2023年11月30日

iPhone 15 Pro (1) - ポチッとな

タイトル通り、ポチりました(笑)。現在使用しているiPhone 13 Proを購入したのは、丁度二年前。MNP転入割引や、初めての5G割りとか、色々オプションがあってかなり安く購入出来ましたが、今回はそういうオプションは無いの上に本体価格も上がっているので、月々の分割代金は倍とは言わないけれど1.8倍位になるのが正直痛い。 それでも、利便性というか生活の必需品の一つになっているスマホなので、こればかりは必要経費と割り切るしか無いですよね。

今回はdocomoのオンラインショップでの購入なので、自分のdアカウントからサイトにアクセスしてiPhoneのページへ移動。「入荷予定のお知らせ」とかトップに掲載されるので少し焦りましたが、今回購入予定の256GBモデルは、どのカラーでも在庫有りの状態なので一安心。前回同様ブルーの本体の256GBのiPhone 15 Proを購入しました。配送予定日を見たら、最短金曜日には配達可能と表示されたので、早速金曜日の午前中に受け取ることに。これで明日の午後はiPhone 祭り確定です。しかし、iPhoneも高くなりましたね。今回のモデルで本体価格(税抜き)は、ぎりぎり20万円を切るけれど、ちょっとした貴重品レベルだよなぁ。次回は、もっと廉価版モデルにするか、再生品にしようかと思案中。基本、音楽再生が出来てデータ通信が出来れば良いので。カメラ機能は、今はiPhone中心に使っていますが、Pixel 6を次のモデルに買い換えたら、そちら中心にしても良いし。本当は、昔のiPhone miniとか小型のスマホが好みなので、そういうモデルが出てきたら買い換えてしまうかも。

本体の購入が完了したところで、今度は現在使用してるiPhone 13 Proの「いつでもカエドキプログラム」を利用して返却して、24ヶ月の残価を免除して貰います。この手続きで少しdocomoのサイトをウロウロしましたが、返却手続きの説明の中に、郵送(インターネット経由での申込)かドコモショップでの手続きというのがあり、ドコモショップでの手続きはそこから予約のサイトに飛べるのに、郵送の場合は説明が書かれたPDFを開いて底に記載された手順に従わないといけない。これ本末転倒じゃ無いのか。まぁ、記載されている手順に沿って、返却キットの申込みを完了。これで返送用の梱包キットが送られてくるので、データ移行後のiPhone 13 Proを初期化して同梱して返送すれば、こちらの手続きとしては完了のはず。前回、iPhone 8からiPhone 13 Proへのデータ移行で感動したんですが、本当に最初の数ステップを実行すれば、後は元のデータ内容や設定をそのまま新しいiPhoneにデッドコピーしてくれるので本当に楽ちん。

ここでふと心配になったのが、これまでiPhone 13 Proで使用していたeSIMはどうなるのだろうか。ハードウェアに紐付けられているから、そう簡単に転送とかできなさそうだけれど、そのまま移行してiPhone 15 Proでもデータパッケージ購入だけで利用出来たら凄いと思うけれど。まあ、駄目なら駄目で再度購入すれば良いだけですが、やはりそれはそれで面倒ですし。Apple Payのクレジットカード情報等もそのまま移行出来るので、出来そうな気がしているんだけれど、やっぱりSIMだからなぁ... いずれにしても、早めのクリスマスプレゼントを楽しみに待つことにします(笑)。(続く...)

不死鳥は再生する

日本大学フェニックス」と言うチームに関しては、自分くらいの世代でアメフトに少しでもかかわった人間ならば、やはり大きな意味と存在感を持つ名前である事は確か。私が初めて「アメリカンフットボール」に触れたのは、中学生時代に当時黄金時代を築いていたNFL Miami DOLPHINESの事を何故か友人が知っていて、「凄いスポーツがある」と盛んに進めてきたところから。これが1970年代。その後大学に入り、ひょんな事からアメフト部創設メンバーとなり、そうなると当然気になるチームの一つが、日大フェニックスだっのが1980年代に入ってから。当時は、「西の関学、東の日大」二強時代で、ショットガンが国内フットボール界で猛威をふるっていた時代。今のXリーグの前進となる社会人チーム、実業団チームがぼつぼつと生まれてきていたタイミングでしたが、「大学OBチーム」程度の実力で、学生チームの方が上まわっていた時代。東だと日本大学と日体大OBで作られたシルバースターが唯一大学とまともな試合が出来るくらいの状況じゃ無かっただろうか。

その日大フェニックスは、当時の篠竹幹夫監督の良くも悪くもカリスマ性で作られていたチームだけに、ライバルチームによる研究が進み、篠竹氏自身も高齢化とともに以前のようなコーチが難しくなってきた事も有ってか、1990年のリーグ優勝を最後に2007年にリーグ優勝するまで、20年近く低迷するんですよね。その後は関東のトップリーグで常に優勝争いに名前が出るくらいの強豪チームに戻ったけれど、2018年の所謂「悪質タックル事件」で全ての歯車が狂ってしまったような印象です。

今の所の報道では、日本大学としてはアメフト部を廃部してこの問題に決着を付けようとしているみたいなんですが、その前に前提となった部内の大麻事件が、既に逮捕されている三人だけの問題なのか、それ以上に実は関係者がいて部として機能していなかったのか、その当たりが良く分からない。前者の場合ならば、例えば今シーズンの活動禁止とか、何らかの制限を課すことでチームとして存続することに問題は無いと思うけれど、後者の場合は廃部も復命されに言えば当事者として日本大学側の責任も有る話だと思うんですよね。学長と副学長の辞任が要求されて、林真理子理事長も減給処分となるらしいけれど、他の部活動では問題なのか、所謂体育会系の部以外ではどうなのか、そういう部分の情報が無くて、何か廃部にすることで損切り逃げ切りみたいな印象しか受けない。そうなると、今回の事件に関係無かった部員や関係者にとっては飛んだとバッチリというか、納得出来ない所だろうなあ。特に1年生2年生なんかは、悪質タックル問題から再生して、多分かなり請われて入部した選手も多いだろうし、それが入った途端にこんな形になってしまうのは、フットボールだけで無く自分達の人生を否定されたように感じないだろうか。

こう言う事で比較して申し訳ないけれど、同志社大学アメフト部でも暴行事件が昨年発生して、4人の元部員が逮捕実刑判決が出たけれど、チームとしての活動は続けている。奇しくも、悪質暴行事件で崩壊しそうだった日大フェニックスのヘッドコーチ公募に応募して、何とか立て直したのが橋爪功ヘッドコーチ。ところが2年の契約が終了すると契約更新とはならず、そこから同志社大学ヘッドコーチに就任したらこの暴行事件で何とも巡り合わせの悪い話し。仮に橋詰氏がそのままヘッドコーチを続けていたら、今回大麻事件で逮捕された3人は生まれていたのだろうか。気になるのは、橋詰氏が選手主導のチーム体制にしたことで、以前のような厳しいチーム管理状態が緩み、そこに大麻等が入る余地が生まれたみたいな記事を出しているメディアもいるけれど、悪質タックル事件の時にあれだけ旧態依然とした指導方法が問題みたいな批判をしていたのは何だったんだろう。メディアのいい加減さは、今に始まったことでは無いけれど、それ以上にはっきりしないばかりか何か保身だけに走っている日本大学当事者の態度というか様子が一番納得いかない気がする。廃部の決定は、多分覆らないのだろうけど、フェニックス所属部員は、出来るだけ学生生活とフットボールを続けて欲しいですよね。他校に転入する、日本大学の学部別のチームに入る、あとXリーグに入る事も条件づきで出来るらしい。是非何らかの形で良いから、この後もフットボールと繋がりを保ち続けていて欲しいですね。

重複音楽データ

来月12月になると、2年前に購入したiPhone 13 Proの買い換え時期。当然次の機種はiPhone 15 Proを狙っていますが、一つ気になっていたのが内部容量。今のiPhone 13 Proは256GBモデルを使用しているんですが、これは使用開始する時にその前機種であるiPhone 8の使用容量が128GB中100GB位だったので、流石に128GBではもう厳しいけれど「その倍位あれば十分だろう」という想定から256GBにしたもの。実際購入直後の使用開始時では半分以上空き領域が確保出来ていたので、全く問題ありませんでした。

で、更新を意識し始めたここ一つ気ほど、今度もiPhone 15 Proの256GBモデルのつもりでしたが、何気に容量確認をすると何故か使用容量が増えていて、160GB位使用済みになっていて、空き容量が90GB位になっています。50GB位最初の時から増えているのですが、正直心当たりがありません。2年間、このiPhoneで写真を撮影していたので、それが一番大きいとは思うけれど、流石に50GBも容量を占めるほど撮影はしていませんし、私は殆ど動画撮影はしないので、それ程増える理由が浮かびません。ただ、そうなると256GBモデルでは少し心許なく感じて、となれば512GBモデルに今回更新しようかと悩んでいました。価格差は数万円なので、それを高いと思うかそれなりと思うか微妙な所なんですが。

で、話は少し飛んで、新しいイヤホンが届いたので、久し振りにライブラリーとか眺めていたら妙なことに気がつきました。iPhoneの設定から「iPhoneストレージ」の内容を確認して見ると、「同期されたコンテンツ」が異様に大きくて90GB以上占めています。「写真」が33GB位あるので、これもちょっと問題だけれど、その3倍もの内容が最初何なのか解りませんでした。調べてみたら、これはiTunesの音楽データと言う事が解ったんですが、そんなにコンテンツ購入するわけでも無いし、確か以前は40GB位じゃなかったかなと記憶しています。試しに、ホストPC側で保管して居るiTunesのフォルダーサイズを見ると、50GB程度なのでこれはちょっとおかしいと感じます。そこで「設定」→「ミュージック」→「ダウンロード済み」と入ると、ここのサイズが90GB余りと表示されています。さらにその下のレイヤーに進むと、ここにはアーティスト別にフォルダーが並んでいて、その下にはアルバム、そしてさらにその下にはそのアルバムに含まれている曲データが並んでいます。ここまで来てビックリ。何故か同じ曲目手が二つずつ並んでいます。つまり10曲入りのアルバムなら20曲が「曲A」「曲A」「曲B」「曲B」「曲C」「曲C」...となっていて、慌てて調べてみたら全部そんな状態になっています。どうも何かの理由から、二重に音楽データがあると既登録されて、そのままになっていたようです。

ネットで検索してみたところ、iTunesで一度同期を止めて、データを消してから再同期すれば良いと書かれていたんですが、最初はiTunes側だけで操作したので、私のやり方が悪かったのか、今度はアルバムタイトルが二つずつ並ぶような状態になってしまいました。もう一度手順とか確認をして、まずはiPhone側で、「ミュージック」→「ダウンロード済み」の「全ての曲」を神様に祈りながら削除(笑)。一気に音楽データ分だけ容量が空いたことを確認した後、PCと接続してiTunesを起動し、ここから「ファイル」→「デバイス」→「"(自分のiphone)"を同期」を選択して、また一から音楽データを構築しなおしました。50GB近いデータ転送なので、30分位かかったかな、無事に転送が終わると、256GBの内部容量で使用済み容量が116GB位と半分以下になってくれました。これで安心して、次のiPhone 15 Proも256GBモデルを注文できます(笑)。何故音楽データが二重になったのか、その理由は不明。OS更新のタイミングで何かあったのか、少し前に久し振りにiTunesに接続した事が有ったので、その時に何かあったのか、想像だけは膨らみますが原因が分からないのはちょっと歯がゆい。一つ気になるのは、「アーティスト名不明」というタイトルが幾つかあることで、iTunesのデータを見ると一応それなりのデータは入っているように見えるんですが。最初にiTunesで音楽CDからリッピングして、iPodで聞き出したのはいつ頃だっただろうか。もう20年以上は前になると思うんですが、それから積み重ねて使用してきたから、データもどこかガタが来ているのかな。その音楽CD達は随分前に廃棄処分してしまったので、もう再度リッピングも出来ないし、現状で使用続けるしか無いのが時間の流れを大きく感じる所ですね。

2023年11月29日

高温超伝導磁石

「液体ヘリウム不要の高温超伝導磁石を実用化」というタイトルを見て、どれだけの技術なのか理解出来る知識も無いけれど、 それによってコストも下がるし液体ヘリウムやその他希少金属等も節約できると言う事ならば素晴らしい話。ただ、馴染みの無い分野・技術の話なので、これまでの「低温超伝導磁石が-269度℃」なのに「高温超伝導磁石ならば-255度℃で良い」という、僅か-14度Cの差がそんなに大きな違いなのか良く分からない。


絶対零度」=0Kは、-273.15℃なので、-269度℃でも「高い温度」なんだろうけど、そこからさらに14度℃上がると「高温」という表現になるんですね。でも、その「液体ヘリウム」にしても温度は「-196℃」で、そこからさらに70℃も下げないといけないのに、僅か14℃違うだけなら冷凍機岳で可能というのも良く分からない。技術が凄いんだろうけど、同じ科学の話でも分野が違うとか馴染みが無い分野の話は、聞くだけでは魔法のようにしか聞こえないことが多いなぁ(笑)。まぁ、こう言う極超低温状態とか逆に超高温状態、あるいは超高圧とか、そういう極限の環境では色々不思議な現象が生まれるものですが、技術の進歩でますます身近になってきたような印象も受けますね。

で、記事の後半では車内からのインターネットアクセスの話が登場していて、どうもJR東海的には超伝導磁石での光速運転技術よりも、走行時のインターネットアクセス技術の方が難敵らしい(笑)。まぁ、東海道新幹線でのWi-Fi接続の状況を身を持って経験していれば、高速移動時の不安定さは良く実感できますが。でも、それよりも高速移動している飛行機からのアクセスが、結構安定している事を考えるともう少し何とかならないかという気もします。飛行機の場合は、衛星経由だから通信容量は少なくとも途中に障害はないけれど、新幹線やリニアの場合はトンネル走行中は接続が遮断されるような物だからなぁ。インターネットがそうならば、通常の音声通話も厳しいですよね。それならそれで、車内が少し静かになるから個人的には嬉しいかも。

最も今のリニアにとって最大の障害は、極低温技術でもインターネット接続でも無く、川勝静岡県知事の難癖な訳ですが、これは今の所出口が見えない。まだ2年ほど任期が残っているから、仮に2年後の選挙に立候補しなくて知事が替わって政策も変わったとしても、それからの工事再開となるわけで、とても2027年の名古屋開通に間に合うとは思えない。静岡工区のリニア工事に関しては、流域地域は大筋合意をしていて、今の所は県(=川勝知事)のみが反対している状態。しかも、副知事として県側にいた時には反対していた難波静岡市長は、立場が変わると賛成意見を出しているし、この辺り個人的には「をぃをぃ」という印象も。記事の最後には、中国との技術競走の話も書かれているけれど、其れ以前に先ずは国内の障害を解消することが一番の課題だと思うなぁ。まぁ、あの人がトップに居る間は無理だと思うけれど。

NUARL NEXT 1がやって来た

AmazonのBLACK FRIDAYについ乗せられて(嘘)、ついポチッとしてしまった、完全ワイヤレスイヤホン「NUARL NEXT 1」。流通業界も人手不足で大変なんでしょうね、日曜日のお昼過ぎにポチったので、その日の夜にはAmazonの倉庫から「出荷されました」と表示されましたが、月曜日にはそれ以上の進展は無し。配達予定では火曜日と表示されていたので間に合うのかなと訝っていたんですが、火曜日の朝確認して見ると日付けが月曜日から火曜日に変わった午前2時頃に「配達店まで輸送中」と海老名の倉庫を出たと言う表示があり、さらに朝の7時前に「お近くの配送店へ当直しました」と追加されます。その後9時半頃に「配達中です」という表示が出てきて、お昼前に委託業者さんらしきお兄さんが荷物を届けてくれました。以前だと、日曜日のお昼頃に注文したら、翌日の朝一くらいで届けてくれたものですが、BLACK FRIDAYで物流が増えているのに人手は増えないので、一日余計にかかるのかなぁ。

はやる心を抑えつつ、お昼時という事も有ったので荷物を開封したのはお昼ご飯を食べた後に。配送された段ボール箱は、小さなサイズではあったけれど、中身のイヤホンの化粧箱はさらに小さなもので、いつもこの「サイズの違い」にちょっと疑問を感じるところ。ワクワクしながら化粧箱の蓋を外すと、上半分に充電ケースに入ったイヤホン一組があり、下半分にはUSB Type-C充電ケーブルとイヤーバッド等が入った小さな箱が収められていました。まずは充電ケースを取りだして、Type-Cのケーブルに接続してひとまず充電をして完了し、それから試してみることにしました。

iPhone 13 Proの音楽再生に殆どの場合使用する予定なので、まずはiPhone 13 Proとペアリングを実行して、外付けイヤホンとして使用出来るように設定しました。その後これまで使用していたN10 Proと比較してみたり、実際に装着して使用感などをまとめてみると、

  • 充電ケースの大きさは、容量で言えば半分位の感じ。横幅は2/3位ですが、厚みというか膨らみはNEXT 1の方が大きくなっています。その分、重さも軽く感じます。
  • ワイヤレスイヤホンのサイズも、NEXT 1はN10 Proに比べて一回り小さくなっているように見えます。また、重さも軽くなっているので、耳に装着した時のフィット感はNEXT 1の方が改善されています
  • N10 Proのイヤホンでの操作は、イヤホン上部に付いていたボタンをクリックして操作しましたが、NEXT 1はイヤホンの側面にタッチ式のスイッチがあり、これをタップして操作するので、最初は慣れずに戸惑いました
  • またN10 Proでは、イヤホンL/Rどちらも同じ操作だったのが、NEXT 1ではL/Rで意味が違う(R側タップで音量UP/L側タップで音量DOWN、とか)ので、それを覚えるまでが少し大変そう
  • 一番気になっていた「音量」ですが、十分な音量が確保されていると思います。iPhone側のボリュームを60~70%位までスライドさせれば、十分すぎる音量で再生してくれます。これだけで今回購入して満足出来ました
  • 音質に関しては、最初は薄っぺらい音だなと感じましたが、暫く再生してエージング(と言うほどの事では無いけれど)されたのか、またiPhoneにアプリをいれてイコライザーを少し弄ったところ、自分好みの音色に設定でき、特にボーカルが以前と比べて格段にクリアーに聞こえるようになり、さらに満足度がアップしました
  • N10 Proは、イヤホンのサイズが大きかったこともあり、かなりしっかりと耳の穴に装着しないとポロッと落ちそうになったんですが、このNEXT 1は少しサイズが小さくなり軽くなったことも有り、装着感も改善されています。ただ、まだ耳に馴染んでいないのか、やはり密着しているというよりは少し緩く早着されているような印象があり、もう少し慣れが必要かなと言う感じです
2万円ちょっとと、お安くない買い物でしたが、その内容に関しては前回のN10 Proの時以上の満足感で十分納得出来る内容でした。来月は、何回か外に出る予定があるので、その時のお供で使用してフィールドテストをしてみたいと思います。音質や装着感は今の所問題無さそうなので、後は新幹線移動時とか駅などの移動時に、どれだけ周りのノイズや混信による瞬断が回避出来るかですね。

2023年11月28日

モノからコト

静岡県裾野市が企画した、「カーアクション&爆破体験モニターツアー」が結構好評らしく、今朝の全国ニュースでも流れていてビックリ。市内で実際に映画やドラマのスタントシーンなど撮影している場所を、今後ふるさと納税の「商品化」にも考えているらしい。

まぁ、普通爆発とかカーアクションみたいな車に乗る時は、何かトラブルに巻き込まれたような場合しか考えられないから、そう言う意味ではかなりの特異な体験だなと思います。実際に商品化された時には、幾らくらいの価格の商品になるんだろうか。

例えば京都とか古い町並みや歴史が売り物の観光地へ行けば、代替着物レンタルサービスがあって、着物姿だけでなく髪結いとかお化粧までして市中を散策するとか記念写真を撮影するのは、良い思い出。少し前に問題になったけれど、所謂「マリオカート」で街中を走るというのも、本来ならばゲームの中だけの話立った物が現実化するわけで、人気が出るのは良く分かる話。さらに言えば、人気アニメの「聖地巡礼」だって、ある意味自分がその世界の中に入り同化するような体験を獲得するわけだから、 機長である事は確実ですよね。

以前は「爆買い」が訪日観光客のメインだったけれど、最近では有名観光地から知る人ぞ知るとか日本人すら知らないような場所へ行くことがはやり始めているみたいだし、この手の「体験学習」みたいなものも人気になりつつあるらしい。そう言えば、サンプル食品作成なんて以前からやっているけれど、ああ言うに本独自の文化みたいなモノって、色あせないから良いかもしれない。となると、これまでは観光客を誘致するための「モノ」の準備が中心だったことが、今後は興味を引く「コト」の準備が重要になります。その時に、訪日観光客だけ意識してしまうと、国内での人気はで無い「コトの体験」になってしまい、例えば再びコロナ禍みたいな事が発生すると、観光客ゼロの可能性も。となると、国内向けには日常使いとは言わないけれど、それなりにリピート出来るような内容で、海外向けにはいかにも「日本らしい」みたいな希少性があるとベストだけれど、なかなか難しいかもなぁ。ただ、時代は「モノ」から「コト」に移ってきていることは確実なので、そういう方向性での開発が今後は重要になるでしょうね。

JUNGLIA@沖縄

沖縄本島北部のゴルフ場跡地を再開発して建設中のテーマパークが「JUNGLLIA(ジャングリア)」と名称が決まり発表されましたが、 出てくる画が何故か某映画シリーズの「〇〇パーク」にそっくり何だけれど、版権とか大丈夫なのだろうか。

開業予定は、2025年夏頃と言う事でまだ時間はあるけれど、開園すれば沖縄観光の大きな目谷なる事は間違いない。ただ、県外からの入口である那覇空港からはちょっと距離があるので、それがどう影響するのかですよね。TDRとかUSJの様に、有る程度滞在して楽しむ内容・規模とは一寸違うように感じるし、となると島の内部での移動手段がトレだけ確保出来るかが課題かも。

近くには、有名な美ら海水族館があるらしいけれど、一日で両方回るというのは難しいだろうなぁ。北部だと、最近リゾート開発でホテル開業なんかも多いみたいなので、そういう場所に宿泊して北部の観光施設を回ることになるんだろうけど、レンタカーは必須になりそう。そういう施設を15分間隔くらいで循環するバスサービスとか有れば嬉しい。確か那覇空港周辺から、この北部までの移動には車で1時間位かかるから、まずは空港からの動線をどう確保するかが一番の課題なのでは。

夏休みシーズンとか長い休暇が取れる時期ならば良いけれど、例えば週末の1泊2日とか2泊3日とか、それ位の滞在だと使いにくいかもしれないなぁ。沖縄もその他地域のご多分に漏れず「車社会」なので、車が無いと移動出来ない場所。それでも有名な観光地なので、他の地域に比べたらタクシーも多いし、バス網もそこそこ有るように感じますが、やはり運航本数的には物足りない。沖縄は好きな観光地だし、良い場所だと思うけれど、移動がもう少し便利になればなぁと言う気がします。

開園は2年後なので、来年はまだそんな状態にはならないと思うけれど、2年後の夏はこれまで以上に玄関口である空港は混雑しそうですね。2025年の夏から秋にかけては、少し様子見をしないと混雑だけでなくチケットすら取れないかも。その分、航空各社も増便するんだろうけど、那覇空港のキャパシティーも限界だろうし、そう簡単に増やすこともできないだろうし。このテーマパークは、内陸部にあるから駄目だけれど、もし海沿いにあるならば、舟で行き来するなんて言う交通手段も良いかも。そういう演出の仕方も良いかもしれませんね。南部から舟で近くまで移動して、そこから特別車両で園内に移動してジュラシック感を楽しむと。まぁ、一度位は行ってみたいけれど、未だに美ら海水族館にすら行っていないからなあ(苦笑)。

2023年11月27日

NUARL NEXT 1

AmazonのBLACK FRIDAYにハマってしまいました(笑)。まだ十分使える状態ではあるけれど、細々した不満もあった現在使用中の完全ワイヤレスイヤホン「NUARL N10 Pro」。最初は、何気にAmazonのページを眺めていただけだったんですが、完全ワイヤレスイヤホンのページとか見ているうちに、前回NUARL N10 Proを購入した時には、その前のモデルを下取りに出して、アップグレードみたいな形で安く購入出来たことを思いだしました。そこで久し振りにNUARLのサイトにアクセスしてみると、新しい製品「NUARL NEXT 1」が発売されています。

このモデルへは、任意のNUARL旧製品と交換で22,000円(税込み)で入手可能。本体価格が、約3万円である事を考えると、なかなかのお得感があります。ここで一旦申込をしようと思ったんですが、もしかしたらBLACK FRIDAY対象製品になっていないか再びAmazonでこの製品等を検索してみました。予感は的中して、BLACK FRIDAYの対象商品になっていて、-30%引きの「20,790円」と価格表示されます。 トレードアップするよりも単体を新規購入した方がお得なわけで、それならばやっぱりこっちを購入するよなぁと、ポチりました(笑)。いゃ、「残り15個」とか表示されるので、ちょっと焦り気味にポチった事は内緒です。

この製品自体の発売は1年ほど前なので「最新版」では無い事は少し気になるのですが(直ぐに後継モデルが登場したら悔しい-笑)、それでも現在使用しているN10 Proに比べて色々改良されているようですから、そこは何とかなるかなという気も。個人的には最大の不満だった音量不足が修正されていれば、殆ど満足なんですが。このモデルでも、現在のN10 Pro同様スマホに専用アプリを入れて設定を変更したり、イコライジング機能があります。大きな違いは、このNEXT 1だと組合せだけなら100億通りの組合せから5個の設定をプリセットして切り替えられるそうで、どの程度の効果・機能があるかは実際に使用してみないと解らないけれど、外音をシャットダウンした没入モードと、移動時など外音も入るような状態での安全モードみたいな感じで切り替えることが出来たら、かなり有用かなと思っています。

見事にAmazonの策略にハマってしまったのは悔しいけれど(笑)、まぁお安く期待していたものが購入出来たから、その満足感だけでも「プライスレス」と思うことにします。でも、これで味を占めてしまい、他にもお得なものが無いか、結局昨日は一日Amzaonのサイトをあちこちフラフラうろついていました。そうそう、Amazonのサイトで検索をして、左側に表示されるメーカー名とかをチェックして絞り込むと、何故か画面がリロードを繰り返すようになり使えないのだけれど、これって以前から発生しているんですよね。何か拡張機能が悪さをしているのだろうか。凄く困ります。試しに拡張機能で設定している機能をトライ&エラーで試していったら、「AmazonSeller Filter」をDisabledにしたら発生しなくなりました。調べてみたら、自動的にURLにパラメーターを追加するので、それでリロードがループするようになるらしい。うーん、何か納得出来ないけれど結果オーライという事で。今回購入したイヤホンは、火曜日に届くらしいので、それまでは大人しく待つことに。以前のN10 Proは、次の新製品が出た時のトレードアップ要員にしておくことにします。

順位決定

昨日開催された、関西大学リーグの関西学院大学vs 関西大学の一戦。勝つか引分けで、関学のリーグ優勝が決定するけれど、敗れると関学、関西大、立命館大の3校が4勝1敗で三竦みになるので、抽選で順位が決まる=甲子園ボウルトーナメント進出校が決まるという重要な一戦。

下馬評では、甲子園ボウル六連覇を目指す関学が有利だったけれど、関西大も意地を見せて終盤リードを奪うと、最後の関学の逆転サヨナラ狙いのドライブを跳ね返して、13-16で関西大が勝利。これで、関学は立命館に勝ち、立命館は関西大に勝ち、関西大は関学に勝つという「6勝1敗で三竦み」の状態になることに。リーグ戦は、この3校が同率優勝という結果になるのだろうけど、関西学生リーグ優勝チームがこの後進む甲子園ボウルトーナメントは優勝校のみが得られる権利。どの様に決定するかと思ったら、3校での抽選と言う事に。単に順位が書かれた封筒を引くのでは無く、まずはその順位決定の封筒を引く順番を決める抽選のための順番決めのじゃんけんをして、その結果から順番を決める封筒を引いて、そこに書かれた順番で最終順位の封筒を引くという「三段構え」の抽選。それが逆に疑惑を招いた部分もあるみたいですが、最終的には関学が1位相当、立命館が2位相当、関西大が3位相当と言う結果に。 

関西学生リーグの場合、8校で構成されているので7試合の結果で決着を付ける事に。社会人と比較しても試合数としては多い方だと思うけれど、全米のカレッジでも10試合以上やっている事を考えると、もう少し試合数を増やして明確に勝敗で決着が付くようにしたいもの。それでもリーグ戦の勝ち負けだけでは順位が付かない場合もあるから、例えば最初の順位判定は全体の勝ち星で決めるけれど、そこで並んだら次にリーグ戦内の対戦成績で決めるとか、幾つか段階があります。それも、それなりに試合数があって、かつリーグ戦以外のチームとの対戦等不確定要素が入っているから可能なわけで、それでも決着が付かないこともあったような気がします。それでも、今回の様な場合に比べたら、まだ納得いくような決定方法だと思う。

社会人の場合は、5試合しか無いので結構並ぶ場合も多いのですが、その場合は基本「得失点差」で判断するようになっています。それも批判や意見も多いのだけれど、日程など考えると仕方ない。本当ならば、今回の場合もプレーオフとかやって決着を付けられれば良いのだけれど、そうなるとそれぞれのチーム同士3試合開催しないと行けなくて、それを1週間インターバルで行うとしたら、2チームは1週間インターバルで2試合、1チームは2週間インターバルで2試合という差も出てしまうし。なかなか難しいと思う。原稿の対戦方法で言えば、勝ち星(勝点)の次に、得失点差が来るのは仕方ないかと私は思います。フットボール自体が得点を奪い合う競技ですからね。そう言う意味部は、今の社会人(Xリーグ)での順位決定方法が一番無難なのかなと思う。ただ、当事者としてはあるいはファンとしては、実際に対戦して決着を付けたいと思うでしょうね。そう言う意味では、プレーオフをタイブレーク方式(25ヤードからオフェンス開始で、交互にオフェンス/ディフェンスを交代して得点の多い方が勝ち)でやることで、チームや選手への負担を軽減するとともに、スケジュール的なものもカバー出来ないだろうか。いずれにしても、関西学院大学には、3チーム分の思いが詰まっているわけだから、この後のトーナメントでの活躍を期待したい。

2023年11月26日

疑似世襲議員

先日の「世襲議員」の話題について、いろいろな意見を見聞きしてふと思ったんですが、例えば「医師会」とか「〇〇労働組合」みたいな所から選出される議員って「準世襲議員」と言ってもいいような存在なのではと思うんですよね。つまり、世襲議員というのは親とか親族の前議員から「地盤(=支持者)」「看板(=知名度)」「鞄(=政治資金)」を引き継げるから、殆どそれらを持たない新人立候補者は著しく不利、と言う話なんだと思います。となれば、そういう団体からの立候補者も似たような存在なのでは。

でも、国会議員が国民の選挙で選ばれている以上、世襲議員かどうかは関係無く、如何に選挙で投票して貰える、有権者から支持を得られるか、というのが最大の要因になるはず。そうなると、「世襲議員」よりも確実に投票してくれる支持者がいる候補者の方が遥かに有利なわけで、だから例えば公明党議員はその地域の創価学会会員からの固定票があるから、そういう場所からしか立候補しないだろうし、労働組合などからの立候補者は、その組織票が見込めるから業界代表として選出されて立候補して議員になって、時にはその組織の代弁者として活動もするんでしょ。

確かに世襲議員だと「三バン」を得やすいだろうけど、それ以外の立候補者だって、

  • 地盤: 基本的に所属政党としてはその議席は守りたいから、前任者の選対組織なり支持組織を引き継いで新人候補者は選抜されるし支援されるだろうから、世襲は関係無くてその地域でのその政党なり組織の力の具合が全てでは
  • 看板: 所謂「知名度」の問題なので、地元の名士と言われるような人が立候補者として多くの場合選抜されるだろうし、場合によっては有名人や著名人が選ばれるわけで、逆に「世襲」故に知名度が低くなると言う欠点だって有るのでは
  • 鞄: その世襲議員の家系が地元の名士で資産家で富裕層であるならまだしも、基本的には全候補者の団体から寄付を受けて新しい組織へお金が移動するのだから、そこは余り関係無いのでは。その候補者の知名度で、例えば寄付とかカンパとか借り入れが有利になることは有るかもしれないけれど、それだって世襲とは関係無い話だろうし
そう考えると、一人区で地元からの支持の多い有名議員だと確かに有利さは生まれるかもしれないけれど、そうで無い場合は逆に有名タレントとか有名解説者とか、そういう対抗馬を擁立してもいいわけで、実際そういう候補は幾らでもいますし。

逆に「世襲だから」と、親の地盤を引き継がされて半ば強引に立候補させられる候補者もいて、そういう場合はその新人議員が苦労する場合も多いのでは。それならば、「世襲議員」というのは野党から見たら「付け入る隙のある美味しい獲物」になるわけで、どんどん増えて貰った方が有利になると思うのだけれど。他分野党議員としては、遺産相続みたいな感じで、「議員」という地位がそのまま右から左にスライドしてくるみたいな感じで言っているんだろうけど、それ程甘くないことは自らも選挙の洗礼を通ってきていて知らないはずは無いと思うのだけれど。結局は、地元の知名度と言う点で落下傘候補が敗れたり、元々支持されていないような立候補者を擁立した政党側のミスだと思うし、それを体よく相手へぶつけているだけだろうな。世襲議員の善し悪しなり、その資質に関して批評することはどんどんやるべきだと思うけれど、それは別に「世襲」という属性だけで無く全ての議員に対して問われるべきものだと思う。

修学旅行は復活するか

外国人観光客が押し寄せる京都観光に関してのコラム記事。実は、昨日とある在日外国人YouTuberの方の京都観光旅行の動画を観ていて思ったんですが、「昔は修学旅行の学生の姿が溢れていたけれど、今はそれ以上に外国人観光客の姿が多いなぁ」という事。地域によって旅行先の選択は異なると思いますが、自分が中学生とか高校生の頃だと新幹線を利用して京都大阪方面というのは良くある旅行先の一つでした。だから、京都の映像を見ると、殆どの場合学生服姿とかセーラー服姿、あるいはそれに類した学校の制服を着用した団体が移っていたものだけれど、最近の動画では殆どそういう様子を見ることがありません。

少し前なら、コロナ禍もあったのでそういう行事自体が控えられていたこともあるけれど、最近ではそう言う事も無くなり一斉に修学旅行も再開されていると思うけれど、多分訪日観光客などの増加で修学旅行の団体が入る余地がないんじゃ無いだろうか。人出だけで無く、最近よく言われている貸し切りバスが払底しているとか、宿泊先のホテルや旅館が足りないとか、歪みが今出てきていると思う。訪日観光客の増加だけで無く、コロナ禍でそういう観光業の人材やリソースが払底していたところの補充がまだ間に合っていない、というか多分色々な理由から回復する事は無いんじゃ無いだろうか。

オーバーツーリズムが言われ始めた直後にコロナ禍が始まったから、結局国内のオーバーツーリズム対策は出来ていないままに観光需要が復活してしまったと思うので、現場は大変だろうなぁ。本来ならば、コロナ禍の間に廃業した施設も多いだろうから、残った業者はかなり有利なはずだろうけど、その利点すら活用する余裕がないのが現状だと思います。ただ、やはり旅慣れている訪日観光客の皆さんは、だから京都では無く地方へとベクトルを変更している話も聞くので、上手くそういう分散と集中をすることで、日本全体が潤う気がする。本当ならば、政府なり公的組織がそういう音頭取りだったり、それこそどんどん情報発信をすれば良いのだけれど、中々そこまでは手が回らないのかな。

そう言う意味では、これまでの「京都旅行」という様な画一的な修学旅行も、もっと地方や他の地域にを目指すのも良いかもしれない。少し前だと海外旅行という選択肢もあったけれど、円高の最近では流石に以前ほど海外へ行くというのは大変じゃ無いかな。個人旅行ならまだしも。修学旅行の目的は、自分達の頃は日本の歴史を知るとか、そういう知識補完目的みたいな感じだったけれど、最近で言うなら昔で言う林間学校みたいな「グランピング旅行」とか良いかもしれない。自然の中で食材を調達するとか、物作りをしてみるとか、多分以前も似たようなプランは合ったと思うので、そういう方向性をもっと伸ばすチャンスかも。その上で京都の様な人気観光地は、場合によっては人数制限したりとか、そうやって希少性を出して付加価値を上げていくのが良いのかも。それを当然地元の保護活動に経費として回すとか、色々やり方は有るんじゃ無いだろうか。時代に合わせていく考えも必要だと思う。 

2023年11月25日

スマートゴミ箱

コロナ禍も開けて、訪日観光客もコロナ禍以前の状況に戻りつつある現在、再び「おもてなし」という事も言われ始めたけれど、その一つとしては「ゴミ箱の設置」は重要だと思う。 確かに、日本の「綺麗さ」は訪日観光客が驚く日本の素晴らしさの一つで、しかもそれが殆どゴミ箱が街中に無い状態で保たれていることに二度ビックリするのは良く聞く話。ただ、そういう仕組みに慣れている日本人や日本在住者は兎も角、そんなことを経験したことも無い諸外国からの放置に観光客にとっては、コンビニで飲み物や食べ物を刈田は良いけれど、それをその後何時間も手に持って移動する事は苦痛でしかない。

ゴミ箱が街中から消えたのは、こちらの記事にもあるように当時のオウム真理教の地下鉄サリン事件の影響だけれど、あの事件が発生したのは1995年なので、もう30年近く経過することに。ああいった市街地での化学薬品テロがもう無いとは言えないけれど、しかしゴミ箱も進化してきているのだから、今の時代のゴミ箱を考えて設置しても良いのでは無いだろうか。ゴミの多くの部分を占めると思われるペットボトルや缶飲料は資源でもあるのだから、それを返却(廃棄)すると、例えばマイナンバーカードにポイントが溜まるとか。今の日本が、ゴミの無い状態を前提にしているので、その辺にゴミを捨てる心理が抑えられているのだけれど、そういう意識の無い訪日観光客だとか、その意識が限界を超えて、ついポイ捨て仕舞うような自体になれば、一気にその境界線は崩壊してどんどんゴミが目立つようになると思う。所謂「Broken Windows Theory(割れ窓理論)」だと思う。

逆に、ゴミ箱を設置しても、どんどんゴミ箱の中にゴミを吸収して外に見せない方法があれば、そしてそのゴミ箱を「ゴミ箱」と認識させない工夫があれば、その周辺にゴミが散乱するという事も無くなるのでは。例えば、ゴミの投入口をペットボトルや缶コーヒー位のものしか通らないようにする工夫は既にされているけれど、今の時代なんだからカメラでゴミの形状を解析して、もし家庭ゴミを持ち込もうとしているようであれば「このゴミ箱はペットボトル/缶飲料専用です。それ以外のゴミや家庭ゴミの投棄は止めてください」みたいなアナウンスを自動的に流すとか。持つと単純に、ドラム缶くらいのゴミ箱を多数設置して、それこそ1時間に何回も中身を回収して常に空きがある状態にして置けば、外に散乱することも無いだろうし美観も損ねない気がする。その分人件費が掛かる訳だけれど、それこそドラム缶毎回収して底に新しいからのドラム缶をおいていくような「自動回収運搬機」みたいな者なら、今でも作る事は可能では。

シンガポールなどでは、街中でゴミなどをポイ捨てするとかなり高額の罰金が科せられたと思いますが、例えば観光地等でも美観地区などでのポイ捨てには罰金を科したりしたらどうだろうか。その分、各所にゴミ箱は設置してこまめに回収するなどの対策も必要だけれど、そうしないと「観光立国」としての確立は出来ないと思う。例えば、公衆トイレ位の規模の設備が設置可能ならば、中に自動分別機脳をもったゴミの収集・分類・圧縮・廃棄の自動化システムみたいなものを組み込めないだろうか。一種の「小型ゴミ分別自動化工場」みたいな拠点を作れば、その周辺の「ゴミ投入口」から投入されたゴミが地下通路を自動的に運ばれてここに集積され、ここで一時処分加工したものを、本来のゴミ集積所に集めて最終処分するみたいな。ゴミを捨てずに自分で管理処分する、というのは日本人の美徳だと思うし、末端レベルでの効率化の一つのアイデアだと思う。でもそれとは別に、全体で一つの処分方法を考えて、集中的に処理するアイデアがあっても良いんじゃ無いだろうか。無法地帯なる事が一番の懸念ならば、そうならないルールなり罰則規定なりを決めてもいいと思う。昔の経験値も重要だけれど、今の時代に合ったやり方というのも大切だと思いますね。

全日本選抜チーム

来年1月21日に開催されるDream Japan Bowl 2024の全日本選抜チーム第一次候補選手が決定して発表されたのだけれど、これって「富士通とパナソニックの合同チーム」と何が違うのかと一瞬思ってしまった。

 

こちらの分類表をお借りすると、

  • 富士通: 30人
  • パナソニック: 19人
  • オービック: 9人
  • IBM: 4人
  • エレコム神戸/東京ガス: 2人
  • ノジマ相模原/アサヒ飲料: 1人
  • その他(大学生): 10人
まぁ、最近のXリーグ(X1 Super)は、「Top 3」と呼ばれる、富士通、パナソニック、オービックの3チームが優勝争いをするシーズンが続いていて、その中でも富士通とパナソニックの2チームが頭一つ抜けている感じなので、その実状を反映していると言えばそう。また、その2チームがXリーグでも数少ない存在の「企業チーム」というのも時代を感じるというか。昔だと、企業チームは社員選手参加が必須立ったので、なかなか選手確保が難しく、自由に選手を集めること出来るクラブチームが有利でしたが、最近は資金力だったり施設(企業施設)だったり練習時間だったり、そういう部分で企業チームの方が有利な時代になった印象を如実に感じる所です。 ただ、1チームの登録選手数は60名余りなので、富士通はその半分が全日本選抜級というのは、正直「狡い」としか言いようが無いような(苦笑)。

オービックは、早い時期にクラブチームに移行して、それを利用(活用)してリクルーティングに力を入れて戦力を充実させて、それで黄金時代を築いたのだけれど、それももう一昔前の話になってしまいましたね。ただ、じゃぁ富士通やパナソニックにだけ有名選手が集まって居るかと言えばそうでも無くて、多く所属はしているけれど決してそんなことも無い。クラブチームの場合、多い時には20名位の選手が入れ替わるけれど、それだと最短3年位で全く違うチームに変わることもありますが、企業チームの場合は多くても10名程度入れ替わると「多い」と感じる位。やはり、人員が有る程度固定出来てそれなりの期間を前提に育成や成長できることや、勤務地が多少異なるとしても、富士通ならば関東圏、パナソニックなら関西圏と決まるだろうから、チーム練習の密度は上がるでしょうね。クラブチームの場合は、関東のチームでも関西から通い練習していたりとか、遠隔地から参加している選手も少なくなく、そうなるとチーム練習の機会以外でのさが積もり積もって大きいのかなと言う気もします。ただ、色々な人材が集められるクラブチームとしては、だからと言って練習日時を固定してしまうと、それを理由に参加出来ない選手も少なくないだろうし、痛し痒しだろうなぁ。コロナ禍の時には、移動が出来ない時期が続いたので、各チーム色々工夫をして、オンラインで互いにつながりながら筋トレとかイメージトレーニングをしたり、その後近場で集まれる時には平日夜にパート毎に集合したりとか、色々工夫したという話も漏れ伝わってきています。今はそういう制限が殆ど無くなってきたので、以前のような集合練習に戻っているんだろうけど、それ以外の時間をどれだけ有効に使うかが、IBM以下トップをねらう第2グループの大きな課題なのかも。

「全日本選抜」と言いつつも、一つのチームで半分近くの選手を占め、上位3チームで3/4 (75%)を占めるチームが「全日本選抜」と言えてしまうのは、やはり何か偏りがあるような気がするなぁ。それは、別にトップのチームのリクルーティングに意義がある問いか言うのでは無く、やはりリーグのチーム数の少なさが問題だと思うんですよね。X1 Superは12チームで構成されていますが、かりにこれが倍の24チーム所属していたら、もっと選手は散らばるだろうし、リーグ自体の面白みも増すと思います。ただ、年間試合数の少なさもあり、底までの規模に拡大するほど余力が無いのが国内フットボールの課題だと思う。その為にも、今のリーグ戦5試合は最低でも8試合、出来れば倍の10試合は開催したい。9月初めのシーズンスタートで、1月3日のライスボウルが前提になっているシーズンを変えないと、それは先ず無理だと思うし、今の2週間に1試合のインターバルも、例えば途中に祝日が入るような場合には1週間間隔にするとか、場合によってはBye-week(試合無し)の週も複数組み合わせることも考えていいのでは。それとともに、お正月の1月3日に決勝戦に拘らず、Super Bowlのように1月下旬とか2月初旬位まで国内のシーズンも延長してもよいのでは。トップチームを20チームにして、4ブロック5チーム構成でリーグ戦を10試合開催して、ブロックの1位チームが1月3日に準決勝、その2~3週間後にチャンピオンゲーム開催となれば、もう少し盛り上がりそう。更に選手のトレードは、新規登録の例外にすれば、チーム間での選手移動も盛んになるだろうし。色々考えさせられる全日本選抜チームと思います。

2023年11月24日

無線か有線か

先日どこかのサイトで見た記事で、音楽などを聴くヘッドホン/イヤホンは、無線派か有線派かみたいな記事がありました。度値も一長一短有る中、個人的には音質なら優先式だと思うし、手軽さでは無線式だと思っていて、まぁ最後はその人の好みの問題かなという理解。

無線式のイヤホンを使い始めたのは、iPhone 8に買い換えた時に、イヤホンジャックが無くなってしまったのが切掛。それまでは、有線式の音質重視のイヤホン(カナルタイプ)を使用していたんですが、当時のiPhone6からiPhone8にしたら、そのイヤホンジャックが無くなってしまい、当初は変換ケーブルを使用していましたが、どうにも使い勝手が悪い。特に、曲目を変更したりボリューム変更する時には、有線式だとコントローラーが付いていないので、いちいち本体をポケットから取り出さないといけないのに、その時にその変換ケーブルのコネクター部分が引っかかりして更に面倒くさい。で、当時は音質的に不安というか疑問のあった無線式のイヤホンに買い換えてみたんですが、これがまぁそこそこ使えることが解ったので、それ以来有線式イヤホンはお蔵入りして無線式イヤホンを使用していました。

ただ、この無線式イヤホンで困るのが、耳にフィットさせるのが大変という事。そんなに多くの種類を試したわけでは無いのですが、私の耳の穴が狭いのか、一番小さなサイズのイヤーパフにしてもしっかり早着できないので、どうも移動中などは不安に。あと、そんなにしょっちゅう有るわけでは無いけれど、新幹線での移動中とか外を歩いている時など、Bluetoothの接続が切れてしまうことも気になるところ。接続の安定性は、今でも無線式の弱点だと思う。さらに、コロナ禍があり以前のように新幹線通勤する事が殆ど無くなり、それとともに外に出かける時に音楽を聴くという事も激減しました。代わりに、車にスマホ(=iPhone13 Pro)を持ち込んで、これを車内オーディオに接続してそこそこの音量で鳴らす機会が増えていき、最近では音楽を聴きたいが為にちょっとドライブに出かける事も。昔だと、結構お金を掛けてアンプとかスピーカーとかプロジェクターとか所有して楽しんでいたけれど、最近はもうすっかりそう言う熱も冷めてしまい、自宅でそんなに凝ったオーディオシステムを組む意欲も無くなってしまいました。ですから、車の中が今の所一番のオーディオ環境かもされない。自分の来る喪には装備していませんが、ディラーオプションでマークレビンソンのシステム(約+30万円位)がありますが、騒音の固まりの車の中でそこまでこりたくは無いと思うけれど。

自分が使用してきた、耳の中にすっぽり入るカナルタイプだと、周辺の音がほぼ完全に聞こえなくなるので、没入感は良いのですが、回りの音が全く聞こえないのも危険だし、あと耳が痛くなるんですよね。かといって、昔のスタイルである耳を覆うタイプだと蒸れてしまうのとサイズが大きいので使い勝手が悪いし、この辺り悩みどころ。手軽さで言えば、やはり無線式の方が簡単だし、そのまま曲捜査もできるのはメリットだと思うけれど、遅延と接続切れがやはり気になるところ。音質的にはほぼ不満はないのだけれど、今使用しているものは何故か出力が小さくてiPhoneのボリュームを最大にしてもちょっと物足りない位なので、あの辺りもう少し何とかならないだろうか。後、この前有線式イヤホンを取りだして反省したんですが、長いこと使用していないとやはり劣化が進んで、レーぶるの被覆が傷んでいたり、一番最初に購入したものなどは、断線していてビックリ。結構そこそこのお値段の有線式イヤホンだったので、使わないことが先ず勿体ないし、もう少し利用して上げたいのだけれど、なかなか使う機会が無いのが問題ですね。今のAmazonのBlack Fridayで何か新しい物をつい購入してしまいそう。

インセンティブが重要

高齢者が多い地域のスーパーが、有人レジからセルフレジへの動線誘導のために、一定期間セルフレジ利用でポイントアップしたら、高齢利用者もセルフレジを積極的に利用するようになりその利便性も理解されて、ポイントアップ終了後もセルフレジ利用が続いてスーパーとしてもハッピー、という話。日本語で言えば「動機付け」というのか、ビジネスだと「インセンティブ(Incentive)」の与え方みたいな話になるんでしょうね。何か達成したら、お金が貰えるとか、おまけがあるとか、地位(ポジション)が上がるとか、やはり何かプラスの要因があれば、頑張ろうという気にもなるだろうし、利益を得ることに不満を言う人は先ず無いでしょう。

もっと大規模なインセンティブの例としては、少し前に実行されたマイナンバーカードを作成して登録したら、マイナポイントが付加されると言うのも同じ事。幾ら便利だから、簡単だからマイナンバーカードを作ってくださいと言っても、それが無くては何も出来ないならばまだしも、今でも困っていないのにわざわざ作る理由が希薄では、やはり普及しないでしょう。それに、やれ個人情報が漏洩するとか、政府が財布の中まで監視するのかとか、見当違いの反対意見がメディア等で踊れば、そりゃあ知らない人は手を出さないことは火を見るより明らか。物価高対策で、支援金配布の話も出ているけれど、あれだってマイナンバーカード保有者には迅速に配布すると言うメリットを付ければ、かなり違う気がする。それで人件費とかコストが下がった分、金額を少しでも上乗せしても良いだろうし。

同じ「セルフレジ」でも、お店によって入っているモデルやタイプが違うと、その操作方法に戸惑うことも。例えば記事で使用されているセルフレジの場合、縦の位置と横(底)の位置にスキャンセンサーがあるので、商品のバーコードをとにかく下に向けたら直ぐにスキャンして認識してくれます。ところが、モデルに寄ってはそのスキャン用のガラス窓の部分が一つしか無い場合や、そのガラス窓も小さくてバーコードの位置決めがちょっと厳しいものとかいろいろ。さらには、清算する時の電子マネーやクレジットカードのタッチ/挿入位置とかも違うとちょっと迷ったりしますよね。だから利用するスーパーが違うとセルフレジ利用をしなかったり、コンビニなんかでも利用しないけれど、特定のスーパーだけ利用する、という勿体ないことも有るんじゃ無いだろうか。先日イオンモールの中のイオンスーパーでセルフレジが復活している事を確認したんですが、これもレジゴーの利用が進まないことの対策だと個人的に勝手に思っています(笑)。このイオンスーパーのある場所は、元々そんなにお店が多い地域では無かった地域なのに、イオンが出来てその少ない商店とかスーパーが閉店してしまったので、周辺に昔から住んでいるような高齢者の利用が多いんですよね。何度か書いていますが、イオンモール内部も広いので、高齢者の人達のお散歩施設みたいな事にもなっています。でも、その高齢者にはあのレジゴーは使いづらいだろうなと以前から思っていました。そのイオンスーパーのセルフレジは「現金不可」なのですが、イオンカードを作って貰って、それを利用すればポイントも貯まるというインセンティブがあるから、結構こちらの方が利用率は高いんじゃ無いだろうか。

営業職だと、歩合制だと自分が売り上げた商品の何%かが給与として戻ってくるから、扱う種類によってはかなり違う。自分のような開発系だと、そういうリターンは無くて、精々自分のかかわった商品が店頭に並ぶという「プライスレス」なインセンティブくらい。社内的には、良い結果を出すと社内表彰とかあったり、あるいはストックオプションを貰える場合もあったけれど、まぁかなり頑張らないと無理だったし。あと、特許を提出して登録されると、最初の特許には賞金があって、あとは5回とか10回とか、回数毎に賞金が出たりとかいうのもありましたね。さらには、開発系の国際会議へ参加させて貰えたり、私が入社して5年位は会社の景気も羽振りも良かったので、そこそこ良い思いをさせて貰いました。もう、ああいう時代は戻らないのだろうけど、やっぱり何か動機付け/インセンティブは必要ですよね。ただ、その為にはそういう活動をちゃんとみて理解する存在が必要なわけで、その人が贔屓するような場合だと逆に悲惨な状態になります。そう言う意味で、単にポイントだとか還元すれば良いというわけでは無く、それを切掛として本当に価値あるサービスとして認識して貰える、便利と解った貰える、本質的な部分の作り込みをしっかりしておかないと続かない事も事実。そこが動機付けの難しい所ですよね。

2023年11月23日

ルパンだって三世まで

これはきっと今年の流行語大賞にノミネートされるに違いない(?)「ルパンだって三世まで」という、野田佳彦元総理の国会での質問の中での一言。親族などが政治家経験者で、その地盤、看板、鞄を継承して政治家に転進した「世襲議員」が、自民党の中に多いというのが批判の理由で、岸田総理も三世になるので、以前問題を起こして辞任したご子息が仮にこの後政治家になったとすれば、四世となるけれど「ルハンだって三世まで」という迷言が出てきたらしい。

私も知らなかったけれど、ルパン三世の外伝みたいな話で、ルパンと峰不二子の隠し子みたいな「ルパン四世」と言う設定も有るらしい。ただ、この辺りはマニアックな部類になるわけだから、一般にはやっぱり「ルパン三世」までと思うだろうな。ただ、それと政治家も含めた世襲の話は別のことだと思う。「ルパンは三世だけれど、仲間の石川五ェ門は十三代目だ」とか突っ込まれているらしい。

私も以前は親から色々な資産を受け継いで選挙に当選できる「二世議員、三世議員」みたいな存在は、明らかに不利だと思うし、不公平だと思っていました。ただ、多分小泉内閣時代の所謂大量に当選した「小泉チルドレン」の様子や、その後の旧民主党政権成立時の様子を見ていると、議員の秘書だったり有る程度の内閣などの経験が無い人間が、議員になったり責任有る立場になった時に出てくるボロの大きさ悲惨さを見ると、やっぱりそれなりの経験者が必要なのでは考え方を変えました。「世襲」という言葉の響きは良くないけれど、「丁稚奉公」とか「親方制度」みたいなものは、そこで経験や知識や人間関係が構築されるわけで、それは政治の世界では必要な事だと思う。旧民主党政権時代に痛感したけれど、自分の正義感だけ振り回してそれを地位を利用して強要してくるのが一番始末に悪い。だから、「政治家立候補資格試験」みたいな制度が必要じゃ無いかと思ったくらい。

今回の野田氏の発言は、世襲議員批判と取られているけれど、よくよく話を聞いてみると政治活動資金が相続税など関係無く継承されることが問題という事を言っていて、その為の法改正をと言う部分は理解出来る。だから、その点を中心に言えばいいのに、余計な一言でもある「ルパン三世でも」なんて一言言うから、主張の焦点がぼけてしまう気がする。それに疑問だ何だけれど、親族からの世襲議員ではなくても「後継者氏名」みたいな形で、講演会だったり地盤だったり、あるいは以前の経理を引き継いでいく場合もありますよね。世襲で無くても、一番の問題点である「お金の問題」は発生する可能性があるのであれば、そこは質問の焦点がブレている気がする。時々出てくる政治資金報告書の内容を見ると、自分の異なる政治団体間で寄付行為をしていたり、結構疑問を感じるお金の移動はどこの政党の政治家でも見られるわけだし。 そう言う意味では、玉木雄一郎・国民民主党代表のこう言う追求の仕方というか、少しずつでも実利を生む方向へ進めていく事はもっと評価されていいのでは。

少数の嫌な奴ら

佐々木俊尚氏の近著「 この国を蝕む『親和』解体」を一部抜粋再構成したPRESIDENT Onlineの記事ですが、3部構成なので、第1部「KKO問題」編から、第2部「監視社会批判」編、そしてこの第3部「少数の嫌な奴ら」編と読み進めていくのがお勧め。

元毎日新聞記者だった経歴もあり、1990年代から2000年代のメディアの話は説得力ある気がします。多分同じような傾向は以前から有ったんだろうけど、この時代に関して言えばSNSが一気に社会基盤になった事や、いろいろな社会不安を生む事件や自然災害も続けて発生したりと、言い方は悪いかもしれないけれど「付け入る隙が多く生まれた」時立ったことも災いしたのかも。一方で、第一部の「弱者という名前の強者」の話を呼んでも感じるのは、この頃から良くも悪くも日本の伝統的な考え方が欧米的な「リベラル」的考え方にだんだんと変化してきて、お送りは平等とか公平とか本来有るべき姿になったのだけれど、ある意味「利権」に近い形で利用したり獲得した人達もいたことは事実だと思う。

第2部の監視社会批判に関しては、プライバシーの侵害が一番の批判材料に使われるのだけれど、マイナンバーやマイナンバーカードよりもセキュリティ度が低いクレジットカードやその他メンバーカード等に関してはそんな批判は生まれない。批判が生まれる理由は、それを政府がやるからと言う部分だけな気がする。また、そう言う仕組みが無いと全体の状況が把握出来ないから昔から同様のアイデアが生まれては消えていったわけで、「監視社会」と言う言い方は問題有る仕組みという印象を与えるけれど、「明朗会計社会」と言い換えたらどうだろうか。第1部では、弱者を主張する一部の人達が、それ故に優遇されるのに、本当に弱い立場の人達には支援が届かない。持っている人から持てない人へ支援をシフトするというのは誰もが納得する考え方だと思うけれど、誰が今どういう状況に有るのかは公平な仕組みが無いと解らない。それはある意味「監視社会」あるいは「明朗会計社会」でないと、一方的な思い込みでお金が移動させられる可能性もありますよね。だから、第1部と第2部の話は、表裏一体の話だし、本来救済されるべき弱者の人達に取っても望ましい仕組みのはずなのに、第3部に登場するような「少数の嫌な奴ら」が自分達の意にそぐわないと言う理由で破壊しているのが現状だと思う。

「団塊の世代」とは、自分から見ると一回りくらい上の世代で、あと10年もすれば世代交代が起こるのだろうけど、自分としてはその10年間我慢して無駄に過ごさないといけないのか不満を感じるし、それが世代交代をしてやっとまともな状態になっても、その後自分達がそれを享受できる時間は決して長くない。遅くともここ数年位で、そういう「少数の嫌な奴ら」の皆さんには退場して頂きたいと強く思います。でも、本来は社会的なバランサーとして調整役が期待されるメディア自体が、その「少数の嫌な奴ら」になってるのでは、まだまだ時間は掛かるのかな。SNSが対抗馬として期待されつつも、そのSNSが問題の人達の主戦場として今は存在していることも皮肉だと思う。ただ、メディア時代は自分達の好きなことを吐き出すだけの一方通行の仕組みだったから好きなことをやれたけれど、SNSは双方向の仕組みだけに、間違ったことを言えばその何十倍もの反論が戻ってくるわけです。それが、火に油を注ぐ結果になることも少なくないけれど、間違った認識や意見を正す場になっている事も事実で、団塊世代の引退とともに、そういう「正のフィードバック」が増えて行くことで、情報社会もやっと安定した状態に戻るんじゃ無いだろうか。一日も早く実現することを、私も強く期待したいです。

2023年11月22日

老後を考える

佐々木俊尚氏が紹介されていた、ロフト創設者平野悠氏の高級老人ホームの入居と退居の顛末。自分は、祖母が一般的な老人ホームにお世話になったくらいで、まだ自分も含めてこの辺りの話に馴染みが無いけれど、何となく平野氏の気持ちは分かるなぁ。

老人ホームでは無いのですが、大学に入学してから、在宅勤務で実家の浜松に戻ってくるまでの約25年間、首都圏(千葉県、東京都、神奈川県)に住んでいたので、実は浜松に戻ってくる時には葛藤というか、ちょっと抵抗感みたいなものは有ったんですよね。別に粋がるつもりは無いけれど、都会の便利な生活に慣れてしまうと、なかなか田舎の浜松には戻れない。例えば、地下鉄や私鉄にJRが充実している首都圏なら、本当に車は必要ないけれど、地元に戻ると車無しでは生活も出来ないし、当時はコンビニ行くのも一苦労でしたから。映画とか文化的なものには興味が無かったから良かったけれど、例えば東急ハンズ(当時)とか、ヨドバシとか自分の興味の有る分野のお店は皆無な状態なので、それが一番残念でした。必要なものはAmazonで購入出来るけれど、やはり実際に見てみたいものも多いわけですし。

それでも、色々な事情があって浜松に戻ってきたんですが、何とか我慢できたのは当時は月曜日から木曜日は自宅でのリモートワークでしたが、毎週金曜日新幹線通勤で横浜のオフィスに出勤していた事。だから、週に一回は「都会の空気」に触れることが出来たわけです(笑)。金曜日の夜は横浜や都内に宿泊して、土曜日にいろいろ用事を済ませて帰宅することも毎週のようにやっていましたし。更に、高校卒業するまでは、回りに田圃しかないような地域だった自宅周辺も、県内でも最大規模のイオンモールが出来たり、暫くしたらコストコも出来たし、ヨドバシでは無いけれど駅前にビックカメラも出来たし、駅横のデパートにはハンズも入ったし、まぁ一応政令指定都市だからそれなりに環境も充実してきたと言う事も有りました。これが同じ浜松でも、もっと北の方の山間部とかだったら、多分我慢できなかっただろうな。そういう環境が好きな人も居るだろうし、有る程度利便性や現代風のサービスが普通に教授出来る環境に年を取っても住みたいという希望は、多分これからの世代には多いと思う。

勿論、足腰が立たなくなったり、一人で生活もままならない状態になれば、こういう施設にお世話になるしか無いのですが、問題はだからと言って直ぐに入居できるわけでも無く、またそれなりにサービス内容を考えると、決して安くない額のお金も必要なる。そう考えると、早めに可能な施設に入っておき、取りあえず後の心配を無くすのも一つの考えだと思うけれど、それで10年20年我慢できるかどうかは、また別の話ですしね。予め解っているゴールではあるけれど、その方向へ進むべきタイミングはその時点では分からない事でもあるので、結構難しい選択だと思います。

昔からの慣習

宝塚歌劇団団員の一人が自殺した事件から、宝塚歌劇団の運営や内部の様子が明らかになり、それがパワハラだったり時代錯誤的な運用だったりと批判されています。でもこれって今に始まった話では無く、某芸能事務所の問題と同じで、昔から有ったことを周りが見て見ぬ振りをしていただけ、じゃないの。だってバラエティー番組などでは、厳しい上下関係の話題は笑い話の要素的に何度も取り上げられているわけだし、私は観たことは無いけれど宝塚レベルの舞台を年間何公演もするのであれば、多分普通の9-5時の練習でも足りないだろうし。

所謂「徒弟制度」見たいなものを今は「悪者」扱いされるのだけれど、師匠あるいは先輩から教えて貰わないとその技術ややり方が解らない「技」に関しては、有る程度無理をしてでも習得するには仕方なかった時代。流石に時代が進み、科学的な解析だったり、ビデオや音声などによる記録を何度も見返して学習したり出来る環境が揃ってくると、昔ながらのやり方の持つ意味は薄れてくるけれど、それでも実際に教わる機会は今でも重要だと思う。ただ、昔はそれしか無かった時代だったけれど、今は「それもある」時代な訳で、そこはやり方を変えていかないと行けない。ただそう言う事って、なかなか内部のしかも下の者からは言い出しにくい企業風土も多いわけで、周りの雰囲気だったり社会全体の流れとして、新しいやり方を作り出していかないといけない。その為にも、メディアの持つ役割や責任は大きいと思うのだけれど、彼ら自体がそう言う「ブラック企業」の一つだから言い出せないというジレンマがあると思う。

今回の件も、一人の団員が自ら命を絶ったという重い事実もあるけれど、やはり所謂ジャニーズ問題で世間の風向きが変わり、昔からの忖度とか権威に対しての遠慮みたいなものの箍が外れれたことや、逆にそう言う話題がニュースバリューを持つ時代になってきたので、今回はメディアも大々的に取り上げているんだろうと思う。でも、ジャニーズ問題の時同様、自分達にも火の粉が降りかかることは明らかなので、報道も及び腰な感じがしますよね。普通この手の事件が発生すると、本人に直接取材できなければ、その家族に親戚、あるいは学校時代の友人や勤務先の関係者等、徹底的に関連を探して底からコメントを取ったりするのに、今回はそういう報道は無し。宝塚OGの人なんて、幾らでもいるだろうし、現役の芸能人の人も多数いるわけだから、幾らでも背景取材は可能だと思うけれど、そう言う事はやっている雰囲気も無し。結局は、宝塚からこれまで利益を得ていた立場だから、メディアも及び腰なんでしょうね。

歌舞伎の世界だと、役者の子供がそれなりの年齢になると「初舞台」ということで毎日稽古だ学校だと大変な様子はテレビでも流されているけれど、ああ言うのって「児童虐待」と言わないのだろうか。歌舞伎だけで無く、例えばバレーとかピアノとかバイオリンとか体操とか、子供の頃から習得するのが有利とか早ければ早いほど良いとか言われているものって結構あると思うんですよね。私も子供の頃は習いごとを幾つかやらされていたけれど、自分から「やりたい」と言って始めたものでも、長続きするものって稀だと思う。子供だから、数ヶ月もしたら次に興味は移るし、でも始めた限りは結果を出すまでやらせたい親が半分脅しながら続けさせるみたいなものも有るんじゃ無いだろうか。そういう構図と言うか仕組みというか関係性が、大人になっても続くから今回の様な事が突然明るみに出てくると「えっ」みたいな話になるのかもしれない。


 

日本でハワイ入国

これが実現したら、ハワイへ行く機会が増えそうな予感(笑)。米国ハワイ州が、日本での米国入国審査や税関審査を済ませて、ハワイ到着時の審査を不要にする取組を、日米の入管当局と協議しているという話。現在は日本からハワイ州各島への移動には、オアフ島のDaniel K. Inoue空港で入国手続き・税関申告をしてから、国内線(アイランドホッパー)への乗換が必要。日本出発時に米国入国手続きを完了することで、日本からオアフ島以外の島々への直行便就航が可能になり、観光客誘致に繋がるという物。まずはJAL当たりから始めるんだろうけど、ハワイ航空とかも相乗りするのかな。ANAはどうだろうか。

同様の仕組みは、カナダからアメリカに航空機で入国する時にありますよね。カナダの空港(自分の場合はトロント空港)で、アメリカ行きのフライトに搭乗する時(自分の場合は、トロントからシカゴへ移動して、そこから米国内の出張先へ移動) 、カナダ側の出国審査を受けると「アメリカ行き搭乗者はこちら」みたいなレーンがあって、そこを進むと係員のいるブースがあり、ここで再びパスポート等を出して「アメリカ入国審査」が行われて、入国承認のスタンプもここで押されます。預け入れ手荷物は、もう記憶も曖昧だけれど、確か空港のチェックイン時に「アメリカ行き」で預けて、そのままシカゴはパススルーで到着地まで届いた気がするけどなぁ。シカゴのO'Hare(ORD)では、国内線ターミナルに到着して、そのままターミナル移動で国内線の乗り継ぎをしたはずですから。

確かカナダでは、アメリカ入国済みの乗客は専用の隔離エリアみたいな場所で搭乗開始を待っていた気がするんですよね。そうなると、羽田なり成田にそう言う特別なエリアを準備しないといけない。ただ、当時(もう四半世紀前)は紙物のパスポートでしか管理出来なかったけれど、今はICチップ内蔵のデジタル管理出来るパスポートだから、例えば専用端末みたいなものを準備すれば、ゲート前での確認だとか、空港での降機時の確認なんかも簡単にできそう。オアフ島以外への直行便が増えれば選択肢も広がるし、オアフ島でもこの仕組みが利用可能になれば、少し入国審査の時間待ちが楽になるかも。でも、日本からだとハワイの早朝に到着するから、そんなに審査待ちの時間があったようには思わないけれど。先日のシアトル行きの時も、IADでの入国でしたが、一応「渡航目的は?」とか質問はされたけれど、ESTA登録しているから入国審査のブースでパスポートを出して、両手の指紋と顔写真を撮影して、パスポート情報を照合して、それで完了でしたからね。少し前のように、ESTA端末で情報入力してとかの手間も無くなったし、かなり効率化されているように思います。

ネットの反応は概ね好意的なようですが、中には「(日本で審査されるから)簡単になる」みたいな反応があったけれど、審査自体は米国の入管担当者がするから、審査の難易度自体は変わらないと思うけどなぁ。それに、ハワイ到着時刻は、今の場合殆ど現地の早朝時間帯なので、そんなに待ち時間を心配するような事も無いのも事実。それでも、日本を飛び立つ前に手続きが完了していれば、安心感は大きいでしょうけど。まずはJALとハワイアン航空からという気がしないでも無いけれど、ANAとか今は運休しているUAも対象になるなら、利用してみたいですね。話のネタにもなるし(笑)。

2023年11月21日

カネカネカネカネ

本当にどうでもいい話何ですが、どうしても気になるのでここに吐き出しておくことに(笑)。野球の「侍ジャパン」の試合が東京ドームで開催されていて、決勝戦の対韓国戦は延長に縺れ込む接戦で勝利したようですが、この大会のスポンサーが「カーネクスト」。最近何かと話題の中古車自動車業界の会社の一つ。結構知名度は高い会社と言っていいのかな。

問題になっている某メーカーとは違う真面目な会社なんだろうけど、気になるのは良く流れてくるTV-CM。「カーネクスト」という社名だから、その社名を連呼する形のCMを流しているんですが、「カーネ(クスト)、カーネ(クスト)、カーネ(クスト)、カーネ(クスト) 」と連呼する部分が、どうしても「カネ、カネ、カネ、カネ=金、金、金、金」と聞こえて、どうしてもあの同業他社のイメージがオーバーラップしてしまう。いゃ、この会社が某社みたいにお金に汚いと言っているわけではないし、そういう確証も無いのだけれど、やっぱりあの事件以来気になってしまう。

かなりの時間色々なチャンネルで流しているTV-CMだけに、直ぐに変更するというわけにも行かないだろうし、また別の訴求力のあるCMにするのも、これまでの認知度合いを捨てることになるわけだから影響も大きいと思うのだけれど、でもどうしても何度聞いても「金、金、金、金、カーネクスト」としか聞こえない。もう「空耳」のレベルを越えている気がする。

中古車業界とか車業界って、最近は車が売れない厳しいと少し前には聞いていたんですが、あの事件以来状況はどうなんだろうか。このカーネクスト社も含めて、あの企業の顧客は別の中古車企業へ流れて言っているとは思うのだけれど、そうなると「認知度」が一番の武器になるだろうから、今集中的にCMを流すことは効果が有るんだろうな。でも、それだけ露出度が増えても、肝心なメッセージの部分が「金、金、金、金」と聞こえては、「えっ、あのメーカーと同じ?!」と誤解されないだろうか。本当にどうでもいい話何ですが、野球の結果よりもCMのあのメッセージの方が気になって仕方なくて、結果が全然目に入らない(笑)。

2023年11月20日

〇〇系YouTuber

「私人逮捕系YouTuber」なる人物が、根拠無く名誉毀損行為をしたという事で自分が逮捕されたらしい。宝塚歌劇団のチケットを転配したとして、若い女性を追いかけ回して脅迫氏、その様子を撮影して顔にモザイクを掛けるなどの処理をせずに根拠の無い嫌疑を掛けたことが、名誉毀損に当たるらしい。その女性が本当にそういう転売行為をしていたのかどうか別にしても、明確な証拠も無く勝手に第三者を容疑者扱いして、しかも本人の同意を得ずに公の場(=YouTube)に公開する行為自体、どう考えても認められるものでは無いと思う。

先日も「迷惑系YouTuber」でブツブツ呟いたけれど、今回は「私人逮捕系YouTuber」と、また良く分からない名称というかカテゴライズされた分野の映像らしい。「逮捕権」とは、警察官とか定められた職務の人にのみ与えられているもので、その中でも厳正に運用されなければならないもの。その人の自由を奪う事になるわけだから、それは当然ですよね。その中でも、「現行犯逮捕」は私人による行為でも認められているけれど、今回のYouTubeの事例では「あなた転配したでしょ」と証拠も示さずに相手に迫っているだけで、これを「私人逮捕」と認めたら、好きなように相手に難癖を付けて逮捕だと言えてしまう。

報道などを観ていると、正義感からというよりはそう言う刺激的な映像を作る事で視聴者を増やして、収益化することが目的ということで、もうその時点でアウト。先日無銭飲食や無銭乗車で日本を旅行していた外国人YouTuberとか、有名人やタレントの暴露話をネタに動画作成していた元参議院議員とか、「迷惑系」「暴露系」と「〇〇系」の中に「私人逮捕系」みたいな新ジャンルが出来るというのは、それだけ「人の不幸は蜜の味」と感じる人が多いという事なんでしょうね。画面の中の様子を見て、興奮したり笑ったり憤ったり、自分の気持ちを騒がせることが快感になるのかもしれないけれど、それって一歩間違えれば自分がその画面の中で困らされている立場になる可能性もあるわけですからね。

今回の私人逮捕系YouTuberの収益化も早速停止されたらしいけれど、こういうチャンネルはどんどん通報して停止させるべきだと思う反面、それが悪用されて問題無いのに停止に追い込まれるチャンネルも有るのが困りもの。ちゃんと検証して判断してくれれば良いけれど、流石に膨大なチャンネルの一つ一つを検証する余裕も時間も無いので、有る程度自動的に措置が取られて、そこから異議申し立てがあると初めて審査されるみたいな仕組みらしい。 そう言う類のコンテンツが増えてきていて一定の認知を受けているというのは、それだけそのプラットフォームが社会的に成立して一部になっている証拠だと思うのですが、これまでなら精々自分の回りで噂される程度だった話が、今はSNSで世界中に拡散されて反応が戻ってくるからたまらない。一般社会の裁判で「名誉毀損」の訴訟を起こしたりするのは、かなり難しいらしいけれど、SNSの世界でもそうなのかな。それこそSNSなのだからAIを活用して効率的にかつ客観的に判断されるような仕組みがあっても良いと思うけれど。でも、それって何となくそのままデストピア社会へと繋がりそうな不安も感じるし。結局は、そう言うものに手を出さない、興味を持たない、少なくともそれなりの距離を常に維持していることが一番重要なのかも。

サヨナラフィールドゴール

昨日は、Xリーグの試合のために横浜スタジアムへ朝から出かける事に。浜松は、遠州の空っ風が吹いて体感温度が低くて、フード付きのスウェットの植えに、綿入りのアウターを着て出かけたのですが、横浜に到着した「えっ、また夏日?」と思うくらいの暑さ。風も無いので、ポカポカを通り越して歩くだけで汗をかくくらい。

スタジアムの中に入ると、回りをスタンドで囲われているからか、少し吹いていた風も無風状態となり、汗も引かない。直ぐにアウターは脱いで仕舞い、結局そのままスウェットで浜松迄戻ってきましたが、駅のホームに降りた途端に「寒い」。夕方になっていたこともあるけれど、風がある分浜松の方が寒くて、慌ててアウターを撮りだして羽織りました。

日曜日に朝から横浜へ遠征したのは、Xリーグのライスボウルトーナメント準々決勝のIBM対ノジマ相模原の試合を観るため。この対戦は、殆ど毎回僅差の殴り合いの試合になり、しかも同点となりオーバータイムに入った事も何度もある「面白い試合」。今回の試合は負けたら終わりのトーナメント初戦で、IBMはリーグ戦の成績は上位だった昨年、エレコム神戸にまさかの敗戦で終わり、今年は何としても上位に進みたいでしょう。ノジマ相模原も、今年のリーグ戦は勝てなくて、やっと最後に点差を付けて勝利してトーナメント進出を勝ち取り、何とかその勢いに乗りたい所。試合は、序盤はノジマ相模原が先制し、その後攻守ともにノジマ相模原が優勢で前半終了。後半になっても、ノジマ相模原有利は変わらないかなと思いつつも、徐々にIBMもプレーを立て直してきて、一時は7-21と2TD差(2ポゼッション差)あった点差は、4Q序盤にIBMがTD上げてとうとう同点に。その後は互いにデイフェンスが踏ん張り得点が入りませんが、ノジマ相模原が4Q残り1分少しでフィールドゴールチャンスに。距離は問題無かったけれど、ボールスナップが乱れてホルダーのセットに少し時間が掛かり、それでキッカーのタイミングがずれてキックは失敗。九死に一生を得たIBMも、タイムアウトは使い切っているので時計を止められない中、サイドラインに出て時計を止めつつ、何とか敵陣39ヤードまで進んで、パス失敗で残り4秒で時計が止まります。ほぼ無風の中、IBMのキッカーが蹴ったボールは、ほぼ真っ直ぐにゴールポストに吸い込まれて、IBMが逆転サヨナラ勝ち。サイドラインから選手やコーチ全員がフィールドになだれ込んでくるIBMサイドに対して、フィールド上で肩を落としてお通夜状態となるノジマ相模原サイドとの対比が、残酷でもありこれが勝負でもあり、ファンとしては最後まで固唾を飲む試合に感謝したいところ。

考えてみたら、前週末シアトルでの試合も、Commandersが4Q最後にTDで同点に追いつき、Seahawksがボールを苦労して運び、最後はやはり逆転のフィールドゴールでサヨナラ勝ちしたわけで、2週続けて同じようなシーンを観るとは思わなかった。しかも、Seahawksは43ヤードFGでしたが、今回は日本記録に1ヤード足らないけれど56ヤードというもっと長い距離。IBMのキッカーも、これで失敗しても負けるわけでは無くオーバータイムに入るので、多少は気が楽なところも有ったかもしれないけれど、確か試合序盤でもっと短い距離のFGを失敗しているので、自分的には結構プレッシャーがあっただろうなあ。いずれにしても、近年まれに見る激戦で面白い試合でした。 

Black Friday

今週木曜日は「感謝祭」ということで、いろいろなお店とかECサイトで「ブラックフライデー」のセールが、始まっていたり始まろうとしています。Amazonも、11月24日(金) 00:00から12月1日(金) 23:59の丸々一週間開催するらしいけれど、「先行セール」なるものでフライングスタートもあるらしい。 

例によって「これが是が非でも欲しい」というものは無いのだけれど、デスクトップPCの買い換えはそろそろしたいと思いつつも、今の所特に不満はないので無理に今手を出す必要性も無いし。同じく、今使っている4Kモニターも、性能的には廉価版モデルなので今ひとつだけれど、別にゲームとかe-Sportsするわけでは無いので、そこまで凝ったモニターが必要な訳でも無い。また、母艦であるデスクトップPCを更新=グラフィックボードを更新しないことには、高性能のモニターを購入しても無駄になるだけ。

実は、今使用している4Kモニターは、以前デュアルモニターを使用していて高解像度に慣れていたけれど、モニターの境目のまん中に生まれる「額縁(フレーム)」がどうにも邪魔で、視線が移動する時にそこで一旦切れるのが気になっていました。それもあって、買い換えの時にはデュアルモニターは止めて、同程度の高解像度が利用できる4Kモニターにしたんですが、流石にこの高解像度だと有る程度のモニターサイズが無いと、表示が細かくて目に厳しい(笑)。でも、使い始めれば何とか慣れる物で、4Kに慣れてしまうと「もう少し表示領域が欲しいなぁ」なんて思ってくるから人間なんて我が儘な物。

主な利用目的の一つは、Photoshop等の画像系ツール利用で、それ以外はWebブラウザー中心の利用なので、本当はそんなに大画面・高解像度は必要無いはず。でも、最近カメラを更新して、解像度が大幅にアップした事もあり、有る程度の画面サイズとPhotoshopデスクトップの広さ(=解像度)が無いと、編集しづらい事も。そうなると、4K画面でも足りなくて、6Kとか8Kモニターとか気になり出すんですが、流石にまだお値段的に熟れていない。それならば、4Kモニターの2台設置という先祖返りも考えるわけです。でも、4Kともなると画面サイズは最低でも27~28インチ。出来れば30インチ位無いと老眼には厳しい。でも、30インチクラスのモニターを2台机の上に並べると、もう何も出来なくなるし。先日更新したChromebookを、サブモニター的に横に置いて使用する事も有るんですが、右にChromebook、中央に母艦のデスクトップPC、左に仕事用のノートブックPCという布陣が最近の定番に。不満もあるんですが、今はこの状態が一番しっくりくる気がしています。いずれにしても、今週・来週は黒い誘惑に惑わされないようにしないと(笑)。

2023年11月19日

安全装置に救われる

昨日午後、ちょっと買い物に車で出かけた時の話。自宅から車で20分位のホームセンターが併設されているショッピングモールへ、園芸関係や飲み物などまとめて購入したいので午後車で出かけていきました。月に何回か行くモールで、モール自体に馴染みはあるんですが、混雑するのが嫌で殆どの場合午前中の早い時間帯利用しています。この日は土曜日の午後ということで、混雑していることは覚悟していたのですが、何時も止めている近辺に空きスペースが無く、少し離れた場所へ車を止めることにしました。

丁度良いことにスペースの一番端が空いていたので、左側を縁石ギリギリに寄せて、乗り降りする運転席側は既に隣に駐車している車にぶつからないよう出来るだけ幅を取って車をバックで移動していました。右側・後方と注意していたつもりでしたが、やはり右隣の車との距離が気になるのか、多分そちらに注意が集中したんでしょうね。まだ下がれると少しアクセルを踏んだら、突然警報音と共に車がガクッと停止しました。バックモニターを最初に見たら、特に問題無いような気がしたんですが、直ぐにバックミラーを見てみると、背後に停車している車のリアパネルがミラー一杯に広がっていてビックリしました。一旦降りて後方を確認すると、私の車の後部は相手側のスペースに10cm位はみ出ていて、しかも相手の車との距離は20cm程度。「やべー」と思いつつ、少し前に出てから、もう一度バックモニターで後ろの区画との区切り線を見ながら、その手前20cm位で止め直しました。

取りあえず買い物を済ませて帰宅してから、なんで後ろの車に気がつかなかったのか、もう一度自分なりに記憶を巻き戻してみました。まず、助手席側はスペースの端で運転席からは見えない縁石で区切られているので、何も対象物がありません。一方右側には駐車していた軽自動車があり、いつもなら左右を見ながら後退するのでその間に背後を撮しているバックモニターとミラーに目が行くのに、今回は右側に意識が集中していたことが一つ。二つ目は、どうも車止めがあるから有る程度後退したら止まるだろうみたいな誤解があったこと。いつも一番良く利用して居る自宅近くのモールだと、車止めがあるのでそこまで後退して止めていた癖が何となく出てしまった気がします。三つ目は、バックモニターを見ていたのですが、どうも画面を見た時に後ろの車の後部の映像が画面をはみ出すくらいだったので、「車が止まっている、迫っている」という認識が出来なかったような気がします。最初に車と背景が見えていて、後退するにつれてだんだんと大きくなれば「もう少し、あと1m、50cm...」みたいな感じで距離感が掴めると思うのですが、今回はいきなりリアパネルの様子しか見えなかったので、車がいるという認識が出来なかったような気がします。

衝突防止装置は、前方の警報に関してはちょっとブレーキが遅くなって警報が鳴ることはこれまでもあったのですが、バックの時にしかも制動を掛けられることは今回が初めて。でも、危うくぶつける事故を回避出来たので、その分投資しておいて正解だったと言えるでしょうね。やはり、後退する時にはモニターだけでなく周りの状況も確認出来るバックミラーもちゃんと併用しないと行けないという事と、隣りの車に座席とかピラーの位置を合わせれば問題無く停車できるだろうみたいな意識があったので、それが今回は仇になった気がします。先日も交差点で右折する時に、対向車が終わって前進し始めたら、右側から猛スピードで横断歩道をを突っ切ってきた自転車を見つけて急ブレーキを踏んで横断歩道手前で停止しましたが、最近ちょっと周りへの意識が少し散漫になってきている気がします。まだまだ暫くは車を利用しないと、生活自体が成り立たない部分もあり困るので、暫くは慎重な上にも慎重に運転するように心がけないと。今朝も車で駅まで出てきましたが、エンジンを掛ける前に深呼吸をして、交差点で止まる度に「左右確認」と唱えるようにして運転してきました(笑)。備えあれば憂い無し、と思いたい。

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (15) - 旅のまとめ

今回も色々あったUS渡航でしたが、4年振りのUSへの渡航と言う事で、良くも悪くもいろいろな発見がありました。備忘録として、最後にまとめておくことに。 

  • アメフト関係
    1. まずは、今回の旅行のメインイベントだったNFL観戦は大満足でした。試合内容も良かったし、ちょっと奮発したシートも見やすくて良かったです。今シーズンはもう無理だと思うけれど、来シーズンも出来れば幾つか試合観戦に行きたいなと思いますね。
    2. スタジアムのクラブフロアの売店でお昼とか購入したんですが、レジに商品を打ち込んだら、定員さんがクルッと画面をこちらに回してきました。実はクレジットカードで支払をしたんですが、確認の署名をするのかな、でも今Contactlessのタッチ決済だからサインは不要のはずなんだけれどと思ったら、チップの画面が表示されていて「18%」「20%」「22%」みたなボタンが表示されていて、思わず心の中で苦笑しました。円高もあって、アメリカの物価は高い、日本は安いと言うけれど、このチップ分の20%の差も大きいと思うなぁ。
    3. NFLの前日土曜日はカレッジの試合の曜日で、実はダウンタウンへの移動時にLink Light Railに乗車していると、"Washington HUSKIES"のロゴ付のジャケットやパーカーを着用した人を結構見かけました。私が降りたWestlake駅の少し先にワシントン大学(University of Washington)のキャンバスが有り、そこでこの日試合が有ったようです。事前に知っていればチケットとか考えたのにとちょっと残念。カレッジの試合は、NFLとはまた違った盛り上がり方・面白みがありますからね。
    4. 以前は市内にSEAHAWKSのPro Shopとか合ったと思うのですが、今回は見つからず。ダウンタウンエリアの寂しさ具合は想像以上だったので、もし次回買い物目的で行く場合には、郊外のモールとかアウトレット回りを考えないといけないかも。
  • 現地の雰囲気
    1. シアトル市内は、以前来た時にはちんまりと色々なものが纏まった、丁度良いサイズの街だなと気に入っていたのですが、今回時間は短いけれど歩き回ったダウンタウンエリアはすっかり様変わりしていてビックリ。「荒廃感」と行ってしまうと失礼かもしれないけれど、週末というのに賑やかさも無かったし、かなり残念でした。個人的には好きな街だし、来年も機会があれば再訪したいという気持ちも強いけれど、ちょっと悩むところです。
    2. ホテルから空港へのシャトルに乗車中に見つけた、ガソリンスタンドの価格表示。US$5.39はUS$1=145円としても、782円位。ガソリン料金は1ガロン(1 gallon)単位なので、1 gal=3.8lなんですが、リッター当たりの価格にしても、205円/lとなり日本よりもガソリン代が高い! 最初自分の計算が間違っているんじゃないかと思ったくらい、意外な価格。昔だと、US$1.99とか高くてもUS$3.00は行かなかったと思うなぁ。当時のレートもUS$1=110~120円位だったと思うし。それだと、リッター当たり100円を切るくらいで、当時の日本の価格は120円位だったかなぁ。円安での為替レートの影響が大きいのだろうけど、アメリカのガソリン代が日本よりも高くなるなんてビックリでした。

  • 通信・移動手段等
    1. 前回のハワイに続き、今回もeSIM(Airalo)を利用しましたが、eSIMの便利さと、そのコスト(1GB/7日間でUS$4.5=約670円)を考えても、もう手放せませんね。まだeSIMインストールのタイミングとActivationに手こずっていますが、今後は競争も厳しくなってさらにお手軽でコスパの良い商品も出てくるでしょうから。更に、Ticketmasterにしても、Transit GO Ticketも通信機能が前提になっていますし。
    2. 日本ではSuicaにしても全国共通で利用出来るけれど、アメリカの場合は地域毎にいろいろ違うのが玉に瑕。それでも以前と比べて、この手の電子マネー的な手段が使えるようになっただけでも良いのかも。みみっちいことを言うなよと言われるだろうけど、折角現地でICカードを購入したのに、残高を残して終わったり、そのまま有効期限切れになったりとか、正直利用者に優しくない気がするし。
  • その他いろいろ
    1. 前回のハワイの時もそうだったんですが、今回も時差ぼけ調整が上手く行ったように思います。基本的には、日本からアメリカへ行く時もアメリカから日本に戻る時も、どちらも出発後は出来るだけ直ぐに寝て現地到着前に現地時刻に合わせて食事とか生活リズムを整えるという、昔からの方法。今回は、初日も翌日も昼間は眠気に襲われることも無いし、帰国してからも翌日から普通に生活出来ています。年齢とともに、時差に対しての免疫が出来るというか、鈍感になるんだろうか(笑)。
    2. 今回の旅行では、USに入国してから出国するまで、色々買い物や支払は何度もあったけれど、結局現金を利用する機械は一度もありませんでした。持参したドル紙幣と硬貨類は、一度保管用のバッグから財布に移動したものの、そのまま再び保管用のバッグに戻って次回の旅行に備えることに。実は、帰国時のホテルから空港のシャトル移動の時にチップでUS$1渡そうと思ったんですが、荷物をトランクから出す作業が忙しくて渡す機会がなくてそれが唯一の心残りかも。
さて、次回の旅でどうなるのか、楽しみのような恐いような... ()

2023年11月18日

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (14) - 帰国日(2)

SEAからのフライトが遅延し、搭乗開始ギリギリにNRT行きのG4ゲート前にきたものの、搭乗開始時刻の10:00になっても何も起きません。というか、目の前には成田便のCAさん達が5~6人位雑談しているし、その横には3本ストライプ入りジャケットのコパイロットも座っています。暫くするとポディアムにいるスタッフからアナウンスが有り、機内清掃が完了しておらず、その為にまだ食料の搭載も出来ないので、搭乗開始までもう少し待ってください、みたいな内容でした。前のフライトが遅れたのかなと思って、Frightradar24を起動して機材を確認して見ます。今回搭乗するB777-200ERの機材は、登録番号「N74007」という機体。直前にNRTからSFOに飛来してきていて、この日の09:15到着予定が15分の早着と記録されています。となると、乗客の降機の時間を考えても1時間以上余裕があるわけで、何が機内清掃で手間取っているのか。あまり想像したくないけれど、機内で体調を崩した人とかいて汚れた場所とか合ったのだろうか。機材トラブルとか到着遅れとかの遅延理由は何度も経験していますが、機内清掃の遅れでの遅延は多分記憶する限りでは初めてです。

結局ずっと立ったままゲート前で搭乗開始を待ちましたが、ゲート前にいたクルーが中に入っていったのは10:23頃。それから機内の確認と準備が始まるので、介助が必要人達の優先搭乗が始まったのは出発時刻を少し過ぎた頃位でした。続いてミリタリー、GS、幼児連れ、1Kと搭乗が進み、ドアクローズとなったのは11:20過ぎでした。この時点で30分の後れです。遅れを取り戻すためか、ほどなくプッシュバックが始まり滑走路への移動も早めに始まりましたが広い空港だけに移動するのも時間が掛澗す。離陸用滑走路は、直前まで着陸してくる飛行機が使用していたRW28Lに近づくと、その着陸の合間なのか風向きが変わって運用が変わった直後なのか、着陸した機体が誘導路に入ったかどうか位に直ぐに滑走路に入り、そのまま離陸開始となりました。 SFOを離陸したのは11:51でした。それに合わせて到着予定時刻も15:10から16:00に変わっています。そうなると、品川から浜松まで予約している新幹線を到着後直ぐに一つ後に変更しないといけないので、到着後は少しバタバタしそうです。

水平飛行に入り暫くすると、1回目の食事が始まります。まずはCAさんが飲み物と前菜のオーダーを取りに回ります。往路のHND-IADでは飲み物のオーダーだけだったので、「やっぱり前菜をすっ飛ばされた」と思ったのですが、この後の食事を見てビックリ&ガッカリ。やっぱりワンプレートで一度に全部配布されるので、和食を注文すると前菜は和食用のセットになる事が分かりました。左下は「サラダ」で、上中央が前菜で選択した「カプレーゼ」になります。メインのステーキに、こちらだと塩胡椒にバターも付いています。失礼を承知で言えば、近距離国際線で出される食事みたい。唯一良かったのは、往路のHND-IADでの湿気ったナッツと事なり、このフライトで提供されたローストナッツはちゃんとカリッとした食べられるレベルだったくらいでしょうか。さらに、以前だとメインが配布される前とか配布時に、次の飲み物の注文とか聞いてくれたものでしたが、今回は最初に飲み物のオーダーを取っただけで、後は何も無し。でも、この後のチーズとデザートの配布は、昔のようにカートで回ってきていて、何かバランスが悪いなぁという印象。もともとUAの食事にはそんなに期待値は高くなかったけれど、それが更に下がっています。昔ほど飲み食いするような体では無くなっているけれど、やっぱりここまで劣化してしまうと、これから国際線はANA一本に絞ろうかとさえ思ってしまいます。

シンプルな食事の後は、さっさとシートを倒して寝ていくことに。半分徹夜みたいな状態で朝から移動していたので、横になった途端に結構しっかりと寝ることが出来ました。目が覚めると、日本時間でお昼過ぎくらいで後4時間位の場所まで来ていました。全体の半分を少し過ぎた位ですが、ここから日本の時間に合わせて起きていくことに。到着1時間少し前に、2回目の食事(1回目と2回目の間に軽食もあり)が有り、なんとここに「和食」の選択肢が有ってビックリ。実は往路便でも「Salmon with Miso」みたいなメニューがあり「パンに合わないだろうなぁ」と思っていたら、ちゃんとご飯と味噌汁付きの和食のプレートです。流石に恐くて(笑)、私はもう一つのオムレツを選択しましたが、1回目のワンプレート化といい、2回目の場違いな和食メニューといい、UAの意図が良く分からない。その後は、出発が遅れた分成田到着も遅れて、B滑走路のRW34Rへ着陸したのが15:48頃で、そこからのタキシングも時間が掛かり、33番ゲートに入ったのは、定刻よりも1時間近く遅れた16:07頃でした。着陸した瞬間にiPhoneの通信を機内モードから切り替えて、16:45発のNEXと18:10品川発の新幹線を予約しました。機体から外に出て、入国審査は顔認証で直ぐに通過したんですが、荷物がなかなか出てこない。やっと出てきたところで、直ぐ正面が顔認証での税関申告で、殆ど人がいない状態だったのでこちらを通過。日本に戻ったのが、16:25頃で十分に16:45発のNEXに間に合いました。

夕方の到着便の多い時間帯だったからでしょうか、NEXも訪日観光客と思われる人で結構混雑していました。1時間一寸品川駅に到着すると、新幹線への乗り換え時間で20分弱有るので、e-cuteに入り久し振りの和食を調達して新幹線ホームへと移動しました。元々は、品川発のこだま号のグリーン早割を予約していましたが、1時間遅れたのでひかり号の指定席変更。ですから、浜松到着時刻はそんなに違わない状態です。浜松駅に到着した後は、キャリーバッグも有ったのでタクシーで帰宅。今回も、色々トラブルはあったけれど無事に旅行を終えることが出来ました。(続く...)

MVP大谷さん

米国MLB L.A. Angelsの大谷翔平選手が、自身二度目のMVPを獲得。満票での2回のMVP獲得は、MLB史上初。

最大の評価点は、投手としての二桁10勝、バッターとして44本塁打での本塁打王という、二つの合わせ技での受賞であることは言うまでも無い。「投手大谷」として見ると、二桁勝利は立派だと思うけれど、内容的にはもう少し物足りない。「打者大谷」は、ホームラン王ではあるけれど、打率、打点はやはり少し物足りない。ただ、この記録が一人の選手が、しかも9月以降は故障で出場しておらず、仮にシーズン最後まで試合に出場していたら、どんな記録になっていたことか。

大谷選手は、来シーズンはバッター(DH?)一本で、投手復活は再来年のシーズンからと予想されているので、来シーズンのMVPは厳しいだろうし、仮に取れたとしても過去二回のような満票は厳しいでしょうね。それでも、MVP獲得数で言えば、最大はバリーボンズ選手の7回で、これは別格で、次は3回獲得選手が10人との事。今回の大谷選手と同じく2回獲得だと17人らしいけれど、それでも単純計算でMLBの頂点30人以内に入ったわけで、これはもう「凄い」以外の言葉が思い浮かびません。

MVPも凄いけれど、次の注目点は大谷選手の去就。巷では10年700~800億円位から、もしかしたら1,000億円とも言われているけれど、逆に大谷選手は短い年数で単年度当たりの契約金が高い契約を希望するかもという話も。プレーオフやワールドシリーズ出場を希望している大谷選手としては、やはりより確率の高いチームでプレーしたいだろうし、その場合は10年なんて言うこの後自分の野球人生を確定させてしまうような契約は今の所は回避したいんだろうなあ。球団側としては、より長く引き留めたいだろうけど。移籍の有力な候補としては、同じL.A.のDogersが上がっているみたいで、対抗馬としてはSeattleのMarinersも候補の一つらしい。Seattleだと行きやすいなぁ(笑)。早ければ、来月8日位には決まるかもと言われているけれど、どうなるんだろうか。来月のトップニュースの一つであることは確実そう。 

メディアの暴行行為

今朝起きてビックリした、プロスケーターの羽生結弦氏の離婚発表ニュース。「あれ? 結婚したのつい最近ですよね?」と思ったら、8月に結婚公表をして僅か3カ月余りでの離婚。一体何があったのかと思ったら、一言で言えば「メディアの暴行」により身の危険を感じての防御対策というのが事実。でも、相手の方は結婚前から「一般人」だった訳で、それが「羽生結弦の妻」という準有名人的属性が点いたからメディア攻撃を受けたのだけれど、離婚したらしたで「元羽生結弦の妻」と、また変な属性というか付加価値が付いて利用されるのでは無いだろうか。

日本だけで無く国際的にも知名度も人気もあったスケーターだけに、一部には過激なファンも存在するだろうけど、そういう存在を更に焚き付ける行為をしていた・してきたのが、芸能メディアを中心としたメディア業界であることは本人も離婚コメントの中で指摘しているとおり。羽生選手自身は、プロスケーターという職業もあり、有る程度メディアは取り込まなきゃ行けない存在ではあるけれど、その本人の存在が大きければ大きいほど、回りに対しての影響も大きくなるわけで、まぁ「メディアはハイエナ」と昔は行っていたけれどその通りのことが発生してしまったと言えそう。

先日も、たまたまWebのニュースサイトを見ていたら、結婚されてN.Y.に済んでいる小室圭・眞子夫妻の最近の事を取り上げていて、つい内容を見てみたら小室氏の活動拠点がN.Y.ではなくWashington D.C.に引っ越すのではないかとか、Washington D.C.には美術館も多いから、眞子さんも仕事に困らないだろうとか、正直どうでもいい話。結婚して民間人となった皇族の場合は、流石に結婚後は殆どメディアに取り上げられることも無く、天皇陛下の妹である黒田清子さんも、結婚されるまでは過熱報道みたいな感じになって、ご主人の職場である都庁に何度も取材が入っていたけれど、流石に結婚後は一気に潮が引くような感じで報道は無くなりました。宮中で何かイベントなりがあって、皇居などに来られる場合には取り上げられるけれど、今の眞子さんのように仕事の心配やら引っ越しの話やらが出てくる事は殆ど無い。何年かに一回、「黒田清子さんの今は」みたいな形で取り上げられたことは記憶にあるけれど、それだって凄く限定的。まぁ、結婚まで色々あったからメディアとしてはまだその時の遺産で美味しいと思っているんだろうけど、

昔は全国的な「広報機関」としては、メディア(新聞、ラジオ、テレビ、雑誌)しか無かったから、そういう存在を頼らざるを得ず色々我慢したことも多かったから、その感覚がメディア側にも残っているのかもしれない。今はネットもあるしSNSがレガシーメディアを越えている訳で、まずはそう言う「勘違い」は是正されるべきだし、代替日頃メディア自身が「人権尊重」だとか「差別反対」とか言っているくせに、自分達自身がそれに反する行為をしている。商業的に厳しい事も有るから、何としても注目を集めないと行けないのだろうけど、結局やっている事は迷惑系YouTuberと変わらなくなってきているのが、今のメディア。今回の小室夫妻に関しての報道も、小室氏は弁護士でもあるので、プライバシー侵害等の異議申し立てとかやってくれないだろうか。あるいは、羽生氏も具体的な被害を実名を挙げて告訴しても良いんじゃ無いだろうか。「メディア」は風評加害者でもあるし、人の人生を狂わす暴行者でもあると感じますね。

2023年11月17日

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (13) - 帰国日(1)

昨日のCommanders@Seahawksの対戦の劇的幕切れに興奮が冷めずに、余り眠れなかった訳では無いのですが、翌日かなり早くホテルを出る予定に変更して、その為に早くベッドに入ったのですが、3時間程で目が覚めてしまいました。それで運の悪いことに、日本時間で月曜日中に対応しなきゃいけない作業のことを思いだし、そろそろ日付も変わろうというタイミングで仕事のメール処理をやり始めたら、向こうはまだ月曜日の午後なので返信が飛んで来るしと、結局気がついたら夜中の2時位になっていたので、このまま寝てしまうと絶対寝過ごすのは確実なので、そのまま寝ずに空港まで行くことに予定変更をしました。

実は予定を早めた理由は前日メールで届いたUAのフライトチェックインのお知らせで、その中にはSEAでは朝の05:00から10:00まで、事前にセキュリティ通過の予約が出来る「SEA Spot Saver」というサービスが有ると書かれていたから。これは、TSA Pre-✔やCLEARに登録していない人向けに、事前にセキュリティ通過検査の予約が出来るというもの。これは良い事を聞いたとサイトに飛んで申し込もうとしますが、検査を希望する時間帯が表示されません。FAQを調べてみたら、この申込は利用日(搭乗日)の5日前から予約可能で、時間帯が表示されないのは既に予約スロットが満杯という事らしい。そこでふと思いついたんですが、となるとSEAは朝の05:00からそんなサービスをしないと裁けないほど混雑すると言うことでもあるわけですよね。昔も混雑していた印象があるので、それならば05:00前に空港へ行けば、まだ混雑していないうちに通過出来るだろうというのが予定を直前で1時間以上前倒しにした理由です。

朝の04:00にホテルをチェックアウトして、04:15のシャトルで空港へ移動。こんな時間ですが、シャトルには10名位が乗車していました。04:30前にはターミナルに入って、UAのカウンターで荷物を預けて身軽になり、さてまずはセキュリティ通過をしなければとカウンターの裏手にあるCheckpoint 3に行ったらビックリ。検査待ちの待ち行列が奥の方まで行って戻ってと3~4往復位100人200人ではきかない人数の乗客が長い列を作っています。ただよくよく見ると、その列は"General Passengers"の入口からの列で、その横には"Premium Access"の入口があり、ここの係員にボーディングパスを見せると"Premium 1K"の自分は無事に通過出来、隣りの列の奥の折り返し地点くらいまで前に進むことが出来ました。ここがこちらの列の入口で、IDと搭乗券を確認する係員のところには10人位の待ち行列でした。数分待って自分の番になり、係員にパスポートを見せてスマホ搭乗券のQRコードをスキャンして中に入り、ここでまた暫く待ち行列で並びましたが、ほどなくX線検査もパスをして制限区域内に入ったのが04:50位でした。ここから搭乗ゲートのA11の手前A10付近にあるUnited Clubに移動し、まずは座る席と軽食を摂ってやっと一息つくことが出来ました。ただここで油断して寝込んでしまうと乗り過ごしてしまうので、絶対に目をつぶらないようにコーヒーを飲みながら時間を潰します。朝の出発ラッシュ時なのでラウンジも混雑しているかと思ったら、多分利用者数で言うと10~20人は居ないくらいで、全体の2~3割程度の利用率でした。

ここで眠気と戦いながら時間を過ごし、登場開始時刻の10分程前にラウンジを出ました。ラウンジはA10ゲートの近くで、出発ゲートはA11と隣りの番号何ですが、このA11以降のゲートは拡張されたビル部分なのかちょっと距離が離れています。少し早めにラウンジを出てきて良かったと思いつつゲート前に到着しました。SFO行きは、国際線への乗り継ぎや他地域への移動のためと思われる人がかなり待っていました。搭乗開始は、この便が始発らしく、定刻通りに開始。プッシュバックまでは問題無かったのですが、タキシングが始まるとどうも空港の外れの方に行っている気がします。すると機長からアナウンスがあり、どうもSFO周辺の空域が混雑しているので管制指示が有り少なくとも10~15分このまま待機するとの事。SFOでの接続時間は1時間20位ありますが、ちょっと不味そうな雰囲気も。まぁ、その時はその時で仕方ないので機内で待機します。10分程で待機解除となりRW16Lへ向かいますが、待機していた飛行機が順番に離陸していくのに時間が掛かり、離陸したのは07:55頃でした。SFOへは約2時間の飛行なので、何とかNRTへの国際線への乗り継ぎは出来るかなぁという感じでした。

途中、パイロットが頑張ったのか、後れを少し取り戻して09:50にRW28Rに着陸。到着ゲートはそこから左に離脱したほぼ正面のE3ゲートでした。誘導路を移動中に「SFOから乗り継ぎ便のある人は先に降りて貰うから手を上げて」とCAさんが言うと、目の前のほぼ全員が挙手。ゲートインをして外に出ると、一斉に皆さん国際線の出るGゲートに向かいます。UAのE/Fゲートからちょっと距離があるんですよね。それでも、昔は一度ターミナルの外にでてGターミナルに移動して、そこでセキュリティを再度通過していたから、制限区域内の連絡通路が出来て大分便利になりました。途中、以前利用したことのあるAmexのラウンジや、本当ならば寄りたかったUAのPolaris Loungeの前を通り抜けて成田行きのG4ゲートに到着。ここは、一つ下に降りるとゲート前のポディウムがある少しわかりにくい構造。セントレアも同じだったかな。やや狭い空間なので、かなり混雑していて、しかもグループ1/2の看板の前には長い行列が出来ています。でも、既に登場開始時刻の10:00を過ぎているのに、まだ始まっていません。ちょっと嫌な予感がしたんですが、目の前の椅子にはこのフライトに搭乗するだろうCAさんが5~6人固まって座っていて、さらにその横にはコパイロットの男性も座っています。嫌な予感が確信に変わりました。(続く)

Seattle Ariport Marriott

BONVOY系22滞在目(26泊+10泊) は、Seattle Airport Marriott。BONVOY系としては、一月ぶりの宿泊で、やっとLifetime Nightsが少し進みます。これまでSeattleには何回か訪問していますが、いつもダウンタウンのSheratonを利用していたので、ここは今回が初めて。帰国日のSEA-SFOのフライトが朝の07:15と早いのと、メインイベントのNFL観戦の移動の利便性から空港近くのホテルが便利と判断して今回初めて利用してみました。

空港近くと行っても、ターミナルAから駐車場のビルに移動して、そこからさらにLink Light Railの空港駅まで移動。ここまでで優に10分以上かかります。さらに駅の反対側に降りてから、結構急な坂道を上ってやっと到着するのが今回のホテルです。到着した日は、飛行機を降りたのがすでに夜の21:00過ぎで、シャトルの運行間隔が不明でしたが、取りあえずシャトルの停車場で待っていたら、10分も経たないうちに「Marriott」のロゴを付けたシャトルが到着してホテルへ移動出来ました。空港と取付道路の関係からですが、結構大回りして空港に入り空港から出るような動線になっているので、空港からホテルへも10分位かかりました。後から解ったのですが、多分ビジネスパーソンや航空会社スタッフの利用が多いからでしょう、24時間365日、ホテル発が:00/:15/:30/:45と15分間隔で運航しているようです。帰国日の朝にも利用しましたが、朝の04:00過ぎにチェックアウトして04:15発のシャトルにちゃんと乗車できました。この時も、ビジネスパーソン風の男性グループやご夫婦にCAさんや空港スタッフと思わしき人など、そんな時間なのに10人以上シャトルを利用していてビックリ。ビジネス客が多いからだと思いますが、空港のシャトルサービスを15分間隔で運航しているホテルは、自分が記憶する限りでは初めてです。

ホテルは、1Fがバンケットルームでロビーがあるのは2Fですが、小高い丘の上に建っているからかそのロビー階が1Fに見えます。低層楝の上に9Fまであるタワー楝が乗っていますが、低層楝1フロアーで100室位あり、それが数階分あるので、全体の客室数は500~600室位は有るんじゃ無いだろうか。それなのに8Fにあるクラブルーム(Concierge Lounge)は、宿泊の部屋3室分くらいの狭いスペースで、これで会員のニーズを賄えるのか疑問でした。ラウンジでは、月曜日から金曜日が朝の06:30から、土日は7:00から朝食があり、軽食が摂れます。日曜日から木曜日までは17:00~19:30がオードブルアワーで、こちらも簡単な食事と、お酒類は有料でした。まぁ、典型的なアメリカのラウンジという雰囲気。

施設は、正直古いです。エスカレーターもガタゴトノイズが酷いし、部屋の中も一応はリノベーションはしていて、デスクやベッド周りにUSBポートがあったりと整備されているけれど、照明のスイッチは昔ながらのボタンスイッチだったり、空調のコントロールパネルも古いタイプでした。その空調もファンのノイズが結構五月蠅いので、就寝時はOFFにしていたくらい。だから、朝は結構寒くて目が覚めます。バスルームはシャワーだけで、今回4Fに宿泊しましたが水量は凄く弱くて不満。一応「Marriott」と名乗っているけれど、飛行機で全国各地を飛び回るビジネスパーソン向けの、ちょっと高級なビジネスホテルといった感じでした。まぁ、立地的にもビジネスカンファレンスとかバンケットとか、そういう利用が中心になるのだろうけど。あと、ダウンタウンのホテルは宿泊料がやはり高い(US$200~300)ので、それと比べたら安い(今回はWeekend Rateも有って、平均US$150/泊+Tax/Service位)のも魅力でしょうか。食事は、レストランとバーの二箇所有りましたが、調理場は共通なので出てくる料理(メニュー)はどちらも同じです。ホテルの周りは何も無い住宅地みたいな場所ですが、1マイル程さらに奧(東方向)へ行くと、結構和食のお店とかが並んでいる賑やかな場所が有るようです。車を利用しているなら、そちらで食事をするのも良いかも。勿論、Uber利用でも良いと思いますが。現地でのイベント次第ですが、ダウンタウンのホテルが高ければ、お値段次第ではここで良いかなという印象のホテルでした。

2023年11月16日

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (12) - Seahawks!

前日それなりに歩き回って多少疲労感が残る翌日は、今回の旅行のメインイベントであるWashington COMMAMDARS @Seattle SEAHAWKSの試合観戦です。Week-10となるこの試合は、COMMANDERSが4勝5敗、SEAHAWKSが5勝3敗でむかえる中盤の山場。NFC東地区のCOMMANDERSは、EAGLES、COWBOYSが好調で、もう一試合も落とせない状態。SEAHAWKSは、NFC西地区で49ERSと地区優勝を争っていますが、先に試合が始まった49ERS@JAGUARSでは49ERSが34-3で快勝して、NFC西地区6勝3敗と首位を堅持。2位のSEAHAWKSは何としてもこの試合を落とせません。試合開始は13:15からですが、会場オープンは11:30から。多分その前から周辺の敷地で色々テールゲートパーティーをやっているだろうから、11:00頃に現地に着けば良いかなと思いつつも、朝仕事のメールチェックとかしていたら10:00過ぎになってしまいました。ロビー階に降りると、丁度空港へのシャトルが出るところだったので、それに便乗して空港まで移動し、そこからLight Railの駅に戻ってきて、Link Light Railで、Stadium駅へ向かいました。ちょっと距離があるので、30分位乗車するのかな。もう空港駅のホームには、シアトルのユニフオームをきた、年齢層もバラバラの男女のファンが何人も電車待ちをしていました。スタジアム周辺の駐車場は混雑するので、この空港の駐車場や、一つ隣りのInternational District駅の駐車場に車を止めて、それでLight Railで会場へ向かう人が多いみたいです。

会場に近づくにつれて、シアトルのユニフォームやパーカーを着用したファンが乗り込んできて、極々偶にワシントンのファンも乗り込んできます。駅に近づくと「T-Mobile Park」という大きな看板が見えますが、こちらは昔はSafco Fieldと言う名前で、自分的にはそっちの方が馴染みがあります。隣りのフットボール場も、昔観戦に来た時は「Qwest Field」という名称でしたが、その後企業買収などで今はLumen Fieldという名前に変わっていますし。で、駅からの人の流れに沿って歩いていたら、多分一番手前のセキュリティゲートの前に来たんですが、そこはスタジアムに隣接する「WaMu Theater」という建物で、そこに入っていいのか良く分からない。でも外から中を覗くと、シアトルのレプリカユニフオームを着用した人が一杯いて、何となくゲートで今回のチケットを提示したらそのまま通過出来ました。中に入ると、そこはTicketmasterが主催(?)していたTailgate Party会場の様で、NFL Experienceのアトラクションとか、解説者の公開放送の様子とか、このフィールドにTOYOTAも参加しているからか、米国でのピックアップトラックのTOYOTA Tundraの展示とか、飲食の店舗とか、まぁ賑やか。TOYOTAのブースでは、派手な蛍光色の黄緑色のSEAHAWKSチームカラーのタオルを配っていたので、ちゃっかり貰ってきました。暫く雰囲気を楽しんだ後、この建物の奥がスタジアムと繋がっているのでスタジアムへ向かって移動しました。

今回購入したチケットは、スタジアム2Fのクラブフロアーで「DELTA SKY360 CLUB」というもの。別にDeltaの会員で無くても、このエリアのシートチケットを購入すれば、シートエリアの背後にある専用のエリアに入ることが出来、ここには売店やトイレ等もあるので、かなり快適に観戦したり食事したりできます。スタジアム内をウロウロしているうちにSKY360 CLUBの入口を見つけて、そこでチケットを提示したら中に入れてもらえました。試しにこのエリアの中をどんどん奧へ行くと反対側のサイドまで行けますが、反対側(VisitorのCOMMANDERS側)もSEAHAWKSのジャージばかりでした(笑)。自分の位置は、SEAHAWKS側40ヤード上のちょっと奥まった席でしたが、屋根の下だったのでこの後小雨になっても問題無しでしたし、全体が俯瞰できるのでOffense/Defenseのフォーメーションも確認出来てかなり満足出来る席でした。また、屋根の下と言う事もあると思いますが、NFLでも一番のクラウドノイズが大きいスタジアムとして有名なSeattleだけに、相手の3rd Downの時は凄い反響音でした。

試合はCOMMANDERSが先制のTDを1Qの2分頃に取りますが、その後はどちらのチームは前半はオフェンスがふるわずディフェンス戦になったこともありFGの蹴り合いになり9-9の同点で折り返します。3QにSEAHAWKSが初のTDを奪いスタジアムが盛り上がるものの、4Qは互いに点の取り合いに。FGで1TD差のリードにしたSEAHAWKSにCOMMANDERSがTDで追いつくと、再びSEAHAWKSがTDでリード。しかし、4Q残り1分を切ってCOMMANDERSがTDを奪い、また26-26の同点に追いつきます。ここからSEAHAWKSが逆転サヨナラに向けてのオフェンスシリーズを展開。最後のタイムアウトを取った後のプレーでパスが通り、ゴール前26ヤードまで進んで、直ぐにスパイクで時計を止めて残り3秒だったかな。43ヤードのFGが成功して29-26でサヨナラ勝ちという、なかなか印象的な試合でした。本当は、4Q位で試合の結果が見えたところで混雑する前に早めに帰ろうと思っていましたが、最後の最後まで腰を上げられなかった(笑)。FGが決まったところで、直ぐに席を立って駅に向かったことと、劇的勝利の余韻に浸る人が多かったのか、何とか酷い混雑になるまえにStadium駅に付くことが出来、1時間位でホテルに戻る事が出来ました。今回の席のチケットは、Club Sheetということもあり、買値でUS$300で手数料など込みでUS#350位になり、今のレートだと5万円位のなかなかのチケットでしたが、クラブフロアーの内容にしても試合の内容にしても、十分にお釣りが取れる内容だったと満足しました。ホテルに戻った頃には、Sunday Night GameのJETS@RAIDERSがやっていたので、ホテル内のBarで地ビールを飲み、摘まみのカラマリを頂きながら観戦しました。こちらもなかなかTDが入らないディフェンス戦でしたが、最後JETSが追い上げるものの、こちらはRAIDERSが逃げ切った試合でした。カレッジフットボールも楽しめたし、NFLの試合も楽しめした、後は安全に帰国するだけと早めにベッドに入りましたが、やはりそうは問屋が卸さない事を実感します。(続く...)

結局セルフレジ

昨日は、ちょっとした買い物の必要があり、久し振りにイオンモールの中のイオンスーパーで買い物をしました。ここは、暫く前に「レジゴー」というセルフ登録精算アプリを導入して大々的に宣伝していたんですが、なんと言っても使い勝手が悪い。この手の新しいサービスは決して嫌いじゃ無いのですが、自分なりに使い方とか工夫して見てもどうも使い勝手に納得いかずに、結局はレジゴー利用は止めたし、結果イオンスーパーからも遠のいていました。とは言っても、自宅から一番近いスーパーなので、近くのコンビニとかではちょっとおいていない商品等は、偶に買い物に行きます。その時には、有人レジを通過するようにしていました。

レジゴーは、買い物カートを利用してそれなりの分量を買い物する時には便利だと思うんですよね。また、マイバッグ利用が前提ですが、盗難防止のために買い物籠サイズのものしか使えない。結局、それだけの分量を購入する場合には、買い物カートも利用するだろうし、それならばレジゴー端末もカートに設置できてスキャンするのもそんなに苦労ではないだろうけど、片手に店内カゴ、片手にレジゴー端末を持って、棚の商品を取り出したりスキャンしたりする、自分のような少量品目の買い物客には不便で仕方ない。しかも、レジゴー端末で精算後には、買い物した商品を詰め直さないと行けない(買い物籠サイズのマイバッグはそのまま入れて終了可能)。それならば、パパッと買い物をして、有人レジで清算してもらって自分のカバンへ入れ替えて退店した方がよほど便利。で、今回もそのつもりで買い物をして、さて清算という時に発見しました。

買い物が終わった時の場所が、丁度レジゴーの精算端末が並んでいる場所の前だったので「あぁ、ここは使えないな」と思いつつ、その右手にある有人レジへ向かおうとした時、レジゴー端末エリアの入口には停止線みたいなものがあって入る時にワンクッションあるんですが、その隣にあるレジゴー端末エリアの前にはそう言うものがありません。「あれ?」と思って入口付近を見直すと、「このレジは現金の使用は出来ません」という張り紙があります。よくよく見ると、非現金決済専用のセルフレジの端末エリアがいつの間にか出来ていました。端末の形や数はレジゴーのエリアと似たような感じなので、外から見るとレジゴーの区画が二つ並んでいるように見えます。違いは、入口付近の様子だけで、よくよく見ると「レジゴーレジ」という表記とは別に「セルフレジ」と書かれています。穿った見方をすると、セルフレジの負担を解消するためにセルフレジを終了してレジゴーを導入したけれど、結局は自分のようにそんなに多くの分量の買い物をするわけでも無く、買い物カードを利用するほどでも無いような日常利用程度の買い物客からは不評だったんじゃ無いだろうか。それで、多分トラブルやヘルプの多い現金決済を止めて、セルフレジを復活させたんじゃ無いだろうか。

イオンスーパーの入口付近は、これから使用する人のためにレジゴー端末が並べて置かれている棚があるんですが、その様子を見てみると以前よりは稼働率が低い気がします。自分のスマホへアプリを入れて利用も出来るので、そういうユーザーが増えた可能性もありますが、レジゴーの清算端末のエリアの様子を見ても、そんなに多く利用されているように感じられない。レジゴーが不便だと思う事の一つに、購入する時には端末にバーコードをかざしてカゴに入れれば良いけれど、それを戻す(返却)時にはいちいち端末を操作して、その商品を呼び出し、そこで数を減らすとか削除しないといけなくて、以前利用していた時にはその操作が凄く面倒でした。結局は、買い物が終了した時点の内容を清算してくれる、有人レジやセルフレジが一番買い物に集中出来るんだろうなぁと思います。ただ、そのセルフレジですが、商品バーコードをスキャンするセンサー部分が凄く小さくてスキャンさせる動作がやりづらい。マッチ箱位のサイズの所にバーコードを持っていかないといけなくて、バーコードの向きとか距離とか最初は慣れなくてなかなかスキャンしてくれませんでした。スキャンしながら最後の方になって、やっとコツを掴んで一発でスキャンしてくれるようになったけれど、もう少し使いやすいデザインにして欲しいですね。いずれにしても、セルフレジの復活が確認出来たので、またイオンスーパーでの回の機械が増えるかもしれない(笑)。

2023年11月15日

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (11) - シアトル市内散策

フライト中もよく寝てきたのですが、ホテルでもそこそこ眠ることが出来ました。でも、朝の5:00頃に目を覚ますと外は雨模様で、風も結構強めの様子です。暫くごそごそとベッドの中で過ごし、再び目が覚めたら7:00過ぎだったので慌てて起床してシャワーを浴びてから、8Fにあるラウンジへ朝食を摂りに出かけました。ところが何故かラウンジは閉まっていて、代わりに2F(ロビーフロアー)のレストランで食事を提供すると張り紙があったのでそちらへ移動。何かやっとまともな食事をした気がします(笑)。

明るくなってきたところで雨は収まりましたが、風は結構強いまま。今日は、明日使用するであろうスエットかインナーを購入したいので、お昼前から出かけました。今回移動用に「Transit GO Ticket」を利用しましたが、比較的交通手段が限定されていて、しかも料金が距離制ではなく均一料金と解りやすいので、結構使えるという印象のアプリでした。ただ、これも現地で通信出来るという前提のアプリなので、もうスマホで現地でのデータアクセスは旅行する時には必須ですね。

そんなことを考えていると、市内で一番の繁華街であるWestlakeに到着。まずはSeattle一番の観光地(?)であるPublic Marketへ行ってみました。駅を出て、海側へ下っていくと直ぐに「PUBLIC MARKET」のサインが見えます。お昼近い時刻だったこともあってか、混み具合は以前来た時同様で、賑わっている様子が伺えます。ここに来ると、毎回スタバの1号店で何か買おうかと最初は思うのですが、今回もずらっと並ぶ行列の長さに圧倒されて、いつもの様に外観を眺めて終わりになりました。この頃から天候も晴れ間も所々見えるような状態になり、雨が上がったのは良かったのですが、風が強くて大変。しかもSeattleは結構坂があり、そこに街路樹のカエデの落ち葉があちこちに散らばっていて、それが雨で滑りやすくなっているので坂道を歩くのは、下りでも上りでも大変です。Westlakeの駅からPublic Marketへは下りになるので、滑らないように注意しながら降りてきましたが、Public MarketからWestlake駅のその先にあるWestlake Centerへ向かう時には、今度はかなり急な坂道を上らないといけないくて、この時も足下が滑って転ばないようにかなり気を遣いました。

息を切らして急な坂道を上り、しばらく歩くとWestlakeの駅やSpace Needleへ行くモノレールの駅がある、Westlake Centerに到着しました。ここは以前イチローがまだマリナーズに所属していた頃に何度か訪れて買い物をした場所なので、今回も期待していたんですが、どうも外から見ると営業しているのかしていないのかよく分からない状態。建物の中に入ると、中の吹き抜けの構造は記憶にあるとおりなんですが、1Fは勿論そこから見える2F/3F位までお店で営業している店舗が殆どありません。養生されて居る場所とか、お店はあるみたいなんですが電気も付いておらず閉まったままの店舗もあり、ちょっとした廃墟感すら感じられます。隣接するNordstormとか入っているPacific Placeも、Nordstormは営業しているけれどやっぱり「寂れた感」を感じる状態に。暫くその周りを回っていて、The North Faceのお店とかARC'TERYXのお店を見つけて入っても見ましたが、どちらも店舗の規模が小さくて品揃えもそんなでなく、欲しいと思う商品は見つからず。で、一番繁盛していて品揃えも多かったのが、UNIQLOでした(笑)。物は試しと店内に入って商品を見てみましたが、ここ最近UNIQLOで買い物をしたことが無かったので価格の違い見たいなものがよく分からないけれど、日本よりも高い感じがしました(US$1=150円位の換算で)。暫く店内を眺めてから、もう一度Pacifc Placeに戻って、ここにNordstorm Rackという、Nordstormだけれど安売りのお店が入っていたので、駄目元でここに入り、それでも店内を回ってみて翌日のNFL観戦の時に使えそうなランニング用の長袖シャツがありしかも40%引きくらいだったので、これとTシャツを購入して取りあえず今回の目的を達成しました。Seattleに来たのは、多分この時が最後なので12年振りの訪問ですが、町並みはそんなに変わっていないけれど、何となく全体の雰囲気というか光景は少し寂れたような印象を受けたのが残念。もしかしたら、ダウンタウンエリアよりも、郊外の方にモールとか賑やかな場所が出来ているのかもしれませんが、徒歩でも色々な場所を見学できて、雰囲気も良かった以前の町並みがちょっと恋しくなりました。

取りあえず必要最低限のものを購入したところで、ちょっと天候も怪しくなってきてパラパラと小雨も降ってきて寒くなってきたので、早々にホテルへ戻ることにしました。この日は土曜日なので、実は朝からカレッジフットボールの中継を各テレビ局が放送していて、朝も起きて暫くは東海岸の試合を見ていました。午後くらいから、西海岸の学校の試合が始まるので、これから戻っても何試合かはザッピングで楽しめそうな気がします。(続く...)

UA MP 1K 2024到達

旅行記の方は、まだやっとSeattleに到着したところですが、既に帰国して戻っているので、今朝UAのアカウントを確認して見たら、今回の往復4区画のPQP/PQFが登録されていました。


特典チケット利用でしたが、今年から特典チケット分もPQP/PQFに換算されるので、HND-IAD, IAD-SEA, SEA-SFO, SFO-NRTの4区画分を発券(元々はHND-SFO, SFO-SEAでしたが、当日まさかの遅延で急遽HND-IAD, IAD-SEAへ変更)。それによって、UA MPの達成基準の一つ、UA便による4区画利用を満たし、さらに100特典マイル=1PQPとなるので、今回327,300マイル分が追加されて、無事にUA MP 1Kの24,000PQPをクリアー(+10PQPというギリギリだなぁ-笑)。ちょっと不思議なのは、利用したのは327,300マイルなので、PQPとしては3,273PQP追加されるはず。でも、ステータスに表示される各区画毎のPQPを合計すると、
  • HND-IAD: 1,697PQP
  • IAD-SEA: 577PQP
  • SEA-SFO: 118PQP
  • SFO-NRT: 883PQP
  • Total: 3,275PQP
となり、2PQP多いのは何故? まぁ、少ないよりは多い分には文句は無いのですが、ちょっと不思議。あと、それぞれのベースマイルの割合で、特典マイル全体を重み付けして書く区画毎にPQPを割り当てているような気がします。

とろで、PlusPoints(PP)が一気に360PP追加されて、今年度分の320PPと合わせて680PPに増えていたんですが、一気にPPが追加されたのは、PQPの値は既に満たしていたチェックポイントで与えられる予定のPPが、4区画利用条件を見対していなかったので評価されていなかったのが、今回それを達成したので一気に過去分である、

  • 40PP: 15,000PQP or 12,000PQP+36PQF
  • 280PP: 24,000PQP or 18,000PQP+54PQF
  • 20PP: 21,000PQP
  • 20PP: 24,000PQP
が今回のUA MP 1K 2024到達とともに加算されたようです。来年もUA MP 1Kを目指すか今の所未定ですが、今年はもう利用しないであろう来年の3月31日期限の320PPを上手く利用したいなぁと思うのですが。さてどうしよう。

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (番外編2) - Transit GO Ticket

今回ホテルとSeattle市内の移動に利用したのが、「Transit GO Ticket」。Seattleで一般的なのは、「ORCA Card」で、これは以前訪問した時も使用しましたが、カード発行手数料にUS$5かかるのと、どうしてもチャージした金額を使い切ることは多分無いので、その分有効期限切れとなり無駄になることは明らか。そのORCA以外の利用方法として、スマホ上で鉄道やパスのチケットを購入して、そのまま利用出来るのがこの「Transit GO Ticket」もの。

ただ、ORCAが乗り降りの時に端末にタッチするだけのSuica的利用方法で簡単なのに対して、Transit GO Ticketは予めスマホ上で、1) 使用交通機関(Bus, Train, or...)、2) 運行主体、3) 乗車位置、4) 降車位置、と指定して、そこで表示される、例えば片道切符とか往復切符(1 Day Pass)とか、高齢者割引切符とか選択して購入し、それを乗車時や改札時に提示するというもの。 バスだと、1回当たりの運賃が定額で、かつ2時間以内の乗換は無料なので、乗車する直前にバスのチケットをActivateすれば、そこから約2時間は乗り降り自由という仕組みなので、そこは便利かも。Sound Light Link Railも、往復を購入すると、その区画内は何回でも乗り降りできるようなので、最初に一番遠い場所で往復(1 Day Pass)を購入しておけば、後は何回でも乗り降りできそう。片道料金は区間によって異なりますが、空港駅からだと、WestlakeまではUS$3ですが、終点のNorthgateまでだとUS$3.5なので、往復にしてもUS$1の違い。一日の内に何度か行き来するのであれば、この区画を買っておいても良いかも。

問題なのは、このアプリも日本からはApp StoreやGoogle Storeからダウンロード出来ない事。ただ、USに来てからダメもとで試してみたら、インストールはしないオンライン版みたいなものが表示されて、それを起動すればアプリ版と同じように利用出来ました。毎回App Storeで検索しなくても、一度利用したら「検索」の中の「Siriからの提案」にアイコン登録されたので、以後はこちらから起動するようにしています。

このアプリ、ORCAの用なタッチ形式では無く、あくまで「必要なチケットを購入しています」という事を画面で示すだけなので、Link Light Railのチケットを購入しても、こんな感じの画面が表示されて(背景の白い電車マークが動いているので、画面コピーでは使用出来ない)、検札が来た時にはこの画面を提示するらしい。ORCAのタッチ形式の方が簡単で便利そうな気もしますが、こちらは毎回検札を受けるわけでは無いので、一度購入しておけば忘れても幾分気が楽かも知れません。ORCAの場合は、入退場2回タッチしないと、場合によっては不正乗車で罰金になるので、それよりは気分的には楽のような気がします。

今回Bus利用はしませんでしたが、Busで使用する場合にはこの画面をドライバーに提示するらしい。バスの場合は、2時間以内だと乗り継ぎ自由なので、利用直前にActivationすると、期限切れの時刻が表示されるので、それまでは何度でもバスに乗車できるので、利便性はORCAと変わらないけれど、電車の場合と違って毎回スマホの画面を提示する動作は面倒かも。あと、ORCAは利用できるけれど、このTransit GOは使えない交通機関もあるみたいで、その当たりは注意が必要ですが、Transit GO Ticketのサイトの説明を読む限りでは、多分一般の観光客ならば殆ど影響しないんじゃ無いかと言う気がします。ORCAの場合、チャージして90日以上有効化(Activation)しないと、そのカードが無効になってしまうので、観光客の場合は基本使い捨ての利用方法になります。その点、こちらはスマホ一つで解決出来るので、短期の観光利用ならばこちらの方が有益かなと言う気がします。

2023年11月14日

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (10) - IADからSEAへ逆戻り

無事にUSに入国出来、次のSEA行きのフライトまで2時間半位接続時間があるので、Polaris Loungeで少しゆっくりすることにします。 国際線のPolaris Classから同日中の国内線乗り継ぎなので、堂々とラウンジの受付に行き、今飛んできた国際線のチケットのQRコードをスキャンして、パスポートを提示して無事に入出OKとなりました。ところが、そこそこ広いラウンジは満席状態。ぐるっと一回りしてみても殆ど席が埋まっていて、空いていると思ったら椅子の陰に鞄が置いてあったりと、全く余裕がありません。でも幸運なことに、ラウンジ内を一周回ってさてどうしようと立ち止まったら、目の前の一人用の四角い囲いのあるシートを、ラウンジスタッフが片付け始めたので、速攻でその席を確保しました。

まずは、US内で使用するiPhone 13 Proの設定を行います。長くなるので詳細は番外編へ回しますが、Wi-Fiに接続してやっとeSIMがActivationされて、US内のキャリアーを掴んでデータ通信出来るようになりました。一安心したところで何か食べようかと思ったものの、どうもお腹も空いておらず、コーヒーだけ貰ってきてフライト中の堪っていたメール確認やファイル転送等をして時間を潰しました。ラウンジに入った時には満席に近い状態でしたが、丁度夕方出発便のピークが過ぎたからでしょうか、30分も過ぎるとガラガラの状態になり、窓際の人気席でも半分も埋まっていないような状態に。次のSEA行きのフライトが、もう1時間位遅ければゆっくり食事も出来たのですが、空いてきた頃にそろそろ出る準備をしないといけません。まずはトイレに行ってスッキリしようと思ったら、このラウンジもお手洗いは男女兼用のブースがずらっと並ぶ設定になっていて、その入口には数名の男女がトイレの空き待ちをしています。入口にランプが点いていて、グリーンなら空室、レッドは使用中ということで一目で分かるのは良いのですが、男性が出てきた後に入る女性ってどういう気持ちなんだろうか。その後席に戻り、最後のメール確認等をしてラウンジを出ました。

次のフライトは、元々はC24のゲートで比較的近くだったんですが、それがC25になり直前にさらにD20とターミナルは同じでも反対側に変更されてしまいました。ラウンジはC19当たりにあるので、ちょっと距離があります。USの空港は、国際線出発ゲートと国内線のゲートが同じレイヤーにあるので便利な反面、余りにフライト数も多いので一つのターミナルに集約すると、とんでもなく長いか大きなターミナルになるのが玉に瑕な気がします。まぁ、一直線だから歩くのは楽なんですが、IADも結構人出が戻ってきていて混雑している中を移動しました。D20番ゲート前には、すでに搭乗待ちの列が出来ていて、グループ1/2には20人位並んでいます。ほぼ定刻通りに優先搭乗が始まり、ミリタリー、GS、子供連れ、1Kと続きます。

使用機材はB737-MAX8と、多分初めて搭乗する機材だと思います。シートは、一応最近のものだけれどシートの操作が電動ではないのでちょっと古いタイプなのかな。前後の間隔も少し狭い気がしますが、何とか12時間のフライトの後の6時間のフライトには耐えられそう。考えてみたら、6時間のフライトって、TYO-SIN位あるわけですからね。このフライトも満席だったらしいのですが、比較的順調に搭乗は済んで(とは言っても、ANAの20分前搭乗開始よりも長い40分位前から搭乗しているから)、定刻前にはドアクローズ。離陸は多分ターミナル側のRW01Rから飛び立ち、一路西を目指します。

この国内線分は食事の事前予約が出来たので、チーズバーガーを予約しておきました。機内での選択は、チキンソテーかラザニアだったので、それでも悪くなかったのですが、チーズバーガーも熱々で美味しくて、正直国際線の和食よりはよほど美味しくいただけました。その後は、シートを倒してうつらうつらしていたんですが、流石に横になってきたとはいえ12時間のフライトの後なので、太股とか脹ら脛とか足首とか、結構うっ血しているような感じを受けて、とにかく足を動かしながら6時間のフライトに耐えました。

感覚的には、太平洋横断路線の12時間よりも長く感じる6時間弱のフライトでしたが、何とか耐えて飛行機は北側からSEAに向けて何かする経路に入ります。途中窓の外を見ていたら、シアトルの野球場(T-Mobile Park)と後日観戦で行くSeahawksのスタジアム(Lumen Field)が見えたんですが、金曜日の夜21:00に煌々とライトが点いているのは何故なんだろうか。そんなことを考えているうちに、やはり定刻よりも早めにRW16Rへ着陸。そこからターミナルに向けて誘導路を移動します。この空港は、サテライト側に到着すると地下鉄みたいなものでメインターミナルAへ移動しないといけないのですが、この時は運良くA8へ入る事出来、地下鉄移動は無しでした。でも、バゲッジクレームまでは徒歩で遠かったけれど。

荷物が出てくるまで少し時間が掛かりましたが、無事に荷物を受け取りここでサプライズ。出かけた時には、途中で引っかかって全部が引き出せなかったキャリーバッグのハンドルですが、何故か以前のように全て引き出したり収納したり出来るようになっています。どうも、羽田空港かIADか解りませんが、荷物の積み下ろしの時のショックで固着していた部分が緩んで、それでハンドルの引き出しが出来るようになったんじゃ無いかと想像します。多分、羽田ではそんな扱いはしないだろうから、IADでしょうね(笑)。まぁ、結果オーライですが。無事にハンドルがちゃんと出るようになったので、キャリーバッグを引きながら空港のターミナルビルからパーキングビルへ移動して、そこにあるホテル等のシャトルバス停で暫く待ちます。10分程で、今回宿泊予定のMarriott Airport Hotelのシャトルが到着し、21:30頃にはホテルにチェックイン。まだ、ホテル内のバーとかラウンジも空いていましたが、空腹でも無いので部屋に入ってシャワーを浴びて、早めにベッドに入り無事に一日が終わりました。(続く...)

羽田空港T1/T2結合

羽田空港の第1ターミナルと第2ターミナルを接続して、その部分を国際線用のターミナルにするという記事。以前から有った話らしいけれど、全然知りませんでした。でも、その接続場所が、いまT2で国際線供用部分のある南ピアをT1の方へ伸ばす形となると、元々そう言う事も織り込んでT2の国際線供用部分を作ったんでしょうね。 

その報告書を見てみるとよく分かりますが、途中に有る首都高などの道路を塞いで、その上を駐機場にするというアイデア。今現在もANA便がA滑走路に降りた時には、このRW34L付近から左折して、高速道路上の誘導路の橋を渡ってT2側へ移動するので、出来ない話では無いだろうけど、相当強度とか加味しないと下は道路ですからね。この部分が完成したとすると、JAL側のT1もその接続部分に近いところは、T2の様に国際線用のゲートや、国際・国内供用のゲートに改装するんだろうなぁ。そうなると、国際線用のゲート数としては、20~30近くまで増えるのだろうか。

ANAのT2は、反対側の北ピアの根元を伸ばして、今は離れているサテライトゲートをT2と接続する計画があるし、T1の方も同じように北側の端を延長して国内線用のゲート数を増やすらしい。これは、反対側南ピアが国際線化されるから、その為の保管作業でもあるんでしょうね。でも、そうなると北ピアのゲートに到着した国内線から、反対側の南ピアの国際線ゲート出発のフライトに乗り換える時はどれだけ歩けば良いのか大変そう。SingaporeのCHangi空港のように、ターミナル間を結ぶモノレールみたいな移動手段が必要になりそう。

混雑しているT3国際線ターミナルの混雑緩和になるという話だけれど、1年2年で完成するわけでも無く、これが出来た頃にはますますT3を混雑していて大変なんじゃ無いだろうか。成田も、今のT1/T2を統合して新しいターミナルを建設する話が進んでいるけれど、羽田にしても成田にしても、その新ターミナルを一度位は利用してみたいのですが、果たして間に合うのか(苦笑)。

HND-IAD-SEA/-SFO-NRT (番外編1) - AiraloのActivation

今回のUS旅行では、前回Hawaii旅行の時に利用したAiraloのeSIMでデータ通信をする予定でした。Hawaiiで使用した1GBは、既に有効期限切れなので今回用に追加でGBを購入するのですが、そこでちょっとした手違いをしてしまいました。すでにeSIMは設定してあるので、本当ならばそのeSIMに対して追加のデータ量を購入すれば良いのですが、間違って新たにeSIMと1GBデータを購入してしまったんですね。だから、先に購入したAiraloのeSIMを使うと、さらにデータ購入(Charge Package)をするか、そのeSIMは使わずに今回購入したeSIM+データを再びインストールしてActivationして使用するかの二択になります。

今回購入したeSIMを使わなければ、そのままずっと塩漬けになるだけですから、どう考えても今のeSIMにデータ追加をして使用するのは不利。ですから、最初のeSIMはもう削除して、今回購入したeSIM+データを利用することにしたのですが、先にeSIMだけインストールすると現地でActivationするのに面倒な体験を前回したので、操作はUSに到着してからすることにしました。これが、出発の1月以上前に決めていたんですが、そう言う事をすっかり忘れて今回の旅行となったわけです。

iPhone 13 Proの中には、ですからdocomoの物理SIMと前回使用したAiraloのeSIM(と、Sihgaporeで使用したMonad eSIM)が入っています。IADに到着して先ずやったのが、そのAiraloのeSIMを「使用する」にしてデータ通信を始めようとしたこと。でも、このeSIMにはデータ使用量0のままなので、当然通信も何も出来ません。何回かやり直したり、WANをOFF/ONしたり、iPhoneを再起動しても同じ。でも、その事を忘れているから「???」が暫く続きます。Polaris Loungeに入り、Wi-Fi接続が出来たのでやっとAiraloのアプリももう少し詳しい情報を出してくれるようになり、そこで「あっ、eSIMを入替なきゃ」気がつきます。まずは古いAiraloのeSIMを削除した後、このために(間違って)購入したAiraloのeSIMをインストール。モバイル通信の設定で、データ通信をこのインストールしたAiraloのeSIMに変更して、ローミングをONにしたら、直ぐにActivationされて無事にT-Mobileのネットワークを掴んでデータ通信出来るようになりました。

解ってしまえば「なぁんだ」と言う話ですが、自分のミス・勘違いからとはいえ一度ドツボにハマるとなかなか出口どころか糸口を見つけるのも大変です。で、無事にActivationに成功したAiraloですが、やはりDual-SIMは快適。しかも旅行中とか臨時に必要になるSIMがeSIMで、簡単にスマホ上で設定利用出来ますから、以前のように物理SIMを差し替え入替していた手間と比べると雲泥の差です。宿泊先のホテルは空港の近くで、結構郊外になりますが、しっかりT-Mobileの電波を掴んで安定して使用出来ます(ホテル内ではWi-Fi使用なので、元々問題無いのですが)。移動中やスタジアム近郊、さらにはSeattle市内等、全く問題無く利用出来ます。今回移動には「Transit GO」を使用しているので、チケット購入時にデータ通信は必須なので非常に助かります。