2021年11月27日

オミクロン株

南アフリカで発見された新型コロナウイルスの変異株が「オミクロン株」と命名。デルタ株以上の激しい変異を見せていて、感染力も強くこれまでの後退も聞かない可能性が高いという、何か「ラスボス」的雰囲気すら感じさせられる変異株。今の所、南アフリカを起点に、アフリカから欧州の一部で確認されているらしいのですが、日本国内に侵入したときに第六波の引き金となるのだろうか。

 ところで、ギリシャ文字のアルファベットが順番に付けられている新型コロナウイルスの変異株ですが、「オミクロン」というと「アルファ」から15番目の文字なんですね。有名(悪名?)な「デルタ株」以降、「シータ株」「ラムダ株」は聞いた記憶があるけれど、それ以外の例えば「イオタ株」とか「クシー株」なんて聞いた記憶が無いけれど、そう言う変異株は観測はされたけれど、有る程度世の中で広がって影響する位の強さの物は、今回のオミクロン株がデルタ株以来の出現という事だろうか。
[2021年11月28日追記] 「ニュー」株は英語の"new"と紛らわしいから、「クシー」株は同じ綴りの国家主席がいるからと言う理由でスキップされて、今回の「オミクロン」株になったらしい。

今の所、日本入国時には10日間の隔離があるのと、まだ南アフリカ周辺が中心みたいなので、日本国内に持ち込まれるリスクは少ないと思うけれど、デルタ株の時も気がついたら国内のあちこちに感染してクラスターなんかも出来ていたわけだから油断は出来ない。新規陽性者数も、昨日は少し増えたけれど、それでも低い値がずっと続いていて、ある意味小康状態である事は確か。これを、連日全国的に一桁台くらいにまで落とせれば「感染終息宣言」みたいな物も出せるんでしょうけど、まだ全国的には100人台の新規陽性者が出たりしているから、まだまだ油断は出来ない。それでも、西日本地域は陽性者ゼロの件も多くなっているのですが、これからの年末年始の状況がやはり心配ですよね。

昨年のような爆発的な感染状況にはならないと期待はしていますが、それでも推計ではとしあげ一月中旬から下旬くらいには1800人くらいの新規陽性者数が最悪予想されているらしいので、攻めてその半分、数百人規模くらいでなんとか凌ぎたいところ。それによって、年明けから再開を予定しているGoToにも影響するだろうし、となると観光業界・交通業界に深刻な影響が出そうですし。3回目のブースト接種がそろそろ始まるので、悪くても昨年の年末年始よりは良い状態であろうと期待はしていますが、こればっかりは分からない。ただ、非常事態宣言が解除されてから、大きな揺り戻しが発生して居ないので、個人的には結構期待しているんですが。いずれにしても、このオミクロン株が、一般に伝えられる最後の変異株にして欲しいですよね。因みに、ギリシャ文字最後は「オメガ株」となるらしいけれど、何か強そうな名前だなぁ... 

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