2024年4月29日

全敗と全勝

週末に行われた、東京、長崎、島根の補選3選挙。結果的に、立憲民主党の候補者が全ての選挙区で当選したわけですが、その結果を伝えるメディアの多くが「自民全敗」「自民3連敗」という言い方をしている。同じ内容を伝えるにも、ごく一部のメディアだけが「立憲民主党全勝」という言い方をしていて、個人的にはこちらの方が正しい言い方だと思う。

前職の自民党議員の問題で辞任したことにより補選となった東京と長崎は、元々自民党候補は立候補していないのですよね。だから「自民党候補が敗れた」という言い方はおかしいと思うけどなぁ。逆に、立憲民主党議員は対立候補との選挙戦を勝ち抜いて当選したのだから、本来ならばその立憲民主党議員の「勝利」を伝えるべきだと思う。じゃ何故「自民全敗」みたいな言い方をするのかと考えると、立憲民主党の結果よりは自民党への影響を強くしたいという意図があるんじゃ無いかと邪推するわけです。仮に自民党が3選挙区全てに候補者を立てて、その結果敗れたならば、それは「自民全敗」でも良いと思うけれど、実際に対立構造になったのは島根選挙区だけな訳ですからね。

その島根選挙区に関しては、全議員の細田氏の死去に伴うものだから、自民党としては本来氏死守しないといけない選挙区。しかし、細田氏のなくなる直前説明責任の態度とか、今回の候補者の知名度とかもあってか、結構な票差で立憲民主党の亀田候補が当選。立憲民主党としては、他の2選挙区はそれなりに勝算があったと思うけれど、個々は事前調査で優位が出ても最後まで安心出来なかったんじゃ無いだろうか。でもなぁ、その亀井候補って彼らが批判している所謂「二世候補」な訳ですよ。彼らなりの定義によれば、「地盤、看板、鞄」の三要素を全て満たさないと「世襲候補」とは言わないので、今回選挙区を変えて出馬した亀井候補は「世襲議員」には当たらないらしい。何とも都合の良い解釈だと思うし、それを受け入れる人達も人達だと思うけれど。

所謂「裏金問題」の影響が大きかったことは確かで、世間の印象が悪くなったこともあるし、派閥解体等もあって党としての選挙支援もこれまでのように派手に出来なかったこともあるんでしょうね。それでも、3万票近い差は大きいと思うし、保守王国と言われて油断していた所もあるんじゃ無いだろうか。静岡県も「保守王国」と言われていたけれど、あの民主党政権前後の時には自民党議員はボロボロでしたからね。今回の選挙結果で、あの2009年の「政権交代前夜」みたいなことを言う人もいて、確かにそういう雰囲気も感じるんですが、じゃぁあの時のように民主党が熱狂的に支持されているかと言えばそう言うことも無いのが前回との違いでは無いだろうか。だからと言って、自民党が安泰とは決して言えないけれど、15年前の政権交代の時は、民主党は「ガソリン税撤廃」とか「米軍基地撤廃」とか聞き心地の良いことを連呼して大衆から支持を得ていたけれど、今回はそういう雰囲気無くて、「今は自民にお灸を据えよう」という意識がこの結果を出したんじゃ無いだろうか。まあ、それでも岸田政権として自民党政権としては、危機感をもっと大きくして対策しないといけないだろうけど。こういう状況だから、解散総選挙は来年だろうけど、その間に起死回生のヒットを打てるだろうか。これまでの歴史から言えば、その前に立憲民主党が粗相をして自滅するというパターンなんだが。

[ 2025/04/29 追記 ] 

長崎3区の補選に関して、興味深い考察。

前回(2021年)と今回の選挙では、今回当選した山田候補の得票数はほぼ一緒。ただし、 投票率が前回の60%余りから今回は25%も下がって35%余りに激減しており、その分の票数が前回当選して今回の補選の理由となった谷川前議員の前回の得票数にほぼ一致するんですよね。(25%×23万人=57,500票)。谷川候補支持者全員が綺麗に今回棄権したとは思えないけれど、もし自民党が候補者を擁立していたら、案外結果は分からなかったかもしれませんね。勿論、その場合は無党派層の投票率があがって、批判票として野党候補に流れた可能性もあるけれど、案外既得権益の確保のためにしっかりと組織票で固められて、6万票位は取れたかもしれない。まぁ、いずれにしてもればたらの世界ですが。

知らないでは済まされない

乗り物ニュースの記事から、例年以上に混雑が予想されるG.W.の空港通過テクニック。G.W.、これからの夏休みシーズン、さらには年末年始とか秋のシルバーウィークに春休みシーズンとか、年に何回かある混雑シーズン。私もそういう時期に空港を利用して、保安検査場とか搭乗口で慣れていない人が増えて停滞してイライラすることが正直少なくないですね。

保安検査場で多い事例は幾つかあって、

  • 踝まで隠れる靴は脱がないといけないのに、それに抵抗する人
  • 飲みかけのペットボトルやカップを以て通過しようとする人
  • 鞄さえ預ければOKと重いX線検査ゲートを通過する度にアラートが鳴る人
    • 1回目: 腕時計を外す
    • 2回目: ネックレスを外す
    • 3回目: ポケットから鍵束をだす
    • 4回目: 反対がポケットから小銭を出す
    • 5回目: ズボン後ろポケットからスマホを取り出す
    • 6回目: やっと通過。でも、自分が悪いのに係員に文句言ってるし...
  • 鞄を預けても、中にパソコンやタブレットやペットボトルが入っていて、通過後の確認に時間が掛かる人
  • 本来は、機内持ち込み手荷物は実質二つ(小型の手荷物と、パソコンケース・日用品などを入れたバッグ) なのに、幾つもバッグを持ち込む人。しかも、一つ一つのサイズが大きい。
  • コートや上着を着たまま通過しようとする人
まぁ、これでもかというくらい色々なケースがあって待たされました。

ゲート前だと、搭乗券では無く保安検査場の黄色の確認用紙をゲートのセンサーに当てて通過しようとする人が、まだ結構多い気がします。あれって、廃止するんじゃ無かったかな。後は、先日もちょっと書いたけれど、QRコードをスマホで表示して通過しようとするときに、その当て方によって全然認識しない場合も。総じて、スマホ画面とセンサーのガラスパネルの間を開けすぎている気がします。あのガラス面にQRコードがつくことを想定して内部からスキャンするわけですから、本来はベタ付けしても良いはずなんですよね。

そのQRコードの場合、事前改札などで優先搭乗する家族ずれなどのグループの場合、複数のボーディングパスを出してスキャンするのに結構時間が掛かる場合も。スマホの画面で表示させる場合、何回も画面をスライドさせてセンサーに当てて、またスライドしてパスを選択して、みたいな行為になれていないのか、案外皆さんぎこちなくて時間が掛かっている気がします。あるいは、ゲート前に早めに来て待っているのは良いのだけれど、逆にギリギリになるまでゲートに来なくて、その数名の搭乗待ちなんていうケースも、この時期は増える気がします。飛行機に乗り慣れていない人は、どうしても計時されている「出発時刻」までにゲート前に行けば良いと思っちゃうんでしょうね。酷い場合には、保安検査場も直ぐに通過出来るみたいな変な確信を持っている人も多いし。正直、その最後の一人二人待ちの状態で出発が遅れて居るときに、急いで乗り込んできてくれれば「あぁ、何か事情があったんだな」とこちらも気持ちを少し落ち着かせるけれど、既に定刻過ぎているのにゆっくりカップル何かがキャッキャ言いながら機内に入ってくると思わず... (以下、自粛)。

多くの人の場合、バスとか電車には乗り慣れているけれど、飛行機はかなり特殊な交通機関で馴染みの無い人が殆どと言ってもいいのでは。で、バスとか電車は計時されている「発車時刻」にドアが閉まり出発するから、極端な話その数秒前に飛び込んでしまえば乗車できる。でも飛行機の場合は、あの時刻は多くの航空会社の場合ドアが閉まりプッシュバックが始まる時刻なので、本当は計時時刻の5分前のドアクローズ前に機内に搭乗しないといけない。その為には、遅くとも出発時刻の10分前にはゲート前にいないと搭乗出来ない。そう言う「事前の行動」が要求される乗り物という認識は、多分殆どの人は持っていないと思う。また、バスとか電車は、場合によっては動き出しても止まって乗せて貰えることも有るかもしれないけれど、飛行機の場合は一度ドアを閉めてしまうと、トラブルでも無い限りドアを開けることは無い。幾ら外に乗り遅れた人がいても、一度閉めてしまえばもう終わり。そう言うことを理解せずに、結構バス・電車感覚で飛行機利用をする人が一気に増えるのが、この時期。昔だと、JTBとかチケットを購入した時に注意され足りましたが、今はネットで購入したるする人も増えたので、ますますそういう意識が減ってきている気もしますね。まぁ、自分がそうならないように注意しないと。

自宅警備生活

いよいよ始まったG.W.。土曜日こそちょっと天気が悪くなりましたが、昨日の日曜日は真夏のような天候に。それでも、やっぱりまだ4月なので、時折吹く風は夏の熱風とは違って涼しい感触が感じられて、やはり気温だけでは判断出来ない気がします。それでも、浜松でも真夏日になったのかな。好天でしたが、朝から洗濯機を回して物干し竿一杯に洗濯物が並びました。

テレビのニュースでは、羽田や成田から海外へ行く人達や、国内移動の人達を何度も撮していたけれど、私はG.W. 10連休というのに殆ど「自宅警備」状態。以前も書きましたが、3日以外は予定が無く、まぁ折角纏まった時間が生まれたので自宅の整理、特に外回りには色々廃棄物とか「いつか整理する」と思って積んである物が増えてきたので、これを何とかしないと。自分で処分場に持ち込むか、業者に依頼して一括で処分するかまだ決めていませんが、せめて可燃物と不燃物くらいには分けないと。後は、危険物の類も分けないと。これは業者さんに頼んでも引き取ってくれませんからね。 

機能は真夏日の陽気で日差しも紫外線が気になるような強い日差しでしたが、今朝は朝から曇り空。予報では、今日は一日曇り空で日付が変わる頃位から雨模様の予報。気温も、20度は超えるみたいですが、前日と比べるとグッと下がる様子。幸いにも、天気が崩れるのはG.W.前半では今日明日くらいらしいので、今日はエアコンの掃除とかしようかと予定しています。実は機能は暑いこともあり、まだ片付けていなかったファンヒーターを掃除して何度に仕舞い込んだところ。代わりに扇風機を出そうかとも思ったんですが、まだ早いかなぁと言うのでそのままだったんですが、浜松祭りも開催される5月の3日~5日は再び晴れ間が戻ってきて気温も上がるみたいなので、その時には扇風機を出した方が良いかも。

今日はエアコンの掃除をするので、一緒に冷房機能が動作するか確認もしないと。自宅には何台かエアコンが設置されていますが、一番新しいのは昨年に入れ替えた物から、古い物はもう冷気が出ないようなものもあるし、早めに入替なども検討しないといけないかも。少なくとも、生活空間の中心である、キッチンとか居間とかのエアコンが動かないと大変なので、それらはしっかり機能確認しないと。今年の夏も「猛暑」が予想されているらしいので、夏の暑さとの戦いは厳しくなりそうですし。そう言えば、一時は製造の理由等から供給不足とか言う話も昨年くらいには聞いた記憶があるんですが、今はどうなんだろうか。国内メーカーは、海外の製造拠点を国内に戻しているけれど、流石に最終組立などは戻せても、個々のパーツ類等はまだまだ海外のメーカーに依存してる部分もあるだろうし。G.W.も終わる5月6日からはまた雨模様になる予報なので、それまでにはしっかり準備しておかないと。

2024年4月28日

捻るスマートウォッチ

先日の沖縄行脚の時、羽田空港でゲート前で待機し優先搭乗が始まったときの事。私の前に並んでいた40代位男性がゲートを通過するとき、右手をクルッと捻ると多分Apple Watchだと思うんですが、QRコードが表示されている画面をゲートのセンサーに押しつけました。で、「ピンポーン」とあのDiamondのアラームが鳴りゲートが開いて通過していきます。Apple Watchを利用して、Suicaでゲートを通過する様子は何度か見たことがあるんですが、QRコード表示でも行けるんだとちょっと感動した瞬間です。

ビックリした最大の理由は、あの小さな画面に表示されたQRコードでも、ちゃんと認識されるんだということ。何でもかんでも対応可能というわけでは無いだろうけど、ANAの搭乗券くらいのサイズ(密度)なら可能なんだと、これは新しい発見でした。FeliCa/NFC利用ならば、そのセンサー部分を相手側のセンサーに対応させれば良いけれど、QRコードの場合はその画面を相手のスキャン画面に向けてかつその内容が読み取れないといけないわけですからね。あの搭乗ゲートでのQRコードチケットのスキャンてちょっと癖があって、スマホで表示させている場合何故か皆さんスマホ画面をセンサー面から離し気味に近づけるんですよね。その為、読み取れなくてエラーに成る例が結構発生します。有る程度利用していると、離してスキャンさせるにしてもその距離感というか塩梅は何となく体得出来るんですよね。私も、Skipが終了するというのでQRコードに切り替えましたが、最初の頃は距離感が分からなくて少し苦労しました。

QRコード搭乗券は、実はUAは結構前から使用していて、だからUAの米国内フライトを利用していた自分は案外直ぐに成れたように思います。でもセンサーの違いなのか読み取りソフトの違いなのか、UAの場合は少し離し気味にしないと読み取ってくれなくて、ANAの場合はほぼ画面にスマホを付けるくらいが丁度良い気がしています。 その「センサーに近づけ気味」の場合でも、スマホを画面を下向きにして近づけるので、当然スマホを下側から支える指が入るわけで、その指がスマホとセンサーの間に存在するから、画面を密着することは出来ない。逆に指が入ることで、そこが支点になってスマホ眼が上に上がってしまい読み取りエラーに成りやすくなるような気もします。だから、スマホの横の部分を左右から指で支えて、そのままスマホを通過ゲートのセンサーパネル部分に「そっと」置くような感じに接触させると、100%の確立で認識してくれるような気がします。まぁ、でも経験ですよね、その塩梅を理解するには。

閑話休題。そのQRコードでのゲート通気の時も感じたんですが、どうしてもスマートウォッチの画面が普通は上に向いているので、それを下向きにしてセンサーにタッチする動作が、どうも不自然でぎこちなくて無理があるように感じます。センサー部分に垂直な部分があれば、もっとスマートウォッチをタッチさせやすい気がするんですが、その為には今のデザインからかなり変更しないといけないし、FeliCa/NFCで通過する場合は逆にそういう垂直部分は邪魔になるわけで、その共存方法が難しい。いずれにしても、今のスマートウォッチの早着位置と各種センサーの向きは相反している気がします。唯一の解決策は、スマートウォッチを手の甲側に画面が来るようにでは無く、反対側掌側に画面が来るように早着すれば、今の通過ゲート上のセンサー位置でも対応しやすい気がします。私も一時期そういう方向に腕時計を早着していたことがあって、その理由は表示面に傷が尽きないようにと言うことと、3時の位置にある竜頭が通常の位置で左手に早着すると手の甲に有る場合があってそれを避けるために180度回して反対向きに早着していた時代があります。でも、それはそれで人好き好きだろうし、自分のように一度はやってみたけれど戻した場合には困るだろうし。何か良い解決策があれば、喜んでスマートウォッチ利用者になるんですが...

三井アウトレットパーク岡崎

愛知県の岡崎市に、「三井アウトレットパーク岡崎」が、2025年秋にオープンするという記事。アウトレットと言えば、系列は違うけれど御殿場の「御殿場プレミアムアウトレット」が県内では確か唯一のアウトレットモールで、今でも混雑しているのかな。東西に長い静岡県の東の外れに位置しているので、西の外れの浜松から御殿場にアクセスするのはなかなか大変で、まだ一度も行ったことがありません。


今回の岡崎市は、場所的にはお隣愛知県の中央部ぐらいだけれど、多分東名高速で行けば浜松から1時間は掛からない位じゃないかな。場所的には東名の沿線沿いみたいですが、IC(音羽蒲郡IC)からは少し離れていて、距離的には新東名の岡崎東ICの方が近いみたい。そうで無くても国内でもトップクラスの「車社会」の愛知県(個人推定)だから、オープンしたらかなり混雑しそう。名鉄本線の本宿駅から徒歩圏内ならば、豊橋から名鉄でアクセスするのも良いかもしれないけれど、時間は車の倍以上掛かりそう。 

店舗数は170店舗ということで、日本最大規模と言われる御殿場アウトレットが約300店舗位なので、6割位の規模でしょうか。まぁ、アウトレットの場合、店舗数よりも「どこが入るのか」が重要ですからね。先に三重県に「三井アウトレットパーク ジャズドリーム長島」がオープンしているけれど、ここは浜松からだとさらに先になるから、ここに行くならば御殿場の方が良いかなぁ。まぁ、アウトレットでの買物は魅力的だけれど、そんなに頻繁に行きたいという場所でも無いし、国内価格だとまだまだ高い気もするし。

あくまで個人的印象ですが、日本のアウトレットパークって「アミューズメントパーク」的要素が多いような気がして、「買い物に行く」と言うよりは「レジャーで行く」という印象が強い気がします。昔々、自分が子供の頃は、今のデパート当時の言い方では「百貨店」というのが、買物・食事・そして屋上の遊具という、娯楽の場、晴の場という要素が強かったと同じように、少し前はそれが「モール」になり、そして今度は「アウトレットパーク」へとシフトしているんじゃないかと。じゃぁ、その先は何だろうかというと、その先はいよいよメタバース、あるいは仮想世界みたいな場所にステージは移っていくような気がするけれど、さてどうだろうか。

2024年4月27日

捲土重来の30年

佐々木俊尚氏が紹介している、ブルームバーグによる日本観の記事。最近の日本に関しては、経済では中国やドイツにGDPで抜かれ、国民の生活は物価高で苦しく、そこに円安が追い打ちを掛けて、とうとうG7ではとかG20では底辺に落ちるまで凋落した、見たいな悲観論が主流だけれど決してそうでは無いという話。

確かに、1990年代のバブル崩壊から始まった「沈黙の30年」は、最近でこそやっと出口が見え始めたけれど、まだ抜け出したとは言えない状態。史上最高値、4万円台の株高とか、毎年アップする大手企業の給与とか、明るい話もあるのだけれど、周りを見渡してみると、あれの値上げこれの値上げ、さらにはあの増税にこちらの増税、でも給料のアップはなかなか進まない。悲観する象徴みたいなものが、最近急増している「インバウンド」なわけで、日本人には手が出ないような高価な品物や飲食を、外国からの訪日観光客は「安い安い」といって購入している姿に、日本人はちょっと惨めな印象を受けているような印象も受けます。でも考えてみたら、彼らが「安い」というのは円安による為替レートも理由だけれど、元々彼らの国の中では希少性だったり新規性だったりして価格が高いものを多いわけで、そう言う意味では日本由来の例えば和食が海外よりも安いのは当然だし、そうで無くてもデフレで価格維持が最大目的の20年が過ぎたわけだから、諸外国と比べて物価が安いのも当然だと思う。それならそれで、それを武器にすれば良いんじゃ無いの。

1980年代などは、円高の影響もあり日本企業が盛んに海外進出をしていて、アメリカの有名物件や企業買収を日本企業が行って話題になったり、それこそ日本人の爆買いツアーが話題というか場合によっては問題にすらなった時代。この頃は物理的な事で日本が世界を席巻したと言って良い時代だと思います。その後長い停滞期に入ったことは事実だけれど、それならそれで日本人の好きな「内向きの世界」がどんどん充実していき、それがアニメコンテンツとかソフトコンテンツとして世界で話題になり始めたのが、2000年に入ってからだと思う。最初に日がついたのはフランスで、そこから欧州に広がり、さらに世界に広がっているのが現状なのでは。これは、ソフトコンテンツという商材のビジネスでは有るけれど、子供の頃に見たアニメが大人になっても影響するように、形の無いビジネスでもあると思うんですよね。世界的なスポーツであるサッカーならば、「キャプテン翼」はバイブルみたいな存在だけれど、そういう意義は大きいと思う。とんねるずの石橋貴明氏が、ハリウッドの「メジャーリーグ2」に出演して、その独特なキャラクターで人気になったけれど、今でもMLB選手ではあのキャラクターを覚えていて、石橋氏を見ると寄ってくると言う話ですからね。

そして今日本で中心なのは「インバウンド」。京都など場所に寄っては余りの観光客の多さに問題も売れているけれど、それはその場所場所で解決策を見つけていくべきものだと思う。一番重要なのは、これまでのビジネスは日本から某かの「もの」を出していく形だったのが、インバウンドは向こうからこちらに来てくれるビジネスなわけですからね。だから日本側から見たら一番効率が良いビジネスモデルと言って良いのでは。コロナ禍が理由かどうか分からないけれど、コロナ禍以前はインバウンドでも、富士山とかニセコの雪とか爆買いとか「もの」が中心だったのが、最近では日本人も知らないような地方の絶景とか食べ物が海外で話題になったり、日本の習慣とか武道などを体験する「こと」の旅行中心になってきたことは、ますますインバウンドの可能性を広げるものだと思う。外国人訪日観光客には、例えば渋谷のスクランブル交差点が話題ですが、あの規模のスクランブル交差点とか同様に珍しい交差点って、探せば国内にもっとあると思うし。ある意味、「聖地巡礼」みたいな感じで、話題になった場所に観光客が集まるのは悪い事では無いと思うけれど、問題は観光地でも無いしそう言うことを望んでもいないような極々普通な場所が、ある日突然「有名フォトポイント」みたいな感じで世界に認知されてしまい、そこの日常が壊されてしまうこと。観光地整備として、国としてもそう言う「次の対策」を考える時期だと思うなぁ。悲観したりするのは個人の勝手だと思うけれど、苦しい時こそ前向きな考えをするべきだと思うし、少しでも切掛があるならば、最大限に利用してより前向きにならないと、結局はいつまでたっても何も変わらず自分だけが損をしている時間が続くだけ。今こそ気持ちを切り替えて前に進むタイミングじゃないだろうか。 

(NH Leg#9) HND-OKA/-OKA

前日に続いて今日もフライトですが、G.W.直前という事も有り予約が取りづらくほぼ朝一からの出発。その分戻りも早くなるので、少しフライング気味にG.W.に突入できるのはメリットだろうけど。 ホテルを05:40頃にチェックアウトして、ホテルのある3Fから1Fに移動。シャトルバスが停車する0番バス停には既にT1/T2行きのバスが停車していて、乗り込んだら丁度出発するタイミングでした。まだ朝の6時前でしたが、T3ターミナルの国際線カウンターも、このシャトルバスも結構混雑していてビックリ。T1を経由してT2の中に入りましたが、こちらもよく利用する午前中の時間帯と変わらないような混雑具合でビックリしました。

少し早めにT2に移動できたので、ラウンジに寄るか迷いましたが、入っても5分とか10分程度しか余裕がないので、AMC Diamond用保安検査場を抜けたら、右手のエスカレーターには乗らず、左手のドアから出て直ぐ左手の62番ゲートへ向かいました。

1) HND 06:35 - OKA 09:20 (NH993)

まだ朝の6時頃というのに、ゲート前には子供連れの家族のグループから、若者グループから、高齢者のグループから、結構混雑しています。ここで仕様機材がB787-10と言う事に気がつきます。どうも、前日沖縄から飛んできた機体が、そのまま翌日折返しで使用されるようです。まぁ確かに、深夜の到着で早朝の出発ですからね。さらに言えば、シートも前日と同じです(笑)。

06:14から事前改札が始まり、幼児連れのグループが通過していくのですが、とある家族の搭乗券がエラーになります。何度か試しても駄目で、ANAのGSさんもQRコードの当て方を変えたりしますが駄目。で、端末を叩いて確認したら、どうもこのフライトの10分前に出るNH461の乗客だったようです。幸いにも、そちらのフライトは二つ先の64番ゲート出発だったので、慌てて移動していったけれど、こんなこともあるんですね。この早朝の沖縄行きは、始発便のNH461(06:25@64番ゲート)、NH993(06:35@62番ゲート)、NH2421(06:45@53番ゲート)と、10分間隔で3便がほぼ同時に出発するスケジュール。まぁ、間違えやすいと言えばそうかもしれない。でも、それを避けるために、わざと900番台とか2000番台みたいな離れたフライトナンバーを当てはめているんだろうか。

満席では無かったのですが、家族連れが多いせいか搭乗に時間が掛かり、ドアクローズは定刻を過ぎた06:40頃。5分後にプッシュバックが始まり、その後移動開始となります。今回は早朝という事も有ってか、離陸後直ぐに海上に出るRW05からの離陸。離陸したのは07:05で、飛行時間は02:24と表示されたので、到着は少し遅れそうです。

早朝だったので、朝食の機内食に期待していましたが、お弁当では無くサンドイッチの軽食でちょっとガッカリ。食事の後は、流石に朝早いのでシートを倒して暫く休みました。一番新しいシートなので、電動操作できるしシートの倒れ方も深いので、こういう時には快適です。ウトウトしているうちに、フライトは奄美大島付近まで進んでおり、暫くすると着陸態勢に入ります。沖縄地方はすでに梅雨入りしたのかな? 天気は雨のようで、着陸までの暫くはタービュランスがあると事前に機長アナウンスがありました。実際、結構揺れながら北から進入をして、RW18Rに着陸したのが09:24頃でした。そこからUターンをして滑走路を戻り、33番ゲートに入ったのが09:32頃です。そうそう、この機体は新造機なので設備はピカピカなのですが、機内カメラの映像が凄く綺麗でした。飛行中は、沖縄周辺は雨で雲しか見えなかったけれど、着陸後に前方カメラに写る映像は、これまで見た同様の映像の中では一番でした。これだけで楽しめます。

雨の沖縄は湿度も高くて、機体から外に出るとボーディングブリッジの床もじっとり湿っていて、今回履いている靴だと少しスリップしそうで恐いくらい。今日はまず朝一で所用を完了するために、まずは出かけます。

2) OKA 11:30 - HND 13:50 (NH462)

空港に戻ってきて、ラウンジに寄ろうか悩みましたが、今回もちょっと中途半端な時間なので、そのままゲート前で出発を待つことに。朝早かったこともあり、ちょっと眠気も襲ってきたので、ラウンジでマッタリしてしまうと、そのまま寝入ってしまいそうでもありましたし。

暫く待っていると、事前改札が11:07からスタート。その後11:10から優先搭乗が始まると、結構スムースに搭乗が進み、定刻5分前にはドアクローズ、定刻丁度にプッシュバック開始と、お手本のような出発でした。

多分離陸はRW18Lからだろうから移動時間も少ないし、それならば少し早めに羽田に到着するかなと期待したんですが、何故かここから暫く待機状態になり、やっと目の前のRW18Lに移動して離陸したのは、11:47頃でした。

暫くして水平飛行に入り食事の提供が始まったのですが、それを待っていたかのように配布が始まると途端に機体が揺れ始めます。食事のお味噌汁を、最初は通常通りお椀に入れていましたが、直ぐに紙コップに切替ます。その辺りから揺れが酷くなり、一旦食事や飲み物の配布は中断。10分位してからでしょうか、まだ少し揺れていましたが、その間にPremium Classの食事類の配布は完了しましたが、再び揺れが酷くなります。食事をしているのか、飲み物を飲み干す競争をしているのか、慌ただしく食事を進めるのですが、揺れのモーメントで手元が定まらない時も。そのうちに、CAさんも待機となり、私は丁度食べ終わったところでしたが、そのまま15分位は揺れが収まりません。また少し揺れが落ち着いたところで、食器類を下げて貰いましたが、離陸してからずっとそんな状態。とうとう普通席の飲み物配布は中止となってしまいました。結局、沖縄を飛び立って遠州灘上空に来るくらいまでは結構強めのタービュランスが続いたフライトになりました。

羽田空港へは、房総半島の東側そこそこ遠い位置から回り込んで、真っ直ぐA滑走路を目指します。ここの所ターミナルに近いC滑走路利用が多かったので、RW34Lに着陸してからT2の到着ゲートに移動するまでの時間が長く感じますね。61番ゲートに到着したのは、定刻を少し過ぎた位でした。ここからいつもの様に品川駅に出て新幹線で帰宅するのですが、丁度浜松停車のひかり号に間に合わないタイミングなので、一本(1時間)遅いひかり号を予約しており、ですから移動は余裕状態。で、そういう時に限って途中殆ど止まらない快速特急なんていう編成が来ていて、15分程で品川駅へ到着出来るんですよね。時間が余っているので、一旦駅の外に出て港南側のDEAN&DELUCAでゆっくり買い物をして、それでもまだ余裕。駅構内に入り、新幹線待合室のスタバでコーヒーを購入しようと思ったら、入口の外まで長い待ち行列が出来ていて、しかもいつからかドリンクサイズがトールサイズのみというお知らせが出ています。確かに、ここ最近の新幹線車内や駅の混雑具合では、サービス率をあげるためにカップサイズの固定とかしないと、さばききれないだろうなぁと納得します。実際この後乗車した新幹線は、金曜日の夕方G.W.直前という事も有ったと思いますが、いつもは半分も埋まらない7号車指定席が、ほぼ満席状態でしたからね。G.W.は、ですから大人しくしていることにします。

割高な食費

G.W.になり、訪日観光客だけで無く、日本から海外へのバケーションもかなり復活してきた様子。テレビ等で、早めに出かける様子を報道したりするんですが、そこで何か言いたいのか「円安が海外旅行に打撃」みたいなストーリーをわざわざ展開しているような印象を受けます。特に個人的に気になったのは、「円安で割高な食費を抑えるために、日本からパックご飯やインスタント食品を持参して行く」みたいな話。 

昔から「和食が恋しくなる」と言って、例えばインスタント味噌汁だったり、パックご飯だったり、インスタントラーメンの類を持参して海外旅行することは良く有る話。でも、あれって結構大変で、例えばインスタント食品を利用するためには熱湯が必要だけれど、最近のホテルだとその入手が結構難しいのでは。自分が良く出張で出かけていた、20年位前までだと、ホテルには大体電気ポットが有って、それは部屋で提供されたインスタントコーヒーや紅茶を入れるため。だから、そこで沸かしたお湯をインスタントラーメンに使用したり、あるいはそのポットの中にラーメンを入れて煮て顰蹙を買う場合もありましたね。ところが、そういう飲み物サービスのための電気ポットは、その後コーヒーメーカーに変わって行き、今では殆ど見ることは無くなりました。コーヒーメーカーでも、コーヒーや紅茶のポットをセットしなければ、そのままお湯が出てきますが、一度に出てくるお湯の量が少ないから、それこそインスタントラーメンを作ろうと思ったら結構大変だと思う。

例えば最初からキッチン付きのリゾートホテルみたいなところとか、あるいはResidence Innみたいなホテルを利用する予定ならば、そう言う食材を持ち込むのもアリだと思うけれど、そうでも無いのに持ち込んで食費を抑えるというのは逆に負担も大きいし、何しに行っているのか本末転倒な気がします。それだったら、最初から自炊中心のつもりで地元のスーパーとかファーマーズマーケットを使うつもりで言った方が良いんじゃ無いだろうか。あと、自炊する場合米とかパスタとか素材を持ち込むのはまだしも、実は調味料類の調達が結構面倒だと思う。海外のスーパーで購入するにしても、何種類も必要になるわけだし、あとサイズが大きいのでかなり使い残してしまうと思う。その為に、ご飯とインスタント味噌汁だけというのも寂しいわけですし。さらに言えば、換装しているパックご飯とかインスタント食品はまだしも、レトルト製品なんかは入国時の税関で引っかかる可能性も大きいだろうし、そこまでのリスクやコストを払ってまでして、一体幾らセーブできるんだろうか。

家族連れとかで人数が多い場合は、そう言うことも考えないとなかなか大変だとは思うけれど、それならばレストランを利用するのではなく、スーパーなんかのお惣菜が日本と比べて大容量なので、それを利用してシェアする方がお得な気がするけどなぁ。あと、ご飯はなかなか入手出来ないだろうけど、パン類なら大概入手出来るからそれを利用するとか。パックご飯にしてもパスタにしても、「調理する」というのは結構大変な作業だと思う。それならば、その場で食べることも出来るし、ジャムとかソースを付ければ味変も出来るパン食が一番便利だと思うけどなぁ。そうそう、アメリカに限った話かもしれないけれど、食日自体も値上がりしているけれど、それとともにやはり20%前後追加で払うチップの存在も大きいと思います。最近ではスタバとかファストフード店で購入してもチップの画面が出るくらいですからね(私はファストフード店では"No Thank You"を選ぶけれど)。まぁ、そういう工夫はそれぞれの旅行者が考える事であって、メディアがことさら「節約旅」とか煽るのは、彼らが単に話題を作りたいだけだと感じますね。何となく彼らの無責任体質が透けて見える気がする。

2024年4月26日

(NH Leg#8) HND-OKA/-OKA

G.W.を控えた追い込みで、今週後半も沖縄詣で。いつもは午前発のフライトで移動して、夕方には戻ってくるのですが、今回は発見の都合で珍しく午後遅めの出発で、従って戻りは夜遅くというパターン。ですから、自宅を出るのもお昼前で、駅ビルでお昼を調達してから新幹線で先ずは品川駅まで移動します。

前日は長袖スウェットを来ても寒いくらいの天気でしたが、翌日のこの日は一転して夏日になろうかという陽気。朝から外に出るときでもTシャツ一枚で問題有りません。となれば、昼間はかなり暑さが厳しくなりそう。実際お昼前でしたが、もう夏みたいな陽気の中路線バスで駅まで出てきて、少し時間があったので駅ビルの浜松餃子のお店で軽く昼食を取り、スタバでアイスコーヒーを調達してから新幹線の出発を待ちます。お昼過ぎでの新幹線は、朝利用して居るときと比べても空いていて、隣の席にバックパックを置いてゆったりしながら移動出来ました。 

それでも品川駅は、やはり一日中混雑していて、人混みを避けながら新幹線側から反対側の京急側ホームに移動。暫くして到着した羽田空港行き特別急行は、結構空席もあり座って空港まで移動する事が出来ました。B1Fから2Fの出発フロアーに上がり、久し振りにAMC Diamond用の保安検査場を利用してみるかと中に入ってみたら、それまでは検査場を隠すような壁があったのにそれが無くなっていて、検査の様子が丸々外から見えるようになっていてビックリしました。なんでこの壁を取り外したんだろうか、ちょっと不思議ですね。その後4Fのラウンジに上がると、占有率2~3割位でかなり余裕のある状態でした。実は、空港駅で京急をおりたところANAからお知らせが届き、15:30発の往路便が到着遅れで15分の遅延との事。復路便との接続には余裕があるので、これくらいならまだ大丈夫ですが、こういう場合往々にして遅延が広がることはあっても縮むことはないので、ちょっと不安です。

1) HND 15:30 - OKA 18:15 (NH477)

ラウンジを出て出発ゲートの62番ゲートはほぼ正面。そんなに混雑している様子はありません。いつもの儀式で、駐機している期待の写真を撮影していると、丁度積み込みに持つのコンテナが到着し、ボーディングブリッジの横のドアからは、機内清掃が完了したのか清掃スタッフが階段を下りてきています。これなら、取りあえず15分遅れで出発出来そうです。

事前改札が15:20から始まり、何組かが先にゲートを通過していきます。5分程してグループ1からの優先搭乗が始まり私も機内へと入ります。その後の搭乗は比較的スムースで、15:38にはドアクローズしましたが、そこからプッシュバックに時間が掛かり、期待が動き始めたのは10分後でした。

駐機スペースで反転すると、暫くして移動開始。右に折れてD滑走路に向かうかと思ったら左に折れたので「あぁ、A滑走路か」と思ったんですが、そのまま暫く進むと今度は右に機首を向けて前進。C滑走路のRW16Lを横切りさらに前進していきます。どうもB滑走路のRW22から離陸する様子。記憶する限りでは、RW22からの離陸体験は初めてじゃ無いかなぁ。先にChina Easternの機体が止まっていましたが、それよりも先に滑走路に入ると離陸開始。16:00少し過ぎ位で、飛行時間は2時間20分位なので、ほぼ遅延した分だけ遅れて到着しそうです。そうそう、隣の席の男性は搭乗すると直ぐにACアダプターを肘掛け前のコンセントに接続して、スマホを2台充電出来るようにケーブルを接続していました。で、離陸のための移動が始まったら「LINE!」とメッセージ到着のアラーム音が鳴ります。その後も、離陸中、上昇中にも何度か着信のアラーム音が何度か鳴っていましたが、これWANの接続がそのままでインフライトモードにしていないからでしょうね。だって機内Wi-Fiの接続前の状態でしたから。

食事はてっきり軽食のサンドイッチだと思っていたら、幕の内弁当の食事が提供されてちょっとビックリしました。食事後はいつもの様に機内Wi-Fiに接続してブラウジングしながら、仕事のメールチェックをして時間を潰しました。沖縄へは、出発遅延分位の遅れで接近。今回は、時計回りに沖縄本島を回り込むと、第2滑走路のRW36Lへ着陸したのが18:19頃。底から誘導路を移動して、32番ゲートに入ったのが少し遅れを取り戻して18:26でした。機体の外に出ると、折返しの羽田行きが5分遅れるというアナウンスが聞こえました。まぁ、15分遅延で10分取り戻したならば御の字ですね。この日は、到着時刻が夕方と言う事も有り、元々空港で落ち合う約束をしていましたが、出発前に15分の遅延も分かっていたので、そそくさと空港で所用を処理して手短に完了。翌日は朝一なので、その確認を簡単にして再び制下区域内に戻りました。

2) OKA 20:05 - HND 22:20 (NH1096)

復路の機材は、数日前に機材変更のお知らせがあったんですが、その機体名が「B78K」と見慣れない名前。調べてみたら、最近投入された「B787-10」の最新鋭機材の様です。出発ゲートの33番ゲート前に行き、まずはその後尊顔を拝みました。

19:45から事前改札が始まったんですが、利用者はゼロのようで直ぐにグループ1からの優先搭乗切り替わります。機内に入ると、真新しい匂いと新しい国内線用のシートが並んでいます。CAさんが、先に登場した人達に挨拶をしているんですが、「今回機材変更があり申し訳ありません。でも、以前の機種は20年位前の古いB777でしたが、この機体は3月から利用開始をしたB787-10という新しい機体です。」と強めに機体の紹介をしています。でも、私のところに挨拶に来たときには、「〇〇と申します。羽田までよろしくお願いいたします。」だけだったけど? (笑)

夜のフライトなので、20:00前にドアクローズとなり、5分後にプッシュバック開始。その後ターミナルとは反対側のRW36Rへ移動すると、羽田に向けて離陸開始となりました。フライト時間は2時間4分と表示されたんですが、気流の関係でしょうか、少し長い気がします。

食事を頂いた後は、電動シートを倒して少しうつらうつらしながら時間を潰します。ちょっと寝落ちしたと思ったら、目が覚めたらもう伊豆半島の西側まで来ていて、そこからは房総半島の西側東京湾沿いに北上すると、直ぐに左に機種を向けて空港へ進入します。エアショーを見ていたら、C滑走路側にそれていたので「ラッキー」と思いましたが、実際はA滑走路のRW34Lへの着陸。T2の北側を回り込んで62番ゲートに入ったのが定刻を少し過ぎた当たりでした。出口に近いゲートなので、そのまま外に出るとシャトルの止まる9番バス停へ向かいましたが、丁度出発直前のシャトルバスに乗ることが出来、少し早めにホテルへ移動することが出来ました。まずは1日目の移動は完了です。

The Royal Park Hotel Tokyo Haneda

先週に続いて、今回もT3直結のRoyal Park Hotel Haneda。翌日の出発が早朝なので、本当はT2直結のExcel Tokyuを取りたかったところだけれど、ちょっと料金高めなのでT3のこちらを今回も予約することに。調べてみたら、早朝(朝の5時台)でもターミナル間の移動無料シャトルバスが4分間隔くで走っているので(始発は午前4時台)、それならば移動も問題無いだろうとこちらを予約しました。 

今回は遅いフライトだったので、羽田空港に戻ってきたのは夜遅く22:30近く。そこからT3へ空港内シャトルバスで移動をして部屋に入った時にはもう23時近く。翌日も早朝の出発で、朝の05:30頃にはチェックアウトしないといけないので、部屋に入ったら直ぐにベッドに入って休みます。目覚ましは04:30にセットしましたが、年齢もあって4時頃には自動的に目が覚めてしまう(笑)。

部屋は、今回はツインの少し広い部屋で、多分ここを利用して初めてのタイプ。バス・トイレがガラス越しに見えないので、その点安心出来ます(笑)。とにかく到着が遅くて翌日も早く出無いといけないので、ざっとシャワーを浴びてメールチェックをして、U23の結果も気になりつつも日付が変わる前にはベッドに入りました。翌日は、早めに目が覚めましたが、何とか二度寝すること無く起きてシャワーを浴びてスッキリしてチェックアウト。朝食は、ラウンジと機内食で済ませることにして、予定通り05:40頃にシャトルバスに乗車して、T2に向かいました。ターミナル間の移動は、頻繁にシャトルバスが出ているので不便ではないのですが、やはりT3が少し離れているのでT1からT3、T3からT1への移動に時間が掛かるので、そこがやはりちょっと難点ですね。

今年のG.W.

いよいよ明日から始まるG.W.。カレンダー通りだと、4月27日(土)から4月29日(月祝)までの前半と、5月3日(金祝)から5月6日(月祝)までの後半に別れています。でも弊社は、平日の4月30日(火)から5月2日(木)の3日間に会社の特別休日を適用してくれたので、 4月27日から5月6日まで10連休(笑)。それだけ休みが続けば、MLBを観戦するか、ゆっくりどこかに出かけたい気持ち10,000%ですが、5月3日に用事があるのと、今年はこれまで以上にG.W.の予約が混雑していてだから価格も高騰しているので、10連休の内9日は自宅警備に専念する予定です(涙)。

まぁ、自宅回りもいつの間にか「一時保管」のつもりの諸々のものが堆積してきているし、この時期はなんと言っても雑草や庭草がどんどん伸びていくので、その剪定もしないといけない。さらに家の中も、衣替えもあって、それは衣類だけで無く、暖房器具を仕舞って扇風機とか出さないといけないし、カーペット類も夏用の物に変えたいしとやることは幾らでもリストアップされていきます。課題は、そのリストの長さに対して自分の出せるやる気が殆ど出てこないとこでしょうね。

G.W.と言えば、浜松では5月3日から5日の「浜松祭り」の時期でもあり、この3日間は燃え上がる人も結構います。ただ天気は、今の所雨模様の予報で、中田島砂丘での凧揚げには影響が出るかもしれない。コロナ禍で色々制限があった祭りの内容が、今年は4年振り? 5年振り?に制限無しになる予定で、参加する各町の関係者は指折り数えて3日のスタートを待っているんでしょう。昔は自分の住んでいる町は参加していなかった(参加させて貰えなかった)のだけれど、暫く浜松を離れているうちに参加するようになっていてびっくり。先日町内会の祭り担当者が寄付金を集めに来たんですが、大人だから「大変ですね」と寄付金は渡すけれど、まぁ正直なところ気持ちは微妙ですよね。

雨が降ると外回りの作業が出来ないから、外回りの仕事はG.W.前半に集約した方がいいかなと思っています。でも、スタートの27日は雨予報で、その後は気温が高そうだし、そうなると年齢的には熱中症のリスクが有りそうで、それはそれで困るし。今年は祝日が週末と繋がる連休が多い年らしいのですが、年末年始の有給をまとめたときだって、なかなか10連休なんてありませんからね。何とか有効利用したいけれど、結局は前半頑張ってみようかなと動いたら、その後は筋肉痛で自宅警備で終わりました、と言ういつものパターンになりそう。勿体ないなぁ... 何か建設的な連休にしないと。

2024年4月25日

車いす利用者

最近買物とかで外出して、モールとかスーパーとか大規模量販店等を利用したり、あるいは新幹線等で移動しているときに感じるんですが、以前と比べて車いす利用の方の姿をよく見るような感じがします。先日も、近くのイオンモールへ買い物に出かけたところ、車いすを利用したやや高齢なご夫婦を数組見かけたし、その後モール内を歩いていても、別の車いす利用のグループに何回か遭遇しました。新幹線乗車でも、浜松駅でも品川駅でも何度か車いす利用者の肩が乗り込む様子を見かけていて、以前は1年に1回遭遇するかどうかだったことと比較すると、やはり利用者が増えているのかなと感じています。

少し前に、車いす利用者の飛行機搭乗や電車利用時の行動に対して、批判や賛成の意見が入り乱れたことがありましたが、今回何度か見かけた様子は無理に利用して居ると言うよりは、ごく自然にいつもの行動の延長で偶々そこで遭遇したという感じで、無理が無い印象を受けました。モール等は、大体が広くフラットな構造になっていて、しかも館内は天候に左右されず気温(室温)なども一定だから、「擬似的外出」みたいな体験をするには格好な場所と言えることもあるかも。車いす利用可能なトイレも完備されているし、多分一番便利な場所と言っていいのでは。以前から、高齢者の方々が朝からモールに来て、日がな一日知り合いと談笑したり、健康管理を兼ねてモール内を歩いたり、お腹が空けばフードコートもあるしトイレも完備していて、外は雨や嵐でも関係無いことを最大限に利用している様子が見られましたが、それは車いす利用の方も同様なんでしょうね。とにかく自宅から車で移動出来れば、駐車場も屋内のスペースもあるから、極端な話外の天候は関係無い。

同じ目的かどうかは分からないけれど、アメリカの大規模モールではモール内に遊園地みたいな設備の有るところもあったし、映画館が併設されているところは一日中人の出入りがあります。自宅近くのイオンモールにも、シネコンを併設して欲しいけれど、今の所増設するスペースが無いし、仮にシネコンが出来たら今でも満杯の駐車スペースがますます足らなくなるだろうし。それでも、コロナ禍が落ち着き人出が増えてきたから車いす利用者など、それまでは外出することを控えていた人達も、どんどん外に出てきているのかもしれない。ただ、それは、コロナ禍の反動とか季節的に暖かくなってきたことよりも、やはりそれまでよりも車いすなど補助器具を利用しての移動や施設利用がしやすくなってきた、と言う理由も有るんじゃ無いだろうか。それは、社会的に余裕が生まれてきたこともあるだろうし、色々な意味で社会の理解も進んだことが理由だと思うし思いたい。「バリアフリー」という言葉も随分昔から言われてきた言葉だけれど、最近ではあえて言わなくてもそう言う仕様が標準になってきましたからね。

そうなると問題は、今度は車いすを利用しない、所謂「健常者」側に移るわけです。先日その車いす利用者を何度か見かけたイオンモール内のイオンスーパーでは、例えば車いす利用者の方が陳列(平積み)されている野菜とか見ようとしても、大体その平積みの野菜の高さが車いす利用者の目線と同じか高いくらいなので、多分見づらいんじゃ無いだろうか。それ以上に、棚に陳列されていれば、立ちあがることが出来ないから上の方だけで無く中段以上の品物は見るだけでも大変だろうし。かといって、全ての商品陳列を車いす利用者の目線に合わせてしまったら、そうで無い利用者からすると使いづらいことも有るでしょうし、なんと言っても商品陳列のスペースが広く必要になり店舗側に取っても嬉しくない。例えば、今の陳列方法は維持するとして、車いす利用の人は手元のタブレットやスマホを利用して、上の方の商品を見ることが出来るような仕組みがあれば、少なくとも商品確認はしやすくなる気がする。実際に利用して居る人達がどの様に感じて、どの様な問題解決を欲しているかまでは分からないけれど、極々狭い自分の視野の中でもそう言うことを感じる位、世の中は少しずつだけれど変わりつつあるように感じます。後は、少しずつその変化に加速度を付けて、より大きな変化を呼び込み、より多くの人が「便利」「暮らしやすい」と感じる社会にしていくことなんでしょうね。

スーツスタイル

ITmediaの記事から、紳士服のAOKIが発売している「金のスーツ(1着8万円)」が好調という話。金持ちぶるわけでは無いけれど「1着8万円」というのが微妙ですね。値段的にはブランド製スーツの安いくらいの価格帯だけれど、品質という商品の印象としては「高価格帯に負けない高級感」という事らしい。自分が社会人生活を始めて、仕事着としてスーツが必要になったときには、それまでに親から貰ったり作って貰ったジャケットやブレザーはあったけれど、上下対のスーツはなかったので、大学生時代に貯めたなけなしの貯金でスーツを先ず一着購入しました。あれはTAKAQだったかなぁ。スーツだけでなく、ネクタイとかワイシャツも必要で、靴は流石にお金が足りなくて、それまでに購入していたコインローファーとかを使った気がします。

その後6月の初ボーナス(確か1.5ヶ月分位でた)でもう一着、今度は夏用の薄手のスーツを購入して、暫くは2着を着回していました。確かその頃から、衣替え後はノージャケット、ノーネクタイの「サマースタイル」が許されていたので、夏場は何とか凌いで、その後秋口くらいにさらに2着くらいスーツを購入した気がします。2着で回していては、直ぐに傷んでしまうし寄れてしまうので、毎週クリーニングに出す必要もありましたしね。当時は、まだAOKIとかその手のスーツ量販店はそんなに無い時代だったので、TAKAQとか男性用洋品店で購入していた記憶があります。当時は「アメカジ」とか「トラッド」がキーワードだったので、そのうちにネクタイはレジメンタル、シャツはボタンダウン、スーツはややゆったりとしたアメリカンタイプみたいな感じでだんだんと揃えていた気がします。

そのうちに、唯一スーツを着用する機会の会社も、「ビジネスカジュアル」が適用されて、上着はお客様と面談するような時を除いて不要となり、ネクタイも同様。配属先が開発部門ですから、多分年間の99%は身内としか会わないわけで、どんどんスーツを着用する機会は減っていき、それこそその年に友人の結婚式とかなければ一度も袖を通さないことも。その後も「ビジカル」はどんどん進んで、上着は襟付きならば何でも可になり、パンツも最終的にはジーンズも可になったから、もう今ではラフな格好しかしない。それでも、その後仕事の範囲や内容が変わり、年に何回かお客様と直接お話する仕事が増えてきたので、結構最近になって昔のスーツを引っ張り出してきたり、新しくそれこそこのAOKIで購入したこともありました。昔は、それなりに素材とか拘りもあったけれど、もう仕事でしか着用しないものは申し訳ないけれど「使い捨て」感覚で、お値段優先みたいな時代もありましたね。ただ、「8万円」という値段は、自分の中では「標準的な価格」に感じるんですよね。ここ10年位かな、もう少し昔からかもしれないけれど、どんどんスーツの価格が下がっていって、最近では1万円を着るスーツ上下とかがあると聞いてびっくり。それこそ、使い捨てじゃ無いのかと感じるくらい。その1万円スーツではないけれど、19,800円位のスーツを店頭で見たことがあるけれど、生地の質は我慢するとしても、縫製がやはり縫い込みが足りなかったり、省略しているところがあったりと、コストダウンの後がちょっと厳しかったですよね。

商品には、その目的とか購買層に合わせた「コスパ」が有るはずで、そう言う意味ではこの「8万円スーツ」というのは、今存在するそれなりの規模のスイートスポットにハマったんでしょうね。毎日着用することは無いけれど、月に何回かは使用する機会があって、それなりに高級感というか質感を持ったもの、みたいな感じかな。例えば週に1~2回位の使用頻度で、使用する間隔も2日とか3日とかあるならば、2着用意をして交代で着用すれば、スーツの傷みも少ないし、クリーニングにも交代で出せば良いから効率的だろうし。2着揃える場合も、私ならば濃紺系とダークグレー系の2着にして、ネクタイとかどちらにも合わせられるものを数本用意しておけば、後はシャツのバリエーションで幾らでもパターンチェンジ出来ますし。16万円の投資で、多分数年は着回せるから(体型が変わらなければ)、コスパ的にもかなりお得じゃ無いだろうか。ただ、金色でも無いのに「金のスーツ」というネーミングはちょっとなぁ... これから夏場に冠婚葬祭が幾つか予定されていて、今持っている礼服は夏以外のスリーシーズン用の物なので夏用の礼服を購入しようかと考えていました。でも、それならば夏用のこの「金のスーツ」でブラックスーツを作れば、冠婚葬祭にも使えるし、プライベートでもいけるかなとちょっと考えています。問題は、夏用なのに真っ黒という事だけれど。

凋落の議員達

自民党の所謂「裏金問題」で、自身が所属する安倍派に対して「発言を制限させられた」と暴露して、疑惑の議員の一人だったけれど、何か鼠小僧みたいな「悪の中の良心」みたいな立場を確立した宮沢博行衆議院議員議員。そのまま上手く立ち回れるのかと思ったら、女性問題が週刊誌にすっぱ抜かれるという事であっと言う間に議員辞職を決めて雲隠れすることに。しかも、昨日今日のトラブルではなく、静岡に家族を残し、単身赴任している都内に別の女性と同居していたというから、もう言葉も無い。正直、裏金問題での発言が無く目立たないようにしていれば、もしかしたらこの女性問題も表に出ずに嵐をやり過ごすことが出来たかもしれないけれど、いろいろ目立つ立場になったから、いらぬ身辺を調べられることになったんだろうなぁ。もしかしたら、以前から「知る人ぞ知る」件だったものが、この補選が進む中で意図的に暴露されたのかもしれないけれど。

同じく県選出衆議院議員の塩谷立議員も、裏金問題の処分を不服として申し立てを行ったけれど、それも却下されて離党することに。女性問題では無いけれど、安倍派の責任者の一人として今回の件に関してちゃんとした説明も無いし、沈黙して嵐が通り過ぎることを待っているだけにしか見えないんですよね。言えること・言えないことあるんだろうけど、そこを含めて少なくとも公の場でちゃんと話や説明をするのが、やはり議員として最低限の義務だと思う。実はこの人、地元選出議員だけれど、正直存在感を感じられない人でもあるんですよね。 

こちらの記事では、やはり少し前に女性問題で離党した吉川赳衆院議員とかもいるわけで、これでは静岡県の議員はそう言うことをやる議員ばかりと思われてしまう。さらには、自民党としては県知事選挙では大村氏を推薦を決めたけれど、対抗馬の鈴木氏の地元の浜松市議団では鈴木氏を推す声も大きくて、鈴木氏支援にまわるらしい。個人的には、いつも批判している立憲民主党等が支援するのはちょっと「むむむ」だけれど、やはり地元の鈴木氏に次の県知事に当選して欲しいので、今回はそちらの肩を持たないといけない。でも、政治なんて結局は是々非々の世界な訳で、そう言う意味では今の野党は相手を批判するだけの自己満足な事しかしないし、与党側も明確なコンセプトをちゃんと見せているのは外交とか安保みたいな物で、もっと身近な経済とか社会保障とかに関しては、それ以上に力を入れて欲しい。

与党にとっては、これも大きなマイナス要因となり、週末の補選特に島根補箋には影響が大きそう。二大政党制とか、政権交代という事自体には反対しないけれど、その交代候補があの人達というのが問題なんですよね。「どっちがより良いか」という基準で本来は選択するべきなんだけど、今は「どっがより悪いか」で判断しないといけないのが国民の不運。というか、民主党が政権交代したときには、「これも出来る、あれも出来る、それも出来る」と大盤振る舞いの空手形を乱発して結局何もできなかったから、もしかしたら当時の反省で自分達がコミットするのではなく相手をこき下ろすことで自分たちが有利に見える作戦に切り替えたのかなといつも感じます。本当に消極的理由でしか与党を選べないというのは問題ですよね。結局は、またあの「悪夢の民主党時代」を再体験しないと駄目なのかなぁ。それだけは勘弁してほしいけれど。まずは地元の議員がもっとしっかりちゃんとしてもらわないと。

2024年4月24日

築地スタジアム

擦った揉んだして豊洲へ移転し、今は更地になっている旧築地市場の跡地。その跡地利用に関して、事業者が決まったという記事。剪定された企業グループに読売新聞グループが入っていることから、現在東京ドームをホームにしている読売巨人軍が、ここに新しいホームスタジアムを建築して移転するのではとネットでは賑わっています。

個人的に注目したいのは、その巨人の新ホームスタジアムよりも、同じ施設がアメフトにも利用されることを想定している図が、事業提案の中に含まれていること。 

野球グランドとしての使用時の想定図とくべると、レフト側外野席はそのままで、一塁近くまで一塁側の内野席がせり出し、代わりに三塁側のフィールドに飛び出ている外野席最前列は、奧に引っ込むのかな。フィールドの取り方が、昔々西武球場でXリーグの試合が開催されていたとき見たいに内野のラインとサイドラインを合わせているけれど、これってファールフィールドが広くないと120ヤード取れないんじゃ無いかな。西武球場の時は、確か三塁線上にサイドラインを合わせていたけれど、確か10ヤード足りなくて、ゴール前30ヤードまでボールが進むと、10ヤード下げてプレーしていた気がする。それもあるので、甲子園とか東京ドームとか横浜スタジアムとかでは、アメフトのフィールドはホーム-センター方向とか、一塁-三塁方向とかに取るのは、野球のグランドの形状でそれが一番長くフィールドが取れるから。だから、この想定図のように取るという事は、かなりファールグランドを広く設置する必要があると思います。

横浜スタジアムは、今はホームベース側のエンドゾーンは、一塁・三塁のダッグアウトギリギリだけれど、昔は内野席が移動して、野球の菱形のフィールドが、アメフト用に四角いフィールドにしてくれたんですが、設備の老朽化とか費用とか手間の問題で、直ぐに移動する事も無くなりましたよね。今回は室内ドームだから、設備の老朽化は屋外の横浜スタジアムよりは持つだろうし、他のイベント利用時の想定図を見ると、そのイベントの種類によってかなり色々な形にスタンドを移動させる事を想定しているみたいなので、アメフトにとっても最適な観戦シートが期待出来るかも。

今の計画では、2032年度位にスタジアム等含めた主要施設が完成するらしい。2033年とすれば約10年後かぁ。リニアも10年位かかるし、新スタジアムも10年後。成田空港の新ターミナルも2030年位だったかなぁ。新しい設備を体験しようと思うと、少なくとも後10年はしぶとく生き抜かないといけませんね。うーん、頑張らないと(笑)。

選択過多

最近自炊をするようになり、10何年ぶりに庖丁やフライパンを振り回しているんですが、一つ困ったのが昔と比べて道具が増えてきていること。例えば鍋なんかでも、昔は雪平鍋位しか無かったのに、今は無水調理鍋とかテフロンの鍋とか種類豊富。フライパンも同様で、昔は鉄のフライパンが殆どだったのに、今はテフロン加工やフッ素加工のフライパンも多くて、どの料理にどれを利用するのが良いのか悩むくらい。

同じように困るのが調味料の類で、もうね、スーパーとかに買い物に行くと、思わず陳列棚の前で暫くフリーズするほど。例えば「醤油」にしても、昔は今で言う濃い口醤油と位で、後はたまり醤油とか有ったくらい。ところが今では、濃い口醤油に薄口醤油、さらには白醤油位までは許せるけれど、「醤油類調味料」として「出汁醤油」とか「白出汁醤油」とか、さらにはめんつゆ何かは「ストレート」から「2倍濃縮」「4倍濃縮」とか有り、更にさらに「鰹風味」とか「昆布風味」とか。いろいろなオプション(選択肢)が増えるのは良いことだと思う反面、同じような煮込み料理でも使う調味料が違うとどうしたらよいのか迷うのが最近の悩み。

最近ではYouTubeとか観れば、わかりやすく説明されたレシピは幾らでもあるんですが、例えば「肉じゃが」を作ろうと思っても、醤油・味醂・砂糖と基本材料で味付けする人、めんつゆベースで砂糖で調整する人、醤油でも色目を気にする人は薄口醤油とか白醤油を使うので、それが無いと塩梅が分からないし、「白醤油」と「白だし」とはまた違うしと、レシピを探せば探すほど混乱してきます。最近は「白だし」に代表されるような、幾つかの調味料を調合した「汎用的調味料」みたいな物が増えているので、便利になった反面混乱することも増えている気がします。料理酒だって、日本酒だけだ無く「調理酒」と明記されている物は塩分が入っていたりするので、味付けに注意しないと塩味が強くなってしまうし。

メーカーによっても同じような製品でも味付けとかかなり違ってきたりするので、私は面倒だけれど基本の「さしすせそ」で合わせて調味するようにしています。でも基本的な醤油にしても、メーカーによって結構味に違いがあるし、最近では塩でも昔ながらの精製塩だけで無く、深海水の精製塩とか岩塩とか、塩ですら味とか風味とか全然違うし。結局今痛感しているのは、何となくの塩梅を思いだして、最後に微調整する加減をすること。その為には、やはり何回も自炊をして失敗しないと前進しないのですが、かといって食堂でも無いのに毎日大量に色々な調理をするわけにもいきませんし。暫くは、失敗と修正の自炊生活が続きそう。 

Official Partners

L.A. Dodgersの大谷選手が、米国国内移動で機内でリラックスしている姿が話題になりました。ぱっと見たときに、「UAの機内みたいだなぁ」と思ったんですが、Dodgersって今の米国でのAirline PartnerはUAだったかな。こちらの搭乗時の映像を観ると、尾翼にUAのロゴが入った機体に乗り込む様子が映るのと、こちらの写真では何枚かUA機内誌のHemispheresがちらっと見えるから、今の米国でのAirline PartnerはUAなんでしょうね。以前はSouthwestだったような気がする。

写真を見ると、Betts選手やFreeman選手が座っている国内線ファーストクラスのシートが、古いタイプのシートなのと、エコノミー席が単通路の3+3=6 abreastなので、多分UAのA320あるいはA321neoじゃないかという思います。LAからWashington DCへの移動なので、フライト時間は6時間位かな。なかなかの移動ですよね。となると、国内線ファーストクラスのシートよりは、大谷選手のようエコノミー席3席を占有して「エコノミーフラット」で移動する方が楽だと思う。想像ですけど、チーム在籍期間等からファーストクラスへ優先されるんでしょうね。

よく言われるけれど、アメリカのメジャースポーツは東海岸と西海岸の往復なんてざらにあるわけで、その時差は東西で3時間。「3時間位なら」と言ってしまえばそれまでだけれど、考えてみたら東海岸でお昼からの試合は、西海岸だとまだ朝の9時だからコンディショニングは大変でしょうね。多分時間が進んでいる東海岸で生活している選手が遅れて居る西海岸の時間に合わせる方が、その逆の西海岸の選手よりは楽な気がする。国内の場合、日本ハムとソフトバンクのそれぞれのホームでの試合が、一番移動距離の長い対戦になると思うけれど、それでも名目上は時差は無いわけだし(日本国内だから)。それぞの地点の経度から時間差を計算すると約40分位になるので、日本標準時がそのまん中(実際には福岡より)にあると思えば、退官する時間差は20分程度しかないわけで、殆ど気にならないでしょう。約2時間のフライトでの疲労が一番影響が大きいと思うけれど、同じような条件で何時間も何回も移動するMLBの選手は、やはり精神的にも体力的にもタフで無いと務まらないと改めて感じますね。

UAは、ここの所色々トラブル続きなので、オフィシャルパートナー変更されないようにもう少しちゃんとして欲しいなぁ。ANA-UAと青組がオフィシャルパートナーのうちに、一度やはりDodgersの試合観戦に行かねば。

2024年4月23日

ポイント戦国時代

今週から始まった、TポイントのVポイントへの統合。先々週位からかな、コンビニでTポイントを使おうとすると定員さんが「最後に言わせてください」とTポイント終了の告知をする、凄く自虐的なCMが流されていて、をぃをぃ突っ込むなぁと変な関心をしていました。で、今週から統合がスタートしたら、今度はシチュエーションは同じながらも、Vポイントに成りますみたいな事を店員さんが伝えるという「伏線回収」バージョンになっていて、いゃいゃ手の込んだCMだなぁと再び感心することに。

私は三井住友VISAカードのユーザーなので、Vポイントは以前から利用していました。ただ、Vポイントはカード利用料金に応じて自動的に貯まるので、特に意図的にポイント活動しているわけではないですし、ポイント利用に関しても期限切れの告知が出たら、カード支払に振り替えたり程度の「消極的ユーザー」。Tポイントに至っては、以前はEdyとか結構使っていたけれど、Edy使う前にTポイントカードを提示してという二度手間が面道なので、Tポイントカードどころか楽天ポイントも無視しているくらい。利用機会もEdyは今殆ど無いですから実際には影響無いし。だから今回の統合に関して自分的には全く影響無しと言っても良いくらい。こちらの記事では、後半で携帯のポイント競走にも触れているけれど、docomoユーザーである自分はdポイントすら意図的に貯めることは無くて、毎月のスマホ利用料金で勝手に溜まっている状態。 

私がこの手のポイントに興味が無い理由は、そのポイントを貯めたり利用する時に余計な手間が掛かることが面倒だから。スマホの電子マネーで決済しているのに、別のカードを提示したりそのカードのQRコードを提示したりと、買うだけならタッチして一瞬で済む処理が二度手間三度手間が発生してイライラしてきます。この手のポイント系のサービスで唯一利用しているのが、スターバックスのアプリなんですが、これも今年の1月まで利用出来ていたモバイルスタバカードが利用出来たから。QRコードとか表示しなくても、普通にスマホをタッチすれば決済されてポイントも貯まるので、これならばこちらの余計な手間も発生しません。ところが、このモバイルスタバカードが今年の1月で終了したため、同じような方法で商品購入しようとすると、スタバのアプリを起動して中のスタバカードのQRコードを表示させないといけない。これ、表示するときに通信が発生するので、以前那覇空港内のスタバで購入しようとしたとき、通信状況が悪くてQRコードが表示されず、仕方なくSuicaで支払をしたことがあります。正直、スタバも使い勝手が悪くなってきたから、止めようかなぁ(スタバアプリは無視して、iDとかSuicaとかタッチ決済に変更する)と考えているくらい。

「ポイ活」という言葉がブームになるくらいだから、色々なポイントを活用して利益を得ている人も多いだろうし、昔はクレジットカードの付帯サービスを比較して複数のカードを使い分けていた人もいたので、決して珍しく無い行動。ただ、それによって支払手段・決済方法が分散するので管理が繁雑になるわけだし、本来ならば「商品を購入するときの決済時間短縮効率化」の目的のはずのクレジットカードや電子マネーが、それ以外の目的のためにあれこれ使われるというのは、本末転倒な気もするんだけれど。いずれにしても、決済手段の中でローカル(=スマホ)の中で完結出来れば良いけれど、今の決済手段はネット経由での認証とか参照が前提になっているから、何処にいてもネット接続が必要なわけで、そう言う意味では携帯キャリアー系の決済手段が、今後存在感を増していくのかな。個人的には、元の会社が何であれ、決済するときの動作を統一して欲しいですよね。とにかくスマホを端末にタッチしたら決済終了というのが一番。Apple Payですら、一度顔認証が必要なのが面倒と感じる位ですからね。以前のTouch IDだと、親指認証で通過出来たから一連の動作で利用出来てまだ良かったけれど、あの顔認証のプロセスって、FeliCa系のタッチ決済に慣れていると凄く面倒に感じます。早く戦国時代をどこかが平定をして、諸国統一をして欲しい。

安全装置の閾値

現在多くの乗用車に様々な安全装置が実装されていて、その中でも標識や道路に書かれた制限速度を読み取り、注意喚起してくれる機能には、最初に経験した時には「画像認識もここまで来たか」と感心したほど。自宅で利用している2台の車のどちらも安全装置が搭載されていて、一台は軽自動車なんですが、昔は安いのが魅力だった軽自動車が、この車は購入時価格が190万円位して、それは安全装置などいろいろな装置が搭載されているから。ただ、機能としては搭載されていても、その機能の性能というか精度といったものは、この記事にあるように誤認識したりする場合もあって、正直なところそれ相応という気はします。 

実は、自宅の配置の関係で、カーポートが幹線道路から自宅敷地に入る取付道路に向かって設置されています。つまり、帰宅するときに道路から取付道路に進入すると、正面にカーポートが見えるように状態になり、車庫入れするときは一旦カーポート前のスペースでハンドルを切って後ろから入庫するような形になります。で、そのカーポートに向かって進入するときですが、もう1台の乗用車の時は特に問題有りません。ところが軽自動車で同じように帰宅して、車の正面がカーポートに向くと、途端に衝突警報が発報するんですよね。どうも、幹線道路から取付道路にハンドルを切って入ると、正面に駐車しているもう一台の乗用車が正面にあると認識するようです。交差点で左折したときに、間違って反対車線に進入してしまい、正面にそちらの車線の車を認識したので慌てて衝突警報を発報した、みたいな感じでしょうか。

多分対象物として車に限定して、その車との位置関係と移動状態を計算して、「危ない」と計算されたら警報を鳴らすんだろうけど、もう少し周りの状況とか判断して処理出来ないのだろうか。多分、時間とか掛ければ可能何だろうけど、こういう場面は咄嗟の時に発生するケースが殆どで、先ずは処理速度(判定速度)を最優先する必要があるんでしょうね。だから「正確性は多少犠牲にしても、危ないと思ったらまずは発報する」というルールで動作している気がします。だから、日頃帰宅する度に「ピー」と鳴らされてビックリするんだけれど、本当にその警報が必要な時に警報が鳴っても自分が「またかよ」と反応できなくなるのがちょっと恐いかも。まぁ、カーポートの車だけで無く、例えば来客が有った場合に、偶々帰宅したらその来客者の車と正面で向き合うこともあるだろうし、余り制限を緩めて良いとは言えない部分でもありますよね。

今回の件では、天下一のロゴが「進入禁止」に誤認識されるという話で、それがホンダ車で発生するというのは、そこで採用されている安全装置メーカーの「癖」なのか何なんだろう。私の軽自動車は、先に書いた衝突警報だけで無く、一旦停止の標識にも過敏な状態で、本来の「一旦停止」の標識は勿論ですが、モール等の大規模施設で施設側が設置しているような、本来の標識とは微妙に違うサイズやデザインの標識にも反応してちょっとビックリすることがあります。「進入禁止」の場合は、赤丸にまん中に白い線があるという単純なデザインなので、確かに天下一のロゴもそのような配置ですが、中心の白いライン部分の精度をどれだけ認識出来るか・しているかでホンダ車と他車の車が違うんでしょうね。それでも、天下一ロゴの白線は、毛筆で書いたような線なので、標識の直線の白線とはかなり違うと思うのだけど。どの程度の手間や難しさがあるかは分からないけれど、これはやっぱりホンダとして改修するべき問題のような気がするなぁ。

2024年4月22日

成田最終、羽田最終

最近では24時間運用の空港も増えてきて、日本でも深夜帯の離発着が珍しく無くなってきました。年齢による体力・体調の理由もあるので、余り遅いフライトの理由は避けるようにしていますが、出発ならば仕事終わりで空港に向かっていけるならば、一日休暇が節約できるから、そこは許したいかも(笑)。

早朝・深夜の利用で困るのは、浜松から移動するので、早朝・深夜に利用出来る新幹線があるのか、ということ。あくまで関東(羽田、成田)に限ると、

  • 浜松から出発の場合は、浜松発06:20の始発こだま号が一番早く品川駅(07:52)、東京駅(08:00)に到着。
    • ここから羽田行きは、品川乗換で08:20の京急空港線利用で、08:26に第1・第2ターミナル駅に到着
    • ここから成田行きは、次のひかり号の到着でも間に合うので、成田利用の場合は省略
  • 浜松発06:58のひかり号が、それに続いて品川駅(08:08)、東京駅(08:15)に到着
    • ここから羽田行きは、品川乗換で08:31の京急空港線利用で、08:41に第1・第2ターミナル駅に到着
    • ここから成田行きは、
      • 東京駅から上野駅に移動し、京成上野駅からスカイライナー利用で、09:28に成田空港(空港第1ビル)に到着
      • 品川駅からだと、08:19の成田エクスプレに連絡をして、成田空港に09:29に到着
このスケジュールから考えると、

  • 羽田空港の国内線利用は、09:30発位が一番早い利用可能なフライトになりそう(HND-OKAがまさにそれ)
  • 羽田空港の国際線利用は、10:00発位が一番早い出発便と言えそう
  • 成田空港の国際線利用は、10:30発位がギリギリ間に合うか、という感じ
反対に帰りの場合だと、浜松止まり最終の新幹線は、東京発22:03の名古屋行きひかり号が最終。品川駅発は22:10なので、大体22:00前に東京駅か品川駅に移動出来れば、何とか浜松に帰宅できそう。因みに、浜松着は23:17なので、赤電の最終23:40に間に合い、タクシー利用で無くても帰宅は可能(但し、最寄り駅から20分以上歩くけれど)。で、これに接続出来る成田空港や羽田空港からの移動は、

  • 成田空港だと、成田エクスプレスの最終が20:44発東京21:43着、品川21:51着が最後
    ※在来線利用等ならもっと遅く空港発も可能らしいけれど、乗換回数等を考えると今回は省略
  • 羽田空港だと、品川駅到着で21:37発の京急空港線が21:58に品川駅到着で、これがギリギリ間に合いそう
そうすると、成田空港だと成田着が20:00頃まで、羽田空港だと21:00頃到着なら、何とか間に合いそうかなぁという感じ。自分の知っている範囲だと、Guamからの帰国便の最後が、確か20:00少し前位の定刻なので、案外成田から戻れるというのはちょっとした新しい発見。うーん、Guam、行こうかなと言う旅の虫がウズウズ... (笑)。

次の渡航先候補

今ANAでは、ハワイ限定の航空券タイムセールを実施しているんですが(4月24日まで)、対象クラスがエコノミー/プレエコなので、自分的にはちょっと体力にきついかなぁと言う印象。ビジネスクラスのセールは無いのかなと、他の行き先も含めて時間のある時に見ているんですが、ちょっと見つからない。「暫くは、国内止まりかなぁ」などと思っていたら、ひょんな事から期間を絞れば、お得な料金が設定されている事を見つけました。


例えば、6月7月のHonolulu行きのビジネスクラスだと、週末を挟んでお得な料金が並びます。フライトが、往路は成田発のNH184 (NRT 20:10 - HNL 08:30)で復路がNH183 (HNL 11:35 - NRT 15:15)に限定されるんですが、まぁそれは特に問題無い。Zクラス利用なので、Premium Pointは、5,188*2=10,376PPとなり、1PPあたり30円位のコストになるので、効率は悪いんですが。ただ、これをUA MPに振り替えると、PQPはMaxの1,500PQPつくので、往復で3,000PPが登録されますから、1PQP当たりのコストは100円位となり現在の円安(1PQP=US$1=150円)から考えると、かなりお得にPQP獲得出来る計算になります。 


AMCで考えるならば、同時期のNRT-SINのフライトだと、少し価格は上がるけれど、PPは6,610*2=13,220PPとアップするので、1PP当たり26円位とちょっとお得に。こちらもUA MPに付けると、最大の1,500PQPまでしか登録されないので、そう言う意味ではどちらも少し勿体ないことは確か。ただ、NRT-SINだと時差は事実上無いし日程も短くて済むから、その点はこちらの方が少しお得かも。

折角アメリカに行くのであれば、米国国内線利用をしてUAの4区画利用も埋めたいのですが、なんせHonoluluからの米国国内線は、LAX/SFO/ORD等長距離路線だから、往復するにしても大変だしこの区画のチケット代も高いんですよね。秋には、NFL観戦に行きたいと思っているので、そこで最低でも2区画利用、出来れば4区画利用をして一気に更新条件を完了したいのですが、やはり色々リスクもある。今考えているのは、NRT-GUMのフライトをマイルで予約すると、通常往復10万マイル(5万+5万)ですが、条件によっては5万マイルが3.5万マイルのディスカウントもあるみたい。しかも特典チケットならば、1泊2日の利用でも変わらないので、そうすれば週末にちょっとGuam往復してくる何て言うことも可能。今年は、遊休が溜まっているので積極的に消化しないといけないので、平日利用でも問題無い。5月はG.W.は勿論、その後もいろいろ予定が入っていて動けないので、6月7月には一気にはっちゃけるかも(笑)。Guam行って、Singapore行って、Hawaii行ってとかになったら、時差ぼけも忘れるかな(マテ)。

テレビ離れ

この週末にとある番組を見ていたんですが、そこでちょっとショックなことに。番組は、タレントのあかしやさんま氏と、CX系列(と言っても、半分はフジテレビ)のアナウンサーとのバラエティ番組。内容は、アナウンサーのNG集を、あかしや氏が話芸で面白可笑しく紹介して行くみたいな構成で、何度か特番として放送されている物。

で、ショックと感じたのは、そこに出演していてフジテレビの若手アナウンサーの名前どころか存在すら全く記憶に無かったこと。私などは、ひょうきん族世代ですから、4大キー局の中ではフジテレビ(8チャンネル)しか見なかったような世代で、そう言う意味では当時と比較してかなり変化してきて今のテレビ放送でも、結局は特に視聴したい番組が無いと、デフォルトは8チャンネルにするのが無意識の行動。実は」子供の頃はNHKの2局とTBS系列の「静岡放送」しか視聴できなくて、「テレビ」っていうのはそう言うものだと思ってずっと育ってきました。そんな環境の中で、突然県内2局目の民放である「テレビ静岡」が開局したんですが、これがフジ系列の放送局。その後10年位は県内の放送局は、この4局の状態。朝日放送系列の静岡県民テレビ(当時、現静岡朝日テレビ)、日テレ系の静岡第1テレビが開局して、一応全国放送のキー局が揃うことになったんですが、そう言う意味でもフジテレビとTBSの影響は、子どの頃に大分刷り込まれています。当時のTBSは、一番面白く感じたんですが、県内にライバルのフジテレビの放送が流れると、子供的にはこっちの方が面白いんですよね。当時からTBS系列では、報道とかドラマ系が中心だったけれど、フジテレビ系列ではバラエティ系が多くて、だから当時から自分は「フジっ子」だったかもしれない(笑)。 

まぁ、それ程子供の頃から一番馴染みのある放送局・ネットだったわけですが、ここ最近はフジテレビも含めたテレビ放送からどんどん遠ざかっています。リアルタイムで視聴することが、先ず無くなりました。今ではHDDレコーダーに、それこそ全局一週間分の放送を丸ごと録画しておくことも可能だけれど、まぁ興味の有る番組だけなら一月分くらい録画ししてもまだ余裕がある状態。私は、テレビドラマは見ないので、殆どがスポーツとかバラエティ系で占められるわけですが、そうなるとやっぱりフジテレビ系列が中心に。それがコロナ禍になり、収録方法等に大きな制限が加わると、一気に内容がつまらなくなったんですよね。演者がスタジオに全員入れないから、少ない人数で回すような構成になるんだけれど、そうなるとそれで内容が面白くなる人なんて殆どいない。コロナ禍の頃は、外に出られないしやることも無いから、引きこもりがかなり増えた時期でしたが、その分テレビ視聴が増えるかと思ったら、その肝心なテレビコンテンツの品質が下がってしまい、どんどんYouTubeに傾倒していったのが、今思いだすとこの頃だったよなぁと感じます。それは、コロナ禍が一般化して以前の生活様式がほぼ戻ってきた今も同様。元々私がテレビドラマを見なくなった切掛は、海外出超が続いて酷いときには3カ月毎に日本とアメリカを行ったり来たりするような時期が足かけ3年位続いたので、日本に居るときにテレビを観ても、単発の番組以外は意味が分からなくなってしまったんですよね。だから連続ドラマなんて、幾ら日本で話題になっていても、日本に居るときには途中から観ることになるし、全然ストーリーが入ってこない。また、当時はVHSビデオに録画していた時代ですが、今のようにHDDレコーダーに全話収録するとか、リモートで予約設定したり視聴したりすることも出来なかった時代。だから、どんどん日本のテレビ事情から離れてしまい、結局残ったのは何も考えずに見ることが出来るバラエティとか単発物の企画番組(テレ東系の「ガイアの夜明け」とか)しか観ても分からない状態になり、それが今でも続いています。

で、その個人的には「大好き」なフジテレビ(笑)なので、まぁ見るとも無しに一番視聴している放送局になってしまい、その為アナウンサー何かも一番よく見て知っている放送局になったのも当然必然でしょうね。毎年大体3~4人位の新人アナウンサーが採用されて、夏頃からバラエティ等に登場しだして名前と顔が記憶されていくのが毎年のパターンですが、そう言えば最近そういうシーンに遭遇した記憶が無い。やはりコロナ禍が一番大きい影響だったと思いますが、そのさんま氏の番組を観ていても、ここ3~4年位の若手アナウンサーには全く記憶が無いんですよね。かろうじて顔と名前が一致するのは、7年目くらいのアナウンサーで、それって2017年入社くらいだから何となく納得出来ます。若手アナウンサーと言う意味では、日テレ系の「NFL倶楽部」は毎年観ているから、日テレの若手女子アナ一人は記憶して居るか(笑)。そうそう、私は朝はまず「めざましテレビ」を観ているんですが、ずっとフリーのセント不オース当たりの外部アナウンサーだと思っていて何人かの女性出演者が、実はフジテレビの新人・若手アナウンサーと後日知って結構ショックを受けた事も有りますねぇ。図らずも、自分自身のテレビ離れを明確に感じた週末の特番でした。この傾向はどんどん加速して行きそう。

2024年4月21日

4,000万人時代

少し前に、月間の訪日観光客数が300万人を越えたというニュースがありました。単純計算で、1年12ヶ月だと3,600万人が日本を訪れるわけで、コロナ禍以前に目標と言われていた訪日観光客4,000万人が若しかしたら来年くらいには実現するのかもしれない。まぁ、3月、4月は、一年間の内でも桜のシーズンという事で訪日客の多い時期らしいけれど、でも先日成田に帰国した時に見た入国審査場が溢れている光景を見ると、色々な意味で日本個の観光産業は限界値に近づいている気もしますね。

国内でもトップの知名度を誇る京都では、もう随分前からオーバーツーリズムが言われて、地元住民の生活がママラナイ状態にもなっているみたい。京都とは状況は違うかもしれないけれど、都内を移動しているとコロナ禍以前の日本への観光客が増えていた時期よりも、最近は外国人観光客と思われるグループの姿よく見る気がします。しかも、手に持っているスーツケースやバッグ類のサイスが、以前よりも大きくなっている気もするし(笑)。さらに言えば、コロナ禍以前は中華系の訪日観光客の姿が殆どだったけれど、最近は欧米系の訪日観光客姿の方が中華系よりも多い気がします。まだ中国政府による訪日渡航制限が行われているのかな。それでも、結構な数の観光客が中国からもも来ている気がしますが、これが以前くらいのレベルになったらどうなるんだろうか。となると、4,000万人どころか5,000万人規模になるかもしれない。

それまでの日本には無かった「観光業」という新しい産業が生まれることは良いことだと思うけれど、一方で国内の移動手段の中心であるタクシーだとか路線バスだとかのドライバー不足が言われていて、観光客だけで無く一般の住民ですら困るような状態に。苦肉の策で、ライドシェアとは言いながらも、タクシードライバーの要求レベルを緩和したようなシステムを導入したわけですが、新しい仕組みが完熟するまでの時間も必要で、そう言う意味ではこの時期にスタートしたのはある意味良かったかも。移動だけが全てでは無いけれど、例えば訪日観光客のために整備することが、元々の住民にとっても利益になるのであれば、今の京都の状況が逆転する可能性もあるわけで、こういうチャンスはうまく活用したいですよね。ただ根本の原因は、リソース不足(人材、機材)に、それを補うだけのコスト(給与、収入)不足なわけだから、そこは別の方法で手当てしていく必要も考えないと。それこそ、長距離トラックとか宅配ドライバーのような、同じ車を運転する技能者のスキルを、自動化とか別の手段に転用出来る部分は転用して、本当に必要なところに投入するのが正しい方法だと思う。でも、その為にはその新しい領域で仕事をしようと思うだけの動機付け、つまりは収入アップが可能かどうかが大きいだろうなぁ。

それと、やはり円安の影響は大きいでしょうね。欧米からの訪日観光客が多いというのは、やはり費用の点でコロナ禍前と比べると3~4割位の割安感を感じているんじゃ無いだろうか。それに、特に食費なんかは元々の日本の価格も安いから、彼らからみたら日本での食事料金は半額以下の感覚じゃ無いだろうか。それ以外にも、生活用品とかも安いわけだし、まぁ今の日本は「買物天国」と言っても良いかも。まぁ、このタイミングをフルに利用して「日本の良さ、魅力」を出来るだけ体験して記憶して貰って、今後円高になったりとかしても再訪して貰える「成功体験」を沢山経験して欲しいですよね。で、自分は日本では経験できないNFLだとかを捜しに、アメリカに通うわけで、それがお金では換算できない「プライスレス」の世界観と言って良いのでは。まぁ、最近浜松市内でも訪日観光客と追われる欧米から中華系からアジア系等見かける機会が増えているので、4,000万人超えなんてあっと言う間かもしれない。その頃には、もう自分は海外旅行する体力・気力が無くなっているかもしれないなぁ... そこだけは何とか負けないように頑張らないと。 

ハワイに住む

色々なことが話題になる大谷選手。今度は、ハワイ島に25億円もの別荘を購入すると話題に。金額からしても、先の詐欺事件を吹っ飛ばすくらいのインパクトがありますが、まぁこの手の話題にありがちな賛否両論というか、納得する意見もあれば叩く意見もあって、まぁネットの世界も実社会と変わらないし、そこに存在している人も同じだなと改めて感じた次第。

最初に聞いた時に「ハワイに自宅を購入」と聞いて、護身的にはちょっと違和感を感じました。まず、今後10年間はL.A. Dogersと契約しているのだから、Los Angelesに自宅を購入するなら分かるんですが、何故にそんなに近くも無いハワイ何だろうという事。賃貸かもしれないけれど、確かL.A.にも自宅があって、そこで生活していると聞いた記憶もありましたし。その後、詳細な情報がだんだんと出てくると、どうも自宅という理はオフシーズン、冬季の避寒地としての購入らしい。それでも、1年の内の数ヶ月のために25億円も払うというのは凄いですよね。まぁ、現役選手時代だけで無く、引退後まで考えたら悪くない買物かもしれないけれど。「25億円」というのは、幾ら青天井の米国でも結構するなぁと思ったら、建物だけで無くし基地も広大で、さらにその中に打者として投手としての練習設備も準備するという事で、それならばそれ位のお金が掛かっても不思議では無いかも。一寸気になるのは、大谷選手がこのデベロッパーの広告にも出ていて、本人も自分の名前が分譲地売買に使用されることを了解していると言う事は、ストリートプライスは25億円でもそこには某かのインセンティブもあるんでしょうね。例えば最低10年間生活してくれれば、何%かキックバックするとか、例えばネーミングライツじゃないけれど、何年間かの広告使用権として何億円かの契約をして入りして。全部で14区画あるいちの1区画を大谷選手が購入して居るようですが、のこり13区画も直ぐに売れそう。

ここで誠に勝手ながら「何故ハワイ、それも中心のオアフ島ではなくハワイ島なのか」と考えてみました。多分多くの日本人は「ハワイ」と聞くと「イコール・ホノルル」と考えて、それしか見えない。でも、そのホノルルがあるオアフ島はハワイ州の中心地ではあるけれど、それ以外にも幾つも島が存在していて、その中で最大の島が「ハワイ島」。 日本人観光客が全くいないわけでは無いけれど、一番の懸念であろう日本人との接触を最小限に出来る場所ではあるのかなぁと言う気がします。で、交通の便を調べてみたら、ハワイ島にはコナ国際空港とヒロ国際空港の二つの空港がありますが、どちらもUnitedがLAXへのフライトを運行しています。さらに、コナ国際空港にはJALが成田-コナ線を飛ばしているんですよね。現在は週4便の運行だけれど、まぁ大谷選手が日本帰国で利用するときにはチャーター便だろうけど、やはり定期便の運行があるというのは大きいでしょうね。JALとしても、大谷選手と契約しているわけで、良い宣伝にもなるだろうし、これもWin-Winと言えるのでは。紀行で言えば、一年中温暖というか夏の紀行が続くハワイは、やはり避寒地してはLAよりも住みやすいだろうし。LAのある西海岸とハワイのとの時差は、夏時間の時は3時間、冬時間の時は2時間なので、多分そんなに影響は無さそう。また、日本への異動も、西海岸からの異動と比較しても3~4時間は短くなるから、移動時の負担も軽減できるだろうし。それに、日系人も多いハワイ州ですから、日本の食材は勿論、日本製のものの入手も西海岸よりは楽じゃ無いだろうか。逆に懸念材料としては、ハワイ島は時々キラウエア火山の噴火があるから、それで島内に缶詰になったり、逆に移動出来なくなると言うリスクはあるのかな。

大谷選手の年俸自体は、Angeles時代もそんなに高くなかったし(最後は引き留め柵もあってか大きくアップしたけれど)、現在も最終的には1000億円規模だけれど実際には年間3億円程度。ただ、CM契約やアドバイザー契約で80億円とか100億円とかいわれているのだから、お金を使わないことで有名な大谷選手なら、日本ハム時代からの蓄えなんかも考えても、数百億円規模の残高があっても不思議では無い。水原氏の詐欺事件では60億円位のマイナスになっていて、それがそのまま口座に被害を与えていたとしても、まだまだその何倍もの余裕が口座にはあるわけで、現状でも「びくともしない」んだろうなぁ。勿論、大きな金額だから、今後何らの形で補償なり取り戻していくんだろうけど、多分一年間の収入でもぽんとその別荘代25億円(税金と諸々込みで30億円位だろうか)を払っても、びくともしないでしょうね。ネットでは、富裕層を妬む意見見散見されるけれど、でも大谷選手の場合完全に自分への投資、選手として最大に活躍できるための投資ですから、そこは違うと思う。イチロー氏も、日本で子供達に話をしたときに、N.Y.に自主トレーニング出来る設備付の家購入したので、それで貯金が吹き飛んだと言う話をしたらしいけれど、やはりそれが本当のスポーツ選手の姿だと思う。いずれにして、今シーズンは打率は良いけれどホームランがまだまだ足りない気がするので、早く本来の調子を取り戻して今シーズンも大活躍して欲しい。

2024年4月20日

情報伝達責任

先日テレビを観ていたところ、小林製薬のCMが流れてきました。商品販売のCMではなく、先日から問題になっている「紅麹食品」の回収と問題告知のCMで、あぁ大変だなぁとその時には感じました。まだ原因は解明されていないようですが、今は閉鎖された当時製造をしていた大阪工場で、原材料が床に溢れたものをそのまますくい上げて製造してしまったという「3秒ルール」みたいな事があったらしく、それが雑菌の混入を招き、予想外の問題を発生させた原因なのかもと言う事らしい。そう言う意味では、小林製薬に非があることは確かだろうし、今後何らかの保障なり対策なりと色々と後処理は大変そう。

今回のCMを観ていて思いだしたのが、最近でも冬場になるとかならず流れてくる、TDKの加湿器回収のお願いCM。もう何年間流しているのだろうか。いい加減終了しても良いと思うのだけれど、やはり万が一万万が一の場合を考えて、利用開始されるであろうあの時期にCMを流しているのは、企業としての当然の行いのような気もしますし、それならそれで問題の無い製品を出すべきと言う意見も出るだろうけど、言い訳になるけれど、自分も製品開発・製造に関わっているので分かるんですが、幾ら注意しても某かの想定外・予想外の事態はどうしても生まれてしまうわけで、それを防ぐ方法は「製品を出さない」事しか無いんですよね。

小林製薬のCMを観て、TDKの製造責任の事なんかを考えていたら、草津町でセクハラを訴えられた元町長の裁判で、訴えが虚偽であり元町長側の無罪と賠償が裁判で出されたというニュースが目に入りました。これも結構酷い話で、町長室でセクハラを受けたと訴えた女性町議に対して、回りからは一斉に擁護の嵐が巻き起こり、町長だけで無く町に対しても批判の嵐がぶつけられることに。メディアや有名議員に著名人も一斉に批判をして、それが海外メディアにも取り上げられて、一気に不名誉な風評被害を受けることに。結局は、訴えた女性町議の発言が二転三転し、さらには色々な証拠も提出されて、その町議の訴えが虚偽・捏造であったことが確認されて元町長の無罪が地裁で判決されましたが、それに対してあれだけ批判していた組織や著名人達は何の謝罪も無いし発言も無い。まぁ、個人に関しては最悪「誤解」「認識不足」ですまされることもあるだろうけど、多くのメディアや報道機関も、ある時には面白可笑しくこの話題を扱っていたわけで、そう言う意味では「情報」という彼らの商品に対して「不具合」を入れ込んで世間に販売したわけだから、その製造物責任は免れないと思う。

同じような事を、これまでも何度も書いていますが、これだけ「情報」というものが良くも悪くも身の回りに氾濫していて、かつ瞬間瞬間どんどん更新されていく時代に、その情報提供を生業としている人達がその行為に対して責任を持たないことは論外だと思う。同じく、読売新聞の記事で、この紅麹関係の記事を捏造した話も出てきたけれど、もう大手メディアの記事だって疑って掛からないといけない時代になってきているんですよね。 週刊誌が芸能人やタレントのゴシップ記事を書けば、多くの場合「取材を受けていない」「内容は正しくない」とタレント側に言われても、それはこれまでは許されてきたような風潮があるけれど、一般のそれも世間的に注目されているような内容に関しても、自分の編集方針に合わせて事実を曲げるというか、ある意味捏造すら前提の報道姿勢は、もうレガシーメディアの終焉を表しているような気さえします。読売新聞側は「厳重注意をした」で終わらせるような雰囲気だけれど、それこそ3日間くらいの営業停止とか適用しても足りないくらいでは。まぁ、そう言う事を言い出すと、もう廃業するしか無い某新聞社や某放送局もあるから、なかなか言えないんだろうけど。世の中一般的に、偉そうなことを言っている人に限って、結構だらしないことが多々あるんですが、今回もその典型を見たような気がしますね。

Day2: (UA Leg#8) HND-OKA/(NH Leg#7) OKA-HND

前日に続き、本日も羽田-沖縄の往復フライト。前日同様チケット手配の関係から、往路はUA MPに、復路はAMCにマイルを付ける設定。出発は、朝の09:30発とゆっくり出来るんですが、まぁホテルにいてもやることが無いので早めにチェックアウトしました。ホテルからT3に出て、1Fから空港内シャトルでT2に移動するのですが、これが予想外に時間が掛かりますね。T3→T1→T2と進むんですが、最初のT3からT1への移動で10分以上かかりました。T1からT2は直ぐなんだけれど。T2に到着したところで、B1Fに降りてマクドナルドで軽く朝食を頂いてから、2Fに上がって保安検査場を抜けてANAのラウンジで出発まで時間を潰すことにします。 

保安検査場は、AMC Diamondの入口は外まで行列が伸びるくらい混雑していましたが、その先保安検査場Cに設けられている、AMCの上級メンバー向けの専用入り口は2人位並んででいるだけで直ぐに通過出来ました。そのままラウンジに上がりましたが、朝の出発時間帯でしたがそんなに混雑しておらず、いつも人気で埋まっている窓側の席も半分位空いていました。

この日の沖縄行きの出発ゲートは、北ビアの手前58番ゲートなので、ラウンジからも比較的近くで助かります。9時位にラウンジを出て、ブラブラと通路を歩いて58番ゲート前に到着すると、丁度事前改札が始まる頃でした。

1) UA Leg#8 HND 09:30 - OKA 12:15 (NH995)

このフライト、週末前のフライトだからか昨日と比べると幼児連れの家族グループが多いように見えます。そのため、事前改札でちょっと時間を費やしましたが、直ぐにグループ1の優先搭乗となり機内に入ります。満席のフライトということで、CAさんが何度か手荷物収納の注意喚起のアナウンスをしますが、両手でそれぞれキャリーバッグを引っ張ってくる人だったり、大きなお土産のバッグを抱えてくる人が居たり、あぁ収納には苦労しそうな様子が次々と目の前を流れていきます。

ドアクローズは定刻少し過ぎ位で、暫くしてプッシュバックがあり、それからD滑走路へと移動が始まります。RW05から離陸したのは09:52で、このままならば定刻よりは少し早めに到着出来そうです。

機内では軽食を頂いてから、いつもの様にウトウトしながらフライトしようと思っていたんですが、偶々スマホでWebとか見ていたら仕事のメールの着信が目に入り、内容を見てみたらちょっと急ぎの案件。仕方が無いので、頭上の荷物入れかバックパックを降ろしてパソコンを取り出し、仕事の処理をすることにしました。メールだけなら機内Wi-Fiに接続出来れば何とかなるんですが、ちょっとVPNを使わないといけない作業があり、「厳しいかなぁ」と思いつつVPNを立ち上げてみたら、スピードは遅いもののなんとか接続してくれます。繋がっている間にと急いで必要な資料を確認して返信を作成して打ち返して、何とか案件処理は完了出来ました。一通り作業を終えてパソコンをシャットダウンして荷物入れに戻したところで、那覇空港まで40分位の距離でした。その後は、だらだらとスマホでブラウジングしつつ到着まで時間を潰します。今回は、昨日と異なり北側から真っ直ぐにRW18Rを目ざして南進し、そのまま着陸したのがお昼をちょっと過ぎた当たり。そこからUターンをして誘導路を戻り、ターミナルの33番ゲートに入ったのは、定刻よりも少し早めの12:12頃でした。

機内から外に出ると、沖縄はもうすっかり夏の様相。昨日は少し肌寒いかなと感じた半袖シャツの姿でも、何の問題もありません。今回は復路便までの接続にいつもより1時間余裕があるので、先ずはゆっくりと所要を処理するために外に出ます。

2) NH Leg#7 OKA 15:15 - HND 17:30 (NH470)

復路便は前日と同じフライト。羽田からの折返し便は、既に定刻よりも10分程早く到着しているので、取りあえず昨日みたいなメカトラブルが無ければ今回はスムースに戻れそうです。ラウンジが比較的空いていたので、ゆっくりと今回もアイスクリームを頂いてから、32番ゲートへと向かいます。

事前改札は14:54スタートと表示されていて、グループ1~3のゲートには、既にちらほらと並んでいる人の姿も。私もその列に並んで暫く待ちますが、事前改札がなかなか始まりません。何か昨日の状況をなぞるようで、嫌な予感が... それでも、15:00になると事前改札が始まり、続いて優先搭乗も始まり、先ずは機内に入ってホッと一息。

ドアクローズは、定刻より少し遅れて締まりましたが、そこからプッシュバックがなかなか始まりません。「やっぱり、またメカトラブル」とも思ったんですが、それならばドアは閉めないはずですし。15分位して、やっとプッシュバックが始まりホッと一安心。後からの機長アナウンスでは、空港混雑のために出発調整が入っていたようです。機体は、クルッと反転して暫くエンジン調整をしてから、ゆっくりと前進開始。目の前のRW18Lに入って滑走路に正対すると、直ぐに離陸開始となりました。そうそう、離陸開始の時には、機長が四点鐘を鳴らすんですが、あれってシートベルトオン・オフを繰り返しているんですね。だから最初はシートベルトサインが「オン(点灯)」の状態になっていてそこから、オフ(消灯)→オン(点灯)→オフ(消灯)→オン(点灯)と、4回鳴らすと丁度良く元に戻ります。これは自分的に大発見でした(笑)。

水平飛行に入り食事のサービスが始まりますが、私は遅めにお昼を食べたところだったので食事は断り、機内Wi-Fiでメールチェックとかして時間を潰していました。そのうちに、ウトウトしてしまい遠州灘上空くらいで目が覚めたんですが、この時には何故かWi-Fiが繋げられない。後からCAアナウンスがあって、どうも機内エンタメ装置がトラブルで、途中からWi-Fiが接続出来なくなっていたようです。羽田へは、やや遅れて近づいて行ったんですが、房総半島上空に乗ると最短距離でRW34を目指すルートに乗り、そのまま着陸態勢に入りました。遅れていたからか運が良かったのか、今回も使用滑走路はC滑走路側のRW34R。着陸して結構強めの制動を賭けながら左の誘導路に抜けると、Uターンをしてターミナルへ戻ります。使用ゲートは62番ゲートと、まん中くらいのゲート。定刻から少し遅れて無事に到着しました。

この後は、いつもの様に京急で品川駅へ出て、そこから新幹線で帰宅。もともとはひかり号の予約を入れていたんですが、それだと1時間近く品川駅で時間を潰さないといけなくて(丁度前のひかり号が出た後に品川駅に到着するから)、それならばそのひかり号よりは数分だけれど早く浜松駅に到着するこだま号に間に合うので、そちらに振り替えて帰宅しました。今回は、途中でトラブルにも遭遇しましたが、まずは何とか安全に帰宅でき良かったです。

2024年4月19日

The Royal Park Hotel Tokyo Haneda

メジャーブランド(BONVOY, Hilton, InterContinental, Hyatt)以外のホテルとしては、 2016年に利用したHaneda Excel Tokyu以来8年振りで、Royal Park Hotel Hanedaとしては9年振り。前回の宿泊理由に、翌日も利用するT2のエクセル東京よりも少し安かったからと書いていますが、今回も理由は同じ(笑)。本当ならば、久し振りに横浜のシェラトンを利用したかったけれど、このご時世一泊で4万円とか5万円代のレートは厳しいです。実はヒルトン横浜は、このロイヤルパークと同じ位のレートで予約できたのですが、翌週も同じパターンで羽田空港を利用して、かつ夜遅い戻りの翌日早朝出発のパターンなので、空港ホテルの様子を事前に予習しておきたかったこともあり、今回こちらを選択しました。

羽田空港に戻ってきたら、東京は冷たい雨が降っている状態。朝出るときにウインドブレーカーを着ていたんですが、沖縄では不要なのでバックパックの底に仕舞い込んだまま。まぁ、バス移動なのでこのままホテルまで、まずはT2からT3へ移動します。T2 2Fの到着フロアーから外に出て9番バス停に行くと、丁度T1/T3行きのシャトルバスが停車していました。それに乗車して、T1、T3と移動。T3で下車すると、ホテル入口は4Fの出発フロアーにあるので上に移動します。久し振りのホテルフロントは、チェックインがセルフになっていてちょっとビックリ。無事にチェックイン出来、3Fの部屋へ移動しました。

作りは以前と同じで、部屋の入口を入ると目の前にベッドがあり、その奥にガラス張りのトイレとバスタブがある独特の配置。一旦荷物を置いてから、再びT3に戻り、ここのレストラン街で軽く夕食を取ってから部屋へ戻りました。翌日は09:30発のフライトなので、朝はゆっくり出来るんですが、少し早めにチェックアウトしてT2のマクドナルドで朝タツタで軽く朝食をとってからラウンジに入って、出発まで時間を過ごしました。

T3利用の時には、ターミナル直結なので便利なんですが、それ以外のターミナル利用の時には、T3→T1→T2→T1→T3と、T2利用の青組には移動がちょっと不利ですね。来週は、宿泊翌日に06:30発のフライト利用予定なので、となると05:30位にチェックアウトしないといけないかなぁ。ターミナル直結ホテルとはいえ、ターミナル間移動があるとやっぱりちょっと大変です。

粉瘤(アテローム)

最初に見つけたのは、もう20年以上前でしょうか。毎年行われる会社の健康診断で、医師の問診を受けていたとき、心音の検査のために上着を脱いで上半身裸になり、正面や背面を見ていたお医者さんが「あれ」みたいな事を発してちょっとビックリしました。で、背中の肩甲骨の間の首の付け根の下辺りを押しながら、「ここ痛いですか」と聞きます。押されている感覚はありますが、痛みはないので「痛くないです」と言うと、「ここ触ってみて」と言います。手を背中に回して触ってみると、何かぶよぶよした感触が。大きさは自分の親指の爪くらいでしょうか、触れた感覚はそれ位のサイズのプチプチ(緩衝剤)を触っている感じです。それまで全くそんなものが出来ているとは知らなかったので、大丈夫ですかと聞くと、特に痛みが無ければ良性のイボみたいな物だからこのままでも問題無いとの回答。で、以後それを信じてそのままにしていました。

場所が場所だけに、服を着れば隠れて見えなくなるし、鏡を使ってもなかなか様子はよく見えない場所。そんなわけで、自分でも忘れることも多かったのですが、数年前くらいから中の膿が染み出てきてるんでしょうか、時々匂いがするようになり、それから入浴したときは勿論、毎朝消毒というかウエットシート等で拭いて清潔に保つようにしていました。ただ、触ってみると以前よりも大きくなっているように感じて、それがちょっと気になるところでした。それが先日ハワイへ行った時、旅の疲れや時差ぼけも影響したのか、急にその部分に痛みを感じるようになりました。 何て言うか、背中の部分に袋状に膨らんでいるんですが、中身が増えすぎてパンパンに張っているので、袋の端の部分が突っ張ってヒリヒリするような感じ。更に鏡で確認して見ると、その部分が赤くなっていてサイズも以前観たときよりも二回り以上大きくなっている感じです。結局ハワイに居る間はそんな感じで、それは帰国してからも変わりませんでした。流石にこのままでは不味いだろうと、帰国して直ぐに皮膚科の予約を取り診察してもらいました。

患部を見たお医者さんは「これは酷いなぁ」と開口一番。直ぐに患部に麻酔を打ってから、皮膚を少し切開すると、そこから中の膿というか老廃物というか、要するにニキビの中身みたいなものを押し出して取りだしてもらいました。10分位何度も周りから押して出していたかなぁ。「これだけ出たよ」と見せてくれましたが、大きな梅干し位たっぷり中身が出てきたようです。ただ、全部が絞り出せたわけではないので、数日後にまた様子を見ることに。それまでは自分で絞り出してくださいと言われました。翌日自分で背中に手を回してやってみると、まだ患部から出血していますが、さらにニキビを潰したときにニョロっと出てくる白いものみたいなものがまだ出てきます。で、お医者さんがやると、さらに大量に出てきてビックリ。そんな状況が一週間位続いて、出血は止まり中の老廃物みたいなものも、固形物は出無くなりましたが膿というか体液というか、それはまだ少し滲むくらいになりました。一昨日病院へ行ったときには「大分良くなったので、もう一週間軟膏を塗って様子を見て、それで膿とか出無くなれば終わりです」と言われて一区切りつきました。

実は、少し前まで頭の右後頭部から首筋に掛けて、時々痺れるような感じになることが頻繁にありました。あと、首の付け根辺りが妙に堅くなると言うか、どうも血行が悪くなっているような状態が暫く前から感じるようになっていました。それが、この粉瘤を治療してコブが無くなったら、以前はそれなりの頻度で感じていたそれらの症状が、今の所全く出てきません。場所が丁度背骨の上辺りで首の付け根と言う事で、若しかしたらこの粉瘤の膨らみが神経とか血管とか圧迫して影響していたのかと個人的には感じています。ただ、これで完治したわけではなくて、その老廃物等が溜まる部分は袋状に残っているので、そこに再び蓄積されて同じようにコブ状に再発する事があるようです。ですから完全に治療するためには、形成外科で外科手術をして、その袋状の部分を切除しないといけないらしい。そうならないことを祈りますが、もし再発するようになったら、今度は少しでも膨らんできたら直ぐに切除して貰うつもりです。20年前に、もう少し疑り深ければ今こんな苦労をする事も無かったのになぁと、ちょっと悔やんでいます(笑)。

Day1: (UA Leg#7) HND-OKA/(NH Leg#6) OKA-HND

約一月振りとなる、沖縄行きのフライト。AMC Diamond用にNHにマイルを付けたいところだけれど、発券の都合でそれではコスト負けするフライトもあるので、一部はUA MPに付けてリカバリーすることに。この日のフライトは、いつもの新幹線通勤と同じ位の時刻で移動できるので、比較的ゆっくりと自宅を出発します。新幹線はそんなに混雑していませんでしたが、到着した品川駅は朝のラッシュ時間帯は過ぎていたけれど、それでもやはり乗換の乗客でかなりの混雑具合。でも、到着した京急の空港線車内はガラガラ言ってよい位の乗車率で、座って空港まで移動する事が出来ました。 

国内線第二ターミナル側に改札から出ると、何故か高校生くらいの数名のグループが、やたらと京急の改札に向かって移動してきます。最初は修学旅行か何かかと思いましたが、荷物は持っておらず学校に登校するような雰囲気なんですが、何故空港から乗車してくるのかそこが良く分からない。しかも、一つ二つのグループでは無く、かなりの人数が移動しているんですよね。それもあって、地下のホームから地上階へ移動するエスカレーターは、上りも下りも結構混雑していましたが、そこから2Fの出発フロアーに上がるエスカレーターはガラガラで、どうも人の動線が良く分からない。

いつも利用している保安検査場Bは、通過に10分位という表示が出ていましたが、AMCのメンバー用優先入口は待ち行列無しで通過出来、X線検査もパススルー状態で通過出来ました。出発ゲートは63番ゲートでラウンジに近いものの、寄ってみても座って直ぐに出るくらいしか余裕はないので、そのままゲート前で出発まで待つことにしました。

1) UA Leg#7 HND 10:25 - OKA 13:15 (NH469)

63番ゲート前は、結構搭乗待ちの人の集団で混雑していて、どうも高齢者(と言っても自分と同じ位から一寸上くらいか)のグループが多い感じです。暫くゲート横で待っていると、10:02から事前改札がスタート。何組か幼児連れの家族連れが搭乗していき、その後10:07頃からグループ1の優先登場がスタートしました。

仕様機材はB787-8(B78P)で、満席に近いのか結構乗り込みに時間を要しました。私の席はプレミアムクラスの中央最前列だったのですが、その前を横切って来る乗客が多くてちょっと不満。特に子供が何人か目の前を横切って行ったんだけれど、人の足を踏んでも子供も親も一言も無しというの、ちょっとカチンときましたね。この機材の最前列の席は、目の前の壁と席の間が他の機材よりも少し広めで、人が座っていてもその前が広く空いているので、横切ろうという気になるんでしょうか。というか、本来のギャレー前の通路が詰まっているから、こちらにカットインしてくるわけで、そのくらいの順番待ち位しろよと小一時間。

搭乗に時間を要して、ドアクローズは10:26と少し遅れて閉まり、その後プッシュバックされて反転すると、D滑走路のRW05に向けて移動が始まります。離陸待ちの先行機が居なかったことも有り、スタートポジションに入り滑走路に正対すると直ぐに離陸開始となりました。離陸したのは10:45でしたが、ブロッキングタイムが02:22と表示されていて、ちょっと時間が掛かりそうです。

その後の機長アナウンスの説明では、日本の南海上に雷雨など荒れた空域があり、そこを回避するためにいつもよりも長く列島沿いに西に移動して、それから沖縄目指して南下するという説明でした。通常だと、紀伊半島の東側まで海岸沿いに西進して、紀伊半島の東側に沿って南下を開始して、そのまま真っ直ぐに沖縄本島を目指すのが、多分最短ルート。今回は、そのまま紀伊半島を横断して、四国の南側高知の付近を西進。その後先日地震のあった豊後水道付近から南に進路を変更して沖縄を目指すちょっと遠回りの空路になりました。

遠回りのルートと、沖縄本島に近づくとRW36Lを目指してぐるっと時計回りに回り込むのですが、時間調整のためかその回り込むルートもいつもよりは少し大き目に時間を掛けて回り込んだ気がします。そんなこんなで、RW36Lに着陸したのは定刻の13:15。そこから誘導路に抜けて接続道路を移動し、ターミナルの35番ゲートに入ったのが13:22でした。ちょっと遅れたけれど、15分以内ので「定刻」ですね。

久し振りの沖縄の空は、雲が多めの天候ですが、空気の匂いというか暖かさというか、やはり沖縄独特の印象を受けます。浜松も、最近はかなり暑くなってきていますが、流石に朝のうちはまだ少し肌寒い陽気で、長袖のシャツを羽織って出かけました。でもそれでは沖縄では暑すぎるので、こちらに来たらその長袖を脱いで半袖のシャツに変身。汗をかくほどではありませんが、風も少しあるし雲も多いので、心地よい暑さというかそんな雰囲気の中、まずは所用のために一旦外に出ました。

2) NH Leg#6 OKA 15:15 - HND 17:40 (NH470)

再び空港に戻り、ちょっとANAのラウンジよって、渇いた喉をブルーシーズのアイスクリームで潤してから、搭乗ゲートの32番ゲートへ向かいます。定刻が15:15でゲート前に到着したのが14:45位でしたが、外を見ると32番ブリッジに接続しているANA機から、まだ貨物のコンテナを運び出しているところ。慌ててフライト状況を確認すると、14:25到着予定が、14:28到着とそんなに遅れたわけではないようです。でもちょっと嫌な予感が... 優先搭乗が14:54から始まるというアナウンスがあり、グループ1の入口に並びますが、その時刻になっても15:00を過ぎても一向に優先搭乗どころか、ゲートに入る磨りガラスのドアも開きません。グループ1だけで無く、グループ2/3にも列が出来ていますが、暫くするとANAのスタッフが、「機材の確認で時間が掛かりますので、シートに戻ってお待ちください」と並んでいる乗客に伝えています。その後、15:15位からやっと事前改札が始まり、続いてグループ1からの優先搭乗も始まり続々と機内に入り始めます。15:30位には、乗り込んでくる人も無くなり「そろそろドアクローズかな」と思ったら、暫くして機長アナウンスが入り、機体後部のランプに不具合があり、今交換修理をしている。その為後10分位したら出発する」という内容。ただ、こういう時の10分がアテにならないことは、これまでの経験上分かっているので更に遅れるだろうなぁと思っていたら、案の定20分以上遅れて、ドアクローズしたのは16:10頃でした。

暫くしてプッシュバックが始まり、その後ターミナル反対側のRW36Rへと移動。やっと羽田に向けて離陸したのは、定刻よりも1時間近く遅れた16:30過ぎでした。往路では、日本の南の海上に雷雨の区域があるという事で遠回りしましたが、その空域も東に移動したのか、離陸後は遅れを取り戻すように真っ直ぐに羽田を目指すような空路を取ります。食事を頂き、その後ウトウトしているうちに、目が覚めるともう伊豆半島を通り越して房総半島の南側まで到達していました。遅れて居る分、優先権を貰ったのか、そこから真っ直ぐに羽田空港の滑走路A/Cを目指して進んでいきます。どうも滑走路Cに着陸できるようで、エアショーを見ていると東側に進路がずれていて、実際RW34Rに着陸したのが18:30過ぎ。そこから、59番ゲートに入ったのが、18:37頃でした。私はこのまま空港止まりなので、この位の遅延は問題無いのですが、国内線(新千歳行きかな)や北京行きの国際線乗り継ぎの乗客がいるらしく、機体から外に出ると名前のボードや行き先ボードを掲げたGSさんが何人も並んで待っていました。

この日は翌日に備えてT3のロイヤルパークホテル宿泊予定なので、空港内のターミナル移動のシャトルに乗車してT3へ移動。都内は、朝も曇り気味でしたが、この頃は結構強めの雨が降っていて、半袖で移動してきた自分はちょっと肌寒いかなと感じる位。それでも、ほぼ室内の移動なので外の雨も気にならずにT3に到着しホテルへチェックインをしてこの日が終わりました。

2024年4月18日

嵐一過

昨日の朝は、激しい雷雨と落雷の音で早朝から目が覚めたのですが、その後のローカルニュース等を見ていると、浜松試合では結構被害が発生していた様子です。全国版のニュースでも流れていましたが、市内の南側遠州灘に近い場所では、強風で軽自動車2台が吹き飛ばされたり、家屋に被害が発生していたようで、幾ら軽自動車とは言えそんな強風が吹いたとはちょっと信じられませんでした。自宅は、しないでも北寄りの山間部では無いけれど西側にある三方原台地が陰になるからか、そこまでは強い風は無かったように思います。それに、明けが珠恵は落雷や強風で凄い天候だったけれど、朝食を食べる頃には日がさしだして、暑いくらいの天候になりましたからね。 

浜松というか遠州地方は、冬場は「遠州の空っ風」が有名で、かなり強い北風が吹き荒れて、それ故に結構砂埃というか土埃の被害が発生したりします。春を迎える頃も、その冬場の北風ほどでは無いけれど、そこそこ強めの西風になるのかな、風が強い日が多くて、晴の日も多いけれど風も翼幅土地というのが、個の場所で生まれ育った一人としての肌感覚です。浜松市の東側半分位は、元々は天竜川の流域だった場所で、何度も蛇行した「暴れ天竜」が作った平地。西側の三方原台地の麓から、今の天竜川の流域までは、だから結構障害物の無い場所なので、西側とか北側から風が吹き込むと、鞴で風を吹き込んだような状態になるのかな。少し前も竜巻が発生したりしていましたが、まぁそれでも冬場でも暖かいし住むには良い場所だと思いますが。

機能は朝一からちょっと通院の予約があり、その後はちょっと買い物などをして車であちこち少し移動しましたが、この時点ではもう気温は20度以上に上がっていて、知らないうち社内のエアコンからは冷たい空気が流れてきます。本当ならば、窓を開けて外の空気や風を入れながら走るのが気持ちが良いのだろうけど、自分の場合運転しているときは車内オーディオでガンガンiPhoneに入れている音楽を鳴らしているので、窓を開けると騒音で迷惑になるのでなかなか開けられないんですよね(苦笑)。それでも昨日は、一時音楽再生を止めて窓を開けて暫く走りましたが、やはりこの時期がドライブするには一番気持ちの良い季節かもしれない。実は先々週くらいに、東名高速をちょっと走りに行ったんですが、目的は浜名湖に入る手前(東京から名古屋方面に向かう場合)に桜が並んでいる場所が有って、そこが毎年綺麗なんですよね。ただ、今年はもう散ってしまっているようで、せっかく走りに行ったのに桜を見ることが出来ず残念でした。でも、浜名湖周辺はやはりドライブするには気持ちが良い場所の一つだと思います。

気になる天候は、今日は少し崩れ気味だけれど、金曜日・土曜日はまた暑くなって、でも日曜日からまたぐずつき加減の天気に戻り、来週も雨予報の人が何日かあるような状態。まだ5月にも入っていないのに、もう梅雨空と言う事も無いだろうけど、年々季節が前倒しになってきている気がするだけに、例年6月の梅雨空が5月からスタートしても不思議はないかも。天気の良い日は、忘れずにこまめに洗濯しないと。

浜松マリオットホテル

マリオットやBONVOY関係のニュースは、よく利用するホテルチェーンの一つなのでよく見るようにはしていますが、最初このニュースを見た時には「遅れてきたエイプリルフール?!」と思ってしまったほど。マリオットインターナショナルが、HMIホテルグループと戦略的パートナーシップを締結したというニュース。これだけならば、良くある提携話だし、マリオット自体が世界最大規模のホテルチェーンだから珍しく無い話。でも「HMIホテルグループ」という名称にちょっと聞き覚えが。記事を読み進めていくと、HMIホテルグループが運営している国内5都市7件のホテルを「マリオットホテル」と「コートヤード倍マリオット」にリブランディングして、その一つが浜松市に生まれると書かれていてビックリ。どこのホテルだと思ったら、現在の「グランドホテル浜松」が「浜松マリオットホテル」に2025年秋から順次回収されるらしい。 

「グランドホテル浜松」は、昔から「浜松の迎賓館」と呼ばれていたホテルで、30年位前までは市内で唯一のホテル(ビジネスホテルの類はあったけれど)。それが駅前にオークラ系のアクトシティホテル浜松が出来て、ちょっとお株を奪われた感じ。ただ、自分くらいの年代前後だと、結婚式の披露宴をグランドホテルであげるのがステータス、みたいな時代がありました。確かに大きなホテルで、入って直ぐにある吹き抜けが象徴的だけれど、昔からのホテルなので改修はしていても設備の老朽化はよく言われるし、位置的に浜松駅から少し離れているのでアクセスに難点が有る場所。でも、高台の上に立っているホテルナノで、南側には遠州灘が眺望できて、やはりそれなりに格式のあるホテル。ただ、コロナ禍等もあり経営は厳しくなり、同じく市内の駅前にあるホテル、クラウンパレス浜松を運営していたHMIグループが買収したのは数年前だったかな。結構ビックリしました。この会社、元は楽器メーカーのヤマハ所有だった「つま恋」も買収していて、県内でも存在感があるんですよね。

ところで「マリオット」ブランドは、BONVOYの数あるブランドの中でも上の下くらいの位置にある、そこそこ高級なカテゴリーのホテル何だけれど、うーんグランドホテルはそれに値する品質だろうか。歴史や格式はそれなりにあると思うけれど、施設の広さや品質はちょっと問題じゃないかなあ。国内だと、品川の東京マリオットが一つ規準になると思うけれど、あそこと比べたらちょっと落ちる気がする。そう言えば、東京マリオットも「品川」とは言いつつも、品川駅からちょっと距離があり、しかも確か少し高台の場所に立地しているけれど、マリオット浜松も似たような立地になるのは偶然だろうな。

名前だけとはいえ、世界的ブランドのそれも基幹ブランドの一つのホテルが出来るというのは、うれしい事ではあるけれどビジネスや観光地としてのニーズや素材はあると言えるのだろうか。まあ、浜名湖周辺何かはそれなりに良いリゾート地だと思うけれど、それ故に周辺には小規模のホテルも結構存在しているし、わざわざ少し距離のある個の場所に宿泊する理由はない気がする。ビジネス的にも、色々有名企業は存在しているけれど、そういう人達はビジネスホテルを利用するだろうし。まだ出来ていないけれど、浜松に建設予定の県営ドーム球場(予定)が完成したら、そこでコンサートとか開催されればそれなりに需要も生まれるかも。今は、駅前のアクトシティに大小コンサートホールが併設されているので、そういうイベントがあっても駅周辺で滞留して、周りには還元されないんですよね。個人的にドーム球場に賛成しているのは、そういう流れを外に引き出す要素の一つになるかもしれないという事も有るんですが、さてどうだろうか。しかし「浜松マリオット」かぁ... 申し訳ないけれど、ちょっと笑ってしまう(笑)。さらに、他の場所では「クラウンパレス」ブランドのホテルが「コートヤード」に変更されているので、浜松もそのうち「クラウンパレス浜松」が「コードヤードバイマリオット浜松」に変わるかも。更にさらに、「つま恋」も、「つま恋リゾート&スパ」になったりして。ヒルトンも来ないかなぁ... (マテ)

個室新幹線

JR東海が、2026年度からN700S車両の一部に完全個室タイプの座席を導入するというニュース。1編成に2室ということで、場所的にはグリーン車車両に設置するのかな。記事中気になるのは「個室専用のWi-Fi」というもの。単にSSIDが個室施用なだけなのか、外部接続含めて専用の回線を設置するのか、その当たり気になる。

と言うか、新幹線の車内Wi-Fi、もっと接続性を改善して欲しいよなぁ。調子が良いときは結構繋がっているんだけれど、駄目な的には本当に繋がらなくて、諦めてWANでテザリングする事もまだまだありますからね。正直、ANAの国内線機内Wi-Fiの方が、接続性も使用感も優れていると思う。多分、それなりの料金の個室は別にしても、一般車両だとか「S-Work」と銘打っている7号車の車内Wi-Fiは早急に改善して欲しい。

ところで、リニア新幹線のWi-Fiってどうするんだろうか。東海道新幹線以上にトンネルが多いし、スピードもかなり早いから、ハンドオーバーだって大変だろうし。少し前に、何かの実験で接続出来るようにしたみたいな記事を読んだ記憶があるんですが、その前に東海道新幹線を実用レベルに改善して欲しいなぁ。

最近では、こだま/ひかりでもN700Sが回ってくることも増えてきていて、そうなれば設備的にはちゃんとした機材を搭載しているのだろうから、そこはのぞみではなくてそれ相応のサービスを提供して欲しいですよね。最悪、こだまは別にしてもひかりはのぞみ相当のサービスをして欲しい。利益を上げるために、こう言う差別化していくことは必要だと思うし理解は出来るけれど、基本的な部分のサービスに関してはそれに応じてしっかり底上げしてくれないと。 

2024年4月17日

目覚まし雷

昨日はちょっと気温は下がったものの、日中は半袖シャツでも問題無いくらいの気候。ところが今日の予報は「雨のち晴」で、前日は「あぁ、明日は雨かぁ」と思いつつベッドに入ったんですが、明け方雷の音で目が覚めました。朝の4時位かなぁ、「ゴロゴロ」という音で目が覚め、暫くするとどこかに落ちたのか「ドーン」という音も。暫くすると、結構強めの雨が古尾とも加わって、朝から嵐の様相になりました。雷自体は、1時間位で東に移動したのか静かになりましたが、雨はその後も続いていていましたが、朝通院のために家を出る頃には青空が戻り、この後お昼くらいには雨が降ったから湿度も上がり蒸し暑くなるらしいけれど、何とも落ち着かない天気です。

まだ4月も前半というのに、昼間は初夏を思わせるくらいの天候が続き、場所によっては夏日は勿論、30度越えの場所も有るみたいで、このままでは今年の夏はどうなるのか今から心配になるほど。今年は、桜の開花も珍しく4月に入って入学式の頃に間に合ったところも多かったようですが、やはり毎年少しずつ暑くなっている気がしますね。少し前も、日中はそれなりに暑くなっても、朝夕は結構冷え込む気温差の激しい日が続きましたが、ここ最近はその気温差も縮まっていて、朝でも17度とか18度とかになっていて、もう暖房器具(ガスファンヒーター)は掃除をして仕舞い込んでも良いかもしれない。代わりに、扇風機の用意を考えないといけないけれど、1台昨年調子の悪い物があったから、様子を見て買替えも考えないといけないかも。

ここの所は晴の天気が続いていたので、ほぼ毎週末している車の洗車も2週間くらいは毛叩きで埃を払うくらいで何とか維持していましたが、今日の雨で微妙に積もっていた埃がスケールになりそう。この週末は必ず洗車しないといけないけれど、日曜日はまた雨の予報なんですよね。まぁ、その日曜日の雨でスケールが増えないように前日洗車するのは問題無いけれど、やはり洗車した翌日に雨というのは気持ち的にちょっと萎えます。

今年のG.W.の天気はどうなんだろうか。5月3日から5日は浜松祭りで浜松市内は機能停止になるんですが、例年そんなに天気は崩れること無く結構良い天気が続いていて凧も揚がっている気がするんですよね。勿論、雨の日の年もあってそれでも凧を揚げる猛者もいるけれど、やはり子供の誕生を祝って上げるものだけに青空に向かって凧は揚げたいところ。G.W.直前の来週末までの予報を見ると、どうもこの日曜日から一週間は雨模様のはっきりしない天気が続く様子。その翌週にはいろいろ用事もあるので、雨は来週の内に降っておいて、その翌週は何とか天気が戻って欲しいなぁ。いずれにしても、今日は雷で早くに目が覚めてしまったので、昼寝が必要かも(笑)。

リニアと東海道新幹線

大村、鈴木、2候補による県知事選挙戦が事実上きまった今回、両陣営とも支援団体・組織確保に躍起で、今日明日にはある意味鍵を握るであろう連合静岡の支持候補がどちらかに決まるらしい。この決定に、立憲民主系、国民民主系等も同調するという事で、これら勢力が良くも悪くも川勝県政を支えていたことを考えると、やはりその勢力は侮れない。一方、それら勢力とは対決勢力となる自民党系の組織は、静岡市議団は大村氏支持、鈴木氏浜松の浜松市議団はまだどちらか決め切れていない状態。ただ県連としては鈴木氏支持との事で、これからどの様に摺り合わせてどちらかを支援するのか大変そう。

政治に興味が無い事も会って、正直今回の候補の大村氏が何で急に手を上げて県知事候補として登場したのか、その背景が良く分からない。例えば直近まで副知事をしていて、川勝県政を継続するために出馬するとか言うならまだ分かる。でも、彼が副知事だったのは2010年1月から2011年12月までだったかな、もう10年以上前の話だし、その後は総務省に戻っているわけで、正直なところ静岡県の政治に詳しいとは思えないし。総務省での部署では地方自治体との繋がりもあったらしく、そう言う意味では全く空白期間という事でも無かったらしいけれど、でも何か不自然さを感じるんですよね、個人的には。

今回の選挙では、リニア新幹線の静岡工区工事に関しての立場が一つの選択しになりそうだけれど、大村氏は慎重な立場で鈴木氏は前向きという感じ。早期工事開始を願っている静岡市以外の沿線自治体は鈴木氏支援なのかな。一方で川勝知事を支援していた川勝ファン層は大村氏なのだろか。ただリニア新幹線に関連して一つ言えるのは、どちらが知事に当選しても、多分「静岡空港直下の東海道新幹線新駅」の話は事実上無くなったと言って良いのでは。掛川駅を潰して代わりに「空港新駅」を作るならまだしも、そんなことをしたら掛川市民が反乱を起こすだろうし(笑)。それに、仮に新駅を設置したとしても、こだま号しか泊まれない駅になりそうだし、それって「空港直下に新幹線駅がある」と言うだけで実際にはそんなにメリットは無いと思う。それよりも、空港から静岡方面とか浜松方面へ直線的に移動出来る直結道路開設の方が有効なんじゃ無いだろうか。

川勝知事辞任理由が、それまでの舌禍の積み重ねと言うよりは、自分では「リニア問題に解決の糸口を付けた=延期させた」という事なので、正直県民からの不満や支持率的かを理由に辞任したというわけではない。ただ、だからとって、両候補ともに川勝県政継承という事を言わないのは、やはりそのままでは問題がある批判を受けると言う事をどちらも認識しているからなんでしょうね。私としては、もともとリニア新幹線は東京都名古屋を直線距離で結びたい路線想定なのだから、静岡県を通過するにしても北側山間部の過疎地域を通過するしか無い。仮にそこに駅を設置しても、そこに行くまでに1時間2時間かかってしまうわけで、それならば現在の東海道新幹線を充実させた方がよほど県に対しての利益は大きいはず。どちらの候補が当選するにしても、そう言うより現実的かつ前向きな県政を進めて欲しいですよね。

2024年4月16日

厄介者

仙台市のゴルフ場跡地に設置されたメガソーラー発電所で火災が発生し、太陽光発電という性質上水を掛けて背負うかが出来ないために、延焼するがままの状態が続いている事件。漏電したり感電したりするから水での消火は出来ないだろうけど、例えば泡消火器みたいなものとか投入できないのだろうか。ソーラーパネル火災は、例えば住宅の屋根に設置しているような場合でも、ひとたびその住宅が火事になると放水が出来ずに消火作業に苦労する様子は何度かメディアでも報道されているけれど、こういうメガソーラー発電所のように専門設備の場合は、万一の場合の消火設備とか安全装置みたいなものも義務化しないといけないのでは。

このメガソーラー発電所は、廃業したゴルフ場跡地を利用して太陽光発電パネルを敷き詰めたものらしい。ここ最近TLには、釧路湿原に大規模なソーラーパネルが設置されていて自然破壊環境破壊みたいな話題が流れていたけれど、ああいう無理に設置するよりは「ゴルフ場跡地」という既に開拓されている大規模な敷地を利用して太陽光発電をすることは悪い事では無いと思う。浜松市内でも、北の方の山間の地域に行くと「何でそんな場所に」と感じるような山肌に突然太陽光発電パネルが並んでいる様子を見ることが良くありますが、幾ら空き地利用とはいえあんな場所にパネルを敷き詰めて、後々どうするんだろうかと他人事ながら心配になります。台風と地震があれば、その場所が崩れたりしても多分復旧工事は出来なくてそのまま放置されるだけなんじゃ無いだろうか。

太陽光発電は、東日本大震災の直後に「脱原子力」という事で急に注目を集めて、しかも想定外のFIT制度もあって一気に全国に拡散したけれど、今でもあれって某社の陰謀があったんじゃ無いかと言う気になるくらい不自然な政策に感じます。一番問題なのは、「太陽光発電=正義」みたいな意識が何となく植え付けられていて、太陽光発電のためなら何でも許されるみたいな風潮が生まれて続いていること。今回の様な事故が発生したら、実は手が付けられないくらい面倒な装置だし、さらに廃棄するにしても問題が多いわけで、とても「自然に優しい発電」なんて言ってられないものだと思う。いつのまにか日本は世界でも有数の太陽光発電大国になっているらしいけれど、それにしては肝心な自然対策だとか安全対策が余りにお粗末。制度設計から、やり直す必要が有るんじゃ無いだろうか。

少し前にアメリカで皆既日食があって、その時には全米中の太陽光発電がゼロになったとニュースで言っていたけれど、あれだって大きなリスクですよね。いゃ皆既日食なんて数年に一回世界のどこかで起こる程度で、日本で頻繁に発生するものじゃ無いと言われるだろうけど、例えば梅雨時の日がささない時期だとか曇りがちの日が多かったりすれば同様のリスクは発生するわけで、さらに日本の場合は台風の影響も大きいから、日照問題だけでなく台風に対しての対策だって実は地震対策同様しっかりしないといけないはず。それ以上に今回の様な火災被害の場合は、どこの太陽光パネルにも存在するリスクで、効果的な消火方法が無いから、パネル自体が燃え尽きるまで放置するしか無い。その間に有害物質のガスは発生するだろうし、大体何時間何日も傘が続くことは大きな問題のはず。自分自身自宅に太陽光パネルを設置する気持ちはさらさら無いけれど、今回の仙台の火事のニュースを見ていると、ますますこの人は厄介者だなぁという認識が強くなりました。真面目な話、太陽光発電や太陽光パネルに関しての法整備を、今一度ちゃんとやる必要が有るんじゃ無いだろうか。裏金問題なんかよりも、よほど大きな生活に直結する問題だと思う。

二候補

川勝平太県知事の辞任による静岡県知事選挙は、5月9日告示・26日投開票が決まり、事前に出馬表明をしていた元副知事の大村慎一氏が正式に出馬を表明。また、出馬の意向を示していた前浜松市長の鈴木康友氏も正式に出馬を表明して、二候補の出馬が決まることに。ある意味、川勝知事から出馬以来受けたような形の、渡辺周衆議院議員は、一時は知事選出馬への意向を示した物の、所属政党の立憲民主党からは思いとどまるように説得されて出馬は断念。事実上、大村・鈴木の二人の候補による一騎打ちで選挙が行われることに。

大村氏は、ここ最近よく地元のローカルニュースにも頻繁に登場しているので、何となく「こんな副知事さんいたかなあ」という印象を受ける程度に、記憶的には薄い存在。2010年1月に県総務部長から副知事に就任して、確か2年も経たずに総務省に戻ったんじゃ無かったかな。今の静岡市長の難波さんなんかは、副知事時代もリニア問題で事実上川勝知事の代理として県側の先頭に立っていたから、今でも結構知名度も高いと思うけれど、この大村氏は記憶に無い。今回いち早く立候補表明したのが意外なくらい。県中部経済界(=鈴与)の強力なプッシュがあったとのことだけれど、県民から見たら印象は薄いんじゃ無いだろうか。

一方の鈴木氏は、浜松市長時代は西部では誰でも知っている市長の一人と言って良く、ただその分中部・東部での知名度が今ひとつと言うのも事実だと思う。市長時代の一番注力したのが、しないの区画再編成(7区→3区)と言う事も有り、やはり浜松市以外の地域への知名度浸透はそんなに高くない。それでも、現在の中野市長に交代するまでは「鈴木浜松市長」という見出しがそれなりにメディアにも登場しているし、県内二つの政令指定都市の首長として、当時の田辺静岡市長と並んでメディアに登場する事も多かったから、それなりに県内の知名度は高いと思う。これで渡辺周氏が出馬していたら、かれは東部が地盤だから、東・中・西と県内を三分割した選挙戦が展開されて、かなり僅差の戦いになりそうだけれど、こういう構図になるとそれぞれ地元の西部と中部は押さえるとして、東部の票田をどう切り崩していくのかが勝敗の分かれ目になりそう。

どちらの候補も、選挙公約に関してはそれ程違いは感じられず、一番の問題であるリニアに関しては、どちらも「進める」方向だし、それ以外の経済等の話もそんなに違いは無い。鈴木氏の場合は、浜松市長時代にあった県営浜松球場問題で、こちらもドーム型で建設を進めるような話をして、さらに周辺開発を浜松市と一緒に進めるみたいなアイデアも披露していたけれど、大村氏の場合は東静岡駅周辺の開発とか、その当たりで対抗するんだろうか。となると、東部地域、御殿場とか伊豆半島とか、その当たりの話が、やっぱり二人にとっては肝になりそう。そう言う意味では、隣接地域の中部地方地盤の大村氏が少しゆうりなのかも。一月少し後には次の県知事が決まるわけですが、どちらが知事になっても前向きに前進するような施策をどんどん進めて欲しい。まぁ、個人的には地元だし高校の先輩でもある鈴木氏に県知事になって欲しいけれど(笑)。 

2024年4月15日

ギャンブルの怖さ

水原一平氏による大谷翔平選手の銀行口座からの窃盗容疑に関してのニュースが、この週末も色々な形で報道されています。まぁ、素人ながら色々感じる事思うことも多いのだけれど、その中でも金額の大きさが文字通り「桁違い」だなぁというのは一番実感するところ。最初の頃に報道されていた4億5千万円というのも大きな金額だけれど、それが25億円とか膨らみ、45置くか円になり、現在は約60億円位の負債が発生したと言われています。

その約60億円の負債に関しては、ギャンブルで220億円近くの勝ちがあった一方、負け額は約280億円という収支らしい。いゃいゃ、どうやったら280億円も失うことが出来るのか分からないけれど、一方で思うのは、とは言っても220億円近くも掛けに勝って賞金を受け取っていたと言う事。若しかしたら収支がプラスになる瞬間も有ったのかもしれないけれど、これが280億円まるまるマイナスなら直ぐに諦めも付くだろうけど、時には何千万あるいは何億という「勝ち」を経験したら、やはり多少負けが込んでいても「次は取り返せる」という根拠の無い自信は生まれてくるでしょうね。所謂「成功体験」のダークな一面だと思う。

「成功体験」というのは、生きていく上であるいはビジネスでも重要な要素で、何か仕事で大きな結果を出すとか、凄い商品を開発・発明するような事で無くても、例えば日々の貢献が上司から認められるとか、自分が関わった部分に関してお客様からお目の言葉を頂くみたいな、本当に些細なことでも嬉しいわけで、それが次の行動や仕事への大きな動機付けにもなります。仕事の場合だと、実は失敗を有る程度経験しないと本当に必要な製品・機能・デザインって、なかなか生まれないもの。中には、一発で凄い製品開発をする人もあるけれど、じゃぁそれがずっと続くかという塗装でも無い。結構その「一発」の遺産で、その後食いつなぐ人も少なくないと思います。ノーベル賞の発明・発見のきっかけを聞いても、殆どの場合は失敗した実験から生まれたり、意図しない手順から生まれてくる場合が多いわけで、そう言う事も大切。そして、そんな中で成果が生まれてくる「成功体験」が次への挑戦への意欲を生み出すんですよね。

ただ、今回の様に「成功体験」がさらに次へのそして負債を取り返すための大きな賭(Bet)になってしまうと、殆どの場合それはマイナスの結果した生まないもの。せっかくプラスに転じていても、どんどんそれが減っていきマイナスになり、それを取り返すためにますます賭け金額を上げてさらには待っていく悪循環しか生まない。「成功体験」が、次の挑戦へのきっかけになるのでは無く、更に奈落の底ー転落する「罠」になるという皮肉なんですよねぇ。今回の事件では、銀行側のミスも指摘されていて、それに対して損害賠償が請求されると、負債額の3倍位の懲罰的罰金が課せられるかもと言う話も。1万数千回も「Otani」名義で怪しいアカウントへの送金が発生しているのに、何も手立てを講じなかったというのが銀行側のミスという事らしい。ただ、捜査機関の目的は、今回の賭博組織の胴元の摘発で、その為に捜査協力をすれば水原氏の刑罰も減刑されるカモという話も有るらしいけれど、それでも何年かの禁固刑やそれなりの額の罰金刑は免れないだろうから、彼の人生はこれから大変でしょうね。一番の被害者は、勿論大谷選手だけれど、それと同じ位家族が可哀想な気がする。いずれにしても、これで本格的に大谷選手が野球に専念できることが一番ですよね。

2024年4月14日

North Carolina

アメリカ合衆国を訪問中の岸田総理が、North Carolina州のトヨタのバッテリー工場と、ホンダエアクラフトの組み立て工場を訪問して、さらに現地の日本人学校等も訪問したらしい。"North Carolina"と言えば、仕事で何度も出張した先で、社会人になって4年目に初めて生かされた海外出張先が、North CarolineのUS研究所でした。2週間程度の短い出張だったけれど、いゃぁ大変でした。その後は、Floridaの研究所へ半年くらい行った後に、拠点がFloridaからこのNorth Carolinaへ移転したこともあり、以降はこちらに行くことが多くなりました。酷いときには、足かけ3年にわたって、3ヶ月毎に日米を行ったり来たりして、もう一年中時差ぼけみたいな状態になった時もありました。 

私の出張先は、North Carolina州の州都でいるRaleighと隣りのDurhamの間に作られた巨大な工業団地RTP (Raleigh Triangle Park)に有ったんで、この周辺は生活の拠点の場。ただ、その頃はもう30年以上前の話なのでトヨタのバッテリー工場もまだ無いし、ホンダジェット何て影も形も無い時代。色々な場所に一日で移動しているので、どの辺だろうと思ったら、ホンダジェットはDurhamのさらに西のGreensboroで、トヨタのバッテリー工場もGreensboro近郊にるんですね。日本人留学生などとの懇親会は、NCSU (North Carolina State University/ノースカロライナ州立大学)の中の設備で行われたようですが、NCSUは州とRaleighにあるから、車で1時間位の移動かな。

North Carolineは、元々は農業州でしたが、工業化を狙ってRDU (Raleigh-Durham International Airport)近くにRTPという巨大な工業団地を作って企業誘致をして成功した場所。Durhamは、確か煙草の葉の集散地として有名で、今のJT (Japan Tabaco)の人は、当時も良く街中で出会ったりしましたねえ。あと、味の素の施設もあったような気がする。確かRaleighは、当時の「全米で住みたい町ランキング」で10位以内に入っていたんじゃ無いかな。実は日本人入植地でもあって、入植者の記録館記念館みたいな施設があったと思うし、"Yamato Road"という道もありましたねぇ。全米の中では、正直田舎の方の場所だけれど、結構日本企業も進出していて比較的日本人が多く見られた場所でも有ったと思います。ただ、観光地とは言えずに、東の大西洋に出れば、ライト兄弟が初めて飛行に成功したキティーホークの海岸があるくらい。

NFLのCarolina Panthersのホームでもあるけれど、Panthersの拠点は南野South Carolinaとの州境に近いCharlotteにあって、こちらは経済の中心地がかなり大きな街なんですよね。実は、Panthersが誕生して直ぐくらいに一度スタジアムに試合観戦に行ったことがあるし、空港だけならば乗り継ぎで利用したこともあるなぁ。ここにはNBAのCharlotte Hornetsもありますね。NHLでも、Carolina HurricanesがRaleighにあり、MLB以外のメジャースポーツチームが揃っている地域でもあるんですよね。自分が一番長く生活したアメリカ国内の場所でも有るので、日本ではそんなに馴染み有る場所では無いと思いますが、個人的には結構懐かしく思う場所でも有ります。でも、もし老後を送るのであれば、暖かいFloridaの方が良いなぁ(裏切り者-笑)。

2024年4月13日

身の潔白は証明されたけれど...

XのTLに、水原一平氏に関しての訴状へのリンクを紹介していた記事があったので、そこから訴状を落として内容を見てみました。と言うか、一部ずつですが翻訳した文賞も書かれているけれど、私の拙い英語能力でも「こりゃぁ、酷いなぁ」と感じるほど、この事件は最初の印象(素朴な願い?)から程遠いものだと認識させられました。 

大雑把にまとめると、

  1. 2018年にエンジェルス入団時に作成した、給与振り込み用銀行口座開設に水原氏も(通訳として)立会、それによって口座アクセスに必要な情報も入手していた
  2. 口座の設定を変更して、大谷選手には分からないように口座の資金を流用して、ギャンブルにのめり込んでいた
  3. 会計士などへは、大谷選手が望んでいないと拒絶をし、大谷選手は知られないように工作していた
  4. 銀行からの問い合わせなどの対応は、自身が大谷選手に成りすましした事もあったらしい
  5. 野球賭博にだけは手を出さなかったけれど、それ以外の賭博や、さらにはトレーディングカード等の転売などにも利用していた
  6. 結果、210億円位勝ったけれど、280億円位負けて、差引70億円位のマイナス状態らしい
実は、最初にこの事件を聞いたときには、偶々ギャンブルの沼に最近はまってしまった水原氏が、つい出来心で大谷選手の口座資金を流用してしまい、それが止められなくなった、位の話かなぁと思っていました。しかも、ここ1年位の間の話だろうと。でも、実際の捜査内容を見ると、長期間にわたりしかもかなりしっかりと胴元とも繋がりがあり、非常に悪質であることは確実。しかも、大谷選手の信頼を悪用して大胆な行為で口座からお金を窃盗しているわけで、なんでこう言う事を裏でやりながら、表ではあれだけ大谷選手の信頼を勝ち取り、それ故に本人自身への人気も大きかったのか、その二面性が良く分からない。「ジキルとハイド」じゃ無いけれど、大谷選手と一緒にいるときが「良い水原さん」で、それ以外の時は「悪い水原さん」という使い分けというのか自然とそういうモードになってしまうんだろうなあ。水原氏の行為が、それだけ完璧だったと言う事なんだろうけど、でも大谷選手の会計担当者とかも幾ら成りすましで騙されていたとはいえ、何で直接確認したりする事が無かったのだろうか。大谷選手と話をするときには、どうしても間に通訳の水原氏が入ることになるから、そこで上手くかわされてしまったんだろうか。

今回の報告書で、大谷選手の潔白は完全に確認されて、ちらほら散見された大谷選手共犯説とかは一蹴されたわけだけれど、大谷選手本人にとってはやりきれないでしょうね。TLでも言われているけれど、本当に支えてくれる奥様の存在が唯一の救いかもしれない。その水原氏、全てを認めて更なる捜査に対して協力することで、それなりの減刑が期待出来るそうだけれど、仮に刑期を完了して社会に戻っても、社会生活に復帰できるのだろうか。これが一般的な詐欺罪とかなら、まぁ世間も忘れてくれるだろうけど、大谷選手を相手の詐欺行為の本人となると、10年20年過ぎても世の中は記憶している気がするなぁ。お父様が米国で寿司職人をしていて、水原氏も以前は経験があるらしいけれど、そういう方向で社会復帰するしか無いかも。もうどんな形でもよりを戻すことは出来ない事は確実なわけで、それならそれで多分捜査機関の本命である違法ギャンブル組織撲滅の強力とか、最後には何か貢献して終わって欲しいですよね。後は、これでスッキリして、大谷選手が昨シーズン以上の活躍をすることを祈るばかりです。まだまだシーズンは始まったばかり。彼の活躍を、夏くらいには観に行きたいなぁ。

2024年4月12日

岸田首相のスピーチ

ネットで話題になっていた、岸田首相の日部首脳公式晩餐会での完敗のスピーチ。その全部を掲載しているこのページで映像を何度か見てみましたが、なるほど、この内容は100点満点で99点は上げて良いのかもしれない。 -1点は、途中ちょっと噛んだところ(笑)。岸田氏の英語でのスピーチに対して、冗談を言えばリアルタイムで笑いが生まれてくるし、広島由来の逸話などの部分でも、簡単の声が同じくリアルタイムで流れてくるので、やはり内容だけで無く岸田氏の英語能力もしっかりしている証拠だと思いますね。

最初の「自分のスピーチは短い」「有名人が多すぎて困った」みたいな軽い冗談で笑いを取りアイキャッチを取ると、そこからG7の開催された広島へと繋げて伏線を設定して、最後にスタートレックネタ続きでジョージタケイ氏のネタで締めるのも、よく考えられた話だと思う。これを言いたいがために、スタトレの"Boldly Go."を出したのか、スタトレからジョージタケイ氏のルーツに偶々気がついたのか、そこは不明だけれど、最初の多くの日系移民が広島出身という話しから、それがスタトレに繋がることが、このスピーチでも強調しているより堅固な日米同盟とそこからの将来を次の世代に繋げるという主旨のある意味証明にもなっているわけですからね。

第二次安倍政権が誕生して、国際外交を中心施策の一つにした時、各国訪問した際のスピーチが素晴らしい、よく練られていると話題になったけれど、岸田総理にもそう言う優秀なスピーチライターが付いているんでしょうね。ただ、岸田さんは日本語で話しをしている時にも、結構言い間違いというか言葉を噛むような部分が何度かあって、それが気になります。今回の英語スピーチは、それ程酷くなかったけれど、それでも1~2箇所ちょっと言い間違いっぽい箇所があるのがちょっと気になるけれど、まぁそれ以外の部分で大きく受けも取っているし、感心もされているし、かなり台精巧な内容のスピーチじゃないだろうか。やはりアメリカ人からしたら、日本語でどんなに感銘的なスピーチをされても、その翻訳を聞いているのでは感動も半減してしまうだろうし、どうしても解釈して反応するのでの時差もあるでしょうし。

スタトレの話を出したのは、今回の訪問で発表された、日米共同の月面探査計画に、日本から二人の宇宙飛行士が参加して、さらにトヨタが居住可能な月面探査車を開発するという話題もあったからなんでしょうね。スタトレの世界観には、まだまだ届かないけれど、若しかしたらコクレーンがワープエンジンを開発する手前くらいまでの時代には迫っているかも。でもあの時代設定は「第三次世界多戦後の荒廃した世界」なので、となると日米とどこかが戦争をするような事態が近いという事なのだろうか。まぁ、そっちの予想は必ず外れ欲しいけれど。いずれにしても、このスピーチが今回の訪米で最大の実績になったりして。

HND-HNL/-NRT (10) - 備忘録

今回も大きなトラブル無く無事に旅行を完了することが出来ました。年齢の事もあり、だんだんと遠出するのがきつくなる反面、特にデジタル化によるサービス向上も進んでいて、もう少し筋トレをして体力を付ければ、まだまだ弾丸トラベラーも維持出来そうかも(知らんけど-笑)。デジタル化されている分野は大体がそうですが、以前なら当たり前の事が次の機会にはもう陳腐化しており、追いつくだけでも大変。次の旅行予定は、今の所10月のSingapioreですが、UA MP 1KのUA 4区画利用のためにも、その前に一度はUS本土へ飛びたいと思っているので、何度か旅行機会があるかも。その為にも、今回得た気付きとか反省点を最後にまとめておくことにします。

  1.  羽田空港第2ターミナル(T2)国際線フロアー
    今回初めて利用したT2の国際線フロアー。オープンした時にはかなり期待感が高くて、でも直ぐにコロナ禍で閉鎖されて、やっと再開してくれた場所。今回初めて実際に利用してみましたが、期待感が高かっただけにちょっと失望感も大きかったかなぁと言う印象です。
    1. T2の国際線フロアーなので、チェックインカウンターはANAだけで分かりやすい(笑)。記事にも書きましたが、何故か「Pカウンター」から始まっているのは、やはりT1と連結して、ここに更に大きな国際線用ターミナルを作る事を想定していたからなんでしょうね。となると、AからOまでは15文字なので、現在の7~8倍位の規模になるのかな? それまでは、こぢんまりとして分かりやすいと思うけれど、それだけ規模が小さいので、売店とかラウンジとかは不便かも。
    2. やはり別記事にも書きましたが、T2のANA Suite Loungeは色々工夫はしている印象は受けるけれど、ちょっとその仕組みというかサービスにはガッカリ。ただ、ラウンジと出発ゲートが近いのは良いけれど。
    3. 最大のメリットは、ANA同士での国際線-国内線の乗り継ぎでしょうね。それ以外では、自分的にはあまりT2国際線ターミナルのメリットは感じられませんでした
  2. 利用機材
    今回往路(HND-HNL)はB787、復路(HNL-NRT)はA380を利用しました。
    1. B787は中距離国際線用の機材で、シートは今や古いタイプになってしまった「スタッガードシート」。B787用なので横幅も少し狭くて、正直「棺桶感」が強いシートでした。また、フルフラットのはずなんだけれど、フラットにしても座席の凸凹が一寸気になる感じ。人間の慣れは恐ろしい物で、このシートではもう感激しなくなってしまいました。
    2. 一方復路のA380は、シート自体はB787よりも少し広いタイプのシート。B777-200に搭載された最新型の個室タイプのThe Roomシートには劣るけれど、少し広さも合ってリラックス度ではB787よりは良かったですね。そう言う意味では、ハワイ往復は成田発着で利用したほうが、満足感は高いかなぁという印象。
    3. ただ、往路便は最初から最後まで殆ど寝ているだけなので、多少狭くても寝るのには支障ないと思えば、アクセスの利便性が良い羽田発の方が便利かも。それと、飛んでいる3便の中では一番遅くホノルルに到着するので、空港に到着してそこからホテルに移動すると、大体お昼少し前位なので、現地に到着してその後活動したい場合には一番楽かもしれませんね。
    4. ちょっとショックだったのが、機内で出される食事前のお絞りが、不織布の紙ナプキンに変わっていたこと。あの暖かいというか熱々のお絞りって、結構気持ちも良いし特に帰国便で寝起きに熱々のお絞りで顔を拭けると、かなりさっぱりするのに。コストダウンとリソース削減の結果なんだけれど、SDGs的には逆行するんじゃないの。使い捨てのお絞りよりは、(多分)再利用出来る布製のお絞りの方が環境に優しい気がするんだけれど。
  3. データ通信
    これも記事に書きましたが、現地到着後直ぐにアクセス出来る通信手段(ネットワークアクセス)は、もう必須。これまでなら、空港でレンタルWi-Fiを入手して、現地でそれを使うと言うのが「標準手段」だったと思いますが、例えば家族やグループでポケットWi-Fiを共有する場合等は、それも有利かもしれない。個人で移動して個人でアクセスする場合は、今回の様にeSIMを利用するか、例えばdocomoのahamoのようにローミングサービスで実質国内料金の範囲で利用するとか、その人の都合なり環境で対応すれば良いと思います。現在は、多分マップ機能や位置情報取得等でデータ使用量も昔より大きいと思いますが、今後はAI利用での例えば翻訳サービスとかレコメンド機能利用とか、さらにデータ量消費は大きくなると思うので、そうなると悩ましい事にまたなりそう。
  4. Google Mapは必須
    自分の不勉強を痛感したのが、Google Mapの利便性。いゃ本当に「NAVITIMEいらないじゃん」と感じる位。まぁ、国内ならば色々便利なサービスやアプリがあるから、知らないのも仕方ない気がするんですが、やはりアメリカ国内で移動する場合には、もう手放せない感じ。実は最初「ルート検索」のやり方が良く分からなくて、何回かトライしたんですが、その後は「ふむふむ」と一応使いこなせる状態に。感激したのは、ほぼリアルタイムで反映してくれるのは便利。さらに、「Live View」機能だと目の前の様子を映しながら、「右」とか「左」とか道案内してくれる機能も今回初めて知りました。いゃぁ、もっと精進しないと(笑)。ただ、その分データ使用量はますます増えそうですね。
  5. 円安・物価高
    円安による為替レートの高騰も痛いけれど、明らかに現地の物価も数年前と比べて上がっているのも事実。一番顕著なのはホテル代だけれど、これが以前くらいに下がることは期待出来ないので、工夫しないと今後厳しそう。今回はHiltonをポイントで宿泊したら、リゾートフィーが掛からないのでUS$50位のセービングになったわけですが、これも一つのアイデアなのかなぁ。悩ましい所です。今回特に感じたのは、やはり食事の代金で、以前ならフードコートで食べたら、一桁US$(例えばUS$8とか)だった物が、普通に二桁US$10台ですからね。レストランの食事だって、以前ならば「今日はちょっと食べすぎ・飲み過ぎたなぁ」と思った場合でも、US$50を越えることは無かったけれど、今回は食事1品にビールでもUS$60(Tax/Chip込みでUS$75)。コロナ禍直前と比較しても1.5~1.7倍位違う印象です。
  6. 空港混雑
    成田空港での大混雑は、これまで30年以上空港を利用してきた身としても最大の物と言っても良いくらいの感じでした。入国審査場が審査待ちの訪日外国人で溢れる様子は何度か見ていますが、それが溢れて検疫ブースの外にまで行列が出来ていたのは初めて見ました。その為、入国審査場のまん中やや5サテよりにある、日本人向けの顔認証ブースになかなかたどり着けない。あれ、やっぱり5サテから来た経路と、それ以外の反対側から来た経路、審査場の左右端に設置して欲しいですね。いずれにしても、今の審査場のスペース不足が根本原因だから、あそこをもっと拡張しないと改善されないだろうけれど、成田空港の拡張工事や新ターミナルビルの建設も計画にはいっているので、わざわざ投資することは無いだろうなぁ。となると、あと10年位はあのままなのか。ますますオーバーフローは厳しくなりそう。

次の予定は10月のシンガポール行きまで未定。6月か7月位にどこか行きたいなぁ。出来れば、アメリカ本土へ渡って、UA MPの要件である、UA運今便4区画利用も達成しておきたいところ。G.W.は時間が有るから、じっくり検討してみることにします。()

2024年4月11日

HND-HNL/-NRT (9) - 帰国日(2)

名残惜しさを感じつつ機内でミモザを頂いている内に、どんどん乗客も搭乗してきます。ビジネスクラスの席は、前の方はびっしり埋まっていましたが、離陸後トイレで後ろに移動してみたら結構空席が残っていました。時期にもよるだろうけど、プレエコくらいを購入して、アップグレードポイントを利用するのも良いかなとちょっと思います。

A380は巨大な機体ですが、2Fに一箇所、1Fに多分二箇所、計3台のボーディングブリッジ(PBB)が接続しているので、搭乗時間は結構早いですよね。ドアクローズまで30分位で、プッシュバックが始まったのは定刻(11:35)よりも早い11:30頃でした。暫くして機体は海沿いの滑走路へ向かって行きます。ここは2本の主平行滑走路と、それと斜めに交差する短めの平行滑走路がありますが、着陸はターミナルに近い地上部分のRW08L/26Rを使用し、離陸は海側のRW08R/26Lを使用するようになっているようです。この日もテチテチと海沿いに移動して、滑走路に正対すると直ぐに離陸開始となりました。流石に大型機のA380、B777と比べても離陸滑走時間は長いし、浮き上がる時の感じも「よっこらしょ」という感じです。離陸したのが11:50と普段よりも早めの出発なので、成田到着も早めになりそうな期待が生まれます。

暫くしてミールサービスが始まり、まずはANA名物のアミューズと飲み物のサービス。私は、このANAのアミューズで、特にチーズバーとか、苦手なものに良く当たるんですが、今回はポキのサラダと生ハムのブルスケッタみたいなもので、これは自分の好みにあっていて楽しめました。ただ続いてオーダーしたメインですが、前菜、メイン、デザートと、全部トレーに乗せられてワンプレートで配布されたのにはガッカリ。前菜で、もう一杯白ワインを飲んで、その後メインのステーキは赤ワインで、と事前に作っていたPlan-Aが失敗です(苦笑)。コロナ禍前だと、前菜のプレートにパンとか乗せて、それを食べ終わると前菜のお皿を下げてメインのお皿と差し替えていたと思うけどなぁ。大体、前菜にまだ手を付けていないのに、いきなり暖めたメインのステーキを出されても、メインを食べる頃には冷めてしまうだろうし。仕方が無いので、最初にまずステーキを一口頂き、その後前菜を少し食べて、またステーキに戻ってみたいな食べ方をしましたが、どうも不満です。特に、ANAには珍しくこのステーキの焼き加減もミディアムレアで丁度良かったし、ソースもタマネギの甘みのあるソースで美味しかっただけに残念。また、食べ始めたところで、デザートのアイスクリーム(ハーゲンダッツ)を配り始めていて、新幹線のアイスみたいにカチカチに凍っているのかと思ったらそんなでもなく、実際に食事が終わって食べる頃には結構溶けてしまい、これも残念。コロナ禍後の効率化や省力化の為もあるんでしょうけど、ミールサービスがどんどんつまらなくなっている気がします。それは自由にオーダーできる軽食メニューにも表れていて、一時期と比べると品数が減っている気がするし。そうそう、そのハーゲンダッツ(バニラ)はアメリカ製でしたが、日本の同じ物と比べるとカップサイズが大きくて(深くて)、1.5倍位分量が合ったと思います。また味も、日本のバニラ味よりもあっさりしている感じで、個人的には量は多いけれど味はこっちの方が好みかなと感じました。

食事の後は、ここに来てワインが利いたのか眠気が襲ってきたので、シートを倒して暫く休みました。目が覚めた時は、成田まで2時間位のところで、気がついたCAさんに「何か軽食でも」と言われましたが、特に食べたいものも無いのでそのまま着陸までウトウトしながら過ごします。房総半島の銚子沖くらいから少し揺れてきましたが、ぐるっと反時計回りに成田空港へアプローチすると、A滑走路のRW16Rへ着陸したのが丁度15:00でした。着陸しても、やはり機体が大きくて重いからか結構制動距離がかかり4サテをかなり通り過ぎてから左手の誘導路に出ると、45番ゲートを目指します。それでも、一番近いゲートなので15:06にはゲートインをして無事に到着しました。

2Fのボーディングブリッジは、まずはFirst Class優先で乗客が降りてからBusiness Classの乗客が外に出ます。入国審査場は中央ビルに有るので、4サテ→3サテ→中央ビルと長い距離を移動して、入国審査場のある1階下に降りるエスカレーターに乗ったらビックリ。その手前にある検疫ブースをはるかにはみ出て入国審査待ちの行列が長く伸びています。どうも、外国人の入国者がオーバーフローしているようで、空港の男性係員が「日本のパスポート保有者は、こちらを通ってください」と"Crew"用の通路に誘導する様な状態。その先も通路一杯に順番待ちの外国人入国者が溢れていて、やはり空港職員の方が「1列分空けてください」と、その奥にある日本人用の入国審査ブースへの動線を開けるのに必死でした。その日本人・日本永住者用の顔認証システムは、待ち時間0で通過。いつもの様にパスポートにスタンプを押して貰い、次は税関の通過です。事前にVisit Japan webで申請書類を準備してあり、着陸して直ぐにスマホを接続して、QRコード画面も準備済み。今回は、有人カウンターが混雑していたけれど、自動ゲートの方は空いているので、そちらへ進むことに。パスポートスキャンをして、QRコードをスキャンして、画面で「OK」をタッチして処理は完了。その後の税関職員の居るゲートも、直ぐに顔認証されてあっと言う間に通過出来ました。以前と比べると、かなり手順が改善されているように思います。これなら、深刻手荷物が無い時はこっちの方が便利だと感じます。で、外に出ると入国した人達やその出迎えの人達等でごった返した状態。正直、成田はカオスだぁと感じた入国でした。こんな状態は、コロナ禍以前のどんどん訪日観光客が急増していた頃以上のように感じます。地下に降りてみると、当然京成とJRの乗り場も混雑していて、インバウンドが増えるのは良いけれど、色々な意味で日本のサービスのキャパオーバーしているんじゃ無いかとも感じられる光景でした。

この後はいつもの様に、成田エクスプレスで品川まで出て、品川で夕食代わりのお弁当を購入して新幹線へ乗り継ぎ。夕方には浜松駅に戻れましたが、なんせ荷物があるので今回はゆったりとタクシーを利用して帰宅しました。今回も特に大きなトラブル無く、無事に旅行することが出来感謝です。(続く...)