2014年8月13日

次期政府専用機

現在の政府専用機として使用しているB747-400の老朽化・退役の為、選定を進めていた次期政府専用機が、予想通りB777-300ERに決まり、整備委託先もANAに決定。現在使用しているB747-400よりも、極端に小さい飛行機は選べないだろうし、かといってA380とかは大きすぎるだろうし。対抗馬としてA350も候補に挙げられていましたが、今のところANA/JALで実績の無い航空機は事実上選択されないでしょうしね。とは言っても直ぐに後退できるわけでも無く、新政府専用機の導入は2019年度から。まだ5年は今のB747-400が飛ぶわけで、もう少し早く次期機種の選択を始めていても良かったような気がします。

ところで、B747を政府専用機として使用している時も言われていた、大型機故に遠距離に行くことも出来るけれど、逆に利用出来る空港がある程度限られることや、近隣諸国に行く場合でも毎回大型機を使用するのは無駄と言う話もありました。今回B777-300ERを選定したことで、同じ話がそのまま継続されるわけですが、この際中型・小型の政府専用機の導入も考えた方が良いかもしれませんね。特に、皇室利用と政府利用が重なる場合もあるだろうし。三菱のMRJを、救済措置も含めて何機か導入すると言う話もあるみたいですが、仮にそうなるとすでにANAがMRJ-90の発注をしているので、もしかしたら今回の選定条件には、そう言う思惑も含まれているのかも。MRJ-90の場合、航続距離は2,000マイルに届きませんから、国内と近場の近隣諸国位にしか使えないけれど。B767位が丁度良いんじゃ無いでしょうかね。コスト的にはB787と言う選択肢もあるんだろうけど、バッテリーやトラブル騒ぎでなかなか数が揃わないだろうし。

まぁ、あんまり色々な機種を何機も導入されたら、千歳の空自が悲鳴を上げるかもしれない。それならそれで、一部浜松に持ってきてくれても良いし(笑)。B767の政府専用機なら、今のE767が浜松にあるから整備も可能だろうし。うん、良いかもしれない、飛行機好きには(笑)。

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