2011年4月14日

長い夏休み

夏の節電対策について、具体的な話がぼちぼち出てきましたが、SONYは二週間という長い夏休みを全社で取得して節電しようということみたいですね。こう言うのは、社内調整は勿論、取引先、特に販売店なんかとの調整が大変そうですね。完全に100%全員が一斉に休みに入るわけではないだろうけど、日頃必要な対策・対応が遅くなる少なくなるのは確実ですから。

他の企業もこれから同様に節電対策を進めるんでしょうけど、ここで肝心なのは全社が同じ時期に長期休暇を取得してしまうと、その二週間は良いけれど、それ以外の時期で効果が無くなるから問題。SONYはここの二週間、次は東芝、その次はNECみたいな感じで輪番制の休みが続くと理想的ですよね。勿論、西日本の拠点は特にそれに合わせる必要はないので、輪番休暇中は西日本でフォローして、東日本が復活してきたら順番に休みを取ればよいだろうし。

ふと思ったんですが、今回業種別、あるいは地域で電力使用を平準化して削減するためにこうやって休みは始業時間等をシフトする事を全国的に考えている事って、これまで「全国一律、横並びで全員同じく等しく」という事を好んでいた日本人の性格を、少し変えるものになるかもしれない。 それはそれで、日本人の几帳面さとか精確さゆえのことで、ある意味好ましい事だとは思うけれど、それにもそろそろ限界を感じてきた最近。今回の事は、仕方なくいろいろと知恵を絞っているわけですが、それによって日本の経済とか思考に柔軟性とか自由度みたいなものが生まれてきたら、新しい「日本人像」というか「日本人的価値観」が生まれる切っ掛けになるかも。そうすることが、一日も早い復旧・復興に繋がるし、やや停滞している日本経済に対してのカンフル剤になりそうな気がします。

しかし、二週間あれば、US国内のあそことあそことあそこにも回れるな、と思わず地図を思い浮かべて近くの空港を探そうとしているやつ(笑)。

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