2010年5月31日

こっちは構う

昨日は試合があったので朝から新幹線で出掛けたんですが、その中でちょっと不愉快なことが。時間帯はちょっと違いますが、金曜日の新幹線通勤同様、朝の新幹線で座席を指定。直前で、いちばん後ろの座席が空いたので、2列席の窓際(E)に変更。この時、同じ列の3席側の通路側(C)も予約済みなのを見たんですが、この時には「降りやすいように通路側を取った人がいる」くらいの認識だったんですが...

いつものように、構内のスタバでコーヒーと朝食を購入してホームで入線してくる新幹線を待っていると、程なく新幹線(700系)が入線。で、外から社内を窓越しに眺めていると、自分が座る予定の席にサラリーマン風の男性が座っているじゃないですか。また例によって、指定席車両と知らずに(知りながら?)適当に座っているのかと、ちょっと不愉快になりつつ乗車。で、いちばん後ろの席なので車両のドアを通り、すぐに「済みませんが」と声を掛けると...

この男性、どこから乗車したか分からないけれど、完全にリラックスモード。背広の上着を窓際のフックに掛け、通路側の席にはカバンや何か荷物がどかっと置かれており、かつ自分の席のテーブルを出してその上にはソフトドリンクの缶とか広がっています。「済みませんが」と声を掛けると、一瞬虚を突かれたような表情をして、「あっ、構いませんから」と言うじゃないですか。今度はこっちが「あっ」です。で、何か気がついたのか、急に荷物や上着をまとめだして、通路の反対側の3列席に移動。今度は通路側の席に座ります。「失礼」とか「済みません」とか言うなら分かるけれど、「構いませんから」というのはどういう意味だ? しかも、このオヤジ男性、座席の背もたれを倒したままだわ、私の嫌いな男性用整髪料の匂いが残っているやら、ずっと座っていたので座席が生暖かいやら、もう最低。わざとらしく扇いでやろうかと思ったけれど、団扇とか雑誌を持っているわけでも無いので仕方なく着席。温度と匂いが消えるまで背もたれに背を付けないように背筋を伸ばしたままで買ってきた朝食に取りかかります。

で、気になるのはさっきまでここに座っていた男性。移動したのは良いけれど、その席も予約済みの席。もしかしたらこの男性が予約していたのかも知れないけれど、だったら人の席に移動してくるなよと小一時間言いたい気分。3列席は、通路側以外の内側は直前に見た限りでは空席のままでしたからね。余り新幹線に乗り慣れていないだろう人が座席を間違えたり、空いているからとちょっと座るのはご愛敬だけど、こういう確信犯的行動にはイラッと来ますね。

春終わる...

うーん、前半途中までは結構良かったんですけどねぇ... ちょっとしたプレーでモメンタムが動くことは良くあるけれど、それをもう一度取り戻す気持ちというかチームとしてのまとまりの差なんだろうなぁ。いゃ、みんな一生懸命やっているとは思うけれど、それだけでは駄目と言うことなんでしょうね。まあ、気持ち切り替えて、まずは秋の初戦突破ですね。

2010年5月30日

幸夫人

が、昨日・今日の日中間首脳会談に同行しているみたいですけど、それってやっぱり「韓流」だから?

第二戦

本日は、春のパールボウル第二戦。強豪シーガルズとの試合なので、厳しい試合が予想されますけど、例年以上にチーム状況は上向きなので、結構良い試合になりそう。と言うか、して欲しいですね。とにかく接戦に持ち込んで、相手のミスを逃さずワンチャンスにかける、というのがゲームプランかな。まっ、それが一番難しいんですけどね。何れにしても、これで春の試合が終わるか、さらに次の強豪チーム(シルバースター?)と試合するチャンスを得られるか、天と地の違いが生まれますからね。では、選手の活躍を祈って出発です。

2010年5月29日

iPad狂想曲

昨日のニュースは朝から夜までiPad一色と言っていいくらい、銀座のApple Storeでの中継や、ローカルニュースですら地元のSoftbankでのiPad販売の様子とか流しているし。今朝のニュースでも、まだ昨日の一番乗りの様子とか、iPadコスプレ男の映像を流しているし。AppleやSoftbankとしては、ホクホクでしょうね、これだけ宣伝して貰えれば。

で、期待を外さないのが中国の「偽iPad商品」。"APad"や"lPad"には笑ってしまった。純水にiPadを模倣したと言うよりは、一回り小さいAndroid端末という雰囲気だけど、個人的にはこの方向性は結構「あり」なんじゃないかと思います。やっぱり、10インチ近いサイズのiPad(本家)は、ちょっと大きいし重いし。勿論、情報端末として画面サイズや解像度は大きい方が良いけれど、それも携帯性との兼ね合いですよね。

で、iPad購入者へのインタビューを見ていて気になったのが、皆さん異口同音に「電子書籍を使ってみたい」と言っていたこと。確かにこれまでの携帯電話やiPhone/iPod touchよりも大きな画面は文章を読むのに適しているけれど、これまで電子書籍に対してのニーズがそれ程あったかと言えば、それはちょっと疑問だと思うし。iPad発売開始のタイミングに合わせたように、日本での電子書籍関連の団体や新会社もスタートしたみたいですが、報道されるニュースを見ていて何となく作為的な雰囲気を感じてしまう自分は性格が悪いだけなんだろうか(笑)。

まぁ、電子書籍リーダーとしてはどうかと思う反面、携帯型の端末というか、これまで「タブレットPC」と呼ばれていたもののマーケットには、結構インパクトがあるんじゃないだろうか。このサイズ、この重さ、この機能で、この値段は、これまでのタブレットPCには無かったもの。これでWindowsが動けば、という気もするけれど、でも「クラウド化」の流れは逆にWindowsへの比重を下げているし、SWベンダーも入りやすいだろうし。 iPadのサイズは、日々外回りや移動で持ち歩くにはちょっと邪魔に感じるけれど、例えば社内でのツールやメディアカルデバイスとして限定された範囲の中で使う分にはそれ程マイナス要因ではないし。社内のクラウド端末として使ったら、結構面白い気がするんですけどね。

しばらくはiPad狂想曲が続くと思うけれど、でもそんなに長いものではないような気もするんだけど。iPhoneのように、最初のインパクトはがっと来るけれど、暫くすると沈静化。で、SoftbankからディスカウントされたiPadが... (マテ)

JALホテルズがオークラに

JALホテルグループが、ホテルオークラグループに売却されるという報道。今のところJALホテルズ側は「当社から発表したものではない」という、未確定情報という立場ですが、明確に否定もしていない表現なんでまぁほぼ確定なんでしょうね。自分がスタアラメンバーだからというわけではないけれど、JALホテルズには泊まったことがないので、多分これからも泊まる事はないだろうなとつらつら考えていたところで、そうだオークラグループと言えば地元のアクトホテルもオークラグループじゃなかったか、と。ここは、レストランやバーを利用したことはあるけれど、ここも宿泊した事はないなぁ。

ANAホテルがInterContinentalに入っても"ANA"の名前を残したように、JALホテルズも一部を除いては"JAL"の名前を残すんでしょうね、多分。でも、記事最後にあるそれぞれのグループ規模や売上高を見ると、58ホテルで139億円のJALホテルズに対して、21ホテルで552億円のオークラグループって何だろう。宿泊以外のバンケット売り上げが大きいにしても、ちょっと凄いですよね。従業員数も、JAL 1000人に対してオークラ2500人と逆に多いのに、部屋数はJALが19000室に対してオークラは6500室と1/3位。部屋数の割合は、そのままホテル数の比率に合うので、やっぱりオークラ系ではそれだけサービスが手厚いんだろうか。その分人件費もかかるわけで、それでもこれだけ売り上げに差があるというのは、ちょっと凄い感じです。

2010年5月28日

夏の予定

UAからのDMで、北米Zクラスのセールのお知らせハワイ行きのBクラスのアップグレードキャンペーンもあって、ちょっと気持ちが揺れるんですが、肝心の夏休みの予定がまだ決まらない。今朝のニュースによると、今年の夏休みの海外旅行は好調で、やはり近場&上海万博の中国か一番人気のようですが、北米へのツアーもかなり復活している様子。となると、早めに予約した方が良いんだろうけど、うーん困った。取りあえず、8月の後半位にN.Y.に行きたいなと思いつつ、またUAとホテルサイトをうろうろする日々が続きそう(危ない-笑)。

羽田-成田

羽田-成田を結ぶ京成・京急で、直通電車を6本/日から23本/日に増発して、かつ2時間以上かかったダイヤも1時間40分程度に短縮するという話。まぁ便利になるのは確かだけど、それでもまだ1時間40分もかかるんですね、羽田-成田間って。成田から品川迄、NEXなら1時間10分。品川で京急のエアポート急行に乗り付けば、乗り換えの時間と料金は余分にかかるけれど、それでもトータル1時間40分位でいけるんですよね。今回「羽田-成田」の移動方法を調べてみると、空港間の連絡バスなんて言うのがあって、これが多分交通渋滞の関係だと思うけれど、早い時間なら一時間ちょっと、昼間だと2時間弱位で両空港を結んでいるんですね。知らなかった。

まぁ、今更言うまでも無いけれど、羽田-成田は遠いですねぇ、こうしてみると。パイパス線を作ることで、もっと短縮する話もあるみたいですけど、空港間直通電車でせめて1時間位で移動出来るともっと利便性が高くなると思うんだけど。今回の京成-京急の場合も、成田空港からスカイアクセス(新スカイライナー)が使う、北総線経由で押し上げから都営浅草線に入り、泉岳寺から京急線に繋ぐんだと思うけれど、浅草線内って各停なんですよね。ここが短縮できれば、1時間20分位で接続出来るんじゃないかとも思うけれど、都営地下鉄だから素通りっていうわけにもいかないんだろうなぁ。

都内の交通網(JR/私鉄/地下鉄)は、この規模の大都市にしては充実しているし、正確で安心できる反面、昔から拡張拡張で大きくなってきたので全体の構成として自由度がもう少しあればと思うことも。まぁ、当時は羽田からあんなに遠くに新しい日本の玄関口が出来るなんて言うことは想像すらしなかっただろうし、ハブ空港なんていうコンセプトもまだ無かったような時代だから仕方ないけれど、でももうちょっと空港アクセスに関して、早い時期から真剣に考えておけばと言う気は今更だけどありますね。

iPad日本上陸

iPadがいよいよ今日から日本でも発売。昨日からApple Store前に並んでいる人もいるようですが、うーんそこまでしても欲しいとか思わないなぁ。まぁ、すでにUSで本物に触れていて、それなりの感触を持っていますし。以前もちょっと書いたけれど、サイズが大きかったり、機能的にPCの置き換えでもないしiPod touchの置き換えでもないしと言う微妙なポジションがネック。

で、iPadに呼応してと言うわけではないと思うけれど、SONY、KDDI、凸版印刷、朝日新聞が電子書籍のオープンプラットフォームを構築するというニュースも。SONYやKDDIが入っているけれど、それぞれが展開している電子書籍プラットフォーム以外も対象にしているというのが売りなんだろうけど、iPadやKindleに何処まで対応出来るのか。まぁ、日本人ユーザーに取ってみれば、先行するiPad/Kindleといえども日本語書籍データはまだまだ少ないので、こういう団体が日本語電子書籍を広めてくれれば文句はないんですけどね。あっ、でもiPadにはすでに出版業界がサポートすることを言ってるんですよね。となると、まだ「プラン」段階のこちらのビジネスは厳しいかも。

一つ気になったのは、USで遭遇したiPadユーザーは、皆一様に黒いシリコン性と思われるカバーを付けて使っていたこと。多分カバンとか入れた時の誤動作防止も兼ねているんだと思うけれど、画面を覆う蓋みたいなものも付いているものです。Apple Storeの店頭で、裸の状態のiPadを持ったとき、最初に感じたのがiPod touchを持ったときと同じ「つるつるしているな」と言うこと。iPadの方がサイズも大きく、デザイン的にもやや角張っているので、片手でしっかり保持するけれど、それでもちょっと長時間持つには厳しいかなと感じました。そのためのカバーだとは思うけれど、結局そういうものが必要となるのが「携帯性」に関してまだ詰めが甘いんじゃないかと感じるところです。

まぁ、とは言っても、iPod/iPhone/iPadのお陰でAppleの時価総額がMicrosoftを抜いた訳で、MSのように端末毎にOSを入れるだけでなく、そこにネットワークを介在させ継続的に収益が上がる仕組みを作り実現し実行し続けたJobs氏に先見の明があったと言うことですよね。多分、ネットワークを使うことは誰でも思いつくと思うけれど、それを実現させて軌道に乗るまでドライブした、出来たのは、やっぱりJobs氏というAppleのカリスマだからという部分もあると思う。それが会社の風土なのか、彼個人の資質なのか、まぁ両方だろうなぁ。Microsoftの次の世代カンパニーのApple。さらにその先を行くであろう次世代カンパニーと目されたGoogleが、最近ちょっと以前ほどの勢いを感じられないのは、Androidとかハードウェアにも乗り出したから、その部分では一日の長があるAppleの後塵を拝しているからか。何れにしても、今年はこの手の携帯デバイスがいろいろ面白そうですね。

2010年5月27日

Super Bowl @ NY

2014年シーズンのSuper Bowl XLVIII (48)開催地が、今シーズン(2010年)からオープンする、N.Y. Giants/Jetsのホーム"Meadowlands Stadium"(New Jersey州)に決まりましたね。すでに報道されているように、寒冷地での屋外スタジアムでの開催は初めて。もう、よほどのことがない限り氷点下での試合になりそうですね(寒い...)。いゃ、試合開催時が氷点下になるだけなら良いけれど、交通機関とかも影響するだろうし、大変そう。とは言っても、Play-offとかで直前まで試合をしている可能性もあるわけで、使えない訳じゃないだろうけど、でもやはり天候が心配ですね。Super Bowlは、東海岸のゴールデンタイム、夕方くらいから始まりますけど、この時は少し前倒しして、西海岸でお昼前後くらい、東海岸で午後3時位まで早めないと、ちょっと厳しいかも知れません。

選手もそうだけど、ハーフタイムショーとかどうするんだろう。温暖な地域のチームとか、ドームスタジアムのチームが、運悪く(?)出場してしまったら、もう試合前から戦意喪失になるかも。さらに、Pro Bowlがこの時どうなっているかですよね。2011年(2010年シーズン)、2012年(2011年シーズン)はHawaiiに決まっているけれど、それ以降は未定。まぁ、2013年、2014年と別の場所に行っても、2015年(2014年シーズン)は何が何でもHawaiiに戻してくるかも。特に、選手やその家族は熱望するかも(笑)。

まぁ、なんと言っても国内最大のイベントの一つですから、NFL 32チームは勿論、それ以外の場所でも可能なら開催したいでしょうし、これでN.Y.での開催が成功したら、今後は寒冷地での開催も検討されるかも。でも、地元の熱烈なファン以外は、「やはり温暖な地域で」「やはりドームで」という話になりそうですね。

光学迷彩?

SONYが発表した「巻き取れる液晶画面」ですけど、プレスリリースの出も画面を見ると、中々刺激的ですね。ただ、この柔軟性を活用してどういう製品に応用出来るか、ちょっとアイデアが湧かないけれど。ふと思ったのは、例えばシャッターの外側にこのパネル(シート?)を貼り付けて、閉店時にデジタルサイネージ出来るようにするとか、ある程度大型が可能ならば、プロジェクターの代わりにロールカーテンの内側にこれを貼り付けておくと、室内シアターになるとか。丸めて収納できることの利便性も幾つかあると思うけれど、柔軟性を利用して何か商品化できそうな気もしますね。例えばある程度のサイズのものを何枚も貼り合わせれば、大体の形状に対応出来るだろうから、そこに迷彩パターンを表示したら「光学迷彩」が出来たりして(笑)。

地デジの功罪

大相撲の特等席のチケットを、現役の親方が暴力団関係者に優遇していたという記事。まぁ、事件の詳細は今後の調査に任せるとして、この記事で思ったのが最近の地デジ放送の功罪。大相撲の放送もそうだし、自分的にはプロ野球の東京ドームでのテレビ放送もそうですけど、相撲なら土俵際付近の席の観覧者、東京ドームだとバックネット裏の観戦者が、地デジ放送になってからくっきりはっきりと分かること。大相撲でも、今回のニュースがでる前に何度も「あれ、この人って...」と思うことが何度も。また、危ない人じゃなくて「あれ、これって芸能人の...」とか「有名人の...」という場合も何度も。東京ドームの場合は、結構政治家がバックネット裏、ホームベース上の一番前とか2番目の所に座ってますよね。塩爺とか、石原議員とか。

昔のアナログ放送だと、解像度も今ほど無いし、ノイズも多かったので、よほどアップにでもならない限り「あれ、これは有名人の」と気がつくことも無かったわけですが、解像度が向上し、テレビのサイズも大きくなり、くっきりはっきり放送になった地デジだと、普通に撮影しているだけでも結構人の顔が分かります。あれって、偶々その場所にいた人が意図しないで放送されて、その後何か問題がないだろうか。例えば、浮気していた現場が映ってばれてしまったとか(笑)。そういう理由からか、最近街頭インタビューなんかの場面でも、インタビューされている人の背後とか周りを通る通行人の顔にモザイクを良くかけますよね。あれって、プライバシーの問題からそうならざるを得ないとか。今回の事件も、以前のアナログ放送ならまだ「それっぽい程度」だから大目に見ていたのが、地デジになって流石に堂々とはっきり映ってしまうのは不味いだろうという判断になってしまったのかも。個人レベルでもハイビジョンビデオなんて普通に購入して使うことが出来る時代ですからね。普通に撮影したビデオにとんでもない映像が潜んでいた、なんて言うことがこれから色々起こるのかも。

2010年5月26日

静かな火曜日

先週に続き、今週も「金曜日の新幹線の番外編火曜日の新幹線」。新学期、新年度が始まったばかりでG.W.の長期休暇が終わった後なので、例年この時期の新幹線は空いているんですが、週末前の金曜日と比べても平日の火曜日はさらに空席が目立つ状態。3席列側は殆どが空席、2席列側も半分くらいでしょうか。で、掛川を過ぎた当たりに車内検札で車掌さんが回ってきたんですが、その時に故意か偶々か分からないけれど、どうも指定席と知らずに座っていた人が何人か自由席車両に移っていったので、さらに空席が目立つ状態。静岡駅でもかなりの人がホームに並んでいましたが、それらは自由席車両に乗車する人達で、結局自分が座っていた指定席車両に乗り込んできた人は無し。いつものようにサンドイッチの朝食を済ませた後は、この日のメインイベントであるミーティングで使用する資料をチェックするなどゆっくりと作業する事が出来ました。

で、復路。この日は飲まない予定なんだったけれど、暑い日で喉が渇いてしまい新横浜に付いて気がつくと駅のKIOSKでサントリーの水割り缶を手に取っていた。しかも2つも(笑)。駅ビル内でお酒のアテも購入し、準備万端で乗り込むと、復路も車内はガラガラ。で、乗り込み時に自由席車両が見えるわけですが、一つ前のこだま号は自由席にも結構空席があったのに、続いて到着するこの岡山行きひかり号は小田原で追い越して先に三島や静岡に到着するからでしょうか、このひかり号の自由席は満席で立っている人も。でも、指定席車両には結構空席が多く、私が乗車した6号車は隣の自由席5号車が通路にも立っている人がいるくらいの混雑なのに、6号車は乗車率30%くらいの雰囲気で空席が目立ちます。実際、車内検札が始まると5号車との通路部分車両前の方では自由席から溢れた人が座っていたらしく、暫くは追加料金の精算をして中々車掌さんが回ってこないほど。

その後三島に停車し、そして静岡に停車するわけですが、毎回思うけれどここが終点?と思うほど人が続々と下車しますね。昔はひかり号がいまののぞみ号のように東京、名古屋、京都、大阪にしか停車しなかったので、新幹線通勤を使用とするとこだま号を使うしか無く、だから小田原、熱海、頑張って三島あたりくらいまでが「新幹線通勤」の境界だったけれど、今はひかり号がそれぞれの駅に停車するパターンが出来て、かつ全ての新幹線が品川、新横浜に停車するので静岡や浜松位まで新幹線通勤も可能になった感じです。もっとも、自分の場合は一週間に一回で、それでも疲れるくらいなので、これを毎日やれと言われるとちょっと考えるけれど。昔と比べると仕事のスタイルも大きく変化していて、かくいう自分も在宅勤務と新幹線通勤を組み合わせてもう3年以上過ぎたわけで、大変なことに違いはないけれど、それはそれで色々刺激があって良いのかも知れません。今日みたいな静かな通勤日でも、新幹線に一時間ちょっと揺られているだけでも、気分も違いますしね。

早々、昨日は浜松も横浜も天気がよい一日でしたが、復路の新幹線で小田原を過ぎたあたりからでしょうか、車窓を「バシバシ」と雨が叩く音が。「エー、今日は折りたたみ傘持っていないよ」と沈んだんですが、静岡を過ぎたあたりからその音も止み、浜松で下車したときには全く雨の雰囲気は感じない様子。安心して、いつものように駅前からバスに乗って21:00過ぎに帰宅しましたが、それから10分程して遠くで雷がゴロゴロ鳴り出したと思ったら、級に夕立みたいな激しい雨が降り出してビックリ。もう一つ後のバスに乗ったら、歩いている途中に降られたでしょうね。危ないところでした。朝の星座占いでは最下位でしたが、それくらいの運は残っていたみたい。(笑)

2010年5月25日

浜松ジャズウィーク

先週末から始まった「第19回浜松ジャズウィーク」。"Jazz"は好きな音楽ジャンルなんですが、最近というかここ10年、20年はすっかりご無沙汰状態で、参加するミュージシャンのリストを見ても不勉強から知らない人ばかり。学生時代後半から社会人成り立ての頃(つまり1980年代後半だな)は、結構都内のライブハウスとか通ったものですが、仕事が忙しくなるにつれてそういう場に出掛けることもなくなり、それに応じて音楽CDを購入することもなくなり、という負のループ。

昔は、「浜松は楽器の街だけど、音楽の街じゃない」とよく言われたもので、それでも地元企業の雄"YAMAHA"の「ポプコン(ポピュラーソングコンテスト)」で結構盛り上がったものだけど、それでも「音楽が身近にある」という雰囲気は余りなかったですね。まぁ、子供の頃に「ヤマハの音楽教室」に通わされて、それなりの素養は身につけたと思うけれど(笑)。自分が高校生の時には、 いわゆる「フォークソングブーム」の頃で、とにかくフォークギターが欲しくて、それが無理なら安いクラシックギターでも良いから買って、吉田拓郎とかかぐや姫とかあるいは井上陽水とか弾いていた時代なんですよね。つま恋で開催された全国大会には、見に行ったこともあるし、アルバイトで裏から見たこともあったけれど、当時不思議だったのはYAMAHAの本社が浜松にあるのに、あのクラスのステージやアリーナが浜松には無かったこと。当時は、ポプコンの東海大会とか当時の浜松市民会館でやってましたが、今から思うと結構チープな設備だったんだろうなぁ。ギター一本で勝負の世界だったから、それでも良かったのかも知れないけれど。アクトにあるホールはまだ言ったことがないんですが、多分全然違うんでしょうね。そういゃ、暫く前の「ぴったんこカンカン」で、アクトで開催された「天童よしみ」ショーの追っかけみたいなシーンがありましたが、TVカメラを通してみると中々立派な設備だったりして。

市街地活性化の話がいろいろ言われる中で、あまり「音楽で活性化」という話を聞かない気がするんですが、それってやっぱりまだ浜松は「音楽の街」になれないと言うことなんでしょうね。自分なんかが「音楽の街」と聞くと、例えばニューオリンズ何かが浮かんでくるし、都市ではないけれどディズニーワールドなんかも音楽が溢れる場所としてイメージが浮かぶんですが、それくらい常に音楽が街に溢れているという状態は出来ないんでしょうかねぇ。街中のライブハウスならレストランで、ライブ演奏がいつも行われているというのは難しいかも知れないけれど、市街地にスピーカーが設置されていて、区画ごとに違う音楽が流れるなんていうのは中々風情があって良いかも。

ただ、音楽は「無形の文化」なだけに、生み育てていくのは難しいのも確か。例えばJazzが良いからとブームの時は良いけれど、それが下火になったり廃れてしまったら困りますしね。まぁ、Jazz自体はそれなりに歴史もある音楽だから、ブームの上下はあるにしても廃れることはないと思うけれど。あまり回数だけ増やして内容的に薄くなっても困るけれど、四半期に一回何かイベントがあるとか、そのための中心的施設が浜松市街の中心部にあるともっと良いんですけどね。今回も、駅前の広場で演奏会があるみたいだけど、そうなると人の流れが駅の周りにしか対流しないから、もっと中心部分でやると良いと思う反面、そうなると今の人の流れとは違うから盛り上がりに欠けるかも知れないし、中々難しそうですね。

2010年5月24日

信用できない言葉

鳩山首相が沖縄に入り、仲井間沖縄知事に対して明らかにした苦しい言い訳の全文が朝日新聞に掲載されているんですが、その中で真ん中あたりの、「私自身の言葉、出来る限り県外だということ、この言葉を守れなかったということ、」という部分。いゃ、「最低でも県外」じゃなかったか、この人が言っていたのは。「出来る限り」なんていう台詞、選挙前に言ってないでしょう。何か、いつの間にか自分のに言葉をすり替えてますよね、この人。こう言うのって、PM会議とかで目標達成できないときに、チームリーダーとかグループリーダーが苦し紛れに色々言い訳するときと、ほんと一緒。

まぁ、こういう話は今に始まった事じゃなくて、これまでも朝令暮改みたいな言動はいくらでもあるし、身内の中でも意見統一が出来ていないし、これじゃぁ国会で「Loopy!」とヤジを飛ばされても仕方ないですよね。決して望ましいとは思わないけれど、国民目線で見ていると、もっと辛辣なことを目の前で言いたくなる(いゃ、ほんと)。

厚労大臣になった長妻大臣にしても、就任早々に幹部を集めて「マニフェストがバイブルです」みたいなことを言った割には、鳴かず飛ばずな感じだし。そりゃぁ、100%公約を達成するなんて無理だし、精々半分も実現してくれれば御の字ではあるけれど、少なくとも民主党の場合は自らが「マニフェスト」を言ってそれに対してコミットすることを主張していたわけだから、その中でも重要項目である子ども手当の話とか高速無料化の話とか沖縄の基地負担の話は、決して「済みません」で済む話じゃないと思う。自分がStakeholderだったら、「ふざけるな、明日までに解決策をもってこい」とちゃぶ台をひっくり返しているだろう(笑)。

しかし、沖縄で「怒」の黄色いプラカードが並ぶ光景は異様な圧力を感じますね。今年年末の「2010年の漢字」は『怒』 で決定じゃないかと。

祝浜松・東三河フェニックス初優勝!

いゃぁ、この週末はBSフジで放送された、bjリーグのファイナル4の試合に見入ってしまいました。やはり地元の名前が冠に付いたチームが活躍すると、気持ちが違いますね。Jリーグがスタートしたとき、隣町のジュビロ磐田がそんな感じで、でも「浜松」じゃなくて「磐田」なのでちょっと悔しい思いをしてたんですけどね(笑)。去年も、ファイルにはでてるんですよね。でも、準決勝で負けてしまって3位決定戦に回ってしまった。今年はリーグ戦から圧倒的な強さだったので、結構期待してたんですが、放送で見た試合に関しては圧勝でしたね。

バスケットボールという競技は、日本でも野球、サッカーに続いて、バレーボールと並ぶメジャースポーツだと思うんですが、それでもサッカーと比較しても、全体の印象としては低い感じは否めません。だから、子供の頃から馴染みのあるスポーツだければ、正直余り今日のないスポーツでした。それが仕事の関係でUSに行くようになり、NBAを見るようになって、やっぱりあのスピード感がフットボールにも繋がる感じがして、NBAは結構ファンになったんですよね。でも、日本に来て日本の実業団リーグとか見ても、なんか余り感動しなくて。それが2年前から、当時豊川のチームだったOSGフェニックスが、フランチャイズを浜松にも広げて「浜松・東三河フェニックス」として参入してから、「bjリーグ」なる物を見始めて、外国人選手が多いせいもあると思うけれど、NBAに近い印象で興味を引かれました。

正直、浜松の人間は5月の凧揚げ以外の時には余り盛り上がることのない地域性があるので、これからもこの地元チームをもり立てていけるのか正直疑問だけれど、一応政令指定都市の一つな分けだし、地域を代表するスポーツチームの一つ位は欲しいわけで、この優勝を切っ掛けに地元としても盛り上がって欲しいですね。どうだろう、優勝記念にフェニックス専用アリーナを松菱跡地とあの周辺を更地にして「第2浜松アリーナ」とか作っては(笑)。

2010年5月23日

空白の一日

こんな事を書いたら、やっぱり「空白の一日」があったみたい(笑)。でも、なんで公務で外遊したのに詳細は言えないなんていうことになるんでしょう。そりゃぁ会議の内容等は公開出来ないこともあるだろうけれど、一連のスケジュール内容くらい、公務終了後なら公開しても問題無いはずですよね。出発前の予定表は、こんな感じで公開されていますが、今「空白の一日」と言われているのが5月2日の移動日。東に進むから時差が追加される分日程的には厳しいけれど、移動距離だけ見ると確かにゴルフ位できそうな感じ。もっとも、移動には一般の航空会社を使うんだろうから、となると直行便が内場合に接続便の具合とかで丸一日の移動になるのかも。でも、その後のハバナからボゴタ移動の時には、キューバ関係者との会議が入るくらいですから、やっぱりメキシコからハバナへの移動だけで一日潰すのはどうか。好意的に考えれば、時差調整も兼ねてバッファーを入れたのかも知れないけれど、それならそれでそういえば良いだけの話だと思うんですけどね。

何れにしても、大臣という責任ある立場の人間なんだから、そういう部分は包み隠さず明らかにすべきだと。それは責任ある立場の人間の義務でしょう。まぁ、明らかにするのは良いけれど、毎日と言うか朝令暮改でくるくる言うことが変わる首相もいるけれど...

イカロスの翼

この週末の大きなニュースの一つである、金星探査衛星「あかつき」の発射成功。個人的には、「あかつき」にも興味はあるけれど、宇宙ヨットとでも言うべき「イカロス」のほうにSF好き的興味がそそられます。まだ帆の展開が済んでいないので、これからどうなるか不安も心配もあるけれど、実際太陽光の圧力でどの程度での期間で加速できて、どこまで加速できるんだろうか。素朴な疑問として、太陽系の中でどの程度の場所までこの宇宙ヨットが利用可能なんでしょうね。内宇宙というか、地球あるいは火星よりも内側(太陽側)なら使えるんでしょうか。でも、今回成功したならば将来の木星探査に利用したいという話もあるので、そういう場所でも太陽光の圧力を利用出来るんですね。

今回も全国の大学が中心に開発した小型衛星が搭載されていて、宇宙空間への投射は成功していますが、是非某かの観測結果を送るところまで成功して、技術力蓄積に貢献して欲しいですね。そのうち、個人が作った衛星が一緒に宇宙に飛び出ていく時代になるんだろうなぁ。自分が宇宙に行くのが時代的に難しければ、攻めて自分の作った衛星を宇宙に送って、そこから地球を見てみたいですね。

2010年5月22日

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (25) - 関西空港にて

関西空港には定刻通り到着し、出発時と同じ10番ターミナルにゲートイン。関空名物(?)のターミナル移動用赤いシャトルに乗り込むと、どどどっとおばちゃん集団も乗り込んできます。話す言葉は韓国語。もともとかしましい国民性に、日本人でも最強集団と思われる40~60代と推測される集団ですから、一気にシャトルの中の雰囲気が変わります。何なんだと思ったら、シャトルの横に韓国のLCC、チェジュ航空(済州航空/Jeju Air)の機体がゲートインしていました。多分、これで飛んできたパックツアーの団体さんだろうか。シャトルが本館側に到着して外に出ると、今度は我先にとエスカレーターにこのおばさん軍団は突入。しかも、エスカレーター前に並んで順番に進んでいると、前の方から「xxxサン、コッチキナサイヨ(多分)」と呼ばれると、後ろから人をかき分けて前に出てくるおばさん達。私の前には、アメリカ人と思われるカップルが居ましたが、後ろからかき分けて前に出てくるおばさん達に苦笑いしましたね。

で、この集団の中に気になる奴が。殆どが女性の中に青いウィンドブレーカーを来て、ハイビジョンカメラを回している男性が1人。プロ用機材ではないけれど、セミプロ使用というか多分SONYのハイエンドのモデルのような気がしますが、この男性が実はシャトルに乗るときからずっとカメラを回して周りのおばさん達や関空の様子を撮影しています。最初は何か取材かなと思ったんですが、それにしては「PRESS」のようなIDも無いし、撮影している様子から想像するに、この韓国からの団体旅行の様子をサービスなのか何かの記録なのか撮影しているみたいなんですね。まぁ、それはそれで構わないんだけど、この時ちょっと不愉快だったのは、自分たちの集団だけでなく、同じシャトルに乗り合わせている私も含めたUA885の乗客達にも無遠慮にレンズを向けて撮影していること。マナーの悪い奴だなと思ったんですが、さらにそれがエスカレートしていきます。

シャトルが到着したとき、このカメラマン氏は真っ先にドアを飛び出して先に進み、どうも前方から団体さん達を撮影している様子。それ真それで良いんですが、入管ブースの前の検疫ブースに来てもまだカメラを回しています。当然ここからは「撮影禁止エリア」。歩きながら前方にカメラを向けて居るから、当然撮影禁止の入管の様子とかも見えるんですが、流石にここにいた係員が気がついて注意すると、何か「OK、OK」みたいな素振りをして、今度はカメラを反対側に向けて、検疫エリアに入ってくる人達を撮影し始めます。団体さんのおばさん達は、何か良いながらピースサインとかしてカメラの前を通っていくけれど、をぃをぃどっちを向こうと撮影行為が近視なんだろと係員を見ると、じっと見つめてはいるけれど特に行動はしない様子。よほど何か言ってやろうかと思ったんですが、こっちも急いでいる都合上そのまま通り過ぎたけど、あれで良いんだろうか、関空のセキュリティって。例えばアメリカの空港であんな事をやれば、直ぐにTSAの係員に取り押さえられると思うんですけどね。日本人の良さでもあると思うけれど、余りに甘すぎる体制に後々何かトラブルにならなきゃ良いけどと、個人的に感じた光景でした。

荷物が出てくるのにちょっと時間がかかりましたが、無事にロストバゲージにもならず無事到着。待っている間に、麻薬探知犬と爆発物探知犬が何度も回ってきましたが、これは成田では余り経験しない光景。私も、何度も成田を利用しているけれど、荷物を待っている間に麻薬探知犬が一度回ってきたことはあっても、何度も何度もというのは初めて。関空はその手のトラブルが多いんだろうか。そんなことを考えながら、無事に日本に入国。ここから、この荷物を宅配便で送るために、反対側の南ゲートのJALエービーシーに向かいます。出てきた北側にもANAスカイポーターがありますが、AmexユーザーなのでJALエービーシーだと宅配料金が無料になるというサービス。前回は使う機会が無かったので、今回初めて使ってみました。「Amexの会員ですが、宅配お願いします」とカードを出すと、それをスキャンして確認して、後は送り先の自宅住所をいつものよう書くだけ。そう何度も利用するサービスではないけれど、基本的に海外旅行をしたら、帰国時には空港からスーツケースを宅配で送り身軽になって替えるのが自分のスタイルなので、このサービスだけはこれからも便利に使わせていただかないと。でも、成田空港だと、第1ターミナルの南北それぞれに窓口があるのに、関空は1カ所だけというのはさびしいですね。しかも、北側のゲートから入国して反対側に移動するのも大変だし。

ここから駅舎に行って、来たときとは逆の方法で、はるか、新幹線と乗り継いで帰宅です。ところで、空港に到着したのは夕方4時頃何ですが、出発した時にも「さびしい雰囲気」と思ったのが到着時も同じ。セントレアの方が、もっと賑やかじゃないだろうか。年間利用客数では関空の方が多いわけですから、寂れているというわけではない。時間帯もあるかと思うけれど、空港施設規模に対して利用者数が少ないから、全体として閑散とした雰囲気になるんだろうか。空港自体は、その施設やサービスに対して高い評価を受けているので決して悪い空港ではないと思うけれど、もうちょっと賑やかで華やかさがあると、旅が始まる場所としては嬉しいんですけどね。

今回初めて関空を利用してUS旅行をしてみました。国内移動の時間や費用に関しては、成田を使う場合と大体一緒。ただ、新幹線から空港への接続線(NEX vs はるか)への接続が、行きも帰りも関空利用の時には無駄な時間があるかなという感じ。となると、やはり利用便が多くて、何かと便利な成田を今後も使いそうです。今回UA886/885を利用して驚いたけれど、この便が関空唯一の北米線なんですよね。DL(NW)がデトロイトとか飛んでいたように記憶してるんですが、いつの間にか撤退している。それ以外は、もうANAのホノルル便しか無いんですよ、アメリカ行きは。ちょっと信じられない状態です。もっとも、セントレアも北米行きはDLのデトロイト便とJALのホノルル便だけですから同じ状況。これだけ成田に集中している状態が、良いのか悪いのか。でも、そんなに関西や中部の人間はUSに行く機会が無いんだろうか。毎回思いますが、不思議です。

さて、次は何処に行こうか(笑)()

宝くじ廃止

仕分け事業第二弾の後半戦。流石に一般国民も飽きてきたのか注目度はこれまでよりは高くないそうですけど、その中でも話題になった項目が「宝くじ事業」。確かに使用目的が適切かという疑問はあるけれど、販売停止というのはちょっとねぇ。大体宝くじ収益は、国民が購入した宝くじ券な訳なんだから、税金と違って国が問題指摘をするのは良いとしても、それを左右するようなことまでしていいのか疑問。まぁ、ここで無駄を指摘して、それを当選金にして当たり本数が増えれば国民の支持率も上がるのに(をぃ)。

で、宝くじ販売が指摘されているけれど、じゃ公営ギャンブルはどうなるんだろうか。こっちも同じようなもんだろうし。で、宝くじ、公営ギャンブルと来たら、民間企業ではあるけれど同様の射幸心を煽る遊技である「パチンコ」にも是非メスを入れて欲しい所だけど。ここも、色々天下りっぽい事とかダークなところがあるわけだし。まぁ、何れにしても、事業仕分けとして無駄を省くというなら、まずは国会議員の歳費削減、人員削減をいの一番にやって欲しい所ですけどね。衆参合わせて722人。議員歳費(月給)が130万円で、別に文書通信交通滞在費で100万円、計230万円は最低毎月受け取れるわけだから(それ以外にも、JR/航空会社のチケット支給とか、期末歳費(ボーナス)や、その他優遇がありますし)、まぁ端数の月30万円、年間360万円削減すれば、722×360万円で約26億円削減できるわけですからね。下手な仕分け作業よりもよほど無駄が省けます。庶民の夢「宝くじ」を止めるなら、仕分け議員の皆さんにも「汗」を流して貰わないと(笑)。

2010年5月21日

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (24) - 帰国

長かった今回の旅行も、とうとう帰国日。昨日の好天から一転して、出発の朝は雨模様。7:20発のSFO行きに搭乗するため、6時頃空港に着くため、5:20分Westlake始発の朝一のLink Light Railに乗ります。雨模様で空は暗いままですが、途中のビルのアーケードがライトアップされていて、ちょっと不安だったホテルから駅への移動は問題なし。小雨模様だったので、トラブル処理の後チェックアウトすると傘も差さずにそのまま小走りで移動しました。

結構この始発を利用して空港に行く人がいましたね。前回はシャトルバスを利用して、これはこれでホテルから空港までDoor-to-Doorで便利ですが、空港直前で結構長い渋滞になっていましたから、時間的には同じくらいでしょう。来たときに予想したように、外から吹き込む雨空の寒さに震えながら、やはりここも小走りでターミナルビルに入りホッと一息。

すでにUAのカウンターには結構人が並んでいましたが、ここはUA MPの1K特典で優先カウンターに並び直ぐにチェックイン完了。Pathfinderも預けて身軽になると、セキュリティを抜けて直ぐに地下鉄でNorth Satelliteに移動。地下鉄を降りた正面にあるRCCに潜り込みました。
早朝にホテルを出てきたので朝食がまだ。近くのスナックコーナーにはシリアルしか無いので、干しぶどう入りのシリアルにヨーグルトで軽く食事を済ませました。SEA-SFO(UA821)は、唯一アップグレードが未確定のフライト。先ほどチェックインした時も駄目。どうせ2時間位のフライトだしと諦めてゲートに向かいます。で、ゲートに到着して程なく優先搭乗が始まり、ゲートでボーディングパスをスキャンすると「ピンポ~ン」。これまで何度もフライトしてますが、初めてゲートでアップグレード確定しました(笑)。

でも、このフライト、飲み物だけで食事は無いんだよなぁ... 雨模様のシアトルを出発して、雲の上はいつでも青空。出発が20分位早かったので、到着も20分程早着。この便は実はMexico行きですが、今回は、機材をSFOで交換するために、国内線のターミナル3に到着。前回も同じフライトでしたが、この時はそのままMexico行きになるため国際線用のターミナルGにゲートイン。ですから、今回初めて国内線から国際線ターミナルに移動する連絡通路を歩くこと出来ました。
実際に歩いてみれば、何のことはないちょっと狭い通路なだけで、何でこの程度の物を作るのに、あれだけ長い期間がかかったのか不思議です。途中でゲートとかあって、国際線への乗り継ぎ客だけが利用出来ると思っていたんですが、そんな物もないし、逆に国際線ターミナルから国内線に向かって歩いてくる人がわんさかいるんだけど、この人達は何なんだ。結局、RCCの横の反対側最後まで歩いて分かったのが、ゲートも何もない通路だと言うこと。多分国際線ターミナルに到着した国内線フライトの乗客が、乗り継ぎか何かでこっちに流れてきたんでしょうね。でも、みんなパスポートを持った中国人風の乗客ばかりだったけれど、良いんだろうか?

で、通路の端にあった出発便情報を観ていたら、これから搭乗するKIX行きのUA885便の行き先が「大阪市」。「成田」「北京」隣の画面では「上海」となっているのに、何故大阪だけ「市」なんだろ。不思議です。
ちょっと免税店とか見た後でRCCに入室。でも、出発時刻が重なっているせいか、混雑しています。ビジネスエリアのブースにやっと空きを見つけてPCを開いたりしていると、フランス語の大声で携帯を使う無礼者が1人。こんな時には、妙に鼻にかかる鼻母音の響きが、イライラします。

もともと混雑していてフライトでしたが、多分Y/Y+/Cは満席状態。私の隣3席列の真ん中は、Yからインボラされたらしき恰幅の良いアメリカ人のお爺さん。前の方に座っていた同じような仲間が「お前、こんな所に座っているのか」とちょっかいを出してきたり(向こうもインボラで嬉しいらしい)。

定刻通りゲートアウトした機体は、SFOを離陸するとそのまま暫く北上。「あれ、いつ海に出るんだろう」と思っていたら、今朝出発したSeattleの手前くらいでやっと海岸線に出ました。これまでのSFO-NRT便だと、出発後直ぐくらいに太平洋に出て、そのままフライトマップ上ではほぼ一直線に太平洋を横切るような軌跡で成田まで進むんですが、今回はSeattleの手前で海岸線に出ると、そのままアメリカ大陸に反って北上。 結局、アラスカからアリューシャン列島沿いに進む、昔懐かしいコースで茨城沖まで飛んできます。偏西風が強いんでしょうね。そこから日本の内陸部に入り、富士山の山梨側を通過して、地元浜松あたりから遠州灘にでると、そこから紀伊半島を時計回りに回り込むようにして関西空港にタッチダウンしました。

今回も、アルコール麻酔が聞いて(をぃ)、フライト開始2時間位までの記憶の後は、到着2時間位前からとなり、実際には11時間以上あった飛行時間も短く感じました。最近思うんですが、冷凍睡眠で行くような恒星間宇宙旅行って、こういう感じなんでしょうね(笑)。(続く...)

それも確認したの?

宮崎県の口蹄疫被害が広がる中、G.W.中に外遊をして対応が遅れたと非難されている赤松農水省が、現地でゴルフをしていたというのは誤報でしたという記事。元々の情報源だった「関係者」に再確認したところ、そういう事実はないと言われた、と言うことですが、でもそれって現地にも確認した結果なんだろうか。いゃ、最初にしても今回にしても、どちらも「伝聞情報」ですよね。現地でのスケジュールなり、可能性のあるゴルフ場なりに取材すれば、実際にどうなのか確認できるはずなのに、今回も結局そういうことは無し。大臣が何をしていたかというのも重要だけれど、結局伝聞情報でしか報道しないマスコミの姿勢にも疑問を感じますね。

良くネットの掲示板やBlogがやり玉に挙がるけれど、そういう情報源に対して、マスコミとしての裏付けがあるのが新聞社でありテレビ放送局であると思うんですが、今回一連のやり取りを見ていると、何かマスコミとして手を抜いているような雰囲気。思わず、「子供の使いじゃないんだから」と突っ込みたくなりますよね。

ただ、今回の口蹄疫に関して言えば、行くなら行くで出発前にちゃんと責任者(副大臣?)を明言しておくとか、そういう後から指されないような配慮も必要だったのは事実。それに、幾ら自分に日が無くても、一応行政の責任者としての責任はあるわけだから、自分から「全く反省することはない」みたいな自己弁護みたいなことをいっちゃぁだめですよね。まぁ、政権は変わっても農水大臣は鬼門と言うことなのかも。

2010年5月20日

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (23) - Mariners vs Angels (3)

いよいよ試合前のセレモニーが始まります。まずは、地元Marinersのスターティングメンバー発表。1番から順番に選手のビデオが流され、初回されていきます。当然、トップは「世界のイチロー」(「やまちゃん」じゃない-笑)。日本人という贔屓目無しにしても、場内は大歓声。イチロー人気、未だ衰えずです。その次に大きな声援は、やはりKen Griffey Jr.でしょうか。あれ、人数多くない、と一瞬思ったんですが、DH制なんですね。だからピッチャーも含めて12名がリストアップされています。
続いて、ビジターAngelsのスターティングメンバー発表。ここでショックな事が。なんと、期待していた松井の名前がありません。えっ? と思って最後まで聞いていても"Hideki MA-TSUUUU-III"というアナウンスは聞こえてきません。前日の延長戦で、決勝点になるヒットを打ったのに、今日は欠場見たい。実は、前日夜のESPNで、この松井の決勝ヒットのニュースを観ていて嫌な予感がしたんですよね。ずっと不調で、久しぶりのヒットが決勝打。これで明日(=この試合)欠場なんてこと、無いだろうな、と。見事に予想通り orz

前回も、N.Y.にいたときには結構好調で、この勢いでSeattleでも大活躍と期待したら、怪我をして欠場。今回こそはと、わざわざこの試合を選んできたのに... マジかよとちょっと切れそうに(マテ)。
ちょっと未練たらしく、Angelsベンチを眺めてみますが、松井らしい姿は無し。この時点では、スターティングメンバーやDHは無理でも、代打で登場するかも、と淡い期待を持ってましたが、結局この日の松井の登場は無し。残念です。
松井の活躍は観ることが出来ませんでしたが、イチローは大活躍。この日は、ヒットで三回出塁すると、毎回二盗を決めて、3安打3盗塁の大活躍。守備でも、ホームラン性の飛球を何度もキャッチして、イチローの守備位置付近のスタンドは、何度も盛り上がっていました。

試合の方も、ここまで連敗中のMarinersが、先制するとリードを広げて勝利。 地元ファンは、久しぶりに溜飲を下げた試合でした。

観ていて感じるのは、やはりイチロー選手への声援の大きさ。バッターボックスに立つとき、ヒットを打ったとき、盗塁をした時、フライをキャッチした時、もうスタジアム中大声援。勿論、それだけの実績をこれまで残しているからですが、それだけ努力しているイチロー選手の事をみんな認識しているからでしょうね。

個人的には、いつかNFLで活躍する日本人選手の姿も観てみたいもの。近い選手はこれまでも何人もいたんですが、野球と違って日本でのスポーツとしての下地・底辺はまだまだ小さいですからね。野球の場合は、イチロー以外の選手でも能力のある選手は沢山いるし、WBC等でも実力は十分証明していますから。まずは、そういう環境から作らないと、能力のある選手が出てきても、そこから先に進むのは厳しそうですね。そんなことを考えながら、来たときと同じようにLink Light Railに乗ってホテルに戻りました。(続く...)

2010年5月19日

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (22) - Mariners vs Angels (2)

スタジアム内に並ぶ売店で、さて何を食べようかとうろうろと。定番なら、チリドッグにビールなんですが、今回は違ったものを食べたいし。結局あちこちのお店を冷やかして決めたのが、"Fish & Chips"(笑)。Fish Fryが4本に、てんこ盛りのFrech Fryで、見ただけでお腹一杯。これでUS$10はちょっと高いかな、それにUS$8のビールと、お昼にしては高めです。

まだまばらなスタンドの空いている席に座って、それだけで感動してしまうような綺麗な緑のフィールドを見ながらランチを片付けます。
お腹も膨れたので、本来の自分の席に移動する途中にちょっと寄り道を。メインゲートから上がってきたところの売店が並ぶ後ろにある、チーム博物館を見学。過去のマリナーズ所属選手やチームの歴史、野球の豆知識みたいな展示品が、多くはないけれどこぢんまりとまとめて展示されています。

何故か、この中にはバーカウンターがあって、そこでお酒を買って飲みながら見学したりも出来ます。「SAKE」なんていう表示も。早々、そのバーカウンターの横には"Japanese Sushi"なんていう怪しげなお店も(これ)。
前回もあったかな、これ。観客席の書き割りの前に、備え付けてあるグローブをはめて立って写真を撮れば、誰でも"Ichiro at Area #51"気分(笑)。顔の部分をくりぬいて、自分の顔を出して写真を撮る奴は良くありますが、こういうシチュエーションにはめ込むのはちょっと珍しいかも。

フットボールなら、DBとパスを競り合うWRになりきるとか、RBにタックルするLBになりきるとか。設定するシチュエーションが難しいかも知れませんが、ちょっとした背景が準備出来れば結構面白い素材になるかも。でも、段ボールに画を描いて試合会場とかに持ち込んだら、「あれ、『もう中』みたい」とか言われても困るなぁ(爆)。
そんなこんなで、そろそろ試合開始一時間前になったので、スタンドに入ることにします。今回の座席に座って見えるのが、こんな光景。私の左側にもう2席あって、その左にある通路が丁度センター-ピッチャー-ホームベースと一直線に並ぶスタジアム中央線。

実は、今回の目玉であるイチローもゴジラ松井も左バッターですから、最初はバッターボックスの様子がよく見えるように、三塁側の内野席を物色していたんですが、お値打ちな席が中々見つからないんですよね。それと、奇数枚のチケット、特に1枚というのも、中々出てこない。今回は、MarinersのOfficial Site経由Ticketmasterで購入しましたが、実はRazerGateだと、幾つか候補がありました。でも、RazerGateだと、委託販売になるので値段として倍近く違うのと、Will-Callではなくリアルチケットを送ってくるので、その分の手数料(UPSでUS$50!)も考えると、3倍近くの料金になってしまいます。で、まぁ悪い席じゃないからと自分を納得させて、今回の席購入になりました。

まっ、実際に座ってみると悪い席じゃないです。唯一困ったのは、2階席(クラブ席)の下なので、日が差し込んでこなくて、この日はちょっと寒かったこと。位置的に多分そういう場所だろうとは事前に分かっていて、それならそれで雨の時はちょっとましかなとも思っていましたが、天気が良いときには逆に屋根が邪魔。これが、もっと暑い時期なら、その時は日陰になって丁度良いんでしょうけど。まぁ、人間我が儘でいい加減な存在です。で、試合開始前となり、両軍のスターティングメンバー発表となり、ショックなことが... (続く...)

お疲れの夜

毎週金曜日に横浜まで出社していますが、今週と来週はスケジュールの都合で火曜日出社に。朝出掛ける時刻はいつも通りなんですが、火曜日と言うことでちょっと雰囲気は違う感じ。それでも、いつものように新幹線構内のスタバで朝食のコーヒーとサンドイッチを購入して、いつもの東京行きひかり号に乗り込みます。先週とんでもない失敗をしてあわや朝食抜きになりそうになったので、今回は新調に隣の席のテーブルも活用して無事にコーヒーもサンドイッチも完食します。

で、問題は帰宅時。いつもと同じ夜の岡山行きひかり号に乗り込み夕食代わりのお弁当とか平らげ、iPodを聴きながら時間を潰します。このひかり号は、新横浜を出た後、三島、静岡と停車して浜松に停車します。三島でちょっと乗客の入れ替わりがあり、静岡で墓なりの人が下車します。この日も、何か団体さんが車両を占有していたのかと思うくらい乗客がホームに出てきて、いつまで経っても人の流れが終わらない感じ。自由席車両は、多分座れない人もあるくらい満席だったはずですが、その半分くらいが静岡で降りたような印象です。で、のぞみ号の通過待ちを待って静岡を発車したところまでは記憶にあるんですが、その次に「はっ!」と目が覚めたときには、どこかの駅に停車しています。ここからは、まさに本能の世界だったなと後で思うんですが、直ぐに窓の外を見ると「浜松」の文字が。慌てて、横の空席に置いていた鞄を掴んで出口にダッシュ。すでに人の乗り降りは終わっていて、通過待ちの状態だったらしく、ホームを歩く人の姿も殆ど無いような状態でしたが、いゃぁ、危なかった。降りてから、下車するときに捨てようと足下に置いてあったお弁当の空箱をそのままにしてあったことに気がつきましたが、今更車内に戻るわけにも行かず...

もう3年以上もこうやって新幹線通勤をしていますが、寝過ごしそうになったことは初めて。以前だと、iPod touchでアラームをセットして、到着5分前くらいになるように必ず設定していましたが、少し前からそれが無くても問題無いので使わなくなっていました。でも、やっぱり無駄を承知でセットしておかないと駄目ですね。

この日はちょっと重い荷物を担いでの往復で、それで疲れていたこともあったと思うけれど、いつもと違うことをするときには注意が必要と言うことですね。来週も火曜日出社なので気をつけないと...

お騒がせな乗客 (2)

昨日の時点では、単に我が儘な乗客の起こしたトラブルと思っていたら、何と上海から成田経由で米国に密航しようとしていたらしいと言う話。上海でどうやって飛行機に乗り込んだのか、それも不思議だけど、成田でも一度乗客を降ろして機内点検清掃をしただろうにどうやって潜り込んだんでしょう。パスポートも持っていなかったと言うことなので、まずは空港に入るだけでも普通の方法じゃ無理ですよね。時々こういう話を聞きますけど、本当どうやってるんだろうかと不思議に思います。

暫くは、中国からの便は、セキュリティチェックが厳しくなるんだろうか。

2010年5月18日

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (21) - Mariners vs Angels (1)

今回の旅行出発前、事前にそれぞれの場所の天気予報を調べたんですが、Bostonは天気が良さそうだったのに、Denver、Seattleは雨模様か曇り空で低温という予報。実際は、移動日にはちょっと小雨の時もありましたが、殆どが快晴の好天気。気温もそこそこ暖かくて、そういう意味では良い意味で天気には裏切られました。MLB観戦日も、絶好のスポーツ日和。念のため、厚手の上着とか雨よけのシートとかも持参しましたが、そういう荷物は全部部屋に残して出発です。

10時頃にホテルをでて、ちょっと淡い期待を抱きつつPublic Marketにある、STARBUCKSの1号店でコーヒーを買おうかと行ってみたんですが... すでに満員状態で、結局前回に続いて諦めました。まぁ、Seattleでも一番の観光地だから仕方ないけれど、日曜日の朝から人出も凄いです。

来た道をぶらぶらと引き返して、ホテル手前を左に折れると、Westlakeの地下駅へ。ここで、Light Link Railの往復切符を購入して、Safeco Fieldに向かいます。地下駅の中には、こんな感じのタイル画があるんですが、どう見ても日本のマンガ風というかコラージュ風というか。真ん中右部分にある白い物体は、どう見てもちょっと懐かしい形の電気炊飯器だし(笑)。

ちょっと調べてみると、こちらで活躍されている日系二世のRoger Shimomura氏の作品みたいですね。それ以外にも、沢山の作家の作品がありますが、こういうところは何となく西海岸っぽい感じです。

反対側の壁にも別の作家さんの作品があったりして、そんなPublic Artsを見ている内にLink Light Railがやって来ました。Safeco Fieldへ移動です。
 地下トンネルを暫く進み、China Town(International District)で地上に出ると、その次が"Stadium"駅。もうちょっと綺麗な場所かと思ったら、何となく工場地帯の中の駅でちょっと以外。もっとも、このSafeco Fieldにしても、その横にあるQwest Fieldにしても、工場地帯の再開発で作られたような施設ですしね。

駅からスタジアム方向に向けて、高速道路の下をくぐって向かいます。
Safeco Fieldの背後、バックスクリーン方向からスタジアムに近づく形になるので、日頃は見られないSafeco Fieldの屋根快晴装置がよく見えます。屋根は、鉄骨で組まれた頑丈そうな物で、それが大きな台車の上に乗っており、その台車がかなり高い位置にあるレール(ガイド)の上を移動することで、フィールド上に屋根が移動するような仕組みなっています。Safeco Fieldの直ぐ裏側には、Amtrakの線路が走っていて、テレビで中継している時にも列車の汽笛が良く聞こえますが、この開閉式の屋根、このようにオープンされた状態だと完全にその線路の上にせり出してきています。

それだのスペースがあればこそ、こういう大がかりな仕掛けも可能なんでしょうね。確かに仕掛けは大仕掛けだけど、水平に前後に移動させるだけだから、構造的には単純だし。いかにも、アメリカっぽいなという印象です。
前回は、このあたりには来なかったので気がつきませんでしたが、イチローが2004年に年間258安打のMLB新記録(それまでは、eorge Sislerの257安打)を達成した時の写真。最終的に262安打まで記録を伸ばしてシーズン終了しますが、やっぱり偉大な選手です。

Link Light Railやパスで到着するファンの目には触れるんだろうけど、場所的にはバックスクリーンの下あたりでちょっと寂しい場所。出来れば、メインスタンド下あたりの目立つ場所に移動して欲しいところですが...
何はともあれ、チケットを入手しないといけません。Will-Callの窓口に寄り、Ticketmasterで購入している今日のチケットを受け取ります。今回は、バックネット裏、ホームベースのほぼ真後ろで、少し後ろ側の席ですが、視線の位置が少し高くなって逆に良いかも。これが正価のUS$60(+手数料など約US$10)で購入出来るわけですから良い時代です。

まだゲートも開いていないので、MarinersのOfficial Shopに入ってお土産物を探しながら時間つぶし。ちょっと悲しかったのが、"Clearance"のコーナーに、昨年で退団・阪神に移籍した城島選手のグッズが大量に並んでいたこと。まぁ、仕方ないけれど日本人としてはちょっと寂しいですね。

そうこうしているうちにゲートも開き、続々と入場していくので、私も早めに中に入ってお昼を食べることにしました。(続く...)

お騒がせな乗客

昨晩は速報のみだった、DL機の引き返し事件。液体をトイレに持ち込み出てこないので、機長判断で成田に引き返したという話。中国国籍らしき男性二人が、液体をトイレに持ち込んで出てこなかったと言うことなんですが、何をしようとしたんだろう。飛行機に搭乗したことのある人はよく分かると思いますが、飛行機のトイレは決して広いわけではなく、多分大人二人が中に入ったらドアが閉まらないんじゃないだろうか。

好意的に考えれば、何か薬でも塗布しようとトイレに入り、外に出られない状態だったのかもしれないけれど、これ記事にもあるように米国内の事件として扱われますから場合寄っては厳刑になるかもしれませんね。実は、先日のUS旅行中も、突然トイレの非常灯が点灯して、外からCAさんがトイレのドアをたたきながら、大丈夫ですかなんて言うことをやっていたけれど、その場合はどうも中に入った男性が間違ってCAコールのボタンを押してしまったらしい。

しかし、このフライトに同乗していた他の乗客はたまりませんね。深夜近くに成田に戻り、多分再出発は今日ですよね。予定は狂うし、疲れるし、まぁこの事件を起こした二人にどういう理由があったかは不明だけど、自分が搭乗するときにはこの手のトラブルはごめん被りたいものです。

2010年5月17日

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (20) - Seattle移動

Seattle移動の朝。お昼頃の出発なので、朝ゆっくりとホテルをチェックアウト。往復でSuper Shuttleのチケットを購入していたので、15分毎に回ってくるShuttleを捕まえて空港に向かいます。3列座席の車内には、私も含めて5名が乗車。女性3人と、もう一人同年代くらいの男性が1人。で、車内に入るとこの男性がiPadを出して女性陣に説明しています。Appleの関係者では無かったようですけど、Apple信者というか、熱心にiPadの良さを静かな語り口で説明してました。曰く、写真を自由に拡大したり移動したり出来る、メールも直ぐに参照出来る、等々。私も聴くとも無しに聞いていましたが、何か今世紀最大の発明みたいな言い方をしていたけれど、いゃ確かにiPadは面白いけれど、そこまで言うかと心の中で突っ込みを入れたりして。一つ気になったのが、たまたまiPadの画面の傾きが車窓からの光を反射したとき、iPadの画面が指の指紋や脂でぎらぎらしている様子を見てしまったとき。iPadに限らず、Touch系デバイスの宿命とはいえ、あれって凄く気になりますよね。普通に使う分には問題無いし、それ程目立つ訳じゃないけれど、表示部分に触れて汚れることの対策って、何か無いだろうか。(これは仕事の話かも)
40分位大平原を走って、デンバー国際空港(DEN)に到着。メインターミナルでチェックインをしましたが、広いですね。でも、ここだけ見たら、成田の第2ターミナルもこれくらいじゃないだろうか。でもターミナルだけなら同じ程度でも、こっちが凄いのは、さらにコンコースがA/B/Cと三つもあって、滑走路に至っては3500m級が5本に4800m級が1本、系6本もあることでしょうね。日本じゃ絶対作れないだろうなぁ、こんな空港。北海道の大原野を開拓するとか、富士山の演習場を潰せば可能かもしれないけれど。

もっとも、滑走路の多さもさることながら、ここDenverの場合、空港の周りには何もないですからね。24時間運用だって、どの方向からの進入・離陸にしても騒音問題とか無いだろうから、そういう部分も含めてHub空港として最適なんでしょう。ただ、乗り継ぎのための空港としては良いけれど、じゃ人が滞在するためのGateway空港としては、背景となるDenver市がちょっと物足りないかも。そこから、ロッキー山脈とか観光地も控えているけれど、それだけでは十分とは言えないだろうし。羽田とか成田は、圧倒的な大都市圏を抱えているわけだから、Gatewayとしての機能をもっと追求した方が良いように思います。Hubとして空港を通過する人数よりも、空港で乗り降りしてくれる人数を気にした方が。
SFOのターミナル3や、ORDのコンコースB/Cのように、UA専用のコンコースBの眺めは壮観です。でも、ここはUAのHubとして古い場所なんだからでしょうか、SFOやORDでよく見る、情報パネルの設備はまだ途中のようで、カバーが掛かったモニターがつり下げられているだけ。初めてのDENなので、あちこち見て回ろうと思ったものの、構造が単純なので結構あっという間に確認終了(笑)。SFO/ORDのように、多少クネクネしているとそれなりに面白いんですけど。

SEA行きのUA339は予定通り出発。このフライトでもランチがでたんですが、流石に2時間ちょっとフライトにはスープは付いていませんでした。今回3回目のチキンサラダは、1回目と同じようにソースは付いておらず、ドレッシングだけのバージョン。 流石にお酒は控えましたが、食事の後もウトウトしているうちに定刻通りSeattle到着です。
前回は空港からShuttle Busでホテルに移動しましたが、今回は昨年末から空港まで延長されたLink Light Railを利用してみることに。バゲッジクレームで自分のPathfinderをピックアップして、そこからエスカレーターで上がると駐車場への通路に出ます。そこから、駐車場の端を進むと、Link Light Railの駅に繋がる構造。UAの場合、North Satelliteを使用していて、メインターミナルの#15-16のバゲッジクレームに荷物が出てくるので、一番この通路に近い場所になります。

一度駐車場レベルに上がってしまえば、後は平坦な通路を歩くだけなんですが、駐車場の隅に無理矢理塀を作って通路を作ったようで、吹きさらしなのが気になります。この日も天気が良かったから良いけれど、雨や冬なんかのと気には気になりますね。実際、帰国日の朝は小雨交じりの天気で、風が無かったので吹き込むことはなかったけれど、寒さは結構厳しくて、早歩きでターミナルに向かいました。
で、駅に着いたら券売機で終点のWestlakeまでのチケットを購入。ゾーン制で料金が決まるけれど、一番近い場所でもUS$1.75、以下US$2.00、US$2.50と、距離による料金の差はあまり感じられません。本数は、昼間なら10分から7.5分に1本という、まあまあの間隔です。

前回は空港から出ているShuttle Busを利用しましたが、30分に1本ということと、料金的も片道US$11、往復でUS$18ですから、結構Link Light Railが有利かも。メリットは、バスなら大体のホテル入り口まで言ってくれることですが、その分場所によっては時間もかかるわけで、今回宿泊するSheratonの場合、どちらの方法でも時間的な差は無いくらいです。本数が多い分、多分Link Light Railの方が早いでしょうね。

このLink Light Railは、昨年来たときにも偶然乗車したことがあるので、内部的には目新しさはないけれど、ちょっと座席の間隔が狭いので大きな荷物を持っての移動は大変かも。

途中乗り降りする人もありますが、座席が全部埋まることもなく、快適な状態。空港駅が結構高い場所にあり、その後暫くは結構高い高架部分を走るので、眺めかなりお勧めです。逆に、途中からは道路の中央分離帯部分を走るので、座る場所によっては直ぐ横を走る車のドライバーと暫く併走するような位置関係になり、ちょっとばつが悪いかも(笑)。

40分程掛けて、終点のWestlakeに到着。ここから地上に出て、1ブロック程歩けば、前回同様Sheraton Seattleに到着です。翌日は一日試合観戦で潰れるので、ちょっと部屋で一服してからDowntownを散策しつつ、自分用の買い物をしたり。夜は夜で、少し地元のワインを飲み過ぎて、ちょっと記憶を失いつつSeattle 1日目の夜は過ぎていきました。
(続く...)

iPadの居場所

PC Watch、山田祥平氏のコラムから。サブタイトル「どうしても見つからないiPadの居場所」が、私も感じていたiPadに対してのモヤモヤしていた気持ちをズバリ言い表していますね。今回の旅行中、US国内を移動している時に何度もiPadを使っている人の様子を見たんですが、発売直後と言うタイミングにしては見る機会が多かったなという印象。ただ気になるのはその使い方というか持ち方というか、大柄なアメリカ人にしてもあのサイズは少し大きいんじゃないかという印象。

ちょっと誤解してしまうけれど、iPadってMacじゃないんですよね。iPhone/iPodの拡張版。勿論、iPhone/iPodであっても一通りの作業は十分出来るし、そこにPCと比較して非力とは言えiPhone/iPodよりは強力なシステムリソースがあって、大画面があってと言うことであれば、通常の作業であれば問題無く利用出来ます。それでもiPadを携帯する理由というは、やはりiPhone/iPodではちょっと画面が手狭とか少し遅いとか、そういう使い勝手部分の不満解消になるからですが、そのために唯一と入っていい不満がiPadのサイズの大きさ。旅行中Apple StoreでiPadの実機をいじってみましたが、確かに動作はキビキビしているものの、どうしても見た目はiPhone/iPodなんですよね。だからついその感覚で使ってしまうと、どうしてもサイズを持て余してしまう。良くジョークグッズで、実物よりも大きなおもちゃがあるじゃないですか。例えば、大きな電卓とか。どうしても、あの感覚になってしまうんですよね。

それと、持てない程じゃないけれど、やはり大きなサイズなので、iPhone/iPodのように片手で保持して操作するのは無理。机や膝の上に置いて操作するとか、片手で保持して別の手で操作するような形になりますが、そうなるとモビリティが犠牲になってしまう。机や膝の上に置いた場合、両手が使えて良いんじゃないかとも思えるけれど、この時に問題になるのが画面の向きが垂直になってしまうこと。モバイルPCなら画面の角度とキーボードの位置は別に設定出来るから良いんですが、この手の一体型デバイスではそれが出来ないので、どうしてモテで保持して画面位置を調節しながら使わないと勝手が悪い。それを片手でするには、iPadのサイズはチト中途半端なんですよね。

「居場所がない」というのは、今のデジタルライフの中で直ぐに浸透しないかも知れないけれど、でも居場所がないからこそ新しい居場所が創造される可能性もあるし、あるいは居場所側が新しいiPadに対して変化してくるかも。何れにしても、気になるデバイスなのは確かですね。

Sheraton Seattle Hotel & Tower

昨年に続き、今回もSeattleでの宿は、ここSheraton Seattle Hotel & Towerに。今回は別のホテルに、とも思ったんですが、価格的に一番有利だったことと、前回の印象がとっても良かったので決定。

15:00ちょっと前にチェックインしたんですが、受付の女性スタッフが「エグゼクティブルームとジュニアスイートのどっちが良い」と聞いてきます。いゃ、そんな広い部屋は不必要だから、エグゼクティブルームで良いよと応えると、暫く端末を叩いて「ごめんなさい、エグゼクティブルームがまだ準備出来てないの。スイーツでいい? 広いわよ」と言うじゃないですか。で、この後小さな声で"Sabotage!"と言うんですが、どうも部屋のHousekeepingの遅さにちょっとイラッとした様子。あいてないんじゃ仕方ないので、じゃジュニアスイーツで良いよとチェックイン。Tower棟の27F、エレベーターを降りた正面の部屋に、少し期待して入ったんですが...

目の前には、単に細長い部屋が広がっているだけ...
まぁ、広いことは広いけれど、普通の部屋の倍は無い。精々1.5倍くらいの広さでしょうか。ソファーベッドもあるので、家族4人とかで使うなら丁度良いくらいの広さかも。前回のPlaza棟の部屋が綺麗にリニューアルされていたので、メインであるTower棟の部屋はもっと良いかなと期待したんですが、こっちの方はまだリノベーションをしていないのか、全体的に古くくたびれた感じです。

ベッドも、広いのは良いけれど、ちょっとギシギシした感じで... やっぱり、エグゼクティブルームにすれば良かったかも... "Junior Suite"と言っていたけれど、"Studio Suite"ですね。
前回の部屋は、Internet回線も高速かつ安定していて好印象でしたが、今回は、まぁ悪くはなかったけれど、ちょっとスピードも遅くて不満を感じるレベル。電話機の横、メモ帳の右側の四角い箱がCiscoのアダプター何ですが、古いClassのEthernet回線を延長するような機能のもの。接続速度こそ100Mbpsと表示されますが、実質的なスピードは10Mbpsよりはちょっとましなくらいの印象。

実はこのInternet回線、使用開始時にはホテルのサイトが表示されて、何日利用するというオプションと、氏名、部屋番号をインプットすると自動的に課金されて使用可能になります。で、SPGのPlatinum会員だと、その課金された利用料金が、チェックアウト精算時に引かれて実質無料になるんですが、今回はしっかりそのまま課金されていました。早朝チェックアウトの時に「これ、Platinum特典で無料だよね」と精算用紙を見せながら若い男性スタッフに確認したけれど、まだ新人君らしくよく分からない様子で、結局スタッフルームの奥に一度引っ込んで確認してから利用料金(US$21)を差し引いてくれました。前回もチェックアウトの時にトラブルがありましたが、どうもこのホテル、スタッフ教育は今一つのようです。
入り口横のバスルーム。手前の入り口横には、もう一つ洗顔用のシンクがあり、2人並んで使える広さ。左側にはバスタブがありますが、これくらいの広さなら別にシャワーブースも付けてくれと言いたくなります。確かに広いことは広いけれど、ちょっと中途半端な内容です。

Tower棟全部がこうなのかどうか分かりませんが、前回の宿泊したPlaza練の部屋の方が良かったなという印象。次回Seattleに来る機会があれば、今度はHyattかHiltonか、別のホテルを試してみることにしよう、と思ってしまう今回の印象でした。

あるいは、Plaza棟指定にしてみようか...

2010年5月16日

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (19) - 16th Street Mall

再びMallの地域に戻ってきた頃には、道の片側がビルの陰に隠れるような状態で、流石にこの日陰に入るとちょっと寒いですね。私の前を歩いていて女性二人組も、「暖かい方に行きましょうよ」みたいなことを言って、小走りに道を渡って反対側の歩道に移動していきました。

日向は結構暖かいのに、日陰に入るとビックリするくらい寒いのは、やっぱり空気自体が冷たいからなんでしょうか。
Mall Area途中にある、Denver Pavilions。有名店が入っている、16th Street Mallで一番新しい商業施設ということでしたが... 人影がありません。平日の昼間とは言え、他の地域だともっと人影を見るんですが、何故かDenverの街中では余り人影を見ません。ここを含めて、他のテナントビル等も、商売しているの? と疑いたくなるような状態。大丈夫なのか、人ごとながら心配になります。

と言うか、Denver市自体は50万人都市でそれ程小さな街ではないと思うものの、印象的には凄くこぢんまりしたというか、滞在経験のある同規模のBostonとかAtlantaと比べても、閑散としている印象があります。土地が広いので、人もあちこちに分散して生活しているのかも知れませんが、事前に持っていたイメージと大分違うなと言うのが正直な印象です。それが良い・悪いという意味ではなく、あくまで抱いていたイメージとギャップがあるないということですけど。
Mallの間を行き来している、無料で利用出来るバス。だいたい数分間隔で運行しているので、目の前でバスが発車しても、直ぐに次のバスが来ます。日本で言えば、山手線感覚ですね。でも、停車場が1ブロックごとにあるので、幾らMallの端から端まで1マイルあると言っても、ちょっと止まりすぎの感じが...

バスも、写真の車両が2台連結したものが走っています。一応車体には"Hybrid"と書かれているので、ECOにも気を遣っていますと言うことなんだろうけど、これだけ人が少なくて、でもバスは頻繁に走っていると、本当にECO? とちょっと疑問も...
このMall沿いの建物は近代的なビルが多いんですが、その中でもちょっと異彩を放つというか、昔ながらの高い建物。調べてみると、"Daniels & Fisher Tower"という建物らしい。でも、1Fにはこんなお店が入っているらしい... (笑)。

で、このMallを歩いていると、結構ホームレスっぽい人達とか、やんちゃ系の若者達とか目立つんですよね。正直、ちょっと雰囲気は悪いかなという印象。
この日はちょっと寒かったけれど、天気も良くて、"Mile High"ということもあるんでしょうか、空気も綺麗な感じ(をぃ)。こういう「商店街」タイプのMallをUSで見るのは初めてですが、道路を歩行者専用にしてゆったり出来るので、設備としては良いですね。「歩行者天国」とも少し違って、全体がそういう目的で多分開発されているので、丁度良い距離感というか、開放感というか、非常に好感が持てました。もっとも、それも天気次第な訳で、前日の午後のように天気が悪いときには閑散としちゃうんでしょうね。そのあたり、難しいところですが。

この後ホテルに戻って、翌日の移動の準備をしたんですが、このDenver滞在で一番困ったのが、やたらと静電気が溜まってしまうこと。ドアノブとかエレベーターのボタンは勿論、一番困ったのが持参したノートブックPCの指紋認証のセンサーで指をスキャンしようとすると、バチッと来ること。最初何が起こったのか分からなかったくらい。Denver以外ではそんなことはないので、それだけこの場所は空気が乾燥しているということなんでしょうね。

ウィンタースポーツとかマウンテントラッキングとか、あるいはMLB/NFLの試合観戦で来るなら良いけれど、ちょっとした観光地という意味ではちょっと物足りない印象のDenverでした。さて、明日は今回のメインイベントであるSeattleに向けて移動です。(続く...)

2010年5月15日

トラブルパニック

G.W.の休みとかあったので、昨日は三週間ぶりの「金曜日の新幹線」出社。いつものようにバスで駅に出て、いつものように携帯(EX-IC)で入構し、いつものものように新幹線待合室のスタバでコーヒーとサンドイッチの朝食を購入し、いつものものように上り方面のホームへ。この時期車内はガラガラ。2席列側の窓際席を指定してあったので、ここに座り、隣の通路側席にはカバンと、この日は休み明けだったので社内で配るお土産などを置き、通過待ちの時間を利用して朝食を取り始めます。

テーブルを引き出して、アイスコーヒー、ホットサンドを置き、まずはアイスコーヒーを一口。ホットサンドを一口囓ったところで、またコーヒーを飲もうとしたときに、やってしまいました。何を思ったのか、テーブルを上に跳ね上げてしまったんですね。当然、まだ殆どは行ったまま(グランデサイズ)のアイスコーヒーは床に落下。中身をぶちまけてくれます。いゃぁ、人間予想外のトラブルに突然遭遇すると、全機能が止まるもんですね。私も1秒位、硬直したまま床の上を広がるコーヒーの染みを見つめていました(笑)。で、我に返り、慌てて手元にあったスタバのペーパーナプキンで拡散を止めようと思ったんですがね、そんな数枚のペーパーナプキンで足りるわけがない。

運良く、座っていたのが車両のいちばん後ろ近くの席で、その車両にはトイレが設備されています。直ぐにトイレに向かって、トイレットペーパー大量に持ってくると、まず床に広がるコーヒーがそれ以上広がらないようにせき止めます。暫く拡散を食い止めたところで、まずはコーヒーと一緒に散らばってしまった氷を拾って、カップの中に入れていきます。氷を拾い終わったところで、再びトイレに行きトイレットペーパーを確保。それで床のコーヒーを吸い取り、またトイレにいって... これを何度か繰り返して、やっと床のコーヒーを拭き取り終わりました。私はブラックでコーヒーを飲むので、こぼしたアイスコーヒーにはミルクもシロップも入っていません。これが、まぁ不幸中の幸いで、変な匂いやシロップのべた付き感が残らなかったのが救いでしょうか。結局スタバで買ったときに入れて貰った紙袋に、からのカップやたっぷりとコーヒーを吸い込んだトイレットペーパーの残骸を入れて、ゴミ箱へ。トイレ横の手洗い場で手を洗ってやっと一息つきました。ふと見ると、横には一口囓ったホットサンドが置いてあります。捨てるわけにも行かないし、大体朝食を取らないと体が持ちませんから、飲み物なしで食べたんですが、うーん、さっきのトラブルのショックもあるのか、不味い朝食となりました。

この後、車内検札に来た女性の車掌さんに、斯く斯く然々でコーヒーをこぼしてしまい、一応拭き取ったけれど念のため社内清掃の時に見て貰えますかというと、この車掌さん、直ぐにおしりあたりのポケットから一掴みのペーパータオルを取り出して「大丈夫でしたか?」と床下をのぞき込んだります。さらに「お荷物は汚れませんでしたか」「もしよろしければ空いている席に移動出来ますが」等々、非常に好感の持てる対応。トラブルはショックだけど、その後の対応にちょっと救われた気がする朝の出来事です。いゃぁ、久しぶりに何かやるときには注意しないといけませんね。

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (18) - Mile High Stadium

CoorsFieldまで来た道を逆に戻り、さらに16th Street Mallを進み、モールの一方の起点"Union Station"に到着。ここから、市内を走っているLight RailのC/Eラインの始発駅があります。

最低料金がUS$2.00からと、ちょっと高い気もするんですが(Boulder行きのバスは片道US$4.50ですからねぇ)、まぁ仕方ないので往復のチケットをホーム上にある券売機で購入します。

で、切符を買っていたら大学生位の若い兄ちゃんが「携帯電話、持ってないか」と聞いてきます。あぁ、どこかに電話したいのねと直ぐに分かったんですが、何せこっちは国際ローミング版の携帯ですから、US国内の通話でも一度日本を経由した国際電話になります。そんな事情を説明するのも面倒なので「無いよ」と一言返事をすると、「I see.」と言って別の男性に同じように声を掛けて借りていましたが、ちょっと冷たい奴と思われたかも。
ここに路線図がありますが、DenverのDowntownの外側を回り込むようにして走っています。実際、Amtrakの線路だと思いますが、それと平行して走っている線路をゆっくりと進み、まずはPepsi Centerに。ここは、NBAとかを開催するアリーナですね。

で、次の駅が、その名前もズバリ"INVESCO Field at Mile High"という、スタジアムへの駅。オフシーズンだし、何かイベントが開催されているわけでもないので、本当にがらーんとした無人駅状態。緑色のカバーが掛かっているところが、試合開催の時の出入り口になるんでしょうね。で、ホームの延長線上に、BRONCOSの本拠地が見えてきて、気持ちも盛り上がります。
さて、駅からスタジアムにはどう行けばいいのだろうと考えていたところ、こんな看板を発見。いかにも「こちらの方向に行け」という指示なのです。で、20m位先にも同じ看板が、そちらは右向き矢印とともに掲載されています。多分これだろうと信じて歩き始めたんですが... 普通、こういう看板を出すなら、歩く歩道なんかもそれなりに整備すると思うんですが、そこはいかにもアメリカらしいというか、道は歩道の所もあるし、コンクリートむき出しガタガタの所もあり、歩道が無くなっている部分もあるし... 駅とスタジアムの間にはAmtrakの線路や高速道路が横切っていますが、それらを横切ると、目の前にスタジアムに続く橋が現れ、いよいよ敷地に入ります。
スタジアム前には、高速道路、Amtrakの線路に平行するようにちょっとした川が流れているんですが、その川に沿って遊歩道やサイクリングロード何かも整備されているみたいですね。この橋を渡っている最中にも、自転車で追い抜いていく人、ジョギングしている人なんかとすれ違ったりしました。

橋を渡りきると、そこはスタジアムの敷地の中。何となく日本庭園風の、石畳のような通路がスタジアム入り口まで延びています。最初、ここがメインエントランスだと思ったんですが、実は左側に回り込むと正面ゲートがありました。
私なんかの世代だと、やはりこのスタジアムの前のスタジアム"Mile High Stadium"と言う名前が一番しっくり来ますね。Invescoがこのスタジアムの命名権を取得した時、地元ファンはかなり抵抗したという話を聞きましたが、まぁ以前の名称に馴染みがあるというのと、Invescoが地元の企業ではないこともあったかも。別の言い方をすると、一番利益を出しているであろうNHLの、しかも地元意識が高いDenverのようなチームであっても、命名権などを利用して収益を高めないと厳しい時代なのかも知れませんね。

とは言っても、NFLをはじめUSのPro Sports界はいろいろとアイデアを出して収益だけでなくファンサービス何かも含めて、ちゃんとビジネスとして成立させているだけでも偉いと思います。
スタジアムを時計回りに1/4程回り込むと、スタジアムにはお馴染みの広い駐車場と正面ゲートが現れます。で、そのメインアプローチの所には、こんな"Broncos"の銅像が。私が歩いていると、小学生くらいの男の子を連れたお父さんが二人で駐車場の方から歩いてきて、やはりこの銅像の前でお父さんがお子さんの写真を撮っていましたが、こういう記念撮影に使えるモニュメントがあるといいですね。

入り口の隙間からフィールドが見えないかとのぞき込んだんですが、どうもフィールド位置が下の方にあるらしくて、スタンドや階段して見えず残念。本当ならば試合を観戦したいところですが、なかなか秋のシーズン中は忙しくて... でも、また来てみたいですね。
来た道を逆に戻り、再びLight Railの駅に戻ってきました。駅の前には、駐車場というよりは、スタジアムに向かう人を一時的に溜めておくバッファー代わりの広場だと思いますが、ここに置かれているオブジェがフットボールなのをこの時気がつきました。駅からスタジアムに向かうときは、気持ちがスタジアムに行っていたからでしょうか、全然気がつきませんでした。やっぱりUSは、こういう所に面白い実がありますよね。

前日午後に雨が降り出したときには、本当にどうしようかと思いましたが、この日は本当に良い天気。丁度電車が出てしまった直後で、次の電車まで10分以上待ち時間がありましたが、ホームのベンチに座ってぼけーっとしているのに丁度良い天候です。この後再びLight Railで16th Street Mallの起点、Union Stationまで戻ります。(続く...)

2010年5月14日

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (17) - Coors Field

Market Street Stationから外に出ると、さらに気温が上がっていて、半袖でも十分なくらい。でも、これ日向の場合でビルの陰とかの日陰に入ると寒いんですよね。

Denverは、新しいビルも多いんですが、 このあたりは古いビルや町並みも残っている場所。歩きながらふと思ったんですが、USの場合建物は昔から煉瓦とかモルタルとか、いわゆる「石」で出来ているから、新しいコンクリートのビルが出来てきても、それ程違和感はないのかも。日本だと、古い建物は木造ですからねぇ。

東京駅近郊の丸の内とか銀座とかだと、そういう雰囲気を感じる部分もありますが、町並みの調和を壊さずに再開発していくには、そういう部分でアメリカの町並みは有利なのかも。
1ブロックほど進むと、目の前にCoors Fieldの一部が見えてきました。私が知っている感じでは、横浜の関内駅を降りて少し歩いたら、横浜スタジアムが見えてきた、みたいな感じです(笑)。

これまで訪れたスタジアムって、どこも街中のアクセスの良い場所にあるような気がします。一方で、フットボールスタジアムは結構郊外の、それこそ車でないとアクセス出来ないような場所にある場合が多いのに、不思議です。やっぱり、歴史から言うと野球の方が古いから、もともとアクセスしやすい場所にスタジアムがあって、その近くに新しいスタジアムが作られていく、みたいな話があるんでしょうか。

後、試合数を考えると、フットボールはホームゲームは8試合なのに対して、野球は80試合ちかくでしたっけ。となると、それだけ頻繁にスタジアムに来て貰うためにも、アクセスの便利さは重要でしょうし。
当然ながら、このスタジアムも立派ですよねぇ。日本の野球場はドーム型が多いのに対して、USはこういう屋外型というか、オープンスタイルの球場が多いですよね。最近のブームということもあるみたいで、"Park"とか"Field"と呼ぶみたい。日本でも、今年オープンした新広島球場がMLBタイプで、確かここは内野にも芝生場張られた、MLBスタイルですよね。

個人的には、天候に関係なく快適に観戦できるドーム型も好きなんですが、もともと屋外スポーツであった野球なわけですから。そういえば、昔は太陽の向きで対戦チームに有利・不利が生まれないように、球場を作るときの向きもルールになっていたという話を聞きますが、日本のように雨の多い場所では、やはりドーム型、屋根付きタイプの球場の必要性は高いかも。
球場の周りには、こんなバナーが飾られています。今はヒューストンに移籍した、元西武の松井稼頭央選手も、このコロラドロッキーズに以前在籍してたんですよね。当時はどうだったんだろうか。

Coors Fieldを観た後は、再び来た道を戻り、さらにその先のUnion Stationに向かいます。ここからでている、Light Railを使って、次に目指すのがDenver BRONCOSの本拠地、Mile High Stadiumです。(続く...)

2010年5月13日

KIX-BOS-DEN-SEA-KIX (16) - コロラド大学

コロラド大学って、特に何か思い入れがあるとか言うわけでもなく、正直なところたまたまBoulderに来たらそこにあったので寄ってみました、というのが理由(笑)。まぁ、その偶然がなかなか良いシーンに巡り合わせてくれるわけですが...

これまで訪れたUSのキャンパスでは、殆どが四角いビルの建物が並んでいましたが、ここでは見渡す限りおしゃれな茶色の屋根の建物が並んでいます。これって、やっぱり冬の雪対策なんでしょうか。
で、大学敷地の奥にある、フットボールスタジアムを目指して歩いて行くと、こんな集団に遭遇。良く、USの大学映画で見るような、黒いガウンに四角い角帽を被った集団が続々とやってきます。

5月のG.W.終わり頃なので、USの大学では卒業式シーズン。あぁ、どこかの学部の卒業式があったんだろうなと思いつつ、その流れに逆らってどんどん進むと...
どうやら大学のスタジアムで卒業式が行われていたようです。となると、学部単位じゃなくて、全校生徒一緒のセレモニーだったのでしょうか。調べてみると、コロラド大学の学生数は3万人弱。20%が卒業するとして、6000人。で、卒業生1人につき、両親に祖父母に兄弟にと何人も一緒に参加しているのでざっとカウントしても、数万人は優にいますよね。スタジアムを使わないと間に合わないでしょうね。

出も、この日は晴れていたとはいえ、ちょっと日陰に入ると長袖に上着が欲しい位の気温。膝掛けとか持参している人も見えましたけど、屋外のセレモニーも大変そうですね。でも、もし今日の天気が悪かったら、どうする予定だったんだろうか。

本当は学食にも入って軽くお昼でもと思ってましたが、どこもかしこも卒業生のグループで一杯。そうそうに引き上げることにしました。

帰りも来たとき同様にバスで戻ります。このバス、片道US$4.5とお安く、かつコロラド大学の学生はIDを見せると無料で乗車できるらしい。日本にも「学割」はありますが、USの場合こういった補助というのかサポートは徹底している感がありますね。

そうそう、このバスの真ん中位の場所に、車椅子の人が乗り降りするためのリフト装置があり、実際復路の途中で車椅子に乗った女性が乗車して一駅くらいで下車していったんですが、どちらのバス停も駐車場があるくらいで結構辺鄙な場所。あの後、どうしたんだろうかちょっと心配になりました。いゃ、某かの手段があるからバスを利用しているんだろうけど。多分、誰が迎えの人がいたのかも知れませんが、それならわざわざバスを利用することもないだろうし。

ロッキー山脈の山並みを眺めながら、再びDenver市内に到着。バスターミナルから外に出て、3ブロック程先のCoors Fieldを目指します。(続く...)