2011年4月30日

HND-SIN-NRT (11) - 帰国便UA804

後は搭乗するだけとなり落ち着いたところで時計を確認すると、まだ結構余裕がありました。搭乗口近くで、いつもの儀式である搭乗機の写真を撮影し搭乗開始を待っていると、60歳代位と思われるアメリカ人(?)のご夫婦が私の座っている席横の窓際に荷物を置いて並んで立ちます。私と同じ飛行機好き?と思ったら、おもむろに二人で何やら手を動かし出してビックリ。私の斜め前なので、見るとも成しに見ていると、どうも二人で太極拳を始めたようです。

ゆっくりとした速度で、二人が糸で繋がっているように同じ動作をしています。太極拳にも色々あるのかもしれませんが、足の位置は殆ど動かさず、状態から上の動作を使っているような感じ。シンガポール滞在の長いご夫婦なんでしょうかね。毎朝、これが日課なんだろうなと感心しながら、見るともなしに見ていました。登場開始が少し遅れて、この二人の太極拳が終わって暫くするとGS/First/1Kから搭乗開始。
 いつもの見慣れた、UAの旧ビジネスクラスシート。往路ANAの、最新の狭いシートよりも、古くても慣れたシートの方が安心しますね(笑)。私の席は9Dでしたが、斜め前の8A/8Bには先ほどの太極拳ご夫婦が搭乗してきます。私の隣の9Eと斜め前の8E/8Fは空席だったので、このフライトは空いているのかなと思っていたら、後でトイレに行くときに覗いた後ろのCコンパートメントのビジネスは満席でビックリ。Y+へのアップグレードを搭乗前も飛行中もアナウンスしていたので、Y+からアップグレードされた人も多いんだろうか。

定刻よりも10分ほど早くドアクローズしたものの、そのまま10分位待機して+/-ゼロ。それでも成田到着予定は40分位早まりそうです。水平飛行になり、ドリンクサービスが始まり、私は朝から白ワインでよっぱぁ~モードに。で、いつもの暖めたナッツどころか、何もおつまみが来ない。「アジア便ってなかったっけ?」と思ってたんですが、後で食事が配布されたときに、オマケのようについていたプレッツェルの小袋って、実は配布忘れじゃないか? このフライトのサービスは、ちょっとちぐはぐでしたね。このドリンクサービスも、最初に飲み物を配っただけで終わり。食事中も配布の時に一回入れただけでお仕舞い。その割には、メニューにはミールの選択肢が三つ掲載されていて、蓮の葉で包んだ炒飯が美味しかったけれど、炒飯だけなので途中で飽きちゃいましたけど(笑)。到着前の軽食も、チキンハムとチーズのサンドイッチと、野菜のサンドイッチの二種類があったりして、内容はともかくとして種類だけは抱負になった印象のSIN-NRT線です。

途中揺れることも殆ど無く順調に飛行し、成田へは40分以上早く着陸したんですが、いつものようにB滑走路。この日は前の機体が無かったのか、途中殆ど止まることなく誘導路を結構な速度で移動していましたが、それでも延々とくねくねと移動するこの誘導路は何とかならないものかと小一時間。それでも、いつもよりは早く34スポットに到着し、三日ぶりに日本に戻ってきました。(続く...)

夏の在宅勤務

この夏の電力節約のために、色々な企業から提案や実行計画が出ています。その中で、比較的採用しやすくて、利用されると予想されるのが「在宅勤務(e-work)」。今では、大概の家にネットワークが来ていますから、VPN等を利用して安全に社内ネットワークに接続出来るのがその理由だと思いますが、もう5年以上もe-workをしている一人として思うのは「急に慣れないことをやると危ない」ということ。

私がe-workを始めたころは、まだ会社でも数名しか前例が無く、自分でこの制度を無くしてはいけないという思いから結構慎重にスタートしました。まずは、仕事のPCとそれまで使っていたPCを別にしてデータの混在が起きないようにしたり、当時は会社ではまだデスクトップやサーバー類を自分で持っていたので、マスターのデータは会社に置いて、自宅に持ってくるデータは必要最小限にしたこと。さらに、社内のDB類が充実していたこともあって、極力自宅のPCにはデータを置かないようにしたり。まぁ、何かバイブルみたいなものがあったわけではないので、それなりに工夫はしたんですが、結局複数のPCを使い分ける管理し分けるのも一苦労だったりするんですよね。

さらに最近ではモバイルPCを使う場合も多いと思いますが、日頃移動中とか自宅で使い慣れていないと、ついトラブルに巻き込まれます。例えば移動中に寝てしまって列車に忘れたり、盗難にあったり。自宅で使っていて、ついコーヒーとかコーラをこぼしたり。ある程度、持ち歩くクセがないと、出先で使ったりするときには注意しないと。また、単にPCを開いてオフラインで使うならまだ良いんですが、ホットスポットとか高速データ通信を使う場合には、それなりの準備が必要になります。利用するためのアカウント設定もそうですし、ログオン手順もたまにしか使わないと忘れてしまうし。

また、在宅勤務の場合、私のように組織の中で一人二人だけだと実はそれ程節約にならなくて、ある程度の人間が会社から移動して会社の節電をしないと効果がありません。そうなる場合、自宅でできる作業というのは結構限られるので、どの程度の陣容が移動できるのか、それを見極めないと実は「やっただけ」にもなりかねません。普通はメールチェックくらいしか出来ませんしね。社内システムにアクセスして、色々出来る事も多いと思うけれど、仕事の種類を考えないと実は無駄な時間が増えるだけになったりします。自分のように開発関係だと、PM系ならそれなりに可能だけど、ハードやソフトのエンジニアだと厳しいですよね。ソフトならコンパイルくらい自宅でもできるだろうと言われるんですが、結局開発環境を揃えないと同じコードは作成出来ないし、またテスト環境でハードウェアも必要になりますし。

サーマータイム、在宅勤務も良いけれど、やっぱり一番効果的なのは、昼間のピーク時を避けて、早朝とか夜の時間帯に仕事をシフトする事だと思います。勿論、それだと社外(お客様)との連絡が出来なくなる可能性もあるわけで、そのあたりは事前に話をして了解してもらうとか、そういう努力が必要でしょうね。

ThinkPad USB Keyboard with TrackPoint

一年以上使っている"ThinkPad USB Keyboard with TrackPoint"なんですが、最近ドライバーをVer.1.07にアップしたものの使い勝手の悪さは未だに直らず。横にThinkPad X200sとかX201sを並べて使っているので、フィーリングの違いは可なり生産性を落としてくれます。しかも、最近になって多用する右ボタン(私はボタンを左右入れ替えて使っている)のクリック感が悪くなってきて、「ギュッ!」と押さないと反応しなくなってしまいました。

このキーボード、キーボード部分はThinkPadのTシリーズと同じものを使っているらしいんだけど、何故かドライバーは別物のようなんですね。一度は我慢して使っていて何とかなっていたんですが、最近また動作の特にセンターボタンでの動作が気になってイライラしながら使っています。1つ前に使っていてUltraNavi付バージョンにするか、PS/2のSpace Saverに戻るか、さてどうしよう。ノートブックの場合、もう作り付けになっているから、多少気に入らなくても何となく気持ちも身体も諦めて使ってしまうけれど、デスクトップの場合は取り替え自由ですから一度不満を感じると、それを使い続けるのはなかなか難しいですね。

2011年4月29日

HND-SIN-NRT (10) - 帰国手続き

今回も駆け足での滞在だったシンガポール。4:00起床、5:00チェックアウトの予定でしたが、早めに寝たためか3:00過ぎには目が覚めてしまい、そのまま暫くぐだぐだと。それでも4:00前にはシャワーを浴び始めて、少し早めにチェックアウトしようかとも思ったんですが、メールチェックとか帰国後の電車の予定とか調べ始めたら、結局5:00を過ぎてしまい、慌ててフロントに下りてチェックアウトをする始末。流石にこの時間帯ではMRTは走っていないので、朝各部屋に配る新聞の準備をしていたロビーのベルボーイにタクシーを頼むと、ホテルロータリーには客待ちのタクシーが無く、通りに出て拾ってきてくれました。それでも、ここで10分近くのタクシー待ち。ここから、早朝で空いている高速を120km/h位でドライバーさんが突っ走ってくれたんですが、それでも20分以上かかったのかな。空港に到着したときには、5:45ころでした。
UAのカウンターに行くと、直ぐにチェックインを初めてくれたんですが、ここで私の予約を確認している女性スタッフが疑り深い。すでにUpgradeは確定してい座席も「9D」を指定しています。で、端末を叩いていたスタッフが"Upgrade?"と聞いています。ここでちょっと勘違いしたのが、自分はすでに確定しているので、First Classへの有料アップグレードを進めているのかと思ったこと。で"Sorry?"と聞くと「あなたはEconomy Classで予約して、BusinessにSWUでアップグレードをして、座席は通路側を希望しているの?」と。いゃ、確かにそれで正しいけれど、面と向かって言われると戸惑いますよね。たまたま丁寧だけだったのか、何かあったのか不明ですが、予想外にチェックインで手間取ってしまいました。

実は、今回これまで一度も使う機会の無かったPriorityPassをここで使ってみようかと計画していたんですが、出国審査を抜けたときにはもう6:00を回るころ。搭乗開始が6:25からですから空港内の移動を考えると10分程度しか余裕がありません。しかも初めての場所でウロウロして時間が無くなるのも嫌なので、結局いつものUA指定のSATSラウンジで、コーヒーを飲んでトイレを使って直ぐに退出。ながーいチャンギ空港の通路を、出発ゲートであるB6までテクテクと歩きます。

ゲートでのセキュリティチェックで、また妙な体験を。いつものように、機内持ち込みのバッグをX線に通し、ThinkPadと目薬などのZiplocの袋は別に通し、自分もX線ゲートを通過して、はい終了。と思ったら、係員が「この二つの荷物はあなたの? こっちに来てくれる。」と横の机に誘導されます。「えっ? 怪しいものは無いのに」と思いつつ指示に従うと、何やらガーゼのようなものを取り出して、私の機内持ち込みの鞄、ThinkPad、Ziplocの袋、私の手、と拭って、それを何やら検査機のようなものに入れます。10秒位かな、結果が出"OK"との事。あれは何の検査なんだろう。まさか放射線? それなら、入国時に調べないと意味ない気がするんだけど... チェックインといいセキュリティチェックといい、日本人ということでナーバスになってんのかなと思いつつ、後は慣れたUA便で帰国するだけです。(続く...)

隠れないツールバーの不思議

現在使っているパソコンは、テスト用の1台をのぞき2台のThinkPad、1台のThinkCentreともにWindows7をインストールしています。操作性を統一するために、デスクトップの設定も合わせてあるんですが、その一つが「ツールバー」。デスクトップにアイコンを置くのが嫌いな自分は、よく使うアプリなどはツールバーに"Quick Launch"を作って登録してあります。また、ツールバーの場所も、デフォルトの画面下から左端に移動。そして、少しでも広く画面を使うために「ツールバーを隠す」オプションを設定します。

で、ここ最近、このツールバーが隠れない状態が続いていました。理由は不明。何かペンディング中のイベントがあるとツールバーは表示されたままになるので、そのせいかなと思ったんですがそれも無し。デスクトップとかクリックして、フォーカスをツールバー以外の場所にしても駄目。リブートしても駄目。難だろう、Regstryが壊れたのかなとも思ったんですが、全部のWindows7 PCがほぼ同時にそういう状態になるのも不思議。

暫くして、スタートメニューのシャットダウンボタンに更新ありの盾マークがついていることに気がつきます。「あれ? 何か更新が出てたっけ?」と思いながら、一度シャットダウンをして更新をインストール。で、もう一度電源を入れてみるとツールバーの問題が解決。この時は、この更新がペンディングしているのでツールバーが引っ込まなかったのかなと思ったんですが、でも過去にも更新がある場合にシャットダウンに盾マークが表示されるけれど、こんな問題は無かったはずなんですが。もう一つ気になるのが、そのインストールした更新。「インストールされた更新プログラム」を見ても表示されないんですよね。となると、一般的に修正プログラムじゃなくて、何か別の更新? と言うことになりますが、いったい何だろうか。邪推すると、どうしてもユーザーにインストールさせた衣でも履歴を残したくはないから、わざとツールバーを固定されてシャットダウンを目立つようにして、半強制的にインストールされたのか、とか。ちょっと気分が悪いですね、何が理由なのか原因なのか分からないと...

2011年4月28日

HND-SIN-NRT (9) - Garden City

Orchard Roadからは、道を渡って来たときとは反対側の歩道をぶらぶらと歩いて帰ることに。こちらは、Singaporeの別名"Garden Cityの名前の通り、街路沿いに沢山の花が植えられていて、小さな公園みたいな場所もあり雰囲気は上々。日本だと、ちょっと飲み物とかスナックを持ってきてしばらく休憩したいところですが、公共施設での飲食が禁止されているSingaporeではそんなこと出来ないんだろうなぁ... と言うことで、そんな目の保養の数々。



来たときと同じ道を戻ってきて、再びBugis Junctionまで戻ってきました。まだ夕食には少し早いので、今回の拠点となったこのBugis周辺を少しぶらぶらと。しかし、夕方になっても暑いので、早々に空調の効いたBugis Junctionのアーケードの中に逃げ込みます。皆さん考えることは同じなんでしょうね、中に入るとぐっと混雑してました(笑)。
左側がホテルの本館建物、右側が今回宿泊した別館の建物。昔は地上を行き来していたんでしょうけど、今は2F/3Fに空中回廊が設置されていて、ここを通るようになっています。"tcc"の看板の上に見える通路が、3Fの通路で、ここは完全に外に露出していて、この"tcc"(the connoisseur concerto)のオープンシートが、この通路の前にあって、通路を歩いていると食べたり飲んだりしている様子が読み分かります。一応上のガラス天井からの日差し対策もかねて日傘なんかも置いてあるんですけど、余り役に立っていない感じです。

歩き回って逆に空腹感が消えてしまったこともあるので、Singapore最後の夜はここで軽く食事をして終了。この後、ホテルのバーで軽く飲んで部屋に戻ってきたときには、流石に少し小腹が空いたんですが、まだたっぷりとウェルカムフルーツが残っていたので問題なしでした。

ウェルカムフルーツと言えば、一度部屋に戻ってからバーに行ったんですが、その間にターンダウンサービスが入っていました。で、出かけるときにベッドの上には後で整理しようと荷物をぶちまけていたりしたんですが、最小限のものの位置をずらしてベッドメーキングしていたのは当然としても、出かける前に使っていたバスタオルやフェイスタオル等も全て改修して新しいものと交換されていたし、一番驚いたのが使っていたシャワージェルやシャンプーも新しいものが補充されていたこと。さらに、チェックインした時に部屋にあったミネラルウォーターを冷蔵庫に入れておいたんですが、ベッドサイドとバスルームに追加のボトルが補充されていました。これまで宿泊したInterContinentalの中では一番のサービスです。そうなると現金なもので、リノベーションはしているけれど所々に古さが見える部屋の内装も、それなりに味があるように感じるし(笑)。今回も短い滞在でしたが、翌日4:00起床、5:00チェックアウト目標なので、少ない荷物をまとめて早めに就寝することにします。(続く...)

iPad2発売開始

震災の影響で延期になっていたiPad2ですが、今日からいよいよ発売開始。全モデルのiPadが衝撃的で、その後各メーカーから似たようなタブレットが登場して一種にブームになっただけでなく、電子書籍リーダーとして、Kindleとかも息を吹き返す切っ掛けになったようにも思います。既に発売されているUS等では好評なようで、多分日本でもこのG.W.中はiPad2の話題でメディアは溢れるんでしょうね。と思ったら、TBS系列の某朝の情報番組で早速やっていた orz

個人的には、タブレットデバイスは完全に「情報端末」と割り切っているので、iPad/iPad2に入っているような画像・動画処理系の機能やソフトは要らないし、ゲームもしないのでそれらも不要。iPad2の半分から2/3位のサイズで解像度はもっと高くて、さらに軽くて、なんていうデバイスが欲しいんですよね。そこにWiFiと3G/3.5GとWiMaxが入っていて、常時接続が担保できるなら最高。今のiPod touchに入っている音楽データもそのまま移行出来れば嬉しいんだけど、となるとiPad2 Liteみたいなもの待たないといけない?

そういえば、先日のSingapore旅行の帰国便(UA804)の出発する時、ドアクローズして電子機器の電源オフを要請する機内アナウンスで"Please turn off your electrical devices, iPad, iPhone, Brackberry, Nintendo, Kindle...."みたいな感じで、化なり具体的なデバイス名を結構な種類言ってましたが、これから同様のデバイスが色々出てくると、機内アナウンスも大変そうです。

2011年4月27日

HND-SIN-NRT (8) - Orchard Street

ホテルに入ってシャワーを浴びて、クーラーの効いた部屋の中で一息ついて、羽田出発以来初めて落ち着きました(笑)。ここで油断すると、このまま寝入ってしまい夜まで時間を無駄にするので、まずPCを立ち上げて午後の目的地などを検索します。ホテル周辺のBugisは、夕方食事の時にでも回ればいいので、それ以外の場所で何処にしましょうかと地図を見ながら探してみましたが、やっぱり"Singapore"と聞けば一度は"Orchard"を見てみなければ、ということで場所は決定。でも、MRTを使うとちょっと遠回りで乗り継ぎも面倒そう。まだ外は暑そうだったんですが、シャワーを浴びてさっぱりもしたので、ゆっくり歩いて行くことにします。後で考えると、これは失敗だったんですが...
ホテルが接するVictoria StreetをRaffles City方面にしばらく歩くと、Bras Basha Roadにぶつかります。ここを北に向かうと、途中で道の名前がOrchard Roadに変わります。Bras Basha Rd.に入って直ぐ、Singapore Art Museumの白い建物が。この日はEasterの祝日で、館内を無料開放していたみたいなので、ちょっと興味があったんですが、結構人が並んでいたし、先に進むことに。

そうそう、この建物手前の芝生に、ロボットのマーライオンの首がオブジェとして転がっていました。首の切断面には、いかにもという感じで、PCのマザーボードらしきものがが貼り付けられていて、思わず「何台のPCが犠牲になったんだろう」などと想像してしまった(笑)。
途中物々しく警備されている大きな門とかあって、難だろうと後で調べたら大統領官邸の入り口だったみたい。そんな厳粛な雰囲気が、とある道一本を境に猥雑な雰囲気になります。何かというと、日本語で「ポルノ」とか書かれた女性のポスターが貼られていたりするわけで、もともとOrchardはそういう歓楽街だったとガイドブックに書かれていたことに納得。ただ、そういう雰囲気が感じられるのは、多分地区の境目"Border"のところで、このOrchard Road沿いは直ぐに近代的な高層ビルが建ち並ぶ繁華街に変わっていて、人通りも一気に増えた感じです。まぁ、この手の地域のお約束で、少し裏道とか入ると、また違った意味で「お楽しみ」があるんだろうけど、結構そういうことに厳しいはずのシンガポールでそんなことをして大丈夫なんだろうか。
「多民族国家シンガポール」とは言うものの「華僑の町」であることも事実。実際、英語の看板やガイドと同じくらい、漢字も見かけます。そんな「漢字」の氾濫の中でも、やはり日本で見慣れたものはちょっと印象が違いますね。「髙島屋」の「髙」の赤い文字なんかもその一つ。この辺りは、Orchardの中でも北の外れの方になると思うんですが、さてどの辺りだろうとポケットに入れてきた地図を出そうとしたら... 無い orz どうも途中で何度か確認しているうちに、無くしてしまったようです。バイブル(笑)「地球の歩き方」の折り込みの地図を破って持ってきたもので、実はこの後Clarke Quayに回ろうかと最初は思っていたんですが、このままでは道に迷いそう。まぁ、また次回来たときに行けばいいやということで、暫く周辺のモールとか見物してから、また来た道をホテルに戻ることにしました。(続く...)

明と暗

奇しくも同じ日に出てきた、ネット業界における著名人の「明と暗」。

「明」は、 起業家・ベンチャーキャピタリストとして有名な伊藤穣一氏が、MIT Media Lab. の第四代所長に選出されたというニュース。すでにインターネット業界で多くの業績や功績を残している伊藤氏が、Media Lab.とどのような活躍をするのか、ちょっと楽しみですね。

「暗」は、実業家・執筆者等で活躍している、元Livedoor社長の堀江貴文氏の懲役2年6ヶ月の実刑が確定したというニュース。一時はネット業界の寵児であり、いわゆるLievedoor事件が無ければ、もしかしたら今のSoftbank孫正義氏の場所に居たかもしれませんね。

で、ホリエモンに関しては、粉飾決済は粉飾決済であるし、社長である以上は責任もあると思うので、有罪に関しては当然でしょう。ただ、この人の行動とか考え方に関しては、結構憎めない所があるというか、特にこのロングインタビューなんかを読んでいると「なんか自分に似てるな(あっ、体型は結構近似かも-爆!)」と思うところが多々あったりして。唯一の違いは、この人は常にトップ・先頭・前を見て進むんだろうけど、自分の場合は二番手・三番手、場合によっては最後尾に居る方が落ち着くことだろうか。

ネットワークとは、ある意味一番遠い場所でこれから2年半過ごす堀江氏は、どんな形に成長(?)変化(?)して来るんでしょうか。じっくり充電して、いきなり爆走を始めるか、あるいはスピードの早いネット世界では、既に違う世代・技術に遷移していて、彼を持ってしても準備期間が必要になるのか。個人的には、後者くらいのスピード感・加速度感を、これからのネットワークには求めたいんですが...

踏んだり蹴ったり

SONYがAndroidタブレットの新製品次期VAIO製品を発表して盛り上がった途端に、今度はPlayStation Networkの障害で7700万人もの個人情報が流出するというトラブル。組織的には、PC開発のSONYとPlayStation Networkとは別なんでしょうけど、やっぱり一般的には「SONY」というくくりで見ますからね。

で、SONYのタブレットなんですが、まずは"S1"と呼ばれている10"のタブレット。後ろに少し出っ張りがある独特のデザインが、いかにもSONYらしいところなんですけど、個人的にはどうかなと思います。タブレットって、ユーザーから見ると上下左右が無い(=気にしない)デバイスだと思ってるんですよね。勿論、物理的なボタンが配置されているから、自然と上下と左右は決まるんだろうけれど、理想を言えばどの方向に向いていても同じように使用できるのがタブレットの必須条件だと思っています。ですから、ボタンだけでなく形状として「横長」を強いるこのデザインはどうなんだろうかと思ってしまいます。勿論、縦長使用時には、この後ろの出っ張りがグリップのようになるかもしれないけれど、その分バランスとか大丈夫なのか。好き嫌いが生まれそうですね。もっとも、記事に寄ればこちらのモデルは家庭内でのインテリジェントターミナルみたいな用途を想定しているみたいなので、そのように割り切れば悪くはないかも。

もう一つの"S2"は、二つ折りの二画面タイプ。某ライバルゲーム機みたいなデザインですね。これ、閉じた時にはそのままストレート型の携帯電話になると面白いんだけど。サイズ的には、今のスマートフォン位あるので、そのサイズで好き嫌いが分かれそう。今後、この分野は携帯電話からのボトムアップとPC/Tabletからのトップダウンの鬩ぎ合いで、いろいろ面白い製品が登場してくると思うんだけど、形式としてはこういう二つ折り型で完成、になってしまうんだろうか。この5インチ、6インチクラスならiPod touchみたいなストレートタイプでも良いと思うんだけどなぁ。

まっ、いずれにしても、SONYさんとしてはPSNの事件で全て吹っ飛んでしまったみたいで、それが残念です。

2011年4月26日

HND-SIN-NRT (7) - SentosaからBugisへ

そんなに広くないSentosa島の、それも南側の海岸沿いをちょっと歩いただけですが、睡眠不足の深夜フライトにこのシンガポールの暑さでバテ気味。イースターのお休みで混雑もしているので、早めに移動することにして、再びSentosa Express(モノレール)の駅に戻ってきました。島の沖合がタンカーの集積場になっているのか、沢山のタンカーや輸送船が停泊しています。ちょっと観光地にはそぐわない気もするんですが、国土が狭いシンガポールでは仕方ないんでしょうね。ただ、沖合の船からの排水がこっちのビーチに流れてこないか、それが心配だけど...

Sentosa Expressの終点、Beach Stationに来ると、朝の混雑もかなり解消されて、到着したモノレールもかなり空いています。そこで、二つほど先のWaterfront Stationに向かうことに。
ところがWaterfront Stationに到着すると、ここはまだ下りる人で凄い混雑状態。一番新しい施設のある場所だからでしょうか。もう、モノレールの中から混雑する駅の様子を見てげんなり。そのまま始点のSentosa Stationに戻ります。

この駅は、Vivo Cityという結構大きなモール施設の中にあります。Sentosa Expressの駅が3F、MRTの駅が地下にありますから、駅から駅に移動するためにも結果的にモールの中を歩き回ることに。朝MRTからモノレールに向かうときは、まだ早朝でお店も開いて無かったんですが、流石にお昼近くになると殆どのお店が開店しています。やっとクーラーの涼しい場所に戻る事が出来てホッと一息。まだ11:30頃でしたが、お腹も空いてきたのでここで朝食を食べることにしたんですが...
いろいろお店は開いてるんですが、食事の出来る場所はまだ開店準備中の様子なんですね。中には「今日はお休み?」という雰囲気のお店も。29日からオープンするというUNIQLOの垂れ幕で埋まるモール内を歩いてみましたが、結局12:00からオープンということで、諦めて先にホテルに移動することします。

所で、このモールにはUNIQLOが近々開店するようですが、家電量販店のベスト電器が大きな店舗を構えていました。そうそう、QBハウスもあったなぁ。やっぱりアジアだと、USでは見かけないちょっと日本ローカルな有名店もあるんですね。しかし、ここ数年のUNIQLOの海外展開は凄いですよね。私が行くような場所だと、大体UNIQLOがあるから、取りあえず下着とか足りなくなったらUNIQLOで買えばいいや、と言うモードに最近はなっています。
MRTで再び移動開始。Bugis駅に到着すると、ここもBugis Junctionという大きな商業施設に直結していて、お店も沢山入っています。フードコートがあったので、ここで軽く食事をしてから、そのまま隣にある今回の宿泊場所InterContinental Singaporeにチェックインしました。(続く...)

「ぴあ」休刊

情報誌「ぴあ」の最後まで残っていて首都圏版が、7月21日発売号で休刊するという記事。まだ、インターネットの「イ」の字も無かった時代に、当時最大の娯楽であったコンサートやイベント情報を提供してくれた「ぴあ」は、言ってみれば今のGoogleとかグルメサイトみたいな存在だったと言えるかも。そういう情報だけで、一つの本が作成されて、しかも最初は月刊だったけれど、その後週刊になり、毎週更新するだけの情報がある、というのが当時としては驚きでした。「毎週金曜日は『ぴあ』の日」だったかな、金曜日には必ず買っていた記憶があるなぁ...

この「ぴあ」創業者の矢内氏は、いわゆる学生ベンチャーの先駆けとして有名な人で、「ぴあ」創刊の話等は、その後ベンチャー企業が乱立した時や学生起業家がブームになったときには、必ず登場する成功事例の一つでしたね。私なんかも、最初の頃は「ぴあ」で紹介されるイベント情報よりも、そこで紹介されているイベントの内容を読むだけで、何かそのイベントを楽しんだような気分になって、それでお得感を感じていた記憶があります(笑)。その後、イベント情報紙の「ぴあ」のページの端に掲載されていた「はみだし ぴあ」(読者の一言投稿)が最大の楽しみになり、イベント情報提供紙自体がイベントになったりしてね。今では当たり前の、オンラインでイベントチケットを購入する方法も、「ぴあ」が始めた「チケットぴあ(チケぴ)」が最初じゃないだろうか。それまでなら、イベント会場とかチケット販売の専門店で購入しないといけなかったのが、レコード店や書店の隅の「チケぴコーナー」で簡単に購入できるようになったんですからね。しかも、自由に席とか日程とか選びながら。

「ぴあ」が、雑誌で成功して、その成功体験から紙媒体としてのビジネスを中心に考えたら、多分もうずっと前に消えていたのかもしれません。メジャーな媒体になり、広告収入に依存するような体質になったりしていたらね。そうではなく、会社の目的として「イベント情報の提供」というコア部分に拘ってきたからこそ、「チケぴ」とかより便利で広がりのある分野を開拓できたのだと思います。だからこそ、より最新の情報をより早く確実に提供すると言うことを考えれば、その後のインターネット時代の到来は、更なるビジネスチャンスと思えたでしょうね。だからこそ、今回の休刊は、オールドファンとしては寂しいのは確かなんだけれど、本当の意味での「発展的解消」と言えるんだろうなぁ。

で、ここで気になるのが、未だオンライン化・電子化の並に乗り切れていない、新聞や雑誌等のメディア。 勿論、彼らには昔と比べて減少したとはいえ、まだ紙ベースでビジネスをするだけの規模もあるし、そうしなきゃいけないしがらみもあるんだろうけど、でも本来の情報提供という目的を考えると、必ずしもこれから伸びるとは思えないし。また、彼らの場合、インターネットの前に「テレビ・ラジオ」という別のオンライン情報配信システムにであってしまって、しかもそのシステムに深く依存している状態だから、そこから抜け出て次のプラットフォームに移行するというのも難しいだろうし。そういう選択と集中を間違えると、今の大メディアの統合なんていうのも生まれるかもしれない。

Firefox4にアップデートしてみた

これまで使っていたFirefox 3.6からFirefox4に更新しました。デザインがちょっと変わって、これまでよりもツールバー周りの表示がスッキリしてシンプルになり、これは縦長画面のPCが増えて縦方向の表示領域が厳しい最近のPCでは嬉しい限り。どこかのSW会社のような「リボン」なんてふざけたI/Fを真似ないようにお願いしますね > Firefox

実はFirefoxを更新したのは訳があります。いつからか、FirefoxでGoogleの検索窓を開いて検索をした場合に、2回目以降の検索文字列が認識されないと言う問題が出ていたから。例えば、まず最初に「ABC」という検索語を入力して検索すると、候補が表示されます。これはOK。で、次に「ABC」の代わりに「XYZ」という別の検索語を入力して「検索」ボタンをクリックしてもEnterを押しても、表示される検索結果に変化がありません。右上の検索バーに入力すると新しい検索結果が表示されます。まるで、Googleのメインの検索窓が、一回限りの使い捨てみたいな感じ。理由や原因が分からないけれど、取りあえずUpdateしたら直るかなと言う軽い気持ちで更新してみたんですが... 駄目 orz

「しょうがねぇーなー」と更新したばかりのFirefoxの画面を何気に見ていて、ふとGoogleの検索窓の右下に表示されている「検索オプション」のリンクが目にとまります。もしかしたら、何か設定があるのかも、と藁にもすがる気持ちで開いてみると、一番上に表示されているキーワードのフィールドに、先ほど入力した「XYZ」ではなく「ABC」が入っています。そこで検索オプションの画面で「XYZ」入力して検索ボタンをクリックすると、今度はちゃんと「XYZ」の検索結果が表示されます。どうも、理由は分からないけれど、Googleの検索窓に入力された文字列が、2回目以降はエンジンに渡っていない感じです。

「何が原因なんだろ」などと思案しながら、検索オプションの画面からGoogleの検索窓の画面に戻り、もう一度試しに「ABC」や「XYZ」と入れてみると、今度はちゃんと入力した文字列が反映されて、期待通りに動作してくれます。 試しに、別のPC(ThinkPad X201s)で同じ問題が発生する事を確認してから、一度検査オプションを開いて、何もせずに再びGoogleの検索窓をひらいて見たら、同じように問題が解決してしまいました。Google側で何か設定変更したことが反映されていなかったんだろうか。まぁ問題解決したから良いけれど、何か釈然としません。

で、肝心のFirefox4ですが、今のところ調子は良さそうです。デスクトップでは、ThinkPad USB Keyboard with TrackPointを使っているんですが、これがこれまでFirefoxを更新する度にいろいろトラブルの元になっていました。今回は、先にドライバーを最新のVer.1.07に上げていたからか、これまでのようなトラブルは今のところ発生していません。また、センターボタンでのスクロールが、これまでだとぎこちない動作をしていたのが、これもスムースになった感じ。Firefox4からは、昔一時的に提供されていたSync機能が復活しているので、これは嬉しいですね。特に自分のように何台もPCを使っている場合は、いつも使っているブックマークが同期されるだけでもかなり使い勝手が違いますから。取りあえず暫く常用しているPCで様子を見て、問題無さそうなら残りの2台のThinkPadのFirefox更新もしたいと思います。

2011年4月25日

HND-SIN-NRT (6) - Sentosa Island (2)

駅を下りると、まだ午前中の早い時間だというのに、もう暑いこと暑いこと... しばらく歩くと、こんなSkyride(リフト)が。片道$8、往復$12、そして$14出せば「乗り放題」らしい。いゃ、そんなにいらなって...
こんな感じの「真っ白なビーチ」が何カ所も設置されています。まだ朝早くてお店は開いていなかったけれど、アルコール類も売っているし、それなりに食べる物もあるし、ゆっくり一日過ごすにはハワイよりも良さそうな雰囲気です。

で、砂浜なんですが、こういう場所だと珊瑚とか貝殻が粉砕されて出るんでしょうけど、いかにもそういう風に作ったような雰囲気も感じられる雰囲気も。実際、水辺辺りなどは、何かならしたような後も残っています。あと、結構海草とか海の匂いがするんだけど、浜辺に打ち上がっている様子も無いし、大体ゴミどころか古木とかも見当たらない。いかにもシンガポールらしいビーチだなと変な感心をしたりして。
 モノレール駅の反対側のビーチを歩いてたら、何やら工事中の青い囲いがあり、そこにはこんな看板というか、オープン告知のディスプレーが。エー、何処かで見たことあるようなキャラなんですけど...

どうも、海賊船の形をした施設らしいんです。何かふんいき的には、TDSみたいな印象なんですけどね。
「アジア大陸でもっとも南にある場所」という小さな岬というか、突端。吊り橋を渡って往復するんですが、これが横幅が狭くてすれ違うことも厳しい位。で、端の途中で立ち止まって記念撮影とかして塞ぐ観光客もいるし。

突端に行っても、別に何かあるわけでもないし、まぁ「一番南なんだもんね」と言うだけの場所。

狭い島ですが、流石にこの暑さの中あちこちを徒歩で回るのは厳しい。少し涼しいところで体力回復せねばということで、モノレールの駅に戻ります。で、二つほど先の"Waterfront"という大きな施設も見てみようと思っていたんですが、駅に到着したらホーム上が大混雑。最近オープンした施設のようで、それもあって一番の人気のようです。もうモノレールの中から出る気力もなくて、そのまま終点の駅まで移動。Vivo Cityのモールで暫く休息する事にしました。(続く...)

ノジマ相模原ライズ

神奈川県を拠点に販売展開する、家電大手の「ノジマ」が、Xリーグの相模原ライズのサポートをし、チーム名も「ノジマ相模原ライズ」に変更するという記事。ノジマと言えば、以前は結構高級オーディオ製品を扱っていて、私も結構利用したお店ですが、量販店がブームになるとちょっと下火になり、その後また地元中心に盛り返しているお店ですよね。今年初めに、横浜ベイスターズの身売り話が出たときにも手を上げてましたから、スポーツには理解ある企業なんだろうけど、それでもプロ野球とフットボールでは、費用対効果が大きく違うと思うんだけど。プロ野球は無理でも、サッカーとかバスケットとか、あるいはバレーとか体操とか、広告露出度だけならもっと効率的なスポーツがあると思うんですが、逆にそれだけ真剣にフットボールを応援してくれるんだと思いたいですね。

しかし、ノジマ相模原ライズが所属する、Xリーグのセントラルは、オービック、IBM、アサヒビール、ノジマと、激戦ですね。2ndステージ進出3チームなので、何処のチームが脱落するか。ノジマも、今回のスポンサー契約で資金が出来たでしょうから、これからリクルーティングも活発化するだろうし。春の試合が少なくなったのが残念。

2011年4月24日

HND-SIN-NRT (5) - Sentosa Island

SINには定刻より少し早く到着。前回利用したT3とは反対側のT2にゲートイン。出来たばかりのT3と比べると、流石に少しくたびれた感があります。外はまだ暗いのと少しお腹に何か入れたいので、24時間のフードコートで時間をつぶそうとしますが、T2よりは前回利用してある程度勝手を知っているT3の方が良いだろうということで移動することに。

ターミナル間の移動には、Skytrainが使えますが、これ2両連結の半分が一般乗客用(出国前)、残り半分が搭乗客用(出国済み)と一台で二役という仕組みになっているようですね。移動する流れはどちらも一緒なんだけど混在しないようにうまく車両の最適化を図っているようで感心しました。成田でもT1/T2の間を結ぶシャトルバスがありますが、将来的にはこんな交通システムが出来るんだろうか。Changi位の規模だから成り立つシステムなんでしょうけどね。

フードコートで軽く食事をしながら、旅のバイブル(笑)「地球の歩き方-シンガポール編(去年の旅行の時に買ったまま)」で、これからの目的地を決めることに。この頃には少し外も明るくなってきて、心配していた天気も雨には成りそうもないので、行動範囲が広がりそうです。出発前に現地の天気を見たときには、一週間ずっと「雨」の予報だったので失敗したと思ったんですが、どうもあてになりませんね。もし雨だったら、MRTで移動しながら駅に接続しているモール巡りでお茶を濁そうかと思っていたんですが、天気もよさそうだし、あとまだ朝の早い時間でお店なんかも開いてないだろうから、そういうことにあまり関係無い場所ということでセントーサ島に行くことにしました。

空港からMRTを東西線(Green)、北東線(Purple)と乗り継いで、Harbour Front駅に到着。ここから"Sentosa Express"なるモノレールで島に渡るんですが、この乗り場が大混雑。"Vivo City"という結構大きなモールの地下にMRTの駅があり、そのモールの3Fにモノレールの駅があるんですが、地下から3Fに向かう通路やエスカレーターは人人人の波。実はこの日4月22日(金曜日)はEasterでSingaporeも祝日だったんですね。出発前日に仕事をしていると、Singaporeの仕事相手から「明日はお休みだからごめんね」メールが来て「うっ、失敗したかな、でも祝日なら逆に空いてるかな」などと甘いことを考えながら出発しましたが、どうも悪い方に傾いたようです。

Sentosa Island内のイベントやアトラクション込みのチケットも駅で販売しているんですが、結構良いお値段がします。一人でぶらぶらするだけなら、そんなアトラクションも不要なので、取りあえずSentosa Expressの乗車券だけ購入します。いつもなら自動販売機でチケット購入するようですが、この日は人手が多いためか、臨時のブースが出来ていて、係員の男性二人が「はい、何名?」とか聞きながら手売りしているのがちょっと面白い。そういえば、MRTの券売機もSGD$10紙幣が使えないとか、結構不便なんですよね。日本の券売機・自動販売機が便利すぎるのかもしれないけれど、結局は人手で処理するのが一番というのは、いかにもアジアらしいと感じてしまいます。(続く...)

InterContinental Singapore

Singaporeの繁華街の一つで、空港からも繋がるMRTの東西線(Green) Bugis駅にも直結しているInterContinental Singapore。Singaporeはホテル代が高いのが悩みですが、今回はAAAレートで288SGDと安かったので決定。

Bugis駅に直結とホテルのガイドにも書いてありますが、Bugis駅-Bugis Junction-Hotelと繋がっているので、実際にはちょっと距離があります。

写真中央の本館と、手前の低層棟の二つの建物から構成されていて、低層棟の1Fにはいろいろなお店が入っていたりします。今回私は低層棟の3Fの部屋でしたが、3F/2Fがホテルになっているようです。
フローリングで天井も高く、いかにも南国の雰囲気が感じられる室内。バスルームは少し狭かったけれど、バスタブとシャワーブースが分かれていて、設備としては十分でした。ただ、3Fにあるためか、シャワーの水量がちょっと物足りなかったけれど。

インターネットもそこそこ高速で十分に満足できるものでした。今回は、PCR特典で朝食かインターネットかとチェックインの時に言われ、朝食は食べている余裕がないのは明らかだったので、インターネットの無料使用を選択したので気楽でした。
Ambassador特典のフルーツとクッキーとミネラルウォーター。ミネラルウォーターは、ハワイでもお馴染みFUJIのお水でしたが、これ以外にもInterContinentalのボトルが2本あります。フルーツは、まずはドラゴンフルーツ、その下にバナナ、手前にオレンジ、左端のリンゴは分かったんですが、真ん中の黒っぽいものと、右下の黄緑色のものが分かりませんでした。で、食べてみたら、黒っぽいものは甘みは無かったけれど食感は「柿」。黄緑色のものは、「梨」の味と食感でした。柿と梨を食べて、ミネラルのボトルを冷蔵庫に入れて夕食に出かけると、その間にターンダウンサービスが入っていて、ベッドメーキングは勿論、バスルームで使ったタオルの交換、シャンプーやバスジェルの補充、さらにはさらにミネラルウオーターのボトルが、ベッドサイドとバスルームに1本ずつ追加されていて、食べかけの柿とか梨をむいた皮は綺麗に片付けられて、新しい取り皿とシルバーに交換されていました。ここまでやってもらえたら、PCRのAmbassador Platinumでもありがたみを十分に感じます(笑)。
今回ちょっと困ったのがPCの電源。シンガポールは3極コネクターですが、一つがアースで実際には日本のコンセントのように2極で使えます。で、前回もこれで困ることはなかったんですが、今回のサービスコンセントは、まず上のアース部分に端子が入ると、コンセント内のカバーが動かされて残りの2極の端子が入る構造。最初、コンセントにACアダプターの端子が入らなくて焦りました。各国のコンセント形状に対応したプラグ変換アダプターは持ってるんですが、今回は持参してません。さてどうしようと暫く考えて、復路のANAで貰った「起こす・起こさないカード」を折りたたんで、それを突っ込んだから見事に内部のカバーが開いて無事にACアダプターの端子が挿入出来て電源を確保することが出来ました。上に付いているのが電源ON/OFFのスイッチで、これはここだけじゃなくて壁に付いているコンセントにも付いていて、節電のためなのか安全の為なのか、ちょっと感心してしまいました。
 チェックインして暫くすると、ガリガリとかドスンドスン工事の音が凄い。後で外に出てみると、こんな感じでまさに私の部屋の外壁を何か工事しています。1Fにtccや軽食のお店が入っていて、その上がホテルというのもなんか変な感じ。右側が本館の建物で、その奥にはBugis Junctionのガラス張りのアーケードが見えます。このアーケードの中に、両方の建物を繋ぐ通路があり、下で買い物とか食事をしているお客さんを見ながら、行き来するというちょっと変な印象。今回の場合は、「本館1Fでチェックイン」→「エスカレーターで3Fに上がる」→「半階分位の階段を下がり、外(Bugis Junction)の空中回廊を渡る」→「低層棟に入る」→「自分の部屋到着」というややこしいルート。チェックインの時はバトラーの人が案内してくれましたが、その後一人で出かけるときや帰ってきたときは、正直ちょっと迷いました。
ホテルの建物は結構古い感じの建物ですが、それなりに綺麗にしてあり、普通なら気になるちょっとした粗とか足りない部分が、逆に南国の雰囲気の緩やかさ・大らかさみたいな印象になり、結構気に入ってしまいました。シンガポールには、他の系列のホテルも多くあるので、そういう場所にも行ってみたい気もありますが、今回くらいのレートでまた取れるなら、ここを定宿にしてもいいなと思う場所です。

2011年4月23日

HND-SIN-NRT (4) - ANA Lounge

4FのANAラウンジに上がる途中で気がついたんですが、先ほどKIOSKでチェックインして印刷した搭乗券には、小さく「Lounge Invitation / ANA Lounge」とか印刷されています。ですから、どうどうと4Fに上がって受け付けでボーディングパスを出して入場成功。

この時は、まだ国内線の出発があったので結構人が居ました。とは行っても、多分キャパの20~30%位でしょうか。それが、20:00を過ぎる頃からどんどん消えていき、一時は私も含めて4~5人くらいに。それが、21:00を過ぎてくると、ぽつぽつと人が入っています。しかも、日本人以外の外国人の方の比率がどんどん高くなります。
ラウンジ内の出発予定を見ていると、結構これから深夜便の出発が残っているんですね。自分も搭乗するSIN行きを皮切りに、LAX行き、BKK行きと。HNL行き、さらに共同運行ですが、BKK行き(by TG、しかも、この日はDelayしてますが出発時刻がかぶっている)と、SIN行き(by SQ)まで一時間の間に6便も飛ぶんですね。このまま深夜まで勤務するスタッフの人も大変ですねぇ。

で、レッドアイフライトに備えて、食料注入とアルコール注入を済ませて搭乗口へ向かいます。
この日はGate #110でしたが、この写真の右手奥に搭乗ゲートがあり、そこから「へ」の字に歩いて搭乗口に向かう感じ。実際搭乗する時には、結構歩きました。

機材は、ANAが最近導入したB767-300ERで、しかもシートもこの機材用に特別に導入したもの。結構ANAでもプッシュしているようなので、それなりに期待して機内に入ったんですが...
座る前に見ただけで感じました、「狭い」と。私の体格はほぼ日本人の標準値の170cm/73kgですが、普通に座ると前の席の物入れと膝の間がぎりぎり。

さらに悪いのは、この新シートの売りが「背もたれが倒れず、座席部分が前にスライドして傾斜を付ける」新方式だということ。リクラインをすると、前に座椅子が拳半分くらい移動するんだろうか。もう、それだけで一杯です。当然、足を組むなんて出来ません。少し小柄な女性ならやっている人も居ましたが、男性は無理でしょうね。

幸いなことに、私の席の窓側は空席だったので、2席を使って何とか凌ぎましたが、これで今回のHND-SINの6~7時間のフライトは厳しいです。正直、2時間くらいのフライトでも厳しいかも。正直、失敗だと思います、この新シート > ANA 眠れないまま、時々うとうとしながら、何とか6時間のフライトに耐え、シンガポールに到着したのはまだ空も暗い、朝の6時前でした。(続く...)

スーちゃん

元キャンディーズのスーちゃんが亡くなりましたねぇ。キャンディーズのファンというほどでもなかったけれど(確か、レコードも買ったことは無かったし)、ミキちゃん、ランちゃん、スーちゃんの3人の中では一番好きなタレントさんだったけど。キャンディーズ解散後しばらくして、欽ちゃんの番組に出るようになって、コミカルな役をするようになりちょっとびっくりしたけれど、実はそれからの方がもっとファンになったりして。

記事を見ると、もう20年近く癌との戦いだったようで、それは知りませんでした。数年前にテレビで見たとき、以前は丸顔のふっくらした感じだったのが、結構すらっとした感じになって「あぁ、ダイエットでもしたのかな」と勝手に想像していましたが、今にして思えば闘病生活のためだったんでしょうね。

訃報はどうしても起こるものだけど、自分と同じ世代、あるいは自分がリアルタイムで体験してきた世代の有名人の方の訃報というのは、また違った印象で重く感じますね。どうか、安らかにお眠りください。合掌。

2011年4月22日

HND-SIN-NRT (3) - 出発の朝

さて今年二回目の旅行なんですが、何せ今回は初の「仕事帰りに深夜便で出発」という荒修行(確かに...)。まずはいつもの金曜日のように会社に向かわないといけません。ここ最近は花粉症も治まってきていて、薬は使わず目薬と時々鼻薬で凌いでいましたが、夜中に目が覚めて寝過ごすわけにはいかないので、前日は用心をして薬を服用。朝、鼻が詰まっていて少しぐずぐずしましたが、流石に薬を使うとよく眠れます。でも、薬が強いのか、服用後の一日はいつも頭がふわふわした感じになるのが困るんですが... で、出かける前に念のためフライトチェック。まぁ、まだ20時間近く先のスケジュールなので、これから変更になる可能性もありますが、とりあえず予定通り出発する様子。次に、UAのサイトにアクセスして帰りの予約を調べると、やっと今回の復路兼6月の旅程の最初の区画であるSIN-NRTのアップグレードが確定していました。ずっと半分くらい埋まっているところで微増減している状態だったので、まぁ最悪搭乗直前にアップグレードされるかなと思っていたので、これはちょっと意外。とりあえず、帰りはゆっくり飲んだくれて寝て戻れそうでほっとしています(笑)。

 で、この日は午前と午後にミーティングが入っていたので、わざわざ通常金曜日の新幹線出社を木曜日にしたんですが、まず会社についてメールをチェックすると、午前のミーティングがキャンセルのお知らせ。で、お昼を食べて戻ってきたら、午後のミーティングもキャンセル。結局何のために会社に来たのかと拗ねること小一時間(笑)。結局、もともとは仕事の都合で変更した予定にかぶせての小旅行の予定が、小旅行がメインの目的になってしまいました。

実は、この日は午後の後半は会社のとっても偉い人がUSから来てのお話が入っていて、まぁこのミーティングもあったので無駄ではなかったんですが... 一時間半のミーティングが済むと、もう就業終了時刻。いなかった間に溜まっていたメールと留守電を処理して、会社を出たのが18:00過ぎでした。

横浜駅に出て、ここで京急に乗り換え。丁度快速が来たので京急蒲田に行き、ここから羽田行きに乗り換えて初めて羽田の新国際ターミナルに到着。京急だと、地下2階からエレベーターで3Fの出発ロビーまで上がるのがちょっと面倒ですね。モノレールだとGate-to-Gateなんだけど。で、節電しているせいもあるんでしょうけど、ロビーが暗いこと暗いこと。ちょっとびっくりしてしまいました。で、座席が決まっていないので、早速KIOSK(とはANAは言わないのか?)でチェックインして座席を指定。後ろのほう半分くらいはかなり空席なので、窓際2列の通路側を指定。うまくいけば、窓際の席は空席になるかなと言う淡い期待を込めて...

この後4Fの「江戸小路」に上がってみたんですが、セントレアの飲食フロアーをちょっと広くしたくらいで、予想を裏切られてがっかり。ここで夕食を食べてから出国しようかと思ったんですが、どうもどのお店もガラガラで、小心者の自分としては入りづらくて、結局そのままセキュリティと出国審査を通過。で、ANAのラウンジでおなかを満たすことになりました。うーん、進歩のないやつだなと、自己反省しながら出発時刻を待つことにします。(続く...)

JJY-E復活?!

原子力発電所のトラブルのために人員が待避してしまい、送信を停止していたJJY-Eが、無人運転で再び送信を始めたという記事。最近では、インターネット系ならタイムサーバーとかあるし、昔は無線機の較正に使われる(正確には、「無線機の横に置いてある時計の較正」か)位だったので、「別に無くても良いじゃん」とか思ってしまうけれど、最近では壁掛け時計、置き時計、腕時計と、ほとんどの時計でこの標準電場を受信して時刻補正しているので、JJY-Wの電波が受信できない地域では、結構致命的な問題だったかも。リモートで監視操作できるなら、最初からそうすれば良かったと思うものの、まぁ震災直後でいろいろあったんでしょうね。

今回の震災では、いろいろなものが失われて、今まで気がつかなかった「縁の下の力持ち」の存在に気づかされることが多いわけですが、このJJYの存在もその一つと言っていいでしょうね。

Lady Gaga

昨日は偉いさんが日本に来ていて、この方のありがたい(笑)スピーチがあったんですが、その中で何度か自社の製品やプロモーションのビデオを流しました。で、その中の一つで"Lady Gaga"の"Poker Face"をBGMに使ってがんがん流しているプロもが会ったんですが... 「まるで、auのCMみたい」と思ったのは自分だけでは無いはずだ(爆!)。うーん、誰か言ってあげないと、「その曲はもうauががんがん流してますから」って...

一応弊社も「グローバル企業」の「グ」の字位は行っている会社なので、世界共通のCMとかプロモとか作るんですが、どうしても地域によっては、例えば宣伝文句に使っているワーディングがすでに登録されていたりとか、BGMがいろいろな理由で使えなかったりということは時々あるもの。あのビデオを日本のTV-CMで流すとは思えないけれど、日本人で見た人ならばまず「あっ、auだ!」と思うだろうなあ、今は。ちょっと失敗でしたね(笑)。

逆に、我々が日本の曲としてなじんでいるものを海外で聞く事って時々ありますよね。例えば、坂本九さんの「上を向いて歩こう」は"SUKI-YAKI"としてよく聞くし。あるいは、日本のアーティストがカバー曲として使っている曲の原曲、あるいは逆に日本のアニメソングを海外の人が歌ったり使っている場合とか。昔と比べて、ネットワークで瞬時に世界中に配信されますから、ますますボーダーラインは無くなっているということなんでしょうね。

でも、私の脳は、やっぱりLady Gagaを聞くと、LISMOのリスを思い出す... (笑)

2011年4月21日

東海道新幹線の乗客数減少

東海道新幹線の3月の乗客数が、前年同月比で20%現象したと言う記事。毎週新幹線を利用している一人としても、これは如実に感じますね。指定席車両は、年間で一番空席の目立つ年始位の感じだし、自由席にしても浜松駅のホームで並んでいる人の数は、以前の半分くらいの感じですし。

さらに感じるのは、戻ってくる夜の新幹線。以前だと、指定席が満席は勿論、通路などに立っている人も時々出る位だったのが、最近はかなり空席が目立ちます。ざっくりとした感じだと、まぁ二割から三割減というのは、何となく納得できる数値です。でも、JR東海としても困りますよね。ドル箱の新幹線が低迷しては。まだ時間はかかるだろうけれど、今後だんだんと落ち着いて来て、乗客も夏くらいまでにはいつもと同じくらいにまで回復するんじゃないでしょうか。特に、先月等は計画停電もあって旅行の予定が立てられなかったけれど、この夏は節電はするにしても計画停電は無くなりそうな雰囲気ですから、これから夏の旅行とかの需要も出てくるんじゃないだろうか。飛行機関係でも、一旦運休したフライト類も6月頃から戻りそうですし。

とにかく、人の動きが戻ってこないと、経済の活性化も進まないですし、その為にはJR東海を始め、全国の新幹線需要というのが、大きな目安になりそうですしね。確か、今月末までには東北新幹線も復旧する予定ですけれど、何とかG.W.は全国的に少し余裕の生まれる連休になってくれればと思います。まだまだ時間はかかるかもしれないけれど、そろそろ少し休息して体力を戻す必要が全国にあると思うので。

TDR再開

TDLが先週開園し、この週末からは夜間営業やエレクトリカルパレードも再開予定。となれば、残るディズニーシーはいつ? と言うことなんですが、予想通りG.W.前、28日からTDSも再開し、G.W.前に通常状態に戻って、周辺のホテルや施設もほっと一息なんじゃないでしょうか。まぁ、結構プレッシャーもあったかもしれないし。

TDRとしても、夏場に向けて太陽光発電施設や自家発電施設を導入する予定だそうですけど、そこは前回も書いたように、それ自体をテーマパークにしちゃうとか。そうそう、最近「工場見学」がブームですから、それっぽいテーマパークにしちゃうとか。どうでしょう、TDR関係者の皆様(笑)。

あー、久しぶりにDisney Worldに行きたくなってきた。この夏は、長い休みにして行ってこようかしら(をぃ)。

ピークシフトテレビ

パソコンの世界では、Lenovoと東芝のノートブックPCには、「ピークシフト」と呼ばれる、昼間はバッテリーで駆動し、夜間など未使用時にバッテリーチャージする機能が10年くらい前から内蔵されています。最近、震災の影響による計画停電で一気に注目を集めている機能ですけど、それのテレビ版があるとは知りませんでした。電力事情の悪い新興国向けモデルをベースに国内向けに変更したみたいですが、なるほど海外のモデルならそういう機能(=ピークシフト)は必要かも。ただ、どの程度のバッテリーを内蔵しているのか、そこがちょっと気になります。テレビだと結構電力を消費しそうですしね。でも、19型テレビと書かれているから、表示部分に関して言えばちょっと大きめのノートブックPCと思えばいいのか。後はチューナーですかね。ざっくりとした感じでは、A4サイズノートブックの大容量バッテリー位あれば、取りあえず3時間くらいの使用は可能なんだろうか。

でも、それだったら、手持ちのノートブックに地デジチューナーとか組み合わせほうが早くない? という気がしないでもないな...

2011年4月20日

Apple iPad vs Samsung Galaxy Tab

Samsungの「Galaxy Tab」などのAndroid製品が、AppleのiPad/iPhone等の特許侵害をしているとAppleが訴えたと言う記事。Appleが取得している特許のクレーム歩インドが何処で、それに対してSamsungがどの程度侵害しているのか具体的には分からないけれど、でもまあiPadの色々な部分に特許が設定されていると思えば、Galaxy Tab(や、その他Android系Tablet/Smart Phone)を見て、「あぁ、Samsungの独自技術だ」なんて思わないのも確か。後発メーカーにしてみれば、既に成功している先発メーカーの良い部分は取り込まなきゃいけないわけで、この辺りは新しいカテゴリーの製品が登場するたびに色々なメーカー間で係争になる部分ですよね。

悩ましいのは、AppleはそのSamsungからiPad等の製品用パーツ類の供給を受けていることで、まぁ業界ではよくある話だけど、別にApple自身が工場を持っていて直接Samsungから購入しているわけではないので、それ程影響無いんじゃないかな。確かFoxconnだったかな、OEMで作っているのは。だから、FoxconnとSamsungの関係が悪くならなければ、取りあえず供給問題は出ない気がしますけどね。でも、Appleとしてはよほど頭に来ているのか、Galaxyが驚異と思っているのか、もしかするとSamsungから別のメーカーにサプライヤーチェンジをするくらいの覚悟で今回の訴訟を起こしているのかも。Samsungにとっても、たまたま偶然とは思いますが、HDD部門をSeagateに売却して、これからは得意な半導体分野に集中しようとしているときに、こんな話が出てきてちょっと出鼻をくじかれた感じもしますけどね。

そういゃ、中国の「なんちゃってiPad」メーカーがAppleを自社製品の模倣製品(=iPad)を販売していると、訴訟を暫く前に起こしたけれど、あれってその後どうなったんだろうか。まぁ、単なるポーズだと思うけれど、それだけ中国人の方が逞しいと言うことなんだろうな。

SeagateがSumsung HDD事業買収

先日のWDによるHGST買収に続き、今度はSeagateがSamsungのHDD事業を買収という記事。これで、世界のHDDメーカーはWDとSeagateの2社に事実上集約されちゃいましたね。東芝も、いつまでHDDを作るんだろう。自社のDynabook用として、これからも作り続けるんだろうか。

Seagate/Sumsung関連の記事の中で、Seagateが今後SumsungのSSD技術を利用出来るみたいな話が書かれていましたが、確かにこれはWD/HGSTのケースとはちょっと違うメリットになりそうですね。となると、WD/HGST側は東芝と提携して、東芝のSSD技術を取り込むようなことになったりして...

HDDの魅力はなんと言っても大容量・低コスト。2TB HDDが6,000~7,000円ですからね。方やSSDは、耐衝撃性で、今使っているThinkPad X201sにも128GB SSDが入っていますが、本体に振動を受けても全く動作が停止しないのは最初の頃は勧化でした(今は慣れてしまったけれど)。ただ、SSDの場合は、まだ大容量化が進んでいないのと、高コストですよね。今のところ中心価格帯の120/128GB SSDで二万円を切るかという所ですから。256GBクラスになるとさらに倍。まだまだ、HDDの置き換えとは言えないポジションです。まあSSDが出てきた数年前なんて、32GB/64GBが平気で10万円以上していたわけですから時間が解決するとは思うけれど、そろそろHDDの代用品としてシリコンメモリーがもう少し手軽になっても良いと思うけれどなぁ。更なる業界の動きに期待します。

2011年4月19日

光合成

化学は得意じゃなかった(だからといって、物理が得意だったとは言わないが)ので、「光合成」と聞くと「光と水から酸素を作っている」位の理解しかないんですが、電気エネルギー何かも取り出せるんですね。今回は、まだ構造解析で実際に人工的な光合成を行うことは出来ないみたいなんですが、こちらの記事なんかも読むと、両者の知識や技術を融合すれば、目的とする人工光合成と、そこから電気や化学原料を生み出すことは、そんなに難しくないように素人の私は思ってしまうのですが。

今回の震災で、エコエネルギー、特に太陽電池に注目が集まっているわけですが、この発電効率をさらに飛躍させる、あるいは同じ「太陽光発電」であっても全く別のものが誕生するとなると、震災復興の足がかりとしても、日本の産業構造変換についても重要な役割になりますよね。私は、日本の産業や経済活動を支える基幹エネルギーとして、原子力発電にはまだまだ依存する部分は大きいと思うので、福島の事故は出来るだけ速やかに解決して、かつ何が問題でどう言う対策があれば回避可能だったか、それをしっかり解明し、既存の施設に早急に適用するべきだと思っています。ただ、今回の事故の規模や影響が大きいだけに、既に建設途中や停止中の施設を含めて、今後これまでのように原子力発電施設を増設していくことはかなり厳しいのも事実だと思うんですよね。そういう中で、使用寿命を向かえる施設がこれからどんどん生まれてくるわけだし、それに対しての代用施設を考えないといけない。火力発電にしても、施設の老朽化もあるだろうし、今ですら厳しい発電用のエネルギー手当がさらに厳しくなるのは目に見えているから、それに対しての対策・担保もしないといけない。ただ、その減少分を今のエコエネルギーで埋める事は出来ないのは事実だし、何か画期的な技術が必要なわけで、この人工光合成やオーランチオキトリウムみたいな技術を、今回の震災復興活動に絡めて進めるのも良いんじゃないだろうか。復興費用捻出のために、消費税を3年の時限ながら3%上げる話が出ていますが、それを5%にしてもいいから、こういう技術を一気に加速させて実用化させる位のチャレンジを今回して欲しいと思いますね。それが本当の意味での日本の復興にも繋がると思うし。

明るい日本

一般紙に掲載された、節電による都内の「暗さ」の話。私も、震災後2週間後に初めて会社に出社して、その時新横浜駅や横浜駅等を使い、その後も毎週金曜日に出社して東京駅とか都内の地下鉄・私鉄の駅を利用して最初に思ったのが「暗いな」と言うこと。でも、次に感じたのが「USの駅なんて、もっと暗いよな」ということ。記事ではヨーロッパの話が出ています。私はヨーロッパには言ったことがないので分かりませんが、USの場合だとNew YorkとかChicagoとか言う大都市であっても、地下鉄や鉄道の駅は暗いし、正直初めて行ったときには不安になるほど。

USの場合、そういう公共施設だけなく、ダウンタウンの該当にしても、高速道路の照明にしても、本当に暗くて日本から行くとなれているはずの今でも戸惑います。別に彼らが節電に熱心と言うわけではなくて、必要な場所以外は不要だと考えるスタイルに慣れているからなんでしょうけれど。そういえば、一般家庭でも間接照明とか多用したり、全体的に「薄暗い」感じがします。また、以前モニターの開発に関係していたときに言われたけれど、欧米のユーザーが好むモニター輝度と日本人が好む輝度は結構違っていて、日本人はより明るい画面を希望するということ。今ではモニター(LCD)の性能も良くなったので、バックライトをある程度暗くしても十分使えますが、昔のLCDはちょっとでもバックライトの明るさを絞るともう画面が見えなくなってしまい、それでも「これで十分」と行って使うアメリカ人が不思議でしたが。欧米人は目が弱い(目の色素が薄い)ので、直射日光に弱いからサングラスをよく使っていますが、そういうことも照明の強弱にありそうですね。となると、ある程度海外経験がある人はまだ慣れているから良いけれど、一般的な日本人にとってはやはり今回のような節電による照明輝度の低下は違和感を感じるかもしれません。

ここしばらくは節電に心がけないといけないのは当然ですが、ある程度落ち着いてきたら、個人的にはまた「明るい日本」に戻って欲しいなと思います。勿論、過剰な照明まで戻す必要はなく、必要な場所は以前のように明るく、少し雰囲気のある場所は逆に少し照明を落として日本人の心に届くような「陰影」とか「わびさび」の雰囲気を新たに生み出すこともあるんじゃないでしょうか。

ただ、建物内部の明るさと町の明るさはちょっと違います。駅構内とか建物内部の明るさは、都内でも地方でも同じように以前よりも暗くなったけれど、町の明るさで言えば地方、例えば地元の浜松の繁華街なんかは、実はそれ程違ったという印象は余り沸きません。賑やかさが失われて、元々くらい感じだったので、全ての照明が消えるなんて事がなければ「暗くなった」という印象すら浮かばないのかも。 次に明るさが戻ってくるときには、ただ単に今消えている照明に再び灯が入るだけではなく、雰囲気だとか活気だとか言うものも含めて、もう一度「明るい日本」になって欲しいと本当に思いますね。

メジャー空港間のシャトル便

JALが、関空-成田の接続便を5月から運用を休止するという記事。運休そのものもショックですが、G.W.中にもかかわらず、というのがもっとショックですよねぇ。ただ、わざわざ関空に出て、そこから成田に行く乗客ってどれくらいあったんだろうか。アクセスしやすさなら、伊丹を利用するだろうし、時間帯によっては新幹線利用が便利だろうし、地方空港利用なら直接成田なり羽田二行くパターンの方が便利だろうし。数日前にスカイマークが成田と地方空港を結ぶシャトル便を、最安980円という価格で打ち出したけれど、経路設定としてはこちらの方がまだ脈がありそう。

ただ、国際線を自社で運行しないから、それなら国際線を飛ばしているJALなりANAで国内線の切り込みを入れる方が、価格的にも後多分スケジュール的にも有利だろうから、このスカイマークのシャトル便もどうかなと思うけれど。「980円」という価格は衝撃的だけど、この会社の場合とにかく話題性で路線をスタートして、駄目そうならさっさと撤退すると言うが「ビジネスモデル」みたいなものだし。A380を運用するようになって、それに接続する出来るようになれば魅力的なんだろうけど。

関空と成田の間を行き来する理由が生まれないうちは、このJAL便の復活は厳しいかもしれませんね。ANAのLCCが運用を開始すれば、それに接続するフライトが増えるかもしれないけれど、それも起爆剤と言うほどには大きくならないだろうし。やはり拠点空港として、魅力的な就航先、フライトスケジュールが無いと、わざわざ地方から出てきて関空から出発しよう、関空から戻ろうという気持ちにはなれないですよね。結局は、空港としての魅力がどれだけあるかと言う本質的な部分に戻ってしまう。関空にしても、セントレアにしても、成田があれだけ不便な場所にあると散々言われてきたのに、それと余り変わらない地理的場所に作ったというのが、そもそも間違いなんだろうけど。アメリカなんかだと、これくらいの距離にある空港同士のシャトル便なんて珍しくもないんでしょうけど、結局日本の場合まず先に新幹線で繋がってしまっているから、そういうビジネスモデルは成立しにくいんだろうなぁ。なかなか厳しいですね。

2011年4月18日

被災地キャンペーン

土曜日は用事があってチームのグランドに行き、午後早くに新幹線で東京駅から戻ってきました。まだグランドにいた頃、茨城南部で結構強い地震があり、クラブハウスもこれまでと違って小刻みで強い揺れを感じたんですが、あれも震源地に比較的近い場所だったからだろうか。それなりに強い地震だったので、新幹線が止まるかなと心配しましたが、一度小田原辺りの停電で停車したものの直ぐに定時運行に復帰する辺りは、やはり地震に強い新幹線の面目躍如。ところが、グランドから都内に向かう私鉄が地震の影響でダイヤが乱れ、結局東京駅到着が一時間近く遅れてしまったので、指定を取っていた新幹線をもう一つ遅い列車に途中で変更しました。最も、元々の新幹線も変更した新幹線も、指定席はがらがらで、ゆっくりと3席列を占有して座れたので問題無いのですが。

で、東京駅に着いて中央コンコースを歩いていると、真ん中辺りかな、東北地方の駅弁を集めて販売する、被災地応援キャンペーンのような催し物をしていました。JR東日本としては、自分の所のエリアですから、これはこれでありなんだけど、ちょっと困ったのがその売り方。まあ、販売担当しているスタッフも一生懸命なんだろうけど、「東日本応援」みたいなプラカードを持った男性スタッフが何人もコンコースの中に出て、大声で「被災地応援キャンペーンです、東北地方のお弁当を販売しています」みたいな事を何度も繰り返しています。私も、少しでも応援するつもりで丁度お昼のお弁当を買う予定だったから、じゃ一つでも買おうかなと最初は思ったんですが、余りにこの呼び込みスタッフの声が五月蠅くて、逆にちょっと気持ちが萎えてしまいました。

いゃ、やっている方は、少しでも被災地のためにと一生懸命だと思いますよ。色々準備なども大変だろうし。でも、例えれば選挙の終盤で当落線上の候補の応援で必死に「よろしくお願いします」と声をからして連呼しているような、ちょっと場違いな印象を受けるんですよね。そりゃぁ、一人でも多くの人に寄って貰いたい見て貰いたい買って貰いたいという気持ちから出る声だとは思うけれど、でもやはり雰囲気とかも大切だと思うし。量販店なんかの呼び込みじゃないんだから、ましてや「東京駅」とう公共の場の一番人通りの多い場所でもあるわけだし。震災直後に、都内では飲料水とかトイレットペーパーの買いだめ騒ぎが発生しましたが、それと似たちょっと余裕のない感じが逆に心配になります。助ける側が焦っても仕方がないんだから、もっと落ち着いて販売して欲しいなと思いながら東京駅を後にしました。

UA Leader's Review

UA MP 1Kだと、UAの機内誌である「Leader's Review」を発行される度に送ってきてくれるんですが、今回届いたもの(Vol.59)から、いろいろと違いを発券。

前回は「JANUARY to MARCH, 2011(Vol.58)」号だったのに、今回は「SPRING, 2011(Vol.59)」号となっているのは、これから季刊になるのだろうか? さらに遡ると、Vol.57は「NOVEMBER to JANUARY」(年号無し)、Vol.56は「9.10 to 11.9 2010」と日付まで指定してあるのに。

で、サイズも小さくなりました。横幅は同じですが、縦の長さが2cmちょっと、というか1インチ短くなっている。
記事の内容は、これまでとあまり違わない感じですが、後半の機内情報のところでは、これまで1ページにUAの3クラスの情報が掲載されていたのに、今回からはUAのY+が無くなり、右半分にContinentalのビジネスファースト、ビジネスの情報が、左半分にUAのファースト、ビジネスの情報が掲載されるようになりました。

空港ガイドにも、ContinentalのHubである、IAHとERWが追加されていて、いよいよUA/COの統合作業も第四コーナーという雰囲気を感じます。でも、今週末にはUAのSIN-NRTに搭乗する予定なので、先に貰ってしまったら機能の暇つぶし楽しみが無くなるじゃないか(笑)。

2011年4月17日

InterContinental Yokohama Grand

金曜日の夜に課内の異動される人の歓迎送別会があったので、久しぶりに(四ヶ月ぶりらしい)、横浜のインターコンチに宿泊。会場が、これはもっと久しぶり(10何年ぶりかなぁ...)となる、中華街のWindjammerだったので、まずホテルにチェックインをして荷物を置き、それから出かけることに。

チェックインをしたら、クラブフロアにアップグレードされてラッキー。でも、この後直ぐに出かけて、明日は明日で早くでなきゃ行けないから、クラブラウンジなんて使う余裕はないな等と考えていたらねどうも今ラウンジが使えないので、ロビーフロアにあるラウンジの一角を代用しているみたい。28Fの部屋に上がると、丁度同じフロアにあるラウンジ直ぐ近くの部屋でした。で、入り口には先ほどチェックインの時に貰った「ラウンジは使用出来ないので、代わりにこちらを利用してくれ」みたいな説明書きと同じものが入り口に貼られていました。でも、内部を改修するというような但し書きもないし、いつまでという説明もないし、どう言う理由なんでしょうね。先日の地震の影響でしょうか。

今回の部屋はエレベーターホール近くの部屋だったので、実はワイヤレスが使えないんじゃないかとがっかりしたんですが、実際に接続してみるとこれまでで一番強く安定して使えました。跡で見たらワイヤレスのアンテナらしいものが、廊下の天井から出ていたので改修工事でもしたんでしょうか。これはこれで良いニュース。実は、ワイヤレスが使えなくてもWiMaxがあるからいいやと思っていたんですが、海側の部屋だったのでWiMaxが殆ど繋がらず、諦めていたワイヤレスが繋がり助かりました。

そんなにゆっくりしている時間もないので、ネット接続を確認したところで宴会に向けて出発。ロビーホール(2F)でエレベーターを下りると、その先にはクラブラウンジ代用のロビーラウンジがあって、すでに夕方のカクテルタイムが始まっていました。「うーん、白ワインを一杯くらい...」と歩きながら悩んだんですが、ここから「みなとみらい駅」まではちょっと歩くし、さらに「中華街」の駅から会場までもそこそこ歩くので、それらの時間を考えるともうぎりぎり。結構後ろ髪を引かれる思いでロビーラウンジを通り過ぎたんですが、今度宿泊したときには是非利用しないと。あっ、でも、次回もアップグレードされるとは限らないか...

サクラ2011

ミーティングのため、土曜日は朝からグランドへ出動。グランドには多くの桜の木があり、毎年この時期は近隣の皆さんも楽しみにされている、ちょっとした地元の「プチ名所」。この日は、ラグビー部が、桜のお花見イベントを開催していて、いつもとは違う雰囲気でした。

暖かい日が続いて、さらに風の強い日もあったので、ピークは過ぎていましたが、それでも十分に楽しめる状態でした。特に、クラブハウスの手前に結構大きな「しだれ桜」があるんですが、これが一番の状態。グランドの入り口から入ると、正面に見える木の一つなので、イベントで来られた皆さんも、まずこの桜によって記念撮影をしてから中に進むというような感じです。
グランド施設の真ん中にある通路沿いには、ソメイヨシノが並んで咲いています。流石にこちらは少しピークを過ぎて、やや葉桜状態でしたが、それでも十分「桜」を楽しめる状態。この日は夏日が予想される天候で、午前中から半袖でも汗ばむくらいの陽気なので、この桜の下で冷たいビールとかキンキンに冷やした白わいんとか飲めたら最高なんだろうなぁ、などと夢想することしばし(笑)。勿論、施設内のアルコールは御法度なので、せいぜい冷たいソフトドリンクで我慢するしかないんですが、それでもこういう桜の下でちょっとお弁当を食べれば、例えそれがコンビニお弁当でも、味が変わるかも。

日本人にとって、桜は入学式、新学期のシンボルであるし、仕事で言えば新年度のシンボルであるわけで、言ってみれば「スタート/始まり」のシンボル。今年は、震災があり例年のような華やかさは自粛で無いけれど、「復興」という意味でいつも以上にというかこれまでになく重要なシンボルになったような気がします。

横浜中華街

4月は人事異動の時期であり、今回は2年間お世話になった課長さんが異動するのを始め、新入社員や組織変更で異動する人など8人位が入れ替わるので、その歓迎・送別会を金曜日の夜に中華街で行いました。場所は、主賓の課長さんが昔通ったという、中華街の老舗「Windjammer」私も、昔はよく利用しましたが、もう10年以上来てませんねぇ、このお店にも。横浜スタジアムで試合がある時には、大概その後で中華街に寄ったりしますから、中華街にはそこそこ来ているものの、ついつい足が遠のいてしまいました。もっとも、個人的には姉妹店である「Cablecar」の方が好きだし、よく通ったんですが。その当時は、まだ「みなとみらい線」なんか影も形もない時期で、東急が桜木町まで走っていた時代。東急線がみなとみらい線に変わってからも、メインが横浜スタジアムであったりするので、いつもJRを使っていましたから、実は今回が初めてみなとみらい線を利用して中華街に出かけたことになります。

で、駅を下りてしばらく歩いて中華街のエリアに入ったんですが、金曜日の夜というのにあまりの人手の少なさにビックリ。いゃ、「横浜中華街」と言えば、平日だろうが週末だろうか、昼間だろうが夜だろうが、いつ行っても混雑しているという記憶しかないので「なんでこんなにガラガラなの」とビックリ。大体、中華街を歩いていて、歩道なんかはお店を品定めする人とか、店頭販売している点心を食べる人とかで一杯で歩けないものでしたが、この日はそんな様子は全くなし。景気のせいなのか、震災の自粛のせいなのか分からないけれど、驚きました。で、歩きながら並んでいるお店を見ても、あまり人が入っていない様子。うーん、大丈夫なんだろうか、人ごとながら心配になりました。

そんなこともあったからか、あるいはいつも利用するJR側からではなく反対側から入ったためか、ちょっと方向感覚を軽く無くしつつ、でも何とか見覚えのある場所までたどり着き、何とかお店に到着することが出来ました。で、お店に着いてまたビックリ。いつも満員で混雑している記憶しかないWindjammerが、1Fの入り口から見ると空席が目立ちます。この日の宴会は19:00スタートだったので、決してそんなに悪い時間帯じゃないはずですが、これにも驚きました。2Fを貸し切っての宴会が終わったのが21:00過ぎ。で、下に下りてまた1Fの店内を見ると、まだ結構空席が目立ちます。時期的にも、我々同様人事異動がらみの宴席が多いだろうし、お花見とか理由は幾らでもあると思うのに、横浜の代表的な繁華街・中華街の有名店ですらこの状態ですからね。ただ、中華街の場合「観光名所」なので、地方からの観光客が減少していると事なんでしょうね。近隣に、みなとみらいや横浜駅周辺のようなオフィスエリアがあるわけでもないし、逆にその周辺は最近再開発されて、ちょっとした食事や宴席なら十二分にお店はありますからね。

この日は暖かかったものの、夕方から突風のような風が吹いて、歩くのもちょっと大変な状態。何となく最近の繁華街が置かれている立場にも似た天候だなと思わず思ってしまいました。

2011年4月16日

猫砂、顔料で汚染処理

猫砂の原料であるゼオライトを使って放射性部室を回収するという記事を見たときに、思わず国内のホームセンターから猫用トイレ用品の棚が空になるのかと想像してしまった。で、「猫砂、スゲー」と驚いたら、今度は顔料の原料を使って放射性物質を吸着除去出来るという記事も。今福島原発では、いろいろな課題があるわけで、その中の一つが汚染水の処理。具体的に、どれくらいの規模のプラントを作って、どれだけの汚染水処理が出来るかはイメージがわきませんが、今のように外から冷却水をじゃばじゃば入れている状態では、その分だけ汚染水も生まれてくるわけで、何とかして循環式のシステムを作らないといけない。その為にも、汚染水を処理できるこういったプラントは早急に実用化して欲しいですよね。

「窮すれば通じ」とは言うけれど、やっぱり何か問題にぶつかるとそれを解決しようとする人間の意識というか知恵は凄いですよね。で、こういった方法で福島の問題が解決できれば、同様の問題が今後どこか別の場所で発生しても、日本が今回の恩返しと言うことで貢献できるわけです。勿論、そこにビジネスも絡めるかもしれないけれど、そういう技術を蓄積できるということも大切だと思いますね。決して、火事場泥棒的な考えではなく、危機を乗り換えて生み出された技術として、十分に意味がある知識だと思うし。

個人的には、危険な原子炉やがれきなどを一気に遠くに処理できるような「転送技術」とか、危険から身を守る「フォースフィールド」なんて言うのがこの機会に実用化されないかと期待してしまうけれど、やっぱりそこまでの技術はまだまだ遠い夢のまた夢ですね(笑)。

キー局もシエスタタイム

私も、丁度リアルタイムで番組を見ていて「おぉ、小倉さん、言っちゃったよ」と思ったんですが、出来る・出来ないは別にしてもテレビのブラックアウトを作るというのは一つのアイデアだと思いますよね。オイルショックの時は、深夜放送や夜の放送を自粛したけれど、今回は昼間のピーク時の消費電力削減が一番の課題だから、お昼のワイドショー的番組とか、再放送なんかはやめても良いんじゃないだろうか。ただし、東北地方の地方局が必要に応じて被災地のための情報提供番組を放送するのは例外ということで。現実問題として、節電が必要なのは東京電力・東北電力管内なので、この地域のキー局、地方ネット局が対象になるわけですが、まずは東京のキー局がどうするかですよね。

さらに言えば、BSチャンネルなんかは、昔の番組の再放送か、韓流ドラマか、テレビショッピング位しか流していないわけだから、そういうのだって「不用不急の放送」としてカットしても良いんじゃないだろうか。BSの場合は全国一律だから、関東・東北以外の視聴者からクレームがあるかもしれないけれど。でも、昼間の時間帯に放送が無くなっても、正直困る人は少ない気がする。小倉さんも言っていたけれど、全放送局一斉に放送中断しなくても、輪番制でも良いし、実行する時間帯にある程度時差がある程度あっても良いし。

以前、省電力のためには、単に時間帯がシフトする「サマータイム」じゃなくて、全体で電力使用をやめる「シエスタ」の方が効果的という話を書いたけれど、放送局、特にテレビ局もこの夏場は「シエスタタイム」を作ったらどうだろうか。そうそう、夏の電力アップの原因の一つである「甲子園」にしても、昼間の試合はやめて、早朝と午後からナイターの試合にしたらどうでしょうね。関西はとりあえずナイターにしても電力に心配はないし。あの過酷な条件での熱戦は、確かに観戦する側にすれば魅力の一つではあるけれど、高校生の体力や健康を考えれば、炎天下で試合をすること、さらに勝ち進めば進むほどそれが連続するということは、決してほめられたことではないと思うし。同じオーディオマニア(レベル的には雲の上の人だけど)として小倉さんにはちょっと親近感があるわけで、そんなこともあって今回の「ご意見」は是非応援したいですね。

真面目な話、今テレビ離れが言われているわけで、それは供給過剰(放送時間・チャンネルの過大)な事も理由の一つではと思っています。だから、供給を需要に合わせることで広告の効率もアップするだろうし、何だったら視聴率xx%以下の番組は、翌週は放送禁止、とかしてもいいかも(をぃ)。

TDL開園

ほぼ一月ぶりにTDLが開園。駅周辺施設とかはすでに再開していたけれど、やっぱり本家本元のテーマパークが開かないとね。もっとも、この再開、周辺のホテルや観光業者にとっては、もっとほっとするニュースなんでしょうね。さらに言えば、液状化でまだ困っている浦安市にしても、市のイメージアップにもなるし、貴重な税収にもつながるだろうし、さらには液状化で資産価値低下が予想される地元にとっても、少しだけどイメージアップにもなるし。まぁ、いずれにしても、G.W.中に、国内観光の最大の目玉の一つでもあるTDRが閉園したままでは、やっぱり困る人は沢山いるだろうし。

流石に最近の電力事情で、エレクトリカルパレードなんかは当分出来ないだろうけれど、いっそのこと空いているディズニーの土地に大規模な自家発電設備を作って貰って、それを一つのテーマパークにするとか。オーランドで言ったら、EPCOT Centerみたいな感じのテーマパークで、技術と科学と自然の融合みたいなものってどうでしょうね。

さらに、ディズニーキャラクター達が、被災地を回る予定もあるそうですけど、期間限定でいいから被災地毎にキャラクターの銅像とか建てて、それでスタンプラリーするとかどうだろうか。観光客誘致にもつながるだろうし、間接的ではあるけれど復興支援にも成りそうな。四国の八十八カ所お遍路さんのディズニー版みたいな感じで。1私企業ではあるけれど、日本や世界での知名度、実績、人気を考えたら、大物芸能人のチャリティーショー以上の事が出来るんじゃないだろうか。個人的にはちょっと期待したいですね。

2011年4月15日

「松菱」解体

長い間放置プレー状態だった「松菱」。自分たちの世代だと、「街のシンボル」「子供の頃の思い出」「ハレの舞台」、と幾らでも往年の輝かしい思い出が浮かんできます。それだけに、倒産後に地元に戻ってきて、初めて今の「松菱」見たときの寂れ具合というか、その当時既に廃墟状態でしたから、本当にがっかりしました。で、流石にこれだけ放置状態が続くと、地権者もしびれが切れたかあるいはあきらめも付いたか、やっと解体に合意して一歩前進しそうです。とは言っても、解体したから新しいビルが建つ目処もまだ無いんだろうし、この秋に新しい遠鉄百貨店のビルがオープンしたら、ますます人の流れは駅周辺に滞留して、鍛治町辺りまですら流れてこなくなるかもしれないし。

ただ、見慣れた本館のあの建物が無くなるのはちょっと寂しいですね。新館の方は、私も高校を出て浜松を出た後に出来た部分なので殆ど思い入れはないけれど、本館のあの建物は子供の頃の夢の一つでしたから。TVのニュースでは、複数の地権者がそれぞれ開発をすることもあるような話をしていたので、もしかするとあの場所に複数のビルなり施設が隣接するようになるのかもしれないけれど、そうなるとなんかこぢんまりとした新規のビルが出来るだけで魅力はあまり無さそうですね。 大型駐車場を完備した、大規模テナント型の商業ビルなんて、無理だろうなぁ... 松菱からザザまで、全て繋げるなり新規の商業ビルを作って、大型モールみたいなテナントを作ればいいのに。確か、京都駅の前に大きなイオンのモールがありましたよね。新幹線で何度か通過したときに見ただけですけど、途中階に駐車場のフロアーもあったりして、かなり大きな建物ですが、あんな感じのビルを、今の松菱からザザに掛けて作れば、かなりあの通りの印象も変わる気がするんですけどね。

いずれにしても、昔の「松菱」みたいな「ハレの場」が欲しいなぁ。遠鉄百貨店にも何度か行ったけれど、ちょっと違うんですよね。何て言うんだろう、「雰囲気」というのか周りの空気感というのか。今度の新館がどうなるか分からないけれど、単に広く大きくなるだけじゃなくて、そこに行くことの楽しみみたいなものが感じられるかどうか。別の言い方をすると、その建物、フロアーにいることでワクワクするとか楽しみが感じられるとか。今の遠鉄百貨店の中って、狭いフロアーに沢山のテナントがぎゅっと詰め込まれている感じがするので、どうも息苦しい。それならば、郊外のモールに行った方がまだ開放感があります。そういう部分も含めて、新館にはちょっと期待するんですが... とにかく、新しいものを「造る場」は出来そうなので、次は何を造るのか、そこに知恵を出して欲しいな。

燃油サーチャージ値上げ

ANAが発表した6~7月発券分の燃油サーチャージの値上げの記事。欧州、北米で片道7,500円の値上げは痛いですねぇ。燃油サーチャージだけで、北米往復が5万円値上がりするわけですから。多分、他社も同じ程度に追随するだろうから、夏のスケジュールは早めに準備しないと...

ところで、UAが9月30日まで延長した「アジア行きオール込みフェアー」ですけど、この料金って燃油サーチャージや空港利用料に税金など、全て込みの料金。6月以降も、このまま値段が変わらないままだとすると、さらにお得な料金になるかも。G.W.やお盆の時、さらに9月の連休時期以外は、週末の制限もなく自由に設定出来るので、上手く使うと便利そう。回り道ですけど、このチケットでシンガポールに行き、そこからUSを狙うと安く上がるかな。ただし、このチケットの有効期間が一月なので、ちょっと往復の初めと最後が忙しないスケジュールになりそうですが。

UA/COは、4月/5月の座席供給量を削減するようですが、その影響が6月以降も出なきゃ良いけれど。

2011年4月14日

HND-SIN-NRT (2) - tornosを使ってみた

今回のHND-SINのチケットは、以前から登録しているJTB系列のオンラインチケット会社のtornos(トルノス)を使ってみました。2~3年位前かな、たまたま見つけて取りあえず会員登録だけはしてたんですが、これまで利用実績は無し。実は、以前はそれ程ではなかったんですが、最近ここ一年くらい参考までに旅程検索とかしてみると、何故かスターアライアンス系のフライトが殆ど無くて、ワンワールド系のキャリアーが出るようになったので最近使ってなかったんですが、今回何故かSQやHNが出てきたので、何度も羽田発で検索をしていました。

で、羽田発23:30のANA便にしようと決めたところで、実際の発券はANAのサイトから試みたんですが、何故かこちらではお目当てのクラスは無くて、Yクラスの標準料金が表示されます。シートマップを見ると、まだ半分も埋まっていないのに何故? で、コードシェアのSQのサイトから検索すると同じ料金で提示されます。SQかtornosか、どちらから発券しようか迷ったんですが、一応会員登録もしてあるし一度位試してみましょうと言うことで今回tornosを使ってみました。

使用感としては、予約手続き時の画面遷移もまぁまぁ分かりやすいし、不便さを感じることは殆ど無し。唯一困ったのは、シートマップが出なく座席指定が出来なくて、ただ「窓際・通路側」という希望を入れるだけだったこと。どうも、直前まで指定出来ないみたいなんだけど、これもへんだなぁ。発券はSQなんですが、フライトはANAが運行。だから、普通ならANAのサイトでシートマップなんかも見ることが出来るはずなんですが、どもう代理店経由だと駄目なような注意書きを後から発見します。まぁ、チェックイン時には確定するはずなので、当日少し早めに空港にいってみることにします。

以前、UAのサイトで、CO/USの共同運航便も含む旅程を作ったときは、発券はUA側で出来たけれど、シートマップの変更は、それぞれの運行会社のサイトに入れば可能でした。今回も同じようなことをSQとANAのサイトで試みたんですが駄目。ANAのサイトでは「そんな予約番号知らないよ」なんて言われるし... UAが羽田から飛んでいればこんな苦労しなくて済むのに、とちょっと文句を言いそうになったり(笑)。UA/COが、実際に使われていない羽田の枠を、今回枠が取れなかった航空会社に再配分するように要求しているそうですが、個人的にはそれを是非応援したいところです。

旅行まで一週間になりましたが、特に準備する物もなく。でも、前回行って余っているシンガポールドルの残りは何処に仕舞ったんだっけ? そんなに沢山は無いけれど、探しておかないと... (続く...)

A380がCRJを引っかける


JFKで発生した、AFのA380とComAirのCRJ-700の衝突事故。タキシングしているA380の主翼先端が、CRJ-700の尾翼に引っかかり、CRJ機がぐるりと回転してしまう映像は、見た目はコミカルだけどCRJの中の人は驚いたなんてもんじゃないでしょうね。丁度シートベルトはしていたんだろうか。ベルトが無いと放り出されそうな勢いで回転してるんだけど。

ニュースによると、CRJ機がタキシング中作業車の通過を待つために誘導路で止まっていたところに、やはり誘導路を進んできたA380が接触したらしい。写真で見ると、見事にA380の先端が破損していますね。

これ、修理するときにはどうするんだろうか。主翼全体取り替えるのか、先端部分だけ交換で間に合うんだろうか。AF機には510名の乗客が搭乗していたそうですけど、今後AFとしても代替機の準備で頭が痛くなりそう。

CRJの尾翼も、刃物でざっくり行ったみたいになっています。あと1mか2m、前に停車していたら、ぎりぎりのところでかすめて何とか事故を防げたかもしれませんが。

そう、滅多にあるような事故ではないけれど、A380の巨大さが災いしたことは間違いなさそうですね。

長い夏休み

夏の節電対策について、具体的な話がぼちぼち出てきましたが、SONYは二週間という長い夏休みを全社で取得して節電しようということみたいですね。こう言うのは、社内調整は勿論、取引先、特に販売店なんかとの調整が大変そうですね。完全に100%全員が一斉に休みに入るわけではないだろうけど、日頃必要な対策・対応が遅くなる少なくなるのは確実ですから。

他の企業もこれから同様に節電対策を進めるんでしょうけど、ここで肝心なのは全社が同じ時期に長期休暇を取得してしまうと、その二週間は良いけれど、それ以外の時期で効果が無くなるから問題。SONYはここの二週間、次は東芝、その次はNECみたいな感じで輪番制の休みが続くと理想的ですよね。勿論、西日本の拠点は特にそれに合わせる必要はないので、輪番休暇中は西日本でフォローして、東日本が復活してきたら順番に休みを取ればよいだろうし。

ふと思ったんですが、今回業種別、あるいは地域で電力使用を平準化して削減するためにこうやって休みは始業時間等をシフトする事を全国的に考えている事って、これまで「全国一律、横並びで全員同じく等しく」という事を好んでいた日本人の性格を、少し変えるものになるかもしれない。 それはそれで、日本人の几帳面さとか精確さゆえのことで、ある意味好ましい事だとは思うけれど、それにもそろそろ限界を感じてきた最近。今回の事は、仕方なくいろいろと知恵を絞っているわけですが、それによって日本の経済とか思考に柔軟性とか自由度みたいなものが生まれてきたら、新しい「日本人像」というか「日本人的価値観」が生まれる切っ掛けになるかも。そうすることが、一日も早い復旧・復興に繋がるし、やや停滞している日本経済に対してのカンフル剤になりそうな気がします。

しかし、二週間あれば、US国内のあそことあそことあそこにも回れるな、と思わず地図を思い浮かべて近くの空港を探そうとしているやつ(笑)。

2011年4月13日

太陽光発電の効率

福島の原発事故以来、太陽光発電や風力発電など、いわゆる「クリーンエネルギー」がこれまで以上に注目を集めていて、神奈川県知事に今回当選した黒岩氏等は「太陽光発電に切り替える」と言う公約も掲げていたわけですが... 確かに、自然エネルギー、特に太陽光発電は、最近でも政府の補助が出ていたり、エコロジーの中でも比較的参加しやすい部分でもあるので、太陽光パネルを屋根に乗せている家をよく見かけるようにはなったけれど、屋根一面にパネルを敷き詰めたとしても、それで自宅の電気を全て賄える程、太陽光発電の効率は良くないわけです。

静岡新聞の記事で、清水港にメガソーラー発電の施設を作る認可が下りたという話が出ていますが、これにしても約15万平方メートルという広大な敷地にパネルを並べて得られる発電量は8,000kWh。少し前に東京ドームの消費電力が話題になったけれど、ドームの一日の消費電力が5~6万kWhなので1/7位。一般家庭の一日の消費電力が10kWh位とのことなので、となると清水の施設が出来たとすると、800世帯分くらいの需要をまかなうことになるわけです。でも、15万平方メートルと言う広さを考えると、それって効率的? と考えてしまいます。大体100平方メートルが30坪。30坪の宅地と言うと、大体標準的な広さかな。もし、それで家を建てるとすると、取り付け道路とか共通施設も必要だろうから2割増しとして120平方メートルとすると、1,250件分。共用部分をもう少し広く取れば、あるいは一件当たりの敷地面積も少し広げると、800件というのは悪くない数字かも。でも、道路も家も何もかも含めて、びっしりと太陽光パネルを敷き詰めるわけですから、やはり発電効率としては決して良くない気がします。

正直なところ、今回の事故で原発に対してのアレルギーが高くなるのは仕方ないと思うし、これまで以上に「エコエネルギー」「クリーンエネルギー」の要求が高くなるのも自然だとは思うけれど、単純に両者を入れ替えることが出来ない以上、かつリスクとリターンを勘案すれば、いきなり太陽光、いきなり風力発電という話も、ちょっと乱暴かなと思います。あくまで、今回の様に電力ピークの時に節電する分だけ太陽光で補完するとか、災害時に最低限の電力確保できるように太陽光を導入するとか、そういう適材適所な使い方を理解して導入して欲しいですね。いずれにしても、日本の気候は太陽光発電には向いていないと思うし、大体太陽光発電パネルにしても、レアアース等の調達が必要になるわけで、そういう制限から急には更新出来ないだろうし。そういう現実を理解した上で、より効果的に導入してくれるなら良いんですけどね。でも、黒岩氏のキャスター時代の様子を見ていると、ちょっと思い込みで話をするような雰囲気があった氏なぁ。それがちょっと心配。

物流こそ生命線

今回の災害では、被災地域の広さと被害の甚大さで、先の阪神大震災と比べてもなかなか被災地に物資が届かず問題になりました。その時思っていたので、物流にプロである宅配業者に全件委任して、被災地での物流網構築を委託したらどうかということ。勿論、道路も寸断されているような状態で、まだ危険も多い場所に、いきなり民間業者を投入するわけにはいかないから、ある程度自衛隊等で災害復旧が完了したような場所優先でということですが。で、この記事を読むと、それに近いことが実際に行われていたようですね。

震災後暫くして、郵便屋さんが被災している人達に郵便を配達する様子をNHKだったかな、放送していたけれど、同じくらい宅配業者(JPもその一つなわけですが)も、現地で復旧を急いでいたんでしょうね。とは言っても、頼みの列車輸送はなかなか回復しないし、トラック輸送にしてもガソリン不足の状態だったから、一週間程度で何とか流通網を開始するというのは並大抵の努力じゃ出来ないと思うと頭が下がります。災害の時には、ガス、水道、電気のインフラ復旧がまず頭に浮かぶけれど、今ではその中に物流も入れないといけないかも。今ではコンビニ何て言うのは生活の言うまでもなく、スーパーにしても大手の流通網の中に組み込まれていて、上流から配送が無いと営業できない状態ですからね。よほど地元資本のみで経営されていて、商品調達も地元優先と言うお店ならまだ良いかもしれないけれど、それだって今回の様に地元の産業が壊滅的に止まってしまった状態では何も出来なくなるわけだし。

10年ちょっと位前までは、アメリカの宅配は凄いなと思っていましたが、その頃くらいからでしょうか、日本の宅配サービスもどんどん改善されていて、今では多分世界で一番正確、高品質、高信頼性のサービスじゃないでしょうか。単に物流だけでなく、その日の夕方までに発注すれば、翌日の午前中には配送されるような、クイックデリバリーシステムもオンラインショップなんかでは普通に使われているし。

よく日本の製品は、高品質・多機能・高信頼性だけど、その分価格も高めだし余計な部分も多いと最近言われます。それは事実だと思うし、最近では機能や目的を絞ったシンプルで低価格な製品も多く出ています。ただ、何かあったときに、本来の機能が失われても、残った部分で補完できると言うのも、日本製品の良さじゃないかと。「製品」を広義の意味で考えれば、今回の宅配事業を含む物流システムの復旧にしても、そういう「冗長性」が生きたように思います。日常的には、必要性のない無駄な部分かもしれないけれど、いざというときに頼りになるそういった部分こそが、日本製品の肝だと思うから、これからもそれだけは譲れない部分として、拘って欲しいところです。例えそれが「ガラパゴス」であってもね。

レベルセッティング

福島原発の事故が、INESの暫定評価で「レベル7」に相当するという記事。確かに、原子炉4台が未だトラブルの最中なので、深刻度は大きいと思うけれど、チェルノブイリと「同じ」という評価には繋がらないなぁ... 確かに水素爆発で崩れた福島の映像と、まさに炉心爆発で壊れたチェルノブイリの映像は見た目には似ていますが、外部に与えた影響(福島の場合は、まだこれからあるかもしれないけれど)まで含めると、まだまだ福島はチェルノブイリと同じとは思えない規模ですよね。実際、今回の評価理由も、これまでに排出された放射線量に基づいていると言うことで、それについても福島とチェルノブイリでは、福島の方がまだ(「まだ」と言えるほど小さい単位ではないけれど)一桁少ないわけですし。

思うに、チェルノブイリの時に最大レベルにしてしまったけれど、実はもっと細分化というか、レベル改訂が必要なんじゃないでしょうかね。別に、災害隠しとかいうんじゃなくて、後から客観的に評価出来るような指標というか、そういうものがないと「あれは大変だった」という記憶だけで終わってしまうような。過小評価すべきではないけれど、過大評価もある意味「風評被害」に繋がるわけですし。 チェルノブイリのロシアの担当者も「行きすぎ」なんて言っているようですし、国際原子力機関の担当者も「福島とチェルノブイリは別物」と言っていますしね。冷静な客観的な認識が、事実を生むわけですし。

2011年4月12日

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (1)

さて、SIN発券で一度成田に戻ってくるのはよいとして、その後の旅程をどうしようかと悩みました。とは言っても、この時期に渡米するならMLB観戦は外せない。となると、やっぱりイチローかな、やっぱりシアトルかなということで、調べてみると丁度6月の最初の週末に地元シアトルでマリナーズの試合があります。日曜日は昼間の試合なので、じゃ金曜日に出社してそのまま一泊し、土曜日に成田から出発すれば十分。その後、マイル稼ぎもかねてSEAからNYCに行くことに。NYCでは、またニューヨーク近代美術館を見てみたいのと、ちょっと買い物でもしようかと。物価が高いのは仕方ないけれど、ものの種類と量ではなかなかここに優る場所は無いですからね。で、水曜日にNYCを出て翌日成田に到着して、金曜日再び出社してから帰宅するという、黄金パターンが完成(笑)。

NRT-SEAは、マイル稼ぎもかねて、NRT-SFO-SEAに。SEA-NYCもUAは直行便が無いので、色々探したんですが、SEA-ORD-EWRに落ち着きました。また、最後の帰国便、NYC-NRTはLGA-IAD-NRTという旅程に。やっぱり、LGA発がホテルからの距離も近いし一番楽そうだし。で、最後にNRT-SINを適当な日付で入れてSIN発券の完了です。発券して直ぐにアップグレードを掛けたんですが、US国内線は直ぐに確定するものの、流石に国際線はそうはいきません。最初のSIN-NRT以外はまだ時間があるので仕方ないんだけど、何とかSIN-NRTだけでも早めに決まって欲しい所。ここも、なかなか先には確定してくれない場所なんですよね。何となく、SIN-HKG-ORD/SFOのフライトで何かあった時のバッファー用に直前までオープンにしない気がしてるんですけど。取りあえずは、来週の弾丸ツアーを何とか消化しないと。(続く...)

HND-SIN-NRT (1) - 羽田国際線デビュー

また悪い病気が出てしまいました(笑)。G.W.前に予定していた旅行は、震災の影響などもあって仕事の予定が付かず断念。で、それでも1枚余った4月末が使用期限のSWUを出来れば使いたいななどと思っていたところ、来週は仕事の都合で通常の金曜日出社が木曜日に出ることに。ここで、悪知恵は一瞬で生まれるものです(笑)、金曜日に休みを取り木曜日の夜に羽田から出て週末に戻る旅程なら、近場なら行けるんじゃないかと思いつきます。実は、これまで金曜日の夜発の羽田便をいろいろ見ていたんですが、やっぱり皆さん考えることは同じで、この金曜日出発週末レジャー月曜日の朝帰国と言うパターンが一番混雑しています。でも、木曜日の夜ならどうだろうと検索してみると、結構空いています。そこで、木曜日の深夜に羽田を出て、そのままタッチで翌日金曜日に日本に戻ってきても良いけれど、それも詰まらないので現地で一泊して土曜日に帰国するパターンでリサーチ開始。

羽田深夜発でとなると、実はあまり選択肢が無くて、ヨーロッパやアメリカ便だと日数的に厳しいし、近場の韓国・中国は早朝とか昼間の便で時間を持てあましてしまいます。となると、東南アジア方面しか適当なものが無くて、それなら一度行って気に入っているシンガポールかなと仮決定。ここで再び悪い病気が首を持ち上げてきて、単純なHND-SINの往復でもいいけれど、どうせSWUが一枚残っているのだから、HND-SINを片道発券して、SIN発のチケットをこの際発行したらどうだろうなどと考え始めます。その為には、SIN以降の旅程を考えないといけませんが、取りあえずBクラスで発券しておけば、後の変更はなんとでもなるので、6月にイチローの試合観戦とNYでの買い物を想定したスケジュールを作成。これでSIN発券のチケットを準備してみました。直ぐには確定しそうはないけれど、国際線部分もそこそこ空いているので何とかアップグレードも取れそうです。そこで、HND-SINの片道発券をして、それと接続する形でSIN-NRT-SEA-NYC-NRT-SINの二種類を準備しました。HND-SINは、SQのコードシェアでANAの運航便を使う23:30発のフライトに。SQの便も00:30に飛ぶんですが、購入予定のチケットが低いクラスになりそうなので、となるとSQではEQMも付かなくなるかもしれないので、ANA便に。これ、ANAのサイトで予約すると今回の料金の3倍位するんですけど、大丈夫かな...

これで、木曜日の深夜に羽田から出発し、金曜日の早朝にシンガポール到着。一日ぶらぶらして夜一泊し、翌日土曜日早朝にUAのSIN-NRTで戻ってくる旅程が完成。NRT以降は6月にまた出発する予定です。ちょっと困ったのが、シンガポールでの宿でして、やっぱり高い。いろいろ探して見たんですが、結局InterContinental SingaporeのAAA料金がかなり安く設定されていたので、これに決定。日本のJAFに入っていると、US/CanadaのAAA特典を受けられますが、これがなかなか便利です。ホテルの料金で、前払い料金よりも安い設定の場合がありますからね。さて、どうなることか...(続く...)

Adobe Creative Suite 5.5

Adobeから発表された「Creative Suite 5.5」。「5.5」というのが、中途半端なようで、でも中間アップデートならもっともらしいバージョンナンバーだなと思ったり。これまでの、18ヶ月での更新頻度が早すぎるというのと、新しい機能を使いたいという要望のために、メジャーアップデートを24ヶ月毎にして、代わりにこのようなマイナーアップデートをその間に挟んでいく予定なんだそうですが、それならそれで直前のメジャーアップデートを購入したユーザーには、もうちょっと安価な形で更新差分を取り込めるようにしてくれないだろうか。今のままだと、やっぱり単に製品の更新頻度が早くなっただけで、こっちは財布と相談する機会が増えただけのような...

毎度の事ながら、まだ前回購入した最新版を使いこなすどころでは無い状態なので、この5.5にアップグレードする事は無いと思うけれど、なんかだんだん製品アップグレードの流れが複雑になってきていて、普通のユーザーは追いつけないんじゃないかという不安が。いゃ、それって自分だけなのだろうか...

2011年4月11日

統一地方選挙

昨日の統一地方選挙と知事・政令指定都市首長選挙は、予想通り民主党系が交代して、現在の与党に対しての国民の不満というか苛立ちが現れた感じ。自分の高校時代の同級生が県議を何期か務めていて、今回も立候補していたんですが、今回も当選を果たしていて、ちょっとホッとしていたり。与党は政権交代で民主党になったわけですが、地方政治は圧倒的に自民党中心ですからね。この二年間で、よほどの事をやって経済的にも大きく持ち直して景気が良くなるとか、所得が何割もアップしたとか、人口増加に転じたとか、ノーベル賞を10名位取ったとか(笑)、そういうことが幾つも重なればもう少し違った結果になったんだろうけど、世の中はそれ程甘くないと言うことが改めて証明されましたね。

今回個人的にちょっと興味があったのは、東京都知事選でして、和民の渡辺氏がどの程度得票するのかということ。石原氏、東国原氏が出るまでは渡辺氏が当選かなと思っていたけれど、石原氏は仕方ないにしても東国原氏にも大差をつけられるというの以外。実は、よく企業経営者の人が政治に出るときに「経営者感覚で無駄のない政治を」という事をよく言われて、それは何となく凄く最も響きがあるんだけど、でも実際はどうなんだろう。

企業経営として必要なことの一つに「(経費の)無駄を省く」という事があるのは否定しないけれど、それと行政の言うところの「無駄」はちょっと違う気がします。企業の場合は、利益を生まない物は基本的に「無駄」なわけで、それに対して民間が出来なかったり行政出なければ出来ない事業は赤字でもやらなきゃ行けないわけで、その部分は企業と行政で少しベクトルが違う気がする。また、企業活動の最大の目的は「利益を上げる」事だと思うんですが、その為にはいろいろな手段を考えて取ります。行政の場合には、基本的には「税収」が収益の基本。これって、ある意味固定収入な分けで、利益(税収)が少ないからって、いきなり利益率(税率)を上げる訳にもいかないし、販売個数を伸ばすために人をよその地区から連れてきて税金をこちらに繰り入れることも出来ないし。

成功している企業経営者がその経験を生かして行政運営するのって、参考になることも多々あるとは思うけれど、やり方やシステム(方法論)がかなり違うと思うんですよね。仮に経営者を首長として向かえるのであれば、それなりの規模で売上高もそこそこあるけれど、決して儲かってはないのにでも経営不安とか倒産なんていう話を聞くことはなく業界や関連企業からの評判の良い、どちらかというと一般的には目立たない堅実な企業経営者、が良いんじゃないでしょうか。一般の企業活動での成功者は、利益をどれだけ上げてそれを継続するかが指標になるわけですけど、行政の場合には経済的に破綻しないで、ひたすら顧客満足度をどれだけ高く維持できるか、というちょっと違う視点での「経営」が必要になるはずだから。そういう意味で、今回の東京都知事選ではそういう「匂い」を自然と都民は感じていたのかも。

Battle Proved

一般紙の記事から、無線操作の重機で原子力発電所内のがれきを撤去するという話。重機ではないけれど、原子力発電所内の作業で、欧米各国がロボット提供を申し出て実際にも使われているのに、「ロボット大国」でもある日本からは、それに対応したロボットが無い、あるいはあっても予算削減などで使えないという状況にはちょっと笑ってしまいますね。でも、これも仕方ないかなと思います。欧米の場合には、例えばフランスのように原子力発電が国家的プロジェクトみたいなところもあるし、米国のように元々は戦場での使用を考えたロボットを今回投入している、いわば「現場で作り込まれた物」を今回投入してきているわけ。一方で日本の得意なロボットは、製造現場などでのロボットかであり、こういう過酷環境での独立して作業できるようなタイプは、正直あまり開発してこなかったとはず。例えば、今回の震災が発生する前に、電力会社なり原子力関係機関が、「こういう有事のために、過酷環境での作業が可能な自律式ロボットを開発する」というようなことを言うような物なら、多分「原発の安全性に自信が無いのか」とか「原子力発電所ではなく、戦場で使うことを前提にしたロボット」とかいう、難癖みたいな声が出て結局開発も頓挫しただろうけれど。

戦場で使われる武器は、その機能とか性能よりも、実際に現場(=戦場)で使われて、信頼性なり機能が期待通り動作することもそうですが、想定外の状況でも使えたりすることが確認された物しか信用されなくて、それがために"Battle Proved" なんていう言葉もあるくらですから。一般の商品でも、担当者が「これは行ける!」と思っても、発売したら全然売れないなんていう物も多くありますが、そういう意味では"Marketing Proved"と言うことも言えるかもしれないけれど、でも、こっちの場合は消費者の好み・嗜好が最大の理由で、"Battle Proved"のように、想定外の状況でも信頼できるという意味とは少し違いますね。

で、最初のリモート操作の重機になるわけですが、例えば複雑かな建築は無理でも、がれき撤去なんかをリモートで出来たり、ある程度プログラミングして出来れば、そのシステムはそのまま今回の被災地に導入して、広大な現場を効率よく整理する手助けになるかもしれない。確か、小松のトラックだと思ったけれど、露天掘りの鉱山の運搬用に、採掘場所と集積所を自動的に往復する大型トラックのシステムがあったと思います。ああいう感じで、被災地の中を自動的に巡回するトラックのベルトコンベアーみたいなものが出来れば、実際に人間が作業しなければならないのはショベルカー等でがれきを積み込む場所だけになり、人員削減にもなるだろうし。今回の発電所の場合も、多分そんなに複雑な経路は必要無いだろうし、トライアルとしてそういうシステムを建築業界が共同開発してもいいでしょう。また、放射性物質を集積した場所に、リモートで放射線防御用の立て屋を建築するようなシステムなんかも、放射線防御という事から、やはり被災地等での困難場所での作業用システムに繋がるだろうし。

困難な状況になると、それを解決するために新しいアイデアや技術を生み出してきたのが人間な訳で、その一番顕著な場所が戦場だったというのは歴史で示されています。今度は、大規模な震災という困難な状況から、どれだけ新しい技術が生まれてそれが後の世代の役に立つのか。この辺りは、日本人の気質に一番あっているんじゃないかと思います。考えてみれば、日本は様々な天災に見舞われる国で、地震もそうだし、台風は来るし、長雨だってあるし、それに対して国土は狭いし山がちで平地は少ない。唯一恵まれていると思われるのは、山がち多雨の天候から得られる水資源と、島国ゆえの海洋資源くらいでしょうか。言ってみれば、最低限の水と食料は確保出来ているけれど、それ以外は何もない厳しい環境で常に「戦いながら生活している」日本人が、自分たちの存在を証明する機会になるように思います。

2011年4月10日

MOTOROLA XOOM Tablet

昨日の夜、たまたまTVを見ていたら、突然"MOTOROLA"のロゴ入りのタブレットのCMが流れ出してビックリ。なんだと思ったら、au(KDDI)が出し始めたAndroidタブレットなんですね。知らなかったというか、記憶から抜けていたみたい。まぁ、スペック的にはあまり目新しいものは無いけれど、auから登場するのに3G無しのWiFiモデルだけというのが「いいのか?」という気分。これで、SoftbankのiPad、docomoのOptimus Pad、auのXOOMと、三者それぞれにタブレットのラインナップが出来たわけだけど、まだまだこれから乱立するんだろうか。

個人的には、Optimusよりもさらに一回り小さな、6インチとか7インチ程度の「ジーンズの後ろポケットに入れて出歩ける」タブレットが欲しいんですよね。iPhone/iPod touchよりも逆に一回り二回りくらい大きなサイズ。やはり、表示される情報量を考えると、それくらいのサイズが最低でも欲しいし、また重さにしても、今の700~800g位というラインも、もう一声下げて欲しいところだし。今の10インチクラスのタブレットは、自宅でちょっとした検索とかするには良いと思うんですよね。私も、ThinkPadとか一度電源を落とした後で、「あっ、あの事ちょっと検索した、確認したい、もう一度見たい」なんていうことがよくあります。その時にももう一度ThinkPadの電源を入れて、Windowsを起動して、というのは面倒。そういう、自宅内情報端末、あるいは飛行機とか新幹線とか、ある程度座ったままで異動するような場面では、iPad系の大型のものが便利だと思います。ただ、同じ電車でも、地下鉄とかJRとか、立ったまま移動する場合とか、それこそ歩きながらこれから行くレストランのクーポンを取りたいとか、今の携帯電話に近い使い方をするときには、もう一つ小型のでも今のスマートフォンよりは画面が大きくて情報量の大きなタブレットが欲しいなぁ。

Sheraton Miyako Hotel Tokyo

新年度が始まり、それに併せて異動や引っ越しの多い時期。今週、来週とすでに予定が入っている状態。今週は、土曜日に予定があるので、都内の都ホテルに宿泊。風が強かったんですが、暖かい夜だったので目黒駅からホテルにぶらぶらと歩いて行くと、ホテルの入り口付近の桜が、よい「夜桜」状態。思わずカメラを取り出し、しばし撮影と夜桜鑑賞。金曜日、土曜日は天気が悪い予報だけど、日曜日は天気が良くなるので、この週末日曜日は絶好のお花見日和ですね。まだまだ「そんな花見をしている状態ではない」という人も多いだろうけれど、そろそろ普通の生活に戻っても良い時期ですしね。いろいろな意味で日本人にとって安らぎと希望を感じさせる桜を見て、気持ちを切り替えてスタートするのは良いことなんじゃないだろうか。
実は、この日の宿泊は一週間前くらいに決めたので、宿が取れるか心配だったけれど、やはり震災の影響で宿泊客が遠のいているんでしょうか、いつもと比べて60%位の価格で一週間くらい前に部屋が取れました。ただ、この部屋に入った途端に、男性用整髪料みたいなきつい臭いが鼻につきます。なんだろう、何かの消臭剤なのか、前に宿泊した人が間違って整髪料とかこぼしたんだろうか。私はこの手の臭いが苦手なので、これにはちょっと閉口しました。

閉口したと言えば、夕食の食事。館内のレストランに入り席に案内されたところまでは良いけれど、隣に座っている60~70歳代のご夫婦の会話が五月蠅いこと五月蠅いこと。しかも、その向こう側に座ってる、やはり同年代くらいのご夫婦のご主人の携帯がまた何度も鳴って五月蠅いので、まだオーダーする前に奥のカウンターに変えて貰いました。この日は、その後のサービスもちぐはぐでちょっと欲求不満状態でしたね。
翌日、折角の週末なのに天気は今ひとつぱっとしない曇り空。でも、部屋の窓から見える八芳園の庭の桜がほぼ満開の状態で、出来るならこのまま窓から出て桜の下で一杯飲みたい気分(まだ朝の8:00頃ですけど...)

最近運動不足を痛感しているので、チェックアウト後はホテルから品川駅まで散歩することに。この辺りはビルに囲まれた地域だけど、品川税務署の桜が綺麗でした。でも、凄い突風が吹き荒れて、さらに小雨も降ってくるあいにくの天気で、ゆっくり桜を眺める余裕も無かったけれど...

2011年4月9日

電源車

一般紙の記事から、東京ドームが電源車をレンタルして5月以降のナイターを行うというニュース。ドームとして節電をした上で、さらにこの電源車で何割かを賄うという方針らしいですけど、一日のレンタル料が100万円に、プラス燃料代もかかるわけですよね。そういえば、震災直後の時にジャニーズが中止になったコンサートで使う予定だった電源車を被災地に送ったけれど、どれくらいこういった電源車って日本にあるんでしょうかね。まぁ、それらを全部東京電力・東北電力管内に集めても、今の電力不足が解消されるわけではないだろうけど。

ここにも何度か書いているように、自宅の全部は無理としても、何かあったときにしばらくは最低限の電気利用が出来るような発電設備の必要性を感じているんですが、問題なのは発電機だけあっても駄目で、それを動かす燃料をどのように入手・保管するかが問題。石油やLNG等の天然燃料も価格高騰などの問題が出てくるだろうし、電源車があるからいいというわけでもありませんしね。大体、電力会社もこれから火力発電所やガスタービン発電所を立ち上げて電力不足に対応しようとしているわけだから、そういう大口需要が優先するだろうし。改めて、今の生活が電気中心に回っていることを実感します。

その後のガンダム

久しぶりの「金曜日の新幹線」シリーズ。例年なら、4月に入り新年度・新学期が始まり、またG.W.の大型連休が近づいてくると、朝の新幹線も徐々に混み出し、また乗客の種類もいかにも仕事に行くというサラリーマン・サラリーウーマン風集団に、家族付けとかカップル・グループが増えるんですが、今年は先日の震災の影響もあるのかまだそういう光景は見られません。前回の新幹線出勤は仕事の都合で3月30日だったので、約10日振りの新幹線なんですが、前回は指定席車両は勿論、自由席車両もそれほど混雑していなかったのに、流石に今回は以前のように朝のホーム上自由席車両の場所は長い乗車待ちの列。震災から一月が過ぎて、やっといつもの状態に戻りつつあるなと実感しました。

さて、特に車中ではトラブル・ドラマもなかったんですが(をぃ)、気になっていたのが静岡のガンダム。最後に何とか滑り込みで見てきましたが、 その後どうなっているのか。そこで、静岡駅を出発するとずっと窓から外を注ししていました。徐々に加速して、東静岡の駅舎がみえてきたところでじっと目をこらすと、流石にもう買いたいが始まっていて、残っといたのは膝からしたの土台部分のみ。もうちょっと残っているのかと少し期待していましたが、ちょっと残念。今度は、どこの場所に立つんだろうか。一年後くらいには、また静岡に戻ってきて、そこにずっと展示するという噂もあるんですが、さてどうだろうか。

新横浜駅に到着して、横浜線と私鉄を乗り継いで会社に向かいましたが、この少し前からほぼ通常のダイヤに復帰していて、しかも急行とか特急も運行されるようになったので、朝の混雑具合も以前と同様の状況に。満員の電車に揺られて会社に向かっていると、ふと震災のことは夢じゃなかったのかという気持ちにも成りますが、駅の改札をおりて地上に出るエスカレーターが節電で止まっている様子に遭遇すると、やっぱり現実だなと実感します。これから夏場にかけて、ますます電力事情が逼迫するわけで、ちょっと今年の夏は覚悟しないといけないかも。今から体力作りをしないと...

2011年4月8日

省電力のお手本

予想される夏期電力不足に対応するため、やっと政府から総量規制のガイドが出てきましたよね。大企業は25%、中小企業は20%、一般家庭は15%という目標値。個人的には、今のような五月雨式の「計画停電」ではなく、まず全体的の消費量を圧縮し、さらにピーク時期を色々な形でずらして、とにかく最大値を何とか下げる努力が必要。ただ、ここで疑問なのが「家庭で15%節電するにはどうしたらいいのか」ということ。一例として、エアコンの設定温度を1度上げると、3~5%位の節電になると言うような情報は最近聞くけれど、それ以外の方法とか、家全体での削減の仕方みたいな、もっと情報が欲しいですよね。出来れば、いろいろなパターンでのモデルケースとかあると分かりやすいでしょう。さらに、一家の消費電力の中で、どの器具や設備が、全体のどれだけの消費を占めるのか、そんなサンプルもあると省電力しやすいですよね。例えば、エアコンが一番消費電力が大きいというのは何となく分かるけれど、例えば病人とか高齢者がいてある程度エアコンを使わざるを得ない時に、じゃ次に削減効果のあるものは何かとか、よく照明器具をLEDに換えて、という話は聞くけれど、それが出来ない場合に、例えば照明を一つ使わないようにすると、どれだけ効果があるかとか。

ピークのシフト対策としては、夜の電力にどれくらい余裕があるのかも知りたいですよね。例えばエアコンの設定温度を上げるのは良いけれど、どうしても夏の夜は寝苦しい。じゃ、夜ならば少し強めにエアコンを暫く運転して、その冷気で寝入るくらいの事が可能なら、そういうことをやるだけでそこそこ睡眠も取れるし、昼間の制限も我慢できるくらいの満足感は得られるんじゃないかと。また、中小企業なんかだと、仕事の時間帯を夜とかにずらした方が有利なら、そうするかもしれないし。と言うか、そういうことが可能なのか、こうジグソーパズルを組み合わせるような感じで、いろいろなピースがはまるような最適化システムが出来るといいんですけどね。Googleとか、作ってくれないかなぁ(笑)。

それって、本当に福島の影響?

中国のホウレン草1kgから、1~3Bq(ベクレル)の放射性ヨウ素131が検出されたという記事。正直なところ、「本当に福島の影響??」と聞いてみたいところ。いゃ、だって福島原発付近の風向きは一定方向に固定はしていないものの、大体西から東方向に吹くわけだから、福島よりも西にある中国に福島の放射能が影響するためには、多分地球を一周しないと届かないと思うんですよね。で、さらに気になるのが、このデータ。中国環境保護部(?)の放射線の観測データなんですが、昨日のお昼頃のデータがこれ。北京が76.0 nGy/h、天津が85.1 nGy/h。一方で、横浜の同時期のデータを見ると、それらの半分以下。もっと福島に近い東京都(新宿区)の最近のデータを見ると、これで少し高め(1000 nGy/h=1 μGy/h)になるけれど、でも中国国内ではもっと高い場所もあるわけですよね。実は、データが掲載されている3月15日頃の値なんて、今の半分以下。中国のデータで、今見ることが出来る計測値は震災翌日の朝、3月12日の朝のデータだけど、これって現在の値とあまり変わらない値。と言うことは、中国の「正常値」って、日本の通常値と比較して常に高い状態にあるわけで、その影響を受けてのこの「ホウレン草」じゃないかと思うわけです。

で、BqからSv(シーベルト)への変換ツールがここにあったので、「3ベクレルのホウレン草1kgを一日に食べた時の線量」を計算してみると、「0.066 μSv=66 nSv」。一般的に、1 Sv=1 Gyと言えるから、「66 nSV=66 nGy」。ところが、この値は一日の摂取量なので、先の計測値に合わせて一時間当たりの値にすると、66/24=>2.75 nGy(nSv)ということで、大気中の観測値のほぼ誤差範囲と言っても良いくらい。勿論、ホウレン草以外の食物も食べるだろうけど、普通ホウレン草1kg(大体、スーパーで売っているホウレン草の一束が200~300g位か?)も食べるなんて、ポパイ以外考えられないし(笑)。だから、環境に関しては日本よりもかなり大雑把な中国の場合、「それつて、福島関係ないんじゃない?」と思うわけです。

で、お隣韓国では、まぁ針小棒大な国民性もあるんだろうけど、こんな騒ぎになっているらしいけれど、「それって、中国から飛んで来たんじゃない?」と私は思うんだけれど。まぁ、海中への汚染水投棄については、事前の根回しが無かった政府の対応がまずいとは思うけれど、間に日本列島もあるわけだし、太平洋の反対側のカリフォルニアとかが騒ぐなら分かるけれど、風向きから言って一番遠い(一周回ってきた)中国や韓国が騒ぐのがよく分からないですよねぇ。まぁ、中国の場合は、裏の意図があるんだろうし、韓国の場合は例によって国民性だけだろうけど。現場の人達は最悪の環境の中で最大限の努力をしているだろうけど、世間は結果ありきですからね。とにかく、原子炉が冷却停止しないことには何を言っても無駄なのも事実。長期戦になるとは思うけれど、そこは日本人の意地と力を見せて、外野のノイズは気にしないで現場の人達には目の前の事に集中して欲しいです、本当に。

2011年4月7日

トヨタとMSの提携

トヨタとMicrosoftが、次世代車IT化で提携という記事。真っ先に思ったのが、「車が動いている間に、BSODが出ないだろうな」という事。いゃ、笑えないですよ、本当。空港で使われている端末なんかだと、結構クライアントでWindowsが動いていることが多いんですけど、たまに見るんですよね、BSODで死んでいる端末。クライアントだから、肝心のデータが保存されているホストに影響は無いんだろうけど、でもあまり良い気持ちのものでもない。どの部分でどのように提携するのか分からないけれど、まぁ出来ればあまり動作には影響しない部分で、情報系とかエンタテイメント系とかの仕組みで提携するにとどめてもらえる方が、個人的には安心して運転できます(笑)。

今回の震災で、Googleとホンダが協力して、東北地域を走行したホンダ車の走行データをGoogle map上に地区セク表示することで、走行可能な道路を標示するシステムを作りましたが、ああいう感じのリアルタイムにトヨタ車の走行データを蓄積して、それをWindows Liveかなんかで収集して、渋滞情報とかお店情報とか、あるいは天気等の道路情報にするんだろうか。

そうそう、BSODも心配だけどもう一つ心配なのは、帰宅して車を車庫に入れてイグニッションキーを切ろうとすると、「重要な更新があります」とか表示されて、延々とダウンロードとインストールが始まって30分位車から出られなくなること(笑)。さらに、「再起動が必要な更新があります。もう一度エンジンを起動しますか?」とか言われたりして(爆!)。勿論冗談で書いてはいるんだけど、それが冗談で済まなくなるのがMSの凄いところだし(マテ)。

真面目な話、出来れば実現して欲しいのは、車のキーにIDがあって、ユーザー毎に(父親、母親、息子、娘)個別セッティングのプロファイルを持ってくれないだろうか。座席やハンドルの位置は勿論、ミラーの角度、オーディオ系のセッティング、さらには、ETCカードの自動選別や個別の走行記録表示とか、今のWindows PCでマルチアカウントでやっているようなことをそのまま適用してくれたら、結構便利かも。でも、そうやって使い出して慣れて安定してきた頃にSPがリリースされて、それを適用するとまた不安定になったりして(をぃ)。

SPG Platinum Card

昨日、透明な封筒に入ったこじゃれた封筒が届きました。何かと思ったら、SPGからのDM。で、中を開いてみたら、今期のSPG Platinum Member Cardが送られてきました。「あれ? 二回目?」と思ったんですが、どうも何かの理由で遅れて今頃届いたみたい。先日も使ったカードを見たら、確かに期限が二月末までになっていた。まぁ、オンライン的にはメンバーレベルはちゃんと登録されいるので問題は無いけれど、やっぱりそれなりに期日までにこういうものは届けて欲しいですよね。で、新しいカードの上に青いシールが貼られていて、Starpoint倍増のキャンペーンがあるからxxxxのサイトにアクセスしろ、と印刷されているんだけど、その期限が"March/2011" orz まあ、良いけど... もう一つ、UA MPの"Thank You Card"みたいな、"Recognition Card"が同封されていました。「良いサービスを受けたら渡してね」と書かれているけれど、なかなかこの手のカードって持ち歩かないし、良いサービスってカードが無いときに受けがちだし(笑)。でも、これもサービス改善の表れと良い方向に考えたいですね。

そうそう、カードと言えば、PriorityPassのカードが2枚来てしまいました。一つは、VISA Platinum Cardの年間特典で申し込んだもので、これは毎年2月頃に申込が来て、4月1日から翌年の3月31日までの一年ごとの更新。去年は、Amexの方の特典で申し込んでいたんですが、こっちは自動更新らしく今年は申込もしていないのに新たなカードが。VISAの方は、確か使用回数に制限はないのだけれど、Amexの方は3回までは無料で、以降はUS$27の支払い。これまで一度も使ったことがないので、今期は何処かで使わないと。でも、RCCのカードもあるので、殆どの場合、それで間に合っちゃうんですよねぇ。

2011年4月6日

SYN-NYC-NRT (2) - アボート

このG.W.の前半に予定していた、New Yorkへのちょっと遠回り(NRT-SIN-HKG-ORD-LGA 笑)な旅行ですが、ちょっと休みの予定が当初の予定通り取れそうもなくなってきたので、残念ながら中止を決定。震災の影響で直後に一週間仕事が止まったりしたのが大きかったんですが、出来れば行きたかったんだけど...

久しぶりに1Kデスクに電話をして、予約の取り消しをすることに。ここは、もう最初の呼び出し音が鳴る前にいつも出るんですが、今回もこちらで呼び出し音を聞くこともなく、直ぐに女性スタッフの方が対応してくれました。今回は、NRT-SINのスタンダード特典で発券したチケットと、それ以降のSIN-(HKG)-ORD-LGA-NRT-SINのチケットの取り消しをお願いします。特典発券のチケットは、本来ならばUS$150の取り消し手数料がかかりますが、GS/1Kはこれが無料。ところが、もう一つBクラスで発券したチケットは、US$75の手数料が必要とのこと。国内発券なら、Bクラスのキャンセルは出発前なら無料なんですが、SIN発券だとルールが違うのかな。そんなもの、キャンセルポリシーを確認しろよですけど、なかなかあの文章読みづらくて(笑)。まぁ、US$75のために旅行取り消しを取り消すわけにも行かないので、そのままキャンセル処理を依頼して終了です。だいぶ円安に振れてきたけれど、それでもまだUS$1=85円前後ですからね。6,000円ちょっとの手数料なら安いものです。UAへの電話の後、こちらも忘れないうちにとNew Yorkでのホテルキャンセルも。こちらは、InterContiのサイトから操作できるので直ぐに終了。AAA料金で、結構安いレートだったのでちょっと残念ですけど、仕方ないですね。

今回は断念しましたけど、世の中も(仕事も?)落ち着いて、チケットも安くなる時期の6月頃に、イチローの試合でも見に行こうかなと早くも次回の予定を模索中。その前に、G.W.はぽっかり予定が空いたから、近場でSINあたりに行きたいなというモヤモヤ感も残っているので、キャンセル直後もUAのサイトやその他のサイトで色々条件を入れて検索しているんですが、流石にG.W.はこんな状態でも厳しいですね。後半ならチケットがありそうだけど、G.W.の最終日に試合があるので、あまり無理な予定は組めないし。1万マイル近い、SIN-HKG-ORDのフライトは、ある意味楽しみだったんですが、それがちょっと残念です。そのうちに、またチャレンジしよう(笑)。()

Hiltonからのメール

HiltonからDMが飛んできていて、どうも契約しているマーケティング会社から顧客情報が漏洩したらしい。一応、漏れた可能性があるのは、顧客氏名とメールアドレスだけと言っているけれど... Hilton名で届くメールには、ちょっと注意が必要ですね。

その時のGoogle

以前ほどの輝きはちょっと無くなってきたかなとは思うけれど、Googleという企業が凄いと思うのは、こういう大きな突発的な仕事をとにかく走り出しながら始めて、走りながら作り上げて、そしてその走りを止めないという所。特に、Picasaを使った「Person Finder」というアイデアは、私も漠然として感じていて、被災地の安否情報をどんどん写真撮影してアップして、それをOCR等の技術でテキスト化するのもよし、十分に判読できるくらいに拡大して、メッセージ毎に分割して、内容から自動的にタグ付けするとか出来ないかなと思っていました。後、被災地の方の顔写真を撮影して、やはりPicasaの顔認識でどんどん名前と関連づけしていくとか。

物事には、どうしても人手が介在しないと出来ない物理的作業、荷物の運搬とか炊き出しとか、がある一方、その作業のかなりの部分を代用できる技術、安否確認とか物量管理とか、もあると思うんですよね。その自動化可能な部分で問題になるのが、どうしても人手が必要な例えばデータエントリー等の部分がボトルネックになり、結果的に全体が上手く機能しなくなること。

例えば、被災地に支援物資を送るときに、「どこから」「なに」を「いくつ」「どこへ」送るという事が重要だと思うけれど、これが発送地は把握できるとしても、全体的にどれだけのものが動いているか分からないし、受け取り側も何がどれだけ来るのか分からない。以前から、同様の災害時のサポート状況を見ていて、こういう非常時に使う共通のバーコード体系とか出来ないのかと思います。「発送元地域コード+物品コード+送り先地域コード+数量」みたいな形で。これを発送時にスキャンして、ネットワークの共通の場所に保管して、受け取り側は受け取ったところでもう一度スキャンすると、それが登録されてストックなり、以後はそこから配給した分を引いていけば地元の在庫管理にも鳴るような仕組み。携帯電話とその回線、そして共通のサーバーがあれば、それ程難しいシステムじゃないと思うけれど。これが出来れば、さらに被災地の中でも主力の物流拠点と、末端の避難地との間での物流管理も簡単にできるだろうし。

もっとも、その場合に必要なのは、とにかく通信回線・ネットワーク回線が生きていることと、それを利用するための端末があることですよね。今回は被害が広範囲だったので、基地局もだいぶ被災して通信途絶状態になったわけですが、この辺りは今後の課題のようにも思います。インターネットインフラは結構稼働していたという話もあるので、何がその差を生んだのかという研究は重要かも。また、非常用電源の確保というのはやはり重要ですよね。発電機は燃料確保との問題があるから厳しいかもしれないけれど、太陽光発電というのはやはり災害時の必須アイテムになるのかな。大容量でなくてもいいから、ラジオとかテレビとか携帯とか、何らかの通信インフラを維持できるだけの電力が確保できる規模は欲しいですよね。今なら、畳1畳とか2畳とか、それくらいの規模なら賄えるんだろうか。後、充電設備。天候が不順になることもあるだろうから、一日二日くらいは充電無しでも運用できるくらいのバッテリーも。そういう準備が出来たところで、今回のGoogleのようなサービスも生きてくるわけだし。

2011年4月5日

BD-RE XL

Panasonicが発売を始める、Blu-ray Disk のBD-RE XL(3層メディア)。一枚1万円なんですってよ、おくさん(笑)。まぁ、書き換えディスクだから良いけれど、ちょっとなぁ... 一足早く市場に出ているBD-R XLの3層だと、大体1/3~1/2位の値段ですからね。でも、100GBのデータバックアップに3,000円のメディアかぁ... 今では、6,000円~8,000円位の値段で2TB HDDが購入出来ますからね。C/Pを考えるとちょっとペイできない。せめて、メディアという可搬性にどれだけ付加価値を見いだすか、でしょうか。

暫く前に購入したBlu-rayの外付けドライブは、残念ながらBD-XLには対応していないようなのでこのメディアを使う機会はないだろうけれど。あっ、でも暫く前に購入したBlu-ray/HDDレコーダーは対応しているなぁ。ちょっと納得いかなかったりして(笑)。まぁ、このG.W.には、NASやその他HDDに貯めてある昔のデータを、整理がてらBD-Rにバックアップする作業をして、少しNAS/HDDの空き領域をつくらないと。50GB単位のバックアップなので、ちょっとサイズ的に足りないフォルダーとかあるのが残念。もっとも、バックアップメディアの容量が大きくなっても、それにちゃんと収まるようにコピーするのが大変で、100GBあっても結局60GB位しか使っていない、何て言うこともありがちですしね。

自粛の自粛

震災発生から三週間が経過し、一時はちょっと狂騒的な物不足も落ち着いてきた印象があります。150円を超えて、160円突破なるかと思っていたレギュラーガソリンも、昨日自宅近くのGSを通ると150円を切って140円台後半になっていました。スーパーでは、相変わらずミネラルウォーターの棚は空欄が目立つけれど(でも、あまり馴染みのないヨーロッパ(?)製のボトルはそこそこあった)、浜松辺りで発生していたプチパニックみたいなものは終息したと言って良いのでは。TV-CMにしても、まだ時々ACのCMは流れるものの、かなり以前のように様々な種類のCMが流れるようになってきました。

被災地の状況は、まだまだ厳しい状況だとは思うものの、復旧を進めないといけない被災地と、それをサポートするそれ以外の地区での役割分担を考えるべき頃だと思うんですよね。西日本地区は勿論、まだ計画停電などの影響が残る東京を中心とした地域も、元々の経済規模が大きい地区なので100%完全ではなくても大きな力になるはず。その為には、震災以前の生活をまず取り戻すと言うことが大切なはず。勿論、大量に電力を消費するとか、無駄なことをやる必要は無いけれど、そういうこと以外であれば、そろそろ「自粛」という名前の萎縮から、普段の生活に戻る頃じゃないでしょうかねぇ。

そういう意味では、5月3日から始まる「浜松祭り」が、早々に中止を決めたのは個人的には残念。私自身祭りに興味はあまりないけれど、日本全体の復興スタートのシンボルみたいな形で、例年通りやれば良かったと思いますよ。勿論、祭りの中で被災地への募金活動とか、何かイベントを入れて被災地応援をする形で。身内が亡くなった場合には、仏式では四十九日が喪に服する目安な訳ですけれど、それに当てはめると4月一杯が大体その時期。まぁ、4月29日からG.W.も始まりますから、この4月29日以降は「自粛」という言葉は少し忘れて、いつものイベントで被災地をサポートする、という考えに切り替えたらどうかと思いますね。そういう通常の生活に戻ることで、日本全体の元気やエネルギーも戻るだろうし、それだからこそ一刻も早い被災地の復興も可能になると思いますから。だから、そろそろお花見もやればいいし、G.W.も予定通り何処かに出かけたり、それこそ風評被害で観光客が激減している被災地ではない東北地方の温泉街とか、東北の食事を楽しむのがいいかも。そんなところから、元気な日本に向けて復活をスタートさせたいですよね。

2011年4月4日

ガスコジェネレーションシステム

昨日ちょっと用事があって、自宅近くのホームセンターに行ってきました。ちょっと店内をうろうろして、たまたま工事用道具というか、機械関係を展示販売しているコーナーを通ったんですが、発発(発動機発電機-いわゆる「ポータブル発電機」)のところが殆ど空欄状態。2~3台、展示品があったんですが、そのうちの1台には「売約済み」の札が。自宅近くは、まだ田んぼや畑が半分くらい広がる、どちらかというと田舎で、まぁそういう畑仕事の時にちょっと発発が必要という場合もあるけれど、普通はそんなに必要品というものでもないので、もっぱらキャンプとか夜釣りとかあるいはアマチュア無線で使うというのがほとんどのはず。ですから、展示品が並んでいることはあっても、こんな光景を見るのは初めてです。これもやっぱり震災の影響で、自宅発電用にと皆さん購入しているんだろうか。

そういう自分も、自宅である程度発電機能が必要というのはずっと以前からあって、ガス会社が推進しているコジェネレーションシステムを導入して、ある程度クローズドなエネルギー環境を自宅にもと思っていました。オール電化の住宅が最近の流行だったけれど、停電になっては何も使えなくなるし、少なくともガスが使えて水があれば、お湯を沸かせますし、そうすれば何か暖かい物も食べることが出来るし。そこに、停電でも使える家庭内発電設備があれば、ほぼ完璧と思ってたんですか。でも、このガスコジェネレーションシステム、中心となるエネルギーは供給されているガスなんですけど、使うためには電気が必要でだから停電すると、このシステムも使えないらしい。なんか、本末転倒な気がするけれど... 太陽電池とかで必要な電力はバッテリーに蓄積して、一度動き出したら自ら発電した電気を環流させて使えるようにすればいいのに。行ってみれば、車のバッテリーみたいに。

もっとも、仮に電気の部分がクローズドな回路に出来たとしてはも、肝心のガス供給が都市の供給パイプ破損等で泊まってしまえば駄目なわけで、なかなかこれというシステムが出来ませんね。究極的には、小型にパッケージ化された原子力発電機、という方法も無いわけではないのかもしれないけれど、とても今回の騒動の後でそういう者が許容されるとは思えないし。多分、全国的なエネルギー供給に関しての話が今後活発化してくるけれど、個々の家庭単位では無理でも、向こう三軒両隣とか地区単位とかで、何かバックアップ用のシステムを準備するというのは、今後必要になるかも。それなりの規模のマンションなんかでは、「自家発電設備完備」というのがこれからのセリングポイントになったりするのかも。そういえば、テレビの取材で六本木のアークヒルズは自家発電でビル内の電力を全てまかっていると言っていたけれど、大規模な商業ビルではそういうことが必要になるかも。なかなか大変な時代です。

100億円の寄付

Softbankの孫さんが、個人として100億円の震災寄付をするという記事。全体の義援金は1,000億円を超えたというニュースもありますし、被災地の大きさ深刻さが、これまで以上に全国の感心を寄せているんでしょう。それでも、個人でその一割もの寄付をするというのは凄いなぁ。個人資産が6,000億円以上ですから、それからみればたいした額じゃないのかもしれないけれど、だからといって6,000億円キャッシュで持っているわけでもないし。

ただ、Softbank利用者からすれば、震災への寄付をとやかく言うつもりはないけれど、その100億円の一部でも良いから通信品質改善のために設備通しに回して欲しいと思っていたりして(爆)。

孫さんは、被災者の雇用や住居も確約しているけれど、そういう支援は大切だけれど、本業の方は大丈夫なんだろう、余計なお世話だと思うけれど、ちょっと心配...

2011年4月3日

ANAもUA並に

ANAとUAのFFP関係が更新されて、UA MPメンバーとしてはやっとLH/CO/USと同じになり嬉しい限り。上級会員のボーナスマイルも同等に更新されたので、こちらの方も嬉しい限りですね。これで羽田発のANAのLAX便を利用してみようかしら、という気持ちにもなります。G.W.の旅行が厳しくなってきたので、6月とかに羽田発で利用してみようかと、新しい旅程を検討開始(笑)。

天井に穴?!

飛行機を多く利用する者にとっては、飛行機の事故には当然敏感になるわけで、米サウスウエストのB737が飛行中に天井に穴が空くなんていう事故は、「えっ?」の1万倍位の驚き。飛行中の飛行機の天井に穴が空くというと、まず思い出すのがアロハ航空のB737が飛行中に胴体部分が金属疲労で剥がれて、乗客むき出しのまま何とか着陸した事件。今回は、あの時ほど酷い状態では無かったようですが、同じB737というのもちょっと嫌ですよね。

米サウスウエストと言えば、B737の世界最大のカスタマーで、WikiによるとB737を550機近く運用している会社。それだけあれば、中には古い機体もあるかなと思ったんですが、同じWikiによると、過去にもやはり天井に穴が空く事故があったんですね。しかも、高度は同じ1万m辺りと言うこと。うーん、偶然とは言え何かあるような...

サウスウエストのようなLCCだから危険、大手だから大丈夫と言うことは言えないけれど、まずは「コスト削減=低価格」という図式がビジネスモデルであるLCCだから、一度事故が発生するとその部分がクローズアップされてしまいますね。最近では、大手でも整備を外注化したりしているから、全く不安がないかと言えばそうでもないけれど... いずれにしても、旅行にで蹴る機会が多い者にとっては、この手の事故には敏感にならざるを得ませんね。

セントレアの一日

土曜日の朝。天気が良くて気温も上がるという予報なので、久しぶりに気分転換でドライブに出かけることに。行き先は、中部国際空港(セントレア)。大体自宅から120km、片道一時間半くらいの行程なので、空港でお昼を食べる予定で9時半頃に出発。東名に入り、豊橋くらいまでは調子よかったんですが、それを過ぎると岡崎を先頭に10km位の渋滞情報が。案の定、岡崎の手前まではノロノロ、トロトロ、時々ストップ状態。それでも予定よりも30分遅れくらいで渋滞を抜けて、その後は順調に空港に向かったんですが、結局空港の駐車場に入ったのが11:45頃。

「こりゃ、空港内の食堂・レストランは満杯たろうな」と覚悟してターミナルビルに行ったんですが、やはり震災の影響でしょうか、ターミナル内の人の数は通常の半分以下の感じ。食堂・レストランも、そこそこ入ってはいるけれど、もうお昼を回ったのにまだ座れる状態。結局外の見える中華料理のお店に入ったんですが、その入り口で私の前で70才位のご老人が「ここは日本のラーメンはある?」とお店のスタッフに聞いていました。「ラーメンコーナーは反対側になります」と応対していたけれど、あのご老人、ちょっと日本語が片言っぽいかんじだったので、台湾からの旅行者だろうか。

お腹も一杯になったので、スターバックスでアイスコーヒーを買って、それを飲みながら展望台へ。国際線のターミナル側には、DLのB744が駐機中。その奥には、中国東方航空、韓国の済州航空の機体も見えます。東方航空、済州航空が中型の機材を使っているのに、DLはここにもB744を飛ばしてくるなんて、DLの底力を感じますねぇ。でも、利益は出てるんだろうか。ここからUAがSFOにフライトしていたときには何度か利用してましたが、もうUAが戻ってくることはないだろうなぁ... 成田や関空に比べれば、やはり近いですしね。

食事も含めて一時間ちょっと空港に滞在し、午後13:00過ぎに空港を出発。帰りは渋滞もなく、前後に車が見えないような状態の場所もあって、予定通り一時間半で帰宅。自分にとっては久しぶりのロングドライブだったけれど、良い気分転換になりました。暫く前から、車のシガーライターから電源を取ってFMラジオにiPodの音楽を飛ばすオプションを使っているんですが、途中で何度もラジオ選曲をしないといけない手間と比べて楽だし簡単。音質が今ひとつなのは仕方ないので、次に車を購入する時にはiPad用のAUX端子付のオプションを入れよう(笑)。

2011年4月2日

関西空港でUAのモバイルチェックイン

関西空港のUA便で、モバイルチェックインとモバイルボーディングパスの開始を始めたという記事。US国内線だと、すでに多くの空港で導入されていますね。登場の時に、四角いスキャン用窓口に携帯電話やスマートフォンスの画面に表示させたQRコードをスキャンさせて登場する方法。セキュリティチェックインの時にどうするのかと思ったけれど、単に同じQRコードの画面を係員に見せて進むだけなんですけど、あれって大丈夫なんだろうか。適当なQRコードを表示させれば、チケットが無くてもセキュリティエリア内に入れそうなんだけど... そのうち、セキュリティチェックの係員の所にも、スキャン用のターミナルが設置されるかも。

国内のANA/JALでは、既に同様のサービスを導入済みですから、関空もANAのシステムにUAが接続したのかな。このG.W.前の旅行は、いろいろあって実行が難しそうなので、G.W.開けにKIXからの旅程を代わりに組んでみようかとふと思ったりして。日本国内の異動は、ほぼモバイルSuicaでカバーできるし、空の旅もカバーされるとなれば、後は電子マネー(NFC)が国際共通で使用可能になり、さらにパスポートも電子化されれば、本当に携帯電話一つで世界旅行できるようになりそう。後、3年? 5年位か?!

放送用テープがない

昨日は紙不足・インク不足の話でしたが、今度は放送用のテープが足りないという話。一世代前だと、放送用録画テープと言えば、やはりSONYのベーカム(ベータカム)が標準でしたが、テープコンパチからこのサイズのデジタルメディアになったんだろうなぁ。しかし、7割のシェアというのは凄い。2位の富士フイルム、3位の日立マクセルだって、決して小さなメーカーじゃないんですけどね。

昔聞いた話では、最近では録画トラブルを避けるために常に新品のテープを使用するという話で、一度録画して使わない物はそのまま廃棄するそう。録画トラブルの発生率は、限りなく低いとは思うものの(1度や2度の録画で、エラーとか発生するようじゃ、それはそれで堪らんし)、リスクは低い方が良いですしね。でも、それすらも今はあえて犯さないといけない状態とは。いっその事、いぜんにもちょっと買いたければ、放送業界も輪番制にして、集に一度か二度は放送休養日とか放送時間帯を短縮すればいいのに。まぁ、放送局と言えども一企業だから、その分営業に差し障るとは思うけれど。

しかし、放送業界でも、データはデジタル化されても媒体(メディア)はテープなんですね。先日会社で使っているサーバーをどのようにバックアップするかという話をしていて、結局最後はテープバックアップという話になり、うーん昔とかわらんなぁと苦笑いしたところでしたし。ちょっと以外な品不足だけど、ここも早く復旧して欲しいですね。

2011年4月1日

よんいち

今日から新年度のスタート。つい先日お正月を向かえた2011年も、もう1/4が終わったことになります。ここの所震災のいろいろがあったこともあって、いつも以上にあっという間に四半期が終わったように感じます。「よんいち」と言えば、多くの企業では新入社員が入る時期。さらに、それに併せて新年度からの人事異動なんかも通常よりも多く発生する時期。自分の周りでも結構大きな異動があり、これからは色々な意味で大変そう。

身体の新陳代謝と同じで、組織も生き物みたいな物ですから、某かの変化は常にあるし、それがなければ硬直化して機能しなくなるもの。只人間の新陳代謝は、それこそ人類誕生以前から自然界の厳しい競争で生き残るために、何万年もかけて身につけてきた能力にあるのに対して、組織の変化・対応なんていうのはまだまだよちよち歩きみたいなもの。だから、よかれと思って適用した変化が裏目に出たり、なんでこんな事がと恨んだ異動が実は結果的に大成功だったり何て言うことは良くある話。まぁ、そういう試行錯誤を経て組織や会社も成長するわけですが、なかなか蓄積された物が生かされずに希薄したりするし。だから、ある意味ワンマン経営の会社が結構まとまっていたりするのは、そういう組織のDNAみたいなものが守られつつ、それが成功している企業が生き残っていくからなんでしょうね。

人間社会もそういう大きな「組織」と考えれば、今回の震災も何か新しい方向へ進むための動議付け、と考えたいですね。そこから、より新しい技術とか豊かな経済とか、価値ある物を今以上に生み出すことで、無くなられた方や失った財産や記憶に報いることが出来るし、そうしないといけないなと思います。

紙不足、インク不足

今回の震災の影響は色々な場面、業種に現れているわけですが、印刷用の紙やインクまでとはちょっと知りませんでした。震災後、いろいろな印刷媒体の電子書籍配信が行われているのは、物量の混乱対策や被災地向けのサービスだと思っていたんですが、それ以外の理由もあったんですね。現在では色々な部分で電子化が進んではいるものの、それでも「紙・書類」に依存する部分は多いわけで、そういった部分に今後さらに影響が出てくるんでしょうか。インクに関しては、自動車にも影響していますしね。

これらの施設が津波や液状化現象でトラブルに遭遇した事が原因なんですが、電子力発電所の問題が一番大きいけれど、こういう湾岸施設の対策も今後重要ですよね。原料である石油の輸送を考えると、湾岸地域に施設を作るのが一番便利なんだけど、改めて天災発生時のリスクを感じさせられる現象です。

今回の紙不足、インク不足で、仮に電子書籍化や電子書類かが促進されたとしても、今度はネットワークやデジタルデバイスに依存する体制になります。そんな状態の時に、再び震災に襲われて今以上の電力不足状態になった場合、やはり今以上に困る状況になることが想像されます。結局、どんな事柄にもメインとバックアップを常に意識して、補完体制を考えながらバランスよく配置するしか方法無いんでしょうね。それも、その時にいきなり引っ張り出して使うんじゃなくて、日頃からそれなりに機能しているもの同士で補完すること。でないと、「いざ」と言うときに役立たない。今回の場合、radikoが結構有効な情報源になったと思うけれど、これも地域限定だけれどradikoがサービスをしていたから直ぐに対応出来たわけで、これをいきなりネット配信使用とか言う話から始めるとなると、こんなに迅速に対応は出来なかったように思います。結局、よく言われているように、「備えあれば憂いなし」が全てなんだな、と改めて認識した次第です。