2020年10月27日

所詮、その程度の議員

立憲民主党の安住淳国会対策委員長が、社民党の分裂を念頭にしたのか「まもなく党が一つ消えれば、いよいよ本格的に我が党の時代が来る」と湿原をしたというニュース。仮にも政党三役である、国対(国会対策委員長)で、国会や与野党との対応責任者であるのに、他党の消滅を喜ぶような発言を思わず言ってしまうところに、この人の浅はかさというか、程度が分かる話。しかも、こう言う「舌禍事件」は今回が初めてじゃ無いですしね。

まぁ、旧国民民主党が結果的に旧立憲民主党との合流に反対して分裂し、さらには共同会派からも離脱したことに、国対として面白くないだろう事は伺えるけれど、でも、それでも必要なら協力、反対するなら正々堂々と対応するのが責任者の仕事だし、それをつい口に出してしまうところに、この人の人間としての浅さ軽率さを感じる。仮に、これと同じ事を与党の国対が言ったら、それこそもう「議員辞職だ」と騒ぐだろうに、身内に対してはメディアも含めて甘い対応しかしないから、多分本人も「あっ、つい」くらいの気持ちでしか無いんでしょうね。

これが、昨日今日できたばかりの新党や議員経歴の浅い新米議員がつい口を滑らせたと言うのならまだしも、それなりに経験もある議員が言うというのは、やはりその人の性格と言うよりは資質の問題だと思う。それは、そのままその政党の姿勢にも繋がるという印象。と言うか、所属している集団がそう言う発言や行動を許しているから、本人も公の場でつい「地がでる」様になるんじゃ無いのか。彼以外の所属議員でも、こう言う舌禍に近い発言は聞くことがあるけれど、味方の一部メディアが取り上げないから、そう言うぬるま湯状態に慣れてしまい、「拙い」とか「戒めよう」という気も起きないんでしょうね。

まぁ、立憲民主党には約150名の所属議員がいるわけで、その中にはピンからキリまで、資質や能力のある人が所属しているんでしょうけど、今の党幹部や要職にある議員を見ても、結局は民主党時代からの「有名議員(≠有能議員)」議員がそのまま継続している印象しか無く、人材不足なのか管理能力が無いのか分からないけれど、もっと政党として外に見える顔を変えて行かないと、結局はその見える顔の支持者しか残らないんじゃ無いのか。それこそ、「政党一つ消えれば我が唐の時代が来る」と、つい言ってしまうような軽薄軽率な議員が一人居なくなれば、もしかしたらその政党への評価が変わり、時代を掴む政党に慣れる、かもしれない。そっちの方が、政党にとってメリットは大きいんじゃ無いのかと、一度聞いてみたい(意地悪)。

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