2020年7月31日

均質化する世界

朝日新聞に掲載された「ブラック企業」に関しての記事は、予想通りTL上で話題(問題?)なり、賛否が飛び交う状態に。ただ、どちらかというと否定や疑問を投げかける意見の方が多い気がする。どちらの意見にも色々理由はあるんですが、賛成する意見の多くは、世界的潮流、世界標準的な理由から日本でも避けるべきという主張が殆どなのに対して、反対する意見は元々異なる日本語と英語を混同することが変だとか、歴史的に欧米の奴隷制度という背景が無い日本で言うのはおかしいとか、理由は複数。

確かに、今はネットや様々なメデイアを通して、世界中の情報が日本に入ってきて、また日本から出ていき、色々な情報共有が生まれています。その中には、互いに相反する認識や表現がぶつかることもあるわけで、そう言う場合はそれまでの「ローカルルール」とは異なる、「共通ルール」みたいなものを設けないとその後が続かない。でも、その共通ルール作りが、さらにねじれてややこしい話になる可能性も。例えば、日本語で「サラリーマン」という言葉は、和製英語で本来の米語・英語には無い表現。で、本家の方で「〇〇-man」というのは表現(例えばbusiness man)は男性に限定していて差別的だという理由で、「〇〇-person」(business person)にするべきと言う意見が生まれると、何故か日本語(和製英語)の「サラリーマン」も「サラリーパーソンにするべき」という、ちょっと意味不明な話しが出てきたりします。勿論、日本語の「会社員」と言えば、男性女性関係無い話で、本来はそうあるべきだと思うけれど、和製英語まで英語の習慣に合わせるというのは、何か変な話。それだったら、LGBT+に配慮して、性別を含む表現は避けるべきとか言われた方がまだ納得出来るけれど。

件の記事を書いた女性記者氏も、色々突っ込まれて言い訳をしているうちに、何かしどろもどろになってきて、最後は「女性だから批判される」みたいな所にねじ曲がっていて「何だ、やっぱりそんな薄っぺらい理由だったんだ」とガッカリ。いゃ、女性・男性関係無く、「記者」という職業だから、自分の書いた記事=製品に責任を持てよと言うだけの話なのだけれど。で、もう一度彼女の記事を読み返してみたんですが、最初の段落の2行目の文章に改めて引っかかるものが。
悪質な職場を分かりやすく共有・追及する上で役割を果たしてきた言葉ですが、黒人(Black)などから不快に受け止める声が上がっており、意図はなくても差別を助長しかねないとの指摘も出ています。
 と書かれているけれど、ここで言っていることは、

  1. 「ブラック企業」の「ブラック」という言葉は、悪質な状況を上手く表現する役割を果たした
  2. "Black"と呼ばれる黒人から不快な声があがっている
  3. 意図は無くても差別を助長しかねない
もともと、欧米のアフリカ系の人を意図して「ブラック企業」と名付けたわけでは無く、たまたま同じ響きの言葉(ブラック/Black)だったために、アフリカ系アメリカ人の人が「これは」と感じたという話し。だから「意図は無くても差別を助長しかねない」と最後にまとめているけれど、そう言うことを言うことが差別を生んで、さらにそれが拡大して行く根源じゃ無いだろうか。「意図が無い」ということは、差別を意図していないという事で、それすらも許されないとなると、それこそ表現すること、話をする事を止めろという話にまで極端な場合は進んでしまう。例えば「Black 企業」と書いたり、あるいは「ブラック企業」を意味するアイコンがアフリカ系アメリカ人を想像させるようなものだったりした、それは「意図した言葉」になるわけだから、それは差別を助長すると言えるけれど、何でもかんでもそうだというのは乱暴だと思う。

今回は、外来語だから生まれた問題だと思うけれど、結局人間一人一人は色々な個性を持ち、それが異なるから互いに新しい発見や可能性が生まれていくもの。残念ながら、その「差」は時に「優劣」というものに変わったり、さらにそこから「差別」に変わることも多いので問題ではあるけれど、違いがあることが問題では無いはず。アフリカ系アメリカ人の人達が、自分達が"Black"であることに誇りを持つのであれば、おかしいと思うことに意見を言うことはどんどんやれば良いと思うし、それに対して日本人の考える「ブラック企業」はこう言う意味という説明にも耳を傾けて欲しい。そこで「納得」出来ない事もあると思うけれど、「理解」はして欲しい。少なくとも、日本での意味はアメリカでの意味とは異なると言う事は、理解して欲しいと思う。

短縮リーグ戦

予想よりも早く、今シーズンのXリーグの予定が発表されることに。最上位のX1 Superでは、昨年の8チームの総当たり戦ではなく、4チームずつ2ブロックに分かれ、それぞれがリーグ戦を開催。ブロック1位同士がJapan X Bowlに進出するという、試合数で言えば昨年の半分以下の状態に。それでも、試合があると言うだけでも感謝しないといけないのかな、今年は。

2ブロックに分けて試合数を減らして開催というのは、結構前から話題になっていたので驚きではないのですが、個人的に気になっていたのは、8チームの中2チームが関西のチームで、その振分をどうするのか。最初の頃は、関東-関西の移動を減らすために、ブロックの一つは関東4チームとし、もう一つのブロックは関東・関西2チームずつにすることで、関東-関西の移動がそれぞれのチームが1回だけ移動する事で済むので、より安全という案。確かに移動回数は4回で済むけれど、もう一つのブロックはそう言う遠征試合が無いから、その点不公平感は大きい気がします。で、個人的に予想して実際今回採用されたのが、どちらのブロックも関東3チーム関西1チームの構成にすること。この場合、関東3チームのうち1チーム(多分最上位のチーム)は遠征免除になり、残り3チームが遠征するので、全体では6回の遠征が発生するけれど、「遠征」という負担分担という意味では一番公平かな、と。実際には、前年のリーグ戦順位1位から8位までが、

  • ブロックA: 1位(富士通)、4位(エレコム)、5位(IBM)、8位(ノジマ相模原)
  • ブロックB: 2位(パナソニック)、3位(オービック)、6位(東京ガス)、7位(オール三菱)
となり、割り振ったら丁度1+3の構成になったので、そう言う意味でも今回のブロック訳が一番公平かな。ただ、前年2位のパナソニックが遠征しなきゃいけないのは、ちょっと不公平感はあるかもしれませんね。多分、パナソニックが遠征しないと、関西で1試合だけよ分に開催しなきゃいけなくなるのが、グランド手配とかの理由から回避されたんじゃ無いかと個人的には推測していますが、さてどうだろうか。

X1 Superの下、X1 Areaでは、関東・関西では別リーグ戦を開催。関西はまだ詳細未定ですが、関東は8チームがトーナメント戦形式で対戦して、勝ち上がりは勝ったもの同士、負けたチームは負け残りでやはり負けたチーム同士対戦して全体順を決定する方式になるようです。で、X1 SuperもX1 Areaも、そう言う変則的運用なので、今シーズンは降格も昇格も無しという、X1 Area所属チームにとってはか鳴りもシベーションに影響しそうな判断。ただ、仕方ないですよね。試合数にしても対戦方式にしても、どの様なルールにしても不満は絶対大きくなりそうだし。不満が残るのは仕方ないのですが、やはり社会全体がこんな状況では、試合が開催されるだけでも良しとしないといけないのかも。特に、X1 Super/X1 Areaの試合は、制限有りながらも観客有りで試合を開催する予定ですが、X2/X3は無観客試合を予定と発表されていて、責めて選手やスタッフの家族とか関係者とか、一人あたりの人数制限をしてでも開催して欲しいところですが。いずれにしても、前向きな決定が出た以上、後は10月にシーズンが開幕できるように準備をしていくのみ。選手や各チームが感染に注意するのは当然ですが、応援するこちら側の人間も、先ずは自分が感染しない広げないようにして、それを少しずつでも周りに広げていって、少しでも、そして一日でも早く終息させないと。

デジタル化病院 (2)

デジタル化された病院は、経営の効率化とか顧客サービス向上とか、色々プラスな面は多いのですが、やはり100%の満足というわけにはいかない。私が待合室で診察の順番を待っていたときに、自分より一回りくらい年上と思われる男性が入ってきました。この方は、既に以前診察を受けたことがあるらしく、病院の診察券はもっていて経過観察で来院した様子。ただし、予約をしておらず飛び込みでの診察希望だったらしいんですよね。

で、受付で診察券らしきものを渡しながら「今日見て貰いたいんだけれど」と受付の看護師さんに言います。ちょっとベテラン風の看護師さんが「ご予約はありますか」と聞くと男性は「無い」の一言。ここでこの看護師さんは「ホームページや電話から予約できますので、予約をお願いします」と言います。でもどう見てもこの男性が、インターネットに馴染みがあるとは思えないし、スマホや携帯を利用していても、DTMFで予約登録や確認の操作が出来るとは思えない。勿論、そんなこと強要しても相手が対応してくれるとは限らないし、多分同じような事は何度も経験しているんでしょうね、このベテラン風看護師さんは「簡単にできますから、次からはお願いしますね」といなして、当日受診の待ち行列に追加したようです。

私は、この日受付が開く少し前に到着して、「6番」目でしたが、この時点ですでに待ち行列の番号は「27番」とかまで進んでいます。院内の待合室で待っている人の数は、多分10組くらいなんですが、ネット予約で、どんどん予約が追加されて行ってるんだなぁと予想。あの男性氏も、20何番という順番待ちになったようです。この予約システムは「何時から何時何分の間」みたいな感じでは無く、午前と午後の枠内で、とにかく早い者勝ちでどんどん待ち行列に並べている様子。だから、自分が何番目で、今何番目まで診察が進んでいることは分かりますから、あと何人で自分の順番になるかは分かりますが、何分後かは不明。だから、番号の呼び出しがあったときに院内にいなかった場合は、飛ばして次の人に順番が進み、暫くすると又呼び出しがある、と言う形で診察が進んで行くみたいです。ネット予約という事で、最初は便利と思ったけれど、有る程度何回か利用して何人くらい前に待っていたらどれくらいで自分の順番に回ってくると言う「経験値」が無いとちょっと使いづらいかな。さらに、その予約は当日朝の9時からで、実は病院の受付開始は8時45分からですから、朝一で見て貰いたい場合は直接病院に行って並んでいた方が良いような気もします。何となくの印象ですが、9時直ぐに予約を入れると、運が良ければ9時半位、あるいは10時位からネット予約最初のグループの診察が始まるような雰囲気ですね。

今回病院を探しているときに、同様の予約システムを採用している個人病院が幾つかありましたから、個人病院向けのパッケージがあるんでしょうね。そう言う意味では、一度利用したら他の病院でも同じように利用できて、それはそれで良いかもしれない。ただ、今回の様なネットに慣れていない高齢者にとっては、ちょっと困るかもしれませんね。病院手しても、ネット経由で予約が来れば、効率的に診察スケジュールを組むことが可能。ネット利用出来るのは、個人管理番号が印刷された診察券が無いと利用出来ないので、一度は診察履歴がある人対象なので、有る程度診察時間も予想できるだろうし。ただ、そう言う便利なツールであっても、取り残される人も出てくるわけで、そういう部分をどう補完するかが問題。嫌な言い方だけれど、病院と言えども個人業主の経営体ですから、有る程度の効率化も必要ですし。これが一般のお店ならまだしも、有る程度公共性とか公的指名のある「病院」となると、なかなか簡単に割り切れない。改善とか開発の時にスタートとなる「ペインポイント」として、格好の材料なんですが、なかなか満足出来る解決策を提供するとなると、ハードルが高いなぁと待合室で感じた事象でした。解決出来たら、良いビジネスモデルになるんだけれど... (続く...)

2020年7月30日

少数意見を無視する

特定野党とか一部のメディアが大合唱で批判している、介護施設や保育所向けに追加配布する予定の8000万枚の布マスク。批判されると、どうしてもメディアや発言者の顔色を伺う政府も悪いけれど、厚労省は配布を停止して備蓄に回す案も考え始めたとのことで、中には今回配布が助かると行っている人や施設もあるのに、そう言う「少数意見は無視する」んですかね、批判している人達は。日頃は、「弱者を救え」とか「声なき声に耳を傾けろ」と言うくせに、自分達の都合の良いときは大きい声を出して、それが正義という矛盾。

その責任の大きな部分は、今回の8000万枚の布マスク配布を、恰も新規に製造して又国民に配布するみたいに読者が誤解するような報道をしているメディアにあると思う。今回の分は、元々そう言う施設や組織に配布する予定の分で当初の計画に含まれている分だし、配布時期にしても予定していたもの。もともと、布マスクを製造する設備も材料も無かったところに、四方八方手を回してほぼ新規増産みたいな形で調達したマスクなわけで、その分のコストを引き受ける製造メーカーとしても、それなりに量がまとまらないと引き合わないだろうし、だから最初から何億枚という数量と、全量政府が引き取ることを確約して製造開始したもの。そう言う意味では、今中止しても結果的に政府が引き取らないといけないし、製造費用が戻るわけでも無い。「今使い捨てマスクも流通しているから、一律配布では無く必要なところに集中して配布する方法に変更すれば」と提案すれば、見直すものの、いつものように「税金の無駄遣い」「無意味」と、反対するだけでは何の進歩も無いわけですし。

よく分からないのは、この布マスクはやれ効果が無いとか批判するくせに、色々なメーカーが出している布マスクに関しては批判しない。勿論、素材やデザインの違いで、その効果には違いがあるだろうけど、政府配布の布マスクは結構何度も折り返した厚手のガーゼ生地は息苦しさを感じるくらいの「密」な素材なんだから、期待されている自分からの飛沫拡散防止には十分だろうし、他社からの飛沫感染防止にもそれなりに効果的であることは、既に世界的にも認識されていること。我々は、その気になれば何時でもコンビニやドラッグストアで使い捨てマスクを購入できるけれど、日に何枚も使用して、それも大量に必要な場所では、少しでも余裕がある方が助かる訳だし、今でもマスク入手に困っているそう言う施設利用者も多いだろうし。政府の対策を遅いとかニーズに合わないと批判するのは構わないけれど、なんでそこから「足りない人に集中的に」という話しではく、「無駄だから止めろ」という方向に持っていくのか、何としても失敗に追い込まないと気が済まないというさもしい企みにしか見えない。

政府としても、厚労省に申し込み用のページとか作って、必要な人から依頼があったら送付する事に変えてしまえばいいんじゃ無いだろうか。それでも、本当に必要な場所が抜けてしまう可能性もあるんだけれど、それは単に政局目的で煽った野党やそれをさらに煽っているメディアの責任という事で。今、日々増加する陽性者数を声高に叫ぶ人達は、それならば最悪の場合想定して最大の準備するように言うべきだし、その為には布マスクでカバー出来るところは今はカバーして、その分のリソースを手術用のマスクとかフェイスガードとか、今でも足りないものの製造や準備に回すような、建設的な意見を出して欲しい。問題があるのなら、今の状況が落ち着いてからじっくりやれば良いことで、今もなお新型コロナウイルスとの戦いは継続中と言う事を忘れないで欲しい。とは言っても、自分達の政党名を決めることで忙しくて、他に何も出来ないのだろうけど(えっ?)。

矛盾する表記

朝日新聞に掲載された、「ブラック企業」という言葉が「黒人差別」という指摘に関しての記事(コラム?)何だけれど、この見出しからして矛盾していますよね。「ブラック企業」の「ブラック」が問題といいつつ、最近のアメリカでは「アフリカ系アメリカ人」と言い換えている「黒人」という言葉は使っている。 本文では「アフリカ系アメリカ人」と書きながらも、別の場所とか見出しでは「黒人」を何度も使っているのは矛盾していると思う。文字数の制限があるなら「アフリカ系アメリカ人(以下、ア系米国人)とか書けばいいわけだし。この部分だけ見ても、この記事の作者は本当に問題の本質を読者に問いたいと思っているのか凄く疑問。

記事に登場するアフリカ系アメリカ人の作家さんは存じ上げないけれど、この人がこの言葉を聞いていろいろな感情や考えを持つことは自由だと思う。それに、ご自身の出生に関係して、不愉快な気持ちになる事も理解出来る。「ブラック企業」という言葉が良い意味で使われないことも理解しているけれど、その「ブラック」という言葉が彼らの人種を意味して揶揄して使われていないことも事実。外来語であるから、オリジナルの"Black"と同等に感じてしまうことは仕方の無いことだと思うけれど、そこは「ブラック」と"Black"は、同じであるけれど異なる「言葉」であることも理解してほしい。

どんな言語のどんな言葉にも、ただ一つの意味しか持たない「言葉」は無いんじゃ無いだろうか。最初は一つの事柄を意味する「言葉」であっても、実は言葉は生きているから、その言葉が色々な場所で使用されて広がっていく(=成長する)とともに、いろいろな意味が加わり、あるいは反語や強調の意図で裏の意味や反対の意味が含まれるようになり、それによって元々の意味とは正反対の意味で使うことが主流になったりすることも。日本語で「黒」というのは、暗黒とか暗闇とか、元来「恐れ」とか「未知」の意味があったと思うし、それは「夜」から来ていると思うんですよね。で、昔は十分な照明や光を持たなかったので、夜というのはある意味「どうしようも無い」時であり、だから寝るしかないのだけれど、その睡眠は場合によっては「死」にも繋がる印象が生まれてくる。だから、「黒」には「死」という印象も生まれて、だから日本ではお葬式の時には白黒の幕を使うわけですよね。これ、アメリカだとお目出度いときにも白黒の幕を張ったりしていて、知っていないとちょっとぎょっとします。

その「黒」の英語の"Black"が、日本語化されて「ブラック」となり、日本語としてカタカナ語は、外来語の意味だけれど、強調するときとか少し目立たさせるときに使用する言葉でもあるから、「暗闇企業」とか「腹黒企業」とか言うよりも、「ブラック企業」という言葉が、よりキャッチーな印象を受けると思うんですよね。だから、各メディアもこぞってその言葉を使うようになった。この言葉が登場したのは、そんなに昔では無いし、その当時でもすでに"PC"的な話は知られていたはずで、それなのに自分ちの都合の良いときには積極的に使用して、都合が悪くなると「それは問題だ」というメディアの立場が一番問題だと思う。もともと、人種差別する意図は無いのだから、それはそれとして使えば良いと思うし、ただしアメリカに行けば環境が違うのだから、その時には向こうのルール・常識に従えば良いだけの話し。もし、自分が不愉快と思うのなら、その時にそう言えば相手も配慮するだろうし、自分も明らかに差別的な目的で使われていないのならば、気にせず無視すれば良いと思う。世の中には、そんなことは一杯あるわけだし、それをいちいち気にしていたら何も出来ない。自分に不利益が発生するとか、被害が発生するならちゃんと主張するべきだと思うけれど、全てにそんなことをしている余裕なんて無い。多数が「好ましくない」と感じれば、自然にそう言う言葉や意味は消えていくし、一部の言葉を無かったことにして辞書などから削除しても、それは見た目に消えるだけで、多くの人の心にはそのまま残って結局は以前と同じように存在するだけで逆効果だと思う。結局、それが「差別」として残るだけじゃ無いだろうか。

デジタル化病院 (1)

少し前に、ペットボトルから飲んだお茶がなにかの拍子に気管支の方に流れ込んでえらく咳き込んだことがありました。10分位、ずっと喘息というか咳とか嗚咽みたいな状態が止まらず、子供の頃半分海で溺れかけて、たっぶりしおみずを飲み込んで死ぬ思いをした記憶が蘇ってくるような経験をしました。その時に、喉の部分に何か炎症でも発生したのか、それ以降時々食事を飲み込めずに戻してしまうようなことが発生し、さらに扁桃腺が腫れているような軽い違和感がなかなか解消しないので、耳鼻咽喉科へ行くことにしました。

私は子供の頃から扁桃腺が弱くて、一寸したことでよく腫れて医者に行っていましたが、当時のお医者さんはもう廃業していたりして無く、取りあえずWebで病院検索をして自宅から一番近くの耳鼻咽喉科へ行ってみることにしました。その病院は、地元の私鉄の駅(高架駅)の直ぐ近くにあり、私鉄を利用するときには何となく目に入っていた耳鼻咽喉科で、確か1~2年位前に新しくできたところ。自宅からは、車で10分位なので、朝一で出かけていきました。地方の病院の絶対条件として、駐車場が広いことが必要なんですが、ここも広くて止めやすくて好印象。初診ですから、受付開始の少し前に行きましたが、すでに6人位待ち行列が出来ていました。そこに並んで暫くすると入口が開き、中で初診の旨伝えると、問診票を渡されてそれに氏名住所や症状などを記載。暫くすると、看護師さんがその問診票を片手に、より詳しい症状や状態などインタピューをされてから、「6番」目の待ち行列となり順番待ちをします。中に入って20分位経過してからでしょうか、自分の番号が呼ばれて診察室に入ります。ここで、病院の男性先生と初めてご対面となり、再度状況を説明。簡単に、喉の様子を見たのち、鼻に麻酔薬かな噴霧されて、直ぐに鼻から胃カメラ(喉カメラかな?)を入れて、内部の様子を観察することになりました。私は、口からと鼻から胃カメラを飲んだことがあるんですが、その時よりもさらにケーブルが細い感じ。で、指示に従って内部を撮影すると、直ぐに診察台横のモニターにその写真が投影されます。で、特に問題は無さそうですが、胃の入り口が少し炎症の兆候があるので、幾つか薬を飲んで様子を見ましょうと言う事で診察が終わりました。最悪、腫瘍とか喉頭ガンとか不安がよぎっていたので、かなりビクビクしながらの診察でしたが、問題無さそうと言う事で一気に元気が戻ってきました(笑)。

その後精算をして、隣にある薬局で薬を貰って帰宅したんですが、この病院は次回から診察の予約がネットやスマホから出来るようなシステムを入れていました。調べてみたら、診察券の番号と自分の誕生日をキーにして使用するもので、多分プラットフォームは共通のもので、病院毎にカスタマイズされているみたい。また、診察料を精算する時は専用の端末で精算処理するんですが、これは以前地元の総合病院で銀行のATMのように並んでいるところを見たことがあり、それ自体に驚きはないのですが、こう言う個人病院でも導入されるくらい普及していることにちょっとビックリ。ただ、総合病院ではクレジットカードの利用も可能でしたが、流石に個人病院では手数料が響くのか現金のみというのがちょっと残念でしたが。その後、隣接した薬局へ行って処方された薬を幾つか出して貰いましたが、ここで「電子お薬手帳」なる物のガイドを貰い、これも知らなかったのでビックリ。その薬局固有のものかと思ったら、どうも「kakari」というアプリで、この「電子お薬手帳」にも幾つか種類があるらしく、病院経営も効率化や顧客サービスで、いろいろあるんだなぁと感心した次第です。

20年位前かな、仕事の関係で医療機関向けの製品開発の話しがあって、色々調べたりしたんですが、当時は治療用の精密機械に影響しないように、色々仕様やルールが厳しくて大変でした。当時の状況で行ったら、スマホなんて言語道断の世界でしたが、今では病院側の危機の対策も、スマホやパソコン等のデバイス側の対策も進んでいるので、結構いろいろとデジタル化しやすい状況になっていることも一助なんでしょうね。私は10年位前に地元に戻ってから、年齢相応でメタボ対策で地元の内科医院に通っているのと、やはり昔入れたブリッジや虫歯治療で歯科医院の、二箇所に通院しているのですが、こちらはそこまではデジタル化されていません。ただ、内科医院は個人びょうたんだけれどCTスキャンの装置を最近導入したり、歯科医院も小型のレントゲン撮影機があって、そこでデジタル撮影した口腔内の様子が、治療室の端末から直ぐに呼び出されるなど、やはり昔の病院と大きく違うことは経験済み。私は、陸上やアメフトをやっていたときには、怪我の治療でよく整形外科にお世話になっていましたが、それ以外では大病とかしたことが無くて、30代から50代になる間は殆ど病院のお世話になっていませんでした。それが50歳になる頃から、段々あちこちガタが来たりして地元の個人病院のお世話になりつつあるんですが、最近の個人病院でも一昔前の総合病院並みの施設や治療が可能な所もあって、驚いています。技術革新もあるんだろうけど、治療行為という顧客サービスという視点で見ると、治療の短縮とか高度技術の提供とか、そこは「治療」ではあるけれど「ビジネス品質」とか「顧客満足度向上」とか、何か仕事にも結びつくビジネススキームみたいなものが朧気に見えて、ちょっと面白い経験だなと感心しました。まぁ、病院側も大変だとは思うけれど、病院としてもデジタル化に乗り遅れないようにしないといけない時代なんだなと再認識した経験でした。ただ、それによる弊害もあるわけで、それは長くなるので別記事で...(続く...)

2020年7月29日

嫌われるポリコレ

Blogosに掲載された、御田寺圭氏(白饅頭氏)のコラム。「ポリコレ(ポリティカリーコレクトネス/Politically Correctness/PC)ではなく、それを利用するものが嫌われている」という話し。私も、平均的な日本人よりは、仕事やプライベートでアメリカに滞在した経験も長いし、向こうの人との付き合いも仕事以外のプライベートな時間などもあるので、多少はこの"PC"に関しては知っていると思うし経験もしていると思うのですが、確かにこう言う傾向が最近は多いと思う。

始めて海外出張した30年以上前だと、当時は身体障害や精神的な問題を抱えている人が、社会生活をするときにそういう部分を理由に差別したりしないという事が中心だったように思います。例えば「障害」意味する"Handicap"という言い方は差別的だから、"Disabled"と言うべきとか。さらには、手足が藤生な物理的障害では無く、自閉症とか知能遅れのような精神的な問題を持っていることを、その後は"Gift"と言い換えたりしている。否定的な意味を感じ表現を、肯定的な表現や明るい表現に言い換えることで、本人だけで無く周りの人間もプラスの気持ちや動機を持つことは良いことだと思うし、より前向きに社会生活する・出来る切掛になる事は確か。それは凄く重要な事だと思います。

ただし、それを"Gift"「贈り物」と言う言い方には、正直自分は疑問が沸きました。「(最初から欠けている)ハンデがある」という"Hadicap"という言葉を、「止められているだけ」という"Disabled"と言い換えるのは、まぁまだ理解出来るのだけれど、それを「贈り物」と美化するのはどうだろう、と。日本の諺でも「あばたもえくぼ」というのが有るけれど、それを凄く極端な言い方にした例じゃ無いかというのが私の印象ですが、それはそれで良いけれど、でも余りに行きすぎた表現もどうだろうかというのが当時からの印象です。

タレントの乙武洋匡氏が登場してから、日本での障害者に対しての見方・感じ方が、良くも悪くも大きく変わったところが沢山あると思うんですが、その一つに、彼が「(手足が無い事は)障害だと思わない、個性だと思う」という様な発言があり、あぁこれが自分の感じ方に一番近いんじゃ無いかと腑に落ちたことがあります。勿論、そんな風に割り蹴れない人も沢山いるとは思うけれど、背の高い人低い人、顔の大きい人小さい人、太ってる人痩せている人、そんな「個性」の一つといわれるのであれば、こちらとしても凄く受け入れやすい。だから、"Gift"ではなく"Character"と言ってくれれば、当時凄く腑に落ちたんだろうなと思います。で、PCが余りに行きすぎると、結局は「Giftである」と聞かされることが正義になってしまう不自由さが、目に見えない反発を醸成している気がするんですよね。そう感じたい人がそう感じるのは自由だと思うけれど、それを強要されることが大きくなると、理解が反発に変わってしまうのが、ここ最近の社会じゃ無いだろうか。相反する意見でも、相手に理解して貰うことは可能だし、相互理解の先に互いに妥協できる新しい付き合い型が生まれると思うのだけれど、理解よりもさらに同意や同化まで要求している、今の過激な人達の一面をこのコラムでは表している気がする。

和製なワーケーション

ここ数日、ちょっとしたトレンドになっている「ワーケーション(Workcation)」は、"Work"+"Vacation"から作られた造語なんですが、「自粛と言いつつ、観光地へ出かけろとは怪しからん」とか、「又変な和製英語で...」とか、批判されている人達のコメントを見ていると、どうもピント外れな印象が大きい。

「観光地へ出るのは怪しからん」というのは、確かに移動を伴う行動だからそこは注意が必要だけれど、別に深夜の飲み屋へ出かけろと言っている訳ではなく、どちらかと言えばホテルや旅館などにこもる傾向のある行動だから、そこは一寸違うと思う。それ以上に誤解しているのは「又変な和製英語で」という話し。多分少し前に「"Go To Travel"は英語としておかしい」と言われた所から影響しているんだろうけど、"Workcation"という言葉は、例えばこんなサイトで2011年には取り上げられているので、少なくとも「言葉(word)」としては結構以前から使われていたことは確か。ただし、例文を読んでみると、要するに海外出張などで仕事半分・休暇半分みたいな状態を指しているようなので、現在使われている意味とは一寸異なることも事実。ただ、「和製英語」というのは当たらない気がする。

特にどこの誰とは言わないけれど、こう言う反応をするのは往々にして現政権に批判的な立場の人達で、それはそれでまぁ分からないでも無いけれど、肝心の言葉や情報を基本にしているメディア関係の人間ですら、こう言う一寸した確認すらせずに同じように騒いでいるのは何なんだろうか。例えば自分も含めて、多くの人は、何か知らない言葉が出てきたら、Google等で検索する、ハッシュタグで検索する、位のことは先ずやると思うのだけれど、なんで「プロフェッショナル」な人達はそう言う「一寸した一手間以前」の作業すらやらずに、自分の思い込みだけで延髄反射して、さらにSNSで公開までするから日本中、世界中に自分のミスを拡散してしまう。さらに、それで何度か痛い目に遭っても、「いゃ、自分は正しい、相手が間違っている」と言わんばかりに、同じような事を繰り返す。仮に、彼らが自分の上司だったら、もう即上司に自分の配置転換なり業務から外すことを要求するだろうなぁ。そう言う軽率以前の行動が当たり前だと思っているからなのか、本来はライバルである週刊誌や他社の記事ですら、「これはいける」と思ったら即信じてしまうし、中には見出しだけ見て本文も読まずに他社の記事を参照したりする、素人未満の行為も。彼らの行動が、どれだけ「メデイア」という職種の価値を下げているのかと思うと... 今回の「ワーケーション」だって、以前は各紙で好意的に取り上げられていた話題なんですよね。

日本での「ワーケーション」は、確かJALが航空機利用率アップを目論んで使いだしたのが最初だと思うんですが、ビジネスモデルとしてはJALが閑散期のハワイ旅行を喚起するために支援しているホノルルマラソン方式と同じようなもの。さらに言えば、「Go Toトラベルキャンペーン」にしても、行った先のホテルや売店だけで無く、その途中有る交通機関に落ちるお金も大きいという事の証しでもあると思うんですよね。昨日CX系列の「グッディ」に星野リゾートの星野佳路社長が出演していて、このワーケーションに関して、宿泊代が掛かるみたいな質問対しては、価格が高くなる週末や祝日を挟んだ利用ではなく、安い利用金もある平日を活用した利用をすれば、ホテルも稼働率が上がるし価格を下げる努力も出来るみたいな説明をしていました。ホテルにとって、稼働率をいかに上げるかというのは大きな課題だし、特にリゾート地域のホテルは休みの日に集中して平日は利用者数は少ないだろうから、それが平日の稼働率が上がるならかなり嬉しいはず。単純に「新しい仕事のスタイル」と諸手を挙げて賛成するわけでは無いけれど、少なくとも新しい選択肢が増えることは誰にとってもありがたい事であることは確かだと思う。

2020年7月28日

ワーケーション

昨日のTLで、「菅官房長官が『ワーケーション』普及で観光促進を」という記事が流れていて、賛否いろいろな意見が流れているんですが、NTTデータとJALのこう言う検証結果を受けての話なんでしょうね。私も、10年以上の「e-workのプロ(笑)」として最近感じるんですが、自宅にこもって仕事をするだけでは無く、リモートオフィスとか少し前の言い方だと「ノマド」式で移動しながら、必要な仕事なり業務を進めることが、特に精神的な部分に対して有効且つ効率アップに繋がると思います。

実際自分でe-work(リモートワーク/在宅勤務)を始めた当初、それまであった色々な「縛り」がなくなることは非常に嬉しくて、それが大きなモチベーションになったことは事実。ただし、その興奮も暫くすると新しい「日常」になるわけで、そうなるとそれまで新鮮な刺激だったものが、どんどんその効果を失って行くんですよね。で、「自宅」という、同一の場所に24時間結果的に縛られることになるわけで、それが今度は苦痛になっていきます。そこで自分としては効果的だったのは、朝・昼・晩と外に出ること。例えば、朝は散歩に少し自宅回りを歩く、お昼は毎日では無いけれど、外に出て食事をする(コスト的には自宅で食べる方が有利なんですが)、夜というか夕方には夕食の材料の買い出しに出る、みたいな感じで、メリハリというか気分転換できるようにして、やっと少し持ち直してきました。この時感じたのが、実は「出勤・出社・会社生活」というものが、結構一日の変化になり気持ちの切替にもなっていたし、且つ物理的な移動をするので、それなりに健康にも有利だったと言う事。

勿論、毎日毎日会社に通うことも、慣れてしまうと「平凡な日常」になって飽きてくるんですが、そう言う意味では100%のリモートワークよりは、50%とか70%とか、リモートワークと会社での仕事を上手い具合に自分に合った塩梅で組み合わせるのが、一番効果的効率的じゃ無いかと思います。自分の場合は、毎週一回金曜日の新幹線通勤というのが、結構気分転換になったし、それなりに効果的だったんですが、なんせドアツードアで片道2時間半から3時間掛かる「通勤」が大変。金曜日は、朝の5時に起床して、7時前のバスで駅に向かい、新幹線、在来線と乗り継いで会社に到着するのが9時20分頃。帰りは、会社を夕方6時過ぎに出て、在来線、新幹線、バスと乗り継いで、自宅に到着するのは夜の9時半頃。季候の良いときにはまだしも、悪天候の時とか寒いとき等は本当に大変(暑いときは、途中で一杯の楽しみがあるからまだ我慢できる-笑)。週に一回の「気分転換」が結構大きなイベントだったので、それ以外は自宅勤務でしたが、今にして思うとその自宅勤務の4日間のうち、1~2日位は近くにリモートオフィスでもあって、そこに出かけて仕事をするような事をやっても良かったかなと感じることも。以前、自宅の電気工事があり停電するため、その工事の間だけ近くのスターバックスへ行って仕事を2時間ほどやったことがありますが、あれはあれで気分転換にはなりますよね。毎日とか何時間も居座りたいとは思わないけれど、ちょっとした気分転換にはああいうのも有りかなと。

最近、とある番組で、遠距離通勤の人の特集をやっていて、毎日新幹線や長距離バスを利用して都内に通勤して居る人を見ましたが、正直自分の場合はそれらよりも楽なルートだけれど、それでも毎日は無理。でも、自分も含めて、何時間も掛けて通勤するような場合って、自宅=ワーケーション見たいなものだなと一寸思います。実は、三島とか熱海辺りから新幹線通勤で都内に通っている人は結構いるみたいなんですが、それなどは土地柄から「ワーケーション」そのものですよね。リモートオフィスとかシェアオフィスがどんどん普及していますが、複数の会社で一つのリモートオフィスをレンタルして、月・水はA社、火・木はB社、金はC社みたいで、リモートオフィスをシェアして使うのも有りかなと最近思っています。複数の拠点を持つのはコスト的に不利になりますが、それを複数の会社で共有することで、コストも分散できるんじゃないかと。今は、リモートに移行して都内などのオフィスがどんどん解約されていますが、逆にそれでレンタルコストも下がるから、小規模の分散共有オフィスを作っても、そんなにコストアップしないのでは。それで、社員が気分転換も出来、さらにはセキュリティとかリソースも有効に活用できる、新しい組織体みたいなものが生まれてくる気がする。

安物買いの銭失い

昨日、落雷の影響かトラブルとなったテレビの代替機を購入しに、近くの量販店へ行ってきました。丁度製品の入れ替え時期だったからか、「現品限り」とか「入替のため特価」というポップが付いた同型機種が並んでいて、暫く悩んだ末とある製品の箱を抱えてレジへ向かいました。実は、トラブルとなったテレビはSHARP製で、SHARP製のテレビも安かったけれど、少しサイズの大きい東芝のREGZAがさらに少し安かったので、それをレジに持ってきたつもりでした。所が、レジでスキャンすると、WiSという表示が。どうも、展示品の下に合ったからその製品と思ったところ、少し離れた場所に展示されていた別の製品を持ってきてしまったようです。

ここで「交換します」と言えばよかったと後から後悔するんですが、そこで表示された値段がさらにお安い価格だったので、「まぁ、そんなに機能的に違わないし」と値段に引かれてそのままその製品を購入して帰宅します。その後、壊れたテレビと入れ替えてセットアップして鋳るときに気がつきました。このテレビ、安い割りにはDVDを内蔵していてDVD再生が出来るんですが、内蔵チューナーが地デジ用しか無い。うちの母親は、BSデジタルもよく見るので、しまったとここで後悔。でも、既に開梱して、通電までしてしまったので今更返品は出来ないし、仕方が無いのでそのままセットアップを完了しました。

で、勿論問題なく地デジは視聴できるんですが、案の定BSデジタルが映らないというと母親は不満そう。ただ、実際見るのは自分一人だけだし、隣りの部屋にはBSデジタルも映る別のテレビがあるので、それで我慢してと宥めます。でも、夜になると「BSが...」とか言い出します。実は、そう言われるだろうと予想はしていて、幾つか対案を考えていました。まず「Plan A」は、母親の寝室にも小型の液晶テレビがあるんですが、それはBSデジタルも対応しているので、それと入れ替える計画。その母親の部屋のテレビには、ケーブルTVのSTBが接続していて、それで地デジだけでなく、BSやCS(ケーブルTV)を試聴しているので、一応HDMI端子のあるこのテレビなら、STB経由で試聴できます。もう一つの「Plan B」は、もう一度別の地デジ/BSデジタル対応のテレビを購入して、今回購入したテレビは亡くなった祖母の部屋にテレビがないので、そこに移動する事。この部屋は、親戚が来たときに泊まる部屋として使用して居るんですが、これまで「テレビが無い」とクレームされていて、でも年に数回程度ならわざわざ購入しなくてもと思っていたところ。ある意味、丁度良いかもしれません。

実際には、取りあえずは「Plan A」で母親の寝室のテレビでまずは今日交換する予定。で、この母親の寝室で使用して居たテレビが、実は今回故障した3年前に購入したテレビよりも古いものなので、まあ直ぐとは言わないけれど、次に故障するのはこのテレビかなと実は思っています。そうなったら、また新しいテレビを購入しないといけないのだけれど。でも「Plan B」の場合でも、やはりその寝室のテレビが壊れたら交換しないといけないわけで、取りあえず出費として少ない方をまずは優先しようかと。有りがたいことに、6月に夏のボーナスが出たから良いようなものの、何かボロボロと小刻みに出費が続くのが嫌な雰囲気です。まるで、最近のなかなか終わらない梅雨空みたい。

誤謬誘導の朝日新聞

朝日新聞が掲載した、政府調達の布マスク8000万枚を、介護施設や保育所などへ配布するという記事なんですが、いかにも朝日新聞らしい読者の誤謬を誘発するような見出しと記事内容(構成)。

まず見出しが「布マスク、今後さらに8千万枚を配布 不要論でも発注済」としています。8000万枚を配布する事も事実だし、不要論があったことも事実。でも、その後の本文を読めば分かるように、8000万枚の配布先は、今後も需要が大きいと思われる介護施設や保育所という施設であって、再度国民全員に配布するわけでは無い。

また、この配布の話が当初出たときには、「布マスクは感染予防できない」とか「お金の無駄」という意見も多く出たけれど、結果的に今では布マスクでも飛沫感染予防・防止に一定の効果があることは証明されているし、お金に関しても一時言われた500億は予算規模であって、実際はその半分程度であったし、このマスクが配布されたことで、それまで高騰していた不織布マスクの値段が下がり、病院等緊急に必要な所にも必要なマスクが行き渡るようになったことは、既に明らか。批判することはメディアの役割の一つとは言え、かなりバイアスの掛かった見出しだなと言うのが個人的感想。

で、肝心な朝日新聞本体の記事では途中から有料記事になり読めないのですが、Yahooニュースに転載された記事では全文が掲載されている。その有料記事部分では、布マスク8000万枚を配布する事に対して、通販の価格比較サイトの例として、使い捨てマスクの最低(?)価格が、ピーク時の57円/枚から現在は10円/枚まで下がっているというインタビューを掲載して、その布マスク配布の無駄なことを強調している、ように読めます。でも、これはおかしいでしょう。

まず、配布するのは布マスクなんだから、同じ布マスクと比較しないと意味が無いのでは。確かに不織布マスクは1枚10円かもしれないけれど、一日に何回も取り替える必要が有るこう言う場所では、一日100円分くらいのコストが掛かるわけですが、洗濯をして何度も利用出来る布マスクなら、しかも無料で配布されるなら、その経済的効果はかなり大きいはず。また、見出しを読むと、今回の為にわざわざ8000万枚を追加発注したようにも受け取れるけれど、これだって当初契約して発注した分を再配布するわけで、別に新規に追加したわけでは無い。政府として、足りないよりは余った方が良いという事で多めに数量を発注して、その為には全量引き取りが条件な訳ですから、それを実行して有効利用しようとしているだけの話。朝日新聞は「不要論も」と無駄という事を言いたいようだけれど、それならそれでこれらのマスクを廃棄処分をしたら「税金の無駄遣いむと批判するわけで、結局は何をやっても言いがかりを付けたいだけなんでしょうね。

その計画なり取得プロセスなり、何か問題有ると感じるのなら、それを追求するのはメディアの役割の一つだと思うし、別にどこの新聞社でもやれば良いと思う。記事の中では、確かに事実の断片をつなぎ合わせて構成しているのだけれど、例えば困惑する東海地方の保育園園長のコメントは掲載しても、好意的なコメントは掲載しない。調達の経緯を伝えるのは良いのだけれど、枚数の多さとか経費の金額だとか、それらを強調するだけで、ではその中に何か疑念を招くようなことがあったのかは明確にしない。さらには、最後のように異なる種類のマスクを比較して、しかも一方のコストだけ「1枚10円」と書いているけれど、布マスクだって総額507億円を2億8700万枚で割れば、1枚あたり177円となるから、20回程度選択して再使用すれば不織布マスクよりも「安く」なるわけで、実はコスト的にはそんなに違わない。そういう感じな所を言わずに、単に安い・高いみたいな「イメージを誘発させる記事構成」にしているところに、やっぱりこの人達は事実を伝えるのでは無く、自分達が思う「真実」という勝手な考え押しつけたいだけなんだなと再認識する記事ですね。

2020年7月27日

不都合な比較

TL上でちょっと話題になっていた、東京新聞の「核廃絶費用をコロナ対策費に」という記事。タイトルだけ見ると、何か凄く良いことのように聞こえるんですが、記事本文を見るとその書き方というか記事の展開の仕方が凄く恣意的に感じる。

  1. 最初に、米英仏の核軍事費を新型コロナ対策の医療費に振り替えると、という話しをしていて、まぁそれは核軍縮を言う団体(ICAN)が言うのだからそれなりに理由はあるのだろうと思うんですが、それと並べて日本の場合として新規調達分(1兆1千億円)を並べて比較しているのは矛盾しているのでは。それなら米英仏に関しても、核軍縮費だけでなく新規調達費用も含めるなり、あるいは日本と比較したいなら、新規分で比較するべきでは。それに、「新機長達分」ということは、古い装備を廃棄して置き換える意味もあるので、それを止めた場合耐用年数を過ぎた装備をどうするのか、古いまま使い続けていざというときに機能しない、危険度が増す、と言う想定は無いのだろうか。
  2. 新型コロナウイルス対策の医療費として、ベッド、人工呼吸器、看護師、医師、の4要素を上げて、それぞれリソースを振り分けているけれど、ここで疑問なのが「物理的なリソースは、まぁ頑張って増産するという方法はあるけれど、それでも準備出来る数量には限界がある。ましてや人的リソースなんて、そう簡単に増やすことはできないだろう」という事。一度にそれ誰のリソースが入手出来るならまだしも、何年も掛けて準備しないといけない話なのに、恰も単純に物々交換のように置換できるように見せているのは、欺瞞なのでは。看護師なり医師なりを増やすには、その分医学部看護学部だって定員を増やさないといけないかもしれないし、そういう部分も含めて考察するなら意味あると思うけれど、単に上澄みだけ引っ張ってきて「可能だ」と言われても、それは机上の空論としか言えない。
  3. 日本の場合は、1兆1千億円を振り替えればという想定ですが、わざわざ振り替えしなくても、予備費が10兆円、使用目的を限定しない分だけでも5兆円有るのだから、何故それを直ぐさま利用せずに、わざわざ実際には振り替えできない(使用目的が防衛費として決まっている)ものを例として出すのだろうか。結局は、これだけ防衛費を削れば新型コロナウイルス対策が進むのに、それをやらないのは政府の問題、みたいな事を言いたいだけじゃ無いのか。それなら、予算で一番多い医療費の配分を変えて新型コロナウイルスに回す(その分、既存の医療補助が減る)とか、社会保障からという話しだって可能になってしまう。
  4. で、最後に韓国は削減して対策費に回したと言っているけれど、それはその国の考え方だし、日本の場合は10兆円の予備費があるのだから、指摘すべきはその10兆円の使用状況が今どうなっていて、幾らの余裕があって、そこから今後どう言う方面・場面に適用していくか、ではないのか。あれだけ10兆円の予備費が過大すぎると以前は騒いでいたのに、今は何も言わない。本来なら、「10兆円予備費使用監視タスクターム」とか野党あたりが作って、その様子をこれでもかとメディアが取り上げるんじゃ無いのか? 今、予備費の話しなんて、これっぽっちも出てこないのに、なんでわざわざ出来もしない予算の付け替えの話をしているのか。しかも、防衛費を狙い撃ちにしているのか。凄く恣意的に感じる。
結局、「だって、東京新聞だから」で終わってしまう話ではあるけれど、本当に必要な部分なんで、どう言う優先順位で事に有る必要が有るのか、そう言う背景が説明されているなら良いけれど、何かこれって最初から目的が透けて見えている気がする。やはりメディアでは無く、単なる宣伝機関だよな、この人達は。

お一人様テレワーク

リモートワークやテレワークが、日本のビジネス社会でも「普通の事」となりつつある現在。自分は、基本自宅で仕事をしているんですが、幾つかの理由で自宅以外でちょっと今日は仕事したいな、あるいは昼間のxx時からxx時までは、外で仕事をしたいな、と言うときがあります。

例えば最近の事例では、自宅近くの場所でちょっとした工事があって、朝の10:00位から夕方まで、結構大きな騒音が発生した時。勿論、窓など全部締め切った状態にしては居ましたが、コンクリートとか掘削しているのか、かなり大きな振動音とか、パイルを売っているような音が響くため、普通に仕事をするのは勿論、電話会議で音声を拾うのもちょっと大変な状態がありました。以前同様の状態になったときには、近くのモールに入っているスタバに非難して、2時間位仕事をしたことがあるんですが、最近の新型コロナウイルスの状況では、テーブル席も数を減らしているし、本来の目的外の仕事のために長時間占有するのは申し訳ない。そこで、リモートオフィスとかレンタルオフィスみたいなものが浜松にも無いか調べてみました。

浜松でも、大手のRegusを始め、幾つかコワーキングスペースとかレンタルオフィスみたいなものが有るのは分かったんですが、自分が欲しいのは一人用の小さなスペーズで、出来れば月極とかではなく必要な時に必要な時間仕事が出来る、所謂ドロップイン的利用方法が可能な場所。別に時間貸しでなくとも、一日料金でもそこは構わないけれど、個人的に欲しいのは電話会議とか有るので、個室あるいは最低限でも半個室みたいなスペースが利用出来ること。ただ、残念ながら浜松の場合は、一人でドロップイン的に利用出来るのは、殆ど共有スペースでの利用で、個人的にはそう言う場所で電話会議とかやりたいと思わない。勿論、そう言う環境でもスマホで電話したり、テレビ会議とかする人も多いのでしょうし、仮にそういう人が隣に座っていても、あえて無視する・気にしないと言うのがある意味「ビジネスマナー」なんだろうけど、それでも昔から叩き込まれている「セキュリティー」のDNAとしては気になるところ。

名古屋とか東京とかでも調べてみて、月契約なら勿論そう言うスペースもあるんですが、ドロップインでの利用の場合、予約は出来ず空いていれば追加料金有り・無しで利用可能みたいな所が殆ど。そうなると、折角訪問しても目的の場所が使えないと困ります。例えば、ざっと調べてみると、ドロップインで1日利用すると、大体1,500円位が相場のようなんですが、これを倍の料金でも良いから個室あるいは半個室のスペースを提供してくれないだろうか。ANAの国内線ラウンジでは、「電話室」みたいな場所があるんですが、ああいう感じでも十分。電話会議の場合困るのは、相手の声はイヤホンで聴けば良いのですが、資料とか映す画面と、こちらが話す発話が漏れるのが困るので、最低限そういう部分をカバー出来るような多いというか囲いがあると個人的には嬉しい。今回のリモートワークトレンドで「お一人様」が一つキーワードになっているらしいけれど、個人的には是非色々なビジネスモデルが生まれて欲しいと思いますね。

雷雨でトラブル

昨日は、朝からお昼前くらいまでは、まぁ小雨模様でも時々薄日も差すような天候で「あれ? 線状降水帯は外れたかな」と思ったら、お昼過ぎから雨足が強まり、午後は缶詰状態。さらに、午後には結構近くで落雷の音が響きだし、流石にちょっと拙いかなと思いつつデスクトップPCの電源を落としたりして暫く様子見をしました。その後、夜になっても結構な雨音が続いて、今朝も朝から少し強めの雨が降っているんですが、昨日の落雷の影響なのか今朝プチトラブル発生。

自宅の食卓のある場所には、20インチ位の液晶テレビが置いてあって、毎朝母親がこれでTBS系列の朝のニュース番組(あさチャン)を見ています。所が今朝は、「テレビが点かない」と言います。リモコンを操作しても駄目で、よくよくテレビ本体を見てみると、主電源の緑色のLEDが点灯していません。テレビ背面の電源ボタンを押しても反応しない。昨晩は、夜まで見ていたというので落雷の直接の影響では無さそうだけれどトラブルの原因がよく分からない。そこで、一度電源コードをコンセントを抜いて暫く待ってから、再度電源コードをコンセントに挿入して背面の電源ボタンを押してみます。これで、今度は画面が点灯し、放送が表示されるようになりました。

これで一件落着と思ったら、どうもテレビがリモコンに反応しない。リモコンをテレビの真正面に近づけて見ても駄目、試しに乾電池を新品に交換しても駄目、一度電源を背面ボタンで落として再度電源を入れてみても駄目。同じメーカーの別のテレビのリモコンを使ってみたり、他社製だけれど設定を合わせてあるHDDレコーダーのリモコンで操作しても無反応。どうも、受光器関係の回路が死んでいるのか、リモコン信号を受信していない・出来ない様子。自分一人が使うなら、別に背面のボタン操作で問題ないんですが、なんせこう言う危機には疎い母親はリモコン操作出来ないと困ると行っていて、しかもお気楽に「後で、電気屋さんに行って直してきて」とか言うし。

多分本体修理になるので、テレビメーカーのサイトで調べてみたら、大体2万円~8千円位の修理費用。同じく、量販店のサイトで同タイプのテレビの価格を調べると、その修理費に+1万円位で購入出来そうな感じ。修理を依頼して、数日後に来て貰って直すよりは、そっちの方が簡単かなぁと、時間のある時に近くの量販店で探してみようかと思っています。自宅の中には、自分のパソコン等も含めて、結構多数の電気機器が設置されているんですが、今の所調子のおかしいのはこの食卓にある20インチの液晶テレビだけ。考えられるのは、それ以外のテレビには契約しているケーブルTVのSTBが接続されているんですが、このテレビだけは直接アンテナからのケーブルが接続されています。そこから、サージが入ったのだろうか。でも、それならリモコンの受光回路の前にチューナーが壊れそうだけれど。しかし、予想外の出費で頭が痛い...

2020年7月26日

熱帯雨林シャワー

新型コロナウイルスの感染拡大も気になる浜松ですが、大雨も気になるこの連休。九州に大きな被害を起こしている線状降水帯が、こちらにも流れてきていて、昨晩も明け方近くになってからでしょうか、突然大雨になったかと思うと、15分位すると静かになり、また一時間後くらいには大きな雨音が響くような状態が、明け方まで続きました。明るくなってからも、時々思いだしたように「ザー(というか「ダー」という感じ)」と振ったかと思うと暫く小康状態が続き、それが天気予報では明日まで続くらしい。

もう30年以上前、2回目のアメリカ出張で行った土地が、フロリダ州のマイアミから少し北上した場所。ここに当時の開発研究所があり、その後長期滞在も含めて何度か行きました。滞在していた季節も、全て合わせるとほぼ一年を体験したことになるような感じでしたが、特に夏の時期には亜熱帯みたいな気候の場所だったので、"Shower"と呼ばれる短時間にドッと降ってくる豪雨を何度も体験しました。ここの所の線状降水帯振り方が、それにそっくりな気がする。思いだしてみると、子供の頃には「夕立」がそんな感じの雨だったんですよね。でも、その頃と比べると、雨の降る量や強さ、その回数、降るタイミングは、ずっと増えている気がします。いつも感じるのは「気候温暖化の影響で、日本も亜熱帯化しているのか」と言う事。確かに、年々夏の暑さは厳しくなるし、冬場の寒さは以前よりも緩やかになったような気がするけれど。

折角の4連休は、最初は何処かに出かけたいとは思っていましたが、結局は天気のこともありずっと「自宅待機」状態。せめて今日くらいは、暫くエンジンを掛けていない車を引っ張り出して、雨が降っていないタイミングを見計らって近場をドライブでもしたいと思うんですが、天気予報を見ると、なかなかそのタイミングを狙うのも難しそう。何となく記憶している以前の記憶だと、梅雨の時期であっても、雨の日は一日しとしと雨が有り、その間の梅雨の狭間では結構真夏の暑さの日があったように思うんですが、今年の梅雨は本当に変な状態が続くように思います。今の天気予報だと、週明け早々位に西日本が梅雨明けして、東海地方はその後週の後半位に梅雨明けになりそうとのこと。ほぼ、7月一杯梅雨だった事って、過去有ったかなぁ... どんなに遅くても、学校が夏休みに入る7月20日頃には、梅雨明けしていた気がするんですが。

今年は、一斉休校があったり、リモート授業や分散投稿のために授業時間が不足していて、夏休みの時期にそれを補う授業を開催する学校も多いみたいですが、学生にしたら折角天気が良くなってきたと思ったら、まだ学校に行かなくちゃいけないわけで、さぞがっかりかも。あと、8月の中旬は全国的に「お盆」の季節で、帰省したり夏休みにして旅行に出るタイミングですが、それは今年は厳しそう。「Go Toトラベルキャンペーン」が有っても、なかなか出かけるのは難しそう。そのキャンペーンも、前倒しして始めたのは良いけれど、見切り発車の見切り発車だから、現場も混乱している状況。このあたりは、色々大変だとは思うけれど、もっと柔軟に対応するとか、特例措置などを設けて後から徐々に厳格にして行くとか、もう少し対策が必要だったと思うけれど。何か、一度熱帯雨林シャワーで全て洗い流して、クリアーな状態でリセットして仕切り直して欲しいなぁ。

クラスター@浜松 (2)

数日前に「浜松にクラスター発生」とか書いたんですが、昨日はその発生した2店舗の関係者の検査をしたところ、県内としては最大の30名もの陽性者が確認されて大変な事に。ただ、新聞記事などを読む範囲では、その30名は前日の2店舗関連の人達ということで、取りあえず市内に分散しての30名とはちょっと意味が違う。

ちょっと気になるのは、この二つのお店、一つは千歳でもう一つは田町と、ちょっと距離があるんですよね。ただ、今回の30名の陽性者の中で、一人男性の人が両方のお店を訪れていて、もしかしたら彼が一方から他方に広げてしまったのかもしれないけれど、まだどう言う経路なのかは不明。都内などでも、感染経路が終えずに対応に苦慮していますが、浜松でも早くもそんな状況が生まれつつあるのかなぁ。少し前には、「県内でも東部に集中している」なんて書いていましたが、一気に西部の浜松が県内で最大の発生地域になってしまった。

今回の30名は陽性ではあるけれど軽症者か無症状ということで、少なくとも重傷者が出ていないのは不幸中の幸いとも言えます。ただ、今の所は陽性者は隔離して経過観察が必要なので、今後の対策も含めて、これまでのように一人二人を想定したものでは無く、クラスター対策を浜松市としても準備しないといけないですよね。昨日夕方には緊急記者会見を市の担当者がしていたけれど、折角の連休と言え関係者の方は大変だろうなぁ。一週間前の週末には、ちょっと買い物があって駅前のデパートとか訪れたんですが、一寸不安になってきました。そう言う気持ちが一番駄目なんでしょうけどね。

浜松、新幹線もあるから比較的都内と行き来する人も多いだろうし、規模は小さいけれど「夜の町」もあるし、一旦ウイルスが持ち込まれると、結構感染爆発する要素は揃っているのかな。流行初期の頃に、陽性を知りつつフィリピンパブに行って「俺はコロナだ」と感染拡大させた男性(その後死亡)が痛けれど、あれって隣町とも言える豊橋市での事だったはず。あの時、「あぁ、こういう人、浜松にもいそうだなぁ」と思ったんですが、今みたいな状態の時に、ああいう軽率な人が出てこないことを祈るばかりです。しかし、都内に行っても感染のリスクがあり、浜松にいても同じくリスクがあるとなると、もう自宅から身動きできなくなるかも。我慢することに不満は無いけれど、なかなか先が見えないのが一番困りますね。

2020年7月25日

50% Extra Nights

BONVOYから、「コロナ対策の50%(※私の場合はPlatinumなので+25 Nights)宿泊数追加したよ」メールが。早速自分のアカウントを確認して見たら、これまでの14 Nightsに25 Nightsが追加されて、39 Nightsに更新されています。Lifetime Statusは、以前のSPG時代は500 Nightsだったものが、BONVOYに統合されたときに600 Nightsになったので、Lifetime GoldからPlatinumまではまだまだ遠い状態。実は、以前のMarriott Rewardに入る前に、出張で何度かUSに行っていて、Residence-Inn に何ヶ月も滞在していましたから、その時の宿泊数がカウントされて入れで、とっくにLifetime Platinumに到達しているんですが、残念。

来年のステータスは、今年のものがそのまま継続されるので、無理に残り11泊する必要はないのですが、それでもやはり50宿泊には届いておきたい気持ちも。ただ、海外へ行くには年内は厳しそうだし、国内移動にしても宿泊込みでとなるとなかなか大変な状況。以前だと、金曜日に横浜のオフィスに出るのに合わせて、その週末とか宿泊していましたが、今の所会社の方は「基本リモートワーク、どうしてもどうしてもどうしても必要な場合だけ会社に出て良い」という方針のため、私も当分自宅でのリモートワークが必要に。しかも、ここの所都内の状況がどんどん厳しくなるため、以前はオフィス出社には所属マネージャの承認があれば良かったのが、50km以上の移動をする場合は事業所長の承認まで必要になってしまい、新幹線通勤が必要自分は毎回事業所長にお伺いを立てないといけないことに。まぁ、実質的に「出てくるな」という事だよなぁ...

もともと10年以上も在宅勤務をしてきたわけで、その間に仕事の内容も自己とのやり方も「リモートワーク向き、リモートワーク対応」みたいに最適化(笑)されてきたので、確かに毎週新幹線通勤する必要も無いのですが、それでも色々ものの片付けとか手続きとか有る場合もあるので、まぁ来月になったら一度位は出社しないといけないかなぁと思っているのですが。でも、マネージャは「出てこなくても良いよ」と言っているし。

閑話休題。BONVOY系列の国内のホテルも、徐々に以前の状態に戻りだして、可能ならば又利用を再開したいところですが、なかなか都内に出る理由というか状態にないので困りもの。ホテルの多くが都内にあるから、先ずはもう少し東京の状況が落ち着かないと何ともしようが無いですよね。浜松でも、さらにクラスターが発生しているみたいで、市内ですら繁華街に出るのも躊躇する状況ですし。今更ながら、新型コロナウイルス、何とかならんのかという気分です。


Hilton HHONORS VISA Card will end...

珍しくHiltonからDMが届き開いてみたら、気になる一文が。
「えっ?!」と思い、三井住友カードの「HHORNORS VISA Card」のページにアクセスすると、なんと新規カード申込が6月30日で終了している。
ヒルトン・オナーズVISAプラチナ、ゴールド、クラシックカードの新規入会は2020年6月30日(火)をもって受付終了いたしました。
(家族カードの新規入会も含む)
ヒルトンが異なるブランド会社と発行を予定している新提携カードについての詳細はヒルトンのウェブサイトよりご確認いただけます。


※別ウィンドウでヒルトンのウェブサイトへリンクします。
お客さまにはご迷惑をお掛けいたしますが、何卒宜しくお願いいたします。
しかも「ヒルトンが異なるブランド会社と発行を予定している新提携カード」って、えっ!?という感じ。どうもカード新規受け付け終了の話は6月の初めくらいからTLに流れていて、私は全く知りませんでした(苦笑)。「事なるブランド会社」としては、Amexが最有力みたい。理由は、すでにUSで同様のカードを発行しているから、だと。そのカードは現在の三井住友VISA系と同じく3種類。

ただ、T&Cを斜め読みする限りでは、Diamond Status獲得のためにはカードホルダーであれば良くて、今の三井住友VISA系の様に年間10滞在とか、120万円以上利用という条件は無いみたい。でも、国内展開するときに、年会費にしても獲得条件にしても別ルールになるんだろうなぁ。私の今のカードは、毎年12月に更新だから、来年春に新しいカードを申し込むとしても会費が勿体ない。今年は宿泊する機会も無さそうだから、10月位で今のカードはキャンセル使用かなぁ... Amexに変わるのであれば、今保有しているAmex Plarinumの特典に追加してくれないだろうか。でも、プロパーじゃなくてみずほ銀行Amexだと駄目かなぁ...

ところで、そのHiltonからのDMで、私の現在のDiamond Statusが昨今の状況を鑑みて、2022年3月31日まで延長されるらしい。さらに、2020年の宿泊数を、2021年に繰り越せるとも。となると、やはり今年に少し宿泊しておきたい気もするし... いずれにしても、年内にカード切り替えしないといけないかもなぁ。難儀なことだ。

2020年7月24日

キーボード

ちょっと出遅れましたが、録画していた今週放送された「マツコの知らない世界・キーボード世界」を見ました。私も、関係する業界でご飯を食べている関係で、キーボードに関しては一寸五月蠅いのですが、番組見て思ったのは「あぁ、自分とは一寸違う視点のキーボードマニアなんだな」という事。

個人的に一番不満だったのは、それが日本人利用者の酒量だというのは分かるけれど、ローマ字入力前提の話で、自分のようにかな入力者がキーボードに対して感じる視点とはちょっと違っていたこと。ローマ字入力は、アルファベット入力なので、英語キーボードの配列にローマ字表記が合っていないのは仕方ないけれど、それだけでキーボードの善し悪しを言うのには一寸抵抗があります。特に自分の場合は、通常は日本語入力(かな入力)をしているけれど、仕事の時などは殆どは英文入力になるので、英語のASCII配列を元にしたJISCII配列のキーボードには、実はそんなに不便を感じていません。このあたりは、絶対的なものは無くて、その人の好みや使う無いように依存する問題だから簡単には答えは出ないけれど、ローマ字入力を前提にすると、どうしても英語配列を考えないといけないわけで、ローマ字入力に最適化するために、アルファベットの配列を変えてしまうと、今度は英語キーボードとの互換性が問題になってきて、結局は色々ジレンマを抱えることに。車のハンドルやその周りのレバー配置が、それがベストかどうかは別にして、共通化されているからの利便例があるのと同じ事が、キーボードにもあると思うんですよね。

とは言っても、その車にも「カスタムカー」が存在するように、キーボードにも「カスタムキーボード」が色々あります。サイズや打鍵感だけでなく、左右に分離して自然に手を配置できるものもあったけれど、私は分離型よりも一体型の方がいいなぁ。だって、手の位置が決まるから、それ以外の机上に配置する資料だとか筆記具だとか、コーヒーのカップだとか、そう言うものの配置がキーボードを中心に自然に決まるから。あと、番組では、両手が自然な感じで広いてキーボードが使えるから便利という話でしたが、それも人好き好きでは無いかと。このあたりは、一概には言えないし、やはり個人の好みというか、それが一番重要だと思う。

番組で紹介された、カスタム(自作)キーボードで、幾つか特異なデザインのものがあったんですが、あの中に、例えば自分の手のサイズや指の開き具合を計算して、それに慌てキーのサイズや配置を最適化した自作キーボードって有ったんだろうか。私は、多分同じ体格の男性と比較して、手が小さくて指が短い方なので、既存の標準サイズのキーボードだと一寸大きく感じるんですよね。長年使用しているので、タッチタイプでかな入力出来るんですが、どうして外側とか上の段のキーを押すときには、少し指の位置をずらしたり持ち上げたりする微調整が必要になります。もう少し、感覚的には元のサイズの93%位等倍で縮小したようなキーボードがあれば、他文事部の手のサイズにはベストマッチするんじゃ無いかと昔から思っているんですが、中々そういうものって人によってサイズ感が違うから出てきませんよね。もし機会があれば、3Dプリンターで自作できないかなとは以前から思っているんですが。放送時間の問題も有るし、なかなか掘り下げづらい話題と言う事も有るんでしょうけど、個人的にはちょっと消化不良というか、腹六分目位の内容でちょっと残念でした(笑)。

キャンピングカーブーム

メディア等を見ていると、少し前から「キャンピングブーム」「ソロキャンプ」みたいなワードが頻繁に登場していて、手軽なレジャーの一つとして何度目かのブームになってきているのかなと思っていました。それが、今回の新型コロナウイルスの拡散により、「密」を避けて遠出する方法として、キャンプやキャンピングカーがブームになりつつあるという記事。記事の中心は、アメリカの事例みたいだけれど、日本でもキャンピングカーのレンタルとかシェアリングに、軽自動車なんかでも改造して手軽に「週末キャンプ」を楽しむ家族が増えているのは事実らしい。

個人的にも、屋外でのキャンプには憧れるけれど、なんと言っても用具が多種多様で準備が大変そうというので、まず抵抗感が先に売れてしまいます。最近では、手ぶらでキャンプ場へ行っても、必要な物全てレンタルしてくれるサービスも生まれてきていて、それはそれで簡単で楽しめそうだけれど、それだと「キャンプ」の意味の殆どが「ありきたりのまま」じゃないのかと、ちょっと疑問点も。やはりキャンプの醍醐味は、自分で座る場所、寝る馬車を準備し、火をおこして(これ大事)、そこでお茶を入れるなり、食事を作るなりして、自分あるいは家族だけの時間を「創り上げる」事なんじゃ無いかと思うわけです。で、キャンプが好きで、毎週は極端としても、毎月何処かに行くくらいの頻度であれば、ちょっとした装具を準備してもいいと思うけれど、やはり現実的には年に数回あるかないかの機会なわけで、中々そこに時間とお金と自分自身を投入する踏ん切りが付かない。

幸いにも、自宅は先祖代々の家なので、ちょっとした庭があるんですが、ここでそんな気分を味わえないか最近考えてみました。残念なことに、自宅自体は30年位前に父親がかなり奮発して新築した「純和風建築」なものだから、例えばウッドデッキなんか付けるような雰囲気じゃ無い。それでも、純和風の自宅ながらも、洋間とかもあったりするので、その外側にちょっとしたベランダみたいなものを作って、そこでちょっとしたキャンプ気分が味わえるようなものを作れないかと思うんですけどね。例えば、BBQ用のちょっとした小洒落たコンロを置くとか。BBQ用コンロだと、やはり味気ないので、レンガを積み上げて、かまどみたいなもの、場合に寄ったらピザ釜みたいなものってくれないのかなと一寸考えたりして。昔は、庭先でゴミとか燃やしたり平気でできましたが、今では色々ルールが厳しくなって、自宅で一寸したものを燃やすのも確か消防法違反になるんじゃ無かったかな。BBQとか、煙がそんなにでないようにすれば良いのだろうけど、ちょっとした暖炉みたいなものとか大きなかまどみたいな物を作るとなると、多分届出とか色々手続きがいるんでしょうね。

以前何かのリフォーム番組で、室内に暖炉を作りたいという希望があったときに、外に飛び出すような形で暖炉を作って、暖炉の燃焼面が丁度外の掃き出し窓と一体化するように作ったもの(暖炉の分、外にはタンスが飛び出したようになっている)を見ましたが、あれって見栄えは一寸悪くなるけれど、室内の状態をそのままにして、暖炉だけ取り込むという方法としてはいいんじゃ無いかと思ったんですよね。自宅には、洋間の隣に和室があって、そこには東と南にはめ殺しの窓有ります。その一部を切り出して、外に飛び出て室内には飛び出ないような暖炉を作ったら、外の天候に関係無く何時でも室内で「キャンプ風団らん」が楽しめるかも。自宅は、もう築30年を超えているので、そのうち立替は無理としても大規模リフォームは必要と覚悟しているから、その時にそんな暖炉、あるいはミニキャンプ場みたいなものを作りたいなと言うのが、この4連休最初の妄想になりました(笑)。

クラスター@浜松

「Go Toトラベルキャンペーン」がスタートした途端に、都内の陽性者数が300名を超え、今まで落ち着いていた静岡県でも、再び県内の陽性者が見つかるように。特に、これまではどちらかというと県東部での陽性者発生が多かったのに、いきなり浜松市で複数名の陽性者が発生すると、昨日はとうとう市街地(千歳かなぁ、やはり)でクラスターが発生する事態に。疑心暗鬼になってはいけないけれど、今年の3月とか4月の頃と比較して、明らかに新しい局面が始まっている、そのまっただ中にいると考えないといけませんね。

東京都の陽性者数300名越え(366人)は、確かにこれまでで最大で一気に増えた感があって驚きなんですが、多分この中には無症状陽性者も多くて、本当に発熱とか倦怠感などの症状がある人は、多分その1割とかそんなものでは無いだろうか。あと、いつも言われる「擬陽性」の疑いもあるだろうし。ただ「擬陰性」の疑い者は含まれないので、ざっくりとそれぞれ相殺して「陽性疑い」者数はやはりそれなりに多くなっているのは確かでしょうね。ただ、今のPCR検査では、感染して治癒した後でも、新型コロナウイルスのRNAの残滓を見つけて「陽性」判定される場合もあるので、本当に注意が必要な「感染して、今症状が進行しつつある患者」数はどれだけなのか、そこが分からないのが歯がゆい。

浜松のクラスターもそうですし、最近増えている「感染経路不明」も、そう言う無症状感染者が無意識に移動して拡散して居るからと言う部分が大きいんでしょうね。となると可能な対策は一つしか無くて、自分で自分を守るしか無い。勿論、これまで以上に外出せずに自宅にこもるというのも一つの対策だけれど、これまで散々そう言う生活をしてきて、さらにこれからも長い期間自宅にこもることが出来る人はいいのですが、そうで無い人の方が圧倒的に多いだろうし。そうなると、まずはマスクを着用して、頻繁に手洗いやアルコール消毒を励行。移動や滞在も必要最小限にするという「行動ルール」を自らに課して、徹底的に守っていくしか無いですよね。

一般の報道などを見ていると、日本だけ再び感染が拡大しているように見えるんですが、TL何かを見ると、欧米なども含めて感染が再拡大している地域が増えている様子。個人的には、もしかしたら新型コロナウイルスが変異をして、より生存率が高まるように弱毒化しつつ寄り光明に感染して勢力を広げているのかなと風に思ってしまうのですが、実際にはどうなんでしょうね。単に陽性者数が増加している、全国的にジワジワ感染拡大している、これまでとは異なる様相が進んでいて、やはり日本以外の地域でも、「COVID-19 Part-2」みたいな事が進んでいるんじゃ無いかという気がするんですよね。それが、薄く広くなるのであれば、これまでよりは注意は必要になっても重篤化や死亡するリスクは減少するから良いのだけれど、より悪質なものに変異するとなるとまた困ったことに。この連休中に、さらに拡大しないことを祈るばかりですが、その結果が分かるのは2週間後なわけで、先ずはそれまでの辛抱の4連休になりそう。

2020年7月23日

迷惑なスプレッダー

「Go Toトラベルキャンペーン」が始まり、東京都は除外になったけれど、4連休にこれまで以上の人の流れが生まれることは確実。その為、新型コロナウイルスの全国的な拡散が危惧されて、キャンペーンにも反対する声の方が大きいような気がします。一方で、旅行業や観光宿泊業の壊滅的な状況は変わらず、特に観光依存度が高い地方経済では、このままでは破綻しか見えないという話も。「1.7兆円をキャンペーンにつぎ込むより、それを観光業の補助に」という意見もなるほどと思うけれど、単純にお金を配るのでは一人あたりの金額×配布先しか救われないけれど、キャンペーンの補助として広く配布すれば、それを元手にさらに自分達で資金を出して全体の金額が膨れるし、移動する事でホテルとかレストランとか、一箇所だけで無く地域という「面」での効果も期待出来ます。所謂「レバレッジ」で投入金額以上の経済効果が生まれるわけで、そういう部分は無視できない。

でも、そうは言っても感染拡大は恐いわけで、実際東京都の感染は終息する気配が見えないし、大阪とか他の都市部でも以前よりも陽性者数が増えていることも事実。地元浜松でも、昨日は3人の感染者(静岡県内では、あと富士市、藤枝市でも見つかり22日一日で5人が確認)が出て、しかも感染経路が不明という事で、地方都市でも市中感染拡大の兆候が出始めました。正直、こればっかりは薬を撒いて根絶するわけにも行かず、ワクチンもまだ開発途上である以上、今は「三密」を避けて、他人から感染しない、他人に移さないという事を念頭に、うがい、手洗い、マスクの励行をして、新型コロナウイルスの自然終息を待つしか無い事も事実。「だったら、キャンペーンも中止するべきでは」という話しが出てくるわけですが、「自分で自宅軟禁する」事を要請されているわけでは無いし、「三密」を避けることさえ注意すれば、逆に今は少しでも以前のような経済活動を動かし出して、経済の治療(=回復)も進めないといけない。だから、どちらも必要なんですよね、今は。

メディアの報道などを見ていて感じるのは、「Go To トラベルキャンペーン」は、別に国民全員がこの期間にどんどん外に出ろ、と言う事を言っているのでは無い。出来る人は、出来る範囲で、観光地や食事の機会を利用して、少しでも今最悪の状態の社会基盤の一つを助けましょう、と言う話。だから、浜松の人間がわざわざ沖縄とか九州へ行く必要は無いけれど、浜名湖のお洒落なレストランで少し奮発した食事をすれば、キャンペーンの意図は達成されるはず。勿論、お盆(旧盆)の帰省に利用してもいいし、実際今朝の羽田空港は結構混雑していたみたいだけれど、その時に密集しないように注意する、マスクや手洗いに注意する、そう言う心がけをするべきと言う話なんですよね。それが、誰も彼もが観光旅行をするのは変だとか、一寸ポイントを外したコメントをしているワイドショーや情報番組が、一番感染拡大に寄与していると思う。そう言う意味で、今更言うのも無駄かもしれないけれど、正しい情報をタイムリーに提供しない彼らの罪が一番大きいかもしれない。

そう言う点から言えば、自覚しながら単に自分の動画の再生数アップの為に日本中を移動していた迷惑YouTuber何て言うのは言語道断。自覚しつつ病気を蔓延させたら、何か罪にならないのだろうか。新型コロナウイルスは指定感染症だから、意図的に感染拡大をさせたとしたら傷害罪とかになるんじゃなかっただろうか。メディアでも場合によっては面白可笑しく報じていて、あれでは迷惑を掛けた彼の思うつぼに再生数増加に貢献しているだけで、実際に被害に遭った人には何の得にも鳴らない。幸いにも、マネをする愚かな追随者は今の所出ていない様子だけれど、あのニュースが多少は今回のキャンペーンを否定する動機になったことは事実じゃ無いだろうか。結局は、迷惑行為をする人が問題であって、ちゃんとルールやマナーに則って利用する人には罪は無いし、それで助かる人が大勢いるのであれば、リスクを考えても今実行するべき事だと思う。

マイナス×マイナス=もっと大きなマイナス

「世間が新型コロナウイルスや経済再生にてんやわんやの中、自分達は透明一つ決められずにいるくせに」と言ったら、総統の皮肉・嫌みに聞こえるだろうか(笑)。まぁ、政党としてそれ自身を表し社会に主張する「党名」というのは、大きくて重要な要素の一つであることは認めるけれど、その名前が意味や重みを持つのは、やはりそれまでの実績や行動の内容・結果であって、何処かの党みたいに「NHK何たら」とか「れいわ何たら」とか、その時々のキーワードを拾い上げて、話題性だけで党勢を広げようというのとそんなに変わらない気がする。

大体、互いに現在の政党を解党して、新党として合流すると言っているのに、そこに付ける名前は一方の政党の以前の名前だし、略称に至っては分裂する前の自分達の政党名という、何か罰ゲームでもやっているのかという雰囲気。社会保障だとか、外交だとか、安全保障とか、大きな部分での摺り合わせに時間が掛かるというならまだしも、そういう部分は後でもいいから、先ずは「政党名」を決めようなんていうのは、議員数で優る立憲民主党が、資金的に潤沢な国民民主党を飲み込むつもり満々という表れ。しかも、交渉担当者同士は「大筋合意」を言いつつも、国民民主党の玉木代表はまだ否定的な話をしているわけで、これ、少なくとも国民民主党が合流するときに、分裂して合流しない議員も出てくるんじゃ無いのか。大体、立憲民主党を離党して国民民主党に合流した、山根志緖里議員はどうするんだろうか。色々あって離党したり除籍された無所属議員のあの人とかあの人とかあの人は、ルール上合流出来るようになって嬉しいのだろうけど、「元の木阿弥」に不満な人も多いんじゃ無いだろうか。(しらんけど)

立憲民主党は、一方で社民党との合流(というか、吸収?)も進めているわけで、こちらはもう党勢が風前の灯火以下の社民党にとっては最後の手段。でも、その話を進めた前党首の又一征治党首の後の、福島瑞穂党首はその合流に否定的で今の所保留状態の様子。民主党政権に参画したのは良かったけれど、自ら当時の与党政策に反発したりして、結果的に離党者の続出や党勢の衰退を招いて、自ら引責辞任したのが7年前。そこから、吉田氏、又一氏と党勢復活出来ずに、また福島氏にお鉢が回ってきたけれど、ゴタゴタは収まらず、又失速しそうな雰囲気。立憲民主党としても、下手に合流して問題を抱え込むよりは、このまま政党要件を失って、「野党」の括りから消えて貰った方が、それ以外の野党統一戦線とか組みやすいと思っているんじゃ無いかという気もする。まぁ、その問題なのは、福島瑞穂氏一人なんだろうけど。

閑話休題。立憲民主党が欲しいのは国民民主党の資金だし、国民民主党が欲しいのは立憲民主党の後ろ盾(看板、票)な訳で、そう言う意味では互いに補完関係にあることは確かなんですが、正直国民民主党の分が悪いのも事実。只、この合流に失敗すると、立憲民主党としても活動資金に問題が出るわけで、往々にしてそう言う場合には政治資金規正法の問題が発覚したりするんですよね。数学の世界では、マイナス×マイナスはプラスになるけれど、政治の世界ではマイナスにマイナスを掛けたら、もっと大きなマイナスにしかならない。個人的には、立憲民主党の「何でも反対、気に入らなければ審議拒否」という、子供じみたところが信用できず、まだ国民民主党の方が見込みがあると思うけれど、それも党首の玉木氏や何名かの議員に関してのみ。その他議員には、立憲民主党かみたいな議員もいるし。TLで誰かが言っていたけれど、国民民主党が分裂して、玉木代表中心に「東京維新の会」みたいな政党を作れば、他党から合流する議員もいるだろうし、それなりに今の日本維新の会位の存在感を持つようになれると思うのですが。まぁ、ますます大きなマイナスになり、次の選挙で国民の審判を受けて、無限大のマイナスになって消えてくれれば嬉しいけれど、その時には有限のプラスが相殺されてまだマイナスが残るから、国民にとっては不幸しか残らないのか。何処かに「×ゼロ」の議員がいないだろうか(笑)。


A380チャーター

ANAが、A380を利用した「ハワイ旅行気分を味わえる(かもしれない)A380のチャーターフライト」を発表。ファーストクラスでも5万円という料金は、フライト時間が90分位とは言えちょっと魅力的。残念ながら「Go To トラベルキャンペーン」の対象外なので、割引対象では無いけれど、それでもお得感が感じられます。ビジネスクラスの席が3万5千円(窓際)、3万円(通路側)が、逆に高く感じるほど。

他の機種なら、運休や減便がまだまだ沢山残っているにしても、他路線に投入する事で一定期間毎に飛ばすことは出来るんでしょうけど、A380は未だ運休中の成田-ホノルル限定の機体だから、他路線に投入は出来ない。で、90日以上駐機しているとジャッキアップ整備も必要になるので、それで前回は空荷のフェリーフライトみたいな感じで飛ばしたわけですが、どうせならこう言うイベント仕立てにしたら、お客さんも喜ぶだろうしも、それなりに収益にも繋がるだろうし。どうせなら、日付けをづらして、もう一機の方も飛ばせばいいのに。これ、絶対人気出ると思うなぁ。何なら、夏休みの間一週間位毎日飛ばしてもいいんじゃ無いだろうか。

この企画、単に飛ぶだけでは無く、ファースト・ビジネスクラスではそれぞれの利用クラスに応じて記念品も貰えるし、5000円分のANA旅行券も貰えるなら、尚更お得。個人的には応募してみたいけれど、多分競争率は高そうだし、成田まで言って戻ってこないと行けないから、そっちの交通費の方が掛かりそうだし(笑)。今なら、羽田空港離発着も可能なんじゃ無いかと思うけれど、整備とか色々課題があるんでしょうね。

個人的には、いっその事、羽田-沖縄のフライトにして、ハワイでは無いけれど現地でも「常夏気分」を味わえたら面白いと思うけれど、那覇空港の対応がA380は出来ないんだろうなぁ。過去には、成田を始め、羽田、関空、セントレアにA380は飛来歴があるけれど、成田-関空とか成田-セントレアと飛んでも、帰宅するのが困りますしね。まぁ、駐機場所の成田発成田着が一番現実的かな。しかし、当選した人はちょっと羨ましいかも。

2020年7月22日

デルタ@羽田

デルタ空港が、羽田にハブを完全移動してちゃくちゃくと再開の準備を始めている記事2点(これこれ)。流石に、羽田空港の新しいラウンジ開設は1年先送りにするけれど、成田から完全に撤退して羽田中心にアジア路線を立て直そうとしていたときの、この新型コロナウイルスは痛かったでしょうね。それでも、UAやAAと比べていち早く積極的に日本路線や、多分韓国とか中国路線もてこ入れを始めているんだろうから、米系大手三社の中では頭一つ抜きん出ている感じがします。

UAに関しては、何度も書いているように今年の利用はもう90%位諦めているところ。来年しても、全く先が見えないしどうなることやら状態。今年の秋にはアメリカ大統領選挙があり、トランプ大統領の二選か、バイデン候補の勝利かまだ分からない状態。ただ、どちらが大統領になったとしても、アメリカとして重要なトラベルビジネスに関して、さらに制限を続けることは難しいんじゃ無いかという気はするんだけれど。

星野リゾート代表の星野佳路氏がテレビ番組で説明していましたが、日本の旅行消費額約28兆円(2019年)のうち、

  • 日本人の国内宿泊旅行: 17.2兆円(61.4%)
  • 日本人の国内日帰り旅行: 4.8兆円(17.1%)
  • 日本人の海外旅行: 1.2兆円(4.3%)
  • 訪日外国人旅行: 4.8兆円(17.2%)
と、海外旅行関係は6兆円で、全体の21.5%。だから、国内旅行を救えれば少なくとも旅行関係の80%近くはカバー出来るので、今回のGo Toトラベルキャンペーンの期待値と効果はかなり大きいのと言っていいのじゃ無いだろうか。

ちょっと以外だったの、あれだけ「訪日外国人旅行者4000万人」と言って誘致してみても、実はその数は国内日帰り旅行くらいの規模なんですね。勿論、観光以外の目的や効果も含めて、訪日外国人旅行者は増やすべきで、その波及効果も大きいけれど、実は国内消費をもっと活性化させることも重要(一番パイの大きいところを効果的に増やすべき)と言えそう。今回、感染拡大を不安視して、自動車購入やシェアリングカーを利用する人が急増して居るみたいだけれど、これまでのように鉄道とか飛行機のような点と点を結ぶ旅行から、車で移動しながら楽しむ、一昔二昔前の「線の旅行」がもしかしたらブームになるかも。私も、昨年購入した自家用車の最初の12ヶ月点検を先日終えたばかりなので、この4連休はちょっと遠出でもしてみようかな。

ノストラダムスの大予言

「ノストラダムスの大予言」の著者、五島勉死が6月16に90歳で無くなっていたことが分かったという記事。「ノストラダムスの大予言」を記憶していて、当時の終末感を覚えている世代は何歳くらいだろうか。この本が出版されたのは昭和48年(=1973年)で、そこから大ブームになったんだけれど、今の年齢だと55歳以上位なら記憶しているのかな。出版された1970年代に一度ブームになり、その後1990年代に入って、「1999の年」だという事で、再びブームになった気がする。

結局、1999年7月になっても恐怖の大王は降ってこず、でも確か、その直前に北朝鮮が日本列島越しのテポドン1号を発車して、一時この「恐怖の大王」は「北朝鮮のテポドンだ」という話しも囁かれたんじゃ無かっただろうか。2000年に入って、「いゃ、あれは解釈の違いだみたいな感じで暫くブームが続いたけれど、暫くして聞かなくなりましたね。確か後藤氏は、その後も幾つか予言ものみたいな書籍を出したと思うけれど、何となく消えてしまった話だなぁ。

当時のノストラダムスの予言は、日本への原爆投下を思わせる記述(解釈?)とか、それらしい話が幾つかあって、結構説得力はあったんですよね。ただ、科学的な裏付けが有ったわけでは無いし、期待値というかブームの大きさも合ってその反動は大きく、1999年7月が過ぎて(確か昔と今の暦の違いで、実は10月だという話も出たんじゃ無いだろうか)、さらに当時は「2000年問題」という、より現実的で大きな問題処理を抱えていたときだから、そっちの方が大騒ぎになって、2000年問題も実は恐怖の大王だと言われたような記憶も...

90歳までご存命だったとは知らなかったなぁ。本を書かれた以上、ご本人もそれなりに確証というか理由はあったんだろうけど、良くも悪くも日本を大騒ぎに巻き込んだ一人であることは間違いないですよね。この時に醸成された終末感というか、オカルト的なものに対しての何となく信用してしまう日本人みたいな感じが、その後のオウム真理教のサリン事件とか、物より人とか、何か精神的な部分重視に傾倒していく一つの切っ掛けになったことは事実だと思う。それまでの、高度成長がバブル崩壊で壊れて、次に何か支柱になるものを欲していた時期とも言えるんだけれど、ちょっと余りにタイミングが良すぎた嫌いもありますよね。実は、それが「恐怖の大王」だったのかもしれない。合掌。

2020年7月21日

AMC Diamond 2021

AMCのプレミアムポイント(PP)で、6月分の倍増分が登録されて、無事に(かなり手抜きですが)10万PPに到達。名実共に、来年度のAMC Diamondを達成。新型コロナウイルス下の特例で、本年度のステータスはそのまま来年度も継承されるのですが、そこは少しでもANAさんに頑張って欲しいし、こちらとしても特例のダブルポイントキャンペーンはあるにしても、やはり「10万PP」という一つのクライテリアはクリアーしておきたいし。


まぁ、実質は10万PPのうち半分相当しか飛んでいないし、その半分も上位クラスを利用して1.25倍とか1.5倍のポイントを優先しているので、実際に今期飛んだのは、例年の4万マイル強に対して今年は2万マイル弱。効率的には、あるいはコスト的には大変助かりましたが、やはりちょっと寂しい気分。

「寂しい」という意味では、SKYコインがかなり貯まっているけれど、これも年初に国内線や国際線を予約したときに使用していたものが、殆どキャンセルされて戻ってきたもの。236,500コインのうち、


  1. 85,000コインが来年3月末まで
  2. 150,000コインが来年4月末まで
  3. 1,500コインが来年7月末まで
の期限になっています。今年後半は、もう飛べないだろうと思っているので、来年のフライト用に利用する予定ですが、それでも最初の3~4ヶ月に集中して使わないといけないので大変。どう言う予定を立てようか、悩みますね。新型コロナウイルスのせいで、今年はどうなるかと思ったけれど、やはりちゃんと飛べない世界はつまらないですよねぇ。特典チケットでもいいから、今年の後半には何処かに行きたいけれど、それまでに出入国管理が以前の状態に戻っているかどうか疑問だなぁ...

はるかぜちゃん裁判

女優の春名風花さんこと「はるかぜちゃん」が起こしていた、twitterでの誹謗中傷に対しての裁判。SNSだから匿名で見つからないだろうと高をくくっていたのか、起訴されて情報開示請求を受けると、直ぐに示談を提案。当初はるかぜちゃん側は記録として残すために、示談には応じないつもりだったのが、幾つかの理由から示談に応じることで、今回の訴訟を取り下げることになったそうな。

この手の名誉毀損とか誹謗中傷に関しては、少し前なら芸能人とか著名人が受けるものという認識が一般的で、言い方は悪いけれど「有名税」的に仕方の無いことと諦めていたものが殆ど。でも、SNSによって極々普通の人までもが、そう言う攻撃の対象になってしまう状況になり、さらには色々と発言をしていたはるかぜちゃんは、その中でも目立つ発信者の一人だったから今回の様な状況に遭遇してしまったわけだけれど、やはりその発言力、行動力でこの問題を乗り切ったことは流石だな思います。

只今回の件は、本当に極々一部の話しで、SNSの中には色々な立場の人が色々な意見を書き込む自由があるために、どうしても自分中心に意見を書き込む人批判する人が多数を占めてしまう。SNSが無ければ、それは自分の心の中の思いや発言で外に出るものでは無いもの。そう言うことを思うこと自体望ましいとは思わないけれど、少なくとも人の心の中でどういうことを使用とそれはその人の自由だし、何人もそれを止めることも制限することも出来ない。問題なのは、そう言う心の中の事が外の現実に出てきて物理的行動に発展した場合で、それはまた別の話。でも、SNSの時代になると、そう言う心の中の事がどんどん自由に外に出てしまい、多分一種の人達にはそれが「快楽」みたいなものに繋がっているんじゃ無いだろうか。だから、一度やり出すと止まらない、罪悪感も感じない、でも反撃されると激高してさらに過激になってしまう、みたいなるー分があると思う。

記事の中ではるかぜちゃんも言っているけれど、現在の法律ではそういうSNS上での行為を想定して罰則など決められているわけではないので、そう言う問題を起訴するハードルも高いし、仮に起訴して勝訴したとしても処罰の程度が軽くて、結局は泣き寝入りする事が多いと思うんですよね。「言論」の問題だけに、なかなか基準を設定するのは難しいのだけれど、今回の件をきっかけにSNSにおける何かガイドラインとか判断基準みたいなものが生まれたら望ましいのですが。ふと思うんですが、こういうSNSの事は、AIパトロールみたい物を作って、AIがどんどん処理して観たらどうだろうか。それで一定量以上「不適切」の判定を受けたら、注意が飛んで、それでも続けるようなら、実裁判に進むようなルール作り。その判決結果もAIにフィードバックして、どんどん学習させたら結構使い物になりそうなんだけれど。まぁ、40年以上も前、BBSとかNGの時代から有る問題だから、そう簡単には解決出来ないとは思うけれど、そこはネットの問題はネットで解決出来るようなったときに、一つの社会として認定出来るんじゃ無いだろうか。

横浜テーマパーク

米軍の上瀬谷通信施設跡地を再開発して、テーマパークなどを誘致する計画があるというニュース。敷地の広さでは、TDRの100万m2を超える120万m2の敷地面積があるという事で、まとまった規模の開発用地としてはかなりの物。ただ、そんなに交通の便は良いものじゃ無いだろうと思ったら、現在の最寄り駅の相鉄線瀬谷駅と敷地内に新設する新駅を結ぶ、新交通システムを計画しているらしい。確か、相鉄線の瀬谷駅はそんなに大きな駅じゃ無かったと思うけれど、将来的に年間何百万人、場合によっては何千万人も通うようなテーマパークが出来て、さばききれるんだろうか。唯一の救いは、相鉄線は横浜方面行きだったのが、今JRや東横線と接続する新線を建設していて、渋谷方面からの集客も期待出来るけれど、そうなるとますます瀬谷駅がパンクしそう。

自動車を利用するとしても、保土ヶ谷バイパスって確か混雑しているパイパスの代名詞みたいな所もあるし、東名高速を利用するとどこが近いのだろうか、横浜青葉ICかな。でも地図で見ると結構距離があるし。大体この周辺は、ごちゃごちゃした住宅街だと思うんですよね。そのど真ん中にテーマパークなんて大丈夫だろうか。隣に保土ケ谷カントリー倶楽部があるから、そっち方面は開けていてもいいと思うけれど、南側とか西側は市街地になるから、そちらにはホテルを建てるとか、防御壁みたいな物を作らないと、後からクレームになりそう。

問題は、どこが来るのか。先ず思い浮かんだのは、USJ。大阪で成功しているので、関東圏にも欲しいかも。新聞などの記事では「米大手映画会社」とか書いているところもあるので、パラマウントとかワーナーとかだろうか。個人的には、「第二東京ディズニーランド」って、大穴でどうだろう。まぁ、現在のTDRの運営会社はライバルの京成系だから、相鉄系と組むとは思えないけれど。ただ、世界的にも例が無いけれど、舞浜のTDRと瀬谷の第二TDLを、JRが専用のDisney Trainで繋ぐ、何て言うことも、新線が出来れば可能になるんじゃ無いだろうか。あるいは、大どんでん返しで、横浜市も誘致しようとしているIR施設もプラスした大テーマパークを作るとか。

多少はこのあたりを知っている身としては、確かに土地の大きさは魅力的だけれど、例えば隣駅の大和駅は乗換で混雑している駅の一つだし、そんなに輸送力は太くは無いし、人の移動という意味ではTDRと比べてちょっと厳しい気がする。あと、回りは既に結構な住宅街ですから、そことの折り合いも大変そうだし。あと、米軍の厚木基地が直ぐ近くにあるわけで、その騒音が新テーマパークに響き渡ることもあるだろうし。殆どが室内イベントならそんなに影響しないだろうけど、「夢の国」としてはどうなんだろうか。まぁ、想像だけは色々逞しく広がりますね。

2020年7月20日

ロケット打上

今朝、H2Aの42号機打上がありし、UAEの火星探査機を予定軌道に投入して、無事成功に。これはこれで嬉しいニュースなのだけれど、そう言えばこの週末に北海道でホリエモンロケット(MOMO 7号機)の打上もあったはずだけれど、その結果(一度天候不良で打ち上げ延期されていた)を聞かないなぁと検索してみたら、発車直前に点火不良で打ち上げ中止になっていたんですね。

日本発の民間ロケット打ち上げビジネスを目指しているインターステラテクノロジスは、2号機だったかな、100km上空までの宇宙空港まで打ち上げが成功して、その後の成功を目指しているけれど、なかなか進まない。往々にして、技術とかビジネスなんてそんなものだけれど、ちょっと残念。原因究明をして、今月中の最打ち上げを目指す予定らしいけれど、余り焦らずしっかり原因究明しないと、それが予想外の大きな問題に繋がる可能性も大きいですからね。

資金的な面、技術的な面、いろいろ苦労は大きいみたいだけれど、なんとか技術を確定させて、日本の小型衛星ビジネスの先駆けになって欲しいなぁ。勿論、ゆくゆくは有人宇宙船とか夢は大きく持ちたいけれど、小型衛星ビジネスっていうのは結構ニッチで可能性も大きいと思うし、使い方次第でいろいろとそこから新しいビジネスモデルにも波及していくと思うし。

ホリエモンと聞くと、個人的にはちょっと拒否反応みたいなものを感じるんですが、まぁこう言うビジネスに挑戦する姿勢というのは昔から彼の特徴みたいなもので、善し悪しは人によりけりだけれど、そのチャレンジ精神は嫌いじゃ無い。是非、このビジネスを成功させて、日本の宇宙ビジネスの先駆けになって欲しいなぁ。

機内食レシピ

来客が望めない新型コロナウイルス下の飲食サービスで、色々とお店側も工夫しているなかで、高級店やホテル等が、「秘伝のレシピ公開」みたいなサービスを少し前に公開していて、結構好評でした。で、それに倣ったのかどうかは不明だけれど、ANAが機内食のレシピを公開。機内食は、機内で食べるからまあそれなりなんだけれど(マテ)、それを家庭内で作ってみてもどうなんだろうかと、天の邪鬼な自分は考えてしまう。「機内食」というよりは、そう言う特別な場所で食べる一寸贅沢な感じのする一品、みたいな感じなんでしょうね。

公開されているのは「メカジキの塩麹揚げ、キノコのたっぷりカレーーソース、長ネギ入りチーズリゾット添え」と、「アボカド釜素味噌焼き」の二品。前菜(アボカド)とメイン(メカジキ)という感じでしょうか。

丁寧に下準備から調理方法まで書かれているけれど、これ最近は「簡単調理」とか「手抜きクッキング」みたいな方が人気があるから、ちょっとどうだろうか。調味料の種類にしても、なかなか色々揃えるようになっていて、敷居が高いと言うよりは、準備の手間が大変そう。

で、機内食の場合は、この途中くらいと言うか最後の手前までちょうりょして冷蔵・冷凍して保存。機内に運び込んでから、数時間後にヒーターで加熱調理をして出すわけで、そう言う意味では厳密には「機内食」とはちょっと違う。さらに、機内食の場合は気圧が地上と異なる機内で食べるために、少し濃いめに味付けをしているはずなので、その味付け具合も公開されたレシピでは少し変更しているんだろうけど、まぁ余り細かなツッコミは無粋なので言わないことに(笑)。

個人的には、ここにさらに「お勧めのワイン」とか追加情報として記載してくれたりすると嬉しい。ワイン以外のお酒でも、勿論OK。あるいは、実際にこの機内食が提供された路線があるなら、その路線の話題とか就航先の話題とかもあると、ちょっとした旅気分も味わえるかも。国内線はだんだんと回復してきているけれど、国際線はほぼ全滅状態の中、少しでも「海外旅行気分」が味わえる情報って、顧客心理としては凄く重要だし貴重だと思う。そう言う意味で、是非第二弾、第三弾と続けて欲しい。

三兆円争奪戦

一人あたり10万円の特別定額給付金配布が90%位の国民に行き渡り、その争奪戦が始まるという記事。最終的には、約13兆円が配られるけれど、その中で国内消費に回るのは3兆円程度なのか。一寸少ないですよね。やはり家賃とか生活費とか、そういう部分が大きいのだろうか。でも、その算定根拠が麻生政権時代の定額給付金(12,000円)の話で、その時消費に回った割合が10~25%だったからと言う事らしい。でも、まず金額が大きく違うし、あの時は本当に政治不信の時だったから(だから、続く民主党政権に騙されたわけだが)、殆ど貯蓄に回った気がする。そう言う意味では、今回はもっと消費に回る気がするんですが。

まぁ、少ないと言っても「3兆円」。結構な金額です。両親に子供二人の四人家族なら、40万円の原資が生まれたわけだから、冷蔵庫とかテレビとか洗濯機とか、結構大物の購入も可能になりますしね。それに、全員がきっちり10万円で買い切るわけでは無く、例えば15万円とか少し高めの商品を購入する場合もあるだろうから、3兆円規模と言ってももう少し波及効果は大きいのだろうなぁ。そう言う意味で、家電業界、量販店業界への恩恵が大きい気がする。だからこそ、それ以外の消費に向けての「Go To トラベルキャンペーン」の意味も大きかった気がするんですが。

この特別給付金の場合は、仕事が止まっていて収入が途絶えていたり、大きく減収した人への支援という事で決まったもので、その使い道までは指定していないけれど、それ以外の補助や支援も色々今回提供されているので、以前の特別給付金とは異なり、結構消費に回っている気がします。実際記事にもあるように、売上高も伸びているようだし、まだ十分ではないのかもしれないけれど、あの10万円の効果は大きかったと思う。単に自分が楽観的なだけなのかもしれないけれど、新型コロナウイルスの影響で、もっと経済の落ち込みが激しくなると想像していたのに、なんとかぎりぎりの所で踏みとどまれている気がするのは、やはり特別定額給付金を始めとした支援・補助の影響が大きいと思う。

例えば、リーマンショックの時などは、社会全体が沈み込んでいたから、どうしても「何か買おう」という購買意欲すら生まれなかったけれど、現在は言い方は悪いかもしれないけれど、自粛で自宅待機になり、それが二ヶ月とかずっと続いてストレスがたまっている状態。そんな状態が、徐々に開放されつつありしかも手元に予想外の資金がある、となれば、やはり人の心は外に向かって行くだろうし、それが反動になってさらに購買とか移動に繋がる気がします。それが、新たな感染拡大になってしまっては困るけれど、少なくと十分に対策すれば決して恐いウイルスでは無いことは分かってきているわけで、いかに早々新しい社会状況に慣れて行くかが今の課題でしょうね。少し前だと、接待のお店とか特定の場所や接客を回避すれば、多くの感染リスクを回避できたけれど、現在では感染経路不明のケースも増えてきていて、どこに注意すればいいのか分からない。ただ、やはり「密集」を避けるのは重要であることは間違いなさそう。そう言う意味では、店頭での商品選択も短時間で済むように、予めこれまで以上に下調べするとか、あるいは店舗側もコンシェルジェみたいな感じで、優先的に接客できるサービスをするのも差別化に繋がるんじゃ無いだろうか。三兆円が呼び水になり、新しい生活の新しい購買方法が生まれてくる気がする。

2020年7月19日

テイクアウトの勝ち組

日本マクドナルドが、この新型コロナウイルス下でも好調な理由を説明した記事。元々マクドナルドは、店内飲食とテイクアウトが併用されている店舗で、そう言う意味では今回の新型コロナウイルスにより、仕方なくあるいは急遽テイクアウトにシフトした多くの店舗よりは恵まれていたことは確か。それでも、4月5月の客数は-20%ととなり、それなりに売上げへの影響も大きいはずが、客単価では+30~+40%という大幅な伸びを記録して、結果的に売上げも4月は+6.5%、5月は+15.2%と好調な結果に。

少し前に、宅配ピザやUber Eatsのような宅配ビジネスが急増していることは伝えられていましたが、マクドナルドの場合はテイクアウト需用の増加とともに、客単価の低い店内利用者が無くなったことが、客単価の増加と売上増加に繋がっているという、まさに「効率化」による売上げアップという流れが見事に表されている。私はそんなに利用する方ではないし、利用するにしてもお昼に簡単に済ませるときにちょっと寄って何かのセットを買うくらい。だから、殆どの場合結構空いている時間帯の店舗しか知りません。でも、確かに午後の学校終了時間帯になれば、学生がコーヒー1杯で粘ることはあるだろうなぁ。夜の残業というのは一寸よく分からないけれど、でも電源とWi-Fiが使えればそれも有りそうな話。そう言えば、最近のマクドナルドのTV-CMでは、サラリーマンが夕食をマクドナルドで食べるシリーズを放送していますが、ああいう人が増えているんだろうか。夜間利用の場合は、多少は客単価も上がるだろうけど、コーヒー一杯のお客さんが事実上消えて、まとめ買いなども含めた購入者が増加すれば、こう言う傾向が出るのは確かですよね。

テーブルや座席間隔を開けたり、提供方法を変更したり工夫しながら、お店側も店内飲食サービスを進めているけれど、やはり以前と比べて客単価が戻ったとしても席数と回転率が戻らないと、以前の売上げにはなかなか届かない。かといって、テイクアウトにシフトするにしても、その分色々オーバーヘッドが大きくなることもあり、減った分を補完するのはなかなか大変。新型コロナウイルスの収束する状況が見えないので、それも考えて新しいサービスや新しい提供形態も今のうちから考えないといけないけれど、中々そこまでの余裕のあるお店は無いでしょうね。気になるのは、この記事ではマクドナルドを取り上げているけれど、同業他社にしても同じ状況だったわけで、そちらはどうなんだろうかという事。

同じハンバーガーなら、例えばモスバーガーなんかどうだろうか。ここは、余りコーヒー一杯で粘るという印象はないので、ビジネス的には厳しそう。同様に、テイクアウトもしている食事系、例えば手丼の「天や」とか牛丼の「吉野家」なんかも店内飲食がそれなりの量占めていただろうから、テイクアウトをしていたとは言え状況は厳しそう。同じテイクアウトをビジネスの一つに据えていても、やはり差は生まれてきますよね。そう言う意味で、日頃からビジネスモデルを考えて多様化して行くことは大切だけれど、それがどの様に効果を出してくれるかは実際にその場面になってみないと分からない。低空アウトを以前からしていて、それが役立つお店、あまり効果が無いお店があり、止むにやまれずテイクアウトを始めて、やはり駄目だったお店、案外上手くビジネスの柱に成長したお店がある。それがビジネスの不思議であり醍醐味でもあるんだろうけど、改めてビジネスの難しさを感じる記事です。

生と死

丁度お盆が終わったこの時期は、しばし故人の思い出を感じて昔を思い出し、いつかは自分もあたら側へ行くんだなと言う、一寸寂しい覚悟を再認識する時期。そんな中、昨日は若手俳優の三浦春馬さんが自宅で自殺をしたニュースが大きく報道されて、昨晩は彼が出演している映画がテレビで放送される予定だったことも有り騒動に。多分誰もが予想だにしていなかったことだけに、関係者もかなり驚いたんだろうけど、まだ30歳という年齢なら、仮にどんな失敗をしていたとしても、必ず取り返せる年齢だと思うのだけれど。故人の気持ちは分からないけれど、もう少し我慢できなかったのか、踏ん張れなかったのか悔やまれます。

一方で、我が家というか我が家系には、新しい命が先日加わることに。去年はワイで挙式した弟のところの甥っ子夫婦の所に、新しい命が誕生。元気な女の子で、弟夫婦に取っては長女(姪っ子)の所に続いて、二人目の孫で二人目の女の子。それ以上に、長女の旦那さん側の家族にとって、初孫だったように、今回の甥っ子のお嫁さん側家族にとっても初孫になり、多分向こうのご家族では大変な騒ぎになるだろうなと想像されます。生まれて直ぐに、家族三人の写真と動画が送られてきたんですが、生まれたばかりなのにぱっちりと大きな目を開けてニコニコしていて、最近の赤ちゃんって、こんなだっけと不思議な感じですね。母子共に健康とのことで、先ずは安心。

一人は身内、もう一人は画面では知っているけれど全くの他人ではあるけれど、続けて「生と死」を体験すると何か不思議な感じをいつも以上に感じますよね。しかも、お盆(新盆)の季節でもあるし。自然の摂理ではあるけれど、生まれてくるのはその摂理に沿ったものだけれど、今回の「死」は自ら選択して自らに課したもので、そこは「不自然」ではあるけれど。ただ、それなりに成功して人気も実力もある俳優さんで、これからも仕事に関しては色々可能性を持っていたと思われるのに、それを捨ててまで自殺する選択をした・させるだけの何か理由があったのは、何か自然の力なんだろうか。

「お盆」という行事も、言い方は悪いかもしれないけれど、何か夏の風物詩の一つ、毎年この時期にやる習わしみたいな感じで惰性化してしまい、余り感じない・意識しない行事の一つになってきたんですが、今年はそんなこともあったのでちょっと意識が変わってきました。例えば、今では茄子の牛とかキュウリの馬なんて、スーパーで売っているプラスチック製のものを使ったんですが、昔は本物の茄子やキュウリに割り箸を削って差し込んで作ったもの。来年は、自分で作ってみようかなとふと思い直しました。それで少し気持ちも変わるかもしれないし、何か見つかるものがあるかもしれない。少なくとも、今年生まれた新しい家族には、そんなことをやっているんだよと、何かの機会に伝えたいなと感じた日でした。

2020年7月18日

Perspective

一寸古い記事なんですが、TLで見つけた藤井聡太新棋聖の2年程前の叡王戦トーナメントでの記事。その中で印象的な部分が、2ページの最初にインタビューしている「脳内将棋盤」の話。実際の将棋盤上の駒配置を頭の中にも置いて、そこでいろいろと駒を動かして最良手を見つける方法で、多分誰でもやっていることでしょう。例えば、算盤の暗算なんかも、最初に教えられるのは「頭の中に算盤を置いて、そこたまを動かして計算する」と言う事。一種のシミュレーションを、頭の中でするわけで、それは多分将棋ソフトのアルゴリズムも同様のはず。

ところが藤井新棋聖は、そう言うことはしないで、どうも実際の盤面を見て何か別の「もの」を感じて判断しているらしい。僭越ながら、この話を読んで自分的に思ったのは、「これって、自分が経験した英語の体験と同じじゃ無いだろうか」という事。私は、大学生時代殆ど英語が出来なかったくせに、何故か外資系企業に入り、しかもアメリカ人相手に仕事をする開発部門に配属されて、入社当時から英語には苦しめられました。で、入社して3年目に始めて二週間ほどアメリカの研究所に出張して、散々苦労した後、その1年後に同じ場所へ、今度は当初は2ヶ月の予定だった出張が、結局は伸びに伸びてのべ7ヶ月滞在する事に。この時、最初は英語がグタグタだったんですが、2ヶ月ほど過ぎたときから、突然相手の話ていることが「理解出来る」様になり、しかもそれに応じて私の話している英語も「通じる」様になってきたんですね。自分では全く気がつかなかったけれど、どうも私の話している英語は、相手(=Native)と同程度に早口で、それなりに流ちょうになっていたらしい。

実は、総数状況になって暫くは自分でも気がつかなかったんですが、有る時何故か仕事の会議の様子を夢の中で見て、その中で自分が英語で相手とディベートしている様子をはっきり記憶して目が覚めたことがありました。そこで閃いたというか気がついたのが、それまでは「日本語⇔英語」の「言語変換」をしつつ会話をしていたのが、二ヶ月ほど過ぎた頃から、耳に入る英語がダイレクトにそれが意味する事象として認識出来るようになったこと。それまでは、何か物を例えば「リンゴ」を説明するのに、「丸くて赤くて皮があって、果肉には少し酸味があって」みたいな「言葉」で伝えていたものが、「リンゴ」という画が直接イメージとして浮かんでくるような「跳躍」した感じ。そうなると、会話や会議中のものの考え方や、話の筋立ても違ってくるし、会話するリズムも変わってきます。もしかしたら藤井新棋聖も、駒を動かして次にどうなると言う情報の積み重ねではなく、何となく駒が光って見えたり、うち筋が光って見えたり、あるいは何手か先か最終的な盤面のイメージがわいてくるような感じなのかもしれない。(あくまで、勝手な個人的意見です)

英語では、そういう閃きみたいな事を"Perspective"と言ったりしますが、何となく個人的には凄く納得出来る話。スポーツ選手等は、種目にも寄りますが、瞬間瞬間の判断を続けて要求されるような種目の場合、いちいち頭で考えている時間は無いので、その時の直感というか「本能」に近い感じで次の動作を予測したりしますが、それに誓いでももっと膨大な情報量を瞬時に扱う情報処理が、彼の頭の中ではぐるぐる回っているんでしょうね。言ってみれば、現在のノイマン型コンピューターから量子コンピューターに変わるような感じなんだろうか。この記事は2年前のものだけれど、今の藤井新棋聖の頭の中の動きは、もっと複雑怪奇でスピードアップした「何か」がぐるぐる回っているんだろうなぁ。なんとかして、可視化できないものだろうか(笑)。

新幹線で陽性者

新型コロナウイルス関連で、「Go Toトラベルキャンペーン」が直前で東京都が除外されたり、なかなか思うとおりに行かない状況が続きます。そこに、JR東海の東海道新幹線の社内販売員の女性が、新型コロナウイルスで陽性反応が出たと言うニュースにビックリ。

新幹線車内は、結構しっかり換気しているし、最近の様子は分からないけれど、EX予約のシートマップなどを見る範囲では、まだそんなに混雑しているわけではないので、それでも感染するんだとビックリしましたが、JR東海が発表した資料によれば、車内で感染したのではなく、其れ以前に研修などの場での感染が疑われる様子。7月12日には、のぞみ号の新大阪-東京1往復の車内で販売をしたらしいけれど、マスク着用で濃厚接触者は無しと言う事ですから、取りあえず乗客への感染は無いと思っていいのかな。いずれにしても、自分もよく使う新幹線での話だけに、最初はビックリしました。

「Go Toトラベルキャンペーン」では、移動する事自体に危険性は少なく、旅先などで三密状態で宴会をしたり集まったりする事がリスクを生むと言う説明を、分科会の尾身先生などされています。あくまで個人的感覚で言えば、新幹線もそうだし、都内の在来線利用にしても、よほど咳やくしゃみを連発しているような人はこれまで見たこと無いし、そう言う場合はそっと場所を移動するか、電車を乗り換えるなどすればかなりリスクは低減できるんじゃないかと。後は、夜の接待とかカラオケとか、要するに飛沫が飛んできたり飛沫が充満するような環境に長時間滞在することを避ければ、「安全」とは癒えないけれど、かなり「管理出来るリスク」になると言えると思います。

そんな中、東洋経済のサイトに興味深い記事が。日本と欧米での新型コロナウイルス感染パターンの違いを、幾つかの要因を想定して解説している記事ですが、個人的には腑に落ちる内容。その中でも一番の肝は、5ページ目の、新型コロナウイルスでの最大死亡者数(予測)は3,800人(10万人あたり3人程度)に対して、自殺者数は約2万人(10万人あたり16人)という部分。過去経済が悪化した時には、自殺者が3万人(10万人あたり24人)を超えたこともあり、つまり今回のキャンペーンを実施しなかった場合、新型コロナウイルスの想定死者数2人/10万人は救えるかもしれないが、経済的理由などでの自殺者の増加分8人/10万人は救えないかもしれないという話になってしまう。勿論、まだ不明な事も多いのでこんな単純な足し算引き算で決まるわけではないけれど、でも今の日本の状況を鑑みると、新型コロナウイルス優先よりは、経済対策優先にしないと、社会的不利益の度合いは大きと言う事は間違いなさそう。そう言う意味では、今回の「Go Toトラベルキャンペーン」は良いアイデアだし、タイミング的には今しかないと思うけれど、もう少し分かりやすく混乱の少ない方法での提供が出来なかったかという気はしますね。もっとも、メディアやマスコミが先走りして、未発表の状態でも先行して色々アナウンスしたので、実は誤解されている部分も多いと思うのだけれど。そう言う意味で、マスコミの責任も大きいと思うのだけれど。

猫にスタジアム

昨晩、何気にケーブルテレビでナイター中継とか見ていたんですが、6試合開催された中で横浜スタジムアで開催されたDeNA vs. 巨人の試合は、降雨のために6回コールドで終了。その後暫くそのチャンネルのままだったんですが、そこでお宝映像が。

どこから紛れ込んだか分からないのだけれど、一匹の多分野良猫が球場に侵入して、三塁側のベンチ前に登場。フィールドは、既に試合終了して誰も居ない状態だったんですが、三塁側のファウルフィールドを、レフトポール方向に向かって疾走したりして、その様子をテレビ局のカメラマンも暇だったんでしょうね。熱心に何台かのカメラで追いかけて、10分位だったかなぁ「猫ちゃん劇場」になってしまいました(笑)。

その様子は、各スポーツ新聞にも掲載されていて、まずはスポニチ:
日刊スポーツ:
試合内容を一人で(一匹で?)ひっくり返してしまった猫ちゃんの、完封勝ちですね(笑)。

2020年7月17日

リモートワークの時代2.0

ITmedia杉山淳一氏のコラムから、「リモートワークで通勤定期券が終わる日」について。実は私も、15年前に在宅勤務を始めるとき、最初は会社から電車で5駅くらいの当時の自宅(アパート)で仕事をする「シミュレーション」みたいな事から始めました。テスト、トライアルという意味もあって、まずは週5日勤務のうち、2日在宅3日出勤みたいな割合から始めて、数ヶ月後には3日在宅、2日出勤、そして最後は4日在宅1日出勤まで進めて、それを約2年ほどトライアル的に続けて、問題無さそうと言う事を当時の上司と確認して、浜松に戻ってきました。

その時に、会社としても殆ど前例がないから色々手探りだったこともあるんですが、話題になったことの一つが「定期券どうるすか」。当時は、通勤経路を会社に申請して、半年分の定期券代金が給与と一緒に半年毎に振り込まれていましたが、週に何日も出勤しない場合はどうしたら良いのか、当時の総務に問い合わせてみたら、有効期間の半分以上通勤で勝しない場合には、その時点で残金を精算して、都度精算してくださいという回答。途中3日在宅、2日出社までは、それまでに購入していた定期券が残っていたこともあるし、途中で呼び出して会社に来て貰うことも有るかもしれないからと定期を継続していました。丁度定期券の有効期限が一月位になったときに、現在のように4日在宅、1日通勤と言うモードを始めたので、結果的に定期券の精算はせずに(確か1月未満は戻ってこなかった気がする)、翌月からの定期券支給を止めて貰い、以後は毎週の通勤費を精算処理していました。その後浜松に移動してからは、そこに新幹線代が加わることになったわけですが。

今回のこの件と似たような話が有ったよなぁと思いだしたのが、1990年代にバブルが弾けて、出張旅費など大幅に経費削減が実行されたとき。それまでは、当時の自分のような新米ペーペーの平社員でも、アメリカ出張となれば、航空券はフルフェアのノーマルチケット、使用クラスはビジネスクラス、ホテルは法人契約していたから安かったけれど四つ星以上(確か当時のHilton、InterConti、Sheraton、Hyatt、Marriott、殆ど全てと法人契約をしていたはず)、レンタカーはクラスはノーマルだったけれど、万一のために保険や安全サービスは必ずフル装備という状態で、一回の予算が2~3百万だったはず。所がバブルが弾けて、海外出張なんてとんでもないという状態になると、一気に増えたのが「電話会議」。時差の関係で、大体は日本の夜、アメリカの朝の設定での会議が多かったので、日本の夜8時位から深夜まで、殆ど1時間単位で電話会議が続いたこともありましたねぇ。で、段々とそれで枠が足りなくなって、アメリカの夕方から夜、日本の早朝にも電話回帰が入るようになってますます大変になってきて... 当時は、まだインターネット電話(VoIP)何て無い時代だったから、国際電話代も結構しましたが、それでも人を送るよりは安いという事で、それ以来ガクッと海外出張は減りましたが。当時契約していたのは、確かJTBだったけれど、それはそれで大変だったかも。なんせ、それまで年間のべ何百人単位で海外出張に、しかもノーマルで行ってくれていたところがガクッと無くなったわけですから。

今回も、「定期券を使う」という仕組みは段々と消えていって、代わりに、プリペイドみたいな方式が登場してくるんじゃ無いだろうか。定期券みたいに、一定金額の特別Suicaみたいなものを一定数量購入すると、それを利用した場合は通常料金から割り引いた料金が引き落とされるような仕組みに。で、残高が減ってきたら上限までチャージ出来て、それは会社側も把握出来るように利用日と利用区画をまとめてレポートするような仕組み。会社としては、通常の料金を立て替え精算するより割引になるし、交通機関としても有る程度の売上げを担保出来るというメリットが。利用者としては、自分の行動履歴が把握されたり、定期券のように複数回利用することが出来ないので不満を感じるかもしれないけれど、例えばその仕組みを利用したら、通常料金から20%とか30%安い料金利用が出来るとなれば、企業側としては乗り気になるかも。区間を定めず、利用した区画の割引料金を引き落とすから、例えば一つのカードを経路が異なる複数人で利用してもいいわけですし。そんなリモートに対応した工夫が生まれ来るのだろうか。

藤井聡太新棋聖

昨日もいろいろ大きなニュースがあったけれど、やはりその快挙と明るいニュースということで、一番は藤井聡太七段の棋聖戦第4局勝利による、新棋聖獲得のニュースでしょうね。将棋は、それこそ子供頃に祖父とちょっと差した程度で、今では駒の動かし方すら定かで無い。ただ、自分がコンビューター(マイコンとかワンボードマイコン)を弄りだした頃の定番の一つが、コンピューターオセロやコンピューター将棋で、仕事を始めて個人向けパソコンの開発をして居た頃は、人気のある将棋ソフトをバンドルすることが売上げに大きく影響していたので、結構色々なソフト会社さんと仕事をした事も。今回の藤井新棋聖はAI将棋を駆使して居ることで有名だけれど、当時の「コンピューター将棋」と今の「AI将棋」では、雲泥の差なんでしょうね。

18歳まで3日を残して初タイトルを獲得したので、「17歳と11ヶ月」での最年少タイトル獲得になるんですね。今後、同じような状況で最年少タイトル獲得を競うような逸材が登場視してきたら、「17歳11ヶ月と〇〇日」という、日数レベルでの競い合いになるんだろうけど。藤井新棋聖も、この新型コロナウイルス騒動がなければ、もう少し早くタイトル獲得出来た可能性もあったらしいので、そこは一寸残念。でも、これまでの記録が18歳と6ヶ月だそうだから、半年以上の短縮はやはり30年振りと言うほど難しいものなんでしょうね。次の最年少記録は、藤井新棋聖が何冠か獲得しているような、今回の対戦車である渡辺明二冠くらいの年齢、存在になった頃じゃ無いだろうか。

私は全く将棋に詳しくないので、いろいろなTL等からの聞きかじりだけれど、今回の対戦では第二戦で敗れた渡辺二冠が、その時と同じ状態にして、そこから今度は勝利を目指すという手を打っていたらしい。その第二戦と一つ前の第一戦は、何れも渡辺二冠が敗れたのだけれど、その時使用した手(定石)は「矢倉」という、どちらかというと古くあるから守りの方法らしいけれど、渡辺二冠の得意の手。それをあえて藤井新棋聖側も同じ矢倉で対戦して、第二戦では勝利しているので、そこは渡辺二冠としても何となく「意地」みたいなものもあったのかもしれない。でも、最後は自分が予想していた場所とは反対側に駒を打たれて、そこから崩れていったとの解説で、そう言う相手も意識していない場所に「答え」を見いだすのは、知識かとか経験とかとは全く別の「閃き=才能」なんでしょうね。

今回獲得した「棋聖」も含めて、将棋には「八大タイトル」が設定されているそうで、その中で私も聞いたことがあるのは「名人戦」位かなぁ。でも「名人戦」は棋士の順位(クラス)として一番上のA級に所属していないといけなくて、現在B級2組の藤井新棋聖には挑戦権はまだ無く、最短でも3年後になるらしい。それ以外のタイトルでも、単純にトーナメント戦等を勝ち上がって挑戦する形式ではなく、色々現在のランキングとかルールがそれぞれ異なるみたいで、藤井新棋聖は、「王将戦」では最後に敗れて挑戦権を奪えなかったけれど、これは「前年度」のタイトル戦らしいので、今年度の「王将戦」には今年度もチャンスがあるらしい。あと、現在対戦中(2戦2勝)の「王位戦」に、決勝トーナメントに進んでいる「竜王戦」と、最大で四冠の可能性が残っているらしい。この中で、王位を獲得すると現在の七段から八段へ昇格し、さらに竜王も獲得すると九段となって、タイトル保有者以外では最高位にまで上り詰めるらしい。王位戦は、まだ2勝で、残りの対戦もどうなるか分からない。竜王戦の挑戦権を掛けた対戦は、羽生九段との対戦になるようで、これも厳しい。厳しい対戦だからこそ、藤井新棋聖の将棋も磨かれていくのだろうけど。今更将棋に手を出そうとは思わないけれど、やはり若い人の活躍にはちょっと胸躍りますね。

2020年7月16日

無事帰国

昨年からLos Angelsでインターンシップをしていた姪っ子が、昨日帰国。姪っ子を理由に、今年はLAXを中心に何度もフライトするぞと、年明けくらいまでは飛ぶ気満々だったのが、3月の頃から新型コロナウイルスの影響でフライトキャンセルなどもあり、結局LAXへ行けたのは昨年の12月が最後で、それ以来アメリカ行きは中断中。最初は会社指定のアパート(滞在期限有り)だったのが、昨年私が行った頃に現地に在住している日本人女性の人のシェアハウスを見つけて引っ越しをして、その為今回の新型コロナウイルス騒動中も何かとサポートして貰えて助かった様子。12月に行ったときには、出発前に買ってあげたパソコンの調子が悪くて、それを現地で修正というかFixして置いたので、その後のリモートワークにも支障が無かったと思うのだけれど。

本当は8月に帰国する予定だったらしいのですが、こんな状態ですし、彼女自身が画策していたインターンシップを利用して、アメリカやカナダを旅行する野望も達成出来ず、少し早めに昨日帰国する予定に変更したようです。空港から「これから帰国します」とメールを貰いましたが、先ずは元気で戻ってきてくれれば伯父さんとしても十分です(笑)。

その後、無事に羽田空港にはオンスケジュールで到着したらしいのですが、PCR検査の結果待ちのため入国することも出来ず、昨晩は制限区域内で待合室の椅子の上で仮眠を取りながら過ごした様子。父親である弟からも怒りのメールが来たけれど、まぁ今回の経験値を今後にちゃんと生かして欲しいですよね。自宅待機者は、結果が出る前でも入国して帰宅できるらしいけれど、彼女はその後近くのホテルで二週間待機生活が必要らしく、まだまだ日本の空気を満喫することは出来なそう。彼女には私から「落ち着いたら何か美味しいものを食べに行こう」と返信しておきましたが、それはそれとして帰国してから彼女は学校なり就職なりどうするつもりなのだろうか。こんな状況で、来年度の新卒採用はかなり厳しくなるし(実際、2021年度の新卒採用中止企業も多い)、いずれにしても大変なことだけは確か。修士課程1年目で休学してインターンシップに行ったので、復学することも可能なんだけれど、ちょっと色々あってのインターンシップだったから、さてどうなることやら。

まぁ、色々大変だっただろうけど、それも後で考えれば「良い経験」になるでしょう。個人的には、姪っ子ではあるけれど、大分私のDNAを受け継いでいる気がするので(笑)、自分のように旅行好き、海外好きに今回の経験で加速されたのかも。いゃ、個人的には、そう仕向けようとしていることは秘密です(笑)。いつになるか、可能かどうかも分からないけれど、いつか一緒に何処かにまた行ってみたいものです。まずは、今はPCR検査の結果が陰性で、早く文字通り帰国出来ることを祈るばかり。

Go To トラベルキャンペーン (2)

昨日書いた「Go To トラベルキャンペーン」の最後に書いた内容と大体同じ事を、フジテレビ解説委員の平井文夫氏も書いていて、「まぁ、それが普通の反応だよな」と自分で自分に納得した次第。「Go To トラベルキャンペーン=観光業対策」という図式が何となく浸透しているから、「観光が不用不急か」とか、「落ち着いてからゆっくり観光すればいい」というような、「観光」という言葉だけから反応している人が多いような気がします。

これと同じような構図だったのが、学校の一斉休校により給食が中止されて、それによって色々な生産者や食品販売店が大きな影響を受けたこと。当初は、「子供の安全」とか「学校を通じて家庭に感染が広がる」と言う事で始まった一斉休校だけれど、それによって給食がなくなるため大量の食材・食品が過剰在庫になってしまい、多くの事業者が廃棄するしか方法が無くなってしまいます。その後、販路の方行くとか販売方法の工夫とかでなんとか生き残ったところも多かったけれど、実は給食一つ止まることで、その波及効果が大きいことは身をもって経験したはず。今回の「観光」だって、観光地に行くための交通機関利用もあるし、その観光地で落とすお金は、食事、移動、宿泊、お土産、いろいろな部分に影響する。昨日も書いたけれど、インバウンドが事実上止まっている現在、内需で少しでも回さないと、言い方は悪いけれど壊死していくだけ。で、一度止まってしまった経済は、簡単には戻らない事も経験済み。まだシステムとして残っている間に、なんとか継続出来る余裕を入れないといけない。

平井氏も指摘しているように「日本的」と感じるのは、何事も「0 or 100」とか「白か黒か」「安全かそうで無いのか」みたいな、二択を要求するし二択でないと納得しない部分があること。これがアメリカなんかだと"Risk Take"と言う事で、どれだけリスク(=危険性)があるか判断して、値が高くても納得すれば実行するし、低くても問題を感じれば実行しない。勿論、アメリカ人的楽観的な所があるから、往々にしてハイリスクハイリターンを求めがちで失敗する事は否めないけれど。でも、昔経験したのは、会社の敷地内に池があって"Alligator Warning"という立て看板が立っているだけで。ここで注意を無視して池に近づいて被害あっても、それは「自己責任」。日本だと、池の周りに柵を作って立ち入り禁止にしないと社会問題になるようなケースでも、多くの場合は「自己責任」という定義が殆ど。それは、自分勝手にやって良いという意味ではなくて、自分で判断するだけの知識や経験を持っている者がそれを基盤に判断して行動する分には正当化されるけれど、そうで無い事に関してはそれなりの社会的制裁も覚悟しろよ、と言う暗黙の了解みたいなものも有るんですよね。そこが日本と違うところ。

どちらが良い悪いのは無しでは無くて、これまでの歴史とか社会背景などから生まれてきた「文化」の違いと自分は思うわけで、個人的にはちゃんと自己責任で判断した結果なら受け入れるけれど、それを関係内談三社からとやかくは言われた無くない。今回の場合は、「来て欲しくない」と言っている場所へわざわざ行く必要も無く、ちゃんと安全も確保できて受入体制も整っている場所を選べば良いだけの話し。勿論行く側もちゃんとした準備は言うまでも無い。県外でなく県内でもいい。とあるニュースで、感染隔離のために、店舗内にテントで「準個室」みたいな環境を作り、食器類もキャンプ用品を使うことで、三密を避けつつキャンプの雰囲気も楽しめるお店が受けていると聞いて、なるほどそれもアイデアだなぁと感心した次第。仕事でも良く言われるけれど、出来ない理由を探すのではなく、どうしたら出来るのかという事を考える、という事を改めて思い出します。ところで、野党はこのキャンペーンが、遅いだの早いだの散々二転三転文句をつけてね、さらには予算1.7兆円が勿体ないから医療費支援に回せと言っているけれど、予算1.7兆円も使え、医療費支援に新規に追加しろ、というのが正しいのでは。その為の予備費10兆円だったわけだし。まぁ、それにケチを付けていたのも野党だけれど。

新党「立憲民主党」

現在の立憲民主党と国民民主党の合流問題で、規模を理由に国民民主党を飲み込みたい立憲民主党に対して、経済的(政党支援金)余裕を武器に有利な立場を取りたい国民民主党。以前の合流提案では、ほぼ立憲民主党が飲み込む形で抵抗があったので、今回はそれぞれ解散してから新党を結党して合流するという提案だけれど、その党名が「立憲民主党(略称: 民主党)」って、悪い冗談だろうか。何なら「立憲国民党(略称: 立国党とかどうだろうか。N国党みたいだけれど(笑))にしたらと個人的には思う。

この提案、互いに譲れない部分や抵抗のあるところを、一度解散して進党を作ることでリセットしているように見えるけれど、もう一つ思うのは「新党」という事。これにより、現在不祥事をして離党している比例区当選の元所属議員が、復党することが出来るようになることも含めているんじゃないだろうか。でも逆に、立憲民主党を離党して国民民主党に入党した某女性議員などは、また離党するんだろうか。というか、政党の骨格である党の綱領すら定まっていない状態で合流して、で、その後内容で揉めてまた分裂するんだろうか。それって、政治をオモチャにしているとしか思えないのだけれど。

結局この人達が政党の「存在感」を見せるのは、こう言うゴタゴタを起こしているときだけなんですよね。政策とか政治活動とかで存在感を見せる事って、マイナスなことしか印象にない。「負の存在」というか「邪魔な存在」と言っても良いのかもしれない。なんと言っても、政党支持率を見ても、この2党が合流しても、倍増するわけでもなく、二桁にも届かない。まぁ、そんな低い支持率だから、合流でもしないと、世間の興味も引けないし、注目もされないのは分かるんですが、でも結局は中身が変わらないのに外側の包装紙だけ変更しても、これまでのお客さんは納得しないだろうし、新規のお客さんだって最初に間違って買う人は居るかもしれないけれど、二度三度と継続してくれる人もいないだろうし。大体、元は同じ政党だったものが意見が合わずに分裂したのに、また合流するというのは何だろうなぁ。

「党勢回復」が、勿論目的なんだろうけど、その為には見かけを変えるとか、意見が異なるけれどとにかく数を集めるとか、そう言う小手先の手法では、もう国民は振り向いてもくれない。結局は、色々な理由でその政党を心からサポートして居る人だけが残っていき、そう言う人達を繋ぎ止めるためにますます先鋭化していくしかなくなる負のループが生まれている気がする。これら政党が本当にやるべき事は、「無党派層」からどれだけ自分達の見方を発掘するかな訳で、その為にはより共感できる政策提言や、立法活動のはず。でも彼らがやることは、与党批判や協議拒否ばかりな訳で、そう言う無能な働き者に対して、もう世の中は猶予を与えるほど余裕は無いことを、もっと危機感を持たないと。まぁ、言っても無駄だろうけど。

2020年7月15日

無観客「甲子園ボウル」

変則的なリーグ戦が想定される、今年のシーズンで、従来の「大学日本一選手権」のシステムが利用出来ないので、大学日本一を決める「甲子園ボウル」は、多分事実上東西の大学チャンピオン同士の「東西大学決勝戦」の形になるだろうと予想されます。また、新型コロナウイルスの影響度合いによっては、無観客試合にならざるを得ない事も想定できます。で、その場合には「甲子園を利用しない」という選択肢もあるというニュース。その理由として「費用のこともあるし」と言ったら身も蓋もない。

確かに観客が入らないのであれば、わざわざあんな大箱のスタジアムを利用する必然性は無いのかもしれないし、例えばエキスポフラッシュフィールドとか、大学が専用で利用出来る施設もあるし、完済にはそれ以外にも色々施設はあるだろうけど、それなら「甲子園ボウル」という名称も使わずに、「東西大学決勝戦」くらいにしないと、納得いかないのでは。

ふと思ったんですが、いつものスケジュールだと、12月中旬の日曜日に甲子園ボウルがあり、その翌日月曜日には東京ドームでXリーグの決勝戦となるJapan X Bowlが開催されます。それなら2日間東京ドームで、大学、Xリーグと開催するとか、それこそ日曜日か月曜日に、大学生とXリーグの試合2試合を開催したらどうだろうか。学生の場合、東京ドームで試合する機会は、ライスボウルくらいしかないわけで、でも今年はライスボウルの開催も今の所不透明。それなら、東京ドームで一度経験しても悪くないのでは。

スケジュール的に厳しいのは最初から分かっているし、「無観客なら」という言い方もちょっと気になる。実際プロ野球やJリーグは、少しずつですが観客有りの試合を開催しているわけで、最悪入場者数を制限するなどするにしても、「甲子園ボウル」を名乗るなら甲子園で開催することを最優先で考えるべきじゃ無いだろうか。少なくとも東京ドームと異なり、甲子園は完全に「屋外球場」なのだから、仮に「密接」の状態であっても、室内での密接の状況とは大きく異なるはず。「密集」は、知り合いどおしとかグループ感染とかで発生する可能性もあるだろうから、このあたりは例えば「最大でも4人までの隣席使用」と、出来るだけ点在して着席するようにすれば良いだろうし、マスク着用の義務化に、鳴り物応援の禁止とか、色々方法はあると思うんですよね。でも、やっぱり「費用」を利用にしちゃ、学生が可哀想だと思う。

Go To トラベルキャンペーン

いよいよ始まる「Go To トラベルキャンペーン」。2万円を上限に、旅行代金は70%まで、残り30%は地域で使えるクーポンが利用出来る「太っ腹」なキャンペーンで、かなりの人がこの機会を利用しようと考えています。一方で、お客様には来て欲しいけれど、一緒に新型コロナウイルスは来て欲しくない観光地などは、「時期尚早」といいキャンペーンの後送りなどを要請しているところも。

大阪府の吉村知事などは、先ずは全国的な展開ではなく、隣接地域など限定的な地域間でのキャンペーンからスタートして、その後様子を見ながら全国的なキャンペーンにと提案しているけれど、まぁそれが現実的と思う一方、隣接地域からの観光客だけでは賄いきれない観光地も多いわけで、そのジレンマは決して小さくないのでは。それに隣接地域間と言っても、実は最近も陽性者が発生した静岡県の熱海は、直ぐ隣は神奈川県なわけで、物理的には「隣接」でも、地域的には「遠隔地」的な場所もあるでしょうしね。

個人的には、先日から利用開始されたアプリ使用を前提に、それ以外の方法も含めて万が一の場合には行動履歴が確認出来るようにすることを前提に、このキャンペーンを適用したらどうかと思うんですよね。例えば、

  1. 履歴アプリをインストールして、自分の特定番号を発行して貰う
  2. その番号を利用して「Go To Travelキャンペーン」を申し込む
  3. 旅行時には、履歴アプリを使用可能状態にしておく。旅行中、ホテルや観光地など、申し込んだ地域・地点での履歴確認を、例えば最低三回は義務づけて、実際に目的の場所を移動したかの確認をする
  4. 旅行終了後、もしその履歴確認先で陽性者が発生した場合は、履歴アプリ経由でワーニングを出す
みたいな事が出来れば、旅行者側も注意するだろうし、万一クラスターが発生した場合も、トラッキングも可能に成るんじゃ無いかと思うんですが。

確かに出歩かなければ、感染拡大のリスクは減少させることは可能だけれど、それでは経済が回らない。観光地だけで鳴く、その途中の交通機関だったり、観光地周辺での購買活動だったり飲食だったり、やはり人が動くことで波及効果も大きい。特に、インバウンドが暫くは期待出ない状況では、国内でいかに経済を回すかが重要なわけで、そのためには人が動かないと経済も動かない。でも、それによって感染拡大のリスクも大きくなるわけで、このあたりが大きなジレンマな事は確かなんですが。でも、最近の状況を見ると、陽性者数は増えているけれど、重症者数は減っているし死亡者数はここ数日0人が続いている。クラスターに関しても、それだけではないけれど、接待とかカラオケとか、やはり三密を回避することで、かなりリスク低減も出来そう。そう言うリスクアセスをして説明した上で、今回のキャンペーンを一つの切っ掛けにするべきじゃ無いだろうか。そう言う意味では、観光業界側も、マスクや手洗いなど、Go Toトラベルキャンペーンの「遵守事項」を上げて、それを守らない人は断るくらいの事があってもいいと思う。旅行業法的にも、例外処理として認める位のことが有っても良いかも。そう言う意味では、一つの「新しい生活様式」を作る事を考えるべきでは。それに、別に遠くに行く必要もないわけで、地元でリッチに消費してもいいわけですよね。そういう所を、政府ももっと上手く伝えるべきだとは思うけれど。ネガティブなこと、出来ない理由を言うのでは無く、もっとみんなでポジティブなこと、出来る事のアイデアを出すべきだと思うんだけれど。

2020年7月14日

Bye bye, "Redskins"...

NFLのWashington "Redskins"が、Boston時代の1933年から使用してきたチームニックネーム"Redskins"を、本日をもってそのニックネームと現在のロゴの使用停止する事を発表。BLM運動や、其れ以前からあったPC関係で、特にスポンサー関係からの圧力もあったんでしょうね。個人的には馴染みのある名称だけに残念ですが、昨今の風潮に元から有るインディアン(Native American)からの批判もあるんだろうなぁ。

NFLで言えば、このWashington Redskinsだけでなく、Kansas City Chiefsもそう。MLBだと、Cleveland Indiansなんてそのものズバリだし、Atlanta Bravesの"Braves"の名称もロゴもNative Indian。NBAだと、Golden State Warriorsも、Native Americanを意味するもの。大学チームでも、結構同様のニックネームを使用して居るところが多かったけれど、こちらはいち早く変更しているし、そう言えば日本の法政大学も、以前の「トマホークス」から「オレンジ」に変更しているし。ただ、以前も書いたけれど、そう言う言葉をつかうことが「差別的」と言うものの、チームとしてもその名前に、「勇敢」「勇猛」「強さ」みたいなものを意味して使用しているわけで、決して相手を卑下したり差別しているわけじゃ無い。そんな名前を付けても、チームとして何の得もないわけですからね。とは言っても、"Redskins"に付いては「赤色の肌」ということで、それこそ「黒人」「黄色人種」みたいな響きもあるから、正直微妙だとは思うけれど。

この問題は、どちらかと言えば、元々そう呼称を使用していたNative American側が、勝手に自分達の呼称を使用するなという「権利・権益」の問題の方が大きいと思うんですよね。それだって、別に商標登録しているわけでは無いけれど、歴史的にあるいは伝統的に特定の人達が使用してきたもの、そう言う集団を意味するものという、暗黙の了解や理解があるものを、全く別の所で使用すればクレームする事は分かるんですが、それを「差別的」と言ってしまうと一寸違うんじゃないかなあ。日本の報道では、一律そう言う言い方でこのニュースを伝えているけれど、本当は持って複雑だし、そんな単純な話でも無いと思う。

気になる新チーム名やロゴはまだ発表されていないけれど、どうなるんだろうか。チームカラーがどうなるかも気になりますよね。Washingtonは、赤色(バーガンディー)と金色がチームカラーだけれど、これもやはりこれまでのイメージがあるから変えるんだろうか。そうなると、チームユニフォームも変更しないといけないから、大変そう。最も、Washingtonは本来はビジター用の白ジャージを好んでホームでも使用しているから、実はそんなにチームの印象としては変わらないのかもしれない。まぁ、チームの心配もそうだけれど、NFLの今シーズンがどうなるかも心配ですよね。色々な意味で、これまでに無い新しいシーズンになる事だけは確かなんだろうけど。

逞しい命

昨日はお盆(新盆)だったので、夕方結構強い雨の降る中玄関先で迎え火を焚いていたときのこと。玄関横に立てかけてある、葦簀の日除けに何か変なものが付いています。最初は、落ち葉か何かが丁度葦簀の間に挟まったのかと思ったんですが、近づいてよくよく見ると、なんと脱皮中の蝉でした。

蝉の抜け殻は、子供の頃集めるのが良い遊びだったけれど、流石に脱皮して羽化する所を見たのは、生まれて初めてです。普通は、確か早朝に地中から出てきて、朝日とともに脱皮が始まり、その太陽光で体が乾いて段々としっかりして、飛び立っていくんじゃなかっただろうか。

前日の日曜日は、ずっと続く梅雨空の中、始めて夏らしい暑い一日になり、浜松の最高気温も31度を超えるくらい。昼間外に出かけたときに、「もしかしたら、これで梅雨明け」と期待もしましたが、月曜日は朝から曇り空でお昼からは再び雨になってしまいました。この蝉君も、日曜日の暑さで「お、夏が来たかな」と地中で判断したものの、外に出て来たら曇り空から雨模様。仕方が無いので脱皮し始めたところに、さらに低温もあって力尽きたんだろうか。もしかしたらと、暫く見ていましたが、本来ならこの状態から腹筋するように上に頭が上がってきて、その後、殻の中に残っている後ろ足とか体の残り半分が外に出て、そこから今度は今緑色の羽が広がって全体が茶色くなるはずですが、ずっとこのままです。「あぁ、可哀想に...」と思いながらこの日は終わったんですが。

前日の深夜から明け方に掛けて、凄い雨音で余り眠れず、まだ雨模様の朝方。気になって昨日の脱皮の場所へ行ってみたら、なんと蝉の抜け殻だけが残っていました。昨晩の激しい雨にたたき落とされたかと周りを見てみましたが、それらしきものは落ちていません。鳥にでも食べられたかなとも思ったんですが、昨晩の雨では鳥も飛ぶことは難しいだろうし、抜け殻の一度割れた背中の部分もしっかり閉じていたので、どうやら時間は掛かったものの、何とか羽化できて飛び立っていった様子。

前日は、「自然は厳しく残酷だなぁ」とか思っていた自分が浅はかに感じる位自然は逞しいなぁ。こうなるのなら、定点カメラでも仕掛けておけば良かったと思ったりもしたけれど、まぁ科学番組でもないし、結果良ければ全て良しと思うことにします。

一つ残念なのは、天気予報ではまだ一週間位梅雨空が続いて、梅雨明けは21日過ぎという予報。そうなると、この蝉君は一度も夏空を見ずに寿命を全うすることになるかも。今日から明日に掛けては、豪雨の予報もあるくらいだけれど、水曜日くらいには夏空を元気に飛び回って、元気に鳴き声を聞かせて欲しいなぁ。自然の逞しさに、一寸自分も元気を貰った気分です。

2020年7月13日

レジ袋有料化

ここ最近の日用品や食料品の買い物同行をちょっと振り返ってみると、レジ袋有料化に関して疑問が。スーパーなどへ食料品を購入行くときには、予め購入するものは代替決まっているし、お米とかペットボトル系瓶系(飲料水だけでなく、お醤油とか調味料系も含めて)も購入するので、結構しっかりしたトートバッグとか有る程度量が入るダッフルバッグを持参しています。

で、問題なのはコンビニ。以前も書いたように、「よし、今日はこれからコンビニに行こう」と思って行くことは余り無く、たまたま通りすがりとか、「あっ、あれ買っていこう」みたいな、思いつきで寄ることが殆どですから、事前にエコバッグとか用意していることは少ない。一応自家用車の中には、一つ中型くらいのトートバッグを入れているんですが、これを使ったときには、購入したものを自宅内に運んで、そこから再度トートバッグを車に戻すのを忘れることが多いので、二回に一回は「あっ、無い!」状態になります(笑)。あと、トートバッグの底の幅(奥行き)が10cm位なので、例えばお弁当とかお惣菜を購入した時に、バッグの中での据わりが悪いという事も不満の一つ。上手く詰め込むテクニックとしては、一番そこに小さめの有る程度強度の有るものを入れて、その上に幅の広いお弁当などを入れる「逆三角形方式」にすれば、バッグも変によじれず、安定して入れられますが、コンビニの場合こちらの都合の良い順番で商品をレジ打ちしてくれるわけでは無いので、詰め込むのが大変だったりします。ですから、最初はエコバッグ利用を心がけようと思っていたけれど、一週間位でコンビニでは買い物籠をレジに出しながら「レジ袋でお願いします」と最初に一言伝えるのが定番になっています。

浜松市は、コンビニレジ袋でゴミ出しなどには使えないけれど、三角コーナーの中身を入れたり、汚れたものをまとめて置いて、最後に一緒に有償のゴミ袋に入れるなど、使い道は色々あるので、決して道端に捨てたりする事はないし、有効利用しているつもり。これまでもそういう使い方をしてきたから、慣れているんですよね。大体、レジ袋は一つ3~5円。5円としても、年間100回コンビニを利用しても500円、ほぼ毎日として360回利用しても1,800円。エコバッグにはピンからキリまであるけれど、耐久性などを考えても、実はコスト的にはそんなに違わない気がします。で、レジ袋には色々有効活用できる「第二の人生」があるけれど、エコバッグはこまめに洗濯したり消毒しないと、今の時代逆に危険になったりします。以前のように無料で袋が提供されると嬉しいけれど、年間100回も利用しない自分は、もう居直って毎回「レジ袋お願いします」モードでも良いかなと感じています。

特定の材料が25%以上だと、無料配布可能らしいけれど、その袋の場合はコストが倍以上違うらしい。だから、コンビニ側としても直ぐに無料可能な袋に戻る事も難しいのだろうけど、一部ファストフードや持ち帰り店では、内容物の形状(幅広とか)もあるため、専用の袋にしないと持ち帰る途中で倒れたり漏れたりすることから、無料可能な袋に切り替えて販売しているところも。そう言うチェーンの売上げ次第では、多少のコストアップは覚悟しても、以前のように「無料コンビニ袋」を採用するコンビニチェーンが、案外早く登場するかもしれない。個人的には、環境被害の原因だから止めるという理由付けよりも、適切に処理しない行為が恥ずかしいという動機付けをする方が大切だと思うので、そう言う方向に今後進んで欲しいのだけれど。メディアなんかでは、どうしても「コンビニ袋」という象徴性でニュースにしたりするから、実際に必要な方向性からどんどんずれて行くんですよね。それはそれで、メディアの問題だと思う。

お盆

確か浜松市内全部じゃ無いはずなんですが、浜松は全国的にも珍しくこの7月にお盆をする「新盆」の地域。今日13日が「盆のいり」で、今年は地域の役みたいなものを持ち回りでやっているので、ちょっと今日・明日は「盆義理」で今年初盆のお宅を回らないといけない。

昔は、自分の家系が本家で新盆(7月)で、母方の家系が旧盆(8月)だったので、何故か7月8月と2回お盆をやっていた気がするけれど、子供心には余りそう言う方面への関心は無かったので、何となく過ぎてしまい、その後就職して地元を20年以上も離れていたので、そう言う地域の政に全く疎くなってしまい、いざ自分が担当するとなるとあたふたすることばかり。良く、都会生活に疲れて田舎暮らしに憧れるという話があるけれど、こう言う地域の柵をいきなり経験すると、結構敬遠したくなる人も多いんじゃ無いだろうか。いゃ、性格的に世話役とか好きな人も居るだろうけど、都会に住んでいた人は自分の経験上どちらかというとドライな関係に馴染んでいるから、こう言う田舎のウェットな関係は大変だと思う。

昨日は、ナスビの牛とかキュウリの馬とか、色々準備をしたけれど、子供の頃は何でナスビやキュウリに割り箸を刺して「牛」とか「馬」にするのか、意味が分からなかったけれど、この年になると何となく分かってくるのも不思議。夕方には、迎え火を焚かないといけないけれど、予報では昨日の快晴が一転して、今日は午後から雨になるらしい。雨で迎え火が見えなくならないことを祈るばかり。

2020年7月11日

アルテミス計画

日米両政府が、日本人宇宙飛行士の月面着陸実行も含む月探査協力に関する共同宣言を発表というニュース。昔のアポロ計画のように、地球から直接月に飛行して着陸して戻ってくるだけでは無く、月を周回する基地「ゲートウェー」を建設して、ここを拠点に月面に着陸するという計画らしい。記事の最後に、その集会基地の説明がちょっと書かれていますが、昔のように母船が集会して待機するようなものでは無く、それなりのサイズの居住棟を準備するみたいで、ミニ宇宙ステーションみたいなものかな。

宇宙探査は、アポロ計画を頂点に、その後スペースシャトルが何とか命脈を繋いでいたけれど、自己が続いて運航自体が終了してしまうと、一気に興味が薄くなってしまいました。それが、満身創痍でミッションを大成功に導いた「はやぶさ1」で再び人気が復活して、今また宇宙への興味が大きくなってきていることは、個人的には嬉しい限り。スペースシャトル退役は残念だったけれど、それをバネにスペースXが新しい技術を開発して、再びアメリカの宇宙への道を開いたことが大きいですよね。

とは言っても、宇宙開発には膨大なお金が必要で、まだその回収方法は見つかっていないことも事実。例えば、月にものすごく高価な貴金属とか資源があって、それを数kgでも回収すればコストリカバリー出来るなら良いのですが、残念ながらそう言う都合の良い話は無い。技術革新という、無形の財産形成にどれだけの人が興味を持ち、支援してくれるのか、正直なところ未知数だと思います。特に最近の日本では、自然災害が続いて、さらにさらに新型コロナウイルスの状況も見えないのに、どうなるか分からない計画に多分何千億、もしかした1兆円を越すような資金投入が理解されるか複雑ですね。

個人的には、月に行ったらバルカン星人と遭遇して、そこから宇宙進出が始まる、みたいなスタトレの世界が始まることを期待しているけれど、まぁまだ無理だろうなぁ。コクレーン博士が、まだワープドライブも試作していないし、その切っ掛けになる第三次世界大戦はやはり起こらない方が良いわけだし。「アルテミス計画」かぁ... どっかで聞いたような名前だなぁ...

日本版シリコンバレー@浜松

こんな記事を見つけてビックリ。見出しが「日本版シリコンバレーへ...」で、「何か昔もそんな話が生まれては消えたよなぁ」と思いつつ本文を見たら、そこに「浜松市」の名前がありビックリ。他に登場する都市名は、日本を代表するところばかりで、何でそんなところに「浜松」の名前が?!

正式発表は週明け13日らしいけれど、「グローバル拠点都市」なるものを全国に数カ所設定し、アメリカのシリコンバレーのような、独創的な新興企業を誕生させるような事を考えているらしい。〇〇市のように、一つの都市を指定するのではなく、有る程度広がりのある「都市圏」で設定するようで、当初は東京・横浜の京浜地区と福岡市がほぼ決定状態だったらしい。そこに追加の都市圏として、大阪、京都、神戸の近畿圏と、名古屋・浜松の中部圏が決まるらしい。

「名古屋」と言えば、少し離れているけれど「トヨタ」もあるし、浜松には自動車メーカーなら「スズキ」、オートバイなら「スズキ」「ホンダ」「ヤマハ」が有る。只、今回の中部圏は車よりは飛行機産業なんだろうなぁ。MSJ (Mitsubishi SpaceJet、旧MRJ)は今後どうなるか不明だけれど、航空機部品としては名古屋地区は健在で、私も知らなかったけれど浜松にも関連会社が結構あるらしい。あと、浜松は浜松で、ホトニクスに代表される光電管素子とか、あとヤマハは楽器メーカーのイメージが強いけれど、半導体も作るし、最近ならVOCALOIDの音声合成とかAI関係も強いし。

最近は余り聞かなくなったけれど、浜松には「やらまいか(「やってやろうじゃないか」みたいなニュアンス)」という言葉があり、後のオートバイメーカー3社や、その他有名企業・有力企業も多いのだけれど、余り認知されていない気もします。別に有名にならなくても良いけれど、やはり「物作り」のある街なら活気も生まれるし、こう言う動きは地元民の一人として歓迎したい。静岡市が商業の町なのに対して、浜松は物作り製造業の町と昔から言われて対比されてきているけれど、これでいよいよ浜松市が静岡県の県都になる日も近い(をぃ-笑)。ただ、名古屋市と浜松市は結構離れているし、どう言う連携や扱いになるんだろうか。正式発表に注目したいですね。

2020年7月10日

Canon R5/R6

キヤノンが満を持してSONY α対抗で出してきたミラレーレス「EOS R5/R6」。R5が上位機種で、R6が標準機という位置付けみたい。画素数がR5は4000万画素台で、8K対応と言うが、自分的にはToo Much。一方でR6は、常用ISOが10万台とか凄いなあ... 連写枚数はどちらも20枚/秒だから、フットボールを含めてどんなスポーツにも対応出来そう。

どちらもフルサイズなので、望遠レンズが悩みどころ。今持っているEOS 7D MK2は、APS-Cですから、フルサイズ閑散で1.6倍になります。手持の100-400mmは、160mm-640mm相当の超望遠レンズに。この640mmでも、ちょっと辛い場合もがあるから、今回同様に新製品として登場した100-500mmのレンズでも、ちょっと物足りなくなるかも。

600mmと800mmの単焦点且つF11固定の望遠レンズが面白そうだけれど、F11だとよほど明るい外で無いと厳しいかも。幾らISOが10万まで上げられても、F11だと東京ドームでは厳しそうな気がする。それに、レンズ本体が沈胴式で使用時に倍位に伸びるというのも、ちょっと使いづらいと思う。以前使っていた、100-400mmが沈胴式でちょっと使いづらかったしなぁ。実は、今年は飛ぶ機会が無かったために、小金が手元に少し有るので物欲がふつふつしているけれど、使う機会が無いしなぁ... 見るだけかな、このモデル達は。

2020年7月9日

大雨と突風

昨日の大雨は、少なくとも浜松付近は早朝の豪雨の後は、特に大きな被害は無かったみたいですが、今朝自宅の雨戸を開けていたら、いつの間にか外に張ってあった葦簀がわやくちゃに鳴っている部分を発見。そんなに古くなっていないはずなんですが、葦簀を繋げている縦糸が、真名くらいで何本か切れていて、バラバラに近い状態になっています。

新しい物を購入して入れ替えれば一番簡単なんですが、まだ葦簀自体はそんなに悪くなっていないし、取り替えるにしても古いものの廃棄が面倒。「燃えるゴミ」の日に出せるんですが、まとめてかつ長さを60cm位に切りそろえないといけない。よく読みると、何本か走っている縦糸の数本が切れているので、細い針金とかで補修すれば、まだ続けて使えそう。でも問題なのは、一向に開けそうにない梅雨空。今朝も、しとしと雨が降っていて、ちょっと外で作業するには辛い。今日明日の天気予報では、降水確率90%で一日雨の予報。土曜日も80%で、日曜日から60%に下がるものの、週間予報では水曜日までそんな状態が続く予報。曇り空くらいなら、日曜日に少し補修できるかもしれないけれど、葦簀が濡れたままだと困るし上手くないなぁ...

今朝は、関東で一寸大きめの地震も発生したりと、どうも弱り目に祟り目が続いているような状況。ずっと雨なので、空気を入れ換えようと窓を開けると湿った空気しか入ってこないので、室内が湿気ってしまい、慌てて窓を閉めてエアコンを回して除湿をするけれど、それにしても限界がありそうだし。エアコンを回すにしても、全ての部屋に設置しているわけではないし、全部回してもうちの中はどうしても蒸し暑い。雨で湿気が高いのに、気温も高いのはどうしようもありませんね。

幸いにも、自宅はガス乾燥機を使用しているので、洗濯物の処理だけは困らない(笑)。自宅近くには、コインランドリーもありますが、通りすがりにチラッと中を覗くと、いつ見ても殆ど全ての乾燥機が回っているような状態で、皆さん大変だなぁと実感。勿論、自宅の乾燥機は業務用ではないので、コインランドリーにあるような大型の乾燥機でシーツから衣類からまとめて一気にと言うわけにはいきませんが、ガス乾燥機だからコインランドリーにあるものと、容量が違うだけで乾燥力は強力。普通の衣類なら、60分もしないうちに乾燥完了します。昔は電気式のものを使用していましたが、こちらは一回2時間位回していた気がします。それでも、厚手のバスタオルなんかはまだ生乾きっぽいので、再度乾燥機に掛けるか、室内干しで乾燥させないといけない。そんな些細なこと以上に、これ以上自然災害が広がる前に、早く梅雨明けしてくれないかと思うばかり。

ブルックス・ブラザーズ経営破綻

新型コロナウイルスの影響で、倒産や経営破綻のニュースが続きますが、今度は米国が誇るブランド「ブルックス・ブラザーズ」が経営破綻(Chapter-11)に。日本法人への影響は不明ですが、サイトにアクセスしてみてビックリ。確か、日本進出時の一号店だったと思うのですが、青山店が8月30日で閉店するとのこと。

この頃は、私が高校を卒業する頃で、アイビールックに目覚めて、毎月「メンズクラブ」を購入していた時代でした。あの、石を積み上げた壁にショーウインドーがあって、そこに飾られていて紺色ブレザーとか憧れだったなぁ。確か大学に入って、当時は松戸に下宿していたんですが、バイトなんかをして少しお金が貯まったときに、入学時にお祝いで作って貰ったブレザーを着てこの青山店に始めてはいり、緑色ベースのレジメンタルタイを買ったのが、初めてのブルックス・ブラザーズでの購入経験。確か、7~8千円位で、当時の自分としてはかなり「高価な買い物」でした(笑)。

その後、やはりブルックス・ブラザーズは製品が高くて、断端と同じアメカジだけれど一寸庶民的な、Jプレスに移っていったんですが、仕事でアメリカに行くようになると、良くモールの中のお店とか、New YorkとかChicagoだと直営店に行って、シャツとか買ったのが良い思い出です。カジュアル系のアメリカブランドの中で、ブルックス・ブラザーズはやはり一つ上というか、「アメリカン・フォーマル」みたいな印象があったんですが残念ですねぇ...

まぁ、Chapter-11ナノで直ぐに倒産店舗閉店と言う事では無いと思うけれど、ネットショップだったりアメリカでもファストファッションが広がっているから、こう言う伝統的なフォーマルっぽい衣料品は受けないのかなぁ。でも、ぶら下がった羊さんが胸に刺繍で入っている、ポロシャツとかワイシャツは今でも人気だろうし。これから暫くは大変なんだろうけど、是非復活して欲しいなぁ。そう願っています。

2020年7月8日

大雨特別警報

九州に大きな被害を与えた雨雲が東に移動しているのか、今朝は岐阜県・長野県に大雨特別警報が出され、岐阜県の飛騨川では氾濫が発生しています。その影響か、朝食を食べて暫くしたら、浜松にもものすごい雨が降りだし、1時間位かな、もう身動きできないくらいの豪雨状態が続いていました。

天気図を見ると、岐阜県から長野県に掛けて、日本列島の中心部を覆うような豪雨の表示があるんですが、それとは別に下(南側)にも同じような豪雨の表示があり、それが知多半島から東に移動して、浜松を通過していったと思われます。雨雲レーダーを見ると、その後(西側)には危険な雨雲は見当たらないので、この後は暫く小康状態が続きそうですが、依然として長野や山梨あたりには厚い雨雲がずっと続くような状態で、今後ここに降った雨が静岡県側に流れてきたときに災害に繋がらなければ良いのにと願うばかりです。

つい先日、ハザードマップの事とか書いたばかりで、直ぐに真面目に心配しないといけない自体になるとは思いませんでした。これだから、自然は侮れないしやはり心構えや最低限の準備は必要だなと、改めて認識しました。自宅近くの川は、今の所はん濫警戒水域までまだ1m以上余裕があるので大丈夫だと思うけれど、心配なのは天竜川。なんせ、長野県から静岡県に流れてくるから、これからの長野県の雨の状態で、一気に下流域に影響する可能性が大。すでに上流の長野県内の地域では、レベル2相当で氾濫注意水位に到達しているらしい。今後は、この水位が上がることはあっても下がることはないので、これから午後から夕方に掛けて、これまで降った雨の影響が出てくるんじゃ無いだろうか。と思ったら、今テレビで天達気象予報士も、同じような事を説明していました。

習慣の天気予報を見ると、ずっと「雨」のマークが並んでいます。「梅雨の時期」だから仕方ないと言えばそうなんだけれど、例年、ここまでずっと雨の天気が続くという事って、余り記憶にありません。梅雨明けが遅れることはあったけれど、途中は結構はれていたりしたのに、今回は「晴れ間」を見た記憶が殆ど無い。梅雨入りも結構早かったし、このままだと梅雨明けは7月の下旬くらいになりそうで、このままだと体にカビが生えてきそうな気さえします(笑)。家の中もベタベタした感じが取れず、冷房を回して少しでも除湿するようにしていますが、掃除をしてもスッキリした気持ちになれず、本当に久しぶりに「憂鬱な梅雨時」を体験している気分。雨だけでも憂鬱なのに、ここ数日は決行酔い風が吹いたり、激しい雨の影響で、自宅につるしたり立てかけてある葦簀も倒れたり破損したりしていて、梅雨明け後の補修が大変そう。本当、今年の梅雨時は良いことがありません。

餃子政党

都知事選投票日に、突然「#宇都宮」の「#みんみん」の餃子話をtwitterに投稿した、立憲民主党の枝野代表。TL上では大きな話題になり、選挙違反すれすれ、脱法行為として批判される声も多い物の、お仲間達は擁護の声も。ただし、大手メデイアも取り上げるようになり、そこには「お仲間メディア」からの批判の声が。

まぁ、ハッシュタグを「#宇都宮」に下のは駄目ですよね。これが「#宇都宮餃子」なら、その真意は別にして、取りあえず言い訳できるけれど、「#宇都宮」はアウトでしょう。しかも、餃子が大好物で、その直近にも餃子関連の投稿をしていたならまだしも、突然餃子のしかも「宇都宮」という地元ではあるけれど地名を出しての投稿は、支援している候補者への投票誘導と言われても言い訳できない。それに、同名の候補者を自分達が推薦しているしその投票当日なんだから、どうしても「餃子」の事を呟きたいなら、責めて「地元の〇〇というお店」とか地名を出さないようにするのが、政治家としての常識では。日頃散々他人の言葉尻や、途中の言葉を切り出して批判しているけれど、まぁ自分達の場合は「他意は無い」で終わりなんだからいい気なものです。

例によって、以下略ちゃんが詳細にまとめ記事を掲載されていますが、本当は「宇都宮の餃子の話で、都知事候補の宇都宮健二氏は無関係ですよ」と言いたいのに、中にはそのものズバリに関係付けしている、KuTooの人も居て「そりゃ、普通はそう思うよ」と下手な小細工に笑ってしまいそうに。さらに問題なのは、その枝野氏の投稿の内容で、「餃子の店」として馴染みの店名を上げているのは良いけれど、どうも内容から別のお店と勘違いしている可能性が。さらに、何故か最後に中華料理の全国チェーン店の名前を出して、「名前に違和感」とか突然チェーン店批判を入れてくるし。個人的に投稿内容を読んでみると、単純に「おっ、同じ『宇都宮』だけれど、餃子の話ならいいんじゃ無い」みたいな思いつきで、内容は単純に餃子の記憶を書き込んだだけだけれど、それが後から猛烈に批判されてビックリ、みたいな感じじゃ無いだろうか。だから「誤解を招く行動をして、お詫びします。」と言えば終わる話なのに、何故か「他意はありません(=自分は悪くない)」と言っちゃうから、収まるものも収まらないんだよなあ。

「選挙だから、ルール破り以外は何であり」という理解なのかもしれないけれど、今彼らが追求している河村議員夫婦の買収行為と、行為自体は似たようなものですよね。勿論、実際にお金とか餃子を配布した訳じゃないし、本当に候補者の「宇都宮氏」を意図していたのかも不明だけれど、でも何か付けて「正直」とか「真っ当な」とか「立憲主義」とか言っている人が、正直と言いながら不誠実な行為をして、真っ当なとか言いながらくせ球みたいな行動を見せ、立憲主義と言いながらルールの穴を突くような事をやっていては、「やっぱり口先だけ」と思われても仕方ない。一事が万事そう言うことばかりやって「ブーメラン政党」とも言われていたのに、今後は何か言い訳する度に「餃子政党」とか「餃子論法」と言われてしまうだろうなぁ。まぁ、政権交代は一生無いな。

全日本大学選手権中止

大学アメリカンふとボールの日本一を決める「全日本大学選手権」を、新型コロナウイルスの影響のため中止する方針を固めたという記事。全国を8地区に分けて、地区優勝チームや、上位チームが参加するトーナメント戦が「全日本大学選手権」。その決勝戦が、「甲子園ボウル」として大学チャンピオン決定戦だったわけですが、今年は秋のリーグ戦すら通常開催が危ぶまれており、全日本大学選手権トーナメントも開催は厳しくなってきて、それは仕方ないでしょうね。

となると、「決勝戦」である甲子園ボウルはどうするのか。一番可能性があるのは、以前のように関東と関西の地区優勝チーム同士の対戦にすることで、これは予定期日までにそれぞれの地区リーグ戦が完了していれば、開催は可能。ただし、その秋のリーグ戦にしても、すでに通常開催は厳しいとの認識から変則的リーグ運用をする旨発表されているので、「甲子園ボウル」という名前を冠するのか、あるいは東西の決勝戦にはするけれど、別の名称にするのか、色々考えることはありそう。

仮に「甲子園ボウル」ではなく、例えば「東西交流戦」みたいな開催になった場合、やはり試合会場としては甲子園を使うのだろうか。通常甲子園ボウルは12月の中旬に開催されるので、やはり変則的な運用になっているプロ野球のスケジュールが、かなり後ろになっても多分大丈夫だとは思うんですが。気になるのは、「甲子園ボウル」でなくなったときに、甲子園を使うのか、ということ。以前甲子園が改修のために使えなかったときには、「甲子園ボウル」を確か大阪ドームで開催したけれど、名前が残って会場が変わるのは良いと思うんですよね。でも、名前が変わっても甲子園を使うのはどうだろうか。やはり、「東西交流戦」とかになったら、大阪ドームあたりで開催することになるのなかなぁ。

フットボールだけでなく、この春から秋に開催される全てのスポーツが影響を受けてしまうのは仕方ないし、その影響は来年にまで響くことは確実でしょうね。特に、今季は大学は新入生はいきなりリモートで授業が始まり、キャンパスに来ることも殆ど無いだろうから、どのスポーツ部も新歓に苦労しているでしょうね。この世代だけ、ぽっかりと空白が出来てしまうと、大学スポーツで廃部するクラブも決して少ない気がする。色々な意味で、モチベーション維持をどうするのか、現役選手にしても、新人選手にしても難しそう。母校のチームも、今年はどうサポートしてあげればいいのか、全くアイデアが沸いてきません。困ったなぁ...

2020年7月7日

伊丹空港リニューアル

ここ最近何度か利用している伊丹空港は、少し前からターミナルのリニューアル真っ最中で、特に到着出口から、出発カウンターのある南側へ移動する途中には養生部分が結構あって「何時終わるのかなぁ」と何度も感じていたところ。その伊丹空港の是面刷新が完了して、8月5日からグランドオープンするという記事。本来の予定では、今月からの東京2020に合わせてオープンする予定が、新型コロナウイルスの影響などもあってこの8月に後送りしたらしい。

確かに、一番最近に伊丹空港へ行ったときには、それまで制限エリア内に結構養生で囲われた部分がのこっていたのが、かなりスッキリしている印象がありました。一番の売りであろう、レストラン街エリアや物販部分は少し前にオープンしていて、大阪名物のお店なんかも入っていて一度位はゆっくり利用したいと思いつつ、以前だと結構混雑していてなかなか利用出来なかったんですよね。今回は、利用客数が減っているから混雑はしていないのだけれど、ターンアラウンドタイムが1時間を切っていたので、入って食事する余裕が無くて、まぁ今年後半位になったらゆっくり飲み食いしに行ってみようかと思案中。

伊丹空港同様に、福岡空港もリニューアルしていて、こちらもターミナル内が綺麗に整備されて、しかも以前と比べて食事できるお店も増えていて、楽しみが増えています。でも、先月くらいまでは、利用客数も運航便数も激減しているので、空港内のお店も休業していたり、撤退しているお店もあり、開いているお店も店内はガラガラだったりするんですよね。以前だと、いつ行っても外に行列が出来ていたようなお店でもそうですから、普通のお店はたまらないでしょうね。実は、この週末、ドライブも兼ねて久しぶりにセントレアへ行ってみたんですが、ターミナルビルのお店は半分くらいが閉まっているような状態で、航空会社のカウンターも殆どが灯りが落ちているような感じ。羽田や関空とは比較できないけれど、それでも賑やかな空港の一つだったのに、まるで休業日に来たような感じでした。駐車場も、半分くらいは閉めているような状態だったので、やはりそれだけ利用者数は激減しているんだなと感じたところです。

多くの空港は、この東京2020に合わせて整備計画を進めて、それなりに資本も投入してきたんでしょうけれど、新型コロナウイルスで東京2020は延期されるし、運休便の影響で空港利用者数は前年比で数%位まで激減しているし、分足り蹴ったり以上に大変な状態。これから国内線は徐々に回復していくようなので、少しずつは息を吹き返すんだろうけど、多くの空港はドル箱の中国路線とか韓国路線が回復しないと、かなり厳しいでしょうね。地元の静岡空港もまさにそうだし。このリニューアルのニュースを切っ掛けに、少しずつ航空需要が上向きになる事を祈ります。

郵便局キャッシュレス

今朝の朝のニュースで、「郵便局がキャッシュレス化」とニュースをカナしていて「えっ?!」と思って検索してみたら、JPのサイトに情報掲載されていました。

サービス自体は今年の3月から始まっていたんですね。でも、スタート時はその都道府県で1~数局程度で、静岡県などは静岡市の中央局のみ。この7月21日からは、一斉に全国展開されるみたいで、静岡県内でもかなりの郵便局が対応開始する様子。ところで、この都道府県別のサービス開始局のリストだけれど、各市町村毎にまとまっていなくて凄く醜い。だから、最初自宅近くの郵便局を見落としていて、「やっぱり小さな郵便局だから、直ぐに対応しないんだな」と一度諦めたんですが、どうも市町村毎に並んでいるのではないと閃き、よくよく探したらちゃんと自宅近くの郵便局も7月21日から対応開始となっていて、これから1円とか5円を準備して郵便局へ行く必要が無くなりました。

「何だよ、このいい加減なリストは」と、一度は軽く怒りがわいてきましたが、よくよくリストを眺めていて分かりました。郵便番号の順番に並んでいるんですよ、これが。だから、地域的に有る程度まとまっているんだけれど、浜松市の場合は市町村合併したときに、かなり多くの郡部や隣接市と合併したから、その影響で郵便番号が結構幅があって、それが自分で理解している地勢上の近い遠いとずれているところがあるようです。つまり、この手のリストの場合、例えば東から西に並んでいることを何となく想像してみると、それが途中で飛んだり逆になったりしていると凄く違和感を感じるわけです。浜松市の場合、最初の3桁が「430」から始まり、「435」まであるんですが、一番最初の郵便局が、海に近い南区で、直ぐに中心街の中区になり、次の「431」は愛知県に近い西区や、その西にある湖西市と一度浜松市から外れ、これが誤解の元。そこから「431」のまま、北区に入り、さらにうちの近くの地域も「431」なんだけれど、そこから「432」になると再び中心街に戻って、「433」になると少し中心街から離れた高台地域になり、「434」は旧浜北市のエリアで、やっと「435」になって自宅地域になります。あぁ、分かりにくい、というか探しづらい。このリスト、左から「郵便局名」「郵便番号」「住所」「開始日」とカラムが作られているんですが、最初に「郵便番号」を持ってきてくれれば分かりやすいのに。そうすると、「住所」と離れてしまうからそれを避けたんだとは思うけれど。

そんなに郵便局を使うケースは無いものの、書留とか送る場合や、返信用封筒が郵便局用のものでかつ切手が張ってない場合なんかもあるので、その場合は重さなども確認しないと料金が分からない。そんなこんなで、頻繁ではないけれどそれなりの頻度で郵便局に行かないといけない場合が結構有り、その度に1円5円の小銭を準備したり、逆に貯まったりしていたのはなかなかストレスでした。それが今後は解消されるのは、本当に助かりますね。しかも、クレジットカードだけでなく、電子マネー持つ変えるのは助かります。このあたり、民営化の恩恵だろうか。それにしては、ちょっと時間が掛かりすぎな気もするけれど。

中国化の可視化

「一国二制度」が崩壊し、「中国化」が進む香港。香港のトップである行政長官を「指導・監督」する、中国政府の顧問が派遣されるという記事。昔の軍事小説で、よくソ連軍に派遣される「政治将校」が登場したけれど、それに相当するような立場みたい。しかし、中国の対応は素早いですよね。「香港国家安全維持法」を成立させると、間髪入れずにその拘束力を実行するために組織固めを直ぐに実行するというのは。

こう素早く対応出来るというのは、多分中国国内でも同様以上の事をやっていて、そんな日本国特有とか今回が初めてという話では無いのでしょうね。言ってみれば、中国国内手続きを、これまで例外的だった香港にそのまま横滑りで適用し始めただけなのかも。中国としては、「一国二制度」を飲んで、50年間の自治を保証して英国から香港を取り返したけれど、やはりのど元の骨だったんだろうか。結局は50年の半分も立たない23年での「一国二制度」が事実上崩壊することになったわけですから。英国は、香港市民に英国のパスポートを配給するという話をしているけれど、どれだけの人が脱出出来るんだろうか。

唯一今回僅かに残っているのは、香港には欧米メディアが大勢駐在していて、彼らによる報道はまだ暫くはこれまでのように配信されるだろうという事。当然中国としても圧力を掛けてくるだろうけど、中国国内で制限されることと、これまで欧米並みに自由度があった香港内での活動とは、ベースが違いますからね。まぁ、中国としては、暫くは穏便に成治を進めて、徐々に欧米メディアを外に出すか、あるいは人員を中国の息の掛かった人間に入れ替えていき、気がついたら実は新中国の局員しか香港には残っていないような自体になるかも。返還後23年ということは、今の若者世代は殆ど以前の「自由な社会」を知らない世代になっているわけで、改革の原動力となる若い力が以前の社会に戻す動機に乏しいのは、もしかしたらここまで待ってきた中国の策略なのかも。

翻刻よりも先に、民族浄化とでも言うべき弾圧を受けているウイグルの問題を、某局の男性アナウンサーが「メディアが扱いにくい問題。中国当局のチェックも入るので、報道機関でウイグル自治区のニュースを扱うのはタブーだった。共産党の内部告発が出て、New York Timesが報じたので自分達も報じやすい素地が出来た。」お昼の番組で言ったらしいけれど、これってメディアの敗北宣言というか、いかに自分達がこれまで強い力に忖度というか屈服してきたかという証明では。良く安倍政権が、と言うけれどとんでもない話。これ、別の意味で国内報道であっても「忖度」してきた可能性も臭わせているんですよね。この発言を評価する意見もTL上ではあるみたいだけれど、とんでもない偏向報道を白状したと言えるのでは。香港問題ではどう言う態度を取るのか、ウイグル問題では今後どうするのか、正直メディアには大して期待しないけれど、せめて少しは矜持らしきものを見せて欲しい。

2020年7月6日

ハザードマップ

熊本の水害関連ニュースを見ていたら、TLに今回の水害被害地域が事前に提供されていたハザードマップとほぼ一致しているという話を見つけて「自分の所はどうなんだろうか」とふと気になり始めました。自宅近くの大きな川は、なんと言っても天竜川が流れていて、ただ堤防から3~4kmは離れているから、そんなに影響は無いだろうと高をくくっていました。

ところがハザードマップを見てみたら、自宅周辺地域は1m以上2m未満の浸水予想地域に。ブロック一つ離れた場所などは、2m以上3m未満の地域なので、最悪2m前後の浸水は覚悟しないといけない。2m
と言ったら、1階は全滅ですよ。うちは平屋だから、2階に逃げることも出来ない。ちょっと思わずうなってしまいました。天竜川からは結構距離があるのでそんなに影響しないだろうと何となく思っていましたが、あれだけの大河が決壊とかして蓄えた水量が外に出てくるわけだから、やはり相当の被害を覚悟しないといけないのかなぁ。

その天竜川よりも自宅寄り、直線距離で数百m位の所に、やはり川幅10m位の川があるんですが、これが氾濫した場合には、その場サードマップでは自宅周辺の浸水予想は無いとなっていて、ちょっと安心。自宅周辺は、昔は一面田圃で、自宅と近くにある神社の敷地は少し盛り土をしていたから、その恩恵があるのかもしれない。ただ、ハザードマップに示されている状況は、それなりに最悪のケースを予想しての被害想定ですが、実際はもっと雨量が少ない状態でも発生するだろうし、そこは誤解してはいけないところ。

これまでは、停電とか断水の時用に、水とかバッテリーとか、そんなものの準備をしていれば、取りあえず災害の時には何とかなるだろうと想定していましたが、自分の身の丈以上の、もしかしたら自宅がほぼ水没してしまうくらいの被害想定が出ていることを知ってしまうと、一寸何かしないと拙いかなぁと疑心暗鬼に陥ってしまいます。最悪の場合、屋根の上に避難するとしても、屋根に上がるハシゴもないし、冬とかの季節だととても耐えられない。今更リフォームして二階建てというのは厳しいので、それなら屋根裏部屋を作って、そこを緊急の避難場所兼備蓄場所みたいなしようかと思い始めました。備えあれば憂い無しだけれど、その為の手間とコストと時間を、さてどう捻出しようか...

餃子は「宇都宮」

昨日行われた東京都知事選挙は、現職の小池都知事が圧倒的な強さを見せて360万票以上集めて圧勝。前回の都知事選では、自民党が割れて対抗馬の増田寛也元総務相が出たりしたこともあり、290万票余りでしたが、そこに70万票上乗せした感じ。ただ、前回の増田氏は180万票近く集めたことを考えると、100万票位が他の候補に流れたことになりますね。野党統一候補で対抗馬の宇都宮健二氏は、84万票余りと、前々回(2014年)の98万票余りから15%も得票を落として、正直限界が見えた感じは否めない。

新型コロナウイルスの影響もあり、これまでのような選挙戦が行えず、各候補は厳しい選挙戦だったと思うけれど、それが幸いしてと言うと不謹慎かもしれないけれど、現職都知事の小池氏は、毎日某かの会見などでテレビ露出があったから、それが有利に働いたことは確かでしょう。それを分かってかどうか、野党は露骨な選挙戦を展開して、特に投票日にわざと選挙とは関係なさそうなでも候補者の名前と同じ「宇都宮」が入った餃子の話題を投稿して、なりふり構わない状態。投票日当日の選挙活動は禁止されているわけですが、そこに「いゃ、これは餃子の話です。餃子日本一の宇都宮の話です」というロジックで支持候補者と同じ「名前」を連呼するという、本当に姑息なやり方。これが「立憲主義」とか「憲法違反」とか、日頃声高に言っている人達のやり口なんですよね。これだけじゃ無くて、公示前から候補者の名前入りのたすき掛けで演説したり、公共交通期間無いで選挙活動とも思われることをやったり、何故か選挙管理委員会は選挙違反として取り上げないけれど、それを与党候補なり自民党候補がやったら、それこそ「解散、不信任」と言うと思うぞ。

野党が、本当に現職に勝とうと思うのならば、もっと候補者を選ぶべきですよね。弁護士として、それなりに立派な人かもしれないけれど、前回は鳥越氏立候補のために出馬を見合わせて、あれは支持者をガッカリさせたんじゃないだろうか。その鳥越氏は、女性との醜聞騒ぎで勢いを失って3位の結果だったし。立憲民主党が本気なら、それこそ有名で同じ女性という事で、蓮舫氏位をぶつけないと勝負にはならないでしょう。それをやらないというのは、やはり最初から負け戦を覚悟していて、その場合に一番無難な、それほど責任を問われない候補として、ある意味宇都宮市はスケープゴートにされた気がする。仮に小池氏が来年の東京2020終了後に辞任して、再び都知事選挙があっても、74歳という年齢もあるし、もう宇都宮氏は厳しいでしょう。無所属の単独候補なら出馬するのは自由だろうけど、政党の支援は厳しいだろうなぁ。

山本太郎氏は、66万票近く集めてね、これは先の参議院選挙の時の集票力と同じくらい。それ位の力があるという証明とともに、ここの所「無職」で埋没していた名前が、これで再び脚光を浴びたから、次の衆議院選挙に対しては、知名度や資金の面で大成功の都知事選じゃ無かっただろうか。なんせ、開票後の会見で、ニヤニヤ笑いながら話を始めているくらいだからなぁ。そういうとこも含めて、この人には全く共感できないし、東日本大震災当時のデマに関しては、全く謝罪も反省もしていないわけで、こう言う種類の人が何か権力を得るととんでもないことになるんでしょうね。候補者の中では、唯一「まとも」だった維新の会水洗の小野泰介氏も、61万票余りを集めて健闘。ただし、全体の得票率では、供託金没収の10%ぎりぎりで実際にどうなるんだろうか。もう少し頑張って、山本候補を上回ると、これからがかなり変わってきただろうけど。いずれにしても、いつもながら特定野党はルールを守らない、破っても素知らぬ顔という事がよく分かる選挙でしたね。