2013年2月28日

裁判結果

日本の捕鯨や漁業を飯の種にしてお金を稼いでいるシーシェパードですが、流石に米国テレビ向け演出が過剰になってきて、とうとう「海賊認定」が米国連邦高裁から出されてしまいました。数年前から、酪酸の瓶を投げ込んだり、ロープやワイヤーを投げ込んだり、揚げの果てには体当たりまでして自船を壊して沈没させたり、「環境団体」が南極の環境破壊しているんだから、二の句が継げないですよね。日本としても、もっと早くから対策すれば良かったと思うけれど、まぁ証拠収集とかいろいろ理由は合ったんでしょうね。さらに、一審の地裁判決でシーシェパード有利な判決を出した判事を担当から外すなど、今回の決定はかなり冷静に状況を判断していると思います。

で、海賊行為と認定されたからには、調査捕鯨船団護衛のために、巡視艇なり海自の護衛艦なりを派遣しても良くなるわけですが、そうなると今度は南極の領有を主張しているオーストラリアやニュージーランドが逆に強硬姿勢に転じるだろうなぁ。「オーストラリアは海賊を放置するどころか、援助までするのか」と外交的プレッシャーで何とかさせるしか無いんだろうけど。

方や韓国。日本から盗難に遭った仏像が韓国で見つかり、その返還請求をしたら、韓国の寺院が「自分のもの」と言い出して、それ故に日本側が所有者と証明するまで返還保留という判断を出してしまいました。で、日本側に証明を請求するなら、韓国側の寺院にも所有していた事を証明させないといけないけれど、そんなことはやらないんだろうな、あの国では。大体、日本大使館前に不法に設置されたものに対しての行為を「違法行為」として認定しちゃう国だから。

国民的勘定があることは分かるけれど、そう言うこととは独立して法律なり判例に基づいて判断しなきゃいけないこと。個人的には知り合いも居るけれど、国として信用できない部分がそういうところなんですよね。これが、まだ開発途上の国とかなら分かるけれど、少なくとも工業製品の一部では世界を席巻して、それなりのポジションにある国でこう言うことがあるのはねぇ。偶然だろうけど、同じような時期にある意味対照的な判断が出てきたのは、結構面白いなと感じました。

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