2021年8月31日

平時のパラスポーツ

東京2020パラリンピックでも、連日メダル獲得のニュースが続き活躍が続いている日本チーム。大会日程でも丁度半分が終わったところで、これからどんな選手や種目でどんなシーンが観られるか、興味も尽きません。ただ、活躍してニュース等に登場する選手の名前を観ていても、大変申し訳ないけれど殆ど知らない人の名前ばかり。自分が知っている選手名というと、車いすテニスの国枝選手と、事前にその迫力で話題になった車いすラグビー位。水泳で複数のメダル獲得をした鈴木孝幸選手だって、最初に金メダルを獲得して全国ニュースになった時に初めて「浜松出身」と知ったくらいですからね。

改めて感じるのは、こう言うパラリンピックとかの大きなイベントになると色々な種目の選手達にもフォーカスがあたるけれど、それ以外の時には殆どパラ種目の活躍が報じられることも無いし、だから知られることも無い。パラアスリートで、多分一番有名な国枝選手にしても、もう何年もの活躍があってからこそ知名度もあるけれど、其れ以前では四大大会で優勝してもそんなに大きく取り上げられることは無かった。最近でこそ、錦織圭選手や大坂なおみ選手が世界的に有名になったけれど、テニス界では彼ら以上に国枝選手は有名という話も聞いたことがあるくらい。でも、日本国内では圧倒的に違うんですよね。

それって、オリンピック種目であっても似たような所があって、その一番の例はフェンシングじゃ無いかと。前回の活躍があっても、その後急激に興味が下がってきていて、それが今回の劇的な金メダルで再びブームになりつつあるけれど、それだってもう金メダル加来徳治ほどの人気は無くなっている。熱しやすく飽きっぽい一般視聴者が悪いと言えばそうなんですが、それでも例えばプロ野球とかサッカー人気がほぼ一定していることを考えると、やはり日々の露出度の違いがそのスポーツの人気だけで無く活動に関しても大きく左右していくことを改めて感じます。だから、なおのことパラ種目の選手達はどれだけ苦労しているのか、と。

次のパリオリンピック・パラリンピックまではインターバルが3年だから、これまでよりは多少は良いのかもしれないけれど、それでも今回のパラリンピックが終了して、多分年末くらいの特番で取り上げられることは有るかもしれないけれど、それまでとそれからはまた露出度が一気に下がってしまうでしょうね。同様の悩みは、日本ではマイナースポーツであるアメフトも抱えていて、今シーズンはインターネットでの有料配信のトライアルが始まっています。パラスポーツに関しても、そう言う取組をして、少しでも映像データが蓄積できていけば、もっと一般の人の興味も維持出来るし、応援してくれる人も増えそうな気がするんですが。自国開催という事も有るんでしょうけど、今回の大会期間中、これまでと比べて映像コンテンツが結構多い気がしていて、それが可能ならばずっと残るようにしてくれたら、もっとスポーツに関わる理解や認識も変わる気がしています。その一環として、パラスポーツのコンテンツ充実をする事が、彼らに対しての一つの声援にもなる気がします。だからこそ、NHKはもっと一生懸命にデータを残す努力をして欲しい。仮にも公共放送であり、皆様の受診料で運営されているわけですから。

温水洗浄便座更新

色々物入りが続く最近ですが、浜松の実家に戻ってきて15年余り、当時新品で導入していた物も、どんどん寿命で壊れたり動作不良となり、既にテレビとかHDDレコーダーとかパソコンとかは更新済み。室内の照明等も数年前に寿命で交換していたりして、結局引っ越し当時で残っている物は、トイレの温水洗浄便座位でしたが、とうとうこの温水洗浄便座も洗浄機能が動かなくなりました。

仕事部屋を兼ねる自室は、私が浜松に戻ってきたときに外に母屋みたいな感じで新規に作った物で、深夜とか早朝に出かけたり仕事をしたりする関係上、室内にトイレを設けてあります。昼間ならまぁ本宅側のトイレを使用すれば良いのですが、流石に両親とか寝静まっている夜とか早朝に中に入って使うわけにも行かないし、大体「もう我慢限界」みたいな一刻一秒を争うときに、焦りながら移動する事も出来ないし。これが、元々の本宅の一部をリフォームするとかだと、配管を通したりする作業が大変で飽きられるところでしたが、なんせ小さいながらも新規に作る部屋なので、水回りもガス管も電気も配管・配線は自由。そんなこともあり、部屋の隅にはこんな感じてのトイレを作って貰いました。当然今の世の中は「水洗」で「温水洗浄機」付は当たり前。この時は、施行してくれた工務店さんが「2年位前の機種だけれど、在庫なのでこれを使ってくれたら安くする」と言われて、多分10万円位にして貰ったのかな。便座と温水洗浄機一体型なので、デザインはスッキリしているんですが、これが後でちょっと面倒なことに。

実は一年くらい前から、温水洗浄ボタンを押したときに洗浄用のブームの動作がちょっと不安定というか、上手く機能しなくなることがあるようになりました。こまめにブームを引き出して掃除したりして、何とか騙し騙し使っていたんですが、とうとうボタンを押しても外に出てこず、洗浄用の水も出ない状態に。仕方が無いので、並んでいるビデ用の洗浄機能で代用したりしたんですが、これも動かなくなってしまい、これはもう交換するしか無いかと諦めて、お世話になっている工務店さんに相談。新しい温水洗浄機能付きの便座と入れ替える事になりました。

下見をして内容を確認して、こちらは一刻も早く交換して欲しいので、「兎に角在庫があって、一番早く工事出来るもの」と言う指定でお願いして、一週間後に交換作業に来てもらえました。実は調子が悪くなってから、近所の量販店に温水洗浄便座を見に行ったりしたんですが、殆どが既存の便座の座る部分に付けるタイプで、自分のように一体型は扱っていないみたい。扱ってはいるけれど、結局は地元の工務店とか工事業者に外注するみたいなので、それなら知っているところにとお願いした次第です。事前に半日くらいの工事と聞いていたんですが、お昼過ぎの午後から始まってしまい、その2時間後位には仕事の電話会議が予定されていて、「あちゃー」と思ったんですが、苦労しつつも古い便座を取り外して、新しい便座を設置するまで1時間半位で作業は完了。無事に電話会議の前に新しいトイレの使い心地を試すことが出来ました(笑)。

最近のトイレは機能もいろいろ豊富で、本宅の方のトイレも数年前に交換しましたが、こちらは入室すると自動で蓋が空くタイプ。これ、便利そうなんですが、ちょっと手を洗うだけで入っても便座の蓋が開いたりして、暫くするとうざったくなるんですよね。それ以外にも、音姫付とか、いろいろあったんですが、どうせ自分しか使わないし一番シンプルな物を設置して貰いました。それでも価格としては、以前のものの倍位になりましたが、それでも顔馴染みであるとか色々サービスして貰って、一寸勉強してくれた料金ですからねぇ。この手の機材って、結構する物だなと改めて認識しました。で、やっと以前のような快適なトイレ生活が戻ってきましたが、日本に生まれて良かったと思う瞬間の一つですよね、この温水洗浄便座が使えるのは。本当、トイレ様々です。

断捨離再開 (3)

第一弾で古いオーディオ機器を処分し、第二弾で古いパソコン類を処分した「断捨離大作戦」。 そのまま一気に残った不要品を処分するつもりでしたが、これがなかなか進まない。前回パソコンを処分した後、残って物の整理などを始めたんですが、なんせ狭い部屋なので不要品を外に出していかないと、部屋の中で物を広げて整理するスペースが無い。しかも、日々の生活をしているので、その分の余裕も必要。さらに追い打ちを掛けるように、天候不良な状態が続いて、外に物を出しっぱなしも出来ない。さらにさらに、ワクチン接種で暫く調子が悪くなったりと、まぁ自分の怠け癖が半分理由としても、ちょっと色々なことも重なり作業が停滞していました。


流石にこのままではまた年を越してしまうと一念発起。不要品として処分する予定の、Laser Disk(LD)の円盤や、音楽CD等の処分を始めました。一緒に廃棄する予定の衣装ケースの中に、それらタイトルを放り込むだけなんですが、なんせ枚数が多いから何度も部屋の中と外を往復しつつ衣装ケースに詰めていきます。ざっとですが、LDは300タイトルくらいで、音楽CDは700タイトルくらいあるかなぁ。まぁ、よく貯めた物ですが、LDはもう前回処分して再生機(LD Player)も無いし、仮にあったとしても映像出力がアナログビデオのみで、それを受けるテレビ(映像デバイス)も無いし。変換アダプターも探せばあるんだろうけど、そこまで努力して映像を出してみても、画質は今のYouTubeの低解像度レベルですし。大体、LDも購入してから30年以上経過しているから、円盤自体がもう反っていたり場合によっては剥離しているかもしれないし。それは音楽CDも同様で、15年位前に全タイトルをiTunesでリッピングしたんですが、その時点でデータ読み込みできない物が何枚かありましたから。

衣装ケースに密に詰め込めば、それぞれ2箱位に収まるんですが、流石にそうすると一ケースあたりの重さが半端なくて、アメフト現役自体の自分ならまだしも、今では持ち上げることは無理。と言うか、力を入れた途端にギックリ腰になることは目に見えていますから。実際の搬出には、顔馴染みの何でも屋さん(よろず請負屋さん)にお願いするつもりでいるので、多分自分で搬出する事は無いのですが、それでも少しでも楽に作業して欲しいし。それに、このポリプロピレン製の衣装ケース、実は購入したのは社会人として就職頃に最初に購入した物だから、多分もう40年位前に購入したもの。ずっと室内に置いていて、多くの場合は押し入れとかに入れていたので、見た目はまぁそれなりに綺麗だけれど、流石に経年変化で強度は落ちているだろうから、余り重い物は入れたくも無いし。そんなこんなの理由から、LD/CDは分散してケースの半分くらいの量になるようにしたんですが、それでも多分1ケース20kg位はありそう。

今回、この衣装ケースを全部で10ケースに、さらに前回までに出しそびれた扇風機とか掃除機等の家電製品や、仕事も関係するケーブル類、ACアダプター、オプションアダプター等に、大量の書類や雑誌書籍等、まだまだ残っています。LD/音楽CDで6ケースを使い、多分ケーブル類で1ケース、データCD/DVD/BDメディアで1ケース、その他のパーツやキーボードに小物類で1ケース、と、10ケースほぼ埋まる感じ。それ以外に、紙ゴミ類が2ケース分位あるしなぁ。明日くらいから週末まで、また天気が悪くなりそうですが、基本室内にある荷物を整理して、廃棄する物はこの衣装ケースに分別して放り込むだけなので、酷い雨模様で無い限りは何とか作業は出来そう。何とか週末までに分類と廃棄準備を終えて、来週からは部屋の模様替えに入りたいのですが、さてどうなるか... (続く...)

2021年8月30日

10=5+5

先日Amazonでとある商品を注文したときのこと。 とある小物を少し大量に必要となり、最初「10個」で注文しようとしました。ところが、表示されていたときには「翌日配送可能」だったのが、実際にカートに入れて配送予定日を観ると、今週末位の配送予定になっている。「えっ、操作中に他の人が注文しちゃった?」と思って、もう一度やり直してみるけれど、結果は同じ。ここで閃きました。

最初は「10個」で注文をいれましたが、これをほ一つずつ減らしていくと、「5個」なら翌日配送可能の表示になります。そこで、一旦この商品を「5個」で注文。続けて、再び同じ商品を「5個」設定で注文してみると、こちらも翌日配送可能で注文可能となります。結果、5個+5個=10個と当初必要な数量は確保できたんですが、これってどう言うロジックで物流を回しているのだろうか。

今回注文したものは葉書サイズくらいの小さなもので、決して大きな商品ではありません。一つなら、そのままポストに入るくらいのサイズなので、10や20集まっても嵩張ることは無い。だから、サイズなど配送上の理由で上限が決まっているわけでは無い。想像するのに、余り大量に発注されないようにしているのか、あるいは5個と6個で発送用のパッケージが異なるので、その分後者の場合は手間が掛かるのか... 以前も似たような事が別の商品であって、結局は分割して発注して必要量は入手出来たんですが、どうも未だにAmazonのこの仕組みが良く理解出来ない。この商品にしても、一つ数百円程度の物なので大量に発注してもせいぜい数千円程度の購入ですし。

低価格で小さな商品ですから、良くAmazonから送られている一番小さなピザケース見たいな箱にも10個入れてもまだ余裕があるくらい。それを、多分別々に分けたら、その分の送料(=輸送コスト)の方が大きいのだけれど。あるいは、郵便ポストにも入れられる「置き配」扱いのサイズを超えると余分に日数が掛かるのだろうか。ポストに入ると行っても、二つになれば入りきらない可能性だってあるわけだし。昔Amazonで買い物をすると、どんなに小さな物を買っても一律大きな段ボール箱に入って送られてくると話題になって、その後3種類位のサイズが出来たり、もっと小さな簡易包装みたいなものもあるけれど、この個数以上だとこれこれの理由で日数が掛かるけれど、これこれの方法なら即日配送可能、みたいな案内も出して欲しいですよね。


募集の範囲

都内渋谷で始まり混乱からスタートした、若者向け接種。初日の混乱が大きくメディアに取り上げられたけれど、先着順を抽選に切り替えたり、その混乱の様子が報道されたからか、徐々に落ち着いた状態になっているらしい。まぁ、ワクチン接種が始まり高齢者対象の時にも、やれ申込方法が分からない、予約システムに繋がらないと色々トラブルが発生して批判されたけれど、何事も最初のスタートがスムースに進むという事は中々無いし難しい。

まぁ、どう言う根拠か分からないけれど、都内だけでも何百万人近い対象者がいるのに、一日200名とか300名の抽選枠に殺到するだろう事は、予想できなかったのだろうか。誰が悪いとか犯人捜しをして観てもしようが無いことだけれど、それでもこの手の募集に関してのKnow-Howはそれなりに色々なケースで蓄積されているだろうし、もう少し事前に配慮があっても良かったと思うけれど。

オペレーションに関しては、責任者である東京都の問題だと思うけれど、一方でこの状況を伝えるメディア側にももっと対応して欲しいのが、他の接種機会もいろいろあるのだから、そう言う事をもっと告知するべきではと言う事。年齢という切り口では、この渋谷のケース以外では中々無いのかもしれないけれど、 職域接種であれば自分の所属している職業群とかで接種する事も可能。実際渋谷のニュースが報道されると、例えば清掃業関係の職域接種でこの年代の接種も可能という記事がTLに流れてきたりしていて、それ以外にもまだ余裕のあるところの情報も。オペレーションの不味さを批判するのも良いけれど、それ以上に必要な「若者世代が接種出来そうな場所・機会の情報提供」の方が、今は優先順位が高いはず。結局は、そう言う本来の利益提供では無く、自分達が煽って視聴率を稼ぎたいという利益誘導の方法としかメディアは考えていないからなんでしょうね。

メディア特に影響力の大きいテレビが提供する報道で実際に利益になる事って、考えてみたら「買い物」とかの情報しか無いんじゃ無いだろうか。BS/CSではコンテンツの殆どがテレビショッピングだったりするけれど、最近では昼間の時間対でもテレビショッピングが流れているし。さらに、最近よく見る「〇〇企業の秘密」みたいな特集や特番も、いかにも成功している企業を取り上げているように見えて、結果的にその企業や企業の商品を宣伝しているわけですからね。どの程度の信憑性があるか不明でも、「〇〇が血圧を下げる」とか「中性脂肪は〇〇で減る」みたいな放送が流れた翌日は、スーパーからその商品が消えることは普通の減少。「広告」とは銘打っていないけれど、企業側としてもゴールデンタイムに取り上げてもらえれば、それはそれで大きな宣伝になるわけだから取材にも好意的に協力するだろうし。そこは、視聴率の取れる番組を作りたいテレビ局と自社の宣伝をした企業側との「Win-Win」の関係が見事に見えます。結局は、メディアとしては若者離れしているから余り興味が無いのだろうか。流石にそこまでは行っていないと思うけれど、それでも本当に必要な情報を今提供しているかと考えると、そうじゃ無いと強く感じますね。

2021年8月29日

密集都市化

近距離即納に特化した宅配サービス「OniGO」の記事。 実は、この記事を読む前にテレビで紹介している番組を観ていて、そう言うニーズもあるよねと納得していたところ。「OniGO」という名前は、「鬼Go!」という意味何だろうか(笑)。それにしても、6月に起業して2ヶ月でフルスクラッチからアプリを開発して、ビジネススタートしてしまうという、そのスピード感が凄いなぁ。

このビジネスモデルの売りは、「注文から10分以内の配送」という点。10分であれば、通常の宅配サービスの様に配送日時に待機する必要も無いし、置き配などの東南の新馬医をする必要も無い。ただその為には、配送エリアが店舗から1km以内という制約があり、今後かなりメッシュ化していかないと広範囲の地域サービスには成らないリスクも。また、扱う商品もそれなりに限定されるみたいですが、これは日々使う消耗品補給が中心になるだろうと考えれば、そんなに大きなリスクでは無いだろうし。

一般の宅配だと、これまでだと翌日とか翌々日配送というものが標準だったのが、市場大都市圏では即日配送なんて言うサービスもあります。さらに早い配送が必要な場合には、バイク便なんていう手もあるわけで、やはり「注文してから直ぐに入手したい」というのは、結構大きな欲求と言って良いでしょうね。理想的には、店舗に出かけてその場で商品購入したいのが最大の欲求だろうし。ただ、その為には出かける時間、荷物を持つ歩くコスト、それが難点。そう言うペインポイントを納得出来る範囲で解決出来るサービスが宅配サービスだし、今後はこう言うその中でも個別にペインポイントを解決していくサービスが出てくるんでしょうね。ただ、こう言う速攻サービスが可能なのは、やはり密集している都心部だからこそだとも思う。でも、浜松市なんかでも最近は駅周辺の市街地でマンション建設が進んでいて、一度は校外に転出した人口のうち、特に生活の質を要求するリタイア後の高齢者層が戻ってきているらしいので、その地域限定としたら地方でもそれなりにこの手のサービスは可能性有りでしょうね。「10分配送」が、地方だと「15分」とか「30分」くらい迄なら十分にメリット有りだと思うし。

一方で、そう言う恵まれた立地に住んでいない人に対しての遡及はどうするかというと、やはり中々大変だと思う。地方だと、一家に数台の軽自動車なんて普通にあるので、高齢者でも運転して買い物に出かける場合も少なくない。また、自宅の密集具合も地方ではとか意図は格段に違いますから、配送効率もかなり下がるでしょうね。だから、個人的には10分サービスも良いけれど、定期的な巡回サービスみたいなものでも良いんじゃ無いかと。例えば、一日に3回、10時、14時、18時に巡回サービスカーが商品を搭載して到着するみたいな、時間固定サービスも有りなんじゃ無いかと。場合によっては、直接自宅まで来て貰っても良いだろうし。健康確認等も含めて、国の補助とか引き出せたら、過疎地域なんかでは受けそうな気がする。まぁ、浜松の田舎の自分ちの回りでもUber Eatsサービスが始まるような時代だから、後暫くしたらこのサービスも始まるのだろうか。ちょっと期待しよう(笑)。

1TD差の勝敗

昨日から始まった、今シーズンのXリーグシーズン。まだ収まらないコロナ禍の影響から、試合は延長戦無しで引き分け時は勝点1の勝ち点制度で順位決定という一部制限のあるシーズンですが、それでも予定されているリーグ戦が開催されて、ほぼフルスペックのシーズンが始まったことは、その為に努力された関係者やチームに感謝したいですね。

それもあってか、昨日開催されたX1 Areaの3試合はどれも熱戦で、いずれの試合も1TD差以内(7点差以内)の僅差での試合となり、勝ったチームの喜びは勿論大きいだろうけど、敗れたチームの悔しさは尚更でしょうね。昨日開催された試合は、以下の3試合なんですが、その中でも関西開催のアサヒ飲料チャレンジャーズ vs イコールワン福岡SUNSの試合は熱かった。

  • 電通キャタピラーズ 16 - 21 ディアーズフットボールクラブ
  • BULLSフットボールクラブ 7 - 14 ブルザイズ東京
  • イコールワン福岡SUNS 27 - 29 アサヒ飲料チャレンジャーズ
イコールワン福岡とアサヒ飲料の試合、序盤はアサヒ飲料が得点を重ねてリード。イコールワン福岡も良いプレーは出るんですが、そこはチームとしての経験値の違いか、アサヒ飲料の方が試合巧者という印象。それが後半に入ると、イコールワン福岡が域を吹き返して、4Q残り1分を切って逆転のTD。TD後のPAT(Point After TD)では、キックの1点では無くプレーによる2点コンバージョンを狙い、残念ながら失敗するんですが、仮にこのPATが成功すると、この時点で29-26と3点差になり、アサヒ飲料はTDが必要になる展開。それがPATが失敗したので、アサヒ飲料は兎に角ゴール前可能な限りボールを勧めて、最後はフィールドゴールで逆転サヨナラを狙えるポジションになりました。

こう言う場合オフェンス(=アサヒ飲料)は、左右のサイドライン際にバスを投げて、そのまま外に出て時計を止めつつ出来るだけボールを進めるのが定石。こう言う場合ディフェンス側としては、ディフェンスライン(DL)で徹底的にQBを潰すか、ディフェンスバック(DB)のパスカバーに任せるのか、そのどちらかになりがちなんですが、自分が観た限りではイコールワン福岡はパスカバー重視の様子。高さを生かしたパスで、DBとのマッチアップに勝り、一気に敵陣に入ると、時間を使いながらさらにボールを進めて、最後は35ヤードのFGが成功して逆転サヨナラの結果に。自分も同様の経験があるから何となく感じるんですが、最後に逆転をしたイコールワン福岡の方が波に乗っていて有利なはずなんですが、そこで「後1分、後1点を守り切る」みたいな事を感じてプレッシャーを感じてしまう場合も多い気がします。そうなると、体が動かないというか、分かっていてもパスを投げられる、バスを通される観た伊那上郷がズルズルと続くことに。

こう言う場合、相手は最後のTD or FG用にタイムアウトを一つ残しておく必要が有るので、ディフェンスとしては兎に角フィールド内でダウンさせて時計を進めることを優先するべき。一番拙いのは、プレー時間が短いパスでサイドラインに出られて時計が止まることで、兎に角早くプレーをさせてフィールド内でタックルするのが重要。プレーを早くさせるのは、レシーバーが奧に走り込む余裕を持たせないこともあるので、そう言う意味では最前線のDLやラインバッカー(LB)は、ブリッツするなどしてQBに早く投げさせるべき。そこでスクランブルに出られたら、ダウン更新してもその分時間消費させたと思えばいいわけですからね。イコールワン福岡は、最後はDL 3人がラッシュしているだけだったけれど、LBを一人残してスクランブル警戒とディレーブリッツを入れても良かった気がする。ただ、敗れたイコールワン福岡の悔しさは大きいと思うけれど、今シーズンの目的は上位4チーム以内に入って来シーズン新X1 Super昇格組に入ることなので、残りの試合が重要。西の強豪アサヒ飲料にこれだけの試合が出来たのなら、残り5試合全勝も夢では無いと思うので、早く次の試合に切り替えて頑張って欲しいですよね。個人的には、このイコールワン福岡SUNSの活躍が、いろいろな意味で今のXリーグ活性化の起爆剤になると思っているから。

妙な自信

(自分達の世論調査では)十分に政権交代可能」 と自信を見せる立憲民主党の枝野幸男代表。「一つの小選挙区で1000サンプルくらい世論調査している」という意味は、一箇所で1,000人程度の意識調査をした、と言う意味何だろうか。でも、それってどう言う条件でどう言う内容で世論調査をしたのか。

例えば、立憲民主党という名前を出しての調査ならば、好意的な意見が集まりやすいかもしれない。つまり、支援者なら積極的に肯定的な意見をだすだろうし、反対派ならば協力すらしないかもしれないわけですし。あるいは、本来の調査ならば覆面調査なんだろうけど、一方で政党支持率では6~8倍位の差があるのに、政権が変わる=過半数の選挙区を取れる、位の意思表示が出るとは思えないのだけれど。まぁ、衆議院の議員数だけ考えれば、今の立憲民主党は150議席もっているので、これが+50議席となって200議席台になれば状況は変わるかもしれませんね。ただ、仮に自民党が70議席落としたとしても、それがそのまま立憲民主党に流れるとは思えないので、+50議席上積みするためには、かなりの幸運が必要な気がするけれど。

自民党の調査では、今衆議院選挙が有った場合、現有議席から40~70議席くらい失うと言う予想がでているらしく、40議席の喪失ならばまだ過半数を維持出来るけれど、70議席も失うと公明党分を入れても過半数が危なくなる。だからこそ、ボーダーライン上の若い議員を中心に、票に繋がる新しい「顔」を要望して、菅総理卸みたいな話も出てくるんだろうけど、それは逆に国民を馬鹿にしたは無しのように感じるし。

で、それだけ立憲民主党が議席を伸ばすためには、共産党との選挙協力が前提になるわけで、それって結構な国民から観たらアレルギーというか、不信感を招く要因にならないだろうか。これまでの地方選挙や補欠選挙でも選挙協力しているけれど、結局毎回共産党は票だけ出させられて選挙が終わると蚊帳の外みたいな感じだし、それが衆議院選挙の後で起こったら、流石に彼らも問題視するだろうし。立憲民主党のコメントを見ても、真面目に野党共闘しようという意識が感じられず、単に選挙の時の集票マシーンとしか観ていないだろうし。自分などは、10数年前の旧民主党政権の悪夢は未だに忘れられないし、その時メンバーがそのまま戻ってくるというのは、当時以上の悪夢としか思えないし。今回は、さらにそこに、共産党とか社民党なんていうものまでオマケでついてくるわけですからね。衆議院議員任期までに選挙は行わないといけない事は事実だけれど、先ずは今のコロナをもっと落ち着かせてからでしょうね。ただ、それは与党に対しての手柄に繋がるから、野党は「今やれ」という大合唱だけれど。一寸前まで、解散に繋がるからと内閣不信任案を出せなかった人達の台詞とは思えない。そう言う意味では「政権交代は可能」というのは、実は「政権交代は無理」の裏返しなんだろうな。

2021年8月28日

アフガニスタン情勢

あっと言う間に成立したような印象を受ける、アフガニスタンのタリバン政権。勿論、去年から起こっていたことであり、年末のアメリカでの政権交代の間隙を突かれたような印象はあるけれど 、もう少し何とかならなかったのかという印象は個人的には強く感じます。

そんな中、法律的根拠には疑問を呈する人もいるけれど、法人や関係者の救出のために自衛隊機3機を派遣した日本政府の決断は英断だったと思う。ただし、元々厳しい状況に加えて空港での自爆テロ騒ぎもあり、肝心の国外脱出者が空港に到着することすら困難な状況で、派遣された自衛隊や関係者としても忸怩たる想いでしょうね。今朝の記事では、脱出を希望する邦人一人(を含む関係者も?)をパキスタンへ移動させたようですが、空港までの移動用に手配した20台のバスも国内の混乱で使用出来ないみたいで、まだ相当数の脱出希望者が残っている様子。その為、27日で一旦カブールの空港からは撤退するものの、隣国パキスタンで今後の状況を見守るようですね。いずれにしても、厳しい制約のある自衛隊活動ですが、さらに厳しい状況の中でどうゆう事が可能なのか、難しい判断が要求されそう。

その「邦人一人脱出」に飛びついたのが、立憲民主党の福山哲郎幹事長。まだ作戦行動中なので詳細は発表されていないけれど、一部報道では「邦人一人だけ救出」ではなく「邦人一人も含む複数の関係者を移送」という情報も。そう言う事も調べず、たまたま目に入った情報の一部だけをことさら取り上げて騒ぐのは、もうお家芸を通り越して延髄反射というか、DNAに刷り込まれているんじゃ無いだろうか。大体、この人達が散々反対して自衛隊の行動に制限を付けたわけだし、ロシアや韓国やEUを見習えと言うけれど、じゃぁ彼らのように「憲法9条に反する」行動や内容でも受け入れるのだろうか。本当、自分達の都合の良いときにだけ都合の良い解釈をして都合の良いことしか言わないよなぁ。それに「わずか一人」と言うけれど、それが一人だけ出会ってもそれなりの犠牲を払って必要な的には手を差し伸べるのが「国」の役割じゃ無いのか。こう言う場合にもし何か言うのであれば、

未だ多くの方が国外脱出の機会を待つ中、お一人とはいえ移送できたことは良かった。厳しい状況が続き予断を許さないが、安全に移動出来るように一層の努力を要望したい。

位のことを言えば、まぁ国会議員として国の運営に責任を持つ一人としてそれなりに納得出来る発言になると思うのに、「なぜわずか一人」 何て言うような週刊誌でも書かないように他人事発言をする時点で、彼らの存在意義は無いと言って良いでしょうね。幾ら野党議員と言っても、こう言う他人事みたいな発言をすることを反省して欲しい。これで、「説明せよ」とか行ってまた「合同ヒアリング」とか開催して、関係者の貴重な時間を浪費させるんだからなぁ。アフガニスタン情勢も大変だけれど、国内のこの野党情勢はもっと危機的かも。

自動運転の問題なのか

東京パラリンピックの選手村で発生した、自動運転巡回バス「e-Palette」の接触事故。 接触された柔道出場予定の北薗新光選手は、頭部などに全治二週間の怪我をし、今日出場予定の試合も欠場することに。直ぐにトヨタの豊田社長が謝罪をしたようですが、長い時間を掛けて準備してきただろうだけに、北薗選手のショックは相当のものでしょうけど、よく分からないのはその事故原因。

報道に寄れば、交差点(T字路)で右折しようとしていたe-Paletteが、その先の横断歩道を渡っていた視覚障害のある北薗選手に接触して怪我を負わせてしまったもの。自動運転の技術にそんなに詳しいわけでは無いけれど、多分交差点での右折・左折何て言うのは一番基本的な動作だと思うんですよね。しかも、事故が発生したのは午後の2時頃と昼間の明るい時間帯ですから、夜間などでカメラやセンサーが動作しなかったというわけでも無い。記事によれば、交差点で右折待ちで一次停止した後、乗車していたオペレーターのマニュアル操作で再スタートした時に事故が発生。そのオペレーターが、横断中の北薗選手が直ぐに渡りきると判断して再スタートしたと言うような記事もあって、そうなると「自動運転車で発生した事故」ではあるけれど「自動運転の不具合で発生した事故」とは言えない気もします。

自分が教習所に通って運転免許証を取得したのは、もう何十年も前だけれど、その時に口を酸っぱくして言われたのは「特に横断歩道や歩道近くで、思い込みで発進しない。歩行者は予想外の行動をしたり発生したりする」と言う事。右折・左折で歩行者の横断待ちをしていると、どうしても歩行者が途切れたときに発信したくなるけれど、そこに急いで渡ろうと走り込んでくる歩行者がいてヒヤッとする事は誰でも一度や二度は経験したことがあるはず。あるいは、その場で躓いて急に転倒したりするかもしれない。交差点の横断歩道通過って、だから結構気を遣うのだけれど、一番よく遭遇する場所でもあるので、段々とおざなりになる事も多い場所じゃ無いだろうか。今回の右折発進の操作が、そのオペレーター操作が原因ならば、それはその人の不注意が問題なわけで、原因究明まで運行を止めるのは当然としても、原因が判明したならば、そしてそれがシステムの不具合で無いのであれば、この実証実験を継続するべきだと思う。

個人的に疑問なのは、そのオペレーターの操作が自動運転の判断をオーバーライドする権限をどの様に設定されていたのか、と言う事。自動運転中であっても、常にオペレーター操作が優先されるのであれば、それは通常の自動車と同じな訳で、単に安全確認機能が豊富に搭載されているだけになってしまう。あるいは、通常は自動運転の判断が優先されるけれど、たまたまこの時はマニュアル操作が優先するようにオーバーライドモードみたいなものになっていたとしたら、そう言う判断をした理由を知りたいですよね。多分実証実験車なので、当時の運行履歴の記録とか自動運転のデータとか残っていそうだから、完全に自動運転の判断ならどうだったのか、オペレーターのオーバーライド操作は適切だったのか、そういう部分をトヨタには明確にして欲しいですね。それが次の自動運転社会であったり、彼らが富士の裾野に開発しつつあるウーブンシティに繋がるものだと思うから。

募集方法

東京都が若者向けに開始した集団接種の受付で、初日先着し気にしたところ前日深夜から並ぶ人もいて、その時点でほぼ定員の200人が埋まってしまい、受付方法を抽選式に変更するという記事。幾ら若者世代の接種に対しての意識が低いと言われているからと言っても、都内なら100万人規模でいるであろう対象年代の動向を甘く見すぎたのでは。100人規模なら、変な話一寸有名なラーメン屋三男かでも並ぶことがある位の数なんだから。これが有る程度接種が行き分かっていて、残りの僅かな人を埋めるためならまだしも、まだ国民の半数近くが接種を待っていて、その中でも殆ど接種が進んでいない世代対象なんですからねぇ...

もう一つは、やはりこれだけ人流削減、三密回避と言っているのに、物理的に並んで接種予約を取るというのはどうだろうか。最初の頃の高齢者対象であれば、それが一番確実な手段だったかもしれないけれど、スマホ等のデジタルデバイスに馴染みがある世代なんだから、こう言う人達対象だからこそLINEとかインターネット経由等のオンライン予約中心というか、それのみにするべきだったと思う。それならば、例えば予約開始スタート時間だって厳守されるだろうし、場合によっては居住地域毎に振り分けて公平性を担保することも可能だろうし。 

昨日たまたま食事をした知り合いのご夫婦は、年代的には30代なのでまだ接種待ちの状態だったんですが、やっと接種券が浜松市から届いたと言う事で予約をしたそうなんですね。事前にそう言う話を聞いていて、その時には「あれ、LINEで通知が来るから、それで申し込めばいいんですよね」と、ちょっと状況を把握していなさそうだったので、

  1. LINEで届く空き情報は、瞬殺で埋まるから確率は低い。それよりはインターネットサイトでカレンダー式に予約可能状況が見えるから、そちらの方が有利
  2. ただし、空き状況はもうコンマ何秒単位でどんどん埋まっていくので、兎に角「ここ」と思ったら直ぐに予約した方が良い
  3. 1回目が予約できれば2回目は自動的に埋まるので、兎に角多少遅い日付でも予約が取れそうなら即取った方が有利
等と自分の経験からアドバイスを以前していました。で、昨日話しを聞いたところ一昨日お昼過ぎに予約を取ろうとしたところ、丁度希望の日当たりが空いていたので、どうしようかとご夫婦で相談していたそうで、その5分10分位の間にどんどん埋まっていくとビックリ。改めて何とか2週間後位に1回目の予約と、それに合わせて2回目の予約が取れたそうですが、「あんなにどんどん埋まっていくとはビックリした」と言われていましたが、まぁ馴染みの無い人から見たらそういう感じでしょうね。

浜松市の場合は、大体1歳当たり1万人位の人口なので、例えば20代なら10万人、30代まで広げたら20万人が一気に予約に集中する可能性があります。仮に東京都のように「会場での先着順」とかにしたら、20万人の0.1%でも200人は集まる計算になりますからね。東京都下なら、その10倍以上くらいの概算になるだろうから、昨日の混乱はある意味予想されていたと思うなぁ。ワクチン接種が本格的に始まって、もう4ヶ月位過ぎているわけで、それなりに色々なKnow-Howも蓄積されてきていると思うんですが、ちょっと稚拙だったかなと。東京都では、例えば成功例としてよく引き合いに出される墨田区の様に上手く進んでいる場所もあればそうで無い所も多いわけで、全体として情報共有が上手く進んでいない気がする。対象人口の半分くらいがすでに2回目接種を完了しているので、今の一日当たりの接種数(約140万人/日)を継続すれば、10月の初めくらいには2回目接種が完了するのだけれど、やはりそれが少しでも前倒しできるなら努力はするべき。その為にも、今回の経験をちゃんとフィードバックして、全国で共有出来るようにすることが、今回の反省点じゃ無いかと思います。

2021年8月27日

YouTubeに食われる放送局

東洋経済Onlineの記事から、データが証明している「YouTubeに食われる放送局」の実態について。現在販売されている多くのテレビが「スマートテレビ(Android TV)」なので、こんな記録を収集するにしても結構簡単なのかも。で、書かれている内容は殆ど自分の肌感覚と一致している印象ですね。

ちらのページでは、テレビのピークは、朝、昼、夜 と書かれていますが、お昼から午後に関してのピークが、昔と比べて結構下がっている気がする。朝のピークにしても、一昔前だとここの主流はNHKの朝ドラだったけれど、今はそちらよりも朝のモーニングショーやワイドショーの締める割合が多い気がする。それとともに、夜のピークがまだまだ高いのは、腐っても鯛、まだTVとして夕食時や夜の団らん時には重要な位置を占めている証拠なんでしょうね。ただ、時間帯から観て、何を視聴しているのか不思議なんだけれど。

3ページ目の「朝を除けばYouTubeが常に上位」とか、「土日は昼から夕方までYouTubeがトップ」という見出しは、中々テレビ業界に対しては衝撃的。朝のテレビが強うのは、起床して時計代わりに利用する人が多いからだと思うんですが、リアルタイム性が要求されるのって、一日の内にその時間対くらいだからであって、YouTubeもライブ中継でなくても、朝の雰囲気に合わせて毎日定時配信するようなコンテンツが出てきたら、案外テレビに取って代わって再生回数が稼げるかもしれない。最も、毎日ある意味特定のパターンに合わせたコンテンツにしないと、継続的に視聴して貰えないような気がするので、それを作り続けるのは結構大変そう。そこは、唯一のYouTubeとテレビの棲み分けできる部分なんだろうか。

YouTubeでは、不特定に動画をアップする人、何曜日の何時とか、毎日何時配信とか、定時性を心がけて視聴者を確保する人、いろいろなパターンが観られるんですが、自分がYouTubeに期待するのは、自分が毎日決まった時間に見るわけでは無いので、余り定時性には拘らないけれど、出来ればアクセスする度に新しいコンテンツが登録されているような多頻度更新の方が嬉しいかも。それも、出来れば10~15分位の長さで毎回違った内容だと嬉しいけれど、それは流石に大変だろうなぁ。そう言う事も有ってか、YouTuber側も毎回新しい物をアップするのではなく、時々過去の映像を纏めた「総集編」的ものを挟んでいたり、ライブ配信などで一寸味付けを変えたりしている雰囲気を最近強く感じます。それはそれで彼らの努力の成果の一つだし良いと思うけれど、そう言う事が中心になるとテレビと同じように飽きられてくるかも。精々再生リスト化するくらいで十分では。だって、過去の配信は基本そのままずっと残っているわけだから、わざわざ同じものを作り直す必要は無いだろうし。後は、今は星の数ほどYouTubeに参入しているから、その内容もピンキリなんだけれど、今後はどんどん淘汰されていくんでしょうね。私も、大分自分の好き嫌いがはっきりしてきていて、登録しているチャンネルの傾向も「なるほどね」と自分でも納得出来る感じになりつつあります(笑)。個人的には、かなりYouTube化が進んでいると自覚しています。

パラリンピック、金メダル第1号

パラリンピックの日本チーム金メダル第1号を、競泳の鈴木孝幸選手が獲得。まだまだ大会は始まったばかりで、パラリンピックでも多くの選手が続くことを願うばかり。ただ、肝心の競技中継が実質NHK総合でしか放送されないので、中々リアルタイムで観戦することが出来ないし、情報量が少なすぎる感じ。だから、この鈴木選手が浜松出身という事も、過去の大会でも複数のメダル獲得していることも、今回初めて知ったくらい。多分、大会前には地元の放送局なんかでも伝えていたんだろうけど、露出度合いが違うからなぁ...

個人的に注目している、車いすラグビーの対戦も始まっていて、やっぱり何度観ても迫力が違う。「車いす」と言いながらも、そのデザインを見ているとマッドマックス感が強すぎるし(笑)。スピードも有る程度出ているし、ぶつかったときの衝撃度度合いは相当だろうなぁ。実際のアメフトもそうだけれど、意図しない方向からタックルされると体が変な方向に曲がったりするんですが、この車いすラグビーでもそう言う事は結構有りそう。特に、首回りが影響受けそう。女性選手も混じったりしているし、かなり鍛えないと大変だろうなぁ。

 私も以前車いすに座って移動した事があるんですが、あれ、手で車輪を回して移動するのって凄く大変なんですよね。地面が舗装されていたり堅いものならまだしも、ちょっとした砂利道とか土の地面だと、もう下手な筋トレ以上に厳しい。舗装道路であっても、綺麗な路面なら良いけれどちょっと汚れた路面だと、また手応えというか力の入れ具合が変わってくるし。かなり上半身が鍛えられていないと、普通に移動するだけでも大変だし、あれ、ちょっとした傾斜だと凄く影響しそう。電動車いすになると、今度はバッテリーや駆動部分でかなり重量が増えて、それはそれでまた大変なんですが、電動自転車のように軽量で簡易的に補助できる仕組みのものってないだろうか。まぁ、そう言うものが出来ても、競技としての「車いすラグビー」に応用するのはあの激しさでは難しいと思うけれど。

やはり以前に見た光景で、アーチェリーに参加していた選手で、手が不自由な選手が足を使って弓を支えたり、口で矢を引いて投射したりしている様子を見て、最初は凄くショックだったんですが、手がないなら足を使え、足でも間に合わなければ口を使え、みたいな「無いならないで別の方法を探す」という普通の事を考えていると思えば、そんなに不思議な事では無い。我々が気がついていないだけで、彼らにして観たら普通なんですよね。特別視することが変なわけで、我々でも右手を怪我して使えなければ左手を使うだろうし、両手が塞がっていれば足でものを引き寄せたり口で挟んで移動したりすることもある、ある意味「普通の動作」。今回の東京パラリンビックの放送も、決して特別な番組では無く、スポーツのある種目・競技という視線で楽しむ事が一番重要なのかもしれない。で、東京オリ・パラ終了後には、多くのオリ・パラ参加選手が都内パレードをして、その成果を誇って欲しいですね。

Xリーグ改革

昨日開催された、今シーズンのプレスカンファレンスの内容公開ですが、2021年シーズンのレギュレーション及び2022年からの新リーグ方式が発表されて、アメフト界隈ではちょっとした騒ぎに。勿論、賛否色々あることは当然だと思うし、現時点では決定している事実も少ないので憶測も含まれるのですが、それにしても発信元であるXリーグとしては、プレスカンファレンスのオマケ的発表では無く、その部分だけでもちゃんとプレスリリースとして出すべきだったんじゃ無いだろうか。

先ずは、今年のリーグ戦に関して新規の情報は、リーグ戦順位の決定方式。これまでは、勝ち星の数で順位付けされていたので、同点での4Q終了時は延長戦を行って決着をつけていましたが、今シーズンは「勝ち点方式」に変更されて、勝利=3点、敗戦=0点、引き分け=1点、と与えられることに。プロ野球と同じく、感染防止の意味があるんでしょうけど、一寸微妙なシーズンになりそう。まぁ、アメフトの場合、中々同点引き分けというケースはどちらかというと起こりにくいけれど。

問題なのは、まだ今シーズンも始まっていないのに、来シーズンに付いての内容。現在、アメフトの国内トップリーグであるX1リーグは、上位のX1 Super 8チーム(1リーグ)と、下位のX1 Area 12チーム(4チーム/ブロックで、3ブロック制)で構成されています。この全体のチーム数=20チームは変わらないものの、かなり大きく変更される様子です。(赤字は個人的推測部分)

  1. X1 Super所属チームを4チーム増やして、12チームとする
    1. それに伴い、6チームずつの2ディビジョン制に移行する
    2. 各ディビジョンの優勝決定試合をボウルゲームとして12月に開催
    3. 多分、現在3日開催のライスボウルが両ディビジョン優勝チーム同士の社会人チャンピオン決定戦になると思われますが、日時は増加する試合数等によっては移動するかもしれない
    4. 今シーズン終了後現在のX1 Super 8チームからの降格は無い
      =現在のX1 Super 8チームは2022年シーズンの新リーグにそのまま残留
    5. X1 Area 12チームから上位4チームが2022年に自動昇格
  2. X1 Area所属 12チームは
    1. 2021年シーズンの結果から、上位4チームが2022年にX1 Superに自動昇格
    2. 2021年シーズンの結果から、10位、11位、12位のチームは、X2の各地区優勝チームとの入替戦を行う
    3. 残り8チームは、2022年から1ディビジョンに再編される
  3. 2022年シーズンの試合数(ディビジョン内、インターディビジョン等未定)、試合日程(リーグ戦やポストシーズンのフォーマット等)、順位決定方法、入替戦などの詳細は、今後決定していく
  4. 2022年シーズンのX1 Super(※名称がこのまま続くかは未定)は12チームでスタートするが、将来的には14チームに増えたり、逆に10チームに減ったりする可能性もある(各チームの実力や運営体制など総合的な判断)
X1 SuperとX1 Areaの関係部分を除けば、2022年からの新X1 Superのフォーマットは、現行のプロ野球に近い形式に成りそうというのが最初の印象。で、個人的に気になる点をいくつか挙げると、

  1. 2022年に最初にディビジョンが決まったら、プロ野球の様にその構成は変わらないのか、以前のように毎シーズン毎あるいは一定期間毎にディビジョン間でシャッフルするのか気になるところ。
  2. 少なくとも、毎シーズン新X1 Areaとの入替戦は発生するだろうから、同一ディビジョン維持と言うことは現実的には無理
  3. ただ、ディビジョン内対戦(5試合/チーム)にインターディビジョンの対戦を追加しても2試合位とすると、毎年同じような対戦が続く可能性はあるので、それを「善し」とするか「悪し」とするか微妙な所
  4. これまでのJapan X Bowl(12月中旬開催)に変わるものとしてディビジョンチャンピオンシップ(ボウルゲーム)を開催するという事は、新年3日の新ライスボウル(社会人チャンピオン決定戦)も動かないという事だろうか。
  5. 勝手な対戦スケジュールを想像すると、
    1. リーグ戦は(期間的な事を考えると)、9月初めから11月終わりまでの3ヶ月間で2週間インターバルの7試合(今シーズンと同様)※ただし、場合によってはもう一週間開幕を前倒しにする必要があるかも
    2. 12月初旬に、各ディビジョン内での準決勝(上位4チームによる、1位-4位、2位-3位対戦)を開催
    3. 12月下旬に、ディビジョナルチャンピオンシップを開催
    4. 新年1月3日にライスボウルで、社会人チャンピオン決定
      ※理想を言えば、3日ではなくもう一週間後ろ倒し出来れば、開幕からずっと2週間インターバルで試合開催が出来るので、本来はその方が望ましいと思う
    5. あるいは、こんな方法も可能かなと。
      1. 12月の第一週にディビジョン2位-3位のプレーオフ開催(リーグ最終戦から1週間後)
      2. その2週間後にプレーオフ勝者と1位チームとのディビジョナルチャンピオンシップを開催
      3. 2週間後の3日にライスボウル
  6. 個人的希望で言えば、
    1. 開幕は9月第一週にして、基本2週間インターバルでリーグ戦開催
    2. リーグ戦最終戦は12月上旬とする。これにより、リーグ戦8試合を確保
    3. 12下旬月にディビジョナルチャンピオンシップの準決勝(4チームor3チーム)開催
    4. 1月始めにディビジョナルチャンピオンシップ(新ボウルゲーム)、1月終わりにライスボウル
    5. 新X1 Super/Areaとの入替戦、新X1 Area/X2との入替戦は、12月中に開催
リーグ戦を8試合にしたのは、インターディビジョンの対戦を3試合にして、ディビジョンの上位3チームは、相手のディビジョンの上位3チームと、下位3チームは同様に下位3チームとの対戦をすれば、一番力が均衡して見応えのある試合が期待出来るかなと思うから。そして、勝ち点方式では無く、勝ち星制で必ずタイブレークを導入するなどして決着を付ける事と、同星で並んだ場合はディビジョン内対戦成績を優先すれば、ディビジョン内順位も特に混乱無く決まるだろうし。課題は、現行のシーズンから一月位後ろに延びることで、これまでのファンも含めて興味を引き留められるか、と言う事。また、その分冬のオフ期間が短くなるから、春のシーズンもどうするか考えないといけませんよね。個人的には、春は完全に交流戦形式にして、西のグリーンボウル、東のパールボウルを、秋のディビジョナルチャンピオンシップゲームの冠にしたら良いと思う。それに合わせてディビジョン名も「グリーンディビジョン」「パールディビジョン」でもいいと思うし、その構成チームは東西関係無く均等に割り振ればいいと思うし。

まぁ、詳細は今シーズン終了後になら無いと決まらないだろうし、先ずは今週から開幕する2021シーズンをちゃんと開催して完了することですよね。

2021年8月26日

自民党総裁選

フジテレビの平井文夫上席解説委員による、自民党総裁選に関してのコラム。まぁ、素人の自分が考えても、自民党の総裁になれるのであれば、可能ならばコロナ禍が終息して経済も立て直されて、安定してからやりたいと思うのが人の常だろうなぁ。勿論、一国の総理として南極に立ち向かい解決するというのも政治家としてのやり甲斐なんだろうけど、それで成功すれば良いけれど失敗してしまえばボロクソ言われるわけですからね。下手したら、そこで支持率が急落して下野するという悪夢再来となるかもしれないし。

一方で、総裁選というチャンスがそんなにしょっちゅう有るわけでは無いので、目の前にそのチャンスが巡ってきたら手を上げる覚悟くらいは常に必要でしょうね。それは自分自身の気持ちもそうだけれど、立候補するために必要な推薦人20人の確保という基本的な部分でもそう。派閥とかの代表ならば、所属議員がほぼイコール推薦人として期待出来るけれど、単に所属しているだけだと中々難しい。今回出馬が取り沙汰されている岸田氏は岸田派のトップだから良いけれど、その他の候補者は20名分の支持を党内から集めないと行けないわけで、それは大変そうですね。

自民党の総裁選に関して、野党の立憲民主党は「コロナ優先だから総裁選なんてやるな、でも支持率は下がっていて自分達には有利そうだから総選挙はしろ」と意味不明なことを言っている。自民党総裁選は自民党内の決め事なのだから、基本的に政治に影響する事は無いはずに対して、衆議院選挙は国政選挙だからこちらの方が影響度は大きいでしょう。仮に、自分達に有利だからと今総選挙が行われて、さらに仮に野党が政権を取ったぱあい、彼らはコロナ禍の厳しい状況の中責任を負わされることになるんだけれど、その覚悟というかそう言うものは有るんだろうか(いゃ、ないだろう)。どうしたって、東日本大震災の時のドタバタ具合しか思い浮かんでこない。肝心の被災地対策とか原発事故対策は後手後手所か、何も手を出せない状態なのに、何故か太陽光発電に関しては早々にソフトバンクと手を握って今もその禍根を残しているわけだし、原子力発電の根拠の内定志賀日本経済の停滞を招いたことも事実だろうし。

「れば、たら」ではあるけれど、昨年の菅総理就任直後あたりに総選挙をしておけば、もう少し楽だったのかもしれない。ニュース等では、今の調査では自民党は40議席くらい失う予想らしいけれど、それでも現在の276人が240人位は確保できるわけで、それって衆議院定員の465人の過半数を超えている。その40人が全て立憲民主党に流れるわけでは無いだろうから、そう言う事を考えると望ましくないけれどそんなに心配する結果には成らなそう。その減った議席が、比較的良い意味での関係を続けている維新の会に流れれば、それはそれで「実質的に堅固な与党」は替わらないわけですしね。兎に角、自民党や与党の議席が増減することよりも、仕事しない無能な働き者をとっとと首にして、今のコロナもそうだし、デフレ経済、外交や防衛、さらには社会福祉や財政健全化とか、もう山積みの課題をどんどん解決して欲しい。そう言う意味では、離合集散をして衆議院議席113議席を持っている立憲民主党が、その半分くらいになるようなお灸を据えられたら、少しは反省してもっと意味のある国会運営が出来るのだろうか。だとすると、次の総裁に高市早苗氏が選出されて、史上初の女性総理という追い風で自民党が一気に300議席超えとなるようなシナリオが、一番困りそうですね。まぁ、それはそれで今の自民党でも抵抗がありそうだけれど。

もう一つのリモートワーク

東京パラリンピックも始まり、障害とかハンディキャップに関して少し社会の注目度も上がったかなと感じるのですが、海外から来日している関係者が、日本の中での取組に注目してくれて評価してくれるのは嬉しい限り。分身ロボット「OriHime」が働くカフェは、今では常設されていると思ったのですが、こうやって海外で紹介されて実現すると、今働いている人達がリモートで「海外出張」したり、新しい環境での就業経験ができるようになるから、ますますこの仕組み・システムが認知されて充実する切っ掛けになることは間違いないでしょう。

災い転じて福となるじゃ無いけれど、このコロナ禍の中「リモートワーク」という就業形態が認知されて広がっていることも、このOriHimeの様な「分身ロボット」を使わなくても、自分自身身一つで出来る仕事も増えてきているんじゃ無いだろうか。例えば、移動は出来ないけれど普通に話をする事が出来るのであれば、施設の案内係として(例えば空港の案内係とか)自宅からリモートで仕事をすることも今なら可能なはず。「いゃ、実際の施設(例えば空港とか)を知らないと案内できない」という問題も、それならばVR等を利用して自宅で施設の様子を仮想体験して学習して活用しても良いわけだし。

このOriHime関係の記事とか何度か観ていますが、参加されているパイロットの方の目的というか働く意義というのは、勿論仕事をして対価を得るという達成感充実感もあると思うけれど、一番の利益は「コミュニケーション出来る事」じゃ無いかと思っています。会話だけで無く、それこそテキストだけの会話であっても、第三者と話をする事が一番の喜びじゃ無いだろうか。だからカフェという形態が、ある意味ベストフィットしている気がします。ただ、そのカフェも「これこれこう言う目的で、こういう人が仕事をロボットを通じてしています」という事前の理解があるから今は成立している事もあると思うので、今後は何らかのシンボルマークみたいなものでそう言う状況を知らせつつ、可能な範囲であればリモートで自由に仕事が出来るようにして行くことが次の目標でしょうね。

将来的には、例えばリモートでトラクターとか操作して、自分達が畑を開梱して作物を作り、それを利用した料理をこのカフェで提供する、何て言うことも可能になるかも。既にリモートで操作する技術は5G/GPS等を利用して可能なのだから、そんなに難しくないだろうし。また、温室栽培なら育成環境の監視業務とかもリモートで可能だろうし、可能性は幾らでも見つかりそう。もしかしたら、パラリンピックの競技種目に「リモート〇〇」というカテゴリーが追加される事になるかも。考えてみたら当然な話なんだけれど、東京パラリンピックを切掛に、日本の中でのこう言う取組が世界的に注目されるようになった事は、とても良い事だと思います。

王位防衛

余りに強すぎて勝つことが「当たり前」に成ってしまったからか、藤井聡太王位(棋聖)が、挑戦者の豊島将之二冠を4勝1敗で退けて、棋聖戦に続いて王位を防衛。日頃全く将棋に馴染みも興味も無い自分ですが、やっぱりこの人凄いわと今更ながらに感心している「にわか将棋ファン」に成りつつあります(笑)。次の注目は、今度は立場が入れ替わって来月に開催される、叡王戦五番勝負の最終戦。先日藤井二冠が敗れて2勝2敗の五分に対戦成績が戻り、今度は豊島二冠が防衛するか、藤井二冠が勝利して三冠目を獲得するかと注目される勝負。

もし藤井二冠が勝利して叡王を獲得すると、10代での三冠達成というまた新しい記録が作られるらしい。 現在の記録は、羽生善治件の22歳3ヶ月で、仮に来月藤井二冠が三冠獲得すると、19歳1ヶ月と大きく記録更新することになるらしい。その三冠達成後は四冠、五冠とさらに期待が膨らむわけですが、今年度内だと藤井二冠には今の所最大六冠までの可能性があるらしい。まぁ、それだけでも凄いと思うけれど、三冠以上の最年少記録は今の所すべて羽生九段が保持しているというのも、やはり羽生九段の凄さを改めて感じます。将棋に縁の無い自分も、やはり一番耳にした「将棋の達人」と言えば「羽生善治」ですからね。その羽生九段はタイトル99期保有をしていて、あと一つ何かのタイトルを獲得すれば100期という凄い記録になりますが、どうだろうか。個人的には100期という偉大な数字を是非達成して欲しいと思うのですが。

藤井二冠の王位防衛の記事で個人的に気になったのが、二種類の将棋ソフトを使用して研究しているという所。最近の将棋棋士は将棋ソフトを利用して研究する事がほぼ常識に成りつつあるようですが、その中でも藤井二冠の場合はパソコンを自作してまで活用していることで有名な人。これまでだと「将棋ソフト=将棋AI」でしたが、今はその将棋AI系ソフトと並行して、ディープラーニング(DL)系のソフトも活用して、多角的に自分の手や相手の手の研究をしているらしい。どちらも、経験値を蓄積することで「賢く」成っていき、人間の頭脳では到達しないような手や定石を導き出すんだろうけど、AI系がちょっと変な癖(バイアス)が掛かると突然変な方向に振れるのに対して、DL系は時間は掛かるけれど、理想的な形に収束するようなイメージがあるので、これからどんどん彼のソフトが磨かれていくような気がする。そうなると、ますます彼の実力も上昇して行くばかりになりそう。

肝心なことは、別に対戦中にそう言うソフトの結果を知ることが出来る分けじゃ無いから、どれだけソフトからのアウトプットを文字通り「自分の血肉に出来るか」という事。ソフトが導き出す無限の差し手を全て暗記すること何て出来ないから、ソフトから得れるものは「そう言う考え方・思考するパターン」を身につけること。ある意味「閃き」とか「天啓」みたいなものを少しずつ会得する手段の一つなんですよね。しかも、その度合いがソフトの使用時間に比例したりするわけじゃ中、24時間使えば良いというわけでも無いだろうし。人間というのは、小さなものから大きなものまで、いろいろな関門突破(Breakthrouh)して成長して行くものだと思うけれど、藤井二冠の場合はその関門が並の人以上に多いけれど、並みの人以上のスピードで次々と突破していく資質なんでしょうね。本人すら理解していないから、多分関門が与えられれば与えられるほど、加速度がついて行くような気がする。だから、今のようにスケジュール的にも対戦相手的にも厳しい環境というのは、案外彼にとっては一番の成長環境なのかもしれない。そう言う意味では、彼にとって今は一番幸せな時間を過ごしているんだろうなぁ。

2021年8月25日

東京パラリンピック開会式

昨日開催された、東京パラリンピック開会式の様子。私は運悪く夜の電話会議の時間対と重なってしまい、リアルタイムでは観られなかったのでNHKの録画で追っかけていたんですが、 いゃぁ良かった。これがオリンピックの開会式であっても、十分納得出来る内容じゃ無かっただろうか。で、個人的に気になったところを備忘録代わりに。

  1. いきなりの「はるな愛」ドアップ、参りました。劇団ひとり登場以上のインパクトがあった(笑)
  2. 掲揚されている日本国旗、向きが90度ずれてない? 縦長に掲揚されているように見えるが???
  3. 今回もプロジェクションマッピング、綺麗だなぁ。ほんと、普通に観ているとCG合成としか思えないクオリティの時もあって、ドキッとする位。今回の東京オリ・パラ、いろいろあったけれど、このこのプロジェクションマッピングのクオリティはその中でも成功した例のトップだと思う。
  4. 流石に人物による再現は無かったけれど、パラリンピックでもピクトグラムの紹介があったのは良かった。
  5. 入場行進のコンセプトが、空港になっているのは飛行機好きとしてはGood!な演出。
  6. 入場国・地域の旗がプロジェクションマッピングで表示される演出も好きだなぁ
  7. スタッフさん、みんなタケコプター付けてる。しかも風で回っている(ちょっと嬉しい)
  8. 個人的に気になっていた「台湾」入場なんですが、順番的には「大韓民国(だいかんみんこく)」と「タジキスタン」の間だったから、アナウンスの「チャイニーズタイペイ」名ではなく、やっぱり「台湾(たいわん)」を意識していた、と勘ぐっても良さそう。最低限の矜持は守ったと言う事だろうか。
  9. プロジェクションマッピング、凄い(2回目)
  10. 片翼の車いすの女の子の演技、素朴で良い。周りを支えるパフォーマー達も凄いなぁ。あの片足松葉杖のダンサー氏、体力凄い。
  11. 今回はバッハ氏の挨拶は無し(全国民ホッと一息-笑)
  12. 日本国旗、横向きに直っている?!
  13. 開会宣言中、雨みたいな様子が? 天候大丈夫だろうか...
  14. 再び片翼車いすの少女登場。背後で演奏している、片腕のバイオリニスト氏も以前見た方ですね。
  15. で、その雰囲気をぶち破る(笑)フィナーレはデコトラか、これは(賞賛!) マッドマックス感満載!
  16. おぉ、布袋寅泰でキル・ビルだぁ!!!!
  17. 車いすだったり、義足だったり、体格が違っていたり、それはそれぞれの日常なんだろうけど、舞台衣装や電飾などもあって、凄くサイバーパンク感が出ていて面白い! 
  18. 電飾された義足を取り外して踊る片足のダンサーや、一緒に踊る下半身が不自由で軟体ダンサー的な人の体に付けた電飾とか、ちょっと凄すぎて言葉が出ない。
  19. 最後、車いすの女の子が全速で滑走路を走り抜けて、最後は翼を見つけて空に飛び立つ演出、もうね、涙と鳥肌と感動が一気に噴き出すような感じ。
  20. 何て言うか、この閉会式を企画・準備・運営した人達の「パラリンピックだって手を抜かないぞ」みたいな、意地とプライドが満載されていた気がする
本当、正直言えば、スタジアム満員の中でこの舞台を見て欲しかったし見せたかっただろうけど、逆に無観客で演技に100%集中出来る環境だから、この内容がより一層生きたような気がする。差別を無くすという意味で、オリ・パラを一つの大会にという意見も一理あると思うけれど、「障害・障碍」と思うからそう言うものが生まれるわけで、「個性・特徴」と思って行けば、こんな生き方もあるよ、みたいな一面を感じさせてくれた3時間だったと思います。どちらが正しい、何が正しいと言うのでは無く、どう感じて考えていくのか、そう言う努力の継続をしていくことの大切さを、このパラリンピック大会から少しでも経験することが出来れば、このコロナの中での開催した事の意味が、さらに深まるんじゃ無いだろうか。

実際の所、オリンピック参加選手にとってもそれは大きな目標だろうけど、より競技機会や注目度の低いパラリンピック種目参加者にとっては、この大会の持つ意味は何倍も大きいはず。そう言う意味では、極端な言い方をすれば、仮にオリンピックは中止したとしても、パラリンピックだけは死守しないと行けない気がしますね。そして、実際に今始まったわけだから、後は予定通り最後まで完遂することを目指すのみ。

日本のテレワーク事情


ITmediaの記事から、日本のテレワーク率に関しての川上敬太郎氏のコラム。コロナ禍以前と比較して、日本のテレワーク率は倍増しているけれど、それでも最初の非常事態宣言以降何度かの非常事態宣言を受けても そんなに増加する様子は無く、現状3割弱の状態で止まっている様子。この「テレワーク」の定義も、多分週に1回以上テレワークをしているかどうかだろうと思うので、実際にオンサイトでオフィスワークしている率はもっと高いんでしょうね。

その下の各国別の比較は、他国の例が古いのでそのまま比較するのは難しいと思うけれど、日本のデータが2018年時点で19.1%と、上記のデータよりもテレワークは進んでいたことに。調査する母集団の地が等有るだろうから一概に比較も出来ないかもしれないけれど、大体2割位が日本のテレワーク人口と思えば良いだろうか。そこからの3割前後と思うと、やはりこれだけの社会変化が生まれているコロナ禍の中でも、かなり頑固なシステムであるとも言えますよね。

この記事の中で自分なりに重要だと感じたのは、既存の仕事環境が「他律的」であるのに対して、テレワーク環境は「自律的」であるという事。多分、一番日本の会社組織だけでなく学校も含めてありがちなのが「他律的」な仕組みだろうから、これを崩すのは中々大変。でも、やはりテレワークというのは基本自分一人で仕事を回していくことだから、やり方によってはバッチ処理みたいな形でも遂行可能だけれど、最終的にはゴールを設定されてそこに向かって努力するような「自律的作業」が実行出来ないと駄目。ゴール達成であっても、それって100点満点で80点ぐらいの評価な訳で、それ以上の業績を出してやって100点。逆に、それをさらに超える結果であれば報償も得られるし、逆に失敗すれば言及も含めて厳しい評価もあるような仕組みとともに採用しないと、単に「自宅に仕事を持ち帰って作業しました」という事と変わらない事になってしまいます。

そう言う意味で、日本でテレワークを広めるためには、会社側の認識変化が前提になるとともに、仕事をする人自身の意識改革が一番重要だと思う。自分自身、そこまで成長して居るかと言われると中々自己評価は難しいけれど、これまで首にもならずに10年以上続いているから、それなりに評価されていると勝手に自分では思っているけれど(笑ょ。だからこそ、先ずは一気にテレワークにジャンプするのではなく、サテライトオフィスとか分散オフィスみたいな物から始めるのも有りだと思いますね。今はオフィス事情も買い手市場だろうし。そう言う意味では、小規模の会社なんかは、以前は手が出なかったようなオフィスに一気に拡大して会社環境を改善して車内の効率化を進める、というのも裏技的に有りなんじゃ無いだろうか。日本人は、どうしても「良い・悪い」「1 or 0」みたいな両極端に触れがちなのが問題だと思うけれど、その隙間を狙って徐々に最適解を見つけていく事が、今一番重要だと思う。

2021年8月24日

やっぱり使えない「レジゴー」

自宅近くのイオンモールには、週に3~4回位通っていますが、もっぱらモールに出店している専門店利用がメインで、イオンスーパーで買い物をする機会はそれほどでもありません。それでも、今日一寸した買い物をしに久しぶりにイオンスーパーに入ったんですが、ここで前回同様「レジゴー」にはまりました。 

どの程度認知されているのかは不明ですが、スーパー入口に置いてあるけれど、目立つようには置かれてはいないイオンの「レジゴー」端末が並ぶ台。チラッと見ると、端末を入れるスロットが空いている(=端末が利用中)物の数はそんなに多くなくて、1割行くかどうか位。私は、前回自分のスマホにインストールしたレジゴーのアプリが利用出来たので、今回もそのつもりでそのまま店内買い物籠だけ摂って店内に進みます。ところで、やっぱりこのレジゴーはカート利用前提のスキームだよなぁ。でも、わざわざカートを引きだして買い物する利用者って、家族分とかまとめ買いとかの人達で、そういう人には便利だと思うけれど、自分のように高々数点程度、まぁ一桁数の商品購入くらいとか、そんなに嵩張らないものを購入する場合には、わざわざカートを出してこずに買い物籠だけで買い物をするでしょう。そう言う使い方には全く配慮されていないスキームだと思う。実際、以前と比べて、精算のレジ前のスペースが広くなっているように感じましたが、あれってこれまで以上にカート利用をする人を想定しているから、カートでの待ち行列用に広げたんじゃ無いだろうか。それはそれで正しい判断だけれど、其れ以前にこのレジゴーの使いづらさをもっと真剣に対策して欲しい。

まぁ、不満は後で纏めるとして(笑)、店内用買い物籠を一つとり、この日の購入目的であるソフトドリンク(お茶)のペットボトル売り場へ向かいます。購入予定の品物は、2種類のお茶を2本ずつ合計4本購入する事。目的の商品をカゴに入れて、さてスキャンしようと自分のスマホを取りだしてレジゴーのアプリを呼び出します。この時、この後モールの別のお店でも購入する予定があるので、トートバッグに色々放り込んで左肩に掛けていて、その左手で買い物籠も支えています。利き腕でもある右手はスマホを操作して、さらに商品のバーコードもスキャンしないといけない。スマホのカメラで籠の中の品物をスキャンするためには、左手でカゴの位置を調整しながら右手を伸ばしてカメラでバーコードを狙う必要が有りますが、これを自分の正面で操作しないと中々スキャンエリアにバーコードも捕まらない。左肩にはトートバッグを担いでいるので、そのバッグの肩紐がズレたりしてくるし、本当手持での操作は面倒です。また、あんなことやるのかなと思いつつ、右手でアプリを起動すると「店舗を探しています」のメッセージが出て、暫くすると「お近くでレジゴーが使用出来る店舗が見つかりませんでした」と「はぁ?!」なメッセージ。今その店舗のど真ん中にいるんですけど? この時はdocomoの4G回線を使用していましたが、念のためイオン店内のイオンWi-Fiに接続して同様に試してみましたが、結果は同じ。前回はちゃんと使えていますし、その時から別に設定は弄っていません。大体このアプリ、利用可能な展墓が見つからないと、そこから先のステップに移行できないので、設定を弄るも何も、何も出来ないアプリなんですよね。念のためスマホの設定を開いて、位置情報利用可能になっていて、このレジゴーには位置情報もカメラデバイスにもアクセス許可を設定してあります。もしかしたら、スマホを再起動したら利用可能になるかもしれないけれど、そこまでするのも馬鹿馬鹿しいのでカゴに購入商品を入れて、通常の有人レジに並び精算をして買い物を終了しました。

何を見て「利用可能な店舗が見つからない」と言っているのだろうか。普通に考えると、取得した位置情報と多分予め登録されているであろう利用可能な店舗の位置情報と比較して判断しているのだろうという事。その時問題なのは、どの程度の精度で比較しているのかという事。このツールの性格上、利用の可能な範囲は店舗(イオンスーパー)の店内に限定するべきで、多少の余裕は設けるとしてもかなり正確に店舗領域を見ないといけない。そうなると、一番簡単なのは、Wi-FiのAPから利用者の位置情報を推定する方法。より細かくならBluetoothを使う方法もあるけれど、こっちは店舗側の準備が大変だろうし、まぁWi-Fi利用が一番現実的かなと思うのですが、でもイオンWi-Fiにしてみても駄目でしたし。スマホ側の位置情報取得制度の問題なら、例えば店内に飛んでいるイオンWi-Fiに切り替えて、再度検索するようなオプションを付けて欲しい。それならば、実際に店内にいるのか、そうで無いのかの大体の判断は出来るだろうし、そこで補正を掛けても良いだろうし。最悪、マニュアルで店舗を選択して、某かの方法でその店舗にいることを認証させたら利用出来るようにして欲しい。例えば店内の特定の場所でアプリで提供されたキャリブレーションボタンを押と、位置情報の補正処理が行われて必要十分な制度で位置特定出来るとか、あるいは店内の定員さんが認証したら、使えるようになるとか。いずれにしても、自分のように使えなくて困っている人はいないのだろうか。と言うか、面倒だからみんな有人レジ利用になっているような気がする。なんで自分のスマホアプリでの利用に拘るかというと、自分のスマホなら、レジゴーの精算用端末で決済して代金を払うのもそのスマホでそのままタッチすれば完了出来るから。レジゴー専用端末だと、商品決済をそれでした後に、精算する時には自分のスマホをまた取り出さないといけない。その二度手間が嫌だから。本当ならば、カード引落ならレジゴーアプリで精算した時に同時に決済して欲しいところなんですが。まぁ、相変わらず「痒う所に手が届かないアプリ」だと思うけれど、もうリリースされて一年以上たつんだから、もう少し何とかして欲しい。大手の企業が大々的に展開しているアプリにしては、随分作り込みが甘いなぁと正直感じますね。(続く...)

新幹線からスマホで注文

新幹線は新幹線でも、JR東日本の新幹線での話ですが、車内からWebサイト経由で商品注文すると、途中の駅で積み込んで座席にまで配達してくれるサービス。長ければ、2時間とか3時間近く乗車することもある新幹線ですが、最近では駅で購入して乗り込む乗客も増えて、車内販売はどんどん終了しています。東海道新幹線でも、こだま号は随分昔に車内販売は中止されたし、ひかり号もそのうち終わるという話も。毎回利用する物でも無いけれど、ちょっと何か飲みたい、食べたいときには便利なサービスなんですが。

下りののぞみ号だと、小田原くらいまでに注文したら、名古屋で受け取ることは出来そう。コーヒーとかなら、浜松当たりでも間に合うかな。ただ、チャンスとしては、名古屋で受け取り、京都・大阪までに飲み干すとなると、結構厳しいかもしれない。今のぞみ号は2時間半くらいで東京-大阪を走りますからね。そう言う意味では、比較的停車駅の多い東北新幹線とかなら、このサービスには向いていそうな気がします。

Uber Eatsの新幹線版みたいな感じで、サービス提供されると便利そうだけれど、流石にそれは難しそう。考えてみたら、二時間くらい搭乗するフライトでも、機内サービスされるのは飲み物一回ですから、移動時間に対してのサービス内容的には悪いわけじゃ無いけれど、デモそう考えると無い物ねだりで「欲しい」と思ってしまうのがなんともはや。ただ、最近では所要駅以外でも新幹線停車駅では駅販売も充実してきていたから、乗車前に一寸した時間が有れば、昔の車内販売よりも多種多様な物が購入出来ますから、まぁ、コロナ禍なので販売停止しているKIOSKも多いから、コロナ禍以降という前提になりますが、昔ほど車内販売のニーズがあるわけでは無いのも事実だし、その折り合いをどの様に付けるか一つのサンプルにはなりそう。

新幹線通勤を毎週していたときには、車内で飲む缶ビールが楽しみだった時期もありますが、何か網随分前の記憶のような気がする(笑)。ふと思ったんですが、車内販売のカート遭遇率って、東京-浜松間のひかり号で2回位なんですが、車内からWeb経由でオーダーして持ってきてもらえるサービスって、これの派生形として出来ないだろうか。例えば東京から乗車して、新横浜位から飲み始めたいのだけれど、中々そのタイミングで車内販売のカートが回ってきてくれない。流石に三島当たりで購入しても、浜松に着くまでに飲み干せるかどうか分からないし、それならもう少し我慢して駅に着いてからと思ってしまう。「購入意欲を示す」様な機能だけでもあれば、車内販売の効率も上がるんじゃ無いだろうか。座席番号は分かるんだから、今より効率的に販売できそうな気がします。そう言う方向性のサービスも考えて欲しい。

耳年齢60代

パナソニックのサイトに、耳年齢の測定ページがあると聞いて早速試してみたら、ちょっとショックな結果に。20代から60代まで、聞き取れるであろう最高周波数の音が出るようになっているらしいのだけれど、耳年齢60代の10,000Hzは聞こえたけれど、耳年齢50代の12,000Hzが聞こえない orz 当然それ以上の周波数帯の音も聞こえない...

いゃぁ、20代、30代の聴力は無理とは思いつつ、40代位までは征けるだろうと高をくくっていたからこれはショックでした。年相応と言えばそうなんだけれど... 50代と60代の中間、11,000Hzは聞こえるんだろうか。うーん、最近は移動する事が殆ど無くなったので、イヤホンタイプのヘッドホンで音楽を聴くことも無くなったし、そんなに耳に負担を掛けているとは思えないのだけれど。一度耳鼻科に行って、耳掃除とかして貰った方が良いかなぁ...

昔は、結構音に敏感な方で、音楽教室とか通っていたこともあり、絶対音感は無いけれど音の聞き分け(複数の音程の声を重ね合わせた合奏を何人が歌っているか聞き分けたりとか)とかは結構出来た方で、それなりに音に敏感だと思っていたのになぁ。加齢のためとはいえ、もう少しいけると思っていたのにショックでした。

そう考えれば、最近ちょっと人の声を聞き逃すこともあるし、やっぱり聴力として落ちてきていることは確か。勿論、日常生活に困るレベルでは無いので、直ぐに何かと言うわけでは無いけれど、となると響きいている音楽なども昔と違って随分解像度の低い物なのに「良い音」と一人で勝手に満足していることになるなぁ。目に関してはメガネを掛けているのでそれなりに注意しているつもりですが、耳に関しても特に今困っていることは無いけれど、一度看て貰った方が良いかなぁ。先日の会社の健康診断での聴力検査では問題無かったけれど、まぁ万が一のために。

オリパラを一つの大会に

ネットで話題になっていた、タレントの乙武洋匡氏の「オリパラを一つの大会に」という意見。多少違いはあるのだけれど、趣旨としては偶然昨日書いた自分の記事の内容と同じと言って良いのでは。 ただ、色々な面でクリアーするべき課題は大きいし多いと思うけれど、乙武氏としてはだからこそ「一つの大会」と言っているのだろうか。

先ず大きい課題は「競技日数」。今回の東京オリ・パラを合わせると、約一月間開催されたことになりますが、その間に今のように前半オリンピック競技・後半パラリンピック競技とシンプルに開催するか、一日ごととか数日毎に交互に開催するのか、どちらにとってもまた競技坂者にとっても公平に割り振らないといけない。それによって、これまで以上に滞在期間が長くなる可能性もあるし、ピーク時の選手村の収容人数だって今よりも最大数は多くなるかもしれない。それを平準化しようとすると、もしかしたら大会期間は単純に足した日数では足らなくなるかもしれません。期間が延びれば、天候の影響も受けやすくなるだろうし。大会期間が延びるとか大会の規模が膨らむというのは、そこに必要となるリソースが単純に増えた分だけで収まらなくなるわけで、例えば+50%の競技増加としても、必要なリソースは2倍とか3倍に成るんじゃ無いだろうか。この課題解決が一番難しいと思います。

次に必要なのは、このオリンピック・パラリンピックだけ統一しても多分意味は無いんじゃ無いかという事。少なくとも、各国での最終予選なり、その国最大の協議会でも同様に統一方式で開催する位でないと、最後の大会だけ凄く特殊な条件での競技となり、選手にとって不利な条件を追加するようになってしまう本末転倒の結果になりかねない。そう言う意味では、現実問題として競技運営や競技方法に色々制限が多い分、パラリンピックとして分離運営されている今のスタイルの方が、選手にとってはやりやすくある意味最適化されているのかもしれない。また、同種の競技で同一会場を使用する場合、これまでは大会期間の都合で日程を詰めて運営していた協議は、間に他方の競技日程が入る事が余裕が生まれる可能性もあるけれど、逆に間延びしてしまう競技もあるだろうしその調整は必要でしょうね。互いにたすき掛けするような方法が良い物はそうするし、間を開けたくない場合は、一つのカテゴリ毎に例えば数日毎に交替して会場を利用するような工夫をするとか。その分運営や滞在管理は難しくなるだろうけど。結局、参加選手数を今よりも絞れば別ですが、それではただでさえ少ない出場機会がますます減ってしまう。また、今オリンピックが批判されている「肥大化と経費増加」を進めてしまう可能性も大きくなるわけで、それに対しての説得できる材料は見つけないといけない。

記事の最後の方で乙武氏は、

スケートボードやBMXなど、オリンピックに採用されている競技の中にも用具の利用を前提としているものもある

と書いているけれど、それは一寸違うかなと。つまり、競技ツールとしての「用具」と、自分の身体機能を補完する「装具」では意味が違う。仮に前者が許されるなら、義手の手の部分をラケット状にした「競技用義手」みたいなものも許されてしまうことになってしまい、今の競技用具よりも有利な条件が生まれてきたら、それはそれで問題になりそう。アーチェリーは、通常の競技用の弓を使うカテゴリーと、 補助付の弓のカテゴリーがあるそうですが、そう言う細分化が増えるだけなるだろうし。まぁ、言い方の違いかもしれないけれど、装具の持つ意味合いは、かなり違ってきていることは事実。いずれ時代は変わるかもしれない。それよりも、パラリンピックをオリンピックの前に開催する事を先ず目指したらどうだろうか。後から開催するから「後付け」と思われるのであれば、オリンピックに先立って開催する事で、その負の印象は払拭できる気がする。将来的には一つの大会として開催される事が理想型の一つだと思うけれど、その前に一度試しにパラリンピックを先に開催して、その余韻が残る中オリンピックを開催して見たらどう違うか、試してみたらどうだろうか。オリンピックで一気にパラリンピックの結果がかき消されてしまうから、やっぱり後の開催が良いと言う事になるかもしれないし、そうでも無いかもしれない。少なくとも今のように後から開催されるから「後付け」という言い方は出来なくなると思うけれど。

2021年8月23日

東京パラリンピック開幕

東京パラリンピックがいよいよ明日から開幕。コロナ禍の状況の中で、その開催には賛否ある事は承知している物の、個人的には東京オリンピック以上に開催する意味も意義もある大会だと思っているので、今後よほどの事が無い限りは予定通り開催して欲しいと思っています。もっとも僅かに「有観客開催」に期待していた一人としては、「無観客開催」になった事は残念だけれど、それでも開催中止よりはましだし。

何度か書いているけれど、私がパラリンピックに目覚めたというかその魅力だったり凄さを実感したのは、長野冬季オリンピックでのスレッジスケートとかスレッジアイスホッケーの試合を初めて見たときから。そのスピード感と迫力は、ベースになっているスキーの回転競技とか大滑降、あるいはアイスホッケーに勝るとも劣らない物で、正直自分のそれまでの「障害者スポーツ」と言う思い込みを、180度転換させる物でした。その後、今大会でも注目されている車いすラグビーをその後の大会で知って、「これって、アメフト以上の衝撃じゃね?」とビックリしたし。

私は陸上競技を長くやっていたから、障害者の方が陸上競技をすることもその様子も多少は知っていましたが、正直大変失礼ながら、体のハンディキャツプを庇いつつ陸上の種目を競技する、程度の理解しか無かったのが事実。足が不自由な人は、歩行用の義足を競争用の義足(板バネを加工した物)に履き替えて、短距離とか跳躍競技に出場しますが、当時の自分は「あれって、逆にバネの反発が有利にならないだろうか」程度の認識だったし。実際最近の大会では、そう言う障害を持つ人が通常の大会に出場して好記録を残してきたりしていますが、身体的ハンディキャップによる競技力の差という物はどんどん無くなっている気がします。それは、選手や関係者の努力もあるだろうけれど、装着する・利用する装具の進歩もあるんだろうなぁとも感じています。言ってみれば、短距離選手なら少しでも軽いシューズを追求してスポーツメーカーと協業したりするように、足が不自由な人なら義足を、手が不自由なら義手をと言うように、自らの装具を改善するのは昔の認識とは全く異なるベクトルに進んでいるんだろうと感じます。

そんなことを色々考えて、一寸前から障害者スポーツと以前言われている物を、もっと違う視点で見るべきだろうなと自分では思うようになって、例えば生身でタックルするラグビーに対して、防具をしっかり装着してタックルするアメリカンフットボールがあるように、今のオリンピック競技とパラリンピック競技の関係も、そんな感じの関係に変わっていくんじゃ無いかと密かに期待しているところも。勿論、だからと言って、わざわざ自分の四肢を切断して装具を装着して競技するのは間違った行為だと思うけれど、何かの理由で一度諦めた競技者が、再度挑戦できる場になれば良いことだし、それによって社会に与える影響もこれまで以上に大きくなるでしょうし。それによって、今は不便を感じることの多い例えば車いす利用者だったり、義足義手利用者、あるいは視覚聴覚障害者、さらにはそれ以外にも色々な障害を持つ人達に取って、少しでも住みやすい社会になれば良いなと。考えてみれば、これまで「健常者」と思っていた人、思われていた人も、実はいろいろな意味での「障害」を内在していたけれど社会的に認識されておらず、逆に不幸な生活を送ってきたこともあるわけで、そう言う人達に取っても世の中の人の見方や自分達の見え方が変わる重要な機会になると思いますね。だから東京パラリンピックも東京オリンピック以上の成功を収めて欲しい。 

インドの感染推移

現在日本で猛威をふるっているデルタ株が発見されたインドの感染の様子を伝えるANNのニュース番組なんですが、インドでは一時期一日当たり40万人もの感染者が発生していてパニック状態になった物の、現在は通常の生活が戻ってきているという内容。正直、「えっ? そうなの?」とビックリしたのだけれど、その理由は国民の7割がすでに抗体を保持している「集団免疫」が達成されてきているからとのこと。とは言っても、一日当たりの感染者数は今でも8万人位いるらしいけれど、 インドの人口が約13億人なので日本の十倍と考えると、今の日本の一日当たり2万5千人というのは、インドの3倍位の規模といえます。

個人的には、4~5月の感染爆発時に、無反応症状者も含めて、実は認識されている以上に陽性者が全国的に拡大して、それによって自然に抗体確保されて今に至るんじゃ無いかと思うんですが。そう言う意味では、実は把握されていない陽性者やもしかしたら重傷者に死亡者というのは、公式発表よりも実は多いのかもしれない。映像の中では、ロックダウンをして感染拡大を一気に閉鎖させて、沈静化すると共に徐々に解放していくことが有効と言っているけれど、インドもある意味強制力が効く社会だから可能なわけで、日本では中々難しい気がしますねぇ。

考えてみたら、新型コロナウイルスの発生起源である中国の武漢市も、随分長い間ロックダウンしていたし、中国全土でもクラスターが発生すると強制的な閉鎖措置を間髪入れずに発令していたけれど、犠牲は大きいけれど規模が規模だけに、それなりの効果はありそうですね。ただ、その為のインフラというか基本的なルールが無い日本で、どれだけの規模や内容での規制が出来るか甚だ疑問だし、そう言う事になれていない国民の行動や対応も難しい気がします。とは言っても、現在接種をしているワクチンはまだもう少し時間が掛かりそうだし、その間に現在以上の感染拡大が発生しないともいえませんし。夏休みがそろそろ終わる時期で、そう言う意味では現在の感染拡大の要因の一つと考えられる外出機会も減ってくるのだろうけど、9月に入れば入ったでシルバーウィークもあるし、季節的には夏休み以上に恵まれている秋の観光シーズンもありますからね。

「日本型行動規制」みたいな物を準備する必要が有るんでしょうね。例えばワクチン接種では2回目完了者が5000万人を超えましたが、接種証明書所謂ワクチンパスポートがあれば、かつ店内利用ルールの厳守と来店履歴等後からトレースできる様なアプリ利用を条件に、アルコールも含む飲食提供を以前と同じように許すとか。今、コロナ追跡アプリのCOCOAってどうなっているんだろうか。これに、ワクチン接種済み証明と、来店帯展示の行動記録とか組み合わせて、入店時にCOCOAでタッチしたら、上記の条件が瞬時に判定記録されて、「8時迄ノンアルコール顧客」か「アルコール可能顧客」はお店側で判断出来るようにするとか。勿論、それでも店内では三密回避とか大声での会話禁止は全員厳守になるだろうけど。「禁煙レストラン」とか「禁煙居酒屋」みたいに「ワクチン済みレストラン」「ワクチン済み居酒屋」みたいなカテゴリーが生まれてきたりして。楽観視してはいけないのだろうけど、今の陽性者数やその他指数を見ていると、「感染拡大」というよりは「感染状況が踊り場に有る」ように見えるんですがどうだろうか。ここから再びぐっと上昇傾向に戻るのか、徐々に下がっていって第五波が終息方向に向かうのかは現時点ではまだ何も言えないけれど、感染状況に関しては停滞状態にあるように私は感じます。ただ、停滞状態と言う事は、それなりの数の重傷者も日々増加しているわけだから、医療関係などの逼迫状態は困窮するんだろうけど、今は何とか退院・療養解除の人数と微妙なバランス状態(増えもせず、減りもせず)に有るように見えます。各国の事例を参考にすることも重要だけれど、それをどう咀嚼して日本に当てはめるのか、その当たりの管理運用にもう少し政権担当者には頑張って欲しいとですが、それ以上に必要なのが、国民一人一人の理解と認識なんだけれど。

2021年8月22日

有名人の一言

昨日の夜、たまたまチャンネルが合ったTBS系列の「新・情報7daysニュースキャスター」を見ていたら、コメンテーター(で、良いよね?)のビートたけし氏が、「去年の第2波感染拡大の時にちゃんとやらず、今の第5波では後手後手に回り」と政府の対応を批判していたんですが、それは一寸違うよなぁと思いながら暫く話を見ていました。べつに政府や与党の肩を持つつもりは無いけれど、少なくとも丁度1年前の去年の第2波の頃は、規模は今の1/10位で行動自粛と所謂「ファクターX」のお陰か、日本は他国と比べて圧倒的に低い(=良好)な結果だったわけで、それは認められるべき。当時は、まだワクチンの「ワ」が見え始めた頃で、どうなるか分からない状態の中、早々にワクチン確保にも動いているし、それはちゃんと認められるべき事だと思う。

ワクチンの履歴としては、確かに初期の新型コロナウイルスから派生した、デルタ株やさらに協力な派生株が今は主流になっているので、去年の感染が再び拡大しているという言い方も正しいのだろうけど、個人的には同じコロナ型ウイルスの新しい感染が広がっているくらいの認識が合っている気がします。感染拡大時期にも差があったし、実際コロナウイルスのタイプも異なるからそうなったんだろうけど、SARSとMARS位の感じで、第2波と今のデルタ株の第五波は考えた方が良いんじゃ無いだろうか。

とは言っても、新しい解決策としてはワクチン接種が今拡大中ですが、まだその効果を十分に発揮するまでには至っていない。それがあれば、もう少し拡大スピードも落ちていただろうし、もしかしたらもうピークも過ぎていたかもしれない。ただ一方で、第1波第2波位まではそれなりに国民も理解して努力していた人流抑制や、三密回避にマスク・手洗いという基本的な対策がおざなりになってきているのも確かで、そこから漏れて角栓拡大してる事も、今の拡大理由の一つだと思う。と言うか、以前だと半信半疑でもそりなりにマスクとかしていたけれど、今はちゃんと理解してマスク徹底して居る人と、逆にもういいやと諦めなのか周りがしているからとフリーライドするからなのか、意識的にしない人、るを無視する人が増えている気がします。若い世代に感染者が広がっている要因も、そう言う有る程度の無茶をする・出来る世代という事と重なっている気がするし。

感染拡大を受けて開催を中止するイベントがある一方、甲子園とか東京パラリンピックとか制限付きながらも開催するイベントもあるわけです。芸能人、あるいはタレントさんとしては、やはりそう言うイベントが以前のように開催される事が一番のゴールなわけで、それに向けて何か可能背制のある発言をするなら分かるんですが、幾ら知らない情報があったとしても、もう文句だけ言って済むときではない気がします。一年間、色々苦労して色々なやり方とかアイデアをだして、どうしたら周りの理解を獲得しつつ、参加者、アーティストや観客に関係者の安全を確保しつつ、でもイベントとしての賑わいや楽しみを減じること無く実行出来るか。そう言う知見がもう積み重なってきていて実行出来るんじゃ無いだろうか。日曜日のワイドナショーに、西川貴教氏が出演していて、今年のイナズマロックフェスの話をしていたけれど、彼なんか見聞きした範囲だけでも真剣に努力を積み重ねてきている気がします。政権批判は批判ですれば良いけれど、それとは別に今できることやれることに関しては、もっと前向きな考えや発言が欲しいなぁ。それが世の中を少しずつ動かしていく、最初の動機になると思う。

自作半導体チップ


PCWatchの記事から、自宅で半導体チップ(IC)を製造してしまった話。 記事にも書かれているけれど、チップ製造の一番の肝であるパターン作成を、PhotoshopとDLPプロジェクターを使うと言うのが凄いなぁ。そこまでの解像度が得られるんだぁ。でも、さらに高密度のチップ製造にはIllustratorにしないと細部の再現が難しいかも。其れ以前に、DLPの解像度が問題になるか。

最近では、コントロール部分としてラズパイ(ラズベリーパイ)が普通に使われるけれど、あれも小型化されているとは言え、色々周辺部品や周辺装置が必要。自分が欲している機能に特化した専用チップが製造出来れば、小型化も可能だし、メリットは確かにありますが、やはり製造に掛かる部分で最初に書いたマスク製造やクリーンルームと言った、かなり特殊な技術や設備が必要ですからね。比べるのも烏滸がましいけれど、自分も昔は銅板に回路パターンを書いてエッチングして専用基板とか作っていましたが、あれを何十倍何百倍何千倍も細かい回路バターンと、その上に乗る半導体素子類を形成していくわけだから、その大変さは想像を絶する物であることは確か。

「自宅でできる」とはいえ、どれくらいの設備をこの人は持っているのか一寸興味深いですね。幾ら「自宅で製造」と言っても、家一軒くらいの規模を準備しないとこれくらいの物が作れないとなると、流石に趣味の範囲を超えそうだし。せめて、10畳位の部屋の中で必要な設備が収まるなら何となく実用的といえそうだけれど。まぁ、考えてみたら、黎明期の半導体企業の創業者なんて、多分似たような環境で今よりももっと悪い条件の中四苦八苦しながら製造していたんだろうから、それから比べたらまだ恵まれているんでしょうけど。

今回製造されたチップは1,200ゲートから構成されていて、Intelの最初のCPU「4004」は2,250ゲートなので、今回のチップの倍の密度があれば、到達出来る事に。回路設計に関しては、昔は一つ一つゲートを記述して論理回路を組み立てる必要が有ったけれど(だから、チップ製造の前に既存のトランジスタを組み合わせて擬似的な回路を畳み一枚くらい有りそうなボード上に作って検証したりしていましたねぇ)、今はそんなことをしなくても論理式をそのまま回路図に展開出来るので、回路設計自体はそんなに難しくないだろうし。そう言う意味では、製造さえ可能なら、後は自分好みの半導体チップを作ることはそんなにハードルとして高くないといえるかも。そうなると、独創的なチップの登場も期待出来るけれど、今のメーカーの半導体集積度レベルはとんでもないしなぁ。でも、こういう所から次の技術って生まれてくるものだし。ちょっと興味が沸きますよね。

2021年8月21日

ワクチン接種まとめ (5)

今回の新型コロナウイルスワクチン接種での経験と気がついたことを、最後に備忘録としてまとめておきます。個人差やその時の体調・状況で違いがあるので、あくまで自分の場合の経験値としての参考ですが。

1回目と2回目の副反応を比べてみると、

  1. 副反応のピークは、どちらも翌日で、二日目にはほぼ普通に生活出来る程度に回復したした。そう言う意味では、副反応の強さ(酷さ)という意味では普通だったかなという印象(中には無かったという人もいるので)。
  2. 一般的に言われているように、1回目よりは2回目の方が副反応の度合いは強かった気がします。どちらも発熱をしましたが、2回目は39度台が出たのにはビックリして一寸焦りました。それでも、二日目には平熱に下がったので良かったのですが、解熱剤は準備して置いた方が良かったかも。因みに接種当日朝から毎朝体温測定をしていた結果では、明らかに2回目の時の方が異常に発熱していました。
    • 1回目:36.5度→36.8度→37.1度→36.4度
    • 2回目:36.7度→39.4度→37.1度→36.6度
  3. その2回目の発熱に関しては、その体温ほどの熱っぽさは感じなかったんですよねぇ... 汗も殆どかいていないし。その辺りがちょっと不思議でした。私は通常買い薬類を飲まないので、常備している解熱剤も無かったのですが、やっぱり飲んだ方が良かったのだろうか。ただ、出来るだけ水分補給をするようにはしていましたが。1回目の時は、いつも飲んでいるお茶とか麦茶のペットボトルを消費しましたが、今回は事前にポカリスエットのボトルを2本用意していて、それで有る程度のエネルギー補給も出来たことで、食べなくても何とか踏ん張れたのかもしれません。ただ、日頃甘いものを食べない生活なので、ポカリのあの甘ったるい味にはウンザリしましたが。
  4. 1回目の方が酷かったのは、注射した部位の痛みというか違和感で、これは2回目は殆ど無いくらいだったのに、1回目は本当に何か腕の中に挿入されているような違和感がずっと続いていて気になりました。2回目が軽かったのは、慣れたからなのかだろうか。
  5. 1回目の時は、翌日体調が悪くなりつつも何とか食事が出来たのでまだ良かったのですが、2回目の時は食欲が全く無くなり、翌日3食とその翌日の朝食が食べられず、一日で体重が1.5kg減りました。その後、昼食は軽く栄養ゼリーなど軽食を摂取して夕食はほぼいつもの分量と内容を食べたのですが、接種後二日目の今朝体重を計ったところ、さらに0.8kg減っています。ただ、体脂肪率や内臓脂肪レベルも下がっているので、食事を摂っていない分体脂肪がエネルギー変換されて消費されたと考えるべき? これはこれでうれしい事ですが(笑)
  6. 今回予想外の副反応は、体が特に膝から下の足の部分が氷のように冷たくなることで、気温が30度以上あるのに、扇風機の風が当たるだけで身震いするほどの寒さを感じるような状態になったこと。1回目も2回目も発生したんですが、2回目の時の方がその度合いは強かった気がします。少なくとも1回目には、2回目の時のようにスウェットを着たいと思うほどでは無かったですから。
  7. 水分補給をまめにした方が良いと事前に聞いていたので、1回目も2回目もそうするようにしたんですが、それがどの程度有効だったかは一寸分かりませんでした。ただ、夏という時期もあるので、水分補給は他の意味でもちゃんとしておくべきだとは思います。
  8. 食事というか補助食的に栄養ゼリーを何個か用意していたんですが、2回目接種の翌日は本当に食欲が無くなり、ゼリーすら食べたいという意欲が沸かなくて、結局準備していたゼリーは接種後二日目のお昼にやっと手を付けたほど。万が一の場合様に準備しておくことは大切ですが、今回の経験から言うとゼリーよりは栄養ドリンクのような液状の栄養補助食の方が活用できたかもしれませんね。
  9. 排尿ですが、1回目は接種後もそんなに尿の色には変化は無かったのですが、やはり量は減っていた気がします。2回目は量も減りましたが、接種翌日に色の濃い尿になったりしたので、気をつけていたとはいえ発熱もしていたので脱水気味になっていたのかもしれません。濃い尿が出た出た後は、多めに水分補給をするようにしたこともあってか、その一回だけでそれ以降はほぼ通常の濃さに戻りましたが。
  10. 排便に関しても、下痢などにはなりませんでしたが、1回目は量は減った気がします。2回目は、翌日食事をしていない事もあって、その日は排便無し。2日目のお昼に少しお腹に入れた後、その日の午後に久しぶりに出てくれましたが、この時も下痢とか軟便にはならなかったので、胃腸関係でトラブルが生まれていたことは無かったと思います。
  11. 接種当日も患部を擦ったりしなければ入浴可能ですが、今回は1回目も2回目も接種当日の入浴は控えて、翌日以降から再開しました。特に理由は無いのですが、入浴が必要なほどそんなに汗など書いていなかったことや、昔から「注射を打った日はお風呂は控える」と言われてきた記憶が刷り込まれていたので(笑)。翌日の事を考えると、軽くシャワーくらい浴びておいた方が良かったかなとは思います。
  12. 今回1回目接種は7月の連休の前日、2回目接種の後は2日間有休を取得して、どちらも接種後2日間のバッファーを用意していましたが、結果的にはこれは良かったと思います。最低でも1日は余裕が必要かなと。実際接種翌日は仕事は勿論通常の生活、例えばコンビニに買い物に出るのも一寸きついかなぁと言う状況もありましたから。このあたりも、個人差が出る部分だと思いますが、可能ならそのくらいの準備をして置いた方が良いかなと感じました。
これで、二週間後にはそれなりに抗体が生成されて、新型コロナウイルスに対してのリスクがかなり低減されるのですが、まだその効果は実感できないし正直なところ感染して苦しむ経験をしないと、その効果は分からないでしょうね。じゃぁワクチン接種は不要かというと、やはり今の所この方法以外に新型コロナウイルスを食いとどめる方法が無くしかも一番早く効果が期待出来る唯一の対策だけに、やはり最優先で進めるべき対策だとは思います。ただ、じゃあ今回の様に接種が無料では無く有料だった場合、あるいは自分が受けたように集団接種会場などで有る程度融通が利く場所で接種出来ずに、かかりつけ医とか身近なクリニックなどに予約して接種しないといけない場合、そう言う場合でも率先して接種するかと言われると、正直その場合には先延ばしにする可能性の方が高いかもしれませんね。インフルエンザのワクチン接種がまさにそれだと思うのですが、その接種率って多分そんなに高くないと思うんですよね。インフルエンザに掛かっても、死ぬことまでは無いだろうという甘えもあると思うけれど、やはり接種が無償なのと接種機会の多様化は、既に2回目接種完了人数も5000万人を超えたそうですが、その勢いの原動力だと実感しました。(続く...)

外出禁止令

感染拡大が止まらないコロナ禍ですが、今朝見ていた朝のニュースでは都道府県の知事からも「ロックダウンを」という声が上がっているそう。そのニュースでは、神奈川県の黒岩知事や大阪府の吉村知事が「ロックダウンのような事も必要」と言っていると放送していたんですが「ロックダウンのような事」って何? 今の「自粛要請」との違いは何なのか。多分彼らの意図としては、他国でのロックダウンほどでは無いけれど、それなりに効果があり国民への影響が出来るだけ低い「規制」を考えているんだろうけど、正直そんな都合の良い物は無いと思う。

「ロックダウン」と横文字で言えば何となく誤魔化された気がするけれど、これ日本語で言えば「外出禁止令」ですよね。その定義は色々あると思うけれど、外出するには許可が必要で、それも内容によって認められないこともある様なレベルの話。それが守られなければ、罰則が与えられるレベルの話が「ロックダウン=外出禁止令」な訳ですが、それを先ず本当に日本で実行する気があるのかという疑問が先ず最初。そして、それを実現するのに憲法改正では無く、本当に特例法一つで良いと思っているのかと言うのが二つ目の疑問。どちらも、コロナ禍で無ければ即座に否定されている考えだと思うのですが、それがコロナ禍の今なら成立するという理由も、正直思い浮かばない。

確かに過去例に無いほど危機的な状況ではあるし、実際コロナ禍で無ければ救われたであろう命もあったことは事実。一方で、ファクターXの働きなのか日本の状況は諸外国と比べるとまだ恵まれていて、かつワクチン接種も加速度的に進んでいて既に対象人口の半分近くまで2回目接種完了している。今の所陽性者数は高止まりしていて、これまで無かった若者世代への感染拡大は深刻だけれど、高齢者層の感染が減るとともに重症化や死亡例などは劇的に減ってきており、もう少し頑張れば先が見えてきている気もします。勿論、一刻も早く有効な手段を打つべきではあるけれど、例えば都道府県条例で対応出来ることとか無いのだろうか。営業許可時間とか、条例で決めたりするんじゃ無かっただろうか。色々打つ手はあると思うのですが、何か一番楽な「ロックダウン」におっかぶせようとしているように感じてしまう。

政府会見などで「ロックダウン」ではなく「外出禁止令」と言い換えて今後発言してみたらどうだろうか。例えば新聞記者から「ロックダウンの可能性は」と聞かれたら「外出禁止令に関しては、その影響は大きいと考えるので慎重に検討する必要が有る」とか、「ロックダウンの必要がある」と知事から言われたら「外出禁止令を出した場合、地方自治体の警察でどの程度対策可能か」とか、多分言葉から受ける印象がかなり変わって、国民の意識も違ってくるんじゃ無いだろうか。実は「ロックダウン」と言う言葉を聞いたときに、何か反逆的な悪格好いい響きを感じる事もあるんじゃ無いかなと言う気がしたんですよね。今でも外出自粛要請に対して、色々へ理屈をこねて正当化している様子がテレビでも流れることがあるけれど、それがますます英雄化されてしまうと言う、特に対象としている若者世代にはそう言う感覚が有るんじゃ無いだろうか。何となく、言葉のもつ響きや意味が凄く重要な気がしています。そう言う意味では、メディア自体が「ロックダウン」では無く「外出禁止令」と言うべきでは無いのだろうか。過去日本での実例が無い言葉で、日本語化出来ない言葉ならまだしも、そのものづばりの言葉が既に存在していて過去にも使用されたことがあるのですから。あえて「ロックダウン」を使い続けるメディアが、もしかしたら一番その言葉を軽視しているのかもしれない。

焼肉王国静岡

不破雷蔵氏ガベージニュースに掲載された、外食での焼肉あれこれに関しての記事。「静岡県の焼肉消費が全国一」というフレーズに誘われて読んでみたんですが、地元民としては「本当?!」と言う気分。ただ注意しないといけないのは、「焼肉」の定義で、

焼肉(外食)…原則、焼肉(自ら網で焼くもの)店での焼肉を伴った食事。

と言う事。記事に書かれているように、自宅での焼肉パーティとか、多分記事では言及されていないけれど最近流行のキャンプなどでのBBQもこの「自宅での焼肉」に含まれるんでしょうね。 所謂「焼き肉屋さん」で食べる焼肉の消費量(=金額)による順位というものなので、実際の肉消費量とか消費金額とはまた一寸違うニュアンスであることには注意が必要。

実際、1位の静岡県(9,583円)に対して最下位の沖縄兼(1,910円)は5倍以上の開きがありますが、沖縄と言えばステーキが一般的で「飲んだ後の〆はステーキ」という人も。価格も安いのだけれど、焼肉=肉料理と考えると、この順位も逆転する可能性大だと思います。そう言う意味で「肉消費量」とは(焼肉だけに)ひと味もふた味も違う傾向になるのかと(美味い!)(マテ)

そう言う意味では、個人的にちょっと意外だったのは、焼肉と言えば自分などは先ず最初に思い浮かべる、川崎市がある神奈川県とか、やはり焼肉と言えば鶴橋と思い浮かぶ大阪府とかの金額がそんなに高くないこと。指標が人口比だから、人口が多すぎるのも有るかもしれないけれど、これはちょっと以外。逆に、静岡県の次が愛知県(9,280円)で、次が山口県(8,833円)そして4位が岐阜県(8,614円)と、東海地区の3県がトップを占めているのもちょっと不思議。最近では、それぞれの地域にブランド牛やブランド牛、ブランド鶏があるから、それなりに焼肉も人気があるのだろうけど、この東海三県の中では精々名古屋コーチン位が有名で、それ以外はそれなりに知名度はあるけれど、そんなに有名というわけでもない気がします。焼肉って、基本「牛肉」だと思うので、その辺りを考えるとブランド品の有無は関係なさそう。それに、今回の調査対象が「焼き肉店」であり、自宅での焼肉機会は含まれないことを考えると、何故お店に出かけるのか、人口当たりの店舗数なのか平均価格の高低なのか、一寸別の角度からの推定にも興味が沸いてきますね。

「焼肉」では無く「肉料理」となったらどうなるのだろうか。例えば北海道ならジンギスカン、福岡ならモツ煮とか、それぞれの地域で日常的に食されている肉料理はそれこそ星の数ほどあるわけで、そうなるとまた結構勢力地図は変わってくるでしょうね。とは言っても、何故静岡県がそんなに焼肉に特化しているのか、地元民としてその理由が皆目見当が付きません。確かに地元のブランド牛やブランド豚はあるけれど、正直日々の食事でそれらを意識して注文して食べることは殆ど無い。多分どこでも同じだと思うけれど、所謂ステーキハウスなら「〇〇牛のフィレ」とか言うオーダーはあるけれど、一般的な焼肉屋さんだと部位で注文することはあっても「松阪牛」とかブランド名で注文する事って、殆どない気がするし。正直、市内を見渡してもそんなに焼き肉屋さんが目立つわけでも無いし。静岡県の中でも、地域差があるのだろうか。中部(静岡市)とか東部(三島市)当たりの方が、より消費金額は高いのだろうか。でも、愛知県に近い西部(浜松市)の方が影響を受けていそうな気がします。なかなか、謎が謎を呼ぶ、統計データですね(笑)。


2021年8月20日

ワクチン接種二回目 (4)

南極に取り残されたような「冷え冷えの一夜」を過ごした、2回目ワクチン接種当日。流石に、善也ちゃんと睡眠できなかったので、体調は決して良くない状態。食欲も無く取りあえずポカリをちびちび飲みながら横になって安静にしていることに。前夜の氷のような足の冷えは無くなったけれど、外は雨なので締め切った部屋の中、エアコンを止めているのに、上下スエットを着ていても暑苦しさを感じないのは、やっぱり体が冷えているからだろうか。でも、ここで対応を計ったら、39.4度と出てビックリ。一応ワクチン接種の副反応の一つとして、1日2日高熱が出ることもあると言う事で、反応としては正常なんだろうけど。でも、それだけ体温があっても、汗をかくわけでも無く、自分でも発熱している感じは無いんですよね。でも、体温計で測定すると、そんな状態。

多分、この頃がピークだったと思うのですが、お昼にかけて薄らとして倦怠感みたいな物が出てきて、足ってトイレに行くとか部屋の中を歩くことくらいは出来るんですが、それ以上の運動をしようとするとだるさが襲ってくる感じ。結果、ベッドと部屋の周辺を移動するだけとなります。ここで、11時頃からウトウトしだして、目が覚めたら午後の3時位迄寝てしまったんですが、これが良かったのかこの時点で倦怠感がかなり解消されたように感じます。ただ、体温測定をして見ると、相変わらず39度代が出ていて、でも発熱している感じは無くて本当にそんなに発熱しているのかと疑うほど。

この日は朝、昼と固形物を入れていないので、夕方には何か食べないとと思っていましたが、肝心の食欲がないので普通の食事は摂れそうもありません。そういう時のために、カロリーメイト核種を常備しているので(笑)、カロリーメイトのメープル味を囓りながらポカリを飲んだんですが、一袋2バー食べるのが一寸辛いくらいに食欲は減退していて、大丈夫なのかと心配になるほど。まぁ、風邪を引くと私は大体いつもそんな感じなので不思議は無いのですが。この位から、注射をした左腕の部分がかなり楽になり、寝返りを打って左腕を下にしても傷みも無く、これだけは前回と異なりかなり楽な状態です。食欲は無いけれど、水分補給だけは欠かさないようにと、ちびちび飲んでいたんですが、念のためと1.5L 2本のボトルを前日からの1日半で飲みきってしまいました。

この日も早めに就寝しましたが、それが徒になって22時頃に目が覚めてしまい、暫くぼーっとしていましたが、この時点でかなり体調が戻ってきていることを実感できました。まともな食事をしていないので体に力は入らないのだけれど、体の倦怠感・違和感は殆ど解消されたような感じです。ただ、ずっと寝ていたような状態なので、腰痛がちょっと出ましたが。ここでも水分補給で、お茶を少しずつ飲んで落ち着いたところでまた睡眠に入りましたが、目が覚めたら朝の6時過ぎでかなり熟睡できたようです。今の所、今日から通常の生活や食事に戻れそう。流石に朝食は、いきなり通常食は胃腸に負担をかけるだろうと、ゼリー飲料に抑えましたが、お昼からは一寸ずつ戻して行く予定です。2日目の状況を振り返ってみると、1回目の副反応と同様でしたが、1回目と比べて接種部分の痛みや違和感は軽かったと思うし、全体的な倦怠感や発熱具合も少なかったように感じます。それでも、丸々一日仕事にならないのはやっぱり困りますが。後は、抗体が十分に出来るまでの二週間、じっと大人しくしていることにします。(続く...)

2021年8月19日

ワクチン接種二回目 (3)

前回のワクチン接種から4週間が経過し、昨日は2回目の接種に出かけて行きました。場所は前回と同じ、浜松市中心街のザザシティ浜松西館2Fの集団接種会場。昨日は、朝から凄い雨模様で、車で言っても大変だなぁと思っていたんですがね12:00からの予約枠に関して11:00頃には晴れ間も見えてきたので、バスで浜松駅に向かいました。会場に着いたのは、予定(12:00~12:30)よりも少し早い11:45頃でしたが、入口には「14:30分まで入れます」と掲載されていたので、入場者の列に並びました。入口では待ち行列は5人位、その先書類の検査で5箇所位ブースがありましたが、私が並んだところのスタッフさんはゆっくり確認する人だったので、他のブースと比べるとサービス率は低め(笑)。その後問診を受けて、2回目の接種を受けたのが、丁度12:00に成ろうかと言うくらいで、「12時14分まで」と書かれた紙を受け取って様子を見てから帰宅しました。到着してから、丁度30分位の処理で非常に効率よく且つ空いていた印象です。

その後一寸買い物をして帰宅したんですが、前回と比べると接種場所の違和感は劇的に少ない感じです。前回は帰宅後節書場所に細い棒みたいな物が挿入されているような違和感がずっと続きましたが、今回は皮膚の所に瘡蓋が突いているような感じだけで、腕の中での違和感は無し。それがずっと今朝まで続いています。左腕に接種しましたが、前回は左腕を使って例えばペットボトルを持つとか、一寸重さの有る物を持とうとすると痛みが走ることもありましたが、今回はその皮膚の所が少し「ピリッ」とする程度で、問題無く上げ下げすることが出来ます。昨日の時点では、流石にその左手肩伸部が下になるように寝返りを打つと痛くとその姿勢を保持できませんが、圧迫しない程度なら左側に少し寝返りも打てますし、前回ほどその痛みで睡眠できないことは無い状態。「今回は、結構軽そう」と喜んで、23:00頃にベッドに入ったんですが、ここからが一寸大変でした。

ふと気がつくと、足が氷のように冷たくてブルブル震えるほど。この時期、パジャマは七分のショーツを履き上はTシャツで寝ていますが、その足が出ている膝からつま先までが氷のように冷え切っていて、左右の足が振ると冷却剤を振り掛けられたような冷たさ。慌てて、横にはね除けていたタオルケットを持ち出して、足の部分を来るんで触れないようにしましたが、それでも足の寒さは収まらない。血流が悪いのか、一度ベッドから起き上がってみると、その時は足に触っても暖かい感じなんですよね。神経的な物なのかよく分からない。時計を見ると、まだ深夜の01:00頃で、このままでは寝ることが出来ない。丁度目の前に、中袖・長ズボンのスエットを掛けてあったので、これを着用し、つま先も冷えないように寒い時期用の厚めのソックスをはいてベッドに戻ったところ、これは正解でした。足が重なっても氷のような寒さは感じないし、心なしかつま先から脹ら脛に太股と、少し暖かさが戻ってきた感じ。この直後に、凄い豪雨が降り出して外はとんでもない雨が降りだし、それを奇々な側ウトウト。2回位目が覚めた記憶があるんですが、足の方の調子は良くて、朝の5:00位まで何とか睡眠できました。

今朝は、左手の接種場所の状態も痛みは無く、ただ少しその接種場所の周りに倦怠感みたいなものを感じるくらいでしょうか。あと、熟睡できなかったからかもしれないけれど、ちょっと今朝はだるさを感じますね。倦怠感も副作用の一つらしいので、これが副作用なのか熟睡できないからなのか分かりませんが。今日、明日は夏休みも兼ねて副作用対策として有休を取得していますから、今日はこのまま自宅でゆっくり休む予定です。外も、今の所は青空も見えるけれど、天気予報ではこの週末から来週初めくらいまで雨模様の天気が続くみたいで、このまま夏休みは第二日目の梅雨として終わりそう。2回目のワクチンは、今の所前回よりも副作用は軽く済んでいるので、このままこの状態で二週間が経過して、それなりに抗体が準備されることを祈るばかりです。でも、年末なのか来年なのか、3回目の接種は確定的みたいですが、それで以前の生活が戻るなら安い物。2回目の接種は終わったけれど、この二週間が大切ですからね。ゆっくりと自宅療養するようにしたいと思います。(続く...)

2021年8月18日

梅雨再来

先週からずっと雨空が続いていますが、今朝も地元浜松は朝から強い雨が降ったり止んだりを繰り返す状態が続いています。今朝も、早朝3時位だったかなぁ、突然雷が落ちたような音で目が覚めたんですが、多分しばらくうつらうつらしてから意識がシャンとして、「今の何だったんだ」と思ったときには、網外は静かに。でも、そこからまたウトウトしだしたら、再び凄い音がして目が覚めたんですが、それがバケツの底が抜けたような豪雨というか、そんな状態でした。そこから再び意識が抜けて、気がついたらいつもよりは遅い時間まで二度寝してしまいました。

思いだしてみれば、東京オリンピックの閉会式の前日が雨模様で心配したけれど、何とか閉会式は雨が上がりましたが、その後からずっと雨模様の天気が続いている印象。お盆前に庭の雑草取りをしなきゃと顔持っていたんですが、それをする暇も殆ど無いくらい、ずっと雨が続いていて困ってしまいます。それも、まだ雨模様とかいうならまだしも、九州や西日本で被害が出ていますが、ここ浜松でもずっと雨降っていて、自宅のガス乾燥機もフル稼働状態。

今年は、梅雨が始まるのが早かったけれど、去年よりもずっと早く終わったので、その分を取り返したいのかと恨みたくなるような状態がつづています。甲子園も、雨で順延が続いてしまい、バッファーの休養日も無くなってしまったみたいですが、以前(10年位前?)ならこの時期はにわか雨とか夕立はあったけれど、こんなに一日中何日も曇り空雨空が続くことは無かった気がします。

これがよく言われる温暖化の影響なのか、何か別の影響なのか分からないけれど、何十年前所か10年位の単位でどんどん状況が変わってきている気がします。昔は、まだ若かったからかもしれないけれど、エアコンなど無くても扇風機だけでも夏の暑さを何とか乗り切れたけれど、今はエアコンが無いともう生きていない状態ですからね。以前も書いたけれど、夏の最高気温が33度とかいうと「死にそう」と思ったものが、今では「33度普通、35度なら注意、38度超えたら危険」みたいな感じになるし、本当天候がどうなっているのか天気の神様に聞いてみたいところ。実は、今日はお昼に2回目のワクチン接種があり、出かけなきゃいけないけれど、外は結構強い雨が降り続いています。最初は、バスで出かけようかと思っていたけれど、車で行こうかなぁ。本当は副反応が心配だったから自家用車利用は避けようと思っていたんですが、この天気だと外に出る方が危険な気がする。うーん、段々と今日の2回目のワクチン接種を延期したくなってきました...

出す知恵も無いのに...


「密を避ける」と言われているのに、わざわざ集まってこんなパフォーマンスをする事で、自分達の存在意義が主張できると勘違いしている野党の皆さん。何故かこの人達って、こう言うプラカードというかメッセージボードを作って使うのが好きですよね。これが一人一人手書きのボードならまだそれなりに説得力も感じるけれど、印刷して準備したことが見え見えのこう言うものを見せられると、「あぁ、いつもの演出ね」としらけてしまう。

大体この中のお一人でも有る枝野立憲民主党代表は、ほんの一週間前には「コロナのコ」の字も言っていないのに、なんで急にこんなことを言い出すのか、先ずはその理由を聞いてみたい。仮に臨時国会が開催されたって、「コロナの前にモリカケサクラです」と言って、いつもの時間の無駄遣いしかやらないんだろうから。本当に、今の状況に危機感を感じて何かしたいのであれば、先ずはその「何か」をちゃんと具体的に示して、「だから今国会で審議して立法化して直ぐに適用する必要が有る」事を説明してみなさいと小一時間。

例えば、立憲民主党の支持母体には労組が多いわけで、その労組が音頭を取って職域接種の拡大と加速化を訴えるとか、共産党なら自宅から移動出来ない療養者とか高齢者向けに、専門の接種キャラバン隊を組織して全国を回るようなことを要望するとか、少なくとも自分達の支持者からの要望も含めてそれなりにアイデアは出てくるはず。その中で、リスクと危険度での優先度や、実現可能性の難易を考慮して、高リスク社に対しての支援を要求するとか、今からスグできる即効性の要求をするとか、そこまでやってこその政党であり議員だと思うんですよね。「国会を開け」と言うだけなら、子ども出来る話で、そこで何をするのか、何を決めるのか、そこをちゃんと示さないと単に自分達のアピール目的で自己満足のためにこう言う行動を取っているようにしか見えない。

今国会を開くという事は、緊急性の有る法案を決定して即座に施行する必要が有る、と言う事なのだから、内容をちゃんと準備せずに、単に国会を開いて与党を批判するだけなら、それは大いに無駄な行為以前の国民に対しての裏切りにも近い行為と言って良いんじゃ無いだろうか。今でも閉会中審議が開催されているけれど、その内容を見ても以前同様ピントの外れた質問や、この機器を改善する様な提案をしている様子は伺えない。今のコロナ禍を解決するには、決定的な特効薬が無い以上は、「三密回避、うがい手洗いマスクの着用」という基本的な行動様式が一番重要で、そこにワクチン接種で抗体を持つ人を増やして感染拡大を終息させることに尽きると思うんですよね。その為には、無駄な働き者化している野党とメディアが一月沈黙してくれたら、きっと世の中の情勢がおおきく変わってコロナ禍が解決している気がする。

ファクターXの正体

昨年の新型コロナウイルス感染拡大の初期に、世界的に流行する中で何故か日本人の感染者数が少なく、色々な理由が言われましたが、その「ファクターX」の正体(と、思われるもの)が特定されたという論文。そこまでで終われば良いのですが、その正体が現在流行している「デルタ株」に対しては効果が低く感染拡大の原因になっているという事も確認されて、一寸残念な内容。しかし、いま発生している現象に関して、ロジカルに説明できる発見だけに、もう少し時間は掛かるかもしれないけれど、デルタ株対応や、将来的に更に登場するであろう変異株に対しても、有効な対抗手段が期待出来るんじゃ無いだろうか。


私は理系でも電気系、情報系の方面なので、こう言う生物学的、化学的方面はとんと苦手ですが、概要で説明されていることは何とか理解出来る程度。それを「ファクターX」と称して良いかどうかは分からないけれど、日本人の約6割が保有している「HLA-A24」という白血球抗原が、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のスパイクタンパク質に強く認識されるため、それに対しての抗体反応が出やすいのに対して、そこから派生した変異株はその「HLA-A24」から逃避する傾向があり、従ってデルタ株が日本でいま流行している、と言う内容で、これまでの経過を一番よく説明しているように感じます。更なる疑問は、その「HLA-A24」による細胞免疫の資質が、日本人以外の田の国の人達、例えば台湾とかシンガポールとかオーストラリアとか、日本同様大きな感染拡大を当初経験していない国々ではどうなのか、その辺りが分かると、さらにここ1年半の感染流行の状況が良く説明出来ると思います。

この認識されづらい部分がウイルスの感染力を増強する変異にも繋がると論文で指摘されていて、そうなるといまの流行拡大はもう少し続きそうな雰囲気ですよね。やはり、感染拡大のスピードを可能な限り抑えつつ、やはりワクチン接種で人間の耐性強化を進めて力ずくで押さえ込むしか、今は方法が無いのかなぁ。ただ、これまでよりも一層新型コロナウイルスの特性が分かってきたのだから、ここで次のステップに繋げて欲しいですよね。

2021年8月17日

フレキシビリティ

ITmediaの記事から、テレワークニ移行できない企業からは、より人材が流出するリスクがあるという話。 まぁ、私もテレワーク(在宅勤務)を初めて、もう15年になるけれど、仮に別の企業に再就職するとなっても、今の勤務形態が維持出来ないとなると、確実にその会社には勤められない体になっているしなぁ。今のコロナ禍で、ここ1~2年位からテレワークを始めた人なら、以前のように「オフィスに通勤する&時々テレワーク」位が一番やりやすいのだろうけど、もう「ほぼ99%テレワーク」に完全に染まっている自分は、もう無理ですね(笑)。

勿論、テレワークできる職業・職種と出来ない職種・職業があるわけで、何でもかんでもテレワークが良いわけじゃ無い。それぞれの良いところをうまく活用して、不利益になるところは改善する事で、結果的に仕事として全体の質が向上するのであれば、そこはやる意味も意義あると思います。私が就職したコロナドは、会社に20時間位詰めて仕事をする「モーレツ社員」なんていう言葉が持てはやされていたけれど、今はそんなことを言っていたら会社は潰れしまう。時代とともに、あるいは仕事の内容毎に、どんどん新しいスタイルに変化できる会社や組織が次の時代に生き残ることが出来る事は、既に歴史が証明しているわけだし。

で、記事を読んでいてふと思いだしたんですが、私が仕事をするようになって10年位かなぁ。バブルが崩壊して、企業倒産もあって、早期退職とか離職者が一気に増加した1990年代の初め頃、当時は「終身雇用は時代後れ、好きなときに好きな仕事が出来る契約社員が仕事のプロフェッショナル」みたいな事が言われた時期が合ったと思います。専門職というか、専門的な技術や資格を持っていれば、より好待遇でより好条件で職場や会社を選べる、ジェネナリスとからプロフェッショナルへ時代は変わりつつある、みたいな特集がビジネス誌なんかでも掲載されていた時代。今で言うところの、派遣社員とか非正規社員何ですが、当時は新しい仕事の仕方みたいな感じで扱われていたように記憶します。今にして思うと、かなり脚色されていた時代だったかもしれない。でも、自分くらいの世代から、昔のような上昇志向を持つ新入社員が減ってきていて、自分の好きな仕事をやりたいという人間が増えてきた時代なので、結構そう言う考え方も「是」として受け入れられていた気がしますね。

私も一次そう言う言葉に心が動いたことがあったんですが、同じように好きなことをやるにしても、当時の職場は幸いにも世界的にもトップクラスの環境だったことも有り、無理に別の環境を探す必要性も低かったことで、結局はずっとお世話になるのですが、まぁ今にして思ってもそれは自分的には正しい選択だったと思うし、結構好きなことをやらせて貰えたので、それはそれで幸せな会社員人生だったと思います。ただ、その当時はそれが最適解だったかもしれないけれど、時代や環境はどんどん変化しているわけだから、次もその最適解が通用するとは限らない。個人的な感覚だけれど、次の時代は、

  1. リモートワーク中心で物理的には完全に分散した状態での業務
  2. 以前のように効率化やセキュリティを考慮した、拠点(=オフィス)に集約しての業務
の間を取るような、地域や全国的に準拠点のような設備をもった、緩やかなリモートワーク形態の会社が、従業員の満足度というか忠誠心や発想の自由度を含めて、一番効率的になるような気がします。会社の規模や内容によって、拠点は関東と関西の2箇所程度から、各地域毎に数カ所、もしかしたら47都道府県すべて、と千差万別になるだろうけど、コンピューターの歴史に擬えば、今のリモートワークはホストコンピューターから一気にパソコンの時代に順撫したような物だと思っているので、その一歩手前の分散処理システム(=ミニコン時代)に一度揺れ戻しがあって、そこから再びパソコン時代というか、在宅でのリモートワークが標準の時代がやってくるんじゃないだろうか。で、それって、ますます個人の資質やスキル、さらには自分をちゃんと管理出来るような性格みたいなものまで、より高度なレベルが要求される、ある意味今よりも高次元な勤務形態が要求される時代になることだと思いますね。

緊急事態宣言発令

何とかまん延防止等重点措置で感染拡大の防戦をしていた静岡県ですが、連日400人近い陽性者が出る事態になり、とうとう静岡県も緊急事態宣言発令の対象に。実は数日前に、以前から予約していた馴染みのお店に食事(個食)に言ってきたんですが、まん延防止等重点措置が発令されていたこともあり事前に店主さんから電話があり、お酒を出せないので食事だけになるが構わないかという確認がありました。折角予約していたし、こういう時こそ少しでも盛り上げないといけないので、ノンアルコール飲料でも構わないと伝えて当日にお店に向かいました。

いつも満席に近い状態の人気店なんですが、この日は予約キャンセルが有ったのか、私も含めて3組が利用しましたが、その間に都合よく1席ずつ空席が入る状態。店主さんに聞くと、やはりアルコールが無いのなら、まん延防止等重点措置解除の後に来店するように変更する人も少なくないようです。このお店は、食事の内容も一流なので、揃えているアルコール目当ての人と、食事目当ての人、半々くらいでしょうか。ですから、アルコールが無くてもそれなりの来店数は見込めると思うのですが、今回の様に非常事態宣言に生で発達して、勝つ期間が延びると大変でしょうね。ましてや、アルコール販売中心の所謂居酒屋さんなんかだと、その影響は甚大だろうなぁ。

このお店は、ご夫婦二人だけで営業していて、従業員を雇用して居ないのでまだ何とかなるんでしょうけど、ここに人件費が一日幾らとか掛かるとなると、現状での営業は勿論、支援策が有っても大変でしょうね。お店を閉めてじっと耐えるという方法もあるとは思うけれど、それが一週間程度ならまだしも、一月とか二月とか長期化すると、馴染みのお客さんも離れてしまうだろうし、再開して支援が無くなったときに、元の状態に戻るまでの期間がこれまでの休業期間よりも大変だろうなぁと感じます。

最後に次回の予約をしてきたんですが、店主さんからは「まん延防止等重点措置が解除されて、アルコールが出せるようになってから(=来月)にしますか」と聞かれたんですが、少しでもお店のためにと、アルコールが無いことを承知して、今月中にもう一回分の予約をしてきました。でも、今回の緊急事態宣言延長では、8月20日から9月12日まで想定されているので、その次はその後かなぁ。でも、解除されるかどうか今の所不明ですし、解除されたらされたで、これまで我慢していた人がドッと押し寄せるだろうから、それはそれでまたリスクになりそうだし。私は、明日に回目のワクチン接種の予定なので、来月に入れば一応十分な抗体が出来ているはずなんだけれど、そうであってもリスクが無くなるわけでは無いですしね。それでも、こういう時だから馴染みのお店は何とか支援したいし。ある意味、飲んべえのジレンマかもしれない。

2021年8月16日

テレビのYouTube再生が遅い

昨年テレビをAQUOS 4Kテレビに買い換えて、自分のテレビライフも変わってきているんですが、一番大きいのはこのテレビデバイスを利用しての視聴が、地上波やBS/CS(Cable TV)よりも、YouTubeやAmazon Prime等のネットコンテンツ視聴が半分以上になっている事。特にYouTubeは、朝から晩まで、アメフトに猫にDIYやキャンプにと、ずっぽし嵌まっています(笑)。

で、YouTubeなんですが、何時の頃からか解像度が下がってしまい、酷い場合には途中で再生が止まるようなことが頻発するようになってきました。確固たる記憶は無いのだけれど、無線APを買い換えて暫くはそんなことは無かったと思うのですが、ある時から特に夕方から夜の時間帯で高解像度のコンテンツなのに、240pとか360pとかまで解像度が落ちてきて、さらにそれでも途中で止まったりする状態に。丁度東京オリンピックが始まる7月に入ってから頻発するようになったので、ネットワークが混雑しているかなとも思ったんです、どうもそれだけでは無いような気もします。結局東京オリンピックが終了しても状況は変わらない。実は、問題が発生するのはテレビでのYouTube再生の時のみで、同じ時に同じコンテンツをPC側で再生してもそんな状況は発生しません。テレビ側で、240pでも止まるコンテンツが、平行してPC側で再生すると1080pでも4Kでも問題無く再生出来てしまう。PC側は1GbpsのWiredで接続していますが、この時はテレビ側も100MbpsのFast Ethernetで接続していたので、それが原因かなと最初は思ったんですよね。

そこで、Fast Ethernetよりも早い802.11nなら1チャンネルで150Mbpsで、MIMOで最大4チャンネル使用すると600Mbpsまでいけます。AQUOS TVだと何処まで対応しているか不明ですが、2.4G/5Ghz両方に対応しているみたいなので、Wi-Fiに切り替えてみることに。実は、後日テレビの位置を部屋の中で変更することを考えていて、その為にもケーブルではなく無線にしたいと思っていたので、そのトライアルも兼ねています。で、本当は5Ghz帯で接続したかったのですが、テレビ側でWAP3に対応しておらず、取りあえずWAP2設定していた2.4Ghzで接続してみました。最初は調子よかったのですが、そのうちにやはり一日の時間帯によっては低解像まで落ちてしまい、何だかなぁと言う印象。試しにももう一度有線LANに付け替えてみても改善しません。後日、無線APの設定を変更して、5GHz帯もWAP2/WAP3両対応に変更して、AQUOS側も5GHz帯のAP接続出来るように設定を更新して様子を見ました。2.4GHz帯接続時よりも改善したように感じられたんですが、やっぱり暫くすると低解像度再生に落ちてしまう。直感的には、キャッシュフルになっているような感じで、同様の現象がPCで発生したならばキャッシャクリアーしてみたら改善するような気がします。ただ、テレビ側の設定を確認して見ますが、そう言う操作は実装されていないような感じ。で暫く思案してから、一度テレビ側で設定した自分のGoogleアカウントを削除し、テレビの電源を落とし(コンセントを抜いて)暫くその状態にしてから、再度電源接続をしてGoogleアカウントを再設定して様子を見てみます。

結果、今の所低解像度に落ちる状況は改善されたように感じられます。まだ一日二日の検証なので、今後状況が戻る可能性はありますが、何となく直感的には問題点は修正された雰囲気。ここで思い当たることは、YouTubeを再生するときに、AQUOSのリモコンで色々操作するんですが、テレビ側の反応が遅いのか、せっかちな性格の私の操作が早すぎるのか、どうもリモコンからのコマンドをテレビ側で処理しきれなくて、「待機中(Windowsで言えばマウスカーソルがぐるぐる回る状態)」みたいな状態になった事があるんですよね。YouTubeのアプリを終了してテレビの電源も落として、再度起動したら何となく治ったように見えたんですが、あの時に変なデータが残ってしまい、メモリー領域を圧迫していたんじゃないだろうか。少なくとも、こちらで可能な限り切り分けてみたところでは、ネットワーク関係の問題と言うよりは、アプリ(AQUOS内のYouTubeアプリ)の問題だったように思います。実は切り分け作業の時に、手元のiPhone8からAQUOS (Android TV)をネットワーク経由で呼び出して、iPhone8のコンテンツを再生させてみたんですが、この時もちょっと低解像度に落ちたりしたので、一つはネットワークからストリーミングデータをバッファリングする部分、もう一つはそのデータを再生する部分、2箇所で何か不具合が発生していたのかもしれない。まぁ、再びYouTubeライフが戻ってきたので、良しとします(笑)。

[2021年8月17日追記] 今の所、低解像度になってしまう現象は再発せず、色々なチャンネルで試してみたところ、どこも「自動(最高解像度)」で再生されていて、途中での停止とか遅延という様子も見られない。ストリーミングのバッファリングも、プログレスバーの状況を見ているとちゃんと実行されているっぽい。

[2021年8月21日追記] その後も毎日YouTubeをAQUOSで再生していますが、時間帯にかかわらず以前のような低解像度に落ちたり途中でデータ待ち状態になることは一度も再発していません。流石に、4K(2016p)のコンテンツ再生で、たまにバッファ待ち状態なる事があるのはネットワーク側の原因だと思いますので、AQUOS側の理由で発生していたと思われるこの現象は解決出来た、と思っています。やれやれ...

ご都合主義の批判

メンタリィストのDaiGo氏の発言と、野球評論家の張本勲氏の発言。その内容も意図も異なるけれど、まぁ不適切な発言であったことは確か。そして、どちらも既に自分の発言に対して公に謝罪もしている。でも、世間のというか一部界隈の反応は雲泥の差。

DaiGo氏は、生配信で謝罪し、さらに2回目の謝罪もしているけれど、関係団体からの批判文が送られるなど、ある意味タレント生命の危機というか、酷い発言では人格否定までされている状況。確かに彼の発言は、ある意味優生思想みたいな物を背景にした発言で、また「メンタリスト」という人の心を読む・コントロールするという趣旨から言えば、正反対の行為をしたわけで、そこは批判されても仕方ない。ただ、以前から有るように、間違いを認めてもそれを許さず徹底的に高下する姿もどうかと思うわけです。既に謝罪して自分の発言も撤回しているのであれば、それはそこでいったん終了にするべきでは。勿論、また同じような発言や行動を将来したならば、その時には今回以上に批判されても文句は言えないだろうけど。

一方で張本勲氏は、日曜日の番組で謝罪文を女性アナウンサーが読み、張本氏が謝罪し、MCが一言言ってお終い。本来ならば、発言主の張本氏がちゃんと謝罪し、その場にいたMC氏始め参加者が何故張本氏の発言を直ぐに咎められなかったのかと言う事が重要だと思うけれど、その辺り何となく流れて終わった印象。で、番組の中では相変わらず「天晴れ!」とか言っているみたいだけれど、それって反省が無いと言われてても仕方ないような気がするんだけれど。あのくらいの年代の人なら、何となく言いそうな台詞ではあるし、本人もそんなに実は気にしていないのかもしれないけれど、仮にも公人に近い立場で公の放送の場で発言しているのだから、そこは発言の内容とは別にちゃんと言うべき事は説明して、それでも批判があるならばちゃんと対応するべき。でも、番組優先なのか、放送局優先なのか、DaiGo氏批判やその前の森元総理批判と比べて、あまりに軽い対応だった気がします。

今回の件も、多分そうだろうと思ってはいたけれど、結局批判する相手や対象が異なれば、その内容や批判の強さも違うんですよね。ある意味、本来は救われるべき弱者が、自分達の都合である種の道具に利用されているようにも感じます。人権問題とか、差別問題とか、重要だし色々考えて行動しなきゃいけない事も多いけれど、その「専門家」と言われるような人達の発言が、どうにもバイアスが感じられるだけに、素直に彼らの主張を受け入れられることは出来ないというか、疑問しか残らない。それって、そう言う問題だけで無く、例えば戦争反対というゴールは一つのはずなのに、そこに向けての主張や行動様式が違う団体が幾つも共存していたり、原子爆弾についても同様。結局、それぞれの思惑がありそれが相容れないから、複数の団体とか組織が乱立してくるわけで、今回の問題だって根は同様だと思うし、結局は放送局(TBS)という組織と、DaiGoと言う個人を天秤にかけてみたら、組織の方を守るべきと考える人達が、一層DaiGo氏批判を進めて自分達の行為を隠しているように感じるなぁ。 テレビ朝日のカラオケ問題だって、もうどこも扱わないし。

24時間テレビでDASH村再訪

昨日何気にチャンネルをザッピングしていたとき、たまたまNTV系列の「鉄腕!DASH!!」にチャンネルが合って見ていたら、来週はどうも例年開催為ている24時間テレビの放送があって、その中で今は福島原発事故の影響で閉鎖されている、福島のDASH村を訪れるコーナーが紹介されていました。24時間テレビは、今は殆ど興味が無いのですが、このDASH村のコーナーは見てみたいなと思うんですよね。

番組の内容ややり方等、賛否は色々あると思うんですが、元々「物作り」に関してはそれが農産物だろうと木工や機械工作だろうと自分は嫌いじゃ無いし、何だかんだ20年以上続いている企画だし、結構好きな番組の一つだし、その中でもDASH村の一連の企画はずっと見ていた物の一つ。因みに、DASH島シリーズはちょっと無理がありすぎて、DASH村ほど興味は沸かないし、DASH海岸は貴重な実験企画だと思うけれど、物量投入が大きすぎてこちらもどちらかと言えばDASH海岸よりは東京湾の海洋調査の方が面白かったりするんですが(笑)。で、そのDASH村シリーズも、東日本大震災時の福島第一原発事故の影響で長らく閉鎖状態。放射性物質の量が多い地域なので、除染作業もままならない状態のようで、以前一度中に入ったときの企画も、TOKIOではなく徴する大学のチーム(だったかな)が入って、落ち葉などの放射線量を調べただけだったと思います。それでも、時間が経過して周りの除染作業も進むと、全国に知名度の高い「DASH村」を復興のシンボルにしようという話が出てくるのは当然だと思います。 

ただ、当時のジャニーズ事務所は否定的で、それはやっぱり世間的にはまだ当時は「放射能」に対して敏感だし、ビジネス的にも既にスタートしている別の企画を進めた良いとが優先したわけで、まぁ当時の状況としては仕方なかったのかな。実は、TOKIOがジャニーズ事務所を退所して、グループ内に止まりはするけれどジャニーズ事務所から出たことで、風向きが変わらないかなぁと個人的には期待していたので、今回の24時間テレビで久しぶりにDASH村が登場する事は個人的には嬉しい限り。でも、ちらっと見せられた村の様子を見ると、やはり10年という年月は大きいようで、もしかしたら「再開拓」する事すら難しい状態なのかもしれない。いずれにしても、来週の放送を待つしか無いわけですが。

この「鉄腕!DASH!!」も、いつの間にか長寿番組の一つになってきていて、放送当時は20代だったメンバーも、40代50代ですからね。最近では、若いジャニーズ事務所メンバーが入ってきていて、番組の若返りとともに、将来的にはTOKIOから交替するのかなとも思っていますが、まぁビジネスとして考えるとそう言う健全な新陳代謝を進めて企業体を存続させることも重要ですし。将来的には、DASH村が再考されて、株式会社TOKIOの本社になるところまで進めば、それはそれでTOKIOとしては本望なんじゃないだろうか。中々そうは上手くは行かないだろうけど。

2021年8月15日

ロックダウンの意味

感染拡大が収まらないコロナ禍ですが、以前よりも強く「ロックダウン」を言うようになってきました。人が移動して新型コロナウイルスを拡散しているのだから、その人の移動を止めれば少なくとも感染拡大は抑えられるはず、というのは理屈的には正しいと思うし、実際韓国とかシンガポールとか、多くの国では初期の頃にはそれで効果もあったことも事実。でも、本当に必要な「ロックダウン」のレベルと、我々がイメージするところの「ロックダウン」のレベルって、かなり違いがあると思うんですよね。

多分多くの人が想像している「ロックダウン」というのは、県境を跨いだ移動を禁止する位の理解じゃないだろうか。でも、今必要なレベルは、市町村間の移動はおろか、基本的に自宅から出ない・出られないレベルが要求されていると思うんですよね。それこそ、生活に必要な食料品や消耗品の入手は、宅配や人数制限したお店での購入に絞られて、かつ場合寄っては数日おきとか言う制限も必要かもしれない。実際感染拡大しているときの欧州は、そんな感じのロックダウンをしていて、それでも中々感染拡大が沈静化せずに大変だったわけです。私権制限が事実上出来ない日本で、何処まで強制力を適用することが出来るか不明だけれど、それでも欧州レベルのロックダウンなんて無理だろうし、今の状況を見ているとその何分の一レベルのロックダウンでも無理だと思う。

別の投稿でも引用した記事によれば、 外食時や親戚との会食が新たなクラスターになっているということで、これも高齢者層へのワクチン接種が進みそちらへの対策は進みつつあるのに対して、若年層や中年層への対策が進まず、それが一員になっている気がします。よく言われているけれど、以前は高齢者が感染すると致命的と言われてかなり慎重になったけれど、10代とか20代等若い世代は感染しても無症状か重篤化しないと言われていて、その記憶が今でも残っているんでしょうね。時々放送される街頭インタビューなどでの若い世代の受け答えを聴いていても、不安は持っているけれど余り深刻に考えていないような雰囲気が感じられます。もう少し危機感を持って行動すれば、感染拡大阻止に結構効果があるように思うのですが、こう言う世代に何かインセンティブみたいなものを見せないと、これ以上は厳しいかなぁ。今年大学院を卒業する姪っ子も、時々学校の友達などと会っているみたいで、弟夫婦も心配して居るみたいなんですが、若い世代だからこそ、一年も二年もずっと縛られっぱなしと言う状況に飽きている気持ちも理解出来るのですが。

欧米並みのロックダウンをした場合、今の状況見る限りでは以前のコロナウイルスならまだしも、感染力の強い今のデルタ株とかその後に派生している株の場合は、以前ほどの効果は見込めない様ですね。となると、行動抑制よりはやはり三密回避やマスク・手洗いという基本を徹底するとともに、ワクチン接種を加速させて早く免疫効果が得られるくらいまで母数を拡大するしかない。そう言う意味では、ロックダウンや施設への人流制限をするよりは、施設入居時には、

  1. マスク必須
  2. アルコール手洗い必須
  3. 検温必須
として、かつグループの食事も個食対応のみ可能くらいの「強制」をした方が効果的かも。後は、ワクチンパスポートを導入して、2回目接種後2週間以上経過していれば、三密回避やマスク・手洗いは必要としても、移動や行動の制限は無しに出来るとか。後は、やはり首都圏とか大阪など、感染拡大している地域では、集団接種機会を増やして、半分強制的でもワクチン接種を勧めていくしかないですよね。若い世代で反ワクチンが広がっているらしいけれど、そこを強制的にするか、こちらも何かインセンティブを見せるのか。やっぱり、今の時点での「ロックダウン」の効果は、以前ほどもう望めない気がする。

正念場の夏休み

夏休みの時期に入り、感染拡大が収まらない新型コロナウイルス。首都圏では、デパ地下への入場制限が始まったりしているけれど、実はその時には「何でデパ地下?」と思ったんですが、大坂の梅田阪神デパートや新宿の伊勢丹本店でクラスターが発生した事を知って、それなら仕方ないかなと納得したり。

浜松市でデパートと言えば、遠鉄百貨店しか無いし、ぎりぎりそれに近い物としては駅ビルのメイワンくらいだけれど、モールに関して言えば県内最大規模の物が幾つかあるし、結構市内のあちこちに大規模モールが点在していて、そのフードコートもクラスター発生要因になるとこちらの記事を読んで知り、ちょっとビックリ。私も何日かに一回位の頻度で、自宅近くのイオンモールに出かけて買い物をしますが、フードコートのファストフードでテイクアウトする事はあっても、フードコートで食事をする機会はもう一年以上ないなぁ。それに、少なくともそのイオンのフードコートは、パーティションを設置したり席と席のスペースも取られていたし、アルコール消毒等も設置されていて、少なくとも必要十分な対策は取られていたように見えたんですが。まぁ、ちゃんと対策している、と言う思い込みが一番問題なんだろうけど。

記事にも書かれているように、静岡県の感染拡大も深刻で、以前は40~50人位だったのが、100人を超え200人を超え、今では300人も超える日が続くようになりました。第四派の頃は、浜松市を中心とした県西部に陽性者が多く発生していたけれど、最近は首都圏の影響なのかそちらに近い県東部の感染拡大が大きくなっていて、それに影響されてなのか県中部、県西部への影響も徐々に大きくなってきています。病床率は、県東部では6割を超えて7割突破も直ぐになりそうだし、県西部中部も半数を超えている状態。ピークアウトして、それまでの累積でそこまで来ているならまだしも、まだピークアウトしていないのにこの状態では、最悪ぎりぎりまで利用数が行きそうな嫌な予感も最近はしています。現場の皆さんのご苦労を推し量るしか出来ないけれど、この山を越えれば、次のピークが来るときにはワクチン接種の効果も出ているだろうから、本当に今回が最後の勝負と思いたいですね。

感染経路として、やはりこの時期の帰省、盆供養等による集まりがクラスター発生原因になるみたいですね。うちも、この8月に弟家族達が去年帰省出来なかったので今年はと言っていました。甥っ子のところに、丁度一年くらい前に子どもが生まれて、両親にとっては二人目の曾孫誕生もあったので、結構楽しみにしていましたが、こんな状況で夏休みの帰省は延期することに。それでは、9月か10月にとも言ったんですが、結局まだまだ落ち着かないので、来年のお正月にと言う事に今なっています。それ位までには、完全では無くても、そんなに気にすること無く以前のような生活に戻っていることを祈るばかりですね。

EOS 7D MarkⅡ修理から戻る

愛用している一眼レフデジタルカメラのEOS 7D MarkⅡ。実は同型機を2台保有していて、一つは望遠ズーム専用機、もう一つは広角ズーム専用機として使用しています。2年程前に二台ともオーバーホールに出したんですが、そのEOS 7D MarkⅡのうちの一台は、その時点でシャッターユニットの使用回数が20万回を超えており、そのパーツ交換もリクエストしたつもりだったのが、何の間違いかそのままで返却されてしまいました。去年は試合数も少なかったこともあり、何とか騙し騙し使用していましたが、今年は試合数もそれなりにあるので、交換することに。

7月の中旬くらいに思い立って、修理をキヤノンに依頼。送付用の宅配ボックが7月の21日に送られてきて直ぐにカメラをパッキングすると、翌日の集配をお願いして旅立っていきました。数日後に、キヤノンの修理センターから連絡があり、依頼したシャッターユニット以外に背面の液晶画面にも色の退色など有り交換を勧めるということで、それも一緒にお願いしましたが、見積料金はシャッターユニットだけよりも倍近く跳ね上がることに。実は、メインのカメラ機材として、ミラーレスのEOS R5かR6を購入しようかと思っていたりもして、そうなると今回のシャッターユニット交換も不要になるけれど、等と実は事前に悩んでいました。確かに魅力的なEOS R5/R6なんですが、それに伴ってカメラ本体以外にも色々出費も生まれるし、どうせなら開発意向表明しているEOS R3を目指そうか(笑)とも考えて、兎に角今回は既存の機種を整備する事に何とか自分を説得しました。

修理依頼をした時点で、8月の上旬に修理センターが夏休みにはいるとかあって、そうなると戻ってくるのは8月の下旬お盆以降かなと想定していました。それが、昨晩急に宅配さんが来て、カメラを届けてくれて一寸ビックリ。 これ、代引きだったのでその場で修理代金を払っての受取だったんですが、たまたま手持ちの現金があったからよかったけれど、それが無かったらどうしようか困る所だったかも。現金のみなんですよねぇ... キヤノンも、もう少し融通を利かせて欲しいところだけれど。

受取った後で修理内容を確認し、久しぶりにバッテリーやコンパクトフラッシュを入れて試し撮りをして度差確認完了。まぁ、実際に使うのは来月になってからなんですが、このまま非常事態宣言やまん延防止等重点措置が続くと、試合予定が変わる可能性もあるので、さてどうなることか。でもなぁ、EOS R5/R6も良いなぁ.... (笑)

2021年8月14日

知らない間に連戦連勝

東京オリンピックが盛り上がっていた間は気にしていなかったんですが、終わってちょっと虚脱感みたいな物が生まれてきたときに先ず最初に思いだしたのが「将棋の藤井聡太二冠って、今どうなってるんだ」という事。いつもならば、何か対戦があって藤井二冠が勝っても敗れてもスポーツ新聞のトップを飾るくらいのニュース扱いなのに、東京オリンピックの間は見た記憶がありません。

で、ちょっと調べてみたら、タイミング良くこんな記事が公開されていました。私が記憶しているのは、7月中旬に開催された「王位戦七番勝負」の第二局、第三局が最後かなぁ。この王位戦は、藤井王位(棋聖)に対して、豊島将之竜王(叡王)が挑戦するけれど、ほぼ並行して行われる叡王戦五番勝負では、豊島叡王(竜王)に対して、藤井二冠が挑戦者として対戦するという、何とも不思議な巡り合わせ。将棋には殆ど縁が無くこれまでそれほど興味も持たなかった自分ですら、一寸ワクワクするような対戦が、実は東京オリンピック期間中にあったんですよね。これまで苦手して殆ど勝てなかった豊島二冠に対して、ここまでの王位戦、叡王戦では一敗しただけで勝ち星では先行しているだけに、この勝負でまた藤井二冠の方向性が変わっていき強固になるような気もします。

藤井二冠は、棋聖に関しては防衛済みで、この後王位戦も残り二番勝利すれば二冠防衛。現在進行している叡王戦は、2勝1敗とリードして、次の勝負に勝てば叡王初タイトルで「三冠」にも。今年に入っても勝率8割以上(20勝4敗、勝率0.83333)を維持していて、直近でも9勝1敗ですからね。去年からの「藤井フィーバー」はまだまだ健在で続いている、と。流石にオリンピック期間中は少しオリンピックに話題をさらわれたけれど、またしばらくの間は藤井二冠の一挙手一投足に注目が集まりそう。

以前、あれだけ話題になった藤井二冠の話題すら後ろに追いやってしまう位東京オリンピックが素晴らしかったことは事実だけれど、逆に勝つのが当たり前みたいな認識も、自分みたいな普通の人には浸透してしまったのかもしれない。本当の強さというのは、そうゆう風に「当たり前」として無意識の中に溶け込んでから発揮されるんでしょうね。そう言えば、羽生善治九段も、連戦連勝中も後半になるとそれほど話題にならなかった気がする。実は、編に有名な人よりも、そういう人の方が実力もあり恐い存在になったりするんですよね、どんな分野でも。早くも、そんな存在になってきているのかも。

政党支持率

内閣支持率調査の結果を伝える、時事通信の記事。内閣支持率は、前月比0.3ポイント下がり29.0%と二ヶ月連続して20%台となったが、不支持率は1.5ポイント減って48.3%に。コロナ対応に関しては、評価しないが55.2%で、評価するが25.7%。ワクチン接種の進捗状況では、遅いが72.4%で順調の16.3%と大きく離れている評価に。この手の調査は、政権や与党に否定的な方向に傾きがちだけれど、コロナ対応よりもワクチン接種に対しての不満が高いというのは、個人的にはちょっと以外でした。コロナ対策に関しては、まぁ色々意見はあるだろうけど、ワクチン接種関しては予想以上のスピードで進んでいるわけですからね。それでも、60歳以下の年代には、まだまだ回ってきていない状況が、こう言う不満に表れるんだろうけど。

それ以上に深刻なのは、やっぱり政党支持率じゃないだろうか。政権支持率は低いものの、与党自民党・公明党ともに支持率は7月よりもアップ。特に公明党は倍増に近い値で、かつ野党第一党の立憲民主党を超えてしまっている。また、支持基盤が堅いはずの共産党にしても、1.8→1.3とかなりの支持率交代で、この理由は何なのかちょっと聞いてみたい気がしますね。

自民党が21.4%→23.7%、立憲民主党が4.5%→3.9%と、どちらも約1割の変動なんだけれど、母数が小さい立憲民主党の方がその影響は大きいわけで、やっぱり世の中はちゃんと見ているなぁと感じるのが正直なところ。実際7月の間の東京オリンピック関連の発言を見ていても、二転三転している印象で、しかもオリンピック自体が日本人選手・チームの活躍もあり成功してしまい、ある意味オリンピック批判が裏目に出た感じ。そう言う「先を見る目の無さ」が、やっぱりこの政党という野党の限界のように感じるし、それが是正できない対策出来ない事が能力の限界を見せている気がします。

別に野党の心配をする義理は無いのだけれど(笑)、どんな事柄にも複数の選択肢や事象が存在して、その中で問題点が明らかになったり、より良いアイデアが生まれたりするもの。そう言う意味で、与党だろうと野党だろうと立法府として、あるいは国会議員として一蓮托生の関係だと思うし、内閣支持率という名称にはなっているけれど、それは「今の政治に対しての支持率・不支持率」と読み替えて、自分達の責任に関しても国民から問われていると理解しないと、政権交代はおろか党勢維持する出来ないでしょうね。現在は、コロナ禍だけでなく数日前からの大雨の被害も拡大しており、先ずはそれらに対しての対策なり提案をするべき。それに関連して、やっぱり経済的な対策をもっと進めるべきで、場合によっては特別給付金や制限無しの営業保証金みたいな物だって必要でしょう。言い方は不謹慎かもしれないけれど、野党として見せ場は幾らでもあるのに、トンチンカンな事しか言わないからこんな状況になっている事をもっと深刻に考えないと。与党も野党も、どの政党がどうなっても良いけれど、国民に対しての視線というか目配りという意味では、支持率の数字以上の差があると思う。

2021年8月13日

段ボールの違い

現金なもので、東京オリンピックの記憶や思い出も、終了して日がたつにつれて段々と変わっていくんですが、「そうそう、それがあったな」と何度か思い出すのが、選手村での「段ボールベッド 」の話。どうしてもチープな印象しか最初は浮かばなかったけれど、耐荷重200kg以上保証しているとか、ベッド本体は段ボールでもその上には高価なエアウェーブが使用されているとか、よくよく聞いたら決してチープな話じゃない。まぁ、悪ふざけして9人もベッドの上で跳びはねれば、そりゃあ壊れるだろうけど、そこまでしないと壊れない耐久性はメーカー側が言うように、木製とか金属製よりも丈夫かもしれない。

で、その「段ボール」なんですが、日本人が持っている「段ボール」の印象と、日本以外の海外の人がもっている「段ボール」の印象って、かなり違うんじゃ無いかと改めて思い出して感じます。私は、仕事で何度かアメリカに行っていて、向こうの宅配便(DHLとかUPSとか)を仕事やプライベートで利用した事も有るし、Kinkos (キンコーズ)も使ったことがあります。国内の仕事に置いても、中国から欧州からアジア各国から、さらにはオージー(オーストラリア・ニュージーランド)にアメリカなど、色々な場所から国際便での荷物の受け取りは、コロナ禍前では日常茶飯事でした。で、その時にいつも感じるのは「海外から来る段ボール箱って、本当にへなへな」という事なんですよね。まぁ、多くの場合は船便で届くから、扱いもそれなりだし、結構透明なテープでぐるぐる巻かれていて、その圧力で変形していたりするんですが、使用されているタンボールの厚みも薄いし強度にしても半分所か数分の一くらい以下しか無いと思います。特に、日本の段ボールは、結構水分にも強くて、多少の雨に濡れてもそんなに影響しないけれど、海外からの国際便で雨の中受け取ったりすると、もうグズグズな感じ酷い場合には、濡れたところが破れている場合も。

だから、国内の宅配便などで受け取る段ボール箱は、その後再利用したりちょっとした小物を保管することに使えたりするんですが、海外から受け取った段ボール箱は、もう潰して廃棄するしかない。使用して居る段ボール紙の品質の違いなのか、段ボール箱に成形する技術の違いなのか、多分外国人が「段ボール(Cardboard)」と聞いて思い浮かべるのは、日本人なら「厚紙」と聞いて思い浮かべるくらいの強度というか品質なんじゃ無いかと思います。だから、「段ボール製のベッド」と聞いた時に、海外の選手は極端な言い方をすれば、日本人が聞いたなら「折り紙で折ったベッド」くらいの物を想像したんじゃ無いかと。それもあって、最初は海外のメディアも否定的な論調が多かったように感じるんですが、実際に物物が選手のInstaとかTiktokで公開されて、多分一番ビックリしたんじゃ無いだろうか。

だから、あのベッドを作ったエアウェーブは勿論凄いんだけれど、元々素材の「段ボール」自体が、国内で称されている物とそれ以外で使われている物が段違いなので、ああいう誤解が生まれてくるのも仕方ないの中という気もしました。勿論、国内でしょうされている段ボール箱でも、そんなに大きくない物とか重量物を入れる目的で無いものなどは、やや薄手の柔らかい感じの物も有るし、決して全てがそうだとは言わない。でも、よく見る例としては、蜜柑入れる段ボール箱くらいの厚み、強度、品質の段ボール箱は、多分日本国外ではまず見られないくらいの「高品質商品」だと思うし、あれくらいの素材を重ねて組み合わせて作ったベッドなら、100kg、200kg位の耐荷重性能も十分発揮できると思う。ネットなどでは私は観られなかったけれど、「日本は段ポールすら品質が違う」と感じた外国人選手も多かったんじゃ無いだろうか。結構製造とかエンジニア系の人ならば、「これくらいの品質の段ボールに入れて、部品を発送して欲しい」と思うこと、確実だと思いますね。

責任者はどっち

IOCのトーマス・バッハ会長の広島訪問に関して、当日かかった警備費用の支出を巡って、IOC/組織委員会が支払を拒否したので、広島県と広島市が折半するという記事。これだけ読むと、何かIOC/組織委員会、そしてバッハ氏の行為・行動が理不尽な物に映るんですが、実はバッハ氏の広島訪問にかしては、2年以上前(開催が1年延びたから、実際は1年前から)広島県が要請していたとこちらの記事には書かれていて、それなら県・市側が負担することに不思議は無い。

私も最初は、バッハ氏の要望での広島訪問であるなら、少なくともIOC側が負担するのが筋だろうなぁと思っていたんですが、それに乗じて「五輪貴族」とか閉会式翌日の銀座散策を批判する報道など、ちょっといくら何でもそれはちょっと言いがかりだろうという印象も。仮にメディア側がこの2年前からの訪問要望という話を知らずにそれらの記事を書いていたなら、彼らの所在能力不足で終わりだけれど、知ってて書いたとしたらそれはメディアとしての矜持に反する行為でしょうね。

ちょっとややこしいのは、警備費をIOC/組織委員会に請求したら「拒否された」ので、広島県と広島市が折半するという話になっていること。広島県は招待した側だから、基本経費負担するのが筋なのに、なんでIOC/組織委員会に請求したんだろうか。これはあくまで個人的な邪推(笑)なんですが、IOC/組織委員会からお金が出れば、それはIOC/組織委員会から認定された「行動・行事」と言えるので、バッハ氏が広島訪問したことをオリンピックと結びつけて今後話をする事も可能になることを狙ったのでは亡いかという事。今回の訪問に関係して、広島に原爆投下された8月6日の午前8時15分に、東京オリンピックの競技場でもそれに合わせて黙祷するように要請したそうですが、それは受け入れられなかったとの事。これが、国内の競技会ならば分かるけれど、日本国内で開催されていても国際大会であるオリンピックに国内の理由を要求する行為はどうだろうか。オリンピックはあらゆる政治的行為を禁止しているけれど、その一部と判断されたら拒否するしかないでしょうね。まぁ、個人的には、オリンピックでの黙祷を求める以前に、現地広島の式典の周りで騒いでいる、原爆とは無関係な要求もしている騒々しい団体を先に何とかしろよと思うけれど。

朝日新聞のこちらの記事の最後(無料公開部分)には、

広島市によると、2019年のローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇の広島訪問では、教会側が警備の手配をしたという。県と市は、警備にあたった市職員の超過勤務の人件費として400万円超を支出し、民間にバリケード設置の委託費99万円を支払った。16年のオバマ米大統領の広島訪問では、米政府や県警などが警備を担った。

と、フランシスコ教皇とオバマ大統領の例を出して比較しているけれど、どちらの訪問も、今回の様に広島側の招致なのか、訪問者側の要望なのか不明。前者なら今回同様広島側の負担があるべきだと思うし、後者なら基本は訪問者側が準備するものだと思う。とは言っても、アメリカ大統領の訪問となれば、シークレットサービスが全てを取り扱って準備するはずなので、逆にどちら側の招待だろうとシークレットサービス以外の警備は地元負担のはず。実際県警が警備を担ったと書かれているけれど、その経費はどうしたんだろうか。通常の警備予算で賄ったのかもしれないけれど、お金を出したことは確かなんだし、それを言わないのは逆に不自然なのでは。それに、オバマ氏の時にはフランシスコ教皇の時のような、市職員の超過勤務は無かったのだろうか。単に、警備目的という項目の支出が無いだけで、実際はそれなりの金額が支出されていると思うし、それを都合良く使い分けている気がします。今回の場合も、バッハ氏に関しては否定的なトーンの記事を作るという前提があって、それに沿って否定的と取られるようなピースを集めて構成したら、こう言う記事になりました、と言うような気がする。

断る口実

河村名古屋市長の「金メダル噛んじゃった事件」は、河村氏が謝罪し別のメダルと交換することで一応の決着を見るようですが、昨晩会見していた河村氏の様子やそこに質問をする記者の発言を聞いていると、「もう、当事者同士で納得して解決すれば良いじゃん」と正直感じる所。 河村氏の行為は、確かに軽率であったし批判されるものではあるけれど、昨日の会見の様子を見ていると、行為を批判すると言うよりは、河村氏への個人攻撃に成りつつ有るんじゃ無いかと感じるくらい。

その追求するメディア側にしても、理由は定かでは無いけれど、河村市長をこれだけ批判するという事は、今後は彼らが好きそうな「メダルを噛む」という構図での写真が撮れなくなると思うのだけれど、それは彼ら的には良いのだろうか。いゃ、本人がメダルを噛むことと、他人が噛むことは違うだろうと言われるかもしれないけれど、結局はそれって「自分の意志に反した行為を望まない」という事なんだから、本人が「嫌です」と言ってしまえば終わりという事になるのでは。これまでは、同調圧力というか、そう言うものだという雰囲気で仕方なく要求された構図をして居た人も、「名古屋での一件がありますからお断りします」と言ってしまえば、それ以上メディア側も要求できなくなると思う。「ご本人が噛むのだから、違うでしょ」と言われたら「本人だろうが他人だろうが、噛むという行為が不適切だと言ってたじゃ無いですか」と言われたら、メディア側としても返す言葉も無くなる気がする。

「メダルを噛む」という謎の行為は、日本では昔偽造小判の判断のために、噛むことで硬度を確認したとか、海外の選手が思わずやってしまった行為が定着したとか諸説有るみたいなんですが、私はそれが食べ物であってもかぶり付いている状態を写真に撮られて拡散れる事も恥ずかしいと思うくらいなので、食べ物ですらないメダルを噛むなんて、という考え。大体、本来なら苦労して獲得したメダルと、それを勝ち取った選手の一番良い表情、多くの場合は満面の笑顔になると思いますが、それが並ぶから意味があると思う。それが、「噛みついている顔」なんて、殆どの場合そんな構図からは程遠い表情になるだろうし、結局はそう言う写真を撮影する側の人って、選手の一番良い表情が欲しいのでは無く、自分が期待している構図が欲しいだけなんだなと納得。

昨日のその会見の様子を流した夕方の番組では、今回のメダルを作成した人のコメントも流していて、その人は金メダル一つ作るのに20台以上の携帯を集めて、内部の金材料を集めて作っている、みたいなインタビューを流していましたが、それも自分的にはかなりの違和感を感じる話し。確かに、今回のメダル作成では全国から携帯やスマホを集めて、所謂「都市鉱山」からの金・銀・銅などの素材を集めてメダル作成をすることが一つの「売り」では有ったけれど、その話と今回の行為は全く別の事象でしょう。普通に素材を集めてメダルを作ろうが、携帯を集めて作ろうがそのメダルの価値や意味に変わりは無いはず。まぁ、携帯の都市鉱山化は最後の方では材料が足りないという話も聞いた記憶があるので、全部が全部それで賄ったかどうかは不明ですが、背景にどう言う苦労があろうが批判されるべきは「噛む」という行為で、そこにメダルの軽い・重いという話は無関係だと思う。わざわざああいう場面をインサートするのは、何か印象操作をしようとしているのかと感じる位で、そっちの方が問題だと思う。まぁ、ああいう大きな対価になると、組織や高いの広報担当からの要求もあるだろうから、必ずしも自分の意志が尊重されるわけでは無いかもしれないけれど、苦労した獲得したメダル何だから、それをどう評価するかは自分で決めるという事を、これを機会に徹底されると良いなと思いますね。

2021年8月12日

これはこれ、あれはあれ

TBS系「サンデーモーニング」内での張本勲氏の発言は、東京オリンピック前に問題となった、森元総理の発言を切り貼りされた件よりも、さらに深刻な内容だと思うけれど、日本ボクシング連盟がTBSに抗議書を送ったと伝えるくらいで、森氏の時のような各方面からの批判は殆ど聞かない状態。別に、個人攻撃をしろと言うつもりは無いし、張本氏位の年代の人が言いそう・思いそうな台詞だけれど、それなりに著名でかつ日頃「差別反対」とか言っている番組内の発言としては、甚だ不適切であったことは事実。

最も、この番組自体、出演している人達の発言とか雰囲気が、何か既に使用出来ないアナログのブラウン管テレビを通してモノクロ画面の昔の番組を見ているような印象しか無くて、司会者の関口宏氏とか関係者は、張本氏の発言内容よりも、番組にケチが付いたことの方が「問題」と考えているんじゃ無いだろうか。でも、『「嫁入り前」は女性への結婚強要を強いる物だし、「お嬢ちゃん」というのも女性を見下したハラスメント的発言だ』位は言わないと、日頃の番組としての立ち位置との整合性がとれないのでは。

同じように、バッハ会長の銀座散策も、立場上もう少し慎重さが必要だったと思うけれど、それを伝える雰囲気や姿勢と比べて、同じようにルール破りと思われる行為をしたテレビ朝日関係者のカラオケ騒動は、同業者の行動ということもあるのか予想よりも静か。というか、他社にしても、実は同じような事を自分達をやっていたから、下手に騒いで痛くもない腹を探られたり、藪を突いて蛇を出したくない、と言う思惑の方が強いのでは。結局、この事例を見ても、自分達が伝えたいことには熱心だけれど、そうでないものに関しては兎に角忘れて流されて消えていくことしか欲していないわけで、本当ご都合主義だなぁと逆に感心してしまうほど。

実は、オリンピック期間中、オリンピック放送以外のテレビ番組の多くが、過去保宗された内容を切り貼りした特集番組であったりして、リソースがオリンピック中継に取られていることは理解出来るけれど、すごく手を抜いているというか、多分網そんな余裕は無いんでしょうね。特に今回は東京開催という事で、それまでならそれなりの人材を現地に送れば良いだけだったのが、今回はそれ以上の人材・リソースが消費されていることは確かだろうけど、会医者や組織としてもコストカットされたり、制限が増えて自由度が無くなり、業界としての厳しさを垣間見た気がします。でも、だからこそ、メディアとしての最低限死守しないといけないところまで譲って良いわけじゃ無いと思うし、そこは言っていることとやっている事が真逆だったんだから、もっと真摯に反省して謝罪して対策しろよとは言いたい。何か、判で押したように謝罪文を読み上げて反省している素振りをするのは、日光の反省猿の演技を見ているみたいな気もするし、それはそれで日光のお猿さんに失礼かな。

噛み砕かれた「思い」

 女子ソフトボールで活躍した、トヨタ自動車所属の後藤希友投手の金メダルを、表敬訪問の時につい調子に乗って噛んでしまい、批判を浴びている河村たかし名古屋市長。地元の大企業トヨタ自動車や、多くの苦情メッセージに対して謝罪はしたもののその批判は収まらず、金メダルを新しい物と交換することに。

後藤選手にして見れば、他人に噛まれた事は大いに不本意だし不満だろうけど、そのメダル自体は苦労してチームで勝ち取ったものな訳で、ご本人の、

チームで勝ち取って表彰式で授与されたものだとして、新しいメダルとの交換を辞退する意向を示していたということです。

という気持ちはよく分かる。試合会場で渡されて、首に掛けたものだから、お金には換えられない価値があるわけだし、他のチームメイトとの一体感も含めての「金メダル」だったわけですからね。それが、材質やデザインは同一であっても、彼女にとってはあの時に受け取った物とは全く別物な訳で、同じ金メダルでも込められた思いは雲泥の差。ある意味、本物では無くレプリカを渡されたような気分だろうなぁ。

河村市長も問題だけれど、本人の意思を尊重しない文科省や萩生田大臣も問題なのでは。例えば、文化財とか神社仏閣に悪戯書きとかされて傷が付けられた場合、その部分だけ交換して「無かったこと」にはならないように、物質的に同じ物と入れ替えても、そのものの本質は全く違うものになってしまうだけで、実は回復されたことにはならない。教育に関して、よく「結果では無く、その過程が重要」と言うけれど、その教育の責任者が「過程では無く、結果が重要」という行為をしたら問題でしょう。結局は、河村氏にしても萩生田氏にしても、自分の思惑だけで行動している点ではどちらも勘違いをしているし、後藤選手本人の気持ちを無視している点では、どっちもどっちだと思う。

メダルを噛むという行為は、日本だけで無く海外の選手でも結構昔から有るみたいだけれど、そう言う色々ないわれを聞いてみても、また噛んでいる様子の写真や映像を見てみても、自分的にはそれが「格好いい」とか「凄い」とか言う気持ちが生まれてきたことが無い。自分的には、いつも昔の偽物の小判かどうか調べるために噛んでみたという行為にしか見えなくて、結局そう言うポーズを要求するメディアとしては「その〇〇メダル、偽物かもしれないから噛んでみてください」と行っているようにしか見えないんですよね。それって、苦労してあるいは努力して勝ち取った選手に対しての侮辱だと思うし。今回の件での最大の問題点は、河村氏の行為よりも、選手本人の気持ちを踏みにじる、河村氏の行為も含めた周りの勝手な思い込みと行為だと思うなぁ。本当、後藤選手にとっては二重三重の迷惑だと思う。

2021年8月11日

スマホの充電器

母親のスマホが充電出来ないというので、朝から呼び出しがかかり、PD (Problem Determination/問題解析)させられることに。先ずは問題の確認のため、母親の「らくらくフォン」を充電スタンドに置いてみますが、確かに充電ランプが点灯しません。このモデルは、端子が外に出ていて接触して充電するタイプなので、少し本体と充電スタンドを揺らしたり押したりしてみますが反応無し。ここから問題解析のスタートです。 

この充電スタンド、一寸変わったギミックがあって、スマホが置かれていないときには充電端子(2極)がスタンド内部に隠れていて、スマホが置かれるとその重みで外に端子が出てきて、スマホ本体の充電用端子と接触して充電される仕組みになっています。そこで、まずは接触不良を疑って、スマホ本体とスタンド側の端子を少し磨いて試してみますが改善しません。次に疑ったのが、充電スタンドまで来ているUSB充電ケーブルで、ACコンセントに接続すると、反対側はType-BのmicroUSB端子になっているコネクターを、充電スタンドに挿入するもの。別の同様のmicroUSBの充電コードと差し替えてみましたが、やはり問題は残ったままで改善されません。最後の切り分けとして、そのmicroUSB端子を、直接スマホ本体の端子に接続して見ます。で、接続するとスマホ本体右上の充電ランプが点灯して、清浄に充電が始まりました。これでどうも問題は、スマホの充電用スタンドにあると特定出来ました。

分解して中を見ようとしてみたんですが、接着されているのか壊さないと駄目みたい。まぁ、直すのも面倒なのでdocomoのオンラインショップサイトに飛んで、同型機を探してみます。もう4年位前に購入したものなので、もしかしたら網廃盤かなと思ったんですが、幸いにもまだショップに掲載されていて、しかも価格は「660円(税込)」(笑)。早速オーダーしましたが、送料として500円加算されて消費税が掛かって、合計「1,210円」のお支払いとなりました。幸いにもdocomoのポイントがたまっていたので、全額ポイントで精算。二日後位には届くようなので、母親への対応は二日ほど我慢すれば何とかなりそうです。いゃ、micro USBの端子を本体に接続するなんて、高齢者には難しい作業で出来ないんですよね。しかも、その本体の端子には防水用のカバーが付いているから、それを開いてから接続する必要があるし、micro USBだけど本体側の端子は上下の区別が付きづらい特殊な形状をしていて、私も最初迷ったくらい。凄く、ユーザーアンフレンドリーなデザインでした。

らくらくフォン自体も、その特殊なI/Fゆえに説明する方も操作慣れしていなくて大変だし、利用者の方も逆に分かりづらい部分が多いみたい。確かにアイコンとか大きくて見やすいのだけれど、その為に何階層も移動したりしないと目的の箇所にたどり着けなかったりして、逆に大変。ネットなどでは、そう言う特殊な操作やI/Fを嫌って、誰でも使っていて説明できるiPhoneに乗り替えさせる話をよく目にしますが、本当、次は自分もそうしようかと思うくらい。docomoさんも大変だと思うけれど、やっぱりまだまだ苦労が絶えないデバイスであることは確かと、身に染みて感じた朝でした。

[2021年8月13日追記] 注文していた充電スタンドが届き、早速USBケーブルと接続してスマホをセット。一呼吸置いて、スマホの充電LEDが赤く点灯してくれました。やっぱりスタンド内部の問題だったと再認識しましたが、何が原因なんだろうか。このスタンド、スマホを上から置く(挿入)すると、そこにある突起が押されて沈み、それと連動して背面から充電用端子が出てきて接触する仕組みになっています。その部分はちゃんと動作していて、端子を磨いても駄目だったので、内部的に配線が断線でもしていたんだろうか。まぁ、これでクライアント(=母親)も納得したようなので、一件落着です(笑)。

甲子園始まる

昨日から始まった、甲子園高校野球。地元の静岡高校は、開会初日の第二試合に登場して、残念ながら2-4で敗退してしまったけれど、これから2年振りの熱戦が続きます。東京オリ・パラ開催に賛成で、プロ野球やJリーグなどのプロスポーツやその他イベントも、可能な対策をして解放するべきだと思っているので、甲子園の開催自体には反対しません。でも、主催である朝日新聞や、公演をしている毎日新聞は、あれだけ東京オリンピック開催に反対の論調を貼っていたのだから、甲子園高校野球開催の理由というか根拠というか、それをちゃんと説明する責任が有るんじゃ無いだろうか。高野連に押しつけるのでは無く、主催/後援社として、またメディアとしての責任として。

東京オリンピックは、参加者は基本ワクチン接種が前提で、移動制限も受け、さらには連日PCR検査をして陰性を確認しての参加だったわけです。ワクチンに関しては、関係者の一部は既に2回接種済みの可能性はあるけれど、主役である高校生への接種は多分まだでしょう。また、宿泊施設にしても選手村のような特殊な環境では無いから、感染対策はして居るとは言えリスクは高いと思われます。一番ビックリしたのは、今回の甲子園大会は「無観客開催」と行っているけれど、 7月22日の時点で試合出場校の生徒や父兄を2000人を目処に内野席に入場可能とのこと。それって「無有料観客試合」であって、「無観客試合」では無いと思うなぁ。

東京オリンピックでも、スタンドや客席に全く人が居ない状態では無かったけれど、あれって他競技参加選手とか関係者ですよね。選手パスや関係者パスが無い限り、競技場施設には入れないはずだから。でも、甲子園ではそうでは無い学校生徒や父兄が入る事が出来るのであれば、東京オリンピックでも同様の措置は可能だったと思うし、当時ですらプロ野球とか上限制限有りの有観客試合を開催していたのですから。だから個人的に疑問というか問題と思うのは、甲子園ではこうやって可能性を検討してより良い対応を模索するのに、東京オリンピックに関しては最初から中止とか無観客を前提に話を進めていたことの矛盾。勿論、オリンピックは海外からの選手や関係者が入るのに対して、甲子園は一応国内の人の移動という違いはあるけれど、感染リスクとしてみるならば、前者はワクチン接種やPCR検査をしているのに対して、後者はまだワクチン接種をしていない可能性が高く、またPCR検査の頻度も少ないから信頼性も低い。

もっと言えば、プロ野球などは観戦時のルールの徹底を中心に運営して今の実績があるわけで、少なくともそれよりも厳しい条件を課すのであれば、一定の条件下でイベント開催することに問題は無いと思うんですよね。勿論、屋外イベントと屋内イベントでは、また条件も変わってくるだろうし、上限5000人にしても、甲子園や国立競技場のような何万人定員の会場の場合と、数万人規模の会場の場合ではまた条件も違うでしょう。ただ、どの様なイベント、特に甲子園とかオリンピックのように商業主義とはまた違った目標があるものに対しては、もっと真摯に開催を前提としたアイデアを絞るべきだと思うし、その温度差の違いが、今回の甲子園開催について朝日新聞とか関係者に対して批判が生まれている理由じゃ無いかと思います。甲子園を開催スルしないでは無く、そういう部分が拙いところだと思う。

朝まで打ち上げ

オリンピック閉会式終了後に打ち上げをして、明け方女性スタッフが二階から転落して発覚した、テレビ朝日スポーツ局の「朝まで打ち上げ」事件。閉会式が終了したのは、22:30頃なので、そこから撤収準備をして国立競技場(?)、あるいはメディアセンターを出たのは日付けが変わった頃でしょうね。そこから渋谷のカラオケ店に行き、怪我をした女性スタッフは一階の出入り口が閉まっていたので、二階の看板を伝って降りようとして落下したという、いゃいゃどう言う行動パターンなんだよと、小一時間。

女性スタッフが転落したのが、朝の四時頃という報道もあるので、まぁ前日からの疲れもあるだろうし、深夜を過ぎて明け方近くという時間帯もあるから、アルコールの回り具合もいつも以上だったかもしれない。「何で、この時期に」というのは誰もが持つ疑問だろうけど、コロナ禍の状況の中大きなトラブルも無く大会期間中の放送を完遂して、全て終わったところで「お疲れ様」と言いたくなる気持ちは分からなくは無い。今回の件だって、女性スタッフの転落騒ぎが無ければ、もしかしたらこのまま知られずに終わっていたかもしれない案件ですからね。

ただ、どちらかと言えば東京オリンピック開催には反対で、政権与党に対してコロナ対策も含めて厳しい意見を続けていたテレビ朝日としては、最高にばつが悪い案件な訳で、正直当日参加したスポーツ局スタッフに対しての怒りは大きいだろうけど、ただ何となく予想も出来たこと。まぁ、仮にオリンピック期間中に何かやらかすとしたら、メディア関係者が一番リスクがあるだろうなぁと個人的には事前に考えていましたが、幸いにもその予想は外れて大会開催中は、選手も関係者もメディアも大きな齟齬無く終了。そのまま終了すれば、「問題は色々あったし残ったが、日本は何とかオリンピックを開催した」と言えたのに、最後の最後に大きなミスをしてしまいましたよね。

今朝の時点でも、この件を他局も取り上げて居るみたいだけれど、個人的にメディアがちゃんと言うべき事は、テレビ朝日の田の部局は勿論、それ以外の放送局に置いても同様の事例は無かったのか、その検証はするべきでは。東京オリンピック開催前には、関係者の過去の作品や発言が取り上げられて問題視されて、そこから別の関係者に対しても疑惑が向けられたけれど、やっぱ今回の件はメディアに対しての信頼性の問題難だから、メディアは自身も含めて証明する義務があると思う。単に「テレビ朝日が」と伝えるだけでは、逆に「その伝えているメディアも、実は後ろめたいことが有ったんじゃないか」と邪推したくなる。流石にテレビ朝日も、ワイドショーとかニュース番組で謝罪する場面があったみたいですが、スポーツ局のどう言うポジションの人が当日参加して、どの様な理由からそんな早朝まで開いているお店を探して利用して、なんでその女性は二階から落ちるような状態まで泥酔していたのか(場合によってはセクハラ案件かもしれないし)、是非日頃厳しく追及している矛先を自らに向けて、自浄作用を見せて欲しいところです。まぁ、このまま有耶無耶に終わることは見えているけれど。

2021年8月10日

お弁当ロス

JNN系の「報道特集」が伝えたという、東京オリンピック期間中の一ヶ月間に、大会スタッフ等の弁当合わせて13万食が廃棄されていたという問題。実際どれくらいのものなのか、伝えられている値で確認して見ました。

42箇所中20箇所についての廃棄ということなので、一箇所当たりの一日の平均排気量を計算すると、

13万食÷20箇所÷30日=約216食分 

になります。「20箇所」がどこか不明だし、その20箇所で30日間すべて競技が開催されていたわけではないだろうから、この「一日当たり200食余り」というのはあくまで一つの目安。例えば、国立競技場とか、辰巳の水泳場等は、参加選手数も多いだろうから、大会関係者だけでも数千人規模だろうから、もっと多いでしょうし。あと、競技場などで案内とか通訳などのボランティア以外にも、空港でのボランティアとか、色々な人が関わっているわけで、その人達までも含めた数値なのかも不明。約200食分の廃棄も一日分ですから、朝・昼・晩の3回分なのか、昼・晩の2回なのか、あるいは結構夜遅い時間対まで競技は開催されていたりするから、昼・晩・夜というパターンもあるかもしれない。 そこで、重さで比較してみると、大体コンビニ弁当は300g~400g位らしいので、その間350gとすると、

216食×350g=75.6kg≓76kg、76kg×20箇所=1,520kg (約1.5t)

が毎日廃棄されていた、と推測できます。ただ、ここで注意しないといけないのは、廃棄されたもののうち、まだ消費期限前の「食べられる食品」なのか、消費期限切れしたために「仕方なく廃棄した食品」なのか、その違いは分からない。今の時期、こう言う機構ですし、全ての会場に食品を低温で保管できる設備が完備しているかは不明。最近の食品の場合は、保存剤など使用しない傾向も大きい半面、ボランティアの中には忙しく過ぎて食事時間に間に合わずに消費期限切れとなったことも少なくないんじゃ無いだろうか。今の時期だと、早朝に製造したお弁当だと、精々お昼過ぎ位、長くても午後夕方には消費しないと駄目だろうし。

ここで、日本の食品ロスのデータがあって、「食品廃棄物」の廃棄量は2,531万トン(年間)、そのうちまだ食べられるのに廃棄される「食品ロス」は600万トンとの事。 600万トンの一日の廃棄量は、16,438tですから、今回のお弁当の廃棄量は全国の廃棄量の0.0091%、約0.01%分となります。単純計算で、42箇所分は倍になると想定しても、日本全国の一日当たりの食品ロスの0.02%が、このオリンピック関係で消費されたことになります。まぁ、中には消費期限切れのものも有るだろうから、実際には0.01~0.015%位だろうか。それでも、一日当たり3t分というのは、かなりの量だと思うけれど。詳細不明ではあるけれど、この13万食、一日あたり4300食余りの廃棄は、個人的には「多い」と感じる量ですが、やはり数字だけで泣く背景も含めて検証して批判はするべきだと思います。

イベントの幹事とかやった経験があるとよく分かると思いますが、この手の食事の手配っていうのは凄く難しくて、数名程度なら直前にコンビニにでも走れば良いけれど、それが二桁になると事前に手配しないと中々直ぐに入手出来ない。それが数百人とか数千人規模ともなると、数週間とかへたしたら数ヶ月前から予約して、かつ事前に予想して予約した数量変更もそう簡単には出来ない。準備する常として、欠品は拙いので、普通は多少余裕を持った数量発注するもので、その余裕にしても想定人数の数%から1割2割と幅広くて、その当たりは経験値もあるし、多少無駄になることを覚悟で発注する場合もあります。記事だけからは、全体の数量に対してどの程度のロスなのか不明なので何とも言えないけれど、個人的感覚だと1割未満くらいなら、まぁ大規模イベントとしてはありそうな値だと思う。あと、今回の場合は移動制限が厳しく定められていたから、こう言う食品搬入に関してもこれまでと比べて制限が大きかったんじゃ無いだろうか。そうなると、後から足りな分を追加と言う事も難しいだろから、一回で必要十分な数量にさらに安全係数をかけたものを発注するとなると、誤差の範囲も通常よりは大きくなった可能性はあるかもしれませんね。報道特集としては、そう言うネガティブな面を強調したいのだろうけど、何もしなくてのロスなのか、準備したけれど想定外のことも多くてのロスなのか、そこは報道機関ならちゃんと取材検証して批評するべきだと思う。

Flying Honu、ハワイへ


夏休み需用もあって、1年4ヶ月振りに定期便投入された、ANAのA380 "Flying Honu"出発の記事。勿論、通常なら満席だろうこのフライト、とてもそこまでは届かないまでもB787-9(246名定員)からA380へ (520名定員)機種変更するくらいの乗客があったのかと思ったら、当日の乗客は145人なんですね。元々のB787-9でも十分な程で、わざわざA380に変更したのは、夏休みという時期の話題作りなんだろうなぁ。コスト的にはどうなんだろうか。

ニュース映像も放送されて、その登場の様子を見ていたら、小学生位の子どもも搭乗していたけれど、帰国したら2週間の隔離ですよね? まぁ、家族連れで成田まで自家用車で移動可能であるなら、家族毎車で移動して自宅待機すれば待機ルールはOKなのかな。でも、ハワイへは出かけることが出来たけれど、帰国後の夏休み期間中は、ずっと自宅待機になってつまらない夏休みになりそうな気がする。

個人的には、この夏休み期間を境に、ワクチン接種も進むだろうし、感染拡大も落ち着いて来て、秋口くらいからの海外渡航に関しても目処が付くだろうと期待していたけれど、状況は甘くなくて、今の所どうなるか全く分からない状態。今月中には、65歳以上のワクチン2回接種がほぼ予定数完了して、来月くらいには65歳未満のそうへの接種もかなり進んで、対象者数の半数くらいのワクチン接種完了が見込めそうだから、それ位にまでなれば状況もかなり変わってきそうだけれど。

コロナ禍が始まる前に更新したESTAも、結局利用する機会も無く2年の期限切れを迎えそうだし、パスポートの期限も丁度あと2年位になっていることに気がつきました。何時どうなるか分からないから、今取りあえずアメリカのESTA申請しておこうかなぁ。流石に、来年まで今のように渡航制限が続くとは思えないし、来年(2022年)、再来年(2023年)にはまた飛べるようになるだろうし。このHonuのフライトが、個人旅行解禁の兆候になって欲しいですよね。

2021年8月9日

世界陸上

東京オリンピック後の話として、こんな話題が。 4年後の2025年というと、次のパリオリンピックの後で、正直ちょっと感動も少なめかなぁという気もしないでも無いけれど、それ以上に問題なのが国立競技場。確かオリンピック・パラリンピック後は、ボールゲーム専用スタジアムに改修するんじゃ無かったか? 

今は陸上競技のトラックや設備も整えられているけれど、東京2020後は隣接する神宮球場や秩父宮ラグビー場改修のために、今臨時に設けられているサブトラックを設ける余地がないので、国際大会を開催可能な陸上競技場としての要件を満たせず、従ってサッカー等のボールゲームやイベント開催を中心としたスタジアムに改修すると言っていたような。4年後となれば、多分そう言う工事の真っ最中で、国立競技場を使用する事はかなり難しくなりそう。

代替施設での開催となると、横浜の日産スタジアムだろうか。あるいは、味の素スタジアム? どちらも、一寸違う気がするなぁ。元陸上部としては、世界的な陸上競技の大会を実際に見てみたい気は大きいけれど、やっぱり国立競技場が東京2020後メインスタジアムとしての役割を担えないというのは、やっぱり変な気がする。

陸上関係では、大体の競技施設の新築を要求しているようなニュースを聞いた記憶もあるんですが、場所的にやっぱり都内の利便性の良い場所が良いなぁ。とは言っても、まとまった土地は無いし。築地の跡地はどうなんだろうか。広さ的には足りないのかなぁ。まぁ、実際開催されるかどうか不明だし、変に勘ぐればリップサービスという事もあり得るけれど、この東京オリンピックの余韻が残っている間に、次に向けての何か新しいプランみたいなものをどんどん生み出していって欲しいです。

日本とアメリカの差

金メダルの期待も高かった、女子バスケットボール。残念ながら75-90でアメリカに敗れて銀メダルとなりましたが、正直予選通過もままならないという下馬評もあった中で、強豪チームを破って決勝進出した事は、単に運だけの話では無くて、それなりに裏付けされた実力が大きいと思います。

その、アメリカとの決勝戦を見ていると、何となくアメフトの日本代表とアメリカ代表の試合に見えてくると行ったら怒られるだろうか。私は、日本でもアメリカでも、何度か日本代表とアメリカ代表の試合を見たことがあるけれど、やっぱりアメリカチームの基本は「サイズとパワー」なんですよね。そこに付け入るために日本チームが必要なのは「スピードと精度」で、今回のバスケットの試合も、後半追い上げた原動力は本来の日本チームらしいスピードとプレーの精度が戻ってきたことがあるように感じました。

バスケットの場合、高さの勝負も重要なので、やはりサイズ的に劣るとプレーが厳しくなる。ただ、これが直接ボールをゴールに入れるダンクシュートだけの競い合いなら分が悪いけれど、ボールをトスしてゴールすることも許されているわけだから、そこにどれだけ活路を見いだせるかが日本チームの肝だと思う。アメフトで言えば、アメリカチームはランプレーだけでゴリゴリ押してTDを奪える力があるけれど、日本の場合はクイックパスやロングパスで効率よく相手の裏を突いてTDを取ることで、オフェンスを互角に持ち込むことが必要なのと似ている気がします。そう言う意味では、自分で見ていた限りでは日本選手はもっと動いて相手のディフェンスに「隙間」を作って、そこにボールを持ち込んでゴールを狙う工夫がもっと必要だってように見えます。アメリカのディフェンスが良かったかもしれないけれど、それを崩すにはスピードとプレーの工夫しか無い訳で、その辺りの爪というか戦術的なものが、もう少しあったらと言う気もします。

アメフトもそうだけれど、あれだけサイズがありパワーがあっても、一試合終わると日本チームの方の疲労度が大きく見えるのは、やはりそれだけ基本的な体力がまだまだ足りない証拠だと思う。今回の女子バスケットボールチームは、これまでに無いくらい猛練習をしてきたとのことですが、さらにその上を目指さないとやはり頂上であるアメリカの牙城は崩せないと思う。実は、敗れるにしても一桁点差なら「御の字」と思っていましたが、最終スコアは90-75と15点差。前半、意識しすぎたのか一寸堅さも見えて、それで点差が広がったのだけれど、あそこがスムースに入れたら、10点差以内に収まった気がします。でも、3年後に向けて大きな可能性を証明した、今回の銀メダルじゃ無いだろうか。次回はパリということで、今回決勝トーナメントで敗れた、ベルギーとかフランスは、仮に再び日本と対戦したら目の色を変えてくるだろうけど、それを凌駕するスピードと精度を次回までにどれだけ高められるか、次の次元へのスタートが今日から始まるんじゃ無いだろうか。