唯一の例外としては、ワクチン接種がかなり進んでいるイスラエル位でしょうか。徹底したワクチン接種でその効果はかなり期待出来ることは分かってきたので、これはこれとして今後の知見として重要だと思う半面、国の規模とか仕組み、さらには人口などを考えると、イスラエル位の規模なら可能でも、その何十倍もの人が居る日本などでは中々そこまでは難しい。東京都の小池都知事を始め、陽性者数が増加している地域の首長は外出や人の移動を極力控えるように依頼。特に小池都知事などは「東京に来ないで下さい」とまで言っているけれど、をぃをぃそれって東京2020はどうするんだと。
100%無関係とは言わないけれど、あれだけ批判を受けたGo Toトラベルを中止しても、結局は感染の傾向は終息しなかったし、正直人の移動による要因はゼロとは言わないけれどかなり少ないと言って良いのでは。実際、移動時に密になる可能性の高い電車だったり飛行機は、数分間隔で室内換気されているので、下手な場所よりも飛沫感染するリスクはかなり少ないでしょう。また、徒歩移動であれば常に空気が移動するなかに居るので、こちらもリスクは低いと思う。唯一懸念されるのは、例えば信号待ちの時等で、回りに丁度感染させやすいタイミングの保有者が板場後かだろうけど、それもちゃんとマスクをして距離を取れば、やはりリスクは下げられるはず。だから、移動する事自体が感染拡大の要因に繋がるというのは、ちょっと現時点では無理があると思うし、それを中心に人達に無理強いをすることの効果も疑問。
やはり、感染経路が分かっている、例えば院内クラスターやカラオケ店など、人が集中して居る場所の対策を重点的に進めるべきだと思う。所謂会食機会にしても、営業時間制限よりは、座席位置の間隔とか室内換気の状況、さらにはマスク無しの会話の抑制とか、そういう部分をもっと厳密に指導するべきだと思う。その分、営業可能時間は今よりも遅くして良いけれど、仮にクラスター発生したら、その店舗だけで無く周辺店舗も含めて査察対象にして営業指導が入るみたいな、ピンポイントの指導の方が重要だと思うなぁ。その分、人出は掛かるかもしれないけれど、今のように移動制限するよりは効果的だと思う。最近では、変異株が若年層に対して感染力が高まっていることが言われているけれど、初期の頃に若い世代は感染しない、感染しても軽傷で済むという話が、今も生きていて、だから彼らが余り感染対応に熱心で無い事が、ジワジワと感染拡大している原因の一つじゃないだろうか。あと、街中でのPCR検査が広がっているけれど、あれで偽陰性の人が大量にでていて、それで安心してマスクなしとか夜遅くの会食とかに繋がっている気がします。感染拡大を抑える対策は必要だけれど、移動制限が本当に効果的なのか、ちゃんと考える必要があるように思いますね。
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