別記事でデータセンターの廃熱に関して呟いたんですが、そのデータセンターではもう空冷は限界で液冷(水冷)へとシフトしていると言う記事。昔のPCでも、CPUやGPUに冷却用パイプを接続して、その中に冷却液を通して冷却したり、それこそマザーボード毎冷却液へ水没させたものとかもあったけれど、それがデータセンター規模で要求される時代になってきたという話。まぁ、少し前には暗号通貨でデータマイニングでのPCのリソースや廃熱が問題になったけれど、データセンターに関してはそれ以上に大規模でかつ急成長しているだろうしなぁ。
少し話が飛びますが、少し前にタンカーなどにサーバーを積み込んで、海上で利用するアイデアがあったけれど、周りの海水で冷却できたらそれは効率的だと思うけれど、海水故に錆対策はどうするんだろうかと矛盾を感じるところも。海中以外だと、湖とかの淡水湖で同じ様なことをすれば、錆のリスクは軽減されそうだけれど、内陸部のそういう湖に大型の船を浮かべる方が難しそう。仮に可能だったとしても、その湖から流入する川と流出する川が無いと、湖の水の水温がサーバーの廃熱でどんどん上がってしまい、生態系だけでなくサーバーシステム自体にも影響するだろうし。あと、最近のような渇水状態が続くと、その命の水も無くなる可能性もあるし。
宇宙を利用するのは、まだ当分先だろうか。地球の影に常に静止しているような衛星にサーバーを準備すれば、かなり温度は下がった状態になるだろうけど、大規模な衛星を打ち上げるコストやリソース、さらにはそれをメンテナンスするコストや技術、そして遠距離にあるデータを利用するための通信インフラとか、色々ハードルは高そう。
で、最大の課題はそういう冷却設備を動かすためにも必要な「電力」。日本は、東日本大震災時の省エネ状態から、今では其れ以前よりも電力消費が増えているけれど、それが倍増する位の規模が今後のデータセンター増加では予想されるらしい。原子力発電の再稼働も徐々に進んでいるけれど、それらが全て再稼働したとしても、まだまだ足りない状況じゃないかな。しかも、現在では寿命などの理由から停止・廃棄予定の火力発電所も稼働させているわけですからね。案外自然エネルギーや再生可能エネルギーが見直される機会になるかもしれないけれど、データセンターの場合は供給量だけでなく安定性も必要だからそこが一番の課題だろうなぁ。世界でもトップクラスの「酷暑王国」となってしまった日本、結構難しい課題のように感じますね。