2022年11月30日

言霊商法

私自身はtwitterや類似の例えばLINEといった所謂「Instant Message」系のツールは好きでは無く(性に合わない)、プライベートでは使っていません。仕事とか、それ関係では仕方ないので利用はしているけれど、個人のアカウントは周りから色々言われても「祖父の遺言なので」と断っている(笑)。ただ、ここまで一般化し全国的に網羅されている即時性のある情報伝達システムは、多分twitterが唯一無二の存在であろうから、その有効性は理解して居るつもりです。それを特に実感するのは、突然専門家以上の情報が個人あるいは少数のグループからTL (Time Line)に湧き出てくること。あるいは、的確な批評や論評が延々と展開されて、一つの物語のような様相を見せる姿にはため息が出る場合も。

この情報も、そんな掘り出し物的情報の一つだと思うのですが、福島への「風評加害」の事実をまとめた内容。 本体は、筆者のnoteであるこちらに。未曾有の災害にある日突然直面して、それまでの常識や知識が通用しない世界が表れ、冷静な判断や行動が失われた状態が暫く続いた様子をまとめています。直後に混乱したことは事実だけれど、本来そういう事態に対して冷静に客観的に確固たる態度で対応しなければいけない責任者、政府やメディアがずっと混乱したまま行動し、さらにその間違いを認めたり訂正する事無く、逆に正当化することに奔走したために、後に「風評加害者」と呼ばれる存在になったことが、この記事からも理解出来る気がします。何度も書いているけれど、あの東日本大震災が、憲政史上最低最悪の首相の下で発生した事は、災害発生以上の不幸。能力有る人材も居たけれど、結局は親分が右と言えば右に行くしか無いし、それを覆すだけの余裕が無かったことが、もう10年以上も震災から経過しているのに、未だに風評加害が消えるどころか未だに根強く残っていることの最大の理由だと思う。

そんな中でも一番顕著になったのが、一部の極端な意見を持つ集団と、それに同調するメディアが結託して自説の拡大と強調を推し進めていること。それに対しての批判は無視するどころか、逆に「弾圧」とか「人権」とか「ジェンダー」とか、都合の良い理由を付けて更に歪曲していく。結局は、元々社会的に大きな勢力や力を持っている集団だけに、その「力」の前には多くの人は対抗できずに、泣く泣く諦めていくのだけれど、それを今度は「勝利」あるいは「自説の正しさの根拠」として再利用していくから呆れてしまう。例えば汚染処理水に関して、当初は発電所施設から取り出すことを優先して、処理程度は低くても外部保管することを優先したから、初期の処理水は汚染度がまだ高いままだけれど、処理水として海洋放出する場合には、事前に再処理をして問題無いレベルまで落として放出すると説明されている。でも、それを知ってか知らずか、「処理しても放射線濃度は高いまま(だから再処理和する)」と勝手に解釈するし、「処理水」を「汚染水」とか「汚染処理水」と言葉でも惑わそうとする。放射性物質の中でも、トリチウム(三重水素)は、既存技術でも取り除くことは出来ないけれど、飲料水にも含まれる物で且つそれも問題無いレベルよりも相当低いレベルまで希釈して放出すると説明しているのに、「放射能が残っている」というような批判を続けている訳ですし。

今、旧統一教会関連の事象では「霊感商法」が問題になっているけれど、言ってみれば「霊」とか「祖先」とか実態の無いものを「畏れ」として相手を不安にして、それに対しての援助・救済と言う形で自分達の利益を得ようとする行為の事だと思うんですよね。それと同様に「風評加害」に関しても、科学的根拠や客観的事実に基づかないばかりか、それらの「言葉」だけ切り貼りして違う意味や定義の裏付けとして自説を主張する行為というのは、「霊感商法」ならぬ「言霊(ことだま)商法」とも言える偽証行為じゃないだろうか。となれば、「霊感商法」が許されずリコールや賠償の対象になるのならば、「言霊商法」の被害に関してもそう言う勢力特に社会的な情報伝達者としての責任もある組織には同様の賠償や補償要求しても間違いでは無いのでは。特に、今でも風評加害に晒されている福島の人達は、朝日新聞とか毎日新聞とか東京新聞とか、その新聞社や個別に風評加害を広げている所属社員等を集団訴訟しても許されると思う。中には、そう言う行為で知名度を上げて、とうとう国会議員にまで当選し政党党首にまで成り上がった議員までいるわけですからね。まだまだ影響力の大きさには違いがあるけれど、例え一つ一つは小さな意見であっても、その拡散力や蓄積(集合知)は突然大きな力になることはこれまでも照明されている事実。そう言うネット社会で、まず撲滅すべきはこう言う「言霊商法」だと感じます。

ビデオカードを外す

パソコンから急に発生するようになったファンノイズ問題。久しぶりに内部を清掃して綺麗にしたところ、少しマシになったかなと感じたのも束の間、ビデオが暖かくなったりアプリの負荷が掛かって発熱してくると、ファンがぎゅんぎゅん回り出すからか、やはりノイズ音は以前と変わらない状態に。時々ビデオの使用比率が下がって、温度が下がるのか静かになる場合も有るんですが、かといってその状態がずっと続くわけでは無い。逆に、静かと騒がしい状態が不定期に発生するので、ノイズ音によるイライラは以前よりも高いかも。

 

余りに我慢できなくなって、もう一度様子を見てみようとパソコンの蓋を開けて、内部を確認してみました。nVidiaのグラフィックカードを取りだして、ファン部分が緩んでいないか確認して見ましたが、ファン本体はしっかりとビデオチップと接着しています。ただ、ファン部分を触ると少しグラグラしていて、やはりファンの軸が緩んでいて、偏心しながら回転するように思います。で、さてどうしようと考えながらビデオカードの写真を撮影していて気がつきました。あれ? カード側のポートってHDMIじゃなくてDP(DisplayPort)じゃね? よくよく確認すると、ポート横にはDPのロゴというかアイコンも刻印されています。じゃぁ、本体内蔵のIntel Video側が違ったのかと確認して見ると、こちらもDPポートが2つ背面に設置されています。何が理由だったか全く分かりませんが、どうも内蔵ビデオのポートはDPだけれど、追加アダプター(購入時のオプション)はHDMIだと大きな勘違いをずっとしていたようです。それならば、取りあえずこのビデオアダプターを外して、モニターとのDPケーブルを差し替えたら直ぐに使えるじゃん。で、早速ケーブルをつなぎ替えて、アダプターカードは背面のカードスロットがあいたままになるんですが、カードは抜いて本体をもとの状態に戻して、電源を入れてみました。

いゃぁ~~、静か(笑)。起動時には、CPUファンが「ぶぅぉぉぉぉん」とちょっと音漏れしてきますが、起動し始めたら殆ど無音。起動用ドライブにはSSDを入れているので、HDDのスピンアップ音も無いし、一旦起動してしまえばもしかしたら以前ビデオアダプターのファンが問題無い時よりも静かかもしれない。ビデオパフォーマンス的には、勿論nVidiaの方が高いわけですが、そんなに動画をグリグリ編集するわけでも無いし、ゲームをするわけでも無い。自分が使用するアプリで一番重いのは、多分PhotoshopとIllustratorだと思うんですが、以前と体感的にはそんなに変わらない。ドローイングは多分遅くなっているんでしょうけど、そんなに頻繁大規模に画面更新するわけではないし、なんせシステムメモリーで64GBまで増設しているので、パフォーマンスとしては殆ど影響を受けていない気がします。結局、ビデオアダプターは多分このまま廃棄何だけれど、思い立ってまた確認して見て良かったです。で無いと、ずつとビデオケーブルを誤解したままだっただろうし。

暫くはこの状態で使用するとして、やはり今回あいてしまったPCI ×16のスロットが気になります。新しいビデオカードを入れてみようかと検索して見ると、最近はゲーミングとか8Kとかの動画編集用のかなりヘビーな物が主流なんですかね。出来れば今回の件もあるので、ファンレスのアダプターにしたいけれど、そうするとローエンド製品ばかりで、流石にちょっと非力かなぁと言う気持ちも。ファン付でも、最初から五月蠅いわけじゃ無いから良いのだけれど、補助電源が必要なタイプだと、電源の分岐とか考えないといけなくて、それはそれでまた面倒なので補助電源不要くらいのものにしたいし。今週は仕事で都内に出る予定が有るので、その時に何処かのヨドバシに寄ってみようかと思案中。「そうだ! Black Fridayを利用すれば!」と思いついたんですが、層都合良くこちらの欲しい商品が対象にはなっていない(笑)。さてどうしよう...

2022年11月29日

HUD搭載ヘルメット


何か凄く未来館を感じる、オートバイ用ヘルメットメーカーのSHOEI製、HUD内蔵ヘルメット。ヘルメット内部にHUD表示部分が右目前に配置されていて、そこに速度や道路案内等の情報がひょうじされるもの。さらに、スピーカーやマイクも内蔵されているので、音声操作や音声によるナビゲーション情報も取得可能というもの。バイクに乗車する時には、ヘルメット着用が必須なので、そこにこう言う情報端末を組み込むのは良いアイデアですよね。

自分の車にも、ハンドルの上辺りのフロントガラスに、速度情報や道路案内情報が表示されるHUDのオプションを付けているので、もうこのシステムが無いと運転が凄くしづらい。少し前に車検で代車をディラーに準備して貰った時、車種は同じ物でしたがこのHUDは装備されていない代車だったので、待つ間の短い数時間程度の間の利用でしたが、凄く運転しにくく感じました。まぁ不便と言うよりは、いつも有る物が無いという「不慣れ」故の感覚だと思うけれど。また、表示装置だけで無く、音声操作も音声ガイドも装備されているので、それらも利用します。音声操作に関しては、正直起動に時間が掛かるのと(※ハンドルに付いているスイッチを押すと、多分音声操作用のマクロがロードされて使用可能になるまで5~6秒は掛かる)、認識出来るキーワードが限定されているので、SiriとかAlexaに慣れていると物足りない以上に「使えない」印象しか無い。その点、交差点とか道路情報を適時音声ガイドで知らせてくれる機能は便利だと思うけれど。

これ、ヘルメット内蔵HUDで便利そうと思うのは、顔を左右上下に振ってもHUDは物理的に固定されているから常に視線の中に入るだろうという事。自家用車のHUDは、フロントガラスの投影位置が固定されているから、バックミラーとか見るために視線をずらすと一瞬情報が消えてしまうので、それがちょっと不満。オプションで投影位置を視線に会わせるような機能があると嬉しいのだけれど。私はメガネを使用して居るので、例えば運転専用のHUD機能付きのメガネ、あるいはそう言うオプションを既存のメガネの上から早着できるような物が合ってもいいかな。シートベルトは必ず着用しないといけないので、そのシートベルトを早着した時に自動的にヘッドレストの裏側からHUDがせり出して、目の前に位置に設置されるとか。殆どガンダムの世界かも(笑)。

自動運転が完全に利用可能になれば、実はフロントガラスとか窓ガラスが無くても良いわけですよね。窓ガラスの代わりに、外にはカメラ、社内には表示装置があればよいわけだから。そうなると、こういうHUDでの運転情報提供機能って、実は凄く一過性の機能で、将来的には極々一部の人しか使用しない「隠れ機能」みたいなものになってしまうかも。まぁ、そこまで社会が進むにはまだ何十年も掛かるだろうけど。一つ思ったのは、今は運転に必要な情報提供が目的ですが、それが直ぐに周辺情報や観光情報見たいな、運転とは関係無い情報端末に化けるかもしれない。

原発再稼働

様々要因が理由で、再び原子力発電へ回帰する政府判断。福島第一原発の事故は何とか最悪の結果の手前で収まったけれど、あの状況にしてももう少し対策をしていれば炉心冷却も出来ただろうし、結果水素爆発の発生も防げたかもしれない。実際隣にある福島第二原発は、一台の発電機が利用出来たから冷却水を維持する事が出来、福島第一のような結果には至らなかったわけですからね。勿論、その後の津波の影響で別の被害が発生した可能性もあるけれど、 そう言う事も含めて今は全国の原発施設が対策をとるようにしているわけだし、再稼働できない一番の理由はテロ対策という地震や津波被害とは別の理由ということも考慮しないといけないと思う。

私は、震災直後に突然降ってわいたような「再生可能エネルギー信仰」、もう少し具体的には「太陽光発電信仰」みたいなものが、福島の復興だけで無く日本の経済活動も大きく阻害してきた一因だと思っているのだけれど、まずは固定買取制度を改正すること、少なくとも一般消費者から広く熱く徴収している「再生エネルギー賦課金」を終了するべきだと思う。有機野菜とか自然農法野菜が、一般の野菜よりも高くても一部の人に重宝がられるように、再生エネルギーにしてもそれを契約したい人が、一般の電気代とは別に契約すれば良いと思う。勿論、電気配給のシステム上、かなり特殊なことをしないと、通常の発電所で発電された電気と再生可能エネルギーを区別して配電する事は出来ないけれど、そのぶんの「ブランド代」というか、「当社は100%再生エネルギーで製造しています」とか言いたい場合には、電気契約を100%その「再生エネルギー価格」で契約すればいいわけですからね。

あるいは、技術力ではまだ世界的に優位であろうけれど、商品化では中国のバッテリーメーカーに負けている日本のバッテリーメーカー救済も兼ねて、自宅あるいは小規模な地域で再生可能エネルギーと充電施設を組み合わせた、非常時以外は外部電源に依存しない「閉じた給配電」みたいなシステム開発を、国策の一つみたいな感じで進めたらどうだろうか。山間部とか離島とか、そう言う場所での利用なんかも考えて良いと思うし、これから普及するだろう電気自動車(BEV)への活用も出来るだろうし。そう言う意味で、単に電気代を下げることが出来るから電子力発電を再開するのでは無く、その余力を使って将来への投資も考えないといけない。記事にもあるように、新世代の原発も色々考えられていて、個人的には何度も書いている「SMR (Small Modular Reactor)」がこれからの切り札になるんじゃ無いかと。メンテナンス性の容易さもあるし、小型だから最初にも書いたような山間部とか離島とか、その地域だけで完結出来るエネルギーとして利用出来れば、可用性も高まるだろうし。あるいは、場合によっては工場などで独立系として使用する事で、大きな災害が発生した時にもその影響を受けずに継続運用できて、社会への影響を最少化する切り札になるかもしれない。

世間的にはどうしても「原発賛成 vs 原発反対」の二極化した話に持っていこうとするけれど、それじゃぁ何も解決しない。今回の政策では、駒で最長40年間だった原発の運転期間を、点検などで停止していた期間を除いた60年間まで延長する話も含まれています。それによって、あと20年以上は安定的な電力供給が期待できる事は大きいと思う。一方で太陽光発電では、震災直後に急激に設置された太陽光発電パネルの廃棄が始まるわけで、こちらも大きな問題。発電量が、元の80%以上有る物を再利用するというようなアイデアもあるみたいだけれど、殆どは廃棄して埋めるしか処理方法の無い太陽光パネルをどう処理するのか、こちらは環境問題も含めて大きな話だと思うけれど、原発の有無と比べてその反応はごく僅か。日本人には何となく原発アレルギーがある事は事実だと思うけれど、それにしても原子力発電に対してのヒステリー的な反応に対して、殆ど何でもありの再生エネルギー特に太陽光発電に対してのフリーハンドな状態って、やっぱり何かあるんじゃ無いかという気がしてならない。単に原子力発電を再開するだけで無く、そういう部分もしっかり見直して修正して欲しい。

2022年11月28日

パソコンからの異音

ここ数日、急に発生して文字通り「頭が痛い」パソコンの異音問題。切掛は何だったか記憶に内のですが、ある日朝いつもの様にパソコン(デスクトップ機)の電源を入れて、Windowsにサインインをして使い始めて暫くしたら、急にパソコン本体から異音が。なかなか口で説明するのは難しいのですが、モーターの軸がずれた扇風機がガタガタ言いながら回っているような音というか、そこにうねるような感じの転調音みたいな物も重なっています。使い始めて暫くすると、ピタリと消えることもあり、何だろうと疑問だったんですが、多分本体内の空冷ファンが誇りとか付いて回転軸がブレているのだろうと当たりを付けて、昨日暖かいこともあったので、内部を開いて掃除をしつつ確認して見ました。

丁度4年前に購入したThinkCentre M720t君。ミニタワー型なので、以前は床から使用して居ないNASのケース分底上げして置いていましたが、1年ちょっと前に断捨離した時に、LCDモニター裏の同じ位の高さの棚に設置していました。床から高さがあるので、内部にそんなに誇りは吸い込んでいないと思いつつも、そう言えばその断捨離した時以来内部清掃もしていないので、その罰が当たったかなと思いつつ、久しぶりに本体を外に移動してケーブル類を外して、室外に持ちでしてブロアースプレーで内部清掃をしました。そんなに汚れていないと思っていましたが、全面パネル下部の吸気口は結構誇りが詰まった状態に。あと、排気口も兼ねて居背面の電源ユニットの廃棄口も結構誇りが積もっていました。内部も、CPUクーラーとか、背面上部に付いている排気用ファンとか、一通りブロアーで吹き払い、結構綺麗にしたところで、一度仮組みをして様子を見ることに。

電源投入直後は静かなんですが、Windowsが起動してデスクトップが表示され始めるくらいの頃から「ウィーンウィーンウィーン」というようなノイズか聞こえてきます。内部掃除前よりは少し音は小さくなった気がしますが、それでも結構気になります。そこで、仮組み状態からもう一度内部をばらした写真のような状態にして、もう一度電源を入れて様子を見てみると、どうもノイズ音の出所はオプションで入れているビデオアダプターの空冷用ファンの様です。実際、そのnVidiaのビデオアダプターを外して起動してみると、ノイズは発生しません。このnVidiaのアダプターなんですが、GPUの空冷用に付いているファンは小型の小さな物で、そんなに音が出るようなサイズでは無い。ただ、そのファンを基盤と止めているプラスチック?の留め金みたいな物が少しがたつきがあるように見えて、それがファンが回転すると振動してノイズが出ているのか。試しに、CPUファンの下に入れているビデオアダプターの横からみたら銀色の板みたいなファンの横の部分を指で少し押さえてると、ノイズ音は減少します。ここで、取りあえずの回避策としては、ビデオアダプターではなく元々マザーボードに含まれているIntelビデオを代わりに使用する手はあるんですが、実はその内部ビデオの外部ポートはDisplayPort(DP)で、nVidiaのビデオアダプターはHDMI。モニターはDPもHDMIも両方使えるんですが、ケーブルは今使用しているHDMIしかない。新規にこのためにだけDP用ケーブルを購入するのも勿体ない気がするし、それならば新しいファンレスのビデオアダプターを購入した方が良いような気がするし、と今の所思案中。

実はこのデスクトップパソコン、最初にも書いたように購入して丁度4年が経過したところで、取りあえず今の所不満は無いのですが、そろそろ新しい機種を購入しようかとも思っていたところだったんですよね。昔はデスクトップ機と言えば、フルタワーの箱に目一杯オプションのアダプターカードを入れて使用して居た物ですが、最近は殆どの外付けデバイスはUSBになったので、カードを入れるにしてもUSB拡張カードを入れるか、何ならUSB Hubを入れれば、本体側にはそれ用のUSBポートが一つあれば間に合います。細かな所を気にすれば、例えば外付けUSBデバイス同士のデータコピーとか、よく使うデータ類は内蔵のHDD/SSDに起きたいので、それなりにストレージが入るスペースが欲しいとか、いろいろあるので、最大でも現在使用しているミニタワーくらい、物によってはパンケーキ(ピザケース)型位のサイズでも良いかなと思っているんですが、ケーブルとかビデオアダプターとかわざわざ追加するくらいなら、買い換えようかなぁと言う気持ちが付くなってきているんですよね。その場合は、今のデスクトップ機は、外部アクセス専用のサーバーかリモートマシンにしようかと。あるいは、仕事の関係もあるのでWindows11のテストマシンにしてもいいかなと思っているんですが。取りあえず、ノイズ音の原因は分かった、対策も候補は幾つかある、さてどうしようか、という状態で新年を迎えそうです。

地方でライドシェアは可能?

日本では事実上禁止されている「ライドシェア」ですが、世界的にはUberの成功(?)からどんどん広がっているサービス。私も、アメリカ国内やシンガポールで利用した事がありますが、スマホ一つでピックアップからドロップ先、さらに精算まで完了して、煩わしい目的地や道順の説明に料金の精算等が全てワンストップで完結するので凄く便利。所謂タクシーと比べて、利用時のシステムの手軽さとともに、料金も一般的に安く設定されているので、多くの人が利用することは頷けます。唯一の欠点というか不満点は、空くまでライドシェアなので、ドライバーが運転していないような時間帯だとなかなか捕まらないことも。まぁ、それはタクシードライバーだって同じ事だからそんなに大きなデメリットでは無いけれど、タクシーがビジネスとしてやっているので、例えばホテルのコンシェルジュ等に頼んでおけば利用出来るけれど、ライドシェアの場合はなかなかそうも行かないことも。 

日本では、全国的なタクシー配車サービスアプリ「Japan Taxi」がいつの間にか登場して、うれしい事に早い時期から地元の大手タクシー会社(遠鉄タクシー)も参加していたので、こちらのアプリを自分は結構利用して居ます。自宅から駅に出る場合とか、ちょっとした場所から場所への移動等、都内のように地下鉄や私鉄が充実しているわけじゃ無いから、地方は車移動が出来ないと大変。ただ、コロナ禍の時期に利用者数が激減して、その反動で今はタクシードライバーが不足しているため、そのタクシーもなかなか捕まらないらしい。また、地方ではタクシー業界も厳しいから廃業する場合も多いらしいけれど、その対策としてこのライドシェアをという話も有るらしいけれど、タクシードライバーも少ないのに、それを補うだけのライドシェアドライバーの供給なんて出来るのだろうか。例えば地方だと経済的な軽自動車が多いと思うのだけれど、あれでライドシェアというのは一寸キツい気がするし。アメリカでも、Uber/Lyftを利用していると、以前は結構大型の高級な車種や内部も清潔で心地よかったんですが、その後「ちょっと、この車?」と思うような内部の車なんかも登場してきたりして、言い方は悪いけれど何となく「安かろう、悪かろう」的方向に傾いている印象を受けたんですよね。運営側としても、利用者のアンケート結果などから、サービスの向上と優良ドライバーの選別みたいなものをして居るんだろうけど、そういう所ってなかなか日本では難しい気がする。

記事で初めて知ったんですが、移動に関して自発的な謝礼や実費の提供なら許可不要なんですね。で、その為のマッチングアプリなんかも既に存在していたんですね。この方法なら、例えば過疎地行きなどで買い物に出たいとか病院に通院したいような時に、半分ボランティア見たいな感じで輸送サービスを提供するような場合ならマッチしそう。勿論、ビジネスとして運用したら許可が必要になるので、あくまでボランティアシステムの中の予約部分として機能させる程度かなぁ。そう言う点に関しては、公共目的のライドシェアは認められているんですね。よくテレビなんかで見る、ワンボックスカー等で高齢者の送り迎えなんかをしている例は、これを活用しているのかな。必要な経費や人件費分は徴収するとしても、利益分を考えなくても良いから、タクシー利用等と比較して運営側もコストダウン出来るから、ある意味Win-Winの仕組みに出来るかも。ただ、ドライバー側が車を自分で準備するとなると、そのぶんの持ち出しは大変そう。必要な車両等は行政側が準備をして、ドライバーに関しては十分な経験や技術のある人を選抜するような仕組みで、例えば特定の経路だけ走るとか制限することで、安全性も有る程度担保出来るかも。

所で、Uberは日本の法律の壁で本来のライドシェアサービスは提供出来ていないのだけれど、中国発のDiDiは、Softbankと組んだDiDi Japanも同様だけれど、本家のDiDiは中国語版のアプリが日本国内までカバーしていて、実質野放し自用対で日本国内でもライドシェアサービスが実質的に行われているのは以前も問題として取り上げられていた話。中国国内のアプリで予約から決済まで全て完結するので、日本国内での確認が難しく、仮にドライバーを見つけても「有人の送迎」で逃げられてしまう。国内の中国人居住者が運転手としてサービス提供をしているから、それも障害になってなかなか摘発出来ない。真面目に日本国内でサービス提供しようとすると出来なくて、勝手に中国国内のサービスを日本まで拡張したら、法律的には駄目だけれど実質的にはサービス出来てしまう状況はちょっと考えないといけないのでは。とは言っても難しいでしょうね。よほど特殊なプロトコルとかコマンドを使用して居るならまだしも、普通の通信機能を何かの理由で止めるわけにも行かないだろうし。今は実質的に中国からの観光客は停止しているから、この仕組みも動いていないだろうけど、Uberだってアメリカ人観光客がその延長として日本国内にまで利用範囲を広げることは可能だろうし、あとは道義的な話次第だけれど、「在日同胞」で固めるというのはちょっと盲点かも。そう言う問題も解決していかないと、逆に悪目立ちするんじゃないかなぁ。アイデアとしては、良いサービスだと思うんですよね、このライドシェアは。なかなか難しい。

2022年11月27日

サッカー利用して批判する

TL上で話題に(問題に?)なっている、東京新聞に掲載された先日のサッカーW杯ドイツ戦勝利に関しての、同新聞社記者の「呟き」的記事。サッカーが生活の一部(?)になっているドイツですら、先日の敗戦はそんなに話題になっていないのに、日頃サッカーなんか見向きもしない日本がこんなに熱狂するのは変じゃない(かなり意訳)、とご不満な様子。

この記事が筆者のかなり恣意的な記事だなと感じるのが、導入部分の書き方。正直予想外の勝利で突然サッカー人気が沸騰し、活躍した選手のユニフォームの売上げが大幅にアップしたけれど、以前の有名選手と違って難読名字の選手ばかりと、W杯以前の国内でのサッカー人気の低さを無理矢理こじつけている感じ。それに、「久保、南野、三笘、堂安選手」とスポーツショップ関係者が名前を出しているのに、なんでわざわざ「三笘、堂安」を取り上げるのか。しかも、難読名字だから知名度が低く、だから開幕前の注目度は今ひとつだった、と次節へ誘導している。いゃいゃ、三笘選手にしても堂安選手にしても、海外のチームで活躍していて、スポーツニュース等ではよく聞く名前。確かに、アジア予選では勝ち星の無い状態でスタートから暫くリーグ戦が続き、森保監督交代論も出たと思うけれど、逆にそれ故に注目度はあった(マイナスの意味ではあるけれど)と言えるのでは。大体、サッカーのW杯何だから、開幕前からそれなりに興味を持っている人はサッカー関係者やサッカーファンだろうし、それ以外の多くの人に取っては「余り馴染みの無いスポーツ」である事は当然では。日本で一番人気や興味の有るスポーツは、野球(プロ野球)だと思うけれど、そのWBCにしても今注目されていないわけで、やはりスポーツは大きな大会なり試合があって注目が集まる物。そんなことを言い出せば、例えば何かの芸術作品だったり演芸だったり舞台だったりも同じでは。宝塚は、国内でもその名前は殆どの人が知っているくらいの知名度があると思うけれど、じゃぁ今どの組みによるどんな舞台が開催されているのか、何て知っているのはやはり宝塚ファン以外では殆どいないと思う。で、その舞台が例えばトップスターの引退舞台だったりすると、多分多くの芸能ニュースなんかでも取り上げると思うし、反応するファン以外の人も増えると思うけれど、それでもこの人は「応酬ではシェークスピアが生活の一部だけれど、日本では演劇が根付いていないから、引退興行の時だけ話題になる」と言う事を思うのだろうか。

続く段落では、インターネット配信サービスがその理由という方向に持っていこうとしているけれど、ドイツ戦は地デジのNHK総合で放送されて、確か試合中は35%位、最高視聴率は試合後の40%という数字を叩き出したんじゃ無かったかな。今日の日本×コスタリカ戦はテレビ朝日系列で放送されるけれど、先日はフジテレビ系列で日本以外の強豪チームの試合も放送されていたわけで、ABEMAが無償でインターネット配信して居るけれど、地上波でもそれなりに試合提供されている。と言うか、ABEMAが放送権を取得した時には、かなり大きく取り上げられたと思うんですよね。ドイツ戦の勝利で、それまで取り上げもしなかったワイドショーやモーニングショーでも急に取り上げだしたけれど、それってこの記者も所属するメディア側の理由というか損得の話では。記者ならば、何故開幕前は無視していたのに急に取り上げだしたのか、と言う所を身内の親密さで徹底取材する事が仕事じゃ無いかと思うのだけれど。その後に引用している、ドイツのサッカー専門誌の特派員氏のコメントも変な印象を受けるわけで、それはドイツのサッカー文化。サッカーがドイツでもメジャーなスポーツで、確かに毎週末試合が開催されていることは事実だろうけど、日本だってJリーグの試合が毎週開催されている。ドイツよりは関わり合いは少ないかもしれないけれど「4年に一度の2週間だけ盛り上がる」わけでは無いと思う。この辺り、実際にインタビューして得られたコメントの真意とは違って、言葉だけ切り貼りされたんじゃ無いかという気もするなぁ。

そして最後のまとめは「熱狂で悪事が隠れる」事が問題と、言わせているんだけれど、これって所謂リベラルとか左翼とか言われている人達がまさにそうじゃ無いの。「反安倍」とか「反○〇」とかが自分達の意識に酔いしれて、他者の意見など無視している状態に対してこそ「冷静な視点も大切」だと思うのだけれど。もし、今回の番狂わせに沸く熱狂を利用して政府批判したいのであれば、自分ならこう書くかなあ...

サッカーワールドカップでの日本の快挙に、世界中が沸いている。市中のスポーツショップには、日本代表選手のユニフオームやW杯グッズを買い求める人波で溢れ、売上げもかなり良好なようだ。しかし振り返ってみると、今年の代表チームメンバーには、以前の「カズ、ヒデ、ゴン」といった突出した有名選手は不在であり、またアジア予選では苦戦しながら何とか出場権を勝ち取っただけに、W杯開幕前の注目度は今ひとつであった。それもドイツ戦での快挙で状況は一変し、今日のコスタリカ戦に勝利をして、トーナメント進出と目標の8強も夢では無くなった。

しかし考えてみて欲しい、サッカーを始めスポーツ競技であれば、途中苦しい試合があろうとも勝てば次に繋がるし、最終的に優勝をすれば、それまでの問題点や苦労はすべて「良い経験」として美化されてしまう。スポーツならば、それも許されるだろうが、現実の生活の中では後から美化するような余裕は無い。今日をどうするのか、明日はどうすれば良いのか、毎日が厳しい社会との戦いを余儀なくされている人が、今の日本には多く生活している。政治の世界では、W杯の様に一発逆転の政策ではなく、毎日が安心して暮らせるような「安定した試合」を常に目指すべきであろう。そう言う姿勢を岸田政権は示す必要が有る。

とかね(笑)。実際には、兎に角与党の失策を利用して一発逆転して与党に戻りたい野党の方が「甘えんじゃ無いよ」と叱責したいくらいだけれど。ただ、あれだけ緊張している台湾ですら、経済活動を訴えた野党側が地方選挙で大勝するくらいだから、やはり一般の人達の意識は経済と言うか「日々の生活」である事は間違いないと思う。それを認識していないメディア何て、結局は単なるアジテーターあるいは広告掲載紙でしか無いと思う。 


 

円安と物価の違い

ドバイでのW杯サッカー関係で、日本からも現地へ応援観戦に出かけている人が多いことも理由の一つだと思いますが、訪日観光客を取り上げて日本の円安とか物価高みたいな事を語らせる取材画面を最近よく見ます。一時はUS$1=150円位まで下がった円のレートですが、その後上昇して最近では139円台を付ける事も珍しく無くなった状態に。とは言っても、年初は110円台で、その1年前は100円台だったことを考えると、まだまだ「円安状況」には変わりない。

だから、円安で以前よりも2~3割位日本での買い物がお得になる事は理解で金ですが、元々それは海外でも国内でも同程度くらいの価格で有る物を比較した場合。ああいう取材を見ていると、兎に角訪日客が「日本の物は安い、円安万歳」みたいな事を言わせたいのだろうなと言う雰囲気が強く感じられていて、何だかなぁという気分に毎回なりますよね。昨日見たその類の映像では、日本に来たお母さんと子供二人(20代)の三人組が訪日観光を楽しんでいる様子で、浅草だったかな、和食のお店でランチを食べる様子を映していました。内容は、天ぷらそばのセットだったり、お寿司と天ぷらのセットだったり、まぁ画面で値段が表示される前に自分で推定した価格は「一人2,000円前後位のセットかな」と言う物。実際合計金額は三人で5,600円と表紙されたので、「ちょっと立地なランチ」という感じだと思います。で、インタビュアーが感想を聞くと、「安い。ドル換算でUS$40(※US$1=140円換算)だけど、アメリカだとUS$80位は取られるし、チップ込みだとUS$100はいく」と喜んだ表情で話しています。素材の品質(鮮度)は違うと思うけれど、アメリカであんな感じのセットを頼むと、最低でも1人US$30からUS$40、お店によってはUS$50以上取られるのは確実でしょうね。でも、円安でない例えばUS$1=110円として計算しても、5,600円はUS$51位。円安の影響よりも、元々の商品の価格設定が日本とアメリカが違うから安く感じるだけだと思う。

実は先日グアムへ行った時、殆ど買い物はしなかったのですが、お昼をモールのフードコートで軽く食べる機会がありました。この時日本にも進出したPanda Expressで良くあるメイン1品にサイド2品のセットを注文したんですが、そのお値段がUS$11+taxで、合計US$11.1でビックリしました。以前だと、多分US$7~8位。もう少し前だと飲み物を付けてそれ位の感じだったと思うんですよね。グアムは物価は高い方だと思うんですが、それでもお昼の一番出るであろうセットがUS$10以上の価格設定というのはビックリしました。安くて大量に盛られる中華ファストフードでこれですからね。国外では高級料理のカテゴリーである「Japanese Food」が、ランチとはいえUS$20とかUS$30で食べられるというのは驚きだと思う。でも、国内のランチプライスを考えると、最近は少し上がってきたとはいえ、1,000円も出せばかなり「お高い」感じだし、普通は精々700~800円位、出来れば高くても500~600円位で済ませたいというのが平均的な感覚だと思う。日本ではデフレが続いていて、全体的に価格がここ10年20年変わっていないことは事実だと思うし、円安の影響で皿に割安感があることも事実だと思うけれど、色々複雑な要因が絡み合っている物を、単純に円安だとか言う理由付けでまとめるのは、凄く誤解を招く伝え方だなと感じますね。

私は単に為替レートの計算のし易さから「US$1=100円が理想」と半分冗談も含めてよく言うんですが、実際にはUS$1=120円とか、人によっては200円位が理想とか、その人の立場なり環境によって、円高が望ましい人、円安が望ましい人、いろいろいるわけです。さらに「為替レート」なんだから、こちらだけの事情では無く、相手の事情でも変わってくるわけで、その変化に対しては敏感で居るべきだと思うけれど、「〇〇だから良い悪い」という話は余り意味が無いと思う。そんなことを報じる余裕があるなら、「円安の今、訪日観光客にはこれを売り込め」とか「円安でも海外への渡航需要を増やす秘策はこれ」とか、そう言う実になる報道なり情報提供をすれば、メデイアもその存在意義が再認識されると思うのだけれど。何か、物価高で苦しむ日本人を尻目に、海外からの観光客は円安で訪日観光をエンジョイして居る、みたいな構図で批判したいような内容ばかり流れてきて、つい「自分達の不平不満をこっちに押しつけないでくれ」と言いたくなるくらい(笑)。今一番文句を言うべきは、物価上昇に見合う賃金アップをしない・出来ない企業に対してだと思うけどなぁ。さらに言えば、そう言う方向性を、もっと主導するべき政府だと思うけれど。 

伊代ちゃん受難

TBSのバラエティー番組の収録で、クイズで不正解だったため深さ2.7mの落とし穴に落ちた松本伊代さんが、全治約3ヶ月の腰椎圧迫骨折と診断されたという記事。私は視聴したことは無いのですが、TBSの「オオカミ少年」という番組らしい。18歳だった伊代ちゃんも、もう57歳。私よりは若いけれど、特に体を鍛えているわけでも無いだろうし、年相応の体力と思うと、3m近い深さの落とし穴落下って、幾ら下にウレタンとか敷いてあっても厳しいのでは。特に女性は男性に比べて、加齢による骨粗鬆症が進むんじゃ無かったかな。と言うか、調べてみたら、伊代ちゃん、1年位前にも背骨を圧迫骨折している。 まさか古傷が今回さらに悪くなったとか言うんじゃ無いだろうな。3カ月と言うのも、ちょっと長い気がするし、この古傷が再び悪化して致命的な状態にならないことを祈るばかり。

アメリカンフットボールをやっていると、決して同様の怪我と無縁では無くて、致命的な怪我や痛ましくも命を失う人も居ることは事実。アメフトの場合は、やはりタックルをする時に頭から入るから、首の付近の頸椎捻挫が多いけれど、タックルされる状況によっては腰付近や背骨に影響する場合も。幸いにして、治療の結果日常生活に影響の無い状態にまで回復しても、アメフトは勿論一般的な運動にも制限を受けるような状態のまま残りの人生を送ることにもなりかねない。それなりに訓練をして練習をして当たり方や当たられ方に慣れていてもこうだから、そうで無い一般の人が予想も付かない状態で落下したら、そのリスクはかなり大きいでしょうね。

そう言えば、子供の頃によくやった悪戯で、学校で座ろうとしている同級生の椅子を引いて、そのまま床に尻餅をつかせる行為は定番の悪戯の一つだったけれど、あれもそのまま尻餅をついて尾てい骨骨折したり、たしか床に落ちる時に別の椅子とかに頸部が当たった半身不随になったような事故が以前有ったんじゃ無かっただろうか。椅子を引いた子供の保護者と裁判になったような気がする。いずれにしても、3m近い落とし穴で無くても、数十cm程度の落下でも、打ち所が悪ければ大きな怪我に繋がる可能性はあるわけですしね。有る程度お尻の肉があればクッション代わりにもなるかもしれないけれど、打ち所にも寄るだろうし、横に倒れて無防備なまま頭をぶつければ脳震盪や最悪脳挫傷なんて言う可能性もあるだろうし。

「落とし穴」っていうのは、バラエティーとかで良く使われる「小道具」の一つだと思うし、今回の番組以外にも結構色々なバラエティーで使われているもの。フジテレビは、「全落オープン」とか「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」とか、とんねるずのバラエティでよく使われた記憶があるけれど、時々気になったのが落下した時に本人だけ落下するなら良いけれど、小道具を持って落下する場合がある事。例えば、楽器とか持ったまま落下した場合、それが体の何処かに接触して怪我をしたりとか、体の下に入ったら幾らラバークッションが敷いてあっても意味は無いだろうし。想像ですが、例えば今回は椅子に座っていて、その椅子毎落下したとしたら、落下中に回転して椅子から離れてクッションに体が落ちれば良いけれど、その座ったままほぼ真っ直ぐ落下したら、着地した時の衝撃波椅子の座面から背中に直接影響するわけだから、クッションの有無なんて関係無くなるんじゃ無いだろうか。落とし穴じゃないけれど、バラエティー収録中にタレントさんが怪我をすると言う話は、最近何度か聞いた記憶があるんですよね。昔の方が過激だった気がするけれど、収録する側もタレントさん側も、やり慣れていないから逆にリスクが高くなっているのかも。昔は、自分もそう言う番組を見てゲラゲラ笑っていた一人だから偉そうなことは言えないけれど、子供の頃から田圃や畑で落とし穴に落とし押されてきた自分達みたいな免疫が無いような人が今は殆どだろうから、まぁこう言う事も安易に考えない方が良いでしょうね。

2022年11月26日

男女同数

帝京大学のゼミ生募集を巡り、男子学生の名前から女子大生と勘違いして失態を晒してしまった大学教授の話。どう言う理由かまでは分からないけれど、仮にこの教授の「女性優先」の理由が、「昨今の社会状況を鑑みて、ゼミ生は男女同数が望ましく、少ない女子学生を採用するために確認しただけ」と説明したらどうなるだろうか。

勿論、 記事のその後のやり取りを見ていると、そういう男女同権みたいな考えがあるようにも見えないし、「結局、通るのは美人の女だったりするわけでしょ。」とか言っているところを見ると、その研究室の「花」が欲しいだけで、余り女子学生の学力とか研究意欲とかを期待している風にも見えない。でも、最近言われているような「男女同数採用」みたいな事を本当に進めるとすれば、少なくとも採用時にはその応募者が男性か・女性か、あるいはトランスジェンダーなのかまで確認しないと、単に試験結果から選抜して、殆どが男性とかになったら、「何故女性を採用しない」という批判に繋がる可能性も。

女性の社会進出とか、機会均等と言う事が言われ初めて結構長い時間が経過していると思うし、昔と比べると色々な場面での女性進出や要職に就く女性の姿も増えたと思う。それでもまだまだ女性の活躍する場は少ないと言われていて、だから強制的に女性比率を上げたり半々にするようなことも言われているけれど、それが義務化までされてしまうと、結局は今回みたいな話が普通に生まれてくるのでは。帝京大学の男女学生比が1:1に近いのかどうかは分からないけれど、どちらかの比率が低い場合に、でも同数揃えろというのは無理な話。結局、そこには数合わせだけが先行してしまい、それって研究室に取っても損失だし、無理に採用される女子学生(or 男子学生)に取っても不幸では無いだろうか。

今回の事例は、多分教授の個人の好みで選抜する不適切な事例だと思うけれど、機会均等という事はもっと進める必要がある事は事実。ただ、それって枠を作ってそれを埋めるだけでは駄目だと思う。研究室で男女同数にしようと思えば、先ずはその大学の学生構成が男女1:1にしないといけない。でも、それをやろうとすると男女で合格点を別々に設定しないと定員に満たなくなるかもしれない。結局は、無理に半々に設定しようと思うと、その為に必要な歪みがどんどん伝搬していって、歪みのケツかとして見た目の均衡が得られるような本末転倒な事例が生まれてしまうように思いますね。極端な話、大学は全て男女共学にして、どの大学も男女比を1:1に合わせないといけない。男子校とか女子校の存在が否定されるわけです。それって本当に良いことなのか。穿った見方をすると、今回のゼミ生の応募の話って、ある意味ジェンダーフリー世界のカリカチュアにも見えなくもない気がする。

旅にでる「難しさ」

Togetterにまとめられた、「旅に出る難しさ」の一連のスレッド。最近では、殆どの乗り物の予約がオンライン化されていて、チケットも電子チケット、決済も電子マネーで可能になり、極端な話スマホ一つで旅にでることも可能な時代に。私の子どもの頃は、母親グループが積立みたいな物をやっていて、それで年に一回とか2回母親と子供達で一泊二日とか二泊三日の旅行に出かけることが暫くありました。今にして思うと、ちょっと旅行業界で仕事をしていた母親が、舅姑とか旦那さんから一息つくために計画したのかもしれないのだけれど、子供心には日頃出かけたことの無いような場所にまで出かける唯一の機会で、嬉しかった物です。今にして思うと、あの時の経験が成人をして自分でお金を稼いで自由に使えるようになった時に、その使い道の一つとして「旅行/海外渡航」というベクトルが生まれた一つの理由かもしれない。

一人で旅行を手配して出かけるようになったのは、やはり仕事をするようになってからですね。大学は関東にいたので、年に何回は帰省をして居たけれど、実家以外の場所に行く機会が生まれたのは、やはり仕事で出張するようになってから。その最初の出張がアメリカのフロリダだったから、まぁそれが旅の規準になってしまうとなかなか後が大変。当時(30数年前)は、少なくとも国際線の航空券を購入するためには、殆どの場合JTB等の旅行会社に手配を依頼するしか手段が無かった時代。今みたいなオンライン予約なんてまだ影も形も無い時代で、買い外出長の内示があると、会社の中にJTBの出張所みたいな部屋があり、そこに行って予定やら必要な交通手段やホテル手配をお願いして、出発の数日前にチケットに出入国の書類に、色々なガイド情報なんかが詰まったバインダーを貰うのが常でした。当時はバブルの真っ最中だったので、平社員でも国際線はビジネスクラスのノーマルチケット代が出た時代だったから、本当に良い時代だった(笑)。初めて個人旅行として一人でサイパンに行った時も、そのJTBの出張所で手配を依頼しましたからね。

航空会社がインターネット手配に力を入れ始めたのは、2000年代に入ってからだと思うんですが、当時はパソコンから予約したりは出来たけれど、発券は当日空港のカウンターに行って予約番号を伝えてボーディングパスを印刷して貰う必要があったと思う。スマホ等を利用して、オンラインチェックインが出来るようになってきたのは、2010年代以降かなぁ。UAが比較的早くからスマホアプリに力を入れていた印象があるんですが、スマホでチェックインをして、ボーでイングパスのバーコードを表示してゲート通過出来るようになった時にはかなり感激した物です。自分が一番頻繁に仕事で渡米をして滞在期間も長かったのは1990年代何ですが、その頃は一番短い時では木曜日位に急に出張を言われてJTBに手配を依頼して、金曜日に間に合わないと出発時の日曜日とかに成田空港で直接受け取って、そのままアメリカに飛んでいったりしたこともありましたねぇ。当時は、兎に角パスポートとクレジットカードとパソコンがあれば、そのまま何時でも海外出張しても何とかなる自信がありました。今はそれにスマホが加わったくらいだけれど、正直「今日の午後の便で飛んでくれ」と言われても、お昼前ならチケット手配してホテル予約して、成田なり羽田から飛ぶのは可能だと思う。課題は、予算(チケット代、ホテル代)と時間的余裕が有るかの方が大きいと思う。 今だと、パソコン代わりにスマホ利用出来るし、クレジットカードもスマホに入っているし、パスポートとスマホがあれば何とかなるかも。

まぁ、30数年前の「手作業での出張準備」時代をリアルタイムで経験しているので、最近のスマホ一つで予約から決済まで可能な「デジタル出張準備」時代は、もう目から鱗というか半分眠っていても出かけられるくらいに自分にとっては革命的なんですが、それでもまだ「敷居が高い」と感じる人が居ることの方がビックリ。多分手配の手間云々よりも「出かける」という部分の敷居の高さ腰の重さがそう感じさせるんでしょうね。そう言う意味では、最近ではJRとか私鉄に乗車するのに券売機を利用することはもう何年も無いけれど、あれって「予約する手間」が無いからスムースに移行出来ているわけで、予約が必要な例えば特急とか新幹線何かだと、まだ敷居の高さを感じる人は多いのかもしれない。それが飛行機というさらに利用頻度の低い乗り物になると、さらに敷居は高く感じるのかも。昔は、手配方法が旅行を開始する閾値の一つだったかもしれないけれど、それよりも大きな要因である「外に出る」という動機の部分、一番基本的な部分が変わらないと、結局周りの環境が整備されても、そこから先に出ようとしない人は一定数いることは仕方ないでしょうね。それって、買い物なんかでも、幾らECだオンラインだ電子決済だと言っても、それ以外の要因で地元のお店を贔屓にする人も残るし、現金決済を好む人はそれを選択するだろうし。そう言う意味では、「外に出る意味」というか利益というか、そういう部分を遡及する事が一番難しいと思う。それって、根本的には「何か新しい事を始める動機」と同じ意味になりますからね。自分時間が変わろうとしないと、なかなか超えられない壁だと思う。

2022年11月25日

戻りつつある国際線

10月の成田空港の国内線旅客が、コロナ禍前を上回り、国際線も100万人を超えたという記事。先日成田空港を利用した時には、3年振りに第一ターミナルの南側(ANA/スタアラ組)の出発フロアーを利用しましたが、正直殆ど人影を見ない「閑散状態」から「少し戻ってきた」印象は受けたものの、コロナ禍前の混雑状況を考えるとガラガラな事には変わりない。利用した時間帯が午前中だったことも有るかもしれませんが、以前だとこの時間帯でもチェックインカウンター前には長い行列が出来ていた物。それが、待ち時間無しで直ぐにチェックイン出来るのは、利用者には便利だけれど寂しさは一入ですね。

制限エリアに入ってみてビックリしたのは、まだシャッターを締めたままの店舗が多かったこと。出国審査場を出た正面には、名税店が並んでいるエリアがありますが、右手の第3サテライトへ行く通路沿いの店舗は開いていますが、左手の第5サテライトへ行く店舗は閉まったまま。当日は行かなかったので想像ですが、このエリアは閉まっていても、5サテはANAが使用して居る様子だったので、5サテの店舗は空いているのかもしれない。ラウンジに関しても、ANAの4サテにあるラウンジは閉まっていて、5サテ側だけオープンしている様子だったので、空港としては5サテと3サテのみ開いていて、全体のキャパとしては半分をちょっと上回るくらいだろうか。

羽田空港も、自分が利用するのは第二ターミナルの国内線エリアだけですが、かなり賑わいは戻ってきた感じ。国際線専用の第三ターミナルを利用する機会はまだ戻ってきていませんが、京急で品川から空港に移動すると、第三ターミナル駅で降りる人が、しかもスーツケースなどを持った搭乗客の様子の人が以前よりかなり増えた印象は受けます。第二ターミナル南側に解説された、国際線用のエリアも、コロナ禍の厳しい時期には養生されていて工事中みたいな雰囲気でしたが、最近そちらの側のターミナル部分を利用すると、その養生も取り外されて何となくそろそろ供用開始となるかなという期待感を感じる所。来年辺りは、一回位はこの2タミの国際線エリアを利用して、MLBかNFLの試合観戦に出かけたいなぁ。

コロナ禍に関しては、第8波到来は確実な様子ですが、ピークは年内かもとも言われて第7波のピークよりは低めに収まりそう。新規陽性者数に関しては、連日前週よりも増加している状況ですが、以前と比べて入院患者数と重症者・死亡者数は低めに抑えられている状況なのかな。それ故に、行動制限や営業自粛要請は現状のまま続きそうですが、なかなか一気に解決というわけには行きませんねぇ... 何度かのワクチン接種済みで、顕著な感染症状が無ければ、事前にアプリ登録しておけば出入国の手続きはコロナ禍以前と変わらない位の簡便さであることは体験済み。そう言う意味では、国外脱出の障害(課題)は、お金と時間という以前の状況に事実上戻った気がします。来年こそは、障害も手続きも無い自由な旅行空間が戻ってきて欲しい。

2022年11月24日

第二開国

久々に面白い小説を読んだ気がします。 藤井太洋氏新作「第二開国」。奄美大島の架空の街での、リゾート開発とその裏の目的の物語で、最初読んだ時に以前読んだ楡周平氏の「プラチナタウン」見たいなストーリーだてだなぁと感じつつ読み進められました。

この作家さん、実は自分の中ではハードSFの作家さんという認識で、デビュー作になるのかな「Gene Mapper」とか「オービタルクラウド」とか、結構好きな傾向の作品で自作が出るのを楽しみにして居たくらい。実は今回購入した「第二開国」も、最初はSF系の作品だと思って購入したら、SF的要素は殆ど無くてどちらかというと環境問題小説というか何て言うか、現在を舞台にしたフィクションで、実は最初は一寸後悔しつつ読み始めた位。でも、読み進むうちに結構面白く読む事が出来、かつ読んでいると「あれ、これ楡周平氏の作品だっけ?」と勘違いする感じも。

唯一難点と感じるのは、舞台が奄美大島と言う事で、現地の方言が頻繁に登場して、それが重要なドラマの舞台装置の一つにもなっているんだけれど、どうも慣れない言葉が突然文字で表現されると、ちょっとそこで読む事が止まってしまい、自分的には苦手なんですよね。ただ、若い頃はそういう部分は「すっ」と読み飛ばしつつ何となく認識して先に進める「軽やかな読書方法」みたいなものがあったんですが、年を取るとそれが段々と難しくなってきて、そこで一旦停止をして一つ一つ文字を追うような読み方になってしまう。だから、そこで自分の頭の中で進んでいた「物語」が止まってしまい現実に戻ってしまうんですよね。それが凄く読後感というか物語に没入する雰囲気を壊してしまう。かといって、その台詞を標準語ッぽく編に方言みたいな感じにしたら、多分小説の根幹としての構造がいい加減になってしまうだろうし。

実は、藤井太洋氏の小説は、SFと思われるものは何冊か購入済みだったんですが、現代小説ッぽい内容の作品はちょっと回避していました。でも、こんな感じの作品ならば自分としても嫌いじゃ無いし、結構面白く読めそうなので、早速Amazonで過去作品を追加購入しようかと思案中。今購入しておいて、年末年始のお休み時に楽しむのも良いかもしれない。

歴史的快挙

昨日深夜から今日いっぱいは、この話題でTLもメディアも埋まるでしょうね。サッカーW杯での対ドイツ戦での日本の勝利。 前半1点入れられて、後半も結構終盤までそのままで、いつもならそろそろ諦めの気持ちがちょっと覗きそうな時に、同点のゴールが決まり、さらにその直後とでも言って良い位の8分後に逆転のゴール。堂安選手の同点ゴールは、ゴール前のこぼれ球を押し込んだ感じだから、これは有る程度運も味方していたと思うけれど、浅野選手の逆転ゴールはカウンターで一気に奧にボールを放り込んで、それをドリブルでゴール横に持ち込み、角度も隙間も無い中ピンポイントでゴールキーパーの肩口当たりかな、ボールが通過してのゴール。私は朝起きてからのハイライト映像しか観ていないけれど、あの逆転のゴールはちょっと言葉を失うくらいの驚きだった。

戦前の予想では、勝利はかなり厳しい(殆ど無理)、何とか同点で勝点1を獲得する、というのが大方だったと思うんですよね。前半1点をPKで入れられて折り返して、後半も同点ゴールが入る30分近くそのままだったわけだから、いつものなら気持ちが切れてもおかしくないくらい。そこで同点に追いついた事で、「これで目標達成」と守りの姿勢に入らなかったことも良かったでしょうね。私はスポーツコーチングは全くの素人だけれど、明確な目標設定とそこに至るためのプロセスの確立みたいなものがしっかり準備されていて、しかも選手やチームがそのプロセスを確実に実行してきた、実行するスキルを全員が共有していたことで、チーム力として最後まで強豪ドイツに負けない強さを維持出来たような気がします。

日本の入っているグループEでは、スペインとドイツが本命で、日本とコスタリカはその次。スペインは日本の試合の後にコスタリカと対戦して、7-0で圧勝。日本の次の対戦相手は、そのコスタリカ何だけれど、往々にして逆に有利な下馬評の試合は落としがちなんだよなぁ... コスタリカとしても、この試合を落とすとグループリーグ突破は無くなるんですよね? やはり死に物狂いで日本に向かってくるだろうし、日本としてはドイツ戦以上の気持ちで当たらないと厳しそう。仮にコスタリカに勝利して2勝勝点6となると、日本vsコスタリカの後のスペインvsドイツでスペインが勝てば日本のグループリーグ突破が決まり、ドイツが勝てば勝点6でコスタリカ以外が並ぶ可能性があり、得失点差争いになる訳か。コスタリカ戦で7得点挙げたスペインが今の所有利で逆に1点差で敗れたドイツは2まだまだ可能性はあると言えるのか。

スペインが全勝した場合、ドイツがコスタリカに勝って勝点3で日本も勝点3で並ぶとすると、コスタリカも日本に勝って勝点3だから、その場合も得失点差争いかぁ。となると、今の+1から減る一方の日本は不利な気がするなぁ。まぁ、いずれにしても、負けて先に進むのではその先も見えないわけで、やはり次の試合に勝って少なくとも2勝してくれれば、それで得失点差でグループリーグ敗退であっても納得出来るのでは。でも、やはりドイツに勝利した以上は、チームとしてそれじゃぁ納得出来ないだろうなぁ。次のコスタリカ戦は日曜日の夜ですか。この試合はテレビ朝日系列で放送されるようですが、かなり視聴率を取るんじゃ無いだろうか。何とか勝利をして、グループリーグ突破に繋げて欲しい。

臨海地下鉄新線

読売新聞のスクープ記事なのだろうか。 東京駅と有明東京ビッグサイトの間の約6kmを繋ぐ新地下鉄を作り、その途中に開発が進む、銀座、築地、勝どき、晴海、豊洲支持用等の駅を新設するという話。将来的には臨海部に接続することを想定している、JR東日本の空港アクセス線との接続をして、羽田空港とも繋ぐ計画も想定されているとか。

東京駅の地下鉄駅は、既存のJR東京駅とは別に北東側に作られるとの事ですが、どの辺りだろうか。「北東」と言うと、都営浅草線の「日本橋駅」があるけれど、あの辺りまで行くとなるとちょっと距離があるし。JR各線や新幹線との接続を考えると、理想は東京駅地下街の下辺り、離れても大丸の北側当たりが限界だけれど、幾ら地下工事とは言え地上部分に余裕が無いから、実際の作業は難しそう。近々オープンする、八重洲口正面のバスターミナルの地下に仮に駅が出来れば、空港と高速バスの連携が出来て便利そうですが。

最も、羽田空港まで接続するのは、この新線が出来てさらに先の話なので、当分は東京駅から豊洲市場当たりへの移動が中心になるんじゃ無いだろうか。JR東日本としては、羽田空港とJR東日本の新幹線への接続利便性を向上させて、集客力と利益アップさせたいんでしょうね。原稿の東京モノレールでは、浜松町での乗換が今ひとつだし、さらに東京駅での乗換もあるし。JR東海は、京急で品川まで直通で接続して居て、東海道新幹線と将来的にはリニアにも接続出来るから、一歩も二歩もリードしている感じ。仮に、この新線と空港が接続されて、乗換無しで東京駅と羽田空港が接続されると、移動時間は20分位かな。いま京急での移動だと、羽田-品川は快特だと12分位、急行等だと20分位かかるから、そこから品川-東京の移動で15分位かかるので、時間短縮と言う意味では便利そう。

着工は2030年代で開業は2040年代前半ということで、実際に目で見られるのは20年後かぁ... まだこの世に生きているだろうか。仮にその時にまだ生存していて飛行機に乗るくらいの力が残っていたら、一度位は東京駅から空港にこの路線で移動して何処かに飛んでみたい気はする(笑)。個人的には、今の羽田-京急-品川で十分に間に合うし。どちらかと言えば、早くリニアが開通して、浜松停車のひかり号かのぞみ号を増やしい欲しい。せめてひかり号が、今の1時間に1本から2本になってくれたら、かなり利便性はアップするんですよねぇ。

2022年11月23日

日本のジャーナリズムの仕事

ネットで見つけた興味深いアンケート結果。ジャーナリストの仕事で「事実をありのままに伝えること」はどれくらい重要か」という設問に対して、「絶対重要(extremely important)」「非常に重要(very important)」の割合が、多くの国では90%以上なのに対して、日本は65.1%で中国(83.8%)やロシア(78.7%)よりも低いという衝撃的な結果。 

代わりに日本で一番重要視されているのは「政治リーダーを干支・精査する」(90.8%)なんだけれど、アメリカこそ同じ項目で86.1%と高いけれど、それ以外の国では50%以下。 

さらに気になったのは「人々が意見を表明できるようにする」が、日本だけ極端に低くて24.3%。つまりに本のメディアは自分達の言いたいことを伝える事が目的で、読者・庁舎の意見を聞く組織では無いと言っているに等しい?! それは「客観的な観察者である」というメディアに一番求められるであろう「客観性」に関して、他国は70%台でロシア/中国ですら60%台なのに、日本は44.1%とそれ以下。これって、主観的な記事を提供する事に何の問題意識も感じていないという事ですよね。さらに「政治的アジェンダを設定する」も、他国では多くても20%台なのに対して、日本だけは60.5%と突出している。如何に日本のメディアは、政治的な活動に関与しようとしているし実際関わっているのかと感じますね。で、それは個人的に感じている既存のメディア所謂レガシーメディアの傾向にピッタリ合致すると思う。

これらの一連のツイートから思うのは、結局は彼らが自分達を「第四の権力」であり、その目的は「政治の監視」だと思っているからと考えたら、このアンケート結果はすんなり腑に落ちます。 勿論それもメディアの重要な仕事の一つ何だろうけど、一番の仕事は読者・視聴者のために生活や社会で必要な情報を届とじゃ無いのか。その中に「政治」という部分は大きな存在の一つであることは間違いないけれど、過半数を占める問題では無いと思う。税金とか医療とか社会保障とか、それこそもっと細かな部分で生活に密接している部分を丁寧に取り上げるべきだと思う。それが、全く出来ていないのが今のメディアの問題点だという事が改めて証明されたツイートだと思うなぁ。しかし、ここまであからさまだとは思わなかった。だからメディアを信用しちゃいけないんだな。

都合の良い法案修正

宗教とか法律とか言う分野は明るくなくて、一般的な「ふんわりした理解」程度しか無い人間だからかもしれないけれど、政府の新法案に対しての、旧統一教会被害者救済弁護団のコメントにしても、正直両者の意見にそんなに違わない気がする。「そんなに違わない」というのは、結局具体的な条件を設定して、それを判断基準にしない限りは、その言葉の意味や曖昧な点を付いて、幾らでも対応策は可能じゃ無いかと思うから。

一番この類の話と似通っているのは、テレビでの通信販売だと思うんですよね。以前だと「必ず痩せる」とか「肥満に効果がある」みたいな直球の宣伝文句を使って商品を売り込んでいたけれど、そう言う錯誤を生じる言葉遣い等は今では厳しく制限されているそう。ならば、そう言う言葉を使って販売されていた、例えばダイエット用商品の販売が減少したかと言えば決してそんなことは無くて、多分今でもテレビショップでの売れ筋商品の一つじゃないだろうか。だって、昼間チャンネルを切り替えたりした時に、その手の番組が映る時がありますが、結構今でもその類の商品販売を見るから。昔と異なるのは、昔の場合は体重が〇〇kg減ったとか、モデルさんの絵が100kg台位の写真がその後50kg台になったみたいな「いかにも」な物から、体調が良くなったように感じるとか、気持ちが明るくなって若さが戻ったような気がするみたいな、より当たり障り無い表現だけれど肝心な「健康」とか「痩身」みたいなイメージは残るような、ある意味より巧妙な刷り込みになっている気がする。

その弁護団の修正要求にしても個人的に疑問を感じる部分があって、

  • 法人格のない「団体」や「団体の幹部個人」に対する寄付も制限するよう要求しているけれど、野党議員が関連団体との関わり合いが指摘された時に「濃淡の問題」と擁護して居たのはこの人達じゃ無かったか? それに、企業ならば例えば出資比率等で親会社との関係を定義することも出来るけれど、関連団体の場合はそう言う資本関係みたいなものは無いわけだから定義は無理。役員や幹部の出身比率で濃淡を定義するにしても、例えば10人いて一人だけ旧統一教会出身という表向きの構成をする事は可能でしょう。幹部個人への寄付だって、偉躯でも寄付先は帰ることは可能では。信者から見たら、「迫害を受けているのだから、それ回避する方法」と指導されたら、幾らでも従う気がする。
  • 「正常な判断が出来ない状態」の定義も難しいですよね。例えば運転免許試験での認知症テスト見たいな規準が作れるならば良いけれど、そんなもの個人の信教を判断するテストなんて無理。それこそ昔の「踏み絵」じゃないけれど、その宗教団対の教祖だったり幹部の写真を差し出して、それを踏ませたり破らせたりするようなテストをするんだろうか。孫なの、個人に対しての名誉毀損にも当たるだろうし信教の自由にも抵触する行為なのでは。また、「困惑させずに終わる寄付行為」というのは、本来正当な寄付行為だって同じですよね。
この記事に書かれている事は彼らの主張のほんの一部だと思うのだけれど、それにしても本来は宗教団体全体に対しての極端な寄進行為や勧誘活動を制限する内容にするべきはずが、まるで旧統一教会専用の法律を作れと要求しているように見えます。世の中の宗教法人・宗教団体の中で旧統一教会だけが違法行為を行っていて取り締まらなければならないのなら別ですが、そうでは無いわけだし、しかも宗教法人として守らなきゃいけない団体・組織の方が圧倒的に多数なんでしょうし。すごく失礼を承知で言えば、よくテレビCM等で「昔借りた違法金利の取り立て」みたいなものが流れますが、何かあれに似た雰囲気というか空気感を、この弁護団には感じるんですよね。

2022年11月22日

岸田降ろしを作りたいメディア

朝日新聞鑑定クラブのツイートですが、個人的に一寸疑問が。 「相次ぐ辞任でも岸田降ろしに繋がらない。何故なら衆参選挙で勝利しているから過去の事例と異なる」と言うけれど、第二次安倍政権は忘れたのだろうか。第二次安倍政権時代にも9人の閣僚が辞任していて、一月に3人まで行かないけれど、2019年10月の菅原一秀経産相、河井克行法務相の辞任など、結構強烈なものも合ったけれど、結局安倍氏は病気を理由に辞任しただけ。その間の選挙は全勝しているし、全く政権には影響しなかったと言っても良いくらい。

確かに、小泉長期政権後に短命で終わって最後は政権交代にまで広がった、安倍、福田、麻生政権の流れの中での第一次安倍政権と今の岸田政権を並べようとする気持ちも、朝日新聞としては分からないでも無いけれど、実際には第二次安倍政権の後は菅政権で、そこでの選挙でも圧勝しているわけだし、今の岸田政権も決して楽観できる状態では無いけれど、当時の福田、麻生政権の時のような自民党に対しての絶望感、民主党に対しての根拠の無い期待感みたいなものは、今の自民党にも立憲民主党にも感じられない。逆にどちらの政党にとっても、今は中間的な支持層が離れて、コアの支持層が残っている、一番ダイエットした状態。そう言う意味では、ちょっとしたことで様子見の中間層が雪崩的に支持に回る可能性もあると思うけれど、その場合は与党の方が有利なんじゃ無いだろうか。

安倍総理の時には「発言明瞭、意味不明(言葉ははっきりしているが、内容はよく分からない)」、菅総理の時には「発言不明、意味明瞭(言葉は分からないが、内容は明確)」みたいな事を言われていたと思うのですが、岸田総理の発言には、言葉も言い間違いが気になるし、言っている内容も安倍さんほどでは無いけれど回りくどかったりする印象はあるので、正直印象としてはインパクトも少ないし、伝え方も下手だと思う。外務大臣とかの経験もあるのだから、もう少し雄弁というかはったりがきく人かなぁと以前は思っていたので、その点はガッカリしていますが。

メディアの使命としては、色々あると思うけれど、彼らとしては10年以上前の「あの民主党のバラ色の政権交代を今一度」と思っているのだろうか。まぁ流石に、其れ以前の民主党議員が議席を増やしていた時代をまず今回は作りたいという常識的な考えだとは思うけれど、それでもちょっと露骨な報道だと思う。何なら、「岸田政権退陣を求む」と直接的に書けば良いのにと毎回思うけれど、そうなると「新聞・報道機関」ではなく「機関紙・宣伝機関」になってしまい、軽減税率適用から外れるから嫌なんでしょうね(マテ)。個人的には、今やるべき事は選挙でも解散でも内閣改造でも無く、何があっても経済対策だと思うのだけれど。朝日新聞社は、景気良いのかな。

物価上昇と賃上げ

自民党の茂木幹事長の石川県金沢市内での講演での発言を伝える、石川テレビの記事。物価高が諸悪の根源のように言われているけれど、物価は上がってもそれ以上に給与水準が上がれば問題無いし、それが本来の姿という話。個人的には、至極当然だと思うしそうあるべきだと思う。実際1980年代の、所謂「バブル時代」というのは、実は価格はどんどん上がるけれど、給料もそれに応じて上がっていたから、当時はみんな値段のことはそんなに気にしていなかった。もう一つ言えば、そのぶん企業の経費も潤沢に使用出来たから、特に会社員はそれに助けられていたところはありましたよね。

そう考えると、故安倍晋三氏が第二次安倍政権時代に、経団連とか企業側代表に具体的に賃金アップを要請して、それに対して不承不承だったかもしれないけれど賃上げアップして居た事は、今にして思うと凄いことだったなぁと改めて感じます。空くまで記憶なので違っているかもしれないけれど、確か新入社員として入社して、1年ごとに昇給の提示があって段々と給料(基本給)が上がっていきましたが、確か最初の昇給(入社2年目)は、月給基本給で2万円近く上がった気がするなぁ。そんな感じで何年か続いて、それが1990年代に入ると業績が悪化したという事で昇給ストップになり、その後徐々に戻ってきたけれど、それでも数千円単位だったと思う。逆に、春夏のボーナス支給でインセンティブと、部門業績での割り増し(倍率)が適用されるようになり、その部分の上下が大きくて、それで年収も猫目みたいな変わった時も。部門単位で違うから、会社の業績が良くても上がらない時もあったし、逆に当時の部門は海外の仕事をしていたので、日本の会社が調子悪くても世界的に業績が良い時には、逆に増えたりしたこともあったし。

一義的には、社員の給与アップは企業側の責任だし、そこには一律に幾らアップと行かない個別の事情もあるでしょう。だから企業側のマインドとか方針が変わらないと、なかなか給与アップには繋がらない。政府としても、税率の優遇策とかでもっと応援して欲しい所だけれど、企業側としてはそれだけではなかなか厳しいかも。企業としては、やはり経営の効率化を先ず考えるだろうし、それも限界があるからビジネスの拡大も考えないといけない。その時にやはり必要なのは社員の能力なわけで、その為の支援というのは企業にとっても、また自分自身に降りかかる話として社員自身ももっと意識しないといけないかもしれない。日本では、昔よりは人材の流動性は高くなってきているけれど、企業が人を選ぶ時代から、人が職場を選ぶ時代にもう変わってきていると思う。となると、人材側としてはより自分を高く売れるスキルを身につけるべきだし、それによって経験値も高める事で、どんどん自分の付加価値を高めることを考えるべき。そういう部分を加速させるような政策を、もっと出して実現して欲しいのだけれど、本来そう言う事をいの一番にやるべき立憲民主党は、そんなことには興味の無い人達だからなぁ。

そうやって人材スキルが上がれば上がるほど、そこまでスキルアップ出来ない人も増えてくるわけだし、そうやってみんながみんな付加価値の高い仕事に移ってしまったら、労働集約型の仕事をする人が居なくなってしまう。言ってみれば、コンビニの店員さんが、スキルを身につけて店長になり、本部長になり、本社の仕事をすれば給料も上がるけれど、そのぶん店舗で品卸とかPOSとか商品確認する人が居なくなってしまうわけで、その部分の補充をどうするのか考えないといけない。安直に、海外からの安い人材を取り入れるというのは、個人的には今の時流にはそぐわないので、やはりそれなりに賃金アップをして、働きたい人が就職できる様な環境にするべきだと思う。日本の失業率2.6%と、ほぼ完全雇用に近い状況だけれど、1%で約70万人位の労働力に相当するから、まだまだ頑張れば労働力確保は可能じゃないだろうか。円安で、法人税などはかなりアップしているらしいので、その分被雇用者の税金を下げるなど、見た目の収入アップ見たいな政策も進めて欲しいなぁ。それにしても、労働者の敵である自民党からこう言う発言が出てきて、労働者の味方の野党からはそんなこととは関係無い話ししか出てこないのは、毎度の事ながらどうなんだろうか。

一粒で二度三度美味しい

こんなツイートがTLに流れてきていて、「おっ?」と思ったらどうも関東ローカルの放送で、しかもすでに終了(20日(日)放送)している。地方には、これから再放送で流れてくるかもしれないけれど、「ファクトチェック」をする「ニュースショー」というある意味矛盾した対比で内容は推して知るべしという雰囲気。

番組HPが公開されていて、「SNSでバズったあの投稿の中身は「事実」なのか」なんていう煽り文句が掲載されているけれど、そうか「ファクトチェック」と言いながら、検証するのはいつものSNSの書き込み何ですね。何か、「ファクトチェック」という言葉が、随分と軽く扱われるようになったなぁと再認識。しかも、番組HPに掲載されているチェック項目(情報)って、ホテルの予約トラブルとか牡蠣の食べ方とか、小室圭氏のフェイク画像とか、わざわざお金と時間を掛けて放送するような物か、と突っ込みたくなる内容。ホテル予約云々の話なんて、ファクス云々というよりは予約手続きの手順なり確認の話だろうし、牡蠣の食べ方なんて迷信とかの類でそんなことを言い出したら全国のその手の話を確認する必要が有るんじゃ無いのか。最後の話なんて、すでに「フェイク画像」と書いているからチェックする迄も無い話。結局は「ニュースショー」 何ですよね。そこに「ファクトチェック」なんて言う言葉を頭に付けることで、何となく信頼性がある、何となく高尚な内容である、何となく賢くなれそう、何となく世の中の矛盾とか問題に向き合える、見たいな見かけの属性アップの材料にされている気がする。中身は貧弱なのに、外箱とか包装用紙を豪華にすることで、何か凄く良い物が中に入っているように感じさせるのと同じで、もしかしたらこの番組自体「ファクトチェック」する必要が有るのでは? いゃ、「ショー」と言っているから、この番組はバラエティの一種なので、その内容を検証することが番組の主旨では無く、その内容で楽しく娯楽出来れば良いというのが本来の目的何でしょうね。

そういゃ、少し前に話題になった日本ファクトチェックセンターって、今どうしているのか見てみたら、正直「どうでも良いような話題」しか並んでいない。しかも、掲載されている記事数は25件で、このサイト公開時に準備されていた物を除くと20件にも満たない。このセンターが始まって、そろそろ2ヶ月位になるのに、質的にも量的にも何やってるんだろうという印象。そんな中で、こんなバラエティー番組まで「ファクトチェック」なんていう言葉を安売りし始めたら、そのうち「本家ファクトチェック」とか「元祖ファクトチェック」とか「シンファクトチェック」とか、そんな言葉が次には流行りそうな気がする。そうやって、「ファクトチェック」という言葉自体が、何度も擦られて使われて美味しくなっていくんだろうな。

2022年11月21日

気持ち良い接客

佐々木俊尚氏が紹介されていた、とある郵便局でのホッコリする話。郵便局なんてそう頻繁に利用する機会は無いのでちょっとピンと来ないけれど、例えば年金受け取りを郵便局にしていれば、決まったタイミングで通う人は居そう。コンビニ店員さんの方が身近に感じるけれど、そちらはそちらで異動が多すぎてここまでの信頼関係を構築するまでに至らない例が殆どなのかも。

自分も、どちらか(かなり?)と言えば短気な方だし自己中な部分が多いので、取っ付きにくいと言われていたけれど、やはり経験を積んで年齢も積み重ねてくると、それなりに気持ちが丸くなるとともに、やはり社会で生活していく上では権威とか地位を強調して摩擦を無視して押し切る日々よりは、多少は大らかな気持ちを持って、ちょっとした不満とか不平は心の中のゴミ箱に入れてプラス思考で生きた方が、殆どの事柄が上手く行く気がするし第一自分として一番楽な気がします。摩擦を覚悟しても相手に言わなきゃならないこともあるだろうけど、それって本当に必要な時に限るべきだし、限定するからこそ意味も効果も生まれてくるんじゃ無いだろうか。

「接客業」と言っても、例えばホステスさんみたいな文字通りの「接客業」から、コンビニの店員さんは物を売ることが主目的の「接客」は副次的な業務だと思うんですよね。自分も製品開発に関わっているけれど、これもその製品が最終的にはお客様の手元に届くという意味では、凄く細い線だけれどその製品機能とかデザインと言う意味でお客様と接している事になる。人と人の直接的な関わり合いは当然だけれど、途中にそういう「製品」みたいなものが介在する場合、あるいは最近なら「ネット」という文字とか情報を介在して繋がっている部分も広い意味で「接客」と言えるのかも。結局世の中は人と人の繋がりで出来ている事を証明している気がしますね。となれば、別に相手にサービスする、愛嬌を振りまくという意味では無く、自分自身が快適に生活する秘訣の一つが、こう言う「摩擦を減らす」という事が重要に。ある意味ネット販売/ECが近年拡大して居るのは、そう言う一面も大きいと思うんですよね。

ただ、ネット/ECの場合でも、物のやり取りが生まれる以上「接客」は発生するわけで、実際摩擦が無いわけじゃ無い。24時間365日自宅にこもってネットだけで生活出来るわけでもない。やはり、リアル社会でのやり取りはどうしても生まれるわけで、その部分を如何に柔軟に且つ滑らかに処理出来るかという課題に対しての超えたが、例えば「ありがとう」の一言だったり「ご苦労様」という声かけだったりするんだと思います。一連のツイートにも登場するけれど、お金を払っているのだからサービスするのは当然といういつも登場する意見は、そうなると全ての事柄に「料金付け」して行かないといけなくなる。つまり、物の値段は定価だけれど、精算業務に〇〇円、贈り物とかで包装が必要なら今のレジ袋のように別料金、さらに店舗の施設入店利用料金に駐車場料金等等、いゃあ大変な社会になりそう(笑)。そこまで極端な話では無くても、よく「お隣さんは無愛想な人で」と言っているのに、お店に行くとその立場が変わるようなものなんですよね。自分が気持ち良く生活したいと思うならば、それは相手も同じということを理解するべきだと本当に思う。

マイナスの優位性を誇る

寺田稔総務相の不適切な政治資金収支報告書の記載が問題となり、結果的に辞任したした件、野党は辞任ドミノとはしゃいでいるけれど、正直な話そんなことよりも経済対策とか貧困対策とか、そっちの方にもっと熱心になれよと小一時間。最も先に辞任した、山際氏、葉梨氏の理由と比べて、今回の寺田氏の場合は問題度は高いと思うけれど。ただ、同様に事案が野党議員に発生した場合には、収支報告書を修正して終わりな訳で、それと比べると今回も都合の良い理由だなぁと言う気はします。ただ、総務大臣という要職にある人だから、寄り厳密に精査されるだろうし、それなりに説明責任はあると思うけれど。

山際氏の場合は、旧統一教会との選挙協力などの関係を非難されて辞任。確かに旧統一教会との関係性は、他の議員と比べても深かったように思うけれど、教会側に何か便宜を図ったという明確な事例が出ていなければ、それは様々な団体との関係と同じで、それは何処の議員もやっている事でしょう。まぁ、山際氏の場合はその説明の仕方やタイミングが不誠実のような印象もあったから、そこは疑念もある事は事実だけれど、それでも明確にこう言う事で教会側に利益供与があったとか、明確な事例が無いのに雰囲気で辞任に追い込まれた印象は拭えない。

葉梨氏の場合は、さらに疑問で、自信に仕事に関係した話題に関して、切り取り・切り貼り報道で発言意図がねじ曲げられて批判されるという、ある意味メディアの捏造報道の犠牲とも言える気がする。勿論、幾ら仕事に関した話とはいえ、人の生き死にの話題を軽々しく取り上げたという意見には、なるほどと納得するけれど、それ以上に問題なのは自分の都合良く解釈して報道するメディア側だと思う。まぁ、責任有る地位に就いたならば、一つ一つの言葉に責任を持てという意見もそうだとは思うけれど、そうなると結局は当たり障りの無いの無い事しか言わなくなることも想像出来ます。そうなると、大臣側の意思も確認出来なくなるし、言論の自由みたいなものはどうなるんだろうか。

勿論、その疑惑が問題な場合には厳しく追及して責任を問わないといけないけれど、どうも民主党政権誕生以前くらいから、「相手の失敗を積み重ねさせて、自分達よりも低い存在にする」事で自分達を植えの存在に見せて立場を逆転させるような、「マイナスの優位性」みたいな考え方にはどうも納得出来ない。政治に限らず、社会の中でも本来競走するべきは、寄り相手よりも優秀であるとか、優れているとか、豊かであるとか、そう言うプラスの部分で相手に優るからこちらを選択して欲しいという話になるはず。でも、そうでは無くて相手を自分達よりも低くすることに熱心な訳で、それによって得をするのは国民では無く野党だけなんですよね。そう言う意味では、彼らは国民のために仕事をしているわけでは無く、自分達の利益のために仕事をしているだけとも言える。そんな人間達に、自分達の生活を委ねたいと思うだろうか。政治が混乱すれば与党への支持率が低下し、自分達へチャンスが巡ってくるという以前の成功体験があるからだろうけど、その混乱の中で一番迷惑を被ったのは国民な訳で、何か優先順位付けが間違っている機が今回も感じます。所で、寺田氏の公認には、民主党政権で外務大臣を務めた松本剛明氏が任命されるらしいけれど、その旧民主党の流れを汲む立憲民主党としてはどう感じるんだろうか。ある意味高度な皮肉にも感じる。

2022年11月20日

X1 Super順位決定戦

昨日はXリーグのトップレイヤー、X1 Superの順位決定戦があり、ディビジョン5位と6位のチームがたすき掛けで対戦し、勝てば来シーズンのX1 Super残留決定、負ければ下位レイヤーのX1 Areaのリーグ1位、2位チームとの入替戦に回るという重要な試合が開催されました。降格決定と言う試合では無いし、そうで無くても少ない試合数のシーズンの中、さらに試合できることはありがたいとも言えますが、とは言ってもそれが降格か残留か決定される試合となれば、やはりこの試合を少し早いけれどシーズン最終戦として区切りたいのはどのチームも一緒。

その4チーム、ディビジョン内リーグ戦5試合を戦い、胎内ディアーズと東京ガスクリエイターズは1勝4敗、オール三菱ライオンズとotonari福岡SUNSは、0勝5敗という結果で、この順位決定戦に回ってきています。ただ、じゃぁ4位以上のチームと圧倒的な力の差があったかというと、必ずしもそういうわけでは無く、接戦の試合も多くあって、ちょっとタイミングが違えば、別のチームがここに来ていた可能性はかなり大きいと言えます。実力差はまだまだあるX1 Super 12チームだけれど、その差は確実に縮まってきているし、トップ3と言われる富士通、パナソニック、オービック以外の9チームの実力はかなり拮抗していると思う。そんな、実力的にも拮抗していて、しかも負けられないある意味サバイバルレースみたいなこの試合は、戦前の予想通り緊迫した良い試合になりました。

第一試合: 東京ガスクリエイターズ vs オール三菱ライオンズ

実力的には、リーグ戦で1勝している東京ガス有利と思われていましたが、外国人QBが怪我で試合に出場出来ず、となると同じく大型の外国人QB/WRを有しているオール三菱にもかなり勝機があると予想されたこの試合。前半は予想通り東京ガスが先制のTDを奪い、さらにFGでついカンテを揚げて13-0とリード。ただ、結構ディフェンス戦の様相が感じられる試合で、後半になると徐々にオール三菱のオフェンスがリズムを掴んできます。4Q早々にオール三菱がTDを奪い、もう一つTDを奪えば逆転。かなりチャンスはあったけれど、もう一つ決め手に欠けて13-7で東京ガスが勝利して残留確定し、オール三菱は入替戦に回ることに。

第二試合: 胎内ディアーズ vs otonari福岡SUNS

 この試合は、どちらも点の取り合いのオフェンス戦になるかと予想されたんですが、その予想通りというかそれ以上に殴り合いの試合に。胎内ディアーズのメンバーは、もう「大」が付くくらいのベテラン選手が中心で、懐かしいというか「えっ、まだ現役なの」とビックリする選手も居る反面、otonari福岡はチーム自体もまだ若いけれど、元気の良さが身上みたいなチームだから、凄く対照的な印象で試合が進んでいます。映像を見ていて感じたのは、やはりこう言う大一番の試合では、経験値の差がジワジワと最後になって効いてくるものだなと言う事で、最後は胎内ディアーズの試合巧者・経験値の厚みが、otonari福岡SUNSの若狭を跳ね返したというか、じんわりと吸収して包みこんだ、みたいな印象の試合でした。

敗れたオール三菱ライオンズとotonari福岡SUNSは、X1 Areaの上位2チームと入替戦を戦うのですが、組合せはまだ決まっていないけれど、入替戦に出場するチームは確定していて、電通キャタピラーズとPentaOceanパイレーツが、X1 Super昇格を掛けて、この2チームと12月に対戦。この2チームも含めた、X1 Areaの試合も配信サービスで見ていて、確かに今のX1 Areaの中ではこの2チームが出てくるのは納得なんですが、正直X1 Superの下位チームとの実力差は大きいと思う。電通は、X1 Areaの中では一番戦力として整っているチームだと思うけれど、オフェンスにしてもTD/FGは奪えるだろうけれど点の取り合いにまでも連れ込むのは難しいと思う。逆にオール三菱は、点の取り合いならば優勢だと思うので、ディフェンスがどれだけ相手を抑えるかで十分勝機はあると思う。PentaOceanパイレーツは、電通との試合は引き分けたけれど、やはり戦力的には電通に一歩劣ると思うので、オール三菱、otonari福岡、どちらと対戦しても厳しいと思う。X1 Areaの2チームにとって、多分X1 Superのチームと対戦して一番違うと感じるのは、ディフェンス、特にディフェンスラインやラインバッカーなどの、力と力のぶつかり合いみたいなところは、多分彼らとしては経験したことが殆ど無いようなレベルじゃ無いだろうか。X1 Super経験のある選手も複数名所属しているけれど、それでもいきなり一つギアアップした対決には最初戸惑うと思うなぁ。同じX1 Areaに居ても、今シーズン自動昇格したアサヒビールシルバースター、アサヒ飲料チャレンジャーズ、otonari福岡SUNS、胎内ディアーズの4チームは、otonari福岡以外は今のX1 Superのチームとの対戦経験もこれまで豊富にあるし、そういう部分はまだ感覚として十分残っているチームでしたからね。

個人的には、X1 Superの2チームが有利で、入替戦でもどちらも残留を確保すると予想するけれど、さてどうなるか... 

推定無罪

私も先日取り上げた、草津町での話。それまで冤罪的な扱いをされていた黒岩町長と告発していた元町議の新井祥子氏 の立場が逆転した現在、今度は非難が新井氏側に集中しているのだけれど、まだ告発されただけで罪が確定したわけでは無い以上、「推定無罪」の前提に沿って行動するべきという意見。私も、出来るだけ公平且つ中立に意見を書いているつもりだけれど、どうしても一方に対して肩入れしてしまうような言葉が入ってしまうこともあります。特に、先に告発された黒岩町長に対しては、国内だけで無く海外にまで広まってしまい(広げた?)、その騒動は国際的な規模にまで広がったわけですが、正直当事者が広げたと言うよりも、その周りの人間・組織が無責任に拡散した話何ですが、その大元になるのが新井氏の行動だったわけです。

これまでも、新井氏の出したあるいは発信した情報に関して、その正統性や信頼性を検証する発言はネット上には多数揚げられていて、その内容と黒岩町町側の発言を比較して、新井氏に対しての批判も多かったのですが、それ以上に多かったのがそれでも黒岩氏を批判し、彼を擁護する人達を批判する、様々な著名人や著名団体。今回その立場が逆になったので、これまで以上に新井氏に対しての擁護が広がるのかと思ったら、これまでのそう言う人達の発言がパタリと消えて、中には過去の発言を削除して無かったものにしようとしている人達も。そう言う行為に対しての批判も多いのですが、そういう部分の矛先も新井氏に向いていることもあって、その辺りはまだ裁判が始まってもいない以上は、冷静にかつ思い込みの無い発言に徹するべきというのは、今一番書けている意見かも。

この意見を聞いて感じたのは、同じ事は今でも大きな話題になっている安倍元総理射殺事件や、そこから波及してそれ以上の事件(?)に拡大している、旧統一教会関連の話にも適合する話では無いかという事。容疑者の発言(警察発表)から、20年以上前に話題になっていた旧統一協会の布教活動が一気にクローズアップされて、それが政権批判にもつながり、野党やメディアはこれ幸いという感じで利用している感じだけれど、それはそれとして別に考えなきゃいけないことだと思う。大体、昨日今日始まった話では無い訳ですからね。それに、批判している野党が与党時代にも合った話で、野党議員の関係も言われているのに、それは「謝罪した」とか「今は関係を否定」みたいな感じで不問に付されている不公平さも有るわけですし。そう言う、隠れた意図や意志を排除して、中立的に事象を考えましょうというのが、この意見の肝だと思うのですが。

何度か書いていますが、20年程前に「合同結婚式」とか「霊感商法」などで世間を騒がせていた時代から知っているし、リアルタイムでそう言う事を見聞きしてきた一人としては、確かに怪しげな宗教団体だとは思うけれど、それだけの理由で解散とか出来ないだろうという考えは今も同じ。其れ以前に、個人的には「宗教」なんて言う物すら信じてはいないけれど、何か心のよりどころというか支えみたいなものを欲する事はあると思う。その時に「宗教」が一つの候補になることは自然だと思う。と言うか、そう言う事柄から生まれたものが、「宗教」だったんじゃ無いだろうか。そう言う、ある意味俗世間を超越した「もの」である宗教に、寄付の上限とか行動の規制とか現実世界の枠組みをはめるというのは無理があるんじゃ無いだろうか。それって、社会主義や共産主義の国家が国民に国が決めたルールを強制させるのと同じだと思う。まぁ、世界には特定宗教を国是としている国もあるけれど、少なくとも日本はそう言う国では無い訳だから。そう言う意味では、本来冷静に情報伝達するべきメディアが、一番(言い方は悪いけれど)はしゃいでいることが最大の元凶だと思うなぁ。彼らこそ、「推定無罪」「公正中立」という視点で全ての物事を伝える使命があるはずでは。

2022年11月19日

AIカメラ

AIカメラを利用した酒類も含めた24時間販売の実証実件の記事。私も、ガイアの夜明けだったかな、名前は聞いた記憶のある「トライアル」というその方面では有名なスーパーが実施しているらしいけれど、かなり実績は出ている様子。 顔認証で年齢と紐付けされているので、「20歳以上ですか」という質問をわざわざ実行しなくても良いというのも凄いと思うけれど、個人的に感心したのは、自動値引きのシステムの方。私もお金が無い頃は、当時のアパート近くのスーパーで値引きシールが貼られた商品を買っていましたが、あれって購入する側としては結構大切。

ただ疑問なのは、これまでなら「〇〇%引き」というシールが貼られていて見て分かったけれど、自動で値引きされた場合はレジで決済するまでは分からないわけですよね。知らないで購入して精算したら割引されていたら嬉しいけれど、実は割引されていたのに気がつかずに購入しなかったら、悔しいと思うかも。記事の写真を見ると、割引台みたいな場所に集められて、それでお客さんは割引商品の有無を知ることになるんだろうか。リアルタイムに割引情報を知ることが出来る仕組みがあると便利なんですが。

所で、このスーパーではAIカメラを活用してこう言うシステムを構築したわけですが、少し前にもイオンリテールがAIカメラを導入してお客様の動線解析をした記事がありました。「AIカメラ」と言っているけれど、どちらもカメラ自体は普通のカメラで、そのデータを解析処理する部分(行ってみれば、カメラが接続されたパソコン)に、AIの技術が導入されているという話。データ処理とデータ解析の話なので、個人的には「カメラ」自体にはそんなに意味は無いと思うのだけれど。勿論、高解像度とか高感度カメラとか、カメラの撮影機能はそれなりに高度な物を使わないと、肝心なデータが正確記録できないだろうから、カメラも重要な要素であることは事実。でも、「AI」と言うのは、カメラ本体の話では無くて、その後ろでのデータ処理の話なわけだから、そこは「AIカメラ」というのはちょっと誤解を招く言い方かなぁという気も。「AI映像処理」とか「AI映像解析」とか、そう言う言い方の方が正確な表現だと思う。

まぁ、カメラだけ設置しても何も出来なくて、そのカメラの撮影したデータを受ける側(=パソコン)があって、そこで処理する事が前提なので、それも含めて「カメラ」という言い方をするのかもしれない。でも「AIカメラを一つ設置したら、こう言う事が出来る」みたいな印象を生みかねない書き方でも歩きもしますよね。多分、カメラだけでも何十台と店内に配置していて、かなりの量のデータ解析をして居るから、こう言う事が可能になっているはずですから。結構技術って泥臭かったり、機械化という割りには大変な部分も多くあるんですが、表に出る時にはそう言う事は隠されてしまい、良いところだけ紹介されて、それが後々変な誤解を生むことにも。まぁ、ある意味技術の宣伝みたいな物なので、都合の悪いことは言わないで良いことだけ言いたくなる気持ちも分かるんですが、もう少し全体の大きさとか大変さみたいな事も理解して貰える内容・紹介にはして欲しいなぁという気はしますね。「AI」と冠が被ると、何でも出来るみたいな変な過信というか迷信みたいなものをちょっと誘発するような記事かな。

Black Friday

アメリカでは、来週木曜日が感謝祭で、その翌日(というか当日深夜)から始まる「Black Friday」で盛り上がるわけですが、数年前から日本でもその前後の期間にセールを行う「Black Friday」が定着化。自宅近くのイオンモールでは、昨日金曜日から再来週までの2週間「Black Friday」のセールが始まっていて、たまたま初日の昨日用事があってちょっと寄った時には、まだ午前中だったけれどいつもより結構混雑している印象でした。来週は飛び石連休になるので、さらに混雑するんだろうなぁ。と言うか、このセール前にも、これまでの比較してモール内の人手は確実に増えているし、これまでの反動もあって、このBlack Fridayに来月はクリスマス、そして年末でお正月と徐々に人出は戻ってくるんだろうなぁ。

先週は、Guamに言ったり、用事で沖縄に行ったりと新幹線を利用する機会が何度かありましたが、新幹線の混雑具合は確実に戻りつつありますからね。特に、朝の通勤時間帯の混雑具合はコロナ禍以前の9割位迄戻ってきている感じ。リモートワークも段々と元に戻されて、オフィスワークに戻りつつある事も関係していると思いますが、駅のホームにいても仕事で利用していると思われる人の姿がかなり戻ってきている感じです。私も、まだ以前ほどでは無いけれど、また新幹線通勤を週一位に戻す可能性も出てきたので、新しい鞄をこのBlack Fridayで購入しようかなと思っていたんですが、仕舞い込んでいた荷物類を整理していたら、昔購入して殆ど使用して居ない鞄とかみつけしまい、それで良いかと思い直しているところです(笑)。

そのBlack Friday SaleにGoogleも参加していて、Google関連デバイスが安くなっています。先日発表されたPixel 7/7 Proも対象でPixel 7(128GB)が82,500円ですが、現有のPixel 6を下取りに出すと50,000円引かれて、32,500円で購入出来る事に。ちょっと引かれるなぁ(笑)。ただ、NFC/FeliCa系の行こう手続きを考えると、もう少し使い倒してから次の機種に移りたいのが本音。一方、本家(?)とも言えるAmazonはと思ったら、Amazonは来週金曜日からなんですね。流石本家、伝統墨守という感じ。 そのAmazonのBlack Fridayで、Anker製品が結構放出されるみたいで、少しケーブルとか予備の急速充電器とかこの機会に購入しようかなと思っています。でも、一週間も過ぎたら忘れてしまいそう(マテ)。

以前ならば、冬のボーナスが出る12月下旬くらいが日本のセール期間で、それが年末の準備に年始のお正月で財布の口が緩んで新年の初荷セール、福袋セールで爆発するというのがこれまでのパターン。それが10月終わりのハロウィン需用が生まれて、10月末と年末の間を埋めるイベントが欲しかったビジネス界が、この11月終わりの「Black Friday」を輸入した、というのが個人的な勝手な推測(笑)。アメリカは、8月9月の「Back to School(新学期は9月から始まる)」の後、10月のハロウィン、11月の感謝祭にBlack Friday、12月のクリスマスと毎月イベントが続くので、日本もそんな感じにどんどん変化している気がする。で、結局年がら年中某かのセールが続いていて、結局元のデフレ状態に戻ってしまう気がする(マテ)。まぁ、肝心なアメリカでもECでの販売が主流で、実店舗はどんどん縮小しているわけですが、そんな中でも貴重な「買い物経験」が、こう言う年に数回のイベントなのかも。ならば、それなりに楽しむのも悪くないのかも。やはり気軽に立ち寄れて買い物できる、実店舗って毎日の生活の中では必需品だと思うし。でも、そのうちにコンビニがどんどん店舗拡張してそういう部分まで含めた販売店化してしまうかもしれませんね。

配給米

物価高で困窮する低所得世帯に対して、東京都は1万円分のお米を配給するという記事。お米の値段もピンからキリまであり、どれくらいの綾南だろうと思ったら、記事では約25kgとなっている。と言う事は400円/kgだから、一般的に販売されている5kgの袋だと、2000円位。最近はお米なんて自分で購入することは無いので、どの程度なのかちょっとGoogle先生で調べてみたら、一般のスーパー何かで販売されているそこそこの銘柄のお米がこれくらいの様子。安売りの、例えば業務スーパー等だと、さらに2~3割安い価格で販売されているみたい。

TLを眺めていると賛否色々あって、批判的な意見の中では「お米だけ貰っても」から「お米を炊くまでが大変」とか、まぁそれなりに頷ける理由も。一応東京都としてはお米だの配布では無く、希望者には野菜や飲み物なども選択出来るようにすることを検討しているとのことで、その辺は少しは自由度はあるみたい。個人的には、お米も良いけれどパスタ(乾麺)の方が保存や調理の面で楽かなぁと思うので、自分がもし支援を受けるとしたらそちらを希望するかもしれない。保存のことを考えと、な物とかは配布できないので、常温で保存出来るお米とか乾物、缶詰・レトルト食品、あとはお醤油とかの調味料類等限定されてしまうことは仕方ないか。

利用者が自由に選べる、商品券みたいな物も検討したけれど、その場合その商品券を使用する事でその人が支給対象者と分かるため止めた、みたいな話しもあったみたいですが、それって東京都が専用の商品券を準備するから分かるわけで、一般に出回っている商品券を調達してそれを配布すれば良いだけの話しでは。と言うと、それを換金して生活支援に使われないから駄目と言うけれど、結局それをどの様に利用するかはその人の責任なんだから、そこは割り切ってある意味突き放して考える事も必要では。そんなことを言ったら、政府が配布する5万円の給付金だって配布できない話になってしまう。逆に、そこに今回の1万円を上乗せしても良いんじゃ無いかとも思うし。それに、25kgものお米がいきなり隣に配達されてきたら「あれ?」と思う人も多いと思うぞ。

この支援策の対象は170万世帯で、それだけで170万世帯×1万円=170億円。で、事務経費その他で約300億円もの経費が掛かるらしいけれど、この件に関しては過去政府の支援策に対して「無駄」と批判して居た人達はどう考えているのだろうか。170億円分のお米配布に130億円経費を掛けるんですよね? 東京都だから出来ると言う話もある気がしますね。結局、こう言う支援策だと色々限界はあるわけで、根本的には仕事が増えて給料が上がって、必要に人は仕事をちゃんとしてお金が入って、それが社会の中で回る仕組みを活性化させることなんですよね。日本は「円安」「低金利」と言われているけれど、そのぶん国内産業は本当は活性化して行くはずなのに、その刺激がまだ足りないのかなかなか景気浮上には繋がらないですよね。「円安で物価高」みたいな事を何処に行っても言うからか、本来今日利用アップする最初のステップである価格上昇が悪役にされてしまっている。そうやって何も変わらない状態でジリ貧が続いていたのが、このデフレの20年30年だったはずなのに。このお米配布で救われる人も少ないと思うけれど、そうやって何とか繋いである間に根本的な対策をもっと進めないといけないなと感じます。

2022年11月18日

草津町騒動

群馬県草津町での性被害事件に関して、被害を訴えていた元町議が刑事告訴され、草津町町長が会見を開いた件。色々なニュースが氾濫して居るので、なかなかこれという全体像をまとめた記事が見つからないのですが、この山本一郎氏のまとめ記事とか、Nathan氏がまとめている一連の記事が、黒岩信忠草津町町長の会見声明全部の書き起こしも含めて参考になると思います。最初にこの件がメディア等で伝えられた時、正直何がなんやらとよく分からない状態でしたが、その後色々な形で伝搬してくる情報を見聞きしていると、元町議側の言い分がどうも曖昧・抽象的で非現実的に感じるのに対して、町長側の意見に関しては、やや感情的な言い方も気になるけれど、寄り具体的な内容も含まれていて、まだこちらの方が信頼出来るような印象でした。

その行為が実際に会ったのか、事実は双方が裁判で争えば良いだけの話し何だけれど、問題はそうなる以前、まだどちらがどう言う状況なのかも定かで無い時から、元町議側の発言を一方的に取り上げて援護をし、さらにそれを根拠に町長を誹謗中傷するような言説を拡散していた人達が多数いたこと。その中には、著名な大学関係者や人権目的で活動している有名人も多数いるわけで、そう言う人達の一方的な批判をメディア側もこぞって取り上げて居たことも重要な事。中には、町長本人に対してに止まらず、草津町や草津町に住む人達にまで波及するような言われ無き非難も拡散していて、良くも悪くも一度火がつくととことん炎上するまで止まらない、ネットの悪い面が大きく影響した事案だと思います。で、今回、元町議側の告発は棄却されたのに対して、町長側の告発に関しては前橋地検が元町議を在宅起訴したことで、それぞれの主張の正しさが公の場で判断されることに。その途端に、それまで批判していた勢力は一斉に沈黙するか過去の記事を削除するなどして縁切りを使用として居るのだけれど、それは無責任を通り越して卑怯とでも言うべき行動だと思う。

同様の騒動は、特にネットでは以前から良く有る話で、広い意味では「炎上」で済まされてしまうけれど、当事者にして見ればとんでもない被害を受けるわけです。テレビのリアル番組出演でネットから誹謗中傷されて自殺してしまった女子プロレスター氏の例を思い出すまでも無く、その匿名性と簡便性から何か箍が外れてしまうネットでの発言。それが、何か根拠のある「批評」であるならばまだしも、単なる思い込みや時分の勝手な解釈で一方的に相手を攻撃するだけの発言ですからね。言っている方は、自分の正義感を満たされて良い気持ちになるのかもしれないけれど、言われている方は突然交通事故に巻き込まれて重傷を負わされるような物で、理不尽の極みとも言えるんじゃ無いかと。多くの場合は、それで疲弊してしまい、さらには費用や時間などを考えと、仮に自分の無罪や誤解が分かったとしても、それを修正する余裕や力は無く、結果的には虚偽の情報だけがネットの中には延々と残ることに。そんな中で、黒岩町長が今回こう言う形で、徹底抗戦とも言えるべき行動に出たことは、これから大きな影響を与えるでしょうね。無責任な行為には、それなりの代償が発生すると。

少し前に、衆議院議員の杉田水脈氏が「いいね」を押したことは名誉毀損に当たるという裁判での判決が出されたけれど、今回の件でも同様の判断が適用出来るのでは。裁判の判決理由では、「いいね」というボタン自体では無く、それなりに影響力のある立場の人が30件という多くの同様の記事(書き込み)に関して意思表示する事が、影響力のある行為という判断だったと思います。それに当てはめるのであれば、まだ裁判すら始まっていない状態の時に、一方の主張だけを取り上げて拡散し、さらには海外にまで波及する切掛になった行為の責任は大きいでしょう。黒岩町長の会見の中では、具体的な氏名や団体名が指摘されているけれど、今回の件に限らず同様の行為は多く発生していて、それによって言われ無き誹謗中傷や批判を受けて泣き寝入りしている人は多く居るはず。そう言う事柄に対しての一石になって欲しいと個人的には願うところです。「twitter=呟き」とは言うけれど、個人が一人で「気に入らねぇなぁ」と口から一言発するのでは無く、その書込は瞬時に世界中を巡るわけですからね。規模の点でも影響力の点でも、「呟く」程度の話しでは無い事は今一度自覚しないといけないと思う。

サンドイッチとお握り

数日前に話題になった、日本のコンビニのサンドイッチが、切り口が見えるまん中だけに具材が入っていて、そこ以外はすかすかだという不満を、カナダの人がネットに投稿した事。既にネットで指摘されているように、材料や諸経費がじりじりと値上がりしているのに、価格にそれを反映できないことから、実質的な値上げである具材の削減や、場合によっては内容量が減ったり、サイズダウンする場合も。 私も、実感としてそう言うコストダウンを感じてはいるけれど、正直なところ国が違えば同じ種類の食べ物でも異なるわけで、ご本人に悪気は無かったと思うけれど、それも日本とそれ以外の国・地域との違いの一つで、そんなに大騒ぎするような話かなというのが個人的感想。

実は、この話題が出てくる一月位前に自分も全く同じ経験をして居ました。母親が何処かのコンビニなのかスーパーなのか、サンドイッチを買ってきて、それをお昼に食べたんですが、もう職人的な技でまん中(三角形の底辺部分)の切り口にはそれなりに具材が挟まっているんですが、パンを取ってみるとその切り口の左右1cm位にしか具材が入っていない。流石にこれは酷いなと思ったけれど、でもだからと言ってパンの全ての端から具材がはみ出しているようなサンドイッチだと、具材がボロボロと溢れて食べづらいだろうなぁという気もします。たまにそういう風なサンドイッチを食べることがあるんですが、一方の端を食べるために噛むと、その圧力で中の具材が反対側に押し出されていってしまうんですよね。例えばその中身がローストビーフとかそれなりに形が保てる物ならそんなに影響しないけれど、ツナマヨとか卵サラダとか軟らかい物だと反対側からポロッとはみ出て机の上に落ちたりして「をぃ!」と思ったりすることは一度や二度では無いはず。

最近よく見かける、中身がパンパンに入ってキチキチにラップされているサンドイッチも、余りに具材が多すぎて私は食べづらく感じる事の方が多いんですよね。それはそれで別の魅力だと思うけれど、私は手軽に片手で摘まんで食べられるサンドイッチの方が嬉しい。それに、具材の少なさを批判するのであれば、其れ以前の話しとして、水分のある野菜とか具材を挟んでいるのに、ちゃんとパンの内側にマヨネーズとかバターとか、味覚と水分移りを防ぐ一手間をして居ない最近のサンドイッチの方に、個人的には不満を言いたい。だから野菜とか挟まっているサンドイッチだと、袋を開けて取り出す時にパンがぐちゃぐちゃになっている場合が殆どで、それだけで食べる気力が消えてしまう。あと、サンドイッチを作る時に、四方のパンの耳を切り落とすと思うんですが、具材がはみ出ていると耳と一緒に具材も切られてしまう。昔は、あれが勿体ない気がしていて出来るだけ耳の部分には中の具材(ハムとか)が掛からないように入れていたなぁ。パンの耳は、素揚げして砂糖をまぶして食べたりしたけれど、切り端は小さすぎて集めて食べるにしても面倒で、そのまま処分していた気がする。あと、これも時分の勝手な思い込みですが、サンドイッチを切って形を揃えた時に、お皿に中の具材が漏れ出ないように、下になる部分には有る程度空間を残しておくと言うのも有るかもしれない。

考えてみたら、もしかしたらこのサンドイッチの作り方って、「お握り」のイメージが有るから日本人にとってはそんなに意外では無いのかもしれない。お握りって、基本的に具材はまん中にあるだけで、最初の一口二口は具材に届かない事も。勿論、「おにぎらず」みたいに全体に具材が敷き詰められたような物も最近では搭乗しているし、全体では無いけれど中身が分かるように三角形の頂点にちょんと具材を乗せる場合もあるし。でも、お握りと今回のサンドイッチを比べたら、結構類似性がある気がする。そのお握りにしても、子どもの頃は「もっと具材が沢山入っていたら良いのになぁ」と度々感じていたから、もっと具材が多い方が良いわけですが、でも最初の一口で具材に到達しないけれど、二口目で味を感じた時の達成感みたいな物とか、最後の一口は具材の汁というか後味が少し残る白飯で締めるのも、後味がさっぱりして個人的には嫌いじゃ無い。幾らツナマヨが美味しく好きだからと言って、最初から最後までツナマヨの味がして居たら、多分飽きてくると思うし。ある意味、小さなお握り、サンドイッチの中に、メリハリみたいなものがあり、それが短いけれど食べるリズムみたいな物を生んでいる、と言ったら余りに擁護しすぎだろうか(笑)。極端なコストダウンの「ハリボテサンドイッチ」は勿論ご免だけれど、食べることにメリハリを与えるような具材を入れるのはアリなんじゃ無いかな。そんなことをふと感じた話題でした。

2022年11月17日

移住する覚悟

ITmediaで見つけた、大木豊成氏のブログから、リモートワークで移住したけれど結局諦めたという話。 最後に書かれている、

移住というものは、簡単に決めるものではないな、と再認識した今日この頃です。

が全てなんですが、この紹介されているケースでも、ご主人が北海道出身で奥様が東京都出身。で、選んだ場所が栃木県那須高原と全く縁もゆかりも無い場所。まぁ、最初からフラグが立っているような物だなぁと思いながら記事を読みました。

「引っ越し」をする時に、転居してから困らないために、例えば一度だけ見て決めるのでは無く、例えば朝、昼、晩と自分の活動時間帯によっての雰囲気の違いとか、天気の日と雨の日とか、条件を変えて下見して判断する事が理想的だけれど、転居するという事はそれなりにスケジュールとして切羽詰まった状態でもあるわけだから、なかなか時間は掛けられない。結局一度見ただけで部屋の内装とかが気に入って決めると、実は夜になると騒々しい場所であったり、雨が降ると周りが水浸しになる地形だったり何て言うことに悩まされることに。あるいは、季節によっても、たまたま下見する時期が穏やかでも、夏とか冬になると厳しい気候になることもあるでしょうね。引っ越しでは無く移住であるならば、それなりの覚悟で残りの時間を過ごす場所だから、やはり一年くらいはじっくりと現地を見てみる必要が有るだろうなぁ。今回の場合も、諦めた要因の一つは冬の大雪が予想外だったことも有るわけですからね。ご主人が北海道のどの辺りのご出身かは分からないけれど、北海道の場所によっては東北地方とか北信越地方の方が雪が多い場所もあるわけで、北海道だから雪に慣れていると言うわけでもないだろうし。

私は、就職して30年位都内や横浜に住んで、その後家庭の事情から地元というか実家に戻ってきた、行ってみれば「隠れ移住者」みたいなもの。生まれてから、大学進学までの約20年間暮らしていた場所で、近所にも学校の同級生とか知り合いも多いけれど、それでも30年振りに戻ってくると最初の頃は完全な浦島太郎状態。知っている人も、結構外に出て行ってしまい、逆に周辺の再開発などで新規の人がそれ以上に増えているんですよね。しかも、自分にとっては全く知らない人何だけれど、その人から見れば私が居ない間に引っ越してきたけれど、既に30年とか20年とかこの地域で生活しているから、私なんかよりもはるかに「地元」に馴染んでいる。正直そう言う人と地元の話しをする時にはやりにくいです。もちもち地元民の自分が最近の事は知らず、後から来た人なんだけれど20年とか地元で生活しているから、人間関係や色々な事情にも明るいし、場合によっては自治会の役員とか務めていて地域の中心になっている場合も有りますから。そう言う意味では、5年とか10年位で地元に戻ってくるならまだしも、有る程度の時間をおいてから戻る場合には、例え自分の生まれ育った地元であってもなかなか大変な場合も有ると思います。

そう言う意味では、佐々木俊尚氏が提唱している「多拠点生活」というもので先ずはドライあるしてみるのも良いのかな。確かに、現在の生活基盤を維持したまま、もう一つ二つ別の生活拠点を造って維持する事は、経済的に負担が掛かるのは事実。ただ、本拠地の持ち物を整理して、拠点では例えばレンタル家具を利用するとか、場合によってはウィークリー、マンスリーアパートみたいなものを利用するとか、単純に「生活資金×拠点数」にはならない工夫も可能でしょう。あるいは、夏は涼しい北海道、冬は暖かい沖縄、春と秋は馴染みのある東京、みたいな拠点生活だと、それぞれの季節で必要な物を分散できるので、さらに効率化出来る、と言う事も可能かも。ただ、個人的に地方移住で一番の課題(障壁)は、その地域との関わり合いだと思うんですよね。自治会とか集落とか、向こうは殆どそこから動いたことの無いような人ばかりの中に、いきなり新参者が入ってくる違和感というか。地元出身の自分ですら、やはりそれなりの時間離れていると違和感を感じて居心地が悪いのが正直なところ。あと、色々面倒という事も有るし。多拠点生活の場合、どの様に拠点を維持するのかにも寄りますが、例えば月の半分も居ない人とどう接すれば良いか、地元の人も困るだろうし。時期によっては、毎週末に清掃作業とか地域のイベントとか、集まりだとか、ゴミ集積所の共同管理だとか、色々な柵が生まれてくる。正直なところ、賃貸アパートを1年~2年ごとに転々とするのが一番気楽な気がする。まぁ、そう言うと身も蓋もないのだけれど。最近はちょっとしたブームみたいな雰囲気もあるけれど、やっぱり移住というのは自分にとっても、移住される地域にとっても、なかなか負担の大きなイベントだと思う。

復活する昭和歌謡・昭和ポップス

今週火曜日に放送された「マツコの知らない世界」は、 「80's Japanese POPSの世界」で、韓国人DJのNight Tempoさんという方がゲストでした。私は全然知らなかったのですが、この方が竹内まりやさんの"Plastic Love"をDJで取り上げて、そこから80年代の昭和ムーブメントに火がついたという話しらしい。

何処かで聞いたような話だよなぁと、自分の過去記事を見直してみたら、2年程前に佐々木俊尚氏が、80年代のJ-POPがアメリカで復活しているという話しを書かれていて、それを自分も取り上げていました。 

番組では、元々子どもの頃から日本のポップスに興味があり、菊池桃子さんのファン(後半にご本人登場)であることから、たまたま自分で作成した竹内まりやさんの"Plastic Love"のRe-edit版が世界的にヒットして、現在に至るらしい。話を聞いていると、古坂大魔王の「ピコ太郎」が、たまたまJustin Bieberに認められて世界に広まっていったのと似たような話だなぁと感じますが、まさにネット時代だからこその現象ですよね。これがネットの無い時代だと、たまたま日本に来ていた著名音楽家が日本の楽曲を見つけて、それを本国に持ち込んで行ったとしても、某かのヒットにはなるかもしれないけれど、ここまでの社会現象にはならないと思うし。取り上げる方もネットの力が大きいけれど、所謂「バズる」で一気に裾野が広がっていくことの方が、影響力としては大きいでしょうね。

番組を見ていて面白いと思ったのは、日本の聴衆は大合唱したり馴染みのある歌詞などの「一体感」を好むけれど、海外の視聴者は、その音楽の躍動感というかグルーブ感というか、リズム的な要素に共感するらしい。だから、日本で受けている昭和ポップスには殆ど馴染みがあるけれど、海外で受けているものは同じ時代に国内でリリースされていても、よく知らないものも多い。あのマツコ氏でも馴染みのないものがある位なので、多分一般の日本人だとよほどのファンでも無い限りは、なんでそれが海外で流行るのという不思議しか感じないかも。それに関連して、海外は日本よりもテンポがゆっくりして居る方が受けが良いという事で、わざわざBPM (Beats Per Minute)を少し落としているというのは意外でした。以前の記事でも取り上げられていた、松原みきの「真夜中のドア/Stay with Me」はややスローテンポなゆったりした曲調ですしね。

自分がその時代の青春まっただ中だったからそう感じることも大きいのかもしれないけれど、やはりこの70年代後半から90年代前半位までの20年間は、良い曲も多いし歌手も歌唱力とか歌の上手さだけで無く、個性だとかも含めて特色ある人、魅力ある人が次々に生まれていた時代だったような気がしますね。あと、海外での様子とか見ていると、その雰囲気というかノリが、アニソンのイベントみたいな感じなんですよね。そう言えば、アニソンイベントで聞くものって、80年代とか90年代にブームになった物が多くないか? それって、アニメソングも昭和ポップスの一部と言って良いのだろうか。アニメにしてもJ-POPにしても、何十年も前の物が全く別の国でブームになるのは、やはりネットワークの時代だからなんでしょうね。例えば、インド映画がブームになったり、韓国ドラマがブームになったりするのも、ネットで気軽に視聴機会があると言う事も大きな要因だと思う。そう言う意味では、日本の映画界とかドラマ界、さらには音楽会何かも、もっとネットを意識したらワールドワイドに売れていく機会も増えるんだろうけど、実は日本の「オタク文化」ってそう言う事は目的としなくて、自分の世界に没入することが最大の目的だから、案外ネット時代には馴染まないかも。だからこそ、そう言うものを発掘してネットに載せる役割の人が多く居れば、案外日本の独特な文化というか志向って世界で受けるんじゃないだろうか。

5回目ワクチン接種

一旦落ち着いたかなぁと期待した新型コロナウイルスですが、再び感染拡大しているような状況で、これから年末に掛けて第八波の発生も言われているこの頃。頼れるのは、日々の基本動作(マスク、うがい、手洗い)とワクチンの抗体なんですが、第五回目の接種案内の手紙が、一昨日届きました。

浜松市の名前入りの封筒には、接種券と問診票、後は接種に関しての案内や接種可能な医療機関のリスト等、これまでと同様の内容。第四回とか第五回など、これまでに何度か接種済みの人と、まだこれから第一回とか第二回目の接種をする若い世代向けの案内も含まれているので、ちょっと情報量は以前よりも増えている気はします。で、気になる第五回目の接種ですが、今回はBA.4/5対応のワクチン接種で、ファイザー製とモデルナ製の2種類が使用されます。自分は、過去四回全てモデルナ製だったので、今回もモデルナ製の方がいいかなぁと思いつつも、最後の第四回目はそれほどで鼻カッのですが、第一回目から第三回目までは、段々と副反応がキツくなってきたのが気になります。あと、モデルナ製とファイザー製、両方を打つ交互接種だと抗体量も同一のワクチンを続けた場合よりも多く生成されると言う事も有るので、今回はどうしようかちょっと悩みます。

で、早速ワクチン接種の予約をしようと、浜松市のサイトにアクセスして以前も利用した浜松市用の予約ページにアクセスしたんですが、全然空いている日が無い。ただ、これシステムの都合なのか何なのか理由は分かりませんが、日にちをおくとそれまで空いていなかった日にも余裕が出てくるのか予約可能になるのは前回も経験した事。そこで、昨日朝再びサイトにアクセスしてみると、場所としては浜松市駅前のアクトタワー会場と、前回第4回目を摂取下浜北区のホテル会場、二カ所集団接種では利用出来ます。ただし、毎日開場されるわけでは無く、また最短でも12月に入ってからでないともう空いていないみたい。さらに今回は、ファイザー製ワクチンが中心のようで、モデルナ製のBA.4/5対応ワクチン接種は、今の所12月に2回しか予定がなく、それ以外は全てファイザー製のBA.4/5対応ワクチン使用になります。この時点で、もう問答無用で今回はファイザー製ワクチンを使用した交互接種を受ける事が事実上確定ですね。そんな中で、その自伝で一番早く接種出来る12月9日の午後一のスロットを予約しました。

実は、再び感染拡大が言われ始めていたので、「そう言えば第五回の接種って、どうなるんだろうか」と疑問が生まれていたタイミングで、浜松市のサイトを見てもよく分からずどうしようかと思っていたところなので、タイミング的には良かったかな。ただ、もう少し接種予約が早めに取れると嬉しいのだけれど。自分はこれまでの4回の接種、全て浜松市が設定している集団接種会場で受けてるんですが、所謂かかりつけ医での接種だと、月に一回とかなかなかタイミングが合わないのがその理由。集団接種会場だと、かなり自由度が増すので予定が組みやすいんですよね。ただ、接種回数が進むにつれて、多分一回当たりの予約人数は減っているので、段々とそちらでも予約は取りづらく成りつつあるように感じます。来年になると、ワクチン接種は有料になるという話しも出ているので、もしかしたら無料接種出来るのはこれが最後で、来年からはインフルエンザのワクチン接種同様、自分の判断で接種するタイミングとか考えないといけないのかな。行動規制も無くなり、人の動きが大きくなるとともに、基本的な感染対策が疎かになっているような光景も最近はよく見るような気がするので、人の移動と季節して室内にこもりがちなこの年末年始が最後の山場になるのかなぁ。それならそれで、何とかこの冬で新型コロナウイルスにも引導を渡したいですね。

2022年11月16日

UA Leg#7: HND-OKA/-HND

Guam旅行が終わった直後ですが、今週は仕事も兼ねた国内移動。通常海外旅行直後は、時差ぼけでボロボロなんですが、時差1時間のGuamならそれも殆ど無いので助かります。さて、今回のフライト、往路便は先月までは09:40発だったものが15分繰り上がっているので、ちょっと朝が辛くなります。それに秋も深まってきたので、以前なら同じ時間帯に出かけても結構明るい状態だったのが、今ではまだ真っ暗。やっと東の空が明るくなってきた中、始発の路線バスで浜松駅まで移動しました。その後、駅近くの7/11で朝食を調達して改札を抜けます。

平日週初めの早朝なのに、新幹線待合室は結構混雑しています。やはり何処かに旅行に出かけるのか、スーツケース持参のグループが目に付きます。さらにホームに上がって新幹線到着を待ち、目的のひかり号が到着して車内に入ると、指定席はほぼ満席状態。そして、自分の席の周りは何故か年齢層の異なる女性グループが多くて、これも旅行とか商品購入割引政策の効果なのだろうか。そんなことを考えているうちに品川駅に到着。品川駅もかなり朝の混雑が戻ってきている印象で、コロナ禍の8~9割位でしょうか。羽田行きに乗るために京急にホームに入ると、以前のような長い待ち行列が出来ています。 

羽田空港に到着して、2Fの出発階に行くと、こちらもかなり混雑しています。いつも利用している保安検査場Bは外にまで待ち行列が出来ていて、ANAのスタッフが保安検査場Bは混雑しているから、保安検査場Cを利用するように何度もアナウンスしているくらい。その保安検査場Cも結構混雑しているので、久しぶりにAMC Diamondメンバー用の検査場を利用使用と思ったんですが、こちらも混雑具合はどっこいどっこい。所が外に置いてある表示で、Diamondメンバー用優先検査レーンが保安検査場Cに有るのでそちらも利用するようにとガイドされています。そこで、もう一度保安検査場C迄戻ると、一番左の1レーンが専用レーンとなっていて、AMC Diamondのデジタルメンバーカードを見せると、スタッフがガイドを外して中に入れてくれて、待ち行列無しで保安検査場を通過出来ました。インラインスキャンでは無いのでパソコンを鞄から出す面倒はあるけれど、ここは今の所穴場なのではと感じました。この日搭乗ゲートは61番ゲートで、保安検査場Bを出た正面に位置するんですが、反対側から見ても混雑具合はそのままで、この日は何があるんだろうと不思議でしたが、どうも修学旅行のピークで、それで混雑していたように思います。

1) HND 09:25 - OKA 12:20 (NH995)

そう思ったのは、その61番ゲートに行ったら、ゲート前に高校生らしき集団が長い列を作って搭乗開始を待っていたから。ザッと見て100人以上は居たように思うので、使用機材のB787-9の半分以上は彼ら修学旅行生が占めているんじゃないだろうか。この日の東京は雨模様で、実は待っている間にアナウンスがあり、今日のフライトは多くの場所でタービュランスの予想が出ているので、殆どシートベルトサインが点灯する可能性がある。ですから、今のうちにトイレを済ませておいてください、と言っていますが、この混雑具合ではトイレも大変そう。

事前改札が9時少し過ぎに始まり、直ぐにグループ1からの優先搭乗が始まりました。機内に入って暫くすると、その修学旅行生達がぞろぞろと搭乗してきますが、なかなか終わらなくてこれは遅延かなとは思ったんですが、定刻前にはドアクローズとなり、5分程してプッシュバック開始。方向転回をしてから、D滑走路へのタキシングが始まり、雨の中RW05から離陸したのは09:40過ぎ位でした。

水平飛行になるまで上昇中は、雨雲の中を抜けるからか事前のアナウンス通り結構揺れましたが、雲の上に出てしまえばこっちのもの(笑)。その後は沖縄に近づくまでは結構安定して居て、機内のトイレも余裕で利用可能でした。水平飛行に移り食事の配布が始まりましたが、この時間帯はどうしても中途半端な時間帯になるので、食事は断り飲み物だけ貰い、機内からスマホでメールチェックやサイト巡りをして時間を潰します。このフライトも、次の復路の時も、Wi-Fi接続は結構安定して居て途中途切れることが無く、少し驚きながら利用していました。衛星回線経由でのネット接続のはずですが、何か改善されたんだろうか。

ほどなくして、沖縄本島に近づき着陸態勢に入ります。この日は、時計回りに本当を回り込んで、RW36Lへの進入。沖縄も天候は悪くて、灰色の雲の中を抜けると地上は雨模様の様子。直前に少し揺れたりしましたが、12時少し過ぎに着陸すると、その後誘導路の移動に少し時間が掛かりましたが、33番ゲートに入ったのは定刻よりも10分近く早い早着でした。ドアが開き外に出ると、いつもの沖縄らしい「むっ」とした熱気は無くて、逆に少し肌寒いくらい。本州の自分でさえそう感じるんですから、沖縄の人はもっと寒いと感じるんでしょうね。そんなことを考えながら、所用のために雨模様の中外に出かけました。折り畳み傘持ってきて良かった...

2) OKA 14:20 - HND 16:40 (NH468)

空港に戻ってくると、羽田からの到着機の出発が遅れて、この時点で10分以上の遅延が予想されていたので、折返し機の出発もすでに5分遅れて居ました。でも、運航状況を見るともっと遅れそうで、この時点で新幹線の予定を変更しようかちょっと悩みます。悩んだのは、いつもは空いている保安検査場Bが激混み、ならばと保安検査場Cに行ってもこちらも激混み。ならばと、久しぶりにこちらでもラウンジ前のAMCメンバー用保安検査場を利用させて貰いました。で、ならばとそのまま半年振り(?)位にラウンジで少しゆっくりすることに。

荷物を置いて一服して状況を確認すると、まだ折返し機は到着して折らず、到着予定時刻を見ると定刻から20分以上遅れて居ます。この時点では、まだ出発は5分の遅延表示でしたが、多分これは20分位の遅延になるなぁと想定して、暫くゆっくりしていました。結果、予想通り20分の遅延となったので、14:15位にラウンジを出て出発ゲートの33番ゲートへ移動しました。ラウンジを出てDFSの角を曲がると、ほぼ正面に33/34番ゲートが見えるんですが、その場所からでもよく見えます。こちらでも修学旅行生の団体と分かる生徒多数が列を作って床に座って搭乗開始を待っている様子が。で、ゲート前に行くと、引率の先生でしょうか「座席が変わったので、一度搭乗券を集めます」とか言いながら、生徒のチケット回収をして居るけれど、えっ、今頃そんなことやってるのと、さらに嫌な予感が...

元々定刻14:20発が、14:25に遅延し、さらに14:40まで遅れますが、事前改札が始まる14:20過ぎには14:50まで遅延する事に。グループ1から優先搭乗が始まりましたが、多分満席に近いんでしょうね、修学旅行の団体が乗り込んでくる前に、結構な人数が登場したと思ったら、修学旅行生の搭乗が始まると延々と続くような感じに。しかも、前の方が詰まっているのか、何度も列の移動が止まります。みんな「SPAM」とか「紫芋」みたいなロゴが書かれた大きなお土産袋を持っているので、ヘッドビンに入れるだけでも一騒動でしょうね。で、予想通りドアクローズとなったのは遅延した出発時刻14:50を過ぎてから。プッシュバック開始は15:00頃で、でもそこからの移動は早かった。機種の向きを90度ほど回転させると、トーイングカーが離れて直ぐなんでしょうね、いつもよりも短いインターバルで誘導路を移動し始めます。で、本線のRW36Rに入ると、直ぐに離陸開始となりました。

機内アナウンスでは、羽田到着予定時刻は17:10頃と言われて、それでは元々予約していた新幹線には間に合いません。機内からの変更は途中で接続が切れたりしたら恐いので、降りたら直ぐに変更することを心に念じて、復路は食事も飲み物も断ってずっと寝たままの移動でした。朝早かったから、やはり疲れていたのか、目が覚めたのはもう伊豆半島沖まで進んだところ。エアショーを見ると、着陸まで20分を切っています。機体は房総半島の東側に回り込んでから左旋回をして羽田空港の滑走路A/Cを目指す方向を目指します。羽田空港も天気は悪くて、途中ちょっと揺れましたが、A滑走路のRW34Lに着陸したのは17を過ぎた頃。さらに間の悪いことに、使用ゲートは2タミ外れの69番ゲートということで、今降りたA滑走路横の誘導路を逆走する形で戻り、南ピア側まで移動してから南ピアの先っぽになる69番ゲートに入ったのは17:15過ぎでした。品川からの新幹線の予約は、誘導路移動中に1時間遅いものにしたので、十分間に合うタイミングです。その後、京急で品川駅に出て、駅構内のecuteで夕食代わりのお弁当を購入して、帰宅。今回のフライトも完了しました。

2022年11月15日

NRT-GUM/-NRT (Pass 1) (9) - 備忘録

今回のGuam旅行は、自分として約3年振りの海外旅行で、しかも当初よりは落ち着いて来たとは言えまだ終息していないコロナ禍の中の旅行という事で、色々気付きがありました。一部旅行記に書いた内容と重複する内容もありますが、備忘録としてまとめて置きます。次回の旅行にも参考になるだろうし。

事前準備:

出発以前に準備・確認したのは、パスポート関連、出国審査などの現在の手続き、入国審査関係の手続きで事前準備が必要な事柄、持ち物関係の確認、スマホ利用方法(現地で使う予定のアプリ等も含む)、現金の確認等でしょうか。

  1. パスポートの有効期限の確認と、今回はESTAの確認は必須。ESTAは9月に更新しているので問題無いことは分かっていましたが、後からそのESTAの承認画面を落としていなかったことに気がつき、慌てて空港でPDFにしておきました。余り無いとは思いますが、ESTAの申請番号は控えておくと万一の場合に便利かなと。
  2. 今回利用したUAの場合、事前に必要書類の登録がリクエストされて、それに合わせてパスポート情報、ワクチン接種情報や滞在記のホテル情報等を入力しておく必要がありました。ただし、その場合でもオンラインチェックインは出来なくて、成田空港では一度カウンターに寄って、ボーディングパスを印刷して貰う必要が有りました。その時間の余裕を見ておく必要があります。
  3. 保安検査場では、久しぶりの国際線という事で一寸ボケをやらかしてしまいました。国内線のX線検査通過の場合、ズボンのベルトはそのままでも通過可能だったんですが、今回は外すように指示されていて、荷物と一緒にベルトをトレーに入れる必要がありました。で、ベルトを外したのは良いのですが、さらに何となくジーンズのフロントボタンを外して、ジッパーに指を掛けて少し下げたところで我に返りました。「いゃ、違う。着替えているんじゃ無い」と。慌てて、少し下げたジッパーを戻して、外したフロントボタンをはめて、何食わぬ顔でX線検査機を通過しましたが、いゃぁ心の中では赤面状態。約3年振りの行為なので、ベルトを外してもそのまま通過するという「動作」を忘れていて、あやうく「ちょっとだけよ(古い...)」しちゃうところでした(笑)。
  4. 帰国時に使用するアプリとして、これまでは「MySOS」というアプリが有り、今月初めからは「Visit Japan Web」というサイトで管理するようになった切り替わりの時期。一応、MySOSアプリをスマホに落として、必要な情報を入力して「青画面」にしておくのと、Visit Japan Webでも同様の手続きを完了しておきました。確か14日からは、すべてVisit Japan Webで完結出来るようになるので、基本的にはこちらを準備すれば良いのですが、表示する時にインターネット接続が必要なのでその点は注意が必要。後で帰国時の所にも書きますが、帰国直後でSIMを海外の物に入れ替えていたり、プロファイルを変更していたりすると、国内のWANに直ぐ接続出来ない場合がありますからね。
  5. アメリカ入国だと、以前はESTAの端末で申告内容を確認して、顔写真を印刷した用紙を受取、それとともにTSA係員にパスポート提示が必要ですが、Guamはその手順は無し。今回も、入国審査ブースに並び、パスポートを渡して、顔写真を撮影し、入国目的と滞在日数を答えてあっさり終わりでした。顔写真の撮影はありましたが、指紋のスキャンは無しだったのは、ESTAのお陰か過去の入国履歴からなのか分かりませんが、非常に簡単にかつスピーディーに入国できました。次回もそうあることを願うばかり。
  6. あと、Guamの場合は「デジタル税関申告」の処理をしておきました。登録出来るのが、入国の72時間前からなので、遅くとも前日までにはサイトにアクセスして、処理を完了しておく必要があります。全て入力して承認されると、QRコードが表示されるので、そのスクリーンキャプチャーを保存しておきました。これとESTAがあれば、Guam入国時には、紙物の書類準備が無くなり、パスポート提示とスマホでのQRコード提示で完了です。
  7. UAのアプリでの書類登録や、国内のCOVID-19関係のアプリでの接種記録の登録等で、パスポートの写真や接種記録をアップロードするのですが、その内容確認と承認がリアルタイムではなく、10分15分位掛かりました。当日直前に操作すると、思いのほか時間が掛かるかもしれません。また、ワクチン接種証明の登録は、フライトの72時間前からなので、早めに登録出来ないので忘れないように注意が必要だと思います。
  8. 今回事前に調べていたら、Guam版Uberというか、シェアライドの現地版「Stroll Guam (Stroll Tech)」というアプリが有る事を発見しました。私はiPhone 13 Proに入れたので、App Storeで検索してダウンロード/インストールしました。アプリ起動後、アカウント作成が必要ですが、そのスマホの電話番号をセットしてSMS認証をすると使用出来るようになります。これがあるので、アプリのインストールと利用開始は、国内で完了しておくのが良いですね。また、アプリの「Wallet」→「Payment methods」で、利用するクレジットカードの登録が出来ます。検索してみると、国内からでは出来なくて現地で設定したという書込が多いのですが、私は普通に登録画面にカード番号や氏名に有効期間、SVCと入れて、VISA、MasterCard、Amexと3枚登録出来ました。そのうち一枚をデフォルト設定(何も指定しないと、最後に登録したカード)しておきます。多分カード払いをするためには、スマホが現地のネットワークに接続してオンライン決済出来るようになっていないと駄目なんじゃ無いかな。オフラインでも利用する場合は、予め登録カードからアプリに入金(Top up)して置く必要があると思います。

旅行中:

ここはTipsというよりは、今回久しぶりに訪れて発見したことと言うか、メモみたいなものですが...

  1. 米軍の基地があるためか、飛行機はそれっぽい人が多かったですね。ただ、本土からの観光客と思われるグループも会ったけれど、やはり目立ったのは韓国からの観光客でした。コロナ禍以前も日本人観光客と同じ位目立った韓国人観光客ですが、需用の戻りは韓国の方が速い感じ。逆に、やはり以前は多かった中国人観光客は殆ど見ません。何人か中国語らしき言葉を話している家族連れを見ましたが、多分台湾からの観光客じゃ無いだろうか。日本人観光客も、そこそこ見かけましたが、まだまだという印象は拭えません。今の所グアムへのフライトは、UAとJAL (韓国経由等除く)だけで、UAのフライトの様子だと日本人の割合は2~3割位という印象です。
  2. Micronesia Mallで見かけてビックリしましたが、日本の軽トラ(三菱のロゴが付いていた)に遭遇してビックリ。しかもその直後に、今度は多分スズキのアルトかスペーシアみたいな軽自動車も見てビックリ。アメリカの自動車好きな人が中古の軽トラや軽自動車を輸入している話は聞きますが、私はグアムでもアメリカ国内でも、軽トラと軽自動車を見たのは初めて。しかも不思議な事に、見た限りではどちらもナンバープレート無しだったんですよね。あれは「自動車」扱いされていないという事なんだろうか。今でも、モールの中を軽トラが走って行く光景が目に焼き付いています(笑)。
  3. 日本でも「マスク不要論」が言われていますが、Guamと往復の機内の印象は「思ったよりマスクをして居る人が多い」というもの。機内では、CAさんは全員最初から最後までマスク着用でした。ただ、往路のパイロットは、離陸前に操縦席から出てきて乗客の男性と話しをしていた時があったんですが、その時はマスク無し。しかも、その男性乗客は、最初は黒いマスクをしていたんですが、パイロットが「マスクなんてしてるの。大変でしょう」みたいな事を言ったら外して、以後は到着までずっとそのままでした。私は搭乗するまではマスクをしていましたが、周りの乗客は皆さん外しているので一旦外しました。でも、機内の空気が乾燥していて喉がいがらっぽくなったので、フライトの途中からは再びマスクを着用して、以後はホテルで部屋に入るまでそのままでした。
  4. マスクに関しては、個人的には外に出ている間は不要だけれど、建物の中とかシャトルバス等「閉じた空間」に居る時には着用した方が安心感はあるかなという感じ。この辺りは、タモンのストリートを歩いて居ている人でもマスクをして居る人もいたし、いろいろですね。ただ、よくテレビの報道なんかでみるような、日本人以外はみんなマスクなんてもう着用して居ない、という状況では無い事は確かでした。
  5. その往路のUA機は、凄く冷房が効いた状態で、搭乗前に半袖ポロシャツに着替えていた自分は寒いくらい。機内配布の毛布(薄いガーゼみたいな毛布)を腕に巻き付けても寒いくらい。鞄に入れていたプルオーバーを取り出そうか悩むくらいでした。また、その冷房の成果空気も凄く乾燥していて、マスクをした方が呼気の湿気が喉に戻るからかかなり楽になりました。そんなことがあったので、復路のUA便ではプルオーバーを着用して搭乗したんですが、こちらはそんなにエアコンを効かせて折らず、逆に暑いくらい(笑)。困ったものです。
  6. ホテル従業員は、ほぼ全員がマスク着用。宿泊客も、欧米系の人達は殆どマスクをして居ませんでしたが、アジア系と思われる人達は結構マスク姿が目立ちました。それはモールに行った時も同様で、スタッフはほぼマスク着用していて、お客さんは現地の人と思われる人達も含めて、3~5人に一人位の割合でマスクを使用している状態。帰りの機内では、私と隣りの日本人男性はマスク着用でしたが、他の乗客(ビジネスクラス)は無し。でも、成田に到着して外に出る前には、「日本ではマスク着用をしてください」と言われて、皆さん一斉にマスクを取りだして使い始めた光景には、逆にビックリしました。アメリカ本土は分かりませんが、今回のGuamはまだまだマスク着用を気にしている人が多いという印象でした。

帰国・帰国後:

 帰国準備から帰国した空港での覚え書き。さらには、その後のいろいろと気付きなど。

  1. 帰国時のフライト関係の手続きもUAのスマホアプリで実行うしましたが、予めパスポート情報等は設定しておき、ワクチン接種記録は72時間前の制限があるので、現地に到着した日の夜にアプリを開いて処理しておきました。また、それらのデータが完了していると、復路便のオンラインチェックインは可能でした。今回の場合は、結果的にはUAのカウンターでボーディングパスを印刷してもらいましたが、オンラインチェックイン出来ると何となく安心しますね。
  2. Guamでは、チェックイン後は、X線検査の前にTSA職員による事実上の出国手続きになるパスポートチェックがあって、その後に保安検査があります。Guamの保安検査も、インラインスクリーニングのシステムに変わっていたので、パソコンは鞄から出す必要はなかったけれど、ベルトを外すのと靴を脱ぐ必要があるのは記事にも書いたとおり。靴を脱ぐのがちょっと面倒ですね。今回は、すっとぼけたオヤジのせいで少し手間取りましたが、昼間は今の所ガラガラなので、通過するのは楽だと思います。
  3. 困ったのは、一旦制限エリア内に入ってしまうと、時間を潰す手段が殆ど無いこと。免税店や軽食のお店は、ターミナルビル中央付近は開いていますが、今回利用したターミナルの外れは全部クローズ。UAのUnited Clubも開いていないし、時間を潰すのが少々面倒かも。空港内には、フリーのWi-Fiも飛んでいますが、結構接続が切れてしまい使いづらい状況でした。次回は、docomoの国際ローミングを使用した方がいいかなと感じます。
  4. 成田空港到着後ですが、最初に書いたように検疫や税関申告でオンライサービスを利用するので、直ぐに機内モードを解除して回線接続(自分の場合はdocomo)を確認しました。今回は、以前のように現地SIMを使用したわけでもないし、国際ローミングも使用しなかったので、機内モード解除して直ぐにネット接続出来ましたが、もし回線を切り替えて利用した場合には、再起動とかプロファイル変更とか、少し手間が掛かるかもしれないので注意が必要かも。
  5. 記事にも書きましたが、今回個人的に期待していたデジタル税関申告ですが、待ち行列が長すぎて逆に手間も時間も掛かる結果に。事前に税関申告書類を印刷して準備して置くなど、その時に応じて従来のブースかデジタル端末ブースか、使い分けるのが正解だと思います。個人的には、新しく始まったデジタル税関申告は、もっと端末を増やしてサービス率を改善しないと、事実上使い物にならないと思うなぁ。
後から、また追記するかもしれませんが、やはり3年振りの海外旅行、忘れていた事とか新しい気付きとか、いろいろあった旅行でした。() (Pass 2へ)

円安? 円高?

つい一週間前位までは、毎日一日中「円安が~」とかテレビ等で連呼されていて、やれ日本経済がどうとか、円安で訪日観光客はウハウハだけれど、海外に出ている日本人はヘトヘトだとか、そんな話ばかりでした。それが先週末位からかな、米国の消費者物価指数の影響で、円買いドル売り傾向が強まり、それでその直前にはUS$1=150円まで行っていた為替が、一気に140円を切るところまで戻る事に。昨日も140円を切って居る状態。

少し前には、日銀の為替介入があり、145円から140円だったかな、一気に5円位下がりましたが、直ぐに戻ってきて、再び介入があるかと言われていたけれど、経済の自浄効果で為替介入以上の効果を発揮したとも言えるのだろうか。実はGuam旅行中にこの円高の話は耳には言っていて、「よし、買い物天国!」とも思ったんですが、クレジットカードの為替レートは別にリアルタイムにレートを反映するわけでは無いし、US$1あたり5円程度では、1万ドル位買い物をすれば5万円位の差額が発生するけれど、1,000ドル(約14万円)程度の買い物だと5,000円位の差額だから、そんなに有難味も生まれない。結果的に今回の旅行では、一度もクレジットカードは使わず、使用したのはシャトルバス代のUS$8なので1,200円程度。しかもその使用したUS$は、5年位前に両替した物だから確か当時のレートはUS$1=105~108円位の時。だから40円近く得しているのだけれど、それでも300円ちょっとですからね(笑)。

TLに流れていたんですが、このまま円安はどんどん150円、160円と進むと言っていた有名人とかいたらしいけれど、一気に卓袱台ひっくり返されましたね。とは言っても、今度は逆に一気に円高に振れていくかもしれないし、逆にまた反動で円安が進むかもしれない。まぁ、それが為替だし、そう言うリスクを理解して承知して居ないと、為替差損なんて手が出せない。年に何回か海外旅行する機会があれば、今回は円高で得したら、次回は円安で損しても、また円高で得したら良いわけですしね。それ位、大らかというか楽観的な気持ちでいないと、とても海外で買い物なんて出来ないだろうし。

それでも、次回の12月の旅行の時には、少し買い物もしたいと思っているので、もう少し円高に振れてくれると嬉しいかも(笑)。110円とかは言わないから、130円台の前半、出来れば120円台になってくれたら嬉しいな(はぁと)という気分。今回はBlack Fridayのセールが始まっていましたが、来月はChristmasのセールが始まっている頃だろうから、それなりに掘り出し物とかきたいして良いだろうか。今回はショルダーバッグ一つでの旅行でしたが、次回は帰りに荷物画布得ることを宇呈して、行きは小さく畳めるようなダッフルバッグを持参していこうかと思案中。それまで、少しでも円高に戻るように願っていよう。

2022年11月14日

普通の味

佐々木俊尚氏が紹介されていた、「普通の味の喫茶店」の話。

 最近は全く喫茶店に入ることが無くなり、多分もう10年以上、いゃ20年以上利用したことは中も。コメダにも入ったこと無いし。でも、自宅で母親が長いこと喫茶店をやっていて、子どもの頃から店番とかコーヒーを入れさせられたりしていたので、喫茶店の「雰囲気」に関しては、多分普通の人以上に良く知っているつもり。

街中の喫茶店の場合は、仕事や買い物などでたまたまその時に通った人が、ちょっと休憩とか小腹を満たすために入店する場合も多いのだろうけど、当時のうちみたいなお店は、それこそ常連さんで持っていたようなお店。田舎の中の(当時としては)小洒落た喫茶店だったと思うけれど、回りはまだまだ畑と田圃が広がっていたんですが、田舎は車社会ですし、たまたま自宅前の道は結構自動車の交通量が多い東西の接続道路みたいな場所だったこともあり、そこそこ繁盛していたと思う。だから、毎朝必ずモーニングで寄って貰えるお客さん、ランチ終わりで少し空いた時に来てコーヒーを何倍か飲んでいく自営業のお客さん、今でも記憶に残っているお客さんは多いですね。当時喫茶店を始めた母親は、名古屋の喫茶店を何度か訪問して勉強して、本人曰くですが浜松で初めてモーニング(コーヒー、サラダ、トースト、ゆで卵)を出したお店であり、さらにコーヒーチケット(確か10杯分の料金で11枚チケットが綴られていた)を取り入れたのも浜松では初めて(あくまで本人談、です笑)と、未だに昔話が出ると自慢するのだけれど、「普通の味の喫茶店」ならぬ「普通の場の喫茶店」だったんでしょうね。

「普通の場」と言いながらも、実は誰にでも会う「普通」というのは結構「特殊」な場でも有るので、結果的には「自分に合った場」「自分にとって居心地の良い場」というのが「普通の場」になるんですよね。カレーのココイチのコンセプトが、何度でも食べて飽きない、あえて「普通の味」を目指しているという話は何度か聞くんですが、実は自分にとってはあのカレーの味は結構特徴的に感じる物で、「普通の味」とは言えない。案外、チェーン店とかで出して居るであろう、業務用のカレールーベースのカレーの方が、自分にとっては「普通」に感じたりするし。良い素材を使っているとか、値段が高いとか言う価値観とは別に、自分の好みや気分に合っているかという部分で実際には「普通」と「非日常」を感じ分けているんですよね。例えば自分は仕事でずっと新幹線通勤をして居るから、新幹線を利用することは「普通」なんだけれど、結構多くの人にとっては新幹線に乗車することは「ハレの日」に近いイベントかもしれない。飛行機に搭乗することも同様でしょうし。

結局「普通の味」が経験できる場があるという事は、自分の取って精神的に安心出来る、安定出来る場でも有ると言う事なんだと思う。この記事では、多分街中でずっと常連さん相手に営業している古びた喫茶店と筆者の心情がマッチして「普通」という居心地の良さを体感したのだと思うけれど、今の若い世代なんかだと、スタバとかの雰囲気の方が「普通」と感じて居心地の良さを感じるかもしれない。食事にしても、自分中はそれなりに通っている馴染みのお店が一番落ち着くけれど、やはり今の人だと回転寿司とかファミレスみたいな場所の方が「普通の味」「普通の場」として、安心出来るんでしょうね。別にお店のランクとか、そこで出される物の内容が重要なのでは無く、そう言う場所をどれだけ自分としてリストアップしているか、どれだけ手軽に利用出来るかと言う事が大切なんだと思う。記事の登場する喫茶店のように、店主のさりげないサービスを良しとする場合も有るだろうし、逆に何もしない場合が良い人も居るでしょう。結局、この筆者もたまたまこの喫茶店を検索して見つけて、出かけるという行動をしたから出会えたわけで、黙っていても向こうからこういう機会がやってくるわけじゃ無い。自分が「心地よい」と思いたければ、自分から何か掴みに行く動機も重要だということは忘れないようにしないと。

NRT-GUM/-NRT (Pass 1) (8) - 帰国

さて、今回の旅行も早くも帰国日の「弾丸トラベラー」(古いなぁ)モード。UAの帰国便が、以前よく利用していた早朝のフライトではなく、お昼過ぎの12:55発なので朝もゆっくり出来ます。かなりぐっすりと眠ることが出来、目が覚めると丁度6:00頃。シャワーを浴びて、7:00過ぎに1Fのビュッフェに朝食を摂りに出かけました。その後、荷物を整理して(と言っても殆ど着替え位で何も無いけど)から、メールチェック等して時間を潰します。空港へのシャトルが10:35ロビー集合だったので、チェックアウトが混雑することも想定して、10:10頃に降りていきましたが、一人精算中の人がいて、その後直ぐに対応して貰えました。クレジットカードを出したんですが、ポイント宿泊だったので「All finished.」と言われてカードを返されて終わり。今回はホテル内レストランでの食事もなかったので、結局ホテルで使ったお金は0と言う申し訳ない結果に。来月来た時には、何処かで食事をしないと。

空港へのシャトルは少し早く10:30頃にドライバーさんがロビーに現れてピックアップしてもらいました。その後、隣りのアウトリガーかな、ここで若い日本人カップルをピックアップしてから空港に向かいます。空港に到着すると、HISのジャンパーを着た係員がいて、UAのカウンターまで案内してくれるんですが、いゃもうオンラインチェックインしているし... 

空港は予想以上に閑散としていました。どうもお昼頃の出発は、余り無いみたいですね。そのまま一つ上の出発階に移動して、出国のTSA係員がパスポートチェックをして、セキュリティの通過となります。ここで、私の前に中年男女のグループが並んでいたんですが、これがちょっとすっとぼけと言うか、私の前の男性(私より少し若いくらいかな)が、海外旅行初めてなのか、英語が分からないから仕方ないのですが、TSA係員の言う事が理解出来ないみたい。グアムのセキュリティも、インラインスクリーニングになったようで、パソコン等外に出さなくてもそのままバッグごとスキャンして貰えます。でも、靴を脱いでトレーに入れないといけないので、係員が「Shoes off!」というのだけれど、この男性氏「Yes, my shoes.」とか言って埒があかない。見てられなくて後ろから、「靴を脱いで、このトレーに置いて」と言って、やっとヘラヘラしながら靴を脱ぎます。で、TSA係員が「ポケットの中に何か入っていないか」と言うと、「むにゃむにゃ(聞き取れない)」と言って、OKOKと言いながらX線検査機に向かいます。検査機の前で別の係員が「ベルトしているか」と身振りを交えながら言うと「えー、ベルト取るのか」と言いながらまた一悶着。何とかX線検査機を通過し、私も続いて通過したところ、私の荷物の前に流された彼の荷物は、係員の検査用レーンに分岐して流されます。どうも、鞄の中にお茶のペットボトルが入っていたらしく、それが引っかかった様ですが、「小さいから問題無いと思ったんだよ」とか連れの人に言っているし。もうね、後ろから後頭部思いっきり叩いてやりたくなりました。

そんなプチトラブルの後、帰国便はターミナルの外れの19番ゲート発。UAのラウンジはまだ閉鎖されたままなので、ゲート近くに行き搭乗開始を待ちます。12:15搭乗開始予定でしたが、少し前にまずミリタリーの皆さんの搭乗が開始。ここで30~40人位の人達がずらっとゲート前に並びちょっと圧倒されます。同時にお手伝いが必要な人が二組ほど乗り込み、ミリタリーの人達も殆ど通過したところで、GSのコールが掛かると、どっと7~8人位が並んで再びビックリ。この路線でそんなにいるの? で、直ぐに1Kもコールされましたが、1KよりGSの方が多かったぞ。

そうそう、機内に入り座っている時に、普通席の乗客が乗り込んできて通路を後ろに進んでいくんですが、若い日本人女性の二人組が入ってきた時、前が詰まっているので私の横辺りで止まります。で二人の会話が「前の席(=ビジネスシート)位広いと良いなぁ」「横幅は欲しいよね」「でも、この前の席、古くさくない?」(私、心の中で爆笑)。おーい、UA、機材更新してくれぇ~~。そんなこんなで搭乗完了すると、ドアクローズは定刻の15分位前で、数分後にはプッシュバック開始。その後滑走路に移動し始めましたが、ターミナルとは反対側のRW06Rに向かい、そのまま離陸したのが丁度定刻位でした。

機内では、食事をいただいた後はうつらうつらして過ごすだけ。定刻よりも結構早めに到着しそうですが、風の関係か房総半島の海側からアプローチしながら一旦空港を通り過ぎ、左旋回をしてからB滑走路のRW16Lに着陸しました。この後、くねくねした誘導路を通って35番ゲートに入ったのが定刻よりも20分位早い15:35頃でした。着陸した瞬間に、スマホ(iPhone 13 Pro)の機内モードを解除。Visit Japan Webにアクセスして、既に登録している入国時検疫と税関申告の画面のうち、先に参照される検疫完了画面を出しておきます。ドアが開いて、外に出ると、通路には橙色のビブスを着用した人が大勢並んでいて、さらにテープで動線が区切られています。入国検査場へ歩いて行く途中で係員に一旦止められて、検疫の電子申請をして居るか確認されます。ここで青色の完了画面を見せると、ファストトラック側のレーンに誘導され、そのままずっと特に質問や検査無しで入国審査場まで進むことが出来ました。そうで無い隣のレーンには、途中にPCR検査のブースとかあり、こちらに入ると大変そうです。入国審査場の外国人用ブースはコロナ禍以前のような行列でしたが、日本人用の顔認証の端末は待つこと無く利用可能で、直ぐに通過。しかし次の税関検査で嵌まりました。

バゲッジクレームのフロアに降りると、降りた手前側がこれまでの書類での税関審査用ブースで、その奥にデジタル税関検査の端末が置かれていて、その手前には長い待ち行列が出来ています。私はデジタル税関端末の方に行ったんですが、どうもサービス率が悪くて長い待ち行列が出来ています。結論から言うと、通常の検査の方が数倍早く通過出来ました。次回からは、紙の書類も用意しておいて、早そうなブース側に並んだ方か良いでしょうね。デジタル端末側には、結構外国人の人がQRコードを表示したスマホを持ちながら、多分30人位並んでいたかな。端末は8台位あったんですが、端末毎に並ぶのでは無く、その手前で1列で待たされて、空いた端末に順番に移動して手続きする方式。で、その端末での一人当たりの操作時間が長い。10分以上待ってやっと自分の番が来ましたが(この時、隣りの書類ベースの税関ブースでは手続きが完了して、もう誰も並んでいない)、結構手間が掛かります。

  1. 顔写真を撮影するので、マスクを取って端末の前に立つ
  2. パスポートの顔写真のあるページをスキャンさせる
  3. 続いてスマホ(あるいは印刷した)登録済みのQRコードをスキャンさせる
  4. 申請内容が画面に表示されるので、内容を確認する
    ※これが3ページくらいあり、結構面倒。
  5. 問題無ければ青色画面が表示され、係員の検査が必要ならば黄色の画面表示になるので、端末の先のそれぞれの色のゲートにそのまま進む(ここで混乱している訪日外国人多数)
  6. 青色ならばそのまま通過出来るんですが、ここでも顔の撮影をして本人確認するので、マスクは外したまま通過するように指示されます
  7. で、顔認証されたらゲートが開いて日本に入国完了となります
何度でも書きますが、特に申告する物が無ければ、事前に税関申告書類を用意しておいて、当日の混雑の様子を見て利用するブースを決めるのがベスト。今日の感じでは、10人位の待ち行列ならば、圧倒的に有人のこれまでのブースの方が早いです。考えてみたら、税関用紙を渡してパスポートを確認して、普通はそれで「OK」ですと30秒位で通過出来ますからね。デジタルブースは、パスポートのスキャンにQRコードのスキャンに、申告内容の画面確認と手順が幾つもあります。待ち行列が一列二列位なら良いけれど、今回はジグザグに五列位の長さがあり、しかも皆さん大きなスーツケースを持った海外からの人達なので、一人一人の時間が長い。便利なようで不便な機能というか、動線デザインが不味いんじゃ無いかというのが個人的感想でした。(続く...)

2022年11月13日

アメフトの産学協同

最近アメフトクラスタでちょっと話題になった話に、地方大学のチーム強化見たいな話がありました。国内のアメリカンフットボールは、関東と関西に事実上集約されている感じで、正直それ以外の地域では大学チームとか社会人でも所謂「プライベートリーグ」の様な感じで活動している場合が殆どだと思います。その為、関東や関西の大学出身者でも、そのまま社会人でプレーしようと思う人材が少ないのに、地方大学での経験者はなおのこと機会が無く、結果的に人材をロスしているのではと言うような話。

そんな現状に対して、一つの解決策を示して実践しているのは、福岡だと思います。otonari福岡SUNSが誕生して、監督やコーチの関係も有ったけれど、地元大学出身者が多く所属してくる流れが生まれて、かつXリーグの新規参入チームとしては異例の強さで昇格して、とうとう今年はトップリーグで活動することに。それに刺激を受けた部分もあると思いますが、熊本とか沖縄とか、九州というか西南地区が今第三の国内アメフト勢力になりつつあるような印象も受けます。それ以外の地域はどうか。関東、関西と来れば、普通は次は中京と言う話になるのだろうけど、名古屋には名古屋サイクロンズ (X1 Area)、愛知ゴールデンウイングス(X3 West)、豊田ブルファイターズ(X3 West)、三重ファイアーバード(X3 West)の4チームが「中京」のチームという理解。この中から、otonari福岡SUNSのようにX1 Superに上がって注目を集めるようなチームが生まれると、中京地区から東海地区のアメフトももう少し賑やかになるんじゃ無いかな。

そんな中で次に個人的に期待しているのが、新潟やその周辺地域の活性化。今シーズン、前ディアーズフットボールクラブが、活動拠点と運営を新潟県胎内市に移すことを発表し、数年後くらいには現在の調布の元の鹿島のグランドから、胎内市へ拠点を移すことを発表済み。母体となる運営会社は、既にサッカー等複数のスポーツチームを運営しているそうなので、色々な意味でのスポーツ振興のKnow-Howはあると思うんですよね。そこにアメフトが加わって、さらに地元との連携が強まれば理想的。大学では、新潟大学が関東の3部にいて、金沢大学は関西のリーグだったかな。その他大学の動向までは詳しくないのですが、チーム数は少ないけれど、結構有望な選手は生まれているらしい。そう言えば、Xリーグにも新潟大学出身の選手が居たような記憶が... 国内のトップリーグであるX1 Superで活躍するには、有名校・強豪校出身で無いと駄目みたいな事を時々言われるけれど、結構地方大学とか関東・関西でも2部、3部校出身者も多いんですよね。課題は、冬場というか積雪の程度がどれくらい有るのかという事。国内のリーグ戦は、8月終わりから9月から始まり、年末から1月に掛けて終了しますが、北信越とか北海道・東北の大学リーグは、少し前倒しでリーグ戦を行って居るみたいなんですよね。アメリカだと専用スタジアムが普通だから良いけれど、日本の場合は公共施設を利用する場合が殆どなので、冬場の理由には制限がありそう。その辺りは日本ではネックになるのかなぁ。

昨年くらいから、大学生対象のトライアウトを開催したり、クロスオーバーアスリート発掘のイベントを開催したりと、国内のアメフト界隈も色々工夫や苦労をして居る様子が伺えます。そんな中で、福岡、名古屋、新潟なんかでは、地元チームと大学チームの連携を進めるような、言ってみれば「アメフト版産学協同」みたいな仕組みが生まれると、フットボールの活性化だけで無く、そこからNFL選手への挑戦とか、いろいろと夢が描けそうな気がします。その3地域だけでなくても、例えば関東の場合は所謂「南関東」が今は事実上の中心だろうけど、それ以外の「北関東」でも同様の取組が生まれると良いんじゃ無いだろうか。その中には、いきなりフルギアのアメフトから始めるのでは無く、最近注目されつつあるフラッグフットボールも積極的に取り入れて、それによって小学生位から大学生までの垂直的な支援なんかも良いかもしれない。地方で創部するチーム、地方に出て行くチームが有ると言う事は、ある意味「活性化の芽が出始めた」とも言えるんじゃ無いかと、個人的には前向きに捉えています。何とか、それを「想い」だけで終わらせないで、実際の活動に繋げたいなぁ。

NRT-GUM/-NRT (Pass 1) (7) - Guam散策

到着翌日のアクティビティは特に決めていなかったので、前日夜ネットで検索しながら幾つか候補を出してみました。ただ、正直狭いグアム島なので、そんなにあちこち行きたい場所も無い。結局は、久しぶりのグアムなので定番のアウトレットモールマイクロネシアモール位しか思いつきません。で、課題は移動手段。これまでならシャトルバスが豊富に走っていたので、それを利用すれば問題無かったのですが、コロナ禍で運行便数が激減しており、赤いシャトルだけが運行していますが、一日に10便程度でほぼ1時間に1本という少なさ。取りあえず前日の夜には、ホテル→アウトレット→マイクロネシア→ホテルという経路を考えたんですが、当日の朝もう一度考えてみると、バススケジュールの関係からアウトレットモールに2時間滞在することになるのは正直キツい。逆の経路だと、マイクロネシアモールにやはりシャトルの運航の関係で2時間滞在するのですが、それは良いとしてもその後のスケジュールの都合でホテルに戻るのが1時間近く遅くなります。結局、当日の朝天候も悪かったこともあり(朝何度かシャワーがあった)、今回はマイクロネシアモールへ行くだけにして、後はホテル回りのビーチでのんびりすることにしました。

現在のシャトル料金は、片道US$4。一日券がUS$10ですが、その為にはサンズプラザのLeaLeaオフィスまで行く必要がありますし、単純往復ならUS$8なので現金払いで行くことに。ホテル反対側の停留所には、予定では11:17到着でしたが、まだ余裕があったので一つ手前のJPスーパーマーケット前まで歩いて時間潰しをすることにしました。この間にも雨がぱらぱら降ってくるので、駆け足で停留所の屋根の下に。で、この時はまだ11:10頃だったんですが、このバス停11:15到着予定のシャトルがもう来てしまい、予定よりも5分も早く出発してしまいました。日本感覚だと考えられないけれど、遅くなるならまだしも、早着しても時間調整なんてしないんですね、アメリカあたりだと。早めに出かけてラッキーでした。シャトルに揺られること15分程でモールに到着。久しぶりに中に入ってみましたが、まぁ静か。閉まっているお店も多かったんですが、予想以上に開いているお店の方が多い気がします。個々の店舗だけで無く、併設されているMacy'sに入ったら、Black FridayのバーゲンでPoloとかのブランド品も50%オフのセール中でした。購入しようかと暫く物色して居たんですが、なんせ日本はこれから冬場に入るのに、展示されているのは夏物ばかりで、今ひとつ物欲もわかず結局見ただけで終わりとしました。唯一物欲が刺激されたのは、Levi'sのお店で、以前は来る度にジーンズ(505がお気に入り、というか太股とお尻が大きいので、スリム系は入らない)を何本か購入していました。今回もと思っていたんですが、ここも既に持っているような物ばかりなので、また次回にすることにしました。

お昼時なので、2Fのフードコートで軽く食べることに。ショップ回りは結構閑散とした雰囲気でしたが、お昼頃になるとフードコートや、施設内にあるレストランにも人が入り始めて、そこそこ賑やかになってきました。アメリカの中間選挙の様子を流すテレビを見ながら軽く食事をした後、再びMacy'sや幾つかの店舗を回りましたが、午後になると流石に人出は増えてきましたね。で、シャトルですが、11時台の後12時台が無くて次は13時台なので、この13時30分発のシャトルでホテルに戻ってきました。一旦部屋へ戻って水分補強をしてから、暫くホテルのビーチやらぶらぶらしましたが、やはり日差しは強いですよね。気温も30度以上は有りそうで、日本もここの所22度位と季節外れの暖かさでしたが、ちょっとこの暑さには慣れない感じでした。暫く南国気分を味わってから、喉も渇いたので21Fのラウンジへ行き、暫く冷たい物(ソフトドリンク)をいただいてクールダウンしました。その後夕方になって、カクテルタイムにまたラウンジへ行ったんですが、昼間外を出歩いて疲れていたのか、前日ほどアルコールは飲まなかったのに、けっこう酔いが回ってしまい、またお摘まみを摘まんでいるうちにお腹も膨れてしまい、結局この日もそのまま部屋に戻ってきました。もう歳を切実に感じますね。

翌日の出発は、10:35に予約した空港へのシャトルがホテルに迎えに来るのでかなり余裕があります。それでも、翌日に着る衣類を出しておき、パッキングできる物はバッグに放り込んで早くも帰国の準備をしておきました。そうそう、今回使う機会が無かったのですが、グアム島でもライドシェアリングサービスが始まっているようで、今回出発前に"Stroll Guam"というUber/Lyftみたいなアプリを見つけてインストールしておきました。シンガポールではGrabという同様のアプリがありましたが、それと同じ仕組みで、多分テンプレートみたいな物があるんでしょうね。最初にSMS認証があるので、出発前に国内でiPhone 13 Proにインストールし、国内の電話番号当てにSMSを送って個人認証を完了しておきます。幾つかの書込では、クレジットカードの登録が国内から出来なかったとあったんですが、私はVISA/MasterCard/AMEXといずれも登録出来ました。

現地でアプリを何度か開いて見ましたが、流石に早朝や深夜では殆ど空車は表示されませんが、日中であればそこそこの台数が捕まえられそうです。試しに、ホテルからモール、モールからホテルで、午前10時頃、お昼過ぎ、午後と試してみましたが、大体数分でピック可能な候補が表示されました。料金は、車種でばらつきがありますが、ホテルからマイクロネシアモールでUS$9~11位と表示されます。今のように、シャトルが1時間に1本しか無いような時には、割高ではあるけれどやはりこちらの方が便利ですね。複数人で利用するなら、コスト的にも十分ペイできるだろうし。今回は機会がありませんでしたが、次回は物は試しで使ってみても良いかも。あるいは、昼間の到着・出発ならば、空港とホテルの移動に利用しても良いかもしれません。その場合は、今回のWestinだと片道US$20位と表示されました。今回利用したHISの送迎シャトル(往復)が、US$60ですから、複数人での利用ならお得でしょうね。ただし、空港到着直後にWi-Fi利用出来るか、ローミングなどでスマホでネットアクセス出来る状態に出来るようにして置かないといけませんが。今回はdocomoのローミングを実は利用するつもりでいたんですが、結局ホテルやモールのWi-Fiサービスで事足りて、ローミングせずに終わりそうです。(続く...)

2022年11月12日

NRT-GUM/-NRT (Pass 1) (6) - Guam到着

久しぶりに成田空港から離陸して、近場と言えども3年振りのフライトです。実は離陸前に安全ビデオが流されたんですが、久しぶりに聞くUAの"Rhapsody in Blue"が懐かしいやら、嬉しいやら(笑)。思わず心の中で口ずさんでしまいました。ところで、私の隣りの席は幸いにも空席だったので、ゆったり出来たんですが、私の斜め後ろに座っていた多分アメリカ人男性が、成田で機内に入って座るやいなや、ずっと喋りっぱなしなんですよね。隣に座っているのは、やはり多分アメリカ人の女性なんですが、この人殆ど返事はしないのですが、男性の話を多分頷きながら相手しながら聞いているんでしょうね、兎に角男性はずっと喋りっぱなし。離陸後暫くして食事の配布が始まったんですが、この時一瞬止まったものの、途中からまた話し始めます。結局この男性、静かだったのは食事を食べている時とトイレに行った時だけ。私の斜め後ろなので、自分の席の背もたれを倒すと、丁度座席の隙間を声が通ってくるからかよく響くんですよねぇ。後から後悔しましたが、機内配布していた耳栓を貰っておけば良かった。

久しぶりに食べるUAの機内食ですが、事前に予約可能だったので、ハンバーグステーキかグリーンカレーの選択のうち、多分より無難であろうハンバーグステーキを予約しておきました。食事の注文を取っていた男性CAさんは、私の前の人達には「食事します? 選択はハンバーグステーキとグリーンカレーですが」と聞いていて、私の時も惰性で一言言いかけたところで、すでにハンバーグステーキを予約済みだったことに気がついたか「Do you... Oh, you like a stake.」と言ってから「How would like ...」と次の確認に移っていきました。で、3年振りの機内食ですが、美味い・不味いよりも「懐かしい」が先に来てしまい、味は分からないまま(半分ウソ-笑)。 まぁ、懐かしい「UAの機内食」でした。

機内食終了後、再び後ろの男性氏がああでもないこうでもないとしゃべり出し、五月蠅いなと思いつつもシートを倒してうつらうつらしている間に寝入ってしまいました。目が覚めた時には、着陸態勢に入る30分位前から。そうそう、久しぶりに登場するUA便は、エアコンがガンガン効いていて、半袖ポロシャツだった私は、思わず毛布を腕まで巻き付けて寝入っていました。そうこうしているうちに、グアム島の西側海上を通過して左に旋回をすると、南側のRW06Lに向けて降下を開始します。この時外は結構熱そうな日差しが窓から見えて、ほどなく着陸。定刻よりも30分以上早い到着となりました。その後誘導路を移動して入ったのが12番ゲート。横の窓から外を見たら、その隣のゲート番号は14番ゲートになっていたので「あぁ、アメリカらしいなぁ」と変なところで感心しました(笑)。

暫くしてドアが開き、入国審査に向かいます。確か最後に来た時までは、入国時も出国時も同じ動線を共有していいましたが、この4年位の間に建物が上に増設されていて、一度上階に上がって入国専用の動線を通ってから、入国審査場に降りていくようにガイドされます。今回は、すでにアメリカのESTAを登録しているので、紙物の種類は不要で全て電子承認になっているはず。入国審査のフロアーに到着すると、成田便最初の乗客だったらしく、私の赤いパスポートを見た女性係員が「Naria ?」と聴くので「Yes.」と応えると、「ESTA?」とさらに聴くので「Yes.」と応えると「Line on the No. 2」と、No.1~No.3まで札が出ている列の入口の一つを指定されます。後から見ていると、待ち行列の人数を分散させるために割り振っているだけで、特にNo.2のラインがESTA専用という訳でもなさそうでした。で、自分達のフライトの到着前に、韓国からの到着便があったらしく、私の前や田の列に並んでいる家族連れ(一列当たり7~8組)は韓国語を話している皆さん。家族ずれが殆どなので、結構時間が掛かります。やっと自分の番になり係員に呼ばれたのでパスポートを渡すと、直ぐにスキャンして登録情報を確認しつつ、メガネとマスクを外すように手振りで支持されます。両方を外すとカメラで顔写真を撮影して、「Business?」「No. Ture.」「How many days will you stay? 」「Three days.」と会話したら、パンパンパンとパスポートに判子を押されて「Have a good day!」とほんの数分で通過出来ました。

入国審査場を抜けて、一つ下のバゲッジクレームのフロアーに移動し、そのまま税関検査のレーンに並びます。個々も韓国便の到着客で結構混雑していましたが、隣りのレーンが相手その係員が私を呼んでくれたので、直ぐに審査してもらえました。パスポートと、予め申請手続きを完了しているグアムデジタル税関申告書のQRコード画面(事前に画面コピーを取っておいて保存したもの)を表示させたiPhone 13 Proとパスポートを渡すと、直ぐにQRコードをスキャンして内容を手元の端末に表示。多分パスポート番号から過去の渡航履歴も表示されているんでしょうね。何か「ふんふん」言いながら画面を確認して、直ぐに「OK」と言ってパスポートとスマホを戻してくれました。並んでいた待ち時間を含めても、到着から15分程でグアム島に入国する事が出来ました。

バゲッジクレームを抜けて外に出ると、右手奥にあるHISのカウンターへ行き、予め予約していたホテルへのシャトルサービスの受付をし貰います。受付後10分程待って、日航ホテルへ行く日本人親子連れと相乗りでホテルへ移動しました。15分程でホテルに到着してチェックインしたんですが、ここでプチトラブル。それはホテル編の方で書くとして、やっと一息つきました。

大した荷物でも無いけれど、アンパックして落ち着いたところで、時刻は18:00過ぎ。クラブラウンジのオードブルタイムが19:00までなので、様子見で行くつもりが、結構しっかり食べてしまい、アルコールも回ったので、そのまま部屋に戻って、少しメールの整理をしてからこの日は終了となりました。

そうそう、一旦ベッドに入った22:00位から、外は雷雨になり、暫くするとホテル近くに落雷が何度もあって、かなり大きな音と揺れを感じました。部屋の電気を消しているので、落雷した瞬間部屋が「ピカっ」て光るんですよね。そこから「0, 1, 2, 3, 4, 5...」とカウントしていると、段々と光ってから落雷の音が聞こえるまでの時間が短くなっていき、最後は光って直ぐに「0, 1, 2」と数え始めたら、2と言う直前に落雷の音が聞こえました。これ一晩中続くと寝られないなぁと思いましたが、何とか1時間もしないうちに収まり、翌朝は綺麗な青空が広がる点気になってくれました。(続く...)