2020年10月31日

Marriott@道の駅

意外なところで「Marriott」の名前を見つけて、ちょっとビックリ。積水ハウスとMarriottが協業をして、栃木県、岐阜県、三重県、京都府内の6箇所に「フェアフィールド・バイ・マリオット」を道の駅に開業したという記事。でも、「フェアフィールド・バイ・マリオット」のサイトを見ると、栃木県に2箇所(宇都宮ともてぎ)、岐阜県に3箇所(郡上、清流里山公園、美濃)、三重県に1箇所(御浜)、京都府に2箇所(京丹波、宮津)の8箇所が予定されていて、栃木もてぎが11月20日開業、京都宮津が12月15日開業の予定らしい。

ブランド名を見て思ったんですが、Marriottの既存ブランド"Fairefield-Inn"とも別なのかと思ったら、いつの間にか以前の"Fairefield-Inn"は"Fairefield"に変わっていたみたい。試しに幾つかのホテルの宿泊料金を調べてみたら、京都でも10,000円ちょっとと、かなりリーゾナルブルで、岐阜県とか三重県のホテルなら車で行けるし、来年のステイカウント獲得にも有利かもと思うんですが、何故か今の所Marriott本体の予約システムからは検索出来ない。まだ、システム統合されていないのかな。でも、しっかりMarrottのサイトの中に現在予約システムもホテル紹介のページも設定されているから、そのうち統合されるんだろうけど。

このホテル、基本素泊まりで低価格を目標にしているらしい。外国人観光客の少ない現在でも、それなりに予約は入っているようで、今後増えていくのだろうか。仮に、静岡県内、出来れば浜松市周辺の道の駅に隣接されたら、もう毎週のように通ってステイカウントを獲得するんだけれど(笑)。

アメリカを仕事や旅行で旅していると、このFairfieldを始め、各チェーンの格安系ホテル、所謂「モーテル」は、どこに行っても見かけるホテルで、私も仕事や個人旅行の時にはちょくちょくお世話になりました。日本で「モーテル」というと、また別の意味になるわけですが(笑)、アメリカでは全米中を車で移動してセールスするとか、老後の楽しみで各地を観光するときにはコストセーブでこう言うホテルに宿泊するご老人夫婦とか結構見かけるもの。日本でも、ワーケーションとかリモートオフィスが普通になってくると、こう言うホテル利用も良いのかも。

浜松移住

自分の生まれ故郷で、一時大学や仕事で離れていたけれど、再び地元に戻ってきて多分これからの人生ここから離れることの無い一人としては、理由はあれど浜松に引っ越して気に入ってくれれば、やはり地元民の一人として嬉しいもの。女優の熊谷真実さんと地元出身の書道家であるご主人の中沢希水さんが、浜松に移住して数ヶ月たち、地元メディアにもいろいろと登場することに。

浜松出身の芸能人、タレントさんも、決して少なくは無いけれど、皆さん幼少期とか高校くらいまでは浜松にいたけれど、その後東京とかに出て活躍している人達で、今回のようにわざわざ浜松に戻ってきて生活している人は少ないのでは。女優の、鈴木砂羽さんは時々地元でのロケとかに登場するけれど、多分拠点は東京だろうし。

今回の熊谷真実さんの場合は、単に「ご主人の実家があるので来ました」と言うだけで無く、こんな感じで実際に市内やその周辺地域をいろいろと訪ねて、満喫されている様子が良く見聞きされること。まぁ、判官贔屓もあるけれど、自分も浜松の周辺部は、海有り湖有り山有りと、車で一寸出かければ色々な場所が楽しめるし、さらに年間通して気候は温暖な方だし、住みやすさは国内ではトップクラスと言って良いのでは。さらに、新幹線に東名高速道路と、幹線交通機関が県内を横断しているので、東京は勿論、名古屋や大阪に移動するにしても、新幹線なら1時間一寸でいけます。唯一の難点は、その新幹線でひかり号の停車本当が、ピーク時でも1時間に1本というところですが、取りあえず西への移動なら、45分程で名古屋に行けば、そこからのぞみ号が捕まるし、東なら東京まではこだま号でも2時間程度、ひかり号なら80分位かな。熱海・三島の東部地域とか、静岡ほどでは無いにしても、仕事の中心となるであろう首都圏への移動って、そんなに不便じゃ無いと思う。新幹線の本数こそ違うけれど、名古屋から東京に出るくらいの所要時間と言っても良いのでは。

今リモートワークて地方に会社ごと移住したり、地方でのリモートワークを選択する人が増えていますが、正直幾ら自然が好きだからと言って山の中に住むのは大変だと思うし、また海岸近くの生活も個人的にも憧れるけれど、塩害対策が大変なんですよね。特に台風とか強風の時に、海水が巻き上げられて付着すると、後の処理が大変。以前台風が浜松を直撃したときには、大量に海水が巻き上げられて、海岸線から直線距離で10km以上離れている自分の周りでも、塩害で電線がショートしたりする被害も出るくらい。海岸地域は、それなりに対策しているとは思うけれど、有る程度内陸部が一番いいかなぁと思っています。で、その周辺がやはりそれなりに開発されていて、コンビニ、モール、ファストフード、それなりに有名美味しいレストランや色々なお店とか、やはり日常生活で必要な設備も必要。そう言う意味でも、浜松というのは、色々自然もあるしそれなりに人口もあって開発もされているし、でもそこそこ田舎くさいところもあるし、面白い土地だと思いますよ。そうそう、しない中心部に航空自衛隊の基地と滑走路があるから、非常時にも安心だし(笑)。地方移住をご検討中の方は、是非当地「浜松市」も候補に(笑)。

やっぱりMSJ


事前に開発凍結の話がでた、MSJ (Mitsubishi Space Jet) ですが、事実時用開発凍結をしたことを正式発表。このまま開発途中で消えていくのか、今後コロナ禍が沈静化して、リージョナルジェット市場が復活したら、サイド型式証明(TC)取得に向けて開発が再開されるのか、難しいところ。1年程度なら再開しても何とかキャッチアップ出来ると思うけれど、2年、3年となると厳しいでしょうねぇ。

何度も書いていますが、このクラスの重要が決して無いわけでは無いし、今後も拡大していくことは確か。さらに、事実上市場を席巻していた、カナダのボンバルディアはMSJの親会社三菱重工業が買収したし、もう一つの雄、ブラジルのエンブラエルもボーイングと破局して厳しい状況になりつつあるし、チャンスとしてはあると思うけれど、問題はその為にどれだけさらに資金を投入する事が出来るのかですよねぇ。決して、少ない金額では無いわけで、後は現在の完成度があと少しならまだしも、まだまだTCも取れない状況では、やはり厳しいのかなぁ。

前回の国産旅客機YS-11は、兎にも角にも販売されて商用飛行まではこぎ着けたわけで、せめてそこまではMSJにも頑張って欲しいけれど、今の状態ではまだまだという状態ですよねぇ。まずは、航空需要が戻らないと、新機器剤の購入はどこも手控えるだろうし。国内線需用は、徐々に戻ってきているけれど、稼ぎ頭の国際線需用が戻って、航空会社の資金的余裕が生まれてこないと、中々機材の更新には結びつかないだろうし。さらに言えば、新型の機材ですから、その為の乗員育成の期間も必要だろうし。個人的には、やはり日本の国産機に期待する部分が大きいし、今後の技術蓄積という意味でもMSJには頑張って欲しいけれど、このまま自然消滅かなぁ。それでは、余りに悲しい気がするけれど、それもビジネスの世界ですからねぇ... コロナ禍は、いろいろと大きく影響するなぁ。

2020年10月30日

Amexが特典拡大する?

Bloombergに掲載されていた、Amexが顧客繋ぎ止めの為にカード特典を拡大するという記事。私も、銀行の特待で入手したAmex Platinum Cardを現在利用していますが、実は来年度からその銀行の優待制度ルールが変わるので、これまで利用してきた優待から脱退しようかと思っているんですよね。預け入れ資産内容を変更すれば継続出来るんですが、現在の優待内容と比較して、そこまでやって継続するほどの魅力も無いし、と言う判断。

そもそもAmexを入手したのは、Amex Platinum以上でで利用出来るAmexラウンジを、USに行った的に利用してみたいというのが最大目的で、実はそれ以外の決済にそんなに利用するつもりは無かったんですね。ところが、今手持のカードの中では、このAmex CardだけがContactless対応で、それはそれでちょっと便利に利用することが出来たので、実は入手当時よりは一寸だけ愛着もわいてきています(笑)。ただ、ApplePayやGoogle Payにカード登録すれば、NFC決済は海外でも出来るので、実はカード本体でNFC対応していることは、そんなに重要では無かったりすることに。実際の操作(使い方)でも、1) 財布なりカードケースを出して、2) カードを取り出して、3) タップする、よりは、1) スマホを取りだし(大概既に手元にもっていたりする)、2) タップする、方がよほど楽ですからね。あっ、iPhoneだとタップする前に認証(TouchID or Face ID)が必要か。ただ、現金も入っているだろう財布を取り出したり戻したりするよりは、安全性も高い気がする。

ところで、記事に書かれている特典拡大の一つである、Uber EatsのEats Passって日本でも利用出来るのかと疑問に感じたんですが、一応日本でもサービスされているみたい。ただ最大の問題は、Uber Eatsの浜松市でのサービスは始まっているけれど、自分の居住地域は「サービス外」ということ(涙)。ほんの数百メートル先の隣りの区はサービス範囲なので、もう一寸なんだけれどなぁ... やっぱり「出前館」かなぁ(マテ)。実は、会社の法人カードがAmex (Greenだけれど)なので、そっちを使おうと思えば使えないことは無いのですが、引落が全部「会社経費扱い」で引き落とされるため、個人利用した場合の社内手続きが面倒。ですから、事実上個人利用は出来ない。以前は、一旦自分で立替払いをして、経費分は別途会社に請求する方法だったので、振込が遅れる欠点はあったけれど、個人でも使える便利さはあったんですが、長い海外出張とかなると引落口座の残高不足になる場合もあるので、結構前にそう言う方法に変わりました。

後は、噂されているHiltonのHHORNORS CardがAmexでどの程度の内容になるのか、それが分かれば、今のAmex Platinumを解約してそちらに乗り換えるんですが。ただ、その内容がまだ分からないのが悩ましい。USで既に提供している、Hilton Amex Aspire Cardレベルだったら、もう文句なく速攻で乗り換えるんですが、多分そんな甘い条件には日本では成らないだろうし。それでも、現行のHilton VISA寄りも悪くはならないだろうとは思っているんですが。ただ、この新型コロナウイルスの状況がまだまだ続くと思われるし、そうなるとどうなるか分かりませんよね。顧客囲い込みはしたいだろうけど、かといってホテル側の財政問題も有るだろうし、大盤振る舞いは出来ない。特に、日本はそれなりに落ち着いている感じだけれど、欧米などは再び感染拡大しているような状況では、なかなか判断も厳しいだろうし。いずれにしても、これから寒くなり、「コロナ禍2年目の冬」がどうなるか、それ次第であることは確かですよね。

GoTOトラベル、延長?

現在絶賛実施中の「GoToトラベル」。暫く前に、この利用者数が1400万人とか言われていたので、すでに2000万人以上が利用して、もしかしたら年内には3000万人とかまで行くかもしれない一大キャンペーン。ただ、当初予定では来年の1月末までの予定で、予算もそれを想定して設定されていたんでしょうけど、更なるてこ入れのために、GoToトラベルの延長案も出ているらしい。

予想されている第三次補正予算でお金を付けて、噂では5月のG.W.前後くらいというのが一番確からしい様ですが、まぁ少なくとも7月からの東京2020前まででしょうね。それに合わせて、GoToイートとか、地方のクーポンなんかも延長されるんだろうか。ちょっと色々あって、年内は個人的にこの「GoTo物」の利用機会が無いので、来年早々使ってみようかなぁ位に思っていた自分としては、その後何ヶ月か延びてくれるのは嬉しい。とは言っても、行く場所は「ANAが飛んでいる土地」限定なんですが(笑)。

当初は色々批判もあった、この「GoTo政策」ですが、結果的に多くの観光業やそこから派生する産業を潤していることも事実。一方で、普及優先で制度の仕組みや実際の手続きに、色々齟齬もあるのですが、そういう部分を悪用する例も色々出ています。私は、こう言う緊急事態だからこそ、多少の齟齬には目をつぶって、兎に角不要な人もも含めて少なくとも必要な人には100%届くような制度設計をした(許した?)今回の政府の考えには賛成。それは、特別給付金や支援策なども同様で、ああいう英断は多分初めてなんじゃ無いだろうか。で、精度の穴を付いたこう言う悪用例も多数出てきたわけですが、制度として落ち着いて来た今から、徹底的に取り締まり厳しく罰則すれば良いと思う。それが抑止力にも成るし、今後同様の政策が必要なときの良い事例になると思います。

一方で、リソース不足で必要な情報が観光業者や飲食店に回っていないという問題有るわけで、こういう所もこれから手厚く対策する必要が有るでしょうね。だからこその、期間延長だとも思う。ただ、昨日たまたまテレビを見ていたら、バス会社の人が実はあまり恩恵が無いからGoToトラベル延長には否定的というインタビューが流されていて、「あぁ、そういうケースもあるんだ」とちょっと意外でした。余り詳しく見ていなかったので詳細は記憶していませんが、多分GoToから外れるような交通機関は、利用頻度が下がってしまい恩恵を受けられないと言う事なんだろうか。実は、機能地元のタクシーを利用する機会があったんですが、電子マネーやクレジットカード払いのシールの上に、「GoToトラベル」のシールも貼ってあって、地域共通クーポンがタクシー代支払に利用出来るようになっていて、「あぁ、対応しているんだ」とちょっとビックリ。浜松あたりの地方にも、やはりGoToの影響が波及しているんだなと、ちょっと感心してしまいました。

2020年10月29日

コロナ陽性で試合中止

関東の学生フットボールの強豪、早稲田大学BIG BEARSが、コロナ陽性者が見つかり来週に予定されていた、早稲田大学vs立教大学の試合が中止されることに。二週間の待機が必要になるので、その後の試合は出来ない事は無いだろうけど、うーん、今シーズンの早稲田大学は事実上のシーズン終了だろうか。

今年の甲子園ボウル関東代表チームの最有力チームだっただけに残念ですが、こればかりは仕方ない。でも、チームメンバー特に四年生は悔しいでしょうねぇ... 今後の予定は、取りあえずこの試合は中止で、それによって他の試合の予定も変わるようですが、その後の予定がまだ分からない。出来れば、残り試合は完結して、それによってリーグ戦結果を評価して欲しいのですが。

早稲田大学の選手は、残りの可能性に向けて、ここは我慢しつつ次に向けての準備を続けて欲しいですし、可能ならば卒業後もプレーする事を検討して欲しいですよね。頑張って欲しい。

ハワイ、隔離政策免除


少し前に発表が有ったように、 72時間以内のPCR検査院政証明で、ハワイ到着後14日間の隔離措置が免除されると、ハワイ州知事が正式に発表。ただし、今の所日本への帰国時のPCR検査と14日間の隔離は免除されていないので、未だ不自由な状態に変わりは無いのですが、今後今回の様に措置回避できる場所からの帰国時には、国内に入るときにも同様の措置が適用出来るように偏向されていくんじゃ無いかと期待しているんですが。

その事前PCR検査が可能な医療機関は、全国に21箇所。流石に東京都や首都圏が殆どですが、まぁこんな問なの中。取りあえずは、JALのホノルルマラソンでどれくらいの移動があるのか、それで今後の海外往来の状況が少し見えてくる気がする。そう言う意味では、紅組さんに頑張って欲しいし、それに吊られて青組ANAさんも、ハワイ路線再開で少し元気を取り戻して欲しいところですけどね。本当、久しぶりにA380が飛ばないだろうか。もっとも、だからと言って直ぐにハワイへ行ける状態では自分は無いのがちょっと悔しいけれど。

温室効果ガス対策

菅総理の所信表明演説では、2050年までに「温室効果ガスの排出量を実質ゼロ」にすることが言われましたが、それに対して世耕参議院幹事長が、実現には原発の再稼働や新設も必要という意見。自然エネルギーに関しては、一昨日見つけたこんな新技術が実用化されて、かつ大規模発電に利用出来るので有れば別ですが、既存の自然エネルギーに関しては、水力発電以外は極々限定された目的にしか利用出来ないし、基幹発電として利用することは無理だと思っています。

そんな状況で「脱炭素」「温室効果ガス削減」を言うのであれば、やはり原子力発電の比率を一定程度確保し、調整電力として火力発電を整備していくのが一番現実的な方法のはず。そう言う現実的な対策を考えずに、単に「自然エネルギーだから」と特別視して、太陽光発電を以上に増やしていくのはおかしいと思います。特に、当初は元ゴルフ場とかの遊休地を利用する分には、それは有りだと思ったけれど、最近では無理矢理山間部を開梱して太陽光パネルを無理矢理設置している事例も増えてきていて、最近の豪雨や台風での被害も出ている状態。結局、10年利用出来る太陽光発電が数年で駄目になったりして、投資目的としても失敗しているわけで、太陽光発電ブームの切っ掛けとなった東日本大震災から丁度10年目となる来年には、一度制度見直しをちゃんとした方が良いと思いますね。

一方で立憲民主党は「原発ゼロ」を基本政策に。原発ゼロに関しては、経済界や電力総連・電機連合から反発を受けて、曖昧にしたのですが、今回はどうするんだろうか。将来、革新的な技術、例えば核融合とか(これは「原発」に繋がるから駄目か?)、それこそ「反物質」とか利用するとかになれば別ですが、現在の技術の延長線上で、あと30年後位までに実用化できそうなエネルギーとなると、やっぱり原子力発電が一番現実的じゃ無いだろうか。それを考えると、やっぱりこの政党は昔の「ガソリン税無料」とか「高速料金無料化」とかと同じように、夢というかそんなものを売り物にするスタイルは変わってないのかなと言う気がする。

最近も、冒党幹部の舌禍事件があったけれど、野党だからかメディアでは殆ど取り上げない。あれが、与党側の発言だったら、もう大騒ぎのはずなんですが、ああいうメディアの偏向性というのも、実はその政党を応援しているようで贔屓の引き倒しじゃ無いけれど、野党が本当に必要な発言や行動をする機会を邪魔している気がしますね。ちゃんと是々非々で論評すれば、それは全く理解出来ないわけじゃ無いだろうと思うのに、何か曲がった解釈変な擁護論みたいな物を振りかざすから、それで相手も安心するんじゃ無いけれど、何となく許されたみたいな気持ちになって、逆にそれが大々的に取り上げられると勘違いを続けているんじゃ無いかと。だから「原発ゼロ」を言うのは良いのだけれど、それによって足りなくなるエネルギー問題はどうするのか、「ゼロにする」という事は、今ある原発施設を廃炉にするわけで、それはどうするのか、単に止めるだけというのは解決策にならないわけで、少なくとも対案として評価出来るような行動計画みたいな物が無いと、結局は最近のように離合集散を繰り返して、自然消滅していくんでしょうね。まあ、それも自分達の選択なんだろうけど。

2020年10月28日

温かい食べ物、冷たい食べ物

「シュウマイ弁当」で有名な、崎陽軒の台湾進出に関連した台湾のお弁当事情の記事。私も初めて台湾へ旅行して、台湾新幹線に乗車したとき、社内販売のお弁当が暖かい物だったのを見て、「やっぱり中華圏だなぁ」と感心した記憶があります。

記事では「お弁当」を取り上げているけれど、中間圏の思想というか考え方として、冷たい食べ物は体に悪いというものがあって、だから熱い夏でもお茶は熱いものを飲むし、料理にしても冷菜はあるけれど、基本調理して暖かい物を頂くのが普通。あくまで個人的な考えですが、日本のように「生食」という考え方が無いから、どうしても調理する=暖かい物、という考え方が普通に成るんじゃ無いだろうか。後は、日本の場合は気温が下がる山間地域と、人が集まって居る平野部分との距離が比較的近いから、例えば冬場に凍りを氷室で保管して、夏場にそれを利用するという事がある意味普通に出来ていたけれど、中国などは土地が広いから、山間部から平野部へ氷を運ぶだけでも大変だし、台湾は亜熱帯地域の気候だから、なかなか氷を作る事も難しいだろうし。そう言えば、ソフトドリンク、お茶とか麦茶とかコーヒーとか紅茶とか、本来「煮出して熱い」ものを、わざわざ冷たくして飲む文化というのも、結構日本独特の物じゃ無いだろうか。それだけ、冷たい物に抵抗がない文化なのかもしれない。

「お弁当」に相当する物は、それなりに世界各地に有っただろうけど、農耕民族である日本人は収穫した物を保管して、それを年間通して食べていくけれど、中国文化圏は行ってみれば狩猟民族に近い印象があるので、「食べ物を持ち歩く」というよりは「その場その場で調達する」という考えが強いのかも。だから、必然的に獲得した物をその場で調理して食べる文化になり、それがイコール「食べる物は暖かい物」という考え方に繋がるのかもしれない。そのあたり、「食」というのはその地域なり文化に一番密接に関連している物だと思うから、やはり土地柄・民族の歴史的な物が大きく影響している気がする。

ところで、「暖かいお弁当」には個人的には余り良い印象を持っていなくて、その最たるものが幼稚園時代のお弁当経験。当時は、朝母親がお弁当を作ってくれて、それを幼稚園に持参して行ったんですが、冬場だとストーブがあって、そのストーブでお弁当を温めて食べるんですよね。当時のお弁当箱は、大体がアルマイト製のお弁当箱なので、そのままストーブの近くにおいて温めても良かったんですが、全体が温まるから、おかずの種類によってはものすごい臭いが室内に充満します。これが苦手だったなぁ。で、自分のお弁当が暖かくなるのは良いのだけれど、その臭いが強くて食べられなかったことも。最初から「暖めること」前提のおかずなら良いのだけれど、大体は前日のおかずの残りとかを詰めるから、煮物とかも多くて、それが凄い臭いになったような記憶があります。勿論、台湾とかで売られている「暖かいお弁当」はそんなことは無いのだけれど、どうしてもその記憶が蘇ってしまう。その後日本でも、お弁当が冷めない「ジャー形式のお弁当箱」がブームになったり、最近では電源に接続して炊飯できるお弁当箱なんてのもあるから、決して日本人も「暖かいお弁当」が嫌いな訳じゃ無い。でも、「お弁当」というのは、日本人にとっては効率的な物でも有るという考えなんでしょうね。だから、わざわざ暖めなくても、その場で直ぐに食べることが出来るように進化してきたんだと思います。それも、一つの文化であり、良いとも悪いとも言うべき物じゃ無いことだけは確か。日本に来たなら日本式のお弁当を、台湾へ行ったなら台湾式のお弁当を、それぞれ楽しめば良いだけの話しでしょうね。

ANA決算発表

ANAHDが昨日発表した、2020年4-9月期(2021年3月第二四半期)連結決算は、1,884億円の損失と厳しい状況に。劣後ローンの借り入れや、経費削減に人員の外部出向など、手は尽くしている物の、何せ航空需要がなかなか戻らない状況では、直ぐに回復するのは難しそう。

そんな中で、ANAグループとして新しいビジネスモデルを発表し、その中でPeachに続く第二のLCCをAir Japanを活用して立ち上げるというのは、もしかしたら自分の来年の旅行に影響スルかもしれない発表。東南アジアやオセアニア方面向けの、中距離海岸路線向けの低コストエアラインを2022年度を目処に運航開始するとのこと。300席クラスのB787を2クラス運用するとの事ですが、JALのZIPAIRみたいな感じになるんでしょうか。比較的よく行っていた、Singaporeとか、Sydney線が置き換わるのかなぁな。Singapore等は、以前は3クラスだったのが、今はB787の2クラス運用になっているし、Sydneyも2クラスだしなぁ...

ANAにしてもJALにしても、取りあえずは国内線需用を中心に回していくしか無いわけで、幸いにもこれから年末年始の帰省シーズンになるから、一時的には盛り返すでしょうね。その後は、この冬の新型コロナウイルス次第だしなぁ。それを何とか乗り越えれば、春から夏は東京2020の需用が期待出来るから、国際線需用の復活も進むだろうし。良くも悪くも、来年の東京2020が国際線往来の一つのベンチマークになって、完全では無いものの、それなりにリスク管理出来るとなれば、日本以外の航空会社も運航を再開するだろうし。丁度、アメリカの911を境に搭乗ルールが変わったように、コロナ禍以降の新しいルールが出来てくるのでしょうね。それが、PCR検査証明書みたいなものなのか、例えばマスク着用義務と搭乗時の消毒作業みたいな物が入るのか、どうなるのか。

一度破綻を経験して、良くも悪くもスリムに健康体にされたJALが、この状況でも何とか持ちこたえていて、ANAが苦境に陥っているのは、ある意味皮肉な結果にも見えますが、誰も未来を見通すことは出来ない以上、それは仕方が無いこと。JALの時のように、一度破綻させるしか無いとか言う話が、まだ出てこないだけは良いのかもしれないけれど、ただANAは当分厳しい状況が続くだろうなぁ。個人的には、極々ささやかな応援ですが、今年飛びきれなかった分、来年は少しでも多く飛びたいとは思っていますが。給与削減とか、グループ外への出向、さらにはこれかも色々コスト削減で対策が取られて、ANAの中の人達は大変だと思うけれど、何とか耐えてまた来年は復活して欲しいですね。

2020年10月27日

所詮、その程度の議員

立憲民主党の安住淳国会対策委員長が、社民党の分裂を念頭にしたのか「まもなく党が一つ消えれば、いよいよ本格的に我が党の時代が来る」と湿原をしたというニュース。仮にも政党三役である、国対(国会対策委員長)で、国会や与野党との対応責任者であるのに、他党の消滅を喜ぶような発言を思わず言ってしまうところに、この人の浅はかさというか、程度が分かる話。しかも、こう言う「舌禍事件」は今回が初めてじゃ無いですしね。

まぁ、旧国民民主党が結果的に旧立憲民主党との合流に反対して分裂し、さらには共同会派からも離脱したことに、国対として面白くないだろう事は伺えるけれど、でも、それでも必要なら協力、反対するなら正々堂々と対応するのが責任者の仕事だし、それをつい口に出してしまうところに、この人の人間としての浅さ軽率さを感じる。仮に、これと同じ事を与党の国対が言ったら、それこそもう「議員辞職だ」と騒ぐだろうに、身内に対してはメディアも含めて甘い対応しかしないから、多分本人も「あっ、つい」くらいの気持ちでしか無いんでしょうね。

これが、昨日今日できたばかりの新党や議員経歴の浅い新米議員がつい口を滑らせたと言うのならまだしも、それなりに経験もある議員が言うというのは、やはりその人の性格と言うよりは資質の問題だと思う。それは、そのままその政党の姿勢にも繋がるという印象。と言うか、所属している集団がそう言う発言や行動を許しているから、本人も公の場でつい「地がでる」様になるんじゃ無いのか。彼以外の所属議員でも、こう言う舌禍に近い発言は聞くことがあるけれど、味方の一部メディアが取り上げないから、そう言うぬるま湯状態に慣れてしまい、「拙い」とか「戒めよう」という気も起きないんでしょうね。

まぁ、立憲民主党には約150名の所属議員がいるわけで、その中にはピンからキリまで、資質や能力のある人が所属しているんでしょうけど、今の党幹部や要職にある議員を見ても、結局は民主党時代からの「有名議員(≠有能議員)」議員がそのまま継続している印象しか無く、人材不足なのか管理能力が無いのか分からないけれど、もっと政党として外に見える顔を変えて行かないと、結局はその見える顔の支持者しか残らないんじゃ無いのか。それこそ、「政党一つ消えれば我が唐の時代が来る」と、つい言ってしまうような軽薄軽率な議員が一人居なくなれば、もしかしたらその政党への評価が変わり、時代を掴む政党に慣れる、かもしれない。そっちの方が、政党にとってメリットは大きいんじゃ無いのかと、一度聞いてみたい(意地悪)。

超小集電

今朝、何時ものように時計代わりに点けているCX系列の「めざましテレビ」を見ていたら、「超小集電」なる技術の話が放送されました。フランスパンとかお握りとか、あるいは海岸とか地面に電極を挿入すると、そこから微弱な電流を集めて、LEDライトを店頭させるくらいの電力を集めるらしい。調べてみたら、この日曜日のBSフジ「ミライへの扉」で放送されたらしい。何か凄く興味を引かれる話で、再放送は無いかの調べてみましたが、フジテレビの有料配信サービスFODでもまだ無いみたいで残念。全4回放送予定で、次回は12月に放送予定らしいけれど、ちょっと見逃さないように注意しないと。

最初は、そう言う食べ物とか地中内の水分を利用して発電するのかと思ったんですが、フランスパンとかおよそ発電に足るだけの水分含有量も無さそうな物でも発電している様子を見ると、一寸違うんでしょうね。凄いのは、将来的には空気中からも「集電」出来るようにするらしい。この技術を開発したのは、元東京大学工学系大学院特任教授の中川聡氏という方らしいのですが、現在は「tripod design」という会社のCEOを務めているらしい。ちょっとGoogle先生に聞いてみても、個人的に興味の大きいUI/UDの領域とか、結構そそられる活動をされている様子。ちょっと真面目に調べてみようと言う気持ちになりました。

将来的には、人体に内蔵するインプラントの電源としての活用も可能らしいけれど、その為には人体に影響しない素材開発とか、まだまだハードルは高そう。でも、これまでのように物理的な動きを電力に変換するとか、そう言うものでは無いみたいなので、可能性は高いんじゃ無いかという気がする。コア技術は特許申請中という事で、どう言う原理で発電(電子を集める)のか分からないけれど、もしかしたら太陽光発電よりも、ずっと自然に優しい発電方法になるかもしれない。だって、地中に端子を挿入すれば発電するわけだから、今の太陽光発電のように山を切り崩したりする必要も無いし、夜も発電できるだろうし。これまで、再生可能エネルギーの特に自然を利用した発電方法に関しては懐疑的な意見しか無かったけれど、この技術だと自然エネルギーの弱点である、発電が天候に左右される欠点を補って、もしかしたらベース電源にすら活用できるかもしれない。あるいは、一戸建てに住んでいたら、自宅の庭で発電とか、マンションなんかでも、近くの公園の土地や河川を利用して発電して、100%の自給は無理でも有る程度の電源確保なんかも可能かも。

発電(集電?)方法の詳細が分からないので何とも言えないけれど、今の所「端子(多分ここに技術集約があるんだろうなぁ)」を、食物とかワインとか土地に挿入すると発電しているので、例えば太陽光発電のように土地を開いてパネルを設置するような、大規模な工事は不要そう。例えば、道路脇の側溝に沿って端子を埋め込めば、特にそれ専用の工事も不要で電力を得られるかもしれない。太陽光発電の場合は、パネルが日陰になるから作物栽培には不向きだけれど、この技術ならそう言う専用の工事がほぼ不要になるだろうから、それは自然保護という意味でも大きい。公園とか一戸建てなら自宅の庭でとか、可用性も大きそう。今朝初めて知った技術ですが、個人的には凄く興味をそそられる話になりました。

2020年10月26日

アメリカ大統領選挙の行方

昨日利用したタクシーの中でも登場した、大詰めを迎えつつあるアメリカ大統領戦記の話題。トランプ現大統領とバイデン候補の戦いは、まぁ毎回この大統領選挙はそうだけれど、泥仕合になってきている印象。特に今回は、大手メディアも含めて民主党のバイデン候補への肩入れが酷い気がするんですが、日本では殆どそんなことは報道されず、「バイデン候補有利」の報道がずっと続いています。ただ、流石に彼らも現実は見ているのか、公表されている支持率はバイデン候補がリードしているけれど、実は前回のヒラリーvsトランプの選挙でもあった「隠れトランプ支持」の割合が、今回は前回よりも大きいかもしれないという報道も、ここ最近聞くようになって気がします。

まぁ、国際政治に詳しいわけでは無いので、どちらの候補がどうこうと言うほどの知識は無いけれど、前回のトランプ氏が出たときも、当時70歳という年齢が問題視されたのに、今回はそのトランプ氏は74歳、バイデン氏はさらに三つ年上の77歳という「高齢者選挙」に。実はバイデン氏は仮に当選したとしても、最初の4年間の任期を全うする前に、今も言われている認知症や場合によっては死亡して、副大統領候補のカマラ・ハリス副大統領校が継承することを、実は民主党も支持者も想定しているのではと言う話はちょっとなぁ。

個人的に興味を引かれたのは、一般的なアンケートやインビュー形式の支持調査ではなく、SNS等の書込や、それら意見に対しての「いいね」の傾向などを分析した結果では、トランプ氏は選挙人を270~280人程度獲得して(全体で538人、過半数は269人)再選されるという判断らしい。ここは、前回のトランプ氏当選も予想しており、信頼度としてはかなり高いと言われてるようですが、多分現状ではアンケート・インタビュー形式の調査よりも、信頼とは高い気がしますね。やはり、その人の本音がSNSには出てくるし、前回の選挙でも言われていて、「世間的に非難されるから、トランプ支持とは言えない」隠れトランプ支持者の数が視覚化されるんでしょうね。日本の選挙の場合は、国会議員選挙なので、アメリカのように二人の候補が直接対決するようなものでは無い。だから、誤差が大きいと思われる出口調査の結果で、大体予想は付く蹴れば、過去には無党派層が動いて予想が覆されたこともあったので、旧来調査方法が時代に即していないことも確かでしょうね。ただ、日本ではそのSNSの書込者がどの地域に属しているかまでは分からないし、複数の候補がいるなかので傾向調査ですから、やはり誤差は大きいだろうし、信頼性も十分では無い気がします。

個人的には、やはりバイデン候補の年齢と、言われている認知症など、当選しても執務に耐えられるという不安の方が、トランプ候補に対して不満よりは大きい気がします。だからと言ってトランプ氏が有声化と言われると、やはりそこまで言えるほど現状は甘くない気もしますし。また、その一寸目立つ行動様式から、トランプ氏の政治手腕に対しては色々批判も大きいみたいですが、それでもイスラエルと中東諸国との和平実現をしたことは大きい功績だと思うし、経済対策にしても結構それなりに頑張っている気がします。あと、最近の歴代大統領は何らかの紛争・戦争介入をしているのに、トランプ大統領は今の所それは無い。そういう所はもっと評価されても良いように思いますが、何故か日本同様感情的に好き・嫌いを言っている気がします。そのあたり、今回のアメリカ国民がどう判断するかは、11月3日の投票で分かりますが、さてどうなるのだろうか。個人的には、選挙人数の獲得状況までは分からないけれど、結構トランプ氏が再選される確率が高い気がします。さて、どうなることやら。

ANAの再建策

ANAが27日に発表する、事業構造改革案の内容が判明したという記事。社員の給与カットや、余剰機材の削減など厳しい内容であるものの、マイレージ会員の属性を活用して新規ビジネスに繋げていこうというのにはちょっと期待したいところも。

同じ内容の記事でも、こちらの記事では事業別売上高のグラフが掲載されていて、それを見ると航空事業が75%を占めており、これがコロナ禍が酷いときには1/10とかそれ以下だったし、今も半分くらい考えると、今のANAの苦境の様子が良く分かります。で、今回は全体の1割にも満たない「商社事業」や「旅行事業」にてこ入れをしていこうという話何でしょうけど、なかなか難しそう。これまでも、それぞれそれなりにビジネスを展開してきただろうし、その中でも顧客情報は活用してきただろうから、今回マイレージ会員情報を活用したビジネス展開をし始めても、いきなり倍増するというわけでも無いでしょうし。

この記事を読んで思いだしたのが、JRのケース。昔の国鉄(日本国有鉄道)から、1987年に分割民営化されて現在のJR各社になったんですが、当時はその収入の殆どが当たり前ですが鉄道料金だけ。東海道新幹線を有していたJR東海は、かなり収益が優秀でしたが、ローカル線が殆どというJR北海道やJR四国と言った会社は最初から厳しい会社運営が予想されていたし、最大のJR東日本やJR西日本等も、収益の柱の新幹線は持っていたけれど、ローカル線も多いので結構厳しかったと記憶しています。その中でも、JR東日本はSuicaを中心に物販に力を入れて、所謂「駅ナカ」需用を作り、駅ビルのAtleとか毎日何百万人という利用者のあるターミナル駅をうまく活用して物販ビジネスは、成功事例でしょうね。まぁ、鉄道と飛行機では環境も条件もかなり違うから同じ事は出来ないけれど、飛行機利用の場合は、旅行にしても物販にしても鉄道の時よりは出費額は大きいだろうから、そういう所をどう繋げていくのか何でしょうね。

例えば旅行パッケージを見ても、大体は二人以上を想定してるものばかり。私などは、基本一人旅だから「お一人様」用のパッケージがあれば利用してみたいと思うのに、中々そういうものが見つからない。勿論、二人用パッケージでも「お一人様利用の場合は、二人用料金の一人用金額に、プラス〇〇円で利用可能」みたいなオプションもありますが、それが凄く割高に感じてしまう。ビジネスモデルとして、複数人での利用を想定しているから、それなりの割引率も設定可能な事は分かるんですが... あと、マイレージ会員向けならば、AMCに対しての優遇措置は勿論、そのパッケージで利用するホテルのFSPに対しても何かメリットが欲しい。こう言うパッケージ向けの料金だと、場合によってはFSPのカウント対象外になることもありますが、それを優遇してくれるとか、あるいは多少高めの料金設定でも、1泊したら2泊分のポイントが付くとか。まぁ、ユーザーの我が儘ではあるんですが(笑)、そう言う事が実現したらいつもの個人手配での旅行も、ANAのパッケージを利用してみてもいいかなと思うかも。

タクシーの中で

昨日は、ちょっと用事があり外出していたんですが、帰りが遅くなったことと結構重い荷物を持ち歩いていたので、浜松駅からタクシーで帰宅。そのタクシーのドライバーさんが話し好きみたいで、動き出すと直ぐに「朝晩は寒くなりましたねぇ」とか話しかけてきます。まぁ、私はどちらかというと行き先の確認くらいで、後は静かに移動したい派なんですが、無愛想よりは明るいドライバーさんの方が良いわけで、こう言う場合は失礼にならない程度に適当に受け答えしています(笑)。

で、最初は天気の話が暫く続いたんですが、車内にテレビモニターがあり、多分テレビ朝日系のニュースステーションでも流していたのかな、アメリカの大統領戦のニュースを伝え始めます。そうすると、暫くしてドライバーさんが、「アメリカも、こんな年寄りをわざわざ選ばなくても、もうちょっと若い人とか出てこないんですかねぇ」とか、アメリカ大統領選挙にもの申し始めます。私は、多少なりともアメリカ大統領が選挙で選ばれる仕組みは理解しているつもりですが、そこで「いゃ、先ず二大政党瀬というものが、それぞれの政党が自党の代表者を延々選挙で決めて、さらに選挙人という人が居て...」なんて言う話をしだしたら、収集が付かなくなるのでじっと我慢(笑)。それでも、「えぇ、えぇ」と相づちだけでは失礼かなと思いつつ、当たり障りのない話題という事で、「4年前にトランプさんが選ばれたときも、その年齢が高齢だと批判されたのに、今回は(バイデン候補もトランプ大統領も)それ以上の年齢ですからね」と言うと、取りあえずドライバーさんの気が収まったのか、その後は道順を伝えるとき以外は静かに進みちょっと安心。

ドライバーさんそれぞれで、それなりに乗客に気を遣ってのことだと思うんですが、聞かれて困ることもありますよね。天気の話位なら「寒いですね」とか「今日は雨が酷くて」とか、それなりに言い方は出来ると思いますが、その天気の話でも、今回の様に別の場所に行って帰ってきた場合、浜松のその日の天気は分からないから、返事に困る場合も。「実は〇〇へ言って戻ってきたところ」と言ったら、そこから「〇〇はどうでしたか」とか聞かれても困るし、昨今の状況では〇〇が「東京」とかだとさらに拙い状況に。この日も、ちょっと大きな荷物を持っていたので、「大きな荷物ですねぇ」と言われたんですが、かといってその内容を説明する必要も無いだろうし、話をしても伝わらないだろうし。「えぇ、ちょっと今日は荷物が多くて」ち、答えにならない返事をしてお茶を濁すのですが。まぁ、ドライバーさんも経験豊富だろうから、そう言う雰囲気を察して、話を続けるか適当に切り上げて運転に専念するか、上手くあしらうんでしょうね。

まぁ、この日のドライバーさんは、そんなにしつこくも無く、道順を知らせるときも当たり障りのない印象で、運転に関しては不満は無かったのですが、唯一残念だったのが、浜松駅で車内に乗り込んだときにタバコ臭かったこと。乗客待ちの間に一服したんでしょうけど、普通そう言う場合は窓を開けて換気とかしていると思うんですが、この日は私はマスクをしていたにも関わらず、開いたドアから乗り込んだ途端に「うっ、タバコ臭」と感じる位の臭い。日が落ちて冷え込みが少し厳しくなっていたこともあり、窓を開けていなかったからか、一寸さっきまで一服していたなぁと感じる位の度合いでした。向こうも、私が納豆と同じくらいタバコが嫌いという事を知るよしもないだろうし、そこで変にゴタゴタするのも嫌だし、取りあえずマスク、この日は珍しく不織布マスクでは無くポリウレタンマスクを着用していたんですが、臭いも少し低減されるので、そのまま最後まで乗車していましたが、それだけが残念。浜松にも、個人タクシーも含めて複数の会社が運用していますが、このタクシーはその中でも大手の車でしたが、それでもまだこんなことがあるかなぁと、それが地方都市・浜松らしいと言えば言えるのかな。ちょっと残念な夜でした。

2020年10月25日

EVの時代と言うけれど

一応、LexusのUX200オーナーの一人としては、Lexusの新車それもUX系の新車情報には敏感になるんですが、このLexus初のEVモデル「UX300e」に関しては、ガッカリしたと言うよりは、「EV車は、まだまだだなぁ」という印象を強く受けてしまうんですよね。


確かに、近い将来ガソリン車はおろか、ハイブリッド車も消えて、EV車が主流というか、「車=EV」という時代になる事は確か。でも、今はまだ制限がある、言ってみれば「太陽光発電で自宅の電気需用を賄う」みたいな、理想的だけれど実は色々技術的制限があるものだなぁ、と。EV車に関しては、その車としての性能は問題無いと思うけれど、やはり一回の充電で走行できる走行距離の短さと、充電に必要な時間の長さがもっと改善されないと、なかなか乗り換えようという気持ちにはなれないんじゃないかと思います。

今回のUX300eの仕様では、航続距離はWLTCモードで「367km」となっていますが、基本往復走行だから、片道180km圏内が最大距離に。実際にはWLTCモードは有る程度最適条件での数値だから、実際にはそれよりも悪くなるだろうし、直感的には片道150km圏内が満充電状態で移動出来る範囲かな、と。例えば自宅からセントレアに行く場合、片道距離で230km位あるから、空港内の駐車場に充電設備があれば良いのですが、そうで無い場所に行く場合は帰れなくなってしまう。その充電時間も、急速充電で「約80分(全国に約6800基)」、普通充電で「約14時間(全国に15,000基)」となっています。ここで、充電設備が「基」となっているのは、例えば一箇所に5つあれば「5基」と言うのだろうから、「充電可能場所」となると、多分それらの基数の何分の一からでしょうね。それに対して、ガソリンスタンド数は、以前よりも半減しているとは言え、まだ28,000箇所位はあります。で、セントレアに急速充電設備あれば、残量30%位なので、40~50分位で満充電状態に、取りあえず帰宅出れば良いというのであれば20~30分位充電出来れば多分大丈夫でしょうけれど、到着して直ぐに充電出来るとは限らないだろうし、いろいろとリスクを抱えたドライブになるなぁと。

現行のガソリン車やPHV車が、満タン状態であれば大体550kmから600km台の走行が可能なので、やはりEVとは言えどもそれ位の走行距離が必要ではないかと。また、ガソリン供給なら満タンまで5分もあれば入れられるけれど、まぁEV充電にしても最低でも10分以内、理想はガソリン供給と同程度の手間と時間で満充電出来ないと、やはり安心出来ない。結局EVとしての利用範囲は、自宅からそんなに遠くない場所への移動で、かつ自宅に駐車している間に常に充電しておける設備が必要になる、と言えるのでは。それだったら、軽自動車タイプのサイズで、最大走行距離は200km程度で良いから、自宅での普通充電時間も、夜充電して朝までには満充電出来るくらい(8~10時間位)の性能になれば、それはセカンドカーとして、利用可能なのかなと思うんですけどね。欧州では、今後EV以外の車は認めないようになるらしく、そうなると充電環境や車自体の性能も向上すると思いますが、まだまだそう言う意識が薄い日本ではどうなんだろうか。バッテリー技術で言えば、家庭で太陽パネルを利用する場合に、非常時に一週間位利用出来るような充電装置が必要だと思っているんですが、それらも含めて何か画期的なバッテリー技術が生まれないと、なかなかEV車も厳しいと思いますねぇ。やはり、そこがブレイクスルーできるかどうかが、EVが今後主流になれるかどうかのポイントだよなぁと、いつも感じます。EVで先頭を走るステラが何かやるかなぁ。まぁ、バッテリーでは日本も優秀な企業が多いから、日本から画期的な製品が登場したら嬉しいのですが。

安直な例え

最近富みに感じる、メディアの劣化している一例と言って良いんじゃ無いかと思う、日経新聞の記事。SNSでは、安易にヒトラーが取り上げられて、しかも「いいね」も集めている、独裁者の意識が薄れて英雄視すらされる、と現状を憂えているわけですが...

その理由の一つでかつ大きな物の一つが、メディアの責任があると思うんですよね。確かに、ネットの中を見てみると、この記事に書かれているように、ヒトラーを英雄視、あるいは過去の経緯を知らずに単なる伝聞で評価するような行為があることは事実。でも、それが全体のどれだけの人の行動なのかは分からない。ネットにアクセスしている人の数(ネット人口)は、確かに今では国民の半数以上だろうと思いますが、その中でもこのような事をしているのは多分ごく一部。仮に、半数が実行しているとなると問題だろうけど、それならもっと大問題になっているはず。でも、こうやってメディアが取り上げると、まるで多数のネット利用者がそう言う傾向にあるように感じてしまう。

ここでは「SNSで揺らぐ平和意識」とタイトルに付けているんですが、じゃぁSNSではないリアルの社会ではそう言う事は無いのかと言えば、決してそうじゃない。ただ、SNSのように思いついてすぐそれが表に出てこないから、見えないだけの話では。大体、ドイツにおいてすら、ヒトラーに対しての考え方が違う勢力があるわけで、時々ニュースでその活動(確かドイツでは法律で禁じられていた気がします)が報じられるくらいですからね。中々そういうものが可視化されないだけの話で、別にSNSがそう言う考え方の拡散をしているとは言えないと思う。逆に、そうやって直ぐに可視化されるわけだから、それに対して「〇〇を勉強すれば、反対意見になる」「××という歴史があるので、その考えは危険だと思う」という、相手に対しての意見も言いやすいわけで。まぁ、ただ大概の場合は、そう言う親切行為を逆に攻撃的と考えて、意見交換みたいな場にはならないのだろうけど。

本来なら、そう言う情報を商売にしてる、所謂「メディア」が先導的な責任があると思うけれど、往々にして「扇動的」になりがちなんですよね。それでも、この記事の最後に掲載されている、東京外国語大学の小野寺拓也講師の、

「(安易に)白黒をつけるのではなく、考え続けることが大切。本音で議論できる場で、率直な意見を言い合う経験が必要だと伝えたい」

 という意見が一番大切だと思う。単にそう言う事が無かったとか間違っているから否定するだけでは、本当の意味での理解にならないし、それは単なる「押しつけ」だと思う。少なくとも、その人がどんな考えを持つかという事は自由なんですから。その上で、何故批判されるのか、何故反対されるのか、何が正しいと言えるのか、そう言う事を色々考えて自分なりの解釈なり理解に至ることが、それが人として一番重要じゃ無いだろうか。その上で、ヒトラーを礼賛する考えに至るかもしれない。個人的には、そういう人はある意味不幸な人生を送っていると思うけれど、それもその人の生き方なんだろなぁ... で、そう言う事を言う人ほど、多分本物の「ヒトラー」にはならない、なれないと思います。そう言う事を周りに感じさせずに、自らの勢力を拡大して独裁体制を構築したのが、本物のヒトラーだと思うから。

Xリーグ始まる

長い長い我慢の時間がやっと終わり、昨日から日本の社会人リーグ、XリーグのトップリーグX1 Superの試合が始まり、やっと日本のアメリカンフットボールシーズンがフルに始まりました。現在のプロ野球が、50%の観客で開催しているように、Xリーグの試合では上位リーグで有観客試合は入場者数制限をしての開催。有名チーム同士の対戦だと、立見の観客モデルくらいの人気はあるので、今年は結構チケット入手が大変かも。

ただ、不幸中の幸いと言っては失礼ですが、今シーズンはX1 Superやその下のリーグX1 Areaの全試合(社会人チャンピオンを決定するJapan X Bowlは除く)が、インターネットでライブ配信されることに。その下の、X2やX3の試合もダイジェストや後日の録画配信が予定されていて、そう言う意味では例年よりも試合中継という点では恵まれた年になります。昨年もインターネット配信はされていましたが、X1 Superの試合と位置でX1 Areaの試合でしたから、大きな進歩と言えます。さらに今年は、配信サービスをするのが「イレブンスポーツ」という会社。初耳でしたが、プロ野球の2軍の試合を、全球団網羅して配信をしている会社で、インターネットのライブ配信に特化した技術・設備を利用して、低コストでのサービスが売り物らしい。経緯は不明ですが、今回Xリーグがここの会社と提携して、「XリーグTV Powered by イレブンスポーツ」として、今年の試合を配信する事になっています。

昨日24日は、富士通スタジアム川崎で2試合が開催。その試合の様子を視聴していたんですが、個人的には十分合格点でした。

  • 良い点:
    1. カメラの台数が多い
      見た限りでは少なくとも4台は使われていると思います。スタンドから、横位置(サイドライン側)と、縦位置(エンドゾーン側)に1台ずつ。それと、フィールド上のハンディカメラと思われる映像で、やはり横位置と縦位置からの映像がありました。それらを切り替えて配信しているので、プレーを見る場合でも、その後のサイドラインやスタンドの様子のズームとか、自由分満足出来る映像作りになっています。
    2. 表示が分かりやすい
      昨年までの配信でも、画面上に得点とか計時(ゲームクロックとプレイクロック)、さらにはダウン数と残りヤードという、フットボール観戦には必須の情報が分かりやすく表示されてグッド。ただ、少し改善要望点あるので、それは後で。
    3. 試合実況・解説付
      単に映像を流すだけでは無く、ちゃんと実況とゲスト解説(選手OB)が参加していて、試合の流れや解説をしつつ映像を見ることが出来ます。しかも、その実況には、例えばNHK BS放送のNFLの試合解説にも出演している、富士通の輿さんとか参加されているので、そう言う意味では内容的には「NHK BSレベル」という贅沢さ(笑)。
    4. リプレーもある
      フットボールの場合、ボール静止状態からセンターというポジションの選手がボールを動かす(=スナップ)してそのプレーが始まり、ボールを持った選手がタックルされて倒れるか、パスが失敗するとプレー終了します。そのプレー終了時から次のプレー開始までに、大体20~30秒位あるので、その間にそのプレーのリプレーをするのが、NFLとか国内の試合でも大きな大会では通常行われます。それが、このライブ配信でもサポートされていて、十分満足出来る構成になっています。
    5. 全体の配信内容・構成の品質が高い
      多分このまま、例えばNHKとかBS等で流しても、配信内容としてのレベルは十分に通用すると思います。一寸ビックリしたのは、ハーフタイムに前半のハイライト映像とかも流されていて、これは良かった。勿論、改善要望点もありますが、現時点でも十分通用するので、今後「フットボール配信」の経験値やノウハウを蓄積していったら、例えば来シーズンなどはほぼ満点の配信になるんじゃ内だろうか。
  • 改善が要望される点:
    1. テロップ表示の情報量を増やして欲しい
      画面上に表示される、所謂「テロップ」の情報量を増やして欲しいですね。今回は、チーム名と得点、タイムアウト数、ゲームクロック、プレイクロック、ダウン数と残りヤード、が表示されていました。可能ならば、さらに、
      1. ボールポジション(スナップのためにボールが置かれたヤード位置)
        知っていれば、大体の位置は分かるんですが、やはり「ボールは敵陣なのか自陣なのか、ゴールまでどれだけ位置なのか」というのは、ダウン数とダウン更新までの残りヤードの情報とともに、感染するときには重要な要素なので、是非これも表示して欲しい。正確でなくてもいいんです。その攻撃シリーズが始まるときに、そのボール位置を記録して、そこから今も表示されている残りヤード数を足し算・引き算していけば、精々誤差は1~2ヤード程度だろうから、それを表示するだけでいもいい。
      2. 好プレーをした選手名や、解説で名前が出たらその選手の番号と名前をサクッと表示する
        手元に登録選手リストとか有れば別ですが、やはり番号は分かっても、それが何という選手で、どこの出身なのかというのはやはり知りたい情報。表示が難しいのならば、その試合の出場選手のリストは事前に提出されているはずなので、動画配信のページにPDFで貼り付けて貰うだけでも良いと思う。
      3. 反則発生時に反則名を表示して欲しい
        これはなかなか難しいかもしれませんが、現在反則発生時のイエローフラッグ表示はされるんですが、可能ならその発生した反則名も表示されると良いかな、と。審判は、何の反則が発生したか、ジェスチャーをするので、それを観て表示するような難しさはあるんですが、可能なら是非対応して欲しい。
    2. 配信映像の表示品質(解像度)を上げて欲しい
      これは、配信用の通信回線の容量に依存してさらにそれはコストにも直結するので、なかなか難しいのですが、もう少し映像の解像度が上がると嬉しいかなぁ。ライブ配信の時は仕方ないとしても、この映像が保存されて、後日試聴できるときには高画質で可能なら、それでも十分ですけれど。
    3. バーチャルラインを導入して欲しい
      フットボールの場合、ボールのスナップ位置と、ダウン更新となる位置というのがプレーでは重要で、それはサイドラインにあるダウンインジケーターでも分かるんですが、見やすさという意味ではバーチャルラインがあると、さらに分かりやすいかなと思います。
    4. フェイクなどフットボールプレーに惑わされない
      これはフットボールのプレー中継になれないとなかなか難しいと思いますが、カメラがフェイクプレーに引っかかって、本来のボールキャリアーを見失うのはちょっと残念。経験値が必要だと思うので大変だと思いますが、もし来年とかも継続されるなら撮影スタッフとか有る程度固定で切れは良いなと思います。
まぁ、色々好き勝手書きましたが(笑)、今回のこのライブ配信の試みは凄く良いと思います。最初の配信でこれだけ高い品質が提供されるので、残りの試合ではさらに充実した内容が期待出来ると思います。それは、国内ではマイナーなアメリカンフットボールの普及だけでなく、学校の体育プログラムとして実施されている、フラッグフットボール等にも良い影響を与えると思うので、是非継続してさらに改善して欲しいと思いますね。残りの試合を観るのが、本当に楽しみになりました。

2020年10月24日

年末年始のお休み

年末年始のお休みについて、政府分科会が1月11日まで休暇延長を要請というニュース。うちの会社の場合、例年年末年始には特別休日を何日か付加してくれて、カレンダー通りよりは少し長めの年末・年始休暇になります。これに、大体の場合残った有給を年末に取得して早めに休みに入り、新年はそのままか、カレンダーによっては一日二日位有休取得して土日と繋げてやはり長めの新年にするようにしています。

今年の場合は、12月30日、31日が会社の特別休日になるり、また新年の1月4日も特別休日に設定されています。年内に有休二日取得すれば、クリスマス明けから休みに入れますし、新年は四日有休取得すれば、政府要請通り11日までお休みになりますが、新年の場合はちょっと長すぎかなぁ... まあ、例年だとこのあたりで一度海外旅行の予定を入れたりすることもありますが、年明け早々だとまだ一般の観光旅行がそれなりの自由度で出来るまでには回復していないだろうし。

この年末年始の長期休みは、出来るだけ「3密」を回避して感染リスクを分散させるためですが、今月から始まるハロウィーン、さらに年末に近づけば忘年会などの宴会シーズンになり、クリスマスに年末年始の帰省など、3密を気にする状況が格段に増えていきます。実はうちの会社は、12月の下旬に全体ミーティングをやり、その後忘年会というか慰労パーティーみたいなものを例年開催しています。ここ数年は、その年の新入社員さん達が感じになって、内容を企画開催するのが通例になっていますが、今年はこういう状況もあるので「オンライン忘年会」になる様子。今年のトレンドの一つ「オンライン飲み会」なのですが、何百人規模のオンライン飲み会って大丈夫なのか? 

まぁ、でも、ここまでリアルの飲み会とか宴会とか、あるいは帰省とか、これまで「3密」回避のために自粛してきたことをやりたいと言う気持ちは、やはり季節柄高まるでしょうね。勿論、そう言う業界に関しても、GoToイートとかも始まっていますが、少しでもこれまでのマイナスを取り返したいという気持ちも大きいだろうし。そうか、GoToイートを上手く利用したら、かなりお得な価格で宴会とかも出来るわけですよねね? そうなると、幹事としてもそうゆう事を利用して、例年よりは会費抑えめだけれど内容はいつもよりリッチ、というお得な忘年会とか新年会が開催出来るかも。3密は重要だし、リスク回避も大切だけれど、この年末年始は少しでも飲食関係をサポートするのも大切かも。実際、これまでのクラスター事例とか見ても、普通に食事する分にはリスクはかなり低いようだし、カラオケとかで密室で大声を出したりすることが一番拙そうですしね。一方で、帰省して感染という例もまだ発生しているようなので、今回は家庭内での感染対策が一番重要かもしれない。うちも、弟夫婦とその子供達が来るだろうから、手洗い石鹸とアルコール消毒の準備補充だけはして置いた方が良いかも。本らはゆっくり休むはずの年末年始は、今年はちょっと緊張感が必要かも。

マスクの効果

今朝「めざまし土曜日」を見ていたら、東京大学のグループが、実際の新型コロナウイルスを使用して、マスクの種類毎の効果を検証したというニュースをやっており、おっと思って検索したら二日ほど前にメディアでも報じられている内容でした。

布マスク、不織布マスク、N95マスクの三種類を、1) 被感染者側が着用、する場合と、2) 感染者側が着用する場合に分け、50cmの距離を空けて対面した形で装置を設置し、感染者はクシャミをシミュレートして、被感染者は通常呼吸をシミュレートして、それぞれマスクの効果を検証したとのこと。大雑把には、N95マスク、不織布マスク、布マスクの順番で効果があるのですが、ちょっと以外だったのは、感染者がマスクを着用した場合、布マスクと不織布マスクの効果がほぼ同程度だったということ。勿論、装着具合も重要で、N95マスクと言えども隙間があるとその効果は下がることも確認されたとのこと。だから、マスクを過信すること無く、その他の対策(うがい、手洗い、3密維持)も重要という、まぁこれまで言われてきたことが改めて確認された印象です。

ここで思い出すのは「アベノマスク」と揶揄された、政府配布のマスク騒動。当時はマスク不足が深刻で価格も高騰していましたが、それを利用して転売騒ぎが社会問題にも。そこで、そのマスク供給不足の社会心理沈静化も兼ねて、急遽政府が全世帯にマスクを配布(それ以外にも、学校や医療機関にも別途配布)しましたが、それが最近の人には馴染みのない「布マスク」だったことや、一部野党・メディアの「反安倍行動」もあって、色々な騒動を引き起こしました。その中でも、「布マスクの効果は無い。そんなものを配布するな」という意見が一番多かったように思いますが、あの時も、本来マスクの効果はN95のような専門のものを除けば、装着することで感染を受けないようにするのでは無く、仮に自分が隠れ感染者で有った場合に他社に感染を広げない効果を期待していると説明されていたはず。と言うか、元々マスクを着用するのは、以前なら風邪を引いたときに、自分の咳やくしゃみでウイルスを回りに広げないようにするためだったはず。それが今回証明された様に思います。

本当なら、この結果を受けて、当時のメディア報道や国民の行動形態などを検証して、直移動用のことが有った場合には、どの様にその効果なり利用方法を承知させていくか、そう言う検証も必要だと思うんですよね。例えばメディアは布マスクの効果の低さを盛んに伝えていたけれど、それは使用目的が違うからで、どの様な場合にそれが寄り効果的に利用出来るか、と言う事を本来は伝えるべき。それが、読者なり視聴者にとって一番の利益になるわけですから、それを無視して別の目的で伝えることはメディアとしての活動目的から外れる行為と言っても良いくらい。同じ事は、当時布マスクを配布した側、それを批判した側も検証されるべきで、それによってどう伝えたらより公的に配布・利用出来たかという検証も出来るはず。それは、今後布マスクの場合だけで無く、同じような目的や理由で別の物を扱う場合にも有効なはずで、それは例えば国民全員に給付した事にも繋がる改善策になると思うんですよね。そう言う正のフィードバックみたいなものを、色々な事象で繰り返していくと、今後発生が予想される大きな災害時にも効果的だと思うんだけれど、日本人の悪いところは一過性のものとして忘れちゃうこと。「のど元過ぎれば」という事は、これからは許されないことをもうちょっと真剣に考える必要が有るでしょうね。

2020年10月23日

あぁ、MSJ...

予想はされていたことですが、三菱スペースジェット(MSJ (ex-MRJ))が開発を事実上凍結するというニュース。コロナ禍で市場も停滞しているし、この前には開発費を半減するニュースもあったので、予想はされていましたが。それよりも気になるのは、記事の公開部分最後に書かれている「10号機の完成度が低い」という事。設計変更をして、ほぼ完成形に近いはずの10号機が、試験場の米国に持ち込めないくらいの完成度の低さというのは、一体何が問題何だろうか。製造技術? それとも根本的なデザインの問題? 

リージョナルジェットの需用は、今後も広がっていくとは思うんですが、それまでMSJが持つのかどうなのか。親会社の三菱重工はCRJ事業を買収しているけれど、こちらにシフトしていくのだろうか。世界のリージョナルジェットは、事実上カナダのCRJ(ボンバルディア)と、ブラジルのエンブラエルに二分されていたけれど、エンブラエルもボーイングとの合併が駄目になったし、そう言う意味ではMSJに勝機もあったんですが、コロナ禍がなあ... 

仮に、来年コロナ禍が有る程度落ち着いて、航空需用もそれなりに回復してくれば、より燃費効率が良い飛行機、より路線需用にマッチした小型機に対しての要求も出てくるんでしょうけど。理想を言えば、その間に型式証明取得とか出来ていれば、需要回復即発注という事も可能なんでしょうが、開発費も大きく制限されていて、10号機の完成度も低いとなったら、11号機を作ってということは無理だろうし。

ちょっと恐いのは、この間に中国の航空機メーカーが開発を進めて、現在は事実上中国国内でのみのビジネスが、もしかしたら世界に出てくるのかもしれない。簡単では無いけれど、彼らの場合は物量作戦でやるとなればコスト度外視で攻めてきますからね。価格も安く設定するだろうし。でも、搭乗するのは嫌だなぁ、精神的に耐えられ無さそう。

[2020年10月23日追記] 
三菱重工は、このニュースを否定して居ますねぇ... 正式発表は30日なのかなぁ...

何とかヒアリング

個人的には、単なる公開リンチにしか見えない、野党による「何とかヒアリング」の現場。以前から、その内容の無さや、メディア取材が入らないようなときのグタグタ振りに批判が出ていたけれど、やっとこう言う動きが。それに対して、当事者の野党側は馬耳東風の様子

先日のGoTo事務局のヒアリングもそうだけれど、確かに自分達の知らない情報を得るために開催する場ではあるけれど、どう見ても自分達が情報を得るというよりは、自分達が欲している回答を持ってこい、と言う風にしか見えない。だから、説明側が「これこれこう言う背景です」とか「これこれこう言う仕組みになっています」と言っても、それに対しての質問というか反論は「自分達が考える仕組みはこうなんだから、その説明は変じゃないか」と、まるで理解していないケースが殆ど。知らない事に関して教えを請うという態度じゃないですよね。さらに言えば、自ら勉強するあるいは調べるという動機が皆無なので、あのヒアリングを開催したところで、何も解決しない。

ここでも何度も書いているけれど、以前会社の中でこう言うSNSで色々な情報交換をしていたとき、今で言うところに「困ったちゃん」みたいな人も出てくるわけで、最初のうちは分かるようにこちらも説明するのだけれど、何故か自説を曲げない、理解しようとしない、挙げ句の果てにはこちらが非難されたりすることも。その時に発した知り合いの一言、「無知を誇るな」は今でも名言だと思う。自分がその内容に関して無知であることを恥じることは決して無いわけで、だからこそそう言う場所で教えを請うこともあるだろうし、それを動機として自分の学習努力を始めることは素晴らしいこと。しかし、教えて貰うことが当然とか、その教え方に納得いかない、あるいは結論が理解出来ないのは相手の説明が悪いと、何度も同じ事を繰り返したりする人が、往々にして存在します。結局は、自分が無知であることをある意味特権的なものみたいな勘違いしているんだけど、決して自分が「無知」であるとは認識していないのが問題。

それは、今回の様なヒアリングに関しては、質問する側の野党議員は決して自分達を「無知」とは思っていない事も同様。自分達は自分達が欲している回答がされる、裏付けされること「しか」期待していないから、それ以外の説明や解説は自分達が否定されていると思うんでしょうね。だから、自分が理解出来ないというのは、全て相手の説明が悪いからで、それは相手の責任である、みたいな思考回路なんだろうなぁ。だからこそ、相手を恫喝するような事も平気で行うし、自分達の都合で振り回しても何の罪悪感も感じていない。最近でこそSNSやネットがあるから、内部からの悲鳴も聞こえてきて、だからこそ与党側も問題視しているんだけど、とうの野党側としては、少なくとも与党攻撃や自分達の仕事をしている感を見せる絶好の場所だと位に思っているのだから、駄目でしょうね。森友学園問題で、自殺した赤木氏の記録が出てきて、その中では野党側の圧力を回避するためにという説明までされているのに、それに対しての反応が全くないことが彼らの認識を証明していると思う。

2020年10月22日

テレビが壊れた (6) - テレビの再定義

購入した外付けHDDのSTBへの設置も無事完了し、 試しに録画してみましたが、今の所問題なし。ちょっと残念だったのは、録画用HDDのSTBの扱いについて。もともとの内蔵の1TB HDDに対して今回増設した4TB HDDが追加されて、全体として5TB HDDとして利用できるかと思ったんですが、そうでは無くて録画予約設定時に、内蔵HDDか外付けUSB HDDか、録画デバイスを指定しないといけない事。取りあえず、一番録画時間を消費しそうな、NFLの録画先をUSB HDDにして、それ以外の録画は内蔵HDDにすることで、多分容量にあった録画出来そう。

取りあえず一連の設定も終わったので、また最新のオモチャである今回購入した4Kテレビで少し遊んでみたんですが、ちょっとした事から「うーん、これはテレビの意味が変わるかな」と個人的に考えさせられる経験をしました。以前も触れたように、今回購入したSHARPの4Kテレビのリモコンには、下1/3位はネットアクセス用にデザインされています。昨晩は、たまたまみたい番組が無かったので、まぁ暇潰しにとYouTubeボタンを押してYouTubeを見ることに。これ、自分のGoogleアカウントを設定しているので、お気に入りチャンネルの登録とか、PCからのアクセスと同様にできるんですが、どうもテレビ用にカスタマイズされているのか、見え方がちょっと違います。

今回アクセスしたら、何故かカレッジフットボールのハイライトとかゲームダイジェストのタイトルがずらりと並べられているんですね。多分自分の視聴履歴からピックアップされたと思うんですが、実はこれまでYouTubeでカレッジ関係のコンテンツを殆ど観たことが無いのに不思議。さらに、それ以外のお勧めコンテンツには、幾つか「4K」というクレジットが付いていることも今回知りました。その中で、羽田空港に着陸するエールフランス機のコックピット映像があったので試しに見てみましたが、これが凄かった。着陸10分位前からタキシングしてゲートインするまでの様子ですが、まず着陸するのが夜なので、前方に広がる羽田空港近辺の映像が綺麗。コックピット内の映像も精細で、流石4Kという印象。これで一発で嵌まってしまいました。その後、しばらくの間漁るようにコンテンツを探して見る繰り返したんですが、もうね、テレビ入らないよ。実は契約しているケーブルTVには、4K番組視聴のオプション(+700円)もあって、放送各社が提供している番組にアクセスできるんですが、正直それは不要な気がする。YouTubeの4Kコンテンツには、環境ビデオみたいなものもあり、これなんかBGM/BGVとして、仕事をしているときに流していたらもうそれだけで満足出来るくらい。

さらに決定的だったのがリモコン。下部のネット用ボタンの上には、多分外付けHDD用と思われる「再生」とか「停止」のレコーダー用のボタンが設置されています。で、YouTubeの映像を見ていたときに、無意識に「ちょっと止めよう」と「一時停止」ボタンを押したら、それに対応して映像が一時停止したんですね。「えっ?」と思って、他のボタンも試したら、「停止」「再生」「早送り/早戻し」は、HDDレコーダーを操作するように、YouTubeのコンテンツ操作も出来ようになっています。これが便利。PCでYouTubeコンテンツを見ているときには、マウスで画面上のボタン操作をしています。勿論、キーボードのショートカットでも操作出来ますが、YouTubeを再生しつつ、別ウィンドーを開いて作業したりしていますから、その操作と競合して実は使いづらい。それが、4KテレビならHDDレコーダー感覚でリモコン操作できるとなると、圧倒的に試聴するならこちらを利用することになるでしょうね。

で、そんな「個人的には大発見」の恩恵を楽しみながら、幾つかのコンテンツを再生していたんですが、これってますますテレビの存在価値・意義を薄めることになるんじゃないかと。理由の一つは、個人差はあるけれど、YouTube側にテレビコンテンツに負けない、場合によっては凌駕するレベルのコンテンツが増えてきていて、テレビへの依存度がどんどん減っていること。もう一つの理由は、今回のリモコンによる操作性向上で、これまではどちらかというと「取っ付きにくい」印象のネットアクセスが、本当にボタン操作だけで出来るようになると、もう視聴者としてはテレビとネットの境界線すら意識しなくなるでしょうね。唯一の難点は、ネット配信にはYouTubeを筆頭に、いろいろなサービスが乱立している状況なので、それが場合によっては混乱や繁雑さから敬遠される理由にはなるかも。でも、個人的には「もうテレビは不要だなぁ」と印象をますます強くした夜でした。(続く...)

ネットの集合知

GoTo事務局の人件費に関しては、ごく一部の皆さんが新しいオモチャを見つけた子供状態で吹き上がっているんですが、直ぐさま専門家の検証記事が公開されたり、今回公開された日割り単価の価格は、実は東京都の労務単価と同じであるとか、その東京都の労務単価は国交省の委託単価を準用しているのだとか、あっと馬に検証されてしまう。

今回のGoToトラベル事務局の委託は、だから国交省が決定し令和2年3月から適用開始した価格に沿って決定されているわけで、事務局側には何の問題も無い話。「野党側は、それを知らなかったのだろうから仕方ない」と言うかもしれないけれど、それって結局は現在の労働環境を知らなかったという事にもなるわけで、それなのに労働問題を語るのって意味あるの、と小一時間。と言うか、彼らは「高い」と言っているのだから、何と比較して「高い」のか、それをしなかったことが最大の問題点。例えば「最低賃金と比較して」とか言うのであれば、じゃぁ今回の様にそれなりのレベルの技能が要求される職種でも、最低賃金で雇用するべきなのかと逆に質問したいし。

彼らは、以前にカップラーメンの価格を尋ねて、それを知らないことを責めていたり、女性パートの平均賃金でも同じように知らないことを非難したりしたけれど、そう言う枝葉末節な事には拘るくせに、肝心な労働単価に関して何も知らない買ったわけですよね。今回の件を例にするなら、今後同様の質問が出た場合には、「何のどんな規準を参考にして、その様に疑問を呈しておられるのですか」と、まずは相手の認識程度を確認するところからやらないと、また無駄に時間を浪費することになりますね。

さらに問題なのは、幾つかのマスコミ、メディアに関しても、本来彼らこそがそう言う事を検証して、必要ならば記事として報道するべきなのに、結局は週刊誌の記事から出た話を、そのままというか、場合によっては面白可笑しく取り上げて騒動の片棒を担いでいる。それに対して、ネット側では、まぁある意味お祭り的な野次馬的な興味半分という部分はあると思うけれど、でもちゃんと正しいなら正しい、間違っているなら間違っているという、それぞれそれなりの証拠とともに答えが出てくる。メディアが使う「Fact Check」という言葉ほど、最近は信用できない言葉は無いけれど、ネットで同様の意味で使われる「検証」という言葉は遙に信頼できることを、今回も証明されたという事ですよね。

試練のANA

引き続き厳しい状況が続く航空業界。自分が利用している青組ANAは、今年度は過去最大の5000億円規模の赤字見通しとその中でも厳しい状況。一方でライバル紅組JALからは、厳しい状況に変わりを無いものの、ANA程の状況に無いのは、以前経営破綻した時に不良債権放棄や負債再路線の廃止など、徹底的に体質改善を行った事が、今回は有利に働いていますよね。その間、ANAは国際線拡大などの先行投資をして、JALに追いつき追い越していったわけですが、この突然のコロナ禍でそれが仇になる事に。まぁ、皮肉と言えば皮肉な結果なんですが、今回はANAに対しても前回のJAL程度かそれ以上の英断が要求されることは明らかでしょうね。

そう言う状況だから、ANAが国際線を先ずは羽田に集約するというのも仕方ないでしょうね。少しでも国際線需用を回復させるためには、利便性も重要ですし。一方で、国際戦用の大型機を半減させる事も想定しているとのことですが、現在28機保有しているB777-300ERを半減させるのか、あるいはB787-9も含むのか、何れにしてもかなりの大なたになりそう。そう言う意味では、A380がリストラ候補のトップに普通ならなるんでしょうけど、流石に鳴り物入りで導入したA380だし、幸いにもハワイ路線に関しては明るい話題も出てきているし、こちらはもう少し我慢をすれば光が見えてきそう。

一番の需用であろう、ビジネス需用がまだまだ回復しないのが痛いですよね。うちの会社でも、流石にアメリカ出張とかは未だ禁止中ですが、中国に関してOEM/ODMや関連部門があったりするので、極々限定的ですが、でも何人かは行っています。以前観た様子だと、入国して14日間ホテルに缶詰になる状況とか、帰国したときの様子とか、本当大変そう。可能なら、直前に厳しいPCR検査をする代わりに、この14日間の拘束が無くなるなら、まだ需用も戻ると思うんですがまだまだの所が殆どですしね。

10月も下旬となり、来月になると気候も一段と厳しくなり、例年ならばインフルエンザに注意する時期。今年は、インフルエンザの発症は殆どゼロに近いような状況らしいのですが、この後どうなるんでしょう。新型コロナ対策の「うがい、手洗い、マスク」がインフルエンザ予防にもなって、昨年は殆ど流行もしないで終息しましたが、今年は流行前からコロナ対策をしているので、さらに減るんだろうか。来月には、会社の健保を利用して社内でインフルエンザワクチン接種が予定されていますが、今年はワクチン数が少ないのと、リモートワークのため会社オフィスまで出るのも大変な場合は、近くの病院等を利用することも可能なので、今年はそちらを利用するのかなぁ。まぁ、取りあえずはいつ国際線需用が戻っても良いように、先ずはこちら側も体調万全、ヘルシーな状態にしておくことが重要なのかな。

2020年10月21日

世間知らずな政治家

昔は、原口一博議員は野党の中では、まだまともな方の政治家かなと思っていたんですが、やっぱり朱に交われば赤くなるじゃ無いけれど、どんどん劣化している気がする。GoToトラベル事業に関してのツイートなんだけれど、もう絶望感しか無い。党内に、実際に会社などで採用とか人事とか経験した議員はいないのだろうか。支援している連合の中から、それは違いますよと言ってくれる人はいないのだろうか。このままだと個人本人の名誉だけで無く、党本体さらには労働者からも総スカンされる気がする。

『「委託だからこれぐらいは、当たり前」というのは、受け入れられません。』と書いているけれど、じゃぁ自分はどれくらいなら「適切」と思っているのだろうか。ネットを見ても、多くの人が「適切」「安いくらい」と言っているのに、企業への就労経験も無い人が、何を規準に「高い」と言っているのか、まずそれを示すべきでは。それが言えないのなら、「高い」というのはあくまで自分の「印象」であって間違いですからね。

あと、個々の費用に書かれている「部長級」とか「課長級」を、組織内のポジション、所謂「職位」だと思っているようですが、これはその人のスキル・能力を表す「職能レベル」でしょう? だから「〇〇級」と書いているんでしょう。部長級のスキルを持った人が、課長級の課長職の下で仕事をする事も現実の会社ではあること。特に技術系では、管理職になりたがらないエンジニアが多いけれど、技能スキルに応じて、課長相当、部長相当の評価を受ければ、それなりに給与も上がるし、社内的ポジションもあがる。昔のように、年功序列制度の時には考えられない話かもしれませんが、今のように能力主義、あるいはスキルアップの動機付けとして、多分多くの会社で同様の事はやっているはず。だから、所属は一つの課で仕事をする、所謂「平社員」であっても、実は技術的に優秀なので、技能評価値としては課長級とか部長級とか、場合によってはそれ以上の場合もありますからね。

日額の金額とそれぞれの人数を掛け合わせて、その合計を計算すると、約2.9億円/日くらいになります。人件費が322億円だから単純計算で111日分位? 「日割り計算」というのが、平日(労働日)分だけなのか、月単位の人件費を30日で割った数字なのか不明だけれど、4ヶ月契約のプロジェクトなのかな。7月初めからの契約とすると、この10月で終わるけれど、多分ゼロから立ち上げるために、初期のコストはある程度度外視してリソースを投入して、落ち着くだろう11月以降は必要な機能は残しつつ、規模は絞って最適化していく計画なんだろう。また、事務局には大手旅行会社の社員が出向して来ているようですが、事務局に籍を移す「転籍出向(事実上の移籍)」ではなく、旅行会社の籍のまま出向する「在籍出向」だと思います。この場合だと、契約内容によって、1)旅行会社が給与支払いする場合、2)出向先が払う場合、3)按分する場合があるから何とも言えない。1)の場合なら、GoTo事務局から旅行会社に補填がはいるだろうし(元々の旅行会社の仕事が出来ないわけだから)、2)の場合は旅行会社での給与保証をしないといけないから人件費も最大レベルになるだろうし、派遣会社と直接契約している社員よりも、多分コストは高めになるはず。その為に「事務局長級」「部長級」等、通常はもっと少ない人数の職能レベルの所にそれら出向者が入っていて、だからこそ人数的に多いのでしょうね。実績が出来て経験値も蓄積されたら、多分こう言う人達が先ず最初に戻って、残った人達が事業継承をしつつ運営していくというのが、この手のプロジェクトの典型だと思う。

ところで、普通こう言う委託契約をする場合は、大体月単位で幾らという計算だし契約のはず。短期の、それこそ一週間とか十日というならば、一日幾らで何日という計算もあるんだろうけど、このGoToトラベルは何ヶ月も続くプロジェクトだから、そんな計算はしないはず。なんで「日当」なんて言う事が出てきたのか不思議でしたが、ネタ元は週刊文春なんですね。となると記事を書いた記者が無知だったのか、あるいは知っていて煽るためにそういう風な言い方をしたのか。いずれにしても、また今回も週刊誌ネタで職員虐めをしている状態に変わりない。非正規労働者が困っていると言いながら、その実体さえ知らないことがこれで良く分かります。それでも、延々とこんなことを繰り返している、本当に懲りない人達です。支援組織の連合所属の労働者にして見たら、どんどん自分達の給与が減らされているように映るんじゃないのだろうか。それで、今後の支持が得られるのだろうか。まぁ、何となく早く次の選挙の結果を見てみたい気がしてきますね。

東証システムトラブルの原因 (2)

 東京証券取引所のシステムトラブルの原因について、製品(NAS)のデフォルト設定が変わっていたのに、それを富士通側が把握せずに、バックアップ機能「オフ」のまま納品して稼働していたからという、なんともな理由。まぁ、大きなトラブルの原因って、往々にして結構こう言う初歩的で簡単な物なんですよね。それでも東京証券取引所側は、システムトラブルの責任は自らにあるとして、富士通側に賠償責任は要求しないと明言していますが立派。先日のトラブル説明の会見でも、技術的に明瞭に説明していたようで、結構この手の仕事をしている人達からは高評価だったらしい。ただ、取材しているメディア側でちゃんと理解している人は少なかったようで、こちらは不満を言っていたらしいけれど、そこは自らの勉強不足だよなぁ。

記事に添付されている発表資料に、歴代システムの設定値が掲載されていますが、これも一寸変な感じ。バックアップが「OFF」なのに、なんで15秒後に切り替わるんだろうか。それって、バックアップ切替動作のスイッチ設定ではなく、「即時着替えるか、遅延して切り替えるか」の設定スイッチじゃないのか? システムのための設定ではなく、NASの切替のための設定なので、何か初代システムで使用していた機器に、制限とか有ったのかもしれないけれど、コンピューターの「15秒」、ましてや大量のトランザクションをリアルタイでどんどん処理しなきゃいけないこのシステムだと、かなり長い遅延だと思うんですが。それが、二台目からは「即時切替、ON/OFF」の意味に変わったということで、これを機材を調達していた富士通側が認識していなかったのは、その開発部門としては拙いですよね。初代と二代目の間では、この切替設定のデフォルトが、OFFからONに変わっているわけで、当然仕様確認の時にその意図と他に波及する設定などの確認を普通はするはずなんですが。NASの製造元との認識不足なのか、代替わりするときの摺り合わせが足りなかったのか、理由は不明ですが基幹機能の一つだけに仕様確認で漏れたのは痛かった。

もう一つは、稼働前のテストケースでこの機能を検証しなかった点ですよね。システム(arrowhead)側の設定内容が変わらないから問題なしと判断したのかもしれないけれど、NAS側のデフォルトが変わっているんだから、そこはシステムの変更点なんだから、その部分に関しては二代目の時にテストケースを流さないと。勿論全てのテストケースを準備して検証することは物理的に無理なことが多いから、多くの場合はテストケースを厳選して、最小労力で最大効果が得られるようにするのが、ある意味テストの醍醐味でありテスト担当者のスキルなんですが、まぁマニュアル(システム仕様書かな)に「前回と同じ」となれば、スキップしちゃうかなぁ... 実際は、初代は「OFF-OFF」の組合せだけれど、二台目以降は「OFF-ON」の組合せなのだから、二台目の時に確認しなきゃいけない項目の一つなんですよね。

トラブル直後の会見で、「即時切替スイッチはOFFだが、自動的に切り替わる設定だった」みたいな説明があって、「???」と思ったんですが、この「15秒後に切り替わる」という前提の話だったのだと、やっと理解出来ました。でも、それならそれで、なんで東京証券取引所側は、システムがトラブったときに15秒もの遅延を良しとしたのだろうか。普通は、ホットスタンバイさせているわけだから、即時切り替えするのが当たり前で、もし何らの理由で15秒遅延を前提にしていたら、それはそれで何かシステムデザインの問題のような気もするし。私が実蔡に自分で管理したことのあるサーバーシステムは、精々ブレードサーバーとNASの組合せ位なので、これだけ巨大なシステムとなると、何か色々理由が有るのかもしれない。でも、サーバー管理者としては、突発的トラブルが発生したときに、いかに透過的にバックアップに切り替えて作業を止めないことを最大目標に日々苦労しているので、何か釈然としないというか、そんなもやもやした印象です。

新聞記事は裏を読め

 菅総理が2012年官房長官時代に出版した自著「政治家の覚悟(文春新書)」の改訂版の内容に関して、当時記載していた公文書管理の話が削除されていると、毎日新聞はご不満な様子。ただ、例によってその記事の内容は、意図的なのか無意識なのか分からないけれど、かなり恣意的な内容で、まぁ何時もの「毎日節」だなぁという印象。

この菅官房長官時代の書籍に関して、3年程前にモリカケ問題に関係して朝日新聞社の記者とのやり取りがあり、それを以下略ちゃんがまとめられています。元記事は3年前の内容で、この時は書籍に書かれている文章と、実際に記者が質問した内容の微妙な違いを利用した「引っかけ」では無いかという結論でした。で、今回の改訂版では、この時問題となった文章を含む部分が削除され、代わりに官房長官時代のインタビューが追加されて出版されています。改訂版ですから、通常の増版時にするような、誤字脱字などの修正以外に内容の変更も含まれるわけです。で、このことは毎日新聞の記事の最初にも書かれています。ただし、

「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」と公文書管理の重要性を訴える記述があった章などを削除。

と、記事では「~記述があった章」とその公文書保存の章が削除されたような書き方に。本当なら、「~記述を含む章」と言うべきだと、私は思うのですが。

次の段落では、 その章の主題である、民主党政権時代の東日本大震災時の経験から公文書保管の重要姓を批判していた事を記載していますが、今回削除されたのがその内容も含む章であることは記載されていません。ここまで読むと、「東日本大震災で公文書保存の重要姓を言いながら、今回はそれを削除している。」という疑問が沸いてきます。でも、光明だなと思うのが、その段落の最初が「菅氏は12年の単行本で」と、言っていることで、この時点では今回の改訂版にこの内容が含まれていないことは判断出来ません。さらりと流し読むと、「今回の改訂版では、東日本大震災の経験値として重要と主張していた公文書保管の重要姓について言いながら、その常用な部分が削除されている」ように読めます。つまり、以前は重要と言っていたことが、何故か今回は削除されている。きっと何かあるに違いない、という印象づけが暗にされているように感じるんですよね。それは、この二段落の構成だけで無く、最後の段落で「モリカケサクラ」を引き合いに出し、あの時も公文書保管をやってなかったよね。自分達が重要と言いつつ、矛盾しているよね、と言う論調が見えてきます。

この最後の段落も恣意的に感じる内容で、「改竄、廃棄」というけれど、廃棄に関しては省内ルールに則って行われたもの。その期間や内容が適切かどうかは議論があると思うけれど、ルール上そうなっている以上は、「廃棄」は正しい手順で、違法行為では無い。「改竄」に関しては、森友学園関連では、説明資料の改竄があったけれど、最近発表された自殺した職員の残した資料から、野党やメディアからの圧力を低減するために行ったことが示されていて、そう言う意味ではその責任の一端はメディアにも有る話。桜を見る会に関しても、名簿の一部が消されていた話だけれど、理由があって変更したと説明しても、それに対して自分達が納得していないだけ。それ以外の事例も有るのかもしれないけれど、記憶に残るのはやはり野党がな癖を付けて、それをメディアが煽っている印象しか無いんですよね。で、それらの経験を踏まえて公文書管理法の改正案が今準備されているわけだから、別に放置しているわけでも無い。さらには、議事録が残されていないと書かれているけれど、議事要旨は作成されているわけだし、必要な情報は残されているのに「議事録」という一点だけに拘って批判をしているように見えます。

今回削除された章は、当時の民主党政権批判の内容であり、そこで問題提起された公文書保管も現在対策されようとしているから、既に無い政権の失策をそのまま掲載することを止めただけなんでしょう。初版出版から8年経過しているわけですから、その間の変化を見つつ、必要な部分は追加するし、不要あるいは既に適切で無いと判断出来る内容は削除する、または残して補足をする、というのが普通のはず。以下略ちゃんも指摘していたけれど、仮にその削除した章がそのまま残されていたら、逆に今の立憲民主党が「既に終わった話を改訂しないのは怪しからん」とクレームするんじゃ無いかというのは、凄く納得出来る話。しかし毎日新聞の記事では、菅総理が自分に不都合な内容を削除した、と言うような印象づけをして最後終わっているんですよね。まぁこの記事に署名のある「大場伸也」記者の名前で過去記事を検索すると、まぁ何となくその意図というか主旨みたいな物は理解出来てしまいますが。メディアなのだから、政権監視や政権批判は幾らでもやれば良いと思うけれど、自らの思い込みや想像力を発揮して書かれたような記事は、もう記事ではなく「コラム」とかと断って欲しい気がします。

2020年10月20日

錯誤を狙うメディア

最初に「日当7万円」と聞いた時に、「そんな割の良い仕事があるのか」とビックリしたんですが、よくよく記事を探してみてみたら、やっぱり朝日でわざと錯誤を狙って付けているとしか思えない内容。なんでこの人達は、こうもあからさまなことを繰り返すのだろうか。そして、野党の人達も、毎回同じように乗せられて勝手に吹き上がるのだろうか。

「日当」と聞くと、例えばアルバイト等で受け取る「日払い給与」と普通は思いますよね。大体の場合は、税金の10%も含んだ金額を指して、その10%が引かれた現金が封筒に入っていて受け取るイメージ。だから「日当7万円」と聞けば、手取りで「6万3千円」貰える、と考えるのが多分一般的な認識だと思います。ところが記事を読んでみると、GoToトラベル事務局の人件費についての話であり、その最高額と思われる事務局長の一日あたりの費用が6万9800円、部長が5万5300円、全体の平均で一日あたり約4万円という内容。「日当7万円」の根拠は、最高額の事務局長の費用を指していると思われます。

先ず明らかなのは、約7万円という金額は日当じゃ無いと言う事。会社が払うべき、保険料や税金、さらには施設使用料や光熱費などの固定費なども含む物だし、その人材が直接雇用で無く人材派遣会社などからの派遣契約社員等であれば、さらにその派遣会社の利益分も含んでいる金額。大体この手の人件費の半分くらいが、その人に対しての「給与」として渡る感じだから、強いて言うのであれば、この事務局長さんの「日当」としては「約3万円位」というのが、妥当なのでは。人件費の平均4万円位なら、手取りの金額は1万5千円~8千円位じゃ無いだろうか。それを考えると、今の最低賃金が時給1100円位なので、一日8時間労働でかつ最低賃金よりは時給ベースも高いだろうから、そんなに変な金額じゃ無い。それこそ記事にも書かれているように、
観光庁・担当者:「半額近くが実際の基本給にあたる部分なのではないかと。それほど高いものではないのかなと」

と言う感覚とも合うし、 そのトップである事務局長や役職である部長が、単純計算だけれど、100万円/80万円という月給であっても、そんなに高いとも思わないし、普通だと思う。私自身、人事の経験は無いけれど、一緒に仕事をする派遣社員さんの採用に関しては多少経験があり、契約内容(会社と派遣会社)も幾つか知っているけれど、大体の場合、派遣会社との契約金額の40%位が実際の給与として派遣社員さんに入る感じ。当然優秀な、スキルレベルの高い人材は、契約金額もぐっと上がります。

そんな、ごく普通の一般的な社会人ですら分かるようなことを、少なくとも労組の支援を受けていて、労働者のために働くと言っているような政党の議員が、何でそれ位分からないのだろうか。例えば、そのGoToトラベル事務局で、これまで仕事の無かったような人を優先的に採用しているのかと問うのであれば、それは凄く意味のあることだと思うし必要な要求だと思う。あるいは、GoToトラベル/イートに関係する仕事や作業、例えばクーポンの印刷とかを、地方などで仕事量の減っている企業優先に回せないかとか、そう言うことを進めれば彼らの実績にもなるし、困っている人も救われる。逆に、必要ならばそういう部分を指摘して、もっと資金を投入すべきというのが本当じゃ無いだろうか。でも実際にやっていることは、真偽もあやふやな情報を元に、単に与党や与党の仕事を批判したいだけでしか無い。批判してこうやってメディアで取り上げられれば、彼らの自尊心というか自己満足は達成されるんでしょうけど、結局今困っている人は誰も救われない。今回も、いつもの無能な働き者を証明しているに過ぎない気がする。まぁ、それを望んでいるのは、自分達の仕事が増えるメディアなのかもしれないけれど。

都構想

大阪都構想に関して、賛成・反対のいろいろな情報が飛び交っています。自分自身、大阪出身・在住でも無いし、地元の状況も殆ど分からないので、賛成とも反対とも言えるような立場では無いけれど、一つ気になっているのが、大阪府・大阪市がまとまることが必要というのであれば、じゃぁ同様の他の地域はどうなんだろうか、と言う事。

色々な条件が関係すると思うので、一概に言うことは難しいのですが、一番関係ありそうなその地域・都市の規模を人口で判断すると、都道府県別人口データはこんな感じ:

  1. 東京都
  2. 神奈川県
  3. 大阪府
  4. 愛知県
  5. 埼玉県
  6. 千葉県
  7. 兵庫県
  8. 北海道
  9. 福岡県
  10. 静岡県
さらに政令指定都市の人口を見ると、

  1. 横浜市
  2. 大阪市
  3. 名古屋市
  4. 札幌市
  5. 福岡市
  6. 川崎市
  7. 神戸市
  8. 京都市
  9. さいたま市
  10. 広島市
となります。ここで素朴な疑問として、大阪府と大阪市の間で二重行政の問題があるのなら、神奈川県と横浜市、愛知県と名古屋市の間でも同様の問題は無いのだろうか、と言う事。

大阪市が、ある意味西日本地域の首都、日本の副首都的な位置や役割にあるのに対して、横浜市は東京に隣接する中核都市という違いはあるけれど、その規模から想像するに似たような問題があっても不思議は無い。それならば、神奈川県と横浜市で二重行政の問題解決のために「都構想」みたいな話が出てきてもおかしくないと思うのですが。別に、大阪府・大阪市の問題を茶化す意図はないのですが、同様の地域が別にありそこではそう言う問題が生まれないのであれば、何か別の原因があって実は都構想でも解決しないかもしれないし、実は大阪、あるいは関西、西日本地域としての問題も含んだ理由となれば、大阪都構想という発想も自然なのかもしれない。

自分としては、人口減少もあり、今後日本の都市圏というのはどんどん集約していかないとインフラ維持や社会サービスの効率が悪くなると思っています。その場合は、これまでのような市町村合併でも足らず、それこそ都道府県合併とか、道州制くらいまで必要になるかもしれない。その発端というか糸口にあるのが、この大阪都構想の話なのかなというのが、現在の漠然とした理解。でも、聞こえてくる情報は、どうも互いに中傷合戦をしているような雰囲気で、肝心な部分の情報がなかなか見えてこない。そういう所を、実際にそれぞれの意見を主張しているグループは当然として、メディアとしてももう少し整理して配信して欲しいなと思っています。

大人げない態度

山本一郎氏のコラムから、少し前に発生した「ホリエモン」こと堀江貴文氏と広島の餃子店との係争について。まぁ、ここで書かれたことが全てですよね。私も、山本氏とほぼ同意見。店舗での行動や、その後の行動も含めて、一言で言えば「堀江氏の大人げない態度」なんですよね、全ては。それが、通りすがりの一般人ならまだしも、世間的にも有名だし社会的にもそれなりに成功している人物が、ある意味子供の駄々みたいな行為をするのは、余りに稚拙。さらに、記事には書かれていないけれど、この騒動を逆手に取ったようなビジネスをちゃっかり始めたりしているあたりは、ビジネスマンとしての嗅覚は鋭いと思うけれど、人間としてどうよと言う印象しか残らないなぁ。

色々評価は分かれると思いますが、大学生の頃からかオン・ザ・エッジを立ち上げて上場し、それをライブドアとしてインターネットの大企業に成長させたことも事実。さらには最近では北海道で民間ロケット打ち上げをしているけれど、これに関しては個人的にも応援したいビジネス。過去には、プロ野球球団の買収やテレビ局の買収、さらには国政選挙にも出馬したりと、まぁ節操がないとも言えるけれど、それだけ色々な物に実際にチャレンジしている行動力や発想力は、やはりそれだけの物を持っていると言う事だと思います。ただ、才能があるが故に多方面に色々なことをやるのは個人の自由だけれど、その中で何かに集中したらその分野を極めることも可能じゃ無いかと思うと、一寸勿体ない気がしますね。

堀江氏は結果的に良かったのかもしれないけれど、餃子店にして見ればある意味貰い事故というかとんだとばっちりで、今でも休業状態で精神的に奥様も参っているような状態。こちらは、実際に経済的な被害を受けているわけだから、たまったものでは無い。堀江氏が直接餃子店に何かしたわけでは無いけれど、堀江氏の行動が他者の行動を誘発して、悪戯電話などの業務妨害を起こしているのだから、やはり堀江氏にもそれなりの責任はあると思いますね。堀江氏が企画している「餃子食べ放題企画」にしても、これを広島の餃子店に対して謝罪した上で、協業企画みたいな感じで立ち上げてお店を救済する目的とかなら、それなら180度評価も変わると思うけれど、今のままではますます餃子店への根も葉もないクレームが増えるばかりでしょうね。

山本氏コラム最後のページでは、今回の件を「過激な個人主義」を売り物にした新興宗教じみたビジネスと結んでいますが、なるほど言い得て妙。今回の堀江氏の行動に関しては、SNSでも賛否があり、所によっては互いに意見の応酬合戦になっているけれど、SNSの存在もこう言う事象をますますややこしくしますよね。無責任な第三者同士が勝手に意見をぶつけあってバトル状態にな、結局そこからは何も生まれてこずに終わるだけ。餃子店側は、今も多くの物を失っているのだけれど、堀江氏側には今の所何もマイナスは無い。ますます「ホリエモン教」が盛んになるだけというのが、残念ですよね。別に彼の失敗を望んでいるのでは無く、手順手口では無く結果さえ出せばOKというのはなぁ。私も裁量制で働いているので、結果で評価されることは良いことだと思うけれど、やはりそこに至る工程というか過程に関しても、その結果にに納得出来る程度の内容は必要じゃ無いだろうか。その辺は、人としてもエンジニアとしても、拘るべき部分じゃ無いかと思います。

2020年10月19日

5Gの世界

 ジャーナリスト、佐々木俊尚氏のコラム(note)から、「iPhone 12で話題の5Gは、スマホ時代「終わりの始まり」の号砲である」という話。iPhone 12から5Gサポートが入り、これからやっと本格的に日本でも5Gのサービスが広がっていくと期待されますが、一方で「高速・大容量」を謳う5Gとしてのキラーアプリ、キラーコンテンツが見えない。「映画が3秒でダウンロード出来ても、それを試聴するのに2時間かかる」というのはまさに的を射ていて、それなら2時間試聴しながらバックグラウンドでゆっくりダウンロードしても問題ない。それならば、5Gの別のメリットである「低遅延・大量接続」という特性を生かしたサービスの方が、より現実的という話で、私も全く同意見。

5G本来の仕様を満たすには、ミリ波帯のサポートが必要ですが、日本ではdocomoの店舗内とか事実上サポートが無い状態だし、iPhone 12も日本モデルにはミリ波帯サポートは無かったはず。そう言う意味では、現時点で5Gのメリットとして言えるのは「高速・大容量」という部分だけなのかもしれませんが。個人的には、ラストワンマイル(基地局-端末)の部分が高速・大容量化されるのは良いけれど、それを支えるバックボーンは大丈夫かという方が心配。さらには、そこに接続するサービス(サーバーやその周辺装置)だって、高速大容量サービスに耐えうる様に増強しないとお話にならない。私はなんぞは、仕事の関係もあるから、多少そういう部分の知識や経験もあるし、システム全体をバランス良く拡張する事は信頼性や安全性を担保する事が出来るけれど、一部だけ突出して拡張すると必ずトラブルになるという自らの経験則があるので、どうしてもそちらの方に目が向いてしまいます。さらには、5Gを普及させたい携帯キャリアーだけれど、その為には大容量サポートが必要で、かといって料金は値上げでき無しというジレンマも。一つ言えるのは、現在の利用法の単なる延長では、5Gとしての良さを生かしたビジネスモデルにはならないと言う事ですね。

佐々木氏は、今後のキラーコンテンツとしてはAR/VRや、ウェアラブル/IoTといった方向性を言われていて、私も同意見。IoTの部分では、自動運転分野に関してはかなり技術が進むんじゃ無いかと期待しています。特に、農地とか林業とか、場合によっては議業に関しても、無人作業車/無人漁船みたいな物が出来てきたら、収穫の効率アップは勿論、それこそ一人二人の人員で広大な農地管理をすることも夢では無いかも。無人漁船に関しても、概要にでて自動で漁獲することよりも、養殖いけす等の管理とかそこからの収穫作業などが自動化で聴ければ、今の陣容で規模拡大が可能ですから、より効率化出来るんじゃ無いかと。で、個人的に一番欲しいのが、24時間365日体に装着してバイタルをリアルタイでモニターし、万一の場合には救命救急へのアラート送信とか、兆候が検知されたら直ぐに知らせるとか、そう言うデバイスへの応用。デバイス自体、24時間装着可能なデザインや素材にバッテリーと課題も多いし、そう言うデータを扱う人権(プライバシー)の壁もあると思うけれど、個人的に派自分の生きている間に是非実現して欲しい技術です。可能なら、そのモニターした数値から、健康状態を判断して、数値改善したら保険料のボーナスみたいな感じでポイントが貰えたりとかあっても良いかも。理想は、インプラントで埋込、そう言うモニター機能だけで無く、個人認証機能も含めて決済機能もその中で賄えることが理想ではありますが、流石にそこまでは道のりは長そう。保険証も、運転免許証も、パスポートも、クレジットカードも、マイナンバーカードも、全部まとめて右腕の中に入っている、みたいな時代が来るんでしょうね。

いずれにしても、まだやっと5Gの世界が始まったばかりで、キャンプで言えば火をおこすための種火となる最初の火種に、火打ち石で火花飛ばし始めた様なところ。先ずは、火花を種火にしなきゃいけないけれど、その種火の元が無い状態。一つのアイデアとしては、例えばdocomoとYoutuberが連携して、5Gによるリアルタイム高画質配信イベントみたいなものを仕掛けたらどうだろうか。最近では珍しく無いけれど、5Gならではの大容量高速配信でのコンテンツは、今の所一番見栄えがするというか、分かりやすいんじゃないかと。あるいは、Zoom会議やZoomでのオンライン講習に5Gを使うことで、どうしても発生するタイムラグや画面の低解像度への不満もかなり解消されると思いますね。それこそ、パーソナルトレーナーとか料理教室みたいな、1-to-1とか少人数でのリモート対応の場合には、リアルタイム性と高画質(大容量)のメリットが生かせる気がします。さらに、大量接続も可能だから、それこそクラウド上に仮想ステージを作って、そこに演者と観客のアバターを配置して、コンサートとか演劇がリアルタイムでリアル世界のように楽しめるような仕組みは、そんなに難しくないのでは。「キラーコンテンツ」とまでは言えないけれど、今のコンテンツの品質や機能拡大は大きく可能なわけで、それが何時当時要するかが、次の5Gの課題なんでしょうね。

Fact Check

日本学術会議関連で、ここ最近話題になっている「Fact Check」。以前から言われている言葉ですが、ある報道に関して、その内容が正しいのか間違いが含まれているのか、その発信者とは別の第三者が内容を検証する事。日本でも、Fact CheckのNPO法人FIJ (Fact-check Initiative Japan)が活動をしていて、過去の検証事例なども掲載されています。ただその内容を見ていると、何かちぐはぐな印象を受けるんですよね。確かにFact Check活動はしているんだろうけど、本当に検証すべき所を見ていないような。

"Fact Check"では無いけれど、放送事業に関してはBPO (Broadcasting Ethics & Program Improvement Organization/放送倫理・番組向上機構)が存在していて、番組内容に関して検証をしていますが、その活動はFact Checkの様な真偽性を検証するのでは無く、その内容に対してのクレーム・批判・意見に関して適切かどうか検証する物で、ちょっと性格が異なります。言い方は悪いかもしれないけれど、視聴者からのクレーム対策対応の為の組織みたいな感じ。さらに、最近何かのBPO見解の話を聞いた時に、「何か、甘いなぁ」と感じましたが、BPOにはメディア関係者・組織も関わっているわけで、これも言い方は悪いけれど身びいきはあるように思うし、少なくともそう言う誤解は招くと思います。だからかどうか分からないけれど、本当に検証されるべき大きな問題は取り上げられず、何か検証結果として丁度良いサンプルみたいな事例が取り上げられることが多い気がします。

で、Fact Checkに戻ると、本来「事実報道」するべきメディア(放送、新聞、雑誌、それら関連するネット(SNS))が、「真実報道」とバイアスが掛かった内容を提供していることで、事実と異なる内容や誤解を招く情報提供者になっている事が問題の本質。少なくない事例で、そう言う内容が「事実」として広まってしまい、例えば福島第一関係の風評被害はその最たるものだし、モリカケ関連報道何かもそうだと思う。結果、本来は全く問題ないか影響しないような内容が、恰も社会的な大問題として報道され、それによって多くの無駄なエネルギーが今も消費されているわけで、その罪は大きい思います。今現在、メディアが配信した情報に関して、SNSでそれぞれ検証されているのだけれど、誤りがあってもそれが伝わる範囲は少ないか限定されていて、結局は間違った内容誤解を招く内容の元のメディア記事・番組だけが、正しい物として拡散してしまう。そう言う意味で、FIJと言う組織は既にあるのだけれど、もっとフットワークの軽い検証組織みたいなものが出来ないだろうか。

例えば、Wikiの様なDBがあって、そこに検証されるべき元記事が登録されると、ネットの有志がそれぞれの方法で検証して意見や結果を書き込んでいく。その編集工程も全てネットでオープンにして、例えば三日以内にそれぞれの検証結果なり結論なりを登録する。それらをまとめた結果としては、Fact Checkとしての確度(0%=完全にデマ・嘘から100%=完全に事実)までの値を設定して完結する、と。編集権をフリーにすると収拾が付かなくなるから、予め編集権を持ちたい参加者を登録しておいて、その中から例えば10名とか20名とかランダムに選択するとか、希望制で参加登録して活動するようにすれば、それなりの質が担保出来ると思うんですよね。で、その登録者は日頃の自分のネット活動が分かるようにもしておく(自分のSNS等分かるようにしておく)。そうすれば、こう言う傾向の人がああいう結論を出すから信憑性があるとか、その逆も判断出来るわけですし。活動を全てネット上で完結することで、費用も抑えられるでしょう。ただ、登録者が情報収集のために、例えば現地に出かけるとか、有料資料が必要とか、そう言う個別のコストをどうするかは課題だけれど。色々課題や問題はあるのだけれど、少なくとも、とあるメディア発信情報を、系列とも言える別メディアがFact Checkして、複数の状況を含む内容に関して「一つ事例があるから問題ない」と言うような茶番だけは止めて欲しい。

Rejuvacation

 MarriotからDMが届いて、何だろうと思ったら"Are You Ready for a "Rejuvacation", xxxxx?"というタイトル。"Rejuvacation"? と思ったんですが、「あぁ、多分"Workation"みたいな、"Rejuvination(若返り)"と"Vacation(休暇)"をくっつけた「若返りのための休暇」みたいな造語なんだなと」と認識。DMのリンクをクリックしてみると、"Self-care Vacation"という名前のサイトに飛ばされます。

中には、「アタナを癒す7つのアイデア」が書かれていて、先ず最初が"Forest Bathing"何ですが、記事の中にも「日本語森林浴」と書いてあって、一寸笑ってしまいました。二つ目の"Wild Swiming"は、かなりハードルが高そう。日本だったら「海水浴」も含めて貰えるだろうか(笑)。三つ目の"Sisu"って何だろうと説明文を読んでみたんですが、

A word with no direct English translation, sisu refers to a individual’s grit and resilience — of determinedly pushing oneself beyond one’s limits.
「"Sisu"に当てはまる英語は無いが、己の限界を超えて自己の闘志や忍耐力を高めていくこと」

との事。まぁ、こう言う場合はGoogle先生に聞くのが一番で、どうもフィンランド発祥のメソッドのようで、以前に「世界一受けたい授業」でも紹介されたらしい。四つ目の"Eco-Therapy"は、まぁ分かるんだけれど、五つ目の"Fly-Fishing"は何故だ? 係留で、フライを投げて戻して投げて戻してという単純作業が良いのだろうか。

最後の二つが、これまた謎。六つ目は"Seaweed Baths"で、「昆布風呂」。本当かよと思ってGoogle先生に画像を出して貰ったら、本当にバスタブに昆布を入れて使っている。昆布のミネラル成分などが健康に良いと言っているけれど、いゃそれ日本では昆布だしの寄せ鍋じゃん(笑)。そして最後七つ目が"Cow Cuddling"「牛の抱擁」とでも言うのだろうか。最初"Cudding"と見間違えて、反芻すると言う意味もある"Cud"と思い、牛が反芻しているものを何かするのかとビックリしましたが、"Cuddle"なんですよね。でも、なんで牛なの。馬とか、猫とか猫とか猫じゃ駄目? (笑) 日本でも、介護施設などで動物型ロボットを抱きしめると、認知症などが和らいだり改善する効果があると以前聞いたことがありますが、一般的に動物とのふれあいで、何か特別な感情がわいてきて、それが良い効果を生むんでしょうね。

まぁ、メールの意図としては、そう言った世界各地で行われている珍しい癒やしを体験しに出かけて、Marriottホテルをご利用くださいという事で、わざと色々な場所の話題を取り上げているんだろうけど、中でもスコットランドに本物の「昆布風呂」があるとは知らなかった。日本でも、何処かの地域では入れると聞いたことがあるけれど、あのヌルヌル感だけは嫌だなぁ... あと、最大の癒しは誰がなんと言おうと「猫ちゃん」です。(笑)

2020年10月18日

焚き火

ITmediaに掲載されていた、キャンプ用の「焚き火台」紹介記事。例えば、青空を漂う雲の動きとか、海岸に打ち寄せる波の様子とか、自然が作り出す動きというか造形みたいな物には何か不思議な憧れを感じますが、燃える火の動きもその一つ。子供の頃、まだ小学校に入る前位までは、自宅周りは田舎という事もあり大らかで、今で言うところの「可燃物ゴミ」なんかは、自宅の庭先に使い終わった一斗缶を出して、その中に放り込んで燃やして処分していました(燃やした後の灰は、確か畑に蒔いていた気がする)。今では法律でそんなことは出来ないはずなんですが、あんな物でも子供心に結構ワクワクしたことを記憶しています。

最近キャンプがブームで、テレビなんかでもソロキャンプの番組を見たりしたんですが、キャンプするかどうかは別にして、何か焚き火を見ながら、バーボンロックでもきゅっとやったら最高なんじゃ無いかと(笑)。自宅には、ちょっとした庭があるので、場所的には問題ないのですが、多分BBQのグリルなら良いけれど、炎が上がるような焚き火をしたら消防車が飛んでくる気がする。

焚き火じゃ無いんですが、30数年前に初めてアメリカ出張したときに、宿泊したのがEmbassy Suiteで、ここにはほぼ標準でリビングに暖炉が付いています。実際火を付けることも出来て、着火用の薪が置かれていたはず。この時は「へぇー」と思っただけなんですが、翌年半年以上長期滞在した時に宿泊したのがResidence Innで、ここも同様に暖炉が付いているんですよね。で、この時は秋からの滞在であった事もあり、何度かその暖炉を利用しました。さらに、自宅近くに親戚が住んでいるんですが、ここの叔父さんが自宅をログハウスに建て替えて、薪ストーブを導入したんですね。これもなかなか風情があって凄く良い。日本で暖炉となるとなかなか大変だし、自宅は純和風建築なので暖炉を追加するのも変。ただ、薪ストーブくらいは何とか入れられないかと時々考えています。

現実的には、薪の手配が大変で、あれってちゃんと一年くらい乾燥させないと駄目なので、それなりの貯蔵スペースが必要。天竜の方には間伐材などを利用して薪を売ってくれるところもあるらしく、取りあえず燃料には困らなそう。ただ、やはり和風の室内に薪ストーブをどう入れるかは大変だし、煙突をどう処理するかも難しそうなんですよね。リフォームとか新築なら最初からデザインできるけれど。別のアイデアとしては、部屋の外にピザ窯みたいな感じで薪ストーブを置いて使えないかという事。冬の寒いときにこそ使うべき物が外にあって意味があるのかという矛盾は感じますが、例えば掃き出し窓の外に置いておけば、結構輻射熱で室内も暖まりそうな気がしますが。でも、そのまま寝落ちしたら火の処理が出来ないから危険かなぁ... 薪ストーブで無くても良いから、レンガで囲った「焚き火台」みたいなものなら、法令もクリアーできないだろうか。単に火を燃やすだけの、本当に火の揺らぎだけを見ていたいと言う贅沢な物になりそうですが、屋外用ストーブで、炎の部分を耐熱ガラスで囲ったストーブがあるので、あれでもいいかもしれない。この記事を読んで、昔思っていた一寸した贅沢が、文字通り再燃してきた気がします。(笑)

米国最高裁判事

少し前に話題になった、米国最高裁判事候補の指名についての記事。日本での報道を見ると、トランプ大統領が自分に有利になるように、亡くなったリベラル派判事の代わりに保守派判事を指名するという内容しか聞いた記憶が無いのですが、内情は全く別物という話。

特に「へぇ~」と初めて知ったのが、最高裁の「保守化」「リベラル化」というのは、我々が通常耳にしている政治的な立ち位置とは異なる、憲法や法律解釈の姿勢・考え方で分けられるものという点。最高裁での「保守」とは、その憲法・法律の制定者の意図や条文に出来るだけ忠実に従う「原意主義」「条文主義」を指し、「リベラル」とはそれらの法律を時代の価値観に合わせて合理的範囲で拡大解釈し積極的に新しい権利を実現する、と言う区別。まぁ、考えてみたら公正な判断を下すべき立場の人が、政治的に左右されるようなバイアスが掛かってはいけないけれど、その判断基準となる法令や過去の判例の評価については、必ずしも一つだけではないでしょうしね。

この法解釈に則ってみると、自分は「やや保守寄りのリベラル派」という感じだろうか。全てそうとは言えないのかもしれないけれど、やはり法律を決定するには、それなりの時間とプロセスを踏んでいるわけで、その内容は意味も重みもあるでしょう。それを、5年10年で軽々しく変更するのはどうかと思うけれど、流石に50年とか100年とか経過すれば、その当時の社会情勢や状況とも大きく変化しているだろうから、変更する市内は別にしても「検証」は必要だろうし。どちらが良い悪いでは無く、同バランスを取っていくかと言う事が一番重要で、それってある意味アメリカの二大政党制にも繋がるんだろうなぁと言う印象を受けます。

で、最後のページの「権力分立の重要姓」という章を読んでストンと腑に落ちるのですが、最初から二大政党制を意識していたとは思わないけれど、上手い具合に立法、行政、司法の任期をずらす事で、特定の勢力に偏ること無くバランス良く三権分立が維持されていくような仕組みになっているんですね。もしこの仕組みが、多党制の政治で連立政権でしか与党になれないとか、今の日本のように巨大与党に多数の野党という構成になると、行政の新陳代謝が複雑化混迷化して機能不全になり、それが他の部分にも影響するんじゃ無いだろうか。二大政党という最もシンプルな要素で構成することで、システム全体が最適化されて効率化されることで、機能不全に陥らずに動作し続けている気がします。このあたりは、広大な国土に最初は少数の雑多な移民が居住していた、ある意味混乱複雑な社会をまとめるための、淘汰されながら洗練されて辿り着いた知恵なのかもしれませんね。個人的には、自分の仕事にも関わるようなシステムデザインを作るときのようなイメージを受けます。また何か機会があれば、関連した書籍でも見てみたい気持ちですね。

ハワイへ行けるかも

ちょっと見逃していましたが、数日前にこんな情報が配信されていました。現在行われているハワイ到着後の14日間の隔離を、10月15日から事前検査プログラムを受けて養成証明書を提示できれば、到着後直ぐに移動出来るようにする(した)のですが、その対象として日本も含めるという内容。指定された日本国内の医療機関で陰性証明書を取得して、ハワイ入国時に提示すれば、14日間の隔離は回帰できそのまま移動出来るというもの。その医療機関が、例えば都内にしか無いとか、予約から検査まで時間が掛かるとか、多分まだまだ障害は色々あると思うけれど、朗報であることは確か。

これまでも、今後一部地域との往来を緩和していくという話は、少し前から出ていましたが、「予定」止まりで具体的な内容なり方法なりは分かりませんでした。それが今回、かなり具体的な内容が出てきたわけで、個人的にはかなり期待が持てそう。問題は、これに対応して日本側はどうするかなんですが、確か数日前に西村大臣が緩和するようなことを言っていた記憶が... ハワイへは直ぐに入れても、日本に戻ってきたら2週間隔離ではたまりませんしね。

で、ふと思ったんですが、もしかしたら今年もJALが開催する「ホノルルマラソン」対策だったりして(笑)。まぁ、それだけじゃ無いと思いますが、なんと言っても観光で成り立っているハワイ州ですから、兎に角外から人が来てくれないと州内の経済は回らないし、その為には米国本土は勿論、海外特にドル箱の日本からの渡航者を早く呼び戻さないと大変なことになる事は明らか。だからと言って、観光や経済優先でコロナ禍対策を疎かにするわけにもいきませんし、その兼ね合いというか塩梅は難しいところなんですが。

ところで、日本人が帰国するときにはどうするんだろうか。流石に、ハワイで陰性証明書を取得して帰国しろというのは無理があるでしょう。入国時に発熱等の症状が無ければ、例えば移動先や自宅を明らかにして、かつCOCOAの使用を義務づけて感染拡大に対応出来るようにする位なのかなぁ。時々帰国者から陽性者が見つかったというニュースを聞きますが、無症状者に関しては、低リスクとして入国させて、万一の場合に備えてトラッキングは出来るようにする位でしょうか。それでも、長期滞在者とか学生など、渡航者数がまだ限られているうちは良いけれど、「観光」となれば桁違いの人の移動が発生しますしね。となると、現状は低リスクでも、その影響はそれ以上になるかもしれない。このあたりをどう政府が判断して決定するのか、ハワイ州の発表を受けて是非前向きな内容を期待したいのですが。いずれにしても、少しずつだけれど具体的な内容が出始めるのは良いことだと思うし、結局はワクチンなり特効薬ができない限りは現状は大きく変わらない。その中で、どう生活していくのかを今は考えないと。

2020年10月17日

メディアかネットワークか

現在佳境を迎えつつあるアメリカ大統領選挙。一般に見聞きする報道では、未だ民主党のバイデン候補がリードしていて、それを共和党のトランプ候補が追い上げている状況。ただし、4年前の例があるので、実際の結果はどうなるか分からないというのが現状なんでしょうね。で、今回はアメリカメディアだけでなく、世界的にもバイデン候補支持の流れが大きく、それもあって報道などを見ると、どうしてもバイアスが掛かった内容しか見えてこないのですが、SNS等の情報をみると実はそれほどでも無いように感じます。

そのバイデン候補の弱点というか弱みというか、選挙戦に影響しそうなのが、彼の息子のハンター・バイデン氏の過去の行動に関しての記録というかスキャンダルで、それが色々なところから表に出始めています。トランプ陣営の選挙対策というよりは、実際そう言う行為があったことはかなり確実な様子で、FBI等も操作しているという話も。それに関しては、自分は何か言えるほどの知識も無いので特に今コメントは無いのだけれど、それに関しての情報をTwitterが制限していたという話に関しては、これはかなり大きな問題だと思います。

Twitterは今では社会生活の一部、基盤を構成する情報インフラの一部と言っても良いくらいの存在になっているわけで、その機能や役割は既存メディアをある意味凌いでいるとも言えます。元々は、個人の勝手な呟きを公開拡散するツールだったけれど、あっと言う間にそれが世界中に広がり、「呟き」は報道とか広報とか主張とか批評とか、いろいろな情報伝達手段の1つのインフラになっています。勿論、既存メディアが色々なルールに乗っ取り、公正公明な立場で中立的な事実報道をしなければいけないように、この手のSNSもそれに相当するようなルールは設定し、適用する必要があります。ところが、理由は不明ながらも、特定メディアの特定の記事に関して、投稿制限や拡散制限などの措置が取られた、とすると、それはインフラとして間違っているとしか言えない。

例えば、その内容を公開拡散することで、社会に重大な影響が発生するような場合、あるいは人名や人権に関わるような場合に、特例的にそう言う措置を適用するのならまだ分かる。しかし今回は、大統領候補者の家族、それも暫く前から言われていた事象に関しての内容に関してのみそう言う制限が適用される、先ず理由が分からない。凄く穿った見方をすれば、バイデン候補を支援するために、不利になる情報に関しては隠したいという意図があるように考えるのが一番しっくりきます。そんなことが理由なのかどうかは不明だけれど、ここの所twitterの動作が不安定なんですよね。どうなんだろか。いずれにしても、既存メディアが、「事実報道」から「(自分達が信じる)真実報道」に大きくシフトし、それ故にイデオロギー的な要素が大きくなってかつそれが当然となりつつある今、ある意味「生データ」が流れていくネットワークというのは、検証する唯一の手段になりつつあるんですよね。でも今回の件は、それすらも信用できなく、かつバイアスありきの世界になりつつある危険性を示している気がします。ネットワークが「隠れメディア」みたいな存在になっている気がする。

iPhone 12 Proの価格

携帯各社からのiPhone 12の価格が公表されて、docomoはこんな具合。個人的には、iPhone 12 miniに非常に引かれるんですが、一度は否定した(笑)上位モデルの3眼レンズにも興味が沸き出し、今は心の中6割5分はiPhone 12 Proに傾きつつあります。

で、今回は今MVNOのIIJmioで使用している番号をMNPしてdocomoに戻し(元々はガラケー時代に2-in-1で使用していた番号)、それを今のdocomoのXperia 5の番号と紐付けして使用するよてい。記事のリストに寄れば、iPhone 12 ProのMNPだと、「5G WELCOM割り」なるもので割り引かれて、さらに2年後に返却する「お返しプログラム」でさらに割り引かれて、実質本体価格は142,560円が80,384円になる。現在分割支払中のXperia 5の代金や通信料と合わせると、多分現在の通信費の倍以上になりそうで、見かけの支出は増えるんですが、トータルではかなりお得感があります。2年後には、そのまま継続か、その時にでて居るであろう新機種に変更しないといけませんが、多分こちらはずっとiPhoneで続くから、iPhoneならデータ移行も簡単なので問題なし。問題は、2年後に丁度良く新機種が入手出来るかどうかな訳で、その為にももう少し様子を見ながら、まぁ年を越したら切り替えようかなと言うプラン。

何れにしても、まだ販売もされていないわけで、先行使用されている専門家の人達のレビューは見られるんですが、やはり一般ユーザーの使用感が一番身近で役立ちますから、それらを見てから再度4モデルのうちどれにしようか検討することになるでしょうね。新しい機種(=オモチャ)を弄るのも楽しいけれど、そうやってあれこれ想像しているのが、一番お金も手間も掛からず安上がりで安全安心なガジェットの楽しみ方かもしれない。

日本放送強制協会(NHK)

久しぶりに、「何これ」と怒りすら覚えた記事。テレビ設置した家庭や職場は、NHKへの届出を義務化するように放送法を改正する、と。さらに、未導入者情報も照会出来るようにしたいというのは、一体どういうつもりなんだろうか。そこまでしたいなら、危険物取り扱いみたいに、テレビを購入した人は届け出制にして、それに対してNHKが放送受信できるような「解除キー」を提供し、それをテレビに設定すれば試聴可能になるようにしたらどうだろうか。って、それって今のB-CASじゃん(笑)。

NHKは、健全な財政維持のためとか言っているわけですが、それなら年間収入の半分近くある余剰金をまずはちゃんと処理して欲しい。その上で足りないのなら、そこは是々非々なり、その都度なりに対応するべきだろうし。正直、例えば今年は予算が足らなくて大河ドラマ制作が半分しか出来ない、と言うのであれば、半分にするのが当然だと思う。それを、最初から「NHKはこれだけの物ありき」の上で、それに対して「これだけお金が足りない」から「さらに強制的な方法をとりたい」というのは、もう横暴以前の話に聞こえます。で、全ては「放送法」に基づいて主張しているわけですが、既にネットにも同様のコメントが書かれているけれど、古い法律なんだから、この際一気に改正なり新法設定したらどうかと本当に感じますね。

以前も書いたけれど、昔まだ放送環境が十分でなかった頃に全国津々浦々に情報伝達するためにNHKが出来て、そのコスト故放送法も制定されたもの。当時のアナログテレビ放送は既に終焉して、今は地デジにBSにと時代は変わっているのに、その基本部分が昔ながらのアナログ時代の法律というのは間違っている気がします。しかもNHKは、自分達が回線を引いたわけではない、ネット配信に関しても受信料を要求するわけで、それならばNHKからネット回線に対して使用利用を払え、と言いたいくらい(笑)。仮にこの改正が通ったら、私は先日買ったばかりのテレビを捨てて、4Kモニターに買い換えて、ネット配信に移行するなぁ。民放とかどうしても見たければ、今は各局独自に配信もしているし、正直一番観たいスポーツ番組は、今では殆どネット配信でカバーされていますからね。

それ以上に、道連れにされる民放は溜まらないでしょうね。一気にテレビ離れが起こるかもしれない。あるいは、先日裁判で勝ったような、内部改造をしてNHKが映らない形式にする「改造業者」がブームになるかも。まぁ、そうなればNHKも放送法で「メーカー出荷時後の改変は、これを認めない」みたいな事を入れるかもしれないけれど、泥縄ですよね。先のノーベル経済学賞では、電波オークションの研究が受賞したけれど、まさに今のNHKに対して実証実験をして見たらどうだろうか。以前も書いたけれど、チャンネル数だって多いわけだし。技術的な貢献度は確かに評価するべきだとは思うけれど、だからと言って何でもかんでも許されるわけでは無いし、もともとB-CASという既に普及して利用可能な技術があるのに、それを使わずに都合の良い方法を導入させようとする、その意図が嫌いだなぁ。思うんですが、民放キー局は、今は独自にネット配信をしていますが、あれをまとめて「民放パック」みたいなものにしたら、どうだろうか。無料契約なら、今のテレビ同様提示配信のみですが、有料契約すると見逃し配信とか一定期間何度でも試聴できるようにする。そうなると、HDDレコーダーも不要になるかも。ますます民業が圧迫されるかも。

2020年10月16日

Pro Bowl中止

NFLのシーズン最後を飾るSuper Bowlは、全米チャンピオンを決める決勝戦ですが、その一週間前に各チームから選出された選手が2チームに分かれて試合をする、所謂「オールスターゲーム」がNFLのPro Bowl。以前は、Super Bowl進出チームの選手も当然選ばれますから、Super Bowlの一週間後に開催されていましたが、どうしてもSuper Bowl後は注目度が下がるからでしょうか、10年位前からかな、進出チームが決まるカンファレンス決勝戦とSuper Bowlの間に開催されるようになりました。それが、今年はコロナ禍によるスケジュール変更で予定が詰まってしまい、開催キャンセルになるという記事

私も、何度かホノルルだったりマイアミだったりで開催された、このPro Bowlに行っていて、キャンセルというのは残念なんですが、正直最近ではその「意味」とか「意義」に疑問が呈されていたりして、これを機会に別の形の「オールスター戦」とか、ファンイベントになるのも良いかなとも思いますね。大体、Super Bowlの一週間前ですから、そのシーズンある意味一番活躍した選手は、事実上出場出来ないわけです。勿論、NFL 32チームにはそれぞれ熱狂的なファンは多数付いているから、例えそのシーズン全敗であったとしても、贔屓選手に会える、プレーを見ることが出来る機会は貴重なことは貴重。ただ、それもずっと続くのはマンネルの原因にもなりますしね。

以前は、Super Bowlの一週間後に、ホノルルで開催するというのが定番でした。シーズン終了後ですから本気のプレーは見られないけれど、場所柄選手や家族に対しての慰安という意味もあるし、観客にしても大観光地「ハワイ」ですから、フットボール以外にも色々楽しみはあるので、個人的にはあの状況が一番良かったと思っています。私も、ハワイだから日本からも比較的簡単にいけたけれど、マイアミの時なんて移動だけで大変。昔、その近くに研究所があって何度か行き来した経験があるから良かったけれど、それが無かったらどうなっていたか(笑)。

日本でも、今開催中のプロ野球も変則的なスケジュールで開催されていて、それ故に多分セリーグ優勝となる巨人は、日本シリーズ開催がホームの東京ドームで出来ない(社会人野球と競合)なんていう事も。昨年の状況でスケジュールや予約は組みますから、今年に入ってこんな事になるとは誰も予想していなかったから仕方の無いことだけれど、それでも何とか一つのシーズンをやり切ると言う事は重要でしょうね。一昨日くらいのニュースで、横浜スタジアムに8割から満席に近い状態の観客を収容して、コロナ感染状況のモニターをするという記事を見ましたが、少しずつでも元の状態に戻していくことが、今一番必要だし大切ですよね。それが、「正しく恐れる」という事だと思う。

処理水海洋放出

ちょっと唐突感のある記事。 福島第一で溜まる一方の汚染処理水を、さらに処理をして通常の原発冷却水同様に海洋放出をして処理することを決定へと言う内容。ずっとくすぶっていた事柄で、ここ最近は以前よりも取り上げられるようになってきたと感じてはいたけれど、何か急転直下に近いような印象も受けます。安倍前政権の、後半の重要課題の一つだったと思うのだけれど、結局道筋を付けずに退陣したことは不満の一つでしたが、政権が変わったからか、あるいは敷地に貯水タンクを増設する限界までのタイムリミットとの競争だったのか、決定された事は良かったと思います。実は、安倍さんもその方針だったけれど、流石に色々はレーションを起こすだろうから、実は今年の東京2020終了後に「決定」という予定を指定単じゃ無いかという邪推も。それがコロナ禍で伸び、政権も交代したので、今回の決定となったのかなぁと言うのが勝手な想像。

今後実際の放出のための設備増設などで2年位の期間が必要とのことですが、本当にぎりぎりのタイミングなんですね。技術的な所は、すでにALPS等でも蓄積はあるだろうしそんなに問題は無いと思うけれど、最大の難関は「風評被害」であることは明白。地元漁連は勿論、全国的に全漁連が懸念を示す気持ちも分かるけれど、なかなか難しい。個人的には、先の毎日新聞の記事もそうだけれど、現在もトリチウムを含む冷却水は海洋放出されていて、国によっては日本以上の数値でも放出しているのに、恰もこの福島の事例が徳辺な事のような言い方、ニュアンスを感じるんですよね。殆どのメディアの同様の記事もそうなので、毎日新聞だけの意図では無いかもしれないけれど、まさかそこまで書くと字数がはみ出るから省略していますとかの理由じゃ無いだろうな。

ネットがあろうが無かろうが、「風評被害」は昔から有る物で、どうしても止めることは出来ない。「口コミ」しか無い時代だって、風評で企業が倒産したり、それこそ昔の魔女裁判なんてその最たる例でしょうし。一寸でも不安とか疑念に関わることは、それが凄く馬鹿馬鹿しいと思われても、一旦火がつくとあっと言う間に拡大してしまい、そうなるともう止めることはおろか、それが「真実」にすらなってしまう。しかも、唯一の対策は「正しい情報を発信し続ける」事しか無いのだけれど、そう言うものは往々にして無視されたり、逆に疑惑を持たれる理由になったりするから質が悪い。もし政府が本気で取り組むなら、多分方法は四つ必要で、

  1. 国内原発のトリチウム含有水の放出状況を、常に提示する
  2. 海外のトリチウム含有水放出状況も、平行して提示する
    特に韓国とか可能なら中国とかは、日本への影響が大きいわけですしね。もしトリチウム水が問題となると、日本海の海の幸は全滅、という話になるわけだし
  3. 福島第一周辺海域の海産物の、サンプリング調査を国主導国の責任で行う
    環境省あたりがタスクチームを作って、先ずは現状の値(多分、殆どが測定限界以下だろうけど)を蓄積して、実際に放出開始となった後の変化もモニターする。勿論、何か問題が発生したら対策するわけですが、やはり数値で見せることが重要。ただし、それを地元の漁連に追わせるのは違うと思うので、国の責任という意味でも国主導で行うべきだと思う。
  4. 風評行為、風評被害に対して、ガイドラインを作ったり、場合によっては罰則規定なども設ける
    今回の例だけでなく、ネット中心の時代になってくると、「風評被害」なるものが一昔前よりも大きく深刻になってきていることは事実。言論の自由とのバランスはあるのだけれど、今回の件を機会に何か対策が出来ると良いと思うのですが
今回の件に関して、もしかしたら野党特に立憲民主党あたりは、また「反対のための反対」みたいな事を言い出すかもしれない。ただ、彼らに考えて欲しいのは、あの事故当時は与党として対策に当たっていたわけで、あれから10年が過ぎてもやはりその責任というか、解決に向けての努力は色々な形でするべきだと思うのです。勿論、あの地震にしても、原発事故にしても、当時の民主党が起こした物じゃ無い。既に、当時の菅(かん)政権から、3代政権も交代しているし、時には「今の立憲民主党は、当時の民主党ではない」という言い方をするかもしれない。でも、枝野氏は当時の専任者の一人だったわけだし、今は離党したけれど細野氏は現在もこの問題に積極的に関わっている。その差が、二人の評価にも現れていると思うなぁ。「原発0」を標榜する党の目標も、処理水とは無関係の話ですし。理想論ではあるけれど、与野党合同処理水委員会みたいな物を作り、「2年後に、処理水の海洋放出を始める」というテーマ一つだけに集中して活動するようになれば、これまでの野党に対しての評価もかなり変わってくると思うのですが。勿論、意見の対立なんかもあるだろうけど、基本「審議拒否禁止」は必要かも。ある意味、これまでの劣勢を挽回する良い機会にもなると思うんですが。それに、これで処理水問題にけりを付ければ、当時の民主党としての原発問題に対して一つ区切りを付けたと言う事も、私は出来ると思うし。決して、悪い話しじゃ無いと思うけれど、さてどうなるか。

A380レストラン@SIN

 航空旅客需要が低迷したままの中、ANAのFLYING HONUの遊覧飛行などあの手この手で少しでもリカバリーを考えている航空会社。そんな中で、Singapore Air (SQ)は、A380を空港に駐機させて「レストラン」として利用するという、また凄いアイデア。

実際の航空機の座席を室内に並べて、飛んでいる映像を見ながら、機内食を食べる「フライト気分」を味わえるサービスがありましたが、SQの場合は、実際の機種を使うところがミソ。ただ、空港に駐機しているわけだし、普通は簡単には出来ない仕組みなんだろうけど、チャンギなら何となく納得出来てしまう。トランジットの間に、市内観光するツアーとかありますが、言ってみればそれの逆バージョンな訳ですからね。

飛行機好きにすれば、憧れの飛行機のシートに座り、憧れの料理を頂くのはそれなりに楽しいのだろうけど、個人的にはちょっと空しい気がするなぁ(笑)。やはり、遊覧飛行はして欲しいですよね。実際にそれの上での体験と、地上での体験ではかなり違うと思う。それに、料理の味付けはどうするんだろうか。本来は、気圧が高い高空での食事を想定して、濃いめの味付けにしているはずだけれど、それをそのまま地上で食べたら結構味が違いそう。あと、本当に機内のギャレーで調理するのではなく、外から持ち込むのかもしれませんね。

ANAの劣後ローン融資の話とか、従業員の賃金カットなど、まだまだ厳しいニュースしか聞こえてこない航空業界。それでも、一昨日あたりには、オーストラリアや一部国との渡航制限緩和の話も出てきたようで、やっと薄日が見えてきた感じでしょうか。でも、まずは長期滞在者や研究者など限られるだろうし、ビジネス需要がそれ何安定しないと、個人旅行の渡航はまだ無理だろうなぁ。実は、年内の予約をキャンセルして、その時に使用したANAのSKYコインが大量に戻ってきているんですが、半分くらいは来年3月末まで、残りは4月末までと、へたをすると使い切れないかもしれない。まだ来年の予定は、全く決まっていないのですが、取りあえずはSKYコインを使って国内線を利用するしか無いですよね。出来たら、もう半年くらい再延長してくれたら嬉しいのですが、ANAもそこまで余裕ないだろうしなぁ... 全然タイトルと違う話ですが、ちょっと悩んでいます。

2020年10月15日

安全性は?

傘の柄の所にスマホが付けられるこの製品、数日前に別の媒体記事で初めて見たんですが、その時に使用されていた写真が、この傘を差しながらの写真で、「をぃをぃ、雨の中傘を差してのながらスマホって、不味いんじゃ無いの」と先ず感じたところ。

これ、単に傘を差しながらスマホ利用出来るというだけでなく、自撮り棒代わりにしたり、畳んだ傘をバッグ等に入れれば、カメラスタンド的にも使える、アイデアは凄く面白いと思う商品。でも、一番肝心な場面での使用方法に関しては、個人的には大いに疑問を感じるところ。

それと、構造上仕方ないのだろうけど、雨の向きなんてクルクルかわるわけで、傘も差している間は動き回る物。そんな状態でスマホを見ていたら、スマホ画面だってグラグラ動いているだろうし、見ているだけと車酔いみたいな事にならないだろうか(笑)。それと、決定的なのはスマホ位置と目の位置の距離ですよね。多分多くの人は、もっと顔に近づけてスマホを利用するんじゃないだろうか。多分写真の場合だと、柄と顔の昼間くらいの位置。例えば、傘の支柱にラッチみたいな物を入れて、使用中の長さを短く出来たりすれば、案外解決出来るかもしれない。ただ、そうで無くても安全性が下がるような雨の中で、ますますそれに拍車を掛けるようなことにならなければ良いなぁという気はするんですが。

この製品だけじゃ無いんですが、やはり最近出てくる色々な商品って、何処かにスマホ利用を前提としているというか、スマホありきのデザインだったり機能提供だったりしていると強く感じます。昔の携帯(ガラケー)が普及して居たときも、例えばストラップとかそれなりに関連商品は出てきたけれど、今のスマホほど爆発的に波及した記憶は無い。それに近い商品も、思い浮かばない。でも、こんな商品を見ていたり、自分の生活状況をふと見回してみたりすると、知らないうちにスマホが中心というか、一つの核とまでいうと言いすぎかもしれないけれど、かなり重要に位置になっているなと感じます。しかも、それがこう言う生活製品みたいな一般的なものまで波及しているところに、やはりこの流れはこのままどんどん加速して広がるんだなみたいな印象を強く感じています。

改竄経緯

NHKの記事なんですが、内容的にはこれまで自分が感じていたことと同様なのでビックリはしないけれど、具体的証拠として出してきたからには、それなりに信憑性が有る話のはず。と言う事は、これを利用して与党を追求しようとしている野党としては、全くの逆効果というか、自分達が自殺の原因として追及される立場になるのでは?

一番大きいのは、安倍前総理や鴻池氏等関係者からの関係をキッパリ否定しているところで、これが「嘘」というのであればよほどの証拠を持ってこないと駄目なんじゃないだろうか。それに、「8億円」の根拠も、大坂航空局からの試算といっているわけで、このあたりは隣接する野田公園の売却の時にも確か出ていた話だったと思うのですが。

で、決定的なのは、「野党から突っ込まれることを消したい」という、あの当時の過激な追求プレッシャーが原因と言っているわけで、野党とかそれに乗っかったメディアはどう説明するのだろうか。多分、当時の与党の対応が不十分だったから我々も強く追求せざるを得ず、その責任は与党にある、位は言いそうだけれど。確かに、問題の中心は当時の近畿理財局なんだろうけど、結局それを大きくしていった責任の一端は、あの当時の野党側の過激なパフォーマンスにもあると思うし、それを大々的に取り上げて面白可笑しく伝えていたメディアにあると思う。ある意味、ハラスメント的な問題にも近い気がする。

記事の最後に、自殺された赤木氏が修正履歴など残しているという事なので、それを丹念に追跡してどの様な指示があったのか、あるいはどこからどの様に変化したのか、そう言う構造を再構築していくしかないですよね。その場合は、当時の責任者であった佐川氏の責任とかも、再度検証されることも有るかもしれないし、場合によっては財務省の関連部局とか、そこからの連帯責任・管理責任で麻生大臣の責任、と言う話にまで行くかもしれない。ただ、仮にそこまでいっても亡くなった人が戻るわけでは無いわけで、それだけが空しいですよね。

5G対応

 iPhone 12が発表されて、注目される新機能の一つが「5G対応」。既に別のメーカーなどからは対応機種は出ているものの、やはりiPhoneの影響力は大きいことも事実。ただ、私も同じ理解なんだけれど、この記事に書かれているように携帯キャリアーが宣伝するほど5Gはまだまだ先の話というのが現実。自分自身、現時点で7割8割方iPhone 12購入に心は傾いているんだけれど(笑)、その購入理由の中で5G対応という部分はそんなに大きくない。ただ、現時点で新機種を購入するのであれば、最初から5G非対応機種を選択するよりは、5G対応して居た方が良いでしょと言うくらいの理由。

そんな中、docomoは来年3月までに全国500都市に5Gを展開する予定で、政令指定都市は全て含まれるとなると、浜松にも5Gがやってくることに。やはり、来年開催予定の「東京2020」に向けて、各社整備するだろうし、そう言う意味では首都圏とか有名地にはそれまでに5Gもそれなりに配備されて利用可能になるでしょうから、少なくとも自分にとっては「使える環境」になりそう。

ただ、5Gになったからって、何のコンテンツを利用するかという問題もあるわけで、自分のように今の4Gでも困っていない人間にとっては、まさに「宝の持ち腐れ」。強いて言えば、移動中に仕事で大量のデータ転送をしたいときがあるんですが、それを今の環境でやると容量オーバーもあるんですが、スピードが遅すぎて話にならない。それが5Gなら、まぁ固定回線くらいのパフォーマンスがあるなら、限定されるけれど使えるのかなという期待はしています。でも、問題は容量ですよね。数GB単位でやり取りしたりするからなぁ。

後考えているのが、携帯キャリアーの契約。現在は、docomo(Xperia 5)が主契約で、1GBからの従量制(一番安いパターン)と、iPhone 8はIIJmioにMVNOして月1700円位の3GBの契約。今後5Gサポートも含めたdocomoの契約がどうなるか不明ですが、このIIJmioをdocomoに戻して、今の契約とシェアする形で大容量プランに変更しようかと。全体のコスト的には、多分今よりも30~50%増し位になるんじゃ無いかとざっくり考えているんですが、複数キャリアーを使い分けるほどの利益を今は余り感じていないので、それならこれを買いに集約するのも良いかなと思っています。さらに言えば、iPhone 8は、SIMフリーなので海外に出かけたときには、現地のSIMと入れ替えて使っていましたが、iPhone 12はeSIMが使えるのでそんな手間も不要。これまでは、MVNOだったこともあり気軽に入れ替えていましたが、それも結構手間でした。それが不要になるなら、やはりまとめた方が楽かなと言う考えもあります。いずれにしても、発売直後に購入する事はないので、色々な方々のレポートやら人柱やらを参考に決めよう(笑)。

2020年10月14日

テレビが壊れた (5) - Amazon Prime Dayの罠

壊れたテレビを更新して、最新式の4K/8Kテレビを購入して使い始めたところなんですが、なんせ機能豊富なので、これまでのように、単にテレビを点けておくだけでは勿体ないと、外付け1TB HDDを付けて録画できるようにもしています。これまでは、外付けのHDDレコーダーに録画して再生していたので、再生時には両方のデバイスをONにして、接続先をHDDレコーダーにしてと、ちょっと面倒だし、予約するときも同様にしてHDDレコーダー画面を出してから予約画面を出さないといけない。それが、テレビの番組表から直接録画番組を選択出来るのは便利になりました。

で、これでこの話は一旦終わったはずなんですが、まんまとAmazon Prime Dayの罠に嵌まってしまいました。Prime Dayが始まる前日12日の夜、何気にAmazonのサイトにアクセスしたら、「明日から始まるよ、お勧めはこれだよ」というレコメンド広告が表示され、BUFFALOの外付け4TB HDDが表示されたんですよね。一応フォーマットを変えれば、PCの外付けデバイスにも、USB端子付テレビの素付け録画装置にもなるもので、その時の販売価格は9,000円ちょっとが、Prime Dayには8,000円台に下がるらしい。実は、テレご購入時に近くの家電量販店に寄ったときに、同じ製品が特売されているのを見て、ちょっとそそられたんですよね。でも、その時は確か2TBが8,000円台で、3TBが9,000円、そして4TBは12,000円台位したような気がします。2TBと3TBの1,000円の差なら3TBだけれど、4TBも魅力出しなぁと思いつつ、その時には思いとどまったんですが、今回その4TBモデルが8,000円台となると、思わず「ぽちっ!」としてしまいました(笑)。

で、買ってから後悔するのが自分の悪い癖で、ポチッとして正気を取り戻すと(笑)、「でもなぁ、テレビに付けたHDDって、基本地デジ録画しかしない(*)し、撮りためて見ることも無い所謂シフト視聴するだけだから、1TBの今のHDDでも十分だよなぁ」と思い始めます。で、どうしようかキャンセル使用かうじうじし始めたところで、あることを思い出しました。「そうだ、ケーブルTVのSTBにも外付けHDD、付くはずだよな」と。で、調べたらちゃんと背面にUSB端子が付いていて、外付けHDDの接続が可能。内蔵HDDサイズは1TBなんですが、ケーブルTVはBSやCS、それに最近ではNFLの試合を録画しているので、結構直ぐに一杯になってしまいます。そこにこの4TBが加われば、鬼に金棒(笑)。この機種ではまだ満杯になったことはないのですが、以前のSTBはHDDが一杯になると、古い録画から削除して最新の録画を追加していたので、実は知らない間に貯めていたNFLの試合が消えていてビックリしたことも。まぁ、自分が悪いんですが、これでしっかり録画して後からゆっくり試聴できます。
(*)このテレビ、アンテナに接続しておらず、ケーブルTVのパススルー機能で受信しているので、パススルーされている地デジしか受信できない状態。

まぁ、本来購入した時の使用目的とは違う利用方法になりそうだけれど、結果オーライという感じでしょうか。しかし、しっかりとAmazonの罠に嵌まった感は拭えないなぁ... (続く...)

[2020月10月14日追記] 注文した翌日、今朝の9:30には配送された(^^;; ぽちったのは、前日の朝9:00。発送のお知らせが届いたのが、その日の夜22:00頃。で、翌日朝ほぼ24時間後に届くとな。あくまで個人的推測ですが、どうも配送会社ルートの最初の方に家は設定されているらしく、大体配達は時間指定が無い場合や午前だとこの位に届くので、それは良いのだけれど、こんなに直ぐに発送されてくるなんて、この商品、よほど在庫が残っていたのだろうか。それとも、BUFFALOのFire Saleなのか。うーん、品質は大丈夫なんだろうけど、少し不安が心配に...

iPhone 12発表

 Appleから、次のiPhone 12が発表。モデルは、小型のiPhone 12 miniと少し大きいiPhone 12。上級モデルは、iPhone 12と同サイズのiPhone 12 Proと最大サイズのiPhone 12 Pro Max。ファーストインプレッションでは、一番小さな今使用しているiPhone 8と同サイズのminiが良さげなんだけれど、上位モデルにもちょっと食指が動きますね。実は、今はiPhone 8とXperia 5を二台持ちで使用しているんですが、Xperia 5の方が大きく縦長で、どうも二台の使い勝手に差が出てきて不便を感じます。サイズ感が違うと、手探りで分かるのでメリットもあるんですが、出来れば同程度のサイズにした方が、操作の統一感は得られるかなぁと言う気もしていて、でもそうなると最大のiPhone 12 Pro Maxになっちゃう(笑)。

個人的に最大の問題は、TouchIDが無くなりFaceIDになった事。あれ、試したことあるんですが、どうも使いづらい気がするんだよなぁ。ただ、これからの乾燥する季節、元々指紋の薄い私の指は、ますます指紋認証が難しくなる(というか、ほぼ出来なくなる-笑)時期なので、そう言う意味ではFaceIDの方がいいのかなとも思っています。でも、何となくiPhone 12に買い換える口実を探しているだけの気もするけれど。

そのうち4機種の仕様比較記事が何処かに掲載されるんでしょうけど、基本的にはサイズ(w/ 画面解像度)と、カメラ機能だけみたい。あぁ、あとセンサー類も一寸違うみたいだけれど、悩みますね。iPhone 8よりも小型のminiも魅力だし、一度位は上位機種にも触れてみたいし、みたいな。勿論、価格的にはminiからPro Maxではかなり差がありますから、それも重要。内蔵ストレージは、256GBあればほぼ半分今でも空いているので、そこだけは決まっているのですが。上位機種の何が嫌かというと、3眼のカメラの威圧感なんですよね(笑)。あれが、iPhoneのスマートなデザインを邪魔していると思う。下位機種の2眼もどうかと思うし。攻めて3眼で縦並びとか横並びならまだ我慢できそうだけれど、そうすると連続して撮影するときの軸補正とか大変なんだろうな。

取りあえずは、実機のレビューとか出てきたから決めることになると思いますが、まずはiPhone 12とiPhone Proの境界線で、どっちに転ぶかですかね。仮にProに転んだら、多分Pro Maxは大きすぎるからPro購入だろうなぁ。で、iPhone 12に転んだら、ここではサイズで悩みそう。小型サイズのminiも良いし、今のiPhone 8よりも少し大きめのiPhone 12は使い勝手が良さそうだし。やはり、iPhone 12とProのどちらかを選択することになるのかな。

2020年10月13日

NFLガラガラポン

 シーズンが始まり、快調に試合が進んでいると思われた米国NFLですが、ここに来て新型コロナウイルスの影響で、試合スケジュールが大変なことに。取り合えず現時点では、第5週以降予定がかなり調整中ですが、今後さらに感染者が出てくると、シーズンスケジュール、それも追加の試合週とかプレーオフの延期に、はてはスーパーボウルの延期まで視野に入れているらしい。

もともと、一寸無理して始めたシーズンではあるから、それなりにリスクも考えていただろうし、それに対しての対策も準備していたのでしょうけど、やはりどこからかは漏れてくるだろうし、完全という事は無いですしね。その中で、既に前年の成績に基づいて対戦相手が決まっている中、それを維持しつつ組み直すのは以下にNFLでも大変だろうなぁ。こんな状況だから、会場の手配に関しては余裕はあるだろうし、どこのチームも専用のチャーター便移動だから交通手段に困ることはない。後は、試合中継をする放送局との兼ね合いくらいでしょうか。でも、コーチなんかは、スカウティングもゲームプランも、もうしっちゃかめっちゃかだろうなぁ。

全米のトップクラスのスポーツですし、始めた以上は何としても「中断シーズン終了」だけは避けたいだろうし。以前、選手会のストライキで試合が出来ずに、短縮シーズンにした時期がありましたが、もしかしたら今回もそんな可能性があるんだろうか。あの時は、ストライキで試合に出場しない選手の登録を外して、代わりにシーズン前にカットした選手や無名に近い選手をどんどん契約して、何とか試合「だけ」はした事があったけれど、今回ももしかしたら感染した選手やコーチは外れて、問題ない選手を入れて試合をするような事になったりして。

NFLの試合は、現在は年間16試合(ホーム:8試合、アウェー:8試合)で、1週の休み(Bye-week)を入れて17週のレギュラーシーズン。16試合の内容もほぼ機械的に決まっていて、仮に試合数を減らすとすると、前年の成績で決まる2試合を落とすくらいかなぁ。あるいは、勝率が同じ場合は、まずは同地区内の成績、次に同カンファレンス内の成績となるから、他カンファレンスの4試合をあるいは止めるか。ただ、ホーム/アウェーの試合数が1:1にならなくなるかもしれませんね。NFLも大変だけれど、これから始まる日本の社会人フットボールも、試合だけで無くその外でもこれまで以上に慎重にしないと。


2020年10月12日

百均の魅力

 うちの母親は、買い物に出かけたとき、時々百均に寄って何か勝ってくるときがあるんですが、大体その数日後には「先日買って来た〇〇が壊れた。やはり百均は駄目」とブツブツ何故か私に文句を言います。別に百均を否定するつもりは無いし、彼らも大量生産でコストダウン努力をして、全体として利益が出るようなビジネスモデルをしているのだから、どうしてもそれなりのお値段の同様製品とは、耐久性とか品質は異なります。

で不思議なのは、何故かブツブツ文句を言った後、また懲りもせずに百均に寄って別の商品とか買って来て、でまた同様に数日後に「今度△△が壊れた。だから百均は」と、私に不満をぶつけます。買うこと自体が楽しいのか、あるいはそれなりに魅力的に映るのか、そこまでは分からないけれど、確かに不満は感じるんだけれど何か魅力があるのが、百均のまた良いところかも。

最近では、流石に100円均一というわけにはいかなくなって、200円とか300円の商品とかもあるようですし、逆に「300円均一」「500円均一」と、少しお高くなるけれど、それ以上に品質やデザインのよい商品にシフトしているお店もあるみたい。最近では、中国の製造コストも馬鹿にならないし、同様の例えば「名創」とか強力なライバルも誕生していますしね(笑)。売る側=買い付け側は、まぁそれなり立場だから無理も言えるんだろうけど、供給側=製造側の努力はもう限界なんだろうなぁ。

私も、多少は製造とかああいう現場を知っているので、どれくらいのコストで、どこまで削ればこの値段に収まるくらいの多少の勘所は持っているつもり。だから、百均で購入するものも、大体それ位の範囲のものにしか手を出さないので、これまで「外れた」と感じることは少ないのですが、でも個人的には「消耗品」という感じですよね。例えば、タッパーみたいなものも、どちらかと言えば、ジップロック的にちょっと保存して、使い終わったら廃棄する、みたいな。もったいなと思いつつも、でも百均だからで終わってしまうのが困るけれど。不満は感じるけれど、品揃えと手を出しやすさが、百均の魅力なのかなと、うちの母親を見ていると一寸感じるし、そう言うビジネスモデルも有りなんだと感心してしまいます。

教養なるもの

 我らが川勝知事が、「教養」なる言葉を出してから、この日本学術会議関係の報道を見ているんですが、その言葉が必要なのは、メディア等で任命拒否に反対している所謂「学者さん」達の方では無いのかと、ますます感じるんですよね。特に今回任命拒否された6名の方のうち何名かの方は、結構積極的に報道番組やワイドショーなんかにリモート出演されたり、インタビューを提供しているみたいなんですが、先ずその言い方が「えっ?」と思うくらい乱暴。「上から目線」どころか、「超上から目線」みたいな言い方はどうなんだろか。

例えば、自分の研究結果が否定されたとか、その内容が間違って解釈されているなら、それなら有る程度熱を帯びるのも分かる。でも、今回はそう言うものとは別次元の話であり、推薦されたけれど何らかの理由で任命されなかったわけだから、まずそこで聞くべきは「理由ななんですか」では無いだろうか。それなりに、まずは「自分は崇高な研究をしているのに、何故否認する」というクレーマーレベルの態度。そう、例えばコンビニでごねているお客さんとか、役所なんかで延々と主張を繰り返している困った人レベルにしか見えないんですよね。ここの実績とか、これまで成果に関しての詳細までは存じ上げないけれど、でもこう言う代表修大のメンバーになるのであれば、話の通じない相手ともそれなりには無しをスルできる努力をすることが一番要求されるわけで、それを最初から否定するような態度を見ていると、「あぁ、任命拒否も当然かな」と私なんかは思ってしまう。

今回の任命拒否問題から、色々過去の履歴が発掘されていて、実は以前から同様の事はあったとか、学術会議側の運営内容に色々疑問が見つかるとか、どうも任命拒否をした日本学術会議側が、藪を突いて蛇どころか大蛇を出しつつあるような雰囲気。例えば、中国の人民解放軍と関係もある同様の会議体との協業にしても、「軍事関連研究とは協力しない」と言い訳をしています。でも、それが許されるなら、防衛省との共同研究だって、防衛省側は「非軍事研究にも協力する」と言っているのだから、同じ事が出来るはず。でも、彼らは「軍事研究には協力しない」と言って拒むわけです。私も以前聞いた記憶があったのは、北海道大学の研究で、船体の周りにバブルを放出して抵抗を減少させて、燃費を10%位改善する研究があったのに、これも軍事的に利用されるみたいな圧力で頓挫したらしい。そう言う意味では、今回官邸側が任命拒否した利用よりも、日本学術会議という会議体・組織体に対しての疑問がどんどん膨らんでいって、とうとう科研費とかその他関連予算の見直しにもなりそうですが、それはそれで良いんじゃ無いかと。

今の所の騒動を見ていると、日本学術会議という組織は「学者の国会」と言うよりも、「学者の中の一政党」と言った方が良いんじゃ無いだろうか。学問毎に派閥みたいなものがあって、そこから代表を選出して会員になり、その会員がそれぞの派閥を作っている。会員として選出されるのは、だから派閥の代表として何とか委員会みたいな感じで役職について、必要な予算なりを自分の学問に持ってくるのが仕事、とか。準会員は2000名だから、20学問くらいなら1グループ10名位。そひから200名余りの会員推薦をするわけだから、まぁ順繰りに内部で回していくことになるのは確実。となれば、本来の政治政党と同じような不具合や問題もあるはずで、そこから推測するとやはり今回の件は、何か大きな改革に向けた最初の口火なのかもしれない。個人的には、理系の人間だし科学技術の発達が人類の幸福に繋がると信じているので、是非もっと科学系への予算を大胆に投入して欲しいのですが。文系の予算を蔑ろにしろとは言わないし、例えば考古学とか歴史学などは、過去の災害経験をフィードバック出たりするし有効だと思うし、社会構造も変わる中、男女の区別とか、生物学的な性別と社会生活の中でのジェンダーなんていう話は、社会学とか思想にも関係するかもしれない。ただ、全体的にそう言う方向性とは外れて、どうも行きすぎたジェンダー論とか差別主義みたいなものも感じるし、そこには本来の目的とはことなる隠れた目的みたいなものも感じるんですよね。そこまで話が広がるかどうかは分からないけれど、でも何かの切っ掛けにはなって欲しい。

デメリット・メリット

 先週から関西大学のリーグ戦が始まり、この週末には関東学生リーグもスタート。関西は、まずは下位ディビジョンからのスタートですが、関東は1部TOP8からのスタートで、なかなか見逃せない試合でした。

残念ながらこのコロナ禍の影響のために、リーグ戦方式は全て今年だけの特別ルール。シーズン期間も短縮されていて、さらに試合数が増えると感染リスクも高まると言う苦渋の選択。もう一つ残念なのは、1部校などの試合を除いて、原則「無観客試合」で開催されるという事。学生スポーツの場合は、選手の家族や友人や、母校のOB/OG等独特の雰囲気の観戦・応援がある意味魅力的なんですが、それが今年は出来ないのは残念。ただ、運営側も手をこまねいているばかりで無く、今年は多くのというかほぼ全ての試合がインターネット中継されて、一部ライブではなく録画のものもありますが、露出度という意味ではこれまで以上にチャンスが生まれたのは、不幸中の幸いなのかも。

以前から、こう言う学生スポーツのインターネット中継を手がけている会社があったんですが、やはり収益性の面から放送できるのは一部有力校に絞られていました。多分今回は、そういう所も忘れて全面的に支援してくれているんでしょうね。ありがたいことです。昔は中継放送をするとなると、中継車とか調整室車が何台もスタジアムに到着して、太いケーブルがうねうねとフィールドを這い回っていましたが、インターネット中継ならば、多分トランクケースくらいの機材に、後は通信回線と電源確保が出来れば、それなりのレベルのものは可能ですしね。私も、昔から大学の放送研究会あたりとタイアップしたら、結構良いものが出来るんじゃ無いかと思っていましたが、実際筑波大学などはそう言う試みを初めているみたいだし。

昔は、通信回線の確保が大変で、だからライブ中継するにはわざわざNTTとかに会場に臨時回線を引いて貰う必要があったりしたはず。今では、4G/LTEでも何とかなりますが、5Gがちゃんと使えるようになったら、ハイビジョンレベル勿論、4Kのリアルタイム配信だって十分使えるでしょうね。残る課題は、撮影用のカメラでしょうか。録画配信なら、最近の高機能ハンディカメラで録画して後で編集すればいいから良いのですが、ライブとなるとカメラと基地局を繋がないといけない。Wi-Fi内蔵ハンディはありますが、施設内のWi-Fi使用は制限が多いし、多分到達距離の問題も生まれるでしょうしね。これも、5Gが使えれば、理想は施設内にローカル5Gネットワークを設置できれば、有線同様にリアルタイムか可能だと思うんですが、一般の5G回線利用でも、そんなに遅延はないかな。問題はコストですけれど。コロナ禍の中、悪い事は多いけれど、そこからまた新しいものが生まれる可能性もあるなぁと実感しました。

2020年10月10日

新しい手当とサービス

 パソナグループが、全社的に通勤手当を廃止して、代わりにリモート手当を充当するという記事。今回のコロナ禍を受けて、全国的にどんどんリモートワークが常態化して、それは弊社も言うに及ばす。「製品開発部門」故に、完全なるリモートワークは職種によって無理なところもあるため、うちの会社の場合は、1) ほぼ出社しての作業が必要なグループ、2) 集半分くらいの出社で賄えるグループ、3) ほぼリモートワークで賄えるグループ、の3分類に課単位で分けて、それぞれがそのルールで仕事をリモートなりオフィスなりでするように6月頃から分かっています。

勿論、1) のグループでも積極的にリモートワークを実施することを奨励されているし、3) のグループでも事前申請は必要だけれど、必要に応じて出社することは可能。また、そういう状態になるために、特に2) とか 3)のグループがこれまで使用していオフィススペースは、座席を固定式からフリーアドレス式にして、使用効率を上げたり、また会議も殆どが電話会議に移行しているので、会議室スペースの多くを共用のオフィススペースにしたり転用も進んでいます。場合によっては、オフィススペースをさらに効率化して、今フロアーが分散している部分を出来るだけ集約したりすることも考えているらしい。さらには、今の所は来年になってからの検討事項の一つですが、所謂ワーケーションの開始や、基本会社近隣の社員が自分のように諸般の事情で地方でのリモートワークを希望する場合の対応とか、まぁ先進的な他社さんに比べると少し遅れ気味ではあるけれど、決して拒んだり抵抗したりしないのが、弊社の気風の良いところかなとちょっと感心しています。

そんな中で、既に10年以上前からそんなことをやっている自分にとっては、正直「変化しない」みたいなものなんですが、唯一これまで手弁当だった、自宅での機材準備とか通信費とか、まぁ100%ではないもののそれなりに支援が出されるのはちょっと嬉しい。本当だったら個人事業主化して、出来るだけ経費で落としたいところだけれど、それはそれでまた色々難しかったり厳しいものもあるわけだし。100%世の中がそうなることは無理だと思うけれど、やはり世の中は効率化を求めて進む方向性は否定出来ないと思う。でも、私がアメリカに良く出張していた1990年代後半位では、既に向こうでは家庭の事情とか、大学に通う(再入学する)とか、色々な事情で同じような事をやっていたわけで、それを考えるとやはり日本は元々の伝統が最大の理由だろうけれど、ちょっとタイミングは逸したかな。ただ、後発には後発の利点もあるわけで、それは先発していろいろなKnow-Howが直ぐに活用出来る事。良い事も悪い事も、成功事例も失敗事例も、兎に角利用出来ることは幾らでもあるので、後発であっても成長スピードは何倍も早くなるはず。そのあたりを、弊社でもうまく活用して欲しいのですが。

個人的には、リモートワークは良いのですが、週一の新幹線通勤も殆ど無くなってしまい、それによって新幹線に乗る機会がへったことと、週一で都内に出る機会を利用して、あちこち飛び回っていたことが今後は厳しくなるのが、「とても辛い」(爆!)。その時に利用するホテルステイも減りそうだし、来年のスケジュールはどうしようか、今から頭を悩ませています。色々裏技と言うか、何というか、こう言う方法は出来ないかと悪巧み中です(笑)。

電脳交通


徳島に本社を置く「電脳交通」に関しての記事。この会社の話は、少し前に「ガイアの夜明け」だったか、何か番組で見た記憶があり、当時は「全国にメジャーなJapanTaxiとかのアプリと、どう対応していくのか」とちょっと疑問だったんですが、全国版アプリではなかなか手が回らない、地方のニーズを上手く吸い上げて、かつ全国版にも対応して、上手くビジネスモデルを育てている印象を受ける記事です。

実は先日このタクシーアプリを利用する機会があり、そこでちょっと感じたことがありました。もともと、浜松では地元大手の遠鉄タクシーが、結構早い時期から独自の配車アプリを提供していて、出発点・到着点、配車時刻なんかの設定が出来るようになっていました。何度か利用しましたが、それまでのように電話での配車依頼よりも簡単だし、どの程度掛かる髪「見える化」されていて、凄く便利。その後JapanTaxiが登場しましたが、当初は浜松はサービス外だったので、結局アプリは入れたままに。所が先日遠鉄タクシーのアプリを利用した、何故か「日にち指定は出来ません」と言われて、当日の時間指定のみの予約しか出来ない。翌日の予約をしたかったので、駄目元でJapanTaxiアプリを起動した、どうも浜松エリアでも使用出来そう。そこで翌日の配車時刻指定をして、タクシー会社の選択も出来るようなので試しに見てみたら、なんとそこには「遠鉄タクシー」も登録されていて笑ってしまいました。多分、遠鉄タクシー側も、浜松の人間なら分かるけれど、他地域特に東京圏から来る人にとってはJapanTaxiの方が馴染みあるので、そちらにシフトせざるを得ないんだろうなぁ。

この配車アプリ、兎に角ピックアップ場所にしても、ドロップオフの場所にして、さらに配車時刻に料金支払まで、すべてアプリ内でワンストップで出来るので凄く便利。それこそ、UberやLfty感覚で利用出来るので、一度利用したら手放せません。今は訪日に制限があるから駄目だけれど、訪日外国人向けにもこれなら使って貰えそう。まぁ、その為にも多言語化は必須だけれど。あと、導入までの誘導方法が大変だけれど、そのあたりは、空港で必ず訪日客用にSuicaを購入するだろうから、それとリンクして導入してもらうのが一番便利なんだろうけど。それこそ、UberとかLefyの日本地域版として裏で動くなんて言うことも可能なら面白いかも。

もう一つ思うのは、地方などで公共交通機関が衰退するなか、タクシー利用を効率良くするために、このアプリを改良したら良いのでは無いかと。今のI/Fでは複雑すぎて高齢者には使えないから、画面を簡素化するのは必須。

  1. 基本一画面でボタン操作だけで完結する「簡易モード」を作る
  2. 「出発点」は「自宅ボタン」だけにして、そこには自宅を予め登録しておく
  3. 「到着点」には、幾つかボタンを用意しておいて、そこには「病院」「銀行・郵便局」「スーパー」など、いつも使う場所を予め登録
  4. それ以外の場所に関しては、「その他」みたいなボタンを付けて、乗車時に運転手に伝えるようにする
  5. もう一つ「帰宅」ボタンも付けて、これを押すと往路の「出発点」と「到着点」が入れ替わるようになる
  6. 時刻設定は、「今すぐ」「15分後」「30分後」くらいの3パターンにして、自動的に登録するようにする
これくらいのボタンなら、「らくらくスマホ」くらいでも入るんじゃないだろうか。高齢者の場合は、基本的に自宅と目的地の往復利用が殆どだろうし、目的地にしても殆ど決まっている場所が多いだろうから、そんなに自由度はいらないとおもう。この程度のスキンだったら、そんなに大変じゃ無いと思うのだけれど。いずれにしても、コロナ禍が無かったとしても、宅配サービスというものは、いろいろな業種で重要な機能になっていくことだけは確実だと思う。

Surface Laptop Goのキーボード

 先日発表された、Microsoft社の新しいSurfaceシリーズである「Surface Laptop Go」と「Surface Laptop X」。その本体にはそんなに興味は沸かないのですが、この記事で説明されている、日本語キーボードの「無変換」キーと「変換」キーに、それぞれ「英語モード」「かなモード」にする機能割当をしたのには興味が有ります。記事にも書かれているように、今のMS-IMEや私が使用しているATOKでは、「機能の借り換え」や「機能をON/OFF」するキーはあるんですが、例えば「英数キー」を押したら、強制的に「半角英数入力モードにする」とか、「ひらがなキー」を押したら「全角ひらがな入力モードにする」というキーが無い。何が不便って、記事にもあるように入力モードを切り替えるとき、押してみないと「半角英数」なのか「全角ひらがな」なのか分からないので、結局何度顔し直す必要が有り、しかも入力途中だったりするとそこで作業が途絶えてしまう。

私自身は、かな入力でタッチタイプ入力が出来るし、英数に関しても同じようにタッチタイプが出来るので、入力中は殆ど画面を見ながら文字入力をする人。仕事を始めた頃には、当時のDOS/Vに付属していた「IBM MKK(IBM 連文節変換プログラム/ IBM Multi-phrase Kana-Kanji Conversion)」から日本語入力を始めた人なので、基本このモードが身に染みついています。このIBM MKKは、その後OS/2が登場すると「Writing Heads/2」名前を変えて、Windowsでも使用できたので、ずっとこれを利用してきました。当時は、使用していた端末自体が余り日本語をサポートしていなかったことや、仕事の大半がアメリカとかヨーロッパとかアジア地域とのメールのやり取りだったから、殆ど英語モードでしか使用していなかったけれど、時々日本語入力も必要になり、その時にとにかく英語・日本語どちらの入力中だろうと、

  • キーボード左端中段の「英数キー」を押せば、半角の英数字入力モード(所謂タイプライターモード)に変わる
  • キーボード中央やや右最下段の「ひらがなキー」を押せば、全角のひらがな入力モードに変わる
から。これ、日本語に英単語や記号が混ざる文章を作るときには凄く便利で、例えば仕事で作る日本語メールは殆どそう言うフォーマットになるし、論文だとか説明資料なんかもそう。当然そう言う状況になれているので、個人のメールでもこのBlogでも、私は変にカタカナに直さず単語のまま書いたりするんですが、そういう時には凄く便利でした。Writing Heads/2がサポート打ちきりになったのは、もう20年位前だろうか、使用出来なくなってしまったので、先ずは取りあえずWindows内蔵のMS-IMGを使い始めたんですが、まずはその機能の低さに戸惑い、さらにはキーアサインなどの使いづらさにGive-up。そこである意味仕方なく手を出したのがATOKで、いごはずっとATOKを使っているんですが、このATOKにも何故か「強制的に半角英数にするキーアサイン」とか「強制的にひらがな入力モードにするキーアサイン」は無いんですよ。似たようなキーアサインはあるんだけれど、どもON/OFFとか設定のトグルや巡回モードなので、結局一発でモードになる場合も有る氏何度か押さないといけない場合も有って、当初は結構ストレスがたまりました。今では何となく慣れてしまって、半分イライラしながら入力しているけれど、でもやっぱりストレスがたまります。

それと、愚痴ついでに言ってしまうけれど(笑)、OS/2はそうだったし以前のWindowsもそうだったと思うんですが、昔は各ウィンドー(=アプリ)毎に入力モードが保存されていて、例えばPowerPointで英文作成中に英語モードにしておき、別ウィンドーでメールを開いて日本語入力をしていた場合、ウィンドーのフォーカスを移動させても、PPTの時は英語、戻れば日本語となっていたと思うんですよね。それが、Windows7の頃からかなぁ、全てのウィンドーの入力モードが統一されてしまったので、英語入力していたPPTから日本語入力のアプリに移動すると、以前は日本語入力モードでも英語モードに変わってしまう。その逆もまた同じで、とにかくフォーカスを変える度に「どっちのモードだっけ?」と悩むことに。これ、凄く生産性を下げます。複数のウィンドーを開いて、複数のアプリを起動して、それぞれ平行しながら作業するのは当たり前だと思うんだけど、Microsoft社ではそんなことはやらないのだろうか。兎に角日本語入力に関しては、昔からMicrosoft社のやることは信用していない野だけれど、今回の変更が仮にMS-IMEに将来的に取り込まれるなら、ちょっと信用を戻して上げても良いかも(笑)。

2020年10月9日

教養レベル

 地元の川勝県知事の、またもお騒がせ発言。日本学術会議の任命拒否問題は、

「菅義偉首相の教養レベルが図らずも露見した。おかしいことをした」

と言ってしまう。 まぁ、この人は県知事に出馬する前は浜松の静岡文化芸術大学の学長だったから、立場や考え方的には日本学術会議に近いのかもしれないけれど、他人の「教養レベル」とは何よと小一時間。

日本学術会議に関しては、以前も書いたように組織として本来の趣旨や目的に沿った活動をしているのかと言う疑問を感じるわけで、今回の任命挙に関しても、「これこれ斯く斯く然々の十分な理由があるのだから、任命されるべき」と言うならまだしも、「学問の自由侵害だから撤回せよ」では通じないと思うし。大体川勝知事が言うところの「教養レベル」とは何なのか。仮に何らかの疑問があったのだとしたら、少なくとも安倍政権で官房長官を7年以上も務めていた間に、何故その問題を指摘しないのか。この記事の文章だけで判断するのは軽率かもしれないけれど、それでも彼のこの一言の方がそれ以上に軽率かつ理由のない一言だと思う。

「教養レベル」を、一般的な常識が足りないとか、論理的な説明や話が出来ない、粗暴な言葉を使って相手を威圧する、あるいは反論を許さない、その地位において適切と思われるような態度なり行動が取れない、みたいな事を熟々考えると、申し訳ないけれど川勝知事には多くが当てはまる気がする。例えば、静岡市市長との軋轢とか、富士山静岡空港直下の新幹線駅の話とか、リニアモーターカーのトンネル工事に関わる話とか、就任当時から個人的には「何てファナティックな人なんだろう」という印象が消えない。特に静岡市の田辺市長とのやり取りは、もう何か「いじめっ子」の態度にしか見えないんですよね。で、一方で同じ政令指定都市の浜松市の鈴木市長に対しては、「お好きにやれば」と突き放したような印象が強いし。県知事なら県知事として、静岡県がより良く発展するように、その中核になるであろう静岡市や浜松市、さらには必要なら東部の中核となる沼津市あたりと、バランス良く政策なり経済対策を進めるべきだと思うんだけれど、どうもこの人の頭の中にはそんな考えは内容な気がする。

菅総理が、何かおかしいことをした、のであれば、その理由もちゃんと説明するべきですよね。その上で「だから教養レベルがどう」というのならまだ分かるけれど。結局は、法律が示している任命権を行使したら、それがおかしいと言われては、菅総理側としても困るだろうし。それに記事の中では、文科省や副総理が再考を促すべきだったと言うけれど、この日本学術会議は内閣府の機関な訳だから、直接の責任は内閣総理大臣。総理大臣が必要と思えば助言を求めることは有るかもしれないけれど、頼まれもしないのに意見をすることの方が越権行為だろうし。地方自治体の首長なんだから、その程度の理解力くらいはあっても良いと思うのだけれど。まぁ、結局は、人の教養云々を言う人は、先ず自分の教養が疑われていると思った方が良いかもしれない。