした直後に「話半分に聞くにせよ」とちゃんと言い訳を用意して予防線を張っていること。そんな不確かなことを前提に重要な話を展開していいのか? 責めて「我々のような鉛筆世代には信じられないけれど、」とか、もう少しまともな言い訳をしろよと小一時間。新聞のこういうコラムとか社説なんていうものは、昔は意義深いありがたい内容が書かれていたから心して読まなければと思っていたけれど、ネットリテラシーや情報リテラシーを持ち始めると、まずは「何が裏にある隠れた意図なんだ」というところから注目するようになるので、結果的に結論として良いことを言っていても、そこまでの起承転結に嘘とか無理があると、その結論のありがたみ重要さも消えてしまいますね。プロなら、そういう部分もちゃんと組み立てて欲しい。

Daylight Saving Time

今日、3月第二日曜日からUSの夏時間(Daylight Saving Time)がスタート。現地では、深夜の02:00時が03:00時に一時間進んでDST開始。日本時間だと、午後4時から米国東部標準時との時差が-14時間から-13時間へ。USとの電話会議なんかが多い身としては、ほぼ日米で夜昼が反転している時間差になるので、スケジュール設定はDST前よりはやりやすくなるのがメリット。

DSTが始まったからと言うわけじゃ無いけれど、今年はまだ一度も飛んでないなぁ。早くどこかに行きたいなぁ。イチロー、見に行きたいなぁ(笑)。DSTが始まると、今年も新年度がスタートしたっていう気持ちに毎年なりますね。

2013年3月9日

雲隠れ富士山

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。今回はちょっとした発見が。いつものように浜松駅から新幹線に乗車したんですが、この日は暖かかったことも有り、いつもより早めにホームに上がりました。指定席車両の6号車の入り口前に並ぼうとすると、隣の5号車(自由席車両)の入り口前は誰も並んでいません。どうも、混雑する5号車を避けて、まずは1号車から2号車という、空席のある車両側から乗車待ちの列が出来るんですね。で、暫くすると、その空いている5号車の入り口前に人が並びはじめ、何時も自分がホームに上がってくる時刻になると、結構な長さの列が出来ていました。ふーん、こういうことになっているのねと妙に感心してしまいました。自分のように、定期的に利用している人は、並ぶべき時間帯なり場所なりを自然に会得して、こういうシステムが出来るんだなぁと。この日は自由席がいつも以上に混雑していて、途中から指定席車両に流れてくる人も多く、暫くするとほぼ満席状態に。これから春休みシーズンに入るので、ますます混雑してるんでしょうね。

この日は朝の天気予報では最高気温が20度という予報も。朝、自宅を出てしばらく歩くと、確かに少し汗ばむくらいの気候。さらには、大陸から流れてくる黄砂やらPM2.5やらで空気が霞んでいるからでしょうか、この日の富士山は白いスモークのような雲に隠れて姿を見ることが出来ませんでした。残念。

今週末は、USのサマータイム(Daylight Saving Time)が始まり、気持ち的には冬ももう終わりですね。今月は、多くの会社では期末で忙しいんでしょうけど、ビジネス的には、また一年が始まるなぁという気分ですね。

クラムシェルのタッチパネル

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、クラムシェル型のタッチパネルI/Fについて。タブレットデバイスでのタッチI/Fは時代の流れだとは思うけれど、現行のクラムシェル型のPCの場合、キーボード入力が前提となっているうちは、画面タッチのI/Fは馴染まないと思うなぁ。

似たような動作としては、例えばExcelとか開いていて、そのセルの内容を指で追いかけながら確認する動作があると思うけれど、あれを常に実行するのは大変でしょう。画面の真ん中ならまだしても、四隅とか端っこ何かさらに面倒。やはり、ポインターっていうのは細かな範囲での操作には必要ですよね。タッチパッドは使わないから何とも言えないけれど、仮に無くなってタッチI/Fだけとなると大変でしょうね。大きくポインターを移動させるのは、終点をタップすれば良いだけだから簡単だけど、細かな、例えばプルダウンメニューの選択とか気が狂いそうになるかも。それでも、画面上にタップエリアを設定して、そこの部分をなぞったりするとカーソルが細かく移動出来るみたいな回避方法はあるかなぁ。でも、昔よりは解像度は高く買ったとは言え、狭いノートブックPCの画面を、さらに余計なもので狭くするのはなぁ...

Ultrabookでは、今後タッチI/Fが標準になるんですが、これは間違っていると思う。Ultrabookの場合、薄型の筐体で当然重さも軽量化されています。自分も今X1 Carbonを使っているので感じるんですが、多分画面側の重さとキーボード側の重さって、ほぼ等しいくらいになってるんじゃ無いでしょうか。その前に使っていたX201sは、2:8とか3:7位の感じで手前のキーボード側が重いので、多分この状態で画面をタップしてもそんなに揺れないだろうけど、今後のUltrabookだとそこまでの安定感は得られないかも。それ以上に、タップするたびに画面が「びよんびよん」と揺れるのはねぇ。LCDパネルの裏側に、後から支える「つっかえ棒機能」を入れないといけないかも(笑)。

タッチパネルI/Fは、確かに直感的で簡便なI/Fだとは思うけれど、編集入力作業でキーボードが無くならない限り、出来るだけキーボードから手を離さずにポインター操作をしたいと思うもの。その意味では、使い慣れていることを除いても、TrackPointがベストだと思うし、タッチパッドはその次位かなと思うんですよね。ただ、これまで外付けマウスを使っていた人から見ると、これまで(右利きなら)右側のマウスに伸ばしていた手を、これからは前に延ばすだけで良いから、ある意味「操作感」としてはそれほど違わないのかもしれませんね。

まぁ、ぶっちゃけた話、Windowsがどうしようとなろうと、Appleが次にすることが次のトレンドになることは間違いないだろう(をぃ)。

WBC - 日本vs台湾

今回はメジャーリーガーも居ないし、監督コーチの人選もxxxだしと、盛り上がりに欠けたWBCの予選ですが、うーん、だからこそ劇的な結末が続きますね。1次リーグのブラジル戦を彷彿させるというか、それ以上の逆転劇を、また井端選手が見せて、4-3で台湾に延長戦で逆転勝ち。正直、もう駄目だなと思っていたけれど、あに図らんや、なかなかしぶとい試合を見せて、本当に9回裏2死から追いついたのは、もう徳俵から足がはみ出ていたのを、親指一本で引っかけて土俵に戻ったような感じ。

で、もう一試合も、オランダがキューバに大差で勝利するという代金星で勝ち上がってきました。次は、このオランダとの試合だけれど、どうだろうか、素人目には日本としてはやりやすい気がするんだけど。いずれにしても、もうちょっと得点力が無いとなぁ。昨日の試合でも、得点圏にランナーが進むけれど、そこからホームが遠い。まるで、どこかのフットボールチームのような(をぃ)。

で、破れた台湾チームの監督のコメントも良いですよね。かったから言うわけでは無いけれど、仮に破れたとしても多分日本として納得できるコメントを残してくれたでしょうね。ほんと、どこかの国のチームに爪の垢でも煎じて飲ませたいくらい。今日キューバとの試合があるけれど、結構勝てるんじゃ無いだろうか、台湾。

いずれにしても、まずは日曜日のオランダ戦をしっかり勝って、先ずは本戦出場を獲得しないと。何か、急にWBCの興味が沸いてきた(笑)。

2013年3月8日

NECPC meets YAMAHA

NECPCとYAMAHAのPC向けオーディオシステムの記事。ふーん、富士通はパイオニア/オンキヨー、東芝はharman/kardonなんだ。SONYは自社内だろうし。確かに昔のPCに比べると、ノートブックPCの音響性能は良くなったとは思うけれど、もともとスペースの無いところに、スピーカーだけでなく、音場精製用の空間も作らないといけないから、大変だろうなぁ。Ultrabookになったら、ますます狭くなるし、平べったくなるから。

今使っているThinkPad X1 Carbonでは、Audio ChipはRealtekのHD Audioで、PCで言えば標準、オーディオ的にはxxxな感じですが、音はそれほど悪くありません。パームレストの下辺り、背面に細長いスリットが有り、これがどうもスピーカーというか音の出口になっているみたい。ただし、本体を机とか硬いものの上に置いて、その反響も利用して音場を作っているので、膝の上とかに乗せて鳴らすと、ちょっと聴けたものでは無くなります。「音が出る」という程度。それに、机の素材によってもかなり音が変わるわけです。金属の机、木製の机、何かシートとか敷いた場合とか。使う場所で音色が違うというのは、やっぱりちょっと困りますよね。それなら、イヤホンなりヘッドホンで聴いた方が良いわけで。

15インチ以上の大画面PCの場合、やはりオーディオ機能は重要になると思うけれど、Ultrabookような移動利用を前提にしているPCの場合は、機能(Audio Chip)だけリッチにして、外付けスピーカーとかイヤホンで聴くこと前提のデザインというのもありかも。無理繰り構成のスピーカーを内蔵するくらいなら、USB 3.0のポートやGb Ethernetのポートを追加して欲しいと思うのは、私だけで無いと思う(笑)。

地震予知

産経新聞に掲載された、地震予知に関してのインタビュー記事。日本の地震予知の代表と言っても良い、地震予知連絡会の平原和朗氏と、地震予知に否定的な東京大学のロバート・ゲラー氏。阪神大震災に東日本大震災と、地震予知研究を裏切るような震災が発生しているから、研究者としてはどうしても一歩引いた話になりますよね。それに対して、以前から余地に関しては否定的なゲラー氏はそれ見たことかという感じだけど、この人は何時もこんな感じだしなぁ。

地震予知に関して言えば、それが自然現象である限りは、再現するモデリング作りはかなり難しいので、どうしても「予測」というよりは「推測」レベルですら難しい。今回M9クラスの震災に遭遇して、国民の意識も高くなっているけれど、これだってだんだんと風化していくだろうし。ただ、前回の大震災と比べて、時代が進んだ分震災や津波の映像にしても記録にしても、膨大な量の記録が今回残されています。次に同様の災害が発生するのは何百年後なのか何時なのか分からないけれど、でも昔の記録が古い文書だったり石碑に刻まれたものだったりという少ない情報量で目立たなかったことを考えれば、一番重要な事は今回の記録をちゃんと残して継承していくことなんですよね。

もう一つは、「研究」という意味において、地震も含めた地球の内部探査活動は続けるべきだとは思うけれど、一方で地震や大規模災害に対しての耐性というか、心構えを持つことがやはり大事だなと言うこと。例えば、町内会等の小規模な地域、あるいはマンションなど建物単位で、自家発電機能や自給機能を備えて、万一の場合でも一週間程度の自給生活が可能なようにしておく事の必要性は、今回の震災で得られた最大の教訓じゃ無いでしょうか。個人的には、太陽光発電を原発の代替発電にするのは無理があると思うけれど、万一の場合の補助電力として装備することは悪くないと思うし。ただし、仮に寿命が20年として、その間に何も災害が無かった場合に、20年後に新規太陽光発電設備に更新するかどうかは、微妙だと思うけれど。でも、そう言うことの繰り返しが、100年後、何百年後の備えになる訳なんですよね。

日本の諺に「備えあれば憂いなし」というのがあるけれど、100%全ての事に対して準備するなんて無理。仮に準備しても、それが100%対応出来るという保証も無い。勿論、人間何かあった時に生きていくために必要な物理的な準備(水、食料、エネルギー、衣服、情報収集能力、etc...)は必要だけど、結局一番大事なのは常に心構えを持っておくこと、と言う事なんでしょうね。そう言う意味で、平原氏は言ってみれば物理的な準備に相当するし、ゲラー氏は精神的な備え、と言うことなんでしょうね。

扇風機の進歩

Daysonが発売した「羽無し扇風機」以来、昔から馴染みのある「円形羽」のタイプから、円柱型、羽無し型といろいろなタイプの扇風機が登場していますが、このパナソニックの「羽無し扇風機」は、とうとう左右旋回の可動部分が無くなっても風が左右に吹くという優れもの

自分の「エンジニアとしての原点」の1つに、「アイロン」という商品があって、昔テレビの番組で、この、もう完全に成熟した商品に松下(当時)が、年間何億円もの研究費を投入して新製品を開発しているという話を聞いて、「流石、大手はこんな事にもそれだけお金を投入出来ていいな」と思ったんですね。ところが、それから暫くして松下から登場したのが、「コードレスアイロン」。正直、頭を殴られた感じがして、自分のエンジニアとしての素質に自ら引導を渡したくらい。何か自分で自ら「成熟商品」なんて限界を作ったことが恥ずかしくなりました。

扇風機にしたって、回転式の扇風機なら、海外で製造してコストダウンもどんどん出来るけれど、例えば1/fのような自然に感じる風を送り出せるものとか、安全面から回転する羽の無い構造なんて言う、まだまだ開発する余地はあるわけですよね。Daysonの羽無し扇風機にしても、ちょっとあの形状がなと思ったけれど、このパナソニックの扇風機はそこから一歩進んだ印象を受けます。

ただ、この手の扇風機の場合、部屋の空気を対流させるとか、柔らかい風を周りに提供するなら良いんだけど、例えば風呂上がりにがーーーーっと風に当たりたいなんて言う時には不向き。そう言う、化膳の切替も出来て、かつこんなスマートな扇風機って早く登場してくれないだろうか。あるいは、壁とか天井に付けて使えるタイプとか。Daysonもそうだけど、この扇風機も底の部分に吸気口があると思うんですが、ユカ埃とか吸い込まないのだろうか。壁掛けタイプだと、そう言う心配も無くなるから、メンテナンスの手間とかも含めて有利だと思うんですよね。いずれにしても、まだまだ扇風機にも改善の余地有りと言うことですね。エンジニアの端くれとして、商品に限界は無いと言うことを、改めて肝に銘じないと。

2013年3月7日

X1 Carbon - Dongleはやっぱり邪魔

オフィスマシンであるThinkPad X1 Carbonを、在宅勤務で自宅で使う場合、正面にデスクトップ機のモニターが並んでいるので、左側にX1 Carbonを置いて使います。で、先日購入したUSB 3.0 Ethernet Dongleが、USB 3.0でもUSB 2.0のポートでもパフォーマンスが変わらないので、電源ケーブルのある左側のUSB 2.0ポートに接続して使っているんですが、ここでトラブル。

写真のように、丁度Dongle部分が机の外に垂れ下がり、しかも机の角にDongleの角が当たるので、ちょっとX1 Carbonを動かしたりすると、USBポートから抜けたりするんですね。抜けないまでも、ポートから少し外れて緩くなっていたりすると、知らない間にEthernet接続が切れて、Wi-Fiに切り替わっていたりもします。
それならと、右側のUSB 3.0ポートに接続すると、今度は机の内側にDongleが進行してくるので、モニターの台と干渉したりして、取り回しが凄く不便。

内蔵のEthernetポートがある機種だと、同じようにEthernetのケーブルは机の上を這い回るけれど、途中に突起部分とか角が無いから、机の角と擦れて抜けたりとかモニターの台と干渉して邪魔になることはありません。Ultrabookの薄型筐体は魅力的だし、移動の時には持ちやすくて便利と言うこともあるけれど、犠牲になったデバイスを後付けすると、それだけ不便さも増すという実例ですね、これは。

Ultrabookになり、薄型軽量化は凄く魅力的ではあるけれど、移動する時に外付けモニターケーブル用のDongleとEthernet用のDongleを持ち歩くというのは、何か本末転倒みたいな気がします。バッテリー駆動時間が以前のThinkPad X201s比べて延びたので、金曜日に日帰りで仕事に出かける時は、もうACアダプター無しでも十分間に合うのに、逆に余計なDongleを持ち歩かないといけないというのは、便利になったのか不便になったか... 内蔵Ethernetが、Fast Ethernet (100Mbps)なら欲しいとは思わないけれど、Gb Ethernetならやっぱり必要ですよね。我々世代ならよく知っている、「X-Jack」のコネクターとか内蔵してくれないだろうか。あるいは、昔のPalm Top PC 110 (Ultraman PC)には、斜めにふたが開くようなデザインのEthernetポートが内蔵されていたけれど、あれでも良いなぁ。Wi-FiでGbクラスのスピードがサポートされるまでは、Gbの内蔵Ethernetポートは必須ですよね。

上から目線

アルジェリア人質事件犠牲者の実名報道について、朝日新聞社の「報道と人権委員会」の内容記事。もうね、読んでいく最初から怒りを感じる内容。事件直後の毎日新聞の話にも怒りを覚えたけれど、何でかと思ったら、この人達は「自分達には崇高な使命がある」という、上から目線で話をしているから何だろうなぁ。

この人達が分かってないと思うのは、「ジャーナリズム」「報道」「公共性」と言うような、「点の視点」でしか成否を考えていないこと。例えば、

実名が必要なもう一つの根拠は、それが情報を検証する際の手がかりになることだ。氏名がなければ、情報を検証する手立てがなくなってしまう。

という意見は正しいと思うけれど、でもそれを実行すべきタイミングは事件直後の遺族ですら混乱している時に必要なのか、ということ。一年も二年も後からでは情報が風化するだろうけれど、例えばそれがもう数日とか一週間くらいの猶予の後に実名を後悔しても、風化の問題はほとんど無いでしょう。その間に遺族の心の整理も出来るだろうし、中には犠牲者の生きた証としては何らかの記録を残すことを考えるかもしれない。そう言う、流れの視点から事実を正確に伝えることが、ジャーナリストでありメディアというものの存在意義のはず。でも、結局彼らが目指しているのは「スクープ」でしか無いわけですよね。1つは、自社の情報に対しての付加価値を高めてビジネスを延ばすため。もう一つは、他社・ライバル記者よりも早く情報を後悔するという、自己満足のため。

「死者の叫び」という言い方をしているけれど、仮にその犠牲者がその記者の親族だとか親友と言うのであればまだ理解する余地はあるけれど、全くの他人である記者・ジャーナリストが、何故犠牲者に一番近い扶養者・家族・親族の意思をオーバーライド出来るのだろうか。それこそ、ジャーナリスト・メディアと言う名前に対して驕りの気持ちの現れじゃ無いか。現実と報道の係留点として「実名」が必要と言っているけれど、そんなの彼らの詭弁ですよね。事件の中には、加害者・被害者の氏名以外にも、様々な重要な要素が絡んでいるはずで、そういうところを丹念に取材して解明すれば、幾らでも現実世界との接点は見つかるはず。単に、一番手軽に入手出来て、読者に対してのインパクトが大きい「犠牲者」という要素に甘えているだけの考えですよ。

メディアスクラムについて、

山中季広・社会部長 亡くなった方の名前や住所がわかり、各社が家の前に集まった。ただし、連日深夜まで入れかわり立ちかわりインターホンを押すとか、自宅の前に中継用のやぐらを組むようなことは防げた。スクラムには至らずに済んだと認識している。

もう、笑っちゃいますよね。例えば、自宅前に人が集まり、それが一人や二人じゃ無くて何十人という規模になり、さらには中継車とか日頃見たことが無いような車が何台も駐車していたら、ほとんどの一般的な人間なら、圧迫感なり恐怖感なりを感じるでしょう。あるいは、自分の家の前から中継とかされたら、それをTV放送とかで見たとしたら、そんな気持ちすら斟酌しない・出来ないこと自体、彼らの感覚が既にマヒしているとしか考えられません。インターホンを押さなかったから、櫓を組まなかったから、だからメディアスクラムは発生していないなんていう考え方が、現実離れしている考えですね。

高々三人による内輪の話し合いで、しかも「実名報道反対」という立場の人間が居ないような不均衡な人員構成での話し合いで、その結果「我々は間違っていなかった」という結論を出されても、日本海の向こうで「我々は正しい、間違っているのは日本だ」と言っているあの国とかあっちの国とかそっちの国見たいな、空々しさしか感じられません。そう言う世間の冷めた空気を、是非この機会に実感して欲しいですね。それが、現実と報道の今一番重要な「係留点」なんですから。

さっぽろ雪まつり

さっぽろ雪まつりで、伊勢神宮の接続を自衛隊が製作するのは憲法違反じゃ無いか、という記事。凄く個人的にこの筆者が嫌らしいと思うのが、最初の部分で引用している、憲法89条の条文。

「憲法八九条は「公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため(中略)これを支出し、又はその利用に供してはならない」と政教分離を定めている。」

この「(中略)」がくせ者ですよね。それに最後の「政教分離を定めている。」も、ミスリードを誘うような嫌らしい書き方ですよね。ここでは、公の財産の使用・便宜供与についての話なんだから、宗教の自由に対しての政治的な圧力や優遇とは、また違った意味のはずなんだけど。

で、中略無しの全文を見てみると。

公金その他の公の財産は、宗教上の組織若しくは団体の使用、便益若しくは維持のため、又は公の支配に属しない慈善、教育若しくは博愛の事業に対し、これを支出し、又はその利用に供してはならない。

強調部分が「中略」されていたところですが、要するに公の財産を特定の宗教組織・団体に使うことは駄目だけど、公の支配に属しないイベント・事業に対しては認められる場合も有る、と言う事。勿論、この「さっぽろ雪まつり」が、その範疇に入るかどうかは、また確認は必要ですけどね。で、仮に、その支出に疑問があるとしても、このジャーナリストが責めるべきは雪祭りの主催者であり、そこから作業依頼を受けて設営作業をしている自衛隊に結びつけるのはお門違いでしょう。自衛隊が、自ら雪祭り参加希望を出し、そのテーマとして伊勢神宮を設定して、かつお金をもらいながら製作した、というなら問題だと思うけれど。

で、「嫌らしい」と書いたのは、仮に、この公金支出を問題として提示するなら、筆者が中略した部分にまずは注目すべきでは無いのか、ということ。この「さっぽろ雪まつり」が、「慈善、教育もしくは博愛の事業」なら問題無いわけですからね。でも、そこを言わずに、前半部分の「宗教」というところにフォーカスして、それを強調している文章が、何か胡散臭さを感じさせます。そう、「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」みたいな。今年は、伊勢神宮の20年に一度の「式年遷宮」の年ということもあり、その観光アピールも兼ねてのこの雪像展示なのかもしれないけれど、それならそう言う宗教儀式と公のイベントの関係を問えば良いのであって、そこに自衛隊を絡めてくるのは、実は別の意図があるんじゃ無いのという思いの方が強くなる記事です。

2013年3月6日

high! by Peach

LCCのPeachが、機内エンタテーメントをWi-Fiダウンロードサービスで提供するという記事。専用アプリをスマホにダウンロードし、KIXの第二ターミナルの専用Wi-Fiからソフトをダウンロードすると、4時間楽しめるというもの。機内AVシステムがあっても、結構自分のパソコンやタブレットで、自分の好みのソフトを楽しむ人は多いので、これはこれで面白い試みかも。記事の最後にも書かれているけれど、機内AVシステムの代替機能として、提供するのも悪くないかも。折角専用ソフトを入れるのだから、例えばPeachに10回搭乗したら、1ソフトは無料でダウンロード出来るとか、有料ソフトの販売でロイヤリティーを確保するとか、いろいろとビジネスモデルは構築出来そうですね。

もっとも、国内線と近距離の海外路線を幹線としているLCCに取って、どの程度お客様ニーズがあるかは疑問だけど。例えば、就航地の現地ガイド番組を自主製作して、GPSと連動してガイドマップ機能も追加するとか、そこで紹介した店舗に行くと割引があるとか、そう言う膨らませ方もあるんじゃ無いだろうか。

座りすぎの危険性

自分の場合は、「在宅勤務/e-Work」という名前の「自宅警備員」状態なんですが、そんな自分にとって気になる記事。長い時間座り続ける生活スタイルは、喫煙にも類似するくらいの健康被害があるという話。うーん、まずい。以前ほどでは無いものの、出来るだけ歩くようにはしているんですが、それでもまだまだ足りない状態。まだまだ花粉は舞っているけれど、暖かくなってきたこともあるから、外歩きを再開した方が良いのかなぁ。

「在宅勤務」という意味では、極端な話パソコン(ノートブックPC)とネットワークアクセスがあれば、実は作業場所として自宅で無くても構わないわけで、時々どこか外に出て仕事をしてみようかと思うことも結構あります。勿論、セキュリティの問題があるので、場所としてはある程度プライバシーが確保できる場所でないといけないし、スタバならいいけれど居酒屋なんかでは拙いだろうし。

記事の中に書かれている「Walk & Talk Meeting」っていうのは、ランチョンミーティング、ブレークファーストミーティングみたいにブームになるかも。となると、歩きながらでも議事録というか会話の記録を自動的に記録するようなiPhone アプリとか、別の場所にいる同士でもミーティング出来るFacetimeアプリとか、そういうツールが面白そう。いずれにしても、これから気候は良くなるから一層体を動かすようにしないと。そうで無くても、加齢と共に体力も落ちるし筋力も落ちるし、逆に血圧と血糖値は高くなるし(をぃ)。

アクセスブロック

昨日ほぼ一日に渡って発生した、「毎日.jp」や「マイナビニュース」などの大手サイトへのアクセスブロック。私もGoogle Chromeをデフォルトブラウザーで使っているので、このトラブルに遭遇してびっくり。暫くしてIEで試しにアクセスしてみたら問題無くアクセス出来たので、Chromeの問題かなとは薄々思ってはいたのですが...

Googleの説明では、Chromeに実装されている「Safe Browsing機能」が動作したためとの事ですが、何が原因だったのか、こういう時には明確にして欲しいですよね。どうやら、サイト内に掲載している広告サイトに怪しいものがあったとか言うは話も聞くんですが、それだと大手以外の個人サイトや中傷のサイトにも同様の危惧が存在するわけで、そういうところにタイしての警告にもなるだろうし。

ここでフト思ったんだけど、あの国のサイトやこっちの国のサイトには特に問題なくアクセス出来るんだけど、それってそう言うマルウェアが居ないと言うことなのか、あるいはGoogleの裏をかく巧妙な仕組みがあるのか、どっちなんだろうか。ちょっと興味ある(をぃ)。

2013年3月5日

オリンピック招致

現在東京で行われている、2020年夏期オリンピックの現地調査。スポーツ好きで1964年の東京オリンピックも経験している自分としては、是非もう一度東京で、あるいは日本でオリンピック開催をして欲しいと願っていますから、この現地調査にも大きな期待をしています。前回に比べて、前回の反省と改善を入れた活動がされていることを願っているけれど、ふと思ったのが東京のアピールポイント。

今回は、晴海に設置予定の選手村を中心に、半径8km以内にオリンピック施設の85%が集中している点がメリットの1つとの事ですが、東京の場合、交通機関の充実をもっとアピールしたらどうかといつも思うんですよね。で、それは、オリンピックだけで無く、パラリンピック開催時に最も有効性を発揮するんじゃ無いかと。例えば、点字ブロックしかり、交差点での誘導シグナル、駅でのエスカレーター等々、多分今回ライバルとなるマドリードやイスタンブールと比較しても、格段の充実度じゃないだろうか。正直なところ、やはりメインは「オリンピック」だとは思うけれど、「パラリンピック」にしても同列に評価されるんだろうから、それならその部分に重点を置いたプレゼンテーションがあってもいいような。

さらに言えば、Suica/Pasmoを利用して、選手は料金とか気にしなくても交通機関の利用が出来たり、買い物が出来るサービスや、あと音声ガイド付きの自動販売機にタッチすれば、その人の母国語でガイドが流れるとか。2020年ともなると、FeliCaもNFCに変わっているかもしれないけれど、今の「便利な電子マネーな世界」というのも、多分余所には無いセリングポイントになるんじゃ無いかなぁ。

個人的には、これまで5回の立候補をして、イスラム圏発の開催を目指すインタンブールが一番のライバルかなと思うんですよね。2016年に「南米初のオリンピック開催」としてリオに決まったように。で、イスタンブールの売り文句として「アジアとヨーロッパの両方での開催」というのがあるそうなんですね。これはこれでアピールポイントになると思うし、逆に2024年は順番で行くとヨーロッパ開催が予想されるから「イスタンブールは2024年でもよくね?」みたいな判断には... ならないか(笑)。

さて、今回の調査団に東京の印象はどう移ったんだろうか。運営能力とか経済力から言えば、候補地の中ではトップだとは思うけれど、後は「だから東京で」という最後の一押しが何か必要ですよね。難しいけれど。

2013年3月4日

パチンコ中毒

日本のマネをすることが大好きな韓国ですら、そのギャンブル性と依存性に危機感を感じて7年も前に禁止している「パチンコ」。しかし、その魅力(魔力?)に抗することが出来ずに、わざわざ福岡まで出かけてくる韓国人観光客の記事。私は、知り合いがパチンコ店経営者にも居るけれど、ほんと、日本でも全面禁止にすれば良いのにと思う。だって、景品の三角取引なんて明確な金品授受だし、利権も絡むし。でも、最近のTV-CMの多くがパチンコとかゲーム関係のメーカーであるように、人間のギャンブル性を刺激する衣食住みたいに決して消えないビジネスなんでしょうね。

まぁ、日本人だって、より刺激を求めてカジノに行ったりするわけだし。でも、カジノをやっている韓国ですら禁止しているというのはねぇ。国民性として、熱中しやすいと言うことはあるかもしれないけれど。観光客誘致のために、国内でもカジノを開設しようという話は、何度も出ているけれど、パチンコだけで年間何万人、何十万人という集客が見込めるなら、ビジネスとしては魅力的かも。でも、よく引き合いに出されるラスベガスにしても、あそこのメインビジネスはギャンブルよりもコンベンション関係の方が大きいはずで、決してギャンブルが出来ればお客が集まるわけではないし。それに、ギャンブルというのはより強い刺激が持続することで継続していくわけだから、結果的により過激なあるいはレートの大きなものに変わっていくから、その点問題も後から生まれてきそう。丁度、ジェットコースターがどんどん過激になっていくのと同じですよね。

今、マイナンバー制が国会で設定されようとしていますが、こういうシステムで明確に管理しても、多分抜け穴を見つけてやり続ける人も出るんだろうなぁ。普通に娯楽目的でパチンコをするくらいならまだ許せるとしても、その間子どもを車の中に置いておいて死なせたり、生活保護で厳しい生活をしているはずがパチンコにお金をつぎ込んだり、凄く矛盾を感じますね。だからこそ、逆に「ギャンブル特区」を作って、その中でしかパチンコやスロットは出来なくする、というのはありかも。

そう言えば、少し前にも、韓国で禁止されている美容整形だったか若返りの施術を、日本でやっているなんていう話もあったけれど、変なところで日韓協調されても困りますね。

冬の嵐

この週末、北海道では記録的な吹雪となり、痛ましい事故が何件も。特に、自分と同い年のお父さんが、9歳の娘さんを助けるために自分の衣服まで使って娘さんを吹雪の中守り抜いて無くなったという話は、もう聞くに堪えられないくらい。しかも、その後のニュースで、実はこのご家族のお母さんは2年前に無くなっていて、だからこそこのお父さんは一人娘を何としてでも助けようとしたのでは無いかと言うことで、もう何も言葉が見つからないくらい。一人になってしまった娘さん、後の面倒を見てくれる親戚の人とか居てくれると良いんですが。

日頃雪とはほとんど縁の無い土地にいるので、雪の怖さ、それが今回の様な猛吹雪になった時の怖さが今ひとつ実感できないのだけれど、そう言うことに離れているはずの地元の人が事故に遭遇していることからも、今回の天候の厳しさが十分に感じられますね。先週吹き荒れた春一番の影響で、この悪天候が北海道に発生したそうですが、あの風の中雪が何十にも吹いてきたら、確かにもうその場に立ちすくむしか無いですよね。

車の中でエンジンをかけて暖を取ろうとしていた親子4人が一酸化炭素中毒で亡くなった事故も悲しいニュースですが、この時期車のマフラーにシュノーケルみたいなパイプを付けて、排気が高い位置から出るように臨時に改造出来るようなことで、事故を回避出来ないのだろうか。確か、水陸両用車で水の上に排気が出せるように煙突みたいなマフラーをした自動車があったけれど、あんな感じ。見方によっては、昔懐かしい族車みたいなデザインになるけれど、でも命には代えられないわけですし。もしかしたら、排気ガスが逆流するとか何か理由があるからやらないんだろうけど、仮にそれが車検とか検査だけの理由であるなら、何か簡便な方法で事故を防げるような方策を見つけて欲しいですよね。

排気ガスが悪いんだから、電気自動車なら、とも思えるけれど、バッテリーは寒さに弱いから、あんな天候では先ず使い物にならないだろうなぁ。ガソリン車では無く、水素自動車なら良いかもしれませんね。水素自動車の排気は、水蒸気(水)だから。でも、あの寒さの中では、その水蒸気が排気管に凍り付いて、結局排気詰まりで動作しなくなるか。

こんな厳しい天候が続いているんですが、何気に天気予報図を見たら、今週中頃から気温が上がり、週末になると20度にも最高気温が上がるという週間予報が出ています。季節の変わり目とは言うものの、この急激な変化には一寸体調もついて行けないなという感じです。今週末は、いろいろと集まりがあって出かけなきゃいけないけれど、一寸準備に困るな。冬の嵐が厳しいだけに、これから訪れる春は是非とも穏やかなものになって欲しいと切に願います。

ThinkPad T430s日本語キーボード換装

仕事で今使っているThinkPad T430sは、諸般の事情から米国モデル何ですが、日本語のテスト環境を作る必要があり日本語キーボードに換装することに。ついでなので、ThinkPad X1 Carbonのキーボードとの違いなども比較しながらの交換作業となりました。
X1 Carbonの上に、今回交換するT430s用の日本語キーボードを並べて置いてみました。ミュートボタンから電源ボタンまでの位置が異なっているのとF4/F5、F8/F9、F12/Homeの間にX1 Carbonは隙間があるけれど、T430sには無いですね。T430sのキーボードの方が少し大きく見えるけれど、これはX1 Carbonの上に乗せているので遠近法でそう見えるだけで、実際の横のサイズはどちらも同じです。
今度は下側の比較。こう見ると、TrackPointの左右ボタンの大きさの違い我欲分かります。正直、X1 Carbonの長くなった左右ボタンは使いにくい。クリック感が凄く悪いんですよね。また、スペースキーの左側は同じなのに、右側はわざわざスペースキーを延ばして狭くしているのは理解不能。特に「変換キー」の位置がまるまるキー1つ分違うのが、自分にとっては致命的な違いで、X1 Carbonを使い出して二月目になろうとしている今でもタッチミスが頻発します。あと、この写真を見ていて気がついたんですが、X1 Carbonのキーボードはバックライト付キーボードなので、スペースキーの刻印は上向きライトですが、T430sは通常のキーボードなのでライトの絵は下向きになっています。結構芸が細かい?!
ThinkPad T430s開腹の図。内部は結構シンプルですね。このT430s、キーボードを固定するネジは中心当たりに二カ所しか無いんですが、1つはバッテリーパックの裏側、もう一つはメモリースロットのカバーを開けて外す必要があります。その後、少し上に持ち上げて下側(手前側)のラッチを外してから、上に持ち上げて外します。固定部分が中心部にあるからでしょうか、右側の光学ドライブの上とか左側のHDD/ファン周りの上部分は、内部フレームが張り出していて、結構しっかり固定される感じです。
無事交換作業が完了して、日本語モデル(?)に返信したT430s。もともと英語キーボードの時に日本語のWindows7を入れていたので、キーボードを交換した後もそのまま日本語MS-IMEは問題無く利用可能。

X1 Carbonと同じ、6列配列のキーボード何ですが、やっぱりスペースキーのサイズが短く、変換キーの位置が7列時代と同じ少し左寄りになっているので、右手の親指での変換作業や、かな入力・英語半角入力切替がとっても楽。X1 Carbonとは、キーボードが違うからそのまま交換できないんだよなぁ... それが残念。さて、お仕事お仕事...

2013年3月3日

政治とダンディズム

朝日新聞に掲載された、麻生副総理・財務相のG20参加時のスタイルについて。この新聞らしく、最初は誉めているんだけど、最後の最後に意味の分からない落とし穴的否定意見で締めくくるところは流石。文中、「ダンディズムとは目立たないこと」と書かれていて、それは狩猟用の服装から生まれた歴史からいうと正しいんでしょうね。まぁ、ああいう席でああいう服装をしたら、何を着ても目立ったように思うけれど。で、衣装論・服装論としてそこで終わるなら分かるんだけど、

「それに今回のG20では、日本の円安傾向をなるべく目立たないようにして各国からの批判をやり過ごすことが求められていたはずだ。」

という意見に繋がるのは変。まず、G20で日本の円安に対して何か言われることは事前に明らかだったわけで、目立たなければ何も言われないというのは逆。仮に、そこに日本の存在感が無ければ、欠席裁判じゃ無いけれどこれ幸いと日本に責任をおっかぶせるような意見が出てくる方が普通でしょう。だからこそ、日本はより強く自国の状況と意図を説明して、理解と協調をあの席で獲得しない蹴ればいけなかったはず。それに、あの麻生副総理の服装が効果を発揮したかどうかは不明だけれど、少なくとも彼の強い性格がそれなりに説得力を持ったんじゃ無いだろうか。何かファッションショーの様な場所であれば、服装とか出で立ちであるとか、そう言うものが目立つ・目立たないということはあると思うけれど、G20のような国際的な会議・政治の場では、服装以前にその人の持つ性格・発言力・行動力がその場を左右するわけで、ちょっとピント外れというか、無理繰り感を感じるコラムだな、と。

で、さらによく分からないのが、最後にVANの石津謙介氏の話を出して締めくくっていること。氏のファッションスタイルが目立たないけれど長く愛用されている上質なものという点には異論は無いけれど、それがそこまでの話とどう繋がるんだろうか。目立たないというキーワードだけで結びつけるのは、かなり強引な気がするし。正直なところ、自分の好みと比較すると、当時の雑誌等で見た石津氏のドレスアップした服装はちょっとToo Muchな気がするんですが、「目立たない」と言うことと「自分の主張をする」と言うことは別の話だと思うんですよね。そう言う意味で、石津氏のコメントと麻生氏のスタイルは一致しているし、何となく筆者だけがそれを曲解している気がする。

歴史は消えない

韓国の朴大統領の式典での発言

「朴氏は日韓関係を「加害者と被害者という歴史的立場」と表現。「(この立場は)千年の歴史が流れても変わることはない」と語った。」

過去は変えられないのだから、それを認識した上でどの様に次の時代を作るかが、近代社会における「知恵」の出しどころだと思うけれど、こういう言い方をされてしまうと、結局韓国っていう国は、何があっても今の「日本が悪い」という考えを変えることが無いんだなと再認識してしまいますね。

そもそも「歴史を正しく直視して責任を負う姿勢を持たなければならない」と言うけれど、これは韓国に対しても言えることで、これまでの歴代政権で日本と合意したこと、締結したことはちゃんと遵守して欲しいもの。大体、過去日本が表明した「お詫び」にしても、別に日本単独で決めたわけじゃ無くて、韓国当局とネゴした上での内容で有り表明であったはず。それが「外交」だと思うから。だから、それなりに不満はどちらにもあるかもしれないけれど、合意したことを暫くしたら、いゃ反省が足りないとか責任認識が無いとか、何度も後出しジャンケンされてもねぇ。

大体、日韓基本条約で、双方に不満な点は多々あったにしても、両国は過去を清算して平和共存する事に合意した正式な手続き完了のはず。で、その条約を決めたのが、今の朴大統領の父親・朴正煕元大統領なわけですから、彼女は自らの父親の仕事を否定していることにもなるわけですよね。国内向けのポーズと言う点を割り引いても、結局は韓国は韓国なんだなという印象しか沸いてきません。ほんと、地政学的な問題ではあるけれど、もう少し何とかならないのかと、いつも感じる瞬間です。

で、頭が痛いのは、彼女はこれから5年間は韓国のリーダーとして先頭に立つわけで、対日本の姿勢は、これから厳しくなることはあっても弱まることは無いだろうと言うこと。対する日本は、第二期安倍政権は、このままの調子でいけば1年以上は持つだろうけれど、まぁ2年から3年くらい、どう考えても5年は無理そう。となると、ある程度態度をエスカレーションしてきている朴大統領に対して、新規に政権を担った自民党(?)、維新(?)、新党(?)の首相は、どうしてもマイナスの立場からのスタートにならざるを得ないでしょうしね。そう言う意味では、向こうは5年計画で進めれば良いのに対して、長くても2年くらいの余裕しかない日本の政治の不利な点が再認識される事象だと思います。ただ、何れの政治体制であっても、結局は是々非々で対応するしか無いわけで、日本主張は主張で継続していく確固たる態度がこれからますます必要になると言う事なんでしょう。

でも、だからといって4年とか5年の大統領制ってどうだろうか。たまたま有能なリーダーに恵まれて、経済にしても社会生活にしても恵まれた状況が続けば良いけれど、どうしたってそれだけの基幹には山あり谷ありになるだろうし、最近のように決して誉められたリーダーでは無い人材が長期の政権を運用するというのは、その国だけで無く世界にとっての不孝でもあるし。そう言う意味では、日本の短期政権を非難されるけれど、それはそれで傷口が深くなる前に手当てできる、メリットのある方法だったりして。

車じゃ無いんだから

今年改選を向かえる、川勝静岡県知事。なんか橋本大阪市長みたいなfanaticな面があるので個人的には好きになれないんですが、こんな無茶振りをするんだよなぁ。

「静岡県の川勝平太知事は1日、防衛省は航空自衛隊のパイロットにオスプレイを操縦させた上で、飛行の安全性を確認すべきだと県庁内で記者団に語った。」

浜松の空自を想定して、こんなこと言っちゃうんだろうけど、自動車の試乗じゃないんだから... 民間とは少し違うかもしれないけれど、パイロットの場合は形式免許で特定機種のみのライセンスで操縦しているのに、オスプレイのような特殊な操縦が必要な機首で簡単に操縦できるようになるとは思えないんだけど。それに、USでのトラブルに付いても、そう言う操縦方法のミスと言う事なわけだから、慣れていない空自の隊員がやることって意味があるのだろうか。

例えば、国内航空事情に詳しい専門家だったりが運用方法について一緒に考察するとかいうならまだ分かるんだけど、こういう乱暴な言い方は止めて欲しいですよね。何か、一般受けすることを狙っているのか、あるいは天然なのかは分からないけれど、責任ある地位にある人なのだから、もう少し自分の発言に注意して欲しいと思いつつ、もう任期なんですよね。やっぱり、次は別の人かなぁ。

2013年3月2日

浮かぶ富士

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。この日は朝から春一番の風が吹き始め、目はしょぼしょぼ。でも、これまではダウンのコートを羽織らないと寒かったのが、この日は朝から暖かくて、いつも先ずは入れる暖房も無くても良いくらい。実際、出かける時にはブルゾンを羽織って出たんですが、それで十分。歩いているうちに、暑く感じる位でした。

残念ながら、天気は曇り空で、この日の予報では夕方くらいから夜にかけて結構強い雨の予報で、いゃだなぁと思いつつの出社でした。

いつもの定点観測である富士山は、この天気なので見えないかなと思っていたら、結構くっきりと出迎えてくれました。裾野の方が結構厚い雲に覆われているんですが、逆に頂上付近は雲が切れているのか、朝日浴びてこんな天気ながらもクッキリと表情を見ることが出来ました。見ようによっては、雲の海の中に浮かんでいる富士山、かな。花粉症で目はしょぼしょぼするし、こんな天気で気分も沈みがちになるけれど、富士山の様子を見るだけでかなり救われた気分になりますね。

春一番

今朝も朝から凄い風が吹いていますが、昨日は春一番が吹き荒れて大変。なんと言っても、花粉症持ちには厳しい時期。昨日も会社に出かけるために家を出た途端に、鼻がムズムズして「来たな」という感じ。新幹線に乗っている家はまだ良かったんですが、会社に到着して暫くしたらもう目が痛くて... 一応、これを予想して前日木曜日の夜には花粉症の薬を服用していたんですが(1日1錠)、今年は体質が違うのか去年はよく聞いた薬の効果は今ひとつ。それでも、壊滅的な状況にならないだけでもいいのかな。早くも薬も無くなってきたので、今日は薬局に行って補給しておかないと。一緒に、目薬も購入しないと。

最近は、この花粉症の季節になると、目や鼻がぐしゅぐしゅするとともに、目が疲れるというか、疲労感が激しくなるんですよね。特に、夕方くらいになると、もう大変。加齢の影響もあるんだろうけど、この季節はちょっと困ります。さて、今日の強風の中、どの様にやり過ごそうか。こういう時に限って、いろいろと出かける用事があったりするんですよね。

初めての予約

今年から使い始めた、Hilton HHonors VISA Platinum Cardですが、暫く使う機会も無く塩漬け状態。で、3月終わりから4月にかけて行くBangkok/Singapore旅行から帰国した翌日に会社に行かなきゃいけないから、この時を狙って予約を入れてみました。本当は、SingaporeでConradに泊まろうかと思っていたんですが、なかなか結構なお値段で断念。で、国内のHilton予約なので、やはり先日メンバーカードが届いたHilton Premium Club Japan (HPCJ)で予約を入れてみることに。

このHPCJ、一寸分かりにくいのはHPCJ価格が表示されるのでは無く、契約すると表示されている料金から20%がディスカウントされると言うこと。何かよく分からないシステムだなぁ。で、ものは試しとヒルトン東京の部屋を予約。予約確認のメールには、画面表示されていた時の価格が記載されて届きます。で、2日程してから、自分のHilton HHonorsのアカウントにアクセスしてみると、この予約記録が登録されていて、代金も確かに20%オフされていました。

まぁ、予約手続きがちょっと回りくどいけれど、お安いお値段で泊めて貰えるんだから少しは我慢しないと(笑)。折角なんで、新宿のヒルトン以外もこの際試してみないと。次の目標は、福岡のシーホークかな...

2013年3月1日

NFCとFeliCa

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、世界標準のNFCと日本のプラットフォーム「おサイフ携帯」の話。私自身、NFCのサービスは使ったことが無いので、比較できないんだけど、どうなんだろうか。私自身、今日のように都内に仕事で出かける時は、FeliCaを使ったサービスが山田氏が冒頭にも書いているようにフル活動して、本当に携帯1つあれば買い物にしても電車・バスの移動にしても、さらには飛行機にだって乗れます。さらに、この今月23日からは、交通系の電子マネーが全国的に相互利用可能になり、本当に携帯1つで全国を移動する事も可能に。iDやEdyで買い物だって可能ですし。昔、電波少年のコーナーで「懸賞品生活」という、懸賞品だけで生活するコーナーがあったけれど(たしか、なすびが裸で生活していたやつ)、今なら「ケータイだけ生活」とでも言うべきかな。あっ、かなり意味は違うか。

山田氏のコラムを見る限りでは、NFC系のインフラは、まだ熟れていない印象ですね。そう言う意味では、もう何年も実際のマーケットで、しかも品質要求の高い日本のマーケットで"Battle Proof"されているFeliCaには一日以上の長があると思います。ただ、如何せん、日本ローカル規格である以上、世界標準であるNFC Type-A/Bとの共存を目指さないといけないのも事実。何か、NFC-to-FeliCaみたいな、ブリッジが簡単にできると良いのだけれど。

物理レイヤーだけ、FeliCaからNFCに移行して、全体のシステムデザインは今のおサイフケータイ的なスキームが、一番望ましいな。

Samsung Wallet

Samsung が発表した「Samsung Wallet」。名前以外で、AppleのPassbookと何が違うんじゃい、と無性に突っ込みたくなるんですが(笑)。LufthansaやExpediaがすでに参加しているみたいですけど、これ、また新たな特許係争の種になるんじゃないのかなぁ。

で、このサンプル画面ではバーコードが表示されているんですけど、QBコードは使わないのだろうか。PassbookはQBコードを使っているから、多分情報量は多いはず。簡単なチケット類なら、バーコードでも十分かもしれないけれど、航空券のチケットのような場合には、情報量が足りないんじゃ無いだろうか。

今、PassbookとNFC/FeliCa系の両方のサービスを使っていますが、使う時の手軽さではNFC/FeliCa系何ですよね。そのまま携帯やスマホをタッチすれば良いだけだから。Passbookは、設定しておけば表示されるけれど、大概はその画面を呼び出す必要が有るので、一手間掛かります。その分、特定のH/Wに依存しない簡易さは優れているけれど。で、このSamsung Walletですけど、"Samsung"と入れちゃうのが抵抗ある企業もあるかも。もっと無機的な"Touch Wallet"とか、抽象的なサービス名にした方がいいと思うんだけど。世界トップの出荷台数を誇るSamsungだから、これからこのサービスを入れて一気に独占、というシナリオなのかもしれないけれど、Androidの"Passbook"になれるかどうか。

Amazonのデリバリー

ここの所、何日かおきにAmazonで買い物をして品物を受け取っているんですが、ちょっと変な現象に遭遇しています。サイトで品物を購入して、配送はas availableで特に日時指定はせずに完了。大体、速くて二日後位が配送日として設定されます。在庫が無いと、その時には確定せず、後日確定したところで配送予定のお知らせがメールで届きます。

で、今週は、火曜日、木曜日、金曜日と購入品の都合で3回配送される予定になっていました。ところが、火曜日予定の品物は月曜日に、木曜日予定の品物は水曜日の夕方に、さらに金曜日予定の品物は昨日の午前中に配送されてきました。勿論、遅れるよりは早めに届くことに超した事は無いけれど、でも「何日にお届け」という連絡が来て、そのつもりで待っているのに、それとは違う日に配達されるのは、ユーザーとしては一寸困ります。たまたま今回は、何れも家にいて品物を受け取ることが出来たから良かったけれど、配達を予定していなくて出かけていたりすると、逆に面倒なことになりますから。厳しい言い方をすれば、企業として「コミットしたこと」を守れていない、と言う事でもありますから。

今回が特別かなとも思うんですが、そう言えば以前も一日早く配達されてきたことがあったんですよね。で、ふと思ったんですが、内部処理している時間帯が、システムのあるだろうUS時間と日本時間が混在してないか、ということ。例えば、金曜日配送予定で木曜日の午前中に配達されてきた品物は、水曜日の昼間に「発送が完了しました」メールが来たんですね。普通なら、配送日は発送日の翌日くらいだろうかなと思ったんですが、まぁ金曜日かと思っていたら木曜日。お知らせメールに配送日が記載されていると言うことは、Amazonが発送する時に運送業者から「何日」という連絡があるんだろうから、見込みで記載しているとは思えない。で、考えたのが、発送した日本のAmazonでは「木曜日2月28日配達」と入力したものが、システムの中では米国時間と解釈されて、それがもう一度日本の日付けに変換されて「金曜日3月1日配達」と出力されて、それがお知らせメールに記載されてしまった、とか。うーん、まぁいくら何でもそんな回りくどいことが発生しているのかという疑問はあるけれど。でも、何となくそんな想像をするとしっくりくる感じがするんですよね。

最後の配送のところは、Amazon自身が関わっているわけじゃ無いから仕方ないかもしれないけれど、でもユーザーからみるとその部分も「Amazonのサービス」。しかも、直接ユーザーとAmazonがコンタクトする場所で有り、品物を受け取るという一番重要なコンタクトポイントですから、ここを大事にしないとユーザー評価も大きく変化するでしょう。以前は、こんな事は無かったと思うんですが、やっぱり規模が大きくなるといろいろと手が回らない部分も出てくるんだろうか。