2013年2月28日

バブルの記憶

芸能関係のこんな記事。菅野美穂さんって、悪い人じゃ無いだろうけど、それほど好みというタイプでも無いので(あの、くるみ割り人形みたいな口がどうも...)、「ふーん」という内容の記事なんだけど、ちょっと気になったのが「バブルの頃よくして貰ったから」という部分。彼女、そんな歳か? 調べてみると、1977年生まれの35歳。バブルって、1986年から1990年のはじめくらいまでだから、まだ15~6歳頃。調べてみると、デビューが1992年で、テレビとかで活躍し出すのがその数年後位だから、いわゆるバブル世代とはちょっと違う感じも。業界的にタイムラグがあるのかもしれないけれど、それでもちょっとムムムという感じですね。

で、「バブル時代」。たまに宴席なんかで「昔は良かった」的な話が出るわけですが、今の40代前半くらいからはバブル後の世代になるから、もう「夢の世界」みたいな感じで聞こえるみたいですね。曰く、海外出張はビジネスクラスのノーマルで、週末挟んでの移動も可能だったり、予算が余るので年度末になると必死で消費するように好きなものを購入したとか、毎晩飲みに行くのが当たり前だったとか、まぁ冗談半分で言った「今の10年分くらいのお金を、当時は一年で使い切った」というのは、あながち嘘じゃない世界でしたよね。

で、元の話に戻ると、彼女が実際にそう言う体験をして、それを還元したいと思っているのかどうかは分からないけれど、確かに最近の若い世代の考えとかアイデアを聞いてみると、言い意味での余裕というか遊び心的な部分が、もう少し余裕が有った方が良いんじゃ無いと感じ事があります。それって、自分達世代のように無駄な消費とか目的無く何でもやってみる的な経験が無いから、どうしても現実的なぎりぎりの線で止まってしまう気持ちのブレーキが掛かってしまうんじゃ無いだろうか。それはそれで、とっても良いことだと思うけれど、たまにはそういう部分を破って、弾けたところに新しい何かが生まれることが多々あると思うんですよね。AppleのiPhoneとかiPad何かが登場した時にも、そう言う匂いがしたように思います。

よく芸人さんで、収入以上の家賃の部屋を借りて、自分を鼓舞するみたいな話が有ります。あれって、一種にハングリー精神の育成みたいなものだと思うんですが、バブルの頃にも「あいつには負けない」みたいな競争感みたいなものがあったように思います。それが今は、周りどこを見ても厳しい状況なので、どうしても安定しようという意識が強くて次に進む雰囲気が感じられない。勿論、厳しい状況~やっと某かのレベル迄進めたら、それはそれでとっても大きな事なのかもしれないけれど、そこで止まってしまうと、いずれかは周りもそのレベルまで到達して、結局は以前と同じ環境が少し違った場所で再現される事になるだけだと思うんですよね。「バブル=享楽」というとらえ方をされることが多くて、実際そう言う面も多々あったと思うけれど、でもあの時代はその恵まれた状況を利用して伸びていった会社・組織・能力もあったと思います。そう言う部分を、何となく経済や社会の雰囲気が少し上向きになりつつある今、少しでも実現して、次に繋げることが出来ないだろうか。

不況で厳しい時代ではあるけれど、その中でも伸びている会社はあるわけで、そう言う人達って不況を逆手にとって伸びているんですよね。曰く、不況だから、それまで見向きもしてくれなかった取引先が相手をしてくれた、これまで受注して貰えないような会社に仕事を引き受けて貰えた、等。仕事で成功する秘訣のの一つに、自分が変わって時代に臨機応変に適応することがあると思うけれど、それと並行して変わっていく周りの環境や社会を上手く利用する事も重要。バブルの時代は、黙っていてもそれを周りからオファーしてくれたけれど、今は自分からオファーして勝ち取らないといけないという条件は違うけれど、結局やらなきゃいけないこと・成功する秘訣は、昔も今も変わっていないと言うことですね。

裁判結果

日本の捕鯨や漁業を飯の種にしてお金を稼いでいるシーシェパードですが、流石に米国テレビ向け演出が過剰になってきて、とうとう「海賊認定」が米国連邦高裁から出されてしまいました。数年前から、酪酸の瓶を投げ込んだり、ロープやワイヤーを投げ込んだり、揚げの果てには体当たりまでして自船を壊して沈没させたり、「環境団体」が南極の環境破壊しているんだから、二の句が継げないですよね。日本としても、もっと早くから対策すれば良かったと思うけれど、まぁ証拠収集とかいろいろ理由は合ったんでしょうね。さらに、一審の地裁判決でシーシェパード有利な判決を出した判事を担当から外すなど、今回の決定はかなり冷静に状況を判断していると思います。

で、海賊行為と認定されたからには、調査捕鯨船団護衛のために、巡視艇なり海自の護衛艦なりを派遣しても良くなるわけですが、そうなると今度は南極の領有を主張しているオーストラリアやニュージーランドが逆に強硬姿勢に転じるだろうなぁ。「オーストラリアは海賊を放置するどころか、援助までするのか」と外交的プレッシャーで何とかさせるしか無いんだろうけど。

方や韓国。日本から盗難に遭った仏像が韓国で見つかり、その返還請求をしたら、韓国の寺院が「自分のもの」と言い出して、それ故に日本側が所有者と証明するまで返還保留という判断を出してしまいました。で、日本側に証明を請求するなら、韓国側の寺院にも所有していた事を証明させないといけないけれど、そんなことはやらないんだろうな、あの国では。大体、日本大使館前に不法に設置されたものに対しての行為を「違法行為」として認定しちゃう国だから。

国民的勘定があることは分かるけれど、そう言うこととは独立して法律なり判例に基づいて判断しなきゃいけないこと。個人的には知り合いも居るけれど、国として信用できない部分がそういうところなんですよね。これが、まだ開発途上の国とかなら分かるけれど、少なくとも工業製品の一部では世界を席巻して、それなりのポジションにある国でこう言うことがあるのはねぇ。偶然だろうけど、同じような時期にある意味対照的な判断が出てきたのは、結構面白いなと感じました。

UAからのお知らせ

UAが運行しているKIX-SFOの機材を、前倒ししてB772からB744に拡充するという記事。今、関空発のキャンペーンとかあって、利用したいななんて思ってたんですが...

そう言えば、昨日UAからDMが来て、いろいろキャンペーンが掲載されている中、ちょっと気になるお知らせも。無料受託手荷物が、これまではファースト・ビジネス利用客の場合、最大3個まで可能だったものが2個までに減らされること。自分は、二つもスーツケース引っ張って歩きたいと思わないので、この変更での影響は無いけれど、海外の旅行者の人なんて、もう鬼のように持ち込む場合がありますからね。危惧するのは、これでますます機内持ち込みする荷物が増えて、搭乗するときのトラブルが増える事。

それ以外で気になるのが、ソウルとシンガポールでSクラスの格安フェアが出ていることと、名古屋発のグアム方面行きの安い価格が出ていることでしょうか。3月一杯何だよなぁ、グアム。来月は時間とれるかなぁ... (行く気になっている奴-笑)。2月に体調不良でオーランド行きをキャンセルしたから、ずっと飛べない生活が続いているけれど、結構空の虫がうずうずしてきました。まずいなぁ...

2013年2月27日

NRT-BKK-SIN-NRT (3) - ホテル手配

出発まで丁度一月となってきた、今回のBangkok/Singapore添乗員の旅(笑)。ここしばらくは、BangkokとSingaporeの宿をいろいろと探していました。昨年、Bangkokの弟のところに行った時には、初めてのBangkok滞在ということもあり、弟のアパート近くにちょうどあったSheratonにしました。今回は、義妹親子と自分の部屋2部屋取らないといけないので、さてどこにしようかといろいろと検索してみたんですが、中々「これ」という場所が見つかりません。姪っ子も居るので、余り市街を歩き回ることはしたくないので、出来れば直ぐ近くにそれなりの規模のモールやデパートがある場所が良いんですが、そうなると前回のSheraton Grande Sukhumvitは絶好のポジション。

実は、今Sheratonのサイトでは、MasterCardを使って3連泊を予約すると3泊目が無料になるキャンペーンをしています。丁度今回のバンコク滞在は3泊4日の予定なので、このキャンペーンに乗っかろうとしたんですが、参加ホテルにこのSheraton Grande Sukhumvitは入っていない。でも、道を挟んで反対側にあるWestinは参加しているんですよね。で、一度はこのWestinに心が傾いたんですが、前回行った時の記憶を辿ると、そんなに規模が大きかったわけでは無いし、ショッピングセンターに併設された建物だったから、ちょっと落ち着かない雰囲気も。別のSheraton系のホテルは、もう少し市街の方にあって、自分一人ならまだしも、高校生の子どもも居たりするので、結局多少なりとも土地勘のあるSheraton Grande Sukhumvitにする事にしました。ただ、自分の部屋の分はポイントで予約して、義妹親子の部屋は自分のSPG Platinum特典に付いている朝食ビュッフェと同じサービスが付帯されているパッケージを通常手配しました。

次はSingapore。Singaporeは交通網も発達しているし、ほどよい規模の都市サイズでもあるので気に入っている観光地でもあるんですが、ホテル代が高いのが玉に瑕。いつものNRT-SIN往復だと、深夜到着・早朝出発という理由から空港に併設されたCrowne Plazaが定宿化しているんですが、今回はツアー利用も含めて観光重視でいくのと、Bangkokからの到着が午後、Singaporeからの帰国が夜Changiを出発するという、移動には余裕のある状況なので、中心街のホテルを選択することにしました。City HallやRaffles City、さらにはOrchard Road沿い等、選択肢は色々あるので、逆にそれが悩みの種にも。もう一つ悩ましいのは、前払い料金と後でキャンセル可能な通常料金の差が結構あること。まだ出発まで時間があるので、前払いで手配するのはちょっとリスクかなとも思うし。

で、いろいろ悩んだ末、取りあえずBangkok同様、OrchardのSheraton Towers Singaporeを取りあえず手配しておきました。Hilton HHonors VISA Platinumを作ったので、Conradにも引かれているんだけど...

取りあえず、これで旅程と宿の手配は完了。後は、現地でのアクティビティーを事前に決めないと。Bangkokの2日間と、Singaporeは中日の一日かな。これから、JTBとかHISとか現地のディラーサイトを確認しないと。(続く...)

X1 Carbon - Bluetoothで共有

先日の帰宅途中での新幹線車内での事。以前からちょっと試してみようと思っていた、iPhone 4SとX1 Carbonのインターネット共有の実験をやってみました。それまでの仕事用PC、ThinkPad X201sから、現在のX1 Carbonになって、メリットもあるんだけどデメリットも幾つかあって、その一つが、X201sでは使用出来た内蔵WiMAXがX1 Carbonでは無くなってしまったこと。その為、ちょうど1年縛りの更新時期でもあったので2年間利用したUQ WiMAXは解約したんですが、これで困ったのがWi-Fiが使えないときのネットワークアクセス。実は、WiMAXの利用頻度はかなり減っていて、どちらかというとUQ Wi-FiのAP利用の方が多くなっていたんですが、それでもちょっとネットワークアクセスしたい時もあります。そこで、アクセススピードは我慢するとして、iPhone 4S経由でPCからのネットワークアクセスする事を試してみました。

iPhone 4Sでは、b-mobileのAmazon SIM(1GB/月)のサービスを利用していますが、週に一回金曜日に会社出社する時に3G回線を利用する程度なので、1GBを使い切ることは無くて結構容量を残して翌月が始まることも。そこで、新幹線の中で暇だったことも有り、X1 CarbonとiPhone 4Sを共有接続して、3G経由でアクセスしてみることに。ここでちょっと捻ったのが、Wi-Fi経由のインターネット共有は、以前にもちょっと試したことがあるので、今回はBluetoothで接続してみることに。最大の理由は、双方のバッテリー消費を押さえるため。既に以前使用したインターネット共有の設定はしてあるので、双方でBluetoothをEnableにしてまずはペアリングから。iPhone 4SのBluetoothをEnableしてX1 Carbon側のBluetoothを開始すると、直ぐに自分のiPhone 4Sが認識されたんですが、もう一台MacBook Airも認識しました。どうやら、通路を挟んで斜め前でMacBook Airを使っている男性サラリーマン氏のPCの様です。何だろう、BT Mouseを使っている雰囲気は内ので、デフォルトでEnableにしているのかな。まぁ、Bluetoothの場合、まずペアリング作業があって、必ずそこで確認作業が入るから、Ethernetのように知らない間に共有されている事は無いんだろうけど、でもちょっと不用心ですよね。いってみれば、窓ガラスは閉めていたけれど、カーテンは明けていたので中の様子は見えていた、みたいな。

そんな状況に少しビックリしつつも、無事に自分のiPhone 4Sとペアリングすると、すぐにネットワークアクセスが出来るようになりました。流石に走行中の新幹線からの3G回線利用なので、スピードは決して速くないけれど、でもWebブラウズやメールチェックくらいなら問題無く利用出来、緊急避難的なネットワークアクセス手段として、もしもの時には使えそうです。

ただ、この実験の後数日後気がついたんですが、Bluetoothの共有テストをする前には、800MB以上残っていたAmazon SIMの残りデータ量が、今朝確認したら0MBになっていました orz そんなに使うほどネットアクスしたわけじゃないんだけど... 幸いにして、あと2日我慢すれば、3月になってまた1GB分のデータ利用が出来るので実害は無いんだけど、でも新幹線の中で小一時間程度普通にネットアクセスしただけで、そんなにデータ量を消費するんだろうか。何か裏で動いていたとか。ちょっと納得いかんなぁ状態です。また月末でデータ量に余裕のある時に試してみようと思っています。

東京新聞の『絆』

東京新聞(=中日新聞)のコラム「洗筆」の24日の内容がお粗末な内容と話題になっているような。全文引用はまずいだろうから、前半の安倍総理の米国訪問で日米同盟の絆が深まったという話の後で、肝心の最後の部分を引用すると、

【▼「絆」は本来、犬や馬などの動物をつなぎとめる綱のことだった。束縛などの意味が生じ、強い結びつきという使い方は比較的新しいという。首相が絆を強調するほど、本来の意味を思い浮かべてしまう。

と、「絆」に引っかけて、相手の言いなりになってるんじゃないのという皮肉を言っているわけですが、少なくともメデイアならもう少し捻りを入れた方が良いんじゃ無いの? 「絆」は、今では「きずな」と読むわけですが、古語の最後の動物をつなぎ止める綱と言う意味では「ほだ(し/す)」と読むのが正しい。言葉によくある、元々の意味とは反対の意味を与える事で、そのことを強調するという事なんでしょうね、つなぎ止めるという意味が転じて、強い結びつきという「きずな」に変わっていったようです。だから、「本来の意味を思い浮かべてしまう」と書いているけれど、本来の意味であるなら「ほだす」と読まなきゃいけない。だから、安倍首相に批判的なアイロニカルな内容にしたいのであれば、例えば、

【▼「絆」は「ほだす」とも読み、動物をつなぎとめる綱のことだった。束縛という意味が転じて強い結びつきという「きずな」という意味が後に加わる。米国にほだされるのでは無く、本当の絆にしたい。

とかどうだろうか。文字数的にも収まっているし(笑)。

よく「メディアは公正中立」と言うけれど、私企業である以上、それって嘘ですよね。いろいろなメディアの論調なり記事を読んでいると、右とか左とか上とか下とか前とか後とか、いろいろと立ち位置が見えてくる。それはそれで、いいと思うんですよ。メディアの存在意義というのは、生データをそのまま投げることじゃなくて、何らかのフィルターを通して付加価値・選別して読者に投げることだと思うから。でも、それならそれで、ちゃんと自分の立ち位置は明確にするべきで、それを隠して「いゃ、自分は中立です」というのは、一番の大嘘つき。だから、そう言うメディアは信用できない。で、それ以上に、自分達の主張を言わんがために、何か支離滅裂な内容になったり、前後で主張が錯綜していたり、要するに情報劣化が激しいとますます感じます。特に、こういうコラムのように、短い情報量の中で、それなりに深い内容なり情報を提供しないといけない場合に、以下に元データを最適化していくか、と言う部分の力不足を感じます。素人の自分が感じる位だから、それなりに力のあるプロだともっと感じるんだろうけど。

「メジャーメディア」が、その情報内容では無く、情報様式によって読者の興味を引くなんて言うのは、まさに「メディアの衰退」の象徴ですよねぇ。

2013年2月26日

盗んだことには変わらない

人から盗んだものをポケットに長いこと入れておいたからといって、盗んだことには変わらない」...
チベット、ウイグル、内モンゴル、西沙諸島に南沙諸島。

韓国新大統領

韓国の大統領就任式が終わり、これで2012年に予定されていた日本も含む関係諸国の首脳交代が完了。唯一、米国だけがオバマ政権の継続となったものの、日本、中国、韓国と新しい顔がそれぞれの国の代表となり、これが新しい関係改善の切っ掛けと期待される部分もあれば、やはり過去の柵は一切許せないといういつものお約束状態に陥っている部分もあり(それがほとんど?)、期待とあきらめ半々。「新しい顔」と言ったものの、よく考えたら日本の安倍総理は再登板なわけだから、そう言う意味では「準新顔」と言うべきか。

韓国の朴大統領については、父親の朴元大統領が親日的だったということで期待する声を大きいようだけれど、でも前大統領にしても、スタート時は日本の大阪生まれと言うことで「新時代の関係改善」が大きく期待されたのだけれど、結局いつもの通りというか、最後は竹島に上陸したりと、これまで以上の「功績」を残しての退陣になりましたからね。今回は初の女性大統領と言う事で、いわゆる「慰安婦問題」では立場上一ミリたりとも譲歩できないだろうし、個人的にはますますこじれるだろうなぁという印象。就任演説の中で、「第二の漢江の奇跡を目指す」言ったそうですが、前回の「漢江の奇跡」に、どれだけ日本からの支援があったのか、それをよく考えないと。国際関係を良好な状態に保つことは重要だけれど、必ずしもこちらが譲歩すれば相手も譲るとは限らないことは、最近のTPPに関しての交渉や議論を見ても明らか。例えば高度成長時代で、余裕のあった当時の日本ならば、そういう事をやっても何とかなったかもしれないけれど、現在の日本は国内的にも国際的にも過去の遺産を食いつぶして厳しい状況になりつつあるわけだから、今後は余りよそのことは構わないで、先ずは自分のことを考える方針が必要では。

韓国では、竹島の日に反対して、小売業の団体が日本製品の不買運動を始めるとのことだけれど、実際にはどうなんでしょうね。何年か前にも、韓国で日本製品不買運動が有り、タクシーで日本人乗車拒否なんていうシールをはったりしていたけれど、結局トラブルを恐れて日本人観光客が減ってしまい、いつの間にかそんな話は立ち消えていったけれど。大体、確か当時そう言うシールを掲載したタクシーって、普通は日本人も含めて外国人が乗車しない一般的なタクシーで、外国人が利用するような「黒いタクシー」はそうでは無かったような気がします。大体、日本製消費財を買わないと言いつつ、韓国の製造業って日本からの素材輸入で維持されているような物なんですからね。どうせなら、日本からの輸入禁止をまず言って欲しい(をぃ)。と言うか、本当にこの小売り団体が不買運動とかしたら、消費者が逆に日系のコンビニとかスーパーに流れて、ビジネス的には日系企業が「ごっつあん」だったりして(をぃ)。

ところで、朴新大統領は以前竹島に上陸したことがある人なわけで、これって日本の法律的には「不法入国」になり、日本への入国時には制限が生まれるはず。仮に、朴大統領が日本訪問とか言う話になったら、日本の入管はどうするんだろうか。と言うか、結構韓国の国会議員って竹島に上陸しているはずで、過去にも同様の話は無かったんだろうか。大統領だけに「超法規的措置」が取られるとか? 少なくとも、向こうは5年間大統領職にこれから付くわけで、5年後に次の大統領が選ばれたときにも、「朴大統領も就任直後は...」と同じ事を言っていそう。と言うか、それが5年ごとに繰り返されるのが、日韓関係のお約束な気がする。

Firefox OS

iOS、Androidに続く、第三のスマホ・タブレットOSの流れになるのか、MozillaがリリースしたFirefox OS。HTML5ベースでアプリ開発が出来るので、ベンダーのカスタマイズが有利との記事内容ですが、それって逆に混乱を招かないだろうか。

Windowsしかり、MacOS/iOSしかり、単一メーカーによる独占は、弊害もあるけれど、統一性や互換性という部分では頼れるところもあるですよね。Unix系の環境が、互換性はあるんだろうけど、結構派生バージョンで混乱することもあるからなぁ。日本ではauが1~2年後に対応機種を発売と書かれていますが、どんな物に仕上がってくるんだろうか。結構、こういうスマホスタイルから、既に次のステップにマーケットは移っていたりして。

2013年2月25日

WBC壮行試合

日本人メジャーリーガーが参加しない、監督・コーチ陣が余り注目されていない、流石に三回目になって三回目の優勝は厳しいだろうという戦前の予想、その他いろいろな理由から盛り上がりに欠けていたWBCですが、それでも2次リーグで対戦するかもしれないオーストラリアとの交流試合は、ちゃんと地上はで放送されるし、苦労しながらでも試合にも勝って実績を残しているところは、やっぱり「腐っても鯛」というか、日本の国民的スポーツ「野球」の底力なんでしょうね。

今回の京セラドームの観客にしても、最初は不人気が言われていたけれど、結構スタンドも埋まっていたし、昨日の試合は接戦の後の大量得点という、試合的にも楽しめる内容だったから、これからじわじわとWBCへの興味も高まってくるんじゃないだろうか。フットボールという、アメリカ以外ではマイナーなスポーツに関わっている一人としては、正直羨ましい限りです。正直なところ、そのスポーツの人気度をアップさせるには、まずは認知度をあげないといけないわけで、その為にはいかに露出度を上げるかが重要なわけで、その点黙っていてもテレビ放映の話が登場してくる、野球、相撲、パスケット、バレーボールといったスポーツは、それだけで大きなアドバンテージがあるんですよね。

でも、こういう時代ですから、マスメディアの放送に乗らなくても、インターネットを利用して広めることも可能なはず。去年の試合は、幾つかの試合をストリーミング放送したんですが、ああいう取組を今年もやって欲しいですよね。チャンネルをザッピングしながら、それでも日本が勝っているとついそこで試合に見入ってしまう単純さが、やっぱりスポーツの面白さで有り魅力なのかも。その為にも、やっぱり露出度だよなぁ。何か良い方法が無いものだろうか。

X1 Carbon - meets USB 3.0 Gb Ethernet

※ PING(ms) / 下り(Mbps) / 上り(Mbps)
X1 Carbon

(+USB 3.0 Gb Ethernet Dongle)
M57 Tower X200s
USB 3.0 USB 2.0 Wi-Fi (11n) 内蔵Gb Ether 内蔵Gb Ether
1 18/84.93/31.99 18/45.27/31.98 18/452.05/30.03 19/34.06/98.78 18/409.25/54.37
2 18/79.46/32.82 18/95.07/32.51 18/54.56/30.30 18/69.27/83.69 17/349.41/53.97
3 18/90.96/32.07 18/95.03/32.76 18/50.92/29.51 18/85.93/93.39 18/504.95/53.54
4 18/95.06/32.84 18/95.67/32.66 18/51.73/29.65 18/88.30/100.48 17/418.49/51.95
5 18/90.25/32.58 18/92.35/32.44 18/51.56/30.08 18/90.17/74.23 17/418.77/54.16

苦労の末、何とかUSB 3.0 Gb Ethernet  Dongleが使えるようになったThinkPad X1 Carbon。手持ち機材でパフォーマンスを計ってみました。WAN側はNTT西日本のフレッツ隼(Gb)。宅内ネットワークも、ルーター、Hub、ケーブル、全てGbで揃えて、Wi-Fiは11n/300Mbpsでリンクしたもの。

で、計ってみてちょつとガッカリだったのは、USB 3.0でも2.0でも余り変わらないこと。折角、USB 3.0用のGb Ethernet Dongleということで買ったのに残念。あと、上り(Upload)が遅いのが気になるんですが、これは回線種別に寄らず同等の値なので、X1 Carbonの内部仕様の影響なんでしょうか。実際、デスクトップのM57 TowerとかX1 Carbonよりも古いX200sではもっと速い値が出ていますから。それと、WiredとWi-Fiで、それほど大きな違いが無いのも一寸残念なんですが、でも下りで倍違うっていうのはやっぱり大きいですよね。1時間かかるダウンロードが30分になるわけですから。

それ以上にビックリしたのは、X200sの下りで500Mbpsなんていう値が出ていること。デスクトップよりも速いのは、デスクトップの方が古いモデルだから内蔵Gb Ethernetが接続している内部バスのスピードが違うから何だろうなぁ。今のデスクトップは5年くらい前のモデルで、HDDのスロットが満杯なのと、PCIのスロットがPCI-Express系のスロットが塞がっていることが不満なだけで、後は特に不満はないんだけど、やっぱりUSB 3.0とか使いたいよなぁ。PCI-Expressのスロットがディスプレーアダプターで塞がっているので、カードで増設することも出来ないんですよねぇ... 最も、ThinkPad X200sにしても、購入したのは2009年だからそんなに違いがあるとは思えないんだけど。

閑話休題。今回USB 3.0のパフォーマンスを期待して、このLogitecのUSB 3.0 Gb Ethernet Dongleを購入したわけですが、案外X1 Carbonに同梱されているUSB 2.0のFast Ethernet Dongleでも違いが少ないのかも。今手元に無くて、会社に置いてあるので、今度持ち帰ってまた比較してみることにします。まぁ、USB 3.0のポートは、外付けHDDの接続用と割り切りますかね。

2013年2月24日

USB 3.0 Gb Ethernet Dongle

Logitecから発売開始されたUSB 3.0 Gb Ethernet Dongleを買って来ました。早速X1 Carbonに付属のCD-ROMからドライバーをインストールして接続してみたんですが... 上手く繋がらない。

なんとかデバイス認識まで行ったんですが、今度はネットワークアセスが異様に遅い。うーん、何だろうか。手間が掛かりそう... 参ったなぁ...

起動時にUSBポートに接続したままにしておくと、Windowsログオン画面がずっと真っ暗なまま。最初はハングしたのかと思ってUSBから抜くと直ぐにWindowsのデスクトップが出てきました、どうも認識に時間がかかるようで、そのままでも何とか認識して来ます。が、しかし、ネットワークスピードが異様に遅い。一応Gbネットワークとして認識はされているんだけど、多分10Mbpsも出ていない感じ。付属のCD-ROMに入っていたドライバーバージョンがVer.2.0.0.0で、チップ開発元のサイトにVer.2.0.1.0が登録されていたので、これを適用してみたんですが、余り変化無し。うーん、失敗したかなぁ。まぁ、2,000円ちょっとだから人柱代としては安いけれど、やっぱり悔しい。
[2013年2月24日追記]
どうも、開発元のドライバーが当たってなかったようです。デバイスマネージャーに表示される「ASIX AX88179 USB 3.0 to Gigabit Ethernet Adapter」のプロパティからドライバーのバージョンを開いてみると、「1.12.6.0」と製品に貼付されているドライバーのまま。でも、開発元のサイトからダウンロード出来る最新版は「1.12.7.0」。日付け的にも、1.12.6.0が2012/08頃なのに、1.12.7.0は2012/12頃とこちらの方がX1 Carbonと合いそう。で、もう一度こちらのバージョンに更新。デバイスマネージャーの表示も「2012/12/10 1.12.7.0」に。一度システムをシャットダウンをして、USB 3.0 Gb Ethernet Dangleを接続して起動してみると、Windows Log-in後も直ぐにデスクトップが現れます。これで期待値が上がり、ケーブル接続をしてみると、おお、繋がった! ちょっと試しに、自分のサーバーにUpload/Downloadしてみましたが、十分過ぎるほどの早さ。これで2000円ちょっとなら安い! (現金な奴-笑)。

Yokohama Sheraton Hotel & Towers

今年4滞在目のSheraton Yokoham。結構混雑していましたが、クラブフロアーの26Fにアップグレードしてくれました。

特にトラブルも無く、翌朝の朝食も入ったときは空いていましたが、出る頃には高齢者の方が結構入ってきていました。何かイベントでもあったのだろうか。

2013年2月23日

セキュリティ検査

空港でのセキュリティチェックでの液体・ジェル状物質の持ち込み制限は、もうそろそろ理解されていると思っていたのだけれど、まだこういう人が居るんですね。まぁ、あの国の人だから仕方ないか... もっとも、セキュリティチェックの入り口横のゴミ箱には、今でも沢山のペットボトルが廃棄されているから、知ってか知らずか持ち込む人も後を絶たないのだろうけど。私なんかも結構気にするのが、「ウエットティッシュ」。1つ2つなら問題無いんだろうけど、以前鳥インフルエンザとかSARSが流行した時、アルコール消毒のウェットティッシュをちょっと多めに鞄に入れていて、それを成田セキュリティチェックの直前に思い出し、仕方ないのでそのままX線に通して、この時はお咎め無しだったんですが、USでは結構ドキドキでした(こちらも無事通過)。

今回トラブル、成田の2タミだからまだこの程度で収まったんでしょうけど、これがUSとかの空港だったら、その場に押し倒されて下手したら... なんて言うこともありそう。でも、結構この国の人って不評を買ってるんだろうなぁ。自分が旅行するときも、順番を守らない、大声で話す、待合室何かで食べ物とか零したりしてもそのままだったり、とかいろいろありますからね。まぁ、30年くらい前の日本からの「ノーキョー」さんも、そんな感じだったのかもしれないけれど。なんと言っても、外からの情報がフィルターされてほとんど入らない国だから、「郷に入れば郷に従え」ということを知らないのが悲しいところ。まぁ、だから、あそこであんな事とか、こっちでこんな事とか平気で実行して、「何が悪い」と居直っちゃうわけですけど。

反日の国だけど、日本のアニメとかAVが何故かダウンロードされて人気の国なので、そう言うメディアを通して情報戦を静かに仕掛けるというのは、もしかしたら国際戦略的に結構効果あるかも(笑)。

我慢比べ

いろいろと日本にちょっかいを出してくる中国ですが、今度は日本のEEZ内に観測用(?)ブイを設置したというニュース。ただ、一方で、ブイが設置された場所は日中中間線の中国側という記事もあり、これだと不信感は残るけれど国際ルール的には問題無い様子。ただ、いずれにしてもわざわざ誤解を招くような行為を行って、相手の勇み足を誘発しようとしている感じですよね。いかにも、あの国が好きそうな戦術です。で、こういう物って場所柄海底に固定されているとは思えないから、ある程度の範囲を浮遊するだろうし、その時に日本のEEZ側に入ってきたら「取得物」として拾い上げたら駄目なんだろうか。結構、相手の技術力解析用とか、用途はありそう。それに、相手の見ている前だと拙いだろうけど、居ないときに「さくっ」とやっちょうとか(笑)。

まぁ、このブイや尖閣諸島のちょっかいもそうですけど、最近問題になっている大気汚染はもっと深刻ですよね。実際問題、西日本の地域にはPM 2.5が飛来していて、影響も出ているわけですから。さらにこれからは春になれば、黄砂も飛んでくるわけで、この黄砂やPM 2.5や花粉やらが結合してさらに深刻な事態にならないと良いんだけど。で、中国の国内問題ではあるんだけど、その影響は日本にも及ぶから日本から環境技術を提供して改善をするように働きかけるとのことですが、うーん、どうだろうか。日本を追い抜いたGDPに、人工衛星や有人衛星は打ち上げて、ICBMは持っているし核も持っているし、そう言う国に対してはまずは自助努力を要求するのが先じゃないだろうか。

例えば、今回の大気汚染は車の排気ガスが原因の1つと言われているけれど、少なくとも日本車や欧州車の排気ガスはそれぞれの国や地域での排出ガス規制をクリアーした物だろうし、通常は問題の出るような排気ガスを出すわけでは無いはず。実際に、大気汚染の原因は品質の悪いガソリンを使っているからとのことで、これを5年後までに日本/EUと同等の品質まで向上させると言う事だけで、もっと早い対応をしないとなぁ。

「世界の工場」として製造業が集中しているからと言う事も理解出来るんですが、じゃぁその他の地域、例えばタイとかベトナムとかそう言う場所では同様の問題は発生していないのかという疑問も。規模の違いで顕在化していないだけだと問題ですが、そう言う地域では既に対策が取られているのならば、日本としてはそちらにシフトしていくのも1つの戦略かもしれませんね。既にチャイナシフトが始まっていることもあるわけだし。いろいろな意味で、これからも我慢比べが続くわけですが、ここで重要なのは「我慢比べ」はただ黙って耐えるだけでは力の大きい方体力のある方が有利なわけで、そう言う相手に勝とうと思ったら相手にいかに揺さぶりをかけるかとか、自分の有利な環境・ルールに引き込むかという駆け引きが重要。これまでのように、嵐に遭遇したらじっと耐えて待つだけの日本では無く、まずは嵐に遭遇しない知恵と技量を付けないとね。

富士山の日

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。ここの所、以前のように金曜日のみの出社パターンが続くので、肉体的には楽なんですが、何故か凄く間延びしたような気持ちになってしまい、ついつい金曜日に出かけるのを忘れてしまいそう。

この日の新幹線は結構満席に近い状態で、私がいつも指定席を取る2席列側は、ほとんどが埋まっていて、かろうじて私の隣とあと2~3席で通路側が空席の状態でしたが「静岡当たりで埋まりそうだな」という感じ。いつも、浜松では空席が結構あるんですが、静岡でどって降りてどっと乗ってくるんですよね。

自然にチェックしたシートマップでは、私の前後の席は2席とも埋まっていて、圧迫感があるかなと思ったんですが、浜松では前後どちらの席も空席のまま。しかし静岡では後ろの席に上司と部下と言う雰囲気の男性二人組が着席。でも、前の席は空席のままで、と言う事は新横浜までは少なくともこのまま。パソコンを広げる自分としては、前の席が倒れてこない方が圧迫感が無くて嬉しいので、これはラッキーです。ただ、直前まで埋まっていたシートが空席の時って、その席を予約していた人がどうしたのか・なったのか、それがいつも気になります。私のように、EX-ICで変更しているなら良いんだけど、何かのトラブルで乗り損なったんじゃ無いかと、何故か気になります。

静岡を出て暫くしてトンネルを抜けると、富士川の鉄橋を抜けて富士山が左手側に見えてきます。数日前に雨が降り空気が澄んでいたからなのか、この日の富士山も綺麗に見えました。周りでも、シャッター音が結構響いていて、それだけ皆さん感動してたんでしょうね。で、この日は2月22日でしたが、翌日(つまり今日)は「富士山の日」。2月23日だから「ふ(2)、じ(2)、さん(3)」の語呂合わせ。元々は、山梨県の河口湖町が記念日として設定したもので、最近の富士山世界遺産登録運動に関連して、数年前から静岡県でも言うようになったもの。2年前から、川勝知事が「富士山の日は公立学校を休みにしよう」と言い出したんですが、あまり受けなくて、今年はそんな話も出てきませんでしたね。

何とか、仕事も少し落ち着いてきたので、以前のように、週一金曜日の通勤パターンが戻ってきて、やっとゆっくりと富士山を眺める余裕が戻ってきました。と言いつつも、自分のiPhone 4Sを見ると、金曜日以外の時にもしっかり富士山の写真が残っているけれど(笑)。

2013年2月22日

X1 Carbon、転ける

今日は金曜日の出社日なので、早朝支度でX1 Carbonを立ち上げ、暫く仕事をしてからSuspendに落として鞄の中へ。そこから、自宅を出て電車で駅に移動し、新幹線に乗車して、自宅を出てから1時間後位に再びLCDを開いたら...

Suspend状態からHibernationに移行していたらしく、コールドスタートから開始ししたんですが、例のWindowsの修復スタートの画面が出て「Windowsが意図しないでシャットダウンされました」みたい画面が orz をーい、何失敗してんだよ、X1 Carbon。早速省電力マネージャーに入り、SuspendからHibernationへの移行を禁止しました。しかしなぁ、ちょっとなぁ... (以下、自粛)

Google GlassとChrome Pixel

昨年ファッションショーでお披露目された"Google Glass"の公式サイトが、いよいよ正式オープン。ぱっと見、某日本メーカーのスカウターみたいな気もするけれど...

これ、操作は音声によるみたいだけど、となると英語以外の対応が気になりますね。日本語なんて、結構後回しにされそうな気が...

で、Googleは、自社開発のハイエンドChromebookも発表。名称が「Pixel」との事なんだけど、"Pix"って「写真」とか「映画」という意味の言葉なので、なにか上のGoogle Glassと関連性を感じてしまうのは、穿った見方だろうか。

でも、このGoogle Chromebook、すでに搭乗している製品と比べて、確かにLCDの解像度は高いけれど、重いし大きいしSSDは32GBだしUSBは2.0×2だしと、価格なんかWi-FIモデルがUS$1299でLTEモデルがUS$1449と、をぃをぃな感じ。ちょっとターゲットが違うんじゃ無いだろうか。

リーダーとしての振る舞い

何度か「リーダーシップ」について書いていますが、また良いネタ事例が生まれたので(笑)、思うところを熟々と。

鳩山元総理が、因縁のある沖縄を訪問して「沖縄の基地問題が解決しないのは、外交問題ではなく国内差別問題だ」と言ったという事。地元の沖縄タイムスにその様子が掲載されていますが、その内容以前に、ああこういう人間が一年近くも日本の政治システムの中で最高責任者として国の運営をしていたことに戦慄すら覚えますね。一番みっともないのが、「県外」という自分の意思が実現されなかったのは、最側近である官房長官や最大の当事者である防衛大臣の協力が得られなかったことと言っていること。どこの世界に、「担当の重役や取締役が強力してくれなかったから、仕事が出来なかった」と泣き言を言う社長に同調する会社があるものか。それは、結果として部下やその下の組織を使いこなせなかった自分の責任であるし、そう言う組織(=システム)を構築した自分の責任であるはず。と言うか、結局最後には「重要性を改めて認識し」と県外移設を自分から諦めたわけだから、その責任はどうするのだろうか。

立場の高低や責任の重軽の違いはあれど、ひとたび「リーダー」というポジションで仕事をすることになった以上、そのチームで達成すべき目標に関しての最終責任者は、そのリーダーが負わなければなりません。仮に何かトラブルなり予想外の状況になり、それが自分達の中に原因があったとしても、あるいはお客様にあったとしても、できうる限りの努力をして解決するか、解決出来ないのならばより望ましい結論(最小被害)を導かないといけない。その為には、組織で仕事をする以上、その組織の末端まで効率的に機能するように配置なり権限委譲なりをするのがリーダーの仕事なわけです。ただ、5人とか10人程度の組織ならまだしも、何百人、何千人という組織になれば、トップのリーダーが全てを管理して運用することは不可能なわけで、当然のことながら目的や規模に応じてグループを作り、サブリーダーを設定し、効率よく全体を運用する事が、リーダーとしての勤めになります。で、この人は、恥ずかしげも無く、そのサブリーダーに裏切られた、自分が信用されていなかったと、自らの無能振りを言っちゃうわけで、そういうところが恥ずかしいところですよね。実際のところそれが事実であったとしても、そこは「自分の力が不足して」とか言うのが、リーダー経験者としての引き際のマナーとでも言うべきものじゃ無いだろうか。

仮にリーダーとして仕事をして失敗してしまったとしても、ではその失敗の理由は何だったのか、どうしたら回避出来たのか、あるいは今であればもっと別の良い方法が見つかるのか、という、次に繋がる話をするのならば、それは意味があるし大切なことだと思うんです。この人が沖縄で話をしたように、外務省の抵抗が有り、防衛省の抵抗があったことが「県外」を実現できなかった理由ならば、じゃぁどうしたらよかったのか、どうすれば良いのかと言う話が見えてきません。「国内に40カ所の候補地があったが握りつぶされた」、とか、「高速輸送船を利用したアイデアがあったが」とか、記事には書かれているけれど、本当に自分がそれを正しいと思うのであれば、自分だけでもやり方は色々あったはず。例えば、小泉元首相の時には、郵政民営化ということで党内の反対もあったけれど解散総選挙という「博打」を打って結果を得たように、本当に必要ならば幾らでも方法はあったはず。と言うか、民主党がその時の選挙で勝利した理由の一つに、まさに「県外移設」が公約(マニフェストか)としてあったわけだから、それに反対する身内は間違っているんじゃ無いの? それに対応出来なかったと言う事は、ただただ目標設定が間違っていたか、自分が無能だったか、あるいは両方だったかという事でしか無いでしょう。

「リーダー」という役割を担った以上は、その難易によらずに、人間誰しも結果を残して成功したいと思うのは当然のこと。しかし、100%自分だけで完結出来るならばまだしも、多くの場合には周りに不確定要素は幾らでも生まれてくるし、問題解決がリーダーの仕事ではあるものの全ての問題が解決出来る訳でも無い。最終的に結果は出したとしても、不満な点も多々残るだろうし、何らかの結果がそれでも達成出来れば良い方で失敗する場合だって多々あります。それが「成功」と周りから評価されようが、「失敗」と評価されようが、その時にリーダーとして取るべき態度は、自分が進めてきた行程を反芻し、結果について評価をし、それらの事柄を次のリーダーにバトンタッチする、あるいは自分の次のステップのために咀嚼する事のはず。その為には、少なくない時間が必要だと思うんですよね。だから、リーダーとしての役割を追えた人が、直ぐに何らかの理由で表に登場している様子を見ると、例えその人がどんなに世間から評価されている人であっても、個人的には信用できないなと感じてしまうわけです。結果なり行程を評価するのは周りの人で有り、自分が自画自賛にしても後悔するにしても、大っぴらにするもんじゃない。この人は先日無くなった母親から政治家に向いていないと言われて引退を決意したと自ら言っているのに、まだそう言う世界に未練があるところが見苦しいですよね。

2013年2月21日

大手メディアの脆弱性

ITmedia、誠のコラムから、「大手メディアの脆弱性」について。と言っても、大手メデイアの社内システムが云々ではなく、メディアに掲載された記事の内容についての話。まず俎上に上がったのは、例のPC遠隔操作事件に鑑み、ウィルスソフトの「ソースコード」が見つかったことを、あたかも「ソースコード」という名称のウィルスソフトが発見されたかのような記事を掲載した朝日新聞のメディアリテラシーについて。外来語を、カタカナ表記にはするにしても、比較的安易にそのまま日常の言葉の中に取り込む日本語の特性を考えると、私なんかでも知らない「カタカナ語」は沢山存在しているので、単純にこの記事の記者や新聞社を責める事は出来ないけれど、でも、だからこそ咀嚼して読者に正しい情報が伝わるようにするのがメディアの仕事な訳ですからね。

次の例としてあげている「デリバティブ」にしても、こう説明して貰えると「なるほど」と理解出来るんですが、普通に報道されている内容を見る限りでは、なかなかここまでの理解は出来ません。それは、字数の制限もあるから仕方の無い部分もあるけれど、だからこそ物理的な紙面での記事作りと、字数や図形等の表現方法の自由が大きいWeb等の媒体利用での情報提供って、もっと工夫する必要があると思うんですよね。勿論、その為には余分なリソースなりワークロードも必要なわけで、単純に紙面作成の為のデータをWeb媒体に転用するというだけで済まない問題もあるんですが。

TV-CMで、「続きはWebで」とWeb誘導型のスタイルをよく見ますけれど、「詳細はWebで」という事の方が望ましいのでは。見出しは物理メディアに任せて、本来の情報提供はWeb誘導でというスタイルは、最近の新聞社サイトの有料記事と無料記事の切り分けにも似ているんだけど、結局どこを観ても閉じた情報にたどり着けない時点で落第だと思うんですよね。新聞社と言えども企業だから、無料記事と有料記事を分離してビジネスモデルを構築するのは大いにやるべき。でも、仮にも情報提供企業=メディアであるわけだから、無料記事と言えども公に公開する以上はちゃんと意味のある情報として完結して提供すべき。朝日新聞のサイトなんかだと、記事途中でいきなりぶち切れて有料ページに誘導されるけれど、なんか怪しいお店の客引きにあったみたいな違和感と不快感を感じます。

「ソースコード」と名付けられたウィルスソフトは、もしかしたら存在するかもしれないけれど、でも情報のオリジナル(多分警視庁あたりの発表)を観れば、ウィルスソフトを作成するプログラムが記述されたファイル、という文字通りの意味と言う事は分かるはず。でも、短絡的に判断してしまうのか、あるいはウィルスが見つかったと言う事よりも、その犯人に関しての興味の方が重要と思ってしまうので、そういう思い込みが一番問題だと思うんですよね。で、そういう「思い込み」を読者にも助長してしまうのが、中途半端な内容検証で公開してしまう、今回のような掲載記事で有り、また意味を成さない状態で切り貼りして提供する、有料公開記事のようなメディアとしての姿勢ではないかと思います。情報というものを中途半端に提供すれば、当然そこに発生するノイズも増えるわけで、伝搬しているうちにどんどん情報が改変される、あるいは喪失されていきます。それは、伝搬度合いが進めば進むほど避けられないことだけれど、限られたデータ量でも完結した内容を提供することで情報劣化を防ぐことはも出来ます。そう言うことも含めて、今のメディアが情報企業としての活動をしているかという、かなり疑問では無いかと感じますね。「脆弱性」というよりも、「劣化」といったほうが適当かもしれない。

Hilton HHonors特典の変更

Hiltonからのお知らせメールが届いていました。何だろうと思ったら、Hilton HHonorsの特典変更のお知らせ。一つは、ポイント交換のホテルカテゴリーが、10段階に変更(拡大?)されて、最低5,000ポイント(Cat-1)から、最大70,000~95,000ポイント(Cat-10)までに分かれること。これまでは8カテゴリー(最下位のOppotunityと最上位のWaldorf=Astoriaを除けば6カテゴリー)だったので少し細分化されて、ポイントアップしたような感じでしょうか。

二つ目は、季節料金の導入。具体的に、どの時期にどれだけ違ってくるかは分からないけれど、まぁ以前より緩くなることは無さそうですね。いずれにしても、これも「改悪」の方向でしょうねぇ。

で、最後は特典滞在で5泊目が無料になるという事。うーん、でも五日間も同じホテルに宿泊する事は、先ず無いしなぁ。と言うか、そこまでまだポイント貯まっていないし(笑)。

まぁ、ホテル業界もいろいろ厳しいんでしょうけど、ユーザーとしても少しでも賢く理由しないと。

2013年2月20日

NRT-BKK-SIN-NRT (2) - Amexが使えない

さて、TGのサイトで今回のフライトの予約と発券をしたんですが、いざクレジットカードで支払いをする画面になりビックリ。使用出来るクレジットカードが、VISA、MasterCard、JCB等でAmexが無い。別にAmexしか持っていないわけじゃないので、別の(この時はVISAで)カード支払い手続きは完了したんですが、TGというそれなりの規模と国際的知名度を持つ航空会社の、日本というそれほど小さな市場でも無いと思われる地域のサイトで、Amexが使えないというのはビックリしました。今も多分同様だと思うけれど、クレジットカードを利用した時には、その会社・お店からクレジットカード会社に売り上げの何%かを手数料として払う必要があり、Amexの場合他のカード会社と比べてその%が高いとのこと。日本では、その手数料分も販売価格の中に含めていますが、アメリカなんかだと別に徴収する場合も多く、その時にはVISA/MCは幾ら、Amexは幾らと高めになるのが普通。だから、Amexを嫌って取り扱わないお店も多いんですよね。TGの場合、かなりお安い料金で販売しているので、その当たりの理由からAmexを扱わないのだろうか。

ちょっと疑問に思ったのは、同じ予定をAmexのトラベルサービス経由でリクエストしたら、果たして通るのだろうか、ということ。まぁ、実際にはAmexが直接取り扱うわけじゃ無くて、多分JTBあたりに発注してJTB取り扱いという事になるんだろうから、問題無いんだろうけど。それでも、小さな小売りとかガソリンスタンドでAmexが使えないことは何度もあったけれど、こういう大手のサイトで駄目だったのは初めてなので、ちょっとビックリしました。確かAmexの会員サイトに、Amexを使えなかった場所・お店をお知らせください、みたいなコーナーがあったけれど、そこでタレ込みしてみようかしら(笑)。T&Eを謳うカードとしては、拙いんじゃ無いかとも思うんですが...

さて、無事にフライトの予約は希望通り完了。座席指定も、出来るだけ義理の妹親子が並んで座れるように選択したんですが、流石によさげな場所は既に予約済み。で、一つ予想外で良かったのが、NRT-BKKのフライトがA380の便なんですよね。そのうちいつか搭乗してみたいと思っていた機体です。ただ、場所的に主翼の上辺りなので、それがちょっと不満ですが、どうせ成田出発が夕方18:00頃で、バンコク到着が深夜近くの22:30頃ですから、外の景色は期待出来ませんし。で、TGのA380は、2-4-2の配置ですが、いわゆるスタッガートシートで、前後に半分くらいずつシフトした配列が交互に配置されているもの。ただ、真ん中の4列の部分は外側・内側という配置を重ねているのでANAの様に必ず隣にスペースがあるのではなく、内側2席はくっついた配置になっています。ここに、親子二人を入れて、自分は同じ列の窓際にすることで、何かあったときには対応出来るようにしました。

あと、今回はA380以外にもA340-600、A330-300という、これまで搭乗したことの無いAirBussの機体に搭乗出来る楽しみも。飛行機好きには、いろいろと興味の沸く旅程になりそうですが、余りフライト経験の無い親子(姪っ子は、カナダで生まれたので搭乗経験はあるけれど、物心ついてからはもしかしたら初めてのフライトかな)にはどう感じるか、それがちょっと不安だったりして。さて、次はホテルの確定をしないと。前払い料金だと、結構安いレートが出ているんですが、まだ一月余りあるので、ちょっとリスクを感じるし... 一人なら、どうにでもなるけれど、今回は同行者有りというのがちょっと不安だったりします。(続く...)

Outlookの時代?

Microsoft社のメールサービス、Hotmailが、Outlook.comに移行するという記事。私も、昔々に捨てアドレスとして取得して以来(だからドメインが@hotmail.com)、今でもアカウントを継続しているけれど、知らない間にI/FがOutlook風になっていました。一応、以前のhotmail.comドメインのIDも、そのまま継承されるみたいだけど、念のためoutlook.comドメインでもIDを一つ取得しておきました。会社で使用しているメールシステムも、もう暫くするとOutlookに変わるので、公私ともにOutlook化されるわけですか。ちょっと前までは、Outlookって言ったら「駄目メルアカ」の代名詞みたいな言われ方をしていたもんなんですけどねぇ...

今の時代、メルアドって必須項目の一つな訳ですが、昔のように単純にテキストファイルをやり取りするだけで無く、データ形式も増えたし、その他サービスとのリンクも増加しているし、一度ユーザーとなると中々そこから移行できないし離れ慣れなくなってきました。特にMicrosoftのOffice製品なんて、Windows Live IDを前提にしたサービスなんかも取り込んできていて、ますます囲い込みを進めているわけで、そうなると天の邪鬼な自分としては反発したくなるし(笑)。

All-in-Oneでワンストップサービスを享受できることは便利で良いんですが、サービスが集中することで何かあったときのリスクも増加します。自分が利用しているサービス・機能も見直して、可能なら分散する、場合によってはバックアップ機能を考える、という対策が必要でしょうね。以前も同じような心配をした事があって、それなら自分でサーバー立てて自分でサービスを構築するのが安全じゃ無いかと言うことも考えたんですが、結局じゃぁそのサーバー管理はどうするとか、コストはどうするとか、結構逆に手間暇が余計に掛かり大変な部分も増えてしまうわけで、結局は多少のリスクは計算して既存のサービスを上手く使い回すことがベターかなという結論にいつも終わります。今回も、同様かな。その前に、Outlookの使い方を覚えないと...

Amazon帝国

先日発表された、Amazonの日本国内での売上高が78億ドルだったという記事。今のレートで、7,500億円位でしょうか。ただ、EC流通総額では楽天が1兆4000億余で、Amazonの倍くらい有り、取扱量では流石に老舗の楽天の占有率が大きいですね。Amazonは、何れ日本の小売市場のみならず世界の市場を席巻するんじゃ無いかと個人的には思っているんですが、でも日本の小売業の売上高をちょっと調べてみたら、10位くらいなんですね。ケーズ電気、エディオンと同じくらいの売り上げ規模になります。

流石にトップの7&i HDは4.7兆円、イオンも4.6兆円と桁違いですけど、まだまだ日本の小売業も捨てたもんじゃないなと新しい発見も。小売り販売店も、ネット販売や宅配に力を入れ始めているので、Amazonにしても今後は急成長というわけにはいかないかも。それでも、元々は書籍のオンライン販売からここまで成長してきたわけだから、凄い会社の一つなのは確か。このまま「帝国」に席巻されるのか、あるいはどこか「連邦」とか「連盟」とかが登場するのか。何かの英語のようなストーリーが誕生するのかも。

これからの物量関係の勝負所は、最後に購入者に物販が渡るところ、行ってみれば"Last One Mile"をどう押さえるかだろうと思っています。例えば、当日配送サービスとか、配送時間帯指定サービス、さらにはコンビニなどでのお預かりサービスとか。結局、発注や選択はオンラインでも、最後は物理的に商品を受け取らないといけないわけで、その部分が例えばスタートレックのレプリケーターのように革新的技術が誕生しない限りは必ず存在するわけで、そこがないと購入者としてはサービスが関係しない以上、この部分を以下に改善するかが今後の勝負なんでしょうね。そうなると、今のクロネコとか飛脚とか、あるいはJPも含めてこの部分をサーヒスする企業にも起死回生のチャンスは大いにあるかも。そう言う物流関係のシステム化は、アメリカ何かが得意そうですけど、配送品質というか総合的なサービス品質を改善すれば、日本のキラーコンテンツとしての可能性もあるかもしれませんね。

そのうち、Amazonも日本発のサービスが逆輸出されて標準機能になる時代が来るかも。

2013年2月19日

有言不実行

俳優(?)の山本太郎氏のTwitterが話題になっているとの話。(=> http://www.narinari.com/smart/news/2013/02/20557/ ) うーん、本当にお母さんの具合が悪いなら、引っ越しの事を考える前に、まずは病院に行く方が先決では無いかと。と言うか、瓦礫処理っていっても、別に放射性物質を運んできて焼却しているわけじゃ無いんだから、そう言うことを常に考えている精神的なプレッシャーから来るストレス、あるいは最近問題になっているPM 2.5が原因だったりして。

まぁ、日本は自由の国であるから、どの様な考えを持とうが、どの様な意見を言おうが、どの様な行動を進めようが、公序良俗に反しない限り誰にも文句を言われる筋合いは無いんだけど、でも、この手の「反原発」「脱原発」の人達って、「原発即時停止」「即時廃炉」と言うことは声高に主張するのに、今一番問題になっている放射性物質の即時処理と言うことについては、何も言わないんですよね。事実上、今は原発が停止している状態だから、少なくとも彼らが主張していることはほぼ達成されている。まぁ、将来の再稼働について不満を主張しているのかもしれないけれど、少なくとも今はほぼ日本の原発は停止しているわけです。で、そうであれば、彼らが自分達の主張の延長線上で言うべきは、どの様にして一刻も早く放射性物質の拡散を止めて、安全に処理をすることで、原発の影響を収束させことが「脱原発」的な行動だと思うのだけれど、その部分ついては「逃げる」ことしかやらない。今回のTwitterだって、まぁ本当に瓦礫処理で具合が悪くなったとしたら、まずはその瓦礫処理をやめさせる事が自分も含めて(彼らが主張するところの)周りの平和に繋がるはずなのに、でもまず考えることは「どこか安全な場所に移動しよう」ということ。

例えば、極端な話だけれど、今復旧作業中の福島第一原発の周りの避難地域を全て国が買い上げて、一定のボーダーラインを設定して安全確保をしたの地、その内側地域を瓦礫処理場として、事実上の閉鎖地域にする、というのも一つのアイデアだと思うんですよね。実現するには、地元の反発もあるだろうし、かなり無理はあると思うけれど、仮に反原発・脱原発の人が、彼らが嫌う放射性物質の全国拡散防止のアイデアとして主張すれば、それはそれで評価できる態度だと私は思います。少なくとも、自分達の主張に対して、それを実現するためのアクションプランを提示していることになるわけだから。でも、多くの反原発・脱原発の主張者達って、ほとんどは「逃げる」事しか言わないし、実際に逃げている人達ばかりで、それが彼らの主張に賛同する気持ちも無くすし、逆に胡散臭さだけを感じる結果になっている気がします。

そう言う意味では、最近各地の原発地域での活断層調査が一斉に行われていて、多くの場所で「活断層の恐れ有り」という結論が表明されているけれど、確か昔の調査だと何年も周りの地質調査とかして確認していたはず。それが、高々数ヶ月で結論が出るのはどうしてだろうかと凄く不思議に感じます。昔は、電力会社の御用学者が有利な結論を導き出していたという意見も聞くけれど、それにしてももし実際にトラブルがあれば責任は電力会社にも及ぶわけで、そんなに無理な調査や結論づけをしているとは思えないんですよね。逆に、最近の調査にしても、それほど昔と違ったようにも見えないし。と言うか、何故海外の第三者機関のような人材を調査団に入れないんでしょう。海外と日本では地理的条件が違って、確認できないと言うこと? でも、地質学って、それほど地域での特異性があるものだろうか。

最近SNSが社会基盤になりつつ有り、いろいろな人がいろいろな意見や主義主張を表明できる時代になったことは良いと思うけれど、言うだけでお終い、言うだけ言って何もしない、というパターンが増えている気がします。「有言実行」という事が、私は人として一番立派な態度だと思うけれど、逆に「有言不実行」という人には、それなら「無言不実行」になってて欲しいと節に思いますね。

X1 Carbon - 薄さは武器

ThinkPad X1 Carbonを使い始めて3週間あまり。データの移行やシステム設定作業も落ち着いて来て、やっと以前のビジネスマシン、X201sと同様に仕事に使えるようになりました。唯一の不満が、会社の標準システムがWindows7 Pro32なので、内蔵している4GBのシステムメモリーがフルに使えないことで、これが勿体ない気がして(貧乏性かな)。さらに言えば、240GのmSATAも、結構ダイエットして使っているんですが、何故かC:ドライブがどんどん太ってきていた(C:をOSとシステム関係、D:をデータ用区画として使用中)、それに合わせて最初は瞬足だった起動時間も、何故か時間が掛かるようになってきたし... とは言っても、やはりそれなりに早いCPUに高速のSSD利用なので、システムパフォーマンスとしては、今のところ十分に満足している状態です。実は、SDXCメモリーカードも結構安くなってきたので、空いているSDXCメモリースロット用にデフォルトで挿入しておくメモリーカードを買ってしまおうかと思案中。64Gで5000円、128GBでも1万円を切っているのでかなり魅力的です。

ところで、X1 Carbonも含めていわゆる"Ultrabook"の特徴は、その薄型のデザインにあるわけですが、正直なところX1 Carbonを持ち歩くときには、ちょっと持ちにくい感じがします。LCDを占めて雑誌を持つように片手で持ち歩くんですが、手のひらに当たる部分がある程度厚みが無いと、どうも持ちにくい気がします。特にX1 Carbonは、ヒンジ側は少し厚みがありますが、手前側は刃物の刃のように薄くシェイプしてあるので、こちらがもが手のひらにくると、落ち着き具合が悪いというか... でも、この刃先のような形状は、鞄にしまうときには凄く便利。文字通り、刃先で切り分けて中に入っていくので、多少荷物がごちゃごちゃしていても、ストンと底までスッキリと落ち着いてくれます。以前のX201sのように、平面部分があると、その部分が鞄の中の他の荷物に当たって、ゴリゴリ押し込まないと入ってくれなかったんですが、このUltrabookの薄型形状はそう言う意味では凄く使いやすい。出し入れがとっても楽です。

あと、この薄さ故に、鞄にいれた時の増量感が無いのも良いですね。昔、ThinkPadのT42pを使っていたときは、これを鞄に入れると「ズッシリ」感が凄くて、何か荷物が倍になったような錯覚すら感じていました。そこから、X60s/X61sに移行したんですが、この時には本体を鞄に入れてもその重量が増えた印象が全くなくて、軽量モデルのメリットを凄く感じました。実は、以前使っていたX201sの方が、今回のX1 Carbonよりは200g近く軽いんですが、鞄にいれた時の感触から言うと、薄型でスルッと入るからでしょうか、その重量感をあまり感じません。勿論、1.4kg近くあるので、鞄はそれなりに重くなるんだけど、入れたときの印象からなんでしょうね、それほどの重さは感じません。この辺り、実際の重さと、見た目から感じる重さの違い何でしょうけど、面白いなと思います。まあ、ノートブックPC本体でも、全体の重量分散デザインが悪いと、物理的な重さが軽くても持ったときにズッシリ感じる場合があるし、逆に上手く重さが配分されていると、実測値がそれなりに重くても、持ったときの印象は凄く軽く感じるもの。そう言うメリットが、このX1 Carbonのデザインには現れているんでしょうね。

今のところ、バッテリーの持ちも良いし、携帯性も良いし、唯一不満なのは、外付けディスプレーとGb Ethernetのポートが内蔵されていないことでしょうか。この2点が、とっても残念です。まぁ、薄型化ゆえのトレードオフとして、理由は分かるんですが。

国際電話の1/3がSkype

産経新聞に掲載されたWIREDの記事から、世界の国際電話の3分の1がSkypeによるものという話。Skypeも、Windowsの一部として取り困るようになり、今後ますますグローバルなコミュニケーションツールとして、その比率は高くなる事はあっても減ることは無いでしょうね。私も、国際電話というか、USのカウンターパートの会話には重宝しています。仕事の場合で言えば、会議電話で複数の人間が参加して話をする場合がほとんどなんですが、この時にUS国内のTall-Freeの番号にSkypeで入ると、そのまま無料で通話出来るんですよね。下手に、日本国内のアクセスポイントを使うと、Skype-Out/Inの料金が発生してしまいますから。

日本国内の通話も、今ではLINE等のVoIP系のツールが増えてきていて、昔で言うところの「電話」「通話」というサービスはどんどん減っていると思われますが、どの程度の比率に今はなっているんだろうか。仕事やプライベートで頻繁に音声通話が必要な場合は仕方ないと思いますが、自分のように定型的な電話会議で使うとか、使用する機会がほぼ限定されていて、VoIP電話でも問題無く利用出来る機会がほとんどの場合、Skypeのようなツールの方が簡単便利。ただ、うちの会社は今のところ問題無く通じるけれど、多くの企業ではSkypeのようなツールをセキュリティポリシーで禁止している場合も有るので、そう言う場合に困りますよね。

ちょっと以前の空港ターミナルだと、携帯で話しをしている人が多く見かけられたんですが、最近ではPCとかタブレットに向かって話をしている人の姿を多く見るようになりました。あれって、VoIPで知り合いや家族と通話しているんだと思うけれど、時代の流れを感じる光景だなと毎回感じます。今後、フライト中でもインターネット接続が可能になると、機内でもSkypeを使って話をする人が登場するんだろうか。うーん、となると、機内にも「通話ボックス」みたいな隔離する場所が必要になるかもしれません。あっ、トイレに籠もって通話するような奴も登場したりして。となると、やはり機内ではWi-Fi利用はOKでも、VoIPは止めて貰わないとね。

2013年2月18日

ロボフト

いゃぁ、全然知りませんでした、こんな競技会が開催されていたなんて。日曜日に、横浜のパシフィコ横浜で開催された「第8回高校生ロボットアメリカンフットボール大会」(ロボフト)。5台1チームで、アメフト同様、楕円のボールを相手のエンドゾーンに持ち込めば得点(1点)というゲーム。ブロック有り、タックルあり、ボールキャリアーのカットバックあり、さらにはキャリアーを持ち上げて逆にエンドゾーンに持ち込むという荒技も。いゃぁ、面白い。ほんと、アメフトの迫力とスピード感が感じられる内容でした。ロボットも、今のところは自走式ロボットだけど、ブロック専門のロボットが至り、ボールキャリアー専門のタイプがあったり、フットボールの専門性も反映されていて面白い内容でした。YouTubeには、まだそれほど沢山映像が上がっているわけでは無いけれど、これから流行りそうな予感。

元々は、ロボット相撲からチーム対戦競技として発展したみたいですけど、フットボールというキーワードが無かったとしても面白いです。仮にサッカーをベースにすると、相手へのタックルやブロックが許されないから、ちょっと面白みに欠けるかも。そのうち、ボールを射出する機能を持つロボットが登場して、それをネットでキャッチするロボットも出てきそう。

で、さらに二足歩行ロボットの対戦も見たいなぁ... 老後の楽しみに、チームを作ってみようかしら(笑)。

数字の読み方

朝日新聞のこの記事。最初に見出しの「原発「やめる」7割超す 朝日新聞世論調査」を見たときに、「あれ、(自分の)予想以上に止める派が多いな」と思いつつ、記事のリンクをクリックして内容を見たら、グラフが掲載されて居るんですが、それを見て思わず「7割じゃないじゃん」と思わずツッコミ。グラフによれば、

  • すぐにやめる : 13%
  • 2030年以前にやめる : 24%
  • 2030年代にやめる : 22%
  • 2030年代より後にやめる : 12%
  • やめない : 18%
  • その他・答えない : 11%

と言う内容。確かに設問の「やめる」を合わせれば71%になるんだけど、「2030年代よりも後にやめる」と「2030年以前にやめる」では、その意味は大きく違うでしょう。というか、「すぐにやめる」以外は、最短でも今後10年程度の原発稼働は容認しているわけだから、代替エネルギーの目処が立つまでは、原発再稼働も仕方ない(容認)という意図にも取ることが出来る内容です。で、上の結果の順番を少し入れ替えて、こんな風にしたら、

  • やめない : 18%
  • 2030年代より後にやめる : 12%
  • 2030年代にやめる : 22%
  • 2030年以前にやめる : 24%
  • すぐにやめる : 13%
  • その他・答えない : 11%

「原発再稼働容認「7割超える」 朝日新聞世論調査」という見出しでも違和感無いですよね。ここに掲載されている数字は、実際にアンケート調査したものだろうから、その割合は正しいとして、その内容をどう咀嚼するかは読者の判断に任せるべき。でも、この新聞社の場合意図的な誘導を感じる嫌らしい記事だなと思うのが、

「すぐにやめる」は13%、「2030年より前にやめる」は24%、「2030年代にやめる」は22%、「2030年代より後にやめる」は12%で、「やめる」は計71%。「やめない」は18%にとどまった。

という記事の書き方。「すぐにやめる」の13%よりも多い、18%が支持した「やめない」を、わざわざ「とどまった」と結論づけていること。もし対比で言うならば、「やめるの13%よりも多い18%がやめないを支持したが、6割は何らかの代替エネルギーに今後原発を置き換える事を期待している」、というのが客観的な報道では?

その理解が「正しい」のか「正しくないのか」は、その本人がどう理解するかなわけで、それが「情報リテラシー」なるものですよね。逆に、そのリテラシーの隙間を突いてくるのが、こういうマスメディアなんだなと改めて認識した新聞記事でしたね。

温故知新

PCWatch、大河原克行氏コラムから、2014年4月に終了するWindowsXPとOffice2003が、今後のPC需要の起爆剤になるかも、という話。WindowsXPについては、確かに今でも基幹OSとして使っている企業は多く残っていて、後2年での移行は難しいでしょうね。問題は二つあると思うんです。一つは、移行先のOS環境がXPから大きく変わってしまったと言うこと。Microsoft的には、XP→Vista→7→8→... と、順番にアップグレードしてくれることを望むんでしょうけど、まず最初のステップであるVistaが駄目駄目で転けて、それでWindows7への移行を様子見するユーザーが大量に残ってしまった。Vistaのトラウマを今でも言う人は多いですからね。で、さらにWindows8になって、ユーザーI/Fも大きく様変わりして、さらにXPのユーザー層からみると異質な環境と感じられるんでしょう。実際、私なんかWindows2000時代のプログラムなんかも今でも使っていますが、今のところWindows7環境、それも64bit環境でも特にトラブル無く使えています。XP互換環境のクオリティは、かなり高いと思います。ただ、個人ユーザーレベルで「使えた」というのと、企業ユーザーが基幹システムで「トラブル無く移行できる」と確信するのは、雲泥の差ですからね。その当たりの技術的な裏付けなり移行サービスなりを、もっとメーカー側が提供しないと。

もう一つは、IEのバージョンもあると思います。WindowsXPのユーザーがそこにステイする理由の一つに、IEをIE6とかiE7とか使い続けたい、というのも大きな理由では。今更、Windows7でIE6やIE7をサポートしろとは言わないけれど、XP Modeのような形で、IE9とかIE10上で「IE6互換モード」みたいな機能提供って出来ないものだろうか。それで救われて、OSを移行するユーザーも多いと思うのだけれど。勿論、そういうレガシー環境を形を変えて残していくことは、メーカー(=MS)としての負担も大きいわけで、そう言うことを解決するために新しい環境移行を進めているわけですから、その当たりは大きなジレンマになるんだろうけど、でもOS環境としてステップアップして貰うことを先ず考えないと、その一部企業であれIEとか古いランタイム環境からの脱出も出来ない訳で、そこはもっと柔軟買ったような行こうオプション提供をMSはもっと示すべきでは無いだろうか。

Office2007/2010に関しては、何度か書いているけれど、リボンI/FをDisableする、あるいは2003相当のI/Fを提供できる設定を追加するだけで、多分半分近くのユーザーは移行するんじゃないだろうか。自分の場合は、会社の標準システムのため、否応なしにOffice2007か2010を使わざるを得ないんだけど、フリーウェアの「旧I/FをOffice2007に設定するツール」なんかを使ってたりします。これはこれで、ちょっと使いづらいところがあるので不満もあるんですが、リボンI/Fのように、ちょっとした事をやりたいだけなのに、いちいちカテゴリー移動しなきゃいけない不便さが無くなるので、ある意味仕方なく使っているんだけど、ほんとあのリボンI/Fって何とかなら無いものだろうか。

あの「リボンI/F」の思想って、「ほら、これだけ豊富な機能があるんだから、使ってみたいだろう」という上から目線の意図を感じるんですよね。初めてOfficeを使うユーザーならそれで良いかもしれないけれど、長い間Officeを使ってきたユーザーにしてみれば、昨日まで右に合った物が今日は左に置かれている違和感にしか感じないわけです。さらに、Officeに限らずアプリは日々進化していて、それは新しい機能やオプション・設定が増えていることにもなるんですが、実際に使う機能って、多分全体の一割もあるかどうかじゃないでしょうか。ユーザーとしては、その10%を一つにまとめて老いてくれるのが嬉しいわけで、それってOffice2003の頃のメニューでもあるわけなんですよね。そう言う意味で、PhotoshopとかIllustratorも多機能で設定が沢山あるけれど、I/Fをカスタマイズして保存できるだけでも、かなり使用感が異なります。そう言う意味で、Adobeというアプリケーションメーカーの思想が具現化されていて、ユーザーの声を反映している気がします。MSもそうなれば、2014年問題もそれほど怖くないはずなんだけど...

2013年2月17日

NRT-BKK-SIN-NRT (1) - 旅行手配

今年のお正月、帰省していた弟夫婦と姪っ子と四方山話をしていたとき、去年高校に進学した姪っ子に「一度くらいお父さん(=弟、現在タイに単身赴任中)のところに行ってみるか」と冗談半分に話をしていたところ、急にその気になったらしく、この春休みを利用して行きたいという話に。お正月の時には、弟も「おぉ、おいでおいで」なんて調子の良いことを行っていたけれど、現在仕事の都合で首都のバンコクから少し離れたところで仕事をしているものだから、春休みは忙しいとつれない返事。折角お正月の話を聞いて楽しみに自分なりに準備してきた姪っ子が可哀想と母親(義妹)の泪の訴え(笑)もあり、伯父さんが添乗員代わりに母親と姪っ子を連れて、春休みの旅行に出ることになってしまいました。

父親と会えないので、わざわざタイに行く必要も無いと思うのだけれど、タイの仏像見学とかしたいというので、まずはバンコクに行き市内観光などをし、その後折角だからシンガポールにも寄ってSMAPで有名なMarina Bay Sandsにでも行こうかというとすっかりその気になってしまい、それで旅程は確定。まぁ、シンガポールには何度も言っていて、それなりに土地勘もあるし、交通網も発達しているので良いんですが、タイは何か現地のランドツアーを探して、それでお茶を濁さないと。

で、まずは航空券の手配ですが、単純にNRT-BKK-SIN-NRTと周遊するのが一番簡単なんですが、ANAで取るとそこそこのお値段。NRT-BKKとSIN-NRTがANAで、BKK-SINがSQのコードシェアになるんですが、もう少しお手軽なプランは無いかと検索してみると、TGを使ってNRT-BKK-SIN-(BKK)-NRTというのが、コスト的に一番安くて時間的にも、最後の帰国便が夜SINを出発して、深夜近くにBKKで乗り換えるフライトというちょつと面倒ですが、朝成田に到着してくれるので、機内では寝て行けばいいからある意味楽かも。ということで、TG通しで旅程は確定しました。

後はホテルですが、溜まっているポイントを利用して、バンコクでは以前も宿泊したSheratonにすることに。シンガポールは、昼間に到着して出国は夕方なので、いつもの空港横のCrawne Plazaではなく、市中の利便性の良い場所にすることに。先日、HHonors VISA Platinum Cardの契約をしたばかりだから、HiltonかConradにしようかと思案中。Sheratonでも良いけれど、場所がOrchardの奥の方なのでちょっと面倒かなと思うし、Sheratonの方がレート高いんですよね。今年は、HyattのGPは捨てて、InterContinentalのPCRもポイント改悪でPlatinum維持は止めようと思っているので、基本的にホテル選択はSheratonはHiltonの二択。ある意味、楽で良いです(笑)。さて、先ずは旅程とホテルを確定し、次にランドツアーの手配もしないと。いろいろツアコンは大変です。(続く...)

UA MP 1K 2013

昨日UAからの物理メールが郵送されてきました。何だろうと思ったら、今年のUA MileagePlus Member Cardでした。昨年と同様のデザインに、1) UA MP Card、2) ネームタグ(2枚、ベルト付)、3) ドリンクバウチャー (10枚)、4) 小冊子、という昨年と同じ内容。あっ、UA MP 1Kなので、Calling Cardの小さなレファレンスも入っていましたね。

で、届いた今年のカードと去年のカードを比較してみて違いを発見。

左側が2013年用UA MP Card、右側が2012年用の物。ほとんど同じデザインですが、2013年版は、1) 会員レベルの表記が大きくなった、2) 有効期限の表記が少し大きくなり、「01/31/2013」と日付け入りになった、ことでしょうか。心なしか、背景の地球のデザインも少し濃くなったような気がします。e-Ticketになり、特に会員カードをチェックイン時に提示しなくても不便は無いのですが、やはり以前の会員レベルの表記は小さすぎますよね。これが不評だったのかな。

その下、ネームタグは見た目は去年の物と同じなんですが、裏を見てみると作成年度が記載されていて、それだけが唯一の違いでした。少なくとも、去年の物を使い回していなかった、ということですね(笑)。

本当ならば、先週今年の初フライトでDisney Worldに行っていたはずですが、体調不良のために断念。その代わりと言うわけでは無いのですが、3月の飛び石連休にどこかに行こうかと思案中。さらに、3月末から4月にかけて、タイに単身赴任中弟の奥さんと姪っ子を連れて、タイ-シンガポールの添乗員をやることにも... うーん、3月は連チャンで飛ぶのは厳しいなぁ。それでも、今年のUA MP 1K維持を考えると、早い時期に少しでも飛んでおきたいし。今年も、しっかりUAの手の上で遊ばれそうです。

2013年2月16日

隕石落下

いゃぁ、ビックリしました。最初、ロシアに隕石落下という記事を見たときには、小石くらいの隕石落下かなと思っていたんですが、被災者何百人とか言う記事をが出るようになり、一体どんな物が降ってきたのかとビックリしました。

現代だと、車のドライブレコーダーは勿論、手持ちのカメラや監視カメラの類も沢山あるので、いろいろな確度からの映像が残っていて、落下の様子がかなり詳細に分かるのはある意味ありがたいことです。映像を見ると、ほんと、あの映画の一場面みたいな様子が映っていて、これにもビックリ。さらに驚くのは、隕石本体が何か壊したというのでは無く、大気圏突入時の衝撃波で、窓が割れたりした被害が発生していること。今回の隕石は10t位のサイズとの事ですが、よくSFなんかに登場する惑星攻撃用の隕石兵器って本当に威力があるんだなと変な納得をしてしまいました。

今朝、地球をかすめた小惑星の影響もあるのかもしれませんが、改めて自然の驚異、宇宙の驚異を実感した現象ですね。

間違った団体さん

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。この日の浜松は前日深夜からの雨がまだ残っていて、その冷たい雨の中を自宅から最寄り駅に歩いて行く中で、ずっぽりと傘を持っての反対側は濡れてしまいました。寒いことは寒いんですが、でも「凍える」と言うほどでは無く、曇っているためでしょうか少し「暖かさ」も感じる朝でした。そんな雨の中浜松駅に到着。事前にシートマップを確認して、自分の隣も含めて結構空席があることを確認して入場。

浜松を出発して暫くすると、前の方で何やら揉めるような雰囲気。浜松から乗車してきたサラリーマン二人連れが、指定席なのに既に座っている人が居るみたい。先に座っていたのは20代の女性グループで横一列5人の席を2列位占めていたので10人位のグループでしょうか。で、どうも彼女たちの座っていた席の一部がサラリーマン氏達の乗車券と重複していたみたい。で、取りあえずサラリーマン氏達はあいている席に座ったんですが...

掛川を通過する頃でしょうか、車掌さんが検札に現れて、ここでこの女性団体と何やら話をしています。暫くすると、もう一人車掌さんが現れて、二人で何か端末を操作しながらずっと作業をしています。10分近く、そんな光景が続くと、この女性グループが席を立ち、キャリーバッグを引きずりながら車両の後の方に移動してきます。丁度私の周りがあいていたので、私の隣も含めて一気に席が埋まってしまいました。どうも、キャリーバッグに付けているアクセサリーから、舞浜のTDRにこれから行くみたい。でも、車掌さんに尋ねている様子を聞くと、「8:30に舞浜に到着」とか言っているけれど、完全に間に合いません。どうも、乗車する新幹線を間違えたのか、そんな雰囲気です。

で、10人分程の座席がぽっかりと空いたわけですが、静岡に到着すると今度は山歩きの格好をした中高年のグループがやはり10人近く団体で乗車してきて、その席にすっぽりとはまりました。何か、上手く出来ていると思わず笑ってしまう光景。私の隣に座った女性は、暫くすると朝早かったのか爆睡状態。彼女たちは東京まで行くんでしょうけど、こちらは新横浜で下車しないといけないので、申し訳ないけれど方を叩いて起こして外に出ました。まぁ、グループで行動する時には注意しないとね。

2013年2月15日

完全分煙化

毎週新幹線を利用している「ノンスモーカー」に取っては、とってもありがたいニュース。現在、東海道新幹線ホームに設置されている屋外の喫煙コーナーを、今後「喫煙ルーム」に移行するという発表。タバコも嗜好品であるから、「吸うな」とは言わないけれど、その臭いと煙を迷惑と考える人(=非喫煙者)も多いわけだから、数のであれば完全分煙を実行して欲しい。特に新幹線の場合、ホーム上にある喫煙コーナーの周りって、もう毎回息を止めて通過していたわけで、今後はそう言うことが無くなるだけでも嬉しい限り。ただ、喫煙室を作ってそこでタバコを吸うとなると、衣類や体中にタバコの臭いを付けた人が隣に座ることにもなりそう。それはそれで困るんですけど。時々居るんですよね、車内の喫煙ルームで散々煙を吸い込んだ後に、禁煙車両に座りに来る人。もうほんと、勘弁して欲しいと思う瞬間です。

そう言えば、新幹線の浜松工場では、この日曜日に不発弾処理があるんですよね。朝から暫くは通行が制限されるので、利用する場合には注意が必要ですね。

USB 3.0 Gb Ethernet Dongle

仕事用のシステムを、ThinkPad X1 Carbonに切替暫く経つんですが、これまでも書いてきたように幾つかあるだめ出しのうち、やっぱり内蔵I/Fが少ないのが玉に瑕。そのうちの一つが、仕事にも欠かせない内蔵Gb Ethernetのポート。普通に、メールとかwebとか見るなら、内蔵の11n Wi-Fiで十分ですけど、仕事では大量のデータ移動が伴うので、11nの300Mbpsと1Gbpsでは単純計算でも3倍パフォーマンスが違うのは大きな影響です。

で、そんな不満を解消すべく、市販のUSB Ethernet Dongleを探していたんですが、どうしてもUSB 2.0対応の物しか無くて、Gbのパフォーマンスが満たされません。玄人志向では、すでにUSB 3.0対応のGb Dongleを出してますけど、これ、サイズが大きいのとUSBケーブルが外付けなんですよね。こういう外付けデバイスの場合、出来ればビッグテールで本体と一体化している物じゃ無いと、「あっ、ケーブル忘れた」なんていうことがよく起こります。だから、玄人志向の製品は、見てはみたけれど結局見送り。そんな風に困っていたら、LogitecからUSB 3.0のGB Ethernet Dongleが今月下旬に発売という記事。これは購入せねば。と言う事で、物欲リストに登録済みです(笑)。

2013年2月14日

iWatchを想像する

ここの所、Appleが開発中という「iWatch(iOSベースの腕時計型端末)」の噂がいろいろ流れるのですが、個人的に想像してみると結構iPadとかiPhoneとは異なる方向性の製品じゃないかと思うわけです。想像というか、願望も大いに入っているんですが。

一つは、腕時計という場所から、センサー機能を凝縮したデバイスじゃないかということ。NFCのセンサーは勿論、加速度計やGPS等も含み、移動距離や方向の履歴をログ出来るような機能が入る事で、母艦となるだろうiPadやiPhoneと近接した時に、それらのデータを転送して利用するような。もう一つ思うのは、3G/LTE/Wi-Fi機能も内蔵した、ポケット(ハンド?)AP的な機能。常に鞄にAPを入れて持ち歩くのでは無く、もう腕時計に付けておけば、忘れることも無いし、周辺デバイスだって簡単に接続出来る。

で、唯一問題があると思われるのが、表示画面。いくら何でも、iPhoneサイズの物を腕時計として腕に付けて歩くわけにはいかず、どうしてもiPod nano程度が限界でしょう。I/Fにしても、周りにボタンを付けて組合せで機能するような仕組みにしないと、どうしても使い勝手も悪いだろうし。iPhoneと組み合わせて使うことを想定して、iWatch単体での表示機能は凄く限定してしまうかもしれませんね。幸か不幸か、Apple自身が高精細・高解像度の画面を前提に、最近の製品展開をしているので、これを犠牲にしても、と言う事は無い気がするんですよね。ただ、それを逆手にとって、例えばiWatchの画面には順番に自分のiPad/iPhoneに登録してあるアプリのアイコンが一つずつ表示されるようになっていて、それを切り替えて起動したり操作出来るような、一緒のリモコン機能って有りかもしれない。例えば、iPadをテレビに接続したら、その操作はテレビ画面を見ながらiWatchでするとか。

もう一つ気になるのが電源。今の腕時計程度の機能ならば、ソーラーパワーでの動作も可能だろうけど、例えば3G/LTE通信もするとなると、それなりにバッテリーパワーが必要な訳で、それをどうするのか。ボタン電池で間に合いそうも無いし、闇雲に本体のサイズを大きくしてバッテリー内蔵すると言うことも出来ないし。そうなると、電源と内蔵機能のトレードオフが必要なわけで、電力を消費しそうなWi-Fi関係は無いのかもしれません。

今のiOSがそのまま動作するのだろうと想定すると、どうしても既存のiPhoneを腕に巻き付けて使うイメージが浮かぶんですが、そこにどう言う捻りを加えてくるのか、ちょっと楽しみです。

iOS 6.1.1にアップデート

iOSが6.1.1にアップデート。修正項目にiPhone4Sのモバイルデータ通信のパフォーマンス改善が実行されるというので早速更新。どの程度改善したか、ちょっと3G回線に切り替えてSPEEDTESTを試してみたけれど... 変わらない orz

で、iOSを更新するとAPNがリセットされてしまうので、またシコシコとAPN設定をこれまでならしなくちゃいけない。何度もこの作業をしていて、すでに設定値は覚えてしまっているけれど、毎回手動で入力するのは面倒。そこで、いろいろ検索してみたら、どうやらAppleが提供しているiPhone 構成ユーティリティを使ってプロファイルを作っておけば、設定情報が残るらしい。試しにb-mobile用プロファイルを作成してみたんですが、ここで一つ問題が。APN(アクセスポイント名)の設定フィールドはあるんですが、もう一つインターネット共有の設定項目が無い。常にでは無いものの、iPhone 4SをAPにしてインターネット共有をする事もあるので、この部分もちゃんと戻して欲しいんですが... しばらく構成ユーティリティをいろいろ探してみる物の、どうも見つかりません。

仕方が無いのでAPNの設定だけ入力して保存。今回iOS 6.1.1の更新が終了後再起動して設定を確認してみると、APNは元の設定情報が戻っていましたが、インターネット共有はブランクのまま。うーん、今ひとつ使い勝手が... まぁ、全部リセットされた以前よりは、半歩前進ということでしょうか。

American-US Airwaysの合併

経営再建中のAmerican Airlinesと、US Airwaysとの合併話がいよいよ終盤となり、今週中には発表される模様という記事。実質的には、US AirwaysがAAを吸収するものの、存続会社はAAという、UA-COの時と同じような感じですね。ただ、合併後の規模は現UAを超えて、世界最大の航空会社になるとのこと。で、気になるアライアンスですが、どうもAAのOneWorldに残るようで、AAが存続会社だから、それは自然だし、アライアンス競争的にもそれが一番かな。まぁ、スタアラ的にも、UAが大きくなって、重複するだろうUS Airwaysが移籍しても少しスリムになってかえって良かったかも。

自分のUS Airways経験は3年前に利用したSFO-CLT-PBIの2区間。この時の印象はそんなに悪くは無かったけれど、まぁこの時はUAのレベルが悪すぎたときでしたからね。でも、スタアラに残っているうちに、もう一回くらい搭乗する機会があるかなぁ。いゃ、別にどうしても乗りたいという意味では無いけれど(笑)。

この合併が完了すると、USの航空業界は、DL、UA、新AA、そしてSouthWestという4大グループになるわけですが、次に何かあるとすると、DL、UA、新AAのいずれかが分裂して、それを残りのメガキャリアが部分的に買収するなんてことしか道は無さそうですね。

2013年2月13日

レスリング

オリンピックの中核競技25競技からレスリングが外れるという、今朝のニュース。事前の噂では、近代五種とかテコンドーとかが危ないという話だったので、レスリングというのはかなり意外でした。日本でも、先日の女子選手の活躍もあり人気もある競技だけれど、世界的にはどうなんだろうか。でも、近代オリンピックが始まったときからの競技でもあり、まさかという気持ちはやはり強いですよね。

見方によっては、近代オリンピックの新陳代謝活性化のためには、歴史ある競技でも切るというのはかなりの英断だと思う反面、でももっとマイナーな競技だってあるんじゃ無いの、と言う気持ちも正直な所ありますよね。ついつい、某国の国技である○コンドーが、危ないという噂から裏で猛烈なロビー活動をやったんじゃ無いかという気もするけれど。

ただ、レスリング団体としても、油断とまでは言わないけれど、ロビー活動などにあまり力を入れていなかったようで、そう言う点では「石橋を叩いて渡る」という慎重さに欠けていた点はあるかもしれませんね。ある意味、日本人に欠けている「発言力」の問題が根本原因かもしれませんね。

グアムの事件

今朝のトップニュースである、グアム・タモンで発生した無差別殺傷事件。場所はタモンの中心街で、The PlazaとOutrigger Hotelの間当たりみたいですね。詳しい内容は、まだ分からないけれど、日本時の女性が無くなったとか、幼い子どもも被害にあったとか、痛ましい内容が伝わってきます。グアムって、それほど治安が悪い感じはしないし、こぢんまりしている分、ホテル街とこの繁華街周辺はそれほど危ない場所という雰囲気は無かったんですけどね。

犯人は直ぐに確保されたみたいですけど、ちょっと暫くは旅行するのに躊躇するかも。確か、UA協賛のグアムマラソンなんかも近々開催されるはずで、結構これから盛り上げようという矢先に水を差された感じですよね。通り魔的な犯行なのか、逆に何か恨みとかを持った計画的な犯行なのか不明ですが、早く原因を明らかにして欲しいですよね。今年も、出来ればこのグアムには何度か行きたいと思っているだけに、とっても残念な事件です。

2013年2月11日

遠隔操作PC事件

遠隔操作PCによる脅迫事件の犯人が捕まったわけですが、どうもしっくりこないのがその犯人逮捕と犯人像を伝えるテレビの報道映像。逮捕の数日前からの様子が何度も放送されているわけで、となると報道機関も事前にこの人物が犯人であり逮捕が近いという情報を得ていた、訳ですよね。それが、報道機関の独自取材による特定なのか、捜査機関からの何らかの事前情報による取材なのか分からないけれど、まだ犯人かどうか特定されていない、もしかしたら逮捕状も出ていない時点で、こういう映像を撮影しているのは何か法律的に問題は無いのかと、いつも疑問に思うところです。

今回の事件の場合、最初にPC乗っ取りによる脅迫事件があって、そこで4人の人が誤認逮捕までされたわけです。結果的に、その後の捜査で駆られの無実がわかり釈放されたわけですが、今回の犯人にしてもその可能性が無いとも言えないはず。それなのに、日々の生活の様子が「盗撮」されて、それが全国的に報道されているというのはどうなんだろうか。

今回の事件では、江ノ島での様子を撮影した防犯カメラの映像が決め手になり、今の逮捕までたどり着いたわけですが、その防犯カメラの映像はプライバシーに配慮して慎重に使用されたと思うけれど、同じように撮影している報道用の映像はそう言うこと無くその放送局・報道機関の利益で使用されているというのはどうなんでしょう。報道の自由、報道の中立性・独立性、いろいろ理由はあるんだろうけど、自分の知らない場所で知らないうちに映像が撮影されていて、それが知らないうちに公開されている恐ろしさみたいなものを、今回も感じています。

所で、この容疑者、「のまネコ騒動」の時にも関わった人なんですね。そう言う点からも、ある程度目星を事前につけられていたのかも。いずれにしても、「IT業界関係者」「猫好き」という共通項だけで、自分も同様の人物と周りから観られるのだけは避けたい(苦笑)。

春節の花火

中国や中華圏の国々では、この週末9日から旧正月がスタート。会社の中国方面の担当者からは、先週中頃から「お休みだよん」という不在通知がメールを送ると返ってきてました。まぁ、今週一杯はそっち方面は完全停止状態ですね。で、休みに入れば、中国国内の工場やら車の移動も減って、少しは空気が綺麗になるのかと思ったら、春節お祝いの花火で大気汚染が深刻化するというので、それでビックリ。花火が影響するって、どれだけあちこちで花火を打ち上げるのか、あるいはその花火の火薬がどれだけ粗悪なのか... 二酸化炭素増加の温暖化で、牛のげっぷに含まれる二酸化炭素の影響が無視できないなんていう記事が以前あって、そんな馬鹿なと思ったことがあるけれど、それと似た印象ですよね、今回の花火大気汚染って。でも、この記事に寄れば、昨年の方が大気汚染の数値は酷かったんですね。昨年はPM2.5の数値が1593μgだったのが、今回はそれでも1000μg程度に落ちたわけだから。でも、それって減ったとは言え未だ高い数値になっているわけだから、無意味なような。現地のアメリカ大使館では大気汚染の観測数値を公開しているそうですが、「測定不能」ってなっているらしいし。そんなこともあって、日本の空気清浄機の売り上げが倍々ゲームで増えているらしいけれど、皮肉な話ですよね。

で、個人的に気になるのが来週からの春節明け。この間、世界の製造工場である中国の工場は停止していたわけで、休み明けには一斉にその間のバックログも含めて一斉に製造再開するわけですよね。となると、一時的に下がった大気汚染の濃度も一斉にうなぎ登りに上昇するんじゃ無いだろうか。そっちの方が、心配です。いずれにしても、中国の国内問題ではあるけれど、日本への影響も大きい話だけに、中国政府はもっと真剣に対応して欲しいですよね。

Yokohama Sheraton Hotel & Tower

今年3回目のSheraton Yokohama。夜の19:30過ぎに26Fのラウンジチェックインしたんですが、珍しく混雑していて奥のラウンジテーブルで待ってたんですが、そこも満席状態。そういゃ、もう何年もここのカクテルタイムって来たこと無いなぁ。かなり以前に、セルフになったんですが、夜は一応オードブルみたいなものも出るんですね。大体、ここを使うときはこのくらいの時間帯にチェックインする事が多いので、カクテルタイムはほとんど終了間際ということもあるけれど。

この日も館内は混雑していて、満室に近い状態だったようですが、翌朝朝食を取りに2Fのビュッフェに行ったら、それほど混雑していなくて拍子抜け。ゆっくり食事できたのは良かったんですが、なぜか周りが外国人の方ばかりの場所に案内されて、ちょっと落ち着かない雰囲気もありましたが。そうそう、その外国人の皆さん、洋食系の食事を取っている人が多かったんだけど、何故か箸の使用率が異様に高くて、皆さん起用に箸を使って、サラダとかハムとか食べているのはちょっと不思議な光景でした。時代は"WASHOKU"?

2013年2月9日

牡蠣と柿

昨晩、とある和食のお店で夕食を食べようとしたとき。コースの料理をお願いし、仲居さんが「アレルギーとか苦手なものがあれば」と尋ねるので、「牡蠣と白子と肝系は外してください」とお願いします。で、暫くするとその仲居さんが戻ってきて「『かき』は、海の『かき』ですよね」と確認します。

まぁ、勿論そうなわけですが、普通「牡蠣と白子と...」と言っているわけだから、どう考えてもデザートに出てくるかもしれない「柿」じゃないと分かりそうなものだけど。イントネーションが違ったかなとも思ったんですが、私は「牡蠣」の発音の場合は最初の「か」にアクセントを置いて「き」と発音し、果物の「柿」の時には、フラットな感じで「かき」と発音します。で、仲居さんの「牡蠣」の発音も、自分に近い感じなんですが。厨房の方で、確認が入ったんだろうか。

いずれにしても、今の時期、牡蠣にしても白子にしても旬の時期なので、ちょっとした料理には結構含まれるので、それらが苦手な自分としては注意が必要。いゃ、別にアレルギーという訳では無いので、間違って食べても健康被害があるわけじゃ無いけれど、でも自分にとって「異物」的なものが口の中で咀嚼されるというのは、決して気分のよいものではありませんから。

で、肝心の食事ですが、注文してから最初の先付が出てくるまでに、シャンパン一杯、白ワイン一杯飲んでしまうくらい遅くて、その後の椀物も時間が掛かり、結局ちびちび食べて飲んでいるうちにお腹が一杯になってしまい、一時間半位過ぎてやっとご飯の前の強肴が出てきたときには、もうお腹一杯でこれもほとんど残してしまい、後の料理はキャンセルにしてもらい早々に退散しました。後でレシートを見たら、どうも手を付けなかったご飯とデザート分は料金から引いてくれたみたいで、それは申し訳なかったなと後悔したんですが。今度行ったら、謝っとかないと。

気になる臭い

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。金曜日の朝は、久しぶりに朝の冷え込みが厳しくて、思わず周りの目も気にしないで、ダウンコートのフードを被ってしまったほど。でも、周りの人達も同じようにフードを被ったり、マフラーで顔中ぐるぐる巻きにしていたりと、やはりこの日の冷え込みは温暖な気候になれている浜松っ子には厳しかった様子。で、浜松だけでなく西の方の天気も厳しかったようで、この日の新幹線も米原付近の雪の影響で5分から10分の遅れが出ていました。自分が乗車する新幹線も、8分遅れで入線して出発です。

今週の金曜日は、三連休に続く金曜日ということで、新幹線車内はプライベートで旅行に出かける家族・グループの姿が多く見られました。私の席の後ろはキャリーバッグを席の前に置いた若いカップルでしたが、前の席は私よりも年上と思われる男性サラリーマン氏。で、席に座って仕舞ったと思ったのが、このサラリーマン氏が使っている整髪剤の臭いが強いこと。座席の左右と上側を臭いが回り込んでくる感じ。幸いなことに(?)、インフルの治りかけで鼻が少し詰まっているから何とか我慢できたものの、これが普通の時だったら... 女性にしても男性にしても、この手の臭い付のコロンとか整髪剤は何とかしてくれないだろうか。

そんなモヤモヤ感を反映したわけじゃ無いだろうけど、いつも見えている富士山の光景も、今日は背景の雲が「もやもやっぽい」感じ。こんなモヤモヤした気持ちで連休突入はいやだなぁ...

2013年2月8日

タッチの次は

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、Windows8時代のタッチI/Fの話。個人的には、ATMとか情報端末ならまだしも、毎日使う自分のパソコンの画面を叩いて使うのは凄く抵抗があります。理由の一つは、画面がATMやKIOSKのようにしっかり固定されていないので、タッチする度に画面が動いて気になること。二番目の理由は、タッチするのが自分の指なので、もともとマウス操作を前提にデザインされているWindows画面の操作には向かないこと(指が太すぎる)、そして最大の理由が「画面が汚れる」こと(笑)。

確かに、今の技術から言えば、タッチI/FというのはマウスI/Fの次にくる技術なのかもしれません。でも、幾ら直感的だからといっても、それが既存技術の置き換えになるかというと疑問だと思いますね。個人的には、タッチI/Fよりも、内蔵カメラを使ったジェスチャー機能で自分のパソコン操作が出来る方が嬉しい気がします。手のジェスチャーだけて無く、顔の表情とか視線移動とか、そう言うものを総合的に判断して、今何を選択使用としているのか、何を確定しようとしているのか、どこにフォーカスが移動しているのか、そう言うことも含めて判断してくれるI/Fが次の候補なんじゃ無いかと。多分その時には、今のキーボード入力も廃れていて、音声入力で操作出来るような時代にもなっているんじゃ無いかな。ユーザーの言うことを理解し、表情を読むとなると、言ってみればパソコンの形をしたアンドロイドみたいな存在になるのか。いゃ、その時にはパソコンの形すら無くなっているんだろうけど。

いずれにしても、タッチI/Fは便利な部分が多くあるのも事実だけれど、まずはタッチI/F対応のパソコンが前提になるわけで、その為には事実上パソコンを買い換えないといけないわけです。画面に張ることで、タッチ対応になるようなシートもあるみたいだけど、そこまでしてタッチI/Fを使いたいと言う気持ちにもなりませんしね。今回、仕事用マシンでX1 Carbonを支給されましたが、仮にX1 CarbonのTouchモデルが候補にあったとしても、厚くなるし、重くなるしなので断っていたと思います。まぁ、世の中のとらえ方って、そんなものじゃ無いだろうか。

Arrogant or Elegant

尖閣諸島で一向に落としどころを探る様子を見せない無い中国。護衛艦への管制レーダー照射問題では、どうも中国外務省(政府)も知らないうちに軍部が実行したようで、ますますあの国のシステム・組織の危うさを露呈した感じがします。大体、中国の場合、人民解放軍って「国軍」じゃなくて、中国共産党の軍な訳ですからね。今の日本で言えば、自民党が自前の自警組織を持ってて、それがイコール日本の防衛組織として機能しているみたいなもの。まぁ、共産党の一党独裁体制下にある国家だから、事実上国軍という意味でも正しいのかもしれないけれど、でもよく言われる「シビリアンコントロール」なんていうものはどの様に行使されるのか凄く不安。

で、予想されたように、中国のメディアは「日本が悪い」に集約されていくようで、日本の自衛隊がちょっかい出すからという言い方をしているけれど、まぁあの国の言うことだからなあ。機密事項もあるだろうけど、どの位置でどの様な状況でレーダー照射が行われたのか、そう言う情報がないので判断出来ないわけですが、でも中国の言うことはバイアスがかなり掛かっていると思った方がいいのは確かですしね。で、そう言うごたごたの合間を狙って、ロシアも飛行機を飛ばして様子を探りに来るし、ある意味リアルな国際関係を見ていると言うことですね。

さらに、最近問題になっている中国の大気汚染までも、「日本の原発が止まって火力発電を増やした結果だ」とか「日本からの進出企業が悪い」とか、もう言いがかり以前の話まで出ているとの事。いゃ、風向きからいって、日本の火力発電所の煙が中国大陸に届くことはほとんど無いだろうし、届いたとしてもあんな大気汚染になるようなレベルじゃ無いし。それに、工場にしたって、多分一般的な中国国内企業の何倍も厳しい品質管理を要求しているはずだし。で、皮肉なことに、そう言う半日モードの中、大気汚染対策で売れている空気清浄機は日本製ばかりという話も。今週末から中国は旧正月のお休みに入りますが、結構日本に空気清浄機やら高機能のマスクを買い出しにくる観光客が増加するんじゃ無いかと、個人的には思っていたり(笑)。

まぁ、外の世界を知っている中国人には、我々とも共感できる意識も理解もあるわけで、中にはエレガントさすら感じる人も多く居るわけですが、どうしてもそれが「中国」という国レベルになると、もうドラえもんのジャイアン的傲慢さしか感じられないものになるんですよね。ほんと、もう少し何とかならんもんだろうか。

NRT - MCO (3) - インフルで中止

去年の9月に予約を入れて、いよいよ今週末に出発、という予定だった4年振りのOrland旅行ですが、先週末から体調を崩して、どうもインフルエンザを拾ってしまったようで、暫く咳はでるは間接は痛いわでしんどい思いが続きます。こんな状態でウィルスを機内で拡散させるのも失礼だし、それ以上にまだ耳鼻系がスッキリしていなくて、多分離発着時に気圧が変化するのに対応出来なさそうと言うことも有り、直前で予約をキャンセルしました。予定を延期しても良かったんですが、どうも直ぐに次の予定を入れる余裕も無く、実はずっと続いているSingapore Loopにもちょっと飽きてきたので、ここで一度リセットしようと決めて、UAに電話。元々は、SIN-NRT-MCO-NRT-SINというルーティングで、すでに昨年末にSIN-NRTをフライトしていて、どの程度お金が戻ってくるのか不安でしたが、それでもそこそこの金額が戻ってくるようなので、まぁいいかと。実は、3月、4月と、別の予定が入りそうで、それまでに体調をまた戻しておかないと。

で、今回日本のUA窓口に電話をしたんですが、ビックリしたのが1コールで繋がり、さらに担当者に転送されるのもほとんど待ち時間無しで繋がったこと。これまでは日本のUA 1Kデスクの専用番号電話をしていて、その対応の素晴らしさには毎回感動していたんですが、こちらは昨年のUA/COの統合時に終了してしまったようで、今はその番号は使えません。で、それ以後は必要な時にはUSの1Kデスクに電話したりしていたんですが、やはり細かな話をするときには英語では困るわけで、それで今回初めて連絡先として表示されている番号にかけてみたわけです。最初電話口に出た女性スタッフの声が若い人の声だったので、どうも不安がよぎったんですが、テキパキと処理してくれました。払戻金の計算で、その場で直ぐに金額算出出来ないと言うことで一旦こちらの番号を伝えてコールバックをお願いしましたが、20分位かな、電話が掛かってきて無事にキャンセル処理が完了しました。UA 1K デスクのスタッフの方は、最初の声質からして「ベテラン」という雰囲気があって、それだけで安心出来る気持ちになったんですが、その伝統というかDNAは引き継がれているんでしょうか。そうであって欲しいと思うのだけれど。

さて、リターンマッチの準備をせねば... ()

2013年2月7日

Hilton HHornors VISA Platinum Card (2)

昨年DMで届いた「Hilton HHonors VISA Platinum Card」のお知らせ。Hilton HHonors VISA GOLDメンバーだったのでどうしようか迷ったんですが、今年はHyattのGold Passportを捨てて、その分こっちに環流する事で10滞在を目指すことに決めて、オンラインで切替の手続きを年末しました。で、カード切替の場合は申請書を出さなきゃいけないと言うことで、その書類が届いたのが1月の7日。必要事項の記入と、書類を準備して投函したのが9日。で、年始の忙しい時だから暫くは時間が掛かるだろうと思っていたものの、一体どうしたのかと少しイライラし出した25日に、申込確認の電話が掛かってきました。これで「カード発行の手続きを進めます」というのでいつ届くのだろうと待っていたら、昨日やっとカードが届きました。約一ヶ月の手続き期間。何だろう、この長さは。同じ、三井住友VISAのプロパーでのPlatinum Card会員であるし、すでに4年近く同じHHonors VISA Goldを使っていたのに、何か新規契約よりも時間が掛かった感じでちょっとウンザリしました。

で、さらに、ここからHHonors Cardやら、付帯サービスのHPJCの会員カード送付まで一月半かかるとか、カードと一緒に送られてきた冊子には書いてあるし、もう使うのは遠慮してくれと言わんばかりのサービスレベル。自分にしては初めて一年で解約するカードになるかも。

[2013/02/07追記]
不満を書いたからでしょうか、その後メールでHPJCの案内(ログイン情報)が送られてきました(笑)。さらに、念のため自分のHilton HHonorsのアカウントを開いてみたら、GOLDステータスに変化は無かったものの、DIAMOND取得条件が、これまでの30滞在/60泊/120,000ベースポイントから、10滞在/20泊/120,000ベースポイントに一晩で変わっていました。US$1=10ベースポイントですから、このカードで120万円以上の利用と大体一致しますね。ただ、ここに来て、滞在数で狙うべきか(日数は掛かるがコストは低い)、カードの利用料金で狙うべきか(日数は掛からないが、コストは高い)で悩み始めました。さて、どうしましょう...

X1 Carbonの薄型化の影響

X1 Carbonや、同じようなUltrabook系ノートブックの場合、「薄さ」が最大の特徴の一つでもあるわけです。ただ、個人的には「薄い割に思い」Ultrabookって本末転倒だと思うし、そう言う意味であまり「薄型化」には興味なくて、それが何度も心引かれたけれど、MacBook Airに手を出さなかった理由でもあるわけですが。でも、実際にここ数週間ThinkPad X1 Carbonを使いだし、何度も仕事で鞄に入れて持ち歩くようになると、この薄さのメリットを感じるようになりました。それは、「書類とかその他物が入っている鞄の中にも、スルッと挿入することが出来る」こと。キーボード手前側の薄くなっている部分を下にして入れてやると、スッと鞄の中に収まってくれるのは、小さな事だけど凄く便利。これまでのX201sや、其れ以前のモバイルPCの場合は、どうしても厚みがあったのでグリグリ押し込まないといけないことが少なからず有ったんですが、X1 Carbonはそう言うことは未だ無し。言ってみれば、刃先を研いで切れ味良い庖丁でスパッと切る感じ。似た印象は、もう随分前のモデルになりますが、ThinkPad X20/21シリーズを使っていた時にもありましたね。あのモデルも、確か記憶している限りでは最初の「鋭角系デザイン」だったはず。サイズはかなり違うけれど、何となく近い印象を感じます。

ただ、その薄型化ゆえの影響も色々あるわけで、1番大きな事は先にも書いたように標準I/Fが限定されてしまうため、内蔵のGb Ethernetは無いし(USBドングル)、外部ビデオもMini Display Portですから、実質的に外付けの変換コネクターが必要になります。もう一つ面倒なのが、「LCDカバーを開く」時。昔のThinkPadだと、オープン用のラッチがあって、片手で開くことが出来ましたが、ここ最近のモデルからヒンジだけで閉まるようになっているので、片手で開くのは無理。片手で本体下部を押さえて、もう一つの手でLCDカバーを開かないといけない。で、薄型故に、前の部分ってぴったり閉じているから、どちらも最初の手がかりが無いんですよね。仕方が無いので、右手の指で、本体とカバーの間のスリットに指を押し込むようにして少し隙間を作り、そこに左手で本体を固定して、さらに突っ込んだ右手の指でLCDカバーを掴んで開くという、ちょっと面倒な手順が必要になります。まるで、ホタテ貝を無理矢理こじ開けるような感じ(笑)。貝ならなら火にかければ自然に口が開くけれど、X1 Carbonをまさか火あぶりにするわけに行かないし。

さらに「薄型化の影響」の一つに、右側面のポート類があります。この右側には、LCDヒンジに近い方から、1) USB 3.0 Port、2) Mini Display Port、3) Audio IN/OUT Port、と三つのポートが並んでいるんだけど、その間隔が狭い! 特に困るのが、Mini Display Portのコネクターを接続すると、その向こう側のUSB 3.0 Portへのアクセスが格段に悪くなるし、場合よっては、ちょっと幅広のUSBコネクター(カバー)を使っていると、干渉して挿入出来ないような状態に。また、手前のAudio Portにコネクター(iPad/iPhoneの統合タイプのジャック)を挿入してさらにMini Display Portも挿入していると、コネクターの抜き差しが大変。薄型化故に内部スペースが限られて、従ってこういう形で集約するしか無いんだろうけど、結構使い始めると不便です。出来るなら、幾つかのポートは背面に逃がせば良いのにと思うのだけれど、X1 Carbonは180度LCDが開く(倒れる)ので、背面はクリーンにしておかないといけません。そのその為に、無理矢理右側に集約した、という感じ。本体手前側半分はバッテリーが入っていますから、どうしたってこうなりますよね。せめて、今右側にある4-in-1メモリースロットを左側に移動して、残りのポートの間隔をもう少し開けて欲しかった。まぁ、左側には左側で、内部ファンの排気口が占領してるから、それも厳しいとは思うけれど。使い始めてから、結構薄型化の影響を良い意味でも、悪い意味でも感じています。

見えないサービス

産経新聞に掲載されていたWIREDからの転載記事。Amazonが小売業から、物流の仲介業者に変化しつつあるという話。WIREDの記事なのが、US Amazonを見ての話何だろうけど、日本のAmazonにしても同様の兆候は感じられますよね。

私も時々Amazonで買い物をするけれど、以前だとAmazon本体が扱う商品以外の配送は、結構日数が掛かった物ですが、最近ではAmazon以外の出店者の物でも、通常のAmazon取扱商品と同じような扱いで配達されて、便利だなと思ったことが度々。その頃は、多分何か出店者との契約で、予め出店者の商品がAmazonの倉庫に納品されていて、それをAmazonが自分の所の商品と同様に管理しているのかなと思ったんですが、この記事を読むともっと積極的にそう言う方向性に進もうとしていると言うことですよね。

で、さらに記事を読んでいて思ったんですが、これって言ってみれば日本の「総合商社」の近代版とでも言うべきシステムですよね。もう最近では「総合商社」なんて言う言葉も、死語に近いのかもしれないけれど。高度成長期には、日本の三菱商事、三井物産、伊東ちゅしょうじ、住友商事等が大きく活躍したけれど、それを今のAmazonがやろうとしている雰囲気ですね。一寸異なるなと思うのは、商社は自らいろいろな商品を開拓しに全国世界を飛び回るわけだけど、Amazonの場合は(そういう部分も多少はあるかもしれないけれど)、あくまで「入れ物」を準備して集まってくるのを松という「美味しい度」が高いことでしょうか。

よく、人が最低限必要な物として「衣食住」ということを言うけれど、Amazonの場合は、その「衣食住」を実現するためのインフラ部分を押さえている強みがありますよね。例えば「衣」だけならUNIQLO、「食」ならコンビニとかファミレス、「住」なら部屋もそうだけど生活雑貨みたいな物も含めて考えると、そう言う必要な物を「作る部分」ではなく「提供する部分」を押さえているところが凄い強み。以前だと、クロネコとか宅配業者がその位置にいたわけだけど、今ではAmazonの組織の一部みたいな感じになってしまった感があります。以下に上手く、"Core Compitence"を生み出して支配しているか、ですよねぇ。ある意味、「見えないサービス」みたいな存在なんだろうか。

2013年2月6日

車内三景

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ・番外編の火曜日の新幹線」。月曜日に仕事の電話があり、急遽会社に出社する必要が。翌日の火曜日にしようか水曜日にしようか迷ったんですが、後々のことを考えると早めに対応する必要があるので一寸準備でドタバタしたんですが、火曜日に会社に出社。結果的には、今日水曜日の大雪の影響を避けることが出来て正解でした。

さて、いつものように浜松駅に到着して、いつものようにスタバで朝食のホットサンドとコーヒーを調達して新幹線に乗り込みます。この日の朝の上りはかなり空いていてゆったりと座っていけました。で、食べ終わったスタバの紙袋をゴミ箱に捨てに席を離れたとき、入り口近くで爆睡している男性氏発見。この人、2席列の窓際に座っていたんですが、通路側の席のテーブルを出し、そこに靴を脱いだ足を乗せて寝ている。うーん、久しぶりに見る「爆睡振り」です。というか、テーブルに汚い足を乗せて寝るなよと心の中でツッコミ。ちゃんとスーツを来たそれなりの身なりの人なのに、こういう時にその人の本来の姿が出てくるというか。

で、静岡駅に到着すると、やはりドッと乗客が乗り込んできて、私の横の席にもパリッとしたサラリーマン風の男性が座ってきます。ここで困ったのが、この人が付けているオーデコロンの匂い。きついというレベルでは無いけれど、結構鼻につく臭いと強さで、奥に座っていて逃げ場の無い自分にとっては辛い立場に。咳をカバーする振りをしてハンカチを出して、それを口に当てて(実際は鼻に当ててるんだけど)何とか凌いだけれど、しかし困った物です。パーティーとか、広い空間に集まるときに使うならば、まだ臭いも拡散するしこちらも逃げ場があるから良いけれど、こういう閉鎖空間に座るときには勘弁して欲しいですよね。昔、USから帰国するフライトで、となりに凄い香水の匂いのする女性が座ったことがあるけれど、もう10時間以上どうやって我慢しようか気が狂いそうでした。結果、お酒を飲んで爆睡するしかなかったのですが...

上りの新幹線はそんなトラブルがあったので、帰りの下りはゆっくり行きたい。で、乗車直前にスマホで自分の座席周りの状況を確認すると、なぜか自分のの席の横にだけ人が座っている。窓際2列席の窓際席は全て埋まっているのに、自分の前後は5席位はその通路側は空席なのに、なぜか自分の横にだけは座る人がいます。まだ3列席側は空席が幾らでもあったので、慌てて自分の席を3席列の窓際へ変更し、改札を通過しました。実は、こういう時には時々、その横の席に素敵な女性が座っていたりして、一瞬その幸運にかけてみようかとも思ったんですが、それをしなくて正解でした。車内に入って、自分が座る予定だった席のとなりを見てみると、東京から乗車したんでしょうか、既に酒盛りを初めて良い機嫌になっている、面倒くさそうなおっさんでした(をぃ)。いゃいゃ、移動して大正解でした。こういう時に、直前までシートマップを確認して座席変更出来る、EX-IC/プラスEXはとっても便利。ただ、今回は新横浜駅の駅ビルの中で変更したんですが、docomo 3Gの電波状態が悪いのか、ちょっと遅くてイライラしました。自分が使っているb-mobileのMVNOのせいなのかもしれないけれど、ちょっと予想外ですね。

さて、次の金曜日にはどんなドラマが待っているのか... (笑)

2013年2月5日

ネットワーク設定

長年使ってきた仕事用のメインマシンを、X201sからX1 Carbonに変更し、その為にX201sに内蔵されていたWiMAXも今月初めが丁度一年間の年間縛りの開始付だったので解約。これで、月あたり3800円位のコストセーブになるんですが、ひとつこまったのがUQ WiMAXで提供されていたUQ WiFiも使えなくなること。これまでは、モバイルPCにはUQ WiMAXを設定し、iPhone 4Sにはヨドバシのワイヤレスサービス(WirelessGate)でbbmobileを利用していました。で、さすがにPCとiPhone 4Sで同時にbbmobileにアクセス出来ないので、さてどうしようかと小一時間。

ここで、一つワイヤレスサービスに空きがあることを思い出しました。母親用に購入したiPadに、Softbank MobileのWi-Fiサービス(2年間無料)がついてきてたんですね。一応、母親用のiPadにはそのIDを設定してあるんだけど、自宅外には持ち出すことなんて無いから、実質未使用状態。そこで、このアカウントを暫く使うことに。

で、最初にX1 Carbonにこのアカウントを設定したら、Web認証画面で「このIDはiPadでのみ利用出来ます」と弾かれてしまった(笑)。そこで、X1 Carbonには、これまでのWirelessGateのアカウントにして、iPhone 4S側で使うことに。こちらは問題無くWeb認証も通り、サクッとbbmobileのAPにアクセスしてネットワークに接続することが出来ました。最近の流行だと、Wi-Fiのポケットルーターで複数のデバイスをまとめて面倒見るんだろうけど、自分の場合iPhone 4Sを単体で持ち歩く事も多いし、PCはPCでいつも使っているし、それに加えてポケットルーターの面倒まで見るのはちょっと大変。複数アカウントの管理の手間と、物理的なデバイス管理の手間、どちらが大変かにもよるんですが、個人的にはここのデバイスで簡潔しているほうが安心出来るし便利だと思うので、暫くはこのフォーメーションで使うことに。

でも、iPadの無料期間が終了する来年夏までには何か別の方法を考えないと。その頃には、携帯電話もスマホに変更して、テザリング態勢になっているんだろうか。その為には、2in1で使っているビジネス用のBナンバーを何とかしないとなぁ...

Super Bowl XLVII

第47回Super Bowlは、前半のRAVESワンサイドゲームのまま行くのかと思ったら3Q序盤の停電騒ぎから49ERSが復活してきて追い上げ、最後4Q 2minutes後のTD狙いは、昔の49ERSファンとしては「行け行け!」と応援したんですが、最後手詰まりで終わってしまいましたね。

ホーボー兄弟HC対決とか、12年前にRAVES SB初優勝の時のMVP LB#52 Ray Lewisが有終の美を飾ったり、約40分の停電で一気にモメンタムが変わる様子とか、凄く見ていて面白い試合でした。今シーズンは、本当に接戦の試合が多くて、中身の濃い試合ばかりで、フットボールファンとしては嬉しい限りです。49ERSは、これまでSuper Bowl無敗(5戦、5勝)だったんですね。知らなかった。自分の世代だと、どうして49ERS=Joe Montanaな訳ですが、その49ERSが今回18年振りのSuper Bowlというのも驚きですよね。1980年代から90年代前半までは無敵のチームだったわけだから。

逆に、そこから弱いチームでもドラフトやシステムの導入で優勝を狙えるチームになることが出来る、NFLという組織も凄いと思いますね。流石にアメリカが国家の威信をかけて開催しているだけあります(をぃ-笑)。

USでは、このSuper Bowlが終わってフットボールシーズンが終わり、また7月頃からのキャンプまでオフシーズンが続くわけですが、日本では2月に入るとXリーグの各チームも新体制での活動が始まる、シーズン開幕の時期。今年はどうだろうか。不安と期待が交錯する時です。

X1 Carbon 駄目だし (2)

先日からThinkPad X1 Carbonを使い出していますが(その1その2)、やはりキーボード周り、特に一番下のスペースバー付近の作りに不満があります。
これまで使っていてThinkPad X201sの7列キーボード、デスクトップで使っているTrackPoint USB Keyboard、そして今回のThinkPad X1 Carbonのキーボードをたてに並べてみました。ほぼ同じ比率で並べているのでよく分かるんですが、トラックポイントの右・左ボタンが長くなり、スペースバーも右側へキー半分位伸びています。実は、この「スペースバーが右に伸びた」のが最大の不満。私は、かな漢字変換するときにスペースバーと「変換」キー(かな-英数切替)で多様するのですが、X1 Carbonではその「変換」キーを押し立つもで、どうしてもスペースバーと変換キーを同時に押してしまいます。見て分かるように、キー半分ほど右側のキーがずれており、タッチタイプしている自分にとっては、その半分の差が凄く大きい。もう、入力しているとイライラしてきます。何で、今回6列にするだけじゃ無くて、スペースキーも延ばしたんだろうか。その為、その右側のキーの数は変わっていないのに、サイズが小さくなって押しにくくなっているし。多分、ローマ字入力の人には違和感は無いんだろうけど、自分のようにかな入力でかつ「変換」キーを押して、かな入力モードと英数半角モードを切り替える人間にとっては致命的な欠陥とも言えるデザインです。

もう一つ困っているのが、横に広がったTrackPointの右・左ボタン。これ、広がったせいかクリック感がふにゃふにゃしていて、凄くクリック感が悪くなっています。へなぁ~としているというか。もちろん、使う人の好みの問題が大きいと思うけれど、昔のメカニカルキーボードから初めてラバードームを使ったときの頼りなさ感みたいなものを、今回X1 Carbonのキーボードでは感じています。これも、クリックした「感じ」が無いので、凄くイライラします。言ってみれば、タッチパッドでクリックしている感じというか。

また、写真には納めませんでしたが、カーソルキーの左右のFwd/BkwがPgUp/PgDnになったので、これまでのPage移動キーでWebのページやディレクトリー階層を移動していた自分にとっても凄く不便。もう一つは、これまでかなの「へ」のキーの上にあったDeleteキーが一番右端のBSの上に移動してしまったので、いつもDeleteするつもりでEndキーを叩いてしまい、何度もやり直しになること。折角、自宅で仕事をするときに、メインマシンのデスクトップ用キーボード(USB TrackPoint Keyboard)と、横でサブマシンとして使うThinkPad X201sのキータッチやフィーリングが変わらないように揃えた物が、今回のThinkPad X1 Carbonへの変更で崩れてしまいました。まぁ、TrackPointが中心にあるので、これをホームポジションにして使えばそれほど多くの違いは無いはずなんだけど、でもやはり「変換」キーの位置とDelteキーの位置、そしてPgUp/PgDnの位置の違いが凄く生産性を落としている気がします。ちょっとGoogle経由でキーボードリマップユーティリティを探してみたんですが、これというのが無さそう。うーん、困った... タブレット時代になって、SWキーボードなんて普通に使う時代なんだから、そのくらいのカスタマイズが出来ないのが不思議出し大きな不満ですよね。

所で、X1 Carbonでの運用も落ち着いて来たので、これまで使っていたThinkPad X201sは本格的にモスボールに突入。それに伴い、このX201s用に契約していたUQ WiMAXの契約も、丁度更新付きに今月なるため解約しました。WiMAXは、高速でかつWi-Fiの設置されていない場所で使うのは便利で良かったんですが、残念ながらX1 Carbonには内蔵されていないので...

2013年2月2日

富士山三態

久しぶりな「金曜日の新幹線シリーズ」。とは言っても、今週は月水金と飛び石で通勤。と言うか、実は先週の木曜日・金曜日と出社して、週末の土日を挟んでの月水金通勤なので、かなり心も体もクタクタ。そんな、荒んだ心(笑)をいやしてくれるのが、日本一の富士山。ほんと、新幹線では車窓から見える富士山が一番の「ご馳走」ですよね。

先ずは月曜日の富士山。この日は朝から冷え込みが厳しく、さらに米原付近の雪の影響で新幹線の到着も遅れるほど。その分、いかにも冬の朝らしくは、空気は冷たいながらも住んだ印象。そんな空気を通して見える富士山も、くっきりと綺麗に見えます。

ただ、頂上付近には横に流れる雲がかかっていて、あの辺りは吹雪なんだろうなと想像される光景でした。「富士山」と言えば一番の定番である、富士川を手前にした月曜日の富士山。
一日おいた水曜日の富士山。この日は、浜松は珍しく風も無く、朝の出社も少し楽な日。この日も車窓から綺麗に富士山が見えたんですが、いつものように富士川の富士山はちょっと面白くないかなと言うことで、あえて富士市の公設市場と一緒のシーンを選択。

新幹線は富士山の麓を1/3位回り込むように走っているんですが、上りの場合最初に見える富士川付近、真ん中当たりの富士市からの富士山、そして市街地を抜けて箱根と被りながら見える富士山と、大体見所と言えるタイミングは3カ所あります。その中で、真ん中の富士市周辺の写真は、どうしてもビルとか建物が入って一寸ごちゃごちゃしている感じがするんですが、逆にたまに撮ると少し新鮮な気がしますね。
最後は金曜日の富士山。この日は、浜松は曇り空だったんですが、風も無く「ぽかぽかしている」と感じる位の暖かさ。ただ、その分空気は少し霞んでいて、今週三回の富士山ウォッチの中では、一寸残念な感じなんですが、それはそれでうっすらと霞む空気に麓が隠れて、頂上付近の積雪部分が幻想的な印象も。

実際、この日は14度位迄上がったのかな。会社なんか行かなくて、この富士川の河川敷でお弁当でも食べながら富士山を眺めていたい感じです。

同様で「富士は日本一の山」と歌われるけれど、その通りだなと再認識する今週の飛び石出社でした。

そうそう、最近はCanonのコンデジを持ち歩く事も無く、写真も全てiPhone 4Sで撮影していますが(そのまま、Facebookにアップも出来るし)、予想以上に綺麗に撮れるなという印象です。もちろん、一眼レフはもちろん、コンデジにも及ばない部分はありますが、ライフログ用にスナップ写真をサクッと撮影するにはとっても簡単ですね。結構、その手軽さを気に入ってしまいました。

X1 Carbon、駄目出しと気に入った点

さて、仕事で使い始めたThinkPad X1 Carbonですが、早速駄目だしと、それだけでは可哀想なので気に入った点も。

使い始めて直ぐに気になったのがファンノイズ。この薄型の筐体の中にファンが入っているのも不思議なんだけど、小さいからでしょうか、ノイズのピッチ(周波数)が思いの外高くて、何か金属音というか飛行機のタービンエンジンみたいな高周波のノイズ音がするんですよね。最初使い始めたのが夜で周りが静かなときだったので余計に気になったんでしょうけど、昼間それなりに周りが五月蠅いときにも、ちょっと気に障る感じ。音的には、そんなに大きいものでは無く、多分気にならない人も多いとは思うけれど、でも私は時々耳に入っている高周波ノイズがどうも... 試しに、「省電力マネージャー」の中の「Lenovo Turbo Boost+」を有効にしてCPUに負荷をかけてやると、ファンが勢いよく回り出し、本当に飛行機のエンジンが離陸前にうなりを上げるみたいな音がしてきます。勿論、音量的にはそんなに大きいわけでは無いんですが、そのピッチの高さが耳障りというか。普通に使っているとき、そんなに負荷は掛からないのでファンも回っているのか回っていないのか分からない程度なのでいいんですけど、やはり長時間使っていて本体が厚くなってきて回り出すと、気になります。

次の駄目出しは、やっぱり薄型故に犠牲にしたI/F達。特に、最近のノートブックではデフォルトでついているだろう、Gb Ethernetの内蔵ポートが無いのは痛い。自宅では、GbのNTTフレッツをWAN側にして、宅内もGbで配線しているので、これが無いとデータのやり取りが凄く遅く感じます。802.11nで接続しているので、もちろんそんなに遅いわけでは無いけれど、でも一寸大きめ(何百MBから数GB)のファイルをよくコピーするので、Gb(1000Mbps)と300Mbpsの差は大きいです。もちろん、USBのEthernetドングルを付ければ優先でのネットワーク接続も可能ですけど、でもそれってUltrabookの優美さとは相反する気がするし。同じ事は、ディスプレーポートにも言えるわけで、内蔵のミニポートを、アナログCRTに変換するドングルを、持ち歩かないといけないのが面倒。社内で使うときには、各会議室はプロジェクターとドングルが置いてあるので持ち歩かなくてもいいけれど、お客様のところに行くときなんかは注意が必要。まぁ、運良くWiDi対応のプロジェクターだと良いんだけど、中々そういうわけにもいきませんしね。経験則では、多分10%位化なぁ、WiDi対応のプロジェクターが使える場合って。

で、もちろん気に入った所もいろいろあります。先ず一番ビックリしたのは、起動・終了の早さ。中に入ってるのはWinodws7ですが、社内使用用にIT部門が準備しているもの。多分、Volume Licenseから作っていると思うんだけど、だからSSDはC:区画一つだけでF11でのRnRリカバリーも出来ません。でも、X1 Carbonと言う事もあるんだろうけど、使い勝手はサクサクしていて、これまでのX201sも気に入っていましたが、やはり使いやすい。それ以上に驚いたのが、ネットワーク接続が凄く早いこと。まぁAccess Connectionsの仕事な訳ですが、これまでだと起動したりレジュームしたりすると、長いときには数分くらいAPを探したりセッションを張ろうとしたりするんですが、このマシンだとそんなことは無くて、起動したら既に繋がっている状態。異なるロケーションで試してみたんですが、ほんとどこでも同様に直ぐにアクセス出来ます。使っているバージョンは、System Update経由でアップデートして、X201sと同じバージョンですし、使っているロケーションプロファイルもX201sで使っているAccess Connectionsの物を持ってきただけなので、違いはシステムそのものだけなんだけど... 正直、この使い勝手の向上だけでも、パソコンをX201sからX1 Carbonにした甲斐がありました。

もう一つ良い点は、やはりバッテリー駆動時間が延びたことでしょうか。X201sも、ラージバッテリーを使えば4~5時間は使えましたが、X1 Carbonは内蔵バッテリーで5時間以上は余裕で使えます。X201sは、いつもはスリムバッテリーで使っていて、この時本体重量は1.2kg位ですがバッテリー駆動時間は2時間弱。X1 Carbonは、本体重量が1.4kgで、最初は+200gの増加が嫌だなと思ったんですが、バッテリーとのトレードオフを考えると悪くないかなと思い直しています。実際、200gの差はそれほど感じませんし。ただ、最初にX1 Carbonが配布されたときには、クイックチャージ用に95WのACアダプターがついてきたので、これは一寸持ち歩くサイズでは無いので、別途45Wの小型のACアダプターを移動時用に確保。でも、それこそ出張とか旅行で数日使う場合にはACアダプターが必要だけど、一日使うだけなら朝充電して一日持つような気がします。少なくとも、毎週金曜日に会社に行くときには、これまでのようにACアダプターを持ち歩かなくても大丈夫ですね。

2013年2月1日

メッセージングサービス

PC Watch、山田祥平氏のコラムから、Windows Live Messengerのサービス終了について。ころっと忘れていましたが、そうそうMessenger、終わっちゃうんですよね。で、Skypeがその代替機能として置き換わると。もっとも、個人的には WindowsのMessengerって一度も使ったことが無くて、逆にSkypeは無料通話機能として重宝しているので、ほとんど影響ありません。最近流行のLINEとかCOMMとかCacao Talkとかよりも、やはり馴染みがあるからこっちの方が取っ付きやすいし。

いろいろな理由はあるんだろうけど、もともとはVoIPとして生まれてきたSkypeが、テキストメッセージツールのMessengerに取って代わるというのは、ちょっと面白い現象ですよね。何となく想像すると、音声通話がテキストコミュニケーションに移行して、そちらが主流のツールが結果的に生存していくような気がするんだけど。結局、VoIPからいろいろなニーズを取り込んできたSkypeの「適応力」がこういう結果になった、ということだろうか。

人間が人間として他の動物と異なるのは、「言葉」を持っていて情報交換できる能力があるからと言うことを効いたことがあります。簡単なコミュニケーション能力は、もちろん他の動物にもあるわけですが、鳴き声だけで無く意味のある文章を独自に組み立てたり、想像したり、それが共通情報として共有出来て、さらに文字や図形などの方法で記録として残り構成にも伝わると言う高機能な手段を持っているのは、今のところ人間だけですよね。その中で、昔は洞窟に絵を描いて記録として残していた物が、木片になったり土器になったり、さらには紙が発明されて印刷機が発明されて、今ではネットワークコミュケーションが中心になり、こういうメジャーツール出すら、役割を交代する時代になったと、すこし感慨深いものがあります。電子メールは、電話と手紙の中間的存在として重宝していたけれど、さらにその電子メールと電話の間を梅メッセージングサービスが今の中心。今度は、どんな機能を持ったツールが生まれてくるんでしょうか。ライフスタイルにも影響する事柄だけに、難しいと思うけれど。

PCRポイント改悪

先日宿泊したANA InterContiのポイントが加算されて、改めて認識。InterContinental系のFSPプログラム"PriorityClub Rewards"が、今年の1月1日から改訂されて、会員資格獲得のポイント獲得が厳しくなりました。例えば、PCR Platinum 会員がInterContinenal系(例えばANA InterContinentalとか)に宿泊しすると、ベースの2000ポイントにメンバー特典の+50%のボーナス1000ポイントが貰え、合計の3000ポイントが翌年の会員資格獲得のポイント(Platinumなら60000ポイント)になっていました。ところが今年からは、そのボーナスポイントは会員資格獲得のポイントには含まれず、ベースの2000ポイントのみ。単純計算すると、これまでなら3000ポイントで20滞在すれば60000ポイントに到達したのが、今年は30滞在が必要になることに。

プロモーションなどで含まれる場合も有るみたいなんですけど、今年はぐっと上級会員取得が厳しくなりそう。でもGoldはこれまで同様US$50で購入出来るんですよね。うーん、今年はHyatt系のGold Passportは捨てる予定だけど、PCRもポイント消費の無料宿泊に絞って、そろそろ捨てようかしら。一番使い勝手が良いSPG系(Sheraton系)と、まだ来ないけれどHilton HHONORS VISA Platinum CardでHilton系にそろそろ絞ろうかと思案中。

X1 Carbonがやって来た

会社で使うオフィスマシン入替の連絡があり、今回もちょっと棚ぼた式にThinkPad X1 Carbonが配布されることに。まだ先だろうと思ったら、先週金曜日にもうマシンが配布され、そこから社内のIT部門に社内用環境のセットアップを(社内手続きとして)お願いしたところ、丁度水曜日に会社に行ったときに作業して貰えることになり、水曜日にそのまま自宅まで持ち帰り、昨日は今のオフィスマシンであるX201sで仕事をしつつ、横のX1 Carbonのセットアップを進めました。メインマシンのThinkCentre M57に接続しているモニター2台を真ん中に、左に現在のオフィスマシンThinkPad X201sを、右に今度のオフィスマシンThinkPad X1 Carbonを置くと、もう机の上は一杯。

で、社内システムなのでいろいろ制限があるんですが、そこを、あそこをこうして、ここをこうして、その後あれをこれしてどうしてと(笑)チューニング(ぇっ?!)。で、問題なのか、やっぱりSSDのサイズ。256GBというのは、普通に使う分には十分なサイズ何だろうけど、仕事でいろいろなファイルを持ち歩いたりしなきゃいけないから、結構ぎりぎりのサイズだったりします。暫く前に、X201sのHDDを512GB SSDに交換したところだったので、サイズが半分になるのは辛い。でも、X1 Carbonが来るんだったら、もう少し我慢して512GB SSDは買わなきゃ良かった...
で、暫く使ってみての感想ですが、まずびっくりしたのは画面(LCD)の明るさ。X201sを使い出したときも「明るいなぁ」と思ったんですが、X1 Carbonはそれ以上。解像度も12"の1440×900から、14"の1600×900になったので、表示される文字のサイズも少し大きくなって老眼にも優しいし(笑)。

で、気になるキーボードですが、タッチは少し軽めで、そんなに悪くない感じ。ただ、個人的に困るのが、スペースバーが少し長くなって、「変換」キーの位置がこれまでよりも右側になり、使いづらいこと。左側の「無変換」も少し左にシフトしていて、このよく使うキーのタッチが違うのが困ります。なんで、スペースバー延ばしたんだろうか。私は、カナ入力時に「変換」キーを右の親指で使って、「かな入力」と「英数半角」を頻繁に切り替えるんですよね。だから、ここの場所のフィーリングが凄く重要。微妙な位置関係だけど、これは大きなマイナスです。それと、私はカーソルキーの左右にあるWebキーをサイトやエクスプローラーの移動でよく使うですが、それが今回は「PgUp/PgDn」になり、凄く使いづらい。ページのスクロールなら、TrackPoint+センターボタンで出来るわけで、何でここに持ってくるのか...

もう一つ、実は今回のX1 Carbonが初めてUltraNavi(TouchPad)付のモデル利用だったりします。で、少し使ってみようかと思って設定とか弄ろうとしたんですが、これがよく分からない。結局、機能は殺して単なるオブジェになりそう。プロパティを開くと、いろいろ設定項目があるんですが、正直よく分からないんですよね。もう少し何か簡単に機能を試したら、設定出来るようにならないだろうか。指紋認証のソフト何か、昔と比べると分かりやすく登録も出来るようになっているし、ああいう感じに進化してくれると、TrackPointとUltraNaviの二段使いでもっと便利になりそうなんだけど...