2023年4月30日

卵不足

鳥インフルエンザの影響で、物価の優等生だった「卵」が高騰。勿論、鶏肉も不足して焼き鳥屋さんも苦労しているのですが、卵の場合マヨネーズやケーキ等、他の食品・調味料の原材料でも有るので、その影響は甚大。そんな話が、日本だけでは無く日本の卵が輸出されている香港でも発生しているというニュース。 

先ず驚いたのが、卵の生産数。日本産卵の99%が国内消費で、輸出される1%の卵の92%(全体の0.92%)が香港に行くのだけれど、その個数が4億個(!)。逆算すると、日本の年間卵生産量って、435億個もあるの?! 農林水産省のデータを調べてみたら、生産トン数の資料しか見つからなかったんですが、キューピータマゴ株式会社の「卵の知識」を見ると、日本人一人当たり年間337個消費しているらしい。

日本人の人口1億3000万人として、337個掛けると、438億1千万個となりますから、いゃぁ実際すごい量の卵が毎年生産されているんだなぁとビックリ。マヨラーも多いから、その多くはマヨネーズとかに加工されているんだろうけど、日本人にとって卵ってかけがえのない食品だし、やはり炊きたてご飯に生卵をかけて食べる「卵掛けご飯」は、本当にご馳走だと思う。ここに、お漬物、お味噌汁、佃煮があれば、もう完璧な和食の朝食だと思うなぁ。で、その日本の朝食が、香港でも大人気だと言う事。

自分は香港へは行ったことも無いし、香港での中華料理と言うものも食べたことは無いけれど、日本人の味覚にもあうと言われている広東料理に近いらしい。港町でもあるので、海鮮料理等も多くて、そう言う意味では日本人も香港料理好きだし、香港の人が日本料理に嵌まるのも当然かも。あと、日本以外の国や地域では、生卵を食べる食事って多分殆ど無いと思うんですよね。欧州の場合は、「卵=生命」みたいなイメージがあるから、ある意味背徳感というか禁断の行為みたいな事もあるだろうし、勿論衛生面で生では食べられない・食べないものを食べるという特別感もあるでしょうね。今では普通に食べられるようになった「お刺身」なんかも、日本以外では自殺行為に近い肝試しみたいな感じだったわけで、それに近いものがあると思う。出、日本に来て初めて「TKG(Tamago-Kake Gohan)」にハマる欧米人が多いのも頷けるかも。卵料理が和洋中どこにでもあるように、どんな調味料でも卵と合わせたら、それなりに美味しい味付けになりますから、多分どんな地域の人の舌にも合いそうな気がする。

香港でブームとなっている日本産卵ですが、現地で日本方式で生産したらと思ったのですが、土地の無い香港では鶏舎だけで無く、鳥インフルエンザ等の予防のための緩衝地帯も作らないといけないから、無理なんだろうなぁ。隣りの深圳当たりに大規模な養鶏場を作ればとも思うけれど、信条としては「同じ物なら、本当に日本から来た物を」なんでしょうね。確かに沖縄からなら距離的にも近いし、可能なんだろうけど、僅か全体の0.92%とはいえ4億個も香港に行っているというのは驚きですね。日本の技術で、冷凍するのでは冷蔵とか半冷凍みたいな技術で長期保存出来るようにして、もっと遠い地域へも輸出出来るようにしたらもっと受けるんじゃ無いだろうか。ただ、そうなると国内の製造量が追いつかなくて、今回の様に大規模な鳥インフルエンザが発生したら、壊滅的な状態になりそうだけれど。国内の卵不足が、意外な場所にも波及していて本当に驚きました。アメリカのホテルで朝食食べると、大体オムレツとかスクランブルエッグとか作ってくれるけれど、殆どの場合しっかり火を通した「硬いオムレツ」や「ぼそぼそしたスクランブルエッグ」で、日本人としては非常に不満なんですよね。ただ無効は卵の品質があるから、日本のように半熟での調理は出来ないので仕方ないのだけれど。でも、「Sashimi」に続いて「TKG」が世界でブームになる日も遠くないかも。

G.W.始まる

G.W.が始まり、国内は「お休みモード」一色。うちも、4年振りに姪っ子と弟家族が帰省してきて、暫くは賑やかな状態が続きそう。ただ、浜松は連休初日から天気が崩れ始めていて、今朝もかなり強い雨風の天気なので、ちょっと外に出るのもままならない感じなのが残念なんですが。 

水際措置も撤廃されて、日本から海外、海外から日本に来る人も一気に増えて、昨日のニュースでは羽田空港の国際線ターミナルの様子が何度も放送されていました。早朝からチェックインカウンター回りや保安検査場には長い列が出来ていて、皆さん我慢に我慢を重ねていた反動が、今回一気に吹き出てきているんだろうなぁと、一足先に放出した人が言っています(笑)。一寸気になったのは、どの番組も国際線出発の様子は羽田のT3(旧国際線ターミナル)からばかりで、もっと多いであろう成田空港からの中継が無い。成田は混雑していないわけでは無いだろうけど、結局距離が遠いから近場の羽田空港で賄ったと言う事なんだろうか(意地悪)。

その羽田空港の国際線ですが、今回の緩和措置後も第2ターミナルの国際線共用部分の利用再開はまだされないらしい。それに関連しての設備やサービスの制限も、まだ暫くは続くらしい。完全に個人的な肌感覚ですが、先日ハワイ旅行で利用した成田空港の利用状況は、コロナ禍以前の6~7割位の印象でした。羽田空港も、地の利があるから成田よりは増えているかもしれないけれど、それでも7割位何じゃ無いかなぁ。それならば、まだT2の国際線ターミナルを再開しなくてもT3だけで賄えるでしょうね。それでも、UAの夏ダイヤではかなりのフライトが復便・増便しているわけで、そう言う意味ではもう少し盛り上がってもいいきがするんですが。そうそう、先日のハワイからの帰国便で、成田空港の45番ゲートに到着した後、40番台のゲートが集まって居る第4サテライトから、第3サテライトを通り南ウイング下の検疫・入国・税関審査場へ移動したんですが、昨年のグアム旅行の時には閉鎖されていた第4サテライトには、到着したA380以外にも駐機していたし、通過した第3サテライトの凌駕には、それぞれのゲートにUA機が駐機していて、ちょっとビックリしました。少しずつですが、需要と供給が回復してきていることを実感した瞬間でしたね。

今の所、まだ予定段階の7月に予定しているLAX行きですが、このフライトでは諸般の事情から羽田発のUA便で往復する予定。成田空港も悪いわけじゃ無いのですが、やはり羽田空港からの海外出発というはまた違った喜びというか楽しみが感じられる事も事実。また、サービスその他諸々含めたら、まぁUA機よりはANA機利用の方が多分貝適度や満足度は高いのだろうけど、やはり長年30年以上付き合ってきたUAだけに、妙に親近感というか「たで食う虫も好き好き」というか(失礼)、ちょっと楽しみでもあるですよね。多分、最新のPolaris Seatを利用するのは、このフライトが初めてじゃ無いだろうか。心配なのは、このG.W.の移動で感染拡大が再発して、再び移動制限とかが適用されること。油断しないで、過信しないで、本当の意味での「コロナとの共生」が5月から始まるように自分も注意しないと。

2023年4月29日

いつも卓袱台返し

産経新聞の記事なので、話半分としても十分納得出来る(納得してしまう?!)内容。議会で多数を得ているから「与党」なわけで、実質的な主導権は与党が持っていることは確かだけれど、彼らだって100%完璧な法案だったり提案が出来る分けでは無く、必要な修正なり要求を入れていくのが野党の重要な仕事のはず。今回だって野党の要求がかなり取り込まれていて、中でも立憲民主党は参考人として招致したご本人が非常に評価した内容を、拒否してしまうという暴挙と言うかいつもの「仕草」。 

いつだったか、ちょっと前のことだと思うけれど、何かの法案で与野党が譲らず合意が進まず、それでも法案成立させたい与党が野党案を丸呑みしたような妥協をして合意形成しようとしたら、その野党が法案内容よりも「成立させない」事を優先して、自らの提案を拒否するという意味不明な行動をしたことがあったと思いますが、それと同じ事ですよね。 

同じ野党でも、維新の会や国民民主党は修正案を入れ込むことに成功し、結果的に彼らは「野党としての仕事」を達成したことに。一方の立憲民主党は、それなりに評価されるべき修正案が取り入れられるところまで担当者が努力したのに、最後は「党利党略」とも言えないような、単なる面子なのか我が儘なのか、とにかく与党の利益になる事が気に入らないから反対みたいな印象しか受けないですよね。部分的成功は成功で無く、自分達の主張が100%受け入れられる「完全成功」以外は受入ラリ無いと言う事は、主導権を持っていない野党としては「何もしない・何も出来ない」事を明言している恥ずかしい姿なのではと感じます。別の言い方をすれば、この人達は良く「強行採決」を批判するけれど、自分達から「是非強行採決してください」と言っているとも言えるのでは。

今回の法案の担当者の一人だった立憲民主党の寺田学議員は、かなり忸怩たる想いの様子らしいけれど、こういう経験をした所属議員って、それでもこの政党で何か実現したいと思うのだろうか。勿論、全く何も出来ないわけでは無いと思うけれど、チャンスがあるのに自らそのチャンスを潰すようなことを繰り返していて、何かをやり遂げる以前にそう言うことをやろうという気持ちが生まれなくなるんじゃ無いだろうか。うちの会社だと、毎年一回覆面インタビューみたいな物が会社から社員一人一人に送られていて、自分の上司やその上の上司、あるいは会社の施策や教育とか、広い範囲でいろいろな質問に応えて、組織や会社の問題点を見つけて対策を取るようなことをやるんですが、彼らにもそれが必要なのでは。もっとも、結果はやるまでもない気がするけれど。

旧民主党が自民党を破って政権与党に就いた時に、彼らはどうやって支持を集めて逆転したのかと考えてみるんですが、結局は彼らが何か地道な努力をして評価を得て与党になったわけでは無く、自民党への評価が下がった故に相対的に民主党に対しての期待値が上がって、あの政権交代が実現しただけなんですよね。だから、いざ政権与党になってみたら、経験不足認識不足知識不足に考え不足で、実のある政策をするどころかどんどん自分達の公約を反故にして、結果的には元の自民党政権と変わらないような政策に回帰するばかり。結果的に3年3ヶ月で再び政権は交代したのですが、もしもう少し長く彼らが政権担当をしていたら、学習して経験値を積んで少しはまともな政権運営できただろうかと考えるんですが、今の様子を見ていると多分駄目でしょうね。どんなに頑張っても、4年の間には必ず衆議院選挙があり政権選択が行われるわけで、あの時野田政権が解散しなくても、その数ヶ月後には必ず衆議院選挙は行われていたはず。ただあの時点で、既に民主党政権に対しての評価は低かった(最低の菅直人政権時代よりは、野田政権で少し持ち直したけれど)ので、どのみち自民党への政権交代はあっただろうけど。そういう状況から、心ある人達は別の場所へ活動の場を求めたり、やっぱり駄目な人は乱戦して政界を去り、今残っている人達は良くも悪くも当時の様子をかなり凝縮した人達ばかりだから、困難になってしまうんだろうな。背景は理解出来るけれど、本当迷惑なだけ。

NFLドラフト2023

昨日開催された、NFLドラフト2023。CS放送のG+で生中継されていて、大谷選手の試合の後はずっとつけっぱなしでした(笑)。ドラフトされた選手やチーム戦力など、語れるほどの知識も経験も無いのでその部分は割愛するとして(をぃ)、NFLドラフトを見ていていつも感じるのは、ドラフトされた選手の表情なんですよね。 

NFLの場合32チームが所属していて、どこから指名されるか全く分からない。日本のプロ野球のドラフトの場合は、事前に指名選手の予想が出たりして、それが案外当たっているのだけれど、NFLドラフトは本当の指名の直前まで色々なやり取りや駆け引きがあるみたいで、今回も結構意外な指名もあったみたいですね。それでも、ドラフト会場に招待されていて、指名と同時にステージに登場したりする演出もあるから、有る程度はやはり分かるんだろうけど、でも招待されて指名されずに帰宅する場合もあるんだろうか。

で、日本のプロ野球ドラフトと一番違うなぁと感じるのが、日本の場合は指名球団によっては希望球団で無い場合に結構ドラフトされた選手の表情に出たりするんですが、NFLの場合は「指名されればOK」みたいな感じで、あまり指名されたチームに対しての好き嫌いは無いみたいに感じます。一つは、NFLでプレーすること自体がかなり狭き門で指名されること自体が宝くじに当たったみたいな感じだろうという点と、もう一つは結構トレードで数年で別のチームへ移籍することも良くあるから、余り最初のチームに拘らなくても良いという気持ちもあるのかもしれない。

それは、NFL自体が戦力の均衡を進めて、実力伯仲したチーム同士が鬩ぎ合いの試合をすることで、多くのファン獲得に繋げているからだと思う。特定のチームが強ければ良いと言うだけでは、その競技としてあるいは団体として将来性が無いと言う事を、早くから表していたと思います。だから、ドラフト件をトレードの条件にしたりすることも、より良い選手を獲得するために出てきたアイデアだろうけど、まぁ日本だと思いつかないようなアイデアだと思う。で、ドラフトで選抜された選手も、これからチームのキャンプに参加して、ドラフト外の選手との競走もあるし、仮にロースター入りしたとしても、シーズンの成績次第ではカットだってあり得るし、そこはかなりドライな世界。だからこそ、シンデレラプレーヤーみたいな人も誕生するし、鳴り物入りでNFL入りしても泣かずとバスで消えていくのは、プロ野球やその他プロスポーツでは当然。そう言う意味では、ドラフトが頂点だった選手も沢山いるでしょうね。ドラフトが終わり、NFLは秋のシーズンまで暫く静かになります。その間は国内のフットボールに専念しないと。

2023年4月28日

ああ言えばこう言う

作の補選中、山口4区に立候補した立憲民主党の有田芳生氏が、「下関は統一教会の聖地。これを発ちきるためには自分が当選しないと」というような演説を繰り返して顰蹙に。更に、その発言に同調し賛成する同僚議員やら自称ジャーナリストやら、さらにはテレビのワイドショー等いろいろ。それに対して、地元出身タレント等が選挙中とはいえ根拠の無い発言を批判すると、今度は名誉毀損で告訴するみたいな反応をする始末。しかも、選挙後もその言説を訂正することも謝罪することもしない。 

その「下関は藤一教会の聖地」発言に対して、当の旧統一教会、現世界平和統一過程連合が公式リリースを出し、そんな事実は無いと完全否定。有田氏側が「聖地の根拠」としている教会側の発言は、あくまで「聖地と同じ位大切な場所」という意味の、ある意味リップサービスであり、本来の意味での「聖地」ではないと完全否定。逆に、東京、名古屋、大阪、高松、広島、福岡、札幌、仙台の8箇所に「聖地」を定めたと言っているわけで、有田氏や立憲民主党の論理に従えば、それら8地域の人達に対しても「聖地からの解放」をしないといけない。でもそうなると立憲民主党は、数少ない大票田の支持者を一気に失うことになりそう。

で、そういう旧統一教会側の正式リリースで否定されたら、今度は「彼らの言う事を信じるのか」みたいな反応をしていて、をぃをぃ、最初の言い分と矛盾しているんじゃ無いかと、小一時間。決して自分の間違いを認めるとか、考えを訂正するとか、謝罪するなんて行為は死んでもやりたくないやらない人達だから、とにかくその場凌ぎの言い訳にもならないような良いわけでやり過ごしたつもりになっているだけ。大体何度でも書くけれど、有田氏なんて20年前くらいから統一教会関係のジャーナリストとしてメディアにも登場していて、さらに12年間も参議院議員をやっていながら、その間に今回みたいな話をしたとか何か対策に関して活動したとか言う話は聞いたことも無い。安倍氏殺害事件で、急に統一教会がクローズアップされてきたので、初めて「専門家」みたいな顔で再登板してきただけですよね。

昔オウム真理教のサリン事件後に、教団の責任を問われて対応していた広報担当の上祐氏が、のらりくらりとメディアの追求をかわしていて、付いたあだ名が「ああ言えば上祐(こう言う)」と言われたけれど、まぁそれよりはレベルは低いけれど似たようなもの。感じるのは、そういう行動様式というのは、有田氏とか同僚議員だけで無く、この政党自体の雰囲気がそうなんですよね。それは、散々支持者の期待値を煽って上げて政権獲得したのに、獲得した途端に現実の壁にぶち当たり、散々美味しいことを言っていたのに知らんぷりを決め込み、「そんなこと言ってましたっけ」とバックレたことは決して忘れられないだろうなぁ。逆に言えば、そういう行動様式の人しか今の立憲民主党という政党には残っていないのかもしれない。まぁ、有田氏発言なんかよりも、今はもっと重大な「小西問題」に関して、ちゃんと対応して欲しいですよね。あれって、国家の機密漏洩問題なのだから、場合によってはスパイ罪とか反逆罪とかに問われてもおかしくない事案だと思うし。

A380 3機体制

先日行ってきたANAのホノルル路線に、A380の3号機を予定よりも早く投入するかもという記事。 A380は、現在1号機、2号機が投入されているんですが、先日自分も利用した4月20日からA380が2機でのデイリー運航が始まり、7月に入ると現在運休中の成田発の遅いフライトが復便をして、1日2往復のダブルデイリー体制になるのですが、もしかしたらその時に3号機の投入もあるかという話。

現在はデイリー運航なので、2機交代で運航すれば整備用の余裕も生まれて、毎日A380を飛ばすことが出来ますが、ダブルデイリーとなると、一週間のうちどこかで整備日を取らないと毎日は運航できないので、やはり3号機の投入が待たれるところ。でも、そうなるとA380の大体で入るB777とかB787と比較して200~300人位乗客が増える事になるので、それだけ増えてもペイできる目算が無いと厳しいですからね。ただ個人的な感想を言えば、今回G.W.のホノルルの様子を見た限りでは、これからの観光シーズン、そして夏休みシーズンに入れば、十分需要は生まれるんじゃ無いだろうか。ただ、その反動で秋以降の需要はグッと減りそうだから、秋口から冬にかけてはダブルデイリーは維持しても、A380は一方だけとか、場合によってはダブルデイリーから週10便位に減便する可能性もあるかなあ。

ANAも、3期振りに黒字化出来て、コロナ禍以降も復調している様子が伺えますが、コロナ禍の影響は大きかっただけに、まだまだ安心出来ない部分もあるでしょう。だから、無理は言えないことは分かっているんですが、やっぱりA380でのハワイ旅行と言うは、A380も含めての「Priceless」な価値だから、ここは是非実現して欲しいなぁ。自分も実際に体験してみて再認識したんですが、やはり窓の外にHonuが待っている、単なるA380ではなく、ウミガメ塗装のHonuが居る、というのは凄い高揚感とかいう期待値を膨らませる重要な要素だと思います。評価は色々あるし、コロナ禍という予想外の事態もマイナスに作用しているけれど、でも「Honu」という唯一の要素を核に、ハワイ旅行という夢のシナリオを作った事は評価されるべきだよなぁと、今回改めて感じました。だからこそ、やっぱり早い時期に3号機も投入して、成田発のホノルル線は、いつもA380が往復している状況にすることで、更に需要喚起出来るんじゃ無いだろうか。

実は今回ホノルルに行って感じたんですが、ホノルルというかワイキキ周辺には、日本語のガイドも多いし、ホテル等でも日本語表記が沢山提示されています。ただ、現状それだ優遇されるほど日本人観光客の数は多いわけでは無く、今後古い設備のリニューアル時には、多分中国語へ書き換えられそうな印象を受けたんですよね。実際今回ホノルルに滞在してみて、日本人の声も多く聞こえましたが、一番聞こえたのは韓国語だったと思うし、後中国語も結構飛び交っていました。雰囲気から、半分くらいは米国在住の中国人あるいは中華系米国人がバケーションで来ている雰囲気でしたが、今後中国の渡航制限が緩和されてドッと押し寄せてくるんじゃ無いだろうか。ハワイと言うとJALの牙城で、今回も帰国の時に空港へ行ったら、A380 2号機の前にJAL系のZIPAIR機が駐機していて、そうだよなぁ、JALはZIPAIRも飛ばしているんだよなぁとJALの維持みたいなものを感じました。ANAもPeachを飛ばすようになるんだろうか。今回は自分なりの時差ぼけ対策も効果的で、かつ現地での移動手段なども新しい発見があったし、気分的に以前よりもかなり「近場」意識が芽生えたので、是非移動手段の多様化と多数化を進めて欲しいなぁ。ANAもJALも頑張れ! そうそう、そろそろUAもホノルル線、復便しないと。

浜松新球場ショッピングセンター

ITmediaビジネスオンラインの記事から、大阪にオープンした「ららぽーと門真」に関しての記事。大規模モールとアウトレットモールが同居した施設で、将来的にはさらに隣接地にCOSTCOも開店予定との事で、そうなると最強の買い物フォーメーションじゃないだろうか。実は、浜松市の篠原地区に建設が言われている、県営浜松球場に関して、併設して大規模なモールとか何ならCOSTCOの市内2号店を誘致したらどうだろうかと思っていたので、この記事を読んででそのアイデアが再燃した次第。 

県営新球場建設が予定されている場所は、浜松の南部で中田島砂丘に近い場所。中田島砂丘のウミガメ保護や、予想される大震災の津波対策(避難所)等の理由から、ドーム型球場の建設が有力だけれど、その場合300億円規模の建設費が想定されて、維持なども含めて黒字化が大きな課題に。ドーム型球場にすれば、野球などスポーツイベントだけで無く、見本市みたいな商業イベントや、コンサートなどの映像・音響イベント開催も可能になり、しかも天候に左右されずに安定した興行が可能になるから、歩留まりと言うか収益性も高まるだろうし。ただ、だからと言って、皆さん浜松と言う場所で毎日のようにイベントとかスポーツ大会を開催為てくれるわけでも無く、地方都市としてそれだけ大規模な施設を維持するだけの余裕があるのかという危惧も。更に設置予定の場所は、回りは畑だったり鰻養殖池の跡地(=今は太陽光発電パネルが並ぶ地域)だったりという、本当に何も無い場所。既に水泳場が建設されていて、それと隣接する形で計画されているのだけれど、それしか無い場所何ですよね。

さらに言えば、交通の便も悪くて、駅から徒歩圏内では無いので、路線バスか車で無いとアクセス出来ない場所。イベント会場としては、アクセスの良さが集客にも直結するわけで、場所的にはマイナス要素しか内容な場所だと個人的には思っています。やはり、日頃からそれなりに人流がある場所にこういうイベントスペースがあれば、何かあった時にも人の流れが期待出来るけれど、日頃は全く無い場所に幾ら有名人がイベントを開催すると言っても、以降という動機はなかなか生まれないんじゃ無いだろうか。一方で、極端な言い方をすれば、土地以外は何も無い場所なので、有る程度自由度はあると言えるんですよね。元々浜松は地方都市アルアルで完全な車社会だから、こう言う大規模施設には駐車場は必須。また、モールだとか大規模ショッピングセンターみたいな施設も、駐車場は必須だし、毎日の人流が期待できるから、その地域の活性化にも繋がるだろうし。近くに、圏内でも最大規模のイオンモール志都呂店があるので、モール開設は難しいかもしれないけれど、アウトレットモールとか、それこそCOSTCOあるいは業務スーパーとか大量販売系のお店が出来れば、かなり需要があるんじゃ無いだろうか。あの場所はパイパスがあるので、西側の湖西とか豊橋方面からの集客も期待出来るだろうし。

今年から開場した、日本ハムファイターズの新球場のエスコンフィールドも、そんなコンセプトじゃ無かっただろうか。プロ野球と言えども、年間の試合数は140試合余りで、ホームゲームは最大その半分なので70日余りしか利用されない施設が野球場。年間365日のうち、300日近くは遊んでいる施設になりかねないわけで、そのスケジュールを埋める為には、色々な利用形態を考えないといけない。色々賛否はあると思うけれど、実は天然芝の場合その養生期間が必要なので、稼働率はもっと低くなるしメンテナンスが大変。閉鎖型ドーム球場だと人工芝を使用する事になるんですが、そちらの方が野球以外のイベント開催もしやすいだろうし。まぁ、球場が県の施設なのでまたややこしいところもあるんでしょうね。浜松市の市営球場ならば、浜松市の経済界とかが団結して総合開発計画みたいな物を作っても良いのだろうけど。でも、あの場所に商業施設があれば、実は万一の災害時には避難場所として、また当座の生活物資の備蓄場としても機能が期待出来るだろうし、結構Win-Winなアイデアだと思うんですがどうだろうか。

カード不正利用疑惑

現代の生活に無くてはならない物の一つ「クレジットカード」。最初に作ったのは、社会人になった時に開設した富士銀行(当時、現在のみずほ銀行)の銀行口座に関連して「UCカード」を作ったのが最初。これは結構長い間使い続けたんですが、その後例えばUnited Airlineのカードを作ったり、VISAブランドを使いたくて三井住友VISAカードを作ったり、Hilton系列のカードを作ったりいろいろ。考えてみたら、もう40年近くクレジットカードを利用しています。そんな40年の歴史の中で、「不正利用」された経験は殆ど無くて、記憶してる限りでははVISA Platinum Cardが不正利用された形跡があると言われてビックリし、その時はカードの交換になったんですよね。あと、今は無きHilton VISA Platinum Cardは、「不正利用された場所で使用された形跡があるので、安全のために交換した方が良い」と言われた2回かなぁ。毎月、所持しているクレジットカードの明細を印刷(PDF)して、保管してあるレシートと付き合わせているので、そこで不審な支出は今の所ありません。それなりにちゃんと確認しながら利用しているという自信もあるのですが、昨日とある場所でカードを使用していたら、突然「決済出来ません」と言われてビックリ。40年近くカードを利用していて、さらに30年位いろいろなオンラインサービスでクレジットカードを利用してきましたが、初めての経験をしました。

何があったかというと、舞台は東海道新幹線のオンライン予約サービスの「EX予約」にログインをして、新幹線の予約をしていた時のこと。浜松と品川の往復を、1件目、2件目と日付けや時間帯をその時の目的ごとに少しずつ変えながら予約を進めていました。で、3件目の「浜松-品川」の新幹線を指定していざ決済しようとすると「このお取引派は決済出来ませんでした」みたいなメッセージが出て予約できません。最初は何か間違ったかなと思って、もう一度最初から日付けや時間帯の指定からやり直しますが結果は同じ。ほんの直前まで同じように、実はその指定している日付けの前日の予定で予約をして、そちらは問題無く決済まで完了したのに、何故か一日違いではエラーになります。何かシステムメンテナンスでも走っているのか、でも昼日中にそんなことをやるわけは無いし、ネットで調べてもクレジット会社や銀行に何かトラブルが発生しているというニュースもありません。その予約をしようとしていた日付けが、偶々丁度一月先の日付けで指定して予約可能な期限ギリギリの日付けだったので、それが駄目なのかな、それなら明日またやり直そう、と思ってその時はEX予約のサイトからログオフしました。

それから3時間位して、たまたま自分のGmailを開いたら、「三井住友カード」名で3時間程前にメールが届いています。開けて見ると、何か衝撃的な内容。何の話だろうと、最初は分からなかったのですが、メールが送られてきた時刻を見ると、どうもEX予約で失敗した時に送られてきたメールと思われます。本人確認をしろという支持なんですが、ここで疑問が沸いてきます。本当に三井住友カードからのメールだろうか。良くある、成りすまし、偽装サイトへ誘導するメールなんじゃ無いかと言う疑惑が沸いてきます。念のため、送信元のメールアドレスを確認し、内容をGoogle先生に問い合わせたりして、どうも正式なメールらしいと思われるので、指示に従って「ご利用内容確認の回答はこちら」ボタンをリックします。

リンク先のサイトでは「何月何日何時頃に、これこれの理由はありましたか」という設問に「はい/いいえ」で答える物。予想通りEX予約での利用に関しての確認だったので「はい」をクリックすると、直ぐに「ご利用制限の解除が完了いたしました」と言うメールが届き、どうやら利用制限は解除されたようです。不正利用の確認なのに、随分簡単な確認方法で、逆に心配になるくらい。本当に大丈夫なのか、暫く悩みました。で、確認完了したというメールが再び三井住友カードから届いたところで、再度EX予約のサイトにアクセスして試してみると、今度はちゃんと希望日に予約することが出来ました。

しかし、怪しいサイトで利用したわけでも無いし、特に変な物を購入したわけでも無いのに、なんで不正利用の疑いが掛けられたのか、それが疑問です。想像するに、偶然ですが連続した日付けで同じ金額の物を短時間に続けて購入したことが、多分モニターしている監視プログラムのアルゴリズムに引っかかったのかなと思います。でも、コロナ禍以前はもっと連続してEX予約で新幹線のチケットを予約(=購入)していたわけで、数日分まとめて一気に予約することも何度もありました。だからなんで今回引っかかったのか、その理由がよく分からないですねぇ。その件で思いだしたんですが、7~8年位前かなぁ、シンガポール経由でアメリカに行った事があります。所謂「シンガポール発券」。日本(成田)からシンガポール往復のチケットと、それとは別にシンガポール発アメリカ行きの往復チケットを発券して、それを組み合わせて「日本→シンガポール→アメリカ→シンガポール→日本」とフライトする物。この時は一週間の間にクレジットカードの利用場所が「日本→シンガポール→アメリカ(米国内の数カ所)→シンガポール→日本」と変わったので、帰国後数日してクレジットカード会社から電話があり、「最近度力にお出かけでしたか」と尋ねられたことがありました(笑)。同じような事は、確かこの前後にもやっていたはずなんだけれど、確認されたのはこの一回だけでしたが、有る程度個人プロファイルみたいな物を作ってるんでしょうね。しかし、ちょっとビックリしました。

2023年4月27日

水際措置前倒し終了

来月5月8日に終了予定だった、日本入国時の水際措置に関して、G.W.後ではなくG.W.前の4月29日午前00:00に前倒しして終了することを検討していると言うニュース。前倒しは嬉しいけれど、ちょっと急すぎないかという気も。今日中に決まれば良いけれど、明日決定何てことになったら現場は混乱しそうだし、一番影響の大きそうな中国からの訪日観光客は混乱しそう。 

理由としては、このG.W.中の日本人の海外出国が予想以上に多いため、帰国時に検査等で混乱することを危惧してとの事らしい。多くの人は、既にワクチン接種3回以上完了しているだから、それを入国時に示すかどうかだけなので、その手間がなくなる程度。でも、何らかの理由でワクチン接種が住んでいない人が、帰国時のために現地でのPCR検査サービスとか予約していたのに、それが不要になったらちょっと怒るかも。でも仕方ないですよねぇ。

ふと思いだして、久しぶりに東洋経済ONLINEのCOIVD-19の国内感染状況のページを見てみたんですが、新規陽性者数は第8波のピーク時と比べるとかなり減っています。でも、未だに1万人規模で推移していて、ここ最近は微増しているようにも見えるのが心配。実行再生産数が1.0を超えているので、微増しているというのは事実。これがG.W.の人流で、また感染爆発するのか、あるいはワクチンや免疫抗体を獲得していたのでそこそこに抑えられて再び沈静化するのか、ちょっと気になるところ。少し前に読んだ記事では、英国などは新型コロナウイルスに観戦をして抗体を獲得している国民の割合が80%とか90%近く居るらしいけれど、日本の場合は35%位だったかな。まだまだ少ないので、今後第9波の様な感染爆発のリスクも有るらしい。多分理想的なのは、無症状の軽症の状態でジワジワと感染していき、有る程度(60%位?)の国民が抗体獲得すれば、感染が広がっても大きなトラブルにはならずに自然終息してくれるのだろうなぁ。

先日のハワイ旅行の時も、実は新型コロナウイルス感染のリスクが何度か頭をよぎって、だからこそモールのトイレに入ったときとか、ホテルに戻ってきたときとか、外に出た後とか、必ず石鹸での手洗いやうがいを忘れずに実行するようにしていました。いゃべつにアメリカやハワイが日本よりも危険というわけでは無く、やはり観光で来ていることもあって、いつもよりは気持ちも緩むだろうし、兎にも角にもまだそれなりに新型コロナウイルスに対して緊張感のある日本国内と違って、アメリカ国内、もっと言えば観光地のホノルル等は、そういう意識はどこかに飛んでいる人が殆どだろうし。神経質な日本人は、何処に行っても神経質が抜けないんだろうなぁ。ただ、ANAのフライトでも、最近は国内線でもアルコール洗浄のパックを配布しないことも多いし、CAさんもマスクを着用せずにサービスしている人も増えている。そうやって、段々と戻って行くのが、いきなり何月何日からと一斉に切り替わるよりは自然だし望ましい気がしますね。G.W.が開けたら、マスク着用をする人の姿も一気に減ってくるんじゃ無いだろうか。そうやって、段々と新型コロナウイルスと共生する準備が出来ていくのだと思う。

大山鳴動鰻一杯

衆議院解散が無ければ、今年最大の政治的イベントだった地方選挙と補選が終わり、G7サミットも近づいたから政治的には安定するのかなと思ったら、今度は「鰻丼」疑惑で国家公安委員長を罷免しろと騒ぐ始末。まあ、その発言内容を聞いてみると、首相が襲撃された直後にその責任者の一人でもある国家公安委員長が発して良いような軽口では無いと思うけれど、自分の発言を陳謝すれば良いだけの程度の内容でもあると思う。

これまでの例だと、発言を撤回する事が殆ど何ですが、「鰻丼(鰻重?)」を食べたことは事実だから、「食べませんでした」と言えば、そっちの方が虚偽発言になってしまう。だから食べたことを否定するわけにはいかないけれど、その発言内容だったりタイミングが適切かどうかは批評されてもいいんじゃないだろうか。そう言う意味では、あの場でどの程度の情報が入ってきていて、首相の動静なり犯人確保の状況等把握していたのか、それに対して適切な対応をしていたのか、と言う部分を本来は追求しなきゃいけないんじゃないの。そう言う事すらせずに何でも感電「罷免」だ「辞任」だと騒ぐだけ。身内には甘いのにね。

鰻丼で騒ぐのは構わないけれど、それ以上に選挙前に議論になっていた、所謂「小西文書」「小西問題」に関しては、選挙が終わった途端にトーンダウンしたみたいで、そっちの方が機密文書漏洩問題でよっぽど重要な疑惑じゃ無いのか。本来関係者以外アクセス出来ないはずの「公式文書」が、何からの理由や方法で省外に流出して小西氏の元にあるというのは、小西氏自身が行った行為ならば窃盗罪、あるいは関係者をそそのかしたにしろ、あいてから提供を受けただけにしろ、機密漏洩幇助の疑惑はあるわけで、これって重大問題ですよね。現役の国会議員が国家機密漏洩に関わっているわけだから。しかも、今回公開した文書以外にも保有していると本人が認めているわけですし。選挙後、検察が動く言う話も出ていたけれど、そんな雰囲気は無いように感じる。別に小西氏自身に恨みは無いけれど、こう言う事をなぁなぁで見逃していると、いつか重大な事になると思う。

今回の選挙では、補選だけ見れば立憲民主党は完敗。地方議会議員にしても、維新の会や国民民主党と争うような状況で、とても自民党に対しての「対極になる」という存在感は無い。人それぞれ評価はあると思うけれど、維新の会にしても国民民主党にしても、否定だけ、批判だけでは無く、有る程度是々非々での政治活動をしている部分があるから評価されると思うんですよね。いゃ、立憲民主党だってやってるだろうと言われれば、確かにそういう部分もあると思う。でも、それ以上にどうしようも無い「罷免要求檄」だったり「辞任要求ドタバタ騒動」みたいなことを、安倍政権の頃から続けていて、あれだけ騒いでも何の成果も得られず、逆に赤木氏の様な犠牲者まで生む自体になってしまう。安倍氏殺害事件だって、彼らの行きすぎた安倍批判が影響していると私は思う。そう言う事をこれまで反省どころか振り替える事すらせずに自分達の自己満足のために継続しているから、選挙後の危機感も感じずに「鰻丼」に飛びついてしまう愚かさを露呈しているんでしょうね。まぁ、それが彼らが選択した未知なのなら仕方ない。 

NRT - HNL (10) - 旅のまとめ

今回も無事にハワイへの旅も完了。コロナ禍は、日本国内もハワイ(アメリカ)でもかなり落ち着いた印象を受けましたが、まだ暫く、少なくとも年内は現状が続くと思われるので、今後のためにも今回感じたことを備忘録としてまとめておくことにします。

  1. 日本出国時に必要な書類
    ESTAに関しては、もうデフォルトなので言うまでも無いのですが、今回それ以外に、1) CDC指定の宣誓書と、2)  情報提供書が新たに必要でした。(※ワクチンの接種証明もデフォルト)。これらはANAのサイトからブランク用紙をダウンロードして、そこに必要事項を記載したものを印刷して、当日チェックインの時にパスポートと一緒に提出しました。宣誓書はANAが受取その後処理するようですが、情報提供書は返却されました。これ、今回の渡航先が米国(50州)だからなのかもしれませんが、昨年グアムに渡航したときには、UA便の利用だったので、UAのアプリから「Travel-Ready Center」に必要事項を入力して完了すれば済んだんですよね。米系の航空会社だからそれが可能なのかもしれませんが、この辺り次回予定しているLAXへのフライトでどうなるか要確認です。
  2. 日本入国時に必要な書類
    本文でも半分愚痴気味に書いたんですが、昨年の入国時には「Visit Japan site」の青画面を表示させればワクチン接種証明の確認済みとなっていて、確かサイトの説明でも「万一の場合に備えて、この青画面を提示出来るように巣クーンコピーを保存しておいてください」みたいな説明があったと思うんですよね。でも今回は、それでは駄目で、その下に表示されるパスポート番号や氏名などの表示部分でした。もしかしたら、ページの下にある部分のスクリーンキャプチャーでも良かったのかもしれないけれど、実際のサイトを表示させる必要がありました。それ故に手窓伝しまいドタバタしたので、次回はもっとスムースに通過出来るようにしないと。
  3. アメリカ入国時のスタンプが消えた
    少し前だと、アメリカ入国時は、まずはESTAの端末で顔写真込みのレシートみたいな紙を印刷して、それを入国管理官の居るブースでパスポートともに渡して入国審査を受けていました。それが、確か昨年行ったグアムもそうだったと思うんですが、もう紙物の提出は不要になり直接入国審査のブースに行ってパスポートを見せるだけになりました。今回のホノルルでの入国審査も、パスポートを渡すと直ぐにカメラを向けられて顔写真を撮影され(そうだ、指紋登録も無かったなぁ)、本文にも書いたように2~3質問されてパスポートを戻されて終わりでした。で、後からたまたま確認して気がついたんですが、とうとうアメリカ入国時のスタンプも今回は押されていませんでした。思い返してみると、確かにパスポートを手元の端末でスキャンをしたけれど、そこに「ポン、ポン」とスタンプを押す動作も音もしなかったよなぁ。昨年のグアムでは、まだスタンプが押されていたのでちゃんと残っています。グアムは準州だからなのか、今年から変わったのか不明ですが、ちょっと寂しい気持ちにもなりますね。日本の出入国記録は、後から申請すれば全て分かるんですが、アメリカの入国記録が消えてしまうのは寂しいです。そう言えば、その後の税関審査も、パスポートスキャンすらせずに、中身をチラッと見てやはり2~3質問して終わり。どんどん電子化が進んでいることは嬉しい反面、旅行の記録がますます残らなくなるのは寂しい...
  4. マスク着用率
    A380の機内では、CAさんの着用率は6~7割位でしょうか。乗客の場合は、余り周りを見ていませんが1割有るかどうか位かなぁ。ただ、日本に戻ってくるときには、成田到着時には皆さんマスクを装着し始めて7~8割位までアップしたという感じ。ホノルル市内をあちこちで歩いたときの見た感じでは、一般観光客のマスク着用率は、やはり一割以下、5%位かなぁ。ショップの店員さんは、3~4割位でしょうか。同じお店でも、着用している人・していない人が居たりと、この辺りは日本同様個人の意志に任せているような印象です。後、お店の種類も余り関係無い感じですね。フードコートみたいな人の出入りの多い場所でもマスクをしていない人が居る反面、ブランド店のように人の出入りが少ないお店でもスタッフは全員マスク着用みたいなところもあったし。私は、成田空港でA380に入ったところでマスクを外し、その後ホノルル滞在中はマスク無しで過ごし、帰国時のA380が成田空港に着陸したところから再びマスクを着用し始めました。帰国してからすでに数日経過していますが、今の所平熱が続いています。
  5. 現金利用
    今回アメリカ入国時には、何故かしつこく所持金の金額を問われたのですが、ホノルル滞在中に実際に使用した現金は、ホテルに入った直後に購入したHOLO Cardの代金US$9.5だけでした。チップを渡す場面があれば、また違ってきたんだろうけど、そういう場面が今回は有りませんでしたし。
    • ハウスキーピングの為に枕の下にドルを置く所謂「ピローマネー」ですが、少なくともアメリカでは「都市伝説」だと私は思っていて、過去30年間一度も置いたことがありません。自炊設備のあるResidence Innみたいなホテルで、ちょっと汚したときには、「〇〇掃除してね」というようなメッセージ込みでチップを置いたことはありますが、それ以外では一度も無く、それでいて一度もサービスが低下したこともありません。
    • 空港とホテル間の移動は、シャトルサービスを利用しましたが、その料金には「チップ(Gratuity)込み」と書かれていますから、別途渡すこともなかったですし。
    • 食事の支払は、部屋付けだったりクレジットカードでの支払なので、これも現金利用は無し
    • その他買い物は、Apple Payだったりクレジットカード利用で済むので、これも現金利用は無し
    • 市内の移動も移動もHOLO Card利用なので現金利用は無し。仮にシェアライド(Uber/Lfty)使用してもアプリで完結するし、タクシーでもクレジットカードでまとめて払うだろうし、いずれにせよ現金利用の機会は激減していますね。
  6. ホノルルの様子
    自分が見た範囲では、ホノルル(ワイキキとかアラモアナとか)の人出の様子は、ほぼコロナ禍以前の様子に戻ったように思います。ワイキキビーチやアラモアナビーチなんかも、以前のように朝から沢山の人出があったし、アラモアナSCの混雑具合も以前と変わらない気がします。ただ、お店の様子なんかを見ていると、人出は多いけれど購買意欲まではどうだろうか、という感じでしょうか。これ、来週のG.W.になれば、更に多くの日本人観光客がハワイを訪れるでしょうから、もっと賑やかになるでしょうね。同じ印象は、成田空港でも感じたし、品川駅など都内でも同様。5月8日以降、国内でも拍車が掛かりそうですね。

    それと、ワイキキ界隈で「シェアサイクル」があちこちで提供されていて少しビックリ。ぱっと見電動自転車みたいだったので、ビーチ沿い以外にも山側に行くにしても便利なのかもしれないけれど、どれだけ理由するかなぁ。実際乗っている人も多く見かけたけれど、駐輪場に止められている自転車を見ると、結構厳しく扱われている様子も伺えます。このシェアサイクルが世界的に始まった頃に、たまたまシンガポールでのサービスを見たんですが、あの厳しいシンガポールでも廃棄自転車だったり、粗大ゴミみたいに集められているシェアサイクルがあちこちに見られたりしたので、個人的にはこのビジネスは失敗するだろうと思っているんですが、ハワイではどうだろうか。
  7. 時差ぼけ対策
    海外旅行では、どうしても時差ぼけに悩まされることは避けられないもの。特にハワイの場合は、日本との時差が-19時間と中途半端な違いなのと、日本を夜に出て早朝ホノルルに到着して、そこから丸一日が始まる過酷さで、自分的には一番辛い場所でもあります。過去を顧みると、飛行時間が7~8時間と短いのに、夜離陸後食事をしてお酒を飲んで、睡眠時間が2~3時間しか無い所で、日本時間で深夜過ぎ位のタイミングで早朝のホノルルに付くのが原因かと。そこで今回は、離陸後水平飛行に入ったら直ぐに就寝して、最低でも5時間位は睡眠時間を確保して、朝のホノルルで目覚める作戦を実行。これが大正解でした。到着後、太陽を浴びながら外を出歩いたことも効果があったと思いますが、当日から眠気は殆ど出てこず、一日フルに活動出来ました。帰国時には、お昼にホノルルを出て夕方日本に戻るパターンなので、逆にお酒を飲んで眠気を誘って、昼寝をして目が覚めたら夕方だった作戦を実行。これも功を奏して、今の所殆ど帰国時の時差ぼけも出ずに過ごせています。飛行機に搭乗したら、直ぐに到着地の時間帯に合わせた生活リズムに強制するというのは時差ぼけ対策の常道だと思いますが、かなり効果的だと実感できました。
やっぱり海外渡航は良いですね。決してグアムが悪いわけでは無いけれど、やはりハワイだったりこれから行くであろう米国本土へのフライトは、またひと味違いがあります。次も安全で楽しみの多い旅行になる事を祈っています。()

2023年4月26日

NRT - HNL (9) - 帰国日(搭乗以降)

いよいよ搭乗開始となり、赤絨毯が引かれたラウンジからの通路を通り、直接A380の2Fの機内に入ります。遠くからも見えていたんですが、今回の使用機材はANA A380 2号機。これがちょっと意外でした。私がHonoluluに来た4月20日から、NRT-HNLのフライトは、A380のデイリー運航になりました。初日の20日には、A380の1号機(JA381A)で到着しました。現在ANAで運航に使用しているA380は1号機、2号機の2機体制。ですから、その2機が交代で往来するだろうから、翌日は2号機のJA382Aが飛び、その翌日再びJA381Aが成田から来るだろうから、帰国便も同じ1号機だと思っていたんですね。

ところが、現地20日(成田到着21日)に出たA380 1号機(JA381A)は、成田に到着するとそのままその日のHonolulu行きのNH184便となり、再びHonoluluに21日に到着。お昼前に成田へとんぼ返りすると、流石にそこで一度お役御免となり、22日の成田発ホノルル行きは、2号機のJA382Aに交代。その2号機が現地22日の朝08:12に到着。この機材が折返しのNH183便となり、これから搭乗する事になります。

到着ゲートはT2のC9番でしたが、出発ゲートはラウンジのあるC4ゲート。それならば、到着もC4ゲートにしてくれれば、入国審査場までの道のりも少し楽になりそうなんですが。そんなことを思いながら、ボーディングブリッジを渡り、A380の2Fに入ると、左手奥のFirst Classの座席へ移動します。

A380のFirst Classの座席は、B777-300ER等の新First Classの座席とぱっと見似ていますが、モニターサイズが違ったり、シートコントロールが違っていたり、手荷物なんかを入れるスペースが複数あったり、細かなところではかなり違いました。ちょっとビックリしたのは窓のシェードで、手前側にレース地みたいな蛇腹のカーテンが降りてきて、これじゃぁ完全に外の日差しが防げないなぁと思ったら、その後からその内側に完全に日を遮るシェードが降りてくる、二重構造になっていました。ただ操作するボタンがUP/DOWNしかないので、レース地カーテンを降ろしきらないと、その内側の光を遮るシェードは降りてきません。また、UP/DOWONのボタンしかないので、途中で止めるのが難しい。慣れているのかCAさんは簡単そうに操作していましたが、私は最後には諦めました(笑)。 

往路では、機体の中程くらいのBusiness Classの窓際席に座っていましたが、頭上の荷物入れのスペースが小さくて困りました。First Classも同様で、B777やB787と比べると、高さで半分くらい、奥行きも2/3位の狭さかなぁ。国内線用のA320とかB737と同じか逆に狭いくらいに感じます。また、Business Classは機体の中程にあったので、中央の座席の頭上にも荷物入れが配置されていましたが、First Classは中央の座席の頭上に物入れが無いので、CAさんに預けて保管して貰うことになります。昔のUAのB747のアッパーデッキでは、確か頭上の物入れが無いので、機内持ち込み荷物はアッパーデッキ後方にまとめて置いていたと思うのですが、それと似たような感じですかね。ホノルル限定の観光路線だから、そんなに手荷物を持ち込む人は多く無いのでしょうけど、これがビジネス路線だったら皆さん大きめのキャリーバッグとかスーツケースを機内に持ち込むので、大顰蹙になりそうです。

大型機なので、搭乗完了まで時間が掛かるかと思ったんですが、10:55から始まった搭乗は11:18にドアクローズとなり、結構スムースに進んだ印象です。First Classは8席全て埋まっており、Business Classもほぼ満席。エコノミーがどの程度埋まっていたか分かりませんが、UAもホノルル線を再開するくらい観光客が戻ってきて欲しいですね。その後、プッシュバックがあり、誘導路を海側のRW08Rに向けて移動します。やはり巨大機なので、何となく移動するスピードもゆったりしているように感じます。離陸したのは11:48で予定よりは少し早めに到着出来そうな感じでした。

機内では、折角FIrst に上げて貰ったのだからと、和食で日本酒に合わせてみました。残念ながら和食は、現地調達なので現地の風合いが強すぎて、味は濃いめで香辛料系の匂いも気になる感じで、半分くらいしか食べられませんでしたが、日本酒はどれも初めて飲んだものでしたが、なかなか好みにあった良い選択でした。その後は、シートを倒してウトウトしていましたが、機内のエアコンが結構強めで、日本に到着したら着るつもりだったスウェットを鞄から取りだして着用するくらい。Firstなので、室内着も提供されているんですが、個人的にはあの肌触りがちょっと好みでないのが残念です。

到着2時間を切ったあたりで目が覚め、CAさんが「到着前に何か軽食でも」というので、フルーツとオープンサンドをお願いしました。フルーツは、メロンが固めで、パイナップルも酸味が強くて半分くらい残していまい、オープンサンドもパンの上にコブサラダが乗っていたんですが、ここに掛けられていたドレッシングがまた好みに合わない味付けで、こちらも殆ど手を付けない状態で戻してしまいました。歳を取って味の好みというか味覚が変わってきていることがあるとは思うけれど、何か段々と自分の食べられるものの範囲が狭まってきて寂しいばかりです。

今回ちょっと感動したのが、First Class用に設置されているトイレの広さ。通常の倍位の広さがあり、これなら提供される室内着の着替えも楽に出来ます。この広さのトイレを最大8名で2箇所使用できるので、満室の赤ランプが点灯することも殆どありませんでした。この辺りの「余裕度」がPricelessなんでしょうか。

フライトは順調に進み、成田空港へはA滑走路のRW16Rへ着陸。その後、1タミの45番ゲートに入ったのが、定刻よりも早い15:00少し過ぎ位でした。で、ここから入国審査場までが長い長い。やっと検疫ブースの手前まで来たところで、Visit Japanの青色画面を見せて通過しようとしたら、男性係員が「その画面じゃ無くて、下にスクロールして」と強めに言われます。万一ネット接続出来ない場合に備えて、画面コピーを出していたので、慌ててブラウザーを起動してVisit Japanのサイトを出しますが、慌てているからかなかなか目的の画面に到達出来ず四苦八苦。何とか登録した内容を見せて無事通過出来ましたが、もう少し何とかならないのかとちょっと憮然とした気持ちにもなりました。その後、顔認証端末で無事入国をし、1Fのバゲッジクレームに降ります。ここで、税関審査は有人にするか無人にするか悩みます。今回は時間帯がよかったのか、無人端末の所にも待ち行列は出来ておらずどんどん誘導されていきますが、やはり端末操作の所とその先の係員による確認の所で滞留している様子が見えます。まぁ、有人検査でも変わらないだろうと、今回もそちらに並びましたが、運悪く私の列は結構手間取る人が多くて時間が掛かってしまいした。それと今回分かったのですが、有人ブースでも紙の税関申告書ではなく、QRコードでも受付出来るようになっていました。ただ、QRコードの場合は、横のタブレットに内容が表示されて、それを確認する作業があるので、どちらが有利かは一概には言えなさそう。それでも、用紙にいちいち記載するよりは楽かもしれません。今回は、品川まで移動する成田エクスプレスまで余裕があったのでそんなことも考えられましたが、更なる効率化と迅速化は進めて欲しいところです。

空港内も混雑していましたが、成田エクスプレスも結構な混み具合で、確実に人流は戻ってきていますね。それは新幹線乗換の品川駅でも同じで、G.W.を前にしてかなり訪日観光客が増えている様子が伺えました。自分は、G.W.の前倒しみたいなのが今回の旅行で、次は7月にいけるかどうかですが、さてどうなるか。(続く) (番外編#3)

英語に救われる

英国版の「Britain's Got Talent (BGT)」に出演して大好評を受けて、ここ数日の芸能ニュースやワイドショーでも大きく取り上げられた「とにかく明るい安村」の映像。日本国内では既にお馴染みというか、彼がこの芸で人気を獲得した当初のネタだから、正直それほどの面白さとか感動はないけれど、あの有名番組しかも辛口審査員達も熱狂している様子を見る方が興味深いし面白いかも。

彼の「安心してください、履いてます」ネタは、目の錯覚を利用したネタとしては秀逸なもの(但し、正面から見れば)だけれど、この手の「裸芸」って日本人にはお馴染みだけれど、海外ではこういう露出は敬遠されたり低次元と思われる部類の物なんですよね。彼以前にも、きわどい部分を隠してテーブルクロス引きとかやるウエスPとか、アキラ100%とか、一部好評だった場合も有るみたいだけれど、やっぱり日本以外では「裸芸」に関してはアレルギーというか、嫌悪感みたいな物も大きいと思う。でも、「裸芸」は駄目だけれど、コスチュームとか衣装とかドレスだと、かなり露出度が大きくても、それは受け入れられるんですよね。そこは矛盾みたいに感じるけれど。

今回、安村氏が予想以上に受けたのは、日本語の「安心してください。履いてます」を英語で「Don't worry.  I'm wearing.」と中途半端に訳したこと。彼自身のアイデアなのか、スタッフが訳したのか不明だけれど、"I'm wearing"では文章として成立していないんですよね。肝心な「何を履いて(着て)いるのか」という言葉が無いから、英語のNativeにしてみたら「え、何々」みたいな状態になるんじゃ無いだろうか。だからこそ、多分自然発生的に怒ったんだと思うのだけれど、"I'm wearing"に対して、コールアンドレスポンスじゃないけれど、女性審査員が釣られて「Pants!」叫ぶことで、ステージと一体化しかつそこに「エンタメ性」が生まれた瞬間だったんじゃ無いかと言う気がするんですよね。だから、元々の「パンツを履いてるけれど、履いていないように見えるポーズ」というお笑いの要素と、「安心してください、履いてます」「パンツをね!!!」みたいな掛け合いが成立した事で、更に高度なお笑いになった気がする。

もう一つ、これも偶然だったと思うんですが、彼の芸名の「とにかく明るい安村」が「Tonikaku Akarui Yasumura」と言ったんだろうけど、最初の「Toni...」が「Tony」と名前として審査員に認識されたから、これも凄く親近感を醸成する切っ掛けになったような気がしますね。これが例えば芸名が単純に「Yasumura」だけだったら「Youth-mure?」「Ya-sure moo-la?」とか、多分名前を言うだけで会話が底で停滞してしまって、互いの掛け合いみたいな物が生まれなくて、それによって仮にステージで感激してもりあがつても、その興奮が冷めてしまったかもしれないと思います。それが「Tony-Kirk Arc-Rui Yea-sure-moo-la」みたいに聞こえたかどうかは知らないけれど(笑)、とにかく最初の「Tony」で成立したのが良かった気がするなぁ。ただ、4-YESを獲得して、次のステージ進出したけれど、次のネタに困るんじゃ無いだろうか。同じ事をやっても駄目出し、今回出したネタ以外で「履いていないように見えるポーズ」って、どれだけ有ったかなぁ。次も頑張って欲しい。

NRT - HNL (番外編#3) - A380 の印象


無事に今回の旅も終えて帰国しましたが、やはり今回最大のイベントは、ANAのA380 "Flying Honu"に初めて搭乗した事。丁度10年前にタイ国際航空のA380でバンコクへ行ったんですが、当時は、タイ国際航空やシンガポール航空が熱心に導入していて、成田空港に並んで駐機される様子も話題になりました。一時期は、B747以来の巨大機ブームが訪れるかとも思われたんですが、その後の世界的な状況から引退や退役が進むなか、ANAがホノルル線専用として3機発注したことはかなり驚いたもの。で、鳴り物入りで導入したら、直ぐにコロナ禍が始まりずっと宝の持ち腐れ状態に。そんな波瀾万丈な機体が、やっとデイリー運航が復活し、さらに3号機も投入して一日2便のA380運航も始まりそうなのは嬉しいところ。

そのA380ですが、以前のTGの時にはB747とそんなに変わらない印象だったんですが、あの頃はまだB747もそこそこ飛んでいて利用する機会もあったので、余り違いが感じられなかったんじゃ無いかと言う気がします。今でもB777とか大型機は飛んでいるけれど、やっぱり雰囲気はちょっと違いますから。で、今回は運良く往路はBusiness Class、復路はFirst Classの利用が出来たので、その違いも含めて個人的に感じた事を幾つか備忘録として。

  1. 成田空港で初めて間近でA380を見た印象は「デカい」という事。大雑把に言えば、B747のコブの部分がずっと後ろまで続いているわけですからね。また、エンジンも一回り大きいんじゃ無いだろうか。ANAのA380の場合、定員は520名で、これはB747の時よりも多いくらいだと思うんですが、PBBが2箇所つかえるので搭乗時間はそんなに掛からない気がします。B777/B787でもL1/L2二箇所にPBBは接続するけれど、途中から前方だけになるので、殆ど最後まで2箇所に接続してA380の方が効率は良いのだと思います。だから、搭乗に関してはかなりスムースな気がします。
  2. 機内に入って思うのは、2F席窓際席は、結構機体の丸みを感じるなという事。往路では主翼のほぼ真上位の席に座ったので、一番太い部分だと思うのですが、それでも窓側の壁は内側に湾曲していて少し気になるくらい。B747の2F席程酷くはありませんが。また旅行記の本文にも書きましたが、頭上の物入れが小さい。中央部分の物入れは、通常の大きさくらいあるので、そちらを利用すれば良いけれど、機内持ち込み荷物には注意が必要かなという印象です。
  3. ほぼエンジンの真横に座りましたが、B777/B787/B767等と比べるとエンジン音はかなり静かに感じました。特に静粛性で定評のあるB787と比較しても、B787で前方の席に座るよりも、今回A380のエンジンの真横に座ったときの方が静かだった気がします。実際には、外からのエンジン音だけで無く、機内の空調の換気音とかそれ以外の作動音とかの影響も大きいのかもしれませんが、全般的にこれまで利用した航空機の中で一番静かに感じました。
  4. 往路でちょっと困ったのが、トイレでした。A380のシートマップを見ると2FのBusinessのエリアには、左側に1箇所、右側に2箇所トイレが設置されています。座席数を考えると、4箇所は欲しい気がします。また、前の方に座っていると、後ろまでの移動がちょっと面倒という事も。
  5. A380のシートですが、Business Classのシートは背もたれとか座席の移動ボタンがシンプル過ぎて、細かい調整が出来ないのが難点。また、私はメガネを掛けているので、B777のシートのように小物入れが付いているとありがたいのですが。後、本文にも書きましたが、フラットシートの時に足下が入るモニターしたの部分が狭い(高さがない)のか、寝返りを打つ場合だけで無く足を少し動かしても「ガツン」と当たってしまう。同じSTAGGEREDでも、一番寝づらく感じました。
  6. First Classのシートは、従来のタイプ新タイプの中間くらいと言うか、新シート寄りのデザインだと思います。一番驚いたのは、モニターのサイズ(従来は23インチが、A380は32インチ)でしたが、新シートは更に大きい43インチらしいので、どうなるんだろうか(笑)。席の横に小物入れのスペースが複数あるんですが、直ぐ使うものを直ぐ取り出せるように、座席の横辺りに小さなポケットタイプの小物入れがあると、私は嬉しいですね。
  7. 機内の居住性としては、B787程度に湿度も保たれているようで、そんなに喉や口が渇くという印象はありませんでした。またエンジンの静かさは何度も書いていますが、それもあってか室内の騒音もそんなに気にならないですし。ただ、2F部分は通常の飛行機慣れていると、やはり少し狭い印象は受けました。席の前後の間隔とか通路の横幅とか、B777と比較してもそうだし、B787-9/10当たりと比較しても少し狭いんじゃないだろうか。開くまで感覚的な印象ですが。
  8. 大きな機体ですから、誘導路の移動にしても、飛行中の旋回にしても、離発着時の様子にしても、やはり何かもっそりした感じを受けました。まあ、戦闘機じゃないので小回りがきかなきゃいけないわけではないけれど、最近はB787当たりに搭乗する機会が多いので、それと比較すると「あぁ、大型機に搭乗しているんだなぁ」と感じました。
  9. A380の場合、国内で実質的に利用出来るのは成田空港だけですし、さらにその成田の中でも利用可能なゲートも限定されてしまいます。成田空港の場合、今回出発時に利用した54番ゲートと、到着時に利用した45番(46番も利用可)なのかな。出発するときは良いのですが、到着したときには入国審査場に近い方が良いわけで、それを考えると出発には45/46番で到着には54番にしてくれるのが一番楽。ホノルルでも、ラウンジがあるから出発がC4に限定されるのは仕方ないとしても、到着するときにはC9を使うならシャトルバスを出すとかして欲しいですよねぇ。時差ぼけの早朝に、あれだけの距離を開かされるのは結構難儀でした。
念願のA380 Flying Honuに搭乗出来たので、当分は満足出来そうです(笑)。次は、新シートのThe Roomにいつ搭乗できるかだなぁ。それ以上に、まだまだ完全に復活しているわけではないけれど、ハワイは良かった。

2023年4月25日

NRT - HNL (8) - 帰国日(搭乗開始まで)

前日の夜は、時差ぼけ調整が上手く行ったからか何なのか、なかなか眠くならず、気がついたら夜も23:00過ぎに。翌日は朝の08:05に空港へのシャトルピックアップが来るので、普通に起床する必要があります。そろそろ寝ましょうとベッドにはいったものの、結局00:00過ぎまで寝付けず、「あぁ、日付けがかわってしまった」と再び目を閉じたら、どうやらそこから眠りに落ちたようです。朝は、目覚ましをセットした06:00よりも早く目が覚めたので、そのまま起床。ただ、BONVOYのPlatinumメンバー特典で付けた朝食も、そんなに食欲は無いし、この後空港のANA Suite Loungeで食事も出来るからと、そのまま帰国のための最後のパッキングを進めました。

08:00少し前にロビーに降りてチェックアウト。その後ホテル入口で待っていると、空港へのシャトルがほぼ時間通りに到着しました。来た時同様10人乗りくらいのバンだったのですが、中はほぼ満席の状態。年齢的には自分と同じ位のご夫婦だったり、女性どおしのグループだったりで、ほぼ満員の状態で空港へ出発しました。空港へは08:25頃に到着。Unitedがチェックインを代行しているので、いつもはUnitedのカウンターがある場所にANAのサインが出ています。そのカウンターの前には、チェックイン待ちの列が出来ていますが、カウンター前には乗客の姿はありません。どうも、08:30からチェックインが始まるので、それまでは待たされている様子。First Class/Diamond用の列には、私の前にご夫婦が一組待ってらっしゃいましたが、08:30になりGSの皆さんが前に出てきて挨拶をして、チェックインが始まりました。

今回は、購入時のチケットはBusiness Class (Dクラス)ですが、A380のFirstのキャビンも体験してみたかったので、復路はUpgrade Point (18ポイント)を使ってFirst Classにアップグレードを掛けていました。往路は寝て行く予定でしたからそのままBusinessで移動し、復路はのんびり飲みながら行きたいということ。予約して直ぐにアップグレードを申請しましたが、前日までずっと「アップグレード待」状態だったので、今回は駄目かなぁと思いつつも、最後の1席に滑り込めそうと言う根拠の無い期待も(笑)。

予約申込の時には、8席のうち空席が4席くらいあった状態だったので、いけるかなと思っていたんですが、それから暫くしてシートマップを確認すると、First Classは全て埋まっている状態に。でも試しに予約をダミーで入れてみると、まだ予約は出来る状態が続いていました。多分、少なくとも1Aの席はブロックしているのだろうと推測。だから少しは可能性はあるかなと思いつつ、今回の旅をスタートしました。で、当日朝にオンラインチェックインをしてボーディングパスを発券したら、残念ながらBusinessのままで少しガッカリ。でも空港に到着してカウンターでパスポートを渡してチェックイン手続きをしてもらうと「First Classへのリクエストをいただいていましたので、アップグレードさせていただきます」と最後の最後にBingo!でした。座席も、予想通り「1A」なので、文句はありません。

チェックインが完了したので、直ぐにセキュリティを抜けようと、カウンター横の5番のセキュリティポイントに行こうとすると、ここは閉まっています。その先に4番が見えたのでそちらに歩いて行くと、ここはクルーや空港職員とTSA有資格者のみとの表示。仕方が無いのでさらにその先の3番に行くと、やっと一般搭乗客用のセキュリティポイントが開いていました。ANAのカウンターからは、結構距離がありましたが、待ち行列は殆ど無い状態でしたから、直ぐにX線検査を通過して制限区域内に入り、まずはラウンジへ移動することにしました。セキュリティを抜けた所は、GサテライトとEサテライトの間位なんですが、そこから右手に延々とCサテライト目指して歩きます。この道のりが、来た時同様長いこと長いこと。本当、10分以上歩いたと思います。やっと、Cサテライトの建物の中に入ると、C3とC4ゲートの間位にあるエスカレーターを昇り、やっとANA Suite Loungeに到着しました。

ラウンジには一番乗りで到着してしまったので、中にはいるとスタッフさん一人だけでがらんとしていました。このラウンジ、成田や羽田同様AMC DiamondメンバーがANA以外のスタアラ便利用時にも利用可能らしいので、UA便利用の時にもUAのUnited Clubではなくこちらに来て利用使用かと目論んでいましたが、こんなに遠くてはUA便利用の時にわざわざこちらに来て利用する気力も無くなりますね。

まずは、薬も飲まないといけないので軽く食事をすることに。ホットミールは、トマトスープ、ハワイ風カレー、チキンソテー等とご飯。コールドミールは、麺類、グリーンサラダ、オードブル(サーモンのタルタルと生ハムとメロン)とフルーツ等。バーカウンターには、乾き物等が並んでいました。ソフトドリンクコーナーはセルフですが、アルコール類はバーカウンターのスタッフさんにお願いして貰う方式。ただし、ビールに関しては、自分でサーバーから入れることも出来るみたいですね。将来的には、1日3便の為の施設と考えると十分なのかと思います。食事の味は... まぁ、ホノルル市内のお店で同じようなメニューの食事をいただくくらいかな。全体的にちょっと濃いめの味付けで、香辛料も私にはきつめだったので、この後First Classの食事もあるので控えめにしておきました。ラウンジ全体の定員は80名位だと思いますが、この日は8組10名ちょっとくらいの利用者数でした。今の所の利用者は、成田行きのNH183便だけでしょうから、こんなものなんでしょうね。

定刻は11:35出発予定で、オンラインチェックインをしたときのボーディングパスには「11:05搭乗開始」と表示されていました。ただ、空港でチェックインした時にもらった紙のボーディングパスには「10:55搭乗開始」と印刷されていました。ラウンジの搭乗口からはいるから、少し早めなのかな。結局、ラウンジに入ってから2時間位、初のHonoluluのANA Suite Loungeを満喫させていただきました。そんなこんなでゆっくりと時間を潰し、いよいよ搭乗開始。搭乗開始の前には、ラウンジからの搭乗口前に、お馴染みの赤いカーペットが敷かれて、ちょっとANAの拘りを感じてしまいました。そして復路の機材は、予想に反してA380 2号機の使用でした。(続く...)

bellroyの薄型二つ折り財布

まだ旅行記は続いているところですが、今回往路の機内で本当に久しぶりに「機内免税品」を購入して、これが予想以上に気に入ったのでご紹介を。購入したものは、ANAの「国際線機内免税品カタログ3-4月号」 の29ページに掲載されている「Bellroy Hide & Seek - Black - EFID」という、二つ折りの薄型財布。今使っているのはCOACHのやはり二つ折りの財布なんですが、それ以前に使っていたCOACHの二つ折り財布と比べて、

  1. 紙幣を入れるポケットが2箇所あるんですが、奥側のポケットの底に補強用の皮が少し出ていて、その部分と紙幣が干渉をして、財布を出し入れしたり広げて畳んだりしているうちに、入れている紙幣が外にせり出して飛び出てきてしまう
  2. 更に、財布の中に入れている物の分量(クレジットカード×4枚、銀行カード×1枚、その他カード類(免許証、健康保険カード、JAFカード、地元バス会社のパス)4枚、合計9枚と紙幣(10~20枚)が多いこともあると思うのですが、COACHの財布だと4cm近い厚みになるのに、この財布だと半分以下の厚みに収まります。
実は実際に購入してみるまでどの程度薄くなるか確証がなかったのですが、今の財布も購入して結構時間がたっているし、価格的にも手頃だし(※カタログ掲載価格は11,000円ですが、SFCカードで支払ったので10%割引で実際の購入価格は9,900円)、今回の往路の機内で購入しました。確実に入手出来るように、事前に商品を注文する「プリオーダーサービス」で指定していたので、到着前に目が覚めたところでCAさんが持ってきてくれました。

結論から言えば、自分にとってまさに欲していた商品と言って良いと思います。同じ物を財布に入れてみて、新旧比較してみたんですが、なんでこんなに厚みが違うのか不思議です。

比較のために財布の後ろにバンドエイドの箱を置いて、財布の上限がどの辺りになるか分かるようにして見たつもりでしたが、余り効果的な配置ではありませんでした(苦笑)。それでも、皮の弾力でどちらの財布も右側が開いているので、どちらもそれなりに厚く見えますが、上から押してピタッとくっつけると、多分今回の財布の厚みは2cmを切る薄さになります。素材の皮の厚みとか、COACHの財布は免許証などを直ぐに取りだして提示出来るような取り出し可能なフラップみたいなものとかも入っているので単純比較は出来ないけれど、でも同じ物を入れてこれだけ厚みが違うのは驚きです。二つ折りにした状態ではbellroyの方がやや大きい(高さはほぼ同じで横幅が5mm位長い)のですが、それも気にならないくらい。強いて言えば、横に長い分紙幣を入れるスペースが大きくなるので、日本の紙幣でも左右に空いてしまい少し収まりが悪いことくらいでしょうか。それは二つ折りの折る部分を大きめにすることで、二つ折りにしたときに薄く潰れるようにするためなんだろうと思います。これまで購入した機内販売品で「良かった」と購入後に感じる商品は殆ど無かったのですが、今回の財布に関しては今の所大満足です。

今回初めてこの「bellroy」というメーカーを知ったんですが、他の商品を見ても自分好みのコンパクトでシンプルなデザインが多く、このメーカーの商品に興味が沸いてきました。過去、同様の薄型の二つ折り財布を色々探して、実際に購入してものもあるんですが、サイズは小さくて良くても皮が薄くて華奢だったり、小銭入れは不要なのにそれが付いていて結果厚くなったり大きくなったりと、なかなか自分好み(紙幣とカード類だけで良くて、でもカード類は10枚程度は待ち運びたい)の物が無かったのですが、今回の商品は個人的に当たりでした。このメーカー、オーストラリアのメーカーらしいので、次回シドニーへ行く機会があったら、ちょっと現地でも探してみたいと思っています。

2023年4月24日

NRT - HNL (7) - 2日目

今回久しぶりの「弾丸トラベル」は、2日目。今回の旅の最大の目的は、普段よく使うスポーツ用のアパレルやTシャツ類等の購入すること。別に日本でも購入可能ではと言われてしまいますが、同じメーカーの同じような商品でも、国内で販売されているものと米国で販売されているものは、製造地が違うためかかなり品物が違うと思っています。特にアパレル関係だと、日本国内のものは総じて生地が薄めで、がっちり感が少ないなと感じる一方で、米国で販売されているのは、よく言えば「がっちり感がある」悪く言えば「無骨な感じ」のものが多くて、それが自分の好みには合うんですよね。

で、1日目にAla Moana SCに行ったんですが、以前はよく見かけたスポーツショップ、例えば「Sports Authority」とか「NIKE Shop」あるいは「Under Armour」と行ったお店が全然見つからない。かろうじてAla Moana SCでFoot Lockerを見つけたんですが、以前以上に靴関係にシフトしていて、ちょっと想定外。他にも、Lidsというお店が何店舗か入っていたんですが、ここも靴関係が中心で、アパレル系はほんの少ししかおいていなくてガッカリ。一体どうしたんだろうと思いつつ、この日はホテルに戻りました。戻ってから1日目の終わりに、Googleで検索してみたら、Sports Authorityって、2016年にChapter 11を申請したものの再生出来ずに破綻していたんですね(※日本国内のお店はイオン系の別会社なので無関係)。知らなかった。NIKEとかUAも、実店舗もあるらしいけれど、殆どは商品の卸とEC中心みたいで、以前のような大規模店はもう無いみたい。

仕方が無いのでスポーツ系のアパレルを扱っていそうなお店、例えばThe North Faceとかに入ってみても、無い事は無いのだけれど種類もサイズも少なくて殆ど購買心が沸きません。SCの1Fから3Fまで、結構何度も回ったんですが、結局お目当てのお店も商品も見つからず諦めました。更に駄目元で、隣接しているMacy's、Nord Strom、Neiman Marcus, bloomingdale's、TARGETと回ってみましたが、目的の物は無い。歩き疲れただけでした。もう、みんなECでしか購入しないのかなぁ...

そのAla Moana SCですが、以前と比べても更に膨張しているようで、お客さんもかなり訪れていて混雑していました。昔は、東端の2F/3Fにあった「白木屋」跡地には、何かジャンキーなお店が入っていてビックリ。その白木屋が移転していた西側の1Fの部分は、リニューアル中で養生されていてまたビックリ。その東側には、拡張された店舗街と、末端にはNord Stromが開店していましたが、このNord Stromが確か以前入っていたまん中当たりの建物には、今度はTargetが入っていて更にビックリ。コロナ禍の時には、Ala Moanaも苦しかったと思うんですが、完全に復調している印象でした。

残念ながらお目当ての買い物できなかったので、少し早めですがいったんホテルに戻ることに。10分もしないうちに、Ala Moana SCの海側にホテル街へ行くバスが来そうだったので、そちらに移動して、いったんホテルに戻りました。

ホテルに入る前に、隣りのHyatt Hotelの1Fに地元のコーヒーショップが入っているので、そこでアイスコーヒーを購入したんですが、ここでもビックリ。Apple Payが使えるというので、Apple Payで支払をしたんですが、端末に支払金額の確認画面が出た後に、「Tipsを払う?」という画面が表示されました。5%、10%、15%、20%というデフォルトの値に、"Customize"という自分で金額を入れる画面もありました。思わず10%をタップして支払完了にしましたが、この手のファストフードというか、スタンド形式のお店でTipsの支払が要求されるようになったのはビックリでした。これまでも、お釣りを投げ入れるピンとかカップを置いていることは多いので、Tipsの習慣が無かったとは言わないけれど、多分現金支払いの人が減り、みんな電子マネーで支払うので、そういう仕組みを入れたのなかと想像。

ホテルの部屋で暫く休憩して、外も少し日が陰り始めたので、最後のあがきで買い物と夕食を兼ねて外に出かけました。余り遠くに行く気力も体力も無いので、ホテルを出て道路の反対側にあるRoyal Hawaiian Centerを回って、そこから反対側に戻りInternational Market Placeに最後の望みを掛けましたが、ここもお店は沢山あるけれど、お目当てのお店は無し。これでやっと諦めが付き、残念ですが今回の購入は諦めることにしました。

その後は、3Fのレストラン街に上がって、軽く最後の夕食をとる事に。以前来た時には、まだこの3F部分とか奥の方は工事中だったと思いますが、今は完成してサイズ感といい、店舗の内容といい、いい感じのモールだなと思いました。言ってみれば、Ala Moanaをぎゅっと凝縮してコンパクトにした見たいというか。今の形になる前は、露天みたいなお店が並んでいる雑然とした場所だったと思うんですが、凄く綺麗になったと思います。次回来る機会があれば、ここは外せない場所の一つだなと個人的に感じる場所でした。

食事を終えて戻る頃には、日もかなり落ちていい雰囲気に暗くなってきました。この時間帯になると、ハワイと言えども結構涼しい風が吹いてきて、気持ちよさ満開ですね。暫く海岸沿いにぶらぶらしたりして、最後の夜を自分なりに満喫してからホテルに戻りました。

翌日の為にパッキングを始めますが、本来増えるはずの荷物も無く、あっと言う間に最初のパッキングは完了。ANAから届いていた翌日のフライトのオンラインチェックインも完了し、もう一度Visit Japan siteの記入内容も問題なし(青画面)である事を確認し、こちらはスクリーンコピーを保存しておきます。

翌日は、朝の08:05に空港へのシャトルサービスが迎えに来るので、08:00前にはチェックアウトして外で待っている必要が有ります。朝の06:00頃には起床して、シャワーを浴び、朝食を軽く取って最後のパッキングをすれば、丁度良い時間かなという感じです。成田への出発はお昼少し前なので、結構空港での時間が余るのですが、ANA Suite Loungeが再開しているので、それを楽しみにして空港に向かうことにします。一通り準備出来たことを確認して、昨日よりは早めにベッドに入り、翌日に備えます。(続く...)

霊感商法ならぬ霊感選挙

昨日投開票のあった衆参補選の5選挙区。与党(=自民党) vs 野党の戦いとなり、当初は自民党の3勝2敗とか2勝3敗とか言われていたけれど、僅差の勝利もあったけれど4勝1敗という結果に。その「1敗」も和歌山補選で維新の会候補に敗れたもので、野党第一党の立憲民主党との対戦を見てみれで4勝1分という結果に。やっぱり有権者というのは、よく世の中を見ていると思うし、反映しているとも感じます。

そんな中で、選挙期間中から個人的に怒りすら感じていたのが、故安倍元総理の山口4区の補選。安倍氏の後継となる自民党の候補者は、地元の市議会議員経験者が立候補し、安倍夫人の昭恵氏も応援する形の選挙となり、言ってみれば安倍氏の弔い選挙みたいなもの。その対抗馬として、野党の立憲民主党が擁立したのが、元の参議院議員でジャーナリストの有田芳生氏。個人的には、確かこの人沖縄で支部長とかしていたんじゃ無いのかと思ったんですが、それで落選したので支部長ではなくなっていたらしい。まぁ、どこにでも落下傘候補は居るからどの選挙区から立候補しようと、それは自由だと思うのだけれど、今回大いに気になったのが、故安倍氏の補選という事で「統一教会」を争点に掲げて、「統一教会の聖地からの脱却」みたいな事を選挙期間中に散々言っていたこと。

どうも、統一教会の教祖が、韓国からまず下関に渡り、そこから早稲田に入り日本での生活を始めたことが由来になっているらしく、実際に何かの機会に講演会で「下関市は聖地のようなもの」という発言もしたことがあったらしい。この話は、ネットでの有田氏に対しての批判意見に対して、有田氏を応援しているらしい弁護士の紀藤氏が言っていたのだけれど、「聖地のようなもの」というのは「聖地ではない」という意味だと思うのだが、弁護士用語では異なるのだろうか。大体、全国的に見ても、30年前に社会的に大いに話題なった頃と比べたら、今の旧統一教会の存在感なんて殆ど感じられないほど。一部メディアでは、相変わらず「二世が」とか「統一教会が」という事を言っているけれど、個々の事例を解決しようという雰囲気よりは「統一教会というブームに乗り遅れるな」という印象しか受けない。あれでは本当に困っている人は、逆に苦しめられるだけでは無いだろうか。その有田氏、選挙に出る限りは相手よりは得票を多くして、当選することが唯一の命題だと思うのだけれど、5補選の中では自民党にとっては唯一の一番楽観的な予測が出来る場所だけに、はなから当選することではなく「統一教会問題で爪痕を残す」みたいなことを「目標」と掲げて選挙戦を進めるくらい、意味不明な選挙戦だったと思います。結果、「統一教会の聖地」という根拠の無い流言だけが残されることになり、何のための選挙だったのか、地元を苦しめる立候補者なんて初めて見ました。大体、統一教会に乗っ取られている、それが嫌なら自分に一票を入れろというのは、あなたの魂は汚れている、それを浄化するにはこの壺を購入しなさい、と言うのと同じ事だというのは多くのネットユーザーも指摘していること。本当に、自分達が非難していることを自分達が率先してやっている矛盾をどう思っているのか。本人だけならまだしも、有田氏に近い同党議員だとか、党の役員までがそう言う事を認識してない時点で、もうこの政党の先も見えた気がします。 

結果、山口県の2補選は最初から自民党有利と言われていて、その通りになったけれど、立憲民主党として万難を排して擁立した大分補選では、社民党元党首の吉田忠智氏が有利と見られていたのに、飲食業経験者(元銀座のママ)である白坂亜紀氏が341票差で勝利するとか、やはり世間の厳しい目を感じる結果に。千葉補選では、その出生から味方であるはずの保守派層からもいわれのない批判を受けた英利アルフィヤ氏が、7人が立候補する乱戦を制して当選する等、かなりの乱戦に。それ故に、自民党が4勝1敗とボーダーラインは超えたけれど、その内容は接戦も多くて必ずしも自民党も喜べないことは事実だと思う。ただ、選挙後に立憲民主党の岡田幹事長が、負けは負けだが、僅差だったからとか投票率が低かったから、決して信任されたわけでは無いと言っているけれど、同じ事を立場が逆の時にも言えるのだろうか。以前の場合を見てみると、そういう時には「これが民意だ」と言っていた気がするのだけれど。そう言う意味では、維新が議席を取ったのも、自民党が4補選で勝利したのも民意なわけで、それを真摯に受け止めて反省して行くのが、野党としての最大の仕事のはず。でも、そんなことはこれまで一度もやったことがない故に、誰も期待していないんですよね。この結果を受けて、岸田総理が衆議院解散することはまだ無いと思うけれど、今年後半位にはもしかしたらあるかも。国会技官だから選挙を気にする気持ちは分かるけれど、与党・野党関係無く、税金を貰って国民の信託を受けている議員としての務めをもっとちゃんとやって欲しいですよね。

Sheraton Princess Kaiulani

BONVOY系11滞在目(12泊+10泊)は、何と13年振りの滞在となるSheraton Princess Kaiulaniです。前回は、ホテルスタッフの対応が酷くて頭にきて、以来ハワイには何度も来ているけれど使わなかったホテルなんですが、今回は回りのホテルとの価格差から、まぁあれから10年も過ぎれば改善しているだろうと期待して久しぶりに予約してみました。

今回の部屋は、前回よりは1F上の25Fのオーシャンビューの部屋。前回も同様の部屋だったと思うのですが、流石に室内の調度品等はリニューアルしてあると思います。その理由の一つが、デスク横のコンセントの口に、USB充電用のポートが2口備わっていたから。ただ、それ以外での大きな変更は余り感じられないくらい、古さを感じる室内です。バスルームのアメニティは、シャンプーとボディーローション、後は顔用と体用の石鹸が一つずつ。歯ブラシ、櫛、綿棒の類は無いのですが、予め予想していたので持参してきており、それは問題ない。ちょっとビックリしたのは、室内用のスリッパが2組備え付けられていたこと。日本人の利用が多いせいでしょうか。 

外の眺めは、室内から見る限りでは確かに海は見えますが見えますが、こんな感じで「Partial Ocean View」と言うべき光景。特に、真正面には隣りのHyatt Hotelがどーんと見えるので、これが結構圧迫感があります。廊下を挟んだ反対側の部屋からなら、多分ほぼ全面海が見えるんだろうけど。

室内は、リゾート地なので基本ツインベッドで、大きなサイズのベッド好きとしてはちょっと残念。室内の大型テレビは、ネット接続もしていて、NetfilixやYouTubeも視聴可能ですが、自分のアカウントを入れて見るのはちょっと不安が心配なので、結局テレビは利用せずパソコンで視聴していました。

空調の音がちょっと気になるのと、華氏で70度くらいに設定しても結構寒く感じるので、夜は止めて就寝して丁度良いくらい。あと、やっぱり外の騒音は気になりますね。最初は、窓がどこか空いているんじゃ無いかと確認したくらい。こちら側だと、ほぼ真下がKalakaua Ave.で深夜まで人や車の往来が多い場所ですし。だから、宿泊代金が低めなのかもしれないと本気で思ったりしています。次回また利用するかというと、ちょっと微妙ですね。やはりその時の料金設定次第かな。

2023年4月23日

NRT - HNL (6) - ホテルチェックインと1日目

無事にホノルルに到着し、預ける手荷物も無く直ぐに外に出てきたので、各旅行会社のカウンターが並ぶ団体向け出口はガラガラ。その中で今回予約したVELTRAの現地エージェントのカウンターに行きバウチャーを見せます。何か意外だったのか「お客様のご利用便は?」と聞かれるので「ANAの184便です」と言うと、その女性スタッフさんが「184便でまぁぁす」と回りに声かけをして急にバタバタし始めます。いゃ、皆さん荷物の受け取り待ちだろうからまだ少し時間が掛かると思うけれど。で、私が余りに早すぎたのか、その女性スタッフさんが他のお客様との混載になるので暫く待って欲しいと済まなそうに詫びるので「いぇいぇ、承知済みですから問題ないです」と男気を見せて(笑)暫く待ちました。

15分位して、多分同じフライトの乗客だった思われるグループや個人旅行の人が集まりだし、ホテルへの送迎が始まります。10人乗りくらいのミニバンに、5組位8人程度の乗客で出発しました。実はこの空港からホテルへのシャトルサービスは、他社と比較して一番安い片道US$20だったので予約したのですが、これくらいの規模で回って貰えると、ホテル数も限定されて早くドロップして貰えるので良かったかなと思います。空港を出たのが09:30頃で、そこから朝のラッシュが終わった頃のホノルルの道路をダウンタウン経由でホテルがへ向かいます。最初のSheraton Waikikiに停車して2組下車。次に直ぐ近くのHalekulaniに回って女性の方が一人下車。その後ぐるっと回り込んで私が宿泊するSheraton Princess Kaiulaniに到着したのが、10:00頃でしょうか。予想よりもかなり早くホテルに到着しました。

流石にチェックインはまだ無理だろうとフロントに行ってみると、予想通りまだ部屋の準備は出来ていないけれどプリチェックインはしてもらえました。オーシャンビューの部屋にしたから楽しみにしてくださいとやけに調子の良いアジア系男性スタッフが手続きをしてくれます。部屋に入れないのは仕方ないし、小腹もそろそろ空きだしたので、荷物はひとまずホテルのベルデスクに預けて、チェックインが出来る15:00頃まで初日の散策をすることにしました。

以前だと、時差の関係でこの頃から猛烈に眠くなるのですが、今回は往路での「直ぐに寝る作戦」が功を奏したのか、そんなに時差ぼけを感じません。で、兎にも角にも移動のためにホテルの正面にある比較的大きめのABC Storeに入り、現地のバス利用のための"HOLO Card"を購入しました。レジで「Do you have HOLO card?」聞くと直ぐに「Yes.  Purchasing is cash only. OK?」と聞かれるので「Yes, please.」と言いながらUS$10を渡します。カード代がUS$2に、一日パスのUS$7.5の、計US$9.5でした。このままバスに乗車してタップすれば、直ぐに利用出来るのですが、事前にHOLO Cardのアプリ設定をしており、そこにカード番号を登録すると、利用履歴や入金などもオンラインで出来るようになります。そこで、カード裏面に印刷されているカード固有の番号とセキュリティコードをアプリに入れると、直ぐに認識されましたが、既に一日分の利用料金が含まれているはずのカード情報で残高が「US$0.00」と表示されます。これ、後で何となく理解出来るのですが、この時には「???」と心配になりました。

移動手段を手に入れたので、早速最寄りのバス停から取りあえずKahara Mallへ行ってみることに。TheBusのアプリであるDaBus2アプリで行き先やバス番号など調べて乗車するつもりでしたが、まだ操作に慣れていないこともあり、「2L番」のバスに乗れば良かったのに「2番」のバスに乗ってしまいました。このバス、Kahara Mall方面へは行くけれど、結構手前のKCC (Kapi'olani Community College)止まりのバス。途中で気がついたんですが、まぁ終点からモールまで歩けない距離でも無いので、そのまま終点まで乗車し、そこから歩いてモールを目指しました。

最初地図を見たときには「大体2km位かな、何とかなるべ」と思ったんですが、そのKCCが実は高台にあり、そこからかなり急な下り坂で一気に下っていく道順でした。これ、下り坂だったからよかったけれど、上り坂だったら多分死んでましたね。どれだけ急かと言えば、サンフランシスコの坂道くらいの感じでした。下り坂と、2km位の距離だったので、20分位でモールに到着。この頃には、外気温も結構暑くて大変でした。

で、期待したKahara Mallでしたが、閉まっているお店もあって欲しかったものも無くガッカリ。仕方が無いので、今度はAla Moana SCにバスで移動しました。ここでもHOLO Cardが活躍して、お昼過ぎ13:30頃に到着。まずは水分補給と小腹を満たすためにフードコートで軽く食事をして、モール内をざっと見て回ったんですが、以前なら簡単に見つかったスポーツ用アパレルのお店、例えばNIKE ShopとかUnder Armarとか全く無くなっている。ざっと見て回ったんですが、流石に午前の外歩きの疲れもあり、翌日また来てじっくり見て回ることにして、そろそろチェックイン出来る15:00近くにもなったので、バスでホテル近くまで移動しました。

流石に部屋の準備も出来ており、今回は25Fのオーシャンビューの部屋とのこと。部屋に入ると、USBの充電用ポートがACコンセントと並んで準備されていたり、少しリノベーションした感じはありますが、やはり全体的に古さを感じる設備です。まぁ、最近出来たTrump International Hotelとか一部を除けば、どこに宿泊しても設備の古さは仕方ないのかもしれないけれど。この後、夕方少し涼しくなった頃合いに少し回りをぶらぶらして軽く食事をして、一日を完了。結局酷い時差ぼけも無く、これまでのハワイ訪問では一番快適かつ移動出来た初日となりました。(続く...) (番外編#1) (番外編#2)

NRT - HNL (番外編#2) - Airalo in USA

今回US(Honolulu)内での通信用として購入して使用してみた、eSIMのAiraloに付いても備忘録としてまとめておきます。トライアルとして、国内で一度使ってみてそれなりに使い方も理解したと思っていたんですが、やっぱり現場で利用するといろいろトラブルや後悔が生まれました。 

今回の一番の失敗は、日本出国前にUSA用のeSIMの購入をしたのは良かったのですが、その後「アクティベーション」を実行させてしまったことが、その後トラブルに繋がりました。アクティベーションは現地で使用する回線(VerizonかAT&T)が無いと出来ませんから、日本国内で実行すれば当然失敗します。個人的には、現地で再びアクティベーションを実行すればいいやと思ってそれほど気にしていなかったのですが、後からそれを実行するボタンみたいなものがアプリには無いし、回線に接続しても自動的にアクティベーションが始まるわけでも無いし、着陸して機内モードをOFFにしてからなかなか繋がらないので、かなり焦りました。

空港の外に出てホテルへのシャトルバスを待つ間に、設定を開いて何度もローミングON/OFFをしたり、機内モードのON/OFFをしたり色々試してみましたが、Airaloのアプリに表示されるアクティベーション状況は「アクティベーションされていません」のまま。最後は、iPhoneを再起動してみようかと思ったんですが、その時に何故か一瞬Gmailのメール取得が出来てネットに接続した様子がありました。そこで、もう一度設定を開いたりして内容を確認して見ると、どうも自動的にアクティベーションが実行されたようで、アプリの表示も「アクティブ」に変わり、GmailやChromeのアクセスも出来るようになっていました。現地の回線を掴んでから、自動的にアクティベーションが実行され迄は、結構時間が掛かるようですね。ですから、アクティベーションは必ず現地で回線を掴んでから最初に実行するのが、一番確実だし利用開始までの時間も最短で済ませることが出来ます。

ここまでは良かったのですが、この状態でバッテリーの消耗が凄く大きい事にも気がつきました。見ていると、1分位の間に残量表示が1%ずつ減っていく感じです。その時には、Chromeを開いてネットアクセスの確認をしていたくらいで、特に何か動かしているつもりは無かったのですが、どんどんバッテリー残量が減っていくのに驚くとともに、その為なのかiPhoneの背面も結構熱くなります。その状態は、空港からホテルへのシャトルバスに乗車して、ホテルに到着するくらいまで続いたのですが、荷物を預けて出かけるときに再度確認すると、この時には落ち着いた状態になっていました。何となくの想像ですが、アクティベーション作業に伴って、現地でのローミングサービス等の設定でデータのやり取りが大量に発生したのかなというのが個人的想像。もし、今後日本国内でこのeSIMを利用する機会があったら、利用開始直後の挙動を再度確認してみたいと思います。

ここで、Airaloのアプリ画面でeSIMの状況を見て気がついたんですが、1GBの契約で既に「169MB」使用済みと表示されているのに、残量は「855MB」となっていて、数値が合いません。日本で使用した時にはどうなっていたのか、たまたま画面コピーを保存していたので見てみたら、この時は「567MB」使用済みで「457MB残量」と表示されています。ただ、どちらも足してみると「1024MB」なります。「1GB=1000MB」ではなく2進法換算で「1GB=1024MB」で計算しているのだろうか。何となく表示値を計算する時のBugの様な気もしますが(笑)。前回も今回も1GB全て使い切るところまで経験していないので何とも言えませんが、もしかしたら24MB本当にお得なのかも。

このeSIMですが、以前使用して期限切れになっても、eSIM自体はシステム(=iPhone 13 Pro)の中に残っていて、別途利用パッケージをチャージすれば、再びそのeSIMが利用出来る仕組みになっているようです。eSIM自体の有効期間がどれだけなのか分かりませんが、iPhoneを交換しない限りいつでもその場でチャージして利用出来るのは便利かも。いゃ、iPhoneの事なので、新しいiPhoneにデータ転送したら、このeSIMのデータもそのまま転送してくれて再利用可能であっても驚かないなあ。いずれにしても、これも次回以降手軽に利用出来る安心感があるので、いいんじゃないかと感じました。

実際にUS(Honolulu)で使用した印象ですが、特にトラブル無く普通にネットアクセスする事が出来ました。初日は、徒歩移動の時に現在位置を出しながらGoogle Mapをずっと表示していたり、TheBusのアプリで到着するバスの移動履歴を何度もリロードして表示させたりと、結構データを使用する使い方をしたと思うのですが、初日の使用データ量は150MB位でした。旅行中のお店の検索とか、移動場所の地図表示、さらにはブラウザーでニュースを見たりと行った普通の操作内容であれば、1GBでの7日間利用は、そんなに厳しいデータ量では無いでしょうね。また最近では、モールだとか大きな施設には、まず必ずと言っていいほどフリーWi-Fiが飛んでいるので、その時にはそちらを使えばかなり節約も出来ますし。そうそう、今回宿泊したSheraton Princess Kaiulaniですが、リゾート料金(US$38.92/泊)に含まれるサービスとして、GoProの1日レンタルや、Wi-Fiのポータブルアクセススポットデバイスのレンタル等があるみたいなので、もしかしたらそちらを利用する方が有利かもしれません。今回は使用する機会が無かったので、どの位のデバイスをどれくらい利用出来るのか不明ですが。家族など複数のデバイスで利用する場合には、1台だけバックアップも含めてこのeSIMを入れておき、グループではその借用したWi-Fi APを利用するのが、一番効率良くて賢い選択かもしれませんね。

NRT - HNL (番外編#1) - HOLO Card

今回、ホノルルでの移動のお供になった、現地でのバスサービス"TheBus"のHOLO Card。実際に使用して気がついたところなどを、備忘録として記録しておきます。 

まず肝心なHOLO Cardの入手方法ですが、HOLO Cardのサイトにも記載されているように、多くの場所で購入可能なので入手方法には問題無いと思います。今回私はABC Storeで購入したのですが、ここでややこしいのはABC Storeで購入出来るのは「1日フリーパス(Adult 1-Day Pass/US$7.5)」の設定済みのHOLO Cardなので、例えば最初に一日に1回だけすでに入っているUS$7.5のうちのUS$3分利用しようと思って乗車しても、1日フリーパスとして利用開始されてしまいます。

ですから、初日(最初の利用日)でUS$7.5以上(その日に3回以上TheBusに乗車しない ※2.5時間以内の乗り継ぎは1回とカウントされる)利用しないのであれば、ABC Store意外の例えば7/11等で初期チャージ料金を指定して購入した方が良いことになります。私も、元々US$7.5がカードに入っていて、それが1回利用毎にUS$3.0が引き落とされて、US$7.5を超えたところで「1日フリーパス」として扱われると思っていたので、1回めの利用が終わって利用履歴を確認したら「残高US$0.00」と表示されて非常にビックリしました。これは「1日フリーパス」を使用したので、US$7.5分使用されたから、それ以外の残高はチャージされていない、と言う事なんですよね。

じゃあABC Storeで購入したHOLO Cardは、ずっと「1日フリーパス」でしか利用出来ないのかというと、HOLO Cardのサイトから自分のアカウントにアクセスすると、そのカードに対して、チャージするトリガーとなる最低残高の指定と、一回にチャージする金額の設定が出来るので、多分これを設定しておければ1回毎の利用でUS$3毎引き落とされる利用も出来るんだろうと想像しています。その場合でも、1回US$3の利用が2回目まではその都度引き落とされるけれど、3回目の利用はUS$1.5が引き落とされて、以後の同日での利用時にはそれ以上の料金引き落としはない、という仕組みなんでしょうね。同じ金額だからややこしいけれど、「3回以上利用した場合にはUS$7.5までしか徴収しない」ことと「1日フリーパスの料金がUS$7.5」というのは、同じように見えて異なる設定(商品パッケージ)ということなんでしょうね。この理解にちょっと時間が掛かりました。

そう言う仕組みだと理解すると、「パスの自動更新」という設定の意味も理解出来ました。私はHOLO Card購入後、直ぐにアプリ(HOLO Cardのサイト)から「パスの自動更新」を「利用する」にしたんですが、まだ最初の「1日フリーパス」が利用中なのに、新しく「1日フリーパス」が追加されて、二つの「1日フリーパス(Adult 1-Day Pass)」が登録されてしまい慌ててしまいました。これ、上記の仕組みを前提にプロセスを考えてみると、

  1. 1回分の「Adult 1-Day Pass」設定済みカードを購入
  2. 「Adult 1-Day Pass」は含まれているが、残高は「US$0.00」の状態
  3. 「パスの自動更新」を設定する
  4. 最初の乗車があり、元々含まれていた「Adult 1-Day Pass」がアクティブになる。
  5. その時に、多分残高確認のプロセスが走り、残高が"0"だから、パスの自動更新が実行され、この時の「パス」は「Adult 1-Day Pass」だから、それが追加される
  6. 結果、購入時に設定されている「Adult 1-Day Pass」が使用中にもかかわらず、パスの自動更新で追加された「Adult 1-Day Pass」が追加されて表示される
実際購入時の利用履歴を見てみると、

  1. 写真では下に見切れていますが、2023年3月2日から履歴があり、それは多分このカード製造時の記録だと思います
  2. カード購入は2023年4月20日の10:00過ぎで、その後アプリで設定完了
  3. 最初のバス乗車は同日の10:23
  4. その途端に、新しいパスのロードが実行されています
  5. 実はこの時点で「パスの自動更新」は止めています
  6. その後、1日目のパス使用が完了すると、翌日4月21日には追加された「Adult 1-Day Pass」が使用されて、その日一日利用可能となっています
この辺り、日本の類似の電子カードと同じ挙動だと勝手に思い込んで利用してしまうと、実は違っているから嵌まってしまう、のパターンですね。

以前のホノルルでの移動は、各旅行会社等が手配しているトロリーパスが中心で、今回もよく見かけました。ただ、このHOLO Cardがあれば、TheBusの乗り降りも簡単だし、TheBusのアプリを使えば、バスの運行スケジュールや移動区間などもちゃんと把握出来るので、個人的にはこちらの利用の方が利便性は高いかなという印象です。まぁ、以前のように旅行会社のトロリーが、それこそAla Moana SCから10分間隔で出るみたいな状況なら、それも凄く便利だと思いますが。TheBussのアプリ「DaBus2」も、使い方に癖があるので慣れないとバス停の検索や路線の検索が分からない部分最初有りましたが、まずは行きたい場所(=バス停)に止まる路線番号を把握して、その路線番号が停車する近場のバス停を探すと、比較的簡単利用出来る気がします。1日四苦八苦して、何とか習得したので、次回のハワイ訪問の時にはもっと使いこなせているはず(多分-笑)。

2023年4月22日

NRT - HNL (5) - A380 Flying Honu

出発直前に、管制理由から出発時刻が40分遅れる事になり、それに合わせて到着時刻も40分遅れとなってしまいました。本来ならば、こういう予定変更は困るのですが、今回はホノルルでの接続便は無いし、元々の到着時刻(08:10)では到着が早すぎるくらいだったので、この程度の遅れであれば逆にウェルカムという位です。

搭乗開始は20:05からとアナウンスがあったんですが、20:00少し前に「これから事前改札を始めます」というアナウンスが流れてきたので、そそくさとラウンジを出て54番ゲートへ向かいました。定員ならば520名近く搭乗できる巨大機A380だけに、ゲート前には既に長い搭乗待ちの列が出来ています。私もグループ1に並びましたが、10人以上いたかなぁ。暫くして機内に入りましたが、タイ国際航空のA380の搭乗以来のA380利用です。2F利用は、B747以来の搭乗となります。今回は往復ともにビジネスクラスを予約し、復路はファーストへのアップグレードを掛けていますが、今の所駄目そう。ビジネスの座席は、どちらも主翼のほぼ上辺りなので、外の景色を眺めるにはちょっと残念かなと思いましたが、想像以上に大きなA380のエンジンが目の前にあるのは、それはそれで面白い画になります。

搭乗人数が多いせいか、ドアクローズは20:30。5分程してプッシュバックが始まり、その後A滑走路のRW16Rへ向けて移動が始まります。今回の座席は静かに寝ていけるように窓際を指定。初めてのA380のシートですが、B777で使用して居るStaggerd Seatよりは一つの座席区画の横幅は少し広いように感じますが、モニターが大きくなった分その下の足が入る空間部分が狭くて、寝返りを打つ度に足が上の部分に当たるのが難点でした。また、電動シートなのは良いけれど、背もたれやフットレストを単体で倒したりするボタンが無く、使い勝手的にはちょっと劣るかなぁという印象です。シートの操作性で言えば、最新の国内線のシートみたいな感じですね。

成田空港を21:00丁度くらいに離陸して、一路ホノルルを目指すフライトはスタート。事前に気流の悪い空域を通過するとアナウンスが有り、実際そこそこ揺れながら水平飛行に移ったのは離陸から20分位過ぎてからでしょうか。最初の食事サービスが始まるのですが、私は事前に食事不要のリクエストをしていたので、シートを倒してベッドモードに準備します。念のためペットボトルの水だけいただき、まだ食事のサーヒスが始まる前には耳栓・アイマスクを装着をして就寝モードへ移行しました。

座席的にはほぼ主翼の真上辺りでエンジンにも近い場所なんですが、2F席と言う事で少し距離があるからか、エンジンノイズは感じませんでした。静かだと言われるB787よりもエンジン音は気にならないくらい。逆に、窓のシェードは物理的に上から下ろして閉じるもので、これはB787の調光式のシェードに慣れていると非常に面倒に感じました。横になって本来ならばラウンジでのアルコールの力も借りて直ぐに寝落ちする予定でしたが、何故か逆に眠気が遠のいてしまい、暫くはウトウトの手前くらいの状態が続いていました。それでも知らないうちに寝落ちしたらしく、ふと目が覚めたときには機内の照明は落ちていて、出発から2時間程経過していました。ここで一旦トイレに行き、また暫くウトウトしていると到着の2時間前となり機内の照明が再び明るくなる頃でした。事前にCAさんに、到着前1時間半位になったら起こし貰い、軽食のサンドイッチも取り置きしていただくようにお願いしましたが、やはり中途半端に寝たからか食欲も無く、飲み物も味の付いたものだと調子が悪くなりそうなので、先に貰っていたペットボトルの水をチビチビ飲んで喉の乾燥を癒やしていきます。 

ダニエルKイノウエ空港へは、海側のRW08Rへ着陸。その後誘導路を移動してターミナル2のC9ゲートに入ります。到着は定刻よりは遅れましたが、それでも朝の08:30頃にゲートインしたので、結構取り戻した印象があります。そのC9ゲートのボーディングブリッジですが、2F部分に接続するPBBは、後から増設したからか一見すると沖止めの施設のように見えてビックリしました。そのC9ゲートからは、徒歩で入国審査場へ向かいますが、それが長い長い。私はてっきりCゲートの根元当たりに入国審査場があるものと思っていたら、延々と歩かされていい加減疲れたところで、いつもGゲートからバスで移動して降りる場所に出たので思わず膝の力が抜けました。距離だけ言えば、Gゲートからのバス移動よりも長く感じた徒歩移動です。

その入国審査ですが、直前に到着したフライトが無かったせいか待ち行列も無く審査ブースに進めました。事前に必要書類を提出し、ESTAも入力済みなので、入国審査の係員にパスポートを手渡すと、「何日滞在」「目的は」とお決まりの質問を受けつつ、顔写真を撮影されます。ただ今回は「所持金は」と聞かれて、咄嗟に答えが出ず「約1,000ドル位」と応えたら、「OK」と通されました。その後階下の手荷物受取状に進み、私は機内持ち込みだけだったのでいの一番に税関審査の出口に。ここでもパスポートを渡して係員から「何日滞在」「飲み物とか食べ物を持ってる」「滞在目的は」とお決まりの質問の後「所持金は」と聞かれてまたビックリ。「大体1,000ドル位」と言うと「日本円では幾ら持ってる」と言われて更にビックリ。私も長いこと海外渡航をしていて、入国時に「所持金は」と聞かれて「何ドル」と応えたことは何回かありますが、日本円にまで言及された経験は多分これが初めて。取りあえず「10万円位(One hundred-thousand yen)」と言うと「うーむゅ」という顔をしたので「approxmately one thousand dollars」(今のレートだとUS$800位ですが計算が面倒なのでUS$1=100円ということで-笑)というと納得して通してくれました。やれやれ... 結局税関審査を09:00少し過ぎ位に通過して、いの一番に外に出られました。ここで、ホテルまでのシャトルサービスを予約しているので、税関を出て左側の「団体用出口」に向かい、シャトルサービスを捕まえることにします。(続く...)

A380毎日運航

ANAのNRT-HNL専用機と言える、A380ですが、20日から3年振りに毎日運航が始まったという記事。当日は、Instagramでライブ中継もあったらしいけれど、実はその機体に搭乗してホノルルへ移動していた自分(笑)。空港内とかラウンジにいても、そんなイベントが開催されていたなんて一言もアナウンス聞かなかったけれどなぁ... もしかしたら、ゲート前にいたら何か記念品とか貰えたのだろうか(をぃをぃ)。 

記事にも書かれているように、当日は空域制限のために出発が40分程遅れたりとスムースには行かなかったのですが、それでも元の状況が戻りつつあるのは嬉しい。現在はNH184/183の一日1往復の運航ですが、7月からは1時間遅いNH182/181便の運航も始まるので、もしどちらもA380で運航するとなると、今の1号機2号機の2機体制では不足するけれど、3号機の投入はまだ先になりそう。と言う事は、遅い方のフライトは、B777とかB787での運航になるのかな。それはそれでまた残念ですが。

旅行記の方でも後日まとめるつもりですが、今回4年振りにホノルルに来てみて、かなり観光客が戻ってきている印象は受けました。ただ、コロナ禍での3年余りの影響は大きくて、そのマイナス面から戻ってきている場所は良いけれど、そうで無い部分での落ち込みが大きいのかなぁと感じています。日本でも、無事にコロナ禍を乗り切ったお店・企業と、そうできなかったお店や企業との差が広がるばかりだけれど、同じ事がやっぱりハワイでも起こっているんですよね。その負の部分を元に戻すためにはかなり大きな労力が必要だし、かといって切り捨ててしまったら困る人が増えるだろうし。でも、人気のある観光地だけに、ハワイ観光の需用はこれから急速に回復していくんじゃないだろうか。

もともとANAとしては、JALに対抗してA380を3機体制で毎日2便で回していく予定だったわけですが、夏の需要期になってハワイへの人気がこれまでの反動もあって高騰したら、いよいよ3号機の投入もあるんだろうか。以前の記事では、2023年度以降と言われていたんですが、これって「早ければ2023年度内のどこか」という意味だと機体したいんですが(笑)。もっとも、現在はUAがホノルル線の運行を停止しているので、その分の需用がANA便に来ていることもあるだろうし、UAが運行再開すると一日2便は暫くは厳しくなるのかな。いずれにしても、今回4年振りにハワイ(ホノルル)に来て、やっぱりここは人気の観光地であるだけの理由を再認識しましたから、是非堅調な復調を祈りたいですね。

2023年4月21日

NRT - HNL (4) - 出発当日

さて、いよいよ出発当日。海外旅行としては、昨年末のグアム(2回目)以来4ヶ月振り、米国50州へは2019年9月のLAX行き以来3年半振り、ハワイ(ホノルル)へはやはり2019年5月の甥っ子の結婚式以来4年振りというフライト。年甲斐もなく、久しぶりにちょっとワクワクしながら朝を迎えました。とは言っても、出発は夜の8時過ぎに成田から。幾ら成田まで移動時間が掛かると入っても、朝起きて直ぐに出発するのでは時間を持てあましてしまいます。取りあえず朝からお昼前までは、いつもの様に自宅でリモートワークをして時間を潰します。

なんせ2泊4日の弾丸トラベラーなので、荷物はちょっとした国内出張程度の分量。いつも愛用しているTUMIのショルダーバッグに余裕で収まります。前日の夜までに殆ど準備をして、当日の朝も、パスポート、お金(クレジットカードにUSドル)、パソコンの本体に電源ケーブル、スマホ用のUSBケーブルと、必要最小限の荷物は確認しましたが、ここでちょっとしてポカをやってしまったことに後から気がつきます。この時にはそんなことには気がつかず、お昼前に自宅を出ていつもの様に路線パスで浜松駅に移動。到着したのが丁度お昼だったので、駅ビル内のレストランで軽く昼食を取り、その後こだま号のグリーン車特典を利用してゆったりゆっくり品川駅まで移動しました。不幸な事に、当日電話会議の予定を入れらてしまい、しかもそれが新幹線での移動中というスケジュール。品川駅で降りる10分位前からのスタートだったので、スマホで参加するために早めに車両の接続部部に移動してまずは会議に参加。そのまま品川駅の待合室に移動して、何とか会議を終えることが出来ました。その後成田エクスプレスで成田空港へ移動します。

実は、新幹線での移動中に、当日朝シャワーを浴びてから鞄に入れるつもりだった、歯ブラシとひげ剃りを入れ忘れたことに気がつきました。歯ブラシは、飛行機の中でも貰えるし最悪何とかなりますが、ひげ剃りは出来ればいつも使っているしっかりした者を使いたい。仕方が無いので、成田空港のドラッグストアーで調達することにしました。成田空港に到着したのは、丁度17:00頃。ターミナルビル4Fのお店が集まって居る場所に行ったんですが、ここで衝撃的な光景に。半分くらいのお店が養生されていて営業していません。さらに、残っているお店も殆どが17:00で営業終了ということで何も出来ないような状態に。慌ててGoogleで「成田空港 ドラッグストア」で検索したら、1タミの北側に18:00まで空いているドラッグストアがあると分かり、そこに駆け込んで何とか歯ブラシ、歯磨き粉、ひげ剃りと調達出来ました。でも、鞄を空けたら、歯磨き粉は鞄の中に入っていたんですよね... 何ともドタバタすると間が悪い。まぁ、それでも必要な物が調達出来たから良しとします。

必要な物は調達出来たので、今度は南ターミナルに移動し、4年振り? 5年振り? にZレーンに入り、チェックイン手続きをしました。その後優先保安検査場を抜けて、出国審査は顔認証で直ぐに通過。そうそう、今回はA380なので使用ゲートは40番台だと思ったんですが、54番ゲートになっていました。50番台にもA380対応ゲートがあるとは知りませんでした。ANAのラウンジは、今も5サテ側して開いていないので、実は5サテのラウンジから40番台のゲートに移動するかと思っていたので、これは助かりました。制限エリアに入ると、昨年グアムに行ったときよりは賑やかになっていました。でも、まだ閉じている免税店もあって、まだまだコロナ禍からの脱出は出来ていない雰囲気です。ラウンジに行く途中、54番ゲートに行ってみると、既に搭乗予定のA380の青色のホヌが駐機していたので、明るいうちにパチリ。A380は、タイ国際航空で搭乗経験がありますが、その時以来のA380なので楽しみです。

で、久しぶりのANA Suite Loungeですが、入ったときには丁度18:00台の出発便が出る頃だったのか、私が入るとワラワラと出ていく人達が。その人達がいたとしても、ラウンジ内は半分も埋まっていないような状況で、人気の窓際の席も半分以上空いていました。席についてパソコンを起動し、落ち着いたところで今回は少し腹を満たさないといけません。ホノルル行きの特に往路便に関しては、飛行時間の短さと時差の関係で、機内で食事をして寝ても、精々数時間しか睡眠時間が取れず、早朝にホノルルに到着してからの1日目が凄くきつい。そのため今回は、機内食は断り、直ぐに就寝モードに入って移動する予定なので、ラウンジでは夕食くらい少しがっちり食事をする予定でした。ところがラウンジに入ると、以前は有った豊富なオードブル類が殆ど消えていて、ホットミールに関しては指定されたサイトにアクセスしてオンラインで注文をして、ヌードルバーへ取りに行くシステムに変わっていました。

個人的には、以前のように少しずつオードルを取り集めてチビチビ食べながらワインを頂くのが好きだったので、このシステムはちょっと残念。さすがにうどんやお蕎麦でワインというのも変だし、お寿司の盛り合わせもあったんですが、それも遠慮をして、料理長監修のハンバーグプレートとマカロニグラタンを摘まみにワインをお代わりしつつ飲みました。ただ、ハンバーグプレートは、レンチンした後10分位放置していたような感じに冷めていたし、マカロニグラタンも冷凍食品だと思いますが味が淡泊で、かなり残念でした。とはいえ、折角作っていただいた者なので何とか食べきりましたが、やっぱり早く以前の状態に戻って欲しいですよね。 そんな感じで待ったりしつつ時間を潰し、さらにラウンジのお手洗いを借りて、ハワイモードに着替えて(長袖・ジーンズ→半袖ポロ・短パン)から、さあ出発と思ったらラウンジ内にアナウンスが流れます。なんと、搭乗予定のホノルル便が、空域制限のために出発が遅れると。元々は20:10発予定だったものが、20:50に変更されるという事で、いったん上げた腰を再び下ろし、もう一杯お酒を造り暫くさらに待つことになりました(笑)。(続く...)

愉快犯

岸田総理に対しての襲撃事件で、昨日「模倣犯が直ぐに現れるかも」と書いたら、悪い予感が当たってしまい、国会に爆破予告メールが届く事件が発生してしまいました。 全てがメディアの責任と言うつもりは無いけれど、メディアの行動が大きな要因であったことは確かだと思うなぁ。前回の安倍氏襲撃事件の時ほどではないけれど、それでも今回も毎日殆どのメディアで一日中取り上げていたわけで、それに刺激されてと言う事はあると思います。

この手の「爆破予告」事件は、勿論今回の様な状況でないときにも発生するし、実際少し前にも同様の事例があったけれど、その対象が国会と言う事は、やはり岸田総理襲撃事件に影響を受けたからと言えるのでは。まぁ、こんな辺境のマイナーブログであっても、余り深く掘り下げるのも相手の気持ちを高揚させる事になる可能性もあるかもしれないから、言及しない方が良いのかもしれないけれど、大手のメディア等では「爆破予告があった。厳正に対処して処罰する」という事を繰り返すだけが良いんじゃないだろうか。その予告で混乱したとか、何かあったと言う事だけでも、犯人に対してご褒美を与えることになるわけだから。

ワイドショーやニュースショーでも、「怪しからんですね。直ぐに逮捕されれば良いのに」くらい言ってもいいんじゃないだろうか(笑)。愉快犯何なんて、どんな時にも沸いて出るものだけれど、ネット時代だからこそ場合によっては徹底的に叩かれて人生の大切な部分を失う可能性もあるくらいのことは学習した方が良いと思う。それは行きすぎれば「リンチ」騒ぎにもなるのだけれど、そういうリスクも含めた覚悟が無い限りは、冗談半分面白半分でこういうことをやらない方が良いと思うなぁ。少し前に頻発した、回転寿司チェーンなどでの迷惑行為も、その後謝罪などしても殆どの場合で厳正な対応をするようになっているのは、やはり時代の流れとして昔はなぁなぁで許されたことも、今は違うと言う事を認識しないと。

一昔前なら、当事者同士で和解すれば済んでいた話も、今では直ぐにネットで拡散共有されるから、穏便に済まそうと思ってもそうできない事情もあると思うんですよね。それはネット時代のリスクと考えて、それに対応した行動をするのが現在のマナーなんでしょうね。そう言う事を理解していない、理解出来ない人もまだまだ多いと思うけれど、迷惑行為に対しての批判が拡散されているという事は、そう言う事は今は駄目なんだよということを周知していることにもなるわけで、そのタイミングを逃さないのが、今のリテラシーなんでしょうね。下手をすると「見せしめ」みたいになる可能性もあるので注意が必要だと思うけれど、でも事例としてこう言うことの周知はやっぱり必要なんじゃないかなぁ。だから、自分も思い込みで行動したり反応したりしないように注意しないと。

2023年4月20日

中華AI


日本でも色々な形で取り上げられているChatGPTに代表されている対話型AIの、中国での状況を説明する記事。社会制度等の違いもあり、なかなか内情を知ることが難しい中国の状況の中でも、国家戦略とも繋がる技術だけにその内容はよく分からない。記事にも書かれているように、中国の有力企業は以前から開発を進めていて、それが現在のChatGPTの成功を見て再加速することは容易に想像出来ます。さらに最初のページに書かれているように、社会実装に関しては中国が先行するということも納得が行く話で、それは例えばQRコード決済だったり、市中監視カメラの活用だったり、良くも悪くも中国という一つの世界が特殊な故に成功している事例があるから。

私も、中国のエンジニアや会社との協業は30年位前からやっていて、彼らの良いところも悪いところもそれなりに理解しているつもりですが、ある意味脅威というか彼らの強みは、「凄いヤツはとことん凄い」という事。しかも、それが突然一人二人現れるのでは無く、厳しい競争社会もあって幾らでも生まれてくる事なんですよね。人口が日本の10倍だから、単純計算でも日本の10倍の人材が居るわけだけれど、そこに厳しい競争社会があるために、更に多くの人材が居てその中でまた揉まれてさらに能力のある人が輩出されている世界なんですよね。それが良いか悪いか、あるいは日本の風土というか日本人の感覚に合うのかどうかは別問題だと思うけれど、そういう状況がずっと加速していたのが中国の特に産業界だったと思います。

勿論、そういう条件以外にも、国策として色々な支援が国から入っていたことも事実だと思うし、逆にそれがあるから気に入らないと即座に取り潰しみたいな事にもなるリスクはあるんだけれど、一気に資本や技術が投入されて世界的な企業になってしまえば、ビジネスに関してはその後は有る程度安定して継続出来るし、世界的な企業として存在感が確立出来れば、有る程度国からの影響も減ずることが可能になるだろうし。そこまでの存在になれば、中国外からの提携とか導入も出来るようになるだろうし、実際EVに関してはそういう状況になっているんじゃ無いだろうか。それに自分の経験から言えば、スタート時点では雨後の竹の子のように乱立するけれど、その後淘汰が始まると一気に企業や技術が収斂して、本当に力のある企業だけが残るので、かえって恐い存在が生まれる気がするんですよね。日本だと今だに中国と言うと下に見る風潮を感じる時がありますが、とてもそんな状況では無い。日本には絶対無いような厳しい競走を勝ち抜いた、非常にしぶとい企業だけが残っている危機感をもっと持った方が良いと思う。

人口では、今年インドが中国を抜いて最多人口国になるらしいけれど、それでも国内だけで14億人のユーザーがいる市場は、ちょっとしたベンチマークをするだけでも十分な見返りがあるでしょうね。貧富の差もあるから、14億人全部が対象とは言えないだろうけど、それでも10億人規模のマーケットがあると思えば、中国国内だけで同様の技術のその他世界全体の規模に匹敵するんじゃ無いだろうか。そうすると、今はやや後れを取っている対話型AIの成長も、ライバルよりも早いんじゃ無いだろうか。特に、ChatGPTだと異なる環境でいろいろと複雑な学習効果を得られるメリットは有るけれど、情報量では分散して非効率と思われます。一方中国では、同質な環境で一気に情報獲得出来るから、学習効果という意味では限定された範囲ではあるけれどかなり加速できそうな気がします。そういう恐怖感というか危機感を、この記事を読んで改めて感じますね。

たまたま幸運だっただけ

岸田総理に対しての襲撃事件で、その様子が段々と分かってきたんですが、聞けば聞くほど幸運が重なってあの程度の被害で済んだんだなぁと思います。自分なりに分かったことは、

  • 使用された手製爆弾は、導火線で着火・爆発するものだったようです。そのため、容疑者が導火線に火を付けていた所を、近くにいた「赤い袖の漁師さん」が見とがめて問い詰めたために、かなり早いタイミングで投げつけたらしい。それが、爆発まで51秒も間が開いた理由らしい 。もし、もっと爆発までの時間が短ければ、岸田総理もまだ近くにいたかもしれないし、それ以上にまだ爆発物近くにいた群衆に対しての被害が多く発生したんじゃ無いだろうか。
  • 使用された手製の爆発物は、どうも製造精度が低くて本来の威力は発揮できなかったらしい。特に、白煙が最初に出たのは、両端を閉じている蓋の部分の加工精度が甘くて密閉されておらず、それで中で発生したガスが露出した結果らしい。それ故に、爆発力も小さくなり、被害範囲も小さくなったらしい。
  • とは言っても、先端部分の一つと思われるものが、60m程後方のプレハブ小屋にめり込んでいたようで、不完全ではあったけれど、爆発力に関してはそれなりに威力が有ったことは事実。で、それだけ威力のある物があれだけ回りに居た人に当たらずに空中を飛翔してプレハブ小屋に衝突して止まったことは、これも幸運の一つと言っていいんじゃ無いかと。
  • 通常この手のパイプ爆弾には、殺傷能力を高めるために中に釘だとかパチンコ玉とかを挿入して使用するらしいけれど、今回はそれが封入されていなかったらしい。それ故に、爆発してもそういう異物が四散することが無く回りに対しての被害も殆ど無い状態であったことは、これも幸運だったと言って良いのでは。
  • 容疑者は少なくとも二つ目の爆発物も準備していて、タックルを受けたときにはそれを手に持っている映像も流れていたのですが、直ぐさま複数の人間が彼の行動を阻止したことで、それらが利用されることは無かったこと。また、ナイフなども所持していたらしいけれど、それら凶器物も使用されること無く身柄が確保された事も不幸中の幸いと言えるんじゃ無いかと。
安倍氏の事件を教訓にして、今回はSPや警護の警察官の動きも前回よりは良かったと思うけれど、それも幸運が重なり爆発物が本来の何十分の一何百分の一程度の性能しか発揮しなかったからと言う事が大きいと感じます。逆に言えば、それなりの爆発物を準備して、投擲から爆発まで数秒程度しか余裕がなかったならば、岸田総理をはじめ回りの聴衆も含めて多くの犠牲者が出ていた最悪の結果も想定される事態だったということ。そう言う意味では、犠牲が殆ど無かったからと言って彼の行為が何らかの酌量を受けるべきでは無いし、「テロ行為」というその行為自体の重さ、重要さで判断するべきだと思う。

昨日当たりも、朝から夜まで、ワイドショーやニュース番組で何度も取り上げられて、容疑者の生まれ育ちだとか犯行背景等の話をしているけれど、とうとう安倍総理事件を参考にして今回の犯行に及んだという話も出てきているようで、結局は前回の事件におけるメディアやその行為を「是」として発言していた一部の人達の責任が大きいと改めて感じます。過去の経験から言えば、こう言う衝撃的な事件が発生すると、それに刺激を受けた模倣犯(今回の容疑者も、前回の事件の模倣犯みたいなものだけれど)が直ぐに生まれる可能性は高いと言えるでしょう。その場合には、今回の様な幸運が重なるとは限らないわけで、そう言う意味でも選挙中ではあるけれど要人警護を厳しくすることを優先したり、安全の確保を少なくとも今回の残り選挙期間の間は最優先にするくらいのことは必要では。また、選挙演説等に参加する有権者に対しては、異変を感じたら直ぐにその場から離れる、地面に伏せるなど姿勢を低くする、遮蔽物の陰に隠れる、等の津波対策とか地震対策と同様のガイドを、メディアは今一番流すべきだと思う。そうでは無く、容疑者の生活環境がとか幼少期の性格がとか言っているのは、自分達のビジネス目的でしかないと言ってよいでしょうね。

考えてみたら、容疑者の心情とか犯行に至るまでの背景や経緯なんて言うものは、数日とか数週間程度では解明されるほど単純では無いでしょう。それなのに、何か新しい情報を出さないと視聴者や読者が離れるからと毎日小出しにするような報道をしているのは、正直犯罪行為に近いのでは。例えば、レストランがまだ調理途中のものを出したらお客さんは怒るでしょう。自動車メーカーがまだ製造中の車を販売したらクレームでは収まらないでしょう。それと同じ事を今のメディアはやっていると思う。事件に関しての報道でも、例えば容疑者が移送されたとか、弁護士と謁見して何か意見を述べたとか、そういう進捗状況を伝えるのはリアルタイムでも良いと思う。でも、犯罪の背景だとか考え方とか、そんなもの本人が何も言っていないのに回りの意見だけで構築したら、正しいなんて言う保証は全く無い。そういう無責任な行為は今に始まったことでは無いけれど、良くも悪くも生の情報がどんどん入ってくるネットの時代においては、既存メディアは自分達の取材から構築した記事の付加価値を高めるべきで、兎に角何でもかんでも報道すれば良いみたいな、言ってみれば薄利多売みたいなことをやっていては、結局自分で自分の首を絞めるばかりだと思う。それならそれで、メディアが淘汰されて本来の報道活動をしてくれるメディアだけが残るならば良いけれど、やっぱり「悪貨は良貨を駆逐する」になりそうだなぁ。

2023年4月19日

NRT - HNL (3) - HOLO Card

着々と(?)準備を進めている、今週後半からのハワイ旅行。今回は、4年振りのホノルル行きなので、行き慣れた場所の一つとは言えども、色々新しい事もありちょっとドキドキしながら準備を進めています。特に、コロナ禍もアメリカではかなり落ち着いた状況になった(している?)ので、以前の状況に戻りつつあるとは言え、まだまだ完全には回復していないことも事実。調べてみると、ちょっと戸惑うことも幾つかあります。 

海外旅行で困ることの一つが現地での移動手段。特に、日本の発達した公共交通機関に慣れていると、New Yorkとか極々一部の大都市を除いて苦労することに。New Yorkの様に大都市で地下鉄網が発達していても、運航スケジュールの正確性とかは信用できないし、苦労する事の一つだと思います。今回行くHonoluluは、その鉄道施設は現在建設中で、基本は車移動なんですが、正直私は運転がそんなに得意では無いので、レンタカー移動は本当に必要な場合に限定したいところ。Honoluluの場合、コロナ禍以前だとJTBとかHISがチャーターして運航していたトロリーバスが、日本人観光客にとっては事実上の「足」になっていたんですが、コロナ禍の期間中から回鳴り回復しているようですが、まだまだ以前ほどの本数や路線には戻っていないようです。戻っていないけれど、日本からの観光客は多分今週末くらいからG.W.に掛けてドッと押し寄せるだろうから、少ない運航本数にかなり混雑しそうな予感がします。JTB/HISでは、それぞれ契約しているトロリーバスの1日券とか4日券を販売しているんですが、結構割高な上に本数も少ないので利用使用か悩んでいました。今回の最大の目的は、現地でスポーツ用品とかアパレル製品とかを購入することなので、実はそれほどあちこち行く予定にはしていません。利用便も限定されているしどうしようかと現地情報を探していて見つけたのが、現地の路線バス"The Bus"等で利用できるHOLO Cardでした。

これ、日本で言う所のSuica Cardみたいなもので、バスに乗車するときにタップして料金を支払うもの。The Busの場合、距離関係無く1乗車=US$3で、さらに2時間半以内の乗り降り(途中下車)は「1回の乗車」と扱ってくれるのでかなりお得。また、複数回乗車する場合も、一日当たりUS$7.5と上限が決まっているので、一日3回以上利用すれば更にお得になります。購入したHOLO Cardには、専用のサイトにアカウントを作って予めチャージして置くことも出来ますし、オートチャージの設定も出来るので、料金不足を心配する必要もありません。サイトにアクセスしてビックリしましたが、ちゃんと日本語化もされているので、使用するには全く問題ないですね。カード自体は、現地のABCとかで購入しないといけないのですが、試しにこのサイトにアクセスして、アカウントを新規作成してみたところ、ちゃんと問題なくアカウント作成する事が出来ました。

最初にアカウント作成するときに、住所入力(請求先住所)が必要なのですが、「国」の選択肢に日本など米国以外の選択も出来るのですが、必須入力記号(*)がついている「州」は米国の州名しか設定されていないので、いったん現地で利用するホテルの住所を入れて作成は完了しました。電話番号は、国番号からのスマホの番号を入れて、それで問題なし。ただ、住所がホノルルのホテルでは少し気になるので、アカウント作成後「プロファイル設定」から「住所を管理」の編集画面に入り、自宅住所に変更してみました。「国」は「日本」にして、「州」はブランクのまま「送信」してみましたが、アメリカ以外の場合は無視されるのか、そのままで変更も完了しました。まあ、腑に落ちない部分はありますが、これで良しとすることにします(笑)。またアカウント作成後、試しに「お支払い方法」から手持のクレジットカード情報を入力してみたところ、ちゃんと登録されて使用可能になったようです。後は現地でHOLO Cardを購入して、そのカードに記載されているであろうカード番号をこのアカウントの中に設定すれば、利用履歴や残高に表示されるだろうし、チャージも可能になるはず。理想を言えば、San Francisco圏のClipper、Los Angels圏のTAPの様に、Apple Payで利用出来れば便利なんですが、それはまだまだ先でしょうね。それでも、小銭や現金の心配をせずに、バスの乗り降りが出来るのは助かります。

同時に、現地でのThe Busの運航状況やバス停検索などが出来る、The Busのアプリ"DaBus2"(※Da=The)も入れておきました。こちらも日本語化されていて、使用するには問題無さそう。現地では、到着次第Airaloでネットワークアクセスも確保出来るはずなので、移動に困ることは無さそうです(多分)。(続く...)