2023年6月30日

VISAでタッチ決済

自分のメインカードである三井住友VISAカードが、今年の10月で更新を迎えます。多分9月位には次のクレジットカードが届くと思うんですが、そのカードに期待しているのは「タッチ決済対応」になる事。今私が保有しているクレジットカードは、この三井住友VISAカードと、そのオムニカードの三井住友MasterCardと、Hilton Amex Premium Cardと、ANA JCBの4枚。このうち既にタッチ決済に対応しているのは、Hilton Amexだけなんですが、このAmexのタッチ決済に対応していない店舗が多くて、殆ど使う機会が無いクレジットカードのタッチ決済。こちらとしては、利用する気満々でも、お店側がそう言う事を認識していない婆が多くて、それで利用機会を喪失している事は確かだと思います。


記事の冒頭、タッチ決済に対応したVISAカードが、日本国内で1億枚(3月末時点)に達したと書いているけれど、確かVISAがチッチ決済対応のカード、記事にあるように券面にカード番号とか表記していない新しいデザインのカードを発行しだしたのが3年位前だったかな。それ以降の新規発行分や、更新分はどんどん自動的にタッチ決済対応カードに置き換わるから、発行枚数に関してはそれ程重要では無いと思う。逆に私のように「チッチ決済したい」と思うユーザーが、期限前に新デザインのカードに切り替えようとすると、確か交換手数料が必要なのとカード番号も変わるので、それが嫌で期限まで更新を待っている所なんですよね。だから、本当にタッチ決済を普及させたいのであれば、そう言う「タッチ決済好き」なユーザーに優先的にカードを配布した方が、機械的更新していくよりもよほどタッチ決済普及に効果的だと思うんだけれど。

タッチ決済が始まった頃は、それまで利用されていたクレジットカード用端末が対応していないので、別にタッチ決済用の端末を追加しないといけませんでした。さらにそれを操作するには接続しているPOS端末側での操作が必要な事も有り、店員さん自体が操作方法を理解していないから、通常のクレジットカードを読み込んでの決済しか事実上出来ない状態でした。最近では、それらのI/Fを統合した端末が準備されていることが増えてきたから、クレジット決済を選択すれば、そのままタッチ決済が利用出来る様になりつつありますが、それでもそれが可能なのは大手の量販店とかホームセンター等で、コンビニなんかも多分各店舗のFCオーナーとかの判断なんだろうけど、まだまだ対応していないお店も多いように感じます。正直なところ、同じ三井住友VISAを利用するのであっても、VISAに紐付けしているiDを使用する方が、わざわざクレジットカードを取りだしてタッチ決済するよりも簡単だし便利なので、タッチ決済の敷居はまだまだ高いと思う。

記事の最後には、SuicaやPASMOのように、クレジットカードのタッチ決済で交通機関の改札を利用する利便性を説明しています。私も、何年か前にシンガポールのSMRTで試したことがあって、確かにクレジットカードを改札の自動ゲートにタッチして通過出来る体験は驚きでしたが、日本のSuica等の交通系電子マネーに慣れていると、やはり「面倒」。レスポンスはSuicaよりも遅いし、クレジットカードを取り出す手間もあります。個人的想像ですが、海外だと紙幣やクレジットカードを、裸のままポケットに入れたり、精々マネークリップで止める程度だから簡単に使用できるんでしょうけど、日本の場合は殆ど財布の中にクレジットカードを入れているから、1)財布を取り出し、2)カードを取りだし、3)タッチして、4)また財布にしまい、5)鞄やポケットに戻す、 とスマホでタッチする場合の倍位の手間が掛かります。可能性としては、今後拡大するだろう訪日観光客の皆さんが両替や日本円の所持回避のために多用すれば、国内でもニーズが高まるかもしれないけれど。あと、VISAタッチやその他カードブランドのタッチ決済は、Apple PayやGoogle Payに登録しても利用出来るから、こちらの使用方法を日本国内では認知させた方が効果的に拡散されるんじゃ無いだろうか。「スマホでタッチ」という動作は既に日常化しているわけですからね。問題は、POS端末やタッチ端末側で、iDとかSuicaのタッチ決済とApple Pay/Google Payのタッチ決済を、違いを意識せずに透過的に利用出来るかだと思うなぁ。その当たりは端末機メーカーに是非頑張って欲しい。

かな漢変換の記憶

何か最近、急にパソコンのかな漢変換の話題が増えていて、産経新聞にもこんな記事が掲載されたんですが、調べてみたらそのNHKの番組って一年以上も前に放送されたものなんですね。私が「コンピューター」なるものに始めて触れたのは高校時代で、工業高校に進学した友人が4bitマイコンで工作とかしていたので、それを横目で見ていたのが始め。大学は理系の情報系の学科に進学したので、大学時代は結構コンピューターを利用したけれど、殆どがホストコンピューターやミニコンピューターで、偶々同級生の何人かが当時としてはかなり高価なPC-88シリーズとかAppleとか所有している友人がいたので、ちょっと触れた程度。就職してコンピューターの会社に入ったけれど、最初はホストコンピューターの端末開発だったので、入社時研修で今で言う「パソコン」に触れた以外で本格的に「パソコン」に触れ始めたのは1987~8年頃からかなぁ。 

今で言う「かな漢字変換」を始めて体験したのは、入社時新任社員研修でパソコン実習みたいなコースで。当時は日本語入力は出来たけれど、全てローマ字変換(日本語キーボードは確か無かった)。しかも、文節変換も出来ないので、漢字一文字ずつローマ字入力で読み仮名を入力して、それを漢字に変換する事を繰り返しての日本語入力でした。その当時はまだハードディスク(HDD)は高価で使えなかったので、フロッピーディスクに辞書があって、それを一文字毎に読み込んで行くから、五月蠅いし時間は掛かるしで大変でした。昔の携帯電話で十字キーで日本語入力する事以上にストレスを感じる時代でしたね。当時はMS-DOSでパソコンは何とか動く時代でしたが、メーカー各社が独自にDOSをカスタマイズしていて、かな漢変換(FEP/Front-End Processor あるいはIME/Input-Method Engine)も内蔵されていて、確か熟語変換とか単文節変換くらいは出来たんじゃ無いかな。同世代のパソコン使いあるあるですが、この頃の癖が体に染みついているので、今でもついつい小刻みにスペースバーを叩いて小刻みに漢字変換をしてしまうので、変換精度が低くなってしまうのが困るんですよね。この頃のFEPは、VJEWX松(松茸)ATOK等有って、個人的にはVJEを使っていました。でも会社のホストコンピューターがIBMで、だからホスト端末として支給されたパソコンもIBMだったので、中で使用しているDOSには確か「SKK("Single-phrase Kana-Kanji converter"の略だったかな)」という単漢字変換FEPが最初は入っていて、そのうちに「MKK(Multi-phrase Kana-Kanji converter)」と連文節変換出来るものに変わったと記憶しています。

当時は「日本語FEP」と言っていたように、漢字入力システムはワープロソフトの一部であり、だからワープロソフトの種類だけ日本語FEPも存在していたと言っていいくらい。そのワープロソフトは、パソコン登場以前に盛んに使われた(パソコン登場以降も人気があったけれど)、文章作成専用機「ワードプロセッサー」機で使用されていたものが移植されているから、「日本語入力」という意味では1970年代後半位から始まるもの。その中でも、最初の製品として発売されたのが、東芝のJW-10なので、当時の関係者がNHKの放送内容に異議を唱えるのも分かる気がします。実際私の中でも、ATOKは長く「ワープロソフト一太郎の一部」というイメージがあったし、ATOKの前身であるKTIS(Kana-kanji Transfer Input System)がNEC版MS-DOSで使われていた事から考えても、JW-10の方が先であったことは確か。そういう経緯を考えると、浮川ご夫妻の努力やJustSystem、ATOKの果たした役割が、日本語入力システムに関して大きな影響力と功績を残したことは事実だと思うけれど、

今から30年以上前、ある異才のプログラマー夫妻・浮川和宣と初子によって礎が築かれた。

とまで言うのはどうかという気がします。ただ結果的に今のパソコン(Windows)で残っているのは、ATOKだけですからねぇ。強いて言えば、WX(II)はMS-IMEのベースだけれど、Windows98以降はMSの独自開発ということになっているし。いずれにせよATOKは今でも唯一生き残り、パソコンだけでなくスマホでも使用されているので、その存在感と影響力は大きいと思うけれど、日本語入力システム開発黎明期に置いては、やっぱりワープロ専用機の開発競争で各社鎬を削っていたわけで、その中ではやっぱり東芝のワープロ開発という存在がより大きかったことは事実だと思うなぁ。 

本題から外れるんですが、今回の記事の内容を調べていたら、何と10何年振りかで中村正三郎氏アサブロに再会してしまいました。いゃぁ、懐かしい。まだご健在だったんだと思ったら、をぃをぃ自分とそんなに年齢的には違わないのか。毎日彼のアサブロを読んでいた時には、自分より年上だと思っていたのに(汗)。何か久し振りに自分がパソコンに関わり始めた頃の懐かしい話題を探して見つける一日になったけれど、もうあれから40年以上過ぎていて、あと少ししたら「半世紀前の出来事」と言われるのかと思うと、かなりびっくり。今では音声入力も普通に使える時代になってきていて、日本語FEP/IMEなんていう言葉も、もう死語何だろうなぁ。「かな漢変換は遠くになりにけり」ですね...

2023年6月29日

マイナンバーカードで年齢確認

コンビニチェーンとデジタル庁が協力して、マイナンバーカードの情報を読み込んだスマホで年齢確認が出来るアプリを開発するという記事。マイナンバーカードの利用範囲を広げる一つの事例として良いと思うし、こういう部分こそマイナンバー(カード)の情報活用するべきだと思うけれど、そんなに省力化に繋がるかなぁ。

このアプリが利用可能になったとしても、多分店頭のPOSレジでは使用しない人のために「20歳以上ですか? YES/NO」の表示はしないといけないだろうから、逆に店舗スタッフさんにとっては余計な手間が一つ増えるだけなのでは。活用するのであれば、有人店舗では無く、無人店舗での活用がより効果的では無いだろうか。入店時にも、マイナンバーカードとクレジットカード情報を紐付けて認証すれば、より個人の信用度もアップするだろうし、顔認証も組み合わせることが出来れば、他人によるマイナンバーカードの成りすましも防止できるだろうし。また、無人店舗で年齢制限のあるような人が、アルコール等を購入することもか脳になるから、お店としてもより売上げアップが期待出来るだろうし。お酒や煙草だけでなく、青年雑誌だって年齢確認出来るようになるだろうし。

マイナンバーカードと保険証の統合で色々意見が出ているけれど、例えば医療記録を参照する事が出来れば、年齢確認とともに病歴等による食事制限などの情報とも紐付けて、アルコール類禁止の場合は受け付けないとか、肺癌治療中だと煙草販売しないとか、色々可能になるのでは。また、食品の成分情報も読み取れば、食事制限のある人が余計な成分を含む食品を買うリスクを低減できたり、アレルギー物質の判断も出来るんじゃ無いだろうか。最近だと、自分のスマホで食品のバーコードをスキャンして、その場でセルフレジみたいな事が可能だから、その時に成分の確認なんかも出来るんじゃ無いだろうか。無人店舗の中にキャッシュサーバーみたいなものを置いて、商品を棚卸しした時に、店頭に並ぶ食品の成分情報をそのサーバーにダウンロードするようにして置けば、パフォーマンスも十分問題無いだろうし。糖尿病患者のソフトドリンクの過剰摂取とか、一度に大量のポテチとか購入すると塩分過剰摂取を警告したりとか。出、そう言う事は人権侵害だ、という声も出るだろうから機能を保留する設定も許すけれど、そういう場合だと治療費も少しアップする、みたいな事があっても良いと思う。より健康に注意して、必要な事をやっていれば万一の場合には安く治療を受けられるけれど、指示を守らず好き放題している人には、それなりのペナルティーではないけれど、リスクが高くなる分の上乗せはして貰わないと。保険なんかでも同じですからね。優良ドライバー優待があるのと同じような考え方で適用可能じゃないだろうか。

一部の人たちは「マイナンバーカード反対」と、カード返納やカード作成拒否みたいな運動がブームになっていて、機器として「カードを突き返してやったぜぇぃ」とスギちゃんみたいな事を言っている有名人も。でも、カードはあくまでマイナンバーの一つの表現でしか無くて、「マイナンバー制度」自体はどんどん進んでいる。カードを持つ・持たないは外人の自由だけれど、そのうちに不便だと文句を言い出すんでしょうね。正直、マイナンバー制度は必要だと思うし、それによって特に税金の部分で公平に徴税される社会になればいいと思っているので、とにかくマイナンバー(カード)を利用した簡素化された手続きだったり、簡便なサービスをどんどん増やして欲しい。今文句を言っている人だって、便利になれば多くの人は使い出すわけですから。 

大谷無双

昨日からあちこちで話題になっていますが、昨日のMLB大谷選手の活躍は凄かった。記録だけ見れば、ピッチャーとしては、6回1/3を投げて10奪三振1失点で今季7勝目を獲得。バッターとしては、2本塁打1安打1四球の3打数3安打2打点4出塁とこちらもほぼ満点の活躍。本塁打王争いでは、この試合の相手チームに所属する2位ロベルト選手に6本差を付ける28本塁打まで伸び、打率も再び.304と3割復帰。打点もリーグトップじゃないだろうか。

毎回大谷選手の試合をテレビでみると言う事は無いのですが、この日は投打二刀流の出場と言う事も有って、なんとなくBS NHKで放送される試合の様子を最初から見ていて、結局試合終了まで仕事をしつつ横目でチラチラ見てしまいました。1回表の相手の攻撃を三者凡退で押さえた後の1回裏の初打席でのホームランですが、大谷選手のホームランは130mを超える大ホームランの時の「音」が違いますよね。乾いた甲高い音で、しかも「カツーン」みたいな長い余韻は無くて「カッン」と圧縮したような音が凄く印象的な気がします。この1本目のホームランに比べて、2本目のホームランは、低めのボール球をすくい上げるような感じで打ったので、音もそんなに響かなかったし、最初はギリギリセンターフライかなと思ったら、予想外に伸びてギリギリ入った感じ。勿論、集音マイクとか色々な条件があるから一概には言えないけれど、でも打った瞬間にホームランを確信できる場合の打撃音は、本当にチョって異様な感じすらする音じゃ無いかと勝手に個人的に思っています。

2年前に、やはりホームラン王争いに絡み、リーグ2位だけれど46本塁打、100打点、ピッチャーとして9勝を上げた時にMVPを獲得しましたが、正直あの時が「二刀流」としてはある意味ピークで、その後は打者としてホームランバッター争いに集中するか、ピッチャーとして安定的に10勝以上獲得出来る先発投手に集中するか、どちらかなと勝手に想像していました。実際翌年の2022年は、ピッチャーとして15勝を取ったけれど、ホームラン数は34本と、自分としてはやはり「投手大谷」だなと勝手に思っていました。ところが、今年は多分2021年シーズンを超えるような今の所の状況で、どこまで進化するのか全く予想できない選手ですよね。ピッチャーとしては、シーズンの半分を過ぎて7勝ですから、二桁は堅いと思うけれど15勝は厳しいかも。ホームランは、単純計算だと56本と大台に乗りそうですが、後半戦になれば敬遠も増えるだろうし、やはり40本台後半位でのホームラン王争いになるんじゃ無いだろうか。いずれにしても、MVPを獲得した2021年シーズン以上の成績が今の所期待出来るし、そうなれば今シーズン残る記録は2021年シーズンの時以上に「野球漫画を超える」記録になる事は間違いないでしょうね。

MLBで活躍する日本人選手は、今も昔も数多く居るけれど、やはり大谷選手は別格という気がします。イチロー選手の時も、シーズン200安打以上の連続記録とか、MLBの記録を多く塗り替えたけれど、不幸な事にイチロー選手の活躍とチームの成績が釣り合っていなくて、彼だけが浮くような形になっていたことが残念でした。確か、イチロー選手加入初年度(2001年)は地区優勝をしてプレーオフ進出したけれど、以降は厳しいシーズンが続いていたと思います。エンジェルスも、アリーグ西地区2位で首位のレンジャーズと5ゲーム差、3位アストロズとは1ゲーム差と、決して余裕のある状態では無いけれど、まだ地区優勝の目はあるし、プレーオフ進出が掛かる2位以下の上位3チームの中にも踏みとどまっているし、今年はかなり期待出来そうな状況。大谷選手は、今の所投手として7勝だけれど、確か勝ち投手李権利を持って降板した試合が3試合位あったと思うんですよね。そこが踏みとどまって、そのまま勝ち逃げできるようになれば、エンジェルスの地区優勝も夢じゃ無いと思うのだけれど。いよいよ2週間後に迫ってきた、久し振りの米国旅行にMLB観戦で、大谷選手の大活躍する姿を生で観たいですね。

新幹線車内の迷惑行為

写真も出回っているけれど、新幹線車内で前のテーブルに足を載せていたという迷惑行為の記事。私もtwitterでその写真を見ましたが、普通席での事なんですよね。私も新幹線はよく利用するから、前後間隔とかテーブルの状態とか知っているつもりだけれど、あそこに足を乗せるのってかなり窮屈な体勢を取らないと無理だと思います。それでも、無理してでも足を乗せるのはどう言う意図なのか分からないけれど、乗せる方も乗せる方だと思う。

もう結構昔の話になりますが、確か金曜日の新幹線で新横浜から浜松に戻る途中の出来事。酔っ払ったサラリーマン風の男性が、事も有ろうか自分の足を前の座席の背もたれと横の窓の間に突っ込んで寝ていたことがありました。前の席の人にすれば、顔の横に後ろの席の男性の足がチラッと見えるような感じだったと思います。確か、女性の方が座っていて、車掌さんに相談したと思うのですが、その車掌さん、その男性を一旦起こして空いていた後ろの方の席に移動させて、女性もその男性も何とか丸く収まったのですが、まぁ女性にして見れば迷惑な話です。

また少し前の事ですが、やはり新幹線で移動していた時、車両の一番前に座っていた男性三人組の一人が、前の壁に取り付けられている少し長いテーブルを倒して、そこにやはり足を乗せている光景を目にしました。飛行機でも、一番前の席の場合、区画を区切る壁が設置されているので、そこにV時腹筋みたいな形で足を着けている乗客を時々見ます。背の高い外国人がよくやるのだけれど、身長として少し低い日本人だと、結構座席の前の方までお尻をずらして座らないと足が届かない人が多いと思うんですが、それだけ無理な姿勢を何故やりたいのかよく分からない。出張でアメリカのオフィスで仕事をしていた時、アメリカ人の半分くらいは大体机の上に足を乗せ居る光景を見るんですが、最初の頃は違和感しかありませんでした。そのうちにそんな光景にも慣れて何とも感じなくなったけれど、日本に来て同じような光景を見るとやはり違和感を感じますね。 

「椅子文化」の海外(自分の場合はアメリカ)の場合、リラックスするような場所のソファーや座椅子には、オットマンも付いていることがあり、その場合には椅子に座って、オットマンに足を乗せたりすることは問題無い。ただ、仕事の場であるオフィスの椅子には、そこまでしているケースは極々稀なので、つい机の上に足を乗せることが、向こうでは何となく普通になっているのかなぁと思うけれど、でも靴底をこちらに見せられる光景というのは決して気分の良いものでは無いと思うけれど。日本人だから、靴を脱いで足を上げるだけまだマシと言われるかもしれないけれど、それはそれで靴や靴下の臭いは逆に解放されるわけですし。まぁ、百歩譲って、海外の列車の中でマネして足を上げるならまだしも、そういう習慣もルールも無い日本国内でやることは、恥ずかしい以外の何物でも無いことをこれを機会に自覚して欲しいですよね。

2023年6月28日

iPhone15を待つ

ITmediaの記事から、この秋に発売が予想されるiPhone15の購入希望に関してのアンケート記事。78.7%が「購入予定は全く無い」と応えるなど、予想以上に厳しい印象。そんな中でも買い換え予定が一番多いのが、iPhone13の現ユーザーで、それは2年ごとの買い換えプログラム(残価設定プログラム)があるからで、自分もまさにその一人。今の機種は年内で丁度24ヶ月となるので、よほどの事が無い限りは来年早々にはiPhone15に更新する予定です。 

価格的には、今の機種と同じ位を期待しているので、リストプライスで13万円~15万円位。それが2年間の利用でほぼ半額になるので、7万円前後くらいの支払。24ヶ月で割ると一月3000円前後だから、一日100円の利用料金になりますね。そう言う意味では、記事後半の「最も期待するのは性能よりも価格」というのは、凄くよく分かる(笑)。もう一つのスマホのPixel 6は、本体買取で購入しているので、あと何年使おうとこれ以上の経費は掛からない。その性能的にも、よく使うFeliCa/NFCにしてもカメラにしてもiPhone13 Proと遜色なく、唯一iPhone13 Proの方が良いかなと思うの場画面サイズと文字の読みやすさでしょうか。そんなこともあるので、次回はやはり記事にもあるようにiPhone15の無印でも良いと思うし、機能次第だけれどiPhone15 miniとか登場したらそれでもいいかなぁと言う気持ちも。

もう一つ気になるのは、オプション類。iPhone13系はiPhone14系と共通なので、今でもそれなりに探しやすいし品数も多いのだけれど、iPhone15で例えばサイズとか背面のカメラ位置が違うために新規デザインとなると、暫くはオプションを探すのが苦労しそう。世界的にも売れ筋商品だし、ましてや国内ではトップクラスの人気モデルなので、それなりに最初から準備されると思うけれど、最近iPhoneもバリエーションが増えているので、以前に比べて全体の数は増えているけれど、個々の機種用の製品が減っている気がします。iPhone15もiPhone13と筐体デザインは共通だと嬉しい。

その現行のiPhone13 Proですが、最近唯一気になっているのが「バッテリー消費」。以前は何も考えなくても、朝100%チャージしていれば、翌日そのままでも80%まで落ちることは殆ど無かったんですが、最近はバッテリー消耗が増えている気がします。新幹線通勤で、朝から移動して一日使用しても、以前だと朝一の100%が、帰宅時に見てみても80%を切ることは殆ど無くて、翌日もそのまま使用しても全く問題無い程度でしたが、最近だと朝100%で自宅を出ても、一日使用して帰宅すると50%を切ることが多くなりました。特に酷使しているつもりは無いし、そんなにアプリ利用もしているつもりは無いのですが。これも、バッテリーの劣化が影響しているような気がします。それもあるので、今年末の買い換えは多分必須なので、9月かな? iPhone15のアナウンスにはちょっと期待しているのですが。

確信的風評加害者

福島第一原発での処理水海洋放出の工事が完了して、いよいよ長年の課題だった処理水の削減もやっと始まりそうな状況。2011年の東日本大震災時の福島第一原発の事故以来、もう12年も過ぎてやっとここまで来たことの理由・原因は色々あると思うけれど、今でも続く風評加害の影響がやっぱり一番大きいと思います。

現在においても、処理水を意図的に「汚染水」と呼び続ける一部政党やグループは、本当にそう信じ込んでいる人も多少は居るのだろうけど、何としても世間の注意を引きつけたいが故に、あえてそう言う態度を難くなまでに続けているだけのように感じます。汚染された処理水は、ALPSで何重にも濾過処理されて、技術的に分離可能な核種は取り除かれて、それはIAEA等の検証でも確認されているところ。唯一現在の技術では取り除けないトリチウムは残留するものの、放出前に規制値の何十分の一の濃度に希釈してから放出するもので、それは現在の原子力発電所で放出されている冷却数のレベルと比較してもさらに低いもの。それなのに「トリチウムの影響が」と言いつのることで、自分達の正統性を主張することを止めないのだけれど、それ以上のトリチウムを放出している韓国や中国、海外の原子力発電に関しては何も言わない矛盾。

以前は私も、彼らの言う所の「メルトダウンした燃料に直接触れた汚染水と、そうで無い冷却水とは、同じ処理をしても異なる結果になる」というような主張は、一理あるかなと感じたこともありました。でも、その後色々考えてみると、

  1. その二つの対象水を比べた時、そこに含まれる核種が何でどれだけ合ってという検査をする場合、どちらも同じ規準で検証して比較するだろう
  2. その場合、現在認識されているもので検査方法が確率されているものは分かるけれど、そうで無いものは知りようが無い
  3. 過去、何十年も原子力に関しては様々な研究が行われており、今の所未知の要素「X」みたいなものは認識されていない
  4. となれば、既存の検査方法・規準を適用して、一定の水準である事が確認されれば、その水がメルトダウンした地下から採取されたものであろうと、地下水が流れ込んで来た物を採取したものであろうと、外を流れる河川から採取したものであろうと、検査結果が同じであれば、同等のものとして扱って問題無いはず
  5. そうで無ければ、そういう規準を設ける意味が無いのでは
  6. 更に、そういう規準や方法を決める最大の権威であるIAEAが確認して適切であると言っている以上、その方法が確率された唯一のものといえるのでは
  7. それに対して反論するのであれば、科学的に納得出来る材料を提示するべき。そうで無ければ、それは感情論での反対であるし、それは「風評加害行為」以外のなにものではないだろう
というような思考過程を経て、現在に至っています。

今でも一部メディアは「地元の不安は」とか、自分達の主張では無く第三者の意見として取り上げることで、自分達の責任を回避しつつ自分達の主張を押しつけようとしているけれど、そういう報道では科学的にどう言う問題有り、どういう課題があるのかという事は言わない。「トリチウムが」とは言っても、それが通常の飲料水にも含まれる物質であることも言わない。他国の原発からは、福島第一原発の何倍もの量が放出されていることも言わない。韓国や中国は、日本列島の反対側に放出されるこの処理水を取り上げているのに、もっと狭い海域である日本海に放出する自国の原発の冷却水に関しては、問題無いと言うわけで、そういう矛盾すら取り上げないメディアって、結局は事実を報じるのでは無く、自分達の信じる「真実」なるものを言いたいがためだけなんだと改めて感じます。今騒いでいる人たちも、実際に海洋放出が始まれば、多分この件に関しては何も言わなくなり、別のターゲットを探し出すんでしょうね。この件だけじゃ無いけれど、そういうビジネスモデルはもう一般にも見透かされている事を、そういう人たちは認識した方が良いと思う。そろそろ厳しいしっぺ返しを受ける頃じゃ無いだろうか。 

ChromeOSの未来

先日発表されたGoogle Pixel Foldに関してのITmediaの記事なんですが、個人的に一寸気になる記載が。Chromebookに力を入れていたGoogleが、中国でのタブレット需要の高まりと中国ではChromebookが利用出来ない事情から、Androidタブレットへの回帰が急速に起こっていると言う話。

モバイルデバイスの幅が広がり選択肢が広がることは、ユーザーとしては嬉しいのですが、それによって開発側のリソースが逼迫して、拡張やメンテナンスのスピードが遅れるようになったりバグなど品質問題が発生するようでは困ります。Googleの場合は、スマホ用のAndroid OSに、このTablet用のAndroid OSを別立てで育てるのだろうか。その場合、Chrome OSとの差別化というか機能差はどうなるんだろうか。 

Chromebookは、結構早い時期に仕事の関係で触れたことがあって、当時はスマホ用のAndroidが大画面にまだ対応し切れていない印象を強く受けて、「こりゃ使えないなぁ」と思っていたんですが、それから年月が過ぎて実際に自分で使ってみると、不満はまだ残る物の、結構使えるなと言う印象。そうなった理由の一つは、通常のWindows環境でも今ではブラウザーベースでの作業が半分以上占めるようになって、デスクトップアプリでの作業条件がかなり減ってきているから。ブラウザー上での作業となれば、その下のプラットフォームがWindowsだろうとChromebookだろうと関係無いですからね。ブラウザーへのデザインやUIに統一性、互換性があれば、エンドユーザーは気にしない事を自分で体感しているところです。

昨日、このGoogle Pixel Foldに関して、二つ折りはスマホじゃ無くてタブレットで実現して欲しいという希望を書きましたが、そうなるとAndroid OSがAndroid Taletも併合するか達で拡張されて、スマホもタブレットも、スレートタイプも二つ折りタイプも統合したOS環境に拡張するんだろうか。その場合、Chromebookの優位性みたいなものってますます減っていく気がします。Appleも、MacOS、iOS、iPadOSと、やはりデバイスに最適化された複数のOSを提供していて、同じようなジレンマを抱えているんだろうけど、Appleはまだ上手く棲み分けているような気がします。奇しくも、両方のブランドのスマホやタブレットを所有している1人としては、今後の動向が大いに奇なる所です。

2023年6月27日

二つ折りデバイス


今朝のNHKの朝のニュースでも取り上げられていた位、話題になっているGoogleの新しい二つ折りスマホ「Google Pixel Fold」。先行して同じデザインの「Galaxy Z Fold4」が発売されているけれど、そちらも含めてこの二つ折りデバイスのニーズや評判はどうなんだろうか。

個人的には大画面や複数画面での操作性など興味の有るところだけれど、先ずはなんと言ってもその価格の高さ(約25万円)が何とかならないと購入するしない以前の話だと思う。まぁ、スレートタイプのスマホだって、iPhoneのPro Maxとかだと10何万円と似たり寄ったりの価格だけれど、それでもやっぱり10万円超えのスマホって何なのと小一時間くらい聞きたい気分。

機能的には、大画面や複数画面化でこれまでに無い操作体験が出来るだろうし、それはそれで利便性アップにもなるんだろうけど、それによって展開した時の大画面は良いとしても、二つ折りにした時厚みというか、その分重くなるのでは携帯性が重要なスマホとしてどうなんだろうか。それならば、小型のタブレットでも良いんじゃ無い、と言う気もします。実際、こういう二つ折りスマホには興味が余り沸かないけれど、10インチクラスのタブレットが二つ折りになってくれると、ちょっと嬉しいかも。二つ折り時には8インチ位のミニタブレットで、開いて展開すると12~3インチ位のやや大型のタブレットになってくれると、今の自分のニーズとしては良いかな、と。ただ、それで重さが800gとか1kgとかになるなら論外だなぁ。「タブレット」というからには、400g位、重くても600gを超えるようでは用をなさいと思う。

国内複数のキャリアーで、このGoogle Pixel Foldを扱うみたいですが、2年間使用してのおかえしプログラムを利用して実質半額くらいになるとしても、やっぱり高いですよねぇ。昨日云々よりも、見せびらかし目的かなぁ(笑)。個人的には、今朝のニュース映像などで、このデバイスの様子を映していたけれど、やっぱりまん中の折られる部分の画面が、少し筋が見えたりするんですよね。実用上は問題無いと思うけれど、他の場所とは異なる圧力だったり折曲げの繰り返しが発生するわけで、その部分の劣化だったり寿命なんて言うものがつい気になってしまう。暫くは、人柱の皆さんのレビューとか見てモヤモヤ感を紛らわせるんでしょうね(笑)。

曖昧さを排除する

先日発生した、JR東日本のSuicaの大規模トラブルの原因が、電源工事のミスだったという記事。手順書に記載された手続き(ブレーカーの切断)に誤記があり、対象プレーカーが設置されている配電盤名が違っている事に気がつかず、別の場所の配電盤無いのブレーカーを切断してしまい、それがシステムサーバーへの電源供給を止める結果になったためらしい。


これ、二つの問題が見過ごされてしまったために発生したトラブルですよね。一つの問題はマニュアルの誤記。本来「配電盤名(盤NO6)」と略語「CV6」は一致していないといけないものが「盤NO6 (CV4)」と誤記されていたのに気がつかなかった、あるいはそれを問題と認識しなかったこと。二つ目の問題は、操作対象配電盤の指定が間違っているのに、それを単なる記載間違いと勝手に解釈して、しかも悪い事に間違った盤(CV4)を操作してしまったこと。 完全にヒューマンエラーの連鎖が今回のトラブルの原因だと分かります。

じゃぁ対策と言うか、こういうエラーを直前で回避するためにはどういう対策が必要だったか。自分がもし責任者だったら、次の2点をまずは対策するかな。一つは、マニュアル作成時のレビューを徹底すると共に、もし何か疑問点や今回の様な不整合な記述が有った場合は、自分で判断せずにチームリーダーとか管理者に必ず確認するという、例外処理を徹底すること。実際ブレーカーを切断する担当者は、言われた通りの事しか出来ないかもしれないけれど、専任者であれば操作する配電盤はCV6であると分かっているだろうから、問い合わせた時点で「いゃちがう」と支持出来たんじゃ無いだろうか。二つ目の対策は、その配電盤無いのブレーカーにも管理番号(52L)が振られて表示されているならば、指示の所にも明確に「配電盤CV6内部の、ブレーカー54Lを切断する」とまで記載すれば、仮に配電盤を間違っても最後の対象ブレーカーの番号が違うことで、そこで操作を言ったん保留したかもしれない。少なくとも後者のブレーカーレベルまでのナンバリングは必要だろうなぁ。

私も、こういう手順書みたいなものは昔からよく仕事で担当していて、フローなんかも嫌というほど作らされたものですが、一度作成した手順は、間違いや例外対応など実際にその場所で仮に操作してみて検証したりするもの。ただ、実際にトラブルの状況を再現して操作することはなかなか出来ないので、どうしても空想(エアー)で手順を追いかけたりすると、そこで無意識に手順を飛ばしてしまったり、空見じゃないけれどつい見逃してしまうこともあるんですよね。だから、複数の人間が異なるタイミングで手順を検証することが一番望ましいけれど、その分時間も人手もお金も掛かるので、なかなか最近では難しいだろうなぁ。今回のトラブルはかなり大規模なトラブルでしたが、その原因となるとこんなに些細なことであるのは良く有る話で、だからこそこう言う基本的な部分を蔑ろにしていけないという、昔から有る大きな教訓を改めて認識したと言えますね。

過剰反応でギクシャク

昨日お昼を買い出しに自家用車で出かけた時のこと。交差点で赤信号となりスピードを落として止まったところ、隣の車線の車の背面(リア)にちょっと視線が行きました。どこかの病院の車のようで、こちらから見える車体右側面と背面のハッチバックドアには「〇〇医院」というステッカーみたいなものが貼ってあります。そんなに大きな車では無く、1500cc位の5人乗りの商用車といった雰囲気。で、そのハッチバックの病院名のステッカー(磁石シートかな)の下に「患者様送迎のため、ご迷惑をおかけします」 といった文章が書かれていてビックリ。周りへの配慮からのメッセージなんだろうけど、そこまで言う必要は有るのだろうか、過剰反応な気がしてなりませんでした。

想像するに、自分で病院まで通院する手段確保が難しい様な患者さんの送迎をするサービスをしていたのかな、と。今回は、中型くらいの乗用車でしたが、ワンボックスタイプの車とかで同様の送迎サービスをしている様子は見たことがあります。昔子供の頃は、風邪とか引いて熱が出て寝込んでいると、自宅にお医者さんが来て診察をして注射とか売ってくれた「往診」にお世話になったけれど、最近は中々そう言う事も厳しくて、家々を回ることも難しいから、逆に動ける程度の患者さんならば、移動手段を準備して病院に来て貰う方が、双方にとって都合が良いのかもしれません。

で、気になったのは「ご迷惑をおかけして」と文章に書かれていたこと。多分、患者さんの乗り降りの為に少し長い間停車するために道を塞ぐことを想定していたりとか、移動中に具合が悪くならないように走行スピードも抑え気味に移動するので、後続車両何かはイライラするかもしれないという、ある意味回りへの配慮から出た言葉だとは思うけれど、準医療行為とも言えるような事をやっているのに、「迷惑を掛けて」というのは、幾ら変なノイズを生まないためとはいえ過剰にへりくだり過ぎているようなちょっと嫌な気持ちになります。使用しているのが救急車とかのように塗装などから判断出来るような状態で無いので、停車して作業をしている時に「邪魔だ」とか言われた経験があるのかもしれない。ただ、仮にそうであっても「ご迷惑をおかけして」というのでは無く、ちゃんと自分達の仕事に対して誇りを持つためにも、

患者様送迎中の運転に対してのご理解をお願いいたします。

みたいな言い方で十分だと思うし、そうあるべきだと思う。あるいは、こういう送迎サービスが、例えば病院だけで無く、デイケアとかでも、自宅と施設の送迎サービスとかやっていると思うので、そういう準公共的な移動サービスに関しては、何かマークみたいなものを決めて、初心者マークや高齢者マークみたいな形で外部に提示して、そういう車両に対しては長時間の停車や制限速度よりもさらに速度を落としての走行する場合がある事をルールにしても良いんじゃ無いのだろうか。

よく利用する新幹線とか航空機でも、例えば天候不良・大雨とか、意図しないトラブル、例えば新幹線だと架線にビニール袋が引っかかったとか、以前有ったのは新幹線の線路近くで野焼きをしていてその煙の影響で停止した事も有ったんですが、そういう場合も車内アナウンスだと「到着が遅れたことをお詫びします」と言うんですよね。でも、それが自責では無く他責の場合は、そこまで言わなくてもといつも感じます。言うにしても「〇〇のため××分遅れでの到着となります」で良いと思うなぁ。その遅延が、例えば車掌が遅刻して遅れたならば「人員手配不手際のため遅延したことをお詫びいたします」と言うべきだと思うけれど。世の中が、何となくギスギスしているというか変な摩擦を避けたいが故に低姿勢でやり過ごそうという気持ちもよく分かるんですが、それが逆にそういう雰囲気というか空気を助長している気もします。是々非々で、自責ならばちゃんと謝罪するし、他責の場合は謝罪よりも乗り継ぎ情報とか振替情報とか、そう言う事を優先して欲しいなぁ。昔は、「あ、うん」とまでは行かなくても、何となく空気を読んで互いに収めるみたいな感じが合ったけれど、今はネットでそう言う「曖昧さ」みたいなものが無い時代になっていることも、先ずは謝るし下出に出るという雰囲気を生んでいる気がする。それは、息苦しさと生きづらさだけを生むだけじゃ無いだろうか。

NFL on DAZN

昨年NFLの試合を視聴するために契約した「NFL Game Pass」。それが、先日DAZNに移行することが発表されて、既存契約者もそのままDAZNへ移管されることに。ネットでは、少し前からDAZNへの移行のお知らせが来たという書込があったのに、私のところには全然届かなくて「あれ?」と思っていましたが、昨日待望の(???)お知らせメールが届きました。内容は、NFL Game PassアカウントをDAZNに移行したので、IDは元のままだけれどパスワードを新規に設定せよという手続きが書かれています。 

DAZN移行以前に、NFL Game Passを一年間弱利用して思ったんですが、自分的には少し使い勝手が悪いなぁと言う事。アカウント登録時にNFL全32チームの中から自分の推しチームを一つ登録するんですが、一度登録するとそのチーム中心のメニューとか表示内容に設定されるので、それ以外のチームの試合を視聴しようとすると、ちょっと手順が面倒かつ増える事になります。自分の場合は、Dolphines、Panthers、49ers、Commandersの4チームが一応推しチームで、それ以外にも注目選手の居るチームとか、話題になった試合なんかも観てみたい。でも、Game Passにアクセスすると、まずは推しチーム(今設定はDolphines)の試合が出てきて、そこから別の試合を探すのはメニューを行ったり来たりしないといけなくて、UX的にどうなんだろうと毎回感じる所です。

例えば、その週の試合を横断的に見るのは、まぁ許される範囲のUXだと思うけれど、そこで「Panthersの先週の試合は」とか、前の節の試合はとか思うと、探す手順が面倒。自分的に一番最適化されたUXだと思うのは、

  1. トップメニューには、
    1. チーム毎の試合メニューへ繋がるチーム別リスト(推しチームは最初に表示される)
    2. その節の各対戦に繋がるリスト(推しチームの対戦は最初に表示される)
    3. その他
    と、自分の一番観たいカテゴリーが設定出来るようにする
  2. 試合放送には、試合内容全て、60分(45分もかな?)の短縮版、10分程度のハイライト、とあるんですが、試合を選択したら、それらが選べるようにして欲しい
  3. 視聴した映像は、例えば中断したならば後から再生する時にはその時点から再生出来るようにして欲しいし、既に視聴済みの試合に関しては、それが分かるマークとか入れて欲しい
以前も書いたけれど、今のデザインは特定のチームに集中して視聴するには良いけれど、複数の推しチームを観たいとか、NFL全体の試合を色々みたい場合にはちょっと不向きなUXかなという印象。これがDAZNに移行したから解消されるとは、個人的には期待していないところでもあるんですよね。

既に移行した人のコメントとか見ると、画質(解像度?)が落ちているというコメントが結構有って、それって駄目じゃんと感じているところ。また、ダウンロード視聴も出来ないみたいで、移動中とかにオフラインで視聴したいというニーズにも向かない見たい。全試合放送とか、複数デバイスでの視聴とか、最低限の所は継承しているようですが、ちょっとツボの部分はどういう理由からか省かれているみたいで、その当たりで好みが分かれそう。以前からDAZNでNFL視聴していた人から見れば、これまで限定的だった試合中継が全試合放送となるので、大きなメリットに感じるんだろうけど。取りあえず、昨年のNFL Game Pass契約時に自動的に設定される8月1日からの自動更新契約は一旦解除して様子見にする事に。去年はG+のNFL中継も見ていたんですが、週2試合が4試合位になればベストですが、2試合位でも我慢できそうな気がするし。

2023年6月26日

カレッジフットボール

この週末に、川崎市にある富士通スタジアム川崎で開催された、春のオープン戦「日本大学 vs 法政大学」の試合の様子。色々事情があることは分かっているけれど、学生のしかも春の交流戦で個々までやる努力と熱意に対して、社会人リーグはどれほど感じているのだろうか。 

「アメリカンフットボールの国内聖地」として、川崎市にあった旧川崎球場が時間を掛けて改修されて、アメリカンフットボール専用グランドになり、今年は「最後の川崎球場のシンボル」であった照明灯が撤去されて、新しい照明灯が使用され始めています。それだけ、フットボールの聖地として、そして多分殆どの人は知らないだろうけど、アメリカンフットボールワールドカップ決勝戦のフィールドとして、国内でも伝統と実績のあるスタジアムなのに、こういう表示設備は昔のままで以前から不満がつのっていたもの。今回の経緯は分からないのですが、コンサートなどでよく見かける大型のスクリーンを設置して、そこに試合の様子や解説などを表示して、かなり「本場の雰囲気」を感じられたんじゃ無いだろうか。

アメフトの場合、プレートプレーの間に10~20秒位の間隔が入るので、その間に直前のプレーを振り返ったり、選手の様子を見ていくような「間の時間」があるのが大きな特徴だと思います。テレビ放送だと、その間にリプレーが入ったり、複数のカメラが色々な場所を抜いて移すことが出来る分けで、そういう部分は他のスポーツには内容なメリットだと思うのだけれど、それも肝心の設備があってこそ。以前は、肝心の撮影するチームがいないので、映像を活用するなんて夢のまた夢だったけれど、最近は色々なネット配信サービスが立ち上がり、アメフトもrtvと契約して充実しようとしているので、データとしての映像配信は取りあえず賄えます。となると、後は肝心なハードをどう手当てするかが残った問題と言えるでしょうね。

今回の大型スクリーン設置に、どれだけの経費が掛かり、どれだけの準備が必要なのか分からないけれど、出来れば富士通スタジアム川崎の常設設備として、大型スクリーンを設置して試合経過や得点表示など、今の「アナログ表示」から脱却して、多機能な表示機能を導入して欲しい。そうすれば、アメフト以外の競技貸し出しの時にも役立つだろうし、こういう大型スクリーンがあれば、スポーツ以外のイベント貸し出しの時にも売り物の一つになりそうな気がしますね。アメリカでスポーツ観戦に行くと、競技の種類にかかわらずこういう情報パネルの存在は大きくて、特にテレビ放送を意識して発達してきた経緯もあるフメフトの場合には、ある意味「必須の施設」だと私は思うなぁ。ぶっちゃけ、詰まるところは「お金」の話に帰着するんだろうけど、それならそれで学生チームが、日本でトップの有名チームとはいえ、ここまでのことが出来るのだから、直接のスポンサーでは無いけれど、多数の有名企業もスポンサーするXリーグ各チームは、もっと考えて努力しないといけないんじゃないかなぁ。競技人口を増やすという意味でも、興味の薄い人や新規のファン開拓するためにも、こう言う「見栄えの部分」での訴求力は必要だと思う。それこそ、学生チームとXリーグで同日開催をして、施設経費を折半するとかして協業出来ないだろうか。行為部分の実行力に関しては、ここ最近の特に関東の学生チームは抜き出ている気がします。 

解決していない争い

訳の分からないうちに勃発し、何か理解する前に終わってしまった「ブリゴジンの乱」というのか、何というのか。「反乱」と言ってもいいような行動を起こした民間軍事組織「ワグネル」の部隊は、そのままお咎め無しで元の戦地へ復帰し、首謀者のブリゴジン氏は、隣国ベラルーシへ移動(という名前の「亡命」?)する事で、こちらもお咎め無しという結末に。戦闘らしい戦闘は無かったと言われているけれど、ロシア軍側はヘリコプターと航空機が複数基撃墜されており、ロシア軍としては「お咎め無し」のこの裁定には大いに不満足では。

元の戦地へ戻るワグネル軍にしても、協力してウクライナ軍に向かうロシア軍にしてみたら、これまで以上に信用できない「背後の虎」になりかねない存在という認識は更に強くなったのでは無いだろうか。ワグネル軍にしても、以前の状態に不満があるから反旗を翻したのに、結局何も解決せずに元の状態に戻されるわけだし、逆に条件としてはさらに深刻になっているのでは。ワグネル軍とロシア軍が一つの部隊・地域でこれまでも戦うことは無かっただろうけど、今回の件でますますその境界の溝は深く広くなった気がする。何かの切っ掛けに、前に向けていた銃口を、左右に振って互いに打ち合う事態も、もしかしたら発生してしまうかもしれない。

よく分からないのは、今回の首謀者であるブリゴジン氏の処遇で、車でどこかに出た後の消息が今の所不明らしい。ベラルーシへ行ったなら、その旨報道があるだろうけどそれも無い。実はプーチン大統領が暗殺指令をだしたとかいう物騒なニュース も今朝の時点で流れてきていたりして、複雑怪奇な国際社会それも世界でも先の見えない社会の一つロシアが絡むだけに、もう何があっても驚かない気がする。また、今回名指しされたロシアのショイグ国防相も未だに行方不明という話も流れているようで、何かロシア軍やロシア政府の中で混乱しているような雰囲気も感じられます。でも、定点ウオッチしてる軍事専門家の人達も、今の所は暫く様子見という状態らしい。

今回ネットでは色々な意見やコメントが出ていたのだけれど、ロシア軍が進軍してくる中キーウに止まり映像で国民を鼓舞したゼレンスキー大統領に比べて、一次はモスクワからサンクトペテルブルクへの避難報道も出たプーチン大統領に対して、幻滅する空気が生まれたことは確かな気がします。国内の調査では、今回のウクライナ侵攻を指示するロシア国民は多数だったけれど、投票行動とは裏腹に気持ち的には疑問を感じていた人は多かったんじゃ無いだろうか。それが、今回の騒動もそうだし、それに対してのプーチン大統領の対応に幻滅して、さらに長く続く戦争に厭世観を感じる人も増えて、もしかしたら具体的な反戦行動や意見がこれから増えてくるかも。専門家でも無い自分は、ただただ今後の行方を見ているしか無いのだけれど、今回の件が何らかの形でロシア軍の崩壊とは言わないが脆弱性に繋がり、ウクライナ側が優勢な状態で争いが終結する事を祈りたいですね。そのためには、まだまだ時間と人の命が必要な事は問題だけれど。

是々非々での対応

名古屋城天守の復元計画がある、と言う話はニュース等で何となく聞いていたし、本来の木造で再建したいという話も聞いていたし、その時にバリアフリー化をする・しないという話も有ると言う事は、何となく耳に入っていました。正直、「今の世の中で再建するんだから、バリアフリー化は必要じゃない」と自分も簡単に考えていたんですが、実はもっと深い色々な理由があるという記事。記事の内容を読んだ後は、「バリアフリー化も大切だけれど、それは是々非々で考えるべき」と考えが変わりました。 

建設当時の建築素材は、木材と石しかないのだから「復元」というのであればそれで同じように作れば良い。ただ問題点が二つあると思っていて、一つは材料を準備して加工して建築する「コスト」。もう一つは、復元すると言っても「建築設計書」みたいなものが残っているわけでは無いから、どの様に復元するのかお手本が無い事だと思います。前者の「コスト」に関して言えば、維持費まで考える必要も有りますよね。木材建築だと、当然木材が腐ったり子孫したりすることもあるわけで、10年とか20年単位での補修は必須でしょう。また、名古屋だと東南海地震等の災害対策も必要だろうし、そうなると「復元」と言いつつも耐震補強みたいな物は入れないといけない。そうなると、浜松城のように鉄筋コンクリートなどで外観を模した形で復元することになるけれど、それは見た目は同じかもしれないけれど内部的には全く違った建物になるんですよね。

後者の場合はさらに深刻で、例えば伊勢神宮とか今も残っている建築物を参考にして同じ物を作ると言うのであれば、まだ良いけれど、歴史や戦争で焼失しているものを作り直すとなると、もう僅かな外観図等をみて「想像」するしかない。ところが記事によれば、先の大戦前に名古屋市が調査して建築資料が残されており、国内で唯一復元可能な天守との事。個々で新たな課題というか目的が「技術継承」という事。木の組み方や使い方、立て方のノウハウは、今でも「宮大工」と言われて一般の家屋を建てる「大工」さんとか別のカテゴリーになっているくらいだから、かなり特殊だし希少性も高いでしょう。その宮大工自体も、全国的に減ってきていることは結構前から言われていて、全国の寺社仏閣の補修や再建にも困っている話も聞いた記憶があります。

福島第一原発の事故で、それまでは人気学科の一つだった原子力関係の学科志望が一気にしぼみ、その為に原子力関係の技術者が急激に減少したために、復興作業も含めて原子力関係では人材不足が懸念されていると言われています。原子力の場合は、他国での稼働実績や建設予定もあるから、最悪の場合技術導入という方法もあるだろうけど、日本古来の神社仏閣の建築方法を導入するというわけにも行かないだろうし、最悪の場合資料はあるのに技術が消えてしまい全て消えていくことになってしまうかもしれない。自分が理系・エンジニアと言う事も有るけれど、今回の様に技術継承かバリアフリーか二択みたいな話になると、やはり技術継承を優先したい気持ちになります。その一方で、記事の最後にも書かれているように、何か方法を探す努力はするべきかなと。例えば、場内の階段昇降専用ロボットみたいなものを作れば、この名古屋天守だけでなく色々な場所での応用も可能になり助かる人も多いだろうし。バリアフリー化されず不公正だという話が出るのであれば、記事にも書かれているけれど「観光施設」ではなく、例えば古墳とかのような「文化施設、歴史遺構」みたいな扱いにしてしまうのも一案かもと思います。ただその場合は、そう言う特殊な施設に多額の税金を投入する理由・意義で論争が起きそうだけれど。でも、問題の本質を見て是々非々で判断して欲しいなぁ。

2023年6月25日

Duet君、肥満問題

ChromebookのDuet君の画面が剥離した問題、接着剤で強制的に貼り付けて一応問題は解決したかと見えたのですが、昨日気がついてしまいました。本体のまん中当たり、微妙に膨らんでいる orz 何故気がついたかというと、たまたま背面のキックスタンドやキーボードを外して、タブレット状にして上向きに机の上に置いたところ、何か端の部分が浮いていて、四隅を押すとカタカタするような状態になっています。一箇所にはカメラ部分が少し出ているので、完全に平面になる事は無いのですが、それでも亀のある角の対角線上の端は机に付くはずなのに何故か浮いている。背面がそういう状態なので、Duet君をひっくり返して表示面を下向きにして平面であろう机の上に伏せておいてみると、やはり四角が浮いているような感じでまん中が膨らんでいるように見えます。そこで、定規を当ててみたら表示面も背面も丁度本体の中央辺りがほんのりと膨らんでいることが分かりました。

考えられる多分唯一の原因は、内蔵バッテリーが膨らんでいること。表示面も膨らんでいるのですが、目視で確認する限りでは特に表示の歪みとか感じられないので、今の所使用する事は出来ますが、そのうちにさらに内蔵バッテリーが膨張するとどうなるか分からない。さらに充電していて発見しましたが、どうも90%位が現在の最大容量になっているらしく、それ以上は電源に接続していても殆ど充電量が変わらない状態。取りあえずは、90%表示は正しいようで、その後外に持ち出して1時間くらい使用してみましたが、Wi-Fiに接続してブラウジングしたりKindleで書籍を読んだりした程度だったからか、90%が86%位になっただけで、取りあえず通常使用の範囲ならば問題無さそう。あと、「膨らんでいる」とは言っても、普通に持って使用する分にはそんな膨らみは今の所気にならず、背面のキックスタンドカバーも接着して立てて使うことも出来るので、気にはなるけれど使用に支障は無い状態。

とは言っても、一度気がついてしまったらやはり対策を考えないと後々困ることになるので、代替機種の購入を想定してAmazonを回遊してみることに。丁度プライムデーのセール何かも始まっているので、もしかしたらお得な商品が見つかるかもと言う下心もありました。

  • 先ず調べたのは、今使っているのと同じLenovoのChromebook Duet君。同型機はまだ販売されていて、価格的には26,000円位と以前購入した時よりも少し安くなっています。現行機に関しては、キーボードのキー配列に不満があるけれど、通常の使用範囲(ブラウジング、Kindle端末、メール処理、YouTube等動画再生)に置いては全く不満は無く、ちょっとした仕事の時にも使えることも気に入っています。
  • 同型機ですが、内蔵ストレージを64GB→128GBと倍増したモデルも販売されていますが、価格は少し上がって33,000円位。+64GBのストレージをどう考えるかなんですが、今の利用方法だとKindleで自分の書籍データをローカルに落とすくらいで、それ以外にローカルストレージを使用する事は殆ど無く、+64GBの恩恵はそんなに無いように感じます。
  • 今使っているのはLenovoのChromebookですが、それ以外のメーカー品はどうだろうと探してみましたが、予想外に少ない気がします。クラムシェル型のChromebookはそこそこあるんですが、自分が希望するのは2-in-1タイプというか、タブレット利用半分、クラムシェル型での使用半分くらいの感じなので、タブレット型で使用出来ないものは選考対象外。でも、ざっと見てみると、製品として出しているのはLenovoとASUS位しか見つからない。
  • Chromebookでも十分だと思うんですが、MicrosoftのSurfaceが結構安く販売されています。「癖のある」Surface Goはちょっと敬遠したいけれど、ほぼWindows PCに近いSurface Proならいいかなとちょっと検索してみました。安いものだと3~4万円位からリストされますが、既にサポート期限切れ何ですよね(2021年11月13日迄)。と言う事で、早々に選択肢から外しました。
  • 同じタブレットならば、iPadはどうだろうと、AmazonやAppleりサイトで調べてみます。狙う派Appleの整備積み製品で、iPad (Gen9)(2021年9月モデル)が58,00円とまぁ何とか納得出来るくらいの価格。ただ、外付けのキーボードは必須で、それも会わせると+25,000円位かかるので、そこそこのお値段になります。Amazonでも、再生品(リファプリッシュ品)が販売されていて、そちらのお値段はもう少し安くなっているのですが、こちらは内蔵バッテリーはそのままなので、やはりちょっと不安。Appleの整備品だと一応バッテリー交換してくれていますからね。今回の元々の原因を考えると、そこは大きな違いだと思います。
  • AmazonのFireも、Kindleは勿論、メールも使えそうで外付けキーボードもあります。価格的にも、新品が定価で2~3万円と、一番コスパは良さそう。ただし、Chromebookからの移行はiPadへの移行よりもちょっと大変そうで、これは次回の課題かなと言う気がします。
取りあえず、仕事の道具でも無く直ぐに代替機が必要と切羽詰まった状況でも無いので、もう少し様子を見ることに。今回購入には至りませんでしたが、現在の市場の様子をチラッとですが確認して自分の理解更新が出来たことは良かったと思います。iPadには今回も結構惹かれたんですが、価格も然る事ながら機能的にも今の利用目的と比べると「Too Much (過剰)」かなぁと感じます。将来的に、完全に仕事から離れてプライベートだけの時間になったときには、今のWindowsパソコンレベルの機能・リソースも不要となるので、その時の「メインマシン」としてiPad+Keyboardでも間に合いそうだけれど。そうそう、今回の副作用として困ったことに物欲が沸々と沸いてきてしまいました(笑)。何か、とんでもない散財をしそうで恐い...

車雑感

昨日は自家用車の12ヶ月点検でお世話になっているディラーさんへ夕方出かけました。最初予約するときに、まぁ平日だろうなと思ったら、二週間後位の土曜日の16:00から空きがありますというので、ラッキーと思いながら予約したもの。週末だから混雑しているだろうと思っていたんですが、待合室には私も含めて3人位しかおらず、あれ? と言う感じ。 

ディラーには予約時間ぴったしに到着して、いつもの様に「どこか調子の悪いところはありませんか」という聞き取りからスタート。動作に関しては特に不信を感じるところ、問題と感じるところは無いのでその旨伝えつつ、一つお願いしたのがボンネット内確認。実は数ヶ月前に洗車した時の事。一通り洗車してすすぎ終わった後は、左右のドアに前後のボンネットとリアゲートを全て空けて、内部の水滴も拭き上げるのがいつもの手順。ボンネットを開けて、フチ周りの水滴を拭こうとしたときに、ちょっと異変を見つけました。バッテリーは、少しクッションが入ったバッテリーケースに入って設置されているんですが、そのクッション回りに何かフワフワしたものが付いています。何だろうと思ったら、その真上辺りのボンネット裏側にもびっしりと何か付いています。よくよく見ると、どうも長めの白い毛みたいなものが付いている。よく見ると、周辺にも同じようなものがかなりの範囲に引っかかっています。暫く見ていて気がつきましたが、これって猫の毛じゃない?

ここで思い出しました。私は、一週間から10日に一回位は自宅で手洗い洗車しているんですが、それは冬場でも出来るだけその間隔で維持するようにしています。数ヶ月前の、この猫の毛を見つける前だったと思うのですが、朝出かける用事があり車に乗り込もうとしたときに、車のした辺りから前の方に逃げていく猫の様子がフロントガラス越しに見えました。うちの隣には、外猫を飼っている(餌やりしている)人が居るんですが、その猫が周辺を徘徊して花壇を荒らしたり、うちの場合は何カ所かトイレを作られてずっと迷惑しています。親猫、子猫、何匹か居るんですが、最近よく見る茶トラの親猫みたいな気がします。もしかしたら、車の下で寝ていたのかと、一旦外に降りて下回りとか確認して、もう居ないことを確認してその時は外出しました。その後の週末の洗車時に、この猫の毛らしきものを見つけたわけです。想像するに一番スッキリする説明は、何かの理由でこの猫が私の車の中に入り込み、寝ていたのとか何かしていたのか、私が乗り込んで車が揺れたのに驚いて、慌てて外に逃げていった、当たりでしょうか。ボンネット内部は、エンジンやらその他部品で狭いので、猫にとっては居心地は良いかもしれないだろうけど、動けばそこら中に猫の毛が散らばるのも当然。車内掃除のハンディー掃除機で吸い取り、さらには絞ったぞうきんで拭いたりしましたが、完全には取り切れない状態。あと、変なところを囓ったりしていないか、上から見える範囲でも確認をしました。特にセンサー系に以上は出ていないようなので、その後暫くはそのまま使用していましたが、今回の12ヶ月点検では下回りも確認するはずなので、念のため猫進入の影響が無いかも見て貰えるようにお願いしました。

1時間ほどして12ヶ月点検も終わり、猫の件も含めて特に異常なしとのことでホッと一息。この点検で、今の車に乗り始めて4年になりますが、その前に乗っていた車と合わせて15年以上自宅で車を運転しているけれど、猫が入ったのは初めて。これから暑くなるので、ボンネット進入のリスクは減るだろうけど、今年の冬はちょっと注意して、「ボンネットバンバン」も忘れないようしないと。私は叩くこともやるんですが、車に乗ったら中で体を左右前後に揺らして車体を揺らして、それで中にいるかもしれない猫を刺激するようにしていましたが、今後はもっとしっかり揺らさないといけないかもなぁ。全然関係は無しですが、ディラーからの帰宅途中、信号停止した時に前の車が日産の「サクラ」でした。後ろ姿は確かに軽自動車なんですが、何か違和感を感じて暫く眺めていて気がつきました。左右目の高さ当たりに付いている「ブレーキランプ」が赤色のLED 3個と小さめで、さらに車体下部の左右についている黄色のウインカーも、少し大きめだけれどLED 1個で、どうも普段見慣れた表示灯と比べると、一回り二回り小さい気がします。ルール上はサイズの規格は無いのかもしれないけれど、何か凄くバランスがおかしい気がする。BEVだから少しでもバッテリー消費を抑えたいのだろうか。そんなことを考えながらの帰宅となりました。

内乱勃発?

未だ出口の見えない、ロシアによるウクライナ侵攻。大規模な犯行を開始したウクライナ軍ですが、時間を掛けて堅牢な防御陣地を準備してきたロシア軍も譲らず、期待した戦果はまだ上げられていない様子。そんな中で、突然降って沸いたのが、ロシア軍の中核組織の一つでもある民間軍事会社「ワグネル」が、どうもロシア軍に半旗を翻して内乱のような状態が生まれているらしいと言う事。ロシア国内での事態なので、直ぐにウクラナイ軍側に影響するかどうかは不明ですが、どうもロシア側からロシアが占領しているウクライナ南部地域への交通網の要所の一つを、このワグネルが押さえているらしく、今後ウクラナイナ医に侵攻しているロシア軍に対しての兵站に影響する可能性は大きそう。

一月位前だったか、この「ワグネル」トップの プリゴジン氏が、ワグネルに対して物資・弾薬の供給が大きく滞っており、このままなら戦線を離脱するみたいなことを公言して、ちょっと話題というか問題になった事がありました。直ぐにロシア軍側も反応して、物資弾薬の供給も再開されたみたいで、その後その話は解決したのかと思っていたんですが、今回突然こんな事態が勃発したという事は、対応はしたけれど十分な状態では無く、従って不満はずっと燻っていたのかもしれません。ただ幾つかの報道では、ブリゴジン氏はロシア軍がこのワグネルに対して攻撃を仕掛けたと主張しており、それが今回の反攻の理由らしいけれど、そういう状況は有ったのだろうか。

素人なりに、今回のロシアのウクライナ侵攻が何らかの形で決着するのはどういう場合か時々考えるんですが、少なくとも一つ言えるのは、ウクライナ軍が武力でロシア軍を押し返す事はそれぞれの戦力を見ても無理だろうと思います。仮にNATO軍が参戦したとしても、その場合はウクラナイ領内での戦いがさらに厳しくなるので、ウクラナイナとしても戦後のことを考えると、そこまでのエスカレーションは避けたいのでは。となると、唯一可能性があるのは、何らかの形でロシア軍側が侵攻を止めるあるいは撤退するかだと思うのですが、その場合でもロシア国内に相当の事態が発生しないと難しい。それこそ、国内の反戦団体による反戦運動が大きくなり、ロシア政府としても無視できない規模になるとか、ロシア軍によるクーデターというか戦闘法規みたいな事が起きないと無理だと思うし、そういう事態になることも厳しいと思っていました。で、そんな場合であっても、契約して戦闘に参加している「ワグネル」に関しては、多分最後まで契約通りロシア軍側として戦闘参加するのだろうと思っていたので、その「ワグネル」が理由は不明ながら反旗を翻したというのは意外でした。私が定点観測的に観ている軍事関係に詳しい人達も、やはり最初は半信半疑というか未だに何らかの欺瞞作戦ではと思っている人も多いみたい。

ウクライナ・ロシアどちらの陣営にも、既に多くの人命が失われているだけに、ロシア軍であろうと民間軍事会社のワグネルだろうと、さらに人命が失われることは望まない。ただ、今回の内乱(?)、反乱(?)によって、ロシア軍なりロシア政府が軍事行動を何らかの形で思いとどまる、あるいは撤退に繋がればとは思います。ただその場合でも、多分ロシア軍は現状占拠している地域から下がることはないだろうし、その間はウクライナ軍としても好機として戦闘は続ける以外の選択肢は無いだろうしなぁ。どういう状況になるのか、全く予断を許さない状況ですが、これが出口の見えないこの戦争のターニングポイントになることだけを祈りたい気がします。

[追記] 上記内容は、昨晩書きためていた物なんですが、寝ている間に状況は180度変わって、ワグネルのモスクワ進撃は停止して戻り始めている(?)ようなニュースも。プーチン大統領から「反乱軍」扱いされたワグネル所属兵は、そのままお咎め無しになりそうだし、主犯のブリゴジン氏はベラルーシへ行く(?)事で、事実上罪は問われないような話も。何が何だからよく分からない展開ですが、状況はどうあれ隣国に進行していたロシア軍が、突然反乱軍に背後を取られて首都間近まで進行を許すという失態を犯したわけで、しかも実際の銭湯は無かったけれど首都防衛ももしかしたら破れていたような状態らしい。「三日天下」ならぬ「一日天下」とでも言うべき位、目まぐるしく状況が変わった今回の騒乱騒動。このまま忘れられて無かったことになるのだろうか。まだまだ燻って、さらに大きな事件の口火になりそうな気もします。

2023年6月24日

ここでも中庸が大事

ジャーナリストの佐々木俊尚氏が紹介されていた、「文系vs理系」に関してのtogetterのまとめスレッド。

最近の事例で言えば、新型コロナウイルスに関しては、「文系=ワクチン・マスク不要派」vs「理系=ワクチン・マスク推奨は」みたいな事が当てはまる気がするけれど、一方で突拍子も無いことを言い出す文系的人達に対して、「〇〇脳」とか「情弱」みたいな形で端から相手にしない理系的人達にも問題があると思います。

一応自分は理系の人間なので、考え方とか行動に関しては語られている理系的要素が大きいのだけれど、その中でも時代的にも幼少期の経験からも結構文系的要素も経験して蓄積してきているので、案外個々での結論である「文系・理系両方必要」という状況に近い気がします。自宅は、昔は周りが田圃や畑の田舎の中似合ったので、子供の頃の娯楽なんて殆ど無い状況。そんな中で、どういう経緯かもう記憶して居ないけれど、江戸川乱歩の「怪人二十面相」シリーズに出会ったことで、読書好きになった事。これを手始めに、伝記物とか小説みたいなものも読み出して、小学生定額の頃にはかなりずっと本ばかり読んでいる子供で、親戚から飽きられるくらいに。小学館が発行していた、「小学〇年生」シリーズは、小学三年生位から記憶に何となくあるんですが、あれって学校なんかで推奨して家庭毎に契約していたのかなぁ。結局小学六年生まで読んでいた気がする。更に、小学生の頃には学研の「科学」と「学習」も、ずっと両方購入していて、特に色々な実験とか紹介されていた「科学」にハマって、以後理系の道を進むことになります。「子供の科学」も毎月読んでいたなぁ。あと、アマチュア無線の免許を取得してからは、「CQ Ham Radio(CQ誌)」も読んでいたし、あの頃はお小遣いらしいお金は貰っていなかったけれど、殆ど書籍代に消えていたことは確か。その後SF小説にハマって、当時出版されていた国内外のSFは殆ど読破していたと思う。だから、理系としては珍しく読書量は凄く多かったと思います。

仕事を始めると、一応ソフト開発系の部門に配属されるんですが、当時の開発形態は「ウォーターフォール型」の大規模開発の思想時代で、実は開発工程毎に膨大なドキュメントが作成されて更新されていくもの。当時は、そのドキュメント(「製品計画書」、「テスト計画書」「製品仕様書」等等)は膨大な量で、専任のエンジニアが居て毎日何かホストコンピューターの機能を使用してドキュメント制作をしていましたね。それだけ文書が有ると言う事は、そのレビュー作業もあるわけで、最初の頃は訳が分からない英語の仕様書を読むのが苦痛でした。でも、数年もしないうちに今度は自分がそういう文書を作成する側になって、泣きながらドラフト作ってレビュー回して、鬼のようにコメントや修正を入れられて、また泣きながら更新したなぁ(笑)。ソフト開発では、そういうドキュメンテーションが重要と言われながらもその為のリソースが馬鹿に出来ないと言うことで、例えばソースコードに使用をコメントの形で入れるとか、ドキュメンテーションせずに先ずはコードを動かすことを優先するアジャイルとか、どちらかと言えばコーディングに専念する時代になってきたので、最近の(というかここ20年位か)ソフト屋さんがドキュメンテーションが苦手というか嫌うのも何となく分かる気がします。

自分の立場から見ると、「文系=営業・フィールド部門 」vs「理系=開発部門」見たいな関連付けもなり立つような気がします。昔から両者は対立する関係が続いていたけれど、それじゃ不味いという事で2000年頃から生まれてきたのが、PM (Project Manager/Management)という立場の人じゃ無いかという気がします。PMでも、出身が度力で結構バイアスが掛かる場合も有ったけれど、ある意味そう言う「調停者」みたいな存在というのは、目立たないけれど重要ですよね。それまでは、技術は凄いのに苦しんでいる会社とか、製品はたいしたことないのに何故か物の売り方は上手くて成功している会社とか、色々あったけれど、最近は自分達の得意なところを責めるニッチ商品で成功したり、クラウドファンディング何かは埋もれた理系(=技術)を上手く世の中に出す新しい仕組みだと思う。そういう風に見ると、理系組に足りない文系要素を補助する仕組みはそれなりにあるけれど、文系組に足りない理系要素を補助する仕組みって何だろうか。WikipediaとかChatGPT等が候補になるのかもしれないけれど、そこに含まれる情報が正しいとは限らないので、変な陰謀論に染まる文系組が増えてしまうのが逆に新しい問題かも。カフェオレ飲料のCMで「白黒付けないカフェオーレ」というのは、凄く秀逸なセリフだと思うんですが、同じ事を文系vs理系にも言えるんじゃ無いだろうか。例えば将棋の藤井聡太七冠は、どちらかと言えば文系的な将棋の達人だけれど、コアなAMDユーザーとしても有名で、そう言う意味では両方の要素が融合した存在だと思う。理系の世界では、もう20年位前かな、「エバンジェリスト(Evangelist/伝道師)」という言葉や立場の人がちょっとしたブームになったけれど、色々な分野でそう言う人の誕生や増加が必要なんでしょうね。いずれの場合も、自分の立場に関係無く、多方面に気配り目配り出来る中庸さが重要なわけで、そこが一番難しい所ですよね。だから、一つの目標・ゴールとして目指すのも良いんじゃ無いかと思う。

一アマへの道 (2) - Kindle Unlimitedを最大限に活用

本当に偶々偶然なんですが、例のアマチュア無線の試験練習用に、過去問題集でも購入しようかとAmazonにアクセスしたんですね。そうすると、21日から「アマゾンプライムデー」が始まっていて、何故か私にもKindle Unlimitedが3ヶ月0円で利用できるオファー(4ヶ月目からは980円/月で継続)が提示されました。

実は1年程前にも、この時は2ヶ月間無料利用のオファーがあり一応2ヶ月で解約するつもりで契約したんですが、結局読みたい本も見つからず一月も過ぎないうちに解約してしまいました。Kindle Unlimitedは、本好きには素晴らしいサービスだと思うのですが、幾ら「200万冊読み放題」と言われても、その中にどれだけ自分好みのあるいは自分に必要な書籍が含まれるかはやってみるまでは分からない。これまで何度かKindle Unlimitedの契約は経験していても、結局は一月二月もすると自分の興味の有る書籍は読み尽くしてしまい、結局そこで解約するのが常でした。時々、今回の様な無料利用期間のオファーが提示されるんですが、1年前に1ヶ月で解約したのに、何故か今回は3ヶ月間無料利用出来るオファーでしたので、ちょっと目的もあって契約することにしました。

昨日契約をしたので、3カ月後の9月23日まではKindle Unlimitedの書籍を無料で利用出来ます。実はこの期間の間に、一アマ受験用の資料参照で利用させて貰おうと言うのが今回の目的。以前参考書は購入したんですが、その時色々検索したときに過去問題集とか幾つかの解説書がKindle Unlimitedに登録されていることを見ていたんですよね。過去問題集に関しては、例えばこちらなんかにも登録されているんですが、まずは取っかかりとして解説なども含まれている資料があれば有りがたいですし。それと、これから3カ月は少し真面目に勉強しろよと退路を断つ(と言うと大げさだけれど)意味も自分としては込めたつもりです(笑)。

まだそんなに多くは無いけれど、一アマの勉強を始めては居るんですが、ちょっとスタート前の予想とは違う部分もあってびっくりしているというか戸惑っているというか。

  1. 自分は記憶ものが余り得意では無いので、法規には苦労して、逆に工学は何とかなるだろうと高をくくっていたんですが、実際に始めて見ると、法規は昔一生懸命暗記したからか、結構思い出す部分が多いのに対して、工学は上級免許を目指すこともあって以前よりも課題内容が難しい事が多く、ちょっと不味いぞという雰囲気を感じています。
  2. 例えば回路内の電圧とかインピーダンスとか求める計算問題では、回答だけ記憶しても実際の問題でちょっと数値とか変更されると困るわけで、やはり公式とか計算方法とか覚えないといけない。そのためにはそういう解説書を読まないと理解出来ないので、その為には今回のKindle Unlimitedは渡りに船かな、と。
  3. モールス通信は、かなり忘れていて、それでもアルファベットと数字は何とか思い出しつつありますが、Q符号とか略語系のトンツーは駄目ですね。口で「ツートツート、ツーツー」とか言いながら思い出しつつ記憶しようとしていますが、やっぱり実際にモールス電鍵で打たないと思い出さないかなぁ等と思っています。今でも電鍵(CWキー)って売っているのかと思ったら、Amazonに結構登録されていてびっくり。で、お値段もそこそこでさらにびっくり状態です。
Kindle Unlimitedもそうですが、7月12日までのプライムデーで、Kindle本最大70%OFFのキャンペーンも開催されているので、これも利用してUnlimited対象外の参考書や解説書等購入しても良いかなとも思っています。折角Amazonが援護射撃してくれる(?)のであれば、それはありがたく有効活用しないと(笑)。(続く)

風評に負けない科学

こと韓国に関しての話題となると、どうしても多少のバイアスが掛かった見方、考え方をしてしまうのだけれど、その理由は彼らの主張が事実に基づかないことだったり、場合によっては知ってか知らずか捏造・偽造の場合でも、それを「事実」として主張すること。勿論、全ての人がそう言う事をするわけでは無いし、ごく一部のそういう考え方の人の行為ではあるけれど、それを国対国の話から、世界対日本みたいな形にして自国を優位に立てようとすることで、日本としては面白くない。一方で、同じようなことをする日本人も少なくなく、そう言う意味では「どっちもどっち」では有るけれど、自分の印象としてはやはり韓国の方がそう言う傾向は強く、実際それで彼らが得た利益(=日本の不利益)は決して小さくないものでも有ると思います。

過去の例では、所謂慰安婦問題に徴用工問題、歴史認識に植民地支配謝罪等、主に戦前戦中の日本との関係に関しての事柄が殆どでしたが、東日本大震災で発生した福島第一原発の問題、福島産や東北産の農産物魚介類の輸入禁止や処理水に関しての問題も決して無視できない話。汚染された地下水などを浄化して、処理水として希釈して海洋に放出する作業は、今年の夏から始まる予定だけれど、それに対して何故か日本列島の反対側に居る韓国やそれを利用しようとしている中国からは「汚染水反対」と風評加害者となっている。そんな中で、韓国原子力学会が福島第一原発からの処理水放出に関して声明を出して、福島第一原発の処理水に関しては問題無いことを明確に述べている姿勢は、素晴らしいというか凄いと感じます。 更に見出しにも書かれている「我々は科学者だ」という一言は、力強い印象を受けます。しかも、単に声明を出すだけでは無く、放出に反対する人達との「公開討論」まで要求して、科学的に風評を払拭しようとしている。日本国内の原子力関係者も日々努力していると思うけれど、こう言う「広報活動」に力を注いでいる印象は無いですよねぇ。日本でもこれくらい話題になるような「風評払拭」行為が必要だと感じます。

この記事を読んでいて思いだしたのは、豊洲市場移転に関係して故石原慎太郎元都知事が記者会見で言った「科学が風評に負けるのは国辱」という言葉。この語句で検索していたら、かなり前の山本一郎氏のコラムが見つかったんですが、

ただそこにあるのは締め切りやオンエア直前まで頑張る編集者やライターやディレクターが睡眠不足で充血したうつろな目で最新情報はないか探し回る姿なのです。大きいネタのない週はお通夜のように、大炎上ネタがあるときはお祭りのように祀るのがメディアです。

というのは真実だと思うなぁ。 さらに言えば、インターネットの発達で直接情報の発信元から末端の個人まで情報が届く時代になってしまっては、メディアの仕事はそれを如何に面白可笑しくあるいは喜怒哀楽を強調してより刺激的に伝えられるかしか無くなっていると思う。以前は魚をさばき、野菜を刻んで、炒めたり煮たり調理をして評判の料理を出していたお店が、既に調理済みの料理をレンチンして温めて、でも盛り付けだけは直して自分のお店の料理のような体にして出してくるようなもの。勿論、最終的に味が変わらなければお客さんとしては問題無いと思うのかもしれないけれど、それまでなら魚の切りつけ方とか旬の野菜の組合せとか、そのお店の特色があったものが、いつの間にかいつ行っても同じようなものが出てくるようになり、でも以前と同じなのは盛り付け方だけで、だからお客さんは凄いと思い続けるし味も変わらないと何となく思っているんだろうなぁ。

私は理系の人間で、科学とか計算とか、そう言う事が身近だったし得意だからよりそう感じるかもしれないけれど、やはり事実を見極めようと思ったら、客観的に定量的に判断出来る資料から、最も適切な解を導き出して、それを信じることが一番確実な方法だと思う。放射線に関しては、既に科学的にその性質や影響は解明されているからまだ良いけれど、例えばまだ続く新型コロナウイルスのように、有る程度は分かっていても、例えばその変異の影響だとか後遺症の問題とか、まだまだ分からない事も多いわけで、そういう事柄に関しては専門家の意見も分かれる場合も。そういう場合には、有る程度は科学的に理解するものの、最後は自分の気持ちだとか世間の流れとか、あるいはより安全安心と感じる方向に流れてしまうのは仕方ないですよね。ただ、LGBTQ+の様に科学では解決出来ない心の問題は別にして、例えば処理水の問題だとか新型コロナウイルスの対応だとか、科学的に基準なり根拠を示す事が出来る事柄に関してはそれを信じるべきだと思うし、それを規準に個人の思う対応をすれば良いと思う。ただ、新型コロナウイルスの場合は、まだまだ解明途中で新規の発見も有るだろうから、以前の見解が途中で変わることもあるし、そう言う事が科学に対しての不信感を招いて風評を招く原因でもあるんでしょうね。そういう部分を解決するのは難しいと思うけれど、無理に結論を出そうとするから感情に訴えるしかなくなるわけで、その部分は一旦保留にして科学的に説明できる部分を先ずは判断するという考えは駄目なんだろうか。一つの結論を信じ続けるのでは無く、常に自分時分の理解もアップデートを続けると言う事が大切だと思う。今回の韓国原子力学会の勇気というか、科学者としての矜持には、賞賛を送りたいし是非その考えと行動を続けて欲しいですね。

2023年6月23日

圧壊深度

行方不明で捜索が続いていた、タイタニック号の深海潜水艇ですが、残念ながらタイタニック号の近くで圧壊したと思われる破片が発見されて、乗客乗員5名の死亡が宣告されたとの事。先ずは5名の方のご冥福をお祈りいたします。実は、このニュースを聞くまでは、そんな沈没船観光ツアーみたいなものがあるなんて知らず、さらにその参加費が一回2500~3000万円もすると聞いてさらにびっくり。そして、そのために使用される深海潜水艇は、この会社が開発製造したものと聞いてさらにさらにびっくり。4000mという、かなりの深海に潜行する機材をそんなに簡単に制作できるのか素朴に不思議に感じます。

自分達の世代だと、「深海潜行」と聞くと、どうしても日本の誇る深海潜航艇の「しんかい」 を思い出すわけで、まずはああ言うものを想像するんですが、ニュース映像などで今回の深海潜航艇「タイタン」を見ると、正直凄く簡単な構造というか、強度的には大丈夫なのか心配になるほど。後から聞くと、2021年と2022年には5~6回位のツアーを開催していて、もちろん問題無く帰還したから今回の潜行ツアーも開催したんだろうけど、小さなトラブルは色々あったらしい。開発中も、4000mの深海で耐圧テスト等していたとのことで、それなりに性能は持っているんだろうけど、色々指摘されているように性能というか仕様と言うか、作りはどうも「しんかい」なんかと比べるとかなり質素な印象を受けます。ニュース等では、ゲーム機のパッドが操縦桿として使用されていたと疑問視されていたけれど、それは余り問題とは感じない。それよりも内部にはモニターとそう重要のバッドしか無くて、椅子なども内容な状態に見えて、そちらの方が問題だと思う。深海に入ると海水温が下がるから、ちゃんと断熱しないと船内はかなり寒いんじゃ無いだろうか。

今の所、タイタニック号の船尾後方500m位の所に、このタイタンの期待の一部と思われる部品が幾つか発見されて、その状況から船体が水圧によって破壊される「圧壊」で沈没したと考えられるとのこと。4000mの深海というと、400気圧の水圧が掛かる事になるから、何十トン、何百トンという海水の重みがこの潜航艇に掛かっていることに。更に、移動のための可動部なんかもあるだろうから、そういう所は脆弱性も高いだろうし、そう言う意味でこのタイタンの外殻を見てみると、しんかいなどと比べてかなりシンブルな気がしますね。潜行深度がタイタンは4000mですが、しんかいは6500m/12000mともう一段二段違うけれど。後は、海中を移動するときに急激にターンしたりすると、構造に負荷が掛かりそこが弱くなって亀裂とか発生すると、一気に圧壊したりするのだろうなぁ。原因を追及することは難しいけれど、ただただご冥福を祈るばかりです。

報道の中には、安全性を軽視したというものも多く、私も軽視とまでは言わないけれど安全係数の取り方とか実際の製造過程での安全性の担保はしっかりされたのかという事は確認しないといけないと思います。一方で、今回の犠牲は大きいけれど、民間企業がこう言う新しい世界を開拓していくことも重要だと思うんですよね。今では宇宙開発のトップ企業になったスペースXだって、最初の頃は何度も失敗して経験値を蓄積して、今の成功も有るわけですから。もちろん、だから取って人命を犠牲にして良いという理由は無いし、先ずは人命の安全が最優先することは言うまでも無いけれど。タイタンの開発会社が、そう言う「夢」を持って深海開拓していたのか、あるいは単にタイタニックを利用した観光会社だったのかは分からないけれど、深海探索というのは宇宙探索に勝るとも劣らない未知の世界、夢の世界であることは事実。この会社が再起するかは分からないけれど、今回の犠牲を次の成功に生かすようにして報いて欲しい気がします。

[2023年6月23日 14:30追記] 数日前に、米軍(米海軍?)が、圧壊したような音声を受信していたという報道がありました。どういう頻度で所謂音紋を解析しているかは分からないけれど、今回の事件を知らされて、過去のデータを遡って精査して圧壊音らしい音紋を見つけたのかな。報道などによると、それで沈没推定海域が絞られて、無人潜航艇での発見に繋がったと書かれているけれど、複数箇所からその音紋データを取りだして、記録された時間や方向を複数箇所から判定して、それで場所のテク体も可能になったんでしょうね。米海軍のSOSUS (SOund SUrvellance System)と、もしかしたら回遊している潜水艦からのデータもクロスチェックして特定したのかもしれない。

当てにならない「指数」

ジェンダーギャップ指数に関して詳細に解説する記事。筆者のRadert氏の過去の記事を見ると、記事本数は決して多くないけれど、ジェンダーギャップに関して詳しく分析・説明する記事が3年前から登録されていて、それらも読み応えのある内容。私も、2年前に呟いたやはりジェンダーギャップ指数に関しての疑問に関しては、やはりこのRadert氏のこちらの記事が切っ掛けでした。

世界的に参照される指数の一つ「ジェンダーギャップ指数」ですが、その算出方法に関しては以前から疑問が投げかけられていて、私のように素人が見てみても、「経済、教育、保険、政治分野」の指標を出している、逆に言えばその4分野だけで評価していることに偏りを感じます。例えば政治分野に関しては女性政治家の数が少ない、女性閣僚の数が少ないと言われますが、まずは女性議員が増えないことには女性閣僚の任命も増えないだろうから、まずは女性議員を増やすことが先決になるわけです。女性議員を増やすためには、女性議員の立候補者を発掘しないといけないけれど、そこで男性立候補者数と差が出てくる。政党の中でざっと見てみると、共産党はかなり女性候補者数が多い気がするんですが、それ以外の政党では大体3割前後くらいだろうか。そう言う意味では、まずはこのジェンダー指数の低さを問題視する政党自らが、自分達の解決策を提示するべきだと思う。ただ、数だけ増やしても内容(質)が伴わなければ、選挙という選択を通ることは無いだろうし、仮に当選しても迷惑なだけだから、単なる数合わせだけは止めて欲しい。

「指数」に関しても、0が完全不平等、1が完全平等と定義されているけれど、ここで言う「完全平等」とは、男女比で女性側の比率が男性を上回っている場合を指し、しかも1.00以上は1に切り捨てられるというよく分からない基準。「完全平等が1」と言っているのに、それ以上の状況が存在しているということは、「1は完全平等だが、1を超えた場合は女性優位、男性不平等」と言われないための防御なのだろうか。しかも、記事の中でも指摘しているけれど、スコア1を超える国が73国もあるので、時点のスコア0.997の国が順位としては74位に一気落ちてしまう。男女比が50:50ならスコア1で「同率1位」なのに、それがずか0.1%男性が上回ると、スコア0.996となり74位になるというのは、その基準付けというか評価指数の算出方法が間違っている、偏っている、実状を反映していない証拠だと思う。

私が個人的に凄くこの指数に不信感を感じるのは、日本のジェンダーギャップ指数が146ヶ国中125位と騒ぐけれど、男性よりも女性の幸福度は高かったりするわけです。これは「幸福度の差」なので、別の言い方をすれば日本の男性と女性では幸福度の感じ方に差があると言う事を示しているだけで、それぞれの感じる幸福度の絶対値が高いか低いかは分からない。高い幸福度の中での差ならまだしも、低い幸福度でさらに差があるというのは悲惨でしか無いので、そういう所も評価しないといけない。ただ、ジェンダーギャップ指数というものが女性よりも男性が優先されている事を示す指標の一つであることを考えると、それでも女性の幸福度の方が高いというのは、女性自身がそういう政治とか経済とかという分野で仕事をする事を望んでいない証拠にもなるんじゃ無いだろうか。性別以前に、同じ男性出会っても年齢だとか生まれ育ちの違いだとか、あるいは考え方や回りの影響などで、どの様な職業やどの様な分野で活躍するかは人それぞれ。そんな状況で、男女比率を1:1にするべきというのは、かなり無理がある要求だと思うし、場合によっては強制とか虐待に近い状況にもなるのでは。指標の重み付けとか算出方法に疑問があるけれど、ジェンダーギャップ指数で参照されている分野で女性の進出が少ない事は事実だと思う。ただ、それは女性には難しいから別の選択肢を選んでいる事も有るだろうし、無理矢理数合わせだけで解決することは、ご本人にとっても、その影響を受ける我々にとっても不幸でしか無い。単にこの指数を盲信する極々一部の人が自己満足するだけだと思う。

木曜日の新幹線

今週は、海外からマネージャー(直属の上司)が出張で日本に来ていることもあり、月曜日に続いて昨日も新幹線で横浜のオフィスへの出社。色々な事情から、私主催でミーティングを開催する事になり、今週はその資料作りで時間が潰れていてなかなかタフな一週間です。

元々の予定では、いつもの様に朝の新幹線で横浜へ行って、午前中に内々でのレベルセッティング等してプランの共有をして、それを午後のミーティングで対象部門に説明と理解と支援をお願いする(いゃ、何のことやら分からんぞ)結構重要なミーティングなので、実はちょっと胃が痛い。本当は、火曜日か水曜日に、アメリカのチームとの事前打ち合わせする予定だったのですが、時間が取れなくて出来なくて、それはちょっと不味いという事で午前中に電話会議の予定が直前に入れられてしまいました。アメリカ側の時差も考えて、日本時間朝の09:00~09:30の予定設定は、まぁ妥当だと思いますが、この時間帯だともろに新幹線に乗車しているか、在来線で移動しているタイミングなので、とても電話会議をしている余裕はありません。そこで、そのメールを朝出かける前に見つけたので、慌てて新幹線の予定を午前遅くお昼前のひかり号に変更して、電話会議を済ませてから出社する事にしました。家を出る時間に会わせて、朝の05:00に目覚ましをセットしていたら、04:30頃には目が覚めてしまい、ブツブツ言いながらシャワーを浴びて、念のためメールチェックしたら09:00から電話会議と予定が入っていて思わず膝かっくん。05:30になるのを待って、ネット予約のEX予約のサイトにアクセスして、まずは往路の浜松発の新幹線の予約を変更。戻りの予定もどうしようかちょっと悩みましたが、この時点ではその予約しているひかり号も、その後のひかり号も十分に空席が残っているので、まずは行ってから、様子を見て必要ならば変更することにしました。予定通り電話会議が始まり、今日はこれこれこういう話をするから、これは以前から言っている内容と同じだよね。異議無いよね、と無事に認識共有でき予定通り30分で終了。

ここから出かける準備を始めました。いつもなら路線バスで駅まで出てそこから新幹線で向かうのですが、この日はお昼頃からかなり激しい雨の予報が出ています。 帰りは、どうしても交通機関の接続が長くなり、雨も降る中傘を差してあちこち移動したり乗車待ちするのはちょっと辛そう。出発が遅くなったけれど、帰宅予定比今の所変更ないので、自宅から駅までは車で出かけることにしました。駅からちょっと離れているのですが、市営の駐車場だと12時間まで最大700円で駐車出来るので、料金としてはバス代往復と一緒。今回10:00頃に駐車場に入れても、帰宅は今の所遅くても19:30コロナので十分12時間以内に収まります。実は、朝の時間帯だとそこそこバスの本数もあるんですが、朝の通勤通学時間帯を過ぎると、後は1時間に2本に減ってしまうんですよね。戻りも同様で、それならば車で出ようと決めて家を出ました。流石に午前も遅い時間帯なので、駅から遠くて不人気の市営駐車場も、結構上のフロアーまで来るまで埋まっています。7Fまで上がってやっと空いているスペースを見つけて駐車し、そこから10分以上歩いて駅に着くと、余り時間は残っていない状態でした。時間帯に新幹線乗車中にお昼になるので、慌てて駅構内のパン屋さんで惣菜パンを購入して、隣りのスタバでコーヒーを購入し出発しました。

流石に平日のしかもお昼近い時間のひかり号なので、指定席は4割位の乗車率。ただ、理由は不明ですがのぞみ号の通過待ちでいつもより眺めに停車したりしたので、新横浜駅到着は2分遅れになりました。その後オフィスに移動して、直前までマネージャーなどと作戦会議。心配したミーティングは、何とか期待通りの内容で終了してホット一息で一安心でした。予定通りの新幹線で戻れそうなので、少し余裕を持って新横浜駅まで戻ってきて、夕食代わりに駅弁を購入してから、浜松にも停車する広島行きのひかり号に乗り込みました。平日の下りですが、夕方の時間帯で移動する人が多いのか、こちらは6~7割位の乗車率。幸いにも、私の横は今回も空席のままで、そこに荷物を置いてゆっくりお弁当を食べ事が出来ました。新横浜は、まだ雨は降っていませんでしたが、小田原くらいからポツポツと振り出し、途中停車した三島辺りからは完全に「雨」。次に停車した静岡では、かなり激しく雨が降っていて「これなら、車で出てきたのは正解」と思ったんですが、静岡を出て掛川を過ぎる頃から雨は上がり、浜松に到着したときには曇り空だけれど雨は止んでいる状態でした。まぁ、別に雨が降らなければ降らない方がいいので不満は無いけれど、でも雨を予想して車を出したのにそれが無いと言うのは何か肩透かしを受けたような感じになりますね(笑)。来週は今の所新幹線通勤の予定は無いのですが、来週もマネージャー氏は滞在しているので、何かあれば呼ぶからと言われて「そんなに気楽に言うなよ。新幹線通勤も結構大変なんだぞ」と心の中でクレームした事は内緒です。それよりも、久し振りの新幹線通勤が続いたので、ちょっといつもとは違う虚脱感を感じます。歳を取ったなぁと実感する木曜日の新幹線通勤でした。

2023年6月22日

Aは良いけど、Bは駄目?

既存の健康保険証をマイナンバーカードへ一体化して廃止する作業で、全国的に登録ミスが発生して毎日のように問題が指摘されています。 異なるデータ同士の名寄せというか紐付けというか、こういうデータ統合作業というのは難しくて、どうしてもミスは避けられないことは事実。その点政府には多少同情する部分もあるけれど、かといって登録作業でデザイン的にそれで良いのと言う部分も見受けられるわけで、反省や対応するべき部分が多いことも確か。登録用ソフトだったり、登録手続きの確認手順の明確化とか、登録だけで無く必ず最後に内容確認させるとか、そういう部分の検証と改修は必要だと思う。

今報道などで伝えられているこの一体化の問題は幾つかあると思うのですが、一番大きな問題はマイナンバーカードが他人の保険証に紐付けられたという事。そのため、治療時に保険適用が受けられなくて、10割支払と言う状態が発生することが加入者の被害と言えます。そういう事態が発生する前に、データを再検証して紐付けの間違いを訂正するとともに、間に合わなくてそういう事態が発生した場合の救済策と言うか臨時の対策をまずは準備して即日適用する必要が有ると思うんですよね。後利用者側も、移行期間の間はマイナンバーカードと保険証両方を持参するとか。毎回で無くても、一度マイナンバーカードで利用してみて問題無ければ、次からはもう大丈夫だと検証されるわけだから、まずは最初の一回目の対策をするというのも利用者としては必要なのでは。それは、クレジットカードの不正利用対策するのと同じ事だと思う。

今一体化を批判している人の多くは、紐付けが間違っていてマイナンバーカードが他人の保険証として使われてしまう(一時的に10割支払になる)を批判していて、だから保険証に戻せと言う事を言っている。確かにトラブルに遭遇してしまった人には申し訳ないけれど、現状の保険証にもまた別の問題があるから個人認証が出来るマイナンバーカードと一体化するわけで、戻すのであればその問題の解決策対策も言うべきだと思う。今の保険証の問題は、記載差な入れてる情報が氏名だけなので本人特定が難し事だと思います。そのため他人の保険証を悪用しても分からない場合がある事が大きな問題に。その対策として、顔写真や暗証番号などで本人特定出来るマイナンバーカードに統一する事は意味があると思います。こちらの問題は、今の保険証の形態が続く限り解決されないわけで、将来保険証を顔写真のデザインにするとか、ICチップを入れて本人確認を厳格化するとかしないと解決出来ない。それならば、既に同様の機能を備えているマイナンバーカードと統一化する事は自然な流れだと思うけれど。

既存の保険証をそのまま維持したいから、不正利用の可能性には目をつぶるけれど、より的確な運用が期待出来るマイナンバーカードへの統一化は紐付け作業に問題が発生したから受け入れられない、というのはちょっと乱暴な反論だと思う。移行作業のトラブルに関しては、対策をして行けば解決されるわけだし、まぁオンザフライと言ってしまうと怒られるかもしれないけれど、実際に運用をして見れば問題がそこで見つかる場合も有るだろうから、それはそれとして臨時の対策を準備して手当てすることで利用者が不利益にならないようにすれば良いだけだと思う。そこで一つ問題解決出来るわけですから。だから、紐付けの問題があるから統一化を止めろとの主張は、既存の問題解決には目をつぶれと行っているにも等しいと思うわけです。紐付けの問題は当然対策されるべきだし、政府なり担当者の責任もあると思う。ただ、恰もそれだけが「問題」であるかのように取り上げて、解決出来るかもしれない別の問題を無視することはおかしいのでは。Aは許されるけれどBは許されないのなら、Aが未解決のまま残されて許される理由を示すべきだと思う。Aの問題を解決する途中でBの問題が発生したならば、Bの問題対策をすればA/Bどちらの問題も解決されるわけだから、こちらの方が望ましいことは明らかだと思うのに、何故それに反対するのか。やっぱり別の意図があるようにしか思えない。

悪用される映像 (3)

NHKによる軍艦島映像問題に関して、こんな説明が。

今回戦前戦中の軍艦島の採掘の様子と言われていたフィルムが、戦後昭和30年のものと判明した理由が前回は不明だったんですが、そうかフィルムに製造年月日が刻印されていれば、確かにその製造年月日以前の映像が記録されることは無いですからね。私もフィルムカメラを昔弄ったことがあって、確かにフィルムの端には、ロット番号みたいなものと製造年月日と思われる日付けが刻印されていたような記憶があります。あの銀塩フィルムって、使用期限みたいなものがあるので、製造年月日は重要何ですよね。でフィルムの製造年は昭和30年でも、更に勘ぐれば別のフィルムからこのフィルムへコピーされた可能性も無いとは言えないだろうけど、その当たりは映像の初めの部分とか最後の部分とかの様子とか、途中コピーずれみたいなものが発生していないか見てみれば分かるのだろうか。いずれにしても、よほどの別証拠が出ない限りは、この「軍艦島の映像」と言われているものは、それとは無関係な別の炭鉱の様子であることはほぼ間違いないと言えそう。

ここで疑問なのは、NHKはこれまではこの映像が軍艦島のものと言ってきたわけで、それが今回突然その主張を変えてきたように見えるんですよね。これまでも確認する時間は有ったはずで、今回初めてフィルム自体を確認したと言う事なんだろうか。もしそうだとすると、これまでの確認作業が随分と軽い物だったと言うしか無い。更に、その映像には今で言う所の「資料映像」とか「イメージ映像」みたいな注釈もされていなかったわけで、もしかするとNHKとしては当時から軍艦島に関してバイアスの掛かった番組を作ろうとしていたのだろうか。個人的には思うのは、多分現在のような事は想定して折らず、一般的な「採掘作業」という程度の認識で、採掘現場の映像を使用したところ、何十年後日に大きな騒動になった、というような顛末じゃないだろうか。また、昭和30年というと戦後の混乱がやっと落ち着いて来た頃だと思うので、日本が戦後復興と高度成長に進み始めた頃。多分国内の炭鉱では、無理をしてでもエネルギー源の石炭を掘っていたりしただろうから、ああいう安全基準とか軽視されたような作業環境も不通に存在していたのでは。そういう映像の一つが、何かの理由で番組で使用されたように思います。

ただそうであっても、問題が発生したときにちゃんと説明・釈明しなかったことはNHKの責任だと思うし、知ってか知らずか勝手に複製をして使用している韓国の責任は大きいと思う。どちらにしても、映像の所有者であるNHKは、国内や韓国、場合によっては世界に向けて、「あの映像はイメージ映像で軍艦島のものでは無い。また韓国が不正に映像を使用し、且つ間違った情報流布に利用している」と批判をするべきだと思う。 これまでの貴賤な確認作業の反省とその原因の説明、そして韓国に対して不正利用と虚偽的な利用を中止することを、公共放送として国民の利益を守るために直ぐに対応するべきだろうなぁ。こう言う疑念を招く行為を長い間正さなかった責任は、この問題が解決されて原因が説明されるまで、受診料不払いの理由にしても良いんじゃ無いだろうか。それ位、大きな問題だと思うし、放送局それも「公共放送」として受信料徴収をしている組織としてちゃんと責任を果た義務があると思う。

2023年6月21日

妥協と歩み寄り

ジャーナリスト佐々木俊尚氏のvoicyから、先日成立した改正入管法に関しての顛末について。

取り上げられているForbesの記事はこちらなんですが、改正入管法に関してよりも、味方からの融通の利かない「活動」に対しての怒りの方が大きいことがひしひしと伝わる内容。

入管法に関して自分自身詳しいわけでは無いし状況を詳細に把握しているわけでは無いけれど、ざっくりと言えば現在難民申請を悪用して不法に滞在延長を続ける不法滞在者を何とかしたい与党側と、それとは別に難民として認定が必要な人への支援拡充をしたい野党側が、それぞれ自分達の主張を通すために対立している、という風に見えます。どちらが正しいかという事はなかなか難しく、どちらもその言い分には正しい部分があるし、問題点もある。入管法というのは、国外から日本に来る人を対象にした法律でそういう人達に対しての法律だけれど、結果的には海外から良からぬ意志を持って日本に来る人間を防御する目的もあるはずだから、国内の人間にとっても関係する法律なんですよね。そう言う意味で、何度でも難民申請を繰り返して実質的に無期限に滞在出来るような今の仕組みは改める必要はあると思う。一方で、人道的な見地というのは場合によっては法律や規則を超える場合があることも事実で、止むにやまれない理由から日本に来て何とか支援を受けたいという気持ちもよく分かります。ただ、だからと言って無制限に支援できるわけでは無いだろうし、更に本来の対象者では無い人に対しても支援するいわれは無いと思う。

与党・野党、それぞれ主に主張する部分が異なるので上手く修正案を準備すれば噛み合う可能性もありそうな気がするわけで、実際有る程度の妥協点まで歩み寄ったみたいですね。それが「All or Nothing」を求める一部野党側の譲らない主張で全部ご破算となり、結果的には与党案がそのまま通る結果に。これって、この件だけで無く、旧民主党政権から与党に政権が戻ってから、ずっと野党特に現在の立憲民主党の流れの中で起こっている事柄の繰り返しだと思う。何度も書いているけれど、過半数を握っている与党は、やろうと思えば自分達の考えをそのまま通すことも可能なわけです。でも、それを続ければ「強権」とか「独裁」とか批判されるし、必ずしも彼らの提案が全て問題点を網羅しているわけでは無いから、広く野党からの意見や提案も取り入れることで、より洗練された内容のある法案が生まれてくるはず。だからよほどの事が無い限りは、今のように多数を占める与党であっても、野党の提案を取り入れようとするわけだし、それが健全な民主主義の証しだと思う。だから野党としては、出来るだけ自分達の主張の正統性を示して、与党案では足りない部分、問題のある部分に対しての修正をする事が重要な仕事だと思うけれど、それで法案が通ると「与党の手柄になる」と嫌うのが今の野党の様に感じます。だから自分達の意見を丸呑みしろと言わんばかりだけれど、少し前にありましたよね。野党の案を丸呑みして修正案を出したら、その修正案をその野党は反対したような事が。

「妥協」と聞くと、何か弱腰なマイナスのイメージが浮かぶことが多いと思うけれど、佐々木さんが言われているように自分の仕事も含めて多くの仕事は如何に関係者の間で妥協点を見つけて一致できるかに集約できる気がします。自分が関わる製品開発の場合は、元々計画されたものに対して、色々な障害や問題解決、さらには製造コストだったり販売数だったり、新しい問題が生まれてくる中、その製品を計画通り出すのか中止するのか迄含めて、何度も関係者同士で妥協点を満たす作業を繰り返すもの。場合によっては、企画責任者が譲歩してスケジュールを伸ばしたり、あるいは開発部門が多少無理をしても何とか機能実装を進めたり、いろいろな「妥協」が生まれるからこそ進むもの。「妥協」という言葉が悪ければ「摺り合わせ」とか「歩み寄り」とか「問題共有」とか、言い方は色々あるけれど、結局は最終的なゴールに対して、歩む道・経路は違うかもしれないけれど、そのための方向性と歩調は全員で共有して会わせる行為だと思うんですよね。でも、よくよく見ると野党のゴールは「自分達の主張の達成」であって、その何とかして困っている人を助けるという本来のゴールに向かっていないことが最大の問題点だと感じます。本来ならば自分達の提案・修正が入らなかったのだから、野党にとっては「敗北」なのだけれど、自分達の主張を貫いたことで彼らとしては「成功体験」を感じているわけです。テーマは違うけれど、よく彼らは「力の前に話合いを」と言うけれど、まさに今回の様なケースがそれに当てはまると思うけれど、自らそれを放棄している。そういう指摘が、身内からも出されていることを、もっと深刻に考えないといけないと思う。彼らが自分達の考えに確執して自滅するのは勝手だと思うけれど、そういう彼らにすら助けを求めたい人も存在するわけです。自分達の主張を譲らないことは、彼らなりの「美学」かもしれないけれど、それに付き合わされる困窮者にとっては死活問題でもあるし、そんな美学なんて何の足しにもならない。常に100点満点の結果を出せるなら別だけれど、多くの場合は合格点ギリギリの点数ではあるけれど、常に安定して得点出来決して落第しない政治家・政党が実は一番国民は求めているんじゃ無いだろうか。だからこそ、問題や批判も多いけれど、何だかんだ言っても自民党が支持されてきた理由何だと思う。

実質値上げのdocomo新プラン

docomoから発表された、携帯電話の新料金プラン「irumo」と「eximo」。それぞれの料金構成の説明を見てみたんですが、言葉は悪いけれどちょっと卑怯だなと思ったのは、最大割引適用料金を強調していて、その料金で誰でも利用出来るような言い方をしているところ。3回線以上の契約が必要な「みんなドコモ割(-1,100円)」、支払をdカードにする「dカードお支払い割(-187円)」、ドコモ光の利用かhome 5G利用の「ドコモ光セット割/home 5Gセット割(-1,100円)」全部活用すると、最大2,387円(税込)割り引かれるけれど、最後のドコモ光やhome 5Gは、別途それぞれの利用料金が掛かるから実質支払はそこまで安くはならない。さらにirumo契約の場合は、みんなドコモ割の回線カウントはされるけれど、ahamoのように割引適用はされないので、やっぱり割引額は減ってくる。だから割引適用前料金で比較すると、現在「5ギガライト」ユーザーの自分としては、やっぱり「実質的値上げ」にしか感じられない。

自分が今契約して「5ギガライト(1GB)」だと、月額3,465円(税込)が、上限設定(1GB)と家族割を適用しているから、その他費用と会わせて月額2,500円前後の料金を払っています。今回のeximoだと、同じ1GBまでの基本料金も1,000円値上がりして、上限設定の割引も無いので、実質1,000円以上の値上がりになります。それならirumoに移行しようかと思ったんですが、最安値の0.5GBプランは4Gしか使えないし割引適用も無い。一つ上の3GB迄のプランだと5G利用は出来るけれど、「みんなドコモ割」の割引適用が無い。金額的には、現在とほぼ同じでデータ量が3GBまで増えるので実質的にはお得に感じられるのですが、このプランだとdocomoのメールサービスが利用出来ないので、必要ならば+330円が必要。今の所考えてみると、殆どメリットを感じられない新プランばかりという結論に今は至っています。

もちろん、日本を代表する大企業docomoとはいえ、民間企業で有る以上は利益を上げなきゃいけないし、その為に商品である「通話プラン」も価格を上げていく必要がある事はよく分かるんですが。そう言う意味では、もう少し自由度のあるというか選択肢が多いプラン構成をして欲しいなと感じる所。まぁ、一次はプランが複雑すぎて、組合せを担当者もよく理解出来ないという事も言われて、それでかなりプラン構成を整理したのが現行のプランで、それを今回さらに整理したんだろうけど、何かお客様目線と言うよりはライバルキャリター対抗でプランをデザインしましたみたいな雰囲気も感じられるところ。

まだ詳しく比較してみていませんが、例えばirumoの最小構成(0.5GB/550円)に、docomoメールオプション(330円)を着けて、データ通信に関してはe-SIMのAiraloを利用すれば、月額3GBで2,000円以下になりそう。Androdiスマホの方は、昔からの電話番号にdocomoメールも昔からのIDなので、こちらはそれ位ですが、サブスマホのiPhoneの方は、docomoメール不要で、電話番号とデータ通信があれば良いので、そうすると月額1,500円位になるのかな(音声通話料などは別途必要)。また、色々と悩む種が出来てしまった。

悪用される映像 (2)

以前から問題となっている、NHK制作番組の軍艦島炭鉱内の映像とされていたものが、実は当時の映像ではなく戦後の昭和30年に撮影されたものと分かったという記事。映像内容から、当時の島民からは実際現地での映像では無いと指摘されてきたけれど、NHK側としては「軍艦島以外という確認が取れない」という、肯定とも否定とも言えないような曖昧な回答をしていたわけで、それも結局はNHKとしても後ろめたい事実が当時から分かっていたからなんじゃ無いだろうか。

記事にも書かれているけれど、このNHKの番組で使用された問題の映像は、韓国にも提供されていて、さらに無断で使用もされているとの事。無断使用に関しては、その映像の真偽は別にしてもちゃんと抗議するべきだし、今回韓国が言うような当時の映像では無いと言う事を制作側のNHKが認めたのであれば、ちゃんとNHKとして訂正報道をするべきじゃ無いの。次の問題は、その映像がどういう場所でどの様に撮影されたものなのかということ。特に映像の二次使用に関して言えば、園映像の制作費は「受信料金」から制作されているわけで、そう言う意味では自分達のお金から作られた資産(素材)なわけです。民放の番組は、広告料を元に制作されたものだから、その制作局が権利を持つだろうけど、NHKの場合は一次的にはNHKの資産(素材)でも、我々にもその映像に関しての権利はあると思うんですよね。

当時の島民からは、映像にあるような装備・状態では実際に軍艦島では採掘していなかったという指摘も出ているし、そうなると別の場所での採掘の様子を撮影したものの可能性が一番高いと思われます。当時の取材資料などはもう残っていないだろうから、なかなか特定することは難しいだろうけど、坑道の様子とか似たような映像との比較などして分からないものだろうか。後別の可能性としては、この番組のために採掘の様子を別撮りした、所謂「再現映像」の可能性もあるでしょうね。園は場合でも、時間が経過しすぎているからやっぱり当時の資料などは残っていないだろうなぁ。

今回の証言は、自民党による会議にNHKの専務理事が出席して明らかにしたと説明されていますが、となるとNHKとしても正式に映像が昭和30年制作である証拠が見つかったからなんでしょうね。であれば、前回は否定とも言える状態から今回の確認に至った作業内容やその経緯に関しては、事実上映像内容は軍艦島のものでは無いことが確定したならば、その使用の差し止めと訂正報道などの対応をどの様にするのか、そういう部分も明らかにして欲しい。実際の映像では無いと確認されても、多分韓国側は今後もこれまでの主張を続けるだろうし、この映像にしても「証拠」として使い続けるだろうから、それに対しても対策も必要だし、それはNHKの責任でちゃんと対応させるべきだと思う。それが公共放送としての責任だと思う。

2023年6月20日

結構空いている月曜日の新幹線

海外にいる上司(直属のマネージャー)が今週から出張で日本に来ているので、昨日はウエルカムも含めて初めての顔合わせ。人事上は、昨年11月1日付けで私が組織移動して、彼の組織に入ったのだけれど、遠隔地(!)に居るという事も有りずっとオンラインでの話しかしていなくて、リアルで会うのは今回が初めて。「おぉ、やっと会えた」と互いに握手して笑いました。

そのために、昨日は久しぶりに新幹線通勤でオフィスのある横浜へ出かけました。新幹線自体は、羽田に行くために度々使用していますが、その時には大概品川駅利用なので新横浜駅利用は何ヶ月ぶりだろうか。3月に東急・相鉄新横浜駅開業直前に利用しているから、3ヶ月振りくらいでしょうか。いつも利用している新幹線ひかり号に乗車するため、7時前に自宅を出て路線バスで浜松駅へ移動。今回も通勤通学の時間帯なのか途中からバスの車内はかなり混雑していました。一方で、浜松駅に到着したときには、通学時間帯は過ぎたのかそんなに混雑していません。少し早めに駅に到着したので、駅のスタバで先に軽く朝食をとってから改札を通過して新幹線ホームへと移動しました。ここ最近新幹線を利用した時には、コロナ禍以前のように自由席車両前には長い乗車待ち列が出来ていたし、指定席車両の前にも行列が出来ていたりしましたが、この日は何故かそんなに行列も無く、指定席車両の入口前は数名程度が並んでいるだけ。新幹線車内も、指定席で半分も埋まっていないような状態でした。

いつもは通り過ぎている新横浜駅を間違えてこの日も乗り過ごさないようにちょっと早めに降りる準備をして、ちゃんと新横浜駅で下車できました。上りで新横浜駅を利用するのは久し振りなので、ちょっとJR横浜線への乗換で戸惑いましたが、体は覚えていた(笑)。で、オフィスに移動して久し振りに会社で仕事をしたんですが、不在の間に内部の改装工事とか有り、室内のレイアウトがかなり変わっていて、こちらでも戸惑うことに。コロナ禍以前からリモートワーク前提の仕事モードだったので、元々会社に居ると珍しがられる存在でしたが、それがコロナ禍で殆ど出社しない状態になったので、この日は会う人毎に「あれ、今日はどうしたの」と言われる始末。これも、リモートワークあるあるなのかもしれませんが。そんなこんなでしたが、無事にマネージャーとのミーティングも出来、ちゃんと彼にも部下の存在を認識されたみたい(笑)。その後夕方になり、帰路につきました。

再び戻ってきた新横浜駅には、夕方の5時過ぎに到着。そろそろ小腹も空いてきたので、夕食代わりの駅弁を調達して乗車することにしました。駅ビルの2F/3Fのエリアが工事中なので、この辺りにあったお弁当販売のお店も無くなり、選択肢としては新幹線改札前の売店エリアのみ。あっさりしたものを食べたいので、蒸し暑いこともあったので、久し振りに京樽のお鮨を幾つか購入して車内で食べることにしました。何年かぶりに京樽で購入しましたが、昔の印象と比べると、倍とは言わないけれど1.6~1.8倍位には値上がりしている感じがしますね。まぁ、味の方もそれ位上がってくれていれば文句は無いのですが... その帰りの新幹線も、月曜日の夕方と言う事も有るんでしょうけど、車内は半分も埋まっていないような感じで、自分の隣の席も浜松までずっと空席のままでした。新横浜駅を出ると、三島駅、静岡駅と停車して浜松駅に止まるのですが、三島駅でも結構人の出入りがあり、静岡駅ではドッと車内が入れ替わる感じで乗客が入れ替わっていました。その光景を見ると、かなりコロナ禍以前の状態に戻ってきているなぁと実感します。次回の出勤は、木曜日にミーティングが予定されているので、再び横浜のオフィスに行く必要があるのですが、この時どうなんだろうか。活気は戻って欲しいけれど、新幹線は空いていて欲しいなと勝手なことを思う新幹線通勤です。 

軽トラEVが欲しい

 日産の軽EV「サクラ」が好調で、発売1年で4万台を出荷し、国内のEV市場の4割を占める存在になったという記事。私は、BEV/EVには対しては、まだ時期尚早という意見なんですが、この「サクラ」に関しては凄く良いところを狙っていると思うんですよね。経済的に許されるなら、二代目の買い物用自家用車とか、将来高齢になった時のご近所お出かけ用の足として、こういう車は候補になるなぁと思っています。

で、もし可能ならば、今すぐ欲しいのが「軽トラEV」なんですよね。田舎に住んでいると、色々と荷物を運ぶことが多くて、軽トラの需用というのは凄くあります。軽トラなので、航続距離はそんなに入らない。それこそ、一日に100kmも走れれば十分な位。もちろん人によっては、自宅から離れた場所への畑や田圃に行く場合も有るだろうけど、多分片道100kmなんていう場合は殆ど無いんじゃ無いだろうか。航続距離よりは、例えばよりトルクのあるモーターを利用して、AWDでもいいけれど2WDでも十分な登坂能力とか、悪路でもスムースに走行できるような仕様なら尚更嬉しい。

あと、軽トラで荷台は空いているのだから、そこにバッテリーを詰めないだろうか。多分技術的には可能だと思うので、法令的に許されるかどうかが課題だと思うんですが、今キャンプなんかに持っていくボータブルバッテリーみたいな形で荷台に積んで、それをコネクターに接続すると使用出来るようにしたらどうだろうか。その部分はオプションにして、毎日の利用距離に応じて大容量モデルにしたり、低価格の近距離モデルにしたりと出来ないだろうか。ケースに入っていても外部に露出するのは駄目ならば、荷台を二重底にして、その間にバッテリーセルを並べたらどうだろうか。あるいは運転席背面のスペースを広げて、そこに置いても良いだろうし。軽トラだと道具箱を荷台の前方、鴨居の下辺りに設置している人も多いと思うんですが、あそこをバッテリースペースにすれば、今の軽EVよりも大容量バッテリー搭載可能じゃないだろうか。それが出来れば、より高トルクのモーターも回せるだろうし、何なら各タイヤに独立したモーターを取り付けて、狭い場所でも方向転換したり、AWDよりも悪路に強い軽トラEVが出来そうな気がする。

キャンプブームもあって、一時期軽トラ人気が沸騰して、新車の軽トラは価格も上がるし納期も延びるし、中古車でもなかなか入手困難な状態が続きました、最近はそれも少し落ち着いた感じで、中古車しか見ていませんが、価格も少し下がってきたような気がします。日産の「サクラ」が優遇制度など利用して170万円前後なので、軽トラEVもそれ位ならば、今の私的には即買いしてもいいかなぁと思いますね。軽トラEVだと、キャンプ用に改造する場合にも、いろいろと利便性が生まれてくるんじゃ無いだろうか。今軽トラを製造販売しているのは、スズキとダイハツだけで、どちらもEVは余り得意じゃ無いメーカー(※あくまで個人の感想です)の気がするんですよねぇ。日産は、昔スズキのキャリイのOEMを受けて「クリッパー」という軽トラを販売していたので、「サクラ」ベースの軽トラをスズキに業務委託して開発してくれないだろうか。あるいは、ダイハツが昔のよしみでトヨタのプリウスの技術を貰って、ダイハツジャンボの軽トラEVを作るとか。軽トラEV、実質価格が200万円切るようならば、即買いするんだけどなぁ... どこか出さないかなぁ。

習うより慣れる

佐々木俊尚氏が紹介されていた、世界的YouTuberの日本滞在の印象。 

「三角コーンが多すぎる」というのは、まぁよく見る光景で日本人はマヒしている光景の一つかもしれない。これって個人的に感じるのは、程度の差なんじゃ無いかと。アメリカの場合だと、工事エリアなんかはブロックでガチガチに囲んでしまったり、壁を作って完全に隔離するけれど、日本の場合はそれ程大きな工事で無ければ三角コーンで囲って、「結界」を作る事で進入を禁止しているような気がする。物理的な障壁が必要なアメリカと、精神的な障壁で有る程度対応する日本という、文化というか社会様式なんだろうなぁ。

言葉に関しては、これはどこの国で有る話なのでは。私も、仕事でアメリカに行きだした頃は東海岸の都市ばかりだったので、西海岸の人との話は結構難しかった記憶があります。あと、やはり教科書には登場しないような、スラングでは無いのだけれど、言い回しみたいな物は実際に現地で経験してみないとなかなか分からないものだし。それに「教科書」として準備されている物の、例えば例文だとか例題は、それらが作られてから時間がたっているから、どうしても最新の言い回しみたいな物を網羅できない。「袋はご利用ですか」なんて言うのも、ここ数年で登場した言い回しだし「お支払い方法を選んでください」にしても、色々な電子マネーやQR決済の登場したから出てきた言い回しですしね。その決済方法に関しては、コンビニでも7/11は画面に決済手段のアイコンが出てそこから自分で選択出来るので、私はあの方法が一番便利だと思っています。他のコンビニだと、「〇〇でお願いします」と店員さんに言って、店員さん側で選択するので、そこはワンステップ敷居がある事は事実。でも、私ごときが偉そうに言えないけれど、そう言う事も楽しんでしまうのが海外滞在の面白さの一つだと思う。

「ルールに従いすぎ」というのも、ちょっと耳の痛い話で、YouTubeの日本滞在ビデオで必ずと言っていいほど映っているのが、電車の整列乗車だったり、クルマが来なくても信号待ちをしている歩行者だったりの映像。日本人の「ルール好き」というか、「暗黙のルール遵守」は賞賛される事も多いけれど、堅苦しいと感じる訪日観光客の声も多いでしょうね。私もずっと日本に住んでいるから、もうそういうスタイルに慣れているしその方が色々ストレスが無くて安心出来ると感じるので、たまにアメリカとか言って自由奔放な世界に接すると、やっぱり疲れたと感じる事の反対の印象なんでしょうね。「秩序」という意味では、私もよく行くシンガポールも日本以上にルールの社会だけれど、シンガポールは明確に「ルール社会」ですからね。多民族国家で、有る程度強制的にも全体をまとめないといけないという事情はあるにしても、見た目は似ていても日本とは遣り方が違う。強制的にルールで秩序立てられていない分、まだ日本の方が良いんじゃ無いかと私は感じるんですが、そういう無言の圧力がまた問題という人もいるしなぁ。

そう言う事も含めて、自分の中で納得出来るというか妥協できる場所であれば贔屓にすれば良いと思うし、駄目ならば別の場所を探せばいいだろうし。そう言う意味では、この記事の冒頭で「観光地以外の素晴らしさ」を見つけた事は、彼にとって日本という居場所がマッチしたというよりは、より自然に生活出来る場所として認識された証拠だと言えるのでは。世界的には有名人でも、日本人から見たら言葉の壁もあってそんなに有名では無いからこそ、自然と社会にも溶け込むことが出来るだろうし。海外の有名人がお忍びで日本に来て、満喫している様子をインスタとかに上げることが多いけれど、あれも同様の気持ちからだと思う。そう言う意味では、西洋的な雰囲気が残りつつも東洋的な部分も多くて、日常生活に困ることは無いけれど非日常感も体験出来るみたいな、いいとこ取りの場所が「日本」なのかもしれない。コロナ禍がまた感染拡大するかもしれないけれど、よほどの事が無い限りは以前のような規制も再開しないだろうし、現状が続くと思うんですよね。そうなると、コロナ禍以前のように訪日観光客も増えて行くだろうし(実際増えているし)、また多くの人が日本に来て満喫する機会が増えていくでしょう。だからと言って、何か特別な事をするのでは無く、日本人が一番住みやすい、安心出来ると思う生活を続ければ良いだけだと思う。

2023年6月19日

コンビニのビニールカーテン

この週末は浜松も30度を超す猛暑日で、外に出れば暑さでヘトヘトになるし、部屋に居てもエアコンを動かさないとどうにもならない状態。そんな時には、どうしても冷たいものが欲しくなるので、近くのコンビニに出かけました。ロックアイスに、アイスクリームにと購入してレジに行き、そこで精算するときに事件(笑)が発生。

コロナ禍も大分落ち着いたというか慣れてきたとはいえ、コンビニではまだレジ前にビニールカーテンを下げているお店も多いのですが、このコンビニも同様でした。レジ袋を購入したので、店員さんが品物を袋に入れてくれて、それを受け取ろうと一歩前に出たとき、その透明なビニールカーテンが目の前に来たんですが、その瞬間悪臭が鼻をつきます。「悪臭」というか、汚れた雑巾の匂いというか、ドブみたいな匂いというか、それが突然臭ってきます。

「えっ!」と思って一歩下がると直ぐに匂いは消えたので、多分目の前のビニールカーテンがその原因と思います。想像するに、汚れを拭いたときに使用した雑巾というかダスターの匂いがそのまま残ったんでしょうね。多分、拭いた直後くらいだから匂いが残っていたんじゃ無いだろうか。乾燥すると、かなり匂いは消えますから。タイミングが悪かったとも言えるけれど、でも拭いた人は気がつかないのだろうか。私もレジ前に来ただけでは感じなくて、ビニールカーテンにかなり顔が近づいたら臭ったから、反対側でレジ打ちしている店員さんには届かない位の匂いなのかもしれないけれど。

偶にあるけれど、食堂なんかでテーブルが臭いときもありますよね。多分、やはり汚れた雑巾で拭いてそのままで、その直後くらいに空いているからと座ったら匂いがして困るみたいな状況なんでしょう。掃除する人も悪気があってやっているわけじゃ無いから文句は言えないけれど、でもああいう匂いがすると「本当に綺麗にしているの?」という素朴な疑問も浮かんできます。雑巾で拭いたから綺麗になるわけじゃ無くて、単に汚れを広げているだけとか、あるいは雑巾の雑菌を机やビニールカーテンに移しているだけとか。コロナ対策で、お店ではこのビニールカーテンが当たり前のようにどこでも設置されていて、新型コロナウイルスが含まれる飛沫をカーテンで遮蔽する効果はあるだろうけど、その飛沫がカーテンに付着して感染拡大をするリスクもある、みたいな話も以前聞きました。今回は「臭い匂い」だったけれど、同じ事は新型コロナウイルスでも言えるんじゃ無いだろうか。そう言う意味では、そろそろこのビニールのカーテンも撤去していいんじゃないだろうか。アクリル板はどんどん撤去されているのに、ビニールカーテンの方がまだ多く残っている気がします。 

腰タオル

昨日はちょっと用事があり、午前中車で出かけていました。東名高速道路と新東名高速を結ぶ、三ヶ日ジャンクションの接続道路を、東名側から新東名側へ移動しているときにちょっとした事件に遭遇。この連絡道路、殆ど走る車に遭遇しないような場所で、いつも空いている道路。この日もずっと私一人しか走っていないような状態でしたが、新東名側のジャンクションに入る頃、後ろからバイクが接近してきました。

そんなに大きなバイクでは無くて、250cc位なのかなぁ。ちょっとやんちゃそうな若い男性がハンドルを握っていて、直ぐに私を追い抜いて前に出て行きました。それだけならなんと言う事の無い話なんですが、前に出たドライバーの後ろ姿を見てちょっとびっくり。多分腰の所に挟んでいるのか、タオルみたいなものがバタバタとはためいています。大きさは少し長めのフェイスタオルくらいなのかな。接続道路とはいえ高速道路ですし、スピードも出ていますから、かなり激しくそのタオルは動いている様子がよく分かります。で、ほどなく多分一緒にツーリングしている仲間なんでしょうね、さらに3台同じようなバイクが加わり、4台でだんだんと離れていきました。

その後直ぐに、新東名高速道路の上り本線へと合流する左カーブの部分があるんですが、そこに差し掛かると突然少し先の道路上に蛇みたいな黒い細長いものが目に入ります。咄嗟に障害物だと思って、右バックミラーを見ながらハンドルを切ろうとしましたが、直ぐに直前までバタバタはためいていたタオルだと分かります。念のためハンドルを少し切って避けつつ先に進むと、あの4人組バイクが少しスピードを落として、中の1台はブレーキランプを時々点灯させながら、何か仲間と話しをしているような雰囲気です。その時には、もう新東名高速の本線合流地点まで来ていましたから、直ぐに加速して彼らを追い抜いて先に進みましたが、まぁ正直迷惑だなと感じました。

まさかバイクを止めて取りに戻るようなことは無いとは思うけれど、あのまま道路上に残されるのも迷惑。どういう理由なのかは知らないけれど、元はと言えば腰にタオルを挟んで走行するような無責任な行動が原因な訳で、少しは反省しているのだろうかなどと思いながら帰宅しました。実は、私がバイクやオープンカーが恐いなと感じるのがまさにこういう状態で、走っているときの風圧で車内に置いてあるものや身につけているものが飛んでしまい、それが別のトラブルを誘発する原因になる事。もちろん、殆どのちゃんとしたドライバーは、そう言うものは身につけないだろうし、車内にもそう言うものを置かないか固定して走るだろうから、今回の事例は稀な例だとは思うけれど、そういう場面に実際に自分が遭遇するとやはり困りますね。特にバイクなんか全部が剥き出し状態で走行するわけだから、腰タオルで走るなんて論外。ああいうのも、最近問題になっている「危険走行」の範疇にはいるんだろうか。いずれにしても、自分で自分を守るしかないので、今度同様のバイクツーリングに遭遇したら、ちょっと注意しないと。

第42回パールボウル

昨日開催さたれ、第42回パールボウル。コロナ禍のために、2019年に開催された第41回パールボウル以降、2020年と2021年は中止。2022年は「交流戦」として春の試合は開催されましたが、パールボウルとしては4年振りの開催に。オービックシーガルズは、前回(2019年)につづいての決勝進出で、今回勝てば大会初の4連覇(優勝は9回目)に。対するノジマ相模原ライズは、初の決勝進出で、こちらは準決勝で富士通フロンティアーズを破っての決勝進出ということで、かなり価値ある初挑戦。 

下馬評では、やはりオービック有利でしたが、試合はディフェンス戦となり、前半オービックは1FGを成功させたけれど、ノジマ相模原はFG失敗で、3-0でオービックリードでの折返しに。後半もディフェンス戦が続き、オービックのオフェンスが波に乗れないのか、ノジマ相模原のディフェンスが強いのか、TDどころかなかなか点が入らない展開に。そんな中でもオービックは、4Qに入って2回のFGを成功させて9-0と2ポゼッション差のリード。しかしノジマ相模原も意地を見せて、4Q残り51秒でTDを奪い9-7と追い上げますが、残り時間をオービックが時間を消費して勝利。まぁ、地力の強さを見せつけた試合でしたが、春の試合とはいえノジマ相模原は今シーズン上位を狙えそうな勢いでした。

春の試合とはいえ、パールボウル決勝戦は、これまで東京ドームで開催されてきましたが、今回は色々大人の事情もあるのか、富士通スタジアム川崎での開催に。まぁ、東京ドームでは、NPBの交流戦最終戦となる、巨人vs楽天の試合が開催されていましたが、例年パールボウル決勝は月曜日の夜開催されていたので、その試合とのバッティングは無いはずなんですが。東京ドームでの開催には、賛否色々あるんですが、でも決勝戦くらいは「晴れ舞台」を準備して欲しいなぁ。昨年、関東の大学の試合を東京ドームで開催して、話題にもなったり学生達のモチベーションアップにもなったように、社会人の試合にもそう言うものって必要だと思うし、重要だと思う。

これで事実上春シーズンが終わり、次は秋のリーグ戦開幕を待つわけですが、それまでの二ヶ月間、暇だなぁ... (笑)。以前は、アメリカでもアメフトは秋口から冬までのスポーツで、春は練習すら制限させるような状態でしたが、最近は大学チームは春の試合とかもあるらしい。シーズンスポーツと理解していても、アメリカ人でもやっぱり春にもアメフトを見たいわけで、だからこそ新興リーグもそれなりに成功しているのかな。日本の場合、プロチームと言うわけではないので、年間通しての試合はかなり難しいと思うけれど、何かこのギャップを埋めたいですよね。そうで無くても知名度が低いマイナースポーツなのに、さらに露出度が低いとなっては、いつまでたっても認知されない気がする。

問題はそこじゃない

「クイズ王」としてよくメディアやテレビで見かける、伊沢拓司氏。土曜日の夜、偶々テレビがTBS系列になっていて、この記事に書かれている部分のやり取りを見るとも無しに観ていたんですが、 

(前略)... 手紙までさらされちゃうというのは、下世話なメディアがやるならいいが、大手のメディアがやるとなると、ニュースの時間がそれに割かれちゃうとなると、テレビも社会の公器ですから

とコメントしてびっくり。いゃいゃ、東大卒で結構博識な人だと思うけれど、「下世話なメディア」だって私信の公開は駄目だろう。さらに大手だろうが下世話だろうが、メディアが自分達の判断でそういう事柄を公にしている行為自体が、その元ネタの不倫問題よりも大きな社会問題だと思うのに、その事に対しての言及が無い事に更にびっくり。

私は週刊誌に掲載されたという記事や実際の文面なども見ていないけれど、「ラブレター」と呼ばれているのは文字通りの手紙では無く、実際には我々世代には懐かしい「交換日記」みたいなものらしい。となると、やつぱり私文書を当事者の了解無く公開しているとしたら、その行為が法律違反場合によっては憲法違反行為になるんじゃ無いの。そういう法律分野に、この伊沢氏が詳しいのかは知らないけれど、一般常識じゃ無いのかなぁ。私は、昔アマチュア無線の免許取得の時に電波法規を勉強すると、「通信の秘密」に関しては結構厳しく言われたんですよね。特に私は、その電話級(現在の4級)のライセンスを、JARLの講習会で取得したので、その時講師の方がかなり何度も言われていたことを記憶しています。無線の場合は、受信するだけならば、例えば警察無線を受信しても問題は無いのだけれど、その内容を第三者に漏らしたり、中継などすると電波法違反になるし、場合によっては公務執行妨害にもなるんじゃ無いだろうか。その「通信の秘密」に関しては、無線通信だけで無く手紙などの私信も含むんですよね。そうそう、その部分の引っかけ問題で、「通信」と「放送」の違いというのもよく言われる話題ですよね。その時に記憶しているのは、放送は不特定多数への送信だけれど、通信は特定者への送信、という説明が一番しっくりきたように記憶しています。

ネットを見ると、自分同様プライバシーの侵害や名誉毀損に関して疑問を呈する意見も多いようで、例えば弁護士ドットコムにも、そのような説明記事が掲載されています。名誉毀損に関しても、プライバシー侵害に関しても、当事者が告訴すれば勝訴できる可能性は高いとしつつも、実際にはそれによって新たな社会からの批判を受ける可能性や、自分達の仕事相手でもあるメデイアを敵に回してしまう不利も考えられます。さらには、勝訴しても損害賠償額は数十万円から精々300万円位と焼け石に水で、逆にその事を話題にしてメディア側が更なる売上増加や利益を得るのではという説明も。法律ってそんなものかもしれないけれど、法律に違反していようが、実際には社会的な損害だったり経済的な損失までは保証してくれないし、メディアだけでなくネットでの反応もこういう場合は往々にして二分化されて騒ぐためのネタにしかならない。結局裁判に勝ったとしても、残るのは自分の満足感だけで、仕事も無くなり経済的にも損失は埋まらず、どうにもならない状況になるだけなのは不公正だと思う。それでメディアが自分達の不法行為を反省して改心するかと言えば、そんなことは絶対に無い訳ですからね。それよりも、美味しいビジネスモデルとして、次のターゲットを狙うのが関の山だろうし。

記事によれば、最初に掲載したメディアだけで無く、それを引用したり後追い報道した場合も同様に責任を問われるらしい。今の各社の報道やワイドショーなんかを見ていると、文春が露払いしてくれたから、後はやりたい放題見たいな雰囲気も感じます。少し前に、タレントのベッキーさんが同じような不倫問題が有ったときに、当事者同士のLINEが漏洩して、それが大々的にメディア各社が取り上げて面白可笑しく報道・放送していたけれど、あの時も結局立場上弱いからか、プライバシーの侵害とか言う話は殆ど聞かれなかった。タレントだから、芸能人だから、そう言う事に甘んじないといけないというのは、やっぱり変だと思うんですよね。例えば、交際のもつれから相手を殺してしまったとか言うのであれば、一つの証拠として公にされる意味もあると思うけれど、それでも公開は慎重にされるべきだと思うし、公開する部分も限定されるべきだと思う。最近は、LGBTQ+だとか、女性支援だとか、そう言う事がこれまで以上に言われる社会になってきているのに、芸能人だから、有名人だからという理由だけで、プライバシーとか名誉毀損みたいな事が当然のように行われるのって、明らかに社会常識から外れた行為だと思う。

2023年6月18日

HND-LAX/-SFO-LAX/-HND (3) - 険しいアップグレードへの道

久し振りとなるアメリカ本土へのフライトまで一月を切り、そろそろ旅行準備を始めることも考えないといけない時期に。その中でも、最大の懸念は「アップグレード出来るか」なんですが、状況はかなり厳しい様子。今回は国際線2区画、国内線2区画利用予定なんですが、今の所アップグレード確定しているのは、国内線のSFO-LAXのみ。国内線は(LAX-SFO)は、高々1時間半程度のフライトなので、そんなにアップグレード要求も高くないのですが、肝心なのはやはり長距離で疲労も大きいだろう国際線部分になります。

  • HND-LAX
    現時点でPolaris Classの空席は4席程度とかなり厳しい状況。考えてみたら、金曜日の日本発便なので、アメリカに帰国するだろうビジネス顧客が多そうなフライトであることは確か。実際予約した時点で半分くらい埋まっている状態でしたから、かなり厳しい事は覚悟していたんですが、それ以上の状況。期待していた、PlusPoints上積みでの"Skip Waitlist"も、この路線には適用されないようで、それならば最初からPolaris Classで予約しても良かったかなぁと今更ながら後悔しています。慰めるならば、東行きフライトで飛行時間が10時間以下と短いことと、多少は余裕のあるPremium Plusのシートを予約して、且つ今の所隣席が空席という事が唯一の救いなのですが。後は、当日ゲート前のアップグレードを祈るしか無い状態です。
  • LAX-HND
    復路のフライトも、今の所Waitlistからの変更は無し。ただこちらは、月曜日発の日本行きと言う事も有り、多少はまだ余裕があり、Polaris Classの1/3 (44席中16席)が空席として残っているので、こちらはもしかしたら出発前に確定出来るかもと言う淡い期待が。理想は往復ともにアップグレードしてくれることなんですが、どちらかと言えば復路のこのフライトがアップグレードして貰えるとより嬉しいですよね。理由は、
    • 出発前にLAXのPolaris Loungeが利用できる
    • 飛行時間が復路の方が長いのでフラットで寝られる方が嬉しい
    に尽きるわけで、こちらは何としてでもアップグレードを勝ち取りたいところ。唯一の救いは、こちらもPremium Plusの隣席が空席である事ですが、何とか神様にお願いしたいなぁ(笑)。
  • LAX-SFO
    国内線Firstなので、20席座席はあるのですが、空席は半分弱の9席。幹線路線だし多分ビジネス利用でGS何かも多そうな路線だから、正直厳しいかなぁというのが今の感想。一応Economy Plusで隣席空席状態なので、1時間半程度のフライトでは無問題ではありますが。まぁ、この路線はUA MPの4区画利用実績が最大目的なので、アップグレードが無くても困る事は無いですけど。それに、この日はLAXからSFOへ買い物で出かける予定で、多分手荷物も小さなもの一つで済むはずで、そう言う意味では頭上の物入れ争奪戦とも無縁だし座れれば良しですから。最悪、国内線機材(B737-900)の3-3シートなので、隣席が空席のままであれば御の字です。
元々の目的は、コロナ禍で何度も繰り越されて貯まりに貯まったPlusPointsを、期限である7月末までに出来るだけ消費したいという想いから、わざわざアップグレードが出来るようにPremium Plusで予約したわけで、残念ながらその目論見は厳しそう。なんせ、現在980PP残っていて、そのうち7月末で期限切れとなるのは660PP。今回リクエストしている分は、100PP(30+30+20+20)なので、殆ど焼け石に水だけれど仕方ない。

ところで、今回の渡米においての最大目的の一つである、大谷選手出場が予想されるL.A. Angelsの試合チケットですが、そろそろ手配のことも心配しないと。まだホーム・ビジターどちらの内外野席もそこそこ余裕がありますが、一人用チケットだと選択肢も少し狭められるので早めに手配するのが良いのですが、試合が近づくと投げ売りみたいな事も出てくるのでそこが悩ましい所。それでも、NFLのチケットと比べるとMLBはまだ安いですね。1Fの内野席だと流石にUS$150当たりが最低ラインだけれど、1/3塁より先の外野席になると、数十ドル程度の席も。それが、上の階になればUS$20当たりのチケットも結構見つかるので、かなりお得な感じ。私がNFLやMLBのイチローを観に行くようになった最初の頃は、予約こそネットで出来たけれど、UPSとかDHLでチケットを送って貰う必要があり、最低でも2週間くらい前には手配完了する必要がありましたが、今はネットで予約してQRコードがチケットという時代ですから便利になりました。

大谷選手は、今朝もホームランを打って、両リーグトップの23号まで伸ばしています。偶々ネットで見て驚いたのが、打撃成績や投手成績で、殆ど大谷選手がチームトップらしい(チーム19冠)。リーグ全体を見ても、トップは本塁打数だけですが、打点は4位に入っているし、打率も3割台で6位と、もしかしたら投手で三冠王も夢じゃ無いかも。ただ、個人的には「投手大谷」にもっと期待したいんですよね。勝ち星は6勝で、トップは今のところ11勝ですから、ちょっと差がある。多分二桁勝利には届くだろうけど、やっぱり「最多勝利投手が本塁打王」みたいな事を是非実現して欲しいなぁ。大谷投手、防御率がちょっと悪いんですよね。トップが2.12で、8位まで2点台なのに、大谷投手は3.293と14位。6勝上げているけれど、結構点も取られている印象なんですよね。それでも、投打ともに今シーズンは好調で、大きな怪我も無くてここまで来ているので、是非この調子でシーズン終了まで掛け炊けて欲しい。そして、観戦予定の日には投打で大活躍してくれたら嬉しいなぁ。(続く......)

Google Album Archive終了

Googleから「Album Archive」なるアカウント名からメールが来ていて、何だろうと思ったらこの「Album Archive」サービスが、2023年7月19日から利用出来なくなると言うお知らせ。内容は読んで理解したけれど、先ず素朴な疑問として「Album Archiveって何?」という疑問が。調べてみたら、Google Photoの中で「アーカイブ」したものなのね。余り自分自身で操作した記憶が無いのですが、指示に従って調べてみたら240MB位のデータがあるらしい。

基本的に、Google Photoに登録している写真データのオリジナルは手元に全て残しているはずなので、そのアーカイブが削除されても元データは問題無いはず。気になるのは、それら削除対象データを参照している人、例えばこのBloggerの中からリンクして参照している場合には、今後エラーになる可能性があるわけで、それはちょっと困る。実はBloggerに関しては、時々以前登録したりリンクした画像データが消えている記事があって、それに気がついたときには修正するようにしているんですが、そういう対応が必要になるのかなぁ。

取りあえずGoogleからの指示に従って、アーカイブデータのコピーをダウンロードすることに。暫くするとZipファイルがダウンロード出来るようになり、それを展開してみました。「アーカイブ概要」なるhtmlファイルが含まれていて、それを開いてみるとデータに関しての説明が記載されています。私の場合は、3628個のファイル(232.3MB)があり、407件のエラーがあるらしい。「エクスポートされたファイル」の中で、このBloggerで使用したと思われる画像データがあるようで、Bloggerの日付け毎にファイルが格納されているフォルダーが作成されています。そこを見て見たんですが、幾つか疑問が。

  1. 最初のフォルダー名には「2007-11-12」という日付けが記載されているんですが、最初の記事は「2007年12月10日」からなので何かおかしい。脳みそを絞って考えてみましたが、もしかしたらトライアルとか試しに投稿して結局公開しなかったか削除した其れ以前のデータが保存されているのか、と言う事。 でも保存されたファイルを見ると、画像ファイルは2007年とか2008年とか、その後Bloggerの記事投稿に使用しているファイルなんですよね。
  2. 何故かやたらとjsonファイルも保存されているんですが、これは何なんだろうか。中身を見てみると、画像ファイルを作成したときの情報が入っているみたいなんですが、よく分からない。
  3. 実際に記事を投稿している日付けの含まれるフォルダーに入っている画像ファイルも確認して見ましたが、特に問題無さそう。
  4. 結局、消えたら消えたでまた追加すればいいやと考える事にしました。
もともとGoogle Photoは「写真データは容量無制限」を謳い文句に始まり、それが2年前に有料化になり、今回はアーカイブも終わるという事で、Google提供サービスの再編成だったり統合があるんだろうか。アーカイブのデータですが、今は無き「Google+」や「ハングアウト」に、このBloggerとで共有された画像がアルバムアーカイブに入っているらしいので、もしかしたら昔Google+に入れたデータが、このアーカイブに含まれるデータなんだろうか。Googleのサービスは、このBloggerとかGmailとか、色々利用しているけれど、次はどれだろうか。「ブログ」なんて最近では聞くことも無くなってきたから、次はこのBloggerだろうか。それは困るなぁ...

2023年6月17日

1年は長い、3カ月が妥当では?

東海道・山陽・九州新幹線のネット予約システム「エクスプレス予約」「スマートEX」での予約可能期間が、この秋から現行の1月前から1年前に拡大されるという記事。エクスプレス予約の利用者としては、やはり一月前予約では短い気がしているので、期間拡大してくれるのは嬉しいけれど、1年は長い気がするなぁ。多分予約したけれど忘れてそのまま、という人が続出しそう。

航空券の予約が約1年前(350日とか360日だったかな) から可能なので、もしかしたらそれに合わせたのかもしれないけれど、利用頻度や利用可用性を比較したら、それなりに手間も掛かるし利用回数も少ない飛行機利用に対して、それこそ10分前に予約しても乗車できる新幹線を合わせる必要無いと思うけどなぁ。個人的には、3ヶ月前位が妥当じゃ無いだろうか。半年でも長い気がするし、1年はやっぱり論外だと思う。想像するに、夏休みとか年末年始とか、繁忙期の予約を意識してのことだと思うんですが、仮に今のルールのまま予約期間だけ延長されると、先ず適当にどんどん予約を入れて置く人が増えそう。

あるいは、通常は3ヶ月前からの予約可能にしておいて、G.W.、夏休み、お盆シーズン、年末年始、と言った繁忙期に関しては半年から4ヶ月位前から臨時に予約可能にするとかして欲しいなぁ。まぁ、そうなればなったでシステム側の対応が大変なのかもしれないけれど。実は、コロナ禍前のように毎週決まった曜日に新幹線通勤をしていたときならば、予約可能期間が延びることはそれなりに便利で良かったんですが、現在のように基本リモートワークとなり、結構直前になって必要があって新幹線通勤するような状態になると、余り先の予約はしなくなったんですよね。だから、正直なところ以前よりは「予約一月前」に対しての不満は、実は減ってきていることも事実。ただ、今回などは5月頃に7月の米国行きの予定を立てたときに、一緒に往復の新幹線予約も出来たら便利だろうなぁと思っていたので、そういう時にはやはり一月は短いなと感じます。

ただ、ネット予約の利便性が一番発揮されるのは、必要な時に何時でも予約できることな訳で、はやり先々の予約よりは実際の利用例としては当日の予約とか精々一週間以内くらいの予約が多いんじゃ無いだろうか。そうなると、一年間の延長というのは多数のユーザーのニーズを満たすとは言いがたく、どちらかというと年に数回そういう繁忙期に帰省などで利用する利用者をネット予約に誘導する呼び水みたいな気もしますね。それによって駅での発券業務が減って、駅運用の効率化が進むと言う事だろうか。今でも、週末とか新幹線を利用すると、駅のみどりの窓口に長い行列が出来ている光景を見ますが、あの待ち行列解消目的ならば、それこそChatGPTを利用した「みどりのネット窓口」みたいなポータルを作るとかしたら良いんじゃ無いだろうか。リニア新幹線が開通したら、東海道新幹線も少し余裕が出来るようになるんだろうけど、それもまだまだ先ですしね。まぁ、それまで今のように仕事で新幹線通勤をするような状態でいるかどうかも分からないけれど。まずは秋に新サービスがスタートしたら、様子見かな。

永久改良

一般家庭にも広く普及して利用されている「冷凍食品」。その中でも「冷凍餃子」は最も人気のある商品の一つで、先の東京2020の時にも、選手関係者食堂で提供されて「世界で一番美味しい餃子」と賞賛する選手も出て話題になった物。その冷凍餃子のトップメーカーである味の素食品が、一般ユーザーの「冷凍餃子がフライパンに張り付いて美味く焼けない」というツイートに反応して、検証のためにそのフライパンを送って欲しいとお願いしたことは、ちょっと前に話題になりました。今回その結果がツイートされて、これも大きな話題に。 

長年利用してきたフライパンは、テフロン加工などしてあったものでもそのテフロンが剥がれていたり、手入れの内容にってはフライパン表面が滑らかで無く、調理した食品が張り付くことは冷凍餃子以外の食品を料理するときにもよく経験すること。今回の味の素食品の検証作業でも、そういうフライパンで指定通りの調理方法をすると、確かにフライパンに張り付いたりする事を確認したとまずは検証結果を報告しています。

味の素食品が凄いのはここからで、その上でそういうフライパンでも美味しく調理できる方法を検証して報告している事が第一点。そしてここからが「出来る企業」だと思うんですが、今回の事例を元に更に色々な状態のフライパンを募集をしている事何ですよね。そして最後の一言「弊社は... "永久改良"を続けて参ります」という一言は大きいなぁ。

種類は違うけれど、私も商品開発に関わっている人間なので、こう言う実際に使用して発生した問題懐石の重要姓はよく分かるし、本当ならばそう言う事をやりたいのだけれど、なかなか実現出来ない事でも有るんですよね。お客様利用方法や環境も異なるので、そう言う事をやり出すと逆に問題の原因が発散してしまうこともあるし、そこはその商品の種類にもよる部分が大きいかなと。今回の場合は、冷凍餃子を焼くという単一作業を対象に、調理道具であるフライパンと限定されている道具との相性を調べると比較的モデル化しやすい事もあると思います。とは言っても、やはりなかなか出来るような対応で無い事は確か。こういう姿勢は見習いたいですね。

 

悪者作り

福岡県であったというこの記事の件なんですが、どうも情報が少なすぎてどちらが悪いとも問題なトラブル対応とも言い難い。 「国籍不詳の女性」に対して「中国に返れ」と発言した事が問題なのだろうか。でも、パスポートを無くしたと言って警察署を訪ねてきたのだから、まずはどこの国のパスポートなのか、それを先ず最初に確認しないのはおかしい気がするけれど。だって、普通パスポートを紛失したら、大使館なり領事館で再発行手続きをするだろうから、その時に「どこの国の大使館・領事館へ行けば良い」のか確認する必要がありますよね。

多分どこの国もこういう場合の手続き同じだと思うんですが、日本の場合海外滞在中にパスポートを紛失(盗難)された場合、まずは地元の警察に行って紛失届や盗難届の証明を貰い、それを持って大使館などで再発行手続きをするか、旅行中などの場合には帰国のための渡航書を発行して貰うのが手続きのはず。で、どういう状態なのか分からないけれど

突然、窓口にあった書類を破り、大声で話し始めた。

と、器物破損の現行犯ですよね。こちらの記事によれば、破ったのは他人の遺失物届で公務執行妨害で捜査するとのことだけれど、となるとこの人の遺失物届を書くように言ったら、そんなことやりたくないとか逆ギレしたのだろうか。その辺に広げたままおかれているような種類では無いと思うので、やはりそれに関係した処理なり手続きなりをしようとしていたような気がします。

どちらの記事も「国籍不明」「国籍を確認することなく」と書かれているけれど、福岡だと韓国とか中国本土や台湾からの訪日客も多いだろうし、中華系とか韓国系とかは分かるんじゃ無いだろうか。流石に台湾か中国かの判断はそれなりに話し言葉を理解しないと聞き分けられないとは思うけれど。だから、その仲裁に入ったという女性警察官が「中国人」と思っても不思議は無いんじゃ無いだろうか。記事では「中国に帰れ」としか書かれていないけれど、この暴れた女性がどの様な形で福岡に滞在・生活しているのかも書かないと、その発言の真意が分からない。永住しているのか、短期・中期の仕事等の目的で滞在しているのか、あるいは結婚してこちらで生活しているのか、色々想像は出来ます。例えば、永住権があるとか日本人と結婚してこちらで生活しているとか言う場合なら、中国へ帰れというのは行きすぎた発言だと思う。でも、滞在しているだけならば、一度中国に戻って取り直せば、という言い方も悪くは無いと思う。大体、移動中に紛失したかもしれないから遺失物届を確認したいとかいうなら分かるけれど、自宅で紛失したならば自分の責任だし、警察がその自宅に入って捜索する事も出来ないわけだし。

あくまで個人的な勝手な想像ですが、少し前に入管法改正で騒いで結果的に改正されたので、「外国人に対して、こんなことを警察でもやってますよ」みたいな事を印象づけたいのだろうか。自分は海外で警察のお世話になったことは幸いにも無いけれど、もっと厳しい対応をされるんじゃ無いかなぁ。少なくともこの女性の方が器物破損や公務執行妨害行為をしたわけだから、海外だとその場で拘束されたとしても文句を言えないと思う。それが日本では、メディアに伝わると警察が批判されるのだから困ってしまう。理由はともあれ、この女性はパスポートを紛失した「旅券喪失者」なわけで、本来ならば特例で警察の保護なり大使館の保護を訴えるべき人のはず。それが何が理由か暴れたわけなんだから、その理由なり原因なりちゃんと明らかにするべきだし、読者に対しては訪日外国人が増えれば「こういう自体も起こりうる」という事をまずは伝えるべきなのでは。警察の軽率な発言も問題だけれど、滞在国でこういう問題を起こす外国人居住者も問題だと思う。立場を変えて、日本人がどこかの国に行ってパスポートを紛失したからと警察に出向き、そこで暴れて大声を出したら「日本に帰れ」と言われたら、メディアはやっぱりその警察を批判するんだろうか。そんなことは無いと思うけどね。

2023年6月16日

私信の公開

世間を騒がせている(多分)、タレントの広末涼子氏とシェフの鳥羽秀作氏の不倫騒動。有名人同士の話なので世間の話題になることは仕方ないと思うけれど、それでもこの手の話題がいつも出る度に、そんなの個々の家庭の問題なんだから、静かに解決することを見守れよ、と言いたい気分。それが、窃盗とか傷害等の犯罪行為ならば、世間に知らしめて問題視するのは分かるけれど、不倫の場合は「犯罪行為」では無いですよね。もちろん、倫理問題ではあるので推奨される行為では無い事も事実。未婚者同士ならば、「恋の二股三股」として、青春の思い出、笑い話にもなるようなことでもある。でも、婚姻している以上は社会的責任もあるし、家族に対しての裏切り行為とも言えるわけで、そこはそれなりの責任を負わないといけないけれど、そこに刑罰が定義されていない以上、どの様に解決して処理するかは当事者同士の話だと思う。

この手の話が登場すると、何故か当事者同士でしか知らないような話とか、当事者同士間でのやり取りが流出してメディア等で報道されるんですが、毎回思うのはあれは「私信の開示」に当たらないのかという事。その場合はプライバシーの侵害になるんじゃないのか? もちろん、当事者同士が了解していれば問題無いと思うけれど、その場合だって本来は開示したくないけれど、メディア側から言われて無理矢理同意している部分もあるんじゃ無いだろうか。以前有った、例えばLINEのやり取りなどは、IDを盗んだり成りすましだったりと、それも疑問なんだけれどやり方はある。でも今回は、実際に広末氏から鳥羽氏に贈った直筆の手紙が公開されていて、流石にそれは不味いだろうと思うのですが。

電子メールのようにコピーがあるわけじゃ無いので、鳥羽氏あるいは彼の家族なりがメディアに提供したもの何だろうけど、そこまでする必要はあるのだろうか。唯一考えられるのは鳥羽氏の家族が制裁のために公開した、と言う事は有るだろうけど、それはそれで個人的には幾ら身内に対してとはいえ、はしたない行為のように感じるなぁ。それだけ家族の怒りの度合いも強いという事なんだろうけど、相手を責めているつもりで結局は自分達への苦しみも増長させている気がする。それで納得出来る、気が済むのであれば、それはそれで仕方ないけれど、でも空しい気もするなぁ。

その内容が何であれ、私信という一番個人的なやり取りを公開するという事は、それなりにその内容に公共性だとか、歴史的な意味があるもので無ければならないと思うんですよね。でも今回公開された私信(ラブレター)は、やれインクが緑色だとか、話の内容がどうだとかこうだとか、正直二人のプライバシーをのぞき見したい野次馬根性を想起させているだけで、掲載している週刊誌もそれしか期待していないんでしょうね。ある意味、最近流行の迷惑系ユーチューバーみたいなもの。その内容や目的では無く、話題なって何ぼみたいな感じ。それはそれで、彼らも部数の伸び悩みとか読者離れとか、切実な状況があるからあの手この手で何とか繋ぎ止めようとしているんでしょうけど、こう言うことが続くといよいよ彼らも切羽詰まってきているなと感じます。

救急医療

多分私の心が曇っているからだと思うのですが(笑)、この毎日新聞の記事にしても見出しにしても、悪意があるとしか思えないような内容。

例えば、その予定されていた手術対象者への施術が遅れたために命に影響があった、というのであれば問題として取り上げることはアリだと思います。重篤な様子が明らかな3人の隊員を、大きな病院かもしれないけれど一つの病院に集中して搬送した事が良いのか、実は一人一人別々の病院に搬送することで、予定変更のリスクや影響を低減できたので、という意図ならばまだわかる。多分、どこの病院も手一杯で、この岐阜市民病院は規模の大きさから何とか融通出来る余裕が出来たのだろうとは想像するけれど。それならそれで、救急医療の問題点として指摘するなら意味があると思うんですよね。 

でも記事を読む限りでは、銃で撃たれた3人の自衛官が搬送されて、予定していた手術を遅らせて処置に当たった、と言う事しか書いていない。しかも記事の最後には、その手術予定が遅れた家族のコメントしか掲載されていない。確かに記事の中には「事実」しか書かれていないのだけれど、「予定の手術を遅らせ」という見出しにも記事にも使われている一言が凄く嫌らしい一言のように感じます。別に「病院は緊急対応をした」で良いじゃん。あるいは「病院は手術予定を変更して緊急対応した」と言えば、もっと自然なのでは。「遅らせて」という一言には、凄く何か恣意的な印象を受けるわけで、そこにこの記事を書いた記者なのか新聞社なのか分からないけれど、彼らの不満みたいなものを感じる。

その手術予定が変更された患者さんが一人だけなのか、その手術の内容がどの程度のものなのかも不明だけれど、仮に予定変更するべきで無いと記者や新聞社が考えているなら、極端な話事故現場なんかのトリアージなんて考えなくても良い話しになるし、それこそ緊急医療対応だって入らないという事にもなってしまう。病院としては、その症状や重篤さを考えて、出来るだけ多くの人を救おうとして対応するだろうから、別に自衛官だからと優先されたわけでは無いはず。実際この3人の自衛官の緊急度が高かったわけですからね。それに、その予定されていた手術対象者は、結果的にその日のうちに施術されたのか、あるいは日付けも含めてリスケされたのか、その場合その追加の負担はどうなるのか、記事として書くならそこまでちゃんと調べた上で、問題があるならそれが分かるような書き方をして欲しい。

「蛇足」という言葉があるけれど、記事前半の「病院に搬送された」まではまぁ報道として許せるけれど、手術予定者の手術を遅らせて対応したところから、この家族のコメントまでは文字通り「蛇足」だと思う。仮にコメントを取るのであれば、遅れたけれど手術は成功して終了したのか、リスケされて再度手術機会を待つのか、そこまで書くならまた別ですが。何か、想定外の事で自分達の予定が遅れて、それが不満だ見たいな印象にも取られかねない。こんな記事を書いて、かつ公式アカウントが拡散してしまうなんて、そう言うところ自体が「蛇の足」化している証拠なんじゃ無いだろうか。

Westin Yokohama

BONVOY系16滞在目(17泊+10泊)は、約一月振りとなるWestin Yokohama。今回も、定宿の横浜シェラトンのレートが高く、このウェスティン横浜も料金はそれ以上だったんですが、何故かポイントだと32,000Pで取れたのでこちらを利用することに。羽田空港に到着したのが、夕方18:30過ぎ。そこから京急線で京急蒲田-横浜と移動し、横浜駅ではJRに乗り換えて桜木町まで移動。駅からはやや長い道のりを、結構強い雨が降る中歩いてホテルへ到着しました。本当に毎回思うのが、もう少し近くにJRなり私鉄の駅があれば便利なのにということ。JR桜木町からだと、一度動く歩道に上がってクイーンズモールまで移動し、ここで再び地上階に降りて直進する必要があります。この上り下りをせずに、真っ直ぐホテルに続く道路に出られると少しは便利なんですが。駅の回りはごちゃごちゃしているので、一旦上がる方が確かに早いことは早いのですが。

1Fのレセプションで名前を告げると、22Fのラウンジ手続きします、と言われてエレベーターホールに通されます。でも、22Fのボタンは宿泊のカードキーが無いと押せないんですよね。今回は、偶々荷物を運ぶスタッフさんが居たので、彼女が押してくれましたが受付担当者は理解しているんだろうか。

22Fのラウンジでチェックインをしたときには、もう20:00になろうかというタイミングでカクテルタイムは終わり、20:30まではデザートとお酒はあると案内されましたが、甘い物は食べないしアルコールだけではお腹も膨れないので、一旦部屋に入って荷物を置いてから、一つ上のフロアーのバーへ行って、軽く食べて飲んで夕食としました。フライトで色々あったからかもしれないけれど、何か疲れた一日になりました。

翌日は朝から良い天気に。早めの新幹線を予約していたので、07:00にラウンジの朝食タイムが始まると直ぐに入室。フロアーが同じ22Fだったので助かりました。広いラウンジに、利用者は収支7~8名位でかなり空いていて良かったです。色々おかずを取って、ご飯と味噌汁の典型的な和食のご飯の後は、コーヒーとフルーツをいただくという和洋折衷な朝食はホテルならではかも。その後部屋に戻る少しデータ整理等をしてから、チェックアウト。雨上がりの気持ちの良い空気の中、JR桜木町までちょっとした散歩をしつつ新横浜駅へ向かいい、一日が始まりました。

AMC Leg#14: HND-OKA/-HND

先週に続いての沖縄へのフライト。2023年前期というか、今の所予約・予定している範囲ではこのフライトが最後になります。まだ10万PPまでは2万PP程足りないので、残り半年でどう埋めるか考えないといけませんが、それは後からじっくり考えることに。今回は、いつもよりは一つ早いフライトなので、自宅からは始発の路線バスに乗り浜松駅へ移動。バスの本数が段々と減ったこともあり、途中から結構通勤・通学の人達が乗車してきて、かなり混雑した状態で終点の浜松駅に到着しました。駅に着いたのは朝の06:30頃でしたが、丁度通学時のピークが始まったのか、在来線から出てくる学生の波... 私は小中学校は徒歩で、高校はバス通学でしたが、電車で通学は大変でしょうね。都内みたいに、数分毎に運行されているわけでも無いし、一つ逃すと20分、30分待ちは当たり前でしたから。

浜松駅発06:57と早い出発だったので、新幹線車内は半分くらいの乗車率。ただ、品川駅到着は08:00過ぎで出勤のピークなのか、かなり混雑している状況で、新幹線から京急線の乗り継ぎ時間が5分しか無くて少し焦りました。京急線もかなり混雑していましたが、空港内はそれほどではなく、B1Fから2Fへのエスカレーターも、最近見るようになった待ち行列無しで乗ることが出来ました。搭乗口が61番ゲートなのと、そんなに余裕が無い事もあって、そのまま保安検査場Bを通過すると、出た目の前の61番ゲートで出発を待つことにしました。

1) HND 09:30 - OKA 12:15 (NH995)

61番ゲート前はかなりの混雑。これまでなら修学旅行生がいると混雑していたものでしたが、今回は団体さんはおらず一般の家族旅行グループ旅行の人達で混雑している様でした。実際優先搭乗開始前にアナウンスが有り、プレミアムクラス・普通席共に満席のため、空席待ちは終了しましたとのこと。

事前改札が09:10から始まると、幼児連れの家族連れが続々と改札を抜けていきます。3分程したところで、グループ1からの優先搭乗が始まり、私も機内へと移動します。その後続々と乗客が機内へ入ってきますが、なかなか列が途切れることは無く、定刻の09:30を過ぎてもまだ搭乗してくる人の姿も。私の横の席はずっと空席だったんですが、ドアクローズ直前に男性が乗り込んできて塞がると、定刻を数分過ぎてドアクローズとなりました。その後、暫くしてプッシュバックがあり、今回はD滑走路のRW05へ移動が始まります。前にJALの機体が離陸待ちしていたりしていたこともあって、羽田空港を離陸したのは09:56でした。CAさんは「飛行時間は2時間40分です」と言っていたのだけれど、多分ドアクローズからゲートインまでの時間が「2時間40分」なんでしょうね。

梅雨前線の影響なのか、羽田離陸後も結構揺れが続きます。そんな中食事の配布等もありました。暫くしてエアショーを見てみたら、内陸部の南側海岸線沿いに飛んでいて、いつもなら浜松上空から南に進路を変えつつ南シナ海上空へと移動するのですが、この日は浜松市から伊勢湾を横断して伊勢市当たりに上陸してから紀伊半島上空を西へ移動。和歌山湾を通過すると、四国の西側の海岸線沿いに移動し、土佐清水市あたりまで来たところで、やっと進路を少し南に傾けて、鹿児島県の南端を掠めるようにして沖縄へ向かいました。南側の海上に低気圧が居るからでしょうか、そこを避けてずっと日本列島の南の海岸線沿いに移動して、九州まできたところで急激に南下する、みたいな経路でした。

その後沖縄本島を時計回りに回り込んで、第2滑走路のRW36Lに着陸したのは、定刻過ぎの12:22頃。35番ゲートに入ったのは12:29と定刻から14分遅れの到着でした。陸地沿いに遠回りの経路になったから、その分時間が掛かったんでしょうね。到着は遅れましたが、今回は復路便までの接続時間が3時間あるので特に問題無し。沖縄は雨こそ降っていませんが、一面の曇天。ただ、気温は高く湿度も高くて、ムッとする感じの中所要のために一旦外に出ました。

2) OKA 15:25 - HND 17:55 (NH470)

途中から雨が降りだし、少し慌てて空港に戻ってきましたが、今回は乗り継ぎに余裕があったので、一旦ラウンジによって一息ついてから、出発ゲートの33番ゲートへ向かいました。実は羽田からの到着便が20分以上遅延していたので、折返しのフライトも遅れるかと思ったら、折返し時間を70分に設定してあったからか特に遅延の告知は無し。でも、最初は15:03と表示されていた事前改札開始時刻が、何故か15:10に変わり、この時は管制要請と言うことでしたが、後から機内でのCAさんの説明では出発準備に時間を要してと言っていて、まぁいろいろあったみたい。

色々あったと言う事では、搭乗前にびっくりした事が。まだ事前改札も始まる前15:00丁度くらいだったかな、ボーディングブリッジに入るガラス扉が開いたと思ったら、ちょっと物々しい雰囲気のワイシャツ姿の男性5~6人が改札を通過しようとしています。中に一人だけ黒Tシャツ短パンの若い男性がいて、何だろうと思ったら後ろ手に手錠らしきものが掛けられていて、そこから紐が伸びているんですが、それを握られている。どうも、何かの容疑者護送の場面に遭遇した様です。いゃぁびっくりした。多分機内の最後列あたりに回りをびっちり固められて座るんだろうなぁ。

そんなこともあったからか、事前改札が始まったのは15:12と更に遅れてで、その後優先搭乗が始まり機内に入りました。まだ夏休みには早いと思うのだけれど、何故か幼稚園から小学校低学年位の子連れの家族グループが多く見受けられました。そんなこともあり、ドアクローズは定刻過ぎの15:30近く。そこからプッシュバックがあり、反対側のRW36Rに移動しますが、その間にも空自のF15が轟音とともに何機も離陸していきます。最近スクランブルが増えているんだろうか、沖縄に来る度にスクランブルの音を聞いている気がする。

来るときは海上の梅雨前線を避けて海岸線沿いに飛びましたが、復路は海上をいつもよりやや南側に進路を取って飛んでいる感じです。フライト中は疲れも出たのか結構ぐっすりと寝入ってしまい、気がついたらもう伊豆半島沖に差し掛かるくらい。いつもより南がを飛んできたからか、かなり沖合から真っ直ぐ房総半島に向かって北上すると、そこから海岸線沿いに回り込みます。ぐるっと反時計回りに回り込むと、C滑走路のRW16Lに向かって着陸態勢に入りました。ところが、あと少しでタッチダウンと言うときに、急にエンジン出力があがり機体が上昇を始めます。「あっ、ゴーアラウンドがかかった」と直ぐに分かりましたが、機体がそんなに揺れているわけでも無いのに、理由が分からない。上昇しつつ左に旋回をして、東京湾上空を東に一旦離脱します。ここでANAのアプリがバグって経路表示が出来なくなった、Flightrader24を起動してみます。同じように房総半島から反時計回りに回り込んで北側からRW16L/Rを目指す飛行機が並んでいて、ここに割り込むのは大変そうだなぁと思ったら、その回り込むループの手前で更に小さく左旋回を初めて羽田空港に向かい出します。どうもB/D滑走路のRW22/RW23に向かうようです。実は平行するJALのJL914とどうなるのかハラハラしたんですが、どうもこちらはB滑走路のRW22に降りて、搭乗機はD滑走路のRW23に無事着陸しました。羽田空港は結構強い雨模様でしたが、特に何かトラブルらしきものは分からず、結局ゴーアラウンドはどうも直前で風向きが変わったからなのかな等と想像します。まぁ無事に到着出来て一安心です。ただ、57番ゲートへは30分近く遅れての到着となりました。この後は、京急でいつもの様に横浜にでますが、今回は更に先のWestin に宿泊予定なので、そこから京浜急行に乗り換えて桜木町まで移動。かなり強い雨の中、ホテルに入ったのは、もう20:00近くになってからでした。

2023年6月15日

埼玉騒動 (2)

埼玉県のプール施設で予定されていた水着撮影会が、急遽開催中止となったけれど、その後一部に関しては開催が認められた件。一般の報道では、それほど大きく取り上げられなかった印象なんですが、ネットでは賛否両論喧々諤々になった話題。その中でも、開催中止要求の切掛というか大きな部分を占めたと思われる、日本共産党埼玉県議の発言が注目されることに。 

そんな中でネットニュースであるアベマプライムでこの件を取り上げようとしたところ、開催に反対した日本共産党関係者や反対をしていた人達が出演を断ってきたという話。

自分達の主張に自身があるならば、正々堂々と広くその主張をするべきだと思うし、スケジュールが合わないのであれば、別途リスケして貰うことも可能なはず。例えば、今回の撮影会がそのイベント特異なそのイベントだけの問題ならば、中止要請や内容を再確認して問題無しと結論が出たところで「終了した」と言うことは出来ると思います。でも、今回彼らはプールサイドでの観月撮影会を「性の商品化」と言ってそういう行為を批判したわけですから、もっと一般的な事象に関して述べているわけですよね。となれば、埼玉県で開催されようとしたから問題なのでは無く、全国どこでも類似のイベントがあれば同じ事を言う必要があるわけで、そのためにはこういう発言の場は絶好の機会のはず。ネット番組とは言え、知名度も高いしそれなりに視聴者も多い番組ですから、宣伝効果としては十分にあるはず。しかも番組側も、両論併記でどちらの意見も同じように聞いて「事実」を伝えたいという雰囲気があるわけで、決して少数の共産党参加者を多数のそれ以外の参加者が圧倒するような構成でもないはず。

結局彼らとしては、「自分達の主張が認められて開催が中止された」という事実だけが重要で、実はその後の結果がどうなろうと、一度中止させたという事実が残れば満足なんでしょう。そこに、某かの問題意識だとか社会問題を解決する意志というものは殆ど無い気がする。自分達が問題と考える事象に対して、某かの声を上げることは別に議員で無くても一般の人間にも認められた権利だと思うけれど、少なくとも「議員」という公的な立場にいる人間であれば、その主張はそれなりの正統性を持つべきだと思うし、責任も生まれると思います。例えば今回の場合は、施設貸し出しなどのルールが施設によってバラバラだったことが分かったのだから、公平性からも統一的なルールを先ず決めて、その中で地域や施設の目的で特例が必要な場合は施設毎に決める、みたいなルール作りをすれば、それならば彼らの抗議にも意味があったと思います。

あるいは、今回はオフシーズン中の施設の貸し出し要求だったわけで、これも上手く利用すれば施設の有効理由に繋がるし、それによって維持費などの削減にも繋がるかもしれない。女性の水着モデルを男性カメラマンが撮影するから、性の差別化だと言うのであれば、女性水着モデルを女性カメラウーマンが撮影する撮影会を企画しても良いのでは。あるいは、女性の水着モデルだけでなく、男性の水着モデルも含めれば、撮影者にも女性の参加者が増えるかもしれないし、何よりもLGBTQの時代を艦考えると、女性モデルを撮影したい女性カメラウーマン、男性モデルを撮影したい男性カメラマン、というニーズだって少なくないかもしれない。そう言う意味では、「女性水着モデルを撮影する男性カメラマン」という構図から「性の商品化」と短絡的に発想してしまう彼らは、それこそ古い時代のステレオタイプそのもので、今の多様性の時代に乗り遅れている人達とも言える気がする。

日本の社会で一番信用のある紙

政党支持率では何故か低い国民民主党だけれど、このマイナンバー(カード)に関しての認識の差だけでも、やっぱりどうせ応援するなら国民民主党だなぁと再認識させる記事。言葉の軽さや責任の無さでは過去にも色々やらかしている立憲民主党の安住淳国会対策委員長だけれど、紙の保険証が「日本の社会で一番信用のある紙」というのはかなり痛い発言のように感じる。

と言うか、健康保険証って、まだ紙の物ってあるんでしたっけ? 私は会社員なので社会保険だけれど、確かに昔は二つ折りだったかな、「健康保険証」と言えば少し厚めの紙製だった気がするけれど、結構前にクレジットカードサイズのプラスチックのカードに変わったんじゃ無いだろうか。社会保険だけ? あれって、記載されているフォーマットは社会保険でも、共済保険でも、国民健康保険でも一緒じゃ無かったかなぁ。「後期高齢者医療被保険者証」とか「健康保険限度額適用認定証」とか、保険の適用範囲を変更するものは紙製だけれど、大元の健康保険証は今はカードに移行していると思うのだけれど。一体何を見て「紙の保険証」と言っているのか、凄く不思議。それでも探してみたら、確かに「紙の保険証」も存在しているらしい。

どうも平成15年(2003年)10月1日以降発行分や変更した場合には、それまでの紙の保険証から一人一枚のプラスチックカードの形態に交換されてきているのか。この記事の中には、平成15年9月30日以前に発行された紙の保険証も、平成16年1月から順次切り替わり、平成16年4月1日移行は「紙の世帯型被保険者証は使用出来ない」と書いてある。となると、安住氏は、すでに使えない保険証が「日本で一番信用のある紙」と言っていることになるのだけれど大丈夫か?! そうそう、「世帯型被保険者証」と書いてあって思い出したけれど、確か世帯主の名前(うちは父親の名前だったか)が印刷されていた記憶があります。あと、私が大学進学で浜松を離れた時には「遠隔地被保険者証」という、別冊みたいな保険証を市役所で貰って、それを送って貰った記憶があるなぁ。

閑話休題。紙の方が安全と言ってしまう事も然る事ながら、現状を知らないことも自ら証明している訳で、やっぱりこの人の言う事はまずは疑って掛かった方がいいことを今回も再認識。それ比べて国民民主党の玉木雄一郎代表は、マイナンバーカード統合するだけでなく、スマホへの導入とか、それを利用してヘルスケアモニターをするとか、凄く建設的な意見というか認識があるわけで、やっぱり応援するならこちらの方だよなぁ... どういう事情で髪の健康保険証がまだ残っているのかは不明ですが、偽造が容易な印刷物よりは、まだ偽造に手間が掛かるカードタイプの健康保険証の方が安心・安全なわけだし、さらにその中に個人認証用の仕組みが含まれているマイナンバーカードの方が何万倍も安心・安全なことは確か。さらに言えば、「日本で一番信用のある紙」と言えば、「一万円札」だと思うし(笑)。相も変わらずピント外れな発言をしている野党第一党を、是非凌駕する政党に成長して欲しいなぁ。