ただ、ORCAが乗り降りの時に端末にタッチするだけのSuica的利用方法で簡単なのに対して、Transit GO Ticketは予めスマホ上で、1) 使用交通機関(Bus, Train, or...)、2) 運行主体、3) 乗車位置、4) 降車位置、と指定して、そこで表示される、例えば片道切符とか往復切符(1 Day Pass)とか、高齢者割引切符とか選択して購入し、それを乗車時や改札時に提示するというもの。 バスだと、1回当たりの運賃が定額で、かつ2時間以内の乗換は無料なので、乗車する直前にバスのチケットをActivateすれば、そこから約2時間は乗り降り自由という仕組みなので、そこは便利かも。Sound Light Link Railも、往復を購入すると、その区画内は何回でも乗り降りできるようなので、最初に一番遠い場所で往復(1 Day Pass)を購入しておけば、後は何回でも乗り降りできそう。片道料金は区間によって異なりますが、空港駅からだと、WestlakeまではUS$3ですが、終点のNorthgateまでだとUS$3.5なので、往復にしてもUS$1の違い。一日の内に何度か行き来するのであれば、この区画を買っておいても良いかも。
問題なのは、このアプリも日本からはApp StoreやGoogle Storeからダウンロード出来ない事。ただ、USに来てからダメもとで試してみたら、インストールはしないオンライン版みたいなものが表示されて、それを起動すればアプリ版と同じように利用出来ました。毎回App Storeで検索しなくても、一度利用したら「検索」の中の「Siriからの提案」にアイコン登録されたので、以後はこちらから起動するようにしています。
このアプリ、ORCAの用なタッチ形式では無く、あくまで「必要なチケットを購入しています」という事を画面で示すだけなので、Link Light Railのチケットを購入しても、こんな感じの画面が表示されて(背景の白い電車マークが動いているので、画面コピーでは使用出来ない)、検札が来た時にはこの画面を提示するらしい。ORCAのタッチ形式の方が簡単で便利そうな気もしますが、こちらは毎回検札を受けるわけでは無いので、一度購入しておけば忘れても幾分気が楽かも知れません。ORCAの場合は、入退場2回タッチしないと、場合によっては不正乗車で罰金になるので、それよりは気分的には楽のような気がします。今回Bus利用はしませんでしたが、Busで使用する場合にはこの画面をドライバーに提示するらしい。バスの場合は、2時間以内だと乗り継ぎ自由なので、利用直前にActivationすると、期限切れの時刻が表示されるので、それまでは何度でもバスに乗車できるので、利便性はORCAと変わらないけれど、電車の場合と違って毎回スマホの画面を提示する動作は面倒かも。あと、ORCAは利用できるけれど、このTransit GOは使えない交通機関もあるみたいで、その当たりは注意が必要ですが、Transit GO Ticketのサイトの説明を読む限りでは、多分一般の観光客ならば殆ど影響しないんじゃ無いかと言う気がします。ORCAの場合、チャージして90日以上有効化(Activation)しないと、そのカードが無効になってしまうので、観光客の場合は基本使い捨ての利用方法になります。その点、こちらはスマホ一つで解決出来るので、短期の観光利用ならばこちらの方が有益かなと言う気がします。
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