2024年1月31日

UA HND-GUM

ハワイアン航空(HA)が保有していた羽田空港の深夜枠を返上するのに伴い、ユナイテッド航空(UA)がその枠を取得して羽田-グアム線の開設をするという記事。UA MPメンバーとしては嬉しいニュースだけれど、その増えたHND-GUMは、どうも使い勝手が悪そう。GUM 19:00発-羽田22:00着は、まぁ良いとして、羽田発23:55-グアム+04:45というのは何とも使い勝手が悪い気がする。 

平日の夜、仕事を終えてからグアムに行けるのは有利だけれど、現地にも紆余が開けようかというタイミングで到着してもなぁ... そこから仮眠をしてお昼過ぎから活動開始をしても、体力的に大変そう。帰国便も、現地19:00発なので夕方まで買い物やイベント等楽しむ事が出来るけれど、この時間帯だと都内の空港から余ほど近い場所で無い限りは後泊が必要になるわけで、それも余計な出費になりそう。いっその事、UAもHND-HNL線に変更してくれないだろうか。それならば使う気になれるんだけれど。

実際の所は、往路はHND-GUMで平日の仕事終わりでも余裕で出発して、復路は現地をお昼にでて夕方成田と言うパターンが、一番楽だしお手軽かなぁ。まぁ、このグアム線は、米軍の移動用路線という意味もあるから、こういう時間帯利用は軍関係者が多いので、我々のような一般観光客には影響無いのかもしれない。

今年も、一応UA MP 1Kを目指す予定ではあるんですが、なんと言っても「UA便で最低4区画利用」が一番の難題。日本からだと、このグアム行きを利用するのが一番実現性が高いのだけれど、これまでは成田離発着しか無かったので、羽田離発着が増えるのは良いこと。ただ、運航開始はG.W.の5月1日からなので、それが終わって6月頃にならないと無理だろうなぁ。さて、利用する機会はあるだろうか。

2024年1月30日

Super Bowl!

アメリカのフットボールシーズンも、もう最後のゴール前。昨日は、スーパーボウル出場チームが決まる、AFC/NFCそれぞれのカンファレンスチャンピオンが決まる、カンファレンス決勝戦が開催。先に始まったAFCは、Baltimore RavensとKansas City Chiefsの対戦。続いてAFCはSan Francisco 49ersとDetroit Lionsの対戦。どちらもカンファレンス決勝に相応しい、がっぷり四つの好ゲームでした。

AFCは、今シーズンQB Lamar Jacksonの活躍で快進撃で第一シードを獲得したRavensが、NFL随一のQB Patrick Mahomesを擁するChiefsを迎え撃つ形で開催。前半はほぼ互角で、どちらもオフェンス力の有るチームだと思うんですが、Ravensがちょっと今ひとつ調子を掴めない感じなのに対して、Chiefsは1Qから2Qに入ってMahomesがいつものリズムを取り戻して、17-7とChiefsリードで前半折返し。後半は一転してディフェンス戦になり、結局Chiefsは後半無得点に終わり、RavensもFGの3点止まりで、前半の貯金があったChiefsが17-10で何とか逃げ切った感じの試合。もう少しオフェンス戦を期待していたんですが、地力に勝るChiefsが苦しいながらも逃げ切った感じでした。

続いて開催された49ersとLionsの対戦は、昨年もここで敗れてSuper Bowl出場ならなかった49ersが、NFL Draft最下位だった"Mr. Irrelevant"ことQB Brock Purdyが、今シーズンも大活躍でチームを第一シードに導けば、LionsもベテランQB Jared Goffを獲得して、7年振りのプレーオフ進出をすると、QB Goffの古巣Los Angels Ramsに初戦で勝利して、32年振りのプレーオフでの勝利。その後も勝利をして決勝戦に臨み、初のSuper Bowl進出を目指す試合でした。試合は、そのLionsの意気込みが勝っているのか、いきなり2TDを獲得して14-0とリード。49ersが1TDを返しても、直ぐさまTDを取り21-7と強気の展開。前半は、49ers 7 - 24 Lionsと大量リードで折り返したので、正直「試合決まったな」と思ったんですよね。でも後半になると49ersが息を吹き返し、4Qに2TD/1FGを返して24-24の同点に追いつくと、4Qも互いに鎬を削る戦いで、何とか49ersのディフェンスがLionsの4th Down Gambleを阻止して、結果的にそれが勝利に繋がった感じの熱戦でした。

これで二週間後に開催されるSuper Bowlは、4年振りにChiefs vs 49ersの対戦。前回はChiefsがMahomesの活躍で勝利したけれど、今回は49ersファンとしては49ersの勝利を願いたいですね。その49ers、何度か試合観戦にも行きましたし、今回試合が開催されたLevie's Stadiumも懐かしいスタジアム。実際に訪問したことの有る場所でああいう試合が開催されるのを見ると、同じテレビで視聴するにしても気持ちの入り方が違うなぁと感じました。そう言う意味でも、全32チームのスタジアム制覇をやりたいところだけれど、今からだととてもそんな余裕もお金もないし。今回もテレビ観戦な訳ですが、それでも興奮するような白熱した試合を期待したいですね。

本質を攻めない追求

通常国会が始まり、野党は「裏金問題」追求に水を得た魚状態なんだけれど、結局は本質である「政治資金規正法の抜け穴」を塞がない限り、この問題は解決しないと思うんですよね。さらに言えば、野党と言えども似たような状況は発生していて、収支報告書の訂正もしている議員もいるけれど、何故か野党議員は追及されない(笑)。さらに言えば、過去同様の行為で有罪判決を受けた人を、このタイミングで党の代表代行にしてしまうとか、センスのなさを露呈しているし。

収支報告書上で、収入と支出が合っていた状態で、実は年間数十万円とか数百万円の「未記載の収入が発生していた」事が今回の発端。その原資が、パーティ券のキックバックという事なんだけれど、それ以外に出所の怪しい収入は無かったのだろうか。もしパーティー券のキックバックだけなら、それは収入の記載漏れという事になってしまい、そこを「〇〇パーティー券販売手数料」とかにして記載してしまえば、収入の不記載は解決することになります。で、収入が増えた分支出も何か記載されていないもの・事に支出されていないと均衡が取れないわけで、それが何か不正なこと(自分の懐に入れてしまうとか)や、違法なこと(贈賄の原資にするとか)ならそこでアウトですが、正当な支出での記録があってそこに出したとしてしまえば、それは問題点は記載漏れということになるだけで、訂正申告すればまぁ普通は解決する話。収入が不記載で、それに対しての支出も不記載にしていたので、今回それぞれ修正して記載し直したので、収入・支出記録は正しくなり、且つその使途目的も不正はございませんといなれば、検察としても追求には制限がでるだろうなぁ。その態度や対応が悪質ならば別だけれど。

不思議なのは、追求している野党にしても、彼らの収支報告書が全く問題無いかどうかは、誰か検証しているのだろうか。この問題が発生して、追求を始めた途端に幹部議員が数十万円の不記載が分かって修正下ばかりですよね。しかも過去にも、親から月数億円の「子供手当」を貰って不記載であった人とか、秘書給与をピンハネして有罪になった人とか、親から数億円の「お小遣い」を貰って不記載だった人とか、色々やらかしている人達な訳ですし。確か税理士が入って確認していると言うけれど、彼らだって議員から提供された報告書なり収入・支出履歴なりで判断しているだけだろうから、その議員からの提供情報に間違いがあれば結果だって間違っている可能性は有るだろうし。これから確定申告の時期になるけれど、税理士さんに依頼して申告書類を準備して貰えれば、一応プロのスクリーニングが入るから問題無い確率は高いのだけれど、申告者が税理士に提出する記録なり履歴に不具合なり不都合な部分をかくしたものがあれば、当然結果も正しいものにはならない。それが意図的なら犯罪だけれど、知らずに掛けていた場合も有るだろうし、無意識に発生してしまうことも含めてどれだけ正確に確認するかが重要何ですよね。

個人的に感じるのは、まずは「収入」の部分を明確にするべきだろうという事。お金がなければ変な支出も出来ない訳で、となれば先ずは入口である「収入」部分を明確にすれば、支出はそれに制限されるはずだから。でも、今回の様に収入が見えなければ、それで見えない支出も可能になるので、そこはある意味イタチごっこになるかもしれない。可能かどうか分からないけれど、特別なクレジットカードみたいなものを発行して、それ経由でしか収入も支出も出来ないようにするしか方法は無いのかなぁ。まぁ、いずれにしても今回の自民党の件で政治資金規正法がますます厳格になれば、それは国会議員にとっては厳しくなる一方な訳ですからね。そう言う意味では、野党はある意味自分で自分の首を絞める事になるのだけれど、当然そんなことには構わず100%清廉潔白な法律にしてくれるでしょう(多分)。まぁ、どこかで日和りそうな気がするし、其れ以前にブーメランが発生しそうな予感がする。

2024年1月29日

世隠れ人

私自身も、朧気ながら記憶の片隅に残っている「連続企業爆破事件」。その犯人の一人としてずっと指名手配されていた「霧島聡」なる人物が神奈川県の病院で見つかり、結局末期癌で亡くなったと言う記事。何故そんな長い間潜伏していた人が急に発見されたのか不思議でしたが、病院に入院した本人が「自分は...」と伝えて発覚したということで、殆ど全ての関係者にとっては寝耳に水の話だったんでしょうね。

本人は「内田洋」を名乗り、藤沢市の工務店で数十年間住み込み勤務していたということで、仮に30年間としても、良くそれだけの期間その名前が「偽名」であったことが発覚しなかったのか不思議。普通仕事に就く場合には、それなりの身元確認とか、税金関係等でも分かりそうな気がするんですが、そういう所は曖昧のまま運良く何十年も気がつかれないままに社会に溶け込んでいったんだろうなあ。有る程度その地域なり社会に馴染んでしまえば、逆に疑うことの方が不自然になりますからね。でも、これが自分の住んでいる田舎ならば、自治会とかご近所付き合いとかあるから、そう簡単にはいかないだろうけど、藤沢市くらいの「都心」ならば、有る程度そういう付き合いも薄いし、何とかなるのかなぁ。

入院下という事で、じゃぁ健康保険証はどうしたんだろうと思ったら、それは無くて全額自費だったらしい。その勤務していた工務店がどういう規模でどういう内容か分からないけれど、健保に加入せず国保にも加入していない人が仕事をしているという不自然さがどこかで分からないのが今の仕組みの問題点なのかも。これがマイナンバーに統一されれば、多分こう言う事はもう隠し通せないんだろうなあ。それと、幾らそう言う活動家と言えども、一人でそこまでのことを出来るとはちょっと考えられない。例えば親が相当の資産家で潤沢な資金があるとかであれば、まだ考えられないことも無いけれど、今回の様に工務店に長年勤務しているような、見つかるかもしれないリスクを犯すのであれば、そう言う資金的な余裕もなかったような気がするし。何らかの支援組織なりグループの存在が言われているけれど、本人が亡くなってしまった今、その全貌が解明されることはあるのだろうか。 

別に犯罪を犯したわけでは無いけれど、色々な理由から世の中から隔離されて、あるいは離れて生活したい人っていうのは、それなりの数存在するとは思うんですよね。最近は、自分で山を購入してその中で自給自足生活をしている人のYouTube何かもよく見ますが、あれって多分生きることその日の生活することだけで一日が終わってしまうので、避けないことを考える余裕どころかそんな無駄なことすら出来ない極限状態が、逆にその人を社会から隔離させるような気がします。以前は、結構そう言うコンテンツが面白くてYouTubeでも何チャンネルか登録していたりもしましたが、暫く見ていると何か修行している様子を見せられているような気がしてきて、最近ではちょっと疎遠に成りつつあります。でも、そんな自然の隔離手段を使わなくても、都会の中でも十分に隠れて生活出来る事は、決してドラマとか映画の中だけの話じゃないんですね。でも、本当にこの人が一人でこれまで隠れていたのならまだしも、もし協力者がいてその支援なりで生活していたとすれば、結局はその人は隠れたつもりでもそうでは無かったと言う事だし、それでも最後には「自分」に戻りたかったという事は、その数十年間の生活は本人の意図したものでは無かったという証拠のような気がします。ご本人のご冥福を祈るとともに、当時の事件から今回の経緯まで、その背景や詳細も明確にされることを祈りたいです。

英語でスピーチ

ドジャースへ移籍した大谷翔平選手が、全米野球記者協会ニューヨーク支社主催の「アワードディナー」に出席して、英語でスピーチしたというニュースは、昨日から色々なメディアでも取り上げられているんですが、どうも大谷選手の「英語」の部分に多くのメディアは言及していて、その内容に関して詳しく伝えたり深掘りするような報道が少ない気がします。 中には、以前の同じ席でのスピーチと比較して「上手くなった」とか言うコメントを伝えていたものもあったけれど、何か「そこじゃ無い」感を感じるんですよね。

日本人が海外のチームへ移籍したりすると、その中でも特に話題というかお節介も含めて心配されるのが「言葉の壁」。多くの場合は、日本語以外殆ど利用機会が無いのが日本人の殆どだと思うので、スポーツ以外の分野、自分のように海外とのやり取りの多い仕事等は、初めて外国語(多分多くの場合は英語だと思うけれど)で外国の人と仕事をする、会話するときのドキドキした記憶は今でも自分は記憶して居ます。私の場合は、マニュアルのテストでアメリカへ言って向こうのエンジニアと1対1で面接みたいな感じで内容チェックしたのが、事実上の「初めての英会話」体験。その時は、まだ自分の英語スキルなんて高校生レベル以下だったし、向こうのエンジニアは今にして思えば普通の発音だったけれど、南部テキサスで仕事をしている人だったので、ちょっと癖がありそれが最初慣れなくて大変でした。もう言葉では通じないので、ノートに色々な絵や図式を書いて一つ一つ確認していって何とか仕事は完了したけれど、あれである意味恐いものなしみたいな状態になったことは後々助かりました。

本人はそんなことを感じていないのだろうけど、メディアがこういう形で「英語で話をした」とか「最初の挨拶は英語でジョークを話して笑いを誘った」みたいな、妙に英語スキルを気にしているような形で伝えるのは、実は彼らの中にある「英語コンプレックス」「外国語コンプレックス」みたいなものがそうさせるんじゃ無いかと言う気もしています。それを感じるのは、この大谷選手のスピーチを伝える記事もそうだけれど「流ちょうに」と言うような言い方をして、話の内容ではなく話方というか英語の出来不出来を注視しているのは、一寸違うだろうと毎回感じる所。日本のプロ野球からMLBに移籍して、その最初の入団会見等でも時々原稿棒読みで「カタカナ発音」みたいな英語(?)スピーチでも、「MLBの入団会見で英語スピーチ」みたいな見出しを付けるんですが、そこは普通に「意気込みを会見で伝えた」くらいで良いんじゃ無いかなぁ。何語で話したと言う事よりも、何を話したと言う事が一番重要なわけだから。何となく日本人の英語コンプレックスを垣間見るような気持ちになる事が結構有ります。

自分も仕事を始めて全然英語が出来ない頃は、凄くコンプレックスというか引け目を感じたもので、外資系企業の開発部門という事も有り、回りの先輩社員はビシバシ英語でメールをやり取りし、電話会議でも相手と話をしている。さらに、中には海外生活経験者とか海外留学経験者何て人も居て、アメリカ人以上に綺麗で分かりやすい英語を話す人も居る。そんな中で、文法もあやふや発音はモゴモゴみたいな自分は、そういう場所に居ること自体が苦痛に感じるわけです。とは言っても、英語が出来ないと仕事にならないわけで、自分なりに努力みたいなものはしていたんですが、ある時に結構仕事が出来てアメリカ側の受けも良い先輩写真と電話会議に出たときに、結構その人の英語もいい加減というか、今で言う所の(少し古いけれど)「ルー(大柴)語」っぽい感じの話方でも、結構通じるんですよ。そこでふと思いだしたのが、当時少しずつ増えていた日本のテレビに登場する外国人タレントさんの話日本語。結構すらすら話す人も居れば、怪しい言い回しをする人も居るんだけれど、別にそれで困るわけじゃ無い。会話は通じるし、意思疎通も出来るし、その日本語を「下手」とか「駄目」と否定されることも無い。考えてみたら、自分は英語に関してはその「怪しい外国人」な訳だから、多少の発音や文法のミスを気にするよりは、言いたいことを言って相手に伝わることを先ずは考えよう。その為には、必要な単語はしっかり伝える、必要な情報は何度も確認して正確に理解する、必ずメール(書き物)で内容の再確認をする、という三つの事を実行するようにしたら、何とか今でも生き残れるだけのスキルが身についた気がします。そう言う意味では、大谷選手も通訳の水原氏の功績も大きいと思うけれど、本人も試合中だとか練習中に必要な事から初めて、回りの環境が彼のスキルを伸ばしていったんでしょうね。そう言う意味で、彼が英語でスピーチをしたことよりも、その内容に関してもっと注目するべきだと思う。

2024年1月26日

やれば出来る

「立憲民主党」という、日本の野党第一党の話題に関しては、まぁ個人的には殆どが否定的で場合によっては当てこすりみたいな書込が多いけれど、この一連の投稿に関しては本姓の政治家・政党、野党としてやるべき仕事をやっていると賞賛されるべき内容だと思う。 

被災地が選挙区の、所謂「地元議員」だけに、現地の状況把握も適切だしそれによる支援要求・要望内容も、足りない部分を指摘していて、まさに政治家として求められる活動と発言だと思う。

まぁ、野党とはいえ確か150名位の所属議員が居るのだから、単純計算でも各都道府県に3人は所属している計算になります。石川県にはこの方ともう一人、二人の議員さんが選出されているらしいけれど、少なくとも今の時期はその二人に前発言を任せるくらいでも良いのでは。それよりも、見栄えというか目立ちたがりたいからか、あるいはとにかく与党の体制や支援の遅れを強調したいが為に、不確かな情報を根拠に政府を責めるだけの某キャスター議員とかは、本当にみっともなく映ります。少しでも与党の人気や支持を落として自分達への支援に繋げたいのだろうけど、所謂裏金問題とかかなり大きな事象が自民党に発生していても、そんなに大きな支持率の変化が現れるわけでも無いのは、与党に対しての期待値がそんなに高くないのと同様に、野党に対しての期待値も高くないことの表れだと思う。

通常国会が始まるので、これからまた延々と「裏金が」とか「キックバックが」とかで時間を浪費して、本来最優先で進めるべき、能登半島復興支援とか経済対策とか、時節柄賃金アップの話とか、そういう重要な事はあとまわしになるんでしょうね。こう言う事を言うと、野党だってちゃんと仕事をしていると言う意見を見るのだけれど、それは事実としても表に出てくる事象が週刊誌ネタだったり、根拠も不明確なのにとにかく相手を貶めたいような発言に終始したりと、そういう部分を自ら強調するから世間はそういう集団なんだよねと思うだけなのでは。

今回の裏金問題は、その裏金がどの様に生まれてどの様に移動してどの様に使われたのか、それが分からない事が問題なわけで、パーティー券とかキックバックとか言う部分は大きな問題じゃ無いと思うんですよね。やろうと思えば、幾らでも記録に載らないお金を作って環流させることは出来ると思う。それこそ、特別なクレジットカードとか作って履歴を全部それに反映させるような手段でも作らないと、多かれ少なかれ「見えないお金」は生まれると思う。そこを議論して透明化することが一番大切だと思うのに、野党も自分達も後ろめたい部分があるからかそこは追求しない。自分達も不記載があっても「修正しました」で済ませるけれど、それは違うと思う。ある意味、同じシステムに乗っかった同罪に近いものだと思う。そういう動きを野党側から作らない限り、多分規模の大小は別にしてブーメランが戻ってくる気がする。

倒立着陸

日本の探査船として初めて月面着陸を達成した「SLIM」。太陽光発電パネルが動作しないトラブルが発生したけれど、それは途中でエンジンが脱落して予定していた姿勢とは180度反転した倒立した状態で着陸(?)していたからと判明。何故発電できないのか、パネルが西向きになっているので本来期待下方向とは180度異なっているからと推測されるのですが、その理由が今回判明した形に。


 搭載していた月面探査ロボットの「SORA-Q」が着陸前に放出されていて、その内蔵カメラでSLIMの撮影に成功して、そこで分かったのがSLIMが倒立して居た事。こんな絵面なんて、SFドラマでもなかなか見ないような気がしますが、それが現実に発生してしかもちゃんと撮影して送信されてくるなんて、かなり胸熱状態。しかも、この月面探査ロボットは、オモチャメーカーのタカラトミー開発なんですよね。勿論、SONYとか大学の研究室も協力しているだろうけど、凄いの一言しか出無い。

このSLIMは、もともと着陸したときに横に倒れることで安定して着陸することを想定していたので、何かの理由でその倒れる方向や速度が違って勢い余って反転する所まで行ってしまったんでしょうね。もし逆さまのまま落下したとしたら、とてもこんな状態では済まないだろうし。しかし、こうやって本体の様子を別のデバイスが確認出来るというのは、かなり多くの情報収集も出来るし非常に貴重ですよね。今回が初めてでは無いと思うけれど、確かSLIMの重量は200kgと紹介されていて、従来の探査船と比べると1/8~1/10位の重量。それだけ、機材や燃料も制限されるのに、今回の実績はそれを大きく上回る事は確実でしょうね。

可能ならばこの探査ロボットを使用して、脱落したと言われている二基のエンジンのうち一つの脱落部分を撮影して、今後の参考に出来ないだろうか。上を呂居ているので撮影位置を考えないといけないけれど、回りのフレーム部分とかがどの様に破壊されているのか、あるいは分離しているのか分かるだけでも、次回のデザインに大きく貢献出来るんじゃ無いだろうか。後は、西から太陽光が照射されて太陽光発電パネルが動作し、より精密なデータ観測や収集が出来れば、当初「60点」と言っていた評価点も80点90点位までは上げても良いんじゃ無いだろうか。しかし、倒立してもこわれること無く機能的に動作している堅牢さが、今回のSLIM一番の収穫だったんじゃ無いだろうか。是非、SLIM-2を期待したいですね。

2024年1月25日

SFプロトタイピング

ジャーナリストの佐々木俊尚氏が、SF作家の小野美由紀氏とともに設立した「株式会社SFプロトタイピング」という会社。SF作家が、その企業の20年30年先のビジョンを「SFの想像力」で描き、その企業の言ってみれば「長期計画(Long-term Plan)」作成をするという内容らしい。SFというと、つい「荒唐無稽」というイメージが先行しがちだけれど、結構1960~1980年代のSFに描かれた社会や生活は、今の時代に実現しているものも多いし、場合によってはそれよりも先行して居るものも有るわけで、そう言う意味では企業ビジョンというか目標設定としては面白い考え方だと思います。

SFでは無いけれど、連載が終了してしまったけれど「こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」の話の中には、今の時代の技術や社会状況を予言したかのように、当時書かれていたものが実現しているものが多いと結構話題になります。作者の秋本治氏はSF作家では無いと思うけれど、でもやはり物語を創る人というのは、そこに込める期待というか演出みたいなものが、未来予想みたいな感じになる可能性も高いのかな。私は子供の頃からSF小説が好きで、これまでに読んだ書籍のうち、7割位はSF小説だと思います。だから、技術的に「凄い」という印象を持つことが少ない反面、そう言う新しい技術に対しての抵抗感も少ないのかもしれない。ただ、技術的には抵抗なく色々なものに手を出すことを厭わないけれど、習慣的なものに関しては結構保守的かもしれない。例えば、私はインターネットや昔ならアマチュア無線も小学生の頃から始めていたけれど、LINEのようなメッセージアプリは駄目。拒絶反応が生まれるというか、インターネットを仕事で使い始めた1980年代、90年代にも、インスタントメッセージアプリって実は存在していて、メールよりも手軽ということで好きな人も居たけれど、あのこちらの都合を無視して突然送られてくる挙動がどうも性に合わなくて、当時から駄目でした。だから、電話も苦手なんですよね。突然掛かってくるのも駄目出し、こちらから電話するのも「相手が忙しいのでは」と躊躇する場合が未だに結構ある(笑)。

SFプロトタイピングというのは、長期間を前提にしたユースケースの設定みたいなものだと思うんですが、一方で単に思いつきで終わっては「SF小説」で終わってしまいます。そこには「PoC (Proof of Concept)」の要素も含まれていて、実際の検証作業は出来なくてもシミュレーションや疑似環境で体験出来るような、そういう要素も大いに含まれているんでしょうね。 多分個人的に感じるのは、この「Long-term PoC」みたいな要素の設定と作り込みが、このSFプロトタイピングの肝じゃないだろうか。20年30年先の技術ナノで、今できることは殆ど無いかもしれないし、仮に基礎要素や基礎技術があっても20年30年継続することは事実上厳しい。となると、何らかの加速試験をして見るとか、文字通り「コンセプトを作り込んだコンセプト」みたいなものを作って、そこで疑似体験してみて検証するとか。結構面白そうだけれど、時間が掛かる話だけに、それを続けていけるリソースとコストがどれだけ準備出来るかが大切だろうなぁ。

SF作家だから、何でもかんでも空想して小説の中で「擬似的に体験出来る」訳でも無いと思うけれど、やはりその作家さんの得意分野というか、SF作家としての筆力も重要だろうなぁ。小野美由紀氏は、実はお名前は存じているけれど彼女の作品は未読なので何とも言えませんが、ちょっと興味深く見ていきたい気がします。自分の仕事経験から言えば、昔は、Short-term, Mid-term, Long-termと、必ず三種類のプランを設定して、その上で直近の製品開発計画(Short-term Plan)を策定して、その仕事が完了すると、Mid-term/Long-termを結果から修正しつつ、次の製品開発計画を立てるみたいなことをやっていましたが、最近はとにかく今売れる製品を、みたいな風潮になってきたので、その企業が持っているような「匂い」というか「DNA」というか「イメージ」みたいなものが消えてきた感じがします。昔の家電ならば、SONYならSONYの、PanasonicならPanasonicの、東芝、三菱電機、等等デザインや機能を見ると「あ、〇〇」と直ぐにそのメーカーが浮かんだものでしたが、最近はそう言う経験が殆ど無くなってきている気がします。ブランド名を聞けば「どこそこのメーカー」とは分かるけれど、製品自体の醸し出す「匂い」というか「個性」が消えていると思います。その「個性」を生み出す一つの手法が、このSFプロトタイピング何だろうな。

日本らしさ、とは

今年の「ミス日本グランプリ」に、ウクライナ出身で2年前に日本に帰化した椎野カロリーナさんが選ばれた事に、賛否がという記事。例えば、ご両親の一方が日本人であったりとか、あるいは祖父母が日本人というのであれば、もう少し印象は違ったのかもしれない。最も、「日本人」と言っても、そのご両親の「日本人」の方も、実はアメリカ生まれの人で日本には帰化した「日本人」とかだったら、また反応は違うのだろうけど。

このミス日本グランプリへの参加基準は「日本国籍を持つ17~26歳の未婚の女性」という条件らしい。「日本国籍所有者」なので、元々日本に住んでいた家族から日本で生まれた人は自然と日本国籍になるだろうし、今回の様に海外出身だけれど聞かして日本国籍を取得すれば、その人も「日本人」のはず。それこそ今回の選択に疑問を感じるのであれば、「遺伝子の〇〇が、××の状態で、かつ出生時日本で生まれている女性」とか限定した条件をどんどん付けていかないと、あの人は駄目この人も駄目みたいな話しか出来なくなってしまう。と言うか最近の状況だと「女性」の定義だって怪しいわけですよね。多分「生物学的に『雌』である、性自認が『女性』」とかまで言わないと、トランスジェンダーの人は参加出来ないのかとか、言う話だって出てきてしまう。さらに言えば、「ミス日本」という「ミス(Miss)」だって、女性に対して呼びかけなので、これに対しての疑念を呈することだって出来てしまう。

応募条件を満たしていて、審査員30名が、内面、外面、行動の3側面から「日本らしい美しさ」を審査して投票で決まったのだから、ウクライナ生まれだから「外面」に関しては得点は低かったのかもしれないけれど、それ以外で高得点を獲得したから、この人はグランプリ獲得出来たんでしょう。日本人でも、ぱっと見「ハーフ、クオーター?」と感じる人も居るから、正直見た目の違いってそんなに関係無い気がする。「日本人は、目は一重で、鼻筋は曖昧で、鼻孔は大きめで、唇はぼってりして小さめ」とかいう定義が存在するならまだしも、そんなことは無いのだから「外面」の審査基準というのは「見た目」では無いんでしょうね。例えば、身なりが清潔であるとか、お化粧の程度が濃くないとか、そんな感じなのかな。そうなれば、ウクライナ生まれで遵守的に日本人と異なるという事は問題にはならないでしょうね。

逆に、彼女の場合は見た目の違いがあるわけだから、そこで日本人風の仕草や行動をしたら、そのギャップで逆に印象が強くなるんじゃ無いだろうか。それって、ある意味彼女の「武器」にもなりそうな気がする。勿論、そう言う事を狙って参加したわけでは無いと思うけれど、そういう判断も出来るのでは。見た目だけを問題にするのであれば、要望的には近い中国とか韓国の女性が日本国籍を取得して今回の様にグランプリを獲得したら、今度はどんな理由を言い出すのだろうか。大体今の日本人だって、何台か祖先に遡れば、どこから来たのか分からない人も結構多いんじゃ無いの。日本人(大和民族)と言うけれど、地面から沸いて出たわけでは無いだろうから、ユーラシア大陸から移ってきた人が祖先の祖先だろうし、そうなれば少なくとも東南アジア出身者は似たようなものだろうし。さらに遡れば、人類の祖先は南アフリカから来たとも言われているのだから、それを考えたら今の世界の出身国というものには意味は無く、社会生活の基盤としてどこの国に帰属しているかという「国籍」条件だけ満たしていれば、「その国の人」と認識して良いのだと思う。その上で、自然と出る振る舞いや行動や考え方みたいなものが、周りの人から「あぁ、自分と似ている、共感できる」と感じられるのであれば、それが「日本人らしい」という認識で良いと思う。逆に、日本人の両親から生まれても、海外で出産して二重国籍になり、結果的に日本以外の国籍選択をした人は「日本人」ではないし、このコンテストの出場資格も無いわけですからね。そう言う意味では、今回の結果はフェアだと思うし、今の時代はこういう考え方というかこう言う事が「普通」になっていくと思う。

2024年1月24日

架線トラブル

機能の東北・北陸・上越新幹線のトラブル。上野-大宮間で発生した架線トラブルで、新幹線が全面停止。事故の発生した場所が悪いですよね。全ての新幹線が利用している、上野-大宮間ですからここでトラブル発生してしまうと、完全に詰み。色々理由はある事は分かるんですが、もう少し何か対策は無かったのかという気もします。少なくとも、大宮から先は何とか折返し運転出来ればと思いますが、それも色々な理由から難しいらしい。今年は年初から色々なことが起こっているけれど、これもその一つに含まれていいような大きなトラブルですよね。幸いにも、衝突とか脱線事故ではないので、乗客乗員に怪我人などは発生しなかったようですが、補修作業中の作業員の人が関電したとのニュースもあり、何とか回復して欲しいですよね。

「ボトルネック」という言葉があるけれど、まさにこの東京-大宮間は東日本の新幹線にとってはボトルネック。ここが詰まってしまえば、その先にも大きな影響が出るし、今回の様に運航停止にもなれば東北地方や上越地方への移動もままならない状態に。まぁ、そんなことは最初から百も承知で、JR東日本としても色々対策なり工夫をしてきているんだろうけど、JR東日本としては今回の知見から更なる対策が要求されそう。

元々の原因は、電気を新幹線に伝える架線が緩んでいたのかすでに垂れ下がっていたのか、そこに新幹線が進入してパンタグラフに引っかかり停電状態が発生。それでこの区画を利用する全ての東日本の新幹線が全面停止する自体になったという、結構単純な原因。単純なんだけれど、解決策は難しいでしょうねぇ。これから上野-大宮間で新規に線路を引くわけにも行かないだろうし、路線の多重化しようと思ったらそれこそ上野から大宮まで地下化しないと無理だろうなぁ。以前も書いたけれど、最近は相互乗り入れが多いために、北関東で発生下電車トラブルの影響で、そこから東京経由で神奈川方面に走る、東海道本線とかまで止まる事があるけれど、集約して効率化するのは良いけれど、それによって冗長度が下がってトラブルに弱い状態になっている気がしますねぇ。

その架線トラブルも、気温による金属の伸び縮みの判定を間違ってしまい、それで緩む・切れるという状態になったのではという解説をニュース等でやっていましたが、うーんここ最近は寒さが厳しく感じる日も有ったけれど、そんなに影響が出るほどの天候だったかなぁ。原因究明は是非しっかりやって欲しいですよね。私は殆ど利用する機会は無いけれど、東北・北陸上越地方へ移動する重要なインフラですから。こういう事態に遭遇すると、やはり東海道新幹線に対するリニア新幹線の運行は重要なわけで、一日でも早い開通が必要だと痛感するわけです。でも、川勝県知事の理由不明な独断と反対意見は、まだ当分変わる気配も無いし、本当今回のトラブルから彼が何か感じることは無いんだろうなぁ。能登半島地震からも、いかにバックアップとか多重化することの重要姓が教訓として得られているのに、それに意味不明な理由で反対しているわけですからね。今回の事件は、単なるJR東日本の架線トラブルで終わらせるのでは無く、色々な場所や部署での多重化だとか安全係数の見直しとか、あるいはシステムの冗長化だとか、そう言うより安心出来る社会への教訓として再認識して欲しいですね。 

最強寒波

ここ数日は、朝晩はそれなりに寒かったけれど、昼間太陽が出ている間は結構暖かく、南向きの部屋などは日がちゃんと室内に入るので、暖房器具が昼間は入らないほど。しかし、今朝起きたときには久し振りに「さっむぅぅぅぅ」と思わず口に出るくらい久し振りに冷え込みが厳しい朝でした。

朝になるとガスファンヒーターを付けるのが冬の日課ですが、ここ最近は付けたときの室内温度が、大体14度とか15度と比較的暖かい状態で、直ぐに18度とか20度近くまで室温が上がります。ところが今朝の場合は、付けた時点で8度とか一桁台で、ちょっと寒さが厳しい部屋などは6度とか表示されてビックリ。少し前に結構冷え込みが厳しい時期がありましたが、その時くらいの冷え込みに今朝は戻った感じです。直ぐにガスファンヒーターに点火して暫くしてから見てみても、やっと10度を越えて二桁表示になったくらい。ちょっと広めの部屋とか寒さが厳しい部屋では、なかなか10度台まで上がりませんでした。

浜松は多分大丈夫だと思うのですが、これから広範囲に雨とか雪とか降ってくるらしい。浜松では無く静岡の最高気温は、今日は8度の予報。最低気温では無く最高気温がお昼頃の8度が最高らしい。こりゃぁ今日は外に出る気力も一気に無くなりますね。木曜日はさらに冷え込む予報で、金曜日も同様。やっと土曜日から最高気温は二桁10度台に戻るらしいけれど、最低気温は浜松でも氷点下近くまで下がるらしく、寒さが苦手な自分はますます「出不精」になりそう。土曜日は、午前から外出する用事が入っているので、まぁ雨模様の天候よりはマシだけれど、寒いのも苦手なので少しでも気温は戻ってほしいところです。

自宅の暖房器具は、昔はガスストープで最近はガスファンヒーターが中心(と言うか全部)。電気式のヒーター等は、洗面所などに置いてありますが、室内暖房に関してはガスファンヒーターでこれが結構強力。1時間も運転していると、結構暖かくなって上着を脱いだりファンヒーターを一時的に止めたりしたくなるほど暖まりますが、最近はそのファンヒーターの効率が落ちたのか、暑さだけで無く寒さも厳しくなっているのか、特に夜間はこれまで以上にガスファンヒーターがフル稼働している気がします。自分の仕事部屋を除けば、サーキュレーター代わりに以前は使用していた扇風機も片付けているので、暖かい空気の対流が生まれず暖房効率が全体として落ちているのかなぁ。まだ暫くは続くこの寒い季節を、何とか風とかインフルエンザにも遭遇せずに何とか乗り切りたいと感じる、寒さがグッと厳しくなった今朝でした。 

2024年1月23日

使い勝手の悪さ

近隣のイオンスーパーで導入されている「レジゴー」ですが、最近ちょっと纏まった分量の買い物をする機会があり、さらに買い物カゴにそのまま設置出来るマイバッグも入手出来たので、何度か利用しています。私は、そんなに沢山買い物をする方ではないので、基本的には店内用買い物カゴにパッパッパと入れて、最後にセルフレジで精算して帰宅するのが一番便利だと思っています。但し、それも買い物品数が10点位までならそうなんですが、それ以上の分量となるとやはり時間が掛かります。そうなると、購入品を手に取った時点でシステムに入力されて、最後は支払のみの作業で済むレジゴーの用な「集中型セルフシステム」の利便性はあるかなと思います。

ただ、レジゴーに関して言えば決して使いやすいとは言えないのは、最近利用しても感じる所。先ず面倒と感じるのは、バーコードーのスキャン操作。何か品物を購入しようと思って品物を手に取って、店内用買い物カゴに入れる前にレジゴーの端末でスキャンしないといけないのですが、それには端末の画面の「スキャン」のボタンをタップしてカメラを起動しないといけない。私は、右手で品物を持ち左手には鞄とか持っていたりすると、そのボタンタップの動作もちょっと大変。しかも、そのまま「スキャンモード」のまま一定時間居てくれれば良いのに、一つスキャンすると戻ってしまうので、次の商品購入の時にはまたボタンをタップしないといけない。多分、カメラオンのままで偶々バーコードを重複してスキャンしてしまうことの防止策何だろうけど、もう少し使い勝手が何とかならないだろうか。

もう一つの不満点は、商品のバーコードを読み取らせるときの端末との位置関係。多くの商品の場合、商品のバーコードは品物の裏側の下の方に印刷されていることが殆どだと思います。一方でレジゴーの端末のカメラは、本体の上の方に付いているので、実はバーコードスキャンをさせようとすると、結構品物を上の方にかざさないとカメラの画面にバーコードが入らない。しかも、有る程度距離を離さないと焦点も合わないから、自分の感覚だとかなり端末から離して上の位置に品物をかざさないとバーコードがスキャンされない感じです。自分は無意識に、もっと下の方で渇カメラに近い位置に品物を置いてしまうので、最初はなかなか認識されず何度か位置を調整してやっと読み込んでくれる始末。慣れてくれば自然と品物をかざす位置も学習するんでしょうけど、それでも端末とバーコードの位置関係が不自然な感じを毎回受けます。多分端末のベースはスマホだろうし、利用者のスマホにアプリをいれても利用出来るくらいだから、カメラ位置に関しては仕方ないのかもしれないけれど、例えば表示画面を反転させて上下逆さまにカートにセットできたら、外向けカメラが下側に来るからもう少しバーコードスキャンの位置関係が、改善されるような気がするんだけれど、そう言う事は検証済みなのかな。

この記事ではセルフレジの問題点を幾つか挙げていて、その一つが「無意識の万引き(=スキャンし忘れ)」が上げられているんですが、レジゴーでもいちいち端末のスキャンボタンをタップするのが面倒で、つい忘れて買い物カゴに入れてしまうことが私も何度かあります。幸いにも直ぐに気がつくので、慌てて一度取りだしてスキャンして戻すけれど、あれだって有る程度数が籠の中に入っていると、どれをスキャンしてどれを忘れているのか、端末画面の表示といちいち突き合わせて確認するのも面倒。あの辺りの使い勝手がもう少し何とかならないだろうか。そして、買い物が終わり専用のコーナーで精算するんですが、これもまた面倒。入口でQRコードをスキャンして中に入り、この時に使用する精算用レジの番号が表示されます。ここで自分の決済手段で決済をすると、そこから出るときにまた端末を出口のQRコードをスキャンして出ないといけない。三回もいちいち端末やスマホをかざすんじゃ無くて、これも一回で終わらせたいですよね。例えばレジゴーの端末と自分の端末をタッチさせて決済情報をレジゴー端末に転送して、それを一回出口でタップしたら精算出来るとか。その精算内容はスマホに転送されるので、自分も後から核に出来れば良いだろうし。まだまだ改善の余地はある誌満足度は低いだろうなぁと毎回感じています。

言った者勝ち

週刊文春の報道を受けて、タレントの松本人志氏が発行元の文藝春秋社を相手に、損害賠償など約5億5千万円の損害賠償や訂正記事による名誉回復を求めて訴えを起こしたという記事。私自身は、どちらの言い分が正しい、あるいは確実性が高いのか言える材料は無いけれど、世の中の傾向を見ていると何となく「松ちゃんなら、有名芸能人なら」というバイアスが掛かった認識が多勢で、それに基づいて判断したり意見を言っている人が多いような気がする。

週刊文春の報道が正しいのかそうで無いのか、その判断出来る規準が無い以上は、その報道はあくまで「雑誌記事の一つ」でしか無い訳で、それに対して反論出来るのは指摘された松本氏本人だけでしょう。この報道(というか、雑誌記事)を発端に、女性の性被害の話とかが出てくるのは仕方ないと思うけれど、でもそれって何となく松本氏の行為を前提にしているように聞こえてしまうし、それは公平な扱いでは無い以上は避けるべきだと思う。松本氏は、「タレント」、それも「大物」とも言われる有名人でもあるので、有る程度「公人」としてプライバシーに関しては一般の人よりは公にされることも仕方ないのかもしれないけれど、それでも何でもかんでも公にして良いわけでも無いだろうし、幾ら雑誌側が取材なり調査したとはいえ、その裏付けがどの程度正しいのかも今は判断出来ないのだし。

ここの所「性加害」「性被害」という項目に関して、色々な形で公にされて大きな話題になっているので、今回の件も嫌でもこれから裁判の行方は追跡されて、そこからまた色々な話題が生まれて行くであろう事は確か。ただ、本人がそれぞれ直接は話をするのならまだしも、一方は「雑誌社」であり「記事」として発言するわけだから、その内容に関してはどうしても脚色なり盛りが含まれる可能性もあると思うんですよね。何故なら、雑誌としてその記事に注目を集めてそれを売上げに繋げないといけないわけだから。ぶっちゃけた話し、彼らだって正義感だけでこういう話題を取り上げるわけじゃ無いし、そこは「売れる」「受ける」という確証があってこその記事化だと思う。実際今回の裁判で、週刊文春側が仮に敗訴になっても、彼らは多くても数百万円程度の慰謝料と謝罪記事の掲載で済んでしまう。その反面、裁判に勝っても負けても注目を集める雑誌の販売実績に繋がれば御の字な訳で、記事を掲載した号は45万部だったかな、完売したと言うことだけれど、それだと一冊480円なので単純計算で2億円の売上げがあったことになります。利益10%としても2000万円の利益があるから、裁判で数百万円の罰金・慰謝料を払ったとしても十分お釣りが来る計算になります。しかも、そのネタを使い回せば何回も美味しい記事は書けるだろうし。

流石に全く根拠も無いような嘘の記事を掲載してしまえば、それはいくら何でも出版社の責任は大きいけれど、今回の場合は性加害はあったかどうかは別に明らかにならなくても良いんですよね。当時松本氏やその周りの芸人さんが、ホテルやそういう場所を利用してファンの人達を誘っていたことは実際あっただろうし、そうなると「そこから先は...」と臭わせるだけで、後は勝手に読者が想像をして補ってくれる。指摘された方は、相手が全くの嘘を言っていないのであれば、「ホテルには行った」「そこで何を?」「何もしていない」「でもお酒は飲んだんですよね」「お酒は飲んだけれど手は出していない」「本当に」みたいなやり取りだけでも公開すれば、後は生成AIじゃないけれど幾らでも話は膨らんでいきます。今回、「名誉毀損」で訴えられているけれど、「名誉毀損」なのかどうかの判定判断には数年掛かる事もあると言う事で、となると週刊文春側はこれから数年間それなりに売上げが期待出来るネタを得たとも言えるんだよなぁ。放送局の場合は、裁判で敗訴すればそれなりのペナルティ(放送免許の剥奪)が期待出来るけれど、雑誌の場合も例えば「一月間の出版停止」みたいな事が今後は出来るようにしないと、結局「損して得取れ」ビジネスモデルがどんどん増えて行くだけのような気がする。丁度迷惑系YouTuberとかと同じエコサイクルが、今の雑誌社や放送局なんかに定着しているのは、彼らの敗北だと思うけれどでも明日の心配よりも今日の生存の方が大事だから彼らとしても知ったこっちゃ無いという事なんでしょうね。そのとばっちりを受ける側はとんでもないけれど。でも、そういう言った者勝ち・やった者勝ちみたいな風潮は、何とかしないといけない気がする。

世界からも受信料を

昨年の紅白歌合戦に関して、NHK稲葉会長の会見の様子を伝える新聞記事。昨年は、偶々夕食時と重なっていたので、20:00位迄は見ていた記憶があるんですが、その後はつかれて早めにベッドに入ってしまったので、誰が歌ったのか、最後はどっちが勝ったのか未だに知らない(笑)。昔は、祖父祖母も健在だったので、大晦日の夕方からお節用に準備した物の余りを酒の肴に宴会が始まり、その後19:00からレコード大賞が始まって、紅白歌合戦は21:00からスタートしていたと記憶しているんですが、最近は19時台からのスタートなんですよね。 そうそう、一部・二部と言っているかの。

まぁ、NHKの放送は朝ドラは勿論、連ドラも大河も見ていないので(でも受信料はちゃんと納付しているぞ)、別に紅白がどんな風に開催されても文句は言わないけれど、新聞記事のこの部分には声を大きくして文句を言いたい。

韓国など外国人アーティストの出演も多かったことを踏まえ「国民的番組というよりは世界に向けて見ていただく番組になった」と持論を展開。

韓国人アーティストに関しては、まだ日本でデビューしていないグループだか何だったか、実績も無いのに出演しているという批判はTLでも目にしました。以前の紅白だと、それこそレコード売上げ枚数とか知名度とか影響力とか、本当に誰でも知っているような歌手・グループが登場していたけれど、最近は結構そういう方面には敏感だと思っている自分も知らない人が多い気がします。特に海外のアーティストでは、アメリカなら分かるけれど、所謂K-POP系は全く知らないので、自分的にはどのグループも「誰?」状態。現SMIL-UP所属タレントや、元ジャニーズ事務所所属タレントが、昨今の視聴者感情を考慮して今年は参加者ゼロと言う事で、その穴埋めとも言われているけれど、それならそれで日本のタレントをもっと発掘しても良いと思うし、別にK-POPだけじゃ無くて、アジアとかそれこそ世界中から実力のあるタレントの出演を依頼すれば良いと思うのに、何故かこういう時にはK-POPばかりというのは正直私も感じる疑問。

で「世界に向けてみていただく番組」と言うけれど、いゃ世界に向ける前に国内の視聴者に向けてより満足出来る内容の番組を作れと小一時間。こちらは受信料を払っているわけで、それに向けての改善が世界市場に設けるというのであればまだ分かる。でも、最初から世界に向けての番組を作るのは意味が違うのでは。例えば、それが日本紹介だとか、観光地の案内みたいな物ならまだ分かる。でも、それにしたってNHKの目的の中で海外に向けて日本の観光地情報だとか流す理由はそれ程高くないのでは。強いて言えば、日本国内に在住していて受信料を払っている外国人契約者向けに、例えば英語での日本の温泉案内番組とか作り、それを国際映像として海外にも流すならまだ分かる。でも、そうで無い海外在住者向けにわざわざそういう番組を作るのは本末転倒なのでは。海外放映権で番組制作コストがペイできるならまだ許せるけれど、それならそれでそのリソースを国内番組の充実に投資しろと言いたい。 

仮にNHKが世界に向けて番組制作とか目標を設定するのであれば、その分は自分達の努力で稼ぐ必要があると思うのだけれど、それなら国内向けて放送に関しても同様の考え方でやっても良いんじゃ無いの。つまり、CMを入れるとか何か資本を受け入れるとかして、その分受信料は下げることが必要だと思う。大体、何度も書いているけれど、受信料の目的は全国民に対して安定的に放送機会を提供するための資金な訳で、それは今の時代ではほぼ達成されていると言える。しかも最近ではネット配信にも進出しているけれど、この場合インフラは既に存在しているものにNHKは乗っかるだけなので、その分の投資は入らないはず。でも受信料はなかなか下がらないし、逆に海外向けビジネス拡大しようとも取れるようなこういう考え方は本末転倒だと思う。例えば、NHKがアニメを制作して国内向けに放送。それを海外向けに提供するために、外国語での吹き替えコストを放映権料に上乗せすることは勿論、国内放送分の資産を丸々利用しているのだから、その分の還元があっても良いはず。それで決まった放映権料をしっかり撮るならば良いけれど、単に海外に拡散させたいからと安い金額で提供しているようならば、それは間違っていると思う。そういう部分のNHKの収支はちゃんと見ていかないといけない。出無いと、こういう勘違いに近い発言が正しくなってしまうから。

2024年1月22日

Dream comes true!

昨日開催された「Dream Japan Bowl by ヒトコミュニケーションズ」。厳しい天候が予想されたけれど、何とかお昼前には雨も上がり、気温は低かったけれど雨中戦にはならず良かった。 結果から言えば、All Japan 10 - 5 Ivy League で、昨年の4点差での敗戦の雪辱をして、公式チーム同士の試合では初めて米国チームに勝利する歴史的試合に。

戦前の情報では、昨年勝利はしたけれどAll Japan Teamの内容が高かったため、今回はより強力なメンバーを選択したという話も有り、試合前から不安な印象の方が強い感じでのネット配信で試合観戦をしました。序盤は、オフェンス・ディフェンスともに日本の方がやや分があり、10-3で前半を折返し。後半に入ると、ちょっと波に乗りきれない場面もあったけれど、今回はディフェンスが崩れること無く安定して居て、相手の反撃をセーフティの2点だけに抑えて10-5で勝利。後半追加点のチャンスを、エンドゾーンでのインターセプトで失ったのが残念だけれど、やはりディフェンスがしっかりしていたのが良かった(2回目)。最も、そのディフェンスの多分1本目のユニットメンバーのヘルメットは全員「黒」。つまり、富士通とパナソニックという、昨シーズンのRice Bowl出場チームの選手で埋められていたわけで、シーズンに入ったらこのディフェンスと戦う他チームオフェンスは大変だなぁと改めて感じた次第。

Ivy League Teamは、決して手を抜いていたわけでは無いけれど、昨年の試合と比べると特にオフェンスがちょっと淡泊な気がしましたね。それぞれサイズにしてもスピードにしてもテクニックにしても、日本のトッププレーヤーと同等以上の選手がそろっているわけで、もう少しプレーを準備してくると思ったけれど、ちょっと物足りない感じでした。結果、オフェンスの得点はFGの3点だけで、TDは奪えなかったわけですからね。まぁ、All Japan Teamにしても、1Q最初のシリーズでTDは奪ったけれど、その後はFGの3点で、結果的に2Qから4Q試合終了までAll Japan Teamは無得点で終わってしまった訳で、やはりこの試合はディフェンスの勝利(3回目)だなと感じるわけです。少し前の時代のフットボールは得点力=オフェンスをどれだけ充実させるかというのが強いチーム作りのテーマだったけれど、最近のフットボールはどれだけ堅い守備を最初から最後まで維持出来るか、堅守のチームが強いチームと言う事を再認識した試合でしたね。

一方で、レギュレーションとか開催時期とか、いろいろ課題も残っているこの大会。ただ、形を変えてでもいいから、国内の社会人や大学生選手が本場の選手と交流しながら対戦できる貴重な機会なので是非今後も続けてほしいですよね。それと、昨年、今年と国立競技場で開催したわけですが、特に今年気になったのがフィールドの状態。日本を代表する、言ってみればトップクラスの「競技場」であるわけだけれど、試合開始当初から所々芝生が剥げていて茶色い土の部分が目立つフィールドは、何とかなら無いものだろうか。勿論、前日から直前まで雨が降っていて芝が剥がれやすかったのかもしれないし、サッカーやラグビー使用で芝の養生も追いつかなかったのかもしれないけれど、アメリカのカレッジのスタジアムの青々として天然芝グランドを知っている身としては、やっぱり寂しい。自分か見た範囲では、芝の切れ目に足を取られて滑るみたいなプレーは無かったように思うけれど、あの芝コンディションは残念でした。あれならば、東京ドーム開催の方がまだ良いんじゃ無いだろうか。見る方だって、天候に左右されずに快適に観戦出来るだろうし。そういう部分も含めて、来年もこの試合が開催されてさらに盛り上がることに期待したいですね。来年からは、前座試合としてフラッグフットボールのボウルゲームとかやっても良いかもしれない。そうすれば、LA2028に向けて気持ちもアップして行くだろうし。

2024年1月21日

マイナ批判は鉄板記事

佐々木俊尚氏が再び取り上げていた、マイナ保険証に対しての危機感を煽るような新聞記事。佐々木氏も指摘されているように、記事の中ではマイナンバーカードに内蔵されている顔写真データが、印刷された顔写真でも認識されてしまうことを問題点として指摘しているけれど、今の保険証にはその「顔写真」すら無い事には言及しない。さらに言えば、印刷された顔写真を病院の端末で掲げていたら、普通は不審に思うだろうし、ましてやその顔写真と本人の顔が違えば、病院スタッフが疑念を持つだろう事も言わない。今の健康保険証だと、そんなスクリーニングすらもないので、もっと簡単に悪用しようと思えば出来るのに、そのリスクは指摘しない意図的な記事と言って良いのでは。

さらに記事の中では、

長崎県保険医協会が23年10月に県内337医療機関に実施したアンケートでは18機関で現行保険証でのなりすまし受診があり、

と現行健康保険証の問題点を認識指摘しながら、同じ手法でマイナ保険証も悪用できると言及している。確かに暗証番号を聞いておけば、手続き上は通過する事は出来るかもしれないけれど、マイナ保険証なら顔写真が印刷されているから、そこで一つ本人と違うかどうかのスクリーニングが可能。もう一つは、マイナ保険証にすれば治療履歴や通院履歴がそこに紐付けされていて参照出来るから、例えば盲腸の手術を二回したとか、肺癌の手術をしたはずなのにその手術痕が無いとか、更にスクリーニング出来る条件が生まれるはず。完全に成りすましを防ぐことは出来ないだろうけど(それは、指紋認証に網膜認証、あるいはDNA認証みたいな本人自身の要素を使わない限り無理だと思うけれど)、今の健康保険証よりもかなり不正行為は防ぐことは可能。勿論、病院側もしっかりと確認作業をする必要があるわけで、そこは病院側の意識改革も必要だけれど、

「なりすまし受診を防ぐにはマイナ保険証の目視確認などが必要となり、今よりも余計に手間暇がかかる。本末転倒で、混乱が広がる恐れがある」

何てことを本当に言っているのだろうか。つまり、今は目視確認だけで無く、もっと簡単な確認、極端な話保険証を出されたらそのまま信用する位の作業しかして居ないと言っているようにも聞こえるのだけれど。それって、保険業務の怠慢なのでは。例えば、外国人の人が健康保険証を使用するときに、その使命だけでは性別が判断出来ないので、極端な場合は男性の健康保険証を女性が不正利用しても分からない(確認のしようが無い)という場合あるらしい。そういう不正行為が発生していて、少なくない被害が発生していて、場合によってはその人の生命にも関わるような自体も想定されるのに、完全ではないから以降するべきでは無い、というのは理解出来ない反論。

で、マイナンバーカードを批判するときのお決まりの文句で「マイナンバーカードは不完全」「リスクがあるから新しい制度を」と言うけれど、そういう意見を重ねて今のマイナンバーカードが生まれてきたわけで、また作り直しても同じ反論・同じ意見が出てきて批判するだけだろうし。技術的に可能なのかと言う事も含めて、今できる範囲でいしかし使い勝手や安全性も加味した範囲で言えば、今のマイナンバーカードはかなりよくできていると私は思いますよ。良く「4桁の暗証番号が」と言うけれど、クレジットカードの暗証番号(PIN)だって4桁だし、それ以上に設定されているSNSのパスワードでも破られることはあるわけだし。何か、記事のネタが枯れたときに、取りあえずマイナ保険証批判を掲載しとけば、何か仕事している気になるし読者からも喜ばれるという「都市伝説」が新聞社にはあるのだろうか。

 

経験の生かし方

神戸市公式noteから、能登半島震災に派遣されていた神戸市市役所員の報告会の内容について。 なんと言っても衝撃的な言葉は「阪神淡路の経験は役に立たなかった」という事でしょうか。日本でも近年最大規模の震災があった神戸市からの派遣だから、当然当時から蓄積されたノウハウを駆使してより効果的な支援が期待出来るという思いだったと思うんですが、実際に現地に入ってみると状況が全く異なるというのは、今回の間能登半島震災の復旧がなかなか進まない原因の一つだと思う。

それは私も何となく感じていて、個人的にこれまでの報道等を見聞きして感じた最大の違和感が、「1.5次、2次避難所」だったり「中高生の疎開」と言った、これまで発生した日本各地の震災でも聞いたことが無いような言葉が出てくること。阪神淡路大震災や東日本大震災等は規模が大きすぎて比較にならないところもあるでしょうけど、例えば熊本地震何かでも避難場所などで賄われていて、1.5次避難所とか2次避難所と言う話は記憶にありません。少し落ち着いてから、仮設住宅が出来るまでの繋ぎとして近隣都市のホテル等への移動は合ったと思うけれど、今回の様な避難場所の代わりにという措置は初めてじゃ無いだろうか。

最大の理由としては、これまでの震災の時には場所の違いはあったけれど複数のアクセス道路や支援ルートが確立されていて、震災直後から徐々に支援体制が確立していって加速度的にそれが太く確実になっていったもの。ところが今回の能登半島地震の場合は、半島中程から先端部分へのルートが繋がらず、それ故にその間の地域を中心にして孤立地帯が解消されず、全体の復興作業もなかなか始まらない。半島の根元以外は、海からのアクセスしかないのだけれど、港も殆どが崩壊していて雪原も難しく、さらに海岸線が何mも隆起して地勢が分かるほど地震の影響を受けているのでは、海路からの支援も限定されているし。

報告会の内容を聞くと、阪神淡路大震災の場合は有る程度纏まった地域が被害を受けたから、周辺からどんどん中心に向かって復旧作業を進めることが出来たけれど、今回の場合は細長い半島地域に分散して被害地域が存在しているのに、各拠点の情報集約がなかなか出来ないし繋がらない。ネットワークでも、昔ながらの集中型と、その後登場した分散型で、それぞれメリットデメリットが有るけれど、まさにそんな様子を見たような気がします。今回の震災では、大手携帯会社4社が協力して何とか通信インフラの復旧を進めたけれど、やはりStarlinkのような地上施設や設備に寄らない非常時の緊急連絡手段は必須だなぁと言うこと。確かauのスマホには、今後Starlink接続機能が内蔵されるはずだけれど、それ以外のキャリアーとか何ならiPhoneの売り物としてこれから内蔵してくれないだろうか。一番重要なことは、経験値を積むことは勿論大切なのだけれど、その知識経験にあぐらをかくのでは無く、その知識経験からどれだけ応用出来る力を身につけるかという、ある意味震災以外の時での日々の積み重ね成長何だという事ですね。

2024年1月20日

巨額の投資

一般紙にも掲載されて、その額にビックリした、Amazonが国内のAWS (Amazon Web Service)に、今後2兆2,600億円を投資するというニュース。一年間に5,000億円以上を投資し続けるという規模感に、ちょっと目眩がしそう。しかも記事によれば、Amazonは2011年から2022年の10年余りで1兆5,100億円投資しているのに対して、その半分の期間で1.5倍の投資をするのだから、物価高などを考慮してもかなり加速したビジネス投資と言えそう。

実は仕事関係でAWSにはお世話になっているので、この国内への投資はありがたい所。一番大きな部分は、国内のDC (Data Center)の増強だろうから、そうなると今以上に高パフォーマンスで高品質なサービスが期待出来るだろうし。そうなると、これからの課題はASWのDCとエンドユーザーの間のネットワークインフラがどれだけ高品質高速度になるかが注目されそう。今の自分の場合だと、自宅から光回線で接続しているけれど、それ以上のスピード・品質が出先などで5Gや6Gでより快適に利用出来るようになると、一気にAWSも含めてネットワーク中心のデジタル社会が生まれるんだろうなぁ。

更に気になるのは「料金」なんですよね。AWSは便利なんだけれど、個人的に趣味で利用使用と思うとちょっと高い。もう少し気楽にカジュアルに利用出来るようになれば、自宅サーバーの代替機能としてあるいはバックアップ環境として活用したいんですけどね。 AWSも2兆円規模の投資をする以上は、当然それに見合うリターンも期待しているのだろうから、今後の利用料金や付加価値サービスが上がることはあっても下がることはないだろうなぁ。Amazon Premiumと抱き合わせでお得なパッケージとか出してくれないだろうか(笑)。

昔の話を思いだすと、そもそもAmazonは自社のECサービスをよりか的に提供するために自社開発のコンピューターやネットワークシステムを構築して、そのリソースが余っていたからその余分な部分を社外へサービスとして提供しだしたのが始まり。それが今では本業以外に会社を支える大きな柱になっているわけだから、やはり目の付け所が良かったというのか運が良いというのか。MicrosoftとかGoogleとか、強力なライバルもいるなかしっかりと存在感を確立しているのは凄いなと今更ながら関心します。これが刺激の一つになって、国内の景気やビジネスもどんどん上向きにならないだろうか。そしたら、私も今以上にAmazonでお芋のが出来る分けだし(笑)。

月面着陸

昨晩深夜、丁度日付けが変わったくらいに、日本の月面着陸実証機「SLIM」が月面着陸に成功したというニュース。米国、旧ソ連、中国、インドに続いて5ヶ国目の快挙と言う事だけれど、着陸はしたものの太陽光発電パネルが動作していないようで、動作は今の所内蔵バッテリーで行っており、数時間程度しか稼働できない可能性もあるらしい。 

今の所のデータでは、着陸自体は成功しているらしいので、何らかの理由で太陽光パネルが動作不良になっているのか、あるいは姿勢が悪くて太陽光が入らないような角度になってしまったのか、それ位の原因確認は残りのバッテリーで実行したいところですよね。それが次のトライアルへの重要な情報になるわけですし、若しかしたら今回の実験期間の間に何か解決策なりも見つかるかもしれない。

本当ならば、二重三重の冗長回路なりバックアップを装備したいところだけれど、月に飛ぶとなると1kg、1gでも軽量化することも重要なテーマな訳で、そのトレードオフは難しい。最初はシンプルな構成にして、それを何度か繰り返して最適解を導くのが一番良いけれど、その為には何度も月にロケットを打ち上げないといけないし、それは時間もお金も掛かる作業。とは言っても、アメリカのスペースX何かは、何度も失敗して技術や知識を蓄積して、それで今ではNASAの代わりに宇宙と地球の往復をしているくらいなんだから、やっぱりお金かなぁ。日本の場合は、失敗してはいけないという強迫観念みたいなものも強いから、それも克服しないといけないと思うけれど。

記事の最後に書かれているように、月面着陸は三度目の正直でやっと成功したけれど、その成功も60%位とギリギリ合格の判定。日本の月面ロケットで日本の宇宙飛行士が月面に降りて活動するには、まだまだ先だろうなぁ。10年後位でしたっけ、アメリカと共同で月面基地建設するのは。今現在、公にされている月面で活動した地球人って、アメリカのアポロだけですよね。ソ連はあんな状況だから当分無理として、やはり次は中国が資材と人員を投入して月面開発に乗り出すのだろうか。既に独自の宇宙ステーションも建築しているし、将来の覇権を狙っていることは確実。月もだんだんと騒がしくなりそうだけれど、平和だけは残して欲しいなぁ。

2024年1月19日

派閥解散

パーティー券などのキックバックの問題から、所謂「裏金問題」としてその対応を要求されている自民党。その中で、岸田首相が最近まで派閥代表を務めていた「岸田派(宏池会)」を解散させると発言。派閥の会計責任者や大物議員の逮捕くらいはあるかなと思っていたら、さらにその先を行く「派閥解散」という大鉈が振られて、逆に政治記者などはビックリしたんじゃないか案件に。「派閥」と言っても、派閥自体の届出みたいなものは無くて「政治団体」としての解散をすると言うことらしく、それによって資金の移動等は個人間の移動になるので、今回の様に一部関係者が有耶無耶にして裏金化する可能性も減るという事なのかな。

首相の所属派閥が解散するとなると、他派閥もそれに追随せざるを得ないだろうし、最大派閥の安倍派も逮捕者を出しているわけだから、こちらも従わざるを得ないでしょう。そうなると、残る他派閥続くだろうなぁ。ただ、表向き「派閥」は無くなっても、今でも「無派閥」というグループがあるように、将来の首相候補あるいは重要役職を取れるような有名議員を中心とした「勉強会」とか「〇〇グループ」みたいなものに形を変えるんでしょうね。そうなると、野党は似たような事をやっているから余り批判できないのかな。

個人的には、大きな組織体を円滑に効率良く運営しようとすると、神様みたいなリーダーがいない限りは、有る程度組織をグループ化して、それぞれに責任と自由度を持たせて効率良く機能するようにしないと、大きな組織は硬直化してしんでしまうと思うんですよね。確かにお金の流れに不透明な部分があって、それは政治的と言うだけで無く一般企業ならばかなり重大な問題で税務署が直ぐに飛んで来る案件だけれど、何故か政治家には甘い。そういう所を、ちゃんと仕組みとして検証も出来るような仕組みに作り替えることが、今回の問題の一番大切なところじゃないだろうか。それを、キックバックだ裏金だで誰が逮捕される誰が告訴されるみたいな枝葉末節なでも世間受けはする話に矮小化するから、いつまでたってもこういう問題は無くならないと思う。そう言う意味では、日頃偉そうなことを言っているメディアが、もっと真剣に問題の本質を突くべきだと思うのに、ワイドショー化から抜けられないんですよね。事実の追求よりは読者・視聴者の獲得が優先しているから。 

今回の場合は、不正確な政治資金報告が問題立ったわけで、それならば全部を再検証する良い機会なのでは。今回疑惑を持たれた議員や、実際に逮捕された議員も「問題無い」と言いつつも実は問題あったわけなので、本当ならば全議員の報告書を付け合わせて、問題が無いか再検証するべきだと思うけれど、他分野等当たりは反発するだろうし、関係部門も面倒だから手を出したがらない気がするなぁ。一部の議員への告発や逮捕でも、十分に成果が出て今後はそれなりに正しい報告者が作成・提出されるのであれば、検察はそれで十分と思うかもしれない。それは、一般の人から見たら納得行かないところだけれど。ところで、これから始まる国会で某野党は「裏金国会」として、また時間を浪費させて行くつもりらしい。必要な追求はやれば良いと思うけれど、まずは能登半島の復興であり、賃上げであり、景気不要な一番重要なわけで、いつもの邪魔でそれらが停滞することが一番の問題。裏金問題よりも、無能な働き者対策をやって欲しい。

リボーン

昨日発表された、二つのチームのスポンサー変更とそれに伴うチーム名称の変更。一つは、「アサヒビール シルバースター」が、 アサヒビールがメインスポンサーから降り、新たにオリエンタルバイオ株式会社がメインスポンサーとなり「オリエンタルバイオシルバースター」に名称変更されるという話。もう一つは、「アサヒ飲料チャレンジャーズ」が、やはりアサヒ飲料がメインスポンサーから降り、新たに積水化学工業メインスポンサー契約を結び「SEKISUI チャレンジャーズ」に名称変更されるという話。

アサヒビールもアサヒ飲料も、どちらもアサヒグループホールディング株式会社に属する会社なので「Asahi」として国内フットボールから撤退すると言う話なんでしょうね。TLとか見ていると、昨シーズン中に既にそういう話はあったという投稿も見られたので急に決まった話ではなく準備されての発表なんでしょう。でも、「なんでこの時期に?」という疑問もあるけれど、想像だけれどAsahi側の理由かなぁ。

「東のビール、西の飲料」と言われて久しいのですが、「アサヒビールシルバースター」が誕生したのは、実は自分もまだ現役選手だった1988年の事。当時は企業チーム全盛の時代で、クラブチームと言えばシルバースターと後はどこだったかなぁ。とにかく1980年から1990年にかけてはバブル景気もあり、それこそ大学生の就職希望先トップ50に入るような企業が続々参入してきていて大いに沸いたもの。その分、資金的に厳しいクラブチームは苦しんだだろうけど、当時国内でも最強チームの一つだったシルバースターは、アサヒビールのスポンサーを受けて40年近くそれが続いたのだから対したものですよね。それに対してチャレンジャーズはチーム名称が結構かわったけれど、それでも日本一になった事もあるチームで、こちらもアサヒ飲料に変わってから30年間もスポンサー支援を受けていたのだから、やはり力のあるチーム立ったからと言えるのでは。

今回、東西でメインスポンサーが変わったこともあり、これまでの「何となく兄弟チームみたいな印象」から、松田区別の東西の強豪チームとして脱皮するわけで、直ぐに結果は出ないかもしれないけれど大きく変化する切っ掛けにはなるでしょうね。最近では、鹿島ディアーズとして誕生し、そのごクラブチーム化してLIXILから胎内ディアーズになったりと、ある意味厳しい環境にある国内フットボール界だけれど、無いなら無いなりに工夫していくしか無い訳だし、フラッグフットボールのオリンピック種目化で注目もこれから集まるだろうから、そう言う事を上手く利用して知名度を上げて、国内で認知されるスポーツの一つにしたいですよね。そう言う意味でも、日曜日のDream Japan Bowlでは、レギュレーションの違いはあるけれど、全米チームから初勝利を勝ち取ってほしいところ。でも天候がなぁ... 何とか大雪にならずに、そこそこのコンディションで試合が開催されることを祈りたいですね。これが終わったら、2024シーズンのブロック分けとか対戦方式とかのアナウンスも有るのかな。それも気になるところ。色々な意味で、再生・リボーンの予感がする2024シーズンかも。

2024年1月18日

JAL新社長

昨日発表された、日本航空(JAL)の社長交代。4月1日付けでJAL発の女性社長に就任する、鳥取三津子専務はJAS(日本エアシステム(元東亜国内航空)) 出身の方なんですね。JASがJALに統合されたのは2002年との事なので、JASとJALを大体半分位ずつ経験した人と言えるのでは。その中で、JALのトップにまで昇進するというのは、能力としてまた努力の量でも凄い人なんでしょうね。

JALは、長い間日本の航空会社の暗黙の了解みたいなものだった、仕様機材はBoeing一択からAirBusの導入に踏切、先日鳴り物入りでA350-1000の新機材が国際線へデビューした所。長い間日本のナショナルフラッグだったけれど、一度経営破綻をして苦しい状況も、この方は経験しているんですよね。自分の会社が統合されて、新しい会社になったと思ったら経営破綻で振り出しに戻り、そこからやっと復活したと思ったら今度はコロナ禍で打ちのめされてと、なかなか波瀾万丈な経緯立ったと思う。

日本は、女性社長だけでなく女性の役員とか女性の社会進出が圧倒的に少ないと言われてるので、4月に社長就任後は、その方面でのインタビューや会見みたいな物が大幅に増えるような気がします。それはそれで、やる気はあるけれど機械に恵まれない女性に対してのエールになると思うし、それで少しは他の会社の意識立ったり方針が変わって行けば、意味がある物だと思います。一方で、「女性だから」という属性だけで話をするのはリスクもあると思うんですよね。そこは、男性・女性関係無く、日本を代表する会社のトップとしての資質なり意識なり行動なりを「人」として評価しないといけない。先日の羽田空港での衝突事故に関しては、JAL機側には問題は無かったと思うけれど、似たような事件なり障害が今後発生したら「女性トップだから」みたいな言われ方をされる可能性もあるだろうし、これからがまた大変な気がします。

ここ最近というか数年のJALを見ていると、昔のナショナルキャリアーのポジションを奪い返そうとするかのように、凄くアグレッシブに色々な施策を実行している気がします。特に、「差別化」という事を良くも悪くも意識していて、利益率の大きい上位顧客への手当は厚くしつつ、年に数回あるいは数年に一回位しか利用しないような乗客に対しても訴求して行く雰囲気を感じます。その点ANAはもう少しJALをお手本に、利益率が高いであろう乗客への対応を考えた方が良いと思うなぁ。このままだと、JALへ流れる人も結構居そうな気がしますね。そこに、このJAL指示洋髪の女性社長のバリューも加わったら、かなり今年のJALは勢いが生まれそうな気がする。今更、青組から紅組に宗旨替えする機は無いけれど、ちょっと羨ましい気はしますね(笑)。

2024年1月17日

ペンチャーズと言えば

静岡市の清水区を拠点に今シーズンからプロ野球の2軍チームとして活動を開始した新球団「ハヤテ223(ふじさん)」が、チーム名を「くふうハヤテベンチャーズ静岡」にすると発表。最初聞いた時には、正直「なんじゃそりゃぁ?!」と思ったんですが、「くふうカンパニー」という会社が命名権を取得、資本業務提携契約も結んだこともあり、こういうネーミングになったらしい。新規球団という意味での「ベンチャーズ」でもあり、くふうカンパニーがベンチャー企業支援をしている事も合わせてのネーミングらしい。

自分くらいの年代で「ベンチャーズ」と聞いたら、エレキギターの「テケテケテケテケテケ」 の「ザベンチャーズ」を思いだすんですが、誰も分からないか(笑)。案外自分くらい~もう少し若い、当時のベンチャーズ人気を知っているかつエレ築き小僧あたりが、チームのファンとして付いてくれるかも。

更にホームスタジアムとしては、清水区の榛原球場を使用するのですが、この球場の命名権を地元の缶詰会社である「イナバ食品」が契約したとも伝えられていて同社の主力商品で世界的にも有名な「ちゅ~るスタジアム」にしたら面白いのにと思ったら、本当に「ちゅ~るスタジアム清水」にするらしい(笑)。まぁ、地元では「イナバ食品」は有名だけれど、全国的には「何?」だろうけど、「ちゅ~る」を知らない犬猫愛好はまず居ないだろうし、そうで無い人に対しての知名度もピカイチだろうし。

静岡市って、サッカーは清水エスパルスがあるし、バスケットもベルテックス静岡が存在。野球チームも今回誕生するなど、結構スポーツチームが豊富に存在しているのだけれど、浜松にはそんなことは無いんですよね。一応バスケットは、三遠ネオフェニックスが有るけれど正直中心は豊橋という感じだし。サッカーはお隣の市のジュビロ磐田だしなぁ。浜松自体はスポーツが盛んな土地だと思うけれど、そういうプロチームというか相違ものの存在には縁遠い気がします。野球も、ドーム球場の話はその後どうなったのかなぁ。浜松は物作りの町で、戦後はオートバイや楽器などのベンチャー企業が雨後の竹の子のように誕生して消えていった場所なので、そう言う意味ではベンチャーズとしては浜松の方が似合っている気がするんだけれど。


29年目の阪神淡路大震災

今日は29年前に阪神淡路大震災が発生した日なんですが、つい先日能登半島地震が発生して未だ復旧の目処も厳しい状態であるだけに、例年以上に29年前の朝見た衝撃的なシーンが舞い幾つも脳裏に戻ってくるような気がします。 阪神淡路大震災の被災地は、今は完全に復興をしていて、あれだけ大きな震災出会ったにもかかわらず、自分含めて多くの人間の記憶からもだんだんと薄れて行きつつ有る状況立ったと思います。でも、今回の能登半島地震がそれを再び鮮明に記憶に戻したような気もしますね。

あの時は突然の震災で、確か自民党が社会党の村山富市氏を首相に担いで連立政権をしていたとき。申し訳ないけれど、何かおどおどしていて自信なさげな様子が毎日テレビに映されていて、それが震災の被害以上に心配になっていたような記憶もあります。また、自衛隊反対だった社会党の党首が被災地救援のために自衛隊に出動要請をするという、ある意味矛盾を感じる行動もあって、あれ以来社会党後の社民党の凋落が始まった気がします。

阪神淡路大震災の後、日本各地で大きな規模の地震も納戸もあり、さらには東日本大震災もあったけれど、やはり自分の生活している土地から離れていると、悲惨さは感じても実感は極々薄いような気がします。自分などは、東南海地震だとか東海地震と言うような言葉を子供の頃から聞かされていたから、「地震」と聞くと結構敏感に反応する方だと思うけれど、それでも日本の他の地域で発生した地震の話題が一週間たち二週間たち一つ気も過ぎて殆どメディアにも登場しなくなると、やはり自分の頭の中からも消えていくことも事実。今回の能登半島地震は、地勢的な理由もあってなかなか復旧活動が進まないから、発生から二週間以上過ぎてもまだ自分にとってもホッとな話題だけれど、これも来月になってそれなりに落ち着いて来たら、何となく記憶の隅に仕舞い込まれてしまうのだろうか。

昨年末の大掃除の時に、色々仕舞い込んでいた物等を整理しはじめたら、結構日用品だとか色々なものが、何カ所かに分散して保存(入れっぱなし)されていて、幾つも同じようなものそれも使いかけの中途半端なものが存在していることを発見してちょっと愕然としました。例えば、掃除用の除菌シートなんかは、未使用・使用済み幾つもあちこちにあって、しかも使用済みの半分位は口の閉め方が甘いから、もう中の液は揮発していて使えないような状態。同じように、調味料とか食材なんかも、使いかけのまま仕舞い込まれて奥に押し込められて、それ故に記憶からも消えてしまい、まだ残っているのに新しいものが購入されていたりと、多分同じ物が3~4セット位探せばあるんじゃ無いかと言う状態になっていました。食品系は、もう賞味期限・消費期限でバッサリと切って、其れ以前のものは廃棄。賞味期限前のものでも、開封しているものに関しては基本廃棄するようにしてかなり整理増した。それ以外の日用品類も、古いものは捨てて見しよう・未開封のもの派残すけれど、それ以外は過剰に保管しても意味が無いのでバッサリと断捨離しました。まだ半分以上整理待ちのものが残っているんですが、何とか今月中にそれらを整理して、更に防災用の備品も確認して備蓄食品の更新とかもしないと。一気に購入して、同じタイミングで期限切れになっても困るので、一月単位毎に3~4個位のグループ分けをして、段階的に消費するようにしているんですが、期限もものによってまちまちなので大変。それもあって、ここしばらくは昼・夜はパスタ類かレトルトカレーが続きそう(笑)。まぁ、それも避難生活に慣れる疑似体験と思えば良いのか。忘れない気持ちが一番大切ですよね。

2024年1月16日

政治家の皮を被ったキャスター

このポストを見て感じたのは、あぁこの人は被災地を「政治家」としての視点では無く前職の「キャスター」としての視線で見ているんだろうなぁ、という事。確かに、コンクリート製で本来ならば地震にも耐えているだろうと思われるビルディングが、横倒しになっている衝撃的な映像ではあるけれど、このビルの光景は震災発生直後から放送されていて、しかもこのビルのオーナーの方が家族が中にいて、悲痛な状況のインタビューも放送されていたはず。そんな状況を知ってか知らずか、わざわざこのタイミングで公に公開する必要性は一体どういう理由からなんだろうか。 

震災直後に比べれば減ってきているけれど、それでも毎日朝から晩まで被災地の様子がメディアで伝えられています。特にテレビのニュースやワイドショーでも、現地からの放送は増えていて、それは当初道路や通信が寸断されていて思うように中継やレポート出来なかった反動なのか、それら環境が有る程度整備されると我先にという感じで悲惨な様子の放送やインタビューが何度も放送されています。個人的に思うんですが、東日本大震災の映像で津波の場面が含まれる場合、事前に「この後津波の映像が流れます。ご注意くださいる」みたいなテロップが今でも必ず入ります。今回の能登半島地震の場合は、こういう被災地の様子がまさに「津波の映像」に匹敵するものだと思うんですよね。それを何の断りも無く、いきなり多数の人に向けて公開するというのは、メディアでも慎重になるべきだし、個人であっても同様。ましてや、大きな責任を負っているはずの国会議員であれば、尚更慎重に扱うべき内容だと思うのに、何か他人事のような感じでこうやって公開している。

この方のTLを見ても、同様に被災現場の写真と一言コメントの投稿が続いているんですが、どうしてもその口調がレポーターのセリフにしか見えない。例えば、通行止めが多い復旧作業が遅いと政府批判も含めて書き込むのであれば、〇〇を優先して機材投入して先ずは幹線道路を通すとか、GPS等を利用した自動車の通行履歴データを示して××の対応が進まないので政府に要求しますとか、国会議員だから出来る事、国会議員にしか出来ない事が有るはずで、それを訴求するのかこの人達の仕事のはず。でも、少なくともこの方ののと被災地訪問の投稿を見ると「〇〇はこんな具合に被災しています」というような内容ばかりで、それはメディアだって散々放送している内容と殆ど変わらない。TBSのキャスター時代であれば、それが仕事だからより視聴者の関心を買うような内容を報じることが大切なんだろうけど、今はそうじゃ無い。そう言う事に気がつかずに、何にしてもキャスター気分が抜けないまま何年も国会議員という仕事をしているのって、やはり何か違う気がする。

地元選出議員や被災地が選挙区の議員が現地に入るのは、まぁまだ理解出来る。また、首相や各政党党首・代表が被災地に入って現状理解するのも、時期にも寄るけれどこれも理解出来ないことはない。でも、そうで無い議員がわざわざ被災地に入ってその様子をまとめるわけでも無く、提言をするでも無く、単に観たまま聞いたままを公開することにどれだけの意味があるのだろうか。地元選出の議員が地元に戻った時、どこそこの地区に行った、どこそこで話を聞いた、と言う事だけ言う議員と、地元に戻り「〇〇の提言を聞いたので××を次の国会で提案する」というような事を言う議員、どちらが望ましいかは言うまでも無い話。議員では無くキャスター見たいとここでは批判しているけれど、その経験と素質を上手く利用すればより発信力のある議員になれる可能性もあると言う事でも有るんですよね。ただ、幾ら言葉が巧みであっても、中身が無ければ国民はついてこない。テレビのキャスターの場合は、その内容の善悪・正誤都は関係無く「面白ければ、受ければ」良い経験をしているから、その感覚が今でも抜けないんだろうなぁ。こういう人も岸田総理が指摘して「影響の大きいアカウント」の一つなんでしょうね。

株価最高値

連日報じられる「バブル後最高値更新」の東京証券取引所での株価。昨日の終値は、35,901.79円で前日比+324.68円のアップ。記憶の範囲では、1年位前は確か2万円台の後半位の株価だったと思うけれど、それを考えるとかなり株価が上がっていることを実感します。そんな中で毎日聞かれる「バブル後最高値」という言葉が一寸気になります。

「バブル後」とは、バブルが崩壊し始めた1990年移行を言うのだろうけど、じゃぁバブルの最高潮の時の株価は幾らだったのか気になります。確か4万円を越えたことは無かったはずなので、3万円台の幾らくらいかなと思ったら、最高値は1999年12月29日の大納会で出た「38,915円87銭」が、史上最高値(取引中最高値は38,957.44円)らしい。昨日の値と比べると、まだ3,014.08円の差があるので、直ぐに史上最高値を越えることは無いと思うけれど、今の状態がこの後も続くとなると、若しかしたら来月辺りには史上最高値を更新するかもしれない。

株価が上がれば、それは日本経済の先行きが明るいという事にも繋がるので、それはそれで有りがたいこと。ただし、だからと言って直接自分の懐が潤うわけでも無いし、場合によっては物価高とかインフレで今よりも生活は厳しくなる可能性もあるでしょう。実際バブルの時を経験しているけれど、あの時は今思うと良いことばかりのような感じだったけれど、お金もあったけれど出ていくお金も多くて、決して収入が支出を上まわっていたわけじゃ無い。今よりもお金が社会の中を良くも悪くもめぐり巡って回っていたので、景気は良く感じたけれどあの時に貯金が増えたとかいう記憶は無いですよね。お金は巡り回っていたから、物は増えたけれど。私も、SONYのPROFIELモニターとか、サラウンドオーディオとかあの頃購入したしなぁ。

少し前に確認してビックリしたのは、投資信託とかで以前預けたお金が、かなり増えていることで、それもこれもここ最近の株高で投資先の株価が上がり、それで有りがたいことに保有資産の評価も上がっている状態。10年後に設定していた投資目標を既に超えてしまっているので、何度か目標の再設定をしているところです。実は、以前はハイリスクハイリターンで設定していたので、結構変動が大きかったのですが、株価がアップし始めてかなり保有額が増えてきたので、暫く前にはもう少しリターンも少ないけれどリスクも少ない設定に変更して、ここからは安定感も獲得しながら、将来的に状況が変わっても目減り分が出来るだけ少なくなるように調整したところ。今年は新NISAがスタートする予定なので、それも利用して少しでも資産形成に役立てたいところですよね。今の「バブル後最高」の追い風がいつまで続くか分からないけれど、仮に近いうちに「バブル超え」に到達したら、案外日本経済の閉塞感が吹っ切れて、更に加速するような気がする(個人的希望的観測)。世界は不安定化しつつあるから、楽観できないのが困るけれど。

2024年1月15日

伝統が身を助ける

その地形的な理由から、道路の復旧やインフラ復旧作業がなかなか進まない能登地方の震災地域。未だに孤立して救助や援助の手が届かない地域も多いようで、震災発生から二週間が過ぎるのにそういう状態が続いているのは、これまでの震災の中でも一番影響が大きいんじゃ無いだろうか。そんな中でも、厳しいながらも備蓄した食料を分け合ったり、水道の代わりに山の湧き水を利用して凌いでいるという話も聞こえてきていて、山間部で不便ではあるけれど、昔はそういう生活をしていた高齢者などが多い地域は、孤立していても何とか凌げているようなニュースも聞きます。

実はふと思ったんですが、最近ではレトルト食品や日持ちする食品・食材が増えてきていて、さらにコンビニや宅配サービスの充実もあるので、昔ほど備蓄することは減っているんじゃ無いかと言うこと。特に今回の震災発生の地域等は、昔だとこの冬を過ごすために、秋頃から漬物とかお米の備蓄とか「越冬」と言うと大げさかもしれないけれど、一冬を越せる備蓄をしていた(しなければならなかった)と思うんですよね。燃料にしても、薪を準備するだろうし、水にしても井戸とか有ったとしたら、後は電気はないかもしれないけれど、取りあえず生活するだけの最低限のものは準備していたはず。それが時代が変わり、だんだんとそう言うものを準備しなくても生活出来るようになってくると、昔なら一冬何ヶ月も雪の中に閉じ込められても生活できたものが、今では一週間でも大変みたいな状態に成っているんじゃ無いだろうか。

でも、言うは易で、昔はそうするしか生きる術が無かったから苦労して準備していたわけで、それがある意味不要な時代になってもそう言うことをやる理由がなかなか見つからない。あと、高齢化が進めば幾ら昔からやっていたとは言え労力だけでも大変だろうし。食料もそうだけれど、燃料の備蓄は一番大変だろうなぁ。薪ストーブがあれば、暖房と調理の両方に利用出来るだろうけど、その為には山ほどの薪を準備しないといけないし、しかも山から切り出して一年くらいは乾燥させないと利用出来ないわけで、冬場の数ヶ月のために残りの10ヶ月近くを全て費やさないといけない生活は、もう厳しいでしょうね。 ある意味、万が一の時のサバイバル術をどれだけ身につけておくかは、地域差はあるんだろうけど案外必要なスキルなのかもしれない。

例えば食品に関しても、レトルト食品岳備蓄してもそれを温める水や燃料も準備しないと利用出来ない。漬物とか準備するにしても、やはり備蓄しておく冷暗所みたいな場所が有るかどうかも重要。さらに言えば、備蓄しておいてもその場所によっては震災でアクセス出来なくなる可能性もあるわけで、となると複数の箇所に分散備蓄しないといけないのかもしれない。今年は車を買い換える予定でいるんですが、初めてハイブリッド車(か、もしかしたらBEVにするかもしれない)を選択肢の中に入れています。その理由は、万一の場合に内臓しているバッテリーを利用して、家電製品を利用出来るだろうという事。所謂ボータブルバッテリー代わりに使用という事。ポタ電だと、日々充電しておく必要が有りますが、ハイブリッド車ならそういう手間は入らないし、それなりに要領もあるので結構使えるだろうし。勿論、そのバッテリーで冷蔵庫とかエアコンとか動かすつもりは無くて、スマホとかPCとか情報端末が使えるようになる事と、夜間の照明等の利用で復旧までの1週間位持てばいいかなと言う想定。後は、食料と水とトイレの準備ですよね。トイレに関しては、家は庭とかあるから最悪穴を掘って... という事も出来るけれど。後は、引用に出来なくてもいいから、井戸を掘って水の確保が出来ればかなり有利になりそうだなぁ。昔自分が子供の頃は、自宅には井戸があって、そこから水を汲み出していましたから、それに戻ることになるわけですね。考えてみたら、今は便利なインフラが無かった不便時代であった一昔二昔前の生活が、震災時に戻ってくるわけだから、あの時の生活にそれなりに戻る事が出来れば何とかサバイバルすることは可能でしょうね。誰でも出来るという話では無いけれど、昔の知恵とか習慣をもう一度思いだして、出来る事は準備しておくことはいいかもしれない。

後付け論理

能登半島地震の救助復興活動をしている自衛隊に活動に対して、「LCACを増やせば」とか「ヘリコプターを前期出動させて」とか、素人目にはグッドアイデアと思っても専門家からすると無責任な思いつきであるという記事。確かに、何も内容な砂浜へ荒波を書き分けて上陸するLCACの様子は見ているだけで勇気がわいてくるような光景だし、道路が寸断されているのならば空を飛べるヘリコプターで物資輸送や人員輸送をすれば良い、実際登山遭難の時だってヘリコプターで救助しているじゃん、と素人的には簡単に思ってしまいます。

LCACが能登に上陸した時も、実は訓練でも中止するような悪天候の中人命救助優先で出動したらしいし、それって隊員にとっても命がけの行動な訳ですよね。ヘリコプターにしても、天候もそうだし着陸場所もちゃんとした広さで準備しないと、回転翼の風圧(ダウンウォッシュ)で吹き飛ばされてしまうし、メンテナンスだってしっかりやらないとヘリコプター自体が故障したり最悪墜落のリスクも大きくなります。大体通常の時には、やれ戦争の道具だとか防衛費増大反対とか言っていた人達が、いざこういう時にはやれ〇〇が足りない、××をもっと出せみたいな事を言うのも、随分と都合の良い話しだなぁと呆れてしまうことも。今回も陸路が繋がらないので海から救助できるような「病院船」の話が再燃しているけれど、それだって平時に維持するコストや目的をちゃんとしないと、震災の復興の目処が付けば逆に批判の種になりそう。

プロジェクトマネージメントの仕事をしていても実は似たような話はあるわけで、何かトラブルが発生して手詰まりになった時に、偶々上手く言った方法を次のプロジェクトから「標準手順」に組み込んだら、今度はそれが理由・原因で大やけどをしたなんていう経験は何度もしています。良く有る話が、開発時に体験したあるいは発見した問題原因やその対策方法等をプロジェクト完了後にデータベース(DB)として知識を集めておいて、それを次のプロジェクトや他のプロジェクトへの水平展開しようという話は毎回出るものの一つ。で、苦労してDBを準備していても、先ずその存在がそれを作った人・グループ以外には波及していなくて利用して貰えない。社内の論文発表大会等で周知しようとしても、その時には「良いアイデアだね」とか言われても、一月もすると忘れられてしまうし(笑)。そのDBを準備した人達が、自分達自身で次の仕事の時にそれを活用して、そこで実績を出すことを何回か繰り返さないと、なかなか全社的に認知されて活用されるという所にまでは成長しません。しかも、その為には10年位は掛かるので、となると担当者が異動や退職でいなくなって自然消滅したりとか、本当に勿体ないと思うけれど集合知や知識の蓄積が消えてしまう。それって、自然の中で人工物が朽ち果てていくのと凄く似ているなぁと達観してしまうほど。今の技術だと、AIに学習させておいて、AIが提案する形で新しいプロジェクトでのツールとして活用するような仕組みになれば、人間を介さずに最適な開発手法が生まれていくような気がするんですが。

仮にそう言う技術的に実現可能でも、困るのは知ったか振りをして「いゃ、こっちの方が良いアイデア」とか「それは駄目だよね」とか、後から自分買ったな理由とか思いつきで反対してくる人なわけで、その中には「前回この方法で上手く言ったから今回もこれを採用しましょう」みたいな、条件も内容も異なるのに同じ手法が通用するわけが無いと思うのだけれど。困るのは、そう言う事を言うのは何故かそれなりに地位(ポジション)のある人が多いので、あながち無視も出来ないし、反論するとしてもそれなりに相手に理解させる理解出来るような説明をしないと火に油を注ぐ結果にもなるんですよね。 本来ならば、プロジェクトマネージメントの専門家が責任も負うけれど実行も任されるべき何だけれど、仕事の場合はそれ以外にも色々な利害関係者(Stakeholder)が居て、それにふり回れるのが実はプロジェクト遂行の一番の問題なのかも。今回の場合は、素人さんの思いつきも問題だけれど、現政権や与党を批判している、所謂左派の人達がそういう存在の中心になっている気もします。それが、復興阻害の一番の原因だろうなぁ。

2024年1月14日

誤情報拡散する影響の大きいアカウント

自分の記憶する限り、日本の総理がSNS上でSNSに対してここまで厳しい表現をするのは初めてじゃ無いだろうか。流石に「影響の大きいアカウント」を名指しこそしないけれど、そのうち直接リプライを付けて「その情報は間違っています」とかする時代も来るんじゃ無いだろうか。最も、その前にコミュニティノートが付くだろうけど。

 

国民民主党の玉木雄一郎代表も、岸田総理の投稿を引用する形で誤情報・偽情報への注意喚起をしているけれど、こういう所ですよね、この人が憎めないのは。立憲民主党とか共産党では、今の所同様の投稿が見られないけれど、ある意味自分達が「影響力の大きなアカウント」に含まれるからだろうか。いったん間作された偽情報や誤情報は、それを訂正修正する作業が膨大になるわけで、唯一可能な対策はモグラ叩きだけれどそういう偽情報・誤情報を潰していくしか無い。今被災地では全てのことが必要な状態だと思うけれど、不要なもの迷惑なことを排除することも大切。被災地に物資を送る場合でも、基本新品送付が常識なのに、古着だったり賞味期限切れ食品を送ったりと、偶々なのか意図的なのか迄は分からないけれど、そう言う事も何度も指摘して国民の常識のアップデートをして行くことも、震災後や次の震災時も含めて大切なことだと思うなぁ。

メディアからしたら、自分達の報道内容も含めてこの岸田総理の発言はかなり大きな意味を持つものだと思うのだけれど、彼らとしては馬耳東風何だろうなぁ。大体某新聞社の女性記者が、「大山鳴動ねずみ一匹」を誤用して、それをそのまま著名人が引用して自民党の政治資金問題を批判しているくらいですからね。諺通りの意味だとしたら、実はメディアが大山が揺れるほど大騒ぎしたけれど実はその中身はねずみ一匹程度の些細な事であった、という事ですから全く政治問題化する必要が無いと彼らは言っていることになるのだけれど。

良くメディアは、SNSは自分達とは関係な無法地帯みたいな言い方をするけれど、そのメディアはSNSから情報を集めて取材するわけだし、メディアに所属している社員やメディアの部門などもSNSを利用して自分達の情報拡散をしている以上、もはや一蓮托生になっている事は明らか。そう言う意味では、メディア自身が少なくとも自分達の周りのSNSの清浄化に務めないと、自分達がSNSを利用する理由も無くなると思うけどなぁ。でも、メディアは自分達が常に正しい、自分達の言葉が正義という意識に凝り固まっているので、そんなことをしたら自分達の存在自体を否定すると思うんでしょうね。いずれにしても、総理自らがこういう発言をする重大性を、どれだけ理解しているのか。多分、無視するならまだしも、別の理由を付けて批判をするのが、今のメディア何だろうなぁ。

漬物ステーキ

最近ちょっと自炊をする機会があるんですが、まぁ対したものは作れないけれど、そんな中でハマっているものの一つが「漬物ステーキ」。 最初に知ったのは、多分「ケンミンSHOW」か「せっかくグルメ」辺りで見たのが最初だと思うんですが、最初聞いた時には「えーっっっっ?!」というのが正直な気持ち。普通は常温あるいは冷蔵庫から出して少し冷たい状態で食べる「お漬物」に、わざわざ火を通して暖かくしてさらに「ステーキ」とまで称して食べるという意味が理解出来ませんでした。

で、知識として記憶はしていたけれど実際に試すこと無く何年も過ぎていたんですが、先日白菜のお漬物を作って置いたのだけれど、結構大量に残ってしまいさてどうしようかと思ったときに思いだしたのが、この「漬物ステーキ」でした。Wikiを見ると卵を敷くようですが、この時は普通にフライパンにごま油を引いて、それで野菜炒めの要領で炒めてみました。で一口食べてみたら「おっ!」と結構いける味でビックリ。元々の白菜の浅漬けは、お酢を入れずに作ってあって、酸味が無い状態だったことも良かったのか、漬物と言うよりは一寸違った白菜の炒め物みたいな感じ。しかも、白菜の茎の部分少し厚みのある所が美味しくて、その後何回か試してみましたが、この茎の部分を特に良く焼いて焼き目が付くくらいにすると香ばしさも相まってちょっとメインとして出してもいいかもと感じる位。

これで暫くこの「漬物ステーキ」にハマってしまい、例えば焼きうどんで野菜の代わりにこの漬物を炒めて入れて見たりしてみました。これも結構自分子のみの味で、やはりコツは白菜をよく炒めるのが良い気がします。味付けも、元々漬物に味が付いているから、調味料はそんなに入れる必要花医のも簡単で良いかも。焼きうどんシリーズでは、一般的な醤油味を先ず作ってみて、これは醤油に少し生姜を吸って入れて見て最後に花鰹を散らしたもの。醤油味のあっさりした後は少しこってりしたものが食べたくなるので、その次は今度はごま油で炒めた後、豆板醤とニンニクで味付けをして、和風バージョンの時には入れなかった豚バラも一緒に炒めて、それでうどんを絡めたらこれも結構美味しくいただけました。うどん以外でも、スパゲティでも試してみて、白菜のお漬物をオリーブオイルで炒めておいて準備をして、スパゲティはオリーブオイルにニンニクと鷹の爪でペペロンチーノ風に準備したところに、茹でたスパゲティと炒めておいた白菜の漬け物を入れて合わせて見たら、これもなかなかいけました。

よくよく考えてみたら、キムチは炒めたり煮たりする料理が色々あるから、その派生版と思えばそんなに不思議はないのかも。ただキムチの場合は、唐辛子で結構強く味付けがされているから分かるんですが、あっさり目の白菜の浅漬けだとどうかなという思い込みが邪魔していたのかもしれません。昨日は、白菜の漬け物を細かく刻んで、やはり少し残っていた漬物類も細かく刻んで、炒飯の具材として炒めてみましたが、これも違和感無く冷蔵庫の掃除料理としてはなかなか良いんじゃ無いかと思います。そう言えば、浜松のお好み焼きでは刻んだ沢庵を入れる訳だから、案外漬物に熱を加えることに浜松の人間は抵抗が実は少ないのかも。冬の時期は、嫌でも漬物に適した白菜や大根など野菜類が幾らでも並んでいるので、暫くは浅漬けと漬物ステーキ(というか、漬物の炒め物)にハマりそうな気がします(笑)。

2024年1月13日

秩序有る運営

読売新聞の記事から、ネット上の誹謗中傷対策等、SNS大手に義務づけをするという記事。私は、ここ以外は殆どSNSはRead Onlyなので幸いにもSNS事故に遭遇した事は無いけれど、色々な人の様子を見聞きしているだけでも、そろそろそれなりのルールと罰則は必要かなぁというのは強く感じる所。本来「自由な言論空間」として制限は無い方が良いのだけれど、それは「性善説」で成り立っている場合は可能だけれど、今のように「性悪説」前提の社会になってしまうと、罰則の適用は正常運用をする上では欠かせないと思います。

記事にも書かれている「窓口のわかりにくさ」と共に、例えば運営側が何か対策をした場合の規準の曖昧さも問題ですよね。削除理由にしても、単に削除希望の数や声の大きさ岳で判断されるのも問題だと思うし。記事の最後には、偽情報や誤情報への対策は「継続検討」と書かれているのですが、こちらも早く対策して欲しいところ。今回の能登半島地震でも、怪しい情報が多く紛れているけれど、ああいうことに対して厳しい罰則を適用して痛い目に遭わないと、とにかくバズる事が今の世の中のブームですからね。YouTubeなんかも、再生回数が伸びれば多少の事には目をつむるみたいな雰囲気が感じられるわけで、それは分かるけれどやはり線引きはちゃんとして欲しいと思う。

昔のBBSだったりNewsGroupでは、それなりしっかりした管理者とか管理人がいて、言論の流れを整えたり、著しい行為には注意をしたり、さらには退会なども強制的に適用する事も有ったと思うんですが、やはり幾ら自由の権利の一つとはいえ、無法地帯になってしまったらその肝心な自由も無くなるわけで、早急な対応を求めたいところ。さらに言えば、人の好意で行われるものだけで無く、例えば生成AIとかで作られた情報はどう扱うのか、そう言う新しい問題も生まれてきているので、時間は掛かるのかもしれませんね。

私はYouTubeで、キャンプ動画系も好きで時々見ているんですが、多くの場合キャンパーは日頃のルールに固まった社会生活から一時的でも逃げ出したいからキャンプに出かけるんだと思っています。じゃぁ、その社会生活の反動でキャンパー達は好き勝ってやるのかと言えば決してそうでは無くて(中にはそういう迷惑系キャンパーもいるのだけれど)、殆どの場合は相手のルールの中の不自由さから、自分のルールの中で自由を楽しむ環境作りのために、キャンプという外の社会で一息ついている気がします。好きな映画を一日観るとか、気分転換に手料理を作ってみるとか、あるいは模型作りに没頭するとか、端から見たら自由に好き勝手やっているように見えても、実は自分の中で自分中心のルールの中で時間を費やすから居心地が良いと感じるんだと思います。そう言う意味で、一番融通が利かない環境がSNSなわけで、だから結構不満も溜まるんだと思うなぁ。昔は「譲り合い」とか、「気遣い」とか言って自然に何となく棲み分けられていたものが、今の時代だとだんだんとそういう空気は薄れてきていますからね。そうなると、明文化されたルールがその代わりの存在として必要になるのは必然だと思う。 

原子力電池

色々批判や問題が指摘される中国だけれど、こう言う事があるから・出来るから恐いですよね。50年間発電し続ける「原子力電池」を開発したという記事。有り余る人材と、戦略的に重要と見たら政府も含めて資金も投入されるから、当たり外れがあるとしても当たったときには大きなリターンが期待出来るのが、彼の社会。それが良い・悪いは別にして、それが認められている社会なのだからなぁ。日本や欧米でも、イーロンマスク等はそれに近いと思うけれど、それでも投入できる資金や人材には限りも有るし、どうしても成功が見られない分野や技術に対しては及び腰になる。でも中国の場合は、失敗する事よりも一発当たったときのリターンの大きさが評価の対象になっている気がします。

それ故に、大量な浪費や無駄が発生して、例えば自然環境破壊とか人権的に問題が生まれたりもしているのだけれど、中国国内でそれが認められていれば(看過されていれば?) 、外の社会から何を言われようが馬耳東風。結果が出なくても、次にそれ以上のリターンがあれば良しとするし、運良く結果が出れば莫大な利益が得られるわけですからね。この原子力電池も、現在はまだまだ小さな物だけれど、いったん切掛が出来れば後は大量のリソースを投入して消化できるようにして行くのが中国社会だから、数年後には世界の殆どのマーケットを握っていても不思議では無い。

日本の場合「原子力」と聞くとどうしてもアレルギー的な物が生まれてしまうので、この電池も「原子力電池」と書かれてしまうと、結構延髄反応してしまう人が多いのでは。でも、「原子力」と言っても原子力発電のように核反応を起こして発熱して発電するわけでは無く、自然崩壊するときのエネルギーを電気に変換していくのだから、大規模な仕組みが必要でも無い。記事の中では50年間発電と書かれているけれど、原子力電池の寿命が来る前に、それが組み込まれた装置の方の寿命が尽きそう。記事の最後に書かれている、もう少し発電寿命の短い電池の方が、実際の利用には向いているのでは。その分コストが下がるとか小型化が出来るとかメリットがあれば尚更ですし。

中国に対しては、いつかはその体制崩壊をするともう何年も言われてきているけれど、経済的に見ると正直なところ世界で最も成功している国の一つと言える気がします。その分、人権だとか自由だとか色々な制限は有る物の、多くの国民がそれを受け入れて経済的な成長を希望しているならば、それはそれで仕方ない選択なのかも。所謂「開発独裁」「経済発展独裁」みたいな仕組みは、西洋諸国や日本などからみると歪にも感じてしまうけれど、それを受け入れている人達が存在している以上は、自分達が気に入らないからといって干渉するわけにも行かない。一方で、着々と技術的な成功を積み重ねていく中国が、将来的にそれを公平な目的のために利用するかといわれると、それはそれで疑問でもある事がジレンマを生んでいる最大の理由だと思う。そういう危機感は、忘れてはいけないもの何だろうなぁ。

2024年1月12日

生の声

佐々木俊尚氏が照会していた、先日のJAL機と海上保安庁機との衝突事故の搭乗者によるインタピュー記事。メディアでは「奇跡の18分間」と言われ、JALの乗務員の冷静な対応や脱出時に荷物等を持ち出して混乱しなかった乗客の対応が賞賛されていたけれど、一方で外野のノイズも多くて本来優先されるべき事故原因の究明と対策よりも、ゴシップに興味が移りそうな空気も感じられました。ただ、こう言う冷静な記事が公開されて、本音を言えばもっと拡散されると本当に必要な対策が将来に向けて準備出来ると思うのだけれど。

一般メディアでは、子供の叫ぶ声とかペットの扱い等、正直今回の事件とその対策(脱出方法)には無関係な話が一時的に大きく取り上げられたけれど、こう言う真摯な内容の記事を読んで当時の状況を垣間見ることが出来る事と、

今回のことですごく感じたのは当事者じゃない方の声が大きいな、ということです。

記事の中でも指摘されているように、いかに周りの声の大きな人の発言が中心になっていく状況が良く理解出来ます。それは、能登半島地震でも同様だし、過去の大きな災害や事件でも同様。一番の問題は、当事者の声を取り上げているような雰囲気をしつつも、実は発言の内容や真意が歪曲されていて、本人からも否定されるような事が本人の声として拡散すること。今更だけれど、既存メディアの存在意義がどんどん小さくなっていくことを今回の件でも感じますね。

余り報道では取り上げられないけれど、今回の衝突事故がC滑走路で発生した事も有り、事故後の救助作業などでは第2ターミナルを拠点にしているANAのスタッフも多く駆けつけて援助したという話も。そりゃぁ駐機しているターミナルの目の前で大きな爆発事故が発生したら、まずは駆けつけるだろうけど、だからと言ってその後の活動がしっかりしていないと、やはり犠牲者無しで400人近い人間があれだけの現場から避難できなかったでしょうし。ANAにしてもJALにしても、自分達の行動を誇ることは無くこれからも淡々と必要な訓練をして必要な準備をして、再発することは決して望まないけれど、若しかしたら発生するかもしれない万が一万万が一の場合に備えていくだけでしょうね。そういう気持ちが、未然に事故を回避させ、仮に発生した場合にも最善の結果をもたらすものだと思う。

飛行機に搭乗して離陸前には必ず安全ビデオあるいはCAさんによる安全手順の説明があるわけですが、その時に必ず言われるのが「脱出時には何も持たずに」という事で、今回の事故ではその行動の必要性重要姓がいみじくも証明される事象になったと思います。とはいえ、出来れば財布とかスマホとか重要なものに関しては救いたいわけで、そのジレンマは今後も続くでしょうね。自分は、上着やジャケットを着用している時には、少し前からCAさんに預けることはせずに自分の座席の前に掛けておくか着用したままにするようになったんですが、それはジャケット等のポケットにスマホや財布などを入れておけるから。ジーンズやスラックスのポケットだけだと足りないんですよね。あるいは、今後はウエストポーチにひとまとめにして、それを常に身につけておくようにするとか、まぁそういう最低限の自己防衛・自己対策は考えた方がいいかもしれませんね。乗客の方々は、多分まだ精神的な葛藤は残っているだろうけど、静かにしておいて上げたい気持ちもあるんですが、一方で余計なノイズを消去するためにも、こういう生の声を発信して欲しいなという気持ちもあります。そう言う意味では、内容とタイミング的には良記事だと思いますね。

ももクロキッズ

いゃぁ、ビックリした。芸能界に殆ど興味の無い自分でも、最初にニュースを聞いた時には「えっ?」と思いましたもの。ももクロの百田夏菜子さんと、KinKi Kidsの堂本剛さんが結婚を発表と言うニュース。昨日はローカルニュースでもトップ扱いで、番組途中で全国版に切り替わっても、そちらでもトップ扱いでこのニュースが報じられるから、何度も「おめでたいニュースです」というセリフが続くことに。

芸能界に疎い自分でもこの二人の名前くらいは知っているし、特にももクロの百田さんは地元浜松出身と言う事で何度も取り上げられているから尚更。残念ながら自分はベビメタ推しなので(笑)、ももクロはちょっとテイストが違うけれど、個人的には地元出身という事も有って好印象を持っているタレントさんの一人。お相手のKinKi Kidsの堂本さんは、ファンと言うほどでは無いけれど所謂旧ジャニーズ系グループの中では知っているグループの一つで、その理由は凄く単純で、最初から二人組のグループでしかもどちらも名字が「堂本」と同じなので覚えやすいという事(笑)。

無粋だとは思うけれど、どういう切掛なのかは気になるところ。ローカルニュースでは、有名な芸能記者の人も出演していて、実はノーマークだったみたいな事を言っていたくらいだから、よほど情報管理はしっかりしていたんでしょうね。同じ芸能界と言う世界だし、どちらも歌手活動をしているから、歌番組とかイベント等で会う機会は少なくないのだろうけど、だからと言ってそれだけ二人だけで会うことは難しいだろうし。まぁ、今はSNSもあるしネットもあるから、コミュニケーションは取れるだろうけど。芸能ニュースでは、堂本さんがももクロの曲とか作ったのが切掛だったのではみたいな話をしているけれど、そこで下世話ながら気になるのが年齢差。15歳という年齢差は最近では珍しく無いけれど、それでもやはり意外な印象は強いですよね。

心配なのは、タケノコ王の動向だなぁ... (笑) 年末の特番では、悲願のツリーハウス完成の様子を流していたけれど、今回のニュースでショックで寝込まないだろうか。今はそれが一番心配だったりする(マテ)。年明けから色々くらいニュースが続いたけれど、これを切掛に明るいニュースも増えて行くことを祈りたいですよね。

2024年1月10日

お線香リスク

先日の旧田中角栄宅の火災原因が、どうもお仏壇のお線香からの失火というニュースを聞いて「えっ? ろうそくなら分かるけれど、お線香が?」とちょっと疑問を感じていました。内には、母方のお仏壇とと父方のお仏壇二つ有るので、そうなるとリスクは2倍かななどと想像していました。で、なんでお線香から失火するのか、その一例の照会がXに有ってなるほどと納得しました。 

外から見える部分が燃え尽きてしまい、見た目的にはお線香が消えたと思っても、実は肺の中にはまだ種火が残っており、そこに新しいお線香をさしてしまうと、内部の下からもお線香が燃えだして、その部分が灰の上まで燃えてくるとお線香の支えがなくなり倒れてしまうと言う事らしい。

実は、そう言う事を知って知らずか、内のお仏壇には良くある鉢形の香炉以外に、長方形の入れ物の底に金網みたいなものが敷いてある、底にお線香を横にして置くタイプのものも有って、通常はそちらを使用しています。これだと、お線香は最初から倒れているので外に飛び出るリスクは殆ど無いし、言ってみれば蚊取り線香の蚊取り線香器と同じ仕組みなんですよね。最初は「何だこれ」と思ったけれど、確かに人がいなくなるような場合にもお線香を焚いておこうと思ったら、こういうものの方がより安全だし有効だと思います。

ただ、横置きにしたものであっても、例えば窓とか開いていて風で灰が飛ばされてそれが周りの座布団とかに燃え移る可能性もあるだろうから、全く安全とは言いきれないだろうけど、それでも最初から倒れていればかなり安全度は高くなりそう。スレッドを呼んでいると、通常の香炉であってもお線香をおって短くして灰の上に横置きでおくような宗派もあるらしく、多分昔からの経験則が反映されてきているんだろうなぁ。冬の時期は空気が乾燥している事もあり、昔は毎日のように火の用心のニュースが流されていて、しかも昔は多くの内にお仏壇も置かれていたから、口酸っぱくろうそくやお線香の火に注意するように喚起されていたけれど、最近は少なくなってきましたからね。自分も注意しないと。

演歌ジャズ

歌手の八代亜紀さんが昨年末に亡くなっていたというニュースが、昨日速報で流れてビックリ。自分自身、演歌はそれ程というか殆ど聞くことは無いけれど、何か日本人の心に響くメロディーというか「何か琴線に触れる」ものを感じることは事実。また、演歌歌手の方はその声量や声質あるいは総合的な実力としても、他のジャンルの歌手の人と比べると、一つ抜き出た人材が多い気がします。

彼女の歌に興味を引かれるようになった切掛は、実は最近になってジャズのカバー曲を歌うようになり、それを聴いて感じた「味」が良いなぁと思ったことから。元々演歌歌手だから、所謂「こぶし」が混じった歌声が、ジャズの中でもちょっと鈍った感じの名歌手を想像させて、ちょっと本来のジャズ歌手の人には内容な個性というか、いかにも「This is Jazz!」みたいな感じがちょっと衝撃的ですらありました。

演歌というのは、そのテーマから悲哀とか別れとかマイナー調の曲が多いと思うんですが、ジャズの場合そう言う傾向もあるし明るいジャズもあるし、文字通り喜怒哀楽を表す音楽だと思います。で、彼女の場合そのジャズの中でもポップな感じだったり明るい楽しい感じの曲を本当に楽しそうに歌う様子が、凄く自然というか自由な感じで、それも彼女の歌うジャズが好印象に感じられる理由の一つだったかもしれませんね。

年齢的には73歳と言うことで、まだまだ現役と言って良い年齢では。特に、演歌にしてもジャズにしても、これからその年月の積み重ねから生まれる「味」が良い感じに出てくる頃じゃ無いだろうか。私は今回初めて知りましたが、昨年から病気で加療中だったということで、ご本人も残念でしょうね。今年は新年から色々大きな事柄が発生しているけれど、このニュースもそんなビックリする事柄の一つと言って良いんじゃ無いだろうか。ご冥福をお祈りいたします。合唱。

2024年1月9日

最悪を想定して最善を準備

能登半島地震の被災地支援や対策で、色々な理由や原因からなかなか進まない状況に。現地自治体の対応が遅いとか、支援に入っている自衛隊の人数や装備が足らないからもっと投入しろとか、色々な意見がネットでも飛び交っています。さらには、寸断されている道路補修整備が進まないために、規模としてはもっと大きかった自然災害と比べても、遅れて気味と感じられていることも確からしい。

ただそういう意見に対して、日頃偽陽性の無駄だから公務員削減とか言っているのに、こういう時には自治体の人手が足りないと言い、日頃戦争反対自衛隊削減と言いながらも、こういう時には自衛隊を万人規模で投入しろと言い 、公共事業や投資を無駄と言って建設業や土木業が減っているのに、こういう時には重機が足りない人手が足りないと言うようなコメントは、確かに事実だよなぁと再認識した次第。

自分は高校生くらいから、今の仕事のようなPM (Project Management)っぽい仕事をやらされてきたこともあって、気持ち的にはそういうPM的な仕事は好きじゃ無いけれど、性格的・資質的には「適任」と回りから言われるそんな存在なんですが(笑)、そう言うことをやり始めた頃に言われたのが、「最悪の状況を想定して、最善の準備をしておき、実際には臨機応変に対応する」というような考え方。今回の場合で言えば、日頃から自治体や自衛隊のスキルある人を準備しておいて、いつ何時でも対応出来るようにしておくのが「最善の準備」なんだけれど、それって何も無いときには無駄な人員配置と見られしまい、削減の対象になりやすいんですよね。そのギャップをどう埋めていくのかもう少し真剣に考えないと。

例えば、時々話題になる「副業」を更に発展させて、例えば週の前半は契約公務員として市役所に勤務して、残りの日は自分で商売をするとか、自衛隊も人員増員もそうだし、予備自衛官に対しての報酬などを増やすなどして登録人数を増やすなど、これまでの経験から出来るけれどまだ出来ていないことも多い気がします。ただ、今のと半島への移動の障害になっている、交通網の整備とか避難所となり得る体育館とか公民館の整備みたいなものは、人口の過疎化や減少でどんどん減っている事で、これらに対してお金を(=税金)を投入することはさらに難しいでしょうね。最終的には、今回の震災を理由にこれまで分散していた集落などを集めて再編成するような大工事をしないといけないかも。それは山間部とか海岸部だけで無く、浜松の市内でも場所によっては人が減っている場所は有る程度集約化されないと、今後の生活にも不便になりそうな気がします。昨日火事があった旧田中角栄邸の主田中角栄氏は「日本列島改造論」で脚光を浴びたけれど、偶然とは言えその田中角栄氏に続く「シン日本列島改造論」が今は必要なのかも。

三連休

お正月の三が日からのお休みが終わったと思ったら、直ぐに成人の日を含めた週末三連休があり、その連休明けの筐体里からやっと「お正月気分」もかなり薄くなり、あーぁ、また忙しい日々が始まる「平常」が始まる事に。とは言っても、能登半島地震や羽田空港の航空機事故など、年明けから立て続けに大きな事件・事故が続いているので、例え退屈な「平常」であっても、何も無い事、昨日と変わらない今日が来ることがどれだけ有りがたいことか身に染みている今年の年の初めです。

昨日は父方(本家)と母方のお墓に朝から行って、年末に入れ替えていた松のお飾りを下げて菊の花やら香木の挿し花に交換してきました。昔はお年玉狙いで、お墓参りから親戚の家とか回った物でしたが、いつの間にか自分が兄弟の子供にお年玉を渡す側になり、その甥っ子姪っ子も成人して結婚して、その子供達に今度はお年玉を渡す年齢になって、ちょっと目眩がする程(笑)。お墓参りも、そう言う意味ではいずれ自分もこの中にと思うことが強く成りつつあるのかなぁ... まだまだ俗世間に未練ばかりだけれど。

そのお墓参りですが、これまで余り意識していなかったけれど、年末になるとそれまでのお花の挿し花から、松や笹等の物に変えて新年を迎え、松の内が開けるとそれを元の花の挿し花に戻すというのが、習慣らしいことを今年になって初めて知りました。その「松の内」も、関東などは1月7日まで、関西などは1月15日位までを「松の内」とするらしいけれど、浜松や遠州地域東西の狭間という事も有り、地域によって7日だったり15日だったりと違いがあるらしい。そう言う意味では、父方のお寺は7日が一応の目安だけれど、隣市出身の母方の方は15日が目安になるらしい。流石に一週間ずつそれぞれ行くのも大変なので、昨日は両方のお墓を回ってきて差し替えてきました。朝9時頃に行ったんですが、同じようにお花を買えている人も何人か見られて、まぁ時代とともにだんだんと現実社会に合わせて変化していくんだろうなぁと感じた朝でした。

その後、近くのイオンモールへいってちょっと買い物をしてきましたが、この日はモール内のイベントスペースで宜本の芸人さんのイベントがあるとのことで、朝から席取りの人が結構並んでいてビックリ。県内でも大きなイオンモールの一つであることは確かだけれど、こんな田舎にまで営業に来るんだとちょっと感心してしまいました。そのモールも、お正月明けで懐が温かくなった子供達(笑)中心に結構混雑していたので、早々に買い物を済ませて帰宅しました。コロナ禍が開けつつあり、昨年窓と比べるとかなり賑やかさは戻ってきた印象です。でも、それも新年早々の大きな災害や事故が無ければもっと喜べるのですが。いずれにしても、日常を取り戻して平常通り生活をすることが一番大事だし、それが結果的に被災地への支援にもなるのだから、無理せずに出来る事から先ずは進める一年にしたいですね。 

2024年1月8日

大谷選手のグローブ

大谷選手が、日本国内の小学校に配ることを表明した3個のグローブ。速いところは年末から、県内でも年初には届いた学校があり、お正月の話題の一つでもありました。で、これで多くの子供達が野球に興味を持ってくれて、第二第三の大谷選手のような逸材が生まれてくれれば嬉しいけれど、そんな美談に冷水を浴びせかけるような話も。今回のグローブ配布対象外の、所謂諸外国が日本国内に設置している「外国人学校」へ配られないことは差別だと行っている所があるらしい。 

ニュースソースは、どうも神奈川新聞のこの記事らしく、それが転載されているように見えます。で、個人的に気になるのがその記事に書かれたこの一文。

朝鮮学校や中華学校などの外国人学校が対象から外れていた

混ぜっ返すわけでは無いけれど、それ以外の例えばアメリカンスクールだったりからも同じような意見はでているのだろうか。「神奈川新聞」という媒体だけで判断するわけでは無いけれど、ちょっと意図的なものを感じるなぁ。それをさらに補強するのが、記事の中で「外国人教育への意識が乏しい」とコメントを寄せている、一橋大学田中宏名誉教授。この人も、いろいろと意図的な行動・意見を感じる人だしなぁ。ちょっと一方的な意見だけを採り上げている記事にも感じます。

記事では、文科省が大谷選手辛き麩に関して、スポーツ庁と作業をするときに「一条校」を選択したことを指摘して、「排除の意識があったのではないか」と記載しているけれど、文科省が管轄している学校以外の事に関して権限を行使することの方が問題なのでは。それに、今回の寄付は大谷選手の個人的な意図であり、仮に何か要望なり批判をするあれば、大谷選手に直接するべきだと思う。それなのに彼らは大谷選手ではなく、企業であるニューバランスへクレームしているあたり、怪しい感じがするなぁ。確か今回のグローブの寄付先には、海外の日本人学校は含まれていないと思ったけれど。さらに言えば、外国人学校が対象外になる事は、昨年の時点で既に記事にされているわけです。何で今になってまだ火に油を注ぐようなことをやるのか、それも怪しい気がする。

クレームしているのが朝鮮学校ならば、日頃に本を目の敵にしているのだから、韓国からMLBに所属して居る選手に希望するのが本来の「筋」でもあるし「希望」にも繋がるんじゃ無いのか? 大谷選手は、確かに日本だけで無くMLBのそして世界の野球というスポーツ界のトップスターだろうけど、韓国からだって活躍している選手はMLBに在籍しているわけでしょ。なんでそういう声が出てこないのか、それが不思議。結局は、一条校では無いのに一条校相当の扱いをする実績を作って、自分達が好きなように言いたい放題やりたい放題したいだけのような気がする。

羽田C滑走路再開

事故により閉鎖されていた羽田空港のC滑走路が、今日の深夜0時から再開されて、ほぼ事故以前の状態での運用が可能になったというニュース。ただ、事故により損傷した「PAPI (Precision Approach Path Indicator/進入角指示灯)」の修理のため、一月程度は進入経路が制限されるらしい。それでも、長期理路戦用の大型機が離陸できる環境が戻っただけでも助かるんじゃ無いかなぁ。C滑走路が使用出来ない間は、燃料満載では他の滑走路では短くて離陸できないから、一度成田空港とかに飛んでから燃料を満載して再度離陸(成田空港のA滑走路は4,000mあるから)していた煩わしさも改善されますね。

まだ事故の調査も完了していないのに機材を移動させて、しかも映像を見ると重機で羽根とか胴体を切り刻んで運んでいたので原因究明が出来なくなると言う呟きも散見されたけれど、そういう作業をしても調査に影響内容に現場で確認出来ることは確認して、あとはエプロンとかに運んで再構築して検証するんでしょうね。そこは、こういう事故調査のプロが監督して作業しているのだから、素人が疑問に感じるようなことはほぼ全て対応済みでしょう。まぁ、陰謀論とか好きな人は「政府がもみ消しに走っている」とか言っているのだろうけど。

ここ数日にも、いろいろな情報が公開されてきていて、それを見聞きした範囲では、誤進入した場合に警報を出す仕組みが用意されていながら、それを管制官が活用しておらず、それ故に海上保安庁機のC滑走路への進入が認識されなかったという事が分かりました。直ぐに、誤進入監視要員を付けるように対策されたけれど、となると航空管制官の責任も結構重い気がします。良く有る話で、火災報知器が過敏に反応するのでスイッチを切っておいたら、出火に気がつかず全焼した、みたいな話と根は同じですよね。往々にして、大きな問題が発生した時の原因というのは、凄く些細なことだったり単純なことだったりするけれど、今回もそういう要素が多かったことは各自と思えます。

例えば羽田空港は4本も滑走路があるのだから、離陸専用の滑走路と着陸専用の滑走路に分けて運用すれば、今回の様な事故発生もかなり抑えられるでしょう。那覇空港も、第2滑走路が出来てからは、多くの場合沖合の第2滑走路を着陸専用にして、元から有った第1滑走路を離陸専用みたいな運用をしているけれど、そう言う事も考えないといけないかも。ただ、国内だけで無く世界でも屈指の混雑空港である羽田空港だけに、そういう単純に切り分けられない状況もあるんでしょうね。さらには、位置的な理由から騒音を抑えるために海上方面からの着陸や海上方面への離陸が占めるように運用したいと思うと、やはり離発着が混在する状態は避けられないのかも。いずれにしても、今回の件を教訓により精確で厳密な運用を期待したいですね。

2024年1月7日

責任者は動かず

能登半島地震では、地形的なこともあり貧弱な道路網が寸断されており、被災地への迅速な支援供給のためにも、自衛隊や自治体など、団体による支援以外の個人的ボランティアや地元選出の政治家の訪問すら「今暫く控えるように」と何度も伝えられています。それなのに、所謂「迷惑系YouTuber」や有名人などが、「政府の手の回らない部分も多い」と言い訳をして現地に入っているのだけれど、正直売名行為以外の何物でも無いと思う。本当に助けが必要で自分が何とかしたいと思うなら、無名のまま静かに現地に行き必要な作業だけやってサッサと戻れば良いと思う。一人が「私は行きます」なんて公に言えば、それに刺激されて「自分も」という人間は必ずどこかから沸いてくるものだし。

それとは別に、何故岸田総理は現地に直ぐに飛ばないのか、みたいな事がネットでも多く言われているけれど、それぞれの役割と言うものがある以上、災害時レスキューの技術や知識や経験があるとは思えない岸田総理が現地に入るよりは、より専門的なスキルを持った人間が今は現地にいるべきフェーズ。岸田総理の仕事は、状況把握をしつつ、必要な場所に必要な時に必要な権限を与えて遅延無く必要な作業が進む様にすること。その為には、彼が直接全ての情報把握をすることは無理だししたとしても処理しきれないだろうから、出来るだけ下部組織に権限委譲をして、それで間に合わないときには岸田総理が即決出来るようにするのが今の彼の役割。それは別に政治システムだからでもなく、普通の会社組織や開発の場でも普通はそう言う形態にして、効率良く製品開発するもの。最高責任者が全ての事側を知っても、別に彼がそれら全ての問題解決出来る能力を持っているわけではありませんからね。それらの仕事は、それぞれの専門的なスキルを持ったスペシャリスト。プロフェッショナリストに任せれば良いだけの話し。

今回与野党が統一見解として、混乱を招かないように早急に現地に入ることはせずに、落ち着いてから現場の状況を見て適材適所の対策をすることに合意したらしい。でも、その場には呼ばれなかった(?)、行かなかった某政党の代表は、現地の状況を中央の政治家は知るべきと言いつつも、特段全く知られていないような情報を彼が発信しているわけでは無く、逆にルール無視の行為や現地では食糧不足が言われているのに現地の炊き出しを食べるなど、自分勝手な行動が批判を呼ぶことに。元俳優・タレントだから、そういう「見栄えの良い行動・行為」に関しては無意識に出てしまうのかもしれないけれど、日頃そういう行為を与党の政治家等に対しては批判しているわけで、そこはダブルスタンダードだよなぁ。

例えば、彼の政党には移動すらままならない障害を持っている議員さんも所属しているわけです。そういう人達の観点から、被災地での障害者支援の必要性だとか、実際に健常者でも移動がままならない中もっと移動に対して負担を抱えて居るであろう被災地の障害者に対して、特例としてボランティアでの介助者を現地に投入するように要望するとか、壊れたかもしれない車いすや電動車いすを集めて送るとか、彼らの政党だから見逃されそうなでも現地でのニーズも高いであろう支援も出来ると思うんですよね。でも実際にやっているのは、党首自ら現地に入り「被害が酷い」と言いながら炊き出しのカレーを食べてくること。そう言う事は、現地に既に入っている自衛隊とか消防とか災害支援のプロに任せれば良いと思う。政治家なのだから、政治家でしか出来ない事に今は集中するべきだと思う。だからこそ、責任者は最後の砦として動かずに、いかに自分の部下やスタッフを効率的に動かしてゴールに向かうかと言う所が、責任者としての最大にして唯一の仕事だと思う。実際、能登半島地震発生の後には、羽田空港での衝突事故も発生したわけで、もし岸田総理が能登に行っていたら「何故羽田は無視する」みたいな事を言われただろうなぁ。 

蓄熱バッテリー

石にエネルギーを蓄積してバッテリー代わりにするという記事。以前、太陽後発でなどで昼間発電した電気を利用して、巨大な石(重量物)を持ち上げておき、夜間はその位置エネルギーを利用して発電とかするという話を聞いた時には、「随分と効率悪そうな、でも大規模にエネルギー蓄積する場合には案外良いアイデアかも」と思いましたが、これも似たような印象を受けます。 

これ、発電した例えば太陽光パネルの電力の何%位を熱として蓄熱(蓄電)出来て、それを取り出す場合には元の発電量(=充電量)の何%位が利用出来るんだろうか。後は、その蓄電(=蓄熱)出来る設備の大きさと発電量の割合でしょうか。例えば、雑居ビルくらいのサイズがあれば、その街中(=ブロック)の電力を賄えるくらいの効率が期待出来るならば、共用施設としてそういうビルを準備して、周辺ビルの屋上には太陽光発電パネルを義務づける事で、効率良く発電と充電と放電が出来そうな気がします。

その「加熱した石」で水蒸気を発生させて水蒸気タービンを回したら、どれくらいの時間どれくらいの発電が出来るのだろうか。熱の管理が難しそうだし、その石の熱が外に漏れないようにしないと、太陽みたいな存在が隣にあるとなるとおちおちゆっくり寝られない気もするし(笑)。発電だけで無く、セントラルヒーティングで温水を作る事が出来れば、それをその地域・ブロックに供給して、さらに効率良く蓄電・蓄熱利用が出来そうな気がします。都心などだと、効率的にペイしないかもしれないけれど、案外過疎地域とか山間部などに一度設備を作ってしまえば、独立した閉鎖エネルギー供給施設として長期管理用出来るんじゃないだろうか。

逆に、昼間は太陽光発電を利用して徹底的に何か物質を冷却しておいて、夜間はその蓄冷した媒体を利用することで、多分電力をかなり消費するような冷凍倉庫とか冷蔵庫施設に取っては有効利用出来るのかもしれない。あるいは、全体の設備をコンパクトに出来るのであれば、家庭の中とかマンションの中に設置していも良いかも。蓄熱部分だけなら、地下に設置しても良いですよね? そうなれば、家の中で無駄なスペースを消費することも無いだろうし、安全性からも有利だろうし。さらに地下に設置できれば、周りの土が断熱作用が有るだろうから、システム全体の効率も上がるんじゃ無いだろうか。ちょっと面白い発想だなと感心する記事でした。

2024年1月6日

経験値を生かせない人達

まぁ、産経新聞だから取り上げたという気もしないでも無いけれど(どっちなんだい!)、 能登半島地震に対して予備費使用を閣議決定したものの、その額が「40億円」と少なすぎると立憲民主党の議員達が怒りの投稿をしているという記事。まぁ、記事に記載されている3議員のうち、杉尾秀哉参議院議員は旧民主党政権後の当選だから実際の与党経験は無いので仕方ないとは言えるけれど、それでも予備費がどういう物なのか、その執行に関してはどうなるのか、日頃政権批判をしているなら知っていて当然だと思うのだけれど。それ以上に酷いのが、政権与党経験もある、蓮舫、原口博一両議員の投稿な訳で、まずは「文句を言う」事だけが目的のようにしか見えない。

日頃この人達は、「自公与党はもうダメだ。政権を降りて自分達に渡しなさい」みたいな事を二言目には行っている気がするんですが、こういう発言を見ているととてもじゃないけれどそんなことをしたら、あの「悪夢の民主党」が蘇るというか、それよりも悪くなりそうな気がする。最も、政党の代表自体がこういう認識だから、もう仕方ないのかもしれませんね。泉代表は「逐次投入」と言っているけれど、まだ震災直後で道路も啓開されていないような状態の時に、いきなり何万人規模の人間を送り込んだってその場所で停滞するだけ。先ずは必要な部分を啓開できる、あるいは状況把握のために少数精鋭部隊を送るべきだし、底からフィードバックされる情報や即応できる範囲で段階的に人員なり機材なりを追加していくことの方が効率的だし効果的でしょう。勿論、隔離された地域では、今すぐにでも助けが必要な人も多いだろうし、建物の倒壊被害に遭っている場合には、一刻も早く重機を投入して作業が必要かもしれないけれど、残念ながらスタートレックの転送装置でも無い限りは無理なわけですし。

例えば今回の場合は、能登半島の地形的な理由もあって陸路が期待出来ない状態。となると、まずは海側からのアクセスを確保して、津波被害対策や救済をしたり、どこかの港を拠点にして底からさらにお口へ物資補給や避難民救済等の手段を伸ばしていくのが、多分誰もが思いつく話。実際海上自衛隊の補給艦が出動して、そこから砂浜等にそのまま上陸できるLCAC(ホバークラフト)が人員・物資運搬を始めているけれど、例えば「在日米軍への援助も要請するべき」とか野党側から進言できたら、それはそれで彼らにも政治家としての資質があるなぁと思うけれど、多分連携している日本共産党とか社民党はそんなことはしたを抜かれても言いたくないだろうから、野党第一党としての意見も与党批判に終始するしか無いんでしょうね。その海上からのアクセスにしても、まだ余震が続いていて津波被害も予想されるわけで、幾ら自衛隊と行ってもリスクも大きいでしょう。実際、LCACも普通ならば訓練中止するような波高の中運用されているわけで、それを見ても地勢や天候に状況を考えた運用をしないと、見た目だけやっている感を出しても何も解決しないし迷惑なだけ。だから、野党は与党に協力する立場をこの時期だけでも示すべきだし、実際東日本大震災の時の野党だった自民党はそうしたわけですからね。

ここ数日の政府や関係自治体の発信を見ていると、多分これまでの大規模災害の中では一番多く「個人的ボランティア自粛」だったり「自衛隊・自治体救援支援優先」として、被災地域への個人の移動をできる限り押さえようとしているように感じます。野党も、一応被災地域選出の議員のみ現地に入ることを許している政党もあるみたいだけれど、中には党首や代表が早速現地入りして地元の市長などが対応するような「邪魔」をしている事を先ずは止めるべき。被災地出身議員だって、地元には自分のスタッフや後援会などもあるんだろうから、そこから情報収集をして与党に伝えれば良くて自分が行く必要なんて全く無いと思う。その分、自衛隊員の一人でも支援物資の一つでも送った方が、はるかに現場では役立つと思う。どんな場合でも「無能な働き者」が一番迷惑なわけで、今回も「無能な怠け者」になってくれれば、一番復興に役立つ気がする。しかし、彼らはいつまで無能のままでいるつもりなんだろうか。まぁ、自分達の中では「有能な働き者」と思っているんだろうなぁ。そういう所が、過去の経験値すら生かせない、蓄えられない人達なんですよね。

原因究明 (2)

羽田空港で発生したJAL機と海上保安庁機との衝突事故に関しては、色々な情報が公開されてきていますが、やはりほぼ満席に近い状態(乗客367人/定員369名)でかつ8箇所のドアのうち3箇所しか利用出来ない状態で、乗客乗員379名が機外に脱出出来た事は、改めて奇跡に近いというか「奇跡」と言ってもいいくらいの出来事だったでしょうね。メディアとしては個人的に信用度がほぼゼロの日刊ゲンダイ誌の記者がJAL機に搭乗していて、その体験談を記事にしているのですが、その内容は失礼ながらもいつもの「日刊ゲンダイ」の記事とは異なり、かなり客観的にフラットな内容だと思います。

その日刊ゲンダイの記事を読んでいて感じたのは、CAさんの冷静な対応と指示と、それを受け入れてパニックにならずに粛々と脱出した乗客の連係プレーと言っていいのだろうなと言うこと。勿論、脱出までの判断や脱出作業は時間との闘いなので、期待の強度だったり、火災の様子等「運」に恵まれた部分も大きいと思います。今回の機材のA350は、複合素材を使用した機体で、それまでのアルミニウム主体の機体と比べてかなり火災被害に強いという話も流れているので、今後の機材はさらにそういう素材の採用が進むでしょうね。AirBusは勿論、その素材を製造している国内メーカーに取っても、今回の経験は貴重な物だったと想像されます。一方で機外に出た後はそのまま長時間待たされたり、移動後の対応も時間が掛かった様子が書かれているので、多分それは空港側とか航空会社側の非常時対応タスクみたいな事の改善は必要かもしれませんね。例えば、悪天候でダイバードしてくる機材が集中して、ターミナル内で乗客が滞留するような場合とか、今回の様に衝突事故で無くても着陸時のトラブルで緊急脱出をして機外に乗客が出る場合も有るだろうし。それに自分くらいの世代だと、羽田空港での着陸直前の逆噴射での墜落事故とかも記憶しているので、事故発生直後から特別なタスクチームみたいなものが直ぐに活動開始をして、乗客の誘導とか空港内での待機・隔離・対応等のワークフレーム作りをしたら良いような気もします。

こちらの記事では、危機的状況の中でも機体の責任者である機長が最後の確認をして、取り残された乗客の発見と脱出をして、文字通り最後に機体から出たと書かれています。何故取り残された乗客がいたのか、それら乗客をどの様にして機外に脱出させたのか、そういう部分に関してプライバシーに配慮した形で公にして、将来的に役立つような啓蒙にも繋げるべきだと思いますね。今回の367人の乗客の中には、車いす利用の乗客が2名入らしたらしいのですが、そういう人達も例えば周りの人の介助を受けながらも脱出出来たのか、実は取り残されていた乗客はそういう自力では移動出来ない人達だったのか、そういう部分も明確にして行くことが、仮に再び同様の事故が発生した場合にも、被害を最小限に出来る切掛になるでしょうし。機内での座席で、ドア横の座席は前のスペースが広いので人気がある一方、非常時にはドアの開閉などを手伝う義務もあって、必ずその旨了解しているか確認されます。今回も、実際にはどうだったのかという事もちゃんと説明するべきでは無いかなぁ。昨日も、乗客が撮影した映像をテレビでは何度も流しているし、その中で子供が叫んでいる「早く開けてください、出してください」という部分が強調されているように感じます。それは咄嗟に出た言葉(※ネットでは、親が言わせている声が聞こえる、という書込も)何だろうけど、メディアとしては「こういう状況でも、必ずCAの指示に従う。頭上の荷物は取らない。体を低くして、煙を吸い込まない様にする。」など、離陸前の安全ビデオでの内容を、もう一度リマインドすることが、今は一番大事だと思うなぁ。

更にネットでは、貨物室に置かれたペットがそのまま出なくなったことに対して批判する意見も多いみたいですが、既に書き込まれているように、仮にキャリアーに入れて機内に持ち込んだとしても脱出時には「手荷物」扱いになるから機内に残さないといけないし、身体障害者補助犬であっても場合によってはペット扱いになる場合も有るようですからね。密閉された狭い空間だから、その人に取っては代え難い存在であっても、周りの人にしたらアレルギーや逆に精神的な圧迫を感じるかもしれないし。色々な感想や意見を持つことは、悪いことでは無いと思うけれど、今先ずしなければいけないことは原因の究明とそれに対して対策をすることな訳で、利用時の利便性とかましてや犯人捜しをしている時では無いはず。そう言う意味では、メディアは今日・明日に同様の事故が発生する可能生もゼロでは無いのだから、緊急時の機内での対策であったり、今回の事故から得られた教訓をまずは伝えるべきだと思う。感情的な話だったり、まだ確かな様子も分からないのに憶測で批判する様な内容を連日報道しているのは、それだけ彼らに取材能力が無いことの証明だと思うし、メディアとして本来の機能を果たしていない証しだと思う。

2024年1月5日

年寄りを盾にして

昨日スマホの契約に関して必要が有り、新年営業始めたばかりのdocomo Shopへ行ったんですが、新年だからか結構大変なお客様に遭遇してしまいました。朝docomoのサイトで自宅近くのdocomo Shopの予約を見て、午後一から取れそうだったので13:00~の予約をして出かけました。店内はそんなに混雑している様子も無く、事前に取得した予約のQRコードをかざして、来店用の用紙に氏名等を記入をしたら、直ぐに担当者の方との対応が始まりました。

カウンターで今回の来店の目的を説明して手続きが始まったところで、隣りのカウンター席に多分自分よりも少し年上と声質で感じるご夫婦が座って、若い女性スタッフと思われる方の対応が始まりました。このご夫婦の男性の方が話をしているのだけれど、結構声高な声なので隣の席の私の所にも丸聞こえで、頭の半分は自分の契約更新に関して目の前の女性スタッフの方と離しつつ、残り半分は隣の声に引き寄せられてしまいました。その男性の来店目的は、どうも年末にスマホ契約を更新して、その時にひかりテレビの契約を付けたらしいのだけれど、自宅に2台あるテレビのうち、これまでひかりテレビを使用していなかった1台のテレビで、見られなかった番組が見られるようになったので、余計な料金を払いたくないからひかりテレビの契約を解約したい、という今思いだしながら書いても良く分からない(笑)。

個人的にまとめると、

  1. この方の自宅には2台テレビが設置されているらしい
  2. いつも見ているテレビ(テレビA)とそうでは無いテレビ(テレビB)という関係らしい
  3. 年末に「ひかりテレビ」の契約をして、両方で見られるようにしたらしい
  4.  そのテレビBは、見たい番組が見られない(映らない?)のでいつもは使用していないのだけれど、最近急に映るようになった
  5. でも、もう一つのテレビ(テレビA)でも映るから、二重に契約するのは嫌だからテレビBの方の契約を解約したい
  6. 何故急に映るようになったのかは理由は不明
との事。でもスタッフの方が調べると、元々ひかりテレビの契約をしていて、年末にはその契約をスマホの契約と一つにまとめただけらしい。だからどう考えても、ひかりテレビの設定が変わったのが理由だと思うのだけれど、このご夫婦(の旦那さん)は、余計な料金を払いたくないから解約したいの一点張り。女性スタッフ側としては、契約解除なので念を押しながらも手続きを進めているようなんですが、そのうちにその旦那さんが「こっちはいつ契約したかも確かじゃ無いのに、こう言う事は困る」みたいな事を言い出してちょっと雲行きが怪しくなります。「でも、ご契約時に事前にご説明をして署名していただいていますが」と女性スタッフが言うと「いゃ、こんなに細かく色々回あるのに理解できるわけないじゃん。年寄りの殆どは理解していないと思うよ。そんなの無理だよ」とか、居直りに近い言い訳をし始める。その気持ちは分かるし、確かにdocomoの契約説明にもわかりにくい部分はあると思うけれど、それを言い出したら契約そのものが成立しない。女性スタッフも、半分諦めてなのか、一つにした契約を分離して、そこで相手が「不要」と言っているひかりテレビの契約を解約する手順をし始めたようです。

この辺りで自分の方の用事が完了したのでdocomo Shopを後にしたんですが、あの後お隣さんは無事に契約解除して納得して帰宅したのか凄く気になります。以前も似たような理不尽言いがかりに近い事を言い出す高齢のお客さんと遭遇したことがあるけれど、まぁdocomo側も仕方ないと思いつつも大変だよなぁと同情したい気持ちにも。一方で、高齢者向けに「らくらくホン」とか出しているのだから、もう少しシンプルな「らくらく契約」みたいな単純化した物を用意したら良いんじゃ無いだろうか。自分も、そんなにまだぼけてもいないしそれなりに詳しい方だと思うけれど、それでも契約内容とか見ていると「えっ、これってどっち。どういう解釈?」と戸惑うことも有りますからね。一方で、高齢者側も理解出来ないことは事実だろうけど、もう少し話を整理するとか、子供や詳しい人のヘルプを頼むとか、援助が無いと多分伝えたいことも伝わらないと思う。うちの親なども時々そういう状態になり、話を着ている自分も癇癪を起こしそうになるときがありますが、この辺りの会話が成立しない状況を何とかAIとかで改善できないだろうか。考えさせられる一時でした。

原因究明

羽田空港でのJAL/海上保安庁機衝突事故で、現場検証も本格的に始まり原因究明の作業が続いています。事故発生直ぐに、使用機材の開発メーカーである、AirBus社が直ぐに調査員を派遣したのに続いて、エンジンメーカーである英国R&R社も調査員を派遣して原因究明作業に入るとのこと。技術的専門家が入る事で、より詳細にかつ迅速に究明作業が進むとともに、言い方は悪いかもしれないけれど開発メーカーとしては今後の技術開発や化以前に行かせる情報収集の場としても貴重な場になるわけですからね。その価値は計り知れないと言っても良いんじゃ無いだろうか。

「不謹慎」と言われるかもしれないけれど、テスト的に物理的衝撃だとか今回の様な火災実験をする場合よりも、実際に予想外の事故に遭遇して発生したトラブルや事故の方が、実は何倍も何十倍も得られる情報は大きい物。私も時用放胆松の開発に関わっているけれど、開発中に色々な使用状況(ユースケース)を想定しても、いざ市場に出してみると、それら想定の遙か上を行くような想定外のケースが幾つも発生して、予想もしないようなトラブルや障害が発生するもの。今回のケースも、使用機材のA350-900が最新鋭機という事で複合素材を多用していたために、火の回り方が遅くなりそれだけ乗員乗客の避難する時間が取れたという効果が言われているけれど、衝突したほぼ瞬間から機内PAが使用不能となり、操縦室と客室のインターホンなどが使用出来なくなったため、かなりの範囲でCAがそれぞれ独自判断したことも伝えられており、そう言う「情報共有」に関しては今後対策が必要になるでしょうね。例えば、今はCAさんは一人一台ずつタブレットやスマホを利用しているけれど、緊急時はそれらデバイスがP2P接続して通話が出来るようになるとか、今の設備を活用することで結構安全性は多重化されると思います。

一方で、昨日当たりのニュース等では機内が混乱する様子を撮影した乗客のビデオを何度か流しているけれど、あれは逆効果だと思う。今回の「軌跡の脱出」に関しては、CAさんの冷静な対応が評価されている一方、多分乗客の殆どが荷物入れから自分の荷物を取り出さず、安全ビデオがガイドしているように着の身着のままで外に出ることを優先したからこそ、あの短い時間で400名近い人間が脱出出来たことは確実。それでも、最後に機長が機内を確認して逃げ遅れた乗客を数名脱出された位なので、そういう部分も手順としては改善が必要かも。だからテレビ等で映像を流す場合は、そう言う緊迫した場面を使用するのであれば、ちゃんと本来必要な行動・態度のテロップくらいは入れるべきだと思う。例えば子供の声で「開けてください」と何度も声が入る場面では、「客室乗務員の指示があるまでは、座席に座って待っていてください」とか、外からの映像でシューターで降りてくる場面では、「シューターを利用する時の姿勢のCGとか、「地上に降りたら飛行機から一定の距離まで離れてください」とかのテロップを入れるとかしないと、もし同じようなトラブルが発生したら今度はパニックになって混乱するだけになると思う。ネットのコメントでは、日本では小中学校等で毎年避難訓練とか地震避難訓練をしたり、運動会などでの団体行動をしたりという機会が多いので、ああいう万一の場合でも統制の取れた行動が咄嗟に出来るのではと言う内容の物があったけれど、それはちょっと納得出来る意見だなと思います。

現在、管制塔との通信内容や色々な情報が公開されて、それによって原因に関しての報道も多いけれど、海上保安庁機の乗組員のうち唯一生存した機長の責任を問う意見も公に多く見られていて、それは今後の調査で原因の大きな部分を占めると判断されるかもしれないけれど、現状では公正な調査のためにも今は専門家以外の発言は控えるべきだろうなぁ。それでもマスコミは、扇情的な映像や意見を出すことで注目を引きたいのかもしれないけれど。個人の犯罪行為なのでは無いのだから、一番重要なことはどの様にすれば将来このような事故を回避出来るか、その方法を見つけることで、個人に責任を負わせることではないのですからね。とは言っても、もう少ししたら海上保安庁機機長の生い立ちはとか、スキャンダルやゴシップ系の話も出てくるんだろうけど、そう言う事に対しては今後は厳格にかつ強く批判するべきだと思う。で無いと、やはり同じような事故は再発するだろうし、それに対しての対策も進まないことは明らかだから。今回の能登半島地震に対して、政府の対応が遅いと批判する人も居るけれど、個人的には過去の阪神大震災とか熊本地震とか東日本大震災とか、そう言う経験を積んでいろいろ努力している様子は感じられると思う。勿論、100%完璧な対応を誰もが求めるだろうけど、それを言い出したら「地震を事前に予知しろ、地震そのものを止めろ」という話になってしまうわけだし。冷静な対応と批評が、次の事故を防止する最大の武器になると思う。 

2024年1月4日

フットボールはディフェンス

箱根駅伝が終わり、ライスボウルが終わり、2023年シーズンのスポーツは自分的には大晦日を迎えて、今日からは2024年が始まる感じ。何故「箱根駅伝」と言われるかもしれないけれど、2日と3日のテレビのチャンネルは、ほぼ一日箱根駅伝が占めていて、その箱根駅伝の復路ゴールした後くらいから、3日の15:00からライスボウルが始まるのがお正月三が日最後の儀式だから(笑)。箱根駅伝に関しては、スタート直後の一区では青山学院は少し出遅れた感があったけれど、二区移行は完全に「強いときの青学」の走りで、三区で逆転した後は終始リードを維持して盤石の勝利。「強いチームというのは、こうやって勝つんだよ」と示されたような内容でした。

で、ライスボウル。三年連続の富士通vsパナソニックの対戦で、新鮮味は無いけれど試合内容はいつも通り力のあるチーム同士のがっぷり四つに組んだ試合。結構自分なりに試合の戦略・戦術的な部分を考えながら観戦したつもりですが、一番印象に残ったのはどちらのチームもディフェンスをかなり意識していて、相手のキープレーをどの様に潰すかしっかり準備してきた印象。勿論、どんなに準備をしても100%完全なプレーは無理だけれど、これまでの試合だとそのキープレーが失点に繋がる大きな要素だった物が、出されてもその後のシリーズ内容に余り影響しないような、やはり実力のあるチーム同士の戦いだと強く感じた試合でした。

それは得点が、富士通16-10 パナソニックと、アメフトにしてはロースコアーの結果になったから言うのでは無く、試合の様子を見ていると、どちらのチームのオフェンスが少し元気がないように感じるのに対して、ディフェンスはどちらもかなり気合いが入っているように感じたから。余りに気合いが入りすぎて、ちょっと反則じゃ無いのという疑惑のプレーも散見されたけれど、あの辺りはもう少し厳密にジャッジしないといけないのでは。今回の審判団は、関東・関西の混成チームでしたが、結構関東と関西の判断基準には違いがあって、試合をするときに違和感を感じる事もあるからなぁ。

この二強をどう崩して破るのか、2024シーズンの残るチームの課題はかなり大変そう。単に選手だけ集めてきても勝てないのが、アメフトの難しい所ですからね。少し前には、オフェンスを徹底的に強化して、とにかく点の取り合いの殴り合いの試合で勝ち抜くという感じのチームが増えたけれど、最近の強いチームを見ていると、とにかく相手に点を与えずに、最少失点で耐えつつ味方のオフェンスが点差を広げていくのを待つ、みたいな感じのゲームプランがとられている気がします。まぁ、言うだけなら簡単なんだけれど、その為には強いDL、敏捷なLB、そしてレシーバーに抜かれない速いDBと揃わないと中々そういうディフェンスは作れないからなぁ。パナソニックは、更に強力な選手勧誘をするだろうし、富士通もこう人材を確保しつつチームの質を高める事に専念するだろうし、後に続くライバルチームはどうしたら良いんだろうか。なかなか頭が痛い2024シーズンになりそう。 

今必要な事

羽田空港で発生した航空機の衝突事故。少しずつですが、色々な情報が公開されるようになりましたが、何せ大きな事故だっただけに、安易に原因特定に走らず慎重に原因特定が進められている様子。今の所の情報だと、管制官からの着陸許可を得てC滑走路のRW34Rに進入したJAL機に対して、そのRW34RのC5手前で待機の指示を受けた海上保安庁機が、何故か滑走路上に進入をして衝突したらしい。海上保安庁機は小型のDHC-8-Q300なので、C滑走路端(C1)から少し先の所(C5)から離陸開始となるため、それが運悪く着陸してきたJAL機とぶつかる位置関係になってしまった様子。仮に海上保安庁機がC1当たりから離陸開始する予定であれば、ギリギリその頭上をJAL機が掠めて衝突事故自体は回避出来たかもしれないけれど。

報道を見ていて気になったのが、衝突直後と思われる機内の様子を撮影した映像を、報道各社がニュース等で何度も流していたこと。窓の外は火災でオレンジ色になり、機内の照明は落ちて暗くなる中、CAさんや乗客が対応している様子が煙の籠もる中何となく分かる映像です。状況を知るための貴重な資料だとは思う反面、ああいう事例を見せてしまったら、今後はさらに動画を撮影するような乗客が増えて機内からの脱出が混乱しないだろうかと心配になります。それ以外にも、外にシューターで脱出した後の様子を撮影した物も放送されていたけれど、ああいう映像は資料としては貴重だと思う反面、やはり迅速に脱出して安全な場所まで移動する事を優先するべきで、そのジレンマを感じますね。

その機内は、衝突と同時に電源が落ちたため、機内アナウンスも使用出来ずハンドメガホンと肉声での注意喚起と誘導がCAさんによって行われたとの事で、その冷静な対応のお陰で怪我人は数名発生したけれど、乗客379人が3箇所の出口から脱出して死者ゼロという奇跡的な結果を売ることが出来たことは確か。あれだけの事故が発生したのに、乗員乗客に死亡者が無く全員が脱出に成功したことは奇跡だと、各国の航空関係者は賞賛しているらしい。勿論、CAさんをはじめとするJAL側乗務員の対応が素晴らしかったことは当然だけれど、乗客側もパニックにはなりつつも何とか冷静に誘導に従って脱出した乗客側の対応も良かったからでしょうね。乗客が撮影した機内の様子の映像では、「早く外に出してくれ」という声も入っていたらしいけれど、なんせ外で火災が発生している事は事実だから、安全な場所のドアの特定をCAさんがしていて、結果的に前部の左右のドアと右側の後部のドア3箇所が開けられて、シューターで脱出したらしい。一箇所当たり100人余りが脱出するのに1分少しとの事で、これも訓練時の想定通りらしい。ただ、8箇所のドアのうち3箇所しか開かなかったと考えると、訓練では最悪の状況を想定して最善を常に見つけないといけませんね。

管制塔の更新記録や、フライトレコーダー等も回収されているので、今後原因調査が進むと思うけれど、こういう物は犯人捜しをするのでは無く、何が原因でどういう対策を取れば同様の事例回避が出来るかと言う「対策」を見つけることが一番重要。仮に、いずれかの航空機側が管制官からの指示を誤解して衝突したのであれば、例えば管制指示の確認をさらに念入りにするとか、管制官側からの指示を強化するとか、あるいは滑走路部分にセンサーを増設するとか、そう言う事を実現することが一番重要だと思う。それなのに、相も変わらずメディアはこのタイミングで原因は何とか誰が悪いのかみたいな事を会見でも繰り返していて、本当に邪魔な存在だなぁと再認識することに。中には、海上保安庁を「軍隊(自衛隊?)」と勘違いをして、羽田空港を「軍民共用しているのが悪い」とか言い出す所謂「知識人」みたいな人も現れて、もう「暫く黙っていろ」と口を塞ぎたい気持ち。何かと言えば、政権批判に繋げたい一定の存在は、本当に邪魔だと思う。ある意味、ああいう存在が居るからこういう事件も発生するんじゃないかと感じる位。そういうメディアや一部の声は無視をして、関係機関や関係者には冷静に調査と分析を進めて、将来の対策をしっかり決めてほしい。

2024年1月3日

言わぬは一生の後悔

佐々木俊尚氏が照会している、海外でのマナーに関しての話題。 

私もここに何度か書いているけれど、基本日本人や日本国内の行動は「性善説」前提だけれど、日本以外の国では基本「性悪説」前提と言う事は認識というか理解した方が良いと思う。だから指定席を「自分の席だ」と言って理由無く占有されることなんか結構私も経験しています。流石に航空券だけは、全て指定正規でしかもセキュリティの関係もあるから、自分の好きな席に座るという事は殆ど無いけれど。

似たような事例で結構よく見るのが、成田から都内に向かうNEX車内での光景。NEXは全席指定席ですから、乗車時には自用車検と指定券が必要だけれど、成田空港駅だと成田線経由の普通電車も停車するから、改札口自体は乗車券でも通過出来るんですよね。で、NEXが入ってくるとそっちに乗車して座っていると、車掌さんが検札に来て指定券が必要ですと言われて、文句を言う某アジア系の人達(笑)。中には、グリーン車両に座っていても同じような事があるから、あの人達のメンタルは凄いなぁといつも感じます。「知らないだけだろ」と怒られるかもしれないけれど、でもなぁ、普通は調べて利用するだろうと思うし。

NEXだけで無く、新幹線でも時々ありますよね。指定席に座っていると、どうも自由席だと思ってそのまま座り続けている観光客風のグループとか、指定席と分かっていても、纏まった席が空席だとそのまま座って車内検札が車で騒いでいるグループとか、時々見かけます。新幹線の場合は、なんせ本数が多いから実はもう一つ後の新幹線だったとか、車両も16両と多いので間違えたというケースも有ることはあるのだけれど、彼らからしてみたら多分母国でも同じような事をやっていても問題無いので、その流れで日本でやったらすごく怒られた、みたいな印象では無いだろうか。その気持ちも分からないでは無いけれど、やはりその国に行ったらその国のルールが有るのだから、底は理解して従うべきだと思う。

じゃぁ、海外では他人が自分の指定席に座っていたら、そのまま黙って渡すのかと言われそうだけれど、そうでは無くて底が自分の指定席ならば毅然として言い返さないと、相手はそのまま自分の権利(=理屈)が通ったと勘違いするから、言葉の云々は別にして日本語で良いから相手に対してクレームすることをしないと。日本人にはなかなか難しい所だけれど、そう言う事を言えないから、海外から迷惑系YouTuberみたいな人間が日本に来て、好き放題している・出来るという事だと思う。暴力や犯罪に繋がるような行為は駄目だけれど、毅然とした対応態度は必要だろうなぁ。まぁ、ああ言うのは言葉では無くその時の雰囲気というか迫力が一番物を言うから、とにかく日本語でもいいから怒ることが一番の対策だと思う。 

連鎖反応

大きな震災とか事故が発生した時、何故か連鎖反応的にトラブルが続く物だけれど、昨日の羽田空港でのJAL機と海上保安庁機との衝突事故も、能登半島地震からの何か不安な空気が誘発したようなトラブルだろうか。そんなことをつい想像してしまうくらい、ニュース映像などで見られた炎上しているJAL機(A350-900)の光景は、日本では無いみたい。これくらいの大規模な航空記事は、海外の事例では時々見るのですが、国内でのトラブルでここまで大炎上している様子を見るのは、自分は記憶している限りでは初めてくらい。

JAL機に搭乗していた、乗員乗客は無事に脱出して全員無事だったらしいけれど、海上保安庁機に登場していた6名は、機長を除いた5人が無くなったとのことで、まずはご冥福をお祈りしたいですね。衝突事故が発生したのは、羽田空港の海側にあるC滑走路。JAL機は新千歳発羽田行きなので、最初は北側のRW16Lに降りたのかと思ったら、反対側のRW34RからC滑走路に進入したらしい。映像を見た限りでは、JAL機が着陸したその場所に、離陸待ちなのか海上保安庁機が居て、正面衝突したような印象。いきなり大きな火炎が出ているので、衝突したときに燃料に直ぐに火が回って爆発したように見えます。

海外の航空会社だと、たまに管制指示を聞き間違えたりすることもあるようだけれど、今回はJAL機でしかも新千歳-羽田という幹線航路を運航するパイロットだから、聞き間違えと言う事は無いでしょう。また、A滑走路とC滑走路を間違えるという事も、それならば其れ以前に管制官も気がつくだろうし。となると、一番ありそうなのは着陸したJAL機の後に離陸する予定だった海上保安庁機が、間違って先に滑走路に進入してしまって、そこにタイミング悪くJAL機が着陸してきた、というところだろうか。これ、事故発生時刻は午後5時46分頃らしいけれど、となると滑走路上は真っ暗で先行機が居るかどうかは分からないでしょうね。翼端灯は点灯していただろうけど、空中からでは分かりづらいかなぁ。昼間の着陸だったら、多分進入するときに滑走路上に別の機体が居るという事で、直ぐにゴーアラウンドを掛ける事も出来たのかもしれないのが残念。

その海上保安庁機も、新潟へ震災救援物資の輸送のために離陸待機していたと言う事で、本当に無念だろうし残念だろうなぁ。しかし、何で夕方の混雑時間帯と思われるときに、離発着で一つの滑走路を使用したのだろうか。通常、A/C滑走路を着陸戦用に使っているときには、D滑走路を離陸用に使用したりすると思うのだけれど。いゃ、風向きや混雑具合によっては、着陸している間に離陸機を挟んだり、その反対の対応をするときもあるだろうけど、でもその場合ならば、より細心の注意で管制誘導するだろうしなぁ。震災対応や新年の帰省需用で、今日も明日も羽田空港は混雑が予想されたのだろうけど、今日も混乱が続く様子。C滑走路の使用再開は当分先かもしれないけれど、他の3つの滑走路をやり繰りして、この厳しい時期を乗り越えてほしいですね。自分も飛行機はよく利用する方だから、本当に他人事とは思えない事故です。

2024年1月2日

DOS/Vの終焉

PCWatch、山口真弘氏のコラムから、世の中の表記から「DOS/V」が消えた2023年に関して。DOS/Vの開発に直接関わったことは無いけれど、自分のパソコン経歴の中で、その誕生以前から今回の終焉まで、色々な形で関係してきた一人としては、感慨深いものを感じる記事。 

当時のパソコンは、ハードウェア互換性の時代で、それは今で言うファームウェアに相当する部分やBIOSも含めてハードコードされて組み合わされたもので、それ故に自由度は少なくてアプリケーションというものは、そのハードウェア(=PC)に合わせて修正して行くものだったなぁ。そんな中で、当時のIBMが開発して販売された「IBM-PC」後に「PC/XT」から「PC/AT」とPCの規格(アーキテクチャー)が、その仕様を公開したこともあって、あっと言う間に業界標準となり、IBM-PCは標準になったけれど、その後はより安く高性能な互換製品がどんどん登場して、結果的にはIBMは最後にはPCビジネスから撤退することになるのだけれど、それはまだ先の話。

そのIBM-PC上で使用されるOSとして「PC-DOS」が当時のMicrosoft社が提供して、そこからMicrosoftの歴史が始まるのだけれど、当時のOSである「DOS」にしても、ビデオアダプター回りとかPC各社独自仕様があったため「〇〇DOS」みたいな形で、各メーカー毎のバージョンが提供されていた時代。当時は、国内ではNECPCがマーケットの過半数を超えるくらいのシェアを持っていたので、IBM-PCやPC-DOSは日本ではマイナーのマイナーだったけれど、底にソフトウェアで日本語表示や入力を実現するという「捻り技」から生まれたのが「DOS/V」でした。当時は、まだマシンパワーも非力だったから、日本語表示でスクロールすると再描画がトロトロと書き換わるなど、結構不評だったけれど、まぁ色々な苦労の末実用上問題無いくらいのレベルになって、結果的にはNEC-PC以外の国内PCメーカーはDOS/Vに乗り換えた訳だし、最終的にはNEC-PCもDOS/V機を出したわけですからね。

DOS/VというかPC-DOSは、長くPCの互換性維持の指標、あるいは診断プログラムなど簡易な利用時のOSとして最近まで使われてきましたが、そのDOSを支えるCBIOS(Compatible BIOS)がPCに実装されなくなって、その機能実現も出来なくなってその使命を終えたけれど、まぁ自分のエンジニア人生の中で半分位はDOS/VやPC-DOSにお世話になったかなぁ。私は、大学生時代にはDOS以前のOSとも呼べないような、当時は「モニター」と呼んでいたものをロードして、そこからコマンドを打ち込んで簡単な操作をしたりしていた経験もあるから、DOSが出てきて電源を入れるだけで必要なソフトが直ぐに実行出来る事に感激しましたが、あれももう40年近く前の話かぁ(苦笑)。色々面白いこともあり、新しい発見もあったり、本当に良い時代でした。

情報の集約

昨日の夜のテレビ放送は、夕方に発生した能登半島地震の速報や特別番組に差し替えられて、自分が見た限りではテレビ東京系は19:00頃から、その他民放は21:00頃から、画面一部に被災地情報を表示しつつ予定していた番組を放送していたように思います。それは別に今回だけの措置では無く、過去同様の自然災害発生時にどの様にしたら必要な人に必要な情報を提供出来るかという試行錯誤の一つの結果だと思うので、その事自体を批判するつもりは無いけれど、でももう少し効率的というか効果的にした方が良いんじゃ無いかと言う気持ちも強く感じました。

浜松でも、NHKと民放5系列(日テレ、TBS、テレ朝、フジ、テレ東)の放送視聴が可能なので、その6チャンネルをザッピングしながら、現地の情報を見たりしていたのですが、特に震災発生直後からしばらくの間は、まだメディア各社も情報収集活動が始まったばかりなので、そんなに多くの情報が集まって居るわけでも無い。また、多少時間が経過して情報蓄積と整理が進んだ夜の19:00過ぎになっても、やはりそれまでの情報蓄積の状態によっては多少のばらつきが生まれつつも、映像も含めて各社が使用している情報素材はそんなに大きな違いは無い状態に。精々、読み上げているアナウンサーが違うくらいで、実はどの局が放送している内容はほぼ同一と言ってもいいくらい。まぁ、あとはスタジオに専門家を呼んで、その解説内容くらいが局によっての差別化というか違いという程度だけれど、その専門家によって説明される内容に関しても、そんなに大きな違いがあるわけではない。

そんな様子を眺めていて感じたのは、やはり情報提供としては一箇所に集中した方が良いんじゃ無いのかという事。極端な話「能登半島地震情報チャンネル」みたいな物を一つ作って、そこで必要な情報提供や状況報告等をずっと流せば、見る方もそのチャンネルを見ていれば地震関係の情報は全て入手出来るだろうし。「急にそんなチャンネル何て作れない」というのも事実だから、実際には既存のチャンネルを一つ潰して利用するしかない。となれば、全国あまねく放送する義務を負っているはずのNHKが、二つの地デジチャンネルの一つを情報提供専用チャンネルに変えるというような、放送法改正とか考えた方が良いんじゃ無いだろうか。総合テレビ、あるいはEテレで、例えば震災発生後から24時間は常に関連情報を更新しつつ提供することで、被災地の人など情報が必要な人も迷わなくなると思うんですよね。で、民放は必要に応じて例えばテロップやL次画面で情報提供しつつ、予定していた放送提供をしてもいいし、あるいは今回の様にプログラム変更しても良いと思うけれど、開くまで情報提供の主はその特別チャンネルに限定して情報集約と分散することでの情報劣化や欺瞞予防にもなると思うなぁ。

さらに言えば、たまたま観ていた気象庁の技官による地震発生・発生後の説明会見の時に、本来ならば今後の余震の可能性や津波対策等被災地の人達に対して役立ち注意することを聞き出すべきだと思うのに、どこかの記者は「規制してこの震災に遭遇して困っている人も多いだろうけど何かコメントは」みたいな事を質問していて、その内容自体場違いだと思うし、それは今聞く必要が有るのかと憤りを感じるほど。隣で聞いていた弟も「そんなこと今必要じゃ無いだろう」と思わず口に出たくらいだから、多分多くの人も同じように感じたんじゃ無いだろうか。ああいう所に、メディアの劣化というか変質を感じる所ですよね。そう言う、「視聴者の興味を引き寄せること」を優先するような特番を排除するためにも、やはり情報提供の集約というか一本化は必要だろうと再認識しました。 

能登半島地震

昨日の夕方、横になってテレビを何となく見ていたら、何か揺れるような感じを受けました。時々、外を通る車の振動なのか、そんな感覚を感じることもあるので、それかなと一瞬思ったところ、棚にぶら下げていたキーホルダーやスポーツキャップも揺れているところが目に入り「あっ、地震だ」と分かりました。そんなに強い揺れでは無かったけれど、ちょっと長めに「ゆらーり、ゆらーり」みたいな振動が数秒続いたかなぁ。近くでは無いけれど、嫌な予感がする揺れでした。

直ぐにテレビでは地震速報のテロップが入り、能登半島での地震発生と表示されます。これまでも、何度か能登地方とか北陸での地震は発生していたので、そんなに大きな地震で無ければ良いのにと思うけれど、情報が更新されてくると震度7とか表示されてビックリ。以後は、各放送局ともお正月の特番を潰して、地震速報や地震特番へ切り替えていき、それが夜まで続くことになります。

現地では、3万戸以上の家屋で停電が発生し、ガス水道などのインフラも止まっている場所が多いという報道。さらに火災発生もあり、だんだんと暗くなる中その火災による火の手がやけに目立つ空撮映像が何度もテレビに表示されて、現地の混乱と苦労を感じる夜になりました。お正月の、それも元旦にあんなに大きな地震が発生しなくても良いと思うのだけれど、それが自然というものの厳しさなんでしょうね。 

予想外の自然災害に、本来なら明るく行われるはずのお正月の行事やイベントも中止や自粛するものも出てきているようで、それはある意味仕方ないかも。今朝の時点で、死者4名に怪我人も多数出ているとのことで、その人数はこれから拡大する事も確実だろうし。今の技術では、地震も含めて自然災害を止めることは勿論、コントロールすることは無理。ただ、地震ならば耐震性のある建物に住むとか、火災ならば防火機能の高い建物に住むとか、有る程度の対策は可能だけれど、それだって古い家をリフォームしたり建て替えたりしようとすればお金だって掛かるから、誰でも直ぐにできるわけではない。有る程度の危険やリスクを想定しつつ、できる限りの準備をして万が一万万が一の時に備えるしか無いんですよね。空しい気もするけれど、次は自分の所と思って準備をしないといけませんね。

2024年1月1日

さらにお得なANAキャンペーン

ANAのキャンペーンで、国内線6回搭乗で3,000マイルプレゼントが、対象外という事でガッカリしたら、何とANAさん、更にお得なキャンペーンをオファーしてくれました。

キャンペーンに登録して、ANA対象路線を対象運賃で2回以上登場すると、4,000マイル貰えるというもの。先のキャンペーンよりも、登場回数は「6回→2回」、特典マイルは「3,000マイル→4,000マイル」と、多分対象がAMC上級会員向けだからか、結構お得感を感じる内容です。

気になるのは対象路線で、基本羽田発の、大阪(伊丹/関西/神戸)、広島、福岡の路線。羽田-伊丹だと、かなり気軽に利用出来るので、これはお得だなぁ。対象運賃も、ANA VALUE 7迄なのでさらにお得感もありますね。でも、今検索してみると、ANA VALUE 1しか見つからないけれど、それでも往復で3万円位だから1マイル当たり7.5円ですからね。まだ今年のスケジュールは全然決まっていないんですが、その取っかかりというか切掛というかブートストラップというか(?)、まずはこれで一度往復飛んでみるのもいいかも。


ところで、新年となり新しい年が始まったときのお約束で、AMCのPP (Premium Point)も知らない間にリセットされていました(笑)。0から10万PPまで、今年も長い旅が始まるなあ(と、遠い目...)。1月1日は、リセットの日ですね。

2024年新年

昨年末から新年にかけて、今年の年越しは暖かい気温もあってか、例年以上に穏やかな年越しになった気がします。 12月に入り、仕事やプライベートでトラブル・緊急事態・積み残した諸々作業の期限など、本当に危機的な状態と言っても冗談では無いような状態に後半になりました。「年越しできるの?」という思いもふと浮かんだくらいでしたが、何とか諸々片付けて、お節料理も引き取りできて、昨晩は年越しそばを食べながら久し振りにアルコール注入もして2023年を締めくくることが出来ました。

2024年の朝は、浜松の空は雲一つ無い快晴。流石に季節柄朝晩は冷え込んできているけれど、例年の寒風吹きすさぶお正月のイメージは全く無くて、このまま暖かいお正月になりそう。今の天気予報では、3日に少し雨の予報が出ているけれど、ずっと最高気温は10度以上を予想していて、「暖冬」なんだろうなぁと感じているところ。寒いのは苦手なので、個人的にはありがたいです。

大晦日の昨日は、午後に近所のイオンモールに出かけて、年越しそばや薬味類や、お正月用に少し足りなくなってきた野菜類や肉類等、その他諸々の買い足しをしたんですが、思った以上に空いていてビックリ。数日前に寄ったときには、平日の午前中早めに出かけたんですが、週末のお昼時かと思うくらい混雑していてビックリ。これは、年末に掛けてますます混雑するだろうなぁと勝手に想像していたので、ちょっと拍子抜けしたくらいです。

大晦日の夜は、規制してきている弟夫婦やその子供達の家族と細やかな宴会を開催。弟夫婦が、子供が出来て人数が増え、さらに今回は甥っ子・姪っ子も結婚して、配偶者に子供も生まれている家族もいるから、頭数だけでも直ぐに10人以上になるから大変です。まぁ、考えてみたら、うちは本家の実家だったので、盆暮れ問わず何か親戚が集まる機会も多くて、その時には20人近い叔父叔母家族達が集まった訳なので、それに比べたらまだマシなのか。いかにも、田舎の家という雰囲気の中、新年を迎えることになりました。不安定な世界のあちこちと比べると、日本は色々問題は有るものの、やっぱり平和だし安定しているし安心して暮らせる良い国だなと実感します。こう言う幸せな状態が、2024年は勿論、これからも続くことを祈りたいですね。