2026年3月5日

量販店のトリック

ここ何度か経験している考えてみたらなるほどなんだけれど、やっぱり納得出来ない現象。とあるドラッグストアにとあるペットボトル飲料水をまとめ買いしたときのこと。ある意味災害時のローリングストックとして使用しているので、手前のものを撮りだして冷蔵庫に移動し、一番奥に購入したものを代わりに保管しておきました。

それから暫くして、やはり同じ様に補充のために別途ボトル飲料水を購入して、同様にローリングストックしたんですが、取りだして一番手前のものが賞味期限間近のものでビックリ。これまでの経験で言えば、大体半年以上は猶予が有るはずで最初はストックするときに新旧のボトルを間違えたのかと思いました。その後は間違いないように、手前のものを撮りだして奧に購入したものを確認して置いていたのですが、やはりそれから暫くすると賞味期限間近のものが出てきます。

これはおかしいと、全てのストックを取りだして賞味期限を確認して見ると、大体は時系列になっている物の、一部極端に賞味期限が近いものが混じっていることに気がつきました。実は購入するときに本数など決まっているので、同時期に購入したものは代替分かりますが、その中でもばらつきが。その謎が昨日解決されることに。やはりドラッグストアで購入してきたペットボトル飲料水を確認して見たら、同じものでも来月賞味期限のものと7月のものなど混在しています。取りだしたときには、陳列棚に並んでいるものをそのまま撮りだしてきたので、陳列されているときから賞味期限の異なるロットのものが混在していたことになります。

想像するに、ドラッグストアや量販店では、コスト削減のために使用幹源切れのものを大量に購入してその分価格を下げて販売しているんでしょうね。価格がどうだったか迄は記憶していないのですが、でも何かのセールという事でも無く普通に棚に並んでたの飲料水と一緒に販売されていたので、わざわざ賞味期限など確認することはないし。企業努力ではあると思いますが、ちょっと納得出来ないなぁと感じた買い物経験でした。賞味期限間近なもの等をあえて仕入れて、その分価格を下げることを売り物にしているお店があることは知っていましたが、まさかペットボトル飲料水でそんなことがあるとは想像していませんでした。自分の格言の一つ(?)として「安いものには理由がある」というものがありますが、実に身をもって体験したことになりました。

安全性懸念

イラン情勢をここ数日見ていて、圧倒的な火力でアメリカ・イスラエル軍がイラン軍を押さえている印象だけれど、国内ではこれまでの宗教政治が確立しているのか、国内から反体制派が台頭してくる様な様子は余り見られない。誰得でも無いけれど、このままだらだらと戦闘状態が暫く継続することは確実そうな雰囲気です。それでも、今日ぐらいからエミレーツ航空が日本行きのフライトを運航したりと、少しずつでも正常化に向けて前進していることがせめてもの救いなのかも。

私自身は基本「英語圏」の国しか行っていないしこれからもそれは変わらないと思うので、多分ドーハとか中東の空港利用する機会は無いと思う。今年の一大イベントとして「スタアラ世界一周」を計画していますが、中東地域や南米地域へ立ち寄るつもりは無く、多分日本か東南アジアから一気に欧州(多分ドイツのFRA)へ飛んで、そこからさらに北米へと飛ぶのが今の候補なので、中東経路の混乱は多分影響しないと思って(期待して)います。でも、このまま混乱状態が続くと、そうも言ってられないでしょうね。

一番気になるのは、航空会社が独自に設定出来る燃油サーチャージがこれから上がるであろう事。乗り継ぎ回数がそれなりに発生するので、結構馬鹿にならない気がする。実は一番気にしているのは、直接の戦力対決ではイラン軍はアメリカ・イスラエル軍には敵わないので、以前の「911」モードに入りゲリラ戦みたいな様相になると、世界中の航空路線が混乱する可能性も。不幸な予想はしたくないけれど、可能性は決して低く無い気がします。勿論以前の不意打ちみたいな時とは異なり、今はそれなりにセキュリティチェックも厳しいし簡単では無いと思うけれど、だからと言って出来ない訳では無いですしね。しかも今年は、3月これからWBCがあり、6月にはサッカーW杯もある。特にW杯の時には、世界中からアメリカへと入国してくるだろうけど、かなりリスクはありそうな気がする。

今々のざっくりした予定では、4月か5月位に世界一周の工程スタートを初めて、SINかSYD辺りを往復して一度帰国。サッカーW杯の後、MLBシーズンに日本から欧州経由でアメリカに入りMLB観戦をして、別チケットで一時帰国。そして秋シーズンにその別チケットでアメリカに戻りNFL観戦をしてから、残りの世界一周チケットで帰国して完了、と言うプラン。サッカーW杯の時にもし何かトラブルがあると、多分今年は渡米できなくなるかもしれないのが、今想定できるリスクです。最初の世界一周チケットスタートのタイミングを、7月のサッカーW杯後にして様子を見る方がリスクは小さいかなぁ。ここしばらくのイラン情勢には注視ですね。

2026年3月4日

Polarisと言えば...

ReHacQの【緊急生配信】から、中道改革連合落選若手の会として、新政治団体「Polaris(ポラリス/北極星)」が創設され、その主要メンバーである山岸一生氏、松尾あきひろ氏、宗野創氏がゲスト出演し、コメンテーターとして東京大学の斎藤幸平教授と政治ジャーナリストの今野忍氏、MCは高橋Pでの配信。21:30スタート予定だったけれど、実際には22:00近くになってから配信開始となり、結局00:00前には寝落ちしてしまったのでまだ全部は通して視聴していないのですが、前半の1時間余りだけでも結構ツッコミどころ有るなぁという印象。 

最初に一番違和感を感じたのが、政治団体名としてなんで英語で「Polaris」なんて名付けるんだろうか。大体世間一般で「Polaris」と言ったら、United Airlinesだぞ(マテ)。真面目な話をすると、今回の選挙で得票できなかった若い世代を意識しての名称なんだろうけど、英語のしかもアルファベットでの表記って、何かセレブ感出したい見たいな嫌らしさを感じるけれど。動画の中でその名称にした理由は、色々混乱している選挙後の状態で、目印となる団体になるべく、誰もが分かる目印=北極星=Polarisと名付けたと言っていたけれど、それならば「北極星」でいいんじゃね? 選挙で「中道改革連合」という名称が浸透しなかった理由の一つに、漢字六文字というのはよく行われるけれど、それってアルファベット単語でも同様だと思う。例えば今回躍進した「チームみらい」が「チームFuture」と加田ったら駄目だと思うし「チーム未来」でも駄目だったと思う。だったら何が良いかと言われると自分も直ぐにはアイデアは浮かばないけれど、例えばそのものズバリ「あかり」とか「ともしび」とか「新星(しんせい)」とかどうだろうか。

山岸氏が中心だろうというのは、動画中で紹介された政治団体設立趣意書を聞いても分かるけれど、高橋Pも指摘していたけれど、正直長ったらしくて要点不明な印象しか受けない。その点今回初めて拝見した松尾氏は結構短く簡潔に遡及する事を何度も言われていて、松尾氏が推考したら良いんじゃ無いのかと感じる所。松尾氏の経歴を調べてみたら、東大法学部からNTT経由でITベンチャー創業とかしていて、かなり現実派なんだと感じたところ。もう一人の宗野(そうの)氏は、早稲田の政経から三井住友銀行から松下政経塾へ入塾して政治家となったという、こちらは政治家としての考えが週流かなと言う気がして、そんな雰囲気は動画中の発言でも感じたところ。まだ全部を見終わっていないけれど、多分政治団体の創設中心人物であろうこの三人の中でも、まだ認識共有出来ていないような印象でしたね。だから大丈夫なのかと、今野氏が何度も山岸氏を追及していたけれど、然もありなんという感じ。

政治団体設立の理由は、中道改革連合が落選者の手当までする余裕が無いので、時間だけは有る自分達がまずは話し合う場を作ったと説明して居ました。それはそれで理解出来る理由だけれど、本当だったら中道改革連合が厳しく苦しく余裕が無いのは分かっているけれど、まずは自分達で何らかの手当をするべき何じゃ無いだろうか。色々時間が短くて余裕が無いのは分かるけれど、結局は中道改革連合が参議院の公明党・立憲民主党とも異なる政党として暫く存続せざるを得ないところに、さらに同系列の似て非なる政党予備軍が一つ増えた事に。今回100名以上の議員さんが落選したけれど、こういう団体がこれからもポツポツ生まれて、どんどん多政党化していくんだろうか。色々な主義主張があることは悪い事では無いと思うけれど、政治を動かすためには有る程度の力=議員数も必要なわけで、それこそ既存政党をサンプルにして、「こことここで連合するにはどうしたらよいか」みたいなことを考えて可能性を探る方がいいような気がする。

予算審議とイラン情勢

現在衆議院で審議されている来年度の本予算。高市総理からは、13日に参議院送致するようにという支持が出たと言う話で、野党からは一斉に批判が。まぁ、突然の与党による解散選挙で当初の予算審議が遅れたことは事実だけれど、物理的に出来ないわけではない現状に目をつぶって「審議未了」という理由もちょっと疑問を感じるところ。「時間」で評価するのでは無く「内容」で必要な措置を取りつつ、可能な限り先ずは年度内予算成立を目指すのが与野党関わらず議員の義務だと思う。最初から「出来ない理由」しか言わない野党は、先ずは「出来ること」を考えるべきだと思うし、一般の会社だとそれが常識。

ただ今回のイラン騒動は誰にとっても予想外の事象な訳で、そう言う意味では与野党どちらとも言えないけれど「審議遅れ」の理由にはなるかも。つまり、邦人保護や日本への影響特に原油関係の手当など、緊急性が要求される課題が生まれてきているわけで、これは年度内予算成立よりも優先すると言って良いのでは。ただ、全ての議員が予算審議に出席しているので無ければ、そこは平行して審議を進めて、必要な対策も適切に進めるし本予算成立も年度内成立のために進めるという、よりステージの高い仕事になっただけ、と言ったら怒られるかな。

 イラン側は、石油輸出の大動脈のホルムズ海峡閉鎖を宣言したけれど、米海軍はそれを行うと思われるイラン海軍の艦艇11隻を全滅させたという話も。また、封鎖すればイランの命の綱の石油収入が入らなくなるので国内経済が困窮するという話も。その輸出先は中国が多数を占めていて、中国にとっても降りになるので、イラン支援国の一つである中国は封鎖を止めるように言っているらしい。中東油田に依存して居る日本への影響も大きいけれど、取りあえず250日位の備蓄はあるので、暫くは何とかなるという話も。ただ、「封鎖」という言葉で経済不安が生まれていることは事実で、世界的に全面株安になっていて、石油価格も上がりつつあるようで、そうなると折角下がったガソリン代が再び値上がりするし、燃油サーチャージも更に上がりそうでそれは困るなぁ。

今朝のニュースでは、米軍への協力をスペインが断った事から、トランプ大統領はスペインからの輸入禁止措置を取るとかあったけれど、幾ら世界最大の国の大統領と言っても、ちょっと個人的な思惑過ぎるというか子供の喧嘩以下というか、こんな感じでベネズエラ侵攻とかイラン攻撃とか行われてはたまらない。そのイラン攻撃は、イスラエルとの共同作戦だと思うのですが、日本ではアメリカの動向だけが多く伝えられていて、イスラエルがどういうことをしているのか詳しいところは良く分からない。元々はイスラエルとイランとの対決が原因な訳だから、そちらの詳細が分からないと今後の動向も分からないし、そこにアメリカばかり焦点を当てても本当の理由は出てこない気がします。気になるのは、イラン攻撃後多分先進国では初のトランプ大統領と直接会話する高市総理が、どこまで相手の機嫌を損ねずに日本の立場を堅持できるかだけれど、これは国会運営よりも難しそう。

2026年3月2日

SUKIYAKI and TOUCH

最近テレビをBGM代わりにつけていると、何故か結構な頻度で故坂本九さんが歌っていた「上を向いて歩こう」のカバー曲が耳に入ってきています。有名な曲だし、まぁ何処かの企業がCMに使っているんだろうと思ったんですが、よくよく聞いている曲は同じだけれどカバーの様子がちょっと違う場合もあります。最初に気がついたのは、Family Martで販売してい衣料品のCMで「Convenience Wear」というそのものズバリのネーミングの衣料品CM。坂本九さんの柔らかい声質と藏減るとちょっと渋い感じの声質の歌声で千葉雄喜さんという方が歌っているらしい。失礼ながら、今回初めて名前を知りました。

もう一つはSUNTORYの生ビール「はじまりの青」のCMで、こちらも少し太めの男性ボーカルの声だったので、最初は同じCMかと思ったんですが、こちらはロック調でイメージが違い「あれ?」と思ったら別のCM(=SUNTORY)だと気がついた次第。ボーカルは斉藤和義さんで、そう言えば聞いたことのある声だなぁと納得。しかもこちらには、私はまだ遭遇した事は無いけれど、CMに出演している河合優実さんのアカペラっぽいボージョンもあるらしい。

原曲がリリースされたのは1961年7月との事なので、自分はまだ赤ん坊の頃。でも、1963年には「SUKIYAKI」として全米チャート第1位になっていたりして、結構学校などでも歌唱指導で使われていたと思うので、初めて歌詞を覚えたのは多分小学生の頃だと思うんですよね。当時は歌詞の意味も余りわからなったけれど、結構この歌はその後もドラマだったりとか、降りにつけ取り上げられていたので、30歳位までは年に何度かは耳には行っていた気がする。その後も時々耳にしたけれど、今年になって一気にその頻度が上がり「懐かしいなぁ」と感じるとともに、「やっぱり良い曲だなぁ」と感じる所。

今週から始まるWBCでは、民放やNHKではなくNetflexが完全中継するという子で、そのCMで使われているのが、名作アニメ「タッチ」の楽曲で、でも歌っているのは岩崎良美さんじゃ無くて、B'zの稲葉浩志氏。曲調もB'zらしくビートの効いたロック調に変わっていて、これはこれで自分的には「たっちゃん目線の『タッチ』」みたいなイメージが沸いてきて、嫌いじゃ無い(笑)。このタッチももう40年前の曲なんですよね。しかも、アバンギャルディのダンスバージョンなんて言うのがあり、個人的に狂喜乱舞(笑)。でも何故か聞き終わると、ちょっと涙腺が緩くなっているのは、やっぱり歳のせいだなぁ。それが悲しいタッチ!

イラン攻撃

アメリカとイスラエルがイランに対して突然の攻撃を開始し、最高指導者のハメネイ師や軍関係者が死亡したと発表。イラン側もハメネイ師の死亡をその後公しており、イラン国内は混乱している様子。一報でイラン側も革命防衛隊が報復攻撃を始めており、イスラエルだけで無く周辺各国へもミサイル攻撃を行い、被害も出ている様子。そのために、中東にある日本から欧州やアフリカ方面への中継地点でもある、 UAEのドバイ国際空港、カタールのドーハ国際空港など閉鎖されて、空港内でも足止めされてそれ以外にもそれら国内で移動出来ない観光客やビジネスパーソンが多く居るらしい。そうだろなぁ。カタール航空、エミレーツ航空、エティハド航空等、日本に乗り入れている各航空会社の運航も全休中で目処が立っていない様子。

私は欧州は勿論、中東方面へもまだ一度もフライトした経験が無く、多分これからも行くつもりは無いので詳細は分からないけれど、オイルマネーもあって航空会社だけで無く空港設備なんかも凄く豪華で大きいらしい。でも、今回の様な事態には事前準備なんてしようもないだろうし、いつまで続くかも不明だから何ともしようがない。ソ連のウクライナ侵攻もあって、そうで無くても欧州への移動が大変なときに、もう一つのバックアップルートとでも言うべき中東経由便も止まってしまうと、何ともしようが無いですよね。

関連したニュースを見ていて気がつきましたが、今回の突然の攻撃は47年前のパーレビ王朝崩壊からの歴史の流れなんですね。その頃は確か高校生くらいで、親米政権のパーレビ国王が内乱で国を追われて、宗教指導者のホメイニ氏が国を統べることなったけれど、当時はそれがどう言う意味かなんて全く分からないような状態。正直「中東というかあの辺りの考えは分からない(=理解しづらい)なぁ」というのが最近までの印象でした。新指導部がアメリカに協議打診を始めたというニュースもあるけれど、大平変更を狙うトランプ大統領が応じるだろうか。先に同じ様なことを実行したベネズエラの様には行かないと思うけれど。巻き添えを食らった形になる周辺国はどう対応するんだろうか。やはり反撃をして戦線が拡大するのか、そこは耐えて先ずは報復連鎖を収束させることを優先するのだろうか。

ネットには故安倍総理がイランに飛んで、ハメネイ師と直接会話をした時の様子の映像が流れているけれど、高市総理が同じ事は今は出来ないだろうしなぁ。まだ実績が無いですしね。多分高市総理がトランプ大統領と直接会見する最初のG7/西側先進国首脳になるのかな、18日から渡米すれば。変なことを言ってトランプ大統領の機嫌は損ねたく無いしかと言って国際法違反と思われる行為を認めることも拙い。また、トランプ大統領のことだけに今回の行動を理由に、例えば日本に東南アジアのパワーバランスを担うような事を要求されるかもしれないだろうし。そこで何らかの信頼を勝ち取れれば良いけれど、それって国内での批判との大きなトレードオフになることだけは確実な気がする。何とか18日までにはイラン側の態度も決まって、解決は無理としても小康状態になって対話モードになっていれば、まだ高市総理としてもいろいろ言い方言いようはあるんだろうけど、難しいかなぁあと二週間程度では。いずれにしても犠牲になるのは国民であるのだから、当事国にはまずは自制を強く求めたいですよね。

2026年3月1日

個と集団

ReHacQの政治系コンテンツから、中道改革連合政調会長の岡本三成氏の回。ゲストは東京大学の斎藤幸平氏と政治ジャーナリストの今野忍氏で、MCは高橋P。ReHacQの政治系コンテンツは結構面白かったり、興味深いものが多いんですが、今回のコンテンツはこれまで視聴した中でも1-2を争うくらい面白かったし考えさせられた回でした。

最初に謝ると、自分は出来るだけ好き嫌い有っても公平に見て考えようとは思っているけれど、どうしても偏ってしまうことが多いわけで、そう言う意味では「中道改革連合」という名前だけで、ちょっと(かなり?)ネガティブな印象を先ず持ってしまう。で今回初めて岡本三成氏の映像を見たんですが、改めて「そうだよなぁ、与党・野党関係無く、こう言う出来る政治家はいるんだよなぁ」と自分の浅学を反省しました。岡本氏の経歴などを見てみると、シティバンク、ゴールドマンサックスでトップの成績を収めた実力者で、なんでそこから政治家へ転身したのか、Wikiには911が切掛と書いてあるけれど不思議ですね。しかも、公明党からというのも。今回話方や話の内容を聞いていて、丁寧にわかりやすく話をしていて、こう言う人がもっと前面に出ていれば選挙の結果も違ったんじゃないかなと正直感じるほど。半年前までは政権与党に居て、財務副大臣まで務めたのも納得ですよね。

また、以前のコンテンツで初めて拝見してファンになった(笑)斎藤氏も、言葉は過激なんだけれど、言っている事は凄く現実的みたいな妙な納得感が感じられて、今回も凄く好印象を受けました。岡本氏が斎藤書の著書を誉めていたので、今度Kindleで購入してみようかなぁ。ただ、どうも「左翼的感覚」みたいなものが自分は苦手なので、映像で見る分には良いけれど言葉で頭に入ってくるのはちょっと苦痛かもしれない。前回も感じたけれど「リベラル」なんていう、迎合したような言葉では無く「左翼思想」みたいな直球でもっと自説を主張した方が、左翼系政治家は今よりも支持を得られるんじゃ無いだろうか。トランプ大統領の次は、社会主義者の大統領と言う話も、あながち冗談とも思えないし。私自身政治は勿論、こういう思想系社会科学系は全く素人だけれど、斎藤氏の言うことなら少なくとも最初から最後まで聞いてみようという気持ちになるし、多分その中でそれなりの部分は納得するような気がする。

3時間を越える長尺のコンテンツだったので、色々気になるところは多かったけれど、一つ誤解していたのが中道改革連合が選挙で主張していた「ジャパンファンド」の話。デフレからインフレに入っている現在では、現金のまま保有するのは目減りすることと同じなので、その分投資に回すべき。ただし、株式売買ではなくGPIF のようにオルカン(オールカントリー)投資をしてリスクを最少化しつつ原資には手をつけず、配当や国債クーポンを集める。年で3~5%位の利回りがあるので、例えば100兆円投資すれば、3~5兆円の余剰が期待出来る。国の余剰金としては500兆円位あるので、ここから原資を供出し運用は今のGPIFのスタッフが行うことで、GPIFと同じ程度の利回りが期待出来る、と言う説明で私でも理解出来ました(笑)。GPIFのお金は年金関係にしか利用出来ないので、それとは別のお財布を準備して、それをGPIFと同じ人達が運用すれば同じ位の利回りが期待出来るのは言われてみればなるほどというアイデアですよね。選挙戦では時間も無かったし、それ以外にも色々争点が出来てしまったので説明不足というか「説明できず」みたいな状態だったけれど、こういう機会を増やして言葉足らずだったところをもっと示して欲しいですよね。そういうところがちゃんと理解されれば、次の選挙ではかなり支持が戻りそうな気もします。それでも戻らなかったら、支持者層が駄目だという事かも。

片山節

ReHacQ「集まれ経済の森」から、片山さつき財務大臣に、元日経新聞記者の後藤達也氏がインタビューする回。中々貴重な内容だなぁと思いつつ視聴を始めたんですが、暫くして「????」という印象に。あくまで個人的印象ですが、後藤さんのツメが甘いというか、何か歯切れが悪いというか、もう少し言うと片山大臣の迫力に押されてタジタジしている印象。後半になると少しいつもの後藤氏の雰囲気が戻った気がしますが、ちょっと消化不良気味。また、パブコメの話が出たときに、収録日が2月19日と表示されて放映日が28日と間が飽きすぎている不思議も。

何となくその謎が解けたのが、こちらの「さつきチャンネル(片山大臣のチャンネル)」で、同録して別編集のコンテンツが放送されていたから。

こちらは片山大臣中心の編集だからか、後藤氏の不自然な雰囲気はそんなに感じないし、逆にReHacQのコンテンツではちょっと言葉足らず素っ気なく感じた片山大臣の発言もちゃんとしている気がします。この辺り、多分映像は複数で撮影しているけれど、音声は一つだからかなり切り貼りしてるんでしょうね。そうであれば、ReHacQで感じた違和感にも納得出来るし、収録から公開までここまで時間が掛かったのも、編集でかなり苦労したのかなという気もします。

いろいろ興味深い内容の両方のコンテンツだけれど、自分的にはReHacQ版の後半で出てきた積極投資関連の話。個人的印象だけれど、1980年代日本の企業が世界を席巻したり、SONYのWALKMANみたいな社会文化を変革するような製品が登場出来たのは、企業が経費や予算を潤沢にというかジャブジャブ使えるだけの余裕というか、ある意味イケイケドンドンの雰囲気が普通だったからだと思うんですよね。だから言い方は悪いけれどエンジニアが片手間に趣味で作ったものが「面白い」となれば製品まで昇華して、冗談で出してみたらヒットしてしまう、みたいな事があるけれど、実はその背景ではサンプルにもならないような失敗作が死屍累々の轍を作っていて、それが出来たのは良くも悪くも余裕があったから。だから今政府がドブに1兆円捨てるつもりで、1万人のVC/エンジニア/起業家に1億円ずつ配って新規ビジネス創生させてみたら、そのうち2つでも3つでもものになれば成功じゃないだろうか。「千三つ」どころか「万三つ」だけれど、政府が投資するなら「元が取れる」事ばかり考えるのでは無く、「金星を一つでも発掘する」ことを良しとする「投資」も考えて欲しいなと感じましたね。

2026年2月28日

日本人初NFL選手誕生か?

ハワイ大学で活躍して、NFLドラフトでの指名が期待される松澤寛政選手。 NFLがドラフト候補のさらに一つ手前くらいの、特に米国以外の選手育成目的で開催している「IPP(国際選手育成プログラム/International Player Pathway)」に、日本人選手として初めて選出(李卓選手や松井理己選手はIPP候補まで)されていることからも、その実力の高さは認知されていると言えるでしょうね。

昔は、NFLE (NFL Europe)がそんな感じの存在でしたが、NFLEが無くなり欧州は欧州でそれぞれの国内リーグ地域リーグが生まれてきましたが、正直NFLへの道はNFLE時代と比べて少し遠くなった気がします。NFLEには日本人選手も数多く参加して、その後NFLのサマーキャンプ参加までは過去実績があるけれど、契約まで到達してロースター登録された選手はいまだなし。元々体格的に欧米選手に劣る日本人選手としては、キッカーというポジションが「日本人初NFL選手」として確立が高いと言われていましたが、今回松澤選手が選ばれたらその予測通りということになりますね。

IPPは選抜制なので、それなりの実力を示さないと先ずスタートラインにも並べない。松澤選手の場合は、ハワイ大学の大学記録となる開幕から25連続FG成功(シーズンでは25/26)。TD後のPATキックでは、37本全て成功。複数のオールアメリカンやファーストチームメンバーにも選抜されていて、ある意味昨シーズンのハワイ大学を代表する選手。さぞかし日本で活躍した選手だろうと想像するけれど、実は国内でのフットボール経験は無く元々はサッカーをしていた人。大学受験に失敗して、色々な理由から渡米してそこで「NFL選手」になることを目標にしてキッカーを始めたけれど、それも独学なんですよね。これまで多くの選手がNFL入り目指して挑戦しているけれど、その中でもちょっと例外的な型破りな経歴のような気がします。

NFLは32チームあり、まぁ半分位はより良いキッカーを切望しているチームがありそうだから、IPPから契約予備軍みたいな「プラクティススクワッド(練習生)/Practice Squad)」には選ばれそうな気がする。そこからトレーニングキャンプに招集されて篩にかけられて、プレシーズンゲームで生き残り、最後のロースター契約まで行きつくのは正直かなり大変だと思う。ただ、その後も選手の怪我などでシーズン中に契約という可能性もありそうだから、まずはしっかりと成果を見せて記憶に残すことですよね。個人的には願望も含めて、日本人初NFL選手誕生の可能性が、過去一高い気がする。

都市型農業

佐々木俊尚氏の引用から、中国で拡大している高層ビルでの養豚業の話。確か少し前に、丸の内か何処かのビルの中で同じ様なことをやっているとニュースで見た記憶があり調べてみたらパソナがやっていた「 大手町牧場」でした。ただ残念なことに、2017年に開園したけれどコロナ禍の影響もあり2021年には閉園してしまったようですね。また、中国のような都市型畜産というよりは、猫カフェみたいな「動物との触れ合い要素」が大きい施設だったのが一寸違うのかな。

記事を読んでビックリするのは、その規模。最大で210万頭、少ないところでも30万頭という規模。210万頭を養豚している業者の投資額は50億元なので、日本円だと1100億円超えの規模(!)。小規模(でも、30万頭規模)で5億元から13~15億元なので、100億円から150億円位は最低でも投資している計算になります。それでペイできるんだろうか。まぁ、30万頭居て1頭辺り仮に1万円で販売出来たら30億円だから、4回出荷したら元が取れて利益で出てくる計算か。一瞬、中国は不動産バブルで多数の幽霊マンションとか幽霊ビルがあるという話も有るので、そういう物件を利用してコストダウンしているのかとも思いましたが、様陶業を室内で行うためには、多分排水設備とか換気設備とか特別なものが必要そうだし、豚や試料の上げ下げには大きなエレベーターとかも必要だろうし、やはり専用のビル(施設)が必要なのかな。

ちょっと疑問なのは、これだけの数の豚を飼育するとなると、毎日の排泄物だけでもかなりのものになると思うのだけれど、それを処理する設備はどうなっているんだろうか。一般的な様登場だと、土の地面に藁とか敷いてそれを交換したりして衛生度を維持しているわけですが、ビル内飼育だと基本床はコンクリートだから、全て自分達で処理しないといけない。分の処理は、まだ物理的な物体を集めて廃棄するから良いけれど、尿の処理は水洗いとかしないといけないから、水の使用量も大変だしその分の排水量も多くなりそうな気がするけどなぁ。後空調での電力使用量も大きくなると思うし。記事の中では、スマートテクノロジーでコストダウンしてみたいな事しか書かれていないけれど、もっとドロドロした一番手間が掛かる基本的な部分をどう解決しているのかちょっと知りたい気もします。

日本の場合、地方で廃校になった小中学校などの設備を利用して、例えばキノコ栽培とか淡水魚の養殖とかやっている会社もありますが、学校施設の場合基本低層連の建物で、かつ一部屋(=教室)の面積が広いから、設備を導入するには向いているかも。体育館が利用出来れば、さらに大規模に集約できますからね。電気系統の補強だとか水道設備の補強などは必要だろうけど、一から作る事を考えたらかなりのコストダウンになりそう。また、学校の場合は有る程度の面積が期待出来る運動場とかもあるから、こういう場所だからこそ太陽光などを利用するのもアリだと思う。後は、土地が相手来るであろう地方にこういう大規模農業畜産業養殖業を集約してコストダウンしつつ、そういうところで働く人を増やして仕事だけで無く地域の皆森みたいなこともしつつ、共同体的な仕組みが出来たら、日本にとって一番理想的じゃ無いだろうか。定住で無くても、一定期間毎のローテーションしても良いだろうし。いずれにしても、集約化というのが一番の効率化コストダウンの肝であることは間違いない気がする。

2026年2月27日

Lost Technology

 周辺装置メーカーの「バッファロー(BUFFALO)」が、今年の7月をもってBlu-ray Diskドライブの販売終了という記事。今すぐに困ると言う事は無いけれど、折角DVDからBlu-ray Diskへ音楽コンテンツを移行してきたのに、これでは困ってしまいます。LGE辺りは、まだ製造販売続けてくれるのかなぁ。折角買い集めたBABYMETALのBlu-ray、これからどうしようか。

私は殆ど無いけれど、その大容量を利用してデータバックアップに使用していた人も多いだろうから、結構困る人が出てきそう。Diskette/Flopyの1.44MBから始まり、MOやMDが登場して600MBと桁が二桁アップ。DVDも同様の容量があったけれど、当時の書込信頼性は低すぎて信用できなかったですからね。一度記録するのに、何枚のDVD-Rを無駄にしたことか。

Blu-rayが登場して保存容量はGBの世界に入ったけれど、結局データ膨張の方が早くてBlu-rayの容量アップスピードが追いつかないほど。私も結構初期の頃にBlu-rayに見切りをつけて、データバックアップには2.5" HDDをコンパクトケースに入れて複数コピーしていましたからね。複数コピーあるから、その管理が大変だったけれど、DVD/Blu-rayなどのメディアよりも使い勝手は良かった気がします。

今後はどんどんネットワークに保存されていくんだろうけど、今問題になっている2000年代の頃のURLがどんどん消えていて当時の情報が霧散しているように、多くのデータがそこに存在はしていても利用できない形で堆積していくのかも。まぁ、そのうちに新しいテクノロジーが出現したら、直接メディアの位相を読み出してデータ変換出来るようなツールも生まれるかもしれないけれど、今度はその時代までメディアが残っているか、データ信頼性が担保出来るかは微妙。今後は、Blu-rayのライブとか映画コンテンツを購入するのも躊躇しそうなのが寂しい。

カタログギフトの選択

高市総理が自民党の全当選議員へ配布したカタログギフトですが、法的には問題無い行為というところに落ち着きつつあるようにみえます。残る疑問は何故高市総理が彼女らしくないそんな旧習みたいな事をやったのかというところ。例えば自分の政治団体の職員が気を利かしてやったのかとも思ったんですが、一人二人ならまだしも315人へ一斉に配布するとなると流石に高市総理の承諾は得ているだろうし、「3万円程度なら常識の範囲」という考えだったのだろうか。

選挙ドットコムのこちらのコンテンツ(MC: 山本期日前氏、ゲスト: 毎日新聞政治部記者田中裕之氏)でも取り上げられていて、現在は今回のカタログギフトの送付は法的には問題無いけれど、昨年法律が改正されて来年1月から施行されるので、来年からは同じスキームでも違反となるらしい。もしかしたら、その事をリマインドさせるために、高市氏が自ら人柱に走ったとか? 

「3万円」という金額設定が微妙で、「対したものは購入出来ない」みたいな意見もあるみたいだけれど、観光葬祭の引き出物で3万円設定だと結構良い物がカタログには掲載されていると思うけどなぁ。で、若手議員の中でもこのカタログギフトの扱いに困っているという話も出て居るみたいですが、高市総理から送られてきたものなんだから高市総理を利用すれば良いんじゃ無いだろうか。例えば男性ならば、ネクタイとか靴とか日頃使用するものを購入して、「ここ一番」の勝負ネクタイ・靴として使用したらどうだろうか。で、講演会では「今日のネクタイ、高市総理の気持ちが入ったネクタイなんです」という前振りをすれば、それはそれで受けそうな気がする。女性ならば、スカーフとかネックレスとか、3万円位ならそんなに華美にならないけれど、そこそこ高級感も有るものが購入出来ると思うんですよね。あるいは「いつも苦労をかけている家族サービスで、お肉を購入しました。高市総理ありがとうございした」とか言っちゃえば、もうこのカタログギフト問題は収束する気がする。

高市総理としては、乾坤一擲の突然の解散で奇襲作戦を実行し、想定以上の勝利を勝ち取り流石に何か高揚感というか、何か感謝したいみたいな気持ちになったんだろうか。それならば、例えば高市総理の名前を刻印したプレートみたいなものの方が目立つ気がするけれど、それはそれで圧力とか批判が出そう。こちらのReHacQでは、小西裕之議員がカタログギフト追求と息巻くけれど、中谷一馬氏は「撒き餌かもしれない」と冷静に反応していて、まぁそういうところから野党を切り崩していく作戦だったとしたら、高市総理は憲政史上最大の策士かもしれない。まぁ、カタログギフト問題はもう終わったのだから、年度内予算成立に120%努力して欲しいですよね。高市総理は3月13日までに参議院へ送付して年度内成立を目指すと厳命しているみたいですが、仮に1週間くらい遅れて4月にずれ込んだら、その時は野党が批判されそうな気がする。それも高市総理の戦術だとしたらちょっと恐ろしい(笑)。

2026年2月26日

カタログギフト

ReHacQで公開された、今回の高市総理からのカタログギフト問題(+その他話題いろいろ)。MCは産経新聞編集長の水内茂幸氏で、ゲストはお馴染みの政治ジャーナリストの今野忍氏。冒頭の水内氏の「オィッス or オース」問題は、私も「オィッス」だと思う(笑)。 

序盤の予算委員会の審議時間で、与党の時間を減らしてその分野党に回して効率化するという話なのに、野党議員が減りすぎて一人当たりの負担が増えるので時間が増えても対応出来ないんじゃ無いのかというのは笑えない話。自民党側から「野党の時間減らして」とは言えないので、逆に多くの時間を見せて野党側から「そんなに時間は賄えない」と言質を取るのが目的だったりして。それを考えると、今回のカタログギフト問題は野党への撒き餌で、質問内容をそれ一色にして野党側が対応しなかったから年度内予算が通過出来なかった、と言う作戦じゃ無いだろうか(笑)。

そのカタログギフト問題は、今野氏も指摘されているけれど「高市さんらしくない、古い自民党的作法」みたいな発言が一番しっくり来る問題点だと思います。石破前総理と比較されるけれど、石破氏の商品券は「現金相当」だけれど、商品券は「物品」。石破氏は「ポケットマネー」という出所不明なお金だけれど、高市氏は「政党支部からの支出」と、いずれも法的には問題無い処理なわけで、残る争点は最初に書いた「高市氏としての矜持」みたいなものしか無いですよね。それにしても、他党の場合でも当選者に対して胡蝶蘭を送るのはOKで、カタログギフトは駄目というのも変な話だし。今回のカタログギフトは約3万円位だというけれど、胡蝶蘭は一鉢数万円以上しますしね。また、既に発掘されているけれど、他党も選挙後は慰労会とかお祝い品の提供はしていたという事実も分かっているし。また、一人3万円でも対象人数が315人と多い(総計で1,000万円近い金額)ことも問題視されているけれど、逆に高市氏が特定の議員にだけ贈り物をしたら、それはそれでまた「派閥」だとか「議員囲い込み」とか言われて問題視されるのでは。

一見高市総理の失点みたいに見える今回のカタログギフト問題なんですが、これまでの高市総理の行動を見ると、何か失敗したミスしたように見えるものも結局は自分の利益や勝利に結びつけていることを考えると、今回の件もそう言う流れの一つではないかと邪推してしまう。例えば今回の一連の騒動の締めくくりとして「自分もつい昔の習慣に流されてしまったが、国民の理解を得られないことは今回の件で身に染みて知ったので、今後はこういったことは虚礼廃止ということで全面禁止にしましょう」とか宣言したら、結構一発逆転するような気もします。もしそうであれば、高市政権はますます長期政権になることになるのだけれど、其れ以前に野党というか中道改革連合や立憲民主党が自滅しそうな気がする。

COBOL Replacement

アメリカのAIスタートアップ「アンソロピック(Anthropic) 」が、自社のAIツール「Claude Code」でCOBOL近代化支援(=COBOLのリプレース)可能と発表したため、多くのCOBOLアプリケーションが稼働しているメインフレーマーのIBMの株価が急激に下落。一時US$300/株を超えていたIBM株価は一気に下落して、直近ではUS$220~230位まで落ちています。またIBMだけでなく、同様のホストコンピューターやシステムリプレースが進むと思われたのか、NECや富士通の株価も大きく下落する状況に。さらにはそう言う移行作業に関わるコンサル等も大きな影響を受けてしまい、日本は丁度三連休の時でも合ったので、結構ヤキモキした人も多かったんじゃ無いだろうか。

同じコンピューターでも、「パソコン」が主戦場の自分にとってはメインフレームは殆ど専門外なんですが、実は40年前の入社当時はまだ「パソコン」は本格的に登場しておらず、新入社員として初めて使用したコンピューターは、ホストコンピューターの端末機でしたし、当時の仕事はその端末機の診断プログラム開発という、ある意味「ホスト系」の仕事。入社後数年はホスト上のアプリケーションを使用して仕事をする環境でしたから、まぁそれなりに当時のホスト環境であれば経験も知識もあります。で、当時から「COBOL」と言えばビジネスアプリケーションの開発言語として金融証券損保など、殆どの大企業でしようされていたもの。新入社員研修では同じホスト系言語でもFORTRANでCOBOLは扱わなかったけれど、SE系の専門研修ではCOBOLもやらされたらしい。それだけ昔から使われて、でもまだ残っているの良くも悪くもそれだけの理由があるからだと思います。

素人的想像だけれど、COBOLのアプリは大量のトランザクション処理を効率良くするために、多分様々な処理が複雑に組み合わさっていることが最大の課題なのかなと思います。しかもそのトランザクションは、リアルタイムにどんどん変化していくし量の増減も激しい。FORTRANも大量の数値データ処理をするけれど、こちらは予め想定されているデータを処理するのが主な目的なので、有る程度その処理工程は把握出来るところが大きな違いじゃ無いかと思います。だから自分が関わっていた頃でも、FORTRANの移行作業は結構存在していたけれど、COBOLはそういうツールや手法が登場しては消えていったり、プロジェクトが頓挫したりという話が多かった気がします。その理由は色々あると思うけれど、その処理系の特異なプログラミング体系と、継ぎ足し継ぎ足されて肥大化したり複雑化したプログラム本体の難解さが最大の理由では無いかと。

Claude Codeの問題のBlogを読むと、これまでも散々議論されてきた環境移行ツールや手順に関して特に目新しい部分は無いように思います。唯一新しいのは、これまでは相当の人手をかけて行ってきた現行コードの解析と評価をAI(=Claude Code)が自動的かつ効果的に行うので、エンジニア(=人間)はその結果表かを元に新しいシステム構築を計画するところからスタート出来るという部分。これって、生成AIが登場して個人そっくりの映像や音声合成をしたり、小説を書いたり作曲したりした時に「もう作家・作曲家・歌手は入らない」とか、CG合成画面よりも実写と感じる「AI合成画面」生成できたことで、もう映画に演者は入らないみたいな話と同じだと思う。確かに既存工程のある部分はこれまで以上に効率化されて高品質・高精彩化されるだろうけど、それだけ手これまで以上に魅力的な作品が完成するとは限らない。COBOLの話も、AIという新しい要素がはいることでこれまで以上に効率化されるけれど、それも「適材適所」で活用すればの話だと思う。そう言う意味でも、AIが完璧なCOBOL移行ツールに成長するのは、地上に残る最後のCOBOLコードを変換した時だと思うなぁ。そう言う意味では、今回自社株価を大きく下落させたClaude Codeの技術を一番先に取り込んで、COBOL移行プロジェクトを最初の立ち上げるのは、その当事者のIBMじゃないだろうか。それって、ある意味お荷物的なCOBOLのお守りをする事から、より付加価値の高い利益の出る新規ビジネスへと移行出来るチャンスでもあるわけですからね。

LENZOの反撃(2)

日本のベンチャー企業LENZOを取り上げた、ReHacQのコンテンツ後半。前半に続いて、LENZOが開発しているAI向け省電力半導体の内容に関しての説明だけれど、中島氏の「たとえ話」が自分的にはどうもしっくりこない(苦笑)。いゃ、私も一応エンジニアの端くれなので、説明したいことは理解出来るし分かるんですが、それを例えられると「いゃ、それは一寸違うのでは」みたいな印象がどうしても浮かんでは消え浮かんでは消え... 

自分の過去の仕事でも、パソコンの外付けビデオアダプターとしてnVidiaは、AMDとともに当時の「二大ベンダー」だったけれど、AMDの方が遥かに優勢でnVidiaは途中藤原氏も言及しているように存続の危機に陥ったことも。その後ビデオベンダーとして何とか生き残り、CPUに出てやや傾きかけたAMDに、結果的に並ぶようになり現在に至るわけですが、彼らだってその後自分達がAI処理用のシステムに使われるようになるとは、まっかく想像していなかったでしょうね。

ビデオデータ(動画データ)というのは、有る程度の規則性を持ちつつ多数のランダムなデータを、いかに効率よく処理するかというのが肝で、さらにリアルタイムに大量のデータ転送を実現するために、キャッシュ、先読み、将来推測など色々な手段で最適化して行くというのは、「画像データ」では無いけれど似たようなデータタイプを似たように高速処理するAI関連アプリとの相性が良かったんだろうなぁ。日本では余り話題になっていない気がするけれど、同業のAMDも結構AI関連技術を進めているし、やはりハードウェアデザイン(アーキテクチャ)として、相性が良かったんだろうなぁ。

最後の方で、理系になった理由みたいな話で、藤原氏が学研の「科学」と「学習」を持ち出していたけれど、自分も小学校卒業までかな、毎月必ず両方を購読していましたね。確か当時は学校(小学校)で斡旋されて、学校から購入していた(一般書店販売ではない)と思います。その「科学」の付録の中でも電子回路関係の付録に刺激されて、自分でニクロム線をまき出したり、アマチュア無線に興味を持ち出したり、そしてお年玉で「電子ブロック」を毎年購入して電子回路に対しての興味と知識を蓄積して、それで最後はコンピューター関係の仕事に就職するんだから、まぁ典型的な「理系人生」なのかな。LENZO社の今後の発展に期待したいけれど、こういうところに政府として無駄金覚悟で資金投入しないと、中々次の基幹産業は生まれないと思うなぁ。税収の上振れ分とか、ファンド利益などの「期待外の収益」に関しては、メインとしては社会保障などに振り替えるとしても、例えば10%位はこう言う技術革新のカンフル剤として投入するような仕組みができないだろうか。