2011年6月10日

NRT-SEA-NYC-NRT-SIN (11) - Go ICHIRO!

今回購入した席は、バックネット裏やや三塁よりの結構前の位置。9席並んだ真ん中の席というのがちょっと窮屈そうでしたが、結局私の右隣2席はずっと空席のままでした。チケットを購入したのは、まだシーズン開始直前くらいの時で定価の$60で購入出来ました。その後まさかマリナーズがここまで上位にいるとは思っていなかったので(失礼)、この席でこの状況での感染はかなりお得感があります。しかし心配なのはイチロー選手。前日の試合まで、ノーヒットの試合が続いており、ちょっと心配です。逆に、そろそろ調子を取り戻して、この試合で大活躍してくれるとうれしいんですが...

試合開始時刻が近づくと、まずは国歌斉唱。スタンドからフィールドの選手・コーチ、全員がバックスタンドの国旗を見つめて厳粛な時間です。これでボウルゲームのように、スタジアム上空をF15とかF16当たりがフライパスしてくれると最高なんだけど、流石にレギュラーシーズンゲームではそれは無理ですね。日本と違うのは始球式。バッターは立たず、ピッチャー役の人がキャッチャーに投げるだけ。このときは、TVドラマの有名俳優さんだったらしいけれど、ちょっと私は知らない人でした。その後、選ばれた子供が"Play Ball!"と叫ぶと、試合開始です。

先行のデビルレイは、初回から得点。ライトに飛んだクッションボールをイチローが珍しくもたもたした様子で処理して、バックホームしたんですが、ちょっとタイミングが遅くてセーフ。あのもたもたが無ければクロスプレーでアウトだったかもしれないタイミングでちょっと調子が悪いのかなという雰囲気。初回に3点リードされてしまいます。
 続いて後攻のマリナーズ。1番ライト・イチローに場内が盛り上がります。イチローは、2球続けてストライクを見逃し、その後2球ファールで粘りますが、最後は見送りの三振。ファンもいらいらしているのか「イチロー、バット振れよ!」みたいなヤジが飛んだりします。
 こりゃ駄目かなと思いつつ試合観戦をして4回裏マリナーズの攻撃。ここまで好調だったピッチャーをとらえて、一死一・二塁でイチローの登場です。「ここで打たなきゃ男じゃない」と念じていたら、初球をクリーンヒット。三塁線を抜きさらにレフトがボール処理に手間取り、走者一掃の三塁打です。いゃぁ、もう場内大興奮。やっとイチローが目覚めた、みたいな雰囲気。さらに次のバッターでは、なんとスクイズでイチローがホームスチール。これで同点に追いつきます。自分の席からだと、右目の端のバッター、左目の端にイチローが入っていて、ピッチャーが投球動作を始めると、イチローが急に走り出すから「あ!」と思ったらスクイズが見事に決まりました。うーん、凄い。

この後デビルレイが再び得点を追加してリードしますが、再びマリナーズが反撃。ノーアウト一二塁でイチローが登場。ここまで、三塁打の後の2打席は凡退しているのでどうかなと思いましたが、ここも初球をたたいてヒット。残念ながらシングルヒットで得点は入らなかったけれど、次のバッターがヒットで1点追加。さらにその後ホームランが飛び出し、マリナーズが一気に逆転。結局、9-6で久しぶりの勝利でスタンドも大いに盛り上がりました。投手戦の場面有り、乱打戦有り、イチローは5打数2安打のマルチヒットで、しかもスクイズでのイチローの本塁突入なんていう場面も見ることが出来たし、大変お得でした。大満足して、再びスタジアムからダウンタウンに歩いて戻ります。良い試合を見て興奮したからでしょうか、帰りは20分位でついてしまいました(笑)。(続く...)

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