15日から始まった旧正月「春節」も、もう後半戦に。いつもならこの時期は中国からのインバウンドで日本国内も混雑していたように思うんですが、今年は中国政府の「強い要請」で日本への渡航が事実上制限されているため、これまでのような混雑は無い様子。でも何故かテレビのニュース等では、中国の春節の話題だったり、国内のインバウンド現象の話をことさら取り上げているように感じるのは、私の心が曇っているから?! (笑)
今年の高市総理が出した春節のメッセージで、例年冒頭に述べられている「在日華僑・華人」に対しての言及が無いというので、一部メディアが否定的に取り上げていました。でも、春節って別に中国独自の祝日では無く、所謂太陰暦を使用しているアジア圏では比較的多く行われている行事。同じ中華圏の台湾は勿論、韓国も確か旧正月を含む2日だか3日がお休みになったと思います。後は、中華系国民の多いシンガポールとか、東アジアだけで無く東南アジアでも春節というか「旧正月のお祝い」は重要なイベント。
とあるネットの書込で、「ハロウィン、バレンタイン、クリスマス等日本でも流行っているのに、何故か春節は日本で流行らない」というようなものがあり、個人的には二つ理由があると思います。一つは、日本では殆ど使われなくなった「太陰暦」に基づく風習だということ。「年末年始」という日本国内最大イベントからそんなに日時が離れず発生するイベントだから、余り大きな休みは取りづらいだろうということ。そして二つ目の理由としては、それ故に毎年日時が変わるため「祝日」として利用しづらいというのが大きな理由じゃ無いだろうか。勿論、事前に数年先までの日付けは計算できるのだけれど、昨年の旧正月は1月29日なのに今年は2月17日と3週間近く動いては、中々休みの計画は立てづらい。特に日本の企業の場合は、年度末が3月末のところが多いから、この2月というのは営業としては最後の追い込み時期みたいなもの。おちおち休みなんて取っていられないというのも大きい気がします。
昨年は1月に春節があったので、今年の1月との中国からのインバウンドは昨年比で6割減らしい。其れ以前の、渡航制限が始まった昨年11月位からだと大体4割減で、これは中国から日本へのフライト数制限とほぼ同じなので、手段さえ有れば日本へ来たい人はまだまだ需要旺盛何でしょうね。実際渡航キャンセルしたのは団体客が殆どで、既に旅慣れている個人客は普通に日本に来て楽しんでいるらしい。ただ、中国国内の事情もあるので以前ほど日本での様子をSNS等にアップする事も減り、そう言う意味では見た目的にはかなり中国からのインバウンドは減っているらしい。ただし、宿泊施設や移動手段などは、違法民泊とか白タクとか日本国内に貢献していなかった部分に殆ど影響は集中しているらしいので、それはそれで健全化としては良いのでは。国内でお土産とかを販売しているところは、それなりの影響が発生しているみたいだけれど、それも欧米とか国内の観光客で有る程度リカバリー出来ているみたいだし。いずれにしても、どんな場合でも過度な依存はそのままリスクになる事は明らか。今回を機会にリスク分散する事を考える方が、今後渡航制限が解除された場合でもそのまま継続する場合にも、どちらの場合にも対応出来るベストソリューションであることは事実ですよね。