2023年8月31日

ハワイへ行きたい

ANAのハワイ(ホノルル)路線と言えば、A380「FLYING HONU」なわけですが、元々構想していた「A380 3機体制」がやっと実現することに。12月6日から、成田発の2便が全便A380での運航になるので、2往復毎に入れ替わる形で3機でローテーションを回す形にやっとなります。羽田発(B787-9)も継続するので、トリプルデイリーが復活することになりますね。

コロナ禍が無ければ、3年前から3機体制になり、「ANAのHawaii=A380」の図式がブランドにもなったんだろうけど、やっとやっと言う印象。今年は、久し振りに自分もHonoluluに行く機会があり、その時には往復にA380を利用する機会もあったんですが、正直機内設備の古さを感じるほど時間の経過を感じました。多分今回投入されるA380 3号機の機内設備も、1号機、2号機と同レベルで、最新のB777-300に導入されている「THE ROOM」とは一世代前のもののままだろうから、それがちょっと(かなり?)残念かも。まぁ、Honoluluの場合、日本を夜遅めに出発して現地到着が同日の早朝という、一番時差調節のやりづらい渡航になるので、往路は殆ど寝ていくだけだから、寝心地が良ければ文句は言わないのだけれど(笑)。

この時利用した、Daniel K. Inoue 空港のANAラウンジも、やっとフル稼働できるようになりますね。ただ、利用ターミナル とラウンジの遠さだけは何とかして欲しいけれど。そう言えば、Deltaも羽田空港の利用枠維持のためか、羽田発のハワイ路線を10月28日から再開するようですが、使用機材がB767-300ERと中型機なので、まだまだ需用は回復しないのかなぁ。そうなると、UAのハワイ繊細会もまだまだ時間がかかるのだろうか。UAのハワイ路線が再開してくれとる、年に2回位ハワイへいくと思えば、そのうち一回はUA便利用にしてUAの4区画利用もカバー出来るし楽なんですけどねぇ。冬スケジュールでまた変わるかもしれないけれど、現在の夏スケジュールで運休しているのは、成田-Honolulu線と羽田発開設による成田-LAX線の2路線の運休だけなんですよね。グアム線ですら、地方発も含めて再開・増便しているのになぁ。

国内線の航空需用・運航は、コロナ禍以前に回復したと言っていいのかな。国際線は、乗客数ではまだコロナ禍以前の半分くらいという話を少し前に聞いた記憶がありますが、就航路線数に関しては中国路線以外はほぼ回復したんだろうか。ANAの羽田第2ターミナル国際線共用部分も運用再開したし、後もう少しでコロナ禍以前の状態に戻りそうな雰囲気は強く感じます。まだ今年の旅程も完結していないので来年はどうなるか分からないけれど、ANA便利用はまだ続けるとしても、UA便利用はもしかしたら来年が最後なぁ。だんだんとUA MP 1Kのメリットが薄れてきたし、UAを維持する最大理由の一つである特典チケットがかなり改悪されてきているので旨味も減ってきているし。とは言っても、アメリカへの渡航が一番多くて、それならばUA便利用というのがそれなりにメリットもあるので、正直悩ましいですね。来年、ハワイ線が復活したらまた考えてみようかな。


灯台下暗し

福島第一原発の処理水海洋放出に対して、唯一過激な反対行動を続ける中国。日本からの食品輸入を全面禁止にして、日本がWTO提訴も含めた対抗策を考えると、逆に日本を批判するという恫喝外交は今も昔も変わらない「中国仕草」みたいなものだろうか。そんな中で、上海市の住民がガイガーカウンターで自宅を調べたら、福島の3倍、東京の976倍もの放射線を検出して頭を抱えたという笑い話みたいな話。 

「福島は3μ㏜」と書いているけれど、それって現在では福島第一原発の敷地内とか、ごく一部ですよね。NHKの福島放送局が毎日更新している福島県内の放射線量を観ても、殆どが1μ㏜以下で、福島第一原発とそこから当時北北西方面に流れた双葉町と浪江町の一部地域では3~5μ㏜の地位もあるけれどそれら地域は今でも立ち入り禁止措置とか続いているはず手、同じ地域でも0.05とか0.04μ㏜と全く問題無い地域もあるので、事実上問題となる地域は無いと言って良いように思います。環境省の自然被曝量の比較を見れば、X線検査や国際線搭乗の方が桁違いの放射線の中に居ることになるわけですから。それでも、事故のあった福島よりも、何も無いはずの自宅方が測定線量が高いというのは、あれだけ福島に対して騒いでいる中国としては大変なショックでしょうね。

ただ、同じ事は震災直後の日本でも発生していて、ガイガーカウンターを購入したりロシアから輸入したり、挙げ句の果てには「ガイガーカウンター付スマホ」とか販売した某テレコム会社もありましたよね(笑)。で、みんなが一斉の身の回りの放射線測定を始めたら、実は自宅の隅に廃棄されていた物から福島より高い放射線量が計測されたり、やはり自宅周辺のドブとか排水口の方が高放射線量だったりしたことが分かり、そっちの意味でパニックになった人も。中には、正しく測定せずに計測したものも有るので、一概にそれら全てが正しい測定値と言うわけではないけれど、色々な形で放射線は身の回りに存在しているし、でもだからと言って誰も彼もその影響を受けて問題になっているわけでは無いことが、逆にそれで認知されていったように思います。確か某社のガイガーカウンター内臓スマホも、当初は話題になったけれど直ぐに消えていったように思うし。

よく言われるように、中国の原子力発電所は今の福島第一よりも多くのトリチウムを排出しているわけだし、大体何度もゴビ砂漠で原子爆弾のテスト何かもやっていて、その影響は風下になる中国東側内陸部から沿海部に少なからず影響しているはず。そう言う事以外にも、日本に対しての水産物・食品輸入禁止から、中国国内産の水産物不安にもつながり、輸入業者だけで無く地元の水産業者への影響も大きいらしい。さらに「塩不足」不安が塩の買い占めに走るなど、逆に中国自らが社会不安を煽る結果になっている気がします。でも、中国政府としても自身の面子もあるし、一部振り上げた拳は相手を殴ってから出無いと下ろせない国でもあるから、何か日本から譲歩が無いうちはこのままだろうなぁ。そんな中で、香港はこれまでの経緯もあり少し緩やかなので救いがあるけれど、こちらも今後の状況によっては予断を許さないわけで、やはり先ずは国内で盛り上げていき、その様子が先ずは香港に伝わることが大切な気がしますね。食品だけで無く、日本への旅行キャンセルも増えているようだけれど、オーバーツーリズムも言われていたので、丁度良いのでは。それ位の余裕を持ちながら、今後も続くチャイナリスクを軽減する対策を準備して進めて行けば良いと思う。

料理の鉄人

ITmediaの記事から、昔懐かしい「和の鉄人・道場六三郎氏」の近況について。地元に戻ってからはその機会はほぼ無くなっていたけれど、大学生時代から自炊をずっとやっていたので、料理することに抵抗も無いし、料理の内容決定や調理工程は「物作り」でもあるので嫌いじゃ無い。アメリカ出張時には、基本月単位の長期滞在でそれ故宿泊するホテルも、Residence Innのようにキッチン付きのアパートタイプ(実際現地のレンタルアパートを利用した事もある)を使用するので、マイ庖丁と砥石を持参して出張していた事も(笑)。 だから、「料理の鉄人」は毎回欠かさず視聴していたし、その中でも一番馴染みがあり食の好みも合う「和食」の道場氏はファンの一人でした。だから、YouTubeのチャンネルも登録していたりします。

数年前に、多分道場氏がYouTubeを開始した直後くらいに「おすすめ」表示されて、久し振りに道場氏が調理する様子を見たんですが、当時はまだ90歳にはなっていなかったけれど、88歳とか89歳とか、もうほぼ90歳という年齢で、その年齢にビックリするとともに、しっかり庖丁を握って調理する姿にビックリしました。その前、80歳前半位の時かなぁ、道場氏の何かの特集番組が放送されました。自宅での様子や、銀座の「ろくさん亭」の様子等が放送されたんですが、80代でもかくしゃくとして調理場に立って自ら調理したりお弟子さんに指示を飛ばす様子に「年齢を感じさせないなぁ」と感心した記憶があります。その当時と比較すると、流石に90歳代になった現在はその動作にも年齢による衰えみたいなものを感じるけれど、その辺の80歳代どころか70歳代の男性と比べても遜色なくて、まだまだ活躍して欲しい人だと思います。

そのYouTubeの中で、「ろくさん亭」を閉店するという話の回があって、「あぁ、流石に引退か」と思ったんですが、そうじゃなかったんですね。しかも自分が学生時代を過ごした、松戸市の駅前のビル(以前の伊勢丹)に入っているとは思いませんでした。卒業以来、大学へは試合がある時に偶に行くことはあるけれど、流石に途中の松戸は素通りしていて、卒業以来行くこともありませんでした。今は予約で一杯らしいけれど、今度大学のグランドで試合がある時には、途中下車してみるだけでも見に行ってみようか(笑)。

YouTubeでは、フレンチの鉄人・坂井宏行氏のチャンネルも登録していて、ゴリゴリのフレンチでは無く家庭料理みたいな感じの料理に個人的には好感を持って観ています。中華の鉄人・陳建一氏が今年亡くなってビックリしましたが、お二人にはまだまだ健康で活躍して欲しいですね。毎日とは言わないけれど、また時々は自炊を再開してみようかという気持ちも何となく沸いてきました(笑)。今だと、料理の鉄人以外にも、色々な料理人の人がレシピを公開していたりしていて、挑戦する環境としては事欠きませんからね。加齢に伴う、頭の体操や手先の訓練にも繋がるだろうし。でも、油を掛けっぱなしにするとか、ご飯を炊いたのに忘れてそのまま入れっぱなしにして腐らせるみたいな、やはり加齢による失敗も増えそう。それこそ、モニター用のカメラを設置して、何か異変があったりAIが警告するとか、家族にアラートを投げるとか、そういう監視システムも欲しいなぁ。

ジャニーズ問題 (2)

ジャニーズ問題の調査結果報告に対して、メディアの責任も指摘されたこともあり、在京のキー局とNHKがコメントを発表。実は昨日時点でそれらの記事を見つけて「あぁ、コメント出したんだ」と思ったんですが、珍しく朝日新聞の記事が一番纏まっていてかつ全文公開しています。

個々の文章表記は異なるものの、その内容は何処の局も同じ。「調査報告を重く受け止める」「重大な人権問題であり真摯に対応する」「ジャニーズ事務所の今後の対応を注視する」という三段構成で、何処の放送局コメントも作られています。凄く気になるのは、

  • 各放送局のコメントでは、「自分達はこれまで人権・人格を尊重してきており、その方針や行動は今後も強化することはあっても揺るぐことは無い」と、婉曲に自分達の関与・関係を否定しつつ、自分達はジャニーズ事務所とは対峙する関係であると仄めかして。でも、これまで一番家系が深かった組織の一つである放送局が、全く責任がないとは言えないと思うし、少なくともその事に関しては「反省」とか「陳謝」する態度が必要なのでは。
  • 更に違和感を感じるのは、この問題の解決をジャニーズ事務所の責任として、彼らの対応しか言及していない事。前段で自分達の関与を否定しているから、そういう論調にならざるを得ないのだろうけど、凄く他人事のコメントに感じるのはその部分からだと思う。勿論、一番の当事者として、ジャニーズ事務所の責任は大きいけれど、それを受け入れてビジネスにしている側としても、同様の事例が再発しないような対策は必要なのでは。
例えば、物作りの中では外部企業が製造した部品とかコンポーネントを利用する場合には、必ず「受入検査」という確認をして受領するけれど、タレントを利用するメデイアとしてもそういう確認作業が必要だと認識されたのが、今回の事例では無いだろうか。だから、もし自社製品に何か不具合が発生した場合、仮にその製品が外部の委託会社が製造したものであっても、自社の名前で出荷して販売したならばその会社の責任として保証するわけですからね。これまで何十年とジャニーズ事務所とともに、歌番組とかバラエティーとか、あるいはジャニー喜多川氏自身を取り上げるようなドキュメンタリー番組などを多数制作して放送してビジネスをしてきた放送局が、ここまで他人事なのは理解出来ない。

さらに言えば、放送局はコメントを出したけれど、同様にこれまでジャニーズ事務所と仕事をしてきた他のメディア、特に芸能関係のメディアからのコメントは無いのだろうか。所謂スポーツ新聞も含む新聞メディア、芸能関係を中心とした様々な書籍・雑誌媒体だって、これまで散々ジャニーズ事務所にはお世話になってきているはず。特に自分くらいの世代だと、「明星」(集英社)と「平凡」(平凡社、現マガジンハウス)なんて、まさにジャニーズ専属雑誌みたいな時もあったわけで、既に休刊しているけれど、出版社は存続しているわけだし、系列の同様の芸能雑誌は発行しているのだから、放送メディアと同様にペーパーメディアの責任だって大きいと思う。と言うか、最初は雑誌メディアが芸能情報の主流であり、そこで形成された「暗黙の了解」みたいなものが、放送メディアにも引き継がれていったのが実状なのでは。事自分達に火の粉が降りかかってくると、途端にその存在感だけで無く存在意義まで不透明感を漂わせるのが、今の「メディア」の気がする。

2023年8月30日

ジャニーズ問題

昨日報告された、ジャニー喜多川氏による性加害問題の調査報告。 被害を訴えた元Jr.メンバーの内容を全面的に認めて、現社長の辞任や解体的な組織(会社)の出直しを要求するなど、ジャニーズ事務所に対しては予想されていたとはいえ、かなり厳しい内容。その会見の中では、これまでこの件に関しての報道姿勢を疑われたメディアにも言及されたけれど、正直その内容はすごく限定的だったように思います。

被害を受けたJr.メンバーは数百人とか言われる規模で、幾ら他人に相談するには難しい事案・内容・環境だったとしても、それだけの規模の不祥事が、これまでほとんど取り上げられることなく問題視されてこなかったことは、やはりメディアの責任は大きいと思う。特に芸能関係のメデイア、記者は長年の付き合いがあっただろうに、全く知らなかったという言い訳は信じられない。過去にも、何度か同様の訴えがあっても、結局はその訴えた人物に疑いがあるというような論調で片付けられてきてしまったわけだし。

偶然同じタイミングで、某プロ野球選手のハラスメントが不起訴処分になったという話題も取り上げられているけれど、未だにジャニーズ問題と比較してもそちらの話題の取り上げ方がそんなに変わらない気がする。被害規模や悪質さでは、ジャニーズ問題のほうがよほど大きな話題であるのに。当時、ジャニーズと関わりのあった、例えばプロデューサーとかディレクターという立場の人は、今ではもう引退していたり、それなりの地位についている人もいるだろうから、なかなか当時のことをここで告白するというのは難しいのかもしれない。でも、だからといってそれが免罪符になるわけではないですよね。

すごく違和感を感じるのは、この性加害問題を取り上げたニュースやモーニングショーで、その直後にジャニーズメンバーの話題とかコンサート情報とかが続けて放送されるわけです。もちろん、彼らが今回の行為に加担したわけではないと思うけれど、事務所として批判を受けているのに、その事務所の興行を宣伝するというのもなにかおかしい気がする。例えばどこかのメーカーがなにか不祥事を起こしたとき、そのニュースを報じながらそのメーカーの製品を誉めるみたいな別の話題を取り上げるということはあまり記憶にないのですが。企業側がCMを取り下げるとか、広報活動を自粛してメディア露出を控えるということもあるだろうけど、今回の件に関してはそういうことはないのだろうか。多くのファンを抱えていることもあるだろうけど、例えば一週間すべてのイベントを休業するとか、事務所としてのそれなりの対応みたいな姿勢を示すことも必要な気がするんですけどね。多分、ジャニーズ事務所以外の同様の不祥事だったら、メティアはそういう方向で叩くと思うけどなぁ。それも大きな闇だと思う。

東急電鉄のコンタクトレス利用

今日から実証実験が始まる、東急電鉄田園都市線と世田谷線でのクレジットカードタッチ決済・RQコード決済。SuicaとかPasmo等の専用の電子マネーを準備しなくても、手持のコンタクトレスクレジットカードやQRコードで決済出来るので、偶に利用する人には便利なサービスかも。ただ、テレビの映像や画像でみる対応改札口の形状には疑問。入口手前から、1) RQコード、2) コンタクトレス、3) 乗車券挿入口、4) 電子マネー、と4つものインターフェースが並んでいて、これは利用者が混乱するんじゃ無いかと言う気が。物理的に挿入が必要な乗車券挿入口はまだ必須としても、それ以外の三つのインターフェースは統合出来ないのかなぁ。例えばSingaporeのSMRTなんかは、その乗車券も券売機でタッチ式のカードを発行して、それでタッチ入場・退場しているので、そういう形にしないといけないのでは。 

実際に利用してみると、実はSuicaとかクレジットカードを、改札通過のときにわざわざ取り出すのは結構面倒。財布ごとタッチする人も多いけれど、あれだって複数カードが混在していたらトラブルの元になるだろうし。もしかしたら、そのトラブル回避のためにわざわざタッチ用のセンサーを分けているのだろうか(笑)。ただ、使いやすさや使い慣れているという意味では、自分はスマホ利用が今は一番だと思うので、スマホでの利用拡大を進めてほしいですよね。クレジットカード通過が出来るなら、Apple PayやGoogle Payでの通貨も出来るようにするとか。

東武鉄道だったかな、顔認証とか指紋認証で買い物できるようなサービスを始めるみたいな記事があったように思います。また空港でも顔認証でセキュリティ通過や搭乗も出来るようになってきていて、生体認証の信頼性はそれなの精度があるとは思うけれど、その処理スピードが一番問題でしょうね。スーパーなどでの精算なら数秒位かかっても問題ないだろうけど、鉄道の改札通過だとコンマ何秒の勝負ですかね。例えば、改札口に近づいてくる人の顔を手前から認識スタートして、本当に通過したときに最終的に判断する見たいな、事前処理の技術なんかと組み合わせたら、今の技術でも実用化可能じゃないだろうか。ただ、そこまで技術とコストを投入して解決するだけの価値があるかどうかは、鉄道会社の判断だけれど。

将来的には、やはり生体認証が瞬時に可能になって、唯一無二本人自体が「自分証明」となるのか理想かなぁ。ただ、顔認証にしても、指紋認証にしても、まだまだ課題は多い。でも、複数の認証方式を組み合わたりして、精度や信頼性を高めることは可能でしょう。例えば、顔認証をしつつゲート通過時には指紋認証をして比較評価するとか。ただ、自分の場合は指紋が薄くて、過去何度も空港の入国・出国審査で引っかかっているので、個人的には指紋認証は避けたいけれど。どういう技術がこれから登場するかわからないけれど、こういうコンタクトレスのサービスに関しては是非勧めてほしいですね。究極は、マイナンバーカードのコンタクトレス化かな。

憎めないけれど力量は別

個人的には立憲民主党という政党に対しては、旧民主党時代から全く支持できない勢力だけれど、泉代表に関しては時々この政党の中ではまぁまともな議員の一人だなと感じることもあって、それは今回の行動に関しても感じるところ。こういう姿勢を、リーダーとして常に発揮して経験を積んでいけば、野党・与党の違いなく有能な議員の一人として成長できる気がするんだけれど、今の環境が彼を駄目な議員枠から離さない気がする。

代表自らが福島の海産物を購入して、このポストとは別に自宅で調理して美味しく食べたみたいな書き込みがあるのに、所属議員の中には未だに「汚染水」と連呼して、より過激な社民党、共産党、れいわ等と共闘している議員も少なからず所属しているわけで、それって政党の体をなしていないのでは。これまでの選挙のときにも、福島に対しての風評加害をしているような候補者を擁立して、それに対しての批判も馬耳東風な状況もあり、政党としてのガバナンスがまったく存在していない気がする。

そういう意味では、同じ野党でも国民民主党や維新の会は、一応是々非々で与党とも対応するし、そこで主張する意見の結構多くは与党案を補完したり問題点を指摘することもあり、野党としての機能を果たしている気がします。立憲民主党も、法案に対しては是々非々で対応していると主張していて、まぁそういうこともあるかもしれない。でも、結果的に国民に見える部分では全くそんなことは感じられないのも事実なわけで、それは彼らが言うところの「結果責任」だと思う。他人に要求する前に、まずは自分たちの襟を正せということですよね。

私は、日本にはアメリカのような二大政党制は馴染まないと思っていて、それには色々理由はあると思うけれど、結局今の自民党に対抗する野党勢力の力不足なんですよね。過去自民党が下野した、細川内閣にしても、鳩山内閣にしても、政権を取るまではそれらしいことを言って国民の関心を集めるんだけれど、いざ自分たちの責任となり自分たちで実行しないといけなくなると、とたんに腰砕けになってしまう。経験不足とか、あと10年担当させてもらえればと言い訳するけれど、二大政党制はいつ何時交代しても停滞なくその国の政治が継続出来ることがいちばん重要なわけで、それができない以上は二大政党制は無理。色々問題があっても、結局は自民党が支持されるのは、やはり彼らがこれまでの経験値でそれなりの評価を得る行動ができているからで、今の野党はその自民党に対しての単なる牽制球でしかないんですよね。しっかり勝負できる陣容まで成長するのはなかなか難しいと思うけれど、そのための基本中の基本である政策に関して、まずは納得できるものを示せるような体制づくりが必要だと改めて感じるシーンだと思います。

2023年8月29日

とにかく批判したい人達

福島第一原発からの処理水放出と、それに反発する中国に対して、「両国は冷静に話合いを」と最もらしいコメントをする、共産党の小池晃書記局長。記事最後のコメント部分である、

「(前略) ... 率直に言ってメディアも『安全なんだ』ということが基調になった報道になっている」と不満げに語った。 

の意味が、最初良く理解出来なかったのですが、何度か読んでみて「そういうこと?!」と理解したのは、

  1. 放出に理解を示す回答が多いと指摘される
  2. 「処理水」と言っているが、その内容・中身に関しては知られていない
    ※彼らは未だに「汚染水」と言っている訳ですからね
  3. メディアは、これまで(自分達と同じように)処理水の不安を煽ってきたのに、今は掌返しをして「安全」を言うようになっている
  4. それが不満
と言う事ですよね。

例によって、彼らも含めて放出反対をしている人達は、「(政府・東電は)「処理水」と言っているがそれは安全な物では無い」と言うだけで、具体的な理由説明は上げずに単に政権不安や批判を煽るための材料にしているだけ。 少し前に、鳥海不二夫東京大学教授のネット空間での傾向調査で、処理水放出対しての反対は、立憲民主党、共産党、れいわ新選組支持者に顕著という話があったけれど、だから政党幹部もそういう発言をするのか、そういう発言をするからそれを支持する人しか集まらないのか、まぁ両方だろうなぁ。結局、IAEAを筆頭に科学的には全く問題無いことが確認され、それによって、あの韓国政府ですら処理水に問題無く放出に対しても反対しない立場になった事で、国として反対しているのは事実上中国だけになったことへの焦りもあるのかも。

彼らが全く解決する意志がないと思うのは、風評被害対策に関して、

共産の風評被害対策を問われた小池氏は「汚染水、アルプス処理水の放出を中止するのが風評被害を防ぐ一番の手立てではないか」と述べるにとどめた。

というところで、それならば処理水放出前には風評被害が無かったことになるのだけれど、彼らの目にはそう映っていたのだろうか。それに、もう貯水タンクを増設することが出来ないという物理的制約解決のために、複数のアイデアが検討されて、コストや安全性等の観点から希釈した処理水の海洋放出が最も効果的であると決まったわけで、それに対しての具体的な反論となる根拠は何も無い。何時も何時も「地元の人達の安心が」とか「(処理水をすり替えて)汚染水がぁ」と言っているだけ。そういう態度って、やっぱり中国共産党の態度にも繋がるというか似ているところがありますよね。

で、彼らはいつも 「この問題に対して冷静な話し合いで問題を解決する努力をしていくべきだ」と、両者の話合いで解決するべきと言うことを言うのだけれど、相手が聞く耳を持たない場合はどうするんだろうか。いつも感じるんですが、これって「虐め問題」は話合いで解決するべきだと言っているのと似た構図ですよね。いじめられる側は「被害者」で、いじめる側は「加害者」なわけですから、本来ならばいじめる側の行為を諫めて止めさせるべきでは。全ての事柄が「話合い」で解決するなら、共産党だって与党ともっと話合いをして、自分達の理想とする政策なり、困っている人達を助ける政策を成立させて行けば良いのに、それに対してはそんなことをやらないから、こういう時のこういう発言を「お花畑」と揶揄されるんでしょうね。こういう時に、お仲間である中国共産党に対して、「批判するのは自由だが、国民を扇動して一般市民に迷惑を掛けるのは筋が違う」くらいのことをガツンと言えば、共産主義には賛成しないけれど、政党としては少しは見直すのだけれど。結局は、政策実現能力が無いから、こう言う事で騒ぐことくらいでしか存在意義を示せないという事なんだろうな。

国家的態度

福島第一原発からの処理水海洋放出に足して、中国からと思われる大量の迷惑電話が国内のあちこちに掛けられている問題に対して、中国外務省報道官は「把握していない」との回答。日本には中国大使館はあるわけだし、ここ数日話題になっている話だし、実際「処理水は問題無い」という中国国内のSNSの発言は削除されているのに、何故この迷惑電話に関しては「把握していない」のだろうか。中国国内の日本人学校や大使館に対しての迷惑行為には「対応している」としているのに。

で、外務省は駐日中国大使を外務省に呼んで対応を求めたところ、逆に駐日大使からは中国の大使館へ「大量の迷惑電話」があり、大使館業務が滞っていると反論しているらしい。まぁ、失礼ながら「面の皮が厚い」とか「蛙の面に小便」とか「盗っ人猛々しい」とか「馬耳東風」とか、色々な諺が浮かんでは消えていくけれど、こういう心臓に毛が生えている以上に、「鋼鉄の心臓」クラスの居直りというのは、日本人に不足しているスキルかもしれない。(笑)

実際に中国大使館へ何か電話して抗議するような猛者も居たかもしれないけれど、中国から日本に掛かってきているような、何百回とか言うようなレベルでは無いでしょう。仮に本当ならば、中国大使館がそれを記録して報じれば良いだけの話し何だから。今の所は「彼らがそう言っているだけ」の事象と、実際にメディアで報じられて、しかも日本からその電話番号にかけ直して相手の行動を確認しているレベルでは、天と地ほど違うと思う。

そういう態度や行為が好ましいとか支持されているとは思わないし、実際頼みの綱の韓国にも振られて中国としては大きな誤算の中、一度振り上げた手の降ろしどころに困っているのが実状じゃ無いだろうか。まぁ、それでも「自分達の言い分が正義」だと思っているから、決して悪びれたり反省することも無く「ちっ!」とか思っている程度なんだろうけど。駄目で元々、少しでも日本が弱腰になるとか利益が得られたら「ラッキー!」位でやっているんでしょう。韓国だけで無く、同胞であるロシアもそんなに声高に批判していないけれど、ロシアの場合は原潜を港の中で放置して文字通りの海洋汚染を起こして、仕方なく日本が援助して改修事業をしたくらいだから、日本の福島第一原発以上に酷いことをやっている彼らは文句は言えないよな。中国政府が騒ぎを起こすのは良いけれど、それで国内の水産物市場も混乱して、塩パニックが発生して、以前の用な社会不安が大きくなれば、それがそのまま政府批判へと繋がるリスクもあるわけで、彼らとしても結構綱渡りの状況では無いかなぁ。コロナ禍でもやっている訳だし、まぁ日本は粛々と「正論」で反証すれば良いだけですね。多分今回も自滅するんじゃ無いかなぁ、向こうが。 

コツ、勘、型破り、即興

佐々木俊尚氏が紹介していた、コツ、勘と言ったものに対してのtwitter(現X)のスレッド。基本を極めるとか、定型を極めるとか、要するに必要な事柄を十二分に身につけた先に、難問でも安安と解決する「コツ」とか「勘」が養われるという話。エンジニアとしては凄く納得出来る話で、基本知識だとか基本的な技術が無い人が、何かとんでもないものを作る事は極々稀にはあるけれど、本当に出来る人はやはり基礎体力というか基本的な事に隙が無く、なるほどと納得出来る話。だから、「名人」とか「達人」と言われる人は、それなりの時間が必要なわけですよね。

歌舞伎の十八代目中村勘三郎氏が「型破りとは、無茶苦茶なことをするのでは無く、型を極めた先にあるもの」みたいな事を言ったと以前聞いて、凄く腑に落ちるとともに納得出来たことがあります。その内容は、実は勘三郎氏本人の言葉ではなく、TBSラジオの「子供電話相談室」に寄せられた「型破りと形無しの違い」という質問に対して、当時の回答者だった僧侶の無着成恭氏が「基礎がしっかり出来ている上で型やしがらみを打ち破るのが『型破り』で、基礎も無いも無いののにあれこれやることが『形無し』と言う」と応えた事らしい。自分も昔は、自分の感性というか突然何か閃くことが「型破り」だと思っていたけれど、確かに実際に仕事をやり出すと、会社で「型破り」と言われる人は殆どが「無茶振り」「無茶苦茶」に近いような感じて、本来の意味で「型破り」な人は当時は「変人」と言われることが殆どだったような気がします。

例えば即興で曲を弾ける人とか、目の前の素材で直ぐに料理が出来る人等は、曲の蓄積とか料理の味の蓄積があるから、算盤の暗算みたいな感じで瞬時に頭の中で曲や調理を組み合わせて「シミュレーション」出来るんだと思うんですよね。だから、外から見ると何も苦労せずにパパッと名曲が生まれたり、簡単短時間でも美味という料理を作れたりするけれど、そこには膨大な経験と練習と記憶と知識があるからこそ何だということを実感しています。「作曲とか調理は技術だからそうかもしれないけれど、運動とかは本来の素質でしょ」と言う意見もあると思うけれど、元々持っている素質を更に磨きを掛けるから世界的な記録や選手にも慣れるわけで、何もせずに生まれ持っての運動神経だけでは、それなりの記録や成績は残せるだろうけど、やはり努力して力を付けた人との競争では、運動の世界ではそのままでは追いつかないと思う。最近では科学的なトレーニングもかなり取り入れられているようになりましたが、トレーニングの内容や方法も昔ながらの精神論・根性論ではもう限界で、科学的により効果的実行する方が、実は元々の素質をより以上に開花させることは、最近のスポーツ科学が実証していると思います。

そう言うことを熟々考えていると、革新的な社会とか創造性溢れるような自由な社会みたいなものだって、社会基盤とか社会ルールみたいな、その社会に所属する人全員が共通して認識しているものが有ってこそ、より良い方向への改善とか、協調みたいなものが生まれてくるんじゃ無いだろうか。そのある意味極端な例が「独裁」だったりすると思うんですよね。強制的に一つの基盤に抑え込まれるから、国民はある意味平準化される。そこから自由な発想が国民から生まれてくるなら良いけれど、独裁者が発想したものが自分達の物と誤認されて行くことで、どんどんベクトルの方向が変わってしまうのも何となく分かります。逆に、例えば今の日本とか欧米のように、「個人主義」とか「自由」とか言って、一見世の中や構成する国民はバラバラのように見えるけれど、社会通念とか社会倫理みたいな共通基盤があるから、それなりの秩序が生まれて新しい考え方や行動も生まれてくるんだろうなと言う気がします。だからこそ、民主主義は重要だし、それを堅持するためには一見極端な意見や危険な考えみたいな物も規制するのでは無く、まずは一度それが許容範囲なのかどうか考える事を忘れちゃいけないなと思います。だから、個人の技量に関してだけでなく、世の中の仕組みにも言えるは話だと感じます。

2023年8月28日

熱戦の開幕戦

この週末から始まった、国内フットボールのX1リーグ。まずはA1 Areaの「名古屋サイクロンズ vs 富士フイルム海老名Minerva AFC」から土曜日に開幕して、昨日は「PentaOceanパイレーツ vs 警視庁イーグルス」の対戦。

サイクロンズ vs Minervaの対戦は、前半はディフェンスが踏ん張り無得点で終了。後半は3Qにそれぞれフィールドゴール(FG)を成功させて3-3の同点で最終に4Qに入ると、再びサイクロンズがFGで逆転。その後再びディフェンス戦になりますが、そのプレッシャーに負けたのかサイクロンズが自陣からのパントキックで、ロングスナッパーが大きく後ろに反らしてしまいセーフティを献上。さらに続くキックオフからのMinervaの攻撃はTDに繋がり逆転。そのまま逃げ切り、我慢をして最後に接戦を制する富士フイルム海老名Minerva AFCが勝利するというなかなかの内容でした。

昨日のパイレーツ vs イーグルスはさらに劇的。前半はイーグルスオフェンスが2TD/1FGを獲得すると、ディフェンスも相手を無得点に抑えて16-0で折返し。後半は3Qはどちらも無得点で、このままイーグルスが逃げ切るかと思ったら、4Qに入りパイレーツオフェンスが覚醒し、2TDを奪い同点に。パイレーツ2本目のTDが入ったのが、4Q残り42秒で、イーグルスの攻撃。自陣45ヤードからと比較的前からのスタートでしたが、タイムアウトが残っていないので時間との闘い。2プレー目のパスが、上手く相手DBの裏を通ってロングゲインとなり、あわやTDという所、ゴール前5ヤードでタックル。時計は回るので、急いでスパイクをして時計を止めて、残り4秒からFGを蹴り込んでサヨナラ勝ちという劇的幕切れ。多分、Xリーグチームの中では一番チーム練習に制限があるであろう警視庁イーグルスが、見事なハリーアップオフェンスを決めて勝利したのは印象深い試合でした。

ネットでは、力の差があるX1 Superよりも、実力均衡しているX1 Areaの方が面白いという意見が早くも上がって居るみたいですが、それは国内フットボールの底辺拡大にも繋がるわけですから、それ以上の内容の試合をX1 Superのチームも見せないとね。今週末も、残りA1 Areaの試合があり、X1 Superの開幕は来週から。まだまだ暑さが厳しい中での試合に暫くはなるので、体力的にも相手を凌駕しないとアップセットも有りそう。昨日はパスケットボールがやはり劇的な逆転勝利をして、今朝はその話題でスポーツコーナーは埋まっていますが、アメフトもいつかそんな時代にしたいなぁ。来年1月に2回目のDream Bowl開催が発表されたけれど、まずはアメリカチームから初勝利を勝ち取る事が最初のステップ、その為にも今シーズンの内容はこれまで以上に重要になると思います。

帆立の不思議

中国による日本からの食品輸出全面禁止措置で、北海道産の帆立が中国に輸出出来ずダブつき、その影響で国内価格が下がってきているため、福島産の帆立も影響を受けていると言う話。まぁ、国内の色々な海産物が中国に輸出されていることに不思議は無いけれど、北海道の帆立がしかも中国での加工前提に殻つきのまま輸出されていたというのが驚きでした。これ、どうやって輸出しているんだろうか。だって、帆立の可食部分と殻全体を比べたら、多分全体の数分の一程度でしょ。輸送コストだって馬鹿にならないと思うのだけれど、それでも中国で加工する方が利益が出るんだろうか。

主な輸出先は北米とからしいけれど、中国からはどういう形で輸出されているんだろうか。つまり、漁獲された「Hokkaido Scallop」として貝柱(帆立)を販売しているのか、それとも「Shanghai Scallop」とか中国の加工品として販売しているんだろうか。前者の場合は、もう日本からの輸入は止めているのだから、「中国から輸出される日本原産の食品は『虚偽食品』」という事になってしまう。後者の場合、中国国内の別の産地なり、友好国であるロシアから輸入するという手はあるのかな。日本にもロシア産の海産物、特に海老蟹あたりは大量に入ってきているので、不思議は無いだろうなぁ。 ただ、品質とかどうなんだろうか。北海道からそれだけ大量に輸入していたというのは、やはり品質とか鮮度とかそれなりにメリットが有ったからだろうし。

中国は、日本の海産物最大の輸出国で、その輸出が止まると国内の水産物関係業者への影響も大きいことは事実。ただ、これまでの色々な経緯を見ていれば、こう言うことが起きる相手国であることも事実なわけで、そこは今までどれだけリスク回避なりバックアップ体制を作っていたかが問われるでしょうね。実は、香港からみたら北海道は制裁対象地域では無いから、そこそこ輸出は出来るんじゃ無いだろうか。で、香港に入れば、後は中国国内へどんどん流れていく、と考えるのは甘い?! また、中国国内で加工した分は、また輸出品として外に出ていくわけだから、その輸出先を今回の事象を利用して日本の漁業関係者が奪う、という流れも可能なのでは。施設不足、人材不足なら、そこに政府の支援金を投入しても良いだろうし。

テレビで放送された街頭インタビューでは、今中国から日本に来ている中国訪日観光客に今回の件を聞いていて、気にしないから日本食が楽しみと言う女性と、気になるから海産物は食べない予定を切り上げて早く帰国するかもと言う男性それぞれの意見を流していました。で、日本で就職したという女性(彼女は顔を隠していたけれど)は、仕事を辞めて中国に戻るかも、家族も心配している、みたいなことを言っていましたね。何らかの形で中国国内にその映像が流れてバッシングされないための防御作かもしれないけれど、まぁご自身の判断でご自由にと言うだけ。ただ、中国の対応が国際的には奇異に映っている事は自覚した方が良いと思うなぁ。政府の圧力もあるのか、国慶節に向けての訪日団体旅行の予約がキャンセルされつつあるらしいけれど、こういう時期だからどんどん日本に来て貰って、中国では削除されたり放送中断される「国際的な意見・立場」を日本で観て聞いて知って帰国して欲しいですね。

2023年8月27日

2023シーズン開幕

昨日は雷の心配もあるなか、X1 Areaの名古屋サイクロンズvs富士フイルム海老名ミネルバ AFCが、富士フイルムのホーム海老名市で開催されて、いよいよ2023国内フットボールシーズンが開幕。試合は、前半のディフェンス戦から後半はオフェンスが出るようになり、名古屋が終盤に逆転して逃げ切るかと思ったら、富士フイルムがセーフティを奪いさらにTDで逆転をして、シーズン初勝利。どちらもX1 Super昇格を狙う実力のあるチームだけに、がっぷり組んだ内容の試合だったと思います。今日は今日で、やはり実力のある警視庁イーグルスvsPentaOceanパイレーツの試合があり、この2チームも昨年X1 Superへの昇格争いをしているチームだけに見逃せませんね。

本場アメリカでも、今朝からカレッジの試合が始まり、開幕戦はノートルダム大vs海軍兵学校(ネイビー)の試合。試合は既に終了していて、地力に勝るノートルダム大が42-3で完勝。アメリカンフットボールは、勿論最高峰のNFLも魅力的ですが、個性溢れるチームやプレート、伝統を背負って対戦するライバル対戦が熱いカレッジフットボールはまた別の魅力があり見逃せません。最近では、YouTubeやインターネットで試合配信をしてくれるカレッジやカンファレンスも増えてきているので、いよいよ眠れない夜が続きそうな気がします。NFLは、今週末までがプレシーズンゲームの期間で、9月の第二週末からWeek 1がスタート。自分の推し4チームの今シーズンの結果はどうか、気になるなぁ...

ところで、昨日の試合と今日の試合は、試合開始が夕方の16:00から。昨日は落雷の予報が出たため、さらに30分遅れでのキックオフとなりましたが、これも夏の暑さ対策の為。昼間はまだまだ猛暑・酷暑が続いているけれど、流石に朝夕の時間帯は少し過ごしやすくなった気がします。でも、「過ごしやすくなった」とは言っても、その状態がいつもの夏の昼間とそんなに変わらない状態で、相対的にそう感じるだけで実際は「暑い」。試合する方は、ヘルメットに防具にと着用して居るので、本当大変です。以前は、9月の試合でも下旬になればそんなでも無かった記憶があるんですが、最近は9月どころか10月に入っても暑さとの戦いになりますからね。X1 Superの試合はNFL同様9月の第二週末からスタートしますが、今から暑さが心配。これで雨とか台風と当たったら、目も当てられない。

シーズンスタート直前に、来シーズンからのリーグ戦改編が発表されて、来シーズンはX1 Superのチーム数12チームは変わらないけれど、6チーム×2ブロックが4チーム×3ブロックと細分化されます。ブロック内対戦だけだと、現在の5試合から更に減って3試合になってしまうので、ブロック外での対戦等が追加されて、最低でも5試合、もしかしたら6試合とか7試合の可能性もあるんですが今の所不明。ただ一つ言えることは、今シーズンのリーグ戦結果でより上位で終われば、その分来シーズンのブロック分けや対戦スケジュール等で有利になる可能性はより大きくなるので、とにかくライスボウルでの優勝を目指して戦うことはどこのチームも同じ。ライスボウルまでは、どこの試合も屋外でのスタジアムでの試合になるので、本当天気だけは持って欲しいなぁ。晴れなくても良いから、雨だけは避けたいですね、屋外スポーツは。


捨てない基準

 昨日からNTV系列で24時間テレビが始まっているんですね。日曜日の朝は、NTV系列の「目がテン」を見ることが多いので、いつもの様にチャンネルを合わせたら羽鳥さんとか出ていて、「あれ、テレ朝?」と慌てたらどうも24時間テレビが始まっていた様子。お馴染みの100kmマラソンには、タレント兼大工(?)のヒロミ氏が走っていると聞いて、再びビックリしたけれど、彼は以前はトライアスロンとかやっていたから、これまでの参加者の中では体力とか筋力はそこそこ有る方だろうなぁ。でも、年齢的には自分とそんなに変わらないくらいだから、これから昼間の猛暑の中走るのは大変そう。

で、その後ザッピングしながら見ていたら、鉄腕ダッシュでお馴染みの「0円食堂」の企画を、調理人に「伝説の家政婦 志摩さん」がやっていたので、志摩さんファンの一人として思わず見てしまいました(笑)。で、TOKIOの企画同様廃棄する食材を集めるのだけれど、そこでちょっと疑問を感じるシーンが。ピーマンとか茄子とか野菜を農家からもらい受けるんだけれど、廃棄する理由が「規格外」だから。サイズが大きすぎるとか、形が歪とか、皮が色焼けしているとか、食べるには全く問題無くても、流通や販売する時の理由で「規格外」になるものを「有効利用しよう」というストーリー。正直、TOKIOの時のルールよりも甘いのはご愛敬なんだろうけど、「廃棄する物を有効利用する」と言いつつも、問題の根本原因は「厳密な規格設定」にあるのだから、そこを修正しない限り解決したことにならない気がするなぁ。

うちも昔は農業もやっていて、メインは稲作だったけれど畑もあって自宅で食べる分位の野菜は色々作っていました。今で言う家庭菜園よりは大規模な位だったけれど、色々なものを作ると言うよりは、茄子とかキュウリとか大根とか、より実用的な物が殆どだった気がします。出荷する目的では無いから、畑の手入れもそんなに十分ではないし、畑の土にしてもそんなに綺麗に開墾した場所では無いから、収穫される野菜類も見た目は決して綺麗では無いけれど、食べる時には剥いて切って料理するから最後は買ってくる物と変わらない。まぁ、よほど虫が食っているとか熟しすぎているとか落ちて傷が酷いとか言うことが無い限りは、そんなに変な物は出来ないですしね。ただ、そういう規格外品を有効利用しようとすると、農家とか農協での選別作業から不揃いの物をどの様にまとめて商品化するのかとか、余計な手間が必要になり、結局は規格品と比べてコスト高になるという話も。そういうスキームを出来るだけ簡略化して、例えば生産者は廃棄手数料以上の売上げになるならばそのスキームを選んでくれるだろうし、そう言うものを上手く利用すれば本当の意味で無駄の無い社会になりそうなんですが。

本来ならば、JAとか生協とか大手スーパーとかが社会貢献みたいな形で協業すれば、全国的な大きなうねりになりそうな気がします。そういう仕組みが出来れば、例えば今回の大雨や酷暑で野菜の生産が減った時に、そういう規格外品でも流通させることで、消費者への影響を最少化する事も出来るんじゃ無いだろうか。更に、そういう規格外品だからこそ、半加工品として集中して調理加工し、そう言うものを冷凍食品として保存して野菜流通の少ない時に放出するとか、学校給食とか子供食堂みたいなところに寄付するとか、そういう仕組みだったら政府も援助とか出しても良いんじゃ無いの。「規格外」が生まれる仕組みを変えずに、「規格外」のものを活用したから問題解決とは言えないですよね。「規格外」のものを生む仕組みを変えて行くことが本当に必要な事だと思う。

国際迷惑電話

海洋放出開始に伴い、中国からの発信(国番号+86)と思われる迷惑電話が、福島や他の地域へ多発している問題。日本からの海産物全面禁止に呼応した一般人の行動という話から、実は裏で中国政府が手を回している説迄真偽は分からないけれど、迷惑なことに変わりないし、あの国の振る舞いがよく分かる事象であることは確か。中国国内のSNSでは、その「抗議の様子」を中継したりしている様子も流されているみたいですが、所謂「迷惑系YouTuber」みたいな物でそういう突拍子も無い事を配信して再生数稼ぎを目的にしていると言う話も。

片言の日本語で話をする場合も有るみたいですが、殆どは中国語なので日本人にとっては多分殆ど分からない電話で、先ず抗議の体を成していない。さらには、どこでどの様に調べたのか分からないけれど、福島県以外にも掛かってきている見たいなんですが、ここでちょっとした疑問が。もし日本の電話番号のフォーマットに合わせてランダムに電話をしているならば、そこそこの電話が一般家庭にも繋がると思うんですよね。でも報道で聞く限りは、公共機関とか食堂とか、有る程度絞った相手に電話をしているように感じられます。となると、背景は分からないけれどそういう電話番号のリストとかを準備しているような「誰か」が居ることは確かなんじゃ無いだろうか。勿論、それが政府関係者なのか単なるお騒がせ屋なのかは分からないけれど、そう言う「ネタ」があれば騒いで目立ちたいと思う人間は、どこの国にいても不思議は無い。

しつこく迷惑電話を受けているお店などは、相手の電話番号で着信拒否をしても直ぐに別の電話番号から掛けてくると言う事なので、有る程度組織的な行動じゃ無いかという気はしますね。個人が気まぐれで電話しているなら、多分どんどん別の場所へ電話をかけるだろうから。有る程度狙っているあるいは目的があるから、その特定の場所に確執するんだろうし。さらに言えば、昔と比べて安くなったとは言え、わざわざ国際電話をするコストだって馬鹿に出来ないはず。そういうお金はどこから出ているのだろうか。中国のSNSでも再生回数とかでキックバックとかあるのかな。で、確かNHKの夜のニュースだったと思うんですが、中国国内のSNSで迷惑電話をかけている様子を流している様子を伝えていましたけれど、逆に怪しいと思ったら中国国内での禁止ワードを叫んだらどうなるんだろうか。例えば「天安門万歳、人民に自由を」とか「くまのプーさん」とか(笑)。以前聞いた話だと、そういう禁止ワードが含まれる投稿をしたアカウントは、即座に凍結されるらしい。後は、日本に来ている中国からの観光客向けに、こう言うことをやってますよと国内メディアが報じることも意味があるのでは。それが彼らが中国政府に対して不信感を高める事は、地道な話ではあるけれどジワジワと効いてくるパンチになるかもしれない。

公明党の山口代表の中国訪問も、中国側から断られたらしい。もし本当に日本の行動に懸念があるのであれば、与党の人間に直接話しをする機会は本来ならば意味があることだと思うのに、それすら拒否するというのは、彼らとしてはとにかく力で押して日本が頭を下げることを待つパワープレーのつもりなんでしょうね。ただ、中国の読みは間違いだと思うなぁ。処理水放出自体は、もう何年も前から準備されてきたことで、そう簡単に止められる話ではない。但し、日本だけで無く周りへの影響も大きいだろうから、IAEA等も巻き込んで外堀を慎重に埋めてきてその結果としての放出開始なわけです。中国が戦術として放出を批判するのは彼らの自由だと思うけれど、それならば全否定するのではなく福島なり東北なり10都県の水産物とかのように、もっとコントロールすれば、そこからの選択肢もあると思うんですよね。それがいきなり「全面禁止」と最後の手段を出してしまったから、もう後には引けない状態に自ら追い込んでしまった。多分、最後通告すれば日本が折れると思ったのかなぁ。逆にその行動が、自らの国内不安を煽っているようにしか見えないのだけれど。中国本土よりは規制が緩い香港では、当該地域以外からの日本の食材がはいってくるのも、実質的に中国政府の管理下にある香港だけれど、やはりこれまでの歴史や経緯もあるから強制すると反発されることも分かっているからなのかなぁ。この辺りの違いが、もしかしたら今の中国の弱点というか「蟻の一穴」になるかもしれない。

2023年8月26日

残存有効期間

パスポートの残存有効期間に関しての記事。私も、仕事で初めて海外出張を経験してから40年近くたつので、この「パスポートの残存有効期間」に関しては常識以前の理解だし、それもあるので先日のSingapore旅行は、わざわざ少し早めにパスポート更新をして出かけたわけですし。多くの場合は、入国時に6ヶ月以上の有効期間が残っていることが必要で、これが一つの目安になります。ただ、自分の場合は仕事でもプライベートでも、アメリカへ行くことが8割9割で、アメリカの場合今は出国時まで有効なパスポートであれば入国可能。以前は確か、VISA Waiver(90日)で入る時は、90日分の有効期間が必要だったと思う。いずれにしても、だから昔は結構ギリギリでパスポート更新することが多かったですね、自分の場合は。

先のSingaporeは、入国時に6ヶ月以上の有効残存期間が必要なので、今回パスポートを更新してからの出発になりました。で、記事の中では航空会社がパスポートチェックをしないような記述が有るんですが、それは一寸違うんじゃ無いかなぁ。例えば、私が利用するANAやUAでは、チケット予約をするとパスポート情報(パスポート番号、氏名、生年月日、性別、国籍、有効期限等)を入力します。ただ、航空会社としては、その乗客がその国行きのフライトを予約して利用しても、その国に入国するかどうかまでは分からないから、予約時点でパスポートの残存有効期間が十分かどうかは判断出来ず、当日チェックインの時に確認して判明する、と言う事はあるでしょうね。そういう部分は、自ら訪問国情報を収集するか、積極的に旅行情報を集めないと分からない部分でもあるので、そう言う意味ではあまり海外旅行になれていないのであれば、旅行会社を利用するのが一番良いかも。ただ、最近は航空会社もコスト削減でネット予約にネットチェックインとか、対面サービスの機会が減ってきているので、やはり消費者が賢くならないと思わぬ落とし穴にハマることもあるんだろうなぁ。

記事の中には「チケット等は期限直前まで利用できるのに」とか「航空会社が事前に知らせるサービス」とか書いていて、まぁその気持ちも分からないでも無いけれど、チケットの有効期限と海外からの入国者の滞在期間は別問題だろうし、本来乗客を郵送することが目的の航空会社に相手の滞在の心配までしろというのは過剰要求だと思う。まぁ、やるとしたらホテルが海外からの宿泊予約にはパスポート情報の入力も要求して、その有効期限が要求期間に満たなければ確認するというのならまだ分かる。でも、例えば入国時には6ヶ月以上残っていて問題無いのに、入国後一月位してから滞在する予定のホテルが見てみたら、実は6ヶ月切っていておかしい、と判断されるかもしれない。結局は、やはりパスポート所有者の責任だし、義務だと思いますね。パスポートは自分の身分を証明する代わりに、その国での行動を保証してもらう書類なわけだから、肝心な部分を人任せにするのはやはり違うと思う。

とは言っても、丸々3年以上海外渡航の機会が止まっていて、それ故海外旅行への要求も高まっていて、暫くは海外旅行へ行く日本人も増える可能性は大いにあると思います。そうなると、この残存有効期間だけでなく、例えば使用している写真と容姿が変わりすぎているとか、色々トラブルは多く発生しそう。そういう場合でも対応が取れるように、早め早めに準備するのがやはり一番でしょうね。

越境ガソリンスタンド

今朝のニュースで、高騰するガソリン価格対策で、価格が高い長野県のドライバーが、ガソリンが9円/l程平均安い新潟県へ遠征してガソリンスタンドを利用していると伝えていました。仮にリッター当たり10円違うとしても、50l入れても500縁の違い。ガソリン価格を190円/lとすると、50l入れたら9,500円になるわけで、10円安くなっても9,000円にしかならないわけで、その為にどれだけの時間と手間を消費しているのか、本当に得をしているのか個人的には疑問。 


長野県と新潟県の県境付近の地図を見てみると、長野-新潟を結ぶ道路は、長野市を出て信濃町を経由して上越市へ北上する道路と、同じく長野市から野沢温泉村から十日町市へ続く道路。そして、西側では白馬村から糸魚川市へ接続する道路の、大きく3経路になるみたい。新潟県のどの辺りまで行けば十分な価格差があるのか分からないけれど、地図を見る限りではかなり山道を進まないと新潟県へ出るのは難しいようで、わざわざ時間をかけて給油のために行くほどのことか疑問に。それこそ、新潟県の海などへ遊びに行く途中に給油するとか、何か買い物のついでに出来るだけ窮するという事なら分かりますが。

自宅近くのガソリンスタンドだと、レギュラーガソリンで180円位なので、多分全国的にもまだ安い部類だと思います。私の車はハイオクを使用するので、レギュラーガソリン価格のさらに10円以上は高い金額になります。先日給油した時は、193円だったかなぁ。いつも大体35l前後くらいの量を給油するんですが、少し前だと5,000円ちょっとだったのが、この前は7,000円を超えていてビックリ。5,000円台の時は確かハイオクでも160円位だったのが、いまは30円以上アップして居るわけだから、それ位の違いは有るでしょうね。私は、精々月に1回休するくらいだから、それでもまだそんなにガソリン価格の影響は受けていないけれど、毎日車を利用している営業職とか運送関係は無視できない差になりますねぇ。

こればっかりは、国内で石油生産はほぼ無いに等しいから、国内の努力で何とかすると言うわけには行かない。ただ、ガソリンには色々な税金が付加されていて、それら価格の半分近くを占める税金に対しても消費税算出の対象になっているので「二重課税」とも言われています。流石に税金を無しにしろとは言わないけれど、やはり暫定税率だけでも廃止するべきじゃ無いかなぁ。それだでも20~30円位は安くなる計算なわけだし。

野党各党も、与党に対してガソリン価格対策を要求して、それは良いのだけれど、個人的に納得出来ないのは立憲民主党がそれを言っている事。彼らが民主党として政権担当をした時に、国民から指示された公約の一つが「ガソリン税廃止」だったわけで「ガソリン値下げ隊」何て言うものも作り全国行脚して支持を集めたもの。でも、いざ政権を取ったらそんなことは忘れてしまい公約からも外してしまう。そういう前科があるから、彼らの言うことは信用できない。仮にそれが国民の負担軽減になる話であっても、結局は言うだけで何もしないという認識しか生まれないから。だから、国民民主党とか維新の会には頑張って欲しいのだけれど、今ひとつ全国的な人気が無いのが力不足を感じるんですよね。世の中はなかなか上手く行かないように出来ているとしか思えない。

「風評被害対策」よりも「風評加害防止」

海洋放出が始まったけれど、反対派の書込が少ない気がするとは書いたんですが、中国の厳しい姿勢に後押しされたからか、いつもの面々はやっぱりこれまで通り「汚染水」とか「福島の気持ちが」とか、勝手に自分達の意見を正当化して批判のオンパレード。 偶々見つけて笑ってしまったのは、この「モーニングショー」の玉川氏の発言。

科学的で合理的な方法として海外でも実績がある大気放出があると指摘。

いゃ、「海洋放出」だつて「科学的で合理的な方法として海外も実績がある」から、今回の福島第一原発の何倍どころか、一桁以上違う量が放出されているんじゃないのか。さらに海洋放出に対しての理解進捗をマイナ保険証に例えているけれど、それを言うならご自身の取材力不足による誤報騒動で番組を一旦退いたはずなのに、いつの間にかしれっと元の席に戻り相も変わらず取材しているのかどうか分からないような意見を振り回すのは、以前の誤報騒動と同じ構図と言われても反論出来ないんじゃ無いの。 

私自身、いつもはどちらかと言えば否定的な意見が多いホリエモン氏ですが、この記事に関しては拍手したい位の気持ち。曲がりなりにも、一時はIT大手の社長まで上り詰め、今もロケット開発とかしているように、科学とか技術への造詣がそれなりに深いから、こう言う事も言えるだろうしだからこそ科学が感情に負けては行けないという思いもあるかもしれない。まぁ、それって豊洲市場移転の時の石原元東京都知事の発言でもあるんだけれど、今では誰も豊洲云々なんて言わないし、結構あの時の騒動を忘れている人も多いのでは。あの時も豊洲市場地下のベンゼン汚染がと共産党都議が先ず騒ぎ、そこにメディアが荷担し、さらに当時当選して間もない小池都知事が「安全より安心」と自身のアピールにも利用したから、本来ならば問題無い事象が極端にフレームアップされて大騒動に。結局は、無題に2年が費やされて豊洲移転も遅れて、誰も得をせずに唯一小池都知事だけが「やった感」をアピールしただけ。結局は、都民だとか国民の利益はほっとかれて、メディアは騒いで自分達のビジネスを拡大したいだけだし、一部政党や「識者」なる人達は過剰な発言で存在感を示せたと自己満足しただけ。Googleで「豊洲 ベンゼン」と検索してみても、一番最近の記事でも2019年のもので、実際には豊洲移転が実施された2018年を境にパッタリと報道されなくなっている。

実際にその現象・事象が発生して目に見える形になる前であれば、何でも言えるし何でも「可能性がある」事なんですよね。「来るぞ来るぞ」と言われるから、否定的な考えや不安が大きくなっていき、それがますます拍車をかける負のループに入ってしまうと、もう幾ら客観的な説明を受けても受け入れられない。自分では受け入れたつもりになっても、不安は少しでも疑念が残っていれば決して消えないし、それが再び大きくなる事の繰り返し。でも、豊洲市場も実際に移転して問題無いことが分かれば、もう誰も口にしないし気にしない。「国民の安全安心が」と騒いでいた人達で、今同じ事を言う人は居ない。正直あの騒動は無駄で無意味な時間だったと思うけれど、それもこれも「自由で豊かな社会」を作り維持するためのコストなのかもしれない。

個人的には、今回の海洋放出が始まったことで、これまでずっと続いている福島への偏見は、一気に消滅するんじゃないかと期待しています。実際に海洋放出しても海中の数値に変化は無いし、多分今後近海の魚や東京電力がモニター目的で養殖しているヒラメなどの検査でも問題は出ないことが確認されれば、いつまでたっても言われ無き批判をする人に対しての批判がどんどん強くなり、彼らとしても認めざるを得なくなるというか、自分達の利益が消えたと思えば、次の目標に乗り換えるだけでしょうね。そう言う意味では以前も書いたけれど「風評被害対策」よりも「風評加害防止」の意識で対応するべきだと思う。中国の日本からの食品全面禁輸に対しても、極端な意見の中には中国からの輸入も禁止しろみたいな子供の喧嘩レベルではなく、中国のトリチウム放出量の方が桁違いに多い事、日本の漁船操業している地域と同じような場所で中国漁船も操業していて、その海産物は普通に中国国内出消費されていること、そして何よりも科学的に全く問題無い値である事をしつこいくらい何度も強調するべきでしょうね。そう言う意味で、外務省が対外発信に熱心でこういう決意表明までしていてちょっとビックリ。更に、タイムラインを見てみると、積極に福島関連・ALPS処理水関連の情報発信をしているように感じます。外務省だけで無く、全省庁が連携して国内外の「風評被害対策」という対処療法ではなく、「風評加害防止」という積極的対応で、この問題の解決を進めて欲しいですね。

2023年8月25日

押したボタン

こんな事件が地元で発生していたとは知りませんでした。よく使われている4桁暗証番号入力端末のボタンに特殊な塗料を塗っておき、どのボタンが押されたか知ることで4桁の番号を類推して侵入するというもの。実は、同じような話は、ホテル似よくある「貴重品入れの金庫」でも聞くんですよね。あれも最初に4桁の暗証番号を入力してロックし、それを再び入力すると解除されて中に入れていた貴重品を取り出すことが出来るというもの。以前聞いた話では、人の手の脂がボタンに付着するので、チェックイン前にボタンを綺麗に拭いておいて、ハウスキーピングの時にその指の脂が付着しているボタンが使用されたものだから、それを組み合わせて4桁の暗証番号を特定することがあるとか無いとか。結構昔に聞いた話なので、以後は実際に利用する時に本来の4桁暗証番号以外の番号をダミーで入力して全てのボタンを「押したような状態」にしたりしていました。

その時に、指の脂なんて不確かなものじゃ無くても、何か透明な蛍光塗料とか塗っておけば、確実に分かるだろうなぁと思っていましたが、本当にそうなりましたね。後は、中に入れて置くもの(大体はノートブックパソコンと日本円の入った財布等)の配置を特定の配置に毎回しておくことで、中のものが移動されれば分かるようにしているとか。確か昔利用したホテルの金庫は、最大6桁までの暗証番号設定可能だったものもあったんですが、闇雲に桁数を増やせば良いというわけでも無いし、それが常に6桁なら良いけれど、いつもは4桁なのに突然6桁が登場すると、その6桁を忘れてしまうことも多いんだよなぁ... 

何回か4桁の暗証番号の代わりに、クレジットカードをスワイプすると、その磁気コードを暗証番号代わりにしてロックし、解除する時にはまたクレジットカードをスワイプすると開くという仕組みのものがあったけれど、あれは良いアイデアだと思ったのに、数回見ただけで消えてしまった。やはりクレジットカードの信頼性の問題だろうか。例えば、WindowsのPINも同じく4桁だけれど、入力回数が制限されているから4桁の組合せでも意味がある。でも、あの金庫の場合は多分何度でもトライできるだろうから、実はちょっと心配でもありますよね。今回の玄関施錠の場合も、そういう入力回数の制限とかは無かったのだろうか。偶々運良く(運悪く?)最初の1~2回で正しい番号を突き止めてしまったのだろうか。良くあるのは、数次さえ分かれば、例えばそれが自分の誕生日に紐付けていたり、車のナンバーだったりという、類推しやすい組合せを見つけることも出来るから、特定出来る可能性は高くなるんでしょうね。

暗証番号以外にも、顔認証とか網膜認証とか指紋認証とか、いろいろな認証方式はあるけれど、信頼性が上がってもその導入コストが高くてはなかなか手が出ない。この辺り、低コストでかつ高信頼性の認証システムが有れば良いのにと思います。単純に思いつくのは、やはりスマホとの連携で、スマホで認証動作をして、そこで認証されたから暗号キーをドアに送って開錠するような仕組みなら、コストは有る程度抑えられそう。でも、その場合は全員がスマホを持っていないと行けないし、となると高齢者や子供などは困りそう。結局は、物理的な鍵が一番簡単で安全という事になってしまいそう。 

全面禁輸

福島第一原発でのALPS処理水海洋放出に抗議をして、中国は日本からの海産物を全面禁輸措置にすることに。 これまでも、福島県を含む10都県からの輸入禁止措置を取っていたけれど、それを日本全国に拡大する事に。このことを伝える時事通信の記事には、これまでと今回の禁輸内容の比較表があって、そこには中国本土と香港の例が記載されているんですが、香港の措置は一段階緩やかと言うか、中国本土に足並みを揃えては居ないんですね。以前の段階でも、中国は10都県を対象にしていたのに、香港は福島だけだし、対象品目も違う。不思議な事に、福島からの対象品目に「水産物」が含まれていなかったのは何故? 

今回の禁輸措置は、これまでの措置に対して「追加」という扱いなんでしょうね。だから、水産物は全国的に禁輸だけれど、それ以外の食料品等は1都県が対象なので、例えば大阪からなら輸入出来るのか。香港の場合、東北地域では福島県と宮城県が対象だけれど、となれば青森、秋田、山形、岩手といった地域からの海産物は許されるのが不思議。この辺りの地域からは、フカヒレとかナマコとか、アワビとか、中華料理の食材として欠かせないものも多いから、香港からすると止まると困ると言う事情もあるのかもしれない。

昨晩の報道やニュースを見聞きしていると、全面禁輸という厳しい措置を中国が取るとは予想していなかったと盛んに伝えているけれど、いゃいゃ、これまで中国の行動を見ていたら当然想像出来るでしょう。少し前のレアメタルの時だってそうだし、その前の尖閣諸島問題の時にも中国本土では大規模な日本製品不買運動が起こっていたわけだし、何かあればそうやって「力」で解決してくる国だという事は何度も経験しているはず。直前にも、禁輸措置では無かったけれど、通関手続きを伸ばすという実質的な「禁輸措置」をしていたわけで、多分大方の想像はその「実質的禁輸措置」を「禁輸措置」にする位かなぁだったんじゃないでしょうか。それが、全ての水産物を日本全国に拡大するというかなり思い切った措置は、それだけ中国として面子の問題も有るのかもしれない。つまり、「福島の放射脳」という部分だけで無く、北朝鮮やウクライナを巡る日本の対応なども含めて、これ以上しゃしゃり出るなという意思表示なのかも。

一方で中国にとっても、急拡大していた経済成長に陰りが見え始め、不動産大手の中国恒大がアメリカでChapter 11申請する等、ここの所悪いニュースが続いています。長い間禁止されていた日本への団体旅行解禁も、国内の不満解消目的が大きいとも言われていて、早速その第一便も到着したみたいですが、これからどうするんだろうか。再び渡航禁止にすれば国内の不満も膨らむだろうし、これ以上解禁すると禁輸措置との整合性も取れない。更に中国国内では、日本産海産物への措置が拡大解釈されて、国内の海産物や塩不足減少が発生していて少なからず国内混乱への影響も出て居るみたい。言い方は悪いけれど「自業自得」の面もあるけれど、暫くはこの状態は続くでしょうね。日本から見れば、最大の貿易国である中国だけれど、これまでの経験含めてやはり「China Risk」をもっと深刻に考える時じゃ無いだろうか。素材輸入とか、どうしても中国に依存せざるを得ない部分もあるので悩ましいのだけれど、日本からしか入手出来ないものも有るだろうから、そう言うものをどれだけ増やしていけるかを真剣に考える必要があるかも。そう言う意味でも、毅然とした対応こそが唯一の解決策かも。

海洋放出開始

昨日から始まった、福島第一原発でのALPS処理水の海洋放出。震災から12年余りが経過して、やっと最初の大きな中間目標に到達した印象です。これまでも、デブリ除去とか瓦礫撤去とか、色々な知恵と努力で復興に向けての作業が続いていたけれど、やはり処理水の放出というのは、その中でも大きな事象であることは間違いないでしょうね。これで敷地内の保管タンクが徐々に解消されれば、作業環境も改善されてさらに復興作業も加速されることになると期待したいところ。

ところで、福島第一原発敷地内には、既に膨大な量のALPS処理水が保管されているわけで、その総量は134万トン余りとなっていて、タンク容量の98%に到達しているとのこと。まずは、7800tの処理水を17日間で放出するらしいけれど、そうなると一日当たりの処理数の量は7800t÷17日=458t/日。今後増加することも有るだろうから、仮に一日あたり500tの処理水が放出されるとして、一年間休み無しに放出しても18万t余り。でも、今年度の予定では、3万t余りとかなり抑え気味。大量の処理水を一度に放出出来ないとか、現在も汚染水は発生しているので処理水自体も常に発生することから、放出期間としては30年間程度を見ているという一寸気の遠くなる話。個人的に感じるのは、放出する処理水の希釈具合を、もう少し緩めれば、例えば希釈度合いを現行の倍にすれば、同じ放出量でも倍の処理水放出が出来る計算になるので、30年という期限は半分の15年程度になるかもしれない。3倍とか4倍とかまでに設定すれば、10年程度にまで短縮されるかもしれない。

希釈度合いに関して言えば、通常の原子力発電所冷却水のトリチウム濃度上限が60,000Bq/lで、一般の飲料水での基準は20,000Bq/l。今回の海洋放出で国が定めた基準値は1,500Bq/lで、今回の測定値は60Bq/l位との事。この場合だと、希釈率を今の1/10にしても600~700Bq/lと想定されるので、十分に厳しい基準値の1,500Bq/lをクリアーできます。あくまで単純計算だけれど、希釈率が1/10になれば放出できるタンク内処理水は10倍になるわけだから、流石に30年が3年にはならないと思うけれど、かなり時間も負担が軽減される気がします。とは言っても、全ての保管処理水がそんな理想的な状態では無く、低い値が見込まれるのは30%位で、残り70%は再処理や更なる処理が必要なものが占めているわけだから、その際処理にも時間は掛かるだろうし。色々難しい問題も有るんだろうけど、それでも30年の予定が20年とか10年に短縮されれば、その恩恵は大きいと思うなぁ。風評被害対策もあって、一般的な安全基準のさらに何倍もの安全係数をとった値にしているんでしょうけど、それ故に効率性は低くなって時間の問題はこれから大きくなると思います。今でも、トリチウムの胎内蓄積がぁとか、トリチウムの放射線がぁとか言う人も少なからず存在するので直ぐでの対応は難しいだろうけど、1年、2年経過して世間のトリチウムに対しての認識も浸透したならば、例えば今の1,500Bqの上限を5,000Bqとか10,000Bqとかに引き上げて、より多くの処理数が排出できるようにしても良いんじゃ無いだろうか。

ところで、TLを見ていると予想よりは放出反対派の人の書込というか発言が少ない気がします。今回の放出前の状態ですが、東京大学・鳥海不二夫教授の解析記事を見ると、やはりこれまでの同様の状況と比較しても「反対vs賛成」は「1:2」と逆転して賛成派が有利。それだけ、それなりに科学的な説明が功を奏しているのか、世間一般的な興味はそれ程でもないのかまでは分からないけれど、放出前の状態がこうであれば放出後は両者の乖離がますます広がっていくんじゃ無いだろうか。それに今回の場合は「海洋放出」ということもあり、目に見えない部分で作業されることも大きい要素だと思います。以前だと、ALPS処理水がタンクやパイプから漏水していた、高濃度の放射能が計測されたとか、ワイドショー等でのネタになっていましたが、放出時の値検査とか近海での試験操業での固体検査は続けるだろうけど、そんなに問題になるような結果は出ないだろうから、ワイドショーやメディアが煽ろうと思っても、その素材自体が無い状態ですし。これから季節が変わり、秋、冬と、福島や東北の海鮮物が豊かで美味しくなる時期なので、そう言うものを普通に食べ始めればみんな気にしなくなり、ニュースバリューというか「風評バリュー」が無くなれば、メディアも次のネタに行くでしょうね(それはそれで迷惑だけれど)。

歴史の想像

AIによる創作・創造作業に関しては、良くも悪くも色々と話題になっているけれど、日本赤十字社が始めるというこのプロジェクトは駄目でしょう。 「関東大震災に関する史実書や証言文献から、60万文字以上の情報を読み込ませた」と書いてあったけれど、

  1. 一般的な文庫本は、1ページ当たり40文字×18行=720文字。全部文字で埋まっているわけでは無いから、空白などを2割位と想定して、576文字/ページだけれど、切りよく取りあえず600文字/ページと過程
  2. ちょっと薄めの文庫本でも、200ページ以上はあるから、一冊の平均文字数を600文字×200頁=12万文字
  3. つまり、「60万文字」って、高々文庫本5冊程度の情報量になります?! 

多分AIへの基礎知識として与えるならば、一桁どころか二桁位足りないんじゃ無いかと言うのが正直な感想。

「その程度」と言ってしまっては失礼だと思いますが、でもその程度の情報で、一つの絵に描かれた表情も背景も不確かな100人の人生を語らせるって、実際の情報ではなく推測や想像から作られた「フィクション」でしか無いと思うなぁ。それを例えば「AIで当時の状況を推測する」とかいう規格であるならまだ理解出来る。でも「生成AIによる"新"証言」というように、恰も当時の人の証言を発掘して公開したような言い方は不味いというか、それは「嘘」と言われても仕方ないのでは。

少し前に、故人となった音楽家の生前の作品を学習させて、さらにはその人の声も学習して、ご本人が歌っているような動作をするAIや作曲・作詞をするAIが登場していたけれど、あれってあくまで音楽作品を学習しているだけなので、多分何かの作品には似た雰囲気を感じるけれど、実際には似て非なるものでしか無いと思うんですよね。もし仮に仮想人格みたいなものを作って、個人が制作するような作品を創造するとしたら、学習するべき事柄は過去の作品だけで無く、世に出ていない未完成の作品はもとより、その人の生活習慣とか志向、趣味に食べ物に衣服などの好み、さらには交友関係とか場合によっては恥ずかしい事までも含めて、その対象者を「学習」しないと、本当の意味での「仮想人格」にはならないと思う。

その生成物の内容以前に、「日本赤十字社」という公共性も存在感も大きい組織が、AI技術を使用した中途半端な成果を公式に世の中に出してしまう行為は、やはり不味いというか稚拙だと感じます。過去の記録を語り継ぐ、引き継ぐことは大切だと思うけれど、どうしても時間の経過とともに劣化していくのが「情報」でもあると思うんですよね。その劣化を出来るだけに少なくするために色々な努力をするのだけれど、やはり後付け情報というものは後世のノイズが多分に含まれるし、元の情報からの乖離も大きくなるでしょう。戦争体験などの「語り部」の人の話ですら、直後の記憶とその後の記憶では大きく変化していることもあるわけで、それでもその体験の語り継ぎは実体験に基づくものだからまだ理解は出来る。でも今回の場合は、実体験ですら無い訳で、そこから生成された情報を「"新"事実」と言ってしまうことは問題だと思う。せめて「もう一つの戦後史」とか「ifの戦後史」みたいな、言い方であれば、まだ技術的なトライアルとして評価も出来るかもしれないけれど。でも、やっぱりこのプロジェクトは悪手だと思う。結局展示は中止することになったらしいけれど、同じAIを利用するならば、日赤の担当した症例から何か特有な傾向を予想するとか、新しい治療薬の知見を得るとか、あるいは血液に関しての情報収集をするとか、まずは実務に沿った活用方法を考えるべきだと思う。

2023年8月24日

雨とミサイルとホームラン

今朝は何時頃かなぁ、結構強い雨足の音で目が覚めて、そこからうつらうつらしながら目が覚めたのが朝の5時頃。この頃は、雨は少し弱くなっていたんですが、朝食を食べる7時頃から再び雨足が強くなり始めて、今は結構近くに落雷の音もするくらい。昨日も雨模様の曇り空みたいな天候で、今日も雨予報だったので覚悟はしていたけれど、その予想よりも強めの雨の天候で、1日の始まりとしてはちょっと憂鬱です。

憂鬱と言えば、その朝5時に起きて朝のニュースというかモーニングショーが始まっている頃だとテレビを付けたら、いきなり北朝鮮が発射した弾道ミサイルとみられる衛星打ち上げのニュースで特番状態に。この時には、沖縄付近を通過したという内容の報道をしていましたが、その後どうも3段目でトラブルがあり今回も失敗したと報道されていて、次は10月頃に3回目の試射があるのではと伝えています。毎度の事ではあるけれど、物騒な国だなぁと思っていたら、もっと物騒なことが伝えられます。ロシアの民間軍事会社の創設者のブリゴジン氏が搭乗していたと思われる、民間のジェット機が墜落した模様というニュース。ただその後の報道だと、どうもロシア軍が地対空ミサイルで撃墜されたらしいという内容も伝えられてきます。事実上のクーデターを起こしたブリゴジン氏なので、その動向に注目されていたけれど、結局はプーチン大統領に粛正されたわけで、それならば無理をしてでもモスクワに進撃していれば良かったと思ったのかもしれない。

打ち上げると言えば、今朝のビッグニュースの一つが、大谷選手の44号ホームラン。この試合はダブルヘッダーの1試合目で大谷選手が投手として「二刀流」出場していた試合。エンゼルスのホームゲームなので、1回の表は大谷選手が投手として登場して、2三振を奪う好調なスタート。その裏のエンゼルスの攻撃では、この44号2ランホームランですから、今日も「大谷無双」かと期待したところ、2回の表の途中で腕の違和感のために降板して、DHとしての出場も交代したとのこと。大事では内容な発表も有りましたが、続くダブルヘッダーの2試合目の出場も厳しいでしょうね。もしかしたら大谷選手は今シーズン初の故障者リスト入りして、大事をとるのかも。春にはWBCが有って、さらにその直後からMLBのレギュラーシーズンを、ここまで二刀流出ほぼ出ずっぱり状態ですから、もう1シーズンフル出場する以上の状態でしょうし、疲れもかなり蓄積しているだろうなぁ。このまま大事に至らずにシーズンを続けて欲しいけれど、それはそれで酷なお願いかもしれない。

それ以外にも、今日の午後からは福島第一原発の海洋放出が始まる予定だし、朝から午後までとんでもなく中身の濃い1日になりそう。その海洋放出に関しては、相も変わらずマスコミは無責任に自分達が正義の味方の降りをしつつ「風評加害」を続けているし、「説明責任が足らないと」自分達の努力不足を責任転嫁している。最近は地球温暖化の影響なのか、自然災害の規模も大きくなってきている気がしますが、それ以上に特に情報伝達の部分では自由度や情報量が増大するとともに、その中に含まれるノイズの影響というか被害も大きくなってきているのが問題だと感じます。本来事実を伝えるべき報道機関・メディアが、偏った情報出会ったり意図的稼働が不明ながらも虚偽情報も平気で配信している様子には、もう開いた口が塞がらないというか何というか。まだまだ1日は始まったばかりだけれど、今日一日が平穏に過ぎることを祈りたいです。

科学は隠れ蓑か?

「経済」を中心に報道する新聞社だからだろうからか「科学を隠れ蓑にするな」という見出しは、正直「メディア」としてかなりトンチンカンだとは思わないのだろうか。 

続く「処理水の風評退治は政治の仕事」と書いているけれど、それはつまり政治による報道への介入を希望していることになるのだけれど、それは認めるのだろうか。つまり、「風評加害者」である報道機関を正さないと、いつまでたっても「風評被害」は続くわけだから、その大元を退治するのが「政治の仕事」だと自ら認めている事になる。

科学的な効果を謳う、例えば健康食品のCMだったり、最近の例で言えば新型コロナウイルス空間除菌効果を謳った某製品のように、いかにも科学的効果が有るようなことを何かの数値を元に宣伝しているけれど、実際にはそれら数値は特殊な環境下での値だったり、現実的に「効果」とは言えない程度の改善であったりするような事を指すのであれば「科学を隠れみのにするな」というセリフも意味があると思うし、適切な表現とも言えると思う。でも、今回の海洋放出される処理水に関しては、隠れみのも何も適切にALPS処理されて、それをさらに希釈して安全基準をさらに下回る値にして処理するわけで、原子力の権威であるIAEAの査察も通過しているわけで、何も隠しているわけでは無い。

「隠れみの」の意味を調べると、それを着ると姿を隠すことが出来るという、鬼や天狗がもっていると空想される蓑の事で、そこから転じて実体を隠すための手段の比喩として使われる、と説明されています。この説明に沿うならば、今回政府は「科学」を利用して何か不都合なことを隠していることになります。それは、今回の場合は「風評被害」に当たるのだと思うけれど、科学を利用して隠しているのだろうか。隠しているものじゃ無いですよね。科学的に「問題無い」と言っているのに、勝手に一部の人が「問題だ」と騒いでいるのが「風評加害」であり、それによって地元が迷惑を被っているのが「風評被害」なわけですから。

そう言う意味では、未だにメディアや一部の政治家・組織の海洋放出や福島第一原発に関する主張や意見に報道は、「現地の人たちのお気持ち」なる曖昧なものを「隠れみの」にして、事実では無い事や間違ったことを声高に広めている事を正当化しているんじゃないのか。言い換えれば、報道機関やメディアを「報道の自由」を隠れみのにして、本来するべき事実の伝達や正確な情報の公開ではなく、自分達の思う「正義」を振り回しているだけ、だと。ネットでも指摘されているけれど、例えば「放出反対の地元漁師」だったり 「放出反対の一般市民」だったりとしてメディアに登場する人がいつも同じという指摘は、まさにメディアが報道を隠れみのにして、議論の誘導をしている証拠だと思う。本来ランダムであるはずの「街頭インタビュー」に、何故か同じ人が時期や放送局が違っても何度も登場するのと同じ事を、ここでもやっているんですよね。そう言う意味で、この記事の見出しは、

報道を隠れみのにするな 処理水の風評退治はメディアの仕事

とした方が適切というか、それが全てだと思う。 

Windows11へ移行

会社支給の仕事用のノートブックパソコンは、社内用の専用イメージ(Windows10 22H2 Pro64)が準備されてインストールされています。「なんでWindows10?」と思われるかもしれませんが、企業系だとリスク低減のために直ぐに新しい環境に移行することは難しく、ただそうは言ってもMicrosoftからのサポートも無くなる中、今後もずっとWindows10を使い続け悪にも行かないのがジレンマに。弊社の場合も、Windows11へ移行することは暫く前にアナウンスされていて、社内標準アプリや環境以外の開発用に使用しているアプリ等の検証をしておくように言われていました。

社内ユーザーはActive Directoryで管理されているので、少し前から順次Windows11への更新プログラムがプッシュされて送られてきており、社内業務やネットワークトラフィックに負担をかけないように分散して更新作業が進んでいます。予め「何月何日の何時頃」と教えてくれればこちらもそれを想定して準備するんですが、そうすると「いゃ、それよりも何時何時が良い」とかいう人間も出てくるからでしょうからか、いきなり「更新するよ」というポップアップが出てきます。それを拒否する事も出来るんですが、何度も重なると呼び出しがあって正当な理由を説明するようにとIT管理者から怒られる事に(笑)。で、私のところにも昨日のお昼前にその「悪魔のお知らせ」が届きました。

ポップアップに表示されている説明に寄れば、更新作業には1時間位掛かるという事なので、それならばお昼の時間帯に仕事をして貰えれば、午後からの仕事への影響は最小限に抑えられるだろうと目論みます。そこで、お昼直前にポップアップの「Update Now!」ボタンをクリックしたんですが、そのポップアップは消えたけれど、画面上は特に変化は認められません。5分位そのまま様子見をしていたんですが、「あれ???」と疑問しか浮かんでこない。何か失敗したのか、と思いポインターを動かしてツールバーを出したら、そこに何やら見慣れないアプリのアイコンらしきものが二つ並んでいます。それをクリックしたところ、アップデータのタスクが既に走っていて、でもアプリを最少化していたので、視覚的には何も実行されていないように見えたわけです。取りあえず裏で作業をしている事は分かったので、一旦昼食のために離れて、30分位して戻ってきたんですが、何をダウンロードしているのかまだ100%に到達しておらず、暫くそのまま様子を見ていました。その後必要なファイルのダウンロードが終わり、リブートをして更新作業が始まり、15分程したらサイン画面が戻ってきました。

サインインをするとWindows11環境に更新されていたんですが、更にアップデートを確認するとWindows Updateに幾つかWindows11用の更新ファイルが見つかったらしく、それらも一緒に更新をして再起動をして、やっと一通りの作業が完了しました。これまでWindows11にしなかった理由は、ツールバーの設定が下側しか出来ず、Quick Launchも出来なくなることで、そこは「仕事用のパソコン」なので諦めることに。よく使うアプリのアイコン類をスタートメニューにピン止めしたりして環境を整えた上で、やっと再びVPNを起動して社内ネットワークに接続して、まずは一通りのアプリやツールの起動をして問題が無いか確認します。特に問題は見つからなかったので、メールソフトのOutlookを起動して午後の仕事に戻ったんですが、全般的な操作性はそんなに変わらないけれど、やはりツールバーの位置が違うのが非常に戸惑います。仕事用のパソコンなので、使用するアプリの7割8割はMicrosoftのものだから、まぁそんなにトラブルは無いはずなんですが(笑)。後は、自分用のデスクトップ機もWindows10からWindows11にアップグレードしないと。この辺りのインターフェースを合わせないと、今両方並べて仕事をしているので、凄く戸惑うことになりますからね。しかし、ツールバーの仕様だけでも何とかなら無いものだろうか。それが最大にして唯一の不満だなぁ > Windows11 

2023年8月23日

NRT-SFO-SEA/-SFO-HND (2) - 往路微調整

11月に予約を入れた、Seattleへのフライト。過去の記録を調べてみたら、最後に訪れたのは2011年の6月。東日本大震災の3ヶ月後という、まだ国内がドタバタしていた時期でした。その後、2020年に予定を入れていたけれど、丁度新型コロナウイルスが世界中に流行しだした頃で、帰国便が飛ぶかどうかの瀬戸際の状態だったこともありキャンセルしたんですよね。捲土重来では無いけれど、そんなこともあるので今回は何としても実現したい旅です。 

取りあえずフライトの予約は特典チケットで発券済みですが、特典チケットの恩恵というか予約後も予定変更が出来るので、時々UAのサイトを覗いてより有利な経路が出無いか探しています(笑)。現在の予約では、現地到着時刻を優先して、出来れば明るいうちに到着出来ることをまず優先しました。必要マイル数だけだと、20万マイルとか10万マイルでのルートもあるんですが、それだと例えばLAXで7時間接続待ちとか、一度ORD/IADに飛んでから、また長い国内線で戻ってくる(だから到着も深夜近くになる)とか、余り嬉しくない設定(だから、マイルも少ないのだけれど)。あと、今はブロックしているのか、羽田発は取れないんですよね。一つ取れるけれど、これだとLAXで7時間半も待たないと行けない(Seattle到着は23:01と遅いし)。HND-SFOで通常の予約検索をかけると、席も空いているし予約も出来るので、UA側で接続便の乗客は成田へオフロードしているのかなぁと勝手に想像。

成田発ならば比較的豊富に経路選択が出来るので、成田発で検索をかけて往路として選択したのがDEN経由のSEA行きで、

  • NRT 16:25 - DEN 12:05
  • DEN 15:45 - SEA 17:54
と言うもの。Denverでの待ち時間は03:40有るので、仮に入国審査が長引いても対応出来るでしょう。今回は荷物を預ける予定でもあるので、乗り継ぎ時には少し余裕を持たせたいところ。コロナ禍以前にアメリカへ行っていた時には、結構混雑する場合には入国審査の待ち時間だけで1時間以上の場合も結構有ったので、2時間位の乗り継ぎ時間だとちょっと心配なんですよね。今はESTA利用でも、昔のように端末で認証して認証済みの用紙を印刷して、それを持って有人カウンターで再び審査される以前の二度手間みたいなプロセスよりは効率化されているんでしょうけど、なんせ久し振りの事なので安全第一で行きたいところ。実は、接続便のSFO-SEAはこの1時間程前にもあり、その場合は接続時間は2時間少しなので、理想を言えばこちらを利用したいのですが、まぁそれは次の機会に。実は、DenverにはPolaris Loungeがまだ開設されておらず(近々開設する予定はあるらしい)、乗り継ぎ時に利用出来ないのがちょっと残念でした。で、この予約をする少し前にも何度か旅程の検索をかけていたんですが、その時にはHND発SFO経由で接続時間が2時間とか3時間での比較的利用しやすいフライトも候補で表示されていました。その時に「あぁ、結構取れるな」と安心して予約しなかったのが失敗で、その後行き先もSeattleと決めて検索をすると、それらの経路では取れなくなっていて、「あの時に予約しておけば」と凄く後悔しました。

昨日も「ものは試しに」と検索をかけてみたところ、成田発は変わらないのですが、それまではPolaris Classが"Not Available"だったSFO経由も予約可能になり、早速予約変更したのが、

  • NRT 16:55 - SFO 09:15
  • SFO 12:43 - SEA 15:00
というフライト。成田発が30分程遅くなる一方、途中での接続時間は3時間余りでほぼ一緒ながら、現地到着は3時間程早くなり、まだ十分明るいうちにホテルに入れるのでかなり助かります。また、SFOで3時間半程滞在するので、上手く行けば2時間位はPolaris Loungeで過ごすことも出来るので、これも先のDEN経由のフライトには無かった利点。HND-SFOで検索をかけてみると、Polaris Classはまだまだ空いているので、もう少し時間がたてば特典チケットでも取れるかもしれないけれど、そうなると今度はシート位置が好きな場所で取れなくなると困るなぁという気も。まぁ、時間に余裕のある出発便なので、成田に行くにしても羽田に行くにしても、品川駅までは一緒。そこから30分程で羽田に行くか、1時間半かけて成田に行くか1時間の差をどう考えるか、ですね。羽田のラウンジも久し振りに利用してみたいという気持ちもあるから、出来れば出発地も羽田に出来れば嬉しいのですが。まぁ、この手の予約は根気よく試していくのが、面倒だけれど一番確実な方法なので、残り二月余り、時間のある時にはまた検索を掛けてみたいと思います。(続く...)

一転雨

ずっと猛暑日が続くような状態で、都内では貯水池の水不足も言われるようにになりましたが、昨晩から浜松でも天候が一変。今朝は、早朝には雷も鳴っていて、午前中には結構強めの雨も降り出してきました。 昨日見ていた天気予報では、昨晩くらいに少し雨があり、その後今日の朝くらいから金曜日位まで雨模様の天候が続くと予報されていました。その時点では、外は歩くのも嫌になるくらいの暑さで晴天だったので「本当かなぁ」と疑っていたんですが、やはり最近の天気予報精度は凄いですね。しっかり的中しました。

ここ最近の「水不足」言われる前から、実は個人的に「これだけ猛暑酷暑が続くのに、水不足という声は言われないなぁ」と思っていました。梅雨時に結構雨の天気も続いたので、ここ最近の猛暑日続きでも問題無いくらいの貯水量はあるのかなと思っていました。それが急に「水不足注意」みたいな話が出だして、ちょっと驚いています。天気は人間の力で管理出来ないので、好きなように雨を降らすことは出来ないけれど、好天続きが予想されていて水不足の懸念があったならば、もっと早めに「節水」をお願いしても良かったんじゃ無いだろうか。

天気予報を見ていると、ここの所浜松はずっと晴天続きで、それが昨晩19:00頃かなぁ、ぽつりぽつりと雨が降りだしたので「あれ?」と思ってベッドに入りました。今朝起きてみると、曇り空ではあるけれど、まだ雨は落ちておらず「このまま曇り空で凌げないかなぁと思いつつ、都内などは一足早く雨が降りだしているみたいで、最近は局所的な天候の違いが大きくなっている気がします。そんなことを思いながら朝食を食べて、暫くしたら「ゴロゴロ」と雷が鳴り出し、そのうちに結構近くでも落雷の音を聞くようになり、それがとうとう大粒の雨が降りだしてきました。ずっと晴天が続いていて、先週土曜日に洗車した車にも薄らと土埃が屋根やボンネットに残っていたので、昨日は車でちょっと出かける時に毛ばたきでそういう誇りを払い落としていましたが、それでも個の雨で車が濡れて、変なデポジットとか出来そうで心配です。雨が上がる予報のこの週末は、再び洗車祭りですね。

予報では、この後今日から明日一杯、場合によっては金曜日の午前中までずっと傘マークが並んでいます。金曜日午後には、ちょっと出かける予定が入っているので、その時までには天候も落ち着いて欲しいのですが。今日は取りあえず外出せずに1日家に巣ごもり状態ですね。明日もちょっと出かける予定が入っているんですが、雨の中で無いといけないかなぁ。一週間前のお盆の時期は、もっと酷い雨模様だったので、今の所一週間交替で雨→晴→雨と天気が後退している状況に。せめてこの雨で、水不足になっている貯水池が少し潤うことを願うばかりです。

海洋放出 (3)

24日からの海洋放出に対して、早速いちゃもんを付けてきた中国外務省。福島の海洋放出に文句を言うのであれば、その福島の処理水と比較して、一桁以上多いトリチウム放出を日本海や東シナ海へしている、中国の原発はどうなんだという事は、既に日本国内でも広く知られるようになった情報。それに対しての中国の反論は、冷却水の処理水と直接デブリに触れた「汚染水」を処理したものは違う、と言う理由らしい。でも、処理後の放出する排水の水質検査をして見て、その検査方法はIAEAが管理している同一のもので、その結果が必要な条件を満たしているのであれば、それは出所は違っても放出時は同等なもののはず。

メディアでは「周辺国も懸念を示して」という伝え方を今でもしているけれど、「周辺国」と言っても中国、ロシア、北朝鮮で、あの韓国ですら政府レベルでは科学的に検証されているという立場に変わっています。その中でも、ロシア、北朝鮮はメディアでも殆ど伝えられないけれど、何故か中国の発言は大きく取り上げる国内メディア。それならそれで「周辺国」なんていうぼやかした伝え方では無く「中国が言っている」と完結に分かりやすく伝えれば良いのに。この辺り、責任をとりたくないのか、何か意図があるのか、凄く奥歯にものが挟まったような言い方・伝え方に感じます。そのくせ「周辺国が」と言いつつも、使用している映像や続くニュースの中では「中国外務省は」とか、中国の事しか言わないわけですからね。

中国は日本からの輸入品に関して、輸入禁止措置こそかけていないけれど、「検査」理由に事実上の輸入差し止め措置を講じていて、まぁいつもの「恫喝外交」を展開している。少し前だと、台湾からのパイナップル輸入を事実上止めたけれど、それと同じ構図。湯本からの輸入は止めているのに、日本への団体旅行は解禁するとか、凄く矛盾している気がする。それならば、日本への観光客が帰国した時に大量に持ち込むであろう、日本国内の食品だとか商品だって、厳密に検査しないと行けないはず。さらに言えば、近年の魚ブームで中国の漁船も日本周辺や、太平洋側にも進出して漁業をしているけれど、それらはそのまま中国国内に持ち込んでも良いのか? これからの季節だと、サンマが日本でも中国台湾でも人気になるけれど、日本の北側の領海エリアで中国などの漁船がサンマ漁をするわけです。その場所って、海流の影響を考えたら、彼らが懸念している福島沖から北に流れていく場所に当たるわけで、本当に福島駅への海洋放出を懸念するならば、中国漁船に対しての禁漁だって言わないとおかしい。日本政府としては、この辺りをしつこく何度も指摘して、相手の矛盾を何度も明らかにすることで、こう言う「風評加害」を対策するべきだと思う。

ネットを見ていると、先の中国恒大のアメリカでのChapter 11にも見られるように、中国経済の失速に伴い国内の不満対策も進めないといけない。だから、日本からの輸入品を制限するとともに、ガス抜きのため日本への団体旅行も解禁せざるを得ない、と言う事も有るらしい。とある中国人訪日観光客へのインタビューでは、「あれは国内向けのパフォーマンス」みたいなコメントをしていたも居たらしいけれど、そう言う人を増やす意味でも情報発信は重要だなぁと感じます。その中でも、やはり実際に日本に来て実際の所を観て聞いて体験して貰うことが一番効果があると思うけれど、オーバーツーリズムも今度は問題になると痛し痒しですね。日本からは、フカヒレ、乾燥アワビ、乾燥なまこ等の高級中華食材の供給地でもあるわけで、そう言うものが事実上輸入禁止になったら、困るのは中国の特に富裕層当たりだろうから、影響力は決して小さくないのでは。正直、ここ最近の様子を見ていると「なりふり構わぬ」見たいな印象を受けるんですが、それだけ追い詰められている、切迫して居ると言うことなんだろうか。仮にそれが発端で、リーマンショックみたいな事が中国で起こると、日本に対しての影響はリーマンショック以上になるんだろうなぁ。そうすると、折角上向きつつある経済が再び停滞するのも困ります。China Riskを意識しつつ、徐々に依存度を下げて新しい市場を開拓・移行して行くことが求められているのかな。

バグ? 経年劣化?

昨日の夕方、テレビで夕方のニュースを流していた時の事、キー局の全国ニュースの間に地元局のコーナーが20分位あるんですが、その画面を見ていたら何か変。よくよく観たら、映像と音声が3秒位ずれています。映像は、多分本来のタイミングで流れてきているんですが、音声が3秒遅れ位で聞こえてくるので、いっこく堂の腹話術みたいな状態がずっと続きます。最初は放送事故と思ったんですが、5分過ぎても10分過ぎても修正されること無く、またこういう時に挿入されるだろうテロップの類も表示されない。流石にこれって放送事故じゃ無いんじゃ無いと思い、チャンネルを変えてみました。

浜松の場合、関東の4キー局それぞれのネットワークのローカル局が有るので、最初に観ていた4ch(Nテレ系)から、隣りの5ch(テレ朝系)、6ch(TBS系)、8ch(CX系)、10ch(テレ東系※ケーブルTVに加入していて再送信で地デジ受信しているので、テレビ愛知が受信出来る)、そして念のため1ch(NHK総合)にも切り替えてみますが、それらチャンネルは正常に映像と音声が流れてきます。そこで、現象が発生していた4chに再び戻すと、押す連れの現象が回復していました。

これは送出側の問題では無く、テレビ側の問題だなとこれで確信しました。今使用しているのはSHARPの4Kテレビですが、当然地デジ受信の時にはデジタル信号で送られてくる映像データと音声データを複合化して、それをタイミングを揃えて表示しているはず。それが理由は不明ながらも、音声データ処理が遅延しているのか(それにしては3秒の遅延は大きすぎる気がする)、何かバッファリングに失敗しているのか、タイミングがずれて居たように思います。チャンネルを切り替えて、信号処理が一度リセットされたので、そこでずれていたタイミングが元に戻ったんじゃ無いかと言うのが、エンジニアの端くれの想像(笑)。AndroidTVですから、言ってみればパソコンみたいなデータ処理装置なわけで、何らかの理由でタイミングがずれたとか、あるいは偶然バグに当たってしまい、同期処理のカウンターあたりがずれたのかなぁ。

現在使用しているSHARPの4K TVは3年前に購入したものですが、少し前から調子の悪い症状が現れて、最近も時々発生しています。最近でも、YouTube視聴中「Wi-Fi接続が出来ません」みたいなメッセージが表示されたり、ローディング時間が異様に長くなったり、あとテレビ視聴時でもチャンネル切替が購入した頃とに比べて時間が掛かるようになった気がします。パソコンで言えば、長い間利用していたら何となくパフォーマンスや動作が「もっさり」してきた、みたいな感じ。そのため、最近ではちょっと変だなと思うと、テレビの設定から「再起動」を選択して、Android OSのリブートをするようにしています。リブートすると、暫くは調子が良いんですよね。以前は一度リブートすると半年とか一年くらいは問題な買ったのに、最近は月に一回以上は再起動を書けている状態です。うーん、早くも買い換えかなぁ... もしかしたら、再起動ではなく「リセット」すれば内部のメモリーなどもリセットされて調子が良くなりそうだけれど、そうすると設定しているGoogle以外のサービス用ID/PW等も再入力しないといけなくて、それが不便で面倒そう。3年で買い換えかなぁ...

2023年8月22日

海洋放出 (2)

福島第一原発の処理水の海洋放出に向けて準備を進める岸田総理。昨日何回か観た全漁連代表との会見では、「今後廃炉まで政府全体で責任を持って対応」と、まぁこれ以上無い内容と口調で確約していたので、全漁連としても「絶対に放出は容認できない」とは言えないでしょうね。とはいえ、「是非放出をお願いします」とも言えないので、「反対の立場は変わらないけれど、責任をとるのであれば放出することはやぶさかでは無い」という「落とし所」で落ち着いたという感じでしょうか。

「安全確認」が、例えば東電だけ、政府だけというレベルであれば、これはやっぱり世間の風評被害を払拭することは難しい。でも、国際的な権威であるIAEAが確認して問題無いと言う「お墨付き」が出た以上、科学的理由で反対する理由は無いわけで、あとは「風評被害」という形の無いものに対してどの様に対応するのかが唯一残された懸念。これに対して、政府として最後まで責任を持つことを明言したわけだから、あとはその都度対応が足りなければ政府に要求する事が出来るようになったと言えるのでは。

その「風評被害対策」だけれど、今回の場合はそれは正しい言い方では無くて、言うべき・やるべきは「風評加害対策」じゃ無いかと思うんですよね。別に言葉尻を捉えて言葉遊びをしたいわけではない。例えば水害とか台風とか、その原因をコントロールできないような事象に対しては、それによって発生する「被害対策」をするしか無い。でも、例えば「交通事故対策」のように、実際に被害が発生する場合の被害最少化のために、エアバッグ装着とか衝突回避機能を準備するとともに、誤操作が多発すると言われる高齢者ドライバーへの認知機能テストだったり免許返納対応だったりというのは事故原因に対しての対策も可能だし有効になるわけで、どちらも必要だと思うんですよね。そう言う意味で、今の福島産海産物農産物に対しての「風評対策」は「被害・加害」両方から実施しないと意味が無いと思います。

昨日の夜のニュースでも、この会見を中心に処理水放出を大きく取り上げていたけれど、「あれ、メディアの論調が変わった?」と感じたのが、そのニュースの冒頭に街頭インタビューで「福島産海産物に懸念は感じない、積極的に購入したい」という声を使用して居た事。以前だと「問題無いと思うけれど心配」みたいな、否定的なニュアンスをまず持ってきていた様に思います。勿論、「両論併記」の原則提示のためか、その後には「風評被害が心配」みたいな内容にも振っているけれど、それが「風評加害」じゃないのか。漁業関係者が「反対している理由」は、風評被害で海産物が売れなくなることなわけで、その為には「風評加害対策が重要」という事を言うくらいが必要なのでは。ただ、それを言ってしまうと、これまでのメデイアの報道姿勢も含まれてしまうわけで、その一歩は踏み出せないのだろうけど。勿論、全ての人の口を塞いでも「風評加害」は無くならないだろうから、「風評被害対策」も必要。でもこれからは、それ以上に「風評加害対策」が重視されるタイミングになったと思う。そういう行為を速やかに塞ぐためにも、24日放出開始予定という素早いタイミングが選ばれたのかもしれないなと感じます。いずれにしても、福島第一原発の廃炉処理は今後も粛々と進めていく必要があるけれど、福島に対しての言われ無き誹謗中傷が、これを機会に消滅することを祈るばかりです。

受ける作品作り

佐々木俊尚氏が紹介していた、AI等の技術を利用した新しい「書籍販売」のビジネスモデル。 

小説の無料投稿サイトで読者の傾向などを探り、その中かな「売れる」作品を優勝サイトで販売して利益を得るという流れらしい。

似たような仕組みは、音楽とかにも適用出来そうですね。ただ、小説にしても楽曲にしても、その時には「わっ!」と盛り上がっても、直ぐに冷えてしまいそうな気もする。後に大ヒット作となる「ハリーポッター」や「キャリー」という著作が、最初は殆どの出版社から断れたことから発想したスキームとのことだけれど、やはりそう言う「運」にも恵まれて選ばれてヒットした作品と、今の多数の気持ちや欲求に沿った作品とは、そのスタート時での熱狂度合いは同じ位でも、寿命というかその後の支持率は大きく違うんじゃ無いだろうか。これって、例えば有名番組で特定の食材とか食品を取り上げると、その瞬間からスーパーやレストランで品切れ状態になるけれど、一週間もすると元の状態に戻るのと同じ事では。それも繰り返されれば、段々と最初の熱狂度合いも下がってくるだろうし。

個人的に感じるのは、「商品」と「作品」の違いでは無いかと言うこと。「売れる」事に主眼を置くのは、やはの「商品」であるし、ごく一部の人に受けるにしても、その感銘度合いや印象がより深く大きくなるのが「作品」ではないかと。園業界が生き残るためには、そのどちらも必要。パソコン何かの世界でも、大手メーカー等は廉価でコスパの良い「売れ筋商品」から、高級機能満載の「フラッグシップ」や、特徴の有る「ハイエンド機」「専用機」みたいな品揃えをするわけですから。それに、「売れること」だけ考えると、去年と今年と来年の製品は全く違うものが生まれてくる可能性もあるわけで、そうするとユーザーは去年は良かったけれど今年は困惑して来年は見向きもしてくれないかもしれない。

小説とか音楽とか感情とか感性に訴えるものなら、そして出会った時の印象を最大化することが目的なら、こういうアプローチも良いかもしれない。自分が古い時代の人間だからかもしれないけれど、でもそれって売り手に商品を「買わされている」わけで、自分で自分のほしい物を「買っている」わけではない。そう言う従属的な関係って、嬉しいのかなぁ。まぁ自分は流行り物でも気に入れば凄く入れ込むけれど、興味の無いものには全く手を出さない様な天の邪鬼だからかもしれないけれど(笑)。Amazonで簡単便利に読みたい本や商品購入が出来る時代でも、やっぱり自分で書店や販売店をブラブラして商品を見て選んでみたい。フルカスタマイズ出来る、例えば持ち家とか自家用車とか購入しても、暫くしたら色々不満なところが見えてくるように、そう言う計算された作品って飽きられることも早いと思うし、結果的に何百年と続く作品は現れづらい気がする。それって読者だけで無く出版側の不幸でもある気がします。まぁ、生き残るためにはそれなりにお金も入らないといけないから、どちらも塩梅が大切と言う事なんだろうけど。 

ライドシェア

最近の訪日観光客の増加もあり、タクシーなどの公共交通機関の運転手不足が問題に。その解決策の一つとして、日本ではまだ認められていない「ライドシェア」を解禁する必要が有るという記事。所謂、Uber/Lfty、アジア地域だと、Grob (Singapore)とかStroll(Guam)等を自分は利用した事がありますが、確かにアプリ経由で簡単にピックアップ場所とドロップ場所を指定出来、一番便利なのは「料金込み」で予約できて、それで完結する事。会話が出来なくても、一言も話さなくても目的地に連れて行ってもらえるサービスは、最初に利用した時には感動ものでした。

日本の場合、タクシーとの兼ね合いもあって、幾つかの実験的なものを除いて基本この手の「ライドシェア」サービスは提供されていないのですが、時代の流れを考えると何らかの制限付きでもこのサービスは必要かもとは思います。例えば、大都市圏のような個別の移動手段が必要な場所とか、記事にも出ているような観光地等は必要性は大きいでしょうね。ただ日本の場合は、自分が知っているアメリカ等と比較して、鉄道や地下鉄などの公共交通機関網が発達しているので、そういう場所では余りライドシェアのニーズは大きくないのかも。

後、この手のサービスでありがちなのは、スタートした時にはそれまでの問題点(Pain Point)を解決する良いアイデア何ですが、それが常態化していくとサービス品質が下がってきたり、新しい問題が生まれてきたりして、段々と当初の付加価値が薄れていくこと。アメリカのライドシェアにしても、まだ参入人数が少ないうちは良かったのですが、自家用車所有者全員がライドシェア算入しているんじゃ無いかと思うくらいの規模になると、それまで以上にピックアップできる車の台数が増えて利便性は上がったけれど、車やドライバーの質が下がってきたりしてきたんですよね。私が今まで観てきた中では、少なくともアメリカではUber/Lfty両方の端末を付けている人ばかりで、とにかく常にお客さんを乗せて効率良く稼ぎたいという意図がよく分かる状態でした。サービスを受ける乗客側も「より安く」というニーズのために、ライドシェアのシェア(同一方向へ複数人で車を共同利用する)みたいなオプションも生まれてきて、付加価値のある利便性が、価格競争になってきている気がします。そうなると、それまでの価値であった乗車品質の低下が気になるんですよね。

日本の場合、タクシーアプリがライドシェアアプリみたいな形で登場したこともあり、ライドシェアの利便性の結構な部分が実はカバーされてきているんですよね。ただ、ドライバーが少ないから配車台数が減ってきているから、なかなか捕まらないという問題が生まれている。ライドシェアには運転が好きな人が多いことは事実だろうけど、やはり運転品質は気になるところ。そう言う意味では、日本で解禁する時には「ライドシェア認定」みたいなものを設けて、ライドシェア3級なら居住地の半径5km以内、2級なら半径10km以内、1級なら30km以内として、1級取得後3年間無事故無違反だと、範囲無制限のS級免許がもらえる、みたいな。さらには、タクシードライバーにもライドシェア参加を認めて、ドライバー側も併用出来るようにすれば、彼らとしても無駄な待ち時間が無くなり収入アップにも繋がるかも。その場合、タクシーは会社のものだから、会社へのキックパックをさせるけれど、ドライバーの取り分は時給よりも多いようにすれば良いんじゃ無いだろうか。そうそう、日本の場合問題となるのは、特に地方なんかで「軽自動車によるライドシェア」は問題になるんじゃ無いだろうか(笑)。

2023年8月20日

海洋放出

 福島第一原発の処理水海洋放出について、今日岸田総理が現地視察して、22日には放出開始微を決定する予定という記事。これまでの汚染水処理工程で何か問題が出ているわけでは無く、つい先日にはIAEAのお墨付きまで貰ったわけで、廃炉作業の次の工程へ進むためにも、まずは膨大な量の処理水を処理して作業用のスペースを確保しないといけない。そう言う物理的な理由とともに、やはり「処理水」とはいえ目の前のタンクにどんどん溜まり続けていては、福島の負の象徴として利用されることもあるわけで、これを海洋放出出来ればそれも払拭できるでしょう。22日に決定と言う事は、実際の放出開始は一週間後の29日位だろうか。元々「8月中」という目標があったわけですから、それは守りたいだろうし。

残る課題は、地元も含めて漁業関係者の懸念払拭だけれど、これはもう政府として風評加害に対して厳しく対応することを確約するしか無い。海外からの発信に対して、外務省が多言語で積極的にSNS等で発信しているように、やはり政府としてもっと積極的に具体的に一つ一つの風評に対して反論するくらいの事を、多分一月、もしかしたら半月も継続したら、根拠の無いそういう話は自然に消えていくのだと思う。「自然に消えていく」というか、彼らにとっては、まだ海洋放出されないからそれに対して批判する事が出来るしそういう行動をとることで彼らとしてのある意味存在認識もされるわけです。でも、実際に海洋放出が始まってしまえば、当然それで何かトラブルが発生するわけでもなく、これらの主張も根拠が無くなるわけで、そうなると彼らの利益も無くなる。大体、今でも「汚染水」と呼称しているのは、ごく一部のメディアや野党くらいしか居ないわけですからね。

考えてみたら、過去「政府を揺るがす大問題」って、幾つも出てきたわけです。所謂「モリカケサクラ」とかだって、当時はあれだけ騒いだのに、今では当の野党も何も言わない。ちょっと前の、総務省のメディアに対しての高市大臣発言だって、あれだけ騒いで居たのに当の小西氏すら最近では何も言わない。問題なのは、省内の正式文書でも無いものが外部に漏洩したことなのに、それに対してもほっかむりしようとしているわけで、そこは最後までちゃんと精査して対策しないといけないはず。でも何となくどちらも有耶無耶で終わるのは、そう言う裏取引でも有ったんじゃないかと邪推してしまう。本来の問題点は別にして、単に与党とか政府を攻撃出来れば良しみたいな考えで発せられるから、いつまでたっても解決出来ない「お気持ち」を理由にされると、解決策としては「より強い意志と決断」しか無いと思いますね。

福島第一原発の事故が発生した東日本大震災が2011年に起こり、その時の菅直人首相から、野田、安倍、菅、岸田と12年の歳月を経てやっと出口が見えてきた海洋放出。確か「海洋放出」に関しては、安倍政権時代に既に言われていたけれど、結局はまだ福島第一原発の記憶も生々しい事も有ったり、後は安倍総理の決断力の足り無さも合ったと思う。それでも、安倍氏が殺害されなければ、彼の最後の置き土産として「海洋放出決定」をして、続く菅政権時代に放出開始という事はあったかもしれないなぁ。今回だって、安倍氏が殺害されて急遽登板した菅氏が放出決定して、その彼も短命政権に終わってしまったから実際の放出開始は次の首相になったわけですが、彼としても自分の手でやりたかったことの一つなのではと思ってしまう。海洋放出が始まっても、今のタンクの水に今後も発生する処理水を考えると、完全に保管処理水を処理出来るのは20年、30年後という話も聞きます。まだまだ道のりは長いけれど、それでも重要な一歩になると思いたいですね。

「9円」の奇跡

自分は、買い物時の70%位は電子マネーで、残り29%位がグレジットカード。 そして、多分1%にも満たないけれど現金利用があるんですが、ここ最近で現金を使用したのは多分一月程前にいつも通っている床屋さんでの支払かなぁ。現金利用の機会が殆ど無いのですが、万一の場合に備えて多少の現金は持ち歩いています。で、ここの所気になっていたのが、何故か「3円」小銭入れに残っていること。最近では、自販機でも殆どの場合電子マネーが利用できるので、スマホタッチで購入しているんですが、小銭が増えてくると自販機で利用して消費することも。ただ、幾ら自販機でも1円5円硬貨が利用出来ないので、どうしてもその二つが財布に残ってしまうと、ずっとそのままになりがちです。消費税が8円の頃は、結構端数がいろいろの場合があったので、上手く1円/5円を組み合わせて財布の中を整理する事も出来たんですが、10%になってからは税込み価格でも一桁目が「0円」になる事が増えて来たように感じます。

そんな時、数日前に会社へ書類を郵送する必要があり、一般のサイズの封筒で送れそうなのでそれなら「83円」だから財布の中の「3円」が消費できるとその時は思いつきました。グッドアイデアだと自己満足に浸りながら、送付する封筒と、小銭(10円50円)が無かったので100円硬貨と3円を持って、自宅近くの郵便局へ向かいました。窓口で封筒を差し出し、「普通で結構です」「台風やお盆の影響で日数が掛かりますが」「大丈夫です」みたいな会話をして、「84円になります」「えっ?!... ...」知らない間に、郵便料金が「84円」に変わっていました orz 封書を郵便で送るなんて、多分何年振りかもしれない行為なので、全く郵便料金なんて気にしていなかった自分も悪のですが「あっちゃー」と思いつつも、幸いにも「100円+3円」を持参していたので、100円硬貨を出して「16円」お釣りを貰って帰宅しました。結果、3円を消化するつもりでいたのに、逆に6円増えて「9円」になってしまいました。

それから数日後の昨日、朝一週間振りに車の洗車をしたので、暑いけれどちょっとドライブでもと考えて出かけました。途中、冷たいものとか欲しいなぁとコンピに寄って買い物をして、POS端末に表示された金額が「2,499円」。いゃ、特に計算して買い物をしたわけでは無いし、全く期待もしていなかったのですが、氷とか飲み物とかティッシュペーパーとか適当に購入してレジで精算したら「2,499円」と精算金額が表示されたのは、やはり天啓かもしれない(笑)。利用したコンビニは7/11だったんですが、7/11のPOS端末は、お客さんが自分で支払方法をタッチパネルで選択して支払方式。いつもなら、「電子マネー」→「iD」と選択して、スマホタッチで支払いますが、今回はもしかしたら7/11のPOS端末で初めて「現金」をタッチしました。まず9円を入れて、更に小銭を入れようと思いましたが、40円はあったけれど50円硬貨が無かったので、残りは1万円札を挿入して精算。お釣りで500円硬貨と10円硬貨が戻ってきたので、小銭入れは重くなったんですが、1円/5円硬貨が無くなったので精神衛生上はスッキリしました(笑)。

帰宅してレシートを見ていて気がつきましたが、食品など軽減税率8%対象の商品もあったから最後の桁が「9円」になりましたが、もし全部10%の消費税だと多分「2,534円」になるので、1円硬貨は消費できたけれど5円硬貨は残ったままで、また暫く悶々とした気持ちが続いていたのだろうなぁ(笑)。そうそう、日頃現金払いをしていないのでこの時に戸惑ったのが、現金を入れた後「この金額で良いですか?」という確認画面が出ている事に気がつかず、暫くそのままお釣りが出てくるのを待っていたこと。昔のPOS端末とかだと、総入金額が請求金額を超えて、それ以上追加の現金挿入が無ければ、そこでお釣りとか計算して戻ってくるじゃ無いですか。だから今回も、最初に1万円札を挿入してしまうと、それで精算されると思ったので、わざわざ小銭入れから「9円」を探して入れて、それから1000円札の持ち合わせが無かったので1万円札を挿入しました。多分同じように現金を入れて完了と思う人が多いんでしょうね。「確認」のボタンがやけに大きくタッチパネル上に表示されていました。理想を言えば、10円硬貨も綺麗に消費して、500円硬貨と100円硬貨数枚になってくれたら良かったのですが、まぁ今回は無事に「9円」を使い切り、ちょっと満足感に浸りつつ帰宅できた「9円」の奇跡の瞬間でした。

2023年8月19日

改革? 先祖返り?

突然発表された、来シーズンの国内アメリカンフットボールリーグ戦の改編。昨シーズンからX1 Super 12チームが、A/B二つのブロックに分かれてリーグ戦を行い、それぞれ上位4チームがライスボウルトーナメントに進出する形式に変更されたのですが、それが僅か2年で新しいリーグ戦形式に変更されることに。しかも、その「新リーグ戦」の体制が、以前X1 Super (現12チーム)とX1 Area (現在8チーム)が「Xリーグ」として活動していた、2016年シーズンまでの「東地区、中地区、西地区」という3ブロック体制。違いは、X1 Super 12チームが4チームずつ3ブロックになり、X1 Areaも4チームが加わり12チーム体制としてから同様に4チームずつの3ブロック体制になること。

気になるブロック分けや、対戦方式は後日発表という事ですが、少なくともX1 Superの「西地区」は「パナソニック、エレコム神戸、アサヒ飲料、otonari福岡」の4チームで決まりだろうなぁ。中地区と東地区は、関東圏の8チームでシャッフルされることは確実でしょうね。X1 Areaはちょっと悩ましいですよね。関西地区所属チームで言えば、「アズワン、名古屋(?)」位で、X2 WESTから2チーム昇格するのはそういう事情もあるんでしょうね。それで、こちらもX1 Super同様、関東地区8チーム、関西(中京、九州)地区4チームという体制が決まるのは、まぁ良いでしょう。

問題はリーグ戦の対戦方法。少なくとも同一地区内での対戦はやるだろうから、3試合は地区内対戦。NFL何かだと、地区内対戦は「Home&Away」で、2試合開催しますが、うーん、日本の場合そこまでのフランチャイズ意識はアメフトでは無いんですよね。となると、地区を跨いだ試合を入れるしかない。例えば、それぞれ同順位の他地区とチームと対戦するとすれば、2試合増えて5試合。これで、現行のリーグ戦と試合数は同じになります。一番簡単な考えだと、これで順位付け(5試合の勝ち点で決めて、同点の場合は地区内勝ち点で決める、とか)をして8チームを選ぶのかというのが次の課題。各地区2位チームまでが自動で進出して、3位チームは成績上位2チームが選抜されるのだろうか。でも、試合数が5試合では抽選でないと決まらないケースも多くなりそう。もう一つのアイデアとしては、地区内3試合に加えて、前年順位1/2位同士で4試合、3/4位同士で4試合、合計7試合開催し、各地区1位チームと2位チームでトップ成績のチーム1チームがライスボウルトーナメント準決勝進出する、というもの。これだと、8月後半位からシーズンスタートしないと、1月3日のライスボウルが動かないとスケジュール的には厳しいかなぁ。

もしライスボウルが1月の下旬くらいまで遅らせる事が出来れば、9月からシーズンスタートして、余裕が出来るし、何なら7試合の結果から、1/2位6チームがトーナメント進出しての対戦も可能になるだろうし。あるいは、1/2チーム6チームは確定で、3位チームから上位2チームを選抜して、8チームでのトーナメントでも良いかも。いずれにしても、今の日本のフットボールの足りないところは、試合を見る機会だと思うのでその事を考えると、流石にNFLやカレッジのように毎週開催は厳しいでしょう。昔のように、2週間と1週間間隔を混ぜることもあるだろうけど、この際やはりリーグ戦スタートから〆のライスボウルまでの機関を拡張する事を考えても良いんじゃ無いだろうか。仮に8チームがトーナメント進出するとすれば、準々決勝、準決勝、決勝と3回の対戦が必要になります。そこで、1月3日を、これまでのライスボウル決勝日ではなく「ライスボウルトーナメントスタート日」として、3日(あるいは5日位でもいいけれど)に準々決勝、二週間後に準決勝、更に二週間後の1月末か2月初めに決勝というような、「1月はアメフト月間」みたいなすれば注目も集まるかも。そうすれば、リーグ戦は12月下旬までしっかりスケジュールも取れるし。いずれにしても、詳細待ちですね。

適当な規準

韓国の著名女性DJが、日本で開催されたフェスに参加した時に、観客から体を触られてセクハラ行為を受けたという話。まぁ、ああいう場所では熱狂して興奮することもあるから、いつもならやらないような行為をついしてしまうこともあるだろうけど、その行為は犯罪である事は確か。そう言う事を許しているようなお店とかなら別だろうけど、そんな場所でもイベントでも無いですからね。その様子を撮影したビデオなんかも残っているらしく、運営会社側も告訴するようなことも伝えられています。まぁ、女性対しての犯罪行為である事は確かなようなので、ここはしっかり捜査なり原因究明をして欲しい。

それとは別に、この女性DJ氏は、結構過激な服装でイベント参加したり、自身のInstagramなんかでもそういう映像を公開しているらしい。明らかに法律なりルールに反していないのであれば、人によって「過激」とか「卑猥さ」という感情の度合いや内容は異なるので、それはその人の自由だと思うし、所謂芸術系・アーティストと言われる人たちだと、ちょっと過激になったり、自分には良く理解出来ない分野に広がったりすることもあるので、戸惑うことがあるのも事実。でも、法律やそのイベントなり会場のルールを犯していないのであれば、それは個人の自由だしある意味芸術の自由だし表現の自由でもあると思うんですよね。だから、彼女の服装や行為によって刺激を受けて興奮したからつい触ってしまった、というのはアウトだと思う。

それを考えると、少し前に埼玉のプールで開催される予定だった水着写真撮影会が中止になった件は、猥雑さが指摘されて批判を受けたけれど、その中には特に問題とされるような無いよう出ない部分もあったと思うんですよね。批判を受けて、撮影時のポージング指定までその後決められたりしたけれど、あれが駄目ならば今回のDJ氏の行為に関しても、もしかしたら検証しないと行けないかもしれない。と言うか、今回の件に関してだけでなく、同じような過激な服装や行為をしても、批判される場合とそうで無い場合が存在する規準は何なんだろうか。例えば今回の被害者女性が、韓国の有名女性DJだったから個々までの騒ぎになったのか、それが日本人女性DJだったら個々までの騒ぎになっただろうか。撮影会はカメラで撮影するだけで物理的な接触は無いのにモデルさんや主催者側が批判されたけれど、今回の事件は仮に物理的接触(セクハラ行為)が発生しなければ、女性DJ氏が過激な服装をしていても問題視されなかったら、それは不公平というか二重規範だと思うなぁ。

この時期になると結構露出度の大きい服装で街中とか歩く女性も多かったと思うんですが、私が未だに慣れないのは「見せ下着」みたいな服装で歩いている女性には、分かっていてもちょっと目のやり場に困るというか一瞬「ドキッ」としてしまう。まぁ最近では、強い日差しもあり日焼け対策で日焼けカバーとかで全身を覆う人の方が増えたりしていて、露出度は下がっているんだろうけど、20年、30年位まえと比べると、いろいろなところで露出度が高くなることが認められてきている気はします。ただ、それを見ての感情のコントロールというか気持ちと無意識の行為の制御もちゃんと成熟してきているかと言われるとかなり疑問だけれど。今回の女性DJ氏のトラブルは、行為自体はセクハラ行為として問われるべきだけれど、一方で表現の自由の問題という課題も隠れているトラブルだとちょっと感じます。

情報精査のチャンス

マイナンバー保険証の問題として取り上げられている、この「協会けんぽ」の紐付け問題。でもこれって、マイナンバーカード、マイナンバー保険証の問題と言うよりは、元々の協会けんぽの登録情報が間違っていたと言う話だと思うのだけれど。

二つの証明書の記載に違いが有る場合、どちらを「正」とするかは考えないといけない規準だと思いますが、今回の場合はやはり「マイナンバー(カード)」の記載・内容を「正」とするべきだと思うんですよね。理由は、マイナンバーカードの内容は、役所に記録されている「正式な住所・氏名内容」を反映している物だから。それに対して、今回の保険証などは、個々の会員が申請して取得するものだから、その申請者が正しく申請内容を記載していれば問題無いと思うけれど、例えばこれまで言われてる住所記載を省略した形で記載したり(「北区大通り123番地の1」→「北区大通123-1」とか)、氏名に使用している感じが、異字体とかの場合わざと常用漢字にしているような場合とか、そりゃぁ4000万人も会員がいれば、1%程度の誤記・ご入力があっても不思議は無いでしょう。

これまでのマイナ保険証関係やマイナンバーカードとの紐付け関係で問題になったケースでは、例えば人力入力のためにマイナンバーカードの番号自体ご入力されていたこともあるだろうけど、こういうマイナンバーカードに紐付けされる側の情報内容の正しさは検討しないと行けないでしょうね。これまで今回の様に正副付き合わせる機会が無かったから、仕様上トラブルが発生しなければそのまま通ってしまっていたケースは、かなり存在するのでは。これまでも色々なところで、マイナンバーカードとこれまでの健康保険証などとの紐付けでのトラブルが発生していますが、その原因は様々。それはそれとして、それぞれの原因は個々に潰さないと行けない。それとは別に今回分かったのは、現在のそれら証明証の内容に関しては、それなりの数の誤情報が潜んでいるという大きな問題だと思います。

以前「消えた年金問題」でも分かったけれど、ああいう申請作業って紙に書いて提出し、それを手入力(最近ではOCR入力もあるんだろうけど)して登録すると言うのが一般的な手順。そうなると、まず申請書に各段階で誤記なりが発生するだろうし、それを別人が読む時にも誤読する事もあるでしょう。さらにそれをご入力するという、三重の罠が存在している。そんな中で、1%位のエラーが発生してもそれは当然というか「そうだろうなぁ」という感想。その間違いが実際に使用する時にエラーとして顕在化すれば修正されるんでしょうけど、間違いのまま利用されたり顕在化しなければ、そのまま。それが今回やっと正本と付き合わせる機会が出来たから分かったと言うことですよね。大変な労力を要する話だとは理解していますが、今後どんどんマイナンバーカードとの付き合わせをして、こういう誤情報の修正をするべきでは無いだろうか。マイナ保健師用やマイナ免許証の様に実際に統合して使用しなくても、情報精査する事は今回の教訓の中で一番重要な事だと思う。それを単にマイナカードへの批判だけに終わらせるのは、大きな間違いだと思いますね。 

2023年8月18日

NRT-DEN-SEA/-SFO-HND (1) - NFL観戦ツアー

今年は何としても行ってみたい、4年振りとなるアメリカ本土へのフライト。7月に予定していたLAXへの大谷さん観戦ツアーは諸般の事情で当日キャンセルしてしまったので、今度は何としてもNFL観戦をしたいところ。目的の半分は、UA MP 1K更新のためのPQP獲得と必須条件であるUA運航の4区画利用の実績作りでもあるので、ここの所毎日のようにNFLのレギュラーシーズンスケジュールを眺めつつ、UAのサイトでの検索を繰り返していました。最初は有償でのチケット購入を前提に検索していたのですが、相変わらず高い。Polaris Classで往復しようとすると、単純往復でも80~100万円位になります。それなのに、今は円安でUS$1=140円台なので、US$1=1PQP換算だと5800~7000PQP程度にしかなりません。今年から、特典チケットでもPQP/PQFカウントの対象になったので、そちらでも検索をかけてみたんですが、コロナ禍前の2倍3倍ものマイル数が必要になり悲鳴を上げたところ。

片道でPolaris Classだと標準で20万マイルからで、これだと2000PQP充填されます。単純計算だと、往復で40万マイルとなり、ちょっと前ならANAのファーストクラス往復2回分近く要求されるのには、やはり不満を感じます。ただ、色々検索をかけていると、ディスカウントで片道10万マイルで取れる路線もあり、これは日程と経路でそれなりに少し安く取る事も出来そうです。時期的には、9月は既に週末を中心に予定が入っており、渡米は厳しそう。10月になると、中旬以降ならば週末を含めて可能な状態。11月、12月は、まだ未定の状態ですが、季節的にそこそこ寒くなる時期なので、余り北の方へは行きたくないし。次にNFLの試合を考えると、出来れば公共交通機関でいける場所が望ましい。ただ、余り無いんですよねぇ、NFLのスタジアムは。ここで候補地としては、CharlotteのCarolina Panthers、ChicagoのChicago Bears、DenverのDenver Broncos、Santa ClaraのSan Francisco 4iers、SeattleのSeattle Seahawksとか、幾つか候補が浮かんできます。この中には日本からUAの直行便が飛んでいる場所もあるんですが、その場合必要マイル数が多めで、途中経由(1 Stop)だと少なめのマイルに。だとすると、1 Stopでそれぞれ往復すれば、4区画利用の条件を達成することにもなるので、今回はそういう経路を優先してみることにしました。検索してみると、ORD(Chicago)はまだ良いとして、IAD (Washington D.C.)まで飛んで戻ってくる経路とかもあって、流石にそれは体にキツいだろうと。また、現地到着も出来ればまだ明るいうちに着きたい気持ちもあります。

最初は10月の後半当たりのスケジュールで検索してみたんですが、なかなか贔屓チームのホームゲームで、かつ昼間のお昼過ぎ位にキックオフする試合となると制限されます。贔屓4チームのうち、Miami Dolphines、Washington Commanders、Carolina Panthersは東海岸までのフライトとなりちょっとフライトが長くなるので、今回はまず候補から外しました。残るはSan Francisco 49ersですが、Levi's StadiumのあるSanta Claraへは、SFOからちょっと距離があり帰るの移動が少し心配。アクセスの利便性で言えば、Seattleが良いよなぁと思いつつSeattle Seahawksの予定を調べてみたら、11月12日にSeattleでCommanders戦があります。Seahawksも好きなチームだし、Washingtonも観られるし、キックオフもPDTで午後13:30頃なので、夕方17:00頃には終わりそうです(多分、かなり暗くなっているけれど)。Seattleは、隣りのベースボールスタジアムでMarinars時代のイチローの試合観戦に行ったことがあり、それなりに知っているスタジアムでもありますし。そこで、この試合観戦を前提に特典チケット発券をしてみました。タイミングにもよるのか、その前に取れていたチケットでPolaris Classが取れなくなっていたり、どうも四苦八苦しながら決めたのが次の経路。

  • 今回は、羽田発で本当は穫りたかったんですが、Polaris Classが解放されていないようなので、取りあえず成田発で発券することに。長い距離を飛んでも時間がかかるだけでマイルが増えるわけでも無いので、NRT-DENで米国に入り、3時間ちょっとの接続でDEN-SEAを飛んで、夕方に現地入りする経路を洗濯。これで、255,000マイル。
  • 復路は、最初は試合当日の深夜便のRed-Eyeでゲートウェイへ移動して、翌日の朝のフライトで日本に帰ることを考えましたが、流石に体力的にキツいだろうと、試合翌日のフライトにすることに。ただその場合、SEA発が朝早いのが難点。それでも、SEA-SFO/-HNDのフライトが、メンバー特典で10万マイルで取れたので、これで帰国することに。SFOの接続時間が53分なので、多分SFOのPolaris Loungeに寄っている余裕は無いですよね。それが残念。
  • 合計355,000マイルと税金や手数料など7,850円でチケットが取れました。これで、100マイル=1PQPなので、3,552PQPが追加される予定です。現在14,754PQPなので、この旅行後は18,306PQPとなり、残り6,000PQP弱を更に追加しないといけません。
現地での宿泊先ですが、空港からダウンタウンまで少し距離があるので、帰国日の早いフライトが心配。サラベテ観たら、以前言った時よりも空港周辺にホテルが増えていて、空港から徒歩圏内にMarriottもあるみたいなので、ここを取りあえず押さえました。ここよりもLightrailの空港駅に近い場所に、Crowne PlazaとHiltomもあるので、場合によってはそちらに後から変更するかもしれないけれど。さらに肝心の試合チケットですが、Ticketmasterでスタジアムをいろいろ観ていたら、Seattle側の2F席(クラブフロアー)で、ほぼフィールド中央部分のブロックで、回りの平均がUS$500位なのに一つだけUS$300で出ているチケットがあり、取りあえずそれを押さえました。この時期Seattleは雨の天気が多いので、屋根付きの場所にしたかったので、丁度良かったです。ラウンジアクセス権が付いていて、その場所だと中華の鼎泰豊が入っている場所らしいので、それもちょっと楽しみかも。さて、今回のフライトは何としても実行しないと行けないので、諸々事前準備を怠らないようにしないと。後は、実は11月末までのANA株主優待チケットもまだ8枚残っているので、これも有効利用してPQPを追加加算しないと。いろいろと一気に忙しくなりそうです(笑)。(続く...)

新幹線頑張れ (2)

昨日まで3日間に渡って続いた、東海道・山陽新幹線のダイヤの乱れ。初日は台風7号通過に伴う計画運休の為で、それはまぁ仕方ないとしても、翌日は制限有りながらも復旧すると思ったら台風の余波による大雨の影響で結果的に1日中運休や大規模な遅延発生。そして昨日は、その大規模なダイヤの乱れが影響して、ほぼ通常通りに戻るのに1日を費やしてしまい、結果的に3日間にわたって新幹線が大きく乱れた状況に。間の悪いことに、お盆の帰省ラッシュ・夏休み時期に当たってしまったので、その影響もより大きくなってしまったんですよね。

昨日のワイドショーやニュースでは、全国版・ローカル版問わずにこの新幹線のトラブルを取り上げていたんですが、自分として初耳だったことも。これまでは、自分の過去の経験から、大雨によって河川が警戒水位に達することが問題だったと思っていました。ところが、東海道新幹線は建設された時期が早かったので、多くの場所で盛り土の上に線路が設置されていますが、これが大雨で土砂崩れを起こして事故に繋がることを回避するために、厳しい雨量制限があると説明されていました。だから、後年作られている東北新幹線などは、コンクリート製の高架橋が多いので、東海道新幹線よりも雨に強いのだそう。聞いてみればなるほどと理解できますが、そうなると東海道新幹線は今後もずっと雨に弱いままなんじゃ無いの。まぁ、排水性を高めたり補強工事をするなどして行くんだろうけど、東海道新幹線が開通してからもう60年になるわけで、抜本的な改良が必要なんでしょうね。流石に線路を引き直すことは無理だろうから、やはり地道に雨対策に雪対策を続けるしかないんだろうな。

実は、来週月曜日に新幹線を利用する予定があり、新規予約や先にしておいた予約変更などをしたかったのですが、この3日間はEX予約のサイトにアクセスは出来るけれど、「順番に対応します。あと10分お待ちください」みたいなメッセージが出て、実際使える状態ではありませんでした。昨日も半信半疑でアクセスして見たところ、朝(06:00頃)の時点ではアクセスできて、この時には必要な変更が出来たんですが、その後トラブル発生していた時にはどうだったんだろうか。夕方アクセスしてみた時には問題無かったので、システムの方のトラブルは2日くらいで落ち着いたのかもしれません。まぁ、予約しても肝心な新幹線が走っていないのでは意味が無い訳ですけれど、運行も止まっている予約サイトも動いていないとなると、やはり心配になります。

今回の3日間の様子を見て感じたのは、やはり情報提供の大切さ。テレビやネットにも情報は流れてくるけれど、やはり本家本元のJR東海が、それこそリアルタイムに刻々と情報更新するくらいのことを、これからの公共サービスに関わる企業は考えないといけないかも。そのためには、こういう非常時には情報発信と更新に専念する、臨時の専門チームみたいなものを瞬時に立ち上げて運用するくらいのことも考えないといけないだろうなぁ。それも、単にネットワーク担当者を命じるだけで無く、例えば現地作業員と直接会話して現地の情報収集出来るような仕組みとか、それこそAIを利用して利用者や再開待ちしている人たちの問題点(Pain Point)を吸い上げて、それに対しての対策なり解決策を提供するとか、簡単にはできないかもしれないけれど、今の技術を使えばやれそうなことは色々あるようにも感じます。そういう部分の強化も「災害に強いサービス」の重要な要素だと思う。

2023年8月17日

歳は取りたくない...

今朝はドタバタして朝から大変でした。今日は、月に一回予定を入れている歯科検診の日。朝出かける準備をしようと、診察券とか穫りだして鞄に準備していたんですが、何故か健康保険証が見つかりません。自分の場合、いつもは財布(札入れ)の中に、運転免許証とかと一緒にいれているんですが、その札入れの中には無い。後は、仕事机に引き出しが一つだけあるんですが、そこに日頃使うものとかクレジットカード類とか入れているので、そこを確認して見たんですが見つかりません。更に、日頃持ち歩く鞄やトートバッグ類は、3種類位に限定されるので、その中も確認して見ますが見つかりません。

2回ほど、それら全部を確認して見ましたが、健康保険証は出てきません。仕方が無いのでここ数日の事を思いだしながら、何時どころで使用したか記憶を巻き戻してみます。まず確実に使用したのは、今月の初めの会社の定期健康診断の時で、この時には受付で健康保険証を提示する必要が有ったので、確実に使用しています。その次に使用したと思われるのは、先週末に会社への申請書類を準備(書いた)時に、健康保険証の番号を記入する欄があり、そこに番号を記載するために使用したはずです。それ以外では、特に通院もしていないし、健康保険証の番号を参照するような手続きや登録もしていません。

鞄や机の引き出しなどさらに何度か確認して見ますが、全く見つからない。そこで捜索範囲を広げるために、机の下から書棚の下(もしかしたら落とした?)、ゴミ箱の中(間違ってレシート類と一緒に廃棄した?)、さらには鞄を持って使用した車の中も運転席、助手席、後部座席と確認して見ましたが、全く見つかりません。年齢の事もあり、時には数時間前の記憶も無くなっているくらい何だけれど、流石に健康保険証などは慎重に管理扱っているはずで、何故見つからないのか原因が分かりません。いよいよ見つからなくて、取りあえず今日の通院にはマイナ保険証の利用が可能か聞いてみようかとも思ったくらいです。

流石にちょっと探し疲れて、冷たいお茶を飲んで頭を整理することに。時系列をもう一度遡ることにして、最後に使用したのは先週末に書類に記載の時に番号を書き写すために参照した時。ただ、ここで閃きました。健康保険証の番号は、保険証に記載されているのは当然ですが、実はこの時の書類が「健康保険限度額適用認定証」の更新書類だったので、被保険者番号を書き写す時に参照したのは、健康保険証ではなく今使用している認定証だったのではと思いつきます。となると、最後に利用したのは今月初めの車内健康診断の時で、そうなるとその時に使用した鞄の中が一番怪しい。そこで鞄の中身をもう一度ひっくり返し、中身を全部ベッドに広げてみました。その中で、会社の社員証を入れているネックストラップがあるんですが、それは透明なカードケースに社員証を入れていて、何気なくそれを取り上げて見てみたら、社員証と一緒に自分の健康保険証が入っていました。ここで一気に記憶が蘇ります。健康診断の時には、健康保険証をポケットに入れると折れたり落としたりする可能性があるので、社員証と一緒にカードケースに入れて置けば一番安心だと思ったんでしょう。で、入れたままで終わって、取り出し手元に戻すことを忘れていたのが原因だったようです。無事に健康保険証を発見して、今日の通院も問題無く出かけられそう。しかし、なぁ、本当に歳は取りたくないと実感した、朝のドタバタでした。 

特典チケット高騰

この秋には4年振りにUS本土へ飛んで、出来ればMLBの大谷選手とかNFL/カレッジフットボール観戦をしたいと思っているんですが、ネックは円安によるエアチケット代の高騰(ホテル代も)。UAの場合、ドル建ての料金でPQPが決まるので、感覚的には70%とか60%位の目減り感です。そこで、今年から適用されるようになった、特典チケットで太平洋を横断しようかと思って、ここ数日は「日本(成田/羽田) -米国本土の空港」で検索をしていますが、とにかく信じられないくらい特典チケットの必要マイルが高騰しています。今ビジネスクラスで検索すると、基本片道20万マイルも要求されます。数年前だと、ANAのファーストクラスが片道11万マイルで取れたんですよ! 経由便で接続時間が長いフライトなどだと、10万マイル/片道という特典チケットも偶に見つかりますが、それでも以前なら往復10万マイルも掛からずビジネスクラスの往復が取れていたと思うので、とんでもない時代です。

以前のルールだと、距離とかゾーンで必要マイル数が決まっていたけれど、今はシーズンや需要バランスで必要マイル数が変わるので、それも影響しているとは思いますが、ちょっと信じられません。場合によっては、片道40万マイルと表示されるフライトもあって、正直桁を一つ間違ってるんじゃ無いかと最初は何度も確認しました。特典チケットでもPQP/PQF換算してくれるから、利用が集中してただでさえ少ない特典チケット枠が競争になっているんだろうか。昔は、UA MPって、特典チケットやその他ルールの点でも他社と比べても有利な点や安い部分が多くて良かったのですが、段々と厳しい状況になってきました。今年は取りあえず維持するとして、今後の事も考えるとそろそろUA MP 1Kも卒業かなぁと言う機もしています。

で、コストだけ見ると、ANA発券で例えばNRT-HNLのチケットを購入した方が、UA発券で購入してドル変換で目減りするよりも多くのPQPが獲得出来る事は、今年実証済み。そこから4区画UA便を乗り継いで、まずはUA MP 1Kの到達基準を満たすことを優先するかなぁ。あるいは、去年みたくNRT-GUMを単純に2往復する方が、日数は掛かるけれど楽と言えば楽なんだけれど。普通は、NRT-GUMでも2泊3日の旅程を組むんですが(1泊2日だとエアチケットが高くなる)、どうせ2往復必要になるなら一月位の予定で、NRT-GUMとGUM-NRTでたすき掛けの予定で発券して、実質現地滞在を1泊にする(日帰りだと流石に入国拒否されそうだから)手はあるかなぁ。ただ、流石にそれは最後の手段で、やはり4年振りにどこかアメリカの本土に行きたい気持ちは強いし。

円安等の影響もあって、日本人の海外渡航熱はそんなに高くないというニュースも聞きますが、これまでの状況が低すぎただけに、その反動は有るんじゃ無いかと思っています。特に、この夏に出かけた人も多いと思うけれど、航空会社も冬ダイヤで増便するだろうし、そうなるとエアチケットももう少し落ち着いてくるんじゃ無いかと言う機もするし、そうなれば「夏行けなかったから」と秋から冬にかけて出かける人も多いんじゃ無いだろうか。私は寒がりなので、余り冬場には出かけたくない人なんですが、冬が良いという人も多いと思うし。燃油サーチャージは、8月9月は変わらないので、10月にどうなるか次第ですが、やはり10月発券となるとあまり余裕もないし選択肢も減っていそうなので、この8月9月に手続きは完了したいですよね。とは言って、10月の始め頃までは、すでに色々予定も入っていて、今の所時間的余裕のあるのは10月中旬以降。そこから、余り寒くない地域のNFLの試合予定とかも見ていますが、難しいですよね。贔屓4チームのホームゲームは見てみたいし、やはりアクセスしやすい場所の試合の方が安心して観戦出来るし。暫く悩むことが続きそうです。

新幹線頑張れ

昨日の東海道山陽新幹線の運航中止や遅延は、その前の台風による計画運休や今朝の混乱も含めて、自分が記憶して居る範囲でも最大規模のトラブルだったんじゃ無いかと言う気がします。前日の台風への対応の為に一日計画運休をして、翌日満を持して運転災異した途端に、富士-静岡間の豪雨のために運航停止。実際今回の台風の影響は、何故か静岡周辺が厳しく、前日の竜巻に続いて、昨日は前が見えない位の豪雨が続き、ずっと線状降水帯に晒されていたような印象です。今朝の時点では、浜松を境に浜松以西の運行が停止していますが、浜松駅の先(西側)に車両基地とかあるから、新幹線を回航しやすいからなんだろうか。浜松からだと、東海道線で豊橋に出れば、そこから名鉄で名古屋移動出来、名古屋まで出られれば近鉄で大阪方面への移動は可能なるけれど、大変ですね。

ニュースでは、最大5時間半とか9時間とか、車内に缶詰になっていた人も居たみたいですが、仮に座席に座っていられたとしても、とても我慢できるような状態では無いでしょうね。成田-サンフランシスコ間を飛ぶくらいの時間だけれど、途中飲み物も食べ物も十分に有るわけでは無いだろうし。私も、今回ほど酷くはありませんが、新幹線通勤を初めて暫くした頃に、富士川だったか大井川だったか、上流で豪雨があり警戒水位を超えたので、途中で水量の減少待ちで2時間位だったかなぁ、ずっと車内に缶詰になった事があります。それ以来新幹線の運行情報に敏感になり、特に復路の新横浜から浜松に戻る時は、ちょっとでも「天気が悪化しそう」と思ったら、仕事を抱えたままでも早めに会社を出て帰宅するようになりました。沿線沿いの天候も重要だけれど、神奈川県から静岡県にかけて、大きな河川を幾つも横切るので、その上流の状況も重要だと学んだわけです。

今回、在来線も大きな影響を受けたみたいですが、例えば東京から大阪へ移動する代替手段として、北陸新幹線経由での移動は可能だったんだろうか。時間は多分倍以上掛かるだろうけど、当日中に戻らないといけないような事情があるなら、金沢経由で行くという方法はあったかもしれませんね。ただ、東海道新幹線に期待をして浄書してからだと、もう天に祈るだけで代替手段も何も無いけれど。せめてどこかの駅に入って、臨時でもホームに出て、食料の補充とかトイレの利用とか、あるいは途中下車してしまうとか、何か対策が取れれば良いのですが、それでも熱海駅とか除けば、一駅で最大4編成停車するのが上限ですからね。

こういう事態を体験すると、例えばリニア新幹線が開通していたらどうだったんだろうとどうしても思ってしまいます。東海道新幹線よりもより内陸部を走るので、今回の様な雨の影響は少ないのかな。またトンネルが多いというので、余り天候に左右されない気がするし、逆にトンネル無いの湧水の影響が大きそうな気もするし。今回の場合、名古屋-新大阪間の影響がおおきかったので、仮に名古屋まで移動出来てもそこから先の移動が出来なかっただろうし、新大阪までリニアで行けても、そこから先の移動が止まったままだったかもしれない。でも、リニアに北陸新幹線という、大動脈の代替路線の重要姓は再認識されたんじゃ無いだろうか。だから川勝県知事の... (以下自粛)。今朝の時点でも、昨日の影響が大きすぎて運休や予定変更が続いているみたいで、機材繰りが回るようになる今日の午後まではそんな感じらしい。昨日今日と、EX予約のサイトもアクセス制限が掛かるくらい、まだまだ混乱は続いて居るみたいですが、臨時ダイヤで安全運航をしつつ、どこからかは通常運航に戻す努力は並大抵では無いと思うけれど、今日一日安全に運航が正常化して、明日からはいつもの新幹線運行が戻る事を祈りたいです。 

2023年8月16日

台風停滞

昨日の台風7号、普通ならば前日に台風が日本列島を通過したならば、翌日は「台風一過」の晴天が広がるのに、今朝はまだどんよりとした雨空が続いたまま。 台風7号は、紀伊半島に上陸後一度大阪湾に抜けてから兵庫県に再上陸。現在は日本海に抜けてゆっくりと北海道方面へ向けて移動している最中らしい。

昨日の台風通過時の状況は、時折激しい雨が降ることはありましたが、河川の氾濫警報が出ることも無く、山間部を除いて特に大きな被害は無かった様子。被害が大きかったのは、台風からより離れている静岡市で、竜巻が発生して車両が吹き飛ばされるなどの被害が出たようです。海上から台風の風が巻き込まれて吹き込み、上空の大気と関係して竜巻が発生したようで、本当に自然災害は思わぬ所に影響が出るなと再認識しました。

今日も地元の天気予報は「雨時々曇り」とスッキリしない天候で、その状況は明日まで続くらしい。台風で雨が降ったので、気温こそ少し下がったけれどそれでも30度は越えているので、湿度も90%とか100%近い事も有り「蒸し暑さ」は殆ど変わらず、エアコンで除湿しつつ熱中症にならない程度に室温を下げています。本当、エアコンが無ければもう生きられない時代になりましたよねぇ。

昨日は計画運休や運航本数の調整をした新幹線も、今日は朝から通常運転をして居るようで、昨日足止めされた人たちもやっと移動出来るように。飛行機の方も、ANAの運航状況を見ると台風の進路に当たる北海道や北陸の空港へは運航は天候依存する空港も有るみたいですが、概ね平常通りの運航になるみたい。でも、機材のやり繰りとか現地でのハンドリングとか、今日はそれなりに台風の影響がスケジュールに及びそうな気がします。今回の台風7号は、勢力はそれなりに大きかったのだろうけど、やはり移動速度が自転車程度の時速10km/時位での移動というゆっくりした移動速度なのが、各地に影響を残した理由なんでしょうね。今日も朝のニュースでは線状降水帯が西日本やこの辺りでも発生する可能性があるらしく油断できません。まだ台風シーズンは続くのだろうけど、とにかく被害が少ない事を祈るだけです。

[2023年8月16日 11:30追記] 静岡-新富士間での激しい雨のため、東海道新幹線は全面的に停止中。朝は、始発から予定通りに運行開始したので、急いで駅に向かった人も多いだろうけど、駅に到着してさぁ移動と思ったら大雨で運休となり、これは昨日以上に大変かもしれない。雨雲レーダーを見ると、まだ暫くは静岡-新富士-熱海付近に強い雨雲が残っている様で、これは長引きそうですね。更に、この雨雲が北上すると、富士川、大井川の上流に大量の雨を落とし、それ故河川の水量が増量して運休が続きそう。雨を止めるわけにも行かず、川を止めるわけにも行かず、とにかく少しでも早い復旧を願うばかりです。

小学生の手紙

昨日ネットで話題になっていた毎日新聞に掲載された記事。世田谷区にある私立小学校の六年生が、「何故防衛費を上げるのか」という質問の手紙を、岸田総理に出したという内容。 終戦記念日である8月15日の新聞記事だから、そう言う内容のものもあるだろうなぁと思ったんですが、記事を読むとその手紙が送付されたのは今年の2月の事だったらしい。先ず疑問に感じるのは、何で半年も前の事柄をこの時期に記事として掲載したのか。しかも、「送った」という記事は無料で全部公開されているのに、その送付された小学生の手紙は有料記事として全体は分からない。新聞社と言えども私企業だから、利益が出るようなビジネスモデルを構築することは問題無いと思うけれど、一方で「報道」という公共性の高い仕事でもあるわけだから、そこには一定の制限も生まれると思うんですよね。だから、全部公開するならば元の手紙の内容だと思うし、それに対して自社見解を述べる記事に関しては、有料化するのが道理じゃ無いだろうか。その後、同じ内容の記事がすでに2月3日の時点で東京新聞が掲載していたことを知り、尚更この毎日新聞のこの時期での報道意図は何なんだろうという疑問が。

記事以前に疑問なのは、記事中にも「小学生の書いた手紙」と書かれていて、明らかに私信。となれば、その内容を公開することの了解は得ているんだろうか。小学生の書いた手紙だから、当然保護者の了解も必要だと思うのだけれど。幾ら学校の授業の中で書かれた手紙だとは言え、学校側の判断でその内容までは扱えないと思うのだけれど。その学校にしても、岸田総理に出すだけで無く、ご丁寧にも報道各社にも送付したらしい。つまり最初から報道して貰うことを意図した行為な訳ですよね。それって、作為的じゃ無いの? 授業の一環として生徒の疑問を相手にぶつけるのであれば、それが報道される・されないは二の次三の次だと思うのだけれど。勿論、何らかの回答があれば更に学習効果が高くなることが期待されるので、その為のプレッシャーとして報道でも扱って貰う、という目論見はあるのかもしれないけれど。その報道各社に送られたという郵便の写真が記事の中に掲載されているんですが、「朝日新聞」「琉球新報」「沖縄タイムズ(?)」と思しき宛先がちらりと見えているのは意図的なのだろうか。小学校側提供資料らしいので、小学校側の意図がそこに有ると理解するのが良いのかな。そうなるとちょっと恣意的なものを感じるなぁ。

この小学校、私立の和光小学校という学校で、学校法人和光学園というところが、幼稚園から大学まで経営しているらしい。和光大学は、名前は聞いたことがあります。生徒・学生の自主性を尊重したユニークな教育で有名らしく、著名人の子息も通学している、行ってみれば「セレブ学校」的要素もあるように感じます。沿革を見ていると、玉川学園の流れを汲むのか。何となく肩に縛られないユニークな教育方針に納得してしまう(笑)。その教育方針の一環なのかどうかは分かりませんが、この小学校は以前から沖縄へ行って戦争教育をしたり、そういう内容の授業を多く開催しているらしい。短い記事や、検索で見つかった過去の記事などを見て感じたのは、戦争という大きな歴史の事象に興味を持ち、それに対して自分の意見を構築して表明することは、小学生としてかなり難しい経験だと思います。それでも、どんな内容にしても、そう言う経験をすることは貴重だと思う。ただ、なぜ東京都世田谷区の小学生が、沖縄戦の授業なのかという素朴な疑問が。東京だって、東京大空襲で多くの人命が失われたわけですし、それに対しての言及があっても良いと思う。また、広島や長崎への原子爆弾投下と言うテーマだって、大きな話だと思う。

思いつくのは、沖縄が他の被災地と異なるのは、米軍基地が集中していて、それが大きな問題として係争化されていると言う所でしょうか。でも、防衛費の増加と米軍基地の縮小はある意味相関しているとも言える訳で、自衛隊の戦力が増せば、それに応じて米軍規模の縮小も可能なのでは。また、そう言う相関関係があったとしても、日本の国防費渡米軍の駐留費は別なわけで、それを結びつけることはちょっと飛躍している気もします。後、この手の議論でいつも不思議に感じるのは、論点が「日本が攻め込むことを想定している」事で、相手のことに対しては自制も批判もしないんですよね。沖縄に関しては、中国や北朝鮮という想定される対象国があるわけで、特に中国に関しては防衛費は公開されている分だけで日本の数倍有り増え続けている。現実問題として、那覇空港からは毎日のようにスクランブルで上がる航空自衛隊機を見るわけで、そのスクランブル対象機は中国軍機が多数を占めているわけです。尖閣諸島の領有権も同様。そう言う意味では、是非中国は何故軍拡するのか、という視点からも話合いをして公開して欲しいなと思います。そうすれば、「武器では無く話合いで解決」と主張されている皆さんにとって、強力な援護になるのでは。

2023年8月15日

コロナとマスク

これは、先日の「旅のまとめ」に入れた方が良いのかもしれないけれど、今回Singaporeへ行って意外だったのが、結構まだマスクを着用していた事。自分も含めて観光客と思しき人は95%位はマスク無しで出歩いていましたが、お店のスタッフ・店員さんなんかは、ぱっと見た印象で3~4割位の人はマスクを付けて接客していました。レストランとか飲食店のスタッフさんがマスクを着用しているのは、まぁ衛生管理の理由もあるのかなと言う気もしますが、やはり多数の不特定多数の人と接近・接触するからでしょうか。ホテルスタッフの人も、マスクをしている人・してない人、半々くらいの印象でしたし。SMRTに乗車していると、明らかに現地の人と思われる人も、そこそこマスク着用している様子が見られました。

「マスク着用率」だけみれば、日本の方がまだ何倍も多いのですが、それでもマスク着用も含めて「自己判断」に切り替わった頃と比べると、日本でもマスク無しで移動している人の数はかなり増えてきましたよね。先日の旅行で、新幹線とか品川駅に、成田空港、羽田空港の様子をざっと見た感じだと、以前だと8割位の着用率だったものが、今は半分を切って4割前後くらいかなぁと言う印象。それが、お店スタッフとか駅のスタッフさんなどになると、やはりまだ着用率は7~8割と高い印象です。少し意外だったのはANAのCAさんの場合。国内線のフライトだと、マスク着用で対応しているCAさんは2割位の印象でしたが、今回の国際線では往路の機内では半分くらい、復路の機内ではそれよりも少し多いくらいのマスク着用率に見えました。やはり国際線となると、色々な地域からの搭乗者が何時所になるから、リスクが高いと感じるんでしょうか。

以前は毎日どころか、朝・昼・晩と新規陽性者数や重症者数を報道していたメディアも、全数把握が終わってからは、殆どニュース等でそういう情報を聞くことが無くなりました。気になって調べてみたら、ほぼ横ばいの状態らしい。地域によって状況は異なるものの、横ばいと言いつつも微増状態の所も多くて、それが今回の夏休みやお盆の帰省でまた増加する可能性は高いんじゃ無いだろうか。静岡県は、一週間以上前のニュースですが定点医療機関の感染者数は「16.92人」と、全国平均の「15.81人」を上回っているなぁ。マスクだけが良い・悪いのでは無く、やはりもう一度感染防止の原点に戻って「うがい、手洗い、マスク、三密回避」の励行を思いだす必要が有りますよね。ただ、暑い時期だから、うがい、手洗い、三密回避は良いのだけれど、やはりマスクはこの時期辛い。

数日前に、こんな記事がTLに流れてきて、「えっ、自分も副反応が出たからワクチンは危ないのか」とちょっと慌てました。ただ、記事本文を読んでみると、「過去副反応が非常に強く出た人は、接種の是非は慎重に検討」という内容。原典の記事とを見てみると、記事タイトルの付け方が元々悪い。元記事のタイトルは、

 新型コロナワクチン「過去に副反応が出た人は今後の接種慎重に」日本医師会呼びかけ

と記載されているけれど、その直後の記事冒頭では

過去に副反応が非常に強く出た人については、接種を慎重に検討するよう呼びかけました。

と書かれていて、いゃいゃ肝心な部分を端折りすぎだろうと小一時間。ワクチン接種後に副反応が出たと言う人は、自分も含めて結構な人数発生したと思うんですよね。そういう人たち全員が対象になるのと、程度がどれだけなのかは曖昧だけれど「非常に強く出た」という人は、かなり違いがあるのでは。「非常に強く」と言われれば、例えば高熱がずっと続いて、一人では寝起きも出来ないくらいの事を私は想像するのですが、決して少なくはないだろうけど、やはり対象群としては大きく違うだろうし。こう言うちょっとしたことが、正しい情報流通を阻害するし、不要な不安や疑念を拡散することになると思う。この「Medical DOC」というサイトは、医療内容に関しては監修して掲載しているそうですが、医療的な正誤もそうだけれど、記事の要約としての見出しに付いても、医療監修と同程度の深さで準備して欲しいですね。しかしこのサイト、異常な程重いなぁ... 

台風上陸

今朝のニュースで、台風7号が和歌山県に上陸したとニュースが伝えています。昨日は夜になっても、実は浜松当たりはそんなに天候は悪くなくて、「これから深夜から明け方にかけて雨風が強まるんだろうな」と思いつつベッドに入りました。ところが、今朝そこそこ早めに目が覚めたんですが、外は静かなまま。雨音すら聞こえない。その時には小雨状態だったようですが、天候は良くないけれど台風が接近しているような雰囲気は感じられない朝でした。

流石に朝食を食べる頃になると段々と雨も強くなってきましたが、それでも台風が接近しているような感じでは無く、朝方だけれど少し弱めの夕立が降っている位の感じ。しかも、それが続くわけでは無く、それこそ10~15分位で弱くなったりまた少し強くなったり、あるいは小雨状態になり小康状態になったりという感じでした。朝の天気予報や台風のニュースを見ていると、九州の方は晴天の予報なんですよね。中国地方も、西の方はそんなに雨風は強くないみたい。影響が大きいのはやはり進路にある、関西から中国地方の東側当たりと、三重県への影響も大きい様子。

雨雲レーダーとか見ていると、今の所静岡県には余り雨雲がかかっていない状況ですが、これから台風が北上してくると、その周りの線状降水帯も北上してきて、その中で東側にある幾つかの線状降水帯が浜松付近にも接近しそうな様子。となるとお昼から午後にかけては一気に雨風が強くなるのかな。 今の雨雲レーダーだと、台風の東側に南北に延びている線状降水帯があって、それが今の方向で北上してくると、殆ど浜松に正面衝突するような感じ。南北に延びているから、初めから最後までずっと雨が続く可能性もあるわけで、これは今日は外に出ない方が良いようです。

実は、昨日郵便局へ郵便を送付(宛先は都内)しに行ったんですが、対応してくれた局員さんが「台風やお盆の影響で、配達は水曜日以降になりますが」と言われて「大丈夫です、承知していますから」と応えたんですが、そんなに台風の影響が想定されない浜松-東京の区間であっても、物流全体が影響するんですね。人間の体も、一箇所何か具合が悪いと、体全体や体調が悪くなるのと同じで、物流システムも本来のパフォーマンスを出せなくなるんだろうなぁ。昔だともっと酷い状態が続いたのだから、これでも最近のシステムの恩恵で改善されているんですよね。今日一日は不便な思いも感じるかもしれないけれど、明日になれば普通にシステムが動き出すところが、昔は影響が何日も残ったこととの大きな違い。そういう社会インフラや支えている人たちには感謝しないと。

プレシーズン

アメリカンフットボール関係で言えば、8月というのは公式戦開幕直前の一番忙しい時期で、サマーキャンプが開催されて、NFLではドラフトなどで獲得した選手や現役選手がどんどん篩にかけられて、最終ロースター残留のドラマが繰り広げられる時期。カレッジフットボールも、新入生が入ってきて(アメリカは9月から新学期開始)、やはり秋のリーグ戦に向けて様々な準備が進んでいます。日本国内のチームも、大学チームは春の新入生勧誘や新しいチーム体制作りを経て、この夏休み時期に夏合宿を開催してチーム一体感を作り、9月からのリーグ戦に備える時期。社会人も、やはり新加入選手がチームにも慣れで、今シーズンのゲームプランをインストールする練習が続いている時期。

「フットボールシーズン」と言えば、9月から1月位迄を指すのですが、その直前の8月というのはルーキー選手や移籍選手等、一斉に各チームの情報が発信されて拡散されてくるので、タイムラインも一気にフットボール情報で埋め尽くされる時期。幾ら画面をスクロールしても、フットボール関係の書込しか表示されなくなっています(笑)。アメフト好きとしては嬉しい時期ではあるんですが、とは言ってもNFLだけでも32チーム、カレッジはその何倍も上位チームだけでもあるわけで、情報量としてはとんでもない量。見ていくだけでも一苦労です。

それに比べて、国内のアメフト情報の発信量は桁違いに少ないのですが、それでもここ数年は社会人・学生問わずにチーム発信に力を入れるチームが増えてきていて、中には素晴らしいデザインのグラフィックやショート動画などを多頻度にアップして拡散しているチームも増えました。面白いのは、決して有名校や強豪校がそう言う事に熱心では無く、案外地方の大学チーム何かの方が、ちょっと手の込んでコンテンツをアップしていたりするので、尚更応援したくなります。SNSをうまく活用すれば、そんなにリソースやコストをかけなくても思わぬ情報拡散に繋がる事があるので、なかなか侮れません。

昨年はNFL中継をGame Passで視聴したんですが、今年に入ってそのNFL Game PassがDAZNに移行して、今シーズンはDAZNの中のコンテンツとして視聴することに。別にプロバイダーがどこだろうと気にしないのですが、このDAZN、色々なスポーツ(主にサッカーとか野球とか)をトスリーミング配信しているのに、明らかにNFL中継の配信品質が昨年のNFL Game Passよりも劣っています。特に顕著なのが、ストリーミング再生中に画面が止まったり消えたり(ブラックアウト)したり、中には何故か異常終了して最初のメニュー画面に戻ってしまうことも。自分だけの減少かと最初は思いましたが、検索して見るとどうもDAZNの配信品質の悪さには昔から定評があって、どうもこんなものらしい。とてもそれなりのお金を払って視聴するようなコンテンツじゃないですね。今シーズンのNFL視聴は前途多難か?! 昨年は贔屓チームがそれなりに頑張ってくれたので、今シーズンも期待しているのですが、プレシーズンから膝かっくんされた気分です。余り酷いようなら、コメントしないとなぁ...

2023年8月14日

政権交代

今朝の朝食時の事、付けていたテレビがNHKの朝のニュースを映しており、政権交代をテーマのミニ特集を放送していました。過去四回会った「政権交代」が何故起きたのか、交代しても短命で終わったのは何故なのか、みたいな話を、最初の政権交代の主役の一人である細川護熙元総理と、大島理森元衆議院議長二人のインタビューなどを交えて構成されていました。

「なんで今更細川氏?」と思ったんですが、番組で指摘されて思いだしたけれど、現在も実行されている小選挙区制度と政党交付金制度は、この細川内閣で決まったことなんですよね(アイデア自体は、其れ以前の自民党政権時代からあった)。第二次安倍政権移行の選挙で、旧民主党系野党が大敗為ているのは、現在の小選挙区制度の問題だという意見が度々メディアなんかでも出てくるけれど、考えてみたら自分達の先達が決めたことな訳で、そう言う意味では今の野党の低迷は制度や与党が悪いわけじゃ無くて、やっぱり自分達の問題だという事ですよね。

この細川政権の後、ショートリリーフの羽田内閣を挟んで、自民党が天敵でもある日本社会党(当時)と連立して、村山富市日本社会党党首を首班とする「村山内閣」が誕生して、これが2回目の政権交代。その後以前のような自民党政権に戻り、橋本、小渕、森、小泉政権まではまぁ何とかなったけれど、安倍総理が病気理由で1年で政権交代(辞任)したのが不運の始まりでしょうね。個人的には、あの時に福田総理ではなく麻生総理であれば、もしかしたら民主党政権は誕生しなかったのでは無いかと言う気もしているんだけれど、ifの世界ではどうなんだろうか。安倍、福田、麻生と1年程度の短命政権が続き、リーマンショックもあり3回目の政権交代となる鳩山民主党政権が誕生。ここから移行は、まだ記憶にも新しい所だけれど、続く第二次安倍政権が4回目の政権交代。

細川(羽田)→村山は細川連立政権の内部分裂というか内部崩壊が理由なので、これは例外的だけれど、宮澤→細川、麻生→鳩山、野田→安倍の3回の世間交代は選挙で勝利した政党が政権を穫る文字通りの「政権交代」と言っていいんでしょうね。そう言う意味では、小選挙区制度というのは政権交代を促していると言っても良いのでは。村山内閣(1994年~)以降、橋本、小渕、森、小泉、安倍、福田、麻生(~2009年)と15年間で一つのブームがあったわけですが、小泉内閣時代の熱狂的な時代を第二次安倍政権に例えると、今は福田or麻生政権当たりのタイミングなのだろうか。ただ、野党は分裂状態ではあるけれど、「これは」という存在感は感じられない。かろうじて、日本維新の会とか国民民主党当たりにはちょっと希望が見えるけれど、まだ広く浅い支持を得ているとは言いがたいし。個人的には「安定して居る」「変わらない」という事も大切な財産だと思うけれど、「新陳代謝」することも時には必要。それは政権交代という大規模なもので無くても、例えば首相交代とか内閣改造みたいなものも一種の「新陳代謝」とも言える。ただ、どういう形でどれだけの規模が適切かは、そのタイミングにも寄るわけですが、あんまり今はそう言うものが必要という気もわかないんですよね。余りに変わりすぎて、交代すれば免罪符になる、みたいな空気感を感じるんですよね。だから、まずはやることをちゃんとやれ、と。話はそれからだ、という気持ちなのかな。

台風接近

今朝は明るくなる前から、雨の音で目が覚めてしまいました。昨晩、ちょっと遠くの方で雷も鳴っていたんですが、雨までは降っていませんでした。台風7号が接近しているので、今日の午後くらいから天候が崩れだして、明日は外出は控えるくらいの点気になるの中と勝手に想像していたので、ちょっと天候が崩れるのタイミングが速い感じです。

先週の台風6号に関しては、自分の地域への影響は殆ど無かったと言うくらい、雨も降らず時々曇り空にはなったけれど夏の日差しが続いている状態でした。台風進路が、かなり南の海上から九州の西側を掠めるような状態なので、流石に浜松当たりまでは影響も軽微になった感じです。だから、先週初めくらいは6号の動向を気にしていたんですが(自分がSingaporeへ飛ぶ予定もあったから) 、日本を離れているうちに九州を通り過ぎて朝鮮半島に上陸して熱帯性低気圧に変わってしまい、知らないうちに消えてしまいました。その頃には、丁度台風7号がハリケーンから(地域を移動したので)台風に名称が変わった頃だったかな。今度は少し東寄りの進路が予想されていたので、今週の影響が心配でした。

台風7号の影響は、明日火曜日がピークで、進路が西側に寄りつつあるためか、山陽新幹線は15日の新大阪-岡山間での運休や、岡山以西に関しても台風の影響によっては運転見合わせの可能性もあるとのこと。東海道新幹線も、東京-新大阪間は臨時ダイヤにして本数を減らし、さらに全車両自由席にして運行する予定らしい。台風の影響が残る可能性のある16日も、一部運休の予定もあるらしい。幸いにも、今週は新幹線で出かける予定は無いので(来週月曜日はあるんですよね)、新幹線運休であっても自分は殆ど影響は無いのですが、丁度お盆の帰省時期に掛かっているから関係している人、特に家族ずれも多いと思うから、そういう人たちは大変だろうなぁ。昨日のニュース等を見ていても、午後の便を午前にしたり、帰宅予定日を前倒しにしたりと、台風の影響が出る前に帰宅する人が多い様子。ただ、その影響をもろに受けているのが観光業関係で、宿泊施設とか海の家やキャンプ場などはキャンセルで大変な様子。折角コロナ禍の制限がほぼ緩和されて、数年ぶりに賑わいが戻りこれまでの不況を一気にに取り戻すチャンスだったのに残念でしょうね。

昔(自分の子供頃)は、「台風が来る」となると、何故か夜通過することが多くて、前の日は祖父や父親が夕方前から雨戸を閉めて、外から板を打ち付けて補強して飛ばされないようにして居た事があります。古い家だったからそんなことをやっていたんですが、その後家を新築してからは流石にそんなことはやらなくなったけれど、雨風が強くなると急に停電したりするので、そうなると「寝なさい」と言われていつもよりかなり早く布団に入れられたものでした。で、翌朝になると一面の青空で本当に不思議な一夜だった気がします。最近では、台風の予想進路もかなり精度高く予測できるようになったし、何度かの教訓から計画運休も社会的に受け入れられるようになったので、交通期間等の混乱や被害も減ってきたように思います。それで移動手段が無くなり困る人も居るとは思うけれど、無理をして何日も影響が残るよりは良いでしょうね。迷走した台風6号の影響で、一週間以上軟禁状態になってしまった沖縄や南西諸島地域はまた別の対策が必要だろうけど、情報共有や社会的な認知が進んで、多分昔よりは被害は減ってきているんじゃ無いだろうか。お盆の時期、夏休みの期間というタイミングの悪さはあるけれど、被害や影響が出来るだけ少なくなることを祈るばかりです。

2023年8月13日

Coming Soon

ANAから何やらDMが届き、何だろうと思ったら 「まもなくANA「ダイヤモンドサービス」に到達いたします」とタイトルされた、来年度AMC Diamondステータス達成へのお誘い。先週飛んできたTYO-SINの往復旅行で、実質的にDiamond Statusには到達しているのですが、国際線Premium Point 2倍キャンペーン前提のため、実際のアカウントはまだ10万PP未満。そこでこんなお誘いメールが届いたんですよね。

Singaporeに行く前のAMCアカウントには、80,080PPに到達していた状態。今回は、色々思案の末、予約はPremium EconomyのEクラスで行い、実際のシート利用はUpgrade Pointを使ってBusiness Classを利用しての往復。今回のフライトでは、片道5,368PPが加算されて、往復では出発以前の80,080PPから90,816PPになっています。そこに国際線2倍キャンペーンが適用されて、5,368PP×2=10,736PPが来月末までに更に加算されるので、めでたく101,552PPに到達して、来年度のAMC Diamondが確定する予定です。

今年の1PP獲得するコストを計算してみると、1PP=9.27円となっています。1PP=10円を目標にしているので、成績としてはまずまず(※SKYコイン等を利用しているので、実際の費用は10円を越えますが)。来年はコロナ禍もほぼ無くなった状態に社会もシフトするだろうから、今回のような国際線2倍キャンペーンも期待出来ないし、以前のように地道に積み上げていくしかないでしょうね。一生懸命、沖縄行きの仕事を見つけないと(笑)。

残るは、UA MP 1Kの達成。AMCのPPに相当するPQP (Premier Qualifying Points)は、残り10,000PQPを切っていて、これを埋めるのは簡単なんですが、問題はUAのフライト4区画利用。一度日本からUSに飛べば簡単に達成出来るんですが、問題は「いつ飛ぶか」という事。秋に行くからには、NFLかカレッジの試合と絡めたいし、時期的にかなり厳しいけれど出来れば大谷さんの試合も観てみたい。まずはスケジュール調整からですね。あと発券に関しては、前回は期限切れになるPlusPointsを有効利用したいが故に、Premium Plusで予約してアップグレードを狙いましたが、今シーズンからマイル発券でもPQP/PQFが付くようになった(100mile=1PQP)ので、今回はそれでPolaris Classを予約できたらなぁと思っています。まぁ、それならそれで空き枠を見つけるのがなかなか難しいのですが、今の円安状態を考えると、なかなか円建てでドルベース計算となるPQPを満たそうと思えないですからね。さて、次のフライトはどうしようか...

NRT-SIN/-HND (8) - 旅のまとめ

今回のSingapore旅行も、自分なりに色々気づきが有ったので、最後に備忘録としてまとめておくことにします。 

  • 成田空港:
    • 成田空港へは、前回のハワイ行き以来4ヶ月振りに訪れたわけですが、空港内の雰囲気はがらっと変わっていました。前回は夜発便だったので空港に到着したのは今回よりも2時間程遅かったのですが、それを割り引いても空港内の人出は倍どころか3倍位違う気がします。大体、成田行きのNEXの乗車率にしても、前回はガラガラでしたが、今回は品川でNEX到着待ちを待つ人の人数もかなり違いましたし。
    • 成田空港でのT1の出発フロアーも、端から端までスーツケースを持った搭乗客で溢れていました。有人チェックインカウンターは勿論、無人チェックイン端末もかなり埋まっている状態でビックリ。お盆や夏休みの時期ではあるけれど、まだお盆前の平日と言う事で高をくくっていましたが、夏休み期間中はあんな感じなんでしょうね。早め早めの行動が必要かも。
    • 制限区域内に入っても状況は同じで、免税店にも多くの人が出入りしている様子が印象的でした。今回利用した出発ゲートは5サテの52番ゲートでしたが、前回は使用していなかった4サテの搭乗口も今は利用している様子で、かなりフライトも戻ってきた印象でした。
    • 残念だったのは、利用した5サテのANA Suite Loungeが、まだ省力モード見たいなサービス内容で以前の状態には戻っていなかったことですね。スタッフさんの至れり尽くせりのサービスへの好き嫌いはあると思いますが、個人的に感じたのはスタッフの人数はそれなりに配置されているのに、気配りというかサービスの質がちょっと落ちているかなと言う印象を今回も受けました。この辺りは利用者が戻ってくるのに合わせて、流石ANAと言われる以前の状態に戻って欲しい気がします。
  • 機内:
    • 今回往路はAir Japan運航のNH801便(NRT-SIN)、復路はANA運航のNH842便(SIN-HND)を利用しました。ちょっと不満だったのは、どちらも機内アメニティの提供が無くなったのか省略されていたこと。昔はポーチに入ったアメニティを配布してくれましたが、その後アジア路線は必要なものをCAさんから受け取る形になり、それが今回は何もなくなってしまいました。アイマスクとイヤーピースはあれば使いたかったのですが... まぁ、お願いすればもらえるのかもしれないけれど、これもコストダウンかなぁ。
    • 機内食の内容も、スタイルはコロナ禍前の状況に戻ってきましたが、内容に関してはやはりコストダウンというか、品数も微妙に減っているしこちらも少し寂しい印象。Singapore線も、まだB777が飛んでいた頃などは、結構食べ応えがある内容だったと思うんですが、それを思うと隔世の感があります。
    • 機内エンターテイメントも、映画のタイトルは増えているけれど、やはり色々なニーズに合わせる為か、自分の見たいものに当たる確率は減っている気がします。最近では、「オモウマい店」とか「マツコの知らない世界」とか、自分でもよく見ている番組を見ることが増えているんですが、それ故以前も見た内容のものばかりなので、もう少しコンテンツを増やして欲しいですね。
  • Changi Airport:
    • 今回期待して自動化ゲートを利用してみましたが、理由は不明ながらも利用出来ず有人ブースを通過することに。原因として考えられるのは、更新後初めてのパスポート利用だったり、滞在期間が短い等かなと推測しますが、次回どうなるのか試してみたい気もします(笑)。
    • Changiには、日付が変わった頃に到着したですが、そんな時間帯なのに到着ゲートから入国審査場までの間にある左右のゲートには、出発待ちをしている多数の人が行列を作っていました。出てきた成田空港以上の混雑具合です。世界でも有数の空港だし、アジアのハブ空港ではあるけれど、成田には無い迫力というか活力というか、そんな勢いを感じる光景でした。
    • 偶々なのですが、Changi Airportで利用可能なWi-Fiの存在を知ったのはラッキーでした。以前も空港内のWi-Fiサービスは有りましたが、接続しづらく接続しても切断されるなど、そんなに品質は良くなかった記憶があります。今回は、全く問題無く利用出来ました。これからもこのサービス利用は必須ですね。
    • 帰国便では、左側の窓際席だったのですが、プッシュバックが終わってトーイングカーが離れた後、その空港スタッフ(男性二人)が離れた場所に並んでたって、お見送りのお手振りをしてくれていました。Changiでもそうやるようになったのか、ANA便だからなのか不明ですが、ちょっと不思議でニコッとしてしまう光景。天候の良い時は良いのですが、雨とか悪天候の時には日本空港でも直ぐに屋内に戻って体調優先にして欲しいですけど。
  • Singapore市内:
    • 到着したのが「建国記念日」の前日というタイミングで、どうなるかと思いましたが、そんなに以前と雰囲気として変わった様子は感じられませんでした。流石に年間最大の祝日でイベントと言う事で、至る所にシンガポール国旗が飾られているのが唯一違いを感じる所。SMRTで空港へ移動する途中には、沢山の高層アパート群を見ることが出来ますが、ベランダから国旗が掲揚されている様子は、この国らしいと言うか。ただ、洗濯物も一緒に干されているので、洗濯した国旗を干してあるようにも見えるのは難点かも。
    • 今回も移動はSMRT中心で、クレジットカード(Apple Pay)で直接乗り降り出来るSimplyGoは便利でした。3年前にiPhone 8に登録したものが、機種変更でデータコピーをしてもちゃんとそのまま使えるのは、アプリが良いのかiPhone (iOS)が洗練されているのか(笑)。Tourist Passも何種類かあるので、場合によってはこちらの方がお得にはなりますが、手軽さではSimplyGoは必須ツールの一つですね。
    • 日本のここ最近の猛暑に比べたら、Singaporeは「涼しい」くらい(笑)。ちょっと風が吹けば、全く問題無いくらい。また、市街地を移動するならば、モールやショッピングセンターが幾らでもあって、それらの場所はエアコンが効いていますから直ぐに避難も出来ますし。流石に日本が涼しくなってから行けば、今度はSingaporeの暑さにやられるんでしょうけど。
  • 羽田空港:
    • 久し振りに利用した羽田空港の国際線部分。調べてみたら、4年前のSydneyへ行った時以来の羽田空港利用らしい。ただ、入国時の様子は当時とは全く違うでしょうね。今回利用した羽田空港の入国・通関の動線は、基本自動化ゲートと顔認証システムで構成されていて、正直同様のシステムを少し無理をして(?)導入している成田空港よりも効率的でした。一部動線がはっきりしないところもあったので、もう少し人の流れは考えて欲しいけれど。
    • 到着した時刻は、もう夜というか19:00過ぎでしたが、羽田空港も混雑していてビックリ。丁度お盆の帰省ラッシュ・海外脱出ラッシュが始まったコロナので当然と言えば当然なんでしょうけど。成田にしても、羽田にしても、まだ最大の利用者である中国からの団体さんは来ていないのにこんな状態では、コロナ禍以前の状態に戻ったらどうなるんだろうと不安が心配。
    • 今回はT3利用でしたが、やはりT2の国際線部分も利用してみたいですね。UAのマイルが腐るほど貯まっているのでANA便のチケット発券をして消費したいのだけれど、昔は出来たのに今は駄目みたいななのは何故?! ANAは国際便をT2に集約するという話も有るみたいですが、そうするとT3のラウンジはどうするんだろうか。ANA Loungeはスタアララウンジになって、ANA Suite LoungeはUAのPolarisにでもなるんだろうか。
さて、次はどこへ行こうか... (笑)()

2023年8月12日

形ばかりのお詫び新聞


朝日新聞がこんなお詫び記事を掲載しているけれど、本当にお詫びしているのか大いに疑問に感じる内容。 「日本学生野球憲章に違反」と言っているけれど、朝日新聞社ってその甲子園大会(全国高等学校野球選手権)の主催者な訳ですよね。となれば、どういう形ならば記事や取材は出来るとか、事前に社員教育とか共通認識とかガイドラインとか学ばないのだろうか。

そんな疑問を感じるのは、記事の最後に「確認が不足しておりました。」と書いているから。つまり彼らとしては、高校生と芸能人を一緒に扱う事は問題無いと思ってこういう企画をして記事にしたわけですよね。ならば「確認不足」では無く「認識不足」と言うべきなのでは。偶々スタンドの写真を撮影して、そこに偶然とにかく明るい安村と高校球児が一緒に映り込んでしまい、それをそのまま掲載したのであれば「写真内容の確認不足でした」は通ると思う。でも、最初からそういう内容の記事を考えていたならば、「確認付属」ではなく「認識不足」とちゃんと謝罪するべきだと思う。

更に、最後の両者へのお詫びも1行だけの簡単なもの。無料記事として公開するために文字数制限とか有るのかもしれないけれど、でももっと長い記事でも無料公開される場合があるのだから、それならばもっとちゃんとした謝罪記事を掲載するべきでは。特に最後の「安村さん、富山商 にご迷惑をおかけしました。」ではなく、ちゃんと芸名を全部言うのが礼儀だろうし、高校側にしても「県立富山市窯業高校野球部の皆様」くらいはちゃんと正式な名称で書いて伝えるのが大人としての対応でしょう。

朝日新聞に限ったことでは無いけれど、メディアのこの手の謝罪記事って、とにかく短く目立たないように掲載したい気持ちがそのまま表れている気がする。掲載しても、直ぐに奧に引っ込めたりあるいは消えていたりと言う事も過去あった気がする。「おざなり」という言葉がピッタリする謝罪記事だなぁと感じますね。

NRT-SIN/-HND (番外編#2) - Nomad eSIM

今回のSingapore旅行では、eSIMの"Nomad"を利用して現地でデータ通信をしたので、その時の備忘録を番外編として記録しておきます。以前ハワイで利用したAiraloと比べて、ちょっと癖があるかなぁと言う印象です。

まずインストール自体はAiraloと同じで、私はiPhoneなのでApple Storeからアプリをダウンロードしてまずはアカウントを作成し、今回はSingapore用のeSIMを選択して「1GB/7 days (US$4)」を購入します。その後、eSIMのインストールをして、iPhoneの「設定(歯車アイコン)→モバイル通信」の「SIM」欄に、このNomadのeSIMを適当な名前で登録しておきます。Activationは現地でのネットワーク接続が必要なので、回線は「オフ」のままにして置きます。

SingaporeのChangi Airportに着陸したところで、まずは機内モードをOFFにしてデフォルトのdocomo回線がローミングでローカルキャリア(SigTel)を掴むのを確認します。その後、「Activation」みたいなボタンが表示されてそれをタップしたら完了かなと思っていましたが、そんなことはありません。Nomadのアプリを立ち上げてみると、こんな画面が表示されますが、iPhoneの設定画面を見ても書かれているような「SM-DP+Address:」とか言う表示は見つかりません。本当は、Singapore入国前にデータ通信が使えるようにしたかったんですが、空港でのActivationは諦めて、ホテルに入ってからゆっくり設定することにしました。

ホテルに入りWi-Fiにも繋がり、もう一度設定を見てみますが、どうもよく分かりません。ただ、この画面で表示されているのが、何となく「ID+PW」みたいだなと思うようになり、それならば「モバイル通信」のこのNomad e-SIMを「オン」にして、その設定画面(自分の場合は「1010/csl」とタイトルが表示されました)の「モバイルデータ通信ネットワーク」をタップしてAPN設定にこの値を入れて見ることにしました。Nomadアプリの「SM-DP+Address:」の「Copy」をタップして文字列を保存してから、設定のAPN画面に移り、ここでブランクになっている「ユーザー名」をタップして入力可能にしてから貼り付け(ペースト)します。その後今度は「Activation Code:」をコピーして、APNの「パスワード」に貼り付けます。そうすると、電波強度のバーが上下二段になり何となくネットワークに接続出来たようになります。そこで、Wi-Fiを一度OFFにしてデータ通信だけにして見ると、メールやWebやアプリが利用出来るようになり、何とか現地でのデータ通信を確保することが出来ました。いゃいゃ、設定フィールド名、全然違うじゃん。

これで終わりなら良かったのですが、二日目に町歩きをしている時、ホテルを出てSMRTに乗車してネットアクセス使用としたら、何故か回線が繋がりません。ネットアクセスをOFF/ONしてみたり、Nomadのアプリを起動して見たり、色々やってみましたが埒があきません。仕方ないので諦めたところでChangi Airportに到着すると、幸いにも空港のFree Wi-Fiに接続して、ネットワーク接続は出来るようになります。ここでGoogle経由で調べてみたんですが、余りこれという情報も無く、それでもモバイル通信の設定を見ていたら、デフォルトの音声回線の設定がdocomoからこのeSIMになっていたりしたので、もう一度設定を見直して、音声回線はdocomoにしモバイルデータ通信はNomadのeSIMがオンになっていることを確認してこれを選択。すると、理由は不明だけれどNomadのeSIM経由でデータ通信が出来るよう回復しました。自分でこの辺りの設定を弄った記憶は無く、なんで設定が変わったのか分からないし、何が良かったのかも不明ですが、何となく「癖のあるSIMだなぁ」という印象です。

今回Singaporeで利用実績が出来たし、コスト的にもそんなに不利と言う事も無いので、Singaporeでは次回もこのNomadのeSIMをパッケージ購入して使うと思いますが、使いやすさではAiraloの方が自分は分かりやすいと思います。以前はAiraloもSingaporeでも利用出来たみたいなので、これが復活するならそちらを利用するかなぁ。ただ、また使用不可になったら困るので、それならばSingaporeだけは例外としてNomadを継続する方が、今の自分にとっては良いかなと。それに、少なくとも空港では空港のFree Wi-Fiがスピードも安定感もあるので、これを使えば取りあえず空港内でのネットワークアクセスには不自由しないと思います。それならば、市内で格安SIMを購入するのも、滞在期間等によっては有りかなとも思いますし。もし年内にでもまた行く機会があれば、色々試してみたいと思います。 

そのChangi AirportでのFree Wi-Fiですが、手続きは凄く簡単。

  1. 私はiPhone 13 Pro(iOS)なので、「設定(歯車アイコン)→Wi-Fi」と移動
  2. 「#WiFi@Changi」というAPが見えるはずなので、これを選択
  3. 直ぐに「Welcom to Changi Airport!」という接続画面が表示されるので、Wi-Fiアイコンに"Free WiFi"と書かれているアイコンをタップ
  4. すぐに、ChangiでのRewardや空港ガイドといった広告が表示されるので、ここまで来たらネット接続完了です
私は最初に入国審査場で係員さんが設定してくれたんですが、この設定が保存されているので、翌日T1に下見に行った時や帰国日に空港に来てゲート前で待っている時など、自動的に接続してくれて便利。実質自分では何もせずに空港Wi-Fiの手段をゲットしたことになりますね(笑)。Changiに言ったら先ずこの設定をするべし、です。