2022年2月28日

民間リソースの活用

今回のロシアによるウクライナ侵略戦争に関して、最初にロシアのミサイル兵器によりウクライナの防空網や通信設備が破壊されたと伝えられたんですが、実際にはその影響は(素人目には)そんなに大きくないように見えます。例えば防空網に関しては、NATO各国やアメリカ等が黒子的に情報提供しているのかもしれないし、通信インフラに関しても、レーダーサイトとか中継局は破壊されたかもしれないけれど、事前に迂回回路や代替回線などが準備されていて、それで何とかバックアップされているのかもしれない。

兵力では元々の機微にしても事前準備にしてもロシア側が圧倒的だけれど、情報戦に関してはウクライナ側もそんなに負けていない気がします。例えば通信関係に関しては、アメリカSpaceX社が提供する衛星通信網Starlinkが、ウクライナ側に提供されているという話もあり、それがあれば軍用・民用ともにそれなりにカバー出来るのだろうか。航空機の移動に関しても、場合によってはFlightradar24やGoogle View何かも利用可能らしいし、正直軍用リソースのかなりの部分を、今は民生技術やサービスで賄える時代になりつつあるような印象を強く受けます。

もう一つ印象的なのは、ウクライナ側からは市民や政府から戦況の様子がSNSにどんどんアップされていて、勿論中には偽情報やおかしなものも有るけれど、ほぼリアルタイムに戦況の様子を世界中から知ることが出来ます。一方でロシア側からの情報は殆ど無く、有っても政府発信のものばかり。作戦行動秘匿のために、スマホと言ったような情報端末の所持が許されていないので、当然ロシア側からの発信は殆ど無い。ロシア国内では、国営メディアによる一方的な放送しかないから、多くのロシア国民は実際の様子をメディア経由では知ることは出来ないけれど、伊倉ロシアでもSNSは有る程度利用出来るわけで、しかも同じ言葉を話すウクライナからの情報となると、結構インパクトが有るんじゃ無いだろうか。ロシア国内でも、今回の戦争に対しての反対行動が大きくなっているそうですが、今後このうねりが大きくなる可動が、停戦にと終戦に向けての大きな鍵になるのですが。

ウクライナとロシアは、ベラルーシ近郊での停戦交渉に同意したというニュースが今朝流れているけれど、ここで某かの同意なり前進が生まれるか個人的には懐疑的。ロシア側は、ウクライナの全面降伏から一歩も引かないだろうし、ウクライナ側としては仮にロシア派が多い東部の一部を割譲したとしても、その他のうくらない本体は守りたいだろうし。どちらも、時間稼ぎ的な効果しか期待していないんじゃ無いだろうか。ウクラナイ側としては、やっとNATOから届く武器弾薬補給の余裕が出来るだろうけど、ロシア側も噂で言われている兵站の疲弊を直す余裕が生まれて、これまで以上の攻撃が無いとは言えない。ウクライナ側に何らかの勝機があるとすれば、戦闘を長引かせてロシア側の兵站を疲弊させる事くらいだろうから、あえてさらに犠牲を払ってまでそこまでやるかどうかは不明。特にロシアは、核の使用についても早い段階で言及しているだけに、その引き金を引くタイミングを加速させることにもなりかねないし。いずれにしても、日本時間の今晩行われる停戦交渉で、少なくとも戦闘が停止し、ウクライナに先ずは平穏が訪れることを祈りたいですね。

2022年2月26日

ロシア、ウクライナ侵攻 (2)

圧倒的勢力で始まった、ロシアのウクライナ侵攻。ロシアと国境を接する東側や、先の侵攻で併合したクリミアのある南側だけでなく、ロシアの友好国である北側ベラルーシからの侵入もあり、こちらはウクライナの首都キエフに近い事もあり、今はこの首都攻防が戦況の行方を占う大きな山場に。

ロシア側が圧倒的な兵力を投入していて、しかも時間を掛けて入念に準備をしていたこともあり、あっと言う間に決着が付くかなと思いましたが、時間を掛けたと言う事は防衛する側もその為の対策を準備する時間が有ったわけで、その成果が出ているという事だろうか。東部にあり国境際のロシアの影響が強い2州はある意味仕方ないとしても、それ以外の地域では「ウクライナ人」の抵抗が頑強が、それが結構ロシアの思惑を防いでいる気がします。

今回のウクライナ侵攻は、個人的には何かプーチン大統領の個人的思惑でしか無いような気もするわけで、その証拠としてはロシア国内でも侵攻反対の運動が生まれていたりすること。海外のロシア人が反応することはまだあり得ると思うのだけれど、ロシア国内でそう言う事をするというのは、いってみれば北京で中国共産党反対を言うようなものだろうから、かなりリスクのある行動。それでも、そうせざるを得ないくらい、今のロシアは一党独裁というか、一人独裁に近い状況なんだろうか。

「戦争は、始めるよりも止めることの方が難しい」とはよく聞く話だけれど、今回の場合は特にロシア側が100%の結果以外認めないような状況なので、流石にそれはウクライナ側としても飲めないでしょう。最悪、戦術核兵器とか使用されれば、仕方ないけれどロシアもそれをやってしまうと、その後の世界的な批判は大きいだろうし。でも、今のロシアには、それすらも歯牙に掛けないような危うさというかリスクを感じるのが嫌なところですよね。機密情報リークで有名なAnonymousも、ロシアへのネットワーク経由攻撃を始めたという話も有るみたいですが、物理的な武器は手にできないけれど、そう言うソフトツールでの応援で少しでも早いまずは停戦、そして少しでも元の生活が早く戻ることを祈るばかり。

憲法九条で日本は守れるのか

ロシアのウクライナ侵攻に関係して、日本の憲法第九条の是非も問題に。護憲派の代表である共産党は火消しに躍起という記事ですが、「ロシアに九条があったならプーチンのようなリーダーが選ばれても他国へ侵略できない」というのは大きな詭弁では。大体、日本と異なり全権を持っている大統領制のロシアと比較するのがおかしいと思う。さらに言えば、それだけの野望持ったリーダーならば、そんなものがあろうが無かろうが実行するだろうし。大体今回のウクラナイ侵攻だって、ロシアは「平和維持のため」と言っている訳だから、その言葉通りとれば九条違反にもならないわけだし。

また、憲法九条が有ろうが無かろうが自衛権は認められているわけで、となれば日本がウクライナの立場になった場合を想定すると、強力な敵に対して十分対応出来るような準備はしないといけない。志位氏の言葉を借りるならば、日本以外に九条を持つ国は無いのだから、日本はどの国からも侵攻される可能性はあるわけです。その中には、今回のロシアの様な圧倒的な戦力を持つ国もあるし、その隣には中国もいる。さらに、何故か反日が国是の韓国や北朝鮮も並んでいる。日本の西側半分がそう言うリスク地帯なわけで、それって東側をロシアと接しているウクライナと同じような状況。ウクライナとの違いは、日本の場合は日本海という海が存在するので、今回の様に陸路経由で大量に武力侵攻されることは無いけれど、その分海上警備というオーバーヘッドは発生するし、結局は国内に侵入した敵との地上戦は避けられない。北海道の戦力を南に移動し始めていたけれど、それも一時保留しないといけなくなるのかなぁ。

ロシアの予想に反して、ウクライナ軍の激しい抵抗もあり、当初の予定よりもロシア軍の侵攻は遅れて居るみたいですが、大規模なNATO軍やその他戦力の投入が期待出来ない以上、ウクライナとしてはどれだけ現状を維持したままロシアと落とし所を決めるかが重要課題。でも、これまでの報道を見聞きしている範囲では、プーチン大統領は一歩も妥協しない雰囲気で、完全にウクライナを掌握するまでは侵攻は止めないし、停戦も受け入れない様子で、状況は混沌としています。戦闘期間が延びれば延びるほど、人的被害は大きくなるわけで、それはどちらの国にとっても良いことでは無い。日本よりも戦争や祖国と言う意識が強いと思われるウクライナですら、こういう状況に陥るわけで、となればそんなことは全く頭の片隅にも無い日本のような国に、もし万一同様の事が発生した場合、一体どうなるのだろうか。

たまたま偶然なんでしょうけど、昨日の「沸騰ワード」ではメイプル超合金のカズレーザーの自衛隊訪問シリーズが放送されていて、沖縄那覇空港にある航空自衛隊の那覇基地を訪問していたけれど、タイムリーというか何というか。沸騰ワード以外でも自衛隊が取り上げられることがここ最近増えてきている気がしますが、今回のウクライナ侵攻に関しては、さらにそう言う状況を加速させる切っ掛けになるんじゃ無いだろうか。その中で共産党の言うところの「憲法九条で日本を守る」事が出来るのか、国民ももう一度考え直す大きな機会になっている気がするし、そうしないといけない時だと思う。今年の参議院選挙では、その点を論点に共産党は選挙戦を戦うのだろうけど、国民の審判はどうなるか。大きな問題だと思う。

2022年2月25日

新人デビュー

昨日のフライト終わりで品川駅から浜松駅まで乗車した、こだま号車内での出来事。品川駅で乗車して、夕食代わりのお弁当を広げたところ、走り出した車内に車掌さんの車内放送が流れます。「本日もJR東海をご利用頂き、ありがとうございます。」といういつもの決まり文句で始まった車内放送ですが、「このこだま〇〇〇号新大阪行き...」と突然中断。10秒位かなぁ、沈黙の後、一寸違う男性の声で再び「本日もJR東海をご利用頂き...」と再び放送が始まります。どうも、最初のアナウンスは新人の車掌さんらしく、行き先を間違えたので慌ててなのか、何なのかベテラン車掌さんが代わりに必要なアナウンスを読み上げたらしい。

その後新横浜駅に停車し、再び発車。ここでまた車内放送があり、「こだま〇〇〇号名古屋行きの途中停車時刻をお知らせします。新横浜駅の次は品川駅に...」と再び今度は下りと上りを間違えてアナウンス。直ぐさま、「失礼しました、次の小田原には〇〇時〇〇分、」と何とか続けてアナウンスしますが、どうもたどたどしさが気になります(笑)。度重なる失敗に、プレッシャーを感じてしまったのか、上がっているのか、まぁ、それも経験だし訓練でもあるんですが。私も、もうリモートワークの週一新幹線通勤を10数年やっていますが、ここまで緊張してグダグタの新人さんのアナウンスは初めてでした。多少噛んだりつっかえたりすることは時々ありますが、最初の失敗が大きなプレッシャーになってしまったのか、この後の研修に影響しない蹴れば良いのですが。

当然現場に出る前には、何度も練習をしただろうし、先輩社員等からのチェックも受けただろうけど、そこは練習と本番は大違いなのは何にしても同じで、どうしても大きなプレッシャーの中、しかもこう言う公共交通機関のアナウンスですから、正確明確に伝えないといけないし。そう言えば、こう言う車内アナウンスも、最近ではテープや合成音声等の利用が増えていて、昔ほど生身の人間の声を聞くことは減ってきましたよね。自分の周りで考えてみると、この新幹線の車内アナウンスと、飛行機のCAさんのアナウンスくらいじゃないだろうか。路線バスだって、今は自動的に録音したものが流されるだけで、丁寧な運転手さんだとその後続けて再度自分でアナウンスする事が有る程度だし。CAさんのアナウンスだって、英語のアナウンスに関しては録音されているものが使われる事も結構有りますしね。そう言う意味では、新幹線は「生声アナウンス」の結構貴重な存在かもしれない。

プロのアナウンサーだって、良い間違えをしたり、発音がおかしかったり、詰まることは有るのだから、専門では無い車掌さんのアナウンスが、多少間違えるくらいは問題無い。ただし、その情報には行き先だったり到着予定時刻だったり、必要な情報が含まれている以上、間違ったら間違ったです具に訂正をして正しい情報で上書きすることは確実にやって欲しいですよね。アナウンスだけで無く、それが情報伝達・情報伝搬で一番必要な事だと思う。勿論、意図的に誤情報や偽情報を流すのは論外だけれど、間違った情報を訂正する事は罪では無い。罪では無いけれど、場合によっては義務にはなるかなあ。問題なのは、新幹線の車内放送なら、後から訂正して多くの場合は上書きすることが出来るけれど、ネットの場合はオリジナルを削除してもそのコピーがどんどん複製拡散されること。そうなると、もう収拾が付かない訳で、あれは本当に何とかして欲しいけれど。まぁ、それを考えると、この日のちょっとした新人車掌さんの言い間違いなんて可愛いものかも。そして、この経験を生かして良い車掌さんに成長して欲しいと、ちょっと父親目線で考えながら浜松に戻った夜でした。

 

ロシア、ウクライナ侵攻

ロシアが、ウクライナの西側部分を除いてほぼ全面からウクライナ中心部に向けて侵攻を開始。事前に予想されて、警告もされていたけれど、まさにその通りのことが起こってしまったわけですが、核戦力も含めて強力な軍備を持つロシア軍だけに、直接対決となれば大きな被害は免れず、この後どうなるのか全く予想が付かない状態に。 

さらに追い打ちを掛けるように、プーチンロシア大統領は早々と核戦力の使用に付いても言及。ウクライナ軍は、自衛のための戦闘ですら、それを口実に使われて国内で核戦力が使用される可能性とも戦わないといけない。流石に、実際に使用したら自国への影響も考えられる戦略核兵器は使わないだろうけど、農業国でもあるウクライナの無人地域に戦術核を威嚇目的で投入する事くらいはやりそうな雰囲気。そうで無くても、今朝の時点でチェルノブイリ原子力発電所をロシア軍が制圧したというニュースが流れており、どうもロシアはこのチェルノブイリ原発を「ウクライナが原発開発している」という証拠にする(捏造?)可能性もあるらしい。もう、なんでかんでもやったもん勝ち見たいな状態。

悩ましいのは、まだNATOに未加入のウクライナに対してNATO軍は勿論、米軍も出動は出来ない。ウクライナ軍の総兵力は約26万人との事で、今回侵攻しているロシア軍兵力約19万人よりは多いけれど、航空戦力やミサイル等のスタンドオフ兵器では、ロシアが圧倒しているだろうから、現在の情勢も仕方ないのかもしれないけれど、ここからどの様に巻き返すのか、あるいはこのままズルズルと敗退して終わってしまうのか。仮にこのままで終了してしまうと、結局は力のあるものが最後は勝つという意識が、あの国とかあの国とかにも確率されるわけで、今後世界はますます混沌とした状況になることは確実。それだけは避けなければいけないわけで、でもその為にはロシアを少なくとも押し返す力が必要。ただ、それを今のウクライナ軍に望むのは無理があるわけで、どう対応するのだろうか。経済制裁だけでは、即効性のある解決策にはならないのだけれど、だからと言って全面戦争になってしまうと、それこそ第三次世界大戦の様相も否定出来ないだろうし。

ロシア軍の地上部隊は約36万人との事で、その半数以上が今回この作戦に投入されている計算になります。当然、それだけ物資の消耗も激しいと思われるので、一つは相手を領内に引き入れて兵站を伸ばして消耗戦に持ち込むのは一つあるかもしれない。また、巡航ミサイル等で主要都市の攻撃があったけれど、先ずはそう言う最新兵器を消耗させて、その後の戦闘では通常兵器同士の対戦に持ち込むこともあるかもしれない。この辺り、言う事は簡単だけれどその間に自国民の生命にも関わる重大問題なわけで、そうなれば当然ウクライナ国民自体の反発も生まれて分裂を生むかもしれない。心配なのは、今のプーチン大統領を見ていると、どうも歯止めがきかない状態になっているような印象しか受けないこと。日本に対しては、北方領土問題をちらつかせれば静かになるとプーチン大統領は考えているんじゃ無いだろうか。でも、今回の事がこのまま進んでしまうと、決して日本も他人事ではすまされない気がしますね。日本も、北方領土をいったん諦めるくらいの覚悟で臨まないと、何も解決出来ないでしょうね。同じ事は、世界の何処でも起こりうるし、特に日本の周りには起こす側が集中しているし。ただただ、一日も早い戦争終結と復興を願うばかり。

AMC Leg#5: HND-OKA/-HND

一週間振りのフライトは、いつもの沖縄行き。オミクロン株がやっと下火傾向が見えてきたのだけれど、代わりにウクライナとロシアの国境がきな臭くなる中の出発となりました。そんな社会的不穏な空気が理由なのか、単に寝ぼけていただけなのか、加齢によるボケの始まりなのか、朝の浜松駅で失敗してしまいました。

いつものように新幹線の改札を抜けて、2F部分の待合室に入り、スタバで朝食のホットサンドとコーヒーを購入するために、並んでいます。私の前には、結構トラッドぽい感じでウールのコートかな、それとマフラーでビシッと決まった同年代くらいの男性が並んでいました。で、コーヒーを購入して窓口から離れたときに、足下に白いものが見えたので「何か落ちましたよ」と声を掛けてそれを拾おうとしたら... 間隔を開けて立つ位置を示すマークに貼ってあった白いテープを見間違えていて、思わず自分で自分に絶句しつつ「失礼しました」とお詫びすると、向こうも笑って許してくれたので事なきを得たのですが... しかし、これで終わりでは無かった。続いて自分のオーダーとなり、コーヒーとホットサンドを注文して、支払のためスマホをダウンジャケットのポケットから取り出したんですが、後ろにいた女性が「落としましたよ」と目の前に何か出します。よくよく見たら、食事の後飲むための薬のパッケージで、直ぐに取り出せるように同じポケットに入れて置いたので、スマホと一緒に外に飛び出てしまったらしい。再び、自分で自分に絶句しつつ唖然としつつ、何とか声を振り絞って「ありがとうございます」と言うのが精一杯(笑)。直ぐにでもその場を離れたい気持ち120%ですが、まだ支払も終わっていないし、ホットサンドは温め中だし、しばし針のむしろ状態でした。

まぁ、後者のポケットから薬が飛び出してしまったのはまだしも、最初の床のテープを落とし物と間違えるというのはショックでした。目が悪くなったのか、注意力散漫なのがボケの始まりで無きゃ良いのですが。一応自己弁護しておくと、その「白いもの」は、丁度四角い切符みたいな感じに見えたので、「あっ、切符落とした」と思ったのが運の尽きだったような... しかし、何か落としたと思って、何も言わずにそのまま知らんぷりするのもなぁ... そんな感じで、ちょっと自己嫌悪に陥りながら品川まで移動し、その後いつものように京急で羽田空港へ移動しました。

1) HND 10:25 - OKA 13:25 (NH469)

この日は60番ゲートからの出発。使用機材が、B787-8の国内線用なので、Premium Classは2-2-2×2列と少ない機材でシートマップを見ると満席状態。まぁ、仕方ないかなと席に座ります。ドアクローズを待つ間、CAさんが通路を挟んだ窓際席の乗客に、何か随分長長と説明をしています。見たところ、いつものように手拭き用のアルコールパックを配っているようなんですが、VIP何だろうと思っている内に私のところにもそのCAさん(チーフパーサー(CP)さん)がやって来ました。持っていたのは何故かマスクのパッケージ。で、「このPremium Classには本日は健康上の理由からマスク着用されていないお客様が登場されています。もしご不安を感じられたらこのマスクをお使いください。」みたいな説明をします。多分その乗客は自分の席の後ろ2列目に座っているからなんでしょうけど、搭乗で騒々しい中小声で説明するから正直最初聞いただけではよく聞こえなかったんですが。自分もマスクは勿論着用しているし予備もあるので不要と断りましたが、ここの所マスク非着用で騒動になった事があったから、それもあってこう言う対応をしているんでしょうね。

そんなこともありながら、定刻よりも早くドアクローズとなり、暫くしてプッシュバックが始まり、いつものようにD滑走路のRW05に向かいます。特に離陸待ちの機体も無く、誘導路から滑走路に入りとそのまま加速開始となり、一路沖縄へ向かいます。

この日も、水平飛行に移り食事を頂いてからは、パソコンをとりだして資料の読み込みやらで時間を潰します。多分後ろに座っているであろうマスク無しの乗客の方が気にはなったんですが、何か騒ぐとかそう言う事も無く、静かにフライトは進んでいきます。沖縄に近づきもう少しで着陸態勢に入るかなという頃に、再びCPさんがやって来て「今回のフライトで何かご質問やご不安等ありましでしょうか」とケアに回ってきました。まぁ、こう言う時代だし、ここ最近何回か「マスク無し乗客の騒動」がメディアで取り上げられているから神経質になっている事もあるんでしょうね。本当に必要な場合は、回りだって理解し協力するわけで、結局は一部の利己的人達の行動が本当に必要な人達にも迷惑を掛けているだけなんだよなぁ。

フライトは、RW36Lに着陸すると定刻よりも早めに32番ゲートに到着。この日は、沖縄への修学旅行の帰りと思われる高校生の団体が多く、いつもよりは賑やかな空港内を抜けていったん外に出て、所用に向かいました。

2) OKA 15:05 - HND 17:25 (NH470) 

一寸手間取り空港に戻って保安検査場を抜けたときには、定刻20分前位のギリギリのタイミング。実は搭乗ゲート番号も把握せずに通過して、発見された黄色の保安検査場通過証に印刷されている「33」という番号を見て初めて知りました(笑)。急いで奥の方となる33番ゲート前に移動しましたが、遠目で見ても静かな様子。実際、私がゲート前に到着したのは定刻20分前を過ぎていましたが、やっと事前改札が始まったところ。そこから5分位して、グループ1の優先搭乗が始まりました。このフライトも乗客は少ないようです。

使用機材が国際線仕様のB787-9に変わったので、Premium Classの座席数が多く、ほぼ一人が2席利用出来るような状態。私も隣の席は空席でした。定刻前にドアクローズとなりましたが、そこからプッシュバックに少し時間が掛かります。この間に、航空自衛隊のF15が3回位離陸していきましたが、丁度ロシアのウクライナ侵攻のニュースを聞いた所だったので、スクランブルかなぁと思いながら出発を待ちます。少し時間をおいてプッシュバックが始まると、RW36Rへ移動。この時も停止すること無く、そのまま滑走路に入ると加速開始となり羽田へ向かいます。

地上では雲は多かったものの青空も見える天気でしたが、離陸して海上に出ると厚い雲があって途中かなり揺れながら上昇していきます。雲海の上に出て落ち着いたところでミールサービスとなり、その後は一路羽田空港を目指します。羽田周辺も揺れが予想されるという事で、伊豆半島沖に掛かる前位からシートベルト着用サインが出て、暫くはCAさん達もジャンプシートで待機。5分程でサインが消えますが、直ぐに着陸態勢に入り再びサイン点灯となります。ここの所、一番短い進入コースである、浦賀水道上空を通過するとそのまま北上。A滑走路のRW34Lが左手に見えたところで左旋回をして降下していきます。着陸したのは定刻よりも10分以上早く、そこから60番ゲートに入ったのも定刻前。この日はこのまま浜松に帰宅する予定だったので、一つ前のひかり号に間に合うかと京急のホームに急ぎましたが、間一髪間に合わず残念。予定通り、その後のこだま号でのんびり帰宅となりました。

2022年2月24日

空港アクセス

ここの所の寒波で、特に北海道の札幌周辺の積雪のニュースが流れてきます。新千歳空港では、新千歳と札幌を結ぶ路線が雪で運航停止してしまい、7000人近い人が空港に足止めされたと今朝のニュースでも流れていたけれど、改めて空港の立地とか市街地とのアクセスに関して考えさせられますね。

例えば福岡空港だったら、空港は市内のほぼまん中にあるから、まだ何とかなりそう。羽田空港は、都心にはあるけれど場所的には臨海部で離れているから大変そうだけれど、それでも京急線は地下部分が結構有るから除雪作業で頑張れば、京急蒲田くらいまでは移動出来るのかな。成田空港は、多分缶詰状態でしょうね。新千歳よりも距離もあるし、もっと大変そう。色々考えると、空港とターミナルとの接続は、可能ならば天候の影響を受けないであろう地下交通で結ぶのが良いような気がします。ただ、地下鉄で何kmも接続するとなると、コストは大変そうだけれど。でも、空港に到着してお終いという訳にはいかない以上、空港とターミナルとのアクセスってやはり重要だと再認識します。

飛行機の離発着があるから、かなり広い場所が必要だし、騒音問題も有る。また、場合寄っては落下物とかの問題も有るから、どうしても新規の空港となると郊外とか海上に新設するしか無くて、そうなるとターミナルとは距離が出てしまう。羽田にしても、福岡にしても、昔から有る場所を利用しているからあの場所にあるわけで、新規に作るとなるととてもあんな感じにはもう作れないでしょうし。静岡空港は、本当に山の中の場所にあるけれど、仮に航空自衛隊の浜松基地が官民共用空港として整備されたら、多少はアクセスは良いかもしれない。それでも、浜松基地は浜松駅から結構距離があるから、気軽に利用するにはちょっと遠いけれど。

地下鉄は、雪害に発揚かもしれないけれど、例えば大雨とか地震とか、そう言う場合には逆に脆弱性が生まれるかもしれない。空港だけで成り立つ交通機関で無い以上、バス、電車、タクシー、場合によっては徒歩とか、色々なアクセス手段を設けないと、万一の場合には大変だなぁと再認識したけれど、結局はそれってどんな災害の時にも最悪の場合を想定して最善の準備をすると言うことに尽きるわけですよね。その為には、お金も人手も時間も掛かるので、中々難しい問題ではあるけれど。私も出張で冬のシカゴとか何度も利用したこともあり、隣接するHiltonもよく利用したけれど、万一、万万が一の対応や対策って忘れた頃に必要になるのでやっかい。今回も早く解決することを祈るばかりです。

BIOSとUEFI

ITmediaの記事から、BIOSとUEFIに関して。テクニカルライターの大原雄介氏の連載ですが、昔を思い出し懐かしみつつ毎回楽しみにしている連載の1つ(笑)。私自身「パソコン(PC)」の前進である「マイコン(=マイクロコンピューター)」に触れるのは大学に入ってからなんですが、その前高校生の頃には工業高校に行っていた友人が一寸マイコン(正確には「ワンボードマイコン」とか「評価キット」と呼ばれていた、CPUだけのボードコンピューターみたいなもの)を弄っていたこともあり、多少の知識はあった程度。そう言う意味では、パソコン黎明期を一寸囓りつつ、創世記から現在まで経験していると言って良いのかな。

会社に履いた当初は、ホストコンピューターの端末開発の仕事をしていたのでパソコンとは暫く無縁でしたが、3年位してアメリカの開発チームの助っ人みたいな形で出張に行かされて、そこで初めてパソコン開発に関わり以来30数年(遠い目...)。もともと、ホスト端末の開発時代から「診断プログラム(Diagnostic Program)」開発をしていたので、ソフトエンジニアでありながらハードウェアにも詳しくないといけないという、コウモリ的エンジニア(笑)だったので、BIOSっぽいこともコーディングしたりしていましたし、BIOSもよく利用してたまにはBug見つけて上げたり。ホスト端末ではBIOS何て言うものは無くて、半分BIOS半分OSみたいなモニタープログラムを準備して、それを最初に起動してその上で機能実行するような形のコーディングでしたから、その後パソコン開発に行っても結構ハードもBIOSもさらに上位のソフトウェアも理解しやすくて仕事の役に立ったのは、後からラッキーだったなと感謝したものです。

当時のBIOS開発チームには、"The BIOS"みたいなエンジニア氏(T氏)が居て、新しい製品を出すときにはこのT氏のレビューを受けないと出せない。彼が作成している「BIOS互換性チェックプログラム」があり、これにパスしないと駄目という厳しいルールが。これ、BIOSのコードだけでなく、ハードウェアの互換性チェックも兼ねているので、結構大変でした。だからハードウェアの初期段階からチェックをして貰うことは普通だったけれど、回路を最終製品のICに落としたらタイミングとか変わって通らなくなった、何て言うこともあって、あの頃は大変だったけれど今思い出すと良き思い出。あるいみ、ああいう徒弟制度というか専門職みたいな人が、いろんな分野に突出して存在していたから、どの仕事をするにしても鍛えられた気がします。

UEFIになって、BIOSの問題点は色々解決されたけれど、当時からも今もずっと存在している壁が一つあって、それはBIOSなりUEFIのコードを保存しておくROM(EEPROM)のサイズ。昔は64Kbytesとか128Kbytesとかだったものが、1Mbytesとかどんどんサイズアップしてきているけれど、サイズアップするときは、諸般の理由から大体前のサイズの倍なんですよね。例えば4MBのROMを6MBにすると言うのは面倒で、普通は8MBにするし、次は10MBじゃなくて16MBにと言う具合。だから、コード的にはサイズの上限は無くても物理的な保存区画の上限は存在するわけで、その辺りこれからどう解決していくのだろうか。まぁ、技術的には幾つかアイデアはあるんですが、多分各社色々やってるんだろうなぁ。あと10年もしたら「昔はUEFIなるものがあり」という時代になるのかも。

劇場型政治

来年度の予算案投票時に行った、れいわ新選組の議員3人のパフォーマンス。今に始まったことでは無いので驚かないけれど、未だにこう言う事しか出来ない事の方がビックリ。国民民主党が、ガソリン税のトリガー条項解除に言及した岸田総理に理解を示し予算案通過に賛成したため、戦後二番目に早く来年度予算が衆議院を通過することになったそうで、それに対して野党側は反発して居るみたいだけれど、でも100%では無いだろうけど、自分達の主張を通して実を取るのが野党として正しい政治活動じゃ無いだろうか。それに対して、やってる感だけ一生懸命な方を、幾ら身内でももう一寸批判しろよと小一時間。

別に元タレントだからじゃ無いだろうけど、こう言うパフォーマンスに関しては熱心というか、正直なところ先の衆議院選挙で当選したときに顔を見て以来初めて見たぞ。それに、最後投票するところでこう言う事をするなら、その前に国会前に座り込みするとか(寒いからやらないだろうけど)、もっと前に何か手を打てよと小一時間。以前も書いたけれど、参議院のように投票はボタンで終わるようにすれば良いと本当に思う。そこで反対票を投じれば自分達の姿勢を示す事は出来るはずで、そこにこんないらない装飾をしても誰も評価しないと思う。

 一つの政党は、その所属する議員によって構成されていて、その議員は国民が選挙で選出しているわけだから、少なくとも所属議員数の多い政党はそれだけの国民の支持があると想定して良いはず。過半数以上の議席を確保している今の自民党は、従って国民の多数の意見を代表して居ると言っていいでしょう。そこに、高々数%の議員数しか所属していない公明党が与党連立することで、彼らは少数意見を通す一つの手法を利用しているわけですよね。あれはあれで、一つの政党としての生きる道だと思う。全ての政党が、そう言うことをやれとは言わないけれど、政党の一番の目的は、支持者の問題を解くことだと思うし、その為には実質的な実行力を持っている与党に反対するだけでは実現することでも無いのだから、もっとやり方を考えるべきだと思う。その支持者が、与党に反逆する姿勢が一番の希望なら、それは仕方ないし今のやり方を続ければ良いと思うけれど、一番の支持者層である労働者は賃金アップなり経済対策を一番望むだろうし、高齢者層は社会保障や老後生活の安定を一番臨むだろうし、決して正義のヒーローみたいな演技をきたいしているわけじゃ無いはずなのに。

問題も多いけれど、日本維新の会なり今回の国民民主党が、少しずつだけれどそう言う方向に進みつつあるのが、多少は希望の光なのかもしれないけれど、本当は全ての野党がそう言う気持ちで自分達の支持者の為に仕事をするべきだろうと思う。そうやって支持者を増やして、議員を増やして、党勢を拡大して、自民党を逆転すれば今度は自分達が与党としてやりたいことが実現出来るわけですからね。民主党政権が終わってから、12年経っても以前の党勢に戻るどころか、どんどん衰退している事をもっと真剣に考えるべきたと思うけれど、逆にさらにトリックスターみたいなこう言う議員が登場してくるのは、野党の領域が未だに混乱している証拠じゃ無いだろうか。国民が議員に期待しているのは、政治ショーじゃなくて自分達の生活のための真っ当な政治名のだから。

2022年2月23日

独立国〇〇

ウクライナとロシアの国境紛争。 ウクライナ東部のドネツク州とルガンスク州で実質的に権力を有する新ロシア派が中心となる「ドネツク人民共和国」と「ルガンスク人民共和国」なるものが誕生して、それをロシアが「国家承認」し、平和維持軍を派遣することに。私は全くこの辺りの知識も情報も無いけれど、凄く素朴な疑問として感じるのは、「独立したのは良いけれど、誰が大統領で誰が責任者なのか、当事国の詳細が無く、ロシアのプーチン大統領だけが承認している」という不思議さ。

いきなり横道に外れますが、「独立国」と聞いて思い出すのが、かわぐちかいじ氏の「沈黙の艦隊」。ここでは、日本発の原子力潜水艦「やまと」が突然「独立国やまと」を宣言するという話ですが、この時は先ず独立国の詳細があって、先ず日本が承認するという筋立て。しかも、完全なオープンな形で海江田四郎国家元首が宣言するシーンも。今回も、一応両人民共和国側からの「独立宣言」とか「国家宣言」みたいなものは有ったんだろうけど、その肝心な場面が海外のニュースソースには流れたんだろうか。日本国内のメディアには流れないとしても、海外のメディアでは流れたんだろうか。

ネットを見ていて一寸面白いと思ったのは、いつもはワンペアの形でロシアと強調する中国が今回静かなのは、同じ事を台湾がやったら反対できないからという意見。なるほど、何処の国がロシアのような後ろ盾になるかは問題があるけれど、台湾が独立を宣言してそれを例えばアメリカ辺りが承認したら、中国としては文句を言えなくなる。だから、表だって賛成は出来ないけれど、反対もしないと言うのが今回の中国の立場なんでしょうね。こういう所が、右手で握手をして左手で殴るという国際協調の一面を見ている気がして面白い。

日本でも、沖縄が琉球王国として独立をなんていう話が出てきたりするけれど、ああいうことを言っている人達はどう見ているのだろうか。沖縄の場合、完全に島嶼地域で周りは海なので、「独立」はしやすいけれど「孤立」にも傾きやすい条件が多いでしょうね。今回のウクライナの場合は、陸続きだから人も物の移動も何とかなるけれど、海上交通敷かない場合は、何もしなければどうしようも無い。しかも、最寄りの九州からも距離があるし、一番近い台湾とも距離があるし。逆に台湾も同じように島国だけれど、中国大陸との距離(金門海峡)は近過ぎるので、ちょっと条件が違うでしょうね。いずれにしても、ロシアは少なくとも退くことは無いだろうし、場合によってはさらに侵攻してウクライナ併合くらいのことは考えているかもしれない。人民共和国を言っている勢力はごく一部で、多くのウクライナ国民はロシアに反発しているらしいけれど、コロナ禍が終息しても、今度はこの国際的な問題で世界社会の混乱が続きそう。

舌禍知事

いろいろと舌禍事件を起こしている川勝平太静岡県知事。今回もまたそれに近いと言えるような、こんな発言を。まあ、県知事として地元の高校が選抜されず悔しい気持ちもあるだろうから、「残念だ」くらいまでは許容範囲だと思うけれど、「判断がおかしい」とその決定に介入するような発言はアウトだろうし、先行者は辞任するべき」とまで言うのは完全に逸脱した発言だと思う。

勿論、私も東海大会で準優勝した聖隷クリストファー高校が選抜から漏れて、準決勝で敗れた高校が選抜されたことには違和感を感じるけれど、既に確定してしまったことにいつまでも文句を言うのもどうかと思う。一番救われないのは、当事者の聖隷クリストファー高校の選手達でしょうね。網気持ちを切り替えて、夏の甲子園に向けての準備を始めているだろう時に、また蒸し返されるわけだから。

世間的には、この東海大会での結果と選抜結果はおかしいという意見が多数のようですが、「実は...」というこんな背景を説明する記事も。勝利することが絶対条件であるプロ野球ならまだしも、教育的要素が大きいはずの高校野球でその方針から逸脱するような行為・プレーが行われていたとするなら、選抜校選択から外れたことも仕方ないという事ですが、それならそれでやはり責任者は説明する義務が有るんじゃ無いだろうか。だって、どの様な理由で何処の高校を選抜して、この大会を開催するという事を明確にしないと、結局は何か恣意的な運営が行われても分からないわけですからね。だから、春の選抜高校野球はもっと選抜制を強く押し出した無いようにすれば良いと思う。例えば、各地区大会の優勝校と、それ以外は地区大会の上位校から前年実績や日頃の活動内容から選抜する、みたいな。 「選抜高校野球」なんだから、もっと選抜する範囲を広げて、且つその選択基準ももっと明確化する切掛にするべきでしょうね。そう言う意味では、逆に夏の甲子園は「21世紀枠」のようなものは厳しい言い他だけれど、地区大会を勝ち抜いてきた出場校に対して失礼だと思う。そこは純粋に地区大会の結果のみで出場校を選抜するのが、厳しいけれど明確な決定だと思う。

今は「聖隷クリストファー」という名前ですが、自分が高校生の頃は「聖隷学園」(多分)という私立の女子校だったんですよね。当時浜松市内には、聖隷、誠心、西遠という三つの私立女子校が有ったんですが、聖隷は聖隷クリストファーと校名が変わり男女共学に、誠心も開成館と名前が変わって男女共学校になり、残っているのは西遠学園だけ。浜松市立高校も、元々は女子校だったけれど今は男女共学校になっていて、これも少子化の表れかなぁと思っていますが。ちょっと面白いのは、その元々は女子校だった高校が、男女共学になると野球部が強くなって、甲子園を狙うような強豪校になっている事。それ以外のスポーツ全般も強くなっているんですが、新しい風が入って活性化されたからなのか、新興高校として知名度アップのために力を入れているからなのか、その辺り不思議な気もします。仮に、後者の場合それ故に記事にも書かれているような「勝利至上主義」みたいな事が生まれているとしたら、それはとても残念だけれど。そうなると、知事の発言はますます見当違いな発言になってしまう。

そこはベジタリアン向けの工夫を

まだまだ海外旅行は遠い状態なので、読んでも心ときめかないANAの国際線関係の記事なんですが(マテ)、おからとこんにゃく由来の新食材「Deats」を使用した「ヘルシーカツ丼」を3月からビジネスクラスの軽食として提供するという記事。 

ANAやJAL等日系航空会社の国際線利用をしたときに嬉しいのは、通常の食事以外の軽食やドリンクメニューが充実していること。しかも、自由にいつでもお願いできるので、全メニュー制覇する猛者もいるみたいですが、元々小食でしかもアルコール摂取すると後は爆睡して目的地に到着するだけの自分は、実はそんなに軽食に手を出したことは無い。シンガポール線の帰国便だったかな、通常の機内食でオーダーしたけれど、ハーブだったか香辛料がキツくて、パンくらいしか食べられなくて、代わりに軽食を何点かお願いしたことがあったけれど(笑)。そんな貴重な軽食メニューに今回の「ヘルシーカツ丼」が加わると言う事なんですが、最初記事を読んだときはベジタリアン向けメニューだと思ったんですよね。でも、よくよく見たら「カツ丼」という事は卵で閉じているわけで、となるとベジタリアンメニューとは言えない。単に、豚肉代わりに低カロリーの食材を使うだけなのか...

この食材を作っているメーカーのサイトを見ると、豚肉の代用食品と思われるのはミートボールくらいで、後は鶏肉の代用としての例が多いみたい。あと、ちょっと以外でしたが白身魚の代用食品もあるんですね。疑似鶏肉を作る事が出来るのであれば、疑似豚肉にすることもそんなに難しくないのかもしれないけれど、「カツ丼」というニーズが機内食としては高いのだろうか。同じ「カツ丼」でも、「ソースカツ丼」なら、動物由来素材を使わずに作る事が出来るだろうから、簡単にバリエーションを増やしつつベジタリアン・ヴィーガン向けメニューにする事が出来そうな気もしますが。

この食品と似た物で、大豆タンパクから作られた大豆肉(Soy Meat)も有るのだけれど、あれよりは「大豆臭さは無い」と記事では言っています。まぁ、原材料は同じ大豆だけれど、その大豆を絞った残りかす=おからを使うから多少は良いのかな。それよりも、こんにゃく臭がしないかそっちの方が気になるけれど、こちらは湯煎とかすればかなり消えますからね。以前、投入からチーズを作ったりする話も聞いたことがありますが、どんどん動物由来の食品・食材が、植物由来のものに変わっていくけれど、それって食の多様性と思えば良いのだろうか。健康上の理由とか宗教上の理由から、どうしても食べられないと言う場合を除いて、正直その人の好みだと思うからそれはそれで良いけれど、そのうちダイエット企画として海外旅行をするみたいなツアーが生まれてくるかも。

2022年2月22日

ワクチン接種三回目 (8) - 副反応は軽め

日曜日に三回目のワクチン接種をして、この日はそんなに違和感は無かったのですが、翌日朝起きたらやはり副反応が出てしまい、いつものような生活は今日一日は無理そう。毎朝基礎代謝や血圧・体温測定をしているのですが、この時点で体温家の表示は38度を超えていて「あぁ、今日は一日外には出られないなあ」と諦めます。確かに体温は高いのですが、体自体が熱っぽいと言う事は無く、頭も冷えている感じ。ただ、段々と体がだるく感じてきたので、やはり発熱して体調が悪かったことは確かですね。

一回目、二回目の反省から、今回は解熱剤と飲み物(ポカリ)を準備してあり、前日夜も解熱剤を飲んで寝たんですが、効いているのかどうかよく分からない。食欲も無いので、一袋に2本入っているカロリーメイトを1本食べてポカリを飲んで解熱剤を飲んで体を休めることに。お昼も同様に、残り1本のカロリーメイトバーを食べて解熱剤を飲んでひたすら休む一日。午前中には、一時39度位まで体温計の表示が上がり「ヤバイ」と思ったんですが、午後になると38度台に落ち、夕方位には37度丁度と自分の平熱とそんなに変わらない(通常は36.5度前後)位まで落ちたので一安心しました。ただ、相変わらず食欲は無いので、夕食は買ってあったスムージーを飲んで胃を一寸満たしてから解熱剤を投入。これくらいから体調的には楽になりましたが、ウトウトしているうちに早めに就寝して一日は終わりました。

過去二回と比べても、今回の副反応は一番軽いことは確かですが、それでもやはり一日仕事にならないくらいしんどいことには変わらない。過去二回の例では解熱剤を飲まなかったので、そのうちに結構な発熱で着ていたパジャマとかが汗でグッショリ濡れてしまったんですが、今回はそう言う事も無く少しは気分良く過ごすことが出来ました。また、やはりこれまでの二回は関節痛とか筋肉痛が結構発生して、寝ているだけでも、寝返りを打つだけでも一寸しんどいときがありましたが、今回は殆どそんなことは無い。ただ、私は風邪を引くと腰が痛くなるんですが、そんな状態は一寸発生して、一時は寝相を左右に変えながら腰を伸ばすようにして少しでも楽な姿勢を取るようにするのが唯一大変だったかな。ただ、解熱剤の効果なのか発熱自体はこれまでよりも少なかったように感じますし、一番良かったのは私は喉が弱くて風邪とかインフルエンザになると、直ぐに喉が痛くなるんですが、それが今回は殆ど無い状態。呼吸も楽で、これも助かりしました。ちょっと不思議だったのは、左腕上腕に注射しましたが、右手のほぼ同じ位置が何故か同じようにシクシク痛くなったこと(笑)。何かシンクロしているのか?

今朝は、まだ腰痛が一寸残っていますが、何とか起床し、シャワーも浴びてやっとスッキリ。体温は、まだ37度台と高めなので安心は出来ませんが、今日一日ゆっくりとリモートワークすれば、明日は祝日で休みなので回復できるでしょう。全く問題無かったわけでは無いですが、今回はそれなりに準備していた甲斐があって、副反応はこれまでよりも低めなのが助かりました。後から思いだしたのですが、解熱剤はワクチン接種よりも先に飲んでおいた方が良いという話しも聞いたので、そうしておけばもう少し弱めの副反応ですんだかもしれない。三回目のワクチン接種が終わり、これで新型コロナウイルスに掛からなくなるわけじゃ無く、万一感染しても症状が重篤化するリスクが下がると言う事だけで、感染対策はこれまで以上にちゃんとしないといけない。ここ数日は十分注意することにします。

[2022年2月23日追記] 22日夜の検温で、すでに36度台迄下がっていましたが、今朝いつものように検温したところ「36.4度」と自分の平熱に下がり一安心。左腕の注射した場所には、まだ少し違和感が残りますが、普通に使う分には問題無し。力を入れても問題無し。腰痛もほぼ消えてくれました。取りあえず、平和な祝日を過ごせそうです(笑)。

猫の日2-22

本日2月22日は「ニャン・ニャニャン」の「猫の日」との事で、一部界隈では昨日当たりから盛り上がっています。特に今年は西暦も「2022」とほぼ"2"並びのため、今日の早朝だと「2022年2月22日02時22分22秒」という並びが生まれて、さらに今晩よるには「2022年2月22日22時22分22秒」とさらに猫寄りのタイミングが生まれる日という事で、これまでの猫の日よりも盛り上がっている気がします。

ちょっとタイムラインを眺めても、「アース製薬」が「ニャース製薬」とか、もうエイプリルフール張りのやりたい放題(笑)。犬好きの人は「11月11日」が同じように「ワンダフル」な気持ちになるんだろうけど(マテ)、今日ばかりは猫好きの盛り上がりを許して欲しい。かくいう私も、今日は一日YouTubeで猫動画あさりに明け暮れそうだし、日頃可愛い猫ちゃん動画を投稿してくれている団体さんには、欲しいものリストから細やかながら寄付なんかもして上げたい。本当は、年に一回とかじゃ無くて、有る程度恒常的に支援するべき何ですが、そこは少し反省。

「犬」は、十二支の干支にも入っているし、多産の象徴としてお産の時には「戌帯」を巻くとか、人の生活に密着している。一方猫との関わり合いも、ねずみ退治とかそれなりに昔から有ったと思うけれど、犬ほどの扱いが無いのはちょっと個人的には不思議。犬は、猟犬とか番犬とか、一緒に暮らす仲間というか、作業分担する相棒みたいな感じなのに対して、猫はほぼ100%「愛玩動物」という存在だからなのかなぁ。少し前に、何処かで見た話では、元々野生動物だった猫は、人間と共存することで食料や生活場所を確保できるように近づいて来た、みたいな話を呼んだ記憶がありますが、それも納得出来る今の猫の存在(笑)。

家庭でのペットとしては、数年前に確か犬を逆転して猫の保有率がトップになったと思うけれど、未だに野良猫問題とかも存在していて、中には猫嫌いな人も多いでしょうね。ふと思ったんですが、昔は普通に「野良犬」とか家の周りに居て、狂犬病の恐れがあるから絶対に近づくなと子ども頃は口を酸っぱくして言われましたが、最近は「野良犬」とか「野犬」という言葉を聞かなくなりましたね。一方で「野良猫」は「地域猫」とか名前を変えつつも、まだ結構存在している気がする。犬と猫の違いなのかもしれないけれど、その辺りが無責任に子猫とか老猫とか病気の猫を廃棄したりする行為に繋がっているのかなぁ。私も、以前はペットショップで可愛い猫ちゃんとか見ながら「欲しいなぁ」とか思っていましたが、保護猫とかの様子を段々と知ってくると、ペット業界の人には申し訳ないけれど、ああいうビジネスモデルが良いのか疑問を感じることも。アメリカ等は、確か保護猫しか飼うことは出来ず、しかも多頭飼いが出来ないように一軒当たりの飼育頭数も決められていたと思うけれど、そこまでやらないと中々猫達の幸せは無いような気がする。今日の「猫の日」を切掛に、少しでも猫ちゃんの幸せが膨らむように祈りたいです。

2022年2月21日

ワクチン接種三回目 (7)

昨年8月に接種した2回目の新型コロナワクチン接種から、丁度6ヶ月目となる昨日、3回目のワクチン接種に言ってきました。2月16日から自分達の層向けの接種券が発送されることは知っていたものの、予約枠は直ぐに埋まっているだろうなぁ、自分の順番は3月だろうなぁ位におもっいたら、予想外に日曜日の枠があいていて、滑り込みで予約が出来ました。予約完了後、やれやれと一安心して問診票を記入していたら、裏側に「3回目接種可能日は3月18日以降で可能です」と印刷されている orz 。でも、浜松市の予約サイトではちゃんと予約取れたけれど、行って良いのかと一寸悩む場面も。まぁ、3回目接種は全国的に前倒しされているし、予約は取れちゃっていて今から変更するのも混乱を招くだろうし、当日言って文句は言われないだろうと、自分で解釈して出かけることにしました。

この日は、折角街中に出かけるので、帰りに買い物でもしようと車で出かけました。11:30~12:00のスロットだったので、11:00少し過ぎ位に近くの駐車場に入れられるくらいの予定で自宅を出発。その駐車場は、浜松に唯一残る百貨店(デパート)の遠鉄百貨店の駐車場だったんですが、お昼前近くという事で、入口からどうも入場待ちの車が並んでいる様子。直前の左折して入口に向かう交差点を前にして中々進まないので、ここを諦めてその交差点を直進。JR浜松駅を挟んで反対側(北側)に出て、近場の駐車場に入れて、急いでちょっと遠くなってしまった集団接種会場へと徒歩で向かいました。この時、久しぶりに「遠州の空っ風」が街中でも吹いていて、しかも向かい風。日頃の運動不足が祟って、集団接種会場のあるショッピングセンターのビルまで5分一寸の徒歩移動でしたが、結構脹ら脛がピクピクした状態で到着しました(笑)。

接種会場は、1回目2回目と同じ場所でしたが、多分入って左手側のスペースが減っていて、前回の2/3位の広さの中に集団接種会場が配置されていました。ただ、以前よりも混雑はして居らず、11:25分位に入口から入ると、受付、予診確認、問診、接種、15分待機、とスムースに流れて、11:45には会場から出てきました。ちょっと拍子抜けした感じ。今回も、これまでと同じモデルナ製ワクチンでしたが、摂取量は半分ということなので、副反応は以前よりも弱いことを祈っているんですが、副反応なのか何なのか、接種が終わって15分間の経過観察で座っているときから、ちょっと体がカッと熱くなる感じがあり、「あれ?」と思いながら椅子に座って安静にしていました。その後お昼前だったので、駐車場に向かう途中にあったモスバーガーに久しぶりに入りモスバーガーを食べたんですが、この時もちょっと熱っぽさを感じる状態に。モスバーガーは普通の味なのに、激辛料理を食べたような感じで汗が出てきて、首回りとか胸や背中もじっとりと汗ばんできます。早々に食事を済ませて外に出ると、快晴の好天で多分気温も10度以上あったと思うんですが、風が強いので体感気温は低く、逆にこの時は汗が気化熱で体温を奪って冷やしてくれたので、この辺りからちょっと楽になりました。ただ、前回は熱で結構うなされたので、やはり途中にある薬局に入り、解熱剤としてバファリン(PREMIUM)と、水分補給用にポカリスエットのボトルを何本か購入して駐車場に戻りました。

運転中もちょっと汗ばむくらいの感じなので、エアコンは止めて運転席と反対側後部の窓を開けて外の空気を体に当てながらの帰宅になりました。それが効いたのか何なのか、帰宅したところでその熱っぽさは引いてくれて、おなり落ち着いて来ました。以前は気になった接種場所(左上腕)ですが、今回も「注射を打たれた」という程度の感触は残るものの、そんなにこわばったり痛くてじんじんするような感じはありません。それでも念のため、夕食の後には買ってきたバファリンを飲んで早めに休んだんですが... 真夜中過ぎに、足下が寒くて目が覚めます。この時は「解熱剤飲んだから体温下がりすぎた?」と思ったんですが、体温計で測ると38度以上。慌てて布団を被って暖かくして直ぐに休みましたが、今朝もそんな状態が続いています。関節痛等は無く、発熱している意識も無い(汗とかかいていない)けれど、計測すると38度台が普通に表示されます。小水は薄い黄色のママなので、腎機能とかは大丈夫だろうと思っていますが、今日は一日静かにしているしかないですね。本当は、歯医者さんの予約とか有ったんですが、後で電話してキャンセネルしないと。胃が荒れないようにカロリーメイトを少し囓りながら解熱剤を朝・昼・晩と飲んで、何とか明日の朝までには平熱に戻したいのですが、さてどうだろうか。私は3回ともモデルナだったんですが、一度ファイザー製を接種してどの程度違うか試してみたい。(続く...)

2022年2月20日

ハレーションで水増し

「鬼滅の刃」は、全く観ておらずその内容も分からないけれど、その第三部(?)の新シリーズに関してのネットでの話題に関しての記事(ブログ)。まぁ、決して新しい話題ではないし、今では「常識」とも言える、「メディアによる情報のハレーション」 。

メディアに限らず、政治の世界中でも極々少数の意見なり要望を「国民の要望」とか「〇〇全員の総意」みたいな言い方をすることが結構あるんだけれど、それは同化といつも感じる所。勿論、弱者救済とか少数意見の尊重と言う事は重要な話ではあるけれど、そうであっても現実を正しく認識して現実に即して伝えるのであればまだしも、逆手に取って寄り悲惨さや厳しさを強調するのはある意味卑怯なやり口の様に感じます。

今回の場合は、入浴シーンに関しての話題をことさら強調して、しかも捏造と呼べるような扱いもして、話題を膨らませているという話。何故そんなことをするかと言えば、炎上することで自社の記事に誘導して、そのぶんPVを稼ぐことが目的だから。メディア側としても、出来るだけネットメディアに対してのアクセスが増えれば良いわけだから、その意見なり記事の内容の真偽や正誤は関係無い。どれだけ話題になるかが、ある意味勝負と言える状態が、悲しいかな今のネットワーク、特にオールドメディアやメガシーメディアが好んで使う手法になりつつあります。今回の件だって、本来ならば「入浴シーンを指摘する声もあるが、それは今の所ごく少数で、多くはそれらも含めた新シリーズへの期待をノベルものだった」くらいが正しく公平な表現じゃ無いかと思うんですね。でも、それでは話題になる記事にはならない。

もう一つこのコラムで注目すべき点は、そのメディア発信の情報を増幅して拡散する「ポータルサイト」の存在意義について言及しているところ。通過点であるポータルサイトの存在は、末端の情報受領者から見ると見えにくいというか、忘れ去られがちな存在何だけれど、情報拡散という意味ではその存在は非常に大きい。単に、一人が発信した情報が到達出来る範囲は、よほどのインフルエンサーで無い限りは、数千とか精々数万も有れば良いところ。所がポータルサイト経由となると、それが何百万とか何千万というポイントに到達可能になるわけで、となるとその情報の内容よりも、どれだけポータルサイトに掲載されるかという方が重要になります。姑息な方法を考えるなら、例えば今話題の要素を織り込む(SGDsとかLGBTQとか)とか、今なら性別や人種差別に関わる話題に「してしまう」事も、ある意味手法の一つと言えるかも。まさに、ハレーション効果を狙って成功しているのが、昨今の極端な批判合戦の原因だと思うのだけれど、ああいうのこそAIとかのフィルタリング機能で何とかなら無いものだろうか。ハレーションは、昔の銀塩カメラ特有の現象なんだけれど、デジタルカメラでは発生しない。昔のオールドメディアなら、情報ハレーションが起こるけれど、今のネットワークでの集合知だと相殺されて消えてしまう、そんな時代に早くなって欲しい。

home 5Gルーター

今は仕事で結構大量なデータ通信をしているので光ファイバーの通信線は必須ですが、その仕事も終われば日々そんなに大量なデータ通信は必要で無くなります。まぁ、動画とかストリーミングサービスは今後も利用していくだろうから、光ファイバー程度(1Gbps)の容量とスピードは欲しいのだけれど、もう少し手軽にかつコストダウン出来るような接続が欲しい。

そんなこともあって最近一寸興味を引かれているのが、通信各社がプッシュしている「home 5Gルーター」。 5Gなので、通信速度はそこそこ出るだろうし、データ容量も今の所「制限無し」。月額4950円なら、今のNTT西日本のフレッツ光プレミアムとそんなに変わらない。逆に、スマホ代金が割り引かれる分少しお得になるだろうし。実は、今使用している光ファイバーの回線は、設置してからもう15年近くになるので、そろそろ更新使用かどうか考え始めたところ。10年位前かなぁ、弛んできた光ファイバーが屋根と干渉して擦れて断線してしまい、補修して貰ったことがあるんですが、自宅の場合幹線から使用して居る場所までの引き込み線が長いので、長期間使用しているとだんだんと弛んできてしまうんですよね。

もう一つは、その光ファイバー回線を設置した頃は、光ファイバーの速度がダントツで、有線接続に対して無線接続はやっと11gが出てきたくらいの状態。今は、11axとかも使えるので、理論値ではあるけれどスピードだけみたら光ファイバーと遜色ない状態になりつつあります。となると、Ethernetケーブルを室内とは言え引き回すのは面倒だし、接続デバイスが増えてくるとHubだって増設しないといけなくなる。以前は回線スピードの関係から、室内のデバイス(テレビ、HDDレコーダー、PC類)ではスマホ以外は全て有線で接続して居ました。昨年断捨離した時には、その有線接続を無線に切り替えたんですが、床面がスッキリして掃除するにしても、装置にアクセスするにしても楽。唯一の難点は、最初の接続時に、SSIDやPWの設定で文字を入力するときに、不便なリモコンのテンキーで入力するのが苦痛なだけだろうか。あと、それらデバイスの年代によっては、利用出来るwi-Fiのスペックで違いがあるので、それで苦労したことも。実は、インクジェットプリンターもWi-Fi接続出来たのですが、Wi-Fiルーターが新しすぎて、上手く接続出来なかったんですよね。そう言う世代の連れが生まれてしまうのはWi-Fiの仕様上仕方ないところもあるんですが、ちょっと不便と言えば不便。まぁ、プリンターは一度設置したらそんなに動かすことは無いので、優先でも問題無いので良いのですが。

で、課題は「いつ自宅周辺で自由に5G通信が利用出来るようになるのか」という事。手元のスマホを見ると、時々「5G」という表示が表れるのですが、また暫くして見てみると「4G」に変わったりしている。実際に5G通信をしていなくても、4Gインフラを利用した「Sub6」での5G通信の場合は、4Gで接続しても5Gと表示だけはされる場合が有るとかないとか言う話も聞くし、まだ自宅から安定して5G通信出来る環境では無いというのが自分の理解。もう少し掛かるかなぁ、5G網が展開されてくるのは。それでも、来年くらいにはちゃんと5Gに乗っかるかどうか再検討してみようかと思っています。ネットワークも、出来るところはどんどん断捨離して行きたい。

2022年2月19日

3回目ワクチン接種 (6)

オミクロン株も、今月上旬にはピークを越えていたようで、ここの所の新規陽性者数は、1,000人単位で減っていますが、まだまだ予断を許さない状態。そんな中で3回目接種の接種券が、やっと届きました。 

浜松市の場合、2回目接種完了が早い順に、かつ高齢者を先ず優先して、さらに基礎礎疾患のある人、そして高齢者以外と言うような順番で3回目接種が進んでいます。自分の場合は、2021年8月末接種完了の高齢者以外というグループなんですが、「高齢者以外」という属性の場合、最初のグループとなる2021年7月末接種完了者には2月4日から接種券が発送されましたが、私は8月中旬に2回目接種が終わったので、次の2月16日から接種券配布のグループ。水曜日発送なので、木曜日には自宅に届いていたはずですが、木曜日・金曜日で仕事で外出していたため、接種券を自分が受け取ったのは今朝(前日帰宅が夜遅かったので)。もう接種会場の予約は3月分にならないとあいていないよなぁと諦めながら予約サイトにアクセスしました。

予約画面に入る前に、会場優先(集団接種会場、市内3箇所)か日程優先か選択出来るのですが、できるだけ早く接種したいので「予約優先」でさらに進むと、市街地のショッピングセンターの会場が表示されます。で、さらに進むとなんと明日日曜日から予約可能な状態に。飛び石連休だけれど平日の21日22日はもう予約一杯なのに、日曜日の20日とか祝日の23日とかは、まだ予約の空きがあります。ちょっと迷ったんですが、今日時点で予約可能で一番早い20日日曜日の11:30~12:00の枠を直ぐに予約することに。この時点で「残り5人」と表示されていたので、結構ギリギリでしたが、まさか翌日の接種予約が出来るとは面輪なったのでビックリ。でも、そのお陰で2回目からは6ヶ月のインターバルで3回目接種が出来るので、この第六波のピークアウトには間に合いそう。

実は、以前確認したときには、浜松市の集団接種会場は市外と郊外の2箇所だったんですが、今回新たに1回目2回目の接種をした会場が利用可能になっていました。政府の3回目前倒しの号令で、急遽追加したのだろうか。でも、そのお陰もあって、この接種会場で翌日接種が可能になったわけで、これは嬉しい誤算。1/2回目の時には市内で最大規模の接種会場でしたから、予約にも余裕があるんでしょうね。ただ、昨年の例だと1月、5月と第三波、第四波が来て、その後夏にさらに大きな第五波が到来したわけですから、この夏にも4回目の接種が必要になるのかなぁ。その頃には、飲み薬タイプの治療薬とか認可されてピークは抑えられて、ワクチン接種は必要な人だけとか言う状態になるんだろうか。既にオミクロン株の変異種であるステルスオミクロン株が発見されたという話も有りますが、この3回目接種でその拡大が抑えられれば、今年は去年よりは感染拡大が抑えられないだろうか。まぁ、どうなろうとワクチン接種しようと、やるべき事は「うがい、マスク、手洗い、三密回避」という基本的な事だけですからね。(続く...)

泣いて笑ったカーリング

「スポーツは筋書き(台本)の無いドラマ」 とは昔からよく言われるけれど、現在開催されている北京冬季オリンピックは、そんなドラマが毎日幾つも生まれている。中には、最後のコーナーでコースアウトしてしまい敗れしまった本当に悔しい女子パシュートも有るのだけれど、予選最終戦で敗れて決勝トーナメント進出が絶望的と思われたのに、軌跡の復活から優勝候補を破って銀メダル以上が確定した女子カーリングは、泣いて笑ってのジェットコースターみたいな競技が続きます。

10チームの予選リーグで、同率で3位チームが並び、最終戦のスイスに勝てば文句なしだけれど、敗れると他チームの結果で大きく変わるという土壇場。今朝も朝のニュースで何度も放送されているけれど、そのスイス戦に敗れて試合後のインタビューで泣いていたカーリングの4人が、記者からスウェーデンが韓国に勝ったので日本の4位が決まったと聞き、何かフリーズしたような間の後腰砕けのような状態になって歓喜するのは、いかにその喜びが大きかったのかという証拠でしょうね。

その敗れたスイスと、決勝トーナメントで再戦するというのも何か因縁めいた気がする組合せ。結果的に、ここ最近の試合で失敗やミスが続いた日本が、その経験を貴重な糧にして見事に盛り返したのに対して、スイスは負けられないというプレッシャーが掛かったのか、盛り返しはするのだけれど、そのモメンタムを掴みきれずに最後までズルズルと行ってしまった感じ。それでも、第4(5?)エンドだったか日本が一気に4点を獲得して逆転したのは大きかったでしょうね。素人の自分が見ても「あっ、いける」と感じたくらいでしたから。アメフトでも、ちょっとした切掛からモメンタムを掴み、格上の相手に勝利することはあるけれど、そうめったやたら有ることでも無い。難しいのは、まずそのモメンタムを掴むプレーが出来るかどうか。そして、一旦傾いたモメンタムを、しっかり握りしめて話さずに試合終了まで維持出来るか。それが出来ずに、大金星を何度も落とした経験があるので、彼女対の気持ちもよく分かる気がする。

これで前回の平昌オリンピックの銅以上の銀メダル以上が確定。それはそれで素晴らしいことだけれど、今回も予選リーグで敗れた英国に勝って、是非金メダルルを獲得して欲しい。でも、これまでの日本のパターンだと、こう言う場合今度は自分達にプレッシャーが掛かって、失敗するパターンがどの競技でもあるんですよね。不吉な事は言いたくないけれど、是非その変なジンクスを今回破って欲しいなぁ。前回もそうだったけれど、女子カーリングチームは人気のあるチームだから、もし金メダル獲得とかなったら、暫くは日本中その話題で湧くだろうし、またカーリング人気が再加熱することは確実。英国も競合だけれど、是非スイス同様予選リーグの借りを返して、笑顔で帰国して欲しいなぁ。頑張れ!

有料メディアの選び方

ジャーナリストの佐々木俊尚氏の記事で、「有料メディアの選び方三例」について。 私の見た限り、この「東洋経済ONLINE」は有料メディアではないけれど(無料ID登録はある)、場合によってはやぶ蛇になりそうなこう言う話をよく掲載したなぁと、まずは本題よりもその事に一寸感心(笑)。

佐々木氏は、3つのポイントを上げていて、

ネットワーク黎明期の頃は、まず「ネットワークにアクセスする」という高いハードルがあったので、基本ネットワークから得られる情報は技術情報が中心だったわけです。そこから徐々に非技術的情報もネットワークに投稿されるようになり、現在に至るわけです。敷居が下がれば、網羅される情報範囲もどんどん広がる反面、情報の品質に関しても高くなる物も有れば、「情報」とは呼べないようなレベルの物、まぁ言い方は悪いけれど「ノイズ」みたいなものもそれ以上に増えて行くのが常。そう言う玉石混交の状態から真に必要な情報を探り当てて利用するためには、「情報リテラシー」が重要になる事は言うまでもない。悩ましいのは、その情報リテラシーを伸ばすためには、より多くの「情報」に接して経験知を伸ばす必要があるんですが、その為には特に慣れない初期の状態により多くの「ノイズ」を経験してしまうと言う事にもなります。そこで、変なバイアスやフィルターが無意識に生まれてしまうと、その後困ってしまうと言う事も。その辺が、難しい所であり、だからこそ「これならベースとして進められる」という情報源を早く知ることが重要なんですよね。でも、その「最初の一歩」が有料サイトだと、かなり敷居が高という矛盾も。

個人ブログとかでも優良なサイトは色々あるので、そういう所を見つけるのが理想的ですが、事実上無限に近い世界である「ネットワーク」でそれを見つけるのは砂漠で針を探すよりも難しいかもしれない。結局、有名なところとか著名なところを最初に経験して、それが良くも悪くも後まで引き鶴事になるのが、今のネットワーク世代の問題なのかも。「ネットワーク教習所」みたいな物があれば良いかもしれないけれど、結局それだってある意味「偏り」が有るだろうし。結局は人生と同じで、何度か失敗や痛い目に遭いつつも、自分なりの「悟り」みたいなものが生まれないと、中々さらにその先へという気持ちにはならないかも。上記の推奨サイトにしても、個人的には記事単位とかデータ量単位での契約とか作ってくれないだろうか。仕事で使うわけでは無いので、毎月全部の記事を読むわけではないし、中には興味の対象外の物も多いわけですし。記事の内容・情報品質というものが第一である事は間違いないのですが、その「有料化の見せ方」ももう少し工夫すれば、受け入れる人も増えるんじゃ無いだろうか。記事(=情報)の「売り方の問題」もあると思うなぁ。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系3滞在目(3泊+1泊)は、二週間ぶりの横浜シェラトン。今回から5月初めまでのBONVOY系滞在では、1泊毎に1000ボーナスポイントと+1泊のクレジットが付くので、出来るだけここで滞在履歴を積み上げておきたいところ。

この日は、空港から移動して18:00頃にチェックイン。26Fのラウンジ受付てチェックインをした時には、丁度夕方のカクテルアワーの時間なので、「お席を予約しますか」と聞かれたんですが、この後食事を摂りたい時間帯でもあったので、ラウンジ利用は辞退して先ずは部屋に移動して一息つきました。以前は、夕方のカクテルアワーは、以前は1時間30分ずつの二部制でしたが、それだけでは賄いきれない状態なのか、今回は1時間15分ずつの3部制(17:00~21:00)と時間帯も延びていました。

部屋に入り一息ついたところで、さて夕食はどうしようかとちょっと考えましたが、そんなにお腹も空いていないので、久しぶりに3Fのバーへ行って軽く飲みながら摘まむことに。結構間が空いていたんですが、マネージャー氏はちゃんと名前を覚えていてくれてちょっと嬉しい(笑)。まん延防止等重点措置中なので、まだ短縮営業ですし、食事も館内のレストランで平日休業している所もあるので、ちょっと物足りない状態でしたが、この後深夜に掛けて電話会議もあるのでほどほどにして部屋に戻ってきました。精算の時に、「あれ、安いな」と思ったんですが、後で明細を確認したらBONVOYのPlatinum以上だと20%引きになっていました。そう言うキャンペーン中なんですね。となれば、少しでもホテルを盛り上げるためにも積極的に利用せねば(笑)。

2022年2月18日

衰退するジーンズ

佐々木俊尚氏が取り上げていた、ジーンズの衰退の話。 早速Voicyでも取り上げられていて、ジーンズを反逆の象徴として取り上げたお話をされています。確かに、フォーマルの象徴がスーツにネクタイとすれば、インフォーマルというかそう言う「スーツの権威に反するもの」がジーンズであった時代もありました。自分の若い頃だと「ヒッピー」とか、ウエストコーストカルチャーみたいな感じで取り上げられていましたね。自分がアメカジとかトラッドみたいな物にはまっていた1970~80年代頃には、ブレザーにジーンズを合わせる「半分フォーマル」みたいな形がは行ってきた時代だったから、あれくらいから「ジーンズ=反社会」みたいな国内の考え方が、段々とノーマル化されて、さらに1990年代には「日常」に変わっていったような気がする。

つい最近まで、フォーマル色の強いスラックスに対してカジュアル色のジーンズが、ズボンの二大勢力だったと言えますが、一時チノパンが流行となって、あれから色々な素材やデザインのスラックス・パンツが出てくるようになり、かなり変化してきたんじゃ無いだろうか。しかも、ユニクロを始め衣料量販店が低価格でそう言うものを出し始めて、どうしても割高なジーンズは押され気味に。あと、ジーンズ生地はどちらかと言えば厚めの素材がそれまでは多くて重い物が多いけれど、スラックス系だと軽い物も多いし、より軽快な感じが好まれているのかも。ジーンズも薄手の素材の物も有るけれど、逆にそうなると心許ないし。あと、今のジーンズは殆どがダメージ加工をして売られているのかな。その分手間もコストも掛かるから、価格競争的にはやはり不利になりますよね。

私も、何十本かスラックスやジーンズ合わせて持っていますが、今では会社に出るときもビジネスカジュアルでジーンズでも可能なので、殆どジーンズで過ごしています。全体の所有本数から言えば半分くらいの20本位だけれど、回転率は一番高い。スラックスなんて、それこそ何かの用事でスーツを着用する時にしか履かないし。個人的にそれだけジーンズ依存度が高い理由は、気軽に洗濯機で洗濯して清潔な状態でいつでもはけるからなんですよね。ジーンズ好きには、ジーンズは洗濯しない物という人も居るけれど、自分は有る程度の汚れはそれも「味」として許容するけれど、流石に一つも二月もそのままというのは我慢できない。最近は毎日外に出ることも無いから頻度的には二週間に一回ジーンズを交換して、使用していたものを洗濯に回すくらいの頻度です。スラックス系の様に、洗濯をしてアイロン掛けとか、場合によってはクリーニングに出す必要が有る物と比べて、断然手間が掛からないのがジーンズ最大の魅力。ガンガン洗濯して干して、そのまま畳んで直ぐに利用出来る便利さが、自分的にはジーンズ一押しの理由。チノパンとかパシュートパンツの様に、同じように皺とか気にせずにはける物も有りますが、素材が薄かったり柔らかかったりして、逆に目立ちすぎる気がするんですよね。ジーンズの場合は、履いているうちに生地の自重で皺が伸びる気がするんですよね(笑)。

まぁ、ジーンズの衰退と言うけれど、これもファッションの一つの流れなので、佐々木氏も言われているように、また暫くしたらリバイバルしてくる可能性は大。実は私も年齢のせいか、普通の時には全く抵抗感の無いジーンズですが、ちょっとお洒落な場所に出かける場合とか、少しフォーマルを感じた方が良いかなと思うような場合には、それまで抵抗なくはいていたジーンズがちょっと恥ずかしく感じるような事が出てきました。せめて皺の無いチノパン辺りを、今後は履くべきかと最近感じるんですよね。でも、チノパンって、あのしわしわが魅力だし。スラックスにすると、それもまたクリーニングに出したり、色合わせしたりと大変だし。ファッションに興味が有るし嫌いじゃ無いけれど、そんなに手間を掛けたくないというずぼらな性格でもあるので、以前のジーンズ見たいな手軽でそれなりに通用する便利な服装が良かったんですが。まぁ、どんな服装にするにしても、そのデザインや素材・ブランド以前に、ちゃんと清潔で見た目に不快感を与えない程度のマナーのあるものであれば、何でも構わないとは思うけれど。そうそう、一度日本のジーンズの聖地である倉敷市に行ってみたいと思っていますが、それまで残っているだろうか。

AMC Leg#4: HND-OKA/-HND

二週間ぶりとなる、沖縄へのフライト。猛威をふるったオミクロン株による第六波ですが、やっとピークは越えたみたいで、後はこのまま衰退するように注意するだけ。感染力が強くて潜伏期間の短いオミクロン株は、拡大するときも早ければ、終息するスピードもデルタ株よりも早いという事なので、このままなら今月中にはかなり落ち着いた状態になってくれそう。そんなことを思いつつ、何時ものように朝自宅を出てバスで浜松駅に向かいます。

駅構内では、何時ものように朝食のコーヒーとホットサンドをスタバで購入し、新幹線へ。自由席には、乗車待ちの列がそこそこ伸びていますが、最悪期よりは並ぶようになったけれど、コロナ禍前は途中で折り返して二列三列になっていたのと比べると、まだまだ列の長さはそれほどでも無い状態。私はEX-予約を使用して居るので指定席車両に何時も乗車しますが、指定席も二割三割くらいの乗車率の感じです。平日朝の品川駅の混雑も、やはり昔ほどでは無く、その分新幹線口から反対側の京急側までスッと3分位で移動出来るので、乗換案内が示す羽田行きの急行よりも一つ前の電車に間に合いました。 

1) HND 10:25 - OKA 13:25 (NH469)

羽田空港には、予定よりも1本早く到着。この時点で9時半頃でしたが、相変わらず以前のような賑やかさというか混雑具合からは程遠く、まだまだがらんとした雰囲気。実際近いから出発階に向かうエスカレーターも未だがらがらです。

この日の往路は、新幹線での移動中のゲートチェンジのメールが届き、60番から57番に変更されていました。その為、いつもは61番ゲート近くの保安検査場Bを通過しますが、今回はその先の保安検査場Aを利用することに。こちらも、すでにインラインスキャン方式に設備が更新されているので、バッグからパソコンを出す必要も無く、そのままジャケット、バッグとひとまとめにトレーに入れて通過します。やっぱり、一度この方式に慣れてしまうと、これまでのようにパソコンをバッグから出して通過するのは苦痛レベルになってしまいますね。

57番ゲートは、第二ターミナル北ピアの中程とちょっと距離がある場所。しばらく歩いていると反対側からパーソナルモビリティの帰宅シーンに遭遇。実は、保安検査場Aを通過してすぐに1台目とすれ違ったんですが、余りのことに写真が間に合わず「あーぁ、ブログネタだったのに」と悔やんでいたら、北ピアはいったところでこの2台目と遭遇。今度はしっかり撮影出来ました(笑)。何となくけなげな雰囲気で、思わず「よしよし」と頭を撫でて上げたい気分に(マテ)。

57番ゲート前に着きましたが、ゲート前の待機スペースはガラガラ。使用機材が国際線仕様の機材に変わったので、Premium Classもガラガラ。事前のシートマップでは、半分所か3割行くかどうか位の搭乗率です。実際機内に入ると、窓際の席は埋まっているけれど、その隣と、まん中の二列は殆ど空席。私も隣の席が空席だったので、荷物を置かせて貰いゆっくりとフライト出来ました。

定刻よりも5分程早くドアクローズとなると、プッシュバック後D滑走路のRW05へ移動。RW05へのタキシングでは、通常はターミナル南側の駐機スポットの東側を通るのですが、今回は何故か手前で右折すると、その駐機スポットの中を移動。D滑走路への連絡橋は二つ平行に並んでいて、何時もは東側の連絡橋を使いますが、今回は西側の通常JAL機等第一ターミナル側からくる来飛行機が利用する連絡橋を渡ってRW05へ向かいました。先行機の離陸待ちをすること無く、直ぐに滑走路に入ると離陸開始。一路沖縄を目指します。

途中特にトラブルも無く巡航。食事を頂いた後は、何時ものように資料の確認やらドキュメントの読み込みやらで時間を潰します。着陸まで30分位となったところで、那覇周辺は雲が厚く降下中に揺れるからと早めにシートベルト着用のサインが出されます。実際、窓の外は一面雲の海で、肝心の沖縄の海は全然見えない状態。沖縄本島を時計回りに東側から回り込むと、進路は第2滑走路のRW36Lへ向かいます。結構低い位置まで雲の中を飛んでいて、そこそこ揺れましたが、空港付近の雲はそんなに厚くなく、薄日が差すくらいの感じでした。ただ、この後雨が降ったりしてやはり不安定な天候でした。32番ゲートへは、定刻よりも5分以上早く到着。やはりガラガラの空港内を抜けて、一旦外に出て所用すませます。

2) OKA 15:05 - HND 17:25 (NH470)

空港へは結構ギリギリに戻ってきたので、ちょっと急いで保安検査場Bを抜けて、出発ゲートの35番ゲート前に向かいます。出発時刻までは、まだ20分位あったんですが、ゲート前に到着すると、事前改札所かすでにグループ登場の最後が始まっていて、直ぐに全グループ対象の登場になりました。別の席が無くなるわけじゃ無いので慌てる必要は無いものの、何となくせかされる感じがして、少し急いで機内に入ります。

Premium Classは、往路よりは埋まっていて、残念ながら今回は隣席にも乗客が座っています。ドアクローズは定刻よりも早く閉まると、プッシュバックも早めに開始。向きが変わって暫くすると、第1滑走路の反対側RW36Rへ移動開始です。こちらも先行機は無く離陸待ち無し、誘導路からそのまま滑走路に入り止まることなく加速開始となり離陸します。この時モニターには飛行時間「2:22」と表示されていたんですが、往路とそんなに変わらない時間でちょっと不思議でした。実際には、15:14頃に那覇空港を離陸して羽田空港には17:10頃着陸、17:18にゲートインしたので、何かの設定違いか往路便の情報がそのまま残っていたのかと。

復路は時間帯が割るので食事は断り、飲み物だけ頂いて過ごします。こちらも、房総半島に掛かる手前くらいから結構タービュランスが厳しくなり早めにシートベルトサインが点灯されます。浦賀水道上空を抜けると、何時もなら旋回をして時間調整をするのですが、この日はそのまま真っ直ぐ北に進むと、A滑走路の延長線上で左旋回をしてRW35Lを狙う最短距離でのアプローチでした。到着ゲートは、出発したときの隣の58番ゲート。比較的外への通路に近い場所で助かりました。この後、京急でこの日の宿泊先である横浜シェラトンへ向かい今回のフライトは完了しました。

Chrome OS Flex

 Chromebook (通称"Duet君")を使い出して丁度一年が経過したここ最近、毎日使用すると言うほどではありませんが、メインのデスクトップや仕事用のノートブックパソコンの電源を落としてから「あっ、ちょっと調べたい」とか言うときには、LCDを開けたらサクッと起動してくれて、直ぐに必要なタスクにアクセス出来るので今でも重宝しています。

最初は、Android端末(=スマホ)の画面が大きくてQWERTY配列のキーボードが使えるのが最大のメリット程度に考えていましたが、実際使用してみるといゃいゃ、OS違うし環境もWindowsとは違うのだけれど、作業する場所はどちらもChrome Borwserの中なので、そんなに違和感は無い。それに、例えばOutlookとかKindleとか、MicrosoftやAmazonのアプリだって使えますから、アプリ単位というかタスク単位では、PCでの操作とほぼ同じ事が可能になっていて、仕事の80~90%位は賄えるかも。唯一の難点は、キーボードにTrackPointが付いていないので、未だに無意識に左右の人差し指が赤いポッチを探してウロウロしてしまうことくらいでしょうか(笑)。

で、そのDuet君でも使用されているChrome OSが、PCやMacでも無償で利用出来るようになったという記事。「いゃいゃ、そんなことLinux系で既に出来るじゃん」と言われそうだけれど、どうもLinuxに馴染めない自分としては、このChrome OSの方が親和性が高そうで期待しているところ。まぁ、Duet君でこの一年間慣れ親しんできたという事も大きいでしょうけど、Android OS自体がIntel系のデバイスを当初ターゲットにしていたからか、Windowsッぽい雰囲気があって、その賛否はあるとしてもWindowsにどっぷりはまっている人間にとっては移行しやすいだろうとも思います。

LinuxのUSB boot keyもそうなんですが、この手の「差して機動出来るboot media」って、結構重宝するんですよね。これまでだと、Linux系かWinPEなんですが、そこにまた選択肢が増えるのは嬉しい。WinPEが一番良さそうな気もしますが、OSのFU (Future Update)を上げていくと、それに合わせてADKから作り直さないといけない事もあって、あれはあれで結構面倒なところもあるんですよね。きになるのは、VideoとかWi-Fiとかの内蔵デバイスのEnablerがどうなるか。有る程度はIn-Boxで対応出来るだろうけど、最新デバイスへの対応はどうなるんだろうか。まぁ、最新デバイスを持つことは殆ど無いから、それは自分にとっては問題にはならないだろうけど(笑)。時間のある時にでも試し見よう。

2022年2月17日

電撃移籍

昨日日本のアメフト界をざわつかせたビッグニュース。昨シーズンの日本一富士通フロンティアーズの中心選手の一人で、レシーバーとしてオールジャパンクラスの力を持つ宜本潤平(よしもと じゅんぺい)選手が、富士通からノジマ相模原ライズへ電撃移籍。ノジマ相模原側が、わざわざティーザー広告みたいなことをして、しかも発表と同時にチームユニフォーム姿の候補売り資料(写真)まで入念に準備していたくらいなので、かなり力を入れた補強と思って良いのかな。 

これまでも有名選手のチーム移籍の例が無かったわけじゃ無い。昔は、多くのチームが企業チームで、所属選手=オーナー企業の社員、という事も有ったので移籍という機会は多くは無かったのですが、最近はクラブチームが殆どになりそう言う制限は殆ど無くなったので、以前よりは増えたのですが、今回の場合はちょっと意味合いが違う。富士通は企業チームなので、席を富士通社員に置いたままの移籍なのか、退職しての移籍なのか、そこまでは不明ですが、中々企業チームからの移籍となると大変じゃ無いだろうか。しかも、昨年日本一のチームからですからね。

移籍先のノジマ相模原は、10年位前に突然スポンサー企業が廃部を決定し、メンバーはその当時のメンバーがほぼ残ったけれど、チームとしては「新規参入チーム」扱いとなり、リーグ加盟申請から積み上げてトップリーグに昇格してきたチーム。色々工夫をしている前向きなチームなのだけれど、残念ながら試合結果では今ひとつの壁を破れずに、実力を発揮できずにここ数シーズン過ごしている勿体ないチーム。メンバーにしても、実力にしても、トップチームと互角に戦えるだけの戦力はあるんですが、どうもあと一歩の詰めが甘いというか何というか。今回は、宜本選手の加入というビッグニュースがあったんですが、その直前には多くの退団者の発表が有り、特にオフェンスラインが3人今の所退団し、レシーバーも2人退団という、何か宜本選手と1-5のトレードしたのと思いたくなるような状況。失礼を承知で言えば、ノジマ相模原オフェンスではオフェンスラインが今ひとつというのが弱みの一つでもあり、3人も抜けた後にそれ以上の人材が入れば良いのですが、そうで無いと今シーズンはこれまで以上に厳しい状況になるんじゃないだろうか。宜本選手にしても、宝の持ち腐れにならなきゃ良いのだけれど。

トップリーグのX1 Super (12チーム)、X1 Area (8チーム)で20チーム。その下のX2リーグと併せても40に届かないチーム数しか無いリーグなので、移籍しようにも限定されてしまい、移籍するならそのまま引退という傾向が強かったこれまで。今回の様に、実力のある選手がライバルチームに移籍して、戦力がどんどん均衡化していけば、より接戦か増えるのでファンとしては願ったり叶ったりになるはず。勿論、リーグ所属のチームはますます大変になるわけですが、昔のプロ野球の巨人じゃ無いけれど、あの頃よりは今のように毎年優勝チームが変わるような状況の方が、ファンとしては面白いはず。日本のアメフト界も、チーム数が少ないのであれば、なおのことどの対戦を見ても高いレベルの鬩ぎ合いが体験出来るようにならないと、中々ファンの開拓も出来ないし、マーケット拡大にも繋がらない。そう言う意味では、新人選手の獲得に関してはドラフトみたいなシステムで公平性を担保しつつ、移籍選手に関しては有る程度の制限は必要とは思うけれど、チームフィロソフィーに共感してとか、新しい日本一チームを創り上げるとか、そういう「気持ち」でチーム作りに参画するような選手に関しては、どんどん移籍を奨励するような仕組みを作って欲しいですよね。まだまだオフシーズン中で、春の試合もどうなるか分からないけれど、更なるビッグニュースは出てくるのか。今年はストーブリーグも面白そう。

ドーピング疑惑

ロシアのトップスケーター、カミラ・ワリエア選手のドーピング問題。何となく世間一般の印象では、15歳のまだ子どもみたいな選手に、不可抗力かもしれない事でそこまで厳しい事を要求しなくても良いんじゃ無いかと、という感じなんでしょうけど、私も多少スポーツを囓っていたし、最近のドーピング検査の厳しさをそれなりに知っているので、個人的にはそんなに擁護できない気持ちの方が強いんですよね。理由はどうあれ、検査で陽性となった以上は、明確にその事が否定出来る材料が無い限りは、全てその選手の責任になることは仕方ないと思う。

 日本ではマイナースポーツのアメリカンフットボールですが、ドーピング検査もあるし、その対策はどのチームでも厳しく選手に要求していると思います。例えば、シーズン前には服用している薬は勿論、サプリメントの類まで全選手にリストを提出させて、問題無いか確認します。もし問題有るようならば、特にサプリメント等は即座にその使用を停止させて、可能なら同等の問題無いものに変更させます。薬の場合も、チームドクターと相談して変更出来る場合は変更するし、何らかの理由でどうしても変更出来ない場合には、確か事前にその旨の申請が必要だったはず。最近だと、所謂プロテイン等のような補助食品以外でも、機能性表示食品みたいなものでも色々な栄養要素が添加されている場合があるので、それこそ肉とか野菜とか以外で口に入れるものは、事前にチームのトレーナーや栄養士等が確認して許可するくらい。日本のフットボールでもそれだけ厳しい位ですから、世界的な大会でのトッププレーヤーに対しての検査は、もっと厳しいはず何ですよね。

今の所公に出ている記事などでは、祖父が服用していた心臓の薬が入ったコップで間違って飲用したと言っているけれど、それだって理由にならない。そう言う可能性がある場合は、あるいは無くても自分が使用する食器は区別するとか、他人が使用したものは絶対に使用しないと言うの常識のはず。わざと飲み物に禁止薬物を入れて、それを飲ませることもあるというので、自分で口を開けた飲み物以外は絶対に口にしないとか、管理出来る・管理しているもの以外は絶対に口に入れないとか、そう言う自己防衛みたいな事もトップ選手であれば常識なはず。それは、外食しようが家庭内のことであろうが、競技者として生活しているうちは必ず実行しなければいけないことなんですよね。だから、確かに15歳の女の子に対して厳しい意見も出てくるけれど、彼女はそれと同時に世界トップクラスのスケーターな訳で、そうなれば年齢とは関係無くそれ相応の意識と責任も要求されてくることは仕方ないと思う。

この話題は、幾つかの番組でも取り上げられていて、その中で現役選手や引退した有名選手等がコメントしているけれど、私が見聞きした範囲では総じて今回のドーピング検査の結果に関しては厳しい意見が多く、だから今回のIOCの対応には疑問を呈する意見が殆どのように思えます。さらに、彼女に付いているチームドクターの女性は、これまでも色々物議を醸している人のようで、それも疑惑を広げている要因のようですね。自分が陸上競技を一番熱心にやっていた高校時代は、もう45年以上前の話だけれど、その当時から既にドーピングはあった話で、その頃からドーピングする方と検査する方の攻防がずっと続いている話。その当時から、手を出すことは論外だし、不注意から疑われることも御法度という事を叩き込まれたから、今回の件も彼女には申し訳ないけれど応援はしたいけれど、擁護は出来ないよなぁと感じています。そう言う意味では、SPではトップの成績ではあったけれど、こういう状態で競技をさせることの方が、彼女にとっては酷なことじゃないかという気もしますね。ある意味「蛇の生殺し」みたいな事のように感じます。いずれにしても、一日も早く決着することを祈るばかりだけれど。

2022年2月16日

賢い? リコメンド機能

先日、YouTube沼にますますはまっている話を書いたんですが、その理由は新しい種類のコンテンツ(エレクトーン演奏とか、英会話系とか)に目覚めてしまって、これまでの分に比べてそれらを探すことが増えたから。まぁ、改めてYouTubeの沼の深さを実感しているんですが、それとともにちょっと不満も。それは、リコメンドやサゼッションでお勧めされるコンテンツが、その新しい物でどんどん埋められて以前の馴染みのコンテンツが逆に消えてしまっていること。

例えば、以前の状態だと猫系動画が5割位で、2割がフットボール系、残り3割で料理系、キャンプ系、DIY系、その他等で埋まっている状態。それが、急にエレクトーンとか視聴し始めたからか、 エレクトーン系とか音楽系が4割、英会話とか在日外国人系のコンテンツがやはり4割、残り2割にこれまでのお気に入り分野が詰め込まれたような状態になってしまいました。私はPCではなくAndorid TV上で見たり検索したりしているので、Android TVでのYouTubeの制限かもしれないけれど、お勧めとして表示されるサムネイルの数が決まっているので、新しい分野のお勧めが増えると、以前の系統のお勧めはそのぶん減っていくことに。確かに新しい分野のコンテンツにも興味は有るのだけれど、自分的な興味の中心はこれまでのように猫だったりフットボールだったりDIYだったりするわけで、そう言う種類のコンテンツとの出会いが激減していくのは正直不満。

勿論お気に入りのチャンネルは登録しているので、そちらからアクセスすれば良いのですが、基本これまでの登録されている動画は視聴済みなので、新規の動画が登録されたらいの一番に観たいわけですよ。それが、新しい分野のコンテンツの、しかも最新から数年前のものまで混在してお勧めされるので、最初はよ凝ったけれど直ぐに飽きてしまい、逆に邪魔と感じるように。個人的には、それなりに学習をしてそれなりに自分にとって好ましい「お勧め状態」に最適化されていたところに、勿論自分の好みの選択だから文句は言えないけれど、新しい物に興味が移ったと思ったのか、一気にそちらに振れてしまうのもいかがなものか。正直なところ、以前の設定状態学習状態に戻すようなボタンが欲しいところです。と言うか、視聴傾向で自動的にお勧めしてくれるのに追加して、自分で有る程度好みの傾向とか分野とか、そう言うものを設定するような機能も欲しいところ。

今では、例えばAmazonとかでもお勧め機能はあるけれど、どうも自分の性格が曲がっているためか(笑)、お勧めがお勧めとしてぴしゃりと決まったことがありません。それでも、「へぇー、こんなコンテンツがあるんだ」という発見は時々あるので、無くても良いとは思わないけれど、でももう結構長いこと使っているわけだから、もう少し学習効果を発揮して自分好みに成長して欲しいのですが。それでも、ウェブ広告等は親に頼まれて自分とは全く関係無い商品を検索したりすると、いきなりそれ関係の広告が延々とアクセスの度に表示されたりとか、副作用に困らされるのですが、ああ言うのは何とかならないのだろうか。多分シークレットウィンドーで検索すれば良いのだろうけど、その度に起動するのも面倒だし。「じゃないよボタン」とか実装してくれれば、「ちがうちがう」と言えるのだけれど。サイト側としては、決められた広告を決められた回数表示すれ事が優先するので、ああいう仕様なんだろうけど、決して利用者の心証は良くならない事も理解するべきだと思う。


空飛ぶ車とVTOL機

ANAが「空飛ぶ車」の事業化に向けてアメリカのベンチャー企業と連携するというニュース。 このペンチャー企業、ジョビー・アビエーション(Joby Aviation)社は、5人乗りの機体を開発していて、六つの回転翼を持ち垂直離発着は勿論、水平飛行に移ると素プロペラが前に倒れて、通常の飛行機のようなモードで飛行できるらしい。その為、5人乗りで最高時速は320km、飛行距離は240kmという性能らしい。例えば現在1時間程度かかる新大阪駅から関西空港への移動も、15分程度に短縮可能らしい。この会社へはトヨタも出資しているので、ANAとトヨタで、飛行前後の移動に関しての協業もありそうという話も。ここにヤマハも加わって自動運行のボートとか加われば、陸海空制覇出来るかも(マテ)。

「空飛ぶ車」といつものように言うけれど、結局これって小型のVTOL(Vertical Takeoff and Landing)機ですよね。エンジンがモーターで燃料代わりにバッテリーで動くのだろうけど、可変翼を備えたVTOL機。最近ではかなり下火になったけれど、あの「オスプレイ」と同じ系統の機体な訳なんだけれど、なんでオスプレイほどの反対意見や反対運動が出てこないのだろうか(棒読み)。使われている技術は異なるものなんだろうけど、垂直離発着して空中を移動して、人や貨物を輸送すると言う部分は全く変わらない。そう言う意味では、あれだけオスプレイの危険性を言っていた人達は、今こそこの「空飛ぶ車」の危険性を声高に叫ばないといけないはずなのに。でないと、この空飛ぶ車が実用化されて、それなりに国内のあちこちで飛び始めるようになると、「オスプレイ反対」と言えなくなってしまいますから(マテ)。

まぁ、「同じ」と言っても理論的・デザイン的に同系統の乗り物と言うだけで、内容は大きく異なることも事実。オスプレイは、二つの回転翼(プロペラ)を持ち、主翼の途中から回転してプロペラの向きを変更するようになっていて、どちらかというと飛行機の変形という印象。一方「空飛ぶ車」の殆ど、4つとか6つとか多くの回転翼を持ち、その回転翼はほぼ上向きで固定されていて、微妙に傾けることで移動する推力を生み出しているデザインが多い気がします。元々はドローンを参考にして生まれてきているからでしょうか、どちらかというとドローンのお手本となるヘリコプターに近い気がします。さらに、オスプレイは内燃機関でプロペラを回転させるけれど、空飛ぶ車はモーターで回転させて動作するものが殆どでしょう。だから燃料も異なるわけで、その辺りが「飛行機」と「車」の分かれ目だろうか。でも、どちらも移動するのは空中なわけで、多分その操縦には今のパイロット少なくともヘリコプターの免許程度の技能が必要だろうから、車のように免許を取得して言うほどの手軽さは無いだろうなぁ。逆に、エネルギーが航空燃料で無く電気であるから、離発着の場所としては飛行場のような大げさなもので無くても良いのはメリット。でも、今だったヘリコプターの離発着上はビルの屋上とか比較的色々な場所に設置されているから、結局はヘリコプターの代用に成るのかなと言う気がしています。

ヘリコプターと比較して、多分機体コストは下がるだろうからその分利用料金も安くなる可能性が有ります。また燃料も航空燃料で無く電気が使えるなら、そのぶんもコストダウン繋がるだろうし、燃料備蓄に関してもより手軽に出来るから、周囲の安全確保さえ出来れば、極端な話駐車場の中にターミナル(離発着上)を作って、移動もスムースに出来るようになるだろうし。そう言う意味では、今のヘリコプターよりも短い距離を迅速に多頻度に空中移動出来る交通システムとして整備されるのが一番あっていそうな気がします。例えば大阪万博で想定されているような、会場と大阪駅や新大阪駅あるいは関西空港との移動手段。将来的には、成田と羽田を高速で接続するシャトル便とか、成田と品川リニアの接続なんかも需用はありそう。あるいは、トヨタも絡んでいるから、羽田/成田/東京駅等から裾野のウーブンシティを結ぶとかもありかも。先ずは大阪万博での実用に繋げて欲しい。

2022年2月15日

史上最高のポストシーズン

昨日開催された"Super Bowl LVI (The 56th Super Bowl)" は、接戦の末Los Angels Ramsが23-20でCincinnati Bengalsを破り、L.A. Ramsが22年振り2回目のSuper Bowl Championに。今シーズンは、レギュラーシーズン後のPlay Off (Super Bowl Tounament)が、激戦・接戦・熱戦の逆転試合が多く、「史上最高のポストシーズン」と言われたけれど、決勝戦となるSuper Bowl LVIもその言葉に値する内容だったと言えると思います。個人的にはNFCのConference Championship で推しチームの一つSan Francisco 49ersが敗れしまったのが残念なんですが、まぁそれも楽しみの一つ。来シーズンに期待することにします(笑)。

接戦の試合が多いという事は、ディフェンス戦でもあると言って良いと思います。勿論、オフェンスの打ち合いの試合もあるんですが、両チーム大量得点をしながら点差が開かないと言う試合は殆ど記憶に無い。やはり同点・僅差での競り合いというのは、両チームのディフエンスが得点を許さず、例えばTDではなくFGの蹴り合いになるとか、1TDずつ、2TDで膠着状態になるような試合が多いと思います。今回のSuper Bowlも、Ramsは3TD/1FG(1TFPキック失敗)、Bengalsは2TD/2FGと、ディフェンスが頑張った感のある内容だったと思います。

試合を観る側にすれば、パスキャッチとかロングゲインとかTDとか、やはりオフェンス中心になると思うのですが、多少なりとも選手経験試合経験をしてからは、やはり見て面白いのはディフエンスでは無いかと思います。言葉的には、オフェンス=ボールを進める側、ディフェンス=その前進を止める側、なんですが、よくよく考えたらボールを相手に取られないよう前に進めるオフエンスはボールを守る「守備」的要素が大きいし、逆にその前進を阻み可能ならボールを奪う(Turnover)事を狙うディフェンスはより「攻撃的」なプレーを目指さないといけない。フットボールは、相手エンドゾーン(フィールドの端)にボールを持ち込む競技なので、確かにボールを動かす方=オフェンス、陣地に持ち込むことを防ぐ方=ディフェンスと呼ぶことは妥当だと思うけれど、プレー単体でみると、その呼び名とは逆転した意味がやはり似合っているように感じます。まぁ、そう言う事を言うから、中々フットボールファンが増えないのかもしれないけれど。

Ramsは、ここ最近のシーズン躍進が目立ちますが、それでもSuper Bowl Championは22年振り。Bengalsに至っては、今回の出場が33年振り4回目の出場だけれど、未だ未勝利。実はBengalsと言えば、出ると負けというイメージが未だに強い私(これ)。それでも、こう言うシーズンが生まれてくるのは、ドラフトやサラリーキャップで戦力均衡化を進めて、実力伯仲の試合を増やすことをリーグとして進めている結果だと思います。そういう所のビジネスの作り方、進め方は、やはりNFLは上手いよなぁといつも感心するところ。日本のフットボール界というかスポーツ界としては、少しでも取り入れて見習いたいところですよね。所で、今回はハーフタイムショーも話題になって、Hip-Hopのレジェンド達が勢揃いすると、開催前から話題に。フットボールを知らない人達でも、このHip-Hopのステージには興味津々だったそうで、確かに当日のハーフタイムショーは大盛り上がりに。でも、Hip-Hopには全く知識も興味も無い自分は、その映像を見ても「ふぅぅぅぅん」程度。かろうじて最後に登場したエミネムくらいは名前を知っているけれど、それまでに登場したスターの名前は初めて聞くものばかりで、ちょっと感動は薄かったです(笑)。まぁ、それも歳のせいなんだろうか。手に汗握る試合とは裏腹に、今回のハーフタイムショーは自分的にはちょっと物足りないものだったことが唯一残念だったことだろうか。時代を感じる試合でも有りました。

失敗は成功のもと

今日の別記事を書いているときに改めて思ったのですが、ボトムアップorトップダウンとか、強力なリーダーシップとかよりも、最も即効性があり一番足りないことは「失敗を許容する余地」じゃ無いかという事を改めて感じます。同調圧力と言うのか、完璧性を最優先する昔からの気質というのか、どうしても日本の物作りは最初から完全な物、成功をしないと駄目みたいな空気が今でもあります。確かに、それは一番望ましい姿では有るけれど、そんなに上手く行く事なんて一生に一度あるかないかと言って良いくらい難しいもの。特に経験も知識も不足している若い頃なんて、大概のことは失敗したり苦労したりして挫折してしまうもの。日本の場合は、そこで御わっしまうと「駄目だなぁ、失敗したなぁ」で終わってしまうのだけれど、米国などの場合はその経験を糧にして次への朝鮮に向かう条件や環境もあるし、本人もそのつもりで居るところが一番大きな違いじゃ無いだろうか。

自分への戒めとして昔から言っているのが「成功は『成功体験』一つしかもたらさないけれど、失敗は『失敗した理由とどうしたら成功できたか』という二つの学びを得ることが出来る」という事。幾ら失敗する事が重要と言いつつも「失敗した」で終わってしまったら元も子もないわけで、是だ駄目だったのかその原因をちゃんと振り返りをして特定をして、では次にまたその轍を踏まないためにはどうしたらよいのかという対策まで落とし込まないと無意味ではあるんですが。自分の会社では「LL (lessons Learned)」と言って、製品開発とか何かの開発活動が一息つくと、必ずLLを実行して問題点や課題に回避策や結果などをまとめないといけない仕組みになっています。まぁ、その仕組みも正直形骸化していて、有る程度時間が経過すると昔LLしたはずの事が再発したりするのは、またLLすべき問題ではあるんですが、どうしても組織が変わったり人も入れ替わったりすると、昔のことが忘れられてしまうことも。ただ、成功したことだけで無く失敗したこともちゃんと記録して、次に繋げるようにする仕組みというのは、外資系の会社という事も有り結構昔からというか、自分が入社したときからのお作法で、そういう部分は多分日本の会社では中々無いんじゃ無いかと思う。

多分トヨタで有名になった「カンバン方式」とか、昔はやった「TQC (Total Quality Control)」とも言われる「カイゼン」なんて言うのがそれに近い物だと思うのですが、日本の場合そう言うものって一人一人のエンジニアとか作業者が無意識にやってしまうので、何となく出来てしまうと何となく結果も出るんだけれど、全体として共有して行くことは得意じゃない気がします。「言われなくても分かっている、やっている」事が美徳みたいな空気は、今の日本の開発とか製造の場でも有るんじゃ無いだろうか。それを敢えて口に出し、目に見えるようにして、何度も繰り返して共有していく所が、アメリカ式との違いだと思う。何故そうするかというと、仮に何かトラブルとか失敗が有った場合でも、何故そう言う事が発生して、何が原因あるいは遠因になったのか、ちゃんと振り返りをして全員が共有する事で、次に失敗を起こすリスクを減らすことが出来る。でも日本の場合は、その当事者が自分で全部ひっかぶるような方になる事が多いから、その人はもう失敗しないかもしれないけれど、別の人が同じ事をそのうち繰り返してしまうかもしれない。プライドもあるだろうから、中々自分のミスを認めてそれを客観的に分析して伝える事は難しいのだけれど、そう言う事が出来る事に価値があるという意識は、もっと日本の開発とか製造は導入するべきだと思う。

その時重要なのは、プロセスの仕組みや組織として強制的にそう言う原因分析を強いるのではなく、理想的には担当者一人一人が自ら振り返りをして共有できるような文化というか雰囲気作りをすること。取っかかりとしてプロセスを最初に作るのは良いけれど、二回三回と繰り返すうちに「習慣化」させるところまで消化させないとその後に繋がらないことは自分も経験済み。だからエンジニアとか作業者一人一人の意識が重要何ですが、その点にほんの作業者のスキルは高いので、本当にそういう意識改革できれば凄い武器になると思うのですが、それ以上に「恥の文化」の意識が強いので中々そういう方向に進まないのが、今の日本の産業の最大の問題点だと思う。孫正義氏は、日本の起業家の中でも成功者の一人と言って良いと思いますが、彼だって星の数ほど失敗してその中から幾つもの成功体験を作っている。同年代だし、彼がソフトウェア供給のSoftbankを作った頃からそれなりに知っているけれど、「千三つ」が決して大げさで無い位の失敗と成功を繰り返してきていることは尊敬に値すると思いますね。「失敗は成功のもと(母)」と言う諺は、英語の"Failure is a stepping stone to sucess." "Failure teaches success."の意訳から生まれたらしいのですが、まさに欧米の考え方を具体化している例と言えますよね。先ずは、日本人一人一人がそう言う意識改革をする切掛が今一番必要な気がします。

ボトムアップかトップダウンか

佐々木俊尚氏のVoiceから、「ボトムアップの日本か、エリート輩出(=トップダウン? )出来る米国か」という話。教育レベルが昔から広く高かった日本は、労働者の品質(=スキル)が全体的に高く何でも出来る。一方の部国は、人それぞれスキルにばらつきがあり、全く駄目な人も居ればとんでもなく鋭い人も居るので、そう言うバラバラな人材を上手く見合わせて成果の出せるチーム作りをする事が必要だったし、またそう言う社会だから画期的な製品とか研究が生まれてくるのではと言う話。佐々木氏の話されている内容に関しては、私も同感だけれど、ただボトムアップとトップダウン、リーダーシップの有無だけの話でも無いと思うんですよね。

私が感じるのは、丁度日本が高度成長時代から世界に進出してその存在感を謳歌していた1970年代後半から1990年代後半位の間は、丁度日本のシステムが上手く当てはまっていたからだという事。つまり、全体的なスキルの高い労働力が、比較的安価で使用する事が出来たから、欧米などの製品(車とか家電製品とか工業製品とか)を国内で「洗練=Refine」する事で、より高品質、高機能、コンパクト化、低価格化といった付加価値を点けて世界に販売することが容易だったから。既存製品の改善の場所として、まさに日本の産業界は何でも揃っていたし、労働力もあったし、資本もそれなりにあったという好条件が揃っていたからと言えるのでは。逆に、その当時の日本から「画期的名商品」として揚げられる物って、多分SONYのWALKMAN位しか無いんじゃ無いだろうか。当時は、そう言う事が出来る場所は、世界中で日本しかなかったわけです。所が、コストだけを理由に世界の製造業が中国に集中すると、最初はその品質の悪さを叩かれてコストだけの勝負だったわけですが、どれだけ叩かれても中国は豊富な人材を競争させてスキルを伸ばして、さらにその高品質な人材を人海戦術で大量投入することで、あっと言う間に品質や機能の面でも当時の日本の追いつき今では追い越しているとも言える状態に。となれば、無化とし比べてコストアップしている中国ではあるけれど、日本よりは有利な面も多いので日本の仕事はどんどん中国に移っていったし、逆に今は中国の下請けとしてコストが安くなった日本が使われるという逆転現象まで。

Voiceの中では「リーダーシップの欠如」と言っているけれど、私はどちらかというと「リーダーシップ」というよりは「調整能力の欠如」と言う方が近いんじゃ無いだろうか。日本の場合は、個人のスキルもあるし、日本人的な「あうんの呼吸」みたいな物が自然に生まれてくるので、実はリーダーがいなくてもスタッフだけでも何となく仕事は回るし、そこそこの結果も出す事が出来ます。米国ではそんなことは期待出来ないから、チームリーダー的な人が必要になり、その人が一人一人の能力を理解してピースをはめるように全体を創り上げないといけない。日本の場合は、それなりに柔軟性もあるので予想外の事象にも対応出来るけれど、結局それが「例外」から「通常」に変わって、どんどん全体に付加と歪みが蓄積されていく。それが崩壊する前に新しい組織に買われればいいのですが、結局そのまま続いて破綻まで言ったのが、「昔は良かった」と今言っている業界なんじゃないかと。米国は、無理が生じてくれば、またシステムを作るか組み替えて対応するので、そう言うリスクは無いと言って良いんじゃ無いかと。出来ない事はそのままで流行らない、出来るようにしてからやる、というのは日本的な考えとは違うけれど、現実的には正しい判断だと思う。

色々な考え方ややり方はあると思うんですが、仮に自分がそれなりに組織の責任有る立場で日本型の仕組みで悩んでいた場合どうするか考えると、リーダーシップのあるトップを探してくるのでは無く、今の組織を幾つか昨日グループに分けて、それぞれに権限と目標と責任を委譲するような、小グループ制みたいなものを作ると思います。分社化までは行かなくても良くて、精々社内ベンチャーくらいの規模で、所属社員も会社規模によって5~10名とか10~20名位で、総務部門とか人事部門などなど共通組織は、それだけ分離して全体を担当するようにするから、本当のそのグループの目標遂行に必要な人材で構成。で、トップにはそれらグループをまとめて、製品としての責任を持つ、言ってみればホールディングみたいな組織を作り管理するような形が、一つ解決策になるんじゃ無いだろうか。昔のように、一つの製品をどれだけ高品質に作るかと言う時代は、今は色々な物をどれだけ効率良く作る事が出来るかと言う時代になっていると思うので、一番大切なのは「柔軟性」だと思うんですよね。それって、旧来の日本の組織が一番不得意な分野で、それをいきなりやれと言われても無理でしょう。だから、グループ制にすることで、有る程度の柔軟性が生まれて、そこからまた次の製品に向けて最適化を繰り返せれば、日本の組織や会社も変わっていく気がします。言ってみれば、ボトムアップとトップダウンの折衷案見たい物なんだけれど、それ位が一番日本人には合っている気がします。勿論、いつかビルゲイツとかスティーブジョブス見たいな人材も日本から出るかもしれない。その為には、教育システムとか社会組織や文化的背景も変えないといけないと思うんですよね。それは流石に抵抗が大きいだろうし、やはり長年の「日本人のDNA」にはそぐわない気がします。だったら、日本人に合った第三の方法を探るというのも有りじゃないかと。それって、まさに日本人が得意な「洗練=Refine」だと思うんですよね。

2022年2月14日

軽BEV

日本でのバッテリー電気自動車(BEV)普及を考えるコラム。日本で一番BEVが普及しているのは岐阜県で、人口1万人辺りの台数が、岐阜県は34.8台で東京の2倍(15.4台)意外な普及率。その理由は、BEVなら自宅で夜間就寝中に充電出来るので、過疎化によりガソリンスタンドが減る地方では大きなメリットになるという話。

実際、地方では都市部ほど公共交通機関が発達しておらず、頼みの乗合バスも便数が減っている現在、自家用車のニーズはどんどん高くなっています。都会では、家族に一台車があれば十分だけれど、地方に行けばお父さんの仕事用の車、お母さんの買い物や子どもの送り迎えなどお出かけ時の車、さらに場合によっては同居している祖父母とか子どもが利用する車とか、2台、3台持ちは当たり前。うちも最盛期は、父親が仕事用の軽トラと私用の乗用車、母親用の軽自動車、そして自分用の自家用車と4台並んでいましたから(笑)。でも、そう言う光景は何処でも同じなんですよね。浜松は、それでも政令指定都市で電車も南北に走っているけれど、それでも車社会である典型的な地方都市。政令指定都市でも、上位10都市くらいまでは交通機関がそれなりにあるけれど、それでもちょっと郊外に行けば車への依存度は高くなると思う。

そんな地方都市に欠かせないのは、税金的もサイズ的にも扱いやすい「軽自動車」。ところがそれに相当する安価で使いやすいBEVが、今の日本には無いけれど、中国では50万円前後の安価なBEVがブームになっているという話。記事の中で紹介されている中国の安価BEVメーカー「宏光MINI EV」ですが、今回の記事とは全く別に一寸前にYouTubeをウロウロしていたら、このBEVを輸入して分解解析して、国内で同様の安価BEVを作ろうとしているメーカーのコンテンツを見つけました。先日のオートサロン2022にも制作したBEVを出展していて、結構現実的な印象。YouTubeを見出したのは結構前で、輸入したBEVを分解していたり、そこからフレームを作って独自車両を作り出したり、結構面白そうと思いつつ見ていたら、結構注目の的でビックリ。ここまで、オフロードッぽくなくても良いから、もうちょっとシンプルにしたら、結構今の軽自動車を置き換える存在になるかも。買い物とかちょっとした送り迎えなら、一日50kmも走れれば十分だろうし、それならバッテリーを今のBEVの1/3位に減らせるかな。そのぶん軽量化されて、コストも下がっていくだろうし。中国メーカーは電動バイクからの転身組が多いと言うけれど、私などは30万くらいで一人乗りでも良いから、買い物とか10km圏内往復して余裕のある位の三輪バイクみたいなものでも良いと思う。バイク扱いでは無く、車扱いになる形式で、雨の時でも自分や荷物が濡れないようなボディは欲しいけれど。

軽BEVが普及するためには、先ずは機能を割り切って大幅なコストダウンをする事が先決。最近では軽自動車でも100万円超えは珍しく無いけれど、そこに50万円とか60万円位の同等の軽BEVが登場したら、結構大きなゲームチェンジャーになる気がする。中古市場もあるので一気に置き換わることは無いかもしれないけれど、ちょっとした街乗り需用とか、後地方の場合は冬季の性能劣化対策(防寒対策や寒冷地対策に4WS機能とか)が必要なので、その分はもう少し価格はアップするんだろうけど、50~60万円台で軽BEVが登場したら、私も一台直ぐに買ってもいいと思う。自動車メーカーも、いっその事フレームとか共通化する位のことを考えても良いのでは。トヨタのウーブンシティでも、そう言う事を考えてみて欲しいなぁ。

ますますYouTubeにハマる

時々トラブルに遭遇するものの、自宅のAndroid TVは自分の生活の中では手放せないデバイスになってきています。以前なら、「テレビ」としてニュースやスポーツやバラエティを点けていたんですが、最近ではニュースはネットの方が早いし正確だし多様的、スポーツもアメフトは勿論野球やサッカーですらテレビ放送は無くなりつつあり、バラエティも段々と飽きてきてしまいました。

そんな中で、何度か書いているように地上波/BS/CSを観る機会はどんどん減っていて、視聴する場合もリアルタイムではなくHDDレコーダーに録画して、後日視聴する、それも早送りしたりCMスキップしたりして短縮して視聴することが殆どに。その録画する番組にしても、段々と淘汰されていき、以前は撮り溜めた番組を消化するのも大変なときが有りましたが、最近ではそんなことも無くなるくらい。じゃぁ、テレビを見ている時間が短くなってきたのかというとそんなことは無くて、その分以前よりもますますネットコンテンツ、特にYouTube依存症(笑)が進んできています。以前から、スポーツ(特にアメフト)系、猫系、工作とかDIY系、料理系という、自分の興味の有る継投のコンテンツにはづっぽしハマっていましたが、最近ちょっとハマっているのが音楽系と外国人在住者のコンテンツ。

音楽系では、例えばBABYMETALとか以前から好きなアーティストのコンテンツはよく見ていましたが、そう頻繁に更新されるわけでは無い。また、DVDやLDで持っているコンテンツをアップしている場合も多く、そんなに珍しいわけでも無い。そんな中で新たに見つけたのが、エレクトーンのコンテンツ。私は、幼稚園から小学校2年位まではヤマハの音楽教室に通っていて、多少は音楽にも興味が有るんですが、さらに一寸色々あって高校二年と三年の二年間に、浜松市の市街地にあるヤマハ本店のエレクトーン教室にも通っていたんですよね。その本店の反対がで自宅と高校のバス通学の乗換ターミナルだったこともあり、二年間通ってそれなりに弾けるようになりました。その後は、離れてしまったので今はもう和音すら怪しいのですが、楽器の演奏の中ではサックスと同じ位エレクトーンは好き。今のエレクトーンは、コンピューター化されていて、昔はレバーでその都度設定していた音源とかエフェクトもプログラミング出来るので、以前からは想像出来ないような演奏も可能で、それを観て聞いているだけでも昔を思い出します(笑)。特に、ここ数年のコンテンツだと画質も良いのだけれど、多分エレクトーン本体からライン録音しているからでしょが、音質も抜群。サウンドバーを設置しているので、それなりに音場の広がりもあり、BGM代わりに毎日聞いています。

もう一つが、在日外国人の人達のYouTube Vlogというか、日本の紹介や食べ物などのコンテンツ。中には、日本語が上手な人も多いのですが、これらコンテンツは英語のリスニング練習と思って聞いています。以前はケーブルTVでCNNを一日流して聞いていたんですが、やはり飽きてしまう。その点YouTubeだと、色々な人が色々な場所とか物事を話しているので、まず内容的に飽きない。それと、アメリカとか英国だけで無く、英語が母国語では無い人が話しているので、結構実用性の面でも通常の仕事に近い印象もあります。そんなコンテンツを聞いていると、不思議ともっとちゃんと英語を習い直したいという気持ちも沸いてきて、レッスン系のコンテンツとかも最近は見出しています。実は、以前はNHKの国際放送とか英語学習のコンテンツも見ていたんですが、内容的に物足りないこともあり、特に会話のスピードが実際に経験する場合よりもゆっくりなので、余り練習にならない気がしていたんですよね。その点、英語レッスン系のコンテンツだと、ネイティブそのままのスピードや言い回しがどんどん出てくるので、凄く自分にとっては刺激にもなるし練習にもなる。「ネイティブの話すスピードに慣れて下さい」というコンテンツがあって、ネイティブはこれだけのスピードで会話するというコンテンツが有ったんですが、自分にとっては普通に話ているように聞こえたので、多少は効果が有って身についてきているかなと最近思うようになってきました(自信過剰-笑)。実は、仕事関係の話は、言う事も使う単語も結構限られているし慣れているから、そんなに困らない。自分的に足りないと感じるのは、普通の会話とか文化とか社会とか、ちょっと込み入った内容やそこに自分の主張や意見を入れていくような所。勿論、語彙や熟語にスラングみたいなものも出てくるので、結構「へぇ~」と感心する事も。YouTubeには、大学の講義なども登録されていますが、それよりももっと気軽に学ぶ機会が得られるのは、これまでテレビとは大きく違う所と再認識しています。もう完全に「YouTube沼」にハマっています。この三連休も、天候も悪かったこともあるんですが、ずっと音楽系コンテンツの探索と英語系コンテンツを検索して過ごしてしまいました。運動不足解消コンテンツを、今度は探さないと。

Super Bowl Today!

さて、本日朝8:00からは"The 56th Super Bowl"が開催される、フットボール好きには一年で一番盛り上がる日。すでにCS 日テレG+での番組予約は完了済みで、でも多分放送をリアルタイムで観るだろうな。本当に、リモートワーク万歳です(爆!)

NFCからはLos Angels Ramsが出場。昨年のNFC優勝チームであるTampa Bay Buccaneersは、Super Bowl史上初めて開催地(※Super Bowlの開催地(開催スタジアム)は、出場チームとは無関係に開催数年前に決定される)のホームチームが出場し、Super Bowlに勝利した初めての例に。長く「Super Bowl開催地のチームは、そのシーズンSuper Bowlには出場出来ない」というジンクスが有ったんですが、それが破られたシーズン。そして今年も、Super Bowl開催地であるSoFi StadiumをホームとするL.A. Ramsが出場するわけで、54年間のジンクスは一度破られると2年続く「逆ジンクス」になっているのが面白い。さらに面白いのは、ホームチームが出場するのだからRamsがホーム(=カラージャージ使用が優先される)になっても良いと思うのだけれど、Super Bowlは1年ごとにホームチームがNFCとAFCで交代するため、今シーズンはAFCがホーム。だから、Ramsは自分達のホームスタジアムでの試合なんだけれど、ビジター仕様(=ホワイトジャージ)での出場となる所が面白い。

NFCのホームスタジアムでAFCのホームチームとして出場するのが、下馬評では一番だった昨年のAFCチャンピオンチームKansas City Chefsをオーバータイムで破って33年振りのSuper Bowl出場となった、Cincinnati Bengals。大変失礼ながらも、Bengalsと言えばNFL32チームの中でも決して「強い」イメージの有るチームでは無かったのですが、今シーズンは粘り強い試合で勝ち上がり、最後も接戦をものにしての出場。日本のファンに取って嬉しいのは、このBengalsのチアリーダーチーム"Bengals" (笑)に、日本人メンバー二人が所属していること。Super Bowl出場チームのチアで日本人として出場経験のある方は、Denver Broncosのチアだった西村樹里さんという方が2回(第48回(2014年)、第50回(2016年))参加しているので、今回は日本人チアとしては二回目と言う事になるけれど、二人メンバーがいてというのは初めて。基本チアリーダーはホームゲームの時にホームチームだけがスタジアムに出てくるので、他チームのスタジアムでパフォーマンス出来るのは、このSuper Bowlのみ。いつもとは違った景色を楽しんで欲しいですよね。

ちょっと残念なことは、例年ならばこのSuper Bowlは、G+とNHK BSで放送されていたんですが、今シーズン(2021シーズン)のNFL中継からNHKが撤退。日本テレビ系列のG+(ジータス)だけが、放送してくれるシーズンになってしまいました。だからNHKの受診料に不満が有るわけじゃ無いけれど、でも受診料を取っているのであれば、無駄に視聴率を追いかけるんじゃ無くて、こう言うマイナーなスポーツでも全部とは言わないけれど、こう言う最後のイベントに関しては放送して欲しいけどなぁ。このSuper Bowlでフットボールの2021シーズンは本当に終わり。日本のチームは、もう2022シーズンの準備を始めているけれど、暫くは「フメフトロス」になるんだろうなぁ。まだコロナ禍が終息しないので、例年なら開催される春の試合がどうなるか不明。関西地区のX2リーグ所属チームが行う、「グリーンボウルチャレンジ」は、一部の所属チームから試合予定の発表があったので今の所開催予定何だと思うけれど、関東地区所属チームのパールボウルとかどうなるんだろうか。昨年は、関東地区のX1 Super/X1 Area所属チームで開催予定だったけれど、コロナ禍で中止。春の試合開催には、ファンにもチームにも賛否があるんですが、個人的にはそうで無くても少ない試合数何だから、露出度を高めるためにも是非開催して欲しいところ。今日のSuper Bowlが終了したら、国内の情報も徐々に出てくるのだろうか。

2022年2月13日

五冠達成

北京冬季オリンピックで盛り上がる中、やっぱり忘れちゃいけない藤井聡太四冠の王将戦挑戦。相手は、将棋八冠のうち三冠(王将、名人、棋王)を持つ渡辺明三冠。七番勝負のうち既に三勝をしている藤井四冠に対して、渡辺三冠がどの様に反撃するか注目されたこの第四戦。タイムラインには、一時渡辺三冠優勢との話も流れてきましたが、藤井四冠が四連勝で王位を奪取。羽生善治九段の22歳10ヶ月の最年少五冠記録を破る、19歳6ヶ月で五冠達成。 将棋にはとんと縁が無い自分でも「凄い」と感じる結果です。

確か今季は最大で六冠の可能性があったけれど、確か王座戦の挑戦者決定トーナメントに敗れて、今季は最大五冠の可能性になり、しかし見事にその期待に答えた結果。で、今年(来季)は、その落とした王座戦に勝利し、かつその間に行われる、叡王、棋聖、王位を防衛すれば六冠になる可能性が先ず一つ。さらに、竜王、今回の王将を防衛して来年の棋王戦で勝利すれば、ここまでで七冠となる可能性が。残る名人戦は、今戦っているB級1組からA級に勝ち上がり挑戦権リーグに出場して、そこで勝ち残れば名人挑戦権が得られるので、最短でも2023年にならないと名人戦挑戦は実現しない。今年は七冠、来年は八冠の夢があると思えば、将棋ファンならずとも待つことはいとわないのでは。

将棋素人の自分が言うのも何ですが、以前は苦手としていた豊島将之棋士に大きく勝ち越す戦績を残しているのがこれまでとの大きな違いな事は確か。なんせ、昨年初めには叡王、竜王の二冠だったのが、どちらも藤井五冠に敗れて現在は無冠となったわけですから、それまでの勝率を考えるとなぜ今回はという疑問も沸いてきても不思議では無い。今回の渡辺二冠との対戦にしても、藤井五冠有利とは思っていても、連勝でタイトル奪取するような展開は誰も想像しなかったと思います。それだけ藤井五冠が強いと言うか、まだまだ強くなる昇り調子の時に今乗り出しているという感じじゃ無いだろうか。

藤井五冠と言えば、どうしてもAI利用に関しての話題になるけれど、当たり前ながらパソコンやAIを利用すれば強くなるわけじゃ無い。そのデータを読み解き会得できるだけの力量能力が無いと単なる宝の持ち腐れ。単に差し方とか流れを記憶するだけでは実際には身についたとは言えないわけで、以前も書いたけれど藤井五冠としては、AIが導き出す色々な差し手のパターンを日々体験することで、自分の中の無意識の思考回路というか思考形態を、無意識に成長させているんでしょうね。運動選手が毎日同じ動作を繰り返して、無意識にその動作が繰り出せるようになる事で、次の寄り高度な技に挑戦できるような感じで、将棋の駒の進め方も頭に浮かんできた幾つかの候補の裏で、さまざまな可能性が無意識に脳の中で見当されていて、その中でより可能性が高い物が「閃き」みたいな形で表に出てくるんじゃ無いかなぁ。文字通り「天才の閃き」なんだけれど、それって相当の努力があっての「閃き」である事は忘れちゃいけない。10代初という記録は、多分今回が最後なのかな。それでも、まだまだ最年少記録更新の機会は幾らでもあるわけで、何処まで躍進するのか将棋知らずの自分もつい引き込まれてしまう、藤井五冠の活躍ですね。

試合は最後の一投まで

連日熱戦激戦が続く北京冬季オリンピック。昨日もいろいろな種目で日本チームの活躍がありましたが、個人的に一番感動したのはカーリング3戦目、対デンマーク戦でのスキップ藤沢五月選手の最後の一投。全体を通してみていたわけでは無くて、途中同点に追いついて逆転されてみたいな、ちょっと押され気味くらいの所でテレビから離れて、最後の第10エンドで2点差を付けられて「あーぁ、この試合は落としたなぁ」と思ったくらいから再び映像を見だしたんですが、いゃぁ痺れました。

赤の日本のストーン寄りも、黄色のデンマークのストーンが二つ内側にあり、かつ2点差なので3点取らないと勝てない。内側の二つのストーンを弾き出すときに、手前側外側に位置したストーンは外側に(ストーンの内側に当てる)、奥側ほぼ中央にある二つ目のストーンは、そのまま右手外に弾き出すようにしないと、一つでもセンターに残ってしまうと日本は勝てない。だから、日本のストーンまずは手前側相手ストーンの右側に当てて相手のストーンを左側外に弾き出しながら、自分はその反動を利用して右に移動して、右手奥の二つ目のストーンに当たって外に弾き出すという素人が考えても難しそう。特に、一つ目のストーに当てることはそんなに難しくないのだろうけど、その反射を利用して二つ目のストーンの手前辺りに当たるようにしないと、相手のストーンは動いてもそのままセンターに残ってしまうだろうから、かなり難しい。有る程度スピードを付けつつ、一つ目ストーンの微妙なポイントに当てないと、二つのストーンに都合良く日本のストーンは当たらない。

結果は、本当にそこに溝でも掘ってあるんじゃないかと言うくらいに左・右と相手ストーンに当たって、見事に3点を獲得して、逆転サヨナラ勝ち。「あぁ、これがカーリングの醍醐味なのね」と心の底から納得しました。ビリヤードもそう何だと思いますが、単に真っ直ぐに打って目標のボールなるストーンなりに当てることはそんなに難しくないだろうけど、単に当てて弾くだけでは無く、宛所を考えて意図した方向に弾き出すと言う技術は、練習だけでは中々獲得出来ないスキルじゃないだろうか。ストーンの向きとか個性もあるだろうし、氷の状態だって毎回異なるだろうし。デンマークとしても、もしかしたら二つ当たるかもしれないと思っていただろうけど、二つ目のストーンがあそこまで見事に弾かれるとは思っていなかったんじゃ無いだろうか。まだ予選なので、残り試合頑張って欲しいですよね。日本は、同日夜のROC戦も10-5で勝利して 3勝1敗。予選には10チームが参加して、上位4チームが決勝に進むらしいのですが、そうなると7勝6勝あたりがボーダーラインかな。まずは残り3勝を確実に勝ち取って欲しいですよね。

今回出場しているロコ・ソラーレは、国内予選でもかなり苦しんでいて、北海道銀行都の対戦では2連敗後の3連勝という大逆転して出場権を勝ち取ったことは今でも記憶に残っています。そう言う「勝ち運」みたいな物も有るんでしょうね、今回のチームには。是非このまま前回の平昌五輪の土岐よりも躍進して欲しい。所で、今回初めてストーンの取っ手の所でピカピカLEDみたいなものが点滅していることを発見。ストーンの位置を正確に計測するための何か仕込みかなと思ったんですが、リリース時の位置確認のための仕込みなんですね。それよりも、その気停戦の所にカメラを置いて、画像判定すれば良いようにも思いますが、取っ手を握っている・話しているという圧センサーみたいなものもあるんだろうなぁ。昔と違って、高解像度カメラだったり、各種センサーだったり、あるいはそれら映像やデジタルデータを瞬時に合成して色々確度からの評価や映像構成が出来るようになったので、その分視聴している側もこれまで以上に大きな感動や感情を受けているような気もします。競技スケジュールは、早くも半分を折り返したとのことですが、残りの試合でも日本チームは勿論、各国代表選手も自己ベストを更新する競技をして欲しいですね。

2022年2月12日

UA MP Jumpstart

今年初のUA MPネタ。UAからDMが届き、中身を見てみたら2023年のUA MPステータス獲得向けて、3,000PQPの進呈という嬉しい内容。2022年も、UA MP 1Kは昨年と同様の軽減措置が適用されていて、13,500PQP+36PQFか15,000PQPのいずれかがステータス獲得の条件。36PQFも現状では厳しいので、多分15,000PQPでの達成を今年も狙うことになると思いますが、それでも15,000分の3,000(20%)は大きい。

昨年も、15,000PQP目標でしたが、2回のボーナスPQPで5,250PQP(3,750PQP+1,500PQP)がかさ上げされたので、個人的には今年も「もう一声」を期待したいところ(笑)。後は、毎回どの様に処理するか困る、UQ便での4区画利用の制限が、今年も免除されるか、あるいは何とかして何処かで飛ばないといけないのか。

以前は、毎年何度もUQ便を利用してMLBやNFLを観戦しに渡米していましたが、アメリカ訪問は2019年の姪っ子訪問が最後で、国際線利用も丁度2年前のシンガポールが最後。今年も国際線利用が出来ない状態が続くと、3年間国際線に乗れないことになるのだけど、そうなると逆にもう国際線利用はいいやみたいな投げやりな気持ちになってしまう。

きになるオミクロン株も、丁度ピークを向かえたか超えたところのように感じます。オミクロン株は、感染スピードが早い分、減衰スピードも速いとのことで、そうなると今月末には一気に第六波前位の状況に戻るかもしれない。陽性者数は第五波の数倍規模になったけれど、第五波で問題になった重傷者数や死亡者数はそんなに変わらず、そう言う意味では感染力は強くなったけれど、重症化する割合は弱くなってきているように感じるので、段々と弱毒化して行っているようには感じます。日本以上の状況の欧州も渡航制限を解除しつつあるし、オーストラリアも入国制限を解く様子。希望を言えばG.W.迄に、現実的には夏休み頃までに日本入国制限が解除されると嬉しいのだけれど、さてどうなるか。

2022年2月11日

不明確な選定基準

春の選抜高校野球大会出場校選抜で、東海地区からの2校選抜されるのだけれど、例年ならば東海大会決勝に進出した2校が東海地区代表として選ばれていました。今回は、静岡県の日大三島と聖隷クリストファーが決勝に進出して日大三島が優勝したんですが、この時点ではこの二校が選抜されると思っていました。

ところが、優勝した日大三島は選抜されたものの、もう一校が準決勝で敗れた大垣日大が選抜されて騒動勃発。大垣日大は、準決勝に日大三島に5-10で敗れたんですが、決勝で日大三島に3-6で敗れた聖隷クリストファーよりも点差が開いた内容。それなのに、大垣日大の方が選手の力があり投手力も優れているという理由で選抜されたとなると、流石にちょっと首をかしげないといけない。聖隷クリスファーは、苦しい試合で勝ち上がってきたとはいえ、岐阜県大会で大垣日大(岐阜2位)に勝った中京(岐阜1位)に4-3で勝利しているわけで、決して大垣日大に劣っている訳じゃ無いと思うし。

私も、東海大会の決勝進出2校が春の選抜に出場する物だと思っていました。だから、静岡県から2校とか愛知県から2校とか、東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の中から1校ずつ2地区から出場しない場合も過去何度もありました。だから、同地区からの2校選抜が問題とは思えない。逆に、選手の力が優れているというような、判定基準が難しい事を理由に選抜するのであれば、大会結果なんて無視して、地方予選の中から上位校をリストアップして選抜すれば良くなってしまう。ただ、過去にも決勝進出校以外の高校が選抜高校野球に選ばれたことがあるそうで、その時には今回の様な騒動は発生しなかったのだろうか。

聖隷クリストファーのOBが、33校目の代表として食らえるように嘆願書みたいなものを出したとか、県の高野連が異議申し立てしているとか、どんどん騒動は広がっていて、とうとう鈴木康友浜松市長まで参戦する事態に。地元校だからという身びいき無しで考えても、聖隷クリストファーと大垣日大の試合結果を比較して、大垣日大が有利という状況は言えないと思いますねぇ。仮に、大垣日大が優勝した日大三島との準決勝戦で、接戦に次ぐ接戦で延長戦になって、最後に敗れたというよなう劇的な試合内容であったならまだしも、10-5という結構な点差で敗れているわけですから、それなのに選手の力があると言われてもなぁ... この結果はもう覆ることは無いと思うので、聖隷クリストファーは気持ちをさっさと切り替えて夏の選抜に向けて準備を初めて欲しいけれど、でも疑惑は残ったままでしょうね。と言うか、春にしても夏にしても、高校野球がビジネス重視担ってきていることは事実だと思うし、そう言う意味ではもっと高校生の気持ちに寄り添うルールを考えるべきでは。仮にも、大手新聞社が協賛しているのに、そこに疑念が生まれるのはおかしいと思う。

チューナーレステレビ


ディスカウントストアの「ドンキホーテ」が、チューナーレステレビを発売しているとは知りませんでした。 デザインが「テレビ見たい」であっても、テレビチューナーが内蔵されていなければ「テレビ」ではない。逆にチューナー内蔵であれば、例え周波数フィルターを入れて特定周波数(=NHK)が受信できない状態でも、「テレビ受像機」としてNHKへの受信料支払い義務が発生するという摩訶不思議な制度。

実は、一般に販売されているテレビチューナー内蔵テレビでも、隠れた「チューナーレステレビ」って以前から有って、それって確かカタログにも掲載されていないけれど、メーカーサイトとか行くと隅の方にこそっと掲載されていたりする。値段的には、確かチューナー有りと同じか高いくらいの場合も有ったんじゃ無いだろうか。基本的には、内蔵チューナーを外した物で、言ってみれば映像モニターみたいなものなので、今回のドンキテレビとはちょっと違う。

当時は、まだAndroid TVとかAmazon Primeなんてものも無かったから、チューナーを外してしまうと、画面に映すことの出来る映像はビデオとかからの外部入力しかないので、チューナーレステレビと言いつつも、モニターテレビでしか無かったんですよね。だから、一般のニーズにしても殆ど無いに等しかったし、映像関係の仕事とかして居る人が購入するくらいだったでしょうね。まぁ、その頃の映像入力系統もアナログ系しかなかったから、凄く限定されていたことも事実。解像度だって、パソコン用モニターの方が高解像度な時代だから、パソコンにも接続出来ないし(笑)。

それを考えると、YouTube、Chromecast、Amazon Prime Video、NetFlix等のストリーミングサービスの誕生は凄く画期的な事だったし、その後の成長スピードも納得出来るものかも。来シーズンからだったかな、NFLの木曜日夜に開催される「Thursday Night Game」が、Amazon Prime Videoで放送されるんですからね。日本で言えば、プロ野球のゴールデンカードの一つが、ニコニコ動画で中継される以上のインパクトですからね。「NHKは見なくて良いけれど、民放のドラマやバラエティは見たい」場合も、民放各社もストリーミングサービスしているし、本当、チューナーが必要な事って無くなりつつある。英国BBCもNHKのお手本となっている受信料制度を止めて、有料放送かするみたいだし、NHKもチャンネル数を整理して身軽になり、テレビ購入したら問答無用に受信契約結ぶようなヤクザな契約をリセットするべきだと思うなぁ。

雪の影響

昨晩から今朝に掛けて懸念されていた大雪被害。同じ静岡県でも、地元浜松市がある西部地区では詰めいた雨は降った物の雪は降らず積雪もなし。でも、山間部には結構雪が積もったみたい。静岡市のある中部地区、伊豆や御殿場のある東部地区には、それなりの積雪があったみたいで、それは都内も同様だったみたい。横浜にある会社でも、午前中から「今日オフィスに出社している人は自分の判断で交通機関が止まる前に早めに帰宅するように」 「今日は出来るだけリモートワークするように」という御触れが回り始めていて、この後どうなるのだろうかと、テレビの天気予報とか眺めていました。

都内は、午前中は雨模様だった物が、お昼くらいから雪に変わって、地域によって違いはある物の予想よりは雪の状態は軽い状態になったように感じます。事前に運休や首都高閉鎖などをしていたので、前回のような渋滞とか遅延等による移動障害はなかったようで、それは良かったんじゃ無いでしょうか。まぁ、中には後から天候の状態を見て「運休は不要だった、道路閉鎖は過剰」みたいな事を言う人も出るんだろうけど、それは後出しジャンケンなわけで、事前に最悪の状態を想定して最善の対策を決めた関係者には何の齟齬はないし、それ故に大きなトラブルなく昨日から今日の安全があったと思う。

実は、この3連休中に車で出かける予定を立てていて、その時には新東名や東名を利用する予定でした。生憎、途中経路で積雪が予想される地域を結構通過するので、直前までどうしようか悩んでいました。積雪も恐いのですが、車で高速道路を走るときには、その解けた雪が凍るアイスバーンの方がより恐いわけで、そちらの方が心配。木曜日に雪が降ってくると、金曜日の移動はリスクがあるなぁと心配していました。また、日曜日には帰路でやはり高速道路を使用する予定でしたが、日曜日は木曜日と同程度以上の積雪予報が出ているので、この時点ではリスクはより高いなぁと感じていました。せめてスタッドレスタイヤを履いていれば問題無い程度だと思うんですが、残念ながらノーマルタイヤしかないし、わざわざスタッドレスタイヤに新規に交換するとか、チェーンを付けて移動する手間まで掛けるほどの予定でもないし。結果、自分だけじゃなくて周りに迷惑を掛けてもいけないので、今回は予定をキャンセルして、三連休は自宅で巣ごもりしつつ、月曜日のSuper Bowlの予習を兼ねて、今シーズンのNFLの試合ビデオを鑑賞することにしました(笑)。

利用予定だった高速道路区間は、昨晩の時点ではNEXCO中日本の情報では「積雪有り、冬用タイヤ必要」でしたが、今朝の時点ではもう積雪は無いようで、これなら往路の今日の移動はノーマタイヤでも可能だったかなぁとちょっと後悔。まぁ、それでも万一の場合もあるし、今日出発すると、日曜日の復路の天候も問題無い状態でないと困るわけですし。後悔先に立たずとならないように、無理しないことが一番だと思うことにします。連休明けは、また雨みたいな予報なので、天候が良さそうな今日・明日は、車移動では無く散歩でもして少し鈍った体も鍛えないと。

2022年2月10日

Tap to 決済 (2)

昨日の、iPhoneでの決済機能「Tap to Pay」 に関してのまとめ記事。中々内容は興味深い気がします。

  • FeliCaでも、すでに検証実験は国内でも実行されていたんですね。あと、FeliCaの出力が弱いというのは、まさに今Pixel 6で遭遇しているタッチ決済がたまに失敗する事と一致している気がする。
  • 今回のTap to Payでは、AppleがNFC回りのSDKを公開する事で実現するのかぁ。確かに、Appleが開発をガチガチニコントロールする事で、垂直統合も維持されるし品質も担保されるのだけれど、マージンの問題は忘れていました。その手素料をどう回収するのかによって、今回の機能が世界的標準になるのだろうか。日本以外では、Appleのシェアはそんなに高くないという事もあるしなぁ。
  • Androidのアンテナ問題ですが、やはりアンテナのある場所にはちゃんとマーキングして、ピンポイントでタッチでするようにして欲しい(Xperia 5は有ったけれど、Pixel 6は無い)。あと、店舗のFeliCa端末側も、明確に「ここにタッチして」というマーキングと、スマホタッチが邪魔されるようなカバーも廃止して欲しい。
  • ICチップ式クレジットカードやQRコード決済対応が課題との事ですが、カードリーダーとQRコードスキャン機能を組み合わせた独立した端末を作ったらどうだろうか。で、その端末と決済用のiPhoneがNFC通信をしてデータやり取りをする。つまり、間接的な「Tap to Pay」出来るような中間デバイスを作るという事。何ならそこに、レシート印刷のプリンター機能を入れても良いかも。
  • そのレシート印刷ですが、「レジ袋有料化」みたいに有料化(発行手数料)を取るようにしたらどうだろうか。まぁ、精々1円位だと思いますが、その代わりに「オンラインレシート」を何処かに登録出来るようにする。例えばコンピにのアプリ会員なら、そのアプリ内に蓄積されるとか。それでも、色々なお店毎にアプリ登録するのも面倒なので、NFC/FeliCaの機能として利用した履歴を有る程度詳しく記録できるようにするとか。
  • 課題は、支払金額は直ぐに分かるけれど、その明細までは分からない事かなぁ。明細は店舗情報だから、それを何処かに保存して参照出来るようにするのはハードル高そう。それなら、無料でのレシート印刷の方がよいということになるかなぁ。何か共通のフォーマットで電子的に保存出来る方が個人的には嬉しいのだけれど。
  • iPhoneの「Tap to Pay」でのAndroid対応は、私も"other digital wallets"と言うのが該当すると思ったので、そこは期待したいところ。Appleとしても、iPhone経済圏でもそれなりにビジネス出来るんだろうけど、Andorid系も最初からカバー出来れば、一気にシェア獲得出来ますからね。それに、Apple自体NFCもFeliCaもサポートしているから、技術的に問題が有るとは思えないし。
  • 「FeliCaを開発したソニーでさえXperiaのアンテナ位置がいい加減なので、そろそろなんとかしてほしいところです。」(爆!!!!!!)
  • 最後の「お賽銭」の話は初耳でしたが、そうか「決済」と「寄付」は違うんだぁ。
何度も書きますが、4年前のLos AngelsのApple Storeでの体験は、かなり衝撃的でした。外付けデバイス付ではあったけれど、スタッフが持つiPhone一つで決済出来るというのは、大げさで無く太陽が西から昇ってきたような衝撃でした。日本の場合は、未だに「現金主義」が大勢なので直ぐに移行というわけには行かないのだろうけど、利便性が分かれば野良帰るのが早いのも日本人(笑)。〇〇Payがサービスを提供して一気に勢力を伸ばしたような方策があれば、Tap to Payも一気に普及するんじゃ無いだろうか。クレジットカードの非接触化が一番影響力が大きいかな。自分のVISA/MasterCard/JCBはまだなので、早く切り替えたいのですが、まだまだ有効期限まで日にちがあるのと、MasterCardは今の所未対応みたいなんですよね。まぁ、カードを取りだしてタップするよりは、スマホでタップする方が速いから、個人的には今のままで十分と言えば十分なんですが。いずれにしても、速くタップ世界(Tap to Live)になって欲しい。

朝からトラブル...

機能までは問題無かった会社メールシステムへのアクセスが、今朝は繋がらない。VPN経由でアクセスするんですが、どうもそのVPNの認証が通らない。エラーメッセージすら表示されずに、Enterを押と直ぐに元の状態に戻ってしまう。パソコン経由は駄目、Webブラウザー経由もどもうID認証が失敗しているらしく、通常はアカウントIDを入れるフィールドに、余分なドメイン名が表示されていて、その辺りが原因か? 唯一、スマホのOutlookアプリ経由は繋がっているので、そこから何か解決への切っ掛けが掴めるかも。

会社システムのトラブルなので、詳細情報や対策のために社内にアクセスしないといけないのに、その為に必要なVPNがどうも問題の原因となると、何ともしようがない。車で走りながらその車のタイヤ交換しろと言われているような物。幸か不幸か、今日はミーティングとかの予定が今の所無いので良いのだけれど、ちょっと困った状態に。以前同様の事例の時は、何かの理由でVPNの同期がずれてしたので、初期化してもう一度設定し直したら接続が通る世になりましたが、その時もそれなりのエラーメッセージが表示されていたので、今回とは現象が一寸違う。会社のシステム側の問題のような気もするんですが、スマホ経由で確認して見ると、同じタイミングでメールを出している同僚とか居るので、どうも全体的な問題のようでは無い気も。個人の端末の問題となると、切り分けが面倒ですが、機能から特に更新をかけているわけでもないし... あっ、でも会社のシステムはバックグラウンドで色々アップデートしてくるからなぁ... 今の所、外は雪ではなく雨が降り続いていますが、本当憂鬱な朝になってしまいました。

[2022年2月11日追記] 結局VPNをいったん削除して登録から始め、その設定途中に気がついたんですが、どうもパスワードの文字列の一部の順番を間違ったままずっと入力していたらしい。ずっと同じ正しい文字列を入力していたつもりでしたが、念のため文字列をCut&Pasteして試したら、そのまま問題無く通過したので、やはり無意識に途中の順番を入れ間違えていた気がします。通常パスワードフィールドは非表示で、何度か表示にして確認していたつもりでしたが、やはり焦っていたからなんでしょうね、脳が勝手に正しいと変換していたのかも。何度かリボークして一定時間入力出来なくなり、その間に頭が冷えたら直ぐに解決出来ました。結局は自分自身のヒューマンエラーだったという盛大なオチでした(汗)。

2022年2月9日

Tap to 決済

Appleが米国で始めるという「Tap to Pay on iPhone」。iPhoneを決済端末にして、相手のNFC機能を利用した決済端末(=スマホ)にタッチすると、手元のiPhoneが決済処理をして支払完了するという仕組み。記事を読んで「あれ、これ以前自分がApple Storeで体験したヤツじゃないの?」と思い出しました。

あの時は、手持の端末(当時のiPhone)にアダプターみたいなものを付けていたけれど、今回は内蔵のNFCで全て賄えるようにしたと言う事なんでしょうね。Apple Storeだけでなく、非接触型のクレジットカードやデビットカード、その他のデジタルウォレットに対応するようなので、基本NFCのType-A/B に対応するものに画利用出来るんだろうなあ。そう言えば、ライバルのAndroid系でも「Tap on Mobile」というサービスが始まっているので、Appleにしてはちょっと遅い気もしますね。

最近の店舗のPOS端末を見ていると、昔のような大きなキャッシャーを使うお店は確実に減っていて、一番シンプルな構成だと、iPadをキックスタンドみたいな台に設置して居るケースをよく見かけます。そこにHubみたいなものが接続して居て、顧客側には一寸前の世代のiPhoneがディスプレー装置みたいな感じで設置されていて、さらに電子決済用のFeliCa端末とかレシート印刷用のプリンターとかが配置されている。その中でも、結構大きなスペースを占める決済用のFeliCa端末がスマホと置き換われば、iPadだって不要になるわけだし、プリンターはWi-Fiで接続すれば良いだろうし、本当にスマホ一つに集約できる。現金決済不可にまでしてしまえば、現金保管用のドロアーも不要になるわけだし、ますますPOS端末・キャッシュレジスターの大きな筐体は不要になっていきます。

アメリカでの実体験で衝撃的だったのは、店員一人一人がもつ端末を利用してその場で決済可能という部分。ある意味追い風なのは、今だとレジ袋有料かされていてエコバッグ持参が常識に成りつつある時代だから、購入品を梱包する手間も不要になるわけで、ある意味一石二鳥。Apple Store位の規模で無くても、お客さんがいちいちレジに品物を持ってきて精算しなくても、その場で精算出来ればそれだけ店舗スタッフの効率もアップするだろうし。レストラン等も、普通だと入口辺りのレジで精算するか、席でクレジットカード等預けて決済してもらうまで暫く待つのが現状ですが、それがその場でパッと処理されればスタッフも効率的に仕事が出来るだろうし。そのスタッフが持つスマホにしても、決済機能だけで無くレストランだったら注文のオーダーシステムと兼用しても良いだろうし、決済端末専用化する必要も無い。課題は、お客様側のスマホがどれだけ対応するかだけれど、利用促進のポイント制度とか、割引制度等と組み合わせても良いでしょう。その場でタップして終わるのだから、その瞬間に履歴を保存して利用頻度や利用金額で自動的にポイントを積み立ててくれたら嬉しい。いちいちメンバーカードを出して処理するとか、凄く面倒で不便ですからね。例えば、キッチンカーとか移動販売とか、スマホ一つで決済出来るようになると凄く嬉しい分野は幾らでもありそうな気がする。非接触カードであったり、NFC/FeliCaであったり、末端のデバイスI/Fとか仕組みは色々あっても良いけれど、「Tapして決済」という動作というかオブジェクトが統一されていって欲しいですよね。そうなると凄く便利になると思うし、経済の仕組みも変わってくるんじゃ無いだろうか。

Marriott Bonvoy American Express Card


ホテルチェーン提携クレジットカードとして日本でも人気があった、Starwood Preferred Gest American ExpressCardが、 「Marriott Bonvoy American Express Premium Card」へと衣替えすることに。以前のカードだと、提供されるSPG (Bonvoy)メンバーシップがGoldだったのに対して、今回のPremium Cardだと年間400万円の利用実績でBonvoy Platimum Memberが付帯される事が大きな違い。ただ、年間400万円の利用実績は結構厳しいですよねぇ。

Hiltonの同様のカードは、年間利用額200万円でHORNOR Diamondが付帯されるので、それと比べると倍の実績が必要というのは結構厳しい気がしますね。ただ、年会費だけ見ると、Bonvoyが49,500円に対してHiltonは66,000円と割高ですが、それを考えてもHiltonの方がメリットは大きい気がします。単にメンバーシップだけでなく、使用時のポイント付与倍率とか、無料宿泊券とか、それ以外のサービスも含めて判断するべき何でしょうけど、それらを含めて見ても自分的には今回のBonvoyのカードは、一寸割高な気がします。

提携カードは、各社色々登場しているのですが、同様のアメリカのカードと比べると、日本国内で発行されているカードのサービス内容は、ちょっと厳しいというか物足りないというか、そこはビジネススキームがアメリカとは違うからなんでしょうけど、一寸納得出来ない(笑)。それでも記事の中

アメリカン・エキスプレス 日本社⾧ 吉本浩之氏は、「昨今のコロナ禍で旅行が厳しい状況下にあっても、2019年と現在の比較で会員規模が2倍以上になっている」と説明。

という部分にはちょっとビックリ。Go Toトラベルとか有ったから、会員になってよりお得により多くの特典を獲得しようとした人が多かったと言う事なんでしょうか。バリバリコロナ禍の中で、2倍になった理由というか原因を是非知りたいものです。

コロナ禍終息以降どうなるかは、まだまだ先が見えない状態ですが、今回のコロナ禍がもたらした新しい生活様式、リモートワークとかワーケーション、あるいは多拠点生活みたいな、「自宅や職場に縛られない生活・仕事」というライフスタイルは、今後も残っていくだろうし逆に新しい標準にすらなる可能性があるように感じます。実際、自分が長いことそう言う方向で仕事や日々の生活をしてきたからかなりバイアスが掛かった考え方かもしれないけれど、でもほんの二~三十年くらい前は、毎日ネクタイをして通勤をして、土日も仕事をして残業は当たり前だったものが、今ではビジネスカジュアルという言葉も聞かれなくなってきたし、週休二日どころか週休三日だし、フレックスタイムという言葉も死語になりつつある。残業が無くなり相対的な収入源を憂える問題も有るけれど、「残業は悪い事、仕事のやっている振りだけ」みたいな考え方が認められつつある事は大きいと思う。ライフスタイル、ビジネススタイルが変わる中、ホテル利用という目的も色々バラエティに富む時代になってきたから、こう言うカードに対しての興味や需用も増えて行くんじゃ無いかと感じます。

マスク不着用乗客

広島県呉市の市議ら二人が、釧路発羽田行きのAIR DO機に搭乗するときにマスク着用を拒否し、強制降機させられた件。最初、何で広島県呉市の、それも市議会議員が、わざわざ釧路まで出かけていたのか疑問だったんですが、釧路市内での講演会に出席していたと言う事。でも、その講演会なるものでノーマスクを提唱していたと言う事で、これって確信犯何じゃ無いかという印象を逆に受けたりします。

素朴な疑問として、今回の件は釧路から広島に戻る復路の話ですが、往路はどうしたのだろうかという事。AIR DOを使用したかどうかは不明ですが、飛行機を利用したとすれば往路でも同様に「マスク着用拒否」を主張しているはずで、その時は見逃されたのか、あるいは健康上の理由という表向きの理由を了解されたのか。あるいは、羽田-釧路便を往路でもAIR DOを利用していたとすると、往路でチェックされて復路ではより厳しく確認されて今回の結果になったのかもしれない。

私も新型コロナウイルス発生後何度か飛行機に搭乗して居ますが、初期の頃はマスク無しの人も極々たまに見受けられたけれど、最近では流石にマスク無しの乗客は見た記憶がありません。ただ、マスクをしていても気が緩んでいるのか、以前と比べて機内で結構声高に話しをする二人連れとか、食事の時には当然皆さんマスクを外すので、その時に話を熱心にして居る人とか。少し前にも、私の斜め前に座っていた人が、ずっとCAさんを捕まえて色々喋っている場面に遭遇しましたが、CAさんも無下に断るわけにも行かず大変だろうなぁと言う気持ちになりましたからね。機内は数分で空気全部が入れ狩るくらいの換気をして居るとは言いつつも、過去陽性者近くに座っていた人が感染したと思われる事例も有って、必ずしも空気感染(飛沫感染)だけで無く、飛沫が周りの座席とかに付着して、そこに触れた手から感染するとか、要するに元を絶たないと感染拡大は止められないわけで、そう言う意味では効果のあるマスク着用は、現時点では強制では無いけれど必須事項だと思うし、仮にも「市議会議員」という公の仕事をしているのであれば、模範的行動を示すべきだと思う。

この谷本誠一呉市議会議員は、「マスク着用の強制は憲法違反」と主張しているらしいけれど、いきなり「憲法違反」とか大きな話を持ち出す場合は、自分の経験から言うと「怪しい」と考えるべき事案。記事によれば、CAさんの説得に対して、チェックイン時に健康上の理由と説明為たことが虚偽申告であったことと、CAさんの説得に対して大声で遮るなど他の乗客への迷惑行為が想定されたので、同社の国内旅客運送約款に基づいて判断し行使された物。仮に間違っていると批判するなら、その約款に対して正当な判断では無いと言うべきで、憲法違反云々は筋違いな気がする。搭乗拒否理由が、例えば男性であるからとかの性差別とか、広島県人だからみたいな地域差別を理由していたのであれば、それならば「人権無視の憲法違反」と言っても良いと思うけれど、とてもそこまでの話じゃないし。所で、この市議会議員氏は、どうやって釧路から呉まで戻ったんだろうか。別の航空会社を利用したなら、その時もノーマスク要求をして受け入れられたのか、それとも在来線に新幹線を乗り継いで戻ったのか。そこでも、ノーマスクで移動したのか、そういう所もはっきりして欲しいですよね。

餃子の街


昨年度の餃子消費量ランキングが発表されて、浜松は一人当たりの消費金額が3700円余りで全国第二位に。 「あーあ、今年は宇都宮市に逆転されたよ」と思ったんですが、何と一位はまさかの宮崎市との事。しかも購入金額は、浜松市よりも400円以上も多い結果に。宮崎市は、昨年は3位でこの時もビックリしたんですが、2018年、2016年にも3位に入っており、そう言う意味では意外と言うほどでは無いのかもしれないけれど、やはり毎年の「餃子の街競争」では、浜松vs宇都宮の構図ばかり取り上げられるので、今回改めてビックリしたという所です。

この統計は、持ち帰り専門店や惣菜に対しての支出が対象で、冷凍食品とか外食分は含まれていません。そう言う意味では、宇都宮市はどちらかと言えば専門店での食事が多いとも聞くので、その辺りまで含めて統計を取れば、また違う結果になるんでしょうね。まぁ、何か検証とか掛けられての競争でも無いので、そんなに厳密に調査する必要も無いだろうし、こうやって年に何回かでも大きく取り上げられて、地域の知名度がアップしたり、地元の業者さんが潤うことが一番だし目的何でしょうね。

色々な土地や地域では、地域振興のためにある意味生き残りを賭けて「〇〇の街」キャンペーンに熱心で、その中でも食べ物に関しては必ず消費されるし、最近ではECを利用して全国各地のみならず世界的にもビジネスチャンスが生まれる時代だから、力が入るのは仕方ないかも。浜松市も、昔は「鰻の街」だったけれど、今は養鰻業も衰退してしまい、「浜名湖の鰻」という言葉しか残っていない状態。それでも、ブランド名としてそれなりに定着しているのだから、やはり最盛期の効果は大きい。その意識が、今の餃子競争にも出ている気がする。

中国とかシンガポール、あるいはアメリカの中国系住民の集まっている地域の中華料理店とか、それなりに本場の料理を出す場所で「餃子」を食べたことがあります。日本の餃子と一番違うと感じるのは、やはり「皮の厚さ」じゃないだろうか。日本の場合は、先ず焼き餃子が一番だから薄めの皮でパリッとしているのが人気一番だけれど、本場の餃子は基本水餃子だし、皮は主食でもあるので、もっちりした厚い皮で包まれています。実は、私はその「もっちり厚い皮」が苦手で、だから海外では殆ど食べないのですが、そう言う好みの違いも色々あることが食事としての楽しみにもなるもの。個人的には、大阪で食べた小ぶりの「一口餃子」が、おかずでは無くてお酒の肴としてぴったりで、あれを浜松でも出してくれないかと密かに希望しています(笑)。浜松餃子も、もやし以外にパリエーションを増やして欲しい。

2022年2月8日

Android TVのトラブル、か?!

先日、SHARP製テレビでAndroidをVer.10に更新すると再起動が続く問題が話題になりましたが、その対象モデルに該当する自分の4Kテレビも、更新以降どうも調子が悪い様子が見られます。 

  • 現象1: サウンドバーの接続が切れる
    YAMAHAのサウンドバーを、HDMI-2に接続して使用していますが、以前と比べてより多頻度で接続が切れて、音声がテレビに戻ってしまう現象が増えた気がします。元々の状態も、普通に使用して居るのに何故かHDMI-2に出力が無い状態になるのか接続が切れるのも問題だと思うのだけれど、それでも何時間か接続して居ると以前は発生したくらいの頻度が、今は1時間もたたないうちに発生する場合も。
  • 現象2: 左上のチャンネル表示がバラバラ
    テレビのチャンネルを切り替えると、画面左上にチャンネル番号や放送局名が表示されるのですが、以前はぱっと四角い背景とともに表示されたものが、更新後は左隅からズームアウトするようなアニメーションが加わりました。既に、そのチャンネル情報が表示されている場合(次々とリモコンのチャンネルボタンを押して切り替えていくような場合)には、最初はアニメーションで表示されますが、続く表示はそのまま表示内容だけが変わっていきます。例えばとあるチャンネル(例えば8チャンネル)を視聴中に、リモコンで別のチャンネル(例えば4チャンネル)ボタンを押と、画面が一度暗転して左上からアニメーションで四角い表示域がせり出すような感じで登場して、そこにチャンネル情報が表示されて、その放送局の番組が画面に表示されるという感じ。何か、Android TVはチャンネル切替動作が遅いという印象があるんですが、そのアニメーションのためにさらに切替が遅くなっている気がするんですよね。
  • 現象3: Amazon Prime Videoでハング
    以前、YouTubeで同様の現象が発生したんですが、テレビリモコンでAmazon Prime Videoを選択して、その中からコンテンツを選んで実行再生しようとしたら、画面にクルクル回るローディング中のアニメーションが表示されて、ずっとそのままの状態に。チャンネルボタンとか、YouTubeへの切替は出来るんですが、Amazon Prime Videoに入ると、そのぐるぐる状態のまま。PCならEscに相当する(?)「戻る」ボタンを押したり、「終了」ボタンを押したりするうちに、Prime Videoのトップ画面には戻るのですが、そこでまたコンテンツを選択して再生しようとすると同じ状態に。原因は不明で、今回はGoogle系では無いAmazonでの問題発生なんですが、試しに以前と同様にTVに登録している自分のAmazonアカウントを一度削除してから、再登録してみたところ問題は解決。今の所再発はしていませんが、これもAndroid更新の副作用かなぁ...
どうしても疑心暗鬼になってしまうんですが、テレビ本体の問題以上に自分の精神状態が不安定になるのが困ってしまいます。何とか、もっと安定して欲しいのですが、Googleは問題修正のパッチ配布とかするんだろうか。

オーストラリア入国制限解除

オーストラリアが、2年振りに入国制限を全面的に解除するというニュース。今年に入って、ビザ所有者を対象に制限緩和をしてきたオーストラリアですが、二回の接種を条件に入国時の隔離期間無しの「全面解除」は嬉しいニュース。

厳しい隔離政策により、新型コロナウイルスの進入を防いで感染終息を進めていたオーストラリアというイメージがあったので、今回の決定は結構画期的な判断のように感じますが、それだけ観光を中心にしたオーストラリア経済に対しての影響が大きかったと言う事なんだろうか。 

南半球のオーストラリアは、日本とは逆で今は夏のシーズンで訪問先としては例年ならば人気観光地の一つ。私も過去何度かシドニーへ行っていますが、南北の移動で時差の影響が殆ど無いのは本当に助かります。オーストラリア、シンガポール辺りは、ですから早く自由に以前のように行き来できるようになって欲しい(笑)。

とは言っても、未だオミクロン株の感染拡大が収まらない日本としては、出るのは自由だけれど入る事は難しい状態。空港到着時の隔離期間も、以前よりは短くなったけれど、それでも一週間とか10日間とか隔離されるのは大変。自家用車で移動すれば、その隔離期間も「自宅隔離」で対応可能なので、物理的に不可能では無いけれど、流石に浜松から車を転がして成田まで行き、また成田から浜松まで戻ってくるのは大変だし。実行再戦数も1.2を切り、あと少しの状態。何とか今月中には第六波の終息と、渡航制限の緩和か可能なら解除を期待したいですね。

2022年2月7日

リセットしたら何でも「スッキリ」

産経新聞に掲載された、沖縄選出の元衆議院議員・屋良朝博氏の発言。 

『独立したらスッキリするねぇ』

まぁ、気持ちは分からないでも無いし、記事中に指摘されているように、沖縄兼よりも規模も人口も小さな「国家」は世界の中で探せば幾つかはあるかもしれない。でも、一寸無責任な発言でもあることは確かな気がする。

まず「独立」の意味は、何処までの独立なのだろうか。今の沖縄県は、日本国の一地方自治体な訳だけれど、文字通り「独立国家・沖縄」となりたいのか、あるいはアメリカの州のような、日本国には所属しているけれど、行政等の面で独自性を強めた、東京都よりもさらに独立性の高い「自主財源・自主政策」を持てるような地位を期待しているのだろうか。まぁ、彼らの一番の課題は沖縄駐留米軍問題で、その米軍基地撤退が一番の課題だろうから、そうなると「独立」する事で「安全保障問題」に対しても独自の立場を主張できる位の地位になりたいと考えていることは確か。となると、日本国に所属している間は、どうしても安全保障問題は「日本とアメリカの課題」になってしまうから、「沖縄国」として独立することを想定していると言えるでしょう。

その場合、逆に彼らは経済的・地勢的に安定した存在として、今の地位と同等以上の生活を維持出来るのかというのが大きな課題に。旧宗主国として、独立後の日本がどれだけ沖縄国に対して恩恵措置を取るかにも寄るけれど、結構経済的に依存度が高いだけに、またアメリカ基地経済にも依存して居る部分はあるだろうから、その影響も大きいのでは。例えば、沖縄路線は国内線の中では人気トップの路線の一つだけれど、これが国際線となるとどれだけの人流が発生するか分からない。日本と韓国の往来が、日本の地方都市からの路線も含めてコロナ禍前は旺盛だったから、それに近いことは可能かもしれないけれど、あれは韓国の観光地としての人気も走だけれど、仁川経由での国際線乗り継ぎが便利という面もあったから、那覇空港をもっと拡張しないと同様の事は難しいかもしれない。

 沖縄県の一般会計を見ると7,300億円位なんですが、税収は1,300億円位。逆に、地方交付税が2,100億円で、さらに「国庫支出金」の1,900億円が、所謂「沖縄振興予算」の一部じゃないだろうか。合わせて、一般会計の半分以上が、日本国からの支援に頼っているわけだけれど、独立するとこの予算が無くなることを前提にしないといけないわけで、その対策はどうするのか。それこそ、日本では無く中国の属国としてでも新たに契約をしないと、とても無理な気がするし、あるいは沖縄国民の生活レベルを一気に下げて社会費用を減らさないと、無理なんじゃ無いだろうか。「リセットしてやり直す」事は、一番簡単で後腐れ無くて、柵も無くなるから一番理想的な気がするんですが、実際にやってみると、これまで当たり前に存在していた物が無くなるので、その手当から考えないといけない。独立して一人暮らしを始めるのが良い例だと思うけれど、それこそ布団から家電製品の手当に、さまざまな申請手続き。そう言う事をしつつ、日々の生活だって続けないといけない。回りにコンビニとかスーパーがあれば、取りあえず食べることには困らないかもしれないけれど、当初はお金も無いからそればかり続けることも出来ない。パソコンのリカバリーも同様ですが、確かに全部消してリセットするのはスッキリして楽だけれど、そこから元の状態に戻していくのがかなり面倒というか大変。結果、「もうリカバリーなんかしたくない」と思うことも少なくありません。一般の人がそう言う事を言うのはまだしも、国会議員として責任があった人がそう言う事を言うのは、職場放棄というか職業放棄に近い考えじゃ無いだろうか。まぁ、落選しているから言えるは無しだとは思うけれど。

自動運転三原則

先日ネットのタイムライン(TL)を眺めていたら、自動車の自動運転に関しての話で、こんなことが書き込まれていました。自動運転技術が進んで、人間がハンドルを握らなくても目的地に運んでくれるようになった場合、突然前方に飛び出した人を回避するために、車が右か左にハンドルを切らないといけないような場合の事。右にハンドルを切ると、二人歩行者に衝突する可能性があり、左だと三人歩行者がいる。この時自動運転自動車の判断はどうするのか、みたいな話でした。多分、急停車は間に合わないと言う想定だったので、直進する、右折する、左折する、の三択のうち、自動運転はどれを選択するのか、みたいな想定なんでしょうね。

結論までは至らなかったんですが、Amazonだったかな、アメリカのメーカーはそんな場合も想定して回避プログラムみたいなものを研究しているらしい。因みにこのケースでの回答は、そのまま直進するだったように思いますが(被害を受ける人数が一番少ないから)、中々悩ましいところですよね。

この話を見ていて思いだしたのが、アシモフの「ロボット三原則」の話。 何か似ているんじゃ無いのかと思うんですよね。特に、今後自動運転がますます高度化して、ほぼ人間が運転するのと変わりなくなり、しかし人間のような思い込みやミスがなくなっていけば、交通事故は減るだろうけど、その自動運転技術が「完璧」となればなるほど、今回の例のようにどうしても避けられないような事故の場合には、逆に問題が大きくなりそうな気もします。これまでなら「人間の操作ミス」で終わっていたものが、「自動運転のミス」とは言えないわけですからね。

悩ましいのは、自動運転の場合、守るべき「人間」は乗車している人なのか、周りの人達も含まれるのかと言う事。どちらか一方しか助けられない場合に、どちらを優先するのかというのは、ロボット系SFでも良くある設定のような気がする。今はまだ人間(=ドライバー)が主で、自動運転はまだ補助的な道具でしか無いから、実際に交通事故が発生した場合には、人間の責任に追うところも多いのだろうけど、それにしても人間がハンドルを握っていない場合に発生した事故に関しては、何処に責任が発生するのか簡単には決まらないでしょうね。ただ、SFの中の話だった「三原則」が、現実に検討されるような時代になったというのは、一寸感慨深い気がする。

2022年2月6日

そこは広報の責任では

二回目までと比べて、中々接種が進まない三回目のブースター接種の責任を問われる堀内大臣に対して、それを弁護する前ワクチン担当大臣の河野議員。

最初のツイートでも、状況が分かっていることは分かるのだけれど、コロナ禍もまだ収束して居るわけでも無いのに、何故そんなに支援体制が変わってしまったのか、その説明が政府から無いから、堀内大臣に批判が集まることも仕方ない気がします。書かれていることは、結構重要な問題だと思うのに、それに対して堀内大臣からの要求とか対策はどうしているんだろうか。色々理由や状況の編があっての体制の変更なんだろうけど、やはり責任者として必要な作業を進めるために不足している点、戻すべきと思うことは主張して官邸に掛け合って取り戻さないといけないと思う。

一つありそうなのは、これまで2年近くコロナ禍対策をして、それなりに体制なり仕組みが完成したから、その部分に掛かっていたリソースを減らすという事はあると思う。でも、ワクチンチームの人数を削減なら分かるけれど「激減」というのは疑問だし、都道府県とのリエゾンチームが開催とか、ワクチンメーカーとの交渉一元化が成されていないとか、根本的に問題点が残っているように感じられます。このツイートの数日前に、YouTubeで河野氏が出演している魚屋さんのチャンネルを見たのですが、同じ央子とを言われていたんですよね。つまり、昨日供給に分かった話でもないわけで、それならば元責任者として岸田氏なり官房長官なりに具申しても決して権限の逸脱では無いと思う。と言うか、広報宣伝の責任者に河野氏は今はなっているのだから、そう言う事を発言して周知していくことも仕事の一つなのでは。

官邸の主役が、菅氏から岸田氏に変わった故の影響なのかもしれないし、デルタ株が日本では比較的軽微な状態で進んでいたから、オミクロン株対策に後手に回っているのかもしれないけれど、必要な事は今すぐにでも実行するのが内閣の責任だと思うし、非常事態宣言よりも必要な情報が十分に届いていないことをもっと重要視するべきだと思う。実は、ワクチン接種で2回目はとっくに国民の8割越えしていると思っていたら、まだ80%を超えていないんですよね。随分前に一回目が一億回を超えていたので、2回目もとっくに一億回を超えていたと思っていたんですが、まだそうでは無いらしい。ピーク時には一日あたり170万人も接種していたのに、今はどれくらいの接種者数なのだろうか。3回目の接種も進めないといけない事は分かるけれど、今2回目を打つ人も実質的には抗体が増えるから3回目のブースター接種と同じ位の効果が期待出来るんじゃ無いだろうか。そう言う意味では、3回目とともに1回目を接種した人の2回目完了を早く進めるべきでは。そういう部分での堀内ワクチン担当大臣の責任は大きいと思うし、前任者としてまた党の広報責任者として、河野氏の活動ももっと積極的に進めて欲しい。それは、決してご本人も嫌いじゃ無いだろうし。

合同トライアウト

「合同トライアウト」と聞くと、まずはプロ野球のシーズンオフに、各チームから自由契約となった選手が集まって開催される、プロ野球の合同トライアウトを思いだしてしまいます。最近では、毎年のようにその様子がテレビでも放送されるので、トライアウトの内容寄りも、そのトライアウトに至るまで、トライアウト中、トライアウト後の、色々な人生模様の方が主題のような番組になっているけれど。参加している選手にとっても、環境を変えて再起したいという人も居れば、期待されて入った野球とのけじめを付けるためにあえて参加している選手も居るだろうし、参加する側に取っても色々な理由が入り交じる複雑な一時なんでしょうね。

で、プロ野球では無く、国内アメリカンフットボールリーグの「Xリーグ」が、3月に「合同トライアウト」を開催するという話。自分が現役の頃は、多くのチームが企業チームだったので、基本トライアウトではなくて就職試験を受験して貰う勧誘がメイン。数少ないクラブチームであった、例えばアサヒビールシルバースターは、あの当時は殆どが日大・日体大OBチームという色合いが強くて、基本OBが卒業生を勧誘する形でした。クラブチームの多くが、大学のOBによって卒業後のプレーを目的に創設されていたチームが多いから、そう言う形になるのはある意味自然。ただ、企業チームもバブル崩壊とともに撤退したり、チーム存続のために多数のスポンサー獲得のためにクラブチーム化していくと、正直な話、どのチームも優秀な選手を集めて強いチームを作りたい気持ちに変わりは無いわけで、2010年代くらいからかなぁ、人気チームを中心に「トライアウト」が始まり、「やっぱり強いチームには希望者も集まるから、セレクションする位の余裕があるんだ」と羨ましい限りでした。

今回の合同トライアウトが開催されるまで、各チームが自分達のチームに参加して貰える選手を募り、その中から不足しているポジションや人材を選択して行く感じなんですが、正直なところ多くのチームは選手登録可能な最大数(64名)に足らない場合もあり、「トライアウト」という名前で参加者募集する事がメインで、そこで不採用となることはよほどの事が無い限り無いんじゃ無いだろうか。勿論、某チームとかあのチームとか、日本トップクラスで参加者も多いチームは、実際に成績優秀者を篩に掛けるんだろうけど、そんなチームは極々一部でしょうし。で、課題は、チーム数が少ないとは言え、関東だけでもX1 Superから、X1 Area、X2、X3と合わせれば数十チームあるわけで、どうしても開催が重複してしまいます。また、関東地域のチームと言っても、神奈川県、東京都、埼玉県、千葉県、茨城県と散らばっていて、同日に掛け持ち参加することも難しい。どうしても、有名チームのトライアウトには選手が集中する傾向になるんですが、そのチームが自分に合ったチーム名のかどうかは他のチームと比較出来ないからその時点では確かでは無い。実際に練習とかに参加してみて「あれ、思っていたのと違うな」と感じる事も、結構多いんじゃ無いだろうか。

今回の「合同トライアウト」には、X1 SuperからX2までの20チームが参加する予定で、しかも開催地は川崎の富士通スタジアム川崎ですが、名古屋、関西、福岡のチームも参加するとのこと。あくまで想像ですが、遠隔地のチームであっても、当日の記録や映像データは参照出来るだろうから、少数のスタッフ派遣でも選手獲得の可能性が生まれるだろうし、大きいのは選手数も多い関東圏で自分達のチームを知って貰えることも大きい効果では。チーム毎のトライアウトも開催する事は自由なので、そちらに参加して貰うことも可能だろうし、条件が合えば直接交渉する事も可能だろうし。何名くらいの参加者があるか分からないけれど、多くの参加者が集まり、どのチームも100%は無理としても、やる気のあるチームにあった有望選手を多く見つけることが出来る機械なって欲しいですよね。正直、X1 Superの中でも上位と下位とではまだまだ実力差を感じる状態ですが、やはり戦力が均衡化されて、接戦・熱戦・激戦を見ることが出来るようになる事がファンとしては一番の醍醐味な訳ですから。その為の第一歩として、この一回の合同トライアウトを成功させて、今後に続く切掛にして欲しいですね。

2022年2月5日

量り売りチャンス


タイガー魔法瓶の「真空断熱炭酸ボトル」は、結構話題になった商品ですが、その工夫に関しての記事。 私は、コーラなどの炭酸飲料は飲まないので、余りこのボトルの活躍する場面は無さそうですが、季候が良くなったらビールとかシャンパンとか入れて出かけるのは「有り」かもしれない(マテ)。

この商品、500mlの物から最大1.5Lの物までサイズ展開しているそうですが、まぁちょっとした外出時に、外で例えばスポーツ観戦と掠るときに飲むのであれば、500ml位が丁度いいかな。保温性能も優れているようなので、ビールを入れて、さらに小さな保冷剤みたいなものを中に入れられれば、真夏の外できんきんに冷えたビールが飲めるのは幸せかも(笑)。

ここでふと思ったんですが、酒屋さんで量り売りとかしてくれないだろうかということ。普通ならば、例えば缶ビールをこのボトルに入れて持ち出すんだろうけど、もう一寸欲しいと思ったときに、今度は缶ビールを買って飲むなら、最初から缶ビールをコンビニとかで購入した方が速い。まぁ、コンビニ店頭は厳しいとしても、街中のレストランとか飲食店でビールサーバーとかあるお店で、このボトルに量り売りとかしてくれたら、結構持ち歩くことも苦にならなそうなんだけれど、いろいろ法律的にもそれは難しいんだろうなぁ。

昔の酒屋さんだと、結構量り売りとかやってたんですよね。最近でも、使い捨てカップを減らすために、リフィル可能なボトル持参とか推奨されているわけで、そう言うビジネスモデルがこれから生まれるかも。例えばプロ野球観戦の時に、スタンドでビールを売るけれど、その時にこう言うボトル持参だとそこにビールを入れてくれるとかなら可能性は高そう。その球団のロゴ入りボトル持参だと、カップ代を20円割り引くとか、付加サービスも色々出来そうだし。先日の、「酒飲みの免罪符」じゃ無いけれど、変に「水」と書かれたボトルにお酒を偲ばせるよりも、こう言うボトルでビールを飲む方がまだ理屈としては筋が通っている気がする。でも、いずれの場合も、公共の場所での飲酒は、ほどほどよりも控えめにしないとね。