2023年6月11日

衝突事故


昨日羽田空港で発生した、タイ国際航空機とエバー航空機の衝突事故。タイ国際航空機の右主翼ウイングレットが破損し、羽田空港のA滑走路が約2時間閉鎖されたらしい。 

衝突事故が発生したのは、A滑走路の北側RW16Rに進入する誘導路上なので、本滑走路上に衝突した機体の残骸が散乱するなどの事は無かったようですが、RW16Rは午前中は西行きのフライトの離陸で使われるから、大変だっただろうなぁ。国内線よりは国際線の離陸に支障が大きかったんじゃ無いだろうか。

こちらの記事を見ると、タイ国際航空機(TG683)は10:45に、エバー航空機(BR186)は10:46に出発。その後RW16Rに誘導路を移動中に接触事故が発生した様なんですが、どこでどの様に接触したんだろうか。良くあるのは、すれ違うときに感覚が狭くて接触する話は聞きますよね。あるいは、一方が停止していてその横を通過釣るときに、やはり間隔の見当が違って接触するのもありそう。今回はどちらもプッシュバックを受けて、多分誘導路を移動中だったと思うんですが、どうなったんだろうか。写真ではエバー航空機が右にカーブして停止しているけれど、この場所は行き止まりで進めないから、これは事故後に移動した場所なのかな。仮にエバー航空機が間違って早く右にカーブしたとしたら、その状態でタイ国際航空機の右種翼端が破損するとなると、エバー航空機の後ろから移動していたのに、突然エバー航空機が右にカーブしたので、ブレーキが間に合わずにエバー航空機の機体後部と主翼右譚が接触した、ということだろうか。

第3ターミナルからA滑走路のRW16Rに移動するのは、そんなに入り組んでいるわけでも無いし、難しい走路でも無いと思うのだけれど、何が原因だったか不思議な事故。この2便は、当然運休となり折角旅行の予定をしていた乗客にとっては散々な週末スタートになってしまったんでしょうね。台湾行きは振替フライトも有るだろうけど、バンコク行きは大変だろうなぁ。国内線のスケジュールにも影響が出たみたいですが、それでも4本滑走路がある羽田だから、まだ何とかなるんでしょうね。これが成田だとちょっと大変だろうなぁ。いずれにしても、ちゃんと原因を特定して再発防止をして欲しい。

[2023年6月12日追記] どうもエバー航空機が先行してRW16Rに進入待機していたところ、エバー航空機が停止線よりもかなり手前で停止していたので、尾翼部分が想定以上に背後の誘導路にはみ出ていて、そこにタイ国際空港機の右主翼が接触したという事らしい。

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