2022年5月8日

役に立たないリコメンド

生活の主要部分となってしまったYouTube生活ですが(笑)、利用していてちょっとイラッとするのが、視聴履歴に基づいて新しい映像提案をしてくる「リコメンド(レコメンド)機能」。YouTube側としても、再生回数を増やして企業広告の露出を増やしたいわけで、それは正当なビジネス活動だと思うのだけれど、その「リコメンド(推奨)映像」で自分が気に入って新しく「お気に入り」に登録しようとする機会は、千三つとは言わないけれど、100回見て数件あるかないか。

自分から見ると、100回のうち残り90何回は余計なものを見せられているわけで、 幾ら新しい発見があったとしてもその90何回の不満の方が記憶にも残りマイナス評価になりそうな気がします。ただ、膨大なユーザーを持ち、日々膨大な数の動画再生が実行されているYouTube全体から見れば、高々数%の増加であっても馬鹿に出来ない規模なんでしょうね。卑近な例で言えば、お金を預けて月利数%の金利だとすると、かなり大きな利益になりますから。

私はどちらかというと、直ぐに登録するのでは、暫くそのチャンネルなりシリーズを視聴して、それで面白いとか継続して視聴したいと思ったときに初めて登録するようにしています。ですから、短くても一週間、長い場合には一月位の猶予期間が有るんですが、当然その間にはその半分気に入っていたチャンネルが「リコメンド」に登場しなくなり、忘れてしまうことも。暫くして「そう言えば、あのシリーズどうなった」とか「あのチャンネル、もう更新してしないのか」とか思いだして、そこで検索して探してみると随分見逃していたコンテンツを再発見したりして、ちょっと悔しい気持ちになったりします。そこで、新しいお気に入りが見つかるのであれば良いけれど、たまたまお勧めされて見たコンテンツが引き金になって、変なバイアスがかかってしまい興味がそれほど無いコンテンツのお勧めが延々と続くこともあります。最近では、たまたまお勧めされた焚き火のコンテンツが、最近流行の「ソロキャン」の映像だったためか、以後延々とキャンピングのコンテンツをお勧めされるようになります。さらに、車のレストアの映像を見たら、今度はキャンピングカーの改造動画が急にお勧めされるようになったりして、これも困りもの。私は、キャンプ自体にはそんなに興味は無いし...

世界中に何億というユーザーがいて、その一人一人全て満足のいくようなリコメンドをする事は事実上不可能とは思うけれど、でももう少し改善してくれないだろうか。個人的に欲しいのは、リコメンドのリセット機能。「あっ、変な方向に傾いている」と感じたら、それまでの履歴をリセットして、あるいは何処かの地点でのデータにロールバックしてくれるような機能が今一番欲しいです。また、逆にリコメンドしてきた分野な種類をさらに絞り込むような機能もあったら便利そう。例えば私は料理も好きなので、その系統のコンテンツもよく見るんですが、絶対食べない納豆料理とかは見るのも嫌なので外したいとか。別にYouTubeに限ったことでは無いのですが、一般のWeb記事なんかでも、たまたま頼まれて検索した商品をキーに、延々とそれ関連の商品の広告が表示されるように、その時々の瞬間のアクションで判断するのでは無く、もう少し一定期間の動向なり傾向を反映するような機能改善をして欲しいですよね。そうすれば、YouTubeの視聴時間も、今の2倍とは言わないけれど、1.5倍位には増えそうな気がする。そうやって、自らYouTube中毒を進めるような事を言ってどうするのか(笑)。まぁ、仕事でも的を外した提案ほど迷惑な物は無いし。

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