ジャーナリストの佐々木俊尚氏が引用されていた、「酒飲みの免罪符」に関しての記事。 無印良品で販売されている、ミネラルウォーターを入れる「水」と印刷されたボトルに、無色のアルコール飲料(焼酎)を入れて飲むという話で、ボトルに「水」と印刷されているから「免罪符」と言っているのだろうけど、それ「免罪符」の使い方間違っていないか?
「免罪符」とは、罪や罰を免れるための証書とか物なわけで、このボトルにアルコール飲料が入っていれば、そこに何が書かれていようが、アルコール飲酒禁止の場所・場面で飲めば駄目だし、そうで無ければその人の常識というか状況次第。単に、自分の後ろめたい気持ちを正当化するための「言い訳」というか何というか。いずれにしても、無印良品から見たら、折角SDGsに配慮した製品を販売したら、それを目的外の使用に悪用されたとも言えるわけで、厳しい言い方をすれば「いい迷惑な話」。
最近は年齢のせいか昔の1/10も飲めなくなり、食事の時にもそんなにアルコールが欲しいなとは思わなくなってしまったこともあるけれど、若い頃は「ここで一口有れば」という時は結構有りました。昔は、スキットルを持っていて、そこにウィスキー(バーボン)を入れてフットボールの試合観戦をしたりしたものですが、流石に最近はそう言う事をやる機会も減ったし、大体昼間から飲むとそのまま横になってしまい、夜まで目が覚めないくらいまで弱ってしまったから(笑)、もう物理的に無理。ただ、飲みたいのであれば、またそれが許される状況であるなら、正々堂々と飲めば良いだろうし。まぁ、隠れて飲むという「背徳感」がまたお酒や料理の味を妙に高めるという事があることも否定しないけれど。
先日象印から、炭酸飲料を入れられるタンブラーが発売されたけれど、あれにビールを入れて飲もうと思えば出来るようになったわけです。炭酸系で無ければ、中身の見えないタンブラーに入れてしまえば、ワインだろうとウイスキーだろうと周りからは分からない。まぁ、入れ物が何であろうと、アルコールを飲めば多くの場合アルコールの匂いが周りには漏れるわけで、その匂いまで消える「ボトル」が開発されればまた別なんだろうけど。サンドウィッチマンのギャグで「〇〇食べれば、カロリーゼロ」というものがあるんですが、このボトルを使用しても「ノンアルコール」にはならないわけで、逆にこう言うことが流行ってしまうと、これまで許されていた場所でも規制がどんどん厳しくなるんだろうなぁ。私は、変な酔っ払いが隣で隠れ飲酒しながら観戦することは好まないので、飲料ドリンクの持ち込み不可、が一般化してくれることには賛成だけれど。結局は、自業自得ということですね。
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