2011年7月31日

再生エネルギー

再生エネルギー法に反対する産業界という記事。そもそも、今よりも大量の電力を固定価格で買い取れば、当然それだけ電気料金に対してのコストもアップするわけで、今安い電気料金だって値上げされるでしょうし、そうなれば安い電気料金と高い買い取り価格のギャップで利益を得る今の再生エネルギー特に太陽光発電のビジネススキームだって、ちょっと前提が変わってきますよね。将来的に、いろいろな選択肢を持つことは良いことだし必要なことだと思うけれど、まずは疲弊した今の日本経済・社会を何とか復活させるために、まずは早急にエネルギー手配をしなきゃいけないわけで、もっとも手っ取り早い(感情的にはもっとも無理だろうけど)停止中の原子力発電所の再稼働から、来年の需要をにらんで、火力発電所の増設を今から準備するとか、もっと効率的な事も考えないと、電気エネルギーは再生エネルギーに変わったけれど、誰も使ってくれない(使えない?)状態になりそう。

しかも、復興目的とかある程度仕方ない部分はあるけれど、増税の話ばかり出てきますが、10兆、20兆は無駄を省けばすぐに出るといっていたのは2年前なんですよね。その努力の跡すら見えないのに、安易に「足りなきゃ増税」と言っている人達には、ちょっと怒りすら感じたりして。とにかく、目先のショートレンジプランの積み上げばかりで、逆にロングレンジは荒唐無稽とは言わないが、「今そんなことを言っているときか」と言いたくなるような、二酸化炭素25%削減とか、再生エネルギー30%とか「夢」みたいな話ばかりですし。もっと、ショートレンジプランの精度を高くするとともに、そう言うロングレンジプランを本当に実現するなら、ショートとロングをちゃんとブリッジできるミドルレンジプランをしっかり出すべきですよね。それが「増税」では、論外以前の話ではないかと。

夏合宿

今週末はチームの夏合宿なんですが、今朝は明け方4:00頃に地震で目が覚め、中途半端に二度寝したので調子が悪い... 天候を心配しましたが、時折雨がぱらつく程度で何とか涼しくそれなりのコンディションでメニュー消化できているのが幸いです。今日も曇り空で一時雨の予報なのが心配ですが、何とか最後まで天気が持ってくれることを祈ります。

今年は新人が多くて、チームの平均年齢が若返るのと元気があるのがいい感じ。初戦から強豪チームとあたるので、今年も厳しいシーズンなんですが、後一月、しっかり準備して試合に臨みたいですね。しかし、そろそろ年齢的にきつい時期になってきました、合宿に出るのは(いゃ、別に走ったり当たったりする訳じゃないけれど...)

2011年7月30日

Facebookが市の顔

市のホームページをFacebookに移行したという、佐賀県武雄市。当然URLはFacebookベースのURLになるわけだけど、大丈夫なんだろうか。いゃ、市長さんが交替した時とか、他の自治体との整合性とか。少なくとも市のホームページはそのままにして、別の切り口、別のエントリーポイントとしてFacebookを活用することを考えた方がいいんじゃないかと、私は思うんだけど。例えば、地方自治体のホームページなら、転入・転出の手続き方法、ゴミの出し方処理方法、問い合わせ先、等、そこで生活する上で最低限必要な基本情報については、全国どこで同じフォーマット、同じI/Fで掲載してほしいんですよね。結構、自治体毎にデザインやフォーマットが違うので、なかなか探すのが大変だったりします。そう言う共通部分は合わせて、それ以外の例えば特産品紹介とか観光案内とか、そう言う部分は市の独自性を出して貰えばよいし。

時代の流れとともに、新しい技術やシステムがどんどん生まれてきて便利になり、それを利用してより付加価値の高いサービスを提供することは大切だと思う反面、それだけに集約してしまうのも困りますよね。今回は市長自らがFacebookやTwitterにはまっていてそれで採用したという話だけれど、確かにネットになじみのある人間にとってはFacebook/Twitterはそれほど難しい技術ではないけれど、でもそう言う人が必ずしも多くないことも事実。その当たりのバランス感覚みたいな物が、人ごとながらちょっと心配になります。多分、40代以上の人間にとっては「何それ?」状態じゃないだろうか。

Japanese "Nolan Ryan"

仕事でUSに頻繁に出張していた時期が、丁度伊良部秀輝投手がヤンキースで活躍していた時期にあたり、当時向こうの人達と食事やお酒を飲んでいてMLBの話題になったときに「伊良部ってどんな投手だ」と聞かれたときに毎回答えたのが"He is the Japanese "Nolan Ryan"."。実際、日本でも速球投手して実績を残しての渡米でしたからね。MLBでの日本人選手では、野茂英雄投手が少し前に渡米してドジャースで大活躍していて、その野茂投手と同じくらい素晴らしい投手が今度は東海岸にやってきた、みたいな騒がれ方をしていたと記憶しています。ただ、野茂投手がその後ま長く活躍したのに対して、伊良部投手は急速に失速したような状態で、期待感が大きかった反動というか、失望感が大きくなったように思います。

日本に戻ってきたけれど、それほど思うように活躍できず、引退してからもトラブルがあったり、そこから独立リーグで再び現役復帰したり、波瀾万丈な様子に驚きますね。今回、自殺という事でしたが、まだ42歳じゃないですか。再び、野球の指導者を目指す、あるいは何か新しい事業を興す、まだまだチャンスは沢山あったはずで、ただただ残念ですね。

合掌。

2011年7月29日

小松左京氏、逝く

作家の小松左京氏が亡くなりました。80歳ですかぁ... 今の時代、まだまだ活躍できる年齢だよなぁ...

小松左京、半村良、光瀬龍、星新一、矢野徹、野田昌宏(キャプテンフューチャーシリーズ訳)とSFを小学生の頃に読み始めて、ずっぽしはまりましたからねぇ。当時の作家さんで、今でもご存命な方は、石原藤夫、眉村卓、筒井康隆、豊田有恒、平井和正、かなぁ...

昔は、「空想科学小説(SF)」と一般のノンフィクション小説って、ハッキリした境界線があったと思うんですけど、最近の小説ではSFとは言わないけれど、SFっぽい設定や場面、例えば超常現象的な布石とか、そういうものが普通に出てくる場合もありますが、そういう意味でSFとnon-SFの境界線が曖昧になってきていて、個人的には昔のような「ハードSF」というか、きっちりとしたSF小説に植えていた時代があります。

小松左京氏の「日本沈没」は、400万部を売り上げる大ヒット小説になったけれど、先日の大震災を経験してみると、あながちあの小説もSFとは言えないかも、と言う気持ちになりますね。ホンダのロボット、ASIMOが登場した時、誰もが手塚治虫氏の「アトム」をイメージしたけれど、日本の産業・工業って、戦前からそういうSF的なイメージや考え方が基礎になっていたような気がします。自分にしても、それこそ小学生低学年の頃から読んでいたSF小説(キャプテンフューチャーシリーズ)が原点だし、後はレンズマンシリーズとか、あの頃読んだ小説から理系に傾いていった気がするし。いゃ、理系的な傾向があったからSFがはまったのかもしれないけれど。

SFのジャンルにも色々あるけれど、やっぱりSFという限りは、そこには「夢=今はまだ実現していない技術」があります。無いものを、まずは頭の中で形にして、次にそれを自分の手の中で実現する、それが日本の物作りの原点にもなっているような気がします。最近でも、新しく若いSF作家さんがどんどん登場しているけれど、小松氏や当時の作家さんのように、積極的な「創造活動」をもっともっとして欲しいですね。昔と比べると、時代の流れはどんどん加速しているわけだから。

合掌。

Sheraton Miyako Hotel Tokyo

翌日都内で用事があったため、久しぶりの宿泊。仕事を定時で切り上げてもチェックインは19:30頃。少し遅れると、20:00を過ぎるので、ホテルに到着した頃はお腹がいつも鳴っています。いつものようにホテル内のCafe Californiaで、アラカルトの料理を摘みながら、カリフォルニアワインで。最近では、とても一人でボトルは無理なので、グラスワインをいつも頼みますが、丁度銘柄が変わっていたので、新しい銘柄を楽しむことが出来ました。

この後、B1Fのバーに行って少し飲んで、いい加減で眠りにつくことが出来ました。
 ところで、今回部屋に入ると、机の上にはSheratonのロゴと東北地方のマークが入ったうちわが二つ。節電で蒸し暑いなか、これをお使い下さいと言う事なんだろうけど、部屋のエアコンの設定温度は、部屋に入ったときには23度Cに設定されていたんですが... でも、この温度間違っているんじゃないかな。全然、涼しくなかったですから。

それでも、外の気温がそれ程暑い日ではなかったので、特にこのうちわのお世話になることもなく、この日は過ごすことが出来ました。でも、特に海外の人へのお土産としても、今の日本での実用品としても、アイデアとしてはGoodですよね、これ。

2011年7月28日

三洋ハイアール

パナソニックが、元の三洋電機白物家電部門を、中国家電最大手のハイアール(Haier)に売却するというニュース。以前から、確か合弁の会社とか作っていたから、それなりに必然性はあったかもしれませんが、世の中的には「中国企業が日本の有名企業を買収」という事になるのかな。PCの世界でも、中国系メーカーLenovoがNECと日本で合併したけれど、暫くは中国企業脅威論みたいものがマスコミなんかで出てきたりして。

先日、自宅のテレビやBSアンテナを買いに近くの量販店に行ったときに、冷蔵庫も買い換えたんですが、パナソニック、シャープ、東芝、三菱と言った国内メーカーに混じって、中国メーカーの製品もあったけれど、どうしても「安い製品」みたいな位置づけでしたね。ハイアールは、暫くは「三洋」ブランドを使うことが出来ると言うことなので、それで国内市場への浸透を目指すんだろうけど、もともとのシェアがそれ程あるわけではないからどうでしょうね。日本国内よりも、日本ブランドがまだまだ強い東南アジアのマーケットを獲得したいという記事もありましたが、そっちの方がメインだったりして。

Windowsはどこまで必要か

KDDI、Microsoft、富士通東芝が発表した、Windows Phone 7.5搭載携帯"IS12T"。いわゆるPCで使うWindowsとWindows Phoneは別物だけれど、携帯やさらにはTabletでWindowsって必要か? と、正直思ってしまいますね。一番の理由は、WindowsかResource Eaterであること。CPU/Memory/Storageはもちろんですが、最近のWindowsはGUIがリッチになていますから、高解像度画面が必須。実際、私は自宅の母艦では1600×1200のLCDディスプレーを2台並べて使っていますが、その高解像度になれていることもあり、仕事で使っているThinkPad X201sの1440×900の解像度が狭いこと狭いこと。これが、10"とか8"クラスのTabletとか携帯電話なんかの画面では、もうお話にならない。

「いゃ、Tabletや携帯でリボン付きのOfficeを開くわけではないし」という話もあるかもしれないけれど、結局携帯とかTabletでのアプリの使い方は、タスクスイッチング何ですよね。AppleのiPhoneがやった、タスクを起動し、センターボタンで初期画面に戻り、次のタスクを起動して、というシンプルなフローは一番分かりやすいし、当時のH/Wリソースにとってもシングルタスクの切換という制限を上手く隠す機能があったと思います。で、その後iOS 4からマルチタスクが出来るようになり、だんだん使用環境はPCの環境に近くなってきたけれど、やっぱり携帯/Tabletの世界ってタスクスイッチングの世界だと思います。

最近の携帯だと、階層メニューみたいなランチャーとか、アイコンメニューのカスタマイズみたいなことが出来るようになってきていて、自分の利用頻度に応じて使い勝手に応じて機能の最適化が出来るようになってきたけれど、あれにしてもWindowsだから出来ると言う事でもないわけですし。個人的には、あえて"Windows"と冠付けない方が良いと思うんですよね。どうしても、PCのWindows環境を先ず想像してしまい、で実際に使ってみてギャップにがっかりするから。いゃ、決してPC上のWindowsが使いやすいわけじゃないけれど(笑)。その点Appleはよく検討したのか偶然なのか知らないけれど、Mac OSとは言わないでiOSと別のものとしてiPad/iPhone/iPodに使っているのは上手いですよね。アイコンとか全体のデザインとかは統一性を保ちつつ、でも別の環境として存在感をちゃんと獲得しているし。

今回のWindows Phone 7.5は、その前はWindows Mobileと呼ばれていたものですけど、個人的にはWindows Mobileの方が良かったなぁ。いゃ、機能とか仕様とかじゃなくて、あくまでネーミングという意味で。だってWindows Phoneと言われちゃうと、まるで電話専用のOSみたいに感じるじゃないですか。そういう意味で「iOS」というネーミングは上手いよなぁと改めて感じます。開発者は、その仕様とか内容を重視するだろうけど、一般ユーザーに取っては、聞いたときの印象がまず重要ですからね。そういう意味で、あえて"Windows"と付ける価値がどれだけあるんだろうか。かえって「Microsoft OS、略してMOS」位にしちゃった方がいいかも。だって、"Windows Update"だって"Microsoft Update"になってるわけだし(をぃ)。

2011年7月27日

裸の王様

とある俳優さんがTwitterで「(韓流)洗脳気持ち悪い」と呟いて物議を醸しているという。「8」チャンネルというのが、地デジの事なのかBSデジタルの事なのか、CSの事なのか分からないけれど、でも確かにCX系列は積極的に取り上げている印象はありますよね。でも、BSデジタルを見ていると、他の放送局も午後の時間帯とかは、ギャップフィラーの様に流しているし。最も、チャンネルは増えたけれどコンテンツ不足の放送局としては、テレビショッピングと韓流番組で埋めるしかないのかも。

自分自身、日本のドラマや最近のJ-POPにも興味が無くて見聞きしていないので、いわんや韓流ドラマ/K-POPをや状態なんですが、あれだけ色々な番組が放送されていて、毎回歌番組とかに登場していれば、さぞかし日本で儲けているんだろうななんて思う反面、自分が好きなアメリカのドラマとか映画をもっと流して欲しいなとも感じてます。と言うか、民放はそうはいっても「私企業」ですから、それぞれの放送局の方向性、マーケティング、ビジネスジャッジで内容は選択すればいいわけなので、韓流がブームと思えばそれを中心にするのは良いけれど、「皆様のNHK」も同じ傾向というのはどうなのよ、と。視聴者のその時々の傾向があるから、多少の増減はあるだろうけど、幾らチャングムで当たったからと言って、ちょっと重心がずれて無くなく無い?

時々午後の時間帯にテレビを付けると、丁度何かの韓流ドラマをやっているんですが、毎回見て不思議なのは「なんで日本語のアフレコが、これだけ下手なんだろうか」ということ。いゃ、アメリカとかヨーロッパのドラマを見慣れていると言うことはあるけれど、それでも日本語吹き替えを見ているとそれ程違和感を感じないんですよね。でも、韓国ドラマの日本語吹き替えって、いつ見ても何か違和感を感じます。たまに中国ドラマの日本語吹き替えを見ますが、こっちはそれ程違和感を感じないんだけど(まだ数回しか見たこと無いからか?)。

一度、「何故だろうか」と考えたことがあります。自分なりに思ったのは、韓国語はほぼ日本語と文型が同じで、多くの場合語句を入れ替えるだけで逐語訳が出来る類似性があります。それに対して、英語とか中国語は、そのまま直訳してもおかしくなるからどうしても意訳しないといけません。この意訳する時には、その場面の雰囲気とか表情とか口の様子なんかを考慮して上手く当てはまる台詞が使われるのに対して、韓国語はそのまま日本語に翻訳できるから、明らかに日本語とは違う雰囲気・特に話す様子に日本語を当てはめてしまうから違和感を感じるんだろうか。韓国ドラマでも、もっと意訳するように台詞を調整したら、もっと自然な印象を受けることが出来るんだろうけど...まぁ、そうなっても自分は観ないだろうけど(をぃ)。

まぁ、子供が「王様は裸だ」と言って回りの目が覚めたように、この一呟きも何かのきっけになるのか。あるいは、この巨大なブームを作って居る広告代理店に潰されるのだろうか(笑)。

ガイガーカウンター

家庭用消臭剤等で有名なエステーが、家庭用放射線測定器(ガイガーカウンター)を販売するという記事。実は数日前に受け取った、JustsystemのオンラインショップからのDMに「放射線測定機器(ガイガーカウンター)AT2503A」なんていう売り込みがあり、ビックリしたんですが、まぁこういう時期だから注目が集まるのは仕方ないんでしょうね。

で、タイトルにもあるように、自分たちの世代だと「放射線測定器=ガイガーカウンター」というイメージで、「ピピピピ、ピーーー」みたいな、放射線の高低を音で知らせるようなシーンを、よくテレビドラマなんかで見ました。最近のものだと、「何μシーベルト」みたいに具体的に表示されますけれど、でもちょっと調べて見ると放射線検知のセンサー種類によって、いろいろな種類があるんですね。また、一般的にガイガーカウンターとして知られているものでは、放射線の回数は計測できるけれど、強さまでは分からないというのはちょっとビックリ。極端な話、「放射線が放出されている」事は分かっていても、それが全く人体に影響の無いレベルなのか、致死レベルなのか分からないと言う事ですよね。

ちょっと調べて見ても、やはり性能と価格は比例するよなというのが素朴な感想。福島原発近くのクリティカルなエリアでは、精度の高い正確な機器が必要ですが、逆にそれ程放射線量が多いわけではない周辺地域では、性能の低さや誤差が逆に要らぬ不安や動揺を生む事もありそうですね。

自分が生まれた1960年代前後から、アメリカ、ソ連、中国などで地上核実験が始まり、以前見たテレビ番組では、当時の空中放射線量は現在の1,000倍位あったという話を聞いてちょっとビックリしたんですが、その時説明をしていた原子力関係の先生は「当時はこれだけの線量があったけれど、だからといって放射線障害が世界で増加したようなデータは無い」と言われていて、余り神経質になる必要はないという意見でした。確かに、中国がガンガン核実験をやっている時期は、自分が生まれて暫くした頃で、結構偏西風に乗って運ばれてきた核物質を吸収してたんだろうなぁ。そういう意味では、自分は既に耐性を獲得しているのかも(ないない)。

今のところ福島原発の収束作業は、苦労やトラブルは生まれつつも何とか来年初めの冷温停止に向けて計画に沿って進んでいる様子。半年後には、今回ブームのように売られているガイガーカウンターも、どこか部屋の隅に忘れられているようになって欲しいですね。

Photoshop CS4にはまる

仕事のメインマシンとして使っているThinkPad X201s。SSDなので、データやアプリは限定して使っているんですが、どうしても外せないソフトの一つとしてPhotoshop CS4をインストールしています。ところが、Photoshopを起動して編集する写真データをワークプレイス上に表示させると、なぜか青いフィルターを被せたような画像が表示されます。最初はビデオが壊れたのかと焦って、テストを流したりビデオドライバーを更新したりしたんですが変化無し。しかも、プレビュー画面とか保存した画像にはそんなことはない。で、通常はビデオを32bit(Full Color)設定二しているんですが、たまたまこれを16bit(True Color)にしてPhotoshopを起動したところ、問題無く画像が表示されました。

このThinkPad X201sは、Windows7 Pro32bit SP1を4GBMメモリー(3GB使用)で使っています。別に2台のPCを使っていて、母艦であるThinkCentre M57(Windows7 Pro64bit SP1 6GBメモリー)とThinkPad X200s(Windows7 Pro64bit SP1 4GBメモリー)にはPhotoshop CS5を入れて使っていますが、そんな現象は発生しません。X200sとX201sでシステムの設定等を比較してみても、特に違いがあるわけでも無し...

で、特定アプリの特定の部分での表示に問題があるわけだから、やっぱりアプリ側の問題(設定)だよなぁと考え直して、もう一度ThinkPad X201sのPhotoshop CS4を起動し、「環境設定」を見ていると... 「パフォーマンス」に「GPU設定」なる項目があり、ここで「OpenGL描画を有効にする」という設定項目が。試しにこのOpenGLのチェックを外してPhotoshopを起動し直してみると、おぉ、問題が解決する。で、ここには「詳細設定」があって、さらに幾つかのオプションのオン・オフが出来るんですが、ここでいろいろと試してみると、デフォルトでオンになっている「高度な描画」の中の「カラーマッチング」をチェックアウトすると、青いファイルターがかかったように表示されていた問題が解決しました。

システムメモリーが実質3GBなので、メモリー不足が理由なのか、X201sで使っているIntel Videoの問題なのかまでは分かりませんが、何とかお騒がせな話でした。実は、X200sに入れているPhotoshop CS5を外して、こっち(X201s)に入れてみようかとも思ってたんですが、多分その場合でも同じ問題が出ていたでしょうね。インストールは結構大変だから、その前に気がついて良かったです。まだ多少なりとも、「エンジニアの感」は残っていたみたい(笑)。

2011年7月26日

国民栄誉賞

なでしこジャパンに国民栄誉賞を、というニュース。自分的には、もともと国民栄誉賞は時の政府の人気取りのために始まったという理解なので、否定はしているけれど今回も同様でしょうという冷めた見方。確かに、なでしこの活躍は予想外で、かつ熱狂した結果になり、それ自体を否定する気は全くないけれど、でも「まだ早いんじゃない?」という気持ちもするんですよね。だって、これでもし仮にオリンピック予選敗退とかになったらどうするんでしょう。それに、もともと国民栄誉賞は個人を対象にと言う事で、これはその個人が長年活躍したことに対しての賞と思えば理解出来ます。でも、団体と言う場合、じゃその「団体」に与えるのか、団体の「構成員」に与えるのか、それがハッキリしない。仮に、ワールドカップでMVPと得点王に輝いた澤選手に与えるなら、これは彼女のこれまでの18年間の努力もあるし、ここまで引っ張ってきた功績もあるから、まだ納得できます。でも「優勝したなでしこジャパンに」となると、じゃ再びなでしこが優勝したら賞を与えるのかと言う話にもなってしまいますよね。

まぁ、いずれにしても、彼女たちが十分に値する価値のあるチームであることは疑いないことだけど、じゃその賞を与える側の特に代表者にその資格・価値があるのかという、素朴な疑問をまずは解決しないと(笑)。

素早すぎる対応?

昨日も書いた、中国での高速新幹線衝突事故の後始末。金属とかプラスチックなんだから、穴を掘って埋めても仕方ないと思うんだけど、とにかく急いで隠せ何て言うことなんだろうなぁ。もし自分がそういう目的で隠すのであれば、車両ごとどこか高い壁の向こうに持って行って、「現在事故調査中です」としらばっくれる方を選ぶと思うけれど。(マテ)

今回の列車事故も悲惨だけれど、これまでも炭鉱や鉱山の事故とか、同様の事故は数多く発生していても、結局その後うやむやになってしまい原因とか対策とかそういうものは見えてこなかったけれど、流石に今回の事故についてはそういう当局のやり方に不満が増大しているみたいですね。事実上報道管制を受けているはずのメディアにしても、批判記事を載せ始めているようですし、ネットにおいては言うまでもなく、非難と当局の削除のイタチごっこらしい。

これまでだと「まぁ、そういう国だし」という冷めた目で正直見ていたんですが、流石に今回の事故の様子は、いつも以上に沢山報道されていて、しかも日本のシンボルの一つ「新幹線」という共通認識もあるので、これまで以上に気になります。というか、衝突直後にはもちろん救助作業はしたんだろうけど、その後は翌日から電車を通すための作業しかやってなかったんでしょうね。ちゃんとした対応をするわけでもなく、事故原因が解明されているわけでもなく、ただ単純に事故後一日半で運行再開してしまうことに、先の車両を穴を掘って埋めることも含めて、何かこの国の人達が逆に可哀想になってきたりしています。

限られた資産・資源で13億人(実際は15億人?)という膨大な規模の国民を養うために、ある程度の統制は仕方ないのかもしれないけれど、今では昔と違ってインターネットやその他ネットワークシステムが中国でも発達しているわけですし、そろそろ限界も見えていると思うんですよね。工期を一年近く前倒しで完了した高速新幹線は「面子行程」と言うらしいですけど、中国人にとって「面子」というのは日本人が考える以上に大きな要素だと自分の経験から感じます。だからこそ、失敗を認めたくない気持ちもそれ以上にあるとは思うけれど、「面子」の向け方をそろそろ考えて欲しいですね。「面子」を英語で言うと二つの意味があって、一つは文字通り一般的な「面子」の意味での"face"。もう一つは"honor"(=名誉、栄誉、面目)という意味もあるんですね。是非、この二つ目の意味についても考えて欲しいところです。

混雑する週明け

先週金曜日に続いて、会社でミーティングがあったので「金曜日の新幹線番外編の月曜日の新幹線」。毎週利用する金曜日の往路(浜松-新横浜)は、上り路線であり週の終わりの朝と言うこともあるのか、結構ゆったりした雰囲気が車内に流れる場合が多いのですが、この日月曜日の朝は週のスタート、第一日目。いつも以上に、ビジネスマン・ビジネスウーマンの姿が多いように感じますし、車内の混雑具合も金曜日よりも数倍多くなっています。ただ、混雑具合に冠して言えば、丁度小中学校の夏休みに入った頃だからでしょうか、その位の子供を連れた家族連れグループもいつも以上に多く見かけました。

帰りの新幹線も、仕事が少し早く片付き一つ速いひかり号に乗れそうだったので、会社を出る前に変更しました。この時、出来るだけ空いている車両を都探していると、車両全体はかなり空席があるんだけど、席番号で15番から17番がびっちり埋まっています。長年の経験で(笑)ピンと来るんですが、こういう塊具合は何かの団体さんでほぼ間違いありません。以前車両の半分近くが埋まっている場合があり、何だと思ったら「関西方面のおばちゃん軍団」が乗り込んできたことがあります。今回もそんな感じかなと、そこから離れた窓際の席を確保して新横浜に向かいます。

改札に入る直前にもシートマップを確認して、その時点で回りが空席であることを確認。晩ご飯代わりのお弁当を確保し、車両に乗り込むと予感的中でした。どうも、複数の家族のグループが、この一角をまとめて予約していたようで、小学生くらいの子供達が大騒ぎ中。少し離れた場所に予約し自分の席に座ると、まずはiPod touchを取り出してカナルタイプのヘッドホンを装着し、ノイズを遮断(笑)。それからゆっくりとお弁当に取りかかりました。

このひかり号は熱海に停車するものだったので、熱海で下りるのかなと思ったんですが、結局浜松で私が下りるときもまだこのグループは座ったまま。名古屋まで? 大阪まで行くんだろうか。子供達はまだまだパワフルでした(笑)。これから暫く夏休み期間の間は、こういう場面に多く遭遇しそうです。

2011年7月25日

デジタル時代だけれど

昨日のお昼にアナログ放送が終了し、切り替え告知のブルーバックの画面(何かWindowsのBSODみたいなんですけど...)に切り替わり、それも今日の深夜0:00には送信も終了して現在は砂嵐状態。ただ、自宅のテレビ達は地元ケーブル放送局がデジアナ変換をしているので、そのケーブルテレビで地デジを見ている自宅のテレビ達は、アナログチャンネルを開いても地デジの画面が見えますから、個人的にはあまり「アナログ停波」という意識はありません。ちょっと驚いたのが、そのデジアナ変換されて配信されているアナログ画面が、やはりベースが地デジだからでしょうか、以前のアナログ放送の時よりノイズも少なくちょっと綺麗な画面になっていること。とは言っても、デジアナ変換ということは、地デジと同じ内容が放送されているわけで、わざわざ画質の悪い方を見ることもないけれど。

切り替え時の大きなトラブルはなかったと総務大臣が発表していましたが、それでも全国での問い合わせは10万件近くあったようで、やはり影響は大きいですよね。ちょっと以外だったのが、最近のFM受信機では、テレビ音声の受信も出来るんですが、それが聞こえなくなったために、目の不自由な人達が手軽に情報入手出来なくなりが困っているという話。ワンセグという代替機能もあるけれど、これまでのFMラジオの手軽さに比べたらちょっと面倒ですしね。それに携帯のバッテリーも心配だし。

実際に移行をしてみて、これからもいろいろと問題が出てきそうですね。これも、時代のコストなのかも。

素早い対応?

中国での列車衝突事故。昨日のうちに垂直に落下していた車両を、ロープを付けて引き倒していたシーンがあったけれど、あれでは地面に落下したときの状況が保存されずに、事故の検証も出来ないんじゃないかと、余計な心配も。で、そう思う人も多いと見えて、この朝日新聞の記事でも、事故の証拠となる衝突した先頭車両を潰して埋めてしまったと言う話を書いていますが、大丈夫か、中国の鉄道。

追突した車両は、カナダからのCRH1と日本からのCRH2で、列車本体の原因というより、落雷により運行システムが不具合あるいは人災も含めた複合的な理由らしいけれど、やはり交通システムの根幹は管理システムだと思うので、ちょっと問題ですよね。そうでなくても、いろいろな国の色々な技術をパッチワークのようにつぎはぎしているだろうし。確か、台湾新幹線でも、当初日本以外のメーカーのシステムが入っていたりして、最後に日本の会社が苦労して、やはり初期不良というか当初は不具合も多く出たはずですが、それと同じ事なんだろうなぁ。

素朴な疑問として、停車していた列車は落雷で停車していたとのことなんですが、後ろから走ってきた別の列車がいるわけだから、この時点で停電などの影響は無かったはず。脱線などの理由で発車できなかったとしたら、その状況が管理センターなりに行っていないのは、通信心ステムやコントロールシステムなどの問題も想像できます。さらに言えば、衝突の激しさを見ると、走ってきた列車の運転手も前に列車が停車していることを想定していなかったようなので、これも非常事態における運行管理がまずかったことを示しているでしょう。ふと思ったのが、そう言う基幹システムが故障・停止していても、運転者などには知るすべがなかったりしたのか... まさかと思うけれど。追突された方の列車の運転席は無事だったはずなので、少なくとも何で運転が止まっていて、電源が回復した後もどうしてそのまま停車していたのか、その当たりから事故の原因も分かりそうですが、まぁあの国のことなので真実は闇の中ということもあるだろうなぁ...

普通の国ならば、こういう大事件が発生した場合、十分に時間を掛けて原因調査をし、そのフィードバックを将来に生かすわけですが、国が国だけに、しかも早速証拠隠滅みたいな事をするだけに、このままうやむやで終わりそうな気もします。まぁ、仕事で中国に行くことがあっても、中国新幹線には乗らないようにしよう...

女子サッカー

昨日から再開された、Lリーグ・女子サッカーの試合。ワールドカップの後だけに色々取り上げられる中で、ちょっと驚いたのがLリーグとは言え、観客動員数は何十人・何百人という試合が多く、それってXリーグと変わらないじゃん。しかも、昔は、確か男子のJリーグ各チームが、だいたい女子チームも持っていた印象があるんですが、今はかなりバラバラ。正直知らないチームばかり。澤選手もはじめ多くの日本代表選手が所属する神戸のINAC神戸レオネッサって何だ?とGoogle先生に聞いてしまいましたから。

そんな環境で、そのINACの試合には1万8000人も詰めかけたそうですが、逆に見ると澤選手以外のチームは、通常よりも動員数は多くなったものの、数千人規模だからちょっと微妙ですよね。また、どれだけこの「なでしこブーム」が続くのか、それも微妙だし(飽きっぽいのが一般大衆ですから)。

全てのスポーツをプロ野球やJリーグのようにする事は出来ないし、では勝つために中国とか韓国がやっているように賞賛のあるスポーツだけに集中的に投資するのが良いのかという疑問もあります。なでしこも、今回買ったからと言って次のロンドンオリンピック予選がまだ控えているわけだし、それもこれからどうなるかは不明。これまで以上に色々サポートが入るだろうから、活動環境としては良くなるんだろうけど、それだからと言ってそれに甘えてしまえば結果もついてこないだろうし。

今回「ハングリー精神」という言葉を、なでしこの選手がよく使っていたけれど、厳しい中でもスポーツを続ける気力・気持ちがやっぱり大切何だなと再認識した次第。私が好きな言葉の一つで、昔高校時代の恩師から聞いたもので「継続は力なり」という言葉がありますが、やはり好きで続けて行くことが結果を生むんだろうな、と。ただ、闇雲に続けるだけではダメで、常に上を目指して自分を成長させる「やる気」も維持するだけでなく膨らませることも大切だろうと。だから、Xリーグでも、次のワールドカップでの優勝を目指して、今回参加した選手、出来なかった選手、多くの選手が上を目指して頑張って欲しいなと感じます。

2011年7月24日

中国の列車事故

中国で発生した高速鉄道の衝突事故。高架橋から真っ直ぐに地上に落下している車両の映像は、毎週新幹線を利用して会社通勤をしている身としては衝撃的な映像。今回の事故は、先月開通した北京-上海の高速新幹線路線ではなく、それ以前に開通している路線ですが、在来線に高速新幹線と在来車両を混在して運用しているようで、運行システムの不具合が原因のように言われています。

「パクリ新幹線」と揶揄された中国新幹線を見ていて不思議に思うのは、日本の新幹線やドイツの新幹線技術を取り込むのはいいけれど、多分それぞれの特徴をそのまま利用して併用していること。日本とドイツでは要求される仕様も異なるだろうし、線路の状況も違うだろうし、それぞれの共通点あるいは中国にとってメリットになる部分を抽出して一つにまとめるならまだ分かるけれど、異なる二つの車両をそのまま使うというのが凄く不思議。さらに言えば、新幹線の車両と言うは新幹線システムのごくごく一部で、それらを運用するシステム全体が肝のはずなのに、それは独自開発と言う事で、木で鼻をくくる話とまでは言わないけれどそれに近いものを感じてしまいます。

ただ、幾らシステムが複雑になってしまっても、前方に車両が居れば自動的に停止させるようなATC/ATSというシステムがあるはずで、今回の様な大惨事になることがちょっとよく分からない。言ってみれば、自動車でブレーキがあると思ったら無かった、みたいな話ですからね。私は鉄分が多い方ではないけれど、路線上には一定の区間が決められていて、その区間単位で一度に複数の車両が入らないように管理されていることは知っています。台風の時等で新幹線が中途半端な場所で停車している事がよくあるけれど、あれはその管理によって前方に車両があると進めないから。列車本数も限られているローカル線などならまだしも、幹線に近い線路でそういうことも管理していないとは思えないんですが。

具体的な原因はまだ分からないけれど、急激に開発・発展を進めた「歪み」が根本にあるのは間違いないような気がします。技術の進歩は、開発スピードを加速はしていくけれど、どうしても費やさなければいけない「時間」は必ず存在しますからね。日本の新幹線技術は、もう「枯れた技術」と言って良いと思うけれど、それでももう一度足下を見直す良い機会かもしれない。そうやって振り返り将来の為に生かすことが、この事故で無くなった人達へのせめてもの償いだと思いますし。

アナログ放送最後の日

7月24日のお昼にTVのアナログ放送が停止します。自宅では何とか駆け込みでTVのデジタル移行は完了したものの、ビデオデッキや車載のカーナビのテレビ等、アナログ世代の器器も沢山残っており、今後は徐々に更新するしかありません。テレビ放送は、送信が止まれば止めるか買い換えればいいけれど、ビデオデッキの場合はビデオテープという過去の資産がありますから、HDDレコーダーに買い換えたとしてはもビデオデッキは手元に残しておかないといけないわけで、これはなかなか大変。Blu-rayレコーダーのように、過去のDVDメディアも含めて上位互換性を維持してくれればいいけれど、ビデオテープのように物理規格が異なる場合には、なかなかそういうことも出来ずちょっとしたジレンマですよね。自分の場合は、Laser Diskのソフトがまだまだ沢山残っているので、同じ悩みがあります。2年前に、何とか駆け込みでパイオニアのLD Playerを1台確保したけれど、出来るだけLDソフトのDVDやBlu-rayへのメディアコンバージョン(いわゆる、ダビング)をして備えないと...

アナログ放送を支えたTVの基本技術「ブラウン管」と言えば、高柳健次郎氏が浜松の住民として真っ先に思い浮かびますが、そんな業績もこれからは少しずつ薄らいでいくかと思うとちょっと寂しい気がします。

ところで、アナログ放送に取って代わる地上デジタル放送。画面も綺麗で、いろいろと付加サービスも可能で、これはこれで評価するところですが、いつも見ていて思うのは「BSデジタルで良くない?」ということ。今回の地デジ化には、何千億円もの費用が投じられたそうですが、放送衛星なら多分その1/10位の予算で済みそう。UHFアンテナを立てる手間・費用とBSアンテナの手間・費用は、手間は変わらないけれど費用の面で少し困るかもしれませんが、でも衛星一つで済む話ですからね。まぁ、雨や天気の悪いときに映らなくなる何て言うこともあるし、さらに言えばそれって地方局がローカル番組等を挿入する余地が無くなるわけで、地方局にとっては死活問題なんだろうけど。

いずれにしても、歴史的な一日、正座してテレビを見つめたいと思います(嘘-笑)。

2011年7月23日

スペースシャトル

最後のスペースシャトル"Atlantis"が無事地球に帰還。宇宙大好き、スタートレック大好き少年(?)に取っては、未来を先取りしたような「スペースシャトル」は、夢が実現した未来の技術の一つでしたが、結局後継機が登場する前に退役することに。寂しいですよねぇ...

スペースシャトルについては、いろいろ賛否はあるかと思うけれど、個人的に最大の功績と思うのは、地球と宇宙をより身近にしたことだと思います。それも、それまでのロケットが丸い窮屈そうな船内に固まって座っていたのが、スペースシャトルは(実際には違うんだろうけど)「飛行機」のようなイメージを与えてくれたこと。勿論、機体の多くの部分は「荷物室」なので、実際の乗員用のスペースはそれほど変わらないだろうけれど、それでも一度に8人とかの人間が宇宙に行ける機体は革新的だなと当時は感じました。経済的には、ロシアのソユーズのような昔ながらの使い捨て方式の方が、技術的にも枯れているしコストも低かったようですけど、某カード会社のCMじゃないけれどスペースシャトルには"Priceless"の部分がたくさんあったよう感じます。ケネディ宇宙センターで今後公開されるそうなので、そのうち機会を見つけて行ってみたいですね。

もう、秋?

今週も「金曜日の新幹線」シリーズですが、スタートはそれよりも前、朝起きたときのこと。ここのところ猛暑が続き、それでもエアコン設定は28度とか29度にして、扇風機併用で凌いでいました。ところが、金曜日の朝、なんと、寒さで目が覚めた orz 前日までは、蒸し暑さと寝汗の不快感で目が覚めていたのに、この日は寒さで震えながら目が覚めました。夏ですから、掛けているのはタオルケット一枚。これをびっしり体に巻きつけて震えていました。出かける前には朝シャワーを浴びるんですが、これまでは暑いこともあって温度を下げていたけれど、この日ばかりは熱いシャワーがありがたい。出かけるときに、何か上着を持って出ようかとも思ったんですが、まぁ日が昇れば暑くなるだろうといつものように軽装で出かけました。流石に外に出てしばらくすると少し暖かくなってきたけれど、それでも長袖が欲しいなと思うような気温。うーん、20度無いんじゃないかなどと思いつつ新幹線に乗り込み会社へ。

新横浜で乗り換えの時に感じたのが「こっちの方が寒いぞ」ということ。いゃ、本当にジャケットとか欲しい感じの聞こうにびっくりです。昼間は仕事で一日ビルの中にいるので要すが分からなかったんですが、夕方仕事を終えて駅に向かうとき、吹く風の余りの冷たさに再びびっくり。冬とは言わないが、晩秋のような気温です。電車の中では空調が動いていましたが、この夏始めて感じました「エアコンが寒い...」。

寒い寒いばかりで新幹線の話が出てきませんが、最後に新幹線での話。朝浜松駅で新幹線に乗車すると、一番後ろの1列を、インドからの旅行者と思われる男性5人組が座っていました。大きなスーツケースを幾つも席と車両の壁のスペースに置いていたので、観光かなと思ったんですが、丁度車内販売のワゴンが来ていて全員がホットコーヒーを買っていた光景に遭遇。暑いところから日本に来て、この急な冷え込みに暖かい物が欲しいのかなと思わず邪推してしまいました。今日土曜日も涼しい気候で、でも日曜日には猛暑が戻ってくるという天気予報。夏はエアコンと猛暑で体をこわすことがあるけれど、それ以上のこの温度差で体調が崩れそうです。

エアアジアジャパン

正式に発表された、ANAとエアアジア合弁のLCC「エアアジア・ジャパン」。関西はピーチ、関東はエアアジアジャパンという棲み分け戦略で両立させるみたいでけど、さてどうなんだろうか。国際線の多い成田から、LCCで日本各地の国内へという需要はそれなりにあるかとは思うけれど。今も、成田離発着の国内線はあるけれど、本数や時間帯が悪いですよね。あれが改善されて、地方からでも成田経由での旅行がもっとしやすくなるとうれしいけれど、でもANA系列とはいえ、LCC部分と国際線部分は別料金なんでしょうね。後、マイルはつかないんだろうなぁ、「エアアジア・ジャパン」だから(笑)。

「タクシー料金よりも安く飛ばす」なんて事が書かれていますけど、それはそれで魅力的な反面、Door-to-Door Serviceのタクシーと違って、わざわざ空港まで出かける手間がある分どういう動機付けをしていくのか、それも含めて考えないと。羽田とか福岡とか、都市内交通に直結している空港は良いとして、成田空港なんか、あそこから都心に出てくるのも(昔よりは良くなったけれど)大変ですしね。ただ、これで乱立気味だった地方空港が救われるかもしれないなんて言うことをちょっと考えました。勿論、LCCですからそれなりの集客力のある空港でないと駄目だけど、大手ではカバーできない路線でも、時間帯でうまく使えば、しかも料金が安ければ、需要喚起になりそうな気がします。ただし、例えば静岡空港で考えると、FDAはもろに影響を受けるだろうし、ANAにしてもそれなりに搭乗率を維持している札幌・沖縄線撤退なんていうこともありそう。

ビジネスとして、就航地、スケジュール、いろいろ課題はあると思うけれど、やはり日本でLCCビジネスが成功するためには、「遠距離高速移動は新幹線」という日本人のDNAをどこまで変えられるか、それにかかるでしょうね。新幹線で3時間を超えると新幹線よりは飛行機に傾くそうですが、その時ネックになるのが価格。だから、LCCが本当にタクシー並みの料金で全国の主要地域を網羅できたら、また日本にとって新しいビジネスチャンスが生まれそう。空港で安くレンタカーを借りることが出来れば、空港が都市部から離れていてもそれほど問題は無いし。単に料金が安いLCCを導入するだけでなく、そういう関連するスキームも一緒に考えないと難しい部分もありますが、当初20万人だった利用客数を3000万人まで増やしたエアアジアの実績に期待ですね。しかし、そうなるとFDAが心配だ...

2011年7月22日

ある意味監視社会

なでしこジャパンメンバーで、決勝のPK戦最後のゴールを決めたDF熊谷選手が、大学生との合コンでついはしゃいじゃった様子が、相手学生にTwitterで公開されてしまい騒ぎになった件。19日に帰国して、その日一日あちこち関係各所への挨拶回りをして、さらには一日メディア出演していて、その翌日も朝から各メディアに出演していたのに、その日の夜には合コン参加というのは、やっぱり若いからかなとまずはそっちに感心してしまったけれど(笑)。

自分自身Twitterは好みではないのでやらないし読んでもいないけれど、リアルタイム性は便利。これは先日の震災の時に痛感しました。けれど、検証する時間もなくそのまま流れてしまうことで、どうしても舌足らずというか不十分な情報が公開・拡散される危険もありますよね。まだ、UstreamのようにLiveで映像や音声が流れるのであれば、それは自分の責任だから諦めもつくけれど、他人が観察・会話してその情報を流された場合、その人の印象とか感想が含まれるわけで、それって必ずしも事実を100%正確に伝えるとは限りませんし。

今回の場合、Twitterで公開した大学生があらかじめ熊谷選手の了解を得て公開したのか、その辺の詳細は分からないけれど、これが知らないうちに公開されていたとしたらちょっと怖いですよね。例えば、たまたま入ったレストランに知り合いがいて、全く後ろめたくない状況(例えば仕事でお客様とランチョンミーティングするとか)なのに、その相手が若い女性とかだったりすると、その知り合いが妄想を膨らませて「浮気現場発見なう」とか一言書き込まれたら、それが真実になっちゃったりしますからね。

私も「情報」とか「ネットワーク」と言われる世界に関わる仕事をしているので、常にオープンであることは重要だと思う反面、変なノイズや誤情報が拡散されてそれがあたかも真実のようになってしまうことには強い不満を感じています。少し昔の、まだコミュニケーションツールがBBSとか掲示板とかBlogとか、管理者側でコントロールできるレベルの時代であれば、不満はありつつも何とかなったわけですが、今のようにリアルタイムでどんどんタイムライン上に情報が現れて流れて消えていく時代では、「あの時言った」の「あの時」がすでに消えている情報ですからね。自分がすぐに気がついて、オーバーライド出来ればいいけれど、ちょっとでも見過ごしてしまうと、もうどうしようもないことになってしまう。気がつかないうちに周りから「監視されている社会」でありつつ、常に自分にとって不利益・不正確な情報が流布されていないか「監視する社会」でもあるのだと感じます。ネットワークの利便性に対してのコストではあるけれど、双方トレードオフして結果自分にどれだけのメリットがあるのか、一度定量的に評価してみたいものです。

アメリカン航空が460機の新規購入

NW+DLの合併、UA+COの合併の結果、第三位のポジションになってしまったAA。しかし、460機ものナローボディ機を購入するという豪快な話。しかも、これまでのボーイング単独ソースに対して、初めてエアバス機を260機導入するというのは、結構英断のような気がします。

ボーイングのB737と、エアバスのA320(と発展系)が中心らしいですが、Wikiを見るとMD-82/83、B757/767が引退して、その穴を埋めるような感じなんでしょうか。新生UAも、とっととB787を導入して(いゃ作る方の事情もあるだろうし)、なんならA380とかにも手を出してくれないだろうか(笑)。

ところで、現行のA320にはUSの国内線で何度も搭乗したことがありますが、決して大きな機体ではないですよね。Yクラスを増やしているのか、Fクラスの座席はA319に比べてちょっとシートピッチが狭かった印象があります。また、B737も中型機で、多分US国内線と場合によってはUSと南米あたりとのフライトに使うんだろうけど、B747の体液に象徴されるように、これまでのハブ形式の輸送システムから、拠点同士を需要に応じて細かく繋ぐシステムに移行する象徴のような気がします。期待のかかる国産ジェットMRJが70~90名クラスの機体ですが、100名以上のクラスの機体にも要望があるという話にも納得できる感じです。

日本国内ですら、LCCを含めて新しい航空機利用の交通形態が出来つつあるわけで、飛行機をそれこそ下駄(USだからスニーカー?)代わりに使うアメリカでは、さらに細分化されてTPOに合わせた移動システムに変化するんでしょうね。その時には、小回りがきくサイズで勝つ燃費が良い機体が必要なわけで、機材の機体年齢もどんどん若返っていくのかも。それはそれで、新しい機体にあえる飛行機好きとしてはうれしい限りですが、見慣れた機体がどんどん消えていくのはちょっと寂しいですね。

X線スキャナー

米国・アリゾナ州の空港でのX線検査を拒否した日本人の話。私も、最近の旅行で何度かX線スキャナーを経験していますが、「時間が掛かる」事と「不愉快」な経験がありました。「時間が掛かる」のは、スキャンするときの姿勢(手を頭の上に上げて、少し足を開いて立つ)を取るのが五月蠅いのと、その後スキャン結果が出てくるまで時間が掛かること。「不愉快」というのは、姿勢を取るとき、とにかく「ポケットに何か入っていないか?」「何か持っていないか?」と、係員が何度もぶっきらぼうに聞いてくること。最初は、私も勘違いしているところがあって、金属製品がポケットに入っていなければ良いと思ってスキャン台に立ったところ、ジーンズのポケットが少し膨らんでいたので、棒のようなもので突っつかれながら「何か入っているだろう」「(金属製品は)いゃ、入っていない」「本当か」「本当です。あっ、でもハンカチは入っている」「出せ。まだ何か入っているだろう...」という押し問答をしてしまい、どんどん係員の機嫌が悪くなっていく。

記事の中では、スキャンされるときのX線照射に対しての不安から通常の金属探知機使用を要求してトラブルになったわけですが、私も出来るならX線スキャンは色々大変だから避けたいところですね。サービス率も低いから(一人当たりの時間が掛かるから)、なかなか前に進まないし。セキュリティの必要性は大いに認めるものの、もう少し何とかして欲しいというのも正直なところです。自分の経験では今のところ、セキュリティゲートが5列くらいあると、そのうち3列が金属探知機で残り2列がX線スキャナという割合が多いみたいですけど、何故か上級クラスや上級FFP会員が利用出来る優先レーンの方がX線スキャナが設置されている確率が高いように感じます。だから、ここ最近の旅行では、どこでもX線スキャンのゲートに当たってしまい、毎回あたふたするような事になります。協力は惜しまないので、せめてもう少しソフトに接して欲しいなと思いますね。そう言う意味では、Honolulu空港の係員が一番印象が良かった気がするのは、やはり土地柄だからでしょうか。

2011年7月21日

地デジ移行完了

本当ならば、先々週日曜日の10日に設置に来るはずだった液晶テレビ。流石に地デジ以降間際の駆け込み需要が大きすぎたのか、ある程度在庫を持っているはずの量販店ですら「10日間に合いません(これでも、購入時に3週間の余裕を見た日付だったのに)」との連絡。結局、それから10日近くも遅れて、この月曜日19日に納品となりました。まずは、最後まで我が家に残っていたアナログテレビ、SONYの横型ワイドプロフィール38インチテレビを撤去。ところが、このSONYのテレビ、トリニトロンブラウン管を使っているから、とにかく重い。38型と言えば、それなりに大きいテレビだけれど、このトリニトロン、60kg近くあります。量販店で購入する時に「これこれで60kg近くある重いテレビなので」とは言っておいたんですが、その為だけに補助員を付けるわけでもなく、配達の若いお兄ちゃん一人だけ。ぱっと見細い身体だけど、一人でこのテレビをテレビ台から持ち上げて床に下ろしたのにはちょっとビックリしました。ただ、流石にそのままトラックにまで持って行くのは無理があるので、私も手伝って二人でえっちらおっちら運ぶことに。古い家なんで、30m位運んだだろうか、もうそれだけで汗がぷわぁっと出てきます。

代わりに設置するのが、東芝REGZAの32インチ。もう最近のテレビは額縁も狭いし、ただでさえ薄い厚さもさらに薄くなっているし、さらにビックリしたのが、画面の明るさ綺麗さ。自宅には購入順に、1) AQUOS (14")、2) REGZA (48")、3) AQUOS(32")、4) AQUOS (20")、5) REGZA (32")と、これで5台揃いましたが、その中でも今回の32" REGZAが一番綺麗。その次に綺麗なのが、もう5年くらい前に購入したやはり東芝のREGZA(48")。自分用のAQUOS(32")は、わざわざ亀山モデルでフルハイビジョン対応モデルを買ったんですが、すでに画面にシミみたいなものが出てくるは、表示画質はそれ程では無いわ、ちょっとガッカリしていたので、今度REGZAに買い換えようかと今回のモデルを見て本気で思っています。 あれだけ綺麗で、フルHDでもないし、LEDモデルでもないし、3万円ちょっとの廉価モデル何だもん。いやになってしまう。

実は、自宅には地元ケーブルテレビを引いているので、24日以降もアナログ放送は配信されてきて、見ようと思えば見ることが出来ますが、まぁ出来るうちに移行しておいた方が楽ですし。で、残る問題はは未だに4台残っているVHSのビデオデッキ。これも、そのうちにHDDレコーダーに切り替えないといけないかなぁ... でも、殆ど使っていないみたいだし、こちらはもう少し様子見です。いゃ、ビデオデッキにはアナログケーブルで接続してあるので、録画しようと思えば出来るんですが、最近「やっぱりDVDの方が綺麗よね」とか母親が言い出してちょっと焦っていたりして(笑)。また、位置から操作方法やらメディアの話やらをするのはちょっと(とっても?)大変だし。まぁ、それはそれで後で考えることにします。

Mac OS LionとAir

とうとう登場したMac OS X Lion。そして、新しいMacBook Air等の新製品群。最初のMacBook Airが出たときから、「そろそろMac信者になってみようかな」と思いつつ、でも実機に触れてみるとあの金属の筐体の手触りが嫌だったり、予想以上に重い感じがしたりして踏みとどまってたんですが、うーん、そろそろ浮気してみようかな(笑)。

ただ、もう10年以上もパソコンと言えば公私ともにThinkPadでTrackPointを使っているので、どうもタッチパッド系のI/Fに馴染まないんですよねぇ... 毎度のことだけど、いろいろなレビュー記事とか見て諦める理由を今回も見つけるのか?! (笑) でもなぁ、最近はタブレット系もちょっと気になるし、もしかしたら携帯もスマホにするかもしれないし、物欲と新しい機能・サービスに揺れる夏になりそう...

2011年7月20日

朝シフト・夜シフト

Biz.idの日本IBM・永井さんのコラムから「朝シフトは生産性を6倍上げる」という話。私自身「朝型」であり、今のように在宅勤務をする前、毎日会社に通勤をしていた時には、定時よりも一時間以上前に会社に行っていたときもあります。いろいろ理由はあると思うけれど、私も残業3時間よりは朝の早出3時間の方が生産性は高いなと思うけれど、個人の性質もあるし後自分一人で仕事が閉じていればいいけれど、回りのサポートが必要な場合には自分だけシフトすればいいと言う話でもないですし。

もう10年以上も前、仕事で3ヶ月毎に日本とUSを行ったり来たりするような状態が2~3年続いたことがあって、完全に自分の体内時計が狂った時期がありました。もう、夜寝ても02:00とか03:00には目が覚めてしまい、夜だって18:00とか19:00には眠くなるかと思うと、21:00頃には目が覚めて寝られず、23:00とか00:00頃にベッドに入っても、暫くうつらうつらすると、もう02:00頃には目が覚めてしまうと言う状態が、出張をしなくなっても数年続いたことがあります。完全なリズム障害。この時期には、もう朝の04:00頃から自宅でメールを開いて処理を初めて、会社にも06:00頃には出かけて仕事をしていました。この方法の良いところは、この朝一の時間帯に仕事相手のUSの担当者と何度かメールや電話でやり取りできたこと。普通だと、ほぼ日本とUSは昼夜が逆転しているので、一日一回のやり取りになるわけですが、向こうの夕方がこちらの早朝になるので、この数時間の間に色々打ち合わせが出来て非常に効率よく仕事が出来ました。でも、リズム障害でプライベートはボロボロだったけれど orz 「いゃ、それなら夜遅く日本で仕事しても同じでは」と言われます。確かに、日本の夜から深夜はUSの早朝に重なるので、この間にやり取り可能。ただ、このシフトの問題点は、相手のUSはこれから一日が始まるから、へたをするとズルズルと相手をしていくうちに、直ぐに深夜を回ってしまい日本側の対応が大変だったこと。

当時、アメリカでは既に在宅勤務観たいことも一般的で、向こうの夕方までは会社で相手をしてくれて、日本のお昼頃に今度は自宅からメールに返信をくれたりと、効率を考えると日本側で朝シフトをする方が良かったと言うこともありましたけれど。今では、日本でも在宅勤務なんて普通だし、ネットワーク環境も整っているのでどこでも仕事をやろうと思えば出来ますから、余り朝シフト・夜シフトの意味も無くなっているのかもしれません。

もっと極端なことを考えると、例えば身体は日本にあるけれど、仕事の時間帯は相手(例えばUS)に合わせて、向こうの09:00~17:00(例えばEDT)に合わせて、日本時間の22:00~06:00に相手と仕事をする、なんていう事も普通になっていくかも。相手がヨーロッパだと、もう少し早い時間帯(例えば18:00~02:00とか)になるので、これならさらに対応可能かも。「夜の仕事」と聞くと、まずは水商売系が頭に浮かぶけれど、こんな夜シフト担当なんていう部門がこれからは普通に誕生するかも。元々のテーマであった「生産性の向上」という意味も大切だけれど、今のグローバル化を考えると"Time Shift Job"みたいな考えも、これからの企業経営には必要になるかも。その場合、採用条件として、朝型、夜型、深夜型みたいな体質というか特質なんかも考慮される時代が来るかもしれませんね。

「埋蔵××」は出たためしがない

迷走する政治の中で、大きな問題の1つである「電力問題」。「埋蔵電力発掘」と言う号令が掛かったみたいですが、過去古くはTBS「赤城山の徳川埋蔵金」騒動に始まり「埋蔵××」で本当に埋蔵されていたものって、何かあるんだろうか。例えば、何か小判が何枚か見つかったとか、古い食器が出てきたとか言う話はあるかもしれないけれど、何十億何百億という「当たり」は無かったと思うんですよね。

で、「埋蔵電力」だそうで、全国の自家発電設備などの発電量を合わせると全国3200カ所で5380万Kwとほぼ東京電力の今の発電量分くらいあるらしい。ただし、この5380万Kwの殆どは既に使用済みや電力の融通済みで、実際に使えるのは160万Kwということらしい。で、これで納得できない首相は、非常用電源の2000万Kw(全国17万カ所)を融通せよと号令を掛けたらしいですが、非常用電源まで手を出したらどうするんだと小一時間。これって、ガス供給が出来ないからカセットコンロでこれから生活せよと言う話と同じ。非常用なんだから、そんなに長期間使用することも想定していないだろうし、非常用にまで手を付けてしまってじゃぁほんとうに非常事態が発生したらどうするんだろうか。

だいたい、野党時代あれだけ「埋蔵金があるから子ども手当も高速無料化も農家個別保証も問題無い」と言っていたのに、いざ与党になると、幾ら仕分けしてそんなものは見つからない。結局、幽霊と同じで、見つからない間は「幽霊は心の中に存在している」けれど、いざ遭遇してみると、白い布だったり、動物だったり、柳の木だったり、全然違うものだったと言うことと同じ。埋蔵金があると思っているうちは何兆円もあると思うんだろうけど、いざ実際に財布の中を覗いてみれば、全部出て行く予定のあるお金だったりするわけです。まぁ「幽霊と埋蔵金は出たためしがない」っていうことですよね(笑)。

真面目な話、もし政治が何かしなきゃいけないとすると、それは午後の電力ピークを可能な限りシフトさせて大規模停電を回避することで、その一つの方法として電力供給を増やすことも大切だけど、別の方法としてピークを出来るだけ低くする努力もあると思うんですよね。大企業が休日を移動させたりしているように、企業が就業時間をずらしてピーク時に掛からないようにしたら(当然、早朝・深夜シフトになるので)、その分のコストアップを国が補助するとか、そういう方法もあると思います。当然、早朝とか深夜に仕事をする人・企業は大変なんだけど、それで十分に余裕のある夜間電力が有効利用されるのであれば、それも一つの方法だと思うんですよね。そういう取捨選択を、ある時には苦渋の選択もあるだろうしある時は英断になるかもしれない、そういう決断をその場その場の状況だけでなく、中期・長期の状況も考慮してしないとダメ。言ってみれば、サッカーの試合でどのような場面でどのような選手を交替させて、最終的に勝利を掴むかという話にも似ているんじゃないかと。90年代のバブル崩壊二しても、誰もがこんな事いつまでも続かないと思いつつ「バブルは続く」と180度違う、埋蔵金のような幻想を抱いていたからですからね。

未発表Tablet

Lenovoから「未発表のTablet製品の発表」という?????という記事。"ThinkPad"と"IdeaPad"の2つのブランドを冠した2製品の発表告知(あぁ、面倒くさい-笑)。それぞれ、母艦となるPCの特徴に合わせて、ビジネス向け(ThinkPad Tablet)、個人向け(IdeaPad Tablet K1)という棲み分けはされているそうなんですが、うーんどうなんだろうか。各社から同様のTablet製品はすでに幾つかも発表されているけれど、このLenovoのようにセグメントを絞って複数機種発表したところは無かったと思うんですけどね。

記事の中では、10.1"パネル、Android 3.1と言う事以外は仕様が分からないので何とも言えないけれど、ThinkPad Tabletのデジタイザ採用については、個人的に賛否があります。タッチパネルに比べて細かな操作ができるスタイラスペンは、個人的には「有り」とは思うものの、それを10"サイズのパネル上で使うと、どうしても手のひらとか画面にくっついて、結局手の脂が点いたり、あとペンを動かすときの滑り具合とか、どうしても使い勝手が悪くなります。もっと小型の4~5インチ位だと、手のひらを画面の外に固定したままでペンだけで使えるけれど、画面が大きくなるとこの辺りの兼ね合いが難しそうです。

現在も含めて長いことパソコンと言えばThinkPad(と、ThinkCentre)を使ってきただけに、"ThinkPad"を冠したTabletというのはちょっと気になるけれど、どの当たりがThinkPadのDNAを継承しているのか。その当たり、もうちょっと知りたいところです。単に赤いポッチがついているだけじゃ...

所で、中田"ヒデ"氏が、ブランドアンバサダー(イメージキャラクター?)に就任して、来月からはCMにも登場するそうだけど、ヒデってdynabookのCMに出てなかったっけ? あれは、「dynabook 携帯」 か。ちょっと微妙ですね(笑)。

2011年7月19日

シルシルミシルで旅心が...

テレビ朝日系列で日曜日の夜に放送されている「シルシルミシルさんデー」。日曜日の放送はスペシャルで、3本立てでしたが、その2番目の素材がANA。内容的には新鮮味は無かったけれど、離発着の様子を見せるために登場したフライトシミュレーターがB787用だったのが唯一の見所か(笑)。

機内の様子はジャカルタ線を使ってましたけど、結構空席が目立っていたような.... (笑)。まぁ、混雑した機内でカメラを色々回されるのも困るだろうし。使用機材はB767-300ERで、エコノミーシートは「あの」狭い新シート(笑)。ジャカルタまでの7時間は苦痛だろうなぁ...

しかし、ああいう映像を見ていると、本当にどこかちょつと飛んでみたくなりますね。8月に出かけようかなぁ... 敗シーズンで料金は高いんですが、探せば結構お得な料金もあるし。また、金曜日の夜羽田発でどこかに飛んでみようかと、旅行の虫がうずうずしてきました(笑)

P.S.なでしこジャパンの成田到着の様子を見ていたら、LHのA380で帰国したんですね。うーん、そのA380見ていたら、ますます乗りたくなってきた(笑)

神がかりのプレー

昨日は一日中なでしこ優勝のシーンが何度も放送されていて、放映権を持っているフジテレビは、もう笑いが止まらなかったんじゃないかと思うけれど、その何度もリプレーされるシーンの中で、延長戦での澤選手の同点ゴールは何度観ても神がかりですよね。その次に凄いと思ったのが、PK戦の1本目、アメリカのボールを横っ飛びしながら右足で弾いたGKの海堀選手のプレーですかね。アメフトでどうしてもTDシーンに注目が集まるように、サッカーではゴールシーンに注目が集まると思うけれど、アメリカ1本目モーガン選手のゴールは、あれはもうこれぞ「シュート」と言うような見事なキック。その後同点に追いつく宮間選手のシュートも、よく逆サイドから詰めてしかも相手選手がミスキックでボールを零してくれたからのキックだけど、あれもよく反応して蹴り込んだキック。そして、延長戦でのワンバック選手のヘディングシュートは、もうレールでも引いてあるようにぴくりとも動かずヘッドで決めたシュート。

ここまでは、それぞれ選手の素晴らしい個人技もあるけれど、よく見るプレーと言っても良い印象。でも、最後に同点に追いついた澤選手のシュートと言うか、あれはなんと言えばいいんだろうか。鏡を使って光を反射させるように、多分本人も意識する暇なんて無くて、本能で身体が反応してボールに触れて、結果ゴールに入ったみたいなシュートではないだろうか。いゃ、決してまぐれという意味ではなく、ああいうプレーを「神かがり」「無意識」のプレーなんだなと感じたしだい。昨日の試合直後や、午後になっても、後からの映像しか無くて、いったいあの瞬間にどういう感じでどのようにボールが蹴られたのか凄くその映像を見たかったんですが、夜のニュースなんかだとやっとゴールポスト側とか、キックする瞬間の写真とかが出てきて、ほんと「狙った」というよりも無意識に足を出したらボールが「ゴールに入った」みたいな感じでしたね。結局、土壇場でそういうプレーが出来るというよりは生まれるような、執念・気迫なんだろうなあ。

しかし、延長最後の最後に岩清水選手反則がPKではなくFKになったのも幸運と言えば幸運でしたよねぇ。あれがPKだったら、決勝ゴールになったような気がしますし... 狙ってあの場所だったのか、たまたま運良エリア手前だったのか、あれもサッカーの神様の気まぐれだったような気もしますね。

2011年7月18日

最後にものを言う「信頼」

Nikkei BPでの財部誠一氏のコラム。福島原発の風評被害で、多くの日本食レストランが苦境に陥った香港で、地元政府の強力もありながら震災以前よりも活況を取り戻した香港の日本食レストランの話。記事の中にも書かれているように、結局最後にものを言うのは日頃の「信頼」。それだけの実績を残してきたからこの厳しい時にも生き残り、自身も生まれるんでしょうね。海外に行くと、日本人以外が経営・調理する「日本食レストラン」も多くあるんだけど、そういうお店も含めて、真面目に取り組んできたお店はこんな状況でも生き残り、そうでない単にブームだけに乗ったお店は淘汰されて、逆に日本食レストランにとっては良かったのかも。

翻って日本国内では、福島牛の汚染問題が大きな問題になってきています。ただ、報道されている話を聞いていると、福島原発の事故の後、あれだけ放射能飛散が言われているときに、外に置かれていた稲藁を牛に与えていたという話は、幾ら政府や自治体からの始動がなかったからと言っても、ちょっとどうかと感じます。福島の農業・漁業・畜産が、頼みもしない苦労を背負わされて、やり場のない怒りがあることはよく理解出来るけれど、だからこそ今失ってはいけない「信頼」を無くさないように踏みとどまらなきゃいけない一線もあると感じましたね。

汚染牛のことをちょっと扇情的に取り上げるマスコミもどうかと思うけれど、作る側はもう一度信頼感を取り戻し、消費者の自分たちは冷静に対応する事が重要ですよね。「汚染牛」と聞くと、確かに良い気分ではないけれど、その牛の肉を全部食べたとしても、影響ないレベルなわけですからね。実際に個人レベルにしてみれば、とてもそんなことは無理なわけですから。

なでしこジャパン、優勝!

今日は沢山の人が書き込むでしょう、なでしこジャパンの女子ワールドカップサッカー優勝。全部を通してみたわけではないけれど、延長前半終了間際にゴールを取られたときには、正直「あぁ、これで終わった」と思ったんですが、やっぱり澤選手って、何か持ってるんでしょうね。延長戦の最後に、ゴールエリア手前で反則になり、レッドカードが出たときには、この日二回目の「あぁ、これで終わった」と思ったんですが、多分アメリカも結構バテていたように思います、動きがちょっと鈍い気がしましたから。

試合前の予想では、平均身長で10cm以上、パワーで上回るアメリカに日本のシステムサッカーがどう立ち向かうかと言う感じのコメントが多かったけれど、90分で勝負がつかず延長戦になって、その体格の良さが逆にアメリカの消耗を早めていたように感じました。もちろん彼らだって十分にトレーニングをしてきたでしょうけど、トーナメントが続いた最終戦、しかも多分ヨーロッパも暑いだろうし、日本のプレーにこれまでの試合以上に振り回されて体力を消耗していたように感じられます。言ってみれば、日本はプリウスでアメリカはムスタング、その燃費の差が最後のPK合戦でのキックにも出ていたように感じましたね。アメリカ1本目のキックは、キーパー海堀のファインセービングでしたけど、2本目のホームランキックとか3本目のキーパーに止められたキックなどは、キッカーの足下がもう危うい感じのキックだったように感じました。

幸運もあったかもしれないけれど、前半を0-0で折り返したのは大きかったでしょう。もし前半に得点を許していたら、アメリカはその勢いで後半日本が追いつくのは厳しかったかもしれません。それだけ、日本のディフェンスも効果的だったと言う事なんだろうけど。ダイレクトコンタクトのあるフットボールと直接比較することは出来ないけれど、パワーに対してクイックネス・システムで対抗できる事を証明した事は大きいでしょうね。今回のアメリカンフットボールワールドカップに対しても、良いヒントがあった女子サッカーワールドカップだったように感じました。それと、やはり普段から世界のトップチームの中で活躍して、トップレベルを身体にたたき込んでいる選手がどれだけ居るかも重要でしょうね。今回も澤選手だけでなく、ドイツやヨーロッパのチームで活躍している選手も沢山いて、それがこういった場面で十分に発揮されたように感じます。フットボールも、NFLEが無くなってしまったけれど、そういう機会がこれからは欲しいですね。でないと、アメリカ、カナダはもちろん、メキシコにも次は危ない気がします。アリーナでも、CFLでも、そういうチャンスをこれから見つけないといけないかも。難しいですけどね。

2011年7月17日

World Order at WPC2011

先週開催された"WPC2011"で、二日目のオープニングアクトをした、元格闘家・須藤元気率いる"World Order"のビデオ。ライブで観た場合、正面以外の観客さんて、どんな感じで見えるんだろうか。360度のアリーナって、ちょっとこの手のパフォーマンスには不向きだよなぁ...

立ち上がれ、ガンダム

最近放送されるようになった、日清カップヌードルのCM「ガンダム編」。ヤカンを持ったガンダムというのは、ちょっと「何だかなぁ」と思うものの、ゆっくりと立ち上がる姿はアニメにはない迫力があってちょっと感動。でも、あれどうやって撮影してるんでしょうね。お台場や静岡で展示されたリアルガンダムは、頭部とか一部を除いて稼働しないはずで、最初はミニチュア(と言っても人間くらいのサイズはあるだろうけど)を撮影したのかとも思ったんですが、あるいは内部に稼働するような骨組みを入れて、その回りにリアルガンダムの外装を取り付けて立ち上がるような姿にしたんだろうか。

例えば、CMの中のシーンにあるように、本当に屋外に設置して撮影したとすると、あれだけの巨体だから絶対どこかで話題になるだろうし、多分どこかの倉庫の中とかで組み立てて、部分的にも稼働出来るようにして撮影し、それを外の光景と合成したんじゃないかと思うんだけど。静岡から去ったガンダムが、どこで再び立ち上がろうとしているのか、ちょっと気になりますね。

Googleでかわる人の記憶

ITmediaの記事から、Google等の検索サービスの拡大で人の記憶方法が変わるという記事。直感的に「同じだな」と感じるのは、パソコンや電子メールが増えだして、文字を「書く」機会が減ったため、「漢字は読めるけれど書けない」という人が増えている(「読めない」人も増えているけれど-笑) こと。自分の経験にしても、短期間に使う事柄は結構記憶していますが、10年、20年、という長い期間の記憶能力って落ちてきている気がします。もちろん、自分に関わる経験とか自分自身のことは覚えているけれど、それに付随した社会的な出来事とか関連した情報なんかは、昔と比べて忘れている(思い出せない)事が多くて、直ぐにGoogle先生に聞いてしまう。それを繰り返すから、ますます必要な事以外は記憶しないで、後から思い出せないからGoogleに頼る、というループが出来ている気がしますね。

記事の最後のように、これまでの記憶力だけでなく、思考力とか論理構成力みたいなものがますます必要になってくる気がしますが、もう一つ検索結果のトップ項目が必ずしも正解というわけでもないので、幾つかの検索結果から正しい情報、本来の傾向を読み解く能力も必要でしょうね。言ってみれば、雑多な情報から本来の意味を漉し出す力。往往にして、「自分が欲しいと思っている情報」とか「自分に好ましい情報」を正しいと思いがちだけど、あえてそうでない情報も含めて判断できる能力ですよね。もう一つは、より早く正しい情報に行き着くために、どう言う検索語を入れればいいのか、情報の絞り込みが出来る経験値と言うか能力。これはこれで、幅広い知識や絞り込むべき語句の知識も必要ですしね。

でも、最も大切なことは、そういう時代の流れをいち早くキャッチして自分の動作・行動様式をそれに合わせられる柔軟さ、でしょうね。

2011年7月16日

コクリコ坂から

スタジオジブリの新作「コクリコ坂から」。東京オリンピック(昭和39年)頃の高校生の話だそうですけど、ジブリアニメって見たこと無いからなぁ。正確には、テレビの放送で「紅の豚」と「風の谷のナウシカ」は見たけれど、途中途中チャンネル変えたりしたし(笑)。で、今回の新作何ですが、このタイトル、どうしても「ココリコ坂から」と読んでしまう自分は病気だろうか(爆)。いゃ、別にココリコのファンと言うわけではないけれど、どうしても先に記憶している似たような言葉なので。

「アニメ」は子供の頃から好きではあったけれど、どうも最近このジブリ作品のようなアニメって見なくなりましたね。まぁ、SF好きと言う事もあるので、攻殻機動隊とかそういう系列の物が多いというのもあるし。でも、ヱヴァンゲリヲンは見ていないなぁ。何か好みじゃないというか、雰囲気が合わないというか。毎年思うだけで終わってしまう、部屋の模様替えを今年こそは実行して、ずっと仕舞いっぱなしのプロジェクターをまた使えるようにして、古いLDソフトの整理とかAV環境の整備とか、今年こそはやらないと。と、今年も思っただけで終わりそう...

LCC競争

全日空が完済空港を拠点にLCCの「Peach Aviation」を設立し、日本航空が成田を拠点にオーストラリアのジェットスターと共同でLCCを立ち上げ、これで一段落と思ったら、ANAは成田にもエアアジアと共同でLCCを開設するという記事。関空拠点というのは、既存の自社便への影響を最小限にしつつ、LCCビジネスを立ち上げる言い選択だと思ったんですが、今度は成田にしかも別会社で作るとなると、ANAも大丈夫だろうか。LCCとして機材の共通化によるコストダウンとか、期待の有効利用等、ANA系の2社で協業とか考えるんでしょうかね。将来的には、両者が合併したりして。

LCCでは日本は出遅れているわけですが、どうなんでしょうかね。日本からのお客さんよりは、海外からのお客さんを呼び込む手段として見ているんだろうか。ただ、その場合、やっぱり成田とか関空とか、既存の鉄道を利用しても遠い空港だとちょっと躊躇しますよね。やっぱり羽田とか大阪空港とか、直ぐに利用出来る、下りて直ぐに市街地にいけると言う利便性があると、LCCの安さもあって何度も利用しようと思うけれど。

LCCでは無いけれど、UAのアジア行きオール込みフェアーが今安いんですよね。ちょっと週末シンガポールとか台北とかに言ってみようかという旅行の虫がムズムズしています(笑)。うーん、一瞬意識を失って気がついたらポチッとしていた、ということが起こりそう... 

全日本、3位でワールドカップ終了

第四回ワールドカップ、日本チームはメキシコとの接戦を17-14で制して3位を獲得! メキシコとは、第一回ワールドカップでの優勝決定戦から何回か対戦していますが、いつも接戦の印象がありますね。疲れもあるんだろうと思いますが、ちょっと反則も多かったし、最後の紀平選手のFGブロックが無ければ、同点延長戦となったわけで、そうなるとモメンタムはメキシコに傾いていたから、どうなったか分かりませんねぇ。

しかし、カナダに最後に逆転TDで敗れたのは、やっぱり悔しいですね。第五回はUSかカナダで開催されるんだろうか。多分日本チームは決勝戦のUS vs Canadaを観戦して帰国するんだろうけど、是非次の大会に向けて両チームの試合を目に焼き付けて闘志を燃やして戻ってきて欲しいですね。お疲れ様でした!

2011年7月15日

システムを作る

福島原発事故対策で、重要なシステムの一つである汚染水浄化システム。複数の国内外メーカーのコンポーネントをつなぎ合わせて作っているので、当初はなかなかスムースに稼働しませんでしたが、やっとそれなりのレベルで最近は機能している様子。それでも、まだパイプが破損したりとか、接続部分で汚水漏れが発生したりと、どうしてもつぎはぎで構築しているのでトラブルが100%無くなることは無さそう。そう言う部分を非難する意見も聞くけれど、すでにできあがっているシステムパッケージを使うのと異なり、急遽時間のない中で単体のコンポーネントを組み合わせて新しいシステムを作るのはとっても大変だし難しいもの。

今では、パソコンなんて小学生が簡単に組み立てられるような製品になったけれど、自分がこの仕事を始めた頃は本当に面倒な作業が沢山ありました。例えば、今ではCPUはIntel、チップセットもIntel、マザーボードも台湾メーカーから購入するし、後はHDDなりを接続すれば完成という状態ですけど、昔は各PCメーカーはCPU以外のチップは全部自分で回路を起こしていたし(IBMなんかはIntel 368SX/486SX互換CPUも作っていたなぁ)、マザーボードだって自分で回路を引いたものです。チップの中のバグで何度も作り直したり、回路設計だって実際に作ってみたらノイズが乗るとか、アースがちゃんととれないとか、配線が干渉するとか、もう何度も作り直しもの。

「バブル」とは言わないけれど、あの頃はそうやって何世代か作り直して完成度を上げていくのが普通で、それなりに予算も合ったけれど、だからといって無限にそれを繰り返すわけにも行きません。発売までのスケジュールもあるし。だから、最終完成品になっても何か問題が発生すると、"Yellow Wire" と呼ばれる黄色い被覆のジャンパー線を飛ばしたり、場合寄ってはTTLやLSIを二段重ねにして迂回用の回路を後付けしたりなんてこともやりましたねぇ。勿論、問題が洗い出されたら、ちゃんと綺麗にしたマザーボードやチップを発注して、ジャンパーが無いものを作り置き換えましたけど。

結局、すべての問題を事前に想定してそれらすべてに対して対策することが事実上不可能な限り、どうしても実際に使い出して直面する問題は存在するし、それをいかに影響を最小化して修復していくか、それがエンジニアとしてのスキルだし経験でしか蓄積されない重要な事だと思います。今回の事件も、そう言う意味では日々発生する問題に直面しながら、その解決策を見つけて修復しシステムとしての完成度を高めていくしか無いんですよね。仮に、事前にそう言うことも含めて準備しろと言われると、実際に事故をシミュレーションしてちゃんと汚染水が処理されるか、一日何百トン何千トンもの水を処理して負荷や圧力は大丈夫か、ということをやらなきゃいけないわけですが、その時はその時でそう言う事故を想定した対策を使用とすると、世間から「事故が発生することを前提にしているシステムはけしからん」みたいな事を言われるわけです。今回の原子力だけでなく、その他の大規模システムや影響の大きいシステムやプラントを作る場合、ちゃんと最悪の事態を想定して対策することを許すような文化というか雰囲気みたいなものが、これから必要だと思いますね。

大韓航空利用自粛

A380を導入して、仁川-成田に飛ばし始めた大韓航空。ところが、あの国の国民性か嬉しすぎたのか、政府関係者、会社役員を乗せたでもフライトで、領土紛争中の竹島周辺をフライトしたため、外務省が「領空侵犯」と抗議し、さらに大韓航空を一月省内で利用自粛すると発表。「あの」外務省にしては、結構大胆な発表ですね。実際の所は、毎日沢山のフライトが、日韓両国の航空会社によって飛んでいるので、外務省職員が大韓航空を利用する事は殆ど無いだろうけど、(地方からだと可能性はあるかな、くらいか?)、不快感の表明という意味ではなかなか効果的ではないかと。案の定、早速韓国からは撤回要求があったみたいだけど、まぁそれが外交、それが国際政治というものだろうし。

大韓航空と言えば、静岡空港にも乗り入れていて、しかも地方空港にしては珍しく、アシアナ航空との二社体制。以前はどちらもデイリーのダブルトラックだったけれど、震災以降利用客減少のため、大韓航空は週二便に減便(一時四便にしたけれど)。でも、アシアナ航空は震災後もデイリー運用を継続して、最近では結構満席のフライトとかあるんですよね。日本で言ったら、大韓航空はJAL、アシアナ航空はANAみたいな感じなんだろうけど、この差は何だろうか。自分自身、大韓航空もアシアナ航空も利用したことがないので何とも言えないけれど、どうも大韓航空というか過去の色々な事件が思い出されてしまい、あまり良い印象が無いのも事実なんですよね。あと、アシアナ航空はスターアライアンスだから、それも親近感を与えるけれど。

 どういう事情があったかは知らないけれど、幾らナショナルキャリアとは言え日本人も多く利用する会社なんだから、ちょっと(かなり?)配慮というか気配りが無い行為なのは確か(と言うか、それを望むのが間違いかも-笑)。もっとも、一般の利用客で今回の事を不快に感じて利用拒否する人は殆ど無いでしょうね。多くの場合、パックツアーとか団体旅行で気にすることもなく利用しているんだろうし。特に地方空港利用者にしてみれば、わざわざ羽田なり成田なり関空まで移動してJAL/ANA/OZを利用する手間と時間とコストを考えると、多少不満があってもKEを使ってしまうだろうし。

実はこうやってあちこちで話題になる事で注目を集める「炎上マーケティング」という噂もあるけれど、いゃそんなことまで考えつかないでしょう、あの人達は。 単に、いけいけやれやれでやっちゃった、文句ある、ということだろうな。まぁ、不快なことをされたらそれなりに意思表示をしないと、いつまで経っても相手は気がつかないし、逆にその不快な行為もエスカレートするものですしね。いつも押っ取り刀な印象のある外務省にしては、「仕事してるな」という行動です。

突然のAmex会員誌

一年くらい前に「Amexは申し込まないと会員誌を送ってこない」と書いていたんですが、それをAmexの担当者が見つけたんでしょうか、昨日突然Amexの会員誌「IMPRESSION GOLD」が宅配郵便で送られてきました。もともと、他社のクレジットカード会員誌も読まずに捨てる(最近は、母親の目の保養になっているか)位なので、当然Amexでは申し込んでいません。しかも、これって確か電話して申し込むんですよね。最初は何かのキャンペーンかと思ったんですが、そんなことを示すような同梱物もなく、いかにも普通に申し込んでいるから送ったよ的雰囲気。別に料金が発生するわけではないけれど、自分の知らないところで自分の会員属性が変わっているのは気にくわないので、早速デスクに電話してみました。

Amexらしく、担当者の対応は丁寧だったけれど、結局分かったのは理由不明だけれど私のデータ上は送付希望になっているらしい。今回は仕方ないけれど、次回以降不要なので停止してくれとリクエストすると、会員情報の変更なので会員確認が必要です、ついてはカードの有効期限を言って下さい、とのこと。対応は丁寧で問題は無いけれど、こちらが頼みもしない設定になっているのに、それを訂正するのに余計な手間が発生することに、ちょっとプチッと来ました。まぁ、「をっ、これBlogネタになる」と思ったのも事実だけれど(爆)。

さらにちょっとふざけてるなと思ったのが、IMPRESSION GOLD誌の記事。高級腕時計の特集記事が掲載されていたんですが、安い物でも何百万円。一番高い物だと何千万円もするような時計の紹介ページがずらずらと掲載されています。それって、Amex GOLD会員向けじゃなくて、PlatinumとかBlack向けだろう > Amex 実は、その前に届いたVISAの会員誌(VISA Platinum向け)も何故か高級腕時計の特集でしたが、こちらはメンバーのレベルに合わせたのか、高い物でも何百万円というレベル。Amexのターゲットマーケティング、間違ってないか? まぁ、この手のメンバー向け媒体が持つ目的というのは、ちょっと夢を見るようなレベルの商品を見せて、購買意欲を上げることだから、やり方としては間違っていないと思うけれど、でもちょっと購買目標としては上げすぎのような(笑)。

以前も書いた西友で使えない件は、その後問題無く何度か利用出来ていて、じゃ使えなかった理由は何だと多少の疑問は残っていますが、やっぱりどうもAmexとは相性が悪い気がします。

2011年7月14日

メガソーラー by Softbank (3)

メガソーラーのテストプラントを、北海道の帯広に作るという話。年内にもスタートという話だけど、帯広って冬場の日照時間とか十分に取れるんだろうか。そうでなくても、北の地方って冬は厳しい環境になるわけだし、晴れ間は出ても太陽の位置が低くて、発電には厳しい気がするんだけど。

それでも、色々なメーカーのパネルを並べて、発電効率とか環境試験のようなことをやるというのは良いですね。本当なら、日本のメーカー中心に調達したほうが、日本の経済には良いんだろうけど、本当に全国に展開するとなるとコストの問題も大きいですし。ただ、自然エネルギーに回帰するのはいいけど、やっぱり安定性には問題がある以上、今の原発の置き換えにはならないと思うし、例えば夏場のピークマネージメントで増える分を夏の太陽で発電して補う、という使い方なら納得できるんですが。

後、結局こうやって発電したコストは、ユーザーに電気料として添加されるわけで、それならばもっと安い発電コストの方法を選択する自由を与えて欲しいと思うし。LNG発電とか、場合によっては再び原子力、ただし小型化したりという方法で安全性と可用性を高めて、に戻るという選択肢もあると思うし。どうしても、この人が関わってくると、ちょっとうさんくらいビジネスという雰囲気を感じてしまうのは何故だろう(笑)。

目標を言うだけなら...

菅総理の記者会見があったけれど、具体的な施策・実行計画が表明されたわけではなく、「何々をやりたい」という目標を並べただけで終わってしまいましたね。確かに、脱原発依存という方針は今回の福島原発の事故があってから非常に重要な課題になったけれど、途中の道筋が全く見えない。「自然エネルギー」とは言うけれど、技術的にもコスト的にも準備の時間的、とても代替エネルギーになるレベルでは無いし。

面白かったのは、記者から「自分の都合の良いときだけ記者会見を開くな」とクレームされていたことで、結局自分中心にしか物事を考えられない人なんでしょうね。で、優先順位を考えたら、脱原発と言う事よりも、まずは被災地の復興であり、その為に経済政策をどうするのかと言うことだと思うんですよね。今、日本の電気エネルギーの30%近くを賄っている原子力発電を、直ぐに止めるわけに行かないのは紛れもない現実だし、今のままでは今年の夏は持つかもしれないけれど、今年の冬、あるいは現在停止中の原発の再稼働出来なければ来年の春には全ての原発が停止して、来年の夏は今年以上に厳しい電力制限をしないといけなくなるわけですから。

本来なら、今朝のトップニュースで、もっと議論がわき起こるべき内容のはずなんですが、言っている人が言っている人だし、どうせ言うだけで何もしないだろうという事も国民は分かっているし、なんと言っても今朝のトップはなでしこジャパンの決勝進出で、これが全てという事ですしね。過去、いろいろな政治家が現れては消えていったけれど、これだけ無視されている人も珍しいんじゃないだろうか。そして、そんなトップが居ながらも、何とか持ちこたえている日本の経済、日本という国は、やっぱり凄いと思う。

2つのワールドカップ

今朝のニュースは、なでしこジャパンの快勝一色でしたが、もう一つのワールドカップは残念ながらAll JapanがCanadaに27-31で敗れてしまいました。れば・たらは言ってはいけないけれど、最後にTDをとられて逆転されたのが悔しいですよねぇ... 悔しいけれど、もう結果は変わらないわけですから、次は3位決定戦 vs Mexicoとの試合に集中して、是非メダルを取って帰国して欲しいですよね。頑張れ、All  Japan!!

2011年7月13日

器量と気立て

デザイン」と一言で言っても、大きく二つの意味があると思うんですよね。一つは、形状や塗装等の「見た目」であり、もう一つはその機能を使用する時の「使い勝手」。どちらだけが良くても悪くても困るし、そのバランスが凄く大事。人間で言ってみれば、「器量」と「気立て」だろうか。記事の中で取り上げられている、韓国勢に関しては、私は見た目の向上は凄いけれど、使い勝手に関してはそれ程ではないと思っています。対する日本は、余りに機能を詰め込みすぎて、その使い勝手に関してもちょっと怪しいのが問題だけれど。

例えばよく例に挙げられる「携帯」。私なんか思うのは、使わない機能は表面上のI/Fから隠して見えなくするようなデザインが欲しいと以前から思っています。例えば10個のメニューがあるとして、その中でいつも使うのが3つしか無いのに、その3つのメニューを遷移する時に残りの7つのメニューを通過しないといけないとしたら、これはストレス以外の何者でもない。そりゃぁ私もエンジニアの端くれなんで、折角苦労して入れ込んだ機能は使って欲しいし、使えば便利な機能なので気に入ってくれるだろうという気持ちも分かります。でも、ユーザー側の気持ちになれば、使いもしない物が画面の半分を占めていたり、余計なメニューのためにボタンを何度も押さないといけないのは迷惑。本当に必要になれば、結構ユーザーは自分で調べて使い方を発見もするし。自分にとっては、Bluetoothとかがそうでした。逆に、目玉機能であっても飽きてしまうこともあるわけで、自分にとってはワンセグがまさにそれだったけれど、先日の震災の時には情報収集機能として久しぶりに活躍しました。毎日使うであろう、通話とか電子マネー等とは別に、時々使う、たまに使う、殆ど使わない、全く使わない、みたいなレベル分けで、メニュー構成をレイヤー化出来たりするだけでも使い勝手が便利になりそう。

器量に関して言うと、これってブランド物なんかがそうですよね。何十万、何百万もする時計なんかでも、個人的には「ごちゃごちゃしているな」と思うものが結構一般的には人気だったりするし。全体の形状としては好きなんだけど、"LV"のモノグラムが全面に印刷された時点でもうダメとか、外側は格好いいんだけど、裏地の格子模様がうざったいコートとか(笑)、結構好き好きが生まれるので難しいところでもあります。結局、多くの人に好んで貰おうと思うと、好き嫌いが生まれそうな尖った部分をある程度押さえた、シンプルなデザインに収斂してくると思うんですよね。その代表例が、iPodでありiPadでありiPhoneだったりするわけで。

PCの世界で「タッチパネル」というデバイスが1つのエポックメイキングな物になるんじゃないかと思うんですが、その理由の1つが「物理的ボタンやI/Fからユーザーを解放した」事。「ボタン」では無いけれど、キーボードも無いPC(情報デバイス)も登場しているわけですからね。必要に応じて必要なI/Fを提供出来る。別の言い方をすれば、沢山のI/Fがあるけれど必要になるまでは隠している。「デザイン」と聞くと、どうしても「見せる物」という発想がまず浮かんできてしまうけれど、これからは「隠す」「見せない」「固定していない」みたいな発想がどんどん生まれてくるかも。で、ちょっと我田引水っぽい結論ですが、そういう発想というのは実は日本人が得意というか、日本の文化がそれに近い発想だと思うんですよね。例えば「屏風」なんて、隠したり少し見せたり、あるいは間仕切りを自由に設定したりという、まさに「デザインの肝」。記事の中には、淡い期待も込めて日本のデザイン発展を期待するメッセージが最後に書かれているけれど、世界のニーズをくみ取ると同時に、日本人の感性というか原点再発見みたいな事をすることで、世界に通用する次の「日本的デザイン」が生まれてくるように感じます。

フレッツ光ネクスト ファミリーエクスプレス (4)

今回のフレッツ光更新に合わせて、無線LANのAPも更新することに。メインのモバイル機である、ThinkPad X201sやX200sに内蔵されている802.11nに対応していないことが最大の理由。折角自宅のバックボーン(という程でも無いが)が100Mbps越えしたんだから、300Mbpsまで理論値だけで使える機能が勿体ないですから。

そこで、先週の金曜日に会社の帰りに横浜のヨドバシに寄って物色。最初はこれまで使っていたAPと同じBUFFALOの物にしようと思ってたんですが、店頭で幾つかの機種を見ているうちに、NECのAtermが気に入りました。理由は「余分な出っ張り(=アンテナ)が無い」こと(笑)。確かに、外にアンテナが出ている方が、電波にとっては有利だろうけど、使い勝手は悪いですからね。そもそも無線APが必要なのは、自分の机の回りと、時々帰省してくる弟夫婦が使うくらいで、せいぜい10m四方くらい電波が届けば十分。値段もそれ程高いわけでもなかったので、NECのAterm WR8700N/HPに決めました。
さて、月曜日に光回線の工事をして、取りあえずネットに繋がることを確認。ここから、この購入したWR8700Nの接続です。単純に、フレッツのONUをAtermに接続すればいいだろうと高をくくってたんですが、ちょっとトラブりました。

まずONUのEthernet PortとAtermのWANをケーブルで接続するんですが、アクセスランプが点かない。ケーブルを変えたり暫く試してみて30分位悪戦苦闘して分かったのが、アクセスランプが少し奥に引っ込んでいるので、コネクターに対して正対して見ないとランプの点灯が見えないデザインになっていること。ちょっとでも斜めから見ると、見えない位置にあるんですよね。これにはちょっとイラッとしました。手こずりながらも、ONUとAtermの接続を確認し、今度はAtermのルーター機能を使って、母艦やThinkPadの接続確認です。

Atermには「らくらくスタート」という名称の自動構成機能があると書かれているので、これを使って構成させようとしますが、認識できない orz 色々試してみる時間があればいいんですが、なんせ平日なので仕事もしないといけない。この日は、光回線が使えないから、仕事用にはThinkPad X201sのWiMAXを使っていたのですが、それでも早くメインの回線を繋ぎたいと言うことで、PPPoEの設定手順をマニュアルに沿って適用すると、やっと全てのPCが接続出来ました。

Atermの無線LANの設定も続けて行い、11nの入っているThinkPad X201s/X200sから300Mbpsでアクセスしていることも確認。流石に早い! ただ、Atermが結構熱を持つのが少し気になります。ONUも結構熱いんですよね、触れてみると。まぁ、窓枠の所に置いてあるので、廃熱はそれなりに十分だとは思うけれど。この週末は三連休になるので、少し設定を弄ってみる予定です。

Ten Million Miler

United AirlinesのFFP、"Mileage Plus"は、100万マイル(実距離)というのが一つの目標で"Million Miler"と呼ばれて特典なんかもあるんですが、その10倍、1,000万マイルを飛んだ人がいて記念に表彰されたという記事。 1982年から、約30年掛けての達成ですよね。それでも、年間33万マイルは飛ばないといけない。付に直すと、約28,000マイル/月。ざっくりした計算だと、
  • 毎月2回、日本とUS東海岸(NYC/IAD)往復する
  • 毎週、USの東海岸・西海岸の大陸横断往復をする
位のことを、30年間継続しないといけないわけで、お金も大変だけど体力・気力も大変そう。ラウンジについて「気に入っているのはシカゴとロサンゼルス、あまり好きでないのはニューヨーク・ラガーディアのラウンジだ。」となっているけれど、これは通常のRCCの事だろうか。LAXとORDにはInternational First Class Loungeがあるけれど、LGAには無かったはず。しかも、LGAはセキュリティチェックの外のにあるから、施設のないよう以前に使い勝手がちょっと悪いですしね。RCCの入り口のすぐ前がセキュリティのゲートで、受付のスタッフが常にモニターで混雑具合を見てはいるけれど、やはりちょっと心配。私が何度か利用した時には混雑する程でもなかったけれど、確かUAとAAのゲートが10カ所くらいあるから、ちょっと出発が重なると大変そう。

 座席については、確かに最初から思いっきり倒している人、食事中にいきなり倒してくる人、ピッチが狭い国内線だと後から蹴ってくる人、まぁ昔もそういう人は多かったけれど、最近は確かに多くなった気はしますね。『最近の人はわがままだし、狭い機内ではそれが増幅される』『立派な大人が機内では小学生のようになってしまう』というのは、耳が痛いけれど強く感じること。

日本人で一番近いのは、多分この人だろうけど、UAに集中していたら500万マイルはいってるんじゃないだろうか。自分はまだ30万マイルをやっと超えたくらいだから、100万マイルも無理だろうなぁ... そんなことを考えると、またどこかに行きたくなる(笑)。

2011年7月12日

余力

福島原発のトラブルから、この夏の電力不足が予想され、関東圏から関西圏・九州圏への移動を予定していたものの、逆に九州や関西の電力不足が表面化してきたため、再び関東に戻る企業が増えているという記事。関連してちょっと驚いたのが、電力使用制限で電力使用量が減った東京電力が、逆に関西等への電力融通を健闘しているという記事。東京電力と、他の関西電力とか中部電力との一日当たりの発電量を見ると、東京電力は中部電力の倍、関西電力と比べても1.7倍位あります。ですから、東京電力から、仮に5%の電力提供を受ければ、10%近い余力を得られるわけですよね。別の言い方をすると、東京電力管内で各企業が5%とか10%の節電をすれば、それは他の地域での10%から20%もの効果が得られると言うこと。それだけ、東京電力管内の発電規模が大きいなと実感する話題でもあります。

とは言っても、今の発電状況にしても、老朽化した火力発電やら、揚水発電に、さらには大規模な自家発電からの買い取りと、もう重箱の隅を舐めるようにして集めている電力なわけで、もしかすると急にトラブルで発電停止何て言うことにもなりかねないし、企業なんかの自家発電の場合、緊急時の短期間の発電なんかを想定しているだろうから、何ヶ月も連続して発電するなんてことで、将来本当に必要な場合に大丈夫なんだろうか。

暑さも昨年並みに厳しく、決して楽な状態ではないけれど、何とか大企業が休日シフトをしたり、それ以上にいろいろな中小企業や個人が細かなやりくりをして少しでも電力不足対策に奔走しているのに、何故か肝心の大本の政府だけでどうでも良いようなことで時間を潰し、肝心な緊急対策である電力、復興、そして忘れ提携な経済対策等が何も進まない状況に、その理由で暑くなりそうです。内閣支持率が16%まで下がったそうですけど、まだ16%もあるの、というのが率直な感想。

祝All Japan連勝

初戦のオーストリア戦の時には、ストリーミング放送をするとは知らなかったので翌朝結果を見ただけだったんですが、今回はどの程度使い物になるのか、興味半分で夜の22:00からの放送を見てました。流石に画質(解像度)はもう一つだったけれど、殆ど途切れることなく、通常の放送同様の滑らかさで十分満足できる放送品質でした。出来れば、ドイツ語の放送だけでなく、せめて英語の音声も入れてくれるとパーフェクトだけど(笑)。

最初、ダウン数も残りヤードも表示されなくてちょっとイライラしましたが、途中から表示されるように。でも、ボールポジションとかゲームクロックとか、フットボールの醍醐味であるデータが表示されないのはちょっと困りますよね。USや日本でのフットボールゲーム放送に慣れているからということもあるけれど、やっぱりフットボールはデータのゲーム。せめて、ゲームクロックは表示して欲しかったなぁ... ゲームクロックと言えば、2Qとか4Qの最後で60秒を切ると、何故か1/10秒まで表示するんですよね。最初、計時がバグっているのかと思ったら(猛烈な勢いでクロック表示が進むから)、どうも1秒単位ではなく、さらに1/10秒まで表示していることに気がつきました。バスケットボールじゃないんだから、1秒単位のカウントダウンでいいよ > 関係者 (笑)

ちょっと気になったのが、特に後半ディフェンスのタックルが甘くなってゲインを許していたこと。疲れが溜まっているのか、次のカナダ戦はフランス以上にパワーもテクニックもありますから、ちょっと心配です。短い時間だけど、しっかり休んで回復して、1点差でいいからカナダに勝利して決勝戦に望んで欲しいところです。次のカナダ戦はオフェンス戦かな。そうそう、キッキングゲームも、キックリターンで結構出されていたのも気になりました。この辺も、要反省でしょうか。

頑張れ!! All Japan!!

フレッツ光ネクスト ファミリーエクスプレス (3)

昨日は光フレッツの工事日。申し込んだときに「最速で」と聞いたところ、「11日の午後なら空いています」ということだったので、11日の13時~15時の間ということでお願いしたんですが、前日の日曜日に工事の担当者の方から電話があり、実は朝一で私の家近くで別件の作業があるので、そのまま午前中に作業させてもらえないかという連絡。こっちは早いほうがいいですからね、二つ返事でOK。で約束通り、朝の10時に高所作業用のクレーン付の車でやって来ました。実はすでにフレッツ光プレミアムを使っていたので、単純に部屋の中にあるONUとCTUをフレッツ光ネクスト用の端末と交換するだけ思っていたところ、プ レミアムとネクストでは幹線のファイバーが違うそうで、その変更をまずやるとの事。部屋に設置されていたONUを開くと、中に接続していた光ファイバーを 取り出し、大きな万年筆のような細長いものに接続します。この後、外での作業に行ってしまったんですが... よく見ると、この万年筆、何か点滅しています。どうやら、これから移設する光ファイバーを見分けるためのマーカーになっているようです。
20分位外で作業した後に、今度は室内での設置作業。万年筆からケーブルを外して、新しいONUに接続すると思ったら、何やら四角い箱にケーブルを接続詞、そこからケーブルを引き出して新しいONUに接続します。どうやら、光ケーブルもテレビの同軸コネクターのようにコネクターで接続できるようになったみたい。後で取説を見ると「光コネクター」とか書いてあり壁のソケットに接続するような絵も。この左側から出ている白いケーブルがONUに繋がるんですが、以前の光ケーブルと比べるとかなり柔らかです。もちろん、中身ひ光ケーブルなので無理に曲げないように引き回します。

取説作業が終わり、派手なクリアケースに入った取説やNTT西日本のパンフレットとか受け取って移行完了です。
一つ失敗したのは、今回はネットワークだけの接続で、光電話も光テレビも申し込んでいません。ですから、提供されたONUはEthernetのポートが一つあるだけての単純なもの。以前のONU+CTUのように、ルーター付のものが来るかと思っていたのに残念。そこで、そのEthrenetに母艦であるThinkCentreのEthernetケーブルを接続し、まずはONUのセットアップ。受け取ったパッケージの中に含まれるセットアップ用のCDを起動して、画面の指示に従って行けば簡単なんですが... どうも、CTU一体型のモデルと自分のような単体型で共通のようで、その判断が必要な画面が少し難しいかも。特に画面の中で「ルーターを使う」「ルーター付」という台詞が登場しますが、それはフレッツのONUとしてルーター付なのか無しなのかという意味で、実はこの後NECの無線ルーターを使う予定の自分は最初「ルーター使うからルーター付かな」と勘違いして最初の設定は失敗してしまいました。何回か失敗を繰り返したのに、セットアップに成功。外部のサイトに接続できることを確認し、早速スピードテストを実行してみました。最初は以前と同じくらい(下りの/上りとも50Mbps位)のパフォーマンスでガッカリしたんですが、たまたま見つけたマルチセッションでのスピードテストを実行したところ、一気に400Mbps位までアップして、やっと高速化の恩恵を少し感じてみたり(笑)。少し使ってみての感想では、心なしか画面の更新とかアクセスがスムースになったような感じ。でも、ベストエフォートとはいえ、100Mが1Gと10倍程の改善は感じられませんね。まぁ、何とかネットにアクセス出来たので、次はワイヤレスの接続で、先週末に横浜のヨドバシで購入してきた、NECのAterm WR8700N/HPの設置です。(続く...)

2011年7月11日

ウナギの卵

「ウナギの街・浜松」としては無視できない話題、マリアナ諸島付近で大量にウナギの卵が採取されたというニュース。しらすとして日本近海で採取されるまでの生態が長く謎でしたが、去年同じチームが産卵直後の卵の採取に成功してから、だんだんと謎が解明されてきましたね。

浜松の人間としては、食べ慣れた地元の食材がこれからも枯渇することなく美味しく食べられるように、何とか管理保護の道筋を付けて欲しいと思いつつ、同じようにウナギを食べているあの国とかあの国が、これ幸いと乱獲に走らないか、それも心配(笑)。

食べ慣れた食材が、実はその生態もよく分からない海の神秘の一つというのも、ちょっと驚きですね。今年の夏は昨年くらい暑くなりそうで、ウナギの消費量もアップしそうですけど、漁獲高は少ないんですよね。

ところで、同じ話題を伝える朝日新聞の記事。見出しが「天然ウナギの卵、大量にとったどー」と、系列テレビ朝日の某番組を意識したものですけど、ちょっと品がないなぁ...

やらせと組織票

九州電力が、ケーブルテレビでの討論会に自社(=原発再開)に有利になるようにコメントを送るように子会社に依頼したというニュース。褒められた態度とは言えないけれど、日頃「やらせ」で問題視されるメディアがこぞってこの話題を取り上げている様子は、ある意味滑稽にも感じますけどね。例えば読売新聞の記事では、メール(473件)/FAX(116件)の受付数と賛否の数(賛成:226+60件/反対119+44件)が書かれていて、全体で589件のうち、賛成:286件、反対:163件、その他:140件。「その他」という部分の内容が不明ですが、50名位の人が意図的に再開有利の意見を送ったと言う話なので、その分を差し引いても賛成意見の方が反対意見よりも、数としては多い。だから読売新聞の記事から今回のやらせ問題を考えると、確かに行為としては褒められたものではないけれど、地元の総意としては決して反対一色ではないと感じられます。一方で、時事通信の記事を見ると、記事の中ではメール/FAXの総数が589通で、賛成票は286通だったという2点のみ触れられています。確かに、どちらの数字も正しい事実を述べてはいるけれど、これだけだと「地元は賛成反対が拮抗していて、意図的に意見を送った50名分を差し引けば、反対が優っている」という印象を受けます。時事通信に何か意図があったのか、記事の文字数の問題があるのか分からないけれど、でもやらせメールを記事の中心と考えるなら、その同調者数を強調すればよいわけだし、事実のみを伝えるのならが読売新聞のように是非の数字を全部示して判断は読者に任せればいいわけです。そういう意味では、時事通信の記事には何か意図的なもの、「やらせ」っぽいものを感じてしまいます(笑)。


で、これらのニュースを読んで感じるんですが、確かに褒められた行為ではないものの、こういうことってよくありますよね。例えば選挙なんてまさにこういう行 為があちこちで発生するわけで、でも「やらせ」とは言わない。「組織票」と言い換えるわけで、それなら許される(?)場合が多々あります。今のところどこにも言及されていないけれど、じゃ反対票に関しては反対している団体が仲間に投票を呼びかけたりしなかったんだろうか。賛成票の同調者を募るのがダメで、反対票の同調者は良しというのは腑に落ちません。本当に賛否を決めるのであれば、ちゃんとランダムに抽出して、それなりの母数を確保しなきゃいけないわけですしね。一度、それで検証してみればいいのに。

ホノルルマラソンってどうよ

最近はとんとご無沙汰なんですが、小学生の頃から社会人暫くまでは、陸上、水泳、アメリカンフットボールと、一応スポーツ系だった自分。フットボールを引退してからは、ずっとスポーツらしいスポーツもせず、40代になって余りの体型の変化にやっと気づいて、スポーツジムとかに一時通って、それなりに「元スポーツ系」くらいにまでは戻ったんですが、4年前に自宅に戻ってからは再びぐーたらな生活に。実は、個人的にホノルルマラソンとトライアスロンに挑戦したいなと言う気持ちが以前から買って、一時期ジムに通っていたときには、挑戦しようという結構真面目な気持ちもあったんですが、最近はそんな気持ちも忘れてしまっていました。で、偶然JALの「ホノルルマラソン2011」のツアー広告を見つけて、ちょっと気持ちが揺れ動いています。いつもは、試合予定なんかと重なったりして最初から駄目な場合が多いんですが、今年はスケジュールも良さそう... 問題は仕事の混み具合だけど、金曜日深夜の羽田発を利用して出発して、翌週早い便で戻れば影響は少なそう(自分へのダメージは大きいけれど-笑)。うーん、修業もかねて参加してみようか... 今のところ、JALHIS阪急、ツアー予定が掲載されていますが、JALはアディダス、HISはニューバランス、阪急はアシックスと契約してるみたいで、うーんナイキは無いのか(笑)。今の状態では、とても42.195kmどころか、半分の20kmも無理ですけど、残り5ヶ月間頑張ってみれば、6時間位なら完走もいけるかな... うーん、悩みます。

2011年7月10日

All Japanまずは一勝

ワールドカップに参戦中のAll Japan。ちょっと出だしは苦しんだみたいだけど、24-6で地元オーストリアを撃破。まずは一勝を上げました。次はフランス戦。これも頑張って欲しい。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

仕事の都合で木曜日・金曜日と出社する予定が入ったので、珍しく木曜日の夜に宿泊。今回もダブルのデラックスルームにアップグレードしてくれましたが、いつものようにベッドの一つは単なる荷物置き場に。

木曜日は仕事の都合で珍しくスーツ姿での出社になりましたが、そういうときに限って外は真夏日。室内の作業が殆どだったので、外を回って汗でぐっしょりと言うことはなかったけれど、それでも慣れない上着にネクタイで移動すると、短い距離でも疲れますね。本当はシャワーでも浴びてさっぱりしたいんですが、着替えを翌日分しか持ってきていなかったので、部屋に入って、暫く涼んで落ち着いてから食事に向かうことに。
最近は量も食べなくなり、あっさりしたもの中心の食事になってきているので、この日もいつものようにホテルの和食のお店の寿司コーナーに。この日は、サラリーマン風の三人組が先にカウンターで食事をしていて、私は少し離れた隅の席に案内されました。

いつものように、肴を何品か頼んで、最後に押すしを6巻程食べて会計をしたんですが、この時は妙に高かったなぁ... 同じように飲み食いした時でも料金に差は出るもんですが、この日は五割位高い感じ。板前さんは初めての人だったので、足下を見られたのかしらと思いつつ、部屋に戻りました。ちょっと、最近このお店とは相性が悪いので、次回泊まるときには別のお店に行ってみようかと。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

先日のNew York旅行の後、宿泊していたのを掲載し忘れました。木曜日に帰国し、翌日金曜日に出社するため宿泊。夕方のラッシュが始まる頃にNEXで横浜駅に着きましたが、荷物は空港から送っていたので身軽な状態でチェックイン。

部屋は、コーナーダブルにアップグレードしてくれましたが、ベッドの一つは荷物置き場に(笑)。長いフライトの後だったので、まずはシャワーを浴びてさっぱりして一息。その後、丁度夕食によい時間になったので、ホテルの和食のお店に行って久しぶりの日本食、お寿司を頂いたんですが...

寿司カウンターは、常連さんらしき初老の男性が一人で、私はほぼカウンターの反対側に案内されて食事を始めます。ところが、仲居さんがこのお客さんと顔なじみなのか、あるいはほろ酔い気分のお客さんが離さないのか、ずっと何やら話をしてこちらの注文が入らない。そのうちに、今度はどこかに仲居さんが行ってしまい、暫く誰も居なくなったり...

カウンターの板前さんも、団体さんが入っているのか忙しくお寿司を握りながらもこちらも気にしてくれては居るけれど、どうもサービス不足は否めません。途中でお酒を板前さんにお願いすると、小さく舌打ちしながら呼び出しのボタンを押す始末。併設しているテーブル席の方が忙しかったのか、ちょっとほっておかれた感じですね。以前は、ここはそんなにサービスにしても雰囲気にしても悪くなかったんだけど、何か変わったんだろうか、と感じた夜でした。

2011年7月9日

ストレステスト

最初「ストレステスト」と聴いたとき、実際に圧力とか不具合を起こして、問題無くリカバリー出来るか実地試験をするのだと思っていたんですが、実際には「机上試験」、一種のシミュレーションなんですね。だったら、少なくとも運転再開準備が出来ていた原発には、予定通り運転再開しつつ、一方でストレステストをして問題があれば再停止、あるいは可能ならば運転しながら改修すればいいだけの話ですよね。だいたい、そのストレステストのテスト項目や方法すらちゃんと決まっていないような状態なんだから、それが出来るまで待つというのはどうだろう。

何か今の首相のやり方を見ていると、行き当たりばったりなのもそうだし、やるにしても「1か0か」みたいな極端なやり方を好みますよね。浜岡の経験に味を占めてしまったのかもしれないけれど、リーダーの持つべきリーダーシップって、そんな単純なものではないと思います。いろいろな複雑な条件・要求項目が存在する中で、誰もが文句を言わない100点満点のBestな回答なんていうのは先ずありません。いろいろな利害関係を調整しつつ、それこそ落語の「三方一両損」じゃないけれど、70点65点位を落としどころに妥協点を見つけるのが、本当のリーダーシップ。そういうことをしようとしない人間が、今の日本のトップに居ると言うことが、もしかしたら震災以上に日本にとっての不幸かも。「最小不幸社会」をもじって「宰相不幸社会」なる言葉がありますが、まさにその通りだと感じる今の日本ですよね。

寓話「裸の王様」は、回りからおだてられた王様が、最後には正直な子供の一言で自分自身の愚挙に気がつくけれど、今の「裸の王様」は、もともと人の言うことなんか聞く耳持たない性格だけに、もっと質が悪そう。

第四回ワールドカップ@Austria

いよいよ始まった、第四回ワールドカップ@Austria。先ず試合の終わったグループAでは、USAが61-0とAustraliaを粉砕。また、MexicoもGermanyを22-15で退けて、予想通り北米チームの強さを見せたファーストラウンドになりました。日本時間の今日の夜には、まずJapan vs Austria、つづいてFrance vs CanadaのグループBの試合があります。事前の話では、北米チームのCanadaがマークされていたようですが、開催国Austriaも面子に掛けて準備を進めていたようで、侮れない相手という話も。時差などを考えると、日本のチームが一番不利な気がしますが、世界のトップチームの名に恥じない試合を期待したいですね。明日の朝には吉報が聴けることを期待して...

やってもーたー

毎度お馴染み「金曜日の新幹線」シリーズ。何ですが、今回は「事件は新幹線を降りてから起こった」番外編。いつものように仕事を終えて、新横浜から新幹線に乗車。この日は新横浜駅でお弁当と水割り缶×2を購入して、飲みながら食べながら浜松に向かいます。この日は九州から東海地方まで梅雨明け宣言が出ましたが、浜松は一雨あったのか湿度が高くてむっとする雰囲気。本当は、このままバスで帰宅する予定だったんですが、蒸し暑さについ無意識に向かうのは時々寄っているホテルのバー(笑)。口開けはグラスワインの白(オーストラリア)、そして久しぶりにモヒートを頼んで、次はニューヨーク、最後はCCのソーダ割りと、丁度良いくらい飲んだところでお店を出て、今度は本当にバス停に向かいます。

時間を見計らって出てきたので、5分もしないうちにバスは到着。後の方に座って暫くは意識があったんですが... 次に気がついたときにはバス停止しており、見渡すと回りに誰もいない。「やってもーたー」と慌てて立ち上がり運転席横の出口に向かうと、運転手さんが「あれ、居たんだ」と笑いながら言われる始末 orz 外に出たものの、場所がよく分からない。多分、自分が利用している路線の終点の一つなんだろうけど、どこだろうか... 取りあえず道なりに歩いて何かランドマークを見つけることに。何せ、田舎町だから明かりもなくて真っ暗な中をとぼとぼと歩いて行きます。暫くして、携帯のGPSが使えるかもとひらめき暫く操作するんですが、現在位置は分かったもののじゃ自分はどっちの方向に歩いているのか分からない(笑)。すこしあるいて方向を確認しようと暫くさらに進むと、ここで道路上に行き先案内板が出ており、やっと自分がどの方向に向かって歩いているのか分かりました。結果、逆方向に歩いていたので、慌ててUターン。そこからはひたすら幹線道路沿いに歩くのみ。

一時間くらい歩いて、やっと記憶にある場所まで戻り、自宅に到着したときには日付が変わっていました。本来なら駅からバスに乗り、自宅に到着するまでは40分弱。この日は2時間掛けての帰宅となりました。体調が悪かったから急に酔いが回ったのか、よく分からないけれど、暫くお酒は控えないと...

2011年7月8日

6分の1のコスト

太陽光発電のコストを6分の1に下げれば原子力と同等」と首相は言ったらしい。単純に現在の発電コストの比較なのか、今回のような事故発生時の保証なども含めてのコストなのかは不明だけれど、記事の続きを読んでみると、どうも開発コスト等は含まないで、いわゆるランニングコストでの比較と思われます。詳細は分からないけれど、いずれにしても今の原子力発電のコストと太陽光発電のコストには6倍の差がある、というのが彼の理解のようです。

確か、太陽光発電パネルの発電効率って、だいたい15%位だったと思うので、仮にこの効率を目標値までアップしようとすると、90%もの効率で発電しないとダメ。今の太陽光発電パネルの開発って、1%とか数%の発電効率アップのために、とんでもない開発努力を投入してしのぎを削っているわけで、90%もの高効率での発電なんてもう今の太陽光発電技術では無理でしょう。宇宙空間に大規模な発電用アンテナを展開して、それをマイクロ波で地上電送するようなことを考えないと...

じゃ、数で稼ぐのか? というアイデアも浮かんだけれど、結局数を増やせば発電量は大きくなるけれど、肝心の単位毎のコストが改善されなければ、単に高い料金の電気が増えるだけで、誰も使わない電気が流れるだけという事になりそうですね。というか、自然エネルギーの中で何でここまで太陽光発電に関わるのか、それが不思議。太陽光発電にメリットがあるのは、一年中天候に恵まれた土地がなきゃいけないわけで、四季の変化が大きい日本ではそういう場所はなかなか無いでしょう。風力発電にしても同様。個人的に一番脈がありそうだと思うのは、地熱発電で、これを開発するならまだ分かるんですけどね。ただ、これにしたって火山活動とか地中の中に関係するから、例えば大きな地震とか発生した場合、それまで活発だった地熱発電の周辺で活動が低下するかもしれない。そういうリスクもあるけれど、定常的にそれなりの出力が期待出来るという意味では、自然エネルギーの中では地熱発電が一番可能性があり、太陽光発電などは、個人宅の非常用発電施設とか、そういう目的の方があっている気がします。

で、それだって、直ぐに準備できるわけではなくて、2020年に3分の1に下げて、2030年に6分の1に下げるなんて悠長なことを言っているけれど、じゃぁ、それまでの10年、20年はどうするのか、肝心所の話が全くないんですよね。確かに、最後の「6分の1ならコストが同等」という所は正しいかもしれない。でも、途中の説明が一切されていない以上、数学のテストで答えだけ入れて途中の計算式を書いてない答案と一緒で、確かに正しく理解して頭の中で計算して回答を導き出したかもしれないけれど、それが証明できない限りは答えの値はあっていても「不正解」ということ。何か、支離滅裂になりつつありますね。原発にストレステストを適用する前に、自分自身へのストレステストが必要なんじゃないかと不安になります。

重さと2台目

PCWatch、山田祥平氏のコラムからパーソナルから一番遠いOS"Windows"について。「重さについて」の話が中心になっていますが、私も基本的に軽ければ軽いほど良いとは思うものの、「適切な重さ」もあると思うんですよね。例えば日々持ち歩くサブノートなら、1kgというのがボーダーになると思います。現在使っているThinkPad X201sの前にはX200sを使っていて、これがHDDモデルで1.2kg弱。その前に菜使っていたのが、ThinkPad T61で、これが2Kg近くある代物。旅行とか行くときに、最後に手に持つにT61を入れるんですが、その瞬間、荷物の重さが倍になったような印象を何度も感じました。ところがX200sを使い出してからは、鞄にX200sを入れても鞄の重さが増えた気がしない。本当に、入れても入れなくても重さが変わらない感じ。大体自分が旅行の時に持ち歩く手荷物は5~6Kgの重さになるんですが、同じくらいの重さでもT61を入れたときには「ずっしり」なのにX200s、そしてその後のX201sの場合は「???」と全然印象が違います。重さの差は1Kg程度なので、全体から見ればそんなに違うとは思わないけれど、このとき感じたのが人間の感覚って1Kg前後でかなり違うんだと言うこと。以前、VAIO Pとか700gとか800gクラスのサブノートを店頭などで触れてみたときも、確かに軽いとは感じたものの、1Kg超のX200sと比べてもそれほど大きな違いは感じなかったんですよね。これは、全体のバランスの問題もあって、うまく重さを分散しているX200s/X201sの巧さもあるとは思うけれど。

スーパーの精肉コーナーに行って、1Kgの肉の塊を持つとかなりずっしり来ます。500g位でも「結構重いな」という感じ。200~300g位で「こんなもんかな」という印象。だから、個人的には「どんな体制でも使えるデバイス」の重さは、200~300g位かな思っています。この点は山田氏とはちょっと違う。やっぱり、軽ければ軽いほどいい。でも、「だからといって10gとか20gとか軽すぎるのも困る」と思います。「手応え」というか「持っている」という感覚がないと、集中できない気がするんですよね。だから、宇宙ステーションで作業している宇宙飛行士の人の感覚を一度聞いてみたいと思います。

500gというと、一番自動販売機などで購入するペットボトルドリンクの重さですよね。普通に飲んで持ち歩くには苦にならない重さだけど、あれは途中で中身を飲んでどんどん軽くなるからで、中身の入ったボトルを鞄とかに入れて歩くと、結構ずっしりきます。個人的には、気軽に持ち運べる情報端末の境界は、この500gじゃないかと思いますね。それ以上の重さになる場合は「今日は仕事で使うから持ち出す」「今日旅行に行くから持ち出す」という、「覚悟」というとちょっと大げさだけど、そういう気合いみたいなものがあるように思います。バッテリーとLCDパネルだけでもう500g簡単に超えてしまいそうだけど、でも次の携帯デバイスが目指さなきゃいけないのは、このあたりのハードルじゃないかと思います。

コラムの最後に「PCが必要ないと思っている人に、強引にPCを使わせようと頭をひねるよりも、PCが便利だと思っている人に、もう1台、さらにもう1台と、複数台のPCを使ってもらえるように仕向ける方がずっとたやすいということだ。」と書かれていますが、これはその通りだと思いますね。例えば、最近増えてきた地デジ対応PCなんかは、初めてのユーザーに対してそれなりの訴求力はあると思うけれど、それにしても地デジを見て録画するだけなら「PC」である必要は無いわけです。「いゃ、PCなら録画した映像の編集が簡単にできます」なんて言っても、ユーザーすべてがそんなことをしたいと思っているわけではないし。それよりは、すでにPCの利便性をしっかり感じているユーザーに対して、さらに便利な点・革新的な点を訴求していく方が遙かにビジネスとしては確率が高くなります。ただ、その為にはPC本体だけが努力しても厳しいものがあって、やっぱりネットワークとの連携が不可欠。コラムの仲で、WiMAXの事に触れているけれど、私もここ数ヶ月使い出して、それまでデータ通信カードを使っていた頃と比較すると、雲泥の差です。自宅では高速の常時接続環境に慣れてしまっているので、異動先といえどもそれに近い環境がないと不満になるし、WiMAXのような高速通信環境はますます必要性を増すと思います。さらに、複数デバイスを使い分けるようになれば、当然データの同期・共有をどうするかという話もあるわけで、そう言う部分をもっと掘り下げていけば、結構いろいろとおもしろいビジネスがまだまだありそうな気がします。

最後のスペースシャトル

FloridaのCape Canaveralで最後の打ち上げを待つスペースシャトル"Atlantis"。もう20年以上も前になりますが、Miami近郊のオフィスに出張していた時、週末の休みを利用して2回ほど訪れたことがある、Cape Canaveral(発射場)ですけど、あまりに広すぎる施設と、実物のサターンロケットとか数々の展示品に、わくわくしたことを今でも覚えています。二度目に訪れたときは、丁度次のシャトルの打ち上げ準備中と言うことで、二カ所ある発射台のうち準備中の発射台周辺は立ち入り禁止で、もう一つの発射台から彼方に見える準備中の発射台をどきどきしながら眺めましたね。確か写真も撮っているはずだけど、どこにいったかなぁ...

またあるときは、会社から宿泊していたホテルの帰り道、赤信号で信号待ちをしていたとき、目の前に突然明るい光が現れてゆっくりと真っ直ぐ上に上っていく後継に出会いました。最初は何が起こったのか訳が分かりませんでしたが、その後ホテルに戻りCNNを見ていたら、シャトルの打ち上げに成功したというニュースを聞いて「あぁ、あれがそうだったのね」と納得。このときの出張先と、打ち上げ場までは直線距離で200kmくらいかな。山など高い土地がないFloridaですから、見えたんでしょうね。

子供の頃からSF好きだった自分にとっては、スペースシャトルはその空想科学が現実化した物の一つ。いつかは実際に打ち上げる場に言ってみたいと思っていたけれど、残念ながらその夢は叶いそうもありません。ただ、宇宙開発自体はまだ続くだろうから、別の機会にでも立ち会ってみたいと思うけれど。2年前にFloridaに行ったときには、残念ながらここまで足を伸ばす余裕はなかったけれど、今度久しぶりにいってみようかと思い出してしまいました。シャトルの運用は終わるけれど、宇宙への夢はまだまだ続いて欲しいです。

2011年7月7日

7SPOT

NTT東日本とセブンアンドアイホールディングズが協業し、セブンイレブンをはじめ7&iの施設にNTT東日本のFLET'S SPOTを展開するというニュース。7/11だけで、全国に13,000店舗以上ありますから、かなり大きいですね。FLET'S SPOTって、FLET'S光を契約していると、オプション料金210円/月の追加で利用出来る、結構お得なWi-Fiサービスなんですが、これはNTT-東日本の場合。同じFLET'S光でもNTT-西日本での契約だと840円/月と高くなる。これは何とかしてくれないだろうか > NTT

最近仕事の関係で、Wi-Fiサービスについてちょっと調べて見たんですが、NTT系のサービスはインフラを押さえているだけあって、やっぱり強いですよね。ただ、NTT-Communication系のHotSpot、docomo系のMzone/moperaU、そしてNTT-東西(NTT-BP/NTTブロードバンドプラットフォーム)のFLET'S SPOTと、3系統あるのは何とか統合してくれないだろうか。まぁ、同じNTT系の会社同士とはいえ、長距離通信のNTT-Comm、携帯のdocomo、ローカル・基幹通信のNTT-東西と、経路は全く違う会社同士ですからね...

つい先日も、KDDI/auが「au Wi-Fi Spot」を発表しましたが、どんどんWi-Fiのメッシュが形成されていく感じ。もっとも、携帯各社にしてみれば、データ量が飽和しつつある現状(Softbankは既に飽和しているという話も...)打破のために、へービーユーザーをWi-Fiに流してトラフィックを軽減するというのが急務なんだろうけど。

7SPOTの場合、スマホユーザー向けに店内でコンテンツ提供なんかもするみたいですが、そういうサービス展開って、これから他のコンビニチェーンや、あるいは既にWi-Fiがそれなりに充実している公共機関の駅とかでも広がっていくんでしょうね。デジタル広告が始まっているけれど、Wi-Fiスポットに入ると自動接続して、例えば時刻表とか、オンライン乗車券購入とか、そういうサービスに自動的にアクセス出来るようになるんじゃないだろうか。情報端末を普通に利用する時代になり、情報入手しやすいWi-Fi Spotのような場所が、新たな滞留場所として広がっていくかもしれませんね。

知らない間にぶつけられた

昨日買い物に出かけて戻ってきたとき、たまたまちょっと助手席側に回って荷物を下ろしたりしていたところ、助手席側前輪のタイヤハウス付近に、ぶつけられた跡を発見 orz どうも、自分の車からみて左側の駐車スペースに、バックで入れようとしてぶつけたみたいな形跡。多分、いつも行くモールの駐車場で当てられたのだと思うんだけど、いつなのかはちょっと不明。傷が新しいように見えるので、最近の事だと思うけれど、つい一月前に車検があって、また出費かと思うと憂鬱です... しかし、頭に来るなぁ。防犯用の車載カメラを取り付けておいたら、せめてどこで当てられたくらいは分かったかもしれないけれど、犯人を特定出来ないと結局さらに悔しい思いをするだけなんだろうけど。

雨模様の憂鬱な天気もあって、ちょっと朝からイライラ。こんな時には、自分が事故らないように注意しないと。

UQ WiMAX2

もう一つネットワークネタ、UQ WiMAX2の実証実験で、理論値(165Mbps)に近い実測値150Mbps(下り/静止時)を達成したというニュース。今自宅で使用しているFLET'S光が100Mbpsですから(来週からは1Gbps♪)、それよりも早いというのは凄い。とは言っても、この最大値を出すためには4×4のMIMOが動いたときなので、都心のように複数の基地局からのマルチパスが期待できる所は良いけれど、うちの回りのようにぽつんと基地局が一つあるだけのような場所では、その恩恵は無いけれど...

ところで、UQ WiMAXのキャラクター「ブルーガチャムク」ですけど、どうしてもRGBのBlueだけ出しているようにしか見えないぞ(笑)。

正直UQ WiMAXがスタートした時には、これほどにまでなるとは思えなかったけれど、実際に自分で使い出すと、やはりスピードは命。後は、高速移動時(=新幹線)でもスムースに使えるようになることと、もう少し幹線路線沿いに基地局を増やして欲しいところですかねぇ。

2011年7月6日

一言の重み

昨日の松本大臣の辞任について、橋下大阪府知事は、「謝罪して仕事で結果を出せば問題無い」と言っているけれど、言葉尻やちょっとした言い間違いを針小棒大に取り上げて来たのは、他ならぬ今の与党民主党が野党であった頃の話だし、今政権を批判しているマスメディアだったわけですよね。個人的には、言葉や文章の重みを一番知っていて大切にしなければいけないはずのマスコミが、取るに足らないようなこと、一部分だけを抜き題して好きなように解釈するような事をやり出したのが一番の問題だと思うけれど。

ただ、我々がちょっとした事で発する一言と比べて、やはりそれなりに社会的地位のある人の一言の重みはあるわけで、さらに今回の場合は場所としても被災地で被災地の復興責任者が発した一言としては、問題があるでしょうね。その真意はもう分からないけれど、叱咤激励にしても言い方・やり方を考える必要があるし、それを間違えると単なる横暴・傲慢と見られてしまうのも、叱咤激励ですしね。

もっとも、一番言葉の軽い首相の元、一言の重さなんて言うことは考えられないのかもしれないけれど。ところで、辞任会見で「岩手でキックオフして、三日でノーサイド」と言ったけれど、蹴ったのはサッカーボールだから、ノーサイドは無いだろう... ノーサイドはラグビーだし。って、そういう問題じゃないか(笑)。

VISAでも無料手荷物配送

メインカードであるVISAからDMが届きました。タイトルが、例のヒルトンプレミアムクラブジャパン6ヶ月無料と書かれていたので、特に興味もなく斜め読みでメールフォルダーに入れようと思ったところ、その下に「成田・羽田空港でVisaカード優待サービス実施中」というリンクがあったので、ちょっと興味をそそられてクリックしてみました。これ、Amexでやっている、空港への手荷物配送サービスのVISA版ですね。いつからやってるんだろうか? 対象期間が2011年6月13日~2012年6月30日までの一年間になっているので、先月中旬からスタートしているんでしょうね、多分。でも、以前のDMを読み返してみたけれど、今回まで案内がなかったのはちょっと不親切。自分は6月前半に旅行をしたけれど、もし6月後半に旅行を予定していたら、利用したかもしれませんしね。

で、Amexの場合は一般会員でも、スーツケース1個を無料で自宅から空港、空港から自宅に宅配してくれるサービスがあります。今回のVISAも同様のサービスを始めたんですが、ゴールド以下のカードの場合、発送は空港から自宅までの復路のみで、しかも約1,700円の配達料を500円に割り引くというもの。ただし、有料だけれど個数制限はないので、その点はAmexよりはちょっとだけ良いけれど。これだけだと「やっぱりT&EのAmexね」で終わりですが、VISA Platinumだと、自宅-空港の往路も含めて、しかもスーツケースの数量制限無く無料で往復の配送サービスを利用出来る。さらに、送付先も2カ所まで指定出来るようなので、これも便利そう。唯一残念なのは、対象空港が羽田と成田の二カ所(Amexはそれに中部国際空港と関西国際空港も)ということ。AmexもPlatinum以上には同じような内容のサービスを提供してるんでしょうけど、これは次回利用しない手はないですね。少なくとも自分にとっては、Amexの数少ないメリットであった無料の手荷物配送サービスが、来年までは不要になったのでますます優先度が下がりそう。

ただ、AmexにしてもVISAにしても、空港での取り扱いがJAL-ABCのカウンターなんですよねぇ... ここ、このサービスをしているからなのか、いつも混んでるんですよね。ANA Amexだと、ハンドリングがANA Skyporterになるから、来年VISAのこのサービスが継続されないようなら、AmexもANA Amexに切り替えようか(をぃ)。

丸裸にされたVAIO Z

昨日発表された、SONYのVAIO Z。その特徴はなんと言っても「薄型・軽量・光接続の外付けODD」。光接続で10Gbpsまで出るとのことで、MacBookでも採用された"Thunderbolt"のベース、Intelの"Light Peak"を使った技術らしいですけど、うーん今後業界標準になるんだろうか。面白いと思うのは、USBポートの中に送受信用の光カプラーが入っているので、薄型小型化しても端子のスペースに困らないこと。これが今後標準化されるかどうか分からないけれど、まだまだUSB端子は残るだろうと思うので、USBとの複合化というのは別の組み合わせでも可能なら面白いかも。

個人的に羨ましいのが、13インチで1920×1080のフルHD液晶のモデル。これなら、多少キーボードの出来が悪くても...(以下自粛-笑)。気になるのが、底面に空いた二つの排気口で、どのくらいの熱風が出てくるのか。今のモバイル用メインマシンであるThinkPad 201sは、ファンは横にありますが、底面も結構熱くなります。一時間くらい新幹線の中で膝の上に乗せて使っていると、左足の太もも辺りが結構暖まるんですが、そういう使い方は出来ないかも。後、薄型化のために仕方ない部分もありますが、メモリーやSSDが専用の端子、モジュール化されていて、事実上購入時からのアップグレードが出来ないこと。VAIOって薄型モデルは昔からそうだっけ? 自分はそう頻繁に取り替えたりすることはないけれど、SSD/HDD位は交換できるようにしたいなと思ったります。いずれにしても、どこかで実機を見てみたいですね、この新型VAIO Z。

2011年7月5日

百度とMSの提携

中国検索大手の百度がMSと提携して英語での検索サービスでMSのBingを使うというニュース。素朴な疑問として「中国国内のフィルタリングは、MSにも適用されるのか?」ということ。まずは、大前提の検索フィルタリングが無くならないと、そこから先の検索エンジンを何にしても意味がない気がするんだけど...

そう言えば百度は日本でもサービスを提供してますけど、どうなんだろうか。スタートした当初は物珍しさもあって、いろいろ試してみたけれど、やっぱりまだ日本語検索のDBやデータが整っていなくて直ぐにGoogleに戻ってしまったけれど。確かに同じ「漢字」を使う国同士ではあるけれど、単に使う文字種が似ているだけでは、あまりメリットは感じられないし。結局は、検索結果がどれだけ自分にとって有用であったか、的中率というか検索結果の満足度がどれだけ高くなるか、そういう部分が重要ですよね。Googleだって日本人や中国人のエンジニアは沢山いるだろうし、そういう人達がそれぞれの文字種や文化的背景みたいな補助データも含めて、より満足度の高い検索システムを構築しているだろうし。逆に百度がMSのBingを使い出すと言うことは、決起的に国内向けの検索技術はトップかもしれないけれど、国際的な検索技術では遅れている、という話ではないかとちょっと思ってしまった。

Lenovo NEC HD

PCWatch、大河原氏のコラムから、LenovoとNECの新会社スタートについて。今年の初めに、この提携話を聞いた時には、昔の「98 vs DOS/V」の争いをリアルタイムで体験してきた一人として、ちょっと言葉では言い表せない驚きがありましたが、あれから半年も過ぎて実際にLenovo+NECがスタートしても、当時ほどの驚きは感じないですね。コラムの中では、最大のメリットとしてNECがLenovoのスケールメリットを享受して大きなコストダウンが可能で、それが次の新しい技術に繋がることを指摘していますが、確かに見かけ上の調達数が、NECからみれば250万から3000万と10倍以上になるわけで、スケールメリットとしては十分でしょうね。

個人的には、今回の提携の延長線上に、PCだけでなくいろいろなデバイスも考えているみたいな話が出ているようで、何かとんがった製品、ワクワクする製品が生まれてくれないかなという期待もあります。それが期待出来る理由としては、今回の提携がLenovo JapanとNEC PCとの提携で、日本国内でのシナジーがまず生まれそうだから。個人的に何台かThinkPadやThinkCentreを購入しているけれど、これまでは中国から輸出していたからか納品に2週間とかかかるのは普通。本体だけでなく、メモリーとかHDDとかのオプションでも同様。これが、即日とは言わないけれど、2~3日位で納品されるようになったら、満足度はかなりアップすると思うし。

いずれにしても、過去の合併・提携劇を見ても、直ぐに某かの効果が出てきたことなくて、だいたい3~5年くらいで良い・悪いの様子が見えてきたものです。今回の件も、暫くは外見的には何も変化は無くて、3年くらいしたら「丸いフォルムのLaVieみたいなThinkPad Xシリーズ」とか「Access Connectionsが動くVersaPro」とか、そんなハイブリッドな製品が出てくるんだろうか。これからもPCやそれに類する情報端末を使い続けるユーザーの一人としては、さらに面白い使ってみたくなる製品が出てくることを期待しています。

クールビズ

スポーツ用品メーカーのアディダスが、クールビズの一環としてスポーツウェアでの出勤を提案したという記事。私もずっとスポーツをやっていたから、スポーツウェア、いわゆるジャージは皮膚みたいなものですが(笑)、でも「涼しい」という印象は無くて、どうしても本番前に身体を冷やさないように温めるもの、という意識が強いですよね。

最近のクールビズ関係衣料品を見ていると、涼しさをうたうものが多くあります。素人考えでは、裸でいるのが一番涼しいだろうと思ってしまうんですが、涼しくなるためには噴き出した汗を以下に素早く気化させて、気化熱で身体を冷やすか。そうすると、細かなメッシュ構造のような布で汗を吸い込んでさらに気化させる時間も短縮できれば、サラサラ感と涼しさが得られるんだろうけど、となるとそのメッシュ構造の衣類が外気に触れていないと気化する効率も悪そう。下着のように、その上にさらに何かを着込むよりは、下着そのものが外着としても問題無いようなデザインならいいわけですけど、なかなかそういうものって無いですよね。最近、襟付きのTシャツなんてあるみたいだけど、それならポロシャツにそういう素材を上手く利用したものなら、会社にも着ていけそうですね。

ただ、先日もちょっとスーツで出かけないといけない場面があったんですが、スーツ・ネクタイ着用という事をどうしても要求する・される場面ってありますよね。例えばお客様の所に出かける場合、偉い人に合う場合、とか。今のようになる以前でも、そういう会社を訪問したことがありますが、先方が皆さんポロシャツとかラフな格好で、こっちはみんなスーツというのは、こちらの方がばつが悪いですね。こういう時だから、あえて「スーツ、ネクタイ着用での来社禁止」なんていうことを言ってくれる会社がもしあれば、ちょっと感謝するかも。

そう言えば、「空冷ファン内蔵シャツ"空調服"」はITエンジニアの必需品ですが(嘘)、先日会社で初めてこの服を着ている人を見ました! 涼しいのかどうかはご本人以外は分からないけれど、風圧で膨らんだシャツは、ちょっと見には中に着込んで着ぶくれしている様にも見えて、ふんいき的には少し暑苦しいという印象も。元々は、工場などで仕事をされる方用に開発したとの事ですけど、ちょっと外で出歩くのには不向きなという雰囲気もありましたね。もう少し改良して、網目模様に細いパイプをシャツの裏側に這わせて、そこから僅かずつだけで沢山の場所から空気を噴出させて汗を乾燥させるようにしたら、それ程外見上の変化が無く涼しさも得られるような気がするんですが。太陽電池パネルと組み合わせて、暑い外を歩けば歩くほど、涼しい風が中を吹き抜けるようなエコシャツをどこかが開発しないだろうか。ユニクロとか、ユニクロとか、ユニクロとか(笑)。

2011年7月4日

不遜な大臣

「知恵を出さない奴は助けない」この字面だけだと、叱咤激励とも突き放しとも、どちらにも取れる文章ですね。で、今朝の時点で掲載されている新聞各社の記事を並べて見ると...
な印象を持ちました。で、たまたま朝のニュースを見ていたら、宮城県の村井知事との会談の様子が流されましたが、先に会議室に入っていた松本大臣は、後から知事が入ってくると、もう因縁つけている見たいな言い方。これが、何か不祥事があって、それに対して苦言を言うのならまだ分からないでもないけれど、逆の立場ですからね。しかも、ソファーに反っくり返って話をしている態度は、何か893のような印象。

「口が悪い」大臣は、過去にもいろいろいて、それが愛嬌と見られた人もいたし、暴言として厳しい立場に追い込まれた人もいました。この松本大臣も、環境相時代には多難な「名古屋議定書」を最後にまとめたり、それなりに業績が評価されて良い人。最近の「自公民大嫌い」発言もある意味正論だと思うし、その前にも菅総理の退陣をいち早く表明したりと、政治家としては比較的まっとうな人という印象もあるんだけど、TPOをわきまえていないと言う事なんだろうか。で、何となく雰囲気というか印象が麻生元総理に似ているなと思ったら、この人も福岡の出身で、しかも実家はゼネコンを経営しているという、似たような環境。そうなると、麻生さん的な「べらんめえ口調」も何となく納得してしまうけれど、でもこの人の場合は麻生さんほどの表情が無いから、裏の意味、本来の意図が伝わらないでしょうね。

今回の件も、本人にとっては被災地に対しての叱咤激励、若い知事に対しての礼儀作法伝授のつもりだったかもしれないけれど、漢字の読み間違え、少しの言葉足らずが政治生命を立たれることもある政治家なんですから(笑)、少なくとも誰もが納得できる言葉遣い、言い方、態度を取ることも政治家に要求される資質の一つのはず。「見た目は綺麗だけど不味い料理」よりは「見た目は悪いけれど美味い料理」の方がまだ良いけれど、リーダーと言われる人達は「見た目も味も満足出来る料理」を作る事が使命なんですから。

太平洋のレアアース

尖閣諸島での問題以降、戦略物質としてますます重要度が認識されたレアアース。現在の生産量の97%が中国というのは、労働力の安さもあるだろうけど、やはりちょっと以上ですから、この太平洋の多くの地域でレアアースが海底泥に大量に含まれることを発見したニュースは明るい話題。しかも、試算ではあるけれど、陸地の埋蔵量の800倍位が期待されるということで、かなりレアアース戦略が変わりそう。

気になるのは、じゃ採集コストはどうなのかと言うことで、当然深海にあるから難しそうだけど、逆に陸地の鉱山のように一緒に採掘される放射性物質の恐れも無いし、泥の中に含まれているので分離も容易らしいですね。ただ、新聞記事によって、容易という内容深海にあり難しいという内容があり、さてどっちが真実なんだろうか。コスト的に、地上にあり低コストの労働力を(事実上)いくらでも投入できる中国産レアアースが有利というのは確かでしょうね。ただ、泥の中に含まれて堆積しているだけなので、自動的に吸い上げて生成するような移動プラットフォームの様なものが出来れば、今後のレアアースの値上がり具合に寄っては競争力が出てきそう。地図を見てみると、有望な地域は太平洋の東側に集中しているみたいですけど、日本の近海に大規模な堆積地が見つからないかなぁ。海底レアアース、メタンハイドレード、オーランチオキトリウムという、日本周辺での資源開発がますます重要と言う気がします。一方で、中国はますます周辺海域に出てきて、あわよくば(あわよくなくても?)ということもこれから高くなりそう。

祝Boeing 787羽田飛来

昨日は朝からB787の羽田到着のニュースで賑わっていました。本当なら、もう2年? 3年前に来てないといけない機体ですからね。初日の羽田は無理としても、その後の検証飛行をどこかで撮影に行きたいなぁ。10日の中部国際空港が一番可能性があるけれど、当日は檄混みだろうなぁ...

羽田に着陸する映像を見て思ったんですが、この機体、主翼のしなり具合が大きいですよね。確か以前にも書いた記憶があるけれど、あれも軽量化・炭素繊維採用の特徴なんでしょうか。地上に駐機しているときには、普通に平らになっているのに、空中にある時には主翼の両端が上に反るような、本当に鳥が滑空しているような形が印象的です。この飛来した機体は、試験飛行中に火災を起こした原型機体だそうで、ANAをはじめ実際の航空会社に納入される機体ではないけれど、サービスでANAの機体塗装にしてきたみたいですね。まぁ、これだけ遅れたんだから、それくらいのサービスはしろよな、と(笑)。8月位に初号機が納品されて、慣熟飛行の後9月位から国内線に投入されるそうですけど、一度どこかで搭乗してみたい気もします。国際線は、まずは中国路線への投入が最初のようですね。ハワイとかシンガポール路線に投入してくれたら、それも羽田の深夜発だったら利用してみたいな。

2011年7月3日

新しいデザイン

数日前からGmailとGoogle Calendarのデザインが変更され、画面上部のツールバー部分が黒背景になったり、左側に新しい画面が追加されたり。見た目は、確かにちょっと良くなったけれど、カレンダーについては追加された分カレンダーの表示領域が狭くなり、一月の予定が見づらくなったので直ぐに「旧デザイン」に戻してしまいました。で、ふと気がつくとGmailは知らない間に元のデザインに戻っている??? 毎度のことではあるけれど、Googleってどうもこの手の昨日切換が下手ですよね。綺麗に一発でぴしっと切り替わったこと、無いんじゃないだろうか。

JAL+JetStar

ANAのLCC、Peach Aviationに対抗して、JALはQantus系列のLCCJetStarと合弁でLCCを立ち上げるというニュース。24時間運用可能で、離発着枠にも余裕のある関西空港拠点にLCCを展開するANAに対して、利用客数では圧倒的ながらも、離発着にいろいろと制限がある成田を拠点に、すでにLCCとして実績のあるJetStarと組んでスタートするJAL。これからKnow-Howを積み上げ、さらに顧客開拓しないといけないANAに対して、すでにKnow-Howもそれなりの顧客需要も見込めるJALが有利かなとも思いますが、成田だと確実に今のJALの顧客、特に団体客とか流れそうですよね。ANAもゼロとは言わないけれど、でも関西空港拠点にパッケージツアーとか、羽田・成田とは差別化が出来そう。

個人的には、スターアライアンス以外の航空会社を利用する事は殆ど無いと思うので、このJAL+JetStar系LCCを利用する事はないと思うけれど、これに刺激を受けて、ANA/JALの国内路線がつかいやすくなるとちょっと嬉しいかも。USのように、今の新幹線感覚で使えるくらいになると、このエリアのビジネスも定着するんだけど...

2011年7月2日

雨の恵み

今週は木曜日に仕事の用事があったため、木曜日に出かけて金曜日に帰宅するパターン。木曜日の朝、浜松も朝から暑くて、この日は都合によりスーツでの出社だったので、もう自宅を出て直ぐに汗が噴き出るくらい。バスの中では、軽く空調が入っていたりしていたので少し救われて、新幹線の中もいつもよりは設定温度が高めですが、やはり空調が入っていてこの間は問題なし。新横浜で、朝の熱気を覚悟したんですが、この日は関東の方が気温が低くて何とか倒れることもなく会社に到着出来ました。夕方、この暑さの中スーツ姿で外に出るのは辛いななどと思っていたら、突然の雷雨で暫くは仕事もそっちのけで外の様子を眺めてました(笑)。雷も近くて、停電しないか心配しましたが、30分位で嘘のように雷も雨も上がり、日もさしてくるくらい。この雷雨のお陰で夕方は少し涼しくなりました。

金曜日の午後には、横浜付近では雨は降らなかったけれど、熱海-小田原で豪雨があり一時新幹線がストップ。夕方確認したときには、最大で1時間位の遅れと表示されていたので、慌てて新幹線の予約を一つ早い、会社を定時で出てぎりぎり間に合う列車に予約を変更。そう言えば、この日から節電が始まり電車のダイヤも間引かれるんじゃなかったかと思い出し、慌ててそれぞれのサイトに行き確認しましたが、間引き運転になるのは電力消費量の多い昼の間時間帯なんですね。自分が利用する、朝や夕方は通常ダイヤで運行予定となっているので、手早く仕事を片付けて定時で会社を出ました。

結果的には、新横浜の駅に到着すると5分遅れという表示。でもホームに上がり入線してくる新幹線は実際には10分遅れでした。会社を出る直前に覗いた雨雲予報では、まだ熱海付近に雨の地域が残っていて、それがちょっと心配でしたが、結局さらにトラブルで遅れることはなく、出発時と同じ10分少しの遅れで到着。浜松も雨が降ったんでしょうか、少し涼しい風が吹いていました。それにしても、今年の梅雨は雨が少ないですね。予報では今週は雨模様の天気マークが続いていましたが、いつの間にか消えているし... このまま空梅雨で終わってしまうんだろうか。そうなると、水力発電への影響も心配ですね。かといって、被災地に大雨とかなるのも困りものだし。なかなか上手いことはいきませんね、自然相手の事は。

扇風機について

暑い夏を乗り切る必需品はエアコン何ですが、今年は扇風機も大きな位置を占めます。数ヶ月前に自分もこんな扇風機を購入したんですが、ちょっと失敗したかなと最近感じています。「失敗」というのは、この扇風機単体で使用した場合、風力がそんなに無いんですよね。それと、出てくる風がスリットに沿って縦一直線に出てくる感じなので、何て言うか風があたるのが一瞬。通常の円盤形の扇風機では風がまとまって吹き付けてくるから、風に当たる時間も少しあります。だから、普通の扇風機の方が涼しい感じがします。それなら首振りすればいいんじゃないかと思ったんですが、首振りの幅が調節できないので、逆に風に当たらない時間が長くなってしまう。単体で使うのにはちょっと問題ありですね。エアコンと併用して、空気の撹拌用に使うにはいいんだけど...

それとこの扇風機、全面に結構大きなディスプレーがあります。風力やタイマーなど表示されて便利なんだけど、夜寝るときに結構目立ちます。それと、「ピコイオン機能」というのが付いているんですが、これを使用すると本体のてっぺんに付いている白い丸い部分が蒼く光るんですよね。これも夜寝るときにかなり目立ちます。最初は慣れなくて、結局扇風機をオフにして寝たり(まだ暑くなる前だったから良かったけれど)。結局、慣れてしまうとは言え、この辺りディム機能とかも欲しいなぁ。最近の家電製品では、結構この手のLEDとかイルミネーションが多いので、この扇風機だけではないけれど。

PENTAX+RICOH

HOYAが持つPENTAXブランドのデジカメ事業を、RICOHに譲渡するというニュース。記事を見て驚いたのが、各カメラメーカーのシェア。SONY、Panasonic、CASIOが以外に健闘してるんですね。Nikonが個々まで低いとは... コンパクトデジカメとかミラーレスが、SONYやPanasonic躍進に貢献してるんだろうか。

RICOHと言うと、GRシリーズが有名ですが、PENTAXとの相乗効果はどうなんでしょうね。複写機とかプリンターとか、イメージ関係の製品が多い会社だから、そのあたりとPENTAXのカメラ技術が融合すると良い製品が出てきそうだけど。

しかし、日本のカメラメーカーってこんなにあるんですねぇ。携帯電話の分布と似た感じだけど、大きな違いはカメラの場合日本製品が事実上の世界標準ということで、ガラパゴスではないこと。でも、Canon/Nikon以外はどうだろう。SONYはよく見るんですけど。うーん、何か新しいカメラやレンズが欲しくなってきた(笑)。

2011年7月1日

7月1日

昨日で2011年の半分が終わり、今日から後半戦。いつもいつも思いますが「早いなぁ...」。本当、つい先日お正月だった気がするのに。で、7月1日は地元浜松市の市制記念日で、さらに今年は100周年ということで、いろいろイベントもあるみたいですね。記事に、浜松市の人口は81万8千人強と書かれているけれど、リーマンショックの時には日系外国人の人達が帰国したりして80万人を割りましたから、かなり復活してきているんですね。100周年を迎えたのは良いけれど、駅周辺の賑わいはまだまだ遠い感じですよね。

駅周辺の再開発地区というのか、マンションやビルが沢山立ちはじめたけれど、 人が住む場所は増えていくけれど、人が生活する場所が無いような印象。言ってみれば、ベッドタウンが市街地にあって、昼間人口は郊外に移動しているみたいですよね。人が居ないから、市街地の開発も進まないし、開発が進まないから人も集まらない。どこかでブレークスルーが欲しいけれど、なかなかこれというアイデアは出ませんし。個人的には、旧松菱、ザザ、あの周辺を更地にして、大きな(と言っても、それほど広い区域ではないけれど)公園みたいな場所が出来たらいいなと思ってるんですよね。駅の北口前で時々コンサートとかやっているけれど、ちょっとした屋外コンサート会場みたいな施設もその中に作ったりして。ただ、あの周辺は昔から権利が入り組んでいる場所だから、今ある大規模店舗以外の区域をまとめて活用するというのは、かなり難しいでしょうね。次の100年に向けて、何か新しい一歩を作らないと。

節電の夏

今日から、この夏の生存を掛けて(大げさか)「15%節電」がスタート。大手企業は休日を週末から平日に移動して、最大電力のピークを平準化しようとしたり、いろいろな工夫をしていますけど、一方で経済復活のためにはエネルギーも必要なわけで、ジレンマを感じます。少し前に、やはり節電をテーマにTVで特集を流していましたが、そこでちょっと疑問に思ったことも。節電でエアコンを止めていたとある家庭で、流石に夏日で暑いので申し訳なさそうにエアコンを入れるシーンだったんですが、それが昼間ではなく夜、夕食時のシーンなんですよね。すでに電力消費ピークを過ぎている時なので、必要であればそんなに気にしなくても良いと思うのですが、このお宅は高齢の家族3人で住んでいる家で、だから遠慮みたいな物を感じてしまうんでしょうね。節電を呼びかけ、それを常に頭に置いてこの夏は過ごさなきゃ行けないけれど、一方で16:00まではとにかく我慢するけれど、17:00を過ぎたら少しずつ必要最低限のエアコンなりは入れて体力消耗や突発的な病気にならないような、そういう注意喚起も必要だと感じましたね。

自分も、管理しているサーバーを仮想化して統合し台数を減らさなきゃいけないけれど、結局6月中には間に合わなくて7月になってしまいました。春の計画停電では、停電地域から外れていたので何とか仕事も中断することもなくサーバーもトラブルなく動いていましたが、今回は計画停電があるかもしれませんから、早く移行・統合しないと...

統合はMileagePlusへ

UAからのDMが来て、UA/CO統合後のFFPは"MileagePlus"になるというニュース。詳細はこれからとのことなので、名称以外どの様な変更があるのか分からないけれど、何となく今までのUA MPの内容が継承されるような感じ。出来れば、はやくCOのフライトでもUAのフライト同様アップグレードが出来るようになってくれると、うれしいんだけど...