2022年11月21日

気持ち良い接客

佐々木俊尚氏が紹介されていた、とある郵便局でのホッコリする話。郵便局なんてそう頻繁に利用する機会は無いのでちょっとピンと来ないけれど、例えば年金受け取りを郵便局にしていれば、決まったタイミングで通う人は居そう。コンビニ店員さんの方が身近に感じるけれど、そちらはそちらで異動が多すぎてここまでの信頼関係を構築するまでに至らない例が殆どなのかも。

自分も、どちらか(かなり?)と言えば短気な方だし自己中な部分が多いので、取っ付きにくいと言われていたけれど、やはり経験を積んで年齢も積み重ねてくると、それなりに気持ちが丸くなるとともに、やはり社会で生活していく上では権威とか地位を強調して摩擦を無視して押し切る日々よりは、多少は大らかな気持ちを持って、ちょっとした不満とか不平は心の中のゴミ箱に入れてプラス思考で生きた方が、殆どの事柄が上手く行く気がするし第一自分として一番楽な気がします。摩擦を覚悟しても相手に言わなきゃならないこともあるだろうけど、それって本当に必要な時に限るべきだし、限定するからこそ意味も効果も生まれてくるんじゃ無いだろうか。

「接客業」と言っても、例えばホステスさんみたいな文字通りの「接客業」から、コンビニの店員さんは物を売ることが主目的の「接客」は副次的な業務だと思うんですよね。自分も製品開発に関わっているけれど、これもその製品が最終的にはお客様の手元に届くという意味では、凄く細い線だけれどその製品機能とかデザインと言う意味でお客様と接している事になる。人と人の直接的な関わり合いは当然だけれど、途中にそういう「製品」みたいなものが介在する場合、あるいは最近なら「ネット」という文字とか情報を介在して繋がっている部分も広い意味で「接客」と言えるのかも。結局世の中は人と人の繋がりで出来ている事を証明している気がしますね。となれば、別に相手にサービスする、愛嬌を振りまくという意味では無く、自分自身が快適に生活する秘訣の一つが、こう言う「摩擦を減らす」という事が重要に。ある意味ネット販売/ECが近年拡大して居るのは、そう言う一面も大きいと思うんですよね。

ただ、ネット/ECの場合でも、物のやり取りが生まれる以上「接客」は発生するわけで、実際摩擦が無いわけじゃ無い。24時間365日自宅にこもってネットだけで生活出来るわけでもない。やはり、リアル社会でのやり取りはどうしても生まれるわけで、その部分を如何に柔軟に且つ滑らかに処理出来るかという課題に対しての超えたが、例えば「ありがとう」の一言だったり「ご苦労様」という声かけだったりするんだと思います。一連のツイートにも登場するけれど、お金を払っているのだからサービスするのは当然といういつも登場する意見は、そうなると全ての事柄に「料金付け」して行かないといけなくなる。つまり、物の値段は定価だけれど、精算業務に〇〇円、贈り物とかで包装が必要なら今のレジ袋のように別料金、さらに店舗の施設入店利用料金に駐車場料金等等、いゃあ大変な社会になりそう(笑)。そこまで極端な話では無くても、よく「お隣さんは無愛想な人で」と言っているのに、お店に行くとその立場が変わるようなものなんですよね。自分が気持ち良く生活したいと思うならば、それは相手も同じということを理解するべきだと本当に思う。

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