2023年10月31日

Chromebook ASU君インプレッション (3)

前回モバイル環境での使い勝手をまとめたんですが、其れ以前に室内利用でちょっと不安に感じる場面に遭遇。自宅でKindle端末として使用していた時の事ですが、背面のキックスタンドとキーボードを外して本体だけをKindleリーダーみたいな感じで寝っ転がって使用していました。この時、画面が指の脂で汚れるのが嫌なので、付属しているタッチペンを取り出して、それでスクロールしたり色々選択したりという操作をしていました。使用前には一晩ACアダプターに接続していたので、本体は満充電の状態から使用し始めて1時間位経過した頃でしょうか、画面の右下にポップアップメッセージが浮かんできて、「タッチペンの充電容量が不足しています。充電をしてください。」みたいなメッセージが表示されます。

このタッチペンは、本体右上に挿入出来るようになっていて、その状態で本体からペン内部のバッテリーに充電されるようになっています。サイズは細身のボールペンを半分の長さに切ったくらいで、ペン先の反対側に電極が2箇所有り、本体に挿入するとここが内部で接触して充電されると思われます。サイズ的にはそんなに大きくないし、しかも重さにしてもかなり軽く感じるので、本当に内部にバッテリーが入っているのか疑う位なんですが、こういうメッセージが表示されるという事はやはり内部にバッテリーを抱えているんだろうなぁ。しかし、1時間もしないうちに「バッテリー切れ」と表示されるのは何なのかなぁ。使用頻度的には、Kindleリーダーなので、画面をフリックするような動作をしているだけで、そんなにペンを利用した操作をしたとは思えません。仮に、ドローイング系のアプリとかで使用していたとすると、一つの作品を仕上げる前にバッテリー切れになってしまいそう。

まぁ、仮にバッテリー不足になったからと行っても、本体に挿入すれば充電してくれるので、そのまま無用の長物になる事は無いのだけれど、肝心な時に使えないのはやはり問題。かといって、使わない時にいちいちスロットに戻すのも大変で、実はこのタッチペンの出し入れって凄く堅いんですよね。それに頻繁にチャージするのって、体(=内蔵バッテリー)に悪そうだし。 まだASU君で本格的にドロー系や手書き系のアプリを使用していないので、実際にどの程度影響するのか試してみておいた方が良いかも。一応ASUSの製品説明のページには、

わずか15秒の充電で45分間使えます。

とは書いてあるんですよね。 

これが本当ならば、こまめにスロットに戻せば問題無く使えることになるのだけれど。今度時間のある時にでも試してみよう。例えばPDFファイルを開いて、そこに手書きでコメントを入れるなんて言うことは結構有りそうなユースケースなので、それで試してみるのは良いかも。

もう一つ気がついたのは、以前のDuet君と比べて、内蔵スピーカーの音が良いかなと感じること。どちらも一応画面上部の左右にスピーカーが内蔵されていて、ステレオサウンド再生が出来るんですが、正直なところDuet君は「音が聞こえる」レベルでした。それがこのASU君で初めて動画再生した時には「おっ、広がり感が感じられる」と言うのが第一印象。Duet君と比べて、出力も少し大きいのか同じように再生をしても音量も十分に感じられますし、広がり感だけで無く音の解像度もASU君の方が細かくて、だからメリハリのある音に聞こえます。

確かに商品説明のページでも「臨場感溢れるサウンド」と言っていますが、あながち誇大広告とは言えない程度の品質ではあると思います。自宅とか個室以外では、この内蔵スピーカーを使うことは(周りへの配慮から)無いと思いますが、自宅でYouTubeをBGV代わりに流す時にはこれ一台で解決出来て、これはちょっと予想外の収穫でした。

「ハロウィン」というイベント

年々過激化する「ハロウィン」に加えて、今年はコロナ禍開けの反動の大きさも考慮されて、とうとう渋谷区は渋谷駅周辺に「来ないでください」と張り紙するまでの事態に。シンボルの「ハチ公像」を明日まで隠したり、無責任飲酒を制限するために酒類の路上飲みを禁止したりと、これまで以上の対策を打っている様子。その為か、例年は本番の今日以前から渋谷のスクランブル交差点やあの周辺は、仮装した人出でごった返すのに、今年は仮装している人も少なくそんなに混雑していない様子。とはいえ、これまではコスプレや仮装したり、手軽に盛り上げるイベントだった「日本版ハロウィン」が、大きく変わってきたことは確か。

元々日本では、アニメの影響からコスプレが盛んで、それがハロウィンの仮装と結びついた影響は大きいんじゃ無いだろうか。海外でも、この時期になると普通に仮装して仕事とかしている人も見受けられるけれど、一度その気になった時の「本気度」は、日本人は負けないですからね(嘘)。海外の場合は、TDRとかに行って、ミッキーなんかのカチューシャを付けたり、何かかぶり物をするくらいのレベルだと思うけれど、日本の場合は完全にそのキャラクターになりきりと言うか、とにかく完成度を求めるのが日本人の悪い癖というか。私がこの「ハロウィン」の洗礼を受けたのは、30年以上前の2回目めの アメリカ出張の時。丁度ハロウィン直前に現地に行くことになり、先に出張していた先輩社員達から、会社でハロウィンパーティーがあるから、東急ハンズ(当時、現ハンズ)へ行って、仮装用の衣装や小道具にハロウィン用の料理をするから調理器具とか材料をハンドキャリーするように言明されて、それで出発の前の週末にハンズへ大量に買い出しにいったところから。で、出張して現地での初仕事はハロウィン用の和食作り(確かお握りを大量に製造した記憶がある)と、コスチュームの効果的な使い方だったなぁ(笑)。

持ち込んだ中で一番人気だったのは、侍のちょんまげのゴム製カツラと模造刀で、これは向こうのエンジニア達から「欲しい、頂戴」と抽選会になったくらい。これが1989年の10月末だったので、その頃には日本にも「ハロウィン」という言葉は浸透していたけれど、精々家庭内でちょっとしたパーティーをやるくらい、あるいは忘年会のネタ仕込みくらいの位置付けだったと思います。それが今では、バレンタインデーに匹敵する位の国民的行事になりつつあるわけですからね。ハロウィン自体は、私も誤解していましたがキリスト教由来の行事では無く古代ケルト人の宗教的なお祭りで、アイルランドから各地へ移民が運んでいき世界的に広まってきたものらしい。そう言う意味では、日本で日本風の味付けがされることも悪いことでは無いと思うけれど、「渋谷」という世界的にも有名な観光地が聖地みたいな感じで大々的に知られてしまって、それでだんだんと収拾が付かなくなってきたと言う事も言えそうですよね。今年は事実上禁止した渋谷に対して、池袋ではコスプレのパレードみたいな事をやって好評らしいので、渋谷でも来年は地域を区切ってやってみるのは良いかもしれない。例えばスクランブル交差点を渡った、109を起点にして、道玄坂を昇って奥でぐるっとUターンをしてセンター街を戻ってくる巡回道路をその区域にして見るとかどうだろうか。

もう一つ今年問題になったのは、アルコールの缶やペットボトルが散乱することだけれど、やっぱり昔のようにゴミ箱を街中の一部には戻すべきでは無いだろうか。オウム真理教のサリン事件以来、街中のゴミ箱は一掃されてしまって、それでも日本人の性質の良さから街の美観は保たれているけれど、それがだんだんと崩れてきているのも事実だと思う。単にゴミ箱だけ戻せば良いという問題では無いのが悩ましい所だけれど、街中で消えたゴミ箱の影響をコンビニとか目立たない路地裏辺りが受けていることも事実なわけですし。ハロウィンというイベント対策という事だけで無く、人流が戻り始めた繁華街だったり観光地においては、無理に日本の美徳みたいなものを誇るよりは、現実的な対策をしっかり準備して守る方が必要だと思います。上手く日本風に取り込んでいけるアイデアを、来年は考えたいですよね。

東海道新幹線車内販売終了

東海道新幹線車内での車内販売(ワゴン販売)が今日で終了。こだま号では随分以前に終了しているけれど、残っているひかり号やのぞみ号での販売も、売上額の減少や人手不足により今日10月31日で終わり。昔の電車は、駅に停車するとお弁当とか飲み物を台に乗せて手前に担いだ売り子さんがホームに販売に来て、それを窓を開けて購入したものだけれど、新幹線は窓が開かないから車内販売が出来た、という話を当時聞いた記憶が... 

都内から地元浜松に戻り、週に一回会社に出かけてそれ以外は在宅勤務をし始めたのが、もう15~16年近く前。その週に一回の通勤は当然新幹線で朝出かけて、夜戻ってくるのですが、基本金曜日出社にしていたので、朝は兎も角夕方から夜の帰宅の新幹線は激混みでした。新横浜駅から乗車するんですが、当時はこだま号しか浜松停車のひかり号は無くて、それが通路まで一杯の混雑状態。静岡まで来ると、やっと席が空いて座れるんですが、全体で1時間40分位の乗車時間で、最後の20分位座れても殆ど助けにならない。そんな中、2008年からEX-ICが始まり、さらに確かこの頃からひかり号も浜松停車のダイヤが走り始めたはずで、直ぐに会員登録をして指定席を確保するようになり、やっと混雑していても座って新幹線通勤が出来るようになりました。当時は、帰りの新幹線の中の缶ビールが、一日の疲れを癒すオアシスだったけれど、混雑が酷すぎてなかなか車内販売のワゴンが回ってきませんでしたね。それでも、指定席車両は何とかワゴン販売が回ってくるように努力していたのか、新横浜駅から浜松の間に2回位ワゴンが回ってくるんですが、酷い時には掛川くらいでワゴンが回ってくるから、結局車内では何も変えずに帰宅したこともありました。

自由席との境の6号車とか7号車は、自由席から流れてくる乗客も多くて混雑が激しい場合が多く、グリーン車を挟んだ、11号車よりも後ろ(16号車より)はまだマシだったような気がします。ワゴン販売も、後ろの方はですから比較的何度か通路を回ってくれて、購入機会が多かった気がします。一方で、新幹線通勤をしだしてから少しずつ新横浜駅の駅ビルも整備されてきて、それまではKIOSK位しか無かったのが、駅ビルに髙島屋(今は撤退)のミニショップみたいなところや、お弁当などのお店も入り出し、さらに高架下の商業スペースには関西の高級スーパー「いかりや」が入っていた頃もあったはず。その前は、紀ノ国屋だったかな。だから、夕食代わりの新幹線車内の夕ご飯(=お弁当)は、いつもそこで購入していた記憶があります。でも、駅ビルが充実してくると、その分車内販売を利用する機会も減ってくるわけで、自分としても最後に車内販売を購入したのは何年前なのか、もう記憶にも無いなぁ... 車内販売も、東海道新幹線はJR東海だったので、最初の頃はSuica(=JR東日本)が使えなくて不便でしたね。車内だけでなく、ホームの売店も、JR東日本側の横浜線とか在来線ホームのKIOSKではSuicaが使えるのに、新幹線ホームのKIOSKではSuicaが使えないなんていう時期も暫くあったよなぁ。

コロナ禍でホームの売店もまだ結構閉まったままで再開していないし、駅構内のテナントも、シャッターが降りたままというお店は結構残っています。新横浜駅ビルの「キュービックプラザ」も、今年に入って3F/4Fに入っていた髙島屋「フードメゾン」が閉店して、結構「お弁当難民」が続いているんじゃ無いだろうか。改札口のある2Fにも幾つかお店やKIOSKがあるんだけれど、足りないだろうなぁ。以前だと、3F/4Fを見て好みのお弁当が無い時には、2Fを見て、それでも駄目なら車内販売という感じでしたが、もう3F/4Fも無いし車内販売も無いとなると、2Fのお店で何とかしないといけない。こだま号の場合は、通過待ちで駅に入れば5~6分位停車するので、ホームの売店が開いていなくても、階段を下りてホーム下の売店までいって飲み物や食べ物を購入するくらいの余裕もあったけれど、流石にひかり号とかのぞみ号ではそういう芸当は厳しいかも。浜松停車のひかり号だと、熱海駅か三島駅に停車するパターンが殆どですが、熱海駅の場合は通過待ちは無いので、三島停車なら三島駅で何か購入するチャンスはあるかもしれない。新幹線は、旅の仕方を大きく変えた素材の一つだと思うんですが、その新幹線もだんだんと変わっていくんですよね。これでリニアが開通したらまたどうなるんだろうか。

2023年10月30日

温故知新と言うけれど

とある識者の方が、「江戸時代は食糧自給率100%だったから今の日本でも可能なはず」という書込をしたところ、諸方面からのツッコミが入り撃沈した模様。地元静岡県出身の、そこそこ有名な人らしいけれど「昔は〇〇だったから、現在でも可能」とか「昔は〇〇なのに、今は××なのは怪しからん」という論法は、多くの場合破綻しているから現在は存在しなかったり出来ていない・やっていないんだと思うんですよね。

実際「食糧自給率100%」という話も、その当時の農業生産量で生きられる人しか人口は居なかったかな「100%」であって、だから当時の日本の総人口は3,000万人前後と推定されるらしい。それでも、そこそこの人口数だと思うのだけれど、一方で当時は今のように工業とかサービス業なんて殆ど無い時代だったから、農業就業人口が85%位だったらしい。となると、2,500万人位が農業に従事していた(といっても、今でいう家庭菜園の大規模な程度のものだろうけど)事になる。今の日本の農業就業人口が、200万人を切っていて160万人位らしいことを考えるとかなり大変な作業であったことは伺えます。考えてみたら、当時は肥料といえば人糞くらいしかない時代だし、農機具だって金属製の鍬とか無くて、木製の道具で耕していたような時代だろうし。生産する農作物だって、殆どが米で野菜類とかは生産すると言うよりは、野山に自生するようなものを収穫していたような状況じゃ無いだろうか。

「100%」という理想的な部分だけに飛びつき、その背景を無視してそれだけをいうのは、この手の話では良くある事象。太陽光発電だって、電気代タダ、CO2排出無し環境汚染無し、無限のエネルギー、みたいな謳い文句は昔から言われていたこと。確かに発電が始まれば、相殺して電気代はタダに見かけ上はなるかもしれないけれど、初期投資代と償却後廃棄手数料を合わせると、必ずしもプラマイゼロに成るわけでは無い。CO2排出無し環境汚染無しというけれど、園太陽光パネル製造のためのレアメタル採掘立ったり、パネル製造過程ではCO2や自然汚染するようなものも出ているわけで、太陽光パネル岳見ていれば解決する話ではない。無限のエネルギーと言っても、それは太陽が出ている間だけの話で、夜間だとか天候領事には発電できないからそれ単体で利用出来るものでもない。結局は、太陽光発電には太陽光発電としての適材適所が有るわけで、それを理解して利用するなら十分効果も利益もあるけれど、今のエネルギー体系を変革するような魔法の技術ではない。でもFIT目当てで多数の業者が参入して、今は壊れた太陽光パネルとか、補助金だけ受け取って何もしないような業者が得をしただけ。

昔の技術や知恵を今に生かすことに意味があることも事実。例えば、珪藻土の利用なんかは、室内生活環境の改善に役立つ可能性は大きいでしょうね。最近話題の3Dプリンターによる一軒家の建築では、コンクリートを積み重ねて家を作る(印刷)するけれど、あそこにさらに珪藻土とか漆喰を表面に印刷するような技術が出来たら、結構凄くないと思うんですよね。あるいは、日本の伝統的な発酵技術(味噌、醤油、漬物等)は、健康的にも注目されているわけですし、日本食・和食の調理方法とか調味料類なんかも、世界的な健康ブームもあって話題になっている。あるいは和食のの基本となる「出汁」にしても、出汁昆布にしても鰹節にしても、わざわざ出汁を取るためだけに凄い手間暇掛けて昆布とか鰹節を作っているわけだけれど、日本以外でそう言う食材って記憶にありません。調理する素材から出る「旨味」だったり「出汁」をそのまま利用する場合が、日本以外では殆どでは。今は便利な例えば顆粒だしとか化学調味料とかあるから、わざわざ出汁を取ることも無くて、塩味とか甘味を加えるのと同じような感覚で「出汁」を入れる感じだけれど、素材によっては出汁から煮含ませた方が良い場合、逆に余り火を入れずに最後におだしと一緒に食べる方が美味しい場合、色々あると思うんですよね。そういう素材の一番生きる方法で調理する、食すると言う事を最近は余り意識しないと思うのですが、そういう部分もより美味しく健康的に食生活を送りたければ、少し昔をもいだしたら良いかもしれない。過去を否定する必要も無ければ、過剰に懐かしむ必要も無い。謙虚に振り替える事が一番大切だと思う。

カレッジデビュー

アマチュア横綱からアメリカンフットボールに転向し、アメリカのコロラド州立大学(CSU)へ編入してNFL入りを目指す花田秀虎選手が、なんと編入から数ヶ月で公式戦出場という快挙に。 

しかも、試合が決まった消化試合見たいな場面では無く、相手はここまで7戦全勝でAPランキング19位の空軍士官学校との試合での出場。しかも、まだ点差が開いていない早い時期からの投入で、これはかなり信頼されている証拠だと思います。 

アメフトの場合、1プレー毎に極端な話フィールドにいる11名の選手全員が交代しても問題無く、その為に一つのポジションでも状況やその選手の疲労度などを見て、どんどん選手を交代されることも珍しくありません。とは言っても、全員の能力差が無ければ問題無けれど、全員が全員同じ位の能力を持つわけでも無いし、やはり中心選手の出場割合が多くなり、2番手、3番手と減っていくのはどのスポーツでも同様だと思います。特に花田選手の場合は、今年の9月の新学期から編入したばかりで、しかも日本ですら本格的なフットボール経験は無いにも等しい状態。その為、今年はチームには参加するけれど試合には出場出来ない"Redshirt"状態だと思っていたんですが、そうでは無いらしい。

アメリカの大学の場合は、1年生から4年生まで、Freshman, Sophomore, Junior, Seniorと呼ばれますが、選手として試合に出場出来るのは4年間のみ。ただし、1年目をRedshirtとすると、2年目がRedshirt Freshmanとして4年間の1年目が始まり、以後5年間大学に在籍して4年間試合出場が可能になります。花田選手が渡米する前に伝えられていた話では、日本の大学(日本体育大学)の学位もあり、CSUの3年に編入。そのままだと2年間しかチャンスが無いので、1年目のレギュラー入りは厳しいだろうから、実質1年間の活動かなと思ったら、1年目はRedshirtになり、来年はJunior、そしてSeniorと2年間の活動予定と言う話だったと思います。それが今年から出場したらどうなるんだろうか。

この空軍士官学校戦では、3タックルを記録した堂々の全米カレッジデビュー。全米ランキングでは、25位以下のCSUですが、NFLドラフトに掛かる選手もいるのでチャンスはまだまだ有るでしょうし、でもその為にはやはり活躍してスカウトの目に留まらないといけない。花田選手の場合は、ポジションはディフェンスの最前列であるDL(ディフェンスライン)で、かつランプレーを止めることが主目的のインサイドDL。体格的には、その後ろのラインバッカー(LB)向きかなと思うんですが、LBの場合守備の要としてフットボールIQの高さも要求されるから、そのあたりも考慮されているのかもしれませんね。日本からアメリカの大学でフットボール部に入り、試合出場した日本人選手は花田選手が初めてでは無いけれど、その経歴のユニークさは類を見ないだけに、これからの活躍にも期待が高まりますよね。先ずは今回の経験を生かして、残り試合での出場機会を増やして、来シーズンに繋がる活躍をして欲しいです。

2023年10月29日

Chromebook ASU君インプレッション (2)

前回に続いて、今回は主に外に持ち出しての使用感のまとめ。 

  1. 以前のDuet君と比較してASU君は500g近くも軽くて(1.4kg vs. 0.9kg)、やはり「軽さは武器」。外に持ち出す時に、Duet君を鞄に入れると、やはり「ドッシリ」という感じが手に伝わったものですが、ASU君を入れると「ドッ(しり)」位で終わってしまう。この差はかなり大きいです。
  2. 使い始めはカシャカシャして安っぽい感じのキーボードでしたが、使ううちにキーストローク部分が馴染んできたのか、そんなにカシャカシャいわなくなり、キータッチも軽めなんだけれどそれなりにストローク感があるので、以前のDuet君のラバードーム120%風のキータッチよりははるかに使いやすい。
  3. また、本体サイズが少し大きくなり、キーボードもQWERTY系のキーはサイズが揃っているので、右手の小指とか薬指でタッチするキー類の打ち間違えが無くなりました。キー入力に関しては、Duet君時代と比べて数倍以上改善された印象です。
  4. バッテリーの持ちに関しては、そんなに何時間も連続して運用するような使い方をしていないので何とも言えませんが、まだ使い始めという事も有ってそんなに消耗している印象はありません。実は自宅で使用している時でも、一度満充電したらバッテリーモードで使用して出来るだけACアダプター繋ぎっぱなしでの使用は避けるようにしていますが、特に不満は無い状態です。
  5. 以前のDuet君と比較して、画面サイズ以外の違いは特に感じないのですが、Chromebook側でYouTubeを再生して、それをネットワーク接続している4Kテレビにキャストした時に、時々駒落ちみたいな状態が生まれました。Duet君の時にも同様の事をやっていても、そういう経験は無かったのですが。基本的にシステムのハードウェアはほぼ同一なので、何が原因かちょっと不明。でも、テレビへ動画をキャストするならデスクトップPC経由でやっても問題無いので、それ程大きな問題では無し。
  6. ちょっと気になったのが、背面に付いているキックスタンドが、構造の問題で90度以上開かないので、机の上に置いて使用する場合により水平に近い角度に画面が広がらないこと。使用場所にも寄りますが、私はスタバとか外で使用する場合は、セキュリティも考慮して結構画面を倒して上から見るような形で使用するので、これはちょっと使いづらい。キックスタンドを使わずに180度の状態で使用しようとすると、キーボードと本体のコネクター部分で厚くなっている部分があり、そこが浮いてしまい「平べったいV字」に反るような形になりキーボード部分が浮いてしまい使えません。今の所、これが唯一の不満かなぁ。
  7. 今回のASU君には、内蔵タッチペンが搭載されていて、それが購入動機の一つにもなりました。正直、キーボードを付けた状態で使用する事は無いのですが、キーボードを外してタブレットモードで使用する時には便利です。画面サイズが10インチ程度なので、指でのタッチ操作ではどうしても誤差が生まれるし、あと画面が指の脂で汚れるのが我慢ならない(笑)。画面右上に、ロッドアンテナみたいな形で収納されていて、取り出す時にかなり堅くて苦労するのが難点ですが、今の所これはなかなか便利だと思っています。
  8. 本体に対しての不満では無いのですが、新しいChrome端末と言う事で、それまでDuet君で登録していたSNSアカウントも全てログインやり直しで、それが面倒。有る程度認識しているものは事前にログイン済みでしたが、「あっ、これもか」と出先で分かる場合もまだあって、その時にはちょっとドタバタして大変。最近では二段階承認にしているので、それはまだ良いのですが、パスワードでログインする場合は、そのパスワードを探すのが大変。新規端末導入時のあるあるだと思いますが、この辺り一気にまとめて移行出来ないものだろうか。
  9. 使い始めて、直ぐにChromeOSの更新があり、最新版に更新したのは良いのですが、その為にDuet君で使用していたSlackが「サポートしていないOSです」といわれてインストール出来ないことに。まだ対応していないのか、仕方が無いのでWeb版を使用して対応していますが、こういうの困りますよね。しかも最新版ってChromeOSのUIも変わってきているし。
  10. ChromeOSのツールバーは、左右と下に設定できるので、Duet君でも左に設定していました。でも、PC類をWindows11に更新して、ツールバーは下に設定せざるを得なくなったので、泣く泣くDuet君とASU君のツールバーも画面下に置くようにしました。未だに慣れないなぁ... 
まだ新しいので、動作も軽快だし不満は殆ど無し。今の課題は、Duet君をそのままモスボール状態で維持して万一の場合のバックアップ機にするか、はやりバッテリー不良状態が恐いので、データ消去をして廃棄するか悩むところでしょうか。

仕事を奪う人、奪われる人

佐々木俊尚氏のvoicyから、AIに仕事を奪われるのでは無く、AIを活用する人に仕事を奪われる、という話。「パラダイムシフト」と言うと大げさかもしれないけれど、少なくともビジネスの世界では有る程度の間隔で生まれてきて、社会に浸透して標準化される場合も含めて消えていくか存在するけれど意識しない・認識しない存在に純化して行くことは何度もあるわけで、自分も経験したものとしては「IT革命」あるいは「コンピューター化/ネットワーク化」が、今のAI革命とも言える状況に近いのでは無いだろうか。自分が社会人になって暫くすると、それまでのホストコンピュータ系の基幹システムが、一人に一台のパソコンを利用した分散系システムになり、それとともに算盤は使えても、123とかExcelが使えない人は仕事が減っていったし、字の綺麗な人よりはWordの入力が早い人の方が重宝されたし、資料作りはFreelanceとかPowerPoint職人に集中したし(笑)。

その当時の中堅からベテラン会社員は、パソコンなんて慣れていないから結構危機感を持っていたんじゃ無いだろうか。有る程度の地位の人だと「仕事は部下に任せる」という事も可能だったかもしれないけれど、自ら研修とかで身につけて結構な使い手になる人も多かったかな。私は開発系の職場だったので、年齢に関係無く好きな人は匠レベルのエンジニアも多くて、逆に大学では少し触った程度の自分は結構しごかれました。そんなわけで、世の中というかビジネス社会は急速にIT化されていったんですが、でもそれが瞬時に起こったわけでは無く、10年とかそれなりの期間を経て変わっていったので、移行期間の間は逆に昔ながらの仕事のやり方や方法に精通している人材が減っていき重宝されることも。その間に定年退職すれば、ある意味勝ち組と言えたかもしれない。

仕事を奪う・奪われるというとちょっと過激な言い方のような気もするけれど、仕事のやり方に追いつけるかどうかと言う話に結局は落ち着くんでしょう。仮にAIがどんなに進んでも、完全自動化されたゴミ収集車が生まれない限り、日々のゴミ回収や清掃作業は取って代わることは出来ないし、同様にして宅配業者にしても完全に無くすことは出来ない。でも、清掃作業にしても回収場所や回収作業を予測して最適化した計画を立てたり、内容物を判別できるようなツールが生まれればより安全に作業も出来るようになるでしょう。宅配作業にしても、置き配を単において終わりでは無く、相手のスマホの認証機能と連動して安全に再配達無しで渡せるようになればより効率的に配達出来て宅配業者の収入も増えるかもしれない。要するに、新しい技術が浸透してくれば、以前と同じ方法での仕事は減っていくけれど、少しでも自分の側でも努力をすればより良い環境だったり収入が増えたりする可能性も大きくなると言う事はあると思う。そういう前向きな考え方をして、少しでも自分磨きみたいな事を考えられるのであれば、AIだろうと自動運転だろうと、次の自分磨きみたいな機会は幾らでもあるんじゃ無いだろうか。まぁ、楽観的理想的な考えかもしれないけれど、悲観しても何も生まれないのであれば、少しでもプラスの考えをした方が精神的にも良いんじゃ無いのだろうか。


2023年10月28日

迷惑系YouTuber改め犯罪YouTuber

ここ数日ネットやメディアを騒がせていた「迷惑系YouTuber」の新幹線無賃乗車動画や無銭飲食動画。当該動画はYouTube側が削除したらしいけれど、これって立派な犯罪行為なんだからアカウントの停止とそのYouTuberの光速くらいはしないと駄目なんじゃないか。 

以前も書いたと思うんですが、そもそも「迷惑系YouTuber」というカテゴリーが理解出来ない。「料理系YouTuber」とか「DIY系YouTuber」とか、自分の得意分野を肩書きに付ける事は理解出来ます。あるいは、そのYouTuberの雰囲気だとか気質みたいなものから「癒やし系YouTuber」とか「元気系YouTuber」とか言うのも理解出来る。ただ、前者のような場合でも医療関係者が「医療系YouTuber」として治療方法とか病気に関して配信する事には、色々制約があったはずだし、後者のような場合だと以前有った「暴露系YouTuber」も、その内容に寄ってはプライバシーの侵害立ったり脅迫行為になる事もあるだろうから、これだって注意が必要。となれば、最初から「迷惑無為」と迷惑を掛けることを目的にしている配信チャンネルなんて、開設されること自体許されるべきでは無いと思うのだけれど。以前も、スーパーのパックを支払い生産する前に開けて食べたりとかして顰蹙を買った例があるけれど、あれだって犯罪行為にもなり得るわけだから、スーパー側が本当は被害届を出すべきだと思うけれど、その手続きや手間の方が大変だから泣き寝入りしているんでしょうね。

今回の場合は、新幹線の無賃乗車は明確なキセル高位なわけだし、証拠として動画も自ら残しているのだから、これは少なくとも罰金刑を課す必要が有るのでは。更にいつも思うのだけれど、ああいうYouTuberは多分観光目的で日本に入国して居るのだろうけど、YouTube収益を最初から目的にしているのならばそれはビジネス目的の入国になるはずで、そこで虚偽申告という事で強制退去も可能じゃ無いだろうか。日本はというか日本人はそういう部分には「次はちゃんとするだろう」みたいな性善説が基本だから、こういう場合も「お灸を据える」事で次は改心すると思うのだけれど、日本以外の世界では「性悪説」が基本だと思っているので、そういう温情みたいなものは逆効果だと思う。コロナ禍も開けて、日本への訪日観光客誘致も盛んになってきているけれど、「こういう行為は日本でやれば、即退去です」くらいの強いメッセージ発信もこれまで以上にやるべきだと思う。仮に同じ事をアメリカ当たりでやったら、即逮捕されて場合によっては銃で撃たれるリスク立ってあるだろうし。

今後は「迷惑系YouTuber」なんて曖昧な言葉を使うのでは無く、「犯罪YouTuber」とするべきでは。「犯罪系」とすら言わないで、明確に規則を犯しているのであれば「犯罪YouTuber」と断言しても良いんじゃ無いの。勿論中には日本のシステムに慣れていなくて失敗する事もあるだろうから、何でもかんでも一律に規制することは出来ないけれど、今回の様に目に余り物は厳格に対応して、それは日本内外に広く告知して周知させることも重要だと思う。今アメリカ入国に必要なESTA申請をすると、自分のSNSアカウントも申告が必要だけれど、日本もそれをやってみてもし国内で騒動を犯したらSNSを確認して確信犯かどうか判断する事をやれば良いと思う。言葉が通じない時はどうするのか? 日本国内の問題なのだから、日本語で話せば良いと思う。それを理解するかどうかは相手の責任だと思うし。それで警察とかに行き司法の範囲に入れば、通訳を要求するとか出来る分けだから。「それではおもてなしの心が」と言う声も聞こえてきそうだけれど、おもてなしの真意は相手の我が儘を許したり犯罪行為を見逃すことでは無いと思う。ちゃんとした気持ちの良いおもてなしをしたいのであれば、ルールを無視する輩(文字通り「やから」)は排除するべきだと思うし、そういう存在がいないことが、誰にとっても一番の「おもてなし」になるはず。最近、外務省の海外向け発信が評価されているけれど、日本は訪日観光客を歓迎するけれど、フラドルメーカーは100%排除する、位のメッセージをこういう事例をサンプルにして積極的に発信したらどうだろうか。

全ては「自然のなせるもの」

関東学生アメリカンフットボール連盟が発表した、早稲田大学-立教大学の試合最後に発生した、誤審による逆転劇に関しての説明。早稲田大学がリードしての立教大学の攻撃。時計を止めるタイムアウトを使い切った立教は、サイドラインに出るなどして時計を止めながら逆転を狙うものの、直前のプレーは時計が泊まらないインバウンドでのボールデッドに。直ぐにプレーをしても間に合わないような状態で、一度はそのまま試合終了で早稲田大学勝利かと思われたところ、1秒前に審判の一人が笛を吹いて試合を止めたと言う事で、残り一秒から立教大学に最後のプレー機会が。ここから立教大学は「ヘイルメリーパス」という、駄目元のロングパスを投じたところ、一度は早稲田大学選手が弾くものの、それを立教大学の選手がキャッチしてTD。最後の最後に立教大学がまさかの逆転サヨナラ勝利となったのですが、その後ネット等でも色々な意見が噴出して揉めていた話。

どちらのチームにとっても悔しいし納得いかないところがあると思うし、特に試合結果を左右してしまうような誤審を冒してしまった審判団が一番悔やんでいるとは思うけれど、個人的には「これも試合の一要素」と考えるしか無いと思うんですよね。ルールの中に、例えば「試合後であっても、審判員の誤審が確認された場合には、その時点から再試合をする」みたいな事が決められていれば別だけれど、そういうルールは当然決められていないし、試合も確定している以上は、その原因に関しては検証をして再発することを防ぐ方法や仕組みを考えるべきだけれど、双方のチームに対しては残りの試合に集中させるべきだと思う。

アメフトの場合は、選手の中に審判員が何名か入ってジャッジをするから、審判員が邪魔になるとかぶつかってボールキャッチ出来ないとか、走っている時に邪魔されて進めなくなったとか、そういうケースは結構有る話。その場合でも、じゃぁそのプレーをやり直すかと言えばそう言う事は無くて、審判員はあくまで「グランドの一部」として扱われるんですよね。今は人工芝だったり、天然芝でも整備されているからそんなことは無いけれど、昔の土のグランドだと、穴があったり石ころがあったりして足を取られることはそこそこ合って、それと同じ話というのがルール上の解釈。審判が絡まなくても、例えば優勝を争う2チームが、別々の会場で試合をしていて、一方に例えば悪天候とか照明が消えたとかのトラブルが発生して、それが理由でそうで無いチームの優勝が決まった場合、だからと言って再試合しないのと同じ話だと思う。

私もビデオで何回かそのシーンも含めてこの試合を見たけれど、早稲田大学としては1TD/1TFPでもひっくり返せない点差を付けておくべきだったと思うし、今回の様にTDの6点でも試合が決まるような場合には、もっと守備に集中するべきだったと思う。特に、最後はもうヘイルメリーパスが来ることが分かっていたので、とにかく全員でエンドゾーンを固めてボールを「たたき落とす」事が鉄則。それをボールを早稲田大学の選手がチップして浮かせてしまい、それを後ろにいた立教大学の選手がキャッチしてTDとなったシーン。その前のプレーでは、立教大学側は外に出たと思っていたのか、全く残り時間を気にしている素振りが無かったんですよね。それを見て早稲田大学は、そのまま終わると油断も有ったんじゃ無いだろうか。悔しいし不満もあるだろうし、あるいは後味の悪さも感じているかもしれないけれど、もっと悔しい試合もあるだろうし、例えば自分のミスから敗戦したらその選手の後味の悪さはもっと厳しいだろうし。対策は対策としてしっかり今回の経験を生かして改善して欲しいし、試合結果に関しては将来の試合に集中して欲しいですね。確か早稲田もまだ優勝の可能性がなくなったわけでは無いと思うので、逆にこの結果を糧にして発憤して欲しいし、立教は立教で古豪復活以上の結果を残しているのだから、この結果に油断すること無く残り試合に全力をぶつけて欲しい。この試合以上の試合をすることが、相手チームや関係者、そしてカレッジフットボールファンに対して一番大切で適切な行動だと思う。

2023年10月27日

所有クレジットカード

ITmediaの記事から、個人所有のクレジットカードの枚数に関してのアンケート調査記事。1枚が18.5%、2枚が一番億手21.3%、3枚が19.3%、4枚が10.8%という割合で、やはり複数枚持ちが多いなという印象。私も、仕事で使う法人カードを除けば4枚保有していますが、実際に日常使用しているカードはそのうちの2枚かなぁ。

プラン度的には、VISA、MasterCard、Amex、JCBと国内のメジャーブランドの中ではDiners以外は一応揃っています。ただAmexはHilton Premium HHORNOR CardでHiltonのHHORNORメンバー維持目的のためだけだし、JCBもANA SFC維持のためですから、やはり一番利用しているのはVISAかなぁ。MasterCardはVISAカードのおまけで所有している感じですからね。空港への荷物宅配サービス等、ちょっと有利なサービスを利用することが最大の目的。

最近はほとんどそう言う事は無いのですが、以前はクレジットカードが使えるお店でも、カードブランドによって利用できる・出来ないが結構有ったので、例えばVISAが駄目ならMasterCardを使うとか、特にAmexが使えない・使用拒否される場合が昔の特にアメリカ出張時には多くありました。後本当はカード会社との契約違反になるはずなんだけれど、カードブランドに寄って利用可能最低金額が違っていたり。手数料の高いAmexは、US$30以上の買い物でないと使用出来ないとか、普通にありましたからね。

私もHintonの会員レベル維持のために、ホテルブランドのAmexを所有していますが、この手の提携カードも増えているから、結構色々な航空会社とかホテルとかのカードを何枚も所有している人は多いのでは。私も、社会人になってから暫くして作った、UAの提携カードを長く使用していたけれど、同じ提携カードでもANAのSFCカードだとスタアラゴールドのレベルがもらえるので、海外のラウンジ利用も出来るけれど、UAの提携カードはマイルが積算されるだけでそういう付帯サービスは無いから、それが残念でした。アメリカの提携カードだと、もっと特典が多いのにね。暫くはこの構成から変わることは無いだろうけど、最後に残るのはどのカードだろうか(笑)。 

JR東海の品川駅

ITmediaの記事から、なぜJR東海は品川に「新幹線」の駅を作ったのか、という話。私も、昔は仕事で新横浜駅を利用することが一番多くて、その次に利用していたのが東京駅。今は全ての新幹線が品川駅にも新横浜駅にも停車しますが、昔は品川駅にしても新横浜駅にしても通過するのぞみ号もあって、正直なんで品川駅を作ったのか鉄分低めの自分には疑問でした。そこから、全列車が品川駅だけで無く新横浜駅にも停車するようになり、一時は浜松停車のこだま号とかひかり号が、その影響を受けてたしか数分程度長くなったと思います。それからダイヤ改正に伴って高速化されて、今では以前よりも乗車時間は短くなっているのかな。 

東京駅は、日本の鉄道交通網の中心であり、代表的なターミナル駅と言って良いと思いますが、新幹線駅が増設されただけでも奇跡と感じる位密集していて、地下ホームを作るにしてもすでに総武線、京葉線と作られていて、さらに拡張するのは難しいだろうし。大体今東京駅を起点にしている東北新幹線等のJR東日本の新幹線は、以前は上野駅が起点(その前は大宮だったかな)だったわけで、当時東京駅ホームを工事して開業した様子をリアルタイムで経験していますが、本当に東海道新幹線のホームから見える工事の様子は大変だったと思いますね。個人的には、何で地下ホームにしないのか不思議だったけれど。まぁ、JR東日本としては、何としても東京駅を帰天した新幹線網を作りたかったんだろうなぁ。それに対してJR東海は東京駅を廃止すること無いと思うけれど、都内の拠点として品川駅に投資をして、今はリニア新幹線の起点にも使用としているわけで、そう言う意味ではJR東日本のお膝元でのJR東海存在感の大きさは、この品川駅の興亡に掛かっていると言っても過言では無いのかも。

利用者目線で見れば、東北新幹線であっても東海道新幹線であっても、どちらも「新幹線」に変わりないわけで、余り別会社という意識は自分は感じないんですよね。それは東海道新幹線が、新大阪駅を境にして、JR西日本とシームレスに相互乗り入れをしている事も理由じゃ無いかと。利便性を考えると、東京駅を通過して、例えば「新大阪-東京-仙台」みたいなダイヤが有っても良いんじゃ無いかと思うんですよね。でも実際には、東京駅で新幹線を降りて、一方の改札を出てから隣りの改札から入り直して、そこで新幹線に乗り直さないといけない。あの東京駅での乗換は、日本人でも迷う人が居るくらいだから、訪日観光客の人にとってはトラップに近いかも(笑)。そう言う意味では、品川駅を事実上の東海道新幹線の起点として扱えるようになれば、JR東海としても自社サービスを提供しやすくなるかも。東京駅と比べて品川駅の難点は接続路線数の少なさで、品川駅で乗換可能なのはJR東日本の在来線と京急線だけ。新横浜駅は、昔はもっと惨めな状態だったけれど、横浜市営地下鉄が接続して、さらに最近では東急と相鉄線が接続して、かなり賑やかになりましたからね。それに比べても、品川駅はターミナル駅という雰囲気を余り感じない駅だなという印象。回りもオフィス街で、賑やかさの少ない場所というのもあるだろうし。でも、私は知らなかったのですが、南北線が白金高輪から分岐して品川駅を作るらしい。これが出来ると、渋谷方面からの人流を、これまでの山手線経由から直接品川駅へ接続出来るから、かなり利便性は高そう。でも、僅か一駅作るだけでも大変そうだなぁ...

品川駅は、京急線の駅も接続しているので、羽田空港との接続性が良いのもこれからのメリットの一つでしょうね。私も年間何度も利用していますが、新幹線と京急の接続は最短5分もあれば乗換可能ですし、10分あれが確実に乗り替えできるので時間を計算出来るのが便利。実は成田空港と接続する成田エクスプレス(NEX)にしても、東京駅は地下ホームに到着するので、新幹線だけで無く在来線との乗り継ぎも凄く大変。その点品川駅での乗り継ぎだと、ホームで言えばほぼ隣に移動するくらいの距離なので、こちらも5分~10分程度の乗り継ぎ時間が有ればまず大丈夫。私も、成田空港利用時でも羽田空港利用時でも、NEXで空港へとか空港から移動する場合は、乗換は先ず品川駅利用です。大丸で買い物をするとか何か用事があれば東京駅利用の場合も有るけれど、最近では90%以上は品川駅利用だなぁ。JR東日本も、空港への直接乗り入れ線を今後建設する予定ですが、まだまだ先の話だろうし。交通ターミナルとしての品川駅は、リニア開業を境にどんどん発達するんだろうけど、「町並み」としての品川は未だにオフィス街というイメージしか無くて「品川へ遊びに行く」という意識は私は殆ど感じない。関係する企業の本社が集まって居る事もあるから、本当に「仕事で行く街」というイメージなんですよね(笑)。そう言う意味でも、もう少し賑わいが回りに生まれると嬉しいのだけれど。

2023年10月26日

パソコン・IT死語

20代に通じない「パソコン・IT用語」死語ランキング。第一位は「フロッピーディスク」ですか。某IT大手では「ディスケット」と呼んでいたけれど、そっちはさらに通じないだろうなぁ(笑)。でも、確か今でも現役の所はあるんですよね、省庁関係とかだと。私が仕事を始めた頃は、720KB/枚からやっと1.44MB/枚が出てきた頃かなぁ。メディアとしての容量は2MBあるんですが、フォーマットすると作業領域(FATとか)が取られるから、使える容量は1.44MB。それに対して、1.2MB/枚の媒体も有って、それがそれぞれの会社でフォーマットが違うから、1.2MB(NEC)とか1.2MB(富士通)とか言っていたなぁ。でも、今でも多くのアプリで「保存」のアイコンは、この「フロッピー」が使われているのは何故? 

2位のダイヤルアップ接続は、まだインターネットが一般化されていない1980年代から1990年代中頃くらいまでは当たり前の話。公衆電話回線に接続して、接続先に電話を掛けて、そこでデータ通信をしたんですが、昔はモジュラージャックなんていうのも無かったから、受話器(これも死語だな)に音響カプラー(これも死語)を被せて、文字通りスピーカーからの音をマイクが拾って信号伝送していましたからね。私は、流石に音響カプラー持参で出張したことは無いけれど、モジュラージャックの回線チェッカーと、万一の場合様に直接電話線に接続する鰐口クリップは持参して居た事は内緒です(笑)。

3位の起動ディスク/起動フロッピーは、今でもUSBブートがあるから似たような事はやっていますが、以前のUSBブートは起動ディスクのシミュレーションで起動していたけれど、最近はUEFIブートで直接起動できるから、やり方は全然違う。と言うか、起動ディスクや起動フロッピーは、昔のBIOS (Compatible BIOS)の仕様だったけれど、今のパソコンはそれも無くなり、UEFI BIOSだけになりましたからね。もう昔の起動ディスケット/起動フロッピーを使えるパソコンもどんどん無くなっていくし。CD-ROM/DVDブートも、昔は起動ディスケットのイメージをCD-ROM/DVDの中に仕込んでおいて、起動ディスケットのブートをシミュレーションしていたから、CD-ROMから起動しているのにその起動ディスケットの中でCD-ROM用ドライバーの組込が必要で、だから起動したディスケット部分はAドライブと認識されるのに、残りのCD-ROM部分は別にD:ドライブとかE:ドライブとして認識されるという、ちょっと面倒な仕様だったなぁ。

4位のMS-DOSはスキップして、5位の「みかか」は、キーボードのシフトが「かな」になっていると「NTT」とたたいたつもりが「みかか(NTT)」という話で、同じような打ち間違いではメーカーの「NEC」が「みいそ(NEC)」と呼ばれていたりしましたよね。 6位以下を見てみると、6位のアスキーアートの一つ「フェイスマーク」は、今はアイコン(絵文字)に変わってきているし、昔のパソコン通信の様にモノスペースのテキストで埋められる画面が少なくなってきたことも大きいかなぁ。7位のボール式マウスは、レーザー式マウスに置き換わったと言う事なんでしょうね。それならば、8位のMOディスクは消えたけれど、MDはまだ残っているのだろうか。自分が20代、30代、いゃ40代の頃ですら、まだこれらの言葉の多くは現役だったけれど、10年20年であっと言う間に変わっていくのが現代。もう少ししたら、それが5年とか3年位でどんどん変化してく時代になるんでしょうね。実際今の自分などは、VR系の用語はちんぷんかんぷん(これも死語かな-笑)。どんどん取り残されていく雰囲気を実感しています。

陳さんの麻婆豆腐

YouTubeのお気に入りチャンネルの一つ、「賛否両論」店主笠原将弘氏の「 【賛否両論】笠原将弘の料理の細道」から、故陳建一氏直伝の「麻婆豆腐」の回。挽肉をよく炒めるというのは、例えばミートソースを作る場合でも、必ず焼き目を付けてから崩すとか、料理の種類は違っても有名な調理人の人は共通して言っている気がする。それと、今回の調理の肝である「豆腐を事前に湯がいておく」というのも、豆腐料理の裏技じゃないけれど、これも以前聞いた話で、例えば冷や奴でも一度お出しで軽く火を通して、それを冷やして使用するとか、揚げ出し豆腐を作る時も、ちょっと湯がいてから使用するとか、水切りしたような感じになるという話も。昔アメリカ出張が続いた時に、当時はパック入りのお豆腐なんて無くて、探して見つかるのは充填式の長期保存用の豆腐パックしか無い。煮物に入れたりする分には、何とかごまかせるんですが、湯豆腐は兎も角冷や奴が食べたいとか言う我が儘な先輩とかいて、その時にはマギーブイヨンの野菜スープを少し薄めに作って、そこにこの充填式豆腐を入れて少し湯がいて、それを冷やして冷や奴風にして食べたなぁ。豆腐の豆の味を楽しむなんて言うことは無理だけれど、豆腐の旨味みたいな物は残っているので、結構好評でした。

で、最後に麻婆豆腐を食べながら、スタッフの矢部さんとのクロージング漫談に移るんですが、ここで賄いの話になったのが、個人的には今回一番重要なところで、まずは基本に忠実に技術を身につけてその料理を完璧に作れるようになってから、初めて自分なりのアレンジをするべきなのに、最初からアレンジしようとするから「無国籍料理」ならぬ「無責任料理」になっているという一言は至言だと思う。歌舞伎の世界の「型破り」も、無茶苦茶なことをやるのが「型破り」なのでは無く、その型を極めた後に新しい物を作るのが「型破り」なんだという話は、自分にとってはいつも教訓としている言葉の一つ。

笠原氏、最初メディアに見た時にはちょっと軽薄な感じが自分的には苦手で、かつ店名が「賛否両論」という、いかにも狙っているみたいな店名なのも「目立ちたがり屋さんなのかなぁ」とちょっと否定的な印象を勝手に受けていたんですが、その後もメディアに登場して調理している様子なんかを見ていると、「あれ、結構ちゃんとしている?」と失礼ながらも認識が180度変わった人。YouTube開設した早い時期から見ていてチャンネル登録もしているんですが、ちゃんと調理の基本は押さえているし、視聴者向けに家庭でも出来る・調理しやすいという所も考えていて、結構凄いんじゃ無いと言う理解に変わってきました。土井善晴先生と並ぶくらい(笑)、自分の中では参考にしている料理人さんの一人になりました。

本格的な料理も美味しいだろうし、勿論機会やお金があれば食べてみたいけれど、一日3食365日にさらに人生80年90年の間の食事が、毎回そんな高級料理であるわけが無い。その3×365×80=87,600回の食事のうち、極々一部はそう言う機会にも遭遇するだろうけど、その殆どは普通のご飯に味噌汁にちょっとしたおかずにお漬物くらいの「普通の食事」。その「普通の食事」が「普通の食事」と太字くらいに少し豊かになるのが、この笠原氏とか土井氏とかが教えてくれる料理じゃ無いかと思っていつも視聴しています。そういう料理って、自分で作れば尚更だけれど、調理するところを見るだけでも、手際とか素材の扱い方とか、そう言うものが凄くスッと頭の中に入って気持ちが良くなる気がする。自分も多少は自炊とか料理好きだから尚更かもしれないけれど。それと、アメリカ出張が続いていた時には、向こうでアパートに済んでいたから、限られた材料や調味料に限られた調理器具の中で、何とか和食とか日本料理みたいなものを作ろうと苦労して、それが週末の楽しみみたいなものにもなっていたからかもしれない。ちょっと昔を懐かしく思いだした動画でした。

署名の媒体よりも署名の仕様

ITmediaの記事から、昔懐かしい岡田有花氏によるUSBによる署名提出に関しての話。記事の趣旨は、これまでの自署した署名紙を何千何万枚を提出労力よりは、政府もDX化して行くべきと言う話で、その意図は理解出来るしするべきだと思うけれど、紙かUSBかという媒体の話だけになっている気がする。 

USBで提出するということは、その中身は「ファイル」データな訳で、それが紙の署名と違うのは、幾らでも複製が可能な場合もあるということ。紙への署名でも、同一人物が何名分も署名する可能性はあるわけで、だからこそその筆跡や筆致を確認したり、署名だけでなく押印する場合も有るわけで、そこで署名の正しさ正確さを担保しているわけですよね。で、USBに保存された「署名」は、どういう方式・形式で保存されているんだろうか。例えば紙の代わりに一人1 PDFファイルに署名したものを入れているとして、それが単に紙をスキャンしたものなのか、署名ツールとかあってPDF化したものなのか、署名の正しさが記事の中では全く説明されていないので、個人的にはちょっと怪しい気もします。

署名サイトがあって、何らかの認証機能があって一人一回の署名が担保されていて、しかも特定サイトで署名すると、何らかの暗号キーとともに署名データが暗号化されて、その人の署名データであると確定されるような仕組みなら理解出来ます。でも、単にサイトに名前を入れて「賛成します」「反対します」と書くだけで、出力先もExcel形式とかCSV形式でファイルにするだけでは、正直意味は無いと思う。それが100人だろうと100万人だろうと、それは単にデータが羅列しているだけのファイルで「署名」の意味は無いと思うなぁ。極端な話、マクロとか組んでしまえば、日本中の人の名前を書き込むような事も可能になってしまうわけですからね。

署名の意義は、渡すことでは無く、多くの声の可視化という意見は確かにその通りだと思う反面、ネットやデジタルの世界である現在では、余りに簡略な方法では、少数の特異な意見や声であってもハレーションを起こして恰も大きな声のように見えてしまう、見せることも可能なわけで、その弊害も私達は既に色々と経験済みだと思う。大手メディアだって、自分達の意図に応じてバイアスを賭けた報道をすれば、それを見聞きした視聴者は購読者は、そのバイアスの掛かった内容を「事実」とか「真実」と信じてしまうわけですからね。より敷居が下がったネット社会だからこそ、多くの声を集めやすいし届けやすいと思うけれど、その分主張することの責任みたいなものは希薄になっていないだろうか。簡便さと脆弱性は、結構隣り合わせの存在だと思っているので、多くの人の声を吸い上げるシステムには賛成するものの、そこにはそれなりの重み付けというか、確証というか、少なくともこれまでの「紙に自筆でサインをして場合によっては押印もする」という、手間程度の重み付けみたいな仕組みが、今後オンラインやソフト化にすすむであろう「署名活動」にも必要だと思う。


2023年10月25日

SDGs言いながら選別する

今年のお米の生産・品質は、夏の猛暑続きの影響で実の入りも悪く品質も低い物が多くて、所謂お米のグレードだと最上位の物はガクッと減っているらしい。そう言えば2週間くらい前の「鉄腕!DASH!!」では、福島での稲刈りの回があり、それを乾燥させて精米してゴンを焚いてみんなで食べるシーンがありましたが、その時には「今年のお米は...」という話で出ていた気がします。

お米に関して言うと、水分量が不足しているので同市も食味が悪くなるらしい。また精米して炊飯するまでも、乾燥している分余分に水分を吸水してべちゃべちゃになりやすいので、米研ぎは全体的にサッと手短に済ませて、炊飯前の給水時間も短めの方が良いらしい。そこまでは美味しくご飯を炊く話なので良いのですが、今年のお米は米粒に黒い部分が混じっている「斑点米」と呼ばれる物が多いらしい。これは害虫も夏の暑さで大量発生した影響らしく、味とかには大きな影響は無いものの、炊いた時に黒ごまを振り掛けたように黒い点点が目立つので、色彩選別器とかに掛けて排除しているらしい。だから、一般に販売されているお米は真っ白なわけです。

ただ、多分そういう色彩判別機とその斑点米だけ排除する(想像ですが、空気銃みたいなものでその米粒だけ弾き飛ばすんだろうなぁ) システムを導入出来るのは、JAとかそれなりの大手メーカーだけだろうから、中小メーカーのものにはどうしても一定数混じってしまうのは仕方ないと思います。で、昨日観ていたテレビ番組では、今年のお米はこの斑点米が多いので、見つけたら取り除く、と言うような話をしていました。それは良いのだけれど、確かこの放送局のキー局は、SDGsを大々的に標榜して色々な番組などで強調してキャンペーンしている放送局。SDGsという考え方に異論は無いし、そうで無くても無駄や浪費は避けるべきだと思うけれど、それならそれで斑点米だって害では無いのであれば、そのまま食べても良いんじゃ無いの。少なくとも家庭で食事するなら問題無いはずだし、食堂やレストランだって、SDGsと言うのであれば「これはこういう理由で含まれているけれど、味にも体にも問題ありません」と表示して販売すれば済むだけの話。

確か放送されていたのは一般家庭では無く、和食のお店だったか、所謂商売をしている所だったと思うので、そう言う「見た目」を気にするのは仕方ない。でも、そうであっても「お店では見た目もあるので出来るだけ取り出しますが、ご家庭では味も変わらないのでそのまま食べても問題無い」くらいのことは言うべきだと思ったのだけれど、確かその中でのそういう言及は無かったと思います。夏の異常気象で、今年は作物だけで無く海産物などの漁獲量も大きく変動しているらしいけれど、それならば尚更今あるものを有効に活用して行くのが「SDGs」の目的じゃないだろうか。多少規格外とか、見栄えだけの問題であるならば、これまでの検査合格品と同じ値段で販売すれば良いと思う。規格外だから価格は下げるというのであれば、今の規格外品を標準価格にして、企画合格品は「プレミアム商品」として、高価格商品にすれば良いんじゃ無いの。まぁ、これは屁理屈なんだけれど(笑)、SDGsって、無駄や華美を無くして、効率良く資源を回すことが目的だと思うけれど、SDGs自体が一つのファッションになっている実例じゃないかなと言う気がするお米問題でした。うちは田圃が幾つかあり、自分ではもう稲作出来ないので痛くして田圃を維持していますが、毎年120kg位お米の収穫があります。今年分はまだですが、昨年はこの斑点米が多くて母親などはブツブツ言いながら炊いていたけれど、それでも食べてしまえば問題無し。勿論、気になる人は避ければ良いけれど、そうしなければいけないことでは無いと言う事はもっと周知させるべきだと思うなぁ。

2023年10月24日

今更それは無いだろう...

昨日ちょっと必要があり懐中電灯(フラッシュライト)を買いに、近くの電気店へ行ってきました。小型のLEDライトのものは以前何かの懸賞だったかで貰ったものがあるんですが、光量が弱くて肝心なところに光が届かない。そこで、非常時にも必要になるだろうと、大き目で光量も十分にあるフラッシュライトを買いに出かけました。

特殊なものでも無いので、自宅近くのモールには入っている家電量販店に行き購入することに。モール内の店舗という事も有り、そんなに広いお店では無いのだけれど、なかなか肝心の懐中電灯が見つからない。暫くウロウロしてやっとまとめて置いてある場所を見つけました。私が想像していたのは、ペットボトルくらいのサイズの、単一電池が4個とか入りそうなくらいの昔風のものでしたが、最近のものはサインペン・マジックペンくらいのものが多いんですね。これはちょっと意外でした。しかもそのサイズで300/400/500/600ルーメンと、かなり明るい。更にビックリしたのは、最近のものはそれだけ明るいものでもLED使用なんですね。今回見たところでは、昔ながらの電球式のものは1,000以下の安いものは有りましたが、中級以上だとLEDが普通みたい。また、1,000~2,000円位で購入出来ると思ったら、そこそこ明るいものだと3,000~4,000円位して、これはちょっとビックリ。その中で500ルーメンの小ぶりのフラッシュライトを購入してきました。お値段も4,000円ちょっととそこそこの値段です。

この製品を選んだ理由は、実はUSB充電方式のものだから。本体内部に、乾電池の代わりにリチウムイオンバッテリーが内蔵されていて、一番エコモードなら20時間位から、最大光量でも2時間位は持つらしい。 で、自分的には良いものを買ったと思って帰宅したんですが、帰宅して梱包を開いて試しに使ってみようとした時にガッカリしました。USB充電対応だけれど、そのUSB端子がType-BのMicroなんていう、もう絶滅危惧種的仕様のもの。改めてパッケージを見直してみましたが、「USB充電対応」とはかかれているけれど「Type-B Micro」とはどこにも記載が無い。勿論、充電用のType-A to Type-B Microのケーブルは付属しているので、Type-Aの口が付いたACアダプターがあれば問題無く充電出来ます。自宅にも、BOSEのBluetoothスピーカーとか、このType-B Microを仕様しているデバイスがあるので、困ることは無いのだけれど、このBOSEを購入したのはもう何年も前の話で、世の中どんどんType-Cに以降しているこの時期に、やっぱり不満が残ります。

想像するに、製造している多分中国メーカーが、安く部品が入手出来るType-B Microを使ってるんでしょうね。それでどれだけコストダウン出来るのかは疑問だけれど、在庫整理の意味もあるんだろうか。そのうち、Type-B Microのパーツ在庫が捌けたら、そのままType-Cにした製品に以降するんだろうな(想像)。USB端子には不満はあるけれど、光量に関しては全く問題無く、なんでこんな小さなサイズでこれだけ明るいのか不思議なくらい。まぁ、自分で使う分には十分な範囲ですし。でも、やっぱりType-B Microが気に掛かる(笑)。

一アマへの道 (6) - 今回は一時中止

今年、一念発起をしてずっと塩漬けだったアマチュア無線のライセンスを、来年の更新前に上級のライセンスを獲得しようと目標設定。取りあえず頑張ってみましたが、やはりブランクの影響は大きく、このままでは厳しいことを実感。先週の金曜日までがこの12月期の一アマ・二アマ試験の申込期限でしたが、残り一月半でリカバリーするのも厳しいと結論づけて、今回のトライアルは延期することにしました。私が電話級(現4級)の免許を取得したのは小学生の頃でしたから、そこから多少は高校、大学と電気関係に関わり合いを持ちながらも、 社会人になるとどんどん離れてしまいましたからね。流石に30年、40年のブランクを埋めるのは厳しかった。

ただ、これで一アマへの挑戦を諦めたわけでは無く、来年の12月の試験を改めて目指すことに。その前哨戦として、来年早々位に三アマの試験を受けて、実際にどの程度なのか確かめてみることにします。勿論、三アマと一アマの間には大きなギャップが有るわけですが、やはり取っかかりとしては順番に進めるべきかなと反省。勿論今の状態では三アマだって怪しいので、これからちゃんと真面目に勉強しないと。

仕事だったら目標未達で評価が下げられるけれど、個人の目標設定で助かりました(マテ)。

2023年10月23日

熊と自然

最近、北海道や東北地方での熊の出没事例が多発して、駆除も大変みたい。それでも、北の方の出来事だと思っていたら、伊豆半島で100年振りに月の輪熊が目撃されたとか、私も10年以上住んでいたことのある町田市(東京都ですぜ)に熊が出たとか、もう温暖化の影響なのか、自然環境の変化の影響なのか、ちょっと一昔前だと予想できないような状態に。町田市と言っても結構広いので、一体どの辺だろうかと思ったら、「ネイチャーファクトリー東京町田」というキャンプ施設で、八王子や高尾山に近い場所らしい。正直、あの辺りなら熊とか出ても不思議は無い気がする。

流石に自宅の周りは熊が出るような山間部では無いけれど、自分の子供の頃はタヌキ(ハクビシンかな)とかは見た記憶があります。あと、野良犬は結構いて、狂犬病で亡くなった人も周りから出た記憶があるなぁ。野良犬を捕獲する、檻をトラックの荷台に載せた多分保健所の車が自宅近くの田圃や畑の周りを走っていた光景の記憶がありますからね。そう言う意味では、自分の地域とか自分にとっては、熊というのはそれ程現実的な存在ではなくどうしても動物園の中の動物という意識が根付いています。あと、「ムツゴロウ王国」のイメージもあるから、ムツゴロウさんと熊の共存光景とかも記憶にあるから、グリズリーみたいな大きな熊は恐いけれど、そうで無い人位のサイズ位の熊ならそんなに恐くないみたいな印象も刷り込まれているのかもしれない。

多分そんな認識の人が多いから、東北地方とかで駆除のために熊が射殺されたというニュースが流れると、相当数の批判や苦情が持ち込まれるらしい。「残酷だ」とか「動物愛護」くらいまではまぁ理解出来ないことも無いけれど、中にはそんな地域に住んでいる人間の方が悪いから引っ越せ見たいなことをわざわざ言ってくる人も居るらしい。いゃ、山間地域の場合も有るだろうけど、今は市街地にまで熊が出没しているから大きな問題になっているわけですし。秋田県の事例立ったかな、県内の熊の出没地点をマップ化したものが有りましたが、県内全域に殆どの地域にびっしり目撃事例が有って、もう何処に行っても熊被害の可能性が生まれている状態。

市街地に降りてくるのは、天候不順などもあり山間地域に餌となるどんぐりなどが不足しているので、それで山から出てきて農作物を荒らすらしい。で、それに味を占めると、農作物ですから安定的に熊からみたら獲得出来るので、ますます山から出てきてしまう。さらに市街地に出ると、ゴミ集積所もあって、そこには食べ物の残り等もあり、一端そう言うものの味を覚えてしまうと、もうそう言うものを狙ってますます市街地に出没するらしい。人を襲った熊も、その味を覚えるとますます人を襲うようになるので、結局は捕獲して山に戻しても元に戻るから、射殺して駆除するしか無いらしい。それを幾ら実情を知らないからと言って「残酷」とお気持ちだけ同情するのも無責任なわけですよね。似たような話は、色々な場合が有るわけですし、少し前には日本がやり玉に挙がっていた鯨問題何かも、元々はそう言うよく言えば善意からの行動が、結局は変質してクレームビジネスみたいなものになったのが問題だったけれど。「自然との共存」とはよく言われる言葉だけれど、自然の中に入ってしまえば人間なんて一番弱いレイヤーの存在なわけで、精々「自然を取り入れた生活」くらいが関の山。ネットが発達したこともあるんだろうけど、現実の切実さが消えてしまい、無意識に情報が撮り張りされたり変質して伝わり、それが更なる誤解を生むという負のループを解決する方法が何か無いのかと感じます。

暖房能力

急に朝の冷え込みや夜のになると底冷えみたいなものを感じるようになったので、この週末には仕舞っていたガスファンヒーターを出してきて、これからの冬対策を完了しました。流石に一時期の頃に比べて寒くなってきたとはいえ、日中はまだ暑いくらいの日差しの時もあるし、真冬の時期のように一日中暖房が必要という時期でもありませんから、朝晩のちょっとしたタイミングに使用するだけ。

ガスファンヒーターは、父親が以前は中部ガスの販売店を自宅で営業していたこともあって、自宅内の各部屋にはガスの配線があり、どの部屋でもガスストーブとかガスファンヒーターが使えるようになっているので、我が家ではデフォルトの暖房器具。今自分の部屋で使っているのは、多分8畳位迄様の小型のものですが、これでも十分真冬でも間に合います。南向きに窓があって、日中は結構日差しが入る事もありますが、やはりガスファンヒーターは強力だなといつも感じます。一方で部屋にはエアコンもあって、そちらは冷暖房機能両方が付いています。基本こちらは冷房を使うだけなので、年間の半分は壁の飾りになっている状態。

以前、まだガスファンヒーターを出すには少し早い時期だし、でも天候的に冷え込んだ時があって、その時に「エアコンの暖房機能を使ってみよう」と初めて利用したのは何年前だろうか。エアコンの暖房機能で個人的に嫌なのは、熱を作るためにヒーターを使用しているのだと思いますが、その臭いが電熱器の発熱している時の臭いというか、昔理科室でよく使用した電熱ヒーターの臭い何ですよね。まぁ、熱を電気で作ろうと思えば、それしか方法は無いのだから当然なんだけれど、何かどこかで発熱体が動いていて火事にならないか最初の頃はちょっと不安でした。 何回か使ううちに、エアコン暖房はそんなものだと納得するようになり、今では普通にちょっと肌寒い時には利用するようになったのですが、やはりこの時期初めて暖房を入れた時には、「をっ」という感じになります。

エアコンは、当然ながら部屋の壁の天井に近い高い位置に設置されていて、しかも自分の部屋の場合はその吹き出し口の下にワイヤーラックがあって、いろいろ荷物を置いているのでそれが障害物になり、そのまま素直に温風にしても冷風にしても噴き出してきません。それもあって、少し離れた所にサーキュレーターを置いていて、冷暖房どちらの時にも回すようにしていますが、暖房の場合暖かい空気はどうしても上に上がるからか、期待するほどの効果は無いよう泣きがします。ファンヒーターの場合は床置きで、かつ内部の結構強力なファンの風で暖められた空気が前方に噴き出してきますから、ヒーターの電源を入れると直ぐに暖かい空気が自分の周りに噴き出してくるので、余計にエアコンの暖房機能に対して貧弱さを感じてしまいます。寒冷地の人でも、冬の暖房をエアコンで賄う人が居ると聞くと、これくらいの能力でどうやって浜松よりも厳しい冬の寒さを乗り切るのか凄く不思議な気がします。寒冷地用のエアコンって、暖房機能が増強されているのだろうか。その分電気代も掛かりそう。エアコン内部のカビ対策も兼ねて、内部を少しでも乾燥させて、かつ暖房することで内部温度が上がればカビ菌予防にもなるかなと勝手に思って、毎年シーズン初めのこの時期は出来るだけエアコンを動かすようにしていますが、そろそろ最初に購入して15年? 20年?近くなるはずで、来年は買い換えかなぁとも思っています。そう言う事も有るので、今年はいたわりつつ使用してあげよう。

ガソリン価格

PRESIDENT Onlineに掲載された、ガソリン価格に関しての記事。内容的には、そんなに目新しい事柄は無いのだけれど、偶々記事を読んだ直前に自宅近くのガソリンスタンドで給油したばかりで、改めて「ガソリン高いなぁ」と感じたところだったので、内容以上に心に引っかかる記事になった気がします。

最近は余り遠出せずに、自宅周辺とかちょっと乗りをすることが多く、ただその分回数は増えているので、全体の月当たりの走行距離はそんなに変わっていない。大体、月に一回30L位給油するのがここ一年くらいの状態です。昨日もコンビニ寄った後、その近くのいつも給油しているスタンドで、ハイオクでのリッター当たり料金が180円(会員価格)を切っていたので、丁度そろそろ給油しようかと思っていたことも有り、そのまま左にハンドルを切って給油してきました。それでも33L位入って料金は6,000円少しとなり、やはり「まだ高いなぁ」という印象は拭えません。クレジットカード払い立ったので、1Lあたり182円位なのかな。でも、「30L入れて、6,000円」と聞くと「えー、リッター200円かぁ」と瞬間的には感じてしまう。

級の時にはトリップメーターもリセットするのですが、直前の値は440km走行していて33Lの給油なので、リッター当たりの走行距離は13.3Km/L。自家用車はハイブリッド車ではなくガソリン車なので、たまに東名・新東名を走ることはあるけれど、7割8割街乗り中心の利用状態としては、まぁまぁ合格点の燃費じゃ無いだろうか。 それでも、1年位前、もう少し前だと同じ位のガソリンを入れても、料金は4,000円台の前半位だったから、リッター当たり130円前後立ったと思うんですよね。それを思いだすと、やっぱり最近のガソリン代は高い。月1給油の週末ドライバーの自分が感じる位だから、仕事で毎日のように車を利用している人は堪らないだろうなぁと思います。いつも便利に利用している、Amazonとかの宅配担当者だったり、クロネコや日本郵政の配送業者さんにとっては、ガソリン代が上がってもそれを直ぐに料金に転嫁できるわけではありませんからね。と言うか、末端の配送担当者さんの場合は、手数料が決まっているわけだから、影響はもっと大きいだろうなぁ。

民主党時代に「ガソリン値下げ隊」都会って全国的に暫定税率廃止を謳って選挙に勝ったのに、いざ政権を取ってみたらそんなに簡単に無くせないと現実に直面。それで設定した「トリガー条項」でアリバイ作りをしたけれど、その後の東日本大震災復興税の為という理由もあり、ガソリン価格が発動上限を超えても実行されたことが無い。民主党の迷惑な置き土産では有るけれど、それをそのまま放置してきた自民党政権の責任も大きいと思うなぁ。野党も個久美の支持を得たいのであれば、震災から干支も一回りしたのにどれだけまだ予算が足りていないのか、その為にトリガー条項停止がまだ必要なのか、そういう所をちゃんと精査して訴求していけば良いのに、そういう所は全く仕事をしないんですからね。その代わり、週刊誌のゴシップネタみたいなものには直ぐ飛びつくくせに。物価高対策が当面の最重要課題だと思うけれど、掛ける税金を減らして価格を下げるとともに、やはり収入というか生活に使えるお金を増やす工夫をもっとして欲しい。物価上昇率を上回る賃金アップは勿論必要何だけれど、社会保障費とか保険料とかもへらしい欲しいなぁ。毎月給与明細見ると愕然とするわけですし。ただ、それが現場の薬剤師さんとか看護師さんとかにしわ寄せが行くのが今の問題だし、肝心な薬も作れなくなりつつある。そういう所にはお金をオとするようにしないといけないわけで、そう言う複雑な社会システムを単純に解決する妙案は無い訳で、だからこそ与野党関係無く真剣に考えて欲しい。

2023年10月22日

一気に冬?

昨日は都内に用事があり、朝から出かけて夜10時過ぎに帰宅したんですが、天候の変化に色々振り回された一日でした。朝は10:00頃に自宅を出たんですが、朝起きた頃位から浜松(遠州)の空っ風みたいな強めの風が吹いていて、「寒い」と感じる位。ただ、風が当たらない場所で日当たりが良ければ結構暖かい。こういう時に着ていくものが困るんですが、長袖のTシャツにフード付きのスウェットを着用し、その上から風よけも兼ねてブルゾンを着て出かける事に。ただ、自宅を出て浜松駅に到着する位には、その格好だと結構暑くなって汗も薄らとかくようになり、ちょっと過剰だったかなと反省しつつ新幹線で都内に向かいました。

新幹線から降りると、浜松以上こちらの気温が高いようで、着ている衣類は完全に過剰な状態。目的地に到着した時点で、一番外側のブルゾンを脱いで鞄にしまいましたが、フード付きスウェットも脱ぎたいくらい。周りを見渡すと、半袖姿の人も結構居て、一番下の長袖Tシャツも普通の半袖にすれば良かったと反省。それでも、少し風が吹いたりして何とか汗を気化させつつ、凌いでいました。そのうちに日も傾き暗くなってくると、「暑いくらい」が「涼しいくらい」に変わり、スウェットを着ていて丁度良いくらい。そんな中で夜も19:00過ぎになり用事も終わり、帰宅のために品川駅へ向かい始めたんですが、これくらいになると鞄にしまっていたブルゾンを、また着てもいいかなと感じる位迄流石に気温は下がってきました。

その後新幹線で浜松に戻り駅を出た時には、かなり冷え込みが厳しくなっていました。朝同様、結構強めの風が吹いていたこともあり、スウェットだけだと風が通ってくるので、多分ウインドブレーカーの有る無しでかなり感じ方は違いそう。その後帰宅して部屋に入ると、ちょっと冷え込みが厳しくてエアコンの暖房を少し入れて暖めるくらいに。その前に、ベッドに横になっていたら知らないうちにうつらうつらして寝てしまい、あっと目が覚めたのは手足がかなり冷え切っていたから。帰宅したのが夜の10時過ぎで日付けが変わるくらいにウトウトしたんですが、日付けが変わったら一気に冷気が襲ってきたみたいで、慌ててエアコンを付けたような状況でした。

今朝も冷え込みは結構厳しくて、いつも以上に掛け布団にくるまった状態で目が覚めました。やはりエアコンを暖房運転して少し部屋を暖めて、日が出て高くなる頃には少し暖かくなってきましたが、今日は仕舞い込んでいたファンヒーターを出すぞと、今日のThings-to-Doにメモしました。母親からも、しまってある各部屋用の暖房器具を出すように言われしまい、今日は一仕事増えたなぁ... 確か数日前には、年間100何日目かの夏日を記録したんじゃ無かったかな。それなのに数日後には一気に冷え込むような天候の変化は、少なくとも浜松では昔は無かった気がする。衣替えというか、半袖類の衣類は奥に入れて、長袖のシャツとかスウェット類やアウター類は入れ替えてはあるんですが、昼間はそこそこ暖かくと言うか場合によっては暑くすらなるので、なかなか着るものには困る時期でもありますよね。最近は、室内は空調が効いているので、結構軽装でも問題無いのだけれど、外に出ると困るので、ジャケットとかアウターは厚めに、その下は薄めというパターンが定着しているので、ダウンジャケットとか中綿入りのコートと長袖のシャツという組合せが定番に。だから昔はよく着ていてニットのセーターとか厚めのラガーシャツとか裏起毛のスウェット等は、室内でも室外でも暖かすぎてしまいずっと仕舞い込んだままなんですよね。勿体ない機もするけれど、そう言う中間的な着方着こなし方が最近は殆ど無くなっているのが寂しい気もしますね。 

技術立国イスラエル

産経新聞の記事から、紛争が続くイスラエルから日本へ帰国(待避)する日本人駐在員に関して。開発系の仕事をしていると、結構イスラエルへ出張で行くというエンジニアっているんじゃ無いだろうか。私も、実際には行った事は亡いけれど、ソフトウェア関係の開発に関係して何度か声は掛かったことはあります。当時は、多分今以上に色々手続きも面倒だったと思うけれど、最初に話を聞いた時にはイスラエルって今よりは多少マシだけれど紛争状態の地域だと勝手に思っていたから、「いゃ、凄く綺麗な街だよ」とか言われてビックリした記憶があります。

その時の会社は、確かテルアビブにあったと思うけれど、日本の丸の内とかのオフィス街よりも洗練された綺麗な町並みの写真を見せられて、「えっ、これがイスラエル」と言ってしまい顰蹙を買ったような。お国柄なのか、暗号系とか先進的なソフトウェア、開発というよりは研究(リサーチ)が盛んで、そこからスピンアウトしたような企業が優秀なソフト製品を開発販売していました。今もその状況は変わらないだろうなぁ。

そう言う意味では、ロシアエンジニアのソフト開発も優秀で、私がパソコンに搭載するソフトの日本語化みたいなことをやっていた30年位前には、ロシアからアメリカに移住してソフト会社を立ち上げて製品開発をしていた会社と仕事をしていましたね。ロシア語訛りの英語が分かりづらくて苦労したなぁ... こっちも日本語訛りの英語だから向こうも分かりづらかっただろうけど。彼らが開発したFAX/電話ソフトをパソコンに搭載するために、日本語化作業をしていたんですが、日本とアメリカ(彼らは西海岸に拠点を構えていた)で電話ベースメールベースでは埒があかず、私がアメリカの弊社の開発拠点に飛ばされて日本語化のテストや修正作業をやってました。機能確認は日本で実際に通信してやるしか無いので、そこは日本に居る担当者が実行してくれましたが、日本語化の部分は私がテストしていたけれど、もう埒があかないので「リソースファイル全部横瀬」と要求して、私の方で全て翻訳し直して、それをコンパイルして実際にテストしてというのも、土日も出社して何とか期日までに間に合わせました。後日、他社製パソコンに同じ会社のソフトが入っていたので、何気に店頭デモ機を触っていたら、実は出荷後に見つけた私の翻訳ミスの部分が、そのままそこでも残っているのを見つけて「あいつら、人の苦労を利用して」とイラッとしたことは秘密です(笑)。

ロシアにしてもイスラエルにしても、危機感というか国として技術を持っていないと相手に勝てないからそういう風に開発力や技術力が高いのか、高いからああいう状態になるのか、どちらかは分からないけれど、やはり色々な意味での競争意識が生まれてくるんでしょうね。韓国なんかはもう人生を賭けた競争が、財閥系企業に入れるかどうかみたいなところもあるし、中国なんてまさに国家レベルで選別されているようなものだし。その点日本は平和というか、危険な状態に無い事は良いことだと思うけれど、有るものを改善していく能力は日本人は凄いけれど、とんでもないものを発明する力は弱いというのは、そう言う国民性よりもさらに広い環境みたいな事にも影響されるんじゃ無いだろうか。だからと言って、回りと危機感とか競争を常に意識しないといけないというのもしんどいけれど。でも、そういう知恵のある国なのだから、もっと理性的な対応を望みたいですね。 

2023年10月21日

ストレージが増えない

Googleのストレージを取り戻すテクニックが話題にというので、早速自分もGmailで不要メールの整理をやってみたんですが... 全く不要メール検出されずに、空き領域の増加は「ゼロ」 orz

いゃ、結構マメにほぼ毎日何回もメールチェックをして、その中でスパムメールは勿論、不要な広告メーとか覚えの無いメールはその場でどんどん削除しているので、多分そんなに空き領域は増えないだろうと思いつつも、それでも少しは期待していたので、この結果には唖然。自分のこまめな性格を誉めるべきなのか、そこまでしているとなると病的とも言えそうな気がする(苦笑)。

メールの増加分は、実はそんなに大きくないはずなんですよね。なんと言っても、テキストファイルですから、よほどの事が無い限りはMB単位にもなりづらいだろうし。自分は今Googleで200GBのコースを契約していますが、使用料は1/3の70GB位。内訳を見ると、

  1. Google Drive: 16.25GB
  2. Gmail: 6.37GB
  3. Google Photo: 46.7GB
となっています。GmailとGoogle Photoはまぁ納得なんだけれど、Google Driveの16.25GBがちょっと納得いかない。と言うか、何をそんなにGoogle Driveに入れているんだろうか。調べてみたら、昔の動画や写真データが殆どで、Google Photoが容量無制限サービスを止めて、自分のGoogle Driverに統合された時に、それまでGoogle Photoに保存されていた写真や動画データが、Google Driveに保存されているものらしい。そう言えばそんな話が有ったなと改めて思いだしました。元データは自分のPCやNASに三重くらいにバックアップしているので、そのまま削除しても問題無いはず。まぁ、自分も知らないうちに保存されていて、今回まで一度も参照していないのだから、このまま削除しても問題無いことは確実でしょうね。

Google Driverの利用目的としては、Androidデバイス、Pixel 6とか今回購入したASU君のバックアップとしてこそ活用したいんですよね。Pixel 6のバックアップは既に実施済みなので、ASU君の設定を忘れないうちにやっておかないと。もともとPixel 6にしてもASU君にしても、内部にそんなに重要なデータを補完しておくことも無いし、そう言う予定も無いので、ちょっとしたデータのやり取りが出来れば良いだけですから、もう少し気軽に設定したり出来れば良いと思うのですが。例えば、自分のGoogle IDで設定しているので、その下にデバイス登録したら、そこに自動的に補完してくれるとか。それで、今回の様に日頃からこまめに整理して削除とかしていれば、実は全く問題無いのだけれど。

リニア効果が1.5倍

国交省が発表した、リニア開業による静岡県への経済効果。リニアの東京-大阪開通により、東海道新幹線の利用者が3割減少し、その分静岡県内の新幹線駅停車本数が1.5倍になるという想定で、10年間で1600億円の経済効果が期待されるという内容らしい。 

県内の新幹線停車駅は、東から順に、熱海、三島、新富士、静岡、掛川、浜松の6駅。このうち、新富士と掛川はこだま号だけの停車で一日30本が停車。それ以外の4駅にはひかり号の停車もあり、静岡には53本/日、浜松は49本/日が現在停車しているものが、静岡は80本/日、浜松は74本/日停車まで増加することが期待されるというもの。朝や夜の通勤通学時間帯を除けば、現在は1時間に1本のひかり号と2本のこだま号が停車。浜松に停車するひかり号は静岡にも停車するけれど、静岡停車だけというひかり号もあったと思う。熱海と三島は、静岡・浜松停車ひかり号がどちらかにも停車する感じ。そして、新富士と掛川はこだま号のみ停車。

リニアが開通した後は、現在のぞみ号を利用している名古屋、新大阪、東京(品川、東京)間移動の利用者の多くが、リニアに移行すると想定して、現在1時間に10本前後運航しているのぞみ号の一部が、今のひかり号のように途中駅に停車したり、ひかり号として走る事が予想されています。私は東海道新幹線はよく利用するけれど、鉄分が濃いわけでは無いので鉄道運行に詳しい訳では無いけれど、こだま号を増やすとどうしてもひかり号、のぞみ号タイプの運行効率が悪くなるから、多分こだま号はほぼ現状のままなんじゃ無いだろうか。で、今ののぞみ号が今のひかり号のように途中駅に泊まるパターンが出るか、ひかり号として転用されるんじゃ無いかと言うのが自分の予測。今の1時間に1本のひかり号停車が2本になる事は確実だろうけど、3本まで増える事は厳しいだろうなぁ。また、こだま号に関して言えば、1時間に2本走っているうちの1本は東京-名古屋なんですよね。だから、東京-浜松間の移動ならば1陣に2本利用出来るけれど、浜松から新大阪へ行こうと思うと、名古屋で乗換が必要になる場合も。これ、新大阪から浜松に戻る時には、結局1時間に1本の次のひかり号を待つ方が、今出ていくこだま号を利用するのと到着時間が変わらなかったりします。

さらに言えば、新大阪から西への運行も影響するでしょう。特にひかり号は、新大阪からさらに先の岡山とか広島行きも有るわけだし、もしのぞみ号をひかり号に転用すると、JR西日本管内の運航本数が減る可能性も。そう言う意味でも、現行の運航スケジュールを元に、のぞみ号の一部(1時間に2~3本)に関して、東京(新横浜)-京都の間で1~2駅程度の停車駅を追加するんじゃ無いだろうか。名古屋以西の停車駅は、岐阜羽島と米原で、新大阪行きのひかり号だと、この2駅には必ず止まるような設定になっているのかな。名古屋でこだま号が1本運航終了となる対策たでと思いますが、ここに更にこだま号やひかり号を通すのは大変だと思う。また、名古屋駅は主要駅ではあるけれど、待避線とかの設備が直ぐ近くにあるわけじゃ無いから、名古屋折返しの運航も大変じゃ無いだろうか。そんなこんなで素人的に考えても、やはりあと1~2本、ひかり号かのぞみ号タイプの停車が増えるのが限界かなと。それでも、1時間に1本のひかり号が、30分間隔になるだけでも東京方面に出る場合には便利。さらに、2時間とか3時間に1本で良いから、1時間の間に3本停車してくれたら、もう十分だろうなあ。それ以外では、朝と夜の運航を増やして欲しい所でしょうか。でも、この時間帯は通勤通学のラッシュ時だから、現行のスケジュールを変更するのはかなり難しいだろうけど。リニア新幹線は、静岡県内に停車はしないけれど、それによってもたらされる恩恵は大きいわけで、それに対して正直理由にもならないようないちゃもんみたいな言いがかりを続けている川勝知事に対しては、もっと真剣に考えて欲しいですよね。以前は余り聞かれなかった川勝知事に対しての批判も、ここ最近はメディアでも結構取り上げるようになったのは、そういう空気の変化が生まれているからだと思う。

BYD AUTO静岡オープン

静岡市に中国EVメーカ「BYD」の販売店が出来たと言う事で、昨日のローカルニュースで結構大きく取り上げていました。 流石にまだBYD車の利用者も少ないようで、その番組中で取り上げられたのは、日産の軽EV「SAKURA」のユーザーだったのはご愛敬。

ニュースでは「県内一号店」というので、まぁそりゃそうだろうけど、全国的にどれくらいあるんだろうかと思って調べてみたら、既に結構ディーラーは開店しているんですね。北は北海道の札幌から、南は沖縄まであるんだけれど、北海道(1店舗)、東北(2店舗、岩手と福島)と寒い地域が少ないのは、やはりBEVの宿命だろうか。北陸も、新潟、富山、金沢と1店舗ずつだし、やはり豪雪地域と言うだけでなく、寒さが厳しいとバッテリー性能も落ちるので、季節的や地域によってはBEVの向き不向きはありそう。

静岡県は、今回オープンした静岡店以外にも、既に浜松と沼津のお店もオープンする見たい。ディーラー契約しているのは、地元では有名な「靜甲グループ」の会社で、関連会社にはスバル、ポルシェ、ボルボディーラー店もあるみたい。車の扱いには慣れている企業グループだろうけど、BEV車はどうなんだろうか。中国国内だと、メーカー毎にバッテリー管理方法も違うみたいだし、大変じゃ無いかなぁ。知らんけど。

番組に登場していたSAKURAのユーザーさんは、痛勤で往復60km位週に何回か利用していて、基本充電は自宅で済むらしい。ただ、観光地等に出かける時には事前に充電スポットを確認しておく必要が有るので大変みたいなことを言ってましたね。私も何度も書いているけれど、自宅と職場とか、自宅を基点に一回の充電で賄える位の範囲の移動をするだけなら、BEVは便利だと思う。でも、途中で充電作業が必要となると、途端に大変になるわけで、スポートの確認も、そこが休業していたり満員の場合も想定して複数候補を考えて置く必要があるし、それによっては移動のスケジュールも変更せざるを得なくなるだろうし。番組の中では、非常時の場合は車から家に送電できるみたいな事も言っていたけれど、それだってそういう配線準備を宅内にしておかないといけないわけだし、結構大変。私も、今年買い換え予定の車に関しては、HVかPHVを想定していて、それは万一の場合に車のバッテリーから最低限の電力確保が出来る事を期待して。流石に、冷蔵庫とかエアコンを動かすことまでは考えていません。正直、大容量のポータブルバッテリー程度の位置付けで、しかも自分でエンジンを回せば発電できるというのも非常時にはメリットになると考えるから。そう考えると、BEVは不利だと思いますね。

2023年10月20日

和製英語の世界

今週火曜日に放送された「マツコの知らない世界」の後編、「和製英語の世界」が久々に個人的に刺さる内容でした。この回は、前編が「ブドウの世界」で、これはこれで面白い内容だったし、マツコデラックスが食べるシーンのある回は視聴率も高くなるらしく、多分番組としてはこちらがメイン立ったことは確か。だからか、放送時間比で言うと、前編:後編=6.5:3.5位の割合のは仕方ないのだけれど、だからこそ後編の内容が尺が短くて物足りなくて、是非続編を期待したいところ。何なら1時間全部この「和製英語の世界」でも良いくらい。

出演したのは、北九州私立大学准教授のアン・クレシーニ氏。最初に見た時に、どこかで見た記憶が朧気な柄に感じて、もしかしたらYouTubeとかで彼女の動画を見たことが有るかもしれないけれど、だからと言って放送内容がつまらなかったわけでは無く、本当に物足りなく感じる位個人的には刺さった内容。内容は、「ベビーカー」とか「ウインカー」とか、本来英語表現には無いけれど、日本では「外来語」として認識されている日本製・日本生まれの「英語(みたいな日本語)」=和製英語の成り立ちや背景などの話。最初から日本語が凄く流ちょうだったので、てっきり日本人の男性と結婚して日本で生活している人なのかなと思ったら、ご主人もアメリカ人ということで、それでここまで日本語が流ちょうで渇日本語の研究をするなんてどういう背景なのか番組を見ている間は不思議でした。Wikiで調べてみたら、アメリカや日本で多くの日本人の知り合いとの関わりが有って、それでこう言う事に興味が生まれたらしい。

「和製英語」に関しては、それが本来の英語だと誤解して元々の英語が見えなくなってしまう問題があって、個人的にはあまり好きでは無いのだけれど、番組の中でもマツコデラックスも指摘していたように、日本語の柔軟性の現れである事には同意。クレシーにさんが紹介していた、和製英語の構造パターンの一つに「元々の英語の省略形」というのが有ったけれど、この「省略する」「短くまとめる」という傾向は、日本人が得意に小型化とか機能集約型の製品開発にも表れている、日本人としての「性質」だと思うなぁ。また、「オーブントースター」が和製英語だとは知らなかったんですが、本来の「Toaster Oven」が何故かひっくり返って日本で使用されて一般化してしまった単語らしい。英語的には、"Oven"という「焼き物の機械」という意味が主で、その使用目的として版を焼くためのものという事から"Oven for Toaster"が"for"を省略してひっくり返って"Toaster Oven"になったんだろうと思うのですが、日本語的には「オーブン」と聞くと大型の焼き物の設備がイメージされるので、小型のパン用の装置だけれど機能的にはオーブンみたいなものという事で「オーブントースター」となった気がする。

終盤には、所謂「ギャル語」が取り上げられていたけれど、言葉は生活スピードが早くなると、どんどん短縮されていく年言う話を昔どこかで聞いて、個人的には凄く納得するし面白い内容だとずっと思っています。でもそうなると、最終的にはひらがな50音に全ての日本語が集約されてしまうことになるのだけれど、流石にそれは無理だと思う。中国語の「四声」じゃ無いけれど、一つのひらがなに異なるイントネーションを割り当てても、話し言葉は成立しても書き言葉が意味不明になりますからね。韓国語のハングル文字が、発音の表記をしているので漢字を不使用にした故に、同音異字の判別が出来なくなったようなことが日本語でも起こるのだろうか。考えてみたら、江戸から明治に変わった時に、大量の外来語が日本に流入してきて、それを当時の人達が漢字を用いて「日本語化」し、それが今では漢字の本家中国へ逆輸入されて使用されているわけですからね。聞いた話では、今の中国語で使用されている言葉の半分くらいは日本由来の言葉らしい。まぁ、英語だってアメリカ国内でも東西と南北では結構違うし、同じ英語圏でも米語と英国語でも違う。英国圏であっても、本家イギリスと、オーストラリアとかインドでも違う。言葉は生き物だし、生活の一部だなと再認識した内容だったと思います。

無責任野党

立憲民主党の長妻昭政調会長の言葉。 

普通は経済対策は、野党が財源を気にせずバンバン過度な大盤振る舞いを(主張)して、与党が「それはできません」というパターンが多いが、いまは逆になっている。

「自分達は、実現性よりも国民受けを狙っています」と自白してどうする > 立憲民主党

まぁ、あの「悪夢の民主党政権誕生」の時代をリアルタイムで経験していれば、別に驚く発言では無い。曰く、ガソリン税は廃止します、曰く財源は埋蔵金がある、曰く無駄を排除して予算を捻出出来る、等等等。でも、いざ与党になれば、ガソリン税廃止は無く逆に当時のガソリン代としてはかなり高額な設定で現実的には発動される可能は殆ど無かった「トリガー条項」を設定しただけ。埋蔵金も結局見つからず、無駄を排除して予算捻出として「仕分け作業」をやったけれど、当時廃止した予算で消えたり停滞した政策や技術革新が、今になって脚光浴びていたりと、やることなすこと全て逆張りしていたくせに。それに、この人だって、政権与党前は「ミスター年金」と呼ばれてチヤホヤされて持ち上げられていたのに、いざその責任者に任命されたら全く役立たずで、消えたままの年金を残して退場してしまうし。 

さらに「今は逆になっている」って、それって野党の責任というか仕事を否定していることにならないか? 与党が大盤振る舞いをしているならば、それを実現させるために仕事するのが野党でしょ。あるいは、それ以上に支援なりアイデアを出す・出させるのが野党の仕事じゃないの。それなのに、与党が大盤振る舞いをしているから、野党が「それは出来ません」と止めるのは逆じゃ無いだろうか。勿論、無限にお財布や予算があるわけじゃ無いから、無尽蔵にやりたい放題させて良いわけじゃ無い。国民の人気取りのために、無駄な出費不要な出費を諫めることも重要な仕事。でも、それをここで認めてしまったら、野党の無責任さも認めたことになるから、それだけは言えないんでしょうね。と言うか、じゃぁ自分達が与党だった時期はどうしたのか。やはり与党になって大盤振る舞いをして、当時野党だった自民党から止められたのだろうか。となると、東日本大震災の時に「復興税」と増税を決めたことは、大盤振る舞いどころか、緊縮財政を進めたことになると思うのだけれど。

国民民主党とか日本維新の会とか、野党的な立ち回りというか存在感という意味では、彼らの方がよっぽどマシだし仕事もしていると思うのだけれど、国民からの支持は今ひとつ。れいわ新選組とかNHK党とか、あるいは先日誕生した日本保守党みたいな、自分的にはカルト政党にしか見えない、多数の国民の支持を獲得することでは無く、少数でも確実な支持者を獲得して細く長く続けたいみたいな戦術の政党がこれから増えそうな気がする。特にれいわ新選組から感じる雰囲気というか彼らの仕草みたいなものって、オウム真理教が選挙に出た時とかなり似た匂いがする気がします。まぁ、オウム真理教の真理党は全員が落選したから国政への影響は無かったけれど、あれが反動みたいな形になりその後の地下鉄サリン事件に繋がった気もするので、国民的には大きな影響があったと言えるのかも。それを考えると、少数とはいえ国会議員を有しているれいわ新選組は、一歩進んでいるのかもしれない。小政党は将来の主要政党が生まれる最初の一歩だから、色々な試みが生まれることは良いと思うけれど、少なくとも野党第一党とかそれなりの規模と経験を有する集団は、もう少しまともな話が出来ないととても信用できない事を改めて示した言葉だと思う。

自称、ジャーナリストとか新聞記者とか

メディアにもよりけりだろうけど、「増税メガネ」なる蔑称を嬉々として報じる一部メディアや自称新聞記者とかジャーナリストとか。その程度のレベルだから、新聞とか報道とかが信用されなくなり、無視されて行っているんだろうなぁ。私もメガネを掛けているから、そういう言い方をされると、いつも以上にカチンとくる。自分のことでは無いと100%理解していても、ね。何なら松野官房長官も、その質問をしたあの女性記者に対して「氏名NG記者の方ですね?」と聞き返せば良かったのに(マテ)。

大体報道とかジャーナリズムとか、差別は駄目とか女性蔑視だとか言いながらも、未だに「美人〇〇」みたいな言い方は使っているし、ちょっと前までは「おバカタレント」とか普通に使っていた。岸田総理は、公人として多分日本で一番公の立場の一人なのだから、有る程度プライバシーが無いことも仕方ないだろうし、色々な批判や非難されることも仕方が無いとは思うけれど、それならそれでちゃんと名指しで言えばいいだけの話で、こう言う当てこすりみたいな事を言って喜んでいるのは、実は増税とか本来の批判が出来ない・効果が無いから、別の意図で攻めて自分の溜飲を下げているだけにしか感じない。別に「増税メガネ」なんて言わなくたって、「増税宰相」とか「増税総理」と言えば、ちゃんと意図も伝わるし立派な批判になるのに、わざわざ市井の雑言を取り上げて、それを官房長官会見という公式な場所で「質問」し言いつつも実は単なる自分の意見開陳をするだけに利用するセコさ。

大体、先日のジャニーズ事務所の2回目会見であれだけ揉めたのに、何で周りの同僚というか業界として自浄作用が生まれないのだろうか。と言うか、仮にも新聞記者、ジャーナリストを自称するのであれば、同じ「増税メガネ」という言葉を取り上げるのならば、「世間ではそういう言葉も生まれるほど、増税感を感じる国民が多いが、政府としてはそういう国民の不満・不安に対して、どういう対策を取るつもりなのか」位の質問をすれば、政府の対策案も出てくるだろうし、それに対して過不足の指摘とか提案も含む記事が出来るんじゃないの。それが、単にそういう言葉に対しての反応だけを知りたいという、ある意味野次馬根性だけの問いというか井戸端会議の話ですよね、そんなものは。多分、ご本人はこのことで記事を書く気持ちなんて無いんじゃ無いかな。これまでも似たような状況の「質問(自称)」をしても、それを元にした記事って見た記憶が無いし。

TBS「報道特集」の元MCでTBSの役員も務めた金平茂紀氏が、市民団体の集会で話しをして、安倍晋三氏関連の書籍を、買うまでも無いので書店で立ち読みして携帯で必要な所を撮影したという、所謂「デジタル万引き」の話をしたところ、ネットで一斉に批判をされると、「ユーモアーのつもりで話をした、実際にはそういう行為を行っていない」と会社経由で釈明したのも、結局は自分達が言うことが正義だと思い上がっているから、そう言う非常識な話もつい口が滑って出てくるんでしょうね。例えば警察官が「銃で脅したことがある... 冗談ですよ」とか、医者が「患者の人工心臓を一瞬止めたことがある... 冗談ですよ」とか言ったら、彼らはそうだ冗談なら仕方ないと納得するのだろうか。それこそ、仮に冗談であったとしても職業倫理から逸脱する怪しからん発言だ、位のことを言うのでは。しかもその直前の発言では、安倍氏を利用して一部マスコミ人がハイエナビジネスでもうけていて怪しからんと言っているけれど、安倍氏を生前も死後も利用してハイエナ的に利益を得ているのは自分達じゃないかと1万回繰り返したい。安倍政権退陣後も「安倍政治が」と繰り返し、殺害された後も「安倍的なもの」とか「安倍政治が」とか、安倍氏をダシにしてきたくせに。泥棒が防犯対策を語るようなものですよね。本当に意味のある情報伝達が出来るような、「ジャーナリスト国家試験・国家資格」みたいなものを作って、それに合格しないと「ジャーナリスト」を名乗れないようにした方が良いんじゃ無いの。でも仮にそういう法律が出来たら、今度は多分自称で「報道エコノミスト」という肩書きの人が表れることに100カノッサ(笑)。

 

2023年10月19日

Chromebook ASU君インプレッション

Chromebook 2代目ASU君(エースくん)の、ファーストインプレッション。 

  1. 比較のために、初代のDuet君と並べて見たり併用してみたりしているんですが、やはり500g近い重さの差は大きいですね。勿論、ASU君の900g余りも決して「軽くは無い」のだけれど、仕事で使用しているノートブックパソコンが1.04kg(カタログスペック)なので、それよりも軽いのは嬉しい。
  2. でも、本体だけ比べると、Duet君が450gに対してASU君は500gと重いんですよね。でも、本体の厚みはASU君が薄いからか、持った印象ではASU君の方が軽く感じます。画面サイズとか大きさはASU君の方がちょっと大きいので重いのは仕方ないと思うけれど、多分バランスの関係で軽く感じるんでしょう。これは別に悪いことでは無いので好意的に受け取っています。
  3. その軽さとのトレードオフも感じるのがキーボード。補強のために底部に金属部品を使っていないか、使っていても薄くしているからか、打鍵をすると少したわむような感覚があって頼りない感じがします。しかも、Duet君のキーボードは机の上にべたっと置かれる形になるんですが、ASU君のキーボードはパネル側が少し持ち上がりキーボードに傾斜が付くようになっているので、尚更打つとペコペコする感じがあります。
  4. それが気になるのだけれど、キータッチがカシャカシャ安っぽい感じはするけれどメカキーボードッぽい感じの手応えというか、短いけれどキーストロークを感じるので、「打っている」という感じは強いですね。また、カシャカシャ感がキーを打って離した時(ブレークした時)の切れの良さみたいな感じもあって、ここはDuet君のいかにもラバードームッぽい手応えよりは好印象です。
  5. さらに、本体がDuet君よりも少し横に長いので、ほぼ全てのキー幅が15mmとなっているので、全体的にテキスト入力はDuet君キーボードよりも数倍快適です。唯一の問題は、一番右上の「\」キーだけがキー幅10mmと狭く、でもキー自体は頻繁に理由するので追訴の右横の「BackSpace」を叩いてしまうのが難点。総合的に、テキスト入力の効率化Duet君と比較して数倍くらい改善した感じです。
  6. キーボードは、本体(LCD)との接続部分が二段階に曲がるようになっていて、通常はLCD画面のベゼル下側の所に接着してキーボードが軽く傾斜する形で使用します。傾斜があるので打ちやすいのですが、浮いている分打鍵すると底面がたわんで気になるのが難点。LCDのベゼル下の接着を外して、キーボードを水平に机にべた起きするような形でも使用出来ますが、コネクター部分が微妙に浮いてしまいその部分がバネみたいなキーを打つ度にピコピコ上下するのがうざったい(笑)。
  7. YouTubeの動画再生とか何時間か流してみましたが、特に途中で止まることもなく(Wi-Fiは自宅のAP(5Ghz/802.11ac)、快適に利用出来ます。デスクトップ機のモニターとして、28インチの4K LCDモニターを使用していますが、その横に置いてYouTube動画をBGV代わりに流すのに最適。ただ、背面のキックスタンドが、縦・横どちらも開く構造のためか、スタンド部分が90度までしか曲がりません。Duet君のスタンド部分は、ほぼ180度近くまで開いたので、かなり上向きまで画面を傾けることが出来ましたが、ASU君はちょっと物足りない感じ。これ、新幹線車内の時等にもう少し傾けたいというジレンマを感じそう。
  8. アプリの動作感は、ASU君の方が少しキビキビしている気がします。システムメモリーはどちらも4GBで同じで、CPUもDuet君がMeidaTek Helio P60T、ASU君がMediaTek Kompanio 500 (MT8183)とほぼ同じ性能のもの。比較したサイトが有ったんですが、メモリーバススピードが3.2GHz vs 1.8GHzと1.8倍位早いのでその当たりがアプリのパフォーマンスに効果的なのかと勝手に自己満足しています。
まだ自宅内室内利用だけなので携帯性などの評価は出来ないのですが、Duet君のパッテリー膨張問題の原因の一つに、自宅ではACアダプターに繋ぎっぱなしにして居た事も影響したのかなと反省しています。だから、購入直後に一度満充電してからは、ACアダプターから外して本体のみで今の所利用しています。そんなに酷な使い方はしていないので、まだ70%以上バッテリーは残っていて多分普通の使い方をするのであれば、一日本体だけで十分賄えそう。今の所は、十分に満足した買い物と言えそうです。

フィールドの広さ

XのTLで「なんで国内アメフトはサッカー場では無く野球場で試合するか謎」という書込があり、結構同意するコメントが付いていて個人的にはちょっとビックリ。先日、関西大学の試合が花園ラグビー場で開催されて話題になりましたが、色々理由はあると思うけれど一番の理由は「サッカー専用グランドだと、アメフトのフィールドが入りきらない(特に縦位置)」のが最大の理由なのかなと思っています。

スポーツというのは、どの種目でも結構厳密にルールが決められていて不平等や不正が入らないように配慮されていると思うのですが、サッカーのフィールドサイズの定義は何故か「縦(ゴールからゴール)が90~120m、横(タッチラインからタッチライン) は45m~90mとかなり幅があるらしい。だからFIFAは推奨サイズというのを言っていて、その場合は105m×68mというサイズになるらしい。ここで誤解されるのは、これに対してアメフトのフィールドサイズは「100ヤード(約91m)×53.3(約49m)ヤード」と比較されること。これはアメフトで言ったら「インフィールド」のサイズで、その両端に付くエンドゾーンが含まれていない。エンドゾーンも含む長さは120ヤード(約109.7m)になり、さらにエンドゾーンの後ろにも余裕が必要なので、115m位は最少でも必要。同じような構造のラグビーフィールドも、「縦(ゴールポストからゴールポスト)が94m~100m、横(タッチラインからタッチライン)は68m~70m」で国際試合は100m×70mというサイズが規準らしい。ここにトライするインゴールの襟の幅が10m~22mということなので、最大で縦は144mにもなるらしい。日本の場合は10m位だろうか。となると120m×70mというのが、ラグビーフィールドのサイズになります。

国内のサッカー場でも、例えばエコパの様に陸上競技場と併設されているところは別として、サッカー専用のスタジアムの場合は105m×68mを規準に、縦位置はゴールポストが入るくらい余分にあるだけだし、タッチラインの幅も狭い。自分が知っている国内のフットボール専用グランドで一番狭いのは、吹田市にあるMKタクシーフィールドEXPO(EXPOフラッシュフィールド)ですが、サッカー専用スタジアムだとあのサイズがギリギリ入るかどうかじゃ無いかなぁ。横幅も、フィールドの幅は約50mと三競技の中では一番狭いけれど、サイドライン(タッチライン)から4ヤード離れてベンチエリアが設定されるので、今の53.1ヤード+20ヤード位は最低でも必要で67m~70m位は必要になり、これはギリギリ収まりそうだけれど。問題は、やはりエンドゾーンの存在ですよね。サッカーはゴールポストにボールを蹴り込む競技だから、あの枠があれば後ろの長さは関係ない。極端な話、ボール1個の通過が確認出来る奥行きがあれば良い。ラグビーの場合は、ゴールラインを越えたところにトライをすることが全てだから、実は奥行きは余り関係無い競技。ところがアメフトの場合は、あのエンドゾーンの中でボールをキャッチするパスプレーが重要でもあるので、それこそ左右の奥の隅を狙ったパスとか、ゴールポスト際とか、エンドラインギリギリに投げ込んでくるから、そこにフルスピードでレシーバーが走ってきてキャッチして抜けて行く。だから、計算上は115m位のスペースで収まるけれど、実際は120m以上はあいていないと、奥の壁に激突して怪我をしてということもあります。昔の川崎球場なんて、エンドゾーンの角の直ぐ先にベンチが有ったりしたからなぁ。だから、一番の理由はサッカー専用スタジアムではアメフトのフィールドを十分に準備出来ないという事だと思います。陸上競技場を利用する場合は、トラック内側のフィールド部分を使うけれど、あの時も縦位置は足りなくて芝生部分からタータン部分に出てしまうので、人工芝を引いたりしますからね。ラグビー開催なんかも意識した陸上競技場だと、芝生部分が広くなっていて問題無い時もあるけれど。

ただ、それ以上に大きな理由は「芝生」だと思います。サッカースタジムアは、多分天然芝が殆どで、少なくともJリーグの試合を開催するスタジアムで人工芝の場所は無いんじゃ無いかな。で、天然芝の場合はアメフトの試合は嫌われるんですよね。理由は芝生が傷むから。サッカーの場合は、ボールがフィールド全体に回るけれど、アメフトの場合はハッシュラインと言ってフィールドの中央に40フィート幅(約12m)の帯状のエリアがあるんですが、1回毎のプレーはこの範囲内おかれたボールスナップから始まります。そのエリアよりも外でボールデッドになった場合は、横に移動させてこのエリアの端に置かれます。グランドコンディションにも寄りますが、一試合終わるとこのエリア部分だけ芝生が剥げたような、所謂「獣道」状態になったりして、それを施設側が嫌がるんですよね。サッカーでも、キーパーが動くゴールポスト前とか、フリーキックとか行われるゴールエリア付近とかは芝生が薄くなり安いと思うけれど、あんな状態がフィールドのまん中に生まれてしまうわけです。天然芝のスタジアムの場合は、試合後や試合前の芝の養生も大事な期間であり仕事でもあるので、サッカーのように全体に痛みが散らばるならまだしも、集中して芝生が痛みその部分だけが下手をしたら張り替えになる様だと、次の試合にも影響するわけで、それが一番嫌がられる理由じゃ無いかなと言う気がします。サッカー場でも、人工芝グランドにして、かつラグビー開催も可能なくらいの大きさのものが出来れば、アメフトも利用できるんですけどね。なかなか難しいと思います。

2023年10月18日

動かすことの重要姓

熊本市が始めたという、ロボットを使用した不登校支援策についての記事。「分身ロボット」を利用して、不登校生とが授業などに参加することを計画していると言う話ですが、「分身ロボット」といえば、病気などで外出出来ない人がリモートで操作して「ロボットカフェ」などで仕事をする「OriHime」を先ず思い浮かべます。 OriHimeも、市よきの頃は小型の掌サイズのものだったけれど、最近は自走式の子供くらいの丈のものも有ったはず。若しかしたら、その当たり提携まで行かなくても技術協力みたいな事をやっているのかも。

個人的にOriHimeの事を知って興味を持ちだしたのは、自分の記事では5年位前なんですが、その記事の中で「以前テレビで見たことがある」と書いているから、もしかしたら「ガイアの夜明け」当たりで視聴したのかな。当時から独創的で凄く面白く興味深い取組だと感心したんですが、今では社会的な認知も進んで大きな可能性を感じさせる技術というか手段というか、かなり浸透してきていること事実。実は当時この話を聞いて知った時に、目と耳の代わりにロボットを作って配置させるよりは、例えばスマホとかあちこちに点在するパソコン等にちょっと細工を入れて、その中に仮想化したエリアを作ったら、そこに今のOriHimeのパイロット(操縦者)がログインするような形で、そのデバイスの目(=カメラ)と耳(=マイク)を使って、自由にあちこちを擬似的に訪問できるようにしたらどうかというアイデアがありました。システムリソースの一部をブラックボックスにして、そこをOriHimeパイロットが自由にアクセス出来て、自分の目と耳を接続出来るようしたら、もっと簡単に外の世界を体験出来るし、そのリソースを提供する方も一種のボランティアみたいな形で貢献出来るんじゃないかと思ったわけです。

でも、直ぐにそれは技術的には面白いけれど、多分当事者にとっては余り利益は無いんじゃ無いかと言うことを感じるようになりました。切掛は、OriHimeのカフェなどでベッドに横になりながらも分身ロボットを操作して、お客さんや仲間と回渡したり仕事をしたりする様子を見たから。その時感じたのは、パイロットにとって外部の人と話が出来る=情報交換できる事は、勿論大きな喜びの一つ何だろうけど、分身ロボットが自分の代わりに移動したり手を動かしたりすることが、実は最大の喜びじゃ無いのかと言うこと。左右を見たりするのも、カメラを切り替えて視界を移動させるのでは無く、実際にOriHimeが左右に動いて見ることが、自分が顔を動かして周りを見ていることに繋がる訳で、そう言う「動作」が伴う事が重要何じゃ無いかと感じたわけです。極端な話、ファミレスなんかでよく見る猫型ロボットにOriHimeのパイロットが接続出来るようになったら、もっと面白いことが出来るのかもしれないし、パイロットの人にしても今以上に充実した経験になるんじゃ無いだろうか。

将来的には、それこそ二足歩行型ロボットとか、手の部分に関しては腕とか指の動作とか、もっと自由度が高くて色々なことが出来るようになれば、さらにパイロットの人達の気持ちも変化していくんじゃ無いだろうか。何て言うか「普通の事が出来る」という事が一番大切なように感じます。多分、動作の所はかなり現実的なんだと思うけれど、そう言う細かな動作を指定して実行させてフィードバックを受ける、「通信」のところが今の5Gでやっとで6G位の性能が無いと厳しいのかも。あと、パイロット側も操作が複雑で多くなればそれに対応するのも難しくなるだろうから、マクロみたいな形で有る程度操作や動作を補助するような仕組み必要かも。その当たりは、実際に動作する分身ロボットのデザインや仕組みにも影響されるから、「分身ロボット向けデザイン」みたいなものが、今後は若しかしたら要求されてくるかも。無人ロボットの活用先として、食品配送等が有力な候補とされているけれど、あれだって分身ロボット化出来れば、もっと簡単にでも信頼性の高い物になるんじゃ無いだろうか。その時は、今の分身ロボットの「パイロット」は「ドライバー」と呼ばれた方が適切になるかも。熊本市の支援に関しても、学校に通うだけで無く、そこから仕事にも繋がるようなことが可能ならば、今は事情があって引き籠もるしか無い人にも収入の身近開けるだろうし、間接的とはいえ外の世界との繋がりが出来れば、本人が少しでも外に対して関わってみようという動機付けになるかもしれないし。是非熊本市で成功して欲しいし、これは全国の自治体で試してみる価値があるのでは。

物は有っても届かない

今回2代目(2台目)のChromebookを購入したんですが、今の人手不足・流通問題をちょっと経験することに。今回、AmazonのPrime感謝祭を利用して購入したんですが、ポチッとしたのは14日(土)の夕方18:00頃。この注文の時に納品可能日が表示されるんですが、日時指定しなければ二日後の16日(月)にAmazonから配送されるのに、日時指定だとかなり遅くて20日(金)にならないと指定可能にならない。つまり、それまではPrime感謝祭もあって出荷が堪っているので、Amazon倉庫から出荷は出来ても、多分最後の各戸への配送業者さんの手が空かないんでしょう。当然私は、より早く到着する日時指定無しのAmazonから配送を選択しました。

翌日日曜日に状況を確認すると、午前中に荷物は出荷されて地域の拠点配送センターに移動した様子。更に日曜日の夕方確認すると、拠点配送センターから浜松の配送店への移動している最中の様子。通常ならば、深夜のうちに多分東名高速を通って浜松の配送店に運ばれて、朝個別の配達担当員さんに渡って、これなら月曜日に多分午後には届きそうです。この日は午前中はちょっと外に出る予定があったんですが、多分午前中には配達されそうも無いのでその用事を済まし、午後受け取るつもりで一日自宅で仕事をしていました。念のため「置き配」に指定しては有りましたが、仕事部屋から外が見えて配送業者さんが来れば分かるので、時々外を見ながら仕事をしていたんですが、なかなか来ない。夕方になり、配送状況を確認すると、午後の3時前に近くの配送店へ到着したという履歴を最後に、そこから「配達中」の次のステータスには移動していません。この後、夕方また荷物を補給して配送する可能性もない事は無いのだけれど、これは多分今日は無理だなとこの時に直感しました。

結局、夜の20:00過ぎ位まで外を気にしつつ配送状況を確認していましたが、配送店に到着したという履歴を最後にこの日は市有料。翌日に配送されることを祈ってベッドに入りました。翌日も、朝外に出る用事があったので9:00頃から出かけたんですが、この時点では前日から変わりなく、まだ配送状態にはなっていませんでした。その後10:30頃に帰宅して様子を見ると、09:30頃に配送中に状況が変わり、帰宅して暫くするとAmazonの宅配業者さんの車が入ってくるのが見えました。直ぐに外に出て荷物を受け取り、やっと一安心。流石に最近の人手不足にECサイトの拡大、そしてPrime感謝祭という注文の集中等も有って、末端の配送業者さんも大変そうでした。業者さんも、車から降りて荷台から荷物を取りだしたら、目の前に受け取り街の受け取り主がいたから、最短時間で受け渡しできて良かったんじゃ無いかと(笑)。

以前のAmazonだと、夕方注目しても翌日の午前には配送されたりしましたが、今回は三日がかりでの配送。時期やタイミングの問題も有るけれど、以前のAmazon Prime Day何かでも、注文した翌日とか遅くても翌々日には配送されていたことを考えると、世界でも最高の品質と満足度だと思っている日本の流通・配送システムも、限界を迎えているというか破綻寸前なのかも。クロネコヤマトの宅急便が生まれたのは、1976年らしいけれど、もう50年近くこのサービスは続いているのか。その間のサービスの拡大は言うまでもないのだけれど、つくづくこのサービスを開発して実現した大和運輸は凄いなと感心します。日本の社会インフラの一つを創り上げたわけで、これによって世界初は大きく変化したわけですからね。流石に半世紀近く経過して、人手不足とか再配達とか色々問題も出てきているけれど、もう生活の一部になっているサービスだけに何とか解決策を見つけて更に利便性の高いサービスへ成長して欲しい。Amazonは、昔はヤマトとか日通に委託していたけれど、今は独自の配達網を構築しているんですが、あくまで個人的印象だけれどやはり安心感というか安定感は専門業者さんの方が合った気がします。今回の様な配送に時間が掛かる状況が今後も続くようならば、Amazonではなくより信頼出来そうなYodobashiに以降する可能性もありますね。ものを購入するのだから、商品自体の魅力というか興味が一番だけれど、やはり最終的に手元に車でがその商品販売という行為。幾ら良い商品が安く購入出来ても、配達されるまでに一週間もかかるようでは利用出来ない。ECサイトや配送業者さんの問題ではなくて、今の日本の賃金体系とか社会システムの問題だとは思うけれど、色々考えさせられる経験の一つだったと思いますね。

 

Chromebook (2台目)がやって来た

2年半ほど使用してきた通称「Duet君」こと、ChromebookのIdeaPad Duet 10.1 inch modelの内蔵バッテリーが膨張してしまい、何とか強制的に修正したりしたんですが、ちょっともう限界状態。最初はそんなに期待せずに、大きめのスマホくらいの気持ちで購入したんですが、これがちょっとしたお出かけ時とか、バリバリ仕事をするわけじゃ無いけれど、プライベートでも必要最低限のメールチェックくらいはやりたい時にはかなり便利で、気に入っていました。また、偶然ですが2-in-1タイプを購入したので、Kindleリーダーとして本体だけで使うことも多くなり、これも一度使い出すと手放せない。そう言う意味で自分にとっては必需品に成りつつあるので、完全に動作不良になる前に代替機を準備することにしました。

既に何度か書いているように、先ず候補に挙がったのはiPad。下手なパソコンよりも機能的には十分だし、持っているだけでファッションになるし(笑)。難点は、これまでApple製品はiPhoneだけでちょっと使いこなすまでに時間が掛かることと、本体やオプション類を含めてお値段的にもお高めの所。仕事で必要なWindowsパソコンが不要になれば、iPad一本化しても良いけれど、現状ではそれも難しいので、そこは色々なトレードオフが必要になるんですよね。やっぱりDuet君の更新かなぁと思いつつAmazonを検索すると、既に製造終了なのかDuet君は見当たらない。それならばと別メーカーの製品とか探したんですが、クラムシェル型の製品はあるんですが、Duet君の様な2-in-1タイプってなかなか無いんですよね。タブレットにしようかとも思ったんですが、それはそれで母親用に購入したタブレットがモスボール状態にあるので、それならそちらを使うし。で、いろいろ検討をして見て決めたのが、ASUSの2-in-1タイプ「ASUS Chromebook Detachable CM3 10.5インチ」というもの。丁度AmazonでPrime感謝祭をやっていて少し安くなっていたこともありましたが、実際に昨日配送されて触れてみると、我ながら良い買い物かなと勝手に自画自賛しています。で、早速ニックネーム「ASU(エース)君」と命名して使用し始めました。
※メーカー名の「ASUS」は、日本では良く「アスース」と読まれますが、本来は「エイスース」が正しい読み方なので、頭の部分を取って丸めて「エイスース→エイス→エース」とすることに個人的に勝手にしました(笑)。


以前のDuet君と今回のASU君を比較して、色々感じたことをまとめると、

  • 先ず最初に感激したのはその軽さ。Duet君は1.4kgあって本体よりも背面のキックスタンドが重かったんですが今回は凄く軽い。だから、全体の重さも1kgを切って「915g」と仕様上はなっていますが納得の重さです。
  • その背面のキックスタンドは、縦横どちらにも折れるタイプで、キーボードを外した状態で縦長状態でも立てて画面を見ることが出来るのは秀逸。
  • サイズも、Duet君の245mm×169mm×18mmからASU君は255mm×167mm×17mm(どちらも、本体、キックスタンド、キーボード込み)と微妙に大きめになっています。LCDサイズがDuet君は10.1インチに対して、ASU君は10.5インチと少し大きめで(解像度はどちらも同じ1920×1200)、キーボードのキー配列もASU君の方が、Enterキー左側のキーが圧縮されていないのでゆとりがある感じです。
  • キータッチは、ASU君の方は安っぽいキーボードの「カシャカシャ感」があるんですが、Duet君は少し粘っこい感じの打ちにくい感じが好みではなくキー入力に苦労する場合も。結果的に、ASU君のキーボードの方がストローク感があり、打鍵している感じでは打ちやすく感じます。
  • システムをセットアップして使ってみた感じは、やはり3年の差は大きいのかASU君の方が軽快でアプリの立ち上がりなんかも早い気がします。メモリーはどちらも4GBですが、CPUの差かなぁ。グラフィックはどちらも同じ内蔵の「ARM Mali-G72 MP3」なのでそんなに違いは無いけれど。
  • ガッカリしたのは、同梱されていたACアダプターで、アダプター部分が大きくて無骨なのと、ケーブルがピッグテールだしコンセント部分は固定だしで取り回しが面倒。これで出力27W (9V×3A)なので持ち運ぶには不便です。このACアダプターは自宅のASU君専用のType-C給電ケーブルにして、外に出た時は手持ちのACアダプターやType-Cケーブルを使うことにします。
  • 製品の発表時期などを見ると、Duet君は2020年でASU君は2021年なので、ハード的にはそんなに違わないのかなと言う印象。ただ、それ以降の2-in-1タイプの製品は余り登場していない様子なので、自分は好みのタイプでも、世間一般的には伝統的なクラムシェルタイプが良いのかなぁ...

Chromebookは、Google端末でもあるので、Googleの設定がそのまま共有されていて自然に適用されるのは便利ですね。しかも、Duet君の設定がこのASU君にも自動的に適用されるので、何度かOSやアプリの更新のために再起動をしているうちに、どこかで見たような画面に変化していました(笑)。来週は、何度か外に持ち出す機会がありそうなので、色々試してみたいと思います。実はこのモデルを購入する理由の一つに、ASUSペンが内蔵されて使用出来ることもありました。通常のカーソル操作はタッチパッドでも良いけれど、細かい操作はペンの方が良いかなと言うことと、将来のiPad以降を意識してペン操作に慣れるのも良いんじゃ無いかと(笑)。だから新規に何かアプリを探して入れて練習しようかなとも思っています。

2023年10月17日

寿司折りとお父さん

TLで、この会話が流れていたんですが、既に伝聞推定の時代なっていることをして今更ながら衝撃。そうかぁ、もうそんな時代なんだと思わずこぼれ落ちる涙を袖で拭いてしまう(嘘)。 

まだ、回転寿司が殆ど馴染みが無くて、高級では無くても対面式のお鮨屋さんが普通に街角のあちこちにあり、そこそこ安い値段でもお寿司やお酒が楽しめていた時代。サラリーマンなどがお鮨屋さんで飲み食いして、さて帰宅しようという時に、「大将、持ち帰りの握りの折りを一つお願い」とか言ってつくっ貰ったのが、この手にぶら下げている「寿司折り」。勿論、毎回有るわけでは無く、お父さんがそれなりにお金に余裕があり、酔っ払って機嫌が良い時のお土産。奥さんへの手土産なら一人前、子供とか居ると二人前とか握って貰ったなぁ。

当時は今よりも食品衛生の概念が低かったから、生物なんかも入っていたと思います。ただ、ちゃんとしたところだと、所謂「助六」と読んでいた干瓢巻と御稲荷さんだけとか、にぎり寿司の折りでも昆布締めとかコハダとか、仕事をした物を入れていて、活けの握りは無かったように思うなぁ。マグロだと、漬けは入っていても赤身や中トロ何かの握りは無かった気がする。巻物にしても、干瓢巻が一般的で、ギリギリ鉄火巻きが限界だったかな。太巻きも人気だったと思うし、お店によってはバラちらし寿司にしてくれるところも。なんせ、今だと駅弁とかでも保冷剤を入れてくれるけれど、そんなもの無い時代でしたからね。酔っ払って数時間後に帰宅出来ればまだ良い方で、電車の中で寝てしまい車内に折角の折り詰めを忘れると言う事も。

多くはお鮨屋さん帰りの自宅へのお土産立ったけれど、他のお店だと余り記憶に無いですね。焼き鳥屋さんなら焼き鳥のお土産とかは有ったかなぁ。基本食品衛生法とか保健所が五月蠅いので、昔は持ち帰りって余りやっていなかった気がする。会席料理店みたいな所で、生物は絶対に持ち帰らせなかったし。お鮨屋さんだけはあの寿司折りがあったのは、お鮨の出前とかあったから、生物を扱うのではあるけれど有る程度配達とかの事例があるからなのだろうか。 もともとお鮨自体が今でいう「ファストフード」で、ネタは加工済みのものが中心だし、ご飯だって酢飯にして居たわけだし。冷凍冷蔵技術が進んで、所謂「活け握り」が流行るようになってきて、こういう寿司折りが無くなったのは、宅配寿司の影響もあるのかも。それだけちょっとした贅沢だった「お寿司」が一般化したことの証しなんでしょうね。

時代とともに生活様式や食文化も変化していくことは当然なんだけれど、この「寿司業界」に関してはここ30年位で大きく変化した物の一つと言っていいでしょうね。その最大の理由は「回転寿司」の発展なんだけれど、それでも高級店から普及価格帯のお店まで残っていて、かつ日本文化の象徴の一つとして世界的な人気も誇っているのは凄いと思う。ただ、当時としてはたまの贅沢たまの喜びであった、ああいう「お土産の寿司折り」みたいなものが無くなっていくのは寂しいですよね。まぁ、お小遣いが減らされて、過程での権威も無くなり、仕事は忙しくて厳しくて、給料も上がらないと、お父さんの地位がどんどん下がっていけば、それも仕方ないかとは思うけれど。でも、子供の頃は本当にあの「寿司折り」が楽しみだった事を思うと、ちょっと寂しい時代変化の一つ。

フラッグフットボール@LA2028

アメリカのLAで開催される2028年オリンピックでの追加種目に、野球・ソフトボール、クリケット、 ラクロス、スカッシュ、そしてフラッグフットボールが正式に決定したというニュース。事前に予想はされていたけれど、正式に決定したことでこれから日本でもフラッグフットボール熱が高まり、そこから防具あり接触ありのアメリカンフットボールへの興味や人気が高まっていくだろうか。

LA大会は2028年の5年後。となると、今の中学生くらいから上の世代にオールジャパンに入る可能性があるのかな。フラッグ(フットボール)は、フィールド内には5人入るのだけれど、1チームの人数は何名なんだろか。10人? 15人位OK? ツープラトーンにするなら好守で10人だから20人位は欲しいかな。コーチやスタッフ等含めて、オールジャパンチームの陣容は30人位だろうか。あと、チームは、男子、女子、混合とかあるのかな。フラッグフットボールの場合、一日に数試合することも珍しく無いから、結構チーム数があっても、日数的には試合消化数は結構多そう。勿論、夏のLAだから暑さとか色々対策は必要だろうけど。

今、アメフトを引退した選手や現役選手でも、オフシーズンにフラッグをプレーする人が増えてきているけれど、やはりそういう経験者が有利なのかな。レシーバーとかQBとかだと経験者の方が有利そうだけれど、瞬発性とかはDB経験者がやはり有利かな。確か今の国際試合へは、単独チームベースで数名捕球する形で出場していると思いましたが、オリンピックとなるとやはり選定基準を作って代表監督を決めて、最低でも一年くらいはチーム作りをしないと、勝てるチームにはならないだろうし、でもそれはなかなか大変かも。やはり、試合数を増やすべきですよね。それも、強いチームとの対戦を。となると、海外遠征とか考えないといけないけれど、そうすると強力なスポーンサーも必要だし、なかなか課題は高く多そう。

小学校の課題には、既にフラッグが取り入れられていて、これを契機に全国手に人気種目になると嬉しいな。野球・ソフトボールは、日本では最大のメジャースポーツだし、優勝を狙える競技だから別格として、残り4種目は相互に影響しながら日本でさらに普及すると嬉しいですよね。とは言っても、多分ラクロスやスカッシュの方が、国内規模でも上だと思うけれど。クリケットくらいかなぁ、マイナー度でフットボールと同程度くらいなのは。しかし、フットボールのように防具を付けるラクロスが採用されて、アメリカンフットボールが無いというのは、やはりさみしいなぁ。男子はアメフト、女子はフラッグ、とか、野球とソフトボールみたいな関係で実現してくれたら嬉しかったけれど(笑)。

2023年10月16日

S Work車両

先週名古屋から浜松に戻る時、短い距離ですがひかり号を利用しました。このひかり号、土曜日のお昼近くの運行だったからか、結構座席が埋まっていて窓側は殆ど埋まっている状態。で、色々検索をしてみたら7号車の3列席の一部が何故かまん中の席が予約できない状態になっています。具体的には7号車の6番から10番の窓際と通路際は予約できるけれど、まん中の席は予約できない。そこで思いだしました。「S Work車両」という、中央の席を潰してその左右の席が利用できるサービスを始めたと言う事を。

このためなのか、7号車は全体が予約できない状態になっています。のぞみ号だと、「S Work座席」みたいな選択肢があり、それを利用すると7号車も利用出来るみたいですが、S Workシートを利用する時には+1,200円かかるらしい。でも、これってのぞみ号の設定なので、ひかり号にも適用するのは変だと思うんですよね。

実際何日前か記憶していませんが、数日後に再び予約画面を見ると、ひかり号でも7号車の予約が出来るようになっていて、しかもこの「二人で三席利用」の席も、普通に予約できるようになっています。そこで、自分も通路側の席を予約してみました。短い距離(正味30分位)なので、窓際に座る必要もありませんし。多分、ひかり号の7号車に関しては、当初は窓口などの予約しか出来なくて、直前になるとEX予約にも解放されるような印象です。こだま号も、最近は7号車も指定席になっているので、このS Workシート対応車両が運行される時には、そういう運用になるんだろうか。

当日乗ってみると、確かにまん中の席のシートの上に、中央を遮る半透明の衝立と、ドリンクホルダーや少し広めの物置スペースみたいなものが設置されています。私は利用した事がありませんが、飛行機の欧州国内線ビジネスクラスは、こういう風にエコノミー席のまん中のシートを潰してドリンクホルダーとして利用するみたいだけれど、同じような感じなんでしょうね。3列席を窓際、通路側二人で利用した時にもそれなりの開放感がありますが、S Workの場合は完全に衝立で窓際の様子は隠れてしまうので、全く気になりません。

座席はS Workだけれど、社内Wi-FiのAPからは「S Wi-Fi for Biz」が消えていて、これがちょっと不思議。いつもは、7号車とか8号車に乗車すると、通常の新幹線用のAPとS Wi-Fi for Biz両方見えるんですが。いずれにしても、私は大体一月前に予約を入れることが殆どなので、この座席を利用使用と思ったら直前に予約しないといけないけれど、何日前から解放されるんだろうか。今回は、偶々利用出来たけれど、確かに移動中に仕事に集中したい人には良いだろうけど、左右のスペースは広がるけれど、まん中の座席のアームレストを上げても以前と同じ程度にしか上がらないから、完全に1.5席利用できる訳では無いし、まぁそこそこかなというのが今回の感想でした。ひかり号だとEX予約の同一利用金で利用出来るから、他の座席が混雑している時に取れれば嬉しいけれど、わざわざ撮るほどの席でも無いかなというのが今回の感想でした。

SDカードが壊れた

この週末、姪っ子一家が自宅に泊まりに来ていたんですが、そこでプチトラブル。目的は、曾孫(彼らの子供)をひいお祖母ちゃん(=私の母親、彼らの祖母)に会わせるのと、栄養補給(笑)。1日目の夜夕食を食べ終わった後で、その曾孫の保育園の様子だとか見せるから、パソコンを借りたいと言われました。

「パソコン」と言っても、ノートブックパソコンは仕事で使う物なので、そうおいそれと使わせるわけにはいかない。そこで、Chromebookを持ち出して、この本体には電源端子も兼ねたType-Cポートがあるので、そこにType-Cのマルチカードリーダーを挿入して、そこに彼らが持ってきたSDXCカードを装着して、中の画像データや動画を見せることにしました。

翌日、その姪っ子から、SDXCカードをパソコン(※彼らの呼び方=Chromebook)から取りだしてコンデジに入れたら「メモリーカードをフォーマットしてください」と言われたとSOSが。彼女曰く、ちゃんと取り出し可能の状態にしてから外して入れたらこうなったと言います。ここは自分も反省しないといけないのだけれど、通常のSDスロットありのパソコン(彼らが自宅で使用しているのは、そのタイプらしい)なら、SDカードを入れるか、一度押し込んでポップアウトさせれば良いので、そんなに取り出し操作は難しいのでは無いけれど、今回はSDカードをアダプターに挿入して、それをさらに本体のType-Cに挿入しないといけない。私度は無意識に、そのアダプターをSDカードを付けたままUSBポートから抜いて、それからSDカードわアダプターから抜き出すのですが、多分SDカードを取り出そうとして、接触が変になってFAT (多分exFATでフォーマットしている)が壊れたんだろうなぁと推測。

無料版の修復ツールを幾つか落として確認して見ると、完全では無いけれど修復は出来そうな雰囲気。スキャンするだけでも何時間かかかる場合も有るので、SDXCカードはいったん預かり姪っ子家族は帰宅していきました。その後は、先ずはGNU系のツールを試してみたんですが、画像データ(JPG)はそこそこ戻りそうだけれど、動画ファイルが厳しそう。試しに市販の幾つかのツール(無料版)でスキャンさせてみると、同じファイルでも復元できそうなもの・駄目なもの幾つかあり、その中でも一番相性が良そうなものに課金をして、本格的に修復することにしました(結構な出費だよ > 姪っ子)。SDカードがSundiskの128GBで、サイズが大きいから全セクタースキャンをさせると2時間近く掛かります。ここから見つかったファイルの断片の修復作業をさせると、さらに数時間コース。夕方頃に処理が終わったので中を見てみると、画像ファイルはそこそこレスキューできたかなという感じですが、動画ファイルは中に入っている物が元々幾つあったか分からないけれど、前日夜に一緒に観た幾つかの動画は復元されている感じです。 そのSDカードの中にしかデータ保存して居なかったものがどれだけあるか分からないけれど、これで姪っ子には勘弁して貰うしかありません。とんだ週末でした。

2023年10月15日

Pixel 8のベストテイクはベストなのか?

ここ数日テレビCMでよく見かけるGoogleのスマホPixel 8。そのCMで協調されている「ベストテイク」なる機能にビックリ。今のスマホのカメラ機能では、シャッターを押した前後数枚の写真も保存しておき、シャッターチャンスの写真が例えば目をつぶってしまい失敗しても、その前後の写真から良いものをピックアップする機能を最初に聞いた時には「デジカメの時代だなぁ」と感心しました。その後、Pixel 7で「消しゴムマジック」が登場して、をぃをぃPhotoshopいらないじゃんとか思っていたら、このベストテイクですよ。

集合写真とか顔写真を撮影した場合、どうしても中の人の表情が悪いとか目をつぶっているとか横を見ているとか不満が残るものですが、連写した複数の写真から部分毎に良い表情(顔)を切り出して合成するという、何とも荒技な機能。私も多少はPhotoshopを弄るので、この手の合成作業は昔からやってますが、顔の合成って結構難しいんですよね。顔の向きを変えずに、目・鼻・口だけ入れ替えるのは比較的簡単なんですが、例えば横向きの顔を正面に向けるとか大変。元の顔部分を削除して新しい顔を合成するんですが、顔の部分のサイズとか向きが違うとその差分を修正補完しないといけない。特に髪の毛の処理が細かいし微妙なので大変。ある程度解像度があればまだしも、そうで無い時には手で絵を描くようなレタッチしたりしないといけないし。まぁCMなので決して悪いようには見せないと思うけれど、実際にこのベストテイクがどれだけ使えるかは試してみないと分からないところ。

ここでふと疑問を感じるのは「写真」って何なんだろうという事。写真は、それまでの仕組みから時間の流れの一瞬を切り出すものという言い方をされてきたし実際そうなんだけれど、ここまで加工をしてしまうと「写真」なんだろうか。「画像作品」とでも言った方が適切なような気がしますね。プリクラなんかだと、随分前からエンハンス機能が過激すぎて、もう元の絵が誰なのかも分からないものが印刷されてきたりしますが、あれはまだ「加工すること」が楽しみというか面白みでもあるので、ああ言う物と理解出来ます。でも、このベストテイクともなると「そうなって欲しい、そうして欲しい」という絵作りをしているわけで、それを「昨日撮影した写真」と言ってしまったら、それは不味いような気がする。みんな笑顔の記念撮影を残したい気持ちも分かるし、それだからこそ何枚も写真撮影したりするんだろうけど、力尽くで作ってもなぁ... 

例えば、個人のあるいは身内内の記念として、そういう写真を作成して共有するのは、まぁ有りだと思うんですよね。あくまで個人や親密なグループ内での話だから。でも、最近ネットでも氾濫している「捏造写真」とか「偽造写真」みたいな物にもなりかねない気がします。例えば人物の顔を別の人物の顔と差し替えたら、会ってもいないのに「密会していた」みたいな話がまことしやかに作れてしまう。多分、このPixel 8のベストテイクには、その時連写した写真からしかコピー出来ない見たいな、何らかの制限が加えられていると思うんですが、でもそういう技術がスマホレベルで実現出来るという事は、もっとリッチな環境なら造作なく出来てしまうだろうし。大体生成AIで見た目リアルな映像が簡単に作れてしまう時代ですからね。そのうち写真を撮影するのでは無く、登場させたい友人達の「仮想人格」を作って、その仮想人格達が指定した背景に集合して、そこでベストの一枚を「生成撮影」して、究極の一枚が出来る時代になるのかも。と言うか、仮想世界がどんどん現実的になっていけば、簡単にそんなことはできそうな気がする。「写真」は「真を写す」という意味だけれど「真らしさを写す」に意味が変わってくるんじゃ無いだろうか。 

実写版とCG

先日Amazon Primeを見ていたら、ルパン三世の次元大介を取り上げたスピンオフドラマみたいな物を放送していてビックリしたんですが、少し前には人気アニメのワンピースの実写版がNetflixで制作されて、これはこれで結構評価も高かったらしい。

過去、アニメとか漫画の実写版なる映画とかドラマは数多く制作されてきたと思うんですが、「アニメを越えた」とか「アニメよりも面白い」みたいな評価を得た実写版ってあるんだろうか。アメリカだと、アメリカンコミックのヒーロー達の映画が数多く制作されていて、あれはかなり成功していると思うんですが、あれってアメコミの主人公をコスチュームや特殊メイクで映像化しやすいこともあるのかなと思います。例えば今回の次元大介だけれど、主演の次元大介役には俳優の玉山鉄二さんが演じています。正直、顔の作りが違うのが個人的には凄く気になる。次元大介といえば、顎髭が特徴的な少し細見の顔つきというイメージ何だけれど、玉山鉄二さんって丸顔系だと思うと、ちょっとイメージが違う。ワンピースの実写版は、海外の俳優さんが出演していて、主人公のルフィーも漫画の表情とは違う感じの俳優さんなんですが、案外評価は高いらしい(ナミは違うと言われているらしいけれど...)。それぞれの登場人物が持つ特殊能力がCGで上手く描かれていて、それ故に漫画との親和性を感じるのかな。

昔のアニメは、基本手書きのセル画を何枚も用意して、少しずつ動作や表情を変えながら一枚毎に撮影した物を連続して投影することで動きのある映像を作っていました。合成技術が生まれてくると、実際の人間とアニメが一つの画面に登場する事も出来るようになって、その中でも一番記憶に残っているのは「ピンクパンサー」かなぁ。本編では無く映画の宣伝でしか登場しないと思ったけれど、あれは凄く子供心に衝撃的な映像でした。その後CGの時代になって、まずは特殊効果がどんどんCGに置き換えられていったんですよね。以前ならが、その場所へロケに行って撮影したような内容でも、ブルーバック・グリーンバックで撮影して、後から背景とか合成すれば恰もその場所でロケしたような映像が(手間やお金はかかるけれど)簡単に作れてしまう。渋谷のスクランブル交差点の実物大セットが埼玉だったかに作られていて、でも実際にコピーしてあるのはスクランブル交差点のアスファルト道路とか地下街への入口等で、背景のビル等はグリーンバックになっていて、背後のビルの書割すら無い。でも、そこにビル群のCGを組み合わせると恰も渋谷のスクランブル交差点で撮影したような映像が、何の疑いも無く出来てしまうのが今の映像業界。

最近では、CGが更に拡張されて、AIを利用して以前よりも少ない労力でより多彩な映像が可能になってきています。画面上では、全く本物の人間と区別が付かないようなクオリティの人物映像を作り、さらにその映像に自然な表情や会話すら出来るレベルのAI技術がもう普通に使われるようになってきています。そうなると思うのは、アニメの主人公に俳優さんを起用するのでは無く、アニメのキャラクターをCGとAIで作って、それをアニメ以外の実写俳優や背景と合成する方が、よりアニメの世界観に近くなるんじゃ無いだろうか。よくよく考えたら、それってMR (Mixed Reality)の世界観なんですよね。まだまだデバイスが大きいから、メガネのように常用するまでは行かないけれど、ハードウェアの技術進歩はあっと言う間だから、あと数年もすれば昔で言う所の度の強いピン底メガネくらいサイズにはなるんじゃ無いかと思うんですよね。そうなると、WALKMANが誕生して音楽と共に生活することが「普通」になったように、映像やCGと共に生活する事が「普通」になる時代はもうすぐだと思います。そう言う時代だと、今は特殊映像であるアニメと実写の境界線も無くなって、それが「実写」の世界観になるんだろうなぁ。昔の映画のように、CGどころか映像に一切加工を加えない「シン実写版」みたいなカテゴリーが新たに生まれたりして。でも、それだと迫力不足リアリティ不足だといわれて人気が出ないかもしれない。

Photoshopのフォントエラー

何時の頃からか、Photoshopでテキストを挿入しようとすると、

「直前の操作で選択したフォントでエラーが発生しました。問題が解消されない場合は、そのフォントを無効にしてください。」

と言うポップアップが表示されて、テキスト入力が出来ません。最初の頃は、PSDファイルを開くといきなりこのエラーが表示されたりしたんですが、一度Photoshopを更新(アップデートの適用)をしたらそれは解消したものの、やはりテキスト入力や変更をしようとするとこのエラーが発生します。AdobeのQ&Aを探すと、再起動だとか更新するとか、フォントキャッシュの削除だとか幾つか解決策が説明されていますが、どれをやっても駄目。最後はいったんPhotoshopを削除して、初期状態から再インストールしてみましたが、それでも駄目でした。

「これじゃぁテキスト配置出来ないじゃん」と静かな怒りが沸いてきたものの、偶々試してみた方法が上手くいったので、暫くはそれを対処療法として面倒だけど使用して何とか凌いでいました。その対処療法とは、今編集したいファイル「A」を開いているとして、その中にテキスト入力(テキストレイヤー)を追加します。通常ならば、ツールバーから「テキスト(T)」を選択して画像上の任意の場所をクリックして文字入力をするのですが、クリックした途端に最初のエラーが表示されます。ですから、そのままでは全く文字入力が出来ません。である時、新規作成では無く昔作成したファイルをコピーして編集していた時のことでした。そのファイルには、エラーが発生する前に作成したものなので、その時に入力していた幾つかのテキストレイヤーが含まれていました。以前だと、そのテキスト編集を使用とダブルクリックしてもエラーになったんですが、 何時の頃からか既存のテキストの編集は出来るようになっていたんですよね。ただ、毎回既存のファイルをコピーして再利用するのは、サイズとかそれ以外のパラメーター設定が面倒。で、元々入っていてOKならば、コピーしてきたらどうだろうと閃きました。

そこで新規にファイルを開いて画像ファイルを加工した後、テキスト入力が必要になった時、別の適当なPSDファイルを開いてそこにあるテキストレイヤーを複製して新規作成したファイルにコピー。それをクリックすると問題無く編集も出来るし、その後保存も出来ます。実は、Adobe Fontsが利用出来るようになり、その中にいろいろなフォントが含まれていて幾つか利用していたんですが、どうも「IBM Plex」を使い始めて暫くしてから調子が悪くなった気がしていました。そのIBM Plex Fontsを利用したテキストレイヤーでも、このコピーしてきて利用する方法ならばエラー無く使用出来ます。でも、その複製元のファイルのそのテキストレイヤーをクリックすると、上記のエラーが表示されるのが不思議。まぁ、この方法でここ数年間凌いできたんですが、流石に面倒な時には面倒なわけで、なんでテキスト入力なんて単純なことが出来ないのか、毎回Adobeを呪っていました。そのフォントを削除すれば問題解決するとはQ&Aには書かれているんですが、この「IBM Plex」ってゴシック体で結構好みのデザインなのでかなり使っているんですよね。そんな半分手足を縛られたような状態で使い続けていたPhotoshopですが、これまでのPhotoshop 2023から2024の新しいバージョンが登録されていたので、解決されていることを期待して更新しました。

残念ながら、Photoshop 2024を起動してファイル作成してみても、テキスト入力時には最初のエラーが表示されます。もうガッカリ。でも何か新しい解決策が無いかとGoogleで検索してみましたが、これまで見てきたような話ばかり。仕方が無いので、Adobe Fontsを削除しようかと思ったのですが、Q&Aの中でFontsをダウンロードしていないとエラーが出ると言うような説明がありました。Adobe Fonts利用方法には幾つか方法があって、Adobeのアプリだけで利用するならPCのストレージが圧迫されないように、またどこからでも利用出来るように、Web上に置いたまま必要な時に参照するモードと、他のアプリでも利用出来るようにデータをダウンロードしてインストールして使う方法です。確認して見ると、「IBM Plex」は前者の設定になっていたので、これをダウンロードしてみましたがエラーは解消せず。設定をいったん切って様子を見ようかとAdobe Accountからlog-offしてもう一度log-onしてみて試してみたところ、何故か上手くテキスト入力が出来るようになりました。結局、フォント絡みのエラーなのでフォント設定回りを弄って解決したことはロジカルだと思うけれど、Log-off/onして渇を入れないといけないというのは非論理的な気もするし... 今の所幾つかのファイルを編集していますが、取りあえずエラーには遭遇していません。Photoshopを平行してインストールしている別PCではまだ試していないので、そちらではどうなるか試してみたいと思います。しかし、もう少し何とかなら無いものだろうか...


 

2023年10月14日

Courtyard by Marriott Nagoya


BONVOY系21滞在目(23泊+10泊)は、丁度一年振りとなる名古屋のCourtyard。用事がありこちら方面に出てきて、その気になれば帰宅できないことも無いのですが、Lifetime Platinumの600泊目指して地道にステイカウントを積み上げていく作戦ので、久し振りに予約しました。

本当は駅直結のMarriottでも良かったんですが、お値段が少し高めなのと、年内BONVOYの各ブランドに宿泊すると、3種類毎にボーナスポイントというキャンペーンもあるので、今回はこのCourtyardに。東京駅近くのCourtyardも、訪日観光客のためか取れなくなってしまいましたからね。 以前のように、気軽に金曜日とか週末の予約が取れなくなってきました。

名古屋駅から少し歩いてホテルには夕方早めにチェックイン。1Fのチェックインフロアーは、前回と比べるとかなり賑やかになっていて、かつ海外からの宿泊客が7割位という感じ。その海外からの宿泊客も、大体3:7位の割合の感じで、欧米系:アジア系という雰囲気でした。

お昼が少し早めに食べてお腹も空いていたので、夕方早めに1Fのバー&ラウンジに行ったんですが、17:00~19:00までお手軽にお酒が頂けるハッピーアワーということで、半分くらい席が埋まっていました。私の隣には8人位の若めのパパママグループが盛り上がっていて、それがちょっと五月蠅い賑やかだったので、軽く飲み食いをして早々に部屋に引き上げてきました。バーの方では無く、隣りのレストランエリアへ入った方がゆっくり食事も出来たと後から後悔しましたが、まぁ仕方ない。

翌日は、ここは朝食付のプランで無いと食事はついていないので、朝早めにチェックアウトをして、途中のスタバで軽く朝食を頂いてから、新幹線で帰宅しました。浜松は、今日からジャズウィークが始まるという事で、結構賑やか。かなり以前の様子に戻りつつあるようで、それは良いことだと思います。ただ、その分色々物価が上がっているのに給与だったりはそうでも無いのが最大の問題だよなぁ。

わざと古着にする

以前から何でしょうけど、「古着ブーム」みたいなものが広がっていて、その理由としては古着買取で全国的に販売するような大手のチェーンの出現とかもあるんだろうと思います。個人的には、精神的に古着には抵抗があるんですが、昔は「お下がり」とか普通に着回していたわけで、決して悪い話しじゃ無い。まぁ、私などは本家の長男だったので、その特権的地位故に先ず私用に購入した衣類を、サイズが小さくなったりしたら弟に回り、それも小さくなったりしたら親戚の従兄弟に回るみたいな感じでしたね。従兄弟の中でも、私の上とは少し年齢差があったのに対して、私の下にはまだ結構従兄弟がいたので、私が着ていた洋服は昔は親戚に回っていたと思う。 

その考えや活用自体は、資源の効率化だしものを大切にすると言うことは、限度はあるけれど大切なことだと思う。幾ら古いものでも、ほつれや破りをちゃんと補修したり補強したりして、かつ綺麗に選択して着用する分には何の問題も無い。偶に、「それがお洒落」と言う言い方をして、自分的にはボロボロにしか見えないようなものとか、洗わないのが自然なダメージみたいな言い訳で、何か臭うような衣装の人も居るけれど、それは勘弁して欲しい。

そう言う意味では、ジーンズではかなり昔から「ダメージジーンズ」という名称で、最初から傷を付けたり汚したりして使用感を出して販売するものが多いけれど、あれも個人的には抵抗のある所。確かに、新品の衣類って折り目畳み目がクッキリしているし、後新品らしいつるつるした感触が嫌いなので、私も購入したら先ず一度洗濯するかクリーニングしてから使用開始するけれど、それとわざわざ傷を付けるのは別の話だと思う。それに、古着を大切に利用しようといいながら、新品をわざと傷つける行為は相反するのだと思うけれど。その加工をしなければ、もう数年は長く利用出来たかもしれないわけですからね。ファッションの一つと言われてしまえばそれで終わりだけれど、やっぱり実際に使用して蓄積された「味」と、加工して付けた「見栄え」は違うと思うなぁ。

そんなことを言っているからか、私も結構物持ちが良くて(笑)、例えばセーターなんかは大学入学試験の時に買ってもらったセーターが、かなり擦れて薄くなっているけれどまだ使用しているし、スウェットとかジャンパーなんかも30年位前のものが現役だったりするし、スーツなんかもそれ位前に購入したものが現役であるなぁ。少し前に、手持のジーンズのうち、運動をしていた時代は太股が太かったので、股ずれで俣野所とかお尻近くに穴が空いたりしたものが多くあったんですが、全部補修屋さんに出して裏から当て布をして貰って今でも履いているし。だから、ここ30年位は全然ファッションというか着るものが変わっていないのが自慢(をぃ)。ファッションにそんなに興味が無くて、とにかくマメに洗濯・クリーニングした清潔なものを身につけるというのが唯一ルールなので、わざわざ古着を購入しなくても今の古着ブームに無意識に乗っているというのは、あるいみ奇跡かもしれない(笑)。

Prime感謝祭

今日明日と、Amazonで「Prime感謝祭」開催中なんですね。関連記事とか呼んでいると、結構お得な商品とか出ていると書かれていて、中でもApple製品は新製品が出た・出る予兆なのか、以前よりも値引率とか大きいらしい。私も、iPad 2022版とiPad mini 2022版で揺れています(笑)。以前購入したLenovoのChromebookの内臓バッテリーが膨らんできて、これは使い続けるのは危険が危ない(=とっても危ない)状態になってしまったので、代替機をずっと検討しています。同型機でも全く問題無いのだけれど、もう製造終了なのかAmazonにも出てこない。一体型のクラムシェル型のChromebookはそこそこあるんですが、実はKindleリーダーとしても使いたいので、2-in-1スタイルは結構譲れない。

今は仕事の都合もあるし、もう30年以上使い続けているからWindowsパソコン中心なんですが、仕事から離れてしまえばWindowsに確執する理由も無く、それならばお手軽なMacでも、何だったらiPadでも十分じゃ無いかと思っています。その取っかかりとして、今回丁度手元のタブレット系デバイスも壊れたし、良い購入機会かなと言う気も。

今検討しているiPad 2022版は7万円弱で、iPad mini 2022版は8万円ちょっと。価格的にも微妙なんですが、iPadはA14チップでminiはM1となると、その価格差1万円余りも考えどころ。まぁ、iPadを購入したからと言って、グラフィックをグリグリやるわけでは無いけれど、Windowsを卒業したら多分PhotoshopとかIllustratorからも離れるだろうから、そうなるとApple系のグラフィック系ソフトに移行するだろうし、となれば購入後直ぐに使うわけでは無いけれど、プロセッサは早い方が良いだろうし。あと、iPadの場合、外付けのキーボードが結構高いんですよね。戦用のオプションだと3~4万円位する。 でも、メールとか文章作成には、やはりキーボードは必須なわけで、これだけは外せない。3rdベンダー制もあるみたいなんですが、使い勝手はどうなんだろうか。キータッチはまぁ仕方ないとして、接続性とか全体の強度とか。

iPhoneユーザーとしては、そこそこ長く10年以上になるから、決してAppleを知らないわけじゃ無いし、昔のApple ][の頃なんかは友人が持っていたものとか、互換製品で遊んだこともあったけれど、まぁ殆ど知らない人。MacOSに手を出すことは多分無いと思うけれど、iPadはこれからのデジタル生活の中心デバイスとして、これから残り人生で中心になりそうな気もするし。うーん、心が揺らぐ(笑)。明日の23時迄我慢できるだろうか(いゃ、出来ない)。

2023年10月13日

Windows11完全移行

暫く前に、会社から支給されているビジ用パソコンのOSが、Windows10 22H2からWindows11 22H2へ更新され、私も仕方が無いから不承不承アップグレードして使用していました。Windows11への以降を渋る理由は、ツールバーの位置が左端に設定出来ないので、これまでの使い勝手と大きく異なることで、これは自分にとっては結構大きな理由です。例えれば、それまで箸しか使ったことの無い人にナイフとフォークにしなさいと言われるような物。フリーウェアでツールバーをWindows10同様上下左右に移動出来るものもあるみたいですが、この手の物はメンテナンスが続くかどうか不安だし、仕事のパソコンには余りフリーウェア物は入れたない。期限までにWindows11にしないと、管理部門からお叱りが来るので、仕方なくアップグレードしました。

それから2ヶ月くらい。まだ無意識にカーソルを左端に動かしてアプリを起動しようとする癖が出る時もあるんですが、まぁ取りあえずカーソルは一度下に移動させてアプリを起動する癖は何となく身についてきました。そうなると今度は、並べて使用している個人所有のデスクトップ機はWindows10のままなので、右に置いているデスクトップ機と左に置いている仕事用のノートブックパソコンでユーザーインターフェースが異なっていること。これが新しいイライラの元になっていました。Windowsの操作I/Fはどちらもそんなに変わらないけれど、アプリやタスクを起動したり切り替えたるする時にはカーソル移動やツールバーからのアイコンクリックを使用するので、忙しい時に限って、混乱します。まぁ2ヶ月くらい Windows11を使用して、それなりに慣れても来たのででくストップ機もWindows11に更新することにしました。

以前更新候補としてWindows11が表示された時に、ダウンロードだけしていたので、設定からWindowsの更新のページに行き、Windows11への更新実行をします。ダウンロードされているのは、Windows11の本体をダウンロードして更新作業をするプログラムをダウンロードしてくるブートローダーみたいなものだから、起動するとネットにアクセスしてダウンロードが始まります。これがファイルサイズが大きいのか、ネットワークが混んでいるのか、ダウンロード済みの状況を表示する「〇〇%」はなかなか進みません。結局30分位かかったかなぁ、やっとダウンロードが終わり、今度は裏で更新の準備が始まりましたが、これも結構時間が掛かります。作業を始めて1時間位過ぎて、やっと「更新の準備が出来ました。再起動しますか?」というポップアップが出たので、システムを再起動します。再起動してくると、設定作業用のWindows(mini Windowsかな)が起動して内部の更新作業が進んでいきます。これも20分位掛かっただろうか。ふと気がつくと、デスクトップ機の画面にはサインイン画面が表示されていますが、背景が大きな円というか「ゼロ」みたいなデザインで、何か好みと違う(笑)。

サインインすると、デスクトップは以前のWindows10の時のままですが、ツールバーやスタートメニューの配置や登録されているアイコンは変更されているので、これをまずは以前と同じような使い勝手になるように整理します。次に、Windows10からシステムフォントが「游フォント」になっているんですが、これが好みじゃ無いので、それよりは多少マシな「メイリオ」に変更。更にエクスプローラーの表示をスペースが少ない詳細表示にしたり、一通りアプリを起動しながら、初期化されて以前と違っている部分の補正を行いました。昔はガリガリにカスタマイズしたのだけれど、Windowsの更新や変更の度にそれらが初期化されて、元の状態に戻すのが大変なので、もう随分前から出来るだけ初期か状態から変更しないで使うようになってしまいました。こういう所の使い勝手が悪いんですよね。MacOSの経験は殆ど無いのだけれど、iPhoneの移行作業なんかを見ていると、Appleはユーザー環境はそのままに、OSレイヤーだけを綺麗に更新している印象を受けますが、Windowsは昔からそう言うきめ細やかな配慮みたいなものとは縁遠い気がする。OSも更新したので、Adobeとかの更新があるか確認して、知らない間にPhtoShop2024とかリリースされていたので、こちらに更新したりと、昨日は結構更新祭りになってしまいました。後は、マーフィーの法則が発動して、予想外のトラブルに遭わないことを祈るばかりです。

2023年10月12日

タイトル総なめ

今日はどこもこの話題で持ちきりなんだろうけど、藤井聡太七冠が対戦中の王座戦で勝利し、5戦3勝1敗で勝利して王座を獲得。これで将棋界のタイトル戦ですでに今季獲得済みの、竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖に加えて王座を獲得して八冠となるという、まぁ漫画でも書かないだろうという話。さらに将棋界には、この八大タイトル以外にも、トーナメント戦とかあるらしいけれど、その中でも有名な、朝日、銀河、NHK、JT杯も藤井八冠が獲得していて、今現在はこんな状況らしい。 

自分くらいの世代だと、やはり羽生善治九段が当時「羽生七冠」といて将棋界を席巻していたイメージが未だに強烈で、あの当時も大きな話題になっていたけれど、今回は数々の「史上最年少」記録とともに生まれた「八冠」なので、そのインパクトの大きさはさらに大きいだろうなぁ。しかも、詩文の記憶だとそれまでに羽生氏はいろいろなタイトルを取ったり取られたりして、徐々にタイトルが増えて行き頂点に立った、みたいな感じだったと思うけれど、藤井八冠の場合はあれよあれよという間に、タイトルに挑戦したら獲得して行くような感じで現在に至ったわけですからね。 

下世話な話だけれど、タイトル総なめしたこともあり藤井八冠の総獲得賞金額は2億円を越えるらしい。これまでの最高金額は、羽生七冠の時に1億6千万円余りだったという事で、それからの一冠増えたことと賞金額もアップしたのでしょうね。賞金だけで無く、これだけ有名になれば色々なイベント出演とかCMとかもますますほおって置かないだろうし。

今回の王座戦解説の記事とか見ていると、終盤永瀬前王座がAI予測98%の勝利確率まで優勢だったのが、そこで投じた悪手で一気に形勢逆転して、藤井七冠が勝利したらしい。その悪手は、将棋初心者でも分かる位の負け手だったらしく、多分緊張した勝負の時に後から考えても理由が分からないけれど、つい「魔が差して」出してしまう手段何でしょうね。勝負事でも、なんであの場面のあのプレー・サインなのという事もあるし、仕事でもなんであの時にあれをやってしまったのか、やらなかったのか、と言う事は結構有る。疲れていたり緊張していたりして判断力が鈍っていた、あるいは麻痺していたのだろうけど、自分自身の弱さもあるだろうけど、そういう状況を呼び込む無言の強さみたいなものもあるんでしょうね。藤井時代、いつまで続くのだろうか。将棋と縁の無い自分が関心を持つくらいだから、関わっている人趣味にしている人は堪らないでしょうね。

2023年10月11日

地球温暖化だけではない?

東京新聞だからと言うわけではないけれど、ちょっと短絡的な内容じゃ無いかと感じる記事。 

約100年間の気象データを整理して、6月から9月までの気温をグラフ化したもので、確かに1920年頃と2023年の様子を比較すると倍以上暑い日が増えているように感じます。記事の中では地球温暖化がと説明しているけれど、ちょっと個人的に疑問を感じるのは、このデータが「東京」のものという事。

実は次のページに、当都心の130年間のグラフと、比較するために千葉・調子のデータも掲載していて、実は千葉・調子の方は、昔と比べて暑い日は増えているけれど東京ほどでは無い事が読み取れます。で、こちらでは都市化によるヒートアライン度現象が少ないからと説明していて、それがまさに私が感じた疑問で、都心場合は気温の温暖化だけでなく、コンクリートによる輻射熱等、緑地等が少ないから気温上昇が高くなる事も無視できないと思うんですよね。でも、最初のページだけ読むとこの100年間の地球温暖化傾向は凄いなと誤解してしまう。ページ最後の

次ページ:東京都心 124年分の夏の暑さ一覧 に続く

をクリックして、この都心と千葉の比較グラフまで見れば、ヒートアイランド現象とか他の要因もあるから都心は暑いという事も理解出来るのに、そこまで読み続ける人は少ない気がする。結果手して、意図的なのか無意識なのか分からないけれど、誤った認識を配信している事になるんじゃ無いだろうか。

ページサイズ等の関係で、1ページの記事に出来ないのであれば、最初から都心には他の地域よりもヒートアイランド現象の影響も大きいことを言うべきだと思うし、上記のリンクももっと分かりやすく配置するべきだと思う。それにこの記事の趣旨としては、100年間の気候の変化を言いたいのか、都心の変化を取り上げたいのか、その当たりの主張というか主題がよく分からない。 空調も効きにくいから省エネしましょうと言うならば、一極集中は良くないから地方へ移住しようと言う方がまだ良いのでは。自分の肌感覚でも、100年前どころか30年とか40年位前とは明らかに夏の暑さは違ってきていることは事実。そして、温暖化対策の一つとしては、火力系発電を原子力発電に似切り替えていくことだと思うのだけれど、それは主張しないのかな。100年前との比較は一つの視点だけれど、10年、20年位前と比較して近年の問題点をもっと具体的に考える事も重要なのでは。特に、エネルギー関係のシステムがおおきく変化した、東日本大震災前後10~20年位の変化というのは、これからの事を考えるのに重要じゃないだろうか。

フラッグフットボール@LA2028

2028年のLAオリンピックで、野球、ソフトボール等とともに、フラッグフットボールが開催候補協議になったという記事。正式種目として決まるのはまだ先のことだと思うけれど、野球やソフトボールは頭角としてフラッグフットボールも可能性はかなり高いんじゃ無いだろうか。

アメリカンフットボールはヘルメットや防具を装着して行う、フルコンタクトスポーツだけれど、フラッグフットボールは、ルール自体はそのアメフトを踏襲しているけれど、コンタクトは認められず代わりに腰に付けたフラッグを取ることが「タックル」の代わりになる物。バスケットボールに対して、3-on-3に当たるのがフラッグフットボールと言ったら、当たらずといえども遠からずだろうか。本家のアメフトと比較して、老若男女問わずに参加出来るスポーツで、かつ競技時間や競技スペース等も短く効率的になっているから、開催しやすい。基本屋外スポーツではあるけれど、室内でもやろうと思えば可能だろうし。

昔は、タッチフットボールと言って、タックルする分かりに相手に「タッチ」することがタックル代わりの似たスポーツがあったけれど、「タッチ」と「タックル」の境界線なんて、一旦プレーが始まるとなかなか微妙だし、「タッチした」「しなかった」の判定は、私も審判員をした事があるけれど、かなり微妙。その点、相手のフラッグを取るのは、明確に取れた・取れないが分かるし、身体への接触はかなり防げるから安全性も高い。唯一の難点は、ボール以外の道具が入らないタッチフットホールに比べて、腰に付けるフラッグの準備必要な事ですが、昔は腰にタオルとかスカーフみたいなものを挟んで競技していましたよね。意地が悪い人だと、その端っこを結んでげんこつみたいな物を作って、それを腰に挟んで抜けにくくしたりして。だから専用のフラッグ用のベルトとフラッグ(クリップ式)が生まれたんだろうなぁ。

日本でも、アメフトを引退して選手や関係者がチームを作ったり、そう言う経験が無く最初からフラッグフットボールを始めるチームとか増えてきていて、案外本家本元のフルコンタクトのアメフトよりも競技人口は多いかもしれない。今回の2028年向けて可能性が出てきたことで、ますますチーム数が増えるんじゃ無いだろうか。今小学校の体育の中にフラッグフットボールが取り入れられているから、若しかしたらそこからこのオリンピックに出場する選手が生まれるかも。

2023年10月10日

波乱の試合 (3)

この連休中に続いた、波乱の試合シリーズ。最終日は3試合が行われたのだけれど、それまでの2日間ほどの「波乱」はなかったようです。ただ、3試合のうち胎内ディアーズvsエレコム神戸ファイニーズ戦が、アメフトでは珍しい「16-16」の引分けというのが、ある意味「プチ波乱」だったかも。 

アメフトの場合、得点数は、

  • 1点: TD後のトライフォーポイント(TFP)で、キックが成功すれば1点獲得
  • 2点: TD後のTFPで、プレー(ランかパス)でボールをエンドゾーンに持ち込む(これも「タッチダウン(TD)」と呼ぶからややこしい)か、相手チームが持ち込んだボールをエンドゾーン内でダウンさせるセーフティの場合、2点獲得
  • 3点: フィールドゴール(FG)キックが成功すれば3点獲得
  • 6点: ランかパスでエンドゾーン内にボールを持ち込むと6点獲得
の4パターン。だからTDを奪えば、最低で6点、TFPが成功すれば7点ないし8点が得られます。相手にTDを奪われて、7点先行されている場合、FG 2回でも追いつけない設定というのは、なかなか面白いし微妙だと思う設定。逆に、逆転を狙ってTFPで2点を狙って失敗すると、6点のままというのもなかなかムズムズする設定です。

FGの場合、キッカーにもよりますが、ゴール前30ヤードの地点からキックする場合、ゴールポストまでの距離10ヤードに、キッカーまでの距離(7ヤード位)が追加されるので、47ヤードのFGキックになり、大体これくらいがキック成功の確率が高い限界。50ヤード以上のキックが安定して成功すれば「名キッカー」と言われるし、逆にゴール前10ヤード位のキック(27ヤードFG)でも失敗する場合も有るので、このFGもある意味アメフトの醍醐味。TFPのゴール前3ヤードからのキックも、一般的には「オートマチックポイント」と呼ばれるくらい、当たり前に入るであろう得点扱いされていますが、それでも時にはキックが失敗する場合もあるから面白い。

得点が明確に倍数関係になっていないので、アメフトの試合で同点引き分けというケースは余り聞きません。試合ルールというよりは、リーグのルールで引き分けしないように4Q終了時点で同点の場合は、オーバータイムとして第5クォーターを設定したり、タイブレーク(TB)としてサッカーのPK合戦みたいに特定のポジションからプレーを開始してより多くの得点した方が価値みたいな形式で勝敗を決めるのですが、時間も有限だしいつまでもやっていられないので、NFLでもオーバータイムで決着が付かなければ引き分けという設定があります。今回ちょっと不思議だったのは、以前は4Qで同点立った時には、タイブレークをしなかったことで、そうか今シーズンは延長無しなんだと再認識した次第。確か2年前だったかな、それまではタイブレークで必ず決着を付けていたと思うんですが。4Q迄で試合終了を確定されるというのは、試合会場の時間割とか、そういう理由もあるのかもしれない。この日も、この会場では朝の10:30からよるの20:00過ぎまで、4試合開催されましたからね。これもある意味波乱と言えるかも。

反論しない被害者

ジャニーズ事務所問題で、 「ジャニーズ性加害問題当事者の会」がNGリスト等の存在を理由に、改憲のやり直しを要求しているという話。やり直しの中では、一社一問や特定の記者を指名するのではなく、全ての参加者からの質疑応答に応じるように要請しているとのことだけれど、有限の時間を考えるとそれは無理なのでは。

当事者の会の主張を見てみても「一人しか指名されなかった」と言うけれど、1/6であってもそれ以外の記者の割合からすれば多いわけで、無視されたというような主張は当たらないと思う。実際には3/6であったことも分かっているわけだし。更に、そういうリストを作成した理由や当日道のように利用されたのかという話も既に説明されていて、それを否定するだけの明確な根拠も無い。となると、実際にそのNGリストなるものが会見運営に与えた影響は殆ど無かったと考えて良いのでは。

そもそも疑問に思うのは、そういうNGリストが作成された理由が、最初の会見でのそれらNG記者の質問が、加害者側のプライバーやセカンドレイプの恐れもあるような内容だったからで、あるいみ被害者保護の目的でもあったことは説明されている。さらに、それはもっともだよなと自分は理解できる内容だと思うのですが、その保護対象となる加害者側はどう考えているのだろうか。某新聞記者の質問を含めて、NGリスト掲載者のこれまで行動や質問内容関しては一切疑義を挟まないから、自由にやってくれと言う立場なんだろうか。そうなると、更にゴシップ系のメディアとかついづいして、彼らの行動がもっと制限されることになると思うのだけれど。彼らとしては、公明正大に報じてくれれば、何の疑念何自分達が正しいと認められると考えているのであれば、変な策を弄するようなことはしない方が良いと思うのだけれど。

仮に彼らが2回目の会見に不満で、ジャニーズ事務所側に意見をしたいのであれば、彼らは相当数の被害者をまとめた集団なんだから、直接「スマイルアップ」側(ジャニーズ事務所)と会話する機会を要求すれば良いのでは。その中で、こういう対応を要求した、こういう回答があったと言う事を伝えれば、後は周りが判断するだけの問題だと思う。今のように、悪者作りだけをしては、被害のごく一部は溜飲を下げることになるかもしれないけれど、多くの人は納得も満足も出来ないのでは。そう言う意味では、国の関与を要求するのも悪手だと思う。主語を大きくするとか、関係範囲を一気に拡大するというのは、問題の変質を隠すことにもなるわけで、まずは具体的な話を進めて、そこから一般化できる内容、今の制度や法律で不備がある分部は、自治体なり国に要求すれば良いと思う。ジャニー喜多川氏の行為が、これまで定義されていない全く新しい犯罪出会ったなら別だけれど、それ自体明確に今の法律でも認められる犯罪であることは確実な訳ですし。仮に何か法制化を望むのであれば、そういう行為を何十年と見逃してきたメディアや芸能界といった部分に対して、明確なルールなる義務を負わせるべきだと思う。そう言う意味では、当事者の会からは、もっと黙認してきたメディアに対して批判が出てしかるべきだと思うのだけれど。それも疑問の一つだなぁ。

2023年10月9日

報道暴走問題

例の「氏名NG記者」リスト問題を、この週末も伝えるワイドショーやニュース番組が多いのですが、どの番組も判で押したように「氏名(指名)NGリストで指名されなかった記者が~」という言い方をしているのが気になります。だって、あの会見だけで250名とか300名近いメディアやジャーナリストが参加していて、全員が指名を受けて質問をしていたら、一体何時間かかると思っているのだろうか。しかも、そのリストに掲載されていた6名のうち1名は序盤に指名されており、2名は不規則発言をして回答を得ている「実質的に質問機会」を得ているわけで、そう言う意味では「50%の指名率」だったわけです。全参加者が250名とか300名と言われている中で、25名が指名されて(うち2名は不規則発言者も含まれるんだろうけど)質問しているわけだから、全体の指名率10%程度の事を考えると、とても「氏名NGリスト」で排除された、とは言えない状態。

参加した記者やジャーナリスト全員が指名されてあるいは質問機会を得ないといけないというのであれば、毎回とんでもない時間が掛かるだろうし、招待者数も絞らないといけないかもしれない。批判も多いけれど、そういう事態を避ける意味もあって「記者クラブ」なるものは存在しているわけですよね。あるいは、よく引き合いに出されるアメリカの大統領会見とか報道官会見なんかは、重鎮みたいな記者がいてそう言う人が仕切るらしいけれど、それならそれで日本も同じ事をやれば良いのに、決してそんな話は出てこないわけですし。そういうメデイア側を否定するような準備がされた事を批判するのは許せるとしても、それを拡大解釈して「質問機会が失われた」と言うのは詭弁だと思う。

それに、世間一般的には、そういうリストに名前が出るあの人達なら、それは自業自得だよねという意見も決して少なくない。 同業者からも、こんな意見が出てきているわけですし、回りは彼らのやり口もやっている事も理解している。しかも、所属会社からしたら二重勤務というか新聞社名とWebメディア名を使い分けて、都合の良いように自分の活動を利用しているわけで、それって服務違反とはならないのだろうか。雑誌社の取材による新聞社への質問に対しては「特にコメントはありません」と回答したらしいけれど、それって今彼らが追求している「ジャニーズ事務所問題」と同じ構造じゃないかと。つまり、少数の悪戯を働く人間がいて、それを回りも知っているのに忖度とか地位とか世間の反応とか自社の利益とかの理由から、見て見ぬ振りをしていたのがジャニー喜多川氏とその回りによる性加害問題だったし、その構図がそのまま反映されているのが今の「報道暴走問題」じゃ無いかと感じるところ。

当事者であるジャニー喜多川氏がすでに鬼籍に入っている以上、優先すべきは彼の行為の詳細を明らかにすることよりも、まずは300名とか400名とか言われている被害者の支援と補償でしょう。場合によっては、精神的なケアが今最も必要かもしれないのに、毎日朝から晩まで事務所の会見がとか対応がとか言っているのは、視聴者受けをすることが優先で実質的な対応対策は二の次三の次という風にしか見えない。先日の日本テレビやTBSの調査報告を見ても、当事者意識みたいなものが希薄で、いゃいゃ貴方たちだって知らないわけが無いじゃないの、1年2年前の話じゃなくて、30年40年の話な訳だからずっと一緒に仕事をしたのでしょ、と聞いてみたい。大企業での不正行為とか明らかになると、それこそ蜂の巣をつついたようにあちこち報道するくせに、いざ自分達に火の粉が降りかかると、おざなりの釈明で終わり。「報道機関」なんて言う肩書きはもう捨てて「暴走機関」とでも解明すれば良いのに。と、本当に思う。

波乱の試合 (2)

この三連休中の国内アメフトの試合が続くのですが、その最初の試合が予想以上の好ゲーム。それ故昨日の二試合も期待したのですが、逆に予想外の結果に。Division A/Bそれぞれの前年1位チームと6位チームの対戦だけに、まぁそれなりの点差での結果になるとは予想していたけれど、どちらも下位チームの得点はゼロの「ラブゲーム」。逆に失点は、富士通は73得点パナソニックは65点と、ちょっとお話にならない内容。

実際の力の差はそれ程では無いはずですが、やはり早いタイミングから点差が広がり、ハーフタイム終了時点である程度試合が見えてしまうと、後半はどうしても諦めて点差がますます広がるか、勝利がほぼ確定したからリードしているチームは若手とかの出場機会を優先すると、余り点差が広がらずに終わる場合もあるんですが、今回は一方は後半も加点しているから前者、他方は後半それ程得点していないので後者のパターンだったのかなという印象。

パナソニックと対戦した電通は、今シーズン昇格してきたチームなので、正直力の差もあるだろうし、試合の雰囲気というか、それまで彼らが対戦してきたレイヤーとはひと味もふた味も違うので、この結果は仕方ないでしょうね。もう一つの富士通と対戦したotonari福岡は、昨年1年このリーグを経験して、上のチームとの対戦経験もあるので、もう少し僅差での試合になると思ったんですが、この大差は意外でした。ビデオを見た限りでは、オフェンスがロングパス一本槍で、それでインターセプトされて得点も出来ず、逆にそこから失点を続けるようなシーンが多くて、これはゲームプランのミスかなぁ。今のX1 Super/Areaの体制になる前は、今庄にチーム間の実力差があって同じように点差が大きく広がる試合が多く生まれて批判もされたけれど、比較的実力差が縮まってきている最近の試合内容として、正直この結果は意外でした。

今日は、残り3試合が予定されていて、チーム力の差は昨日の2試合程では無いのでこんな大差での一方的な試合にはならないだろうけど、オービックあたりは富士通とかパナソニックに刺激されて、得点狙いの展開を狙うかもしれませんね。ただ今日は、朝から冷たい雨と風が続いていて、パスには厳しい条件だけに、そんなに得点は入らない気がします。逆に、雨の中の試合だけにちょっとしたミスが大きな変化を招くこともあるわけで、そうなるとアップセットというか、意外な展開が生まれるかもしれない。アメフトは冬のスポーツなので寒いのは良いけれど、雨の中の試合は、これだけは個人的に勘弁して欲しい。さて、今日の結果はいかに。

2023年10月8日

波乱の試合

昨日から始まりこの三連休に開催される、国内アメフトXリーグのトップレイヤー、X1 Superの第三節の6試合。その先陣を切ったのが、Division-Aのノジマ相模原ライズと東京ガスクリエイターズの対戦。これまでの実績や選手層など全体のイメージから事前の勝敗予想は、6.5:3.5でノジマ相模原有利かなぁという印象。どちらも、第一節、第二節と落としているだけに、先ずは今シーズンの初勝利は勝ち取りたいだろうし、Division 6チーム中上位4位までが進出できるライスボウルトーナメントへ進むためにも、負けられない一線である事は確か。

ノジマ相模原の売りは、能力的に優れたQBのパッシングオフェンスと、能力豊富な選手で固めるディフェンスの粘り。春の試合では、チーム創部以来初めてパールボウル決勝へ進出して、オービックシーガルズに破れたものの、今年はひと味違うぞという雰囲気を感じました。母体チームとも言うべき前身チームは、以前の社会人チャンピオン大会でもあるJapan X Bowlや日本のトップチームとなるライスボウルでの優勝経験もあるチームですからね。このリーグ戦では、初戦でパナソニックインパルス(30-10)、次節ではオービックシーガルズ(24-6) と、Divisionのトップ2チームに力の差を感じる結果で連敗。ただ、ここからは実力的には自分達が同等以上のチームとの対戦になるので、ノジマ相模原が有利というのが、多分殆どのフットボールファンの予想として一致するところでは無いだろうか。

一方の東京ガスは、元日本代表の板井HCが就任して長く、徐々に実力を蓄えてきたチームで、ここ数年はかなり中堅チームの中でも上位に浮上してきた印象のチーム。春の試合には間に合わなかったけれど、4人まで登録可能な外国人選手のうち、QBが交代してパスオフェンスが強化された印象。ただ、ディフェンスはまだ甘いのか、初戦のアサヒ飲料チャレンジャーズ戦では、最後6秒で逆転のTDを許して敗れ(17-13)たんですが、第二節のパナソニック戦では互角の試合を見せて、あわや大金星(28-21)というところまで追い詰めて、かなり実力的にもチーム力的にも、今シーズンはひと味もふた味も違う印象を受けた試合でした。

試合は、ノジマ相模原がフィールドゴールで先行するものの、東京ガスは新人QBから2年目のアメリカ人ワイドレシーバーへロングパスが通りTD。後半は、フィールドゴールでそれぞれ加点するとともに、ノジマ相模原もTDを奪ったんですが、東京ガスは同じようなロングパス一発でのTDを奪い20-13とリード。いつものノジマ相模原なら、そんなに難しいシチュエーションでは無いと思うのですが、どうもQBが足を故障しているのかスクランブル等出来ない状態という話もあって、オフェンスはらしくないちぐはぐな感じでした。さらに東京ガスのディフェンスが良く、結局東京ガスが最後は守り切り、20-17で今シーズン嬉しい初勝利とともに、確か東京ガスがノジマ相模原に勝利するのも初めてじゃ無いだろうか。「金星」とは言わないけれど、大きな勝利であったことは確かですね。ノジマ相模原は、何年か前にも何故かリーグ戦に全然勝てない勝ち星に見放されていたシーズンがあって、最後は何とか勝利して入替戦は回避したのかな。確か創部以来一番厳しいシーズンだったと思うけれど、今回の敗戦はそれに近いものがあるんじゃ無いだろうか。とは言っても、残り二試合(電通キャタビラーズ、アサヒ飲料チャレンジャーズ)にしっかり勝利すれば、東京ガスの残り試合の結果(オービック、電通)からトーナメント進出も不可能ではないわけで、まずはしっかり勝ちきらないとね。いずれにしても、この試合東京ガスの粘りは見応えのあった好試合でした。

謝罪は一度だけ

所謂「ジャニーズ事務所問題」に関して、日本テレビに続いて、TBSも社内調査の結果を公表して、社内で忖度したり軽視した行為がありこれまで表に出ていなかった・出せなかったと言うような内容を発表したらしい。内容的には、日本テレビのものとそんなに大きな違いは無いように思うのですが、日本テレビ側の内容が比較的古い20年位前からの経緯をまとめているのに、TBS側はつい最近までジャニーズ事務所側からの圧力があったというような「言い訳」の雰囲気が強い気がします。

勿論、同じ放送局、同じメディアの社会に居ても、ジャニーズ事務所やその所属タレント、あるいは騒動の中心であるジャニー喜多川氏との関係性によって、本当に知らない人も多かっただろうけど、少なくとも在京キー局は昔から多数の所属タレントを起用して番組制作をしていたわけで、決して「知らなかった」「噂だけだと思った」程度の理解では無かったと思う。実際今回も責任を認めているのだから、これ一般的な犯罪で言えば「共犯者」と言える立花のでは。となれば、今ジャニーズ事務所に対して批判をしている熱量の少なくとも半分くらいは自分達にも振り向けて、詳細な経緯の調査と、責任の所在と反省謝罪が必要なのでは。

日本テレビのeveryでの調査結果公開は、かなり勇気の居ることだし大体な決定だったと思うけれど、結局連日ジャニーズ事務所の報道はしても自分達の方はあれで終わりみたいな状況。TBSだって、自社のメイン報道番組での公開とはいえ、例えばNEWS23で連日社内調査報告の詳細を伝えるとか、もっと責任を感じた行動が必要じゃないだろうか。さらに言えば、NHKとか日本テレビ・TBS以外の放送局だって、同様の調査結果方向が必要だと思うし。それに、放送局が一番関係が深かったとは思うけれど、芸能雑誌とか雑誌業界だって同様だと思う。以前、慰安婦報道だつたり福島第一原発の誤報だったり、毎回虚偽報道をしてきた朝日新聞だって、一度「間違っていました」と謝ったら、それで終わりですからね。自分達以外なら、謝罪しようが釈明しようが、とにかく攻めて攻め続けているのに。

BPOという組織があるけれど、例えば底が中心になって「性加害報道調査委員会」みたいな組織を作り、会社とかを越えてメディア業界、放送局業界として調査と対策をする必要が有るんじゃないの。それも、ジャニーズ問題だけでなく、昔から言われている女性タレントに対してのセクハラだとか、あるいは無理矢理仕事をさせるようなパワハラとか、正直あの業界ってそういうハラスメントの巣窟だと思うし。ジャニーズ問題は大きな問題であることに間違いは無いのだけれど、底に矮小化させるのでは無く、「放送局」あるいは「メディア」「芸能界」みたいな憧れ作者みたいな仕組みを根本的に解決する必要が有るんじゃ無いだろうか。「共犯者」であるメディア界隈が、何か「貰い事故を受けたある意味被害者」みたいな微妙な立場を演出している気がする。