2015年2月28日

Preventive Maintenance (?)

政治と金の話でまた国会が混乱しているけれど、「閣僚の身体検査をしろ」と野党が言っているみたいだけど、なんで「全議員の身体検査をしろ」では無いのだろうか。大体民主党政権時代だって、こういう献金問題は出てきていたわけだし、叩けば埃は出るでしょう、誰でも。掃除機を掛けた後だって、思いっきり布団をただけば無理にでも埃は出てくるわけだし。

いつも思うんだけど、こういう物って定期的にスクリーニングを掛けて、もし何か不都合なことが発見されたら警告ををして、それが累積している、再犯している、改善されないようなら「レッドカード」を渡し、それでもダメなら強制的に議員辞職させるというルールくらい作ったらどうだろうか。

あるいは、共通の「献金検証・登録システム」みたいな物を作って、そこに寄付者と金額を入れていくと、これはダメ・これは良い、これは要確認、みたいな警告が出て、最終的にそこに入力することで申請までしてくれるような。システム側では、政府から補助を受けている企業名とか、同一企業と思われる会社群とか、外国企業とか、そういうDBを要して、そこでスクリーニングするようにする。当然時差も発生するから、そのDB登録以後の事象に関して、次の選挙までは保留にする、あるいは判明した時点で対応すれば「セーフ」とするような仕組みを作ったらどうだろうか。仮にDBに登録されていない企業・団体・個人から寄付を受ける場合には、そこで申請をして貰い、審査してOK/NGの判断が出来ますから、そこでも1つスクリーニングが可能になるわけだし。

さらに、このDBに登録して寄付をした場合には、地方納税のように減税措置を受けられるようにすれば、参加する方もメリットが生まれて積極的に政治活動に参加する動機になるかも。

いずれにしても、国会の度に「政治献金がぁ~」と空転するのは、無駄以外の何物でも無いわけで、其れ以前にちゃんと身辺検査できるような「定期保守(Preventive Maintenance)」みたいな仕組みが必要では。

Bye, bye, Mr. Spock

STAR TREKシリーズの、Mr. Spock役として有名な、レナード・ニモイ氏(Leonard Nimoy)が、83歳で無くなったという記事。独特のキャラクターで、主役のカーク船長以上の存在感が有りましたよねぇ。その後のシリーズにも何度も搭乗しているし、それだけ人気の高さが伺えるキャラクターでしたが、こういう配役に嵌まってしまった役者さんの性で、それ以外の作品に出演しても、その役がどうしてもスポックと被ってしまうのが残念ですが。

New York Timesの記事には、動画も登録されていて、今見ても懐かしさと斬新さを感じますが、もうこの姿が見られないのは残念。でも、新しいSTAR TREKシリーズのスポック役も、似てはありつつも自分なりの個性も感じられて、それはそれで楽しみではあるんですが。

自分の記憶に残る場面を沢山残してくれてありがとう。ご冥福をお祈りします。 "Live long and Prosper..."

2015年2月27日

レジュームチェンジ

来月から始まる中国でのサイバーセキュリティ規制で、プログラム内容の開示などを求める内容に、米国が反発しているという記事。何年か前にも、通信機器の暗号化複合化アルゴリズムの開示を中国が求めて、日米欧のメーカーが一斉に反発しましたが、あれって結局どうなったんだろうか。何度か適用延期になって、結局うやむやというか中国側が折れたんでしょうね。もし本当に開示したら、とてもじゃ無いけれどそのシステムは使えなくなりますから。

この件も含めて、中国のやり方というのは、既に存在しているワールドワイドスタンダードに対して、競争が不利となると自らの仕様・ルールを適用されることで、グランドルールを変えてくること。電話の通信プロトコルにしても、国内専用の仕様を定めて、それに従わざるを得ない状態になっていますが、やらされる方にしてみれば良い迷惑というか。OSの世界でも、「紅旗Linux」っていうのが確かあったけれど、あれどうなっているんだろうか。と思って調べてみたら、どうも事業停止しているみたい(笑)。

既に確定している仕組み・体制・システムが多数を占めている場合、底に食い込むのは非常に難しいわけですが、唯一可能な方法が、それらの仕組みを根底から覆す新しい仕組みと入れ替えてしまうこと。一般的に「レジュームチェンジ(Regime Change)」とも言われると思うんですが、それをある日突然平気な顔をしてやってくるのがこの国のやり方。圧倒的な存在感を持っている現在では、それぞれの地域・国の利害関係があるから昔のように世界中から圧力を掛けることも難しくなってきているし、仮にそれが可能になっても聞くわけじゃ無いし。

現在中国から出て行く企業・メーカーが増えていますが、その動きに影響するんじゃ無いだろうか。そうなったときに、中国としては13億の人民をどうやって食べさせていくのか。

Politically Correctness

AppleがiPhoneでの顔文字のバリエーションを増やして、これまでの「白人」以外の人種と思われる画を追加したら、「黄色が濃すぎる」と中国からクレームされたというニュース。昨日の朝の情報番組などでも取り上げられていたので、最初はそのニュースで見たんですが、「これ、クレーム対象になるんじゃ無いの」という印象がそのまま的中。まぁ、確かに一番左の「黄色人種」と思われるアイコンの色は、少し黄色すぎますよね。30年前に初めてアメリカに出張して、向こうで「白人」とか「黒人」と並んで仕事したときに感じたのが、「白人と言ってもそんなに白くないし、黒人と言っても黒いと言うよりは茶色系だし、黄色人種と言われても、そんなに黄色じゃ無い」ということ。勿論、その後色々な人と会う機会があり、本当に脱色したような肌の人にもあったし、本当に漆黒の肌の人も居たし、そういう人を見るとますますアジア人が「黄色人種」と言われても、そんなに黄色いかなぁと疑問に思ったもの。

このアイコンでもう一つ気になったのが、髪の色。黒髪と金髪しかないけれど、赤毛の人も銀髪の人も居るわけで、そういうところでも突っ込まれそう。さらに、ヒゲの有無も言われそうですね。最近のアメリカでは、イスラム風の顎髭や口ひげをしている人も多く見られるけれど、そういうのももしかしたらこれから批判の対象になるかも。Wiiでしたっけ、自分や友人の顔を作れるゲームが有ったけれど、ああいう仕組みが無いと、"PC(Politically Correctness)"に引っかかりそうですね。Appleとしては、どう収拾するんだろう。白人風のアイコンしかないと言われて今回増やしたので、元に戻すわけにも行かず、多分もう少し黄色の濃さを薄くするようなアイコンにするんだろうな。でも、それでもまだまだツッコミどころ満載のアイコンは、前途多難かも。

Taco Bell in Japan

アメリカのファストフードで、最も馴染みがあって、かつアメリカ人が何故か大好物な「Taco Bell」。30年余り振りに、日本に再上陸するという記事。ただフランチャイズ契約を結んだアスラポート・ダイニングという会社は初耳でした。「牛角」と言うから、レインズインターナショナルかと思ったら、エリアフランチャイザーなんですね。

タコベルって、好きな人は好きなんだけど、過去何度か試した経験では、私はちょっと口に合わない味。味付けを日本向けに変えるのか、オリジナルのままに行くのか分からないけれど、どちらにしても冒険かも。実は、暫く前に自宅近くのモールに入っているSubwayで久しぶりにサブサンドを買って食べてみたんですが、昔食べて記憶している味とかなり違う。個人の好みとして、悪い方にシフトしている気がして残念だったんですが、このタコベルはどうだろう。近くに回転したら、怖いもの見たさで一度試してみようか悩みます(笑)。

2015年2月26日

国内回帰の誤解

円安の影響や、世界の工場である中国での色々な問題(賃金アップ、政情不安、対日感情、etc...)等もあり、一部の企業は、より労働コストの低い地域への移動だけで無く、日本へ製造や開発を戻す傾向が最近目立ちます。これを「国内回帰」「地方活性」みたいな感じで取り上げる報道が少なくないけれど、それって大きな誤解じゃないだろうか。

先ず、円安による輸入コストのアップというのは、確かに大きな理由だと思います。ただ、物流コストなんてどこでも一番最初に最も削減するところだろうから、コストリカバリーというよりは、付加価値としての納品日時の短縮とコストとの兼ね合いと言う理由の方が大きいのでは。「日本国内で製造した」という安心感もあると思いますが、それ以上に製造してから数日、早い場合には出荷した翌日には配送されるというスピード感の方が重要ではないかと。

次の理由は、やはり海外、特に中国で製造しても以前ほどコストダウンが見込めないことでしょうね。ただ、だからといって何でもかんでも国に戻せるわけでも無く、特に新規に国内に製造設備を作るなんて言う更なる投資は出来ないので、結局国内需要を睨みつつ既存の設備や人材で対応出来るものは戻す、と言う事が殆どだと思います。

言い方は悪いけれど、消極的理由、あるいは消去法的理由で、一度外に出た製造・開発が国内に戻ってきていることは事実。ただ、それはあくまで一過性のことだと言うことも理解しないと、これで経済が上向くと言う楽観的なことは考えない方が良いでしょう。ただ、そう言う回帰が生まれた地方にとってはチャンスであることも確かで、これをとっかかりに以下に定着して地元に残って貰えるか、その工夫は必要でしょうね。その中でも、地元だけで無く企業側にもメリットのある提案が出来れば、新規事業の開拓にも綱が割るわけだし、そう言う方向に進めないと今後は日本国内での製造・開発産業って減少するだけだと思う。

例えば、先日の「ガイアの夜明け」でやっていた内容ですが、衰退する縫製工場とセレクトショップを繋げるビジネスをしているベンチャーが有り、それまで1000枚とかの単位で無いと発注できなかったオリジナル商品が10枚とかでも発注できるようになったという話。これ、20年くらい前に日本経済がどん底だったときにもあった話で、ある商品を製造して欲しいのだけれど、どこに依頼しても取り合ってくれない。ところが、経済が不調になりそれまでの仕事が減ってきたら、以前は断られた内容・数量の仕事で設けてくれるので、以前は作れなかった自分のアイデア商品を作る事が出来るようになった、と言う話。1+1を3とか4にすることも重要だけど、1+1で2'とか2.1とかにするだけでも新しいビジネスチャンスが生まれるんですよね。そう言うとっかかりにしないとこれからは生き残れないし、そう言う発想が日本で成功する切っ掛けだなと再認識しました。

本の20~30年前だと、例えば同好の有志が集まるにしても物理的に近くの者同士で集まるしか無かったのが、今ではネットワークを使えばどことでも手をつなぐことが出来る。同様に、これまではマーケットも限定されていたのが、売り出し方にしても対象にしても、世界を想定したビジネスが可能になるので、それだけターゲットを大きくすることが出来るんですよね。そう言う考えでビジネスプランを立てると、ビジネスの間口が広がり成功する確率も(やり方にもよるけれど)大きくなるわけです。言葉の綾では無いけれど、「地方回帰」という言い方よりは「適所回帰」という言い方をした方が、これからのビジネスチャンスに対して正しい表現のような気がします。

年収格差

確か先週日曜日のCX系「新報道2001」だったと思うのですが、最近話題のピケティブームに関連して、年収格差の話が出ていました。で、民主党の議員さんだったと思うのですが、ちょっと興味深い話をしていました。

「年収格差」とか「収入格差」というと、どんどんどんどん富裕層がますます裕福になって行っているイメージがあるけれど、実は上位所得者の割合と下位所得者の割合はそれ程変わっていなくて、その間の中間層の中の下位の人の収入が減ってきていて、下の年収層にシフトしていることで「収入格差」という雰囲気が出来ていると言う話。例えば、これまで800~500万円位の年収の人達が、600~400万とかに下がっていると言う事らしいですね。

その話にも関連して、こんな記事も。確かに、例えばアメリカなんかの「富裕層」と日本の「富裕層」を比較すると、とんでもない差があります。と言うか、発展途上国なんかの方が、もっと激しい格差がありますよね。また、「財閥」なんて言うのが未だに残っている韓国の方が、日本よりも収入格差は大きいんじゃ無いかとも思うし。この記事にも書かれているように、日本の問題は「下方向への格差進行」と言う事を考えると、例えば富裕層への課税拡大をして平均化を使用とすると、その富裕層からしてみれば特に収入が大きく変わったわけでは無いのに、税金だけ余計に取られると言う印象にもなりかねませんね。少し古い記事ですが、同じような説明もされています。現在ではもう少し割合は変わっているかもしれませんが、給与所得者の上位4%が所得税の半分を賄っていると言う事は、ちょっと意外でした。ピケティ関連の色々な話や意見が最近沢山出てきますけれど、素人ながらそれらの話を聞いていて一寸ピンと来なかった理由が、そういうところにあるのかもしれません。つまり、彼の想定している社会モデルが、必ずしも実際の日本の社会モデルと一致していないということ。

年収の話でもう一つ興味深いのが、ちょっと出典は見つからないけれど、国会審議の中か何かで、安倍総理が年収低下のロジックの話で、「年収800万の私と専業主婦の妻だった家庭が、妻が働き出して年収400万円を得るようになれば、その家庭の一人当たりの年収は600万円と下がったように見える」みたいな説明だったと思います。これって、例えば非正規労働者が正社員として採用されて年収計算されると、見かけ上の値は下がると言う事にもなるらしい。非正規→正規という雇用形態の変化は、本来望ましいはずなのに、それによって得られる統計データだけ見ると、逆に正規雇用者の収入低下にも見えてしまう。この辺り、結構都合良く数字だけを利用する人も多いので、単純に鵜呑みにせずにある程度背景を調べて理解しないといけませんね。

で、日本の根本原因である「中間層の減少と下方向へのシフト」の対策と言うのが難しい。ただ、会社の仕組みなんかを見ていると、特に製造業なんかで見ていると、日本から中間層から下の部分の仕事はどんどん海外に出て行って、日本国内で生き残るためには、どれだけ付加価値を付けられるかという事が暫く前から主流になっています。収入を得るためには、某かの「仕事」をしないといけないけれど、その仕事の内容・質が昔のようにどの階層でも存在していて、誰でも選択できると言う時代では無くなったと言うことは理解しないと。結局収入アップしたけれど、より付加価値の付けられる仕事をするか、複数の仕事を掛け持ちにする=量による付加価値、をするしか無いんですよね。行政的には、教育制度の充実とか色々あるのかもしれないけれど、結局は働く側の意識改革が無いと、何も解決しないと思います。厳しい時代だけど、人間にしてもそれに対応しないと生き残れないのは、自然界で厳しい環境で生きる生物と同じ事なんですよね。それを勘違いしないことが重要じゃ無いだろうか。

2015年2月25日

不便なサイトサービス

現在メインで使っているクレジットカードは、三井住友VISA Platinumですが、ある程度ブランドを揃えてリスク分散するために、サブカードとしてみずほセゾンAmex Platinumを利用し始めました。で、今週末AMC修行で仙台へ飛ぶので、どこか仙台で美味しいお店は無いかと調べ始めました。その時に、VISAのダイニング検索では東北地方はカバーされていないので、Amexで調べようとしたんですが、これがちょっと酷かった。

まずVISAの場合は、自分のアカウントサイトに入ると、そこからPlatinumサービスのページに飛べて、ホテルとかレストラン検索が出来ます。Amex(=SAISON)も同じだろうと思ったら、幾ら探してもそんなリンク設定は見つかりません。仕方ないので、カードが送られてきたときの説明書類を引っ張り出して説明書を見ると、どうやら別のURLから入るらしい。そこにアクセスして、要求されたカードの上位8桁を入力したんですが、何度入れても弾かれる。で、気がついたのは、そこは自分の「みずほセゾンAmex Platinum」用では無く、SAISONの「セゾンAmex Platinum」用のエントリーページだったらしい。そこでもう一度説明書を見直してみると、みずほセゾンは別URLから入るように説明されています。こちらからアクセスすると、ちゃんとカード番号も認識されてまずは会員用トップページへ遷移する事が出来ました。

何でそんなことが発生したかというと、送られてきた説明書(入会時キット)に、

  1. 「みずほセゾンAmex Platinum」カード全般のサービス内容説明の冊子
  2. American Expressの「entree」のサービス説明の冊子
  3. それ以外のサービス説明用冊子

が入っていました。で、#1の冊子は「みずほセゾン」専用だけど、#2とそれ以外は「SAISON Amex Platinum」と共通サービスなので冊子も共用しているらしい。だから、#1と#2でアクセスするURLが違って書かれているんですね。だから今回entreeのサービスを利用しようと#2の冊子を参照したら違ったみたいで、この冊子はサービスの種類とか内容とか「中身だけ」見なきゃいけないらしい。でもこれって不親切じゃない?

さらに、アクセスした先でレストランを検索しようとしたら、これが酷い作りのサイト。最初、自分のデフォルトのChromeでアクセスしたんですが、どうも動作がおかしい。もしやと思ってIEに切り替えたら動くようになって脱力。さらに、リストアップされたレストランの一覧に、場所の掲載が無いのでどこの地域のお店なのか分からない。店名によっては「○×ホテル」とか書かれている場合もあるので分かる場合も有りますが、店名だけだと、その店名のリンクをクリックして詳細を開いて、さらにその詳細画面の中の「場所」というリンクをクリックしないと住所が表示されない。200件くらい登録されているんだけど、その半分以上はそんな風に階層を下らないと分からないので、もういい加減嫌になりました。このサイト、プロパーのAmexのサイト何だろうか、それともSAISONが準備したサイト何だろうか。もう、二度と使わないと思うくらい酷いデザイン。なんか、サービスを利用するのは止めて欲しいと提供者側が思っているような感じです。

以前使っていたプロパーのAmex Goldのサイトは、もう少しまともだったことを考えると、やっぱりSAISON側の作り込みが拙いんだろうなぁ。上級会員向けカード何だったら、もうちょっとしっかり作り込めよと小一時間。このみずほセゾンAmex Platinumは、セカンドカード的位置付けのつもりでしたが、ちょっと使えませんね。Amexブランドのキャンペーンとかサービスの時しか使わないかも。となると、もう一つ別のセカンドカードが必要になるけれど、どうしようか。候補はANA マイレージカードだけど、となるとブランドはどうしよう。未保持のブランドは、JCBとダイナースだけど、どっちもなぁ... またAmexにするのも芸が無いし、VISAブランドは捨てるほどあるし、MasterCardもあるし。

少し前だと、カードブランドで利用出来るお店の有る無しが有り、それが選択する基準でしたが、最近では先ず使えないケースは無くなり、余りそれは意識しなくても良くなりました。となると、それ以外の部分での差別が必要なわけで、となるとこういう会員サービス部分が重要だと思うんだけど、その辺りSAISONは意識していないのだろうか。ちょっと幻滅したサイトサービスでした。

ANA Skyコイン

先週からANA Mileage Club (AMC)の上級会員を目標にマイル(Premium Point)を貯め始めた訳ですが、其れ以前からEdyのポイントをAMCのマイルに付けていました。面倒なのでT-pointの登録はしておらず、でも電子マネーとして使うだけだとちょっと勿体ない。そこで、利率は悪いけれど無いよりは良いだろうと、AMCの会員登録をしてから暫くしてEdyのポイントをAMCのマイルに変換してきました。Edyもそんなに使うわけでは無いので、月に数十マイルが貯まれば良い方ですが、それでも3000マイル一寸、これまで貯まっています。ところが、AMCのマイルって、UAのMPと事なり3年間の有効期限があるんですね。UAはマイル口座に変化があれば、18ヶ月延長されるので、実質無制限にマイルが残るのだけれど、AMCは三年以内に消費しないといけない。

ところが、特典チケットに変換するほど貯まっているわけで木、正直使い道が無い程度のマイル数しかありません。ANAの場合、自社のサイトや店舗で現金代わりに利用できる「Skyコイン」というものがあるんですが、AMCの上級会員だとマイルからSkyコインへの変更可能ですが、変換単位は10,000マイル。とっても足りません。あるいは、ANAマイレージカードメンバーになるか、モバイルAMC(月額300円の優良会員)メンバーなら1マイル単位で交換出来るけれど、それも面倒だし勿体ない。来月になると、マイルも10,000マイル超えるので、そうすればSkyコインに変更可能になりますが、今月で切れるマイルが少し(42マイル-笑)あるのが何となく勿体ないなぁと言う気持ちでした。

で、そんなメンバーの気持ちを察してくれたのか、昨日24日からAMCの会員なら誰でも1マイル=1Skyコインの変換が出来るようになり、期限切れの端数マイルでも有効利用できるようになりました。変換出来るけれど、変換したSkyコインの有効期限は一年なので、一年以内に何かチケット購入するとかして消費しないといけないけれど、まぁマイルのまま保有しているよりも有効範囲が広くなります。1マイル単位で交換出るのは便利何だけど、実は10,000マイル単位だと1.2倍とか1.3倍とか、会員資格に応じて有利なレートで交換できるので、実は利用するならこっちの方が良いわけです。最初は、現在実行中のAMC修行で1万単位のマイルになったら変換しようと思っていたけれど、幸運にも昨日から1マイル単位で交換できるようになったので、取りあえず今月と来月期限が来る91マイルを91円分に変換しておきました。4月中旬までのAMC修行用には使えないけれど、その後も何度かANAのフライトを利用する機会はあるだろうから、その時にでも補填することにします。

各社、それぞれのFFPプログラムを展開しているわけですが、他社のプログラム内容は慣れないと分かりづらいですね。こちらの方も、修行中です。

2015年2月24日

民のかまど

一宮市の私立中学校の校長が、仁徳天皇の「民のかまど」の逸話(神話?)を題材に民主主義に関しての発言(ブログ)を掲載したところ、市教委からの注意が有りその記事を削除したという。ところが、その続報によると、どうも実際の市教委と校長先生とのやり取りと、報道された中日新聞の内容とは隔たりがあるようで、その報道側の内容が「正しいもの」として伝搬している様子。中日新聞と言えば、朝日新聞、毎日新聞系の内容で、天皇制にも批判的な傾向があるメディア。それ故に、やや天皇制に関して好意的な内容の校長ブログの記事が気に触ったのかな、と思ってしまう。

本来の記事は既に削除されているけれど、その全文などはあちこちに転載されているので今でも内容を確認することが出来ますが、95%位は読みやすく内容も平易で良い記事だと思います。唯一気になる5%は、天皇制へのやや賛辞が感じられるのかな、と言う事。「象徴としての天皇制」を強調するのは良いけれど、天皇制の賛否に関しては、それは読み手である生徒の判断に任せる方向だったら100%だと思うけれど。いずれにしても、「神話」と断っての民主主義の精神の話だと、特に問題有るとは思えない。クレームに関しても、匿名の通報1件だけだったようで、それが実名で堂々と主張した反論ならまだしも、匿名で言ってくる奴にはろくな物は無いと言うのが私の実感。その時点では、そう言う違憲もあるという補足で十分だったかもしれないけれど、地元メディアがやや方向性を曲げて報道してしまったので、影響の大きさを考えてあえて全て削除してしまったんでしょうね。

個人的には、削除したから一度出したものが無かったものになるとは思わないけれど(実際あちこちに転載されて、今でも内容は確認できるわけだし、削除後も色々な意見は出てくるわけだし)、そう言うものの履歴も残しつつ色々な意見や議論が生まれることが一番重要何じゃ無いだろうか。削除するって、そう言うことを全て封鎖してしまう気がします。勿論、全ての意見や議論が良いとは言わないし、どうしても抵抗のある内容が出てくることもあるでしょう。でも、それも一つの情報であり、そう言うものが存在すると言う事を認識して考えないと、良い事ばかりの「無菌状態」の情報だけにならされた、「聞くだけの人間」になってしまわないだろうか。

あることが存在した・存在することを認めた上で、その是非に関して意見を交換して一つの結論(方向性)をまとめることと、そう言うものが無い・言ってはいけない、と制限した上で、一つの結論を決める事って、その結論がたまたま同じものになったとしても、理解の程度や内容に大きな差があると思います。勿論、後者の方が薄つぺらくて脆いだろうなぁ。それで、さらに大きくて重要な考え方を生む基盤になるんだろうか。凄く脆弱な結論しか出てこない気がする。

自己批判

中国外相「侵略ごまかそうとする者いる」

自己批判でしょうか? (をぃ)

二枚舌社説

与那国島陸上自衛隊配備の是非を問う、住民投票のの地元紙の社説。楽観視していたのか、投票前には「結果を尊重せよ」と言っているのに、意に反した結果が出た後には「複雑な民意を踏まえよ」と投票前の意見とは150度位異なる内容。それを言ったら、昨年投票された沖縄知事選だって「複雑な民意を踏まえ」無いといけないんじゃないか? 基地移設問題は重大案件だけど、先ずは普天間の安全性を確保するのが最初で、さらにどうやったら沖縄の基地負担軽減できるか、と言う話をしなきゃいけないはずなのに、かたくなに「辺野古はダメ」と全てを保留するだけ。

「社説」と言えども一人の担当者が全てを記載しているわけじゃ無いかもしれないし、たまたま異なる意見の人が前後に書いたのかもしれないが(棒読み)、「社説」として公開する以上は、そのメディアの姿勢なり方向性を表したものと理解するのが普通。それが首尾一貫していないというのは、メディアとしての役割を果たしていないのでは? 事前の社説で「結果にかかわらず配備反対」とか言っていればまだ納得出来るのに、自分達の立場に影響するのが嫌なのか、「民意」という他者に意見を言わせる形で自分達の意見を公開するという、メディアとしての責任の無さ。メディアなら「我々は、地元の民意は斯く斯く然々だと理解するから、投票結果がどうあろうとこうこうしかじかするべき」という書き方なら、その後の結果がどうあろうとそこから「結果を受けて、我々はこう考える」という論理が展開出来るだろうし、それはメデイアとして自らの立場を表し、批評(批判じゃなくて)する機関として正しい姿だと思うんですよね。でも、自分達の意見としては公表せず、「回りがこう言っているからこうすべきでは」という言い方が卑怯ですよね。

「言論の自由」「報道の自由」は守られるべきものではあるけれど、その為には大きな「責任・責務」もあるわけで、そのリスクを負わないメディアには、そう言う自由は制限される、あるいは自由を声高に要求する権利も無いと思う。

2015年2月23日

政治献金

西川農林水産大臣の政治献金問題を追求していた、民主党の玉木氏自身にも政治献金問題が発生と言う、見事な民主党の伝統芸「ブーメラン効果」(笑)。西川氏の例も迂闊以前の話だと思うけれど、この玉木氏の例にしても、「住所も事業形態も違うから問題無い」と言いつつも、でも代表者が一緒だったらかな陸路に近いグレーじゃ無いかという気もします。個人的には、政治活動にある程度の資金が必要と言う事も理解するし、「陳情活動」というものも理解するけれど、結局法律の曖昧さが問題なわけで、そこをこういう事例を元に明確にしていくしか無いんじゃ無いかなぁ。

例えば、業種、所在地の違いにかかわらず代表者が同一の組織・会社は同一グループとする、とか、設立後3年以内の組織・会社からの献金は違法(ダミー、ペーパー会社からの鵜飼い献金防止)とか。ただ、どう言うルールを作っても抜け道を見つけ出して来るのが議員だったりしますけれど。それでも、収支報告書が公開されているから、今回もこういうことが分かったわけで、そう言う透明性の担保というのが一つ効果的な抑止力になるのは事実。

もう一つ思うのが、「違法性は無いが、誤解を招かないように(お金を)返却した」という事での幕引き。一般社会では、中々そう言うことでお咎めしとは行かないことの方が多いと思うんだけど、その点が納得いかないかなといつも感じるところです。健全な民主主義・民主政治は、国民自身が育てないといけないと思うけれど、そこにはどうしたって競争原理も有るわけで、国民が少しでも自分の所に利益誘導使用とすれば、ある程度優遇する、優待するという事も、ある意味自然な事。結局は国民自身の問題だと言う事に帰着するんだろうけど、難しい問題だなと思いますね。む

結局は、献金を渡す方も貰う方も、モラルを維持できる、常に監視できる仕組みを構築するしか無いんでしょうね。あと、確かに西川氏への追求も良いけれど、本人が辞任したからってTPP交渉が有利に動くわけでも無いし、TPPをどう進める、あるいは場合寄っては破棄することで、一番日本が豊に有利になるにはどうすれば良いのか、という一番重要な部分の話をもっとちゃんと進めて欲しいですよね。どうしても、日本のことよりも相手に失点・罰退させたいだけとしか思う無い行為は、もういい加減に止めて欲しい。大体、民主党自体が失点・罰退の積み重ねなんだから。

暇な弁護士

元朝日新聞記者・植村氏の裁判についてのコラム。本人だけで無く、ご家族まで影響があったことはお気の毒と思うけれど、でもそれってこれ以外の事件・案件でもメディアが騒げば同様の事がこれまでもあったわけで、自業自得とまでは言わないけれど、逆の立場になってみて初めて経験して少しは取材対象の苦しさが分かったのでは。それはそれとして、メディアの責任として猛省して欲しいところではあるけれど、それ以上に奇異なのが170人も付いている大弁護団。

170人もの弁護士を雇うなんて、どれだけお金が必要なんだと思ったら、ボランティアで仕事をする人も多いという話。世の中には、色々なことで困っていて、弁護士に相談することも難しい人が多いと思うのに、こういう人達はそう言う人達には見向きもしないのだろうか。(棒読み) 今では珍しく無くなったけれど、弁護士でテレビにタレント的に仕事をしている人も多く居るけれど、知り合いの弁護士曰く「本業をちゃんと仕事をしていたら、とてもあんな時間は無い」と言ってましたね。優秀な助手とか同僚が仕事を肩代わり分担してくれているのかもしれないけれど、それだって本業は何なのと言う疑問は解決されませんしね。

話を戻すと、元々の植村氏は、ずっとジャーナリストとして反論するわけでも無く、どちらかというと静かに隠れてほとぼりが冷めるのを待っていたような雰囲気の中、急に「人権侵害だ」と裁判を起こすことになったわけで、穿った見方をすると、弁護団が出来たからやってみようかという気持ちになったのか、と。あるいは、ヘイトスピーチに対しての世の中の風当たりが変わってきたので、これも好機と感じていたのかも。いずれにしても、170人もの弁護士が手分けして仕事をしなきゃいけないくらいの大きな案件なら、是非弁護士さんには意味のある仕事にして欲しいです四のね。(棒読み)

2015年2月22日

Leg#2: HND-OKA-HND

AMC Diamondへの道」は木曜日の日本準一周ルーティング(笑)に続いて、一番単純で利用頻度の多いだろう羽田-沖縄往復巡礼の旅(マテ)。夕方、浜松で用事があるので少し朝早めに出て、午後15:00には戻るという忙しないフライトですが、まぁ飛行機に乗るのが目的ですからね。

1) HND 08:40 - OKA 11:30 (NH467)

羽田エクセルホテル東急を少し早めにチェックアウトして、まずはプレミアム株主優待券チケットを搭乗券に交換。ここで、この日の往復分2枚が吸い込まれて行きますが、これが後で一寸混乱することに。KIOSK端末の直ぐ横に、ANA Loungeに続くセキュリティゲートがあったので、そのままそこを通過してラウンジで一服しました。流石に朝の出国ラッシュだからか、結構混雑していました。その中でも、10人位の20~30代位のグループが、メディア関係者なのか一寸派手な服装で、話し声も大きくてうざったい。搭乗ゲートの58番ゲートが、少し離れているので早めにラウンジは出てゲートに向かいました。

土曜日と言う事で、このフライトはオーバーブッキングとなり、ボランティアを募集していました。次の9:20のフライトの確約と、10,000円もしくは7,500マイルの提供とのこと。一瞬心が揺れるものの、復路のフライトに間に合わないのでそこはぐっと我慢です。機内に入ると、満席と言いつつもプレミアムクラスは半分以上空席が。「あれ?」と思っていたら、ドアクローズ直前にどやどやと団体さんが乗ってきました。土木関係の会社と思われる15名の団体さんは、会社の50周年記念での沖縄旅行と、一番前に座った社長さん(自称)が挨拶に来たCAさんに話しています。私の横の席には、幸いにも20代後半くらいの若い男性社員が座ったんですが、機内なのに濃いめのサングラスしているし、何だかなぁ...

水平飛行に入ると、この社長さん、反発入れずにCAさんを呼び出して水割りの注文。食事の準備で忙しいのに... で、となりの社員の人と、ANA My Choice のパンフレットを見て品定めしています。うーん、こりゃぁ宴会モードかなとと危惧したのですが、多分朝早かったんでしょう、2杯位アルコールが入ると、皆さんお休みになられて静かになりました。ただ、それまでは通路越しに私の横の男性社員と結構大声で話しをしたりしているから、五月蠅い五月蠅い。速攻でイヤホンを耳に入れて、食事の後は小さめに音楽を流しながら、私も爆睡モードで沖縄へと飛びました。

羽田から八割くらいまでは安定したフライトでしたが、そろそろベルト着用のサインが点灯するかなと言う頃から、結構揺れ始めました。そういうときに限って、この団体さんのメンバーが入り替わり立ち替わりトイレに行くわけですが。余り飛行機に乗り慣れていない雰囲気だったので、あの揺れの中でのトイレって大丈夫何だろうか。この社長さん、中学生になるお嬢さんが居て、この娘さんがANAの大ファンだとかで、去年のANAのドラマ「ミスパイロット」に出ていた斎藤工のファンでもあるので、兎に角何でも良いのでANAのお土産をもらってきて欲しいとおねだりされたらしい。CAさんも、そこまで言われて嫌な気はしないだろうと思うので、着陸直前には何かサインカードみたいなものとか渡しているようでした。当然室内履きのスリッパは未使用状態で持ち帰ることと言明されたそうです。まぁ、家に帰れば良きパパなんでしょうね。羽田は寒かったけれど、沖縄はもう「暑い」という気候。ここから1時間ちょっとで羽田へ戻ります。

2) OKA 12:45 - HND 15:00 (NH464)

今回、先ず夕方の予定が有り、それに合わせて沖縄からの復路便を設定し、それに合わせて朝出来るだけゆっくり出発出来る便を決めたんですが、予約した後で「これって、使用機材も羽田-沖縄往復じゃない?」と気がつきました。帰りの便はこれ以上遅く出来ないので、往路のフライトを早いものにしようと先ず思ったんですが、既に満席。結局、機材は同じでもクルーチェンジはあるかもしれないし、今後のためにも一度試してみましょうという事で、今回はこのまま利用することに。でも往路・復路で座席は別の場所に変更はしておきました。

沖縄に到着し、外に出るのも面倒なので暫く免税店とか覗いてからANA Loungeに入出しようとしたら、入口のQRコードスキャンでエラー。羽田で通しでチェックインしたつもりが、まだチェックインしていない状態でした。前回の名古屋-沖縄-新千歳は、乗り継ぎ扱いだから通しでチェックイン出来たんですね。こういう単純往復はダメなんだと、一つ発見。乗り継ぎカウンターで手続き出来るとのことでしたが、それも一寸恥ずかしいので(笑)、一度外に出てもう一度セキュリティゲートを通ってきました。この時、ANA側のゲートBが混雑していましたが、その右手奥に、新しくゲートCが出来ていて、こちらはガラガラ。新しくオープンしたANA Suiteのある場所なので、余り人が寄ってこないのだろうか。混雑しているときには、こちらが便利そうです。

狭いラウンジでラッシュ時でもあったので、中も混雑。それ程時間が有ったわけでも無いので、お茶を一杯飲んでゲートに向かいました。往路のCAさんの顔は殆ど覚えていなかったんですが、多分クルーも担当キャビンも同じ用な雰囲気。向こうもこういうことには慣れているのか、特に「往路でもお会いしましたね」とか言われなくてホットしました(笑)。

CAさんは(チーフパーサーさんかな?)、一人一人に挨拶をして回っているんですが、どうも話の振り方が噛み合っていないというか、無理に話をさせようとしているような雰囲気もあって、個人的には一寸どうなんだろうかと。ANA流のサービスなんだろうけど、もう少しシンプルにして、乗客から話しを振られたら付き合うくらいでも良いんじゃ無いだろうか。

今回のフライトで一寸残念だったのが、機内で出されたコーヒー。スターバックスとの契約が切れた直後の一番酷かったときのUAのコーヒーよりはましだけど、薄くて味が無くてブラックでは飲んだ気がしないもの。ドリップじゃ無くて、紅茶パックのような入れ方をしたような感じで、とても飲めたものではありませんでした。

羽田には定刻よりも少し早めに到着。A滑走路に降りたので、「あぁ、回り道だ」と思ったら、何と予想外の沖止め。402番スポットに駐機し、そこからバスで到着ゲートに移動となりました。B777-300なんていう機体を使うときも、こんなことがあるんだと妙に感心してしまいました。途中バスから見ていると、結構開いているゲートもあったんだけど。

この後、京急で品川に出て、予定通りの新幹線で浜松に帰宅。さて、来週は仙台往復です。(続く...)

羽田エクセルホテル東急

FSPでいつも利用しているホテルが満室・割高だったため、今後のためにと初めて羽田空港第二ターミナルに隣接する、「羽田エクセルホテル東急」を予約。価格的に殆ど同じだったので、一休ではなくANAのホテル予約サービスから予約したので、少しマイルも尽きますし(笑)。

金曜日の夜、会社から羽田空港に直行し、第二ターミナル側で京急を降りて2Fに上がりホテルに向かいます。が、ターミナル北側の端に位置するホテルまでの道のりが、長い長い... 第二ターミナルの大きさを再認識。チェックインして、この後夕食のためにホテルから中央部分までまた出てくるのですが、やっぱりちょっと距離がありますね。

一番安いスタンダードのシングルでしたが、ベッドもセミダブル位の幅があり、また部屋の広さもそこそこあり、予想していたビジネスホテルに毛が生えた程度よりは格段に良かったです。ベッドは好みの少し堅めでしたが、大き目のベッドスプリングのリングが感じられる位の薄さで、これは減点。まぁ、でも酔っ払って寝てしまえば(笑)。
ちょっと困ったのが、このオフィスデスク。奥行きが無くて狭いのと、一番けしからんと思ったのが、AC100Vのコンセントや有線Ethernetのポート類が、テレビモニターの真後ろにあるので、そのままでは手も届かないしケーブル類の挿入も出来ない。テレビモニターをかなり左側に斜めにずらしてやっと接続する事が出来ました。これはビジネスユースでは大きな減点。でも、利用した無線LAN(802.11n)は、接続速度こそ120Mbps位でしたが、バックボーンが太いのかアクセスはかなり快適でした。下手すると、自宅のフレッツよりも早いかもと感じる時も。無料で、かつ接続台数制限も無いので、これは評価したい所です。

バスルームにも、一通りのアメニティが揃っていて、無かったのはヘアブラシくらいかな。それと、室内用のスリッパが、使い捨ての物とビニール製の物、2種類準備されていたのにはビックリ。そうそう、寝間着とバスローブもありました。ただ、タオル類が、バスタオル1つとフェイスタオル2つと言うのが、一寸少ないかな。テレビの下には、何も入っていない冷蔵庫が有り、その横の引き出しには湯沸かしポットもあったので、食事類はターミナルビルのコンビニで調達してきてもOKでしょう。

ターミナル端とはいえ、やはり直結しているので、朝出発するときには楽ですね。それに併設のレストランの朝食ビュッフェが、朝の5:00からオープンするので、早朝のフライトでも少し食べてから出発できるのも便利かも。ただ、一番安くて15,000円弱の価格帯は少し高いかなと言う印象です。立地条件で、ちょっと高めに設定しているのかもしれないけれど。詳しく調べていないけれど、東急のメンバーになるともう少し割安の価格で利用出来るのかもしれませんね。とは言っても、年に数回利用するかどうかなので、そこまでする気持ちはありませんが。いずれにしても、早朝のフライトで前泊で利用するにはまずまず便利かな。

2015年2月21日

docomo光割って...

紆余曲折の末やっとスタートした、docomoの光割引。でも、この記事にも書かれているように、どこがどうなりどうしたらどれだけ安くなるのかよく分からない。auやSoftbankのサービス内容もよく分からないところがあったけれど、docomoよりは複雑では無いので、まぁ何とか理解は出来ましたが、自分が使おうかと思っているdocomoに関しては、まだどうなるかの???の状態。ただ、結局は既存のスマホ契約との抱き合わせで安くなるのは同様みたいなので、今の自分には余り縁が無いような気もします。

docomoだけじゃ無いけれど、今の通信料金サービスって、家族割りとかU25対象とか、自分のように一人でそこそこ使うようなユーザーには冷たいと感じるのは僻み? 電子マネー、特にiDの縛りが無ければ、ちゃっちゃっとMVNOに移行しちゃうんだけど。そうそう、後駅ネットが携帯メルアドを前提にしているのも何とかして欲しいですよね。あれがあるから、どこかのキャリアーと契約しないといけないし。駅ネットは、N'EXとごくごくたまに東北新幹線を使うときにしか利用しないので、優先度は低いと言えば低いけれど、でもN'EXの特に成田からの帰りの時には、入国して10分とか15分で直近のN'EXがオンラインで予約できて乗車できるので、あれは凄く助かります。券売機や窓口では、そこでさらに10分15分覚悟しないといけない時が結構ありますからね。

今使っているdocomoの携帯は、まだバッテリーのへたりも感じなくて(5年近く使っているにしては立派)、外装がはげてきていることを除けば必要十分なんだけど、でもやっぱりそろそろ3Gから高速の回線を確保したいなと言う気持ちも大きくなってきているので、どこかで経済的に最適化できる契約を見つけないと。電子マネー、携帯メルアド、2-in-1、海外での利用(SIMフリー)等、パラメーターが多いのでなかなか大変です。

NHKバトル

連日続くNHKと民主党の攻防。まぁ、どっちもどっちだと思うけれど、いくら予算が国の承認事項と言っても、こう言うのは「報道の自由」への圧力にはならないんだろうか。それに、他の民放は同列に扱われないのが不思議。彼らだって、放送事業に関しては国から免許を受けているわけだし。仮に、NHKの運営資金が税金から出ているのであれば、逆に政府の移行通りに放送するというのは正しいのかも。政府が公共投資や公共事業計画を決定して進めるのと同様に、必要と思うところに必要な情報を発信するわけですから。

よくNHKの民放化の話が出ると「放送の公共性が」とか「中立性が」とか言うは無しが出るけれど、民放はそう言うものが無くても良いのだろうか。民放だろうと、NHKだろうと、それは報道の義務として遵守しなきゃいけないことだと思うのだけれど。

NHKもメディアなんだから、この一連のやり取りのドキュメンタリーを作成して、視聴者に是非を問うたらどうだろうか。民主党での話は、まぁ向こうの内部の話なので問題が有るかもしれないけれど、国会の予算審議なら通常でも公開しているわけだし。みっともなさを双方が自覚すれば、もう少し身のある議論になるんじゃ無いかと少し期待。

バックボーンも高速化を

WiMAX 2+で200Mbps越と言う記事。まだまだAPの物足りなさはあるけれど、今では殆どの場所で11g対応になっているし、結構な場所では11nもサポートされています。接続スピードを見て、100Mbps越何て言うのも珍しくなくなってきました。ただ、それだけのスピードでAPにアクセスしていても、体感速度はそれ程でも無いんですよね。結局、APには高速対応の物が設備されていても、そこから先がまだまだ未整備と言うか、以前のままなのかもしれない。

この記事の実験でも、バックボーンはどうしたんだろうか。まだまだ実験段階だから、かなり理想値に近いスピードが出るとは思うけれど、これで一般開放して多数のユーザーが集中すると実測値はどうなるかが気になります。11gなんかも、最初は快適だったけれど、スマホやらタブレットやらゲーム機やらが使うようになって、かなり体感速度は落ちてきましたからね。

いずれにしても、有線よりも無線の方が手軽で利便性も高いけれど、スピードの遅さが難点。でも、これだけ早くなれば、デメリットはかなり解消されます。これも含めて、2020年の東京オリンピックに向けて環境整備がどんどん加速すると良いですよねぇ。その為にも、ライトマイルの改善だけで無く、バックボーンの大容量化・高速化も忘れずに進めて欲しい。多分、2020年の時には爆発的なデータが日本中を飛び交うことになるでしょうから。

2015年2月20日

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

AMCの修行の為、木曜日に有休を取り日本一周(正確には、名古屋から羽田まで逆回り)をして、翌日の会社出社のために宿泊。まぁ、SPGのステイカウントという意味もありますが。

翌日は仕事で、そのまた翌日は修行第二弾という、まぁ暇な一週間後半ですね。四月まで、このパターンが何度も続きそう(自爆!)

Leg#1: NGO-OKA-CTS-HND

さて、昨日からスタートした「AMC Diamondへの道」(笑)。一発目のルーティングは、木曜日に1日有休を取り、日本一周をしてみることに。今年AMC Diamondを目指す切っ掛けになった友人の羽田-沖縄-新千歳-羽田の一周フライトを真似た物ですが、残念ながら羽田発のルーティングは前泊しないと無理。そこで、ギリギリ間に合う名古屋(セントレア)発にして羽田まで行き、そのまま翌日出社することに。それでも、いつもの金曜日の出社時に比べて、浜松発新大阪行き6:32浜松発のこだま号を捕まえるためには、1時間以上早く自宅を出ないといけないから大変。すでに3回のこのルートでの周遊を入れているので、今回厳しそうなら一寸再考しないといけません。そんな検証目的も含めての初日のトライアルです。

1) NGO 08:35 - OKA 11:05 (NH301)

浜松発06:32の新大阪行きこだま号に乗り、先ずは名古屋へ移動。名古屋着は07:11ですが、ここから名鉄のミュースカイ、中部国際空港行き名鉄名古屋駅07:20発を捕まえないと一寸厳しい。新幹線の名古屋駅とは反対側にある名鉄の駅まで、途中走りながら移動。地下の券売機でミュースカイのチケットを購入してB2Fのホームに降りると、まだ5分程余裕がありました。セントレアには予定通り07:52に到着しましたが、朝の出発ラッシュなのか結構保安検査場が混雑しています。ここを抜けるのに10分程かかりました。取りあえずお手洗いも使いたいので、JAL/ANA共同ラウンジに入って一息ついたら、登場予定機が遅延のお知らせ。でも5分なので殆ど影響ありませんが。

搭乗ゲートまで少し離れていていましたが、5分遅れで搭乗開始となりドアクローズも5分遅れ。さらに少しウェイティングも入り、到着予定時刻は10分遅れ位になりそうというアナウンスと共に離陸です。この日は結構気流が悪くて、そこそこ揺れましたが、水平飛行には入り座席を倒せる状態になると、直ぐに爆睡モード。食事も飲み物ももらわず、ずっと寝たままで沖縄に到着しました。着陸前に、CAの方が食事を持ち帰るか聞いてきましたが、この後もフライトが続くので丁寧にお断りして沖縄到着となりました。フライト時間は2時間余りでしたが、寝ていたので何かあっと言う間に到着した感じ。結経到着は15分遅れ位になりました。那覇空港で何か食べようかとも思ったんですが、乗り継ぎ時間が遅延のため少し短くなったのと、この後の新千歳行きでお昼も出るので、そのままANAのラウンジへ移動しました。

2) OKA 12:25 - CTS 15:35 (NH1694)

ラウンジは八割位の混雑具合。窓際のパーティションのある席でメールチェック等をしていたんですが、後の席に座っていた家族連れがプチトラブル。何か、電話(携帯?)の解約が出来ないとかで、お父さんが担当者と電話をしているのですが、埒が空かないと半切れ状態。もう五月蠅いったらありゃしない。何度もかけ直して、途中多分クレームが入ったんでしょうね、外に出て話をするんですが、それも丸聞こえ状態。で、電話が終わって戻ってくると、私の後に座っている奥さんとアーでも無いコーでも無いとまた五月蠅い。どうも先方は本人確認が出来ないので解約できないと言っているのが、この方は納得で無いようで何度もかけ直しています。いい加減こっちもうざったくなったので、早めに搭乗ゲートに行くことにしましたが、この新千歳行きは沖止めで38番のバスゲートで暫く搭乗開始を待っていました。

予定通り搭乗開始となったんですが、優先搭乗してもバスに乗るだけなので余り意味が無いような... このフライトは、結構高齢者の方も多くて、先に乗車して座っていたけれど、余り混雑しないうちに最初のバスは出発したので、取りあえずそのまま移動。でも、沖止めの機体に到着してバスから降りるときに、一寸心許ないご高齢のご夫妻がいらしたので降りるところをお手伝いしましたが、周りにいるANAのGSの皆さんは何もしない。踏み台を用意するとか、もう少し気を遣った方が良いんじゃ無いの?

こちらは定刻通りに出発。一寸ビックリしたのは、春節の時期と言う事もあるのか、離陸前のセキュリティのアナウンスで、日本語、英語の後に中国語のアナウンスもあったこと。これは、この前のHND-OKAも同じで、中国語のアナウンスは流石録音した物を流すだけでしたが、あぁそう言う時代になったのかと一寸感慨深い物を感じました。

沖縄-新千歳は追い風なので3時間位ですが、それ程長いという印象も無く新千歳に到着。実は、暫く前まで雪のニュースが続いていたので心配でしたが、問題無く到着出来て一安心。新千歳では乗り継ぎ時間を長めに2時間取ってあり、これは何か美味しい物でも食べようかと思っていたのですが、丁度夕方の混雑するときだったからか、結構ターミナル内も混雑していて、早々に諦めて制限区域内に移動し、ANAのラウンジでメールチェックなどして時間を潰しました。

3) CTS 17:30 - HND 19:10 (NH074)

この日最後のフライト。日本一どころか、世界一の幹線であるHND-CTSなので、浜松からの新幹線よりも頻繁にフライトが設定されている(笑)。2つ前の羽田行きは遅れていたんですが、その後は定刻通りで、私の搭乗機も定刻通りに搭乗開始。最初の2フライトが満席状態だったのに、この最後のフライトは半分くらいの搭乗率で、私の横の席も空席でゆったり出来ました。ドアクローズも10分位早く、羽田到着も15分位装着とのアナウンスを聞きながらの離陸になりました。

ここで一寸ビックリしたのが、機内で出された食事。最初の2つのフライトでは、上下二段重ねの重箱スタイルのお弁当でしたが、このフライトでは細長いお弁当箱みたいなものが2つ出てきました。で、そのうちの1つ、ご飯と炊き合わせが入っている方が暖められていました。正直、これまで何度かプレミアムクラスに登場して、付け合わせが冷たいのは仕方ないけれど、ご飯くらいは別盛りで暖かい方が良いなぁと思っていたので、ご飯だけで無く、炊き合わせまで暖めてあるのには正直驚きました。で、食事をした後に、座席に準備されいる「ANA 翼の王国」を読んでいたら、読者の声で「プレミアムクラスに搭乗したのに、お弁当が冷たくて残念だった」というコメントが有り、そのアクションとして、暖かい物は暖かく提供出来るように改善しますというANAの回答が書かれていたんですね。あぁ、そのことなのねと感心しました。国際線と違って、設備も限られているし、食事の内容も限定されるので大変だとは思うけれど、こういう改善活動は、色々やって欲しいですね。

羽田には、15分程早く到着したんですが、こういう場合のお約束で、早く到着したので使用予定のゲートが前の機材がまだ出発していなくて使用出来ない。だから誘導路で10分以上待機となり、ゲートインしたのはほぼ定刻通りというオチになりました(笑)。この後、翌日の会社出社のために、横浜のホテルに入り、長いような短いような1日が終了です。

最初にこの予定を立てたとき、まだ冬の寒い時期に大変かなと思っていたんですが、この日は暖かい日だったので、そんなに大変なことも無く助かりました。同じルーティングでの修行は、3月にあと2回予定しているんですが、雨とか嵐とかにでもならない限りは、何とか完了出来そうかなと言うのが今回の感触でした。それと、どこの空港でどう言う食事を取れるか、事前にちゃんと下調べしておかないといけませんね。これからの予定では、今回よりも乗り継ぎ時間を入れている場合も有るんですが、慣れないと一寸お店を探すにしてもなかなか大変。殆どのフライトをプレミアムクラスで固めているので、最悪空腹になる事は無いけれど、それでも折角だから色々美味しいものを食べてみたい物。次は頑張ってみよう。いずれにしても、長い修行の旅が始まってしまいました(笑)。(続く...)

2015年2月19日

表と裏

どうしても、昔の「世界丸ごとHow Much」の印象が強いケントギルバート氏何ですが、最近は積極的に日韓関係や日中関係に関して発言していますが、その一つ。韓国が日本の植民地時代のことに関して、良い・悪いを言うのは、百歩譲って分かるとしても、自らを「戦勝国」とかと言ったり、事実をねじ曲げた歴史観を世界中に吹聴したり、それが自らの国内だけで言うのならまだしも、関係場所で騒ぎ立てて、それを根拠に逆に日本にあること無いこと言ってくることに、もう多くの日本人は堪忍袋の緒が切れそう。そう言う気持ちを代弁してくれている話ですが、本当は日本人が自ら言って行動しなきゃいけないことですよね。

残念ながら、嘘も百回言えば事実になるというのは事実で、それを一万回、百万回繰り返してきたのが韓国。それを煽って、自らの利にしているのが中国。中国は、力もあるし、いざとなると何をやるか分からないので慎重に対応しないといけないけれど、それでも経済的に以前のような勢いは無くなりつつあるし、国内の不満はいつ爆発してもおかしくないだけに、様子を見てタイミングを計れば、今の状況を改善するチャンスもありそう。韓国に関しては、相手の言うことは無視をして、日本としては積極的に「事実」の発進を強く勧めるべきでしょうね。既に、嘘でも「実績」は積み重ねられているから、なかなかそれを突き崩すのは大変だけど、要するにどれだけ「矛盾」があるかと言うことを指摘することが方法の一つじゃ無いかと思います。欧米人は、論理立てられたストーリーであれば、理解してくれますからね。

後は、最近色々な人によって発見・確認されている、アメリカあるいは当時の連合国側が検証した資料を活用すること。そして、特に中国のプロパガンダで使用されている資料の真偽に関して、明確な証拠を準備すること。特に写真資料は、全く別の背景の物や、加工されたものが、「正式な資料」として扱われていることを訂正しないと。そう言う矛盾を大変だけど立証して積み上げていくことで、これまで彼らが嘘の上に積み上げてきたものが、一気に逆転する可能性もありますからね。その場合、騙されていた、と感じた欧米人の怖さを、今度は彼らが知ることになるように祈りたいです(笑)。

Marriott Reward by UA MP

UAから何やらDMが飛んできたと思ったら、UA MP 1K特典のMarriott RewardのGold Memberが更新されましたというお知らせ。無料でもらっているので、一度くらいは品川のマリオットにでも泊まろうかと何度か思ったですが、品川駅から一寸距離があるので一寸使いづらいんですよね。

品川のマリオット以外にも、知らない間にリッツカールトンが結構増えているんですね。それに、ルネッサンスとかコートヤードとかもあるんだ。今年は一度くらいどこかを利用して上げないと申し訳ないかも。国内で無く、海外で利用するときも一寸検討してみよう、今年は。

WALKMAN

再生に向けて、自社のコアコンピテンシーを選択しているSONY。同社の最高ブランドの一つ「WALKMAN」を担当する、Video & Sound事業を10月を目処に分社化すると言う記事。昨年"VRAVIA"のテレビ部門も分社化し、"VAIO"のPC部門は売却したりと、これまでの中心的なビジネスエリアを整理して、経営資源を、半導体、ゲーム、映画・音楽関係に集約するようですが、さてどうなるか。

分社化して小回りがきくようになるというメリットはあるけれど、それまでの社内アライアンスから生まれる複合商品とか、スケールメリットは無くなるわけで、その辺りの仕組みを再構築していくのが大変じゃ無いかなぁ。まぁ、分社化止まりなら、購買とかは共同で利用するんだろうけど。

私は全くゲームをやらない人なので、SONYにしても任天堂にしても、あるいは海外メーカーのものにしても、どうなんでしょうね。最近では専用機やPCでは無く、携帯やスマホでのゲーム利用が多いとも聞きますし。「ゲーム」と聞くと、どうしてもお遊びを想像してしまうけれど、仮想世界・空間みたいなものが出来れば、教育システムとか新しいビジネスモデルが生まれそうな気もします。過去にもそう言うものはあったけれど、レスポンスだとか精密さで、どうしても「現実的」で無かったのが大きな理由なので、今ならそういう部分を満たせるものが出来るんじゃ無いだろうか。

仮にそう言うものが、例えばHMDようなものと組み合わせて可能になる場合、さらにそこに某かのエージェント機能みたいなものがあって、I/Fを取れるようなものになると便利なんじゃ無いかと思うんですよね。イメージ的には、iPadのSiriみたいなエージェント機能が入っていて、そのエージェントと対話するような形で必要な作業が進むというようなイメージ。音響、映像、ゲーム(シナリオ、プロセス)、そしてそれらを支える半導体技術の集大成になりそうな(笑)。

SONYだけで無く、これまでも創業時のコア技術や商品が時代遅れになり生産終了するとか、他企業に売却するという事は色々ありましたが、結局そう言う柵も含めて冷静に判断出来るかどうかっていう事なんでしょうね。そう言う意味で、あえて"WALKMAN"という成功体験から一歩距離を置く今回の判断が、SONYにとって「吉」となる事を、元WALKMANユーザーで、あの文化と共に育ってきた世代の一人として祈るばかりです。

2015年2月18日

目線の違い

朝日新聞の「素粒子」欄から、17日のコラム最後の部分を引用。

「昔はしょうゆだって借りたもの。隣近所のつきあいは薄くなり。日韓のお金の融通協定おわる。ああ金の切れ目。」

昨日で期限切れとなった日韓スワップ協定をけしからんと言っているみたいだけど、この文章を読んで違和感を感じることは、この文章の主体(主語)がよく分からないこと。日韓スワップ協定が、実質的に日本による韓国救済制度であったことを考えれば、「昔は醤油だって借りたもの」というのが、「昔は(困ったときには)米ドルを融通してもらったもの」と言う意味だろうから、これはお金を借りる側=韓国の意味ですよね。で、最後の「ああ金の切れ目」は、この後に「縁の切れ目」と続くのでしょうけど、それってそれまでお金を持っていた人がちやほやされていたのに、お金が無くなった途端に回りの取り巻きが居なくなることを言うはず。その状況を当てはめると、それまで好調だった韓国経済が、Samsungや現代等財閥企業の不調で低迷し始めると、それまでちやほや(?)してくれていた日本が掌を返してきた、と言う事を言いたいのだろうか。でも、お金を出すのは日本で、もらうのは韓国なんですけど?

いずれにしても、本来ならば日本の目線で、日本の視点で一言捻るのなら分かるけれど、どうも韓国目線で向こうからの恨み辛みを書いているようにしか感じられない文章。醤油・味噌の貸し借りなんて、最近の人にはピンと来ないだろうけど、それだって「持ちつ持たれつ」という意識あっての互助制度だと言う事を分かっているのだろうか。勿論、困っている人には、それが一方的になっても困ったときに手をさしのべるべきではあるけれど、だからといって自立しなくてよいと言う事でも無いし、自立してからも施しを当たり前と思ったら、与える方だって呆れます。困ったときには助けを求めるけれど、何とか目処が立ったらそこからは自ら頑張ろうという気持ちが有るから、回りだって手をさしのべてくれるわけです。それを理解していない気がする。「隣近所のつきあいは薄くなり」と書いているけれど、これって付き合う両方に責任があるわけですよね。

醤油を借りるときには「済みませんが」と一言詫びる。借りた後には「ありがとうございます」と御礼する。物質的なやり取りがイーブンにならなくても、そう言う心のやり取りで保管すれば、隣近所のつきあいは薄くならない。ただ、醤油や味噌等のもののやり取りと、お金のやり取りは全く異なるもの。お金っていうものは、例え同じ価値のものをやり取りするとしても、全く違う意識や感覚を双方に生むものです。それを同列に考えるのは、世の中を知らない証拠だと思う。そして、金の切れ目とそれまで施していた側が言うならまだしも、そのお金を当てにしていた側が言うのは筋違いでもあるし、不遜なだけ。言ってみれば「折角良い鴨だったのに」と嘯いているとしか考えられない。

朝日新聞の「天声人語」は、一番大学受験問題に参照されているとか盛んに宣伝していたけれど、「素粒子」で同様の事は聞いたことが無いのは、こういう兎に角相手を貶めたい、今風に言うと「Disる」事だけが目的の文章なんだなとよく感じますね。

テロ政党

国会での野次何て言うのは、その審議なり討議なりには全く不要なものなので、発すること自体罰則対象にすべきだと思うけれど、まぁこの「テロ政党」というのは問題以前でしょうね。ただ、言われた共産党にしたって、自分の所の議員が首相に対して「ネオナチ」だとか「独裁者」とか発言しているわけで、正直どっちもどっちのような気がします。

で、この野次が出たのは衆議院の本会議でISIL関連の質問をしていたときに出たようですが、その野次も問題だけど、そう言う話は外交委員会でやれば良いんじゃ無いの? 本会議何だから、もっと切実な日本の経済や税金の話をして、いかにして早く効果的に格差税制をするとか、税金の無駄を無くすとか、あるいは将来の生活保護や保険に関してどう対策するか、もっと優先順位の高い話があるはず。現在の最優先課題と言えば、来年度の予算審議ですよね。補正予算も速やかに執行して、少しでも経済状況を上向かせ、そして来年度予算でより効果的効率的に執行して加速させるのが最優先のはず。そう言うことをちゃんと認識していれば、下らない野次なんか飛ばしている時間なんか無いはずなんだけど。

ふと思ったんだけど、議員の席には自分の名前が書かれた名札がありますが、あそこに一つ一つ指向性マイクを仕込んで置いて、不規則発言をしたら直ぐに特定できるようにしたらどうだろう。で、発言一回につき、議員歳費を減額するとか。「人の話はちゃんと聞いてから、反論する」という、議論の基本をちゃんと体得してもらわないと。

旧正月

毎年日付が変わる、旧暦による旧正月。今年は明日19日が旧暦の「新年」に辺り、したがって今日18日は「大晦日」。旧暦を尊重している、中国、韓国、その他東南アジアの一部では、今日の大晦日から約一週間は日本の12月31日から新年に掛けてのお休み同様、新年のお祝いと休日になります。

10年くらい前までは、この旧暦の「旧正月」の話題って、年明けの爆竹の様子とか、横浜中華街での獅子舞なんかがテレビのニュースで流れる程度だったと思うんですが、ここ数年はこの旧正月のお休みを利用して、日本への旅行に、さらには今年は円安や免税品目拡大を利用しての買い物ツアーがいつも以上に熱を帯びている様子。東京や大阪のデパート等は、中国語の出来る店員の増強や免税手続きカウンターの増強などで対応するみたいですけど、まぁ日本の経済向上のためにも張り切って買い物をしていっていただきたいですね。経済だけで無く、そう言う生の日本、本物の日本商品を目にして手にして使うことで、日本に対する印象も変わるだろうし。

今ではそれまでトップだった韓国からの観光客数に迫って超える勢いの中国からの観光客ですけど、それはそれだけ中国国内の経済発展も意味しているわけで、それはそれで日本としても巨大なマーケットが身近に誕生している事はメリットになるはず。一方で、中国は「世界の製造工場」でもあるわけで、それは言い方は悪いけれど賃金が低いからこそメリットがあったもの。そのメリットが消えつつ有り円安もあるので、海外に出た製造拠点を日本国内に戻す傾向も加速しているわけですが、幾ら円安と言っても、今後日本経済が加速して、それに応じて給与もアップするという「アベノミクス」が成功していけば、実は日本国内での製造コストもペイしなくなってくる可能性があるわけで、そうなると円安であっても再び海外での製造委託、拠点進出が発生するかもしれませんね。

先週のガイアの夜明けでは、コストダウンで海外に出てしまい衰退してしまった日本の服飾製造の話をしていたけれど、多くの縫製工場や製造工場が淘汰されつつも、その中でも独自技術や中小企業が協業して特色ある製品展開を目指している様子なんかを放送していました。私も製造に少し関わっているからよく分かるけれど、昔の仕組みや昔のような仕事の工程では、もう日本では商売できないんですよね。核となる技術や要素をどう今風にアレンジするか、あるいは異なる業種、メーカー、組織と協業して、互いに補完して付加価値を高めるかと言う事をしないと、どんな職種、メーカー、会社でも生き残れません。厳しいけれど、時代の流れを掴み、さらに将来を考える力の無いところは、淘汰されていくのは自然界と同じルール。今「格差社会」と言われるけれど、その中には色々な理由や原因があると思いますが、その一つはそう言う流れに乗れない、乗らないと言うのもあるんじゃ無いかと思います。

今は黙っていても日本に来てくれる海外からの観光客も、今後も増加するかどうかは不確定。だから、今だからこそさらに先を見据えて今から準備をしないといけない。その最大の武器は、やっぱり日本自体が豊になり、海外からお金を払っても訪問するだけの「価値」を高めないといけないんですよね。その為にも、先ずは経済が良くならないと。

2015年2月17日

残虐な映像

まだまだ混沌として出口が見えない、ISIL関連の諸々。今朝のニュースでも、エジプト系人質21名処刑のニュースを流していたけれど、YouTubeに登録されているその処刑の様子を延々と流しながら、「残酷な」とか「処刑を」とかアナウンサーがコメントを付けていくんですよね。いつも感じるんですが、そう言う行為、特にISILが登録した映像をさらに拡散させる行為って、まさに相手の思うつぼなんじゃ無いのか?

どうしても言葉で表現できないような場合に映像を使うのは仕方ないと思うけれど、今回の様な場合にはより生々しい動画じゃなくて、その一部の静止画でも十分だろうし、わざわざ凄惨な場面が想像出来るようなつかいかたをしなくても良いんじゃ無いかと思う。

こういうテロ事件だけで無く、国内で発生する殺人事件の場合は、例えば直接の被害者の映像なんてまず使わないじゃ無いですか。正視できない映像だと言うのもあるだろうし、そこまで恐怖心なり嫌悪感を煽る映像が必要とは思わないことも理由だと思うんですよね。しかも最近では個人情報とかプライバシーの関係だと思うけれど、結構モザイクが掛けられていて何が何だか割らない映像が多いのに、ISILの映像はそのまま流れることも多いし。報道と言う名の下に、実は相手の利益になる事をしているような気がしてなりません。

さらに、最近ではSNSやYouTube等の映像を普通に使っているけれど、結局それで済むのであれば、わざわざニュース番組を見る必要も無いんじゃ無いかと。直接見に行けばいいわけですからね。ああいう素材の多様というのは、メディアの劣化を自ら加速しているようにしか思えない。だからといって、危険を冒して現地取材しろというわけでは無く、SNSの素材を使うのであれば、もう少し工夫が必要なんじゃないかということ。その辺り、既存メディアの限界なのかもしれない。

依存性

PRESIDENT Onlineに掲載されている、アイリスオーヤマの商品開発の記事(前半後半)。以前アイリスオーヤマが大阪にR&Dの拠点開設するというニュースを聞いた時に、関西地区の家電メーカーのリストラが始まっていた時期だったので、良いところに目を付けたなと感心しました。その成果が遺憾なく発揮されて居るみたい。

記事にも書かれているように、アイリスオーヤマの家電ビジネスの秘訣は、顧客目線での商品開発とそれを市場に投入するまでのスピード感だと思います。特に後者に関しては、どうしても時間が必要となる色々な手続き関係とか、品質確保のための製造準備等をどうしているのか疑問点はあるけれど、まぁちゃんと販売しているのだからそこにも工夫があるんでしょうね。前者に関しては、大企業メーカーなんかでよく陥る「プロダクトアウト」状態になると、なかなか抜け出せないのですが、量販店と言う立場上、生き筋・死に筋商品には敏感だから、開発の切替や工程なんかが工夫されているんだろうなぁ。

凋落が叫ばれる日本の家電メーカーですが、最近は白物家電を中心に徐々に復活してきています。で、ふと思ったのが、じゃアイリスオーヤマでテレビを作ったら、SamsungやLG等に対抗できるものが出来るのか、ということ。でも、アイリスオーヤマ自体が余り手を出さないような気もしますね。理由は、テレビは買って何かするのでは無く、買った時点で目的が終わってしまう商品だと思うから。例えば調理器具なら、買ってから色々と利用目的が考えられるけれど、テレビってチャンネルを合わせて番組を見るだけ。つまり、機能の主導権が放送局に握られているから、そこから先の付加価値を自分で選択出来ないんですよね。だから、4Kとかの高画質化とか、サラウンド機能とかで差別化を図るしか無いけれど、それだって独自技術で何か出来るわけでも無いし。

ラジオ放送がradikoになって、ネット経由でどこでも視聴できるようになったように、映像放送もそのうちネット配信が主流になるでしょう。その時今のテレビチューナーは無くなって、Tabletやスマホでバングサイトにアクセスすれば完了と言う時代になるでしょう。そうなると、テレビの役割って「大画面モニター」にしかならないと思います。HDDレコーダーが普及してきて、手軽に幾らでも好きな番組録画が出来て、しかも放送時と同じ画面品質で再生する事が出来ます。ライフスタイルの変化と共に、所謂「タイムシフト」という視聴方法が、もっと主流になるでしょう。そうなると、今の決まった時刻に決まった番組が流れるスタイルって、無くなっていくと思う。ライブ放送のプレミアム性を作るために、リアルタイムで抽選とか応募する仕組み(Dボタン)を活用する番組も増えてきているけれど、それはそれで一つのアイデア。方や、視聴者の要求としては、自分の好きなときに好きなブログラムを見たいと言う根本的なものがあるわけで、そう言うことを満足させる「次のテレビ」っていうのが、仮にアイリスオーヤマから登場したら、もしかしたらもしかするかも。

日韓通貨スワップ

ここ最近結構話題になっていて、多分検索キーワードでも上位に来ている言葉だろう「日韓通貨スワップ」。緊急時に国際基軸通貨である米ドルを2国間で融通する仕組みで、過去経済危機に陥った韓国救済目的での協定というのが本音の所。多くの記事では、李元大統領の竹島上陸から現在までに続く「反日行動」に嫌気がさしたと言う言い方をしているけれど、700億ドルまで拡大したスワップ協定も、その当時は日本経済はデフレから脱出出来ずにどん底状態。方や韓国はウォン安を背景に、まだSamsungも現代もLGも好調だった時代。過去の経済危機からスワップ枠を拡大したものの、日本経済は出口が見えず方や韓国経済は好調と言う状況を見て、自らスワップ枠を削減してきたのが韓国。

このスワップ協定、日本側のメリットとしては、何か韓国で経済問題が発生したときに、米ドルを日本から融通することで韓国無いの日本企業を助けることが出来るくらいで、それってそれ以上に韓国企業の助けにもなるわけで、殆ど無いと言ってもよい位。逆に韓国側にしたら、日本による信用補完を受けたわけだから、何かあったときの米ドル提供以上に、ビジネスの信用度が高まるわけで、日本とは逆にデメリットは無いと言ってもよい位の仕組み。正直なところ、韓国に対して微妙な感情を持つ政治家が居なければ、成立しないような協定ですよね。

韓国としても、困ったときの神頼みならぬスワップ頼みのために、継続したいというのが本音だろうけど、自分達のプライドのために、自ら頭を下げたくないために、余り積極的な交渉はしなかったんでしょうね。裏では、経済の分かる両国関係者が交渉していたんだろうけど、多分日本側としては延長することはやぶさかでは無いけれど、それならそれでもう一寸日本に対しての対応も考慮しろよと言うところで、韓国側と折り合いが付かなかったんだろうな。

今のところ厳しいけれどまだまだ自力は残っている韓国経済だけに、直ぐに何かあるとは思わないけれど、如何せん他所(=日本や中国)に依存することが大きいビジネスモデルだけに、一寸したことでバランスが崩れて、そのままガラガラと倒れる可能性も。今の朴大統領になってからは、かたくなに日本に対して厳しい態度を崩さないことで、日本人からもかなり疎まれてきているだけに、仮にそうなったときにはこれまで以上に厳しい対応を日本も取るんじゃ無いだろうか。まぁ、彼の国の人達に自分自身を振替ってもらう良い機会じゃ無いだろうか。それで何か反省すると言うことも無いだろうけど。

2015年2月16日

野焼き

「金曜日の新幹線シリーズ・番外編」。昨日日曜日はチームの納会・キックオフが都内であり、朝から出かけて、午後の新幹線で戻ってくる予定でした。夕方の品川発のひかり号に乗車し、次の停車駅に新横浜駅に近づいたところまでは良かったものの、駅の手前で停止してしまいます。実は、品川駅で乗る直前に、選考するのぞみ号やこだま号で駆け込み乗車する乗客が続き出発が遅れていたので、園影響かなと思っていましたがなかなか新横浜駅に入りません。で、暫くしたら社内アナウンスがあり、新横浜と小田原の間の沿線で火事があり、その影響で全線停止しているとのこと。実は、このひかり号で浜松に戻った後用事があったので、こりゃ拙いなと先ず焦りました。

結局それから1時間ほどして、火事も鎮火して路線の安全確認も出来たとのことで順次新幹線が動き出し、結局1時間遅れで浜松に到着したんですが、予定の方は新横浜駅を出るときに大体の遅れが予想できたので、1時間ほど遅れることを連絡して何とか間に合うことが出来ました。夕方早めの予定だったので、1時間遅れてもまだ余裕があったからよかっです。これが夜の7時とか8時とかだと、ちょっとその後の予定が厳しいのでキャンセルしていたかもしれません。

丁度1時間の遅れで新横浜駅に入り出発した時、私の座っていた指定席に「そこは私の席何ですが」と女性の方がEX-ICの控えを見せながら言ってきました。念のため新幹線の号番号を確認させて貰い、実は時間的には正しいのですが、このひかり号は一時間前のものなので、「このひかり号は一時間前の予定のものですから」と説明すると、気がつかれたようで自由席のほうへ移動していきました。このひかり号は、丁度動き出した直後のものだったからか、新横浜駅で一気に乗車してきて、車内は満席に。中には私同様指定席の件で同じような会話をしている人も見られて、ちょっと混乱していましたね。

新横浜駅を出て暫くすると、スピードが落ちて徐行と言うほどでは無いけれど100km位で通過する場所がありました。席の反対側の窓からちらっと消防車のような光景が見えたので、多分そこが火事の場所なんでしょうね。回りは田圃が広がる場所なので、「火事って、もしかしたら野焼きでもやったのか?」と思っていたら、今朝のニュースでその火事のニュースを流していて、まさに予想通り90歳の男性が田圃の野焼きをして、それが延焼したらしい。空撮の画が出ていましたが、新幹線の法面まで真っ黒になっていて、あれ、一つ間違えたら信号ケーブルなんかにも影響していたかもしれず、その時にはそのまま運転再開は無理かもとちょっとぞっとしました。

しかし、昨日は風が強くてアウターの前を開けていると吹き飛ばされそうなくらいの強さでした。そんな日に野焼きなんかやるのか? 大きな事件にならなかったのは運が良かっただけじゃ無いだろうか。

2015年2月15日

立場が逆じゃないの?

自民党の二階氏が、日本の観光業関係者など1400名も引き連れて韓国・ソウルを訪問して、向こうの政府関係者との快打なども予定しているというニュースですけど、何しに行ってるんでしょう? 円安や最近の韓国国内の雰囲気の悪さもあり、日本から韓国への旅行者が減っているわけだから、韓国の観光関係者が日本に来て対策を提案するのが本来の立場では? この人のことだから、自分のパフォーマンス第一じゃ無いかと感じていたら、案の定朴大統領との会談では調子の良いことを言って相手のご機嫌伺いみたいな事をやったみたいですが、そんなんじゃいつまでたっても相手の態度は変わらないと思うぞ。日本人は「謙譲精神」で相手を立てることもマナーの一つと思うけれど、日本以外じゃそんなことは理解されずに、逆に相手が弱気になっているから今が攻め土器と勘違いされるのが関の山。

与党の幹部だから、政府とも何か話をしているのかもしれないけれど、少なくとも報道で耳に入ってくる話を聞く限りでは、相手に媚びを売っているようにしか見えませんね。これまでずっとそう言うことをやって来て失敗してきていることを、自覚しないと。まぁ、その張本人の一人だから反省出来ないのだろうけど。

2015年2月14日

大荷物

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。今週は、週中で一度暖かくなったのに、昨日はぐっとまた冷え込みが厳しくなり、震えながら浜松駅からいつものひかり号に乗り込みました。

事前にシートマップで隣が空いていることは確認したんですが、私が席に付いて座ると、直ぐに隣に40代位の女性が。しかも、大きめのキャリーバッグに、紙袋に、手提げ鞄に、さらに朝食なのかコンビニの復路にと、Max装備状態。着ていたアウターは網棚に乗せたけれど、キャリーバッグは足下に置き、テーブルを出すと鞄やコンビニの袋を置くので、私は軟禁状態。しかも、鞄が大きいのでこちら側にまではみ出してくるし... いつも以上に窮屈な思いをしながら、私もテーブルを出してPCを置いてメールチェックしながら、いつものスタバの朝食を摂ったんですが、圧迫感が半端なかった(笑)。

さらに、新横浜から横浜線に乗り換えるとき、大人の男性が丸々入っても余裕が有りそうなくらい大きなスーツケースに、炊飯器とか家電製品の箱を幾つも括り付けたキャリアーを一つずつ持った若い男女が乗り込んできます。朝のラッシュ時なので新横浜駅の横浜線ホームも結構混雑していますが、大きな荷物四つを一度には持ち込めないので、先に女性がスーツケースを一つ持って車内に入り、そこに外に居る男性がキャリアーやもう一つのスーツケースを往復して運び込みます。朝のラッシュ時とはいえ、いつもよりは空いていたので良かったけれど、いつもくらいの混雑具合だと絶対に乗れない感じ。で、気になるのが、この横浜線は東神奈川止まり。どうするんだろうと思ったら、その東神奈川駅では、ホーム反対側に来る京浜東北線にさっき同様荷物を二人で運んで乗り込みます。これからどこに行くのか分からないけれど(横浜経由で羽田空港?)、あの荷物は何とかしないとなぁ... どうも中国からの観光客の様でしたが、結構回りから顰蹙買っていたかも。爆買いが話題になっているけれど、その後が大変ですよね。「買うな」とは言わないけれど、少し気を遣っていただければ、と。今後はこういう光景も増えてくるんだろうなぁ。

2015年2月13日

シルバー世代向けデバイス

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、KDDIが開催しているシルバー世代向けのスマホ教室の話。この記事の下位での参加者は、62歳~77歳ということで、自分とはギリギリ一回り上くらいの世代。まぁ、仕事の都合もあり私の場合は結構スマホとかこういうIT関係の技術・商品に詳しい方だと思うけれど、それでも我々の一回り上くらいの人達って会社でPCを使い始めた頃の世代だから、そんなにITリテラシーが無いと言う世代でも無いと思うんですけどね。それでも、77歳というとうちの父親より少し若いくらいの年齢だから、やっぱりデジタル製品との馴染みは薄いんだろうなぁ。

人に何かを教える場合、一番基本的な方法は既に馴染みのある技術や物になぞらえて説明することだと思います。理想的なのは、日常生活での動作と上手くなぞれるような動作・操作方法があると一番分かりやすい。ただ、単純に手の動きが似ているとか、形が似ているからと説明するだけだと、本来の機能が全く違う場合は逆に分かりづらいこともありますが。「電子メール」だって、普通の葉書や封書はよく知っているけれど、「電子」で「メール」するってなに? という人はまだ多いと思う。「メール」という言葉に馴染みが無い人が、少し前までは多かったんじゃ無いだろうか。宅配サービスなんかで「××メール便」なんていうのがあったから、最近では少しは馴染みが出来てきたかもしれないけれど。

コラム最後に書かれている「シルバー向けに機能を絞った専用端末をこの世代に提供するというのは、もしかしたらすごく失礼なことなんじゃないか。」というのは的を射た考えだなと思います。「シルバー世代=ビギナー」という図式を暗黙のうちに設定して「シルバー世代向けデバイス」という物を作るのは、昔は「有り」だったかもしれないけれど、現在では「有り?」というレベルになってきているのかも。実際、最近のデバイスではサイズが小型なのに高解像度のLCDなので、そのままでは凄く使いづらい。わざわざサイズを125%とか(Windowsの場合)して使うわけですが、それって本末転倒じゃ無いのといつも感じます。普通にブラウザーとかで見るときには125%でも良いけれど、YouTubeとか画像ソフトを使う敵は高精細モードになるとか。

多分シルバー世代云々ではなく、デジタルリテラシーの度合いで、これからのインターフェースは考えないと使って貰えるものは出てこないかも。その中でも、iPad/iPhoneは、本当は使いやすいかどうか分からないけれど、これがダメなら後は全部ダメ見たいな「刷り込み」があるから逆に有利なのかも。ただ、それも新しい世代がどんどん生まれてくるわけだから、いつまでも安泰というわけでも無いのが世の中の厳しさですよね。少なくとも、追いかける努力は実年齢とは別に続けて行きたいものです。

都合のよい「友好」

東京都とソウル市の姉妹都市関係に関してのコラムの一つ。東京都知事は、東京からの持出超過を承知の上で、サポートしましょう、助けましょうと乗り気みたいですけど、でももうちょっと賢く進めた方がいいんじゃないだろうか。「姉妹都市外交」と言うのであれば、ソウルの日本大使館前の違法な水曜日集会に対しての対応を要求するとか、日本大使館の移設に関しての申請手続きを速やかに進めるように要望するとか、やらなきゃいけないことはいくらでもあると思うんですけどね。

都知事は「18年間も会ったことのないのは異常」と言ったらしいけれど、「姉妹、兄弟」でも「義理の姉妹、兄弟」ですからね。それに、18年間というのは市長・都知事レベルでの話でしょ? 本来の文化交流とか、学生などの行き来はあったはず。というか、竹島騒動とかその前から、せっかくの交流機会をキャンセルしてきたのは、あちらからじゃなかったでしょうか? それに、ソウル以外の姉妹都市との交流って、どうなの? 18年間交流がなかったというのは、こちらか行っていないということでもあるし、向こうからも来ていないということですからね。どっちもどっちだよなぁ。

新聞記事に戻ると、ソウル市内の陥没事故に関して、日本のジオサーチが詳細を教えてくれないと地元紙はぼやいているそうですけど、確かこの調査って無料でジオサーチが実施したはず。本来なら、何千万円という費用が発生する作業を、今後のこともあるだろうかという「善意」の行為が、それでも不満を言うのはなんと言うかねぇ... こう言うときだけ、「友好」とか「協力」と言うけれど、本当に都合のよい話。本当に「姉妹、兄弟」としてつきあうなら、言うべきことは言わなきゃいけないし、必要なら相手を殴ってでも言うことを聞かせないといけないこともあるんじゃないだろうか。本当に「都市外交」を言うのであれば、少しでも相手から「実」を取るのが、外交の鉄則では。

2015年2月12日

決まり台詞

米国・マグロウヒル社の教科書で、所謂慰安婦問題が史実として記載された件で、共著者のハワイ大学准教授へハワイの領事館が事実誤認の指摘をしたところ、「言論と学問の自由を侵害した」と反論したという記事。なんかこの手の人達って、自分に対して反対意見とか異論を向けられると、直ぐに「言論の自由」とか「人権侵害」とか「戦争反対」とか「原発反対」とか(マテ)言いますよね。それが肉体的に、あるいは何らかの強制性を持つ行為を意図せずに加えられたというならまだしも、単に日本国政府の立場としてこういう理解であるからと伝えただけで、何で「言論と学問の自由」が侵害されるのだろうか。この人達は学会などでディベートとか討論会とかやらないのだろうか。

本来ならば、私はこれこれの理由とこれこれの証拠からこういう結論に至ったと言えば済む話。その根拠や途中の類推がどうであれ、自分の考えが構築されている内容を説明することは、何らかの形でその考えを発表した人の義務でもあると思うし、その考え方自体が封殺されていないのならば自由に公表しても問題無い話。但し、世の中には100%完全な事実というのは無い以上(太陽がいつか西から昇ると考えている人だっているくらいだから)、公開した以上は何らかの反論が寄席されるのも、それに対して対応するのも義務だと思う。中には理不尽な言いがかりを付けるだけのこともあるだろうけど、少なくとも今回の様に公式の立場からの意見に関して、自分の意見や主張をすることなく「言論や学問の自由」という大原則で逃げるのは、実は本人も自らの論点に自信が無い現れでは無いだろうか。

あるいみ「逆ギレ」というか、そう言う状態じゃ無いかと思うんですよね。日本領事館の担当者がどう言う言い方をしたのかまでは分からないけれど、最近明らかになった米国による戦後の慰安婦調査結果等でも韓国や中国の言うような「強制連行され慰安婦」は無かったことが分かっているし、彼らがよりどころにしている証拠証言にしても、多くが朝日新聞の吉田証言から派生したものに基づいているわけで、そういう部分を指摘されて自分の論拠が揺らいだために、「侵害された」という大原則を述べるしか方法が無いのかも。仮に、彼の記載した部分を強制的にマグロウヒル社に削除させたりしたならまだしも、単に考えの違いを指摘されただけで逆ギレされては、議論も何もありません。

日本でも何かあると直ぐに「憲法違反」とか「人権無視」とか「言論弾圧」と大原則を大上段に振りかぶる集団がいるけれど、何故「違反」なのか、何故「無視」なのか、何故「弾圧」なのかちゃんとした説明を聞いた記憶がありません。兎に角、そう言う総論反対みたいな事を言えば、多くの民衆は後に付いてくるだろうし面倒な説明をしなくても納得するだろうというように意図が垣間見える気がして、個人的には凄く不愉快。個別に一つ一つ詳しく説明する必要までは無いと思うけれど、それでもちゃんと自分の論理を説明できている例って、殆ど無いんじゃ無いだろうか。やっかいなのは、こういう人達って変にプライドが高いから、一度発してしまった自分の意見は、後から気がついてもなかなか訂正しようとしないこと。それで意固地になって、ますます訳分からん状態になるような気がします。困ったちゃんですよねぇ...

爆買いの先

来週から始まる旧正月「春節」を前にして、早くも訪日中国人観光客の「爆買い」が始まっているみたいです。一寸ビックリしたのは、最近の売れ筋商品の1つが「便座」だということ。確かに日本の温水洗浄便座は、日本以外では殆ど観られない半面、その利用価値は経験した人の殆どが虜になるくらい便利で気持ちの良いもの。ただ、温水便座は電気と水の設備が必要なわけで、その点は大丈夫なんだろうか。水道は水洗トイレであれば、分岐して使えるかもしれないけれど、あの洗浄用の水は飲料水レベルのものが必要との事で、日本以外の地域ではその品質は問題無いのか疑問。さらに、日本は軟水だけど、中国などは硬水だと思うので、その点も大丈夫なのか。まぁ、中国人のことだから、その辺りは何とかしちゃうんだけど。

ビザ条件の緩和、円安、免税対象の拡大等、色々な条件が重なっての事だとは思うけれど、それでもこれだけの訪日観光客が来ているのは、日本という国に魅力があるから、日本で販売している商品に魅力があるから、というのは大きな理由だと思います。何度も書いているけれど、以前の日本の団体旅行では特に欧州のブランド品を買い漁り、顰蹙を買ったわけですが、その時も化粧品等はあったかもしれないけれど、今のように生活必需品を買い漁るなんていう事はなかった。今回の中国からの旅行者による爆買いは、一つ一つの単価はブランド品よりは安いかもしれないけれど、一度購入してお終いというブランド品と事なり、消耗品だから何度でも購買行動が期待出来る点は大きいですよね。余裕が出来れば、何度でも日本に来て買い物をしてくれる。ただその時に注意しないといけないのは、その為には常に「日本」という国、あるいは「日本製」という商品が、世界でもここにしかなく、且つ品質は勿論機能やデザインなど、魅力的で有り続けないといけないと言う事。家電製品なんか、日々日本のメーカーの改善が進むだろうけど、それでもメーカー自体が国内で淘汰されてきていて、その競争原理が衰退していくのも事実。上手く海外のリソース等も使って、どの様に魅力維持が出来るか、これからは一寸異なる工夫が必要でしょうね。対日本人向け商品とは少し異なるテイストが、海外からの旅行者特に中国からの旅行者向けには必要になるかも。

中国、また東南アジアの人口を考えると、よほどの円高にならない限りはこの傾向はまだまだ続くとは思うけれど、いつかは必ず飽和する、あるいはブームは終わるもの。その先を見据えた投資や開発は今から初めても遅いくらいかも。消費財なので、必ず直ぐに使い切り次の製品が欲しくなるから、その周期を上手く利用して日本製品から逃れられない体質にしてしまうと言うのが一番でしょうね。価格競争になるとどうしても日本製品は不利だけど、逆に言うとコスト競争、価格競争とは別のマーケットで商売出来るのは大きなアドバンテージでもあると思います。で、そう言うマーケットを維持するためにはどうしなきゃいけないかというと、とうの日本人自体の生活や経済が良くならないと良い製品も出てこないわけで、結局は今の爆買いを利用して国内に還元するか、先ずは国内をよくしてから海外向けにも目を向けると、ちょっと鶏と卵的な話にもなるかな、と。その為にも、廃れつつあるような昔からの技術や匠とか、あるいは地方にだけ残るような独自的な商品とか言うものも、しっかり残していかないといけない。希少性というのは、不要になったから廃れている場合もあるけれど、逆にだからこそ日本人からは予想も付かない魅力や価値を海外からは感じられるかもしれないわけですし。JAの話も似た話だと思うけれど、昔と同じ事をやっていては伸びないし、昔と同じでいたいと思ったらもう負ける世界。自分がどう変化できるか、そこからどう新しいビジネスモデルや商品やデザインが生み出されるかが、重要。でも、それって日本人が昔から好きでやって来たことなんですよね。決して新しいことを要求されているわけでは無いことは理解しないと。それが継続出来る事が、海外からの観光客増加にもなるし、結果的に「日本の味方」作りにもなると思います。

「イスラム国」表記を止めないメディア

政府関連の発表では「ISIL」と呼び、イスラム教関係団体や現地各国からも、誤解を招く「イスラム」という呼び名は止めて欲しいと言われているのに、未だに多くのメディアは「イスラム国」(括弧付き)という表記や、呼び名を止めない。最近では、流石に単に「イスラム国」という頭に、「過激派集団」とか「武装勢力」みたいな枕詞を付けて入るけれど、でも「イスラム国」という呼び名は変わらない。何で彼らは変えないんだろうか。「ISIL(アイエスアイエル)」では、視聴者や読者が分からないと思っている? でも、使わなきゃ浸透しないですよね、言葉は。

これって「従軍慰安婦」という当時はない言葉を作り、それをそのまま元からある言葉として延々と使用しているのと同じ臭いがします。つまりメディアの面子に掛けて、一度使い始めた言葉は相当な理由があっても引っ込められないと言うような「面子」。大体、どこの国からも承認されず、かつ「国」としての機能を維持し運営しているかどうかも怪しい集団を「国」と呼ぶことに矛盾を感じないのだろうか。確かに勢力としては大きな規模なんだろうけど、例えば今回の様に現体制に反対してその国内で反政府活動や独自の独立活動をしている集団は幾つもあるわけで、そう言う集団は「国」と呼ばないのは何故。彼らが、今回の様に「Islamic State」と自らを呼ばないから?

活字メディアでは「括弧書きをしているから実際の国名と混同される事は無い」みたいな事を言っている場面がありましたが、それって印刷媒体でしか確認できないことだし、それを引用する場合には「いすらむこく」と発音しなきゃいけないわけで、単に詭弁にしか聞こえない。これも「報道の自由」だとしたら、独りよがりなはた迷惑な「自由」だなと感じます。

2015年2月10日

常夏の地へ

UAからのDMが来て、今Guam行きのキャンペーンやってるんですね。便数も多いし、日本からも近いし、時差も1時間だし、手軽に常夏の雰囲気を味わえる便利な場所。最近は、ちょっとマナー知らずな某国や某国の人達が増えて、ちょっと雰囲気が悪くなってきているけれど(笑)。

Guamは、少なくともUA便だけ見ていると年間通してお安くいける便利な場所で、ビジネスクラスを購入しても、羽田から沖縄往復するよりも安いし、マイルは多いし、と(笑)。一寸大変だけど、成田出発ではあるけれど、夜の21時過ぎのフライトもあるので、金曜日の夜仕事帰りに向かっても十分間に合います。金曜日の夜に出かけて、土曜日1日遊んで、日曜日の朝かお昼のフライトで戻るというのが、一番簡単なパターンかな。ハワイほど広くはないので、長期滞在するのは一寸どうかと思うけれど、ホテルのプールサイドに文庫本を持ち込んで2~3日位のんびりするのはありかも。

先月ハワイに3年振り行ってきたものだから、常夏モードにスイッチが入ってしまい、また近いうちに行きたいなと思っているんですが、一つは時差が辛い。今は-19時間で、3月に入るとDSTが始まり-18時間になりますます時差ぼけが厳しくなる状態になります。GuamはDSTが確か無いから、いつでも日本の時刻に+1時間とほぼ無い状態。唯一の難点は、日本から深夜のフライトで出発すると、現地到着が真夜中過ぎになることと、早朝の出発便がシンガポール発と同じくらい早いこと。まぁ、小さな島なので移動するにしてもホテルのサービスもあるから面倒ではないけれど。

今回のGuam行きのキャンペーンは、5月中のフライトが対象なので、G.W.開けに行くのは良いのだけれど、予約が2月15日までというのがちょっと... しかし、行きたいなぁ... ウズウズ(笑)。

姪っ子の受験

この1月2月は、受験シーズンでもあるわけで、弟夫婦の3人の子供のうち、一番下の姪っ子が今年は大学受験。姉、兄、この子の3兄弟で、一番上のお姉ちゃんは大学を卒業して今では立派な社会人。真ん中のお兄ちゃんは、大学院の今年は2年生。最後のこの子は今年高校卒業で、三人の中では一番高い目標設定をして頑張っています。で、昨日、私立の結果がでてお兄ちゃんと同じ大学から、合格通知が来たらしい。「滑り止め」と言っては失礼だけど、取りあえず浪人生は回避出来た模様。本命は某国立大学で、今月下旬に2次試験があるらしいのだけれど、AO入試の結果が少し点数が低かったそうで、何とか2次試験で挽回したいと言っていたけれど、変に力まないと良いけれど。一番出来る子なので、何とか第一志望のこの大学に受かって欲しいですよねぇ。まぁ、食べ物が美味しい場所なので、伯父さんとしては姪っ子に会いに通っちゃうかも(笑)。

大変だとは思うけれど、受験生の皆さん頑張ってください。

2015年2月9日

メディアの矜持

今朝の産経新聞サイトに並んでリンクが掲載されていた二つの記事。一つは元朝日新聞記者・植村氏の講演の話。もう一つは、先の衆議院選挙に関連して報道機関への自民党・共産党の公正・公平な報道要請について。一件関係なさそうな二つの記事ですが、続けて読んでみて感じるのは、メディアのメディアとしての矜持というか、それこそ「報道の自由」を担保する、それを読者や視聴者が認める・納得できる理由が明示されているのかということ。

植村氏の現在の職場である大学に対してや、本人以外の家族に対しての誹謗中傷行為は問題外の行為ではあるけれど、植村氏本人に対しては、当時問題となっている記事を取材して掲載した責任があるわけだから、疑念や不審があるのであればメディア人として回答するのが本来の態度だと思うんですよね。勿論、どう言う理由か分からないけれど、自分は正しいと考えるならそれを主張すれば良いけれど、その手段として170人もの弁護士を要する裁判だとか、特定の参加者対象の講演会とか、それは筋が違うんじゃないの。メディアの世界で記者(=ジャーナリスト)ととして活動した内容に不審を指摘されて居るのだから、ジャーナリストとしてそれに対して記事で反論するのが本来のやり方では。別に新聞とか雑氏に掲載しなくても、今では個人的にサイトを公開することも簡単にできるわけだし。そう言うこともせずに、何か法的手段に訴えるというのは、本人以外に対しての攻撃に対応するためという部分は理解出来るものの、何か本人自身も自らを保身することだけが目的で、捏造とか誤報に対しての反論になっていない気がする。

そう言う意味で、もう一つの報道に対してのメディアの姿勢に関しても、その趣旨なり意図に関してちゃんと説明できないというのは、メディアとしての「過剰演出」とも言うべき行為じゃ無いだろうか。まぁ、NHKはどうかと欧もけれど、一般の新聞社とかテレビ局は、とは言っても民間企業なわけで、それなりに販売部数や視聴率を上げてお金をもらわないといけないわけで、そう言う意味でその企業の独自色=バイアスが生まれるのは仕方ないと思います。ただ、それにも限度があるわけで、かつ「公共性」を自ら声高に言う割には、私企業的な部分には知らない振りする「メディア」って、自分は悪くないと言いつつ、具体的な証明は自分からせずに他人に丸投げする元記者と同じように感じられます。メディアが自らの判断で正しいと思って実行したのならその根拠をちゃんと説明するべきだし、どう言う理由であれ問題であったり間違っていたのであれば、その原因とそうなった理由は説明してお詫びすべきだと思う。それが普通の企業の姿勢だし、それよりも厳しい立場・公共性が要求されるメディアは尚更。さらに言えば、私企業出すらなく国民から強制的に料金を徴収しているNHKは、疑いが持たれること自体が問題だと思う。勿論、全ての視聴者を納得されられる、満足させられる番組作りは無理だと思うけれど、その理由は納得できるもので無いと行けないはずですよね。

どちらの記事を読んでも感じるのは、結局正義の味方のような立場を印象づけているメディアだって、そのメディアという力を時には乱用気味に利用する「権力者(権力社)」の一つでしかないんだなという事ですね。権力を持ち、それを恣意的に利用するのは民衆の敵でもあるけれど、そのメディアも安閑としていられないのは、SNS等のパーソナルメディアの発達で、まだ時間は掛かるかもしれないけれど、彼らの立場を脅かす時代になるのもそんなに遠くないかもしれない。

一円玉と電子マネー化

SankeiBizの記事から、消費税の8%アップに伴い事前に追加準備した1円玉の消費が予想ほどでは無かったという話。1989年の3%消費税導入の時の経験から、1円玉を追加で準備したところ、予想ほどの消費はなく、逆に10円玉、50円玉の消費が大きく増大したという話。記事にも書かれているけれど、1989年と現在ではクレジット決済の規模が先ず違うことと、色々な種類の電子マネーが1989年はゼロだったのが、現在ではまだ主流では無いけれど全体の2~30%位の規模を占めているんじゃないだろうか。それと、売る側にしても、1円、5円は勿論、10円単位でのお釣りの準備も面倒なので、税込み価格で切りのよい値にしているお店も多い気がします。

私なんか、もう10年以上前からSuicaを使い始めてから、どんどん現金利用の機会が減り、その中でも100円硬貨でも持ち歩くのが面倒なので、無意識のうちに電子マネー利用可能なお店で買い物をするようになっています。以前は利用出来る店舗も限られていたので、一寸面倒なこともありましたが、先ずコンビニが導入してくれたので、何か必要な時にはどこかにコンビニに飛び込めば、今ではiD/Suica/Edyとどこでも使えるようになっていますからね。さらにSuicaの生みの親JR東日本が積極的に展開してくれたので、先ずは駅ビルのテナントで使えるようになり、その周辺の店舗でも使えるようになったのも大きな影響です。さらに言うと、7年ほど前に地元に戻ってきて、これで電子マネーが使えなくなるのかなと思ったら、自宅近くのイオンモールで、何故かSuicaとiDが店内で利用可能(その後、イオンがWAONを初めてWAONも追加)だったので、通常の生活でも現金を持ち歩く事が殆ど無くなりました。

それでも消費税5%時代と比較すると、8%になってからやはり1円玉や5円玉が貯まる確率が大きくなってきたのも事実。5%の時には、端数が5円になることが多くて、だから複数品目合わせて一桁目を0円にするのは比較的簡単にできましたが、8%になると計算するのもなかなか大変で。だから、殆どの決済は電子マネーでしていても、どうしても現金払い鹿ダメという場合も有り、すこしずつ小銭、1円、5円が貯まってしまいます。10円以上の効果だと、自販機でお茶とか購入すれば一気に小銭入れも軽くなるので良いのですが(その自販機も最近はSuicaとかiD/Edy利用できるので小銭いらず)、自販機でも使えない1円、5円は困りもの。貯まってくると、わざとスタバで現金払いにしたり、場合によっては100均でどうでも良いようなものを買い物したり(100円単位なので、消費税込みの金額の暗算も楽)して、財布から消えてもらっています。

記事の最後に、最近の若者はスタイルを気にしてスリムな財布が好みと書かれているけれど、それは一寸どうだろうか。暫く前に財布を新調しようと売り場を回ったことがありますが、二つ折りの財布で小銭入れが付いているものが結構多くてビックリ。あれは、ズボンのポケットに入れるよりも鞄などに入れないと厚みが出てどうしようも無いと思うけれど。自分が子供の頃は、一つ5円とかの駄菓子なんて普通にあったので、1円玉5円玉も立派な「お金」でした。でも、今の時代、1円、5円って、相対的な物価の上昇も有り、「お金」と言うよりは、消費税のための端数みたいなちょっと中途半端な存在になりつつありますよね。決済方法が完全に電子マネーに移行しない限り、これからも必要な硬貨ではあるけれど、存在感という意味では自販機で使えないと事だけ見て、どんどん低下していくんでしょうね。

金沢新幹線

来月の開業に向けてだんだんと盛り上がる金沢新幹線。この週末には試乗会が行われて、その様子もメディアで何度も流されています。毎週新幹線を利用しているけれど、99.9%が東海道新幹線。昨年、10年振り? 20年振り? に東北新幹線を利用して仙台へ行きましたが、その時に感じたのが「東京-大宮」の共通部分。JR東日本の新幹線路線は、

  1. 東京-新青森の「東北新幹線」
  2. 東京-盛岡-秋田の「秋田新幹線」
  3. 東京-福島-新庄の「山形新幹線」
  4. 東京-高崎-新潟の「上越新幹線」
  5. 東京-高崎-長野の「長野新幹線」

の5路線が走っています。私は鉄分はそれ程多い方ではないので詳しく理解していないけれど、それぞれの路線の新幹線が東京駅から出発するのでは無く、東北新幹線と秋田新幹線とか山形新幹線は連結して出発して、福島とか盛岡で分離して、それぞれの路線を走る形式。自分の知っている範囲で言えばN'EXの大船発成田行きと新宿発成田行きが東京駅で合体したり、逆に分離する感じ。今回の金沢新幹線は、既存の長野新幹線の延長と言う形になるから、便数自体はそんなに増加しないんだろうけど、これだけ複数の路線が走っているとなると、東京-大宮とか、幹線である東北新幹線の仙台、盛岡辺りまでは多頻度で運航されるんだろうけど、それ以外の場所は新幹線の恩恵ってあるんだろうか。

実は昨年東京-仙台間を利用した時に、東海道新幹線でいうところの「のぞみ」型の便数が少なくて、一寸不思議に感じました。東京-名古屋-京都-大阪という、大消費地を抱えていて、だから多いときには3分間隔でのぞみが走る東海道新幹線が変態なんだろうけど、もう少し本数が欲しい所です。でも、正直なところ行き先を考えると、これ以上増やしてもと言うところもあるんでしょうね。今回の金沢は、観光地としてもメジャー級の場所だから、もしかしたら金沢新幹線開通で便数が増えるのかもしれないけれど。ただ、ビジネス利用目的が多い東海道新幹線に比べて、観光吏用の比率の方が高そうなJR東日本の新幹線網は今のシステムでも間に合うんだろうな。

金沢には親戚も居るので、開通後落ち着いたら一度くらい利用してみたいところ。でも、浜松からだと、新幹線で東京経由で行っても、反対方向の名古屋-米原経由で行っても、それ程違わないんですよねぇ... それが悩ましい。

2015年2月8日

違和感...

今日のCX系「新報道2001」。テーマは当然ISIL関連の話だけど、アグネスチャンが違和感あるなぁ... 後藤さんと知り合いと言う事での出演らしいけれど、あの声を聞くとどんなに良いことを言っていたとしても何かお花畑的発言にしか聞こえない。彼女も「ユネスコ」という名前を背負って、それなりの活動をしているんだろうけど、一寸彼女の立ち位置と今回の番組の方向性はずれていた気がする。

既存の番組コンセプトというかスタイルもあるんだろけど、重要な問題や課題に関しては、ちゃんと議論なり批評できる人だけを集めて、感情的なものでは無く論理で何が起こっているのか説明し、どう言う解決策があるのか(結論ではなく)視聴者に選択できる内容にして欲しいなぁ。どうしても、お涙頂戴とか何かの感情論が入ってくると、全て壊してしまう気がする。それはそれで、論理や現実を超越するものとして必要な時はあるだろうけど、それだけでも無いはず。

自由の境界線

ISILの日本人殺害事件に伴い、渡航禁止地域への渡航計画のあるフリーカメラマンが旅券の返納を命じられたという記事。幾ら本人が注意すると言っても、問題のある地域に近づけばリスクも増えるわけで、それに対して国民の安全を確保するのは政府の責任。方や、報道や移動の自由は人間として、あるいは職業人としての権利でもあります。どちらも守られなければいけないけれど、必ず下両立できるものでも無いのは、先日の事件や其れ以前の同様の事件を見れば明らか。

今回の場合、フリーカメラマンの杉本氏はシリアには行くけれどISILとは接触するつもりはないと言い切っているけれど、それでも出国を止める外務省はどんな情報を持っているのだろうか。フリーカメラマンである以上、仕事を強制的に止められるわけだから、経済的損失も含めて影響は大きいと思う半面、仮に先日の人質事件のようなケースになった場合今度は日本として払う損失も大きいわけで、金額での比較は出来ないけれど、どちらもリスクは大きいのも事実。その場合に、どちらの自由を制限・犠牲にしてもう一方の自由を担保するのか難しいところですよね。

ふと思ったのは「安楽死」との関係。人の命は失ったら絶対に取り戻せない一番重要なものだけれど、病気や年齢によって、あるいは生活苦等でもうこれ以上生きていけないと強く感じた時に、自らの命を絶つ事を最近では(限定的ではあるけれど)認められてきました。それと比較するのは不適切かもしれないけれど、例えば自分として最大限の安全対策はするけれど万が一の時には第三者の支援を要求しないから、自らの使命を遂行する自由を優先させて欲しい、というのも似た考えかもしれません。

今回言われている「報道の自由」に対して、個人的にいつも不愉快に感じるのが、報道の自由と言いつつも個人の人格人権とか個人情報が必要以上に犯されていると感じることが多々あります。それ以外にも、様々な「自由」「権利」というのは、全て排他的に存在できるものでは無い以上、どうしてもどこかの部分では競合が発生するわけで、その境界線・ボーダーをどの様に調整していくかが、中々解けない課題だと再認識した事件でした。

2015年2月7日

Blue Bottle Coffee

アメリカのカリフォルニアではお馴染みのBlue Bottle Coffee。その初海外出店が、日本の清澄白河に出来て、予想通り(予想以上?)の大行列。確かにアメリカでも人気店だけど、これはちょっとなぁ。2号店が3月に青山に続いて開店するそうですけど、そっちは場所柄こんな揉んじゃ済まない気が。

アメリカの、所謂「カフェ」がファーストウェーブで、スタバ等の高級コーヒーカウンターがセカンドウェーブ。そして、このBlue Bottle Coffeeのように、大規模展開せずに焙煎も自家焙煎で品質にこだわるショップがサードウェーブ何だそうですが、その最新のサードウェーブは、日本の「喫茶店」に触発されて生まれたというのは、一寸皮肉というか何というか。日本では、スタバなどの手軽なコーヒーショップの展開で、昔ながらの喫茶店は減ってきていますからね。残っているのは、本当に小さな個性的なお店か、コメダみたいな喫茶店だけど大規模展開しているようなチェーンだから。

このBlue Bottle Coffeeが、これからも日本で店舗を展開していくかどうか分からないけれど、こういう高品質を売り物にしたお店が増えていくのは良い傾向ですよね。コンビニ100円コーヒーは飲んだことがないけれど、そう言う廉価な商品もあれば、ある程度品質を重視した商品も生まれて伸びていくというのは、その商品群の幅が広がりマーケットも拡大しているという証拠でもあると思うから。少し前のデフレ時代は、そう言う「上に伸びる部分」がなかったので、どうしても低価格で薄利多売のビジネス誌か展開出来ず、それがなかなか成長路線に結びつかなかったわけですから。個人的には、こういう切っ掛けが経済向上のマイルストーンになって欲しいところです。

一つ困るのが、最近のコーヒーショップでは、色々な名側の色々な種類のコーヒーがあるので、注文するのが大変なこと。昔のように「モカ、ブラジル」くらいなら良いんだけど、最近は聞いたことも無いような長い名前のものが多くて、スタバで注文するときも困ります。だから、いつまでたっても「コーヒー」としかオーダーしない困った客のまま(笑)。自分で調べれば良いんだろうけど、そういう所をもう一寸工夫してくれると、また色々違った楽しみが生まれるんじゃないかな。

情報戦

ISIL(所謂「イスラム国」なる戦闘集団)の事件は色々なことを我々に投げかけていますが、その一つにYouTube等を利用した「映像戦略」とでも言うべきものがあったと思います。その映像が本物(生)であろうと、加工されたものであろうと、一つの場面が色々な人によって憶測を生み、それによって相手側の意思も分散して、ISIL側が主導権を持って物事を進める事が出来た事象だったと思います。一方で、日本からはその画像を再加工して、相手を茶化すといかおもしろおかしくした画像が爆発的に広がったりして、その行為自体は決して誉められることではないのですが、相手の情報戦を希釈させる、あるいは相手の意図を挫くと言う意味で一寸感心してしまうカウンターアタックでした。どちらも、最近広く普及しているSNSやYouTubeという「ツール」を利用して一気に拡散する手法でした。

一方で、昔ながらの方法で情報戦を仕掛けているのが、韓国の「所謂慰安婦問題」関連。関係無い海外に銅像を建てたり、アピール行為をしてみたり、今度は教科書にも記載を始める始末。世界中の図書館などで、「日本海」記述はけしからんからと「東海」と書き換える連中ですから、その程度の事は屁でもないんだろうけど不愉快さはISIL以上です。こういう情報戦の怖いのは、その教科書なり何かの文書に「慰安婦」が記載さていることよりも、「記載された」という事を根拠にさらに大きな話に膨らませていくこと。丁度、吉田某の虚偽や朝日新聞の誤報が、その内容自体よりも「そう言う事実が有る」という理由に使われて、そこから沢山の物語が生まれて言っています。だから、元々の吉田証言とか朝日新聞の誤報が取り消されても、既に成立してしまった物語は消えずに残っていき、それが「事実」となっています。

日本の拙いのは、どうしても日本人的思考で考えて「少し我慢すれば」とか「波風立てない」という考え方をするけれど、それは日本の外では全く成り立たない考え方。特に、中国・韓国に関しては、相手は「これ幸い」と利用する事はあっても、そこから何か善意なり真意なりなんて感じもしないとくみ取ろうなんていう事もありません。全ての人がそうでは無いとしても、圧倒的なマジョリティがそう言う思考をするので、ごくごく少数のマイノリティー何て即座に否定されてしまう。これまでの日本の対応も拙かったけれど、だから取ってこのまま黙っていてはどんどん悪くなるだけ。実は、SNS等に比べて、こういう古典的な手法は時間も手間も掛かるけれど、その分効果を持ち始めると大きなモーメントを生み出します。だから日本としてもかなりの力を注がないと、この動きを止めることは出来ないけれど、丁寧に歴史の資料を発掘していけば、明らかに韓国の言い分はおかしいと言う事は分かるので、そう言うことを折に触れて主張していく「情報戦」を進めないといけませんね。

大体あれだけ日本の「慰安婦問題」を非難しながら、今でも世界中で女性問題でトラブルを生み出していることの矛盾を、どうして誰も矛盾していると思わないのだろうか。

2015年2月6日

生活管理ツール

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、メールとカレンダーの話。私自身、数年前から会社のメールシステムがOutlookになったので仕方なく使っているんですが、山田氏と違って未だに慣れない。確かにスケジューラーとメーラーが統合されているのは良いんですが、Outlookだけの仕様でもありませんし。勿論、今使っているGoogleのGmailとGoogleカレンダーが使いやすいかと言われると、決してそうでも無いのでどちらが良い悪いというのでは無く、あくまで慣れの問題だとは思うんですが。

コラムの中でも書かれているMSのExchange Onlineは、確かOffice365のサービスの一部だったと思います。まだ使った事は無いけれど、今年中には予定している自宅のマスター機更新の時には、Office PremiumとOffice365への移行を考えているので、その時には自分の生活管理ツールを移行しても良いかなと、コラムを読んで一寸思いました。一番必要なのは、どこからでも透過的にアクセス出来るメーラー(通信手段)と、行動管理(スケジュール管理)なんですよね。それも、仕事とプライベートを一元的にも、分離しても管理できるものが良いんですが...

コラムの中では、これまでサポートの無かったAndroid環境でのサポートが始まったことが書かれています。つまり、スマホやタブレット環境でPC環境と同様の事が出来るようになるというメリットについて何ですが、これって少なくともタブレットについてはWindows Tabletを使えば、これまで同様に使えるし、スマホにしても次のWindows10ではスマホ用のSKUもあるようなので、環境的には統一されたものが期待出来ます。まぁ、Windowsだから使いやすいかどうかは別だけど、今のようにアーキテクチャーを跨いで同じアプリ・環境を使うよりは楽じゃ無いかという気がします。そこがMicrosoftの思惑なんだろうけど、AppleがMacOS/iOSでちゃんと棲み分けしているから、MSの努力不足だとは思うけれど。

メールとスケジューラーが透過的になって便利だなと思うのは、山田氏も書かれているように最近では会議やイベントさらには乗車案内など、殆どがメールでNortificationが飛んできますから、それをそのまま取り込むことでスケジュール作成が完成すると言う利便性。Passbook等を利用していると、例えばスケジュール変更も自動的に取り込まれて分かるようになっているけれど、ああいう能動的な仕組みも将来的には入れて欲しい。今でもOutlookの会議出席要求だと、変更されると分かるようになっていますが、あんな感じですかね。企業の中だけで無く、一般的な会議設定とか、レジャーなんかの場合でも利用出来ると便利だなと思うときがあります。さらにはレストラン予約や、病院なんかの予約とかも。予約しても、どうしても待ち時間が発生するようなときには、「現在は10分待ち」とかNortificationが送られてきたするとか。当然そう言う場合にはプライバシー保護をどうするかという面倒な話も生まれるわけで、その辺りの兼ね合い、摺り合わせ、妥協をどうするかがこれからの課題なんでしょうね。

そうそう、後はMicrosoftがこれからもこういうサービスをちゃんと継続してくれるのか、と言うのが歳代の課題だな。途中で「やめた」と良いそうなのが怖い。(笑)

人に優しい家電

シャープが発表した、特殊詐欺(振り込め詐欺)対応の家庭用電話とFAX機。何か凄く画期的な技術(相手を透視できるとか)が内蔵されているわけではないけれど、既存の技術や仕組みを上手く組み合わせることで、特殊詐欺対策として効果が生まれるようにしていますね。個人的には、必ず通話を録音できるような機能が有るだけでも、結構効果があると思うんですよね。あの録音って、自動的に録音するのは法律的にまずいのだろうか。個人の通話だから、それを公にするのでなければ自動的に録音しても問題無い気がするんだけど。まぁ、「この通話は録音されています」とメッセージが流れるだけでも、不審な相手に対しての威嚇効果はあるんでしょうけどね。

社会人に成り立ての頃、色々な勧誘の電話が酷くて、常に留守電モードにしていたことがありますが、勧誘ならそれでスクリーニングも出来るけれど、その電話が困っている自分の子供とか孫からの電話と思われたら、余り抑止力は無いかも。個人の秘密をどこまで公開するかにも寄るけれど、例えば怪しげな電話が掛かってきたら予め登録されている家族の電話にその情報が転送されて、第三者が確認できるとかどうだろうか。今年80になるうちの親なんかも、ニュースでこの手の話が流れる度に「なんで騙されるんだろうねぇ」と他人事のように言うけれど、そういう人こそ騙されるというのは実際に証明されているわけで、そろそろうちも考えないといけないかも。怪しい電話が掛かってきたら、「騙されちゃダメです」と厳しく叱ってくれる、優しい家電が、ね。

NFLから学ぶ人材スカウト術

BusinessMedia誠に掲載された、首記タイトルのインタビュー記事。インタビュー相手は、最近富みに露出度が増えている気がする(笑)、元TBSアナウンサーでアサヒビールシルバースターオフェンスコーディネーターでもある有馬隼人氏。NFLのドラフトに関しての話題ですが、ある程度NFLに馴染みのある人にとっては驚く話では無いけれど、日本のプロ野球とも違うし、米国MLBとも違うドラフトの仕組みが、現在放映中の映画「ドラフト・デイ」で描かれるような丁々発止の世界であるし、興味深いからでしょうね。

NFLは、色々なビジネスモデルのお手本の塊のような組織で、ドラフト制度にしても、兎に角所属チーム(現在は30チーム)間で戦力が均衡することにより、競り合いや均衡する試合が増える事で、ファンが飽きずに興味を維持してくれることを目的にしています。前年の成績の下位チームからドラフトする完全ウェーバー方式は、その最たるものですが、さらに面白いのが、そのドラフト権をトレードすることでさらに有利な条件を手にしたり、短期目的の選手獲得、中長期目的の選手獲得など、画一的な補強にならないような仕組みも許していること。映画の中では、その選択権のやり取りが描かれるわけですが、この辺りは非常に面白い考え方だと思います。

もう一つこのドラフトシステムで個人的に面白いと感じているのが、選手側の意識です。日本では、NFLのドラフトシステム自体は今回のように話題になるけれど、この選手側の意識が取り上げられるところは殆ど観たことがないのですが、日本のプロ野球のドラフトと事なり、NFLの場合は氏名されたら基本的にそのチームに入るんですよね。事前にネゴシエーションしているのかもしれないし、仮にそこで氏名を断った場合に受け皿になる仕組みが無いのかもしれないけれど、大学でハイズマントロフィーを受賞したような選手が、前年最下位とか、万年下位に低迷しているチームでも一位指名されて嬉しそうに入るわけです。多分、日本のプロ野球の優勝争いするチームと万年会に低迷するチーム程戦力差が無いと言うこともあるんだろうけど、戦力的な均衡が毎年図られるから、その時の状況がそのまま続くわけでは無いと言うことと、その気になれば他のチームに移籍することも比較的簡単なので、場合によっては実力さえあればやり直しも出来るという考えが選手側にもあるんじゃ無いだろうか。

そのスポーツを面白くしようとすれば、毎試合毎試合手に汗握る接戦が続くことが一番なのは、どのスポーツでも同じ。その為には、出来るだけ戦力の均衡を図り、特定のチームに優秀な選手が集まらない様にすると共に、どのチームも工夫次第で良い選手や良いスタッフを集められるような仕組みにしないといけません。単に新人選手のドラフトだけで無く、そう言う仕組み、とに選択される選手側の意識の違いというのも、今のNFLビジネスを支えて発展させている大きな要因じゃ無いかと思うわけです。それを忘れると、ちょっとNFLの仕組みを見誤るかな、と。

2015年2月5日

何でも反対、何でも責任

たまたまテレビで国会の予算委員会だったかな、安倍首相への質疑の場面が流れていて、当然先日の日本人殺害テロ事件に関しても質問する議員がいるわけです。人命が失われているだけに、「良かった、素晴らしい対応だった」と言うわけに行かないのは分かるけれど、例によって後付け理由から「あの発言は相手を扇動した」とか言うわけですが、見ていて何か893が難癖付けているみたいで、正直見苦しい態度ですよね。

まぁ、正直なところ、最初に首相の中東訪問のニュースを聞いた時には「随分微妙な場所を回るな」と素人の私でも感じたのは事実です。ただ、だから取ってリスクや危険を取らない行動が許されるほど、日本という国は世界の中で小さくないわけで、拳法を始め日本の事情はあるにしても国際的にはもっと大きな貢献も求められているわけです。基本的には「人道支援」という形で行うわけしかないのですが、相手から見ればそれが本当に良い・悪いとは関係無く、タイミングとして使いやすい材料かどうかで、良いように使われるわけです。例えば、首相がイスラエル滞在中に今回の事件に関しての発表をしたときに、イスラエル国旗と日章旗を並べた背景で発言したのが拙いと言われています。確かにイスラエルという国家は、パレスチナ問題を挟んで中東諸国と対立しているし、ISILの究極の目的はアラブ地域を統一してイスラエルと対決することもかもしれない。ただ、現状はそんなレベルにはまだ無くて、シリア、イラク国内での内戦状態にあるテロ組織なわけです。仮にイスラエル国旗が無くても難癖を付けるだろうし、イスラエル以外の国での発言であっても同様だろうし、それはどこで何をしようが結果は同じじゃ無いかと思います。

事件に関しての検証作業は必要だと思います。そのアウトプットとして、どうしたら同様の事件を回避できるか、また政府なり国として何か問題があったとしたら、それをどの様に修正していくのかという事を先ずは考えないと。その中で、どこそこの国での発言が原因となってしまったら、日本は外交という行為を止めなければならなくなります。さらにそれを突き詰めていけば、日本は何もするな、しかし言われたら何でもしろ、と言うことになってしまう。それじゃぁなにも解決しないでしょう。と言うか、日本、あるいは日本人という存在意義を否定することなります。それって「個人の尊重」とか「基本的人権」に反する行為では?

何でも反対、何でも責任と言っていれば済む話でもないし、それだけで仕事をしているつもりなっているなら、とっとと議員を辞めて欲しい。それこそ税金の無駄使いですよ。

エンジントラブル?

台湾で発生した、トランスアジア航空の墜落事故。機材はATR72というプロペラ機ですが、丁度車載カメラで撮影された、機体の腹側を見せて墜落していく映像はかなりショックですね。映像解析によると、車輪は格納されているので少なくとも離陸は問題無く完了したのだろうという事。さらに落ち方を見ていると、全く推力が得られていないようなので、何らかの理由で両方のエンジンが停止、あるいは何かトラブルで墜落したのではないかという話ですね。台湾の松山空港は、日本で行ったら福岡空港のように、台北の街中ど真ん中にある空港で、墜落事故自体が悲劇ですが、墜落場所が他の建物などに影響が少ない川の中だったのは、偶然であったのかもしれませんが不幸中の幸いだったかも。

記事によると、墜落した機体は昨年4月に受領したばかりのもので、余り問題があるとは思えないもの。機体よりは、エンジンのトラブルが疑われるわけで、早く原因追及を進めて欲しいですね。この航空会社、昨年7月にも同型機が着陸時に事故を起こして死者が出ているそうですが、整備不良と言う事もあるのだろうか。ブラックボックスは既に回収されているようなので、1日も早い原因解明を望むばかりです。

2015年2月4日

ボーダーライン

NHK「日曜討論」に招かれなかったとクレームしている「生活の~(以下略)」。Wikiで「日本の政党一覧」という項目を見ると、党員数では番組に招かれた社民党と同じ。でも、やはり招かれなかった「日本を元気にする会」も5人で同じ。NHKとしては「政党案件の5名以上の党員且つ、直近の衆議院選挙で得票率が2%以上」という内規があるということらしいけれど、社民党とか次世代の党も2%以上獲得したんだろうか、一寸不思議。

こういう政治番組は、それぞれの政党なり政治家の活動や内容を知るために重要だと思う一方で、泡沫政党とは言わないけれど、どうでも良いような話で時間が浪費されたりして、肝心の話が深く掘り下げられないこともあるわけで、そういう部分はもう少し何とかならないかなと言う気持ちもあります。

確かに広く公平に意見を聞き討論するという事も重要だけど、それとは別に実際の政治の実行者である与党に対して、それに対して現実的に反対・反論可能な勢力なり力のあるグループも事実上限定されているわけで、現実的な事を考えると今回大きく議員数を伸ばした共産党辺りくらいまでがボーダーラインかなと言う気もします。平等に全ての政党を招くのもありかとは思うけれど、現実に即して特定の案件に関してのみ集中討論するようなことも必要なわけで、その時にはそのテーマに集中できるようにある程度参加者を絞るのも必要なんじゃ無いだろうか。

ただ、今回の「生活の~(以下略)」に関しては、正直なところ政党助成金欲しさの烏合集団としか思えないので、これ幸いと一郎&太郎はクレームはするんだろうけど、そこをボーだとして切ったのは、まあNHKもある程度空気を読んだと言う事なんでしょうね。

NRT-HNL-LAX (8) - 帰国

さて、今回も短い滞在はあっと言う間に終わり、帰国の朝。空港とホテルの往復シャトルサービスを事前に予約していたので、それを利用して空港に戻ります。フライトの出発時刻は11:30で、ホテルでのピックアップタイムは08:25と三時間前。大きなホテルで、そう言う送迎サービスやオプショナルツアーの乗降場所が、ホテルのフロント棟近くに設定されていて、昨日騒がしかった中庭が"Great Lawn"と言う名前で、その横で拾ってもらいます。少し早めに部屋を出てその場所に向かうと、もう色々なツアー待ちの人達で一杯。Hiltonは、ホテル街の端っこにありますから、多分ピックアップは最初か最後だろうなと思っていましたが、この時は最後のピックアップでした。ほぼ満席のシャトルが到着したのは、ピックアップタイムから遅れること20分近く。十分に余裕はあるので問題無いのですが、やっぱりちょっと不安になりますよね。

土曜日の朝という事もあり道路はそこそこ空いていて、30分程で空港に到着。最初にAloha航空のターミナルに止まると、満席の車内の殆どの乗客が降りてしまい、残りは私、60歳代のご夫婦、若い女性一人の4人に。次にANAの前で停車すると、女性が降りたんですが、この時にご夫婦も「JALもここでいいの?」と降りようとします。咄嗟に「JALはもう少し先ですよ」と声を掛けて上げましたが、知らないと大変かも。JAL前で二人が降りて、最後は私一人がUAのゲート前で降ろしてもらいました。

いつものようにKIOSKを操作してキャリーバッグをチェックインし、UA 1Kの恩恵でもあるTSA Pre✔を抜けて、あっと言う間に制限エリアに入ると、そのままUnited Clubに向かいました。朝軽く食べていたのでお腹は空いておらず、O.J.とコーヒーを持ってきて出発まで日本のJRや新幹線の予定を確認したり、メールチェックをして時間を過ごしました。

搭乗開始は定刻通り。この日はほぼ満席の状態。自分の座席に座ると、通路を挟んだ反対側にはまだ生まれて数ヶ月くらいの赤ちゃん連れの若いご夫婦。自分の横は、事前のシートマップでは空いていたのに、何故かフィリピンパブのママみたいな一寸けばい感じの女性が座ります。その向こうの席は空いているんだよなぁ...

機内では往路同様、少しうつらうつらしながら、でも時差が-19時間と言うことは実質+5時間位なので、出来るだけ日本時刻に合わせて調整しながら映画などを見て過ごしました。今回は往路も復路も比較的楽な時差調整になり助かりました。何となくコツを掴んだ感じです(笑)。フライトは比較的順調で、日本に近づいてから一時ベルト着用のサインが点きましたが、結局それ程揺れずに成田に到着しました。

そうそう、この機内で配布されたアメニティは、缶ケースに入ったものでした。確か何かのキャンペーンで配ったものだったかな。ポシェットタイプはもう捨てるほどあるので、これはちょっと便利かも。予備のカメラバッテリーとか、SD/CFメディア類とか入れると安全ですしね。

この後成田でキャリーバッグを自宅に宅配する手続きをして(MasterCard Platinumの特典で無料だし)、N'EX→新幹線と乗り継ぎ無事に帰宅出来ました。

今回三年ぶりのHawaiiでしたが、やっぱり気候が良いし、のんびりするには良いですね。Guamも似た雰囲気で、もう少しこぢんまりしていて好きなんですが、最近は中国・韓国からの観光客が多くなり、ちょっとね... 騒々しいんですよね、あの人達は。今回も、ホテルのエレベータホールで、満員のエレベーターから最初に降りてきた中国からのグループ数人が、出て直ぐに立ち止まり何かスマホで確認し始めたことがありました。中の人も出られないし、外で待っている人も乗れないし、流石に後ろから小突かれて移動したけれど、凄い形相で後睨んでました。20代位の女性達ですぜ。私の横にいたアメリカ人と思われる高齢の女性が、「全く困った連中ね」みたいな表情をして、私に苦笑いしてきましたけれど、"No rule for them."と言うと笑ってました。まぁ、自分達が彼らと同類と間違われないように気をつけないと。

次の旅行の予定はまだ決まっていませんが、久しぶりにHawaiiを攻めて良かったので、今度はやはり暫く行っていないSingaporeに行きたいですねぇ。5月の連休明けくらいに予定してみようかな。来年のUA 1K達成の道も、まだまだ始まったばかりですし。()

2015年2月3日

横柄なメディア

まだ確実に確認されたわけではないとは言え、残念ながら後藤さんの生存はかなり厳しい状態になってしまったこの週末。後藤さんに関連して色々な意見やコメントが公開される中、一寸個人的に違和感を感じている話の一つが、今回の事件が「言論の自由への挑戦」であり、「そうなった責任は政府(=安倍首相)にある」という話にしている人達がいること。

元々の事件がフランスの風刺画が発端だったことで、確かにあの乱射事件は言論の自由、報道の自由に対しての挑戦といってもよいけれど(個人的には、あの漫画の内容がフランス的なエスプリだとは理解するものの、当時者のイスラム系の人や自分に取って「風刺」という範囲に収まる物かは疑問だけど)、あの事件と今回の湯川さん、後藤さんの拉致・殺害事件とは直接は関係無い話でしょ。実行者は同じ「ISIL(いわゆるイスラム国)」と同一かもしれないけれど、別のグループかもしれませんし。事件の発生事象としては、先ず最初に湯川さんの紛争地への侵入があり、その湯川さん救出のために後藤さんが後を追い、残念な結果になったという流れだと思うから、言論の自由云々とは全く別の事情でしょう。フランスの風刺画のように、例えば後藤さんが世界各地で開催している現地の状況報道の内容をISILがけしからんと判断して、意図的に後藤さんを拉致したのなら、それは「言論の自由への挑戦」と言えるだろうけど、そうでは無い事はこれまでの経緯を見ていると明らか。後藤さんがジャーナリスト活動をしていたと言うだけで、「報道の自由への挑戦」を声高に拡散している一部のメディアの様子を見ていると、言い方は悪いけれどこの事件を利用して自らの利益拡大を意図しているようにしか見えません。ISILがどこまで意図していたかは不明だけど、英米の人質救出のように何かあっても直接的な反撃を受けるリスクもないし、宣伝効果としては影響の大きそうな「日本人人質」という素材を上手く利用して宣伝戦を展開したISILの術中に見事に嵌まっている日本のメディアですよね。

さらによく分からないのが、それらの事柄の責任を政府の責任と攻撃の理由にしている一部の人達。「国民の保護」という意味では、確かに政府には一定の責任は発生するだろうけど、それも無限に生まれるわけではない。特に後藤さんの渡航に関しては、事前に思いとどまるように説得作業もあったと言う事で、そうなると政府として出来る事も限定されます。フランスの新聞社襲撃事件後「Je suis Charlie(私はシャルリー)」と言うメッセージを掲げて襲撃事件を批判する行動が広がり、今回の場合は「I AM KENJI」と言うメッセージで後藤さんの救出を願う運動が広がっていました。それをもじって、とある夜の番組に出演していたゲストが「I AM NOT ABE」というメッセージボードを出して今必要な行動を取らないと等とコメントしていましたが、この人やっぱりなんか変だなぁ。特定の一事象を否定すると言うことは、それ以外の不特定多数の事象を肯定するという意味ですから、その中にはISILや同様のテロ集団や、それら全てを肯定する事も含まれると言うこと。アッチ系の人達って、都合よく自分達の良いような解釈しかしなくて、それが逆に自らを否定するような結果になる事が多い感じがしますが、結局プレゼンテーション性(見栄え)だけみてやってみたら、その内容は違ってましたみたいな結果になった浅はかさ。

「言論の自由」を言い、後藤さんの活動を賞賛するメディアだけど、それなら後藤さんのコレまでの活動や実績を特集する番組をISILに対してのメッセージとして放送しても良いわけですよね。でも、どこのメディアもそんな番組や情報は提供しないわけです。百歩下がって、民放系はスポンサーが必要と言うのなら、NHKがやれば良いけれど、国際放送でそんな番組を流すわけでもない。本当なら、そう言う番組なりを制作して、アルジャジーラ等の海外のメディアに配信することが「言論の自由」に対しての主張になるはずじゃ無いの? でも、彼らが言うこと・やることは「言論の自由が侵された」と自らの権利を主張するだけ。それって、やり方が違うだけでISILと同じ事をやっているようにしか見えませんね。

空港泊対策

産経新聞西日本版の記事から、増える空港泊の乗客に対応する関西空港の話。空港での椅子と電源の取り合いは、どこに行っても見られるもので、特段関西空港だけの話では無いけれど、確かに米国の主要空港と比較すると、日本の成田、羽田、関空という国内主要空港での状況は厳しい様に思います。羽田の新国際線ターミナルとか、成田の改修されたエリアなんかは改善されているみたいですけどね。アメリカの空港に行くと、Samsungの名前が書かれたチャージ用の柱みたいなものが幾つもあって、そこでスマホやタブレットの充電をしている人をよく見かけますが、成田でも同様のものが確かあったはずで、ああいう設備を国内空港でも充実させる必要はあるでしょうね。と言うか、ネーミングライツじゃ無いけれど、国内メーカーの宣伝場所として結構有効じゃ無いだろうか。以前はワイヤレスも充実していなくて、航空会社のラウンジから漏れてくる電波を使え丸ために、入口近くに座り込んでパソコンを利用している人なんかをよく見かけましたが、最近では空港全体でWi-Fiサービスを提供することが普通になってきているので、ネットアクセスに関しては問題無いでしょう。逆に、例えばUAの国内線なんかだと、DirecTVを機内プログラムとして流すんですが、内蔵のモニターではなく個人のスマホやタブレットで使うことを想定しています。電源がある機体もあるけれど、それも人数分あるわけじゃ無いから、もしかしたら電源無しで使わなきゃいけない場合も有るわけで、そういうときには登場前後に空港でチャージする必要が生まれてきます。空港じゃ無いんですが、2014シーズンからオープンした49ERSの本拠地、Levi's Stadiumには、複数の形状がコネクターが備え付けられた「スマホ充電スタンド」があります。あれは、表向きは顧客向けサービスなんだろうけど、もう一つはそうやってスマホを使って貰い、Levi's Stadiumのアプリも一緒に使って欲しい思惑も大きいでしょうね。出来たばかりのスタジアムと言う事もあるんでしょうけど、ああいう試みって面白いなと思います。

閑話休題。空港待合室の椅子って、大概どこも10名位が一度に座るような長い椅子ですが、途中に肘掛けがあると横になったり出来なくて困ります。3人分空いていると、少し膝とか曲げて横になれるくらいかな。4人分あれば、よほど長身の人で無い限り真っ直ぐに寝ることも出来るでしょう。ただ、それだけ空いていると、昼間本来の待ち合わせように使うときに、結構一人で占有してくる人も増えてしまうんですよね。その辺りが悩ましいかも。腕掛けが跳ね上がる形のものとか、電源端子付の椅子とか、地元企業協賛で設置すれば、空港側も出費を抑えつつ施設の拡充と満足度向上に期待出来るんじゃないだろうか。関空とか成田とか、LCC用のターミナルを作っていますが、そう言う場所の椅子はそう言う仕様にしてしまうとか。日本の空港は、トイレの綺麗さ便利さでよく誉められるけれど、そう言う座席や電源の面でも一寸頑張れば、かなり好評価を得られるような気がします。

NRT-HNL-LAX (7) - Honolulu定点観測

今回も事前にオプショナルツアーでも申し込もうかと思ったんですが、なかなか「これ」というものが無くて結局いつものようにNo Plan。最初の到着日と、翌日戻ってきた時、2日とも天気が良くなくて、今回のHawaiiは外れかなと思ったんですが、やっとこの日は本当にHawaiiらしい晴天に恵まれました。

まずは、ホテルから徒歩20分位(?)。Ala Moana S.C.に向かうことに。海側のトロリー乗り場を境に、ダウンタウン側は工事の真っ最中。中に入ると、建物としてはメインストリート部分は営業していますが、端に接続していた"Bloomingdale's"部分を壊して増築しているようでした。1Fの駐車場側、US Postの横に結構品質の良い品揃えのスーパーがあったんですが、そこも改修エリアに入っていて一寸残念。施設内の広告では2015年にオープンと書かれていたけれど、多分2016年の秋とか2017年頃じゃ無いだろうか。隙間から様子観る限りではそんな印象でした。特に買い物などもする予定は無かったのですが、なんだかんだお店を覗いているうちにお昼近くになったので、4Fの"California Pizza Kitchen"でお昼を食べてから、今度はKalakauiのショッピングストリートへ向かいます。

途中で何度かこの周辺を回っているワイキキ名物トロリーバスとすれ違ったのですが、あの見慣れた木製のバスが、豪華な2階建てバスやこじゃれたオープンカーみたいなバスに変わっています。2階建てバスはJCBカードで無料乗車できるPink Lineで、一部はまだ木製のトロリーが走っていますが、かなりの数がこの新しいバスに。こじゃれたバスは、JTBのツアー客用のチャーターバスで、前半分が空調の効いた席で、後半分がオープンスペースになっているようです。それ以外の、例えばJAL PackやHISのチャーターは、まだ昔のままだったけれど、そのうち入れ替わるのだろうか。3年ご無沙汰していると変わるものも多いなと驚いてしまいました。

この後Royal HawaiianのSCとか、DFSとか色々回りましたが、結局欲しいものも無く、流石に疲れてきたのでホテルに戻り一服。目の前に広がるホテルのラグーンと、その先のヨットハーバーを眺めながら地ビールを飲むのも良いもんですね。丁度日陰になるので、吹いていく風も気持ちが良い。そんな心地よい気分をラナイで味わいつつ、一服してから部屋の中に戻って、明日のフライトの予定やメールチェックなどをしていると、何やら外から日本語みたいな感じの拡声器の音が響いています。

最初はホテルのスタッフが日本人客向けに何かガイドをしているのかと思ったんですが、どうも違い様子。しかも、結構大きな音なんですが、回りの建物に反響して、日本語らしいことは分かるけれど内容まではよく聞き取れません。余りに五月蠅いので、またラナイに出てみたら、丁度増した横に見えるホテルの中庭(Great Lawn)に白いテーブルが並んで、そこに人が集まっています。で、その後も様子を見ていると、どうも日本のとある企業が社員旅行で来ているらしい。そのパーティをここで開いているらしい。社員だけでなく、子供も沢山いるようなので、結構大人数です。昔は、こういう社員旅行も珍しく無かったけれど、色々厳しい最近のご時世では珍しいんじゃないだろうか。夕方5時くらいからスタートして、この後19:00過ぎまで拡声器のお飛び響き渡ったけれど、途中からボリュームがさがったのは回りの部屋や別のホテルからクレームが入ったんじゃないだろうか。まぁ、当然だよなぁ...

この日は金曜日でした。で、今回こちらに来て初めて知ったんですが、宿泊しているHilton Hawaiian Villadgeでは、毎週金曜日の夜に花火を上げていると(火曜日もやっているという情報もあり)。その場所は、今回宿泊したRainbow Towerの直ぐ横なんですが、Diamond Head側の部屋だとラナイから見えるらしいけれど、反対側の自分の部屋だと多分無理。今回こちらで偶然一緒になった、以前の会社の同期ご夫婦と部屋のラナイから見ましょうと行ってみたものの、どうも厳しそうなので会場となるプライベートビーチへ出て行きました。外はもう人人人で一杯。それでも、結構良い場所から花火の打ち上げを見ること出来ました。時間にしたら5分程度で、花火も多分小型のもので200~300m位の低い高さの物でしたが、それでも発射上と近いから音や迫力は満点。これを毎週やっているのは、ちょっと凄いかも。このイベントはホテル街からも見学する人が一杯いて、終了して暫くは身動き出来ないくらい。部屋に戻ろうにも、エレベーター前も満員だったので、結局15分位ホテル内を散歩してから戻りました。今回は1日だけでしたが、色々楽しめました。さて、明日は帰国です。(続く...)

2015年2月2日

Hilton Hawaiian Village Waikiki Beach Resort

以前から、買い物とか、中の見学とかで何度も訪れたことはあるものの、宿泊するのは今回が初めて。Pro BowlがここHonoluluで開催されていた頃は、よく選手が宿泊するオフィシャルホテルになっていました。兎に角巨大で複雑なホテル群ですが、一部が工事中でさらに混沌としている雰囲気。

チェックインすると、レインボータワーの15F、ダブルのツインの部屋へアップグレードしてくれました。通常よりは部屋は広いし、ハーバー側ですが海も見えるし、悪くはないけれど、エレベーターがなかなか来ないので、部屋から出たり戻ったりするのが大変です。しかもこのエレベーター、乗るときに10キーみたいなパッドから回数を入れると、「Aに乗れ」とか言う指示がでてくる「最初に利用階数指定方式」のエレベーター。だから、乗ってから回数指定が出来ずに知らないで困っている人を何度も見かけました。さらに、目の不自由な人用の音声ガイドも付いているのですが、これが10キーパッドのしたの部分に付いていて、ついEnterキーと勘違いして押してしまうことが。その時二は、英語と日本語で案内が二回繰り返されるので、凄く恥ずかしい。OTIS社の最新式のエレベーターかもしれないけれど、ちょっと不親切かな。

あと、Hiltonはどこのホテルに宿泊しても盛んにHiltonのTimeshareの勧誘をしてくるわけですが、ここは徹底していて、チェックインの時に色々なクーポンをくれますけれど、その引き替え場所が敷地内に何カ所かあるTimeshareのカウンターも含まれています。勿論、興味が無ければいらないと言えば良いだけですけど、ちょっと面倒くさい。個人的にそれはないだろうと思ったのは、HHORNORS Diamond特典で無料のミネラルウォーターが毎日配布されるのですが、それは他のホテルのように部屋に置かれているわけではなく、このクーポンと引き替えにもらうというもの。ビジネスとしてそう言う勧誘活動をするのは全く正しいと思うけれど、それとは別に上級会員用の特典は特典としてちゃんとサービスして欲しいですね。失礼だと思う。
多分Honoluluのホテルで最大規模の敷地の中に、プライベートビーチ、プール、ラグーン、等の施設に宿泊棟にショッピング施設等所狭しと詰め込まれていて、便利な半面一寸ごみごみしている印象も。レストランも含めて、そう言う宿泊施設以外の施設のキャパシティが、完全に宿泊客の容量を下回っているので、結局外に出た方が色々な意味でメリットがあるわけで、それならここに宿泊する理由も無いかなと言うのが今回の印象でした。そう言う意味では、同じ巨大ホテルでもSheraton Waikikiの方が機能的に集約されていて、しかも目の前にロイヤルハワイアンやその他のショッピングアーケードもあるので、次に利用するときには料金の問題がクリアーできればアッチかな。

NRT-HNL-LAX (6) - HNL-LAXホッピング (3)

旅行2日目。この日はLAXからHNLに戻る日。ホテルから空港までは、ホテルのシャトルで5分程。ホテルのサイトには5~10分間隔でシャトルが走っていると書いてあるので、10:30発のフライトに対して8:00頃出れば十分間に合います。問題は無かったのですが、ホテルシャトルは回りのSPG系ホテルを回ってくるので、もう少し間隔が空いていました。また、時間帯によっては混雑して乗れないかもしれません。

空港では、すでにWebチェックイン済みなので荷物のチェックインだけ。その直ぐ横にセキュリティレーンがあったので、そこに並ぶと、そこはTSA Pre✔とそうで無い人が一緒に通過するレーンの用で、TSA Pre✔資格有りの私の時には、「靴とベルトはそのままで良い」と係官から事前に言われました。「ラップトップはそのままで良いのか」と聞きたかったけれど、直ぐに順番だったので、まぁ出す手間もそれ程ではないので、いつものように取りだして直ぐに通過しました。ラウンジで少し時間を潰して、直ぐ横の搭乗口に言って眺めていると、こんな感じで荷物が積み込まれています。どうも、亜付け入れに持つ一つ一つを復路に入れて、汚れないようにしているみたい。一応Priority Tagが付いているものだけみたいですけど、初めて見ました。普通に眺めていると、バッグそのままで積み込むんですが。袋の中に入れて口を締めるだけなんだろうけど、入れる手間と到着してから復路から出してバゲッジクレームのレーンに乗せる手間と、大丈夫なのか心配になりまたけど。でも、まぁ丁寧に扱ってくれているなら文句は言えませけど。

HNLへのフライトは定刻より少し早くドアクローズして、到着も15分位早まると言われたんですが、空港が混雑しているからと10分程ホールドになり、結局はほぼ定時の到着。来るときもB767と狭い機体でしたが、今回はB737とさらに狭い機体でした。ただ、来るときは座席モニターがない状態でしたが、このB737にはモニターが付いていて、少しは気が紛れましたけれど、それでも6時間近いフライトは大変ですね。もう少し座席が何とかなれば良いのだけれど。

Honoluluでは、Robertsという地元のシャトル会社にホテルまでの送迎を予約していたので、到着ゲートの所で係員の女性が待っていてくれて、そのままターミナルのバゲッジクレームに行き、そこで出てきた荷物を別の係員に渡して、シャトルの止まる駐車場まで案内してもらいました。この日は私も含めて3組、6人の乗客で、ホテルも別々に三箇所回る予定でしたが、運良く私が宿泊するHilton Hawaiian Villageが最初の停車で30分位でホテルに着くことが出来ました。

ホテル到着が15:00過ぎで、本当は夕方出かけて買い物でもしようかと思っていたんですが、たまたま偶然以前の会社の同僚がやはりプライベートでHonoluluに来ており、じゃあ久しぶり(10年振り位か?)に会いましょうという事で、出かけていきました。つもる話をしながら、Honoluluの夜は更けていくのでありました。(続く...)

2015年2月1日

責任の自覚

この記事を読んで今更ながらに思うんですが、こういう騒乱地帯に出かけたり、あるいはもっと身近な冬山とか海とかに出かけて無謀なことをして遭難し、色々な人や組織が動員されて救助活動とか行われます。そう言うのって、あるタイミングとかある条件になったら「いかなる公共機関・組織もこれ以上の活動はしません」みたいな宣言を出しちゃったらどうでしょうかねぇ。勿論、中には偶然にそう言うトラブルに遭遇してしまった人もいるだろうから、単純に区別は出来ないけれど、例えば閉山している富士山に登山して遭難するとか、遊泳禁止の地区で泳いだりサーフィンをして遭難するとか、そう言うのも含めて考えてみる必要はあるかも。

例えばどうしてもそう言うスリルなりを味わいたいのであれば、個人的に保険なりバックアップを準備して行うとかしないと、収拾が付かなくなると思うんですよね。今も膠着状態のISILに対してメディアが記者を送り込んだりしているみたいだけど、それらの人達に何か有った場合にはその会社なり組織が手当して、国としては最低限の外交関係の話とかだけするみたいにしないと、結局誰も責任を自覚せずに自らトラブルに飛び込んで、後から文句を言うだけになりそう。保険でも「免責事項」ってあるじゃ無いですか。ああ言うことも場合によっては必要かもしれないと、今回の話を色々聞いて感じた次第です。

Sheraton Los Angeles Gateway

HNL-LAXの修行フライトの為、空港近くのホテルを探して、SPG系で一番近いホテルだったので予約したSheraton Los Angeles Gateway。かなり大きなホテルでビックリしました。

さらに驚いたのは、部屋に入って奥のテーブルにセットされていたウェルカムアメニティ。コレまでフルーツとかチョコレート位は経験ありますが、この時はスパークリングのフルボトルに、クッキー、チーズ3種類、ハムはターキーとポークの2種類、ブドウと苺に、ドライフルーツと、至れり尽くせり。部屋に入ったのが21:00少し前位で、一寸小腹も空いていたのでバーで少し食べて飲もうかと思っていましたが、コレだけあれば十分以上。スパークリング(イタリアのProsecco)も美味しく頂きましたが、半分くらいは残ってしまいました。実は、この宿泊、Sheratonのポイント(10,000ポイント)で宿泊していたので、こんなにしてもらって申し訳ないくらい。ありがとう、SPG(笑)。
最上階にラウンジもありましたが、すでにカクテルアワーは終了。それでも24時間空いているというので、コーヒーを取りに行き、また翌朝の朝食も食べに行ってみました。広さは、横長でそれ程広くは無いけれど、内容的には一般的なUSのホテルという印象。

23時頃にはベッドに入って寝たのですが、珍しい事に朝まで目を覚まさずぐっすりと休めました。ベッドが良かったのか、ナイトキャップのスパークリングが良かったのか???

空港周辺にはFour Pointとか別のブランドのホテルもありますが、価格的にはそんなに変わらないので、ここはお勧めかも。もっとも、次はこんなアメニティは出てこないでしょうけど。

[2015年2月2日追記] 実はこのホテルに宿泊した時、本来SPG Platinum特典で無料のはずのインターネット利用料金がチャージされていました。部屋に入りネットワークを起動すると、利用コースを選ぶ画面が現れて、そこで部屋番号と名字を入れて認証するといういつもの画面ですが、ここで選択した1日分の利用料金がチャージされていました。この時はポイントで宿泊していたこともあり、また朝の出発時刻も迫っていたのでそのままチェックアウトしたんですが、後日種泊アンケートが来たのでそこにこの件をコメントとして書いておきました。そうしたら今朝、ホテルのマネージャーからシステムの更新トラブルで迷惑を掛けて申し訳ないというメールと、インターネット利用料金を相殺した更新した明細が送られてきました。トラブルは確かに不満ではありましたが、なかなか素早い対応にかなり好印象になりました。LAX地区に行き時には、ここを定宿にしてもいいかもしれません。

NRT-HNL-LAX (5) - HNL-LAXホッピング (2)

乗り継ぎの荷物を最チェックインして、外に出てきたもまだ朝の7:00頃で空も薄暗いまま。次のLAX行きは12:30発なので、10:00頃まで時間を潰さないといけません。そこで、空港からThe Bus二乗って壱時間ほど掛けてアラモアナまで出かけて、そこで一寸散策などしてから、またThe Busで戻ってくることにしました。片道US$2.50での暇つぶしです。

朝のラッシュ時間帯なのか結構移動に時間が掛かりバスも混雑していました。アラモアナのショッピングセンター前に到着したのは8:30頃。このアラモアナSC、そうで無くて巨大なのに、さらに拡張する工事をしていました。何年後に完成するのか分からないけれど、また巨大化した頃に来ることにします。

このS.C.前の公園やビーチは、Waikiki程混雑しておらず、またゆったりしているので個人的には好きな場所。ここでぶらぶらして時間を潰し、S.C.も覗いてみましたが流石に空いているお店は殆ど無く、またS.C.前のバス停からThe Busを捕まえて空港に戻ってきました。

空港に到着したのは11:00過ぎ位。既に荷物は預けているので、そのままセキュリティを通過して中に入ります。で、次のLAX行きのゲートは空港中央部分の出っ張った場所にある15番ゲート。しかしUAのUnited Clubは端っこにあるので、取りあえずUnited Clubに行き一寸一息つきます。その後、初めてのゲートでもあるので早めにラウンジを出て向かいました。

中央部分に来ると、派手な塗装の機体が泊まっています。大きな「A」の字が見えたので「Aloha航空、派手だな」と思ったら「Alaska航空」の機体でした。このミスマッチにビックリ。その奥に駐機しているのが、これからLAXに向かう機体です。

定刻通りに搭乗開始となり、機内の3Eの座席に座っていたところ、暫くしてGSの女性スタッフが目の不自由な若い女性を連れてきて「3Eの席は窓際だ」と言います。私の常として通路側デフォルトのはずなんですが、どうもこの目の不自由な女性が通路側を予約したらしく、そのまま窓際に移動したんですが... 実は後で確認したら、私の予約は3Eで通路側で間違いありませんでした。目の不自由な彼女のために通路側を譲って欲しいであれば、そう言えば良いのに。しかも、この女性GS、私の顔を見ると「あなたさっき入口の所で写真撮っていたでしょ」と言います。私の旅行中の習いとして、必ず搭乗機の機体と行き先案内などは撮影しており、確かに撮影したと返事をすると、「公開するときには私の顔が分からないようにマスクして欲しい」とリクエストされます。以前何か不愉快なことがあったのかもしれませんが、こちらも個人のプライバシーは尊重しているので「勿論」と返事をしましたが、どうも印象は悪いですよね。

隣に座った目の不自由な女性ですが、座席に座るとスマホの音声ガイド機能を起用に使ってメールチェックをして、必要なものにはその場でリダイアルして返事をしたりしています。ちょっと仕事にも関係する事もあるので、個人的に興味深く見てしまいました。フライト中は、点字印刷された書類をずっと読んでいたけれど、目の不自由さを感じさせない一つ一つの動作に感心してしまいました。

LAXには定刻通り到着。荷物も無事に出てきて、それをピックアップすると、直ぐ外のホテルシャトル停留場に出て、程なくして到着したSheratonのシャトルに乗りホテルへ移動。長い一日がやっと終わりました。ただ、部屋に入ると、豪華なウェルカムアメニティが用意されていて、さらにビックリしましたが、長い一日の締めくくりには良いかなと。(続く...)