2013年3月22日

黄金の錬金術師

古代から「金」という金属の存在は人間にとって特別な物であったわけで、だからこそ何とかしてその「金」を創造しようと「錬金術」が中世に発達して、結果的に金を作る事は出来なかったけれど、様々な科学技術発展の基礎にはなったんですよね。で、その「金」をもしかしたら人工的に作る事が出来るかもしれないという記事。想像を絶するような、膨大な圧力が瞬時に掛かることで、一瞬で金が生成されるというのは、何となく納得できるような気もするし、不思議な気もします。よくある話は、例えばダイヤモンド等は凄い圧力で炭素が圧縮されて、それに熱が加わって出来る事が分かっていますが、この錬金術の場合は、圧力が掛かって居るけれどそれが地震で一瞬に消えることで、液体が気化して金が生まれるという、ちょっと人工的に作ろうとすると大変そう。創造したのが、ポン菓子を作るところなんだけど、圧力はあんな物じゃ無いだろうし(笑)。

また、南鳥島周辺の海底泥からは、何百年分ものレアアースの可能性が発券されていて、これらも多分地球の内部深くで熱と圧力で形成された物が、地表に出てきた物だろうけれど、地球程度の大きさの星の中でもこれだけのことが起こるのだから、例えば太陽とか木星とか、そう言う規模の星の中では一体何がどうなっているやら。

自然の偉大さと神秘を感じるけれど、こうやってその謎を少しずつだけど解き明かし、利用出来る切っ掛けを見つける人間の科学技術も、結構侮れません。

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