2014年8月31日

JR東日本のモバイルSuicaを使ってみた

昨日は仙台まで遠征する必要があったので、浜松-東京-仙台と新幹線で往復。東京駅からJR東日本の新幹線に乗るのは、多分20年振りくらいじゃ無いだろうか。日頃在来線や私鉄の乗り降りにモバイルSuicaを便利に利用しているんですが、その前にN'EX利用のために駅ネットスタート当初から会員になっていて、今回初めて東京-仙台移動のために東北新幹線のモバイルチケットを利用してみました。

実は、もう何年もJR東海のEX-IC/Plus-EXを利用しているので、簡単簡単と高をくくっていたのが失敗しました。JR東日本とJR東海ではかなり仕組みが違い戸惑うことが多々ありました。私の現在の利用形態は、A) FeliCa内蔵の携帯電話、B) データ通信専用のiPhone4s、C) ノートブックやデスクトップ等のPC類、の3種類のデバイスを利用しています。この三つのデバイスの使い分けですけど、


  • 携帯電話は改札での出入用の端末として利用。ただしPlus-EXはPlus-EX ICカード専用なので、これだけは例外ですが。話は違いますが、EX-ICもモバイル端末かEX-ICカードでの利用となります。携帯が壊れた紛失した時に困るなぁと以前から感じていましたが、Plus-EXでPlus-EX ICカードを持ち歩くで、万一の場合にはEX-ICの予約を変更して代わりにPlus-EXを利用するという、バックアップ機能にもなっています。
  • iPhone4sは、音楽プレーヤーとしても利用していますが、もっぱらPlus-EXやEX-ICの会員画面にアクセスして、予約の確認や変更に利用しています。携帯からも可能何ですが、操作性や画面の見やすさを考えるとこちらの方が遥かに便利。ただ、iPhone4sは3G回線かWi-Fiでの利用になるので、3Gの時にスピードが遅くてイライラしますが。でも、直前で開いている座席にシート変更したり、移動中に予定を変更したり、音楽を聴きながらでも変更出来るので便利。
  • PC類は、最初に予約を入れるときにもっぱら使っていて、EX-ICとPlus-EXでの予約の重複確認とか、主にデータエントリー用のデバイス。

これらの3デバイス間で、シームレスに予約管理できるのがEX-IC/Plus-EXの最たる利便性でした。ところがモバイルSUicaの特急券予約(N'EXも同様)は、FeliCaが入っている携帯・スマホからしか予約も参照も出来ない。最初これを知らなくて、何度もPCから駅ネットにアクセスして探すんだけど全然見つからなくて苦労しました。当然、予約の確認も変更も全部携帯からしか出来ないので、今回久しぶりに携帯のテンキーや十字キーを操作して、正直疲れました。

二つ目の失敗は、このモバイルSuicaの場合、複数の予約は可能なものの、使用直前にチケットを携帯に取り込んでおかないといけないこと。それも一度に一つずつ。さらに、新幹線乗車中はその操作が出来ない。東海道新幹線に乗っている間に接続する東北新幹線のチケットを受け取ろうとしたら「新幹線乗車中は操作出来ません」という積めないメッセージにビックリ。東京駅での乗り継ぎ時間が短いときなどは事前に準備して東海道新幹線に乗らないといけませんね。

三つ目の失敗は、東海道新幹線と事なり、改札を通過しても利用書のような物が出てこないので、自分の乗車列車とか座席などは携帯の画面から確認するしか無い事。往路の東京駅で、東北新幹線の構内に入ったのは良いけれど、あれ自分の座席は、と失念してしまい焦りました。乗車するはやぶさの号数は分かっていたので(時間で記憶していた)、取りあえず車内に乗り込みましたが、開いている座席に座って一生懸命携帯の画面をあちこち移動し、やっとSuicaの利用履歴で確認できることを発見。何とか本来の自分の座席に移動することが出来ました。東海道新幹線を利用しているときは、毎回受け取る利用書が面倒だなと感じていたけれど、あれはあれでやはり必要だと実感した次第です。

多分、FeliCa内蔵のスマホで利用すれば、もっと使いやすいのだろうと感じるんですが、今回はちょっとはまりました。複数のしんかんせんろせんが走っていたり、大変な部分はあると思うし、先にSuicaがスタートしていて後から特急券のモバイルサービスを追加したからだと思うけれど、ちょっとJR東日本のシステムは使いづらいですね。少なくともシームレスにデータアクセス出来るようにしてくれるだけで、かなり印象が違うと思うんだけど。いずれにしても、次にJR東日本の新幹線を利用するのは何年後だろうか。その頃までには、もう少し使いやすくて便利なツールになっているでしょうね。

波乱の予感

今年もシーズンが始まった日本のフットボール。開幕戦となったLIXILディアーズ vs オール三菱ライオンズとの東京ドームでの試合は、失礼ながら大方の予想を裏切りライオンズが3Q途中までディアーズをリード。最後は流石に地力で優るディアーズが逆転勝利を飾ったけれど、その点差はわずかFGでの3点。しかもそのFGもゴール前まで攻め込みながらライオンズの厚い守備にTDを奪えずのFGと言う事を考えると、これは「互角の勝負」と言って良いでしょう。勿論、松元氏が解説されているように、シーズンの後半以降にチーム力を合わせていくディアーズと、一発勝負この一試合に全てを投入してきたライオンズの違いはあるにしても、別の言い方をすれば、下位チームであっても一発集中すればトップチームを陥れるだけの潜在能力はあると言うことだし、トップチームでも一寸した油断や準備不足で踏み外す可能性もある、ということですよね。特にライオンズは、昨年末に掲載されたスポーツカメラマン小座野氏の厳しい一言

「Xリーグが面白くないのは、強いチームと弱いチームに分かれているからではない。弱いチームがいつまでも弱いままだから面白くないのだと思う。オール三菱は5勝3敗、エレコム神戸4勝4敗。私ごときが言わなくとも、来季の目標はなにかはっきり分かっているはずだ。彼らの姿が来年は上位リーグで見られるようなら、リーグの前途は少しは明るくなるだろう。」

この言葉に触発されたわけでは無いと思うけれど、強い意志を見せたライオンズには先ず敬意を表したいところ。そして、同じく取り上げられているエレコム神戸ファイニーズ。こちらも初戦でパナソニックインパルスと対戦し、何とオーバータイムの激戦の末24-21で21年振りの勝利を獲得。多分関西のグランドでは、ファンは行き詰まる攻防に魅了されたことでしょうね。さらに関東の昨日の試合では、ブルズがアサヒビールシルバースターに前半リードして折り返すなど、着実に下位チームも力を付けてきていることを伺わせます。

どんなスポーツでもリーグ戦を組めば当然上位下位で力の差は生まれるし、それが固定化してますます力の差が広がる傾向が生まれることも確か。NFLではそう言うことを排除するようにドラフト制度が組まれているし、MLBにしても裕福なチームだけが勝ち残る事の無いようにサラリーキャップのような制度を設けたりしています。日本にも直ぐに同様の仕組みを入れるというのは難しいけれど、兎に角固定化しがちな上位チームに立ち向かう努力をしないことには、いつまでたっても変化は生まれません。少なくとも日本のフットボールスポーツにおいては、先ずは地道なリクルーティング活動で選手層を充実させ、選手だけで無くコーチやサポートスタッフ等も充実させ、それこそ1年に1チームずつ上位チームを倒していくような「息の長い活動」が必要になります。でも、だからといって10年、20年なんていうスパンをかけられる余裕は無いわけで、3年とか5年くらいで達成するような計画が必要。今回、ライオンズやファイニーズが昨年の反省からどの様なアクションをしてこの試合の結果に結びつけたかは分からないけれど、全てのチームが前だけで無く上も向いて進むことを考えて実行して欲しいですよね。

日本のトップチームと言われるチームは、確かに強いから良い人材も集まるし強さも維持できる要素はあるけれど、やはりそれだけじゃ強さは続くわけ無い事も確か。トップチームはトップチームで、さらに必要な行動を取っているからトップチームにあるわけで、そう言う点も下位チームは見習い実戦しないといけません。下になればなるほど厳しく大変な作業ですけど、でもやれば結果は付いてくると言う事を証明してくれた、第一節の試合であったように思います。

2014年8月30日

日本に言う前に

日本での在特会とかそれに対してのカウンターと称するグループのどちらも全く賛意は持たないけれど、彼らの行為を国連でクレームするのであれば、こういう下らないことにも対処して欲しいですよね。大体、元々は韓国での反日行動な訳で、それに対して国連は何かアクションしているのだろうか。どこかの国と同じように、日本なら何を言ってもはいはいと聞くだろうという甘い考えがあるんじゃないのか? 日本も相当供出している、国連の分担金を何か理由を付けて遅配してみればいいのに。

結局、国際的な舞台でしっかり発言できる人材が居ないことが、こういう時に日本の立場を弱くするんでしょうね。ただ単に声が大きいだけで、何となく世界を丸め込んでいる国みたいなみっともないことはして欲しくないけれど、でも言うべき事はちゃんと言って、是々非々で話をしないと、結局気の弱い人に嫌な役割が全部押しつけられるみたいなことになりそう。

カーボンギア

B787を作っている東レの炭素繊維を使った、フットボールギア。欲しいぞ(笑)。で記事では、「B787の製造で余った炭素繊維」と書かれているけれど、それって東レの製造工程で余ったもの? あるいは、三菱等国内工場でB787の部材を作ったときに余ったものなんだろうか。

いつぐらいに市場に出てくるのか、あるいは数が限定されていて、本当に有名な選手とかにしか提供されないんだろうか。カレッジはともかく、NFLの場合はスポンサーの問題とかもあるだろうから、あまり勝手にメーカー品とか使えないような気もしますけど。それに、ラッセル社(Russell)って、ユニフォームとかジャージのイメージはあるけれど、あまりフットボールの防具メーカーという意識は無いなぁ。

炭素繊維を使用する事で、軽量化は直ぐに浮かぶんですが、それ以外に何かメリットはあるんだろうか。例えばショルダー部分とかの衝撃吸収能力アップのために、これまで以上にパッドの曲げ部分とか変形が可能で、衝撃吸収能力がアップするとか。個人的には、ショルダーよりはメットに何か応用出来ないだろうか。最近のものは昔と比べて結構軽くなっているけれど、それがさらに軽くなって頑丈になれば誰にとっても嬉しいはず。

日本的にギミックとかも入れたりして。例えばRBが突進して行くときに体をぐっと丸めたら、ショルダーパッドの位置が少し動いてホールに入りやすいように鋭角になったりとか、タックルを受けると膨らんで離れやすくなるとか(笑)。あるいは、胸の部分が少し盛り上がって、ハンドキャリーしているボールががっちりと固定されるとか(反則じゃん)。だんだん、変身物みたいな話になってきた...

シーズン開幕

いよいよ今年もシーズン開幕。「勝つ」のは当然で、問題は「どう言う内容か」ということ。不遜な言い方に聞こえるかもしれないけれど、高い目標を持ってそれを達成する気持ちが無ければ、上には絶対に上がれないものだから。毎年同じような事を言って、毎年同じような反省を繰り返しているけれど、そろそろその殻を破って次のステップに上らないと。

しかし、遠いなぁ...

2014年8月29日

最低の行為

埼玉県で発生した盲導犬への殺傷事件。横浜の会社に朝向かうとき、利用している私鉄に時々盲導犬を連れた方が上洒落ることがあります。階段位置の都合だと思うのだけれど、毎回同じ車両の同じドアの当たりに乗ってこられます。朝の通勤時間帯なので、車内は結構混雑していて、私もある時は列車が揺れたときに足が動いて、床に伏せていた盲導犬君の前足を踏みそうになって慌てたことがありました。私は週に一回しか遭遇しないわけですが、多分他の日も乗車しているんでしょうね。通勤電車って、大体乗車する時間帯や車両位置って決まってくるので、周りの人も何となく慣れた雰囲気を感じます。丁度同じ駅で下車するのですが、先にこの二人を卸すように周りで譲り合う事も。

盲導犬、あるいは介助犬でも同じだと思うんですが、残念ながら人間よりも動物の方が寿命は短いから、どうしてもいつかは盲導犬/介助犬が居なくなります。犬の寿命が15年として、10年程度何だろうか。長いようで短い期間だけど、だからこそ盲導犬にとってもその補助を受ける人にとっても、普通の人の10年の何倍もの濃度があるんでしょうね。それを考えると、声を出さないことを良いことに卑劣なことをするヤツ(あえて「ヤツ」)は許せない。大体、普通に盲導犬が立っていても立っている人間の膝くらいの位置ですよね。どうやってこういうことをしたんだろうか。椅子に座っていて目の前の盲導犬に悪戯したのか、あるいは専用の何か器具とか準備したんだろうか。そう言う下らないことに手間を費やすなら、黙って座っていて欲しいですよね。

良い言葉では無いけれど「犬畜生」ということ罵声語があるけれど、本当それ以下のヤツですね。先日、犬用のGoProが発売されたけれど、車のドライブレコーダーならぬ、盲導犬/介助犬用監視レコーダーみたいものが必要になるんじゃないだろうか。でも、そんなこと以前に人が人として普通の気持ちを持つだけで、こんな事は絶対起こらないはずなんだけど。何も出来ないけれど、盲導犬「オスカー」君の傷が早く回復し、少しでも人間不信が減ってくれることを祈るばかりです。

JAL、MRJ 32機導入

日本航空がMRJ導入を決めて、32機(1,500億円)を確定発注するという記事。ローンチカスタマーであるANAと事なり、慎重な様子だったJALも、この10月にMRJ 1号機のロールアウトが発表されて、遅れに遅れた開発スケジュールの、やっとゴールが見えてきた感じですね。

JALは今のところMRJ 32機をJ-Airで全機運用するようで、J-Airが現在運用しているCRJやERJ 24機を、MRJ導入後7年くらいで全機入れ替える予定とか。ここで気になるのが、J-Airとコードシェア(実際にはJAL便名)しているFDA(フジドリームエアラインズ)も、現在のERJから今後MRJへ乗り換えるのか、ということ。確かFDAは、マレーシアだったか、パイロット養成施設を作っていたようにも記憶しているので、そう簡単にはERJから撤退は出来ないかもしれないけれど。逆に、J-Airから退役したEJRをFDAで使う、ということもあったりして。まぁ、J-AirでのMRJ導入開始が7年後の2021年位からですから、仮にFDAがMRJを導入するとしてもそれ以降。それまでFDAが存続しているかという問題もあるけれど(をぃ)。それでも、準グループ会社のようなJ-AirでのMRJ導入が進めば、教育や整備の面での協業も期待出来るわけで、10年後くらいにはもしかしたらFDAでもMRJの導入が始まるかも。実際、燃費とかその他のコストカットが、どれだけ可能かでしょうけど。

いずれにしても、これで日本国内の稜航空会社に導入されるわけで、海外の航空会社にも売りやすくなるでしょうね。まずはこれで弾みを付けて、次は定員数120~150人位の中型機の開発を期待したいなぁ。

視点の違い

日韓の外交活動を再開するために、来月9月初めに日韓の次官級戦略対話を日本で開催する予定という時事通信の記事。日本側の要請を受けて、韓国側が9月の開催を打診してきた、という内容。ところが韓国のメディアの記事を見てみると、まるでこれまで日本側が対話を拒否していたところに、やっと韓国の要求が通って開催されるようなニュアンスになっています。しかも、上から下を見るような言い方もしているし。

国と国との関係で、険悪になるよりは良好な方が良いわけで、そう言う意味では常日頃のコミュニケーションが存在する方が、国単位出なくても、会社単位、組織単位、グループ単位、個人単位(上司と部下とか同僚同士とか)の場合でも同様。ただこれまで「お前らの態度が悪いから話をしない」と言っていた相手が、だんだん自分達の立場が悪くなってきて都合が悪くなってきたので、「まぁ話位してやろう。でも、悪い態度は直せよ」と上から目線で行ってきている感じ。こういう時は、一度「それではもう少し時間をおいてからにしましょう」と一度お断りするのが一番効果的かと。

大体、言いたいことがあるのならば直接日本、政府、外交担当者で話をすれば良いのに、あちこちで余計なことばかりやって騒ぎ回っている。最近でこそ批判が大きくなったからか「告げ口外交」は少し鳴りを潜めたけれど、未だにアメリカでは好き勝手やっているし、欧州などでも騒いでいるし。日本からは逆に、いゃに本の臨んでいるのは前提条件無しの首脳会談だ、と突っぱねたらどうだろうか。面白い結果になったりして。

で、相手側が「譲れない」と言っている「いわゆる慰安婦問題」ですけど、集中砲火を受けている朝日新聞は性懲りも無くこんな言い訳記事を掲載している。「核心は変わらない」とたいそうなタイトルを付けているけれど、河野談話は日韓両国による政治的文書だったことは明らかになっているわけだし、その前提になっているのは吉田証言だったことも確か。さらに「元慰安婦証言」と言うけれど、その証言内容も不確かだし、逆に言えばそれだけしか無いわけで、それって一般的な裁判で証拠となるようなものじゃ無いでしょう。例えば、「私は朝日新聞に名誉毀損されました」と訴えたら、それは真実ですと言っているようなもの。朝日新聞がそこまで擁護するのであれば、得意の取材能力を存分に使って確固たる証拠記事を掲載すれば良いのに、書いていることはいつも同じで「本質は違う」とか「核心は別にある」みたいな抽象的な内容ばかり。それなら是非、同じ韓国の「いわゆる慰安婦」の方々がその後被害に遭われたという、米軍慰安婦とかも同等に扱って欲しいですよね。本質は変わらない、のですから。

昔から「嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる」と言われてきたけれど、メディアの「舌」とは何だろうか。やはり「記事」であり「情報」なんだろうな。それが抜かれると言う事は、彼らの記事や情報が信用されなくなる、扱われなくなるということだろうか。まぁ、その前に先に30年間も付いていた「嘘」に関して、まずは心からのお詫びを表明しないと。それが大人の態度ですよね。

2014年8月28日

UA MP 1Kにリーチ (2)

昨日こんな事を書いたもんだから、昨日は一日中時間が少し空くと、ANAやUAのサイトに行ってはあちこちのディスティネーションと日付を入れて検索を掛けていました。で、入れちゃいました、HND-OKA往復修行。9月の週末とか祝日は流石に良い時間帯は一杯で安いチケットは無かったんですが、休み明けに1日有休を取れば、その日は結構安いレートが残っています。旅割28で入れたので、往復すれば残り1,414マイルを十分補って1K達成です。有休もこのままでは昨年同様何日か捨てることになりそうだし、こうやってちょこちょこ消費しないと。

最初はNGO-OKA-NGOにしようと思ったんですが、帰りのフライトがちょっと時間帯的に遅くなり、沖縄での待ち時間が持てあまし気味に。それならフライト数が多くて自由度が大きいOKA-HNDにしてみたら、こっちの方が少し安かったりします。セントレアでも羽田でも、往復すればPQMマイルは十分足りるのでどっちでもいいんですけどね。あと、浜松-品川-羽田という鉄道移動と、浜松-名古屋-セントレアという鉄道移動に関しては、料金的には後者の方が少し安いけれど、時間的にはほぼ同じくらい何ですよね。で、結局そんなにコストアップしないし、自由度の高い羽田発着で旅程を組んでしまいました。浜松-品川間の新幹線は、東海道新幹線50周年記念の「超超IC早特」を使おうかと思ったら、全然取れない。どれだけの座席数を出しているのか分からないけれど、シートマップで観る限りまだガラガラ。車両によっては全席空席なんて言う車両もあります。一編成の各指定席車両に、1席とか2席とかそんな程度なんだろうか。これを使うと、往復で5,000円位の節約になるので結構大きいんですが、なんか無理に探すのも面倒なので、通常のEX-ICで座席は押さえました。JR東海も、あんまり使えないようなサービスを出さないで欲しいなぁ...

いずれにしても、予定通りこのフライトが完了できれば、自分としては異例の9月でのUA MP 1K更新と言う事になります。あぁ、残っているGPUやRPUを消費もしないと...

ニーディフェンダー

EWR-DENのUA1462が、客室内のトラブルのためORDに緊急着陸。そのトラブルの内容が、申し訳ないけれど笑ってしまう。Y+に座っていた男性乗客が、「ニーディフェンダー」なる器具を前の席のテーブルの軸に取り付けて、前の席がリクライニング出来ないようにしたため、前の席に座っていた女性乗客が外すようにクレーム。しかし男性乗客は拒否したため、女性乗客が男性乗客に水を掛けてさらにエスカレートしたため、ORD緊急着陸してこの二人の乗客は強制降機させられたという話。

まぁ、狭い機内の中、出来るだけ快適に広く座りたいという気持ちはよく分かるけれど、これは流石にやり過ぎですよね。それに、折角少し余裕のあるY+に座っているのに、全然リクライニング出来ないのは、女性客としても納得できないし。そりゃぁ、一部背もたれが倒れない非常口横の座席もありますが、ここはそう言う場所ではないでしょうし。

当然ながらUAではこの器具の使用は認めていないとのことで、多くの航空会社も同様のようですが、当然と言えば当然。乗客としての最低限のマナーは誰もが守って欲しいですよね。

Xリーグ、新リーグ方式

リーグ編成や試合の組合せ硬直化が問題視されていたXリーグ。2016年からの新リーグ方式が発表されました。現在の関東、関西3地区制、18チーム体制は維持されるものの、社会人選手権(Japan X Bowl)への参加チーム数も増えて、いろいろと苦労と工夫の跡が見られます。

大きく変更されたのは、試合運用方式と対戦相手の選択方法。これまでは、1st、2nd、Finalの3ステージ制で、最後のFinal Stageのみがトーナメント制でした。今回は、1st Stageはこれまで通りリーグ戦形式になりますが、そこからワイルドカード(WC)2チームを含む8チームが、最終トーナメント戦へ進むことが出来ます。これまで地区3位までが自動的に2nd Stage (Super-9)へ進むことが出来ましたが、確定しているのは上位6チームまでで、7位と8位のチームはWCでの勝利が必要になり、9位のチームはそこでシーズン終了となります。ですから、上位チーム、特に中堅以下のチームにとっては厳しいルールになります。逆に、これまではBattle-9として順位決定戦と言う消化試合をしていた下位チームにとっては、少なくとも上位2チームに関しては上位トーナメント進出の機械が生まれたわけで、これはモチベーションアップに繋がるのでは。

ただ、新リーグ戦の1st Stageのリーグ戦の対戦方式が、前年順位に応じて同等以上のチームとの対戦を優先して組み(スケジュールストレングス/SS)、勝率とそのSSで総合順位が決定されることが、意図は分かるけれど実際の組合せや途中順位などが少し変わりづらいかな、と。また、これまでは1st Stageは5試合でしたが、今度は6試合と1試合増えるのも、少し負担になるかも。嬉しいのは、1st Stageから東西での対戦が組まれることで、チームの遠征費などの負担は増えるだろうけれど、ファンに取っては興味が大きくなります。
スケジュールで気になるのは、1st Stage最後からJXBトーナメントに繋がる部分のスケジュールがタイトかなという事。12月中旬のJXB開催は動かせないので、そのJXB進出チームを決める準決勝もその2週間前開催は確定。となると準々決勝とも言うべきJXBトーナメントスタートは11月中旬から下旬初めに開催が必要です。1st Stageは1試合増えて6試合になるので、どうしても最終戦第六節は11月上旬にかかります。そうなると、WC進出の7位、8位、10位、11位チームは3週続けての試合となりますからかなり厳しい状況での試合になりそうですね。

対戦相手は、前年の成績から地区割りと地区内順位が決まれば、多分自動的に確定するはず。どのチームと一対戦するかは、会場の予定もあるから直前にならないと決まらないでしょうけど、それは今も同じ。課題なのは、1st Stage中の順位変動をどう伝えるか、ですか。これ、ファンからすると結構勝ち負けで今どの当たりというのは興味の有る話ですからね。でも、新方式では仮に勝利しても相手チームの順位によってSSが替わり、それで順位が替わるから、ちょっと分かりにくい。毎節順位を出すことは難しいと思うけれど、中間発表的に第三節終了時の中韓順位、第五節終了時の最終順位予測くらいは必要かな。

いずれにしても、2015年のシーズン順位によって、地区4位以下が確定してしまうと、2016年の新リーグ戦方式ではシーズン開幕前から10位以下が確定して、最初からWC狙いしか無くなるのは一寸厳しいかな。ですから、2016年シーズンの勝負は2015年から既に始まると意識しないと厳しいでしょうね。それと、対戦相手の決定方法も、初めは地区順位を元に機械的に割り振るのは仕方ないと思うけれど、将来的には前年の総合順位を元に算出するような事も検討して欲しいですよね。例えば、東1位チームが総合順位で4位とか5位になったら、翌シーズンの対戦相手はSSが不利になるような今の地区2位とか3位相当での対戦スケジュールになるとか。まぁ、そうなると、新方式でも残した東西3地区18チーム制が崩れてしまうわけだけど。

変化の無いところに進化無し。新方式には賛否両論あるとは思いますが、いずれにしてもそれぞのチームが全力で試合に臨み、毎試合好ゲームを展開することでファンも増え人気も上がるのはどのスポーツでも同じ。まずは新しい一歩を踏み出したXリーグに期待したいですね。

2014年8月27日

クアッドコブター

広島での土砂災害は、まだまだ不明者も多くその被害の程度も大きく予断を許しません。その状況を、メディア各社は毎日朝昼晩と伝えていますが、今回印象に残るのがクアッドコプターを使った映像を多様していること。まだ地盤が不安定で二次災害が予想されることや、まだまだ土砂撤去作業が進まないことなどから、人力で被災地に入ることも制限されている状態。通常ならば、ヘリコプター等で空撮するのでしょうが、高度が一定以上必要な事から詳細な地上の様子を撮影することは難しい。また、山間部は森林に覆われているので、地上の様子なども分かりにくい。そこで今回は小型のリモコン式のヘリコプターにカメラを搭載して、それを被災地や山間部に飛ばして映像を撮影しています。

正直なところ、驚くほど鮮明な映像で、しかも地上すれすれから100m位までの高度を自由に遷移できるので、ある程度の範囲の俯瞰図や、地上付近の詳細な映像など、これまでに無い精細さと解像度で我々に提供されています。これまでだと、GoProあたりのカメラを設置して、それで撮影するだけなのかもしれないけれど、今の映像を見ていると、どうもリアルタイムで映像を見ている雰囲気が合って、あれはカメラとトランスミッターを搭載しているんだろうか。操縦にしても、遠くからでは詳細な操作は出来ないだろうから、見ているとカメラで撮影した映像を見ながら操作しているように見えるんですよね。どの当たりの無線を使っているのか。それに、普通のリモコンでは精々数十メートル位の捜査範囲だうろから、あの操作用のリモコンというか無線操作もどうなっているんだろうか。

最初、このクアッドコプターが登場したときには、高価なオモチャと思っていたけれど、改良していけばかなり色々な用途がありそうですね。こういう災害時の状況把握の手段としては非常に有用だし、例えばローカルな渋滞情報とか、場合によっては自律飛行機能が有れば、山間部の農業状況把握とか、機械化にも役立ちそう。AmazonやDHLがこういう機械を利用して、無人搬送を考えるのも納得できます。是非有効利用して、被災地の早期復興に役立てて欲しい。

UA MP 1Kにリーチ

先日のBoston/San Francisco旅行で搭乗したANA/UAのマイル(PQM)が追加され、いよいよ来年度のUA MP 1K達成ゴール(100,000PQM)が見えてきました。残りマイルは「1,414」。何か早く100,000マイル超えろよ、「いよいよ」だろ、と言われているような(をぃ)。ただ困るのが、この残り1,414マイルを達成する予定がまだ無いこと。フライトの予約としては、11月12月と入っているのですが、全てマイル発券なのでPQM獲得には貢献しません。特典チケットでも、PQM購入は出来るんですが、30,000マイルとか50,000マイルとか、Too muchな距離しか選択肢が提示されないので、それも現実的には無理だし。

で、この1,414マイルを埋める候補旅程を考えると、UAの路線だとNRT-ICNが丁度くらい。でも、深夜について翌朝早い帰国になるから、あまり良いとは言えませんし、あまり行きたいと思うディスティネーションでもないし。次の候補は、NRT-GUM等のGuam線。これの良いところは、帰国便でセントレア(NGO)が選べるので、ちょっと楽になること。ただ、早朝便か夜便しか無いけれど。成田発が21:00過ぎなので、金曜日の夜仕事を定時で終了して速攻でN'EXに乗り込めば十分間に合うタイミング。で、9月の連休中のどこかでと思って検索してみると、結構安いレート(6万円台)がまだ残っています。ビジネスにしても、そんなに違わない(8万円台)でも取れそう。ただ問題なのが、現地のホテル。連休中と言う事で日本から沢山行くんでしょうね、取れないことは無いけれど1泊US$300位とかなり強気のレート。これ以外のUAアジア便だと、もうSingaporeですからね。ちょっと大変。

ANAの台湾戦も考えたけれど、これって最短3日からなのでちょっと日程的に厳しいかも。羽田-松山線があるから楽なんですけどね。それに、9月の連休中でもビジ割3が取れたりするから狙い目なんですよね。ただ、コスト的にはチケット代やホテル代を考えるとちょっと過剰投資のような気もするし。

で、やっぱり国内修行かな、と。となると、沖縄ランかな、と(笑)。9月は色々予定が入っているのと、そろそろ特割21の範囲も終わるので、10月のどこかで修行しようかと思案中。まぁ、そういう妄想も楽し。

2014年8月26日

スマホで注文

ITmediaの記事から、京セラドームでビールの売り子さんを呼び出すことが出来るスマホアプリの話。スポーツ観戦、特に野球なんかのように広い会場で観戦経験があるとよく分かるんですが、ビール飲みたいときになかなか売り子さんが来てくれないという経験は誰にでもあるもの(本当か?)。今はスマホの位置情報機能を利用して、こういう呼び出しサービスがどんどん提供されていますが、先日訪れたSF 49ersの新スタジアム、Levi's Stadiumでも面白いサービスがありました。

このスタジアムでは無料Wi-Fiがサービスされていて、それを想定して施設内でのNAVIアプリが提供されています。施設の案内とか試合の写真とかのサービスに加えて、施設内の売店に予め注文しておくと、それを優先して受け取る事が出来るんですね。しかも、このフードサービス、専用のレーンがあるので、そこに並べば直ぐに自分の注文した食べ物や飲み物を受け取ることが出来る。このレーンは、開いていても普通の注文の人は並べないので、ほとんど待ち時間ゼロで自分の食べ物を受け取ることが出来て、これは凄く便利そう。実は私も利用してみようと思ったんですが、このスタジアム内のWi-Fiサービスが全然繋がらない。諦めてAT&Tの4G回線で繋ごうと思っても、こっちも満杯なのかなかなかスムースに動きません。実は、観戦した49ersの試合の一週間前に、サッカーの試合があって、この時は2万人くらいの人が入場したらしいのですが(最上階のスタンドは開放しなかった)、その時にもWi-Fiやネット接続が出来ないという問題が出ていたそうで、まぁ暫くは混乱しそう。

この時の旅行で登場したUAの機内でも、Wi-Fi接続を前提に、パーソナルモニターの代わりに自分のタブレットやスマホでエンターテイメントソフトを利用するような方法が提供されていました。スマホという携帯デバイス利用が一般化してきている現在、こういう懈怠のサービス提供はどんどん普及するんだろうなぁ。これ、利用者側のメリットは勿論、販売側にしても、顧客の履歴管理も出来るし、ビッグデータ利用を考えると、かなり友好なシステムになりそう。一年二年では無理かもしれないけれど、今後データを蓄積して天候との相関関係とか、シーズン中の盛り上がり具合での販売品目の売れ筋死に筋の判定とか。

私は新幹線移動や鉄道利用が多いので、もうJR東海のEX-IC/Plus-ICは手放せません。こういうモバイルアプリは今後もどんどん増える事は確実ですが、例えば時々JR東日本の駅ネットを利用すると、I/Fの違いや操作スキームの違い、さらには利用方法とか、あまりの違いに戸惑います。技術的、企業的利用は色々あると思うけれど、シームレスに利用したいユーザーの希望も強いわけで、何かそう言う統合的なサービス提供を検討して欲しいですよね。

あわや大金星

昨晩東京ドームでのLIXILディアーズ vs オール三菱ライオンズ戦で開幕した、Xリーグの2014シーズン。失礼ながらも、大方の予想に反して、前半は互角の勝負となり、3Qにはライオンズが2TD先行するという意外な展開に。あわや大金星獲得かという期待も膨らむ中、やはりディアーズ、地力では負けない強豪チーム。相手のスタミナが落ちてきた4Qに一気に2TDを奪うと、最後は4Q残り2分を切ってFGで3点を奪うと、後はタイムマネージメントに徹して逆転勝ち。このあたりは、今シーズン新しいチームとして再出発しても、昔の粘り強さいやらしさはちゃんと受け継いでいますね。

Xリーグには珍しく(失礼!)、破れたライオンズQB#15谷口選手のインタービュー映像が掲載されているんですが、4Qにスタミナ切れでというのは、事実かも知れないけれど、1Q=12分のファーストステージではちょっと心許ない話しですね。逆に言うと、しっかりフィジカルを準備してきたらもっと怖い存在になるわけで、その当たりが課題なんだろうか。

上位チームがシーズンの初めにあわやという場面に遭遇することは時々あるわけで、結構4Qの途中くらいまで下位チームがリードしているけれど、結局最後は何とか帳尻合わせをしてきて、点差は1TD差以下の場合もあるけれど、逃げ切るんですよね。その粘り強さっていうのが、やはり強豪チームの証し何だろうけど。

ディアーズは、この接戦を糧にして、残り試合全力で向かってくるでしょうね。かえって、良い刺激、発憤材になるんじゃ無いだろうか。次の試合はアサヒビールとの対戦という事で、これは結構面白い内容の試合になるかも。

ライオンズは、この接戦からさらにモチベーションアップして上位チームに絡めれば、結構大化けするかも。逆に、最後の最後に破れてそれを引きずるとこのまま崩れる可能性もあるから怖いんですが。次の対戦が、今年昇格したばかりの太陽ビルとの試合という事で、対戦的には恵まれているんじゃ無いだろうか。

さっ、次は自分達が恥ずかしくない試合をする番です。

朝日新聞へのアドバイス

「ケントギルバート」なんていう懐かしい名前がタイムラインに流れているなぁと思ってみてみたら、彼のBlogにこんな記事が。いゃいゃ、申し訳ないけれど笑っちゃいました。で、「なるほど、こういう捻り方があるのね」と感心。確かに、これまで朝日新聞の報道を理由に散々主張してきた人達と韓国は、その根拠が「消えた」訳ですから、朝日新聞に損害賠償しないと。

で、彼はこの記事とは別に英語でのメッセージも掲載していて、こちらの方が本題というか本命かな。で、気になったのが元の記事の最初の方に書いているこの一文。

「それなのに「あの記事、根拠が無かったから取り消します」の一言で済まされちゃったら、必死の努力を続けてきた韓国人(と一部の日本人弁護士)は、ただの赤っ恥じゃないですか!」

彼はタレントとしても有名だけど本業は国際弁護士なので、「一部の日本人弁護士」という言い方をわざわざ入れたんじゃ無いだろうか。特に、某政党の元党首、現副党首の彼女とか(笑)。何人も弁護を受ける権利はあるわけで、その行為自体は良いけれど、間違った、あるいは存在を取り消された情報を元に弁護してきたことは謝罪して欲しいですよね。言ってみれば、彼が一番嫌う「冤罪」を幇助したわけだから。

いゃ、最近あまり見ない、なかなか胸のすく内容の記事でした。

2014年8月25日

本末転倒

数日前の記事で、韓国の釜山から日本の対馬を経由して九州に韓国電力の電気を輸入しようという話。グローバルに助け合うことに異論は無いけれど、でも福島の事故に懲りて原発の再稼働を否定している人達が、原発の比率が日本よりも高い韓国からの電力供給を受けることに抵抗はないのだろうか。

こちらのデータによると、震災前の日本の原発比率は3割強で、LNG/石炭/石油等の火力発電が6割。残りが水力発電などで、今現在この3割の部分が火力発電に替わっていることを考えると、確かに発電コストアップは大きい気がします。ただ、韓国も同様に3割は原発による発電な訳で、自国では原発を否定して他国から原発の電気を買うのはポリシーとしていいのか?

もう一つよく分からないのは、九州も含む西日本地域は60Hzの電気ですが、韓国は50Hzなんですよね。日本のローボル(100V)と韓国のハイボル(220V)は、どうせ送電時は高電圧送電をするだろうから、それは問題無いけれど、50Hz/60Hzの周波数変換はどうするんだろうか。富士川の周波数変換施設みたいなものを対馬なりに作るのか。でも、すっごく効率が悪くなりそう。確か以前にもそんな話しが出たときに、両国間の送電海底ケーブル施設よりも周波数変換の方が問題と言われた気がします。

元は韓国の日本語版メディアに掲載されていた記事で、それから数日過ぎても日本のメディアに殆ど登場しないことを見ると、多分に韓国側のアドバルーンかなという気がします。大体、政策的に安い電気料金を設定して、その為に無駄遣いが多くて、毎年毎季節電力不足のニュースが来るのに、他所に売る余裕はあるんだろうか。で、どうせ売るときには国内料金よりも高い価格設定にするんだろうから。韓国電力の業績もあまり良くないみたいなので、その為のアドバルーンという気持ちが満ちている記事ですね。記事には孫さんの名前も出ているけれど、本当にやるつもりなんだろうか。実は、いつものありがちな、勝手に名前を使われたパターンだったりして。この記事の影響で、Yahooの株価とか下がったら、まさに貰い事故みたいなもんですな。

朝日の墓穴

福島第一原発元所長・吉田晶郎氏の事故後の聞き取り調査、いわゆる「吉田調書」の記事を、産経新聞が最近掲載しています。元々は、非公開という前提で聞き取り調査された内容何ですが、何故か朝日新聞がその内容を入手して紙面に掲載し、「事故後無許可で殆どの所員が離脱」みたいなセンセーショナルな言い方をしたものだから、一気に世界的な話題になってしまいました。その後産経新聞も調書を入手して、朝日新聞とは反対の主張をしていて、また朝日vs産経のバトルか、なんていう状態なんですが。政府としても、既に一部とはいえ内容が公開されていること、個人の死後遺族の了解が得られたこと、等の理由から近近に開示するようになるらしいのですが。

個人的に凄く疑問なのは、朝日新聞はその「吉田調書」の内容なり情報を、どこからどの様に入手したのかということ。政府の調査期間が調査して非公開としている情報が、どう言う方法かは分からないけれど、入手出来て良いものなんだろう。それも、朝日新聞は5月の時点で記事にしているから、多分実際に入手したのは4月の終わりとか5月の初めですよね。それから遅れること3ヶ月で、今度は産経新聞も入手したとして記事を掲載していますが、これは何となく朝日新聞の記事に不満を持つ関係者が流したのではなんていう想像も出来るんですが、いずれにしても、「非公開」と言っている情報がなんで流出してくるんだろうか。

「非公開」の「非」は「絶対にxxxしない」という強い否定を意味する言葉のはず。これが「未公開」なら「未だ公開はせず」という限定的な意味になるから、何らかの理由で外部に出てきてもまだ分かりますが。いずれにしても、朝日新聞は何らかの伝なり方法を使って、調査委員会担当者と連絡してそこから情報を入手したとしか考えられない。でも、仮にそう言う手順であるならば、その担当者って守秘義務違反で罰せられないのか? 周辺取材をして、情報の断片をつなぎ合わせて実像の輪郭を作成し、それを当事者に見せて裏を取る、と言うのが取材方法の基本だと思うけれど、なんかそう言う方法で元の調書を入手したという感じではありませんからね。

今後政府が調書を公開し、誰もがその内容にアクセス出来るようになったときに、朝日新聞なり産経新聞の「記事」に間違いが有った場合、それぞれはどう言う態度を取るのだろうか。まぁ朝日新聞は、その記事をまず「真実」と直って、30年くらいしてから「取り消しました」というだろうけど。元々信頼感なんて言うものは感じないメデイアだけれど、例の従軍慰安婦の取消騒ぎの前に掲載したこの吉田調書の話し、実は「しまった」と思っているんじゃ無いだろうか。当然両者を比較して世間は批判するだろうし。

公平に見て、吉田氏の回答部分を見ていると、確かに曖昧な所もありますし、理由はどうあれ所員が福島第二に移動したということも事実ではあるんですよね。ただ、朝日新聞の記事のように、放射能の恐怖から逃走したみたいなニュアンスは感じられない。なんか、朝日新聞のいつもの方法のように、実際のデータや言葉の中から自分の都合の良いところを「切り貼り」して、自身の欲している方向の内容に「仕立て上げている」という印象がぷんぷんします。こちらの記事の方が先に公開されていて、従軍慰安婦報道の取消は後から発生したわけですが、何か墓穴を掘っている気がします。

2014年8月24日

代ゼミ

予備校大手の代ゼミ(代々木ゼミナール)が、7割もの拠点を来春閉鎖するという記事。受験生時代からもう30年以上過ぎているけれど、びっくりしました。自分の時代だと駿台予備校が少し頭の良い子が行く予備校で医科歯科系予備校以外ではトップクラス。そして河合塾と代ゼミがその次位で、後は地域予備校とかが群雄割拠していた時代。まぁ浪人時代であっても、それなりに有名予備校に行くのがトレンドだった時代でしたね。

特に河合塾と代ゼミはそれぞの拠点地域から全国展開を始めた頃で、勢い的には東京から全国に出て行った代ゼミの方があったかなぁ。記事では「少子化による受験生減少が背景か」と書かれているけれど、はっきり言って予備校競争の中で魅力あるシステムや講師が準備出来ない事が理由では。と言うか、もっと言えば東進ハイスクールに侵食された、というのが理由では。少子化が理由なら、大手予備校も同様に規模縮小に進むはずで、代ゼミだけ7割もの削減というのは、やっぱり代ゼミ本体に何か原因が有ったと思うべきでは。

しかし閉鎖対象の場所に、横浜とか教徒とか神戸とか、それなりの規模の都市の教室も含まれるというのはビックリ。逆に言えば、都内とか大阪とか、より大きな拠点へ通学可能と言う場所でもあるので、生徒を集めにくいのかもしれないけれど。でも、物理的な箱(=教室)が減れば、それだけ収容出来る予備校生の数も減るわけで、経営的にはどうなんだろうか。そのうちどこかに吸収されて「東進代々木ゼミナール」なんていう名前に替わったりして(これこれ)。まぁ、肝心要の大学が、やれ法人化だ独立採算だと苦労しているわけですから、そこに直結している予備校ビジネスが影響なしと言うわけにはいかないでしょうね。大体、さらにその前の高校、中学、等も影響を受けている訳ですから。少子化対策ビジネスって、結構波及効果が大きそうですね。

ANA雑感

メインの旅行記は完了したんですが、今回往復で利用したANA便の感想などを備忘録代わりに記録しておきます。今回は往路はNRT-ORD、復路はSFO-NRTで、季節風の関係もあるのでどちらも10時間を超えるロングフライト。使用機材はどちらもB777-300ERでビジネスクラスの座席はANAご自慢のスタッガートシート(Staggered Sheet)。いつも一人旅の自分にとっては、個室缶もあって比較的好きな座席タイプですが、もう少し細かくリクライニングやフットレストの調整が出来ると良いと思います。座席のサイズ的にはUAのフラットシートと同じくらいかな。ただUAと事なり、隣の席とは半分くらいの長さでシフトしていますから、その分外に出る通路部分や物置が用意されていて広く感じます。ただ、物置の位置が少し高いので、ここにドリンクグラスとか置くとちょっと取りづらい。

私の旅行の場合、ミールサービスの後は基本寝て過ごす訳ですが、今回ちょっと失敗したかなと思ったのがこの時。座席をフラットにして、ANAで提供されるベッドパッド(東京西川の「エアーサイクロン」らしい)を敷いて寝たんですが、これが自分にとっては柔らかすぎました。そんなに厚いパッドでも無いのに結構からだが沈み込むので、寝ているうちに腰が痛くなったり、横になったときに体のS字がいつもの違う方になるためか寝付きがよくありませんでした。実は前回NY便を利用した時に、このパッドを使わずに寝て少し硬い感じがしていたので、今回使ってみたんですが、どちらかを選ぶとすると自分にとってはパッド無しの方が良かった感じがします。

「睡眠」関係で言うと、復路のSFO-NRT便では、出発前にCAさんが灰色のスウェット風パジャマを何着か手に持ち、乗客に利用するか聞いて回っていました。何度かANA便を利用していますが、これは初めての経験。私は着替えるのが面倒だから利用しませんでしたが、もう少し長距離のフライト(例えばIAD-NRTとか)の時には、リラックスするためには良いかも。

今回ガッカリだったのがミール。行きは、一食目に和食、二食目は洋食、帰りは一食目は洋食(魚料理)、二食目は和食という選択。理由は、往路では日本酒を試してみたかったこと、日本搭載の和食なら少しはましかなと言う事からの選択で、復路は往路復路同じドリンクメニューですから、洋食でワインを飲んでみようと言うプランでした。で、先ず往路から言うと、記事にも書いたけれど正直残念な内容でした。機内食の提供には色々な制限があることは重々承知しているけれど、ANAでもこんなものかと言う感想。特に、何か作ってから時間がたっているような前菜とかは、午前中に出発する便に合わせて調理して、それをこの夕方の便まで保存していたんじゃ無いかと想像されるような内容。まとめて調理するだろうから、ある程度のロットで管理するのは当然としても、ちょっと残念でした。帰りの便での二食目に出てきた煮つけにしても、汁が煮詰まっていてしょっぱくて食べられない状態。魚自体は美味しかったけれど、一度水で洗ってから食べたいような味付けになってしまっていて、これも残念。温度管理とか調理手順とか、一度見直した方がいいんじゃないのという印象でした。

そうそう、以前は「ジンリッキー」が通らなかったカクテルサービスですが、今回は往路復路とも一応それっぽいものを作って出してくれました。やっとANAの機内レシピに登録されたのかな(笑)。努力した甲斐がありました(をぃ)。でも、どちらも自信なさげに出してきたので、システムには登録されていなくて先輩CAさんあたりに聞いて作ったのかも。

最後に、いろいろ言われる英語での機内案内。往路での最初にアナウンスされていたCAさんが、正直酷かった。英文の発音を勘亭流フォントの平仮名で書いて、それを棒読みしているような感じで、正直何を言っているのか全く分からない。先に日本語のアナウンスがされているので、言う事は分かっていますが、しゃっべっている部分がその日本語の何処にあたるのか分からない。時々聞き取れる言葉が出てくるので、ああ今このあたりの話しをしているのかと推測は出来るんですが。流石に不味いと思ったのか、途中から別のCAさんが英語のアナウンスを担当されていて、こちらの方は綺麗な発音でしたし、復路のSFOからのフライトでのCAさんも、まぁ分かる発音だったけれど。以前、成田に到着して、タクシング中に成田空港の案内とか英語でしていたとき、隣に座っていたアメリカ人らしき乗客が、たまたまいた外国人(多分アメリカ人)CAさんに、「何て言ってるの」と聞いたらCAさんが「私も分からないわ」と答えていたときには爆笑してしまいました。暫く前に、CX 系リアルスコープの番組で、MCのミカパンが一日CAみたいな事をやっていて、その時に英語のアナウンスが悪いと駄目だしされていたけれど、あれより酷かったですよ、最初のアナウンスは。もうちょっとANAさん、気をつけた方が良いんじゃ無いだろうか。役割分担はあるかもしれないけれど、いかにも英語の発音を平仮名書きして、それを棒読みしているようなアナウンスは止めて欲しいですね。

2014年8月23日

Asahi Simbun's excuse article for their misleading issues

Asahi Simbun shows the English excuse article of their misleading issues for so-called "Comfort Women" at last.   The original Japanese excuse article was showed on August 5th and 6th but the corresponding  English excuse article didn't come up at the same time.  Why did they spend more than two weeks to prepare the English version though they are very famous and one of largest Japanese media?  Don't they have English skills in the company?  I have to say "No" because they have long been managing their big English site to the world.

I have to think they didn't have a plan to prepare English article at first because they just wanted to close the severe criticisms against the company in Japan.  The most important thing is their "wrong" and something intentional articles had been the fact worldwide and Japan and Japanese are receiving unfounded criticisms.  The most significant matter is Asahi Simbun just shows the article and withdraws the past articles, but they don't apologize they showed wrong and misleading articles and left those for thirty-two years while many people have long pointed its incorrectness and inconsistency.

Many Japanese think Asahi Simbun is no longer media.  Not only the so-called "Comfort Women" issues but also other articles such as "Yoshida Testimony", they provide intentionally modified and directed articles according to their company policy.  Because even media is a company, it is not a problem that they have something company policy and work for it.  But, media is not a ordinary company.  They have the responsibility to provide the fact to readers.  It is difficult to define what is "fact".  As there is no "perfect" matter in the life, the provided information via media must have some "noise" and "bias".  As long as the level of those noise and bias is enough lower than the level that we can ignore or correct by ourselves, I think that is "fact" matter.  Then readers think and consider own understanding and opinion.  This is the healthy and fair society where individual has the right of freedom.

Asahi Simbun just veiled their original articles.  However zillions of articles and information have been distributed worldwide based on their mistakes.  Asahi Simbun's excuse article this time is a milestone toward wiping out unfounded criticisms but it's still very small one.  If Asahi Simbun wants to be a media from now on, I think they will have to apologize their mistakes and their policy that they left the matter for many years.  Then they will have to release what is fact and what is issue for the subject so that the remaining wrong and misunderstanding articles and information shall be corrected.  But I think they will never do it because it is the denial of their "raison d'être" completely.  I have to say Asahi Simbun is Asahi Simbun and never media.


NRT-BOS-SFO-NRT (11) - 帰国

今回の旅行もあっと言う間に帰国の日。色々都合や諸事情があるので、なかなか長い期間が取れず、大体一週間未満の旅行がメイン。今回は入国日も含めて5日間の米国滞在という、自分的には最も標準的な滞在だったわけですが、毎回次はもっと長くと思いつつ、次回も同じパターンになるんですよね。

帰国便は12:40発のANA007便成田行。前日の疲れは無かった物の、日焼けのひりひりで朝目が覚めたのが5:30頃。そこから二度寝すると寝過ごす可能性があるので、さっさとシャワーを浴びて帰国準備をしました。荷物も少ないので、パッキングも手間取らず、ゆっくりコーヒーメーカーで入れたスタバを飲みながら最後のメールチェックでも使用と、コーヒーのフィルターパックを開けたら、中の紙フィルターが破れていて粉が散乱してしまいました。最後の最後に付いていない。パックは3袋あったので残りの物を使いましたが、ちょっと気分悪し。

9:00にチェックアウトをして、そのままキャリーバッグを引きながらBARTのPowell Stationに。この日の朝は、少し小雨が降っている肌寒い天候。幾ら8月の後半とは言え、やはりSan Franciscoの気候ってちょっと変です。平日の朝ですから、BARTは次々来るんですが、肝心の空港行きがなかなか来ません。やっときた空港行きのBARTに乗車し、30分弱で空港駅に到着しました。ここから空港内の連絡シャトルで国際線のターミナルGに移動。チェックインは前日にオンラインで済ませていましたが、ANA便のためモバイルボーディングパスは使えず、ANAのカウンターに行って印刷してもらいました。最初の予定では、買い物やお土産で重くなったキャリーバッグを預ける積もりだったんですが、結局何も買い物はしなかったので往路同様そのまま機内持ち込みにして行くことにしました。直ぐにセキュリティチェックを抜けて、目指すはセキュリティを出た右手にあるUnited Club。Priority Laneは使える物の、パソコンや液体物を取り出したり、靴を脱いだり、やっぱりTSA Pre✔は楽ですよね。少なくとも帰国便はこれからUAに統一しようかと思ってしまいます。

ラウンジは80%位の混み具合で、電源がある椅子は殆ど塞がっています。まぁ、外の景色は見なくても良いからと、奥のビジネスエリアの勉強机を一つ占拠して、帰国前最後のメールチェックなどをしました。ここも、もう少し拡張してくれるとありがたいんですけどね。出発ゲートはG94でラウンジを出た直ぐ先でしたが、ANAの搭乗開始は早めに始まることもあるので、12:15開始でしたが12:00前にはラウンジを出てゲートに向かいました。エスカレーターで一つ下のフロアーに降りると、ゲート前は満席状態。なんか、高校生くらいの団体さんが多かったように思います。で、予想通り少し早めに優先搭乗が始まり、ビジネスクラス・☆G組も12:15前には中に入る事が出来ました。

復路の座席は5Hと、往路とは反対側のでも同じようにモニターの横が荷物置きになっている少し広めの空間のある座席です。また結果的に隣の座席は空席になったので、ゆっくり使うことが出来ました。シャンパンとOJ両方もらって飲みながらゲートクローズを待っていましたが、今回も最終搭乗者の到着待ちで出発が15分程遅れました。

復路のフライトタイムは10:00丁度。水平飛行に入ってお絞りが配られたんですが、中途半端に湿ったかさかさの物。以前UAなんかで良く配布された物のような感じで残念でした。往路は日本酒・和食で通して失敗したこともあり、復路はワインで通すことに。まずはシャンパンをお願いしたんですが、アペタイザーが何故かANAは毎回私の苦手な物ばかりで構成するんですよね。今回も、レバーの入ったパテドカンパーニュにチーズ系のお摘まみなので、これをお断りして、代わりにナッツをいただきました。暖めたナッツが一番美味しいと思うのは、多分にUAのDNAを刷り込まれたからだろうか(笑)。

前菜は「ニース風サラダ」なる魚介の盛り合わせみたいな物でしたが、湯通ししたイカリングが生臭くて残念。ホタテのローストも今ひとつでした。洋食選択の場合、パンがあるのでワインのお摘まみはもっぱらこれでしたが。メインはシーバスのソテーでしたが、これもソースがくどくて半分くらいでGive-up。結局殆どパンだけ食べて食事は終わりでした。

この後殆ど寝て過ごしたんですが、敷き布団代わりに敷いたマットの感触がどうもフワフワして寝付けませんでした。到着2時間半位前に目を覚ましていると、着陸前のミールになったので、最後は軽そうな和食を選択。主菜はサワラの煮つけでしたが、煮詰まったような煮汁がしょっぱすぎて、これも少し食べてGive-up。ご飯を切り干し大根と梅干しとお味噌汁で流し混みましたが、量的には十分でした。

成田へはほぼ定刻通りに着陸。B滑走路からぐるっと回って54番ゲートに入りました。ここから入国審査場へはいつもとは反対側から回り込むんですね。午後の到着便が集中しているときで、しかも右側しか審査ブースが開放されていなかったんですが、丁度こちら側には無人化ゲートが設置されているので、それを利用してサクッと入国してしまいました。荷物も手荷物だけなので、そのまま税関審査に向かい、到着して10分後には日本の土を踏んでいました。

ここからはいつものように、駅ネットアプリを呼び出して直近のN'EXを予約してそのまま地下のホームへ移動。丁度新幹線ひかり号と20分位で接続する列車だったので、N'EX車内で品川駅での新幹線を予約して、品川駅で乗換。思いキャリーバッグの移動が少し大変でしたが、今回も大きなトラブル無く戻ることが出来ました。帰ってくるといつもの悪いクセで、もう次の旅行に行きたくてうずうず。9月10月は今のところ何も予定が入っていませんが、近場で良いのでどこかに行きたい病が、少し発病してきました(笑)。()

2014年8月22日

氷水モブ

ALS患者支援のために世界的に広がっている「氷水モブ」。何らかのパフォーマンスで世間の感心を集めて、それによって困っている人の役に立とうという姿勢には共感しますが、世の中に100%何々という事が存在しないように、批判や反論もやはり生まれます。個人的には、なんでALS患者支援の行動が、氷水を被ることなのかよく分からないのですが、多分二者択一(US$100の寄付か氷水を被るか)の悪い方(選ばれない、選んで欲しくない)の選択肢として設定しているんだろうけど、その程度によってはその意図から逸脱して単なるおふざけになる可能性もありますよね。

例えば、氷水を被る代わりに「頭を丸める」という選択肢を設定したとしたら、抵抗が大きすぎてこれほど大きな広がりはないでしょう。また、「氷の入ったバケツの水を被る」ではなく、「コップの水を顔に掛ける」程度であったら、やはりイベント性が足りなくてこれほどの広がりは無かったかもしれない。社会的なルールを逸脱しないで、それでもある程度の面白みと意外性があって、誰でも参加出来る手軽さとインパクトもある行為を抱き合わせることで、単に「寄付してください」というよりは大きな広がりを得ることが出来る、言ってみれば効果的なモブマーケティングですよね。

ただ、そう言ってしまうとちょっと身も蓋もないわけで、そう言う仕掛け仕込みをいれるにしても、当事者に対して配慮とか世間的な常識みたいな事も考慮しないといけません。多分出るだろうなと思っていた、水不足の時に水を無駄遣いするなという話しとか、氷なんて言うのは日本とかなら普通にあるけれど、まだまだ貴重な資源という地域も多いでしょうし。あと、台湾のALS患者からは自分達はそんなことも出来ないという批判も出ているみたいですしね。本当の目的はALS研究治療の資金集めだろうから、そう言う意味では成功しているプロモーションなんだろうけど、そのやり方に抵抗を感じる人も出てくるのは仕方ないのかもしれません。こういうネットワーク社会になりつつある現代ですから、昔のようにビラとかポスター等で告知するよりは、ネットでの画像とか動画の力で一気に広めるのが最も効率の良い方法ですからね。

ただ、こういうわっと盛り上がるイベントって言うのは、直ぐに急速に終息していくのも確かで、その終わった後をどうするのかと言うのがちゃんと設定されていないと、結局は「盛り上がったね」で終わってしまいそう。さらに、この氷水バケツの発案者である27歳の男性が、深夜に海に飛び込み無くなっているんですよね。なんか、ちぐはぐというか...

日本で何か願い事をす場合には、お百度参りとかしますけど、今回の場合はどちらかというとイベント性が注目されてその先にある目的はなんかぼやけてしまったような気がします。テレビなどでこの話題を取り上げるときも、有名人の誰それが氷水を被った、次は誰それが指名されたと言う事は放送されるけれど、ALSの支援先は何処なのかとかどう言う問題や課題が今あるのかという話題に触れた内容は聞いたことがありません。そういう部分が、趣旨としては分かるけれど、何か引っかかる気持ちを感じる理由なのかもしれない。

NRT-BOS-SFO-NRT (10) - Levi's Stadium (2)

今回の観戦旅行でちょっと自慢できる化もしれないことは、昨シーズンCandlestick最後の49ersの試合を見て、今回Levi's Stadium最初の試合も見た、ということ。Candlestickは古いスタジアムなので、スタンドも上に積み上がったような狭い印象でしたが、新しいLevi's Stadiumは上に行くほど外側にオフセットしていくような近代的なデザイン。ただ、逆に言うと上から遮る物が無いので、天気の良いときも悪いときも大変そう。実際時分も後で痛い目に遭いました。

スタンドが広く開放的になった半面、フィールドは少し狭くなった気がします。両サイドラインエリアは気持ち広くなったようですが、エンドゾーン後はもっと余裕があったと思います。スタンドが外側に広がって広くなったように感じるので、その分フィールド部分が相対的に狭く感じるのかもしれません。

アッパーデッキ部分がぐるっと1周できるので、回ってみることに。最初に感じたのが、このスタジアムの構造体。一応ちゃんと構造計算もされているとは思うんですが、凄く貧弱に感じるし、鳴り物入りで作られた新スタジアムにしては少し安普請な印象も受けます。開放的なスタジアムだからこれでも良いのかもしれませんが、この日のように日差しの強いときは良いとしても、雨の時とか吹き込みが大変そう。あと、カリフォルニアは米国でも自信の多い地域ですけど、こんな構造で大丈夫だろうか。なんか鉄骨が細くて、ちょっと揺れると「ぐにゃり」と行きそうで正直怖いです。

また、通路に沿ってスナックやドリンクの店舗が隙間無く並んでいるんですが、その店舗も明らかにブロックを積み上げて作った構造。勿論、中に鉄筋を通しているとは思うけれど、これも少し揺れたら崩れそうな印象です。

スタンドが外にオフセットした分、その下の空間が広くなり、通路にしても売店エリアにしても、トイレなどの施設にしても、凄く余裕のある作りになったのは良いですね。また、この日は多分最高気温で85度位まで上がったと思いますが、気温以上に日差しが痛い感じのカリフォルニア南部の気候。こういう日陰のエリアがあるのはとってもありがたく感じます。

ビジター側スタンドの裏側、スタジアムの東側には隣接して49ersのクラブハウスと練習フィールドがあります。元々こっちが先にあって、その隣にスタジアムを誘致した、というのが正しいのだろうか。

右手のクラブハウスは2階建ての結構こぢんまりした建物。左手はトレーニングルームでしょうか。その奥に、人工芝1面、天然芝2面のフィールドがあります。練習用だからか、ゴールポストは間隔の狭い物が設置されていました。この時期はまだセレクションの時なので選手だけなら100名近く残っているのかな。それにコーチ、スタッフ、トレーナー等多めに見ても150名から170名位なのかな。これがシーズン中は120名位の陣容になるんだろうか。それを考えるとこれくらいの規模でも十分な気がしますが、でも49ersでもこの程度の規模なんだとちょっと拍子抜けしてしまいました。もしかしたら、スタジアムのメインスタンド側にチームのオフィスエリアとかあって、事務方とかはそちらで仕事をするのかもしれませんね。そうすると、こちらの施設ではコーチ、トレーナー、選手等100名程度で回るだろうし。いずれにしても、興味深い光景でした。

さて、肝心の試合ですが、プレシーズンゲームとはいえ、新スタジアムでの初の試合。プレシーズン2試合目ですから、レギュラークラスにとってはそれなりにパフォーマンスが出るタイミングだと思うんですが、49ersはバタバタ。QBの2本目以降、OL、DB、難ありすぎです。一昨年はSuper Bowlまで行き、昨シーズンもPlay-offに進んだ49ersですが、今年は無理かなぁ... 残る2試合で何とか調子を上げて、シーズンインを迎えて欲しいんですけど。

9月はこちらの試合予定で見事に競合し、10月は49ersのビジターの試合が殆どで観戦に行けません。11月に2試合分予約を入れていますが、一つはやはりこちらの試合予定と競合。12月は、年末の試合予定を入れていますが、ある程度の成績なら行こうかなと思っています。交通アクセスには難ありですけど、スタジアム自体は凄く良いですよね。あと、徒歩圏内に、HiltonとHyatt Regencyがあるので、秋の観戦で後輩君の車が期待出来ないときには、そっちに予約を入れようかとも考えています。実は11月の2回目の予約は、フライトがNRT-SJCなのですでにHiltonに予約済み。この試合は今のところこちらの試合とは競合していないので、何とか出かけたいと思っているのですが。

試合後、軽く夕食を食べて再びホテルまで送って貰って部屋に入ったら、もう20:00近くでした。外がまだ明るかったこともあり気がつかなかったけれど、結構長い一日だったことになります。困ったのは日焼け。顔は勿論、ショーツでむき出しだった膝周りも真っ赤。既にひりひり痛みを感じる位。明日のフライトは大丈夫か少し心配です。翌日はお昼過ぎの出発なので朝焦る必要は無いのですが、念のためパッキングを済ませて就寝しました。(続く...)

2014年8月21日

NRT-BOS-SFO-NRT (9) - Levi's Stadium (1)

今回のメインイベント、SF 49ersの新スタジアムLevi's Stadiumでの初の試合(プレシーズンゲーム)Denver@49ers観戦の日です。昨年から現地の大学に留学している後輩君のサポートに全面的に依存。暫く前に中古車を購入したというので、その車で移動です。SF市内からはかなり遠いので非常に助かりました。初めてのスタジアムというので早めに09:00にホテルに迎えに来てくれました。結果的にはこれが大正解だったわけですが。

途中、急遽観戦に行くことになった台湾人の彼の大学の同級生をピックアップして、フリーウェイを南に向かいます。この日SF市内は朝から霧で曇り空のような天候だったのが、空港当たりから急激に天候が回復して、San Mateo当たりくらいからカリフォルニアの青い空(古い)が見えてきました。10:00過ぎくらいに無事にSanta Claraに到着。一昨日に49ersの公開練習にも来ていた後輩君は、駐車場への道順等事前にリサーチしていたらしいのですが、試合当日のこの日は至る所に交通規制が設定されていて予想外の事態に。30分以上も車でウロウロして、やっと彼が予約した駐車場に到着しました。どうやらスタジアム周辺の駐車場が足りないので、近隣のオフィス街の駐車スペースを借り上げているようです。後で聞いたら、だから土日以外に試合開催が出来ないとか。大丈夫だろうか。

スタジアムから今回の駐車場までは結構距離があり、歩いて15分位でしょうか。これで駐車代金はUS$40ですが、今回同様の駐車場を観た限りでは全て事前にWebから予約しないと利用出来ないシステムでした。結構近隣の住居なんかで、自宅のスペースを開放してアルバイトする人が多いんですが、どうもそう言うことは出来ないみたい。事前予約して良かったと3人で話しをしながらスタジアムに向かいます。

スタジアムへはちょっと距離があったんですが、駐車場を出て後は真っ直ぐスタジアムへ向かうだけなので簡単でした。歩く行くと右手には有名な遊園地"Great America"の観覧車とか見えてきます。スタジアムの直ぐ横にVAT Light RailのGreat America駅があって、次々と電車が到着するんですが、その度に大量の赤いシャツを来た人を吐き出していきます。車以外だと、このVATを使うか、スタジアムの反対側にAmtrackの駅があるくらいなので、ちょっと大変そうですね。

我々が利用した駐車場はスタジアムから見てほぼ真西の位置に有り、真っ直ぐ東に向かうとスタジアムに到着します。スタジアムの西側には、ちょっと広めの幅の川が流れていて、その川の手前(西側)にスタジアムの駐車場がありますが、規模的には精々数千台位。とても足りませんね。この駐車場とスタジアムとは、二つの橋で結ばれていて、南側の橋を渡って行くと"Dignity Health Gate C"に、我々が利用した北側の橋を渡ると"Intel Gate A"というスタジアム入り口に到着して、ここから中に入る事が出来ます。Intel Gate Aの反対側(東側)、Amtrackからの利用者用と言っても良い"TOYOTA Gate F"があり、今のところこの三箇所がスタジアムへの入り口になります。Gate A/Cの間に大きなガラス張りのメインスタンドがあり、この下にはチームショップがあったり、VIP向けのサービス施設がいろいろあるようです。先ずはセキュリティチェックポイントを通過しないといけません。去年から急に決まったスタジアムへの持ち込み品規制。去年はNFL公認の透明バッグしか持ち込めませんでしたが、今年は少しルールが緩和されて、一定サイズのZip Lockや透明なバッグも利用可能のようです。私はポケットの多いショーツをはいてきたので、その中に入れて来たカメラや交換用バッテリー、財布等を出して金属探知を抜けて無事に通過。そして今回購入してもらったチケットをスキャンして無事に中に入れます。普通プレシーズンゲームはリストプライスの半分以下で入手出来ますが、今回はLevi's Stadiumでの最初の試合と言う事もあって化プレミアムが凄くて、結局リストプライスの倍近い金額に跳ね上がっていました。

Intel Gate Aから中に入ると、右手にはメインスタンドのガラス張りのビル。ここには"Yahoo"の名前が。地上部分にはかなり大きな49ers Shopがあるんですが、外には中に入るために並んでいる人の凄く長い行列が。右手はエンドゾーン裏のスタンドですが、この下にはSONY提供の49ers Musium(場外)があって、US$15で入場できるそうです。我々の世代だと49ersの黄金時代にフットボールに馴染んだ世代なので、今度機会があれば見てみたい内容です。

入り口を入ると、何やら皆さん地面を見ています。近づいてみると、人の名前とか彫ったタイルが一面に敷き詰められています。中には"xxxx Family"とかグループ名みたいなものあります。多分、このスタジアム建設に寄付した人・グループのタイルなんでしょうね。移動しながら自分の名前を探して見つかると、それを指さしながら記念写真を撮影しているグループ、家族連れが何組もいらっしゃいました。ただ、熱い日差しの下での白いタイルなので名前がはっきり映りません。で、頭が良いなと感心したのが、そのタイルに水を掛けると、水が染みてタイルが黒っぽくなり、彫られた部分もクッキリと浮き上がります。

中に入ったときには11:00頃。今年も49ers Cheer GOLD RUSHメンバーに選抜された後輩が11:30からスタンドで記念撮影をするというので、その出待をして。首尾良く写真を取らせて貰ったところで、新スタジアムの探索に出かけました。(続く...)

2014年8月20日

Westin San Francisco Market Street

サンフランシスコ市内で幾つか料金を比較してみて、一番安かった(それでもUS$220)ので予約。BARTの駅へのアクセスしやすさも選択肢の一つです。建物は少し古い印象で、部屋の中も古い印象でしたが、バスルームはリノベーションしてあって、シャワーにしてもタイル壁にしても綺麗でした。

スタバのコーヒーバッグが3個添えなつけてあったんですが、その中の一つが中のフィルターが破れていて、外装を破いて中の粉入り紙フィルターを取り出そうとしたら、ばっと粉がコーヒーメーカーの中とか机の上に散らばってしまいました。ちょっと怒りモード。水のボトルは2本毎日補給してくれたので良かったけれど。

到着した日の夜は外に出るのも面倒なので、MASOというホテル内のレストラン&バーで夕食をとりました。あまり期待していなかったけれど、前菜で注文したクラブケーキも、メインで注文したステーキもこれまでで最高と言って良いくらいの出来でした。

クラブケーキはダンジョネスクラブの細かな身が満載で、繊細な味。前日Bostonで食べたクラブケーキには、太い物細い物ほぐした物、いろいろなカニ身を混ぜて焼いた物でしたが、これは全部細いカニ身を何かフィリングを混ぜていると思うんですが、それが気にならない位上手くまとめています。ちょっと替わっているなと思ったのが、日本の温州ミカンの小さな身のような物を下に敷いて、右側にもマーマレードのようなソースが添えられています。左には、タルタルソース。個人的にはマーマレードはあまり好きでは無いこともあって、こちらは殆ど残しました。ただ、ミカンの小さな身を袋ごと口に入れて、そこにクラブケーキを入れて食べるのは悪くないかなという感じ。日本でも蓼酢を付けてカニを食べますから、酸味と会わないことは無いと思いますが。
メインのステーキは丸くカットされた、フィレ部分をステーキにしたものですが、焼き加減といい赤身肉のジュースの美味さと言い、これまで食べたステーキの中でも最高の出来だったかも。一瞬シャトーブリアンかと思ったんですが、80g位の肉が2枚に付け合わせが付いてUS$34でしたから、それだと安すぎるし。

焼き具合はミディアムレアで注文して、多分これまでで初めてその通りと自分が感じる焼き具合でした。しかも、外はカリッとしていて、中の身の部分にも火が通っているけれどしっかりピンク色で生々しさは残っていて、どこかで食べたパサパサ感なんて微塵もありませんでした。このステーキを食べるためだけに、再訪しても良いと感じる位。

バーコーナーが17:00から19:00がハッピーアワーで混雑していましたが、レストランエリアは渡しが最初のお客で、その分サービスパーソンのサービスも行き届いていました。また、パンを注文したら、グリッシーニ2本と野球の子供用グローブ位ありそうな丸いフランスパンを持ってきてくれて、このパンがまた焼きたてなのか中はフワフワ外はカリカリで、これだけ食べてもよい位。後で検索してみたら、結構いろいろなサイトで評価の高いレストランでしたが、それも納得の内容でした。

NRT-BOS-SFO-NRT (8) - いざサンフランシスコへ

BostonからSan Franciscoへのフライトは、見かけ上の飛行時間は3時間半(07:26->11:02)何ですが、東海岸から西海岸のフライトは3時間の時差を跨ぐので、実際には6時間半という、成田-バンコク位のフライトになります。何度か東海岸から西海岸、あるいはその逆のフライトを利用したことがありますが、アメリカという国の大きさを実感する瞬間です。

利用した機材はB737-900。A319/A320だとファーストは8席しかありませんが、この機材だと20席あるのでアップ率は高いですよね。今回はPクラスのチケットを購入したので、問題無く最初から国内線はファーストです。今回利用したB737-900ですが、少し古い機体のようで天井の照明器具などは古い印象を受けます。往路のORD-BOSで利用したB737-900は新しい機体で、天井の照明もLEDっぽいものでしたが、座席裏のパーソナルモニターが無く、アームレストにも電源が無い古いのか新しいのか分からない機体でした。今回のB737-900は、古いけれどパーソナルモニター有りのはー無レストにはAC110vのコンセントも備えられていました。DirectTV対応の機体だったけれど、フライト中それが映し出されることは無かったし、United Wi-Fi機でもあったけれど、これも機内のAPにはアクセス出来るけれど、そこから先には出て行っていない様子。渡しだけで無く、前の席でも「繋がらない」とか言っていたので、もしかしたらDisableされていたのかも。そんなわけで、いつもならアルコール注入をして寝て行くんですが、流石に早朝のフライトでそうする気にもならず、でも朝早かったことも有り、食事後は結構ぐっすり眠ることが出来ました。6時間半のフライトも、そんなに長く感じなかったですね。

SFOにはほぼ定刻通りに到着。新しくなった第三ターミナルのコンコースEに到着しました。何度も利用しているサンフランシスコ空港ですが、最初見慣れない光景でちょっとどっちに行くのか迷うほど。荷物を預けていたのでバゲッジクレームに行かなきゃいけ居ないので、ガイドに沿って円周沿いの通路を進んでいくと、やっと見慣れだ第三ターミナルの付け根の部分に出て位置関係が把握出来ました。

1F部分のターンテーブルは、複数の到着便で共有しているので、まだ前の便の荷物が回っている状態でした。10分程でBostonからのフライトの荷物が出てきて、自分のキャリーバッグをピックアップすると、再び上の階に移動し、空港内のトレインで国際戦ターミナルの先のBARTの駅まで移動。ここからホテルに向かいます。

前回の訪問時に市内移動用にClipper Cardを購入していたので、今回出国前にWebの自分のアカウントからチャージしておきました。これを取りだして入り口でタップして入場。BARTは、来る度に空港にアクセスする路線が変わるんですが、最近は終点のMillbraeから直接乗り入れて市内方面に向かうようになって居るみたいです。直通とは言っても、空港に入ってくると、スイッチバックして出て行くので、先頭が入れ替わるんですが。で、MillbraeではCalTrainも接続しているので、ここからの乗客で車内は80%位の乗車率。そこに大きな荷物を持った空港からの乗客が乗り込むので車内はかなりの混雑率。まぁ目的地のPowell Stationまで30分位なので立っていても問題無いんですが、途中で乗り降りするときに邪魔になるわけで、そこが申し訳ない。もう少し空港専用の車両とか編成とか作ればいいのに。

Powell Stationに到着したのはお昼少し前。キャリーバッグを引きながらホテルに到着したのはお昼少し過ぎ。まだ無理かなと思ってチェックインしたら、案の定まだ部屋の用意が出来ていないこと。クラブラウンジは無いようで、仕方が無いのでホテルロビーフロアの一般ラウンジで部屋の準備が出来るまで2時間ほど待ちました。ロビーには無料のWi-Fiがとんでいるので、それでメールチェックとかして時間は潰せましたが、ちょっと勿体なかったかなと後で後悔。荷物をクロークに預けて外に出ても良かったんですが、ちょっと疲れていたこともあってそのまま待つことにしました。2時間ほどして部屋の準備が出来たというのでやっと部屋に入り、荷物を置いて一服しました。

午後も3時過ぎになってしまったので、Powell Station横のサンフランシスコモールに出かけてちょっと買い物をして、この日のアクティビティは終了。翌日の49ers観戦に備えて、早めに就寝しました。(続く...)

2014年8月19日

パスワード強度

AMCの個人アカウントにアクセスするパスワードが、現行の4桁数字から8桁~16桁の英数文字列に替わるというニュース。まぁ当然というか、今時4桁の数字ではちょっと心許ないのも事実。

ANAだけでなく、今のUAのサイトも同じく4桁の数字なんですよね。これ、もともと旧UAの時には6桁だったか8桁の英数文字列でそれなりに信頼できたのに、UA/COの統合でサイトが旧CO系に統一されたときに、旧COの4桁数字のフォーマットは流石にUA並に変更するだろうと思っていたら、そのままだったのでビックリしました。未だに変更されていない。多分、個人情報のデータブロックが既に固定されていて、新たなPWデータを入れ込む余地が無いのかもしれないけれど、ちょっとというかかなり心配。UAのサイトも、元のUAベースの物に戻してくれないだろうか。どうも旧CO系の今のサイトは使いづらいし、エラーは多いし、PWは4桁だし...

NRT-BOS-SFO-NRT (7) - ボストン出発

短い滞在だったBostonから今日は北米大陸の反対側、San Franciscoへの移動です。乗り継ぎも面倒なので、一気に向かいますが、よく考えたらJFK-SFOのp.s.便よりも長距離路線ですよね、これ。最初の予定では、5:30発の15分間隔でホテルから空港に向かうシャトルを使うつもりが、ちょっと手間取りロビーに降りたら5:45のシャトルが出たところ。ホテルからターミナルAを経由してターミナルBへ歩いて移動も可能ですが、まぁ15分待てばと6:00発のシャトルを待つことに。ところが、丁度朝の出発時間帯なのか、ホテルの入り口にはどんどん人が集まってきます。私は最初のシャトルに乗車できたんですが、直ぐに2台目のシャトルがやって来て残りの人を乗せている様子を見ながら、ホテルを出発です。

ターミナルはホテルの目の前にあるのだけれど、道路の都合で一度ホテルから外に出て、空港への周回道路に入り、それから各ターミナルを回る様で、その分時間が掛かります。結局目的のターミナルBに着いたのは6:15頃で、これならさっさと歩いて行けば良かったと後悔。

新しくなったターミナルBですが、奥行きが狭いので通路が少し窮屈な印象。またUAのカウンターエリアも狭くて、凄く混雑していました。私はWeb Check-in済みだったので、預ける荷物のタグをKIOSKで印刷してカウンターで渡し、さらに今回はTSA Pre✔マーク付きのボーディングパスなので、サクッとセキュリティチェックも通過出来、6:30前には中に入れました。

まずは新しいUnited Clubのチェック。ターミナルの少し奥まった場所に小さな入り口があり、そこから一つ上の階(2F→3F)に上がります。受付を通過すると、大きな窓で開放的な白を基調とした新しいラウンジがありました。まだ新築の匂いがするラウンジは、中央にバーカウンターがあり、夜なんかに利用するには綺麗かも。内部はそこそこ広いのですが、ドリンクコーナーや軽食コーナーが一箇所だけなので、それは不便かもしれませんね。一応座ってメールチェックをしたのち、オレンジジュース一杯と朝食代わりのバナナをお腹に入れて、出発ゲートを目指しました。

ターミナルBは"U"の字の形をしていて、外側にゲートが内側にはお店やトイレが並んでいる配置。今回利用するB22は、Uの字の一番そこ当たりの場所で、移動には不便でした。

新しいだけ有り、至る所に大きな液晶パネルが配置されていて、そこに色々な情報が表示されます。ビックリしたのは搭乗開始の時。ボーでイングブリッジへ入るドアの前には、搭乗券スキャンのゲートがあり、その上にはこんなパネルが配置されています。ここには、最初行き先案内とかゲート番号が表示されていたんですが、搭乗開始となると、今は高齢者などのPre-boading、その後Global Service等と、順番に表示が替わっていきます。でも、周りに居る人にはよく分からないので、人がゲートを入り出すと、わらわらと人が集まりだしてゲート前は混乱状態。またまだ順番で無い人がスキャンして入ろうとすると、しっかり弾かれていました。これ、見た目はスマートだけど混乱するだろうなぁ...

で、ボーディングブリッジを歩いていると、前で止まっています。どうやら機内ではトラブル対応をしていたのに、ゲート前では定刻通り入場開始させてしまったので、機体の入り口前で止まらされた様子。最悪キャンセルとか一瞬不安がよぎりましたが、15分位でしょうか、整備員が何度も機内と地上を行ったり来たりして、何とか修理は完了したようで、やっと機内に入る事が出来ました。(続く...)

2014年8月18日

NRT-BOS-SFO-NRT (6) - ボストンの一日

明けて、ボストン滞在最初で最後の一日。特に何処が何をしようか計画無しで来たので、まず最初の場所を何処にするかで迷います。実は出かける前は、久しぶりにボストン美術館を訪ねてみようかと思っていたんですが、気持ちの良い気温で言えば22~23度位の天候の中、建物の中に入って過ごすのは勿体ないと言う事で、外に出かけることにしました。

幾つか候補はあったんですが、久しぶりにハーバード大学のキャンパスに行ってみることにしました。最近は、色々な騒動で有名になってしまったけれど、まぁ世界で一番優秀な学生・研究者が集まる場所の一つと言って間違いない場所。ホテルから一度空港のターミナルに出て、そこから空港内のシャトルでBlue Lineの空港駅まで移動。そこから地下鉄"T"を乗り継いで来ました。この日のボストンは天気が良く、でも日本みたいに蒸し暑いことも無く最高の天気。しかも大学構内には沢山緑がありますから、そのままハンモックでも持ち出して昼寝したいくらい。本当に、こちらの大学の施設には何処に行っても羨ましいばかりです。暫く大学の構内や、近くのショップを見た後、お昼と買い物を兼ねて、Copleyへ移動しました。

地下の駅から地上に出ると、丁度Copley Squareで金曜日のマルシェが開催されていました。日本では自分は余り見る機会が無かったのですが、こっちの野菜は色彩もそうだし形も日本の物とはかなり違うので、見ているだけで楽しくなります。本当なら、何か買って自炊でもしたいところですが、そんな時間も余裕も無いので見るだけなのが残念。

野菜だけで無く手作りのクッキーとか、蜂蜜とか、やっぱり最近の流行なのか自然食材系の素材とかが中心でしたね。結構大量に買い込む人とかいて、週二回の開催なのかな、地元では定着しているんでしょうね。私も、もしBostonに住んでいたら迷わず通いそう。

で、この後Prudential Mallまで歩いて、まずはお昼を取ることに。最初はフードコートで簡単に済ませましょうと思っていたんですが、12:30頃で既に混雑して一杯。で、フードコートを出て少し歩くと、"Legal Sea Food"というお店があります。ここ、これまでも何度かお店の前は通っていた物の、ロゴの魚のマークがなんか昔の「泳げたいやき君」みたいでふざけているなと思いつつも、直ぐに座れるというので今回利用してみました。結果、大正解。白ワイン1杯に、カップのクラムチャウダー、クラブケーキで税・チップ込みでUS$40ちょっとという値段は少し高めですが、味も良かったし雰囲気も良かったし、予想外でした。後で調べてみたら、評価も高く是非次回は夜に訪れてみたいなという印象のお店でした。

お腹も一杯になったので、今度はQuincy Marketへ移動。ここもぶらぶらと通り抜けて、海側まで出てみました。途中、ストリートパフォーマーが何組も出て縁起をしていたけれど、何かイベントだったんだろうか。盛り上げ方と良い、その技術といい、なかなか侮れません。

Bostonは8月と言う事でもっと暑いかと思っていましたが、前後の気温を見ると20度台の中頃位で、海に近いせいか風もあって凄く過ごしやすい天候でした。本当、1日だけでは勿体ないくらい。昔の会社の後輩から、彼の弟さんが住んでいて良い街ですよと聞いたのが切っ掛けで訪れて以来、そのこぢんまりしたサイズや、新旧の文化の混在、食べ物の美味しさ、何となく親しみやすい雰囲気など、お気に入りの街の一つになってしまいました。冬は寒さが厳しいので大変だけど、こういう季候の良いときにまた訪れてみたいですね。

その後、ホテルに一度戻ろうとBlue Lineの駅に向かったら、直近のGovernment Centerの駅が工事中で更地状態に。地上部分が完全に瓦礫状態になっていました。Blue Lineは取りあえず普通に運行していたので、通過しているだけなんだろうか。2年後くらいに、ガラス張りの四角い駅舎が出来るようです。ここは初めてBostonに来たときに降りた駅でもあるので、ちょっと名残惜しいですね。次は新しい駅舎が出来た頃に来ようかなとちょっと思ったりしました。

短い滞在となったBoston。気候も良かったので、もう少し日程を取れば良かったかなと後悔しました。一度ホテルに戻ると、夕食は空港に出るかホテル内でとるかしかありません。空港に行くのも面倒なので、ホテル内のレストランへ。金曜日の夜だから、空いているかと思ったら満席で待ち行列も。ホテル内で食事を採れる場所はここだけですからね。それでも直ぐにバーカウンターに座れたので、軽く飲みながらお摘まみを少し食べてこの日の夕食はお終い。翌日のSFO行きのフライトは、朝7:30頃と早いので、早めに荷造りをしてベッドに入りました。(続く...)

2014年8月17日

Hilton Boston Logan Airport

前回から3年半振りとなる、Hilton Boston Logan Airport Hotel。今回は夜の22:30頃に空港に到着したので、流石にターミナルAに回って、Skywalkを歩いてホテルに向かうのは大変そう。そこで、外に出てホテルシャトルを待っていたら、運良く5分程でピックアップシャトルがやって来てくれて、ホテルに入る事が出来ました。

部屋は特に可も無く不可も無く。バスルームがリノベーションされたのか、タイルとかに汚れとかなく綺麗だったのが唯一のメリットでしょうか。でも、パスルームの電球が一つ切れていた...

部屋の場所が、エレベーターホールから一番離れた先っぽ近くにあるので、下に降りたり、下から上がってきたときか大変。あと、このホテルはエレベーターホールを軸に、左右に手を広げたような形なんですが、エレベーターホールを降りて反対側のウイングに行ってしまうと、橋まで行かないと間違いに気がつかないことも。今回は4Fと低層のフロアーでしたが、
ホテルの目の前が空港のターミナルAなので、飛行機の騒音とか最初気になりましたが、それ程酷くは無いです。隣の部屋のトイレやシャワーを使うときの音の方が大きいくらい。

10Fにはラウンジが有りますが、オープンしているのが日曜日の夜から金曜日の朝までと、ビジネスパーソンを意識した設定になっているので、今回は2日目金曜日の朝にちょっと朝食を取るだけでした。

そう言えばチェックインの時にHHornorsの事は何も言わなかったけれど、良いのだろうか。HHornors Benefitのミールクーポンとかくれるんじゃなかったかな。まぁ、いいんですけど。

NRT-BOS-SFO-NRT (5) - シカゴでの入国、ボストン到着

前回のシカゴ入国では、複数の航空会社の到着と重なったせいか凄い混雑状況で、結局1時間近く掛かってやっと通過することが出来ました。今回はその時の教訓から、荷物も少なかったので「1STEP」という手荷物だけの入国者用ゲート利用することに。通路に沿って歩いて行くと、本来の入国審査ブースの並ぶ手前に一列、「1STEP」用の入り口があり、係員が暇そうに立っています。前回の時には10~20人位既に並んでいたのですが、今回は待ち行列はゼロ。ラッキーと重いながら、荷物はこれだけと言って通して貰うと、二つ背中合わせに並んだ入国審査のブースの奥側に女性係員が一人います。

そっちに行こうと歩き出すと、一寸待ってて、の一言。何だろうと思ったら、入国審査のスタンプが無いから持ってくると言います。一度外に出てきて、手前側のブースにスタンプが無いか確認しています。その時に本来の入国審査ブースの方から男性が歩いてきて、私の顔を見ると「Mr. xxxx? To Boston?」と聞いています。名前も行き先もあっているので「そうだけど」と言うと、どうも機内から出るときにアナウンスのあった、乗り継ぎ便の乗客のフォローをしている現地のスタッフさんのようです。預け入れ荷物は無いのと聞くので、キャリーバッグだけで、この1STEPを利用しようと思ってると、と言うと、女性審査官が「スタンプを忘れちゃったのよ」みたいな事を言って状況を説明してくれます。男性スタッフ氏も状況を理解したようで、乗り継ぎ時間もあるから大丈夫だよと言うと、どっと同じ便の乗客の集団が流れてきたので他の乗客のフォローのために離れて行きました。

暫く待つと息を切らせながら女性審査官が戻ってきて、「ご免なさいね」と言いながらパスポートチェックが始まります。直ぐに指紋のスキャンと顔写真の撮影をして終了。その後長い細い廊下みたいな所を通って出ると、そこはターミナル5の制限エリアの外でした。まぁ今回プチトラブルがあったけれど、やっぱり楽ですね。次回、またシカゴ経由で入国する場合には、この方法で通過したいと思います。

無事に今回も入国でき、ターミナル5から国内線のターミナル1へ向かいます。ここで一寸困ったのが、これから利用するORD-BOSの国内線のボーディングパス。実は成田でチェックインしたときに、NRT-ORD/ORD-BOSと2区画分印刷されて出てきたんですが、ANA便と一緒にチェックインして印刷したためか、「TSA Pre✔」のマークがボーディングパスにありません。これが無いと、Priority Laneは使えるけれど、パソコンを出したり、今回は荷物を機内持ち込みにしたので、ローションとかを出さないといけません。実は、NRT-ORDはANA便だからANAでチェックインするけれど、ORD-BOSはUA便なので、UAのアプリからチェックインしたり変更したり出来ると思っていました。所が、ANAの国際線と一緒にチェックインしたからでしょうか、UAのサイトには表示されず、ANA側にも表示されない状態に。まぁ急ぐ旅でも無いしと、TSA Pre✔の隣のPriority Laneに並んでセキュリティ検査の順番待ちをしたんですが、やっぱりTSA Pre✔は処理が早い。こちらの何倍ものスピードでどんどん通過していきます。結局私も15分位並んでやっと順番が来て無事にターミナル1の中に入る事が出来ました。

この後、乗り継ぎ便がコンコースCからだったので、コンコースCのUnited Clubに入り、サービスされているWi-FiにパソコンとiPhone4Sを繋いでデータの更新やメールチェックをしていると、何かの拍子にiPhone4Sに入れているUAのアプリに、次のORD-BOSのボーディングパスが表示されて、そこにはちゃんと「Pre TSA✔」のマークも表示されていました。もしかしたら、セキュリティに並ぶ前に、UAのKIOSKでボーディングパスを印刷し直したら、もしかしたらTSA Pre✔入りの物が出てきたのかもしれませんね。iPhone4Sに入れているUAのアプリでも良かったのかもしれませんが、間の悪いことに今回は日本を出るときにUSのAT&TのアカウントをActivationし忘れていて、この時点ではWi-Fiでしかアクセス出来ず、United Clubに入るまで使えなかったので分かりませんでした。この辺のタイミングが分かれば、次は都合良く使うんだけど...

ORD-BOSのUA012便は、15分遅れで出発。特に揺れとか無かったけれど、提供された機内食がANAの食事よりも美味しく感じたのは何故(笑)。でも、オニオンスープも胡椒がきいていて美味しかったし、チリビーンを巻いたラップも悪くなかっです。ほぼ定刻通りにBOSに到着。ホテルは空港直近のHiltonでしたが、UAが使っているターミナルBからだと遠いので、外に出てホテルへのシャトルバスを待っていると、5分程でシャトルが到着し、何とか日付が変わる前には部屋に入って一息つくことが出来ました。(続く...)

2014年8月16日

NRT-BOS-SFO-NRT (4) - フライトtoシカゴ

56番ゲートに行くと、周りが工事中なのか狭い場所に既に人が沢山集まっています。外に駐機している搭乗予定のB777-300ERを見ると、外はいつの間にか結構強い雨が降っているようで、荷物の積み込みや整備の人は大変そう。その為かどうか分かりませんが、16:40搭乗開始予定が10分程送れるというアナウンスが。

それでも、16:40頃からは、介助の必要な方から搭乗が始まり、AMCのDiamond会員、First Classと続いて、Business Class/☆GOLDと搭乗開始となります。私も早速久しぶりのANA機搭乗です。

座席はBコンパートメント一番前の5H。本当は窓から外が見える配置の席が良かったんですが、一つ後の6Kも反対側の5Aも開いておらず、ここに落ち着いた次第。でも、一日前に良くここが開いていたなと一寸感心したりして。ANAの場合、あまり指定する人はいないんでしょうか。

今回は荷物は全て機内持ち込みにしたので、キャリーバッグのPathfinderは頭上の荷物入れに入れて、パソコンや貴重品等を入れたショルダーバッグは前の荷物入れに入れました。UAも、荷物入れを作ってくれるとかなり使い勝手が良いんですが...

通路の反対側、5Fの席には同い年くらいの男性氏が遅れて搭乗してきたんですが、ANAの常連さんなのか、機内のスタッフに顔見知りがいるみたいで何人かと挨拶をしていたんですが、その後直ぐに座席をフラットにして横になってしまう。楽になりたい気持ちは分かるけれど、どうせ直ぐに離陸準備に入れば戻さなきゃいけないんだから、それくらい我慢すれば良いのに。

そんなこんなでドアクローズの時刻になってもまだ出発する気配は無く、暫くして「最終搭乗者の方を確認しています」というアナウンスが。乗り継ぎ便の関係なのか、免税品でも買ってウロウロしているのか様子は分からないけれど、結局ドアクローズされたのは30分位過ぎてから。その為か誘導路に出るのも遅れて、成田を飛び立ったのは出発予定時刻から一時間遅れの18:10過ぎになりました。その為、現地到着予定時刻も、元々の14:45から15:30と直ぐにアナウンスされたんですが、今回は乗り継ぎに4時間ある自分は「まぁ大丈夫でしょう」と余裕の状態。

で、今回はANA便なので食事を楽しみにしていたんですが、ちょっと残念な結果でした。まず食事前の飲み物で、いつものシャンパン/スパークリングワインか白ワインをお願いするんですが、今回は和食を選択する前提でメニューに載っていた大吟醸をお願いしました。でも、出てきたお酒は甘口で、ちょっと苦手な部類。さらに食事に関しても、なんか作ってからかなり時間が経過したような感じの見た目で、見たところで「残念」な印象を受けます。実際に食べてみたら、もっと残念な味だったんですが... お造りは、何か生臭い味がして残してしまうし、酒の肴になりそうな焼き物とか鴨肉のロースト等も、パサパサな感じで駄目。メインの食事も、ご飯を食べていたら乾燥してカチカチになったお米を噛んでしまい、これで一気に食欲が無くなりました。昔のANAの和食って、もっと美味しい気がしたんだけど... これなら、まだUAの方が慣れている分いいかも(をぃ)。余りお腹が空いていなかったこともあったけれど、殆ど手を付けない状態で終わりです。これなら洋食を選択して、パンを摘まみにワインでも飲んだろうが良かったかも。帰りのSFO-NRTではそうしようか、と。

寝る前にもう一杯ということで、以前からANA便では鬼門である「ジンリッキー」をお願いしてみました。注文を聞いた女性CAさんは「ジンリッキー、ですか」とちょっと怪訝そうな表情で戻って行ったので「あぁ、また駄目かな」と思ったら、暫くしてグラスと炭酸の缶を持ってきて「ジンのソーダー割でよろしいですよね」と。正確に言うと一寸違うんだけど、一応ライムも入っていたので良しとしました。ANAのiPadレシピ集にやっと入ったかな。あるいは、たまたま知っている人がいたんだろうか。まぁ、また帰りのフライトでも試してみるつもりです(笑)。

丁度眠気も出てきたので、座席をフラットにして寝ることに。ANAだと、下に広げるクッションみたいなものも提供されるんですが、これが逆に変にふかふかしていて寝心地が悪くなってしまいました。それでも到着の2時間位前まで何とかうつらうつらして、目が覚めたところを見計らってCAさんが二食目のオーダーを取りに来ます。こちらも和食にする予定だったのが、何となく食欲が無いので軽く食べられるだろう洋食にすることに。所が、これが結構こってりしたチーズのソースとか掛かっているもので失敗しました。これも、フルーツとパンを少し食べてお終い。なんか今回は食い合わせが悪いフライトになりました。

シカゴには45分遅れで到着。この後17:00迄に出発予定の乗り継ぎ便のある人は、税関を出たところのエージェントにコンタクトしてくれと何度かアナウンスされます。私は19:00少し前の予定なので、全く問題無し。機内から出て、まずは前回鬼門だった入国審査場に向かいます。(続く...)

2014年8月15日

NRT-BOS-SFO-NRT (3) - 出発!

さて、出発の朝。夕方のフライトなので、浜松からならお昼前に新幹線に乗れば十分に間に合います。で、そろそろ出かける準備をしようかと思ったら、前日からの雨模様の天気が再び崩れだして、また雨がしとしと降ってきます。もともと、折り畳み傘はキャリーバッグに入れていたので、傘の心配は無かったんですが、それを出そうかどうしようか悩んでいるうちに、雨の降り方が小ぶりになったのでその隙を突いて出かけることにしました。自宅から最寄りのバス停まで徒歩5分。そこでバスに乗ってしまえば、成田空港まで屋根のある場所を通っていけますから、その10分が勝負です。バスを待っている間に少ししとしとと雨に見舞われたけれど、結局傘を出すこと無くバスに乗ることが出来、そのまま浜松駅まで行くことが出来ました。

余裕を持って自宅を出たのは、駅前のデパートで現地にでお世話になる後輩君へのお土産(いつも同じお茶っ葉なんだけど、結構自分の経験から言うと貴重なんですよね)購入と、少し早いけれどおるの軽食をゲット。浜松からは、早めに購入すればお安くこだま号のグリーン車に乗車できる早割を購入していたので、品川まで約2時間、まったりと過ごしつつ移動出来ました。

ひかり号を使っても同じくらいに到着するんですが、品川駅で新幹線からN'EXへの乗り継ぎは、ひかり号だと17分なのに対して、同時間帯のこだま号だと10分。でも、東京駅と違って新幹線の改札の直ぐ隣がN'EXが来るホームなので、余裕で乗換可能です。切符も、新幹線はEX-ICですし、N'EXもモバイル切符なので、昔のように駅ネットの券売機で乗車券やら特急券を受け取る必要もありませんし。ホームで待つこと5分程、到着したN'EXに乗り込み、成田空港を目指します。

品川からだと東京駅で一度連結のために停車して、そこから1時間弱で成田に到着。いつもなら、ウトウトしながらの1時間弱の旅になるんですが、この日は先に横浜当たりから乗車していた20代の女性と後から東京駅で乗り込んできた男性二人組が何やら知り合いなのか、二人が乗り込んできて顔を合わせたときから大きな声でなんやらかんやら賑やかな状態に。話している言葉から推測するに、男性二人は彼の国の人みたい。別に差別するわけじゃ無いけれど、国民性もあるのか話し声だけじゃ無くて、手を叩いたり笑い声が大きかったり、正直「うざったい」。心の中で「うるせーよ、ごらぁ!」と言ってから、インナーイヤホンを装着して、iPhoneを聞きながら一時間過ごしました(大人だなぁ-笑)。

成田空港に到着したのは午後2:00頃。今回は、UAでの発券だけど、NRT-ORDはANAのNH1012便なので、チェックインはANAの扱い。で、NRT-ORDのチェックインをすると、そのままその先のORD-BOSのUA012便までチェックインされてしまい、ANAのチェックインだからか、PreTSA?は勿論、Priority Laneの印も印刷されたボーディングパスにはありません。国内線はFirst Classなので、多分シカゴでは優先レーンを使えるはずだけど、ちょっとこういう共同運航便を使ってのUS国内線の乗り継ぎは多分初めてなので、不便な印象ですね。UAのサイトから、UA便であるORD-BOSの予約状況を確かめてみたんですが、すでにANA側でチェックイン処理済みだからか、UA側では対応出来ないみたいなメッセージが。今回ははORDでの乗り継ぎが4時間あるので、取りあえず何があっても何とかなるとは思うけれど、今後もう少し短い乗り継ぎ時間の時には注意が必要かも。これまでもANAとUAのフライトが混在する発券をしたことはありますが、大体ANA便でUSに入ったら、そこでストップオーバーしていたのかな。また後で時間のある時に昔の記録をリワインドしてみないと。

セキュリティチェックはガラガラで、直ぐに通過出来たんですが、出国審査は結構な待ち行列が出来ていました。時間はあるので、そのまま並んでも良かったんですが、やっぱり面倒なので登録してある自動化ゲートを使って直ぐに出国。今回は遅い方のANAのシカゴ行き利用で、56番ゲートなので、そのまま真っ直ぐに第五サテライトに移動して、ANAのラウンジに潜り込みました。

前回利用したときには、奥のビジネスデスクのあるエリアは工事中だったんですが、今回奥に進んでみるとビジネスエリア時代のパーティションは取り払われていて、普通のシーティングエリアに変更されていました。その分、座席数は増えている雰囲気です。この時は、まだ少し時間が早かったせいか殆どこちらのエリアには殆ど人がいない状態で、だから空調が効いていなくて暑くて暑くて。まぁ、その分ビールが美味いということもあるけれど...

ラウンジに入ったときにはスカスカだったんですが、17:00台から第五サテライトから出発するANA便が集中しているので、だんだんとラウンジも混雑してきました。以前は、立っている人なんかも目立つときもあったけれど、拡張したからでしょうか、それでも開いている席も残っているし、以前ほどの混雑具合は感じません。今回のNH1012便は、出発予定時刻が17:10で搭乗開始が16:40。毎回の儀式でもある、搭乗予定の飛行機の写真も取らないといけないので、16:30頃にはラウンジを出て、56番ゲートを目指しました。(続く...)

朝日的我田引水

(社説)戦後69年 歴史を忘れぬ後代の責務」という数日前の朝日新聞の社説。「社説」という物は、新聞というメディアにとって自らの考えや方向性を示す重要な記事だと思うのに、何故か掲載した翌日には有料版でしか読めない内容になるこの新聞社。新聞社と言えども一企業である以上は、ビジネスとしていろいろなスタイルやモデルを作る事は良いと思うけれど、これじゃぁ警官が「何か事件があって見て欲しいなら、お金払ってください」と言っているような物じゃ無いの。

で、その13日の社説ですが、安倍内閣の最近の様子を皮肉って、過去を誤魔化すのは恥ずべき事、忘れがちな歴史は折に触れて内外に示すべき、と主張しています。「社説」と言うからには、朝日新聞社というメディアの総意だと思うので、個人的には是非10日程前に紙面の多くを裂いて「取り消した」事に関して、誤魔化すこと無く、何故30年も検証も確認もされなかったのか、その歴史や背景について、是非折に触れて内外に示して欲しいですね。なんと言っても、既に朝日新聞のサイトからは、その記事へのリンクも消えているわけですから。

2014年8月14日

野党時代の責任者って...

来月初めに内閣改造がうわさされて、最近の新聞紙面やメディアの記事では、色々な閣僚予想や党三役の交代などの話題が多く見られるようになりました。その中でも、既に留任が確実視されている数名を除いては、誰が何処に行くのか、あるいは新規入閣派誰なのかという話題が一番メインになっています。元々は年功序列的に、当選回数や派閥での功績を勘案して、それぞれの派閥から推薦を受け、それをアレンジして閣僚指名してきた昔の政治。小泉さんの頃からそれが少し変わり、ある程度配慮はするんだろうけど、余り派閥の力関係とか当選回数は重視されなくなった感じでした。

で、今回は自民党が野党から与党に戻り、2回目の閣僚人事。最初の第二次安倍内閣スタートの時には、民主党の失策で追い風が吹いていたとは言え、兎に角失敗が許されない状態でもあったので、余り祖国に関してもノイズは無かったんだろうけど、すでに2年が過ぎ昔の悪い虫が動き出したという感じ。当選回数等で入閣待望組みが60名とか言われているけれど、でも、その中には自民党を与党から野党に転落された時の議員もいるわけで、その人達っていうのは自民党からみたら転落の原因を作った責任者でもあるんじゃ無いだろうか。全てが悪いとは言わないけれど、それまでやるべき事をやらずに、手を打つべき所で対策せずに過ごしてきた、っていう人も多いのでは。勿論、安倍首相とか麻生副総理とか、主要メンバーもその中に含まれるわけだけど、そう言う人達から一歩したのいわゆる中間層の議員というのは、余り大きな事は言えないんじゃ無いの。

会社組織では、一部を除いて実力主義で昇進や昇給が決まる時代に、当選回数等で地位が与えられるというのは一寸変。勿論、選挙で勝ち抜いてきたからこその当選回数で、それはそれで民意の反映ではあるんだろうけど、それだけで役職が決まるというのは、最近では余り聞かれなくなってきた「年功序列制度」への逆行では。それこそ会社組織のように、目標設定をしてその達成度で評価するとか、政治活動に重み付けをしてその貢献度で評価するとか、そう言う分かりやすい仕組みを作っても良いんじゃ無いかと思う。で、同じような評価システムを野党の議員にも適用して比較して、例えば与党議員よりも野党議員のポイントが高いような所は、与党に対して改善策や批判を優先的に行えるようにする、とか。

議員にしても、少しは民間のシステムを参考にすべきでは無いかと、ちょっと思った。

それって、ドラえもんか?

ドラえもんの3D映画が公開されるそうで、その監督の対談が掲載された記事。でも、真ん中くらいの所に、とんでもない話しが。何だよ、その「成し遂げプログラム」って。単なる虐めじゃ無いのか? もしかしたら、西遊記の孫悟空が頭にはめられて、三蔵法師の呪文で締め付けられる輪っかをイメージしたのかもしれないけれど、あれは少なくとも三蔵法師の判断で起動するのに、この「成し遂げプログラム」は問答無用に電流が流れるんだろうか。

ロボット物のSFでは「ロボット三原則」というものが設定されているけれど、それをもじるくらいで良いじゃん。あるいは、同じ罰則を加えるにしても、電流を流すなんて言う方法じゃ無くて、罰としてどら焼き没収とか、逆に旨い方向に進んだらどら焼き増量とか。同じドラえもんをフィーチャーしているトヨタからはクレームがつかないだろうか。電流を流すなんて、「うる星やつら」のラムちゃんじゃあるまいし(マテ)。

穿った見方をすると、これって体罰による躾け、とも見えますよね。あるいは、パワハラとも。監督としては、自分が子供の頃に見たドラえもんに対して、何かオマージュのような物を含ませたかったのかもしれないけれど、何か変な方向に進んでいる気がする。自ら「暗い未来では無く、明るい未来を言いたかった」と言っているのに、未来から来たドラえもんは体罰を受けるんだよ、って、良いのか?

のび太やドラえもんが、何か試練とか問題に遭遇して、そこで苦しみ悩むなら、それは人生だから良いと思うけれど、第三者に入れ込まれたプログラムに操られると言う事では、ロボットにしても迷惑だろうし、ロボット以上のドラえもんにしてみたら、人権侵害とでも言うべき行為じゃ無いだろうか。ロボコップの前半の設定がそんな感じだし。なんか、自分が記憶しているドラえもんとは違うドラえもんのストーリーが進みそう。トヨタのCMのドラえもんやその周りの登場人物は、年齢こそ異なるけれど昔と同じような印象を受けるのにね。

オービック in USA

現地時刻の今日14日夜(日本時刻の15日朝)、Xリーグ四連覇中のオービックシーガルズが米国アラバマ州に遠征して、現地のセミプロ選抜チームと試合を開催します。これまで春のシーズンに、ドイツのクラブチームと対戦してきていて、今回はフットボールの本場米国のチームとの対戦。それだけチームとしてのフットボール力もあるし、組織力もあるからで切ることで、羨ましいし感心もするし。

昔々だと、日本にある米軍基地のフットボールチームと試合を何度かしたことがあります。中にはNFLのドラフト経験者とかいるんだけど、やっぱり厳しい軍務の日々を過ごすと、体格は凄いけれど、プレーとしてはそれ程でも無いというか。記事の中で大橋HCも言っていますが、日本でフットボールに関わっている人であっても、アメリカのフットボールと言うと、NFL、カレッジ、そしてアリーナ位で終わってします。でも、実は各地域に結構チームがあって、独立リーグみたいな組織もあるし、草フットボールみたいなチームもあちこちにあります。選手にしても、大学生から、上は70代のプレーヤーもいたりします。20年くらい前USに出張中にテレビで放送された「Football America」という番組があったんですが、この中ではそういった色々なフットボールプレーヤーを紹介していて、その中にその70代のOL/DL選手が搭乗していました。やはり国技だけあって、日本から見えない部分にもフットボールが浸透しているなと実感したものです。

今回の遠征は、オービックの地元習志野市と遠征先のタスカルーサ市が姉妹都市という縁もあって実現したとのことですが、そういう部分もこのチームの持つ「運」なのかな、と。力もあり吸収力のある選手が多いだけに、この試合経験からどんなことを日本に持ち帰り、それが秋のリーグ戦に現れるのか、期待と不安の両方がありますね。場合によっては2ndステージで対戦する可能性もあるわけで、ますますライバルの壁が高くなるのは困るなぁ。まぁ、こちらがそれ以上の成長をすれば良いだけの話しではあるけれど、そう簡単にはなかなか... いずれにしても、日本のフットボールファンとして、まずはこのチームの活躍と勝利を祈りたいですね。

2014年8月13日

円安なのに...

最近よく見るようになった「円安なのに輸出が伸びない」という記事。一時期、US$1=75円位まで上がっていた対ドル為替相場も、現在ではUS$1=102円前後と、円高時に比べると25%も円安になっているので、当然それだけの効果も期待したいのが人情。ただ、経済に関しては素人ながらも、素人なりに「世の中そんなに単純じゃ無いだろう」という事は分かります。

一つは、元々デフレの影響で物の価格がずっと変わらないor下がっていた状況は、円高の恩恵を受けた海外から素材・製品輸入に助けられていた物。円高に関しては、メリット・デメリット双方あるはずで、食料とか製品輸入に大きく依存している日本の経済に関しては、円高はメリットだったわけです。それを前提に国内製品の価格もずっと据え置きとか下落していたのが、相対的に一気に円安になったことで、それらの前提が崩れて、今は下げてしまった国内価格がじわりじわりと上げざるを得ない状況に。ただ個人的に思うのは、これまでの価格据置とか下落が異常だっただけで、そう言う意味では、円安になって物の価格が上がる、というよりは、物の価格が適正化される、と言ったほうが良いように思います。

二つ目には、10年にも及ぶ円高対策で、主要企業はどんどん海外に拠点を移していたわけで、それが円安になったからといって、直ぐに元に戻れるわけでは無いと言うこと。大体、私の子供の頃はUS$1=360円の固定相場で、それが変動相場制になってUS$1=240円になったときには「急激な円高」と悲鳴が上がったほど。社会人になって仕事を始めた頃には、200円を切るようになって、確か初めて海外出張に行った1980年代後半の旅費精算とかしたときには、US$1=180円位だったと記憶しています。1990年代には160円位かな。2000年代にはいると140~130円台だったでしょうか。2000年前半までは輸出とか好調で、それでもUS$1=130円の「円高」が問題視されていた頃に比べれば、今のUS$1=100円の「円安」なんていうのはどうなんだろうか。大体日本の輸出依存度はGDP比で10%前後、輸入依存度もそれくらいと聞きました。ほぼアメリカと同程度。それに対して、韓国はそれぞれ40%前後の比率ですし、ドイツは30%位。「世界の工場」である中国ですら、輸出依存度は25%位とのこと。単純に為替の変化分だけ日本の依存度が替わったとしても、10%が13%位になるだけだから、それ程劇的な変化が感じられないのも当たり前と思います。

三つ目には、既に海外展開している向上などの投資を回収しない限り、そこを畳んでまたどこかに移動するという選択肢は難しいわけで、それらの施設を維持したまま新たな生産拠点を日本国内に作るというのは、よほどの理由が無いと難しくなります。そうで無くても円安で輸入素材のコストがアップしているなかで日本の中で生産拠点を作るには、一つは日本の国内だけで回る素材を使うこと。もう一つは、日本のコストレートで精算しても海外で勝負できるだけの付加価値の高い製品にすること。卑近な例で言えば、日本産の果物とかお米なんかは最近海外戦略を進めて評判も良さそう。あと、日本の家電製品も人気がある商品で、そう言うものって全て国内生産しているわけでは無いけれど、日本のDNAが入っている部分が、同様製品との差別化を生んで評判を得ているわけで、そういう所を延ばすのがこれからの方向性では。輸出しなくても、海外からの旅行者がこぞって購入してくれるものというのも、「準輸出商品」と言っても良いかも。

で、そう言う大きな歯車がやっと動き出すと、国内の中書企業なんかもにも経済が回り出すわけで、止まっていた時間が長い分、なかなか動き出すモーメントも大きい気がします。でも、最近街中を歩いても感じるのは、昔に比べて人の数が増えてきていて、特にデパートとかモール等の混雑具合は以前の何倍もという雰囲気。以前から思うのが、人口減少と良いながらも、日本国内には1億3000万人近い人間が住んでいるわけで、一人1万円消費したら1兆円以上の経済が生まれるわけです。それをもっと活性化させて、利用しない手は無いと思うんですが。物の倍々だけで無く、サービス、娯楽、移動手段、まだまだ開拓できる余地は残っているんじゃ無いでしょうかね。で、必要なのは「円高」でも「円安」でも無く、常に円ベースのレートが安定していること。それに尽きると思うんですが。素人の戯れ言ですけどね。

党の機関

なんやかやと難癖を付けてる特定近隣諸国の一つ。で、朝日新聞の捏造記事取消の報道について、共産党機関誌の人民日報が「政治の圧力だ」と言っているみたいだけど、人民日報や新華社等、政党報道機関である彼らの意識そのままの報道内容だなと逆に感心したりして。メディアだけじゃ無くて、「人民解放軍」だって、中国共産党の武力機関なわけですよね。それ以外にも、銀行や大手企業等、国営そのまま出なくても、国=共産党の以降が強く反映されるものは一杯ある、というか殆どというか。一国二制度と言う事で、共産主義の中にも自由主義的経済活動を導入はしているけれど、最近の意図的とも思われる外資叩きなんかを見ても、自由主義とは言いつつも政府が管理できる範囲での「疑似自由主義」というべき状況なのは明らか。

メディアの存在意義として言えば、「報道の自由」の元に事実を伝えることが使命な訳で、それが何かに影響されることがあれば、メディアとしての敗北とも言えるわけです。そう言う意味では日本のメディアって我田引水な部分はあるけれど、まぁメディアと言えども「企業活動」の一つな訳だから、経済状況によってはバイアスの掛け方とか調整することもあるでしょうね。それならば、「視聴者からの受信料」で運営されているNHKが、「公共性」と良いながらベクトルが横向いているのは問題じゃ無いの。それに、受信料で製作した番組やそのぞさいを利用して、二次ビジネスを展開して利益を上げているのは、問題だと思う。それなら、その利益分受信料を還元しろ、といいたい。

閑話休題。我々が海外の国との付き合い方を見ていると、どうしても自らの状況や国の形態を相手にも投影して、相手も同じような仕組み・構造で動いていると思いがちだけど、中国は極端にしても、それぞれの国の事情や仕組みは色々異なることもあるわけで、それって日本が一番影響を受けているアメリカと比較しても明らか。そんな中で、日本とは180度近く異なる形態の国、中国のいう事って、反面教師として見ていけば、日本にとっては友好なのかも。ただ、その反面の一つとして、何事も力で解決する、っていうのは困りものだけど。

次期政府専用機

現在の政府専用機として使用しているB747-400の老朽化・退役の為、選定を進めていた次期政府専用機が、予想通りB777-300ERに決まり、整備委託先もANAに決定。現在使用しているB747-400よりも、極端に小さい飛行機は選べないだろうし、かといってA380とかは大きすぎるだろうし。対抗馬としてA350も候補に挙げられていましたが、今のところANA/JALで実績の無い航空機は事実上選択されないでしょうしね。とは言っても直ぐに後退できるわけでも無く、新政府専用機の導入は2019年度から。まだ5年は今のB747-400が飛ぶわけで、もう少し早く次期機種の選択を始めていても良かったような気がします。

ところで、B747を政府専用機として使用している時も言われていた、大型機故に遠距離に行くことも出来るけれど、逆に利用出来る空港がある程度限られることや、近隣諸国に行く場合でも毎回大型機を使用するのは無駄と言う話もありました。今回B777-300ERを選定したことで、同じ話がそのまま継続されるわけですが、この際中型・小型の政府専用機の導入も考えた方が良いかもしれませんね。特に、皇室利用と政府利用が重なる場合もあるだろうし。三菱のMRJを、救済措置も含めて何機か導入すると言う話もあるみたいですが、仮にそうなるとすでにANAがMRJ-90の発注をしているので、もしかしたら今回の選定条件には、そう言う思惑も含まれているのかも。MRJ-90の場合、航続距離は2,000マイルに届きませんから、国内と近場の近隣諸国位にしか使えないけれど。B767位が丁度良いんじゃ無いでしょうかね。コスト的にはB787と言う選択肢もあるんだろうけど、バッテリーやトラブル騒ぎでなかなか数が揃わないだろうし。

まぁ、あんまり色々な機種を何機も導入されたら、千歳の空自が悲鳴を上げるかもしれない。それならそれで、一部浜松に持ってきてくれても良いし(笑)。B767の政府専用機なら、今のE767が浜松にあるから整備も可能だろうし。うん、良いかもしれない、飛行機好きには(笑)。

2014年8月12日

光海底ケーブル

KDDIとGoogle等が共同で、日米間に光海底ケーブルを新たに敷設するという記事。新しい光ケーブルでは、毎秒60テラビットのキャパシティになるという事で、これはかなり凄いなと言う印象。毎回不思議に思うのが、日米間9,000kgという距離もそうですが、何千メートルという深海地帯も乗り越えて敷設するケーブル。あれ、確か海底にそのまま置いていくだけなので、深い場所では何千メートルも下にあるわけで、例えば地上のクレパスみたいな海溝とか、予め調べて回避して敷設していくんだろうか。

それとちょっとビックリするのは、建設費用が3億ドル(約300億円)で済むという事。勿論、金額的には巨額なわけですが、確かA380が一機この位の値段だし、ちょっとした商業ビルなんかを立てるにしても(土地代が高い事もあるだろうけど)、これよりももっと費用が掛かる場合もあるわけで、9,000キロ、実際にはもっと長い距離光ケーブルを敷設していく作業にしては、割安な気がします。昔と比べると、まず海外からの中継なんかが格段に進歩していて、高解像度やリアルタイム性は当たり前で、一昔前の中継と比べると雲泥の差です。こういう高容量高速なバックボーンのお陰だと、改めて感心しますね。需要は増えることはあっても減ることは無いだろうから、もっと回線は太くして欲しい。

御巣鷹山29年目

御巣鷹山にJAL123便が墜落して、今日で29年。丁度社会人一年目の時の事故だったので、今でも忘れがたい記憶の一つ。実は、それまで飛行機に乗った経験がなく、何故か後輩に誘われて初めてその都市に甲子園ボウル観戦に出かけたときに搭乗したANAの羽田-伊丹便が、人生初のフライト経験。まだ事故の記憶も生々しい頃で、一時間一寸のフライト中、ずっと緊張していたことを今でも覚えています。以来、2年後の初の海外出張を皮切りに、何百回と飛行機には搭乗していますが、この御巣鷹山の記憶は毎回頭をよぎりますね。

あれ以来、もっと大きな事故も発生しているけれど、飛行機の安全性もどんどん向上しているけれど、決して事故がゼロになることは無いだろうし、だからこそ日々の緊張した気持ちは誰もが持ち続けないといけないように思います。記憶は風化していくものだけれど、安全に単位しての気持ちは決して消してはいけませんね。

実は図星なのが困るのでは?

産経新聞ソウル支局長の加藤達也氏署名記事「客船沈没の4月16日に朴大統領「空白の7時間」 野党・メディアが問題視」が、韓国の情報通信法なる法律の「名誉毀損罪」に相当するとして韓国検察に出頭要請を受けているという話。先ずよく分からないのが、この記事が韓国内のメディアに韓国語の記事として投稿された話なら先ず分からないでも内のに、日本国内のメディアに日本語の記事として日本国内向け輝度して配信されているのに、何で韓国国内の司法が反応するんだろうか。記事の内容を見ても、韓国内メディアや情報源の話を引用して構成しているだけで、どこかの「クオリティペーパー」みたいに、捏造や嘘の証言から記事を書いているわけじゃ無さそうです。

と言うか、韓国のメディアなんて、これまで散々日本の政治家、首相、天皇陛下関連などで、散々無礼で根拠も無い事を報道してきたのに、良くもこんな事をいけしゃあしゃぁと記事に出来るものだと開いた口が塞がらないというのが本当のところだろうか。大体、日本語版に出てくる記事出すら飛んでもレベルを超えているのに、オリジナルの韓国語版の記事がどれだけ酷い物か...

今回は、韓国内の市民団体が名誉毀損として訴えて、それによって当事者の加藤氏が検察に呼ばれているという状況で、司法手続きとしてはまぁ間違ってはいないと言えなくも内ですよね。ただ、その立場が逆だった場合、日本人が告訴して韓国内のメディアとかを訴えた場合、果たして門前払いにならずに今回の様に少なくとも当事者の話を聞くところまで進むだろうか。と言うか、元々の情報源は韓国国内の朝鮮日報のコラム「大統領をめぐるうわさ」という記事なわけで、こちらのコラムでは、7時間の不明状況やこれまでは無視されていたような噂話レベルの事がまことしやかに伝わるのは、結局は大統領の支持率が低下して民心が離れてきたからでは無いかという筋立てになっています。加藤氏のコラムも、ほぼそれに沿った内容でで、後半部分は朝鮮日報の内容をなぞるように説明しつつ、朴大統領のレームダック化を伝えているわけで、その噂話が「真実」とか「事実」とか言っているわけではありません。

さらに言うと、元々朝鮮日報のコラムの話だった物が、次第に日本の産経新聞の記事みたいな伝わり方になっているわけで、それが逆に韓国に逆流してますますややこしい話になっている気がします。で、そう言う錯乱しつつある情報が変に日韓双方の読者の気持ちをかき回しているような。手続きの都合で、12日召還の予定が18日に延期されたと言う事で、その間にますます変なノイズが乗ってややこしいことにならなければ良いのですが。いずれにしても、韓国検察庁が常識的な判断を見せて欲しいですよね。とは言っても、一度感情的な部分が出ると、あの国の人達はとんでもな方向にいきなり突っ走り出す傾向があるし、指摘された内容が図星であればあるほど、その過激度は倍増されるのが心配。

2014年8月11日

Origami Robot

米国ハーバード大学の研究者が開発したという、紙とポリスチレンを使った、1枚の紙状の状態から、折り目に沿って本体が熱で形成されて、四足歩行可能なロボットが出来るという話。日本の「折り紙」にヒントを得て、予めレーザーで加工した「折り目」に熱を伝えると、その部分が折れ曲がり、その後冷却されると必要な堅さで固定されるというもの。動画を見ると、「折り紙」というよりは、立体造形というか、商品が詰め込まれている段ボール箱内の固定用の緩衝材をイメージさせますね。

日本の場合、トランスフォーマーのような「合体変形ロボット」っぽいアイデアに向きがちだけど、平面から立体に変形する「折り紙」をベースのアイデアって、ちょっと意外でした。どうしても、「手で折る」という意識があるから、自ら「折りたたまれていく」という方向に考えが向かないのかな。個人的に思うのが、例えば無人探査機なんかを送るとき、飛行中は開いたままで目的地まで行き、到着したときには地上で折り紙部分が変形して必要な強度を与える、というのは有りかもしれませんね。単純に平面が凸凹になるだけでも強度は高くなりますし。

後は、バッテリーとモーター部分をどれだけ小型化して、より平面上から立体形状に変形できるかですよね。バッテリーはポリマー電池とかあるから何とかなるし、場合によっては紙の中に薬品を浸透させて、その中で発電すると言う方法もあるかも。モーターというか駆動部分をどうするかも、逆にモーターを小型化して分散させたら、もう少し細かな動作も可能になるかも。いずれにしても、ちょっと面白いアイデアだと思います。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

翌日朝からの所用のため宿泊。記念すべきSPG 2014年20滞在目。すでに年内は5滞在以上の予約を入れていますし、年末になれば忘年会とかその他で急に宿泊が必要になる場合も多いだろうから、今年も何とかSPG 25滞在で来年のPlatinumはほぼ確定か。

この日はどこかの野球チーム(高校生?)が宿泊していて、ホテル内には見慣れたアンダーアーマー(UM)姿がうろうろ(笑)。翌日朝7:00前に食事のためにエレベーターに乗ったら、途中から次々とバットにバッグを持ったユニフォーム姿の彼らが乗ってきて、これから試合にでも行くのだろうか。

朝食のビュッフェは、いつもとは少し光景が違っていて、この日は家族連れに選挙されていました。だから、子供の声がレストラン内に響き渡ること。家族連れで次々に入ってくる事もあり、この日は早々に退出しました。夏休みですね...

2014年8月10日

礼儀正しく徹底的に反論する

舛添東京都知事の記者会見から。質疑応答最後にこんな事を言っているんですが...

「総理が今日、明確におっしゃったのは、我が日本というのは、どのような悪口を浴びせかけられようと、それだからこちらも悪い事を言っても良いというような事はないと。正確に言うと、日本人というのは和の精神、そして寛容を重んじて、どのような時でも礼儀正しく、他者に対して謙虚でなければならないと。一部の国、民族を排除するような言動は極めて残念であり、あってはならない事なのだと。だから、他の国の人が、どう悪しざまに我々日本人に言っても、我々は、そういう事をやらないのだと。」

問題になっているヘイトスピーチをしている団体に対しても、それに対して「カウンター」と称して同じ事をやっている団体に対しても、全く共感できないしどちらも消えて欲しいと思っています。ただ、それらの低俗な行為と、もっと崇高な意味のことが混同して都知事は述べているような気がします。

確かに日本人の精神というか性質としては、和の精神もあるし謙虚である事も美徳とされています。島国、狭い生活圏の中で多数の人間が共同生活するという環境故にそう言う国民性が形成されたとも言われるけれど、元来争い毎は望まない傾向にあるのは確かだと思います。正し、物事にはなんでも限度があるわけで、その限度を超えたときにどうなるか分からないのも日本人の特質では。先の太平洋戦争なんかは、まさにその例じゃないでしょうか。仕事の時でも、海外の取引先と商売すると、日本人は何でも難題を聞いて達成してしまうけれど、ある時突然クレームしたり取引停止したりして、その間の状況が分からない取引先は面食らうばかり。

海外の常識では、出来る事・出来ない事は明確にして、自分の達成目標(Commitment)を完遂することが最大の美徳なんですよね。だから礼儀正しいというのは、日本人が良くデフォルメされるような、何でもはいはいとお辞儀をして受け入れることでは無く、そう言う出来る・出来内を明確にして、出来ないならば何が理由でどう言うアクションプランがあるのかを提示するのが「礼儀正しい姿勢」。だから、礼儀正しく、我々の理解はこうである、相手の主張しているこれらの点は、こういう理由で間違っていると認識する、だから何々の主張はこちらに義が有る、と主張すれば良いわけです。

相手が間違ったことを世界中に主張するという卑怯な手法を使用しても、寛容な日本人は決して同じような方法はとらない。礼儀正しく、謙虚に、正確な事実のみを、しかし圧倒的徹底的に世界に広める努力こそ、今の日本がしなきゃいけ無い行動じゃ無いですかね。相手がどんどんエスカレートして、その態度が誰が見ても以上だと世界が認識すれば、当然それまでの理解の根底が間違っていたと認識して、より理論的で理性的な日本の主張が、直ぐにでは無いけれど浸透するように思います。勿論、それだけの事を長く強力に推し進める、意思と力と資本は必要ですけど。でも、世界で唯一日本を非難している、中国・韓国の異常性は徐々に理解されてきているから、後は日本が紳士的に振る舞い、それらの異常性を総体的に強調していくことが重要では。

まぁ、ヘイトスピーチの行動だって、元々は韓国が始まりな訳だし、そういうところはちゃんと主張しないと。あるいは中国の反日行動も、最近は押さえられているけれど、二言目には「日本の態度が」という中国政府に対して「自らの齟齬を人のせいにしないで欲しい」とぼそっと言えばいいのに(笑)。日本は日本で、文化大革命研究会とか、天安門事件研究会とか、こそっと立ち上げて主張していくとか。そう言ういやらしさを、少なくとも外に向けては見せないと、結局は舐められて終わりですからね。日本人は性善説で動きがちだけど、外の世界は性悪説で動いているわけだから、それならそれで相手に合わせるのも「礼儀」だと思いますよ。

機内での電子機器利用

米系の航空会社に続き、日系の航空機内でも電子機器の利用が9月1日から可能になるというニュース。電波を発信しない「機内モード」に設定しておけば、ドアクローズ・オープンに関わらず常時使用可能ということ。あと、電波等を発信する場合でも、機内の設備との通信、例えばBluetoothヘッドホンなら、ヘッドホンとプレーヤーの通信、ならば利用可能とのこと。最近流行のIn-Flight Wi-Fiサービスも、機内のAPと接続するからOKと言う事なんでしょうね。でも、GPSは機外の設備(GPS衛星)にアクセスするから、これは駄目なんだろうな。でも、殆どの人は分からないでしょうね。それが良い・悪いの意見はあるだろうけど、現代の生活サイクルに即した判断と言って良いでしょう。

これで思うのは、パーソナルモニターとかもそのうちに全廃されるんじゃないだろうか。セキュリティビデオとか、緊急時の表示とかのために、昔のように共通モニターが何カ所かに設置されるだけで、今のパーソナルモニターがある場所には、スマホやタブレットを保持するような仕組みと、USBの電源端子が代わりに設置されたりして。そこに、機内のAVソフトにアクセスして表示出来るようなアプリを入れる、と。それはそのまま、その航空会社の予約用アプリにもなるとか。機内でのサービス形態も、すこしずつ変化してきそうですね。

夏休みの駅

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。学校は夏休みに入り、駅に向かう私鉄やバスは学生達がいなくなった分少し空くようになるんですが、逆に駅特に新幹線は夏休みの家族旅行に向かう家族連れが一気に増えて混雑度はましたみたい。この時期の新幹線に乗車すると、ふと視線を上げると、目が合うケースが増えるんですよね。通常の期間だと殆どがビジネス客で、みんな進行方向を向いて座るんですが、家族連れやグループだとどうしても座席を回転させて対面式に座るケースが増えます。だから、後ろ向きに座る人が増えるわけで、何かのタイミングで視線が合って、少しばつの悪い気持ちになることも。

もう一つ困るのが駅の混雑。浜松駅当たりだと小さな駅だからそんなでも無いけれど、この週末の東京駅は都心に来る人で掛ける人、さらには東北北陸地方への通過点として利用する人などで大混雑。さらに、日頃は東京駅を利用しないような人が増えているので、あの広い東京駅の構内をウロウロすることになり、それがさらに混雑に拍車を掛けている雰囲気。東京駅も、以前に比べれば南北と中央の通路が整備されて広くなり、それなりに分かりやすくなったとは思うんですが、なんせ大きな駅だから乗換だけでも大変。さらに路線が集中しているから、慣れているはずの自分も時々「あれ、東海道線は何番だっけ」と迷うこともあるくらいですからね。路線にもよるけれど、東海道新幹線と在来線の乗り替えは品川駅がやっぱりコンパクトで便利だなといつも感じる瞬間です。

今月末には仙台で試合があるので、その時はこの東京駅から本当に久しぶりに東北新幹線を利用する予定。20年近く前に、山形新幹線で山形に行った以来じゃ無いだろうか。東海道新幹線と違って、色々な方面行きの新幹線がJR東日本にはあるから、先ずはその名称と行き先を確認しながら、今予定を入れようとしているところ。前日に仕事で横浜に来ているから、横浜か都内に前泊するか、なんせ荷物が多いので、金曜日に一度自宅に戻り、朝いつも通りの予定で出てくるか思案中。東京駅を挟んで、浜松-東京よりも東京-仙台の方が長いんですよね。移動するのも大変です。新幹線の切符は、東海道新幹線はEX-ICでチケットレスで乗車するとして、JR東日本の新幹線は「駅ネット」でチケットを買っての乗車になります。JR東海管内から入って、JR東日本管内で下車するのは、Suicaでは通しで使えないので、浜松から仙台までの乗車券を購入するか、一度東京で改札を出て乗り継ぐか。なかなか面倒そうですね。少し調べておかないと。

間の悪いことに、夏休み最後の週末になるので、新幹線は下りの方が混雑しそう。時間を読んで、早めに手配しておかないと。

2014年8月9日

IBMは電気脳の夢を見るか

一年くらい前にも話題になっていた、IBMが人間の脳のように昨日するコンピューターを作ったという記事。個人的に興味の有るのは、そのサイズと消費電力の小ささ。電源の問題をどうするかという課題はあるけれど、それこそ体内に埋め込んで二次処理させることなんかも直ぐにできそうな雰囲気。それより先に、ウェアラブルデバイスへの組込が進みそうですよね。逆にセンサー部分の方が本体の処理装置よりも大きくなったりして。

これまでの情報処理だけでは無く、学習機能も備えているので、例えば自動車の自動運転に応用すれば、使えば使うほど賢く運転してくれる自動車になったりして。一つ疑問なのは、人間の脳のように「忘れる」機能はあるんだろうか。人間の脳の場合、「忘れる」と言っても、本当のそのデータが無くなるわけでは無くて、脳内のどこかの記憶領域にあって、だからある日突然「思い出す」という事もあるわけですが、そう言う一件「無駄」に見えるところが、人間の知識や発明の源泉にもなるわけで、かなり重要な機能(?)ですよね。そういう部分も含めて、将来機能するようになると、人間を凌駕するような存在になったりして。

所で、このチップはSamsungで作ってるんですね。IBMの製造技術ではないのが面白かったりして。技術はあるけれど、他の製造で一杯で外注したのかな。でも、Samsung経由で漏洩しなきゃいいけれど(これこれ)。

無いものを出す

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、Tabletデバイスの操作性についての話題。コラムの中でも触れられているけれど、Tabletの場合縦向き横向き場合によっては斜めにしても使うから、これまでのPC系デバイスで蓄積されたUIがそのままでは通用しません。同じTablet系デバイスでも、スマートフォンだとほぼ縦位置で保持して使うので、こちらは余り悩むことは無いだろうけど、7インチくらいが境界線でしょうか、縦横で使い出すのは。

何処にどんなボタンを配置するかは、それぞれメーカーでも悩むところだとは思いますが、あればあったで便利だし、でもローテーションすると逆に不便になるというジレンマが。個人的には、電源ボタン一つあれば、後は画面上に任意にボタン画面を出して(まさにWindowsのチャームなわけですが)、それで操作出来れば良いんじゃ無いかとは思うんですよね。その部分のカスタマイズが出来るようにしておけば、必要な人は自分の使いやすい配置やデザインにするだろうし。その電源ボタンにしても、テレビのリモコンじゃ無いけれど、手元のスマホで電源ON/OFF出来るようにしちゃうとか。まぁかった直後はどうすると言う課題はあるけれど(笑)。あるいは音声操作はどうなんだろうか。自宅とか一人で使う場合には自由に喋って使っても良いんじゃ無いだろうか。

これまでのデバイスは、必要な物を最初から準備して、それに合わせてユーザーが使用しなきゃいけなかったけれど、これからのデバイスは、無いものは後から追加するとか、舞いように見えても実はどこかにあるみたいな、必要な時に必要な物が出てくる「玉手箱」的仕込みが必要じゃないでしょうかね。Windows8のチャームにしても、あれだって右側とか固定せずに左にしたり上にしたり、ツールバーが移動出来るようにそう言う操作にしてもカスタマイズ出来るようにしないと、なかなか難しいんじゃないかな。iPad/iOSが一つの規準になっているけれど、それを超える物を作らないと、Androidは勿論、Windows Tabletも尻すぼみになりそう。

2014年8月8日

富士山の落書き

元々人気観光地の一つだった富士山が、世界遺産に登録されたこともあり訪問者が増加して、こういうトラブルも生まれているという記事。富士山に限らず、有名な観光地とか施設には、必ずこういうことをして喜ぶうましかな連中がいるわけですが、管理する側もこういうことが発生した場合は、暫く利用休止期間をおくとか、利用料をアップするとか、ある意味懲罰的な対策をしたらどうろだうか。それで訪問できなくなるのは利用者の責任な訳ですからね。ただ、大人の事情として、施設側としては利用者を増やして収益を上げたいという思惑もあるわけで、そう言うビジネスの部分とどう折り合いを付けるかが問題でしょうね。

数日前の何かの番組では、海外からの旅行者がTシャツ短パンスニーカーで富士登山をしようとしている場面があったけれど、ああいう登山者は問答無用で拒否すれば良いと思う。ドレスコードでは無いけれど、富士山コード見たい物を作って、まぁ可能なら登山口にお店を準備してそこで買いそろえられるようにしても良いけれど、基本的に必要な登山準備が出来ていない人間は5合目以上には上げないとか。また、一日当たりの入山者数も制限して、何かトラブルがあったりしたら、毎日少しずつ減らしていき、一定限度を超えたら一週間閉山するとか。その間にも、勝手に登山する人間もいるだろうから、見つければ罰金、仮に遭難しても救助活動はしないとか。人の命を助けることは重要だけど、ルールを破ってまで入っている人間にリスクを背負って救助する必要があるか、凄く疑問だと思う。これは富士山だけで無く、悪天候の中サーフィンで出るとか、遊泳禁止の時に泳ぎに出るとかも含めて。

この件だけじゃ無いけれど、これまでの日本は「性善説」で世の中のシステムが回ってきたけれど、グローバル化されていけば行くほど、世界は「性悪説」で回っているところが殆ど。そう言う前提で、日本の全てを変える必要は無いけれど、場所によってはフラグの向きを反対にする必要があるかも。

冷やしキュウリ

先週の静岡での花火大会で発生した、O-157による集団食中毒。原因となったのが、花火大会の縁日で販売されていた「冷やしキュウリ」というニュースが連日報道されています。花火大会とか何かの縁日とか、もう20年、30年行っていないので最近の様子は全く分からないのですが、「冷やしキュウリ」なんて言うものを最近は売っているんですね。何だと思ったら、キュウリに串を刺して、それをマヨネーズとか味噌を付けて食べる物とか。実際画面に映される物は、皮の一部を剥いたキュウリを串刺ししたもの。これって「もろきゅう」ですよね?

自分の子供の頃の縁日を思い出してみると、先ず生物は絶対無かったですよね。綿飴と鯛焼きとたこ焼きと焼きそば位か。後はリンゴ飴とか飴細工とか。そうそう、くず餅があったけれど、何かの時に食中毒か何かあって、それ以降くず餅の売店は無くなったような。

昔は食品管理の技術も未熟だったし、今のような冷蔵・冷凍技術も無かったので、生物を扱うなんて言うのは御法度で、だから必ず火を通して食べる物しかなかったですよね。そんな中で、キュウリとは言え、生のままそのまま食べさせるものがあるというのが、正直驚きでした。今回の場合は、皮むき作業とかの間に感染したのかな。こういう縁日の売店だけで無く、屋台のラーメンとかも私は生理的に駄目なんですよね。そう言う場所での商売を否定するわけでは無いけれど、昔からそう言うものを食べたことが殆ど無いので、やっぱり今になっても駄目ですね。多分今縁日に行ったら、綿飴とか焼きそばとか、昔から馴染みのあるものにも手を出せないかもしれない。

同じような事は、例えば家族とかグループでBBQとかに行く場合にも起こりうるわけで、単純にそう言うビジネスを否定するものではありません。でも不思議なのは、昔はもっとアバウトだったはずなのにそう言う話は余り効かず、最近は食品加工技術や流通技術も発達しているはずなのに、O-157とか良く効くようになっているんですよね。このあたりは、人間自体の耐性の問題なのかもしれないけれど。

今回の場合は、かなり沢山の人に影響が出たみたいで、暫くは露天商の食べ物商売って下火になるかもしれませんね。お湯だけ沸かして、カップヌードルとかカップ焼きそばを売るとかどうだろうか(笑)。それはそれで、ちょっと味気ないですね。

匠産業 (2)

ジブリが解散か、というニュースが数日前に流れましたが、ジブリの鈴木プロデューサーは「解体では無く、小休止。長編から、短編にも」というような話をNHKの「あさイチ」で語ったというニュース。多くのジブリファンは、これでちょっとホットしたのでは。世界的にも知名度の高い会社でもあるし、作品への評価も高い物ですから、このままフェードアウトするだけで無く、何かの形でDNAは残していって欲しいですよね。

例えば手塚アニメの場合、アトムとかシンバとか、そのキャラクターが出演する物語とは独立してずっと愛されているし評価されていますよね。一方で、トトロとかそれなりに印象のあるキャラクターはあるけれど、どちらかというと作品自体の評価が高いのがジブリアニメじゃ無いかと感じるわけです。その場合、作品に対しての興味ってその作品が出てこないと再認識されないけれど、キャラクターが独立して愛されていれば、時間の制約っていうのはかなり弱まります。また、そのキャラクターだけで可能なビジネス範囲も広がりますし。そう言う意味で、ジブリは何かシリーズ物みたいな作品があれば、もう少し替わったのでは無いかという気もします。ディズニーで言えば、ミッキー等のディズニーキャラクターとか。

今後短編制作へのシフトも伺われる発言ですけど、是非何かジブリらしいキャラクター群を付くって欲しいですよね。今のように、作品の中で生きるキャラクターも良いけれど、キャラクターから生み出されていく新しいストーリーもあると思うし。そう言うビジネスモデルの変革っていうのが、今今のジブリで一番要求されるアクションなのかも。

2014年8月7日

格安電子マネー対応スマホ

最近、色々な企業から格安スマホが登場していて、個人的にも興味を持ってニュースや記事を見ているのですが、一つ問題なのがその「格安スマホ」に電子マネー機能が搭載されていない場合が殆どな事。今のところ、形態込みのサービスではau系列の回線を使う「mineo」で用意されているDIGNOやAQUOSが対応しているので、白ロム機にMVNO SIMカードを入れるので無ければ、これが唯一の選択肢っぽい感じです。こういう格安回線サービスの場合、以下に値段を下げるか=コストを下げるか、が勝負な訳で、当然国内メーカーの端末よりはよりやすいWWの端末を持ってくるのが常識。そこには、日本ユニークなFeliCaは勿論、NFCだって非搭載の廉価モデルを引っ張ってくるのが普通でしょう。

個人的には携帯使用率の80~90%近くを締めるであろう電子マネー機能ですが、世の中的には決してメジャーな利用目的じゃ無いんですよね。実はそれがちょっとショックだったりして。現在の、スマホ(電話+電子マネー)にiPhone4s(データ通信)という利用形態で、利用料金も月額4,000円ちょっとで十分間に合っているので、このままでも不満は無いものの、唯一の心配がもう5年近く使用している携帯の寿命。外観は色々なところで擦れたりして塗装ははげはげ。でも、特に使用は問題無けれど、気になっているのがバッテリー寿命で、現行機の前に使っていたNEC製の携帯が2年持たずにバッテリーが怪しくなってきたので今のモデルに買い換えたから。それと、もう一つの問題がスマホに変更すると2-in-1が利用出来なくなること。

今考えているのは、2-in-1のBナンバーをMNPにして、電子マネー機能付きのスマホへ以降。で、docomoでiPhone6が登場したら、Aナンバーの契約を携帯からスマホにしてiPhone6に乗り換える、と言う流れ。実は少し前の記事で、SONYが第三世代のFeliCaチップを発表したものがあります。これにより、FeliCa内蔵カードとスマホがBluetoothで接続して、あたかもFeliCa内蔵スマホのように使うことも出来るという話。これ、iPhoneでモバイルSuicaが使えるというような話以上に、これまで携帯やスマホを買い換える度に面倒なアカウントの移行作業をしていたのが、多分このFeliCaカードを使う間は、スマホ側が更新されてもそのまま使えるようになるはず。これ、凄く個人的に期待しています。来年度中に導入を目指すとの事だけど、是非今年度中になんとかしてくれないだろうか(笑)。

三日で消える朝日新聞の反省

8月5日、6日と自らが招いた「慰安婦問題報道」について過去の記事の取消と言い訳を掲載した朝日新聞。3日の今朝の朝日新聞のサイトトップからは、とうとうそのページへのリンクすら消えてしまいました。「いぇ、自動的に新しい記事へのリンクが設定されるからです」と言い訳してきそうだけど、30年間も自らが正しいと言いづけてきた記事を取り消すという、メディアとしては致命的な間違いを犯したにしては、随分と軽い扱いだなぁ。

しかも、6日の2回目の特集では、論点のすり替えをしようとしていて、「誤報」が問題では無く、その背景にある被害者の扱いが言いたかったこと、等という方向に話を進めようとしています。これって凄く危険なことで、例えばプログラミングに関して言えば、


  1. ある初期値を設定したけれど、それが実は間違ったパラメーターだと後から気がつく
  2. 既にプログラムのあちこちに散りばめられてしまった、そのパラメーターを今から削除するわけにはいかないので、「意味がある変数」として取り扱う
  3. その変数により発生する誤動作や例外処理を回避するために、パッチコードや例外処理ルーチンをどんどん追加していく
  4. それでも抜けがあるから、時々プログラムの動作で予想外の結果が出たりするが、その時には「それが仕様です」と本来意図しなかった機能・動作も「正しい」と言い切る
  5. そのプログラムを引き継いだ後継エンジニアから「このデザイン変じゃない、このコーディングBugじゃ無い」と指摘されるけれど、今となっては認めることも出来ないし認めてもどうしようも無いので「いゃ、それは必要です」と居直る
  6. 「仕様」と言い張ってきた機能も、色々な場所でトラブルを発生し始め、ユーザーからの改修要求が日増しに高まり、とうとう「実はBugでした」と認めるも、プログラムの改修はせずに、「新しいプログラムをみんなで考えて作っていきましょう」と言い出す <= 今ここ(笑)
てな感じでしょうかね。で、その間違ったプログラムは既に色々な場所で使われていて、それによって振り回されている人達には何も対策が講じられないわけで、本来なら開発会社がちゃんと責任を取らないといけないはず。プログラムを入れ替えるなら、ちゃんと最後まで面倒見ないといけないけれど、早くも三日目でほっかむりを決め込む会社がここにあるわけです。

今回の場合、間違った情報を提供していたという、メディアとしての致命的な間違いも問題だけれど(取消はしたけれど、謝罪はしていないから、そこも問題)、個人的に一番問題だと思うのは、元々の報道に対してその疑義が何度も何度も30年近く外部から指摘されていたのに、その見直しすら行わずに自らの正当性を主張し続けてきたことが、情報提供者として問題だということ。昔は公害問題が大きな社会問題になっていました。幾つかの大企業の工場から排出された廃液に有害物質が混ざっていて、それによって健康被害を受けた人が沢山いました。最終的に工場側では廃液に問題があったことを認めて、その排出を止め、浄化措置など設置したわけですが、同時に健康被害を受けた人達に対しての対策もしているわけですよね。今回の場合は、これまで問題無いと言っていた廃液がやっぱり問題有りだったので止めました。今後は、もっと綺麗な排出が出来るように頑張ります、と言うだけで、これまでの行為対しての謝罪は無し、健康被害者への対策も無し、逆に自らは「これだけ頑張って浄化作業に対応しています」というところだけ強調しているだけ。世間は、それで納得するだろうか。そう言う大企業の態度を批判してきた張本人が、それと同じ事をやっていることを自覚しないといけないし、自覚させる事を進めないと。ある意味、これで終わったとしたら、大手メディアの怖さという物を個人的には感じますね。少し前に機密情報保護法の賛否があったけれど、それ以上に深刻な話だと思う。

UA B777の火災騒ぎ

UAのB777で葛西騒ぎがあったという記事。EWR-BRUのフライトということで、個人的には多分一生利用する機会の無いだろう路線ですけど、記事にもあるように一週間程前にはTPE-SFOのB777で同じような発煙騒ぎがあったんですよね。どちらも、ギャレーのヒーターが原因のようだけど、何かゴミでも挟まっていたのか。今回の事故はEWRを飛び立ち、YHZに緊急着陸したということは、離陸して直ぐにミールの準備をしだして、それで火災が発生したということだろうから、やっぱりギャレーの設備の問題のような気がしますね。

航空機の設備には余り詳しくないけれど、確か電気オーブンとカートの中で直接暖める2種類あったと思います。どっちの問題だろうか。何となく後者のような気がするんですよね。来週には、再びUSに出かける予定が入っていて、今度はANA機だけど、こういうトラブルの無い事を祈るばかりです。

2014年8月6日

Canon PowerShot SX700 HS

今使っているコンパクトデジカメCanon PowerShot SX230 HSは、3年ほど前に旅行などのスナップ撮り用に購入したもの。普段はデジタル一眼しか使わないので最初は戸惑ったんですが、手軽さではやっぱりコンデジなわけで、いろいろと重宝しました。購入意向の写真撮影は殆どこのコンデジ君で撮影しています。で、35mm換算で400mm近い望遠機能もあったんですが、スタジアムで撮影するには少し不満が昨年残りました。そこで、今回Levi's Stadiumに行くのを機会に、さらに光学ズームの大きいCanon PowerShot SX700 HSを購入。14倍が30倍になるので、35mm換算で700mmに。光学50倍のPowerShot SX50 HSにも引かれたんですが、如何せんこれ筐体が大きくて、手軽に持ち歩く感が無いんですよね。また、同じ光学30倍の新製品、PowerShot SX400 HSにも引かれたんですが、今回購入したSX700 HSと比べると、少し大きくて重いのと、ISOが一段低いのが難点。結局、一つ前のモデルでお値段も手頃になっていたので、購入しました。一緒に、64GBのSDXCカードと予備のバッテリーも購入して3万円ちょっと。

目一杯レンズを延ばすと、流石に長い。でも収納時は薄型の本体に納まるので対したものです。予想外だったのは、手ぶれ補正か昨日が結構ちゃんとしていて、望遠時でも結構補正が効いてくれます。まだ届いたばかりで機能確認も満足にしていないのだけれど、Wi-Fiでホストにデータを飛ばせる機能とか、動画機能は使っていく予定なので、ちょっと覚えておかないと。

PowerShot SX230 HDも、まだまだ現役で使えるんですが、レンズカバーが少し歪んでしまい時々完全に開かなくなってきたりしてきたので、そろそろ引退かな。あと、バッテリーが、新しいモデルになったので、これはちょっと痛い。でも、3年も過ぎていますからね。仕方ありません。

B787のバッテリー問題

B787の存続も左右しかねなかったバッテリー問題。調査の結果、低温状態によりLi-io電池の無いの金属リチウムがと下乗に結晶化し、それが内部で短絡する原因担ったと言うことらしい。それ以外にも充電時の不安定な電圧等、複数の要因が重なっての事故らしいけれど、一寸疑問に感じるのが、どの程度の低温状態に置かれると、その「析出」なる結晶化現象が発生するのか、ということ。記事でも、1月とか寒い時期にトラブルが発生していたことから、低温が理由の一つのような書き方をしているけれど、でも飛行機は航空を飛ぶときには、多分地上にいるとき以上に低温の中にいるわけで、余り地上の季節は関係無いと思うのだけれど。勿論、冬の高空はさらに低温になるわけだけど。

仮にバッテリー本体の温度が原因であるなら、何からの方法でバッテリー陽気の温度管理をして、暖めたり必要なら冷やすことをすれば原因解決の一つになりますよね。別に熱源など準備しなくても、断熱材でカバーするだけでも有利なんだろうし。いずれにしても、現在の対策が適用されてゼロとは言わないけれどトラブルも沈静化したように思えるので、この原因解析を元にさらに根本的な対策を入れて安全を担保して欲しいですね。これから乗る機会も多くなると思われる機体だから。

取消はしても謝罪はしない朝日新聞

昨日突然朝日新聞紙面/デジタル版に掲載された「慰安婦問題を考える」と題された特集記事。紙面では、一面に大きく記事が印刷されているのに、デジタル面ではまるで隠れるように小さくエントリーがトップページに記載されているだけ。それでも、これまでの批判に対して何か反論なり謝罪なりするのかと思いきや、全くそうでは無くて単に言い訳をして幕引きしようと思わせるような記事の数々。

大体、特集の見出しが間違っていますよね。

「慰安婦問題の本質 直視を」
って、本質を誤報でねじ曲げてきた張本人が何を言うのだろうか。
「慰安婦報道の誤報 謝罪を」
じゃないの。

で、特集の内容を見ていくと、相も変わらず「強制連行」の定義を弄んだかと思えば、朝日新聞報道の根拠となっていた「吉田氏証言」については、これを間違いと認めて記事の取り消しはする、と書くものの、メディアとして謝罪の一言は無し。いゃ、これが数日前とか数ヶ月前の話で、その後真実が判明して取り消すというなら分かるけれど、もう20年以上前からの話で、吉田証言の根拠の無さは既に何年も前から指摘されてきたこと。今回何か新しい証拠なり出てきたわけでも無いのに、何年も否定していたことを180度翻して取り消すならば、当然「伝えること」が仕事のメディアとして一言読者に謝罪すべきでは。何年か名前にあった食品偽装問題みたいなもので、偽装が発覚してから「提供したものは間違っていたので取り消して代金を戻します」とだけ言ったら、周りは納得するだろうか。まずは「偽装をして申し訳ございません」と頭を下げるのが、少なくとも日本人の感覚だと思うけれど。

さらに「挺身隊」と「慰安婦」の混同は、当時の研究不足からと言い訳しているけれど、「女子挺身隊」については、私が子供の頃(1960年代)から、当時は存命だった祖父母は勿論、親戚の伯父叔母等から戦争の話として何度も聞いた話。「当時慰安婦を研究する物が殆どいなかった」と言っているけれど、研究も何も、戦争体験者は多分日本人の人口の半分くらいはまだあったはずで、幾らでも聞き取り取材なり調査は出来たはず。兎に角、記事にすること前提にこじつけたとしか思えない話です。

で、メディアとして「記事を取り消す」と言っているけれど、じゃぁその記事から派生した諸々の責任はどうするのだろうか。「いゃ、記事の責任は感じるが、それ以外の責任は無い」と言うのであれば、じゃぁ「風評被害の責任を取らない」ということなんですよね。東電が福島の風評被害の責任を取らないと言ったら、どうするのだろうか。風評被害って、言ってみれば情報の歪曲伝搬なわけですが、その「情報」を生業とするメディアが自ら歪曲した情報を発信し、さらにその歪曲度が誇張されて、それが10年も20年も経過して、さらに途中からその歪曲度が指摘されてきたのに知らない顔をしてきたのに、やっと「取り消し」たと思ったらそれでお終いとは、大手メデイアとしていかがなものか。100%の間違いでは無い、真実もある、と言いたいかもしれないけれど、STAP細胞の話と同じで、一度崩された根拠を前提に構築されたものは、先ずは全否定して、もう一度スクラッチから照明しなくちゃ最初の疑念は払拭されません。朝日新聞にしても、まずは最初の報道から一度取り下げて、その上で本当に真実と思うことをもう一度再構築するのが、メディアとしての義務で有り責任で有り謝罪の態度であると思いますけどね。その上で何からの強制性を言いたいなら言えば良いし、人道的な援助を必要と思うなら主張すれば良い。でも、間違った情報から構築された自らの報道は、もう根拠にならないということを肝に命じないと。

さらに言えば、この特集記事は英語面にも掲載して、広く世界に配信する義務もあるはず。海外のメディアやグループが主張する根拠の一つを取り消すわけですからね。ベネッセの個人情報流出の責任問題と同じで、自ら流した情報に関してはちゃんと責任を取って貰わないと。20年の罪の重さは、とてつもなく大きいことを自覚すべきですね。

2014年8月5日

夢のバッテリー

京都大学とシャープが共同で、Li-io電池の寿命を6倍以上も延ばす材料開発に成功したという記事。この手の素材開発は、頻繁では無いけれど時々報じられて、それ自体は物珍しさは無いけれど、今回の場合は従来のようなTry& Errorで何度も試験するのでは無く、予めコンピューターシミレーションで素材の候補を絞り込み、効率的に素材候補を絞り込んで確認したというところじゃ無いかと思います。勿論記事の中でも触れているように、シミュレーション上は最適な組合せと出たとしても、今度は実際にその構成となる素材を作り出す技術も必要なわけで、簡単には作れないとは思うけれど、ある程度方向性が分かっていれば作成技術にしても候補が絞り込めるから、これまでのようにやってみないと分からない方式を何度も繰り返すよりは十分に効率的で効果的なんでしょうね。

で、今回のバッテリー素材、これまでの素材と比べて6倍ものサイクル寿命が有り、単純計算で一日一回のサイクルを実行したとすると、25,000サイクル=約70年の寿命が期待出来るとのこと。携帯デバイスでは省電力化も進み現状の技術でも十分すぎるけれど、電気自動車とか家庭内蓄電装置とか、ある程度の年数を想定しているところには有効そうな技術です。特に家庭内蓄電装置なら、夜の間に備蓄して昼間使う利用サイクルが定着すれば、最大発電量を下げる効果もあるだろうし。個人的には短期的には原発を早く再開して、そのエネルギーを利用して次の世代のエネルギーシステムを準備して、その後リスクの高い物から廃棄・廃炉していけば良いと思うけれど、そう言うトランジションを支える技術の一つになるかも。こういう物と組み合わせることで、今は単なる自己満足にしかならない太陽光発電も生きてくるわけですからね。自然エネルギーや再生エネルギーの研究開発も重要だと思うけれど、こういう蓄電技術やエネルギー保管技術に関しても、もっと力やお金を注ぐべき。結果的に、それが脱原発にも繋がるわけだし。そう言う中長期的な視点や考えなく、短絡的に「反対」というだけの集団には分からない話何だろうけど。