2011年6月30日

キレる知事

先日、何かのイベントで参加者に配布された、伊藤園のドリンクの賞味期限が切れていた事で、川勝県知事が烈火のごとく怒り心頭の会見。「静岡県の空の玄関、静岡空港に看板があるのはけしからん。撤去せよ」と言ってたんですが、子供の喧嘩じゃあるまいし... 伊藤園としては、イベント協賛のつもりで提供したのにとんだとばっちりですが、提供時には賞味期限内だったけれど、使用時期を確認しなかったのはミスかな。県側としても、配布時に確認しなかったのはミス。どちらに責任があるかと言われれば、やはりイベント主催者の県側でしょうね。だから、県知事が怒るべきは自分の部下であって、少なくとも空港からの看板撤去なんていうのは、言いがかりですよね。

この知事さん、先日の茶葉の汚染の時にも「お茶として飲むときには20ベクレルになる」とか力説していたけれど、そういうことも含めて荒茶や煎茶としての閾値が決められているわけだから、お湯で薄まるというような理屈は通じないと思いますね。もちろん、それと今設定されている規制値が妥当なものなのかは別の話。でも、ルールとして決められている以上は、自分の都合でグランドルールを作るのは、ルール違反ですよね。この知事さん、善いことを言うと感じる時もたまにあるけれど、結構感情的というか、なんでそんなにキレて話をするのか不思議です。でも、例えば橋下大阪府知事にしても気に入らないことがあるとキレながら会見したりするし(あれは、芝居の部分もあるんだろうか)、

感情を表に出すなと言うつもりはないけれど、少なくとも大きな組織のトップ、リーダーなわけだから、感情発露の前にまず相手を納得させる事が大切なはず。それも、ちゃんとロジカルに。何も言わない首相も困りものだけど、キレるだけの知事も同じくらい困りものです。

電力危機

ここ数日30度を超す猛暑が続き、昨日の関東では35度を超す猛暑日になったこともあり電力使用率が93.6%(4570万KW/4880万KW)まで上昇。東京電力も、火力発電所の再開や水力発電所の揚水発電で、確か5300万KW位まで最大供給量を上げるはずですが、ちょっと天候の方が待っててくれない様子。で、たまたまその日の夕方の番組で、この話題が取り上げられていたんですが、某女性経済コメンテーターが「いゃ、実は隠し発電があるんですよ」みたいな話をしてたんですね。さらに、その話を受けてスタジオにいた某有名コメンテーター氏が「もっと正確な発電量と使用量を出すべき」みたいな事を言ってたんですが...

私は強電関係に詳しいわけではないけれど、リアルタイムに発電量や供給量を制御・把握できるとはちょっと思えません。ある程度のマージンを取って運用していると思うんですよね。そのマージンが数%なのか10%位あるのかは分からないけれど、そういう安全係数も含めての今公表されている値のはず。だから、確かに実際の値ではないかもしれないけれど、事実上の値ではあるわけです。そういうものを無視して、「いゃ実際にはまだxx%余裕があるはずだから、今日の93.6%も実は89%で大丈夫」なんていう話をし出すと、結局全く余裕のない値で四苦八苦しなくちゃいけないのは、電力会社だけでなくユーザー側にも降りかかるわけです。だから、隠し発電とか余力があるとかいうのはいいけれど、だから今公表されている発電量とか使用率は信じなくてもいい、と誤解させるような発言は止めて欲しいですよね。

例えば、電力供給の限界(最大値)は断崖絶壁の崖っぷちみたいなもの。で、最大供給量は、その手前に貼られている安全策。観光客自身でも、ここまで出れば危ない・ここまでなら安全という判断は出来るけれど、万が一と言う事を考えて安全策は張られているもの。崖っぷちと安全策の間隔(=マージン)を、1mでいいのか、5mは欲しいのか、あるいは5cmでもいいのか、それはある程度の常識というか総合的な判断で決まるもの。5cmでは流石にぎりぎりで危険だし、5mでは折角の絶景を満喫してもらえない。それなら、1m位であれば、両方の問題に妥協できるのではないか、という判断をするはず。それを「いゃ、まだ1mも余裕があるからあと50cmや70cmくらい前に出ても大丈夫ですよ」というのは、無責任ですよね。「1mの余裕があるから、万が一突風が吹いて身体が持ち上げられても、後から押されても崖から落ちることはない」というような事を言わないといけないはず。本来なら、そういうガイドをするのがマスコミの役目だと思うのに、原発事故を意識してなのか、実際と違う事を言うのは許されないような雰囲気で話をしている画面の向こうの人達に、ちょっと呆れてしまいました。

悪いことや不正なことを隠すのは良いとは言わないけれど、ある種のNeed-to-Knowというか、情報を開示すべきレベル、必要とするレベルみたいなものがあると思います。そういうことを理解しないで、単に「正確なこと、事実を述べているから正しいのだ」という事を言うのは、少なくとも情報社会では「単なる困ったちゃん」だなと感じます。

UA 1Kデスク

この週末、本来ならば先日の旅程の残りの区画(NRT-SIN)消化の旅の予定だったんですが、前後に諸々の予定が入ってしまい、ちょっとSingapore行きは無理そうな雰囲気。最悪、土曜日にNRT-SINで消化して、翌日日曜日に(Singaporeに入国せず、空港トランジットで)SIN-NRTで戻ってこようかとも思ったんですが、結局それでまたNRT-SINの移動をしないといけないわけです。今回の予定も立たないうちに、さらにその先の予定も立てられないわけで、潔くリスケすることにしました。一応Bクラスで発券しているので予約変更は何度でも可能なのが助かります。

久しぶりにUAの1Kデスクにまずは電話。ここは何度電話しても凄いですよね、1stコールが鳴る前に相手が出てきて、いつもびっくり。今回も、間髪入れずと言うタイミングで女性スタッフの方が電話口に出てきました。こちらの予約番号を伝えて、出発日時の変更をお願いすると、直ぐに処理をしてくれて、かつ元々の予約はマイルアップグレードをしていて確定していたんですが、それもそのまま引き継いでくれました。残念ながらアップグレード枠は空いていないのでWaitingですが、結構空いているから大丈夫だろう(多分-笑)。8月の予定が確定したら、もしかしたら今度は8月にMove-upするかもしれないし。

作業内容が違うから単純に比較するのは適当ではないかもしれないけれど、幾つかのカード会社のヘルプデスクに電話した時の対応と比べても、このUA 1Kデスクの対応・印象はかなり違いますね。少なくとも自分が利用する電話サーヒスの中ではトップだと思う。数あるUA 1K特典の中でも、この1Kデスクが利用出来るなら来年も1Kを維持しようと言う気になりますね。

2011年6月29日

特許紛争

中国政府・国有企業が、技術供与で開発した中国版新幹線の国際特許を出したという記事。まぁ、あの国はそういう国だと言うことは昔から分かっていたわけですし(笑)。技術供与の契約では、あくまで中国国内での利用限定されていたと言うことですが、まぁそんなことちゃんと遵守するような所でもないし。その国内限定の範囲が、どこまで派生技術を縛るのか分からないけれど、例えベース技術が既存のものであっても、新しく発明された技術が革新性を持っていれば、特許としては許諾されるわけですから。逆に、日本メーカーが日本以外であらかじめ特許登録など国際戦略を進めていなかったとしたら、それは日本メーカーの落ち度ですしね。ちゃんと特許戦略を立てて進めていなかったメーカーの責任。

21件の特許申請があるとのことですが、どんな部分を申請してるんでしょうね。高速走行時に必要な安定性、静粛性、高速性、日本の新幹線も新しいモデルが登場する度に新しい機能が追加されているのと同じように、彼らだって技術を進める能力は十分ありますから。自分も、一応開発部門にいるから、そういう競争は必要だし、実際結構相手の隙を突いて独自特許を狙うこともありますが、難しいのも事実。まだ高速鉄道が発達していない、ブラジルやロシアあたりでは、結構国際特許でカバーされていなくて、先行取得されてしまうかも。米国当たりでも、もしかしたら通る可能性はあるかもしれないですね。でも、カナダのボンバルディも技術供与しているから、米国では厳しいかも。日本や欧州で通されたら、それこそ面目丸つぶれだけど。

まぁやり方については日本人的には気に入らないところは多々あるけれど、中国に限らずそういう丁々発止で競争するのが世界の常識な以上、常に最悪のケースを想定して最善の対策を準備して実行しなきゃ生き残れません。日本人は、どうして最後の詰めが甘いというか、「ここまで言えば相手も察してくれるだろう」みたいな意識があるけれど、国際ビジネスをする以上は、「言うことは言う、叩くときは叩く」という攻めの姿勢を崩さず、自分にとって有利な条件で落としどころを獲得するしぶとさが無いとね。

株主総会

昨日から株主総会が始まり、東京電力ではこれまでで最長の6時間にも及ぶ総会になったそうですね。また、自社ネットワークからこれまでで最大の個人情報流出を招いたSONYの総会も荒れたようですが、この株主総会、年に一回株主が経営陣をチェック・レビューする大事な機会。今回の東電やSONYでは、経営陣が責任を取って退陣して刷新することが要求される場面もあったようですが、実際にこういう場での動議が切っ掛けで、新しい経営陣に変わることもあります。で、最近の政治状況を見て、ふと思ったのは、政治においても年に一回国民のレビューがあって、そこで場合によっては経営陣(内閣)不信任を国民が突きつけて、交替させるような仕組みが必要なんじゃないかと。あるいは、地方自治体ではリコール制度がありますが、国会議員に対しても、あるいは政府に対して、ある程度の強制力があるような離職勧告または役職剥奪みたいな仕組みが必要なんじゃないかと強く感じますね。

いわゆる「世論」、具体的には支持率という市場調査値が一つの目安になって、自主的に退く・解散するというような「暗黙のルール」がこれまではあったわけだけど、今はそういうことは期待できない時代になったわけだし。ただ、じゃどう言うシステムにするかというと難しいですよね。通常のリコールの場合、有権者の1/3の署名でしたっけ? これを国民全体に当てはめると、何千万人という規模になって、多分署名確認するだけて一年とか掛かりそう。

もう少し現実的なアイデアとしては、国が月に一回とかその時の政府に対しての信任度調査をして、ボーダーライン(例えば20%とか)を三回続けて下回ったら、何らかの改善策を勧告し、それでもまた三回ボーダーラインを下回ったら、国会に内閣不信任決議を上程できる(会期に関わらず何度でも)という、プレッシャーを掛けられるようにしてみたらどうだろう。もっとも、今の首相当たりだと、そんな程度では馬耳東風か...

フレッツ光ネクスト ファミリーエクスプレス (2)

昨日の朝NTT西日本のフレッツ光のサイトから、コース変更の申込をしたところ、午後になって担当者から申込確認の電話が掛かってきました。本人確認、申込内容の確認に続いて、こちらの使用環境の確認、料金の確認と続きます。「(今のコースよりも)大分お高くなりますがよろしいでしょうか。」と聞かれたときにはちょっと笑ってしまったけれど。確かに2,000円くらい高くなるので、1.4倍位にはなるんだけど、いいじゃん、本人納得しているわけだから(笑)。何となく、ヘビーユーザーが移行してきて回線を占有するんじゃないかという恐れみたいなものを電話線を通して感じたけれど、それは私のうがった見方? 続いて工事日の決定なんですか、最短で7月11日ということで、その日の午後に決定。すでに光ファイバーは引いてあるので、今のONU(光回線終端装置)/CTU(加入者網終端装置)を取り外して、フレッツ光ネクスト用の一体型のONUに取り替えるだけ、だと思ってるんですが。四年前に使い始めた今の「フレッツ光プレミアム」でも、ONUまでは1Gbpsで来ているはずなので(説明ではそうなっている)。

で、もう一つ気になるのがプロバイダーの切換。流石に地元で1Gbpsに対応したサービスに対応しているプロバイダーはまだ少ないのですが、今使っているPlalaは対応しているので、そのまま継続することに。でも、利用コースの変更が必要になるみたい(料金も、これまでの約1,500円/月から約2,500円/月にアップ...)。オンラインや電話でコースの切換が可能みたいなんですが、出来れば回線を切り替えた11日から直ぐに使いたい。Plalaのサイトをいろいろ探したんですが、明確な回答が見つからないので電話サービス(ぷららダイヤル)に電話をして聞いてみました。かくかくしかじかとこちらの疑問を説明して、暫くすると回答してくれました。どうも、コース変更をした場合、その月に限り旧コースと新コース、両方が使えるとのこと。私の場合、7月11日に切り替えるので、7月に入ってから変更申込をすれば、7月中は現在のコースでも新しいコースでも接続できるとのこと。逆に、今6月中に変更してしまうと、6月中はどちらも使えるけれど7月に入ると新しいコースしか使えないとのこと。なるほど、それでは7月に変更申込しますと電話を切ってからあっと思い出したんですが、料金はどうなるんだろうか。やっぱり、申し込んで切り替わった日からの日数計算なんだろうか。まぁ、一週間くらい前に切換の申込をしておこうと思います。

今回光回線の変更に至った理由の一つに、ワイヤレス環境の改善をしたいと言うことがあります。今は、6年くらい前に購入したルーター機能付きの無線AP(WHR2-G54V)をルーターを切って無線APとしてのみ使っているもの。これまでは全く不満は無かったんですが、手持ちのノートブックPCが802.11n化されてきていて、最近はこれを使わない手はないだろう、と。あと、IPv6対応とか、やはりちょっと機能的に古くなってきているので、勿体ない気はするけれどそろそろ買い換え時かなとも感じていたので。それなら、ローカルまで1Gbpsにする必要はなくて、ハイスピードの200Mbpsでも十分じゃないかという話もありますが、11nの2×2でも300Mbps(理論値-笑)出ますからね、バックボーンはそれなりの速さにしておかないと(と、自分で自分を説得する)。さて、来月はいろいろとセットアップで忙しくなりそうです。

2011年6月28日

元麻布春男氏逝く

たまたま今日あちこちのサイトを覗いていて見つけた、PC/IT業界のライターのお一人、元麻布春男氏(本名: 橋本潤氏)が、一週間前の6月21日に急逝されていたという記事。直接の面識は無いけれど、一時期ちょっとだけ記事とか原稿とか書いていたときにお見かけした記憶があるんですが... 昔はAT互換機の話ならこの人、というお一人でしたが、最近ではIntelのロードマップの話とか「ふむふむ」と参考にさせて頂くことが多くありました。

取材の移動途中に倒れられて、そのまま帰らぬ人になったと言う事ですが、ちょっとパソコンの神様は残酷ですね。ご冥福をお祈りします。

フレッツ光ネクスト ファミリーエクスプレス

現在自宅では、NTT西日本の「フレッツ光プレミアム」を契約して使用してるんですが、やはりもうちょっと速いサービスが欲しいかななどとつい思ってしまい、暫く前からサービスが始まった「フレッツ光ネクスト ファミリーエクスプレス」を申し込んでみました。これは、現在のプレミアムでもONUまでは1Gbpsで来ていますが、CTUから先のユーザー側には100Mbpsになっているものを、すべて1Gbps(ベストエフォート)で利用出来るもの。それに伴い、NTT西とプロバイダー(自分はPlalaを利用中)の利用料金もアップして、現在の約7,000円/月から約10,000円/月に30%位のアップに。そのコストアップ分に見合う快適さを得られればいいんですが。ローカルのスピードが200Mbpsになる「ハイスピード」にしておけば良かったかなぁ。これなら殆ど料金が変わらないから。でも、単に趣味とかだけでなく仕事(=在宅勤務)でも使っているし、ちょっと半分仕事も絡めてリモートアクセスとか少し実験したい気持ちもあるので、今のところ入手できる一番の環境にしてみました(流石にビジネスタイプにまで手を出す気は出なかった...)。

所で、NTT西日本のオンライン申込の画面なんですが、何故かどのサービスから申込ボタンを押しても、「フレッツ光ネクスト ファミリーハイスピード」の申込になってしまう? 意図的に、別のサービスに行かせないようにしているのか、たんなるHTMLのバグなのか、ちょっと理由は分からないけれど、不親切なデザイン。結構、本来のコース名での申込画面に至るまで、NTT西のWeb内をあちこちうろうろしてしまいました。この辺、やっぱりNTT東日本との差を感じるなぁ...

BSアンテナ設置 (3)

無事BSアンテナの設置が終わり、やれやれと思ったのもつかの間、母親が「私が一番楽しみにしている(ケーブルTVの)『ミステリーチャンネル』が映らなくなった」と月曜日の朝言い出します。また何か操作ミスでもしてるんだろうと、STBとTVを付けて様子を見ますが、確かにミステリーチャンネルをはじめ幾つかのチャンネルが「E202」エラーが表示されます。これって、信号が届いていないというコードです。全てのケーブルTVチャンネルがそうならまだしも、特定のチャンネルだけがこのエラーになると言うことはちょっと不思議です。週末にBSアンテナの工事をするまでは問題無く映っていたというので、その工事で変わったことが何かあるのかも。もう一台、同じように地元のCATVに接続しているテレビかあるので、こちらでも確認してみますが、症状は全く同じ。映るチャンネル・映らないチャンネルも同じ事なので、STBのさらに先に原因がありそうです。

ここで直ぐに思い出したのが、今回のBSアンテナ工事では、外に設置したパラボラアンテナを交換しましたが、宅内のBS用ブースターも古くなっていたので交換しています。そこで、配電盤の所に行き配線を確認しますが、外から引き込んでいるCATV用の同軸はCATV用ブースターを通って、今回設置したV/UHF-BS/CS用ブースターのV/UHF用入力に入っています。もう一つ、BSアンテナ用に引き込んでいる同軸ケーブルも、同じブースターのBS/CS-IF用入力に入っています。この混合信号が分配器で各部屋に配線されていることになります。ここで、CATV用、BS/CS用ブースターの型番を控えて、それぞれの製品仕様を確認してみました。で、どうもBS/CS用ブースターは、V/UHF信号の混合器も兼ねているらしいんですが、VHF/UHFの信号帯以外はクリップしていている雰囲気なんですね。試しに、CATVの同軸ケーブルをBS/CS用ブースターから外して、直接宅内配線に繋がる分配器に接続してみると、予想通り映らなかったCATVのチャンネルがちゃんと表示されます。

ここで、今回新規で設置したBS/CS用ブースターを交換しようかとも思ったんですが、それは勿体ないし、どうもCATVの信号とBS/CSの信号を外で混合してから宅内配線に流せばいけそうです。そこで、直ぐに自宅近くの電気店に走って、V/UHFとBS/CSの混合器を購入し、それを追加する形でケーブルをつなぎ替えてみると... 見事に「E202」を出していたチャンネルが復活しました。ただ、じっくり見たわけではないけれど、途中に余計なものを入れてFan-in/Fan-outが増えたせいか、ちょっとノイズが乗っている感じもします。調べて見ると、CATVとBS/CSの混合器兼ブースターも1万円ちょっとであるみたいなので、そのうち交換してみようかとも。

今回工事を依頼した量販店にクレームしようかとも思ったんですが、何とか解決したしこれからまたバタバタしてブースター交換とかしてもらうのも面倒なので、このままよしにしちゃうか... ちょっと納得いかないけれど。

Amexが使えない@西友 (2)

昨日の続きで、Amexに電話してみました。最初に、自分のカード番号DTMFで入れさせられるんですが、1回目は何故か途中で時間切れになったのか電話が切れてしまった orz で、もう一度かけ直してガイドメッセージを聞きながらボタンを押して入力すると、今度は先に進むことが出来ました。その後、どこかでメニュー階層を間違ったのか、何故か今月の支払い明細のコーナーに入ったり、ちょっとあたふたしつつ、何とかオペレーターと繋がることが出来ました。明るい感じの女性オペレーター氏にかくかくしかじかと、使用実績もある西友で何故かセルフレジの端末(Amexのロゴシールも貼ってある)で弾かれた話をすると、「それでは履歴を調べて見ます」と何やら電話口の向こうで端末を操作している様子。で、すぐに「そのようなエラーは記録されていませんねぇ」という回答。「暗証番号は正しいですか?」という質問にも、暗証番号入力は要求されなかったと回答すると、「あとは、たまたま端末が受け付けられない状態になったか、カードの磁気不良か...」というようなこれと言って心当たりは無さそうな雰囲気。まぁ、これ以上聞いても分からないと言うことは分かったので、また試してみてダメならもう一度問い合わせるという事にして電話を切りました。

Amexの名誉のために一言付け加えるならば、対応は非常に丁寧で良かったです。自分のカード番号を最初に入れたからか、使用履歴や多分その他管理情報も表示されてるんだろうなぁ。で、今回の収穫は「使用時にエラーが発生した場合、その情報もログされている」ということが分かったこと。不正使用管理の為に、多分そう言うことはやっているだろうとは推測してましたが、それが確認できたことは(個人的興味の範疇だけど)収穫だったりして(笑)。まぁ、近いうちにもう一度西友に行って、カードを試してみます。Amexがダメで、代わりに使ったVISAは何の問題もなく処理されましたからね。あんまり端末とか関係ない気もするんだけど...

2011年6月27日

Amexが使えない@西友

日曜日の朝、24時間営業している、自宅から車で20分位の西友に朝一で買い物に行きました。ちょっと細々したものを買ったり、捜し物をしてウロウロしているうちに、朝の9:00を過ぎたからでしょうか、いつも朝早く来ているときには閉まっているセルフレジのコーナーが空いていたので、品数も少ないこともあってこっちで精算することに。ぴっ、ぴっ、ぴっと商品をスキャンして、最後に支払いです。いつも利用しているイオンでは、iD/Suica/WAONといった電子マネーが使えるんですが、この西友では現金かクレジットカードのみ。財布を開いて、たまたま一番上に入っていたAmex GOLDを端末に通したところ、「このカードはお取り扱い出来ません」orz いゃ、端末の所に使用可能なカードのロゴが張られていますが、ちゃんとAmexのブルーのロゴもあるし。それに、以前ここで買い物をしてレジで精算する時に何度か同じAmexのカードを使いましたが、そこでも問題無く利用できているし。取りあえず、VISAを使って精算しましたが、なんで使えないんだろうか、Amex。

ちょっと思いついたのは、この端末、サインレスなんですね。それで何かカード側に設定が必要なんだろうか。でも、以前友人のレジで精算してカードを使ったときも、確か1万円以下なのでサインレスで通った記憶があるんだけど... 暫く前にも、自宅近くのガソリンスタンドでガソリンを入れて、そのままカードで精算しようとしたらAmexは弾かれるんですよね。JCBと提携したという割には、結構使えない場面に未だに遭遇するAmex。これ、プロパー版だからなんだろうか。Amexを使い出したそもそもの理由は、その当時結構Amex精算でもらえるキャンペーンがあって、それでMasterCard/VISAとも揃っていたのでAmexを契約しましたが、Amexのロゴだけ付いていればいいわけだから、セゾンあたりに切り替えようかとも。

で帰宅してからAmexに問合せしてみようと思ったら、土日祝日はお休み orz 何だかなぁ、MasterCardやVISAは、ちゃんと24時間の問い合わせ先があるのに。うーん、色々な意味でちょっと「イラッ」とするカードです。

木琴の音

間伐材を使った筐体のモデル「SH-08C」のTV-CMが、カンヌ国際広告祭で金賞を取ったというニュース。森の中に敷かれた木琴のレールを、これも木のボールが転がりながら演奏するという、CM。暫く前に話題なって私もYouTubeで見たけれど、「おぉ!」とちょっと感動したCMです。

SH-08C"Touch Wood"も、間伐材の本体と言うだけでなく、空豆みたいな形状もユニークですよね。

同じく「アウトドア部門」で金賞を獲得したJR九州の祝・九州新幹線開業CMもいいですよね。あぁ、こういう作り方もあるんだなとちょっと目から鱗のCM。

こういう良質の映像や音楽を見聞きしていると、「まだまだ頑張れる、負けられない」という強い気持ちが沸いてきますよね。海外のCMでも、捻ったもの、自然を取り込んだもの、手の込んだもの、考えさせられるもの、いろいろ考えさせられるものも多くあるけれど、こういう「ほっ」とするCMって、今はもっと見てみたい気がします。

空洞化する日本

電力不足により、開発・生産拠点を海外にシフトしつつある国内企業が増えているという記事。10年くらい前なら、国内にとどまる理由としては、高い人材コストはあるけれど安定して豊富な社会インフラがありました。逆に海外移転する場合の問題点は、安い労働力に対して不安定な社会インフラ、特に電力や法律関係と言う問題有り、その為に進出を躊躇する、進出しても現地で苦労する企業が多かったわけですが、それがこの10年ほどで逆転しちゃいましたね。安定した電力を求めて、中国や東南アジアに出て行くなんて、自分たちの世代だとちょっと考えられない事です。復興財源獲得のために、税金アップも予想されているし、ますます国内企業の空洞化が広がりそうですよね。最悪の場合、現在点検中の原発の再稼働が出来ず、現在稼働中の原発も来年春までにはすべて定期点検に入るため国内の原発全てが止まる可能性があるわけで、企業としてはその最悪のケースを想定して今から準備しないといけません。

自分も小さいながらも管理しているサーバーがあり、この節電計画を上司から言われていますが、正直困っちゃいますよね、急にそんな話を出されても。諸般の事情でローカルに持たないといけないので、遠隔地のデーターセンター等に昨日を移設すると言うことも出来ないし、もっと省電力の最近のモデルを購入するほどお金もないし、固定資産になるから簡単に増設するなんていうことも厳しいし。たまたま昨年から移行を予定してい現在準備しているメインのサーバーがあるんですが、このサーバーを仮想化して、それ以外にある幾つかのサーバー機能を統合して、物理的に稼働している本体数を削減するしかないかなと思っていますけど。その何百何千何万倍もの規模で同じようなことを考えないといけない企業の場合は、もう国内での活動は出来ないかもしれませんね。

辞任の花道に「再生可能エネルギー特措法」が欲しいと駄々をこねている首相がいるけれど、今必要なのはコスト高で出力も小さなエネルギーを使うことではなくて、そこからどれだけ効率的に多くのエネルギーを取り出せるか、そういうことを研究開発する事だと思います。だから、10年とか20年とかでは無理かもしれないけれど、本当に将来に役立つような技術開発のとっかかりを作るなら賛成するけれど。で、農水大臣がSoftbank孫社長の「電田プロジェクト」を持ち上げているけれど、農水大臣として考える優先順位は、もっと別のことでしょう。何故休耕田や耕作放棄地が存在しているのか、単に農業後継者不足だけの問題ではなくて、農業行政の仕分けとか、大規模集約化することで、農業を「産業」として成立するものにするのが先だと思うんですけどね。その集約と分散で空いた土地の有効活用方法の一つとして太陽光発電の土地にするのもいいけれど、それだって電力会社に高い固定値で買わせる事を目的にするんじゃなくて、そういう耕作放棄地が多いであろう過疎地域の開発、あるいはそういう地域をある程度集約して限界集落を統合して、そこに太陽光発電を利用した高付加価値作物の農業を導入して、地域を支える柱にするような、そんなアイデアが必要だと思うんだけど。

産業の空洞化が始まれば、地域の空洞化、都市の空洞化が生まれ、それは人口の空洞化も加速するでしょうね。そうならないためにも、「自然エネルギー回帰」「脱原発」という、ロングレンジのストラテジーも重要だけど、「革新技術の開発」とか「原発の安全性向上と再稼働」というような、ミドルレンジ、ショートレンジのアクションプランもちゃんと立案して、まずは今日・明日の生活に直結するプライオリティプランの実践をちゃんと進めて欲しいものです。でも、今の政府じゃなぁ... 暫く前までは"China Risk"でしたけれど、今は"Japan Risk"の時代になってしまいましたね。

2011年6月26日

BSアンテナ設置 (2)

昨日は古くなったBSアンテナの取り替え工事の日。この時期梅雨空で不安定な天気ではあるので、日程決定に迷ったんですが、後に伸ばせば伸ばすほど天気は読めないので、その時に曇り時々雨の予報だった土曜日に予約。当日は予想に反して朝から暑い晴天となり、逆に外での取り付け工事はちょっと大変かなという感じ。

 朝9:00少し過ぎに、前回見積もりに来て貰った「オール阪神・巨人風二人組」が登場。まずは20年以上前に設置した80cmクラスの大きな円盤の取り外しから。15分程して取り外されて地上に降ろされたパラボラを見ましたが、大きいですねぇ流石に。当時でも、一般家庭では45cmとか50cmクラスのパラボラアンテナが普通で、60cmとか80cmというと、アパートなど共聴施設前提のもの。一般家庭で使うものではないと思うのだけど、これを決めたのは父親ですからね。変わってポールに取り付けられるのが、50cmクラスのBS/CS共通のアンテナ。昔は、衛星の位置が違うのでBS用CS用別々にアンテナを微妙に角度を変えて設置する必要がありましたが、技術の進歩は凄いですね。しかも、一時両方のアンテナを結合したような8の字みたいなアンテナが登場しましたが、今では円形のアンテナ一つで済んでしまうんだから。

アンテナの取り付けと平行して、宅内配線で使っている昔のBS用ブースターを新しいBS/CS用ブースターに取り替え、分配器も交換して完了。後は、アンテナの角度調整を画面を見ながら実行し、接続しているテレビで問題無くBS放送やその他放送が視聴出来るか確認して作業は終了。約1時間の取り替え作業でした。ケーブルTVのSTB経由でこれまでBS放送を見ていましたが、やっぱり直接受信したほうが画面が綺麗な感じがします。ノイズ感が少ないというか、画にメリハリを感じるというか。ただ、テレビによっても感じ方が違うので、テレビ側の画の作り方にも寄るんだろうけど。

これで、やっと面倒なSTBの操作無しで、地デジとBSデジタルをテレビのリモコンだけで視聴出来るようになりました。ちょっと誤算だったのは、BSアンテナが取り付けられていたポールに付けている以前使っていたV/UHF用アンテナの撤去もしてくれるのかと思ったら、それは見積もりに入っていないと言うことで、これは失敗したかな。放送自体はケーブルTVが再送信してくれているので全く問題無く視聴出来るんですが、見た目にも錆びて老朽化しているので、そのうち取り外した方がこれからの台風シーズンになってからも安心かも。問題は、そのアンテナがBSアンテナよりも高い位置に取り付けられていることで、そこまで届くはしごがあるかどうが...

刑事コロンボ逝く

「刑事コロンボ」で有名なピーター・フォーク氏が83歳で亡くなりましたね。あの「うちのかみさんがね」という名(迷?)台詞が今でも思い出されます。当時、確かNHKで放送されていたと思うんですが、まず最初に犯人の殺害シーンから始まり、視聴者は誰がどのように殺されたのか最初に知らされ、それを順番にコロンボが謎解きをしていき最後に犯人を突き止めて終わるというパターンは、子供心に凄く新鮮に感じたものです。それまでの推理小説、スリラー小説の流れで言えば、最初に犯行現場が登場する事はあっても、犯行自体が登場する事って、先ず無かったですからね。

ストーリーの巧みさもあったけれど、国内版で言えば日本語版のコロンボの吹き替えをしていた小池朝雄氏の絶妙の声・台詞の魅力も大きかったですよね。小池氏は俳優としても活躍されていて、ご本人の演技なんかもテレビで見る機会があったけれど、確かかなり体格の良い方で、演技も少しオーバーアクション気味で、どうしてもコロンボのさえないイメージとは少し違っていて違和感を感じてしまったものです。

コロンボが番組の中で自分の好物と言う「チリ」。「チリビーンズ」の事ですけど、この番組を見ていて、それで初めて仕事でアメリカに言って食べてみて、私も好物になった食べ物の一つ。今回の訃報を聞いて、20年以上も前のそんな事も久しぶりに思い出しました。今度USに行ったときには、美味しいチリを食べてみたいですね。コロンボ警部を思い出しながら...

合掌。

2011年6月25日

昔には戻れない

厳しい電力事情の中、暑い夏を向かえつつ今日この頃。「昔はもっと厳しかったけれど問題無く生活出来た」という話もよく聞くけれど、個人的にはちょっとそれは違うんじゃないか思っています。今住んでいる自宅は、浜松の田舎にありますが、ここ10年くらいの間にかなり開発が進み、それなりの住宅街のようになっています。自分が子供の頃は、道路に面した南側を除けば、自宅の東西と北側は田んぼか竹藪が広がるのどかな環境で、真夏であっても結構涼しい風が吹き込んできていて、それこそ扇風機が無くても何とかなった時代。だいたい、その家の前の道路にしても、最初の頃は舗装されていないような状態でしたからね(笑)。

会社の入っているビルにしても、高層ビルなので安全上の理由もありますが、窓の開閉は出来ない。それでも、最近出来たビルだから環境を意識した構造になっているので、まだ良い方かもしれませんが、少し前に出来たビルなどは、空調前提の構造だろうから大変でしょうね。以前なら、都内でも緑地や緑が多かったから、まだ何とかなったかもしれないけれど、コンクリートとアスファルトで埋まった今の東京では、簡単に節電するという事も厳しいですね。それでも、昨日会社に行った帰り、夕方地下鉄に乗ったとき、省電力で駅冷房が控えめでしたが、それ程厳しい状況ではなかったのは、やはり走っている列車の廃熱処理も進められたからのように思います。私は、まだ地下鉄に冷房が入る前から乗っているけれど、駅冷房が導入されて暑い外から地下鉄の涼しいホームに入るとホッとしたもの。でも、列車が入ってくると凄い熱気と一緒に入ってくるんですよね。一気に冷房が吹っ飛んでしまう。当時は廃熱の問題で列車にはまだ冷房が入っていない時代で、駅に止まっている間に車内に冷気を入れて次の駅まで我慢するような状態(笑)。それが、さらに冷房機の技術が進んで、狭い地下鉄の構内でも空調が使えるようになり、技術のありがたみを感じたものです。

それを「贅沢」と言われてしまうと何も言えないけれど、でもより良いより快適な生活を手に入れるために人間は仕事にしても何にしても頑張るわけですし、その目標というか目的が無くなってしまったら困ります。とは言っても、節約・節電技術が進んでいる日本でも、これはちょっと、という所があったのも事実なわけで、そういう部分を見直す機会と思うのは良いことだと思います。だから、「昔に戻る」という極論ではなく、「昔の知恵はを今に生かせばこういうことが出来る」というような考えをもっと出したいし、出して欲しいなと感じます。

例えば、ここ数年家庭菜園・プランター菜園などで、窓際に緑を作ったり、大規模な場合にはビルの屋上に緑の公園みたいなものを作ったりするけれど、 ああいう自然を取り込む姿勢というのは凄くいいんじゃないかと思います。それにしても、昔なら自然に回りに緑があったものを、わざわざ自分で作り出さないといけないわけで、それは余計な手間ではあるけれど、でも払うべき価値のあることだと思うんですよね。そういう意味での「工夫」という事を、もっと出すべきで、単純に「昔のように我慢できる」という精神論中心の話には、個人的にはちょっと賛成できないなと感じます。

同じような話で、「ヨーロッパのどこそこは、これだけ自然エネルギーを利用している」とか「これだけ少ないパワーで生活している」みたいな話も最近よく聞くけれど、そういうものって自然環境とか地勢的な理由もあるし、人口や都市の形態、あるいはそれこそ伝統と言うことまで考えないと、そういうものを取り込むことは難しいはず。単に、アウトプットが求める解に近いからあるいは理想的だから日本も真似しようという単純な発想で言われることには抵抗を感じますね。節約・省電力・自然回帰、それぞれ良いことだし前向きに考えるべき事ではあるけれど、それでもトレードオフというか、それらに費やすコストと得られるメリットをちゃんと評価して話をするべきだけど、なかなか聞いてなるほどと感じる話に出会えない。そういう意味で、単純に「昔に戻れ」と言われても、個人的には「それは」という気持ちが生まれてしまう。

水電池

水を入れると発電出来る「水電池」。流石に出力はそんなに大きくないみたいですけど、LEDの懐中電灯くらいなら数時間は十分点灯可能らしい。しかも、何回かは水を補給することで使えるとのこと。発売元の「ナカバヤシ」と聞くと「ふえるアルバム」と反応してしまうけれど(笑)、こんな技術も(子会社だけど)あったんですね。検索してみると、もう4年前にもECO商品として取り上げられていました。

おぼろげな記憶なので違っているかもしれないけれど、昔子供の頃にあった電動ライトプレーンの電池も、形は違うけれど水を入れると発電するタイプだったような記憶があるんですよね。四角い小さなビニール袋みたいなものだったような記憶が。あれは、空気電池だったかなぁ...

「電気」と聞くと、どうしても発電機がぐるぐる回っているイメージが強くて、なんていうか「力で生まれる」みたいなイメージがあるんですが、化学反応でも出来るわけですよね、電子が移動すればいいわけだから。ただ、発電機のように、何らかの力で発電機を回せれば何時間でも発電できるわけではなく、化学反応だから反応する物質が消耗してしまえばそこで発電も終わりという制限はありますが、でも非常用と思えば、普通の乾電池と違って長期間保管も出来るし、便利なのは確か。暫くは品薄なんだろうけど、落ち着いたら物は試しで買ってみようかな。

後ろに立たないで

いつもの「金曜日の新幹線」シリーズ。この日は自宅近くから駅へ向かうバスが、いつも以上に遅れてしまい、いつもなら7:00前に駅に到着するのが、7:00ちょっと過ぎに駅前のロータリーに停車。少し急ぎ足で改札に向かいます。いつものように新幹線の待合室にあるスタバで朝食を調達。この日は、新商品の「フィローネバーベキューポークリブ&ベジタブル」があったので、定番の「ハム&マリポーチーズ」の代わりに買ってみました。BBQと言うだけあって甘いソースがちょっと気になるけれど、まぁまぁかな。でも、多分次回はハム&マリポーチーズに戻ると思うけれど...

この日はちょっと急いで新幹線の車内へ乗り込みます。実は、前日木曜日の夜に携帯電話を充電し忘れてしまい、朝バス停でいつものように携帯を出して見たら、バッテリーアイコンが青色の状態。さらにちょっと操作している間に赤色の「残量小」になってしまいました。この日は一番後の席を指定していたので、後の壁にあるコンセントにPCを繋いで、そのPCのUSBから充電しましょう(充電・データ転送用のUSBケーブルはいつも持ち歩いているから)というわけです。で、定刻通り入線してきた新幹線700系に乗り込んだんですが... 通常のコンセントの無いタイプでした orz 700系でも初期の車両ですよね。3席列のほうに、清掃用の丸いコンセントしか無いタイプ。仕方がないので、PCはバッテリーで起動して、そこから携帯の充電を始めました。スリムバッテリーで、そんなに容量がないのが心配ですけれど、結局乗車している一時間位の間携帯に充電をして、平行してちょっとExcelを編集したりという仕事にも使いましたが、いつもと同じくらい半分くらいバッテリーが消耗したところで新横浜に着きました。

で、そんなドタバタしていた時にちょっと気になることが。この日も新幹線の指定席はガラガラな一方、自由席は満席状態。浜松の次の停車駅静岡で結構乗換があるんですが、この日も静岡駅でどっと降りてどっと乗り込んできました。あぁ、今日も静岡で沢山乗車してくるななどと思いつつキーボードを叩いていると、何となく背後に気配が。振り返ってみると、一番後の私の座席と壁の間の隙間に、男性が立っていて何か週刊誌を読んでいます。どうやら自由席が満席で混雑しているので、指定席車両のこの隙間に入ってきたようなんですが... 正直、この後に立たれるのって、ちょっとムズムズしますよね。混雑していて、連結部分にも人が溢れているようなときには仕方ないかなとも思うけれど、この日のようにそこまでは混雑していないときには尚更です。しかも、3席列の方が広いのに何で狭い2席列の方の隙間にはいってくるのか。丁度仕事のファイルとか開いていたこともあって、後に立たれるのは気分のいいものではありませんでした。身体を斜めにして、画面が後からのぞき込まれないようにしたけれど、ちょっと困る状態でした。

以前、寄る新横浜から戻るときやはり混雑している車内で、一番後の席に二人組が同じように入っていて、立っているだけならまだしも缶ビールを飲んでいたときには、何かの拍子で零されないかヒヤヒヤしたことがあるけれど、それよりはましなんですが、それでもやっぱり気になりますね。背後霊見たいというか。

2011年6月24日

ピント合わせ不要のカメラ

全ての光線情報を記録することで、ピント合わせが不要(後からピント調節出来るから)なカメラを、米国のベンチャーが開発したという記事。言ってみれば、これまでの写真が2Dであるのに、このカメラは3Dのようなものと言うことなんでしょうか。開発企業のサイトには、デモページがあって、確かに後からピント調節出来るような感じです。今のカメラはAFが改善されているとはいえ、被写体によってはピントが合わないこともあるし、特に手前に柵とかあるとその奥の光景が撮れない何て言うこともよくあるし。

個人的に気になるのは、撮影可能な解像度とRAWデータサイズ、そしてどの程度の連写が可能なのかですかね。特にRAW現像なんかは、これまでのようにコントラストとか色彩だけでなく、ピント調整まで出来るようになるわけですから、かなり面白さは増すにしても手間は増えそう。

撮影する側から言えば、「チャンス」と思ってシャッターを押してAFが合焦して撮影できるまでのタイムラグのうち、AF分が無くなるから早くなる反面、露出とか絞りとかシャッタースピードとの関係はどうなるんだろうか。 面白そうな技術だし、カメラ自体も今の一般的なカメラと同程度いうことなので、日本でも発売されたら衝動買いしちゃうかも(笑)。

燃え尽きたい症候群

すったもんだして結局「70日」という妥協を引き出した菅首相、昨日の訪問先沖縄では「私がやらなければならないことは、(東日本大震災の)復旧・復興と原発事故の収束だ。それに向け全力を挙げ、燃え尽きる覚悟で取り組んでいきたい」と言ったそうですけど、これって何だかなぁ...

スポーツ選手とか芸術家が、自己の限界を目指して全勢力を投入し、その結果肉体的・精神的に「燃え尽きる」のはあると思います。でも、目標達成と共に継続性も考えないといけないリーダーが燃え尽きてしまったら、どうするんだろう。目標達成よりも、そこに至る手段が目標になってしまって、本人だけが満足する無意味な結果になりそう。それともスポーツ選手のように「私はまだまだ燃え尽きていない。だから現役続行します」なんていうことを言うつもりだろうか。

同じように胡散臭いのが「再生可能エネルギー特措法」。今回の原発事故の有無にかかわらず、有限のエネルギーである石油とか天然ガスとかあるいは原子力燃料のウランとかプルトニウムの比率を下げる、可能なら脱却して、事実上無限のエネルギー源である風力、水力、太陽光、地熱等のシフトすることは必要だと思います。ただ、この特措法では、とにかく再生可能エネルギーにシフトするために、今コスト的に不利なそれらの発電に関して「補助」を出すという話ですよね。別の言い方をすれば、新しい「補助金ビジネス」を始めようとしているわけで、結局それって天下りと一緒で新しい利権を作るだけなんじゃないのか? 特に今のように地域独占で電力会社が発電・送電両方に責任があれば、今でも行っている個人宅や自家発電設備からの売電の延長で可能だけど、将来発送電分離された場合、発電会社はより低コストの発電方法にシフトするだろうから、高コストの発電方法は淘汰されるはず。そこに補助金をつぎ込むことになると、それって発送電分離の趣旨に反するわけですし。

先日開催された、この再生可能エネルギーを進めるグループの会合でしたっけ、菅首相が参加して「私を首にしたければ、この法案を通せ」と妙にハイテンションで気勢を上げている様子が何度も放送されたけれど、あれって完全に手段が目的化している状態ですよね。しかも、その場にはあの孫社長もいて、同じようなハイテンションで持ち上げていたけれど、何か新興宗教の儀式、あるいは霊感商法の商品売り場を見ているような、引くような場面でしたね。リーダーにとって「燃え尽き症候群」というのは、個人的には受け入れられないけれど、それでも目標を達成して燃え尽きてくれるならまだましです。でも、今の様子を見ていると、美しく燃え尽き(でも、自己満足?)散りたいという「燃え尽きたい症候群」でしかないように感じるのが、今の日本の不幸だろうなぁ。

燃油サーチャージ

先日のJALに続いて、ANAも8月1日からの燃油サーチャージを値上げ。北米線だと、これまでの片道25,000円が29,000円に。往復にすると、50,000円が58,000円となるわけで、高すぎてどっちも変わらない気もするし、値上がり後が約60,000円と思うと、1万円のアップは大きいし...

前回の旅行で、最後のNRT-SINのチケットが残っていて、これは来週末の出発予定何ですが予定が入ってしまったのでスケジュール変更する予定(折角アップグレード確定していたのに...)。ただ、SINからの折り返し旅程の予定も決まらないわけで、さてどうしよう... 単純にマイル稼ぎのために、SIN-NRT-SINで半分SINループを維持しておこうか、それともマイル発券で取りあえずループ解消しておこうか、悩みます。今年は全体的に夏休みが長めになりそうなので、夏に予定を入れてもいいのだけれど、ちょっと燃油サーチャージも気になりますし。

そう言えば、7月からスタート予定の新生UA。どう言う具合になるんだろうか。ご祝儀で燃油サーチャージは据え置きます、なんていうことは無いだろうなぁ...

2011年6月23日

ANA B787記念塗装機

来月から検証フライトで日本に初お目見えする、Boeing 787。8月からの就航を記念して、初号機と二号機には記念塗装を施すというニュース。長距離国際線には、互い違いに座席が配置される「スタッガードシート」が配置されるということで、一度くらいは体験してみたいですね。羽田からの深夜便、LAX行きあたりに早期投入されないだろうか。

来月からの検証フライトでは、通常のANA塗装の機体が使われるようですが(試験飛行中に内部火災があったやつだろうか?)、新塗装機と現塗装機を比べてみると、個人的にはデザインでは現塗装機、青色の種類では新塗装機だなぁ。

記憶している範囲では、全ての派生モデルは無理だけど、メジャーな機体としてBoeingの727、737、747、757、767、777と乗ってきているので、是非この787も制覇せねば。ただ、727から777までは全てUAの機体。UAもB787を発注しているけれど、導入開始は2016年とかなので、当分先ですね... そうそう、MD-95ベースのB717にも登場した記憶があるんですが、あれはどこのキャリアーだったんだろう...

夏至とエアコン

昨日は一年で一番昼間の時間が長くなる「夏至」。まだ梅雨も明けないうちに、これから昼間が短くなるのは不思議な感じですが、昨日は最近では一番の暑さで雨も一休みする天気だっただけに、何となく「夏至」にも納得できる一日。さらに都合の良いことに、昨日は我が家のエアコン掃除の日でした。こういう時代に怒られてしまうかもしれないけれど、自分の仕事部屋も含めて6台のエアコンがあります(本当はもう1台あるんだけど、これは一番古いもので故障していて使っていない)。二年前に亡くなった祖母も含めて、両親も年も年なのでどうしても夏の暑さがきついと言うことで、今は使っていない居間のエアコンを入れたのが始まりで、台所・寝室・仏間・洋間とだんだんと増殖していった結果。今回梅雨入り前に全部をまとめて清掃して貰うと言うことで、ダスキンのエアコンサービスをリクエストしたんですが、一番新しい4年前に入れた洋間と自分の部屋のエアコンが、自動清掃機能付きモデルで、これは専門の人がいるときにしか作業できないと言うことで、その方のスケジュールが空く昨日まで少し待たされての作業になりました。

朝9:00に、その専門職の男性一人に補助の人なのか女性スタッフが二人の三人で登場。事前に下見をしていてある程度様子は分かっていて、作業手順も用意してあったみたいですが、もう一度エアコンの状況を確認してから作業開始。最初に、カバー類等を外して、これは女性スタッフの一人が順番に清掃して外に並べて乾燥作業。一番手間がかかる、洋間と私の部屋のエアコンは、私が一日仕事をしていたりするので先ず最初に作業して貰うことにしました。エアコンの回りの棚等にビニールを被せて養生し、さらにエアコンカバーを外し、内部の清掃機能用のパーツ等を取り出して、内部を露出させます。エアコンの回りも養生し、さらに洗浄液がタンクに回収されるようにビニールで囲ってから、清掃作業開始。何度かエアコンの清掃作業には立ち会ったことがあるので、特に珍しくはないけれど、高圧ポンプでまずは洗浄液を吹きつけていき、それを水で洗い流して、最後はカビ防止用の抗菌コート処理をして洗浄作業は終了。この後、エアコンのカバー類を取り付けて、内部乾燥のために二時間ほど送風状態にして運転し、これが終了すれば全ての作業完了となります。

作業開始から、清掃作業が終わり、乾燥のための送風をスタートするまでが約一時間くらいでしょうか。下見の時に、私のエアコンがかなり汚れていると言われたと聞いていて、ちょっと心配していたんですが、洗浄液の汚れ具合を見るとそれ程でもなかったような気がします。以前横浜に住んでいたときには、その部屋にはエアコンが設置されていたんですが、私が入るまで10年位洗浄したことがなかったのか、あるいは前の人がたばこを吸う人だったためか、凄い汚れ具合で、通常の洗浄作業を2回繰り返しましたから。途中で洗浄液が足りなくなって、業者さんが補充に戻ったくらいだったから(笑)。

ちょっと困ったのが、洗浄作業が始まるとどうしても噴出液の勢いで内部のカビや埃が飛び散ったからなのか、からだがムズムズし始めたこと。ちょっと敏感な体質なので、こういうのは弱いです。それと、最後に抗菌コートを塗布しましたが、この匂いがまたちょっと苦手。乾燥用の送風作業で室内に風が吹き出し、匂いも室内に環流させるので、この間はちょっと困りました。部屋の窓もドアも全開状態だったけれど、エアコンは自分に吹き出すように設置してますから、どうしたって風は先ずこちらに向かって吹き出してきますからね。二時間の乾燥運転が終了後、丁度お昼過ぎで一番暑くなってきた時でもあり、直ぐに冷房運転を開始しましたが、これで匂いも消えてさらに蒸し暑さも解消されて助かりました。私の部屋は何故かエアコンの効きが良くて、28度設定では寒いくらいで、去年の猛暑の時には29度とか30度で使っていても十分涼しいくらい。今年は、先日購入した扇風機もあるのでさらに設定温度は上げても大丈夫かもしれない。

西日がきつくなる西側の窓の外には、葦簀とともに蔓植物用のネットが張ってあって、去年までは朝顔を這わせていましたが、今年はブームに乗ってゴーヤを植えてあります。でも、4月に種を植えたのに、なかなか蔓が伸びない orz 夏に間に合わないかも...

2011年6月22日

発送電分離

福島の原発事故から、現在の電力各社による地域独占を、発電・送電を分離するという話が出てきています。ただ、個人的にはこの「発送電分離」というのがちょっとピンと来ないんですよね。発電は分かります。今でも、大手企業・工場では、自家発電の電力を売電したりしているから、それが大規模になると思えばイメージできます。でも、送電設備って共通なわけですよね。つまり、契約した発電会社が送電した「電気」を、必ずしもエンドユーザーが使うわけではなくて、送電設備が一種のバッファーになって、発電各社が送電した電気を、契約に応じてエンドユーザーが引き出す感じでしょうか。

例えば携帯電話の場合は、キャリアーと契約すれば通話網もそれに応じて独立している。例えばJR/私鉄の場合は、乗車する鉄道会社の切符を買えば、乗車できるのはその会社の列車だけ(相互乗り入れとかあるけど、それは別と言うことで)。何となく近いイメージとして感じるのは、今契約しているインターネット網かなということ。物理的なネットワーク施設としては、NTT西のフレッツを契約していて、機能としてのインターネット接続はプロバイダー(自分はPlala)と契約しています。でも電気と違って、共通のプラットフォーム上を流れるのはPacketなわけで、それは個別のIDがあって、プロバイダー側とエンドユーザー側で1対1に決まるから良いけれど、電気のようなアナログエネルギー(?)はそういう分離管理出来ないから、結局は「紙の上では発送電分離」するしかないような。

で、そういうシステムになったときに気になるのが、今居座り首相が何が何でも通したいと言っている「再生可能エネルギー特別措置法案」。これは、再生可能エネルギーで発電された電気を固定費で電力会社に購入させるものですが、今のように地域ごとに発電会社が分離されていれば、その地域ごとに買い取りさせることは出来ます。でも、発送電分離されて、発電会社はそれぞれの会社の方針で低コスト高品質の「発電」を目的にしたら、どう言う理由で高コストが予想される再生可能エネルギー発電を買わせるんだろうか。仮に法律で一定量を必ず購入させるとしたら、それって発電会社の分離という競争原理を阻害することになるわけだし、それが安くなるはずの電気料金に添加されたら、本末転倒なわけですしね。もちろん、「自然エネルギー」「再生可能エネルギー」ということに、某かのプレミアム性を感じて契約する人もいると思います。でも、それって今のブランド品と同じ事で、熱狂的なファンは生まれるけれど、多数では無いでしょう。結局多くの人が好み購入するのは、ユニクロでありフォーエバー21であり、H&Mであるわけだし。

自分の勉強不足で、発送電分離のメリットがよく分からないけれど、もう一つのテーマである「再生可能エネルギー」との両立って出来るんだろうか。何か聞いていてしっくり来ない話です。

泳ぐ内視鏡

昨日のニュースで結構大きく取り上げられていた「泳ぐ内視鏡」尾びれ部分に磁石が入っていて、それを外部からの磁力操作で動かして前進させるもの。単に前に進むだけかと思ったら、反転とかもできて、かなり自由に動き回れる感じですね。ただし、患者の外に設置される磁力装置部分は、かなり大きなコイル状のものが設置されていたけれど、あれって健康被害とかは大丈夫だろうか。MRIなんかと比べて、どのくらい違いがあるんだろうか。

体内の模型の中に入れて実際に泳ぐ様子もTV等で放送されましたが、実際の体内では泳ぐほど水(体液?)があるのか疑問。バリウム検査のように、この金魚型内視鏡を飲む前には大量の水を飲むのかもしれないけれど、それって逆に体調を崩しそう(笑)。

この操作ですけど、実際に内部を見ながら操作できるわけではないと思うので(まだそこまで進歩していない)、身体の中の位置を外から考えながら、あやしそうな場所には眺めに滞留して自動的に撮影しながら必要な部分の撮影をするんでしょうね。カメラのメモリーの代わりにWiFiを組み込んで、リアルタイムに体外から体内のモニター活動ができないだろうか。バッテリーサイズと消費電力、さらにはもしかしたらWiFiの電磁波が問題なのかな。それよりも、更なる小型化の方が優先順位高いかな。

やり方の問題

先日収監された、Livedoor元社長の堀江氏。飲んだ勢いで決めたというモヒカン頭も目立ったけれど、着用していた著名企業のロゴ入りTシャツも目立ちました。最初何の意味があるのかと思ったら、これ過去に粉飾決済で問題になった企業名が、当時の粉飾額とともに印刷されていたんですね。で、当時のLivedoorが数十億円の粉飾決済で、責任者の堀江氏がこれだけ問題になるのに、他の何百億何千億という粉飾をした企業が問題にならないのは何故、というような事を提起したいらしいけれど...

堀江氏本人が作ったわけじゃなくて、ここが作ったTシャツを直前に購入して着用したらしいけれど、他の作品(製品)を見ても、あまり趣味が良いと言えないというか、捻りが足りない感じですね。とにかく話題になって取り上げられて、ワンショットで製品が売れれば良いという、マッチポンプ型ビジネスとでも言うべきか。

現在も存続している企業のロゴを使っている部分有り、早速問題になっているみたいですけど、smalldesignのサイトには「商標権や肖像権を巡ってのトラブルが多く、」 なんて書いてあるくらいで、どうなんだろうなぁ、こういうビジネスモデルって。一種の便乗商法で、言うほどのメッセージ性は感じられないんだけど。

堀江氏本人にしても、時々「なるほどね」と頷ける話もあるんだけど、結局本人の性格なのか、どうしても世の中を斜めに見ないと気が済まないのか、最後にどうしても違和感が残るんですよね。美味しいフランス料理(イタリア料理でも会席料理でも良いけれど-笑)を食べていて満足していたのに、最後に中に入っていた香辛料の粒を口の中で噛んでしまい、そのスパイシーな味だけが最後に残る違和感というか。そういゃ収監されるときのお祭り騒ぎの画面には、元2ch管理人のひろゆき氏も映ってましたね。うーん、何かなぁ...

2011年6月21日

スーパーコンピュータ「京」

理化学研究所が富士通と開発しているスーパーコンピュータ「京」が、世界のスーパーコンピュータTOP500の首位になったというニュース。前回の首位である中国の「天河」の3倍近い性能というのも凄いし、実は「京」にしてもまだ完成したわけではなく整備途中と言う事で、さらなるスピードアップも期待できます。

で、このTOP500首位の話以上に取り上げられているのが、例の「2位ではダメなんですか」発言。当時の映像はYouTubeなんかにも流れていて、私も見たことがあるけれど、でも前後をはしょったつまみ食いとは思えないけどなぁ。「削減ありき」で切る理由をとにかく探していた雰囲気がするけれど。

ただ、唯一同意できると感じるのは「スーパーコンピュータが早くなって何ができるのか・役立つのか」というところ。気象予報やシミュレーションとかニーズのあるところは分かるけれど、例えば以前作った地球シミュレーターや東工大のTUBAME2.0等を複数設置して分業・分散処理しても可能なきがするんですけどね。それよりも、例えば全国民がiPadを持ってデジタル化するとか、スマートフォンを個人認証ツールにして「電子政府」を実現するとか、言ってみればスーパーコンピュー開発が頂点を目指す一点集中とすると、全国民が同じツールを共有するような、広く浅くという考えるあるように思います。どちらしかない、いずれもそれだけでは成り立たないものである以上、現実的にはバランスよく開発や実用化を進めないといけないわけですけど。

同じような開発とか理系の世界にいる一人としては、やっぱり「目標」というものは必要だと思うんですよね。特にスーパーコンピューターとか最先端の部分で仕事をする者としては、「世界一」とか「最速」というのは魅力的なテーマですし、それを達成した関係者の努力には敬意を払わないと。

BSアンテナ設置

この週末、これまで単身赴任をしていた弟が、人事異動で東京に戻るので赴任先から引っ越し荷物と一緒に一時帰省をして実家に寄りました。そんなこともあって、日曜日に弟と母親の三人で、自宅近くの量販店に以前からの懸案であったアナログテレビの買い換えに出かけることに。震災の影響で在庫がだぶつき価格が下落していると聞いていた地デジ対応テレビですけど、最初展示品を見たときには「そんなに安くなってないな」という印象。ただ、やはりモデルによって違うんですね。少し前のモデルや一番競争の激しい32型は、確かに他のモデルや機種と比べると、4万円台とか3万円台とか、かなり違います。結局、父親がちょっと見るくらいの目的のテレビなので「一番安いので十分」という母親の一言で決定。ただし、やはり値段が安いからか、三週間待ちの状態。在庫がだぶついているんじゃないのか? > 格安地デジテレビ。

さらに、自宅のもう老朽化して使えなくなっているBSアンテナの交換作業をリクエストすると、これは別業者手配でまずは作業見積もりをするという話。アンテナ本体と作業費用等で、ざっと今回購入したテレビの倍くらいになりますが、「ケーブルTVのSTBの操作が分からない」とか「(STBが接続していないテレビで)BSが映らない」とか、いろいろ家族からのクレームが消えることを思えば安い物かも(笑)。この後、もう一つの懸案事項である冷蔵庫を購入してこの日の買い物は終了。

さて翌日、小雨降る中アンテナ設置の見積もりに業者の方が来ました。漫才のオール阪神巨人みたいな、凸凹コンビ(失礼!)で、なかなか面白くて好印象の二人組。まずは、外の引き込み用のポールに設置しているもう使っていないV/UHFの八木アンテナや80cm級のBSアンテナを見て「古いですねぇ」の一言。ここから地中の塩ビ管を通して宅内の配電盤に引き込んでいるので、今度は室内に移動してこれをチェック。なんせ、20年以上前に両親が自宅を新築した時の工事だから、BSのブースターなんかも古いもので「これも交換しないと今の信号は通らないかも」という説明。今は、アンテナもブースターもBS/CS混合なので、信号品質とか高いものにしないとCSの信号が通らないそうなんですが、取りあえずCSはケーブルTVでカバーできるのでBS(BSデジタル)が通常のテレビのチューナーで視聴出来れば十分と説明して、宅内配線はそのまま使うことに。

考えてみれば、今の配線は20年以上前のもので、確か宅内の配線は私が言って「太い配線の方が有利だから」と5C2Vで通していますが、流石に外のアンテナとかブースターはもう古すぎて使えないみたいですね。なんせは当時は、NHKのアナログBS放送が始まった頃で、デジタルはもとよりCS放送のSkyperfecTVもDirecTVなんてのも無かった時代。今回配電盤をみて分かったのは、外から入ってきているBSとV/UHFの信号がブースターを経由して2分配されて宅内に配線されていること。実は自宅の中には、6カ所テレビのアンテナコンセントが出ているので、どうも途中の屋根裏とか壁の中でさらに分配されている計算になります。本当は、そういった分配器も交換したいところですが、CS放送を見る予定は無いのと、以前も今のBSアンテナがもう少し調子の良かったときにはBSデジタルも含めて視聴出来ていたので、多分大丈夫だろうと。30分ほどで作業は終了、この週末にアンテナの設置工事をお願いしましたが、さて心配なのは当日の天気ですね...

Firefox4にはまる

ここのところ常用しているFirefox4の調子がどうも悪くなりました。ThinkPadやデスクトップでもUSB ThinkPad TrackPoint Keyboardを使っているので、ブラウザーのスクロールはセンターボタンを押しながらトラックポイントを操作して移動する操作が身体に染みついています。ところが、ここ数日、これが上手く動かない。何か、先頭からいきなり最後までジャンプして、そこから戻らなかったり、何か挙動不審。最初はデスクトップ機で発生していたので、「こりゃ、作り込みが甘いUSB Keyboardのドライバーの問題かな」と半分諦めていましたが、メインのモバイル機でもあるThinkPad X201sでも同じような現象が発生します。試しに、半モスボール状態のThinkPad X200sを起動して確認してみると、こちらは問題ありません。ただしFirefoxは3.6。問題の起きるデスクトップや201sでも、IEとかChromeとか他のブラウザーでは発生しない。だから、どうもFirefox4固有の問題のような気がします。

で、あまりに使いにくいので、Firefox4のオプションを開いて眺めていたら、何故かいつの間にか「キャレットブラウズモード」が選択されています。これをオフにして試してみると、あっけなく問題解決。ThinkPad X201sの方も、同様に設定変更すると、こちらも問題解決。デスクトップ上のFirefox4とX201sのFirefox4は同期して使っているので、どちらかの設定がコピーされたんだろうか。でも、普通この辺りの設定(アクセシビリティ)なんて触らないんだけど...

取りあえず元の状態に戻り、たとえは悪いんですが、何日か便秘でお腹が張っていたのが、一気に外に出てきてスッキリした感じ(笑)。

2011年6月20日

DeAGOSTINIのジュリー・アンダーソンシリーズ

DeAGOSTINIで始まっている、ジュリーアンダーソンSF特撮DVDコレクションシリーズ。「サンダーバード」はもちろん、「スティングレー(海底大戦争)」「ジョー90」「キャプテンスカーレット」「謎の円盤UFO」と、子供の頃夢中で見ていた特撮・スーパーマリオネーションが、日本未放送部分も含めて完全収録されているという魅力的なパッケージ。ただ、隔週火曜日で全54巻ということは、約二年間掛けて集めるわけですよね。日本歩行ロボット「ロボゼロ」は70号まであるけれど、毎週発行なので一年半位でも待ちきれないのに、二年も待つのはなぁ... DVDボックスを買った方が早かったりして。

サンダーバードはLDでは持ってるんですけどね。でも、LDプレーヤーももう手持ちのみになってきて、後10年も持てば良いくらいだから、やっぱりDVDとかBlu-rayで見たいという気持ちもあるし。LDも、もう見なくなって久しいし(LDプレーヤーをセットしていない自分が悪いんだけど)、LDソフトの円盤も結構場所を取って邪魔な事もあり、そろそろ処分したいところなんだけど。自宅に戻ってから、ずーーーーーーっとAV環境を再構築せねばと思いつつ4年が過ぎてしまって、そろそろ眠っているオーディオ機器や映像機器も発酵しそうなので(笑)、この夏休みにでも何とかしないといけないなぁ...

自分のところの再構築は進まないけれど、自宅の環境はちょっと改善。7月のアナログ停波を前に、最後まで残っていた昔のSONYの横長トリニトロンの買い換えでREGZAを昨日購入。32型の売れ筋モデルで、3万6000円ちょっとというお値打ちのため、入荷は三週間後なんですが、これでやっと自宅からアナログテレビが一掃されます。代わりに、デジタルテレビ(液晶テレビ)が、自分の持っている1台も含めて5台になるけれど(汗...)。で、ついでにもう何年も前に老朽化で使えなくなっていたBS用のアンテナの交換も販売で予約。今までは契約している地元のSTB経由でBS放送を見ていましたが、NHK BSのファンである父親とか、ショップチャンネル大好きな母親とか、BSデジタルを簡単に見たい(テレビだけで見たい)というニーズが大きくなってしまったので、今回のテレビ買い換えを機会にアンテナを交換することに。地デジ用のアンテナも一緒に更新しようかと思ったんですが、地デジに関しては契約しているケーブルテレビが愛知県の放送局も含めて再送信しているので、こっちはこれでいいやと見送り。

高品質の映像環境も整ってきたので、またAV環境も見直さないと。

CGアイドル「江口愛美」

江崎グリコの「アイスの実」CMで話題になった、AKB48の新メンバー。大方の予想通り、代表メンバーのパーツを構成したCGだったわけですが、最近の技術だと動画でもここまでなめらかに合成できるんですねぇ。それにはちょっと驚きました。さらには、48人のパーツを組み合わせて、別の「新人メンバー」を作るこんなサービスも。

「美男美女のパーツを組み合わせても、決して美男美女にはならない」というのは、昔聞いた話だけど、そういうことであれば今回のCGのパーツになったメンバーは... (以下自主規制-笑)。メイキングの映像もありますが、顔に補正用のポイントをマーキングして、それで作るんですねぇ。そっちの技術の方に興味が沸いたりして。自分も多少はPhotoshopとかで写真補正とかしますから、この手の映像合成とか修正の大変さ(面倒さ)はよく分かるけれど、これをマニュアルでやれと言われたら泣きそうですね、本当。

今回は有名なメンバーのパーツを組み合わせて作ったから、直ぐに2chあたりではCG合成説が登場して、しかもパーツ毎のメンバーも特定されていたけれど、例えばパーツ選択を一般の人とか知られていないような人から収集して組み合わせて「無名の新人」を作ったら、 どの程度分からないままでいるんだろうか。合成した映像の真偽よりも、リアルの世界で会えなければ「怪しい」という話になるんだろうけど。

ハリウッドの映画ではCG場面が当たり前になり、CGなのかリアルなのか分からないシーンが多くなってきて、だから逆にCGを使わない映画なんていうのも最近は増えているけれど、フルCGで新製品紹介をしたら、それってリアルでは製品が無い、なんていうことにならないだろうか。もっとも、画面の中の世界は自分にとっては「バーチャル」な世界なわけだから、その中で生身の人間が動いていようが、CGの人間が動いていようが、結局自分にとっては同じ事だからどっちでも良いのかもしれない。いずれにしても、人もお金も時間もかかる作業だけに、今波に乗っているAKBとかだからできるんでしょうね。今朝の「めざましテレビ」では、軽部真一アナとキャスターの皆藤愛子さんの合成写真を作って出していたけれど、ちょっとクオリティが低すぎて笑ってしまった。「江口愛美」の登場で、CG合成の閾値が上がったのは確かかも。

メールアカウントの無効化

失敗してしまいました。仕事やプライベート、いろいろな場面で使うメールアカウントやログインアカウントを持っています。自分の場合だと、仕事用やプライベート用のメールアカウント、オンラインショップのアカウント、仕事や個人で使う幾つかの共有サービスのアカウント、オンラインサービスのアカウント等々合計で30件以上。これでも、以前はもっとあって減った方なんですが...

この中で幾つかのアカウントが90日毎に変更が必要な設定になっているため、それに合わせて全てのアカウントのパスワードを定期的に変更しています。で、先週の金曜日にそのパスワードを変更したんですが、ここで失敗してしまいました。昔から使っているメールアカウントのパスワードを先ず変更したのは良かったんですが、このアカウントや幾つかのメールアカウントを、今はGmailに集約して管理しています。いつもなら、メールアカウントのパスワードを変更したならば、直ぐにGmailといつも使っているメールソフトの中に保管しているパスワード設定も変更するんですが、何故かこの時はGmailの変更作業を忘れていたらしく、そのまま週末に入ってしまいました。土曜日にいつものようにGmailを起動してメールチェックをしようとすると、何故かエラーが。ログを見てみると、定期的にメールサーバーへアクセスしていて、最初はInvalid Passwordで弾かれ、直ぐに不正アクセスが連続したと言うことで、サーバー側でアカウントを閉じられてしまいました。

仕方がないので、ヘルプデスクにパスワードリセットのリクエストを出したんですが、週末はお休みなので月曜日までお預けです。とほほ...

2011年6月19日

ThinkPad X201sを開いてみた

WiMaxのトラブル対策で、使い始めてから初めてThinkPad X201sのキーボードやパームレストを外したので、ついでに内部を軽くお掃除することに。

保守マニュアルを見るまでもなく、ひっくり返して底を上にして、キーボードマークとmini-PCIカードマークのねじを外せばOK。キーボードを少し上(LCD側)に押し上げるようにずらして、手前のトラックポイントあたりを引き上げれば外れます。フラットケーブルのコネクターを外して、まだはキーボードの取り外し完了。

続いては、指紋センサーのフラットケーブルを外し、パームレストの上側(キーボード側)をまずは外して、手前の引っかかっている部分をパチンと外せば、こちらも取り外し完了。
開かれた内部を見てみると、X201sだからなのか、かなり隙間が残っている感じですね。昔から、いろいろなThinkPadの中身を見ているけれど、これほど隙間が空いているモデルって初めてかもしれない。それも、大型の機種ではなくて、小型のウルトラモバイル機で。
ちょっとビックリしたのが、ファン回り。普通は、マザーボードからヒートシングが伸びてきていて、それがファンに接続して空冷するような仕組みになっているはずなんですが、この様子では、たんに内部にエアーフローを作って居るだけ見たい。それだけCPUなんかの発熱量が少ないと言うことなんだろうか。でも、結構熱い風がこの排気口から出てくるときもあるんだけど。

もしかしたら、内部のオプションなんかの組み合わせでは、もう少し大きなファンが使われるから、それがこんなにスペースを取っているのかも。
今回のドタバタの原因となった、WiMaxのモジュール。この回りもかなりスペースが空いています。

キーボードやパームレストの下側にも結構空間が空いているようです。パネルサイズがあるから、縦横を縮めることは難しいかもしれないけれど、厚み(高さ)はもう少し縮めることができるんじゃないだろうか。あるいは、こういう隙間にバッテリーを詰め込んで、ThinkPad X1みたいにスマートな形にしてもいいけれど。

一通り観察と撮影が終わったところで、ブロー用のスプレーであちこちを一吹き二吹き。流石にファンのところに吹き付けると、ぶわっと埃が飛び散って、注意しているとはいえ気になりますね。今度は、モスボール状態のX200sも綺麗にしなくちゃ...

祝・WiMax復活

金曜日の新幹線通勤の時に、何が悪かったのか使えなくなってしまったThinkPad X201sのWiMax。昨日朝からいろいろ作業をして、何とかWiMaxを復活させることができした。原因は不明なままなので、しっくりしてはいないのだけれど...

何故か使えなくなってしまったWiMax。デバイスマネージャー上では"Intel(R) Centrino(R) WiMax 6250"と認識されています。実は、ドライバーの再インストールもやってみたんですが、ここで上手くインストールできない。何故かエラーになってしまう。色々調べて見て、1) デバイスマネージャーからWiMax 6250を削除、2) コマンドプロンプトを管理者モードで開いて、"pnputil.exe -a"でWiMaxのINFファイルを追加、してデバイス認識までは行くんだけど、そこから先の機能が使えない。そこで、まずはH/W障害、それもアンテナ系を疑い、内部を確認することに。キーボードとパームレストを外して、指紋センサーの下辺りに入っているWiMaxのmini-PCIボードを確認しますが、アンテナ線もちゃんと接続しているし、ボード自体はしっかりねじ止めで固定されていて、緩むような状態でも無し。本当は、これで実際に電波が出ているか調べられれば良いんですが、そういう機材も無いので、取りあえずH/W系は問題なしという前提で次の確認作業に移ります。

次に疑ったのが、何らかの理由でドライバーは入っているけど正しくWiMaxが機能していない事。そこで、別のイメージで起動して動作確認をしてみることに。今のSSDの内容は壊したくないので、ストックしてあるHDDと交換して、最初にバックアップをとった初回起動時のイメージを戻して起動してみます。セットアップ等完了して、Etnernetのケーブルを外し、強制的にWiMaxで接続するようにし、Access Connectionsで「ワイドスキャン」を実行すると... おぉ、夢にまで見た(笑)UQ WiMaxの基地局を検知して表示してくれます。これで、内蔵しているWiMaxアダプターに問題無いことが確認できました。スキャンが終了して、検知された基地局に「接続」してみると、問題無く繋がります。で、すぐにブラウザーが立ち上がってきて、「WiMaxサービスにお申し込みいただきありがとうございます」というタイトルの画面が。トラブルの発端がこの画面からだったわけですが、もう一度そこまで戻ることができて、逆に憎らしい記憶の画面すら嬉しく感じたりして(笑)。
今度は慌てることなく、そのまま画面を表示したまま、Access Connectionsのグラフィック画面を見ていると、暫くして一度基地局のタワーのアイコンが消えて、再び表示され接続されます。これでどうやら各種情報の書き込みが完了した模様。

念のため、一度WiMaxの接続を切ってEthernet接続にして、それからもう一度ケーブルを抜いてWiMaxで接続させてみますが、今度は直ぐに接続します。大丈夫そう。さらに、一度電源を落としてから、もう一度X201sを起動させ、そこから再びUQ wiMaxに接続すると、今度はこの邪魔な画面も表示されることなくネット接続できます。どうやら、デバイスにしても設定にしても大丈夫そうなので、X201sの電源を落として、確認のために入れたHDDを抜いて、もともと使っていたSSDに戻します。ここで、深呼吸してから、電源投入。祈るような気持ちでWindowsのデスクトップが現れるのを待ちます。
再びAccess Connectionsを起動して、WiMaxに切り替えてからワイドスキャンを実行すると... おぉ、待っていた基地局のアイコンが! いゃいゃ、やっとここまで戻ってきました。スキャンが終了するのをまって、ロケーションをもともと造ってあった"UQ WiMax"用の設定に切換、接続してみると問題無く繋がり、さらに「WiMaxサービスにお申し込みいただきありがとうございます」の画面がまた表示されます。最初、WiMaxのアダプターに書き込んでいるのかと思っていたんですが、どうもHDD上に書き込んでいるようですね。暫くじっと状況を見つつ、一度消えた基地局がもう一度表示され、ネットワークにも接続できることを確認。また、先ほどと同様に、システムを一度シャットダウンしてまた起動して問題無いかも確認。後は、自宅のEthernetやWirelessと交互に切換ながら、問題無く接続が切り替わるかなどの確認をして、やっと問題無さそうな状態に戻ったことを確認してほっとしました。

やっとWiMaxの復旧ができたところで何が悪かったのかつらつら考えてみたんですが、もしかしたら金曜日の朝UQ WiMaxを起動したのが、先日USでClearを使ってから初めてのUQ WiMax利用だったかもしれないと思い当たります。説明では、日本に帰ってきたらもう一度ワイドスキャンを実行してUQ WiMaxと接続しろと書かれていますし。ただ、そうだとしても、ちょっとしたことで使えなくなるようなデザインにするなよと小一時間。あるいは、強制的に初期化してもう一度ドライバーを読み込んだり、設定をリセットできるようなツールを提供して欲しいですよね。それなら、こんなに苦労してドライバーを何度も入れ替えたり、イメージを交換して確認したりする手間も不要になっただろうし。ちょっと(かなり?)、はまると手間が大変だなと実感した、今回のWiMax騒動でした。

2011年6月18日

狭い飛行機

茨城-上海を結ぶ春秋航空の搭乗ルポ。フライト時間は2時間くらいだろうか? それなら多少狭くても我慢できないことは無いだろうけど、でもなぁ個人的には乗りたいとは思わないなぁ。先日の旅行で搭乗したCRJ-200も狭いと感じたけれど、あれは横幅が結構狭かったんですよね。シートピッチは、余裕は無いけれどそれ程狭いとは感じなかった。あくまで自分の印象だけですが、これまで搭乗したフライトで一番「狭い・窮屈」と感じたので、少し前に使った羽田を深夜に出発する、ANAのシンガポール便。運良く、窓際2列で隣が空席だったから良かったけれど、それでもどうにもならないくらいシートピッチが狭くて、フライト時間の7時間は地獄でした。深夜便で、うつらうつら睡魔に襲われたから我慢できたかもしれない。さらに、そんな狭いシートピッチなのに、背もたれが後に倒れる形式でなく、座席が前に動いて背もたれが倒れるデザインだから、余計狭くなるし... あのANAの新シートは、片道5,000円でも嫌だな(笑)。UAの国内線の普通のYのシートの方が、まだましです。

方や大韓航空はA380を仁川-成田に就航させました。仁川-成田-仁川-香港-仁川というループでフライトするみたいでけど、成田行きにしても香港行きにしても、こんな短いフライトでこんな大きな機材を使って大丈夫なんだろうか。座席数も、余裕を持たせて407席と結構少ないですよね。韓国-日本の間の航空需要は、結構あるとは思うけれど、大韓航空にしてもアシアナ航空にしても、地方空港にも積極的に展開しているし、最近では韓国のLCCも進出してきているし、結構供給過剰な気もするんだけど。まぁ、実質1時間ちょっとのフライトである日韓路線じゃなくて、マイルも溜まるルフトハンザのA380でゆっくり一度くらい旅をしてみたいですね(笑)。

docomoまさかの4位

5月の携帯電話純増数で、docomoがKDDI/auやイーモバイルにも負けて、まさかの4位転落と言う記事。docomoとしても、夏モデルの投入遅れとか理由はあったかもしれないけれど、auとも倍近い開きがあるわけだし、さらにイーモバイルとは1万件以上の差が開いたわけで、ちょっと信じられないでしょうね、関係者にとっては。

それにしても、Softbankが30万件近い純増というも凄いですね。ユーザー数で2位のKDDI/auにしても、ずーーーっとこんな感じでSoftbankユーザーが増えていては気が気じゃないかも。まぁTV-CMでも「お父さん犬」を見ない日はないくらいだし、iPhoneを持っている強みもあるし。

スマートフォンでも電子マネーサポートが始まったので、いよいよ2年振りに携帯の買い換えなんかも考えている自分としては、まぁSoftbankじゃなきゃiPhoneでもいいんだけと(どう言う意味-笑)、docomoのいずれかの機種を購入するとしても、もう少しスマートフォンを総合的にサポートするようなサービスをして欲しいですよね。iPhoneの場合、Apple Storeがあるように、docomoのスマートフォンにはdocomo Storeみたいな感じで、いろいろアプリが購入できたり、サービスを展開したりというような総合的なサポート。ベースのユーザー数では、まだ圧倒的に大きいわけだから、結構ビジネス的には面白いと思うんだけど。

そんなことよりもWiMaxが動かない...

久しぶりになる「金曜日の新幹線」シリーズ。毎年、G.W.が終わると夏休みシーズンが始まるまで車内はまた空席が目立つようになります。この日も、新幹線EX-ICのシートマップを見ると、自分が乗車する車内は10名程度位しか居ない模様。そんなに空いているのに、何故か2席列の窓際を指定している自分の隣・通路側の席にもいつの間にか誰かが予約を入れています。3席列の中で2席並んで予約しているところもありますが、こういう場合は知り合い同士の二人組だと思うので、知らない同士で並んで座っているのは多分この席だけ。過去の経験から、こういうケースは駅の窓口とか旅行会社とかで、単に「通路側」とか、「指定席どこでも」みたいな感じで予約したんだろうと予想されます。まぁ、席は幾らでも空いているので、自分の席を別の場所に移動しておいて、実際に車内に乗り込んでみると、静岡から日本を旅行中(?)と思われる外国人の男性が乗り込んできて、この通路側の席に着席。なるほど、こういうことだったのねと納得。

で、いつもなら、こんな車内ウォッチングを続けるわけですが、 この日は実は他のことでバタバタしていました。浜松駅で新幹線に乗り込み、通過ののぞみ号を待っているあいだにThinkPad X201sを開いてメールチェックをしようとしました。車内からなのでWiMaxで接続するつもりで、Access ConnectionsでAPを指定して接続開始。さぁ繋がったと思ったとき、ブラウザーが起動され、「WiMaxデバイスのファームウェアを更新します」みたいなメッセージが表示されます。ここでちょっと慌てました。そろそろ新幹線も出発して、暫くはネットワークに接続できるけれど、途中で接続が切れるのは確実。ダウンロードや更新にどれだけ時間がかかるのか不明なので、ちょっと危険です。仕方がないのでメールチェックは諦めて、ブラウザーを閉じてPCも閉じて、朝食代わりのサンドイッチを食べ始めたんですが...

会社に到着して、朝方のWiMaxの更新をしなきゃと言うことで、WiMaxに切り替えるんですが、何故か基地局が見つからない。以前にも試して、会社のオフィスからも使えることは確認済みなのでこれは変。窓際にPCを移動して試してもダメ。ドライバーやWiMaxデバイスを削除して再インストールしてみてもダメ。結局、会社での更新は諦めて、この後帰宅するときに駅で試してみてもダメ。自宅に戻り、ここで試してもダメ。デバイスマネージャーでアダプターはちゃんと認識されているのに、何故かAPを見つけられない様子。アンテナが外れているのかとも思ったんだけど、少なくとも自宅近くにはかなり近くに基地局があって強力なので、それでも見つかるはずなんだけど... この週末は、内部の確認とか、別のHDDでリカバリーとかやってみるつもりですけど、とんだ災難です...

2011年6月17日

素早いサービス

先日ちょっと感心したサービス。最近仕事やもろもろの事情でスーツを着る機会が増え(と言っても、月に一回あるか無いか位の頻度なんで...)、それに合わせてフォーマルな場面でも恥ずかしくない腕時計が必要になりました。今持っているのは、海外旅行に出かけるときに成田で買ったG-SHOCKで、流石にこれを使うのは恥ずかしい。「携帯があるから腕時計なんかなくても」という意見もごもっともだと思いますが、例えばお客様とミーティング中とかに携帯取り出して時間を見るわけにも行かず、必要なときもあります。まぁ、そんな理由を付けて、ちょっと早い自分への誕生日プレゼントのつもりもあって、先週某量販店で物色しました。

目的が目的なので、ブランドとかに拘らずとにかく薄くて軽くてシンプルな時計が希望。本当は海外のブランドで薄い時計があるのも知ってましたが、修理とかデザインとかでちょっと候補外に。暫く店頭で色々物色しているうちに、店員さん(実際は時計メーカーの販売員さん)と話をして、SEIKOのとあるモデルに決定。 で、製品保証書はメーカーから送るので、登録用の葉書に自分の住所とか記入して送って欲しいと言われます。まぁ、一種のユーザー登録ですよね。で、日曜日に必要事項を記載して、月曜日の朝自宅近くのモールにある郵便ポストに投函してきました。

で、水曜日の午後、何やら郵便受けに少し厚い封筒が入っています。中を開けてみると、返送されてきた保証書でちょっと厚手のケースに保証書が入って送られてきたのにはビックリ。それもビックリだけど、もっと驚いたのが月曜日に投函して水曜日にもう配達されてきたこと。メーカーの住所は東京なので、火曜日にはこの封書を投函しないといけないけれど、こっちが投函したのが月曜日ですから、どんなに早くてもこちらの手紙が届いたのは同じ火曜日。となると、一日(半日?)で受付、登録、返送資料準備、投函、と作業したことになります。何かの修理とかではなく、単なるユーザー登録と言ってしまえばそれまでですが、それにしても素早い対応だなと感心してしまいました。


時計は精密製品の最たる物の一つで、今後長く使えば使うほど修理などでお世話になる可能性が高いけれど、これだけ最初にきっちりした態度を経験すると、どの部分に対しても信頼感が変わってきますね。流石世界のSEIKO (笑)。

染みる目薬

最近、ずっとモニターを注視する仕事の仕方をしている成果、はたまた(やっぱり?)歳のせいか、夕方から夜になると目のピントが合わなくなったり、場合によってはドライアイのような症状になってしまいます。本当は、ちゃんと休息を入れるとか目を休ませるべき何だけど、やはりその日の仕事が残っていると何とか処理しないといけませんし、なかなか難しいところ。それでも背に腹は代えられないということで、疲労回復機能の入った某社の目薬を買ってきました。

目薬で困るのは、最近は色々な機能を持たせた製品が多くて、「かすみ目」と「疲れ目」はどう違うのか、とか、同じメーカーの製品でも何種類かあったりして困ります。もう一つ困るのが「爽快感」。最近はやたらと刺激の強い目薬が多くて、以前買ったときもそういうことを気にしないで買ってきて、初めて使ったときに余りの刺激に(目の中にアルコールでも入れたみたい)、直ぐに使用を止めたほど。そういうクレームも多いのか、最近の目薬だと、カレーの辛さレベルじゃないけれど、弱いから強いまで5段階表示で裏に記載されていたりしています。これにはちょっと感心。でも、それなりの機能を持った製品は、弱く3位で4とか5とかというのも。そんなに刺激がある目薬なんかして、どうするんだろうか。

本当は、一番弱いレベルの目薬が欲しかったんですが、結局見つからずに真ん中「3」の製品を買ってきて使ってみたんですが... これでも十分に「刺激的」。思わず飛び上がってしまうほど。でも、確かにちょっとお高いだけあって、効果は結構ありそうです。一度目薬を差すと、その後数時間はかなり楽になります。効能としては満足なんだけど、もう少し優しい製品が良いなぁ... カレーの辛さ調節じゃないけれど、自分で刺激度を調節できるような目薬にしてくれないだろうか。買ってきたときはレベル0で、刺激を強くしたければ、何か別のパッケージから刺激物を少しずつ注入するとか。

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (18) - 帰国 (3)

C3ゲート前は、成田行きをまつ人で結構混雑しています。カウンターに行き、DMCを差し出しながら、"Bording Pass, please."と言うと、既に印刷済みの何枚かのカードをめくり、自分の名前を確認して渡してくれました。気になるシートアサインは"14F"。B772ですから、Businessの後の方だけど、一応通路側は確保できたようです。これで、ゆっくりと成田まで座っていけます。現金なもので、これで安心したので、直ぐにゲート手前のRCCまで戻り、取りあえず冷たい水を一杯。トイレを使って、一息ついたところで、そろそろ搭乗開始時刻になりましたから、再びゲート前に移動します。
場所が悪くて、機体全景を見ることは出来なかったけれど、少しだけ見える尾翼から、新生UAの新塗装機のようです。でも、外は「新塗装」でも、中は「旧シート」なんだよなぁ... まぁ、文句を言っても仕方ないですしね。優先搭乗が始まり、機内に入り、ウェルカムシャンペンを貰えば、後は食べて飲んで寝て行くだけです。

定刻通りに機体は出発。最初はちょっと揺れましたが、直ぐに何時ものようにドリンクサービスが始まり、この日は搭載していた白ワインを3種類(=3杯)飲んだところで、最初のミールサービスが始まりました。ところで、このワインで良い気持ちになっていたときに、ちょっとトラブルが。座席を少し後ろに倒してワインを飲んでいると、後から背中を蹴るような感覚が。後には、そこそこ体格の良い男性が座っているので、足を伸ばしているのかもしれないけれど、ちょっとしつこくグイグイ押してくるので、こっちも「邪魔だよ」と思いつつ手で押し返すと止まります。またちびちび飲んでいると、再びグイグイ。後の真ん中の席は若い女性が座っていて、楽しくお話しているようす。これが何度か続き、今度蹴ってきたら文句言わなきゃと思い出したときにふと気づいたんですが、旧シートのシートピッチはかなりあります。身長170cmの私が思いっきり背もたれを倒しても寝っ転がっても、前の席に足は届きません。ちらっと後ろを見ると、普通に座っている状態なので、これで前の席に足が届くとなると身長3m位必要になる計算。「あれっ? 何か違うぞ」と考え直して、周りを見渡して気がつきました。シートの自動マッサージ機能が、何故かスイッチが入っていて、これが動いたようです。ハンドレストに付いているスイッチを切ったら、それ以降はグイグイは無くなりました。あぁよかった、喧嘩売らなくて(笑)。そんなこともありつつ、食事のスタートです。

前菜は、小さなさらばボウルに生春巻きみたいなものと、量的寂しい内容。私にはしては珍しく、久しぶりにパンを貰って、それを摘みにワインを飲みました。生春巻きも、パクチーが入っていることを除けば自分的には合格点の味(笑)。付けるソースも美味しかったですし。メインはサーモンを選択。これも久しぶりに当たりでした。妙に焼きすぎることなく、外側はカリッとしていて中はふんわり。味付けが塩・こしょうに何かの香草風味だったけれど、パン用のバターを乗せて溶かしながら食べると結構いけました。これで醤油をちょっと垂らせれば完璧なんだけど(笑)。何時ものようにデザートはパスして、ナイトキャップにはバーボンではなくジンライムを貰い、良い気分で爆睡に。目が覚めたのは、到着4時間くらいまで、ここから少し仕事をして、到着前の食事を頂き、定刻よりも15分位早めに成田に着陸しました。でも、肝心のゲート゛か塞がっていて、誘導路で20分位待機 orz

まぁ、その後は何時ものように殆どパススルーで入国審査を抜け、でもチェックインしてあったスーツケースが出てくるのに少し時間がかかったのが残念。通関を通って外に出ると、そのままJAL-ABCのカウンターに行き、Amexを利用してスーツケースは自宅に宅配。ここで、NEXの出発時刻まで5分となり40分後の次のNEXまでまとうかどうか一瞬迷ったんですが、ダメ元で地下通路を通って改札までダッシュ。これが功を奏して3分前に券売機に到着し、まだチケット発売をしていたので急いで切符を購入。改札で、何やら切符が足りないと騒いでいる大きなスーツケースを抱えた団体さんの横をすり抜け、NEXに乗り込んだのがほぼ出発時刻。自分の座席を見つけて座って鞄を下ろしたところでドアが閉まり発車しました。

今回も大きなトラブル無く無事に帰国。唯一残念だったのは、折角大きなスーツケースを持って行ったのに、結局中身は半分くらい空いたまま、お土産なんかも買わずに戻ってきてしまったこと。それなら、もっと小さなスーツケースをレンタルすれば良かったと、帰国してから後悔しました。さて、今回のチケットは、NRT-SINが残っているので、これを使い切らないといけません。で、Singaporeに行きっぱなしと言うわけにも行かないので、そこから次の旅程を考えないといけないのだけれど、さていつ・どこに次は行くか... ()

2011年6月16日

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (17) - 帰国 (2) LGA - IAD

LaGuardia Airportは、New YorkのDowntownから近くて良いのだけれど、RCCに関して言うとセキュリティチェックの外にあるので、少し落ち着かないところがあります。とは言っても、CTBのConcourse-Cで出発が重なることがなければ、それ程混雑せずに抜けることが出来るのでそれ程心配する必要も無いんですが。LGAを出ると、IADでは乗り換え時間が1時間ちょっとしかないので、これが最後のチャンスとメール類やらの処理をし、さらに日本に到着してからの電車やバスなどの時刻をあらかじめ確認してから、少し早めにRCCを出てセキュリティを抜け、出発ゲートのC10に移動します。

実は予約時にLGA-ORD-NRTにしようかLGA-IAD-NRTにしようか最後まで悩みました。理由は、このLGA-IADを飛ぶのが、CRJ-200という小型の飛行機だったから。これまで搭乗経験のある一番の小型機は、去年のPro Bowlの時でPBI-IAHで使った、Continental ExpressのERJ-145。今回はUnited ExpressのCRJ-200で、どちらも定員50名と同数だけど、ERJ-145が座席が1+2に対してCRJ-200は2+2だから、CRJ-200の方が圧迫感がありますね。実際機内に入ってみると、狭いからでしょうか、座席のハンドレストが全部上に跳ね上げてあって、奥に入りやすくなっていました。小型機なので、地上に一度出て飛行機のタラップを使ってはいるのかと思ったら、ボーディングブリッジがぐぐーーんと伸びて限界まで下に下がり、最後はブリッジと飛行機の搭乗口の間に小さな橋みたいなものを掛けての搭乗となりました。実は搭乗するときに、地上から機体の写真を撮影しようと思っていたので、これはちょっと残念。さらに機内に入ってみると、予想以上に狭いですね。ERJ-145の時は、狭いながらも「結構広いじゃん」と感じたんですが、CRJ-200は予想通りの狭さ。でも、短い間ですからね。ブロッキングタイムは1時間30分弱ですが、実際のフライト時間は50分にもならないくらいでしたから。実際、離陸後暫くは気流が悪くて20分位してからドリンクサービスがスタート。搭乗しているCAは一人だけで、彼女がカートを押しながら前から順にソフトドリンクや水を配り、後まで行ったところでカートを引いて戻ってきます。直ぐに大きなビニール袋を用意して飲み終わったプラスチックカップを再び前から順番に回収して、それが終わって直ぐに着陸態勢に入るというアナウンスですから。

IADには定刻よりも10分位早く到着。ここでもボーディングブリッジが接続されるのかと思ったら、機体はゲートまでは行くもののその手前で停止。今回は、飛行機のタラップを下ります。これ幸いと、機体の写真を何枚も撮影して満足したところで、横に伸びているブリッジの階段を上りターミナルの中に入りました。成田行への接続時間は1時間以上あるんですが、この国内線が到着したのがConcourse-Dの端D12。で、成田行きは反対側の端のC3から出発。まずは自分の座席を確定させないといけないので、横に長いWashington DullesのUAのターミナルを端から端までえっちらおっちら早歩きでC3ゲート目指します。(続く...)

バージョン管理

停滞し混乱している日本の政治。被災地復旧のための第一次補正予算は何とか通ったものの、次の第二次補正予算は大人の事情で直ぐにはできないので、その前に小幅な補正予算を通そう、それは第1.5次補正予算だ、なんていう話が。「どっかで聞いたような話だなぁ」と思ったら、仕事でよくある話。製品リリースだと「リリース1」「リリース2」「リリース3」とか、あるいはスケジューリングなら「フェーズ1」「フェーズ2」「フェーズ3」とか、要するにメジャーイベント毎に連番を振って進捗状況を表します。ただ、そんな風に綺麗に行かないのが世の中であって、リリース1を出す直前・直後とかに直ぐに細かな修正とかが見つかって、次のリリース2まで待てないから、マイナーなアップデートを「リリース1.1」(影響は小さいよ)、「リリース1.5」(本当はリリース2規模なんだけど、余り大げさにしたくないから1.5ね)とかいう作業が生まれてきます(笑)。最近では、番号が変わっていくとどうもお客様なんかの印象が悪くなるので、「リリース1」「リリース1-リフレッシュ」「リリース1-リフレッシュ2」などと、姑息な言い方をしたりして(爆!)

ただ、こういった事って、開発作業しているときに突発的な問題とか発生したり、どうしても期日までに解決できない場合の対策として取らざるを得ないものであって、今回のようにまずは全てのリソースを投入してできること全てやらなきゃいけないような状況の時に、思いついたような小幅な対策を出していくというのは、それはもう戦略を間違っているとしか言えません。つまり、ロングレンジ、ミッドレンジのプランが無くて、ショートレンジの対応をその場その場に合わせて回していくしかないという、能力不足の証拠でもあるんですよね。あるいは、組織として機能していない、問題を抱えているか。そういう場合、普通は組織としての自浄作用が生まれて、必要な場所に必要な手当がされるはずなんですが、不幸にしてその自浄作用が生まれない場合も多々あるわけで、それを今感じてしまいます。

バージョン管理なら、スーパーバイザーがリセットすることも出来るけれど、現実の世界ではそれができませんからね...

2011年6月15日

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (16) - 帰国 (1) インボラアップグレード?

あっという間に帰国日。今回のエントリーはNewark(EWR)でしたが、エグジットはLaGuardia(LGA)からIADに移動し、そこからUAの成田行きに接続です。出発が10:30頃と余裕あることは確かだけれど、平日の朝の渋滞具合がどの程度か分からないので、念のため少し早めにホテルを出ることに。と言うか、早めに目が覚めてしまい、特にやることもないので、そのまま7:00頃にはチェックアウトしてしまいました。ホテルスタッフの態度にちょっとむっとしつつ、ベルボーイにタクシーをよんで貰い、空港を目指します。

タクシーに乗り込み空港へ行くように言ったんですが、ここで失敗してしまいました。LGAは、DLのTermianl B、US AirwaysのTerminal C、その他航空会社が入るCTB(Central Terminal Building)とありますが、UAはCTBのConcourse-Cを使っています。これを勘違いして"Terminal-C"と言ってしまったんですね。で、言われたとおりタクシーの運ちゃんはTerminal-Cに止まり荷物を下ろし出て行くわけですが... そこで間違ったことに気がつきました orz ええ、テクテク歩きましたよ、CTBまで。結構距離があり、さらにスーツケースもあったから大変だったけれど。

UAのカウンターに行きチェックインの手続きを済ませます。実は前日にWeb Check-inのメールが来たのでそこでチェックインしてみたんですが、何故かLGA-IADは出来たのに、IAD-NRTが出来ません。まぁ空港に行けば出来るだろうと思い、Kioskでやってみましたが、やはりダメ。ボーディングパスを印刷するとLGA-IAD分に続いて、"Departure Management Card"なんていうのが印刷されてきて、一応ビジネスクラスは確定しているみたいなことが書かれています。嫌な予感を感じつつ、取り急ぎチェックインカウンター裏手にあるRCCに落ち着くことに。RCCに入り、O.J.で一服してからUAのサイトにログオンして自分の予約記録から座席指定を見ようとしますが、ダメ。で、同じIAD-NRTのフライトを予約検索してみてシートマップとか眺めているうちに気がつきました。このIAD-NRT(UA803)は、予約時はB777の新シート機材の設定だったんですが、どうもシップチェンジで旧シートの機材になっています。でも、それならなんで自分の座席指定が出来ないのか不思議だったんですが、さらに自分の予約記録を見ているうちに気がつきました。今回は、往復の国際線部分を今年度のSWUでアップグレードしていて、だから残りは4枚。ところが、この時見てみると「5」となっています。

で、いろいろ眺めながら自分なりに出した回答がこんなところかなと。もともとB772の新シート機材だったので、F/C/Y+/Yの座席数は8/40/107/114の269席。ところが旧シートに変更になると12/49/77/114の252席と、特にY+ががくっと減ってしまいます(-30席)。もともとB-Classで予約していた自分は、多分Y+の中でもトップの優先順位だったんでしょう、そのままインボラでCにアップグレードされて、従って不要となったSWUが自分の口座に戻ってきた、と。実際、エコノミーはかなりオーバーブッキング状態のようでした。まぁ、それならそれでSWUも戻ってくるし良いのだけれど、だからと行って真ん中の席にアサインされるのは嫌だなぁ。それならSWUを消費しても、通路側の席にしたいなどと思いつつ、これLGA-IADがYクラスのみのフライトでアップグレードなくて、実質IAD-NRT間だけだから戻ってきたんでしょうか。もし、国内線部分ですでにアップグレードが発生していたら、SWUはその分で消費されて戻ってこないんだろうか。それってかなり不満を感じるけれど。まだ自分の席が確定していない不安はあるけれど、何となく理由は判明してさらにSWUが戻ってきたりしたので、ちょっと喜びつつRCCでIAD行きのフライトを待っていました。(続く...)

コンデジでの動画撮影

先日の旅行中今回用に購入したカメラで動画撮影に挑戦してみました。以前使っていたコンデジも、今使っているデジタル一眼レフでも、一応動画撮影機能は付いているんですが、まぁオマケみたいな物かなという先入観もあってこれまで使ってませんでした。撮影しても、その動画をどうするということもあったし。で、今回使い出したCanonのPowerShot SX230 HSの写りが、思いの外良いので野球観戦の時に試しに撮影してみました。一応HDの最高画質で撮影しているので、ちょっと前のビデオテープ(VHSとかVHS-C、さらにはHigh-8とか-笑)世代からすると、信じられないくらい鮮明な映像に感じられます。自分はビデオカメラは持っていないものの、最近のハンディカメラは少し弄ったことがあるので、確かに小型で性能も良いのは分かっているけれど、こんな(失礼!)コンパクトデジカメでもこれだけの画がとれるのかとちょっと感動。

もっとも、瞬間を切り出すカメラの筐体なので、ずっと撮影し続ける動画撮影には向かないですね。一番困るのは、ズームとか使用とレバー操作をすると前後左右にレバーを動かさないといけないので、それによってカメラ筐体がぶれてしまい映像も乱れてしまうこと。写真ならズーム・ワイドに移動してから撮影するからそんなことは無いですからね。ハンディカメラなんかは、親指で上下にも操作することでズーム・ワイドを切り替えるI/Fが多いと思うけれど、なるほどなと感心しました。

メモリーサイズの問題もあるけれど、かなり安くなってきたSDメモリーを何枚か用意すれば、ちょっとした旅行の動画撮影と写真撮影は、これ一台で十分かなと感じましたね。このPowerShot SX230 HSは、光学ズームも×14まであるので、十分望遠撮影にも耐えられるし。もっとも、その場合にはかなり手ぶれが酷くなるので、何かの上にカメラを置くとか工夫が必要だけど。物欲リストの真ん中くらいに「デジタルハイビジョンカメラ購入」なんていう項目が少し前から現れていたんですが、結構このコンデジの動画機能で満足しちゃうかも。

2011年6月14日

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (15) - 国連ビル

混雑しているGCTの地下フードコートでお昼を済ませ、さて次はどうしようかと暫く悩みます。地図を眺めていたら、ここから少し歩くと国連のビルがあることを発見。へー、そうなんだとと感心して、じゃ話の種に見てみようかと出発。GCTを出る時に、46th St.側から出てしまったけれど、42nd St.側でもどちらでも国連ビルにぶつかるようなので、そのまま東にテクテク歩きます。徒歩10分位で国連ビルの敷地に到着。あの、薄くて細長い国連ビルが見えてきました。ニュースなんかでよく見る、ビルの前に世界各国の国旗が並んでいる構図の写真を撮ろうと近づいていくと、ちょっとビルが変な状態なのに気がつきます。よく見ると、途中の階が幾つか工事中みたいなんですよね。何か、テントみたいな布が張られていて、それが風でぱたぱたはためいている... 中の人は大丈夫なんだろうか、人ごとながらちょっと心配です。中の見学ツアーみたいものもあるみたいですが、特に興味はないので(マテ)そのまま暫く外から見学して、今度は買い物に向かいます。

国連ビルに沿って42nd St.まで下ってきたので、通りを西に向かい5th Ave.まで移動。そこから北に向かってぶらぶら歩きながらお店を物色します。もう一つ東側の、Madison Ave.沿いにもお店があるので、そちらにも移動しながらさらにぶらぶらと。そう言えば、New Yorkの縦の通りは、東側から1st Ave., 2nd Ave., 3rd Ave.,と来て、Lexington Ave., Park Ave., Madison Ave.,と三つ挟んで5th Ave., 6th Ave., ...と続きます。素朴な疑問として、4th Ave.は何でないんだろうか? ちょっと気になって調べてみると、Park Ave.が4th Ave.なんですね。そういゃ、ここだけは中央分離帯みたいなものが整備されている、結構広い道路だし、GCTにぶつかっているいかにも「主要幹線道路」という雰囲気もあるし。Wikiを見てみると、もともとは4th Ave.だったけれど、34th St.から40th St.に公園のような場所があって、そこの部分が"Park Ave."と呼ばれて、それがどんどん広がったみたいなことらしいですね。なるほど。

何度か通りを上がったり下ったり右に入ったり左に抜けたりしながらあちこちのお店とか覗いてみたんですが、結局欲しいものが無くて空振り。今回は自分にしては珍しく「買い物するぞツアー」のつもりで、わざわざレンタルスーツケースも大きなものにした位なんですけど、結局そう思ったようなときって、そうならないで終わるもんでしょう。この日も30度以上になっているような暑い日で、その中を歩き回ったのでもうあせぐっしょり。まだ夕方というには少し早い時間帯だけど、一度ホテルに戻って一服し、シャワーを浴びてさっぱりしてから、今日はビールが美味いだろうとホテルのバーへ。地元のビールが飲みたいと言うと、バーテンさんが"Brooklyn Lager"を出してくれました。初めて飲みましたが、なかなか美味しいビール。そのうちに「これからHappy Hourで安くなるよ」というお誘いに応じて、さらにビールやらカクテルやら。流石に何かお腹に入れないとまずいなということで、ホタテを頼んだところ、丸いホタテを小さなバンズで挟んで小さなハンバーガー見たいなプレゼンテーションをしたお摘みがで出来ました。ちなみに、ミニハンバーガーは3個。バンズが結構厚かったのと、チャーム代わりに出されたミックスナッツが小皿に山盛り一杯合ったので、これでお腹一杯。New York最後の夜は、順調によっぱー状態で過ぎていきました。(続く...)

HOOTERS at お台場

アメリカに旅行した男性ならば、一度は必ず寄るであろう「健康的お色気レストラン(笑) HOOTERS」。そのHOOTERSが期間限定でお台場のLe Daibaにビアガーデンを開店するという記事。日本にも赤坂見附に1号店がありますが、このビアガーデンも日本のHOOTERS GIRLsが対応するんだろうか。個人的には、USのお姉さんが来てくれるなら行くんだけど(マテ)。

日本だと、どうしても胸元が大きく開いたタンクトップ姿に話題が集中しますが、お店自体は別にお色気路線と言うよりも、健康的なスポーツバーみたいなもので、結構向こうの中学生とか高校生くらいの男子グループが来ていて、バッファローウイングをコーラで流し込みながら、お姉さんをチラ見する様子が微笑ましい(笑)。家族連れなんかも多いし。お値段も安いし、場所によってはスポーツバー風なところもあって、ビールを飲みながらフライ物をつまむのは気楽で楽しくて私も好きなお店の一つ。ちょっと日本人だと「気恥ずかしさ」を感じるくらいの明るい感じなんで、逆にそれで吹っ切れて、日本では見せたことの無いような一面を見せてしまう人も結構いましたね。

ところで、このビアガーデン、お台場のLe Daibaに開店するんですよね。ここには、まだLe Meridienの頃に宿泊したことがありますが、どちらかというと欧風地中海っぽいかんじの印象のホテルに、直球アメリカンのこんなお店を出していいんだろうか。かなりミスマッチな気がするけれど...

待機電力ゼロ

NECと東北大学が開発したという、待機電力ゼロの仮想メモリープロセッサ技術。データの保管だけならSRAMという技術が既にありますが、これはそれ以外の部分での技術可能性をしめしているのかな。最近の技術に追いつけないので、NECのリリースレターを読んでもよく分からない(笑)。

待機電力ゼロで、でも瞬時に元の使用状態に復帰出来るとなると、現在多くの電子機器で消費されている待機電力削減にもなるし(その分のコストとかのトレードオフがどの程度なのか分からないけれど)、確かに有効だとは思うけれど、それよりもこれって瞬時の対応が必要な機器のスタンバイ機能としての方が有用じゃないだろうか。例えば何かの事故とかトラブル時に緊急に起動しないといけないような機器を、この待機電力ゼロでスタンバイ状態にしておけば、その事故やトラブルが発生した時に直ぐに対応出来るわけです。「待機電力ゼロ」とは言っても、センサーとかスイッチとか、トリガーの部分などはどうしても通電しておく必要があると思うから、本当に「ゼロ」では無いと思うけれど、これまでよりも全体の消費電力が削減されて、有利にはなりそう。

この技術は素晴らしいとは思うものの、個人的には実行時の消費電力削減の方がより切実だと思うんですけどね。この技術を組み合わせて、例えばメモリーの未使用エリアを動的に電源オフしてしまうとかってどうだろう。あんまりこまめに電灯をON/OFFしても逆に節電にならないように、ある程度の限度はあるだろうけど。

以前から思うんですが、待機電力を必要とする家電(テレビ、HDDレコーダー、エアコン、etc...)にバッテリーを内蔵させて、通常はその内蔵バッテリーを利用して待機状態に入り、その間は外部電源の利用は無いと言う方法はダメなんだろうか。どの程度のバッテリーを内蔵するかという問題はあると思うけれど、例えば2~3日位持てば実用上は問題無いんじゃないだろうか。さらに、パソコンなんかのように「持たなきゃいけない」という切実さでもなく、バッテリーが放電してきたら自動的に充電に切り替えてその間は外部電源を利用してもいいだろうし。結局バッテリーを充電するから全体の消費電力に変化はないかもしれないけれど、最近企業で話題になっている「ピークシフト」と同じで、昼人の居ない家の中で消費されている電力が夜間に移動するだけでも、日本全国だと結構な違いになると思うんですけどね。

2011年6月13日

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (14) - Coney Island

実質1日しかないNew York滞在で、さて今回は何をメインにしようかと事前に考えたんですが、前回行きそびれた"Coney Island"に行ってみることに。場所は、ManhattanからBrooklynに渡って縦断した先、という感じ。地下鉄の、D/F/N/Qの4路線の終点になっているのでどれを使おうか悩んだんですが、ホテルを出て西に通りを幾つか渡るとD-Lineの42nd St.駅があるので、これを利用することにしました。ホテルを出ると、既に外は真夏の暑さ。天気予報では、30度以上になるという話だったけど、朝からこの状態では間違いないです。

地下鉄の駅に到着して、券売機で切符を買おうとしてちょっとまごつきます。この日は一日あちこちに移動する予定だったので、地下鉄やバスに乗り放題の1日券を購入する予定でした。で、券売機で乗り放題の画面を出しても、最短が7日間で、後は30日間用しかありません。画面遷移を間違えたかなと思って、何度かやり直してみましたが、出てくる画面は一緒。結局思いつく理由は、1日乗り放題は無くなったんだろうと言うことで、取りあえず複数回乗車することを考えてUS$10分のMetroCardを購入しました。後でN.Y. Metroのwebも確認しましたが、やはり1日とか3日の乗り放題チケットは無くなったみたいですね...

ホームに下りると、丁度Coney Island行きのD-Lineが来たので乗り込みます。混雑しているかなと思ったんですが、社内はがらがら。ここから約一時間の地下鉄の旅です。私の乗った車両には、結局自分同様Coney Islandで下りた女性二人組が乗っていましたが、後は一時間の間に停車する駅で乗り降りする人達。Brooklynに入ると、有るときはアジア系が多くなり、有るときはアラブ系っぽい人が乗り降りしたりと、何となくその地域の住人分布みたいなものが感じられて面白いです。そんな様子も風景の一部と眺めながら終点に到着します。流石に4路線が乗り入れているだけ有って、予想以上に立派な駅舎。駅を出てすぐ前の交差点で信号が変わるのを待っていると、その斜め前には例のホットドッグ早食い競争で有名なNathan'sが見えます。毎年独立記念日の7月4日に開催されていて、それまでのカウントダウンのボードが派手(笑)。
そこから5分ほど歩くと、Coney Islandのウッドデッキに到着。まだ朝の10:00過ぎくらいだったので、人手もそれ程多くありませんでしたが、かなり広い砂浜ですね。左右に2~3km位あるだろうか、綺麗な白い砂浜が広がっています。日本で言えば、お台場の海浜公園を真っ直ぐに長く伸ばした、という感じでしょうか。ちょっと水辺までは出なかったけれど、砂浜は綺麗で、ここで一日身体を焼いたら、気持ちいいだろうな...

ボードウォーク沿いには、海の家風のホットドッグやバーガーを飲み物と一緒に販売するお店がずらっと並んでいるし、さらには大きな遊園地があって、この日はお昼の12:00から真夜中の0:00まで開園(!)。日によっては、深夜の1:00とか2:00まで空いていると書いてあります。
で、ぶらぶらと歩いていたら、端に寄るように指示する男性がいて、その先には怪しい縫いぐるみ(?)をもったこんな集団が。実はこの集団、HBOの番組CMを撮影している集団で、スーツの男性、ジャンパーの男性、縫いぐるみを持った男性がボードの上を走ってならやらドタバタする様子を撮影していました。いつ、どんな感じで放送するのかは分からないけれど、もしかしたらちょっとは映り込んだかも(笑)。この集団、暫くして隣接する遊園地の中に移動していましたが、あの中でも撮影したんだろうか。この集団の後ろに回り込んで見ると、「ここから先でHBOの撮影をしているから、何らかの状態で自分の姿が撮影されることを望まないならば、ここから先に入らないで」という看板が。いかにもアメリカっぽいなと感じます。

そんなこんなで、そろそろお昼近くなってきたので、戻ることに。次の予定がまだ決まっていないのですが、取りあえずGrand Central Terminalまで戻り、あそこの地下のフードコートでお昼にを摂りながら次の予定を決めることにしました。(続く...)

車検など (2)

土曜日は、何時もお世話になっているディーラーに車を持ち込んでの車検(24ヶ月点検)。朝からの嵐が心配だったけれど、出かける頃には、風は強いままだけど雨は上がり、予約していた朝一にディラーに到着。運良く、最初の一人だったので、これは早く終わるなと時間を潰していたんですが...

一時間ほどして、顔見知りの営業さんがやって来て、実は作業は順調に進んで最後に診断プログラムを流して終わりだったのが、そこでエラーが見つかったと。これまで警告ランプが点灯するなど何か現象は無かったかと聞かれたのでビックリ。もちろん、そんな様子は見たこと無いし、だいたい自分が社会人になって最初にした仕事が、ホストコンピューターの端末の中に入っている診断プログラム開発だったりしますから、その手の警告とかエラーには敏感です。心当たりが無い旨伝えて、さらに色々調べてくれたようなんですが、どうも時間がかかりそうと言うことで予定になかったけれど代車を借りて帰宅しました。

連絡があったのは、その日の夜。エラーが出ているのは、車内に張り巡らされているハーネス(配線群)のどこかと言うことしか分からないので、全部配線を外して接合部分を全部確認して、結局その接合が集中している部分で漏電している部分があったとのこと。これまで特にエラーに気づくことなく、トラブルもなく来て、たまたま車検の時に見つかったのは運が良かったというか、やっぱり定期検査は必要というか... その日は、もうディラーさんも閉店の時刻だったので、翌日朝一で自宅まで車を持ってきてくれて、無事に代車と交換し車検も完了しました。

今にして思うと、時々カーナビのバックモニターに映像が映らなくなることがありました。あれの原因も今回のエラーなんだろうか。ずーっと消えたままなら問題として検査にも行くんですが、時々思い出したように消えるような、再現性のないエラーなので、まぁ実害ないだろうなんて思っていたのが間違いだったかな... 最初に書いた診断プログラムに敏感なんていう話はどうした > 自分(笑)。

納車された後、近くへの買い物とか久しぶりに運転しましたが(旅行にも出かけていたので、2週間振りくらい)、車検効果なのか車体が軽くなった感じで、ハンドルもアクセルもふわふわした感じに。逆にブレーキの効きは以前よりも敏感になっていて、ちょっと踏み込むと「キュッ!」という感じで止まります。暫くは、この新しい感覚に慣れるように、完熟運転しないと。

2011年6月12日

鮨 泉水 (すし せんすい)

毎週金曜日の横浜通勤時に、自宅から駅への往復で乗っている遠鉄バスから見えるお店「鮨 泉水」。駅に向かうときには、広小路バス停から、右側の右折車線にバスが移動しますが、その時に目に入ってくるシティタワーの1Fのお店。夜は逆に、このお店のすぐ前にバス停があり、そこに停車するから嫌でもお店の看板が目に入るわけで、今年(2011年)3月頃に開店してから気になっていたお店。普通、金曜日の夜8:30頃に浜松に戻ってくるので、そこからこのお店まで歩いて10分。飲み食いは一時間もかからないので、そこから最終前のバスで十分帰宅出来る非常に足回りの良いロケーションも気に入っている理由の一つ。お店は、いわゆる「江戸前」的な小ぶりの丁寧な仕事をしたにぎり寿司。正直、浜松の標準的なお店よりは価格的に高いし、高級店っぽい雰囲気が実利優先の浜松気質に合うかなという気もしますが、一応浜松も80万都市なんだから、こういうお店がもっと欲しいですよね。
[=> 3年目の感想]

鮨 泉水

浜松郵便局の裏手、最近出来た「シティタワー」の1F、広小路通りに面して何件かお店が並んでいますが、その中の一軒。10名位が座れる白木のL字カウンターと、小さな個室(小上がり)が一つのこぢんまりとしたお店。今年(2011年)初めに開店したばかりで、内装も非常に綺麗なお店。入り口の趣は、銀座辺りのビル街の中にあるお鮨屋さん風。握りも、小ぶりの握りで、浜松辺りの人間にとっては物足りないかも。ただ、握りにしてもお造りにしても、非常に綺麗に作られていたのが気に入って、ここのところ何回か通っているお店。お値段も、正直浜松の平均的なお鮨屋さんと比較したら「高い」部類だと思うけれど、自分的には都内で同様のお店で飲み食いするよりは20~30%位安いという感覚なので、トータルでは「お値打ち」と思います。


今のところ板場のご主人一人と仲居さんの奥様一人(後、奥の調理場で調理している人をちらりと見かけた事も)の二人で店内を切り盛りしているので、混雑しているときには少し待たされる場合も。実は、初めて入ったときがこの状態で、個室もカウンターも満席状態の時に無理に入れて貰い、上握りとビールだけ頼んで直ぐに出てきましたが、その時の握りの盛り方、味、対応が良かったので、一週間ほどして再訪。この時には逆に、ほぼ自分一人貸し切り状態のようになり、最初に切って貰ったお造りの盛りつけが、非常に綺麗だったので、その後何度か通っている状態。日本酒(冷酒)が10種類位、焼酎、ビール、ワイン(数種類? ボトルのみ?)等、種類は十分揃っています。まだお摘み類等色々頼むところまで行っていないけれど、その日のお勧めとか入り口のメニューに掲載されているのを見ると、十分に揃っている雰囲気。今のところ一人で訪れるのみなので、なかなか沢山注文できないので、これから徐々に制覇していく予定。

浜松に戻ってきて4年になりますが、なかなか市街地に出る機会もなく、週に一回の横浜通勤時に使える「行きつけのお店」を開拓したかったんですが、その一つになってくれたら嬉しいお店。

  • 店名
    鮨 泉水
  • 住所
    静岡県浜松市中区板屋町2-109-2 シティタワー浜松 (TEL: 053-457-3535)
  • 営業時間
    (昼) 11:30~14:00(予約制) / (夜) 17:00~22:00(予約制) (定休日:木曜日/不定期で水曜日)

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (13) - EWR to Hotel

Newark Airport(EWR)には、ほぼ定刻通り到着。荷物が出てくるのにちょっと時間がかかりましたが、チェックインしていたスーツケースを確保し、さてホテルへの移動です。事前の予定では、ホテル近くのGrand Central Terminal(GCT)までいくリムジン(Airport Express)か、シャトルバンを利用するつもりでしたが、どうも慣れない初めての空港で乗り場がよく分からないので、結局バゲッジクレームの直ぐ外にあったタクシー乗り場に並ぶことに。白タクのお兄ちゃん達のしつこい勧誘を避けて、"TAXI"と書かれたレーンに並ぶと、係員の男性が「どこまでいく?」と聞いてきます。「GCTの近くのInterContinental」と答えると、何やら黄色い細長い紙に書き込んで渡してくれます。そこには"$66"の文字が。どうやら、マンハッタンの地域によって固定料金になっているようです。

暫くして空車が来たので乗り込んだんですが、ちょっとビックリしたのはメーターも何もない一般車みたいな車だったから。でも、ちゃんと正規のタクシーレーンに来た車ですし、窓にはNew Jersey州のライセンスのような紙も貼ってあります。で、貰った金額の書かれた黄色い紙を渡しながら運転手に「GCT近くのInterContiまで行ってくれ。48th St.」というと、この運転手「エー、今一番混んでる時間帯なんだよ。大変なんだよ」と言い出します。まぁ、だからチップを弾めと言うことなんだと分かったので英語が出来ない振りをして(をぃ)無視してましたが、余りにしつこく何度も言うのでよほど車を変えようかと思ったくらい。確かに、Jersey CityからManhattanに繋がるHolland Tunnelは酷い渋滞でしたが、Manhattanに入ってからは結構スムースに流れて30分位でホテルに到着しました。乗っている間に「$66で15%なら+$10で$76、20%だと+$13で$79か」暗算していると、運転手が例の黄色の紙を見せながら"Add $11 for toll."と言っています。確か、通行料は別だというのはガイドブック(バイブル「地球の歩き方」笑)にも書いてあったので、そうすると$87から$90かと言うことで、切りの良い$90を払ってあげることに。実は、財布の中には$20札と$1札しか無かったのと$13バックしろというの面倒だったので、$20を5枚渡して"Back $10."と言うと、急に運転手の機嫌が良くなって"Thank you, thank you!"とにこにこ顔に。直ぐに外に出て、ドアも開けてくれるし、後ろのトランクからスーツケースを取り出して、これまで見たことがないくらい丁寧に道路に下ろしてくれます(笑)。

ホテルにチェックインして、部屋で一息つくと、夜の8:00少し前位。飛行機の中で食べた食事が、まだ結構お腹に堪っていたし、この時のNew Yorkは暑い! 30度以上あったので、暫く荷物の整理とかメールチェックをして早めに寝ることにしました。(続く...)

InterContinental N.Y. Barklay

New YorkのGCT (Grand Central Terminal)の裏側(北側)、Pike St.と48th St.のところにある古い外観のホテル。「ロビーの豪華さではN.Y. No.1」と某バイブルに書かれていたけれど(笑)、うーん、狭いしそんなでも無いように思うけれど...

建物が古いのは仕方ないけれど、エレベーターが旧式のもので、上下する速度も遅いし、ボタンを押してもなかなか来ない。それでも部屋はそこそこ広くてベッドも少し堅めの好みのもので、そこは問題無かったけれど、ダメダメだったのがバスルーム。
便座が壁にほぼべったりくっついています。しかもこの便座、壁と平行とか少し左側に向いているならまだ分かるんだけど、逆に少し壁に向かって斜めに設置されています。しかも、丁度座って右肩とか右手が来る辺りに、トイレットペーパーのロールが並んでいます。日本人で標準的な体型の私ですら、真っ直ぐ座ることが出来ずに、左に少し斜めに座らないと用が足せない、さらにトイレットペーパーを取るときには、さらに左に向かないといけないような狭さで、どうやってもっと大柄なアメリカ人はここを使うのか不思議なくらいの狭さです。

全体的に狭いバスルームで 、バスタブ、洗面台、トイレを無理に押し込んだ感じ。実際、洗面台に細々したものを置くスペースも無く、タオルもそのしたの棚に畳んでおいてあるだけで、使用したタオルを掛けて乾かすバーも無くて、本当に使いづらいバスルームでした。しかも、出発当日の朝シャワーを浴びようとしたら、お湯が出ない! 昼間は30度以上にもなりますが、流石に早朝に水シャワーは厳しいです。仕方がないので、頭だけ洗って身体はタオルを絞って拭いていたんですが、その間に出しっぱなしにしていた水が少し温かくなった気がしたので、さらに10分位出しっぱなしにしていたら、何とかぬるま湯位にまでは暖かくなってきたのでもう一度浴び直して何とかなりましたが、ちょっとこのグレードのホテルにしては考えられない状態。テレビも、アナログの古いものだし。

一番頭に来たのは、チェックアウトの時。部屋のカードを渡して、明細をくれるのかと思っていたら(部屋への投げ込みも無かったし)、「合計幾らだけどOK?」というので、"OK."と答えたら、内容も見せずに封筒に入れ始めたし... しかも、この女性スタッフ、ずっとブスッとした表情で、それを見ているだけでこちらも不愉快になるくらい。場所的にも便利だし、まぁそれなりのクラスのホテルだけど、次回はもっと高くても別のホテルを使うでしょうね。

2011年6月11日

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (12) - SEA-ORD-EWR

マリナーズの試合を満喫した翌日は、New Yorkへの移動日。直行便がないので、途中経由するのは仕方ないとしても、何故か予約をいろいろ迷っていた時には予約できたSEA-ORD-LGAが、いざその時には予約できなくて、半分仕方なくEWRから初めて入ることに。ホテルのあるのが空港とは反対側で遠くなるので困るんですが、仕方ないですね。まぁ、初めての空港を楽しみにすることに。出発は朝の8:30頃なので、余裕を持って6時前のLite RailをWestlake駅から利用するつもりだったんですが、さらにその一つ前の列車に乗ることが出来、結局6時ちょっと過ぎには空港に到着。まずは大きなスーツケースを預けて、身軽になることに。

GS/First/1Kのブースは数人が待つ程度で空いてたんですが、係員の対応が悪いのか、前にいる乗客が拙いのか、何やらごちゃごちゃやっていてなかなか空きません。やっと自分の順番になったんですが、対応したGSの態度がちょっと酷かったなぁ... 前の乗客のチェックインで何かあったのかもしれないけれど、ブスッとして何も言わずにKioskから印刷されたタグを荷物に付けると、何も言わずに何処かに行ってしまった... まぁ、これが普通の空港での対応と諦めて、UAが出発North Sateliteに移動。連絡用の車両を下りた正面に隠れるようにあるRCCで時間を潰しました。

SEA-ORDもORD-EWRも、使用機材はどちらもB757-200。往路のSFO-SEAでは、何故か事前指定したシートマップが変わっていたけれど、今回はちゃんと指定通りの座席に。SEAのRCCでは、ちょっとパンを焼いて食べたんですが、流石にそれだけではお腹が少し心許ないので、機内での食事はシリアルではなくオムレツを選択。オムレツはいかにも人工卵液でつくったような、黄色一色の味気ないものですけど、一緒に付いてくるソーセージが結構好きなんですよね、身体に悪そうだけど(笑)。ただ、朝食という位置づけだからでしょうか、4時間弱のそこそこ長いフライトなのにちょっと物足りない感じも。でも、その後でスナックやバナナやクッキーを配っていたりして、ちょっとこれまでのUA国内線とは雰囲気が違うぞという感じ。

これはORD-EWRの時も同様で、こちらではランチという位置づけなので、ちゃんとスープ(チリビーンだったけど)も付くし、パスタサラダかチキンラップかの選択でしたが、どちらも結構ボリュームがありました。私はチキンラップを頼んだんですが、カレー風味に少しフルーツも入っているのかな、お昼なので白ワインと一緒に食べましたがなかなか美味しかったです。以前のUAと比べると、かなりクオリティがアップしている感じ。何となく雰囲気が以前利用したCOの国内線と似ている気がして、これも合併効果だとしたら嬉しい現象です。

そう言えば、今回の旅行中、新UAの塗装機を頻繁に見かけました。また、これから"UNITED"のロゴをいれるためか、尾翼の地球儀はそのままで"Continental"のところが真っ白になっている機体も何機か見かけました。さらには優先搭乗の看板が、"Premier Access / Economy"と新しくなっているものをあちこちで見かけましたね。ちょっとずつですが、前進している印象を受けました。(続く...)

車検など

今日は車の車検を予約していて、朝一でディーラーに車を持って行くんですが、外は台風のような嵐 orz これじゃぁ、車検後車を洗車してもらっても意味ないし(笑)。今月末が期限だから、まだ余裕はあるんだけど、まぁ出来るときにやっといた方がいいですからね。と言うわけで、嵐の中、朝から出かけないと。とほほ...

今日は、成田から送ったスーツケースを午後に配達に来るから、それも受け取らないといけないし。このスーツケースは、明日返却の回収に来るので、今日中に準備しないといけないし。たいした仕事ではないけれど、天気がこんな感じだと、なんだかおっくうになります。

2011年6月10日

WiMax in USA

今回の旅行で、USでのWiMaxを試してみました。UQ WiMaxと契約すると、US国内のWiMaxプロバイダーであるClearを無料で利用できるから。シアトルに到着して、ホテルのネットに接続したあと、UQ WiMaxのサイトに掲載されているClearアクセスの手順に沿って作業をしてみることに。ワイドスキャンをしてびっくりしたんですが、Clear以外にも、Comcast、SPRINT、Time Warnerと、四社のAPが見えます。

早速ClearのWiMaxに接続して見ましたが、正直回線スピードは日本ほどではないですね。日本の半分以下くらいのスピード。このときホテルのインターネットサービスで、一応高速スピード(6Mbps)のサービスを使っていましたが、そっちの方が早いくらい。

この後、ニューヨークでも試してみましたが、スピードは同じくらいで変わらず。ただ、APは結構あるようなので、移動中とか何かあった時に使うくらいの気持ちでいた方が良いかも。最近はホテルのネットワーク環境もかなり整備されているので、普通はそっちを使えば十分かなという感じです。契約の関係で、もしかしたら回線速度を抑えているのかもしれませんが(なんせ、無料ですから)、補完的な目的で使った方が良いですね。でも、日本と同様に簡単に接続できたのには少し感激しました。

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (11) - Go ICHIRO!

今回購入した席は、バックネット裏やや三塁よりの結構前の位置。9席並んだ真ん中の席というのがちょっと窮屈そうでしたが、結局私の右隣2席はずっと空席のままでした。チケットを購入したのは、まだシーズン開始直前くらいの時で定価の$60で購入出来ました。その後まさかマリナーズがここまで上位にいるとは思っていなかったので(失礼)、この席でこの状況での感染はかなりお得感があります。しかし心配なのはイチロー選手。前日の試合まで、ノーヒットの試合が続いており、ちょっと心配です。逆に、そろそろ調子を取り戻して、この試合で大活躍してくれるとうれしいんですが...

試合開始時刻が近づくと、まずは国歌斉唱。スタンドからフィールドの選手・コーチ、全員がバックスタンドの国旗を見つめて厳粛な時間です。これでボウルゲームのように、スタジアム上空をF15とかF16当たりがフライパスしてくれると最高なんだけど、流石にレギュラーシーズンゲームではそれは無理ですね。日本と違うのは始球式。バッターは立たず、ピッチャー役の人がキャッチャーに投げるだけ。このときは、TVドラマの有名俳優さんだったらしいけれど、ちょっと私は知らない人でした。その後、選ばれた子供が"Play Ball!"と叫ぶと、試合開始です。

先行のデビルレイは、初回から得点。ライトに飛んだクッションボールをイチローが珍しくもたもたした様子で処理して、バックホームしたんですが、ちょっとタイミングが遅くてセーフ。あのもたもたが無ければクロスプレーでアウトだったかもしれないタイミングでちょっと調子が悪いのかなという雰囲気。初回に3点リードされてしまいます。
 続いて後攻のマリナーズ。1番ライト・イチローに場内が盛り上がります。イチローは、2球続けてストライクを見逃し、その後2球ファールで粘りますが、最後は見送りの三振。ファンもいらいらしているのか「イチロー、バット振れよ!」みたいなヤジが飛んだりします。
 こりゃ駄目かなと思いつつ試合観戦をして4回裏マリナーズの攻撃。ここまで好調だったピッチャーをとらえて、一死一・二塁でイチローの登場です。「ここで打たなきゃ男じゃない」と念じていたら、初球をクリーンヒット。三塁線を抜きさらにレフトがボール処理に手間取り、走者一掃の三塁打です。いゃぁ、もう場内大興奮。やっとイチローが目覚めた、みたいな雰囲気。さらに次のバッターでは、なんとスクイズでイチローがホームスチール。これで同点に追いつきます。自分の席からだと、右目の端のバッター、左目の端にイチローが入っていて、ピッチャーが投球動作を始めると、イチローが急に走り出すから「あ!」と思ったらスクイズが見事に決まりました。うーん、凄い。

この後デビルレイが再び得点を追加してリードしますが、再びマリナーズが反撃。ノーアウト一二塁でイチローが登場。ここまで、三塁打の後の2打席は凡退しているのでどうかなと思いましたが、ここも初球をたたいてヒット。残念ながらシングルヒットで得点は入らなかったけれど、次のバッターがヒットで1点追加。さらにその後ホームランが飛び出し、マリナーズが一気に逆転。結局、9-6で久しぶりの勝利でスタンドも大いに盛り上がりました。投手戦の場面有り、乱打戦有り、イチローは5打数2安打のマルチヒットで、しかもスクイズでのイチローの本塁突入なんていう場面も見ることが出来たし、大変お得でした。大満足して、再びスタジアムからダウンタウンに歩いて戻ります。良い試合を見て興奮したからでしょうか、帰りは20分位でついてしまいました(笑)。(続く...)

街のパワーステーション

電気自動車には、今のガソリン自動車と比べて、コスト高、走行距離の短さなどデメリットがいくつかありますが、ガソリンの球のように簡単かつすぐに充電できないのも泣き所の一つ。その問題を解決する、蓄電式高速充電の方法の国際特許を取得したという記事。バッテリー関係の技術に詳しくないので、結構簡単なアイデアのようにも見えるんですが、それなら何故これまでやって小なったのかそれが不思議。まぁ、10m×1.5mの蓄電池というのが、どのくらいの規模(容量)になるのか分からないけれど、高圧充電出来れば充電時間も短縮されるということなんだろうか。

5分というのも、まだちょっと長いと思うけれど(人間の我慢の限界は、カップヌードルの3分だと思う-笑)、それでもかなり実用的な時間であることは確か。問題は、そういった設備が今のガソリンスタンド並に準備出来る稼働ですよね。最近思うんですが、今あるガソリンスタンドの多角化の一つとして、この充電設備を展開するようなことを考えたらどうだろう。電気自動車(EV)向けというだけでなく、非常時には近隣に電力供給とか非常用電源を提供出来るような目的も含めて。で、単に蓄電池を準備するだけでなく、小型の発電設備も備えて、大元の電源供給が途絶えた場合でも、地下のガソリン・ディーゼル燃料を使って独立して発電出来るようにもする、と。さらに言えば、こういった独立電源施設と併設するような形で、食料・飲料調達が出来るコンビニとかスーパー、一時避難・宿泊が出来るような公民館とか学校施設をまとめて準備すると、今回のような震災が発生した場合でも近隣の人が避難して何日か生活できる環境が、そのままパッケージ化出来ると思うんですけど、どうだろう。

例えば、今のガソリンスタンドの標準的な敷地に、10m×1.5mの蓄電池を追加して、さらに小型発電装置まで準備する余裕があるのか、とか、非常時以外には発電機は止めておくのか、とか、課題はいろいろあると思うけれど、町中にAEDを配置するような考え方で、こういう設備を整備することも重要かも。ガソリンスタンドが自前で準備するには負担が大きそうなので、例えば隣接敷地は政府が購入して、発電設備は国とか自治体、蓄電池設備はガソリンスタンドという分担で整備するのであれば可能かな。

今回の震災から得られた教訓は幾つもあると思うけれど、その一つに今の電源供給システムは余りに一極集中していて、融通性が無いことがあると思います。理想は、個人の家単位に自前の発電設備をそろえることだけど、地域とか街のブロック単位でこういうエネルギーステーションがあって、万が一の時にはしばらくの間エネルギー供給が可能になるというのは現実的な対策の一つのような気がする。

2011年6月9日

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (10) - Safeco Field

Seattle二日目。少し肌寒い天候を予想して、長袖とかジャンパーとか持ち込んだんですが、朝から良い天気で半袖で十分な陽気。それでも念のため長袖のシャツを持参して、Safeco Fieldに向かいます。事前に調べてみると、ホテルから球場まで3km弱。そこで、日頃の運動不足を補うために歩いて行くことに。

ホテルから海側にずっと下っていくと、2nd Ave.でこんな集団に遭遇。どうも、何かのイベントでのマラソン大会のようなんですが... 皆さん歩いてます(笑)。この時点で、朝の10時前ですから、かなり早くからスタートしているのかも。で、この集団を横切り先に進むと、Market Placeに出ます。
時間もあるのでちょっと覗いていくことに。道の歩道では、こんな猫さん2匹を使ったなにやら大道芸のおじさん。アメショー(?)っぽい猫さんに気持ちは惹かれたけれど、あまり寄り道も出来ないので写真だけ撮影して先に進むことに(笑)。

日曜日の午前中だというのに、Market Placeは結構な賑わいです。やっぱり観光客が多いのか、花屋さんやフルーツ屋さん、さらにはお魚屋さんなどの展示している品物を珍しそうに撮影していく人が沢山いました。私も、ちょっと眺めつつさらに1st Ave.に出てスタジアム方面に向かいます。
道に沿って歩くこと20分程、ホテルからだと寄り道も含めて40分程でスタジアムに到着しました。途中、ちょっと治安悪そうな地域もあるので、暗くなってからは余り一人で歩きたくない雰囲気ですが、昼間の試合なら天気も良ければちょっとした散歩代わりに良いかも。で、スタジアムに到着したら、まずはTicketMasterの"Will Call"窓口に行き、自分のチケットを入手します。

ここで、すぐに中に入りたい気分なんですが、まだ開門しなくて(ここは試合開始2時間前に開門するらしい)、しばらくスタジアム横にあるマリナーズのGoods Shopで時間をつぶしました。
そうこうしている間にゲートも開き、中にはいってまずはビールとフレンチフライに今回は貝の揚げ物で昼食を済ませます。これがかなりの量でお腹は一杯になったけれど、この後試合前には白ワインを買って、それを飲みながら観戦となりました。

試合開始2時間ほど前なんですが、スタジアムにはぞろぞろと人の流れが。どうも、Pepsiがサポートして、リトルリーグの選手家族わ招待しているらしんですね。その人達が、耐えることなく外野のバックスリーンの入り口から入って、グランドを一周して出て行きます。これで終わりかと思ったら、この後スタンドに入って来て、3F席に皆さん移動したようです。こういうイベントサービスはファンを固定するためにも重要ですよね。 こんな事もあったので、この日もスタジアムは満席かと思ったんですが、ざっと見て7割くらいの入りで、以前のように下位に低迷しているマリナーズならまだしも、今は2位にいて1位も狙おうかというこの時期にしてはちょっと寂しい気分です。(続く...)

SONY NEX-C3

SONYが発表したデジタル一眼の新モデル「NEX-C3」。いわゆる「ミラーレス一眼カメラ」なので、コンパクトに出来るし奥行きもかなり短くなります。でも、SONY以外の製品もそうですけど、どうも普通の一眼レフを見慣れているせいか、全体のバランスが悪いんですよね。写真のモデルなんかも、パンケーキサイズの小さなレンズだからまだ何となく収まっている感じですが、標準のレンズなんかにしたら凄くバランスが悪そう。

折角ここまで小型化できるんだから、もうこれまでのカメラの形状ではなく、レンズの後ろに装着する、テレコンみたいな感じで、それこそ望遠鏡を覗いて撮影するようなスタイルにしたらどうだろうか。あるいは、どうせ液晶画面で被写体を確認するわけですから、バズーカ砲のように横にアイピースをだしちゃうとか。結局、小型化したが故に、一緒に利用出来るレンズも事実上限定されてしまい、これまでの一眼レフのレンズ資産を有効活用出来ない気がするんだけど。だからといって、折角小型化した本隊を無意味に大きくする必要もないわけで、それなら「フィルムカメラ→レンズ付きフィルム」の発送のように、「一眼レフ→記録媒体付きレンズ」みたいな考えで製品を作るとちょっとおもしろいと思うんですよね。

2011年6月8日

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (9) - シアトル到着

RCCに入ってオレンジジュースを一杯のんでのどを潤すと、再びSeattle行きへの乗り継ぎのために外へでます。ここで、成田で受け取ったボーディングバスでちょっとしたトラブルというか混乱に遭遇。私は、通路側の方が好きなので、いつも通路側の席を予約します。このときも、B757-200の機材で「3C」を座席指定してありました。で、機内に乗り込むと、そこにはすでに先客のおばさまがいて、足下にも荷物、上の荷物入れにも荷物を入れようと奮闘しているところ。「あのーそこは自分の席ですけど」という英文を頭の中で組み立てつつ手に持っているボーディングパスを見ると... 窓際の「3D」と印刷されています。ここで「えっ??えっ??えっ??」の連続状態になったんですが、手に持っているボーディングパスが「3D」で、それをスキャンしてゲートを通過してきた以上、それが正しいとしか言いようがありません。まぁ、席が無くなるわけではないので大人しく奥の窓際の席に入ってSeattleへの移動となりました。後で予約記録を調べたんですが、間違い無く予約では「3C」の座席指定。つまり、自分で何か間違って無意識に変更したわけではないことは確か。実際、24時間前から可能になるwebチェックインでも、ちゃんと「3C」でチェックインしています。となると、考えられるのは、成田で荷物を預けてボーディングパスを印刷してもらった時に、あの女性スタッフが何かの理由で変更したことくらいです。変えるならかえるで、一言説明があっても良かったし、それもなくいきなり指定していた席が変更されるというのは納得いかないですね。で、隣の女性のボーディングバスがちらっとみえたんですが、特にGSとか1Kでも無さそうだし... 実は、フルフェアで購入しているから我が儘が言えるのだろうか。

そんなトラブルはありましたが、空港へは定刻通りの到着。出発前の天気予報では17~18度位の予報だったので、Seattleは肌寒い天候を予想していたんですが、丁度半袖姿で気持ちいいくらいの天候。空港の駐車場を抜けてLite Railで40分程揺られてダウンタウンのWestlakeに到着。ここから3ブロックくらい歩いてホテルに向かいます。今回の宿泊先は、最近開業したばかりの「Hyatt at Olive 8」。最初ちょっと位置関係が分からず、同じ8th Ave.にあるGrand Hyattに入りそうになったんですが、すぐに違うと分かって、反対方向に8th Ave.を入り無事に到着。青色のプラスチックでデコレーションされた外観が、色合いやデザインはシンプルだけど見た目は「派手」です(笑)。HyattもGP PlatinumだとInternetが無料になるので、部屋には行ってまずはまずメールチェックやらをして日本からのフライト中のギャップを埋め、少し落ち着いてか買い物でもしようかとダウンタウンのWestlake周辺を回ることにしました。

そろそろ夕方の17:00頃になろうかという時刻ですが、土曜日だからでしょうか、観光客っぽい集団があちこちにあふれています。今回は買い物もメインテーマだったので、Pacific PlaceとかNordstromも入ってみましたけど、あまりこれというものがなくて結局時間をつぶしただけ。Pacific Placeのフードコート(というか、最上階のレストランエリア?)で軽く食事をして、この日はホテルに戻り、翌日のマリナーズの試合予定を確認して早めにベッドに入りました。(続く...)

Hyatt at Olive 8 at Seattle

何度か訪問しているSeattleで、今回も新しいホテルに宿泊。Hyatt系列だけど、ブランド(Regency, Grand, Park)は不明な「Hyatt at Olive 8」。Grand Hyatt Seattleと同じ8th Ave.並びですが、Pine St.を破産で反対側に少し入った場所。外観は、ブルーの透明な板でデザインされた少し昔の言葉で言うと「ポップでテクノ」な感じ(笑)。1Fから17Fがホテルで、それよりも上はオフィスや分譲住宅になっているようで、ホテル入り口の反対側にはモデルルームの展示場みたいなものもありました。

まだ出来たばかりのようで、部屋の中もこれまで宿泊したHyattの中では一番新しいかも。どちらかというと観光よりはビジネス目的の内装で、特にデスクに設置された電源からTV入力まですべてまとめられたコンソールには感心しました。でも、最初にここのEthernet Portを使ったけれど何故かつながらない(説明書にはちゃんと有線も無線も使えると書いてあるのに...)。結局ワイヤレスがそこそこ早いので問題はなかったけれど。

ビジネス目的と書いたのは、このシャワーブース。レストルームはそこそこ広いんですが、バスタブはなくて扉すらもないシャワーブースだけ。まぁ、これもデザインなんだろうけど、問題なのはシャワーヘッドが固定されていて向きや確度も変えられないのと、お湯の出方が少なくて使っているうちに寒くなってしまうこと。泊まった部屋が17Fだからかもしれませんが、ちょっとHyattと言うのには問題ありかも。まぁ、それ以外のアメニティとかはちゃんと揃っているし、そのあたりはHyattらしいけれど。

レストランは1Fに"URBAN"というバー併設のレストランひとつだけでちょっと寂しいけれど、食事にしてもワインにしても、そんなに高くないので逆に驚いたくらい。そんなにお腹が空いていなかったので、マグロの叩き風とクラブサラダを頼みましたが、どちらも予想以上に良かったです。特にクラブサラダはご飯茶碗一杯くらいのカニの身とアボガドをあえて、そこにグレープフルーツの切り身が入っているんですが、これが中々アクセントになって良かった。あまりカニとか食べない方ですが、これは自分で作ってみてもおもしろいかもと感じたくらい。ワインも、グラスワインが1杯US$10でかなりローカルのおいしいワインが揃っていたので、これもお得だと思いました。レート次第というところはありますが、ロケーションも悪くないし、次回Seattle訪問の機会があるときには候補の一つにしても良いかなと思うホテルです。