2026年2月9日

Sweep Out

第51回衆議院選挙は、想定以上の自民党大勝と言うか「完勝」と言っても足りないくらいの圧勝。戦前に自民党の過半数(233議席)獲得は堅いだろう、もしかしたら自維で安定多数(244議席)、絶対安定多数(261議席)獲得も可能かもという予想スタート。終盤になると、自民単独で300議席に届く可能性もと言っていたら、 単独で2/3(310議席)を超える316議席獲得。日本維新の会も、何とか公示前の34議席を超える36議席を獲得したので、与党(自維)で352議席。無所属議員の中にも与党系の議員もいるから、衆議院の2/3(66%)どころか3/4(75%)を超える状況。

自民党が300議席を超える選挙は、確か昭和の時代には合ったように記憶していますが、今回の様に「大勝」と言われている小泉郵政選挙で自民296議席+公明31議席、安倍第二次政権始まり(民主党から自公連立復帰)で294議席+31議席。民主党が政権奪取した2009年の第45回衆議院選挙では、民主党が308議席を獲得しているけれど、それ以来の大ドンデン返し。どちらも、当時の衆議院定員は480議席だったから、今回の316議席/465議席は更に占有率というか圧勝していると言って良いでしょうね。

詳細な選挙戦の解析は、今日明日くらいに色々なところから出てくるでしょうけど、個人的に今回の圧勝の勝因は大きく二つあると思っていて、一つは高市総理の魅力・行動、もう一つは中道改革連合特に立憲民主党がこれまで蓄積してきた歪みが耐えきれずに崩壊した事かなと感じます。前者に関しては、高市内閣発足後短い間にもガソリン暫定税率廃止や燃料費の支援等「実際に感じる改善」みたいなものが有ったし、また初の女性リーダーとして注目を集めてそれに答える以上の実績を残していることで、「高市フィーバー」「サナ推し」なる現象がうまれたのではないか。後者に関しては、具体的な主張せずに抽象論に終始したり、やはり自分達の良いところを主張するのでは無く、相手を叩くことが今の中年・若年世代に対しては拒否感に近い物を生んだ気がしますね。

中道改革連合は、改選前の167議席が30%以下の49議席まで衰退。一応「野党第一党」は確保したけれど、51議席に届かないから単独での法案提出も出来ない。ネットで出ていた「これで伝統の内閣不信任案提出が出せなくなった」というコメントには笑ってしまったけれど。49議席というけれど、旧公明党議員が半分以上で立憲民主党系議員は20名余り。共同代表の野田佳彦氏は何とか当選したけれど、安住淳幹事長は落選。地元静岡でも、静岡8区で「盤石」と言っても良い人気のあった源馬謙太朗氏が落選(3万票も差があるし)するし、6区の渡辺周氏も4万票余りで落選。所属政党にかかわらず地元で確たる人気のあるこの二人が落選するんだから、やはり「中道改革連合」に対しての不満が、今回の自民党大躍進最大の理由だろうなぁ。いずれにしても、大勝したから故に高市内閣としては成果を出さないと次の選挙では揺り戻しも大きいでしょう。次の選挙は2年後の参議院選挙だけれど、この選挙では多数の議席を確保している自民党は更に議席を増やす努力をしないといけない厳しい苦しい選挙になることは確実。その為にも、この2年間で確実に実績を出さないと、参院選でさらに議席を落としてねじれ状態が拡大して、それを理由に解散総選挙があるかもしれない。その時には、高市内閣は苦しい戦いに成るんじゃ無いかな。そうなるという事は、我々の生活も厳しくなっているという事だから、そうならないことを祈るばかり。良い意味での日本の大転換点になる事を祈りたいですね。

2026年2月8日

投票日

今日は、第51回衆議院選挙の投票日。週末は寒波に大雪に悪天候が予報されていましたが、幸いなことに浜松は気温は低いけれど青空も見えるまずまずの天候。少なくとも遠州地方の投票率はかなり高くなるんじゃ無いだろうか。 ただし、北海道、東北、日本海側は全て雪の予報で、最高気温も氷点下を超えるかどうか位の状態で、こちらは当日投票に大きく影響しそうな気がします。

大票田の東京、大阪も、東京は最低気温-2度、最高気温2度という極寒の状態で、朝のニュース等みても新橋とか東京駅も白くなって居るみたい。大阪はそれよりも少しマシな感じですが、どちらも僅差での競り合いが伝えられている選挙区が多いので、こう言うちょっとしたことでバランスが崩れて、戦前の予想がひっくり返る可能性が高くなるんじゃ無いだろうか。

今回の選挙は、突然の解散から史上最短期間での選挙戦という、かなりスピードアップした選挙。高市総理がそれを想定していたのかどうか迄は不明だけれど、予想外の奇襲を仕掛けて一気呵成に乗り切ろうとしたら、相手側も新党結成などのウルトラCだ挽回。そこからどんどん通常の選挙の常識・前提が崩れていって、混沌とした選挙戦になったような気がします。ただ、個人的には今回の選挙はこれからの日本の道筋やゴール(目標)を決める、おなり重要な転換点になりそうな気がするので、是非多くの有権者が自分の意見を投じて日本の未来に関して考えて行動をして欲しい。直近の投票率は50%の前半位だけれど、これが60%から昔のように70%位まであがったとしたら、国民の意識もかなり変化したという証拠になるんじゃ無いだろうか。

投票日当日は、特定の候補に言及したり、立候補者に有利・不利になる様な報道/SNSは制限されるので、投票終了の夜8時までは静観するしか無い。メディア各社は、夜の8時から一斉に「選挙速報特番」で多分深夜過ぎまで盛り上がるんだろうけど、それまでは政治関係の報道は御法度。ところが今回というか今朝は、オリンピックで、金・銀・銅獲得のニュースが飛び込んできたので、夜までその話題で繋ぐことが出来るのは暁光だと思う(笑)。今日は、選挙もオリンピックも頑張って欲しい。

[2026年2月8日 10:00追記]
「晴れ間も見えて」なんて書いたけれど、空は灰色に変わり何と雪までちらほら落ち始めました。積もる事は無いと思うけれど、雪が舞うことすら浜松では珍しいですからね。今日は、夜予定があって出かけるんですが、ちょっと完全防備で出かけないとダメかもしれない...

世界秩序の崩壊

毎度おなじみReHacQの経済コンテンツから、本日投票日の衆議院選挙後の日本経済に関して、MC森本智子氏、ゲスト永濱利廣氏と、今回初めて拝見した武者リサーチ代表の武者陵司氏。初見でしたので武者氏の発言は中々刺激的に私は感じましたが、話されている内容はデータと分析に基づいており、説得力はかなり感じました。経歴としては、大和証券、ドイツ証券で洋食を歴任して、米紙で高い評価を受けるなど実力もある投資ストラテジスト、という方らしい。

前半の内容では、日本は過去80年間に朝鮮戦争を規準とすると4回の歴史的な転換点があり、今回予想される選挙結果から「高市改革」が進めば、それが5回目の転換点になるだろうという予測。その後に説明されていた、一見思いつきのように見えるトランプ政権の政策が、実はかなり練り込まれた戦略だという説明は、その真偽は素人の自分には判断出来ないけれど、かなり面白く聴くことが出来ました。その後の中国の話に関しては、かなり過激な発言もあったけれど、中国が国内の矛盾から自滅するまでの根競べというのは何となく納得出来る意見。

後半で、ここ最近は税収が上振れしていて余剰金があるのだから、それを還元していく(減税、投資)事は正しい。但し、「機会均等の為に使うべきで、結果均等の為では無い」というのはちょっとハッとさせられる言葉でした。今回の選挙では、野党公約で減税(消費税減税)をどこも主張しているけれど、こういう説明を元に言えばまだ理解も進むと思う反面、やはり経済成長のための投資も考えないと、結局は貯金を切り崩していくだけということも再認識したところ。また、更に個人的に衝撃的だったのは、1時間39分位から説明されていた、日本の実質消費推移の話で、実はバブル崩壊後のデフレ時代も実質消費脂質は上昇していたけれど、2013年4Qに大きく下がりその後停滞して居るんですが、その理由が「社会保障・税一体改革」で、2012年の民主党政権最後に当時の野田政権下で法案成立したもの。武者氏が「やったのはあの野田さんですよ」と言っていたけれど、なるほどなぁ、これも壮大なブーメランなのかも。


武者氏の話を聞くと、高市内閣が挙げている「ツボを押さえた積極投資」には非常に肯定的で、勿論それが成功するかどうかは確約できないけれど、「成功するまで出す」というのはちょっと乱暴だけれど、ある意味日本の次の根幹産業を作る仕事でもあるのだから、それ位の覚悟は必要なんでしょうね。円安に対しての世間(メディア、アナリスト等)の誤認にもお怒りのようでしたが、番組スタート前に小声で隣りの永濱氏に「最近のメディアは酷いね」と愚痴っていたのが、最後の伏線回収だったのだろうか(笑)。基本的な部分は自分の理解と大きな違いは無く、自分はスッと腑に落ちる話が多かったのですが、トランプ政権の一見思いつきのように見える様々な政策の背景の推測だとか、日本の潜在可能性の話だとか、なるほどねぇと面白く二時間弱のコンテンツを楽しめました。ただ、多分敵も多いんだろうなぁと言う印象も(笑)。でも、自分の意見と同じ・違うは別にして、こういうデータや様々背景情報を積み上げて自分の意見を構築出来ることは大切だと思う。そこから自分の意見・考えとの差分も明確になるわけですし、貴重な基点(マイルストーン)だなと感じました。


2026年2月7日

レアアース輸出一部再開

共同通信が伝えている、中国が一度禁止した日本へのレアアース輸出を、一部解除して日本への輸出が再開されたものも有るという内容。理由としては、日本以外の欧米も含めて調達先を分散多様化して中国依存を軽減する動きを警戒することと、中国国内の在庫ダブつきで中国国内経済が停滞することを警戒してのことらしい。

正直「面子の国」であるし、しかも今回は国家主席の肝いり命令でもあるので、そう簡単には戻らない事だけは確か。 

今回も最初に見たのはこちらのBloombergのツイートでしたが、日本国内のメディアは取り上げていないなぁと思っていたら、共同通信のツイートが今朝見つかったところ。詳細はどちらの記事にも記載されていないので、日本の製造業にどの程度の効果が有るかは不明だけれど、まぁ柔軟色々な手立てで日本に揺さぶりをかけてくるんだなと再認識。

実は中国がエスカレーションを自らどんどん高めていた時、素朴な疑問として感じたのが「例えばBYDとか中国企業が日本でビジネスをしているものも、中国政府は禁輸するのだろうか」という事。止めているのは軍民両用品で民生用はそのまま輸出されているのだろうか。ただ、国内の報道では具体的に何が止まっていて何が問題無く輸入されているのか、そういう区別が付かない状態。そうなると、目の前にあるものなら兎も角、将来提起にメンテナンスとか証文品などで中国からの輸入に頼る製品はリスクと感じてきます。BYDで言えば、内蔵のバッテリーパックとか保守部品などが影響しそうと感じるけれどどうだろうか。

先日レアアース泥の改修に成功した、日本の深海レアアース改修作業ですが、まだ「泥改修」に成功しただけ。そこからレアアース自体の回収に目処が付き、さらにそれが商業ベースに乗るかどうかの判定まではまだ何年も先の話。先日担当責任者の小野田大臣が、採算は有る程度度外視するみたいな発言をしていたけれど、仮に商業ベースに乗らないコストであっても、非常時にはそう言うものを無視して利用せざるを得ない状態になるだろうし、今の中国製と比べてコスト高と言っても、レアアース残すとが製品全体に占める割合は製品によってはごく僅かで、仮にレアアースのコストが10倍、20倍になったとしても、製品全体から見たらごく僅かじゃ無いかな。今のように、中国からの輸出が止まれば国内製造も止まる状態よりも、コスト高になってもいざというときには国内産レアアースで国内製造業が維持出来るほうが、優先度は段違いに高いでしょうね。日本の諺に「肉を切らせて骨を断つ」が有るけれど、中国にしたら「肉を切られる前に安全確保」みたいな感じかな。選挙後の経済対策にも影響する話だけに、今後の動向に注目ですよね。

生成AIとコールテイカー

佐々木俊尚氏の引用から、AIを活用出来るのは言語化能力のある人では、という仮定について。私も、老後の楽しみのために素人の手習いで生成AIをちょっと触ったりしていますが、まさにその通りだと思うし、それってソフト開発してきた人ならば、特に昔の「仕様書から始める」開発工程を嫌というほど経験してきた人ならば、良く分かる(身に染みる?)話だと思う。例えばAssemblerとか初期の高級言語(FORTRANとかBasicとかPascalとかC当たりくらいまでかな) とか、結構システムとかOSとかハードウェアに近い部分にアクセスしながらアプリケーションとか動作するコーディングをする場合、まずはデザインをしっかり固めないと二進も三進も行かないソフトが出来上がってしまう。そのため「仕様書」とか「デザイン」とか文書化(Documentation)を叩き込まれたけれど、それがある意味「言語化」とも言えると思います。

私見ですが、今の生成AIって凄く賢い「フィルター」だと思うんですよね。こちらから色々な条件や変数を入れてやると、それらを組み合わせて複雑なフィルタリング構造を構築して、そこに市井の生データを通すと、漉し取られた情報が「回答」として提供される。だから、いかに効率的効果的なフィルターを組むかは、より具体的にまた間違いを誘発しないような明確的確な指示が必要なわけで、それがイコール言語化能力の優劣に依存することは多分間違いない。

最新のAI研究がどのレベルまで進んでいるかはよく知らないのですが、例えばコールセンターの苦情受け付けとか質問対応くらいまでは、案外そつなくこなせるレベルになっているような記事を見ます。まだまだ特定の範囲での対応だろうけど、それがもう少し進んで例えば回答するときの基礎知識だとか受け答えの言い回しだとか、そう言う「個人的な癖・無意識の蓄積」みたいなものをかなり凝縮させた「個人アバター」みたいなものが出来たら、同様にその環境変数というか動作パラメーターを自分用にカスタマイズしたり最適化して、生成AIの動作の中に組み込めば、かなり自分の思考なり傾向に近い動作をしてくれるんじゃないだろうか。で、日々の利用時にどんどんその「AI個性」を磨いて成長させていくと、自分のショートカットみたいなものが出来ていき、より効率的に自分の欲している情報獲得や収集が出来るんじゃ無いかと。

更にそう言う「AI個性」が出来たとしたら、そこに自分とは異なる要素を追加して別の見解や視点を検証したり、反対の意見や情報を投入して一種のディベート合戦みたいなことをして、情報を精査したり精度を上げることも出来るんじゃ無いだろうか。更に想像するのは、そういう行為が外部からの刺激となって、生成AIが既存の情報を元に、それまでとは異なる新たな情報構造を構築する事も可能になるのでは。AIに依存することで、ネット上の情報がどんどん減少していることは指摘されているけれど、それでも既存情報の組合せを更に多層化複雑化することで、別の見解が生まれる可能性もありそうな気がします。生成AIがコールテイカーになったら、多種多様な情報に想像を超える理不尽な情報がバンバン入ってきて、更に変化を遂げそうな気がする。人間ならばちょっと精神的にまいってしまう環境だけれど、生成AIならばそれすらも糧にしそう。

時系列表示

久し振りの新幹線ネタ。ちょっと都内に用事があり、午前中から出かけてきた昨日。夕方には浜松で別の用事もあったので、それに合わせて戻れるようにと新幹線の往復を予約しました。通常ならば、まずは上り(浜松発)を予約して、その後戻りの下り(浜松着)の新幹線を予約するのですが、この時は夕方の用事に合わせて浜松に戻れるように、まずは下りの新幹線を決めて、その後そこから逆算をして都内での所用時間等を加味して、上りの新幹線を予約しました。

その予約画面がこんな感じ。一瞬「あれ?」と思ったのですが、EX予約の予約切符画面って、時系列に並ぶんじゃ無くて、発券番号(お預かり番号=発券順)でリストされるんですね。そのため、先発の上りが、後発の下りの後に表示されて分かりづらいこと分かりづらいこと。

そう言えば、以前も複数の予約を入れていたときに、途中で予定が変わり、一度予約した内容を別日に変更していたら、複数の予約の順番が入れ違ってしまい、早い利用日時間の予約がその後の予約の後ろに表示されてしまったことがありました。後日予約確認をしたときに「あれ、上りを予約していない!」と勘違いして、慌てて予約しようとしたら「重複した切符が選択されています」みたいな警告が表示されて、それでやっと予約一覧の画面が時系列でないことに気がついたことがあります。

JR東海側としては、管理しているのは「お預かり番号」なんだから、その順番で表示することに問題は無いのだろうけど、利用者目線で言えばやはり切符が使用される日時に並べた時系列で表示して欲しいところ。だって、お預かり番号なんて、こちらから見たら何の意味も無いわけですからね。せめてリスト表示のオプションとして、番号順と利用日時順の切替くらいサポートして欲しい。

新規に予約するときに、重複した日時の切符が既に予約されていないのかという競合確認を入れているだけまだましだとは思うけれど、それならば単純に表示するだけのオプション位提供して欲しいですよね。さらに以前からの不満が、この予約確認画面。新幹線の号車名は大きいけれど、実際に乗降する日時や駅名は小さく表示されています。せめて同じ位のサイズにしてくれないだろうか。こちらは「ひかり 513号」と書かれていても、それが何時何分に浜松駅とか東京駅を出発するか分からないですし。こちらとしては、そういう号車番号よりも、具体的に○○駅に何時何分に発車・到着するのかという基本的な情報をもっと分かりやすく示して欲しいといつも思います。JR東海のこのアプリは、もう10年以上も利用しているので慣れていることもありそんなに悪い印象は無いのだけれど、それでもこう言う細かなところに不満があるからソフトの開発は大変ですよね。

2026年2月6日

バスの乗り方

佐々木俊尚氏の引用から、地方でのバス利用に関してのスレッド。バス利用促進のために、バスの利用方法を周知したら利用率がアップしたという話。地方だと自家用車利用が多いという理由もあるけれど、鉄道と比較しても「線路」という明確な路線の上の「駅」という各停した乗り降り場所に「時刻表」通り運行される点で、バスは不利な部分が多いと思う。

通勤や通学にバスを利用している人は、勿論何の問題も無いだろうけど、自分のように日頃は殆ど利用することは無いけれど、何かあったときに利用したいという利用者にとっては結構大変。久し振りに利用する場合、先ずは最寄りバス停の停車時刻が変わっている場合があるから(多くの場合は減便による時刻変更)、先ずバスを利用して間に合うのかと言う所から確認しないといけない。しかも、どんどん便数も減っていて、自分が利用するバス停の場合、朝の通学通勤時間帯は1時間に数本運行されるけれど、それだってちょっと間が詰まっていたり空いていたりして利便性に乏しいし、日中だと1時間に2本(30分間隔)、夜になると運行が無い時間帯も出てきます。1時間に1本とかに成ったら、多分もうタクシー利用に切り替えると思うなぁ。

あと、自宅近くから浜松駅へ行く場合は、基本全てのバスが浜松駅行き(一部途中経路が異なる)なので来たバスに乗れば良いけれど、早朝の運行の場合は経路によっては後から来るバスの方が早く浜松駅に到着する場合も有り油断できない。困るのは自宅に戻るときで、浜松駅のバス停には、自宅方面へ行くバスだけで無く、途中から別方向に行くバスも止まるので、そのトラップに引っかからないようにしないといけない。基本、路線番号が振られているので、その番号を見て利用するんですが、例えば「71番、72番、73番はOKだけど、75番と78番は駄目。73番は、夕方まではOKだけど、夜になるとその手前のバス停で運行終了するから利用出来ない。」というよは、IF~THE~ELSEのネストみたいな時刻表を理解しないといけない。同じ様な経験は、例えばホノルルでThe Bus利用する時もそうで、基本路線番号しか分からないから、そこからいちいち行き先方面と停車バス停を調べないといけない。正直なところ、浜松市内の遠鉄バスであっても、自宅と駅の往復なら利用出来るけれど、別方面行きのバスとなると分からない事も多いのでタクシー利用する可能性が高いです。 

ハワイでのバス利用では、Google Mapの利用が便利で、現在地と行き先を指定すれば、その間の移動手段となる売るバス路線を複数表示してくれるし、さらにほぼリアルタイムで位置情報や到着予測もしてくれるから、かなり助かりました。あれって、バス側にGPS装置を設置するとか、それなりにコストも掛かるだろうから、大手以外では対応するのは難しいだろうけど、それ位路線情報や運行情報を提供してくれないと、やはりバス利用は難しいと思います。路線設定に鉄道には無い自由度があり、運行に関しても有る程度柔軟に対応出来る利便性もあるけれど、ドライバー不足とか燃料費高騰とか、なかなか継続は大変なことも事実。自宅近くのバス停から浜松駅へと移動する交通手段も、そのうちに朝晩は通勤通学利用で残るとしても、日中は1時間に1本とか2時間に1本とかに削減されても不思議は無い位、利用者数は少ないです。かと言って、時々途中で何かイベントとか有ったのか急に多数の人が乗車してくる場合もあるし、中々難しい問題だなぁと感じますね。

サナエショック

先月一杯で朝日新聞を退社し、晴れて「フリージャーナリスト」になられた今野忍氏の初コラム(笑)。記事の内容としては、先日視聴した選挙ドットコムの鈴木編集長との対談コンテンツと似ているかな、という印象。 

まぁ、結果は8日の20:00過ぎになってみないと分からないけれど、自維の与党で過半数を獲得するという高市総理の「進退問題」は何とか回避出来そうな事は確実でしょうか。後は、自維で300議席越え、自民党だけで絶対安定多数を超える260議席以上まで伸びるのかどうかなのかなぁ。手堅い組織票を持っている公明党系有権者が最後にどれだけ巻き返すのか、でもこの土日は寒波襲来・大雪警報も予報されていて、当日の投票行動も読めない状態だけに、ここまでの動向予想だけでは計れない最後の大ドンデン返しもありそうな気もするんですよねぇ...

いずれにしても、与党でそれなりの多数を確保して高市内閣が継続することを前提にすると、今後の政権運用がどうなるのかが次の課題。今野氏が書かれているように、大勝して自民党内に政権基盤を確立したら、「サナエノミクス」のために独走するような政権運用をするんだろうか。甘い考えかもしれないけれど、ここまでの高市総理の発言や行動を見ていると、仮に300議席を超えるような大勝をしても、政治運用に関してはかなり誠実に進めてくれるような気がします。同じ様に大勝した、小泉純一郎氏や故安倍晋三氏の印象と比べると、高市氏も自身の政策信条や実行力に強い意志を持つとともに、所謂「庶民感覚」というか一般的な国民感情みたいなものに関しては一番身近な宰相のように感じます。

仮に自維連立で2/3を超えた場合、参議院で否決されても衆議院で再可決することで可決することが出来るので、事実上参議院の少数与党問題は解決することになります。でも、多分そういう状況でも、国民民主党等の同意を取り付けて、多数可決を目指す政治を行うことで、国民の支持を維持しようとするんじゃ無いだろうか。今回の選挙での大勝で、先ずは来年の総裁選挙で勝ち残り、そこからの3年間で自分の政治家としての「ゴール」を目指すような気がします。あとは、スタッフにも恵まれていますよね。今回の選挙後には内閣改造があるはずですが、多分殆どの閣僚はそのまま横滑りして残るんじゃ無いだろうか。特に片山財務大臣、小泉防衛大臣等、重要閣僚は替わらない気がする。まだ政権スタートから3カ月だけれど、今まで誰一人としてスキャンダルは出ていないし、職務で何か批判されるようなことも無いわけで、そう言う意味では全員留年しても不思議は無い気がします。そう言う恵まれたスタッフが、今野氏が危惧する内閣の暴走=サナエショックのブレーキ役になってくれることを期待したいですね。

2026年2月5日

災い転じて福と成す

ITmediaの記事から、酒造りでのミスを何とかリカバリーするだけで無く、新たな成長エコシステムに迄昇華した、千葉県酒々井町の酒蔵「飯沼本家」の記事。藏のフラッグシップとも言える日本酒の樽に、間違ってたの材料を投入してしまい、予定していた製品の予約を中断するとともに、そこからどの様にリカバリーしたかという「失敗から学ぶ成功事例」の典型。

作る製品の内容や種類は違っても、「物作り」「製品開発」みたいな場所で仕事をしていると、似たような事例は幾らでもありますよね。思いだしてみたら、日本のノーベル賞を受賞した研究って、結構失敗とかミス(しまい忘れて放置して、みたいな)から生まれてきたものって、結構多いんじゃ無いだろうか。こう、理詰めで製品プランを磨き上げて、これこそ傑作と思って世に出したら全く当たらないというのは「開発あるある」なんだけれど、その片手間に作ったような製品の方がヒット商品になったりして。

記事を読んでいて感じたのが、多分この酒蔵の組織としての完成度の高さというか、想像するに経営者や全体の年齢層が若い感じがするんですが、それ故のフットワークの軽さも失敗をリカバリーするだけで無く成功へと導く理由の一つだと思いますね。20分の会議でスパッとミスを認めてそこからどうするか素早く決定するのは、簡単に見えてかなりの決断が必要だと思う。だってそこで廃棄するのが一番簡単で、廃棄費用も掛かるけれど少なくとその経済損失は判断出来るわけだから。でも、何とかリカバリーしようとしたら、どれだけ期間が掛かる河原ないしゴールにたどり着けるかすら不明。また、その為の費用がどれだけ掛かるかも分からないし、やはりかなりの賭けだと思う。

もう一つ感じるのは、この酒蔵が販売店から直ぐに理解を得て、作った商品を世の中に送り出す経路もしっかり確保されていたし、そこに販売店なりの付加価値(製品の背景説明)を付ける事からサポートしてくれるところ。これはやはり日頃の酒蔵と販売店の信頼構築の賜だと思う。そういう関係が出来るだけの営業や協業をやっていた・出来る・継続しているという見えない財産が一番の資産かもしれない。さらには、リカバリー出来るだけの当時の技術や製品として仕上げるデザイナー等の能力など、やはり「組織」としての体力や知力もそれなりに無いと成功に繋げることは厳しい。仕事だけで無く、個人の生活にしても色々な経験や知識に情報源、さらにはそういう道のことに対して恐れない好奇心やフットワークの軽さなど、凄く通じるところがあると思う。自分も、そういう知的好奇心を失わず、かつ失敗上等くらいの挑戦者精神、開拓者精神みたいなものも、実年齢とは関係無く維持するだけで無く高めていきたいですね。

野田檄文

中道改革連合の打芳彦共同代表が掲載した「 《緊急メッセージ》『親愛なる有権者の皆さんへ』」と題された檄文。選挙戦も終盤に入るものの、終盤の情勢調査の多くは同党に否定的なものが多く、このままでは自民党に伍するどころか、折角結党した新党の存続にも影響するような状態に。そんな存亡の危機感を何とか打破しようとしての窮余の一策となるべきメッセージだけれど、内容を読んでみても何か言い訳しているようで心に響かない。

ネットでの反応を見ていても、同じ様に感じる人は多いようで、その中でも秀逸なのは「Jリーグのお気持ち表明みたい」というコメントには、失礼ながらも爆笑してしまつた。なるほど、チームに取っては来シーズンの存亡にも響きかねない重大危機だけれど、中の人が切実に必死になればなるほど、外から見ると逆に白けてしまったり何か責任転嫁みたいな印象を受けてしまったりするかもなぁ。

こちらに掲載されている全文を読んでみましたが、色々ツッコミどころ満載な文章だなぁと言う印象。

  • 冒頭「ストリートで生まれ、ストリートに育てられた政治家」という言葉が出るんですが「ストリート」って何ですか? 野田氏の選挙区は、千葉14区で船橋市の一部と習志野市。千葉県の中でも大きな都市なので「○○ストリート」という名称の場所はあるだろうけど、ちょっとイメージが違う。自ら「ザ・昭和の人間」と言うのであれば、ここは「街角で生まれ」とか「辻立ちで育てられた政治家」とか言う方がしっくりくるのでは。いきなり「ストリート」と言われて、何か人気の無いと言われている若者世代に迎合しているのかとちょっと思ってしまう。
  • この方の好きな言葉No.1と言って良いと思う「熟議の国会」「熟議」という言葉。色々な視点立場から意見を出して議論をして互いに納得出来る妥協点を見つけることは大切な工程であるけれど、場合によっては結論や妥協点が生まれずに時間だけを浪費する結果になることも。自分なりの解釈で言えば、その議論や意思形成の工程で時間をかけることで、互いに理解が深まることもあるだろうけど、多くの場合妥協するにしても時間が掛かることが最大の課題だと思う。国会なんて、国の方向性や国民の生活や人権など重要な議題を話し合うのだから、そうで無くても何かを決めるまで時間が掛かるのが常。それ故軽々しく決定することは許されないけれど、でも時間も無限では無い。有る程度の期限を決めて、そこでベストでは無いだろうけどベターな結果結論を出すのが政治家の最大の仕事だと思う。そう言う意味でこの人達は「熟議」という事を自分達が何か結論や結果を出さない出せない事の言い訳にしている気がします。
  • 高市内閣に対しての熱狂具合、圧倒的な支持率の様子は、確かに小泉政権や第二次安倍政権の時の様子に似ているし、それを引き合いに出すのは良いけれど、それならば自分達が主導して同じ様に300議席を超える大勝利をした「民主党政権」時代の、「ガソリン値下げ隊」とか「最低でも県外」とか「高速無料化」とか「埋蔵金」とか、自分達もかなり反省するべき事があるはず。そこから経験して今反省して、だからこそ今の政治に行かせることもあると思うけれど、そんなことは全く無くて単に相手を否定批判するだけ。
  • 最後の方で「言葉」に拘るのは良いけれど、特に政治家に必要なのは自分の考え、政策、行動規範と言ったことの「言語化」まで昇華させることだと思う。多分この人の頭の中には「郵政民営化」とか「アベノミクス」という「言葉」が頭の中で引っかかっているんだろうけど、自分達の過去の「言葉」も含めて、その中身をどれだけ説明して国民や支持者が正しく理解したかという事が一番の肝のはず。そう言う意味では、国民民主党の方が実績も出しているし「政治」としての工程は正しい気がする。でも、だから選挙で勝てるか、政党として支持が集まるかというとそうで無いのが政治の難しさ不思議さでもあるんですが。
  • 「中道」という言葉を聞く度に思いだすのが、江崎グリコの「カフェオーレ」のCM。
    「強いコーヒー(右派?)もいいけど、優しいミルク(左派?)もステキなの、白黒つけないカフェオーレ(中道?)」というのが、まさに言い得て妙だといつも感じます。カフェオーレの優にほぼ完全に混ざって灰色になるのが良いのか、あるいは少し素材が変わって、コーヒーをコーヒーゼリーに、ミルクをホイップクリームにしたら、カフェオーレの様に完全に混ぜるのでは無く、崩して混ぜて食べた方が多分美味しい。あるいは、フルーツポンチとして食べるのか、それを完全にミキサーにかけた「ミックスジュース」が良いのか、同じ「中道」でも形や様式が変わることで随分違いが生まれるもの。単純に「どちらにも属さない真ん中だから正しい」という思い込みを注入されているように感じるのが、多分不信感にも通じるものがあるように感じます。レバタラだけれど、新党の手前「統一名簿」くらいにして置いた方が、まだ良かったかもしれない。そうすれば、それぞれの主張も残せたし、ある意味選挙区毎の独自性も保たれたんじゃ無いだろうか。

結局は立憲民主党への不満というか不信は、民主党政権時代の反省も改善もせずに、自分達は正しかったという幻想だけでこれまで来ていることなんだろうなぁ。そう言う意味では、同じ根っこの国民民主党は、それなりに反省というか振り返りをして今に至る分、まだまともだと思う。もう少し党首がしっからしたら、とは思うけれど。

期日前投票

昨日お昼前に、いつもの様にイオンモール内のイオンスーパーへ買い物に出かけたときの事。東側の端にイオンスーパーがあるんですが、その手前入口辺りに何か行列が出来ています。以前も有名なお菓子屋さんとかイオンのアプリ関連のイベント(ポイント還元)を開催したときには、似たような行列が出来ていたので、また何かやっているのかなと近づいていくと... 入口手前の、食材販売のKALDIがあるあたりに今回の選挙の期日前投票所のブースが出来ていて、その投票待ちの行列がかなり長く続いていました。そう言えば数日前にやはり買い物に来たときに、中に養生みたいなことをやっていたなと思いだしました。

自分も何度か書いているように、今回の選挙はまさに「高市旋風」が吹き荒れているような状態で、投票前の情勢調査では自民党の躍進が伝えられていますが、一方で期日前投票はそんなに伸びていなくて、そうなると組織票が今回固まっている中道改革連合が後半の巻き返しをするのではという評価もあります。ただ個人的には、解散選挙が決まってから投票までの期間が短いので、所謂浮動票の人達がもう少し各政党の公約や政権内用を吟味してから投票しているのかなと思っていました。ですから、今週の後半位にはドッと期日前投票や、当日の天候にも依存するだろうけど、当日の投票数はかなり増えそうな気がします。

そんな素人考えを裏付けるような長蛇の列ですが、イオンスーパーで買い物をしてスーパーから出てくるときに、その長蛇の列の理由が分かりました。期日前選挙の投票所は、臨時の衝立で囲われて内部が見えないように養生されていましたが、スーパー出入り口から出てきたらそこに貼られていたポスターが目に入りました。そこには、期日前投票をするとイオンアプリで300ポイント(=300円)貰えるというもの。投票行動への動機付けとともに、イオンとしてもビジネスチャンスを広げようというところか。このモールでは、以前も選挙の度に期日前投票所が設けられていて結構混雑していましたが、以前はそういうポイント還元みたいなものはやっていなかった気がするんだけれど。ただ、朧気に記憶している限りでは、以前の期日前投票では、投票上の周囲に二重三重の列が出来ているくらいでしたが、今回はそこからさらに列が伸びて、イオンスーパーのサッカー台のある奥の方まで最後尾は伸びている様子。これはやはり300ポイントの効果の気がします。でもこう言うのって、お店側とか自治体側の持ち出しなんだろうか。国から何らかの補助が降りるのだろうか。もし補助とか無いとすると、結構ギャンブル的要素も潜んでいそう。

幾つかの自治体とか商店街なんかでも同様の「選挙投票後にサービス提供」みたいな、タイアップというのか投票行動誘導というのか、そういう動機付けは既に行われているので不思議は無いけれど、やっぱり効果は大きそう。この御所への期日前投票所は、4日5日の二日間設置されるみたいですが、そうなると今日と明日は混雑しそうです。一般的には、投票率があがるほうが、無党派層や浮動票が増えやすくそれは野党側への投票行動にも繋がるので、基本的には野党はウエルカムのはず。でも今回に限って言えば中道改革連合の誕生がある意味自民党から組織票を奪っていて、その自民党も高市旋風による浮動票集票の波が出来ていて、投票率がアップすると自民党が更に有利になると予想されます。となると野党側としては何とかしたいけれど、かと言って「投票所へ行くな」とは言えないだろうし。野党、特に旧立憲民主党出身議員にとっては、色々な意味でジレンマに襲われる選挙になりそう。

2026年2月4日

中盤情勢

「 選挙ドットコムちゃんねる」から、鈴木邦和選挙ドットコム編集長と先日朝日新聞を円満退社(セカンドキャリア)した(笑)今野忍氏の中盤情勢の評価。朝日新聞が公開した「衝撃的」状況判断に、選挙報道のプロもをたをたしているくらいに、今回の選挙は突然の解散宣言から意表を突く新党設立など、色々な意味で「波瀾万丈」なんでしょうね。

その読者層から、どちらかと言えば与党に厳しく野党に優しい記事が多い(笑)朝日新聞ですが、他のメディアも似たような中盤状況を報道しているので、そんなに大きく外れては居ないと思うけれど、でもあの朝日新聞の言うことだからそのまま信じて良いとは言えない自分も(笑)。コンテンツの中でお二人も言っていたけれど、これから組織票が大きく戻してくる可能性も大きいわけで、特に今後の協力関係を考えると、比例上位で公明党系議員だけが当選するのは拙いわけで、どうしてもそうか学会票は立憲民主党系議員の後押しをしてくるでしょう。今の評価では、解散前の約170議席が半減するという状況だけれど、せめて100議席には乗せないと色々な意味で選挙後揉めそうだし。

もう一つ個人的に(素人ながら)気になっているのは、今回短期間の選挙戦というのに期日前投票が前回よりも低調(2.5%位少ないらしい)ということ。単純に考えれば、まだ投票先を迷っている人が少なくとも2.5%位は居るという事になるんですよね。前回2025年の参議院選挙での期日前投票者数は約2100万人。有権者数が1億人余りで投票率が55%位だから、2割くらいが期日前投票で決まるとすると50万票くらい足りない計算になるのかな。小選挙区では20~30選挙区くらいは当落が変わりそうな票数のように思います。ただ、今回は選挙期間が短いこともあるから、有る程度政党公約など聞いた上で、案外これからドッと期日前投票とか出てくるような気もします。いずれにしても、これまでなら低投票率ならば組織票が大きい自公系が有利だったけれど、今回は無党派層からの得票を追い風として期待したい自民党としては、何としても投票率を上げて少しでも浮動票をかき集めたいところでしょうね。

先日も書いたように、ここ最近の選挙での投票率は50%台の前半という低い値が続いています。これが60%越えとなれば、そこは浮動票や無党派層がかなり投票行動に向かったということで、今のトレンドを考えるとかなり自民党への追い風になりそう。単独で300議席も冗談で無いくらいの「大勝」「完勝」になる可能性も。小泉総理の時も、たしか予想外の大勝で300議席近く獲得して、そのため比例名簿に名前が載っていたら当選してしまった所謂「小泉チルドレン」が大量に発生して、その後色々問題になったけれど、今回も「高市チルドレン」が大量に誕生するんだろうか。でも、小泉総理の時には、彼自身放任主義みたいな無責任さがあったけれど、今回は高市さんだから必要な教育や勉強はさせると思うんだけれど。いずれにしても、残り4日の選挙期間でどの様な流れが生まれるか。短期決戦のジェットコースター選挙というか、ショートムービーみたいな選挙になりそう(マテ)。

国民民主党

昨日就寝する前に偶々見つけてしまい、そのまま視聴し始めてしまったので、今朝は寝過ごして且つ睡眠不足気味。国民民主党の玉木雄一郎代表が、今回の選挙での公約や他党との違い等を、深夜にもかかわらず2時間近く熱弁をふるったなかなかの内容でした。応援演説で声を潰してしまったという話は、ネットにも登場していたけれど、最初は全く声が掠れてしまいマイクでも拾えるかどうかみたいな状態。それでも、ホットレモン効果なのか、ご本人曰く政策を話し出すと調子が良くなるということで、途中からはかなり声もしっかりしてきてちょっと一安心。

国民民主党は、ガソリンの軽減税率の撤廃や所謂103万円の壁突破など、それなりにしっかりと実績を積んでいるし、時々代表がスキャンダルで失敗するけれど、椎葉幹事長が盤石なので何とか道を外れずに前進している印象。政策や提言がブレない政党という意味では、自らそう公言している某野党よりはよほどしっかりしていると思います。個人的には、国民民主党はもう少し議席を獲得して、衆議院で51議席だったかな、法案提出権のある政党になって欲しいですね。現状では以前の立憲民主党、今回は中道改革連合が多分50議席はいくら何でも越えるだろうから、野党では中道改革連合が提案可能なんだけれど、だからと言って彼らが野党の意見をしっかり議論してまとめて与党にぶつけるかというと、そんなことも無いからなぁ。

話の前半は、消費税等の経済対策生活支援の話でしたが、自分が聞く限りでは大会政権の経済ブレーンでもある、第一生命の永濱利廣氏が話している内容であったり、高市総理が消費税の先に実現を目指している給付付き税額控除の話と、そんなに変わらないというか90%位は同じなのでは。自分が理解した範囲では、国民民主党は住民税にまで減給しているところが、独自だし一番大きな違いだと思う。そう言う意味では、本予算賛成にまで合意していたのに、全てを放り出すような解散選挙でご破算になってしまった恨み節は理解出来るところ。ただ、そう言う事は有っても、今回の選挙でこれまで自民党が言ってこなかったような、例えば「消費税減税」とか自分達にとってメリットになる発言も出てきているわけだから、そういう部分を上手く利用してご破算になった本予算以上のものを今回更に提案すれば、よりそのプレゼンテーション(存在意義)が際立つと思うし、本来それが政党の中でも野党の仕事だと思うなぁ。

今の投票同行では、期待されていた国民民主党の得票がそれ程伸びずに、現有維持か場合によっては減少という状況で、残りの選挙日で何とか挽回して欲しいところ。やる気の無い某野党第一党を超えるくらいに成長して欲しいけれど、なんでこの政党は「三歩進んで二歩下がり、次は二歩進んで三歩下がる」みたいな足踏みが多い気がする。前回の選挙では、この国民民主党や参政党がネットでのトレンドになったけれど、今回は高市人気にトレンドが完全に移ってしまい、参政党などはネット陰謀論まで言い出す始末。玉木氏が後半「現役若者世代のための政治」という事を主張されているけれど、そのネット世代でもある現役若者世代は生活サイクルがどんどん短くなっていて、それによって興味の対象もどんどん変わっていると思うんですよね。そう言う意味で、自分達の利益となることは素早く実現して欲しいし、時間の掛かる政治の世界のクロック(動作周波数)をもっと揚げる工夫が、全政党に必要なんじゃ無いかな。自分達の世代はまだ理解出来るけれど、20代とか30代以前の世代は、もっと政治にも「タイパ」を欲していると思うなぁ。そこが単刀直入に一言で言いきる今回の「高市人気」に繋がっている気がする。他の政党党首・代表の同様のコンテンツも幾つかReHacQで公開されているけれど、個人的にはこの玉木編が今の所一番納得出来るし支持出来る気がします。

2026年2月3日

日曜討論

持病のリウマチ悪化治療のため、NHKの「日曜討論」の党首討論を欠席した高市総理。その後の遊説予定は参加していたので、それも野党は面白くないのか、欠席したことや病欠は詐称では無いかなどと言う始末。同じ「リウマチ」でも、症状の程度によっては全く動けない重体から、有る程度養生すれば通常の生活ができる程度までのものまで、多分千差万別。高市総理も、 今回遊説先での握手で悪化するまでは普通に遊説や公務をこなしていたわけで、有る程度一般的な生活は出来る程度の状態だけれど、予想外のトラブルで悪化して治療が必要になったと想像出来ます。

程度の軽重はご本人しか分からないけれど、それなりに注目されている場を欠席するというのは結構重い判断だったと思います。ただ、そこで自民党代表の穴が空いたわけでは無く、代理の田村氏が参加しているわけだから、政党の公約や主張の議論は出来るはず。あと、NHKということで重要視されるのかもしれないけれど、其れ以前に色々なメデイアや媒体で同様の党首討論は開催されているわけで、今回が唯一の機会だったわけじゃない。正直、既に開催されてきた「党首討論」の内容を見ていて、何か新規の話が出てくるとは思えないし、多分野党側の主張にしても同様。まぁ、何か奇策で高市総理から失言を引き出そうとする行為はあるかもしれないけれど、それって「党首討論」では無く単なる陰謀じゃないかと思うわけです。

過去の同様の番組を見ていても感じるんですが、何かアリバイ工作のように見えるんですよね、こういう討論番組って。しかも多党時代になって参加する投手・代表も増えたので、一人当たりの発言時間は短くなるし、それを無視して不正規発言みたいな事をやり出す「党首(代表)」も登場するし、正直討論じゃ無くて罵り合いみたいに感じる事も。どうせなら、その番組のテーマを「経済対策」「防衛」「外交」みたいに一つに絞って、それに関して徹底的に主義主張をぶつけあってくれないだろうか。時間的には1時間とか長くても2時間程度だから、10人参加したら単純計算で一人10分あるかどうか。実際には司会者の話も入るだろうから、一人当たりの持ち時間は7~8分あれば良い方? そんな短い時間で、あれもこれも議論することは無理だと思う。

と言うか、選挙になったからこれまで言ってこなかったような新しい事をその場で提言していくのだろうか。本来ならば、国会の場で国民に必要と思われる政策や法律を準備して提案して実現に持っていくのが、国会議員、政党の仕事では。国会の各種委員会では、直接関係ないような質問をしたり、ボイコットみたいな事をして貴重な時間や機会を蔑ろにしているのに、テレビの討論会だと喜んで出演するし、機会が無くなると猛反発する。何か矛盾している気がするけどなぁ。ReHacQでは、東京都の各選挙区単位での公開議論を配信しているけれど、ああいう地元密着型の討論会の方が、有権者には意味もあるし価値も有るんじゃ無いだろうか。それに党首というのはその政党の代表なのだから、一発勝負で徹夜で喧々諤々議論する場一つで十分な気がする。そこでボロが出る程度の党首(代表)奈良、その組織もその程度だと言えるだろうし。

Tax The Rich

選挙戦で繰り広げられる各政党の演説ですが、某野党代表の一言が一寸気になる。「Tax The Rich.  富裕層から税金を取り所得税廃止!」みたいな内容なんですが、うーん、それって今この瞬間は成立しても、継続性無いんじゃ無いの?

 令和7年度の国の歳入歳出資料を見ると、消費税による歳入は約25兆円。これが無くなりその分を補填するとなると、例えば所得税と法人税をそれぞれ1.6倍位に上げないと25兆円の穴は埋まらない。所得税は毎年の収入に掛かる税金なので、それが1.6倍になったらかなり困ります。それに、単純に全体を1.6倍にするのではなく、多分累進課税みたいな形にするんだろうから、となると2倍、3倍、5倍、10倍となる人は堪らないでしょうね。

同じく法人税も平均1.6倍ですが売上げによっては2倍とか3倍となると、こちらは企業活動にも大きな影響が。円安で製造業を中心に国内回帰してきたのに、法人税の高さを嫌がって再び海外へ出て行く企業も増えるかも。さらに言えば、経済活動にも影響したら、税収だって減るだろうし、言ってみれば「頑張って仕事をして収入を増やしても、税金で全部もっていかれる」という状態になりそう。

元々消費税の導入が、そういう経済状況や特定の層や組織に偏らないように、広く薄く税徴収することを目的に導入されたものな訳で、だから所得税の支出先も社会保障用と限定されているはず(一部は地方交付税の財源)。今後は人口減少とかも想定されるのに、財源として継続性があるとは思えない。富める人から困っている人へ、という考え自体は否定しないけれど、今の主張を聞いていると「富める人=悪者」みたいな図式を見せられているような気がして、それが抵抗感みたいなものを生み出すのかな。それに、今のままで良いけれど、稼いでいる人にはもっと稼いでもらって税金を納めて貰い、それを社会保障や低所得層支援に回す方が、仕組みとしては回るんじゃ無いだろうか。「Tax The Rich.」という言い方は、結局はより低いレベルでの均衡しか生まないと思うし、彼らの自己満足でしかないような気がします。と言うか、自分達の主義主張を優先するあまり、荒唐無稽と言っても良いような公約・政策を公言してしまうのが最大の問題だと思う。

Super Bowl LX

今週末8日日曜日(日本時間の9日月曜日朝)には、第60回Super BowlがSan Francisco 49ersのホームスタジアムのLevi's Stadiumで開催されます。今回の対戦チームは、New England Patriots (AFC) vs. Seattle Seahawks (NFC)の対戦。 

PatriotsはDivisional Play-offの@Denver Broncos戦で、終盤かなりの雪でプレーが制限されて、それでDenverのオフェンスが機能せずにFGの3点差で逃げ切ったという印象の試合。名QBのTom Bradyが活躍した2019年以来のSuper Bowlだけに、2019年以来のSuper Bowl Championを勝ち取りたいところ。

一方のSeahwksは、Play-off準決勝でSan Francisco 49ersを大差で退けると、Divisional Championshipではやはり西海岸のLos Angels Ramsに競り勝ち、2015年以来11年振りのChampionship。その時の対戦相手が今回のPatriotsで、28-24で競り負けているので、今回はその雪辱をしたいところ。

で、TicketMasterから「Super Bowlのチケット、買わないの?」とお節介なDMが届き、冷やかし100%で試しに検索してみたら、一人席だと最低でUS$5,000(約78万円)。一番高い席(サイドライン際)だと、約US$18,000(約280万円)で購入可能。いゃ、笑っちゃいますよね。まぁ、一度位は現地で生観戦してみたいけれど、中々覚悟が入ります。それでも、あの広いLevi's Stadiumで残席僅かなんだから凄いなぁ。まぁ、現地にいるつもりでテレビ観戦ですね。しかし、仕事とは言え現地に行けるオードリーは羨ましい(笑)。