2022年10月31日

リモートワーク新時代

PCWatchの記事から、日本マイクロソフトが公開した、品川本社のハイブリッドワーク向け新装オフィスの記事。ここにも、セミナーや会議等で何度か訪問したことがありますが、以前の印象はいかにも「マイクロソフト」らしいデジタル的などちらかというと「無機質」な印象の内装だったけれど、この記事の写真を見ると以前と比べてかなり緑が取り入れられて、自然との融合みたいな事を考えているのだろうか。私はマイクロソフトとの付き合いは、ほぼ自分の仕事の歴史に近いくらい長いのだけれど、残念ながらRedmondの本社には行ったことが無くて、一度位は行きたかったなぁと今でも思っているんですが、あそこも自然豊かなオフィス(キャンパス)だと聞いたけれど、それに雰囲気は近いのだろうか。

日本マイクロソフトでは、Surfaceを初めとしたハードウェアの開発はそんなにやっていないのだろうか。従来通り(オフィスワーク)希望が2%で、完全リモートが35%、ハイブリッドワークが63%という割合は、ソフトウェア会社という前提なら理解出来る割合ですが、Surfaceや最近のVR関係のHMD等のハードウェア製品開発も含まれることを考えると、ちょっと比率が特異的かなぁと言う気もします。弊社の場合は、ハードウェア製品開発が中心ということもあり、全体の半分くらいのチームはオフィスワークが事実上必須な状態で、テストや製品保証部門なども割合としてはオフィスワークしないと、テスト機材や環境が無いので、リモートワークは限定される状態。残り、期間担当者とか自分達のようなソフトウェア関係の部門は、半分以上から8割9割位リモート可能だしリモートワーク希望者が多いのですが、全体的には日本マイクロソフトの割合と真逆な感じかなあ。 

そんな中、弊社でもポストコロナ禍に向けて、今オフィスのレイアウト変更や工事を進めていて、以前固定席制度からフリーアドレス化したVer.1.0から、さらに進める現在のVer.2.0と謳って工事がこれから年末に向けて進みますが、言ったん増やしたフリーアドレスの座席数は変わらないものの、借りているフロアーが増える(増床)されるのに伴い、固定席が増えて行ったりと、ちょっと以前とは逆行するような流れを感じるけれど、まぁ自分のポジションには殆ど変わりないので傍観することにして居ますが(笑)。何度も書いていますが、やはり仕事の内容によっては家庭内で作業することは難しい、不可能な職種も多いわけで、何でもかんでもリモートワークすれば良いというわけでは無い。出来るだけ効率的にオフィススペースを活用することが最優先な訳で、そんな中でオフィス作業が必要な人にはその環境を充実させれば良いし、そうで無いリモートワーク中心の人は、オフィスリソースを例えばフリーアドレス化するなど削減しつつ、そのぶんリモートワーク環境の充実も進めて欲しいと思いますよね。例えば通信費補助等も一つのアイデアだと思うし、後会社支給パソコンをそれなりに高機能なものにするとか、場合によっては正副二台持ちを許すとか。

あと、日本マイクロソフトがリモートワークを進めるのであれば、今のTeamsの改善をもっとやって欲しいなぁ。個人的に一番欲しいのは、まずは発言者が第三者目線(他の参加者)が見えているような画面を手元でモニター出来る仕組み。もう一つは、今のよう一つの画面共有だけでなく、複数の画面共有が出来るようして、複数のプレゼン資料を並べて画面上に表示しつつ話が出来るような機能。Teamsのデスクトップ上に複数表示する(例えばデスクトップ共有して)のではなく、ウィンドーとして複数表示させたい。さらには、iOS16から、MacOSとの連携でiPhoneのカメラをMacOS上取り込んでパソコンの内蔵カメラ的に使用出来るようになったらしいけれど、同様にWindows上でスマホカメラが利用出来るようにして欲しい。それも1台ではなく、複数台をWi-FiかBluetoothで接続して、一度に複数の方向から撮影したカメラ映像を共有出来るようにし欲しい。Windows11からはAndroidアプリが動作するので、その拡張で出来そうな気がするんだけれど。是非日本マイクロソフトには、紺屋の白袴にならないようにして欲しいです。

中国BEV国内進出

少し前に、中国大手の格安電気自動車(BEV)メーカーが、日本にも進出して65万円前後のBEV販売開始するみたいなニュースを聞いたこともあって、ここ最近YouTubeの「お勧め」でBEV系の動画が出るとちょっと見たりしているんですが、実際にBEVを作っている人やグループの意見を聞くと、有る程度成功はするかもしれないけれど、今の軽自動車を置き換える事は難しいのではという意見が多いように感じました。私も、自動車缶池は素人ながらも、事浜松のような地方都市では難しい気がしているんですよね。

専門家の意見としては、まず日本の軽自動車の企画と比べて、今の中国のBEVは横幅が少し長いので、そのままでは軽自動車認定にはならず、普通車扱いのなるとのこと。新たにフレームなどを作り直して、軽自動車の規格(サイズ)に縮めるなら可能だけれど、それだとコストが掛かるので今の低価格での販売は難しくなるのではと言う話。ベースが変われば、上のボディも変わるだろうし、結構なコストアップになるでしょうね。また、サイズ以外にも、安全性とか日本の車検などでの項目も厳しいものが多いだろうから、その部分の補強なり安全対策などでコストアップして、多分100万円位になるんじゃ無いかという話し。BEV等は行政補助があるから、多少のコストアップは実質的にカバー出来る部分も多いだろうけど、そうなると日産が出したサクラ等との差別化が難しくなるのではと言う意見。後は、充電コネクターとか中国国内の仕様と日本の仕様とは違う部分も、国内向けに摺り合わせないといけないし、ハンドル位置にしても右ハンドルにしないと国内では厳しいだろうから、そうするとインパネ等も作り直す必要が有るだろうから、微妙にコストアップになりそう。

確か中国メーカーのBEV等は、バスとか一部のトラックなどでは既に国内に入っていて、実際に使用されていると思うのですが、ああいう特殊な自動車は有る程度纏まった数が集中した場所で使用れるから、メーカー側としても対策しやすいという事も有るんでしょうね。その場合、不特定多数に販売する自家用車と業務用車とでは、メンテナンスコストが大きく異なると思う。そうなる場合に、東京とか大阪のような大都市圏ならまだしも、浜松程度の地方都市やさらに小規模な地方自治体に進出していくのは、資金の面や人材の面で中国メーカーは厳しいんじゃ無いだろうか。既存のディラーなり個人のメンテナンス会社等に依託するという方法はあると思うけれど、コストダウンして居るが故に整備に関しても面倒そうな気がする。それに、田舎の人になればなるほど保守的な傾向があるので新しい物には手を出しづらい、馴染みのあるものに定着すると思うなぁ。また、その新しい物の品質が良くてメンテナンスにも手が掛からないものなら良いけれど、部品入手も大変とかメンテナンスに手間が掛かるとか、そう言うものだと手を出す人も少ないだろうし。

YouTubeの中の動画でも指摘される人が居たけれど、家電商品等は現在では国内メーカーは減少して、中国や韓国メーカーが国内で製品を販売しているから自動車も同様になるのではと言う疑問に対して、家電製品は国内メーカーが品質検査を厳しくしているから日本でも販売出来るみたいな説明をしていて、それは有るよなぁとい私も感じます。OEM/ODMは製造の世界では一般化しているので、物作りのうち「造る」部分は外に出しても、それを商品として「出す」部分に今はメーカーとしての威信が掛かっていると言って良い時代。検査とかデザインとか、そういう部分は疎かに出来ない訳で、外から見えない中の部分が誰が造っていても、そんなに気にしない。そこまで含めて全て国内メーカーで準備出来れば理想的だけれど、それでコストアップしたり納期が延びたりしたら本末転倒。 中国メーカーが単独で国内進出するのは、なかなか難しいと思うけれど、国内メーカーと提携してと言う事なら可能性はあるかな。でも、やはり「安かろう悪かろう」という意識を先ず変える最初の製品を出さないと、なかなか厳しいと思う。

2022年10月30日

6万5千人の観客

昨日新国立競技場で開催された、日本対ニュージーランドのテストマッチは、新国立競技場最多の65,000人を超える観客が集まり、その熱気に押されてか日本チームもあと一歩の所まで詰め寄る熱戦だったらしい。 コロナ禍で多くのイベントが自粛したり、上限の半分までと言う制限が続き、それ故に上限制限が撤廃されてもなかなかスタンドが埋まることは無かったけれど、昨日の新国立競技場は別格だったですね。

ニュース映像などを見ていてちょっとビックリしたのは、新国立競技場って陸上競技のトラック部分まで芝が貼られていたんですが、もう陸上競技は開催しないのだろうか。以前のプランだと、東京2020開催以降は、ラグビーやサッカー等の球技専用スタジアムにして行くみたいな話も有ったけれど、その後陸上のトラック設備も残すことになったみたいな話も聞いた記憶があるのだけれど。単に陸上のトラックの上に芝生のマットを敷いただけでは、多分フィールドの芝生の面とは高さが違ってくるから、意味がない気がするのだけれど。調べてみたら、2025年に世界選手権が開催されるので、陸上競技のトラックは残すことになったはず。ならば、何でトラック全面に芝を貼ったんだろう。トラック内のフィールドは、元々芝生だろうから良いとして、その周りに貼るくらいで良いと思うのだけれど。ゴールの後ろ、コーナー部分はトライで突っ込んでくるから有る程度芝を貼ることで安全対策にもなるから良いとしても、トラック部分も含めてほぼ全面にまで芝を貼る必要は無いと思うのだけれど。

映像を見る限りでは、スタンド下の通路部分には元のトラックの名残というか、茶色の全天候トラックの後らしきものが見えるけれど、それ以外の部分は一年芝。しかも、場所によってかなり色が違っているから、もしかしたら一部は人工芝が引かれているのかもしれないけれど、それにしてもトラック全面では無くて、スタンド下の控え室とフィールドの行き来する部分来カバーすれば必要十分だと思うのだけれど。オールブラックスの試合だから、専用スタジアムッぽい感じにしたかったのだろうか。そのぶんお金も手間も掛かるだろうし、そこまで芝を敷き詰める理由がよく分からない。

芝生の疑問はあるけれど(笑)、同じ楕円球を扱うスポーツとしても、これだけの観客が集まる試合は羨ましい。東京ドームが出来る前、全日本選手権とか以前の国立競技場で開催された事は有ったけれど、ここまで満席にはならなかったと思うし。しかもラグビーの場合、ワールドカップ開催直後は日本チームの活躍もあってかなり盛り上がったけれど、数年後にはそれも下火になって、ラグビー界が危機感を抱いていたような状態だったはず。確かに対戦相手が人気の高いチームであるし、久しぶりの新国立競技場での開催という希少性も有ったかもしれないけれど、それでもなかなか6万5千人は集まらないと思う。アメフトも、来年1月にアメリカの大学チームを招聘して、オールジャパンチームとの対戦が予定されているけれど、6万人は集まらないだろうなぁ。これまでの実績で言えば、2万人に行けば御の字の気がする。不吉な事は言いたくないけれど、開催時期が1月の終わりという事で、天候的にも厳しい時期だから、寒くて雨模様なんて最悪の天候だと1万人に届かないかもしれない。6万人は厳しくとも、何とかその半分くらいの3万人位は集めたいけれど。ちょっと羨ましいラグビーの国際試合でした。

ハロウィン騒動

昨日の夜のニュースでは、渋谷のスクランブル交差点でのハロウィン前夜の様子を流していたけれど、3年振り(?)に制限がほぼ無い状態と言う事で、コロナ禍以前に近いくらいの人出があったらしい。一方でソウルの繁華街、梨泰院では混雑した街中で大規模な転倒事故が発生し、今の所の報道では150明知会志望者と、多くの負傷者が分かっているらしい。韓国も、コロナ禍での外出制限が解けて、その反動で梨泰院には数十万人が押しかけたらしい。まぁ、そうで無くても盛り上がりは目を外すこのイベント、ここ3年はコロナ禍で自粛自粛が続いていたから、その反動も大きいだろうなぁと言う事は想像するまでも無い。

私が初めて「本物のハロウィン」にであったのは、初めて仕事でアメリカのフロリダに海外出張した時。1989年10月の最後の週末に、この時が海外出張2回目の自分が先輩・後輩社員2人の添乗員も兼ねて出かけたんですよねぇ。前日には、町田の東京ハンズ(現ハンズ)に言って、先に出張している先輩社員からリクエストが有った、ハロウィン用の仮装用品とか、お握りの愚妻とか、色々買い込んで渡米したのが、1989年10月28日の土曜日。途中経由したシカゴのO'Hare空港(ORD)は、空港スタッフはみんな仮装していて、現地に到着してHertzのカウンターに行ったら、そこの女性スタッフも悪魔の過疎医をして居て"Hi!, Happy Halloween!"とか言われてビックリするし(笑)。で、週明け30日だったかな、会社でハロウィンパーティーやるからと仮装して、あと日本のお握りを持参したふりかけで色々味付けして持参したりして人気を博しましたが、それでも向こうの人達のHalloweenは子どもが中心で、大人が盛り上げ役で仮装することはあっても、今のように外に繰り出して騒ぐという事は、少なくとも当時は無かったですよねぇ。

その当時、既にハンズで仮装用のコスチュームとか返信用の髭眼鏡とかをハロウィーン用品として販売していたけれど、今思い出すと忘年会用の仮装グッズ、パーティーグッズを少し早めに店頭に並べていた、位の印象なんですよね。当然、その時のように会社に仮装コスチュームで出勤したりする事は有っても、そのまま夜外で騒ぐことも、それこそ渋谷のスクランブル交差点とか梨泰院の様に大人数で集まることも無かったと思います。あれって、渋谷で始まったことじゃないだろうか。15~20年位前から。それが韓国にも伝わった気がするなぁ。だって、言ってみれば韓国は日本以上のキリスト教の国柄な訳で、ハロウィンの意味だって、日本のように騒ぐ理由付けではく、本来の意味の方が強いはずだろうし。渋谷のマネをしたとは言わないけれど、渋谷でのハロウィンの様子が世界に広がって、それに影響を受けた特に若い世代が盛り上がって、そこにコロナ禍の我慢の限界が敗れて、と複合的な原因が絡み合った不幸なんでしょうね。

日本でも一番大きなイベントの一つになり、ビジネス的にも無視できないくらいの規模になった「和式ハロウィン」。渋谷や大阪の道頓堀での騒動は行きすぎだと思うけれど、あれって「仮装」という要素が加わっているのが、日本人のオタク心をかき立てる気がする。私は画面でしか観たことが無いけれど、何となくコミケとかの熱狂にも近い気がするのは気のせい? ハロウィン以前に日本に定着していた「クリスマス」は、比較的本来の意図や方式に近い形で日本でも親しまれているけれど、ハロウィンは「仮装」という部分が強調されすぎて、それ故に日本人が上手く「加工」して取り入れたイベントに変化した気がしますね。とは言っても、それ故に歯止めがきかなくなっていくのは、以前のコミケ何かも同様。今週末の渋谷が平穏に過ぎていくことを願う次第ですね。 

2022年10月29日

駄洒落代表

本日は何故か立憲民主党三連発(笑)。 政府が発表した、第二次補正予算に対して、財務省提示の25兆円規模が、自民党からのクレームで29兆円規模に膨らんだことを「中身が無い」と糾弾。自民党の「言い値」で予算が決まる「いいね予算」と駄洒落で締めているのだけれど、いゃいゃ、予算が増えてそのぶん支援が広がるのは良いのでは。と言うか、もっとお金を出せと言っていなかったか、野党は。

この予算措置、別の記事が伝えるには、25兆円規模でまとめたかった財務省側が、先手を打って首相に提案したところ、念のため岸田首相が自民党の萩生田政調会長に確認したところ、まさにその為の議論の真っ最中で、財務省の策略がばれてしまい、結果的に29兆円規模の補正予算になったというもの。個人的には、30兆円以上、35兆円規模くらいでもいいと思うのだけれど、その増加した4兆円分にしても、単に数字を膨らませたわけでは無くて、元々予定して居たり提案していた項目をそのぶん追加したのだと思うのだけれど、そう言う事も確認せずに「言い値予算」と言う方も言う方だと思うなぁ。

日銀の金融政策決定会合では、現在の金融政策を決定していて、円安が進む中でも低金利(ゼロ金利)制作を続けて、少しでも物価上昇と賃金上昇を維持するという決定がされたばかり。それならば、寄り多くの資金が市場に流れて、それが単に流れ込むだけで無く色々な場所に動くことで、お金としての効果が発揮されて経済が活性化されて一人一人のお財布にお金が回り、生活も豊かになっていくはず。そのやり方は色々あると思うけれど、やはり政府として公共工事やら公的な事業を先ず進めて市場に刺激をすることが一番規模も大きいし効果も大きいんじゃ無いだろうか。そんな中で、少しでも補正予算額を大きくすることは意味があると思うのだけれど、お金を出す方の財務省としては少しでも減らしたいんだろうな。多分彼らのKPIは、以下にマイナス支出をさせないか、以下に支出を抑えて行くか、そんなところなんだろうな。

財務省にしても、日銀にしても、そして政府与党にしても、それなりに考えて何とか経済活性化とか国民生活の向上をしようとしているのだと思うのだけれど、それを茶化すだけの野党第一党代表もみっともないというか無責任というか。そういう時にこそ、日頃の経済政策を訴える絶好の機会じゃないのか? そういう時にこそ、売り物(?)の「影の内閣」がビシッと予算案なり経済政策を提言する絶好の機会じゃないのか。「中身が無い」と言う以上は、自分達にはそれを補って余り有る「政策」があるんですよね? こういう時にこそ、正々堂々と政策提言をして存在感を見せつける時で、下手な駄洒落を言っている時では無いと思うのだけれど。こういう時短い端的な言葉で自分達の提言なりテーマというか目標をビシッと言えるかどうかで、その集団の実力が分かる気がします。例えば「水増しするなら、+10兆円で35兆円にして、その分は子育て支援の完全無料化と、物価高対策費に回すべき」とか。「財政規律はどうする」と言われたら、「財政規律も重要だが、それよりも今日の生活を助けて明日に繋げることが現在の最優先事項」とでも言えば、かなり支持が膨らむと思うのだけれど。まぁ、これまでの経緯から、仮に彼らが忌まそう言う事を言っても信用されないという問題は有るかもしれないけれど、そう言うものが残っているのは自業自得な訳だし、そう言う事を解決する方法は地道に一つずつ努力していくしか無い訳ですしね。

ひけらかして恥をかく

立憲民主党の長妻昭政調会長のインタビュー記事が流れてきたんですが、この人やこの政党の駄目さ加減が凝縮されているような記事。政府が発表した総合経済対策の予算規模に関して、当初の10兆円から最終的にドタバタがあり、29兆円規模になった事を揶揄して「バナナのたたき売りみたい」と言っているんだけれど、あぁこの人、ものを知らない人だなぁ、恥ずかしい。

「バナナのたたき売り」って言っても今の人は見たことも聞いたことも無いのでは無いかと思うのだけれど、露店等で点灯に並べたバナナを、売り手の人間が軽妙な口調で周りのお客を楽しませつつ、最初の金額では誰も手を上げない(買わない)ので、段々と値段を下げて行き、最後は格安な値段で投げ売りをして「持ってけ泥棒」で終わるという日本の伝統芸(?)。 お客さん側も、値段が下がると分かっているから最初は手を上げず、段々と安くなっていくことを待っているわけで、言ってみれば「値下げの話」なんですよね。つまりお客さんは得をする話。でも、この経済対策は段々と金額が積み上がっているわけだから、全く逆の話。「バナナのたたき売り」ではなく、言ってみれば「オークションの競り合い」みたいなもの。

考えてみたら、「バナナのたたき売り」に相当するのは、この人達が与党政権時代に行った「仕分け作業」こそバナナのたたき売りでは。提出された予算請求に対して、「これは何故必要」「これは過剰」「何で一番でないといけないのか」とか予算を削っていった様子はパナなのたたき売り見たい何も見えます。最も、「バナナのたたき売り」は結局最後は購入者(=消費者)の利益になるのだけれど、仕分け作業で得をしたのはそれで人気が上がった民主党だけで、その予算削減を受けた関連部門も、その後その部門の成果の恩恵を受けたかもしれない一般国民も、彼らの人気取りのために損を引き受けさせられただけ。そう言う意味では、バナナのたたき売りでも無い訳で、言ってみれば悪徳金融業者みたいなものだなぁ。

で、この人は中身の議論では無く金額が積み上がっていることが問題と言っているけれど、じゃぁ経済対策はどうしたら良いと思っているのだろうか。この人も、一応野党第一党の政調会長なんだから、自分達の支持者からの声を吸い上げて、政策反映するための仕事をしなきゃいけないはず。仮に、29兆円出さなくても、もっと少ない金額でも十分な経済対策・社会支援策が可能ならば、まずはその内容を言うべきでは。「だから我々は29兆円なんて不要で、20兆円でも十分だと考える」と言うのであれば、世の中の人はこの人達にそれなりの能力があって、政権運営も可能だなと思うかもしれない。「金額の規模ありきでは無い」と言っているのだから、量より質の話をしなきゃいけないのに、でも「バナナのたたき売り」なんて見当違いな話をしている事からも、あぁ分かってないんだなと言うことがよく分かる。私だったら「25兆円規模から29兆円に簡単に拡大できるなら、いっその事35兆円規模のさらに大型の経済対策をして、もっと経済困窮者救済を進めるべきだ」と予算規模の少なさを強調すると思う。で、その+6兆円の所に自分達の提案している政策とか支援策を填め込んでおけば、それが通れば御の字だし通らなければ「だから与党は駄目だ」と攻撃するネタになるのに。政調会長がこの程度なので、やはり先が見えていますね。

政権交代したくない社会

政治に限らず、物事が固定されたり硬直化してしまうと、そこから何も進歩も変化も生まれず、衰退していくことになるのだろうというのは、自分の経験からの考えなんだけれど、そう言う意味では政治の世界も例外では無い。そんな変化の中でも、一番大きな変化は「政権交代」なんだろうけど、アメリカの二大政党制みたいな事が日本では起きないし無理だと思うのは、こう言う事を自分達の既得権みたいな当然のように言う人が居るからだろうなぁ。 

「もう10年」あるいは「まだ10年」と思うべきかは人それぞれだと思うけれど、民主党政権が3年余りで終わり、再び自公政権に戻ってから現在に至るまで、ご本人達を除けば「もう一度民主党政権を」という声は国民から出てこなかったから、今も自公政権が続いているわけで、先ずはそこを反省するべきでは。この朝日新聞の記事にしても、旧統一協会の話しかしていないけれど、じゃぁあれだけ国会を空転させて、無い事もあるようについ今日していた「モリカケサクラ」はどうするんだろうか。

で、「あぁ、いつものブーメランだな」と思うのが、記事中の、

政権交代が普通になる国にならないといけないと思う。

と言う言葉からの一連の文章。政権交代が普通の国だから、自公政権から民主党政権に代わり、そこから再び自公政権に戻ってきているわけで、別に日本が独裁国家とか言うわけじゃ無い。 それに、

今は緊張感がなくて、自分たちは何をやってもいいんだ、というふうになってしまっている。

というのは、今の野党、立憲民主党あたりの特定野党がまさに行っていることでは。単に大きな声で週刊誌や新聞報道の疑惑を叫び、気に入らなければやれ不信任決議だ審議不参加だと責任放棄をして居るだけ。「岸田政権を倒す」という蹴れば、そう言って安倍政権が終わっても、菅政権が終わっても、結局は次も自公政権が続いているわけで、仮に今岸田政権が倒れて閉まったとしても、次も自公政権のもしかしたら「河野太郎政権」当たりが出来たら、ますます野党はじり貧になるだけでは。

この人達のこう言う場所での言葉で一番駄目なのは、「相手を倒す」とか「相手を終わらせる」とか、用は戦争とか勝負の世界みたいな事を言っているんですよね。政権が決まるのは国民の選挙であるはずで、その為には国民の支持を得手より多くの所属議員が当選することが一番基本。それならば、相手を倒すのでは無く「自分達を選択してくれる」事が一番重要なはず。その為には、国民が必要としている政策だとか規制緩和とか援助策とか、そう言う事を実現するために仕事をしないといけないのに、この人達はそんなことよりも一部の支持者受けするゴシップ系の話題しか扱わない。旧統一協会問題を扱うのは彼らの勝手だけれど、それよりは生活困窮している明日のご飯、子どもを育てるために必要なこれからの援助を欲している人達の方が多いはず。そう言う人達を蔑ろにしながら、「政権交代」と言っても本当に空しいだけ。先日の野田最高顧問の追悼演説を聴くかがりでは、心ある所属議員も存在しているようには思うけれど、肝心な中心にいる人間がこういう状態では、結局今回の国会も時間を浪費して自分達の自己満足で終わるだけなんだろうなぁ。大体旧統一協会問題に関しては、自分自身も疑惑があったのに、なんでこんな風に言えるのかそこが一番の不思議だし、そこまで図太くないとこの政党の中では生き残れないのでしょうね。

2022年10月28日

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系27滞在目(30泊+14泊)は、先週に続いて横浜シェラトン。先週よりは一本早いフライトだったので、夕方の帰宅ラッシュが始まる前、少しは余裕のあるうちに京急で横浜まで移動してチェックイン出来ました。

アップグレードで今回はエグゼクティブキングの部屋にアサインしてもらい、申し訳なくて恐縮。貧乏性なので、広い部屋は持てあましてしまうんですよね(苦笑)。荷物を置いて、顔を洗って、トイレを済ませて、一息ついたところで、夕食とアルコール調達の為に一旦外に出かけます。無事に諸々調達に成功し、部屋飲みしつつの仕事のメールチェックをして、この日は終わりました。

翌日は、朝から結構冷え込みが厳しい感じで、もう一段厚めの服装でも良かったかなと感じる位。ただ、この後陽が高くなってくるとそこそこの基音に上がるだろうから、それはそれで色々服装の調節が必要な時期なんですよね。

朝はいつもの様に2Fのビュッフェで朝食をいただきました。先週もそうでしたが、ビジネスパーソンと思わしき外国人の人で座席の多くは埋まっている。街中を歩いていても、観光目的かビジネス目的かまでは分からないけれど、外国人のひとの姿を本当によく見るようになりましたからね。少しずつ世の中も元に戻りつつ有ると言う事だろうか。

ハンズと手

カインズの買収で、これまで馴染み深かった「東京ハンズ」が10月1日から「ハンズ」に変わり、新しいロゴも披露されました。コーポレートカラーとも言うべき緑色は継承しつつ、これまで左右にあった「手」のグラフィックは、漢字の「手」を一筆書きで描いたものに変更。「HANDS」のフォントも、少し柔らかい感じに変わった感じで、個人的にこの変更は良いんじゃ無いかと。

浜松駅前の遠鉄百貨店の新館には、ワンフロアーをハンズが占めていますが、あそこは無くならないですよね? ただあの店舗は、まぁ地方の店舗だから仕方ないのかもしれないけれど、「物作り応援」みたいなハンズのテーマとは一寸違って、小洒落た小物とか家庭雑貨が中心の店舗作りをしているように感じるので、そこは自分の好きな「ハンズ」とは一寸ずれる気がします。浜松ではそう言う需用は少ないのだろうけど。そう言う意味では、以前も書いたけれどしないにあるカインズ、特に自宅近くにあるカインズの店舗に「ハンズコーナー」を作って、そう言う物作り系のパーツとか材料を集めてくれないだろうか。そうなったら、毎日でも通っちゃうのだけれど(笑)。徒歩15分位だから、毎日のお散歩コースに入れても良いし。

自分が初めて「東急ハンズ」へ行ったのはいつだっただろうか。 私が一年浪人して関東の大学に入ったのが1980年だから、丁度最初の旗艦店である渋谷店が出来て少しした頃。当時は松戸に下宿して、都心とは反対方向に通学していましたが、高校時代の恩師の紹介で、江東区の北砂に家庭教師のバイトで週二回通っていたり、あとアメフト部を同級生と創部したので、防具とか道具類のお世話になっていたお店が池尻大橋にあったので、こちらも週に1回位は出かけていました。だから、田舎者が都心から外れた場所に住んでいたけれど、そこそこハンズの文化の香りは嗅いでいたかも(笑)。大学を苦労して5年も掛けて卒業して(笑)、無事就職して引っ越したのが町田市で、JR町田駅ビルに結構大きなハンズ町田店があり、ここは本当によく通いました。今は町田の駅前も凄く賑やかになって居るみたいですが、当時は駅ビル以外はそんなにお店も多くなくて、小田急、JR駅ビルには丸井が入っていたかな、それ位しか記憶が無い。

ハンズのwikiを見ていたら、静岡県下では静岡市と浜松市にあるらしいけれど、静岡のお店は静鉄のFC何ですね。一方浜松の遠鉄百貨店に入っている店舗は直営らしい。へぇー、それは知らなかった。と言うか、ハンズもFCがあるというのはちょっとビックリ。直営店だから、今回のカインズ傘下に入ったことで、色々大胆な改革というか、売り場の構成変更とか、何度でも言うけれど、カインズ/カインズホームへの「ハンズコーナー」設置とか、そういう所を期待したいなぁ。今回の新ロゴにも表れているように、人が人である理由の一つに手(やその他からだを使って)物を作ると言う所が大きいと思うんですよね。私も、子どもの頃折り紙に一時期ハマり、何故かテレビで見た小さな折り紙にひかれて、鶴の折り紙を出来るだけ小さな紙で折ることに熱中したことがあります。1cm四方の紙まで折れたかなぁ。あの経験が今でも「物作り」という部分で、色々な形で影響している気がする。プログラミングも、自分達の世代は手を動かしてソースコードを打ち込んで作ったわけですしね。今でも、色々やってみたいことはあるのだけれど、若い頃のように考えるより先に体が動くという年代では無くなってしまったのが残念。

UA Leg#6: HND-OKA/-HND

先週に続いて、今週も所用に託けた沖縄へのフライト。先週と比べて、この日の朝はグッと冷え込み、少し厚手をして出かけようかと思った位なんですが、肝心な沖縄は先週こそ20度前後の気温だったのが、この日の予報は27度と半袖でも良いくらい。結局、そんなに薄着で都内を歩き回るわけではないので、沖縄で汗をかいたりしない程度に上着で調節できる様な服装で出かけることにしました。 

風は殆ど無かったのですが、やはりこの時期らしく結構冷え込んでいました。丁度路線バスまで少し時間が有ったので、いつも乗車するバス停よりも一つ先のバス停まで時間潰しも兼ねて歩いたので、体は少し温まって運動も出来て一石二鳥(笑)。浜松駅には、乗車する新幹線の都合でいつも寄り少し早めに到着したんですが、まぁ登校する中高生でごった返していました。自分も高校生の頃はバス通学でしたが、こんな時間に登校していたかなぁ。そうだとしたら、あの頃は若かったなぁと感慨に更ける(笑)。

新幹線は、コロナ禍と比べるとかなり戻ってきた感じで、指定席車両でもそこそこの混雑具合。でも、品川駅での乗換は、以前ほどの混雑具合はありませんでした。たまたまなのかな。その後、京急で羽田空港に移動しましたが、地階から出発階の2Fに登るエスカレーターはそんなに混雑していませんでしたが、出発階は修学旅行の団体でごった返していました。この辺りは、コロナ禍が落ち着いて来た証拠なんでしょうね。

1) HND 09:40 - OKA 12:25 (NH995)

いつもの様に、保安検査場Bを使用して制限区域に入ったんですが、一般の入口はゲート外にまで待ち行列が延びるくらいの混雑。私は、一番左端の上級か会員用の所に上手く入る事が出来、待ち時間無しで通過出来、そのまま右手の出発ゲートである63番ゲートに向かいました。ゲート前には、これから沖縄に向かうであろう高校生の団体さんが列を作って色々と指示を受けています。保安検査場で貰った黄色い用紙は、個々では使わないけれど持っていること。ゲートに搭乗券を当てたら、ピンクの用紙が出るのでそれを取って前に進むこと、と添乗員さん? 引率の先生? が説明しているんですが、多分半分の製とは聞いていないだろうなあ(笑)。

事前改札があり、グループ1からの優先搭乗が始まり、私も修学旅行の団体搭乗で混雑する前にと先に機内に入りました。事前のシートマップでは、Premium Classは満席だったんですが、自分のとなり窓際の2席はずっと空席のまま。もしかして、直前でキャンセルかなと思ったらドアクローズとなり、暫くすると反対側の窓際席に座っていた男性が移動してきました。この日の使用機材は、新シートの2-2-2のB787-9でしたから、特に移動しなくても隣席の圧迫感も無いのですが、やはり気になるのかな。

定刻から少し遅れてドアクローズとなり、その後プッシュバック開始まで10分位間がありました。その後、D滑走路のRW05へ移動開始となり、10:00少し過ぎに離陸開始となりました。水平飛行に入り、暫くして食事の配布が始まり、少しいただいてからは、資料の読み込みでもしようかと思っていましたが、少しお腹が膨れたら朝早かったこともあり睡魔の方が強くなり、結局その後はウトウトしながらのフライトになりました。沖縄本島に近づくと、東側から島野会頑是に沿って時計回りに回り込み、第二滑走路のRW36Lに着陸したのは定刻10分位。そのまま右にカーブして中州の誘導路を移動。第1滑走路の手前で一旦停止したところ、航空自衛隊機のスクランブルなのか、爆音を響かせて2機が飛び立ち、直ぐにまた2機が爆音とともに離陸していきました。これで移動開始かなと思ったら、暫くしてもまた爆音と共に離陸していく様子が2+2機。その後やっと第1滑走路を渡ったんですが、こんどは使用予定の35番ゲートがまだ空いていないと言う事で、渡りきったところでまた停止。そうすると、再び爆音とともに離陸していく様子が聞こえてきました。スクランブルにしては、離陸した機数が多い気がするし、訓練としたら緊急離陸の訓練なのだろうか。そんな疑問を感じながら、定刻少し過ぎにゲートインをして到着しました。

外に出る、前回よりも暑いですね。半袖のポロシャツでも十分なくらい。ジャケットを片手にまとめて持って、汗はかかない程度に急いで所用に出かけました。

2) OKA 14:15 - HND 16:45 (NH468)

少し余裕を持って空港に戻ってきたんですが、沖縄からも高校生の修学旅行の団体さんが一杯。まん中に近い保安検査場Bには、長い入場待ちの列が出来ていて「修学旅行の団体で混雑しているので、この先の保安検査場Cを使うように」と何度もアナウンスが出ています。「空いている」と言っても、Cの方もやはりそれなりに混雑しているんですよね。それでも、暫く並んでから通過して、何とか制限区域内に入りました。

その後出発ゲートの32番ゲート前に向かうと、遠くからでも分かる位の長い行列が... どうもやはり修学旅行の団体さんが搭乗するようです。「混雑するなぁ」と思っていたら、まだ優先搭乗も始まっていないのに、この列が動き出します。よくよく見たら、隣りの33番ゲートを利用する修学旅行の団体でした(笑)。その後、定刻の20分少し前から優先搭乗が始まり機内へ。満席に近い状態だったらしいのですが、定刻前にはドアクローズとなりました。早くドアクローズしたものの、プッシュバック開始は10分後。その後、RW36Rに移動してから、離陸したのは14:40頃でした。

復路は、食事は断りウトウトしながらのフライト。で、自分的にはそんなに寝ていた記憶は無いのですが、目が覚めたらもう伊豆半島の先くらいまで来ていて、着陸態勢に入る直前くらい。そのまま少し東に飛ぶと、いつもより早く左旋回をして、房総半島の手前、浦賀水道上空で機種を北に向けます。そのまま東京湾上空を北上すると、A滑走路が左手に来る頃に左旋回をしてRW34Lを目指します。着陸したのが、定刻10分位前の16:35頃で、そこから誘導路を移動して59番ゲートに入ったのが定刻より少し早めという到着でした。59番ゲートなので、出口一番近いゲートの一つ。サクッと移動して京急のホームに降り、翌日のために宿泊先の横浜シェラトンへ移動し、今回のフライトも無事終了しました。

2022年10月27日

円安 or 円高

入国制限が無くなった事もあり、ここ最近訪日外国人の様子をテレビで見る機会が多いのですが、街頭インタビューの話題は決まって「円安」について。日本での買い物をしている訪日外国人を捕まえて、幾ら買った、何を買った、そんな話題ばかり。別に買い物をする事を悪いとは言わないけれど、数年ぶりに海外に行ったならばこれまで以上にお金も使いたくなるだろうし、高品質、高機能と今でも評判の高い日本製品なんだから、つい手が出ても不思議では無い。

これも自分の天の邪鬼な性格から出てくる疑問だと思うけれど(笑)、やたらと「円安」という話題を際立たせるために海外との価格差をインタピューしたり、「爆買い」という事を強調したいが余り、そんなに金額的には高いと思わないものまで「こんな高級品を大量に購入」みたいな話題の振り方には、メディアとして恥ずかしくないのかと聞いてみたい気もする。たまたま観ていた番組では、東京の合羽橋で包丁を購入する訪日外国人を映していたけれど、「母国に比べて安い」のは、そりゃあ当然だろうし、「四本も購入」したのはお土産なんだから一つじゃ困るだろうし、何か嘘っぽい作り話的な印象を受けます。食べ物の話題に関しても、ラーメンが安いとか言うけれど、そりゃぁ海外のそれなりのラーメン店って、アメリカでもUS$20とか$30何てざらだし、それは食材等のコストが掛かるから。日本でも購入なラーメン店も増えてきたけれど、やはり1000円前後が今の平均でしょ?  

円安の影響と言うよりも、やはり3年間も事実上の鎖国みたいな状態だったから、堰を切ったように日本観光に出かけてきた、と言う人も多いと思うんですよね。それ故に、国内消費が戻ってくるのであれば、それはそれで良いことだと思う。輸入に頼る企業にとっては、円安は決して良いことでは無いけれど、輸出する企業にとっては、多分US$1=110円位の設定だった商品が、US$1=145円位で売れるわけだから、差引+35円、3割位の利益が何もしないで増えて戻ってくるわけだから、ウハウハ(古い... orz)が止まらないのでは。逆に、今度は円高になれば輸入企業が喜び、輸出企業は困るわけで、どちらも良いとか悪いと言う事は無い。そこを上手くバランスを取ってビジネスするのが、国際企業、多国籍企業の使命な訳ですからね。

少し前から、円高やコストダウンのために海外に出て行った企業が、海外でも人件費が上がってきたり、円安傾向のこともあり、再び国内に戻ってきている話をよく耳にします。円安というだけでなく、やはり国内で完結出来れば、輸送費だってゆにゅするより安くなるだろうし、スケジュールだって読めるだろうし、そう言うメリットを今は生かすべきでは。で、来年にはまた円高に戻ると言う話もあるのだから、一気に撤退するのでは無く、ある程度の設備は残すなり、将来に備えての準備というか仕込みも忘れちゃいけない。結局、今はそう言う時代だという事を再認識して、今回の経験則をどの様に生かすかが、次の時代に生き残れる企業かどうかの選別にも繋がると言えますよね。商品販売の市場開拓とか市場拡大ということは、よく言われるし気にしている人多いのだろうけど、製造元をどうするのかとか、調達元をどうするのかというのも、広い意味ではそこに含まれる話だと思う。一喜一憂する報道ばかりでは無く、そういう感じな部分をもっと丁寧に報道しないと、結局いつまで経っても「何かが悪い」としか言わないような社会になるような気がする。

全国拡散の課題

先週末に開催された、Xリーグ X1 Superの第四節の試合。リーグ戦も終盤となり、それぞれの試合でいろいろなドラマが有ったんですが、中でも大阪で開催された「東京ガス クリエイターズ vs otonari福岡SUNS」の試合が一寸話題に。 試合内容は、13-9という接戦での対戦という事で、なかなか見応えのある内容で、それも注目された理由の一つだったんですが、一番の話題になったのが、それぞれのチーム名に所在地(活動拠点地域)が書かれているように、東京と福岡のチームが何故に大阪で試合をするのか、と言う事。この試合、実はotonari福岡SUNSのホームゲームなので、実は福岡開催でも良かったんですよね。でも、多分東京からの移動距離の問題で、間の大阪開催になったんだろうなというのが推測。実は、再来週の最終戦を、otonari福岡SUNSは久留米で開催するんですが、その対戦相手は大阪のアサヒ飲料チャレンジャーズ。移動距離から言えば、都内近郊チームが福岡県の福岡なり久留米なりに移動するよりは短いという判断なんだろうけど。

現在12チームが所属するX1 Superですが、都内近郊(千葉県、神奈川県)は8チーム、関西(大阪、兵庫)は3チーム、福岡県が1チームという状況。数年後には、現在都内に拠点のある胎内ディアーズが新潟県胎内市へ移動すると言っているので、そうなると全国4地域に広がることに。また、一つ下のX1 Areaには、愛知県(名古屋市)を拠点にしている名古屋サイクロンズが所属しているので、このチームが昇格すると全国5地点に広がります。社会人以外にも、全国の国公私立大学にもチームがあり、北は北海道から、南は沖縄まで、アメリカンフットボールのチームは存在するんですが、関東と関西以外の地域では、多分試合開催するだけでも難しいのが現状でしょうね。ただ、全国的に認知されて人気も出るようにするためには、やはり各地で試合を開催し、出来ればそれ以外のイベント等も開催して、知名度アップ、人気獲得をしないと、結局はチームとしても長続きしないし、チーム数が減少すればその競技自体が衰退して消えてしまう可能性も。

実際に利用出来るかどうかは難しい所がありますが、日本の場合国体が毎年開催されるので、何処の都道府県にも複数の400mトラックを備えた陸上競技場はあります。大きさによっては、幅跳びの走路がフィールド内にあったりして、アメフトの開催に向かない施設もあるんですが、基本的に陸上競技場は、施設維持のためにも内側のフィールドでサッカーやラグビー等他競技も開催出来るようにしているので、実はラグビーが開催出来る広さがあれば、アメフトのフィールドも中に入るんですよね。ゴールポストも、ポストの位置をラグビー用(ゴールライン上=インフィールドとゴールエリアの境界)とアメフト用(エンドライン上=エンドゾーンと外側との境界)異なるんですが、自分の現役の頃はゴールポストをラグビー位置に設置して(そこにしかポストを立てる穴がなかった)、キックの時には10ヤード下がってプレーしたものです。最近では最初から2種類の穴を設置してくれている競技場も多いみたいで、そう言う光景は殆ど見なくなりましたから。だから、競技施設に関しては、まぁ全国的にあるんだけれど、多分実際に試合を開催するための人材(運営スタッフ)が、地方だと関東・関西からそれなりの人数移動しないと厳しいんでしょうね。それでも、福岡はまだ何とかなると思うけれど、将来的に胎内市で試合するとなると大変だと思う。でも、10年一寸前だと、結構アメフトの普及も兼ねて地方での開催もやっていて、私知っている限りでは仙台とか名古屋とかでの試合を開催したことがあります。そんな状況だからotonari福岡SUNSが、自分達の力で何とか地元開催を増やそうとしている努力には頭が下がるのですが。

ぱっと思いつくのは、例えば社会人と大学の試合を一日に共催して、施設利用料金とか審判などの人材・リソースを効率化するのと、社会人は地方大学での人材リクルートに、大学チームは社会人チームからの技術習得、みたいなWin-Winの関係が出来れば、理想的。胎内ディアーズも、新潟大学は勿論、金沢大学、富山大学等北信越の大学チームとは協業が必要だろうし、今のotonari福岡SUNSが、チーム監督が地元大学の監督も兼ねていることで、そういうところからの有望な人材発掘もしているように、長く続く連携を作る事で、逆に空白地帯の市場開拓も出来るかもしれない。それでも、福岡は、関東、関西に継ぐ大規模な経済圏・地域だからまだ可能だと思うけれど、新潟圏となるとやはり福岡と比べても厳しいだろうなぁ。そう言う意味では、関東と関西の間にある東海地区何かも有望な市場になると思うのですが、名古屋拠点のチームでもなかなか苦労しているところを見ると、浜松拠点とか静岡拠点というのはかなり厳しそう。Bリーグの三遠フェニックスも、浜松だけではビジネスが厳しいから、三河拠点になっているわけだし(母体チームが三河ということもあるけれど)。と言うか、浜松の人間って余りスポーツに興味なさそうだし(笑)。Jリーグも磐田だしなぁ。楽天が仙台に行って、あれはなかなか良い判断だったと思うけれど、試合数もチーム数も少ない国内アメフト業界に取っては、なかなか難しい事だと思います。だからこそ、otonari福岡SUNSや胎内ディアーズには成功事例として頑張って欲しいけれど。

議論のゴールとは

佐々木俊尚氏が紹介されていた記事から、「議論の負け方」について。「負け方」というと一寸語弊がある気がしますが、自分的には「議論の妥協点の見つけ方」というのがしっくりくる気がする。でも、相手にとっては議論というのはある意味一対一の勝負な訳で、それには勝たなければいけない。となると、相手が勝ったように感じる形で着陸点と言うか妥協点を得ることが、こちらの戦略としてはゴールになるわけです。そう言う意味では「相手は勝った気持ち」にして、こちらが「負けに見える」様にしても、中身が満足出来るレベルであれば、こちらとしては「名を捨てて実をとる」事になるんでしょうね。

どんな仕事にも同じようなやり取りはあると思います。自分が関わる開発の仕事でも、一つの製品を作るに当たって、開発担当は技術的な理由から、スケジュールの変更や追加作業のコストアップ、さらには途中での設計変更とか、兎に角その製品をNo.1にするために要求したり努力したりするもの。片や製造部門からすると、製品の発売日は決まっているから、早く最終レベルの物を作って貰って、部材やら製造工程やら準備しないといけない。でも、いつまで経っても最終デザインが確定しなかったり、途中から製品変更が入ったり、製造計画も決まらない。製品保証部門にすれば、問題のある製品なんて市場に出せないから、徹底的にテストを実行して問題を洗いだし、その解決策を出荷前までに適用させないと、何か問題が発生すると彼らの責任にもなってしまう。その上の製品計画担当者からすれば、事前に関連部門の了解の上で策定した製品計画が途中から変わったり、狂ってくることは許せない。そのぶん、製品販売計画に影響すれば、営業からは批判されるし、そう言う事は往々にしてコストアップを起こしてしまう。かといって、問題を内在したままの製品を世の中に出すことは論外。複数の部門の利害関係が複雑に絡み合うと、単純に何処かが議論に勝った・負けたをやっていると、いつまで経っても問題解決しない。そう言う事を何回か経験してくると、問題解決方法として「それぞれが妥協できる対案・対策を提案して合意する」事が必要だと、嫌でも体に叩き込まれます(笑)。

私は、仕事の内容から開発部門の人間としては珍しく、お客様と直接お話したりお客様先で問題解決の作業をしたりすることもあるんですが、そう言う場合どんなに良い提案・アイデアであっても、こちらから押しつけるような形は絶対駄目なんですよね。最大の理由は、どんなに良いアイデアであっても、こちらから押しつけるような形だとお客様はどうしても反発しがちで、上手く行くことも頓挫する事が多くなること。もう一つは、こちら側の理由ですが、こちらから言った事をそのまま採用した場合、もし何か有った場合に責任がこちらに全部降りかかってくることがあるから、それは回避しないいけない。アイデアとしては、こちらから提案しても、最終決定はお客様の意志でお客様に決めて貰わないと、正直こちらとしても困るわけです。その為には、複数の提案を出したり、記事にもあるようにお客様に水を向けて、お客様の言葉で言って貰うことが一番重要だと思います。特に日本のお客様の場合、余り具体的な事は言わずに、「今より〇〇になれば良いから、よしなにやって」みたいな曖昧な条件しか提示されない事が多いんですよね。少なくともアメリカなんかのお客様だと、結構事細かな話をしてきて逆に困ることも多いし、そこから話が広がって見落としていた問題点が見つかることもあるし、その辺は国民性というか企業文化の違いというか。だから、アメリカのお客様との話合いでは、結構具体的に問題点等を指摘して相手に伝える方が、彼らとしても判断材料が明確になったと喜ばれることが多い気がします。気に入らなければ「駄目」と明確に言われもするし、そこは非常に明快だと思いますね。同じ事を日本のお客様でやると、もう速攻で出禁になると思う(笑)。最初から答えが決まっていても、先ずはお客様の話を聞き、そこから誘導じゃないけれど、徐々にゴールに向けて相手の意識を少しずつ傾けていくような話の仕方と言うのが、最大の武器になると思う。その為には、言葉遣いとか対応もそうだし、有る程度広い知識や経験も必要だし、なんと言っても「お客様側の視点になって考える」事が出来ないと、逆にお客様を怒らせてしまう結果にもなりかねない。

私もそんなに詳しいわけではないけれど、アメリカでよく行われる「ディベート(Debate)」って、日本では少し誤解されているように思います。日本で「ディベート」というと、二人が一つのテーマについて議論して、相手に勝つ事みたいな捉え方をされているんじゃないだろうか。実際の"Debate"は、一つのテーマに関して、先ず賛成・反対それぞれの立場で議論し、次にその「賛成・反対」の立場を逆にして再び議論する事で、何が問題で何が必要か、と言う事を異なる視点から見つけることだと思うんですよね。例えば「原子力発電」というテーマで、原発反対派と原発賛成派がそれぞれの立場で意見することは普通に見られるけれど、反対派が賛成意見を、賛成派が反対意見を議論することで、実は普段の意見の矛盾点だったり誤解が見つかったり、相手の意見にも一理あることを認識したりすることが、Debateの目的なんだろうと。だからこそ、反対なら反対、賛成なら賛成として、それなりに筋の通った話合いが可能になるんじゃないだろうか。でも、正直それって時間も手間も掛かる話で、さらに双方理解しつつ人として成熟していなと厳しい。最近、色々な運動で「力ずく」解決が増えているように感じるんですが、ディベートなるものも古き良き時代の産物に成りつつあるんだろうか。そう言う意味では「議論に上手に負ける」と言うよりは「賢い人は、議論で相手に勝ちを譲る」と言う方が正しい気がする。まあ、譲ったら譲ったで、それが気に食わない人もいるわけだから、やはり相手には「勝った(こちらが負けた)」という意識付けが大切なんだろうか。実は、そう言う事って、これはこれで結構癖になるんですよね、何度も何年も繰り返し経験していると(笑)

都合の良い聞き間違い

立憲民主党の野田佳彦最高顧問の、安倍元総理への追悼演説の内容全文。菅前総理の追悼文もそうでしたが、こうして文字起こしされた文章を読んでもこみ上げるものを感じるのに、感情込められた生の演説を聞いていたらどうなるんだろうかと思いますね。で、そう言う感動に対して余計な水を差すのが、愚かな身内というのは世の中で良く有る話で、それがこのツイートかな。

 蓮舫氏は「勝ちっぱなしはないでしょう、安倍さん」(強調自分)と書いているんだけれど、内容文では「勝ちっ放しはないでしょう、安倍さん。」と書き起こされている。NHK以外にも、産経新聞にも書き起こし前文が掲載されていますが、この部分は同じです。演説原稿は各メディアに配布されている様ですし、実際に映像で確認しても「で」という言葉は入っていません。聞き間違いかな、とも一瞬思ったんですが、「勝ちっぱなしではない」という事は、相手が例えば「敗れたことがない」というような主張して居ることに対しての反論なら理解出来るけれど、そう言う話はここでは登場しない。逆に、前半で野田氏から安倍氏への政権交代の話が登場して、安倍氏が5年経って返り咲いた、野田氏もいずれそうなりますよ、と言うような話をしたと書かれていることから、自分が勝つことはつまり政権を奪取する、という意味に捉えるのが自然では。だから野田氏は、第二次安倍政権だけでなく、続く菅政権にも今の岸田政権にも勝ててない=与党になれない民主党政権、だから「勝ちっぱなし」と言うわけで、旧民主党勢が与党に返り咲く姿を見ずに、見せられずに逝ってしまった事は残念だ、という意味だと私は思います。ですから、「で」と言う言葉が入る余地は無いと私は思う。

ご本人なのか、スタッフなのか分からないけれど、タイプミスで入れたのかもしれないし、あるいは本当に「勝ちっぱなしでは無いでしょう」と聞こえたと思ったのかもしれない。でも、その言葉だけで終わるなら、蓮舫氏本人の思いの強さ、あるいはちょっとした勘違いで済む話が、その後にその言葉が「野田氏の思いが詰まった追悼演説」と一言いれると、また違った意味になる気がします。つまり、野田氏は安倍氏に負けたこともあるけれど、勝ったこともあると思っている。その誤解を解けなかったことが残念、みたいな野田氏の本来の思いとは別の解釈を与えて閉まっていることは、野田氏に対しても失礼な行為だと思う。ちゃんと原稿を読んでいればそう言う間違いは起こらないと思うし、結局は一部だけ見聞きして都合の良いところだけつまみ食いするから、こういうところからボロが出てくるような気がしますね。

で、その蓮舫氏、その前のツイートではこんな感じで辞任した山際前大臣を批判しているのだけれど「都合の良い記憶に、開き直る回答を繰り返した」のは自身の二重国籍問題もそうじゃ無いのか? 結局明らかにしたのは、台湾国籍を抹消して、日本国籍だけになりました、と言う事だけで、いつからそうだったのか、いつから認識していたのかという疑問には全く応えていない。しかも、以前には台湾国籍を認識していたような発言やインタビュー記事も残っていることは分かっているのに、それは当時の記者が勝手に書いた見たいな説明をしているだけ。自分達がよく要求するところの「疑惑は深まった」だけで、何も「丁寧な説明」が成されておらず有耶無耶にしているだけだと思うのだけれど。そう言う事って、都合良く忘れるのかなぁ、こう言う人達は。批判するならすれば良いと思うけれど、わざわざ自分に戻ってくるようなブーメランは投げなくても良いといつも感じますね。だからこそ、こう言う都合の良い聞き間違いが、自然と出てくるんだろうな。

2022年10月26日

野田氏のスピーチ

昨日の国会での、野田元総理の安倍元総理への追悼演説は、立場は違えど多くの人達から高い評価を受けています。菅前総理の追悼演説もある意味感動に近いものを感じたけれど、野田元総理の演説も苦しい立場を経験した人にしかわからない、ある意味「同士」的な共感を持った者だけが理解出来る内容だった気がします。

私は、旧民主党が政権を担っていた3年3ヶ月は、日本の憲政史上最悪の期間の一つだと思っているけれど、その中でも最後の一年余りの野田政権は、何とか評価出来るレベルであるとは思っています。まぁ、その前に二人が余りに酷かったので、相対的によく見えるというのはあると思うけれど、それでも野田政権が始まった時には、それまで最低最悪な民主党政権の2年天だったけれど、少しは持ち直すのかなと言う微かな希望を感じたことは記憶しています。結局、余りにそれまでの政権運用が拙くて、もう多少の改善では追いつかない状況にまでに至っていた事が致命的で、民主党政権は再浮上することなく現在に至るわけですが、もし野田氏が二代目、あるいは初代の首相だったら、もしかしてのもしかして、日本に二大政党制の世界線が生まれたかもしれない気がします。

日本では、競争相手の事を「ライバル(rival)」と最近ではよく使うけれど、英語でのニュアンスって、もっと深刻な印象なんですよね。"Rival"の語源は「川」の"river"から来ていて、元々は川の水利をめぐる川の両側の人達の利権争いという、命を賭けた戦いの意味と聞きました。それだけ、血で血を洗う戦いが「ライバル」なので、スポーツとかビジネスの世界に当てはめたら、それこそ相手を打ちのめす、引退させる、場合によっては命に関わる位の衝撃を与える位の行為を意味するので、気軽に"rival"という言葉は使わない方が良いとも。そう言う意味では、日本語には「好敵手」という言葉があるわけで、それちらの方が相応しいと思う。最も、最近の辞書には「好敵手」の意味・定義として、「力が同じ位の良い相手、ライバル」と説明されるくらいだから、カタカナの「ライバル」と英語の「rival」は違う言葉と思った方がいいと思う。で、この二人の場合は、やはり「ライバル」よりは「好敵手」と言う言い方の方がしっくりくる気がします。

結果的に野田政権は1年余りの短命政権で終わったのに、第二次安倍政権は9年近くも政権を担う最長政権となったわけで、そう言う意味では批判も多いけれど、総合的には安倍氏の方が良かったことになるんですが、それもあの民主党政権の後だからと言うバイアスも大きいと思う。そう言う意味では、タイミングさえ違ったら、民主党vs自民党という二大政党制とか、民主党と自民党が大合同して「新自由民主党」みたいなものが生まれたかもしれない。それで日本が今以上に良い時代社会担ったかどうかは分からないけれど、そう考えると野田氏は生まれたタイミングが、政権を担ったタイミングが悪かったことが悔やまれるますね。野田氏の演説を聞くと、今の立憲民主党やその周りの野党に対しての批判・批評も含まれている気がするんですが、それを聞いた彼らはどう感じるんだろうか。余計なことをと思うのか、ここで心機一転現実的な政党・政治家に脱皮するのか、それが出来れば日本も今以上にもっと良くなる未来が期待出来るけれど、結局はこの10年間それが出来ていないから今の体たらくなわけで、多分今回の演説も今日には忘れられて、いつもの無駄な時間が国会は流れていくんだろうなぁ。

それは言い逃れの気がする

テレビ朝日の篠塚浩社長が、「羽鳥慎一モーニングショー」での玉川徹氏の「制作者としては...」の発言に関して、同局や番組制作上の姿勢ではなく、開くまで国葬についての論評」と強調下という記事何ですが、それって苦しい言い逃れだと思うなぁ。玉川氏は、国葬儀の中での菅前総理の言葉に関しての発言ではあったけれど、その菅総理のメッセージは電通によって作られた可能性が高く、なぜなら自分も以前ディレクターとして経験していたから、と言うような内容だったわけですよね。その前半だけを取り上げて「あれは国葬に対しての発言」というのは、半分は正しいけれど、残り半分の説明にはなっていないと思う。

仮に、テレビ局の責任者が玉川氏の発言を認めて、意図的に番組内容に手心を加えていたことを認めてしまったら、それこそ「第二の椿事件」になってもおかしくないわけだし、多分叩けば埃も出てくるだろうから、絶対に認められない事柄。しかし、その部分は必ず問いただされるだろうから、「あれは国葬に対しての意見」と矛先をずらすことで、このまま有耶無耶にして終わるつもりなんでしょう。大体、取材するほうも同じ穴の狢な訳だから、もしかしたら自分の会社・放送局もやっていたかもしれない行為を認めるわけにも行かない。

「発言はあくまで国葬について論評したものと考えている。論評する上で、事実関係に誤りがあったので、それで謝罪訂正をした」

「論評する」理由として、玉川氏は自分がディレクター時代の事を引き合いにして説明しているわけだから、「国葬の論評」と、その裏付けとなる「自身の経験」は別の話だと、後者に関しては何も説明も釈明もしていない。それが玉川氏だけの行為であったならば、逆に玉川氏を今回復帰させるのではなく、その責任を問うべきなのでは。彼だけの行為や認識ではないから、逆にその部分には触れずに、10日間の謹慎で事実上の報道番組への復帰させる事で、あえて触れなかった後者の話をこのまま希薄化させたいと考えているように感じます。

この手のテレビ局あるいは新聞社などメディア企業が起こした不祥事の釈明で、自分が記憶する限りではスッキリした腑に落ちる説明を聞いた記憶は無いですよね。何処の会社・企業に於いても、やはり自らの不祥事は認めがたいし、もしかしたら放送免許停止・剥奪に繋がる可能性があれば尚更だろうし。ただ、同じような事を別の一般企業が起こした場合、彼らメディアは執拗に追求して、責任を追及するのだけれど、それって矛盾と言うか卑怯とすら感じられる行為。これだけ社会的に大きな影響力を持ち、かつ「第4の権力」として、他の権力監視の役割も事実上担っているメディアとしては、他の権力、立法、行政、司法が問題発言をした時と同じ批判や対応をするべきだと思う。

SNS時代の文章術

佐々木俊尚氏のnoteから、SNS時代に求められている「文章術」について。 無料部分だけを読んでの印象ですが、昔は文章と言えば印刷された媒体しかなかったから、どうしても表現が回りくどくなったり長くなったり、また最悪の場合何度か読み返してく貰うことも想定できるから、どうしても表現が「重く」なっていたように思います。それがスマホ時代になり、さらにはLINE等のインスタントメッセージ/ショートメッセージでの会話だったり発言が中心になってきたから、どうしても文字数は減ってくるし、簡単に自分の意志を伝えられるように短い言葉や短縮語みたいなものが中心になってきたのが今だと思います。

自分は子どもの頃はどちらかというと引きこもり気味の子どもだったから、自宅で本を読むのが好きで、それ故に「文字」には凄い親しみを感じるようになりましたるそう言う事も有ったから、就職して最初の頃はマニュアル作成に一寸関わるような部分があり、それが結構性に合ったような気もします。そこから、仕様書とかのドキュメンテーションの仕事も嫌々ながらでもそつなくこなして、それ故に開発中の文書化とか開発終了後の技術書の作成・保管みたいな事も、そんなに嫌では無かった。そう言う意味では、文書を書くこと残すことには、何となく抵抗感を感じる事無く現在に至るような気がしますね。ただその弊害として、開発系の文書なので文学的な余り回りくどい文章は書かないのだけれど、どうしても疑問点や不明点を残さないように記述する癖が付いてしまって、説明が長いというか、事細かに表記したり表現しないと気が収まらない性格に(笑)。それ故、文章は短いのだけれど、文書量は多くなると言う弊害が。それって、印刷物とかドキュメンテーションの世界では、まぁ問題無いのだけれど、ネット社会になって行くと嫌われる傾向何ですよね。

もう一つ、これは小学生位の頃からかな、読書感想文とか何かの発表会の資料とか書かされることが結構多くありました。まぁ時には何かの発表会で賞を貰ったりしたこともあったんですが、それが中学生になると生徒会みたいな活動も入ってきたりして、さらに高校生になると途中からクラブの主務みたいな仕事をやらされたので、父兄への連絡文書とか色々な活動報告とか、よくよく考えてみたら随分昔から「文書」を各人生だったなぁと(笑)。そんな中でよく言われたのか、どうしても説明口調で文章が長くなるので、一つの文章は短く1行にまとめる。長くても2行以内にする、と言う事は今でも気にしている部分。書き手して何か勉強しているわけでもないので、どうしても口語口調でだらだら打ち込んでしまう癖は、今でも時々出てしまいますね。で、短い文章を書くことを意識すると、佐々木氏が書かれているような「太宰メソッド」あるいは、責任の所在を曖昧にするような言い回しも減ってくる気がします。余計な言葉を減らさないと、文章は短くなりませんから。ただ、その弊害としてちょっと難しい言葉遣いとか慣用句とか、あるいは諺みたいな言い回しが増えてきて、逆によく分からない文章に簡略化される危険性もあるかなと。如何に平易な言葉遣いや文章で、重要な事の要素を効率良く伝えるか、と言うのが文書術の極意だと思うし、その究極が「俳句」だったり「川柳」だったり「短歌」という日本の文化にも繋がるのかなぁと感じています。

あと、以前から言われていて、その後仕事で英語を使うようになって凄く意識したのは、その文章の中で「主語」をしっかり主張すること。「誰が」という事を最初に決めると、その後の表現も具体的にせざるを得なくなるんですよね。逆に主語を明確に決めないと、その後の文章は幾らでも曖昧に適当にする事が出来る。そうすると、読む人にとって都合の良い文章に仕上がるから、結果的により多くの人が何となく共感できてしまう文章になるので、そう言う仕事の人に取っては有利になるのだろうと。それがSNS時代になるとどんどん加速していくんだろうなぁ。そう言う意味では、「絵文字」という存在も日本語らしい特徴で、あれって言ってみれば「漢字」の代わりと思えば結構納得出来るかも。勿論英語でも、"Smile"の代わりに":-)"の絵文字を使っても良いのだけれど、英単語と絵文字(Graphics)の同居ってどうも居心地が良くない。でも、元々は「絵」、象形文字から生まれた漢字だと、何となく収まりがいいような気がする。これもこじつけかなぁ... (笑)。時代とともに、言葉の意味や使い方もどんどん変わるけれど、同じように書き方や綴り方、さらには漢字やかな等の「文字」も変化する時代になるんでしょうね。

2022年10月25日

意外なクレーム

爪楊枝から木の匂いがする」というクレームは、なかなかの物だと思うのだけれど、まぁ世の中にはとんでもないことを平気で言う人は多いからなぁ。疑問なのは、そういうことをクレームした人は、爪楊枝が木製である事は知った上で、しかし脱臭していない事に文句を言ったのか、それとも木で出来ていることを知らずに文句を言ったのか、その背景は知りたいなぁ。実は私も可能なら似たようなクレームを言いたいことがあって、それは「洗剤から香水の匂いがする」という事(笑)。最近の洗濯洗剤って、もう色々な匂い付けしていて、さらに最近では洗濯とか乾燥の最後に匂い付けするような物も売っているんでしょ? もうね、勘弁して欲しい。

洗剤だけで無く、トイレットペーパーとかティッシュペーパー何かも、最近では仁尾樹の物が多いけれど、それでも「無臭」の製品も並んで販売されるていることが多いからまだ我慢できる。でも、洗濯洗剤で無臭の物ってあるんだろうか。勿論、匂いに対しての印象は人それぞれなので、自分のように匂いがきついと思う人もいれば、全くそんなことは無いと感じる人も多いだろうし。匂いだけでなく、食事の味付けだってそうだし、服装の好みから髪型や人となりに関してだって「絶対的に正しい」事も「絶対的に間違っている」事も無い。ただ、そう言う感情的な部分に関しては、自分でそれなりにコントロールしたり我慢することも可能何だけれど、匂いとか音とかのように、意識ではどうしようもないものに関してはやはりもう少し配慮が必要なのではないだろうか。洗剤に関しては、基本洗剤は無香料無臭にして、ラーメンのトッピングじゃないけれど、後付でブレンドするなりして好みの匂い付けが必要な人は出来るようにして欲しいなぁ。

爪楊枝の話で更にビックリしたのは、爪楊枝の頭の切れ込み部分に文句を言う人がいること。溝の深さとかにクレームするって、その人はどんな方法で溝の深い・浅いを判断しているんだろうか。見た目の直感? 正直爪楊枝を使っても、溝の深さまで気にしたことはないなぁ。あれって、下側の溝で折って爪楊枝置きにするために彫られているはずなんだけれど、折ろうとして折れないから溝が浅いとか、簡単に折れてしまったので溝が深いとか感じるんだろうか。私は、殆どの場合折ったことがないから、溝の有る無しなんて気にしないけれど。まぁ、世の中には色々な事柄に敏感というか、変なところに意識が言ってしまう人がいるもんだなぁと逆に感心してしまいます。その観察力をもっと別のことに生かせば、もしかしたら凄い発明が生まれるかもしれないのに(笑)。

私も昔々、自分達の製品の「お客様窓口」部門の人と少し仕事をして、お客様から問合せとかクレームで掛かってくるリアルな電話を聞いたことがあるんですが、本当に信じられない世界でした。多分自分だと1時間所か、30分も持たないと思う。確実に一日で心が病んでしまいます。あの仕事を何年を続けている担当者には、本当に頭が下がります。でも、ああいう部門がちゃんとしないと、お客様満足度だけで無く会社としての評判にも関わりますからね。当時はまだ今ほどネットも普及して居ないので、画するにしても凄く限定されていたけれど、今なんて何かあればあっと言う間に広がって、手が付けられなくなる時代ですからね。逆にそう言う時代だから、理不尽なクレームに対しては以前以上に援護射撃が付く場合も有るけれど、それでも難しい時代なぁと言う印象は強くなるばかりです。 諺で「箸が転がってもおかしい」という物があるけれど、今の時代は「爪楊枝が臭っても怒られる」時代なんだな、と。自分も加齢のせいか一寸したことでむかっとすることが増えてきたけれど、そういう時こそゆっくり深呼吸をして、気持ちをリセットする位の余裕を持ちたいですね。

命知らずな電動キックボード

週末、自家用車で帰宅途中に遭遇した、ある意味衝撃的なシーン。浜松市内の幹線道路が交わる大きめの交差点での事。 片側2車線の道路で中央分離帯が有るこの交差点は、右端に右折専用レーンがあります。私はこの交差点を直進するために、2車線の右側のレーン(左に走行車線、右に右折専用レーン)を走ってきたんですが、丁度信号が赤に変わったので、交差点の先頭で停車しました。

信号が変わり、目の前の横断歩道を渡る人が左右から移動を始めるんですが、左から右に「すーーーーーー」という感じで不自然に平行移動してくる男性に目がとまります。ぱっと見30台位のスーツ姿のこの男性、何だろうと思ったら電動キックボードに乗って横断歩道を移動してきます。その瞬間は何とも思わなかったのですが、よく考えたら法改正があって、確かライトとかウインカーとか付けないといけないはずだし、ヘルメットも必要じゃなかったかな。でもぱっと見そんなものは付いていない子どもが遊ぶようなシンプルな物に見えます。またヘルメットも被っていない。まぁ、横断歩道を渡ってくるくらいだから、電動キックボードでは無いのかななどと考えていると、何故かこの男性、私の右手、中央分離帯のところで止まります。連れの人が追いつくのを待っているのかなと思ったんですが、そのまま動きませんし、何故かキックボードを前(車の進行方向)に向けて待っています。そのうちに、対向車線の信号が右折専用に変わり左右から右折車が流れ出して、もう揃う露こちらの信号が青に変わりそうになります。

ここで思ったのは、「こいつ、このまま直進して、2車線の右側を真っ直ぐ進むのか」と言う事。となると、私の右側を併走して追い抜くことになるので、変に接触しないように車線の左側に酔って進まないとと自分に言い聞かせます。でも、彼が止まっているのは中央分離帯のところですから、信号が変わると右折専用レーンに止まっている車が前に出てくるはず。となると直進ではなく、右折するつもりなのかと言う疑問も。それならば、最初から横断歩道を渡って、しまえば良いと思うのですがよく分かりません。いずれにしても、どうも胡散臭そうなので、自分は信号が変わって直ぐにスタートせずに、一呼吸二呼吸おいてからゆっくりと車をスタートさせました。右側の右折専用レーンに止まっていた車も直ぐには発進しません。で、案の定このキックボード氏はするすると前に進むと、なんとそのまま直進するのではなく交差点のまん中をゆっくりと左右に蛇行するようにキックボードを揺らして、緩やかな右カーブを描いて右手の方向に走っていきます。一瞬、反対車線の車が直進してくると思ったんですが、向こう側も怪しいと思ったんでしょうね。そのキックボード氏が通り過ぎるまで殆ど動かない状態でした。

彼が常習犯なのか何なのかまでは分かりませんが、こう言う一握りの輩がいるから、何でもかんでも規則やルールで縛らないと、それでも巻き添えを食うことになるんだなと、一寸怒りに近い物がこみ上げてきました。キックボードだけでなく、自転車だったりバイクだったり、似たような話も有るけれど、こう言う事が積み重なると結局は真面目に楽しんで電動キックボードを利用している人が割を食って行くんですよね。彼にとって、あの交差点での行動が最初で最後であるならまだ良いけれど、常習的にああいうことをやっていると、いずれ命に関わることになるだろうなぁ。それで自分が怪我をスルの場良い方はキツいけれど自業自得だけれど、それに巻き込まれた方はたまりませんよね。そうならないことを祈るばかりです。

国産BEVの将来

トヨタのBEV戦略見直しに関しての一連のツイートですが、BEVに関して個人的に興味深い内容だったので備忘録代わりに記録。

何が「印象深かった」のかと言うと、内藏バッテリーに関して闇雲に安全性を追求するのではなく、最悪発火することを前提に、その場合にも十分な対応(車外への脱出)可能な対策をするという考え方。これ、製品開発での問題修正とか安全保障等では良くあることなんですが、兎に角問題ゼロ、信頼性100%を目指してしまうと、最後の最後に幾らお金や時間を掛けても達成出来なくなってしまう。だから、問題に関しても全ての問題を解決することは不可能なので、一定の閾値を設定して、それを超えたら残った問題はその都度対応する様にして、製品を「商品」として出荷するのが普通の考え方。勿論、その閾値の設定が甘ければ、後で大問題になる可能性もあるし、それなりの閾値であれば、問題が発生してもフィールドで対応して行くことも出来る。まぁ、往々にして後からとんでもない問題が発生して酷い目に遭うんですが、全く新しい製品だとそう言うリスクも大きいけれど、一度市場に出て揉まれた物を回収していく場合は結構問題点も洗い出されていて、そんなにリスクも高くない。そう言う意味では、テスラとか選考してきたメーカーや、新興メーカーだけれど国内であればかなりの無茶も出来る中国メーカー何かは、既にその手の問題点洗い出しは済んでいて有利な事は確かですね。ただ、だからと言って深刻な問題が絶対発生しないわけでは無く、日本とかだとその「一件」が致命傷になる場合も有るわけで、そこが特に日本市場でのビジネスで難しい所でしょうね。

逆にスレッドの中で疑問を感じたのが、BEV車は豊富な電力を利用して、各種センシング機能や車内装備をふんだんに活用できるという説明。確かに搭載しているバッテリー容量は、エンジン式自動車やハイブリッド車等と比較して大容量何だろうけど、それってBEV以外の車が車内に発電装置(=エンジン)を搭載しているから必要最小限のバッテリー搭載にしているだけで、決してBEVのバッテリーだけが優れていると言う話では無いと思うのだけれど。そう言う意味では、今のHV車のような自動車を駆動するエンジンで副次的に電気を発電して充電するのではなく、小型で効率的な発電機を内蔵して、駆動部分は完全にBEV可しつつも充電機能は単体でも可能な様なデザインのEV車って駄目なんだろうか。実は最初にハイブリッド車がブームになった時、個人的にはそう言う仕組みで動いていると思ったんですよね。何故なら、エンジンで駆動する機械部分とモーターで駆動する機械部分、2種類搭載するのは無駄だと思ったから。それなら駆動する部分はモーター系だけにして、内蔵エンジンは発電と充電専用にすれば良いんじゃ無いかと。でも、何故かハイブリッド車のエンジン容量って、ガソリン車と同じか大きいものも多くて、それが個人的には凄く不思議でした。確か、そんなデザインの車も何台かあったと思うんですが、やはりそれなりの大きさのエンジンを搭載しないと、十分に発電できないという事なんだろうか。そこが凄く不思議なんですよね。

将来的には、BEVにどんどんシフトしていくんだろうけど、仮にそうなるとしてじゃぁ充電のための電気インフラってどゅうぶんなのという疑問は未だに消えません。街中のバッテリーステーションの設置もそうだけれど、そうで無くても発電でも「再生エネルギー」と言って十分な発電量が賄えていないのに、そこに一斉にBEVにシフトしたらかなりの量の電気が必要になると思うのだけれど。まぁ、行きすぎた太陽光発電ブームにブレーキを掛けて、原子力発電も含めたバランスの取れた発電体系に戻るのならその為のコストと見てもいいけれど、車はBEVにシフトしたけれど、発電所はLNGとか火力発電が中心でというのは本末転倒だと思うなぁ。それに関連して、スレッドでも言及されているBEVのバッテリーを非常時のバックアップ電源にしたり、運転以外のライフスタイルの提案など興味深いけれど、それらも含めて国の政策として有る程度強制力を持って実行するとか、其れ以前に一人一人のライフスタイルを変えることくらいまでしないと、なかなか難しい気がする。で、そう言う事を考えたら、それこそ自宅とかマンションなんか持たないで、大きめのキャンピングカーで生活すれば一番効率的じゃないかと思うようになったんですが、あと何年かしたら全国を回遊するライフスタイルが定着するかも。

2022年10月24日

民主党とマイナンバー

朝日新聞の無料部分という短いスペースの中での、さらに実際の演説を簡略化した内容だろうけど、それでもこの人の無責任なというか無知なのかというか意図的に発言しているのか、随分とめちゃくちゃなことを平然と言っている気がする。立憲民主党前代表の枝野幸男氏が、さいたま市での後援会での発言らしいけれど、マイナンバーカード憎しで適当なことを言っているようにしか見えない。 

保険証は子どもも乳幼児も持っている、認知症の高齢者から寝たきりの人も持っている、でもマイナンバーカードは、と言う言い方をしているけれど、保険証だって子どもが自分で市役所とかに行って貰っているわけじゃないでしょ。寝たきりの人が、その時だけ起き上がって取りに行っているわけじゃ無いでしょ。保護者とか代理人とか、もし本人が何らかの理由で申請や受取が出来ない場合には、それなりの理由と手続きがあれば、代理人が管理することも可能なわけだし。もしかしたらこの人、自分で保険証の手続きをしたことはないのだろうか。少なくとも、仕事が変わったり、辞職したり再就職したりすれば、その時々で国保から社保にしたり、書き換えの手続きとか必要なはずだけれど。

さらに驚くのは、停電になればマイナンバーカードのシステムが壊れたら、と言うけれど、今の時代必要な情報は電気インフラに乗っかっている訳だから、別にマイナンバーだろうか保険証だろうが、そこは同じはず。病院と会って、月一回の保険証確認する作業を見たこと無いのだろうか。端末に情報を表示させて、保険証番号の確認とかやっているわけで、停電根になればその端末だって動かない。大体停電になれば、病院の治療行為だって出来ないでしょう。大きな病院ならば、自家発電装置とかもあるから多少の事は出来るだろうけど、それも院内の独立した機器だけで、外部との接続が有る場合には外部の中継施設が止まればやはり使えないだろうし。そう言う意味では、太陽光発電重視で電力インフラが歪な事になって違法が問題だと思う。自分のところの「最高顧問」だっけ、あの人を少しは諫めたらどうかと思うなぁ。

で、マイナンバーカードを批判するのは自由だと思うけれど、そのマイナンバーカード導入を決めたのは自分達が政権与党だった民主党時代の2009年12月。例えば、ちゃんと「民主党時代に決定した」と行っている議員さんもいるし、

同等の岡田克也氏は 「行政コスト削減の画期的法案」と言っている。「マイナンバー」と「マイナンバーカード」は別物、と言う良いわけも有るかもしれないけれど、それは「マイナンバー」という本体をどう表現するか利用するかと言う話だけで、根本である「統一的な番号で関連サービスを紐付けて効率化する」という部分は同じ話。以前は、これだけ自画自賛すらしていた制作を、なんで今は掌返しで批判してあまつさえ責任問題みたいな事まで言うのだろうか。真っ当な政党ならば、時間も経過して新たな問題点が生まれたならその事を言えばいいのだし、寄り国民のためにどう活用したらいいのか、それを提案するのが野党与党問わず政党の仕事じゃないだろうか。例えば、今一番の問題は旧統一協会の問題等ではなく、経済的な問題や社会保障などの問題の方がより切実だし大きな話。それら行政サービスを、より効率的に効果的に提供するためには、マイナンバーという共通の基盤があれば今すぐ実現出来るから、ここをこうしてあそこをああして、と言う事を言えば、ずっとそこ止まりの政党支持率も少しは上向くだろうに。これも一つの「ブーメラン」なんだろうな。

最後の一枠 (2)

昨日の続きと言うか、残り第四節の試合結果をついかした更新版。第四節の結果を加味した、現在の勝点と順位。

  • Division-A: 
    • パナソニック (12) 
    • IBM (12)
    • ノジマ相模原 (6)
    • アサヒビール (3)
    • 胎内(ディアーズ) (3)
    • オール三菱 (0)
  • Division-B:
    • 富士通 (12)
    • オービック (10)
    • エレコム神戸 (7)
    • 東京ガス (3)
    • アサヒ飲料 (3)
    • otonari福岡 (0)
各ディビジョン上位4チームが進出できる、ライスボウルトーナメント進出に関しては、

  1. Division-Aの、パナソニック、IBM、ノジマ相模原は確定
  2. Division-Bの、富士通、オービック、エレコム神戸は確定
  3. Division-Aのオール三菱は、6位が確定したので、X1 Areaとの入替戦に回る
    ※勝点3で並ぶ可能性のある、アサヒビール、胎内、どちらにも直接対決でオール三菱は敗れているので、最終戦(vs ノジマ相模原)に勝利しても順位で上回れないため
残る1枠は、Divisioin-Aは最終節でのアサヒビールと胎内との直接対決の勝者が進出。仮に試合結果が同点引き分けの場合は、順位決定方式により全試合での得失点差で順位が決まるため、現在「-27」のアサヒビールが「-53」の胎内よりも有利。従って、アサヒビールは負けなければ進出出来るが、胎内は勝利が必須条件に。色々な意味で熱い試合になりそう。

Division-Bは少し複雑。東京ガス、アサヒ飲料、otonari福岡、いずれのチームにも進出の可能性があります。最終節の対戦予定は、

  • 東京ガス vs エレコム神戸
  • アサヒ飲料 vs otonari福岡
東京ガスは、アサヒ飲料には敗れたが、otonari福岡には勝利しているため、

  1. アサヒ飲料が勝利して勝点6となり、東京ガスもエレコム神戸に勝利して勝点6と並んでも、アサヒ飲料が直接対決で勝利しているので、アサヒ飲料がトーナメント進出。従って、アサヒ飲料はotonari福岡との試合に勝てば自力で進出確定、引分けの場合は東京ガスがエレコム神戸に引き分けるか敗れれば進出確定。
  2. 東京ガスはエレコム神戸に勝利した上で、アサヒ飲料がotonari福岡に敗れるか引き分けるとトーナメント進出。エレコム神戸に引き分けた場合は、アサヒ飲料の敗戦が必須条件になる。
  3. otonari福岡は、アサヒ飲料との最終戦に勝利した上で、東京ガスがエレコム神戸に敗れて、勝点3で3チームが並ぶことが必要。その上で、3チーム間の得失点差になるが、
    1. 対戦が終了している東京ガスは、3チーム間の得失点が「+2」で確定(vs アサヒ飲料 -2、vs otonari福岡 +4)
    2. 現在「+2」のアサヒ飲料は、otonari福岡に敗れると+1以下になるので、東京ガスが優位
    3. 現在「-4」のotonari福岡は、+7点差以上で勝利して、得失点差を「+3」以上にすれば、東京ガスを上回りトーナメント進出
最終戦の東京ガス vs エレコム神戸の試合は、11月6日の11:00からで、アサヒ飲料 vs otonari福岡の試合はその結果が分かってからの同日14:00から。東京ガスは勝って、14:00の結果待ちですね。逆に東京ガスが勝つとotonari福岡はトーナメント進出の可能性が消えるので、そのモチベーションはどうなるかでアサヒ飲料戦に影響しそう。まぁ、いずれにしても、どのチームも「勝って結果を待つ」事に変わりないので、これまで以上に熱の入った試合になりそう。

2022年10月23日

最後の一枠

日本国内のアメリカンフットボール「Xリーグ」の最上位リーグの「X1 Super」は、今週末がディビジョンリーグ戦全五節のうちの第四節の試合が行われていて、昨日土曜日は半分の3試合が開催されて、今日もこれから残り3試合の開催が予定されています。 X1 Super 12チームが6チームずつDivisoin-Aと-Biに別れてリーグ戦を行い、上位4チームがライスボウルトーナメント進出となるんですが、昨日の時点でその4チームのうち3チームまでのトーナメント進出が確定し、残り3チームで最後の一つを争う状況に。(括弧内数字は本日朝時点での勝点)

Division-A:

パナソニック(12)、IBM(9)、ノジマ相模原(6)、オール三菱(0)、アサヒビール(3)、胎内(ディアーズ)(3)が戦うDiv-Aは、パナソニックとIBMが前節でトーナメント進出を確定。逆に昨日の試合でオール三菱がパナソニックに0-73で完敗したため、オール三菱は、最終戦でノジマ相模原と対戦し勝利して勝点3を得ても、勝点3で並ぶ可能性のあるアサヒビール、ディアーズ、どちらにも直接対決で敗れているため、6位が確定。オール三菱はX1 Areaとの入替戦に回ります。ライスボウルトーナメント進出可能性は、ノジマ相模原、アサヒビール、胎内の3チームのうち2チームに有ったんですが、昨日の試合でノジマ相模原が胎内に21-6で勝利し勝点を6にしたため、この時点でノジマ相模原のトーナメント進出が確定。これは、最終節でアサヒビールと胎内が直接対決するためで、その組合せはなかなか複雑。

  1. ノジマ相模原が最終節でオール三菱に勝利した場合(勝点9):
    1. 勝点9で並ぶ可能性があるのは、IBM、アサヒビールだが、アサヒビールが勝点9となる可能性は、今日のIBMとの試合に勝利し最終節でも胎内に勝利する場合。この場合は、胎内が敗れて勝点3のままなので、胎内が入替戦に回り、ノジマ相模原とアサヒビールがトーナメント進出となる
    2. IBMがアサヒビールに今日勝てば、アサヒビール・胎内どちらも最大で勝点6止まりなので、ノジマ相模原を上回れない
  2. ノジマ相模原が最終節でオール三菱に敗れた場合(勝点6):
    1. 今日の試合でIBMがアサヒビールに勝利した場合、アサヒビールと胎内は勝点3のままで、最終戦の直接対決でどちらかが勝点6になるので、ノジマ相模原の4位以上が確定
    2. アサヒビールがIBMに勝利した場合、
      1. 最終戦でアサヒビールが勝てば胎内は勝点3のままでノジマ相模原を上回れない
      2. 最終戦で胎内が勝てば、勝点6でノジマ相模原、アサヒビール、胎内の3チームが並ぶが、直接対決でノジマ相模原は両チームに勝利しているので順位は上位となる。
と、手元の集計ではなります。で、残り1枠を争うのはアサヒビールと胎内の2チームで、最終枠は今日のIBM vs アサヒビールの結果にかかわらず、最終節での直接対決で勝ったチームがトーナメント進出が決定するという、なかなかハードな内容。引分けの場合、全試合の得失点佐で決まるのですが、その場合はアサヒビールが今日のIBM戦で大差で敗れない限りは、今の所アサヒビール有利。と言うわけで、アサヒビールとしては、勝利は当然目指す者の、負けるにしても僅差の勝負に持ち込みたいでしょうね。

Division-B:

富士通(12)、オービック(7)、エレコム神戸(7)、アサヒ飲料(3)、東京ガス(0)、otoari福岡(0)が機能までの状況ですが、すでに第三節で、富士通、オービック、エレコム神戸のトーナメント進出が確定。残り1枠を賭けて、今日の試合(オービック vs アサヒ飲料、東京ガス vs otonari福岡)は重要。

  • 東京ガスは、今日のotonari福岡、最終節のエレコム神戸と連勝が必須条件。その上で、アサヒ飲料が残り2試合(vs オービック、vs otonari福岡)で勝点3を揚げないことが絶対条件。勝点で並ぶと、アサヒ飲料が東京ガスに直接対決で勝利しているので、アサヒ飲料が優勢となるため
  • アサヒ飲料は、今日のオービック戦、最終節のotonari福岡戦のどちらかの勝利が必須条件。今日のオービック戦に勝利しても、最終節のotonari福岡に勝たないと脱落する場合も。今日東京ガスがotonari福岡に勝てば、最終節で負けても進出出来ますが、いずれにしても2連勝がほぼ必須の状態
  • otonari福岡は、今日の東京ガス戦、最終節のアサヒ飲料戦連勝が必須条件で、2連勝すれば自力でのトーナメント進出が確定。引分け、あるいは一敗すると入替戦に回ります。
今日の東京ガスvs otonari福岡の試合で、東京ガスが勝てばotonari福岡はトーナメント進出から脱落、otonari福岡が勝てば東京ガスが脱落という事になりますね。アサヒ飲料は、最終戦でのotonari福岡戦に向けて、全力集中でしょうか。でも、今シーズンのオービックの様子を見ていると、案外アップセットがありそうな気もするんだよなぁ... 


マイナンバーカードの疑問

河野太郎デジタル大臣が、マイナンバーカードに関しての疑問に答えている自身のブログ記事。これまでにない新しい仕組み・システムを始めるわけだから、それに対して様々な疑問や訃音に心配が出てくる事は当然だと思うし、それを実行する行政側も丁寧に説明するべきだとは思うけれど、その行政と国民の間で情報を媒介するメディアが適当なことを言っているケースも多くて、それが一番の問題のように思いますね。

そもそも、 生まれた時に任意に与えられる「マイナンバー」と、それらに関するの情報をまとめたアクセス手段である「マイナンバーカード」が混同されていることが最大の問題点では。「マイナンバーカードを取得しない=マイナンバー制度に参加しない」と思っている人が多いみたいだけれど、マイナンバーカードを取得しない事で発生するのは、マイナンバー制度を利用した行政サービスが利用出来なくなる場合がある事。決して、マイナンバー制度の外で生活出来る=今のマイナンバーカードがない状況が継続出来る、わけではないんですよね。また、マイナンバーは各所に存在している個人情報へのポインターではあるけれど、内容を含むものでは無い。だから、情報強度に関して言えば、個々の情報(例えば銀行口座番号とか運転免許証番号とか)が保存されている強度に依存するものだから、漏洩とか気にするのであればマイナンバー云々よりもそれらの情報管理について心配しなきゃ意味が無い。

紛失した場合どうするんだという話しも、それは既存のクレジットカードや運転免許証と同じリスクなわけで、それらのカードを日常的に利用して居て問題無いのであればマイナンバーカードの使用時だって同じはず。ただ、運転免許証を紛失した場合は運転が出来なくなるだけだけれど、マイナンバーカードを紛失したら運転だけでなく、病院も行けない、その他サービスも停止するからリスクが大きい、というのは一理ある反対理由だと思います。個人的には、その為にはマイナンバーカードの「仮想化」、つまりスマホへカードを取り込んで実際の利用にはスマホを利用して、本体のマイナンバーカードは本当に必要な時のみ使用するような、言ってみれば「実印と認め印」みたいな関係で利用出来れば、かなりリスクは低減されるだろうし、使用感も改善されると思うなぁ。凄く勘ぐれば、スマホにマイナンバーカードが入ると、位置情報とか利用情報とかく見合わせて、それらの履歴がネットワーク経由で収集されて、とかいう事も技術的には可能。そういう所はちゃんと確認しないといけないけれど、それを言い出したら既存のアプリは全て疑わないといけないわけですし、逆にそう言うリアルタイム性が無いと、スマホに入れた意味が無くなる部分もあるので悩ましいんですよね。

コロナ禍対策での特別給付金配布の事例がその最たるものだと思うけれど、マイナンバー制度がちゃんと機能していたら、もっとスムースに配布できただろうし、税金情報と紐付けされて入れだ、それこそ年収に応じて重み付けして配布するようなことも直ぐにできるはず。さらに言えば、マイナンバーに反対している人達が同時に主張する、高額所得者に対しての課税に対しても、納税把握も出来るようになるわけだから今以上に公平に税の徴収と分配が出来るようになるはず。最も、高額所得者で変に納税を誤魔化している人もこまるだろうけど、個人事業主とか自営業の人達も同様に厳密になるから困る、という人も結構いるんじゃ無いだろうか。いずれにしても「公平」にはなるわけだから、本来反対所か賛成するはずなのに何故か反対している矛盾。私は何度も書いているけれど、銀行口座もクレジット情報もマイナンバーに紐付けして良いから、サラリーマンの源泉徴収のように毎年の確定申告とか納税の手間・面倒から解放して欲しい。少なくとも単に反対を声高に叫ぶのでは無く、何が危惧されていてそれに対してどう言う対策なり解決策があるのか、そう言うものを冷静に議論をして積み上げていく作業を、透明性を担保して進めて欲しいですよね。結局は、そう言う不安とか疑問というものは、殆どの場合無知あるいは思い込みから生まれてくるものと思うから。で、許せないのは、そう言う事を分かった上であえて不安を煽るようなことをやっている人達で、その中には国会議員とかそれなりに責任もある人間も混じっていることが問題。というか、もはや「罪」だと思う。安保法制の時だって、居酒屋で話をしたら逮捕されるとか、散々言っていたのに既に数年経ってもそんな事例は生まれないし、今ではそんなことすら言わない。ああいう、無責任な発言や行動こそ、マイナンバーでトラッキングをして、一定の閾値を超えたら警告するようなシステムが欲しいと個人的には思う(笑)。

日本に住む

母国中国ではなく、日本に住むことを決めた在日中国人の人達の話。なかなか興味深い内容だと思う一方、これからの日本のことを考えると、こう言う人達をある意味呼び込んで「新日本」みたいな社会を作っていかないと駄目なんだよなぁという気もするんですよね。まぁ、多分反応としては、ポジティブなものとしては「日本最高」「日本は住みやすい」みたいな、日本礼讃みたいな意見と、「隠れた侵略」「外国人優遇」みたいな外国人排斥みたいな意見の両極端に別れそうな気がするんですが、結局はその間の人が大多数と言う事なんだと思う。

日本も含めて、多くの場合は生まれ育った国、土地が一番馴染みがあるだろうし、そこが一番の場所だと思う。でも、経済的な理由だったり、その他色々な理由から、生まれ育った場所から出たい、別の場所で生活したいという人も多いでしょうね。世代によっても違うと思うし。例えば、よく言われる「世界一幸福な国」のブータンにしても、最近のネット社会が実社会の中に入ってくれば、どうしたって若い世代はそう言うものを好むだろうし、そこから得られる情報は多分それまでのブータン社会とは乖離して居るものだから、寄り深く賛同する人と反発する人が出てくるだろうし。 国際的な視点でなくても、日本国内においてだって、自分の生まれた土地を好きな人はずっとそこに住んでいたり、わざわざ都会からUターンしてきたりする人もいれば、色々な理由から別の場所に動く人も多くいるわけですからね。

私が知っている中国なんて、極々一部のまた一部何だけれど、日本以上のと言うか世界でも有数の「競争社会」という事は納得出来ますし、共産党支配の国ということで、上からの強制が強い国であることも事実。そう言う事に、有る程度鈍感になってしまえば、案外暮らしやすいと感じる事もあるだろうけど、それに反発や疲労を感じる場合も多いでしょうね。兎に角、競走に参加して勝ち続けないといけない社会は、脱落した途端にそれまでとは真逆の状況が待っているわけだから。韓国もそれに近い社会だと思うなぁ。少なくとも仕事に関しては、財閥系企業に入ることが先ず最初の目標になるし、そこから外れてしまうとなかなかリカバリー出来ない。だからこそ、とんでもない才能が生まれたり、場合によっては集団で凄い結果を出したりするんだろうけど。それに、中国とか韓国の様子を見ていると、日本以上に内部階級が厳しい気もするし。それが完全に実力だけでランク付けされるならまだ納得するものの、一方で縁故社会でもあるから、誰か一人成功するとそこに全てがおんぶに抱っこ状態になるから、変に成功することも出来ない気がしますね。

日本の場合は、良くも悪くも平均というか平準化されているから、とんでもない発明や人材が生まれることは稀だけれど、与えられたことを確実に進める力というかシステムは揃っていると思う。半分揶揄されつつも、日本人がこれまで生み出してきた製品を振り返ると、そういう部分での「発明」というよりは「改善」が殆どだと思うし。でも、そんな中にも「オタク」という存在があって、その「オタク」の存在が標準化しているから、内容としては高度なんですよね。でも、そこに競走と言う概念は無くて、自分が好きな分野を追求していくこと(結果的にそれが競走で勝利することであっても)だから、一生涯続けることも苦にならない。ある意味、誰もが(その気になれば)自分の居場所を自分で作って維持出来る社会、とでも言えるんじゃ無いだろうか。記事の中で「寝そべることも出来ない」という言葉が登場しますが、「寝そべりながらも好きなことが出来る」社会が日本なのかもしれない。で、結局はそう言う同じ考えというか「気持ち」を持った人が集まれば、それは以前の日本と同じ社会構造が継続して行くことになるわけで、単に国籍だとかで矮小化するような話では無いと思うんですよね。当然、逆の場合も有るわけで、少ないとは言われながらも、海外に出ていく日本人も多いわけで、そう言う人は自分の土俵で勝負をすれば良いだけの話し。そう言う流れから、今の「国」という概念も少しずつ変わっていくんでしょうね。人口減少が叫ばれる日本だけれど、こう言う「日本予備軍」みたいな人は沢山存在するだろうから、そう言う人達が気持ち良く生活出来る環境作りが重要なのでは。当然、良い事ばかりを言うのでは無く、その環境を壊すような人にはきっちりと退出してもらう「是々非々」を確立することが一番重要だと思う。

2022年10月22日

真剣に心配している振り

過去何人もの女性皇族の方が結婚されて皇籍を離れて一般社会の中に入られているのに、何故か小室眞子さんの場合は、彼女ご本人ではなくご主人の小室圭氏の話題を延々と取り上げている。New Yorkでの弁護士資格試験に挑戦をして、今回3回目で念願の合格を手にして、やっと新天地での生活のハードルを一つ超えたら、それならそれでまたメディアが新たな危機を煽ってこの話題を続けようとしている。 

このFRIDAYの記事も、「宮内庁関係者」が「国民の懸念」を代弁しているような発言を書いているけれど、本当なのかと疑問が99.999999%感じるような話題。「宮内庁関係者」が、メディアに対して、「宮内庁が再び悪い意味で注目を集めかねないことを戦々恐々としている」とわざわざそのメディアに言う事は、一読者としてみてみると凄く不自然に感じる話し。その不都合を生み出し扇動スルかもしれないメディアに、なんでわざわざその為の餌を投げてあげるんだろうか。本当に関係者ならば、「宮内庁とは関係無い話ではあるが、眞子さんをお世話した者として、これからの人生をお二人で有意義にお過ごしいただきたい」みたいな話で終わりじゃ無いの。で、強いて言うならば「既に一般の中に入られたのだから、メディアとしてもそれを尊重した取材を強くお願いしたい」くらいじゃないだろうか。

大体、そう言うゴシップ系の媒体だけでなく、何でNHKまで後追い取材をしているのか。お二人がNew Yoikに行かれた理由は色々あるとは思うけれど、やはり一番の理由は日本国内にいたら四六時中メディアが追いかけて、プライバシー所か生活することすら難しいからと言う事も有るんじゃ無いかと思うんですよね。まぁ、アメリカに行ったら行ったで、無効は無効でまたパパラッチみたいな存在がいるわけで安心出来ないけれど、それでもそう言うプライバシー部分には敏感な社会だから、対策は日本よりもやりやすいんじゃないだろうか。ましてや、まだ司法試験に合格したばかりだけれど、弁護士という法律に対しては強い立場にいるわけだし。

先輩というのはちょっと語弊が有るかもしれないけれど、黒田清子さんの場合は、結婚され迄は散々相手のプライバシーも含めて世間に晒されたけれど、結婚をして皇室を離れてからは殆ど報道されることも無く逆に「健康に楽しく生活されているのか」とこちらが不安を感じるくらい。本当は、それ位が良いというかそれが殆どの「一般国民」の姿のはず。New Yorkの司法試験だって、小室氏以外の日本人受験者もいるだろうし、彼だけことさら取り上げるのはやはり不自然だし別の意図があるとしか思えない。個人的には、小室さんが弁護士としてそれなりに実績を積んだら、是非こう言うゴシップ系の行為を諫めるような仕事をして欲しいな。そこに多少の私怨が混じっていても、彼の場合には許せる気がする。


だから無責任な発言が出てくる

国会の場で宗教観を問いただす質問をした立憲民主党の打越さく良議員の発言大して、その是非を問われた立憲民主党の我妻昭政調会長は「詳細が分からないのでコメントが出来ない」と逃げ腰の回答をしたらしい。 その発言の様子は既にメディアが伝えているわけだし、その状況以前に相手の宗教観を塔子とを国会という公の場でする事自体間違っている(憲法違反)とも問われる行為のはず。「立憲主義」を党の目標と言っているからには、立憲には敏感であるべきはずで、その割りには憲法違反化もしれない行為に対しては随分と鈍感でそこに驚いてしまう。

また一般論として再度問われても「そこの状況とリンクしてくる」ってどう言う意味何だろうか。相手から某の発言があって、それに対しての質問だったら許されるという話か? でも、自らが質問者として発言していることは明らかで、その様子も動画で残っているはず。でも、どうも立憲民主党のサイトには、他の議員やこの議員の発言の様子の動画が登録されているらしいのだけれど、肝心なこの部分は削除されているらしい。つまり、拙いという事は党としても認識していると言う事なんでしょうね。

で、同じ事を問われた泉健太代表も「ご意見は承りました」と言うだけで、正直しらばっくれているようにしか見えない。日頃あれだけ他党の党首=首相の発言や行動を批判しているのに、いざ矛先が自分に向くとそれ以下の態度を取るのは許されると思っているのだろうか。こういう時に枝野前代表だったら、しれっと「問題の無い範囲の発言だったと思いますよ」としれっと言って煙に巻いて終わりにするような気がする。その辺りの老獪さと言うかずるさが経験不足というか、聞かれた質問に落とし所を作らずに「聞くだけ」だから終わらないんですよね。いゃ、政治家に対しての質問なんだから、そう言う交渉術云々ではなく、しっかりとその質問の意図に対して回答しないといけないわけで、そう言う意味では今回の打越氏の発言はもしかしたら憲法にまで踏み込む重大な事案なのに、こう言う対応をこの政党の幹部が行っていることが実は一番の問題かもしれない。

仮に自分がその当事者であったなら、「旧統一協会問題の一刻も早い解決を目指して、つい勇み足の質問をしてしまった。今後は十分に注意して、この問題の解決を進めたい。」とでも言えば、勿論問題は問題何だけれど、まぁ「仕方ないか」と世間では騙される人が多いのでは。と言うか、自分達も立正佼成会から支援をいけているわけで、決して他党を批判できる立場では無いと思うのだけれど。で、笑っちゃうのは、共闘しているはずの共産党からも三行半を突きつけられていること。共産党という政党に関しては千に三つも信用する事は無いけれど、それでも極たまにこう言うまともな発言が出てくるから侮れない(笑)。と言うか、共産党からも駄目出しされている時点で立憲民主党としては終わっている気がする。こういうところが、幾ら彼らが「立憲主義」とか「(自民党が)憲法違反」と言っても、その言葉は信用できないんですよね。人のことを言う前に、我が身を先ずは振り返り真摯に対応しろよと、小一時間。そんなことを10年以上も繰り返しているはずなのに、何も変わらないから、この人達が復活することもないことだけは確かかも。

混雑する新幹線

機能は会社のオフィスでの全体ミーティングが有ったため、久しぶりに「金曜日の新幹線」で出社しました。往路は以前のように朝の新幹線というよりは朝とお昼の間位の新幹線で横浜に出て、復路は以前と同じ位の夕方遅めの新幹線で浜松に帰宅するパターンでした。

いつもの朝の時間帯だと、丁度学校に登校する中学・高校生で浜松駅は混雑しているんですが、この時間帯はそう言う学生さんはいなくて、でも代わりに仕事や観光に出かけるであろう人達で新幹線側は結構混雑していました。それでも、この時乗車した上りのこだま号はまだそんなに混雑していなかったんですが、ビックリしたのは帰宅時の夕方の新幹線。と言うか、新横浜駅に行くまでの私鉄やJR横浜線の混雑具合が、かなりコロナ禍以前に近い状態にまで戻ってきました。流石にまだ同じ位とは言えませんが、こちらも夕方のラッシュ時は8~9割位は戻ってきた感じかなぁ。で、新横浜駅はほぼコロナ禍以前くらいまでの混雑状況でした。金曜日の夜の新幹線は、自分と同じように都内から関西方面に帰宅するであろう人の様子とか、早めの週末のレジャーに出かけるであろうグループや家族連れの様子をよく見るタイミング何ですが、かなりコロナ禍以前の光景に戻ってきました。特に、新横浜駅から指定席車両に乗り込んだら、車内が以前のようにほぼ満席に近い状態であったのもビックリ。新型コロナウイルスが始まって以来、初めて見る光景でした。この時は浜松停車のひかり号に乗車したんですが、新横浜駅の次熱海駅では半分くらいの人が降りたみたいで、私の隣りの席に座っていた女性も下車しましたが、その後静岡駅からもそこそこ乗車してくる人がいて、感覚的にはコロナ禍以前にかなり近づいた感じでした。

一方で久しぶりに訪れてビックリしたのが、新横浜駅のとなり新幹線高架下にあるレストラン街。この時は夕方の帰宅と言うこともあり、時間の余裕もあったので夕食をここで食べていくことに。入ってビックリしたのは、中には10軒位のレストランやファストフード店が入っているんですが、半分くらいのお店が改装なのか閉店なのか店舗が養生されていて閉まっていたこと。「あー、これは駄目かな」と思いつつ、何故かココイチがガラガラでぱっと見お客さんが二組位しか入っていないので、「大丈夫かな」と思いつつここで食事をすることにしました。このココイチ、多分前回利用したのはコロナ禍前だから3年振り以上だなぁ。テーブルに座って最初に発見したのは注文用のタブレット。コロナ禍もあり、多くの店舗が接触を避けるためにタブレット注文に変わったけれど、ココイチもそうなんだとちょっとビックリ。スプーンやフォークなどは、以前は注文した物に合わせて、店員さんが細長いケースに入れて持ってきてくれましたが、スプーンはテーブル上の箱に入っている物を出して通のも以前とは違う仕様。で、久しぶりに食べたココイチカレーは、妙に辛くて一寸難儀しました。コロナ禍なので、一般的なレトルトカレーは色々食べていたから、カレーに対しての耐性が無くなっていたわけじゃ無いと思うけれど、妙に塩辛い感じでなかなか箸(スプーン)が進まないほど。ご飯をデフォルトの300gから200gに減らしていたのが結果的に良かったか、何とか出された物は完食しましたが、一寸暫くはココイチはいいなぁと感じつつお店を出ました。

そのカレーのスパイスの影響か、ちょっとお腹が落ち着かない様子だったので、駅ビルのスタバでコーヒーを買って、それを飲みながらお腹を落ち着かせましたが、やはり何かスパイスとの相性が悪かったような印象で、浜松までの1時間弱シートをいつも寄り少し深めに倒して安静にしつつ移動しました(笑)。浜松駅に到着すると、夜の19:30頃でしたが、やはりコロナ禍以前のようにドッと降りる乗客で階段や改札は埋まるほど。チラッと見ると、自分同様新幹線を利用して静岡、あるいは都内から移動してきたと思われる人が多いように見えて、ビジネスの世界は以前のように戻りつつあるんだなぁと実感した夜でした。コロナ禍の影響で、新幹線の指定席を取るのが凄く楽でしたが、これからは以前のようにタイミングによっては席の取り合いになるのかなぁ。それは出来れば回避したいけれど、JR東海もいつまでもそんな状態では困るだろうし。喜んでいいのやら、残念がった方がいいのか、微妙な夜でした。

メガネトラブル

これも加齢による注意力散漫が原因なのか、メガネのトラブル発生。昨日は仕事のため新幹線通勤で横浜のオフィスに出かけたんですが、その時のこと。この日は、自宅から駅までは自家用車で移動することに。路線バスの本数が減っていて、丁度良い時間帯のバスがなかったことと(この時の時間帯では1時間に2本)、帰宅時も夜少し遅めになるので、やはりバスの本数がない(下手したら1時間近く待たないといけない)ので、車で自宅と駅を移動する事に。駐車代金が気になるところですが、12時間までは最大で700円までなので、実はこれバス代と同じ金額なので経済的な不利はありません。

で、車を運転して駅近くまで移動し、駐車場に車を入れて、新幹線移動中にお昼を過ぎるので軽食を購入し、さらにスタバでコーヒーを購入して新幹線に乗り込みました。座席に座って落ち着いたところで、ちょっとメガネが曇っているような感じがするので、一度外してメガネ拭きでレンズを拭き掃除したんですが、この時に気がつきました。鼻パッドが付いているパッド足なんですが、右側のパッド足がフレームと接続している部分から折れています orz  完全に折れているわけではなく、少し接続部分が残っているので、ぶらぶらしているという感じ。いずれにしても、このままではちゃんとメガネを掛けることは出来ないし、当然メガネの役目を果たしませんから、取りあえずそれ以上悪くならないように一旦外してカバンに仕舞い込みました。

実は、朝から何となく違和感はあったんですよね。で、何故かかけているメガネがずれてくるので、何度か指で押し戻してと一を直すことを繰り返していました。以前も、鼻パッド部分が取れてしまいうトラブルがあり、その時には流石に直ぐに気がついて予備のメガネと交換をして、壊れたメガネは直ぐに修理に出したんですが、今回は微妙に鼻パッドの位置が歪むというか少しずれる程度の状況だったので、どうも掛け心地が悪いなぁという位の感じだったんですよね。でも、それが何度も繰り返されていたのに、そこまで酷いとは夢にも思いませんでした。

仕事は、取りあえずメガネ無しでも何とかなったのですが、困ったのは帰宅時。こういう時に限って車を運転してきているのですよ、全く。帰宅時は夜で、少し交通量も減るくらいの時間帯だったので、何とか騙し騙しメガネ位置を戻しながら慎重に運転をして、何とか帰宅しました。帰宅すれば、同じタイプの予備のメガネがあるので、運転も含めて日常生活には困らないのですが、面倒が一つ増えたことは確かですね。 さて、いつ修理に眼鏡屋さんへ持っていこうか、スケジュール決めないと...

2022年10月21日

iOS 16にして見た

使用しているiPhone 13 ProのiOSをiOS 16に更新してみました。少し前に配布が始まっていたのに、なかなか降りてこないなぁと思って設定を見ていたら、ダウンロード候補としてリストされているけれど自動更新の対象ではないのだろうか。まぁ、物は試しと、何も考えずに(笑)更新してみました。

iOS 16をダウンロードして内容を検証し、その後iOSのアップデート開始。20分位かな、作業が終わったところで確認して見ました。最初に気がついたのは、ロック画面に表示させていたデジタルクロックの表示が変わっていたこと。具体的には、デジタル表示サイズが二回りくらい大きくなり、かつ使用していたフォントがボルドになってフォントスタイルも変わったみたい。それ以外は特に変化したところは見つからず、Face IDでログインしてみても、アイコンの並びなどは以前のまま。直ぐに気がついたのは、デスクトップの下の方に小さく「検索」という文字が表示されていて、これをタップすると検索画面が開くようになっている事。便利そうだけれど、一寸邪魔な気もします。もう一つは「フィットネス」のアイコンが追加されていて、これはiOS 16からの新機能で内部のモーションセンサーを仕様して歩数や移動距離などを計測して、カロリー計算とかしてくれるアプリらしい。でも、邪魔なので速攻で削除しました。いゃ、機能は良いんだけれど、一日の内持ち歩く事って、普通は殆ど無いから余り意味ないし。

で、 新機能の解説サイトとかも読んでみたんですが、自分にとって正直「これ」という機能は無さそうな雰囲気。そうそう、唯一欲しかったのが、バッテリーアイコンに残量が数値表示されるようになった事。これ、以前はこう言うデザインだったのが、その後アイコン岳になって不便に感じていたところ。早速×テリーの項目に移動して、残量が数値表示されて、いつでも確認出来るようになりました。一寸ショックだったのは、バッテリーの最大容量が、少し前までは「100%」だったのが、今回見たら「97%」になっていたこと。docomoの制度で、来年には買い換えないといけないので、まだ大丈夫だけれど、ちょっとショックでした。それ以外には、まだまだ調べ尽くしていないのでもっと便利な機能もあるはずなんですが、そこまで手が回りきらない。元々本来有るであろう機能の1割位しか使っていなかったと思うので、幾ら新機能を増やされても自分にとっては関係無いものばかりなのかもしれない。それでも、音声入力機能が拡張されていたり、Siriの対応範囲が増えていたりするようなので、この辺りはしっかり調べて活用したいところですね。

iOSの機能ではないのだけれど、TouchIDの復活をして欲しいですよねぇ。FaceIDの精度も高いしマスク着用にも対応しているけれど、やはりいちいち画面を目の前にかざして認証される動作が面倒。先日のフライトの時も、Skipはまだ使えるんですが、QRコード形式の来年からの方式に慣れておこうと、搭乗券をWalletに登録して使用したんですが、電源ボタンをダブルタップして呼び出しても、FaceID認証が必要でそれが一手間二手間に。TouchIDなら、ボタンをダブルタップしてそのまま押しながらかざせば良いだけなので、動作的には凄く自然に操作出来ると思うのだけれど。部品コスト削減とか、色々理由は想像出来るんだけれど、そこはユーザビリティを優先して欲しいなぁ、Apple何だから。実は、Apple Android問わず、どうもスマホでのスリック入力に未だ慣れないので、音声入力機能を活用したいなと以前から思っているんですが、今回色々強化されたみたいなので、音声入力習得をiOS 16の強化科目にしよう(笑)。

「いいね」は不法行為

Twitterの「いいね(like)」ボタンが名誉毀損に当たるのかという裁判で、一審の地裁判決が逆転して高裁では、原告側の伊藤詩織氏の訴えが認められて、「いいね」を押した杉田水脈衆議院議員側に55万円の賠償責任が命じられたと言う記事。個人的には、どちらの人も胡散臭い人だなぁという印象しかないので、どちらが勝った負けたには興味は無いのだけれど、ネット時代のルールとしてこの訴えが確定して、「いいね」をクリックする事がそのまま意図的行動と判断されるというのは裁判官の判断として妥当だろうか。

裁判の詳細までは見ていないので何とも言えないけれど、杉田氏側では伊藤氏を批判するツイート25件に「いいね」を押した事は、杉田氏の影響力も含み不法行為に該当すると言うのが、この裁判官の判断らしい。単に「いいね」をクリックしたことではなく、「影響力の大きい人」が1件2件ではなく「25件」とい多くの否定的意見に「いいね」する行為が問題という判断らしい。その説明は確かに最もらしく聞こえるけれど、それならばもっと影響力の大きい人だと、もっと小さな行為であっても影響力の大きさを勘案して問題になる場合も有る、と言う事にならないだろうか。例えば、知名度で言えば伊藤氏もいろいろな自由から名前が知られている人だし、杉田氏の様な公人(=国会議員)ではないけれど、影響力の大きさではそんなに違わない気がする。勿論、だからと言って何でも言って良いという話しではないけれど、杉田氏本人が発言したわけでもない内容に「いいね」というマーキング行為を下から、それはその意見の賛同を示し、従って不法行為(名誉毀損)に当たるというのは飛躍している気がするなぁ。 

よく言われているように、twitterの「いいね」と言うのは、その呟きに対して賛同を示す場合もあるけれど、twitterの機能や性質上、どんどん情報が流れてしまい後から振り返ることが難しいから、ブックマーク的に使う人も多い機能。杉田氏の意図は本人に聞かないと分からないけれど、その意図が特定出来ないという意味では「誹謗中傷した」とまで言い切るのは蒸すが椎木がするけれど。これがリツイートしているので有れば、そこはかなり明確にその意見に賛同していると解釈しても良いと思うけれど、「いいね」をクリックするというのは精々そのツイートを「見た」という程度の重みだと思うなぁ。また、「25件」というのも微妙な所で、twitterの場合一つ「いいね」すると関連するツイートがどんどん表示されるから、それをクリックしていくと多分そんな数位は直ぐに行きそうな気がする。まぁ、そんな状況でも公人ならばそれなりの理性を持って対応するべきだと思うけれど、ちょっとこの判決は無理がある気がする。

杉田氏側が控訴するかどうかは分からないけれど、少し前にあったtwitterの引用問題の裁判も、実際のスレッドを無視した「引用部分」だけの判断がされて、それは違うだろうと私は思うのだけれど、こう言うネット社会の仕組みに詳しくない裁判官が判断すると、こう言う判決になるのかなぁと今回も感じる所。何て言うか、有る時間が有って、犯人と被害者が生まれた時、実際の裁判ではその犯罪行為だけでなく、そこに至るまでの動機とか、本人以外との人間関係とか社会環境とかまで加味されて、その犯罪の内容や量刑が判断されるわけですが、今回はそう言う背景解釈せずに単に目の前の状況だけ見て判断したような感じ。それは先の引用問題も同じような構図だと思う。一方で、例えば虐め問題等は、現実社会よりもネット環境での行為の方が陰湿で当事者に対しての影響も大きいのが今の時代。そうなると、同じような行為であっても、ネットの場合とリアルの場合では、異なる尺度なり解釈を持って判断しないと、ちぐはぐな結果しか残らないんじゃ無いだろうか。

アメフトをもっと簡単に

「フリーアナウンサー」という仮の姿を借りながらも、実は本業はXリーグのアサヒビールシルバースターのヘッドコーチという有馬隼人氏(えっ?)。水曜日の朝の放送で、珍しくアメフトの話題、しかもこの週末に対戦が予定されているライバルのIBMの選手との対談があるというので聴いてみました。その中で、日本でアメフトを普及させるためにはどうしたら良いのかという話しが最後の方に出てきて、有馬氏が「アメフトのルールは複雑といわれから、もっと簡単にしたい」という話をされていたんですよね。

「簡単に」というのは具体的にどうすれば良いのか迄は時間の関係も有り話はで無かったんですが、個人的には少し言い換えて「より分かりやすくする必要が有る」というのが必要なんじゃ無いかと思うんですよね。ただ、そうすると、例えば反則やルールの説明を画面テロップで出すとか言う話にそれてしまうのですが、そう言う事も大事だけれど、一番重要なのはそのスポーツの「見せ場」というか「楽しんで貰いたい部分」をどの様に伝えるかと言う所ではないかと。例えば野球だと、殆どの場合ピッチャーの背後からバッター/キャッチャーが見える角度で最初に映像を映しますが、あれってまずは投手が投げた球が何処を通ってストライク・ボールの判定になるかという興味を満足させるとともに、ヒットやホームランが打たれる瞬間も見えるじゃないですか。やはり野球の一番の醍醐味は、ピッチャーとバッターの対決からだと思うので、あの画から入るのが多くの人にとって一番分かりやすく、また一番面白い画になると思うんですよね。アメフトの場合、それがどの場面に相当するのか、「これ」というのがないのが悩ましいのですが、やはりボールがスナップされてQBに渡るまでと、スナップと同時に11+11名の選手が一斉に動き出す部分かなと思うので、今のような上からの俯瞰の画が一番無難なのかな。でも、スカウティングビデオではないので、例えばディフェンス(中央のLB当たりからの目線相当)から見たQBの画とかで、スナップと同時に画角を引いて左右が入るような流れとか。

あと、テレビ等画面で観る場合に欲しいのは、ボールがフィールドのどの位置にいて、1st Down更新までどれだけあるのかをグラフィックで示して欲しい。最近の放送では、「バーチャルファーストダウン」と言って、ボールのスナップ位置(プレビアスポット/スクリメージライン)と、ダウン更新のライン(多くは黄色い線で示される)がCG合成されて表示されるんですが、例えば画面の下に一本線を引いて、左右の端をエンドゾーン(TD)、まん中を50ヤード(センター)として、そこにボールの今の位置と、ダウン更新位置を表示して貰えると、全体が俯瞰できてより分かりやすいかなと思うんですよね。フットボールって、結局は「陣取り合戦」なので、慣れればフィールドのラインナンバーから場所は分かるんだけれど、それでも結構今のボール位置って分かりづらい物だし。サッカーのようにボールが止まらず全体を行ったり来たりする場合は、全体を俯瞰する画でも良いんですが、フットボールの場合一プレー毎に止まって行くので、引きの画だと分かりづらいと思うんですよね。且つボールが止まるから、やはり全体の中でその位置を常に知りたいだろうし。

一番重要なのは、フットボールは「時間との闘い」のスポーツでもあるから、もう少し試合計時は工夫が必要なのでは。Q毎の残り時間を表示するのは今でもあるから良いのだけれど、プレークロックの40秒系と25秒系が分かる辛いかなぁ。特に40秒系は、前のプレーが終了した時から回り始めるのに対して、25秒系は審判のレディーフォープレーからで、どちらも次のプレーを開始するまでの残り時間だけれど、スタートの切掛が違うから知っていないと「何?」と思う物の一つでは。私が思うのは、40秒系は今のように数字で表示するのではなく、横断歩道で残り時間を示すようなプログレスバーみたいな表示で始めれば良いと思う。で、25秒になったら、そこからはデジタル表示でカウントダウンすれば、どちらの場合も表示が統一されるし。あと、ゲームクロックもプレーの動きとは別に、計時が進む場合・止まる場合があるので、止まった時には例えば表示が反転してブリンクするとか、「止まっていること」をもっと強調すれば「あぁ、計時が止まっている」という事が認識されて、それに慣れてくれば試合の流れにも違和感無く追随できるようになるんじゃないだろうか。それ以外にもいろいろなアイデアはあると思うけれど、結局はどれだけそのスポーツが認知されているかで、実はその慣れの度合いで「分かりやすい」「難しい」という認識が変わるんだと思う。だから、野球のルールも複雑だけれど、余りルールが難しいという話はされないし。でも、有馬氏の発言が、日本でのフットボール拡大のきっけになると良いなぁ...

2022年10月20日

謝罪している振りをする

謹慎処分が明けて、昨日から「羽鳥慎一モーニングショー」に復帰した、テレビ朝日社員でコメンテーターの玉川徹氏。私は実際の番組を観ていないので、何時どの様な形で復帰したのかは分からないのですが、どうもスタジオには登場せずに、別の場所から謝罪の様子が放送されて、今後は「取材をしっかりする」みたいな説明をしたらしいけれど、をぃをぃ、じゃこれまでは取材もせずに憶測で物事を最もらしく論じていたわけ? それだけで、また謹慎に値する発言だと思うのだけれど。

TLを見ていると、間違いを認めて謝罪もしているのだから、彼の復帰を許すべきだみたいな書き込みも多いんですが、でも個人的に問題と思うのは、別に今回の失言が初めてだったわけではなく、過去にも同様の発言をしてでもちゃんと謝罪をした事は殆ど無かった。それが今回は流石に影響が大きいからと言う事なのか、本人の口から謝罪の言葉は出てきたわけだけれど、それならばスタジオでちゃんと発言するべきではないだろうか。別の場所から、リモートみたいな形での発言って、今後はそう言う立場、立ち位置になりますという暗示も含めてなのかもしれないけれど、この件に関しての責任を希釈するような印象も受けますね。

ところで、今回の謝罪では、原稿を読んだという菅前総理やそれらをお膳立てしたという広告代理店電通に対して釈明をして謝罪したようですが、どうも最も重大な発言に関しては何も説明は無かったようですね。それは、自分がディレクター時代に、テレビ局の意向に沿って情報を加工した・編集したという事に対して説明。つまり、報道という立場にありながら、事実を恣意的にねじ曲げて伝えていたわけで、それってプロパガンダと言っても良いのでは。しかも、それが事実なら放送法違反に問われてもおかしくないはず。実際テレビ朝日は過去に「椿事件」として知られている、放送法違反が問われた事件を起こしているわけで、玉川氏の発言はそれを彷彿させるものだと思うんですが。その事を説明為ないでこのままこの件が終了するのであれば、彼の初源田でなく、テレビ朝日という会社自体の信用にも関わる事態だと思うのだけれど。まぁ、テレビ朝日だから、朝日新聞系列だから、で終わってしまう案件でもあるんだけれど。

現在においては、昔のように直接相手に合って話を聞いてさらに裏付けを取ってみたいな事をやっている時間が無いことも確かにあると思うけれど、直ぐに入手出来るけれど余りに情報が氾濫している「ネット情報」に依存しすぎていることが根本原因だと思う。本来ならば、それに対峙していくべき「放送局」だとか「新聞社」みたいなレガシーメディアが、逆にそう言う情報に依存していく度合いがどんどん大きくなっている。製造の世界にしても、昔はそれこそ部品一つ一つから自社製造・あるいはグループ内企業製造で賄っていた物が、最近ではOEM/ODMは当たり前、「自社製造・自社開発」とは言いながらも、キーコンポーネントは専業メーカーの物を集めて作らないと物作り出来ない時代だけれど、最終的にはお客様に渡る製品の品質や機能は、自社基準を厳守するように品質検査だったり検証作業にそのぶんリソースを割くわけです。メディア企業だって同じはずで、情報入手が簡単に成ったのであれば、その整合性なり信頼性を担保する部分を疎かにしてはいけないはず。でも、今のメディアはコストダウンしたら全部そのままコストダウンしちゃうから、出てくる情報も「コストダウンされた程度」の物しか無いんですよね。結局は、こう言う「コストダウンされたコメンテーター」とか「コストダウンされた政策担当者」が、そのまま反映されている気がする。だから、本来ならば真摯に感じられないといけない、謝罪行為なんていう上ような事が、やっぱりコストダウンされたスカスカな印象しか受けないわけですね、そうですね。

やっぱりご都合主義

参議院予算委員会での、山際経済再生担当相への質問で、立憲民主党の打越さく良議員が「(山際大臣が)旧統一教会の信者か」と質問した件で問題が。「信教の自由」を犯す行為なんだけれど、日頃「立憲主義」とか言っている政党の、しかもこの方弁護士出身ということで呆れてしまう。確かに旧統一教会の勧誘行為や宗教法人としての活動には、疑問符が付くものが多いしその活動内容を精査するべきだとは思うけれど、それとこれとは別問題だと思う。

自分が学生の頃は、将来弁護士や裁判官になる人が行くであろう「法学部」って、医学部の次に難しい学部、理系の最難関学部が医学部なら、文系の最難関学部は法学部っていう認識だったんですが、最近「弁護士」の肩書きの人が、バラエティーも含めたいろいろなテレビ番組に出演するようになって、随分とその昔の認識が変わってきていることも事実。まぁ、弁護士さんにも色々な人がいるから、中には目立ちたがり屋の性格だったり、愛嬌のある人だとか笑いを取りたい人とか、そう言うキャラクターがいても良いけれど、弁護士として法律に関しては厳密に有るべきでは。それが、野党として与党を攻撃する材料になるからという理由からか、こう言うことを平気で言ってしまうのは、政治に対しても法律に対しても軽率だし失礼だと思う。

まぁ、「女性弁護士出身議員」と言えば、まずは社民党の福島瑞穂議員が真っ先に浮かんでくるんだけれど、あの人もいい加減あれな人ですからねぇ。こう言う人達が随分と「女性弁護士」という分野の評判を落とし行くんじゃ無いだろうか。この人達の中にも、同様に旧統一教会と接点があった議員がいることも分かっているし、その中の一人は「ソーリ、ソーリ」で有名な辻元清美議員もいるんだけれど、彼女は辻元氏にも「信者なのか」と質問をして言質を取っているのだろうか。そう言う事は、世間一般で屋ったら「差別」として訴えられる案件なんだけれど。こう言う行為をしながら、所属政党から一切の説明が無いと言う事だから、その所属政党はいつまで経っても国民の支持を得られないし、だから再び政権を取ることも無い。と言うか、そう言う体たらくだから、政権交代しても直ぐに失速して行ったのだろうけど。 

解決するべきは、根本的なところでは安倍元総理襲撃事件な訳で、それはまだ捜査段階で裁判すら始まっていない。一方で、その事件を契機に再び世間の注目を集めるようになった、所謂「霊感商法」「カルト商法」に関しては、数年前にクーリングオフ制度が適用されるなど法整備はされてきたはず。でも、その裏をかくとか足りない部分があるのであれば、そこをどうしたらよいか議論すれば良いだけの話し。最も、その法整備をしたのが襲撃された安倍元総理というのは、野党にとっては都合が悪い話しなのかもしれないけれど。しかも、霊感商法という経済問題とは別に、そこに触れるという事は宗教問題にも手を付ける話になるわけで、だからこそ慎重に対応しなきゃいけないのに、一部の人達はそれを「旧統一教会」とすることで、一つの団体の問題に矮小化させようとしているように見えます。それって、本当は世代とか時代に応じて、様々なルール、憲法改正も含めてその時その時の最善のルールを考えるべきなのに、その中の一つ「9条」という問題に矮小化させることで、そう言う議論をすることすら排除している姿勢と被る気がする。大体、この霊感商法や旧統一教会の問題って、この20年、30年間の問題なのに、その間に与党として責任があった人達が、まるでそんなことは無かったかのように責任追及しているという矛盾。この議員さんは、最近の当選だろうから、その当時の事は知らないのかもしれないけれど、それでもやっぱり「ご都合主義」としか感じられないなぁ。こうやって今回も、国会は無駄な時間が消費されて、自分達の税金がドブに捨てられていくんだなと感じますね。

仲本工事さん、逝く

交通事故で治療中だった、元ドリフターズの仲本工事さんが死去。最初に報道を聞いた時は、交通事故だったけれどそんなに重症では内容なニュアンスだったので、そのうち退院して元気になるんだろうなと思っていたけれど、それから数日しても治療中という事でちょっと「あれ?」と思っていた矢先の話。多分、最初から重症だったんだろうなぁ。

私は、「ドリフターズ」と聞くと、やはり志村けんさん加入前の、荒井注さんがいた時代の方が印象深いのだけれど、その時のメンバーの中でも、一番目立たないというか、5人の中では真面目キャラな人でしたよね。仲本さんと言えば、やはり一番印象にあるのは「体操のお兄さん」。あの頃の子どもって、バク転したり鉄棒で大車輪できるヤツが尊敬されていたけれど、そんな印象のある人だったなぁ。

ここ最近は、ドリフターズがまた注目されていて、加藤茶さん、高木ブーさんら三人で登場する機会も多かったけれど、それももう叶わないわけですかよね。年齢的には高木さんが一番の高齢で、仲本さんはまん中の年齢だと思うのですが、一番健康そうだったし、でも交通事故でねぇ... 横断禁止の道を渡っていて交通事故に遭遇したとのことですが、朝のことだし突然飛び出したりしたわけでもないだろうし。まぁ、渡っていた仲本さんの方が悪いのだろうけど、車の方も気がつかなかったのだろうか。自宅回りなんて、最近でこそ宅地化されてきたけれど、まだまだ田舎で、時々高齢者の方が朝の散歩とか昼間でも道路を渡ろうと車が途切れるのを待っている光景に遭遇するんですが、何も考えずに車が止まるだろうと突然渡り出す人も結構いるんですよね。自分に近い車線側だけ観て、反対側からの車を確認せずに渡り始めてしまう人。自分も気をつけないとなぁ。

これで、残るは二人になってしまったんだけれど、病気とかで心の準備をする時間が有ればまだしも、突然の交通事故と言う事で、逆に気持ちに対してのショックは大きいんじゃ無いだろうか。特に高齢の高木ブーさんが心配。早く元気を取り戻して欲しいですよね、ドリフターズ世代として思うのは。残念ですが、ご冥福をお祈りいたします。 

2022年10月19日

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系26滞在目(29泊+14泊)は、2週間ぶりの横浜シェラトン。羽田に到着したのが18:30頃で、そこから横浜に移動してチェックインしたのは19:00過ぎ。26Fのラウンジでチェックインしましたが、クラブフロアは一杯ということで、クラブフロアではありませんでしたが、久しぶりに建物の角少し広めのデラックスキングの部屋をアサインしてくれました。やはり全国的に始まった旅行割りの影響が大きいのかなぁ。

夜電話会議とか予定が入っていたので、外で軽く何か食べようかと思って部屋から出たんですが、結構混雑していて時間も掛かりそうなので、結局はコンビニでお摘まみとサワーとハイボールを購入して部屋飲みしつつ電話会議に参加していました。(笑) その後、YouTubeでアメフトの動画とか見ていて、ふと気がついたらもう深夜近くになっていて、慌てて歯を磨いてベッドに入る始末。そのせいか何なのか、余りよく寝付けなくて、朝は4:00頃に1度目が冷めてしまい、その後もウトウトしながらの起床でした。

朝食のビュッフェに、オープンの07:00 に行ったんですが、いつも通り既にけっこう席は埋まっていて、最初の人は06:30頃から来ているのか個人的には疑問(笑)。流石にここでの食事にも飽きてきたんですが、少しメニュー内容も変わったところもあり、まだ我慢できるかな。まぁ、贅沢を言ってはいけないのだけれど。


UA Leg#5: HND-OKA/-HND

一月振りとなる、沖縄フライト。いろいろと行動規制も撤廃されて、会社の方もこれまでのリモート優先からオフィス勤務を推奨するようになり、それならそれで少し前にフリーアドレス化した事はなんなんだと小一時間くらい文句を言いたいところ(笑)。まぁ、色々仕事のモードも変化しているので、週の初めの移動となりました。

始発の路線バスに乗り自宅から浜松駅まで移動。朝7時前の新幹線で品川駅まで移動しましたが、やはり人出(=通勤客)は確実に増えていますね。あと、旅行代金の割引が始まったせいか、観光目的と思われるグループもグッと増えた気がします。品川駅も、以前の7割位の混雑具合で、かなり一番酷い時と比べると人出が戻ってきた印象ですが、コロナ禍前のあの混雑具合には戻らない(リモートになっているから)だろうなぁと言う印象も。ちょっとビックリしたのは、いつも羽田行きの空港線に乗車する場所に、立ち食いそばのお店があったんですが、そこが9月15日で閉店していました。前回がその頃に飛んでいるので、その直後に閉店したようですが、ちょっと残念。利用したことはなかったんですが、あの丼汁の匂いを嗅ぐと食べたくなるんですよね、立ち食いそば。結構繁盛しているように見えたんですが、やはりコロナ禍の影響だろうか。

そんなことを考えながら、羽田空港へ移動しました。羽田空港も、以前と比べたらそこそこの人出ですが、朝の出発便のピークでも、地階から2Fの出発フロアーに上がるエスカレーターは待ち行列無く乗れるし、まだまだ戻りきっていない印象ですが、流石に出発フロアーには人出が溢れていて、いつも通過する保安検査場Bの所には順番待ちの列ができていてちょっとビックリしました。

1) HND 09:40 - OKA 12:25 (NH995)

元々の出発ゲートは61番だったのですが、当日朝に64番に変更に。保安検査場Bから入ったので、制限区域内に出たところで右に移動をして64番ゲート前へ到着しました。遠くからでも分かったんですが、このフライト、どうも高校の修学旅行と当たったようです。ゲート前は高校生や引率の先生、さらには旅行会社の添乗員さんらしき人達が溢れています。

09:19という中途半端な時間から事前改札が始まりましたが、乗客の多分殆どが修学旅行生だからでしょうか、3組ほど幼児連れの家族が搭乗すると、直ぐにグループ1の優先搭乗が始まりました。事前のアナウンスだと、グループ1/2の後は修学旅行生が搭乗し、その後にグループ3以降という順番らしい。使用機材はB787の新シート機材なので、定員は200名以上ですが、ほぼ満席というアナウンスも後から有りました。そんな感じなので、ドアクローズは定刻を少し過ぎた09:42頃。プッシュバック開始も10分後位で、その後RW05に移動を開始。離陸開始は10:06頃でブロッキングタイムは02:20と表示されていました。

朝早かったこともあり、そんなにお腹も空いていなかったので、食事も飲み物も断り、シートを倒してうつらうつらしながらのフライト。半分くらい来たところで目が覚めたので、後はスマホでメールチェックとかブラウザーを眺めて過ごしましたが、このフライトはWi-Fiの接続が安定していて、一度も切れることなく、またスピードもそこそこ出ていて非常に快適でした。

那覇空港へは、沖縄本島を時計回りに回り込んでの進入。RW36Lに着陸したのは定刻少し前の12:20頃で、そこから誘導路を移動してターミナルの32番ゲートに入ったのは、定刻少し過ぎの12:30頃でした。沖縄は雨模様の天気で、流石に沖縄だから暑いかなと機外に出る時にはジャケット(ブルゾン)は来ていなかったのですが、寒いわけではないけれどブルゾンを羽織っても問題無いくらいの天候。20度台前半位かな。本州から来た自分は「快適やや暑め」くらいの天候ですが、沖縄の人にして見たら「少し寒い」くらいの天候かなと思います。そうそう、36番ゲートと38番ゲートへの階段の間にあった以前のANAラウンジ跡地が、DFSの店舗としてオープンしていてビックリ。既にオープンしていた左手の店舗と、その38番ゲートに下りる階段の裏側、昔のラウンジだと外の見えるカウンター席があった場所かな、そこと直結して、細長い店舗になっていました。多分工事的にはもっと早く完了していたんだろうけど、コロナ禍で沖縄を訪問する人も少なかったので保留されていたんだろうか。となると、その反対側の以前スターバックスが入っていた跡地がどうなるのか気になりますね。そんなことを考えながら、所用のために空港を一旦後にします。

2) OKA 15:25 - HND 18:00 (NH470)

今回は直前の予約だったこともあり、復路便との接続時間はいつもより余裕があります。そんなわけで、ゆっくりと空港に戻り、保安検査場を通過します。この沖縄発便にも修学旅行の団体さんが搭乗するようで、出発ゲートの32番ゲート前は往路同様高校生達で大混雑。ゲート近くに私は立って搭乗開始を待っていたんですが、その直ぐ後ろにその団体が並び初めてしまったので、別の場所に移動して搭乗開始を待つことに。

そんな時にANAから通知が飛んできて、出発時刻が到着便の遅れ(+5分)のため、15:25が15:30に変更したとのこと。実は、私は15:00位にゲート前に到着したんですが、それから少しして窓越しに使用機から清掃スタッフの方が降りてくるのが見えたので「あぁ、20分前の搭乗開始は無理だな」と思っていたところで、見事予想的中でした(笑)。今回は使用機材がB777-200と往路よりも乗客数が多いためか、修学旅行の団体さん以外にも幼児連れグループの搭乗が予定されていたのか、結構長い間事前改札の呼び出しをしていましたが、最初に車いすの方、続いて幼児連れの家族が数組搭乗したら、後は呼び出す声だけがずっと続く状態に。その後グループ搭乗開始となり機内に入りましたが、やはり搭乗には時間がかかりましたが、それでもドアクローズは15:30頃。そこからプッシュバックまで少し時間がありましたが、RW36Rに向けて移動開始となりました。

ところがRW36Rの手前、航空自衛隊のエプロンがあるあたりで止まってしまいます。先行機があるのだろうと思ったんですが、特に離陸する爆音も聞こえないし、よく分かりません。暫くすると記帳からアナウンスがあり、どうも米軍の嘉手納基地の飛行場設備工事の関係で、暫く離陸待機になっているとのこと。離陸予定時刻は16:15頃との事でしたが、この手の話は遅くなる事はあっても早くなることはないからなぁと諦めて待っていました。それでも、16:15頃から再び誘導路の移動が始まり、16:18には何とか離陸して羽田に向かいました。

復路も食事も飲み物も断ってウトウトしながらのフライトです。往路が新シートの機材だったので、この復路の古いシートはやはりちょっと窮屈ですね。余りよく寝られずに、そろそろ羽田空港着陸のタイミングになりました。房総半島の東側から大きく反時計回りに回り込み、房総半島の東側、勝浦市の上空当たりで左に旋回をして、真っ直ぐA滑走路のRW34Lを目指します。着陸したのは定刻15分遅れ位で、そこからT2の62番ゲートに入ったのは18:25位で、25分の遅延での到着となりました。この後は、横浜のシェラトンへ移動して、1日終了。今回のフライトも無事に完了となりました。

解散は解決策ではない

元オウム真理教メンバーの上祐史浩氏のコメントスレッド。

今は国民大合唱で「旧統一教会解散」を叫んでいるけれど、結局それは彼らに対して名を捨て実を取らせることになるという、実体験からの話。いゃ、これ、最も的確な意見じゃないだろうか。

実際オウム真理教の一連の事件があり、解散命令まで出されたわけだけれど、結局はアレフ等幾つかの団体に分裂して、逆にその実態なり存在が分かりづらくなった気もします。団体規模が小さくなれば、それだけ社会に対しての影響も低下するのだろうけど、元々の問題点である「カルト化」とか、信者一人一人に対して影響力は、逆に関係が緊密になって場合によってはより四国になる事もあるんじゃ無いだろうか。しかも、彼らに取って見れば自分達は迫害を受けていて苦難の時代に生きているという、一体感みたいなものも感じるだろうし。

結局、信教の自由は担保しつつ、霊感商法やカルト化で個人の資産や財産、あるいは人間関係などが破壊されることを防ぐには、今与えられている宗教法人としての優遇策を一時保留にして、透明性を担保した状態にするのが最も妥協できる点だと思うなぁ。宗教というものが、人間の精神活動に対して大きな支えになるというような解釈から、それなりの優遇策が与えられているのだから、その部分関して疑義が発生したならば、そうで無い事を証明する義務は宗教法人側にあると思うし。それを、今のように不透明な中で相手に任せていることが問題の根源だと思うし、そこに透明性を持たせることが一番の解決策じゃないだろうか。

実は週末につようび夜の某情報番組で、例の関西弁のMC氏が政府が質問権を使用して旧統一教会の活動内容を調査する話を取り上げた時、そこにゲストとして出演していたこの話題での中心人物の一人、鈴木エイト氏が出演していたんですが、その質問権のニュースを聞いていた時の表情が、何かニコニコしているような顔で、「あれ? この人何がそんなにニヤニヤしているんだろう」と個人的にその表情が大いに気になった次第。自分達の主張している活動の一部とは言え認められたから嗤っていたのかもしれないけれど、でもこの件って笑えるような話なんだろうか。ちょっとというかかなり不謹慎な表情だなぁと、その夜は画面を見ていたんですが、結局この人達は「旧統一教会」なる組織・団体を潰すことが目的で、被害者救済という意味ではあまり興味が無いのではと勘ぐってしまうくらい。野党側も、法律案として年収の1/4以上の寄付を禁止するような内容を盛り込んだみたいだけれど、その「1/4」というのも結構大きな金額なのでは。個人的には、年収の10%を超えるような寄付は行きすぎのような気がするけれど。いずれにしても、野党にしてもメディアにしても、「旧統一教会を潰せ」という事ばかりで、本当の意味でのカルト商法、霊感商法、という問題の核心解決をしているように見えないなぁ。

2022年10月18日

女性審判員

先週末に開催された社会人リーグの試合で、「女性の審判員がいる」とちょっと話題になりました。関西で開催された試合で、確かにラインジャッジかな、女性審判員の方が試合に参加されていることを映像でも確認。アメリカのフットボールではNFLでもよく見る光景ですが、国内のフットボールゲームでは自分的には初めて見た光景でした。

アメリカンフットボールは、基本的には男性種目何だけれど、アメリカでは女性のチームもリーグも存在します。それもあって、女性審判の誕生や進出も早かったんだろうけど(個人的記憶では、10年以上前位から放送に登場していた気がする)、国内では初めて聞いた話でした。そのリプライで、国内大学の試合では既に実績があるとの事で、それはそれで広い意味でフットボールの裾野が広がることにも繋がるので良い傾向だなと感じた次第。実は最近の国内フットボールの中継を観ていて気になるのが、画面に移る審判員の方が昔に比べて年齢が拡大に上がっている事なんですよね。

アメフトの場合、計時係等を除いた実際にフィールドに入る審判員は一般的には7名(最低5名から最大8名)で行われます。それらの審判員に、補助審判(万一試合に参加している審判が、怪我や故障等で継続出来ない場合に後退する予備の人)も必要なので、一試合をこなすにはそれなりの人数が必要。それが一日に3試合とかあると、3組分待機して貰わないといけない。 その7名のクルーのうち、一番責任の重いレフリーには大体ベテランの人が就くんですが、OJTも兼ねて比較若い人がレフリーを務めればアンパイアをベテランが担当する事に。若手の人は、サイドジャッジとかフィールドジャッジとか、サイドライン際に最初は配置されることが多くて、経験を積むと段々と中のポジションに移動して行くもので、昔はだから若手とベテランの配分が半々くらいの事が多かったように思います。それが最近の試合では、若手の人の顔が減ってきていて、ちょっと心配だったんですよね。実は、国内マイナースポーツのアメフトは、選手人口の少なさも問題何ですが、それ以上に審判員不足も深刻な問題な事は昔から有ったんですよね。だから、学生や社会人問わず各チームに審判員を最低でも2名登録するようになっていて、それが出来ないとペナルティーが発生したはず。リーグに寄っては、当番校・当番チームから審判員を出す場合も有りますが、流石に公式戦ではそれは出来ないので、試合のやり繰り以上に審判員のやり繰りは大変なんじゃないだろうか。

そんな中で、多分大学でマネージャとかアナライジングスタッフを経験した女性スタッフが、社会人になっても何らかの形で関わりたいと言う人もいて、そんな中から審判員として試合サポートをしてくれているのだろうかと想像するのだけれど、そうで有っても無くても、本当に貴重でありがたい存在だと思う。流石に、あの激しい試合の中で選手として女性が交じってプレーするのは無理があると思うけれど、審判員であれば男性・女性関係無く参加して貰えますからね。必要なのは、フットボールの知識と冷静に試合を判定する「目」ですから。関西での試合だから、関西審判部所属の女性審判員なのかもしれないけれど、チーム数では関東の方が学生も社会人も多いのだから、関東審判部担当試合でも多くの女性審判員の方が参加して、その関係から女性ファン拡大にも繋がるとWin-Winでいいんじゃないかとも思うわけです。最近では、小学校の科目の一つとしてフラッグフットボールが取り上げられているけれど、そちらにも貢献出来るわけですし。単に人手不足解消の一つという消極的理由だけで無く、フットボールの底辺拡大、人気拡大の一つのとして是非積極的に女性審判員の方にも活躍して欲しいです。

見出し詐欺

 「コロナ交付金7億3千万円が不適切 商品券の未活用など 検査院指摘」

朝日新聞に掲載された、コロナ交付金である「地方創生臨時交付金」に付いての見出しなんだけれど、ここだけ見た多くの人は「7億3千万円も不適切とは怪しからん」と思うでしょうね。でも、調査した「3兆4千億円余」に対しての「7億3千万円」な訳で、その割合は「0.02%」。これって、殆どの交付金は適切に執行されたと言って良いのでは。例えば、調査した交付金の一割近くが不適切に使用されていたと言うのなら、それは問題と感じるけれど、1%所か0.02%なんですからね。

朝日新聞側としては、「いゃ、7億3千万円が不適切であったことは事実」と言うんだろうけど、それは物事の本質を伝えていないというか、自分達の都合の良い方向に読者を誘導する意図的なものを感じるなぁ。勿論、公のお金の使い道なのだから、多少の無駄があっても良いとは言わないけれど、調査対象が3兆円以上あるのに、その中で判明した問題金額が7億円というのは、これは誤差の範囲というか、想定内の範囲と言って良いんじゃ無いだろうか。

仮に、もっと精度よく使用するべきと言うのであれば、どれだけの誤差なら彼らは許すのだろうか。そんなこと言い出したら、例えば新聞の発行部数なんて、押し紙行為があるから何%所か何割かは「発行部数」の数字に入っていても、実際には販売されていないものですよね。「発行部数何百万部」とか言って広告を取ってきたのに、その何割かは実は目に触れずに印刷所から裁断所に行くだけの紙面だとしたら、それって広告掲載料金の詐欺行為になるのでは。まぁ、「うちは、ちゃんと〇〇百万部『発行』しています。それを売るか売れ残るかは販売店の責任です」とでも言うんだろうけど。結局は、末端の販売店が泣いて大元の新聞社は左うちわという、ある意味搾取社会みたいなものが今のメディア業界の本質なんじゃないのか。

「針小棒大」という諺がありますが、そんな程度じゃ無いことを最近のメディアはやっている気がする。それって、有る程度までは「演出」とか「脚色」として、自社製品を売るための色づけと好意的に見ることは出来ても、限度を超えれば詐欺・虚報の類になるわけで、それがさらに酷くなれば最近話題の「カルト商法」にもなりかねない。ネットが普及して、色々な情報やデータが24時間365日身の回りをめぐる時代になり、メディアの役割としては、それら有象無象な情報のフィルターにならなきゃ行けないはず。所が、フィルターはフィルターでも「偏向(偏光?)フィルター」だったり、場合によってはそのフィルター後の情報に変なブースターを通して補強して拡散したりする。誤認や誤解を避けるために存在しているはずのメディアが自らそう言う方向に進もうとしているという事は、やはりこういったメディアの終末期が訪れているのだと思う。

これも「反社勢力」

池袋のサンシャイン60の最上階(58F)にあるレストランで発生した、100人近い乱闘騒動。最初はヤクザ同士の内輪もめとか聞いたんですが、チャイニーズドラゴンの出所祝いからの痴話げんかだったらしい。中国残留孤児の2世、3世が日本に来たものの、生活がままならずに裏社会に流れて出来た集団なんだろうけど、いろいろ境遇には同情する部分もあるけれど、まぁいい迷惑であることも事実。

笑っちゃいけないのだけれど、騒動が始まりお店側が通報したら、ものの数分で殆どの客(=関係者)が逃げて消えてしまったというのは、流石その道のプロ。58Fから非常階段でも使って逃げたんだろうか。あるいは、予めこう言う事もあるかと、途中のフロアーに仲間(=子分)を待機させておいて、逃げ道とか準備して置くんだろうか。乱闘中に怪我をした一人とその介護をしていたと思われる数名は残っていたらしく、当然事情聴取は受けるんだろうけど、こう言う事は有っても仲間のことは言わないでしょうね。それでも、ホテル内の監視カメラとかそれなりに証拠というか、人の出入りなんかの記録は残っているだろうから、もしかしたら潜伏中の大物が見つかるなんていう、推理小説顔負けの現実が生まれたりして。

いい迷惑なのはお店側でしょうね。乱闘騒動で、食器類なり調度品なりは壊されるだろうし、料金だって徴収できないだろうし、何よりもこれで悪い評判が立ってしまったら今後の営業にも影響するだろうし。まぁ、チャイニーズドラゴン側としても、幹事役が直接予約するわけではなく、規模も規模だから何処かのエージェントを通して予約するだろうから、もしかしたらそのエージェントに手を回して、迷惑料も込めて料金を支払うことでお店側にも「余計なことは言うな」という暗に圧力がかかるのかもしれないなぁ(推理小説の読み過ぎか)。

最近は、「旧統一教会」絡みの報道で「反社勢力」と言葉が耳慣れてしまったけれど、こう言う人達も「反社勢力」の一つ何ですよね。でも何故か「在留孤児だから」とか「厳しい境遇が」とか、編に弁護されることも少なくない。日本という国が「山民族単一民族の国」なんて言う事は言うつもりは無いし、そんなことは無いと思うけれど、他国と比べて同質性が極めて高い国であることは事実だと思う。島国という地勢的な理由もあるだろうし、狭い国の中に1億3000万人近い人間が生活するという密集感もあるから、どうしても和を見出すことには抵抗を感じる性質があると思うんですよね。でも、それが行きすぎると、今回の様な突出した存在が明確になっても、逆にそれは止むにやまれぬ理由からというような擁護論が出てきて、何となく許すことで丸く収めようという傾向が、最近強い気がします。昔のような「村八分」が良いとは言わないけれど、やはり社会的に突出した存在、しかも方に振れるような「反社勢力」みたいな存在にはもう少し敏感になった方が良いんじゃ無いだろうか。「旧統一協会」に関しても、それ以外の宗教団体も含めてちゃんと善し悪しを検証すれば良いと思うし、それ以外にも先日半年の営業停止措置を受けたアムウェイのような違法ビジネスに足しても、厳しい時には厳しくするべきだと思う。

 

2022年10月17日

昨日、恐かったこと

昨日起こった、本当に恐かったこと。夕方母親が、部屋のエアコンのリモコンが点かない、どうも電池切れらしいと言ってきました。確かに裏蓋を開けて電池を入れ直しても反応しないので、電池切れらしいので交換しようとした時。単四電池なので、自分手持を部屋から持ってこようとしたら、母親が「有る、ある」と言って奧に行き、直ぐに何やら持って戻ってきました。受け取ると、ビニール袋の中に何か銀色の物が入っています。よくよく見ると、多分単三電池をピラミッド型に三角形に6本まとめて、それを事も有ろうかアルミホイルでぴっちり巻いています。

慌ててビニール袋を破り、厚くなっている部分はないか注意しながらアルミホイルを剥いて中から単三電池をとりだしましたが、6本のうち一番下の3本は店頭で売られているようにビニールの圧縮パックで端子がカバーされていたのでセーフ。残り1本も、+端子側はむき出しでしたが、-端子側はパッケージのビニールが残っていて、これもセーフ。しかし、残り2本は+/-端子どちらもむき出しのままで、アルミホイルに包まれていて、よくこれで短絡せずにいたなぁとドキドキしました。表から見ると、+端子側の凸部分がしっかりアルミホイルでも確認出来る位だったので、こちらは接触していたはずで、少し凹んでいる-端子側が、たまたま運良く接触せずにいたように思います。

流石に危険なので「なんでアルミホイル何かで巻くの。ショートして火事になったらどうする」と結構きつく叱ったんですが、まぁ昔の人だし電気の知識も有るわけでも無く、電気が無くならない(放電しない?)ようにアルミホイルで巻いておけば良いんじゃ無いかと思って巻いておいた。そんなに大変なことか、と言われたこちらも呆れて次の言葉が出てきません。別にうちの親に限ったことでは無いと思うのですが、乾電池を裸のまま他の金属も紛れているような引き出しの中に入れて置いたり、今でも注意するのがOAタップにたこ足配線をして、家電製品のコンセントが少し緩んだ状態でも、そのままにしていたりとか。その度に繋げ直して、注意するんですが駄目ですよねぇ、暫くすると同じ事をやっている。

後から思ったんですが、裸のままアルミホイルに包まれていた乾電池2本は、既に短絡していてショートしていたけれど、たまたま発火するほど発熱しなかったのかなとも思ったんですが、それにしても正直最初に乾電池のアルミホイル巻きを見た時には血の気が引きました。母親は「勿体ない」と言ったんですが、その乾電池は全て念のため廃棄して、今度買って来た時には、買った時のプラスチックで包まれた状態で保管するように何度も強調しておきました。私も、乾電池だけでなく、カメラやその他電子機器でリチウムイオンバッテリーも使うし、廃棄する場合もあるので、使用終了して廃棄すると決まったら、必ず端子部分(乾電池は-端子部分)をテープで覆って、短絡しないようにして回収日まで保管して置きますが、仕事柄バッテリーの怖さは良く知っているので、これからも時々は注意しないと。しかし、高齢者って、アルミホイルととかラップで巻いておくと、なんでそれで保存されたり長持ちすると思っている傾向がありますよね。うちの親も、自分達が観るテレビのリモコンはラップで巻いているし、何ならエアコンのリモコン何かも巻いている場合もあるし。ラップの場合は汚れ防止だろうけど、短絡はしないだろうけど、物によってはそれで廃熱出来なくなる場合もあるわけで、あれも本当に止めて欲しい行為。いずれにしても、久しぶりに肝を冷やした事件でした。

地球の歩き方、地球以外の歩き方

日曜日の夜、そろそろ寝る準備でもしようかと思いつつ、観るでもなく点けていたテレビの某情報番組で、あの旅のバイブル「地球の歩き方」の特集コーナーが始まりました。思わず手を止めて「へぇー、懐かしい」と暫くその番組に見入ってしまったんですが、コロナ禍で旅行需要が殆ど消えて、当然書籍としての「地球のある方」にも大きな影響があった期間、企業買収が良い方向に転んでV字回復しているという嬉しい内容で、一購読者としても嬉しい気持ちになりました。

2年前に発行元であるダイヤモンド・ビッグ社が、「地球の歩き方」の事業を学研プラスに譲渡するというニュースがありその時はかなりビックリしましたが、その後コロナ禍で旅行する機会が殆ど無くなり、特にこの本にお世話になるような国際線利用機会はゼロでしたから、申し訳ないことにこの本のことも記憶から消えていました。その番組に寄れば、事業譲渡で一時期はどうなるかという状態だったらしいのだけれど、譲渡先で新社長に就任した新井邦弘氏が学生時代バックパッカーで地球の歩き方の読者だったという事もあって、前向きに事業展開して行ったことが良かったようですね。また、東京2020向けに準備していた「地球の歩き方 旅の図鑑シリーズ」がヒットし、さらに番組でも紹介された「地球の歩き方 日本編」に、地球上だけに止まらず「地球の歩き方 ムー編」や、ジョジョの奇妙な冒険とのタイアップ企画「地球の歩き方 ジョジョの奇妙な冒険編」などがヒットした事もあって、現在ではコロナ禍以前の状況を超える位まで回復しているらしい。自分もこの番組を観て、久しぶりに書店で探してみようかと思うくらいだから、今日辺りは「地球の歩き方」コーナー前は混雑するかも。

自分が「地球の歩き方」で初めてお世話になったのは、多分最初の海外旅行で最初の海外出張だった1988年のアメリカ行きの時だったはず(それまでは海外旅行に行く意思も理由も無かったですから)。出張先が、North Carolina州という日本から見たらほぼ無名な場所だったので、当然当時の地球の歩き方で分冊版も無くて、確か「東海岸編」を購入したんじゃないだろうか。その中で、その地域の説明は数ページ程でしたが、初めての海外渡航という事で、それこそパスポートの取り方から、空港利用方法、為替とか、そう言う旅行の基本情報が役立ちました。あと、当時は自分のような新人の平社員でも、ビジネスクラスのフルフェアで出張に行かせてくれたから、帰国する時は途中でストップオーバーする事も可能で、先輩社員の悪魔の囁きもあり、金曜日に仕事を終了したら、土曜日にWashington D.C.に移動して一泊。翌日にIADから成田へ、当時就航して間もないANAの国際線で帰国する予定を立てました。その為、確か当時有った、Washington D.C. & New York編みたいな版も買った記憶があります。まぁ、そのANAの国際線はIADから出発直前にメカトラブルが発生して、出発が10時間近く遅延。当時の成田空港は、確か夜の10時には運用終了していたはずですが、11時過ぎに多分無理矢理着陸して、ANAが手配した都内のターミナルまでの乗合バスで新宿駅に移動した時には深夜1時過ぎ。そこからタクシーで当時のアパートまで帰宅しましたが、大変な初出張でした。

「地球の歩き方」に記載されている情報の確度に関しては、当時からいろいろ賛否有ったけれど、他に纏まった情報が無い時代でしたから、やはり重要なバイブルでした。インターネット時代になり、スマホがあれば現地で即座に地図もお店も検索出来る時代になっても、やはり紙物の情報は即座に取り出せるし便利だなと思います。私は、最初の頃はソまま持参していましたが、段々旅慣れてくると、以前は重宝した旅行の基本知識部分とか、関係の無い地域の部分が邪魔で、必要な所だけ切り分けて持参するようになったので、同じ地域に行く場合でも毎年その年度版を購入して薄くして持参していましたね。まん中部分を抜き出すから、そのままだと紙面がくしゃくしゃになるので、わざわざ厚紙で表紙みたいな物を作って貼り付けたりしたなあ。今ではKindle版もあるから、荷物にはならないかもしれないけれど、やはり紙物が必要な時ってあるんですよね。日本人観光客が多いハワイ何かだと、みんなが同じような本を片手に同じような場所をグルグル回遊する様子が揶揄されたこともあったけれど、出不精の日本人を海外に放流してきた重要な切掛だったと思う。「地球の歩き方 日本編」等は、1kg近くある分厚い冊子のようで、流石にこちらは購入するならKindle版を購入したいけれど、まだまだ元気に地球や、異世界や、何なら宇宙も歩くような本を作って欲しい。

広告付Netflix

私も「Netflixが広告付だけれど安い料金プランを出す」と聞いた時に、「えっ、どれくらい?!」と思って調べて、これまでのベーシックプラン990円が790円になると聞いた時には、正直ガッカリしました。こちら記事を読むと、現在1,490円で提供されているスタンダードの広告付版という説明なのですが、 Netflixの「プランと料金」を見ると、11月から始まる「広告付ベーシック」HD画質で提供されるけれど、ペーシクックも同じHD画質に変わるんですよね。だから、広告付ベーシックとベーシックの違いは、ダウンロード出来ない事やコンテンツの契約によって広告挿入出来ないものは広告付ベーシックでは視聴できない事だけが違う。スタンダードが、フルHD画質で視聴できる事を考えると、記事載せ詰めは一寸違う気がします。

今回の肝は、やはり会員料金だけでなく、広告費としてそれ以上の収益をモデル化出来るというところでしょうね。記事では、現在のテレビでの広告費がネット配信の4倍と説明しているけれど、その半分がネットに流れてくるだけでもかなり大きいだろうし。確かに、テレビ放送での広告出稿に比べて、ターゲティング広告を打てるネット配信は、広告の成約率・効果と言う点で今のテレビ放送よりもかなり有利だと思う。最近のテレビ放送も、昔のアナログ放送は無くなったけれど、それが地上波デジタルに変わり、さらゆBS放送があって、さらにさらにCS放送もあり、ざっくりと計算しても昔の3倍以上の放送キャパシティというか枠が生まれたことになります。で、3倍コンテンツが充実したかというとそんなことは無くて、余った枠はテレビショッピングに利用されている始末。それなりに熱烈なファンもいるらしいけれど、自分の場合はBS放送はたまに付けても昔のアナログ時代の番組の再放送かテレビショッピングしかやっていないので、実は殆ど視聴していないし、CS放送はスポーツ関係とCNN/BBCの英語ニュースを聞くくらいだし、地上波デジタルも最近では一日見ない日も有るほど。最近では、地上波でもテレビショッピングが増えているしなぁ。

ネット配信の場合、配信視聴以外の場面での履歴を参照して、寄り効果的なターゲティング広告を打てるというのが触れ込みなんですが、あれももう少しアルゴリズムを改善しないと、どうでも良いような広告ばかり視聴させられることに。例えば、自分は両親からよくネットでの検索を頼まれるんですが、それをやるとその関係の広告が延々と表示されるんですよね。だからいつも思うのは、広告を掲載するのは良いのだけれど、「それは興味が無い」ボタンみたいなものがあって、それをクリックしたらその関係の情報は私の「好きな物DB」から削除して貰って、別の優先順位でターゲティング広告を出すなら出して欲しい。たまたま母親に依頼されて、ワンピースとか検索したら、延々と婦人服の広告が出されたら、そりゃぁ困るし呆れるだろうし。似たような傾向はYouTubeにも有って、「お勧め」で色々な分野のコンテンツを出すのは良いのだけれど、その中でたまたま一つ選んで視聴すると、それまでずっと見ていた自分の馴染みの分野のコンテンツが消えてしまって、入れ替わる場合があるんですよね。お気に入りに登録していないけれど、よく表示されるのでよく見ていたコンテンツが、たまたま別の種類のコンテンツを一回視聴したら何処かに消えてしまう。あれも、結構腹が立つ仕様というか、「前日時点でのお勧め状態に戻す」ボタンっていうのが欲しいなといつも感じます。

Neflixは、高品質な自社制作番組が評判で、それ故に世界的にもユーザーが多いのだけれど、広告付契約で広告を表示させるようになった場合に、どう言う形で広告を出稿させるのだろうか。一般のテレビの場合は、放送時間帯やその番組の対象年齢層を元に、高く買ってくれそうな企業に営業を賭けたりして広告費が入るわけですが、Netflixの場合は相手の好みに合わせて広告を振り分けるわけだから、例えば期間半年で幾らと契約しても、どの程度効果があるか分からないんじゃないだろうか。Netflix側も、いろいろなデータを駆使して、その広告主の製品売上が伸びるように視聴者の嗜好を選別して広告を挿入するんだろうけど、ネットのターゲティング広告も結構当てにならないと思うし。テレビ放送の場合は、広告主側の以降を優先して、例えば番組の中に商品を紛れ込ませたり、撮影地を宣伝したり、色々やり方はあると思うんですが、Neflixの場合はどうするんだろうか。例えばトヨタの車が壊される場面の後に、トヨタのCMが挿入されたら、それってやっぱり拙いだろうし。でも、ネットでのCM何て、そう言う「常識」には拘らないんだろうなぁ。逆に、そう言う事を面白がる人が今のネット配信の視聴者なのかもしれない。そうそう、可能ならばNetflixの設定で自分の好みの分野の広告が挿入されるようにして欲しい。それも、よくあるような「車」とか大雑把な括りではなく、例えば「Lexus」とか、特定ブランドまでブレークダウンするとか。さらに、そう言う項目を出来るだけ多く設定出来るようにして欲しいなぁ。多分そうすると、DBが大変になる事は想像出来るんですが、今の似たようなサービスの場合、余りに分野が大まかすぎて、全然心に響かない広告が表示されるので、そこをやはり何とかして欲しい。

2022年10月16日

HND-SAN/-SFO/-NRT (2) - からのNRT-GUM × 2

約三年ぶりのUS旅行と行き混んで予約した年末のSan Diego旅行でしたが、予約して暫くしてどうしても外せない予定が入ってしまい、その他諸々の事情もあり断念することに。何か、ここのところずっと北米行きの予定はキャンセルばかり。来年こそはと思うのだけれど、そうなるとUA MP 1KのUAフライト4区画搭乗の条件が満たせません。で、どうしても米国本土に飛ぶのは、手間もお金も時間も掛かるので、取りあえず今年は諦めて一番手近なGuamへの往復でお茶を濁すことに。安易な方法に走ってしまったけれど、仕方ありませんね。

実は、丁度入国制限が解除された時で、一斉に海外旅行需要が始まったタイミングにも重なり、予約は結構一杯一杯。Guam便なので、自分にとっては事実上UAのフライトしか無いのですが、それでも以前のように1日1便から、今では成田離発着なら1日3便飛んでいるし、この後には地方空港からのフライトも復活する予定だったので、候補は色々表示されます。ただ、やはり日程的に余裕を持たせたいので、出来れば昼間の出発でGuamに渡り、帰国もお昼初の夕方着という一番楽なものにしたい。やはり週末を挟むとすでに一杯一杯なんですが、有休もそれなりに余っているし、何日か組み合わせれば希望時刻のフライトは取れそうですし、価格的にも一番安いのはエコノミーのディスカウントですが、ビジネスクラスでもそんなに違わない料金でのチケットがまだ残っています。一番高いのはエノコミーのフルフェアで、これなんかビジネスの3倍以上するのは何故だろうか、不思議です。

で、いろいろ考えた結果、10月は流石にちょっと直前過ぎて予定を入れるのが難しいので、1回目の往復を11月の始め頃に入れて、2回目も混雑しそうなクリスマスウィークの前に入れて、何とか規定を達成することに。ただ最近の円安の影響で、往復13万円位するチケット代金も、米ドル建てになるとUS$800台にしかならないので、それで獲得できるPQPも、11月分はUS$900近くまでいったので870PQPでしたが、12月分は何故かこちらの方が料金我安いので、ギリギリ800PQPを超える位。二回のフライトで1680PQPと、羽田-那覇をANAのフルフェアで飛んでマイル換算でUA MPに付けた時とそんなに変わらない程度でガッカリ。

フライトが決まったところでホテルの手配。以前はSheratonをよく利用していましたが、今年の春にブランド脱退していて、今はタモンの中心街にあるWestin一カ所だけなんですね、BONVOY系は。こちらも円安の影響か、1泊で3万円近くするレートが最低でちょっと困ります。BONVOYも、来年のLifetime Platinum到達目指して、少しでも宿泊数を積み増しておきたいので、この2回のGuam行きでの4泊は結構重要。ただ、流石に1泊で3万円(+tax)を払うのは悩みます。それならとポイント利用でどうなるか調べてみました。実は溜まりに溜まっているポイントは40万ポイント以上残っていて、一泊5万ポイント位なら出しても良いかなぁと思ったから。検索してみると、やはり5万4000ポイントと表示されます。2泊で10万4000ポイントは仕方ないなぁと思ったら、何と2泊でそのポイント数らしい。これ、国内のホテルレートよりも低い値だけれど大丈夫か。普通は1泊で3万5000ポイントは最低でも必要なのに。まぁ、回転したばかりの横浜のWestinでも時々3万ポイント位でレートが出てくる場合が有りますからね。と言うわけで、2回分4泊が10万ちょっとのポイントで予約できたので良しとします。で、11月の1回目の旅行に向けて、これから久しぶりに準備しないと。色々忘れていることがありそうだから、リハビリも兼ねてになりますね。(続く...)

世襲か徒弟か

少し前のニュースになりますが、岸田総理が自身の政務担当首相秘書官に、それまで公設秘書を務めていた長男の岸田翔太郎氏を任命したことが、公私混同・世襲反対、みたいな意見がTL上に流れていました。 私は、それが身内だろうが、他人だろうが、規則に反しておらず正当な手続きで承認されたことならば問題無いと思うけれど、自身の長男という正直きな臭い関係者をこの時期にそれなりに重要なポジションに付ける事が何も波紋を生まないと思ったのだろうか。

仮に以前から決めていたことだとしても、もう少しタイミングを見た方が良いんじゃ無いかという気はしますよね。例えばこれが、政治的に太極の位置にいる政治家の関係者を自分の要職に付ける何て言うことなら、それはそれで面白いと思うけれど、それならそれで世間(メディア・ゴシップメディア)は、「ライバルへの嫌がらせ」とか何とか好き勝って言うんだろうけど。思いつくところでは、蓮舫議員の長男氏は、少し前に母親と袂を分かった様な様子なので、彼をリクルートするとか(笑)。

最近は(最近も?)、資質に疑問を感じる人が人気だけ、一時のブームだけで当選して、長い間議員を務めることがあるけれど、ああ言うことは何とかなら無いものだろうか。例えば「議員立候補資格検定」みたいな物を設けるとか、例えば地方議員を何年か経験してからで無いと、国会議員出馬は出来ないとか。憲法的には誰にでも被選挙権はあるからそう言う線引きは出来ないのだけれど、例えばその反対側の権利である選挙権(投票権)にだって、その土地に一定期間居住しないと行使できないみたいな制限があるのだから、被選挙権にも某かの括りがあっても良いような気がします。で、検定とか認定みたいな事が難しいとなると、やはり先輩議員とかそれが自分の身内だったら、その選挙事務所で仕事をする、秘書として帯同すると言ったある意味「徒弟制度」的な教育システムしか無いのかなぁ。それを「世襲」と言ってしまえばそれまでだけれど、「一子相伝」の一つと思えば、全く否定するものでもない気がするし。

岸田氏の判断は、これから長男の彼がどの様に成長するかで判断するしかないけれど、批判している野党なんかでもこう言う二世議員はいるわけですよね。これから沖縄の那覇市長選挙が始まるらしいけれど、その立候補者の一人は前の那覇市長で県知事も務めた翁長氏のご子息らしい。で、そのご子息は立憲民主党等の野党からの推薦を得ているらしい。これも一つの「世襲」みたいな物だと思うのだけれど、彼らは許すのだろうか。野党の中にも、選挙区の地盤・看板・鞄を引き継いだ、世襲議員(二世、三世、etc.)はいると思うのだけれど、身内は批判しないのだよねぇ。また、世襲議員であっても、自分達に都合が良ければ利用することもあるわけだし。タイミング的に、今回の岸田総理の秘書官任命が良かったとは思わないけれど、それを世襲と批判する側にしても説得力有る理由を出せていない気がするから、このままこの話題も立消えていきそうな予感しか無いなぁ。まぁ、騒いで少しでも話題になったから、野党側としては「成功」と思っているんだろうけど、毎度毎度成長の無い話だなぁという印象しか残らない。

社会学者の社会知らず

東京大学名誉教授の上野千鶴子氏が、最近の円安に関してこんなtweetをしているんですが、この方、肩書きの一つが「社会学者」なんだけれど、32年前の日本のことはご記憶無いのだろうか。

32年前というと、1990年なんですが、当時の日本は「バブル期最後の絶頂期」だったわけで、 確かに1990年の円・ドル為替レートは144円前後だったらしいけれど、実はその前年(1989年: 137円、1988年: 128円)と、バブルが進むにつれて「円安」になってきている。最も、1987年は144円台だけれど、その1年前は168円台、1985年は238円だった時代なんですよね。だから当時は「急激に円高ドル安が進んでいた」時代だったわけです。

まぁ、当時は半導体とか車とか、日本が世界を席巻していた産業があったし、200円台の「円安」からの円高とかいう今とは逆の状況なので同じようには語れないとは思うけれど、でも2016年頃からの100円台110円台から比べると、まだ緩やかな円安の様に私は感じるけどなぁ。それよりも、今朝の時点で調べたら、1ユーロが144.64円なのに、US$1は148.78円と、ユーロと米ドルが逆転している。以前の自分の感覚だとUS$1が120円位で、1ユーロが135円位の感覚何ですよね。で、今は「円安」ではなくて「異常なドル高」と言う方が正しいらしいから、日本だけジタバタしてもどうしようも無いという状況もあるらしい。

で、TLで突っ込まれているのは「32年前の二流国に戻った」と言っているのだけれど、32年前のバブル期は「日本がGDPでアメリカを抜くかも」と言われていた時。それに、日本企業がアメリカの著名な企業買収をしたり、資産買収をしたりしていた時代で、それを「二流国」と言えるのかと思うけどなぁ。と言うか、社会学的にも「一流国・二流国」という言い方をするのか。この人はジェンダー問題でも有名(悪名?)な方だけれど、差別を無くそうと言っている人が逆にそう言う差別的な例を持ち出してくるのは結構有る有るだと思う。WiKi情報でしか無いけれど、その32年前にこの人がどんな状況だったか読んでみると、いろいろと大変だった時代のように思われ、だからこそ彼女の中では「二流国」だったのかもしれない。でも、個人の印象を押しつけられてもねぇ... 「学者」を名乗るなら、自身の信条とは独立して、客観的に全体を俯瞰して評価するべきだと思うのだけれど。

2022年10月15日

開始ポイント

NFLが開催した国際コンバインに参加した、富士通フロンティアーズ所属のWR松井理己選手の記事。大きく話題になったのは、NFLドラフトなどで選考要素の一つとして最も重視される40ヤード走の記録で、「4.41秒」という参加者でトップの記録を出したこと。トップと言う事だけでなく、この数値はNFL選手の記録として平均以上の値で、それ故に大きく注目されることになったわけですが、その裏話と言うか理由を説明した記事。 

この記事を読んで個人的に疑問だった点が分かったんですが、それは記録する時の「開始」するタイミング。私は小中高とずっと陸上競技の短距離をしていたので、この手の「タイム測定」には五月蠅いのですが(笑)、陸上競技の場合スタートするタイミングは審判が撃つスターティングピストル(号砲)何ですよね。そのピストルが撃たれた瞬間から記録はスタートするんですが、選手は撃たれた瞬間からスタートするのでは無く、撃たれた音→それが耳に入る→スタートと認識する→筋肉を動かし出す、というタイムラグがどうしても発生してしまう。人間の場合、音を聞いてから実際に動き出すまで大体0.2から0.3秒位掛かると言われていて、号砲の瞬間に動き出すという事は実際には有り得ない。でも陸上競技、特に100m走なんかの場合は、有る程度タイミングを計って動作を開始して、スタートするんですよね。だから、今のスターティングブロック(スタートの時に足を固定するための器具)にはセンサーが付いていて、号砲が鳴って(電気計時がスタートする)から一定時間内にセンサーがスタートを検知すると、フライング判定となります。確か0.1秒とか0.2秒とか、そんな値だったと思う。さらに、昔は一人が2回フライングするとその選手は失格だったのが、今は2回目のフライングをした選手が失格するのかな。かなり厳しくなってきていますよね。

で、陸上競技の場合はスターターがスタートを開始するわけですが、このコンバインでの記録開始は、選手が自分でスタートしたところから計測開始。そこで疑問だったのは、何を持って「スタート」の計測が始まるのかという事。手動の場合は体が動き出したことを審判が認識したところから計測開始となりますが、電気計時の場合はレーザーを横から当てて動きを検知したらスタートと認識しているはず。それも、カメラ等で動作の様子を認識するような物では無く、単純に横からレーザーを選手当てて、選手が動くことでそのレーザーが反対側の受光器に入ったら「スタート」と認識して計測開始する物でしょうね。ごく普通の「光センサー」方式のスイッチだと思います。レーザーなので、昼間でも後動作する事は無いだろうし、ピンポイントで当てることも出来るし。で、CFL方式ではスタートラインに於いた腕の手首にそのレーザーを当てていたのに対して、今回のNFL方式では腰の部分に当てていたという話。これが記録短縮の一番の理由だなぁ。手首というか、スタートラインに付いている手は、先ず最初に動く(上がる)のに対して、体部分特に腰から後ろは一旦後方に踏ん張ってから前進を始めるので、0.1とか0.2秒とか、それなりのタイムラグが発生すると思う。それに、当てている場所の面積が違いますからね。その部分が移動して反対側の受光器にレーザーが到達するまで、動き始めてからのタイムラグも生まれるだろうし。

勿論、全員が同じ条件で計測して、その中でトップの記録を出したわけだから、松井選手の記録が霞むことは全く無いと思うし、彼が国内トップクラスの選手である事も事実。計測方法の違いで縮まる値以上の好記録を今回記録したことは、本人の努力の賜であることは確かですよね。その一つに記事の最後に「力まない」と書かれているんですが、これも陸上の100m走では大切なこと。良く「最後の追い込み」とか「加速して」とか言うけれど、あれは違っていると思う。特に50m走とか100m走のような短距離走の場合は、まずスタートダッシュから如何に短時間にトップスピードまで加速するかが第一段階で、大体10m位までにトップスピードに加速したら、後はそのスピードにブレーキを掛けないで維持しつつ残りの距離を走りきることが一番効率の良い走り方。力むと、この後半の部分でブレーキが掛かり減速してしまうんですよね。自分が高校生の頃は、監督の先生に「7歩でトップスピードに到達しろ」と無理なことを言われたけれど(笑)、大体スタートから10歩目位で加速終了して、体も前傾姿勢から立った状態になり、後はそのスピードを落とさないようにある意味脱力して流すような感じで走るのが一番効率が良い走り方。そう言う陸上のKnow-Howが生かされた気がします。

2022年10月14日

圧力があると仕事が進む

これまでNFLとか米国カレッジフットボールの観戦というと、CSのG+での週2回のNFL中継と、去年から無くなってしまったんですが、NHK BSの週1のNFL中継を録画して視聴するくらいだったんですが、今年は何を血迷ったかNFLのGamepassを契約してしまった。去年までの、週2~3本のNFL中継すらまともに消化できないのに、何でNFLの全試合(毎週15試合)にハイライトにNFL制作の番組にと、もう一日24時間が50時間位あっても足りないような状態が想定されているんですが、結構何とかなっています。

勿論、Gamepassの15試合全部見るなんて無理で、今の所G+では放送されなかった試合を1~2本位見る程度ですが、今の所G+での放送分を消化して、さらにGamepassのコンテンツも幾つかは消化する程度の余裕があり、去年までの「録るだけモード」から何が違うのか自分でも不思議なくらい。一番大きな理由は、GamepassはAndroid TVから直接呼び出してメニューから自由に試合やコンテンツを選択して視聴できる手軽さが一番大きいかなと思いますね。G+の視聴は、地元のケーブルTV経由で放送されるCS G+を録画して、それを見る形になるんですが、その為にはAndroid TVとケーブルTVのSTB両方を使用しなくてはいけなくて、それってやはり面倒。ビデオ録画した番組の視聴もそうなんですが、同じ録画番組を視聴するにしても、Android TVにUSB HDD接続で録画した物は、テレビリモコンで全て操作できるので結構気軽に視聴するんですが、外付けHDDレコーダーに録画した番組を見るのは、ちょっと面倒な気がしてついつい録るだけモードになってしまう。人間というか自分の性格のせいなんだろうけど、やはりこのちょっとした手間が有るかないかでは、次の動作への動機付けが結構変わってくる気がします。

考えてみたら、Android TVにしてYouTubeの視聴が一気に増加したのも、テレビのリモコンからYouTUbe画面を呼び出して、それまでパソコン上で視聴していたものと変わらない内容が視聴できるようになった事は大きい気がします。日常で慣れた動作・操作間隔で実行出来るのは、やはり違いますよね。もう一つ感じるのは、去年のように中途半端に録画しているだけだと「いつか見る」と思っていて結局いつまでも視聴することなく最後にはそのまま削除して終わりというパターンに落ちいますが、今年のように録画もしている、お金を払ったGamepassでは未視聴の試合がどんどん溜まる、もう一週間過ぎるととんでもない量の未視聴試合が積み重なっていると、何て言うかBGM代わりに試合を流すようなことすらやるようになってきました。中途半端な圧力では動じなくても、これだけの圧力になると嫌でも従わざるを得ないと言う事なんだろうか(笑)。Gamepassに関して言えば、特に自分で録画設定とかしているわけでは無いので、実はもっと動機付けが低いかなと思っていたんですが、逆に大量にコンテンツが身近にあれば、隙間時間とか、ながら時間に積極的に利用する傾向が生まれるような気がします。しかも、テレビ操作だけで自由に視聴できる気軽さもあるし。

コスパ的にどうなのという話はあるんですが、半年くらいの期間で2万円ちょっと(実際には来年のシーズンイン前まで)ですから、3500円/月位。映画を2本位見る感覚で毎月過ごすと思えば、そんなに悪い取引じゃ無い気もしてきました。さらに、現在はWeek6が始まるところですが、例年よりも試合を視聴していることもあるのか、何となく昔の熱気みたいな物が蘇りつつあり、結構試合視聴に嵌まりつつあります。残念なのは、NFLの方は復活しつつあるんですが、同じくG+で放送している米国カレッジフットボールや、GAORAで放送している国内大学の試合は「録るだけ」モード。こちらも早く消化しないと、どんどんHDDの肥やしになってしまう(笑)。でも考えてみたら、今年はここ最近無い位フットボール三昧なシーズンなりそうで、それは嬉しい悲鳴なのかも。

マイナンバーカードへの統合

河野デジタル大臣が正式に発表した、マイナンバーカードへの健康保険証の一体化。2年後の令和6年秋に現行の健康保険証を廃止して、マイナンバーカードに一体化した「マイナ保険証」に移行するという予定。まだまだ最初の一歩のつま先くらいの前進だけれど、具体的な目標設定がされたことは良いことだと思うなぁ。

タイムラインには、賛否いろいろな意見が流れてきているんですが、医療関係者と思われる方の書き込みで気になったのが、現行の健康保険証だと加入情報とシステムが同期できていないので毎月の提出が必要という話。私も、歯医者とか毎月通院している所があるので、まぁ「苦」とは言わないけれど、正直面倒だなぁという印象は毎回感じます。せめて年に一回位にして欲しい。別に名前や住所が変わるわけではないのだから。それがマイナンバー保健省になると解決出来るというのは、上位の管理番号が出来るから、そこに色々紐付けできるからと言う事なんだろうな。だから、異なる医療機関の治療離席やお薬手帳の情報何かも統合して管理出来るのは、個人的にも嬉しい話。さらに、運転免許証の統合も、当初の令和6年末予定を前倒しにするということで、これも個人的には嬉しい話。実は私が日頃持ち運ぶ革財布には、免許証と健康保険証、両方入れているので、それが一枚に統合されたら少しスペースが空く事になります。

で、記事を読んでいて最後にビックリしたのが、来年5月11日にAndroidスマホへのマイナンバーカード機能搭載をするという発表。いゃ、5月11日なんていう具体的な日付けまで確約しているという事は、準備としては相当進んでいるのだろうか。でも、カレンダーを確認したら、2023年5月11日って、G.W.開け翌週の木曜日という、ちょっと中途半端なタイミングなのは何故だろう(笑)。で、「Android OS搭載スマホ」と言っているけれど、これNFC前提ですよね? まさかFeliCa前提だろうか。まさかまさか、QRコードでって言う事は無いだろうなぁ(笑)。と思ったら、こちらに詳しい記事が。NFC Type-Bは良いけれど、今使用しているGoogleのPixel 6はGP-SE対応なんだろうか。でも、そうなれば現行持ち歩いている、運転免許証と健康保険証の2枚が財布から消えてくれることになるので、結構スッキリしそうな気がします。課題は、スマホの移行時にどの様にデータ以降をするか、ですね。iPhoneの場合は、本当に新旧のiPhone間でデータが完コピ出来るんですが、Androidスマホの場合は、クレジットカード情報とか電子マネー情報等は一寸面倒な手順が今でも必要。この辺り、マイナンバーカードだけで無く、電子マネーやGoogle Pay関連の移行方法も含めて改善して欲しいですよね。

「河野太郎」という人は、政治家としては一寸疑問に感じる部分も少なくないところもあるんですが、こう言う実行力というか実現力と言う所では、政界随一の実力じゃないだろうか。まぁ、それが変な方向に行ってしまうと困るんだけれど、今の所以前のワクチン担当大臣の時も今回のデジタル担当大臣の時も、良い意味で古い習慣とか壁を破ってくれている気がします。だからこそ、単にマイナンバーカードに紐付けしました、だけでは無く、人の生まれてから無くなるまでの「核」というか「幹」というか、一つの中心になるものくらいの仕組みを整えて欲しいですよね。一方で、野党からはこんな反対意見も出ているみたいなんですが、その問題点の内容と理由を明確にして、本当に統合しない方が良いのか、統合するメリットはあるから課題解決も平行してやるべきなのか、そういうところをちゃんと明確にして提案して行くのが野党の本来の役目なのでは。単に不満を言う人、感じる人がいるから反対では、それこそネットのその他大勢の意見と変わらないわけですからね。そう言う事を積み重ねて行くことで、失った信頼感も取り戻せるだろうし、政権与党としての資質ありと判断する人も増えるかもしれない。でも、結経は言うだけ番長だから、この10年間ずっと今の立場にいる訳ですが。


Starlink in Japan

ロシアのウクライナ侵攻で一躍有名になってしまった、Elon Musk氏のSpaceXが提供する、衛星通信システムの"Starlink"。日本でも利用可能になったというニュースを聞いたものの、残念ながら静岡県が含まれる西日本地区は一部(KDDIの山口基地局)を覗いてまだサポート地域外なので利用出来ず。でも、こんな感じで早速使用レポートが掲載されています。 


記事を読んでいてビックリしたのは、接続された状態で届くという事。全てを外とか室内に設置するようなシステムなら分かるんだけれど、アンテナ部分は室外だろうし、コントローラーとかWi-Fiルーターは室内だろうから、そう言う設置する時にはケーブル類を外して繋いでって作業は必要だろうし。未接続状態で後から接続させるよりは、最初から繋げておいて、必要な部分だけ外して繋ぐことで、作業中のエラーを少なくすると言う発想なのか。

起動後にアプリが自動的に衛星を追随し始めて、アンテナの方向を自動で調整するなど、最近のデジタル家電に見られる自動設定機能とかよく準備されている雰囲気。多分、一度起動して最初に衛星を捉えたらそのまま固定されるわけではなく、通信状況によっては微妙にアンテナの方向を調整したりして、最適化したりするんだろうな。これがBS/CSアンテナだとそう言う事はする必要が無いので、自動調整システム(駆動モーターにセンサー類等)を付けると、便利だろうけど過剰装備になるから、コスト的にペイしないだろうし。その辺り、見た目は似ていても用途が違うから、まぁ仕方ないのだけれど。

著者の石川氏も最後に書いているけれど、非常時の通信インフラとして魅力的だと私も思う。月1万2千円の出費をどう考えるかにも寄りますが、企業だとかなら非常時の備えとして必要なインフラと言えるのでは。個人で準備となるとまだまだハードルは高いけれど、例えばマンション何かなら管理組合が全戸で共有する形で入れるとかはありかも。地域だと、10軒位が共同で利用するという形なら、年間の維持費も1万円位迄落ちるだろうから、それなりな気がしますね。非常時には、メールとか精々音声通話(VoIP)が出来ればいいわけなので、もう少し共有する軒数を増やしても良いんじゃ無いだろうか。いずれにしても、衛星通信装置が個人レベルでも日常的に利用出来る時代になったというのは、凄く感慨深い気がします。