2023年2月28日

UA 番外編1 - L.A. Angelsの予定

UA MPのアップグレードポイントであるPlusPointsが、コロナ禍による繰り越しなども有り、今現在960PPがアカウントに記録されています。そのうち、640PPが新たな延命措置が無い限り今年の7月31日で期限切れとなる予定。まぁ、UAのフライトは日本在住者からするとなかなか利用する機会が無いのも事実なんですが、流石にこれだけ残っているとちょっと有効利用したいというか、お得に利用してみたい気がします。 ただ、今の所分かっている予定を考えると、利用出来そうなのは6月7月の間。

取りあえず、4月にはホノルルに行く予定でいるので、その後には北米本土に行きたいもの。で、行ったら行ったでやはり夏の季節ならMLB観戦を入れたい。MLB観戦をするなら、何人も日本人選手が頑張っているけれど、やっぱりL.A. Angelsの大谷選手を見て見たい(笑)。そんな中で目にとまったのが、7月16日(日) の午後一からL.A.でHuston Astros戦があるんですよね。実は、西海岸の場合だと東海岸の試合の後で開催されるからか、ナイターが多いんですが、日曜日の試合は午後一(お昼過ぎ)に開催されるデーゲーム。球場への往復なども考えると、一人で観戦するならば昼間の試合の方が安全という思いがあるので、出来れば昼間の試合を観戦したい所。しかも、7月17日は日本は海の日で祝日なので、日曜日の試合観戦後月曜日に現地を出れば、一日有休を節約できる可能性も。

実はNRT-LAX/HND-LAX戦は、ANAの最新シート「THE ROOM」が導入されているB777-300ERが就航している路線で、帰りのアップグレードが可能ならば、ANA便で帰国するという手も。そのぶん、往路でUA便を利用して、さらに国内移動もしてLAXに到着するまでに、UA便4区画利用をして置く必要があるんですが、まぁ何とかなるだろう(笑)。例えば、

  1. 7月14日(木)に日本出国。UA便で、例えばHND-ORD/-BOS当たりに移動(UA 2区画利用)
  2. 7月15日(金)に、BOS-LAX移動。途中例えばシカゴ経由とかデンバー経由とかにすれば、UA 2区画利用して、UA MP 1Kの要件達成
  3. 7月17日(月)に、LAX-TYOで帰国
見たいな旅程を、エコノミーかエコノミープラスで組んで、それをPlusPointsでビジネスにアップグレード(US国内線は国内ファースト)出来れば最高ですが。UA便に関しては、UA MP 1KならばPlusPointsを積み増してWaitlistをスキップしてその場で確定させることも出来るので、それならば潤沢に残っているPlusPointsを投入したいところ。UAの規約を斜め読みしてみると、UA便でアップグレードを即決させるには、搭乗日の30日以上前に申請しないといけないみたいで、そうすると5月位には予定を確定させないといけない。実は、いつもよく行く東海岸よりは、これまで余り言ったことの無い南部というか、HustonとかDallasとかに一度行ってみたいなぁとも思っているので、この機会に行くのも良いかなとも思っています。

まだまだ先の話なので、そんなに直ぐに予定を組む必要も無いのだけれど、4月から燃油サーチャージが少し下がりそうなので、その時に発券したいのが第一目標。その後、もし6月で更に下がれば、さらに発券時期をシフトしてみるのも嬉しいのだけれど。まぁ、いつも書いていますが、そうやって頭の中で旅程を夢想しているときが一番楽しいかもしれない。(続く...)

国内移動

国内のプロ・セミプロ・アマチュアスポーツチームにとって、「移動費」って結構馬鹿にならないんですよね。プロ野球なんかその最たるものだと思うけれど、パリーグの場合は北は北海道の日本ハムから、南は福岡のソフトバンクまで、途中の仙台、都内(千葉、埼玉)、大阪と、年間140試合以上の半分だから70試合以上は移動する事に。幾ら狭い日本とはいえ、新幹線移動が可能なのは片道3時間位が限界だろうから、どうしても飛行機移動も検討しないといけない。Jリーグは、試合数はそんなに変わらないけれど、プロ野球以上に全国にチームが散らばっているから、こういうパートナーシップ制度があって、移動費が有る程度節約できるのは助かるでしょうね。ただ、飛行機の場合は天候に左右されたり、もし定期便利用をする場合は色々な理由から遅延なども発生するから、出来れば新幹線移動で賄えることが理想なのかも。 

Xリーグ(X1 Super)の場合、多くは都内周辺と関西に集約されているけれど、その2拠点は新幹線移動が2時間半位で可能。例外的には、福岡にSUNSが拠点を構えていて、彼らの移動は彼らのホームへ行くのも大変。関西での試合では、早朝から新幹線移動をして、最終に近い福岡行きで帰宅するような移動をしているらしいけれど、金銭的にも肉体的にも負担は大きいだろうなぁ。今、東京-福岡ののぞみ号だと5時間弱くらいかな。飛行機でも、羽田-福岡は2時間弱のフライト時間だから、幸いにも羽田も福岡も空港は街中なので、移動時間としては3~4時間弱位だろうか。羽田-福岡は飛行機の優位性が凄くよく分かるし、実際便数も多いから飛行機の方が有利だろうなぁ。そう言う意味では、お金問題は別としても、福岡を拠点に選んでチーム作りをしているotonari福岡SUNSというのは、凄く先見の明があった気がする。

アメリカだと、お金があれば専用機などの航空機移動が中心で、マイナーリーグ等はバスで何時間も移動するのが当たり前。そう言う意味では、まだ地域的に限定されているとはいえ、新幹線を中心にそれなりに鉄道網が整備されている日本は、移動の多いチームには恵まれている環境なのかも。とは言っても、それは首都圏から東北地方、首都圏と関東圏、関東圏と西日本地域がメインで、例えば距離的には近くても日本を南北に移動する路線は限られているから、そういう場合は距離的には近くても飛行機で移動しないと時間的に掛かってしまう。私は鉄分は多い方では無いけれど、その辺りが日本の鉄道網の課題なんじゃないだろうか。途中に日本の背骨となる山々が連なっている日本列島だから、中々そこを縦貫して南北を繋ぐのは大変なんだろうけど。

大変さでは、沖縄のスポーツチームは基本飛行機移動でしか遠征試合に行けないので、その大変さはアメリカのチームと同じ位かも。羽田-那覇線をよく利用するので、時々沖縄のバスケットチームと同じフライトになる時がありますが、幹線路線の一つだから便数も多いし何とかなっている部分もあるでしょうね。これが、一日に2フライトしかないとか言う条件だと、遠征試合に行くにしても、前日から前乗りして、試合後も現地に宿泊して翌日帰宅みたいな移動になりかねない。実はアメフトの場合は結構チームの人数が多くて、選手が約60名、コーチが20~30人(トレーナー等も含む)、マネージャー等その他スタッフ20名位に、さらにチアメンバーにスタッフで20名位は居るわけで、一回の移動で120名位の人間が動くわけです。ここに、選手は防具類の大きなバッグがあり、スタッフは色々な道具等を運ばなきゃ居なくて、普通は4tトラックとかで運ぶけれど、昔はそれを2台出した事あったなぁ。それを飛行機に搭載するのも、一騒動だしお金も掛かるし。スポーツの中で、この「移動費」にかかるお金が、もしかしたら一番高額になるのかもしれない。

2023年2月27日

昆虫食への疑問

最近話題になっている「昆虫食」、なかでも「コオロギ」が色々な意味で注目を集めているんですが、TLやネットを眺めていると、自分のように不信感というか疑問を感じている人も多いみたい。確かに、世界的に人口が増加していて、食料生産もそれを満たすことが出来るか疑問も多いことは事実。一方で、少なくとも日本国内に於いては、食料の廃棄が生産量の半分近く発生していると言う話も有り、最近では色々な理由から牛乳を廃棄したりという事も発生していて、一概に「食糧不足」という言葉では括りきれない気がします。

ネットで見つけて「なるほど」と感じた意見に、過去日本人は毒のある河豚とか、一部地域ではイナゴとか蜂の子という昆虫食もしているが、コオロギがその中に含まれてこなかったことにはそれなりに意味があるのでは、という内容。確かに、今ほど食糧事情が豊かで無かった過去であれば、当然今以上にタンパク源として注目されていてもおかしくない気がします。同じような事は、この記事にも書かれていて、満更的外れな意見でも無いようですし。 

また、これも初耳だったけれど、コオロギには一部甲殻類と似たような成分が含まれているので、甲殻類アレルギーのある人は同様の反応が発生するかもしれないリスクがあるという話にもビックリ。自分は今の所そういう食物アレルギーは無いのですが、色々ストレスが増えて行くであろうこれからの社会の中では、アレルギー体質の人も増えていくように思います。実際私も、昔は花粉症なんて無かったのが、何時の頃からか花粉症に悩まされて居るわけですし。実際に提供されるときには、色々テストや検証もするんだろうけど、やはり新規の食材というのはそれなりにリスクを考えないといけないと思う。

勿論、例えば日本の漁業はどんどん衰退していて、「魚の国」とも言える日本としては大きな危機感を持たないといけない状況に。ノルウェーのサーモン養殖が良い例として比較されるけれど、今の日本の根こそぎ取るような漁業経営では、資源も漁師も息詰まることは確実で、欧米などで行われているような適正量を計画的に収穫するような事を考えないといけない。このままでは、それこそ魚は諦めて、コオロギを代わりに食べないと行けない様な世界になるかもしれない。だからこそ、今コオロギに手を出すんじゃ無くて、今有る資源や可能性をもっと真剣に考えないといけない気がするんですよね。コオロギビジネスに関しては、以前の太陽光発電パネルのような胡散臭い話も流れてきたりするけれど、個人的印象としては「余りに唐突」という印象は拭えない。単にブームで騒ぐのでは無く、だからこそ今有る資源をもう一度ちゃんと見直す必要が有るんじゃ無いだろうか。そのためのコオロギの警鐘の様なきがする。

手段を選ばず

元毎日新聞記者で、日米密約に関する機密公電のコピーを入手、報道した西山太吉氏が91歳で無くなったという報道読売新聞毎日新聞産経新聞朝日新聞日本経済新聞共同通信時事通信 と、大手紙や通信社も伝えているのだけれど、その機密公電入手の方法に関しては、

  • 読売:「女性事務官を通じて」
  • 毎日:「女性事務官から入手」
  • 産経:「女性事務官から(中略)を入手」
  • 朝日:「女性事務官に頼んだ」
  • 日経:「女性事務官に機密公電の漏洩を働きかけた」
  • 共同:「女性事務官に(中略)働きかけた」
  • 時事:「女性事務官から公電を入手」
  • NHK:「女性職員をそそのかし」
と、唯一HHKのニュースだけ少しニュアンスが異なるけれど、どのメディアも外務省の女性事務官からの協力を得て機密情報を入手して報道したように伝えています。でも、それならば何故NHKは「そそのかし」と言うのか。その女性事務員は、別に正義感に駆られてとか罪悪感からと言うような理由から機密漏洩をしたわけではなく、西山記者と性的関係を結び(結ばれて?)、それを理由に説得した(強要した?)と言う事が当時から言われています。それ以外にも、取材元の秘匿とか、記者として必要な事も行わなかったという点も、批判されている事柄で、言い方は悪いけれど「体よく利用した」と言われても仕方ないような気がする。

この事件が発生して裁判が進んでいたのは、自分は中学・高校くらいの時で、当時は余り記憶に無いのだけれど、確か当時の週刊誌などでは「色仕掛け」みたいな報道もしていたように記憶しています。言ってみれば、機密情報の内容自体は確かに重大なものではあるけれど、それを色仕掛けというか肉体関係を無理矢理結んで、それを利用して入手した行為は許されるのか、と言うような話は当時から大きな話題になっていたと思います。でも、NHKの報道では、ジャーナリストの江川紹子氏がコメントしているのだけれど、その部分には触れずに単に当時の政権の闇を暴いたみたいなことしか言っていない。仮にこの当事者の立場が違う物で、例えば色仕掛けを下側が政府関係者とか与党関係者で、野党の一部が何か密約を特定勢力と結んでいたことを暴露したとしたら、多分その時にはその密約の内容以前に「女性を利用した」とか「性的横暴だ」とかそっちの方しか言わないんだろうなぁ。似たような構図の事件として、元TBS記者の山口敬之氏とジャーナリストの伊藤詩織氏の件が思い浮かぶんですが、あれだって山口氏の調査報道の対象が野党とかリベラルに有利な内容であったなら、伊藤氏に対しての対応も違ってきたんじゃ無いかと思うんですが。

多くの報道では「女性事務官から入手」としか伝えていないし、西山氏の紹介として「密約を報道して」としか伝えないから、恰も彼が政府の機密情報をスクープしたから迫害された、みたいな誘導をしているようにも感じるんですよね。この事件が発生したのは、今から半世紀前の1970年代初めの頃。当時としても、そう言う方法で情報を入手する事には批判もあったと思うのだけれど、現在の常識に照らし合わせてみたら、もっとその方法に関しての批判は大きくなるんじゃ無いだろうか。昔の事例を、当時の背景や規則で批評するのでは無く、現在の状況や規則で判断する事は間違っている行為だと思うので、「今ならば」という言い方はしないけれど、当時の状況下であってもその入手方法は「卑怯」とか「卑劣」と言われても仕方の無いものだったんじゃ無いだろうか。

複雑怪奇な外交の世界では、そういう密約あるいはあ・うんの呼吸みたいなものも有るだろうし、ある意味必要だとは思うけれど、それならそれでずっと仕舞い込んだままにして置いても欲しいと思う。世の中には「知らなくてもよいこと」も沢山有るわけですしね。その機密保持の妥当性に関しては、それはそれとして評価されれば良いと思うけれど、一方でその為の手段に関しては別に評価されるべきなのでは。言い方は悪いけれど「必要なもの輪手に入れるためには手段を選ばなかった」訳で、しかもその手段としては女性の弱みにつけ込み、言い方は悪いけれど用済みとなったら捨てた(関係を切る)訳ですし。今のフェミニストと言われる人達は、そう言う事に対して批判しないのだろうか。少し前に、政府関係者がメディアの女性記者を日版の時に呼び足したというような話で一騒動合ったけれど、当時であってもその何倍もの問題をはらんだ事件だったと思うのだけれど。ところで、その密約の内容は実歳に施行されたんだろうか。少なくともその密約の内容は、沖縄返還を進める上で日本側がお金で解決出来るならそちらを選択した、と言う風にも取れるのだけれど。仮に、アメリカに支出させることに固執して、返還が何年も延期されたら、誰が喜ぶのだろうか。そういう部分の検証もちゃんとしないと、メディアの理由だけで彼の行為が正当化されることはあってはならないと思う。

搭乗時あるある

昨日放送された、フジテレビ系列の「ワイドナショー」。途中の話題で出てきた、「飛行機の搭乗時あるある」に嵌まってしまいました。切っ掛けは、お笑いコンビ・ダイアンの津田氏による、搭乗時のクレーム。理由は色々あるとは思うけれど、ウソでも良いから機内に入る時には「頑張って何とか舞い合いました」みたいな雰囲気は出して欲しいと思う。スタバのカップとか持ちながら、のんびりカップルで話ながら乗り込んできたら、やっぱり腹が立つ(笑)。 

ゲストコメンテーターで出演していた、ロンドンブーツ1号2号の田村氏の「リュックが方に当たる」話は、私も何度も経験済みで、全く同意見。それが、子供連れとかで子供の面倒を見るためにやむを得ずリュックが揺れて当たる、とか言うならまだしも、機内に入るのに馬鹿でかいリュックとかキャリアーを持ち込んで、それが当たるのはイラッとしますよね。自分も経験するのは、グループで搭乗してきて、後ろの人間が「21番のKってこの辺?」とか前のツレに聞くと、その聞かれた人間が後ろを振り返りながら「えっ、もっと先よ」とか言う時に、背中のバッグやリュックがこっちに当たる場合。機内だけで無く、電車とかに乗ってつり革とかにに捕まっている時も、背中のバッグと一緒に振り返ったり体を移動したりすることに当たることはあるんですが、なんで自分の背中の荷物のことを忘れるのか。と言うか、狭い場所に入っていくんだから、前に抱え直すとか気がつけよと小一時間。

続けて、アンガールズの田中氏の「富士山を見る」話もよく分かるし経験のある話。窓の外に綺麗に富士山が見えますと、機長やCAさんからのアナウンスがあると、一目見たくなるのは理解出来ます。ただ、隣から窓をのぞき込むのであれば、やはり一言「ちょっとよろしいですか」位は断るべきだよなぁ。私も、2~3回位かなあ、隣の席の人が「写真撮影出来ますか」と聞かれて、体を反らして窓から見えるようにして上げたことがありますが、ちゃんと撮影が終わった後は「ありがとうございました」と言ってもらえる常識のある方だったから良いけれど、無言で体を乗り出されて、目の前にオジさんのもみあげがドアップになるとしたら、それはやっぱり困るというか窓を閉めたくなるだろうなあ。時々窓際の席に座った時には、大概は途中のフライトは寝ていくので窓は陸して直ぐくらいに閉じてしまう場合が殆どなので、最近はそう言う経験は無いけれど、まぁ常識の範囲、マナーの問題でしょうね。まぁ、同じような事は新幹線でもありますし、飛行機特有の話では無いと思うけれど。もう一つの、窓際席の人間が通路側の人間よりも先に出ていく問題も、通路側の人間が立ちあがって物入れから荷物を取り出していたりするような場合なら、窓際席から出て先に出口に進むのはアリだと思うけれど、座っている状態なのに先に出ようとするのは、正直これも非常識だと思う。乗り継ぎ便の都合とか、急ぎの場合であるならば一言「乗り継ぎ便があるので」とでも言ってくれれば、勿論先に出られるように譲るけれど、何も言わずに先に出るのは、やっぱり許せないと思うなぁ。

サッカー解説者の前園氏のCAさんの挨拶問題もよく分かる話で、明らかに二人連れと分かる時には二人に向けて挨拶するけれど、そうで無い場合には並んで座っていても、一人一人挨拶するのは過剰だと思う。番組内でも指摘されていたけれど、挨拶しているCAさんが通路を塞いでしまうので、搭乗してくる人達がそこでいったん足止めされると言う問題もあるし。前園氏が、「自分も一緒に挨拶する」と言っていて、それも一つの方法何だけれど、CAさん側にもその意識が無いと、伝わらない時もあるんですよね。たまに、二人並びだとそれぞれ一人一人見ながら挨拶して、一回で済ませるCAさんもいて、個人的にはそういう対応で十分だと思うし、何ならジャケットとかアウターを持っていたら、それをハンガーに掛けてくれるだけで良いと思うし。想像ですが、まとめて挨拶したらしたで「挨拶がいい加減だった」「蔑ろにされた」とかクレームする人もあるだろうからの対応何だろうけど、難しいですよね。日本だと、「飛行機に乗る」というのは多くの人にとってはまだ「非日常」的な経験だと思うんですよね。だから、ついいつもとは違う行動を取ってしまう、許してしまう事もあるのかなぁと。ただ、昔(20年位前かなぁ)と比べると、世間一般の雰囲気としてよく言えばフランクに、厳しめに言えば余り回りを気にしない気に掛けない人が増えた気がします。まぁ、大切なことは、自分が人に文句を言う前に、自分が人から文句を言われないように気をつけようという事でしょうね。

2023年2月26日

NRT - HNL (1) - A380で弾丸トラベラー

今年初めての海外旅行の予約を、ついポチッとしてしまいました(笑)。行き先は、ハワイのホノルル。記録を見返してみたら、4年半前に甥っ子の結婚式で行って以来という久しぶりの訪問だと分かり、ちょっと目眩が。この時は、ANAのA380を諦めて、値段の安い遅い方のフライトで移動しましたが、結局その後A380に搭乗する機会が無くなってしまったので、今思えば少し無理してでもA380に乗っていればと思うんですよね。で、実は今UAのホノルル便は運休のままなので、UAのサイトで検索しても第一候補はANAのA380でのフライトが表示されます。それならば弾丸トラベラーでA380でのホノルル往復をやってみようかと、今回の旅程のプランを練り始めました。

今回のフライトは、今の所UA MPに付ける予定でいます。理由は、ANA AMCだと、プレミアムポイント(PP)の計算で米国線の場合は倍率が1.0と旨味が無い事と、少しでもUA MP 1KのPQPを積み上げておく必要があるから。まずはUAのサイトで検索してみたんですが、実は現在UAのホノルル線は運休中で夏ダイヤでも運休のまま。そのため、最初に表示されるのはANAのフライトで、次に出てくるはTYO-SFO-HNLというかなり遠回りの経路。ただ、その場合でも料金的には直行便と変わらないケースも有って、ちょっと心揺れるのですが... 。不思議なのは、同じ1ストップでも、NRT-GUM-HNLだと100万円超えという価格になる事で、この辺り未だに航空券の価格設定がよく分からない。一通りUAのサイトで検索をして見ると、ビジネスクラスだと30万円台のZクラスから、60万円台のC/Dクラス等がリストされます。ただ、それらの円ドル交換レートは、US$1=135円位に設定されているので、獲得出来るPQPはかなり目減りしているように感じます。実はUAのサイトで検索した理由の一つに、3年前からずっと繰り越して貯まっているPlusPoints (Upgrade用のポイント)960PPを出来れば効率的に利用したいと思ったから。だから、エコノミーかエコノミープラスで予約して、UA MP 1K特典のPP積み増しでアップグレード即決というのも考えたんですが、何故かエコノミークラスの価格もそんなに違わない。しかも、その場合はUAのフライトが対象なので、今回はどうしても遠回りとなりあまり使い勝手が良くありません。次に考えたのが、ビジネスクラスのC/Dクラスで予約して、PlusPointsを利用してANAのフライトをファーストクラスにアップグレードしようという事。ただ、ANAのサイトで候補日のフライトを検索してみると、A380と言う事も有ってか、8席の座席は結構埋まっていて、空席は多くて3席で多くは2席とか1席とか、結構競争率が厳しそうなんですよね。やはりUA便利用優先ならば、SFOとかLAXとか、UA本来の就航地にしようかと思いつつ、今度はANAのサイトで検索してみることにしました。

ANAのサイトでも、同様に予約は可能ですが、ここで悩ましいのはANAで発券した場合、UA MPのPQPは基本マイルに予約クラスの倍率を掛けたものを5で割った値で且つ最大1,500PP/区画までという制限がある事。価格だけ考えると、一番安いZクラスが33万円位でお得ですが、その場合倍率は1.5倍なので、

3,831マイル(基本マイル)×1.5倍(Zクラス)÷5 = 1,149PQP (1PQP≓144.7円)

一方Dクラスだと40万円弱(サーチャージが高い!)と購入価格はアップしますが、倍率が2.5倍になるので、

3,831マイル(基本マイル)×2.5倍(Dクラス)÷5 = 1,915PQP→1,500PQP (1PQP≓133.3円)

と、最大の1,500PQPまで登録可能。同程度のの支出で獲得できるUA MP PQPは、切り捨てる分があってもANA発券の方が多いという矛盾には目をつぶるとして、やはり今回はANA発券の方がよさそう。また、出発が4月なので4月1日から利用可能なアップグレードポイント44ポイントが利用できるので、これでファーストクラスへのアップグレードも可能になります。結果、ANA発券で今回はA380のフライトを利用し、マイルはUA MPに付ける事で3,000PQPを獲得することにしました。ファーストクラスへのアップグレードですが、往路のNRT-HNLは成田発が夜の20:00過ぎで到着は早朝08:00頃となり実質のフライト時間は6時間一寸と短いので、ファーストクラス利用をしても旨味は殆どありません。また、A380のビジネスクラスの様子も見てみたいので、往路はそのままビジネスクラス利用でとっとと寝て移動し、復路はポイントでアップグレード申請をして、アップグレードが確定したら、帰りのフライトでA380のファーストクラスを満喫することにしました。一応現時点では、8席のうち3席空席が有るようなので、滑り込めるかなぁと期待しているのですが。

移動の予定が決まったので、現地での宿泊先を決めないといけません。この時期は、まだBONVOYのダブルポイント/エリートナイトキャンペーンの期間中なので、はやりSheratonかMarriottに泊まりたい。ただ、定番のSheraton Waikikiは一泊5万円台とちょっと躊躇する状況。以前ちょっと不愉快な経験からずっと利用を避けていた、Sheraton Princes Kaiulaniが一番安かったので、取りあえずここを抑えておきました。実は、Hilton系列の方が少し安いレートも出ているので、場合によってはそちらも候補に入れながら、直前まで時々チェックして決めていくことにしました。取りあえず、今年最初の海外旅行の糸口は作りました。UA MPのPlusPointsは、7月一杯で期限切れするものが640PP有るので、それまでにはUA便利用でアップグレード前提の予定を別途組むつもり。その時には、MLB観戦を絡めたいので大谷選手狙いで行ってみようかな。(続く...

危機感の薄さ

やっぱりこの政党のこの代表だからこういう言い方しか出来ないのだろうけど、正直なところいつもの後出しジャンケンみたいなコメントは、言えば自身が惨めになるし、印象としても悪くなるだけじゃ無いかという気がする。 

「秘匿して行く必要があるのか。国会の了承を得て堂々と行くのも一つの姿だ」

と言ったみたいだけれど、国民に対しては渡航制限をしている地域に、総理大臣が予めその予定を表明して、国会の了承を受けていくというのは矛盾していないか。

一つ同意するのは、今国会が始まる前、あるいは其れ以前でも機会があれば何とか実現する努力がどの程度行われたのかというのは疑問に感じるけれど、政権の判断力だけの問題では無く、日本の雁字搦めの状況やこういう騒乱を想定していない実状も大きな理由というか原因だと思う。それに対して、相手を批判するだけというのは、やはりこの政党の少なくとも外交関係に関しては信じていけないという証拠の一つだと思うなぁ。

色々課題はあると思うけれど、やはり首相警護が警視庁のSPと言うのが、同じ「SP」でもアメリカとは大きく異なるのが課題の一つでは。最もアメリカのSPにしても、あれって別に米軍の特殊部隊とか言うのでは無く、確か財務省所属の組織だったけれど、調べてみたら今は財務省から国土安全保障省に移管されているんだ。それならば、日本の警視庁所属のSP組織も、防衛省に移管して、陸上自衛隊の直属組織としても良いんじゃ無いか。ただ、そうすると今度は国内警備の時に問題が出るんでしょうね。

首相動向に関しては、分刻みでその日に食べたものまで新聞に掲載されるほどオープンなわけで、それは良いことでもあるけれど今回の様に引くと生の高い講堂は出来ないという状況も生むんですよね。仮に、例えば個人的に休みを取ってその間に密かに出国して電撃訪問するという事も可能何だろうけど、実際にそういう行動を取れば取ったで、あの政党とかこの政党なんかが、声高に「憲法無視」とか「戦時体制を誘発する」とか、関係無い理由を付けて騒ぐんだろうなぁ。実は先日G7のしたなら氏目的も兼ねてヨーロッパ訪問をした時に、そのまま一瞬キーウ迄行くんじゃ無いかと思ったんですよね。実際そういうプランも合ったみたいですが、先方の事情等も合って実現しなかった様子。まぁ、ウクライナとしてみれば、彼方はまさに戦場の無っただ中に居るわけで、電撃訪問が出来ない日本の首相と会談するという事は、最大機密の一つでもあるゼレンスキー大統領の予定を明らかにすることであり、それはロシアを利する行為になるわけですからね。野党が本当にウクライナ支援を考えて、岸田総理の訪問が必要と考えるならば、そこは密約でも結んでそれを実現することを考えるべきだと思うけれど、それは与党に利することになるから絶対にやらないでしょうね。岸田総理の判断力、日本の法制度の問題も有るだろうけど、そういう日本の政治の未熟さも要因だと思う。

2023年2月25日

家系図批判

少し前に、議員辞職した岸信夫元衆議院議員の息子さんの岸信千代氏が、自身HPに父親や叔父の安倍晋三氏、さらには祖父の岸信介元総理や、大叔父の佐藤栄作元総理を並べた「家系図」を掲載して批判されたけれど、この映画(ドキュメンタリー?)のやっている事は、それと同じ事ですよね。 

いつもの事だけれど、自分達の都合の良いことは「善」で、都合が悪けれど「悪」という、身勝手なご都合主義を今回も展開しているから、身内には受けるんだろうけど、回りからはどんどん人が離れていくんじゃ無いだろうか。だって、昨日まで味方だと思っていたのに、何かを切掛に突然敵として攻撃されるかもしれませんからね、こういう人達の場合。 

生前から、安倍晋三氏は母方の祖父である岸信介氏に擬えられることが多かったけれど、家系図を見るとお母さんの父親が岸信介氏なので「祖父」である事は間違いないけれど、どれほど影響力があったのかは疑問。逆に、岸信介氏からみて初孫だとしたら、彼からの期待値はそれなりに合ったかもしれないけれど。あと、年齢や年代的な事を考えると、安倍氏から見た場合祖父の岸信介氏よりは、大叔父の佐藤栄作氏の方が物心ついてからの記憶もあるだろうし、政治家の目標とするならば佐藤栄作氏の方がロールモデルとして感が安いんじゃ無いのか。それよりも、自分の父親の安倍晋太郎氏も政治家として活動していたわけだから、やはり目標とする場合ならまずは自分の父親を見るんじゃ無いだろうか。

岸信介氏は、良くも悪くも戦後の日本の高度成長時代を気付いた政治家の一人だと思うので、批判も評価も相まみえる存在だと思う。と言うか、「戦後政治のフィクサー」みたいな言い方をされることが多くて、実際そういう部分も多かったんだろうけど、「妖怪」と決めつける行為も一寸疑問を感じるところ。確かにそう呼ばれて居て、ご本人もそれを利用したところは有るのかもしれないけれど、それは開くまでも本人に対しての言及ならまだしも、孫の安倍氏に対して「妖怪の孫」という言い方をするのは、もう差別なのでは。それを言い出したら「殺人犯の子供」とか「放火魔の孫」とか「捏造記者の夫」みたいな言い方だって許されてしまうだろうし。だいたい岸信介氏は、A級戦犯として起訴されたけれど、結局不起訴処分となったはずで、引用している文章もいい加減だしなぁ。結局は、どちらも既に鬼籍に入っており反論出来ないことを良いことに、自分達の好き勝手を押しつけているようにしか感じられない。

そういう出自を問題として取り上げるのであれば、このツイートをしているChoose Life Project (CLP)だって、設立時に立憲民主党から出資を受けた、立憲民主党の御用メディアだと批判されたわけで、それに対してはどう弁明するのだろうか。いゃ、今は支援を受けていないとか、法人化する前に終わっていたとか、何となく有耶無耶に終わっていて、同時期に騒いでいた所謂「Dappi事件」とは大きな違いだったのはまだ記憶に新しいところ。彼らの「妖怪の孫」理論に沿うならば、「CLPは立憲民主党の隠れ広報」という言い方をしても間違いでは無いはず。となると、この映画だって、そういう組織の息の掛かったプロパガンダと言っても間違いでは無いのでは。それに、言論の自由がありどう言う意見も考える事は勿論、発言する権利はあると思うけれど、それが誤解であったり間違いであれば批判されることは当然。そういう部分が議論になっていたのが、旧統一教会関連の話題だったはずなのに、自分達がまさに彼らが批判してる「旧統一教会的振る舞い」をまさにしているわけで、やっ張り子の人達は何をやっても変わらないというある意味納得の安定感すら感じられます。以前「新聞記者」という映画まで作り、政府が闇の組織でひたすらtwitterに誤情報を流しているというような場面があったけれど、まさにそれと同じ事を某通信社の記者がやっていたりしたわけで、結局この人達の言うことは自分達が実際にやっているからそう言う荒唐無稽とも言えることを思いつくんでしょうね。何となく、今回も何か自爆・ブーメランに終わりそうな気がする。

多様性を叫び画一化する

世の中、さまざまなことを認めるべきだ、時代は「多様性」の時代だ、みたいな風潮が拡大して居るのに、何故か実際にやっている事は言葉狩りだったり、体のいいいい変えに統一しようという話が多くて、それって多様性では無く反対に「画一性」を推進しようとしているように感じます。それで思い出すのは、トイレ(お手洗い)の画一化。これまでは「男性用(小便器と大便器)」と「女性用(大便器)」別れていたけれど、アメリカなんかだとどちらも共同で使える形に変わってきている。本来ならばる、男性用、女性用、共同利用用と三種類設置すれば良いと思うけれど、そうするとスペースやコストの問題も生まれてくるので、どちらの場合にも使われる「共通形態」が今後は拡大していくのだろうか。

言葉狩りという意味では、この記事のような話は以前から聞く話で、言葉だけで無く今ではマナー違反、道徳違反、禁止行為と言われるようなものも削除される傾向に。顕著な例としては、昔は喫煙シーンなんて普通に映画やテレビでも登場したけれど、今ではよほどの事が無い限りは御法度。喫煙が駄目なのに、飲酒しながらの番組が増えてきているのは個人的には凄く疑問なんだけれど。喫煙よりもも飲酒行為の方が公にした場合不味いんじゃ無いのか > テレビ局

この記事では、映画の「チャーリーとチョコレート工場」の例として「太った少年」という表現が「巨大な少年」に書き換えられていると書かれていますが、「太った(fat)」と「巨大(big)」は異なる状況を指す言葉で、単純に置き換えられるものじゃ無いと思う。例えば「太った子猫」は納得だけれど「巨大な子猫」はちょっとイメージしにくい。「太った」という状態は、どちらかと言えば縦よりは横方向に大きな状態をイメージするけれど、「巨大な」と言われると、縦方向に大きなものを想像するだろうし。「いゃ、子供に対して体型に関する事を言うから問題なのだ」と言われるかもしれないけれど、それだったら「太った」だって「巨大」だって、気にする子供は気にするだろうし、結局はその子供の体型の関して表現している時点で、どういう言葉を使おうが変わらないのでは。

勿論、中には差別も的、侮辱目的に使われてきた言葉もあるわけで、そう言うものは時代の流れや世代の変化によっては淘汰されていくべき。ただ、言葉というのは変化に富んだ生き物だと思うので、消えたものが別の形で復活してくることもあるでしょう。だから、その言葉を「無かったこと」にするだけではまた復活するかもしれない。大切なのは、その文字列である「言葉」自体ではなく、その言葉の持つ意味・意図を理解して何が問題なのかと言う事を理解することのはずなんですよね。それによって、それは差別的な引用だとか、差別的な言い回しだと理解すれば、自然と使われる事は亡くなり消えていくでしょう。そうやって、時代時代で適切な言葉が残っていき、不要なものは時代とともに消えていく。ただ、消えたものであっても記録として残しておく・残ることで、後の世代は「あの言葉のどう言う意味・意図が問題だったのか」振り替える事が出来るわけで、単に言葉というか文字列を抹消するだけでは何も解決しないと思う。結局は、多様性を叫びながら、どんどん言葉が減っていき、少ない言葉にさまざまな意味が無理矢理押し込められて意味が曖昧になり、結局は何を言っても「あー」としか言わないような社会に成るんじゃ無いのか。それが今の時代の持つ危険性だと思う。

2023年2月24日

ウクライナ戦争1年

ロシアによるウクライナ侵攻が始まって1年。当初は、圧倒的な武力でロシアがウクライナを短期間で圧倒して行くだろうという予測でしたが、その驕りが理由なのかウクライナの反攻は厳しく、初期に押し込まれた戦線を押し返し、何とか1年間ロシアの侵攻を防いでいる状態が続いています。それは一つの光明だと思うけれど、未だこのウクライナへのロシアの侵攻が止まるどころか解決する糸口は見えず、更に長期化する事だけが分かっている現状に、厭世気分も漂い始めた1年とも言えます。

自分は、専門家でも無いし流れてくる情報を素人ながら何とか判断しようとするくらいしか出来ないけれど、それでも一つ言えることは、このままロシアが某かの利益を確保したままで戦争終結してはいけないという事。ロシアとしては不満だろうと、少なくとも1年前の戦争開始時点までの国境線は回復し、かつロシアやウクライナ側の戦争犯罪に関しても厳密に処分するような事をしないと、結局は力のあるもの、力の大きなものが、自分の我が儘で自分達の利益を確保することが成立してしまう。かといって、ではロシアを解体するとか某かの制裁を化する事が出来るかと言えば、それはそれでまた大きな力が必要で、場合によっては今度はロシアが反発して更なる暴走が始まるかもしれない。

日本でも、多くはウクライナ支援に賛成で、ロシアに対しての批判も大きいけれど、中にはロシア擁護論を今でも公表する人が、それも政治家の中にも存在する事が大きな驚きです。信条としてこれまで長くロシアと付き合いがあり、それなりに彼らの主張に耳を傾けることはあっても、相手国に進出しているのはロシアであり、戦いが行われて居場所はウクライナの国内であることを考えたら、彼らこそ先ずはロシアに対して、一旦鉾を収めてまずは元の位置に戻れと彼らは言うべきなのでは。TLに時々流れてきて自分も同意するのだけれど、ロシアはウクライナやNATOさらには米国も含めた西側による挑発を受けて、止むにやまれず侵攻したと言うのであれば、それって日本がアメリカと開戦をした太平洋戦争を正当化することにもなるんですよね。

今回の件で、世界的に「自国防衛」という意識が拡大して、欧州等では軒並み防衛費を倍増する対応をして、日本でもそれに近い防衛費の増額と設備の増加が言われています。個人的には、余りにこれまでの努力が少なかったので、遅きに失しているとは思うけれど、それでも無いよりはまし、やらないよりはまし。だいたい、今ウクライナに侵攻しているロシアと、日本は国境を接している訳ですし、領土問題も抱えているわけですから。最も、想定される相手はロシアではなく、中国による台湾侵攻や場合によっては沖縄などの海洋部部への進出が一番可能性がありそうな事態何だけれど、それに対して先ずはどれだけ危機感を共有出来るか、平和ボケと言われる日本のある意味試練だと思う。日本によるウクライナ支援は、勿論まずは彼ら被災者への支援が優先するのだけれど、それと平行して自分達もどうこれから自分達自身を守っていくのかという課題を解く一年になるんでしょうね。いずれにしても、少しでも早く元の平和がウクライナに戻ることを祈る一年になりそう。 

浜松市区再編成

現市長の鈴木康友市長の公約の一つでもあった、浜松市の区再編成。政令指定都市移行時には、合併する隣接する旧浜北市や北側の郡部に配慮してしてか、旧行政区を意識して、元の境界線を元に、中区、東区、南区、西区、浜北区、北区、天竜区 の7区が決定。旧浜北市はその名称への拘りもあって「浜北区」と命名されたくらい。まぁ、移行初期の気持ちとしては仕方ないのかな。ただ、元の行政システムを維持するだけだと合併効果は薄いわけで、長い時間をかけて調整をして、今回、中央区、浜名区、天竜区の3区に来年1月1日から再編成することが決定。来年からは、住所名(区名部分)が変わることになります。

行政の効率化をするのは勿論良い事だと思うのだけれど、個人的にちょっと解せないのが「中央区」の存在。中区、東区、南区、西区、そして北区の一部が再編されて「中央区」という一つの句になるのですが、多分今の浜松市の人口(80万人弱)の、多分7割以上がこの「中央区」に含まれることになるんじゃ無いだろうか。現在の「区役所」施設が、そのまま派出所みたいな形で再利用されるだろうから、住民当たりのサービス率はそんなに低下しないだろうけど、それなら区割り何て止めて、全市一つの「区」にしても(マテ)。

この区割り再編成で、約6億円余りの経費削減になるとのことだけれど、うーん、もう少し削減効果は生まれないのだろうか。多分今回の区割りでは、組織の上下の階層が減って、その分横に並ぶような組織攻勢になることで、上位者の人件費抑制になるんだろうけど、行政サービスに関しても改革改善を進めて欲しい。浜松市だけでは無く、最近ではコンビニでの書類入手が出来たり、出張所みたいな出先機関も増えてきているけれど、マイナンバーカードを利用して自宅からでも必要な書類にゅうしゅができるようなサービスとか、申請作業が出来るようにして欲しいなぁ。鈴木市長は4月の市長選には出馬しないことを既に明言していて、4月からは新しい市長による行政がスタートするのだけれど、更なる行政サービスの効率化と内容充実を期待したい。単に住所の明記が変わりましたという事だけにはして欲しく無いですね。

確か行政側の理由で住所名が変わる場合は、例えば会社などに登録している住所名も自動的に変更されるはずだけれど、中には自分で住所の変更手続きみたいな事をやらないといけない場合もあるのかな。確か、以前政令指定都市に移行して、浄書の名称が変わった時には、幾つかは自分で入力し直さないといけないものがあったような気がする。その辺、また時間のある時に調べておかないと。

2023年2月23日

タモリ倶楽部終了

また一つ、タモリさんの番組が終了。テレビ朝日系列で深夜に舗装されていた「タモリ倶楽部」が、3月末で終了というお知らせ。オープニングのお尻のダンスに最初の頃はちょっとドキドキしたけれど(笑)、あれが見られなくなるのは寂しいなぁ。もう40年なんですね、この番組が始まってから。タモリさんも77歳と言う事で、年齢を考えても綺麗な幕引きかもしれない。

今にして思うと、このタモリ倶楽部って、その後のタモリさんの番組に繋がるところが結構多い気がします。人気コーナーの「空耳アワー」は、その後の「ボキャブラ天国」に繋がったと思うし、あれは個人的には天才的な番組だった気がする。同じフジ系列では、「トリビアの泉」もこの「タモリ倶楽部」でのタモリ氏の専門知識からの流れだと思うし。それを言うなら、NHKの「ブラタモリ」なんて、まさにスピンオフの一つと言ってもいいだろうし。 

タモリさんの芸風というか、こういう番組の中での存在感を見ていると、飄々としているのに必要な時には居合い切りみたいに「シュッ」と鋭い意見を入れて「えっ?」みたいな感じに回りがあっけにとられるというか。博識であったり、多芸多才であることはよく知られている人だけれど、つくづく物事を俯瞰する力の大きさを感じる人の一人。

これでタモリさんの出演する番組は、テレビ朝日系列の「ミュージックステーション」とNHKの「ブラタモリ」の二つだけなのかな。どちらも、ちょっと真面目系の番組だけれど、真面目な顔して馬鹿馬鹿しいことを言うみたいな、それこそ昔の十八番の「4カ国語麻雀」みたいな、芸というか番組を見てみたいなぁ。まぁ、タモリさん自身はもう静かに自分の好きなことをして暮らしたいのだろうけど。そう言う意味では、このタモリさんとか所ジョージさんとか、自分の好きなことを自分のペースで出来る人生っていうのは憧れるなぁ。まだまだ頑張って、面白い番組を見せてほしいけれど、そこはご自身の人生を満喫してほしい。まぁタモリさんの事だから、日々「のほほん」と暮らすのが一番と思っているんだろうけど。そう言う肩の力を抜いた人生を自分もこれから目指してみたいです。

移住しやすい地方

佐々木俊尚氏が紹介されていた、地方移住に関しての記事。 

東京圏を含めて、政令指定都市の上位10位までの都市圏は、文字通りその地域の中心だし、交通網もJRや私鉄に地下鉄やバス路線など発達しているので、何処に行っても衣食住不便の無い生活が可能。唯一の問題点は、大都市圏だから家賃が高いとか物価が高いという事は有るだろうけど、物価に関しては最近は色々な方法で安いものが入手出来る時代だから、実は何処に行っても余り問題無い課題かもしれないけれど。

記事を読むと、結構自分の印象・感覚と似ていて、自分はニュータウンでは無く自宅に戻ってきたのだけれど、周りの雰囲気というかそう言うものは似ています。実家なので、自宅の周りは親の代とか其れ以前から付き合いのある家が多いので、それなりに昔からの習慣とか近所づきあいみたいなものは続いている。でも、自分の代になったら多分そう言うものも「面倒」に感じて自然消滅してしまうかもしれ無い。また、同じ地区には、昔は田圃や畑だった場所に分譲地やアパートとかマンション建設も進んでいて、そういう場所にも長い人は自分と入れ替わりくらいもう30年以上住んでいる人から、つい最近引っ越してきた人まで住んでいる。新旧ニュータウンのような、有る程度はっきりした棲み分けは出来ていないけれど、それはそれでまた新旧が混沌として複雑というか面倒な部分もあるんですよね。 

自分の好きなYouTubeコンテンツの一つに、地方以上して古民家を再生してDIYするようなものがあるんですが、その中で成功してその地域に有る程度根付いている人って、そこそこの地方よりは、もう隣家とは何百mも離れているような過疎地域に委譲した人の方が成功率は高いような気がします。なまじ、万一の場合を考えて近い場所に隣家が並ぶような地域に引っ越してしまうと、相手は親切心老婆心何だろうけど、そういう束縛が嫌で都会から逃れてきた人にとっては負担になっていそう。それで、再移住するようなケースも合ったりして、いゃいゃ、地方は大変なんだよと心の中で慰めの言葉を贈るしか無いのだけれど。

感覚的には、政令指定都市の下位(浜松市とか-笑)位から、中核都市くらいの規模の街のちょっと郊外当たりが一番適切なのかもしれない。最初に書いた、政令指定都市の上位10位までの都市圏ならば交通網が発達しているから、自家用車無しでも何とかなるけれど、政令指定都市でも下位の都市では自家用車は必須だし、下手したら2台、3台持ちすら必要になる可能性も。そう言う意味では、新規に造成された作られたニュータウンだと、例えばスーパーとか量販店とか、生活に必要な核テナントが近くに配置されていたりするので、新規に生活をスタートするには例えば車は1台でも足りるとか、有利な条件であることも多いんですよね。昨年の人口動態調査では、東京圏への流入が増えているみたいな話も聞きましたが、それも都内は都内でも、23区外の周辺地域への移動何かが増えているんじゃ無いだろうか。逆に、そこそこ好条件だと思う、静岡県とか浜松市は人口流出しているけれど、伊豆とか三島市等の東部地域は微増しているのも、やはり首都圏から「少し離れた」という好条件が影響している気がする。これも、ある意味多様性の一つなのかも。

正座して話を聞け

 自分の質問中に気に食わない態度をしているヤツを見つけたから処分しろ、と言っているのだろうかこの人は。大切な質問をしているはずなのに、それは出席して居る首相に対して質問しているはずなのに、それ以外の所に目が行くとはよほど視野の広い人なんだろうなあ(棒読み)。

こう言う本来の部分とは異なる部分にそれなりの熱量を持って批判するというのは、実はその人に自信が無い、根拠が無い、弱みを感じているという、自分のネガティブな意識の反応だったりすることが多いというのが個人的経験値。一体何の話をしていたのかと思うと、共同通信の記事によれば、

泉氏は「同性婚の話をしたら(秘書官が)首を横に振り始めた」とも指摘。

との事。共同通信の記事だから、話半分で聞かないといけないのかもしれないけれど、開くまでこの人がそう見えただけのは無しで、自分で点火して自分で暴発しているだけなんじゃないのか。まぁ、今に始まったことじゃないけれど、代表自身が校であっては、それ以外の議員は推して知るべし。

もしかしたら本当に「また言ってるよ」みたいな感じで、つい首を左右に振ったのかもしれない。でも、もしかしたらちょっと首の凝りをほぐすために首を左右に振っただけかもしれない。真意は本人に聞くしか無いけれど、「面倒だなと思ってつい態度に出ました」とは、本当にそうであっても言わないでしょう。それを言い出したら、それこそウソ発見器にかけてでも真実を追究しろみたいな話になってしまうけれど、じゃぁその追究するべき真実って何? 

もう何度も繰り返すのも疲れてきたけれど(じゃ、止めれば-笑)、そんな真偽が分からないような態度よりも、発言中に野次を飛ばす行為だとか、恫喝的な発言で相手を威圧するような行為、さらには質問日前日日付が変わるような時刻まで質問を渡さずに完了へ負担をかけるような行為等等、陳謝するべき事は多々あるのに野党の既得権益みたいな感じでいつまでたっても改善しない。まぁ、自民党が野党に下野した時にも似たような状態に陥ったことがあったから、あれは環境がなせる本能なのかもしれないけれど、相手がやっていたから自分達もやるという非生産的なループは断ち切ったら無いと。今後は椅子に座って居心地の良い状態での会議では無く、お寺みたいな場所で全員正座して討論したらどうだろうか。質問する人も正座、聞く方も正座。みんな早く終わりたいから、かなり効率的な会議が出来る気がする(マテ)。

2023年2月22日

AMC Leg#4: HND-OKA/-HND

今週も先週に続き定例となった沖縄へのフライト。予定と予約の都合上、お昼過ぎの出発なので、いつもとは事なり朝食を自宅で摂ってからこの日は出かけました。浜松駅では、新幹線車内で食べるお昼のお弁当を調達する予定でしたが、丁度お昼時前の時間帯だったからか、どこもそこそこ長い行列が出来ていて、結構ギリギリに浜松駅に到着したこちらは余裕がありません。結局乗車時間との兼ね合いから、直ぐに調達可能な新幹線駅構内のスタバで、コーヒーとサンドイッチを購入。いつもの朝食のパターンと変わらないなぁと反省しつつ、新幹線で品川駅まで移動します。

品川駅では、新幹線側から駅の反対側にある京浜急行の空港線に乗り換えるのですが、NAVITIMEで検索すると直前の京急線は乗り換え時間が4分しか無く、これは品川駅の混雑具合を考えると無理。その次だと14分位の接続余裕があるので、そちらを利用するつもりで品川駅では下車したんですが、思いのほか駅構内が空いていてスイスイと移動出来てしまいます。JR部分の京急側、山手線と京浜急行のホームに降りるあたりまで来たところで、羽田行きが入ってくるのが見えたので、そこからは少しダッシュをして京急に乗り継ぎ、何だかんだで4分での乗り継ぎに成功。少し早めに羽田空港に到着出来ました。

電車の中で「やれやれ」と思いつつ息を整えていたら、スマホにANAからのメッセージが届きます。何だろうと思ったら、往路便が到着機遅れのために、いきなり30分遅延するというお知らせ。実はこの日の予定では、いつもよりも現地での滞在時間が短く1時間40分しかないので、ここで30分遅延すると賞味1時間位。で、この手の出来事のお約束で、「30分遅延」と最初に出た場合、大体それよりも伸びるんですよね。そんなことを考えているうちに空港に到着。空港の保安検査場はどこも混雑していましたが、AMC Diamond様の優先検査場は数名程度の待ち行列だったので、ここから中に入り、その後ラウンジに移動してから作戦を練ることにしました。

1) HND 14:30 - OKA 17:30 (NH475)

もともと14:30羽田発17:30那覇着の予定は、15:00羽田発18:00那覇着に既に変更されており、更に遅れる可能性もあるので、今回は最悪空港での打合せも想定して、最初のPlan-Aに加えて、Plan-B、Plan-Cとラウンジで準備しておきます。幸い(?)にも、新しい出発時刻「15:00」から更に遅れることは無いようなので、ゲートも58番と遠いこともあり、少し早めにラウンジを出てゲートに向かいます。もう午後も中頃ですが、途中の保安検査場もターミナル内も結構混雑しています。航空需要もかなり回復してきた印象です。

ゲート前に到着した時点でも、定刻よりも30分遅れのスケジュールは変わっていませんでしたが、まず優先搭乗が始まったのが14:40頃と少し遅め。でもこの時点ではまだ機体のドアは開いていなくて、先に入った人達はボーディングブリッジの中で待機している状態でした。その後機体の中への移動が始まり、10分位してやっとグループ1からの優先搭乗が開始されます。この日の乗客は、空席待ちの人も少し居たようですが、結局は満席だったらしく、搭乗にもいつも以上に時間がかかっていました。ドアクローズは遅延した出発予定時刻よりも遅れて15:05、その5分後にプッシュバックが始まり、暫くするとD滑走路のRW05へ移動開始となります。移動中にも、この日のフライトでは離陸後と途中でタービュランスが予想されるので、ベルトは締めるようにと言うアナウンスもあり、文字通り波乱のフライトになりそう。

実は誘導路を移動中に寝落ちしてしまい、意識が戻ったのは離陸開始の合図である四点鐘が耳に入った時。すでに機体はRW05から正面に向いていて、直ぐに離陸開始となりました。結局羽田空港を飛び立ったのは、15:30頃で飛行時間は2時間28分とモニターには表示されています。単純計算では、到着予定時刻も出発時刻の遅延と同じく30分遅れとなりそうです。事前の予告通り、離陸後暫くは結構ガタガタと揺れながら高度を上げていきます。そのため、食事の配布が始まったのも、通常よりは遅めでした。その後は遅れを取り戻すべく、出来るだけ真っ直ぐに飛んでいるような感じでした。

沖縄本島に近づくと、再び機体が揺れ初めて、CAさんも早めにジャンプシートに座ります。時計回りに沖縄本島を回り込むと、南の海上からRW36Lへ着陸。ここから33番ゲートに入ったのは、夕方18時少し過ぎ位でした。定刻よりは30分遅れですが、出発前に分かっていた遅延からは更に遅れることが無かったのは良かったのかな? いずれにしても、元々の予定時刻よりも遅れてしまうので、ここはPlan-Bに切り替えて移動時間を短縮することにします。実は、この時点では戻りのフライトスケジュールは予定通りだったのですが、暫くしてこちらも遅延することになるので、結果的には元々の予定とそんなに変わらない状況になるのですが...

2) OKA 19:10 - HND 21:25 (NH476)

慌ただしく空港に戻ってくると、復路のフライトも羽田発が遅れて、19:10の定刻が19:20に変更されています。少し余裕が出来たので、ラウンジの優先保安検査場を通過していったんラウンジに入りましたが、そこで再度19:25に更に遅延が表示されます。まぁ、今回は羽田に戻るのが遅くなるのは承知の上でしたが、出来れば22:00前にはホテルに入りたかったけれど、それは厳しそうです。

因みに、この日のフライト状況を見てみると、天候のせいなのか朝から軒並み機材遅れのために遅延が発生して居て、それが午後になると午前の累積もありさらに酷くなっている様子が伺えます。まぁ、欠航となるよりはまだマシだけれど。そんなことを考えながら、19:00近くなったのでラウンジを出て出発ゲートの32番ゲート前に向かいます。

こちらのフライトも満席と言う事で、ゲート前も結構混雑しています。外はすっかり夜の光景で、久しぶりに夜間の空港の景色を見ました。これはこれで、写真映え的には良いのだけれど。そんな中、19:05に事前改札が始まりましたが、遅い時間だからか該当者は殆ど折らず、1分とたたないうちにグループ1の優先搭乗に切り替わります。満席だから今度も搭乗に時間が掛かるかなと思いましたが、それでも遅延した定刻19:25よりは前にドアクローズとなりましたが逆にプッシュバックまでは少し時間が掛かりました。その後暫くすると移動開始となり、ターミナル反対側のRW36Rへと向かいます。移動中にも、離陸後から途中の空路や羽田到着前等タービュランスが予想されるというアナウンスがあり、ちょっと嫌な予感。離陸開始が19:41で、羽田到着予定時刻は21:30との事でした。

離陸して暫くは事前のアナウンス通り揺れながらの飛行が続きます。いったん収まり食事の配布が始まりましたが、トレーを受け取ってからまた少し揺れはじめたので、慌ててお椀のお味噌汁とドリンクを飲んで量を減らしておきます。その後は揺れも収まり、食事は何とか平穏なうちに終了しました。途中のフライトは、そんなに揺れなかったのですが、伊豆半島沖くらいからタービュランスの予測が出た為、CAさんも全員着席することに。そのまま真っ直ぐ東京湾に侵入する最短コースかなと期待したんですが、房総半島の東側を回り込むような進路を取り、半分くらい進んだところで機種を西に向けて羽田空港を目指します。遅れもあったので、C滑走路に降りるかと期待しましたが、残念ながら着陸したのはA滑走路のRW34Lのほう。ここからB滑走路沿いに移動して第二ターミナルの北ピアを回り込み、60番ゲートに入ったのは21:37でした。事前に調べた京急線の予定では、21:40の後は21:52なので、21:40は諦めて21:52で横浜まで移動する事に。ホームに降りたところに、丁度折返しの京急車両が入ってきたので、タイミング的には良かったのですが、やはり横浜まで移動してホテルに入ったのは22:30過ぎでした。この日は、フライト全般に遅延が発生していたようですが、往路復路共にそこそこの遅延に見舞われるのは久しぶりなので、なかなか疲れた一日になりました。(続く...)

3月13日からの「個人判断」

航空会社が加盟する定期航空協会が、機内や空港でのマスク着用の個人の判断に委ねる方針を発表という記事。 3月13日から乗客と航空会社の従業員は、マスク着脱を個人で判断と書かれているけれど、GS/CAさんなど航空会社の従業員は会社方針に従うだろうから、そこは「個人の判断」と言っても違いはあるでしょうね。個人的には、5月の五類相当への変更までは、今のままじゃ無いだろうか。

一方で乗客に関しては、マスクを着用しない人は増えそう。それはそれで構わないと思うけれど、その分機無いでは静かにしていてくれれば、特に問題無い気はする。新幹線車内だと、やはり家族とかグループでずっと話をしている人を今でも見かけるけれど、飛行機機内だとそんなにずっと喋っている人は、コロナ禍以前でもそんなに見ませんでしたからね。新幹線など、途中途中で慰謝する移動手段と異なり、飛行機の場合は離陸して着陸するまでやることは無いから、結構寝たまま移動する人も多いだろうし。あと、ANAの場合は、Premium Classよりは普通席の方が、飛行中に会話したりするケースは多いんじゃ無いだろうか。そちらの方がシートピッチも左右の間隔も狭いから、万一の場合はそっちの方が確率的には高くなるんじゃ無いだろうか。

3月は、今の所13日以降で10日程経過したタイミングでの予約が今入っているので、この時にどういう状況になるかちょっと注意して観察してみないと(笑)。あくまで個人的予想だけれど、それでもマスク着用を続ける人7割位はいるんじゃ無いだろうか。空港や機内での着用が個人判断となっても、そこまで移動してくる鉄道やモノレール車内ではまだ着用が推奨されることに変わりは無いので、その延長というかそこで着用して居るなら、あえて空港で外す必要も無いと思う人が殆どでは。それに、外した方が呼吸も含めて楽なことは確かなんですが、そのマスクをどう保管しておくかというのもちょっと面倒な話で、そのためにマスクケースみたいなものを購入して準備した方が良いのだろうか。

昔ほどでは無いのだけれど、航空機機内は空気が乾燥していることもあり、案外マスクの使用というのは喉には優しい気がします。国際線なんかで長時間機内に滞在して、しかも就寝したりする場合には、逆にマスクをしていた方が乾燥した機内の空気に触れる機会が減って、体調も含めて体には良いような気がしますね。まぁ、3月に入ったところで多分航空各社がそれぞれの方針なり対応を発表するだろうけど、少しずつ緩和していくことは大切だと思うけれど、そんな中で逆に変に秩序を乱すような人は出てほしくないですよね。マスクをしていようがしていないだろうが、機内ではマナーを守って静かに搭乗して欲しい。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系4滞在目(4泊+2泊)は、今週も横浜シェラトン。 約二ヶ月半続くキャンペーンが始まったので、この期間にポイントとエリートナイトを獲得して行きたいけれど、かといって毎日宿泊するわけにもいかず、年度末で仕事での移動が多い今のうちに、出来るだけ積み上げておきたいところ。

この日は、いつもの沖縄往復での戻りからの宿泊でしたが、予約の都合とフライトのスケジュールで遅延が重なり、チェックインしたのは夜の10時過ぎ。夕食は復路便の機内食で済ませたので、そのまま寝ようかとも思ったんですが、水だけ飲んで寝るのもつまらない。丁度空港から移動してきて、JR横浜駅で降りて直ぐに駅中のNEWDAYSが開いていたので、そこでハイボール缶を購入してのチェックインとなりました。

今回は、流石に前回のようなスイートでは無いけれど、それでも角部屋の広い部屋にアップグレードしていただきました。部屋に入ったのは、もう22:30過ぎ。そこから、買ってきたハイボールを舐めながらメールチェック等していたら、あっと言う間に日付けが変わってしまい、慌ててベッドに入って一日が終わりました。翌日朝は、いつもの様に7:00になると2Fのビュッフェに行き朝食をいただくことに。相変わらず外国人宿泊者の姿が目に付きますが、以前と比べてその人数は少なく、混雑具合もそれほどでも無い状況。それもあってか、これまでよりはゆっくり食事は出来た気がします。

本当はお昼過ぎ位までゴロゴロしたいところですが、朝から次の仕事があるのでこれまたいつも同様9時前にはチェックアウトをして出かけます。前日は昼間に移動していたこともあり結構暖かくて、ダウンジャケットはちょっとヘビーすぎたかなと感じたんですが、この日の朝は急に冷え込みが厳しくなり、また風も強めに吹いていてホテルから出た途端にジャケットの前ジッパーを喉元まで引き上げました。これが最後の寒の戻りになるのかな。早く暖かくなってほしい。

2023年2月21日

バイデン大統領、キーウ訪問

バイデンアメリカ大統領の電撃的なウクライナ・キーウ訪問。各国首脳の訪問の中でも、最大限に重要且つ大きな意味を持つ訪問である事は疑いない。そんな大きな出来事なのに、各種報道では直前までその訪問は明らかにされておらず、文字通り「電撃訪問」となった事。数時間前には、ロシアにもその旨伝えて万一の場合に備えたらしいけれど、ゼレンスキー大統領とバイデン大統領がキーウの街中で並んでいる映像にも、空襲警報の音が入っている訳で、ロシアとしてはキーウ直撃はしなかっただろうけど、それなりに恣意的行動はして不満を伝えたのだろうか。

日本では、岸田総理のキーウ訪問を言われつつも、色々な理由からG7首脳の中では唯一訪問していないのかな。いつもは「G7の中で日本だけ」という論調をする人達も、岸田氏の訪問に関しては「G7で唯一日本だけしていない」のに何も言わない不思議はあるのだけれど(笑)、実際問題国会開催中の首相の動向は逐一把握されている必要があるらしいし、ましてや海外訪問となると議会の承認も必要になるらしく、そうなるととても今回の様な電撃訪問や隠密行動は出来ず、リスクだけが大きくなるんでしょうね。さらには、通常ならばその国の軍隊が護衛などで同行するのに、日本の自衛隊は今の法律ではそれは出来ないとか、ある意味「平和ボケ」してきた綻びがここに来て露呈している気がします。事前承認については、衆参両議長の予め伝えて了解を得れば、事後承認でも可能とかにしても良いと思うのだけれど。考えてみたら、小泉訪朝の時なんて凄い騒ぎになりましたからね。北朝鮮まで飛ぶ自衛隊機(政府専用機)が、事前の空路や空港状況を調べるために飛ぶだけで凄いニュースになったし。そもそも、内閣総理大臣は自衛隊の最高責任者のはずだけれど、その最高責任者を防御する事が出来ないのは矛盾ではないだろうか。

岸田総理本人は無理としても、それなりの人物の派遣はあってもいいと思うんですよね。順当な順番で行けば林外務大臣なんだろうけど、ちょっとインパクトが弱い気も。多分安倍晋三氏が存命であったなら、安倍さんが政府特使としてキーウを訪問すれば、正直なところ岸田総理訪問以上の影響力が生まれたような気がするなぁ。勿論、亡くならなければまだ国会議員を務めていただろうから、隠密に訪問というわけにはいかないだろうけど、逆に安倍さんの場合は事前に大々的に喧伝することで、更に訪問の意味が大きくなる気がする。あるいは、実弟の岸信夫氏は、前防衛大臣という事も有り議員辞職をしているので、一応「民間人」の立場。安倍氏の系列でかつ防衛大臣経験者という肩書きは、そこそこ効果的だと思う。ただし、体調の面で長距離の移動や現地での行動に不安があるから、こちらも実現するとしてもかなり難しいと思うけれど。

そう言う意味では、歴代の総理経験者は、議員を引退した後、政界を引退した後でも、こういう場面での活躍というか貢献を期待したいのだけれど、歴代総理をザッと見渡してみても、国際的に知名度があって引退後も影響力を期待出来る人は居ないなぁ。一人積極的に韓国に出向いている人が居るけれど、ああいうのは逆に止めて欲しい訳だし。いずれにしても、象徴的な訪問は難しいとなれば、実務的な関係強化を進めていくしかないんでしょうね。具体的には、遅まきながら大使館を再開したけれど、そこに人数を増員して常に日本の関係部門とリアルタイムでウクライナ側が話が出来るような環境を作るとか。その中で、トルコにも必要だろうけど、医療関係の機材とか人材支援とか、今の日本の法律の中で出来る事を進めて行くしか無い。少なくと、ウクライナは1年前の状態には戻さなくてはいけないし、ロシアに対しては力による改変にはリスクとコストが甚大で引き合わない事を理解させないといけない。で無いと、同じ事をやりそうな国が日本の周りにも幾つかあるわけですし。ウクライナもこの一年よく耐えてきたと思うけれど、そのために日本も自分達の決まり事に杓子定規に従うだけでなく、そういう所こそ世界標準を真似ても良いのでは、と思います。

Bye bye 999

漫画家の松本零士氏が、急性心不全のために13日になくなっていたというニュース。これまでも著名な作家さん・漫画家さんは多く亡くなっているけれど、松本零士氏は自分の漫画人生の中でも結構大きな存在だったなぁ。松本氏の代表的作品としては「宇宙戦艦ヤマト」や「銀河鉄道999」が筆頭だろうけど、個人的には一番最初に触れたのは「光速エスパー」 かなぁ。年齢的には、初代の作品(あさのりじ作)の頃は間に合わないから、松本零士版だと思う。でも「光速エスパー」の場合は、テレビで放送されていた実写版の印象が一番強いけれど。

松本氏の作品というと、SF色の強いもののイメージが多いけれど、「大四畳半シリーズ」とか「男おいどん」とか、多分連載中よりも、その後に読んだと思うのですが、独特の雰囲気が好きだったなぁ。一方で「ザ・コックピット」のシリーズとか、戦記物系のかなり繊細な飛行機の書込が凄くリアリティを感じていた気がします。そう言う事もあったから、都内の水上バスの宇宙船みたいなデザインなんかも実現したんだろうなぁ。私は、子供の頃に読んだSF小説が切掛で、科学とか理科とかそういう分野への興味が沸いたのだけれど、更に具体的な「絵」として見せてくれた松本氏の存在は大きかったように思います。

何年か前に海外のファンイベントで心不全だったかな、倒れられて帰国が延期されたことがあったと思いますが、あれが原因かなぁ。もう少し慎重にしていれば今回の件は無かったかもしれないけれど、それはそれで松本氏の気持ちとしては受け入れられなかったかもしれないし。ファンとしては、末永く作品を楽しみたいと思うし、新しい作品も発表してほしいと思うけれど、それも作者が存命であればこそなわけで、仕方のないこととは言え本当に残念としか言えない。

多少順番が前後するかもしれないけれど、自分の人生が終わるときには、昔知っていた人達は殆ど残っていないわけで、そう言う意味では寂しいのだけれど、逆に新しいものを見つけることで、最盛期の頃に自分としては人生を締めくくることが出来るのかもしれない。最近は漫画を読む機会は殆ど無く、たまにAmazon何かで見ても、どうも作画のタッチとかストーリー背景なんかが没入できなくて直ぐに止めてしまうんですが、何て言うか骨太の線でグイグイと読ませる様な作品って、何か登場しないだろうか。それはそれで、古い考えの人間のノスタルジーなのかもしれないけれど。多くの良い作品に感謝して、合掌。

妄言は妄言

ニューズウィーク日本版に掲載された『国産ロケットH3の打上は「失敗」である』という記事(コラム?)。内容は、会見で質問した共同通信社記者を支持するものですが、私はこの記事を読んでいて、なんだかこじつけている話だなぁという印象しか受けない。

一番の違和感は、「中止」と「失敗」の説明のために、何故か太平洋戦争の「終戦」と「敗戦」を例えで出してくること。「敗戦」した事が事実なのに、それを受け入れたくないために「終戦」という言葉に置き換える事は、JAXAが本来は「失敗」なのに「中止」と言いたい気持ちと同じと言うけれど、それは言葉の飛躍所かどういう視点で説明する言葉なのかという事をちゃんと示さないと、単なる言葉遊びにしか見えない。日本軍の真珠湾攻撃から、最後の無条件降伏までの一連の期間の戦争、所謂「太平洋戦争」が終わったという意味では「終戦」だろうし、その戦争の結果として無条件降伏の調印に至った日本の立場としては「敗戦」という状況を表す言葉としては正しいと思う。「終戦記念日」は、戦争が終わったことを記憶する日なのだから「終戦」な訳で、 逆にあの戦争に負けたことを決して忘れないようにしようという意図ならば「敗戦記念日」というのは正しいかもしれない。でも、そうなると次回は負けないようによく考えろという意図にも繋がるのでは。二度と戦争はしないという意図を込めるのであれば、やはり「終戦」記念日というのがより適切な言い方だと思う。

2ページ目では、自身の取材経験から広告会社の話を例に出し、それが件の記者の「それは一般的には失敗です」という話に繋げている。どちらも、結局は自説を相手に押しつけているだけの話で、なんでそれが世間一般に理解されていると勝手に解釈しているのだろうか。私は、件の記者が会見で例えば、

今回の打上は「中止」と言うが、本来期日を設定して、それに向けて準備をし、最終的に発射のために最終手順まで進みながら、直前で打上を取り止めたことは、その打上計画の「失敗」と言えるのでは無いか。

位のことを言ったのであれば、まだ理解出来る。それが筆者も記事の中で書いている「相手の折り合いを付ける」事なのでは。でも、会見の様子をビデオを見る限りでは、そういう話は無いようだったし一方的に「それは失敗」といっているから、一般の人からも批判されているのだと思う。 件の会見を見て多くの人が批判をしている理由は、「中止vs失敗」の言葉の使い方の話ではなく、共同通信社記者の一方的な決めつけやその態度という事が、この人には分からないのだろうか。

それをさらに感じるのは記事の最後に「ネガティブワードが漂白される」と書いていること。確かに都合の良い言葉の置き換えでは有るかもしれないけれど、それをやっているのはあるいは許しているのは、世間と言うよりはメディアそのものじゃないの。そういう言葉の漂白が問題だと思うのであれば、自分達は正しい表現を使えば良いだけの話しを、なんで世間のせいにするのだろうか。不都合な物から目をつむりたいのは、彼やメディア自身じゃないのだろうか。「メディア」という言葉には、神聖不可侵のも出絶対真実という崇高な目標があるから、何人も疑ってはいけない存在であるから、「誤報」とか「虚報」とか「捏造」という言葉を回避したくなるのは分かる。だが、全く同じ事が中国やロシアで起きていたら、我々はどう反応するだろうか。「ああ、今回は偽情報を流しているのだな」と捉えるのが普通だ。何事も普通が一番なんですよね。

2023年2月20日

やっぱりおかしい共同通信

ここ数日、その報道姿勢や所属記者の発言・品行が問題になっている「共同通信社」。昨日今日と続く北朝鮮による弾道ミサイルと思われる発射行為に関して、こんな記事を配信しているんですが、やはりこの会社何か変じゃないだろうか。

先ず、記事の見出しが、

首相、ミサイル飛翔中「通院」 官房長官「問題ない」

この見出しだけ見ると、「北朝鮮がミサイルを発射したのに、首相は自身の治療を優先して通院した(病院に出かけた)」 と言う意味と解せられます。しかもご丁寧にも、記事の最初にも

岸田文雄首相は18日、北朝鮮が発射した弾道ミサイルの飛翔中に、東京都内にある耳鼻咽喉科のクリニックに通院した。

と、ミサイルの飛翔中に病院に出かけた(通院した)と書いている。実際、

  • 15:32理髪店入店、17:12に出る(そのままクリニックへ移動?)
  • 17:21北朝鮮が弾道ミサイル発射(※発射認識は、もっとの後タイミングで、そこから逆算された時刻では?)
  • 17:41首相クリニック到着
  • 18:27北朝鮮のミサイルが北海道のEEEZに着弾
と言うような流れだったらしい。確かに、後から時系列に並べてみると、ミサイル発射後にクリニックに入っているけれど、実際にミサイル発射が探知されたのはクリニック到着直前で、別に発射の一報を聞いてからクリニックに出かけたわけでは無い。さらに言えば、この日の行動は元々予定されていたものだろうから、その間の代行として官房長官が当たるはずで、それが機能していなかったのなら問題だけれど、首相不在時に官房長官が代行として対応して問題なかったのであれば、想定通りに昨日したという証明では。もし緊急に首相の対応が必要ならば、その時点で呼び戻せばいいわけだし。

メディアとして検証するべきは、こういう首相不在時にバックアップ体制である官房長官の対応なりが問題なかったのか、と言う点ではないの。例えば今回は術後検診で、首相も意識のある状態で検査を受けていたと言う事だから、万一の場合はそれを中断して官邸に戻ることも可能だったでしょう。でも、以前のように全身麻酔の時に同様の事象が発生した場合には、官房長官が責任者として対応しないといけない。前回の時には、そういう部分の確認なり検証する記事を余り見た記憶が無かったのですが、今回もそういう部分には触れずに単に首相の責任問題へ転嫁させたいだけじゃ無いだろうか。代替こういう緊急事態の時に、いちいち首相決裁を仰いで対応遅れにならないように、事前に必要な手順が決められていて即応するようになっているはず。その中で、上位組織に速報するようになっているわけだから、それが機能していないのなら問題だけれど、ちゃんと機能したんでしょ、今回も。共同通信社に対してだけで無く、メディアに対しての信頼性全体が揺らいでいる時期だからこそ、より真摯で正確な報道をするべきだと思うのだけれど、そういう反省も無いのだろうなぁ。

 

ロッテリアの次はゼンバーガー(?)

ファストフード店は殆ど利用せず、その中でも「すき家」「はま寿司」「ロッテリア」はもう10年、いゃ20年以上言ったことが無い店舗。それでも、ロッテリアが日本でも大手のハンバーガーチェーンで、お菓子メーカーの「ロッテ」傘下であることはその店名からもよく知られていて、それが「すき家」などを展開するゼンショーが買収すると言うのはびっくりしたニュース。決して、不採算部門カットなどと言う話では無く、母体のロッテがアイスクリームやチョコレートなどへの選択と集中から売却を検討しての話ということで、買収するゼンショー側にもメリットのある話らしい。


そのゼンショーグループのチェーン店を見てみると、利用した店舗が無いなぁ(苦笑)。名前だけでも知っているのは、すき家、なか卯、ココス、ビッグボーイ、ヴィクトリアステーション、ジョリーパスタ、はま寿司、くらいかな。だから、今回の買収は自分には全く関係無い、生活圏の変化は無いのだけれど、それでも利用しない人間でも知っているくらいの大きな企業同士の買収劇というのは、やはり興味は沸きます。

記事の中では、ハンバーグがメインのココス、ビッグボーイ等との素材調達やノウハウの共有がメリットと書かれているけれど、ハンバーグステーキの「ハンバーグ」とハンバーガーのパテって、結構違うと思うのだけれど。100%同じ物では無くても、一度の調達量が大きくなれば、そのぶんコストメリットも生まれるだろうし、メニュー開発やイベント等でのシナジーも期待出来るだろうし。飲食系チェーン店が、さまざまな業態を作って展開するのも、毎日同じものを食べるだけでは飽きてしまう食生活に変化を付けて継続的な利用を期待するからですからね。そうそう、ゼンショーって以前はWendy'sを運営していたのは知りませんでした。でも、以前のフランチャイズ契約終了の時には一応取り上げて入るんだ。以前は余りスケールメリットを得られなかったのかな。

記事の最後にも触れられているけれど、気になるのは「ロッテリア(LOTTERIA)」。流石にすぐには変わらないだろうけど、「ロッテ」の名称使用はそのままというわけには行かないだろうし。かといって、全国的に知名度も高い今の名称から全く違う名称にするにはリスクも大きいだろうし。個人的には「Zen Burger(ゼンバーガー/ゼンバーグ)」何てどうだろうか。一つは「ゼンショー」にかけているけれど、今後世界展開を狙うなら「Zen (禅/膳/全/然)」というのは、英語的にも結構馴染みのある単語だと思うんですよね。そこに、元々の「禅」以外の色々な意味を含ませて、例えば「膳=ランチ」「全=セットメニュー」「然=自然食品、ナチュラル」みたいな遡及をしていったらどうだろうか。日本国内では余りピンと来ないかもしれないけれど、海外的には結構受ける気がする。でも、国や地域によっては、既に登録されていたりして。そうなったら、何十年振りに行ってみようか(笑)。

2023年2月19日

味の基本

浜松に住む人ならお馴染みのお店の一つ、「五味八珍(ごみはっちん)」。中華系のファミリーレストランで、浜松餃子を初めとして、所謂「町中華系」のファミレス。その店名にも使われている「五味」とは、味の基本的な五つの要素で、一般的には「甘味、酸味、塩味、苦味、旨味」と言われているけれど、個人的には「旨味」というのは味の無いもので、味を下支えするあるいは厚みを膨らませる、言ってみれば「触媒」みたいなものだと思っているので、ここは「旨味」よりは「辛味」の方が適切かも。そう言う意味では、中国の「五行」で言う所の味の分類の方が、より現実的かなぁという気も。ただ、日本の食事で言うと、さらに「渋味」というのも有るわけで、その最たるものが「緑茶」の味。そう言う意味では、世間的に「抹茶味」というものは、甘味が加えられて甘い味のような印象が強いけれど、本来は茶の渋味を生かした味付けだと思うんですよね。だから、「甘味、酸味、塩味、苦味、辛味、渋味、旨味」と「七味」位あるような気がします。

そんなことを書きだしたのは、佐々木俊尚氏の昨日のVoicyで、酸味の復権と言うものを取り上げていたから。

調味料の歴史を語るほど知識は無いけれど、多分人類最初の調味料は海水の「塩味」である事は間違いないんじゃ無いだろうか。良く言われるけれど、最初は海水につけて魚とか食べていたものが、海水を乾燥させて「塩」が出来る事を発見して、さらに使われるようになったと思っています。Voicyの中で佐々木氏は「塩と酢」という形で酸味を取り上げていますが、私は「酢」の登場以前に、「腐敗物」から「酸味」という味覚を人類(少なくとも日本人は)発見したんじゃ無いかという気がしています。最近では、余り物が腐るという事を経験している人は少ないと思うけれど、昔は今ほど冷蔵庫や冷蔵技術が発達して折らず、作りすぎて余ったものを捨てるのも勿体ないと保存して、少し長く保管して居ると「ちょっと酸っぱい」味になることは、結構経験したもの。その酸っぱさの度合いで「危ない」とか「まだ大丈夫」とか「火を通せば」とか母親が判断指定のは、どこの家庭でも見られた光景じゃ無いだろうか。そこから、色々なものを腐らせて、新しい食品を作る「発酵技術」が生まれて発展したような気がする。 また、所謂「お酢」が登場する以前から、柑橘類の「酸味」というものは調味料として馴染みのあるものだったんじゃ無いかという気もしています。そして、花の蜜などの形で「甘味」も向かいから存在している味だと思うので、「塩味、甘味、酸味」の三つが基本形なのかなと。

そんな中で、最近は酸味が復権していると言う話題は、少し前にブームになった辛味(極辛)の反動かなぁと個人的には感じるところ。その極辛の前は「甘味」がブームになっていたと思うので、有る程度その時ブームになっている味の反動で次のブームが生まれる気がします。「酸味」と聞くと、どうしてもお酢の少しツンとした酸味がイメージされるけれど、柑橘類のジュースも「酸味」だし。実は私は果物の中では柑橘類が一番好きなので、蜜柑やオレンジは勿論、シークァーサーにカボスにスダチ、ライムにレモン何て言うのも嫌いじゃ無い。でも、赤だし味噌の酸味は嫌いでだから赤だし味噌汁は飲まないし、酢の物にしても、お酢の三杯酢は嫌いだけれど、スダチ何かを入れた三杯酢なら結構好きだったりします。実は、五味(七味)の基本的な味の中にも、口に入れた時に感じる状況は結構違いがあって、例えばちょっととげとげしい感じに味が下に伝わる場合もあるし、全体的に滑らかに舌の上で広がる感じ。さらには、下の場所によって味のの歌みたいなもの輪感じる場合もあるし、さらにはそういう感覚が続く時間(一瞬だったり、余韻が長かったり)等も複雑に絡み合って、色々な味覚のバリエーションが生まれるんですよね。それも一つの味覚では無く、色々な味覚が絡まり合って舌の上で生まれるから、そう言う意味では味は無限大と言っても良いと思う。

味には、それぞれ意味というか目的みたいなものがあるんじゃ無いかと思うわけで、例えば「甘味」はご褒美というか休養系が不足している時に欲するだろうし、「塩味」は一番基本的な味付けだから、味の濃淡というか「旨味」に近い感覚があるんじゃ無いかと思います。「苦味」は、それ自体メインの味付けでは無いけれど、他の味付けを引き立てる脇役みたいな感じでで、コーヒー等がその典型だと思うけれど、集中力を高めるような刺激を生むんじゃ無いかと。「辛味」はエネルギー発生をされる元気の源と言って良いし、「渋味」というのは「苦味」の裏にある「甘味」というものが感じられるような、気分転換的な作用があるように思います。で肝心な「酸味」は、「渋味」と似ているけれど、より直接的に気持ちをリフレッシュさせる、あるいは活力を生むような作用があるんじゃ無いだろうか。体が疲れると酸味を欲すると良く言うけれど、まさに疲れた気持ち・神経の間の摩擦を解消させる潤滑油みたいな存在の様に感じます。そう言う意味では、「酸味」が受けている今は、社会としては疲れていることになるけれど、それってやっぱり「コロナ疲れ」なんだろうか。社会の状況と、欲している味覚の傾向何て言うのは、結構相関がありそうな気がするけれどどうだろうか。

もう一つの「サクラ」

昨日に続いて、世間(ネット)を騒がせている共同通信社。実はこちらの方が先に発生していたのですが、 「桜ういろう」なるアカウント名で、他アカウントにいろいろと絡んでいたユーザーが、実は現役の共同通信社社員らしいという話

以前話題になった、所謂「Dappi事件」そのままの構図だと思うのですが、メディアでは取り上げられない。政治の特に与党に関しての話題ではないし、どうも中の人が身内の場合だと、消極的以上に無視する傾向があるんですが、まさにその実例のような気がする。数年前だったか、やはり過激な書込をしていた人物が、実は新潟だったかな、メディア関係者だとばれてしまいちょっとした騒動になったんですが、今回はどうなるんでしょうか。

今回の件に関しては、私は問題と指摘されている実際の書込などは見た記憶は無いのですが、相当酷い物だったらしく訴訟なども想定している人が居るようですが、仮に自社の社員の厚意だと分かった場合、共同通信社はどういう対応を取るんだろうか。あれだけ「Dappi事件」の時には、まだ詳細も分からないうちから大々的に批判的な報道をしていた様に記憶して居るのですが、今回はどうするんでしょう(棒読み)。

こういう人達って、右とか左とかの違いなく、やはり「目立ちたい」という気持ちが沸くのか、ちょっと注目を集めるために過激な発言だったりバイアスが掛かった発言が多くなるんですよね。それで注目度が上がると、ますます加速されていく。そこで良くも悪くも有名アカウントになると、「これ誰だ?」という素性探しが始まるのも、ある意味仕方の無いところ。ネットは「匿名世界」とは言われつつも、複数のSNS等を利用していると、どうしても共通点は見つかるし、そこには無意識に自分の周りの話や情報も書き込まれるから、本人特定も可能になってくる。今回もそういう積み重ねから本人が特定されて、さらには自らそれを発言したために確定した、という顛末らしい。と言うか、自分が他人にやっていたことを自分に対して行われたら、それは自業自得だと思うのだけれど。

以前問題になった新潟日報の例では、社長が謝罪し本人も最終的には退職したらしいけれど、今回も仮に社員の行為という事が確定したならば、それ相応の対応が求められるでしょうね。さらには、前回の新潟の件は2015年で、所謂「Dappi事件(2021年)」以前だったから、左翼系アカウントのやらかし位の認識で終わったけれど、今回は彼らが批判して居た事そのままの事例が身内から発生したわけで、それ相当の責任と説明が要求されると思う。まぁ、そんなことは間違ってもやらないだろうけど。ただ、「通信社」という社会的責任のある「メディア(報道機関)」の中でも、更に大きな影響力を持つ組織の話だけに、やはりその責任はこれまで以上に重大だと思う。まぁ、中には某新聞社の某記者のように、実名で堂々と回りに顰蹙を振りまきながらも、暗黙のうちに認められているような存在も居るのだけれど。あれって「悪名は無名に勝る」という考えかもしれないけれど、それって新興企業とかが知名度アップのためにやるならまだしも、読者や視聴者の信用と信頼を勝ち取るべき組織のやる行為では無いと思う。まぁ、結局メディアなる組織体が一部とはいえ衰退していると言うよりは、変容している証拠じゃ無いかと思いますね。


2023年2月18日

やっぱり違う「似た物商品」

特定の商品とかブランド、あるいはチェーンを貶めるような意図は無いのですが、ちょっと最近不満を感じた事。とあるコンビニ入った時に、そのチェーンのPB(Private Bland)商品が幾つかあり、健康に良さそうなクッキーとか合ったので、まぁ歳も歳だしと試しに購入して見ることに。少し小ぶりの袋に入った物で、一回のお茶で食べきるには丁度良い分量でも合ったんですよね。試しに紅茶味の物と砂糖不使用のクッキー、2種類購入してみました。

で、その日の午後の仕事の休憩の合間に食べてみることに。まずは余り馴染みの無い紅茶のクッキーなるもの。正直、封を切って中の匂いがした時点で「あっ、失敗したかも」と感じました。理由は、紅茶の匂いがきつい。濃いめの砂糖をたっぷり入れた時の少し甘いような匂いが結構強く感じられます。一つ口に入れてみると、その強い紅茶の匂いは更に強くなるのに、味に関しては紅茶風味よりも甘さが強く感じられます。元々甘い物は苦手な自分は、その時点で駄目だし、やたらと紅茶の匂いが強いので、二つ目に手が伸びない。私は、そんなに紅茶は飲まないけれど、以前母親が喫茶店を経営していて毎日のように手伝わされていたこともあるから、馴染みはかなりあると思うんですよね。で、飲む紅茶の匂いをさらに何倍かに濃縮したような匂いが、小さなクッキーから香ってくるのは、強烈すぎます。もう一つの「砂糖不使用のクッキー」は、少し淡泊なミルク系の味がしたもので、こちらは紅茶クッキーよりは食べやすいけれど自分としてはやはり甘味が強すぎて、一つ食べて「あ、ごちそうさま」という感じ。多分どちらも次回は無いなぁと言う印象でした。

PBに関しては、どこも色々苦労して工夫して商品開発していると思うんですが、今回以外の色々な商品も試してみても、やっぱり何か足りなかったり過剰だったりと、なかなか「これ」というものが見つからない。もともとPBに関しては、その製造メーカーが持っているオリジナル商品と中身は同じで、包装とか簡素化したり大量発注することで全体のコストダウンをする等して、PB商品としての低価格を実現しているものと思っていました。でも、オリジナル商品と比較してみると、見た目だけで無くやっぱり味とか風味とか使った後の状況とか、やっぱり違うんですよね。醤油などは明らかに味が違うし、味醂なんかだと味だけで無く粘度何かも違う気がするし。それを否定するものでは無いし、そう言う事を認識した上で足りない部分は必要に応じて補いながら、自分にとってのベストな状態で利用すれば良いだけ。そう言う意味で、最近では全くべつのも商品という意識で接するようになってきました。 

PB商品では、これまではオリジナル商品と比べて品質は同等、価格はお安い、というのが大きなポイントだったと思うんですが、最近は逆に「高級路線のPB商品」も多く出ていて、確か有名所では7/11の「金の〇〇シリーズ」みたいなものって、結構取り上げられているし、実際売れているのかな。でも、私も以前何度か購入して食べたことがあるけれど、その豪華な包装に比べて中身はそれほどでも無かった気がします。後、完全に邪推では有るけれど、その当時何度もテレビの番組なんかでも取り上げられている様子を見ると、「これだけ宣伝が必要な商品なのかな」と感じてしまったりして。安い商品は日常の生活の中では重要な事は確かなんですが、特別な日にちょっとした贅沢を感じたい商品も、やっぱり必要。日々の生活の中で、働きづめではいつか壊れてしまうので、適当なタイミングで休養が必要なのと同じですよね。だから需用はあると思うんだけれど、実際に試してみると「何か違う」感じがしたんですよね。その違和感は、それ以降購入する機会が無くなったので未だに謎のまま何ですが、やはり自分が想像する「高級な〇〇」との違いがあるからなのかなぁ。自分が試してみた時の印象では、わざわざ「金の〇〇」という程の違いは感じられなくて、ガッカリしたように思います。期待値を上げすぎるのも罪なんだろうな。で、結局はオリジナル商品というか、元々の各メーカーの商品に戻って行くのが結論だったりします。

フェールセーフの無い共同通信

打ち上げの文字通り直前で打ち上げを中止したH3ロケットですが、その後の打ち上げ中止に至った記者会見での共同通信社記者の発言が物議に。その回堅守材をした記者が作成した記事なのかどうかは分からないけれど、共同通信社の記事では『H3ロケット1号機発射「失敗」個体ブースター着火せず』と、開くまで今回の打上は「失敗」であったという立場らしい。 

昔、情報端末やパソコンの診断プログラム開発をした経験のある元エンジニアとしては、記事にも書かれているように発射シーケンスに何らかの異常が検知されたので、発車直前(0.4秒前?)に打上を中止したという、ちゃんと予め実装された機能が動作した物。勿論、ロケットを打ち上げるというのが最終目標であるから、理由がどうあれその目標が達成出来なかったことは事実ではあるけれど、直前で打上を中止したことで、今回の問題を解決すればロケット本体も打上予定の搭載物(衛星)もそのまま利用出来るわけだから、そこは全てが使用不能となる「打ち上げ後に問題発生して爆破」というような事象とは全く異なる話。例えば、確か今回のロケットも不具合が見つかって一度発射予定を延期していたと思いますが、それも「失敗」というのだろうか。「一週間前に止めれば『中止』だが、既に発射シーケンスに入ってからの停止は『失敗』」とでも言うのだろうか。

例えば立場が変わって、共同通信社が誤報を配信した場合、以下の様なステージがあると思うんですが、多分彼らとしたら、最後の例を除いていずれの場合も「誤報配信では無い」と言うんだろうな。

  • 記事編集中に誤報に気がつき、その記事を出稿内容から削除あるいは修正する
  • 記事原稿を出稿した後に気がつき、印刷(配信)前に差し止めて差し替える
  • 記事原稿を出稿し、初版から複数の版が印刷されて配達(配信)されてから気がつき、途中の版からは修正した記事を掲載
  • 記事原稿を出稿し、その日の最終版までその事に気がつかずに配達(配信)。後日、訂正記事を掲載する
確か新聞の場合は、その日の最終版が国会図書館だったかに保存されて、且つその新聞社としてもそれがその日発行された新聞紙面の「確定版」となるらしい。だから、大きなスポーツ大会の結果などで時差のある場所で大会など開催されていると印刷に間に合わずに、最初の方の版では書かれていなかった記事が、後半の版、あるいは場合によっては最終版にだけ掲載される記事も結構有るらしい。配達場所が遠い場合は、早めに印刷して輸送しないといけないので、遠い地域には版の早い紙面が届き、近い場所(多くは都内になるのかな)には最終版に近い物が配達される。本来ならば、その情報の裏が取れて確証が出来てから掲載するべきだと思うけれど、所謂スクープ狙いとか、競合他社との競争も合って、先ずは見出しだけでも打ち出して、後から訂正して最終的に問題のない内容にして「うちがスクープしました」と素知らぬ顔をすることもあるんじゃ無いだろうか。読者から見たら、自分が受け取った記事が誤報であれば、その新聞社・通信社は「誤報配信した」と思うけれど、彼らにしてみたら「いゃ、最終版では訂正されていますから誤報ではありません。事実が報道されました。」と言う方が、今回の会見の「中止vs失敗」の話以上に、個人的には納得出来ない。

今後の検証の結果、例えば中止の原因が本来想定されていない条件から中止信号が発せられて止まったのだとしたら、それは機体設計の失敗」と言っても良いとは思う。でも、何らかの齟齬があって、それを検知した診断機能が必要な信号では無く警告真言を発して、それ故に致命的なトラブルが発生することを回避するために打ち上げ停止したのであれば、それは大きな被害を未然に防ぐ機能が設計通り動作したわけで、それは「失敗」ではない。TLでは、会見の様子のビデオが公開されていて質問した記者名も判明しているのだけれど、今回の件はその記者の能力不足だからなのか、通信社としての力不足だからなのか、あるいはその両方なのか、いずれにしても共同通信社の質が問われる無いようだと思う。まぁ、考えるまでも無いだろうけど。仮にこう言う「フェールセーフ」の考え方が認められないのであれば、新聞社などでの複数の版に関しても、個々の版の内容で問われる世の中になると思うのだけれど、それで良いのだろうか。あるいは通信社にしても、後から訂正することは許されずに、最初の配信の責任を問われることになると思うのだけれど、それでも彼らは納得するのであれば、今回のロケット打ち上げを「失敗」と呼べば良いと思う。

2023年2月17日

UA夏ダイヤ

UAの夏ダイヤ(2023年3月26日~10月28日)が発表されて、LAX-HND、IAD-HNDの2路線がやっと開設されて、その他路線も増便。以前の路線が全て元に戻ったわけでは無いけれど、日本路線は15路線週125往復に各出して、新型コロナウイルス前の2019年夏ダイヤと比べて、提供座席数では7%の増加になるとの内容。

ちょっと心配なのは、今回の夏ダイヤで米本土と日本との太平洋路線で、羽田離発着便が5路線に対して、成田発便が4路線と少ない事。

  • 羽田発:
    • HND-SFO: 現状のまま1日1往復
    • HND-ORD: 現状のまま1日1往復
    • HND-EWR: 現在の週3往復を3月2日の現地発便から1日1往復に増便
    • HND-LAX: 3月25日から1日1便で開設
    • HND-IAD: 3月25日から1日1便で開設
  • 成田発:
    • NRT-SFO: 現状のまま1日1往復
    • NRT-EWR: 現状のまま1日1往復
    • NRT-IAH: 現状のまま1日1往復
    • NRT-DEN: 3月4日から週3往復で再開し、3月25日の現地発便から1日1往復に増便
    • NRT-GUM: 4月9日から夕方便を1日1往復で再開し、週25往復に増便
    • NRT-SPN: 週3便のまま
    • NRT-LAX: 3月25日の成田発便で一時運休
    • NRT-HNL: 運休のまま
  • その他:
    • 現在週3便のKIX-SFOが4月23日の現地発便から週1便に増便
    • NGO-GUMは、朝便が増便されて、1日2往復に
    • KIX-GUMは、現在の朝便が1日1往復に増便されて、週3便の夜便も再開されて週10便に増便
    • FUK-GUMは、1日1往復に増便
UA以外にも、全ての航空会社が大きな減便・運休に追い込まれていたわけですが、いよいよUAも新型コロナウイルス以前の羽田・成田の併用プランに近くなってきた事は嬉しい限り。唯一の心残りは、成田-ホノルル便が未だ再開されないことでしょうか。ANAは、A380投入を再開して、さらに今月だったか来月からは、成田発はA380の2便体制が始まるんですよね、確か。だから、今UAのサイトでTYO-HNLを検索すると、最初にANAのNRT-HNLやHND-HNLが表示されて、次にNRT-GUM-NHLなんていうのが表示されてビックリするんですよね。

UAがこんな感じだから、多分ANA/JAL等も同様の感じに復便するんじゃ無いかと思うのですが、そうなると例えば現在成田では4サテが事実上使用停止しているけれど、あそこも復活するんだろうか。そうすると、ラウンジも5サテだけでなく4サテも戻るんだろうなぁ。UAも、今は停止しているUnited Clubの再開をするんだろうか。まぁ、これだけ北米線のフライトが戻るのだから、ANAの代替ラウンジだけでは足りないだろうし。

同様に、羽田もいよいよ第二ターミナルの国際線部分の運用が再開されるんだろうか。そう言えば、今週初めに羽田に戻ってきたとか、地下の京急線ホームに降りる手前に国際線のチェックインカウンターがあって(ベンツの展示スペースの右手)、これまではずっと閉鎖されていたままでしたが、この時は端末などが通電されていて「おやっ?」と感じました。第二ターミナル南ピアの国際線部分と国内線部分の境界部分は、長い間養生されたままでしたが、最近は見通せるようになったので、3月から供用開始になるんだろうか。となると、HND発の国際線を利用して、第二ターミナルの施設利用をしてみたい気がするなあ。気分は「早く来い来い夏ダイヤ」です。

2023年2月16日

藪を突いて家系図を出す

まあ、多分この人は一丁噛みしてくるだろうなと思っていたら、期待を裏切らず予想通りの反応に思わず笑ってしまうことに。 

確かに、著名な親族政治家を並べるのは、自分の力不足をかくして見栄を張る行為と取られても仕方ないし、他人から言われるならまだしも、自分から言って相手の歓心を得ようとするのは、正直みっともないと思う。ただ、それならそれで、「では自分と父(岸信夫氏)や叔父(安倍晋三氏)と比べて、どう違うのか、何が優れていて、何が劣っているのか」とか、相手の人物特定に繋がる発言をするなら、相手への効果的なカウンターパンチになると思うんですよね。でも、こうやって晒して溜飲を下げるような行為は、それ自体も同様にみっともないと思うし、大体自分自身、自身の出目で疑惑が残っている中でこういうことを言えば、当然同じようにツッコミがくることは子供でも予想できることだと思うのだけれど。 

岸氏の場合は、まぁ虎の威を借る狐みたいなもので、実績の無さを親や親族の威光にすがる世襲議員の典型みたいなもの。ただ、世襲議員と批判してしまうと、野党の中にも同様の人達は幾らでもいるしやぶ蛇になってしまう。だから、もう少し効果的にあるいは上手く批判するならすれば良いのに。そういう所に、政治センスの無さというか、素人のような延髄反射するから、たまに彼らが良い提案を出してきても信用できないんですよね。で、ましてや、自分自身の疑惑を解決していない人が、それに輪を掛けて同じような事言ってしまうわけで、あぁ、この人達は過去の行為から何も学んでいないし、問題だと思って居ないのだなと言う無責任さがよく分かる事例だと思います。

つい先日だって、この人達は静岡県の選挙で「徳川家康の末裔」みたいな人を担ぎ出して、盛んに「徳川家康が」と言っていたわけです。大叔父や祖父・曾祖父よりもさらに遡った「家系」を持ち出して、自分達の候補を応援した事はどうなんでしょうね。少なくともこの岸氏の場合は、近年から直近の政治家としての家系を示して自分に近い事を言っているわけだけれど、もう何百年も前の、政治家どころかある意味今のプーチン大統領みたいな「策士・軍師」みたいな印象も受ける徳川家の話を持ち出して、それが今の政治に生かされると言う根拠は一体何だろうか。是非、その資質に関して質問してみたかったところだけれど、残念ながら作戦してしまったので、その機会も無くなってしまったわけですが。折角相手が効果的な反論の素材を提示してくれたのに、それに気がつかないのか能力が無いのか、単に下世話なゴシップ話に終始して満足してしまうところに、やっぱりこの人達の底の浅さを感じてしまう。

成田は遠くになりにけり

成田空港の敷地にある、空港反対派の鉄塔撤去の強制代執行が行われて、その様子等がニュースの映像などで流れてくるんですが、50年近く前の空港開設前の「成田闘争」を彷彿させるようなタイムスリップしたような映像にビックリ。いゃいゃ、この時代に「全学連」ののぼりですよ。更にヘルメットには黒いテープで「中核」との文字。抗議行動をする権利を理解するけれど、ああいう行動様式には時代錯誤というか、多分本当に空港反対が目的なのでは無く、それを理由に騒動を起こすことで自分達の存在意義を感じているあるいは共感を得ようとしている行為なんだろうなと、冷めた見方しか出来ない。 

今でこそ日本の空の玄関口である成田空港(当時は新東京国際空港)は、国と反対派の戦いの歴史の上に生まれたものであることは、多分自分くらいの年代以前の人なら良く知っていること。最初の空港建設予定の時のボタンの掛け違いが、その後の激しい反対運動を生んだと思うので、その点は国の責任は大きいと思うし、その点に関しては後に国も謝罪していると思うのですが、それを切掛に入り込んだこういう過激化が、今でも続いている事には何ら理解も出来ないし、彼らの主張に関しても賛成出来ない。

今でも空港反対派の敷地が空港内に点在していて、だからこそB滑走路とターミナルビルの間の誘導路は歪に蛇行しているのですが、昔はもっと酷かったですよね。最近はやらない(出来ない?)のだろうけど、以前は着陸する飛行機に向けて風船を飛ばしたりして妨害工作なんかもしていましたからね。いゃ、それマジで事故に繋がったらどうするんだろうか。未だに記憶に残るのは、確か最初の空港開設日前に過激派が管制塔を占拠して、結果的に開港が半年くらい遅れたこと。それもあって、最初の頃は空港に入る前にパスポートチェックが合ったりして、凄く大変な空港として開港したわけですが、今では例えばJRや形成の改札を出たところに、当時の検査用ゲートが名残で残っているくらい。今利用して居る殆どの人は、あんな時代が会った事なんて知らないでしょうね。

成田空港は、C滑走路の増設、B滑走路の拡張、さらには新ターミナルビルの設置と、空港開港から50年を節目に、次の時代を開きつつあります。今の空港開設時には、反対派の言い分にも分があったと思うけれど、やはりその後の過激派の活動にシフトした時点で、その正統性は無くなったと思う。沖縄の辺野古もそうだけれど、本来の言い分・根拠には理解出来ても、そのやり方と言うか、いつの間にか根拠がすり替わっていることに疑問を感じるし、実際そういう部分に多くの場合不信感を感じるんじゃ無いだろうか。外野が勝手なことを言うなと叱られるかもしれないけれど、今敷地内で生活している幾つかの家族というか人達は、どういう気持ちなのか。これまでの記録や自分達の言い分を何らかの形で公に残すことを条件に、もうもっと静かな環境に移ったらどうだろうかと、今朝のニュースでの映像とか見ていると感じます。想像ですが、多分当時の反対運動に参加していた人達から、もう世代交代しているんじゃ無いだろうか。そうならば、子供の世代がツケを未だに払わされるようなことは、もう終わりにしてもいいきがします。実際、当時は反対の機運が高かった周辺の市町村も、今では空港をコアとして地域振興をしようという方向に変わってきているわけですからね。「中核」とか書いたヘルメットが搭乗してきた時点で、もう彼らの反対運動は終わっていると思う。

B787が主流に


ANAの2023-2025年度中期経営戦略の発表の様子。利用者の一人として気になるのは、B787の中型機と、B737/A320等の小型機の割合を増やして行くという事で、そうなるとの大型機のB777-300ER等の形見がますます狭くなることに。長距離フライトのある国際線では、やはり大型機で充実したサービスが旅の醍醐味の一つでもあると思うんですよね。確かにB787も、機内環境はB777よりも過ごしやすくて良いのだけれど、やはりちょっと手狭な印象は拭えない。

昔は「国際線機材」というと、B747一択みたいな時代だったけれど、今では遠距離でもB787やB767も珍しく無くなってきていて、昔ながらの3クラス便となるとB777-300ERしか無くなったのかな。エンジンの問題もあって、B777-200/300は一斉に退役しましたからね。そのB777-300ERには、新シートの「THE SUITE」「THE ROOM」が導入されていて、こちらは是非年内に体験してみたいところ。ただ、そういう機材を投入して採算が取れそうなのは、欧州への主力ルートであろうロンドン(ヒースロー)とかドイツ(フランクフルト)だろう氏、北米線もシカゴ、N.Y.、あとはサンフランシスコくらいかな。今年の今の所の取りあえずの目標は、ホノルルへのA380利用と、シカゴかサンフランシスコ(経由地利用も含む)へのB777-300ER利用なんですが、どちらか一つ位は実現させたいなあ。

先週今週と国内線を利用してみた感じでは、かなり人出は戻ってきている印象が強く、これが来月になって規制緩和され、さらに5月のG.W.開けに5類相当にまで新型コロナウイルス対策が下げられると、一気に以前以上の旅行熱・移動欲求が膨らむと感じています。多分今年のG.W.は、一足先に旅行需用がピークになって、かなりの激戦になるんじゃ内だろうか。実は、今年のG.W.も会社の特別対応などもあり、4月28日から5月7日まで10連休の予定。本来ならこの期間に移動するのがベスト何ですが、それは世間全てが同じ訳で今年はさらに輪を掛けて大変な事態になりそう。特に今年は、5月1日、2日に有休が取れれば、9連休にする事が出来るので、この隙間を利用することも難しそう。

G.W.中はですから避けて、その前の週末とか更にもう一つ前の週にでも近場の何処かに出かけようかと探しています。UA MPの実績作りで、UA発券をしたいのですが、何故か以前は表示されていたANAのチケットがUAのサイトから検索をかけると出てこないので、ちょっとイライラ。特典チケットも、以前ほど候補が出てこなくて、これは最近のルール改悪の生なのか、単にアプリの出来の悪さなのか、日本のメンバーは虐げられているのか、ちょっと問い詰めてみたいくらい(笑)。UAのお膝元の、米国行きのフライトに関しては問題無く表示されるので、そっちを利用しろという事なんだろうけど。ANA/JAL共に経営も上向きに戻ってきていて、多分これからの旅行需要も上がることはあっても下がることはないでしょう。戻ってくる顧客をしっかり保持するためにも、是非魅力的なパッケージを出してほしいと勝手な要望を妄想しています。

2023年2月15日

AMC Leg#3: HND-OKA/-HND

先週に続き、今週も沖縄へのフライト。今月は早くも3回目なんですが暫くは沖縄通いが続く予定で、嬉しいやら大変やらなんやらと言う状態。この日のフライトは、朝一の路線バスで自宅から駅に向かい、7時前のひかり号を捕まえないと間に合わない旅程。そのため目覚まし時計を朝の4時頃に設定していたんですが、近所の野良猫が何をやっているのか、深夜の2時3時頃に外でギャーギャー鳴いていて、それが目が覚めてしまいました。とんだ迷惑です。二度寝の恐怖と戦いながら4時頃までゴロゴロして、それからベットから出てシャワーを浴びて、予定通り始発のバスで駅へ向かいました。

浜松駅は、早朝だけれど結構混雑していて、それは乗車した新幹線も同様。昨年末くらいからかなり新幹線の旅客が戻ってきた印象はあったんですが、今回はそれ以上の状況で、ほぼコロナ禍以前の状態に戻ってきている印象です。2月に入って、多分卒業旅行かなと言うグループも散見されるので、季節的にも人出が出始めたのかもしれませんが、来月になってマスク着用の大幅緩和とか、行動規制も事実上の撤廃となれば、コロナ禍以前以上の人出が4月5月は生まれるかもしれませんね。

そんなことを考えながら品川駅に到着して、新幹線口から京急線へ移動するのですが、品川駅構内の様子もコロナ禍以前にほぼ匹敵するような感じ。人とぶつからないと進めないくらいの混雑状況でした。京急線も、これまでで一番混雑していて、私は運良く青物横丁駅で前の人が降りたので、そこからは座っていけましたが。さらに空港に到着して、地下の駅から3Fの出発ロビーへ移動する時、地上階から3Fまで一気に登る中央のエスカレーターの1Fの乗り口には、久しぶりに乗る順番待ちの待ち行列が20人位出来て、あぁ昔の光景が戻ってきたとちょっと嬉しくなったりして(笑)。でも、だからか、保安検査場はA/B/Cどこも外にまで順番待ちの列が出来ており、AMC Diamondメンバー用に、ラウンジ入口とは別にもう一つ専用ゲートみたいな場所が保安検査場Cに作られていましたが、ここも混雑していました。いつもなら、5分と掛からず通過出来るのに、この日は20分以上掛かってしまい、結果的にトイレに寄る余裕も無く搭乗口へ向かうことにしました。

1) HND 095:25 - OKA 12:25 (NH995)

搭乗口は、この日の朝変更があり、利用した保安検査場Cの正面にある63番ゲート。事前に「このフライトはほぼ満席なので、手荷物は出来るだけ預けてね」メールが来た位なので、ゲート前も混雑しています。事前改札は、告知よりも少し遅れて09:05からスタート、4組くらい幼児連れの家族が搭乗すると、今度はグループ1からの優先搭乗が始まります。機内に入って自分の席に座ったのですが、乗客は後から途切れなく乗り込んできて一向に終わる気配が感じられないほど。定刻も過ぎて、やっと乗り込んでくる人の流れが切れたので、ドアクローズかなと思ったのですが、どうも二人ほどまだ搭乗確認出来ていない乗客がいるらしく、機内アナウンスで呼び出しがあり、それから何分かしてその二人(二人連れではなく別々らしい)が乗り込み、やっとドアが閉まったのが09:32でした。そこから暫くしてプッシュバックが始まったのが09:38で方向転換が済むと、暫くして移動開始となりました。これまではA滑走路のRW16Lを使用していたので、今回も同様かと思ったら、誘導路を出るところで今日は右に機首が向きどうやらD滑走路を使用するようです。そのまま移動をしてRW05に到着して、離陸したのは09:55と少し遅れての出発でした。

この時は、事前のアナウンスが無かったで少し油断していましたが、RW05から離陸して右(西)に旋回をしながら高度を上げていくのですが、最初から結構機体が揺れます。三浦半島から伊豆半島くらいまでは、かなりガタガタと悪路を車で走るような感じで機体が揺れながらのフライトになりました。それが収まったのは、浜松くらいまで進んだ頃でしょうか。その後食事の配布となりましたが、朝が早い上に野良猫に起こされて寝不足なので食事も飲み物も断り、そのまま寝たまま目的地を目指します。目が覚めたのは、沖縄本島に結構近づいて、そろそろ着陸態勢に入るかと言うくらいのタイミング。背もたれを戻そうかと思ったくらいから、再び機体が揺れ出して沖縄周辺の天気も悪そうな感じです。

機内モニターにはそれまで日テレのNEWS24が流されていたんですが、このタイミングで前方のガンカメラに映像が切り替わりました。暫くは海面しか見えないので退屈なんですが、着陸まであと数分くらいになると、前方に第二滑走路のRW18Rが見えてきます。特に天候が悪いと言う状況では無さそうですしたが、着陸する瞬間まで結構左右にバンクしたりしての着陸。地面が左右に揺れる様子を見ながら着陸すると、やはりちょっと緊張しますね。で、着陸すると結構強めにブレーキがかけられたので、思わず体が前に持って行かれるくらい。そして、左に誘導路に離脱すると、降りてきた方向に戻り出し、ターミナルビルに向かいます。余り記憶に無いのですが、着陸してからもガンカメラはずっと前方の映像を映し続けているので、日頃なかなか見られない移動中の前方の光景が新鮮でした。第一滑走路の手前で一旦停止をして、離陸する機体の離陸待ちの時間が有ったんですが、そのガンカメラの前を離陸していく機体(JAL機)を見るのも不思議な光景でした。そして、その先のゲートに入るまでずっと前方の光景が映し出されていて、だからマーシャラーの動作とかも見ることが出来、この着陸からゲートインまでの映像を録画して後から欲しい位でした(笑)。

33番ゲートに入ったのが12:28と定刻よりは少し遅めでしたが、出発が10分以上遅れたことを考えると十分でしょう。で、機体から外に出る時、Premium Classから前方のドアから出るのですが、そう言う事に慣れていない人が多かったのか、反対側の通路から出てきた中年夫婦が、無理に前に出てきて人にぶつかりながら、いの一番に外に出ていくわけで、思わず「柱の角に足の小指をぶつけてしまえ」と心の中で念じたことは内緒です(笑)。機体の外に出ると、沖縄は来る度に暑くなっている印象。更にターミナルビル内は、コロナ禍以前と変わらないくらいの人出で、これもビックリ。沖縄に限らず、有名観光地はかなり人出も回復してきているのかなと思いつつ、所要のためにいったん空港の外に出て向かいました。

2) OKA 16:55 - HND 19:10 (NH472)

今回はかなり時間の余裕があったので、まずはラウンジに入り一服することに。空港は、コロナ禍以前のような混雑具合で、ラウンジも混雑しているかと覚悟したんですが、ANA SUITE LOUNGEは2~3割位の使用率で、奧のソファー席の一角を確保することが出来ました。で、落ち着いたところで復路便の予定を確認すると、これもまた羽田に到着したフライトが遅延したため、羽田発も遅れています。那覇到着も10分位の遅れになりそうで、多分出発も遅れそう。それを確認したところで、長期戦(?!)に備えて飲み物とか飲食カウンターから取ってきて、暫くまったり過ごすことにしました。16:00頃になると、夕方の出発便が重なるのか、段々とラウンジ内も混雑してきます。復路便は、定刻16:55だったのが、次に17:00となり、さらに直前には17:05と遅延していきます。頃合いを見ながらラウンジを出て、33番ゲートに向かいます。

33番ゲートに近づくと、ボーディングブリッジに接続した機体が見えたんですが、なんと今回もまた黄色のC-3PO塗装機。これって、結構レア機体だと思うんですが、2週続けての搭乗となります。珍しい機体だからというわけでは無いのでしょうけど、このフライトも混雑していてほぼ満席の状態。幼児連れなどの事前改札が始まったのは、やはり遅れて16:47頃から。それから5分程してグループ1からの優先搭乗が始まりました。その後の搭乗も時間が掛かりますが、シートが新シートなので座って待つのは全然苦になりません。それでも、ドアクローズは17:11と早くも遅延気味。プッシュバックまでの時間は少し短めで、そのまま直ぐ横のRW18Lから離陸するかと思ったら、どうも風向きが変わったのか誘導路を左にターンをしてRW36Rへと移動していきます。これでまた少し時間が掛かります。その移動の間にも、自衛隊機がアフターバーナーを拭かして何機も離陸していきますが、スクランブルでも掛かったんだろうか。そんなこともあって、搭乗機が離陸したのは17:34とかなり遅めとなりました。

事前に天候の悪い空域を通過するとアナウンスがあったんですが、離陸して暫くは結構揺れる状態が続きます。それが子守歌になったわけじゃいけれど、知らないうちに寝入ってしまいました。目が覚めた時には既に水平飛行に入り、前の方の席には食事の配布も始まっているところです。私も、夕食代わりの食事をいただき、その後はシートを倒してウトウトしながら到着までの時間を潰します。結構頑張って遅延回復をしていた様ですが、この時点で20分位は定刻よりも遅れそうです。そうそう、機内モニターに表示される到着予想時刻と残り飛行時間の計算が合わなかったり、手元のスマホで表示しているエアショーに表示される残り飛行時間とも合わなかったり、何か設定を間違えている気がします。

遅れていたためか、伊豆半島沖から真っ直ぐに房総半島に向かって北東方向に進むと、房総半島のまん中当たりでほぼ90度左旋回をして、羽田空港のRW34R/Lを目指します。最初は着陸後の移動時間を節約するためにC滑走路のRW34Rに向かうかと期待しましたが、窓の外に見えてくる夜景の様子はA滑走路側の雰囲気。で、予想通りRW34Lに着陸したのが19:24でした。ここから63番ゲートへの移動にも少し時間が掛かり、ゲートインをしたのが19:33と、久しぶりに定刻を15分以上過ぎての到着となりました。新千歳行きの接続便の乗客がいるらしく、〇〇様とか新千歳行きご利用のお客様というGSさんの呼びかけを聞きながら、京急線のホームへと向かいました。この日は、いつもの様に横浜泊なんですが、丁度直通の電車が無い時間帯で、品川方面行きで京急蒲田まで行き、そこで乗り換えてホテルへチェックインして今回のフライトも完了となりました。ここの所、遅延が続いているのが気になります。まぁ、大きなトラブルにならなければ問題無いのですが、さて次はどうだろうか。(続く...)

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系3滞在目(3泊+1泊)は、定宿の横浜シェラトン。今回から4月23日までは、ボーナス1000ポイントと+1泊のエリートクレジットナイトのキャンペーン期間に入るので、何とかここでカウントを稼いでおきたいところ。本当は、前回も1日遅ければ、このキャンペーンの初日に掛かっていたので、それが未だに残念無念(笑)。

直前のフライトが30分位遅延したので、チェックインしたのは20:30頃。で、横浜駅から地下道を通ってホテルの地階に入ると、どうもザワザワしている。そのままチェックインのために1Fに上がると、どうもこの日は高校の修学旅行の団体さんが宿泊しているようで、1Fは更にザワザワ。エレベーター前も混雑していて、一つやり過ごしてから乗り込めましたが、何人かこの高校生達も乗ってきます。で、自分達の部屋のある階数ボタンを押しているのですが、事前にルームカードでセンサーをタップしないからボタンが反応しない。私は既に自分の部屋の階数27Fを押しているのでエレベーターは上がり始めています。見るに見かねて、ルームカードをセンサーに当ててからボタンを押すように説明して、やっと自分達の階のボタンを押せて、何とか間に合ったようです。こう言うのって、ルームカードを渡す時に説明しないのだろうか。ちょっと無責任だと思う。

さて、27Fの部屋に入ってビックリ。どうもホテルでも最大の広さを持つスイートにアップグレードしてくれた様子。実はチェックインの時に、翌日のレイトチェックアウトは不要と言う事を話したところ、では広いお部屋にアップグレードいたしますと言われて、そんなに気にしないで上がってきたんですが、正直ビックリしました。このホテルも、利用しだして15年位たちますが、流石にこの部屋を使うのは初めてです。入口を入って、右手がリビングで、左手がベッドルームにバス・トイレ等。ちょっと不思議だったのは、入口横にもトイレがあって、こちらの便座は人感センサー付きの自動で蓋が開くタイプだったのが、バスルームの方は普通の便座だったこと。余り使い機会が無さそうな方が高機能なのは何だろうか。まぁ、バスルームの中にあるので、入浴や洗顔に手洗いの度にトイレに蓋が開くのはうっとうしいけれど。

全体で通常の部屋の3~4部屋分ありそうなスイートの半分を占めるリビングですが、勿論こちらを使う機会は無し。ただ、バーカウンターがこの奥にあり冷蔵庫がそこにしか無いので、その冷蔵庫を使っただけでした。

ベッドルームだけで通常のシングルの部屋くらいの広さはある感じ。枕元のスイッチ類も、いつもの部屋のものと比べると、わかりやすくて使いやすい感じです。更に部屋の照明の数も多くて、いつもは暗い部屋だなぁと感じるのに、この部屋は眩しいくらい(笑)。そうそう、ベッドの硬さというかクッションも少ししっかりした感じで寝心地は良い気がします。一番の違いは、ベッドの足下にあるベッドベンチ(フットベンチ)でしょうか。これがあると靴を履く時とか、ちょっとした荷物を置きたい時とか、結構隠れた利便性を感じます。


バスルームも通常の部屋よりは広めで余裕があるのは便利。で、ビックリしたのは、バスタブがジェットバスになっていること。さすが、スイートになると違いますね(笑)。ただ、今回は利用することは無かったのですが。結構お湯を貯めるのに時間が掛かるんですよね、バスタブが大きくなると。実際、シャワーブースを使用した時、ほぼ最上階にあるためかシャワーの圧力が弱くてちょっと不満でした。

翌日の朝食は、一つ下のラウンジでいただくことに。7~8組の利用者が既にいらっしゃいましたが、日本人は自分だけで、あとは欧米系の皆さん。仕事なのだろうか、かなりビジネスは戻ってきている印象を受けました。その後部屋に戻り、仕事の準備をしてチェックアウトをしたのは9時前。折角広い部屋をアサインして貰えたのに、殆ど利用すること無く出るのは心残りでした。このホテルでは初めてですが、他のホテルでは何度かスイートにアップグレードして貰い利用した経験がありますが、どうも広すぎるのも使いづらいものですよね。まぁ、全てホテル側の厚意なので、我が儘言っちゃいけませんが。想像するに、修学旅行生で部屋が埋まってしまったので、例外的にアップグレードしてくれたんでしょうけど、となるとエレベーターで使い方を教えて上げた事で、プラマイ0ですね(マテ)。

2023年2月14日

ご都合主義

先日体調不良のため議員辞職した岸信夫氏の息子さんが、今度の選挙のために自身の「家系図」なるものを掲載。内容は、自分の父親や、叔父に当たる故安倍晋三氏に、祖父の故岸信介氏等、歴代の総理経験者や大臣の家系で、まぁ知名度アップのために作成されたことは事実でしょう。

で、世間からは、家系図と言いながらも女性が掲載されていない、子供が掲載されていない等の批判が。さらには、世襲制度公邸か等という批判もあるみたい。多分地元ではそれ相当の知名度があるだろうから、楽勝とは言わないまでも父親の知名度もあるし、安倍氏の知名度もあれば十分に勝機はあると思うんですよね。そこにわざわざ、更に昔の人達のことまで持ち出す必要はそんなに感じないけれど、そこはこれまでの実績の無い全くの新人候補だからの焦りも合ったのかもしれない。

例によって、暇な人達はこれを批判していて、まぁちょっと軽率な掲載内容だったとは思うけれど、そういう経歴はその人だけが持つ武器でもあるわけだから、それを利用することは悪い事じゃ無い。もし何か問題だったり、期待外れならば、そのぶん大きく批判もされるわけですからね。それに、野党の中にだって世襲議員はいるわけで、じゃぁその人達に対しても彼らは同じ事を言うのだろうか。それに、少し前の静岡県での選挙では徳川家の末裔なる候補を立てたのは立憲民主党だったし、自分達だってそういう経歴とか血筋を利用しているわけですから。

だいたい、自分の国籍すら定かで無い人が、党の看板議員の一人として活動しているのだから、先ずはそういう部分をはっきりしろよと小一時間。そう言えば国会では、安倍晋三氏の回顧録の内容で何時間もその内容に関しての質疑が行われたそうですが、無くなってからも「安倍頼み」しか無い野党って、どこまで無能なのか。そんなに疑問ならば、作者に利けば良いじゃん。毎日のようにテレビでコメンテーターしている人なんだし、満更知らない仲でも無いだろうから。そう言うネタ探しばかりやっているから、少し前にあれだけ騒いでいた旧統一教会の話は殆ど聞こえてこないし、それ以外の制作の話だってパタッと止まったままなんでしょうね。まぁ、そう言う風に野党が平常運転しているという事は、少なくとも日本は平和だという証明なのかも。

THE ROOM

ネットでちょっと話題になっていた、日本の元F1レーサー佐藤琢磨氏の記事。元ツイートを見ると、ANAのTHE ROOMに登場していた様子。

最初見た時「おっ、First Class!」と思ったんですが、斜めに座っているからBusiness ClassのTHE ROOMの方ですよね。タグにシカゴとあるから、HND-ORDかNRT-ORDのB777-300ERでしょうね。でも、一昔前のファーストクラスに匹敵するというか、それ以上の内容のビジネスクラスのシートであることは間違いない。何度か利用したことのある、UAの斜めに座るファーストクラスよりは、居心地は良さそう(笑)。

シート配置だけ見れば、1-2-1で横幅に関してはファーストクラスのTHE SUITEと同じなんですよね、これ。奥行きに関しては、流石にファーストの半分位だけれど、ビジネス(THE ROOM)が足下がモニターの下に入る分奥行きが狭いだけで、実質的にはそんなに変わらない気がするなぁ。

で、このB777-300ERが米国線で飛んでいるのは、HND/NRT-ORD、HND-LAX、HND-JFKの4路線らしい。シカゴ線かN.Y.線で一度利用したいなぁ... UAのUpgradPointsが余っているから、UAで発券してアップグレードを掛けようか。THE ROOMは何時でも利用出来るから、THE SUITEをこの機会に一度利用してみたいですよね。

あぁ、何処かに飛びたい!!

Super Bowl LVII (2)

いゃぁ、昨日のSuper Bowlは近年でも最高の部類に入る良い試合でした。と言うか、今シーズンのNFLは、結構こういう接戦熱戦が多くて、凄く見応えのあるシーズンだったんじゃ無いだろうか。個人的には、推し4チームのうち、2チーム(49ers、Dolphines)がプレーオフに進むなど、まぁ楽しめたし、やはりライバルチームだろうと、良いプレーや良い試合は観ていてうれしいものだし。

今年は、初めてNFLのGamePassを契約しているので、8月に次のシーズンが始まるまでは一年間全試合を自由に見ること出来ます。ですから、これからの半年暇で困ることは無い(笑)。さらには、NCAAや国内の大学の試合も録画してあるから、それをどう消化するかが、秋のリーグ戦開始までの重要な課題になりそう。実は、G+で放送されていたNFLの試合も毎回録画していて、こちらは結構録画したらその週のうちには消化するようにしていたのですが、確か最終週分の途中で止まっているから、それとプレーオフから今回のSuper Bowlまでの試合を、また何処かで消化しないと。

日本国内のプロスポーツと比べても桁違いのNFLだから、全試合中継もあるし、それを利用した短縮版だったりハイライト放送、さらには専門家による解説プログラムと、もう日々24時間では足りないくらい充実した内容。それが、1組織団体が専門で制作して提供しているのだからもう想像を絶するとしか言いようが無いですよね。日本でも、最近だとプロ野球球団が自前の番組制作みたいな事をやり始めているようですが、まだまだNFLの足下にも及ばない気がするなぁ。

で、他力本願ではいけないのだろうけど、国内のフットボールももう少し露出度を上げつつ、少しずつでも良いからこのスポーツの興味を引くような方向性を作れないだろうか。専門家では無いから、無理なアイデアもあるかもしれないけれど、過去の試合の中継映像を使って、初心者、中級者、上級者と、レベル分けした配信サービスなんてどうだろうか。特に初心者向け、アメフトなんて見たこと無い、みたいなそうに訴えかけるコンテンツは必須だと思うのだけれど。また、少し興味を持ってくれた人向け(初級から中級)に、プレー解説とか少し深堀するような解説付の配信とか、そう言うものを充実させて、オフシーズンだからこそ何度も配信して覚えて貰うことが重要だと思うなぁ。ネットの世界だと、有志の人がそういうコンテンツを自ら制作して公開している人も少なくないのだけれど、そういう人達と組んでやるのも良いと思う。「オフェンス編」「ディフェンス編」みたいな括りでも良いと思うし。昔は、放送権が無いと出来なかったことが、いまはYouTubeというプラットフォームがあるわけですからね。後は、素材とやる気があれば、結構何とかなりそうな気がする。

2023年2月13日

異なる送信元

ここ最近、ANAから受け取るフライトスケジュールのメールに関してのちょっとした疑問。最近のフライトでは、行動規制が緩和されて、反動でレジャーに出かける人が増えていることもあってか、特にドル箱路線の羽田-那覇線は混雑しています。そのため、利用するフライトは殆どが満席に近いような状況であることは、搭乗時の様子を見るとよく分かります。そんなフライトが想定される場合、大体搭乗前日の夕方位にANAから「【2月1日ANA0987】お客様のご登場予定便は混雑しています。」という様なタイトルのメールが送られてきます。内容は、このフライトは満席近い予約を賜っているので、機内持ち込み手荷物の収納に時間が掛かることが予想されるから、事前の手荷物預け入れに是非協力を、と言った内容。その意図、内容に不思議は無いのだけれど、疑問なのはその送信元のアドレスと名義。

これまでこの手のメールを数回受け取っているんですが、何故か、

  • 羽田発那覇行フライトの場合は、「ANAトラベルニュース」というアカウント名でメールIDが「anamagazine@」というもの
  • 那覇発羽田行フライトの場合は、「ANA SKY WEB」というアカウント名でメールIDが「ana-airportdms@」というもの
実は、後者の「ANA SKY WEB」名のメールは、フライトの予約やチェックインの案内等、殆どの場合にメールが届くアカウントで、そう言う意味ではANAの予約システムの代表的IDなのかなと言う理解。ANAのWebサイトから予約、設定、支払等の操作もしているので、この手の運行に関しての連絡が届くのも不思議はありません。一方で、羽田発のフライトに関しての連絡をよこしてくる「ANAトラベルニュース」というのがよく分からない。調べてみると、2016年12月まではANAの旅行商品のDMとして情報が送られてきた時のアカウントで、それを最後に数年はこのIDからはメールを受け取っていませんでした。ところが、2021年3月に、やはり羽田発のフライトで「満席に近い予約を」という同じ内容で4年余り振りにメールが届くと、2021年4月に2回、そして今年に入ってこれまで3回このIDから同じ内容のメールを受け取っています。過去に遡って調べてみると、ANAのAMCに入った2013年からこのアカウント名のメールを受け取っていますが、ずっと旅行商品の案内の内容で最近のように搭乗前の注意やお願いのような運行に関してのメールは2021年が初めて。

同じ搭乗時の注意喚起のメールが、フライトによって送信元が違うというのは何か理由があるのかちょっと考えてみました。先ず浮かんだのは、出発の違いで管轄が違うのかなと言う事。羽田は東日本管轄だけれど、那覇発は西日本管轄、とか。でも、それならば「ANA SKY WEB EAST/WEST」みたいな名称になるなら理解出来ます。でも、今回は全然違う背景から送られてきている。別に実害は無いのだけれど、やはりこういうのは気になります。例えば国際線利用時で、日本出国時と入国時の中間期をする時に、それぞれ別のIDから必要な情報が送られてくる、というのは、まぁまだ理解出来ます。それでも、一方は予約サイトからだけれど、もう一方はECサイトを彷彿させるIDからのメールとなると「えっ???」となるだろうけど。多分、何かシステム側の設定の間違い何だろうと思うけれど、やはり同一の情報は同一の窓口から同じ手順で提供して貰う方が、誤解や間違いを回避出来る基本的な条件だと思うんですよね。ANAからは、数回に一回位の頻度で搭乗機のアンケート調査がくるんですが、今度アンケート依頼がきたらこの件に関して質問してみようかしらん。

[2023年2月14日追記] 年寄りはせっかちでいけません(笑)。アンケートを待つまでも無く、Webのお問い合わせからこの件に関してANAに質問を送ってみました。で、数日後の今日ANAさんから丁寧な返信が届きます。やはり、何故か羽田発便に関してのメールについては、その送信元アドレスの設定が間違って「ANAトラベルニュース」になっていたらしい。早速設定を修正して、今後は「ANA SKY WEB」から全て配信されるとのこと。しかし、2年近くの間、誰も指摘しなかったのだろうか。あるいは、疑問に感じなかったのか。今回の場合は、たまたま同日に利用する往路便・復路便、両方に関して同一内容のメールが別IDから届いたので分かったのですが、過去の場合はどちらか一方だけのケースだったので、その場合は気がつかないでしょうねぇ。

Super Bowl LVII

本日は、NFLのチャンピオンシップゲーム「Super Bowl」開催の日(現地時刻12日日曜日)で、2022年のフットボールシーズン終了の日。今回の対戦は、AFCはカンファレンス1位のPhiladelphia EAGLESに対して、NFCもカンファレンス1位のKansas City CHIEFSという、文字通り今シーズンのNFLトップを決める戦いと言える対戦。

残念ながら本日はお仕事で外に出るので、例年のようにリアルタイムで自宅で視聴することは出来ないのだけれど、今年はGamePassを契約しているから、その気になればモバイル環境でも視聴は可能。まぁ、でも、いったん見出すと仕事にならないし、時間も忘れそうだし、回りからは白い目で見られそうだし、帰宅してからのお楽しみにして置くことにしましょう。

実力伯仲の両チームだけれど、CHIEFSのエースQBのマホームズが前の試合で足を怪我しており、彼の機動力がどれだけこの二週間で回復しているかが、試合の流れを左右しそう。攻守ともにそつの無いイーグルスに対して、マホームズの予測できないプレーというのが一つの見所だったと思うので、是非彼の怪我が回復してベストな状態での対戦を見せてほしいところ。

国内でも、昨日日曜日に社会人プライベートリーグの選手権が行われて、文字通り国内の2022シーズン最後の試合が終了。アメリカでも今日で2022シーズンが終わり、そう言う意味では名実共に今日の午後からは2023シーズンが始まる事に。既に多くのチームが、2023シーズンの選手募集を告知したり、まだ基本トレーニングの段階ですがトレーニング開始の様子をSNSに投稿したりと、すでに2023シーズンはスタートしている様子。Xリーグでは、今年は春のパールボウルを開催するのかどうかの発表が無いのでちょっと心配ですが、某かの対戦は各チーム組んでほしいですよね。一つのシーズンに区切りが付き、新しいシーズンが始まる一日です。

気球乱舞

先日のサウスキャロライナ沖での中国によるものと思われる気球撃墜に続き、今度はアラスカでアメリカ空軍が再び気球を撃墜すれば、さらにカナダ上空にも気球が現れ、こちらもアメリカ空軍/カナダ空軍が撃墜したらしい。ただ、最初に撃墜された気球はかなり大きなものだったらしいけれど、その後の気球に関してはサイズや形状なども異なり、同じような軍事目的のものなのかは不明との事。

たまたま観ていたテレビで、気象観測用の気球に関して説明していたのですが、基本気象観測用の気球だと自ら識別信号を発信しており、かつ観測が終了すると自動的に海上に降下(墜落)するように設定されているらしい。だから、よほどの事が無い限り気象観測用の気球かそうでないかは判別できるらしい。そう言う意味で、未確認・未識別の気球は、存在そのものが先ず怪しいと思わないといけない。多分、これまでも数多く同様の気球体は飛んできていたんでしょうね。中には、「怪しい」と認識されていたものの、見逃されていたもののあるかもしれない。別の記事では、最初の気球撃墜の前に、墜落したものだったか、別の気球を調査して、そこから諜報目的という証拠が見つかったので今回撃墜を決めた、みたいな話を読みましたが、正直な所俄には信じられない話。

不思議なのは、飛行船と事なり気球の場合は文字通り「風任せ」なわけです。確かに、中国本土から高空に上げれば、そのままジェット気流に乗って北米大陸まで飛んで某かの作業は可能だろうけど、例えば電波受信が目的として目的地域を通過するとは限らず、正直たまたま受信した電波の内容を後から精査するしか無いと思うんですよね。それで目的の情報が得られれば良いけれど、そうで無ければ全くの無駄足になるわけで、そう言う非効率的な事って幾ら物量作戦・人海戦術がお手の物の中国人民解放軍でもやるだろうか。確かに、今回の様に仮に発見されても「気象観測」とか「民間のもの」としらばっくれれば何とかなるかもしれないけれど。自分くらいの世代だと、子供の頃に読んだ太平洋戦争中の「風船爆弾」が先ず思い浮かぶわけで、当時の日本ですらそう言うものを作ったのなら、今の中国ならもう少し洗練されたものを作って飛ばしてもおかしくは無いと思います。その「風船爆弾」は、9000個余りが飛ばされて、300個程度がアメリカまで届き、中には実際に攻撃手段として成果を出したものも合ったらしいけれど(確かこれって、アメリが初めて本土攻撃を受けた事例じゃなかったかな)、成功率として3.3%。今の技術で、より堅固な気球を制作したら、半分くらいは北米まで飛んでいくだろうか。一説によると、気球やその付属物などの制作費は億単位の費用が掛かるらしく、余り効率が良いとは言えない気もするけれど。

中国は、アメリカの対応に対して批判をしているらしいけれど、中国自体も同じように未確認の気球に対して問答無用で撃墜した事例が有るらしいから、どっちもどっち。まぁ、識別信号を出さずに問合せにも応えないような未確認飛行隊で、かつ無人と思われるのであれば撃墜する、何らかの方法で領空外に押し出すことは当然だと思いますが、多分今回明らかになるまでそれなりの期間こう言うことをやっていたであろう中国人民解放軍の怖さというか、中国の怖さみたいなものは感じますよね。気球なら、まだ飛んでくることは分かるし、場合によっては多分日本の自衛隊機でも迎撃可能だろうけど、これがもっと高空の宇宙空間を飛ぶような中国独自の宇宙ステーションが、日に何度も上空を通過して情報収集するとなると、やはり安心していられない。確か既に人員が宇宙ステーションに滞在して、着々と準備は進んでいるはずで、今の国際宇宙ステーションが数年後に寿命を迎えると、宇宙空間に常駐しているのは中国だけ、という状況になるのかも。最も、米軍も宇宙軍を創設して、しかも目的不明な宇宙船を幾つも打ち上げているから、彼らだって実は何をやっているかは不明なんだけれど。まぁ、宇宙戦争なんて言うものは、SF小説の中だけにして欲しいですよね。勿論、気球騒動も早々に幕引きをしてくれないと困るけれど。

2023年2月12日

トルコ大地震

トルコで発生した大地震の被害は甚大で、今朝の時点では地震による死者数は2万5千人以上とも言われていて、今後更に増える可能性も。記憶に新しい東日本大震災の死者数は1万6千人余りと言われているけれど、その90%以上は津波による死者であることを考えると、震災によるものは2000人を下回ると推測されます。それと比べると、今回のトルコの震災では、その全てが震災による建物の倒壊に寄る死者で、自身が直接の原因と言って良く、その被害の大きさに驚きます。

トルコ大地震の映像を見ていると、阪神淡路大震災の時の映像に似ているのは、やはり内陸部での震災だからなのかもしれません。時期的にも、阪神淡路大震災は1月17日に発生しているので、あの時も寒空の中焚き火で暖を取る人達の映像が印象的出したが、トルコの被災地域も寒さが厳しいらしく、震災後の天候で命を落とす人もこれから増えてくるんじゃないだろうか。阪神淡路大震災の時の死者数は6,500人弱で、自身による直接の死者数としては東日本大震災よりも数倍多いんですよね。トルコの自身にしても、阪神淡路大震災にしても、ビルが倒壊してだるま落としのようにしたが潰れて上から落ちて壊れるみたいな映像が多く見られて、都市部のビル倒壊により被害が増えているのは同じような理由なのかと感じます。自身のマグニチュードだけみると、阪神淡路大震災はM7.3で、トルコの場合は同規模かそれ以上の自身が2回発生しているらしいので、単純に比較は出来ないけれど、はやりトルコの今回の地震はかなり大きい気がします。

ただ、トルコにしても日本同様自身の多い国としてそれなりに知られているわけで、その割には被害規模が大きいのではと感じていたのですが、どうも日本同様地震対策として耐震設計などの基準はあるのだけれど、実際の建設現場ではそう言うものが無視されたり、見逃されている所謂「違法建築」がかなり発生していた様子。被災地に近い地域でも、殆ど犠牲者が発生していない地域があり、その理由を調べてみたら基準通りの耐震設計の建物を建築するように厳しい基準・監督をしていたから不正行為が発生しなかった、という話を聞いてうーんと唸ってしまいました。日本でも少し前に耐震偽装とか揺れ防止ゴムの不正検査みたいな事がありかなり問題になりましたが、どうもトルコはそれ以上に酷い状況みたい。日本の場合は、阪神淡路大震災で耐震基準がさらに厳しくなり、更に東日本大震災でも厳しくなっているから、その部分では少し安心出来ますが、でも油断してはいけないだろうなぁ。でも、自分の住んでいるアパートは耐震基準を満たしていると思っていたら、実は中抜きされていて危険な物件だったと震災に遭ってから分かっても何も利益は無いし。

今回地震が発生したのはトルコの南の方の地域で、隣接するシリアにも大きな被害が出ている様子。一方でトルコの反対側、国会を挟んでいるとはいえ、そちらではロシアのウクライナ侵攻がまだ続いていて、トルコ自体が直接の戦闘参加や被害を受けているわけでは無いけれど、調停役としての期待値も有る中、国内問題対策にシフトしていくと、ウクライナ侵攻も混沌さを増していくのかも。戦闘が続く、ウクライナ東部では、ロシア軍が人員を使い捨てにするような戦術で優位に立ちつつあるらしいのですが、ロシアとしても春になるとウクライナ側に西側の武器も届き出すし、時間的にもロシアも苦しい時期になるので、ここで一気に逆転するつもりなんだろうか。最初にロシアの人海戦術の話を聞いた時に、先の大戦末期に行われた日本軍の特攻みたいな話だなぁと思ったのですが、そう言う意味でもロシア軍も末期状態に成りつつあるんだろうか。いずれにしても、日本からも緊急救助隊が直ぐに派遣されて、現地での救助活動をしているみたいですが、そういう形でのトルコ支援が間接的にウクライナ支援にも繋がるだろうから、その支援は太く継続して欲しいと思いますね。

人とChatGPT、どちらが賢くなるのか

最近話題のChatGPT。私も早速使ってみて、その機能とか特にテキストベースとはいえ、日本語の認識能力と作成能力は時代の進歩を強く感じたところ。その将来性から、あのGoogleも慌てて同機能のサービス「Bard」を始めるとか、逆にMicrosoftは自社の検索サービスBingに、ChatGPTの開発元Open AI社の次世代モデルエンジンを組み込んで行くなど、いろいろとデジタル業界は喧しい。

デジタル業界のトップ企業がざわつくくらいだから、当然素人の自分のような人間は何百「へぇ~~」を叩いても追いつかないのだけれど、少し冷静になって考えてみると、この手の新技術だったり新サービスが登場した時には、確かに凄い技術・サービスだと感じるんですが、直ぐにそれが「当たり前」になり日常に埋もれてしまうことも。問題なのは、その日常化した時にどの様に自分達がその新機能・サービスを活用していくのかという所だと思うんですよね。実は、ChatGPTが登場して実際自分でも少し利用してみて感じたのが、「これって、Wikipediaが生まれて一般に使われるようになった時に似てないか」という事。

Wikipediaがそれなりに充実して、広く一般にも紹介されて「Wiki」という言葉がそれなりに認知されるようになった時、結構世間的にもざわついて、一番言われたのが「もう百科事典はいらない」「まずはWikiを調べれば十分」みたいな話。さらには、Wikipediaの内容を切り貼りして卒論だとか論文だとかを作成する人間に表れて、暫くしてそれが発覚して色々比較調査してみたら、実は結構著名な論文なんかでもWikiの内容が使用されていることが分かりちょっとした騒ぎになったり。確かに、当初のWikipediaは、それなりに知識のある人、専門の人がボランティアベースではあるけれど、知識や経験の共有目的のために書き込んでいて、それなりに専門的な内容で充実もしていたけれど、参加者が増えれば増えるほど、その内容にばらつきが生まれるのも自然の道理で、最近ではそのままでは信用できないという認識になっていると思います。ChatGPTも、まだ開発段階・成長段階だと思うのだけれど、早くもその内容に関しては得手不得手が今はあるし、内容に関しても時々間違ったことを出力することは指摘されています。だからと言ってChatGPTが否定される理由は無くて、多分今後はインターフェースの部分でこのツールの存在感は高くなるんじゃ無いだろうか。

Wikipediaの場合、その知識プールは個々の参加者の蓄積を集めないといけないけれど、ChatGPT(あるいは同類のAIツール)の場合は、支柱の情報を特定のルールで学習させることで、自然に身につく・構築する事が出来るというのが大きな違い。今のChatGPTにしても、元になっている知識プールがまだ限定的なので分野の得手・不得手があるけれど、今後もう少し機械学習が進んでいけば、提供する情報の品質内容に関しては、一般情報レベルとしては殆ど問題無いレベルになるんじゃ内だろうか。後は、常に情報が更新されていき、それこそ数秒前に発生した情報も取り込めるようになれば、知識・情報提供サービスのエンジンとして期待出来る気がします。更に、今でもあれだけ自然なテキスト出力できるので、あの音声合成が自然に出来るようになれば、それこそ電話などでの応対サービスをそのまま入れ替えても良いんじゃ無いだろうか。Wikipedia以前にも、例えばグルメ検索サイト何かも顕著だと思うんですが、そのツールに依存して鵜呑みにしてしまう事が問題何ですよね。その結果は開くまで「可能性の一つ」であり、自分で調査・判断・決定する工程の最初の取っかかり切掛でしかない。ChatGPTにしても、いろいろな「候補」を効率よく提示してくれるツールであり、その内容や品質に関しては今の所最大の機能ではあるけれど、それに使われるのでは無く、それをさらに人間が活用して付加価値を高めていく、と言う事が一番重要でしょうね。

P.S. ChatGPTの知識プールというか学習カーブみたいなものを「個人辞書」みたいな形で自分専用の要素を取り込めるようになったら、かなり自分に特化して、あるいは自分の行動を認識理解するようなAIサービスに成るんじゃ無いだろうか。となると、そこには自分の分身と言うか、場合によっては一番理解してくれる「親友」みたいな存在になって、そこに依存していくという事も生まれるかも。2DキャラクターやVRのアバター何かとリンクすると、「人間と機械の共存」みたいな世界が、もしかしたら実現するのかも。多分にSFチックな話ですが。

2023年2月11日

やるべき事

近々マスク着用が個人判断に委ねられるようになり、これまであった、色々な要請や推奨行為が緩和されていくことが予想されます。一方で、新型コロナウイルス抑制の強力な武器であるワクチンが、4000万回分も廃棄されるというニュースも。このニュースを見て「政府の無駄遣い」と吹き上がる人もいそうな気がするけれど、それは問題の原因を見誤っている話だと思う。政府としても、全人口を対象に何回分という形で数量を算定して契約しているはずなので、4000万回分を廃棄ということは、それだけの人が実はワクチン接種をして居ないと言うことにもなるから、マスク等の対策緩和後の社会でのリスクが増えた、と考えるべきなのでは。

具体的な数値は忘れてしまいましたが、ワクチンが開発されてそれらを先手を打って必要数量の契約をした時に、確かに少し多めに数量を契約していたような記憶があります。ただそれも、当時はどれくらいの数量が実際に製造出来るかも不確かだったし、世界中でワクチンの争奪戦が発生していた時期でもあり、有る程度余裕を持って数量を確保しておく事は必要な措置だと思います。そう言う意味では、まだワクチン開発が始まったばかりの時期に先鞭を撃ってワクチン確保をした故安倍総理や、その後を引き継いで新型コロナウイルス対策を進めた菅前総理はもっと賞賛されていいいと思う。

課題は、今後人流が増えて人と人との接触機会もこれまで以上に増加することで、感染リスクは確実に上がる一方、有効な対策と思われるワクチン接種はどんどん加工していること。自分は昨年12月に5回目の接種をして、今年ももし接種機会があれば受けていくつもりでいますが、やはり一人一人の対策では無く、全員が揃って耐性を持つような「面の対策」が必要だし重要。廃棄されるワクチンは、オミクロン対応以前の古いタイプであることもあるんでしょうけど、それでもそれだけの数が余ってしまうと言う事は、3回目とか4回目とかワクチン接種機会が減っていることや、良く言われるようにリスクが低いと言われる若者世代の接種機会が少ないことが理由でしょう。その当たりをもっと啓蒙していくことは必要だろうなぁ。

今だと、3回接種以上だと必要な対策が取られているという理解になるみたいですが、一年過ぎたわけだから今年は「4怪異自用接種」を条件にしたらと思うんですよね。それと、所謂「ワクチン陰謀論者」みたいな人がいて、本当かどうか分からないけれど医療従事者の肩書きでワクチンの隠れた闇、みたいな話を発信していたりする。個人が自分の意見を持ちそれを公開することは自由だと思うけれど、事それが医療情報とか公共に関するものだと問題でしょう。行動制限を緩和する一方で、そう言う無責任な発言とか、それこそデマ・詐欺みたいな発言や行動に関しては、今後は厳格に取り締まるなり対応する事もやって欲しい。そうで無いと、それこそ福島が受けたような風評被害みたいなものが、このワクチンだとか新型コロナウイルスの関係でも更に広がりそうな気がする。

マスク着用見直し

新型コロナウイルス関連の対応で、5月8日からの5類相当への引き下げに伴い、マスク使用の判断など緩和策も進むことに。航空機関系では、機内でのマスク着用に関して、3月13日から見直しが適用されるらしい。利用環境に応じて、ほぼ指定席利用で移動中の人の移動が少ない航空機、新幹線、高速バス、通勤ライナー(グリーン車もかな?)は着用推奨の対象外で、マスク着用は個人の判断に。一方で、病院や一般の電車・バス利用時は使用を推奨という判断になるらしい。

正直なところ、マスク直用になれてしまった自分がいるので、もうマスクしてもしなくても変わらない気がするのも事実。ただ、この寒い時期はマスクをするとどうしてもメガネが曇る場合があるので、もしマスク使用しないのであればこの時期に初めて欲しい気持ちはあるけれど(笑)。いずれにしても、長い間新型コロナウイルス対策のある意味象徴的な物であったマスク着用が一つの区切りを付けるのは良いことなのでは。ただ、現実はその利用に関して混乱する部分も多いと思うけれど。

自分が新幹線通勤する場合を考えると、例えば次のように「マスク使用」「マスク不使用」状態が変化することになり、正直なところ短い間ならやっぱりそのままマスクを付けたまま移動することになる気がします。

  • 自宅からバス停: 外歩きなのでマスク不要
  • バス停から駅までの路線バス: マスク着用
  • 駅構内の待合室: 多分マスク着用
  • 新幹線車内: 多分マスク不要
  • 新横浜から在来線利用時: マスク着用
  • オフィス内: ケースバイケース(多分マスク着用推奨かなぁ...)
要するに、付けたり外したりの作業が何度か発生するわけで、それなら面倒だからずっと付けっぱなしの方が楽じゃない? という気持ちになりそう。ただ、例えば新幹線車内だと食事をしたり飲み物を飲んだりすることが何度か想定されるので、その度に付けダリ外したりという動作は今でも面倒に感じるんですよね。あと、マスクを使用しない時に、そのマスクをどの様に補完していくのかというのも悩ましい所。そのままポケットに入れるのもちょっと不衛生に感じるし、だから「マスクケース」みたいな物を持ち歩く事になるのかなぁ。これ、メガネケースを持ち歩いて、場合によってメガネを外したり付けたりする行為と似ている気がする。そうかぁ、あの手間がもう一つ増えるのかと思うとちょっと面倒な気がしますね。

それが新型コロナウイルスなのかインフルエンザなのか風なのかは別にして、頻繁にセキしたりしている場合には、勿論「一般的なマナー」としてマスクはして欲しい。あと、クシャミする時にはテッシュで顔を覆うか、肘など洋服でカバーしてするとかも、一般的なマナーとしてこれを機会に定着してほしいですよね。時々見る、思いっきり体をのけぞらして「はぁぁぁぁぁっっくしょん、えーーい、こんちくしょう」みたいな盛大なクシャミは、コロナがなくても対応する事は言うまでも無いけれど。そうそう、新幹線の中でマスクを外すようになっても、椅子を回転させて対面式にすることはこれを機会に禁止してくれないだろうか。一つは、対面式になればどうしても会話が生まれて周りへの影響が出てくるだろうし、仮に飛沫が広がらなかったとしても五月蠅い。座席も、3人で4席利用とか4人で6席利用とか非効率になる事もあるだろうし。家族連れ等で子供の面倒を見ることが必要で、しかも4人とか6人とかきっちり席をしようする場合は例外として、これを機会に新幹線の回転利用は終了してほしいなと個人的には思いますね。

健康カード廃止

国際線で日本に到着時に渡される「健康カード」。本来の権益確認はWebサイト(Visit Japan)で提出済みのはずで、その画面を機外に出ると待っている係員に先ず提示するんですが、その時に渡されるのがこの黄色い「健康カード」。これにホリエモンが噛みつき、河野デジタル大臣に届き、どうも事実上廃止されたらしい。 

私も同様の経験をしていますが、正直あれってスマホの画面よりも「黄色の目立つ紙」という入国者を素早く判断してその流れを制御するための「フラグ」だと思っています。勿論、その健康カードには万一の場合の対応方法とか連絡先などの情報も印刷されているんですが、多分殆どの人は見ないだろうなぁ。あれなんかも、移動式のQRコードスキャナーみたいなものを用意して、スマホで登録した内容のQRコードをスキャンして、それで動線を制御した方が簡単だと思うのだけれど。

正直なところ、あそこで幾らスクリーニングしても、例えば成田空港の場合は入国審査場をもう少し広げないと、あそこで滞留している間に感染しそうな気がします。特に、外国人用のブース前には、まだ入国者数が少ない頃でも結構な待ち行列ができていましたからね。水際での防疫作業は重要だと思うけれど、もう少し効率的かつ効果的な方法を考えてほしいなぁ。

ところで、河野大臣の早い対応は良いのですが、それもホリエモン当たりの有名人・著名人のクレームだから素早く反応して貰えた、と言う事は無いだろうか。下々の声が届くことは大切だと思うけれど、結果的にそれがクレーム箱みたいな例外処理、ルール破りみたいな流れが出来てしまうのも問題だと思うんですよね。やはり本来のパス、手続きを利用しても、ちゃんと迅速に効果的な対応が出来るような仕組みになっていて貰わないと困る。単に健康カード廃止と言うだけでなく、そういうエスカレーションパスというか、意見吸い上げの方法や手順に関しても、今回を契機に見直してほしいですよね。

2023年2月10日

Special PQP Deposit

UAから、「来年のエリートステイタス獲得促進のために、2500PQP振り込んだよ!」というお知らせ。早速自分のアカウントを確認して見ると、確かに先日のフライト分に追加して、この2500PQPが追加されていました。今年目標の24000PQPに対して、まだ2万PQP余り残っているわけで、まだまだ先は長いけれど、ちょっとだけやる気には繋がりそう(笑)。

今年の目標は、最低でも1回、出来れば2回以上はアメリカ本土に上陸して、可能ならばMLB or NFL or カレッジの試合観戦もやってみたいというのが目標。1回の渡米機会だと、UA MPの必須条件である、UA運航便の4区画以上利用の条件達成はちょっと厳しいので、やはり最低でも2回は飛びたい所。

そのうちの一回は、久しぶりにハワイへ行きたいですよねえ。最後に行ったのは、甥っ子の結婚式で行った2019年ですから、今年行けば4年振りかぁ。その甥っ子も、一人目の子供が2年前に生まれて、今は二人目の子供が奥さんのお腹の中で準備中という事で、時間の流れを切実に感じます。今年は、最後の姪っ子も結婚するかもしれず、そうなると弟夫婦のところも一通りの仕事を終えたことになります。

ただ心配なのは自分の体力的な所で、昨年は2回程Guamに行きましたが、Guamは事実上時差は無いようなものだし、フライト時間にしても沖縄のちょっと先くらいの感覚ですから、何とかなりました。今度は、時差もある、飛行時間も10時間以上と言う条件での移動になるので、3年振りの長距離旅行は大丈夫か正直心配なところがあります。そんなこともあるので、その準備体操というか体慣らしの意味も込めて、やはり3月とか4月に、一度シンガポール当たりに行きたいなぁとも思っているんですが。AMCのカウントアップにも役立ちますしね(コスト的にはちょっと厳しいけれど)。実は、今年のG.W.は、会社の特別休暇制度もあって4月28日(金)から5月7日(日)まで10連休になるんですよね。ただ、やはりこの時期既に価格は高止まりしているので、あえてその前後にずらして何処かに行こうか画策中。最もシンガポールなら、金曜日の仕事終わりにでで、日曜日に戻る事も可能なので、それならば連休とか有休に頼らなくても良いわけですし。今の所、BONVOYのDouble Stay Countのキャンペーンが終わる、4月23日以前に一度行こうかと準備体操を始めたところですが、さてどうなるか...

やっぱり「事実」で判断

荒井元首相補佐官の発言に関して、その発言がされた場での約束事(オフレコ)に関しては、以前に思うところを書いたんですが、実際にどの様な発言だったのかという片鱗が分かりました。ジャーナリストの江川紹子氏が自身の記事の中で共同通信の報道として引用しているのですが、以下の様なやり取りが引用として記載されています。 

記者 岸田文雄首相は国会で同性婚制度導入に関し「社会が変わっていく」と答弁した。

荒井氏 社会の在り方が変わる。でも反対している人は結構いる。秘書官室は全員反対で、私の身の回りも反対だ。

記者 世論調査で若手の賛成が増えている。

荒井氏 何も影響が分かっていないからではないか。同性婚導入となると、社会のありようが変わってしまう。国を捨てる人、この国にはいたくないと言って反対する人は結構いる。

記者 悪影響は思いつかない。

荒井氏 隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ。人権は尊重するが、選択的夫婦別姓よりは同性婚の方がインパクトが大きい。

共同通信の元の記事を探したんですが、どうも有料部分に含まれるようで同様の記載は見つかりませんでした。ただ、この引用された部分だけでも、荒井氏が差別的な意図を持って伝えられるような発言をしたというのは無理がある気がします。 但し、実際に録音されたものではなく共同通信社記者の「記憶」の書き起こしだろうから、そこは加味しないといけないけれど。

まず「社会が変わっていく」という事に関して、現在の状況から変化していくことは事実なのだから、程度の違いはあっても「社会が変わる事」は事実。更に、同性婚だったりLGBTQ+の人達への支援あるいは法律改正などが必要であれば、それもやはり「社会を変えていく」という事なのでは。また、岸田首相を始め自民党は反対意見という書き方が多いけれど、そう言う支援策を実施することに反対では無く、今提案されている野党案に対して問題があるから反対している、というのがより事実に近いのでは。実際「自民党案」というものも有るわけですし。だから、そういう考え方に対しての賛成・反対ではなく、考え方の一つに対しての反対であれば、それは差別では無く議論の中での意見として考える必要があるのでは。

次の世論調査の話も、実際にそういう考えの人が一定数存在する事は分かっているわけで、じゃぁそういう人達の意見を無視して決めるべきなのか、そういう人達の考えがより柔軟になって少しでも賛意を持つことが出来る内容に変更しながら対策する事が必要と言う意味とも解釈できるのでは。この短いやり取りからもちょっと感じるんですが、こういう人達って「自分達の正義」を、振りかざすだけで無く強制してくるような印象を受けるんですよね。幼い子供の躾だって、今の時代は「止めなさい」「こうしなさい」と強制するのでは無く、「こっちの方が楽しいよ」「こういうやり方もあるよ」という言い方の方が、子供も耳を傾けるし成長のためにも良いというような話しをよく聞きます。「妥協」と言うと、何か悪い事のように感じることも多いけれど、世の中のさまざまなことが生まれて動いていく状況の中で、どの様にして「妥協点」を見いだしていくかというのは、凄く大切だと思う。その選択肢として、「賛成」、「反対」、そして「その他(考えない、無視する、気に掛けない)」といういずれかで対応するしか無いんじゃ無いだろうか。その中で、「反対」から出来るだけ「賛成」に考えを変えて貰えることが大切だけれど、せめて「反対」から「その他」にすることで、世の中での摩擦は減るわけだし、そこが妥協点になると思う。

最後の質問である「悪影響は思いつかない」というのは、この記者の主観ですよね。社会全体の意見としては、割合までは分からないけれど、まだ多くの人は賛成では無い立場にいる人だと思う。それに対しての荒井氏の答えは、だから自分自身の「嫌だ」と言うよりは、「(社会の中には、まだ)嫌だ」という人もいる意味だと思うし、続けて選択的夫婦別姓よりも同性婚の方がインパクトが大きいと言っているのも、個人的意見と言うよりは社会の受け止め方としては、というニュアンスから出てきた言葉のように感じます。

あくまで想像だけれど、オフレコという内々の雰囲気だったり、多分目の前の記者とも顔馴染みというか知っている人間だったので、こういう会見での会話もよりフランクなものになったんじゃ無いかと。だから本来ならば「(一般社会では、まだ)隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ。(と感じる人も多いのでは。)」というような、言葉を省略せずに発言していく事が必要だったとおもう。それはオフレコ・オンレコ問わず、責任有る立場の人としては必須だと思うなぁ。勿論、それによって冗長でアルトか話が長いという不満も生まれるかもしれないけれど、結局相手の常識だとか共通認識みたいなものを想定して話をしても、それがもう異なっているという事を前提にしないといけないというとを再認識する話だと思います。

浜松ドーム球場

浜松市の遠州灘海浜公園地区に建設が予定されている、県営野球場の建設に関して、幾つかあった候補の中から全天候型ドーム球場に候補を絞り具体化していくことに。建設予定地は、中田島砂丘の直ぐ横で、年中遠州灘からの海風や、冬場は遠州の空っ風が厳しい場所。屋外球場だと夜間照明によるウミガメへの影響が心配されていたけれど、正直それが無くてもこの場所に屋外球場を作るのは無謀だと思う。学校のグランドとかならまだしも、公式戦とかイベント開催する前提だと無理だと思うなぁ。幾ら転校が良くても、風が強い時にはイベント等の設備が倒れたりすることも有るんじゃ無いだろうか。もっと内陸部に新設するなら良いけれど、この場所に作るのであれば周りの影響を受けない出さない「全天候型ドーム球場」以外の選択肢は無いと思う。

その方向性に決まりつつある事は良いことだと思うけれど、その場合は建設費が膨大になる事が次の大きな課題。試算では370億円位の建設費が予想されるとのことだけれど、実際にはそれ以上400億円位は予定していないと厳しいだろうなぁ。この施設は県営球場だから、その多くは県から出るんだろうけど、地元浜松市や地元の経済界からどの程度の援助があるのか、出せるのかが今後の焦点でしょうね。報道などを見聞きすると、地元の経済界は活性化に繋がるという事で前向きみたいなので、是非地元のヤマハとかスズキとかホンダとか遠鉄とか鈴与とか(以下略)、活性化のために支援をして欲しいなぁ。

ドーム型にするメリットは、この施設は予想される東南海沖地震発生時の避難施設としても想定されていて、万一の場合は地震や津波被害対策の拠点にもなる場所。そう言う意味でも、ドーム型施設の方が有利だと思うなぁ。まぁ、屋外型だろうがドーム型だろうが、実際の災害に耐えて残らないといけないから、もしかするとその耐震対策だったり緊急時の備蓄施設だとかで、また建設予算が上がるかもしれない。でも、そこはケチらないで実現しないと、こういう施設をこの場所に設置する意味が無くなってしまうと思う。建設費削減や、高校野球などでも利用しやすいように、定員を絞って1万人規模とか1万5千人規模にという話も有るみたいなんですが、プロ野球の試合誘致とかイベント開催などを考えると、最低でも予定されている2万2千人。あるいは、今の浜松市営球場でも2万6千人入るわけだから、それ位の規模はほしいなぁ。

難点は、駅からの交通の便が悪いことでしょうね。隣には水泳場があるから全く足が無い訳じゃ無いし、多分大きなイベントの時には臨時バスが出るんだろうけど。足の便の悪さでは、今の浜松市営球場も似ているけれど、こちらは私鉄の遠州鉄道上島駅から徒歩でもアクセス可能(球場が高台にあるので、駅から球場まで結構急な坂が歩けれど-笑)な事に比べると、ちょっとデメリットとも言えそう。ただ、浜松ってこう言うイベント施設が乏しくて、スポーツ大会とかツアー開催なんかも少ない場所だと思うので、こういう施設が出来て人流が生まれるのは良いことじゃないだろうか。是非早く実現することを期待したいです。

2023年2月9日

話す前に力で潰す

共産党による除名問題。除名理由は「攻撃をしたら」と、共産党の志井書記長は言っているらしい。

「攻撃」と聞くと、自分度はロシアによるウクライナ侵攻のような「物理的な打撃行為」を想像するわけで、そう言う意味では故安倍総理襲撃事件なんかも「政治に対しての攻撃行為」と言えるんじゃ無いだろうか。

確かに、言葉だけを使う場合も「言論攻撃」みたいな言い方をするけれど、それってそれこそ少し前の旧統一教会に関してのメディア等の行為だし、更に遡れば「モリカケサクラ」の時の野党やメディアの行為がそれに近い気がする。あれは正直彼らは意図してやっていたのかどうか不明だけれど、異常な状態だと感じる位の規模や内容で、あそこまで行けば「攻撃」という言葉は当てはまりそうな気がします。まあ、物的な攻撃行為は含まれていなくても、連日連夜根拠も薄弱な理由で言葉尻を捉えて批判されるような行為は、物理的な行為以上の影響力があると思うけれど。

周りの状況をちょっと見てみても、この松竹氏は党内での意見表明をしていただけで、「攻撃」という程の内容ではない気がする。それが、今回外部機関での発表となり、一気に世間の注目を集めて共産党批判のような動きが生まれそうだから、慌てて火消しをするために最終手段に出たという雰囲気。でも、完全にやぶ蛇な結果になっていると思う。大体、ロシアのウクライナ侵攻のような明確且つ大規模な戦闘行為に対しても「話合いで解決出来るはずだむと言っている人達が、遙かな小さなしかも自分達の中の話に対して、いきなり強硬手段に出ているわけですからね。これって、彼らの「話合いで解決」という論拠が全くの架空の話だった証拠じゃ無いだろうか。 個人的には松竹氏の意見は正当な提案だと思うけれど、共産党としてそれなりに理由があって認めていないならば、公に正々堂々と双方主張すれば良いだけの話し。もうこういうルールが決まっているのだから、それに対しての異論は許さないという事であれば、それって彼らの全ての行動に対しても同様に硬直化した意見しか言わないのだろうなぁ。

自分自身、別に共産党に詳しいわけでは無いけれど、何となく漠然と抱いていて彼らの怖さというか融通の無さみたいなものが、凄く単純に具現化されたのが今回の件じゃ無いかと感じますね。まぁ、それなりに歴史もあり、政党としての活動をして生き残っているのは、それなりに理由があるからで、本当に千三つ千一つ位は彼らの主張や提案でも「なるほど」と感じる事はあるけれど、「国民のために」と言うよりは「共産党員のために」という意図が透けて見えるんですよね。それって、まさに今の中国みたいなもので、それは自分は勘弁してほしいと思う。彼らはよく自民党批判をしていて、それは自民党にも問題があるからなんだけれど、その批判の結構な部分は実は自分達にも当てはまる気がするなぁ。少なくとも、社民党の様に人材がいないわけじゃ無いのに、一人の代表が20年間もその地位に居続けることは、やはり異常だと思う。あれだけ、安倍総理の8年を批判していたのに、ね。

オリパラ談合と東京都問題

今ちょっと問題になっている、東京2020オリパラの談合事件。今朝の報道では、入札などの行為が無く一社がそのまま落札していたり、入札に於いて見積評価のような比較検討も行われずに契約に至ったような事例も有るらしい。意図的に特定の企業との契約を優先するために、形式上は入札などで公平に決定したように見せて、実は事実上はその特定企業が決まっていた、と言うような構図らしい。

このようなニュースを聞いていてふと感じたのは、昨年末からネットでは大きな問題となっている、東京都による女性弱者支援への補助金支出問題、所謂「Colabo問題」に関して。監査請求した暇空茜氏や何名の人達が、その後も東京都や支援大体提出の書類等を比較検討しているけれど、どうも通常実行されるべき比較評価の過程が無く、前年実績などの評価も無く、殆ど何の評価もせずになし崩し的に契約が続いているらしいという事が分かってきました。さらには、東京都以外の場所でも、特定の幾つかの団体メンバーが委員を務めるような委員会で、自分達の仲間を支援対象団体として決定するような、ある意味互恵取引に近いような事が何年も続いていた事も分かってきています。東京都の件は、都税ではあるけれど、こちらは国税からの支援だから、国民としてその使い方に関して疑問があれば追求する権利はあるだろうから、こちらはこれまで以上に気になります。

特に気になるのは、そういう情報が公開される連れて、同様のNPOや社団法人で支援申請をしても、なかなか支援金が取れない、取れたとしても非常に厳しい監査があるのに、何故かこれら特定の団体間しては何度も支給決定されていたり、提出された書類内容に不備があったりしても問題視されて折らず、非常に不公平感を感じるというもの。NPO等の団体は、全国で数万団体存在しているらしいけれど、仮にその一割が有名な団体で、さらにその一割が支援を要求したとしても数百の団体が該当するなので、特定の団体が何度もここ数年の間に支援を受けているのは公平感という意味で喪問題なのでは。

オリパラの談合問題は、オリパラの準備委員会という「半官半民」みたいな組織だけれど、国からの支援金も入っていることを考えると、公共事業に対しての疑念として扱われても良いような感じ。それに対して、所謂Colabo問題やそこから派生して明らかになっている疑惑は、税金の元は異なるにしても完全に公的な支援が恣意的に運用されていた疑惑が感じられる問題。一部の国会議員も対応に動いているような話もあるけれど、世間的には凄く関心は引くく、さらにはオリパラ談合問題と比較しても、メディアの反応が余りに低い気がします。余り確信も無いのにそう言うことを言うべきでは無いと思うけれど、それでも何か意図的な理由があるように感じてしまう。それは、そのNPOの活動対象が微妙な女性弱者支援という事だからなのか、あるいは実は背景に関して言いづらい理由があるからなのか。どちらの理由であっても、少なくもメディアは「事実」を伝えるべきだと思うけれど。是非オリパラ談合の同じ位の熱量で報道活動もして欲しいところですね。

MSJ(MRJ)離陸せず


数年前に「開発の一旦停止」を発表していた三菱重工業が、MSJ(Mitsubishi SpaceJet=MRJ: Mitsubishi Regional Jet)の開発中止を正式発表。飛行機好きの一人として、過去何度もこのMRJ関係の話題をここに書き込んできたんですが、本当に残念。何度も開発遅延を繰り返しながらも、アメリカで耐空証明取得のための試験飛行が始まった時には期待したんですけどねぇ。コロナ禍による経済下落も影響したかなぁ... 本当に残念。

開発を続けて今後実際に事業化するにしても、その時点では競争力が見込めないという確かに現実な訳で、確か最初のプランでは量産初号機は2013年に搭乗するはずだったはずで、流石に10年近くも遅延したら当時の最先端のプランも陳腐化するでしょうね。複合材などを多用して軽量化した機体と、効率化して省エネ化されたエンジンとの組合せが売り物だったけれど、相次ぐ遅延でそのエンジンはライバルメーカーも採用して競争力を失い、軽量化する予定の機体はなかなか仕様が確定せずに作り直しをして遅延。何らかの形で今回の反省はそのうち公開されるのかもしれないけれど。

YS-11以来40年振りの国産機開発という事で、凄く注目を集めて勝つ期待も大きかったけれど、それに伴う必要なリソースを過小評価して失敗したんだろうか。今の航空業界は、ボーイングとエアバスの大手二社が事実上航空機製造の中心で、MSJクラスの小型機では、ブラジルのエンブラエルとカナダのボンバルディアが鎬を削っていて、MSJのような新規参入社にはかなり敷居は高かったことも事実だけれど。一応三菱重工業は、ボンバルディアのCRJ関係の保守販売事業を買収しているので、もしかしたら将来的にはボンバルディアの航空機部門から再び旅客機開発製造の道も生まれるのかもしれないけれど、でも今回の件はトラウマになるだろうし、MRJスタート時以上に壁は厚く高いだろうなぁ。

三菱重工業としては、今回の経験は戦闘機開発等に生かすと言う話らしいけれど、素人ながらかなり無理のある言い訳のように響きます。勿論、折角蓄積した経験値や知見をそのまま雲散霧消させるのでは無く、次に生かしてこそ意味があるのはどんな開発活動でも同じ。ただ、有る程度のコスト高が認められている軍用機と、経済性が優先されながらも信頼性や安全性は最優先される民間機の世界では、設計思想や規則に関しては、全く異なる世界が広がっているんでしょうね。そう言う意味で、まだ世界的には認められていないけれど、中国の航空機メーカーが自社開発している・出来る能力は凄いと思う。一つは、大手航空会社のメンテナンス事情等、人材の低コストを武器に取り込んで経験や知見を蓄積していることと、言い方は悪いけれど幾らでも失敗をして改善していける体制があるからだろうなぁ。冗談で無く、10年もしたら中国製の航空機が中国以外の空を飛ぶ時代が来そうな気がする。それを考えると、MSJの中止は本当に残念。昔は「大三菱」とか言って、それこそ今のトヨタみたいな存在感があった企業なのだから、何とか復活してほしいなぁ。