2022年5月31日

海底金鉱

数日前にテレビでチラ見して、「あれなんだっけ」と朧気ながら記憶していた話の詳細を運良く見つけることが出来ました。テレビを見たときには「金を吸収する藻を海底に沈める」くらいしか耳に入らなかったので、何のこっちゃいという反応でしたが、こうやって読み直してみると、海底にある「熱水噴出口」からの金属資源の話と、菌を吸収しやすい「藻」の話が合体した今回の実験の話だったんですね。 


海底から噴き出す熱水には、様々金属類が含まれていて、金を初めとした貴金属やレアメタルも含まれることは以前から言われていたけれど、その場所が海底不覚だったりするので、回収する効率(=コスト)が釣り合わず今まで手つかずな状態に。それを特殊な「藻」に吸着させることで、熱水が作った周辺の岩石を採掘するのではなく、熱水からそのまま金属資源回収できるので、効率としては大きく改善する事になるんですね。

その「ラン藻」は東北の温泉地に存在するものらしい。そうなると、熱水の中に入れても問題無いんだろうなぁ。ただ、単に藻を集めてそこに沈めてもどうしようも無いだろうから、記事にも書かれてるように乾燥粉末化してシート上に加工するところまで研究が進んで、初めて今回の実証実験が可能になるレベルまで効率化されたんだろうなぁ。でも、藻とはいえ乾燥粉末化しても「藻」として機能するのか、それが不思議。さらにさらに、反応活性化のためにシート表面にライトの光を当てると効率が上がると言う事は、光合成見たいな仕組みと感科刑して、熱水から金成分が抽出されるんだろうか。この辺り、やはり自然の力は不思議としか言いようがないですね。

ライトを点灯するための電気エネルギーは、海上から供給しなくても、熱水を利用した温度差発電とかを作れば良いんじゃ無いだろうか。今回1年一寸このシートを海底に沈めていて、今年の9月に回収する予定らしいけれど、1年間でどれだけの「金」が回収できるか楽しみですね。勿論、使用したシートのサイズ次第で回収量は大きく違ってくるわけですが、是非実用化して欲しいなぁ。「金」は装飾品だけで無く、電子回路製造においても重要な素材の一つですからね。

2022年5月30日

AMC Diamond is coming soon...

今朝、ANAのページにアクセスして見ると、ヘッダーがこんな感じに。「あと8,900ポイントで来年度のダイヤモンドサービス基準に到達します」と、名前の下にわざわざ表示されています。いつもは、ブランクだったかなぁ、このフィールド。余り記憶にありませんが、ANAさんも煽るなぁ...

実は先週土曜日にANAからDMが届いていて、ヘッダーにはこんなグラフィックが。こちらも、「あと8,900ポイントでAMC Diamond到達ですよ」という、悪魔のささやきのような内容です(笑)。実際には、26日のフライト分で91,000ポイントに到達したので、システム的には27日に記録されたもの。それが、その日の夜のバッチ処理で「残り10,000ポイントを切った見込み客リスト」にでも入れられたのだろうか。それで28日にテンプレートのメールが届きました、というところでしょうか。

最近はテレビのバラエティー番組でも芸能人のマイル修行が取り上げられるようになって、以前と比べてかなり普及(布教?)している気がします。そんなこともあって、今風に航空会社側としても少しでも利用機会を増やして貰う努力を欠かさないんだろうなぁ。旅好き、空好きな自分としたら、以前のように事由に飛べるようになれば、ANAさんから頼まれなくても飛ぶんだけれど、如何せん海外旅行がもう少し自由にならないと、出かけましょうという気持ちにはなれない。

人気のハワイ路線を中心に、航空会社はこの夏の増便や復便をして需用を取り戻しつつありますが、まだまだ出入国時の手続きは面倒。出国時は、まぁいろいろな旅行準備の一部と思えばまだしも、全て満喫して後は帰国するだけという時点で、やれ陰性証明だPCR検査だという「最後の関門」が幾つも残っていては、それが全て台無しにしている気がしますね。幸いにも、G.W.期間の感染拡大への影響は、かなり限定されていた様子で、もう二週間以上新規陽性者数の数は緩やかだけれど減少を続けています。何とか、このまま沈静化して、7月位にはほぼ自由に行き来できるようになって欲しいなぁ... 来年のAMC Diamondよりも、そっちが大事。

後ろポケットの金具に注意

昨日は一日外出していたんですが、30度超えの真夏日予報が出ていたので、体力を消耗しないようにいつものジーンズではなく、膝までの短パンショーツで出かけました。この短パンショーツの良いところは、涼しさだけで無くポケットが複数ついているところで、お尻の左右に二つ、横に二つ、さらに太股のところにサブのポケットが二つ付いています。いつものジーンズだと、お尻の左右にはスマホ(Pixel 6が右でiPhone 13 Proが左)を入れて、横ポケットの右にはタオルハンカチ、左には何かあった時用に何も入れないのが普通なので、財布とか自宅のカギとかはカバンに入れて持ち運ばないといけませんが、今回は太股のサイドポケットに財布やカギなどを入れられるので、手ぶらで移動出来ます。

で、新幹線で移動しているとき、新横浜を過ぎてそろそろ品川で降りる準備をしましょうと、右後ろポケットからPixel 6を取りだして乗り継ぎなどの検索をしようと画面表示をしたら、何と画面に貼り付けてあった保護ガラスが割れていてショック! スマホ画面の下側、接続用のType-Cコネクターの有る場所くらいに、何か釘でもぶつけたのか粉々になっていて、さらに下半分くらいの部分が大きく割れています。新幹線に乗車するときにはEX予約をしていたので、その時に改札ゲートでタッチした時には、勿論以上は無い。その後、スタバでコーヒーを買ったときも問題無し。そのまま新幹線に乗車して、特に何かやったわけでも無く皆目見当が付きません。

歴代のAndroidスマホはFeliCa/NFC端末として外出時には必須のツールで、右手で取り出して直ぐに使えるように、殆どの場合後ろの右ポケットに入れています。その時に取りだしてそのままワンアクションでタッチ出来るように、スマホの上部を下側(逆さま)にして、かつ画面を外側・FeliCa/NFCセンサのある背面がお尻側になるように入れています。この状態だと右手を後ろに回して、ポケットから一寸出ているスマホの端(スマホ本体の下部部分)を掴み、手前に出せばそのままタッチ出来る状態になるからです。本当ならば、接続用の端子(Type-C)があるスマホ下部は、保護のためにもポケットの中に入れておきたいのですが、そうするとスマホを上下逆さまに決済端末に当てるか、変に手をねじって無理矢理スマホ背面を決済端末に当てるか、あるいは一度持ち替えて向きを変えるか(この場合は、ポケットに入れるときも持ち替えて方向を変えないといけない)、兎に角無理な動作が必要になるので、自然とこのスタイルでずっと使ってきました。で、原因は何か帰宅してから自分なりに考えてみて分かったのが、この日着用した短パンショーツではないかと。

このショーツ、後ろのポケットにはポケットを隠すフラップが付いていて、しかもそれが固定出来るようにホックが付けられています。ポケット側に凹の金具が、フラップ側には凸の金具が付いていて、カチッとフラップが締まるようになっています。どうも、その凸部分か凹の裏に出ている金具部分がスマホの保護ガラスに当たるようになって、それが多分一点に集中したんでしょうね。座席に座ると、スマホの下側がポケットから飛び出す状態になるので、凸部分の金具が不運にも保護ガラスの端と緩衝して粉々になり、ポケットの裏側に出た凹部分の金属部分がスマホの下側に圧力をかけてひびを入れたというのが私の推理です。まぁ、その為の保護ガラス・フィルムなので、本体の身代わりになってくれたと思えば良いのですが、かといって毎回短パンショーツで出かける旅にガラスが割れるのも困りもの。何か対策なりを考えないとなぁ... 取りあえずは、Piexel 6の保護ガラスは、2枚組のものだったので1枚まだ残っていますから、それと張り替えて暫くは凌ごう。

日焼けでヒリヒリ

昨日は今シーズン初の試合があったため、川崎の富士通スタジアム川崎まで遠征。半年振りにデジカメやレンズを準備して担いで行ったんですが、「重い」orz。 加齢とともにどんどん体力が落ちていることが最大の理由ですが、毎年同じものを背負っているのに、毎年何か追加のウェートが仕込まれているんじゃ無いかと思うくらい、重くなっていく。現役の頃は、もっと重い防具一式に着替えやらなんやらを詰め込んだダッフルバッグを担いで、急な坂道を上った先にあった練習グランドに毎週末通ってもなんともなかったことを考えると、体力の衰えは致命的かも。

これまでだと、その思いカメラ入りのバッグを背負って自宅から駅までは路線バスで移動していましたが、今回はそれも一寸自信なく、また帰りが夜になる事もあって丁度バスがなくなる時間帯に成りそうなこともあり、初めて自宅から自家用車で駅まで出かけて行くことに。駅から一寸離れているんですが、市営の駐車場だと12時間まで700円という安い料金設定の駐車場もあるので、それも今回の選択理由の一つに。只、ここ、かなり駅から離れていて、自宅から路線バスのバス停を歩くくらいの距離はあるんですよねぇ... はい、疲れました。

この日の浜松は、前日土曜日も暑かったけれど、朝から「今日は真夏日、猛暑日になるに違いない」と予想されるほどの陽気。車に機材一式を詰め込んで移動している間は、車内のクーラーもガンガン動作しています。最初は換気も兼ねて窓を開けていましたが、外から入ってくるのは熱気に近いので、直ぐに窓は閉めてクーラーのお世話になることに。だから、駐車場に入るときに駐車券を受け取るために窓を開けたときのモヤッと感と言ったら... その後、予想外に長い駐車場から駅までの道をバッグを背負って歩くと、もう朝から汗だくです。

肝心の試合には完勝したから良かったけれど、何時間も30度以上の夏日の中外にいてカメラを担いで走り回るのは大変。気温的には、8月終わりから9月初めくらいの試合の時と同じ感じですが、その場合は7月から8月に本当の「夏の暑さ」を体験しているから、まだ暑さに慣れている。でも今回は、まだ5月で春が終わるかどうかと言うタイミングでの30度超えですからね。体がまだ追いついていなくて辛かったです。それに、事前に水分補給用にと麦茶を自販機で購入しようとしたら、何故かコーヒーが出てきて(入れ間違いかな)、離乳作用のあるコーヒーを飲まなきゃいけなくなり、これも大変でした。ヘトヘトになり帰宅して今朝は、昨日はそんなに感じませんでしたが、 直射日光に当たっていた両手の肘から手にかけては、日焼けで真っ赤になっていました。一緒に写真撮影をしていた人達の中には、準備よく日焼け止めクリームを欠かさなかった人とかいて、やはりそこは場数の数の違いだなぁと感心したんですが、まぁ日焼けを気にする年齢でも無いし。明日は雨の予報でグッと気温は下がるらしいけれど、このまま梅雨入りだろうか。そろそろ羽毛布団もクリーニングに出したいけれど、梅雨時グッと冷えるときもあるので、やはり梅雨が明けないと出せないしなぁ。季節の変わり目は、色々大変ですね。

2022年5月29日

ポケットを増やそう

ジャーナリストの佐々木俊尚氏のvoicyから、『「ちっちゃい小物入れ」をたくさん用意することが発想の秘訣』という話。冒頭音楽家の例から話が始まりますが、内容を聞いて思いだしたのが、音楽家の中でも「即興演奏(improvisatioin)」が得意な人の言葉。私の高校時代の同級生で、音楽の才能があった友人(クラッシックを子どもの頃からやっていたけど、高校では軽音部に入っていて、医学部進学希望という、まぁある意味「天才」的なヤツ)がいて、選択学科の音楽で同じクラスだったんですが、彼がこの即興演奏で簡単に色々な曲を弾くので、どうしてそんなに簡単に即興で素晴らしい曲を弾くことができるのか質問した回答が、日頃から色々なメロディーとかアイデアを溜めておいて、それをその場の雰囲気や情景に合わせて繋ぎ合わせて行く、みたいな回答だったんですよね。

そこで自分的に目から鱗だったのは、何か才能的なものでぱっと閃いて凄い曲が生まれてくるのでは無く、日頃の膨大な積み重ねがあって、それを組み合わせて創作するという事で、それってやっぱり日頃の努力の賜なんだなと言う事。勿論、幾ら膨大な蓄積があっても、上手くそれらを繋ぎ合わせる才能が無ければ感動的な曲にはならないし、またそれを短い曲、ある程度長い曲、その場の雰囲気にあった構成等を瞬間的に判断して、ある意味リアルタイムに繋ぎ合わせていき一つの作品を作る事は、やっぱり並大抵な才能では出来ない事だと思う。でも、何事もちゃんとした下地というか基盤があって、初めてその上に才能の開花というか、作品が生まれてくるんだと納得しました。

で、高校卒業後暫くはそんな話は記憶の隅に押しやられて忘れていたんですが、就職して仕事をするようになると、当時はバブル前でお金もあった時代なので、新入社員にも色々な社内外の教育コース・研修コースに参加出来た時代でした。そんな中の一つで感動したのが、エンジニアとしての技能上達や成長は、何か一つ極める場合であっても、それに関係有る・無い関わらずいろいろな知識や技術の「引き出し」を一杯作っておいて、その中から必要なものを組み合わせて行くことが大切。だから、若い頃は一つの事に根を詰めるのでは無く、色々なことを経験した方が良い、みたいな話だったと思います。で、その時にぱっと思いだしたのが昔の「即興演奏」の話で、以後自分の思考形態というか、生活全般の中で色々な情報の断片を兎に角集めよう、蓄えようと思うようになったんですよね。後々考えてみたら、そう言う「ふとしたときに役立つ知識」って英語で「tip(s)」と言うけれど、それも同じような意味だよなぁと、再び感心した記憶が。

音楽の即興演奏の場合は、始めたらその中で最後まで創り上げないといけないけれど、佐々木氏のような書籍の場合は、何度も遂行して組合せや内容を編集出来る点が違うけれど、音楽だって、一度演奏したものを記録して、それをさらに磨き上げるのであれば同じ事。さらに言えば、音楽でも執筆でも、単に知識として記憶しているだけじゃ駄目なんですよね。音楽家なら、何度もそのフレーズを使いつつ色々なバリエーションを展開した経験があるから、咄嗟の時に閃いて曲の中に組み込むことが出来るだろうし、執筆にしても個々にどの様な表現や情報を入れたら効果的か、あるいは意味が深まるかとかいう判断をしながら、やはり作品を磨き上げていく。それが出来るようになるためには、音楽同様日頃から多数の「書き物」であったり、文章を読み書きするような機会が無いと、やはり効果的に構成を作る事は出来ないと思う。そう言う事が出来る資質というのは、自分の経験から言えば日頃から「Give & Take」というか「Input & Output」をしている事が重要ですよね。小さくても良いから、短くても良いから、兎に角毎日何か出力すると言う事は重要だと思う。で、それって結局は「ボケ防止」にも繋がる訳で、一石二鳥なのかも(笑)。

2022年5月28日

豪雨と新幹線

昨日の帰宅時、前日の夜からの豪雨の影響で、久しぶりに新幹線で缶詰になりました。金曜日の朝、早朝のニュースゃ天気予報を見ると、どうも近畿から東海にかけてすでに激しい雨が降っている様子。多少の悪天候では、新幹線は止まらないのだけれど、唯一の弱点は静岡県を南北に走る、富士川、大井川、天竜川の水位が増えて危険水域に到達すると、運航停止となること。

そこで予定を変えて、今のうちに浜松に戻ることにして、今の所新幹線はほぼ定時運行していることを確認してから、8時30分頃にホテルをチェックアウトしました。実は後から知ることになるんですが、この頃三島-静岡間で停電事故が発生していたんですよねぇ... ただ、新横浜駅に到着した9:00頃には、特にそんなアナウンスとかはなく、実際この時点では新幹線は定時で離発着していました。少し早めに新横浜駅に到着したんですが、ホーム上は凄い風で、雨も降っているので雨が文字通り真横からだけでなく、下からも吹き上がってくるような状態。ホーム上の待合室も満室なので、陰になる場所で新幹線の到着を待ちましたが、いゃいゃ凄い状態でした。で、やっと車内に入ってホッとしたところで、出発です。

ところが、次の小田原駅で停車。理由は、三島-静岡間の停電の影響かと思ったら、それは解消したのだけれど、大井川の水位が増加して基準値を超えているので暫く様子を見るというもの。過去の経験から言うと、これ長引くヤツです。水道じゃ無いので、簡単に止めたり増やしたりは出来ない物で、いったん増水し出すとその水が引くのは時間単位の持久戦になります。小田原駅に到着したのは9:40頃でしたが、10時を過ぎても状況に変化無し。暫くして車内アナウンスが有り、増水した川の水は減りだしたが、豪雨の時に架線に飛来物が引っかかったので、送電を止めてその飛来物の撤去作業をするという、新たなトラブル発生。さらに「待ち」の状況が続きます。10:30も過ぎた頃になって、やっと川の水位も戻り飛来物の撤去作業も完了して安全確認をしているので、10:50頃を目標に運転再開するというアナウンスが。10:50を過ぎて11:00近くになって、やっと新幹線が動き出しました。

その後は、1時間20分遅れのまま浜松に到着。静岡を過ぎた頃あたりかな、それまでは曇り空で雨も降っていた空模様が、開け始めて青空も見えるようになります。掛川を過ぎた頃には、車内から見ても暑い夏の日差しみたいな様子が見え始めて、浜松で下車したときには「暑い...」という状況。もっと悪い状況も想定できたので、1時間一寸の遅れ位なら良しとしないと。これから梅雨の時期に入ると、こんなことも増えてくるのかなぁとちょっと憂鬱になりますね。リモートワークは良いのだけれど、やはり移動距離が長くなると大変です。それでも、新幹線は比較的こう言う悪天候に強い路線だからまだ良いのですが、在来線とかでの通勤となるとさらに大変な状況も想定されます。この辺りが、リモートワークの隠れたリスクなのかな。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系16滞在目(19泊+14泊)は、いつもの横浜シェラトン。今回は、夕方ちょっと遅めのチェックインで26Fのラウンジに行ったんですが、夕方のカクテルタイムが始まっていて、一寸混雑気味。

一息ついたら、もう19:00過ぎになり、さて夕食はどうしようかと考えて、先ずはいつもの3Fのバーの様子を見て、駄目なら外に食べに出るか何か買ってこようというPlan-AとPlan-Bを作成して部屋を出ました。

3Fに行ってみると、予想に反してバーはガラガラで問題無くは入れて一寸拍子抜け。いつものだとこの時間、カウンターはほぼ埋まっていて、テーブル席にもお客さんがいるんですが、この日はカウンターに2組2人だけ。まぁ、ゆっくり出来る事は良いことなので、いつもの様にお酒と夕食代わりの軽食をお願いしてまったりと過ごしました。でも、その後一人帰った後、一人入って来て、さらにまた一人帰ってしまい、私も出たときには、最後に来た男性客一人だけの状態に。バーテンさんも「今日はこんな状態で」と嘆いていたけれど、月末だからかなぁ。

その後部屋に戻って少しメール整理等をして就寝。翌日は、「バラバラ」という雨が窓を叩く音で目覚めました。この日関西から関東にかけては大雨が予想されていて、既に関西では結構な量の雨が降っていた様子。どう考えても新幹線が混乱しそうなので、予定を繰り上げて早めに戻る事にしました。でも、結局は小田原で止まってしまうんですが。それでも、何とか1時間20分遅れで浜松に到着すると、浜松は夏日で暑いくらい。どうも不安定な天候に翻弄されて、体調も調子が狂うそんな一日になりました。 

2022年5月27日

ささやきコマンド

音声入力は、もう結構身近なものになりつつあるけれど、文字入力も編集機能も音声で操作するとなると、どれがどちらなのか相手(=パソコン)は判断出来ないから、結構慣れというか習熟が必要。それを、話し言葉とは別に「囁く」事で編集機能操作するという、東京大学の暦本純一矜持の研究。個人的には、どの程度の「ささやき声」なら良いのか一寸実感が湧かないけれど、言ってみれば「入力用の声」と「コマンド用の声」の声色を使い分けるというのは、目から鱗のアイデアかも。

私が以前考えていたのは、音声入力とカメラを組み合わせて、例えば左手を握っていたら、そこからは音声コマンド、パーなら編集モード、チョキならページ操作、みたいな感じで行ってみれば手でモード操作のサインを出しながら音声入力データを分類したらどうだろうかという事。当時は、カメラとマイク二種類の動作同期が必要とか、そのサインをどう覚えるのか標準化が難しいとか、色々課題があって実現はしなかったけれど、あれはあれで良いアイデアだと思うのだけれど(笑)。

記事の後半には、通常音声、ささやき、に加えて「無声発話(口パク)」の導入も考えられていると言うけれど、その使い分けの難易度はどうだろうか。個人的には、ささやきコマンドよりは口パクコマンドの方が使いやすいかなぁという気はするけれど、どうだろうか。只、口パクの場合は口の形状をカメラで認識して、そこで判断するのだろうから、最初のアイデアのようにハンドサインでモード切り返しても良いような気がするなぁ。

iPhoneやAndroidでの音声入力機能は、正直テキスト入力ではもう手放せないくらいに高機能になっています。流石にパソコンの場合は、かな入力でタッチタイプ出来るので、パソコンではキー入力の方がまだ早いれど、スマホのフリック入力には慣れていないので、こちらでは音声入力機能を活用したいところ。こう言う技術がどんどん進んで欲しいけれど、音声入力の最大の欠点は、入力している情報(=文章)が回りに聞こえてしまうことだろうなぁ。となると、文章入力にはささやきで、編集モードは口パクで、というのが一番実用性が高い組合せになるかも。電車の中が「ひそひそ声」で埋まるのかなぁ、将来には。それはそれでうざったいなぁ(笑)。 

EOS R7争奪戦

先日発表された、キヤノンのAPS-CミラーレスデジタルカメラのEOS R7/R10。その予約販売が、キヤノンのオンラインサイトで26日(木)の10:00からスタート。10:00前に空港に到着するように新幹線を予約し直し、保安検査場を通過して出発ゲート前の椅子にすわったのが、09:40頃。10:40発予定のフライトなので、20分もあれば大丈夫だろうと考えて、まずはパソコンを起動しネツトワークに接続。本体のEOS R7の予約開始が10:00からですが、それ以外にも購入する予定の100-500mmのレンズとかは、先にカートに入れて置き10:00になるのを待ちます。

10:00になったところで画面をリロードしてアクセスしてみますが、これが激重。そのうちに「アクセスが集中しているので、後でやり直してください」と表示されてしまいます。何度かアクセスしなおしても、中々画面表示されませんし、何とか商品のカートに入れるボタンをクリックしてみても、カートには入らない。そのうちに、暫くお待ちください状態となり、二進も三進も行かなくなってしまいました。 まだ開始して10分位しか立っていないけれど、多分暫くはこの状態が続くんでしょうね。仕方が無いので、この時点では一旦諦めて、沖縄に到着したら再度試してみることにして、その後機内に入りました。いつもならヨドバシカメラで購入するんですが、キヤノンの会員間になっていると10%のオフクーポンが適用出来るので、今回はその適用範囲のカメラ本体やレンズ類はキヤノンのオンラインサイトで購入し、値引き対象外のバッテリーパックやSDメモリーカード類は、後日ヨドバシカメラで購入する予定だったんですが、ヨドバシの方が良かったかなぁとちょっと公開しました。

で、機内で食事も終わり一寸ゆっくりしたところで、半分冗談でキヤノンのサイトにアクセスして見ることに。時刻にして11:00頃で、まだ混雑しているだろうから本当に期待していなかったんですが、思いのほかサクサクとサイトにアクセスでき、カートにもクリックしたらサクッと入ってくれます。「えっえっえっ?」と思っている内に、予定していた100-500mmのRF用レンズ、EOS R7の本体のみ1台、EOS R7と18-150mmのレンズキットを1セットと大人買いしてしまいました。クーポンが適用されて10%オフになりますが、それでも結構なお値段(汗)。

新機種が届いたら、現在所有しているEOS 7D Mark II (2台)や、EFレンズ類は売却する予定なんですが、どれくらいになるだろうか。カメラ本体は、もう製造終了していることもあり、良くても数万円程度ですが、レンズは望遠ズームレンズで比較的人気のあるものが何本かあるので、20万円位にはなるかなぁ。今回購入価格の半分は無理だけれど、3割4割位リカバリー出来たら嬉しい。で、そんな気持ちを察したのか、昨日夕方にキヤノンからDMが届き、こんなキャンペーンを始めるらしい。キヤノンが提携している業者さんに出すか、キタムラとかにするか、あるいはメルカリとかにするか、ちょっとこれから調べてみないと。まだ購入指定なのですが、今回のカメラはSDメモリー使用なので、新規のものを購入しないといけない。これまでは、CompactFlashの64GBでしたが、新機種では画素数も上がるし連写機能も強化されるので、一回当たりのデータ量は倍増することは確実。となると、128GBのSDメモリーでしかも高速タイプにしないと連写できないから、これまた結構なお値段なんですよねぇ... 溜まっているヨドバシのポイント完全放出ですね(笑)。一気に物入りの夏になってしまった。

AMC Leg#17: HND-OKA/-HND

先週に続いて、今週はいつもの沖縄詣で。このフライト終了時点では、91,000 Premium Points (PP)余に到達するのですが、 ボーナスキャンペーン対象フライト区画が、今回も含めて9区画あるので、9×1000PP=9000PPが来月末までには追加され、無事今年も10万PP到達出来て、来年度のAMC Diamond達成となる予定。で、来月からはUA MP 1K 2023に向けて、まずは国内線である程度PQPを溜めておいて、年末に掛けて何としてでもアメリカ領に飛んでUAの4区画利用の必須条件をみたさないと。

朝起きると、浜松は雨模様の天気で、元もと金曜日は雨の予定だったので折り畳み傘を持ち出すバックパックに入れて置いたのですが、それを取りだしての出発。投稿する中高生で混雑する路線バスに揺られて浜松駅に移動する頃にはその雨も上がり、ちょっと損した気分。元々の移動予定は、もう少し早い新幹線のこだま号のグリーン特典で移動する予定でしたが、ちょっとした理由から10:00前には空港に到着して一仕事視太陽時が急遽出来たため、発車時刻は遅くなるけれど到着は30分位早くなるひかり号に前日変更。いつもよりは少し混雑しているひかり号に揺られて品川駅まで移動しました。先週の品川駅は、人身事故の影響で混雑していましたが、今回はトラブルも無くそこそこ空いた状態。京急空港線も空いていて、品川駅から座って空港まで移動出来ました。空港到着は09:40頃でしたから、まずはいつもの様に保安検査場Bを抜けて制限区域内に入ることに。ここで、昨日見つけたANAのニュースに触発されて、Skip以外の方法に慣れなきゃと、ANAアプリからチェックインをして搭乗券のQRコードを取得し、それをiPhone 13 ProのApple Payに登録して無事通過。今後は、このやり方に慣れないと。iPhoneのFace IDが、マスク着用でも利用出来るようになったから良いけれど、それが未対応だと大変ですよね。そんなことを考えながら、搭乗ゲートの61番ゲート前のシートに座り、10:00スタートのEOS R7の予約競走に参加。長くなるので別記事にしますが、この時点では全くサイトが動かず、諦めてしまいました。

1) HND 10:40 - OKA 13:25 (NH469)

那覇行きの搭乗開始を61番ゲート前で待っていると、カメラ機材なんかを準備した一段がゲート前で何やら集まっています。最初は、何家宝道関係かと思ったらどうもそんな感じでは無く、暫くするとANAのGSさんが数名集まって、何か撮影が始まりました。で、暫くすると保安用の黄色のビブスを着用して、ボーディングブリッジに消えて行ったんですが、あれは何なんだろうか。何か宣伝用の素材撮影なのか。実はこの後機体の移動が始まったときに、窓の外を見ると沖止めのスポットにこの集団がいることを発見。もしかしたら、そのうち何処かで見る機会があるのかなぁ等と思いながらの出発となりました。

考えてみたら、一月振りの沖縄行き。定刻前にドアクローズとなると、プッシュバック開始がほぼ定刻くらいに始まり、暫くして滑走路へのタキシングが始まります。ターミナル前の誘導路を左に折れて、今回もA滑走路のRW16Rを使うようです。ここでビックリしたのが、このタキシングのスピードが、いつもよりも早いこと。滑走路閉店間際に飛び込むような感じで、あっと言う間にRW16Rの手前まで来ると、離陸開始の4点鐘がなり、そのままRW16Rに入り一旦停止。そして直ぐに離陸開始となりました。

この日は、都内はまだ晴れ間が見えていましたが、東海地方から近畿かけて大雨の予報も出るくらいの荒れ模様である程度覚悟はしていましたが、事前に機長アナウンスが「揺れます」と言ったとおり、離陸後暫くは揺れが続いてミールサービスも遅れるほど。久しぶりに幕の内弁当の機内食を頂き一息ついたところで、駄目元で機内からキヤノンのサイトにアクセスして見ることに。比較的Wi-Fiが安定して居た事もあり、出発前の混乱はどうしたのと言うくらいあっさりとつながり、無事にオーダーも完了。また浪費です(笑)。

日本列島の太平洋側に沿って飛んでいる間は結構揺れが続きましたが、その後四国沖から海上に出た後は安定。でも、沖縄付近ではまた揺れると言う事で早めにシートベルト着用サインが点灯しました。この日は沖縄本島を回り込んで、南側からのアプローチ。一寸曇り空の中、第二滑走路のRW36Lに着陸したのは13:10頃で、そこから到着ゲートの32番ゲートに移動してサインが消えたのは、定刻よりも10分程の早着。外に出ると、都内よりは気温は低い感じの沖縄にちょっとビックリ。で、ターミナルには修学旅行と思われる学生さんの団体が何組か見られて、帰りも混雑しそうな雰囲気でした。その後所用を済ませるため一旦外に出ます。折り畳み傘は持参していましたが、何とか雨が落ち出す前に空港に戻り、復路便に向かいます。

2) OKA 15:25  HND 18:00 (NH470)

少し余裕があったので、ANAのラウンジで少しメールチェック等をしてから、出発ゲートの32番ゲート前に向かいます。で、遠くからでも直ぐに分かるように、通路には修学旅行生の集団が、引率の先生に指導されながら列を作っているところ。

搭乗口近くの椅子に座って搭乗開始を待っていると、今度もゲート前にはカメラクルーが並んでいます。只、今回はどうも報道関係のクルーらしく、ビデオカメラが3~4台並んでいます。最初は地元の話題か何かで修学旅行生の登場の様子を撮影するのかと思ったんですが、どうも違う雰囲気。しかも、ゲート前のスタッフさん達は全員"Zenhoren"とロゴが入ったビブスを着用しています。さらに、搭乗ゲートの外側には、ANAの法被を着たGSさん数名が並ばされていて、どうも上司らしい男性社員に「この位置なら映るから」とか言われている。その後グループ1で機内に入ると、ぞろぞろと修学旅行の学生さん達が乗り込んできて、それが終わった頃に今度は大柄な外国人・日本人のグループが乗り込んできます。最初は米軍関係者かなと思ったんですが、どうも雰囲気が違う。で、たまたま着ていたTシャツに「RYUKYU GOLDEN KINGS」とプリントがしてあり、「あぁ、Bリーグの選手か」と納得。後で調べたら"Zenhoren"とは「全保健株式会社」の事で、チームのオフィシャルパートナーをしているらしい。Bリーグはチャンピオンシップのプレーオフが開催中のようで、この週末に宇都宮での試合があるので、その移動らしいと分かりました。ところで、入口から機内に入るときに、2mはあろうかという外国人選手が、頭をぶつけそうになり、横に居たCAさんが慌てて「大丈夫ですか。日本の航空会社なのでサイズが合わないかも」みたいな事を言ったんですが、いゃいゃ、B787のドアサイズはどこも一緒だろうと思わず心の中でツッコミ100回(笑)。

そんな盛りだくさんな乗客を乗せて、ほぼ定刻にドアクローズ。その後RW36Rに移動すると、東京に向けて離陸開始です。離陸して暫くはやはり揺れましたが、その後水平飛行に入ると安定。中途半端な時間帯なので食事は断りましたが、周りの人の様子をチラッと眺めると、軽食のサンドイッチとデザート(最近はフルーツじゃなくプリンみたいなもの)のプレートでしたが、いつもはある焼き菓子の小箱が無くなっていたなぁ。経費削減だろうか。

その後は、スマホでブラウジングしながらグタグタしているうちに、もう飛行機は房総半島に差し掛かります。いつもよりは東側の海岸線沿いに北上すると、やや浅めに左旋回をして北側から滑走路を狙います。で、期待通りにC滑走路のRW16Lに着陸すると、折り返して到着ゲートの63番ゲートに入ったのが定刻10分位前の早着でした。ここから翌日に備えて、いつもの横浜のホテルに移動。取りあえず今年もこれで、AMC Diamondに王手をかけて、あとは6月下旬にキャンペーンのPremium Pointが加算されるのを待つばかりとなりました。やれやれ...

2022年5月26日

燃油サーチャージ

今朝の朝のニュースでたまたま観たんですが、この6月から燃油サーチャージが現行(4月1日から5月31日迄)の倍近くに上がるので、海外旅行のチケット手配は5月中がお得というような内容。その一例として出されていたのが、家族4人でハワイ旅行に行く場合で、現在は4人で10万円(!!!!!)位の価格が、6月1日以降だと+9万円位上がると言う説明。 

試しにANAの情報を確認して見たら、日本からハワイの場合、現行の12,500円が来月からは23,800円になるので、+11,300円の値上がりでほぼ倍増と言えますね。ただ、燃油サーチャージ込みで4人で10万円って事は、一人当たり25,000円で燃油サーチャージ12,500円を引くと、航空機代とホテル代で12,500円というのは有り得ないと思う。一人10万円で、40万円というのが正しいのでは。意図的なのか無意識なのか分からないけれど、ちょっと極端な例だと思う。まぁ、見ていたのがフジテレビの番組だったので、信用しちゃいけないけれど(マテ)。と言うか、「10万円」というのは、燃油サーチャージ分だけの話しじゃないだろうか。12,500円×往復×4人で10万円ですから。となると、私の聞き違いか???

アメリカ本土へ行く場合は、現在は19,900円が37,400となるので、往復だと75,000円位+になります。これ、格安運賃だと、ほぼチケット代位に相当する分けで、一時石油価格が高騰していた時代を彷彿させる状況に。あの頃は、10万近くまで上がったんだっけなぁ、燃油サーチャージは。実質的な、エアチケット料金の値上げなんですが、料金自体は簡単に上げ下げできないので、航空会社の裁量で変更可能な燃油サーチャージが大きく変動するわけですが、8月からはまた少し下がるのだろうか。ガソリンスタンドの石油価格を見ていると、一時はレギュラーで170円超えしていたものが、最近では160円前後を維持していて、少し落ち着いて来た印象があります。でも、政府からの補助金の影響もあるのだろうから、実際にはまだ170円とか180円近くまで行く状況なんだろうか。

ロシア-ウクライナの状況は今後も膠着状態が続くだろうから、大きく石油価格が戻る事はないでしょうね。となると、今年後半年末近くに渡米するにしても、今とそんなに変わらないのかもしれない。チケット代金、どうしようかなぁ。少なくとも6~7月中は上がることは確定したので、8~9月以降くらいの様子を見てどうするか決めないと。色々頭が痛い。

シン・ウルトラマンの先

映画「シン・ウルトラマン」が好評らしい。子どもの頃、初代の「ウルトラマン」を見て育った世代としては、是非こちらも見てみたいし、何なら昔のウルトラマンシリーズを再度見直したい気持ちも沸いてきます。実際自分と同世代のお父さん達は、そう言う気持ちになってDVDとか購入する人も少なくないらしい。

ウルトラマン」と言えば、日本のというか世界の特撮シリーズを作った円谷プロダクションの「空想特撮映画」作品で、自分のSF好きな正確が形作られ確立されたシリーズ。自分が記憶して居る限りでは、このウルトラマンの一つ前「ウルトラQ」から始まるんですよね。当時の静岡県は、NHK総合とNHK教育、そして地元の民放である静岡放送の3局しかテレビ局は無くて、その静岡放送がTBS系列だったから幸運にもこの「ウルトラシリーズ」を見ることが出来たと言えるかも。ウルトラQでは、怪獣や宇宙人は登場するけれど、ヒーローは登場しない(主人公は人間のパイロット)。だから、「正義のヒーローの宇宙人が登場して、人間から変身する」場面がアニメではなく実写で見ることが出来たことが、子供心に凄くリアリティを感じた気がします。

そのウルトラマンが終了して、次に放送されたのが「キャプテンウルトラ」。子供心に「これはウルトラマンとは違う」という意識が凄く強かったんですが、後でこのシリーズは円谷プロでは無く東映が政策したと知って「なるほど」と納得した記憶があります。特撮にしても、子供心に茶地っぽさを感じたし、第一登場するキケロ星人のジョーとロボットのハックとの掛け合いが漫才ッぽいというか何というか。実はこの時には、エドモンド・ハミルトンの「キャプテンフューチャーシリーズ」を読んでいて、子供心に「フューチャーの真似っこ」と感じていたんですよね。で、実際そうだったらしいけれど... まぁ、悪くは無いけれど、特撮の安っぽさを未だに凄く記憶しています。で、結構ザ年に思っていたところで始まったのが「ウルトラセブン」のシリーズ。個人的には、このセブンのシリーズが、ウルトラマンのシリーズ中最高傑作だったと思うなぁ。特撮も円谷プロに戻って十分に見応えがあったし、なんと言っても「セブン」と言えば劇中で使われる数々の名曲がありますよね。「セブン、セブン、セブン、(ぱぉ~)、セブン、セブン、セブン」で始まるテーマソングは、重厚感のあるイメージを凄く感じました。

で、ウルトラシリーズとしては、ここで一旦途切れて、「帰ってきたウルトラマン」が始まるのは、セブンから3年位経過してから。正直このブランクがあったので、個人的なウルトラマンへの熱意はかなり消えていましたねぇ。帰ってきたウルトラマンも見るには見たけれど、「セブンのシリーズ再開しないかなぁ」と当時はずっと思っていました。だから、その後のウルトラマンシリーズは殆ど記憶にありません。だから、もし自分がもう一度見るとしたら、やはり「セブン」であり「初代」かなぁ。子ども頃はテレビを見ながら、いつか怪獣とか宇宙人が地球侵略に来て暴れるんじゃないかと真剣に考えた時期があり、その時にはウルトラマンは来てくれるんだろうか悩みながら寝たことも。でも、現実の世界には怪獣やウルトラマンはいないことは明らか。宇宙人は、もしかしたら地球訪問する可能性はまだ残っているかもしれないけれど、やはりテレビの中の話は中々現実世界では実現しません。でも、「戦争」という怪獣は何度も現実世界に表れるわけで、皮肉なものだなぁと強く感じますね。でも、ウルトラマンは人間同士の争いには手を貸してくれないだろうなぁ。それは自分達で解決しなさいと言って。

ANA国内線自動チェックイン廃止

最初、このニュースを聞いたときに「えっ、なんでわざわざ不便にするのかなぁ」と不満を感じたANAの国内線自動チェックイン廃止。個人的に一番納得いかないのは、タッチだけで入場から搭乗まで出来るSkipサービスも廃止されるというところ。となると、いちいちチェックインカウンターに寄るのか、あるいはQRコードの搭乗券を提示しないといけないのか、いずれにしてもこれまでの「スマホでタッチ」が、「QRコード表示でスキャン」と面倒に。 

記事にも書かれていますが、実は最近不思議に思っていた点で、スマホのANAアプリを起動して予約を参照すると、「チェックイン開始」というボタンが増えているんですよね。「あれ? こんなのあったっけ」と見る度に疑問を感じていたんですが、そうかG.W.前からアプリの仕様変更がされていたのか。記事を読んで思い出しましたが、確かに国際線の場合と同じスキームになるわけか。まぁ、この変更に伴い、現在保安検査場通過時には黄色の保安検査証、搭乗時にはピンク色の搭乗案内が廃止されて、今後はアプリ内で完結するので、無駄な紙物を取る必要は無くなるというのは、ちょっとした前進かも。

今後は、来年3月一杯でSkipサービスを廃止し、国内線用の自動チェックイン機も来年度中に廃止して撤去するらしい。有人カウンターは残るらしいけれど、これまで以上に混雑しそうだなぁ。特に、UA発券のANA利用の時には、KIOSKが使えないと面倒だし、どうなるんだろうか。どうせなら、UA MPとANAアプリが連携して、UA発券のANA便利用の時には、ANA側で同じように操作できるようにして欲しいのだけれど。というか、スタアラモードみたいな物を作って、スタアラ便は透過的に利用出来るようにして欲しいですよね。少なくとも、コードシェア便は使用機材にかかわらず、その航空会社のフライトとして透過的に扱えるようにして欲しいなぁ。

今回の変更で余ったリソースは、有人サービス充実に活用すると行っているけれど、ラウンジのカウンターも拡張・充実させて欲しいですよね。少なくとも羽田のDiamond用のカウンターや保安検査設備は、今の倍位の規模にして欲しいなぁ。入口の外にまで待ち行列が出来るのでは、何のための優先サービスなのか分からないわけですし。ところで、Skipが廃止されるなら、ますますEdyの利用意味が自分的には無くなってきます。決済手段としては、もうEdyは99.99%位利用していないし、Skipも使わないとなれば、いよいよEdy卒業かなぁ。そうであれば、Androidスマホを使用している意味もかなりなくなるので、それならeSIMにしてiPhone 13 Pro一台持ちに変更する、というのも有りかもしれない。「風が吹けば桶屋か儲かる」では無いけれど、結構このANAの決定は自分的に色々波及しそうです。

2022年5月25日

EOS R7/R10発表

以前から噂されていた、キヤノンのミラーレス一眼デジタルカメラのAPS-Cモデルである、EOS R7EOS R10が発表。発売開始は6月下旬からですが、予約は明日木曜日から始まる予定。多分相当数の予約が入るんじゃ無いだろうか。 

EOS R7は、置き換えとなる現行のEOS 7D Mark IIを現時点の技術投入してミラーレスにした感じで、個人的にはISO感度はもう少し頑張って欲しかったところ。でも解像度が1.6倍になり、シャッタースピードがメカシャッターで15枚/秒、電子シャッターで30枚/秒と早くなり、ますますスポーツ撮影向きになってきています。EOS R10は、解像度は7D Mark II並ですが、EOS R7とほぼ同じ仕様でコスパはこちらが良い感じ。価格差が7万円(R7: 約20万円 vs R10: 約13万円)あるんですが、それほどの違いがあるかと言われると一寸微妙。私の場合、撮影するときには2台持ちになって、望遠と広角で使い分けているんですが、R7は望遠で、R10は広角でと最初は思ったんですよね。でも、それぞれの仕様をよくよく見ると、R7は現行機種でも使用しているバッテリーパックが使えるんですが、R10はエントリーモデルで使用している薄型のもの。これでは、この2台を同時に使うのは不安ですねぇ。

去年EOS R5/R6が発売開始されたときに、どうせミラレーレスに移行してレンズもEFからRFになるなら、一気にこれまでのAPS-C(7D Mark II)からフルサイズに移行するのも良いんじゃ無いと思ったんですが、幸か不幸か納期が数ヶ月とか言う状態で、肝心な望遠レンズも半年とか納期設定されていて、とても昨年のシーズンに間に合わない。それで買い換えは思いとどまったんですが、ある意味それが功を奏したような感じ。APS-Cに拘るのは、価格的に安くなることと、レンズの焦点距離が1.6倍となるため、見かけ上望遠レンズを使う撮影の時には有利になから。今使用して居るレンズは100-400mmのズームレンズですが、これをフルサイズカメラ使用すると、そのまま最大400mmの望遠レンズが、APS-Cだと160-640mmの望遠レンズ相当になります。ミラレーレス用のレンズでは、100-500mmのものが出ていて(今の所納期2ヶ月待)、これだと160-800mmというこれまで以上の望遠レンズに。アメフトの撮影なら、エンドゾーンの後ろから反対側のエンドゾーンを狙っても十分使えます。

バッテリーパックは共通化することで、仮に一台が放電してももう一台から使い回しが出来ますし、使用機会毎に入れ替えて使用する事で、カメラの使用頻度が異なってもバッテリー使用頻度は平準化されて、バッテリーに対して負担も減ります。互換性があれば色々便利と言う事で、7万円の価格差もそれなら自分で納得出来るかも。只、カメラEOS R7 2台に、望遠レンズ1本、標準ズームレンズ1本、高速のSDメモリーカード2枚、レンズプロテクター等のオプションセイン類もまとめて購入すると、ざっと100万円コースだなぁ... 手持のカメラやレンズを売却すると、20~30万円位にはなるかなぁ... うーん、困った(笑)。

新築よりは中古物件

東京都が、都内の新築建物に太陽光パネル設置を義務づける方針を固めたというニュース。個人的には、全体を考えていない愚策だと思うけれど、流行の「SDGs」とかに乗って周りからはチヤホヤされるんだろうか。勿論、賛否色々あるとは思うけれど、そうで無くても出力調整が出来ない太陽光発電を含めた自然エネルギーが原因で、電力供給が不安手になっているのに、さらに不安要素を増やしてどうするつもりなのだろうか。

勿論、一律新築住宅に太陽光パネル設置を要求するのではなく、ある程度の規模の実績がある建築事業者に対して、一定数(85%程度)の施行を要求するもので、その立地によって発電量なども考慮されるらしいけれど、コスト的に100万200万程度の増加はするわけで、そのぶん他のところのコストダウンとかされて品質が低下するとかのリスクは無いのだろうか。ネットでは、この政策によって新築住宅の需要は減って、代わりに中古住宅の需用が増えて、都内の空き家対策をするのが本命、とか言う半分揶揄する意見も見られたんですが、まぁ自分でもそう言う事を考えるだろうなぁ。

戸建て住宅等だけで無く、大規模なマンション等にも太陽光パネル設置を要求するとともに、電気自動車の給電スタンドの設置を要求するらしい。個人的には、こっちの政策を進めた方がまだ良いんじゃ無いかと思うんですよ。私は、今の所電気自動車(BEV)に対しては否定的だけれど、その最大の理由は充電インフラが決定的に不足しているから。その対策として、マンションとか、それ以外の商業施設とかで待つことも無く充電出来るなら、一寸考え直すかも。と言うか、都の施設とかには充電設備が完備しているのだろうか。それも、1台ととか2台とかじゃ無くて、10大単位の大規模な設備を、まずは都営施設や公共施設に配置する事の方が先じゃ無いだろうか。それで、都内在住者がガソリン車からPHVやBEVに乗り換えたら、かなりの効果が有るんじゃ無いだろうか。

太陽光パネル設置義務は、住宅メーカー側にあるとのことだけれど、それを販売した後も住宅メーカーがメンテナンスとか責任を持って管理してくれるのだろうか。10年とか20年後には、そのパネルを廃棄しなきゃいけなくなるわけで、そのコストとかは住民側が持つとしたら、高い物を買わされて、さらに忘れた頃に廃棄コストも負わされるのは堪らないだろうなぁ。これが正式に決定したら、新築住宅需要は周りの自治体である、神奈川、千葉、埼玉に流出するんじゃ無いだろうか。あるいは、わざと日当たりの悪い立地や構造の新築住宅が増えたりして。例えば、最初は日当たりが悪いように平屋建てで新築して、その後二階建てに増築するとか。最初から、それを織り込んだ構造設計するなんて言うところが現れても不思議では無い気がする。 

戦争と平和

バイデン米国大統領が来日し、日本でクワッド(日米豪印)が開催されると、中露の爆撃機が日本海から沖縄にかけて周遊し、さらに今朝は北朝鮮から挨拶代わりのミサイル発射と、ウクライナ・ロシアだけで無く、その反対側でも騒々しさが増してきている気が今朝はします。偶然なのか、今朝のNHK朝のニュースでは、ウクライナのゼレンスキー大統領への単独インタビューを放送していたけれど、ロシア侵攻開始から三ヶ月が過ぎた今でも戦意は高い状態を維持している様子。

当初は「3日も持たない」と言われていたウクライナが、以前のロシア侵攻の経験から8年掛けて準備し、さらに国民の意志の強さや西側諸国の支援もあって、それが「3日が30日、30日が三ヶ月」とインタビューで行っていたゼレンスキー大統領の言葉は強く響きます。確かに、首都キーウ防衛に成功したことは、ロシア側の不味さもあったけれど、やはりウクライナ国民の地力だと思うし、あれがあったから今世界がウクライナを支援している事も事実だと思うし。ただし、ここ最近では地勢的にもロシア側に有利な東部でのロシア側の侵攻が進んでいて、ウクラナイナ側としては厳しい状況に。只以前からウクライナ側も、本格的な反攻は西側からの支援準備が整う6月に入ってからと行っているので、今は兎に角戦線拡大を耐えている時期なんだろうか。ただし、孤立しつつあるウクライナ軍も出てきているようなので、それにも限度はありそうだけれど。

今回のウクライナへのロシア侵攻を見ていて感じるのは、やはり「専守防衛」というのは自国を戦場にして戦う気持ちがないと成り立たない考えだなと言う事。日本の場合は、ウクライナのような「国境」を挟んで対峙しているわけではないので状況は異なるのだろうけど、だからこそ海上にある「了解」を明確に示す強い行動が必要でしょうね。海上にある見えない国境線を超えて領海侵入した場合には、既に領土に上陸したと同じ意味として強硬な対応をするという強い気持ちがないと、相手が日本の土地に上陸して、侵攻を許して、被害が出てから出ないと対応出来ない事になってしまう。それって、まさに今のウクライナだよなぁ... 

今回のロシア侵攻もあり、欧州各国だけで無く、日本も防衛費を増大させると表明していますが、幾ら武器を艦船を準備しても、まずはそれを使って戦う人がいなくては無意味。ウクライナ等の欧州では、先の大戦経験もあって軍事訓練などの経験がある人も多いからまだしも、日本の場合は「戦争」や「戦い」自体がタブー化されていて、実際に武器に触れるどころか、モデルガンだってそう簡単には使えない。日本に侵攻してくると予想されるのは、ロシア、中国、北朝鮮、そして韓国あたりが危ないのだけれど、実際にそれらの国が日本に武器を向けたときにどう対応するのか、真剣に考えないといけない時代だなと思います。少なくともロシアに関しては、今回のウクライナ侵攻で軍事が弱体化するかもしれないけれど、だからこそ手負いの猪じゃないけれど危険度は上がるかもしれないし、中国に至っては尖閣諸島を初め太平洋進出の野望をもう隠そうともしないし。色々考えると、ウクライナの危機は、決して対岸の火事では無く、日本にも起こりうる事象として真剣に考えないといけないなと感じます。 

2022年5月24日

IE終了

Windowsのある意味象徴というか特徴の一つでもあるIE (Internet Explorer)のサポート終了まで、もう一月を切ったという記事。私は、昔から「IE嫌い派」(笑)だったので、最初の頃はFirefox、その後Chromeに主旨替えして今に至ります。IEを使うのは、仕事で動作確認とかするときくらいかなぁ。今の所、車内のWeb系サービスもEdge or Chromeという状態なので、特に困ることも無さそうだし。

記事にもあるように、日本の法人ユーザーでのIEの使用率は高くて、今でも使用を続けている企業様は沢山あります。IEを使い続けたいが為に、わざわざOSをVolume Licenseにして以前のバージョンを使い続けているお客様もいるくらい。まぁ、MSのサポート終了となれば、その裏技も難しくなるのだけれど、とは言ってもこれまでに蓄積してきたIE上での資産(アプリ)を、早々簡単にEdgeやその他ブラウザーに移行出来るわけでも無く、IT管理者は頭の痛い日々が続くんだろうなあ。

私も多少はHTMLとかCSSを弄るから、ブラウザーによって癖があることは理解出来るんですが、正直何が何処までIEとそれ以外のブラウザーで違ってくるのか迄詳細はよく分からない。多少の画面上の配置連れくらいなら何とかなるけれど、多分裏で動くマクロとかエージェント何かの挙動やインターフエースが、IEにはIE独特の癖があるんでしょうね。単に、タイミングとかパラメーターの違いでは無くて、多分ブラウザー専用に作り直すくらいの労力が必要なので、体力の無い企業だと分かってはいてもIEを使い続けるしか無いんだろうなぁ。問題なのは、そこそこの規模の会社でもそういうところが多いと言うところ何でしょうね。

本当に前向きでやる気のある企業だと、こういう機会を利用して社内システムを刷新したりする事も考えるんだろうけど、厳しい社会経済状況の中そこまでのコストを捻出出来るかどうかも分からないだろうし。最悪、EdgeのIE互換モードを利用する事は暫く可能だけれど、結局はその互換モードのサポートもいつかは終わるだろうし。だからと言って、Edgeにしても、FirefoxやChromeにしても、そのままずっと使い続けられるかという保証は無いですしね。一つの基盤に依存すると、そのリスクも大きいという実例だけれど、IEの終了に関してはもう何年も前から言われてきていることで、正直この時期になっても対策が無い企業というのは、言い方は厳しいけれど何事に於いてもそう言うリスクを内在している企業という評価を受けても仕方ないと思う。 

タイ国際航空のファーストクラス

Aviation Wireの記事から、タイ国際航空が日本路線にファーストクラス設定のあるB777-300ERを導入するという記事。最近は分かりませんが、以前はタイ国際航空の航空券はUAのマイルでとりやすい航空会社の一つで、当時弟が単身赴任していたバンコクへ行ったり、そこからシンガポールに行ったりするときに利用した事があります。 特に、成田発だとファーストクラスが必ずと言って良いくらい取れるような印象があって、確か何度か利用しようと思ったことはあったけれど、中々機会が無かった気がします。A380も利用した事がありますが、流石にこちらは簡単には取れずにビジネスクラスの利用だったけれど。

写真だけ見ると、ANA B777のファースクラスのシートと同じような感じですね。タイ国際航空の食事も、日本路線はそんなに悪い印象は無かったので、もし特典チケットで取れるなら一度位は利用してみたい気がします。まぁ、もう弟もタイ国には用事が無くなってしまったので、BKK経由のSIN行きかその逆での利用になると思うけれど。

たまたま日曜日に観ていた日本テレビ系列の「イッテQ!」で、ガンバレルーヤのアメリカロケのコーナーがあって、「あぁ、良いなぁ」と内容よりはアメリカ西海岸の風景を懐かしく見ていたんですが、ますます海外旅行の虫がウズウズしてきますね。あのロケは、多分3月とか4月位のタイミング何だろうけど、羨ましいなぁと思いつつ見ていました。今のパスポート期限が来年の9月下旬なので、アメリカ行きは10月にパスポート更新をして、ESTAを取ってとなると、11月12月頃かなぁ。その前に、シンガポールには行きたいなぁ。実際に使うかどうか迄は分からないけれど、旅心をウズウズさせる記事ですね。

2022年5月23日

エアフォース・ワン@横田

昨日初来日をしたバイデンアメリカ大統領。大統領専用機であるエアフォース・ワンで来日するところはこれまで通りで、その着陸場所として米軍の横田基地を使用する事もこれまでもあったことだけれど、その横田基地では昨日「日米友好祭」が開催されていて多くの来場者が基地内に入っている状態だったんですよね。そんな中、最高機密というか最高度の行動である、米国大統領の到着が、一般人、しかも外国人である日本人の目の前で行われたというのは、正直全体未聞のことでは無いだろうか。

横田基地に降りるにしても、羽田空港や成田空港など一般空港を利用するにしても、こう言う到着時刻の情報って公開されないもの。Flightrader24のようなツールを使えば、勿論フライトの状況は分かるしある程度判断出来るけれど、それならそれでこういう状況の横田基地利用は避けるんじゃ無いかと思うんですよね、普通は。それに、横田基地に到着してからは、大統領専用ヘリコプター・マリーンワンで都内に移動して、そこから大統領専用車両ビーストに乗り換えて駐日大使公邸に移動したのかな。羽田空港到着ならば、直ぐさま専用車両に乗って移動出来て便利だと思うのだけれど、やっぱり横田基地を使うと言うのは、基地の隊員達を鼓舞することも含んでいるのだろうか。

TLを見ていると、この時の友好祭は終了時刻がわざわざ1時間遅らされていて、それ故に多くの参加者が大統領着陸の瞬間を現地で見ることが出来たらしい。つまり、横田基地を使うことも、現地に多数の友好祭参加者がいることも織り込み済みで、逆に見せるためにわざわざ利用したと言えるんじゃ無いだろうか。そこはアメリカとして、日本に対してのプレゼンテーションを効果的にして、自分達の利益に誘導したいという思惑が大きいんでしょうね。そういう部分は、アメリカ人が一番得意とするところだと思うし。

しかし、この写真を見てもその場に居合わせた人達は羨ましい。日本の政府専用機、以前のB747のものや現在のB777のものは、新千歳とか羽田で何度か見たことはあるんですが、流石にアメリカの政府専用機の実物は見たことがありません。日本の場合は、政府専用機が着陸する場所って、基本的に民間の空港で自衛隊の基地専用滑走路を使用する事って無いんじゃ無いだろうか。勿論、新千歳にしても軍民共用空港みたいなものだし、航空自衛隊との共用空港は全国に幾つもあるし、那覇空港なんて確か航空自衛隊が航空管制しているはずだし、そう言う意味では半分空自の場所。でも、共用空港だから一般空港利用とも言えるだろうし。米国の場合は、政府専用機が例えばアンドリュー空軍基地に着陸というニュースは聞くけれど、民間空港に着陸したという話は聞いた記憶がありません。中々日本のように米国国内の空港で見ることは難しそう。それでも、一度位は見てみたいなぁ、エアフォース・ワン。

634mでの「にらみ」

東京都水宅にある「スカイツリー」が、開業10周年を迎えるという事で記念式典が色々開催されたようなんですが、歌舞伎役者の市川海老蔵氏が、スカイツリーの頂上部分で「口上」と「にらみ」を披露したという記事

スカイツリーの頂上(高さ)は地上から634mもあるわけで、ちょっとした天候の変化にも敏感なはず。映像を見ている限りでは、そよ風すら吹いていないような安定した天候で、空にはちらほら雲も見られるけれど、夏を思い出させるよう好天の下、絶好のコンディションでのイベントで、関係者はガッツポーズだったんだろうなぁ。これ、やっぱり「世界で一番高い場所で行われた歌舞伎」とか申請するのだろうか(笑)。

スカイツリーの頂上って確かアンテナ部分で、細長い場所だったよなぁという印象があって、でも画面で見ると結構広いスペースに舞台が設置されていて、その舞台だけで無く、その周りの養生設備、さらには多分航空機対応なんだろうけど、回りの航空灯等、相当の費用と時間と手間が掛かっている様子に大変だなぁと思ってみていました。でも、あの場所、そのアンテナ部分のてっぺんらしい。スカイツリー全体と比較すれば、頂上部分は少し膨らんで入るけれど、細長いアンテナみたいな場所だと思ったんですが、直径15mもある12角形のスペース部分になっているのかぁ。サイズ感に騙されました(笑)。

こういう機会が無くても、機材のメンテナンス等で人の出入りや機材の搬入など出来るような設備になっているだろうから、こういう舞台設置することも不可能じゃ無いだろうけど、それでも簡単な仕事では無いだろうし、今度はこれを分解して撤収しないといけないわけで、まぁこの手のイベント開催は大変だなぁと改めて感じます。それならばいっその事、この場所を「半常設スペース」みたいな場所にして、例えば地上634mでの結婚式とかやったらどうだろうか。天候に左右されるから、そのリスクをどう分散して行くかは課題だけれど、天候次第で一組30分位ずつでも結構記念になりそう。今回限りのイベントでは、ちょっと勿体ないですね。


言い訳が更なる誤解を生む

この週末、一気に「三角関数議員」の異名を頂戴してしまった、日本維新の会の藤巻健太議員。私はよく知らないけれど、華麗な履歴をお持ちの議員さんで、もとはみずほ銀行出身の議員さんらしい。で、そう言う背景もあってか、財務金融委員会で「三角関数よりも金融経済を学ぶべきはないか」発言した事で炎上騒動に。それをリカバーするために、さらに珍妙な理由を付けたので、ますます批判の的に晒されることになったんだけれど、どうしてこう言う人達って極端な例を引いてくるのか。そして、謙虚に批判の内容を評価して受け入れられないのか。

金融経済を学ぶ例えば授業みたいなものがあるなら、その時間は三角関数よりは金融経済学に割けば良い話し。その場合でも、三角関数は出てこないかもしれないけれど、微積分くらいは今の経済学では使われるという事で、そうなると数学の下地は必要となるから、やっぱり基本的な三角関数の意味くらいは学ぶ必要はあるのでは。 「一人が木の高さを知っていればいい」という言い訳にしても、じゃあその「一人」がいなくなったらどうするのという単純な疑問が。100人全員が知る必要は無いけれど、ある程度の人数がそう言う知識を共有している事で、万一の場合の安全係数が高まるわけだし、その共通知識とは異なる知識をそれぞれが持つことで、更なる応用や発展も生まれてくるわけだろうし。

彼の「一人が木の高さを知っていれば」理論で言えば、残り99人のうちの一人が安全判断が出来、残り98人のうちの一人が木を切る必要性が判断出来、97人のうちの一人が木の切り方を知っていて、96人のうちの一人が紙の作り方を知っていて、...と続くことになる。「一人」とは言わないけれど、確かに専門的な知識に関しては語句限られた人が持っているというか持てるものだけに、多くの人が獲得して居るものでは無いことは事実。只、そう言う知識とは別に、一般常識として知っていれば役立つもの、必須では無いけれど安全や効率を考えたら知識として蓄積しているべきものもあるわけで、三角関数何て言うのはそう言うものの一つと言えるのでは。

「一人が知っていれば」理論の危険な部分は、それって「独占」とか「独裁」の世界観に近い物じゃ無いのかという事。「あの人は政治を良く知っている」「あの人は経済を良く知っている」「あの人は商売を良く知っている」という事で、その人の言う事を鵜呑みにして真に受けてそれだけを信じていったら、決して幸せにはならないし大きな問題が生まれてくることは、これまでの歴史が証明しているのでは。だから「全ての専門知識を学ぶ時間は無い」という最後の言葉は正しいと思うし、それぞれが分業して協業して強力していく社会というのが理想というのも正しいと思う。ただ「三角関数よりも金融経済を学ぶべきでは無いか」という"All or Nothing"の言い方をするから真意が伝わらない。「金融教育の場では、より実践的な金融経済の事例を学ぶべきではないか」と言えば、多分殆どの人は反対しないだろうし、逆に賛成してくれるだろうし。だからこの人も、変な理屈をこねるのでは無く「より実践的な金融教育の場を提供する意図でした。言葉足らずで申し訳ない」と言えば終わった話。自分の経歴故に、変なプライドが邪魔しているのだろうか。良い政策を提案しても、言い方が悪いと其れ以前のところで反対される実例じゃないかと思う。

2022年5月21日

小型EVの時代

自分が「車好き」とは言わないけれど、現行のBEV (Battery Electoric Vehicle) のみならず、PHV (Plug-in Hybrid Vehicle)には否定的な立場で、最大の理由は出かけたときの給電体制が不十分なこと。それは、給電設備のある場所が少ないと言うこともそうだし、仮にそう言う設備があったとしても充電時間が長く掛かる(例えば30分給電で100km分充電とか)事が最大の問題点。せめて5分給電で100km、200km分は直ぐに充電出来ないと駄目。ただし、ライフスタイルの変化や加齢によって生活圏が狭まってくると、その辺りの問題点も変わってきます。

今回日産が発表した軽EV「日産サクラ」は、航続距離が最大180kmで、補助金などを利用すれば200万円を切って178万円から購入可能。それ以外にも、日産の自動運転技術のプロパイロット搭載や、内臓バッテリーを自宅給電に利用出来るなど、いろいろ車以外の活用方法も充実しているもの。遠出さえせずに日々の生活の足として利用するなら、一回の満充電で180kmの航続距離は十分でしょう。また自宅に急速充電設備があれば、40分で80%まで充電出来るという事なので、放電して利用出来ないという事も無いだろうし。日々の買い物だったり、ちょっとした近場へのお出かけ等なら十分。今自分が生活用品など買い物に出る場合、往復(出かけて帰ってくるまで)20~30km位なので、1日にそれが4~5回発生してもバッテリーは持つことになります。突発的に何か出かける用事が生まれたとしても、これくらいあれば十分対応可能でしょうね。

一つ疑問なのは「軽EV」というカテゴリー。軽自動車の定義は、エンジンの大きさ(660cc以下)と車体サイズで決まるんですが、エンジンはモーターになるから関係無い。となると車体サイズで「軽か普通車か」という区分になるんだろうけど、エンジンを搭載していないのだから、新しい「軽EV」というカテゴリーを作って、車体サイズも一回り二回り大きいものまで許したらどうだろうか。私が今の軽自動車に不満を感じるのは、4人5人のると荷物が積めなくなること。2人乗りなら軽トラックを見れば分かるように十分なスペースも確保できるけれど、それでももう少し大きなスペースが欲しいと思うんですよね。エンジン車でなく完全にモーターで動くEV車ならば、ソティーライディングという目的に特化する形で、より使いやすいボディを定義しても良いんじゃ無いだろうか。それによって、バッテリー容量が増えても良いし、逆にもっとコンパクトな車体になっても良いだろうし。

さらに言えば、モーター駆動なんだから、四輪それぞれを独立したモーターで制御して、今の車のような前後の移動だけでなく、船のスラスターみたいな感じで横方向に移動出来たり、車輪の回転方向を左右で逆にしてより小さな半径で開店できるようにしたり、さらにはやはり自動運転で自動で駐車したりという機能充実されれば、もっと活用されると思うのだけれど。やはり駆動系という自動車の根本部分が入れ替わるわけだから、今の車みたいな機動では無く、モーター車だから出来る、可能になる動作を強調して欲しいなぁ。そうなれば、現在のコスト高をリカバリー出来るだけのメリットも感じられてくる気がしますねえ。あと、10年位でそれ位の「真EV車」が生まれてきて欲しい。

やる気の無いランチ

昨日はお昼少し前位に浜松に戻ってきて、自宅に戻る途中にお昼を食べることに。何か食べたいという物も無かったのですが、年齢のせいか和食定食みたいなものが食べたいなと思い、竈炊きのご飯を提供する事を売り物のとあるチェーン店に入ってみました。 

日頃外食することは余りないので、天ぷら・肉豆腐・豚汁・小鉢色々みたいな、ちょっとリッチな感じのお昼のお勧め定食みたいな物を注文しました。暫くして料理が運ばれてきて、まずは豚汁で喉を潤しましょうと一口飲んでみたら「????」。豚汁のお汁が生ぬるい。というか、作り置きしてあったお味噌汁を、亜為直さずにそのままよそって出してきたような常温に近いくらいの温度です。不信感を感じながらも、具材の豚肉とかゴボウ食べてその後結構大きなままは行っているお豆腐を食べて再び「????」。何故かお豆腐が甘い。別に砂糖なんかをまぶしてあるわけじゃ無くて、甘い味が豆腐に染みこんでいる。勿論、豚汁の味噌味とは全く別の味付けです。不思議に思いつつ、主菜の一つ肉豆腐を食べてみたんですが、その中の豆腐と豚汁の豆腐が同じ味がする。肉豆腐は「黒い」と言えるくらいかなりに混まれていて、甘い味付けも自分にはくどすぎるくらいでしたが、どうもそこでしようしている豆腐をそのまま豚汁に入れて来たような感じです。少なくとも、豆腐の中にまで染みこんでいる甘味は同じ味付け。

ここでかなり不信感を抱きつつ、天ぷらを食べてみると、これは流石に揚げたての様で熱々でいただくことが出来ました。唯一安心出来たのが、この熱々の天ぷらくらいで、豚汁は最初に書いたように生ぬるくて豆腐も甘いし、肉豆腐は煮込みすぎてお肉がカチカチでかつ甘く煮詰まったような味になっています。小鉢にも、似たような甘い味付けの佃煮みたいなゴボウと牛肉の時雨煮見たい物があり、こちらも同じような色味で同じように甘い味付けで、使用して居る肉が違うくらいで内容的には完全に被っています。このお店、以前も利用した事があるんですが、その時にはこんなくどい味付けじゃ無かったと思うのですが、何か変わったのだろうか。何にしても許せないのは、豚汁(汁物)が生ぬるい事。勿論、沸騰させて出すのも論外だけれど、せめて「熱々」と感じる位に温め直して欲しい。この日は、店内はお昼前という事もあり7割位のお客さんでそんなに忙しい雰囲気では無かったので、尚更不信感がつのります。そんなにで無い注文だから、つい調理手順を飛ばしてしまったのだろうか。

個人的にランチを食べて一番ガッカリするのは、ご飯が不味いこと。丼物なんかだと、丼汁でご飯が紛らわされるからまだ分からない事が多いのですが、定食のようにご飯がお茶碗に盛られて出される場合、時々昨日から保温ジャーに入れていた?と思うくらい臭いご飯に当たることがあるですよね。あれが一番困ります。それもあって今回竈炊きを売り物にしているこのチェーンに入ってみたんですが、そうしたらまさかの味付けに生ぬるい汁物と、別のガッカリに遭遇してしまいました。飲食店系も、まだまだ厳しい状況が続いていることは理解出来るんだけれど、だからこそ変なところで手を抜いたりしないで欲しいなぁ。まぁ、スタッフの人数も減らしていて手が回らないのかもしれないけれど、でもお客として利用する以上はもう少し気にして欲しいなぁ。実は、その前日のお昼に入ったお店で食べたカルビ丼も、使われているカルビ肉が筋張っていて堅いお肉で、値段のワリには随分安い肉だなぁとガッカリしたところだったので、2日続けてのランチガッカリに本当にガッカリした日でした。次はまともなランチを食べたいけれど。

固定されないタスクバー

仕事で使用しているオフィスマシン(ThinkPad X13 Gen1)で、少し前から悩まされている現象があります。私は、もうずっと以前からWindowsのタスクバーを画面左端に縦にして使用して居ます。理由は横長のLCD画面で、下にタスクバーがあるとその分そうで無くても狭い画面がさらに狭くなるから。縦方向に情報量を増やしたいのに、タスクバーがそれを邪魔するわけです。その点パソコンの画面はアスペクト比は異なるにしても、基本横長で使用しますから、左右の領域はタスクバーくらい増えてもそんなに影響は無い。その為、毎回パソコンを更新したりWindowsを入れ替えたときには、まず下に横たわっているタスクバーをマウスでグッと掴んで左端に縦に移動させるのが最初の仕事の一つになります。さらにタスクバーは固定せずに、使用しないときには画面左端に隠れるようにしておけば、画面全領域をアプリの窓でフルにしようする事が出来ます。

そのタスクバー、何が切っ掛けなのか分からないけれど、 カーソルを左端に移動させて隠れているタスクバーを表示させようとすると、何故かスライド途中で止まってしまい、暫く利用出来ない状態になってしまい、未だに解決しません。一寸だけタスクバーが見えて止まる場合、半分くらい見えて止まり場合、ほぼ全部見えているんだけれど完全にスライドしていないので表示されているアイコンをクリックできない場合、とその時々で状態は異なりますが、要するに本来は隠れた状態からスライドしてタスクバー全体が表示されて、そこに有るアイコンにアクセス出来るはずが、何故かスライド動作が完了せずに中途半端な状態になってします。この状態になると、数秒で再びスライドして使えるようになる場合もあれば、その状態がずっと何十秒も続く場合、また状況はいろいろ。短気な私は、数秒待っても解決しない場合は「Winキー」を押してリフレッシュしますが、それでも解決しない場合の方が多くて、再びスライドの途中で止まってしまいます。結局、何回か「Winキー」を押してリフレッシュをかけると何とかタスクバー全体が表示されて使えるようになるんですが、これが凄いフラストレーション。

不思議な事に、自宅ではほぼ毎日何度も発生するこの現象ですが、例えばホテル宿泊してホテルのWi-Fiに接続して居るときには、発生頻度が殆ど無い位まで下がります。何となくの印象ですが、ネットワーク環境が変わると発生頻度が大きく変わり、自宅で使用しているEthernet接続の時が一番酷い状態。新幹線移動中の車内Wi-Fiの時とか、ホテル宿泊時のWi-Fi使用時には、比較的良好なんですが、それでも全くで無いわけでは無い。何度もGoogle先生に聞いてみて、対策らしき物を試してみているんですが、今の所解決せず。一度リカバリーとかして初期化すれば多分治るのですが、なんせ会社のオフィスマシンなので、勝手にリカバリーも出来ないし、仕事で使用しているアプリ類の再設定も面倒。仕方なく、イライラしつつもその状態のままもう半年以上悩まされています。

昨日もそんな状況だったので、「もうスライドしなくて良いや。固定していつ買おう」と諦め、タスクバーの「タスクバーを固定する」にチェックを入れて、画面左端をタスクバー占有にすることに。ところが、「固定する」にチェックが入っているのにタスクバーは隠れたままで、カーソルを近づけるとスルスルスルッとスライドして表示されます。「えっ?」と思ってデスクトップ機で設定しても同じ。何だこれと思い、「タスクバーの設定」を開いて見ると、この「固定する」はタスクバーの位置を画面の上下左右のいずれの場所に「固定」(ドラッグで移動出来ない)する意味なので、スライドする・しないは「デスクトップモードでタスクバーを自動的に隠す」で設定しないといけません。でも、その「固定する」を設定すると、何故かスライド止まる問題は何となく解決したような雰囲気に。その後タスクバーの設定を色々と組み合わせて見て試してみたんですが、それが何か設定を弄って更新したのか、何となくスライドが止まる問題は解消されたような感じになりました。レジストリの値が壊れていて、それが何度となく変更しているうちに修正されたのか、よく分からないのですが暫くこれで様子を見ることに。また一つ、Windowsで納得いかない事が増えた感じです。

2022年5月20日

Marriott Nagoya Associa

BONVOY系15滞在(18泊+14泊) 。突発的に羽田-伊丹のフライトを決めたため、そのまま新大阪から帰宅しようか、大阪で1泊しようかと悩んでみたんですが、大阪のホテルのロケーションが悪い(伊丹からの移動に時間が掛かる)のと、料金が高めなので一度は断念。そこで、名古屋に途中移動したらどうだろうかと思いつき、JR名古屋駅直結のマリオットを調べたら、直前だからでしょうか、割安の料金が見つかりこちらを予約。3年振りのMarriott Nagoyaの宿泊となりました。

夕方で混雑する名古屋駅を抜けて、15階のフロントでチェックイン。久しぶりの宿泊とBONVOYのステータスもあってか、41Fのブラックスダブルの部屋へグレードしていただけました。チェックインの時に、BONVOY Platinum以上のメンバーは、36Fに専用ラウンジがありそちらを利用出来るというので、部屋に入り一息ついてから36Fに降りて入ってみました。フロアーの半分くらいを使っていると思われる横に長いラウンジ。多分反対側は従業員用の設備かなんかなのかな。エレベーターのボタンも「36F」だけは横に長く目立つ物でした。予想に反してラウンジ内は半分も埋まっていないくらいの状況で、窓際の景色の良い席を確保できました。名古屋の市街地を見るのは久しぶりだけれど、やはり「大都会」という印象で、浜松とは比べものにならない(笑)。カクテルタイムで、お酒の種類はそこそこ有りましたが、オードブル類はちょっと寂しい感じ。ホットミールは、一番奥にコーナーがあり、そこでセットで渡してくれ、コールドミール類は数種類取り分ける形でしたが、以前はもう少し充実していた印象でしたから一寸残念。また、一回の理由は60分というプレートも各テーブルに置かれていました。30分程まったりとしてから、そんなにお腹も減っていなかったので、15Fのバーに入り、追加で少しお酒とおつまみを頂いて夕食は終わり。その後部屋に戻りメールチェック等して終わりました。

41Fと言う事で部屋からの眺望は良いのですが、高層階だからかシャワーの水量が弱めで、これが難点だったかも。ただ、アメニティの充実度は抜群で、流石名古屋という印象です。

朝食は15Fのビュッフェで06:30から食べられますが、06:30に降りていったらもう結構な人でビックリ。ただ、内容は洋食・和食に、名古屋名物も取り揃えられていて、結構充実している印象でした。ただ、バイキングの料理を取る場所が広く点在しているので、席から移動して料理や飲み物を取り揃えて戻るのが面倒じゃないかと。横浜のシェラトンの様に、フロアーのまん中当たりにアイランド形式であるほうが、料理を取る側としては便利そう。最も、朝食以外ではバイキング利用はしたことがない、したいと思わない自分なので、言うだけですが(笑)。

朝食の後、少し部屋でのんびりしてからチェックアウトをしてそのまま新幹線で帰宅。今回、たまたま安いレートが出たので宿泊しましたが、これくらいのレートならステイカウントのためにも時々利用しても良いかも。浜松から名古屋の移動も、JRの在来線と名鉄を利用すれば、時間は掛かるけれど料金的にはお安くなりますし。

AMC Leg#16: HND-ITM/-HND/-ITM

 偶然見つけたANAのキャンペーン情報に触発されての発作的フライトを計画(笑)。これまでの予定だと、あと3回HND-OKA往復すれば、来年度のAMC Diamondに到達出来る状態なんですが、このキャンペーンを利用すると1回のHND-OKA往復と、例えばHND-ITMを1.5往復すれば10万PPに到達出来ると発券。となると、悪い虫が疼くわけで(笑)、一日利用して羽田-伊丹を往復することにしました。で、余る既に予約済みの羽田-沖縄往復2回分は、UA MPに振り替える事で、今年後半に飛ぶであろうアメリカ行きを少しでも助けることに。

いつもの様に自宅を出て新幹線で品川駅に向かいます。到着した品川駅はいつも以上に混雑。人流が戻ってきたのかと思ったら、どうも在来線で人身事故のトラブルがあり、振替輸送が発生していたらしい。その為、京急との乗換口近くにある京浜東北・山手線ホームへの階段付近は、ちょっと身動きを取るのも難しいくらいの混雑具合です。ただ振替先の京急は、方向が逆だったからか空いていて座れるほどだったので一安心でしたが。予定通り羽田空港に到着して、さて保安区域名入ろうと、いつもの様に保安検査場Bを通過しようとしたらエラー表示が出てしまい入れません。直ぐに後ろで待機していたANAのGSさんが近寄ってきて、確認してくれて、どうも一日に2回の羽田-伊丹のフライトを入れていたのが駄目らしい。時間帯を見て、先のフライトを選択してくれれば良いのに、それが出来ないので、KIOSKでのチケット発券が必要ということで、ターミナルのある所に誘導されました。そこで、予約のQRコードを読み込ませて紙のチケットを印刷して、今回は問題無く保安検査場の通過が出来ました。以前も、羽田-沖縄1.5往復なんてフライトをしたことがあったけれど、あの時もこんな状況だったかなぁ... いずれにしても経験則として覚えておかないと。

1) HND 10:00 - ITM 11:05 (NH019)

想定外のSkipエラーで、ちょっと動揺しましたが、何とか保安検査場を通過して中に入ります。この日の出発ゲートは62番。元々の購入クラスはValue 1Hでしたが、事前にアップグレードポイント4ポイントでアップグレード済み。昨年20万PPまで獲得して、トータル84アップグレードポイント(UP)が登録されているので、まだまだ余裕があります(笑)。この羽田-伊丹は、日本国内は勿論世界的にも乗客数が多い幹線路線だけに、搭乗口前にはスーツ姿の男女が沢山並んでいます。実は、ちょっと設定を間違えて、往路と復路の使用機材が同一機材の設定にしてしまったため、復路便で同じCAさん達と顔を合わせるのがちょっと恥ずかしい。そこでこの日はいつもは選択しない、後ろの方に席を指定しておきました(笑)。

優先搭乗に続いて、グループ搭乗が始まりグループ1で機内に入り座席に落ち着きます。周りを見ると、やはり沖縄線以上にスーツ姿のビジネスパーソンっぽい人が多いフライトですね。定刻少し前にドアクローズとなり、暫くしてプッシュバックが始まり、そして滑走路への移動開始となります。ターミナル前を左に折れて、さらに左に折れるとA滑走路へ前進。そして、RW16Rから離陸したのは、10:17分頃でした。

到着予定時刻が11:05ですから、飛んでいる時間は40分も無いくらい。それでも離陸して水平飛行に入るまでは10分以上はかかるので、シートベルト着用サインが消えると直ぐにミールサービスが始まりました。短距離で時間も無いからか、食事の内容は那覇線で提供される物と同じでしたが、一つ一つお皿に並べられているのでは無く、紙製のランチボックスに入った状態でサーブされました。また、カトラリー類も金属製の物が布ナプキン包まれているのでは無く、木製のナイフ・フォークが提供されてちょっとビックリ。この辺りは、コストダウンも兼ねてとサービスの効率化の為なんでしょうね。でも、以前コロナ禍前に伊丹行きに搭乗したときには、ちゃんと布ナプキンの金属カトラリーだった気がするけれど。

食事が終わると、もうあっと言う間に降下開始のサイン。羽田から西に向かって飛んでいた機体は、八尾市あたりの上空で右に旋回をして機首を北に向けると一路伊丹空港(大阪国際空港)へ向かいます。そのまま真っ直ぐにRW32Lに着陸して10番ゲートに入ったのは、丁度定刻位のタイミングでした。いつものなら、この後仕事の所要のために一度外に出ますが、今回はそれはない趣味の世界の話なので、外に出てトイレで用を足し、暫くメールチェック等をして保安検査場を抜けて、降りてきた10番ゲートに向かいます。

2) ITM 12:00 - HND 13:15 (NH024)

実は予約するときに、最初はもう一つ後のフライトを予約したのですが、何か勘違いして一時間後の復路便が別の機材だと勘違いをして、一時間後のフライトを予約しました。購入後確認したら、往路便の戻りだと分かり「あちゃー」状態(笑)。こちらも、購入クラスはValue 1Hでしたが、事前にアップグレードポイント4ポイントでアップグレード完了しているので、往路とは違う席を指定しておきます。

定刻の25分前から事前改札が始まり、直ぐにグループ毎の搭乗開始。搭乗するときに、入口付近に居たチームパーサーのCAさんが「おや?」という表情をしたように見えたんですが、素知らぬふりをして自分のシートに。ドアクローズは、定刻よりも10分近く早く閉まります。その後プッシュバックがあり機首が反転すると、RW32Lへ離陸のために移動開始。離陸したのは12:10頃で、かなり速く羽田には到着出来そうです。

暫くして水平飛行に入ると、今回も直ぐにミールサービス開始。時間帯がお昼の時間なので、幕の内弁当風の食事が提供されます。今回も、おかず類は紙製のランチボックスに入り、ご飯は温める都合からでしょうか、いつもの黒いプラスチックの容器に入っていました。時間の関係か、お味噌汁の提供は無く、布製ナプキンも無く割り箸と爪楊枝がそのまま乗せられていました。ちょっと意外だったのは、食事のおかずが多分大阪で調理して搭載したものだと思うのですが、味付けが濃く感じられたこと。自分の味覚が変わったのか不思議に感じられるくらいで、余り大阪の味とは感じなかったなぁ。

食事が終わると、もう機体は伊豆半島に掛かるくらいまで進んでいて、房総半島のまん中当たりを北上していきます。A/C滑走路を狙うかと思ったらさらに北上。北側から侵入するのかと思ったら、房総半島の付け根当たりで左に旋回をして、どうもB滑走路のRW22に着陸するようです。徐々に高度を下げて、左側の窓からはD滑走路の進入灯が見えるなか着陸したのは13:00前。そこから誘導路を戻り、59番ゲートに入ったのは定刻よりも10分位の早着でした。その為次のフライトまで2時間近く接続時間があいたので、一旦外に出て小腹を満たしてから、少し早めに中に入りラウンジで時間を潰すことにしました。

3) HND 15:00 - ITM 16:05 (NH031)

この日3回目のフライトは、58番ゲートからの出発。1回目のように、保安検査場にはいるときにエラーになるかとビクビクしながらSkipでスマホを端末に当てましたが、今回は問題無く黄色のシートが印刷されてきました。まぁ、1回目のフライトは完了しているので、重複したフライトは無くなっていますからね。このフライトの購入クラスもValue 1Hでアップグレードを試みてはみたんですが、使用機材がB767-300でPremium Classが8席のため、空きは無しで撃沈。実際搭乗してみると、8席は全部スーツ姿のサラリーマンの皆さんで埋まっていました。

久しぶりの普通席で、購入したのがフライト直前だったのであいているのは3-3のまん中の席のみ。仕方が無いので、前から2列目のまん中席を最初予約しました。その後、みっほど後ろの列で通路側があいたので、そこに移動。なんせ、B737は単通路の機材なので、通路側に座っていないと通路に出るまで一苦労となりますから。座席に座って暫くすると、定刻の5分程前にドアクローズとなり、ほぼ定刻にプッシュバック開始。定刻位からタキシングが始まり、朝と同じくA滑走路のRW16Rに向かいます。ここまでは順調だったのですが、離陸の順番待ちということでRW16Rの手前で暫く待機。離陸したのは15:17頃で到着も定刻より5分遅れという機長アナウンスがありました。伊丹から新大阪への移動がちょっとギリギリなので、この時点で新幹線を一つ遅らそうかと考え始めます。

機内では、飲み物は断りうつらうつらしているうちに、もう三重県上空まで差し掛かり、直ぐに着陸態勢に入るというアナウンスがあります。朝同様、大阪府の上空に入り、八尾市の上空で右に旋回をして伊丹空港を目指すと、そのまま同じくRW32Lに着陸。今度は13番ゲートに向かいます。遅れるかと思ったものの、かなり途中で取り返してくれたのか、ゲートインしたのはほぼ定刻位のオンタイムフライトでした。

13番ゲートは出口に近いので、それもあり外に出たのは16:10少し過ぎ。これなら16:23分発のモノレールに間に合い、新大阪駅には17:00前に到着出来ます。モノレールに乗車したところで、新大阪発17:15ののぞみ号を一つ前の17:09発に変更しておきました。その後千里中央で乗り換えて新大阪駅には17:00前に到着。一本は止めたのぞみ号に乗車して、名古屋に向かいました。この時、わざわざ7号車を予約して「S Work」のトライアルをしたんですが、正直ガッカリ。もう少し改善が必要な気がしました。

何はともあれ、来週予定している沖縄行きを完了すれば、6月末までには今回のキャンペーン分も含めて10万PPに到達するはず。取りあえず今年の目標の一つが完了になる予定ですが、さてどうなるか。

"S Work" didn't work

今回のフライトでは、最後は伊丹で終わるので、最初は大阪で宿泊しようと思った物の、伊丹からの移動が面倒なのと料金高め。そこでふと思いついて名古屋はどうだろうと思ったところ、マリオット名古屋が比較的安くオファーが出ていてこれを予約。伊丹から新大阪経由で名古屋まで移動して宿泊することにしました。

新大阪-名古屋なのでのぞみ号が使えます。そこで、以前から気になっていた7号車両の「S Work」を実体験してみることに。まぁ、新大阪から名古屋間の1時間にも満たない一回だけの経験なので、今回の結果が絶対とは言いませんが、もう少し改善改良が必要じゃないかというのが正直な結果となりました。

  1. のぞみ号の7号車予約は、EX予約の画面上も通常の指定席予約とは分かれています。普通の指定席の画面に入ると、7号車両は全席ブロックされた上に。その為か、私が予約したときには、通常の指定席車両は結構埋まっていましたが、7号車は空席がまだまだある状態。実際私の隣席はずっと空席で、案外これは裏技的な物なのかなと感じました。
  2. 新大阪駅で7号車に乗り込み、早速パソコンを立ち上げてWi-Fi接続すると、これまでになく「サクッ!」と接続されます。ここで、「あぁ、S Workを謳うだけのことはある」と感心しました。ただ、最初は調子よかったんですが、新大阪駅を出発して暫くすると、接続がちょっと不安定に。
  3. さらに京都駅に入ると、完全に接続が途切れてしまいました。何度Wi-Fi接続し直しても駄目。半分諦めかめたところ、京都駅から出発してホームが見えなくなるくらいで急にWi-Fi接続が復活。何か干渉していたのだろうか。新幹線車内のWi-Fiとは別に、JR東海が提供する駅でのフリーWi-Fiがありますが、それと競合するのだろうか。でも、一般のWi-Fiサービスの時には、そんなことは無いのですが。京都駅だけの理由なのかどうかは今の所不明です。
  4. 再びWi-Fi接続出来るようになりましたが、暫くは不安定な状態で、やはり「S Work」と言われるほどではないなぁと言う印象。スピードはちょっと早い気がしますが、接続が所々切れるような感じ。さらに、このS Workでは、一度接続すると1時間は認証無しで使えるはずですが、30分経過したら再接続の認証画面が表示されて、これも聞いていた話と違うなぁ、と。
  5. 京都-名古屋間では、印象としては何時も使用して居る浜松-新横浜・品川間よりも不安定だし、スピードもそんなに早いとは感じられません。区域によって違いがあるかもしれないけれど、ちょっと「S Work」と言うワリにはガッカリしたというのが今回の正直な感想です。
7号車の車両座席には、後ろのポケットにこ「S Work」の説明をするブローシャーが全席に配置されていますが、 そこに書かれている内容はS Work仕様上の注意(Web会議など回りに迷惑を掛けない声でとか)しか書かれていなくて、例えばアクセス方法とかそう言う説明が無いのは、最初から意識して予約している乗客しか想定していないからなんだろうか。その辺りもちょっと不親切というか。まぁ、予約画面では「S Work」と意図的に予約しないと7号車は指定出来ないから、そういう流れでも良いのかもしれないけれど。たった一回の利用で結論を出すのは不公平だと思いますが、でもちょっと名前倒れな気がした初めての「S Work」利用体験でした。

2022年5月19日

「読む力」を読んでみた

暫く前から話題になり、多分今では5万部近く売れているだろう、ジャーナリスト・佐々木俊尚氏の「読む力」を、遅まきながら私も読んでみました。 370ページと結構なボリュームですが、評判に違わず得ることの多い内容で、久しぶりに充実感を感じる書籍に出会えた気がします。

ただ、情報を仕事の素材として扱うジャーナリストという立場と、自分のようなエンジニア(の端くれ)とでは、扱う情報の種類も異なるし、その使い方も異なるわけで、そう言う意味では書かれている内容をそのまま仕事に適用すると言うわけには行かない。ただ、自分の日々の生活の中の行動や考え方を、この書籍の内容に沿ってちょっと味付けしてみると、自分のスキルが少し豊かになり、結果的に仕事にもプライベートにも効果的だろうなぁと言うのが最初の印象です。

書籍の中では、いろいろなアイデアや考え方、所謂「Tips」が散りばめられているんですが、その中でも「後で読む」をストックしていくとか、乱雑な情報はあえて整理せずに、ある時に点と点が結びつく瞬間(=神が降りてくる時)が生まれる条件作りをすると言う米子とは、自分もこれまでの長い経験から何となく実行してきたことと似ているので、そう言う意味ではちょっと自信が持てたかもしれない。

佐々木氏は最初に、毎日400サイトを回遊し、1000本の見出しに目を通し、10本の記事を8時迄に投稿すると書かれているんですが、その中でも一番重要な事は400サイトの回遊や1000本の見出しチェックというインプットをすると同時に、10本の記事作成というアウトプットもしていることだと思う。それによって、自分の中で知識の咀嚼みたいな物が実行出来て、より深い理解や新しい洞察みたいなものも生まれるし、新しい関係性の発見と言う事も生まれてくると思う。個人的には、何か疑問が生まれたら自分の中で質問と回答のサイクルみたいな物を回すようにしているんですが、それも近い行為じゃ無いかと思う。どうしても、知識を記憶して終わってしまう事が多いのだけれど、単純なことでも良いからその知識を「使う」事をしないと、本当の意味でのスキル「知肉」には中々ならないと思う。すでに、何回か読み直しているんですが、途中からでも情報として完結しているし、読み返す度にまた新しい発見というか考え方が生まれて、中々一粒で何度でも美味しい本だなと思っています。後は、自分自身でどれだけ知肉にして成長できるかということで、それは自分自身の責任ですからね。まだまだ、新しい事への興味は失いたくない。

処理水放出計画

溜まる一方の福島第一原発での汚染処理水を、必要な状態に濾過処理して、さらに安全基準の1/40まで希釈してから海洋放出する計画が、やっと具体的に進みそうというニュース。何とか期限ギリギリの、来年春からの海洋放出に向けて間に合いそうなタイミングだけれど、最後の課題は放出について地元自治体や漁協の了解を得ることが出来るかどうか。相変わらず、メディアや一部による風評被害は収まらず、何があっても「反対」みたいな雰囲気が残っているので、それをどう政府が責任を持って沈静化させていくか、寄り具体的により積極的に情報発信していくしか対策は無いと思いますが...

まずはトリチウム以外の核種については、ALPSで除去できている事をしっかり伝える事でしょうね。それによって意図的に「汚染水」と呼び習わすことを終了させないと、中々誤解は解けないしいつまで経っても堂々巡りの議論が続くだけだと思う。トリチウムに関しても、一番反応が激しい韓国の例と比較して、その何倍何十倍も数値は低いことを何度も主張したらどうだろうか。後は、日本政府もこれまで以上に情報発信するべきだけれど、権威でもあるIAEAからの発信も積極的に要求して、客観的な判断を促すような行為も必要じゃないかと。まずは、今回の訪問でしっかりメッセージを出して貰うことが重要な気がします。

さらに言えば、これを機会に日本のエネルギー政策を見直す機会にもして欲しいと思いますね。再生可能エネルギーや自然エネルギーを活用する事は良いけれど、単に「クリーンだから」という理由だけで持ち上げられている今の状況はおかしいと思う。その出目はどうであれ、本当に何が必要で何が問題なのか、しっかり検証しないと、今のような太陽光発電が野放し状態で大きな人災に繋がる事もあるわけで、マイルストーンというか短期・中期目標の設定と検証と言う事を、もっとしっかりやらないと、結局は将来に大きな禍根を残すことになると思う。さらに言えば、今年の夏や冬には電力不足も予想されるわけで、その為の対策として高いお金を出して石油燃料をこれまで以上に輸入するのか、間に合わないかもしれませんがベース電源として原子力発電をもう一度ちゃんと利用していくのかという判断も必要だろうし。

この分野に関しては、個人的には細野豪志議員が、当時の担当者の一人と言う事もあり積極的に情報発信もしているので、是非もっと活動を広げて懸念事項の一つである処理水問題の解決に向けて仕事をして欲しいと思っています。何なら「処理水担当特命大臣」くらい任命しても良いんじゃ無いだろか。福島第一原発は、何年後何十年後か分からないけれど、廃炉にすることは決まっているわけで、その遠いゴールに向けて最初の大きな一里塚がやっと見えたという感じなんだろうなぁ。まだまだ道のりは長く遠いけれど、前進を止めないことが一番重要だと思う。

訪日観光客受入再開 (2)

G.W.に報じられた、訪日観光客の入国制限緩和に関して、具体的な方策が出てきました。旅行会社が管理するパッケージツアー客対象というのは変わりないけれど、対象国にアメリカとシンガポールが含まれていたのが個人的には意外というか、今後の展開にちょっと期待したいところ。

今回は、あくまで対象地域(タイ、シンガポール、オーストラリア、アメリカ)からの入国が対象で、日本人旅行客にとって直接影響するものでは無いけれど、これら地域からの入国緩和が問題無いとなれば、相手国側も日本からの観光客受入を促進したいだろうし、それはつまり以前の状態に少しずつでも近づくという事。特に、タイ以外の3ヶ国は、自分でもよく行く地域のトップ3見たいなものだから尚更。唯一の懸念材料は、日本側がパッケージツアー客対象としているから、相手国側も同様の条件を設定されると、個人旅行が殆どの自分は困ってしまいますが。

このニュースに呼応してと言うわけでは無いと思うけれど、ANAの国際線夏ダイヤでは、米国線やシドニー線に東南アジア方面への増便を予定しているとの話。今回の国交省への要望に含まれている四ヶ国中心に増便する様子で、夏ダイヤが終わる10月29日以降には、更に増便されることを願うばかりですね。まぁ、「増便」と言っても運航率は27-28%とまだまだ低い値なので、ゴールは遠いですよねぇ。今の所保留中のソウル(金浦)とのシャトル便や、欧州路線が追加されると、30%を超えるんでしょうけど、それでもまだ1/3だからなぁ。せめて、その場合60%から70%位まで戻らないと、まだまだ個人旅行での以前のような移動は難しいだろうなぁ。

仮に、冬ダイヤから六割七割位まで戻ったとしても、二ヶ月位しか年内の余裕は無くなるわけで、それはそれで年末はそうで無くても忙しいから、予定が立てづらい。NFLやカレッジフットボールはシーズン真っ最中なので良いけれど、MLBの大谷選手を見るにはプレーオフにエンゼルスが進出していないと難しそう。今の所はあくまで希望的観測なんだけれど、5月6月の実証事業が上手く進んで、7月位からさらに制限緩和されて、それに合わせて夏ダイヤも増便されるような、自分的にはバラ色の希望を期待しています。でも、そう言う場合は往々にして逆張りになるんだよなぁ...G.W.中の人流増加による感染拡大が、どうも今の所落ち着いているようにも感じられるので、このまま緩やかでも良いから減少傾向が続くことを期待したいですね。 

2022年5月18日

キラキラネームの市民権

法務省が戸籍に使用出来る、所謂「キラキラネーム」の規準を決めようとしているというニュース。「氏名」というのは、今の所その人を認識する一種の「ID」な訳だから、多くの場合多数の人がそのまま認識出来る物の方が良い反面、例えば「鈴木太郎」というように、良くありそうな名前の場合には逆に認識されずに誤認識されたままという可能性もあります。名字を変えるのは中々大変だから、名前の方をユニークなものにして認識率を高めたいと言う希望も、多くの親御さんが持っている物だと思うけれど、仮に結構ユニークな名前を考えて子どもに付けたとしても、成長してみたら同じ名前似たような名前の人とあってしまう、と言う事も結構有りそう。

何時頃なのか分からないけれど、20~30年位前から漢字の音訓読み等とは全く関係無い、それっぽい漢字に読み仮名を当てはめる「キラキラネーム」がブームになってきています。時々テレビに登場する、20~30代の人の名前が、結構この手の「キラキラネーム」っぽい人が増えたように感じるのは、多分それ位の時間が経過したからなんじゃないかと。でも、私くらいの年代の人間からすると、「真莉愛(マリア)」「亜斗夢(アトム)」位ならまだしも、 「騎士(ナイト)」とか「大空(スカイ)」なんて、先ず初対面では読めないし、聞いても覚えられないと思う。最近の学校の名簿では、そう言う事例が多いのでわざわざ読み仮名を付けているそうですが、戸籍も今後は漢字表記だけでなく、ひらがな・カタカナの読み仮名と、あとローマ字表記も含めて記載しないと駄目なんじゃないだろうか。

ここでふと思ったのが、日本では「当て字」という物も広く存在していて、「珈琲(コーヒー)」とか「背広(セビロ)」みたいな音で語呂合わせした物はまだしも、「麦酒(ビール)」「頁(ページ)」みたいな、何となく慣例性はありそうだけれど、そのままでは発音に繋がらないようなものに関しては、結構困ることも。只、そのまま「ばくしゅ」とか読んでも通じるからまだ良いけれど、キラキラネームの場合はそのまま読んでも当てはまらないことも多いしなぁ。「光宙(ぴかちゅう)」は、確かに「宙=ちゅう」は正しいし「光」も関連性はあるけれど、そのままでは「ぴかちゅう」とは想像出来ない。うちの姪っ子、甥っ子のところの子供達は、まぁ一般的な名前で、正直ホッとしたところはあるんですが、ああ言う名前を貰って物心ついて、さらには仕事とかやり出す年齢になったらどう言う気持ちになるんだろうか。その名前の由来となった、例えばポケモンなんかは今でも続いているから良いけれど、連載も終わり今ではそんなに記憶されないようなキャラクターの名前とか付けられたら、20年後30年後に後悔しても仕切れないような気がするなぁ。生まれてから死ぬまで自分の一部になる物で、でも自分自身で選択出来ないものなのだから、やっぱり親の責任は大きい気がする。

名前とは別に、マイナンバーも今は自動的に採番されて利用されるわけで、もしかしたら今後人との往来はそちらの方が利用されるかもしれない。特にネットワーク経由やリモート経由での交流が中心になったら、登録はマイナンバーでそのアライアスとして本来のキラキラネームを関連付けさせておけば、こちらでなんと呼ぼうが相手には正しく伝わるみたいなFEP(Front-End Processor)機能が必須になったりして。あるいは、アバターのニックネームが、今で言うところのビジネスネームやニックネームとして確立して行く時代になったりして。まぁ、タレントさんとか俳優さん、あるいは著名人の中には、芸名とかそう言う類の物をそのまま使う人も多いわけで、そう言う事が公式にも利用出来るような時代になるのかな。まぁ、数年ごとに同窓会を開いたら、その度に名前が変わっている友人というのは、個人的にはちょっと信頼出来ない気がするけれど。あと、「キラキラネーム」と言うけれど、個人的にはほとんど「キラキラ」の煌めきは感じないものがほとんどな気がする。

ANAボーナスプレミアムポイントキャンペーン


いゃいゃ、こんなキャンペーンが始まっているなんて、全く知りませんでした(汗)。「ANA国内線 ボーナスプレミアムポイントキャンペーン」は、4月25日から7月31日の搭乗期間内を対象に、マイル加算が75%以上の1区画に付き1,000プレミアムポイント(PP)が貰えるというもの。参加登録は不要なので、私の場合既に2往復4区画分の4,000PPが見た目上追加されていることに。

現在来年度のAMCメンバーシップに向けてのPPは83,000PP弱なので、名目的には87,000PP。実は、後3往復のHND-OKAフライトを予約済み何ですが、それだと目標の10万PPを達成するけれど1万PP位余分になってしまい、一寸勿体ないことに。フライト距離には関係無く、チケットがマイル加算率が75%以上なのでSuper Value以上のチケットなら該当するのですが、そうなると21日以上先のフライトになりちょっとじれったい。100%+400PPが追加されるValue 1/3/5だと、当日(Value 1)でも購入可能で、ちょっと急遽ギャップフィラー的なフライトを入れてしまおうかと画策中。また、悪い虫がうずき出した気がする(笑)。

Kindle Unlimitedキャンペーン

タイムラインで見つけた、Amazon Kindle Unlimited 2ヶ月0円キャンペーンの告知。最近、このKindle Unlimitedのキャンペーンが多いなぁと思うんですが、誰でも「2ヶ月0円」というわけでは無く、一種のターゲティング広告。以前も同様のキャンペーンを見つけて、喜んで申し込もうと思ったら自分は対象外で、値下げ無しの「980円/月」が表示されてガッカリしたことも(笑)。

今回も同じかなと思いつつ、確認するだけなら只なのでアクセスして見ると、「99円/2ヶ月」と表示されます。実はこのパターンも経験済みで、一年前の場合には「99円/3ヶ月」だったんですよね。 この時もKindle Unlimitedを契約して、最初はいろいろ読み放題の書籍や漫画何かを読んでいたんですが、一月もすると大体興味の有る物は読み尽くしてしまい、その後は殆ど利用すること無い状態に。その為、3ヶ月前に解約するつもりがそれを忘れていて、一月分払ったところで気がついて慌てて解約した経緯があります。今回は、2ヶ月後に同じ伝を踏まないように、ちゃんとGoogle Calendarにもリマインダーを設定する等して、ちゃんと解約するようにしないと。

「200万冊以上が読み放題」という謳い文句は中々魅力的なんですが、洋書も含まれるし、自分には興味の無いような分野の書籍も多いので、実は自分が読みたいと思える書籍数はそんなでも無いというのが、これまで何度か利用して感じる所。雑誌類はKindle Primeでもそこそこカバーされているので、そちらで間に合うという事もあるんですよね。今回は、ちょっと技術関係で幾つか書籍を確認したいと思っていたところにこのキャンペーンを知ったので、それで役立つかなと思って申し込むことに。99円分の元が取れるか、というのは余りにセコい考えかな。いゃ、もしUnlimitedで必要な書籍なり気に入ったものが見つかったら購入も検討しますよ。

ところで、自分の興味の有る分野の該当書籍が200万冊の中でも僅かとは言え、それでも少なくとも何百冊何千冊もあるわけで、検索してみると膨大な書籍を確認しないといけない。もう少し検索機能が使いやすくなって欲しいといつも思うんですよね。色々難しいのは分かるのだけれど、例えば技術系の書籍の場合はやはり最近の技術を調べたいから「ここ5年の間に出版された物」とか年代で絞り込む機能は欲しいところ。あと、翻訳物も含めて、まずは「和書のみ検索」みたいな機能も欲しいし。経済的に魅力的なオファーしてくれるのも助かるけれど、もう少しデータ検索も使いやすい物を考えて欲しいぞ > Amazon。書籍ですらこうですから、物販にかんしてはさらにいろいろ要望があるんですが、中々難しいんでしょうね。だから、結局何時も同じ物しか買わないようになっている気がする。それって、貴重なビジネスチャンスの喪失だと思うけれど(いゃ、個人の我が儘なんですが)。

2022年5月17日

スターアライアンス25周年

スターアライアンス発足25周年と言う記事を見て「えっ、まだそんなものなの?」というのが第一印象。1997年の発足となると、自分的にはとっくに社会人になっていて、毎年何回もアメリカに海外出張していた時代も一息ついていた頃。

私の初めての海外出張は、1988年の事で往路はアメリカンでシカゴ経由で行き、復路はオープンチケットだったので、ワシントンDC経由のANA便で帰国。このANA便がIADで10時間近くメカトラブルでディレーして、成田空港には深夜日付が変わる頃に到着して散々だったのは今では良い思い出。2回目のアメリカ主張は翌年の事で、この時は2回目にして二人(一人は先輩社員、もう一人は後輩社員)の添乗員も兼ねていて、往路は前回同様アメリカンでDFW経由での移動。当初一月の予定が、二ヶ月になり三ヶ月になり、ビザ無し渡航だったので一度帰国する事になったんですが、この時に利用したのが、当時の出張先がフロリダだったので金曜日の仕事最終日にレンタカーでマイアミまで移動して一拍。翌日、当時南米からマイアミに入り、サンフランシスコまで飛んでいた、パンアメリカンのフライトに、やはりチケットがオープンだったので予約変更して搭乗。MIA-SFOと土曜日に移動してSFOで一泊。翌日は、今度はJALのSFO-NRT便で帰国するという、まぁ節奏の無い飛び方。日本に二週間程滞在して、再びフロリダに移動するんですが、確かこの時からUAを使い始めたと記憶して居ます。理由は、UAだと日本の出発が遅くて接続が楽だったからだったかな。当然この頃は、まだ「マイレージ」なんて言う事も知らない時代でした。

その後1990年代に入ると、出張回数も増えてUA MPに入ったり、AAのAAdvantageやDLも使ったこともあったし、いろいろ経験していましたが、今にして思えばどれかに集約していれば... という感じ(笑)。ホテルステイに関しても、当時は長期滞在だったのでResidence Innをよく利用していましたが、FSP何て言うのもよく分からない時代だったので、当然未加入。Marriott Rewardの事は、その少し前に聞いていたのですが、当時Marriottのホテルは国内に無い時代だったし利用することも無いだろうと未入会のまま。当時もし入会していたら、その後のStarwoodとの統合でアカウントがマージされて、多分今現在でライフタイムで1,000泊は超えているだろうなぁ... 勿体ないなあ... (笑)。

スタアラがスタートした頃も、年に2回位の海外出張があったし、UAもその時には使っていたんですが(UA MPのメンバーだった)、ANAがまだ未加入の時代でそれほどメリットは感じられなかったことも事実。数年後にANAが加入して、その後マイルのやり取りとか特典チケットが取れるようになったりとか、それなりのメリットが感じられるようになったけれど、一番のメリットはアライアンス間のフライトでスルーチェックイン出来るようになったことかなぁ。アメリカ国内の場合は、国際線到着空港で一度必ず荷物をとらないといけないので、余りメリットは感じなかったけれど、カナダ経由で入ったときとかは、本当に荷物に触れずに移動出来たので便利でした。あの時が最初かな、アライアンスの利便性を感じたのは。アライアンスとは別に、合併を繰り返したUAが、その度に予約システム(旧COのもの)になってトラブル続出だったり、機内サービスが段々と低い方・悪い方に収斂していったり、そこにこのコロナ禍ですからね。こんな状況でも飛んでいる方の記事とか見ていると、今のUAのサービスは以前の酷い頃の状況が天国のように感じるかもしれないくらいのレベルに見えてしまい、国際線旅行が再開されたときにどうなるのか、ちょっと戦々恐々(笑)。取りあえず、スタアラ30周年まで続けたら、何か良いことがあるだろうか... 

やぶ蛇で墓穴

今回のロシアによるウクライナ侵攻のロシア側の言い分の一つは、「NATOによる東方拡大阻止」で具体的にはウクライナのNATO加盟阻止だったわけですが、動かないと思われていたスウェーデンとフィンランドがNATO加盟を迅速に進めてしまい、まさにロシアにとってはやぶ蛇な状況。 

実は勉強不足な自分は、今回の話題がニュース等で伝えられるまで、この二ヶ国がNATOに入っていないとは知りませんでした。何となく北欧三国はとっくに加盟しているものと思っていましたが、実際に加盟しているのは西側のノルウェーだけ。まぁ、ロシアと国境を接しているフィンランドが中立的な立場でこれまで加盟してこなかったことはまだ理解出来るけれど、スウェーデンも未加盟だったというのは意外。今回調べてみて面白いと思ったのは、ノルウェーはNATOには加盟しているけれど、EUには加盟していないんですよね。逆に、スウェーデンとフィンランドは、EUには加盟している。政治、経済、国防は、それぞれ個別の理由が有ると言う事なんだろうけど、この辺りは日本とは全く異なる地勢の中にある地域なので、中々分からない部分なのかも。

ロシアとしては、ウクライナを支配下に置けば、フィンランドに対しては何もしなくても圧力になるだろうし、それはスウェーデンに対しての圧力になる、みたいな考えだったんでしょうね。ところが、窮鼠猫を噛むでは無いけれど、ウクライナの抵抗は激しく、また強引なロシアのやり方にこれまでの対応を180度転換してフィンランド迄NATO加盟に走るとは、完全に予想外な事態と言えそう。ロシアとしては電撃的にウクライナ侵攻に成功すれば、全て上手く行くという想定で始めた戦争何だろうけど、それが失敗。それならば、現在事実上占領している東部地域の支配地域拡大くらいで収めて、兎にも角にも戦争を止めていれば、まだ今回の北欧二国がNATO加盟に走ることも無かったかもしれない。結局はロシア自身が墓穴を掘り続けているのが、今回のウクライナ侵攻の一面なのかもしれない。

ここ最近のウクライナの戦況を見ていると、東部北部ではロシアの進攻を国境まで押し戻しており、今後はロシア優勢な東部南部や、南部地域でどれだけ反攻出来るかになりつつあるように感じます。こちらは、元々のロシア占領地があるため、兵站的にも有利でこれまでのようには行かないことは素人の自分でも感じる所だけれど、士気が落ちているロシア軍が、さらに長期間どれだけ持ちこたえられるのか、結構内部崩壊する方が早い気もします。とは言っても、ロシア軍としてもこれまでのような失敗はもう許されないことは百も承知しているだろうし、彼らとしても時間をかければ自分達の方が有利と言う事も理解しているならば、別に焦ることは無いと思うかもしれないし。ウクライナ側としては、西側から提供を受けている武器を早急に前線に配置して、現在のロシア軍以上の火力で押切、一気に形成を逆転したいところでしょうね。ただ、それはこれまで以上に被害が大きくなることも意味するわけで、戦争の冷酷な一面を改めて知る気がします。停戦は、まだまだ遠い希望なのだろうか。

2022年5月16日

高速淡水化技術

東京大学と理化学研究所が、水を超高速で通す一方塩を通さない「フッ素ナノチューブ」を開発したという、ネットが一寸ざわついていたニュース。日本の多くの地域は、河川からの取水が可能で、飲料水にしても世界では稀な水道の蛇口からそのまま飲める「水」が利用出来るけれど、それでも離島地域とか淡水化しないと生活水に困る地域も存在。世界的には、中東などの砂漠地域や、太平洋の島嶼地域等地下水が入手出来ない地域も多いわけで、日本の淡水化技術を当てにしているところも多いはず。

記事の中で「塩は通さないが、アクアポリンの4500倍の速度で水を通す」と書かれていて、「アクアポリン」って何と疑問が。最初は、これまでの淡水化フィルターの素材かなと思ったんですが、細胞の中で水を透過させるものなんですね。その4500倍もの透過性能を持つというのは、多分凄い技術何だろうなぁと化学や生化学には全く知識の無い自分は「4500倍」という数値に驚くばかり(笑)。記事を読む限りでは、フッ素化ナノチューブ自体の構造で、水分子は通すけれど、塩化物イオンは内部が負に帯電しているので通さないという仕組みで、高速での淡水化が可能らしい。電気分解のように大量の電力が必要とか、高温・高気圧での作業が必要とか、大量のエネルギーが不要なようなので、例えば太陽光発電などで回数を組み上げる部分を作れば、後は何もしなくてもフィルターを通せばどんどん淡水が製造出来るんだろうなぁ。

そのフッ素化ナノチューブの製造コストとか、どの程度大規模な施設が出来るのかまでは不明だけれど、物理的な製造物は、大量生産すればコストは下がる物なので、その点は期待出来そう。今後は、透過させて残った塩を再利用する方法とかあるとベターですよね。案外、調理用食塩としてブランド化されたりして。あるいは、工業製造にも塩は必要だから、そちらの需用とのバランスはどうだろうか。炭水化の需用は大きいと思うけれど、副産物としての処理方法もしっかり準備しないと、例えばその塩を違法投棄して土地が荒れてしまうとか、地下水が塩水化するとかの問題は避けたいし。

多分まだ要素技術の開発段階で、実証試験などはこれからなんだろうけど、水不足に悩む地域は多いだけに、日本としては是非実用化して国際援助の切り札として使って欲しいですよね。日本は水資源に恵まれているからそんなに気にならないのだけれど、地球上の水資源のうち淡水は僅か2.5%であり、かつそのうち河川湖沼地下水として存在しているものは全体の0.8%(残りは何局や北極の氷や氷河)で、さらに河川や湖沼等直ぐに利用できる物は0.01%と本当に微々たるもの。海水淡水化の恩恵が、いかに大きいか再認識させられます。高速淡水化技術で利用出来る水資源が増える事以上に、既存の水資源の無駄遣いや浪費対策も進めないとですね。

2022年5月15日

新しい5年間

韓国で尹錫悦新大統領の就任式が行われて、新しい5年間の政治がスタート。前任者の文在寅前大統領は「反日」姿勢で結果的に日韓関係は壊れたままで5年間が浪費されたけれど、次の5年間はどうなんだろうか。 

対立する元の与党勢力、現野党勢力は、早速「親日派」として批判して韓国内の支持を得ようとしているみたいですが、尹大統領はそれを意に介さずに、日本との関係改善を目指していると報道されています。実際、外交関係では、今の所米国に続いて二番目に優先順位が置かれているみたいで、それは前政権には無かった事。元々は前政権のみから出た錆なのに、日本が悪いとして一向に対応しなかった状況から、どう戻してくるのか今の所見えないけれど、でもそれは反対勢力の前政権が悪かったと言えば、ある意味過去の事はリセットできるというメリットもあるけれど。

個人的には、実は韓国に対してはそれほど興味も無いし、食べ物にしても辛いものは苦いなので、実はそれほど繋がりも無い。昔韓国メーカーと一緒に仕事をしていた時が一番密な時代だったけれど、まぁあんなことはもう無いだろうなぁ。当時は逆に、日本の技術力も優勢さも無くなってきたと言う事もありますけれどね。別に仲悪くなれとは思わないけれど、今でも時々見られる「韓国だから無く良くしろ」みたいな事もちょっと変だと思う。隣国同士だから必ずしも友好的では無い事は、現在のウクライナとロシアの戦争を見ても明らかだし、大体は何か問題や課題があるから、国境も生まれるし政治体制や文化も違ってくるわけだろうし。

あと、より日本にとって現実的な事を考えると、仮に中国とか北朝鮮に何かあったときには、日本から見たら韓国は緩衝地帯になるので、それなりに重要と言う事はあるでしょうね。また、韓国にとっても北朝鮮と何かあったときにはアメリカの支援が欠かせないけれど、実際には日本に駐留している米軍が重要だし、日本の支援だって表だった羽言えないにしても重要でしょう。実際、以前の朝鮮戦争の時には日本の支援無しには戦えなかっただろうし。朝鮮戦争特需では時持つの浜松の繊維産業も潤ったという話を聞くけれど、互いに必要であったことは事実でしょうね。まぁ、そんな一大事で無くても、普通の国の普通の付き合い程度には戻って欲しい。少なくとも、観光業界とか航空業界にとっては大きな存在ですからね。それでANAが持ち直して、以前のように渡米できるようになったら、自分としても嬉しいし(マテ)。

長期戦

ロシアによるウクライナ侵攻は、まだまだその終わりが見えない状態ですが、ウクライナ東部に戦力を集中して国境沿いの占領地を確率しようとしているロシア軍が、その中心地の一つハリキウ市から撤退する様子というニュース。数日前には、近隣地区の渡河作戦をウクライナ軍に撃破されて、一個大隊(1000人規模?)に匹敵する戦力を喪失したことも大きかったようですが、前回のキーフ攻略失敗の経験が生かされていないことがロシアらしいというか何というか。

いろいろな情報を見ていると、元々の計画ではウクライナの北部、東部、南部から電撃的に侵攻し首都キーフを陥落させ、一気に決着を付ける第一弾の予定が、ウクライナ側の頑強な抵抗で失敗。北部からの侵攻とキーフ攻略を諦め(後回し?)て、当時優勢だった東部・南部へ戦力を集中して領地確定させる第二弾の計画も、今回のハリコフ撤退で怪しくなってきました。地理的には、ウクライナの東部地域の北側(上側)からロシア戦力を押し戻せれば、今度は東部南側(下側)から南部へと延びる戦力を分断できる可能性も出てくるわけで、今後欧米からの武器弾薬が揃ってくれば、あながちそれも不可能では無さそう。ロシアとしては、最低限は黒海沿岸地域の試合を確率したいところだろうから、この第三弾の計画はこれまで以上に激しさを増すのだろうけど、それはそのまま先頭の長期化にもなるわけで、ウクライナとっても嬉しいことではない。

ロシア軍が予想外の苦戦をして居るとは言っても、兵力的にはウクラナイ軍を凌駕している事は事実な訳で、ウクライナ軍も今の状態があと何ヶ月も続くとなれば、幾ら先頭で勝利しても疲弊度は大きいでしょう。ウクライナ、ロシア、どちらにとっても我慢比べの状況に成りつつあり、それはどちらの国にとっても国民にとっても、そして世界にとっても良い事は一つも無い。ただ、ロシアが戦争以前の状態に戻すことは無く、何らかの利益確定それもそれ相当の利益確定しなければ戦闘終了はしないだろうし、ウクライナ側としてはそれは絶対に認められない事だろうし、妥協点は永遠に見つからない可能性も。結局は、どちらかが白旗を上げない限り戦闘終了は有り得ない状況になってしまい、それは今後も暫く続くという負のループに完全にはまってしまいました。

ロシア・ウクライナ両国が以前から丁々発止しあっていたならばまた話は別だと思いますが、今回の戦争はロシアが一方的に仕掛けて侵攻してきたもの。となれば、いかにロシアに対して戦争遂行の意志を止めさせて収めさせるか、その努力を世界は続けないといけない。欧州や米国のように、直接武力支援をする事は出来ない日本としては、本来ならば政治的な力を発揮するべきだと思うけれど、正直なところそれほどの力は無いし、発揮できる術も無いのが実状だと思う。経済的な支援策が一番可能性が有ると思うけれど、国内経済もまだまだ先行き不安な状態では、それも難しいのかな。苦しみながらも、ウクライナが持ちこたえていて、あまつさえロシアを推し変えつつある状況を、これからも変えること無く拡大しないと今回の戦争は終結しないだろうけど、それがいつまで続くのかに寄って世界の考え方も変わりそう。この戦争が第三次世界大戦になるかどうかは分からないけれど、第二次世界対戦以来の大きな出来事であることは確かですね。だからこそ、大きな犠牲を払っただけの知恵なり経験を次の世代にちゃんと伝えないと。

2022年5月14日

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系14滞在(17泊目+14泊目) は、やや久し振りとなる横浜シェラトン。何時もよりはフライト時間の短いフライトの後でのチェックインだったので、ホテルに入ったのはまだ17:00頃。ただ、夕方のチェックインピークだったのか、26Fのクラブラウンジに言ったときには、受付は私一人だったのが、直ぐさま二人目、三人目、四人目と、続々とチェックイン待ちの行列が出来てしまいました。あと一歩遅かったら危なかった(笑)。

今回の宿泊は、元々は金曜日の予定でしたが、フライトの予定が変わって木曜日になったので、一週間程前に変更したもの。ただ、以前ほどでは無いにしても、予約が埋まっていたのか、安いレートが無い。でも、試しにポイントで探してみたら、通常よりも少ない3万ポイント(何時もだと4万とか5万とか)で予約できるので、ポイントでの宿泊予約となりました。それなのに、広いデラックスキングの部屋へアップグレードしてくれました。

何時もよりは早い時間帯だったので、多分何時もよりはまだ空いている(時間的には開店直後位)馴染みの3Fのバーへ言って、軽く飲み食いすることに。何時もの時間帯だと仕事帰りの常連さんがタバコや葉巻を吸っているので(一応紙がバーなので仕方ないのだけれど)、ちょっと自分的には居心地が悪いのですが、この時はスモーカーのお客様はおらず助かりました。それでも、1時間ほどで混雑してくる前に退散しましたが。

翌日は、横浜のオフィスに出社して仕事をしていましたが、どうも西から東に張り出している雨前線の様子が気になり仕事が手に付かない(笑)。いつも以上に早めに切り上げて、新幹線が止まる前に帰宅しました。

新幹線車内でTeamsを使う

昨日新幹線で帰宅するときに、どうしても移動中に電話会議が入ってしまい、仕方が無いので車内から参加してみることに。勿論車内で仕事の話をするのは、セキュリティ的にも御法度なんですが、基本参加して話を聞くことが殆どの会議なので、多分自分が発言することは無いだろうという想定もありました。ただし、絶対発言期間が無いとも言えないので、直ぐに車両間の連絡通路に出られるように、予め前から2番目の席を指定しておきました。

実は、以前も新幹線車内でリモート会議はどうだろうかと、車内Wi-Fiに繋いで試しにTeamsやZoomを起動してみた事があったんですが、正直使い物にならない。自分の会社は、会議中にカメラを起動させずに、音声とプレゼンテーション資料の表示だけで殆ど開催されるので、一般的なリモート会議・ビデオ会議よりは負荷は低いはず。それでも、パソコンから参加すると、やはりデータ量が多いからでしょうか、車内Wi-Fiだとプツプツ切れてしまいます。スマホ(4G)のテザリングだとまだマシなんですが、それでも通過位置によってはdocomoと言えども通信が安定しない場所もあり、こちらも不安が残ります。それに、自分のデータ量が使われるのも余り嬉しい話でもないし...

今回はスマホ(実際に使用したのはiPhone 13 Pro)にTeamsのアプリを入れて試してみました。理由は、PCの場合よりも直感的にデータ量は少なくて済みそうだし、もし車内Wi-Fiが切れそうなら直ぐにWANに変更も出来るだろうと言うような理由から。新幹線のWi-Fiサービスは、30分に1回毎に更新が必要になるので、会議が始まる直前に再接続してタイマーをリセットし、30分の予定の会議中に途切れないようにしておきます。その後、iPhone 13 ProにインストールしているTeamsを起動しますが、何故か予約している会議へ参加出来ない。仕方が無いので、やはりインストールしてあるOutlookを起動し、その予定から起動してみると、こちらはすんなり立ちあがりました。iPhone 13 Proには予めBluetoothイヤホンをペアリングしてあり、音声に関しては問題ありません。

やはりデータ量的にPC版よりも軽いんでしょうね、殆どWi-Fi接続が切れること無く安定して会議参加出来ます。流石にトンネル通過時には、音声が間引かれたようになったり、一瞬途絶したこともありましたが、トンネルを抜ければ元のように通話出来る状態に回復し、取りあえず30分程の電話会議は問題無く完了出来ました。発言(マイク使用)が無ければ、スマホで動画を見ているのとそんなに変わらないかなというのが今回の印象。唯一の難点は、共有している資料を表示する画面サイズが、当然ながら小さいのですが、ピンチアウトして拡大すればちゃんと読める位までになりますし、それをドラッグして移動しながらでも何とかなります。今回の様に、万一の場合には最低限の機能は利用出来るかなとちょっと感心。200km以上の高速移動中に、リモート会議が出来るんだから、世の中便利(いゃ、不便に?)なったものですねぇ。でも、この件は内緒にしないと。だって、これまでは「移動中なので参加出来ません」と言い訳してきたので(笑)。

2022年5月13日

AMC Leg#15: HND-CTS/-HND

今週は、これまでとは180度方向が変わって北の新千歳(札幌)へのフライト。いつもの様にPremium Classで予約しようと思ったら、満席か空席待ち。まぁ、那覇行きと違って、フライト時間は半分くらいだしエコノミーでも問題無いでしょうと、往復ともに普通席を予約。所が二日前になると、まず復路の新千歳-羽田でアップグレード枠が出てきて(1枠)、速攻でアップグレードポイント4ポイントを利用してアップグレードします。そうなると欲が出てきて、往路の羽田-新千歳もアップグレードしたいけれど、こちらはその時点では「空席待ち」状態でした。シートマップでは満席だけれど「空席待ち」という事は、まだ購入決定して居ない人がいるという事なので、ちょっと期待しつつ翌日の朝一にANAのサイトにアクセスしたところ、予想通りあいた1枠をゲット。往復ともにアップグレード出来て、ちょっとした満足感。これって、長いこと飛んでいることの副作用かもしれない(笑)。去年は、プロモーションもあり名目上は20万ポイントまで到達していたので、アップグレードポイントも84ポイントあります。どうせ最後はSKYコインに変換するんですが、使えるならばどんどん使わないと。今年こそは、久しぶりにビジネス→ファーストクラスのアップグレードに使いたいところなんですよねぇ。 

往路は11:00発のフライトなので、新幹線もいつもよりも一つ遅いひかり号で移動します。車内は、左右の窓際席は埋まった状態で、さらに3列席の通路側もちらほら埋まるくらいで、50%は行かないけれど40%位は乗車しているかなという感じ。品川駅に到着して、京急側に移動しましたが、こちらもいつもよりは30分位遅いためか、混雑具合はそれほどでも無い印象です。その後羽田空港に到着して保安検査場を通過するんですが、まだ搭乗開始まで1時間近くあったので久しぶりにラウンジに寄ろうかと思いましたが、どうも混雑しているかなと勝手に思い込み、いつもの様に通過が楽な保安検査場Bを通過。出発ゲートが58番と言う事も有ったのでこちらを利用したんですが、通過したときに出る黄色の保安検査場通過証には、61番にゲートチェンジしたと書かれています。丁度ANAラウンジの前なので、ここでも少し悩みましたが、どうも中途半端な時間になるので、そのままゲート前で搭乗開始を待つことにしました。

1) HND 11:00 - CTS 12:35 (NH061)

61番ゲート前の待機エリアは結構搭乗開始を待つ乗客で埋まっています。那覇行きと明らかに違う雰囲気なのは、ぱっと見自分よりも年上の高齢者の姿が目に付くこと。沖縄行きは、やはり若い世代や家族連れが目立つんですが、今回はリタイアされたと思わしきご夫婦とか、70代位のグループとか、明らかに客層が違うなぁという感じ。そんな様子を見ているうちに、事前改札が始まりますが、幼児連れのグループは一組だけ。その後、足下が不自由な高齢者の方が何組か登場した後、グループ1からの搭乗が始まりました。先に機内入り、アップグレードに成功したシートに座って搭乗の様子を見ていると、やはり高齢者の方が多いからだろうか、搭乗スピードはゆっくりした感じです。また、Premium Classのシートピッチが広いからか、その前を通って反対側の通路に移動する人が多くてちょっと困りました。まぁ、飛行機に慣れていないことが最大の理由なんだろうけど、やっぱりそれはマナー的に駄目だよなぁ。

搭乗スピードはゆっくりでしたが、意外なことにドアクローズは定刻よりも5分以上前で、プッシュバックも定刻前に始まりました。タキシングが始まり、いつもならD滑走路に向かうわけですが、この日はフライト方向は反対側なので、いつもの右手では無く左手にターンします。A滑走路かなと最初は思ったんですが、少し進むと今度は右にターン。C滑走路のRW16Lから離陸するようです。となると、多分西行きで利用していると思われるD滑走路のRW05からの離陸と競合するんじゃないかと思ったんですが、この時間帯の西行きはA滑走路のRW16Rを利用しているようで、搭乗機が離陸開始をして浮き上がったところ、第二ターミナルの向こう側からほぼ並行して離陸してくる機体が窓越しに見えました。

ブロッキングタイムは1:14なので、水平飛行に入り食事のサービスが始まり、それも終わるともう降下準備のタイミングです。那覇線に慣れていると、何か時間の進み方が速い感じです。津軽海峡を抜けて北海道に上陸すると、新千歳空港を左手に見ながら反時計回りに大きく回り込みます。北側からアプローチしているので、右側の座席に座っていたこともあり窓から外を眺めていると、先に航空自衛隊の滑走路(=以前の千歳空港滑走路)の端(RW18L/18R)が見えてきてその後空港ターミナルが見えたと思ったらRW19Lに着陸です。ターミナルから一番遠い距離を移動して、9番ゲートに入ったのは定刻よりも少し早いくらいでした。新千歳に降りるのは、昨年のUA MP用に飛んだとき以来ほぼ半年振り。この日は、空港で待ち合わせをして所用を済ませ、ちょっと時間も有ったので軽くお寿司を摘まんでから、帰路につきました。

2) CTS 14:30 - HND 16:05 (NH066)

そんなに時間が有ったわけでは無いのですが、久しぶりに新千歳に来たこともあり、ちょっとラウンジを覗いていくことに。AMCメンバー用の保安検査場を抜けて上階に上がり、ラウンジに入りました。中に入って、どうも記憶して居る配置と違うなぁ、狭いなぁと思ったんですが、どうも福岡のSuite Loungeと記憶が混ざっていた様子です。ここで一服してから、少し離れた10番ゲートへ移動しました。

復路も、当初は満席でしたが2日前アップグレード受付開始で速攻でアップグレード確定し余裕の搭乗。機内に入ってみると、那覇線と異なりやはりビジネス幹線だからか、スーツ姿の人が目立つ気がします。使用機材は、B787の国際線用の機材で、シート操作が電動の物。席に座ってエアショーを表示させようとリモコンを操作したとこ、突然スロットマシンみたいな画面になり、3桁の数字がぐるぐる回り出してビックリ。止めようとしたら「7-8-7」で止まり「あぁ、数字が揃わなかったので外れか」と思ったら「お目出とうございます。後ほどCAが景品をお持ちします」みたいなメッセージが出てさらにビックリ。あぁ、B787なので787が「当たり」なんだろうけど、何か景品貰ってもなぁと正直困惑。結局CAさんはこの後来ず、景品もいただかず、自分的には助かったんですが、あんな仕込みがあるなんて初めて知りました。

定刻よりも10分近く早めにドアクローズ。ここで、満席だったPremium Classでしたが、私の隣席はどうも空席のようで、そのまま出発します。ターミナルに一番近いRW19Rから離陸したのは、定刻少し過ぎくらいで、ブロッキングタイムは1:11と「あっと言う間」のフライトです。この後の食事は断り、暫く資料の整理等して時間を潰しますが、往路同様あっと言う間に降下体勢に入ります。何かしてきた機体は、野田市あたりで右に旋回をして羽田空港の滑走路A/BのRW16L/16Rを狙う様子。見ていたエアショーでは、滑走路Aの16Rを狙っていたように見えたんですが、実際には海側の滑走路Cの16Lに着陸。到着ゲートは南寄りの64番ゲートなので、誘導路から最短距離でゲートインできると期待しましたが、何故か途中で何度か停止して時間調整をしているような印象。着陸したのは、定刻よりも10分以上早かったのですが、ゲートインしたのはほぼ定刻という状況でした。

この後翌日の仕事の予定もあるので、京急線で横浜へ移動していつものホテルにチェックイン。ただ、翌日は豪雨が予想されていて、天候が心配な夜を過ごしました。

2022年5月12日

マスクの無い夏

新型コロナウイルス対応では評判が悪かった(と、個人的には思っている)東京都医師会が、これからの暑くなる気候も考慮して、屋外で十分に距離が取れる場合にはマスクを外すことを提案。それも含めて、現在の制限に関して段階的に解除することを求めるという。G.W.明けで、G.W.中の人流が影響して、今週は前週よりも多くの新規陽性者数が発表され、まだまだ新型コロナウイルスの終息は見られないけれど、元々の目標であった「with コロナの生活様式」に対して、特にワクチン接種を中心として環境整備は整ったことも言えるんじゃ無いだろうか。

国民の8割がワクチンの2回目接種が済み、 3回目接種も昨日時点で約55%が完了。陽性者数は以前よりも増えていても、重症化率は下がってきているので、それと経済活動とのバランスを考えると、「共存可能なリスク」と言える状態になったと考えていいんでしょうね。ただ、一足早くマスク解除した欧米では、再び感染者数が増加したり、新型コロナ以外の疾患が増加したりと、マスクや手指消毒等の基本的な感染症対策で押さえられていた新型コロナウイルス以外の感染症が戻ってきていて、全体としてはリスクは高まっている気がします。ただし日本の場合は、これまでの死亡者数に対して、新型コロナウイルスでの死亡者数の増分=超過死亡数は増えるどころか減っている場合もあり、マスクを始めとした感染症対策の効果を改めて認識したところ。マスク解除となったら、その分が戻ってきて、それを理由にまた変な議論が生まれなきゃ良いけれど。

マスクの有無も含めて、維持派・解除派の議論を聞くと、どちらもそれぞれのゴールに極端にシフトした言い方をしているのが気になるところ。例えば新型コロナウイルスの5類2類の話は、今でも出てくるんですが、現状インフルエンザと異なる物を同一に扱うという所には無理があると私は思うんですよね。将来的には、既存の分類方法に当てはまるくらいにまで落ち着くんだろうけど、今はまだインフルエンザみたいな薬局で手軽に購入出来る用な薬も無いわけですし。特に個人的に危惧しているのは、インフルエンザでは殆ど聞いた記憶の無い「後遺症」に関して。インフルエンザでも、確かに高熱を出してその後難聴になったとかいう話は聞いたような記憶はあるんですが、新型コロナウイルスは味覚障害、嗅覚障害、記憶障害等、これまで聞いたことの無いような後遺症の話が今でも聞かれます。それを、リスクとしてみんなが受け入れるなら良いけれど、少なくとも現状では決して無視できるくらいのリスクでは無いと思うんですよね。だから、2類とか5類とか、これまで規準では分類出来ない要素があるのだから、新たに新型コロナウイルス用の分類、例えば「5類A」とか言うみたいな感じで、2類と5類の折衷案みたいな物が、今は必要なんじゃ無いだろうか。

以前ほどでは無いけれど、今でも時々報道番組とか情報番組に医療関係の人が登場して、制限緩和しろ、いやまだ早いみたいな論争を繰り広げます。もう少し現実的な発言というか、互いに一理ある部分は認めて折衷案なり、妥協点なりを見つければ、それは今の厳しい状況・環境よりは緩やかで過ごしやすい物になることは確か。まずは少しずつ前進する事を互いに考えた方が、結局は全員の利益になると思うんですよね。何か、自分の意見が認められないのは怪しからんみたいな言い合いが、別に新型コロナウイルスに限ったことでは無いけれど、ずっと続くことが凄く無駄な時間だと感じます。そう言う意味で、新型コロナウイルスの象徴的な物の一つ「マスク」の制限緩和が出てくる事は、良い傾向なんだと思います。ただし、外では不要でも、室内では必要となると、結局はマスクは何時も持ち歩く必要が有るし、そこはさらにもう一歩進んだ議論をして欲しい。例えば、室内でも換気がしっかりしていて、かつテーブルやカウンターの間隔が十分に取れられていて、かつ大声での会話や他人同士の会話をしない場合には、マスク無しでの飲食可能、みたいなところまで進めて欲しいですよね。少なくともこれからのシーズン、オープンテラスの席ならばマスク不要くらいは言っても良いんじゃ無いだろうか。今年こそは、マスク無しの夏が戻ってきて欲しい。

Pixel 7とPixel Watch


Googleが発表したスマートウォッチ「Pixel Watch」と、こちらはチラ見せの「Pixel 7/Pro」。 それ以外にも、廉価版スマホの「Pixel 6a」だったり、再投入の「Pixel Table」だったりと、盛りだくさんの発表。個人的には、現在Pixel 6を使用中で、年内はよほどの事が無い限り買い換える予定は無いので、スマホ関係は見るだけなんですが、スマートウォッチに関してはちょっと気になるところ。

Googleのスマートウォッチと言いながらも、中身は以前買収したFitbitの系統の物なんだろうけど、デザインを見るとちょっとFitbit製品よりは洗練されてきているような気も(笑)。デザインもそうですが、機能的にはどうなんだろうか。その辺りの詳細はこれからとの事だろうけど。個人的に色々要望はあるんですが、バッテリーに関しては太陽光充電をサポートしてアダプターとか接続していなくても常時利用出来るような機能は必須だと思うんですよね。これまで自分で体験したり、調べたりした物で、太陽光充電対応のものは無く、全て外部アダプターで充電しないといけない物。当然その間は腕からスマートウォッチは離れているわけで、バイタルモニターも途切れてしまいます。多分、多くの場合就寝中に外して充電するケースが多いんじゃ無いかと思うんですが、就寝中こそ常時モニターして欲しいタイミングの一つですよね。

スマートウォッチのもう一つの機能として、Google Payの端末としての機能は当然盛り込まれるんだろうと思います。ただ、既存の店頭にあるNFC/FeliCa端末って、基本的にクレジットカードやスマホの背面をタッチする動作を想定しているから、センサー面が上向きに配置されている腕時計タイプだと、腕を無理にねじるようにして180度回転させてタッチしないといけなくて、それが凄く不便だと思っています。時計の円周部の12時の所にセンサーがあれば、腕を編にねじること無く簡単にタッチでそうなんですが、腕時計を左手にする自分だと、店舗での利用時はまぁ良いとして、駅の改札通過時は右手で無いとタッチしづらく、それがまた問題になりそう。UX的には、左手でも右手でも同じような動作で通過出来る駅改札の登場を期待したい所なんですが。

Googleが、これだけ一斉にラインナップを発表することって余り記憶に無いのですが、Appleを意識してのことなんだろうか。スマホに関して言えば、Google のPixelはまだiPhoneのようなメジャーな存在では無いけれど、Androidとしては世界的にはiPhone/iOSを超えていると思うので、ここでギアアップして加速しようとする気持ちも分からないでも無い。Androidと言えば、Chromebookも自分で実際に使ってみて、仕事で使うにはまだ足りない部分も多いのですが、プライベートで利用する範囲ではWindows PCと比較しても殆ど自分にとっては問題無い。AppleとGoogleが、どう言う情報世界観を構築していくのか、今の所はAppleの方が先行している気がするんですが、今回の発表を機会にその差が縮まるのだろうか。ユーザーとしては、そう言う競争は嬉しいのですが、特に競争によって製品の価格競争(下がる方向)も激化してくれると嬉しい(笑)。

2022年5月11日

辛くても生き抜く

今朝突然の訃報。お笑いトリオのダチョウ倶楽部の上島竜兵さんが自宅で自殺し無くなられたというニュース。どんな人が亡くなっても「意外」と言うしかないのだけれど、お笑いタレントというか、明るさと笑いを作り届けるのが仕事の人だっただけに、尚更理解が繋がらない話。

 少し前には、俳優の渡辺裕之さんが自宅で亡くなり、報道では自宅地下のトレーニングルームで亡くなっていたと報道されていたので、何かの事故死なのかなと最初は思ったんですが、その様子を伝えるニュースや報道で、最後に必ず「心の相談所」みたいな案内が表示されていて、あれって自殺した人の場合に出すものだよなぁと不思議に思っていました。昨日、奥様のメッセージが出されて、そこには新型コロナウイルス等の影響もあり、精神的に不安定になり治療を受けていたという内容も記載されていて、あぁマスコミはそれを知っていたんだなと納得。

渡辺氏にしても、今回の上島氏にしても、報道を聞く限りではなくなる直前まで特に変わった様子が無かったり元気だったけれど、何かを切掛に突然衝動に駆られて一線を越えてしまうような印象を受けます。そう言えば、少し前にやはり亡くなった女優さんやミュージカル女優さん等も同様の伝えられ方をしていた気がします。精神が不安定故に、気持ちや感情の起伏も大きいのだろうか。上向きの時には良いのだけれど、その反動で落ち込む場合にはそれまで以上に落ち込んでしまい、それが閾値を超えて一歩踏み出してしまうのかもしれない。

ウクライナの事もあり、ここ最近は誰もが人の死に関して鈍感になりつつあるように思います。今回の上島氏や渡辺氏の直接の原因が何かは分からないけれど、そう言う社会的な雰囲気というか空気感みたいなものが、もしかしたら彼らの心を少し大きく揺らしてしまう原因の一つになったかもしれない。あるいは、もし今がコロナ禍で無く人との接触が限定されていない状況であれば、もう少し心の不安定さを支えてくれる人とも出会えて、最悪の結果が生まれる前に命の振り子が反対方向に振り戻り始めたかもしれない。人の命は、かくも脆く儚いものだけれど、それを一番感じるのは亡くなった本人では無く、その周りの人達家族なんですよね。自分は、苦しんで苦しんで命を絶ったのだろうけど、それ以上に残った家族が苦しみ続けることを、出来れば最後の一線を踏み出す前に思い出して欲しいし、そうであれば、もう一度頑張る動機になるんじゃ無いだろうか。病気や事故等どうしようも無い理由もあるけれど、少なくとも自分で自分にピリオドを打つ行為だけは止めて欲しいなと切に感じる朝になりました。

企業導入

ITmediaに掲載された対談記事。企業導入に関してのやり取りだけれど、自分もこの業界の端っこで仕事をしているので、「有る有る」みたいな印象を幾つも受けます。 で、企業へのパソコン導入の黎明期から現在までこの業界で仕事をしている一人としては、やはり思い出すのは「昔話」な訳で、そう言う昔話を思い出すのも歳を取った証拠なのかなぁと自己嫌悪にも(笑)。

自分が社会人になった頃は、まだパソコンの「パ」の時がやっと生まれてきたかどうかという時代で、企業で「コンピューター」と言えば「ホストコンピューター」の意味だった時代。まだ「パソコン」無くて、代わりに「マイコン(Micro Computer)」が、ごく一部で趣味的に使われていた時代。ビジネスには、勿論まだ利用されるような時代では無く、そのマイコン用のキットで遊んでいた時代でした。会社に入って与えられたのは、一人一台の「端末(ホストコンピューターのオンライ端末)」で、これはコンビューター関係の会社としても画期的な事だったと思います。当時は、流石に紙テープとかカードデックの時代は終わっていたけれど、それでもコンピューターを利用するときには、まだオンライン処理ではなく、バッチ処理が多かった時代。それが、新入社員にまでオンライン用の端末が支給されて、実際現在のチャットとかメールとかシミュレーションとか解析処理とか、そう言う事が自分のオフィスの机の上で自由に出来たことは幸甚でした。

その後当時の組織でパソコンの開発が始まったのが、1987年? 1988年?位からだったかなぁ。当時自分はホスト端末の診断プログラム開発をしていたんですが、パソコンにも同様の機能が必要ということで借り出されて関わったのが始まり。Assemblerを駆使して、2KBytesとか4KBytesでプログラムを組んだなぁ... 大学時代には、FortranとかCが中心でしたが、卒論で"Occam"という平行処理系のコンパイラーの一部を作っていたので、ベースはCだったけれど、一部Assemblerの関数ライブラリーとかも作ったので、多少はプログラミング経験があったのが後々助けになりました。当時のホストコンピュータ上には、そのAssemblerのシミュレータープログラムがあったので、毎日ソースをバッチ処理にかけてbug取りするのが半分日課みたいなもの。その頃は、「ホストコンピューターすげー!」と思っていましたが、今のパソコンはそれ以上の性能な訳で、まぁあらためてハードウェアの進歩は凄いなぁと感じます。

コロナ禍もあり、現在はリモートワークがビジネス活動の大きな部分を占めるわけですが、そのリモートワークの中心機能の一つ「ビデオ会議システム」って、結構パソコンリソースを消費するものなんですよね。なんせ、常時接続して双方向のデータ通信をするんですが、そのデータ内容が動画と音声データから構成される大容量通信なわけですから。端末となるクライアント側のリソースを、結構消費するアプリだと思う > ビデオ会議システム だから、会議中にフリーズするなんていうのは、結構未だに有る有るな話。また、パソコン本体だけでなく、その大容量双方向通信を支える宅内ネットワークも重要なわけで、今では1Gbpsが最低要件と言っても良いくらい。5Gならまだしも、4Gでテザリングしてビデオ会議をするのは、データ容量も気になるけれど、途中で回線がフリーズしないかドキドキしながらやったこともありました。最近では、家庭にも高速ネットワークを導入している家も増えてきているので、逆に会社で通信するよりも快適という事もあるかも。そう言う意味では、昔の企業導入はそれなりのパソコンを与えていれば良かったけれど、現在は家庭やオフィス外に持ち出して利用することも想定したモバイル性能も重要なわけで、そうなるとそれなりの品質・機能・価格の製品を選ばないととんでもないことになりかねない。その辺り、分かっている企業とそうで無い企業の差が、より明瞭になってくる時代とも言えるのかも。

2022年5月10日

グリーン車は蜜の味

国会議員時代の特権の一つである「新幹線グリーン車無料利用」が忘れられず、議員落選後も利用していた立憲民主党山下八洲夫元参議院議員が逮捕された事件。まぁ、呆れたと同時に、選挙に落選したのがもう12年前の事なので、10年以上もばれなかったことも大きな驚き。国会議員に支給される「JR無料パス」を返却せずにそのまま乗車券として使用し、特急券・グリーン券は、自民党議員の名前を偽証して申請して入手していたと言う事で、極めて悪質な行為は違いないところ。

勿論、そう言う事を考えて実行した本人が一番悪いのだけれど、参議院事務局側なのかJR側なのか、落選した議員からのJR無料パスの返却をちゃんと確認する管理機能が働いていない事も大きな問題なのでは。JR無料パスがあり、それで特級指定券やグリーン券を申請されたら、議員名の確認くらいで顔写真まで比較して対応することは、多分難しいだろうし。JR無料パスがどう言う形態のものか分からないけれど、記名式のカードならば、グリーン券申請時に名称が違うことでもっと早く発覚したかもしれない。あるいは、Suicaの様なFeliCa式のカードなら、電子的に設定や操作も出来るだろうから、そう言う方法にJR各社も移行した方が良いんじゃ無いだろうか。

最初は、12年前に落選して、そのまま政治の世界から離れた人が悪用したのかと思ったら、立憲民主党の岐阜県連の役員で、選挙応援なんかにも入っていたらしい。それならば、偽名で利用する現職の議員名にも明るいだろうし、やり方にしても現在の方法に関して違ってきたも対応出来るだろうし。と言うか、回りの人間は本当に知らなかったのだろうか。一人で移動するときに悪用するなら分からないかもしれないけれど、グループで行動する場合に自分だけグリーン車とか利用することは無かったんでしょうか。色々疑問は沸いてくる話です。

流石に立憲民主党からは、除名処分とか対応が成されたけれど、こういう時こそこの政党お得意の「〇〇追求プロジェクトチーム」とか作らないのだろうか(マテ)。行為は決して許されるものじゃ無いけれど、12年も続けていたことは悪質だし、その期間発覚しなかったことも問題だと思う。決して嫌みでは無く、そういう部分を真摯に反省して、二度と同様の行為が生まれないように、それこそJR無料パスの形式を変えるとか、対策も含めて提案することで、政党として一つ成長できると思うんですよね。それこそ、少し前に問題になった通信費の明確化だって、結局は有耶無耶にして終わりだったし、今回の件も同様だろうけど、そういうところをちゃんとやらないから、この政党はいつまで経っても信用できないし、与党として信頼に足る存在には成り得ない理由・原因なんだと感じますね。

ロシア戦勝記念日

多分、昨日一番注目が集まったであろう、ロシアの戦勝記念日の式典。モスクワの赤の広場には、プーチン大統領を初めとした要人や招待客が壇上に並び、多くのロシア軍人や兵器の行進があり、そしてプーチン氏のスピーチ内容に世界中の注目が集まった瞬間でした。

日本時間の午後4時15分位からスピーチが始まると、NHKや民放でも生中継するとともに、ロシア語の同時通訳も入り中継されました。個人的に最初に驚いたのは、少し前までは健康不安説迄出ていたプーチン氏が、画面上は元気そうにスピーチをして居た事。少し前に、ショイグ国防相と一対一の会談をしたときには、妙に前に引いて座っている様子や、右手で机の角をかなりしっかり握っていたことから、自分で立てないのではないかとか、いろいろ憶測が流れていました。ただ、その後立って演説する様子も流れたりしていて、あれは何だったのか不思議でしたが、少なくとも現在は外で立って演説するくらいの力は残っている様子で、健康不安説は当初よりは小さくなっているのかなという印象。ただ、以前比べて顔が凄くむくんでいるように私は感じるんですよね。加齢によって顔つきは変わるものだけれど、個人的にはそれだけでは無いようにも感じるところ。

同時通訳で演説の内容も聞いていましたが、当初言われていたような、「戦争への移行」とか「核の使用」とか「勝利宣言」と言うものは無くて、どちらかというと淡々と現状を述べながら「作戦は予定通り進行している」と言うような事を述べているように感じした。同時通訳なので翻訳するにしても限界があるだろうけれど、その後出てきた翻訳文などを見ても、そんなに違った内容でも無くてちょっと拍子抜けした印象も。ちょっと意外だったのは、天候不良のために飛行展示が中止されたと言う事なんですが、中継された赤の広場の様子を見る限りは、青空も見えていたし、確かに雲の量は多かったのかもしれないけれど、「天候不良」という程の程度では無かった気がしたんですよね。で、肝心のモスクワでの展示飛行が中止されたからか、地方での展示飛行も中止されてしまい、そう言う意味では自国の勢いを示すべき「戦勝記念日軍事パレード」は、ちょっと拍子抜けした印象です。

赤の広場前の行進を見ていて感じるのは、ロシアの赤の広場、中国の天安門広場、そして北朝鮮の金日成広場の軍事パレードと、どこも同じように広い広場があってそこで軍事パレードをしている。所謂西側の国での軍事パレードってあるのかよく分からないのですが、少なくとも日本ではああいう光景は見られる場所も無いし機会も無いでしょうね。行進だけなら、例えば富士の総火演とかでは有るのかもしれないけれど、ああいう「〇〇広場」みたいな場所でのパレードは無理だろうなぁ。でも、画面越しに見ていても、今回のロシアによるウクライナ侵攻同様、まさに「力こそ正義」という雰囲気がプンプン感じられるもの。そう言う意味では、今回のプーチン大統領の演説を聴く限りは、この戦争は長期化する事だけは確かなのかもしれない。だからこそ「力こそ正義」のロシアとしては、もうゴールはウクライナを倒すことしか無くなったわけで、ある意味退路を断ったようにも感じられました。それ故に、ウクライナの悲劇は、短期的に解決することはますます難しくなるわけで、何とも言えないジレンマを感じます。 唯一の希望は、ロシア国内でのプーチン支持率が、これまでの80%台から70%台まで下がり、ロシア国内の雰囲気も少しずつ変わってきている様子でしょうか。「プーチンの未来」ではなく「ロシアの未来」をロシア国民が一日も早く取り戻すことで、この悲劇を一日でも早く集結して欲しい。

陸上知らずなメディア

この週末に国立競技場で開催されていた、世界選手権の代表選考を兼ねた10,000mの日本選手権で、競技を中継していたNHKのカメラクルーがゴール付近で選手と接触した事件。「カメラのケーブルが選手の首に引っかかり」と最初聞いて、「一体どう言う状況でのトラブルなんだ」と想像出来なかったのですが、その時の動画がネットに流れてきて理解しました。このカメラクルー(男性のカメラマンと、助成のカメラスタッフ(ケーブル捌き))、陸自用競技の特にトラックでの長距離競技の事を全く知りませんね。

私は、高校まで短距離専門だったので、中長距離のレースにはでたことは無いのですが、普通短距離選手は自分の競技の無いときには、中長距離レースの応援をしたり、人数が足りなければ付き添いとかサポートもするので、その内容に関しては理解しています。今回の10,000m走は、トラック競技(スタジアム内部で行う競走)の中では最長の種目で、一周400mのトラックを25周する物。競技時間としては、27分台がトップ競技者で、最終ランナーまで含めれば1レースあたり30分近くかかる長丁場のレース。10,000m=10kmですから、途中からは周回遅れのランナーも出てくるので、ゴール地点にいる選手確認の審判員は、選手一人一人が何週目なのか確認するのですが、これが中々大変。ルール上は先頭だろうが周回遅れだろうが、一番有利な内側を走って構わないのですが、マナーとしては後ろから先行ランナーが迫ってきたら、自分は外側に逃げて内側のコースを明けるのが暗黙のルール。ただし例外はゴール直前の100mで、この時は先頭ランナーは外側(5コースから8コース)に逃げて、ゴール地点は進行方向に向かって、トラックの右半分になります。一方周回遅れのランナーは、内側を抜けてさらに残りの周回を走らなくてはなりません。

今回の様子を動画で見ていると、その先頭ランナーがゴールしてきたので、フィールドにいたカメラクルーがトラック上に出てきて、そこに周回遅れのランナーがカメラのケーブルに巻き込まれた、という状況。多分カメラクルーのカメラマンは、先頭グループがゴールしてきたので、ゴール地点の先ならば横切れると思ったんでしょうね。ところが、試遊会遅れのランナーは丁度その場所に走り込んでくるわけで、本当時々発生する道路にロープとかチェーンが貼られていて、バイクとかが引っかかって転倒する事件がありますが、あんな状態。どう言う判断の結果なのかは分からないけれど、トラック競技続行中にフィールドからトラックに出てくるのは、言語道断。本来ならばトラック外側にゴールの様子を撮影する別のカメラクルーを配置しておいて、そちらがやるべき仕事なんですよね。 あくまで想像ですが、昔ほどカメラクルーを配置する余裕が無く、フィールドにいたクルーにゴールの様子を撮影するような指示が出て、それで慌てて撮影に行ったんじゃ無いだろうか。1レース当たり30分近くかかるレースなので、その間他のトラックレースが出来ない分、フィールド競技をしますからね。だから、フィールド内にカメラクルーがいることは不思議では無いけれど、競技に対しての理解が無かったと言う事なんでしょうね。

これが民放ならば、まぁ経験不足もあるだろうしと理解もするけれど、天下のNHKだから言い訳は出来ない。さらに言えば、もしかしたらスポーツ担当のカメラクルーでも無かったのかも。仮に、急にフィールド内の撮影からトラック側に指示が出たとしても、メインスタンド前の最後の直線では、順位争いをする先頭グループは外側(8コース寄り)をラストスパートで走るし、周回遅れのランナーは一番内側の1コースを走るので、陸上競技をそれなりに知っていれば「あぁ、周回遅れがいるな」と理解出来るはずで、トラックに出てはいけないという判断も出来るはず。というか、出来なきゃスポーツ中継なんかやるなよと言う話だよなぁ。後不思議のは、なんで有線でのカメラを使用したのかという事。広い陸上競技場を行ったり来たりするなら、無線のカメラを使うべきだと思うのだけれど。さらに言えば、審判員や審判補助員が事前に注意するとか制止するとか出来なかったのも、運営側の問題とも言えるでしょうね。もし競技種目が限定されていて、スタッフが少なかったのなら理解出来ますが、普通の競技大会なら、即座に止められていたと思うし。まぁ、NHKなら受診料分はしっかり仕事をして貰わないと。

2022年5月8日

役に立たないリコメンド

生活の主要部分となってしまったYouTube生活ですが(笑)、利用していてちょっとイラッとするのが、視聴履歴に基づいて新しい映像提案をしてくる「リコメンド(レコメンド)機能」。YouTube側としても、再生回数を増やして企業広告の露出を増やしたいわけで、それは正当なビジネス活動だと思うのだけれど、その「リコメンド(推奨)映像」で自分が気に入って新しく「お気に入り」に登録しようとする機会は、千三つとは言わないけれど、100回見て数件あるかないか。

自分から見ると、100回のうち残り90何回は余計なものを見せられているわけで、 幾ら新しい発見があったとしてもその90何回の不満の方が記憶にも残りマイナス評価になりそうな気がします。ただ、膨大なユーザーを持ち、日々膨大な数の動画再生が実行されているYouTube全体から見れば、高々数%の増加であっても馬鹿に出来ない規模なんでしょうね。卑近な例で言えば、お金を預けて月利数%の金利だとすると、かなり大きな利益になりますから。

私はどちらかというと、直ぐに登録するのでは、暫くそのチャンネルなりシリーズを視聴して、それで面白いとか継続して視聴したいと思ったときに初めて登録するようにしています。ですから、短くても一週間、長い場合には一月位の猶予期間が有るんですが、当然その間にはその半分気に入っていたチャンネルが「リコメンド」に登場しなくなり、忘れてしまうことも。暫くして「そう言えば、あのシリーズどうなった」とか「あのチャンネル、もう更新してしないのか」とか思いだして、そこで検索して探してみると随分見逃していたコンテンツを再発見したりして、ちょっと悔しい気持ちになったりします。そこで、新しいお気に入りが見つかるのであれば良いけれど、たまたまお勧めされて見たコンテンツが引き金になって、変なバイアスがかかってしまい興味がそれほど無いコンテンツのお勧めが延々と続くこともあります。最近では、たまたまお勧めされた焚き火のコンテンツが、最近流行の「ソロキャン」の映像だったためか、以後延々とキャンピングのコンテンツをお勧めされるようになります。さらに、車のレストアの映像を見たら、今度はキャンピングカーの改造動画が急にお勧めされるようになったりして、これも困りもの。私は、キャンプ自体にはそんなに興味は無いし...

世界中に何億というユーザーがいて、その一人一人全て満足のいくようなリコメンドをする事は事実上不可能とは思うけれど、でももう少し改善してくれないだろうか。個人的に欲しいのは、リコメンドのリセット機能。「あっ、変な方向に傾いている」と感じたら、それまでの履歴をリセットして、あるいは何処かの地点でのデータにロールバックしてくれるような機能が今一番欲しいです。また、逆にリコメンドしてきた分野な種類をさらに絞り込むような機能もあったら便利そう。例えば私は料理も好きなので、その系統のコンテンツもよく見るんですが、絶対食べない納豆料理とかは見るのも嫌なので外したいとか。別にYouTubeに限ったことでは無いのですが、一般のWeb記事なんかでも、たまたま頼まれて検索した商品をキーに、延々とそれ関連の商品の広告が表示されるように、その時々の瞬間のアクションで判断するのでは無く、もう少し一定期間の動向なり傾向を反映するような機能改善をして欲しいですよね。そうすれば、YouTubeの視聴時間も、今の2倍とは言わないけれど、1.5倍位には増えそうな気がする。そうやって、自らYouTube中毒を進めるような事を言ってどうするのか(笑)。まぁ、仕事でも的を外した提案ほど迷惑な物は無いし。