突然のプーチン大統領による北方領土・択捉島の訪問は、昨日のビッグニュース。2010年に、当時のメドベージェフ大統領が国後島を訪問した以来との事ですが、その真意は今の所不明。北方四島の地図を見ると、四島最大の島で一番中心となる場所らしいけれど、生活や経済は厳しい気候もあってかなり厳しく、相当の援助と北海道との繋がりが生命線というのは、以前聞いた記憶があります。
昨日の選挙ドットコムでも、早速この「プーチン大統領訪問問題」を取り上げていて、毎日新聞の田中裕之記者がかなり詳しく解説していました。動画の中で田中記者も解説していましたが、昔何かで読んだ記憶では強制的にこの場所に移住させられた人も居たりして、所謂ロシア人は少なくて、また北の最果ての土地という事も有り帰属意識も低いという話は納得出来ます。北方四島側だけで無く、北海道名物の「カニ」にしても、結構この土地の漁師が北海道へ持ち込んでいて、それで北海道としての漁獲量を維持しつつ、ロシア側も経済的に維持出来るみたいな隠れた「Win-Win」関係が成立しているという事で、そうなると北方四島の住民としても、折角の関係を見だして欲しくないんじゃ無いだろうか。
日本の領土問題としては、ロシアとこの北方四島、韓国と竹島、中国とは尖閣諸島の3つという理解で正しいのかな。自分の子供の頃から言われている話で、特に北方領土に関してはかなり詳しく学校でも教えられた記憶がありますが、竹島の話はそれなりに成長してから「そうなんだ」みたいな形で認識した記憶があるので、その辺りの重さの違いは対ロシア(ソ連)と韓国という関係もあるんだろうか。尖閣諸島に関しては、更にその後中国の海洋進出が本格化してから文句を言い出した記憶があるんですよね。まぁ、北方領土や竹島問題は太平洋戦争直後のドタバタが不幸の始まりだったみたいな感じだけれど、尖閣諸島などはそれとは別に海底資源争奪戦が始まりなんだから難しい。ここだけで無く、東南アジアや台湾などあちこちで問題を起こしている中国が、実はロシアよりも面倒なのは言うまでも無いですよね。
今回のプーチン大統領の訪問では、高市内閣としても結構厳しい言い方で批判をしているみたいですが、やはり「言うだけ番長」だけではなく、何か態度で示す事も必要なのでは。例えばウクライナ支援でさらに追加措置を表明するとか。どの領土にしても日本の実力(=武力)で取り返すという事が事実上出来ない以上、やはり経済的政治的に攻めていくしか無いでしょうし。特にロシアに関しては、ウクライナ戦争で泥沼化しているだけに、ウクライナ勝利でロシア経済が一気に疲弊したら、日本からの援助という形で北方領土とのトレードオフをちらつかせるのが一番確実な方法かな。万一そうなった場合には、北方領土だけで無くシベリアなんかも反旗を翻しそう。小泉悠氏のコメントを見ていると、ロシアの焦りみたいなものも感じるんですが、さてどうなんだろうか。