2021年4月30日

脳震盪プロトコル

大相撲境川部屋の三段目力士、響龍(ひびきりゅう)の天野光稀(あまの・みつき)さんが28日に無くなった件、 1月の春場車ので土俵下に転落し頭部を強打して担架で運ばれた様子は記憶に新しいけれど、あの時から脳震盪の検査はちゃんとしたのかと、結構その手の話には敏感なフットボール界隈では話題になっていました。

フットボールは激しいコンタクトスポーツなので、以前から脳震盪に対しての懸念や対策には力を注いでいて、だからこそ防具の進化も大きいのですが、それでもコンタクト時の脳震盪は避けられないし、そこから不幸な結果に繋がる事も無くは無い。だからこそ、ここ数年「脳震盪プロトコル」というか、試合中に脳震盪と疑われるとプレーが禁止されたり、一定期間練習も禁止されるなど、厳しい措置が適用されます。日本でも、そう言う流れを取り込んできているけれど、正直フットボール以外のスポーツでは、中々そこまでは浸透していない気がしています。

この大相撲の時も、倒れて立ち上がれない響龍関を短歌で運ぶときも、フットボールのように頭部を固定して運ぶわけでも無く、また直ぐに脳震盪を想定して患部の検査をした様子も、確か当時の報道では伺えなかったと思います。今でも記憶しているのは、その後意識も戻り、順調に回復しているという報道があったので、そこで安心してしまいちゃんと検査しなかったのでは無いかと感じるんですよね。

記事では、肺血栓を発症していたので、もしかしたら死因はそちらの関係なのかもしれないけれど、事故直後の様子を見ていて日本のスポーツ界も、もっとアメリカの事例を取り入れて行く必要性を感じた人は少なくないと思うんですよね。コンタクトスポーツだけで無く、今回の様に転倒して頭部を強打する可能性のあるものも、その範疇に入れるべき。例えば、相撲の場合は「土俵」という高さのある場所から転倒すれば、普通に転倒する場合よりも頭部への衝撃波大きくなるわけだから、本来なら周りにマットとか準備するべきなのかもしれないし。無くなった命は戻らないけれど、せめてこの一件が安全性確立やより慎重な対応への糸口になり、将来へ繋がる事を祈りたいです。合掌。

ピント外れ

やっぱりピントが外れている、立憲民主党の枝野幸男代表の発言。 ワクチンよりもPCR検査拡大を、という従来の考えを持ち出しているけれど、単純に考えて全国民に2回の接種をすれば殆どの感染を沈静化できるワクチン接種に対して、何回PCR検査をすれば陽性者を全て発見して隔離出来るのか分からないPCR検査の、どちらが現実的でより効果的なのか、分からないのだろうか。

三つの補選に関しては、先日も書いたけれど、野党が勝って当たり前の選挙な訳で、そこが最低限のボーダーラインのはず。本来なら、ダブルスコアくらいで勝ててこそ、初めて「我々が支持された」と言えるくらいの勝負だったわけで、そこを見誤ると本番の衆議院選挙は危ない。それに、「立憲共産党」とも言われる統一候補で共産党の固定票があったから勝てたところもあるわけで、その割には連立内閣には入れないとか、表だけ欲しいという態度も見え見えなわけで、最後の最後に共産党にそっぽ向かれる可能性だってまだ十分あるわけです。その時には、立憲民主党単独で勝負出来るかと言えば甚だ疑問ですし。で、「枝野ビジョン」って自著の宣伝を入れてくるのは、まぁ本筋とは関係なからスキップするとして、三つ目のワクチン接種に対しての批判も、ちょっとピント外れな印象が否めない。

枝野氏は、

「政府が無理やり、各自治体の事情を考えずに指示をおろしているようだが、このことで自治体が大変な混乱を招く状況になっているのではないか」と強く危惧しました。

と危惧しているらしいけれど、それならば与党の検証者としての立場で地方の実状を調べて、与党に改善なり修正を要求するのが本来の仕事ではないの? 危惧しているというのは、確固たる証拠は無いけれど、自分達はそう思っている・感じている、というだけの話なわけですから。 少なくとも、河野大臣がここ数日民放などに出演して説明している範囲では、ワクチンの輸入量がまだ限定されている今だからこそ、丁寧にそれぞれの自治体でのオペレーションを検証しつつ、G.W.開けに潤沢にワクチンが輸入されたら、一気に接種を拡大する準備をしていると説明しています。そこで、例えばワクチン接種管理システムに問題があるならそれを指摘するべきだし、ワクチンの管理が地方自治体では無理があるなら、例えば巡回接種出来るような、ワクチンキャラバンみたいな仕組みを提案指定も良いと思う。そう言う、与党の意見に何でもかんでも反対するのでは、足りない部分を補完していくことで、政権担当能力自体も鍛えられるだろうし、それが国民が次に選択する理由にもなるはず。でも、結局は文句しか言わない、言えないまま10年過ぎているだけ。

最後の補償に関しても、それこそ彼らが言うべき事であり国民からも広く支持されるであろう「二回目の給付金」であったり、休業補償制度の拡充やより分かりやすい手続きとか、自分達が出来る事は幾らでもあるはず。でも、そんなことは殆ど見えてこないし聞こえても来ない。「渡洋初産は決定的に足りない」といいつつ、じゃぁまだ開会中の国会で、例えば補正予算の要求とか、前倒ししての給付とか、そう言う議論をすればまだしも、結局は文句を言って時間を無駄遣いしている様子しか伝わってこないんですよね。それに対して、彼らが自信がクレームしていないのは、そう言う姿が伝えられることを彼らも認識していて、それを良しと思っているからなんでしょう。本当に、予算が必要と思うならそう言う事を、もっと言えば良いのに。結局は、「次の選挙で勝って政権を取る」と言うべきところに、「禅譲するべき」と自らの弱みを晒してしまうところまで、実は彼ら自身追い詰められていることに薄々気がついているのだろうか。いゃ、逆に「それ位言っても良いくらい、自分達は指示されている」と大きな誤解の中に埋まっているんだろうか。

Offer by UA

UAから"Pick Your Path"なるオファーが来ていました。どうも、ターゲットキャンペーンみたいなので、内容は人によって違うかも知れませんが、私の場合は7月27日までに3回フライトすると、追加ボーナスPQPが貰えるか、特に何もしなくても1500PQP加算してくれるかの二択らしい。

早速登録サイトに飛んでみたんですが、そこには三つ目の選択肢が書かれていて、それは2倍マイルの提供だったんですが、"US Only"のオプションなので、DMには書かれていなかった見た。また、最初のボーナスPQPも、フライト対象がUAとUAの関連会社の運航便なので、実質利用できない状態。結局は、2番目の「1500PQP追加」しか選択肢は無いことが確定しました。

今の所、今年必要な15,000PQPのうち、4,734PQPまで到達していて、このPQPが追加されると、6,234PQPに。残り8,766PQPは、もう一つのクライテリア、UA運航便の4区画利用とともに満たさないといけないから、となると日本からの国際線利用が必須。仮にその分のPQPで6,000PQP獲得できるとしても、まだ2,700PQP少しが必要。やはり、国内線で少し飛んでおいた方が良いかなぁ。AMCの方は、もう事実上完了しているので、後はUA MP 1Kに集中出来ることもあるし。いずれにしても、コロナ禍が落ち着いて、東京2020も終わってからだろうけど。

2021年4月29日

50年振りの異変

お茶所と知られている静岡県は、長年お茶の産出額で日本一だったけれど、それが今年僅か1億円の差ではあるけれど、鹿児島県に奪われたという記事。この話、少し前に静岡県のローカル番組だったか夕方のローカルニュース番組だったかで既に言われていて、県内茶農家の経営効率化とか大規模化が急務だけれど、お茶の消費量低迷もあって難しいみたいな事が言われていた気がします。

うちもお茶の消費量は多くて、うちだけじゃ無いけれど「濃く」入れるのが普通。多分、他所の地域の人からみたらうちで入れる緑茶は、青汁に見える位の濃さ(笑)。茶こしにたっぷりと煎茶とか粉茶を入れて、お湯を注いで入れますが、一回上からお湯を注ぐと、蒸されて膨らんだお茶の葉が茶こしから溢れそうになるくらいの分量を入れますから。で、三回とか四回くらい入れて一寸薄くなると、直ぐにお茶っ葉を交換してしまうし。まぁ、お茶屋さんとかに知り合いも居るからお茶を買うことに躊躇ないと言うか、そう言う家だから出来る話なんだろうけど。ですから、外でお茶を飲むと、殆どの場合「薄く色のついた白湯」みたいな感じなので、逆に殆ど手を付けることも無いのが困りもの。

とあるペットボトルのお茶のTV-CMで、「お茶の苦み」みたいな言い方をCM中にしていたんですが、多分今の人の感覚からすると、緑茶のあの味は「苦み」と表現するしか無いのかなとちょと寂しくなった事も。お茶のあの味は「渋み」と言うべきもので、実はその「渋み」の中には「微かな甘み」も感じられるのが、緑茶の本当の味だと思っています。「青汁みたいな緑茶では、そんな繊細な味は分からないだろう」と言われることもあるんですが、実は見た目の濃さと味はそんなにリンクしていなくて、発色の良い茶葉というか、そう言う入れ方もあります。一般的には、80度とか70度位のお湯を急須やポットに入れて、ゆっくりと茶葉を開かせて字や風味を楽しむのが王道なんでしょうけど、私は一寸違って、多めの茶葉に熱いお湯を注いで、見た目は濃そうだけれど味わいはスッキリ、みたいなお茶が好みです。

そんなんだから、実はペットボトルのお茶には当初は結構抵抗があって、特に何となく嫌だったのがお茶の色。茶色のお茶なんて、麦茶かほうじ茶かよと最初の頃は思ってました(笑)。最近では、緑茶らしい緑色を保持したペットボトル緑茶も発売されているけれど、個人的にはちょっと物足りないのも事実。多分、自分みたいなコテコテの静岡県民向けに淹れてしまうと、普通の人には飲めないの濃さになるしコスト的に合わないからだと思いますが(笑)。ただ、今時代鹿児島県のように売れ筋であるペットボトル市場を意識するのは重要だと思うし、「お茶」として飲料だけで無く、お茶要素の入った別の部分に進出するのも重要だと思いますね。ANAのラウンジに行くと、茶色のペーパーナプキンが置かれていますが、あれってお茶の成分が含まれていて、結構しっかりとお茶の匂いがします。カテキンの抗菌作用も期待しているんだろうけど、あのペーパーナプキンが実は個人的に結構気に入っていて、ラウンジを出るときにはあのペーパーナプキンでテーブルに残った水滴を拭き取り、その時に漂うお茶の香りを少し楽しんでからラウンジを出るのか毎度の事。海外に行く場合には、長時間機内に置かれていても少し臭いとか吸着してくれそうなので、何枚か鞄に入れてからラウンジを出ています(した)。だから、自分的にはお茶の匂いは故郷の匂いの一つなんだけれど、時と場所によっては旅立ちの匂いでもあります。最近は、そこからとんとご無沙汰なのがですからとても残念だし寂しい限りですね。

tweet出来ない国からのtweet

 


葛飾北斎の「富嶽三十六景」の中でも有名な絵柄の一つ、「神奈川沖浪裏」。砕け散る波模様がフラクタルだとか、構図の取り方が、北斎独自の「三ツワリの法」という、線と丸を組み合わせた作図とか、今でも新しい発見がある絵の一つ。この有名な絵を、福島第一原発の処理水海洋放出を揶揄する「絵」にしたものを、中国政府の趙立堅副報道局長がtwitterに投稿して日中韓の問題に。


その絵は、船に防護服のようなものを着た人が乗り、処理水らしきものを捨てている様子や、白波の形が何か怪物のようだったり、富士山が原子炉建屋みたいでその上の雲が十字架のようになっていたり、まぁ欲もこれだの「悪意」を詰め込めるなぁと、そっちに感心してしまう内容。流石に外務省も抗議して削除を要求したけれど、中国のましてや政府関係者が自分達の面子を潰すようなことは絶対にやらないでしょうね。

今回は中国政府の副報道局長がやったから、ここまで取り上げられて問題になっているけれど、似たような福島の原発事故を揶揄するような絵や造形物は、国内外でこれまで色々出てきた物。韓国は東京2020の聖火ランナーが防護服を着て走るような絵で顰蹙と非難を被ったし、ドイツのテレビ局も原発関連のパロディー絵を嬉々として公開していたりする。それと比べれば、今回は政府レベルで抗議している分だけまだましなのかもしれないけれど、こう言う事は徹底して反論して、相手が10を出してきたら、20、30ではなく100位で跳ね返すくらいの事をしないと、結局はそれが既成事実化してしまう。特に今回は「副報道局長」の行為なんですからね。ある意味、中国政府の「正式な意見」と取られても仕方の無い行為。

ネットで指摘されていて、「なるほど」と感心したのは、「自国民にはtwitterを禁止しているくせに、役人はtwitterで揶揄するのは良いのか」というコメントで、これはなるほどと思わず膝を叩いたくらいの名言。さらに「表現の自由の範囲」という擁護意見に対して、「表現の自由の無い国で?」という切り返しも絶妙なわけで、まぁどう言い逃れしても、直ぐに反論されてしまう状況である内容・行為であることは確か。子どもの喧嘩では無いので、互いに似たような事を言い合いしても仕方ないけれど、外務省の報道官の反論も、もう一寸厳しくても良いのでは。元々は、韓国を盾にして日本を揺さぶり、それで某かの利益を得るくらいのことを考えているかなと思っていたので、今回の件も趙副局長の独断なんでしょう。とは言っても、一度振り上げた手を下ろさせるのは難しいわけで、これまでの日本だとなぁなぁで何となくフェードアウトを期待するのだろうけど、尖閣のことも考えるとここからは一歩も譲らない態度を維持しないと、さらにエスカレートするだけだろうなぁ。結構政府としても、慎重な対応が要求されるような気がします。

静岡県知事選挙

今年6月に予定されている、静岡県知事選挙。少し前に、現在三期目の川勝平太知事が四期目の出馬を表明。一方で対抗馬となる自民党の候補は中々決まらず、少し前には鈴木康友浜松市長の名前が挙がったものの、どうも事前にそれがリークしたことで頓挫。その後も、多分紆余曲折があったと思うのですが、岩井茂樹参議院議員出馬が決定。取りあえず、6月の知事選は、この二人の事実上の対決になりそう。

静岡県の場合、大きく三地域に分かれていて、東側(東京より)から、伊豆半島地区や富士山周辺(富士市や三島市等)の「東部地区」、静岡市を中心とした県政の中心の「中部地区」、そして浜松市を中心とした独立愚連隊(笑)みたいな「西部地区」があります。この岩井氏は、どちらかというと県の中部・東部が地盤というか活動地域(一応住所は三島市)なので、浜松などの西部地区の人間には余り馴染みが無いように思います(自分が知らないだけかもしれないけれど)。と言うか、川勝知事も浜松の人間は馴染みが無いんじゃ無いだろうか。浜松市にある静岡文化芸術大学の学長に就任して、本当ならそのままそれなりに地元に馴染む機会もあったんだろうけど、2年ほどで県知事選挙に出馬したからなぁ。

川勝知事の場合、これまでの三期12年の功績を評価すると、まぁプラス・マイナスで言えば「プラス」なんでしょうね。コロナ禍で事実上止まっている富士山静岡空港ですが、ここの国際線を積極的に誘致して地元振興を進めていた事は評価されると思う。そのやり方や進め方には個人的には抵抗を感じるけれど、静岡県を盛り上げるという意味では、その行動力は評価出来るんじゃないかと。ただ、個人的には一寸感情的な面が気になるし、それ故に独善的な判断と感じられる事も少なくないことが気になります。まぁ、そう言う意味では3期12年努めて、年齢も72歳で四期目の4年が終わると76歳だから、ぎりぎり高齢化に対しての批判も回避できるくらいの年齢。そう言う意味では、今回が最後の出馬として、知事としての総仕上げの4年という言い方をすれば、多分多くの票を集められるんでしょうね。

多分選挙の争点は、リニア問題が一番大きいんじゃ無いかと。川勝知事は、今の所工事で排出される地下水の還元問題で一歩も譲らない立場で、それを支持する人も多いけれどその頑固な立場に違和感を感じる人も多い。ただ、その反対票が賛成票を上回るだけの規模かというと、微妙なんですよね。浜松の鈴木市長が仮に出馬していたら、その場合は西部地区は鈴木、中部は川勝、東部が浮動票みたいな感じで票の争奪戦になったんじゃないかと。今回の岩井氏は、知名度はそこそこあるんだろうけど、川勝氏の地盤の中部・東部での争いとなったら、やはり川勝氏有利かなぁ。細野豪志氏あたりなら、まだ勝算があったかもしれないけれど。争点のリニア問題の争点は、狭義の視点では大井川への流水問題だけれど、広義の解釈をすると、リニア開通により既存の新幹線の静岡県内停車数が増加することによる経済的な利益の判断とも言えるんじゃ無いかと。その間の何処に落とし所を見つけて、次の4年の間に出来ればより早い時期に決着できれば良いけれど、今要求しているように「流水全量回復」を絶対条件にしてしまうと、また4年間進展無しで終わってしまう。個人的には幾つか評価ポイントはあるんだけれど、4年間でどの様に解決するのか、その話は二人に聞いてみたい気がします。

2021年4月28日

「発言」は「思惑」を表す

連休明けに、ファイザー製ワクチンの大量供給の目処が立ったため、それを効果的に接種するために東京都大阪に大規模な接種会場を設営し、自衛隊の支援を受けつつ国が主導するという事に対しての各関係者のコメント記事。 今の接種予定では、まずは接種作業を担当する医療関係者に免疫を持ってもらい、その人達が今後活動できるようにしつつ、重症化など影響の大きい高齢者を次に目標にしている状態。ワクチンの供給量も、今の所は制限されているからそう言う選択的な方法で、徐々に練度を上げて行くことは良い考えだと私も思います

一方で、一日も早く感染拡大を終息させるためには、感染者数の多い地域を数で制圧する必要が有るわけで、その為には多くの病院を巻き込むか、大規模な集中的施設を準備して一気に進めるしか無いでしょう。そこに自衛隊の入り用関係者を配置するのは当然としても、さらには海外の事例でも有るように、一定の技術や経験を持った人を再研修して配置するとか、更なる対応も考える必要が有るのでは。まぁ、何でもかんでも自衛隊に投げるのは良いこととは思わないけれど、一般の病院や医療関係者以外でそう言うスキルを持っている組織となると、やはり自衛隊以外ではちょっと思いつかないので、そこは仕方の無いことだと思うのですが。でも、過去の看護師経験者とか医療従事者だった人が、こう言う場合には何らかの方法で一時的に現役復帰できるような、言ってみれは「医療予備役制度」みたいな事も、今後のために検討しておく必要はあるかも。

で、そんな切羽詰まった状況を何とかドライブしているなか、なるほどそう言う事を考えるかと逆の意味で感心してしまったのが、いつもの立憲民主党の安住国対委員長。その発言は、

「なぜ東京と大阪だけ国が主導するのか。まさか東京都議会議員選挙に向けた対策ではないか。パフォーマンスはもうやめてほしい。ワクチン接種は効率的に根拠を持って対応するのが政府の責任で、今後、厳しく追及していく」

記事に書かれています。

  • なぜ東京都大阪だけ国が主導するのか
    今一番感染状況が切羽詰まっているからでしょう。また、東西の中心としてして、最優先で感染拡大を制圧する必要が有ることもあるでしょうね。
  • まさか東京都議会議員選挙に向けた対策ではないか。
    いゃ、この発言に関しては「すげーなぁ、そう言う発想をするか」とビックリ。そんなことを言ったら、先週末の補選に関しては野党共闘の成果と誇っているけれど、それだって次の衆議院選挙に対しての対策・パフォーマンスと言われてしまうのでは。と言うか、コロナ禍対策が成功すれば、多分政権に対して支持率はアップするんだけれど、それも対策・パフォーマンスと言うつもりなんだろうか。結局は、自分達がそうしたいと思っているから、そう言う発想に至るんじゃ無いだろうか
  • パフォーマンスはもうやめて欲しい
    いゃ、それってブーメラン(笑)
  • ワクチン接種は効率的に根拠を持って対応するのが政府の責任
    そう。だから、今一番追い今日の大きい東京・大阪にリソースを注入するわけですよね。それって、効率的であるし、根拠も十分ある対策だと思うのだけれど。逆に立憲民主党はどう言う根拠でどう言う対応が良いと思っているのだろうか。少なくともここ最近の発言をきいていると、いつものようにPCR検査を拡大しろ、ワクチン接種を早くしろと、無意味な発言しかしていない気がするんですが
  • 今後、厳しく追及していく
    ということは、審議拒否する、ということですね、そうですね(笑)。と言うか、追求する前に、今必要な対策の対案を出せよと小一時間。例えば、リソースを提供した病院が、それによって通常医療業務が行えず収入が減ったら、その分を無条件に補填するとか、大規模接種施設とともに、人員を多く配置して24時間接種可能な施設を考えるとか、あるいは与党の代わりに「二回目の一時給付金支給」を提案したって良いはず。そう言う「提案型活動」が出来ないから、国民からの支持が一向に増えないと言う事をいい加減理解しないと。
結局は、与党の失策になるなら、このコロナ禍対策もどうでも良いようにしか受け取れられないなぁ。別に立憲民主党に政権を担って欲しいとは、これっぽっちも思わないけれど、こう言う形で足を引っ張ることだけでも止めれば、少しは支持率も上がるだろうし、建設的な意見を重ねていければ、もしかしたら何年後何十年後日に、あの「民主党の再現」が生まれるかもしれないけれど、それはそれで二度目の悪夢か(マテ)。

Four Points by Sheraton Nagoya Centrair

BONVOY系13滞在目(25-26泊目+25泊+23泊+5泊)は、先日に続いて再びのフォーポイントセントレア。かなり助けて貰った、2倍ポイントキャンペーン最後の、駆け込みステイです。

今回も最上階の12Fの部屋へアップグレードして貰いましたが、窓の外は駐車場なので余り恩恵は無し(笑)。それでも、何も無いよりはましではありますが。

今回、ワーケーションを兼ねて何回か利用しましたが、このホテル、他のホテルと比較して、仕事をするには一番使いやすいかなぁと言う印象を受けました。このホテルの室内デザインとして、全体に配管をむき出しにした「アメリカンロフト」みたいなデザインにしているんですが、机のところにも大きなACコンセントと充電用のUSBポートが設置されていて、電源回りに関しては自分的にはほぼ満点。

現在の状況では、食事関係でちょっと困るかなという気はしますが、館内1Fの受付横にミニコンビニみたいなコーナーがあるし、斜め前の東横INNにはファミマも入っているので、何とかなるかなと言う感じです。ちょっと遠いのですが、Flight of Dreamsにはシアトルビールのお店が入っているので(確か今は休業中だけれど)、まぁそう言う楽しみもあるし、コロナ禍後にもまた利用してみたい場所になりつつありますね。

2021年4月27日

今年も春は中止

 この週末に発令された、三回目の非常事態宣言のため、今年も春の試合は「中止」に。昨年も、春は全試合中止になり、秋のリーグ戦も3試合+Japan X Bowlに短縮されて、フットボールファンとしてはずっと飢餓状態が続き、やっとこの春は、いつものパールボウルじゃないけれど満たされると思っていただけに、残念度は昨年以上かもしれない。

正直なところ、去年はまだ新型コロナウイルスの様子もよく分かっていなかったし、とにかく「人と集まらない」という事が最大の予防措置と思われていたこともあるから仕方ないと思うんですが、今年はまだ課題もあるけれど一年間の知見があるはず。それが生かされないのが残念だし、悔しいなぁ。勿論、非常事態宣言は重いと思うし、特に今回はデパートや多くの商業施設が「休業要請」され、さらにはプロ野球を始めとして色々なスポーツイベント、それも屋外開催のものも中止となる状況で、Xリーグだけ開催というわけに行かないのも理解は出来るのですが。

昨年と大きく違うのは、今はマスク着用はほぼ全員がしているし、例えば入場時の条件として「マスク必須」としても問題ないでしょう。それに、1年前と事なり、マスクにしても手指洗いのアルコール類も十分に供給されています。さらに、フットボールは屋外競技だから、試合観戦中に「密」になる事は先ず無いし。と言うか、どのスポーツも昨年一年間色々工夫をして努力してきたわけで、その成果というかノウハウを生かせば、全く制限無しの幹線は無理としても、上限設定とかキャパの半分とか、やり方次第で今でも可能だと思うんですよね。

勿論、理由はその試合観戦だけじゃ無くて、例えばスタジアムへの行き帰りに密になるとか、試合後に川崎駅前で一杯となるとさらに密になるとか、根本的に「三密回避」をその時には出来ていても、付帯的なタイミングまではコントロールできないから、結論としてそのイベント自体を無くすしか無くなる。だから、「政府が」とか「ワクチンが」とか言いたくなる気持ちも分かるんですが、結局は一人一人がちゃんとそう言う意識を持って行動するか、でしか無いんですよね。まぁ、愚痴を言っても結果が変わることは無いわけで、そうなればとにかく7月位迄に目処を付けて、秋のリーグ戦は予定どおりの開催、と言っても今年はフォーマットがこれまでと変わる可能性があるんですが、それが生かされるスケジュールで開催して欲しい。しかし、この春の喪失感はどうすれば良いのだろうか。まだ消していない、昨シーズンのNFLの試合を、もう一度見返すことにしようか...

ブリングアップ(Bring-up)

河野太郎大臣のブログ記事から、ワクチン接種の状況について。この人に対しての評価は、勿論人それぞれ異なるだろうし、良い点・悪い点色々あると思うのですが、この記事を読んで感じたのは、結構この人手堅いなと言う事と、案外総理大臣としての器も有りかな、と言う事。

何でそんなことを感じるかという理由が、記事に書かれているワクチンの接種方法なんですよね。一度に潤沢に輸入できるわけでも無いし、他国と比べて決して今の所恵まれた環境でも無いけれど、まずは手元あるものをいかに有効に利用して将来の接種環境のために対象者を選別し、そこから徐々に積み上げていっていざワクチンが大量に輸入されて利用可能となったら、一気に対象者を拡大できるように準備を進めていく。この考え方が、自分が関わってきた「診断プログラム」やそれに類するソフトウェア開発の考えに凄く近いから、親近感を感じるのかもしれません。

診断プログラムは、ハードウェアの機能を診断(テスト)する事が目的で、直接ハードウェアのポートやレジスターを叩く場合もあるし、例えばストレステストのように一種のアプリケーションの様な形でシステム全体を満遍なくどうさせるなど、結構特殊なソフトウェア。その為、新規のハードウェアを作るときには最初に利用されるというか、ハードウェアのデバッグのために要求されます。ところが診断プログラムとしては、正しいハードウェアがあって、それとは異なる点=故障箇所を見つけるものだから、まずは「正しい物の上で正しい動作をする」事を確認しないといけない。まさに「卵と鶏」みたいな関係で、その鬩ぎ合いが毎回発生するんですよね。とは言っても、どうしてもハードウェアが先に上がってくるから、ソフトウェアは確実なところから徐々に機能を追加したり更新したりして仕上げていきます。その最初の段階を「Bring-up Code/Program」という言い方を、私のところではしていました。強いて日本語に訳すると「始動確認コード」みたいな感じかな。

気持ちとしては、最初からちゃんとした者を提供して欲しいのは正直なところ。ただ、そう簡単にはそう言うものは出来ないし、急がば回れでは無いけれど、トラブルを最小限にして最短で結果を出すためには、まずは初めの部分を丁寧に検証・作り込みをして、そこで大きな問題は勿論、できる限りの問題・トラブルの種を積んでおけるかどうかで、その後の作業がおおきく変わるもの。ただ、実際の開発では全体のスケジュールが決まっている以上、しかも終盤製造とか時間の掛かる工程が控えている以上、とにかくスタートしたらどんどん進めたい。だから、本来時間を掛けて丁寧に進めるべき初期段階から、結構プレッシャーが来るものなんですよね。多分、我々が目や耳にする以上の批判とか圧力を河野大臣には届いているんだろうけど、そんな中でもゴールとなる「全員への接種を予定通り完了する」事を目的に、慎重に工程を進めていく気持ちの強さというのは、結構この人の強みかもしれない。諺に「始め良ければ終わり良し」が有るけれど、あれって事実だと私は思っています。最近のハードウェアの世界では、昔のように何度も作り直す時代は終わって、シミュレーションソフトの発達でハードの検証も出来るし、ソフトの検証も出来るから、プリングアップの出番はなくなって居るみたいですが、その意図というか考え方は変わっていないと思う。そんな、一寸昔の仕事を思い出させる記事ですね。

Lenovo Tab B10 HDに嵌まる

元々は、母親が孫(私の姪っ子、甥っ子)が送ってくる、ひ孫の写真や動画が、自分のらくらくスマホでは見にくい、タブレットが欲しいと言い出したこと。「またぁ、直ぐに飽きるのに...」と思いつつ、モスボール状態だった昔購入したiPad2を引っ張り出して、すでにサポート終了しているiOS番のLINEを、裏技で無理矢理インストールして、母親のIDをセットして取りあえず使えるようにしました。

ところが、iPad2なんて、もう何年も前にディスコンされていて、LINEのバージョンだって二世代、三世代くらい前までしかサポートされていないレベルなので、どうも受診は出来るんだけれど、こちらからの送信は出来ない状態になっているらしい。それでも、話をしたければスマホでいいし、向こうからの動画を観ることはあっても、こちらから動画を送り事は無いのでそれで良いじゃんと宥めつつ騙しつつ使っていましたが、最近になって弟が用事があって帰省したときにそのiPad2を使って、「発信が出来ないのは不便」とか言いだし、やっと消した火に再び油を注ぐ物だから、また「新しいタブレットが欲しい、iPadが欲しい」と言い出してて、正直「あ~~、めんどくせぇ」と思っていたここ最近。


そんな親不孝者に天罰を与えるためか、なんとAmazon様が先日から「タイムセール祭り」を開催。しかも、そこでLenovo製のタブレットが、1万円そこそこで購入可能となっていて、思わず「ポチ!」っと(笑)。土曜日の夜に注文したら、日曜日の朝一にクロネコさんが届けてくれました。どうせ母親のLINE(ひ孫の映像専用マシン)になるだけなので、早速セットアップをして渡してしまおうと思ったら嵌まりました。電源を入れて直ぐにWi-Fiの設定があり、それでAndroidのアップデートとかと思ったんですが、そのWi-Fiに繋がらない。SSIDやパスフレーズとか、色々試してみたのに何故か認識しない。「もしかして、Wi-Fiデバイスの故障?」と思い、手元のiPhone8をテザリングモードにしてみたら、あっけなくそっちには繋がります。その後も設定を色々変えてみても駄目。最後は、今使っているWi-Fi APが古いもの(10年位前に購入)なので、それとの相性かなぁとも思いだし、実は昨日朝一で近くの量販店に行って、NECのWi-Fiルーターを購入。それで試しても「ネットワークが見つかりません」と表示されて駄目で、となると一体何が原因なのか、正直お手上げ状態でした。

で、悪戦苦闘して、コーヒーブレイクしつつ、ふと思いだしたのが自宅のWi-Fi設定。SSIDやパスフレーズは、勿論デフォルトから変更していますが、もう一つ通常の設定値と異なっているのが、SSDIDをステルスモードにして、サーチされても表示されないようにしていること。普通は、サーチで引っかからなくても、SSIDを手打ちして設定すれば、接続出来て、実際私の手持のデバイスだけでなく、弟家族達が帰省時に持ってくるパソコンやスマホも全部それで接続しています。まぁ、他にはもう思い当たる節は無いのでWi-Fiルーターの管理画面に何年かぶりかにアクセスして、設定を変更してSSIDが見えるようにしてみたら... あっけなく接続しました orz 何だよ、これ。このデバイスと1時間位悪態ついていたのは内緒です。最近のシステムってこんな物なの? 取りあえずネットワーク接続出来るようにはなりましたが、ここで気力体力使い果たしたので、残りはG.W.に入ってからになりそうです。そこで、また新たな展開、ドラマが生まれるか(笑)。

2021年4月26日

三戦三敗

 この週末の三つの補選。結果的には野党統一候補が、三箇所とも全て当選して、早速立憲民主党の福山幹事長は威勢の良いことを言っているけれど、長野以外は自民党元職の汚職とか不正疑惑での辞任に伴う補選だから、取って当たり前、落としたら一大事の選挙。実際、あれだけ騒がれて批判された広島の補選だって、共産党分の票が無ければどうなったか。当選した宮口治子候補と次点の西田英範候補との得票差は3万4千秒弱で、どちらも30万票を得票している。「きわどい勝利」とは言わないけれど、それなりに接戦だったことは確かで、「国民がNOを突きつけた」と言うほどの差は無いように思います。

北海道は、自民党は候補者は擁立していないので、個々は当選した松木兼公氏の知名度もあって得票差は開いたけれど、ここも今年の9月までにはある衆議院総選挙で次はどうなるか分からないし、場合によっては短命で終わることもあるだろうし、当選したけれど決して安心出来ない状態であることは確か。

残り長野の補選は、新型コロナウイルスで急死した羽田議員の弔い合戦な訳で、ここも取って当たり前と言える選挙区。それよりも、当選した羽田次郎氏は、急死した羽田雄一郎氏の弟で、しかも二人の父親は羽田孜元総理大臣という、立憲民主党が日頃批判している「世襲議員」ど真ん中の議員。こういうところに矛盾を感じるから、中々支持率も上がらないのでは。

正直、二つの選挙区は前職の辞職の理由が理由だけに結果に不思議は無いし、新型コロナウイルスもまだまだ沈静化せずに、その不満が与党に向くことはある意味自然な反応。問題は、じゃぁ今回の選挙結果が政党支持率に反映されるかどうか、ですよね。確かに野党議員が三人増えたことは事実だけれど、それで国会のバランスがかわるわけでもないし、本命は秋の衆議院選挙。その為には、与党を逆転することは無理としてはも、次の参議院選挙では議席を増やせるくらいの機体が出来る程度は差を詰めないといけない。その為には、まずは日頃の支持率を上げていって、責めて与党の半分くらいの値にはしておかないと、無理だと思うんですよね。今は調査の仕方によって、10~6倍位の差が出てくるわけで、そう言う意味ではまだまだ彼らの道のりは遠いわけで、それを今回の結果で浮かれると、足下をつく割れるのは彼らの方じゃ無いかという気がします。そういう、厳しい見方をしているのは、国民民主党くらいみたいなのが、今の野党の状況をよく表していると思う。

コロナ禍後を見据える

ANAと比較して、少しはコロナ禍の影響が少ないJALですが、既にコロナ禍後を見据えて、LCCの春秋航空日本を連結子会社化する方針という記事。 JALは5%出資していたんですね。それを51%まで引き上げるという話らしい。まだ国際線ビジネスは、貨物便が殆どで乗客利用は殆ど無い状態ですが、これが夏頃からコロナ禍も落ち着いて来たら、まずは先に新型コロナウイルスが沈静化しつつある中国からの需要が高まるという判断なんでしょうね。あと、来年早々の北京オリンピック需要も睨んでいるんだろうなぁ。

航空会社も、今はLCCを中心に色々なところが乱立していて、正直私などは何処がどうなっているのかよく分からないところも。さらに、以前はANA/JAL系のLCCであっても、本家とは特典やサービスの共有はせずに、その分コストダウンすることでLCCとしてのエコシステムを構築していたはずですが、最近ではそこを変更してグループとして顧客の囲い込みを進めていて、フルサービスやミドルサービス、LCCと客層で分担するのでは無く、同じ人でも利用目的やTPOに応じて航空会社を使い分ける方向になっているし、それに対応しようとしているなぁと感じます。

自分が見ている範囲だと、空港でのANAのカウンターとLCCであるPeachのカウンターの混み具合って、今はそんなに違わない印象で、今のように幹線以外の路線の多くが運休していると、幹線中心に運行しているLCCとの差はあまりなくなっているんでしょうね。今後フルサービス側の路線が復活してくると、今度はLCC側も保有機材でニーズを満たせるような準幹線路線や地方路線への展開も検討するんだろうけど、それは年内に間に合うだろうか。

気になるANA側は、少し改善したとは言えまだまだ赤字決算の額は大きく、予断を許さない状況。最近の様子を見ていると、プレミアムクラスは殆ど埋まっていても、普通席は結構空席が多いらしく、たまに「このフライトは混雑が予想されるので、機内持ち込みは必要最小限に」というメールが飛んできますが、以前と比べるとその頻度は激減していますし。非常事態宣言も再び出されて、頼みの綱のG.W.需要も期待出来ず、多分次はその反動の6月の梅雨入り前需要かなぁ。その後は、東京オリンピック需要を見込みたいのだろうけど。ワクチン接種も、本格化するのは早くて6月、今の予定では7月に始まれば御の字みたいで、やはり「戻った」と実感できるのは9月位からでしょうか。まだまだ我慢の時期が続きますが、少しでも先の事も考えて準備や行動を起こさないと。

2021年4月25日

AMC Leg#16: HND-OKA/-HND

 前回に続いて、今回も所用でのフライト。前泊していたので、それなりに余裕はあったんですが、朝7時からの朝食ビュッフェを食べている余裕は無かったので、丁度始まるくらいにチェックアウトして京急線で空港へ向かいます。この日は放射冷却の影響で、朝は少し肌寒いと感じる位。でも、これで日が高くなってくると、上着は入らないくらいに昼間は気温が上がるんですよね。そろそろ着るものも、これまでの冬用から春というか初夏モードに切替が必要になります。

空港に到着して、流石に朝食抜きは厳しいので、B1Fにあるマクドナルドで朝マックを頂いてから、2Fの出発ロビーに上がります。土曜日の朝でしたが、非常事態宣言の影響かやはり人影はまばら。この日のフライトは、59番ゲートからの出発予定で、南側のラウンジから見ると反対側北側サテライトの付け根の場所になります。時間が微妙だったので、いつもとは反対側で殆ど使うことの無い第二ターミナルの北側(左手)に向かい、保安検査場Bの先のAMCメンバー向けの優先保安検査場を抜けて、そのまま59番ゲートへ移動しました。

1) HND 08:30 - OKA 11:25 (NH467)

ゲートの前というか横には、高校生らしき団体が列を作って並んでいて、そのグループの搭乗が既に始まっていました。どうも、高校の修学旅行みたいで、この後那覇空港到着時に機長からアナウンスがありましたが、最後にこの団体さんへのメッセージがありました。このフライトは、事前に機内持ち込み手荷物削減のお願いメールが来るくらいだったので、ほぼ満席なんでしょうね。ドアクローズはほぼ定刻位で、暫くしてプッシュバックが始まり、その後D滑走路に向けて移動が始まり、RW05から離陸したのが9時少し前位でした。

水平飛行に入ると周りの席ではシートの背もたれを倒し始めたんですが、私の横に座っていた同年代くらいのスーツ姿のサラリーマン風の男性は、靴を脱いで足を組むようにして横になります。この時、その足先が私の方を向くように足が組まれたんですが、靴下の臭いが強い... 据えた臭いというのでは無く、いかにも「靴を脱いだ後の靴下の臭い」が漂ってくるんですよよね... 「参ったなぁ」と思ったんですが、幸いにもこの日の使用機材は国際線仕様のB787 (B78M)。その為、頭上には空気の吹き出し口があります。そこで、少し口を開いて風がこちらに向くようにして、臭いが反対側に流れるようにして、何とか難を逃れました(笑)。

いつものように軽く食事を頂いた後は、パソコンをWi-Fiに接続してちょっと仕事の資料の整理を。最近の機内Wi-Fiサービスは、十分とは言いませんが以前と比べると結構安定して接続出来るので、重宝しています。ただ、接続するタイミングによっては、なかなかAPが掴めないときや、地上に接続しても直ぐに切断してしまう名で、まだまだ満足出来るレベルでは無いのですが。

そんなことをしているうちに、沖縄本島に近づくと、左に少し進路を傾けて時計回りに回り込む空路に変わります。ここの所、真っ直ぐRW18Rに降りることが殆どでしたが、この日は久しぶりにRW36Lに降りるようです。エアショーの軌跡を観ていると、ちょっと大きめに回り込んで行きます。この日の沖縄は雨が降る悪天候で、結構厚い雲が空港の回りを覆っていましたが、その中に入ると結構揺れます。最後は、雨空で灰色の中RW18Lへ着陸して32番ゲートへ入ったのは、ほぼ定刻位のタイミングでした。

2) OKA 13:15 - HND 15:40 (NH996)

朝食を取って所用を済ませた後、この日は少し余裕があったのでラウンジで出発まで待つことに。この日のラウンジも結構混雑していて、6割、7割位の混雑具合でしょうか。この時、復路便となる羽田からのフライトの状況を見ると、30分もの早着になっていてビックリ。搭乗開始も早くなるかなと思って早めに33番ゲートへ行ったんですが、事前開発はいつものように定刻の25分前から始まったものの、すぐにグループ1~3、そして6までとなり、あっと言う間に搭乗が進んでいきます。プレミアムクラスは満席でしたが、普通席は結構空きがあるみたいですね。その為か、ドアクローズは定刻の10分近く前で、直ぐにプッシュバック開始。暫くして、RW36Rへ移動して、先行機の離陸待ちも無くそのまま滑走路に入って離陸したのは、13:20一寸過ぎ位と実にクイックな出発になりました。

出発はスムースで良かったのですが、このフライトで一寸困ったのが後ろの席の女性二人組。多分40~50代位と思われる女性二人組が私の後ろの席に座っていたんですが、この二人が席に座ってからずっと喋りっぱなし。特に、窓際に座っている話の主導権を持っていると思われる女性の声が、一寸低めの通る声質で、しかも声も大きめなので、申し訳ないけれど嫌でも耳に入ってくるし、話の内容も分かるくらいの声の大きさ。マスクはしているんだろうけど、一寸このご時世では有り得ないなぁと言う印象です。まぁ、出発前は仕方ないと思いつつ、タキシングが始まっても、離陸を開始してもその状況は変わらないので、堪らず私はイヤホンを取りだして雑音をシャットダウンしたんですが、結局羽田に着くまでずっとそのままでした。

この二人組、流石に食事の時には静かになるかと思ったんですが、食事中もイヤホンを通して話し声が伝わってきます。食事が終われば、また元のモードでずっと何か話をしている。カナルタイプのイヤホンをして、低い音量で音楽を流していても話していることが分かる位ですから、周りの人は堪らないかも。機内で話をするなとは言わないけれど、たまにこういう人が居るんですよね。ご本人は、自分の声質が結構通ることに気がついていないのかもしれないけれど、自分では小声で話しているつもりでも、結構回りに筒抜けの事ってあるんですよね。その場合は、相手の人が少しは弔慰した方が良いと思うのだけれど。イヤホンをする前までに、聞くとも無しに耳に入ってきた話だけで、結構プライベート情報も含まれていて、正直「勘弁してくれよ」という気持ちでした。

そんな機内の問題を除けば、この日のフライトも順調で定刻の30分近く前にはもう伊豆半島の先くらいまで進んでいましたが、その早着を打ち消すように房総半島の東側を北上して北からの新ルートでの着陸態勢に入ります。この新ルートは、さいたま新都心から新宿、お台場と、下の光景も楽しめて良いのですが、出来るならわざわざ遠回りせずに、早く着陸して欲しいなというのが本心(笑)。それでも、C滑走路のRW16Lに着陸してくれて、2タミ側とホッとしたんですが、到着ゲートはそこから大きく戻る58番ゲートだったのでゲートインしたのは定刻5分前でした。この後、品川駅にいつものように出て帰宅。今回のフライトも、色々プチトラブルはあったけれど、大きなトラブル無く終り、ホッと一息です。(続く...)

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系12滞在目(23-24泊目+25泊+21泊+5泊)は、一月振りとなる横浜のシェラトン。事前に確認したときには、館内の馴染みのレストランやバーが制限付きながらも営業を再開していて、良し久しぶりに寄ろうかと思っていたら、非常事態宣言の再要請が直前に出てしまい、宿泊時にはほぼ館内のレストランは休業状態。仕方ないとはいえ、残念でした。

初日は夕方少し遅めにチェックイン。一寸疲れていたので、ホテル内で食事をする予定でしたが、殆ど休業状態と言う事が分かったので、部屋に荷物を降ろしてから、隣りの髙島屋地下でお惣菜を購入して、この日は部屋飲みモード。翌日は、ほぼ一日部屋で電話会議やZoom会議やTeams会議(ツールを統一してくれぇぃ!)で過ごすことに。朝は2Fのビュッフェを頂きましたが、お昼は気分転換も兼ねて外に出てサンドイッチを購入。夜は夜で、やはり外でテイクアウトを購入して部屋飲みPart-2。来週からは、また非常事態宣言が発出されて、今度はアルコール類の提供禁止とか言われているので、ますます厳しくなりそう。

今回の宿泊で、実際の宿泊数(24泊目)に加えて、前年実績のバイアス分(25泊)に、Double Nights特典(21泊)、そしてPlatinum到達特典で貰った5 Nightsが加わり、Titanium の年間75泊に到達。Titanium到達で、再び追加の5 Nightsが貰える(選択)出来るはずなので、それで80泊目。今年は取りあえず100泊まで伸ばして行く予定ですが、100泊で取りあえずAnvassadorの必要宿泊数には届くけれど、年間の利用料金総計はDiscountされた今年分でも届かないので、それは取りあえず諦めることに。まぁ、TitaniumとAnvassadorはそんなに違わないし。

ユニフォームの広告

個人的には結構画期的な判断だと思うのですが、一般社団法人関東学生アメリカンフットボール連盟(所謂、関東学連)が、今シーズンからユニフォームへの広告掲載を認めるという発表

広告掲載(企業ロゴや商品名のワッペン)出来るのは、両袖と旨の二箇所の合計四箇所。一箇所に付一広告なので、最大四件の広告掲載が可能で、その分の広告掲載収益が期待出来るというもの。社会人リーグ(Xリーグ)では既にお馴染みで、社会人の場合はもう少し掲載可能な場所の数が多かったと思うし、以前はパンツにも入れられたと思うのですが、貴重な収入元でもあるし、チームを応援して貰えるコアなファンであるとも言えます。ただアメリカのカレッジスポーツ程地位的にも存在感的にも、ごく一部の学校を除いて確立していない日本の大学では、中々厳しいだろうなぁ。

あくまで個人的想像ですが、短期的にはチーム運用のための資金作りではあるけれど、この取組からスポンサー企業との協業(企業×大学の産学協同開発とか)とか、就職も含めた社会生活支援みたいな物、さらにさらにはそのスポンサー企業名を冠した試合開催みたいなイベントへと繋がる可能性もあるかもしれない。アメリカ大学では、多くの場合アメリカンフットボールがその大学の収入源として貢献していて、中には10万人規模のスタジアムを持っている大学チームもあるし、テレビ放送権料なども含めて年間で何百億円と稼ぎ出すところもあり、そこは日本人的感覚では追いつけないアイデアが一杯。ただ、やはりアメリカが偉いと思うのは、著名スポーツチームを商品として利用するのではなく、そのチームを核として大学全体、多のスポーツチームもそれ以外の学生も、さらにはOB/OGも含めて潤うようなエコシステムを作ることを目指している事。通称「AD (Athletic Department)」と呼ばれる、日本語に訳したら「スポーツ部局」とでも言えば良いのか、そう言う組織が充実していて、最近では筑波大学とか関西の大学連盟とか日本でも同様の組織を立ち上げる動きが活発化しているけれど、そこにも繋がる改革なんでしょうね。

自分の親の時代なんかだと、大学進学できるのは極々一部の人だけで、ある意味「高嶺の花」。不破雷蔵氏のデータを見てみると、それが自分くらいの時代になると、4割位にまで近づいていて、最近の大学進学率は5割を超えるくらいに。自分の頃は、まだまだ将来就職するときの専門的知識習得みたいな側面が強かったけれど、その時ですらすでに会社側では「大学で学んだことは役に立たない」みたいな事を言われていた時代。実際、同期入社でSEコースに行った文学部卒業生とか居てビックリしたし。最近では、大学教育も一緒にカジュアル化している気もしますしね。そんな中で、段々と企業から見たら大学なるものは、単なる通過的の一つにしかならなくなってきている気がします。でも、こう言う取組で幾つかの企業だけとはいえ、密の繋がりが出来る事は良いことだと思うし、そこから企業側の意識も変わっていけば、大学という立ち位置というか存在意義も変わってくる気がする。うちのチームも、早速OB/OG会を中心に今後の活動予定を話し始めたんですが、正直関東学連の3部チームでは、なかなか大手のスポンサー企業は期待出来ません。チームと企業というよりも、その企業とチームが所属する大学、あるいはそのチームが拠点としている地域位のマスサイズがないと、相手企業の規模とも釣り合わないし。でも、何とかこの動きを上手く利用して、チームの成長にも、大学への貢献にも、そして最終的には社会的に有意義なシステム作りに繋げたいですね。

ホテルの「旅館化」


非常事態宣言が今日から始まる中、ホテルニューオータニがその期間中に開催する「スーパールームサービス」 なるもの。通常のルームサービスの内容や幅を広げて、ホテルの部屋一つ一つをレストランの個室化するもの。ある意味逆転の発想だけれど、よくよく考えてみたら、日本の旅館って元々は部屋に配膳してくれるサービスなわけで、それのホテル版と言っても良いかも。

ホテルサイトを見てみると、ホテルの全室1,479室が対象で、料理が120種類、ワイン&カクテルが300種類と、多分館内のレストランが提供するメニュー、ほぼ全てを網羅しているんじゃないだろうか。勿論、1,400室余りの客室全部がこのメニューをオーダーする訳ではないだろうけど、料理のデリバリーとかアルコール類の提供とか、人出は間に合うんだろうか他人事ながら心配。料理にしても、これまでのルームサービスなら一度のまとめて運んで仕舞えば終わりだったけれど、これ、コースなら何度か料理を運ばないといけませんよね。お酒だって、ワインなら最初にセレクションする時にソムリエが行けば良いかもしれないけれど、カクテルとか注文するときにはバーテンダーさんが部屋に来るまで待っているんだろうか。ただ、ホテルとしてもそれなりに勝算があって運用も可能という判断で始めるのだろうから、外野はとやかく言う前に先ずは一度利用してみろ、と言う事なんだろうな。

旅館の料理の場合、一部アレルギーとか好みの問題で一部変更するとしても、基本その日に提供される料理は全て同じ物なわけで、対応してくれる場合でも、メインが何種類かとか、やはり予め用意されているコースから選ぶような場合が殆ど。その点この「スーパールームサービス」だと、かなり自由度は高そう。そのメリットとしては、両館の場合連泊すると料理が二日目以降マンネリ化してくる可能性が高いけれど、こちらのサービスなら、例えば1日目はフレンチ、二日目は和食、三日目は中華、のように可能な分野の料理を楽しめるし、場合によってはそれらをミックスして、前菜は和食、魚料理はフレンチ、メインは中華、みたいな組合せだって可能だろうし。そう言う意味では、連泊するお客様へのオプションサービスとして将来的に付けるのも良いかもしれない。「いゃ、それだったら毎日違うレストラン予約すれば」と言われるかもしれないけれど、ルームサービスの良いところはレストランの雰囲気に合わせなくて良いところ。自分の部屋で食べるわけだから、極端な話シャワー浴びてバスローブで食べても良いわけで、その辺りにどれだけの付加価値をお客さんの方でも感じるかですね。

まぁ、ホテル側としては、夜の19:00とか20:00以降でも利益率の高いアルコールを販売できるし、今回の様に割ける意販売禁止の状態でも、多分それは可能なはず。実は私もよくホテルを利用していてちょっと不思議だったのは、館内のレストラン等は、例えば20:00までの営業でもラストオーダー19:00とか、アルコールラストオーダー18:30とか設定されるわけです。それなのにルームサービスなら、メニュー数は流石に今は限定されているけれど、22:00までOKとかなっている。ホテルとしても、多分そんなに多く出るわけでは無いルームサービスに人員を充てることは難しいかもしれないけれど、でもアイデアとしては面白いと思いますね。以前も、食事込みのパッケージは有ったけれど、それを「ルームサービス」とちょっと視点を変えてきたところが、流石ニューオータニというか何というか。同業他社さんも、早速真似てくるんじゃないだろうか。ホテル側も大変だと思うけれど、個人的には思わぬところで「瓢箪から駒」が出たように思います。

2021年4月24日

泡戦争

ITmediaの記事から、アサヒとキリンの「ビール泡戦争」の舞台裏。発泡系の飲料水は、ソフトドリンクでもアルコールドリンクでも得意じゃ無いので、口開けのビールは飲むけれどそんなにビールが好きというわけでも無い自分にとっては、あまり気持ちが惹かれるような記事でも無いのですが、ビジネスの裏側を知るという意味では中々興味深い記事。 


アサヒジールの「生ジョッキ缶」は、発売後直ぐに人気の高さから一旦販売中止となり、十分に数量を確保して再販売を始めたら、それが逆に徒となって一日でまた販売中止。次は6月と言う事だけれど、また同じような騒動が起きるんじゃないだろうか。私は、実物は見たことは無いけれど、YouTube等に上がっている開缶して泡がムクムクと盛り上がってくる様子は、確かにこれまでの缶ビールにはない「仕込み」で、確かにその光景を見て一口飲めば、味も「違う」と感じるだろなぁ。ただ、私自身はビールに限らず、金属製の食器の口当たりが好きじゃ無いので、この缶ジョッキ缶を買っても、グラスに注いで飲むような気がします(笑)。


対するキリンの「ホームタップ」は、発表されたときには私も契約を考えたんですが、どうも私が好きなダーク系のビールが無くて、それが残念で利用するまでは至らなかった物。今回の記事を読んでいて思ったんですが、例えば何処かのサイトで「こんな種類のビールが飲みたい」アンケートをとって、その分量が一定量まで行ったら、そのビールを造ってくれないだろうか。また、一定量に届かなくても、プレミアム代金を払えば、別途作ってくれるとか。実は、自宅でビール醸造できるキットが、日本でもAmazonとかから購入出来るんですが、あれ、アルコール度数を下げている物なので、正直ノンアルビールとそんなに違いが分からない。それなら、本物のビールをちゃんとしたメーカーが造ってくれたら、個人ユーザーとしても嬉しいのだけれど。

今回の生ジョッキ缶にしても、ビールサーバーやサブスクにしても、多分生活に余裕がある部分が出てくると、それを自分の欲しているものに投資する気持ちが大きくなるんだと思うんですよね。実際、不況の時でも結構高級品がうれたりしているも、買い物が制限されているからこそ、少ないチャンスを自分にとってより価値のある物に振り分ける気持ちが生まれてくるんじゃないだろうか。そう言うニッチな部分を上手く突いて、それなりの規模のビジネスにした例じゃないかと思っています。泡だから、切なくはかなく消えそうだけれど、この泡は結構しぶといかも(笑)。

非常事態宣言、三度

三回目の非常事態宣言が、25日から5月11日まで発出されることに。 G.W.中の人出対策であることは間違いないわけで、個人だけで無く経済的に疲弊していた業界も期待を掛けていたG.W.だけに残念なことは事実。ただし、理由や原因はいろいろあれど、感染しているという事は一人一人の「三密対策」が、どこか緩いところがあり、それが感染拡大させていることは確かなわけで、そう言う意味では最初のコロナ禍から一年以上が過ぎて、みんなの心の中に油断が大きくなっていることも事実でしょうね。

新型コロナウイルスにしても、以前は高齢者が危ないという話だったのが、最近の変異株では30代とか20代でも常勝者が出るなど、明らかに蛍光が変わっていることが伺えます。私は生物系は得意では無いけれど、ウイルスの性質として自分達を広げるために、宿主は死なない程度に抑えつつ、よ広く感染拡大出来る特質を獲得していく、のであれば、これまでノーマークだった若年層に対して有効な特性を獲得していった株が生き残り、ある意味「ブルーオーシャン」を制しつつあるのは自然界としては当たり前なのかな。しかも、その年代の人は、これまでは感染のリスクが少ないという事で、三密対策なども緩い蛍光にあったことも事実ですし。

今回は、酒類の販売停止や、ネオンなどの消灯など、かなりこれまで比べても思い切った対策を要求しています。「第三波」と言われてる年末から年明けにピークを迎えたと思われる感染拡大は、年末年始の帰省で家庭内感染が広がって、それが第三波になったと言われているだけに、逆にG.W.中に巣ごもりさせることは良いのか、個人的にはちょっと疑問。外に出ること自体は悪いことでは無いと思うし、逆に屋外の方が室内で換気不十分の場所にいるよりは「三密回避」に貢献していると思うんですよね。問題は、そうやって外出したときの食事の時なわけで、そこを個食優先にするとか、テイクアウトを推奨させるとか、そう言うバランスは必要なんじゃないだろうか。

実は、昨日リニューアルオープンしたばかりのイオンモールはどうするのか見ているんですが、特にG.W.中の短縮営業とかの予定は今の所はないみたい。浜松まつりも、半分くらいの町内は不参加みたいですが、今の所は予定通り開催されるのかな。自分は、本来ならアメリカ当たりに遊びに行っている時期ですが、昨年続いて今年もそんなチャンスは無く、まぁずっと自宅で庭の草むしりか、YouTubeで面白い興味の沸く動画を探すのか。今年も、ちょっと錆びかけたGolden Weekになりそうなのが辛い。

2021年4月23日

AMC Leg#15: HND-OKA/-HND

 二週間ぶりとなるフライト。今年予定しているAMC Diamondのフライト予定も、もう第四コーナーを回り、ホームストレッチに入ってきたところ。この日は朝浜松から出かけてのフライトで、いつもよりも1時間ほど早い新幹線を捕まえての移動になります。

木曜日の朝ですが、乗換の品川駅の混雑具合は、通常時に比べるとまだ半分にも行かないくらいですが、以前の自粛時に比べると倍以上は人手が増えてきている印象。新幹線からJRへの乗換口を出て、JRのコンコースを横切って京急の乗り換えよう改札へ移動するのですが、以前は真っ直ぐに歩けるくらい空いていたのが、今では横から来る人の流れを避けながらの移動になります。

1) HND 09:35 - OKA 12:25 (NH995)

羽田空港に到着して、少し余裕があったのでDiamond用の保安検査場を抜けて4Fのラウンジへ一旦入ります。もともと出発ゲートが63番だったものが前日に「64番に変わったよ」とお知らせがあり、それがこの朝さらに「65番になったよ」右シフトしている(笑)。ゲートがラウンジ近くだったので、ゆっくりとゲートへ向かうと、事前改札が終わってグループ1の登場が始まる頃。その後順番に、グループが進み、私は最後のグループ6でしたが、定刻の10分以上前には機内に入って座っていました。「少し早めに出発出来そう」とこの時は思ったんですが、もう乗ってくる人も居ないのに中々ドアクローズにならない。さらにドアクローズはほぼ定刻位の時刻でしたが、5分過ぎても10分過ぎてもプッシュバックは始まりません。難だろうと訝しむとCAさんからアナウンスがあり、機体の後方ににオイル漏れしている場所があり、その清掃のために暫く出発が遅れるとの話。続いて機長からも同様のアナウンスがあったんですが、「管制塔からオイル漏れの場所があると連絡があり」と言っていたので、相当広い面積なんだろうか。

最初、機体からのオイル漏れだとアウトじゃ無いのかと心配しましたが、どうもそうでは無かったらしく定刻から20分以上遅れてやっとプッシュバックが始まりました。その後心持ち速めのスピードでD滑走路のRW05へ向かいますが、途中機長からも「出発が遅れたけれど、飛行時間は2時間17分を予定しているので、出来るだけ定刻到着を目指します」みたいなアナウンスも。そんなトラブルもありながらも、羽田空港を飛び立ったのは10:20頃でした。

この時、沖縄地方は天候が悪くて厚い雲で覆われているので到着前には揺れる可能性があるとのアナウンスがありました。その為なのか何なのか、フライトは沖縄本島の西側を通過すると直ぐに左に旋回して、真東に進路を向けると、今度は右に旋回してまるで「S字クランク」を通過するような感じで蛇行しつつ、空港を目指します。「時間調整?」とも思える蛇行のせいなのか、出発の遅れが響いたのか、雨の中第2滑走路のRW18Rに着陸したのは12:40位で、その後35番ゲートに入ったのが12:50位と、30分近くのディレーでの到着となりました。15分位の遅延は元々予定に入れてあるのですが、ちょっと予想以上に遅れたので、急いで外に出て用務先へと向かいました。

2) OKA 14:35 - HND 17:00 (NH468)

結構ぎりぎりに近いくらいのタイミングで空港に戻ってくると、まずは復路便の状況確認。皮肉なもので、自分達のフライトは30分近くの遅延でしたが、その後に飛んできた復路便は逆に30分近くの早着になっていました。ただ、以前も早着したフライトが那覇空港でメカトラブルとなりキャンセルされたことがあるので、実際に飛ぶまでは安心出来ません。

それでも、出発ゲートの33番ゲート前に行くと、すでに事前改札はおろか、グループ登場も3番まで終り4番以降の登場がはじっていました。そそくさと機内に入り、暫くするとドアクローズとなりましたが、定刻よりも5分位前。そこから反転すると、直ぐ横のRW18Lに移動し、離陸したのは定刻5分過ぎ位と順調な出発になりホッと一安心です。

機内では、いつものように食事を頂き、Wi-Fi接続してメールチェック等で時間を潰します。出発が早かったので、予定よりも早く到着するのか、あるいはゲートが間に合わなくて時間調整するのか、そんなことを思いつつエアショーを見ていると、どうもいつもよりショートカットして空港へ向かっている雰囲気。

これまでの例だと、A/C滑走路のRW34L/Rに向かうなら、房総半島の西側とか、東京湾の丁度まん中当たりを狙って通過するのが常でしたが、この日はさらに西側寄りの空路を進んでいます。マップ上では、三浦半島の三崎-久里浜当たりの上空を横切っている感じですが、確かに窓の外も町並みというか陸上部分がつづています。記憶している限りでは、三浦半島上空を通過して羽田空港にアプローチするのは初めての気がします。

三浦半島を通過して東京湾上空に入ると、結構急な感じで左旋回をしてA滑走路に機首を向けると、RW34Lに着陸したのは、定刻の20分以上前。そこから61番ゲートに移動してゲートインしたのは、15分位前の早着でした。この日は翌日の仕事もあり宿泊予定だったので、京急で京急蒲田まで出て、そこからはいつもの品川方面では無く、反対側横間は方面へ移動し、チェックインしてこの日の移動は終了です。(続く...)

トレードオフの論理

なぜUber配車サービスは日本で失敗したのか?」 という問いの答えが、「日本の法律を破らなかった」からという刺激的な話。確かにアメリカでは、基本的には法律遵守が優先されるけれど、仮にそれを守らなかった場合のコストと、それによって得られる利益を天秤に掛けて、前者の方が少なければ後者を優先する傾向はあるなぁと自分のささやかな経験からも感じます。

記事の中には、NapsterやRokuの事例が記載されていますが、SONYのビデオデッキ、βマックスが裁判になり、確か「著作権は侵害していない。単に視聴時刻をずらしている(Time Shift)だけだ」というロジックで勝利したんじゃ無かったかな。あと、我々世代なら随分とお世話になったレンタルレコードの先駆け「黎紅堂」のレンタルレコードをカセットテープに録音することも、確か裁判になったと記憶しています。多分、規模などは違うんだろうけど、日本にも例が無い事はない。ただ、アメリカのようにそれ自体が一つのビジネス戦術みたいな位置付けでは無い事は確か。

記事中段では、ではどうしたら日本で成功することが出来るのかというテーマになり、

「日本の社会実装に足りなかったのは、テクノロジーのイノベーションではなく、社会の変え方のイノベーションだった」

と言う、いかにも日本らしい結論に聞こえます。 AirbnbやMoney Forwardが記事に書かれているような地道な努力をしていたのは知りませんでしたが、日本人から見るとやはりそれが「正道」に感じます。言い換えれば、幾ら自国で成功しているからと言って、そのシステムをそのまま他の地域に持ち込んでも成功するとは限らない、現地化・ローカライズの一部として既存の仕組みやシステムを尊重することが大事というのは、ソフトウェアの更新にも当てはまる話だなと実感。個々でふと思いだしたのが、最近話題になっている駅のバリアフリー化に関わる一連の騒動。JRの駅で騒動を起こした側は、言ってみればアメリカ的考えで世の中を変えようと思ったと擬えることが出来るのでは。実際、同じ事をアメリカでやったらそれなりに評価されると思うし、BLMの一連の運動もそれに近い物を私は感じます。他方、あの行動が多くの批判を受けているのも同じ理由で、そう言う手法は馴染まないし、実はJR側はルールに基づいて対応しているのに、それを曲げろと言っている側が被害者として主張していることに、社会の多くの人は反発を感じているのでは。だから、彼女が本当にバリアフリー化を望み、それを第一義とするのであれば、もっとやり方としては別の方法もあるだろうし、必ずしも駅へエレベーターを設置することだけが解決策では無い事にも配慮するべきだったと、再度感じます。

Uberのビジネススタイルは日本では受け入れられなかったけれど、Uberのアプリは正直自分としてはもう手放せません。JapanTaxiのアプリは、幸いにも地元のタクシー会社も参加していたので浜松でも利用でき、もう昔のように電話でタクシーを呼び出すことは、ここ数年やっていないほど。Uber等のアプリでは、ライバルが増えたので乗合利用やポイントtoポイントではなく特定地点間の移動みたいな、サービスの多様性とコスト削減を進めているけれど、これに関しては日本人的にはどうかなという気はしています。ただし、例えば会社の帰りで、複数の人間が順番に降りていくような場合は結構あると思うので、そう言う複数地点での下車に対応するような改良は良いかもしれない。あるいは、過疎地域での利用を想定して、乗合バス的な運用をアプリを利用してやるのもいいかもしれない。日本の場合、一度決まったルールや仕組みを変えることはかなり難しいと感じるんですが、だからこそネットを利用して多くの声を届けることも可能だし、手法としては以前よりも多様性が生まれていると思います。その為、より過激な行動にも繋がるデメリットもあると思うけれど、やった場合の利益とやらない場合の不利益を見せて、そこで納得さえされれば後は結構スムースに行くのも、日本人気質の良いところ(流されるところ?)でもあると思うので、こう言う知見を生かしてくことがより快適な社会サービスを生み出す原動力になると思う。

宇宙港 in 北海道


SF好き、宇宙好きな自分みたいな人間には、一寸ワクワクする響きのある「宇宙港(Spaceport)」。それを、北海道の大樹町に作ると言う記事。「大樹町」って聞いたことがある地名だなぁと思ったら、所謂「ホリエモンロケット」を打ち上げているところですよね。「宇宙のシリコンバレーを目指す」という言い方は、その意図は理解出来るけれど、それなら「日本のケープカナベラルを目指す」とか言って欲しいなぁ...

ロケット打ち上げには、出来るだけ赤道に近い方が打上に有利と言われているので、北海道という地理状況はどちらかと言えば不利なはずなんですよね。場所的に、東側と南側が太平洋に面していて、打ち上げる方向的には問題ないみたいですが。よくきくロシアのバイコヌール宇宙基地と緯度を比べると、大樹町は北緯42度、バイコヌールは45度とバイコヌールの方が少し北なんですよね。緯度で1度違うと、約111km(4万km/360度)なので、3度違うと333kmバイコヌールのほうが北になるから、もっと不利になるわけですね。それでもあれだけ打ち上げているのだから、大樹町にもできないわけはない。日本の場合、それなりの広さを持った場所を考えると、多分北海道が一番有利で、南に行くとなると離島とかをまとめて開発しないと中々難しい気がします。そうなると、緯度的な理由からの技術的難易度よりは、色々な施設を集約できる土地の広さの方がメリットがあるという事なんだろうな。

そう言えば、20年位前の映画「コンタクト」では、爆破された宇宙船のバックアップ機が北海道に建設されていて、それを使用して主演のジョディーフォスターが知的生命体とコンタクトする映画でしたが、もしかしたらその北海道の基地はこの大樹町だったりして(笑)。当時、ジョディーフォスターのファンだったこともあり、この映画を見に行きましたが、正直消化不良。どちらかというと、精神的な物、思想的な物中心に描かれていて、一寸自分の好みには合わなかった記憶があります。ロケットの打上までは良かったんですが、そこから先が何か精神的な話で「うーん」となったなぁ。

これで、種子島、内之浦に続いて、日本国内三つ目の打上設備が出来たわけで、大型機が種子島、中型機が内之浦、小型機が大樹町という棲み分けが、何となく今は出来つつある印象。デブリ化の問題はあるけれど、小型サイズの衛星需用って今後は拡大していくと思うので、低コストで小回りのきく運用が出来れば結構ビジネス的にも良いのかも。確か、ホリエモンロケットとは別に、プラスチックなどを燃料にロケット打上を研究しているチームが、北海道にあったと思うのですが、その技術なんかも上手くいかされると、結構画期的に低コストの打上が可能になる気がするんですが。近い未来に、北海道が日本の宇宙ビジネスの中心になる時代がやってくるのかも。でも、冬が大変そうだなぁ...

人工光合成byトヨタ

個人的には、昨日一番のニュースでしたが、トヨタ自動車グループの豊田中央研究所が、太陽光と水と二酸化探査から、ギ酸を生成する「人工光合成」の効率を、7.2%という世界最高水準まで高めることに成功したというニュース。豊田中央研究所の、森川健志シニアフェローが進めている研究のようですが、本来光合成をしている植物の効率を上回るというのは凄い。

「人口光合成」って、確か以前も何か書いていた記憶があるので、自分の記事を検索してみたら、9年程前にも人工光合成の記事を書いていましたが、そちらはパナソニックの事例で別物。今「パナソニック 人工光合成」で検索してみても、最近の記事にはヒットしないんですが、こちらは何か壁にでもぶつかっているんだろうか。手法や技術は違っても、どちらも画期的な技術であることには変わりないので、どちらも頑張って欲しいところですが。

人工光合成をする事で、太陽光エネルギーを物質の形で蓄えることが出来るから、ある意味自動的に勝つ無尽蔵にエネルギー生産と保管が出来る事になります。勿論、その蓄積する施設の規模とか制限はあるけれど、今の太陽光発電のようにその日の天候の具合でどれだけのエネルギーがどれだけ発電できるか分からない、文字通り「お天気任せ」の状態よりははるかに現実的な応用が可能に成るんじゃ無いだろうか。

問題は、生成コストですよね。記事では触れられていないけれど、設備投資に例えば1億円掛かるけれど、その設備のライフで人工光合成できる生成物の価値が1000万円では、技術的には成功であっても、ビジネスとしては利用できないわけで、その当たりはどうなんだろうか。太陽光発電などは、補助金を前提に結構甘い計画を立てて、それで10年経ったときに予想外の出費やそれまでの支出で無く人も多いみたいですが、この技術の場合は個人宅での利用は想定しないとしても、企業単位の利用でどれだけ利益が出るのか、そこを知りたいですよね。余り楽観的に考える事はしない方が良いかもしれないけれど、ハードウェアコストは時間とともに下がる物なので、今現在コスト的にペイできなくても、5年後とか10年後には十分利用できるレベルまで下がる可能性は大きいのであれば、この技術に期待したいですね。本当に、太陽光パネルの代わりに人口光合成パネルが屋根に並び、そこで光合成されたギ酸あるいはメタンから、燃料が加工されて、家庭内自立型発電システムが動作する、何て言うことが可能になれば嬉しい。

分かりやすい「トリチウム水」

ここ最近は少し下火になってきたとはいえ、福島第一原発の処理水海洋放出に関しては、国内でも未だに反対意見が多く聞かれます。その最大原因は、事故後10年間もこの問題を先送りにしてきて、今回急に「海洋放出」という次のステップが登場したように多くの人が感じていることなんだろうと思います。そう言う言う意味では、震災当時の旧民主党政権もそうだけれど、その多くの時間を浪費した、安倍前政権の責任というのはもっと考査されても良いと思います。 

今の所海洋放出の課題は、個人的には2点あると思っていて、一つは1年後には不足すると言われている貯水タンクの敷地の残りと実際に放出が始まり空いてくるであろうタンクとの競争。単にタンクが空いたから、また処理水の保管をするというのではなく、タンクを空にして敷地を開けて、今度はその場所を本命である溶解している炉心などの核心部分の処理作業に利用しないといけないわけですからね。実際炉心部分の作業が始まれば、今処理している汚染水よりもさらに高濃度の汚染水の処理をしないといけないわけだから、それを希釈する度合いもこれまで以上になるだろうし、そうなると保管する場所も余分に必要になるだろうし。そして、もう一つの課題が「風評被害」対策。具体的に目に見える「事象」が無いのに、噂や誤解だけが広がるので、正直何かを止めるとか何かを実行すれば解決する物でも無い。唯一の対策は、その風評の原因となっていることに対して正しい情報を入手して、風評から説かれることしか無い訳ですが、これが中々難しい。先ず、その情報に接しようとしないから、一度思い込んだ誤解は、「真実」としてずっとその人の頭の中に残るわけですから。

ワイドショーのコメンテーターが典型だと思うけれど、たまたま何かの理由で名前が売れている人だと、その人の専門外の話であろうが、単なる思いつきレベルの話だろうが、それが「真実」として視聴者は理解して、事実化してしまう。同じ人が、昨日と今日とで言っていることが180度違っても、誰も疑わない。それが、コメンテーターとかなら、その人の資質の問題だからと言う事も出来るけれど、それなりの規模のメディアまでが同様の事をやっているのは、正直そのメディアの企業としての本質が問われる問題だと思う。結局は、正しい情報を根気よく継続して発信するしか無いけれど、一度思い込んだ人に対して、その考えを変更させるための説明ほど難しい事はないわけで、技術的な事だろうと科学的な事だろうと、平易な言葉や表現で、分かりやすく説明する事が次の課題かなあ。そんな状況の中で、トリチウム水に関して「ここまで丁寧かつわかりやすい説明は無いだろう」というのが、東京海洋大学の勝川俊雄准教授の記事

海洋放出反対派の今の主張を見ていると、「トリチウム水」という言い方よりも「汚染水」「汚染処理水」という言い方に変えている傾向が大きいように感じます。その理由は、トリチウム自体は人体に無害であっても、元々汚染されていた水なのだから、それ以外の有害物質が残留しているだろう、それが問題の本質なのだ、という感じでしょうか。それは、記事にも書かれているし、私も当然の疑問だと思います。だからこそ、IAEA等の権威ある機関とともに検証や必要な査察はするべきだと思うし、それらの情報公開は当生成を担保して行うべきだと思う。以前も書いたけれど、震災直後から福島産の生産物を全量検査をして、正直それはやり過ぎだとも思ったけれど、結局あの努力が有って福島県農産物魚介類に対しての風評は、極々一部の人を除けば今では誰も気にしない状態になったと思います。本当ならば払う必要も無い努力なんだけれど、やはり将来のことを考えると徹底的にやるべき何じゃ無いかと。それも、そこは政府の責任でやるべきで、人もお金も出して福島の風評被害対策を復興庁最優先課題にしても良いんじゃ無いかと思いますね。そして、今回その対策活動が実際に実を結んで風評被害が無くなれば、同様に風評対策に対しても効果がでるんじゃ無いかと。つまり、「●●」という事に対して「〇〇」という活動なり情報が伝搬してきたら、実は「●●」というのは正しくない、是正されるべき情報であるという、一つのリテラシーが定着するんじゃ無いかと。空くまで理想論ですが、そうやってまた一つネット社会が成熟する切掛になって欲しいし、しなくちゃいけないと感じます。

2021年4月22日

裏の構図 (6)

一旦終わったと思った、来宮駅での電動車いす問題ですが、援護射撃をしているはずが、逆に元々の主張の不整合性を言う結果に。なにかと言えば、以下略ちゃんがまとめているけれど、在来線の東海道本線(小田原駅乗車)から、最寄り駅の伊東線来宮駅まで乗換無しで移動出来るから、来宮駅での下車が必要だったという説明ですが、これは私も調べて書いたけれど、夕方遅くの時間帯に2本あるだけで、多分今回の旅行目的には不向き。ご自身で「レストランもホテルも予約して」とBlogに書いていて、その後弁解Blogでは「ランチを予約して」と書いているので、現地到着が17:00過ぎで、そこからランチに行くというのはどう考えても不自然。それが無かったとしても、その時間帯から坂道を上って来宮神社まで行ってホテルに入って、というのもかなり無理がありそう。だから、直通電車の利用が目的では無いと私も思います。

もし、負担を少なくするために乗換無しで移動したいのならば、なんで伊東線を利用するのかも不思議。実際はどうか不明ですが、この方は川崎市在住らしい。そうなると、川崎駅から一本で移動出来る事が重要だと思いますが、小田原からJRを利用していることから、川崎市内でも小田急線沿線なんでしょうね。そうなると、伊豆方面へ行くのも選択肢だろうけど、小田原から箱根登山鉄道で箱根方面という案もあると思うんですよね。で、そっちの方が料金的には安くなるんじゃ無いだろうか。例えば、新百合ヶ丘駅から箱根湯本までなら960円ですが、同じく新百合ヶ丘から来宮駅だとJRへ乗り換える分割高になって1060円と検索すると表示されます。より安く、より移動が簡単で、より観光地として著名な場所を選ばずに、来宮駅へ行くことを優先した不思議さがここでも感じられます。

また、以下略ちゃんは最後に、

熱海駅で、ノンステップバスなどに乗り換えると、その分の料金が増えてしまうわけです。

と書いていて、これは事実なんですが、でもそれは今回当てはまらないのではと思います。その理由は、ご本人がBlogで「元々は家族やヘルパーさん達と沖縄旅行を予定していたけれど、感染拡大で諦めて来宮駅に行き先を変えた」、と書いていたこと。つまり、LCCを利用するにしても往復で1万円を超えるチケット代になるわけで、ご本には障害者割引が適用されるかもしれないけれどそれでも数千円の旅費が必要だったわけです。それが、小田急線の運賃を含めても、往復2000円以下になるわけだから、バスを何回か利用しても当初の予算よりは支出は抑えられると思うのですが。いゃ、元々の沖縄行きの話は枕で、そう言う予定は無かったという反論が出るかもしれないけれど、そうなると「沖縄行きを諦めて来宮駅へ行く」という今回の旅行の目的がおかしくなります。最初から来宮駅へ行くことが目的だとしたら、その理由はなんだろうか、と言う疑問が出てきて、もしかしたら社民党としての活動目的が本当はあるのでは、と勘ぐられてもおかしくない。ここに矛盾が生じるわけですよね。

今回の彼女の行動に関して、賛否いろいろな意見がネットには出ているけれど、その中で障害者の声を届けさせるためにはこれくらいの過激な行動が必要、みたいな意見があったんですよね。その気持ちは理解出来るとしても、それはメディアとして新聞とかしか無かった二十年、三十年くらい前ならぎりぎり許容されたかもしれないし、それしか方法は無かったかもしれないけれど、今の時代はそうではない。今回彼女が批判されるのは、障害者としてのエゴとかではなく、社会人としての規範に照らしてどうなのかという点だと思うんですよね。そう言う意味では、逆に障害者差別されているわけでは無く、同等に扱われているわけで、それを「差別」とすり替えた議論をしようとするからますますフレームアップしていくように感じます。前にも書いたけれど、政治的な目的であっても、そこにそう言う設備が必要と思うのであれば、正々堂々と主張すれば良いだけの話し。それをネットで拡散すれば、同調する人も今以上に増える事もあるでしょう。それを、変に演出して、勧善懲悪物語みたいな筋立てにしてくるから、直ぐにおかしなところが指摘されて問題になる。国会では、火の無いところに煙を立てている人達が、実際に火を付けて煙が出ているのに、そんなことは無いと言うから批判されるわけです。大体、今回の場合お仲間である他の野党からの援護射撃が殆ど見られないことからも、何となく正体が推測されるような気がしますね。(続く...)

ドローンと自動運転


 ドローンの世界的メーカーとして有名な中国のDJIが、そのドローンで培った技術を生かして、自動車の自動運転の分野に乗り出したという記事。私は、ドローンに関しても自動車に関しても、一般的な知識しか無いけれど、個人的には一寸疑問を感じる話し。勿論、DJI自体は大きな会社だし、色々技術的な蓄積はあるだろうから、自動車の自動運転に関してもそれなりに実力はあるんだろうけど、記事にあるようなドローン技術がどれだけ有利かという点に関しては、まだまだ未知数だと思う。

個人的にドローンと自動車の自動運用を比べて、大きな違いは二つあると思っていて、一つはドローンは空中を3次元機動出来るけれど、自動車は平面上の「道路」の部分を線状に移動する事しか出来ない点。勿論緊急時には道路を無視する場合も有るだろうけど、基本的には「道路」という通路上の移動しか許されない点は、今のドローンとは大きく異なる点。それだけ制限要素が多いわけで、ドローンの機動にも多くの制限が生まれるはずで、その分かなり異なるアルゴリズムが要求されるような気がします。そしてもう一つの違いは、ドローンは何か障害とかの発生を予見したら、その発生地点を回避するように飛行経路を変更するけれど、唯一異なるのは自動車の場合には重要な行動動作である「緊急停車する」という事が無いという点。個の違いは結構大きい気がします。

3次元機動であるドローンに対して2次元機動をする自動車だから、違いが発生するのは当然で、例えばドローンが危険回避のために急上昇したり急降下する場合には、自動車では急停車する、という置き換えをすることで近似する事は可能でしょう。でも、左右の急旋回をするケースでは、自動車では道路からはみ出してしまう可能性もあるわけで、その場合はぎりぎりを掠めるように前進するのか、やはり急停車するのか、色々アルゴリズムは複雑になりそう。さらに、空中を飛来するドローンは、360度視界はそれなりに確保されるのに対して、車の場合は360度の視界は確保できても、直ぐ先が建物とか他の自動車などで視界が塞がれる場合も有るわけで、その辺りのアルゴリズムも、またドローンとはかなり異なりそうな気がします。

少し前の話題で、今後EV車が市場を席巻した場合、既存の自動車メーカーが淘汰されて、新しいメーカー、例えばSWとかデータ処理に明るいメーカーがEVの覇者になる、と言うような話が結構されていたんですが、個人的にはその話にも今は疑問を感じています。理由は、EVになろうが現在のガソリンベースの自動車であろうが、基本はガソリンエンジンが電気モーターに変わるだけで、それ以外の駆動系が変わらない以上、方充電処理とか動作中のバッテリー管理みたいなところは新興メーカーが有利だろうけれど、やはり「車」という商品に仕上げる点では既存の自動車メーカーがまだ有利じゃないかと思います。勿論、EV車として確か日本の大学で研究しているように、タイヤの中にモーターを仕込んで、独立して動作するような今の自動車にはない様なデザインで先行する可能性はあると思いますが、そう言う方向に全体が行かない限りは、自動車メーカーも新規メーカーにも、どちらにもチャンスは有るんじゃないかと。それと同じように、エポックメイキングな技術や製品が登場する可能性は大きいけれど、そこに至るにはまだまだ多数のそして複雑なパラメーターが存在していて、どの様にも傾く可能性が大きいのが、今の自動車市場特にEVやPHV等に関しての乗客じゃないかと個人的には感じています。私も、何年か後には車の買い換え時期が来ると思っていて、もしかするとそれが人生最後の買い換えになるかもしれないわけで、その時にどんな車が目の前に登場してくるのか、ちょっと楽しみに待っているところです。

2021年4月21日

マスクハック

 TLに流れていた、米国CDCのマスクハック。

=> https://twitter.com/CDCgov/status/1382005659252760577

マスクを二つに折り、耳掛け紐のところを付け根で結んで、その重なる部分を内側で広げることで、N95マスクのように鼻から口-顎の部分に空間が出来て、かなり呼吸が楽になります。実際自分も早速やってみたら、以前は呼吸の時息を吸う時にマスクが口や鼻の部分に密着して苦しくなることもありましたが、少し試した範囲ではそんなことは無い。

一つ付け加えるならば、この加工をする前に鼻押さえの針金が入っている部分を折って、予め上の部分が鼻のラインにフットするようにしておいてから、二つ折りをして耳掛け紐の根元を縛る加工を始めた方が良いですね。あと、府耳掛け紐の根元の部分が近くなって、マスクの四つの角の部分がどうしてもほほの部分に当たります。CDCの映像では、元々のマスクのサイズが大きいのか、顔の横まで隠れるようになっていますが、私が今使っている不織布マスク(大人用の標準サイズ)では、以前だと顔の横まで隠れていたものが、この加工を加えるとえくぼのあるくらいの所まで、マスクの端(耳掛け紐の付け根)が内側に入ってきます。その辺りはもう少し改善が必要かも。

[2021年4月23日追記]
何日か試してみたんですが、足すかに鼻と口の周りに空間が生まれて呼吸するのは凄く楽。ただ、耳掛け紐を結んで短くなるので、その分耳に当たるところが痛くなったり、上下に広げても左右で結んでいるので、どうしても開いた蛇腹部分が閉じ気味になり、知らないうちに鼻が出ていたり、逆に顎の部分がずれ上がっていたりと、どうも具合が悪くなる場合も。多分、日本では「大人用、標準サイズ」として売られてマスクだと、この加工を加えると小さめになってしまうようですね。映像を見ても、アメリカ製マスクは加工後も結構サイズ感があるし。ということで、元の状態に戻してしまいました。今後大きめサイズのマスクが購入出来たら、また試してみようと思っています。

ワクチン確保

先日の日米首脳会談の時に発表された、米国ファイザー社製ワクチンの追加供給について、5000万回分の追加となるという記事。 どちらかと言えば与党に批判的な論調の毎日新聞が記事にするくらいだから、多分その内容は正しいんでしょう(そう言う判断基準かい-回)。

この追加供給が発表されたときには、菅総理の快挙を賞賛する声もある一方で、実は口約束だけとか、その後EU分の追加等もあり日本は結局蚊帳の外だったのではと言う不信感も出されていましたが、取りあえずはそれは払拭されたという理解で良いのかな。これで、ファイザー社製ワクチンだけで1億9400万回、一人2回接種が必要だから、9700万人分となり今予定されている16歳以上への接種がほぼ賄える状態に。このファイザー社製ワクチンに追加して、モデルナ社(5000万回分)とアストラゼネカ社(1億2000万回分)のワクチンも今の所予定に入っているので、かなり余裕が出来た計算にはなります。

ただ、アストラゼネカ社のワクチンは、接種後の血栓発生の問題でEUでも今の所使用中止状態で、こちらは今後の動向次第。となると、やはりファイザー社製ワクチンに暫くは期待が掛かることになりますが、ワクチンは届いてもそれを接種する医療従事者の数が足らないという事で、全員に行き渡るのは来年という発言も。このあたりは、実際に接種を運用する自治体の体力次第という事もあるので、中々難しいとは思うけれど、何とかワクチンが増えた分詐欺用可能な人材も、例えば今は引退した看護師の人を臨時に再雇用するとか、政府としても出来る選択肢はどんどん検討して欲しい。

実は、自分の親のところには既に接種の予約可能の知らせが来ているらしく、「打った方がいいか」とか行っているのですが、私的には「直ぐに予約しろ」と言っています。でも、昼間はワイドショー好きな母親などは「〇〇さんが言っているから、暫く様子を見る」とか言っていて、本当くだらないにも値しないでも情報を拡散している一部ワイドショーやテレビ番組には怒りしか感じない。今回だけで無く、これまでの反ワクチン報道の責任を、いつかメディアには徹底的に取ってもらいたいものです。

晒されるメディア

ジャーナリスト、佐々木俊尚氏のコラムから、戦後メデイアの病=弱者の代弁氏としての驕りについて。 最初から2/3位迄は戦前・戦後のジャーナリズムの話で、興味深い話ではあるけれど、肝は最後の部分ですよね。本来は「事実」を伝えるべきメディアが、自分達の意図・主観を「真実」として述べるようになり、しかもその正統性を担保するために、「弱者に寄り添う」事で批判をかわすと言うよりは封じる立場になってきた事を問題視しているところでしょうね。

つい最近も、ネット上でのとあるメディア関係者が、「最近メディアに対する批判が強いが、自分達は正義、だから頑張る」とか「昔はメディアへの批判は無かったが、最近は何かあると直ぐ批判される」みたいな書込がありました。これって、今から何十年も前、メディアと言えば、ラジオ、テレビ、新聞位しか無かった時代の事を、今でもそのまま通用すると勘違いしている証拠でしょうね。ネットが発達して、全ての人が情報発信が出来るようになり、瞬時に既存メディアだろうと個人の発言だろうと、公開されて拡散されて、反応が戻ってくる時台になってきている認識も自覚も覚悟も無いんでしょう。

大体、特定の媒体しか無い時代に、仮に反論しようと思っても、先ずはその媒体に取り上げられないと出来なかったわけで、それは事実上反論の手段が無かったのと同等の話。決して、メディアに対しての批判や反論が無かったわけでは無くて、手段が無かっただけの話。それを誤解しているのか、蒸ししているのか。強いて言えば、読者からのコメントみたいな物はあっただろうけど、それは社内で閉じているから世間は知ることは出来ない。公開されるようなコメントは、良い内容だろうと悪い内容だろうと、社内的に確認されて承認された物だけが掲載されるわけですから、少なくともメディア側にとって「毒」にはならない。でも、今のネットでは、玉石混交全ての情報が戻ってくるわけだから、読者や視聴者同様メディア側にも「ネットリテラシー」「情報リテラシー」を十分に保持する必要があるはず。でも、そんなものは極々一部のメディア関係者を除いてないことは、既に知れ渡っているわけですしね。

一番の問題点は、佐々木氏が指摘されているように、弱者やマイノリティを利用して、彼らに寄り添う素振りを自分達の立場の正当化に利用していること。最近の例で言えば、福島の被災者に寄り添う素振りをしつつ、風評被害を拡大させているわけだし、その前にはHPVワクチンに関しても副作用を錦の御旗にして反ワクチン運動の推進者になり、結果的にHPVワクチンで防げたであろう問題を拡大させただけ。その名残というか流れは、今の新型コロナウイルスワクチンにも影響しているわけです。何度も書いているけれど、普通の企業だったらリコールとか製品回収をして、さらには代替手段の提供やその問題に対しての原因究明や対策提供をするわけですが、メディアではそう言う行動は見られない。逆に、何故メディアを攻撃するような発言がネットでは多いのか、みたいな方向にどんどん傾倒していくわけで、自浄作用なんていうものも期待出来ない状態に。「発信力」という力を誰もが持つようになった現在、それまでその力を独占していた「メディア」はそれに変わる「物」を自ら見つけて行かないといけないわけで、それが特定範囲に対してのみの訴求力であることが、今最大の問題なんでしょうね。


2021年4月20日

ウイルスセンサー


理研・東大・京大の共同研究で、新型コロナウイルスの超高感度・世界最速検出技術を開発したというニュース。 記事では簡略化されていて今ひとつよく理解出来ませんでしたが、リンクされているリリースレターを見ると、ちょっと理解出来た気がします(笑)。

ウイルスRNAとある機能の酵素を混ぜておくと、RNAと酵素が結合したときに微細な蛍光シグナルが発生するので、その個数をカウントすれば、RNAが幾つあるか分かり、且つその単位はウイルスRNAの1分子レベルで検出できるというもの。そう言う働きをする酵素技術と、さらには微細蛍光現象を感知できるデジタル技術の融合という事なんでしょうね。

リリースレターの後半には、今回の新型ウイルス以外の基礎疾患の診断や発見にも応用可能ということで、かなり期待が持てる技術のように感じられます。また、ランニングコストがUS$9となっていて、PCR検査のUS$5と比べてそんなに高くなく、将来的にもさらに安価に出来るとのことで、有望な技術のように感じられますね。まずは新型コロナウイルス検査に特化した技術の確立なんだろうけど、そこから他のウイルスや疾患への展開はかなり早くなりそう。センサーというか、蛍光を完治する部分は純粋に微細半導体加工技術なので、後はそのウイルス等に応じた酵素とそれに反応する蛍光レポーターと呼ばれる発光物質の特定が出来れば、どんどん応用の可能なんでしょうね。

試薬というか、一番分かりやすいのはリトマス試験紙だと思いますが、酸性・アルカリ性の度合いで色が変化して、それでpH値を知ることが出来ますが、行ってみればそれを凄く微細に且つ正確に実施するような物という大雑把な理解でOK? これまでだと、化学反応を起こす試薬開発が中心だったけれど、そこにデジタルの技術が入る事で、例えば人間の視覚では捉えられない高速な変化や微細な変化まで認識出来るので、より試薬の種類の幅も広がると言う事なんでしょうね。犬の嗅覚で癌を検知するとか言う話が以前有ったけれど、多分その犬の高感度の嗅覚部分を、デジタルセンサーが補うと思えば良いんでしょうね。段々と、サイボーグの世界観が近づいて来た気もするのは、SFの読み過ぎ。いずれにしても、日本発の技術として早く実用化して欲しい。

三井住友Hilton HHONORS VISA Platinum Card解約

8年程前に始まった「Hilton HHONORS VISA Platinum Card」も、既に新規募集は終了して、サービスも来年の8月で終了。 発行されて直ぐに契約して、以後毎年10滞在のクライテリアを満足させつつ、Hilton HHONORS Diamond特典や、付帯しているPCJ (Premium Club Japan)のサービスを有効に利用させて貰っていたので大変残念。後継のHilton HHONORS Amex Premir Cardを3月に契約して既に使い始めていますが、とにかくHHONORS Diamond維持のためには、年間200万円以上の使用履歴が必要になるので、それが大変。それでも、複数枚のクレジットカードを所持していて、それら全体の年間使用金額はそれ以上なので、使用カードの付け替えをすればそんなに厳しい条件では無いのですが。

で、このHHONORS Amexを使い始めて一月近くが経過しようとしています。最初の一月間に10回以上の使用履歴で、HNONORS 1万ポイント付加とか、最初の3カ月で30万円以上の利用履歴で3万ポイント付加とか、いろいろと利用特典が設定されているので、まずはそれを目指すことに。すでにMizuho Amex Platinum Cardも持っているので、そちらでの利用先を付け替えるのが先ず最初だったんですが、となるとこのAmex Platinum Cardも重複するからいらないかなぁと言う気がしています。見栄だけで持っているのも無駄だし(笑)。このカードの今後に関しては、来月以降に一寸確認してから決める予定。

今回のHHONORS Amex Premium Cardですが、Amexはどうしても利用の買う先が限定されるという認識が私には合って、だからメインカードにはしたくない・成れないと思っていました。只、今回カードが来て意図的にあちこちで使用してみているんですが、例えば以前は弾かれていた自宅近所のガソリンスタンドの給油機のカードリーダーでも、今回利用できてビックリ。多分提携先のJCBが頑張っているんだろうけど。それ以外の、個人経営のお店なんかでも、以前はAmex系は手数料が択手取り扱っていないお店が多かったのに、最近は結構増えている印象を受けます。まぁ、利用者にとっては良いことですよね。

と言うわけで、新しいHHONORS Cardを使い始めて一月近くが経過し、移行は順調に進んでいることもあって、これまで散々お世話になった旧HHONORS VISA Cardを解約することに。既にサービス終了がアナウンスされて居ることも有ってか、VISAのVpassという自分のアカウントからボタン一つで解約処理が出来てちょっと拍子抜けました。まあ、普通ならサービスセンターに電話して、その時に散々引き留められてみたいな手続きが必要だったと思いますが、事情が事情だけに仕方ないのかもしれません。こちらとしては、簡単なことは嬉しいのですが、解約手続き後自分でハサミを入れたカードは、どの場合でもちょっと寂しい気がしますね。私の場合、サービス毎にカードを作ることは無くて、出来るだけ集約して利用するタイプなので、やはり一つ一つのカードにそれなりに思い入れもありますし。ありがとうございました。


火星の空

火星探査車「パーシビアランス(Perseverance/忍耐)」に搭載された、火星探査ヘリ「インジェニュイティ(Ingenuity/創意工夫)」が、初めての飛行に成功したというニュース。まずは、ロケットを打ち上げて衛星軌道に持ち上げることが大変なわけで、そこから火星までの飛行ミッションを成功させ、さらに探査車も含めた探査機材を無事に着陸させ、そこから搭載していた火星ヘリコプターの飛行を成功させるという、何代買い物難関を越えてのミッション。

この火星ヘリ、1.2mの回転翼2枚を持っているとのことで、反転回転翼なんでしょうね。そのサイズの物を搭載しているというのも凄いけれど、地球の大気密度の1%程度の火星の空気の中飛び上がるために、毎分2500回転するというのも凄い。微弱な太陽光から発電して蓄電して、それで飛行するんでしょうけど、やはりアメリカの持っている技術力は凄いなぁと改めて感じます。

この火星ヘリには、人類初の動力飛行機での飛行に成功した「ライト兄弟(Wright Brothers)」の飛行機、「ライトフライヤー号(Wright Flyer)」の翼の一部(布)を搭載しているなんて、いかにもアメリカ人が好きそうなストーリーですよね。で、この初飛行に成功した場所を「ライトブラザーズフィールド(Wright Brothers Field)」と名付けるのも、いかにもアメリカっぽい気がします。実際にライト兄弟が初飛行に成功した「キティーホーク(Kitty Hawk)」は、仕事の出張でよく行っていたNorth Carolinaにあり、私も2回位週末に行ったことがあります。「人類初飛行の場所」だから、結構色々あるかなと最初は期待したんですが、当時は記念碑みたいなものがある砂浜だけで、かなり拍子抜けした記憶があります。

実は、ライト兄弟の初飛行にの2年前に実は初飛行に成功していたのではと言われる、グスターヴホワイトヘッド(Gustave Shitehead)なるも知られているのですが、写真等の記録が乏しいという事で、ライト兄弟が「初飛行」という事になって居るみたいですが、このあたり単に記録だけの問題では無く色々政治的な課題もあるのかなと勘ぐってしまう。まぁ、NASAが今回ライト兄弟の名前を使用したことで、歴史的には確定するんでしょうけど。勿論、そう言う裏の事情とは無関係に、今回の火星ヘリの飛行成功は快挙だし技術と科学の成功例の一つであることは間違いないですね。

2021年4月19日

枝野、寝ろ

何か、「枝野氏、大丈夫か?」と心配になる発言。 昔、何でも欲しがる「クレクレタコラ」っていう番組があったけれど、まさに「クレクレエダノ」と言われても仕方ないようなこう言う発言が、ここの所何度も続きますね。

野党が与党政権を目指して日々活動するのは当然のことだけれど、その活動の対象は「国民の生活向上」とか「平和維持」とか「経済活動の活性化」とか、そう言う社会全般に対してのはず。ところが最近の彼や、立憲民主党の発言を見ると、とにかく自分達を中心にしろ、自分達に政権を持たせろ、俺たちにやらせないから日本は駄目なんだ、みたいな、どこからそんな自身が出てくるのか不思議な状況。

一番不思議なのは、「政権を渡せ」という言い方。10年以上前に、旧民主党が当時の自民党から政権を奪取したのは、仮にも国民の支持を得て選挙で自民党など与党議員を破ったからなわけで、その後の実績は別にしてもちゃんとルールに従って、議員を増やして行ったからこそ。中には、ガソリン税とか消えた年金対策とか、結局は大風呂敷を広げて、広げたままで終わった物も多いけれど、それでも美辞麗句と知りつつも当時の国民の多数が支持したから、選挙でも勝てたわけで、少なくともそう言う努力と実績は会った事は確か(自民党のオウンゴールも多かったけれど)。でも、現在の政権を狙う立憲民主党は、何かというと「政権を渡せ」ばかり。何故、選挙で勝って奪うと言わないのだろうか。それは、もう政党支持率に如実に表れているわけで、旧民主党時代は自民党と並んで20%位の支持率を得ていたから選挙に持ち込んで勝負も出来たけれど、今の自民党は30~40%位の支持率がそれでもあるのに対して、立憲民主党は数%と10倍近い差がある。そんな中で選挙をしても、勝てないばかりか、下手をすれば所属議員数がさらに減る可能性も大きい。

共産党との共闘が行きすぎいていて「立憲共産党」とも揶揄されるくらいだけれど、考えてみたら自民党も社民党と連立政権を作って、当時の村山富市社民党党首を総理大臣にしたくらいだから、そんなに変な話では無いと思うけれど、でも村山政権は阪神淡路大震災の対応の不味さもあり終わったし、結局その時に容認した自衛隊問題で社民党はどんどん分裂していったことを考えると、連立も一つの方法とは言えやはり相手を考える必要があるわけで、余り良いアイデアとは言えないでしょうね。特に、共産党との連立は、自民党が公明党との連立を切れないなと同じで、特に感安定した票が欲しいと言うだけの理由だから。それでも、公明党はそれなりに自民党に対してのブレーキ役的存在にもなる場合も有るからまだ良いけれど、立憲民主党と共産党も含む野党統一政権が仮に誕生したら、共産党はブレーキ役所か時限爆弾になりそう。東日本大震災当時は、不甲斐ない当時の菅(かん)総理に変わって、それこそ寝る間も惜しんで対応し、ネットからは「枝野、寝ろ」と言われたけれど、今も同じ言葉が掛けられるんだろうなあ。意味的には180度違うだろうけど。

見苦しい引退後

 産経新聞に掲載された、鳩山元首相の菅総理とバイデン大統領の会談に関しての記事なんですが、取材した記事かと思ったら、単に彼のtwitterを紹介しているだけ。何か、記事にするだけの内容があるならともかく、こんな文字通り箸にも棒にもかからない呟きを、わざわざ記事掲載する必要性なんて微塵も感じない。

と言うか、史上最低の総理大臣の一人に、菅総理にしても他の総理にしても「哀れ」とか言われたくないよなぁと同情してしまう。ご自身は、当時のオバマ大統領との会談で、後に「やりにくい、付き合いにくい」と言われたのは知らないのか忘れたのか。沖縄の基地問題にしても、「最低でも県外」と言いながら、最後は「県内移転が必要」と現実を突きつけられて、結局何もせずに逆に騒ぎを大きくして消えていったし、引退したはずなのにちょくちょくいっちょかみしてくるし。

この人の議員時代には、母親から何億という「子ども手当」を貰っていたことが発覚したけれど、結局は当時の与野党交替の雰囲気にメディアが荷担したからか、有耶無耶で終わってしまったし、その後も自分の事務所に自衛隊関係の書類を持ち帰っていたりと、やりたい放題。それなのに、なんでどこからもお咎めが無いのか未だに不思議。少なくとも、議員としての資質は無いに等しいと思うので、もし日本のために何かやりたいと思っているのだとしたら、自分の資産を活用した基金を設立して、問題解決をすれば少しは再評価されるかもしれないけれど。

まぁ、鳩山氏以上に、何故かわざわざ個人のtweetの内容を取り上げて記事にする産経新聞も産経新聞だけれど。強いて言えば、そのtweetにしても相手をこき下ろすだけなら素人にも出来る分けで、仮にも元首相経験者として会談内容に関して自分の意見を述べるなり、批判ではなく批評する位の度量があれば、まだ評価されるんだろうけど、何か子どもの喧嘩で遠くから悪口を言っている感じ。「晩節を汚す」という諺があるけれど、通常は以前は高い評価を受けていたのに、後にそれを覆すような振る舞いをする事ですが、昔の高い評価も無い人が、後にさらに酷い振る舞いをする場合には何というのだろうか...

Four Points by Sheraton Nagoya Centrair

BONVOY系11滞在目(20-22泊目+25泊+19泊+5泊)は、 ほぼ一月振りとなるセントレアのフォーポイント。今回も1万円を切るレートが出ていたので、ワーケーションを兼ねての宿泊。

今回チェックインの時に、予約した時のレートだと最上階の12Fのキングルームが利用可能だが、5Fになるがプレミアムルームにアップグレードも可能と言われて、ちょっと迷いましたが、別にそんなに広い部屋で無くても構わないし、最上階のフロアーはまだ利用した事が無かったので、そのまま12Fの部屋をお願いしました。

実は眺望にちょっと期待したんですが、隣りのホテルの駐車場が見えるだけで、滑走路は勿論空港ビルすら見えない(笑)。その空港ビルは、相変わらず寂しい雰囲気で、羽田とかですらそこそこ飛行機が飛んでいてもあんな状況だから、セントレアは言わずもがななんですが。一応に本の中心部にある空港だから、利便性は高いと思うものの、如何せん主な地域・都市へは新幹線も走っているわけで、沖縄とか北海道とか、遠隔地行きのフライト以外は余り利用されていないんでしょうね。アメリカのように国土が広ければ、ハブ空港として一番利用される部類だと思うけれど、日本の場合は端から端まで飛んで、やっと3時間一寸くらいの距離ですから、名古屋からだと2時間掛かるかどうか位の距離でカバーされてしまう。その遠距離線である沖縄、北海道線にしても、そんなに日中フライトがあるわけでも無いし。航空機産業の日本の中心地・名古屋ではあるけれど、空路需用はそんなに高くないというのは何か皮肉にも感じられます。

2021年4月17日

I/Fの未来

 佐々木俊尚氏のコラムから、電子デバイスI/Fの方向性に関しての話題。デザインや機能実装の自由度の高さから、「タッチパネル」「タッチスクリーン」系のI/Fは今の主流になりつつありますが、「画面を見ながら、そこに表示されたI/Fを操作(タップ、ドラッグ等)」する、「対面型」のI/Fは再び「同方向型」のI/Fに代わり、最終的にはインプラント技術などで人間と一体化するだろうという話。

佐々木氏は、タッチパネルI/Fの難点として画面見ながら操作することにより、そこに意識が集中することで、本来集中すべき方向、例えば運転中なら前方の状況把握が疎かになる点を指摘されています。確かに、液晶ディスプレイがダッシュボード内に組み込まれているような場合には、視線が前方とダッシュボードを行ったり来たりするでしょうけど、その映像がオーバーヘッドプロジェクターでフロントガラスに投影されれば、かなり改善されると思うし、タッチパネルもタッチパッドで手元で操作できるようになれば、液晶画面を見ながら操作する事には変わりないけれど、操作性はかなり違ってくると思います。

車のダッシュボードよりも、さらに複雑な航空機の操作系では、グラスコックピットが今では標準なわけで、佐々木氏が書かれているように、操作するときにその画面を見なければ行けないというデメリットはあるものの、例えば操作系を階層化したり、重要な物をまとめたり、また操作する範囲がその画面の中に収まるということで、あちこち手を伸ばしたり体を動かす必要が無くなるから、それはそれで安全性の向上が期待出来るとも思いますし。一方で脆弱性としては、その液晶パネルが例えば異物が当たって画面が壊れてしまえば、全ての操作系が動作不良になってしまうので、万一の場合には脆弱性は益しようパネルの方が弱いと思う。

結局は、過去技術の無い時代に生まれたものは、その当時に確率したI/Fを踏襲していく必要性があるし、その中で差し替え可能な部分は徐々に世代交代していくという事。車の場合、ハンドルの存在はまだまだ重要だけれど、自動運転が徐々に実用化されていけば、ハンドルはスティック型になるかもしれないし、もしかしたらスマホで操作する時台にもなるかもしれない。最終的には、音声指示やジェスチャーによる「運転」が、自動運転の補助動作として使われる程度にまで進化するかもしれない。それまでの試行錯誤が、今進んでいるという事なんでしょうね。そう言う意味では、視覚に頼るタッチパネルのような液晶I/Fは「方向性」の中でもタッチパネルに対しての「指向性」を持つけれど、同じく方向性はあるけれど「無指向性」の音声認識・音声ガイド等は、対面式だけれど同方向性の自然さも同居しているI/Fじゃないだろうか。車に関して言えば、今自分の自家用車にも音声認識システムが内蔵されていますが、SiriやOK Googleと比べてかなり残念な性能なんですよね。あの辺り、まだまだ改善の余地があると思うし、そうなると「無指向性」の方向性I/Fが、究極のインプラトンまでの繋ぎになりそうな気がする。

スーツの集団

昨日自宅近くのイオンモールに朝出かけたとき、モール内に入って暫くすると、スーツ姿の男女の集団に遭遇しました。年齢的には30代を中心に、20代や40~50代と思われる方もいて、全体で30人位いたかなぁ。女性の方も2~3割位いて、一体何なんだとビックリしました。 

どうもリニューアル中だったコスメショップがリニューアルショップしたので、その店舗に商品を入れている化粧品メーカー各社の人達が、リニューアルオープン祝いに駆けつけた、と言う事らしい。私が言ったのは、丁度専門店がオープンする朝の10:00少し過ぎ位でしたが、こちらの店舗の写真にあるように店内も結構混雑している様子でした。自分はコスメも化粧品も使わないから、全く縁の無いお店なんだけれど、まだまだ養生中の店舗区画が目立つモール内だけに、1店舗だけでも開いてくれるのは1ユーザーとして嬉しい。

チラッと内部を通りすがりに見たんですが、奥行きが深くてビックリしました。並びの店舗の外からの様子と比較すると、奥行きは2倍位ありそうな印象。でも、この店舗区画は、その奧の反対側に眼科医院が入っているので、そんなに奥行きは取れないと思うので一寸不思議。店内デザインで奥行きの深さを意識させて、その分各社の商品数とか種類とかも豊富なような印象を与えるようにしているのだろうか。

決してイオンモールの回し者ではありませんが、来週金曜日23日には一連のリニューアルが一段落して、今はまだ養生中の店舗区画も新店舗だったり、リニューアルした既存店舗が再オープンして、また賑やかさが戻ってきそう。新規開店組では、一足早く開店したAlpen Outdoorsには、用事が無くてもモールに行けば必ず寄って店内を一回りして、日々キャンピング心がかき立てられていますが(笑)、23日にはその上のフロアーにAlpen Sports DEPOがオープンするので、こちらもちょっと楽しみ。以前は言っていたスポーツ店のヒマラヤの店舗に、横にあった赤ちゃん用品のお店が移転してスペースが拡大されているので(実は、一番最初のスポーツ店がその規模だった)、品揃えに期待しているところです。G.W.には、混雑するのかなぁ。その前にちょっと新店舗のチェックをせねば。

2021年4月16日

移動制限は効果的か

非常事態宣言が解除されて「やれやれ」と思ったところ、関東1都3県や、関西地区などでは陽性者数が増えていて、再度移動制限などを指示出来る「まん延防止等重点措置」適用がされようとしている事態に。今朝のCX系「めざまし8」に出演されていた、外国人コメンテーターの方(名前は失念)が言われていましたが、他のアジア諸国や欧州も同じ感染拡大のトレンドを見せており、日本の対策云々と言うよりも、新型コロナウイルスの感染トレンドが忌まそうなっていると考えた方が良い、と。確かに、日本以上のロックダウンをしている地域や、ワクチン接種が進んである地域でも、同様のトレンドがでていて、日本特有の現象で無いと言う事は自分も何となく感じる所。

唯一の例外としては、ワクチン接種がかなり進んでいるイスラエル位でしょうか。徹底したワクチン接種でその効果はかなり期待出来ることは分かってきたので、これはこれとして今後の知見として重要だと思う半面、国の規模とか仕組み、さらには人口などを考えると、イスラエル位の規模なら可能でも、その何十倍もの人が居る日本などでは中々そこまでは難しい。東京都の小池都知事を始め、陽性者数が増加している地域の首長は外出や人の移動を極力控えるように依頼。特に小池都知事などは「東京に来ないで下さい」とまで言っているけれど、をぃをぃそれって東京2020はどうするんだと。

100%無関係とは言わないけれど、あれだけ批判を受けたGo Toトラベルを中止しても、結局は感染の傾向は終息しなかったし、正直人の移動による要因はゼロとは言わないけれどかなり少ないと言って良いのでは。実際、移動時に密になる可能性の高い電車だったり飛行機は、数分間隔で室内換気されているので、下手な場所よりも飛沫感染するリスクはかなり少ないでしょう。また、徒歩移動であれば常に空気が移動するなかに居るので、こちらもリスクは低いと思う。唯一懸念されるのは、例えば信号待ちの時等で、回りに丁度感染させやすいタイミングの保有者が板場後かだろうけど、それもちゃんとマスクをして距離を取れば、やはりリスクは下げられるはず。だから、移動する事自体が感染拡大の要因に繋がるというのは、ちょっと現時点では無理があると思うし、それを中心に人達に無理強いをすることの効果も疑問。

やはり、感染経路が分かっている、例えば院内クラスターやカラオケ店など、人が集中して居る場所の対策を重点的に進めるべきだと思う。所謂会食機会にしても、営業時間制限よりは、座席位置の間隔とか室内換気の状況、さらにはマスク無しの会話の抑制とか、そういう部分をもっと厳密に指導するべきだと思う。その分、営業可能時間は今よりも遅くして良いけれど、仮にクラスター発生したら、その店舗だけで無く周辺店舗も含めて査察対象にして営業指導が入るみたいな、ピンポイントの指導の方が重要だと思うなぁ。その分、人出は掛かるかもしれないけれど、今のように移動制限するよりは効果的だと思う。最近では、変異株が若年層に対して感染力が高まっていることが言われているけれど、初期の頃に若い世代は感染しない、感染しても軽傷で済むという話が、今も生きていて、だから彼らが余り感染対応に熱心で無い事が、ジワジワと感染拡大している原因の一つじゃないだろうか。あと、街中でのPCR検査が広がっているけれど、あれで偽陰性の人が大量にでていて、それで安心してマスクなしとか夜遅くの会食とかに繋がっている気がします。感染拡大を抑える対策は必要だけれど、移動制限が本当に効果的なのか、ちゃんと考える必要があるように思いますね。

CFL Global Draft

アメリカにNFL (National Football League)があるように、カナダにはCFL (Canadian Football League)があります。2019年に、日本のX-Leagueとパートナーシップを結ばれ、昨年はコロナ禍の影響で中止されましたが、日本からCFLへ挑戦するパスが出来ました。アメリカ人、カナダ人以外の海外選手を対象に、正規選手2名、練習選手3名の5名の枠を各チーム(全部で9チーム)が持ち、そのうちの4名分のドラフトが日本時間の今日の早朝に開催されました。

世界各国からの候補選手は300名位いて、その中からある程度絞られた選手からドラフトされます。日本からは、12名がリストされ、その中から6名が今回のドラフトでピックアップされて最初の関門を突破。内訳は、キッカー(K)が二人、オフェンスライン(OL)が一人、ラインバッカー(LB)が二人、ランニングバック(RB)が一人。日本人以外の選択選手も含めて感じるのは、カナディアンフットボール(CFL)のNFLとは異なる特殊性みたいなもの。NFLも含めて、アメリカンフットボールの試合人数は11名ですが、CFLは一人多い12名。さらにフィールドサイズも縦・横ともにNFLの企画よりも大きく、またTDを狙うエンドゾーンの奥行きはNFLの倍の20ヤードあります。したがって、試合はパッシングオフェンス中心で、点の取り合いによるシーソーゲームになりやすく、それがCFLの魅力の一つとも言えます。今回、QBのドラフトが無かったのは、やはり試合の組み立てや実行で外国人としての難しさがあるのかなとちょっと感じます。また、レシーバーも、ワイドレシーバー(WR)が二人、タイトエンド(TE)が一人選択されていますが、今回4人のWRが居た日本人メンバーからの選択はゼロ。能力的には、どの選手も十分ドラフトに値すると思うのですが、考えられるのはコミュニケーションの問題(英語力)、とサイズかなぁ。一応、各チーム2名の選手と3名の練習生の選択権があり、今回はそのうちの4人分が行使されたもの。各チーム、後一人分のドラフト権が残っているので、今後何処かのチームから声が掛かる可能性は高いと思いたいですね。

メジャーリーグが、頂点のMLBから、3A、2A、1Aと階層構造が作られていて、下部組織からMLBへの昇格もありますが、CFLとNFLの関係はそうでは無くそれぞれ独立した組織だから、CFLに居るからNFLに昇格できるわけでは無い。ただ、NFLとしても例えば欧州リーグからよりも、即戦力になりやすいCFLから選手を持ってくる方が、リスクも低いわけで、CFLというものがNFLのある意味バッファーみたいな存在であることも事実。ただ、NFLとしては潤沢なUSカレッジフットボール界から優秀な選手がどんどん生まれてくる中、CFLや海外リーグから選手をピックアップする理由は、よほどの理由=レギュラーが怪我をして即戦力が今すぐ欲しい、というような場合だろうから、それに答える成績を先ずは残して、NFLスカウトの目にとまるようにするのはさらに大変。今回選択された選手も、5月からのキャンプに参加し、そこでセレクションされて6月に登録されれば「日本人初のCFL選手」になれます。その後、6月中旬から10月まで、CFLのシーズンは続きますが、その中で出場機会が得られれば、8月からのNFLシーズンで収集される可能性も生まれてきますが、まだまだ険しい道のりでしょうね。

今回選ばれた6名のうち、RBの李選手(OBIC)は、NFLを最初から狙っているから、ドラフト指名を受けたけれどCFLには行かずに、NFL挑戦を続ける可能性が高いので、実質5名のうち誰かが日本人初のCFL選手になる可能性が今の所あると言えます。ちょっと以外だったのは、OLやLB等、結構日本人が不利と言われるサイズが必要なポジションに半数が選抜されたこと。それでも、OLの町野選手(富士通)は、197cm/136kgと十分なサイズだし、LBの二人、丸尾選手(アサヒ飲料)も183cm/102kg、山岸選手(富士通)は182cm/102kgと、LBとしては十分なサイズですからね。ただ、サイズは互角でもスピードは日本選手とはかなり違うと思うので、それにどれだけ対応出来るかで、今後の生存可能性が決まりそう。残るキッカー(K)は、佐藤選手(IBM)が178cm/80kgと山崎選手(OBIC)の173cm/85kg。サイズ的にはアメリカ人的には小さい方なのかもしれない無いけれど、フットボールのポジションのうち、唯一コンタクトされないポジションなので、サイズは余り関係無い。純粋にキック力だけが問われるポジションなので、可能性的にはこの二人が一番近いかもしれません。いずれにしろ、次の関門6月のロースター登録目指して頑張って欲しいです。

あぁ、ブーメラン

福島第一原発処理水の海洋放出に関して、国を挙げて反対していた韓国ですが、韓国の聯合ニュースがこんな記事を掲載。 昨年10月に、韓国海洋水産部や原子力安全委員会等による韓国政府の合同タスクフォースが、「科学的に問題ない」という政府報告書を作成していたと言う内容。

記事によれば、

  1. 海洋放出が与える影響は、拡散・希釈されて有意味な影響は無い
  2. 日本のALPSの性能に問題は無い
  3. 日本の海岸地域付近の放射能の影響は、妥当な数値だった
  4. トリチウムは生体に濃縮・蓄積されにくく被爆の可能性は極めて低い
と言う内容だったとのこと。つまり「全く問題なし」と半年程前に政府がお墨付きを与えているわけです。それなのに裁判するの?

と思ったら、こちらのハンギョレの記事では、専門家の意見は意見だが政府の立場では無い、と強弁しているらしい。まぁ、火の無いところに煙所か大火事を作る国だから今更驚かないけれど、こちらの記事を見ていると、福島第一原発の海洋汚染に関して騒ぐことが、逆に自国の水産業に対しての風評被害を誘発することになっているという笑えない状態に。実際福島県沖の海流の流れを見ると、北からの親潮、南からの黒潮の交流地点で、どう見ても黒潮の流れに流されて、太平洋上に拡散されるようにしか見えない。仮に、親潮に逆らって北上したとしても、津軽海峡と宗谷海峡は、西からの対馬暖流が流れ込んでくるから、ここを逆流するのはさらに難しそう。どうあがいても、福島の処理水が韓国に届くことは無さそうだけれど、ロシアや中国からの排気処理水は朝鮮半島の東側に堪ることの方がありそう。

これまでの例を見ても、仮に彼らの主張を覆すような反論や証拠が出てきても、それを無視して、場合によってはそれらを「捏造」と言いつつ、自分達の主張のみが正義という立場を堅持する。それって、何処かの野党の立場とそっくりなんだけれど、どちらかがどちらかを見て真似ているんだろうかと思うくらい。でも、結局はどちらも国民の支持は得られず、極々一部の支援者だけが支援し、それもその活動が過激になるにつれて、どんどん減っている気がします。一昔前ならいざ知らず、今ではネットがありあっと言う間に事実が拡散される時代ですからね。昔のように、不確かな情報に振り回されて信じてしまう余裕すら無くなってきていることが、段々と世の中の動きや考え方を軌道修正させている気がします。そう言う意味では、元々の処理水の今後の状況なども、包み隠さずリアルタイムに公開していくことが、手間や時間は掛かるだろうけど一番確実な方法だと思いますね。

2021年4月15日

ならば裁判で

福島第一原発で保管されている、処理水の海洋放出に関して、早速韓国がいつものようにいちゃもん抗議声明を出して、さらに今回は「国際会用裁判所に提訴する」事を検討するように、文在寅大統領が担当部署に指示をしたという記事。 まぁ、かなり無理があるという事は素人の自分でも分かりますよね。

まず、「放出による韓国への影響」と言うけれど、太平洋側への排出なのに間に日本列島が入っている反対側の韓国へ、どの様な影響があるというのだろうか。それを言うのであれば、日本海を汚染している韓国の原発冷却水排出を止めて貰わないと。さらに、韓国との十分な協議不足と言うけれど、基本的には日本の国内問題だし、処理に関してはIAEAからのお墨付きも貰っているわけだから、個別に対応する話でもない。近隣の不安に配慮しなかったというのも、自分達で勝手に騒いでいるだけで、それを納得させないで勝手な行動を取るなというのは、これまでの所謂慰安婦問題、徴用工問題、等と同じ構図の話。

先日の国内選挙(ソウルと釜山の市長選)では、与党が惨敗してますます文政権の支持率が下がり、確かこれまでで最低の33%まで落ちてしまう結果に。歴代の韓国大統領は、政権末期、あるいは其れ以前でも支持率が下がると、日本叩きをして支持回復をするのが定石な訳で、これまでは竹島の領土問題や所謂慰安婦問題を持ち出しては騒ぎ、最近ではそこに徴用工問題やその補償問題を出してきたけれど、既に使い古されたカードであり、新鮮味も無い。そこに、渡りに船と海洋放出の話が出てきたから、早速飛びついたと言う状況なんでしょうね。そう言う意味では、文大統領は菅総理に感謝しているかも(マテ)。

韓国が騒いでくれるから、中国もいっちょ噛みして同じように批判しているわけで、これは韓国に代理戦争をやらせて漁夫の利を得たいだけ。日本と米国の関係強化に対して、一言言えば日本は退くと思っているんだろうなぁ。さらにロシアも一言言ってきているけれど、まぁアメリカが「Good Job!」と言っているから、自分達は「反対」と言いたいんでしょうね。ロシアなんか、原子力潜水艦をそのまま放棄していて、日本海への影響が心配されるから日本がわざわざお金を出して処理したくらい。自分達の尻拭いも出来ない人達から、それを忘れて文句を言われたくは無いよなぁ。何処の国も日本海に面している国だけれど、その日本海に自分達の原発の冷却水(=トリチウム)を排出していることには変わりないわけで、まぁここ最近最大の「お前言う」案件と言えるでしょうね。それに対して、珍しく公明党の山口代表が中韓を批判しているけれど、まぁそう言う事ですよね。とは言っても、この放出に関しては、まずは国内のメディアがちゃんとした対応(=冷静正確な報道)をしないことが最大の問題なわけで、先ずは身内から正さないといけないのが日本の大きな問題だよなぁ。

キャラ化に批判

最初「トリチウムのゆるキャラが~」という話がTLに流れてきていて、「なんだそれ?」と思ったら、「ゆるキャラ」というよりは、復興庁が作成した資料に使われたトリチウムを表現したキャラクターに批判が集まって居るという話らしい。 


そのキャラクターは、こんな感じらしくて、頭についている丸三つが水素原子H3を表しているんだろうなあ。これが良いか悪いか言われても、実際のトリチウムの姿なんて見ることは出来ないわけだし、強いて描けば水素原子を表す多分「〇」みたいな物を三つくっつけるくらいでしょう。それでは見た人に、それが何か伝わらないだろうし、それが何かをするようなアニメを作ったとしても、今ひとつ頭に入らないだろうし。そういう部分を、擬人化というか、キャラクター化して行くのは、日本人は好きだし得意なことと言っても良いのでは。それに、日本の場合森羅万象自然界から人工物から勿論人や動物まで「神」としてキャラクター化して崇めて身近な存在にしてきたわけで、その一環と思えば不思議は無い。

どう言う人達が反対や批判しているのかは記事からは伺えないけれど、いつもの「何でも反対」な人はひとまず忘れるとして、それ以外で不満を感じている多くの人は、「問題となっているトリチウムを、可愛くキャラクター化するのは許せん」というような気持ちなんでしょうね。その気持ちは分からないわけでは無いけれど、そう言う考え自体がすでに「風評被害」に荷担しているわけですし。それに、トリチウム自体に何か毒性があるわけではなく、処理水所か、普通の水道水にも、空気中にも、何なら自分の体の中にも含まれるもの。勿論、大量に摂取すれば問題になるけれど、それだって例えば塩を過剰摂取すれば病気になるのと同じ事。程度問題という事を最低限理解しないと、この問題はいつまでたっても解決しないでしょうね。

批判を受けて復興庁はこれらの資料の公開を一時停止して、必要な変更をして再公開するという話だけれど、結局どう言う形にしても批判をする人は続けるだろうし、誰もが納得出来る「解」が存在しない以上は、編に妥協しないで行く方が良いよう思う。一度譲歩したら、次もありますからね。仮に今回のキャラクターを、例えばバイ菌みたいなまがまがしいデザインにしたら、それはそれでまた「嘘」な訳ですしね。仮に、このキャラクターが正義の味方になって、福島を助ける、なんていう想定なら、それは批判されても仕方ないけれど、目に見えない物質を擬人化というか具現化するだけなら、そんなに目くじら立てる必要は無いと思う。それよりも、内容に関して間違いは無いのか、足りないことは無いのか、そう言う建設的な批評をするべきじゃ無いかと思いますね。

2021年4月14日

裏の構図 (5)

まだまだ続いている、この話。 前回JR東日本に一方的な取材と記事を掲載したGlobe+が、今度は何故か盲目の弁護士さんを登場させて記事にしている。援護射撃のつもりなのか難なのかは不明だけれど、世間一般の印象としてはこちらの記事にも書かれているように「火に油を注ぐ」状態になりつつあるように感じます。

どう言う経緯で、この弁護士さんにインタビューしたのかは不明だけれど、素朴な疑問として「障害を持つ弁護士」を登場させるのであれば、同じように車いすを利用している弁護士さんにお願いするべきでは無いかと思うんですよね。身体的な障害であっても、やはり「目が見えないことと」と「電動車いすでの移動」というものでは、「障害」と感じる内容も度合いも異なるし、同じ障害を持つの同士であれば、もしかしたら見逃していた事情なり経緯なりも分かるかもしれない。でも、本当に登場させるべき存在は、こう言う法律に詳しい専門の弁護士なり法律家ですよね。特に感じたのが、小田原駅での対応を批判しているのだけれど、その前提が「来宮駅へ行くこと」になっていること。彼女たちは、来宮神社やその近隣のレストラン・ホテルへ行くことが目的であって、小田原駅では来宮駅が無人で対応出来ないが、熱海駅から徒歩、バス、タクシー等の代替案を提案しているわけです。で、真摯にその様な提案をしていたが、彼女はそれを受け入れず熱海駅へ移動したわけで、その辺りの認識がずれて話を進めては意味が無い。

仮に、彼女あるいは社民党が漁夫の利を狙ってバリアフリー化を喧伝したかったとした場合、どうしたらもっと効果的に、彼ら自身に対しても実際に支援を必要としている障害者の人達にも反映できただろうか。例えば、自民党の功績を掠め取るのでは無く、「彼らの言う2年後では遅い。早急な対策が必要。なぜなら」として、関係者でもある彼女の苦労を言えば、それならば自民党の作業を否定すること無く、でも社民党としてはそれをさらに一歩進めたという「実」を得ることが出来るわけです。要求通り実現すれば自分達の功績と言えるだろうし、そうで無ければ「あれだけ言ったのに」と批判する材料に出来る。実際どうなのかどうかは別にして、社民党としての行動功績を残せるわけです。あるいは、今回は家族と友人で旅行したらしいけれど、ベビーカーが必要な家族などとも一緒に移動すれば、それは障害者だけの問題では無く、子育て世代の問題でもあるとい、より範囲を広げることが出来るでしょう。そうなれば、訴求対象も広がりより多くの賛同を得ることが出来たかもしれない。仮に、その時の彼女の行動が今回の様に不遜な物であっても、「でも、幼児連れだとやはり不便よね」という別の部分での擁護論が生まれるかもしれない。さらに今回利用した来宮駅は、元々は熱海の中心らしいけれど、実際には「熱海駅」の方が有名。ただ、熱海駅周辺は海岸との距離が近く勾配がキツい場所でもあります。来宮駅周辺は、地図で見る限りは駅と海岸線の間に距離がある、熱海よりはなだらかそうだから、「高齢者、障害者、家族連れにやさしい『熱海』」みたいなキャッチフレーズで開発するような提案をして、その為に必要な対策を来宮駅のバリアフリー化も含めて総合的に提案するとか。まぁ、やり方次第では幾らでもアイデアは出てくるけれど、少なくとも今回の様な一点強行突破は最も嫌われる方法と言う事は確かですね。

今回の批判に関して、ご本人は「わきまえる障害者にはなりたくない」と言われているようなんですが、どうも「わきまえる」の意味を、我慢するとか遠慮するとか、そんな風に理解されているみたい。「わきまえる(弁える)」の意味は「物事の違いを見分ける、物事の道理をよく知っている、心得ている」と言うような意味。となると「わきまえる障害者にはなりたくない」という事は、「物事の違いを見分けたり、道理をよく知る様な障害者にはなりたくない」という事になり、それって、まさに今回のご本人の行動そのままじゃ無いかと思うわけです。一応「コラムニスト」と名乗っておられるのだから、その辺りの言葉の使い方や重さにはもう少し敏感になって欲しいところですが。今回の騒動が影響してか、ご自分のブログの過去記事など8割位を削除しているようですが、その削除された記事や残された記事を見ても、そこで使われて居言葉遣いには正直眉をひそめたくなる言い回しも。言葉がきついとか、言い方が直球というよりは、自分中心の言い方をする場合が多いようで、それって人として、社会人としてどうなんだろうか。周りに居る人は、そう言う事になれている、そう言う事を受け入れている人達ばかりだろうから、そこでは通用するんだろうけど、それがSNSで一般に公開されるとある意味「生の反応」が返ってくるわけです。その事をご本人は批判しているんだけれど、でもそれが良くも悪くもSNSの世界だし、自ら招いた結果であることは事実。そこに気がつかない限り、この件はどう言う形にしろ解決しないでしょうね。(続く...)

New Yorkへ行きたいかぁ!

New YorkのCOVID-19の状況を伝えるページに寄れば、 4月10日の時点でワクチン接種が完了している無症状の旅行者に対しては、他国から到着後の検査と隔離が不要になったらしい。ハワイ同様、事前に必要な手続きをしてあれば、少なくともアメリカ入国で10日とか2週間の隔離期間が不要となる地域が増えていることは明るいニュース。でも、帰国時には日本国内で2週間程度の隔離が必要な事に変わりないので、まだ簡単に旅行に出かけるというわけにはいかない。

国内でも徐々にワクチン接種が始まったけれど、医療従事者からやっと一部高齢者へのワクチン接種が始まったところで、自分のところに順番が回ってくるのは、早くても6月とか7月とか、まだまだ先。ただ、先行しているイスラエルではかなり堅調なワクチン効果が見られるし、さらにイギリスでも一時は一日数万人規模だった新規陽性者が、今では数千人程度まで減少しているらしい。最も、その値は今の「第四波」と言われている日本とそんなに変わらない程度なのだけれど、それでもワクチン効果を信じて経済活動を再開したりしている様子を見ていると、日本ではまだ時間が掛かるけれどワクチン効果に期待しても良さそう。

一方で、イギリスくらいワクチン接種が進んでいる南米チリでは、逆に感染者数が増加しているそうで、その理由は色々考えられるらしいけれど、どうも中国製のワクチンを使用しているらしい。変な推測はするべきでは無いと思うけれど、ファイザーとかアストラゼネカなどのワクチンが公開された検証結果を出しているのに対して、中国製のワクチンはどうも不透明な部分が多くて、信頼性に欠ける気がするので不思議では無いけれど。まぁ、日本では、そのファイザーやアストラゼネカ等のワクチンでも国内で再度確認をするから、中々全国的な接種に繋がらないのだけれど、それはそれで過去の副作用騒動のトラウマがあるだろうし、一方的に責めることも出来ないでしょうね。

まだどうなるか先行き不透明だけれど、これで秋口くらいにはアメリカ旅行の可能性が出てきました。今年は贅沢は言わないから、一回でもUS旅行出来れば嬉しいですねぇ。可能なら、NFLのシーズン中に一度New Yorkか西海岸に行きたいし、後可能なら年末には久しぶりにハワイへ行けたら嬉しいなぁ。さてどうなるか。

科学の逆襲

福島第一原発の処理水海洋放出関連して、朝日新聞にしては冷静な「トリチウム水」に関しての記事。 執筆者の藤波優記者、小坪遊記者は、二人とも朝日新聞科学医療部の記者さんらしい。

記事の内容は短く要点を押さえていると思うけれど、逆に言えば何で朝日新聞はこの程度の内容の記事をもっと早く書けなかったのか、と言う事。この程度の内容ですら社の方針に反している時期には書くことが出来なかったのか、と邪推してしまう。

記事にも書かれているけれど、今回の排出基準は国の基準である6万Bq/lをさらに下回り、飲料水基準よりも低い1500Bq/l。豊洲市場のベンゼン騒ぎの時もそうだったけれど、実際に処理水を飲むわけでも無いのだから、そこまで希釈する必要は無いと思う。精々6万Bq/lの半分とか1万Bq/lでも十分だと思う。ただ、そうなると風評被害が収まらないので、飲用水としても問題ないと言う部分まで落とさないといけないんでしょうね。まぁ、それに対しての反省というか、6万Bqの水を毎日2l飲んでも年間1m㏜と説明している当たりに、ちょっと科学部としての良心みたいなものを感じるけれど。でも、産経新聞では他国の例を図入りで解説していて、これを見るといかに福島台板原発の補完処理水のトリチウム量が少ないかよく分かります。


ところで、現在貯蔵されている処理水は約125万トンで含まれるトリチウムは900兆Bqとの事。これ1リットルの水は1kgだから、125万トンは125万リットル。そこから単純計算で、現在の補完されている処理水1リットル当たり7億2千万Bq/lという値になります。これを1500Bq/lに希釈するには、1lの処理水を48万リットルに希釈しないといけないわけで、これ25mプール一杯分位の量らしい。ちょっと気が遠くなりそう。それだけ、10年間という年月が長かったことを再認識させます。朝日新聞の意図は不明だけれど、記事の最後に書いてあるように、廃棄する処理水の管理や検査は厳密にやるべきだし、それを毎日正確に報道することが最大の風評被害対策になるはず。彼らが危惧する部分を報道することは自由だと思うけれど、事実は事実として真摯に対応した上で、疑念なりを伝えて欲しい。それがメディアの最大の仕事だと思う。

2021年4月13日

海洋放出決定

東日本震災以降、10年にわたっての課題だった福島第一原発敷地内に保管されている処理水について、やっと海洋放出する方針を政府が決定。実施までには、まだまだ時間と準備が必要だけれど、大きな前進であることは確か。 ただ、海洋放出するためには審査や準備で2年程度必要といいつつ、タンク容量は来年秋頃には満杯なるといっていて、そのタイムラグはどうするんだろうか。今年と来年という意味での「二年」なら良いのですが。

この件に関しては、まぁ賛否が良極端なわけで、冷静な意見が多い中、未だに「放射性物質を含む汚染水を放出するな」と言う野党責任者とかは、今まで何をしていたのかと小1時間。特に立憲民主党の枝野氏等は、震災当時実質責任者として陣頭指揮を執っていた人なのに、現在は反対しているという矛盾した対応はどう言う理由からなんだろうか。未だに、トリチウムを「放射性物質」とか、それ以外の物質も含めて海洋放出するから反対という意見を言う人が多いけれど、補完されている処理水のうち、規準に満たない物は再処理、再々処理する事は以前から言っていることだし、トリチウム自体は普通の飲料水にも含まれている物だし、その飲料水に含まれている濃度以下にして放出すると言っている訳で、それでも反対なら水も飲めなくなる。

NHKの国際放送では、英語で「処理水」を"radioactive water" (放射性水)と訳して、視聴者からの指摘で"treated water" (処理水)と差し替えたけれど、指摘されたから渋々変更した、みたいな印象しか受けない。仮にも、NHKですぜ、日本の公共放送であり、国民から受診料を集めて放送しているのに。拘りがあるなら「我々は、これこれこう言う理解からこう言う表現を使用して居ます」と説明して、視聴者が納得しないといけないのでは。それが、指摘を受けたから差し替えたならば、その様な表現に至った理由を説明して謝罪するべきでは。例えば、最近の幾つかの事象では、そう言う言葉の使い方に関して批判が起きて、その件を撤回して謝罪しても許さなかった立場が、自分達がその立場になると差し替えて終わりというのはおかしいのでは。しかも、報道することが仕事の人達が。

結局、こう言う行為が今一番懸念されている「風評被害」を生み出して、いつまでも残している最大の理由なんですよね。NHKを始め民放各局も含めて、必ずトリチウムの含有量が世界的規準の数分の一であることや、周辺国や世界の原子力発電所から排出されるトリチウムの含有量と今回の量を比較するテロップを出すことを、義務化しても良いくらい。何度も書いているけれど、「政府の説明不足」という事は、ある意味既存メディアの努力不足もあるわけで、その反省も必要だと思うけれど、今は一日も早い海洋放出に向けて一層の努力をするべきだと思う。ところで、海洋放出に反対している人達を鎮める一番の方法は、一日も早く海洋放出をしてしまえば彼らの批判のネタが無くなるから静かになるとネットで書き込まれていて、目から鱗。そう言えば、過去の色々な事象でも、騒ぐだけ騒いでいざその法案が可決されたり、実行されると途端に静かになり、以前の騒ぎは何のこと状態になりますからね。そう言う意味では、色々努力して政府も協力して、2年ごと言わずに年内にでも試験的に「仮放出」してみれば良いと思う。実際の環境試験も兼ねてという名目なら、理由にもなるだろうし。

テレビの裏側


 自分の部屋に置いてある4Kテレビの背面にぶら下がる、怪しいメッシュ袋(笑)。中には、テレビから直接録画出来るように、外付け2.5" HDDが入っていて、青色のUSBケーブルでテレビのUSBポートと接続しています。実は、外付けHDDは幾つも余っていたので、それをテレビに接続して簡易的に録画出来るようにしたんですが、USBケーブル(Type-A両端)で適当なものが残っておらず(殆どが「Type-A to Type-B Micro」とか「Type-A to Type-C」)、唯一見つけたのが、50cm程度の長さの物。その長さだと、右側のポート部分の一番上にあろ録画用USBポートに接続すると、テレビ台まで届かないんですよね。

まぁ、そんなに高価な物では無いので適当な長さのケーブルを購入すればいいやと思ったんですが、暫定的に設置したのがこの様子。小物とか入れるメッシュの袋に外付けHDDを入れて、転倒防止用のフックに針金を通して引っかけています。底の方をロールアップしているのは、そのままだと結構下の方まで下がってしまい、USBケーブルの長さもあり外付けHDDが斜めになってしまうのが嫌なのと、HDDのスピンドルが回るときに結構振動するので、出来るだけピタッとメッシュ袋に入るようにしてそれぞれの問題解決を狙ったもの。結果、変な振動音も無く何度か録画したときも、特にトラブル無く利用できています。2.5#ですが、1TBあるので、ちょっとした番組録画をしておくのは便利。テレビの番組表から直ぐに録画して、そのまま再生も出来るので、メインのHDDレコーダーでは定期的な番組録画を中心にして、こちらは特集とか気がついた物で録画予約したか不確かなときには設定するようにしています。

で、色々探してみたんですが、最近はType-A同士のケーブルなんて殆ど売っていないんですよね。わざわざAmazonで発注するのもなぁと思いつつ、自宅周辺の量販店とか回ってみましたが、Type-A同士のケーブルはあるものの、一方がメスで他方がオスの「延長ケーブル」ばかり。結局、テレビの裏側と言う事も有って、「暫定設置」がいつの間にか「確定設置」になっています(笑)。


で、そんな悩み(?)を解決する製品を発見。テレビ本体に準備されているVESAマウントの取り付けねじを利用して、そこに棚を設置するもの。これ良いなぁ。でも、VESAマウントのネジ位置を見ると、今のUSBケーブルの長さでは微妙かなぁ。あと、下段にOAタップをおけるデザインもグッドです。問題なのは、今の所棚の大きさに比べて、奧予定の物が2.5"の外付けHDD一つだけで、残りのスペースが無駄になることかなぁ。それなら現状のままでも良いし。でも、幾ら背面とは言え、見た目の綺麗さは機能(例えば背面の冷却機能とか)にも通じるから、そのうち検討しようと思っています。

NFLドラフト候補名鑑2021

フットボールフリークを中心に、ちょっとしたブームを巻き起こしている 「NFLドラフト候補名鑑 2021」。これまでも、NFL関連の雑誌やムックは発売されていたけれど、NFLのドラフトの話題中心の物は、多分初めての事だと思います。ドラフトの話題なので、登場する選手はNFL選手ではなく、各カレッジの候補選手で、中には昨シーズン活躍した著名選手も居るのだけれど、多くの選手は日本では「無名」に近いと言っても間違いでは無いのでは。日本にも、カレッジフットボールファンはいるのだけれど、その贔屓大学・贔屓チームの事ならまだしも、それ以外のチームの候補者に関しては、カレッジファンでも知らないことが多いのでは。

内容を見ると、ドラフト候補選手の話題中心だけれど、アサヒビールシルバースターHCの有馬さんのQB候補のピックアップや、龍谷大学HCの村田さんのディフェンス候補選手の話題など、なかなか「コア」な内容も面白い。ただ、最後の方に入っている、日大の橋詰監督のインタビューや、国内大学チームのRB選手の話等は、興味深いのだけれどこのムックには不要な内容だったように思う。NFLドラフトの話題だけではページが埋まらなかったのかもしれないけれど、やはりそこはNFLドラフト候補選手の話題で通すべきだったのでは無いかなぁ。

そう言う意味では、現在NFLに挑戦中の日本人選手の話も掲載されているけれど、これも微妙。話題性や期待度という意味ではこのムックに掲載されてもおかしくないけれど「NFLドラフト候補名鑑」と言っている以上は、残念ながらまだその候補にも挙がっていない「挑戦者」レベルを掲載するのは、ちょっと違うと思う。勿論、彼らの動向も気になるところだけれど、それはそれで別に詳報して欲しいな、と。

いろいろコメントはあるけれど、でもこう言う内容のムックがドラフト開催の前に発売されて、しかも予想外と言っては失礼かもしれないけれど、Amazonのカテゴリー別販売数でトップになるなど、異例の売れ行きなのは、スイートスポットをついた良本という事ですよね。書籍離れが言われて久しいけれど、こう言うニッチな部分を掘り起こす努力次第でビジネスが生まれるという好例でもあるんでしょうね。と言う事で、私もKindle版を購入しましたが、印刷本も欲しくなりますね、写真が多いと。それも狙いなんだろうか(笑)。

2021年4月12日

裏の構図 (4)

例の来宮駅関連トラブルの話、朝日新聞系メディアがJR東日本に取材した記事を掲載しているけれど、初めから「JR悪し」の論調で、双方に等しく取材した客観的な報道とは言えない内容。この問題は、事前に準備しておけば、何の問題も無い話であるのに、それを怠ったこと。それを自分では無くJR東日本側の問題として指摘していること。その理由が、障害者差別と別の論理にすり替えていること。実は、来宮駅での乗降は必須項目では無く、他の代替手段がしかも彼らの旅行により適したと思われる手段があり提案されているのに、それを断り頑なに駅利用に拘ったこと。そのトラブル最中に、何故かメディアの知り合いには連絡して、一方的に状況を伝えていること。彼女自身が、電動車いす利用必須の障害者ではあるけれど、一方で社民党の全国理事というある意味公的な立場にも居る存在で、そう言う人物が撮るべき行為として適切なのか疑問という事等等、いろいろと突っ込みたいところは満載。

この問題は来宮駅のバリアフリー化と言う視点よりも、近くの熱海駅も含めた「熱海圏」としてのバリアフリー化、あるいは障害者支援の問題として考えるべきじゃ無いかと思うんですよね。同じ無人駅で、しかも利用者数が来宮駅よりも少ない網代駅が先にバリアフリー化されたのも、網代駅が前後の駅から離れていて孤立していることも理由じゃ無いかと思うんです。そうしないと、直ぐに何かあったときに対応出来ない。一方で来宮駅は、直ぐ近くに沿線最大の熱海駅があり、しかも来宮駅へのアクセスは伊東線以外にも、バスやタクシーなど、熱海駅を拠点とした交通網が整備されている。以前も書きましたが、調べてみると1時間に1~2本の伊東線利用に対して、2~3本位走っているバス利用の方が効率も利便性も高い。そのバスならば、来宮駅前も止まるし、目的地の一つである来宮神社前にも停車しているから、バス代という追加の出費は必要だろうけど、その分体力も使わず時間も有効利用出来ると思われます。

大体、昨日今日電動車いす利用者になってしまい、その利用法補などに不慣れな人ならまだしも、もうずっと車いすでの移動を経験していて、良い事も悪い事も理解しているはずのご本人が、この時は事前によく調べもせずにぶっつけ本番みたいな事で現地に行こうとしている。別に障害者だからどう、健常者だからどうという事無く、自分でも初めての場所に行く場合には出来るだけ事前に情報収集するし、何かあったときのバックアップは準備するもの。障害者だからと言う意味では無く、何かあったときにその影響がより大きいのであれば、もっとその点に慎重になると思うのですが。例えば、少し体調が悪いときに移動するのであれば、事前に公衆トイレの場所を確認しておいたり、病院とかの場所とか、あるいは時間に余裕を持たせた移動や、万一何かあって遅れたときの計画変更の可能性(キャンセル料の有無とか)、私は調べる物だと思う。良い悪いは別にして、現時点で自由度が少ない立場であれば、自分自身を守るためにそう言う準備にはより慎重になると思うし、何かあってから「世間では」と文句を言ってもそれで怪我をしたり命を失うよりはよほどましだと思うんですが、この人はそう言う考えでは無いらしい。

朝日新聞だけで無く、立憲民主党も遅まきながらこの件に減収し始めているらしいのですが、どうも偏った情報だけで批判している気がする。また、所属している社民党では、今回の件に批判的な意見をツイートした、沼津支部とか江戸川区支部のアカウントを凍結したり、発言を撤回させたりしているみたいですが、それこそ「粛正」という言葉が最初に浮かんでしまう。来宮駅も含めて、無時間駅のバリアフリー化の話は、既に地元の自民党議員を中心に進んでいるらしく、今回の件はその手柄を横取りするためにあえて騒ぎを起こしたと言う話も流れています。その真偽を確認する材料は無いけれど、仮に彼女が今後選挙に出てこの件を取り上げたり、あるいは実際に来宮駅がバリアフリー化されたときに、この件を揚げて自らの功績を言うのであれば、その時には反論するべきだろうなぁ。いずれにしても、朝日新聞が言う事は、その反対が正しいと言うのが定説になりつつあるので、今回の件もその法則が当てはまるのだろうか。(続く...)

松山英樹、マスターズ制覇

まさにたった今起こった 快挙。全米男子ゴルフツアー、マスターズで、松山英樹プロが-10で初優勝。日本人としては勿論、アジア系選手としても初の快挙。朝、何気に見ていましたが、やはりプレッシャーでしょうか、最後の数ホールは素人目で見ていても緊張感を感じられる様子。最後は二打目がバンカーに入り、でも三打目で良い位置に出した物の、パー狙いの四打目がカップを掠めて失敗。でも、ボギーの五打目を沈めて、2位に1打差での優勝。

海外での活躍が期待されていた選手としては、石川遼選手が飛び出して、その後を追うように確か翌年松山選手も海外挑戦を始めたと思うんですが、正直どちらの選手も「成功」とは言い難い時間が続いたと思います。そんな中で、石川選手は事実上海外から撤退したと思いますが、松山選手はまだまだ諦めておらず、その積み重ねが今日結果を出したという事なんでしょうね。

日本人選手が、やはり世界の中へとびたしていくことは、スポーツ以外の全ての分野で必要なことだと思うし、以前のように体力差体格差を補う技術や道具も発達してきている時代だからこそ、最近の日本人選手の活躍も顕著になりつつあります。ゴルフの松山選手の前には、NBAの八村選手や渡邊選手の活躍もありますし、段々と世界との差が縮まりつつアル中、また一つゴルフという競技で日本人選手が快挙を達成したことは、ある意味必然なのかもしれない。

こうなると、個人的には日本人選手がNFLに出場するだけで無く、活躍する様子にも期待が大きくなります。今挑戦している選手の中では、富士通の町野選手(OL)とオービックの李選手(RB)に現地でも注目が集まっている様子ですが、まだまだ「その他大勢の中の一人」でしかないわけで、ここからのNFLへの道はまだ遠い。さらに、昔NFLE (NFL Europe)があった頃は、サポートする企業チームや周りの環境もそれなりに恵まれてい猛れど、今は非常に厳しい状況。経済的な裏付けがないと、中々挑戦できない部分も多いですよね。その点プロゴルファーの場合は、個人スポンサーも大きいから、実力さえあればある程度は期待出来るだろうし。特に松山選手の今回の活躍で、ゴルフに興味を持つ企業も増えるんじゃ無いだろうか。今回の優勝で、一つ勇気を貰ったスポーツ選手、それもゴルフ以外の競技での選手も多いんじゃ無いだろうか。そう言う意味でも、意味のある優勝だった気がします。

P.S. グリーン上でのセレモニーで、通訳の男性に「もういいかな」と松山選手が聞いたら、「後、関係者への感謝の言葉も」と耳打ちされたのは頂けないぞ(笑)。もう10年近く海外挑戦していて、もう少し英語が堪能だと思ったけれど。それとも緊張しているからなのだろうか。でも、通訳の男性氏、有名な方なのか、日本語から英語への翻訳が凄く自然な感じがしました。

焼売ブーム


ITmediaの記事から、今焼売(しゅうまい)がブームになっている、という話。「えっ? そうなの?」と、多少疑問も感じるけれど、そう言えば最近小栗旬さんのCMをよく見るしなぁ。最近はありませんが、以前毎週金曜日に新幹線通勤で浜松-横浜を往復していたとき、帰りの新横浜駅で夕飯代わりのお弁当を調達するのが常で、その時に候補になる可能性が高いのが崎陽軒のお弁当達。その中でも、そう言えば「焼売弁当」はあったけれど、「餃子弁当」は無かったなぁ。

中華料理も日本ではかなり一般化してきていて、「中華料理」と言うよりは和食、洋食に続く「中華食」とでも言うような日本人の舌に合ったものになっています。ラーメンなんかは、完全に日本化していると思うし。そんな中で、餃子程の存在感が焼売には無かったと思うんですが、個人的には餃子と比べて焼売の方がちょっと高級に感じます。その最大の理由は、やはりビジュアル。肉々しい具が外から見える様子は、やはり迫力があるんじゃ無いかと。肉100%では無いのだけれど、肉の量的には餃子の具よりも多いだろうし、蒸したての焼売は「食べてる」という充実感が感じられます。

焼売の場合、殆どの場合が「蒸し焼売」で、それ以外の調理法は「焼き焼売」か「揚げ焼売」だと思うけれど、多分調理方法の割合としては「蒸し >>>>>>>> 揚げ >>>> 焼き」と、圧倒的に蒸し焼売だと思うんですが、その「蒸す」という手間が餃子の「焼き」と比べて家庭では面倒な気がします。先ず蒸し器自体そんなに常備しているものでもないし、鍋に水を張って代用しようとすると、結構面倒だし。電子レンジを使えばそれなりに簡単に作る事も出来るけれど、何となくイメージしている「蒸し」という調理方法が、焼売にと伝の足かせの一つのような気がする。だからこそ、餃子はそれでも家族で包んで作るイメージがまだ大きいけれど、焼売を作るというイメージは余り無くて、やはり買って来たものを自宅で蒸す、あるいは冷凍食品でレンチンする、と言うイメージの方が大きい気がします。だからこそ、最近充実してきた冷凍食品の影響は大きいんじゃ無いかと思います。

コロナ禍で会食が難しくなると、焼肉の排煙機能が注目されて焼き肉店が注目される。ブームの発端は不明だけれど、持ち帰りという点が現状に合っているのか唐揚げ店が人気で、全国各地でお店がオーブンしている。そして今度は焼売と、多分コロナ禍が無かったときにはあまり想像出来ない種類の食べ物が今ブームになっているのは面白いと思いますね。私は、子どもの頃は餃子は好きだったけれど、周りの皮が邪魔で中の具だけ掘り出して食べてよく親に叱られたけれど、そう言う意味では焼売は理想的な「殆ど具だけの食べ物」で、その点からも個人的に好きなのかもしれない(笑)。「それなら『肉団子』の方がより理想的では」と言われそうなんですが、焼売の良いところは蒸し上げた事による、微妙な肉の硬柔らかさというか、箸で割ったときにじわぁっっっと沸いてでる肉汁の様子というか、あれが残念ながら肉団子には期待出来ない。あのプレゼンテーションが焼売の焼売たる所以だろうと、勝手に解釈しています。だから、関係者の努力は理解出来るけれど、駅弁の冷たい焼売は実はそんなに好きじゃ無かったりします。そんなアンビバレントな気持ちも、焼売の魅力の一つなのかも。

2021年4月11日

メディアガイドライン

福島第一原発の敷地に溜まる一方の、汚染処理水の貯水タンク。政府は、今週13日にも「海中廃棄」の方針を決定し、必要なならば再処理を加えた物を希釈して海中に排出する作業を始めるための準備を進めることに。 この決定がでるまで随分長い時間が掛かったけれど、それ以外の方法は現実的に考えられない以上は、決めたからには2年後と言わずに過給速やかに処理水の排水処理プロセスを確立して、復興の負担を一つ減らして欲しい。

一番の問題は、この作業による「風評被害」なんですが、政府方針によれば風評被害補償は東京電力が負うことになるとのこと。でも、それって一寸変では無いのだろうか。確かに原発事故の責任は東京電力にあることは確かだけれど、そこから発生する風評被害は東京電力とは直接関係なく、無責任な行動によって生まれてきたもの。仮に東京電力に被害対策費用を要求するのであれば、東京電力としても風評被害対策、あるいはそれに対しての方法の認定みたいな物を要求してもいいんじゃ無いだろうか。例えば、未だに一部メディアでは処理済み水の事を「汚染水」と処理前水と混同させるような言い田をしているけれど、そこは明確にするべきでは。未処理なら「汚染水」でもいいけれど、処理済みでそのまま希釈して海中放水出来るものは「排水予定処理水」、初期の処理水でトリチウム以外の核種再処理が必要なものを「再処理待ち処理水」とか、全国民の理解にブレがで無いように用語の統一を徹底されるとか。また、これも話題になるトリチウムの濃度に関しても、トリチウムの濃度に言及する場合は、必ず今回の排出基準と近隣諸国の実状を対比させて、十分安全な値であることを周知徹底させる、みたいな事も必要なのでは。

これを東京電力が要求しても、多分メディア等は無視するだろうから、政府として「風評被害対策」の一つとして報道ガイドラインみたいな感じで要求してもいいんじゃ無いだろうか。で、そのガイドラインから外れた報道をしているメディアに関しては、東京電力が「風評の流布」の原因として補償をその組織に付け替え可能な訴訟も可能にする、とか。「報道をするな」はメディアへの圧力だろうけど、誤解を招かないためにも「用語の統一」をする事は圧力にならないはず。大体、「風評被害が心配だ」とメディアが煽るから、いつまでたっても風評被害はなくならないわけで、それは福島の農産物海産物に対していわれの無い差別を生んでずっと続いてきたことからも明らか。あの場合は、福島の農家や漁業関係者が、必要以上に放射線検査をして、それでも風評被害は無くならず、とにかく僅かずつの積み重ね結果何とか風評被害も減ってきたけれど、今でも無くなったわけでは無い。数値で明確に示されても、信じない人は存在しますからね。でも、だからと言って誤解を招く表現や、曖昧な言い方をしても良いという理由にはならない。テレビ東京のWBSでは、そう言う報道姿勢を表明したそうですし、産経新聞のコラムでもそういう趣旨の発言をしているので、メディア側も過去の反省(?)をして対応を変えているみたいだけれど、それ以外のメディアやそれに乗っかる一部野党などは未だに「説明不足」とか「丁寧な対応を」とかの繰り返し。まさにマッチポンプだよなぁ。

本来なら、公共放送として国民から受診料を集金しているNHKが率先してそう言う事をやるべきなのに、そのNHKでも未だに「処理水」を「汚染水」と言ったり、「地元では風評被害が心配される」とか言っているけれど、風評被害が発生しないように、正しい情報を提供するのが自分達の使命だろう、と小一時間。風評被害って、どこから誰が流したのか大元を特定するのは中々難しくて、気がついたときには周りに広まっていて止めることが出来ない状態になっているから始末が悪いのですが、この「処理水問題」に関しては原因も過程も明らかな例の一つ。意図的に誤解されるような用語や内容の報道が、この10年かずっと続いてきたわけで、しかも意図的なのか無知なのか分からないけれど、福島第一原発だけは世界の他の原発とは悪い意味で別扱いをして報道している。トリチウム濃度にしても、国際基準も下回る十分安全な値であるのに、その事には触れずに「不安が予想されます」みたいな言い方を結論にしてる。以前も「メデイアとしての矜持は無いのか」という事を書きましたが、本当に最近のメディアというのは、昔で言う「活動家」あるいは特定の思想や考えのみを伝える「宣伝機関」と言う方が合っている気がしてきました。それが、一昔、二昔前なら「事実」として国民は鵜呑みにしていたんだろうけど、今はSNSやネットでそれ以外の情報の方が豊富にアクセス出来る時代。自分達の都合のよい情報のつまみ食いで、自分達の記事を書いて公開している今の「メディア家業」って、どんどんカルト化していく気がする。その為にも、政府は強いメディアガイドラインを出して、福島に対しての風評被害に対して、厳格厳正に対応することを示して、これを最後にするべきだと思う。

Courtyard by Marriott Ginza Tobu

BONVOY系10滞在目(18-19泊目+25泊+16泊+5泊) は、初めての利用となる銀座のコートヤード・マリオット銀座東武ホテル 確か以前は「東武ホテルルネッサンス」名で運営されていて、その後現在の名称に変わっていたかと。このホテル、隣は同じ東武ホテルグループでBONVOY傘下の「AC Hotel by Marriott 東京銀座」、さらにその隣にはBONVOY系の「Aloft 東京銀座」と、BONVOY系列のホテルが3件並んでいる珍しい立地。本当は、最寄り駅の東銀座駅(東京メトロ/都営浅草線)に近い方が良かったのですが、価格的に一番お得だったのでこちらを選んだ次第。


実は東銀座駅のA1口をでて、歌舞伎座を左手に見ながら右に折れ、最初の交差点で先ずはAloftを確認。その交差点を渡り、並びにAC Hotelの一寸高級そうなフロントの様子を眺めつつ、さて次は目的のコートヤードと思いつつ「あれ? 見つからない?」。慌ててスマホを取りだしてGoogle Mapを確認すると、どうも通り過ぎたみたい。来た道を戻ると、小さな看板を見つけてやっと入口が分かったんですが、何かオフィスビルの入口みたいな感じでした。仕事終わりに入ったので、先に夕食は済ませていたのですが、少し期待していた館内のバーは休業中で、この日は大人しく部屋で過ごすことに。

アップグレードで9FのPremium Floorにアップグレードしてくれましたが、やはり建物的には少し古いしかも銀座という一等地なので、部屋は少し狭い感じ。でも、同じコートヤードの東京駅前のホテルよりは広いけれど。室内はリノベーションされていると思いますが、全体的に少し古さは隠せない雰囲気ですね。一寸驚いたのは、バスルームのアメニティが充実していて、特にヘアブラシとひげ剃り用のカミソリが、使い捨てとは思えないしっかりした物だったのでビックリしました。それ以外にも、垢すりタオルがあったり、マウスウオッシュがあったり、コートヤード系にしてはかなり充実していたことには感心しました。

今回、夕食時に館内のレストランを利用する機会は無かったのですが、1Fのビュッフェレストらんを朝食の時に利用しました。そんなに広くないけれど、内容は結構充実していて、横浜のシェラトン2Fの朝食ビュッフェよりも少し充実しているかも。、銀座のど真ん中なので、食べるところに困ることは無いでしょうし、回りとの競争も厳しいだろうから、ちょっとお得感があるのかもしれませんが。

今回一番利便性を感じたのは、東銀座駅に都営浅草線が止まるので、そのまま羽田空港まで/から一本で移動出来る事。東京駅のコートヤードも、直ぐ横に銀座線の京橋駅があって便利でしたが、あそこからだと乗換が最低一回は必要になるので、羽田空港利用が前提になるのであれば、この3ホテルのうちどれからを利用するのが良いかもしれません。ただ、コートヤード東京駅と比較すると、料金がやや高めの設定なのが難なんですが。