2022年4月30日

何を言っても怪しからん

混迷を続ける、静岡県内を通るリニア新幹線のトンネル工事。JR東海側が、湧き水を組み上げてその後戻す方法と、上流の田代ダムでの取水を調整して、流量を維持する2案を提案。個人的には、この話を聞いた時には、具体的でかつ大井川の下流域での水量は維持されるわけだから、妥当な提案と感じました。

ところが川勝知事はこれらの提案を一刀両断。「乱暴な議論」と切り捨てて、議論にすらならないという態度。でも、元々彼の言い分は、トンネル工事により露水が発生し、それが大井川に戻されないと下流域の生活に影響するという物だったはず。だからJR東海は、工事箇所よりも下流地域の流量を維持しようと今回の提案をしたわけです。ところが川勝知事は「水質や水脈、それに生態系に影響がある」と論拠を変えてくる。

掘削時に出る水を戻せと知事は言うけれど、それだって本来は地下水系を通って湧き出て大井川に出るものだから、露水となって中間で湧き出た時点で「水質」も違うだろうし「水脈」だって変化するでしょう。だから、本来ならば「露水は許せない」という話になって、つまり「トンネル工事は絶対に許可しない」という話にならないとおかしい話。でも、彼はトンネル工事の否定自体はしていないんですよね。だからJR東海に対策案を出せと言っている。さらに、生態系に影響があると言うけれど、何が理由でどう言う影響があるのだろうか。例えばこれまでのように水量が減ると言うのであれば、渇水期にこれまで以上に水不足になる地域が大きくなり影響すると言うような話なら理解出来ますが、水量は変わらないと言うのであればどう言う影響があるのだろうか。 

元々の理由は、工事による湧き水が多いから、下流域の水量が減り生活に影響すると言うものだったはず。これまでのJR東海の説明では、その流出量の算出方法や評価量が曖昧だったので地元側も不信感を抱いていたわけですが、今回は元の水量を維持するという前提でその対策方法を説明している。だからこそ、知事以外の関係者や流域自治体も評価する発言をしているわけですよね。リニア新幹線に関しては、色々な意見はあるだろうけど、予想される東南海地震による東海道新幹線のパイパスという意味もあるし、東西の大動脈をさらに太くするという経済的政治的な意味も大きい事業。リニア新幹線の停車駅は静岡県内には設置されないけれど、それによって東海道新幹線のダイヤに余裕が出来、結果的にこれまで停車していないのぞみ号の県内停車や、ひかり号の県内停車本数が増加するなど、波及効果が期待出来るもの。新幹線通勤をしている一人として言わせて貰えば、今は1時間に1本の浜松停車(や、静岡停車)のひかり号が、1時間に2本になったらその影響はかなり大きいと思うし、それによって静岡から都内や中京圏は、完全に通勤圏内になります。場合によっては、早朝の静岡始発・浜松始発の新大阪行きひかり号とか設定されれば、近畿圏への通勤も無理なく出来るようになるだろうし。言い方は悪いけれど、静岡県の端っこをちょっと通して上げるだけで、その見返りはかなり大きいと思うんですよね。で、懸案だった水問題の対策も提案されたならば、後は努力して妥協点を見つけるだけ。それが知事の仕事じゃないだろうか。

今そこに有る危機への対策

東洋経済ONLINEに掲載された、細野豪志衆議院議員による原発再稼働に関しての記事。東日本大震災の時の、原発対応担当者の一人として、その発言の重みは大きいと思うのだけれど、それ故にもっと注目されて真剣に検討されるべき話だと思う。 

日本の原発施設に対して、福島第一の経験から津波被害対策や、電力喪失時の対策を重視して追加要求することは、それは正しい判断だと思います。でも、今問題になっているのは「特定重大事故対策」と呼ばれる、航空機などによる直接の攻撃に対応する対策工事な訳で、実は東日本の経験とは直接には関係無い。911の航空機テロの時にこそ話題になったけれど、あの時も十分に防御されているという説明で、確かそれ以上の議論にはならなかったはず。それが、東日本大震災によって過剰に注目されて、何故か再稼働条件に含まれてしまったように思います。

確かに、将来的に日本でああいったテロ行為や、今回のロシア侵攻のような戦闘が発生して原子力発電所が攻撃対象になる事は有るかもしれない。でも、その確率よりは、再稼働しないことによる電力危機による被害の方が、よほど確率は高いだろうし、その時期にしても今年の夏とか冬とか直ぐに発生する可能性があるもの。その為にも、細野氏が言うように、地震・津波対策をして東日本大震災級の災害が再発しても福島第一原発のような事故のリスクが低い物に関しては、再稼働を進めて行くことが今の国民生活を守る事じゃないだろうか。

さらに言えば、原発再稼働によって電気料金が下がれば、今の原油高、為替安による生活苦の対策にも貢献するでしょう。また、電気料金が下がることで、製造コストが下がり、値下げには繋がらないとしても値上げの抑制や値上げ幅の縮小には貢献出来るかもしれない。だから、経済対策としても重要な施策になるはずなんですよね。さらに言えば、原発を再開して燃料発電に依存する部分を下げる事で、その分の燃料を欧州に融通することはウクライナ支援・ロシア対策にもなるわけだし。それ以上に、老朽化して限界ギリギリで運用している国内の火力発電設備の整理も進めないと、何時想定外のトラブルが発生するかもしれないわけですし。色々国内外に問題は山積みだけれど、原子力発電再稼働の判断は、重要な課題ではあるけれど、実行することで解決される問題も多い重要な事象だと思いますね。

サーモン秘話


寿司ネタで定番の一つになっている「サーモン」が売れた背景というか秘話的な話。以前別の機会にも聞いたことの有る話で、まぁノルウェーの余剰在庫の拡販先として、寿司ネタとしての消費拡大を狙ったという事。それまで寿司ネタとしては扱われていなかった「サーモン」が、トップの人気寿司ネタになったんだからその功績は語り尽くせないでしょうね。

興味深いのは、結果的に日本ですしネタとなったので、その寿司が海外に伝搬していくときにもサーモンは海外に出て行き、それが外国人の嗜好にあったために、海外でも人気ネタとして拡大した事。海外でのサーモンの消費方法としては、焼くか燻製にするか位だったので、多分そんなに消費量としてはそれまでは多くなかったと思います。それが「Sushi」という新しいマーケットが登場し、しかもトップの人気を勝ち取るところまで拡大したわけだから、ノルウェーとしては笑いが止まらないだろうなぁ。結果的に、海外で売り込むよりは、日本の寿司市場に売り込んだことはその後の波及効果も含めて大成功だったと言えますよね。

実は、個人的にはスモークサーモンはワインのつまみとして食べるんですが、サーモンの寿司は得意じゃ無い。別に通ぶるわけでは無いのですが、あのぬるっとした食感が先ず苦手。また、あっさりした物も多いんですが、あの味と風味が駄目。個人的に焼き魚は好きな食べ物ですが、サーモンの場合焼くと独特の匂いが有る場合があって、あれが苦手なので焼き鮭(多くの場合は、焼きトラウトだったり焼きサーモンだと思うんですが)はどちらかと言えば避ける傾向があります。まぁ、ノルウェーサーモンにしても、折角生食を売り物に出荷しているのだから、それをわざわざ焼いて食べられることは本望じゃ無いだろうか。それに、ノルウェーサーモンは、どちらかと言えば脂分が少ないから寿司向きで、焼き魚だと少し物足りなく感じる気がしますし。

例えば、タコはモーリタニアだったか、アフリカから入ってくる物が主流だし、マグロだって世界中から集まる時代。サーモンだって、海外から入ってくることに不思議は無いけれど、「ノルウェーサーモン」の様に、ブランドとして確立して居る物は殆ど無いんじゃ無いだろうか。あと、素人考えですが、ノルウェーと同じような事を例えば北海道でも出来そうな気がしますが、それをやっていないのは資本とか自然環境とか、やっぱり違うから何だろうか。一つ気になったのは、養殖用の生け簀のサイズが、ノルウェーの物は多分にほんの何倍もの大きな物で、園分魚へのストレスも少なそうでした。サーモンだけで無く、日本の他の養殖生け簀ってどちらかと言えば小型の物が多いけれど、あれも何か理由があるんだろうか。何か小さくて狭くて、中の魚も住みづらそうな気がするんですが。ノルウェーの成功例っていうのは、色々な意味で日本の養殖業や漁業に参考になる事が多そうな気がします。

2022年4月29日

NFLドラフト2022

今日は、NFLの2022シーズンのドラフトがLas Vegasで開催され、もうすぐスタート。日本のプロ野球のドラフトもテレビで放送されるなどそれなりのイベントですが、NFLの場合は桁違いの桁違いで、それこそアカデミー賞とかの授賞式を彷彿させるような大規模イベント。そのお陰で、今日のTLはNFLやドラフト関係の話題がどんどん流れていって、何時も見ているようなフットボール以外の情報が完全に埋もれている(汗)。

日本のプロ野球ドラフトでも、新人選手の契約金とか年俸が話題になるけれど、NFLはそれも桁違い。 で、プロ野球同様、大金を出して獲得した選手でも、その後活躍してくれる保証は無くて、活躍できずにフィールドを去る選手も多いんですよね。そこはやはり厳しいプロスポーツの世界であることは同じ。プロ野球と違うのは、NFLの場合自分のセカンドキャリアを決めている選手も多いので、引退後は別の事業で活躍する人も多いのと、案外選手からコーチになる人が少ないこと。それは、コーチ業はコーチ業としてのキャリアパスが別に確立しているからだと思う。日本でも、そう言う専門性が認識されて、育成過程が確率すると、もっと色々な人がスポーツに馴染む世界になると思うのだけれど。

もう一つプロ野球ドラフトと大きく違うことは、各チームがドラフト権のやり取りが出来る事。現役選手のトレードの時に、日本の場合は同程度の選手同士の交換が殆どで、場合によっては金銭トレードで、選手と見合う金額での交換がありますが、NFLはそこに「20xx年の何巡目のドラフト権」みたいな物も加わります。当然、一巡目の権利は何処のチームも欲しいので、一番価値がある訳で、さらに二巡目とか三巡目とかも同様。また、在学中の有望選手によって、今年よりは来年とか、さらに数年後のやり取りもあったりして面白い。NFLは現在32チームが所属しているけれど、場合によっては一つのチームが複数選手を一回の巡目で指定する事もあり、これも面白い仕組み。NFLの場合は、戦力均衡を大前提にしていて、だから前年下位のチームから指名していくことはプロ野球のドラフトと同じ(と言うか、確かプロ野球側がNFLをマネしたんじゃ無かったかな)だけれど、さらにはサラリーキャップもあって経済的な差で有望選手が集中しない対策もとられている。試合以外でも「魅せる」事を意識した作戦だと思う。

実は個人的にはNFLからすっかり離れてしまい、カレッジフットボールも日本では殆ど見る機会が無いため、有名選手とかは全く知らない状態。この後9:00からドラフトの様子が日テレ系のG+で放送されるのだけれど、たぶんそれを観ても殆ど理解出来ないと思う(笑)。どちらかというと、フットボールというゲームを俯瞰的に楽しむのが、ここ数年の自分の楽し見方なので、正直どんな選手が所属しているかよりは、どんなプレーをするのか、どんな傾向のチームなのか、そっちの方が興味が沸きます。まぁ、そう言うチーム気質を作るのは選手層もそうだけれど、コーチの傾向の方が多分NFLの場合は大きいと思うので、そちらの方が個人的にはまだ興味が傾くのかな。でも、またNFLに向けて、自分の知識を蓄積していくのも良いですよね。テレビ放送は減ってしまったけれど、ネットサービスで以前よりもNFLやカレッジの映像に接する機会は増えてきているので。

ローソン無印良品計画

今朝の多くのニュースで取り上げられていた、ローソンのほぼ全ての店舗で無印良品の商品を扱い始めるという話。「あれ? 以前もあったよね?」と思ったら、以前はファミリーマートで扱っていたんですね。でも、2019年に終了しているらしい。そう言えば、昔はコンビニに入ると無印の商品をよく見たけれど、暫くそう言う光景を見なくなったなぁと、今更ながら思い出しました。

私は、社会人になって仕事を始めた最初の10年位は、町田市の玉川学園に住んでいたんですが、暫くして駅前のコンコースに繋がったビルに「無印良品」の結構大きなお店が出来て、よく通っていた時期があります。当時は、染色とか余計な手順や手間を省いて、寄り自然な風合いや素材を重視した製品というのが確かコンセプトで、ですから衣類とかタオルなど、繊維製品が殆どだったと思います。今みたいな、レトルトカレーとか健康食品みたいなものなんて、全く無い時代。生活用品もまだ登場していなかったと思うなぁ。今で言う「SDGs」の先駆けなんだろうけど、デザイン的にはシンプルなので多分好き好きが大きかったと思うし、製品の種類もそんなに多くなったと思います。あと、大量生産品で無いので、価格的には少しお高めでしたね。その後に訪れるデフレ時代の前、バブル期だったから価格はそんなに問題にはならなくて、それよりも自然素材とか人工的な加工を施していないというLOHASとかオーガニックが当時の謳い文句だったと思います。それが今では「MUJI」という一つのライフスタイルみたいなものにまで昇華されているのだから対したもの。海外では「MUJI」は立派なブランドですからね。

閑話休題。そう言う意味では、今の無印良品の商品展開の中には、それこそ売れ筋のレトルトカレーとかレトルト食品や、フリーズドライのスープ・お味噌汁類、生活雑貨など、コンビニで取り扱いやすくまた売れ筋として期待出来る商品がかなり増えています。私には縁は無いけれど、化粧品も人気があるらしい。コンビニの場合、どうしても大型の商品は置けないので、そう言う小物商品の種類が豊富なのはメリットがありそう。問題は、自社のプライベート商品(PB)との競合なのかな。ローソン側としては、無印良品の商品が売れるよりは、PB商品が売れた方が利益としては大きいだろうしPBをやはり売りたいだろうけど、集客力としてはPB商品よりは無印良品の商品の方が知名度も人気も大きいだろうし。中々複雑がジレンマが生まれそう。

コンピに業界も大変だなぁと思ったら、7/11はダイソー商品を置くんですね。これもまたビックリ。自宅近くにはダイソーは無くて(主にSeria)、殆ど利用したことは無いのだけれど、100均商品ってコンビニとの相性はどうなんだろうか。「100均」と言っても、最近は200円、300円と、特に100円に拘らないというか100円では作れない商品へのニーズも大きいので、コンビニ向けの商品展開も可能何だろうけど。それならダイソー者約手、3COINSと提携した方が良いかも(マテ)。まぁ、記事によれば試験展開が好調なので本格時に取り扱いを始めるらしいけれど、7/11とダイソーという組合せはちょっと意外でした。自宅から近い順にコンビニを並べると、ローソン、ファミリーマート、7/11となるので、一番最寄りのローソンで無印良品の商品が置かれるようになったら、これまで以上にローソン通いが進むかも。ただこのローソン、以前購入したサンドイッチが、賞味期限切れから2日も経過していたことが有ったので、今ひとつ食品系は信用していないのですが。だからこそ、無印のキーマカレーを買えという事なのだろうか。まぁ、そう言う知名度の高い商品展開よりは、一番利用する頻度が多い、食品関係(お弁当、サンドイッチ、お握り、お惣菜)の品質は、どのコンビニもアップして欲しい。ローソン、ファミマ、7/11、何処で購入しても、以前よりも美味しいと感じないことが多いんですよね。地域差なのか何なのか、依託工場の差なのか、どのコンビニチェーンで購入して食べても、何故か最近はガッカリ度が大きいのを本当に何とかして欲しい。仕事柄、よく都内のコンビニも利用するんですが、製造委託先の違いなのか、量が出るから回転が早いからなのか、都内の方がマシな気がするんですよねぇ。何か、最後は愚痴になってしまった...

10連休始まる

今日から始まるG.W.の連休。以前も書きましたが、弊社は平日の5月2日と6日が会社の特別休日となるので、有休取得せずとも今日から10連休が始まります。例年ならば嬉しい10連休だけれど、特に何処かに出かける予定も有るわけでも無く、正直何しようかと未だに思案中の状態。

一方で世の中は「with コロナ」という事で、3年振りに様々な制限がほぼ解除されて、特に屋外イベントは入場者制限など無い状態で開催されるものが多いみたい。地元のG.W.期間最大イベントの「浜松まつり」も、中田島砂丘での凧揚げは有観客で開催するものの、練り等の密状態は禁止。夜の御殿屋台引き回しも、町内のみで以前のような市街地での引き回しは今年も中止らしい。まぁ仕方ないけれど、それでも各町内の祭り好きにとっては年に一度の晴れ舞台だから、無いよりは少しでも祭りが開催されることに意義があるんでしょうね。私は祭りに参加する予定は無いけれど、色々停滞気味の地元の雰囲気が、これで少しでも持ち直すならばうれしい事だけれど。

朝のニュースでは、成田や羽田からの海外出国のニュースを流しています。ここ2年の「出国者ゼロ」みたいな状況に比べると、先日のハワイツアーだけでなく、東南アジアやオセアニア、さらには欧州等かなり海外旅行も持ち直している様子。でも、空港の様子はコロナ禍前のG.W.の檄込み状況と比べると、まだまだ雲泥の差ですが。成田空港の国際線利用者数は、通常の場合だと3~4万人位なのが、G.W.だと5万人を超えるんだったかな。多分今回だと2万人に届くかどうか位だろうか。今一日当たりの入国者数は1万人なので、それほど増やすことも出来ないと思うけれど、それでもビジネス目的以外での海外渡航が、このG.W.を切掛に一気に解禁されるような雰囲気も感じます。現在では出入国時の検査・手続きも簡略化されてきたけれど、日本入国時に72時間以内の陰性検査証明が必要なのが一番の問題ですよねぇ。ハワイあたりだと、ANAやJALが現地の検査機関と提携してサービス利用が可能かもしれないけれど、そうで無い地域へ行くと自分で何とかしないといけないのだろうか。ツアーだとそう言うものも含めて内容が構成されている可能性もあるけれど、自分のように個人旅行となると一寸敷居が高くなりそう。やはり自分的には、もう一段日本入国時の敷居が下がらないと、中々海外渡航再開というわけにはいかなそう。

さらに追い打ちを掛けるように、円安が進んでいて、昨日はとうとう131円台まで対ドルで円が下がることに。一寸前までは、100円台だったことを考えると20円以上違うわけで、流石にこれだと影響が大きい。US$1,000の買い物をしてカードにチャージされる金額が、以前は10万何千円だったものが今は13万円以上になるわけだから。日本発ツアーだと、航空チケット代金やホテル代金は予め日本円で支払済みなのでまだしも、個人旅行で直接予約してドル建てで支払うようになっていると、一回の旅行で何千ドルを使うことも珍しく無い。仮に総計でUS$5,000だと、50万円ちょっとだったものが今では65万円にもなるわけですからね。さらに言えば、UA MPでPQPを獲得する場合、これまでよりも20~30%位目減りすることになるわけで、これも痛い。この10連休は、円安環境の中いかにお得に海外旅行を実現するか、その自由研究の時間になりそう。

2022年4月28日

共通化

ウクライナへの支援策の一つに、現地で必要とされている武器弾薬の支援がありますが、何でもかんでも送れば良いというわけでは無くて、ウクライナ軍で使用して操作に慣れている武器がまずは必要。所が、ベースがロシア製の武器ということもあり、世界的に見ると結構限定されている部分もあり、中々必要とする物も集まらない状況に。国によっては自国製兵器やアメリカ製武器を送るケースもあるみたいですが、そうなるとその使用方法を一から学習しないといけなくて、投入までに時間が掛かることに。時間勝負の戦場では、それはかなりのデメリットになります。

単純に、銃の弾丸にしても、使える物が違って融通する事が出来ないと、弾が残っていても撃てなくなる状況も想定されます。また、戦闘機にしても、タイプが違えば操縦系統も違うし、操作方法に慣れていないと一瞬の判断よりも先に相手の先をとる瞬時の勝負では、全く役に立たないことに。自動車でも、例えば代車とかレンタカーを利用して、何時もの自分の車と違う車を運転するときには、やっぱり違和感を感じますからね。ハンドル、ペダル、レバーと、ほぼ共通化されている自動車にしても、慣れている自分の車との微妙な違いが咄嗟の時の対応に影響するくらいだから、戦闘機とか武器の類はもっと大きいことは想像するまでもない気がします。

例えば日本が同様の状況に将来遭遇した場合、多分アメリカ軍との武器の共通化はある程度出来るのだろうけど、そこにそれ以外の国の援軍が来た時にはどうなんだろうか。そう言えば昔PKOで、韓国軍の弾薬が不足したので、日本の自衛隊が貸して上げた見たいな話があったけれど、それ位の互換性維持は考えているんでしょうね。でも、韓国でも航空自衛隊(F-15J)と同じF-15戦闘機(F-15K)を運用しているけれど、いきなりそれに搭乗して操縦しろと言われたら、やっぱり困るだろうし、離陸は出来てもそのまま戦闘に入るというのは無理だろうなぁ。多分、例を挙げ出せば幾らでも出てくるんだろうけど、自主開発とか国内生産である程度国内の体力維持が必要な反面、万一の場合を考え取る共通化とか互換性維持と言うことも重要で、そうなると装備の内容や更新スピードみたいなものも相手と合わせないといけなくなって、国内の防衛事情とは異なる状況にも対応しないといけなくなるのかな。

自分が仕事をしている情報端末の世界では、極端な言い方をすると「OS」で共通化が計られていて、幾つかの勢力で纏まっているわけですが、それでも色々細かな仕様の違いとか互換性の問題は毎回のように生まれてきます。互換性をイズすることを大前提に、何年も仕様策定に時間を費やし、検証機能や認証機能なんかも通過しても、やっぱり違いが生まれたりしてくるわけで、互換性維持というのは並々ならぬ労力が必要。でも、万が一の場合には直ぐに代替可能な訳なので、備えとしてはこれほど心強い物は無い。日本でも防衛費の増加に対して肯定的な意見が増えていますが、やはり多くの国にとって今回のロシアの侵攻は衝撃であり、自分達の防衛体系(武器や防衛用品)の準備を見直しているところじゃないだろうか。全部が全部では無いけれど、実際の武器以外の部分は日本の場合は防災対策にも繋がる部分も大きいわけで、そういう所も含めて再考する機会だと考えたいですね。

食文化の違い

ウクライナへの支援関係のニュースを見ていて、ちょっと気になった事何ですが、日本から食糧支援をする予定で、魚の缶詰、パックご飯などを送るという事。素朴な疑問として、ウクライナの人達は「ご飯」とか米を食べるのだろうか。「パックご飯」だから、多分電子レンジでチンするヤツですよね。日本人なら温かいご飯として、困っているときにはご馳走になるだろうけど、ウクライナは世界有数の小麦生産国でもあるので、やっぱりパン文化だと思うんですよね。さらに言えば、魚の缶詰も多分鰮とか鯖とかマグロとか、海魚の缶詰なんだろうけど、ほぼ内陸国のウクライナだと魚は食べないんじゃないだろうか。食べても川魚が多い気がする。

調べてみたら、ウクライナ料理のWikiがあり、やはり主食はパンだし、魚よりも肉で肉も豚肉が多いと書かれています。で、それ以上に野菜中心の食事らしい。となると、パックご飯よりもパンの缶詰を増やした方が良いだろうし、缶詰でも魚の缶詰よりは野菜スープとかの方が良さそうな気がします。ある物を送ることの方が、時間も早いしこちらとしての負担も少ないのかもしれないけれど、それ以上に現地のニーズに沿ったもので無いと相手も困ってしまうわけで、そう言う意味で今回の食糧支援の内容って相応しいのかニュースを聞いていてちょっと疑問を感じました。 

国内の災害対策として備蓄して居た物だろうから、その備蓄品としての内容に問題は無いのだけれど、それを使う先が想定していた国内では無く海外、それも比較的食文化が似通っているであろうアジア圏ではなく欧州となると、話は違ってきそう。また、国内備蓄として考えても、国内に滞在して生活する外国人居住者も増えてきている現在、和食以外の備蓄品も増やす必要はあるのかも。それは、外国人居住者対応という意味だけでなく、和食に慣れている日本人にとっても単調になる非常食にアクセントを付ける意味でも、洋食系の食料品を混ぜることは大切じゃないでしょうか。確か個人宅での非常食料品の備蓄に関しても、同じようなものだけで無く、例えばレトルトカレーとか辛いラーメンとか、多少刺激のある物を混ぜておくと単調になりがちが避難生活にアクセントが生まれるみたいな話を聞いた記憶もあるんですが。

勿論そう言う事を言い出すと、例えば南米向けには〇〇、中東向けには××、アフリカ向けには△△、と地域毎に支援物資を準備するのかという話になってしまうけれど、そこまで極端で無くても、日本の食事以外の選択としてお米の代わりにパン、魚の缶漬けの代わりに肉だと色々問題のあるケースがあるから野菜系の缶詰やおかずという組合せを増やしておけば、地域の違いやビーガン対応も含めてかなりカバー出来るんじゃないだろうか。大切なのは、それは日本人にとっても非常時に役立つ備蓄になるから、決して無駄にはならないと言う点。あと、やはり極限状態なると甘い物も欲するだろうから、果物の缶詰とかクッキーの缶詰みたいなものも有効利用できそうな気がします。日本の支援に対してウクライナから感謝のメッセージが無かった云々の話があるけれど、相手の感謝を貰うために支援するわけでは無くて、困っている人がいるから支援しているはず。また、だからと言って何でも送れば良いわけじゃ無くて、本当に必要な物役立つ物を精査して送るのが、支援する側の責任でもあると思います。そう言う意味で、今後も食糧支援をするならば、ちゃんとフィードバックも確認して現地の人達の口に合う物を選んで欲しいと思いますね。

2022年4月27日

英語は語順だけの問題じゃ無い

少し前にTLに流れていて話題で、日本人が英語が苦手なのに対して、多のアジア諸国例えば中国とかベトナムとかの人達がそんなに不便無く英語を話すことが出来るのは、母国語の語順が英語とほぼ一致しているから、みたいな話がありました。確かに、日本語と英語の語順を比較すると、ほぼ180度の違いがあって、英語を逐語訳使用と思うと、英語の翻訳部分最後まで聞かないと日本語に翻訳できない(難しい)という事は良く言われている話。

それが一爆よく分かるのは同時通訳の時で、相手の発言を最後まで聞いてから翻訳すると、ワンテンポ、ツーテンポ所か、全く相手の発言について行けない状態で日本語訳が進むことになり、日本語に翻訳されたからと言ってきている日本人には別の意味で分かりづらい状態に。だから同時通訳の場合には、ある程度相手が話をすると、先読みするような形で翻訳し始めるんですが、翻訳中に相手が話した部部も頭の中で変換しながら日本語で話をしないといけないから、どうしても無理があるわけだし、語彙にしても不自然さが生まれてきます。また、最後の方になると辻褄を合わせるために、早口でちょっと無理矢理日本語にしている感も感じてしまうし。まぁ、そんな状態でも同時通訳できるプロは凄いとは思いますが。

元々の母国語が英語との類似性が大きいか小さいかで、その国の人達の英語力に違いが出るというのは、確かに一つの要因とは思うけれど、それは絶対的な物じゃ無い思います。その一番の例は韓国。韓国語は日本語とほぼ逐語訳が出来るくらい文法的には類似していて、だから日本人の中にも韓流ブーム等で韓国語に憧れて習う人も多い。で、そうなると日本人同様韓国人も英語が苦手なはずなんですが、韓国人の英語力は相対的に日本人よりもずっと上だと思うんですよね。その理由として個人的に感じるのは、ビジネスの世界では日本以上に海外志向が強くて、さらには国民性なのか国内事情なのか、外に出ていく思考も強いから、どうしても英語力は必須。また、国内での就職競争も苛烈だから、英語という学科の成績も日本以上に重要視されて能力を伸ばさないと生き残っていけない事情も大きいのだろうけど、いずれにしても日本同様英語とは真逆な文法形式を持つ韓国では日本以上に英語力は高いと言えます。

そう考えると、文化的言語的背景よりも、やはりその人のやる気というか気持ちの問題が大きいんじゃ無いかと。そして、気持ちだけで無く、実際に日本語が使えず英語だけの世界や社会に出て行き、実際の環境の中で揉まれるような行動に出る人の多さが、全体的な語学力の違いを作る物だと私は思います。一つ誤解を受けやすいのは、「翻訳」というのはあくまでその外国語が出来ない・知らない人のために母国語に変換した物なので、実際の外国語会話の中での行為とは別の物という事。英語を聞いて日本語に直して理解し、その逆の工程を頭の中で実行して相手に伝えるのは、初心者のレベルだと思う。ある程度慣れた人は、少なくとも英語の単語レベルで相手の話や自分の意見を思い浮かべるし、文章の組み立てにしても外国語ベースに単語を並べていくのが、初級を卒業した人の脳内動作だと思います。そう言う意味で、語順の違いなんて言うのは、その言語の取っかかりとなる敷居の高さの違いだけで、その後の慣れ・不慣れは、やっぱりその人のやる気とそれも含めて自分がいる環境の影響が殆どじゃ無いだろうか。だから、その言語を習得したければ、日本語のないその言葉だけの環境にどれだけ長く自分の身を置けるか、が一番重要だと思う。

Photoshopが白くなる

昨日、とある必要性からPhotoshopのファイルを編集しようとした時の事。Photoshopの拡張子.PSDにアプリも関連付けしてあるので、その編集するPSDファイルをクリックして起動しました。Photoshopが起動し、次のそのファイルの内容がPhotoshopのデスクトップに表示されるはずなんですが、何故か白い画面が表示されるだけ。画面上は、白いだけですが、一応レイヤーはちゃんと残っているように表示されるし、それぞれのレイヤーを選択すると、それに合わせてバウンディングボックスのラインも表示されるので、データは残っている様子。試しに、別のPSDファイルを開いてみましたが状況は同じ。どうもファイル固有の問題では無くアプリ側の理由という事は確かなようです。

これまで20年近くPhotoshopを使用して居ますが、初めて遭遇する現象です。ただ、ファイル内のデータは保存されており、どうも表示系の問題のようで、そうなるとビデオドライバーかなぁと暫く思案。ただ、余り心当たりがないのと、その現象を見ているとアプリ本体の問題と言うよりは、アプリとOS側(+ビデオドライバー)の連携が上手く動作としていないように思われます。自分の経験だと、インストールが何か失敗しているアプリとか、同じようにドライバー更新時にやはり何か失敗している時にこんな感じで表示系の問題が結構発生するような気がします。となると、Photoshopの再インストールかなぁと思いながらも、それもまた大変なのでひとまずGoogle先生にも聞いてみる事に。

「Photoshop 白い画面が表示」で検索してみたら、同様の問題発生事例も幾つか引っかかり、対策としてはアカウントからサインアウトしているのでもう一度サインインしてみるみたいな事が並んでいます。アプリが起動しているので、サインアウトしているのでは無いと思うのですが、取りあえずAdobeの管理ソフトであるAdobe Creative Cloudを起動してみました。ここで何となく原因が判明。アップデート待ちのアプリが幾つか表示されたんですが、その中にPhotoshopもリストされています。「更新中」ではなく「更新待ち」なので、それで何か問題が発生するのも解せないのですが、取りあえずPhotoshopも含めた「更新あり」のアプリの更新作業を完了させます。

10分程して更新が終わり、最新の状態になったところで、再び最初のPSDファイルをクリックして起動してみました。同じようにPhotoshopが起動して当該のPSDファイルが開くと、今度はちゃんと内容が表示されました。その後編集作業を少しして保存を掛けたりしましたが、特に問題無く更新もされます。更新をかけてアプリ(Photoshop)に活を入れたのが良かったのか、本当にその更新待ち状態が原因だったのかは不明ですが、直ぐに解決出来て助かりました。原因が分からないのが今ひとつ不安で不満なんですが、まぁ結果オーライと言う事で納得することにします。

2022年4月26日

Chromebook の善し悪し

昨日の移動では、久しぶりにほぼ一日Duet君と付き合ったのですが、備忘録代わりに気がついたこと色々。Duet君こと、LenovoのChromebookですが、何時も持ち歩くノードブックパソコン(ThinkPad X13 Gen1)と比べて、

  • サイズは一回り小さい(Duet: 10インチ vs X13: 13インチ)
  • 厚みは、DuetがX13の半分くらい
  • 重さはほぼ同じ位(Duet本体+キックスタンド付カバー+キーボード)
  • ACアダプターは1/4位(2.4AのソケットとType-A-to-Type-Cのケーブル)
という違いがあり、携帯性はDuet君の方に軍配が上がります。その為、何時もはブリーフケースとかデイパックに入れて移動するけれど、今回は少し大きめのスリングバッグにDuet君を入れての移動で、気楽さではこちらの勝ち。

最大のメリットは、最近ではUSBポートが結構あちこちで利用可能になってきているので、USBケーブルを接続するだけで充電しつつ、あるいはAC(DC?)モードでバッテリー消費を意識せずに使用出来ることでしょうか。今回試した中では、機内のUSBポートは容量不足で警告が出ましたが(だからAC用USBドングルを使用)、那覇空港のANA Suite Lounge内のポートは、そのまま使用出来てかつ通常の充電も可能でした。バッテリーで使用する場合でも、X13の場合は普通に使用していて4時間位が限界かなと感じますが、Duet君の場合は6時間位は大丈夫そう。最も、使用しているOSやアプリの種類も違うので、一概には比較できませんが。また、後からも書きますが、PDFブラウザーとしてかなり使いやすいという事も、今回発見したメリット。これまではKindle端末として文章や書籍を読んでいましたが、結構Kindleアプリが使いづらいこともあり、利用機会はそんなに多くありませんでした。今回、仕事の資料をPDF可したものを幾つか読み込んだりしましたが、PDFリーダーとして考えると、サイズ的にも使いやすいなと感じました。

一方で最大のデメリットはキーボード。X13の方は、右側のキー配列が一部短くなっている変形キーボードではあるけれど、ほぼフルサイズキーボードで配列も同様。Duet君はQWERTY配列ではあるけれど、キー配列は異なる部分も大きく、未だに慣れません。さらに、FEPがGoogle製しか使えず、かな・英の切替が、通常は無変換キーを押す度に変わるフリップ形式なのに、Duet君はスペースバーの左右のキーをそれぞれ押さないといけないメイク方式なのも不便。キー配列やサイズの違いもあり、ミスタッチは数倍以上増えます。また、ポインター操作がタッチパッドだけで、しかも少し反応が鈍いときもあり、これも不便。文字入力は、最低限に必要な場合にのみ使いたいくらい。それでも、スマホのフリック形式等よりは、自分にとっては慣れているし入力スピードも早いので、何か文章を打つときには可能ならばスマホよりはDuet君の方が嬉しいのですが。

一番便利なのは、やはりブラウザーというかブックリーダーとして使用する時ですね。キックカバーやキーボードを外して本体だけだと600g位かな。画面サイズも10インチありますから、PDF表示したA4サイズのドキュメントを読むには問題無い状態。今回も事前にOneDriveに置いてある資料のうち必要と思われるものをDuet君側にダウンロード(オフライン利用)しておいたので、直ぐに必要な資料にアクセス出来ました。もう少し軽ければベスト何ですが、それでもこのサイズでこの画面でのブックリーダーとしては、今の所十分満足しています。Kindle利用の時には、変なところにタッチしてページが飛んだりKindleが異常終了したりと、今ひとつ安定性に疑問が残りますが、PDF表示なら殆ど問題無く、細かな文章や図表もピンチ操作で拡大縮小出来るし、あらためて通常の仕事の時にも利用出来るのではと再認識しました。印刷資料だと、必要な書籍を机に広げて作業するように、複数の電子ブックを広げたいときに、これまではどうしてもパソコンの画面(=デスクトップ)という制限がありました。それを、この手の「簡易リーダー」みたいな形で手元で表示させたり、場合によってはパソコン画面と並べて表示させたりと、印刷媒体に近い使い方が出来るのは自分的には新しい発見とも言えます。ただ、そうなるとやはりWANモデルで、何時でも何処でもネットアクセス出来ないと、その本領発揮というのは難しそう。そこがChromebook最大の課題かなと感じます。

ワントレーラウンジ飯

ANAの上級ラウンジで、ワントレーの和洋食メニューを、時間帯によって提供するという記事。もう2年以上国際線で飛んでいないので、ラウンジの様子も全然分からないけれど、DINING hやライブキッチンの代替ということなのか。

私は、ラウンジと言えば、いろいろなお惣菜(摘まみ)をとってきて、ちびちびワインとかウイスキーを飲む場所だと思っていて(笑)、良くラウンジ系の記事で登場するような麺類とかカレーとかは、殆ど食べません。「食事をする場所」ではなく「飲む場所」と勘違いしていますからね(爆)。まぁ、食べるにしても飲むにしても、それも「旅の楽しみ」の一つだろから、人それぞれで良いと思うのですが。

定食とかコース料理で困るのは、自分が食べられない物とか嫌いなものまで含まれた場合。例えば、少し前にホテル朝食でビュッフェではなく定食形式で出してくれたところがありましたが、だいたいそう言う場合和食を選択すると「納豆」が入っているんですよね。もう、私はこれは却下。予め分かっていれば外して貰えるように断るのだけれど、知らずに注文して目の前に納豆が出てきたら、もう絶望感しかありません(マテ)。あと、甘い物も苦手なので、だし巻き卵なんかも取らない人。さらに言えば、お味噌汁は必須アイテムだけれど、最近だと結構赤だしが増えていて、これも困る要素の一つ。赤だし、嫌いなんです(をぃ)。白味噌か合わせ味噌のお味噌汁しか飲まない。

それ以外にも、実は「偏食? 変食?」と言われるくらい好き嫌いがある自分は、やはり迷惑を掛けないようにワンプレートは避ける傾向がありますよね。じゃぁ、ビュッフェ大好きかと言われると、実は食事中に何度も席を立ったり座ったりすることや、混雑した中料理を取り分ける行為も嫌いで、ビュッフェは避ける人でもあるんですよね。ラウンジの場合、利用者数もそんなに多くないし、頻繁に料理を取りに歩き回るわけでも無いので、ビュッフェだけれど我慢できる範囲なのかも。あと、最近のホテル朝食ではビュッフェがデフォルトなので、もう朝食の時には諦めていますが、昼食とか夕食では利用したいとは思わない自分。そう言う食事では無く、あくまで「飲みの場」なので我慢できるのかも。いずれにしても、もう天の邪鬼の局地みたいなヤツ(苦笑)なので、そのうちラウンジ利用お断りされるかもなぁ... そうなる前に、精々利用させていただかないと。その為にも、はやく国際線利用が以前のように出来るようにならないと。

AMC Leg#14: HND-OKA/-HND

先週の移動で、G.W.前の仕事は終わるつもりでしたが、ちょっと予定が狂い今日も慌ただしく飛ぶことに。まぁ嫌じゃないですけど(笑) 。ただし、浜松から出発してのフライトなので、朝がちょっとつらいのが難点かも。前日日曜日は、一日雨模様で肌寒さすら感じる一日でしたが、この日は朝から暖かく、天気予報では都内は30度の夏日に達するかもとのこと。そのため、朝晩は少し冷え込むかなとも思ったんですが、移動のメインの昼間の天候に合わせて、半袖ポロシャツで出かけることに。幸いにも、浜松の朝は多分20度以上の気温はあったのと、湿気も高くて朝霧が漂うくらいの天候だったので、寒くもなくちょうどよいくらいでした。

前回の金曜日は、「コロナ禍終わった?」と感じる位、ちょっと混雑していた浜松駅ですが、この日はガラガラ。丁度在来線が到着して、中高生等が大勢改札から出てきましたが、それを含めても一寸拍子抜けするくらいの様子。そんな中、ひかり号の発車時刻も近いので早足で新幹線の改札口を抜けて、構内のスタバで何時ものように朝食を調達。気になっていた「ヴイーナソーセージの石窯フィローネ」をこの日も購入しましたが、やはり中のソーセージの長さは短い。うーん、ちょっと損した気分に(笑)。その後品川駅に到着して、新幹線口から京急側に移動しましたが、こちらは逆に週明け月曜日だからか前回以上に混雑している感じです。G.W.前の一週間なので、それもあって出謝して仕事を片付ける人が多いのかなと思いつつ、京急空港線で羽田へ移動します。

1) HND 09:45 - 0KA 12:35 (NH995)

空港も、少し空いている印象ですが、やはりG.W.前だからか子供連れ、家族連れは多い気がします。何時ものように保安検査場を抜けて、この朝ゲート変更になった62番ゲート前にへ移動します。定刻20分前から事前改札が始まり、直ぐにグループ1の搭乗開始。機内に入ります。機内に入って気がつきましたが、この日の使用機材は久しぶりのB767-300でした。ここの所B787に搭乗していたので、やはり機内に入ると少しこぢんまりした感じですね。シートも、通常は2-2-2か2-3-2ですが、2-1-2ですから。実際この後着陸するときのギアダウンの音とか、逆噴射時のエンジン音とか、B787と比べると各段に身近に実感する状況で嬉しいやらちょっと恐いやら(笑)。

定刻よりも5分程早くドアクローズすると、少し早めにプッシュバック開始。その後タキシングが始まりましたが、第二ターミナルの駐機エリアを出たところで、何時もとは反対側左に機首を向けます。「あれ?」と思ったら、どうもA滑走路に向かうようで、その後暫く移動をするとRW16Rに進み10:00少し過ぎ位に離陸開始となりました。

水平飛行に入り食事のサービスが始まります。予想はしていたけれど、前回と同じ内容で、同じように少し頂いて終了。その後は、この日は荷物の軽量化のためにパソコンではなくChromebookのDuet君を持参したんですが、それで資料などを読みながら時間を潰しました。ここの所、機内のWi-Fiサービスが遅いけれど比較的接続が安定していてそれなりに使えるので、結構助かります。

那覇空港へは、北側からダイレクトに侵入。真っ直ぐに第2滑走路のRW18Rへ着陸したのは、定刻よりも20分以上早く、32番ゲートに入ったのも10分以上の早着となりました。外に出ると、沖縄の夏のもわっとした空気感で一杯。こちらも月曜日だからか、ターミナル内の人手はガラガラな状態でちょっと拍子抜けしつつ、所用のために一旦外に出て移動します。

2) OKA 14:20 - HND 16:45 (NH468)

多分30度を超えているだろう沖縄の太陽の中空港に戻ると、少し余裕があったので久しぶりにANAのラウンジに入ることに。空港内が結構空いていたので、多分開いているだろうと予想したんですが、案の定室内には10名もいないくらい。一番奥のソファー席の角席を確保できました(笑)。

復路便となる羽田からの往路便も、10分以上の早着で、これなら定刻通りの出発だろうと、時間を見計らって33番ゲートに行くと、ゲート前の椅子は満席状態。どうも、修学旅行の団体さんと一緒のようで、通路側に「5組と6組はここに並べ」と引率の先生らしき人が生徒を誘導して、呼ばれた生徒さん達がぞろぞろと椅子席から通路側に移動していきます。

そろそろ搭乗開始かなと思ったんですが、なかなか事前改札も始まりません。理由は不明ですが、事前改札が始まったのが14:10頃で、その後グループ搭乗と修学旅行の団体さんがぞろぞろと搭乗していきます。ドアクローズは、ですから定刻過ぎの14:25頃。その後プッシュバックされて直ぐ横のRW18Lに移動すると、直ぐに離陸開始となりました。この日は向かい風が強いとのことで、離陸遅延もあり羽田到着は定刻よりも10分から15分位遅れると機内アナウンスがありました。実は、品川駅での新幹線の接続が結構ギリギリで、この分だと間に合いそうもありません。17:34品川発のこだま号を予約していましたが、その一つ後18:10品川発のひかり号に変更が必要になりそうです。

そんなことを思いながら、軽食は断り飲み物だけ頂いて、復路便でもDuet君で資料を見たりネット接続してメール確認をしたりしながらの移動。途中機長からのアナウンスでは、着陸時に北側から空港へ進入するので、右側の窓からは東京湾が、左側の窓からは都内の様子がよく見えますという観光案内っぽい説明も。多分、修学旅行(多分)の学生団体さん向けのアナウンスなんでしょうね。ただ、それなりに飛行機には乗り慣れている自分でも、都内のランドマークを左右に見ながら空港に進入するこの北側からの光景は、十分東京観光に値する絶景だと思います。

着陸は予想に反してC滑走路側のRW16Lに定刻過ぎにタッチダウン。到着ゲートがターミナルまん中当たりの61番ゲートだったので、それでも移動に少し時間が掛かり、外に出たときにはもう17:00少し前位でした。これで完全に予約していたこだま号には間に合いません。しかも、この時京急の立会川駅で人身事故があり、京急線はかなり遅延している様子です。こだま号を諦めてひかり号に変更するのは良いのですが、品川駅までの移動がどの程度なのか不明です。空港内を移動しながら遅延の様子を見てみますが、結構大規模に京急線は混乱している様子で、このままどれくらいの時間で品川駅に移動出来るか判断出来ません。そこで、まずはモノレールで浜松町に移動することに。

浜松町からは新幹線に乗れないので、そこから品川に戻るか東京に行くかが次の課題。幸いにも、東京-浜松も品川-浜松も新幹線料金は同じなので、どちらにしても懐は痛みません。また、浜松町から品川or東京への移動も、そんなに違わない(東京の方が少し遠いかな)。逆に品川乗車にすると、東京から品川への新幹線の移動分時間的余裕は生まれます。ただ、品川駅は品川駅で、丁度夕方の帰宅ラッシュ時だし、京急の振替輸送や乗換で混雑しているかなという予感も。そんなことを色々考えて、兎に角確実に移動して新幹線を捕まえられる東京駅まで移動する事にしました。こだま号からひかり号に変更して30分位余裕が生まれていたので、東京駅で夕食代わりのお弁当も調達して、予定通りひかり号に乗車。その後品川駅停車時に様子を見てみましたが、新幹線ホームからは京急線の混雑の様子は伺えず、まあ自分の判断が正しかったことを自分で納得して帰宅しました。

2022年4月25日

スマホ内部ストレージ

 ITmediaの記事から、スマホの内部ストレージは64GBではもう足らないという話。私どちらかといえばローカルのリソースをそれなりに保持して、効率的に使用したい派なんですが、でもスマホの場合はちょっと違う。可能ならば、 64GBでもそれよりも少なくても良いと思う。その代わりに、オンラインストレージを充実させて、かつその内容をスマホを機種変したり増設したときでも透過的に利用できるようにしてほしい。

スマホのメリットは何かといえば、常時接続していることなんですよね。だから、容量制限がなければかつ高速の5G通信が使えるならば、それこそ写真や動画を撮影したらすぐにアップロードしてもいいし、場合によっては撮影しながらリアルタイムにアップロードしてもいいんじゃないかと。ストリーミングサービスなんて、まさにそうですからね。音楽関係も、サブスクであまでは本体に保存することもなくなりつつあるわけで、そういう意味ではストレージサイズの話よりも、サービスのクラウド化というかネット活用の話のほうが本筋の気がします。

パソコンでは、それこそChromebookとかVDT (Virtual Desktop Terminal)とかが段々と主流になってきていて、ローカルストレージってこれまでのデータ保存目的から、作業用のワークエリアあるいはキャッシュみたいな認識に変わりつつあると思います。一方で、オンプレミスに回帰する話も結構盛んなわけですが、それは私の印象ではサーバー側の話であって、クライアント側としては、結構軽量クライアントに対してのニーズは大きくなっていると思います。極端な話、通信機能があれば、画面とキーボードがあれば十分という時代は、結構近いと思う。

鍵は、やはり5Gクラスのスピードとあとは通信容量がどれだけ安価に利用できるかですよね。最近ではWi-Fi利用できる場所も増えてきているけれど、やはり基幹となる通信機能がしっかり利用できないと、とうしてもその端末単体での利用想定が必要になり、そうなるとローカルでのCPUパワーだったりストレージサイズの大きさという、昔からの要件が重要になってしまう。今、ノートブックパソコンとChromebook (Duet君)を併用していますが、ある程度慣れてくると十分ありだなと感じます。課題も勿論あるんだけれど、通信機能さえ解決されて、高速大容量常時接続があれば、ほとんど文句のない状態。ただ、いつも思うのは、これは昔のホストコンピュータ- 端末の世界観と同じだよなぁという事。まぁ、時代は輪廻するものと結論になるのもいつもの事なんですよねぇ。

喧嘩両成敗

 ロシアによるウクライナ侵攻開始から2ヶ月が経過し、その行方はまだまだ流動的な状態。専守防衛にてっしないといけないウクライナ側は、ロシア側の軍民差別のない攻撃もあって大きな被害を出しているけれど、ロシア側にしても当初想定を大きく上回るだろう被害を出してなお選曲を確定することができず、このままズルズルと泥沼化することが予想される状態に。それは誰に凸ても嬉しい予想ではないけれど、かといって今すぐ戦闘を止める唯一の手段はウクライナ側の無条件降伏しか無いわけて、それはそれでウクライナとしても飲めない話だろうし、ロシア以外の国にとっても力による変更を認めてしまうことになり、それも受け入れられない話。

ネットのタイムラインでも、ウクライナの厳しい状況は理解しつつ、やはりこのままウクライナが戦争に破れてしまっては、「正義」とか「平和」なんて言う言葉の意味すらなくなるような状況なので、厳しい状況やウクライナ側の犠牲は理解した上で、やはりウクライナの勝利を願う声は大きいように感じます。その中で、民間人特に女性や子供の犠牲をさらに払ってでも戦争を続けるのかという声も決して少なくなく、それも一つの意見だと思うけれど、でもその行為を実行しているのはロシア側である以上、その批判はまずはロシアに向けるべきでありウクライナに言う言葉ではない気がします。

私は決して国際政治とか軍事関係に詳しいわけではないし、ロシアとかウクライナとか、更には欧州の情勢に詳しいわけでもないけれど、それでも確実に言えるのは、今回の戦争ではロシアが悪くウクライナ側が開戦理由として責められる理由はなにもないということ。東部地域の新ロシアはとの戦いや、クリミア併合とか、確かに今回の戦争以前にも諍いはあったけれど、それだって別にウクライナ側がロシア側に攻め込んでいったわけでもないし、逆にロシア側の侵攻が以前から続いていたわけですからね。そういうこともあり、ウクライナ側としても万一の場合を想定して準備はしていただろうけど、それを今回の戦争のウクライナ側の戦争理由というのは流石に無理があると思う。

民間人の犠牲を止めるために今すぐ停戦、といった日本の言論人や知識人の人達がメディアやネットで発言することは、それは個人の自由ではあると思うけれど、影響力のある形でそういう意見を拡散することは、やはりロシア側を利するだけでウクライナ側を支援していることにはならないと思いますね。日本の場合昔から「喧嘩両成敗」という考え方が残っていて、それを今回も当てはめているように感じます。もちろん、そういう判断が互いに矛を収める妥協点になることもあるけれど、今回の状況には全く不適切な判断だと思う。大体両成敗で収まるのは「喧嘩」位のいざこざであって、それが戦争段階なんて論外だろうし。したり顔で、そういう発言をしているコメンテーターを見ると、結局は自分自身に降りかかる災難として認識せずに、他人事として論評しているんだなと思うようにしています。それはそれで、本当の危機のときにどれだけその人の発言が信用できるかという事前のパロメーターになっている気がする。

物価高を批判する前に

ここの所原油の値上がりにウクライナ情勢など様々な要素が重なり、4月になってから色々な物の値段が上がる事態に。一日のニュースを見ていても「〇〇が幾ら上がった」とか「〇〇が値上げされて家計を直撃」とか、そんな話しばかり。

確かにこれまでよりも高い値段になる事を喜ぶ人はいないと思うけれど、問題なのは物の値段が上がることよりも、それ以上に給料(収入)が増えないことが問題だと思うんですけどね。それが、20年(?)もデフレ時代が続き、物の値段が上がることが「悪」みたいな意識が、何となく植え付けられているんじゃないだろうか。確かに、昨日まで1000円で買えていたものが、いきなり1200円とか1500円とかになれば文句も言いたくなるけれど、1500円になっても以前の1000円の感覚で購入出来るような社会になる事・する事が今一番必要な事のはず。

そう言う意味で、労働者の代表組織である連合が、与党に接近して期待する政策の実現を要望するのは当然のことだと思うんですよね。本来ならば、自分達の支持政党である立憲民主党や国民民主党に要求を出して彼らに実現させるのが筋なんだろうけど、立憲民主党は旧民主党以上に的外れだし、国民民主党は言っている事はまともなこともあるのに何故か国民からの支持が伸びないし、となればこのまま何時成就するか分からない政党よりは、現実を見据えて与党と協力する方が、自分達が必要とする政策実現としてはベストと考えるのは、責任者なら当然の行為だと思う。

野党は、いきなり収入をアップさせることは企業の事情もあるから難しい訳で、それならば補助金の更なる充実とか、支援金の給付、あるいは減税政策とか、幾らでも可能性のある政策をもっと遡及するべきでは。最初から、無理とか出来ないみたいな雰囲気の理由を付けて、自ら避けているようにしか見えないんですよね。ガソリン補助金の25円にしても、本来ならばトリガー条約再開が筋だと思うけれど、それが無理なら今の25円をさらに上乗せして、50円とか倍増したら、結構影響ある政策になるんじゃないだろうか。あるいは、割高な原油由来の電気料金を下げるために、また夏の電力需要に対応するためにも、限定的でも良いから原子力発電を再開させるとか、幾らでも実現可能な事はあるはず。少なくとも物価高を伝えるメディアにしても、単に物価高を憂えるのではなく、だからこそもっと収入増が期待出来る社会にしろと、こういう時こそ政府にもの申すべきなのでは。軽減税吏8%貰っている新聞社なんか、もっと真面目に仕事しろよと本当に思うなぁ。

2022年4月24日

AMC Leg#13: HND-OKA/-HND


二週間ぶりとなる沖縄行脚。夕方浜松で用事があることもあり、早朝7:30発のフライトのため、前泊したホテルを朝の6:00前にチェックアウトして、6:00丁度横浜発の京急空港線で空港に向かいます。土曜日とは言え、まだ早朝と言える時間帯。何時もなら、人出もそんなでは無い時間帯ですが、やはりG.W.前の週末だからか、これまで以上に駅構内は混雑していました。早めに、G.W.バカンスに出かけるのか、この時間帯でも小さな子供連れの親子とか、グループでの移動する様子も見られて、世間的には3年振り(?)のG.W.にワクワクしている雰囲気ですね。

それもあってか、この京急線は結構混雑していました。これまでなら、京急川崎とか京急蒲田での乗換とか、空港線に入ると、空港関係者の人達が結構下車して車内は空いてくるんですが、今回は終点の国内線第一・第二ターミナルまで混雑しての到着です。 軽くマクドナルドで朝食をと思ったものの、丁度開店した直後だからなのか外まで待ち行列が伸びていて断念。そのまま1Fの出発フロアーに上がりました。上がったエレベーターの前では、ANAのGSさんが、「保安検査場Cは大変混雑していますので、向かって左手の保安検査場A/Bを通過ください」と案内をしています。朝の出発ラッシュの時間帯ではあるけれど、こう言うアナウンスを聞くのも2年振り?位かなぁ。その保安検査場は、搭乗券をスキャンする右手のレーンは混雑していましたが、反対側左側のレーンはガラガラだったので、そちらに回って待ち時間ほぼゼロで通過。制限区域内のショップやファストフード店も長い行列が出来ており、ちょっとコロナ禍以前の様子に近いくらいの空港の状況でした。

1) HND 07:30 - OKA 10:15 (NH463)

出発ゲートは、保安検査場Bを抜けた直ぐ左手の60番ゲート。少し早めに到着したので、ゲート前はまだガラガラの状態でしたが、暫くすると子供連れの親子やグループ等で結構シートも埋まってきました。7:10少し前に優先搭乗が始まり、2グループ位の親子連れが通過すると、直ぐにグループ1の搭乗開始となり機内に入ります。

Premium Classは満席でしたが、普通席はそんなに混雑している様子はありません。実は、使用機材の国内線用B787のPremium Classが12席だったので、早々にPremium Classが満席になっていたのですが、そのうちもう少し上の機材か国際線用機材に変更されるかなと少し期待していました。結局は、多分普通席がそんなに埋まらなかったからなのか、シップチェンジ無しでちょっとガッカリでした(笑)。

定刻10分ほど前にドアクローズとなると、定刻位にプッシュバック開始。その後D滑走路のRW05に向けて移動が始まります。離陸したのは07:47頃でブロッキングタイムは2時間21分と、今日はそんなに向かい風は強くない様子。ただし、と碁所揺れが予想されるというアナウンスがありました。そのアナウンスの通り、離陸して水平飛行に入る前から期待は小刻みに揺れると言うか、車で砂利道を走っているときのような「ガタガタ」と揺れるような状態が結構長く続きました。食事の時も、また少し強めに揺れ始めたので、スープが溢れないように後からプラスチックの蓋を配布したほどでした。その後は、朝早かったこともありシートを倒してウトウトしていましたが、沖縄本島に近づきあと40分位の所で目が覚めます。寝ているときも揺れていたのかもしれませんが、目が覚めた後も離陸時と同様にガタガタと揺れる状態が着陸する直前くらいまで続きました。

この日は、北側から真っ直ぐにRW18Rへ進入しての着陸で、定刻の5分位前にタッチダウン。その分誘導路の移動が長くなるわけで、32番ゲートに入ったのは定刻5分過ぎ位でした。最近の降機時のルールとして、シートベルトサインが消えると、前部のPremium Classと普通席の一部の通路側乗客は、頭上の荷物入れから荷物をとりだせるようになりましたが、このお陰でかなりスムースに降機できるようになったように思います。で、機内から外に出ると、外はもう「夏」。やはり、半袖で来れば良かったと後悔しながら、所用のために一度外に出ました。

2) OKA 12:15 - HND 14:35 (NH464)

少し早めに空港に戻り、保安検査場を抜けて制限区域に入り、暑さで喉も渇いたのでスタバに寄ってアイスコーヒーを購入しました。その時に衝撃の事実を発見。何気にフード類の並んでいる棚を見ていたら、そこに有る「ヴィーナソーセージ石窯フィローネ」のソーセージは、しっかりパンの長さと同じ長さです。思わずそこに有る物をざっと見渡してみましたが、どれもしっかりパンの長さ分ソーセージも挟まっています。たまたま以前の在庫がまだ沖縄では残っていたのか、この地区の製造受託会社がコストが低い分長いソーセージを使用しているのか、浜松地区だけ阻害されているのか(笑)、謎は深まるばかりです。

また、制限区域内に「POLICE」のビブスを着用した警察官が何人か立っていたんですが、何故かそのビブスには「茨城県警察」の文字が。サミットとか大きな集まりがあるときには、地元警察だけでは人手が足らず応援に出る場合も有るのだろうけど、今回は何故なのか一寸不思議です。しかも、例えば福岡県警とか鹿児島県警ならまだしも、茨城県警ですからね。

そんなことを眺めていたら、折返しの飛行機が10分程遅れて那覇空港に到着したので出発時刻が5分遅延するとのアナウンスが。出発ゲートの32番ゲート前に行くと、これまでで一番乗客が多いと感じるくらい搭乗開始を待っています。予定は5分遅れでしたが、事前改札が始まったのが12:10頃からで、それからグループ毎の搭乗開始となり、さらに時間が掛かるかと思いましたが、12:24分にドアクローズとなり、そこからプッシュバックまで少し時間が有りましたが、離陸は直ぐ横のRW18Lだったので、12:45頃には羽田に向けて離陸開始となりました。

使用機材はB787-9 (78G)の国内線の最新機材で、シートも新しいもの。シート操作が電動というのはやはり便利ですよね。またモニターも、高解像度高精彩の綺麗な物なので、同じエアショーを表示するにしても見ていて楽しくなります。フライトは丁度お昼時だったので、お弁当タイプの機内食を頂き、ちょっと気になる光景を体験し、その後はシートを倒してウトウトして過ごしました。このフライトでも、羽田に近づくと揺れが予想されるという事で、早めにシートベルト着用サインが点灯します。房総半島のまん中を突っ切るように北東方向へ進入すると、丁度まん中で左に旋回しA滑走路に機首を向けます。そのまま真っ直ぐにRW34Lに着陸したのが定刻少し過ぎの14:38頃。そこから第二ターミナルの61番ケートに入ったのが10分後くらいの14:48頃でした。

この日は、どういうわけは新幹線の帰りの予約を、品川発ではなく東京発で予約してあって、しかもこだま号のグリーン早割なので、それを捨てるのも勿体ないと東京駅まで移動することに。この場合モノレールで浜松町に出る方が、京急で品川乗換よりも大体の場合早いのでモノレール乗り場へ向かうと、丁度浜松町行きの特急(第三ターミナルを出ると、浜松町までノンストップ)が捕まり、余裕を持って東京駅まで移動出来ました。その後新幹線で浜松へ戻り、今回も一息です。

保安手順

今回のフライトのうち、復路便のOKA-HNDで一寸興味深い光景に遭遇。私はPremium Class一番前の迂路側の席に座っていたのですが、目の前は前部ギャレー、前部トイレ、そして操縦席に入るドアが見える位置でした。離陸後水平飛行に移り昼食も終わって、多くの人が食後の飲み物を楽しんでいた時。私は、飲み物は断って、スマホを機内Wi-Fiに接続してメールチェックとかしていました。

水平飛行に入ると目の前のギャレーとの接続部分には普通カーテンが引かれて、着陸態勢に入るまではその背後での作業の様子が乗客の目に入らないような配慮がされていると思うのですが、この時は食後の飲み物の配布が一段落したところで、そのカーテンが片側に寄せられて、前の光景がよく見えるような状態でした。私も、別に前方を注視するわけでも無く、目の前のスマホの画面を見ていると、何となく前の光景も眼に入ってくる、みたいな状況でした。

そんな時に、ちょっと衝撃的な光景が。操縦席のドアが開き、中から男性パイロットが幕の内弁当のようなパッケージを三つ重ねて手に持ってこちら側に出てきます。「えっ?!」と思ったら右手のギャレーに入っていったので、パイロットの方がお弁当の空き容器を廃棄に出てきたようです。直ぐに、トイレの前のカーテンが引かれて、さらに手前の迂路側のカーテンも引かれて良くは見えなくなったんですが、下の方は見えているのでその後の様子もちょっと分かったのですが、その出てきた男性パイロット氏は、その後トイレに入って用を足し、その後操縦席に戻って行った様子。その後再びカーテンは何事も無かったように片側に戻されたのですが、ちょっと個人的には腑に落ちない気も。

911以降、ハイジャック防止の為に厳しい措置が取られるようになって、一時期はワイヤーのバリアーが張られたり、それが搭載できない機種だとカートを入口の前に置いてふさいで、部外者が前に移動出来ないようにしてからパイロットが操縦席から外に出てきていました。その後、操縦席ドアの施錠方法が変更された事もあってか、そこまで厳しい対応をする事を目にしなくなってきたんですが、せめて外に出る前にCAさんに連絡して、カーテンを引くなりして目隠しをしてから出てくるくらいの配慮は必要じゃないだろうか。また、トイレを使用するなら、その間に乗客が入らないようにして置くことも必要だろうし。今回たまたまだったからなのか何なのか、少し不用心な感じもした光景でした。所で、最近のフライトだと、機長と副操縦士の二人で操縦していると思ったのですが、何でお弁当は3つあったんだろうか。実は三人登場していたのか? 確か、やはりパイロットの自殺防止等のために、今は操縦席には必ず二人以上居るようなルールになったとも聞いた記憶がありますが。教習目的も兼ねて、三人が居たのか、これはこれで暫く気になって、頭の中をぐるぐるしていました。それなら見なきゃ良かった(笑)。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系12滞在(14泊+12泊)は、3週間振りとなる何時もの横浜シェラトン。約一月振りに横浜のオフィスに出社し、翌日の行脚のために仕事終わりにチェックインしました。 

横浜駅から地下街を通って、ホテルB1Fから26Fのクラブラウンジに上がるとき、一緒にエレベーターに乗り込んできた多分宿泊客と思われる女性二人組が「今日は満室らしい」みたいな事を話していましたが、案の定26Fのクラブラウンジの受付も待ち行列が出来ている状態。たまたま知っているスタッフさんがいてくれて、「こちらでお手続きします」とラウンジ内の席に案内してくれました。

「本日満室で」とアップグレード出来ない事を申し訳なさそうに説明されるので「問題無し」と答えて部屋のカードキーを貰ういました。部屋に入ってこの日の夕食はどうしようかと悩みます。混雑している様子なので、館内のレストランやバーも一杯の様子。また、翌日は早朝にチェックアウトする予定なので、深酒も出来ない。まだ隣りの髙島屋の地下街も開いている時間帯なので、そこで何掛かってきて、部屋でビールを飲むくらいで済ませることにしました。そんなに食欲も無かったので、酒の肴になりそうなものをRF1で購入。並びの明治屋は何時ものように会計の前に長い行列があったので、「部屋の冷蔵庫に入っているミニバーでいいや」と戻ってきました。ところが、今回のグレードの部屋(多分一番安いレート)だと、ミニバー無いんですね。冷蔵庫を開けたら、ビジネスホテルみたいに空っぽ。今更ビールだけ買いに出るのも面倒だし、かといってルームサービスを呼ぶのも面倒だしと、結局アルコール無しの夕食で我慢しました。付いていない...

翌日は、06:00前に部屋を出て1Fの受付にエレベーターで降りていくとき、同じようにこんな時間にチェックアウトする様子の人と一緒になりました。過去何回かこの時間帯にチェックアウトしているけれど、同じような人に遭遇したのは記憶している限りでは今回が初めてです。ちょっとビックリしつつも、地下街を抜けて横浜駅に向かいました。実は、昼間は夏日になりそうな予報でしたが、朝晩はまだ涼しいか寒いくらいかと思って上着を持ってきたんですが、こんな早朝でも上着は無くても良いくらいの陽気。これから沖縄に向かうわけで、それなら半袖にすれば良かったとちょっと後悔しつつ空港へ向かう朝となりました。

2022年4月23日

おサイフケータイアプリ

2~3日前位から、ふとPixel 6を見ると「おサイフケータイアプリが繰り返し停止しています」というメッセージが表示されるようになりました。以前もこのメッセージが出るようになったときに、FeliCaの調子が悪くなり、暫く色々と試行錯誤していた時期があったんですが、またそれが再発したのかと頭が痛い。しかし、暫く前まではそんなことは無く、ここ数日急にこの現象が発生するようになった気がします。で、試しにGoogle先生に聞いてみたところ、どうも最近の更新が原因らしい。

実際「おサイフケータイアプリ」のバージョンを調べてみると、確かに「Ver.9.6.1」となっていて該当する様子。そこで、書かれているようにバッテリーの設定を「制限無し」に変更し、さらに「モバイルFeliCaクライアント」も同様に「制限無し」にしてみて、取りあえず暫く様子見状態です。

しかし、Pixel 6にしてから、FeliCa関係でトラブルというか、喉に刺さった魚の小骨みたいな事がずっと続きます。今回の件は、Pixel 6だけの問題では無いみたいなんですが、昔はこんなにFeliCa関係のトラブルが続くことは無かったよなぁと思うのですが。それだけ利用者(企業側もユーザー側も)が増えて、対象機種も増えて多様化したために、一つ直すと別の所にほころびが出てきてしまうのかもしれないけれど、もう一寸何とかならないかと小一時間。実際の使用には問題無いかもしれないけれど、やはりお金に関わるものだけに一寸したことも気になりますよね。私は好みでは無いので一切利用していませんが、こうなると逆にQRコード決済の方が良く見えてしまいます。まぁ、隣の芝生は青く見えるものだけれど...

今回の件でスマホ(Pixel 6)をちょっと眺めていたんですが、心なしかバッテリー消耗の度合いがこれまでよりも大きいようにも感じます。変なタスクが裏で動いていて、それで消耗しているのかと、どうしても疑心暗鬼になりますよね。消耗しているといっても、いつもならバッテリー100%の状態から一日使って90%台位なのが、ここ数日は80%台まで下がります。そんなに使用頻度や使用内容に違いがあるわけでは無いので、このFeliCaのアプリぐらいしか心当たりが無いのですが。で、バッテリーの設定を変更した後は、殆ど残量表示が変わらない。状況証拠ですが、やはり怪しいなぁ... まぁ、基本的に一日バッテリーが持てば実用には問題無いので大きな問題では無いのですが、やはり仕事柄何時もと違う挙動はトラブルの前兆になることが多いので気になってしまいます。これも、エンジニアの性なのかもしれない(笑)。

[2022年4月29日追記] かれこれ一週間以上この状態で使用して居ますが、今の所再発する様子は無いみたい。バッテリー消耗も、常時にしてあるのに以前よりは少ない様子で、何なんだろうかこれは...

敵基地攻撃能力から敵勢力牽制能力

ウクライナへのロシア侵攻も、未だ解決策が見えませんが、そのロシアだけでなく、中国、北朝鮮、韓国と、敵対的な国に囲まれている日本は、本当に地政学的に不幸な立地と言えます。唯一、台湾だけは友好的なので、そこだけは救われる気がするのですが。

「憲法9条があるから」と言う詭弁で、日本の国防意識は過去名ばかりな状態だったと私は思うのだけれど、そう言う周辺国の動静がきな臭くなってきたお陰で、やっと日本も少しは現実的な対応を考えるようになってきたと思います。ただ、「敵基地攻撃能力」という名称一つで、これだけああだこうだ揉めるのは、ある意味平和ボケと言われても仕方ないような気もします。別に名称がどうこうよりも、実際にどう言う能力なり機能を持つかが肝心だと思うんですけどね。で、新しい名称として提案されたのが「反撃能力」らしい。

「反撃」と言うからには、相手から某かの攻撃を受けてからの行動と言う事ですよね。「専守防衛」は、相手が撃ってからで無いとこちらも反撃できないのと同様の事を言い換えているだけの気がする。元々の「敵基地攻撃能力」は、相手はまだ攻撃を実行していないけれど、それが実行された場合甚大な被害が予想される場合にその手段を止める(=攻撃する)事を想定していたんじゃなかっただろうか。結局は、犠牲者が出るまでは何もするな、と言っているのと同じ事で、それって言葉は悪いけれど「生け贄」と同じ事では無いだろか。

じゃぁ自分ならどんな言葉が適切だろうかと考えてみて思いついた言葉が「(敵勢力)牽制能力」ではどうだろうか。牽制だから、即座に攻撃するわけじゃ無い。有る程度の攻撃力は必要だけれど、それを相手に認識させることで抑止するという意図。さらに、野球の「牽制球」じゃ無いけれど、時々は実際にボールを投げる事も有るかもしれないけれど、それはあくまで相手の進塁(=侵攻)を躊躇させるためなので、決して「攻撃」とか「反撃」という過激な物じゃないわけで... 結局は、今回のロシアの行動を見ていると、侵攻する意図を持った相手にはそれを上回るくらいの全力の対応をしないと、結局は犠牲を払うばかりで、時間だけが過ぎていくことになるだけ。だから核兵器を保有しろとは言わないけれど、そうであるならば十分な性能・質と、十分な物量を備えることが先ずは重要ではないかと。その上で、それをどの様に使うかはまた別の事象と考えるべきじゃないかと、今のウクライナの様子を見ると切に感じますね。

回復基調?!

久々の「金曜日の新幹線」シリーズ。コロナ禍のためにずっとリモートワークが続いていますが、「with コロナ」に弊社もシフトしだして、今月からはこれまでの「リモートワークほぼ100%」の状態から、「必要な時にはリモートワーク」に移りつつあります。それだけが理由では無いのですが、G.W.前にオフィスの片付けもあるので、久しぶりに金曜日の新幹線通勤復活です。


何時ものように朝自宅を出て、路線バスで浜松駅に到着。何時ものように、新幹線待合室内のスタバで朝食と珈琲を調達したのですが、ここで悲しいお知らせが。ここ最近朝食として購入している「ヴィーナソーセージ石窯フィローネ」なんですが、中に挟んでいるソーセーズが明らかに短くなっている。以前何度か購入した時には、ほぼパンの長さ一杯位の長さで、最後までパンとソーセージを食べることが出来たと記憶していますが、今回購入した物はソーセージがパンの端からそれぞれ2cm位短いサイズになっています。たまたま、自分が手に取った物がそうなのか、思わず別の物も確認して見たけれど、全てソーセージは短いものばかり。最初の一口では、ソーセージにも一緒に挟んでいるザワークラウトにも、さらに言えばマスタードにも行きつかないような状態。実際新幹線に乗車してから食べてみましたが、やっぱり最初の一口ではソーセージに辿り着きませんでした。世の中物価が上がり価格改定が続いていて、確かスタバの商品も少し前に値上げしたことは知っていましたが、内容物も小さくなると見かけ以上に値上げしていることになるよなぁ...

気分はガッカリですが、新幹線の混み具合は段々と戻りつつあり、流石に指定席はまだガラガラですが、自由席が停車するホーム付近には、長い待ち行列が出来てきていますね。今回は品川駅では無く新横浜駅で下車しましたが、新横浜駅の新幹線側も横浜線側も、混雑具合はコロナ禍以前の8割位まで戻ってきている感じです。オフィスのある周辺を見てみても、マスクをしている事を除けば、かなり以前と雰囲気というか人出の状況は似ているように感じます。この様子だと、G.W.の混雑具合は、コロナ禍以前くらいまで戻るかもしれません。それはそれで、2年振り(3年振り?)のG.W.なので、多くの人は楽しみにしているのだろうけど、その分揺り戻しというか第七波(?)の襲来にならなければ良いのですが。

今年のG.W.は、5月2日(月)と6日(金)が平日なので、この二日に有休を取れば4月29日から5月8日まで10連休になります。うれしい事に、弊社はこの2日と6日が会社の特別休日に指定されたので、有休をわざわざ取得せずとも10連休になる予定。本来ならば、MLB観戦ツアーとか、ハワイツアーとか、シンガポールツアーとか個人旅行の予定を入れているのですが、流石に今年はそんな余裕は無く、何処に行く予定も無く指をくわえて10連休を過ごす予定(笑)。庭の草取りで10日も潰れるだろうか。車を出そうにも、多分満を持した人達がいつも以上に出かけて、渋滞は逆に酷くなりそうだし、色々悩ましい状態です。そこに加えて、短くなるソーセージですから(えっ?)、ますます気持ちは落ち込むかも。次回は、具が減らされるにしても見た目的にはそんなに分からない別のフードにしよう(そう言う問題では...)。

2022年4月22日

避けられる営業職

幼い頃から引きこもり気味で、小心者で人見知りしていた自分は(????)、大学を卒業して就職先を選ぶときに、先ず一番重要視したことの一つが「開発系、エンジニア系として採用してくれる企業」という事。採用後に配属組織が決まるような場合だと、理系であっても営業職に回される場合もあると先輩から聞いており、個人的には戦々恐々としていて、それなら確実に開発系に採用してくれるところをと、当時は企業選択していました。それは最近でも変わらないらしい(笑)。 

その企業や職種によっても違いはあるだろうけど、少なくとも今の経済では某かの商品を販売して利益を得ることで自分達の給料も生まれてくるわけだから、その商品を売ってくれる「営業」さんは一番重要な存在と言えます。何もしなくても買ってくれる物も、少しは有るかもしれないだろうけど、それは極々稀な例であって、やはり商品を売り込んで販売数を上げて、それを継続していかないと、企業自体が成り立たない。ただ、その為にはお客様の厳しい要求も聞かないといけない場合も有るし、場合によっては自分の趣旨や意図を抑えてもビジネスを成立させいないと行けないこともあり、そう言うストレスやジレンマとの戦いも営業職の関門の一つかも。その代わりというわけではないだろうけど、歩合給とかインセンティブというもので補完される場合もある訳だけれど、中々それだけで納得出来るものでも無いだろうし。

就職時に無事に開発部門に採用されて、エンジニアとして新社会人生活を始めた自分ですが、新人研修の一環として10週間神戸の事業所に配属になりました。元々の予定が10週間だったんですが、諸般の事情からその年は急遽4週間に短縮されることになったものの、当時の営業所の所長に気に入られてしまい、「あれ、断ったから」と事後承諾で10週間みっちり叩き込まれたのは今では懐かしい思い出。私は、正直嫌で嫌で堪らないことも多かったんですが、まぁ一生懸命やっていたので結構営業職として見込みがあると高評価だったと後で聞きました。最後の送別会では、「今なら開発から営業に転出出来るぞ」と悪魔のささやきをされましたが、何とか「一度位は開発の現場を経験させてください」と嘘泣きをして難を逃れて(笑)、無事その後の開発エンジニア人生かスタート出来ましたが、あのまま営業に飛び込んでいたら、どうなっていただろうか。

実は同期で開発エンジニア(理系出身)として一緒に仕事をしていた友人が、3年位で営業に移り、その後出世して今では役員になっているので、まぁ大学の専攻とかはそんなに影響しないけれど、やっぱりそういう風にそれなりに成功した知り合いを見ていると、パワーがある人が成っている気がします。開発エンジニアの場合は、どちらかというと大人しい感じの人が多い気がするんですが、やはり営業職というかお客様と直接会話する様な場合には、嘘でも良いから確固たる自信と安心感を伝えられる熱意みたいなものが必須なのかもしれない。自分の場合は、中々そこまで行けないし、どうしても小心者ですから大きな事は言えないし(えっ?)。ただ、その新人時代の10週間の間に、実際にお客様に新システムの売り込むプレゼンの現場とかに同席して、それが上手く行ったときの快感というか成功体験は、今でも鮮明に記憶しています。開発だと、なかなかそう言う「生の反応」に出会えることが少ないのですが、あの体験が営業職としての最大のご褒美と言えますね。開発系というか職人さんの場合は、人生で一つか二つ位しか作れない銘品を作ったときがそれに相当するのかもしれない。過疎空間で、そう言う体験が出来るような時代になったら、もっと営業・開発の境界も無くなるんじゃ無いだろうか。

ミュートしている振り

最近では標準のビジネスツールになっている、ZoomとかTeamsとかWebExと言ったビデオ会議アプリ。そのアプリ使用中に、発言者以外はハウリングなど防止のためにマイクオフ(ミュート)する事が多いのですが、実はアプリレベルではミュート状態でもマイクから音声を拾っている可能性があるというアメリカのレポート。実は私、以前からそんなことなんだろうなと言う疑いを持っていました。その理由は、ミュート状態でリモート会議に参加しているときに、例えば咳をしたりすると画面上に「マイクがミュートになっています」みいなポップアップが表示されるんですよね。つまり、アプリは音を拾っているけれど、ステータスとしては「ミュート」にしているだけという事が想像出来ます。

自分としては、別にマイクミュート中に何か音楽(BGM)を掛けている訳でもないし、鼻歌を歌うような癖もないし(笑)、まぁマイクオンのままでも困りはしないけれど、やはり他人が発言中にこちらの生活ノイズが乗るのは相手に対しても失礼ですし、場合によってはハウリングで邪魔する結果になる事もあるから、必要な時以外はミュートしておくのがマナーかと。以前だと、音声が入ると自動的にマイクがオンになるVOX (Voice Operated Switch)機能がありましたが、どうしても最初の立ち上がり時が切れてしまう(遅延)事や、音声以外の周辺ノイズにも反応することがあるので、最近では実装されていない気がします。昔毎日のようにアマチュア無線(HAM)をやっていたとき、このVOX機能が便利でずっと使っていましたが、やはりしゃべり出した最初の1~2秒位が拾えないので、例えば自分のコールサインを言っても「... ABCです。」みたいに、相手に伝わらないことが多くありました。対策としては、最初に「あーーー」とか声を入れて、「あーーー、こちらは...」みたいなちょっと間抜けな事をやって回避するわけですが、中々良い方法が無くて困ったりしました。

一方で、ミュートに慣れてしまうと、会議中に突然自分に話が振られたたときに、ミュート解除するのを忘れてそのまま話をして、「ミュートになっているよ」と総突っ込みされることも。画面上には、参加者毎にミュートしているかどうか分かるので、自分よりも他人の方が状況把握しやすいというのはちょっと矛盾している気もします。いずれにしても、アプリレベルでの機能は、そのレベルでのみ有効なのは他の機能も一緒。だから自分の場合、本当にマイクミュートしたい場合は、Fn+Fx(マイクミュートキー)を使用して、本体側でマイクをオフするようにしています。まぁ、そこまで神経質になる事は無いかもしれないけれど、少なくともFn+FxキーとワンアクションでOFF/ON出来ますからそんなに面倒でもないし。

昔からパソコンに触れていて慣れていると、こう言うこともある意味「常識」と言えるのですが、そうで無い人の場合は中々そこまで考えが回らないことも多いでしょうね。マイクだけでなく、カメラにしても、見た目はオフになっていても、実はソフト的には映像を撮影していて... という事はあります。ですから一部のカメラ内蔵型パソコンの場合、物理的にカメラのレンズを隠すようなカバー付モデルなんかもあったりしますしね。実はノートブックパソコンの場合は、盗難防止のためにカメラアプリを使用していなくても、セキュリティ機能がカメラを使用していたりするので、神経質な人は気になるかもしれない。でも、そう言う事を気にするか、セキュリティを優先するかという命題になったら悩ましい所です。そう言う意味では、無意識に入力しているキー入力や、アプリの操作だって、もしかしたらOSレベルだと隠し読みしているかもしれない。キーロガーと呼ばれる、キー入力を盗み読むツールもありますが、一番の大元のOS自体はそんなことしなくても全てのパソコン操作データが集まるわけで、OS自体の信頼性というか確からしさなんて、実は多くの人は気にしていないだろうけど、考え出すと夜も眠れなくなる(笑)。昔聞いた格言に「紳士は無人島でも紳士」という言葉がありましたが、どんな時にでも後ろ指さされないような真面目な対応が必要と言う事ですよね(ちょっと違うぞ)。とは言っても、こちらが幾ら真面目でも、アプリやOSの行儀が悪いとどうしようも無いけれど。

テレビのWi-Fiが消えた

自室で使用している、AQUOSの4K TV (4T-CC40CL1)ですが、昨日急にWi-Fi接続が切れてしまいました。YouTubeを見ていて、次のコンテンツに切り替えようと操作をしていたら、サムネイルが表示されず暫くすると「ネットワーク接続がありません」と表示されてしまいます。テレビの設定画面を確認すると、確かに登録してあった自室のSSIDが消えている。

まずは、AP側の問題かと思いWi-Fi Routerを確認して見ましたが、特にエラー状態等は表示されていません。同様にWi-Fi接続している、スマホの状況を見てみても、こちらは問題無くWi-Fi接続をしていて通信も出来ている様子。有線接続しているパソコン類は、勿論問題無くネットワーク接続されていて問題無いので、まずはWi-Fi Routerの問題かと再起動をして見ましたが状況は変わりません。これで、取りあえず問題はテレビ本体側で発生していると想定して、次にテレビ側で問題解決を進めます。

まずはテレビの設定画面に入り、Wi-Fiの設定を開き、もう一度APの登録をして見ますが、接続してくれません。IDやPWが違っていないか確認して再度試してみても同じ。次にテレビ本体の電源をOFF/ONしてみましたが状況は変わらず。ここでGoogle 先生に問い合わせてみたところ、どうも同様の事例が機種は異なるけれど発生しているらしく、解決策としてはテレビの電源OFF/ONではなく、設定画面からテレビ本体の「再起動」をしてみると解決する場合があるという情報が。早速試してみると、あっけなくネットワークに接続して問題は解決してくれました。さらに、YouTubeの画面にアクセスすると、ここの所悩まされていたYouTubeのもっさり動作が消えています。これまでも色々やってきましたが、システム再起動でクリーンナップされて、問題の原因となった要素(メモリーリークか?)が解消されたような印象です。

こうなると、Android TV(=Android OS)と言えども、「Windowsっぽいなぁ」と変な感心の仕方をしてしまいます。Windowsも、最近のWindows 11とか10は改善されつつあるけれど、それでもサスペンド/レジュームだけ使用していたり、電源OFFでも通常の場合はメモリー内容を保存しておいて次回起動時の起動スピードアップしているので、ここでどうも不整合が発生する場合が多いような気がします。Windowsでも「再起動」を選択実行すると、使用しているタスクを終了して初期化して再起動してくるので、ある意味「クリーンな状態」でスタート出来るんですよね。何となくそれと同じような印象を、今回受けました。ただGoogleの検索結果では、一旦はこれで解決しても、また再発することがあるらしく、安心は出来ない。それでも、そこに登場している機種は自分が使用している機種の前の物が多いので、現在ではAndorid OS側で修正されていることを期待しているのですが。まぁ、今後は月に一回は「再起動」を心がけるようにしよう。

2022年4月21日

「はじめてのおつかい」論争

Netflixで「はじめてのおつかい」が"Old Enough"というタイトルで放送され、各国で話題になっているという話。英国での場合米国での場合が記事になっていますが、子供達の予想を超えた微笑ましい行動や、小さいながらも目的を達成した喜びなど、日本で放送されて日本人の多くが感じるような印象を受けたイギリス人アメリカ人も多かったようですが、やはり社会環境や考え方の違いから、子どもに対してのリスクを疑問視する意見も多いみたいで、それは当然だろうなと感じます。

日本の視聴者にとっては常識だろうけど、あの撮影時には周りに何十人というカメラ担当者や補助の人員が張り付いていて、引きの画で見ると結構な「大人」が介在している事が分かります。まぁ、だからこそこちらも安心してみることが出来るのは、幾ら平和で安全が売り物である日本でも万が一万万が一の場合を想定しないといけなから。なんせ相手は、まだ小学校にも上がっていないような子供達ですからね。で、それ故に何時もの違う雰囲気に気がついてしまい、撮影していることが子供達にばれてしまい、実際に放送できるようなケースは1割位らしく、それはそれで大変な仕事だなぁという気も。それでも、これだけの期間続いている人気コンテンツなのだから、まだまだにほんの社会も日本の人の気持ちも捨てたもんじゃないと再認識出来ることが、この番組の最大の魅力であり利益なのかも。

一方で、海外の殆どでは子どもは保護されるべき物で、一人で出歩かせたりする事は親の責任ばかりか、場合によっては地域の責任問題にもなることは、多少なりとも海外で生活したことがあれば先ず感じる日本との違いでは。海外赴任などで家族で引っ越した場合、つい日本の感覚で子どもを一寸一人で待たせたりして、トラブル報告されて大変な目に遭ったみたいな経験は、私の周りの人からも以前聞いたことがあります。誘拐とか虐待とか、社会的なリスクも、欧米では日本よりも高い気がするし、そもそもまだ一人で十分な判断が出来ない幼児・子どもを、保護者の管理外に出して自由に行動させることの基本的な認識が全く違う社会ですからね。Netflixで視聴している欧米人も、それが「日本での出来事」だからある程度納得して見ているのだろうけど、いざ自分達の国や地域で同じ事をするとなると、相当抵抗が大きいんじゃ無いだろうか。

個人的にちょっと疑問に思うのは、「はじめてのおつかい」の様に、子ども頃にお使いに出されることは自分達の世代等はそんなに珍しい事では無かった。共働きだったり、色々な理由から子どもも手伝いをすることは普通の事だったし、それで社会の仕組みなり人間関係みたいな物も養ったりする機会にもなったかもしれない。一方で欧米では、高校生になるくらいまでは親の保護下におかないといけないみたいな認識が一般的。でも、その後成人するくらいになると、日本人の方がどちらかというと内向的な集団的な性格になり、欧米の方が外向的な自分の主張をしっかりと表明するような人物形成されていきます。本当なら、子どもの頃から独り立ちしている日本人は、もっと自立した人格形成されると思うのだけれど、子どもの頃をピークにどんどん個性を失っているのが日本的な教育何じゃ無いだろうか。「はじめてのおつかい」の最後は、代替見事与えられたタスクを完了して、感激するご両親の涙と、何が何だか分からずぽかんとしている子どもの絵が見たいな対比で終わる気がしますが、最後が感動的だから故に、それ以降は逆に過保護になってしまうんじゃ無いだろうか。一方で欧米は、小さな頃は箱入り息子箱入り娘的に守るけれど、一定年齢に達すると多くの場合は個人の責任に任せる事で、一気に自立させる仕組みがあると感じます。どちらが良いのかは分からないけれど、最終的な状態を考えると、時期の早い遅い寄りは、必要な時に何を与えるのかが重要だと思う。そう言う意味では「はじめてのおつかい」は、コンテンツとしては有料だと思うけれど、教育というか成長と言う意味ではちょっと疑問を感じるものじゃ無いかと自分は思いますね。 

マスク不要 in USA

米国運輸保安局(TSA)が、航空機を含む公共交通機関でのマスク着用義務を取り止めたという記事記事では航空機に関してですが、公共交通機関なので列車や地下鉄に路線バス等も対象になるでしょうね。となるとアメリカ人のことだから、一斉に街中からマスク姿が消えるんだろうなぁ。実際テレビのニュースやYouTube等で最近のアメリカ国内の様子を見ると、マスク姿を殆ど見なくなりましたからね。

かたや日本国内では、未だにマスク着用はほぼ必須な状態。幾つかの団体やグループでは「マスク不要論」を掲げて、逮捕などのトラブルも発生しているけれど、日本国内でマスク不要と言うところまで行くのは、まだ少し時間が掛かりそうな気がします。アメリカでの最近の新規陽性者数を見ると、数字的には今の日本とほぼ同程度くらい。人口はアメリカは日本の約3倍なので、人口比での陽性者数は1/3位と評価出来ます。それでもまだ多い数字だとは思うけれど、一時期の最悪の時期を見たら、もう現状は十分に沈静化したと言う判断なんでしょうね。また、日本よりは3回目接種が遅れて居るけれど、それなりにワクチン接種も進み、仮に陽性者数が再度増加しても急激な状況にはならないというような判断も有るのかもしれない。

日本の場合は、やはり来週から始まるG.W.をどう乗り切れるかと言う所に、今年中に新型コロナウイルス終息なるかどうかが掛かっている気がします。今の変異株は感染速度が上がっているので、下手をするとG.W.が開ける前から再度増加するような傾向も出てくるかもしれない。逆に、G.W.後1週間くらいでも現状に収束傾向が続くようなら、第六波の山場は乗り切れたと判断しても良いかもしれない。実際ここ1週間2週間位で減少傾向が進んでいるみたいで、G.W.が無ければ一気に終息出来るのかなぁ。ただ、G.W.はコロナ禍以前くらいの人出が予想されているので、やはり不安が心配。

仮に上手く今回のG.W.を乗り越えることが出来たら、夏の猛暑もあり少なくとも衣替えに合わせてマスク着用も制限緩和されるようになるかもしれない。心配なのは、夏の暑さ対策で冷房をした部屋に居る間は、最近では換気をしている事も多いだろうけどやはり密閉性は高くなるだろうから、その間はマスクをするとかいう形になるのだろうか。でも、付けたり外したりするくらいなら、外す人の方が多いだろうなあ。あと、日本人の場合良くも悪くも一旦成れてくると惰性でそのまま続ける場合も多いから、案外マスクを外せない・外さない人も多いかもしれない。新規陽性者数だけ見ると、まだまだ安心は出来ないのだけれど、陽性者数と比べて重傷者数の値は低く抑えられている気がするんですよね。となると、第五波の時のように、病院が圧迫されるリスクは今回はそんなに大きくないのであれば、次のステップに進む機会でもあるかも。実際実交際生産数も1.0を僅かですが切り始めて、徐々に終息する方向に進みつつあるようにも感じられるし。3年目に入っているコロナ禍ですが、何とか今年でけりを付けないと。

2022年4月20日

牛丼の中毒性

吉野家の役員が早稲田大学での講義で、不適切な発言をし、それが問題となり炎上して解任された件。最初その話を聞いて、当時の発言(※まぁ、今の時代許されるような内容では無いので書かないけれど)の語句を聞いて、一番最初に思ったのが、「この発言者は自分よりもかなり年齢上の人だろうか」と言う事。それ位、申し訳ないけれど使っている言葉というかその台詞が、前時代というか、自分の父親当たりの世代が良いそうな台詞だなと感じたんですよね。

で、その役員氏が自分よりも一回り近く若い人で、その人が大学一年生というかまだ20歳にもなっていないような学生に対して一昔二昔の言葉を使ったというので、二度目のビックリ。あの台詞って、自分の若い頃の任侠映画にでも出てきそうなくらいの物だと思うのだけれど。なんであの場所でああいう言葉の選択をこの役員氏はしたのだろうか。何か事前にリサーチして、抗議対象層に受けると思ったとはとても思えない。となると、自分が好んで日頃から使っていた語句の中に、ああいう言い方があったのだろうか。この役員氏の履歴を見てみると、某生活用品製造メーカーで有名な商品の販売に携わっていたことがあり、結構有名な人らしい。某局で放送されている、コンビニやファストフードの商品対決番組にも、何度か登場していたことがあるらしい。そこから想像すると、今回の早稲田大学だけで無く、日頃から請われてそう言う商品開発とか市場開拓みたいな話をしていたんじゃ無いだろうか。で、そう言う場合の参加者は、多分もっと年齢層も上で、今回の様な発言が理解される、ウケる世代層が多かったのかもしれない。

理由はどうあれ、発言内容にしてもその後の対応にしても不適切であることは確実。さらに、今回の騒動の影響で、吉野家として発表を予定していた新製品も一旦お蔵入りとなり、会社自体の損害も小さくないだろうし。経営に責任を負う役員とすれば、十分進退を問われる行為だし、即刻解任されたのも当然というか、それでもまだ足りないくらいかも。この役員氏は、自分でも経営に関しての塾みたいなものを運営していて、もしかしたらそちらでの活動や講義内容が影響している可能性もあるかもしれませんね。メディアとしては、そちらの取材も進めてさらに問題発言が掘り起こされるのかもしれない。

今回の発言も言い方は拙かったけれど、同様の意味でも、「牛丼に馴染みのない、特に市場として未開拓の若い女性層の取り込みを目指して、リピートしたくなる商品として牛丼を改革していく必要が有る。」 位の事を言えば、かなり納得して貰えたんじゃないだろうか。私自身吉野家にはもう10年? 20年? 以上入っていないので昔のイメージしか無いけれど、あの雑然とした雰囲気の中、ひたすら牛丼を掻き込んで行くというのが、どうも落ち着かなくて嫌なんですよね。同じ感じでも、駅のホームの駅そばはそんなに抵抗は無いので、何が違うかは自分でもよく分からないけれど、やはり座って食べる食事としては、ちょっと残念感を感じかなぁ。牛丼自体は、言ってみればすき焼きの親戚みたいな物で、あれはあれで美味しいと思うし、ちょっとした中毒性もあると思う。牛丼にしても、それ以外のカツ丼とか親子丼も、牛肉や豚カツ・鶏肉等の具材も美味しいけれど、「丼汁の染みたご飯」が自分的には一番のご馳走だと思うんですよね。最近はやらないけれど、お味噌汁にご飯をいれた「猫まんま」同様、あれは確かに中毒性があるかも。

ほしい物リスト

元は産経新聞の記事ですが、経営に苦しむ動物園をAmazonの「ほしい物リスト」を通じて寄付をして支援するという話。記事に書かれていて初めて知りましたが、ほしい物リスト経由だと寄付金控除対象になるの? 多分、公共機関とかNPO等に対しての行為だと対象になり、個人宛等は違うんでしょうけど、それも「寄付」行為に対しての動機付けになりそう。

先日も、ウクライナに対して千羽鶴を送ろうみたいな話が出たけれど、そんなものよりはもっと切迫している物や大金の寄付の方が良いという意見が大きくなり、結局は千羽鶴は立消えになった話があります。寄付の難しいのはこちらの誠意と相手の必要性が必ずしも合致しない場合には、逆にそれが迷惑行為になる可能性でしょうね。千羽鶴を折ることで、その人達が精神的に何か安定感を感じて祈りをする事は良いと思うけれど、その成果物である「千羽鶴」をウクライナに送っても、正直現地の人はそれが何か分からないだろうし取り扱いにだって困る。気持ちはありがたいけれど、それならば送る手前で止めて欲しいと言うのが正直なところでは。それは別にウクライナだからと言う事でも無く、正直入院しているときなどに貰っても置き場所にも困るし、その後の処理にも困るのが、あの手の物だと思う。自己満足と精神的な支えの微妙な境界線だと思う。

「ほしい物リスト」を、私は利用した事は無いけれど、送る側の動機はどうあれ必要な物を送って貰えるわけだから、受け取る側は嬉しいし役立つ事は確実。唯一の難点は、タイミングが選べないことでしょうかね。例えば、〇〇を今週中にと言って、その通り送られてくるとは限らない。また、当然だけれど、余りに高価な物とか貴重な物は、送る側にしてもよほどの理由が無い限りは中々送ることは難しいだろうし。同様の仕組みは、私はAmazon以外は知らないのだけれど、例えばメルカリとかでもあるんだろうか。 「ジモティー」は物品の売買では無いけれど、地元の不用品とそれを探している人をマッチングさせる部分は、ある意味「ほしい物リスト」と似ていると言えるかもしれない。実は世の中には、そういう上げたい物・不用品を処分したい人も、多少難ありでも欲しい物を探している人も数多く存在するわけで、問題なのはその両者が出会える場所がこれまでは偶然しか無かったことが、特定のプラットフォームが生まれることで成立した、新しい習慣みたいな物かもしれない。

Amazonの場合は、Amazon内の商品が購入されて欲しい人に送られるわけだから、自分達は全く損をしない。と言うか少し厳しい言い方をすれば、第三者の善意を利用した新しいビジネスモデル、みたいなものとも言えるかもしれない。送る側、受け取る側、Amazonと、関係する三者が納得しているならば問題無いけれど、これも新しい時代の流れかなとオールド世代の自分はちょっと感じてしまいます。でも、例えば善意の寄付などの場合、特に食料品や衣類等で、賞味期限や使用履歴が不明な物を寄付として送られても困るわけで、その点に関してはAmazonの商品が送られてくることで安心出来る利点もあるかも。海外の場合、特に欧米などは宗教的な理由もあって寄付行為は普通に行われるし、成功者の人は寄付する事が一つのステータス見たいになっている事も。正直、節税対策にもなるからそう言う事もするという理由があると思うので、日本も税金対策と絡めて高所得者に対しての税金制度を作れば、またちょっと違った世界が見える気がするんですが。それこそ政府が「寄付して欲しい物・事リスト」を制作して、そこに寄付してくれた人には金額に応じて所得税を減額するとか、場合によっては免除するとかどうだろうか。

2022年4月19日

上海感染拡大

中国上海市での新型コロナウイルス感染拡大の状況ですが、あれだけ大規模かつ徹底的な隔離政策(ロックダウン)をすれば、いくら何でも早々に終息するだろうと思っていたら、三週間過ぎても拡大傾向は止まらずに、隔離政策もそれに合わせてどんどん厳しくなっている様子。

上海市と言えば、都市人口だけでも2400万人と東京都の倍近い大都市。その2400万人の殆どが自宅軟禁みたいな状態に一月近くも置かれているわけで、幾ら中国と言えども暴動騒ぎが起きない方がおかしい位。個人的に不思議なのは、未だ衰えない新規陽性者数で、その殆どは無症状らしいのですが、あれだけ徹底してロックダウンをして人の移動を制限していれば、例えば家族全員が感染したらそれ以上広がらないだろうから、2週間もすれば家族内感染も一巡してそこで止まりそうな気がしますが、そうならないのは何故だろうか。

また、中国は独自にワクチン開発をして、それを国民に接種して対策も万全のはずだったんですが、どうも変異株にはその効果は薄いようで、日本などが使用しているmRNA程現時点では予防効果は無いみたい。そう言う複数の条件が重なって、今の感染爆発にも近い拡大が発生しているとのことですが、別の見方をすれば隔離するだけの対策では、感染拡大も感染終息も難しいという事だと思います。日本でも「ブラックアウト」とか「ゼロコロナ」という話を以前は盛んに、今でも一部では言っているけれど、結局一年でも二年でもその状態を続けることが出来るなら良いけれど、経済を生かすためにも短期間で決着を付けるには、やはりワクチン等の「攻めのツール」も必要と言う証しだと思う。勿論、中国や台湾に韓国とか、当初ゼロコロナ政策で隔離して成功していた地域が、逆に今になって止めようが無い感染拡大に遭遇している気がするんですが、個人的には隔離して感染か具体を抑えた故に耐性が無くて、それが今になって急速に拡大する要因になっているような気がします。

遅い遅いと言われている国内でのワクチン3回目接種ですが、それでも50%近くまで接種は進んでいるらしい。3回目接種が60%を超えると、かなり拡大阻止の効果が出てくるらしいので、あと1000万人ちょっと、10日から2週間くらいで何とか達成出来る数値なので、G.W.の人流が活発になるまえまでに何とか達成したいですね。それによって、再感染の危惧のあるG.W.が第七波(?)の切掛になってしまうだろう。昨日当たり、結構新規陽性者数が下がった値が出て、これは4月初めの新学期・新年度の人の移動の影響が落ち着いて来た結果ではと、今朝のニュース等でも言っていました。そうなると、次のリスクはやはりG.W.の人流な訳で、かといって今から移動禁止も出来ない。やはり、まだ接種が進んでいない若い世代を中心に、もう一踏ん張りワクチン接種を進めて、何とかG.W.を乗り切れば、今年の夏休みこそは、コロナ禍以前に近い「夏休み」が戻ってくるかもしれない。もう一踏ん張りのもう一我慢は、中々厳しいけれど、最後の我慢と思ってこのG.W.を何とか乗り切りたいですよね。上海市の動向は、そう言う意味で申し訳ないけれど、大きな他山の石になりそうな気がする。

ネットネイティブ世代

ジャーナリストの佐々木俊尚氏のnoteから、「メタバースが人間社会の何を変えるのか」という話。今メタバースが普及してきて、そのメタバースの中に「第二の自分」「メタバース人格」みたいなものが生まれてきている状況が、2000年代にSNSが普及してきた時に「ネット人格」と似ているという話には、何となく頷ける気がします。私は、それよりもさらに一世代二世代前の1970年後半くらいからのパソコン通信くらいから関わっているんですが、さらに「コミュニケーション」という意味では、1970年前半からアマチュア無線(HAM)をしており、そう言う意味ではリアルとは異なる人格との対話経験は、もう半世紀を超えようとしています。

20世紀の頃の「ネットコミュニケーション」、特に1980年代くらいまでは、そのコミュニティに参加するには当時としては結構高いハードルであった、パソコンであったり、モデムであったり、それなりの知識や技術が必要だったので、参加者のレベルがある一定の知識層で多く占められていたので、今のような混沌差はまだそんなに感じられなかった時代。それでも、やはりオフ会とかやると、ネットでの印象とそれこそ180度違う人なんてざらにいたわけで、そういう意味では「ネット人格」というものは当時から既にあった物で、それがSNSの普及で参加者の敷居も下がったし、それで参加数も増えてさらに混沌としているのが現在と言えるでしょう。と言うか、「孟母三遷」とか「生まれより育ち」じゃ無いけれど、人間の「心」なんて、周りの環境で幾らでも変わるわけだから、実社会とネット社会で違ってくることは、ある意味その環境に馴染みやすいように心が最適化されると思えば不思議じゃ無い。

noteの中で紹介されている藤田晋氏の言葉では無いけれど、「リアルとネットでは人格が変わる」というよりは、「ネットではその人の本性が出る」と言うのが正しいと思う。それは、リアルでは様々な柵があって、それに合わせる・耐える事が必要だけれど、ネットでは(当時でさえ)そう言う制限は無い時代だったから、ある意味自分で好きなことをやれた時代でしたからね。当時は、ハンドルネームとか使用して居ても、何処の誰と分かっていたからそれほどひどい例は余り無かったけれど、今のように匿名が前提の時代になると、完全に別人格でネットとリアルに存在する事が逆に当たり前の時代と言えるかも。それが書かれているような「ギークの楽園」がリアル同様「混沌のるつぼ」になった故に、両者に違いは無くなった。それは、そのツールの利便性が認識されて普及していけば、当然そうならざるを得ない事は、メタバースだけで無くこれから生まれてくる技術全てに言えるは無しだと思います。

私は仕事でも多少はこの分野と関わり合いがあるので、比較的こう言う物を理解して経験している方だと思うのですが、個人的に感じる最大の弱点はHMD等のVR機器で、これを着用する事でかなりの没入感が私は損なわれるように感じます。究極的には、人間の感覚器官に直結したインプラント見たいな物を装着して、そこから入力される感覚情報を現実として感じるような「マトリックス」あるいは攻殻機動隊みたいな世界が一つの到達点だと思うけれど、流石にそれはまだかなり未来の話。今可能なのは、日焼けサロンの日焼けカプセルみたいなものに入り、その中で半覚醒状態で外部刺激を与える形で疑似感覚を感じさせることは可能かもしれない。でもそれは、全て思考の中での体験で完結させる物で、メタバースとはまたちょっと意味が違う気がします。自分としては、AR/MRのような、リアル社会に軸足を置きつつ、そこにメタ社会の情報がオーバーラップされるような形が、少なくとも今の時代では一番実現可能だし、効果的な気がします。ただ、それだと最初に書いたような「ネット人格」は余り現れないだろうし、リアルに重みがある形なので、これからのネットネイティブ世代は満足しないでしょうね。そして、そう言う世代にとっては物理的な「移動」はネットの世界では意味の無いものになり、それが自分のようなリアル世界重視の世代との一つのギャップの象徴になるんじゃ無いだろうか。

情けに曲げるルール

昨日の夕食時、たまたまテレビ朝日系列の夕方のニュース番組がテレビに映っていて、ウクライナからの避難民の人が持ち込んだペットの犬の検疫問題を報道していました。日本国内にペットを持ち込む場合は、特に犬猫等の場合は狂犬病対策のために厳格な制限が有るのですが、今回も狂犬病接種の記録が無いために、最大180日間成田空港の検疫エリアに隔離されるため、家族が悲観しているという話しから始まったもの。 そのニュースキャスターは「我々の報道が切っ掛けになり」みたいな感じで、自分達の報道が大きな影響力を発揮して今回の特例に繋がったことを自慢げに伝えていたけれど、彼らはその為のリスクを負えるのだろうか。

自分が子どもの時代は、自宅が田舎にあったと言う事もあり、「狂犬病」は一番身近にある危険の一つでした。自宅にも飼い犬は居たけれど、それと同じ位回りの田畑とかちょっとした森の中にも野良犬(当時は「野犬」とも言ったけれど)が済んでいて、親とか祖父母からは「絶対にお宮の裏の雑木林には近づくな」とか「野良犬は必ず避けて通れ」とか、それは厳しく言われた物。また、狂犬病に感染して口から泡を出しているような野良犬を保健所が捕獲して行く様子も見た記憶があります。実際には回りで狂犬病に感染した人は居なかったけれど、時々テレビのニュースで狂犬病に感染した人が亡くなるニュースも流れていた時代。自分で経験したり見たことは無いけれど、確実にそこに有るリスクの一つとして感じていた恐怖の一つであったことは確か。だから、今でこそペットで飼い犬は飼っていないけれど、その重要姓は十分認識しているつもりです。

日本が過去のそう言う経緯から、狂犬病発症事例が無い「清浄国」になってから50年以上経過しているそうで、となると子どもの頃の原体験が狂犬病最後の光景だったのかもしれない。それでも、あれだけ大きな注意と危険が言われていた時代を経験しているので、個人的にはもっと慎重であれと強く思います。何故なら、日本では50年以上狂犬病は発生していないけれど、世界の中で日本のような清浄国は6ヶ国・地域(イスランド、オーストラリア、ニュージーランド、フィジー諸島、ハワイ、グアム)のみで、それ以外の世界の殆どでは狂犬病は実際に発生して存在しているリスクだから。ウクライナから避難してきているご家族の精神的なストレスも理解出来るけれど、最初報道されたような180日間ペットに面会できないとか、一日3000円の費用が掛かるとか言う話も、実はそう言うケースもあるという一例であって、実際そうだとは限らない話と言う事も後から伝えられています。そう言う不確かな情報だけが一人歩きして、それが本来守るべきルールに抜け道を作ってしまったことは、行政の大きな失態だと思うし、それをことさら誇るように報道するメディアの責任も大きいと思う。

今回の特例措置は、東日本大震災時の各国からの災害救助犬を受け入れたときの対応を参考にしたとのことだけれど、災害救助犬などであれば事前に狂犬病ワクチン接種など対策もしっかりしているだろうし、日頃の管理もしっかりしているので、知らないうちに狂犬病感染しているリスクは無いと言っても良いでしょう。さらに、一定期間日本に滞在した後は帰国するわけだから、その間の管理をしっかり隔離して居れば、少なくとも感染が国内に持ち込まれるリスクは無いと言えます。でも今回の場合は、一般の飼い犬だけに知らないうちに感染していて、幾ら今回ワクチン接種してもそれが効果を出しているのか、実は発症しての抗体反応なのか判断は難しい。また、将来的には別の場所に移動するかもしれないけれど、それなりの期間人に滞在する事も想定されるわけで、その間に発症する可能性も否定出来ない。一般家庭での飼育だから、第三者との接触もあるだろうし。特例として適用するに足る前提条件が、全く異なると私は思うのだけれど。万一の場合、メディアは政府の対応を批判するのだろうけど、その時に自分達の行為に関しては全く知らぬ存ぜぬを通すんでしょうね、これまで同様。本当は運を天に任せてはいけないけれど、今回のペット犬が今後も問題無いことを祈るとともに、これを前例として防疫体制がなし崩しにならないことを祈るばかりです。

2022年4月18日

ハワイツアーブーム

JALがハワイツアー再開のニュースを聞いた時、これで少しは国際線需用が戻ってくるかなと思ったんですが、続いてHISやJTBのハワイツアーのニュースが連日テレビのニュースでも伝えられて、これってもしかして旅行業界全体が「ハワイツアーブーム」を作ってるんじゃ無いのという個人的疑惑も(笑)。旅行業界としても、一日も早い国際線需用や観光需要を復活させたいけれど、そのツアー中にクラスター発生とか陽性者大量発生何て言うことが起きると、再び国際線需用は厳しい状態に戻ってしまいます。そこで、人気の渡航先であり、現地でも色々対応が可能な「ハワイ」に絞って、需用の回復と国際線利用の実績を作り出そうとしているんじゃ無いかというのが私の邪推。

今年のG.W.は、 G.W.の予約はほぼ満杯との事5月2日と6日に有休を取れば、4月29日から5月8日まで10連休に。そこまで連休にしなくても、2日か6日一日有休が取れれば、7連休とか6連休になりますから、十分に現地でも楽しめる日程が組めますからね。しかもハワイ直行便は、夜から深夜日本初となるので、出発日は平日でも構わない。現地に早朝到着となるので、1日目の行動が厳しいのですが、まぁツアー利用だったら現地移動は向こうで賄ってくれるから、自分のように個人旅行で四苦八苦する事も無いだろうし。現地でも、久しぶりに乗客の日本人観光客が大勢来るとなれば、対応も以前よりは良いだろうし。

ここで、ハワイは無理でもグアムはどうだろうと思ってみましたが、こちらはまだ需要回復という状況ではないみたい。まぁ、G.W.は無理としても、このG.W.のハワイ需用を見て夏休みシーズンくらいにはグアム便も以前程度に復活させてくれないだろうか。グアムも金曜日の夜に出て日曜日に帰国するパターンがそんなに無理なく出来ますからね。また、UAの最低4区画利用規程も2回往復出来れば満足出来るし。まだまだアメリカ本土へのフライトが厳しいうちは、グアム便が頼みの綱何ですよね。まぁ、何処のフライトを利用するにしても、問題は日本に帰国時の対応で、現地出発前72時間以内にPCR/抗原検査で陰性証明を取らないといけないから、その手段が確立されないと成田で隔離待機になってしまう。G.W.は無理でも、夏休み用に少し下調べとか初めて見ようかしら。アメリカ本土に飛べるのであれば、直接LAXとかSFO行きでも、HNL経由でも、UAの4区画利用は満足出来るし、UA MPのPQPも結構獲得出来るだろうし。

まだまだ下げ止まり状態で、毎日数万人の新規陽性者が出ている状態では、中々以前のように気軽に海外渡航できる状態では無いと思う反面、流石に2年以上コロナと付き合って「with コロナ」にも慣れてきていると、多少の制限があっても禁止されていないなら行ってみたいという気持ちも大きくなります。それでも、新規陽性者数が一万人/日を切ってこないと、個人旅行で出かけようという気には一寸成れないかなぁ。海外、例えばアメリカ等では、日本以上の状況でも既にかなり制限が解除されていて、日本が過剰すぎるという批判もあるんですが、でも過剰だろうが過小だろうか、感染したらアウトな訳で、そこは今でも慎重に対応したいと思うし。G.W.にハワイに行かれる方は、是非安全に配慮してトラブルなく、また感染無く帰国し、海外旅行復活の糸口になって欲しいですね。

デジタル戦争

今回のウクライナへのロシア侵攻では、これまでよりもネットとの関わり合いが多く生まれていて、それ故に予想外にロシア軍は劣勢となりウクライナ軍は持ちこたえているとも言えます。例えば、ロシア側が軍の通信設備が不十分なので、ウクライナで略奪したスマホを使用する場合、そのスマホの発信履歴から利用者=ロシア軍兵士の位置を特定して、反撃するような事等、ちょっと信じられない漫画みたいな話が現実に起こっています。

漫画所かSFみたいな話なのが、New York Timesに掲載されたこの記事(有料記事)の話で、戦死したロシア兵の顔をスキャンして登録すると、そのデータからAIがロシア国内で公開されているSNSの顔データと比較して、その故人を特定することで、その家族に戦死した旨を連絡して厭世気分を拡大させるというもの。 顔データだけで無く、例えばその遺体に認識タグがあれば、そこからのデータや、氏名や部隊名等の情報も、その故人特定をする重要なデータになるでしょうね。今ロシア兵の戦死者数は数千から数万人と言われていて、そのうちどれくらいの人数がこの技術で特定可能で実際に連絡しているのかは分からないけれど、数百人単位ならまだしも、数千人単位でそう言う連絡が届いたら、幾らロシア政府が戦死していることを隠蔽していても、かなり大きな騒ぎになりそう。最初は、AIで故人特定出来たら、そのままAIが電話をして相手に戦死のことを伝えるだけでも効果的じゃないかと思ったんですが、多分人工的な対応だと相手も信用しないので、そこは生身の人間が伝えるところに、相手に与える影響も大きくなるんでしょうね。

今回のウクライナ侵攻では、スマホ関係の話題が色々見られるのもこれまでの戦争とは違った「今の戦争」だなと感じる所。例えば、ロシア軍にしてもウクライナ軍にしても、情報統制を厳密にしていてロシアなどは国内のSNSを遮断したりしていますが、ウクライナ国内ではロシア軍兵士が現地で略奪したスマホを利用して、マッチングアプリを利用し、それで作戦内容とか位置情報が露呈してしまうみたいな話もあるらしい。笑えないのは、同じような話は自衛隊でもあるみたいで、そう言えば部隊の偉いさんがそれで問題になった話があったよなぁ... 

今回の戦争では、良くも悪くも色々な「気付き」が生まれていると思うんですが、戦地でのスマホとかそこで行われるSNSも含めた情報交換行為に関しては、色々な国で今後の課題として研究されるんじゃないだろうか。海上自衛隊特に潜水艦部隊などは、一旦出動すれば一定期間通信すること自体が難しくなるけれど、そう言う事は陸上での活動では中々制限しづらい。逆に陸上にいるから常に利用しているスマホが利用出来ない事が、どんどん不満がつのってストレスになって影響が無視できなくなることもあるんだろうなぁ。「スマホへの依存」というか「スマホ中心の生活に慣れている兵士対策」みたいな事が、もしかしたら今回の戦争の教訓の一つとして、今後研究されるのかも。

2022年4月17日

言葉の壁

ウクライナからの避難民支援で、現地から日本に避難して到着する人達の映像やニュースが流されていますが、ひとまず戦地から離れて安全は確保されたとしても、何時までか分からない不適期間異国の地で生活する不安と苦労は予想できない物だとも感じます。日本に家族が居れば、取りあえずそこにお世話になることも出来て多少は安心出来るんでしょうけど、全く親族や知り合いも無い中、取りあえず日本に来ましたという人達も少なくないようで、そう言う人達はこれからどうするのか、どうやって生活していくのか、新しい不安に苛まれる日々がこれから始まるのだろうなぁ。

色々不安や不具合はあるのだろうけど、やはり「言葉の壁」は何ともしようが無い。隣国である、ポーランド語もウクライナ語とは異なると聞いてちょっとビックリしましたが、ウクライナ語と日本では全く基本が異なる言語だけに、かなり難しい事は想像するまでも無い。ただ、あくまで個人的印象なんですが、欧州の人達は他国多言語の人の集まりなので、我々よりは多言語習得の才能はあるような気がします。それでも、多分元々はラテン語という一つの言語から今の各国語に派生した物だろうから、何となく同類の匂いというか、ベースは共有出来る利点はあるんでしょうね。でも、一日二日で直ぐに習得出来るものでは無いだろうし、それが日本語となればさらに難しく厳しいだろうし。私も、仮に日本語戦場となり海外に避難しないといけない状況となった場合、英語が通じる例えばシンガポールとかアメリカとかなら、苦労はしても何とか出来るかなと言う微かな希望が持てるけれど、それが韓国とか中国とか日本語も英語も駄目みたいな環境に放り出されたら、多分絶望しか感じないと思うなぁ。

そう言う意味では、日本の国際貢献の一つとして、多言語コミュニケーションのサポートって、実利も含めて考える必要が有るんじゃ無いだろうか。と言っても、国民にいきなり外国語教育をするのは無理があります。個人的に思うのは、今それなりのレベルで実用段階に成りつつあり、スマホでの翻訳機能をもっと洗練させて、例えば翻訳用の言語データベースは共通化して学習効果を発揮させて、寄り精度の高い翻訳が出来るようにして、 各ベンダーが使いやすいようにするとか。勿論難しい会話はまだ厳しいだろうけど、日々の生活に必要な会話とか手続き関係の語彙を充実させるだけでもかなり違うはず。また、会話だけで無く、ニュースや情報配信も翻訳できるようにして置けば、取りあえず一人に一台スマホを渡すだけで、生活のかなりの部分をカバー出来るんじゃ無いだろうか。さらにそのスマホには、生活支援金を電子マネーで使用出来るようにすれば、相手も特定出来るしどう言う部分で困っているかなどのアフターケアもしやすいんじゃ無いだろうか。

一方で、日本人としてもこれまで日本語だけしか出来なくても全く問題無い世の中が、それだけでは足りない世の中に変化しつつある事も自覚しないといけないような気がします。日本語以外に、多少は使える他国言語を一つか二つ身につける、というのが新しい「教養」みたいなイメージになったら、日本の人材プールがもっと充実するんじゃ無いだろうか。特に一度凝り出すと際限が無くなる日本の「オタク気質」は結構ハマる気がします。そんな中でも、やはり英語はある意味世界の共通語として、少なくともビジネスの世界では常識になりつつあるし、そう言うスキル獲得が、実は地道な国際貢献にもなるし、いざというときに身を助ける物になるんじゃ無いだろうか。いずれにしても、まずはウクライナの人達を地理的に遠い日本からどう援助して戦争を終結させるのか、それが重要な事ですが中々その糸口すら見えない今にジレンマを感じます。

Four Points by Sheraton Nagoya Centrair

BONVOY系11滞在(13泊+11泊)は、ほぼ一月振りとなるセントレアのフォーポインツ。チェックイン時の儀式である、部屋の写真を珍しく取り忘れたので写真は前回の物ですが、部屋は同じグレードで、フロアーが一つ上にアサインされました。

前回来た時には様相以上に混雑して居ていたので一寸ビックリしたんですが、今回はそんなに混雑はしておらず、実際ホテル入口横のホテル駐車スペースは、何時もは満杯なのがこの時は半分くらいは開いているくらい。このホテルの難点は、駐車スペースが少ない事で、それでも隣りのTimesに入れると24時間分は無料になるのですが、出来ればホテルの直ぐ横にそれなりの規模の駐車スペースが欲しいところ。なんと言っても、日本のデトロイトである名古屋のお膝元なんですからね(笑)。今回、そのTimesの駐車場でナンバープレートを見ていたら、名古屋近隣の車が多いのは当然としても、「北九州」とかのプレートがあってビックリ。それ、軽自動車だったんですが、北九州からここまで走ってきたんだろうか。

アメリカで"Four Points"と言えば、道路沿いにある所謂「モーテル(Motel/Mortor Lodge」というイメージが私は強いのですが、そのイメージに一番近いのがこのホテルかなぁという印象。私も浜松から片道約120km車を転がしてきましたが、代替1時間半位のドライブで気分転換としても良い感じ。時々高速道路が渋滞とか交通事故で塞がるのが困るんですが、それでも便利なホテルと言える気がします。距離的にはもう少し遠い(約140km)になりますが、岐阜県の美濃加茂にあるFairefield by Marriottは、高速道路のサービスエリアに隣接していて、直接出入り出来るので、そのうちそっちにも足を伸ばしてみたいですね。

2022年4月16日

もっさり動作のYouTube (2)

Androdi TVからYouTubeを起動した時に、以前のようにキビキビとサムネイルが表示されて動作せずに、もっさりとサムネイルが表示されたり、その下のテキストが暫くしてから表示されたりと、どうもトラブルでは無いけれどトラブルの前哨戦みたいな現象が続いていたんですが、対策が見つかったかも。 

自分の経験から言うと、この症状はパソコンのストレージ(HDD/SSD)の空き領域が少なくなって、スワップやキャッシュが上手く動作していないときに似ています。ですから、一度アカウントを削除してみたんですが、どうもそれは効果が無い。パソコン(=Windows)の場合、各種システム設定は作成されたアカウント名の下に作成されるので、アカウントを削除して再作成すれば、一旦綺麗になるはずなんですよね。Android OSは、実は内部的にはそこまで詳しくは無いのだけれど、まぁ似たようなものかなぁと想像して実行してみたんですが、どうも違うみたいです。

そこでGoogle先生に聞いてみたところ、どうもアプリ単位でキャッシュしている様子。Windowsでも、アプリ毎にキャッシュやシステム設定を持っているケースもありますが、その場合アカウントの下にその領域設定する場合もあれば、アプリが自分の下に抱える場合も有り、後者の場合でもアカウント単位が管理しているはずなんですよね。いずれにしても、物は試しと自分のAndorid TV(AQUOS)で試してみました。

  1. リモコンの「ツール」ボタンを押してテレビの設定メニューを表示
  2. その中から「基本設定」を選択
  3. その中から「アプリ」を選択
  4. 「最近開いたアプリ」の中に「YouTube」があるので、それを選択
  5. 「キャッシュを削除」を選択して、削除を実行する
  6. 設定画面を抜けて、「YouTube」ボタンを押してYouTubeを起動
  7. 以前のようなもっさり動作は無くなり、以前のようにサムネイルとテキストがキビキビと表示されます
またしばらくは様子見ですが、取りあえず対処療法は見つかったから一安心。実は「キャッシュを削除」でデータの使用サイズが表示されるんですが、高々数百KB位なんですよね。そんなに小さいのか、作業領域は。まあ、キャッシュと言っても、多分各チャンネルのテキストデータ等を保存している程度でしょうから、そう考えるとそんなに場違いな数字では無いと思いますが。それでも、高々数百KB程度でこんなに動作が変わってくるのかと、そっちの方にビックリしたりしなかったり(笑)。まぁ、一つトラブルが(取りあえず)解決したのでこの週末はゆっくりとYouTubeを楽しめそうです。

[2022年4月17日追記] 直った、と思ったんですが、使っているうちにやはり少し表示に遅延が発生することもありますねぇ... 何が悪いんだろうか。やっぱりテレビ側の問題? 

選挙ロンダリング

衆議院議員でれいわ新選組代表の山本太郎議員が、衆議院議員を辞職して今年夏に予定されている参議院選挙に出馬するという話し。別に何かルール違反のような行為をするわけでも無く、法律的には問題無いのだろうけど、それならなんで先の衆議院選挙に立候補したのか、疑問を感じるところ。一般的には、参議院議員に当選しても、より見栄えの良い衆議院議員への鞍替えをするパターンが殆どだと思う。別にその逆があっても悪くは無いけれど、それならば昨年の衆議院選挙には出ずに、今回の選挙に向けて準備を進めれば良かったはず。まぁ、政党所属議員を増やさないといけないという事情もあるから、比例区で当選して仮に自分が止めても時点の候補者が繰り上がり当選する事を見越しての事だと思いますが、それにしても腑に落ちないというと納得出来ないと感じる行動。

これで夏の参議院選挙に比例で立候補して、そこで票を集めて当選したら、その後また辞職して自党の候補者を繰り上げ当選させて、自分はまた次の選挙に... という「わらしべ選挙長者・選挙ロンダリング」みたいな事をやるのかと思ったら、流石にそれは批判を浴びると考えたのか、今回は選挙区に立候補するらしい。正直なところ、彼の知名度が最大の武器である政党だけに、彼が選挙の度に動くことで世間の関心を引き、浮動票を集めて当選に繋げていくのが多分今の所の戦略だろうから、そう言う意味では予想されていた行動であることも確か。

ここで気になるのは「一票の格差」ならぬ「一票の意図」。比例区だから、その投票はその政党に対しての投票ではあるのだろうけど、それでも名簿順位の上位者に当選したいという気持ちあるだろうし、中には山本氏本人に対しての期待値もあるだろうし。でも、当選後一年も経たないうちに辞職して、別の選挙に出ますという行為が、そういう投票してくれた人に対しての説明として十分な物があるのだろうか。「死に票」とは言わないけれど「半死に票」くらいのものにはなっているんじゃ無いだろうか。

まぁ、昔から参議院選挙の場合は、「タレント候補」とか「有名人候補」は少なからず出馬していて、有名故にその人が当選することも珍しく無かった。さらに、今の選挙では獲得票数で比例当選議員も替わってくるから、全国的に集票できる知名度、あるいはその地域で獲得出来る確率が高い人が優先される状態になっていて、それは何処の政党もやっている事。「政党政治」だから、それぞれの政党所属議員を増やすことが目的の「選挙」なので、それはそれである意味正しいのかもしれないけれど、それだった人間で無くても良くないか?! タレント議員や有名人議員に能力がないとは言わないけれど、最初から選挙で集票することが目的で、政策はその後二の次三の次みたいな事が伺える今の状態は、やっぱり政治を舐めている部分があるように感じますね。

2022年4月15日

戦争はいつもアンバランス

ロシアのウクラナイ侵攻関係のニュースを昨日見ていて、一寸複雑な気持ちになった映像何ですが、 東部・南部での激戦や、キーウ周辺でのロシア軍の虐殺行為を伝える一方で、キーウ市内では飲食店などが営業再開をして、現地の人が食事等を楽しむ様子を流しているんですよね。キーウに以前と同じでは無いにしても、ある程度の平和・平穏が戻ったことは良いことだと思うし、これからこれをさらに確実なものにしていかないといけないのだけれど、一方で距離的には離れているとしても、同じウクライナ国内でもしかしたら今最も悲惨な状況が続いていることを考えると、素直には喜べない気持ちも。

世界的には、ウクライナ支援をする国・地域が多いので、キーウの最高は明るいニュースで、そう言う情報も必要な事は確か。ただ、余りに同じウクライナの話であってもアンバランスというか格差があることが、余計に悲惨さを際立たせている気がして苦しい気持ちになりますね。現在の激戦地となっている東部・南部地域の様子は、ロシア側が勢力を握っていることもあり中々正確な情報は伝わってこないのですが、兎に角厳しい状況にあることは想像に難くない。そんな中で、ウクライナがロシアに屈せずに戦い続けており、キーウのようにロシアを撃退したというニュースは、多いにウクライナ国民を鼓舞することになるのだけれど、当のウクライナ国民にとっては中々難しい感情もあるんじゃ無いだろうか。

アンバランスと言えば、戦前は圧倒的にロシア軍有利でウクライナ軍は風前の灯火と言う認識が多かったけれど、いざ戦争が始まると予想以上のウクライナ軍の健闘というか、ロシア軍が様相以上に粗雑で脆弱だった事で、とうとう戦争開始から50日、二ヶ月近くが過ぎてもまだどちらが勝ったとも言えない状態。今後ロシア軍の戦力が充実している東部・南部地域の戦闘では、敗退した北部での戦いとは違ってロシア軍が有利という戦況判断の様ですが、それも昨日のロシア黒海艦隊の旗艦「モスクワ」の大破・撃沈によって黒海地域から南部に掛けてのロシアの航空優勢が無くなり、ここにウクライナ軍が欧米の援助を受けて航空優勢を確立したら、かなり戦局が変わりそうな気もします。ロシア側の不手際が大きいのだろうけど、今回のウクライナの戦い方が、実は北朝鮮にとって大いに参考になるという話もTLで見つけて、ウクライナは応援したいけれど、それで北朝鮮がますますやっかいになるのも困るなぁと、これもアンバランスな心情が沸いてきます。

理由はどうあれ、過去の事例を見るまでも無く戦争なんて一番不条理な行為、それも国家レベル下手をすれば世界レベルでの行為になるわけで、これだけ民主主義とか人権とか言われる社会になったのだから、一番回避されなければならないことのはず。でも、過去それなりに兆候や行動があったのに、結局世界は一つの大国の横暴を止めることは出来なかったわけで、それも過去から繰り返されている行動の一つとも言えます。ロシアという国に責任があるけれど、一人一人のロシア国民に責任があるわけでは無いことは理解しているのですが、あれだけのウクライナの悲劇を見ていると、同じ苦しみをロシア国民も少なくとも感じないと釣り合わない感情も、正直生まれてきます。だからと言って、今何か出来るわけでは無いけれど。最終的にどう言う結末で今回戦争が終了するか分からないけれど、少なくともウクライナは多数の人材から社会基盤を失ったわけで、これを取り戻すには10年20年あっても足りないくらい。一方でロシアは、経済的な制裁を受けて社会的には落ち込むのかもしれないけれど、今回の件をきっかけに社会システムが大きく変わらない限り、多分元の生活はそのまま残るでしょう。そのアンバランスさに、やはり戦争という物の不条理さを感じざるを得ないですね。

自分規準の権利

日本経済新聞に全面広告で掲載された「月曜日のたわわ」というイラスト/漫画に関して、「自分が見たくない物だから怪しからん」という意見に関しての議論。それが「公序良俗」に反しているとか、法律に違反している内容であるならば、広告にすることも掲載することも問題だと思うけれど、多少の誇張(デフォルメ)は有るかもしれないけれど、一般にあり得る内容・表現であれば、それが良い・悪いはその人の単に感情の問題であり、それを理由に公共から排除することは自分以外の人の利益を奪う行為になるんじゃ無いだろうか。

私も、世の中には見たくない物・気に食わない物・反対した物等沢山有り、多分見たい物・気に入っている物・産生したい物よりも、その分量なり範囲は大きいんじゃ無いかと思う。それらに対して、自分なりに意見なり感情を持つことは自由だと思うけれど、だからとってそれらを削除せよ・停止せよ・抹消せよという権利は無いと思う。単に、自分の周りから避ければ良い話しだし、そう言う場所なり機会を回避すれば、自分的には自分が好む世界の中で生活出来るはず。仮に今回の件が許されて、広告が取り下げられてしまうとすれば、同じ方法で誰もが自分の好きなこと言い出して実現してしまう世の中になってしまうわけで、そこには衝突や争いしか残らないんじゃ無いのか。

社会の中では、例えば性的な物、差別的な物、暴力的な物と、暗黙のうちに有る程度の制限が必要と認識されている分野もあると思うし、今回の場合はその中でも「性的な物」という範疇での反対意見だと思います。でも、それは可能性の中の一つで有って、絶対的な規準では無いはず。勿論、中には今回の様に眉をひそめる人も居るだろけど、そんなことは想像もしない人も、全く興味の無い人も居るだろうし。公共空間に掲示される広告だから、寄り多くの人や購買層に遡及できることが望ましいけれど、世の中に100%何て言う物は存在しないのだから、誰もが納得して受け入れる物は無いでしょう。そんな中で、ある層に対して効果的に遡及する事は、広告の観点からは正しいと思うし、そこに当てはまらない人は「自分は違う」と思えば良いだけのことでは無いかと。今回の広告が、「世の中の女の子はみんなこう言う行動をとりましょう」なんて言う事を言っているのであれば、それは論外ではあるけれど、空想の世界の中での話であるけれど、ある一瞬を切り出しただけの話な訳だから。

 「見たくない物を見ない『自由』」はあるけれど、「見たくない物を見ない『権利』」は無い、というのが今回の趣旨だと思うけれど、『自由』であればそれは自分の中の話として簡潔するのに、『権利』となった途端に自分以外の相手に自分の主義主張を押しつける行為になるわけだから、その間には大きな壁というか境界というか、某かの影響を第三者に要求することになるわけで、それを認める事はよほど大きな事象でないと成立しないのでは。最近では、ごく少数のクレームに対して企業側が炎上する事を恐れて過剰な反応をすることが多かったけれど、結局ああいうことの積み重ねが、今回の様な「権利のはき違え」みたいな風潮を助長しているのかもしれない。意見は意見として聞くことは重要だと思うけれど、それがどれだけの他者への利益になるのか、単にその人の感想が大多数の不利益に拡大させていることが一番の問題点だと思う。

2022年4月14日

円安進行

昨日ハワイツアーの話を書き込むのと同時に、テレビの情報系番組は一日中ハワイ観光の番組を放送していて、もしかしたら旅行会社とメディアの連略に満々と乗っけられた? と一寸悔しい気持ちに。 でも、G.W.のハワイツアー等はもう満席らしく、今年のG.W.はかなり賑わいを取り戻しそうな雰囲気。

今からG.W.の海外渡航は無理なので、夏休みには2年半振りの海外旅行に行きたいなぁと思いつつも、そこでさらに気になったのがここ最近急激に進行している「円安」の状況。去年はUS$1=110円前後で安定していたのが、昨年の10月位から円安が進行し始め、先月下旬には120円台を突破すると、昨日はとうとう20年振りに126円まで円が下がってしまった。US$1=110円だと、10,000円は約US$91ですが、=126円だと約US$79まで目減りしてしまい、このUS$12は結構大きい差。メディアでも何度も繰り返されているけれど、ドル建てで材料や製品を輸入すると、日本の会社から見るとこれまでよりも一割以上の割高になり、国内消費をする人にとってはかなりの痛手。輸入して、それを材料に製品を作り、その製品を輸出するビジネスモデルだと、紙の上では相殺されるような気がしますが、まぁそう単純じゃ無いだろうし、ビジネスの世界は。

物によっては、リアルタイムに為替レートを適用する場合あるんだろうけど、多くの場合は一年とか半年とか、期間毎にレートが決められているから、その間はまだ何とかなるとしても、今の円安レートを想定して契約するだろう将来のビジネスでは、仮に円高に戻しても円安のまま支払をしないといけないから、そこでまたパンチを受けるようなことになるんでしょうね。ビジネスでは、こう言う為替変動を考慮して、そう言う安全弁的措置を講じて出来るだけ被害を最少化するようにするんですが、海外旅行はリアルタイムの為替変動の影響をもろに受けるから、今の円安は日本からの渡航者にとっては痛い。あるいは、海外常駐社で円建てで給与を受けている人等は、悲鳴を上げているんじゃ無いだろうか。私も、仮に今個人の海外渡航が解禁されたとしても、この円安状況だと一寸考えてしまいますよね。

今朝のニュースを聞いていて、この円安以外二も「あぁ、そうか」と思いだしたのが、燃油サーチャージ。少し前から石油価格が上がっていて、燃油サーチャージも一時期無しの時期もあったけれど、再びじわりじわりと上がってきていて、渡航先にも寄りますがハワイなんかでも往復で数万円追加になるらしい。ウクライナ侵攻により原油価格も上がってきそうで、となると燃油サーチャージは暫くは上がることはあっても下がることはなくなりそう。ますます、海外渡航から足が遠のいてしまう。何故旅行の神様は、校も色々な試練を旅好きに与えるのだろうか(マテ)。個人的には、計算が楽という理由で「US$1=100円」のレートが理想的と勝手に思っているんですが、ビジネス的にはUS$1=110円位が良さそうなレートらしい。それでも、まだ15円も違うので、中々そこまでは上がらないだろうなぁ。まぁ、ずっと低金利政策を続けている日本の政治が一番悪いんだろうけど。何とかして欲しい。

IHG One Rewards


先日DMでお知らせがあった、IHG Rewards改訂詳細が公開されていました。新しい名称は「IHG One Rewards」と呼ぶらしい。で、私はずっとAmbassadorで会員レベルを維持していて、現在はAmbasador Spire何ですが、それが今度はAmbassador Diamondになるらしい。

ただ、IHG Rewardsの頃から、正直BONVOYやHHORNORSと比べると、ちょっと物足りないというか、正直少し見劣りするんですよねぇ。20泊目から10泊毎に、さらにオプション選択が出来て、40泊するとラウンジアクセス権が貰えるみたいなんですが、IHGはBONVOYやHHORNORSのようにメンバーシップレベルでのラウンジアクセスが無いから、余り熱心になれない(笑)。

アメリカに行くと、自分の行動範囲ではIHG系のホテルが、BONVOYやHilton系列と比べて結構使い勝手の良い場所に有ったりするので、実は個人的には使いたいブランド何ですが、メンバーシップが今ひとつ名所が一寸躊躇する原因に。でも、時々結構お得なレートでクラブフロアーとか予約できることもあったので、そう言う機会を利用して今年は何処かに泊まってみようかなぁ。

2022年4月13日

もっさり動作のYouTube

Kindleの挙動がおかしいのと並行して、実はテレビ(Android TV/Sharp AQUOS) の挙動にもちょっと不振なところが。所謂テレビ放送受信(地デジとか)ではなく、YouTubeに切り替えた時何ですが、画面に一面に登録チャンネルとかお勧めチャンネルのサムネイルが最初にタイル状に表示されるんですが、この表示が変。

以前(=購入当時)は、リモコンのYouTubeチャンネルを押と、サクッとこのサムネイルのリストが表示されていました。それが、ここ数週間くらいかなぁ、サムネイルの枠は表示されても、中の画像が数秒遅れでパラパラと表示される。あるいは、その下に表示されるタイトルとかが暫く経たないと表示されないとか、どうも動作がもっさりしているというか、何て言うか低い性能のパソコンで動画再生をしようとして無理をしている、みたいな印象。

テレビ本体を再起動させてみたりしたんですが、症状改善には繋がらず。アプリのリセットや、アカウントのログオフ・ログインとやってみても、やはりもっさり動作は解消されず。システムのソフトは、一応自動更新で最新になって居るみたいですが、ここ最近の更新で副作用が出ているんだろうか。更新バージョンは表示されるんですが、更新日時が表示されないので、その当たりの関係がよく分からない。

YouTube自体が視聴できない訳ではなく、起動したときにもっさりした動作になるのが気になるだけなので、実害は無いとは言えますが、それでも毎日よく利用するだけに気になります。別の言い方をすれば、喉に魚の小骨が引っかかっているような感じというか。Google先生に聞いてみても、今の所「これ」という情報にも見つからず、ちょっとイラッとしています。Android TV以外のデバイスからのアクセスでは、そんな現象は発生しないので、Android TV自体の何らかの理由が起こしていると思うのですが、それが特定出来ないのが喉の小骨というか、奥歯に挟まった青菜の筋というか(なんそれ)。あるがままにこちらが慣れていくしかないのかなぁ... 

ハワイツアー再開

終息が期待されていたコロナ禍は、高い状態で下げ止まり状態となり、早くも第七波も言われているのだけれど、世間的にはこの辺りで「コロナ共存」という意識が高く成りつつあるように感じます。ワクチンの効果なのか、これまでで最も高い新規陽性者数の中、重傷者数や死亡者数は以前よりは減っていると思われますからね。

世界的にはマスク義務化解除とか、各種イベントの制限解除の流れで、日本でもイベントの上限などはかなり撤廃されつつあります。それでも、マスク着用を含めた基本的な対策は今でも多く言われているし、実際個人的には今マスクを外すことには一寸抵抗を感じる状態。そんな、まだコロナ禍終息とは言えない状況ながらも、JALがこのG.W.前からハワイツアーを再開するという記事。時々見るアメリカのニュース等で、さらに時たまハワイの様子とか流れてますが、その画面からの印象では結構以前の状態に戻っている印象なんですよね。だからそう言う画面を見てしまうと寝何時も心が揺れてしまう(笑)。

何度も書いているんですが、日本から出て行くのはまだしも、帰国したときにかかる手間と時間が今の所最大のネック。3回目接種済みだと、入国時検査で問題が無ければ日本入国後の自宅待機が省略されるので少し楽ですが、それでも入国72時間以内検査証明が必要だったり、まだまだ手間が多いわけで、個人旅行ではその当たりが現状課題なのかも。ツアーだと、多分そういう部分もツアーの中でカバーされて、全体としては個々のツアー客に対しての負担は実質無いような状態で利用出来るんでしょうね。そういう所は、ツアー利用の最大のメリットだと思います。ANAでも、出来るだけ効率的に入国出来るようなサービスをしていますが、せめて接種履歴確認アプリの登録と定時くらいで入国許可されるくらいまで制限が解除されないと、やっぱり程の理由が無い限りはまだ海外渡航してみようという気持ちは中々沸きませんね。

なんでこんなことを書いているかというと、昨日机の引き出しの中を整理していたら、奧に仕舞い込まれていた自分のパスポートを久しぶりに発見したから。中を開いてみたら、来年9月が更新期限になっている事を見つけました。10年パスポートなんですが、これまで2年以上は使用して居ないので、10年のうち3年位は使わずに次のパスポートに変わるのかと思うと、一寸不憫に(笑)。そう言えば、その使えなくなる直背くらいにアメリカのESTAを更新したんだよなぁ。結局更新したけれど一回も利用せずに期限が来てしまいました。うーん、更新手数料をドブに捨てた事になりますね、勿体ない... 今から仮にESTAを新規申請しても、利用可能期間は1年あるかどうかなので、次はパスポート更新してからだよなぁ。パスポート更新は有効期間の1年前からなので、今年の9月が過ぎたら残り期間が勿体ないけれど更新しようかなぁ。それまでに海外渡航が以前の状態に近い状態になることを祈るばかりですが。卯くらいの状況も心配だけれど、日本のコロナ禍も心配が解消されませんね。

Kindleに変なサムネイル

昨日の事ですが、Kindleで購入した書籍を読もうと、ちょっと久しぶりにChromebook Duet君を起動して、Kindleアプリを立ち上げたところ、自分のライブラリーに何か見慣れぬサムネイルが並んでいてビックリ。黄色い背景に「KINDLE」のロゴに、左下には多分"Kindle"の"K"の字も。何となく書籍データは有るけれど、サムネイルデータが無いので、デフォルトのアイコンが表示されている感じです。

そこで、デスクトップPCでAmazonのKindleのページにアクセスし、さらに自分の端末管理のページに移動して購入データを確認して見ますが、そんなものは当然ながらありません。Chromebook Duet君以外の、iPhone 13 ProとかノートブックPCとか、別の端末のKindleアプリを確認して見ると、そちらではこんなアイコンは表示されません。どうも、Duet君にだけ発生している様子。もしかしたらデータのダウンロードが完了していないのかと思い、このアイコンの一つをクリックしてみましたが、延々とマウスカーソルがぐるぐる回るだけで、一向にダウンロードは始まりません。何度かKindleアプリを再起動したり、Duet君も再起動してみたりしましたが、現象は改善されません。それに、サムネイルの有る書籍を確認すると、直近に購入した最新のデータも含めて表示されており、この白いサムネイル(全部で8個表示されています)は何かのトラブルで表示されていると考えられます。

そこで、Google先生に「Kindle 白いサムネイル」で検索したところ、AmazonのForumに同様の事例が投稿されていました。システムの再起動等、既に実行済みの対策はスキップして、書かれている対策を試してみましたが、Log-out/Log-inでも解決されず、Kindleアプリの削除→再インストールを実行しました。一旦削除して念のためDuet君を再起動し、再びGoogle StoreでKindleを再度導入。以前のアカウントでLog-inしてみましたが、今度は購入済み書籍が一つも表示されずに、ここでちょっとパニックに。一種パニックになりましたが、再度配信すればいいのではと思いつき、マスター機のデスクトップPCからデータを選択して、"Chromebook Duet"をデバイス選択して「配信」しましたが、それでも自分のライブラリーにサムネイルが表れません。ここで深呼吸をして再度落ち着いてから(笑)、「そう言えば、一度削除して再インストールしたのだから、デバイス名が変わっているんじゃないの?」と思いつきます。デバイス管理のページに移動すると、案の定端末名が再インストールのためデフォルトの名称で登録されています。どうも、配信したときには、まだ以前のデータが残っていて端末リストが更新されていなかったようです。そこで、デフォルトの名称を分かりやすいように変更した後、再度その端末(=Duet君)宛に書籍データの配信を実行したところ、やっと白いサムネイルは消えて、購入済みの書籍がライブラリー表示されるようになりました。

Googleで問題の履歴等を見てみると、結構以前から稀に発生している問題のようで、多分アプリのキャッシュが壊れているんでしょうね。でも、何で今回壊れたのか、それが謎です。実は、Chromebook Duet君は、ここ2週間位起動して居らず、ずっと使ってなかったんですよね。あと、其れ以前に起動していたときも、Kindleアプリは使って居らず、多分Kindleアプリを起動したのは一月振り以上、もしかしたら二ヶ月位間隔が空いていたんじゃ無いかと思います。それで、久しぶりに起動してKindleのサーバーと通信中に私が何か操作したか、一斉にそれ以外の更新等が発生して、それが何かデータ競合でも発生させたのかもしれませんね。Chromebookはクラウドの端末ではあるけれど、ローカル(=クライアント側)にも色々データを補完するし、Kindleのライブラリーはその中でも大きいサイズの物だろうから、それが一斉にダウンロードされて更新されて、不具合が生まれたんだろうか。理由が分からないのが一寸気持ち悪いけれど、ちょっとこのKindleアプリのAndroid版(Chromebook版)ってこれ以外にもちょこちょこ細かなトラブルを経験しているので、もう少し品質アップしてくれないかなと感じています。

2022年4月12日

画に描いた餅? 宝の持ち腐れ?

ウクライナ情勢もあり、これまで以上に深刻な状況も予想されるエネルギー問題。個人的には、まず今有る原子力発電を出来るだけ再稼働して、基盤である電力確保した上で、それで浮いた分を発電以外の必要な部分へ融通するのが一番現実的だと思うのですが、そう言う話は中々出てこない。逆に、直ぐに役立つとは思えない再生可能エネルギー特に太陽光発電が何故かいつも取り上げられる気がします。あれって、何か裏があるのかと勘ぐってしまうほど。

TPOに応じて、再生可能エネルギーも有効な部分はあるとは思うけれど、今必要なベース電源や大規模な発電には向いていないことも事実。そう言う意味から、個人的には再生可能エネルギーには否定的な意見が多いのですが、そんな中でも数少ない例外事例が水力発電とこの地熱発電。太陽光発電のように、天候や昼夜の違いで発電量が変動することも少なく、かつ比較的大規模な発電量が期待出来る方法ということで、個人的には太陽光発電よりも遙に有益だと思っています。ただ水力発電に関しては、必要なダム工事に時間が掛かるのと、以前聞いた話では開発可能な河川流域はほぼ全国的に開発されてしまっていて、新規に作る事は難しいと言う話も。さらに、大規模な地域が水没しダム下流流域も大きな環境変化を受けますから、その対応も結構大きいんじゃ無いかと。一方で地熱発電は、発電必要な高圧蒸気が、地下で自然に作られてそれを利用するわけですから、技術的には比較的簡単のように思えるし、水力発電ダムや太陽光発電のような大規模な施設も不要だろうし。

日本の地熱資源は世界でもトップクラスであるけれど、開発や利用が進まないのはそう言う場所の多くが難所にあったり、アクセスしやすい場所は観光地になっているので、そこに発電設備を増築するのは難しいとの事。そんな中で、業務スーパーの創業者・沼田昭二氏が地熱発電を行うための新会社を作っていたという話は初耳でした。業務スーパーの経営同様、必要な物は自分で作るという姿勢は立派だと思うけれど、やはりそれなりのコストも掛かるし中々出来る事では無い事も事実。また、幾ら地熱と言っても、ちゃんと必要な発電量が確保できるだけのねえるぎーが、これから先何十年も安定的に得ることが出来る位のものを掘り当てないといけないわけで、そこはある意味ギャンブル的要素も大きいだろうし。でも、今の時代なら衛星からの資源調査技術も発達しているから、それなりの確度で有望な地下資源を見つけることも出来るだろうし、掘削技術も進んでいて油田なんかでも深い場所から採掘しているから、そう言う技術の横展開も可能だろうし。一方で、地震等でそれまで利用出来ていた温泉が出無くなったり水温が下がったりという事も良く聞くわけで、地下の中の話は地震国日本だと、他国よりもリスクは大きいのかもしれない。

記事の中でなるほどと思ったんですが、地熱発電では噴出する高温の水蒸気で発電タービンを回すのですが、一緒に噴出する熱水を利用することも副次的なメリットになりますよね。その温水で暖房をすることで、温室栽培なんかはコストダウン出来そうだし、山の中での養殖なんていうのも良いアイデアだと思う。あるいは、熱水と気温の温度差で発電することも可能だろうし、その熱水を再び地中に戻せば、また熱くなって噴出してくれるから、理想的な再生可能エネルギーになるかもしれない。熱交換技術は日本のお家芸の一つだから、かなり色々なことが出来そうですね。問題は安定的に熱水を取り出す技術と、多分地熱が期待出来る場所は山の中の狭い領域が多いだろうから、そういう部分で大規模な養殖とか栽培をする手間とコストをどう賄うかかなぁ。夢みたいな話だけれど、個人的には発電に有望な場所にまずはエネルギー供給拠点を作り、その周辺に住居とか商業施設を作るような、過疎対策も含めた拠点開発みたいな事をやれば面白いんじゃ無いかと思っています。実は、業務スーパーを利用した事は無いけれど、この創業者の取組は個人的にはちょっと応援したい気持ちです。

汁物お弁当の難点

ここ最近、初夏のような暑い日が続きます。お昼に出かけていて、手軽にコンビニでお弁当を調達するんですが、早くも冷やし中華とかざるそばとか並んでいて、「あぁ、敏感に天候とか気温を見てるなぁ」とちょっと感心したりして。でも、そんな冷やし中華とかざるそばとか、その手の汁物を出先で購入するには、ちょっと躊躇してしまうんですよね。 

買ってきて自宅で食べる分には全く問題無いんです。問題は、出先とか移動中に食べる場合。理由は、食べ終わった後にどうしても汁が残ってしまい、食べ終わったカップとかを処理(捨てる)時に困ること。自宅なら、汁をシンクに捨てて、カップも軽くゆすいで捨てれば全く問題無いけれど、外で食べたときにはそういう後始末できない場合が殆ど。会社で食べる時だって、汁だけ捨てるならトイレの手洗い場に流しても良いけれど、その残った汁に油が入っている(中華そばとか)場合は、そのまま排水口に捨てるわけにもいかない。家庭なら三角コーナーで漉せば良いけれど、会社にはそんなものは無い。さらには、汁物に具の残りとか混ざっていたら、例え油分が含まれていなくても、そういうゴミをやはり排水口にそのまま流すことも避けないといけない。結局、食べ終わった後の処理に困るので、どうしてもその手の汁物系お弁当は回避するようになってしまうんですよね。

中には、汁も全部飲み干しますという人もいらっしゃるんでしょうけど、量的な理由以外にも例えば塩分とか考えると、汁は残したい場合もあるし。だから昔から思うんですが、ああいう汁物お弁当には、残った汁を吸い込むような給水パッドとか、油を固めるような残り汁を固めるような溶剤を付けて欲しいと昔から思っています。私は、どうしても汁が残ったまま廃棄するときには、手持のティッシュペーパーを入れて吸い込ませて、器から流れ出ないようにして廃棄するようにしていますが、それも中々大変。まぁ、量的に沢山食べられる人ならば、追加でお握りも買っておいて、残った汁の中に入れておじや風にして汁ごと完食する、何てことも可能なんだろうけど、今のように食も細くなってくるとそう言う荒技は厳しいし、冷たい汁の中にご飯物を入れるのでは、熱いスープに入れるよりは物足りない気がするし。

一寸前に、コンビニサンドイッチのパッケージを開封するときの面倒さに文句を言ったけれど、こう言う食べた後の処理方法も何か対策を考えて欲しいなぁ。SGDsとしては、レジ袋とかプラスチック食器と同じ位重要な問題だと思うのだけれど。例えばファストフード店だと、回収用の棚には飲み残しを入れる口も有って、そこに残った珈琲とか廃棄してから、カップを捨てるようになっていますが、ああいう設備もコンピにには必要かも。もっともそうなると、食べ残し等も含んだ残り汁が大量に廃棄されて、コンビニ側での処理が大変になる事は確実出しなぁ。それに、ルール無用で家庭ゴミをコンビニ捨てる人も多い昨今だと、家庭での色々な液体をそこに捨てる人も少なくないだろうし。そんなことをつい感じてしまうので、何となく外で購入するお弁当とかお惣菜は、食べて直ぐに処理出来るサンドイッチとかお握り系が殆どになり、それ故に前回のようなパッケージングに不満がつのるという変なループに陥ってしまうのかも。何かストレスが大きくて、人生長生きできそうもない気がする(笑)。

2022年4月10日

塩漬けの原発

ロシアの軍事侵攻に対する経済制裁と死して、ロシアからの天然ガスなどの輸入制限・停止が予想され、電力などのエネルギー価格の上昇が予想されます。そんな中で、岸田首相は「国民にも協力をお願いしたい」と言うのだけれど、そうであれば国民の努力以上に国や政府ももっと努力してエネルギー生産の安定化に努めないとおかしいのでは。

とは言っても、急に天然ガスや石油が出てくるわけでは無いので、何らかの代替エネルギーを見つけるなどして、限られた資源をより効率的に配分できるようにしないといけない。その中で、今一番可能な事は、天然ガスによる発電や石油製品へ資源を集中するために、発電において天然資源由来の発電能力を出来るだけ押さえて、それ以外の方法で電力需要に対応することも一つの方法だと思うんですよね。となるといの一番に浮かんでくるのは、現在停止している原子力発電所を再稼働して、電力供給に十分な余裕を生むことで、そこで消費される予定だった天然資源を融通する。ただ、そう言う話をすると先ず出てくるのは「原発のリスクが」という話と、「だからこそ再生可能エネルギーを」という二つの論点。

欧州の原発事情は日本とは異なるわけですが、各国間で電力に関しては融通出来る仕組みになっているので、脱原発を謳うドイツも実はフランスから電力供給を受けることが可能。で、フランスはさらに原子力発電を拡大させていく予定で、イギリスも新規の原発を作る事を考えているとの事。多国間で融通の利く欧州でも、ロシアの天然資源が今後利用出来なくなると言う想定でそう言う対策をとろうとしているのに、そう言う事が一切期待出来ない日本の場合は、もっと厳しい状況なはずで、それに対しての危機感が今は凄く小さい気がする。少し前にも、冬の電気需用が大きくなり、東京電力の供給率が100%を超えて危機的な状況になりましたが、同じ事はこれからの夏の季節に発生する可能性が大きいと言えます。「夏は太陽光発電が期待出来る」という意見もあるんですが、それはあくまで昼間の需用に対してですし、再生可能エネルギーの割合が増えればその変動対策も考えないといけない。

今の原発では、例えばテロ対策がまだ出来ていないとか、本来の発電時の安全性対策以外の部分の理由で停止して居る物も有るわけで、少なくともそう言うものに関しては特例として例えば一年間のみ前倒しで運転再開させるとか、そう言う事を政府も考えていかないと、いつまでも国民の協力だけでは次は大きなトラブルが発生してしまう気がしますね。国民が浪費しているのであるなら、それは協力するのが当たり前だけれど、既に民間の発電設備からの融通を受けたり、計画停電と言う話も出る中、幾ら電力会社が民間企業とは言え、政府としてももっと努力をしないと。最終的には万が一何かあれば、人命にかかわる事故の可能性も大きいわけですから。何時も出てくる「欧州に倣え」的な意見が、事原発に関しては出てこないのは毎回の事ながら不思議ですね。

リアルタイムからODTへ

明日から始まる、TVerでの民放5系列の「リアルタイム配信」。プライムタイム(19:00~23:00)の番組中心に配信されるので、これまでリアルタイムでTV放送を視聴していた人には、場所を選ばずにしかも手元のスマホやタブレット等で簡単に視聴できるという新しい映像体験になるかもしれない。 

一方で、この新サービスで獲得を目指す若い世代に対しては訴求力はどれだけ有るだろうか。自分も最近は映像視聴はYouTubeにかなりシフトしているので感じるのは、一つの放送時間がテレビの場合は30分単位なので、それが凄く長く感じるという事。YouTubeでも20分、30分というコンテンツは有るけれど、正直15分位のコンテンツを最初1分位みたところで「まだ10分以上もあるのかぁ」と感じる事が多いんですよね。勿論、20分、30分と長いコンテンツでもしっかり見入ってしまうような良質な物も多いけれど、多くの場合は10分というものが一つの境界線になっているように感じます。

一方でテレビ放送は、基本30分が単位で、その2倍の60分とか3倍の90分4倍の120分と構成されています。30分感そのコンテンツに集中させるというのは凄く大変なこと何だけれど、テレビ放送の場合は30分という枠を維持するために、一つのコンテンツをその長さに伸ばして(希釈して)いる場合も結構有るので、同じ30分というコンテンツでも多分テレビの方は60分とか120分位の退屈なものとして、YouTube世代は感じるんじゃ無いだろうか。例えば、アニメのサザエさんとかだと、その30分枠に2話とか3話とかから構成されている場合もあるので、ネットで配信する時には1話ごとに分割して配信できると、もしかしたら視聴率は上がるかも。

そのアニメに関して、最近のYouTube世代は「放送は1週間に1回で、続きは一週間後」という仕組みが理解出来ないという話をネットで見ました。つまり、ネットだとそのシリーズとか過去放送分全てが一つに纏まって登録されているので、気に入れば順番に続けて見ることが出来るので、それが普通にだと思っているらしい。昔ヒットした「24」というアメリカのテレビドラマがありましたが、あれはリアルタイムに24時間の流れをそのままドラマ化したもの。放送時も話題になったけれど、後に24時間(24話)連続放送したりDVD等で泊まり込みで視聴するような事がブームになりましたが、ああいう感覚が今は「普通」と成りつつあるのかなと感じます。TVerの見逃し視聴は1週間なので、今回は実現出来ないけれど、TVerもサブスクみたいな感じで同じような事が可能になれば、また一寸違った動きが生まれてくるのかも。YouTubeに寄せていくと、結局はYouTubeの二番煎じにしかならないのかもしれないけれど、先ずは今は主戦場になっている相手の土俵に登って状況認識をして、そこからYouTubeを超えるプラットフォームを創造して、今のリアルタイムから「ODT (On-Demand TV)」化をまずは目指さないと中々テレビが再生する事は厳しいと思いますね。

2022年4月9日

オンとオフの狭間

PCWatch山田祥平氏のコラムから、クラウドPCのオンとオフという話。 Microsoftが発表した、Windows 365 app、Woindows 365 Switch、Windows 365 Boot、Windows 365 Offlineは、クラウドとローカルの連携を進めていく新機能何ですが、最後のWindwos 365 Offline以外は、これまでも有ったような機能で珍しく無い。

そのWindows 365 Offlineは、クラウド上で作業中にネットワーク接続が失われても、そのまま作業を継続して、接続再開後にはその間の作業が同期されて、クラウドとクライアント(ローカル)の作業がシームレスに実行出来るという物。これに関して一寸感心しているのが、最近のOffice 365の挙動。うちの会社では、Microsoft Officeが社内標準アプリの一つで、以前は個別にインストールして使用するOffice 2013とか2016を使用していました。それが数年前から、Office 365に徐々に切り替わっていったんですが、当時もクライアントでの作業とローカルでの作業の同期機能は提供されていました。ただし、結構制限があって、例えば同時にクラウド上のファイルを編集作業しようとすると、一人だけが権限を持つことが出来て、基本的に順番に更新作業が出来るようになっているだけなので、たまたま作業が集中すると相手が終わるまで順番待ちみたいな状態が発生するのが不満でした。

所が最新のOffice 365だと、複数のユーザーが同時に一つのファイルを開いて同時に更新することが可能になっていて、作業性がかなり向上しています。Excelを開いていると、アクセスしているユーザーの頭文字が表示されて、誰が今どこのセルを弄っているか、何て言うのも表示されて、をぃをぃそこまでやるかとも思うのだけれど、競合処理に関してはかなり進んでいる印象を受けました。マルチユーザー対策もそこまで出来ているのなら、シングルユーザーが自分のローカルと、そのシャドーであるライアンとを同期することくらいは、そんなに難しい物じゃないでしょうね。

ただそれでもまだ盲点があって、結局Windows 365 Offlineで同期されるのはその使用しているアプリだけで、その作業自体がオフラインでも担保されるわけじゃ無い。例えばPowerPointファイルを編集中、本体のファイル編集はキャッシュされても、そのプレゼンテーションの中で使用したい資料や要素(例えば画像ファイルやオブジェクト)は、ローカルに無い限りは使用出来ない。ネットワーク接続されていれば、透過的にアクセスして利用することも可能ですが、流石にそこまで先読みしてキャッシュする事は無理だし、それをやっていたらローカルクライアントのストレージは、今以上にキャッシュのために膨らむことになるでしょうし。同じように、ファイル編集しているときに、ブラウザーで外部の情報や資料にアクセスしたい場合も、ネットワークが切断されていると手が出ない。過去アクセスしたサイトなら、そのキャッシュを保持するという事で解決可能かもしれないけれど、その場合は今度はその情報が最新なのかと言う問題も出てきます。そう言う意味では、やはりオフラインにはオフラインでの使い方みたいなTipsは、まだまだ必要かなと感じますね。さらに、複数の端末から更新作業をした場合、端末Aでオフラインで作業した後、端末Bで作業をする場合に、端末Aで更新した内容はまだクラウドに反映されていない場合に、端末Bでの内容をどの様にクラウドに反映するのかとか、その辺りのユースケースがどうなっているのか分からないと、ちょっと恐くてまだ躊躇しそうですね。時代はどんどんクラウドに進むとは思うけれど、クラウドとローカルの悩ましい関係はまだまだ続きそう。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系10滞在目(11泊+9泊) は、先週に続いて定宿の横浜シェラトン。夕方少し早めにホテルに入り、何時ものように26Fのクラブラウンジでチェックイン。この時も3部制のカクテルタイムの第1部が始まっていて、賑わっている様子。同様に、予約の方も満室に近いようで、アップグレードの部屋探しにちょっと時間が掛かったみたいですが、今回もレイトチェックアウト無しで構わないと言うと、クラブフロアの部屋をアサインしてくれました。

夕食をどうしようかと何時ものように迷い、最初は外に食べに出るか隣りの髙島屋のデパ地下で何か買ってきて中食で済ませようか悩みましたが、結局外に出るのも面倒なので、2Fのバーラウンジにいってアルコール主体の夕食にすることにしました(笑)。とは言っても、この後夜に電話会議とかもあったので、アルコールはほどほどに1時間ほどで撤収。期間限定プロモーションなのかな、BONVOYの上級会員だとホテル内飲食など20%オフになるので、かなりお得でした。

翌朝は、これも何時ものように2Fのレストランでの朝食。ここ最近利用して感じるのは、外国人宿泊者が増えてきていること。この日も朝一でレストランに入ったんですが、4割位は埋まっている状況で、かつその1/3位は欧米系と思われる人達。ラフな格好の人やスーツ姿の人まで見られて、やはり仕事関係で滞在しているのだろうと思うのですが、国外から来ている人もいるんだろうか。隔離期間が三日に短縮されたりして、以前よりは来日しやすくなっているとは思うけれど、それでもまだまだ大変な状況だろうし。まぁ、何度でも書くけど、早く以前のように自由に行き来できるようになって欲しいですね。

2022年4月8日

神の視線

ウクライナで略奪をしたロシア軍兵士が、スマホの追跡機能をOFFにせずに保持あるいは郵送している様子を、元の持ち主がスマホの追跡機能を使用して特定し、それがウクライナ軍の情勢判断に利用されているという話。郵送の場合は、ロシア軍自体とは移動場所も違うだろうけど、その移動スピードとか方向を判定すれば、例えば今キーフから撤退しているのか、そこから転進して何処に移動するのか判断でする事は可能でしょうし。

しかし、言われてみればなるほどと感心するけれど、確かに窃盗に遭ったスマホを追跡する機能なわけだから、その使い方は正しいのかもしれない。まぁ、ロシア軍としても略奪したスマホが、裏でどの様に操作されているなんて、ああいう状況の中では冷静に判断することは難しいだろうし。日本国内でも、スマホの発信情報で移動先とか特定して事件解決に繋がる場合もあるけれど、それは利用出来ないのだろうか。いずれにしても、単体で利用出来る機能は限定されているスマホだけに、常にネットワーク接続している事が最大の武器な訳で、それが場合によっては最大の弱点にもなるという話ですよね。

冷静な指揮官ならば、戦場へのスマホ等の通信機器の持ち込みは厳に禁止するだろうけど、誰が何処で略奪してそれをどれだけ保有している釜では中々手が回らないだろうし。それに、そう言う事はする傾向が大きいのは末端の兵士だろうし、そうなると人間的にも未熟な部分も多くて、そう言うある意味常識的な部分も知らないで行動するだろうし。そういう部分も含めて、今回のロシア軍の不味さみたいな物は、本当に予想以上に酷いというか、これが少し前には「冷戦」でアメリカと対峙していた大国なのかと、不謹慎ながらも呆れて笑ってしまうくらいの体たらく。

閑話休題。東日本大震災の時には、車のドライブレコーダーの走行記録から、現地で走行可能な道路網を特定したり、その交通量からより効率的な配布ルートを考えたりと、ネットワークを利用した集合知が大いに役立ったわけですが、今の生活ではスマホにしても車にして、あるいは店舗の売り掛けだってネットワーク無しには成り立たない時代。個別の商品だって、RFIDとか組み込まれていたら、それが盗難に遭っても別の場所で使用された途端にネット経由で特定される時代だって夢じゃない。そう言うマーキング技術って、もしかしたらこれからどんどん増えて行くんでしょうね。そうなると、昨日買ったTシャツの、素材から製造流通と、全ての担当者の履歴とか場所の移動履歴とか、Flightrader24みたいな手元で参照出来る時代が来たりして。それはそれで、ちょっと恐い気もするけれど。 

AMC Leg#12: HND-OKA/-HND

先週に続き、今週も何時ものフライト。先週は、往路のフライト前に酸素マスクがトラブルで落下したため、40分近い遅延となり、急遽翌日の予定を変更したんですが、 今回はそう言うトラブルが発生しないことを祈るばかりです。そんなことを思いながら、何時ものように路線バスで自宅から浜松駅まで移動。春休みも終わり学校が始まったためか、学生さんが増えてその分車内はちょっと混雑気味。新年度・新学期が始まる4月らしい光景とも言えますね。

浜松駅では、今回はしっかりと何時ものようにスタバで朝食をゲットしてホームへ。今回から、「S Work」を試してみるために、7号車に指定席をとり、ネット接続はそれなりに安定して居たんですが、ちょっと変に潔癖な人がいて少し迷惑だったり。それでも、7号車はWi-Fiが安定して利用出来たので、仕事も少しはかどりました。定刻通りに品川駅に到着して、京急に乗り換えますが、まだまだ以前ほどの状況には程遠いけれど、来る度に人手は少しずつ増えている印象があります。時間帯にもよると思いますが、品川から羽田空港までの車内も、これまでよりも混雑している印象でした。

この日の往路便は60番ゲートからの出発。何時ものように保安検査場Bを抜けると、左手直ぐが60番ゲートです。先にトイレに行って用を足してから、ゲート前で搭乗開始を待ちます。4月も二週目ですが、家族連れとかもまだまだ多い様子。子供連れもちらほら見られる状況でした。

1) HND 09:40 - OKA 12:30 (NH995)

事前搭乗が09:17から始まり、何組か幼児連れのグループが搭乗すると、グループ1から搭乗開始となります。この日のPremium Classは満席ですが、最初は半分くらいの搭乗率。キャンセルされたのかなと思っていたら、ドアクローズ前にどやどやと何人か乗り込んできて満席となりました。定刻前にドアクローズとなり、ほぼ定刻位にプッシュバック開始。その後D滑走路のRW05に向けて移動開始となります。

スムースに移動も終わり、離陸待ちする事も亡く沖縄に向けて飛び立ちます。この時エアショーをみていてちょっとビックリしたのが、ブロッキングタイムが「2:46」と表示された事。向かい風のため長めのフライト時間となる往路(羽田→那覇)ですが、大体2時間20分代なのに、それよりも結構長めの設定になっています。後から機長アナウンスがあり、この日は向かい風が強くて時間が掛かるとともに、途中揺れることも予想されるのでシートベルトを着用するようにという内容でした。

この日も食事を頂いた後、ネットに繋いで資料作成やメールチェック等をしているうちに沖縄本島に接近して行きます。向かい風ならそのままRW18Rに降りるかと思ったら、ぐるっと時計回りに本当を回り込んで、南側からのRW36Lへの着陸。やはり向かい風で遅くなっていたのか、着陸したのがほぼ定刻少し早いくらいでしたが、35番ゲートに入ったのが定刻5分過ぎ位と問題無い範囲。外に出ると、沖縄はもうすっかり夏ですね。この日浜松や都内も暖かくなっていて、上着は薄手のブルゾンを着てきましたが、沖縄は半袖とかTシャツでも十分な状態。この時期困るんですよね、沖縄と浜松との気温差が。そんなことを考えながら、何時ものように所用を済ませるために移動しました。

2) OKA 14:20 - HND 16:45 (NH464)

空港に戻ってきて、少し早めに中に入ろうかと思って保安検査場Bに向かったんですが、外にまで待ち行列が出来るような混雑具合でビックリ。久しぶりにそんな様子を見ました。出発が近いフライト利用者を優先するように何度もアナウンスが流れ、保安検査場Cも利用するように指示されます。それならばと、Cの方に移動しましたが、こちらはガラガラ。勿論、待ち行列何て言うのもありません。直ぐに検査場を通過し中に入ると、これも少し混雑していたスタバで珈琲を購入して、保安検査場Cを出た正面辺りにある電源の取れるスペースで搭乗前のメールチェック等して時間を潰しました。

出発ゲートは32番ゲートですが、そろそろ優先搭乗も始まるかというタイミングでもガラガラ。ただ、到着便が10分程遅延したので、折返し便のこのフライトは5分程出発が遅れると案内されて、それも有ったかもしれません。出発時刻が14:20が14:25に変更されましたが、優先搭乗が始まったのは14:05頃。何組か子連れのグループが乗り込むと、グループ1の搭乗も始まります。このフライトは、数日前に使用機材が国内線用のB787から国際線用のB787に変更されて、Premium Classも一気に倍増以上しました。その為、L2コンパートメントの隣が埋まらなさそうな座席を指定しましたが、期待通り二人組やグループの乗客以外は、殆ど隣が空席の用でした。私の隣も空席となったので、離陸後は荷物を置かせて貰いパソコン等へのアクセスが楽で助かりました。

復路は食事は断り飲み物だけ頂いて過ごしましたが、今度は強い追い風の影響か飛行時間は1時間49分とやはり通常よりは結構短めです。それもあってか、あっと言う間に房総半島に近づいた気がします。この時は、房総半島のほぼまん中上空を北上していきます。A滑走路のRW34Lかなと最初は思ったのですが、そのまま北上すると東京湾に沿って内陸部を反時計回りに回り始めます。久しぶりに北側からのアプローチでした。そのまま空港のほぼ真北の位置くらいまで旋回すると、一気に機首を南に向けて着陸態勢に入ります。最初はA滑走路に降りるかと思っていたら、久しぶりにC滑走路のRW16Lへの着陸でした。「おっ、これはゲートまでのタキシングが短いぞ」と思ったのも束の間、到着ゲートは反対側北ピアの根元の59番ゲートでちょっと移動には時間が掛かりました。とは言っても、ゲートに入ったのは定刻よりも早かったので良かったのですが。この後、何時ものように横浜に出て翌日の予定のために一拍して一日が終わりです。


S Work on ひかり号 (2)

前回見つけた、JR東海の新幹線のぞみ号での「S Work」サービスをちょこっと利用出来る7号車の裏技。昨日でかける用事があったので、早速指定席車両を7号車に変更して再度検証してみました。 

当日浜松駅に移動し、ホームに上がってひかり号の入線を待ちます。暫くしてホームに入ってきたひかり号を見て、「あっ、失敗したかな」とちょっと思ったのは、どうも車両が古いタイプもの(と言っても、N700Aだろうけど)で、もしかしたらS Workの対象外かなと半分諦めながら7号車に入りましたが、座席背面のポケットには、S Workのブローシャーが挿入されており、一応サービス対象車両ではあるようです。ちょっと安心して、何時ものようにパソコンを取りだして起動し、ネットワークアクセスを開始しました。前回の時は、体感的にも認証速度やアクセススピード等これまでのWi-Fiサービスとは違うと感じられるくらいの差がありましたが、今回はそれよりはちょっともたつく感じ。ただ、通常のWi-Fiサービスだと、例えばトンネル内走行中とか、場所によってはセッションが途切れることが結構有るんですが、今回は少し間が開く感じはありましたが、切断されることはありませんでした。30分に1回の再認証は発生しますが、ほぼ透過的に浜松駅から品川駅まで利用出来たので、やはり同じ新幹線車内であっても、7号車を利用するメリットはありそうです。

ところで、ここからは「金曜日の新幹線」シリーズ的ネタですが、その7号車で気になる乗客が。私は浜松から乗車しましたが、同じく浜松駅から乗車したスーツ姿の男性が、通路を挟んで反対側一つ前の列の窓際席に着席します。すると、直ぐに「シュッシュ、シュッシュ、シュッシュ、シュッシュ」という音が。どう聞いても、消臭スプレーの音なんですが、それが延々と続きます。斜め前の反対側なのでよく見えないのだけれど、少し体を前に倒して覗いてみると、前の席からテーブルを出して、その表面やら、あとは窓枠とか座席の肘掛けとか、自分の周りにシュッシュシュッシュ念入りにしているようす。窓から太陽光が入る側に座っているので、その座席周辺には太陽光が反射して、スプレーされた消臭剤が霧のようにその空間を満たしているように光って見えます。当然、反対側の私のところにはその消臭剤の匂いも漂ってきます。実は、この時何時ものように駅構内のスタバで購入したホットサンドと珈琲の朝食を食べようとしていたタイミングなわけで、この臭う攻撃にはちょっとイラッとしました。昨今の状況から気になるのは理解出来ますが、どうせ吹くならティッシュとかに吹き付けてそれで拭くとか考えて欲しいなぁ。その人の前の座席は空席の様ですが、同じ列の反対側(私の前)にはやはり座っている人がいるので、そちらにはもっと匂いが強く漂ってきているんじゃないだろうか。

もう15年以上毎週新幹線通勤をしていると、色々な経験をするわけですが、その中でも困ることの一つが「匂い」問題。きつい香水や化粧品の匂いや、食べ物(隣で納豆とか食べられた日にゃぁ...)の匂い。さらには体臭・口臭の場合もあるし、一番困って一番よく遭遇するのが、喫煙者の煙草臭さ。何度も書いていますが、乗車した途端に喫煙ルームに行き、15分位して戻ってくると、体中から煙草の臭いがプンプン。そうで無くても、ヘビースモーカーの場合は、普通に呼吸していても、その呼気がきついニコチンの匂いの場合が結構有りますからね。私は匂いに敏感な方で、芳香剤なんてもってのほかだし、消臭剤の匂いも駄目。最近になって無香料の消臭剤とかも販売されているので、購入する時には先ずそれを確認します。トイレットペーパーとティッシュなんかもそう。ところで、よくよく考えたら消臭剤ってウイルス対策になるんだろうか。それよりも、無臭のアルコール除菌した方が、まだ効果があるんじゃないの? 実は、あの匂いがすれば安全安心と考えて使っていたんだろうか。そうなると、回りにも顰蹙だし、効果も無くてがっかりだし、無意味な事にお金も時間も浪費したことになりますよね。まぁ、感じ方は人それぞれだけれど、我が儘にならないように回りにも気を遣ったマナーを忘れないようにしないと。

リモートワークで住みたい場所

ITmediaの記事から、完全テレワークが適用され住む場所が自由に決められるとしたら、どこに住みたいかというアンケート。1位の東京都、2位の神奈川県や、5位の大阪府、8位京都府、9位福岡県と大都市圏が並ぶ中で、3位北海道や4位沖縄県というのは、やはり「憧れ」も大きいんでしょうね。

そんな中で、我が静岡県は堂々の11位。12位の長野県、13位の愛知県を上回っているのは、やはり関東・関西の中間地点という地の利が一番大きい理由なんでしょうね。実際には、静岡県の西の外れの浜松市が、ほぼ東京・大阪の中間地点で、正確に言うとそれでもやや東京寄り。浜松からひかり号で東京に出る場合は90分位で、静岡からなら70分位。ですから、都内への新幹線通勤も、そんなに大変じゃない。西の方でも、立命館大学だったかな、大阪のキャンパスでの1限目(9:30)に間に合うには、何時に自宅を出れば良いかというような広告があって、なんと浜松からでも始発の新幹線(こだま号)を利用して間に合うらしい(確か名古屋でのぞみ号に乗換が必要)。そう言う意味では、東西に本来の会社オフィスや事業所があり、万一の場合にはそちらに出社か必要な場合には、静岡県はかなり有利と言えます。

逆にそれで困るのが、東京よりも東、大阪よりも西への移動。新幹線を乗り継いでの移動は可能ですが、例えば福岡までの移動となると、6時間近く掛かるのかな。言い方を変えれば、飛行機移動が非常にしづらい場所なんですよね。一応富士山静岡空港はあるけれど、事実上札幌と福岡行きしか無い様な状態。西への移動は、例えば浜松停車のひかり号は、広島行きとか岡山行きが殆どなので、その辺りまでならまだしも、そこから福岡まで行く場合は困ってしまいます。また、東に行く場合も、東京までなら便利だけれど、そこから先の東北とか北海道となると、羽田から飛んだ方が早いかもしれない。さらに、日本海側へ行こうと思うと、一度東京に出て回る方が早かったりするんですよね。名古屋から在来線での移動も可能だけれど、それなら滋賀まで行って米原乗換の方が早いかもしれないし。距離的に近いけれど、移動するには遠いのが、新潟とか金沢とかの反対側の地域なんですよね。そう言う意味では、静岡県は、東海道新幹線や東名高速道路沿いの地域への移動を前提にした居住ならベスト化もしれないけれど、それ以外の場所を前提にすると途端に積んでしまう場所と言えるかも。

同じくワーケーションの場合は、やはり観光地としての配分が大きくなるので、北海道・沖縄・長野と言ったところがランクアップするけれど、静岡県も一つランクが上がっています。やはり、富士山とか伊豆半島に、浜名湖・駿河湾と、山も海も手近に楽しめる印象が強いのかもしれませんね。それでも、リモートワークで候補に挙がった地域も同様にランクインしているのは、交通の便の良さという共通の要素が大きいんでしょうね。仕事の場合には、万一の場合の出社時の利便性、観光も含めたワーケーションの場合は、アクセスの良さによる移動費の安さだったり、移動のし易さといったものが、やはり大きな要素になりそう。予想外に静岡県の認識が高いのだから、積極的にリモートワーク需用を取り込む政策を進めたら、人口減少に対して少しは歯止めになるかも。

2022年4月7日

ネットリテラシー

東洋経済のサイトから、ジャーナリストの佐々木俊尚氏の記事から、所謂「ネットリテラシー」に関して、陥りやすい五つの共通点に関して。ビジネス関係では、多分久々のヒット書籍と言って良いのだと思う、佐々木氏の著書「読む力 最新スキル大全」の、超圧縮版みたいな内容。

思い返してみれば、「ネット」っぽい物との一番最初の出会いは、小学生高学年の頃~始めたアマチュア無線(HAM)かもしれない。リアルタイムに不特定多数の人と会話すると言う事が出来るのは、当時はHAMしか無かったと思うし、凄く限られたコミュニティではあるけれど、今のネットのように色々な話題に関して話をする場でもあったし。その後、パソコン通信に入り、大学ではNews Groupがあり、社会人になると当時の会社の中には専用のBBSみたいなシステムが社内システム上に構築されていて、それにずっぽしハマり(笑)、その後はインターネットの時代に入るわけです。ただ、やはり古い世代だからか、最近のSNS特にLINEとかtwitterのような、Instant Messgae系の媒体にはどうも興味が沸かないのが玉に瑕かも。

佐々木氏が挙げている五つの共通点は、

  1. 肩書きで情報の正誤を判断する
  2. 情報元を固定してしまう
  3. 情報元を限定してしまう
  4. 「秘密の情報」を信じてしまう
  5. 知人の情報を信じてしまう
なんですが、もう少し大きな括り方をすれば1番と5番は同じカテゴリーと言えるし、2番と3番も似ているし、さらに言えば4番以外の4つは、情報の内容以前に情報元の属性で判断するという意味では大きな意味で一つのカテゴリーと言えるかもしれない。

面白いのは、4番は自分が知らない場所からの情報という属性が、その情報の確からしさを担保しているのに、それ以外の4つの項目は、自分が知っていて(良くも悪くも)信用している情報源からの情報だから信用するという、相反する理由なんですよね。例えば、自分の知り合いの言葉しか信用しないのであれば、出所不明な「秘密の情報」なんて本来は見向きもしないはずなのに、つい「実は斯く斯く然々の」と言われると、疑いながらもつい耳を傾けてしまい、何故かその希少性が信用度に変わり、かつ他者に知られる前に自分の利益にしようという焦りが生まれるのか、ついつい疑いながらもその情報にハマってしまう。テレビ等で何度も注意喚起されても、「自分だけは大丈夫」と高をくくり、でもいざそう言う場面に遭遇するといの一番にハマってしまうのが、この手の「秘密の情報」系の落とし穴じゃないだろうか。私も、これまでの経験や仕事柄、この手の誘惑にはそれなりに耐性がある方だと思うのだけれど、それでも極たまについ「えっ、お得じゃん」みたいな気持ちが湧き出ることがあって、「いかんかん」と我に返ることも(笑)。

情報というのは、伝わってきたときには必ず某かの「ノイズ」が含まれるもので、かつそのノイズが「雑音」と明らかに割る形では無く、「それらしい擬情報」に変化していることが多いんですよね。何かの時に聞いた話で、100%の嘘は通じないけれど、そこに何%かの「事実」が含まれた嘘は信じられるみたいな事がありましたが、多くの場合は99%正しくても1%の嘘や虚偽の内容が「事実」として伝搬してしまうから達が悪い。逆に言えば、その1%を見抜いて判断出来る能力を身につけないと、今のネット社会では安心して生活出来ないという厳しい状況なのかも。佐々木氏は最後に、情報洪水自体だからこそ真の情報力が重要と締めくくっていますが、それが中々大変なんですよね。個人的には「多くの視点で考える」ということは、別の言い方をすると「まずは疑問を抱け」という意味だと思っていて、少なくとも鵜呑みにはしないし、例え自分と同じ考えであっても、必ず検証する癖を付けることが重要だと思っています。そう言う気持ちは、どんな分野の情報に関しても忘れないようにして実戦していくことが、今一番必要なリテラシーだと思いますね。