2026年4月20日

ジェネラリストとスペシャリスト

佐々木俊尚氏のVoicyから、複雑化する社会においては、専門分野の深掘りだけで無く分野を横断して全体を見通せる能力が求められているという話。聞いて思いだしたのが、先日配信されたReHacQの斎藤健衆議院議員のコンテンツの後半で、何故日本は日露戦争に勝利できたのかという部分。明治維新後のある意味混乱している社会ではあったけれど、江戸時代終盤のジェネラリスト世代と、明治維新で一気に日本に入ってきた西洋文化や知識を貪欲に吸収したそのしたの世代が上手く組み合わさって理想的な組織が出来たのが日露戦争の頃。その後ジェネラリスト世代が引退して居なくなると、スペシャリスト世代がそういう部分も賄うようになるけれど、如何せん専門性に引っ張られて汎用的な考えや指導が出来なくなり、日本の敗戦へと繋がっていったという説明は、今回の佐々木氏の説明ともオーバーラップする部分が多いと思う。

私自身は、仕事を始めて開発部門という事も有り先ずは専門性追求で自分の技術的能力を伸ばすようなキャリアパスを進むわけですが、その後マネージメント系かプロフェッショナル系かという分岐点に到達します。管理職を目指すなら全社のパスを選択して、仕事の進め方みたいな物を学ぶようになりますが、私はそういう部分の特に人事関係のところは嫌だったので当然後者を選択。ただ、一つ時代に恵まれていたと思うのは、結局プロフェッショナル系のキャリアパスを選択しても、仕事の形態自体が昔の匠のような専門技術だけという時代から、有る程度仕事や作業を移管委譲して自分は進捗管理(PM/Project Management)に重きを置くような仕組みに世の中が変わってきたこと。但し、完全にPMだけになりと委託先の技術が分からなくなるので、そこは自分でも研鑽して相手以上の知識と技術と経験をもって望まないといけない。そう言う現場で鍛えられたので、個人的にはジェネラリストとしてのPM職と、プロフェッショナルとしてのSW関係の仕事でそれなりにバランス良く進める事ができたと思います。

自分の部門は純粋に開発研究部門だったので、基本開発部門のマネージメントは元エンジニアの人達。だから技術的な話はそれなりに通じるし、マネージメント能力においても海外のエンジニアやマネージャーと丁々発止してきた経験があるから、結構やり手のマネージャーの人も多かった気がします。ただ、そういう能力の高い人達でも、例えば営業の話になると素人ですし、製品デザインみたいな話になるとどうしても技術色が強くなってきてマーケットの人達が欲する「売れる商品」とは一寸違ったりする。そういう向こう側のニーズを上手く吸い上げることの出来る人もごく少数ではあったけれど存在したけれど、時代の流れの方がどんどん加速していくと、そういう人達でも追いつけなくなっていた気がします。常に自分を更新して、よの中の最前線に考え方を置くことは何とか出来ても、「製品開発」の世界では、さらにその半歩先一歩先を見通せないと、成功する商品は出てこないのが厳しい世界だと思いますね。だから、SONYのWALKMANのように尖った製品は作れなくても、パナソニックのように2番煎じ3番煎じでも確実に売れて利益の出る製品を作り続けられる方が、企業としては成功するんだろうな。ただ、エンジニア目線ではやはりSONYのような「突飛も無い製品」を出す事が理想だけれど(笑)。

ジェネラリスト的スペシャリスト、スペシャリスト的ジェネラリスト、どちらの場合もそういう相互のスキルをバランス良く持っている人材は、今も昔も中々居なかったでしょうね。昔の場合は、何でもかんでも自分でやらないといけない時代でもあったから、まだそういうスキルを持った人、持たざるを得なかった人も少なくなかっただろうけど、最近ではどんどん分業制みたいな感じの世の中になってきているから、汎用的且つ専門的な人材は貴重だと思う。一方で、昔には無かったネットワークが今の時代はあるのだから、一人で何でもかんでもやろうとするのでは無く、それぞれ自分の得意技を持ち寄って、全体として理想的な技術力と遂行能力のバランスの取れた組織体を作れば良いような気もします。そうすることで自分の「分」みたいな物も明確になるから、そうすれば仮にメディアに登場して専門外の話題を振られても恥をかかなくなると思う。と言うか其れ以前にメディアと関わらないという最善策を見つけるだろうな(笑)。 

技術革新

東京電力の福島第一原発廃炉作業は、まだまだ長い作業の最初の一歩を踏み出したばかりですが、まずは内部の様子を正確に把握することが必要。最初の頃は長い棒のような物にカメラをつけて内部に挿入したり、車型のロボットを内部に送り込んだりしていました。しかし、激しい放射線に内部回路が破損したり、映像センサーにはノイズが殆どで情報としては不完全なものしか映らないし、ロボットも内部で動作停止してしまうなど、初期の頃はそんな失敗の報道ばかり聴いていたような気がします。

ここ最近(1~2年)位だと思うんですが、時々報道される原子炉内部の映像から、かなりノイズが如帰された映像が使用されるようになり、当初はかなりノイズリダクションを掛けた映像なのかなと思っていました。そのうちに、どうも映像センサーの改良や外部からのノイズ防止策などを積み重ねて、現在ではかなり明瞭な映像を取得することが可能になっているらしいと知りました。

問題は、いかに内部奥深くまで機材を送り込んで、より詳細な情報(=映像)を得ることが出来るか。少し前に、原子炉内部に「ドローン」を送り込んで内部の様子が把握出来たみたいな報道があり、てっきりそのドローンは地上走行型の物だと思っていました。でもこの記事によると、文字通りプロペラ浮上方式の「飛行タイプドローン」を送り込んでいるらしい。記事の中に掲載されているドローンの大きさを見ると、大人の手の廣サイズ位の小型ドローンですが、それでも不規則に内部が破損している状態で、かつ周囲の状況把握する映像もそんなに明瞭では無いと思われる条件の中、よく操縦しながら外部から送り込んでちゃんと回収出来ていると感心してしまいます。

ドローンの操縦者の技能にはかなりの物が要求されるみたいですが、例えば途中までの経路は何度も通過しているはずだから、そういう部分をどんどんAIに学習させてAIによる自動巡回なんていうのも可能になるのでは。今は電波中継の関係で進むことが出来る深度には制限があるみたいですが、予めAI自動操縦の中継ドローンを何機も先に送り込んでいき、その環境を利用してさらにその先を調査するマニュアル操作の探査ドローンを送り込むことで、寄り効果的にかつ安全に内部調査ができる気がする。そう言えば今回の日米の経済協力の中に「ダイヤモンド半導体」があって、それがこういう厳しい条件下でも動作できるようになった技術の一つらしいのですが、さらに日本の得意な小型化や、これもある意味「フィジカルAI」に関係するわけだから、そういう部分での革新も期待出来そうな気がする。原発の廃炉作業は最優先されるべき作業であることは間違いないけれど、そこから派生して生まれてくる技術によって、さらに色々な利益が生まれてくることも重要ですよね。今回のドローン技術は、例えば災害時に狭い場所での生存史や探索なんていう方向にも直ぐに応用が利きそうだし。こういうところに日本らしさが生まれてくる気がします。

はじめまして。○○の××と申します

昨日docomoのメールを整理(掃除)していたらところ、

はじめまして。突然のご連絡失礼いたします。
○○の××と申します。 

みたいな文面で始まるメールが届いていました。送信IDが、Yahooメールの時点で「あぁ、察し」案件ですが、内容を見てみると当社の欲する人材にマッチするので、時給は幾らで何日ごとに幾らで、と結構まともな文面で書かれています。ざっと見たところ、日本語としておかしい所も無く、以前はよく見た変な感じ(簡体字)が混じることも無く(笑)、なんと言っても章立てやインデントもちゃんと揃っていて、文体だけ見ると「おっ、ちゃんとした会社」と感じてしまいます。

でも、ちゃんとした会社なら独自ドメインくらいは取得するだろうし、幾ら不特定多数への募集案件の一斉送信とはいえ、怪しいIDのYahooメールは使わないだろう。知らない国番号からの着信をいきなり受けたみたいな印象だな、これは(笑)。予め登録してある知り合いのIDなら、それがYahooだろうとMSNだろうと信用するだろうけど、いきなり知らないIDなら先ずいの一番に弾くでしょうね。Gmailでも同様だし、何となく法人のドメインっぽくても、先ずはそのドメインの確認することを実行するだろうし。

Google先生に聞いてみると、会社名や担当者名、さらには時給や報酬金額等の違いはありつつも、全体の構成としては「同一」と言って良いメールが、色々なところに飛んでいるらしい。 そこに掲載されている文面を見ると、色々細かく変更していたり修正したりしている様子が伺えて、これってもしかしたらAIで文面をランダムに幾つかの部分を変更して、全く同一の文面にはならないようにして配信しているのかもしれませんね。そう考えると、日本語としてそれなりに完成度が高く感じた文章構成や文面も、もしかしたらAIの支援が大きいのかも。

実は更に少し前に、知り合いの人の名前のメールが飛んできて、つい懐かしいなとメールを開いてみたところ、ちょっと様子がおかしくて「あぁ、これ詐欺メールだ」と気がついた次第。偶然だと思うんですが、名前は一致していたし、中に書かれていたことも心当たりがある内容だったので、つい「ふむふむ」と納得して、設定されていたリンクを踏むところでした(笑)。怪しいと思い、そこに設定されているURLを見てみて「あぁ、やっぱりね」と確信できましたが、久し振りに危ないところでした(笑)。こういう詐欺メールは迷惑であることに間違いないのですが、時々こうやって届いてくれると抜き打ちの避難訓練みたいなもので、それなりに価値があるかもしれない(笑)。あっ、勿論最後は迷惑メールとして報告して削除しておきました。

2026年4月18日

ゆかいな期日前

 静岡朝日テレビ夕方のニュース番組、「とびっきり!しずおか」の月曜レギュラーに4月から就任した山本期日前氏が何故か金曜日に出演していて、さらにゲストコメンテーターは今野忍氏という「選挙ドットコムちゃんねる」かと思うような構成(笑)。山本期日前氏は、金曜日レギュラーの高橋洋一氏のピンチヒッターとの事だけれど、その高橋氏はドジャースの試合観戦でお休みというリッチな身分(笑)。

それだけなら、まぁ月曜日の雰囲気が金曜日にもという感じで終わるんだろうけど、流石山本期日前&今野忍コンビニ社運を賭けている(?!)静岡朝日テレビ、山本期日前氏がコンビを組んでいるコンビ「ゆかいな議事録」の生配信までやってしまう。地上波初出演といっているけれど、BSはもとより確かネットでも内容が過激すぎて配信できないんじゃ無かったかな。政治風刺が中心の漫才なんだけれど、かなり過激な内容だったり皮肉が過ぎていて、対政治家と言えども誹謗中傷名誉毀損の訴えがされかねないらしい。

CM明けで下からのパンアップで始まった地上波初の「ゆかいな議事録」の生放送は、何故か隣に今野忍氏が立っていて、そのまま二人での漫才が始まってしまう。で、その直後にお約束で「をぃをぃをぃ」と本来の相方である長島聡之氏が乱入してきて、ここで最初の掴みはOK(?)。まぁ、今野忍氏の紹介テロップでも「選挙ドットコムでの山本期日前の相方」と紹介されるくらいだから、この二人で漫才をやってもおかしくないけれど(マテ)、それだと選挙ドットコムと何が違うのかと言う話にも。

仕切り直して「ゆかいな議事録」の漫才が始まり、今回の衆議院選挙で自民党獲得議席数予想を外しまくったネタをタイムトラベルした相方が過去に戻って修正するけれど信用されず、最後にやっと信用して貰ったら山本期日前氏の立場が大きく変わっていたという、バックトゥーザフューチャーのビフみたいな話。まぁ、地上波だと彼らの本来の毒っ気は出せないから、こんなところなのかな。でも、山本氏やそれ以外の今野氏、鈴木編集長、JX通信社の米重氏等の議席予想のドタバタ騒ぎを知っていないと、このネタの面白も半減以下だと思うなぁ。しかし静岡朝日テレビ、この山本&今野コンビニ社運を託しているのか。日頃静岡朝日テレビにチャンネルを合わせることはほぼ無いのだけれど、この夕方の時間帯だけは合わせてしまいそう。

2026年4月17日

広告ファースト

佐々木俊尚氏の引用から、ファミペイ起動時に先ず全面広告が起動される仕様になったという話。私はQRコード決済時対が、まずスマホ画面のロック解除をしてQRコードを表示させるまでの動作が冗長で面倒なので一切使用していませんが、そこにさらに全面広告まで被さってくるとなると、もうヒステリーを起こしそう(笑)。

最近に多様な不満というかフラストレーションを感じるのが、ANAの国内線に搭乗して機内モニターを起動したときに30秒位かな、表示される機内広告画面。いゃ、少しでも収益を上げるために必要という事は理解します。でも、ブラックアウトしている機内モニターを、手元のリモートコントロールを使って表示させて、「スタート」をクリックしたら、いきなり広告画面が始まるのはいかがなものか。その後、言語選択とか一般メニューか子供用メニューかを選択して、通常メニューのトップ画面が表示されますが、幾ら同じANAの広告とは言え機内サービスを起動するときにまずCMを流すのは勘弁して欲しい。そこから何かサービスを選択したら、そこで短い広告を挟むのは理解出来ます。映画なんかは暫く前から最初のスタート前に広告が流れているけれど、あれはコンテンツ提供とのトレードオフと思えば理解出来る。でも、機内サービス提供前にまず広告というのは何とかして欲しい。

Webサイトも、最近では表示の途中で「ここから先を視聴する場合は、次の広告をご覧頂くと報酬が獲得出来ます」みたいな、広告を見てから次へ行け方式がほぼ標準に。酷いところでは、全面広告画面になってクローズボタンがどこにあるのか分からず、仕方なくそのサイトに移動してみたみたいな事もありました。最近ではすっかりそのトリックにも慣れて(笑)、クローズボタンを探すのにも1秒も掛からなくなりましたが、広告収益を獲得したい企業側の事情も理解するから、もう少しユーザー側の印象にも配慮して欲しいですよね。あと、その表示される広告にしても、いつも同じ様なものばかりだったり興味が無いものばかりだったり、ターゲティング広告にしてくれとは言わないけれど、広告を出す側ももう少し考えた方が良いんじゃ無いだろうか。

QRコード決済ならば、その表示画面の下半分に広告を掲載して、それを例えば2秒見てから決済用スキャンをしたらポイントが増えるみたいなトレードオフをしたら広告の視聴率も上がるのでは。あるいは、その広告をしたい商品や会社のロゴの中に決済用のQRコードを埋め込んだような「広告テンプレート」にQRコードを表示して見ながら決済してもらえるようにするとか。店舗側に置くQRコードにしても、今みたいな一律の○○Payの背景デザインだけじゃ無くて、例えば飲料メーカーのCMパネルに自店舗のQRコードを埋め込んだパネルを転倒に掲載して決済してくれたら、広告費として少し分配があるようなことにすれば、企業、店舗、消費者、三方良し状態になりそうだけれど。私はQRコード決済自体には、利用者としては利用時に手間が掛かることは不満だけれど、「QRコード」を表示してスキャンするという手順を逆手に取り、QRコードを広告の一部にすれば、自分で見る機会や相手から見せられる機会が各自に生まれるわけで、そこは広告効果に利用可能じゃないだろうか。そう言う「さりげない広告」とか「本編と連動した広告」なら、利用者としての抵抗感は低くなると思うけどなあ。 

攪乱作戦

辺野古での抗議船転覆事故に関して、抗議団体が事故に遭った二隻のボートに関して保険には加入しているが補償が十分かどうかは不明ということを取材に対して語ったという記事。素朴な疑問として、仮に保険に加入していたとしても、今回の事故発生時の運用が保険の対象になるのかということ。ボートの保険に詳しくは無いけれど、多分観光船のような乗客搬送目的の場合と、一般的な釣り船とか誇示しよう前提の場合では保険の内容も異なる気がするんですよね。もし前者の登録であったならば、そもそも運行時に数々の安全点検行為を逸脱しているので自らの非を認めることになる。後者の場合だと、個人使用と言いながらも観光船のような運用をした場合保険適用外になるんじゃ無いかと言うこと。いずれにしても、保険加入していても補償対象外じゃないかという気がする。

事故から一月たつのに、この話題に関して継続的に取材報道しているのは産経新聞位で、他のメディアは裏で口裏を合わせているかのように殆ど報道しない。たまに報道されたと思ったら、沖縄観光のために安全運航の再確認をしたとか、多分ちゃんとルールに則っている通常の観光業者に対しての確認行為をすることで、この抗議団体が起こした違法運航とも見える行為を隠そうとしているようにも見えます。 また、抗議団体とは知らなかったというようなことを、当初同志社国際高校側も言っていたけれど、最近の情報では昨年とかの記録では明確に「抗議船に乗船して雰囲気を知ってもらいたい」みたいな事が事前に言われていたと書かれていて、完全に学校側と地元の抗議団体がズブズブの関係であったことが明らかなのでは。

少し前の報道では、この同社国際高校の始業式が有ったけれど、その場ではこの事件に関しては触れら無かったという物がありましたが、それもあんまりの行為なのでは。高校側は、今年も修学旅行で沖縄へ行き、この抗議団体関係のこれまでのイベントを開催するつもりなんだろうか。流石にそれは保護者からもクレームが来ると思うけれど。文科省が高校側の報告が不十分だと、再調査を命じたという記事もありましたが、文科省はどれだけ真剣にこう言う特殊な「教育活動」を認めるんだろうか。幾ら考え方が自由な私立学校とは言え、「考え方」を学ぶのでは無く、自分達の行為行動を正当化するために高校生を出しにしたようにしか見えない。

「平和活動に反対するのか」という意見も散見されるけれど、「平和を願う活動」ならば誰も文句は言わない。問題なのは「平和活動」と言いながらも、その手段は暴力的で治外法権的な事を地元自治体も認めていたりしているから批判されている。批判されているのは目的では無く手段だという事を、今回の件をきっかけに強く認識するべきだと思う。そういう団体を、自分の支援者だからなのか野放図にしている知事の責任も重いと思う。さらに言えば、関係している政党も、何か他人事のように距離をおいてほとぼりが冷めることを待っている様子が伺えるけれど、自らの組織の不祥事なんだからちゃんと処分して反省して謝罪するまではこの問題は解決しないというか、国民も納得しないと思う。京都の事件だったり、イラン情勢だったり、大きなニュースが続けて生まれてくるのでどうしても以前の話題は希薄化しつつあるけれど、解決しようと努力しているのは当事者のご家族・保護者だけで、当該団体も地元自治体も所属高校も嵐が過ぎるのを待っているだけという事を、もっと厳しく追及しないといけないと思う。

舌禍事件

テレビ朝日の朝のワイドショー「羽鳥慎一モーニングショー」のコメンテーターである元テレビ朝日局員の玉川徹氏が、イランとの交渉に出席していたトランプ大統領の娘婿クシュナー氏に関して不適切な発言を番組中に発した件。当初はテレビ朝日側も「問題無い」という、そのまま流すような態度だったけれど、駐日イスラエル大使からの批判や、関係団体からの批判、さらにはその映像が英訳されて世界中に拡散される事態に至り、再度謝罪する事に。でも、これ以上深掘りされたくないのか、誰に対して何の事象について謝罪しているのか言い訳しているのか、良く分からない曖昧な内容で、これで許されると思っているのだろうか。

だいたい玉川氏は、以前も軽率な発言を番組内でして、確か一度番組から外れていたはずなのに、いつの間にかしれっと戻ってきてだけで無く、以前同様好き勝手な発言をしている。それを「小気味よい」と歓迎する視聴者も少なくないので、テレビ局側としても出演をさせているのだろうけど、日頃散々他人に対して厳しい事を言っているのに、いつも身内には大甘なのは何故だろうか。これが、ゲスト出演しているようなタレントさんが同じ様な発言をして、それも二回、三回としていたならば、それでも今回と同様に釈明すれば不問に付して以前同様に番組出演させるのだろうか。

イランとアメリカの交渉に関して、その内容な動向に関してコメントするのは、それは自由だと思うし、その参加者に関して資質や立場が適切かどうかを指摘するのも、その内容の精確さは別にしても「意見」として発言することは問題無いと思う。でも今回の発言の一番の問題点は、そういう個人の資質の話ではなく出生の違いを理由に「不適切」と言及したことで、それって「人権・人種差別」と言われても仕方ない話。この番組を見ることは殆ど無いけれど、時々流れてくるこの人の物の言い方を見聞きしていると、凄く独善的で高飛車かな印象を私は受けるわけで、自分が正義なのだから自分の意見が正しいという雰囲気が強く感じられる人の一人。それだけ自分の知識や経験に自信があるのかもしれないけれど、以前謝罪騒動に巻き込まれたときも「自分が取材した」と大見得を切ったのに、実際はそんなことは無かった、みたいな状況じゃ無かったっけ?!

本人がそう言う「舌禍騒動」を何度も起こして謝罪しているのに、何故テレビ局側は出演を継続しているのか、結局本体のメディアの認識も甘いし、多分頭を下げて暫く静かにしていれば、直ぐにほとぼりが冷めて視聴者は忘れるだろうくらいの計算なんだろうか。でも、今はネットにそういう記録(ある意味デジタルタトゥーというかデジタルエビデンスというか)は残っていて、何度でも再考される時代なんだから、そういう風に「流して終わり」という昔の考え方はもう通用しないと思う。テレビ局としても、視聴率がそれなりに稼げる番組の、売り物の出演者の一人だけに残したいのだろうけど、それならば放送局では無くネット放送のそれこそ系列(?)のABEMA辺りで好きなだけやればと思う。こういうところに、オールドメディアの矜持の無さを改めて感じますよね。

2026年4月16日

政治との関わり合い (2)

ReHacQの政治系コンテンツから、一週間程前に公開された斎藤健衆議院議員と高橋Pとの対談後半。前回に続いて、今回も中々興味深く面白い内容でした。是非第三弾、第四弾、さらにはReHacQの「斎藤健コンテンツ」としてシリーズ化まで希望したい(笑)。

「原敬(はらたかし)」という人物は、自分達の世代だと小学校から高校まで色々なタイミングでよく名前を聞いた偉人の一人という印象。昔は「はらけい」と読んでいましたが、「敬」を「たかし」と読む事を知ったのはこの人が理由。実は高校時代の陸上部の先生の名前が同じで「敬せんせい(けいせんせい)」と先輩達が呼んでいたから、そのまま自分達の世代や後輩達も「けいせんせい」と呼んでいました。でも卒業して暫くして同窓会みたいな時に、偶々「敬先生(けいせんせい)って、本当は『たかし』何ですか」という話になり、即座に「そう。原敬と同じ」と言われて、大コケ足した記憶があるなぁ(笑)。

原敬の話に続いて、日露戦争でピークを迎えた大日本帝国が、わずか30数年後にはボロボロな状態になった理由の話も興味深くなるほどなと納得出来る話。原敬のようなジェネラリスト集団が江戸事態末期には「武士道」という形で多く残っていて、そこに明治維新で西洋思想や技術や情報が入りそれらを貪欲に吸収したスペシャリストが生まれて、それぞれが上手く噛み合ったのが日露戦争前後の日本。その後、江戸時代の人材が消えていき、成功体験だけを知っているスペシャリストが、自己改革できずに独善的な組織体みたいな形態に変質していき、日本として歯車が狂いだしたと言う説明には、自分的にかなり納得感を感じました。それは国民の中にも昔で言えば「武士道」なる日本の道徳観が希薄化して行くことにもつながり、そういう変化の記録をちゃんと残していなかったことで振り返りが出来ないというよ、四つの理由というのはなるほどなと自分も感じる所。最後の「記録」のところに関して言えば、これはメディアの責任も大きいと思うんですよね。つまり太平洋戦争敗戦で180度世の中が変わったので、自分達の黒歴史でもある戦前の報道を無き物にしたことも影響して居る気が私は感じます。

その前に話題に上った日米自動車交渉に関しては、今回改めて当時の様子を思いだしたけれど、考えてみたら今のトランプ関税以上に厳しい鬩ぎ合いだったわけですよね。で、当時はまだ日本の経済がアメリカに匹敵する位というか、アメリカの不動産を買い漁り企業を買収してと言う「黄金時代」だったから、ああいう交渉も可能だっただろうけど、そこから大きく相対的に衰退してしまった今の日本はそういうわけにはいかない。ふと思ったんですが、以前の日本は経済力や資本力に物を言わせて交渉する「モノの力」が武器だったけれど、今の日本は日本の姿勢とか立場とか同意して貰えるような考えや行動力みたいな「コトの力」で多くの仲間(=同盟国、友好国)を増やしていく敷かないような気がしますね。現実的に、アメリカ、ロシア、中国という三大強国に囲まれている唯一の先進国な訳で、どう考えてもこの三社の軋轢の中で上手く立ち回る方法を見つけないと将来は無いことは明らか。で、その三社全部が「力の解決」を目指している今、武力では無い「経済力」や「技術力」で相手を凌駕するくらいの力が日本には必要なんでしょうね。でも、技術力ではアメリカや中国、経済力では中国の台頭が著しいし、ロシアにしても領土の大きさや資源という部分ではトップクラス。改めて、非常に難しく厳しい時代になってきたなと感じる視聴後の印象でした。

2026年4月15日

前途多難

毎日新聞に掲載された、中道改革連合の衆議院選挙総括素案の叩き台(長い...)に関しての記事。記事に掲載された選挙の反省点と今後の方向性を見る限りでは、まぁ客観的に現実を再考して反省をして居るように見られるけれど、まだ「素案の叩き台」なので、これがさらにレビューされて最終的に「総括」として後悔されるときにはどれだけ変質するのか。

個人的に一番疑問を感じるのは、衆議院では中道だけれど参議院では立憲・公明に分かれていて、これを「中道改革連合」といて一本化することに、衆議院側は利益があるけれど参議院側は全くと言って良いほど利益が無いこと。衆議院選挙で何か前向きな結果が出ていれば、まだ参議院側も政党合流への動機も生まれるだろうけれど、ほぼ100%中道改革連合が否定された結果を見ては、「良し今こそ合流しよう」なんて事は間違っても思わないだろうし。

また悩ましいのは、直近の選挙は統一地方選挙で、こちらは自民党と公明党の協力関係や、自民党と立憲民主党との対決姿勢みたいな、旧来の柵がまだ多く残っていること。それらをどの様に解決して行くのかも大きな課題だと思うなぁ。地方としては「昔の名前で選挙したい」と思うだろうし、中道的には何とか一日も早く統一政党活動を、と思っているだろうし。その為にも、「中道改革連合」の名前を変えることも含めて早期に「次の政党」への準備が必要だと思う。小川代表は相変わらず「言葉明瞭内容意味不明」な発言ばかりで、何がどう進めていくのか分からない。再来年には参議院選挙もあるわけで、ここは今の「少数与党」を更に固定化するチャンスなんだけれど、それまでにどれだけ改革が進むのか全く不明なんですよね。

その場合、有権者の支持を得るためにこれまでのやり方を反省して新しい取組や公約を取り込んでいくのは良いことだと思うし、多分そうするのだと思うけれど、ここで問題なのが今回の衆議院選挙で落選した人達。彼らは、全員では無いと思うけれど早めに政界に復帰して政治活動を再始動したいと思い参議院選挙へ鞍替えを検討している人も多いでしょう。そうなると、今の議員さんとどう折り合いをつけるのかという問題が生まれてしまう。さらに彼らにしても、戻る政党の方向性が自分達が良しと思っていた方向性とかなり違ってくる可能性もあるわけで、その場合そのまま復党という事を納得するのかも疑問。さらにさらに、2年後の参議院選挙の後には、多分次の衆議院選挙も比較的短期間に行われる可能性も高く、そうなるとそこでまた政党内候補のやり繰りで競合が生まれるかもしれない。そうなると、数年後まで見据えた「政党再建計画」みたいなものを今から仕込んで実行しないといけないわけで、それが今の執行部に出来るだけの力があるのかと考えてみると、やはりあの代表では何も進まないだろうなと言う印象しか生まれない。まぁ、本当に「前途多難」という言葉がずっと続くような気がする。

スラングが格好いい!

佐々木俊尚氏の引用から、産経新聞が「パヨク」というネット隠語を記事に使用したところ、赤旗社会部長が「見識を疑う」と批判するも、過去その赤旗紙も朝日新聞も共産党議員も、同様に「ネトウヨ」なるネット隠語(スラング)を多用していたというブーメラン。

まぁ、こういうのも見た瞬間に頭に血か上って後先考えずに反応してしまう「ネット脊髄反射」んだろうけど、同じ様なことをやっているのに自分達は正義、相手は悪という考え方が1mmも動かないのはある意味立派なのかな。と言うか、本来言葉に関してはそれなりの神経を尖らせないといけないようなメディアの人間の方が、こういうネットスラングみたいな軽い言葉に変に反応したりするのは、何故なんだろうか。ある意味的の芯を射貫いているから彼らも困るんだろうか。それなのに自分達もそういう言葉を使うと、「俺たち格好良い」みたいな気持ちになるだろうか。

「赤旗」はあくまで共産党の機関紙で決して「報道機関」ではないのだけれど、津五欲「報道機関」みたいな扱いになるときもあれば、今回の様に「一機関紙」みたいな言い逃れをして、のらりくらりみたいなところがあるのが今ひとつ信用できないところ。で、その曖昧な立場を利用して自分達の好き勝手を伝える事が許されると思っているんでしょうね。逆に政党の機関紙なんだから、政党に準じた公平性とか社会性みたいな事が要求されると思うんでだけれど、例えば新聞の押し紙みたいな強制的な購買契約だとか、生活保護者に対しての強制的とも見える行動契約とか、それらが事実だとしたらかなり問題だと思うんだけれど。

所謂「流行語」みたいなものであれば、ネットスラングであっても公のメディアが利用するのは許されると思うけれど、売り言葉に買い言葉みたいな勢いで使い出すのはレベルが低い話。ただ「ネットスラング」は、ちょっと前までは文字通りネットという閉じた世界でのみ通用する「隠語」だったけれど、Xが自動翻訳機能を高い性能で公開してしまったので、今では世界中で認識される「キーワード」になってしまった。しかも、どこの国・地域でも左派的な人達の言動や行動にはウンザリしていたところに、日本の自分達とはひと味違う考え方や行為が支持されてしまうことに。それもあって「パヨク(Payoku)」も今や世界標準語の一つになりつつある時代。結果的にリトマス試験紙では無いけれど、騒げば騒ぐほど自分達の愚行が拡散していく時代なったのは、有るいみよいことなのかも。左かしているメディアだけの報道では、それが多数意見と思われがちだけれど、ネット社会を見るとそれとは真反対な世界が広がっていて、結局は両者を対比することで事実が理解されるようになったのは良い時代だと感謝したいところ。

United + American =Unirican Airlines?

米国の大手航空キャリアー、United Airlines (UA)とAmerican Airlines (AA)が経営統合を目指して話合いを始めたというニュースには本当にビックリ。日本で言えば、ANAとJALが経営統合を目指してとか、JR東日本とJR西日本が経営統合を目指してとか、近鉄と阪急が経営統合を目指したとか、まぁ個人的にはそれ位大きな影響。それ故にアメリカの独禁法クリアーは難しそうだけれど、それだけ米国の大手にしても経営は苦しいんでしょうね。

新聞記事にそれぞれの時価総額が掲載されていて、UAがUS$310~340億位なのにAAはUS$75億位というのはちょっとビックリ。そんなに差があるんだ。でもDelta Airlines(DL)の時価総額はUS$410億位あり、仮にUAとAAが統合してやっと追いつく位なのか。最近では、UA/AA/DLに加えて、LCCのSouthwest Airlines (WN)も含めて「米国四大航空キャリアー」という言われ方もしますが、WNの時価総額もUS$200億位あるので、AAとしても何とかしないという気持ちはあるのかも。そう言えば少し前にやはり米国のLCC JetBlue Airways (B6) がUAに身売りみたいなニュースがあったけれど、あれはどうなるんだろうか。対抗馬として出ていたAlaskan Airlines (AS)が買収するんだろうか。

仮に統合が承認されたとして、その後のアライアンスはどうなるんだろうか。継承会社がどちらになるかだよなぁ。UAならスタアラ、AAならワンワールドだけど、どちらもそれぞれのアライアンスの中核航空会社だから、かなり影響は大きいんじゃ無いだろうか。経営統合はしても、UA/AAのブランド名はそのまま残して、アライアンスもそのまま継続するのかな。でも、国内の場合でも、成田空港ではAAはT2、UAはT1を利用しているから、それが一つの会社の運航となるとかなり不便そう。アメリカ国内の空港だと、もっとターミナルが離れている場合もありますからね。同じ航空会社になっても、UA→AAの乗り継ぎなんて大騒ぎになるかも。

フルキャリアーは、LCCの登場で経営が厳しくなり、さらに最近の燃料高騰もあって、さらに苦しんでいることは事実でしょうね。そうなると規模を拡大して規模のメリットを追求するしか無いだろうけど、今でも色々トラブルが多いのに更に大きくなったらますますトラブル度合いが深刻になったりして。まぁ、直ぐにどうこうなるという話では無いと思うけれど、今後の動向は気になりますよね。私が初めて海外出張(=アメリカ)に行くときに利用したのがAAで、NRT-DFW-RDUと言う経路でした。当時は入社数年の若手でも、国際線はビジネスクラスのフルフェアを出して貰えた時代で、当時のAAの太平洋路線はB747でビジネスクラスは革張りシート(ライフラット)という豪華な内容。確か二階席に座った記憶があります。DFWでは、間違えてミネソタ行きの飛行機に乗りそうになり(Delayしていたのに気がつかず一つ前のフライトに乗り込んでしまった)、帰りは日系に乗りたいと、RDU-IAD-NRTでIAD-NRTをANA便にしましたが(帰りのチケットはオープンだったので現地で予約)、これがIADで10時間近くメカトラブルで遅延して、成田に戻ってきたのが日付が変わる頃という大変な初出張でした。この統合話は、それ以上に難航しそうですね(笑)。

2026年4月14日

報道格差

京都の小学生行方不明事件では、カバンや靴などの遺留品の発見から、昨日夕方には子供の遺体が発見されて、今確認が進んでいるところ。素人目に見ても不思議なのは、大人でも分け入るのは難しそうな山中に、しかも学校からかなりの距離をおいて先ずカバンが見つかり、 さらに離れた場所で靴が見つかり、今度は比較的学校近くの場所から子供の遺体が見つかるという謎の多い状況。靴が見つかった場所と今回の遺体発見場所も何キロと離れているから、本人が裸足で移動したとは考えられず、やはり第三者の介在が疑われる事件ですが、早く詳細が解明されることを祈るばかり。

小学生が父親に学校近くまで送迎してもらい別れてから、二週間もその行動が不明のままというのも不思議でしたが、連日メディアは捜査の様子をヘリコプターまで飛ばして取材をして報道しています。勿論大きな事件であることは言うまでも無いけれど、それに対して沖縄のボート転覆事故に関しては、その発生時こそメディアは報道したけれど、産経以外は継続報道は無い。少し前にやっと遺族家族が情報提供をお願いするSNS(note)を立ち上げたことを各社横並びで伝えたけれど、事件関係者がはっきりしているのにその取材もしていないし、逆に関係者の団体などは「基地建設が原因」とか、八つ当たりというのか勝手な言い分の方を特に地元メディアは伝えているし。さらに言えば、当事者の一人である沖縄県知事も、事件解明よりも自分の知事選出馬表明の方が心配のような様子が伺えるし、本当に何やってんの状態。

事故発生現場の沖縄での報道も大きな疑問符が生まれるけれど、被害者が所属している京都の高校に関しても取材をしているのかしていないのか、殆ど状況が分からない。普通こういう事件が発生した場合はに、例えば同級生本人とかその家族とか、しつこいくらい取材攻勢を掛けて、毎日ワイドショー等で報道合戦をすると思うんですが、そう言う事も今回は無い。同時期に発生した京都の事件と比べても、明らかに報道努力が桁違いに違うようにしか見えない。しかも事件の規模から言えば、二人が亡くなり20人近い生徒が怪我をしているという大変な状況なのに、そういうところからの報道も無いと言う事は取材もしていないという事なんだろうか。私は、プライバシーを無視した家族や関係者への「取材」と称した「二次加害行為」みたいなものには100%反対するけれど、これだけ大きな事件であれば周辺取材だけで有っても重要な事柄は多く見つかるんじゃ無いの。それすら無いというのはどういうことなんだろうか。

事故を起こした側が、所謂左翼的集団でしかも沖縄ではそれなりの発言力があり、地元メディアも「味方」しているから遠慮しているのか、不可侵の話題として意図的に遠ざけているのか。結局日頃は偉そうなことを言いながらも、自分達の保身というか都合の悪いことは伝えず、そうで無い事柄あるいは相手が反撃してこない・来られないような弱者に対してなら幾らでも「取材・報道」というなのメディアハラスメントをするのになぁ、と小一時間。京都の小学生行方不明事件も大きな事件だけれど、それ以上に沖縄のボート転覆事件は、教育、思想、地方自治、法律遵守、メディアの意義、かなり重要な要素が含まれているかなり深刻な問題だと私は思うんですけどね。メディアには、何故粉のような報道格差が生まれるのか、いゃ「作るのか」、その理由を聞いてみたい。

時は無慈悲

謎のおかっぱパフォーマンス集団「Avantgardey」のYouTubeに、彼女達の関西方面での冠番組で、代表的なパフォーマンスである岩崎宏美の「シンデレラハネムーン」を、御本人の生歌で振り付けを共演するという、なかなかの企画。

岩崎良美さんは、デビュー当時から歌唱力もあり、数々のヒット曲も生み出し、実力派歌手ではあったけれど、流石に年齢の衰えも感じるコンテンツで当時をリアルタイムで見聞きしていた一人としてはちょっと(かなり?)残念。私より少し上で、今年68歳だから仕方ないけれど、声量にしても声の伸びにしても残念だなあ... もう少しキーを落としたら、もう一寸楽に歌えて、往年の雰囲気には欠けるとしても、ほどよい年相応の雰囲気にならないだろうか。

実は少し前に松崎しげるさんが歌っている場面も見て、相変わらずの声量ではあるけれど、やはりサビの部分での昔のように圧倒的な威圧感みたいなモノはかなり減退していたし、ロングトーンというのか声の伸びというか長さもプツッと切れてしまう感じで、やはり時の流れを感じていたところでした。まぁ松崎さんは70代後半だから、それであれだけの声量と歌唱力があるのは凄いと思うけれど、やっぱりつい昔を思いだすと寂しくなりますね。

圧倒的な歌唱力の歌手というと、自分くらいの世代でもやはり美空ひばりさんを一番に思いだしますが、今調べてみたら無くなったのは52歳の時なんですよね。まだまだ十分現役の頃に無くなったので、年齢による衰えというイメージは無いんですが、仮に彼女が60代、70代、あるいは80代でも歌っていたら、どれくらいの歌唱力があったんだろうか。偉大なヒット曲があると、どうしても当時のイメージで歌わざるを得ないのかもしれないけれど、それはそれとして、今歌える自分なりの「歌」に変えても良いんじゃ無いだろうか。無理して昔のイメージを何とか保とうとするよりは、御本人にしても、その歌にしても、上手く年を重ねてきたということが感じられる方が、当時を知るファンとしては嬉しい気がします。

2026年4月13日

力の時代 (2)

ReHacQリベラルアーツの小泉悠東大准教授による、混迷する世界でのパワーバランスの中で難しい日本の立ち位置についての、一週間前の前編に続いての後編。4年前のウクライナ戦争勃発時に、突如彗星のごとくネット界隈に登場して私も知った小泉氏ですが、やはり淡々と語る軍事論やロシア情勢に関しての考察は説得力がありますよね。

昨日は、アメリカ・イランの停戦協議も決裂して、ホルムズ海峡の混乱は長期化することが予想され、それによる石油価格の上昇はロシアの石油収入を助けることに。そのため、回り回ってウクライナやそれを支援している欧州や日本にとっては好ましく無いというのはなるほどと納得出来る説明。ホルムズ海峡が閉鎖されて原油輸入や航空路が閉鎖されてしまい、日本のみならず世界各国の物流や生活状況が混乱していますが、同じ様な話が一見無関係そうなウクラナイ情勢にも影響するように、何だかんだ言っても世界は持ちつ持たれつなんだけれど、それでも争い事は何度も繰り返されるのは人類の宿命なんだろうか。

日本としては「のらりくらり戦略」が今の所唯一可能な対策というのは、何となく納得出来るけれど、コンテンツの中でも指摘されているようなミドルパワー国連合みたいな話から、核戦力以外の効果的な抑止力に至るまで色々と考えて準備する必要性をひしひしと感じますよね。そう言う意味では高市総理が提唱している経済安全保障という考え方も、その「抑止力」の一つだと思うし、以前もロシアへの密輸出で問題になったNC装置などの工作機械なんかの技術力は、もっと真剣に考えないといけないんでしょうね。この辺りは中国もかなり技術力が上がっていて、ロシア-中国で解決出来る可能性も大きいので中々厳しい気もするし、日本が得意な半導体関連にしても、やはり中国が力業で技術革新を進めているところもあるし。

コンテンツの中では、日米同盟に悲観的な意見も出されていたけれど、やはり世界の強国と言える、アメリカ、ロシア、中国の中での唯一西側の強国であるアメリカとの関係を継続して行くのが、日本の重要なオプションであることは紛れもない事実というか現実だと思う。2年半後には、少なくともトランプ大統領は交代するはずで、その後どうなるかは日本が何か出来る話ではないけれど、誰が大統領になろうともアメリカにとって日本を手放す(縁を切る)事が最後の選択肢になるような依存関係を何とか作らないといけないんだろうなあ。そう言う意味では、石破政権で結んだ80兆円規模の経済政策とか、今小泉大臣が進めているような日米防衛協力みたいな事は、もっと真剣に考えた方が良いのかもしれない。小泉悠氏の次のコンテンツにも期待したいですよね。