2011年7月28日

Windowsはどこまで必要か

KDDI、Microsoft、富士通東芝が発表した、Windows Phone 7.5搭載携帯"IS12T"。いわゆるPCで使うWindowsとWindows Phoneは別物だけれど、携帯やさらにはTabletでWindowsって必要か? と、正直思ってしまいますね。一番の理由は、WindowsかResource Eaterであること。CPU/Memory/Storageはもちろんですが、最近のWindowsはGUIがリッチになていますから、高解像度画面が必須。実際、私は自宅の母艦では1600×1200のLCDディスプレーを2台並べて使っていますが、その高解像度になれていることもあり、仕事で使っているThinkPad X201sの1440×900の解像度が狭いこと狭いこと。これが、10"とか8"クラスのTabletとか携帯電話なんかの画面では、もうお話にならない。

「いゃ、Tabletや携帯でリボン付きのOfficeを開くわけではないし」という話もあるかもしれないけれど、結局携帯とかTabletでのアプリの使い方は、タスクスイッチング何ですよね。AppleのiPhoneがやった、タスクを起動し、センターボタンで初期画面に戻り、次のタスクを起動して、というシンプルなフローは一番分かりやすいし、当時のH/Wリソースにとってもシングルタスクの切換という制限を上手く隠す機能があったと思います。で、その後iOS 4からマルチタスクが出来るようになり、だんだん使用環境はPCの環境に近くなってきたけれど、やっぱり携帯/Tabletの世界ってタスクスイッチングの世界だと思います。

最近の携帯だと、階層メニューみたいなランチャーとか、アイコンメニューのカスタマイズみたいなことが出来るようになってきていて、自分の利用頻度に応じて使い勝手に応じて機能の最適化が出来るようになってきたけれど、あれにしてもWindowsだから出来ると言う事でもないわけですし。個人的には、あえて"Windows"と冠付けない方が良いと思うんですよね。どうしても、PCのWindows環境を先ず想像してしまい、で実際に使ってみてギャップにがっかりするから。いゃ、決してPC上のWindowsが使いやすいわけじゃないけれど(笑)。その点Appleはよく検討したのか偶然なのか知らないけれど、Mac OSとは言わないでiOSと別のものとしてiPad/iPhone/iPodに使っているのは上手いですよね。アイコンとか全体のデザインとかは統一性を保ちつつ、でも別の環境として存在感をちゃんと獲得しているし。

今回のWindows Phone 7.5は、その前はWindows Mobileと呼ばれていたものですけど、個人的にはWindows Mobileの方が良かったなぁ。いゃ、機能とか仕様とかじゃなくて、あくまでネーミングという意味で。だってWindows Phoneと言われちゃうと、まるで電話専用のOSみたいに感じるじゃないですか。そういう意味で「iOS」というネーミングは上手いよなぁと改めて感じます。開発者は、その仕様とか内容を重視するだろうけど、一般ユーザーに取っては、聞いたときの印象がまず重要ですからね。そういう意味で、あえて"Windows"と付ける価値がどれだけあるんだろうか。かえって「Microsoft OS、略してMOS」位にしちゃった方がいいかも。だって、"Windows Update"だって"Microsoft Update"になってるわけだし(をぃ)。

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