2021年11月30日

売るために回収する

ITmediaの記事から、自転車の訪問修理・整備というビジネスモデルが成功していると言う記事。「e-charity」という、元々は電動自転車の中古販売をして居た会社が始めたサービスで、今では修理だけで無く自転車の販売にもつながり、多い日には1日26万円もの売上げになる場合も有るとのこと。

自分が子どもの頃は、うちみたいな田舎の一区画であっても、5分も歩けば八百屋があり、肉屋があり、酒屋があり、さらには当時は自転車は今の軽乗用車みたいな存在だったから、自転車屋さんなどは結構何件もあったように思います。それに、自分でパンクの修理くらいは出来るのが普通だったので、私も自転車がパンクすると、バケツに水を入れて、そこに車輪内部の空気チューブを付けて空気が漏れる場所を特定。穴を見つけたら、紙やすりでその周辺擦って、接着剤を塗ってゴム片を貼り付けて修理したものです。チェーンが外れたのを直すのも良くあったし、慣れた人だとスポークの交換なんかもやってましたよね。でも、そんな時代ももう過去の物だし、大体大都市圏でも個人経営の自転車屋さんも減ってきていて、今ではチェーンとかモール等でしか自転車販売を見る機会も無くなってきたし。

ちょっと面白いのは、既に使わなくなった中古自転車を買取すると、空いたスペースに新しい自転車を入れたくなって購入に繋がるという話。これは凄くよく分かる話で、自転車に限らず何でも当てはまるんじゃ無いだろうか。私も断捨離をして部屋にスペースが出来ると、どうしてもそこに何か買っておきたくなるんですよね(笑)。断捨離して、捨てて厳選したはずの衣類にしても、丁度寒くなってきたもあるんですが、暖かいアウターが欲しいなぁとか、古くなったシャツ類をさらにこの際処分して、新しい物と入れ替えたいなぁとか、そこは人の気持ちって我が儘ですからね。無くなれば物欲もまた沸いてきます。昔は、粗大ゴミなんかも可燃ゴミ同様ゴミ集積所に只で出しておけば改修してくれたので、結構気楽に物を整理して捨てて入れ替えたり出来たんですが、ゴミ収集が有料化されて、特に大量にゴミ出ししたり粗大ゴミ処分に手間とお金がかかるようになってくると、以前よりも物が溜まる度合いが大きくなったように思います。「それって、SDGsに逆行する考えでは」と言われそうだけれど、昔は確かに「廃棄」だったけれど、今の場合は手続きさえ踏めばリユースするパスが幾つもありますからね。そう言う意味で、「回収」するビジネスがもっと活発化してもいいきがします。そう言えば最近「毎度おなじみ、ちり紙交換です~」という声を聞かなくなったなぁ。

昔のプロセスや習慣が良かったとは言わないけれど、考えてみれば上手い具合に「販売-購入-補修-回収」と言うプロセスが確立されていたように思います。特に廃品回収って、昔はそんな考えは浮かばなかったけれど、今の時代はいろいろ再利用技術も生まれてきているので、やり方次第ではユーズもあるだろうし、そこから利益も出せそうな気がする。勿論その為には、先ずは規模の拡大と安定して回収できるマーケット(対象地域)の確保が必要だけれど。只、特に地方だと買い物機会はどんどんモールとかショッピングセンターに集約されて、昔のように個別に買い物する機会って無くなっているんですよね。となると、こう言う形で自宅近くまで訪問販売とか訪問サービスしてくれるビジネスモデルって、結構将来性が有るんじゃ無いだろうか。何十件と入っているマンションだと効率的だけれど、地区単位で毎日異なるサービスを招致しても良いだろうし。近い存在では「何でも屋」とか「よろず屋」と呼ばれる人たちが該当すると思うんですが、正直ピンからキリまであって敬遠してしまうことも。その市町村の登録制にして、利用者の評価ポイントでグレード付けするようなシステムで、安心して作業依頼出来るような地域サービスシステム何て言うのに繋がると、今後の高齢化社会を補完する仕組みにもなりそう気がします。

入国禁止措置

オミクロン株の水際対策のために、今日の午前0時から外国人の日本入国が原則禁止に。また、ワクチン接種などを前提に、自宅隔離3日間等に緩和されていた日本人の入国に関しても、当初の指定施設での14日間隔離に変更される等、再び「準鎖国時代」に回帰。日本国内の感染状況はかなり沈静化しているだけに、個々にまた新しい変異株が持ち込まれて感染爆発する事だけは避けたい野で、この措置に反対は無いのだけれど、突然の事だけに困る人も多いだろうという事は容易に想像出来ます。

その「困る人たち」の一人でもあろうのが、現在海外挑戦中の日本のフットボーラー達。現在開催中で日本人選手が参加しているのは、CFL (Canadian Football League)で、CFL自体はレギュラーシーズンゲームは完了していて、プレイオフが始まったところなんですが、たまたま偶然なのかプレイオフ進出チームには複数の日本人選手が所属しています。先週末には、ワイルドカードがあって、そこで破れてシーズン終了となった2選手は、本来ならば直ぐに帰国して日本のチームに合流したいところだけれど、それが今回の入国禁止措置で難しくなったのは、タイミングの問題だったとはいえ残念。

フットボールだけで無く、例えば卓球は今中国で国際大会が開催されていると思うし、スケート競技では参加予定の外国人選手が入国出来ないという事も危惧されているらしい。以前は、特例措置などもあったらしいけれど、今回はそう言う特例措置が適用出来るのか今の所不明。問題なのは、それら海外選手あるいは海外店戦中の日本人選手が、今後日本国内で開催される大会に出場出来ない場合、それが北京オリ・パラの予選を兼ねたときに派遣選手選考が出来ないかもしれないと言う事。さらには、世界中でオミクロン株のために入国制限措置をした場合、じゃぁ北京オリ・パラの選手が中国に入国する場合はどうするか、と言う問題も。どちらかというと、強制的なロックダウンで新型コロナウイルス感染拡大を防いできた中国としては、今回のオミクロン株はかなり予想外の事態だろうし、欧州からの選手をどの様に受け入れるのか、頭が痛いところでしょうね。場合によっては、東京オリ・パラの様に、一年くらいの延期とか、場合によっては2月から4月位まで順延するかもしれないなぁ。ただ、室内競技は何とでもなるだろうけど、スキー競技などの屋外競技はそれでは間に合わなくなるかもしれないし。

海外に居る日本人は、別にスポーツ選手だけで無く、仕事で外に出ている人や何らかの理由で海外に出かけた人も多いでしょう。で、もしかしたら明日帰国と思っていたら突然今回の措置で帰国は出来てもそれ以降の予定が全く変わってしまって、実質帰国出来なくなる人も多いような気がします。国内の感染状況がかなり落ち着いて、何となく楽観ムードが生まれつつあったときのこのオミクロン株の入国禁止措置ですからね。これまで以上に落差というか落胆度合いは大きい気がします。とは言ってもいきなり第六波の切っ掛けを作るわけにも行かないだろうし、状況がはっきりするまでは仕方ないでしょう。でも、これで海外渡航の解禁も2ヶ月位遅れそうな気がします。別に日本だけの特別な事情では無いので文句は言えませんが、今海外にいる人たちはどうか注意して、また以前の状態に戻るまでもう少し辛抱して欲しいですね。

2021年11月29日

加速人生

先日近所のモールの駐車場で、危うく正面衝突しそうになったんですが、実はこの時に不思議な体験をしました。所謂「走馬灯のように人生が蘇る」とか「時間が止まった」みたいな事なんですが、今思いだしても不思議さを感じるとともに、これってやはり人間の脳の隠れた能力なんだろなぁと思い返しています。

この時の様子は、車に取り付けてあるドライブレコーダーに記録されていて、後から何度か見返しているんですが、3Fの屋内駐車場の入口で、左手から対向車が進んできて画面に映った時刻を「00:00:00」とすると、

  1. 対向車を見つけてブレーキを踏んで、自分の車が停止するのが「00:01:10」(1.1秒後)
  2. 相手側も気がつきブレーキを踏んで停車するのが「00:02:10」(こちらが停止してから1秒後)
  3. 相手が中々後退しないので、こちらがパッシングをしたのが「00:03:20」(相手が停止して1秒後位)
  4. 相手の車がバックし始めたのが「00:05:20」(パッシング後2秒後位)
と、対向車が見えて止まって再び動き出すまで数秒の出来事だったんですが、記憶的には数分くらいの印象が未だに残っています。

後から思い出すと、色々と後付けの記憶とか状況が追加されるので、実際の時間よりも長くなりがちなんですが、今でも記憶して居るのは急ブレーキを踏んで停車した直後に感じた記憶で、決して後付けの記憶出無いことは確かなんですが、その内容は1秒2秒の実時間では普通は収まらないような内容のもの。地上からの取付通路を上り、入口でスピードを落としながら左にハンドルを切り始めたところで左手からの対向車が目に入ってくるんですが、

  • あっ、また逆走しているヤツがいる
  • 反対車線へ降りるんだろうな
  • いゃ、この位置からだと赤白のボールを突き破るつもり
  • あっ、もっと手前から左に入らないと下り通路に入れない
  • あぁぁぁ、正面衝突じゃん(と、慌ててブレーキを踏む)(ここまでが最初の1秒間)
  • をぃをぃ、あいつまでブレーキ踏んでないじゃん(と、ちょっと追突に備えて足を踏ん張る)
  • あぁ、ぶつかるうぅぅぅぅぅぅ
  • (対向車が停止し)あっ、ギリセーフ(ここまでが次の1秒間)
  • ボケが、何考えてるんだ。
  • 何止まったままなんだよ、下がれよ。こっちが悪いと思っている? (と、ここでしびれを切らしてパッシング)
  • やっと状況が飲めたのか、右手を挙げて挨拶してから後退を始める
この後、同じフロアーの何時も止めている右手のスペースに車を入れて停車して、そこで「あぁ、危なかった。最初に反対側に行くと勘違いしたけれど、そのパスが無い事に咄嗟に気がついてブレーキ踏んで正解だったなぁ」と自分で自分を誉めていることもよく覚えています。でも、帰宅してからよくよく考えたら、そんなことを何時ものスピードで考えていたらとても間に合わない。ドラレコの映像を見直してみて、高々1秒間で咄嗟に判断するどころか、最初か完全に間違った判断をして居るわけですからね。多分それって0コンマ数秒くらいの間の出来事だったと思います。これが、俗に言う「時間が止まる」という事なのかと数日たってから妙に感心した次第です。

面白いのは、駐車場入口で対向車を見つけて、一気に脳の活動スピードが加速されて頭の中で状況判断がぐるぐる変化しているのに、ブレーキを踏んで危険度が下がると、その加速された脳の活動が一気に通常のスピードに落ちていく様子も観察されること。それでも、こちらがパッシングして相手に注意しても、中々後ろに下がらないので「何だ、自分から構内ルール違反しておきながら、まだ居直るつもり」とイライラしていたことは記憶していて、今度はクラクションならそうかと思ったところでやと後退を始めたので、結構長い間止まっていた印象があったんですが、ドラレコの映像では2秒程度しかなかったので、この時点でもまだ脳内は加速モード途中に有ったのかもしれない。貴重な体験と言えば体験なんですが、まぁこんなことは二度と経験したくない。やはり今の時代、ドラレコや安全装置の類は必需品ですよね。自分が反対の立場にならないように、安全運転にだけは注意しないと。

商品管理

昨日日曜日のこと、家族が出かけていて一人だったので、お昼前に近くの某大手チェーン店のコンビニにお昼ご飯を買いに行ったときのこと。メインのあんかけ焼きそばと、ちょっとバランスも考えないとと副菜として大根とチキンのサラダを購入。自宅に戻って昼食として食べはじめたんですが、ここでちょっとした違和感を感じます。

問題は副菜の大根とチキンのサラダ。小皿に載るくらいの量の副菜なんですが、何となく商品名の「シャキシャキ大根と...」のシャキシャキに引かれて購入したもの。主菜のあんかけ焼きそばは、その通り餡がかかっているからちょっとどろっとした感じなので、シャキシャキな大根の(多分千切り)食感は良いバランスかなと思って購入したんですが、どうも食べ始めるとその「シャキシャキ感」が全くありません。しかも、自分的には千切りにした白い大根が、蒸し鶏を千切ったチキンサラダとあえられているような物を想像していたんですが、大根は切り干し大根なのかドレッシングのせいなのか、水分を吸って茶色くなっていて歯ごたえは無い状態。さらに、豆類が一緒にあえてあったんですが、これも何か水分が多い感じがして、全体的に何か新鮮さを感じない印象。味も、一寸食べていて違和感を感じるんですよね。何か、「買った日に食べきれなくて、ドレッシングを掛けたまま冷蔵庫に保存して、翌日のお昼に食べ治しているサラダ」みたいな印象です。

そこで、何気なく開いて横に置いてあったパッケージを見て賞味期限とか消費期限の日付とかを探してみてビックリ。購入して食べたのは28日日曜日のお昼頃なのに、パッケージに印刷された「賞味期限」は「2021年11月26日」となっています。時刻まで印刷されていないから、「11月26日23時59分」までと言う意味何だろうけど、購入時点で1日半も過ぎていたことになります。「賞味期限」はあくまで美味しくいただける目安であって、消費期限とは異なる事は知っているし、実際は有る程度の安全係数を想定して少し早めの日数を設定していることも理解しています。またこの商品は、通常店頭売りしているような蓋式のカップに入れたものではなくて、蓋の代わりにカップの口をシートでシールしてあるもの(ヨーグルトなんかのシール蓋みたいな感じ)なので、密閉性も高いだろうし多分保存性も高いと思われる商品。所謂そのコンビニのプライベートブランド商品だと思うんですが、それでも流石に一日半も過ぎていたことと、そう言うことを知らずに食べても感じた食感や味の違和感で、もう食欲が消えてしまいました。

不思議なのは、なんで検品の時に引っかからなかったんだろうかと言う事。多分、27日の時点と28日の午前中で2~3回は商品の入れ替え作業が有ったんじゃないかと思うのだけれど、そこで漏れてしまったのは人手不足のせいなのか、作業のミスなのか。さらに不思議なのは、通常ならPOS端末で商品をスキャンした時に「賞味期限切れ」とかの表示は出ないのだろうか。私も何度か経験があるんですが、サンドイッチとかだと賞味期限切れ数時間前でも「交換します」と言われたことがあるくらい、食品衛生には敏感な業界だと思うのですが。毎日作ってその日のうちに売り切るくらいの生鮮食料品ではなく、有る程度作り溜めして置くPB商品だからPOS端末でのチェックは入れていないのか、いずれにしても一寸コンビニ対しての信頼感が薄れてしまいました。実はこのコンビニ店、自宅からは一番近いコンピにで、まぁ徒歩で買いにいける唯一のコンビニなので、時々利用しているんですが、以前からちょっと食料品関係で不信感というか、疑問を感じる事が何度かあって、サンドイッチとかお弁当とかは余り購入しないようになっていた店舗。今回の件で一気に信頼感が無くなったんですが、暫くは生鮮食料品関係の買い物はしないというか、精神的に「買おう」という気持ちにならないだろうなぁ。

2021年11月28日

パソコン向けカバン

東洋経済のサイトに掲載された、コロナ禍とリモートワークとPC用カバンについての記事。私は、リモートワーク(在宅勤務)歴は15年余りですが、その前からノートブックパソコンを仕事で使用していて、それを自宅と会社の間で毎日持ち運んでいて、そこから計算するともう四半世紀くらい「カバンにパソコンを入れて移動」していたことになります。 

デスクトップ型では無い「持ち運ぶことも出来る可搬型パソコン」が登場したのは、1980年代の初めくらいから、バッテリー駆動時間なんてスペック上は1時間とか2時間とか書いてあっても、実際は45分とか30分とか(笑)。バッテリー駆動するというよりも、電源が落ちたときの非常電源みたいな感じだった時代。ACアダプターだって、今のサイズの何倍も大きくて重かった時代だから、形状はノートブックパソコンでも、実際の利用は「小型のデスクトップパソコン」みたいな位置付けでした。なんせ、本体重量が3kgを切れば「軽量モバイルパソコン」みたいな事を言われた時代ですからね。本体が3kg、ACアダプターが500gいゃ800g位あったかなぁ。だからパソコンを入れたブリーフケースって、それだけで5kg位一気に重くなって、ショルダーベルトがズッシリ来ます。当時は、まだアメフトの選手とかやっていたので、身体的にはそんなに負担じゃ無かったけれど、引退して体力が落ちてくると結構響きましたね。

そんな中でも、一時期使用していたThinkPad 770Zというハイエンドマシンがありまして、これは高精彩(当時)のLCDカラーパネルを搭載した「弩弓モデル」で、本体の厚みは当時の「薄型ノートブックパソコン」の1.5倍位あり、重さも5kg近くあった気がする。兎に角「大きい、厚い、重い」のだけれど、なんせLCDが綺麗で見やすかったので、2年位毎日カバンに入れて会社と自宅、さらにはアメリカ出張にも持参しました。流石にこのサイズになると、一般的な布製のカバンでは直ぐに擦れて穴が空いて使えなくなってしまうので、確かこのモデル専用の厚い革製のカバンを購入しました。今なら、COACHかTUMIで出しているようなカバンで、このカバンだけでも2~3kg位あったので、パソコンを入れてその他細々した物を入れたら10kg近くになることも。そんな重量にも耐えられるようにかなりしっかりがっしり作られたカバンなので、最後まで使うことは出来ましたが、これでかなり体は鍛えられたかな、と。

その後、ノートブックパソコンは2kgを切る競争が始まり、その頃くらいからショルダータイプからリュックタイプのカバンに変わってきました。2000年になるかどうか位かなぁ。この頃、比較的よくアメリカ出張していたので、行く度にCOACHのカバンを買ってきたことは秘密です(笑)。2kgの競争が、1.5kgの攻防になり、それが今では1kgを切るのは当たり前で、800gとか700gの攻防ですものね。ACアダプターとかEthernet用ドングル等含めても1kgを超えないわけで、そうなるとカバンの素材も有る程度の強度が得られれば、布製とかナイロン製みたいなものでも利用可能になり、カバンの軽量化も可能になってきたことは大きい。それによってデザインの自由度も広がりますし。ただ、カバンはどうしてもそこに荷物が溜まり、特に小物関係が多いパソコン関係は色々な物を一度に持ち歩く事も多いわけで、そう言うパソコン向けカバンはポケットが多いんですよね。それはそれで便利なんだけれど、本体とか小物関係の量やサイズが異なるので、ある時に購入したカバンは次のパソコンでは使いづらいことも。標準化されることも無いだろうし、このあたりちょっとしたジレンマを感じます。只、昔に比べて、普通使いでもビジネス使いでも、違和感無く利用出来るカバンが増えてきたことは確かで、ポーターとか吉田カバンとか、多くのメーカーから製品が出ていることは隔世の感がありますね。こう言う記事を読むと、また物欲が沸いてくる(笑)。

2021年11月27日

オミクロン株

南アフリカで発見された新型コロナウイルスの変異株が「オミクロン株」と命名。デルタ株以上の激しい変異を見せていて、感染力も強くこれまでの後退も聞かない可能性が高いという、何か「ラスボス」的雰囲気すら感じさせられる変異株。今の所、南アフリカを起点に、アフリカから欧州の一部で確認されているらしいのですが、日本国内に侵入したときに第六波の引き金となるのだろうか。

 ところで、ギリシャ文字のアルファベットが順番に付けられている新型コロナウイルスの変異株ですが、「オミクロン」というと「アルファ」から15番目の文字なんですね。有名(悪名?)な「デルタ株」以降、「シータ株」「ラムダ株」は聞いた記憶があるけれど、それ以外の例えば「イオタ株」とか「クシー株」なんて聞いた記憶が無いけれど、そう言う変異株は観測はされたけれど、有る程度世の中で広がって影響する位の強さの物は、今回のオミクロン株がデルタ株以来の出現という事だろうか。
[2021年11月28日追記] 「ニュー」株は英語の"new"と紛らわしいから、「クシー」株は同じ綴りの国家主席がいるからと言う理由でスキップされて、今回の「オミクロン」株になったらしい。

今の所、日本入国時には10日間の隔離があるのと、まだ南アフリカ周辺が中心みたいなので、日本国内に持ち込まれるリスクは少ないと思うけれど、デルタ株の時も気がついたら国内のあちこちに感染してクラスターなんかも出来ていたわけだから油断は出来ない。新規陽性者数も、昨日は少し増えたけれど、それでも低い値がずっと続いていて、ある意味小康状態である事は確か。これを、連日全国的に一桁台くらいにまで落とせれば「感染終息宣言」みたいな物も出せるんでしょうけど、まだ全国的には100人台の新規陽性者が出たりしているから、まだまだ油断は出来ない。それでも、西日本地域は陽性者ゼロの件も多くなっているのですが、これからの年末年始の状況がやはり心配ですよね。

昨年のような爆発的な感染状況にはならないと期待はしていますが、それでも推計ではとしあげ一月中旬から下旬くらいには1800人くらいの新規陽性者数が最悪予想されているらしいので、攻めてその半分、数百人規模くらいでなんとか凌ぎたいところ。それによって、年明けから再開を予定しているGoToにも影響するだろうし、となると観光業界・交通業界に深刻な影響が出そうですし。3回目のブースト接種がそろそろ始まるので、悪くても昨年の年末年始よりは良い状態であろうと期待はしていますが、こればっかりは分からない。ただ、非常事態宣言が解除されてから、大きな揺り戻しが発生して居ないので、個人的には結構期待しているんですが。いずれにしても、このオミクロン株が、一般に伝えられる最後の変異株にして欲しいですよね。因みに、ギリシャ文字最後は「オメガ株」となるらしいけれど、何か強そうな名前だなぁ... 

手順ガイドに迷う

自宅は、中部電力の管内なので、電気契約は中部電力(中部電力ミライズ) と結んでいます。その中部電力ミライズから昨日DMが届きました。「重要なお知らせ」と表に書かれているので何だろうと思ったら、これまで紙物で毎月提供されていた「電気使用量のお知らせ」が、来年4月から有料発行(220円/月(税込み))になるというもの。代替手段は、WEB会員の「カテエネ」の自分のアカウントで確認出来るというもので、引き続き紙物でのお知らせが必要な場合は申込をして、そうで無い場合にはWEB版に切り替わるという物。

別に珍しいわけでは無く、すでに携帯電話にしても、あと銀行口座でも印刷する通帳発行の無いオンライン専門の講座もあって、私も一つ持っているくらいですが、これも時代の流れ。別に不思議では無い。と言う事で、紙物で使用料のお知らせを私は貰っているので、オンライン化への手続きを始めることにしました。で、嵌まりました(笑)。

先ず最初に指定されたアドレスにアクセスすると、「カテエネID」はお持ちですかと聞かれます。実は、使い始めの頃に登録はしてあったんですが、この時点ではその事を忘れていて、「新規作成」に進みます。ここで「カテエネID」の新規登録をすると、登録時に指定したメールアドレスが「すでに登録されています」と表示されます。そこで、「あれ?」と思って自分のアカウントデータを確認して見ると、既に登録されていることが分かったので、そのID/PWでアクセスをして見ます。すると今度は「TC IDにカテエネIDを紐付けして下さい」みたいなメッセージが出ます。「TC IDって何?」と思いますが、その時点では何の説明も無い。送られてきた冊子や手順書にも、一言も言及されていない。Google先制に聞くと、どうも7月位から始まった、中部電力系のサービスをまとめて利用できるような、IDみたいな説明が見つかります。電気以外では特にサービス利用をして居ないし、大体送ってきた冊子に書かれていない操作を要求するのは間違っているなと、そのままカテエネIDでログインをして、使用料のお知らせのオンライン化は済ませたんですが、どうもしっくりしません。想像するに、冊子の内容が新しいサービスも含めて更新されていない、以前のバージョン(在庫)をそのまま送っているんじゃ無いか疑惑を感じます。

私も以前はマニュアル開発とか手順書作りみたいな仕事をしていたことがあるので、この手のマニュアルやフライヤー作りの難しさとか良く知っていますが、それにしても実際のサイトの流れと違う部分が多くて、これって内容改訂しないと不味いんじゃ無いかというレベル。私なんかでこんな塩梅だから、うちの親が受け取ったらどうなるのか、もう結果は火を見るより明らか。オンライン化するには、ネット上にアカウント作成が必要で、そう言う事に疎い世代や人は、月220円を追加して紙物のお知らせを貰わないといけないのも、企業側とすれば当然だけれどユーザー側としては中々納得出来ない部分もあるように感じます。この辺、例えば自分のスマホに毎月見ることが出来るような設定をしてくれるサービスみたいな物って、やり方に色々課題はあるけれど始めたら需用は大きい気がする。私も、いろいろなアカウントを持っていて、すでに60以上のアカウント名とパスワードを管理していますが、いい加減破綻しそうです。少なくともIDに関しては、共通のID(例えばマイナンバーとか)で統一されるようにならないだろうか。

2021年11月26日

e-エクササイズ

ITmediaの記事から、バーチャルライドの記事。この例では、映像と連動したバイクを使って、仮想世界の中を移動しつつ、現実社会での運動(自転車漕ぎ)をする事も出来るという仕組み。私は、この仕組みでの「ランニングマシン」版が欲しいですねぇ。

自転車(バイク)漕ぎも良いのだけれど、あれって慣れていないと凄くやりにくい。昔は欲自転車に乗って遠くまで出かけることもあったけれど、フィットネスジムでもバイクを利用することが殆ど無く、あの「サドルに跨がる」事がちょっとした苦痛に感じることも。座るだけなら良いのだけれど、こぎ出して暫くすると段々とお尻と俣野所が痛くなってきちゃうんだよなぁ(笑)。

最初にも書いたように、ランニングマシンでこう言うバージョンがあればなぁ。走る道に応じて、坂道ら傾斜が自動的についたり、カーブの時には(可能なら) その方向にベルト部分が曲がっていくような仕組みが出来れば最高ですね。確か自転車版でも、実際に走っている感触が得られるような専用バイクも有ったんじゃ無かっただろうか。バイクの場合、その場所でペダルを漕げば運動になるから、実際の道路を走っているような傾斜を付けるとか左右にカーブするとか、そう言う仕組みを作り込むのはそんなに難しく無さそう。また、車輪に何かを当てて抵抗を付ければ、かなり実際の路面走行の感触に近い物が作り込めるんじゃ無いだろうか。

あと、今は目の前の画面を見ながら漕ぐ・走るという仕組みだろうけど、出来蹴ればゴーグルタイプの投影装置を装着して出来れば、より没入感が得られて効果がありそう。こう言う、リアルとバーチャルが組み合わさって運動できる仕組みこそが「e-スポーツ」と言うのが相応しいと思うけれど、すでに「e-スポーツ」=「対戦ゲーム」みたいな理解が浸透しているから、これから言うにはちょっと遅い。「e-トレーニング」ってどうだろうと思ったら、すでにNECさんが使われているみたい。「e-エクササイズ」も、既に使われている言葉みたいですが、こちらの方がイメージ的には近いかな。理想はあくまでもスタートレックのホロデッキなんだけれど、動作とか範囲を限定すれば、それなりのレベルの物が出来そう。課題は、リアルな運動部分にどれだけ近づけられるか、その部分の作り込みでしょうね。そうなると、仮想世界とかってその仮想世界を作り込むソフトよりも、リアル世界に残している部分の作り込みで出来の善し悪しが決まるという、ちょっと矛盾した世界観構築なんだなと感じます。そういう所が、こう言う世界の面白いところなのかも。

「誤解の波」を誤解させる

今週発売された「週刊文春」に掲載されているらしい、 赤木俊夫氏のパソコンから見つかったメールに関しての記事。何か、凄く重要なでも隠されていた見つからなかった「秘密」が、パソコンから発見されたみたいな論調だけれど、疑問な点がいくつか。

今回発見されたのは、赤木氏が弟さんに送った「4通のメール」との事で、送信日は2017年2月(赤木氏が自殺したのは、2018年3月7日)からとの事。今から4年以上前の話が何故今頃というのが最初の疑問。それは、奥様が赤木氏のパソコンを今回開く気持ちになり、それで発見されたとの事だけれど、そこで疑問なのが発見されたのはWordとかの文章ファイルでは無くメールと言う事。

記事の見出しで「2際したの弟に送った4通のメール」と書いているわけだから、今回発見されたものは、実際に弟さんに送信されたメールのはず。と言う事は、弟さんはそのメールの内容に関して知っているはずな訳で、今回の自殺事件が報道されたときに、「実はこんなメールを」という話は弟さんと奥様の間で出無かったのだろうか。外部に伝えなくても、身内同士であれば「実は兄が自殺する前に、こんな内容のメールを受け取っており、うつ病がかなり深刻の様子だった」みたいな話は、普通に交わされそうな気がします。あるいは、弟さんとしては、これ以上兄のことが世間で話題になることは良しと思わず、時間経過とともにフェードアウトする事を願っていたのかもしれないけれど、となると今回の文春の記事は迷惑でしょうね。

週刊文春としては、新証拠で「森友問題」をまた再燃させたいのかもしれないけれど、実は裏の意図がチラッと最後に書かれていますよね。つまり

11月8日に人事院から赤木俊夫さんの公務災害認定の文書が開示されたことを契機に再び広がる“誤解の波”(自殺の責任を野党やマスコミにすり替える論理)についても、詳しく論じている。

「誤解の波」とは、世の中が野党やマスコミに対して批判・批評する事を言うのだろうか。その「誤解の波」を払拭するだけの論拠を示せていないマスコミの問題だと思うのだけれど。それに、根本的な問題は財務局の文書改竄問題な訳で、元々の森友学園と当時の安倍総理側との関係を示す証拠は結局未だに出されていない。文書改竄問題にしても、不正を隠匿するためではなく、国会でのやり取りで野党からの理不尽な圧力を回避するためにやった物で、そう言う意味では一部野党は当事者・加害者であり、それを根拠無く持ち上げて拡大させたメディアも同罪。さらに、この記事を書いた「相澤冬樹氏」って、森友学園問題に関係してNHKを止めさせられた、と言っている人。ある意味、赤木氏に対して加害者的立場の一人である人間が、どう言う解釈をするかは簡単には言えないけれど、バランスというか中立的な報道にはならないのでは。結局は赤木氏を一番利用しているのは、メディアなんですよね。 

北京冬季オリ・パラ

あと3カ月ほどで、北京冬季オリンピック・パラリンピックが開催されるわけですが、世界的には「政治的ボイコット」を言う声が大きくなってきています。その理由は、先日の女子テニス選手の不明騒動や、其れ以前から発生している人権問題に関して改善が見られないことから。

「政治的ボイコット」って何だろうと思ったら、オリンピック・パラリンピック開催に合わせて、各国の首脳などが開催地に出向いて、主目的は開会式などへの出席だけれど、それ以外にもオリンピック外交みたいな事を想定しているのに、そう言う政府関係者の訪問を取り止めると言う事らしい。競技自体には影響せずに、実質的な部分で不快感を示す対策として面白いけれど、当の中国政府としたら冬季オリ・パラ開催出来ればそんなことはつゆほどにも感じないでしょうね。逆に友好国との外交成果を喧伝するんじゃ無いだろうか。 

元々、先の北京オリンピツク開催に関しても、その時までに人権問題等解決されると言う前提条件で開催地決定したはずなんですが、開催権を獲得したら途端にそんな雰囲気は無くなってしまって、結果未だに人権問題が続いている。それなのに、なんで北京での冬季大会開催が決定したのか、個人的には先ずはそこを正すべきだと思うのだけれど、まぁ今更言っても仕方ない。只、これだけ人権問題が言われているのに、世界で最も人権に対して疑問のある国で開催する事は、大きな矛盾だと思うけれど。

そんな中で、「日本は当然支持するよな」と恩を売ってくる中国。まぁ、東京オリ・パラは既に開催済みだから、現時点で中国の開催支持は不要なわけで、だからこそ本当は是々非々でちゃんと対応しなきゃいけないけれど、さて今の日本政府にそこまでの度胸があるだろうか。外務大臣に就任した、林芳正大臣は中国よりと言われているけれど、少なくとも何も言わずに「Yes」といってしまうのは拙いだろうし。香港にしてもウイグルにしても、世界的にその問題点は認識されているわけだから、日本だけ日和ることは大きな問題。折角気付いた、米英豪印の連携も崩れてしまうかも。しかも、北京を含めた中国でも、再び感染拡大をしているわけで、あれだけ東京オリ・パラ開催前に「世界の変異株展示会」と言っていた人達は、今回の北京に対しては何も言わないのだろうか。個人的には、新型コロナウイスルの感染状況次第ではあるけれど、しっかりと大差くれているのであれば、選手団としては参加すれば良いと思う一方で、人権や尖閣諸島への圧力などに対しては、言うべき事はちゃんと言うべきだし、それは今後もずっと続けないといけないと思う。

2021年11月25日

辞任勧告

参議院補欠選挙での「コシヒカリ」発言が沈静化せず、一時は知事に対しての不信任決議は、成立に必要な議員数に数名足らないことが確実になり断念。代わりに、協力は無いけれど過半数で可決できる「辞職勧告」に変更されて成立したけれど、それだけならまだそんなに影響は無い。

今回は、さらに問題発言の対象である御殿場市市民から出された知事辞職を求める請願も可決されて、いってみれば「ダブルパンチを川勝知事が見舞われた」形に。 どちらも強制力は無いものの、県議会史上初めての事という事で、その意味は大きいことは確か。昨日のローカルニュースでは、各社大きく取り上げていて、自分に対しての辞職勧告や請願理由の説明を、川勝知事も議会で神妙に聞いている様子がテレビで何度も流されていました。以前から、何度か似たような事案はあって、その度に一度は知事側は「問題無い」と言いつつも、結局は陳謝・撤回して県議会で批判されるというパターンを繰り返している。ただ、これまでは議会で自分に対しての批判意見を聞くにしても、にらみつけるような場面もあったりして、かなり強気な感じを受けていましたが、今回は流石に答えたのか、これまでよりも元気は無さそうな雰囲気を感じました。

その応援演説での発言の様子は、昨日も何度も番組の中で再生されているんだけれど、私なんかが感じるのは応援演説なのに、自分が自分の言葉に興奮して、何か箍がはず多様な印象で罵倒するような感じで話をしているように見えます。正直、幾ら対立候補を下げて、応援候補を持ち上げるためとはいえ、一寸常軌を逸している気がするし、仮にも県知事という県の代表者という立場の人が、自分も責任を持つ県下の一都市に対して批判では無く罵倒する様な発言をすること自体信じられない。それって、自分で自分の失敗を認めていることになるんじゃ無いのか。考えてみたら、以前から静岡市の中田市長と対立して居て、最近は余りその件に関しての話を聞かなくなったけれど、何かそう言う対立軸を作って、そこに自分が正義の味方的な立場で相手を批判する事で有利に展開しようとしているような雰囲気も感じます。知事ならば、対立する事を先ず最初に回避して、話合いをすることが最大の役目じゃ無いだろうか。

知事選挙も先日有ったばかりなので、個々で知事が辞任することは無いと思うし、御殿場市長側も知事の直接の謝罪を受けて取りあえずこの件に関しては終息させたい感じを受けるので、今回の議決成立を持ってこの話はフェードアウトして行くのかなと思います。今回が初めてで無く、以前からその発言に関しては問題点を指摘されながらも、知事選ではそれなりの得票差で4選されているわけですから、県民の支持もある事は事実。只、流石に今回の件では気持ちが変わる人も多いんじゃ無いだろうか。流石に5選は無いだろうし、そう言う意味では残り任期をそれなりに勤め上げて、川勝氏としては上がりなんだろうけど、ちょっと納得出来ない気持ちも。昨日も静岡県内の陽性者数は0人でしたが、コロナ禍が落ち着いて来た今こそ、これまでの発言や行動を反省しつつ、県内の経済活性化をちゃんと目指して欲しいですね。そう言えば、この補選で当選した議員さんの、不倫騒動はどうなったんだろうか。一時騒がれて、それで終わりなんだろうか。そっちはそっちで、道義的責任というか問題としては大きいと思うのだけれど。

目立たない代表選

投票日まで折返し点を迎えた、立憲民主党の新代表選挙。でも、盛り上げるどころか、こうやって記事でも見ないと忘れている人も多いんじゃ無いかと他人事ながら心配に。 

そんな代表戦記をの様子を伝える記事を見ていて一寸気になったのが、四人の候補者に付けられた「肩書き」泉健太氏が「政調会長」というのは、今現在実際にそうなので良いのだけれど、他の三人は「西村智奈美元厚生労働副大臣」、「小川淳也元総務政務官」、「逢坂誠二元首相補佐官」と、政府関係の肩書きがついている。実際調べてみると、泉氏は元民進党→希望の党→国民民主党と変わっているから、旧民主党時代は政権にいなかったのかと思ったら、鳩山内閣・菅内閣で内閣府大臣政務官に就いている。つまり、四人とも与党側の人間として仕事をしたことがある人たちなんですよね。

泉氏は、現在の肩書きが政調会長だからそれが使われているんだろうけど、それ以外の人たちは逆に批判も多い民主党政権時代の肩書きを使われるのは、痛し痒しじゃ無いだろうか。少なくとも自分なんかは、余り良い印象を受けないなぁ。まぁ、それだけあの3年3ヶ月は酷い時代だったと自分は思うんですが。で、問題なのは、記事にも書かれているように、一向に盛り上がりに欠ける立憲民主党代表選挙な訳で、確かに自民党の総裁選挙と異なり代表になっても政権の中の何か大臣とかになるわけでも無いし、国民の興味が少ないことは事実。精々、立憲民主党を支援する党員とか支援者以外に興味の無い話なんだけれど、逆に与党に対しての監視役という立場を考えると、実は与党側の人だけでなく国民も含めて、もっと「野党第一党の代表として相応しい人材」について、意見や批評するべき何じゃ無いだろうか。で無いと、与党が何か有った場合に、それを指摘してブレーキ役になるべく立場の人たちが、全く役立たずのままで終わってしまう事になりかねないわけですからね。

でも、何となくそうなりそうなのは、この四人の主張がそんなに大きく違うわけでも無く、しかも選挙で敗れて代表が辞任したにもかかわらず、その理由の一つである共闘に関しては有耶無耶のまま。本来ならば、新しい代表の下新しい切り口で与党に対峙できる「新体制」を期待する所なんだけれど、結局は「枝野幸男」という顔がかわるだけで、やることや考える事に新鮮さを感じられないのでは、じり貧のままだろうなぁ。大体、幾ら人材がいないからって、選挙戦で対立候補の立候補取り下げや選挙区変更を他党の党首に直談判するような人まで含まれているわけだから。まぁ、それなのに選挙区で当選している位だから、不思議なんだよなぁ。自民党の総裁選では、例えば石破氏が党を割るみたいな話まで出ていたのに、今回は党を割りたくないから穏当穏便に進むという反対の考え。そう言う人たちが、他人の揚げ足取りには嬉々として全力投球するところに、この人達の最大の問題点があると思う。

ANAの機内食販売


航空会社各社が、コロナ禍対策として機内食を一般に販売する事も珍しく無くなってきたけれど、ANAがエコノミークラスの機内食に続いて、ビジネスクラスで提供しているハンバーグステーキの販売を始めるという記事。 メインのハンバーグステーキに、パンとデザートが付いたものが一人前で、それが1セット二人前で一万円(税、送料込み)というのは、ちょっと高いかなぁ...

個人的には、メインディッシュよりはビジネスクラスやファーストクラスの前菜(和食なら、先付・八寸・焼き物とか)をセットにして販売してくれないだろうか。いゃ、そっちの方が先のアテになるから(笑)。ビジネスクラスだと、メインは3種類位から選択出来ますが、ファーストクラスの場合は前菜も3種類位から選択出来ます。メインはいらないから、前菜だけ全部試してみたいなぁ、いつかは。小食だしお酒を飲むと食べる量が減るので、個人的にはそちらの方がありがたい。

ところで、エコノミークラスの機内食販売は、昨年の12月から今年の11月までの約一年間で125万食売り上げたと記事に書かれています。ANAの年間搭乗者数は約5000万人で、国内線4000万人、国際線1000万人(2019年3月時点)なので、125万食は年間の1割強の分量なんですね。結構大きな数字だと思う。ANA自体の売上げだけで無く、その材料や素材提供している生産業者さんも、それなりに潤うわけだし、設備も動かせることで維持出来るし。コロナ禍後もこのビジネスが続くかどうか分からないけれど、「機内食」という言葉の中には、旅の途中での食事というプライスレスな調味料的要素もあるので、案外受けるかも。製造能力との兼ね合いもあるけれど、材料をより多く調達出来れば、その分コストダウンも期待出来るだろうし、日々リアルタイムで製造量(必要量)が変わる本来の機内食準備のバッファー的役割も可能かもしれない。

子どもの頃、親に連れられて近場から少し遠い場所とか観光地へ年に何回か行く機会がありました。基本列車移動で、当時東海道新幹線は開業済みだったけれど、結構東海道線の鈍行利用の場合も多くありました。今では余り見られなくなった対面式の4人掛け椅子に座り、朝母親が握ったお握りや炒めたウインナーなんかを、電車の中で食べるのが凄いご馳走に感じた頃。機内食にもそんな郷愁を感じてしまうのかもしれない。今朝のニュースでも、ハワイやオーストラリアの入国制限解除の話題を取り上げていたけれど、問題は日本入国時の10日間の隔離で、だから会社を辞めた人とか学生さんくらいしかツアーの応募は現状無いと伝えていました。昨日も書いたけれど、何とか年明けくらいには入国制限も緩和して欲しいですよねぇ。

2021年11月24日

オーストラリア入国

オーストラリア政府が、日本と韓国のワクチン接種完了者を対象に、入国時の隔離免除措置を12月1日から始めるというニュース。「おっ、これで年明けはシドニーに行けるか」と喜んだんですが、とは言っても色々手続きまだ面倒くさそう。

こちらのリリースを見ると、ワクチン接種の完了は当然として、友好なビザの所有(これまでビザ無し渡航は駄目ということ?)と、出発から三日以内のPCR検査陰性証明書も必要らしい。また、当然ながら日本への入国条件の緩和措置は、今の所14日間の隔離が10日になっただけだから、こちらも厳しいまま。最悪、羽田か成田に自家用車で移動して、帰国時もそのまま自家用車で一人で運転して帰宅すれば、自宅での隔離も可能なんだろうけど、浜松からでも中々大変な作業だし。

今欧州では、再び感染拡大の状況になっていて、早くも第六波襲来とか言われています。原因は不明だけれど、早めにワクチン接種が完了して、その抗体効果が下がったところに、季節的な理由等からブレークスルー感染が始まっているのではと推測されるらしい。となると、今は殆ど小康状態にまで沈静化した日本も、数ヶ月遅れで今の欧州のような状況になる可能性があるわけで、しかも一月後には年末年始のお休み移動が、昨年の分も含めてかなり大規模に発生する可能性があるわけで、もしかしたら年明けした1月中頃くらいから再び感染拡大するのだろうか。

ワクチン接種は、昨日の時点で一回目まで官僚は全人口の78%位まで行っていて、二回目まで完了も76%位ということなので、今月中には80%を超えそうな勢い。80%まで超えると、段々接種スピードも鈍化していくだろうし、そうなると年内に90%まで届くかどうか分からないけれど、さらに初期の医療従事者対象に3回目の接種も始まる。スタートこそ、色々な理由で欧米に2ヶ月位の後れでスタートしたワクチン接種だけれど、現時点では接種完了者数にしても、ワクチン後の状況にしても、世界でもトップクラスの状態にまで持ってきたわけで、そこは関係者の皆さんには感謝しか無い状態。今の新規陽性者数や重傷者数の減少理由は不明な部分は多いけれど、やはりこれだけしっかりとワクチン接種が進んで、全国的に感染拡大を抑え込んだことは大きな成果でしょうね。だからこそ、海外から道の変異株の持ち込みをしたくないという気持ちも分かる一方で、やはり経済的な理由から以前のような国際交通を復活させないといけない必要性もあります。個人的には、COCOAでも良いから追跡アプリを入れて、行動監視が出来ることを条件に、隔離期間無しの入国(事前にワクチン完了証明やPCR陰性証明は必要としても)の再開を願いたいですね。まぁ、今すぐで無くても良いけど、来年の2月とか3月位にはそう言う目処が付くようにして欲しい。となると、やはり最初の行き先はシドニーかなぁ。

リモートワークの踊り場

ITmediaの記事から、コロナ禍が落ち着くとともに、コロナ禍対策として拡散していったテレワークが、また元の「オフィスワーク」に戻りつつあるという話。 タイミング良く、今朝朝食を食べているときに点いていた朝のNHKニュース番組でも同様の話題を取り上げていて、その中に登場した専門家氏のコメントが、大体以前から自分も指摘している内容だったので、「まぁ、それが当然の考えだよね」と思った次第。

一つは、仕事の評価を個人の達成度ですると言うもの。日本の会社の場合、組織とかチームとかでの評価になるけれど、オフィスワークが出来ない状態でそう言う評価基準を維持することは難しい。ここに仕事をするリモートワークの時代では、個人毎に目標設定をして、その達成度で評価するというのはリーゾナルブルな考え方だと思うけれど、その個々の成果が集まって、そのチームや組織、さらにその会社の業績を最大化しないといけないので、目標設定の方法からして難しい所が多いでしょうね。さらに、その達成度を見える化して評価に繋げることも、直ぐには難しいと思う。その辺りが、これまでの業務形態に慣れている日本企業が今ひとつ踏み込めない理由の一つだと思う。

もう一つは、オフィスと自宅の間にサテライトオフィスのような物を設けて、過程でのリモートワークと会社でのオフィスワークの中間的な場所を準備することで、リモートワーク的要素を維持しつつ、オフィスワーク並みの一体感とかコミュニケーションを維持すると言う話。私も、職種によってはこう言う施設つを何カ所か準備をして活用する事は重要だと思うんですが、如何せん企業規模によっては中々大変。そこで、シェアオフィスみたいな形で複数の企業や組織で共有出来るような「シェアリモートオフィス」みたいな形態が広まると良いんじゃ無いかと。あるいは、そう言う場所を新規に作るのでは無く、リモートワークで空いた自社スペースをそう言う場所にして、そこを他地域の別の企業と提携して共有する、みたいな事をしたらどうだろうか、西日本の会社が東日本の会社のオフィススペースをリモートオフィスとして活用し、東日本の会社は西日本の会社のスペースを、みたいな。そうすることで、リモートワークだけでなく、例えば人材採用に関しても地元から離れること無く他地域の会社に就職したり仕事が出来る機会が増えるわけで、よりフレキシブルな人材登用と企業活動が可能になると思うなぁ。

リモートワークと言っても、何でもかんでもリモート化出来るわけじゃない。特に製造業みたいな業種だと、より集約して効率化することがコスト削減の第一歩だったりするから、中々大変。でもそう言う製造業でも分業化して行くことで、在庫の最適化とかより安価で高品質な部材調達出来るとか、やり方次第でデメリットをメリットに転換することも可能。よく言われることだけれど、出来ない理由を探すのでは無く、出来る方法を考える、という思考を身につけることが、このリモートワーク時代を生き抜く最大の秘訣じゃ無いだろうか。そう言う事が出来ない企業は、やはり段々と淘汰されていくだろうし。もう一つ重要なのは、そう言う分業化あるいは水平展開する事で、万一の場合の災害対策にもなる事ですよね。コロナ禍の様に全国一律の場合は効果は薄いかもしれないけれど、自然災害で特定地域が災害に遭って、そこで生産して居る部材が入らなくて製造がストップする、と言うリスクを少しでも抑えることが出来るだろうし。コロナ禍が少し落ち着いた今、元に戻す話も重要だけれど、新しい仕組みを考えたり取り入れたりする事も、今後差別化に繋がる重要な機会じゃ無いだろうか。そう言う意味では、まだ自分の仕事のやり方とかワークライフバランスみたいな物を考えてみる良い機会だと思う。

ディアーズ昇格

昨日の警視庁イーグルス対名古屋サイクロンズの試合は、警視庁が波に乗りきれずにオフェンスが出ず、逆に名古屋はしっかりゲームプラン通りにプレーが進み、11-14で名古屋サイクロンズが今季初勝利を上げました。警視庁は4勝2敗なんですが、これで先にリーグ戦を終了していたディアーズフットボールクラブと勝点12で並ぶことになりますが、ルール上対戦チームの勝点の総計でディアーズが優位となるため、ディアーズフットボールクラブのX1 Super昇格が決定。これにより、来シーズンX1 Superに昇格する4チームは、アサヒビールシルバースター、浅い品量チャレンジャーズ、イコールワン福岡SUNS、ディアーズフットボールクラブに決定。

イコールワン福岡以外の3チームは、以前もトップチームで上位争いをして居たチームで、もうじりじりとした気持ちで毎シーズン昇格争いをして居たチーム。2018年のリーグ戦結果で、今のX1 Super 8チームと、X1 Area 12チームが決定。この時に、アサヒ飲料、アサヒビール、ディアーズの3チームが降格して、代わりに東京ガスクリエイターズとオール三菱ライオンズが昇格。2019年は、正直まさかの展開でノジマ相模原ライズが最下位になり、X1 Areaで勝ち上がってきたアサヒビールと入替戦を戦ったんですが、この試合ノジマ相模原が踏ん張って、結局X1 Super/Areaの入れ替わりは無し。2020年はコロナ禍のために入替戦は無しの短縮リーグ戦でしたから、3年目にしてやっと昇格してきたことになります。ユニークなのは、イコールワン福岡。彼らは5年前に創部して、X3から毎年勝ち上がってきたけれど、流石にX1 Areaでは上位チームの壁が厚く、足踏みしていたところ。しかし今シーズンは5勝1敗で勝ち残り昇格を勝ち取る事に。

来シーズンから12チームで構成されるX1 Superですが、関東地区: 8チーム、関西地区: 3チーム、九州地区: 1チームという構成に。今の所、6チームずつの2ブロックに分けて、12月にブロックの優勝決定戦(新しいボウルゲーム)を開催し、その勝者同士のボウルゲームを1月3日の今のライスボウルとして開催すると言うことだけ決まっています。肝心のリーグ戦をどうするのかがまだ発表されていないけれど、これまでのスケジュールを踏襲すると、リーグ戦としては7試合ないし8試合だから、同地区内対決が5試合なので、他地区対決が2 or 3試合程度。これまでの例だと、地区内同順位同士の対決で1試合組むとして、もう1or2試合をどうするかが課題ですよね。あと、6チームのブロックで、最下位のチーム2チームが入替戦でX1 Areaの1位2位チームと戦うのかな。直ぐには発表されないだろうけど、来シーズンの楽しみが増えたことは確かですね。

しかし警視庁は惜しかった。X1 Areaの場合、前年の順位などによって対戦強度が違ってくるから、同じ勝ち星数でもあのチームよりはこちらのチームの方が強いみたいな判断が難しい。その辺りを事前に批判している人もいたけれど、それを言い出したら幾ら上位リーグ戦拡張のためとはいえ、自動昇格するのもどうかと思うし。まぁ、その辺りは既にリーグとして検討しての今回の決定なんだろうから、後は今シーズンの残りの試合と来シーズンに向けての準備をするだけでしょう。いずれにしても、ディアーズは多分半分以上は諦めていたんじゃ無いだろうか。下馬評では、警視庁の方が高かったですからね。そこに、名古屋が最後の意地を見せて試合をコントロールして勝利。まぁ、フットボールにはそう言う結果もありがちですし、正直今シーズンの成績ほどチーム実力の差は無かったと思うし。 それも時の運と思って、来シーズンの再起を今から準備して欲しい。色々なチームが、色々な努力で熱戦を見せることで、そのスポーツとしての魅力や価値も上がりますからね。

2021年11月23日

木下都議辞任

選挙期間中の人身事故発覚から、無免許運転の疑いも生まれ、その進退に注目が集まっていた東京都議の木下富美子都議の会見が昨日開催されました。大きな問題だとは思うけれど、放送局各社が夕方一斉に生中継する程の話でも無いと思うけれど、午後6時から始まった会見を民放各局は一斉にライブ放送。丁度夕食時だったので暫く見ていましたが、発言内容は自己保身に満ちた物で、正直聞くに堪えない内容だったです。

自分が聞いた範囲では、議会が仕事をさせてくれないので仕方なく止めるみたいな言い訳をしていたけれど、自分がちゃんと説明せずに雲隠れしているからな訳で、言いがかりも良いところ。それに、今回地検が在宅起訴したのは、7回に及び無免許運転の疑い(免許停止中に運転していた)との事だけれど、元々この件が話題になったのは、交通事故を起こして免許停止中という事が発覚した時に、免許が無い(停止中)期間にスクーターを運転して遊説運動をして居た事からなわけで、その件に関しては今回触れられていないのは何故だろうか。車だと、ナンバープレートを自動的に判断するNシステムで追跡できるから、運転していたという証拠が得られたからだろうか。それなら、スクーターでもナンバープレートの判別は出来そうな気がするけれど。いずれにしても、会見を見ていても事件性を既に示談となっている無免許運転での人身事故に収斂させようとしている風に感じて、それ以外のスクーターや自動車運の無免許運転に関しては、このまましらばっくれようとしている風に感じます。

もう一つ問題なのは、体調不良を理由に4ヶ月間も議会を欠席して、議員活動も説明責任も果たさずに時間を浪費したこと。この「4ヶ月」という期間に関しては、実は3ヶ月以内であれば次点の候補者(自民党公認)が繰り上げ当選できたという事で、それを阻止するためという憶測も。人身事故発覚後直ぐに都民ファーストの会から除名されているけれど、都民ファーストの会としても除名して終わり自分達は関係無いみたいな雰囲気も合ったように思います。彼らも、何となくそのまま忘れられて沈静化すると高をくくっていたのだろうか。その読みは甘かった訳ですすが、結果的に彼らの評価も下げることになるわけだし、除名しても選挙の時に応援していたことや、小池都知事との関係はずっと言われるわけで、まぁ実害はあっても利益は無いでしょうし。

 この木下議員が有能なのか何なのか、それは分からないけれど、それでも都議として当選するくらいだから地元ではそれなりに支持者もいるだろうし、実績もある人なんでしょう。選挙直後に人身事故が発覚したということで、暫く隠れていればほとぼりも冷めて沈静化すると思っていたのかもしれない。でも、そこで人身事故が無免許運転時に発生した事が知れ渡ると、それ以前の無免許運転がSNSを中心に指摘されて、それで冷める予定だったほとぼりも逆に再沸騰してしまって、二進も三進も行かなくなったというのが事実じゃないだろうか。潔く人身事故発覚時に辞任なりしてせきにんを取っておけば、もしかしたら次の選挙のチャンスも有ったかもしれないけれど、もう政治家としては厳しいでしょうね。折角の会見も、もう少し反省の様子が真摯に見られれば改善したかもしれないけれど、結局は余計傷口を広げただけだったように思う。そして、夕方の全国ネットで延々流すような内容じゃ無かったことも確か。それは放送局側も感じたのか、途中で打ち切った所もあったみたいだけれど、結局は最後までお騒がせで終わった事件でしたね。

富士通スタジアム川崎改修

日本国内には「アメリカンフットボール専用スタジアム」 と呼べる場所は殆ど無くて、有ってもアメフトだけで無くサッカーやラグビーのラインも引かれた「共有スタジアム」が殆ど。使用頻度を考えたら仕方の無いことなんですが、それでもアメフトのラインだけが引かれた「専用スタジアム/フィールド」が全く無いわけでは無く、数少ない専用スタジアムの一つが、川崎市にある「富士通スタジアム川崎(旧川崎球場)」。

昔の野球場の名残もまだすこし残っているんですが、2007年に開催されたアメフトの第三回ワールドカップの主会場として整備が進み、この時にはフィールドが新しい人工芝に敷き変えられて、その後古い野球場時代のスタンドが撤去されて現在のスタンドとその周辺が整備されたのが6年前。そして、その後指定管理者の公募があって、川崎フロンターレが現在管理者として運営し、さらにネーミングライツを富士通が獲得して現在に至っているもの。スタジアムは、時間を掛けて改修されてきたんですが、問題は照明灯と掲示板。照明灯は、野球場時代にあった6基のうち3基が残されて、プラス新規に小型の照明灯があるんですが、兎に角「暗い」。それでも、以前ホームベースがあった側は少しは明るいのだけれど、バックスクリーン側のエンドゾーンなんて暗くてボール見えないんじゃないかと言うくらい。さらに問題なのは掲示板で、こちらも昔の野球場時代のスコアボードを改修して使っているんですが、アメフトでは命の計時表示が満足に出来ず、しかも午後になると直射日光が表示部分にあたるので殆ど見えなくなると言うバグも。折角フィールドやスタンドは綺麗に改修されたのに、照明とスコアボードは古いままで、そのアンバランスさは以前から問題として指摘されてきた物。

ややこしいのは、その照明灯を遺構として残そうという運動もあって、簡単に撤去できない状態があったこと。ただ、流石に老朽化が酷くなり来月から撤去工事と新しい照明灯の新設工事が始まるみたいで、来シーズンは明るいスタジアムで試合が開催出来そう。問題は、どんな感じの照明灯を設備するのかと言う事。今は昔の照明灯を使用しているんですが、土台部分も大きく鉄骨を組んでいるのでかなり大きい。しかも野球場時代の方向のままなので、フィールド上の明るさにムラがあるんですよね。理想的には、スタンドの上部に照明設備が整備出来れば、フィールドとも平行になるし、メインスタンド裏側に並んでいるマンションや近隣の住宅街に対しての影響も減らせると思います。まぁ、フットボール専用スタジアムを謳っていて、その為に新規に設備するのだから、フットボールに最適かされた設備にして欲しいですよね。それはスコアボードも同様で、希望を言えばスクリーン式にしてプレーのリプレーが出来たりするようにして欲しい。それが無理ならば、スコア、Q、残りヤードやボールオンの位置、ゲームクロック、プレイクロック、必要な情報全てが表示されるようにして欲しい。関西のアメフト聖地の一つ「王子スタジアム」も、周辺の再開発に伴って専用スタジアムに改修されるみたいなので、それに負けないような設備にして欲しいなぁ。この王子スタジアムも古い施設で、まぁ歴史を感じるスタジアムでしたからね。

実は、現役時代には昔の野球場のままの「川崎球場」で試合をしたこともあるので、昔の雰囲気も有る程度記憶しているし、以前は今のDeNA(大洋ホエールズ)やロッテの本拠地として使用されていた球場だったわけですから、それなりに歴史もあるし記録もある。でも、その頃ですら「これ、本当にプロ野球チームの本拠地スタジアム?」と疑問符が100個位並ぶような状態だったので、その球場が解体されて今の専用スタンドが出来たときには感慨深い物がありました。でも、スタンドとフィールドは刷新されたけれど、照明とスコアボードは以前のままな訳で、長い間の問題がやっと解決されそう。この富士通スタジアム川崎は、今シーズンX1 Superに昇格獲得したアサヒビールシルバースターの拠点でもあり、施設内に彼らのクラブハウスもあるんですが、彼らとしても嬉しいでしょうね。これで、関東の競技場として課題が残るのは、後はアミノバイタルフィールドの照明と施設の改修かな。あそこは学生用という事も有って、なかなか資金的に難しいかもしれないけれど、味の素さん、何とかしてくれないだろうか。

あわや正面衝突

いゃぁ、参りました。まさかあんな場所であんな場面に遭遇するとは、夢にも思わなかった。


何があったかと言えば、昨日の午前中の事。飛び石連休の平日なので、週末ほど混雑していないだろうと朝イオンモールへ車で言った時のこと。確かに、平日月曜日という事も有り、周辺のアクセス道路もモール内の駐車場もいつもくらいのガラガラ具合。ただ、朝から雨が降っている状態なので、モール3Fの室内駐車場へ車を止めようと、取付通路を上がって、屋内に入った直後に、前から車が! 後から思い出すと、よく咄嗟にブレーキを踏めたなぁと自分で自分に感心するのですが、相手側の反応はそれよりも一息二息遅かったので、こちらの判断がもう一瞬遅かったら、完全に正面衝突していたでしょうね。スピードは出ていなかったけれど、フロントグリルは壊されていただろうなぁ。あるいは、向こうもブレーキを踏んでくれたから良かったけれど、慌ててそのままアクセル踏まれたら、こちらも大変なことになっていたかもしれない。本当に、今回はこうやって証拠が残るのでドラレコを搭載していて良かったと感じました。

この屋内駐車場は、モールの建物の3Fにあり、西側にある取付通路を3Fに上がると、直ぐに左折してぐるっと時計回りに駐車スペースを回って、空いている駐車スペースを探すようになっています。一周すると、写真の右側が出口側の通路で、そのまま外に出るか、その手前で右折してまた時計回りに周回するかが順路で、基本構内は一方通行。所がこの車は、多分駐車場内がガラガラだったから、構内にある進入禁止とか右折・左折専用とかの構内標識を無視して走ってたんでしょう。それにしても、進入口の矢印とかも路面に書かれているのに、なんでこっちから出ようとしたのか。運転席を見ると、自分と同じ位か少し年上くらいの男性ドライバーで、向こうもビックリしたのかそのまま停止しているから、パッシングして下がらせましたが、全く迷惑な話だしビックリしました。今思いだしても、本当に事故にならなくて良かったと思います。

相手の車は少しバックをして、直ぐ横の駐車スペース(本来は電気自動車用の充電スペースなんですが)に一旦退避して、私はその横を通って車を止めるために移動しました。その為、その後この乗用車のドライバーがどうしたかは分からない。私の後ろには、車3台が続いていたので、その3台が通過するところまではドラレコのリア映像に映っていましたが、本来の周遊通路には戻っていないので、待避した場所からまた逆走して取付通路を降りていったんでしょうね。今回の場合は、よくある踏み間違いとかじゃ無くて、構内交通ルール無視のずぼらな対応が招いたものだと思うんですが、これまでもこちらが駐車スペースから出ようとしたら、その前方から入ってきたりとか、通路を逆走している車と結構遭遇することも。そう言う場合は、「あぁ、こいつ逆走してくるな」と事前に分かるので、何とかなるんですが、今回の様に殆ど出会い頭だともう運任せですよね。まぁ、相手次第の話ではあるけれど、少なくとも自分側で取れる対策はしっかりしないと。実は、雨が降っていたのでヘッドライトの自動点灯がONになるのですが、昼間で明るかったこともあり、これをOFFにしていました(対向車とか気にするかなと思って)。でも、こういうことがあると思うと、積極的にライト点灯した方が良いですよね。

2021年11月22日

自己犠牲とカニバリズム

時々見ているChieko NagayamaさんのTLでの書込。日本では、子供達にとっては大人気なヒーローで、教育的効果も言われている「アンパンマン」ですが、海外での評価は低いというのは、その設定が馴染まないからだと思う。

アンパンマンは、言ってみれば「返信ヒーロー物」の類と言って良いと思うけれど、基本的に人間以外の有機物・無機物が、人の形を取るという事に海外では特に欧米では宗教的なこともあって抵抗が大きいと思う。それって、基本的には悪魔とかそんな存在と思うんじゃ無いだろうか。トランス不オーマーにしても、元々の設定がロボットの変形物という素材があるから、何とか受け入れられただろうけど、あれも半分くらいは「車」でいるからまだ良かったんじゃ無いかと。

アンパンマンが致命的なのは、顔を千切って分け与えるという部分だと思うんですよね。もう結構以前ですが、とあるテレビ番組で日本のアニメを海外に売り込もうみたいな企画物バラエティがあって、アンパンマンを含む幾つかのアニメを外国人に見せて、その反応を見るという物がありました。で、アンパンマンに対して殆どが否定的な意見で、その一番の理由は「カニバリズム(人肉嗜食)」を彷彿されるということで、なるほど欧米的価値観で見るとそうなるのかと妙に感心した記憶があります。日本人的な感覚なら、アンパンマンはあんパンから出来たヒーローで、かつジャムおじさんが何度でも顔を焼き直せることが特徴。アンパンマンは、その形の時は正義のヒーローだけれど、顔を取って困っている人にパンを分け与えるときには、普通の「パン」と頭の中で日本人はすり替えてみているんですよね、多分。でも、欧米人的価値観だとそうには見えない。これはカルチャーショックだったし、言われてみればなるほどと納得出来る話でもあります。

外国人と話しをして居るときに、基本的なビジネスの話とか一般的な話で齟齬を感じる事は殆ど無いのだけれど、社会的な事とか文化的な話になると、中々日本のことを伝えるのは難しいし、相手の事を理解するのも難しい場合があります。一番顕著なのは、日本では「八百万の神」がいるわけだけれど、キリスト教が主体の彼らは「一神教」以外の考え方が理解出来ない。アンパンマンにしても、これは「自己犠牲のデフォルメ的表現」と言ってみても、彼らから見ると「カニバリズム」そのものに見えてしまう。ロボットですら、鉄腕アトムみたい「人型ロボット」には、中々抵抗があったけれど、スターウォーズのC-3POのキャラクター設定が一寸おっちょこちょいの五月蠅い存在みたいになっているのは、そんな意識が隠れているのかなぁと邪推してみたり。これだけが全てじゃ無いけれど、海外の人たちと仕事をしていると、色々に本の常識が通用しないことも多いわけで、そういう部分を理解しつつ相手にも気を配り、でも日本的な考え方も一寸は理解して欲しいなと思うか岩というかコミュニケーションが出来れば理想的なんですが。中々そこまで語彙力も語学力も無いし、自分自身の知識の少なさもあるから、そう言う事の手前で終わってしまうのが常。仕事柄、海外の人たちとの会話はプライベートな部分でも多い方だと思うけれど、結構気を遣う部分でもありますよね。今回の様に、日本人的には何でも無いと思うことが、結構海外では重要かつきわどい内容だったりするんだよなぁ。

BLACK FRIDAY (4)

世間がBLACK FRIDAYに踊らされている今週(笑)、昼間来るまで買い物に出ていた母親が、プンプンしながら戻ってきました。聞かされた愚痴は、「〇〇に有るスーパーが酷い混雑で、全然道が進まない」という事。「〇〇のスーパー?」と最初は分からなかったのですが、「あぁ、コストコね」と数秒後に納得。ここも、先週からBLACK FRIDAYのセールを開催して居るみたいで、そうで無くても混雑しているお店ですから、それならば尚更でしょうね。

このコストコ浜松倉庫店は、それが出来る前はイトーヨーカドーの旗艦店があった場所で、5年位前かな、その大きな店舗を壊して、今のコストコ浜松倉庫店が誕生。この場所は、自分が子どもの頃は大きな工場地帯だったんですが、15年位前かな、一体が再開発されて、元のイトーヨーカドーや、それ以外に複数(4つくらいだったかな)のショッピングセンターが隣接する一寸複雑なショッピングエリアになりました。今でも以前のまま残っているのは、そのうちの一つくらいで、コストコになったり、その奥にはユニクロの大きな店舗になったりと、結構色々と変化している場所。

ところが、昔から変わらないのがアクセスする道路で、この場所はしない北東部から市街地に繋がる道路の沿線なんですが、片側一車線の狭い道路がずっと続いているんですよね。ほぼ並行して、バイパスや迂回道路が整備されたりしてきたんですが、昔から有る道路なのでずっと混雑している。昔は、自宅近くからこの道路を使う路線バスを利用すると、時刻表では25分で到着するところ、渋滞なので20分位遅れるのはざらでしたからね。この、コストコの有るエリアから2ブロックくらい南側に国道一号線(旧東海道)が走っていて、そこから先(南側)は昔から整備されていましたが、そこからこちら側(北側)はずっと未整備のまま。流石に、イトーヨーカドーが出来たときには、二車線・三車線とそこまでは整備されたんですが、今のコストコから北側は昔のままの一車線のまま。だから、ここが律速段階になって、毎日渋滞が発生するんですよね。で、それがコストが出来てさらに周辺の交通量が倍増下から堪らない。コストコが開店して暫くは、本当にここを通過するのに時間が掛かり、私はわざわざ遠回りなんだけれど、別路線のバスを利用したり、さらに30分位駅まで歩くけれど、私鉄を利用した時期もありましたね。只、最近では利用する人も慣れてきたのか、ここは東側はこの渋滞する道路に接続して居ますが、東西南北それぞれにアクセスする道路があり、西側とか北側に抜ければ、少し遠回りなりますが比較的楽にアクセス出来ます。ですから、そんなに混雑具合は酷くは無かったと思っていました。

で、もしかしたらと思いついたのが、その混雑する東側の道路の直ぐ横には、コストコのガソリンスタンドが有ったこと。個々に入るにしても出るにしても、その混雑する道路にアクセスしないといけない。最近のガソリン高を考えると、一般の販売価格から10円程度は安いコストコガソリンに殺到しても不思議は無い。そうで無くてもこのガソリンスタンドには、朝の開店時から夕方まで、長蛇の列がずっと続いていて、酷いときには外の道路にまで待ち行列の車列が並びます。酷いときには、手前の交差点の先まで入庫待ちの行列が続くことも。知らないでその列に入っていると、とんでもないことになります。そのガソリンスタンドの手前には、バス停もあるんですが、ここにバスですら入れない・出られない場合も有るくらい。多分、このガソリンスタンド待ちの行列に母親は捕まったんじゃ無いかと思うわけです。私自身は、こちらの道は混雑する事は分かっているので殆ど利用することは無く、余り行かない方向なので、実際に渋滞に捕まったことは無いのですが、まぁ大変ですよね。道の拡幅工事の話は何度も出ているらしいけれど、江戸時代から続く旧道で、道沿いに古い家がびっしりと立っているから、中々厳しいでしょうねぇ。田舎は車社会なので、展墓の混雑具合以上に移動のための自動車混雑が悲惨な気がします。これも、田舎暮らしあるあるかもしれない。

イコールワン福岡SUNS

昨日開催されたX1 Areaのリーグ戦最終戦の中で、福岡で開催されたイコールワン福岡SUNSと電通キャタピラーズの試合。接戦が予想された試合でしたが、どうも電通が今ひとつ実力を出せずに、55-7の大差でイコールワン福岡が勝利して、自力でのX1 Super昇格を確定。残る1枠を、明日試合がある警視庁イーグルスと、その結果待ちのディアーズフットボールクラブの2チームが争うことに。 

この、イコールワン福岡SUNSというチーム、チーム代表でヘッドコーチで選手でもある吉野至氏が、それこそゼロから創り上げたチームで、その理由はXリーグのチームを作り九州から日本一のチームを出したいという事。地元の西南学院大学のコーチも務めていて、地元に残る卒業生がフットボールを続けられるようにと言う目的もあったとのこと。実際今回のチームも、西南学院大学とか久留米大学とか、地元の大学出身選手も活躍していて、吉野氏の目標通りというか、目的の一つは達せられつつあるんじゃ無いだろうか。

このチームが面白いのは、単にチームとして強くなるだけでは無く、地元の企業やメディアを上手く巻き込んで知名度や認知度を上げていること。よく、元ブリリアンのコージ・トクダが話題になるけれど、彼の露出の仕方も「元芸人」という部分が中心というよりは、「元法政大学主将、甲子園ボウル経験者」という部分を押し出して、フットボーラーとして取り上げて貰うことを重視しているように感じられて、それは本人にしてもチームにしても良い相乗効果を生み出している気がする。さらには、SNSやイベントみたいなものでの盛り上げ方も上手いと思うし、今のXリーグの中では一番若いチームの一つだけれど、一番勢いがあって熱量があるチームじゃないかと、個人的には注目しているチームの一つ。来シーズンもX1 Superの台風の目になるでしょうね。

課題は、九州という日本の西の端が拠点となっているので、試合の多くが開催される、関西や関東への遠征の負担。金銭的な物もそうだけれど、関西遠征でも、新幹線を使用しても3時間以上? 関東だと6時間以上か飛行機利用になるわけで、肉体的な負担や試合直前の調整時間など、他チームと比較して大きいと思いますね。今シーズンは、6試合あって、最終戦の1試合が地元開催だったけれど、後は関西か関東への遠征試合。来季の試合スケジュールはまだ未定ですが、X1 Super 12チームが2地区になっての対戦なので、地区内6チームのリーグ戦が5試合、他地区との試合が2~3試合で、7~8試合程度が予想されます。今シーズンと同程度の遠征試合は少なくとも想定する必要があるけれど、対戦する相手は基本的に上のチームばかりですから、来シーズンの負担は大きいと覚悟して準備しないと。いろいろハードルは高そうだけれど、5年後、10年後には日本一を狙えるチームになる可能性を、今一番秘めているチームじゃないだろうか。来シーズンの活躍に期待したいですね。

2021年11月21日

BLACK FRIDAY (3)

昨日の午前中少し早めに来るまで一寸出かけた後、自宅近くまで戻ってきた時の事。自宅に戻るには幾つか道路があるのですが、丁度イオンモールの専門店街が開く10:00少し前だったので、モール内の広くなってリニューアルされた未来屋書店に寄って以降かと、モール寄りの道に入ろうとしたとき、モールはその道のまだ2km位先何ですが、そちら側の道だけずっと車が並んで渋滞している。その時走っている道路は、片側二車線なんですが、最終的にモールに接続している道路はモール手前で右側車線の一車線になるので、右側の車線に自然に車が集まるんですよね。

いつもなら、混雑している時間帯でも二つ手前の交差点くらいから右側車線が並び出すんですが、この時はそのずっとずっと手前から車列が続いている。たまたま朝一の空いているうちに一寸寄ろうかと思った気持ちを捨てて、モールを迂回するように左車線に逃れて少し回り道をして帰宅するときにしました。自宅からだと、モールに向かう方向はその渋滞があった道と反対方向からのアプローチになるんですが、こちらもずっと渋滞が続いています。片側一車線のわりに日頃から交通量が多い道路なんですが、モールに向かう方向はずっと車が並んでいるので、交差点の信号機が変わっても前に進めないところも。私が朝出かけたのは08:30頃で、この戻ってきたのは10:00頃ですから、丁度モールが全体的に回転する時間帯に合わせて、あちこちから買い物客が押し寄せているのでしょうね。

自分自身は、都内やその周辺地域のさらに大きなモールやショッピングセンターに慣れているので、そんなに多きなモールだとは感じないのだけれど、浜松市の北側の地域では一番大きなショッピング施設なのかな。規模で言えば、御殿場のプレミアムアウトレットが一番広いのだろうけど、モールとしては市内南部にあるイオンモールが確か県内最大規模で、うちの近くのイオンモールはそれよりはちょっと小さい。でも、土地は広くて、駐車場は地上と屋上合わせて7000台分あるので、兎に角車で来場する人が多い。だから、コロナ禍前の週末とか祝日等は、開店前から自宅前の道路もモール行きの車で渋滞してしまい、一度自宅から反対方向に出て回り道してから目的に向かわないといけないくらい普通に渋滞しますからね。来場者向けの駐車場も広いけれど、従業員や店舗スタッフ用の駐車場は、さらにモールの周りに休耕田とか空き地をモザイク状に借り上げて使用しているので、変なところに駐車場が突然で着たりして、以前はビックリしていました。

やっとコロナ禍も落ち着いて来て、静岡県も新規陽性者0人という日の方が多く報じられるようになってきました。そうなると、これまでの反動で購買意欲も生まれてくるし、そう言えば来月12月は冬のボーナス時期でもあるんですよね。そうで無くても懐が暖かくなってきて緩みがちな時期に、これまでの反動でさらにおサイフの口も広く開きそう。私も、あまりBLACK FRIDAYという謳い文句にはそそられなかったけれど、Amazon もやると聞いた途端に、ちょっとソワソワしだしました(笑)。実は、明日月曜日は世間的には飛び石連休の平日ですが、自分は会社の特別休日でお休み(だから、週末と合わせて四連休)なので、明日ちょっと出かけてみよう。

警視庁イーグルス

アメリカの「国技」であるアメリカンフットボールは、日本ではマイナースポーツ(競技人口は学生・社会人合わせて約2万人)で、スポーツ新聞(殆ど日刊スポーツ) に取り上げられることはたまにあるけれど、一般紙に掲載されることはお正月のライスボウルを除けば殆ど無い。それが、シーズン終盤とは言え、XリーグのしかもトップリーグであるX1 Super(最上位8チームのリーグ戦)では無く、その一つ下のX1 Area (12チームが3地区に分かれてのリーグ戦)の話題が、一般紙に掲載されるなんていうのは初めてかもしれない。それは、「警視庁のアメフトチーム」という、かなり特殊な組織のマイナースポーツだからという属性が大きいとは思うけれど、そう言う立場にチームを押し上げたのは関係者の努力の結果なのだから、そこは誇るべき話。

来シーズンからX1 Superは、現行の8チームから4チームが増えて12チームでの2ブロック制に移行する予定。今シーズン終了後には、X1 Areaの12チームのうち上位4チームが自動昇格するため、例年以上に熾烈な戦いが繰り広げられています。現時点では、アサヒビールシルバースターとアサヒ飲料チャレンジャーズが昇格を確定させており、今日の午後この2チームによる全勝対決が予定されています。残り二つの昇格枠を狙うのは、イコールワン福岡SUNS、警視庁イーグルス、ディアーズフットボールクラブ、電通キャタピラーズの4チーム。この中で、イコールワン福岡と電通は、今日直接対決があって、イコールワン福岡は勝てば昇格確定、敗れても他チームの結果次第で昇格が確定。電通は、敗れれば駄目ですが、勝っても他チームの結果に依存する場合も。残る警視庁は、勝てば自力での昇格決定で、敗れても他チームの結果次第では昇格の可能性も。正直なところ、警視庁の対戦相手の名古屋サイクロンズは、今季全敗中なので、警視庁が勝つ可能性はかなり高いと言えますが、名古屋も以前は昇格争いをするようなチームだったので、安心は出来ない。

X1 Areaの最終節の試合は昨日から始まっており、今日は電通vsイコールワン福岡と、ディアーズvs富士フイルムの昇格争いの2試合と、アサヒ飲料vsアサヒビールの全勝対決の試合が予定されています。で、火曜日の祝日に警視庁と名古屋の対戦があり、ここで残り2枠の昇格チームが決定。警視庁の昇格が決まるかどうか、注目の一戦になりそう。テレビ放送は無くて、有料のインターネット配信だけなんですが、警視庁には頑張って欲しい反面、来シーズンX1 Superで戦うだけのリソースがあるか、そちらとの兼ね合いも大変そう。Xリーグの場合、殆どの選手も仕事を持っている社会人で、彼らも練習や試合の時には、基本週末や祝日なんだけれど場合によっては有休を取ったりして参加するなど、仕事もそうだし家族との兼ね合いも必要。まだまだ現役で、しかも日本のトップクラスの選手も、家庭優先で引退していった例も少なくないですからね。警視庁も、昨年のコロナ禍の時もそうだし、その前も確か伊勢志摩サミット(2016年5月)の時も、確か春のシーズンは試合辞退していたと思う。その他、リーグ戦でも警備などの都合で試合日程を面していたこともあったように記憶して居ます。そう言う制限はあるけれど、やはり存在自体がインパクトあるものなので、昇格したらX1 Superでその存在感を見せて欲しいですよね。

X1 Superに昇格すると、リーグ参加費がこれまでよりもかかるわけで、結構各チーム財政的に大変な部分もあるんですが、前回警視庁が昇格チャンスがあったときに、小池都知事は「ちゃんとサポートする」と言ったとかで、取りあえず財政面では問題無さそう。課題は、選手の異動が読めない事と、リクルーティングも難しいところで、スタッフも含めて組織体として安定出来ない所でしょうね。逆に、仕事柄基礎体力とか運動入力に関しては、多分社会人の中でもトップクラスだろうから、そういう部分を維持しつつ効率的にフットボールに必要なシステム導入をどれだけ出来るかだろうなあ。今週末は中々目が離せない試合が続きますね。

2021年11月20日

BLACK FRIDAY (2)

テレビでのCMでも「BLACK FRIDAY」なるキーワードがよく聞かれるようになった今週ですが、昨日午前中に自宅近くのイオンモールに行ってみてビックリ。このイオンモール、イオンスーパーは朝から開店していますが、モールに入店している専門店は10:00からの開店。実は、その一つスタバにコーヒーを買いに行ったんですが、開店する10:00少し過ぎ、10:10位にモールに行ってビックリしました。 

先ず驚いたのは、外周道路からモールの敷地に入ったとき。目の前には広い駐車場があるんですが、まだ10:00少し過ぎというのに、結構な割合で7~8割位埋まっている。いつもなら、それも同じ金曜日でも、精々3~4割も埋まっていれば良い方で、ざっと見た限りではいつもの倍以上の車が駐車されている状態。「なんだなんだ」と少々驚きながら車を止めてモール内に入ると、まだ専門店街が開店したばかりの時刻なんですが、通路などには人手が多くてすでにお昼近くくらいの混雑具合。「何か有名人が来るようなイベントでもあるのかなぁ」と考えながらモール内を移動していて、そこで気がつきました。この日からこのイオンモールの「BLACK FRIDAY」が始まるのでした。

そう思ってモール内の人手の様子を見てみると、ご夫婦と思わしき二人連れがまず多い。さらに小さな子供連れの家族と思われる数名のグループもいつもより多いように見られます。大体平日のこの時刻くらいのモールの人手だと、既に引退されたような70代位のご夫婦とか、あと母と娘みたいな感じの女性二人連れ、あるいはそのグループが友人同士で来ている、という感じの人が7~8割位を占めているんですが、この日は明らかに来客層が違っていました。週末休日の人手に似ています。考えるに、買い物して荷物も増えるので、荷物運びでお父さんが引っ張られて来たとか、子どもの服とか靴を買うために子供連れで来たとか。この日は金曜日ですから、学校に行っているようなお子さんはこの時には見かけませんでしたが、多分今日からの週末とか祝日の火曜日はもっと混雑しそうだなぁ。

コロナ禍で出歩くことも出来ず、故に飲食や購買も制限されていたので、その反動で今購買意欲が増している「リベンジ消費」という「リベンジ」という言葉には、個人的に抵抗があるんですが、その「反動消費」とでも言うべき状態が、このBLACK FRIDAYによる割引(20%、30%は当たり前、50%、60%も、という感じ)効果もあって、今週末から月末まではモールや多分市街地にあるデパートなんかも混雑するんでしょうね。高給腕時計とか、バッグや衣類とか、すでに販売は好調そうで、かくいう自分も今年の冬は寒そうなので、しっかりとした防水透湿のアウターが欲しいなぁと思っていたところですし。政府からの補助金や支援金の話も出ているので、それに刺激されて先取り需用も生まれるかもしれませんね。ただ、世界的なコロナ禍の影響で、海外からの輸入で滞っているものも有るし、ものによっては品不足から価格高騰になっているものも有るみたい。先日解禁されたワインなんかも、輸入するコンテナ船が足りなくて、物によっては入手困難になっているらしいし、さらに今年は天候不良でワイン製造量も減っているという事で、数年後には2021年産ワインって高騰しているのかも。人それぞれだと思うけれど、少しでも経済が盛り上がれば良いなと思います。Go Toも来年1月には少し形を変えて再開という話も出ているし、この明るい話題が第六波で消えないように、ちゃんと対策しながら年末年始を迎えたいですね。

餃子の崎陽軒


「崎陽軒の焼売」ならぬ「崎陽軒の餃子」を発売するという記事。 まぁ、殆どの人は駅弁での「崎陽軒」が一番馴染みがあるだろうし、そうなると「崎陽軒の焼売弁当」が一番印象強いだろうけど、崎陽軒自体は中華料理のレストランも経営しているから、餃子を出しても不思議は無い。横浜のオフィスに以前は週一で通っていたので、お弁当もレストランも知っている一人としては、特に不思議は無いのですが、それでもわざわざ餃子のパッケージを出してくるのは、崎陽軒側の経営事情もあるんでしょうけど、それ以上に「餃子」が日本の国民食の一つとして認知されたという事なのかなぁとも思います。

最近TV-CMを見ていると、結構冷凍餃子のCMが多い気がします。東京オリ・パラの選手村で評判になったこともあって、あれ以降CMの拠出も増えた気がしますが、冷凍食品の進化も大きいですよね。昔は、餃子を買ってきたら、フライパンに油を引いて焼き目を付けて、お湯を入れて蒸し焼きにして、それを飛ばしてから最後にカラッと仕上げて完了と、ちょっと手間が多かった。それが、油不要、お湯不要、それなのに羽根付き餃子も可能みたいな商品が、どんどん登場している。さらには、具のバリエーションも増えていて、野菜中心の浜松餃子的な物から、チーズとか入れるのはもう当たり前だし、それこそ寿司種じゃないだけれど何でも入れて包めば「餃子」みたいな感じに最近はなってきていますね。余り奇を衒った物は、聞いただけで私などは敬遠してしまうけれど、皮で包めば「餃子」という、あのスタイルは色々なバリエーションを考えるときには簡単で応用も利きそう。

もう10年位前でしょうか、自分的には突然「宇都宮の餃子日本一」というニュースを毎年聞くようになり、そこにいつの間にか「浜松が餃子日本一獲得」と地元が突然注目されるようになり、以後浜松vs宇都宮みたいな事が毎年騒がれるように。何度か書いているように、自分が子どもの頃はそんなに餃子を食べた記憶は無いので、なんで突然浜松餃子なのと不思議なんですが、まぁ鰻以外で有名になる事は悪い事じゃ無い。日本の食卓に、中華料理から入ってきて「準和食」みたいになってきた物は、ラーメンを筆頭に色々あるけれど、餃子はその中でもトップクラスの「新和食」みたいなものと言って良いのでは。それほど、日本人には馴染みのあるというか普通の食事になってきていると思う。

日本の餃子は、食事のおかずとしての立ち位置だから、餃子の皮は薄めが多くて、中の具に拘るのも何となく理解出来ます。本場中国では、言ってみれば日本のお握りみたいな「おかず(=具)とご飯(=皮)が一体化した食事」という立ち位置だから、日本での餃子の食べられ方には最初ビックリするみたいだけれど、それを言い出したら日本の「中華」も似て非なる物だし。海外での「WASHOKU」の例を見ても同様だけれど、ローカライズされていく部分はどうしても生まれてくるし、それでその料理の幅が広がれば、それはそれで喜ばしいのでは。ところで、崎陽軒の焼売は、駅弁に入れるくらいだから「冷めても美味しい」が謳い文句ですが、この崎陽軒の餃子も「冷めても美味しい」物になるんだろうか。餃子の場合、中々「冷めても美味しい物」って難しい気がする。崎陽軒のお弁当もそれなりの種類が駅で売られているけれど、流石に餃子入りのお弁当は無かったと思うし。焼売でも、結構臭くなるんですよね、食べた後は。次回何時横浜のオフィスに行くか分からないけれど、もし機会があれば新横浜駅で購入してみようかな、崎陽軒の餃子を(笑)。

SHO-TIME

注目されていた米国MLB L.A. Angeleの大谷翔平選手が、アリーグのMVPを受賞。単に記者投票で1位になった(得票した)だけでなく、満票(全員1位投票)というのは凄い。 「満票」って、英語では"Unanimous Vote"って言うんですね、初めて知った。

ちょっとビックリしたのは、日本人として初めてMVPを受賞したマリナーズのイチロー選手は、もう20年前なんですねぇ... まぁ、イチロー選手はそれから10年位MLBで活躍したから、何となく最近のことみたいな印象が残るのも不思議では無いけれど、それを考えると改めてイチロー選手の偉大さも感じますね。マリナーズの殿堂入りが同じく発表されたけれど、それは当然だと思うし、遅すぎた気もするけれど、2025年には最初のMLB殿堂入り資格に到達するんですね。その時に選ばれたら、クーパーズタウンへも行ってみたいなぁ。

大谷選手の受賞には、二刀流で当然という意見もあったけれど、ホームラン争いではゲレーロ Jr.選手が本数だけでなく、打率や打点でも大谷選手を上回っており、MVPは無理でも1位表は幾らかは流れるのではという意見もあって、まぁ2位票、3位票が含まれても、MVPを取れれば文句なしとは思っていました。それが、満場一致の満票での受賞というのは、やはり投手として9勝を上げたことも大きいと思うけれど、彼の場合は印象的なプレーも多かった気がします。例えば、ホームに突入してサヨナラ勝ちの得点を勝ち取ったり、投手→外野手みたいな「三刀流」みたいな事もあったし。

報道を聞いて「そうんなだ」とビックリしたんですが、昨年の大谷選手はボロボロで、そこからの今シーズンの大活躍だから、尚更印象が強くなるんでしょうね。で、そうなると来シーズンの活躍は今年以上のものを求められるのがプロの世界の厳しさ。投手としては二桁勝利を今度は要求されるだろうし、バッターとしてもホームラン王競争は必須だし、今度は打率とか打点とか「ホームラン一発」だけでなく、コンスタントにヒットも打てる事が要求されてくるんじゃ無いだろうか。仮に、今年と同じような状態になった場合、今度はゲレーロ Jr.選手がMVPを獲得するんじゃないだろうか。それだけ来シーズンは厳しくなるし、さらにその先はより高度な結果が要求されてくると思う。個人的には、勿論毎シーズンの活躍を期待したいけれど、取りあえず20代のうちは二刀流を極めて欲しいなぁ。で、来年には一度大谷選手の試合を現地に見に行きたい。それが来年の目標の一つかな。まずは、大谷選手、おめでとう。

2021年11月19日

BALMUDA Phone (2)

先日発表された「BALMUDA Phone」。期待値が大きい製品だと思うけれど、これまでのBALMUDA製品と比べて、BALMUDAらしさが感じられないという批評記事。記事を読んでいて感じたんですが、このBALMUDA Phone、スマホとしての作り込みは理解出来るんですが、他のBALMUDA家電との違いをもしかしたら理解氏ていなかったんじゃ無いかと感じるんですよね。

それは、スマホの場合、そのまま単体で使用する事はあまりない、と言う事。例えばスマホにカバーやケースを付けることは多くの人がやっているし、ストラップ等を付ける人も多いだろうし。実は先日の発表記事を見ていて気になったのが、背面の「ざらざら感」加工。これ、このままで使用する事を想定していて、だからこそ全体の形状も丸みを中心に、背面も曲面加工されていると思うんですが、そうなるとカバーとか付けづらいだろうなぁと思うとともに、それなら別にざらざら加工しなくても、と言う感想も。本体の表面加工やサイズが持ちにくいからカバー・ケースを装着するという意見もあると思うけれど、初めてスマホを持つ人以外はやっぱりケース利用を想定するだろうし、その部分がユーザー意識とちょっと乖離して居る気がします。

私は、バンパータイプのケースというかカバーが好きなので、AndroidでもiPhoneでもずっとバンパータイプを利用してきましたが、今回のBALMUDA Phoneを見たときにエッジが薄すぎて「あっ、パンパータイプは付かないな」と思った途端に、かなり興味が減少してしまいました(笑)。考えてみたら、購入した製品にカバーとかケースを付けて使用するものって、多分スマホ以外には一寸無いのでは。BALMUDAの家電製品には無いし、それ以外の家電メーカーや量販店の製品でもそう。「スマホケース」というビジネスエリアが成立しているのは、それだけ「手に持って使う」とう普遍的なI/Fなのに、一人一人手のサイズや持ち方・感じ方が違うので、それを補正するというか埋める為の存在として、ケースやカバーの存在が大きい気がします。似たような製品というか商品だと、車のハンドルとかシートをカスタマイズする位じゃないだろうか。

BALMUDA Phoneのもう一つの売りである「独自アプリ」というのも売りの一つなんでしょうけど、それって実はスマホを手に取って使って貰わないと経験できない事象なので、実はそこまでに至るまでの動機付け、サイズや形状それに価格という点で顧客の興味を引かないと、実はその良さが認識されない。AppleのMacがWindowsよりも良いと言われていて、実際そうなんだけれど、でもじゃあみんなが直ぐにMacに移行するかというとそれは無いのも、実際に触れて実感するまでの「経験」が中々出来ないからなんですよね。勿論、それ以外の理由や事情もあるけれど、それこそAppleがMac パソコンを半年くらい無償でレンタルするとか可能なら、一気にAppleユーザーが増える可能性も高いけれど。そう言う意味では、BALMUDA Phoneは30日の返金保証を利用可能というので、これを上手く利用する方法はありそうですね。ただ、通常の家電なら単体で使用して不満なら返品すれば良いけれど、スマホの場合は本体だけでなく通信会社との契約もあるし、そこがどうなるのか。返品したら、別のスマホ本体との契約が必要になるわけで、それなら最初からそっちに、という意識も働くかもしれない。まぁ、新しいビジネスモデル、ビジネス参入例として、ちょっと興味深い事例である事は確かですね。

マイルの代償


歩くだけでまいるが溜まる「Miles」が、いよいよ日本でも始まるという記事。 所謂「陸マイラー」に取っては、ちょっとと言うかかなり見逃せないサービスかも(笑)。で、その「マイル」なんだけれど、JALはローンチパートナーに入っているけれどANAは入っていないから、多分自分は参加することは今のところ無いのだけれど、気になるのは「どうして歩くだけでマイルが溜まるの?」という点。

あくまで個人的想像ですが、これを使うと一日の移動履歴や行動属性が丸わかりになるんですよね。勿論、どこそこの誰という事は企業側に提供されることは無いだろうけど、「30代、男性、会社員」みたいな属性とともに、日々の行動履歴が分かれば、企業側としては商品開発や展開の情報としてかなり高品質な情報が集まるでしょうね。

勿論、個人履歴の収集って、こんなアプリを使わなくても、例えばクレジットカードの利用履歴からだってからりの情報が集まります。利用店舗を見るだけでも、日々どの場所に移動して、どう言う購買傾向があるのかデータ化すれば、お店側にとっても有益な情報になります。それが、一日に数名程度の利用では誤差が大きいけれど、特にデパートとかモールとか、日に何百人何千人という利用者があれば、それなりに誤差が収斂して確度の高い購買傾向が得られるでしょうし。最近流行の「〇〇店舗のアプリ」みたいなものも同様。そのお店での購買傾向が分かれば、例えばオンライン広告の掲載だって、より購買意欲をかき立てる物を登場させてくるだろうし。

結局「世の中に只のものは無い」し「只ほど高いものは無い」にも繋がる話だと思う。だからと言ってこのアプリやこう言うサービススキームを否定するわけでは無く、そう言う背景というかリスクというか、そう言うものを理解した上でこちらも自分の利益を最大化できるような使い方をすれば良いわけです。例えば、自宅を特定されたくないのであれば、通常はアプリをオフしておき、例えば会社に着いたらオンにするとか、有る程度の防御策は必要かも。私は、せっかちな性格なので、チマチママイルを溜めるというのが面倒なので、この手のアプリやサービスを使ったことは無いので、ANAが参加しても使うことは無いと思うけれど、シェアビジネスとかこう言うタイプのサービスビジネスとか、やはり時代なのかなぁという雰囲気は強く感じますね。

温泉むすめ騒動

ここ数日「温泉むすめ」というキーワードがネットで沸騰していて、何の話かと思ったら温泉地のキャラクターをジェンダー差別だと騒いでいるいつもの人達がいるらしい。今回の件を聞くまで、実は「温泉むすめ」なるキャラクターも知らなかったので、最初は女性キャラクターが露天風呂でも入っている画でも問題になっているのかとか思ったら、全然そんな話では無い。日本全国の温泉地毎に、その温泉や土地を想像させるキャラクターを設定して、 ある意味温泉地の「疑似擬人化」みたいなPRをしている。

公式ページトップにリンクされているPVを見たら、確かに露天風呂に入っているシーンとか水着姿の場面も登場するんだけれど、別にそれがメインでは無い。「温泉」なんだから、露天風呂のシーンはまぁ当然だろうし、若い女の子のキャラクターだから、水着シーンが出てくるのも不思議は無い。そればっかりなら、また問題だろうけど、少なくともPV全体から見たら極々一部の場面で、このキャラクターをそう言う方向で利用使用という意図は無いと思うなぁ。


で、今回の朗報は、いつもならそう言う「反対」の声に押されてこう言うことは縮小したり撤退したりするんだけれど、以前有った同様の事例からの反省なのか、今回は反対の声を上げた側が批判されたり圧倒されている事。勿論、全ての人がこう言うキャラクタービジネスというか、キャラクターを利用した地域振興とかビジネス活性化を受け入れたり良しと思わないことも事実だけれど、多くの人が受け入れられる内容だと思うなぁ。で、そんなことがネットで盛り上がっていたら、実は共産党がネット宣伝に使用している「カクサン部」の中のキャラクター「雇用のヨーコ」が「.. コートの家には鞭を隠し持っているという噂も・・・。Sっ気たっぷりの自称25歳。」という設定だって同様だろうというツッコミの嵐。しかも、その部分は今回の騒動で書き換えたらしく、以前は「ツイッターでMっ気キャラの人たちに人気急上昇中の25歳。」となっていたらしい。
同じ事をやっても、自分達は正義、相手は悪事といういつものパターン踏襲で、全く説得力が無いことも同じ。以前だと、こう言うことは泣き寝入りで終わってしまう事が殆どだったけれど、それって言論の自由や表現の自由に対しての問題にも繋がる大きな事象なんだから、今回からきちっと是々非々で対応して欲しい。大体この「温泉むすめ」って、5年前から始まっているものなんですよね。なんで今? と言う事も含めて、作為的な意図しか感じられないなあ。

手を振り上げてみたものの旗色が悪いと思ったのか、元々のジェンダー云々の話が、今度はそれぞれのキャラクター作者の中に18禁漫画の作者がいるとか、属性批判に走り出した。そんなことを言ったら、今有名な監督さんだって昔はAVとか撮っていた人もいるし、役者さんだってそう。犯罪を犯したのならまた話は別だけれど、それだって本来は刑期を全うしているので有れば、過去の罪はそこで償われているはず。今の作品で評価するならまだしも、そう言う事を言うのであれば、今を生きていけない人が殆どでは。今回の件が「騒動」で終わるのでは無く、個人の人権が尊重される大きな切掛になって欲しい。

2021年11月18日

ヒルトン横浜

 


へぇ~、横浜のみなとみらいにヒルトン横浜が開業するんだぁ。でも、場所を調べたら、みなとみらいというよりは、最寄り駅は新高島駅で、アンパンマンミュージアムとか有る当たりですよね。言い方は悪いけれど、みなとみらいの北野外れというか、みなとみらい駅からよりは、横浜駅からの方が近いんじゃないだろうか。

ヒルトン系列はBONVOY系と並んで自分の定宿チェーンの一つなんですが、コロナ禍もあってここ2年は殆ど宿泊していない。コロナ禍もあるんですが、国内だとヒルトン系ホテルが少ないんですよね。かつ、シティホテルという意味では、ヒルトン東京、名古屋、大阪位しかなくて、あとはリゾート系ばかりなので、余り利用出来る機会も無いし。逆に渡米時にはチェーンも多いので便利なんですが。

BONVOY系と異なり、ヒルトンのHONORステータスは提携クレジットカードの利用履歴で確保しているので、まぁそんなに大きな事は言えないのですが。しかも今年は、ヒルトンの救済措置で今のステータスが来年度も継続されるから、そのカード利用も今季はストップしてしまったし。2023年開業なので、まだまだ直ぐには利用できないけれど、その頃にはまた仕事でちょくちょく横浜に行く機会も戻ってくるだろうから、その時には定宿のシェラトン横浜からちょっと浮気して、ヒルトン横浜を利用してみようかしら。

無責任メディアの「責任」

HPVワクチン接種の、積極的勧奨を厚労省が再開するに当たって、当時の頑強の一つである大手メディア(特に幾つかの新聞社)の「無責任」を問う、ラジオ番組「飯田浩司ののOK! Cozy up!」(ニッポン放送)での、佐々木俊尚氏とMCの飯田浩司氏のやり取りの書き起こし記事

HPVワクチンに関しては、私も何度か気になってここに書き込んでいますが、その内容というか個人的に問題だと感じているのは、朝日新聞や毎日新聞、さらにはそれらに釣られて他社も追随して、冷静な判断や評価無く単にワクチンの副反応あるいは反ワクチンの意見のみ増幅して取り上げて、結果的にワクチン接種を8年間中止に追い込んだこと。大手メディア、特に朝日新聞の記事が切っ掛けになり、この「反ワクチン」の運動が加速したことは論文でも示されています。また、2年程前に厚労省にこの件についてのインタビューをした記事でも、インタビュアーの岩永氏は厚労省の責任を問うけれど、確かに責任部門としての責任はあると思うけれど、最大の理由はメディアの無責任な報道にある事に変わりないわけで、その一人である岩永氏の主張というか記事の内容に関しては「納得いかない」事は、自分でも以前書いたとおり。

ワクチン接種を受けられなかった、受けなかったために、命を落とした女性が年間で3000人、中止期間の間に2万人以上亡くなっている計算になるらしい。確かに、100%完璧なワクチンなり薬は存在しない以上、しかも殆どの対象年齢の女性が接種を受ければ、その人数は何百万人という単位になるわけだから、中には何らかの理由で副反応や、あるいは偶然接種後にワクチンとは関係ないが何らかの不具合を生じる可能性もあるでしょう。それを、十把一絡げでワクチンのせいにして、反ワクチンを反政府運動みたいなところまで拡大させていったのは、彼ら大手メディアの責任ですからね。その間に、全く何も検証されていなかったならまだしも、名古屋大学の論文とかも出てきていても、それも握りつぶしてしまったのもメディアの責任は大きいと思う。で、そんなことがありながら、記事の中で指摘されているように、東京新聞が「自民党保守派の責任」とかトンチンカンな記事を掲載して、自分達の責任を全く顧みない。会社だけで無く、所属記者も「マスコミでは無く、自分達で信頼回復するべき」とか、無責任だけで無く責任転嫁とも取られる発言をして批判される。今日、マスコミ報道に関してはどんどん信頼性が下がっていて、それらは新聞発行部数や契約数、さらにはテレビ視聴率低下というビジネスへの影響も出ているけれど、そりゃそうでしょうね。例えば自動車メーカーが、信頼性のない車を製造販売し、それに対しての顧客からのクレームは無視して、「いゃ、自分達の車は世界一です」みたいな事を言い続ければ、反りゃぁ子聞く離れをすることは明白ですから。

この経験があったからか、今回のコロナ禍でも同様に偽医療情報とか反ワクチンの報道や情報が溢れたけれど、ネットを中心に医療関係者の方が積極的に発言されたり情報発信されていたので、かろうじて踏みとどまることが出来た気がします。一方で大手メディアの幾つかは、相も変わらず反ワクチンやゼロコロナを主張し、あまつさえそれらを政府批判や反与党活動に繋げたりしている。朝日新聞、毎日新聞、東京新聞は絶対にやらないだろうけれど、読売新聞、産経新聞、日本経済新聞当たりには「自分達にも責任の一端はある、しかし本当に反省して責任を取るべきは...」みたいな総力特集記事を掲載して欲しい。散々、食品偽装だったり、リコール隠しだったり、虚偽報告や虚偽記載を批判して追及してきた「大手メディア」なんだから、その対象が何処の誰であれ同じ姿勢を貫くべきだと思うのだけれど。それが出来ないのであれば、「〇〇新聞社」とか「〇〇放送局」という肩書きをとっとと返上して、会社を閉じるべきですよね。能力も無い、信頼性も無い、でも責任もとらないでは、社会的に必要性はゼロという存在な訳ですから。

病欠

東京都の木下富美子都議が、公開質疑を欠席するという記事。先日、三回目の呼び出し時には応じて都庁したけれど、今回再び「体調悪化」を理由に欠席するというけれど、こう言う場合「診断書」とかの提出義務は無いのだろうか。

特に今回の場合は、都議選以降先日の1回を除いて一度も都議会に出席して居ないわけで、都議としての実務能力に疑問がある事は事実。それが「体調不良」というのであれば、病院等で診断を受けて早く原因と治療方法を確定させて直すべきで、その場合ならちゃんと診断書なども準備出来るはず。単に自分の感覚で「体調不良」と言うだけなら、幾らでもそう言えるわけで、それが数日程度ならまだしも、事実上ずっと「体調不良」という状態では信頼性も無くなっていきます。

先日から、1日だけでも100万円の費用提供は怪しからんという論調が盛り上がっているけれど、それと同じように一日だけ出席(と言うか、呼び出された、が正しいけれど)して、実際に受け取るかどうかは別にして、給与や費用が満額提供されることも問題なのでは。都議会議員や国会議員に会社員にあるような有休とか病休みたいな人事制度あるか不明だけれど、仮にそう言うものが提供されているならそう言うものを利用する分はまだ理解出来るけれど、使い切った上でまだそう言う状態を何の説明もせずに続けているとしたら、それは本人の見識も疑われるし、そう言う制度にも問題があるように思います。

ルール的には辞職勧告をするしか無いみたいだけれど、これって本人だけの問題では無く、東京都議全体の問題で、この人一人のために都議全員に都民から不信感を生んでいる状態な訳です。元々所属していた希望の党からは離党して、今は一人会派を作っているらしいけれど、元の会派の同僚なり責任者なりが積極的に(つまり、公に)厳しく追及するべきでは。それ位の責任はあると思う。比較的少ない票数でも当選できる(当選できてしまう)市議会議員あたりだと、時々とんでも議員が誕生したりするけれど、流石に全権対象の県会議員あたりになると、そんなに変な人が選挙で選ばれることは殆ど無い。さらに、多分日本で一番厳しく選抜されるんじゃ無いかと想像される、東京都議という立場で、こういう人が当選してしまうのは、やっぱり政治とか選挙に対しての意識や興味が減少している証拠なんだろうか。先日の100万円の交通通信費問題以上に、こちらの方が問題として大きいし、政治的リスクという意味でも、こちらの方が大きいと思う。 

2021年11月17日

寄付する事が免罪符

国会議員に渡される「文書通信交通滞在費 100万円/月」が、先日の衆議院選挙で当選した新人議員は、議員として1日しか10月は活動していないのに満額与えられるのはおかしいという話。一般的な感情としては理解出来るけれど、単に「怪しからん」という理由で責め立てて、しかも「仰るとおり。では寄付します」とするのもおかしいと思う。 

まず先の衆議院選挙は、10月31日が投票日だったので、ここで当選した議員はこの日から「議員資格」が与えられるらしい。その為、10月の勤務実績は開票が始まった31日午後8時から11時59分までの「4時間」となるらしいけれど、でも当選確定がその時点では出ていなかった人もいるだろうし、当選の確認だってその時点では終了して居ない人もいるだろう。だから、この選挙で初当選した議員が、議員たる資格を持つのはいつからなのか、と言う事をまず明確にするべきなのでは。例えば、投票日翌日に当選証書が与えられるなら、その瞬間から議員としての資格が発生する、というような提議が必要なのでは。同様に、議員資格を失うのはいつかと言う事も決めないといけないと思う。

また、今回はそれまで実績の無い新人議員が立った一日で100万円貰うのは怪しからんという論調だけれど、じゃぁ2日なら問題無いのか、3日なら良いのか、その線引きどうするんだろうか。もし将来の選挙で今回の様に投票日が月末になり、その月の議員としての資格保有期間が数日とか1週間程度だったら許されるのだろうか。あるいは、議員資格数日で落選・引退する場合にも満額支給されるだろうから、それはどうするのと言う話も。「日割り計算で」という話も出ていて、一見それも正しそうに思われるけれど、でも「文書・通信・交通・滞在費」と銘打たれている費用で「日割り計算」に馴染みそうなのは無いのでは。月極契約の通信費(電話とかインターネットとか)位は月契約だろうし、後は都度精算が適切と思われるから、日割り計算だっておかしい。ここはやはり、全て請求書精算にするべきで、かつ月の上限を100万円として制限するのが一番適切なのでは。一部意見では、それだと手続きが煩雑になると反対する意見もあるみたいだけれど、いゃいゃ民間企業は全てそう言う手続きでやっていて、それを「繁雑」と言い訳すると税務署が怒るんですが(笑)。「政治家と金」の問題は昔からずっと言われている話で、それをずっと丼勘定のまま残している事が問題の元凶だと思う。

これを機会に、全ての国会議員の購買に関しては、国として全議員専用の購買部門を作って、そこを通してしかサービス・物品購入出来ないような仕組みを作れば良いんじゃ無い。多くの企業はそう言う形態で支出管理をして居る。脳に有業者も、事前に登録しておけば良く言われる「知り合い・身内企業への優遇」だって防ぐことが出来るだろうし。で、支出目的に応じてコード化して、そのコードで精算していけば、何がどう言う目的度何の財布(予算)から支出されたか一目瞭然になるはず。衆議院・参議院、それぞれ議員数=社員と考えたら、数百人規模の会社になるわけで、それ位の会社が経理とか購買としてやっている事くらいの事を要求しても良いんじゃ無いだろうか。ただ、じゃぁ寄付しますと言うというのも変な話で、今回は制度的にそうなっているので一旦は受取、制度としてはこれから話をして改善して欲しいけれど、議員としては金銭の多い少ないではなく、それ以上実のある仕事をすると言うことを認識して欲しい。100万円受け取っているから100万円分の仕事をするのではなく、100万だろうか1000万だろうか、多くの国民の安心と幸福のために仕事をするのが国会議員なはずだから。今回100万円受け取る新人議員が一致団結して、例えば特別給付金の配布を決定させることが出来たら、それは100万円とい問題を超えて国会議員として役割を果たしたと言えるんじゃ無いだろうか。そう言う方向性の行動を、党の国会議員には期待したいけれど。そういう所を、野党特に立憲民主党当たりがイニシアティブを取って進めれば、世間の評価も変わると思うのだけれど。

トリガー条項

ガソリン価格高騰が毎日のようにニュースになるここ最近。自宅近くのガソリンステーションでの価格を見ても、レギュラーは165円前後で、ハイオクだと177~175円位。私は、月に1~2回給油する位なので、まだそんなに影響は無いのですが、それでも一回あたり30~40L位入れるので、10円違えば300円から400円、20円違えばその倍だから、やはりちょっと影響しますよね。一番安くなったときには、自分の車はハイオクなのですが、120円台に今年の夏あたりは落ちていましたから、それと比べると50円近く違うわけで、そうなると結構大きな差になります。

ガソリン価格高騰の度に思い出すのが、旧民主党政権誕生前の選挙で盛んに公約として言っていた「ガソリン税撤廃」。幾つか上げていた公約のうちでも、一番国民の興味が集まった「公約」の一つで、約50円位のガソリン税を引き下げるとか、そのうちの半分暫定税率を撤廃するとか言う内容で、当時150円位だったかなぁ、ガソリン価格が大きく下がるという公約。で、それにきたいした人も多かったと思うけれど、実際に民主党政権になってみたら、トリガー条項なんていうものを作って、一定価格(160円だったかな)を設定し、さらにその後に発生した東日本大震災の復興支援資金のためという理由から、そのトリガー条項は「凍結」されている状態。

勿論、ガソリン税を安くしたからと言って、全ての国民が助かるわけでは無く、自家用車を持っている世帯とかが喜ぶくらいかもしれない。でも、流通関係の事業者に対しての影響も大きいだろうし、物価高が言われている今その影響を少し和らげる効果は期待出来るんじゃ無いだろうか。と言うか、トリガー条項を凍結している理由が「復興支援」であり、震災から10年を過ぎた今わざわざそう言うものを維持しなければならないほどの状態なのかという検証も必要なのでは。こういう「税金」に関して言うと、一旦設定されてしまうと中々撤廃する事は難しいのは昔からよく分かっているけれど、いつまでも復興支援が続くという事は政府としても仕事をしていないと言う事にもなるわけだし、これが震災後数年くらいの時期ならまだしも、10年という節目を迎えて、それなりに被災地の復興も整って来た時期でもあると思うのだけれど。

それこそ、当時の関係者である現在の立憲民主党から「ガソリン高騰と生活困窮者対策、経済支援策として、トリガー条項の撤廃なり凍結解除」を次の臨時国会で言ったら、反りゃぁ世の中の見方も変わると思いますよ。新代表の目玉政策というか提言として、それこそ維新や国民民主党当たりと連携したら、かなり評価も上がると思う。それによって、旧民主党出身議員で現在も議員を続けている人達として、一つの大きな負の遺産を精算する大きな区切りになると思うのですが。まぁ、それを言い出したら、自分達が言い出した消費税アップも取り下げろとか、消えた年金が消えたままじゃないか、とか、いろいろ突っ込まれるのだろうけど、だからこそ一つでも良いから切掛としてやることに意味があるんじゃ無いだろうか。

BALMUDA Phone


高級家電製品で有名なBALMUDAが発表した「BALMUDA Phone」。記事にも書かれているよう、スペック的にはミッドレンジクラスの仕様ですが、価格は高級機並みの10万円以上という強気の設定。その理由は、内蔵する基本アプリをゼロから自社開発したことと、デザインも独自デザインを採用したために、全体の開発コストが上がったためという説明。その部分は、自分も開発部門の端くれとして凄くよく分かる反面、中々ハードルは高いと思う。

年々大型化が進むスマホ業界の中で、4.9型フルHDディスプレーというのは、iPhone13 miniよりもさらに一回り小型。さらに背面がラウンド型になっているので、掌への収まり具合は良さそう。ただ、メカデザインにしてもパーツデザインにしても、初期コストはかなりかかるので、通常はそれなりに台数が期待出来る場合とか、シリーズで共通化するなどして全体のコストダウンを図るんですが、このモデルはどれくらいを想定しているんだろうか。同型クラスの価格からすると2~3倍位違うと言うことは、結構この価格でも厳しい気がします。

ハードウェアやメカはまだしも、それ以上にジワジワ効いてくるのがソフトの開発費。ハードウェアのように、一度作ればほぼ完了とは行かず、当然バグ修正や機能拡張、さらには提供し続ける間は勿論、それ以降も場合によっては補修サービスしないといけない。 でも、そこを作り込むことが出来れば、同じAndroidというプラットフォームでも差別化が出来るので、有利になることも。ただ、作り込んだ結果、同じAndroidでも基本的な操作が別機種から移行した場合違ってくると、戸惑う理由にもなってしまう。Windowsパソコンも、昔はPCメーカー各社いろいろ独自アプリや設定をして「〇〇のWindowsパソコン」みたいな形にして販売していたけれど、例えば富士通の親指シフトとかの様に「どうしてもその機能が無いと困る」というレベルまで成長すればまだしも、そこまで到達出来なければ、お客さんは他社にどんどん移ってしまう。Apple位の囲い込みをして、それなりの満足度提供出来れば良いんですが、お金と手間と時間の掛かる領域にどれだけ我慢比べできるかなぁ。

記事には書かれていないのですが、例えば同社の家電製品とのリンク機能を今後は持たせて、このスマホから操作したり管理出来るようにすると言うのも差別化の一つだと思う。ただし、よほど特殊な機能で無い限りは、基本BluetoothとかWi-Fiで接続して操作する物だろうから、この機種のみに固定する必要は無い。それら家電ユーザーのことを考えたら、一般のスマホ用アプリとして提供する方が全体の満足度は上がるはず。その上で、同社製品同士なら出来る事・出来ないことが上手く差別化出来れば良いのですが、中々難しいと思うなぁ。

2021年11月16日

鬼滅の刃じぇっと


まぁ、この手の「コラボ企画」自体珍しいものでは無いし、航空機にこう言うデザインをする事も珍しくは無いけれど、正直個人的には「何だかなぁ」という気も。いゃ、何か関連があるんならまだ理解出来るんです。「無限列車編」が「無限飛行編」とかだったら、飛行機が舞台になるだろうし、それがジェット機では無くてプロペラ機とか飛行船であっても、それならこう言うコラボも理解出来るけれど、単なる話題性だけでなぁ...

例えばANAのA380は、ホノルル路線専用機だから、そこにハワイの象徴の一つである「ホヌ(ウミガメ)」をプリントするのは、まぁ理解出来るし、これは良いアイデアだと思う。以前有った、B747に鯨の塗装をしたのも、機体の形状を上手く利用したアイデアだと思う。あるいは、東京オリンピック・パラリンピックとか、全国的・世界的なイベントに合わせてそのロゴマークとかメッセージを機体に描くのも、まぁまだ理解出来る。でも、何故「鬼滅の刃」なの、と小一時間。

機体に描くだけで無く、こう言う場合は機内サービスもそれに合わせて特別な物が準備されたりするから、集客効果を狙ってと言う事なんだろうけど、それによって燃費が改善されるわけでも無いだろうし。正直なところ、コロナ禍以前のそれなりに利益があって、余裕があるときならば、まぁこう言う「お遊び」も許されると思うけれど、今こういうことをやるのはどうだろうか。 

ANA(あるいはJALの場合も)側にして見たら、そんなことは重々承知の上で、少しでも航空機利用の機会を増やして貰うために、日頃航空機利用することの無い顧客層への遡及策という認識なんでしょうね。それも、企業努力の一つだと思うけれど、そう言う顧客ばかりでも無い事も認識して、振れ幅や触れる方向性を決めないと、鬼滅の刃に興味の有るでも航空機利用機会の無い顧客獲得には繋がっても、これまでの顧客層からは敬遠されてしまうかも。そこまで目くじら立てる話でも無いとは思うけれど、こう言う場合機体だけじゃ無くて機内も「鬼滅一色」になりがちなのが、自分的には不満というか落ち着かないので嫌いなんですよね。特に酷かったのが、スターウォーズの時で、自分はスターウオーズよりもスタートレックの方が好きなので、そこが先ず合わないと言う問題も有るけれど、飛行機に乗るときには落ち着いて搭乗したい人にはちょっと騒々しい季節なのかな。まぁ、これで少しでもANAの業績が回復されるなら、それはそれでANAファン、青組の一人としては嬉しいけれど。

BLACK FRIDAY

週に何度か通っている自宅近くのイオンモール。週末土日はかなり混雑するようになってきたけれど、平日はまだ以前ほどでは無い。でも、コロナ禍が厳しい時にはお昼時でもガラガラだったレストランコーナーや2Fのカフェテリアが、平日でもそこそこ人出が戻ってきているのは朗報かも。以前は、いつ行っても駐車場はガラガラでしたが、今は時間帯によっては一寸空いているスペースを探さないといけない場合も。

そのイオンモールでは、春から進められていたリニューアルが一段落した所。で、今月に入ると、月末を睨んで「BLACK FRIDAY」が今週末から始まります。元々は11月最後の金曜日のイベントだった物が、二日になり三日になり、それが一週間なったと思ったら今回はさらに10日に延びているし。コロナ禍による買い控えというか外出機会すら無かった期間が長かったので、今回はその「反動購入」が大きいかなぁ。しかし、Christmasに始まり、HalloweenとかこのBLACK FRIDAYとか、本当日本人はイベント好きだなぁ、と感心してしまう。まぁ、日本人というよりは、販売店の戦術に乗せられる日本人消費者がお目出度いだけなのかもしれないけれど。

元々は、Thanksgiving (感謝祭)の深夜からのバーゲンセールだったものが、アメリカ以外にも広がっていった物だと思うんですが、上手くそれに乗っかったというか乗せられる日本の消費者。今年は、コロナ禍も落ち着いて来たので、もしかしたら例年以上に売上げを伸ばす可能性が高いでしょうね。かくいう自分も、そんなに物欲が高いわけでは無いし、最近断捨離して余計な物を整理処分したばかりなのに、Amazonとかのサイトを覗いてウズウズしていますからねぇ(笑)。そう言う意味では、ちょっと不謹慎な言い方かもしれないけれど、今年は近年に無いビッグチャンスと言えるでしょうね。

そう言う意味では、この特売シーズンに合わせて給付金とか商品購入可能なポイントの配布とかやったり、困っている人の救済もそうだけれど、販売関係の大きな救済措置にもなるんじゃ無いだろうか。本当ならば、そう言うスピード感がこの手の支援策には一番重要な要素だと思うけれど、日本の場合そういう所が一番苦手な部分でもあるしなぁ。一度中断された「Go To トラベル」も、再開されるというニュースが流れては来たけれど、感染の再拡大を懸念して、帰省シーズンを外した来年2月からの予定と聞いてガッカリ。疲弊している観光関係や飲食関係者は、今すぐにでも、出来れば年末年始の稼ぎ時は外したくないだろうし。本当、今年は「BLACK FRIDAY」と言うよりは「BRIGHT FRIDAY」と改名して開催して欲しい気持ち。

出来る事と出来ないこと

日本政府の共通クラウド基盤「ガバメントクラウド」に、AWSやGCPが選ばれて国内ベンダーが選ばれなかった理由いて、国内ベンダーの一つさくらインターネットの田中邦裕社長が説明する記事。政府に対してもの申すと言う話かと思ったら、凄く冷静に状況を認識していて、出来る事と出来ないことをちゃんと分かった上で、今で着ることとこれから考えなきゃいけない事を判断されている。

内容は、政府の要求内容のレベルが高すぎて、対応出来るのはAWS (Amazon Web Service)やGCP (Google Cloud Platform)等、世界的なトップベンダー位しか無いと言うのが事実らしい。で、田中社長の偉いところは、国内ベンダーのために要求内容のレベルを下げることは、その目的に照らし合わせて適切ではない、と言われていること。そりゃそうですよね。本来より高度なセキュリティ機能や信頼性レベルが要求される「日本の共通クラウド」環境が必要なのに、国内メーカー採択のためにそのレベルを下げてしまうのでは本末転倒所の騒ぎじゃ無い。

そんな中で、だから諦めるんじゃ無くて、適材適所じゃ無いけれど、今の自分達でも担うことが出来る部分をちゃんと認識して、そこにフォーカスしていくのは今の国内ベンダーとして正しい戦略だと思う。これはクラウドだけのは無しじゃ無くて、グローバル企業vsローカル企業みたいなケースには殆どの場合当てはまる話じゃないだろうか。グローバル企業の場合、ボリューム的にコストダウンには強いかもしれないけれど、ローカライズには弱いだろうからそういう部分は地元企業のサポートが無いと単なる「安売り」で終わるだけかもしれないし。

今回コロナ禍でも、ワクチン開発に日本の企業が出遅れたことが批判されたけれど、薬の開発は新型コロナウイルスワクチンだけじゃ無い以上、企業としても限られたリソースをどう振り分けて効率的な企業経営も考えなきゃいけない。勿論、何年後かにこんな状況になることが予め分かっていたら、それはそれなりの対応もするだろうけど、誰もそんなことは予想できないわけですからね。コロンブスの卵じゃないけれど、後から何でも好き事は言える。今回のmRNAワクチンだって、実は全く日の目を見ないままに細々と研究だけは続いていて、それが今回一気に活用されたわけですし。1980年代くらいまでの日本の家電企業や日本の大手企業が、まさに「全て自分達で賄う事が正しい」みたいな時代で、それ故に「系列」とか出来たわけですが、結局それって硬直化することにもなるため、今ではそこまで拘っている企業は皆無。Appleがある意味反れに使いかもしれないけれど、彼らだってH/Wのデザインはするけれど、製造は委託ですし。要するに、今はいろいろな機能やサービスが分散して存在しているから、それらをどう上手く組み合わせて活用するかが一番重要な時代という事なんですよね。今となっては基本中の基本の事だけれど、改めに考えさせられる内容の記事だなと思います。

2021年11月15日

何のための「脱炭素」

世界的に「脱炭素」が言われていて、その考え方には賛成するけれども、今のように火力発電や石炭発電がやり玉に挙げる一方、その代替策が太陽光発電を中心とした再生可能エネルギーというのも、現実を無視した考え方だと思うので賛成出来ない。「脱炭素」という言い方も、本来ならば「脱炭素(排出依存)」位の意味だと思うけれど、今は「脱炭素(発生社会)」みたいな使われ方をしているように感じます。そうなると、呼吸で炭酸ガスを排出する人を減らして、光合成する植物を増やそう、という事が正しい道筋にすらなりかねない。


再生可能エネルギーのうち、特に太陽光発電関しては何度も自分でも書き込んでいるし、東大震災直後のドタバタに紛れて今の状況があるとも間がしているので、今一度ちゃんと検証して行く必要があると思っています。特に個人的には不満というか不信感を抱いているのが、電気料金に上乗せされている「再生可能エネルギー賦課金」。私の毎月の電気代にも、1000円を超える金額が付加されていて、これが非常に不満。

本当に再生可能エネルギーとか太陽光発電が素晴らしく、また安価であるのならば、まずはこの賦課金を止めるべき。それによって、それら発電の電気代が上がるとしても、それはそれらの電気にタイしての「付加価値」なんだから、それを良しとする人が負担するべきでは。要するに、「無農薬野菜」を有り難がって価格が高くても購入する層があるのと同じだと思うんですよね。で、幾ら再生可能エネルギーが普及したとしても、太陽光発電では夜間や悪天候時には発電できないから代替手段が必要になるわけで、それには火力発電が必要になるわけで、決してゼロになるわけじゃ無い。特に太陽光発電に関しては、先の熱海での事故(事件?)も有ったように、大規模な施設が必要な故に、乱開発も進んでいて大きな社会問題にもなっています。また、東日本大震災後の太陽光バブルから10年が過ぎようとしてして、初期の太陽光発電施設=太陽光パネルの廃棄問題もこれから出てくるはずで、それも環境に対しての影響は大きいはず。

今回のコロナ禍では、対応出来る病院やベッド数の少なさが問題となったけれど、どんなことでも予め将来を想定して事前に準備するには限界があります。それでも、コロナ禍とか東日本大震災の停電とか一度経験すると、その為の対策を真剣に考えるようになるわけでは、それは良いことだと思う。太陽光発電や再生可能エネルギーを、だから増やすこと自体は良いことだと思うけれど、問題なのはそれが極端に走りすぎていることですよね。基本となるベース電源は安定供給できる様に準備するべきだし、再生可能エネルギーを増やすのであれば、それに対応した調整発電所もちゃんと整備して準備しないと利用出来ない。そう言う全体を俯瞰した視点から、良い・悪いという判断をするならまだしも、単に「地球温暖化、再生可能エネルギー、脱炭素」というスローガンだけ一人歩きしているのは、全く社会的には役立たない物だと思いますね。もっと冷静に、必要な事を話し合って決めて欲しい。

Googleが重い

どうもこの週末からGoogle系のサービスが重くなっているような感じがします。特に、Google Photoへの写真データのアップロードが全然出来ない。通常、ブラウザーからローカルのPC上のデータをアップロードするんですが、これが遅々として進まない。高々数MBのファイル一つアップロードするのに、5分? 10分? もっとかかっている。

仕方が無いので、一旦Google Driveに上げて、そこからPhotoへコピーしようと思ったんですが、昨日の時点ではGoogle Driveも重くて、中々アップされない。一晩ほっておいて、やっとDriveに保存されたみたいですが、こんなんじゃ全く使い物にならない。最初はハングアップしているのかと疑ったほどですが、どうも凄く少量のデータでアップロードはされているみたいなんですが、とても実用的と言えるスピードでは無い。しようパソコンを別の物で試してみたり、ブラウザーを変更してみたり、色々試してみても改善しない。ログインし直しても直らないし、別のアカウントから試してみても同様。回線の問題かなぁとも思ったのですが、確かにNTT光回線で何故かIPv6でのアップストリームが異様に遅い状態はそのままなんですが、反れでも他のアップストリーム系のサービスはそれなりに動作しているので、何故Google Photoだけという疑問が。

取りあえずの対応として、Google Driveを試してみると、こちらもアップロードスピードは遅いんですよね。反れでも、何とか一晩掛けてデータをGoogle Driveにアップして、そこからGoogle Photoにコピーしたんですが、これも面倒。以前だと、Google PhotoをGoogle Driveのフォルダーみたいな感じで使用出来たんですが、これも今はサービス終了してしまい凄く使いづらい。そのくせ、Google Photoの使用領域はGoogle Driveの契約分に含まれているわけで、もっと透過的に利用出来るようにして欲しいなぁ。 まぁ、Google DriveにしてもMSのOneDriveにしても、共有ドライブの利便性は理解するけれど、その使い勝手が凄く悪い。私が欲しているのは、ローカルドライブの任意のフォルダーとかファイルのショートカット(シャドー)を共有ドライブに置いたら、その部分が自動的に同期されるような仕組み。その逆に、共有ドライブ上のフォルダー/ファイルを別PCのローカルフォルダー/ファイルと関連付けたら、それと相互に同期して複数PC間でデータ共有出来るのが理想なんですが。

毎日使うような機能では無いので、機能2週間振りに使用するまで気がつかなかったんですが、2週間前には全く問題無く利用出来たので、その間に何かあったのかなぁ。Googleで検索してみても、特にそう言うトラブルは発生して居る様子も無いし。思い返してみると、何年か前にも同じような事があった記憶があるんですよね。その時も何日かわちゃわちゃして、何となく直った気がするんだけれど、今回はどうかなぁ... 世界的な大Google様でもこういうことがあるわけで、それだけ社会的なインフラサービスは厳しいし大変だなと再認識。でも、それが自分に降りかかるのは勘弁して欲しい(笑)。

2021年11月14日

アップデートの季節

数日前くらいから、プライベートの母艦パソコン、デスクトップ機(ThinkCentre M720t)に、Windows11への更新のお知らせが出るようになりました。Windows11に関しては、まぁ仕事でも散々触っているからモゴモゴ何ですが、正直なところそんなに急いで更新したいと言うほどのものでも無いと言うのが、個人的感想。これがWindows10のFuture Update (FU)であれば、まぁちょっと検討するんですが、FUよりも色々変更されていて、かといって10→11と名前がグレードアップして居るほどの魅力は無い、という微妙な立ち位置。

同じく、iPhone8で使用しているiOSも、Ver.14から15がリリース済みで、こちらも暫く前からiPhoneの歯車マーク(設定アイコン)に赤い数字が表示されて、更新を督促してきます。こちらは、機能に不安があるというわけでは無くて、iOS14からiOS15に更新すると、二段階承認用のAuthenticationのGeneratorが、これまでのGoogle Authenticationから、iOS内蔵のものに変わるため、事前に二段階承認を解除しておかないと後でトラブルになります。その解除作業が必要なものが、1つ2つじゃないので、ちょっと移行時期を見定めているところ。Appleの都合も分かるけれど、こう言うのって何とかなら無いものだろうか。

どちらもたまたまタイミングが重なっただけで関連性が有るわけじゃ無いけれど、偶然にしても集中してこられると困りますね。問答無用でいきなり強制的に更新されるわけじゃないからまだ良いけれど、でもWindowsは90日だったか一定期間を過ぎると、確か強制的に適用されてしまうのだったと思うのだけれど。iOSの方は、保留状態にしておけば強制的に更新されることはなかったはずなんですが、デスクトップ表示の時に歯車マークに赤〇が表示されるのは、やっぱり一寸気になります。こういうのも、確認したら一定期間非表示に出来るとか、ユーザーフレンドリーな機能を入れてくれないだろうか。

10年位前だと、「アップデート=OSの入替」みたいな感じだったので、無闇矢鱈と知らないうちに更新されることはなくなりましたが、結局そのままの状態が5年10年と続くこともあるわけで、リスクはどんどん増大していくばかり。そう言う意味では、今のようにOSのSecurity PatchやFU、あるいはUpgradeがダウンロードして自動的に適用されるのは便利出し安心も出来ます。それが、全く問題を起こさないのであれば、幾らでもバックグラウンとでやって貰って構わないのだけれど、そんなことは技術的には無理な相談な訳で、新しい機能やセキュリティが入る反面、何か別の問題が発生する可能背はゼロではない。そのリスクを評価して自分の責任で判断しないといけない。自分も仕事で触れる分野だから、メリットもデメリットも分かっているつもりですが、それでもこう言う大きな更新は一月に1つにして欲しいですよね。まぁ、先ずはWindows側を更新することにして、iOSはもしかしたら来月にはiPhone8からiPhone13への買い換えをするかもしれないので、このままもう暫く様子を見ようかと思っています。その場合でも、二段階承認の修正はやらないといけないので、手間は変わらないのですが。仕事で関わっている自分でも面倒と感じる作業を、よく普通の人は実行するよなぁと変なところで感心してしまいますね。

2021年11月13日

不健康な食事 (2)

数日前に書いた、ヴィーガン給食の話。よくよく考えてみたら、これって自分が子どもの頃(小学校低学年くらいまで)の朝ご飯がこんな感じだったよなぁと、昔の記憶が蘇ってきました。 まぁ、ジュースなんて無い時代だから、そこはお茶(緑茶)になったり、大豆ミートではなくて、豆腐がそのまま出てきたり、糠漬けが入っていたりと違いはあるけれど、味噌汁の出しは今でも昆布や鰹節で取っているし、肉類(焼き魚とか鶏肉・豚肉)が無いときの食事の内容って大体こんな感じだった気がします。

大体、朝起きると、何日かに一回は鍋を渡されて近所のお豆腐屋さんに豆腐やお揚げを買いに行かされたものだし、鰹節を削るのは自分の仕事で、それをお浸しとか冷や奴に振り掛けて醤油をたらして食べるのが「朝のおかず」だったりしした物。その当時、家は結婚する前の叔父・叔母が居たりしたので、8人とか9人とか住んでいて、その人数が朝・昼・晩と食事をしていから、食事の準備は結構大変でした。夕食時は、祖父とか父親が毎日晩酌をするので、そのお摘まみも兼ねて魚や肉類が出るくらいの豊かさはあったけれど、朝食は野菜中心だったし、お昼は朝の残りもの(仕事で不在の人が多かった)だったしなぁ。前の夜の残りものとかあれば、朝から焼き魚とか煮魚が出る場合もあったけれど、そんな時は殆ど記憶に無い。朝から焼き魚とかハムエッグみたいなものをおかずとして食べ始めたのは、小学校も高学年になってからじゃ無かっただろうか。

家は、一時期裏庭で鶏とか勝っていたこともあって、卵なんかも時々は食卓に出る場合もあったけれど、なんせ人数が多いから一人一個なんていう事は無かった記憶が。一つの卵を溶いて、それを母親と半分ずつご飯に掛けたりみたいなことをやっていた記憶がありますね。殆どの場合は、ご飯と、お味噌汁と、漬物が朝食の定番。反れに、焼き海苔とか佃煮が加わる程度だったなあ。一番育ち盛り、伸び盛りの時にそんな状態だったから、弟と身長が10cm近く違ったのに違いない(マテ-笑)。そんなにひもじい思いをした記憶は無いのは親に感謝しているけれど、後から考えると田舎でもあるし田畑が有ったこともあって、野菜とか味噌醤油ベースの「ベジタリアン時食事」中心だったのは確かです。

それでも、ここまで生きてこられたのだから問題があるとは言わないけれど、今にして思うと、あの頃の食事事情を今わざわざ真似する必要は無い気もします。所謂メタボ対策で、脂質を減らして健康的な食事に切り替えるのなら、野菜中心の食事は効果的だと思うし、実際私の子どもの頃は「肥満教室」みたいなものがあって、当時の体重過多な子どもが、放課後運動したり食事療法みたいな事を学校から指導されて、体重を減らす厳しい生活を送っていたなぁ。今あれをやったら、多分「ハラスメント」「虐待」と言われる気がするけれど。肥満とかアレルギーとか考慮するべき事に対応してやるなら良いけれど、正直なところ子どもの頃ならば「好きな物をお腹一杯食べたい」というのが正直なところで、まずはその願いを叶えて上げるのも給食の目的じゃないかなと言う気もします。

ストーカー報道

結婚されて「一般人」になったはずの、小室眞子さん関連の報道が止まない問題。ビックリしたのは、昨日の時点で「小室圭さん、眞子さんが、明後日(14日)午前羽田空港から二人で渡米」という報道が、昨日の時点で出ている事。まぁ、「一般人」になったとは言え、数週間前までは「皇室のお一人」だったわけだから、並みの一般人とは違うのは分かるけれど、そう言うプレッシャーから複雑系PTSDにまで追い込まれた元凶が、なんで今に至っても同じ事を続けているのか。

当然、ご本人達がわざわざ「私達〇〇日に渡米します」と報道関係に情報提供したとは思えないから(仮にそうなら「小室氏側から発表された」とか言うだろうし)、周辺関係からの取材結果なんだろうけど、そう言う事を言っちゃう知り合いなり関係者というのも口が軽いよなぁ。その程度の関係って、こちらが困った時には絶対に助けてくれない、いの一番に離れていく人達なんだろうなぁ。いずれにしても、渡航予定が分かってしまえば、当然出発の時には空港にメディアが押しかけるだろうし、到着した空港(午前便はANA/JALのJFK行きだけれど、明日はANA便のみか)での取材合戦も熾烈だろうし。 滞在先にも取材殺到なんだろうか。向こうは日本ほどやさしくないから、渡米しちゃえば静かになるんだろうけど。

昨日も午後のワイドショーなんかで、N.Y.州の司法試験に落ちた話とか、母親のゴタゴタ解決のために元婚約者と会見したとか報道していたけれど、その熱心さをもう少し他の報道に振り向けたら、もう少しメディアの信頼性も上がるし売上げとしても向上するんじゃ無いかと、皮肉の一つも言いたい気分(笑)。確かに、子どもの結婚を親は心配するものだし、本人以外にも家族においても何か問題点や疑問があれば、親として心配するのは当然。ただ、親御さんから依頼があるなら別だけれど、そうで無ければそれは当事者間の問題であり、外野が特に全く面識も無い人達がとやかく言う話じゃ無い。今の報道は、「皇室報道」に名を借りた、単なるゴシップ合戦ですよね。

まぁ、メディアのビジネスモデルとして、売れる記事・視聴率の取れる番組を制作して利益を上げること自体は問題無いと思うけれど、その記事や番組内容で勝負するんじゃ無くて、兎に角話題になれば良い、刺激的な話で興味を引ければ良い、みたいな、売れない芸人さんが体を張ってというか体だけで話題を取ろうとしているような、変な悲壮感みたいな物を感じるなぁ。どう言う芸風で自分を売り込むかは、その人(=メディア)の自由だし勝手だと思うけれど、それに付き合わされる小室家は溜まったものじゃ無いですよね。以前、黒田清子さんが結婚された時も、結婚までは過熱報道が続いたけれど、流石に結婚後はそれも収まったけれど、今回はそんな雰囲気は今の所感じられない。想像だけれど、「結婚後の小室眞子さん」では報道はもう終わりだけれど、「小室氏の母親の借金問題」という切り口なら報道を続けられる、という読みがあるんでしょうね。まぁ、最近では「メディア」と書いて「ストーカー」と読むらしいから(マテ)。

止まぬ知事批判

川勝平太県知事の「コシヒカリ発言」。選挙後は、応援した候補が当選したこともあって、そのまま立ち消えになるかと思ったら、先の衆議院選挙で自民党が実質勝利したからでしょうか、県議会の自民党系議員が巻き返しというか、反転攻勢に出ている雰囲気。実際、揶揄された御殿場市でも不満は燻っていたみたいだけれど。 

その後川勝知事は、御殿場市長を訪ねて陳謝して、改めて会見をして謝罪と発言の撤回をしたけれど、時既に御阻止という感じ。県議会では、臨時県議会を招集して知事に対しての不信任案提出の動きがある様子。不信任案が可決された場合は、知事の辞職・出直し知事選か県議会の解散という選択肢に移るらしいけれど、どうかなぁ。最大会派の自民党系は前向きだけれど、知事与党の立憲民主党・国民民主党系のグループはどうだろうか。

知事としては「(発言は)対立候補に向けて発した物で、御殿場市に対してでは無い」と釈明しているけれど、県政のトップが自分の責任範囲である構成自治体の悪口を発言する事自体が間違っているよなぁ。選挙応援だったら、候補者の人柄なり実績を強調するとか、対立候補を批判するにしても、その人のこれまでの活動内容なり公約・提案している内容に対して批判するべきで、出身地の産物がどうこう言ったって始まらない。大体、浜松の産物が豊富というのは良いけれど、それだって今回の候補者が何か実績を残してそうなっているわけじゃ無い。根拠の無いことを理由にして、批判するのも問題だし、それを賞賛する理由にするのも問題だと思うなあ。

今回はかなり大きく取り上げられている知事の「発言問題」だけれど、今回が初めてじゃ無くて、過去にも何度も同様の「暴言・不適切発言」で問題になり、当初は「発言の真意が伝わっていない」とか言い訳しても、結局最後は謝罪と撤回して居るわけで、そのパターンは今回も同じ。発言することも問題だけれど、一旦口から出てしまった言葉については、瞬時に判断して適切な対応をする位の資質が無ければ、県のトップとして危なっかしくて仕事を任せられないよなぁ。今年の知事選にも勝利して4期目が始まったばかりなので、ここでまた選挙というのもどうかと思うけれど、逆に言えば3期12年やっていても変わらないどころか、逆に酷くなっているようにも感じる。折角当選した参議院議員も、この知事の発言が蒸し返される度に自分の不倫行動も想起されるわけで、まぁそっちも大変だとは思うけれど、結局どっちも自業自得ですよね。まぁ、こんなことで騒がせるんじゃ無くて、仕事をちゃんとして評判になってくれなきゃね。

2021年11月12日

断捨離雑感2 (10)

断捨離作業自体は、一息ついて次のフェーズのプランを練っている所なんですが(笑)、日々の生活の中でそれらの物に全く触れないわけにも行かず、物の出し入れが発生することは当然で、そうなると色々不具合とまでは言わないけれど、使い勝手の悪さとか改善点みたいな物が見えてきます。

最初に困ったのは、最後に整理した書籍だなというか文庫本棚。当然と言えば当然で、それは予め承知していたのですが、今の所一つの棚に前後二列で本を並べているので、どうしても後ろ側の本へのアクセスが簡単に出来ないし不便。元々の想定では、既読の本は後ろに並べて、未読の本を前に並べればそれを順番に読み進めれば良いと楽天的に考えていましたが、そんなに都合良く後ろに既読前には未読なんていう風には並びません。結構既読の本が少なくて、優先順位(=古い順)的に先に読むべき本が後ろに隠れてしまったりして、一寸並べ方を考えないといけないなぁと思案中。現在とは逆に、後ろに未読本を並べて、手前に既読本とそれに続く未読分を並べて置いて、前列が読み終わったら後ろと入れ替えるれば良いかなぁと、今の所対応策を検討中。

もう一つ困ったのが、シリーズ物として新しいものが発行される度に買い求めていたはずなのに、結構途中が抜けている物があることを発見したこと。それも、一番本を読んでいて毎日のように発行履歴を確認していた5~6年位前位までにも幾つかあって、ちょっとショックです。新たに買い求めるか思案中。Kindle版が出ていればそっちを購入すると思いますが、その頃の物ってKindle化されていないものも多いんですよね。そうそう、Kindleと言えば、最近の発行分は出来るだけKindleで購入する様にしているんですが、そうすると本棚に並んでいない分が既に手元に有るのか、未購入なのか判断しづらい。Kindle側を見ても、以前の本は入手済みなのかいちいち本棚を確認しないといけないし。今考えているのは、Kindleで購入済みの物は、一つ一つメモみたいな物を作って、それを本棚側に差し込んで置こうかなぁと言うこと。そうすれば、一目瞭然だし。最初からKindleなら良いんですが、混在してくると一寸管理が大変だなぁと言うのが実感した所。さらに、整理しているときに気がついたんですが、重複して購入していた書籍も結構ありました(汗)。また、持っている(保存している)と思っていた、以前購入したお気に入りのシリーズの初期の頃の本が、何故か見つからない。可能性があるのは、これまで整理している間に廃棄してしまったのだと思うのですが、うーん、何故だろうか。自分でも不思議です。

書籍以外では、一旦整理して棚(=ホームエレクター)に収まった、例えば工具とかケーブルとかを、用事があって取りだしてまた戻すときに、必ずしも取りだした場所が「最適な保管場所」と感じられなくて、「工具箱はこっちの方が良いかなぁ」と思うことが度々発生します。ワークデスク周りに集約したパーツや備品類は、使用頻度でもう少し分散させた方が良いだろうし、既存の物でも今は分散して保管して居るけれど、多少嵩張ってもこれはまとめて保管した方が良いと感じたり、あとやはり新しく購入したものを割り込ませるのが大変。整理整頓が完了して、そこ手自分の人生も終わるなら、その瞬間が「完成形」なんだろうけど、一旦整理整頓しても、その直後から自分の生活は続くし、毎日毎日異なる一日が始まって終わっていく以上、生活の中に一緒に存在する物も同じように生活の中で「動いている」訳ですよね。となると、今の瞬間はベストな状態であっても、次の瞬間それはベストでは無くなるわけで、そういう部分を追いかけるのでは無く、そう言う「ブレ」が合っても多少は吸収できる「余裕」というか、歯車で言うところの「バックラッシュ」みたいな「隙間」を作っておくことが重要だなぁと実感しています。保管している箱(今は靴箱ですが-汗)に目一杯いれるのではなく、半分くらいのつもりで入れて置いて必要に応じて余白を利用するとか、並べている棚の隙間だって、時にはもう一つ淹れるくらいの余裕は常に残しておきたい物。そんな中で最大な事は断捨離する事や整理する事を目的化するのでは無く、自分にとって快適な環境に「育てる」事を考える事じゃ無いだろうと思っています。断捨離はあくまでその為の一手段で、物を手放すのも有る程度保有するのも、それをきちっと整理するのも多少乱雑にする事を許すのも、全ては「自分にとって気持ち良いかどうか」が規準。それを忘れちゃいけないなと再認識しています。ですから、もう少し多少の不便は感じつつも今の環境で生活して見て、その中から次の作業目標を設定する事に。要するに、ユースケースを想定して実際に適用して、その中で優先度の高い物を改善する、これ日々の仕事=プロジェクトじゃん(笑)。(続く...)

空飛ぶタクシー

2025年の大阪万博での実用を想定した、ANAによる「空飛ぶタクシー」の記事。 たまたま昨日見ていたテレビの番組では、中国での二人乗り「空飛ぶタクシー」の実験の様子を伝えていて、それはドイツ製の二人乗りの物でしたが、正直小型のヘリコプター利用の方が実用的じゃ無いかと個人的には感じるんですが。

「空飛ぶ〇〇」と言われている物は、要するに「大型の有人ドローン」みたいな物で、デザイン時にもヘリコプターとは異なります。ただ、回転翼を回して揚力を得て、それで空中に上昇して移動する、という部分は同じ。既にヘリコプターというある意味完成された「移動体」が有るのに、わざわざ新しく「有人ドローン」みたいな物を作るのか、その理由なんだろうと個人的に熟々考えてみたんですが、

  1. ヘリコプターは、複雑な回転系を維持管理するために、コストが掛かる。ドローンタイプは、その部分が安価になる(?)
  2. エンジンで回転翼を回すヘリコプターと比べて、モーターで小型の回転翼を複数回す有人ドローンの方が静かでかつ小型化出来る(?)
  3. 燃料代として、航空燃料(?)のヘリコプターに対して、電気(充電式?)の有人ドローンの方が安くなる(全体的にランニングコストが安い)(?)
  4. 精々数百メートル程度の上昇機能があり、今の所数十km程度の移動が出来れば十分なので、ヘリコプターは機能や装備として過剰である(?)
  5. 有人ドローンの場合、多数の回転翼があるので、仮に一つ二つ故障で回転翼が止まっても、残りの回転翼で最低限の安全着陸が出来る(?)
  6. ヘリコプターに比べてデザインや製造が簡単で、全体のコストも低い(?)
よく知らない素人が考えているので、全く見当違いの事も有るだろうけど、やはりコスト的にペイしなければビジネスにならないわけで、ヘリコプターよりも全体のコストが低いとか、多頻度利用が期待出来るとか、何かメリットがあるんでしょうね。

問題となるのは、何も無い空中の移動経路を同提議して利用出来るようにするかで、当然既存の飛行体との干渉も生まれるでしょう。上にも書いたけれど、利用可能な高度制限をする事で、有る程度棲み分けは出来ると思うし、あと今の所短距離間の利用が先ず実用化されると思うから、限定した区域空域を設定して、その中で利用させるという方法はあると思います。実際大阪万博の場合は、会場と市内の拠点を結ぶ三角形の形になるみたいだし。とは言っても、最短距離優先のために住宅街の上空に空路設定されたりすると、やっぱりその下の住人の気持ちとしては穏やかでは無いだろうし。地下鉄が、基本道路の下を走っているように、空路にしても地上の道路上空を空路として設定して、万が一万万が一の場合の影響を最少化する事は必要かも。

で、これ、行ってみれば「ドローン」な訳だから、無人でのフライトって出来ないのだろうか。それこそ、小型の無人ドローンを何十機も空路上に配置して、それが行ってみれば「空中の道しるべ」みたいなものになって、空飛ぶタクシーをガイドしたり周辺をモニターしたりする。無人ドローンは、バッテリーが切れる前に次の機体と順番に交代して、常に必要な機材が空中にあるようにすることも、出来ない事じゃ無いだろうし。それだけだったら、飛行船みたいなドローンでも良いかもしれない。まだまだ発展途上な分野だけれど、日本の得意そうな素材技術が多く含まれているから、新しい日本のコアビジネスになって欲しいなぁ。

安いニッポンの原因

ITmediaに掲載された、窪田順生氏の記事から、 人手不足の中でも時給を上げない日本のビジネスに関して。人手(アルバイト)不足なんだから、時給アップをしてより良い人材を確保するべき、それが出来ない低賃金ビジネスモデルならば、ビジネスモデル自体を変えるべき、という話は至極後もっとではあるけれど、やっぱりそれが出来る場合と出来ない場合があるよなぁとも思います。

例えば、そうは言われても中小のチェーンや個人経営のお店だと、中々そういう風には行かないでしょう。また、そう言う規模だと、そこから事業スキームを変更するとか新規ビジネスを開拓するというのは厳しいだろうし。実は、10月1日から非常事態宣言が解除されて、それまでは事実上禁止されていた酒類販売がが出来るようになり、以前の状態に近いビジネスが出来るようになるという報道が出始めたとき、インタビューを受けた居酒屋さんの店長は反れでも浮かない顔をして居ました。理由は、人手が集まらないから遅い時間帯までお店を回す余裕が無い事。求人をしても応募が無いと言う事を話していたんですが、そこで感じた疑問が「それまで働いていた人材は、何処に消えたんだろうか」という事。アルバイトをする側も、学費や生活費を稼げないと問題になっていたはずで、それが仕事が出来るようになれば戻るんじゃ無いかと単純に考えていたから。

多分、そのお店よりもより条件の良いチェーンや店舗に移ってしまったんだろうけど、そうなると資金的に余裕のある大手は良いけれど、中小のお店はどんどん淘汰されてしまう。実際、有名店や歴史のあるお店が、今回のコロナ禍や非常事態宣言解除後も満足な営業が出来ずに閉店する話は少し前までは良く聞かれたけれど、それらを「安さに依存したビジネスモデル」と言うのは一寸乱暴な気もします。確かに、「やり甲斐」とか「自己開発」みたいな部分は、それ以外の賃金や福利厚生等の要素が満たされた後に来るような、「さらに高位の付加価値」だと思うので、それを人材不足獲得の武器にするのは間違っていると思うけれど。ただ、それを言ってしまうと「力のある大手だけ生き残れれば良い」みたいな話になってしまうし、極端な話「一皿100円」の回転寿司なんて、とっくに淘汰されることになるけれど、そう言う事も無い。まぁ、あれはあれで、あの価格でも利益が出て十分な給与が従業員やアルバイトに回るようになっているんだろうけど。それに、機械化された部分が多いから、人件費の圧縮なんかも有る程度可能なのかもしれないけれど、ちょっと言っている事に無理があるような気がします。

窪田氏の結論としては、日本は誰でも彼でもビジネスが出来て競争が激しい。その中で生き残るために価格競争に突入して、安さ勝負のお店が多い事が問題、と言われているんですが、その事自体は悪い事じゃ無い。問題は、価格競争に入り疲弊して資産を全て失って失敗すると、もうやり直すチャンスが無いじゃないだろうか。金融機関等で、「再挑戦融資」みたいなものを、政府の支援設けて出来れば、厳しい競争から離脱して、より利益が期待出来るビジネスエリアへ移行する機会も生まれると思うのですが。一口に「ビジネス」と言っても、年商何千億もの大企業から、家族経営のお店まで千差万別。その全てを救う事は難しいし、新陳代謝という意味でも代替わりや業種変更はしなきゃならない。それが突然発生したコロナ禍の今という事に対しては、理不尽さと唐突さを感じる人も多いと思うけれど、そこは健全な成長に必要な過程の一つと割り切るしか無い。一方で「安い日本」が悪い事かというと、それも「住みやすさ」の一つだと思うんですね。最近は聞かないけれど、少し前だと物価の安い東南アジア等へ移住する事を特集して居たけれど、その理由は「安さ」ですからね。全てが「薄利多売モデル」になる必要は無いし、「高利希少ビジネス」というのも有りだと思うけれど、いきなり全てのビジネスがそう転換出来るわけではない。そこは有る程度の時間が必要なことは、UNIQLOが安さ勝負から品質にシフトして、その後釜としてGUが生まれているような、時間と手間が必要。「安いニッポン」から逃げ出すのではなく「安いニッポン」を利用・活用する事を考えるべき時であることは確かだと思う。

2021年11月11日

不健康な食事

朝日新聞系のメディアだからこう言うことを書くのかもしれないけれど、育ち盛り成長期の子どもに、アレルギーとか身体的制限があるならまだしも、単なる「菜食主義」という主義主張のために食体系を歪めさせる事は止めた方が良いと思う。

乳製品アレルギー、小麦アレルギー、蕎麦アレルギー、等等、いろいろなアレルギーが昔に比べて社会には存在していて、それによって家族や兄弟の間でも同じものが食べられない事が生まれているのは、確かに不幸なことだと思う。原因が分からない事や、間違って摂取した場合命に関わる場合も有るので、こう言う給食の機会等は神経を使う大変な仕事になっていると思います。そう言う意味で、一番リスクのある人に食事内容を合わせる、というのは大変ではあるけれど一番問題が起きにくい解決策であることも事実。そう言う意味で、月に一回とか年に何回か、そう言う状況を生徒が理解するために、全員が同じものを食べると言う事は良い経験学習の機会だと思う。でも、それならば「ヴィーガン」だけに拘る必要は無いわけです。そのクラスや学校によって事情は違うので一概には合わせる事は難しいだろうけど、例えば乳製品を豆乳に変えるとか、小麦粉の代わりに米粉を使うと言う事も、既に世の中でのアレルギー対策では行われている。

でも、この記事の内容を読むと、そう言うアレルギー対策というよりは「ヴィーガン的思想」を広めるために、わざわざそう言う内容の給食を作っているように感じてします。例えば、この日のメニューには、味噌炒めに大豆ミート、味噌汁と「豆(大豆)」が使われているけれど、大豆アレルギーの人だっているでしょ? 実際記事の最後で校長先生が「小麦や大豆アレルギーの児童がいたら」と言っているように、可能性は大きいわけで、それならばわざわざヴィーガンに拘らなくて、アレルギー物質を含まない食材を組み合わせる、事の方が優先順位は高いはず。実際記事の中では、卵アレルギーの生徒の例を出しているけれど、それならば卵の代わりにアメリカのような「人工卵液」を使っても良いんじゃ無いの。それに後半に「揚げパンじゃんけん」の話が出てくるけれど、卵料理が出た日にリスクを考えてお代わりさせないのは理解するとしても、卵料理がで無い日ならば、そのアレルギーの生徒もお代わりできるわけだから、わざわざ取り上げる意図が分からない。だって、ヴィーガン給食の時にはお代わりが許されるのだから、それって卵が使われていない~な訳で、それならそれと同等の時にはお代わりしても問題無いのでは。

実際、途中に出てくる生徒のコメントも、ヴィーガン給食の目的が、動物愛護とか宗教的理由にすり替わっているようなコメントをしていて、矛盾しているのでは。最後の教師の方のコメントにしても、カロリーやタンパク質摂取の収支が取れているから問題無いと言っているけれど、それならば何故高齢者でも肉を食べろと言う話を同じメディアは宣伝するんだろうか。成長期の子どもだからこそ、色々な要素を取り入れて、かつバランス良く成長する機会を与えないといけないのでは。それに、タンパク質に関しては植物性と言うと大豆タンパクしか無いけれど、それだけで十分に筋繊維が作れるとは思えない。有る程度成長した人がダイエット目的で撮るなら良いけれど、成長期の子どもなら良質な動物性タンパク質を摂取するべきだと思う。考え方や取組は理解出来るけれど、そのやり方というか手段が違う気がする。

給付金

生活困窮者や子育て世代向け支援ですが、給付金だとかマイナポイントだとか、年収が、年齢がといろいろな意見が出て纏まらない。勿論、公平・平等にと言う事も大切だし、困っている人には手厚く、そうで無い人には遠慮して貰うことも、バランスという意味では重要。ただ、前回の全員への10万円給付の時もそうだけれど、こう言う物は「いかに早く届けるか」が最優先で、バランス考える「調整」は後からやるか、最初から考えない方が良いんじゃ無いか。

もう一つ言われているのが「バラマキ」批判。日頃どうやって税収を上げるかを腐心している財務省は特に気が機じゃ無いだろうけど、確かに財政規律は必要。でも、国民が本当に困っているときに、やり方は色々あるとしても、「お金がありません」を理由に助けないのは政府として無策。日本の場合は、国債を発行してお金を集めてそれを勝つようする「手段」は有るのだから、それを利用すれば良いけれど、そう言う方面に明るくない殆どの国民は「国債は国の借金」と言われると、ついビビってしまう。でも、人間本当に困ったら金融機関からお金を借りようとするし、反れも出来ないとなるとサラ金に手を出すかもしれず、されにそれ以上に切羽詰まれば犯罪に手を出す人間もいないわけじゃ無い。犯罪に至るのは論外だけれど、可能性があるのであれば金融機関や、反れもサラ金などの高金利有志にも手を出してでも、何とか今日を生き延びて明日に繋げないといけない。

個人的に不思議なのは、先ずは前回の10万円給金の仕組みを使って、取りあえず一人3万円とか5万円とか、取りあえずの「繋ぎ給付金」をまず配布し、その間にさらに困った人向けに適切な方法を考えるとかしたらどうだろうか。2回目は、マイナンバーと銀行口座を紐付けている人向けにポイントで振り込むとか、年末調整で一定年収以下の場合には給付金を振り込むとか、確定申告での結果を見ても良いだろうし。勿論、一回で必要な人を全て網羅できれば言う事は無いけれど、それは技術的にも無理な訳で、直ぐにできるものでは無い。ならば、最初から複数の方法や異なるスキームで何度でも提供することを前提に、それによって一番困っている部分が一番手厚くカバーされれば、結果的にはそれが一番良い方法じゃないだろうか。

こう言う場合、個人一人一人に紐付けされているマイナンバーを口座と紐付けして、そこに機械的に振り込むのが一番簡単で効率的でスピーディーなんだけれど、日本はそう言う仕組みにはなっていないし、ルール上出来ないしくみになっているわけで、それは大きな矛盾と言うか間違いというか。マイナンバーを作った物の、全く利用されていないと批判されるけれど、逆に利用出来ないように仕組みを作っているから普及しないという側面も大きい。それならば、こういう機会を利用してマイナンバーを意識付けること、馴染ませることは戦略としては正しい気がする。杞憂付近だけで無く、ワクチン接種履歴等の管理も出来るけれど、これもプライバシーの理由で一朝一夕には行かない。一方で、ロックダウンに関しては肯定的な意見が多く見られたり、そこは人の感情的な相反する気持ちがあるので、ある意味どうしようも無いもの。だからこそ、今回の様な機会を活用して認知して行くことも必要な気がする。

コーヒーの味

昨日、集に何度か通っているスタバへコーヒーを買いに行ったとき、何人か顔馴染みのスタッフさんが居て、そのうちの一人が対応してくれていたんですが、オーダーしたコーヒーを受け取るときに「今日のコーヒーはコロンビアですが、どんなコーヒーがお好みですか?」と聞かれます。私は甘い物が苦手なので、いつもコーヒーはブラックで頂きます。その事はスタッフさんもよくご存じな状態なので、そんなことを聞かれたのだと思いますが、「私は酸味があるのが好きなので、ブラジルとかキリマンをよく飲むけれど」と言うと、何故かビックリ意外そうな顔をして、でも「それならコロンビアは丁度良かったですね」と言われて会話は終わりました。

個人的には、もう50年以上コーヒーを飲んでいるんですが、スタバとかその手のコーヒーショップで出される「甘い系コーヒー」は苦手で、基本コーヒーはブラック一本。自宅でも、最近は余り淹れなくなったけれど、昔は毎日サイフォンスで何回かコーヒーを入れていましたし、豆も複数の種類でかつ焙煎の浅いも、中程度の物、深入り(アイスコーヒー用)と揃えていたくらい。そんな中で一番好きだったのが、酸味の強いブラジルとかキリマンを中焙煎よりも少し浅めに焙煎した豆を、通常よりは少し多めにでも少し粗めに挽いて淹れたコーヒー。これだと酸味が良く出て、酸味の強い系の豆だと、どの種類でも美味しくいただけました。酸味があると、その反対の甘味も飲んだ後に感じられるので、わざわざ砂糖とか淹れなくても美味しく飲めると思うのですが。

で、気になって調べてみたら、最近は酸味のあるコーヒーって人気が無いんですね。やはりクリームとか甘味を追加するからでしょうか、苦味のある方が好まれているみたい。一般的に「コーヒーの苦味」って、個人的には焙煎の度合いによる「苦味」が殆どで、豆本来の「苦味」を感じるには多分酸味よりももっと繊細じゃないかと思うんですよね。多分、クリームとか甘味を淹れたら消えてしまうくらいじゃないかと。逆に焙煎の苦味だと何て言うかトゲトゲっぽいというか、「ある・ない」みたいなエッジがよく分かるので、ミルクとか甘味を淹れると、それが丁度上手く丸められて、全体の味としてはパンチがある中色々な味が楽しめる良い組合せになるのかなぁと思っています。まぁ、そう言う勝手な推測ですが、最近の「コーヒー飲料」の傾向から、酸味を好むような自分のような愛飲家は珍しくなっているのかなぁ、と。それがスタッフさんの、意外そうな反応になるのかなぁという感じました。

人それぞれ好みは違うので、酸味だろうと苦味だろうと甘味だろうと好きな物を飲めば良いし、コーヒーだろうと紅茶だろうと、抹茶だろうがハーブティーだろうが、それも人好き好き。一方でお店側としては、売上げを伸ばすために、売れ筋商品を揃えるだろうし、マンネリを生まないために新商品や新しいスタイルを提案し続けないといけない。そう言えば、昔はコーヒーと言えば「ブルーマウンテン」と言われて、猫も杓子も「ブルマン」だった時代がありましたが、最近は殆ど聞かなくなりましたね。代わりに、その時には聞かなかったような、例えばハワイアンコーヒーだとか、今は色々な産地の豆が流通していて、そう言う楽しみ方が良いのかも。昔は「コーヒー」と言えば「ブレンド」の事だったし、産地別に飲みたければ「キリマン」とか「ブラジル」とかストレートコーヒーで指定しましたからねぇ。最近は、自分でコーヒーを入れることは殆ど無くなってしまい、以前使っていたサイフォンやドリップやコーヒーサーバーも眠ったままだけれど、淹れ始めようかなぁ。でもそうなるとスタバに寄る機会が激減しそう(笑)。

2021年11月10日

優先搭乗再開

ANAが現在は中止している、搭乗時の優先搭乗ルールを、11月15日から以前のルールに戻すという記事。現在の搭乗ルールは新型コロナウイルス感染対策もあり、後ろから前へ、外側(=窓際)から内側(通路側)と言う順番で、グループ1(後方窓際席)→グループ2(後方中央席)→グループ3(後方通路側席)→グループ4(前方窓際席)→グループ5(前方中央席)→グループ6(前方通路側席)と、出来るだけ乗客の接触が無いようにしています。

11月15日以降はそれを、グループ1(AMCダイヤモンドメンバー)→...とステータスとクラスグレード別に戻す訳で、「通常に戻る」という意味では良いけれど、多分搭乗時の効率の面から言うとこれまでよりも落ちるだろうから、搭乗時間は長くなりそうですね。最近は見なくなっていたけれど、ダイヤモンドやスタアラ上位メンバー用の待ち行列が、また搭乗口の前にずらっと出来るのだろうか。あれも変な話で、座席は全席指定なわけで、基本最後には行っても自分の座席はあるはず。まぁ、一番の理由は機無いも値込み手荷物を入れるオーバーヘッドビンのスペース争奪戦なんだろうけど、自分がよく利用するB777とかB787/B767クラスなら、そんなに足りなくなることは無いんですが、それでも冬場とか荷物が多くなる季節は厳しい時もありますからね。

国際線だと、上位クラスだとウェルカムドリンクサービスなんかもあるから、まぁ早く機内に入りたいという気持ちは分からないでも無い。あと、アメリカの国内線だと殆どの人がオーバーサイズ気味のキャリーバッグやブリーフケースを機内持ち込みにするから、荷物入れスペースが絶対的に足りない事情もあるから、先に入りたいという気持ちは分かるんだけれど。ただ、以前のルールだと、どうしても先ず前方の座席から埋まり始めて、最後に後方の座席が埋まることで、通路移動の効率が悪くなるのと、荷物の収納スペースも足りなくなる確率が高くなることで、どうしても出発の遅延度合いが高くなると思うんですよね。そうなると、今のほぼ定時か早着の運航状況が、今後は遅延前提になるかもしれませんね。

個人的には、搭乗時も走だけれど、降機時にももう少し工夫をして欲しい。今は、ゲートインをしてシートベルトオフの表示が出ても席から立ちあがらず、ドアが開いてCAさんの支持があって初めて頭上の荷物入れから荷物を出して良い、というルール。その為、ドアが開いても直ぐにでられず、また同時に急いで荷物を取り出しに皆さん立ちあがるから、どうしても左右でぶつかったりします。例えば、最前列のプレミアムクラスは荷物の取り出しを許して、ドアが開いたら直ぐにでられるようにして、それ以降のブロックは順次荷物の取り出しと移動をするようにしたら、もう少しスムースに降機する事が出来ると思うのだけれど。まぁ、コロナ禍で色々なことが変わってしまい、今は元の状態に戻ることを誰もが切望して居るわけですが、そんな中でもコロナ禍で採用された「良いルール」「友好なルール」に関しては、そのまま残してもらいたいとも思いますね。

政治を科学する

政治関係の記事で気になった見出し、「科学的に分析へ」。立憲民主党が先の衆議院選挙で、共産党との共闘という劇薬まで導入したのに、議席を1割も減らして失敗してしまった事を「科学的に分析」すると言う事らしい。でも、「科学的分析」とは、どういうことを考えているのだろうか。一番頭に浮かんでくるのは「数値化する」「数字で判断する」という事だと思うけれど、それも万能では無い。

例えば選挙関係でよく出てくる情報としては、年代別投票先とか、支持政党別投票先のようなものがありますが、数値化したものではあるけれど、その確からしさと言う意味ではそんなに信頼性が高い物じゃ無い。また、データとして分かりやすいからそう言う分類をして居るのだろうけど、その動向がどれだけ選挙結果に影響するかまでは、今の情報では不十分。仮に、20代からの支持が20%しかなく、60代の支持も20%と同じであっても、実際に投票した人数が60代の方が多ければその「20%」の意味合いは異なるわけだし。世代別の傾向は報道されるけれど、それに投票者数を掛けた「実際の票数傾向」みたいな物ってこれまでも見た記憶が無い。

あるいは、自分達の政策や発言に対して、SNSやネットでどの様な反応が生まれているのかとか、情報の拡散度合い・傾向を見てみることは「科学的」と言って良いけれど、その解釈というか対応みたいな物って、バラバラで科学的とは言えない気がします。要するに、自分達に都合の良い解釈しかしない。しかも、一般的には「ネット情報は信頼性が低い」と言いながらも、都合の良いときにはそれを利用したりして、要するに利用出来る素材の一つとしか見ていないわけで、説得力が無いわけです。さらに言えば、これも先のケースと同様なんだけれど、ネットでのここのアカウントがそのまま一票に繋がる訳じゃ無い。有る議員に対して支持がネットでは大きいからと言って、実際の投票行動もそれを踏襲するとは限らない。例えば、ネットの活用という点では、野党特に共産党当たりの方が以前から熱心なわけですが、実際の支持率ではそれが連動しているとは言えない。この当たりは「科学的分析」よりも、まずは「客観的分析」からまずはするべきでは。

旧民主党政権時代からこれまで批判を受けても知らぬ存ぜぬ状態だった人達が、流石に今回は真剣に考えて反省して変わるのであれば、それは国民にとっての利益に繋がる可能性があるので歓迎したいところですが、正直なところ「今更」という気も。「科学的」以前に、まずは「客観的」な判断・振り返りをする事が重要だと思う。その上で、自分達にとっての利益・優先度ではなく、国民目線での利益・優先度を実行する事を先ず考えるべきでは。そこには、「科学的」以前に人に寄り添う気持ちの問題の方が大きいと思う。そう言う意味で、今回の選挙での失敗の一つである共産党との共闘に関しては、基本的な立場が180度違う政党との共闘する理由説明が無いと言う感情的な部分が最大の理由だったわけで、まずはそれを解決する事の方が先なのでは。逆に科学的な数字を重視してしまうと、一人区では共産党の票が上積みされて勝率が上がったみたいな、間違った評価に繋がる事になると思う。一番の問題点は、共産党の票が積み上がった以上に、離れていった野党票があるから敗れた選挙区や比例票も多いわけで、その部分が一番重要だと思うなあ。

2021年11月9日

混沌のX1 Area昇格争い

XリーグX1 Areaの昇格争いは、第五節の試合まで終了。上位4チームが自動昇格出来る今シーズン、アサヒ飲料とアサヒビールの2チームは既に昇格が確定しているので、残り二つのスロットをイコールワン福岡、警視庁、ディアーズ、電通の4チームが争う展開に。この中で最終節で直接対決があるのは、イコールワン福岡と電通の対戦で、残り2チームは、それぞれの試合に勝利をした上で他チームの結果を待つことになります。引分けを考えない場合、以下の8通りの勝敗が予想されます。

  1. 福岡〇(15) 電通×( 9) 警視庁〇(15) ディアーズ〇(12)
    勝点で福岡、警視庁昇格
  2. 福岡〇(15) 電通×( 9) 警視庁〇(15) ディアーズ×( 9)
    勝点で福岡、警視庁昇格
  3. 福岡〇(15) 電通×( 9) 警視庁×(12) ディアーズ〇(12)
    勝点で福岡昇格、警視庁とディアーズは直接対決が無いのでルール2以降を適用
  4. 福岡〇(15) 電通×( 9) 警視庁×(12) ディアーズ×( 9)
    勝点で福岡、警視庁昇格
  5. 福岡×(12) 電通〇(12) 警視庁〇(15) ディアーズ〇(12)
    勝点で警視庁昇格、福岡・電通・ディアーズの直接対決が無いのでルール2以降を適用
  6. 福岡×(12) 電通〇(12) 警視庁〇(15) ディアーズ×( 9)
    勝点で警視庁昇格、直接対決の結果電通昇格
  7. 福岡×(12) 電通〇(12) 警視庁×(12) ディアーズ〇(12)
    4チームの直接対決が無いのでルール2以降を適用
  8. 福岡×(12) 電通〇(12) 警視庁×(12) ディアーズ×( 9)
    福岡、電通、警視庁3チームの直接対決が無いのでルール2以降を適用
この結果言えるのは、
  • イコールワン福岡は、勝てば昇格確定し、敗れても他チームの結果次第で昇格の可能性あり
  • 電通は、イコールワン福岡に勝てば他チームの結果から昇格可能性が残るが、敗れれば昇格は出来ない
  • 警視庁は、勝てば昇格確定し、敗れても他チームの結果次第で昇格の可能性有り
  • ディアーズは、勝てば他チームの結果から昇格可能性が残るが、敗れれば昇格は出来ない
第五節までの「対戦チームの勝ち点数の合計」で見ると、ディアーズが「45」でトップ、続いて福岡が「39」、電通と警視庁が「30」となります。この場合ディアーズが有利と見られます。これら4チームの対戦は、11月21日と23日にありますが、さてどうなるか...

私こしひかり

先日の衆議院選挙の一週間前に、静岡県では参議院銀補選があり、自民党vs立憲国民の議員が火花を散らしたんですが、その時に立憲国民側候補の応援演説をしていた、川勝平太県知事の発言が、今になって再燃することに。自身の応援する候補が、浜松を地盤にして居るというので、浜松の特産物を持ち上げるのはまぁ良いとして、対立候補が元御殿場市市長ということで、「あそこは米しかない、 こしひかりだけ」と揶揄したという話。

この知事さんにしたら毎度の話で、反れでも随分とレベルの低い発言だなぁと、もう呆れることも通り越す位なんですが、それが今頃再燃しているのは何故だろうか。いゃ、選挙戦当時にも問題として取り上げられたけれど、結果的に知事側の候補が当選したからか、そのまま立ち消え気味にフェードアウトして行ったと思ったんですが。

大体、「こしひかり」だって悪いお米じゃ無いし、なんと言っても米米CLUBというかジェームス小野田の名曲「私こしひかり」があるじゃないか! (笑) まぁ、こう言う子どものケンカみたいな発言が一度や二度じゃ無い所に、この人の危うさを私は感じてしまうんだけれど。激高型というか、自分で興奮して自分で怒って自分で失敗しているような気が、毎回します。こういう人にこそ、ジェームス小野田の「私こしひかり」をしっとりと聞いて欲しい(しつこい)。いゃ、この曲、本当に名曲だと思う。ジェームス小野田氏の、ちょっとかすれ気味のでも声量のある歌声も素晴らしいけれど、歌詞の内容だってある意味究極のバラードだよなあ...

閑話休題。国会議員を選ぶ選挙なんだから、その人の政治資質なり人間性を争うならばまだ理解出来るけれど、出身地あるいは地盤攻撃を、それも県政のトップが言っちゃうところが問題。過去の場合は、渋々ながらも謝罪して撤回したりしたけれど、今回はどうするんだろうか。しかも、その応援して当選した議員は、その後不倫報道が出てきているわけで、知事の立場としては微妙。このまま責任問題になることは無いと思うけれど、もう少し県の代表としての「品位」は見せて欲しい。

2021年11月8日

断捨離雑感 (9)

当初予定していた「断捨離プロジェクト」も一息ついて、二週間程その環境で生活をしています。苦労して断捨離を進めた甲斐あって、以前と比べてかなり生活しやすいというか、色々な意味で「楽」になりました。ざっと備忘録的にまとめて見ると、

  1. 物の量が減り、全てが棚に置くか衣装ケースに収納されたので、スッキリして部屋が広く感じられるようになりました。窓周辺も整理されて、部屋も明るくなりましたし、全体的に「ポジティブ・プラス」の雰囲気になった感じ
  2. これまでは段ボール箱に入れて床置きから積み重ねていたり、置く場所がなくて「臨時」に床置きした物がそのまま定着してしまったりと、整理はしていたけれど「混雑」していたものが、今回床置きしている物は、棚と机と冷蔵庫だけになり、まずは掃除しやすくなったのが嬉しい。
  3. 物が少なくなったことや整理されたこともあるんでしょうけど、掃除する頻度が上がり(週1→週2~3)、それもあってか誇りの出具合も減った印象。今回の断捨離に合わせて、大型のダイソン掃除機から小型の東芝ハンディコードレス掃除機に変更したので、気軽に掃除機に都を伸ばしやすくなった事も大きいかも。
  4. さらに、床置きの物が無くなったので、掃除機が届く範囲が広がり、かつ棚の下とかベッドの下のような掃除機のヘッドが入らない場所でも手軽にハンディモップで掃除が出来るので、掃除も楽だし清潔さも以前よりも向上している印象です。課題は、そう言う場所に這わせている電源コードやEthenerネットのケーブル類のケーブルマネージメント。これは将来的に上手く床から離して引き回し出来るように考えたい課題の一つ
  5. 一つ反省したのは、荷物を整理してまとめたのは良いのですが、机のある場所にそれらが集中する状態になってしまい、物がその一角に集中するようになってしまったこと。理想的には、部屋全体に荷物や居場所が分散してくれるのが良いと思うのですが、全体の7割位がその一角に集中するようになってしまい、逆に手狭な感じになったのは今後の改善点
  6. ホームエレクターを利用して、書籍類や消耗品等雑貨類を除く色々な荷物類は整理して置いてあるんですが、いざ並べてみると現在はバラバラな箱類、ケース類を統一したいなぁ、もっとまとめたいなぁという欲も(笑)。諸般の理由から、靴箱を利用して色々な小物類を整理していたんですが、棚のスペースに余裕が出来たので、多少無駄な部分が出来てもいいからもう少し大きめの箱・ケースにまとめていけたらと、これも次回の課題ですね
  7. 自分はそんなに衣装持ちだとは思っていないのですが、それでも何だかんだで衣装ケースが10箱に、ハンガーラック三つ分位の衣類等が残っています。これから寒くなり、今年は新しいアウターを購入したいと思ってるので、増える事はあっても減ることは無さそう。中には、学生時代にチームで作ったアメフトのスタジャンとか、今でも着られるけれど捨てるに捨てられない物も有り、中々難しいですよね。反れでも、この冬には一度整理して、古い物は処分しようとは思っていますが。
  8. 書籍類ですが、ひとまず分類して置いたものを、この週末に年代別・シリーズ別・作家別とソーティング完了。自分では揃えていたつもりのシリーズ物で結構抜けがあったり、持っていたと思っていた作家さんの書籍が結構無くなっていた(廃棄した?)りと、余り自分の記憶はあてにならないことを再認識。ずっと「積ん読」だったのと、既に読み終わっていた物は以前に処分してあったらしく、改めて確認して見ると7~8割位は「未読本」の様なので、当分読書三昧になりそう。ただ年齢のせいなのか、以前は一日中でも本を読んでいても何の問題が無かったのに、最近は読むと疲れるというか気力が続かなくなるときもあるので、それが心配。
  9. 以前から感じていたんですが、今の部屋の中で「引き出し」なるものって、机のまん中にある物一つだけなんですよね。それ以外は基本直置きするかケースなどに入れて保管するしか無い。物の整理の話になるんですが、手の届くところに引き出しがあって、よく使う物が入っていると便利なことは確か。ただ、そう言う棚を置くのも面倒だし、書類入れみたいなものを置くのもちょっとバランスが悪そう。仕舞い込む物はケースに入れればいいんですよ、頻繁に使ったり補完したりしたい物を入れる場所が必要だなぁと再認識。1) ほぼ毎日使う物、2) 週に数回から月に何回位使用する物、3) 年に数回程度使用するもの、4) それ以外の頻度の物、の4段階くらいに分けて、かつその頻度に応じて設置場所も身近な場所から遠い場所に置いても良いわけで、その辺りのバランスに合わせた部屋作りが出来れば理想的かなと思います。
  10. これは以前からの課題でもあるんですが、腕時計の置き場に悩みます。私は8個持っていますが、1) 手巻き時計:1、2) 自動巻き時計: 1、3) 太陽光充電時計: 5、4) 電池式クォーツ時計: 1、という内容。太陽光充電時計は、西側の窓際に於いて毎日充電されるようにしていますが、自動巻きはモーター式の自動巻き機にいれてあり、手巻きとクォーツは別に保管して手巻き時計は毎日巻くようにして居ます。その中で、太陽光充電時計に関しては、何かバーのような物に掛けてディスプレー式に置きながら充電出来るようにしたなと思っています
整理整頓したとしても、その瞬間からまた新しい課題とか問題が出てくるものだし、全く新しい物を購入しないわけでも無いので、日々利用環境や条件も変わってきます。人間、変化が無くなると成長もなくなるわけだし、自分なりに住み心地良く効率的な部屋を維持していくことは、頭の体操だけでなく、結構荷物の移動で体力も使うので健康にも良いかもしれない(笑)。取りあえず次は、靴箱ベースでこぢんまりとまとめた棚の見栄えを、もう少し統一感のある、かつ多少の無駄スペースが出来ても良いからまとまり有る形にしたいなと思っています。(続く...)

UA MP 1K 2021大作戦 (3)


色々大変だったUA MP 1K 2021も、一昨日のフライト分がUA MPのアカウントに登録されて、 無事にステータス獲得要件である「15,000PQP」を突破して、来年度のUA MP 1Kステータスを確定。進捗状況のページを最初見たとき、丸形のプログレスバーにまだブランクが表示されていたので、「えっ? UA MP 1Kの更新条件って、変更されていた?!」と焦りましたが、1K到達後に、2000PQP毎に与えられる20PlusPoints分を示しているだけと分かって安堵。うーん、こう言う紛らわしい表示は止めて欲しいなぁ。

昨年は、コロナ禍で殆ど飛行機も飛べない状況だったため、2019年度のステータスがそのまま2021年度まで延長されたので、殆ど飛ぶことはなかったのですが、今年はやはり救済措置はあったものの、少し努力しないといけなかった(笑)。とは言っても、UA MPで国外メンバーに取って最大のネックである「UA便4区画利用」制限が今年は緩和されたので、結局UA MP 1Kのために、ANAを最大限利用するという矛盾した形になりましたが、まぁ仕方ない。自分でやって置いて言うのも何ですが、UAのステータス維持をANAで完結するって言うのも、何か矛盾していますが。

日本の新型コロナウイルスの状況は、減少速度は鈍ってきているけれど、昨日は死亡者が一年四ヶ月ぶりにゼロ人になるなど、確実に終息しつつあります。ただ、世界的にはそう言う後転している地域は日本含むごく一部で、全体的にはワクチン接種が進んでいる地域でも再拡大している場所が多くて、この年末年始のホリデーシーズン、日本は年越し・新年、海外ではクリスマス休暇とか、で再び感染拡大しないか心配です。日本の場合、多分第六波は年末年始の休暇で確実に発生するけれど、ワクチン接種や基本的な対策の浸透で第五波ほどではない、というのが大方の予想らしい。まぁ、油断せずに対応と準備だけは進めないといけないけれど、少なくとも現状程度の状態が続くのであれば、徐々に制限も解除されるだろうし。

ただし、未だに海外からの入国制限は大きくて、やっと条件を満たせば3日間の隔離期間にまで短縮されたけれど、それもビジネス目的等で一般的な海外渡航がそれなりに自由に出来る状態ではない。やはり、早くても来年末くらいからでしょうか、個人旅行が出来るようになるのは。体が動いて、アメリカにNFLやカレッジフットボール、あるいはMLBの日本人選手の試合観戦に行ける家は、UA便を利用することもあるからステータスは維持したいところだけれど、そろそろ「終活」ならぬ「終マイル」も考えないといけないのかも。

2021年11月7日

NUARL N10 Plus使用感 (4)

前回に続き、今週も外出機会があったので、NUARLK N10 Plusを持ち出して使用感を色々確認することに。

  1. 往路・新幹線車内
    新幹線移動の約2時間ほど、車内でiPhone8からの音楽を再生。前回同様シリコン製のイヤーパッドを使用したんですが、一度使用したからか今回は以前よりはしっくり耳穴に馴染んだ感じで、それもあってか音質も前回よりも改善されたような印象です。密閉度が上がったからかな。新幹線車内は、元々そんなにノイズが多いわけじゃ無いのですが、風切り音というか、外の「ゴーーー」という音が聞こえます。これをノイズキャンセル機能をONにしてみたところ、確かに軽減するんですが、全く無くなるわけでは無い。高中音域のノイズキャンセルは効果がありそうですが、低音域は効果が限定されますね。ただ、そんなに気になる程でもない。と言うかノイズキャンセルをしなくても、私的には十分音質的に問題無い状態なので、わざわざONにする必要も無いかなというのが実感。
  2. 機内
    使用機材が、一番ノイズの少ないB787なので、新幹線車内以上にノイズに関しては音楽再生を始めれば気になることはないですね。国際線で睡眠のために、ノイズキャンセルだけONにするという事もあるかもしれませんが、なんせイヤホン本体が大きくて耳からはみ出しているので、フラットシートで寝るときには耳が痛くなりそう。今回の様に、背もたれを倒して寝るくらいなら「ほぼ無音」状態なるので良いかもしれませんが。ただ、飛行機機内でも、一番多いノイズは「ゴーーー」という風切り音というかエンジン音なので、ノイズキャンセルの効果は完全ではないですね。
  3. イヤーパッド交換(抗菌フォーム・イヤーピース)
    NUARL Nシリーズ用のイヤーピースを見つけたので、事前にオーダーしておき、1日目のフライトの後にホテルチェックイン前に受け取ってきました。見た目のサイズは、製品に付属しているシリコン製イヤーパッドのSサイズと同じ位ですが、フォーム製なので指で潰すとサイズが小さくなり、かつ挿入後は耳穴の中で膨らむので、遮音性はこちらの方が良い感じ。また、耳穴の形状に合わせて密着してくれるので、イヤホンの装着度合いというか、安定感もこちらの方が良いですね。ただ、それでもマスクを外したり付けたりするときに耳に手が一寸当たると、その衝撃でポロッと落ちたことがあったので、やっぱり注意が必要。落下防止用に、耳掛けアダプターみたいなものがあれば良いのですが。
  4. 充電器のボゴピンは注意が必要
    復路の新幹線車内で使用して居たとき、スマホにインストールしたNUARLのアプリではイヤホンのバッテリー状況がモニター出来るんですが、充電器(保管ケース)から取り出した直後なのに、左側は100%なのに右側は83%とか表示されます。前日使用終了してからケースに入れて置いていたので、本来なら100%充電完了しているはずなんですが。そこで、左右のイヤホンをケースに入れるときに注意深く見てみると、ケースの内側イヤホンの形状に合わせて作られた型の部分にイヤホンが入ると、ケース側のボゴピンとイヤホン側の端子が接触して充電出来るようになり、その時にイヤホン側のLEDが点灯します。でも、普通に置いただけでは右側は点灯しないのに、左側は置くと直ぐに点灯してくれます。右側のイヤホンを少し上から押してやると、ちゃんとLEDが点灯してくれて、その後時間をおいて確認するとちゃんと100%充電完了していたので、イヤホンとかの故障ではなく、接触不良が原因だったと言えそう。実は、以前の製品はケースの蓋が「カチッ」とラッチで閉じるデザインでしたが、今回のものは磁石で蓋を占めて固定するタイプ。加工精度の問題なのか、製品の個体差なのか、少し緩い気がするんですよね。将来的には、何か内側にシートでも入れて圧着するようにしたいと思いますが、当分は入れるときに注意が必要かも。
  5. 音量不足
    今回、イヤホンを更新して唯一残念だったのが、新しいN10 Plusの出力(音量)が以前の製品(NT01AX)よりも小さくなっていること。iPhone8のボリュームを、仮に0(Min)~10(Max)とすると、以前は6位の位置で十分な音量を得ることが出来ました。所が今回のN10 Plusだと、8位まで上げないと十分な音量を得ることが出来ません。場合によっては、ボリュームをMaxの10にしても物足りない感じを受ける場合も。聴覚障害を予防するために、わざと落としているのだろうか。イコライザー側には、最大音量を「Min-Mid-Max」と三段階で調整出来て、確かにそれでiPhone8側の音量を最大にした時の出力が変わるんですが、アプリ側でMaxにしても音量不足を感じるくらいです。これ、将来的なファームウェアアップデートで修正されないだろうか。今回購入して、最大にして今の所唯一の不満点です。
全体的には満足していますが、イヤホンや保管ケースのサイズアップしていることと、音量不足が気になるところ。折角N10 Plusに更新しましたが、アップグレードサービスをまた利用して、N6 Pro2あたりに再変更しようか一寸真剣に悩んでいます。