2013年12月31日

NRT-ICN-SFO-NRT (-ICN-NRT) (9) - Great Mall

San Francisco滞在四日目。実質SFで何か出来る最後の一日。クリスマスイブでもあります。で、当日までどうしようか何も決めていなくて、朝起きてからガイドブックなんかを眺めていました。CalTrainを利用して、San Joseまで行こうかとも思ったんですが、CalTrainが1時間に1本しかなくて不便。で、やはりクリスマスイブだから買い物したいなと思って、Great Mallの所を見ていると、どうもCalTrainだけでなく、BARTを使ってもいけるみたい。BARTで終点のFremontに行き、そこからVTAのバスで直行出来るようです。それぞのスケジュールを調べてみると、BARTが約15分間隔で、バスは1時間に2本ほぼ30分間隔ででています。行きも帰りも使い勝手が良さそうなので、ここに決定しました。早速ホテル近くのPowellからBARTに乗車して50分位、外に出ると丁度Mall行きの#180のバスが停車していました。BARTは勿論、VTAもClipperカードが使えるのでとっても便利。

10分程でバスが出発して、途中高速に乗ったりして約20分。結構郊外の思われるのどかな雰囲気の中にMallはありました。

バスから降りて、まず入り口が分からずウロウロしましたが、やっとDirectryを見つけて位置把握が出来ました。買い物中心だけど、お昼少し前位の時間だったので、まずは混雑する前に腹ごしらえをすることに。こういうMallには、必ずフードコートはありますから、手軽に食べるには便利です。

ただ、そのフードコートが、この降りた場所から反対側にあったのでちょっと歩くのが大変。でも、何となくMallの配置は分かりました。ここは大きな倉庫みたいな中を分割して店舗が入っているようです。

このモール、北カリフォルニアでは最大との事でしたが、正直なところ「うーん、そうかなぁ」という印象。あと、結構古い施設なのか、内部はちょっとくたびれた感じが漂っていました。お目当てのブランドが何店か入ってはいるものの、全体としては今ひとつ感が漂います。

お目当てのブランドCOACHに先ず言ってみました。男性用店舗もあったけれど、アウトレットとは言えちょっと製品の品質が酷かった。それに、4000年の国から来ていると思われるグループが五月蠅くて...

次に衣料品のJ.CREWに行ってみたら、こちらは正解でした。ここの製品で好きなTシャツを大人買いして、その勢いでいろいろな柄の長袖のシャツも大量購入。この日は、セールで50%引きでしたが、さらに当日のクーポン利用で20%引き。元値の40%で購入出来ましたが、もともとアウトレットで安くになっているから、正規定価から見ると20%位になります。その後も幾つかのお店を回りましたが、やはり品揃えが今ひとつで、帰りの時間も掛かるので15:00前のバスで戻ることにしました。

外に出てみると、Home Depotなんかもあるんですね。やっぱり、車が無いと回るのが大変そうです。

再びBusに20分程揺られてFremont駅に到着すると、丁度BARTが止まっていたので乗車。でも、出発してから社内アナウンスを聞くと、どうもPowellに行くDaly City行きではなく、Richmond行きに乗ってしまったみたいです。次の駅で下車すると、10分程で今度は間違いなくDaly City行きが到着。これに乗り換えて、さらに40分程揺られて戻ってきました。

ホテルに一度荷物を置き、ダメ押しで駅前のSF Shopping Centreに出かけてぶらぶらして、今回のSF滞在は終了。夜はホテルのバーで地ビールを飲みながら、Fish&Chipsを食べましたが、このFishがこれまで食べた中で1番の出来でした。量も多くて、これだけで充分晩ご飯になってしまったほど。最も、ワインやらハードリカーやら、いろいろ流し込みましたが。部屋に戻り、荷物のパッキングをして、翌日の帰国に備えて就寝しました。(続く...)

今年の十大ニュース

大晦日恒例の「今年の十大ニュース」。ここには、2010年2011年2012年と続いて今年4回目。今年もいろいろありました。
  1. docomoもiPhone
    やはり、Softbank、auに続いて、とうとうdocomoからもiPhoneが出てきたことは、予想や期待はしていたけれど1番大きなニュースでは無いでしょうか。それまで純減が続いていたdocomoが、やっとプラスに戻ってきたわけですから、iPhone様々なんだろうけど、一方で国内メーカーの淘汰も大きかったわけで、老舗のNECカシオやパナソニックが事実上の撤退を決めたのは、個人的には携帯ユーザーでもあったので寂しかったですね。一方で、残った富士通、SONY等は少し上向いてきているわけで、こちらには頑張って欲しいですよね。
  2. Windows8転ける、すぐに8.1
    Microsoftには「二つおきの法則(by 自分)」があって、OSのメジャーアップデートはこれまで一つおきに成功と失敗を繰り返しているんですよね。だからWindowsXPで成功し、Windows7にやっと乗換需要が始まった時に、それまでとは全くI/Fが異なるWindows8を出すことはかなりリスクが高い事は誰でも分かっていたと思うんですが... それがあったからかどうか分からないけれど、直ぐにWindows7環境も彷彿させるWindows8.1を出してきたんですが、PCの世界ではまだまだWindows7が残るんだろうなぁ...
  3. Tabletデバイスが拡大、Windows8.1には追い風?
    予想外と言っては失礼でしょうけど、Surface2 Proになってやっと使えるようになりましたね。MSのH/Wは、一発目は駄目で、そこで諦めると消えるし、何かの理由でこだわると次に出てくる物はそこそこいけるんですよね。XBoxもそうだったし。で、PC各社は今Tableデバイスへの移行に必死なわけですが、ここに全てのTabletはタッチI/Fがついているので、Windows8.1にも追い風になっています。ただ、今のTabletのH/WスペックがWindows8.1には少し重いんですよね。来年のH/W位から、それなりに使える物が出てくるんだろうけど。
  4. スマホ拡大の影に携帯はまだまだ残る(スマホのガラパゴス化)
    今は猫も杓子も「スマホ」な時代なんですが、多機能すぎて使い切れないと言う事と、どんどん化大型化するサイズのため、まだまだ携帯ユーザーは多く残っているとのこと。docomoの場合、半分は携帯ユーザーという話も聞きました。かくいう自分もそうですけど(一応、iPhone4sとの二台持ちだけど)、音声通話とFeliCaしか使わないから、特に大型化する必要は無いし。ただ、やっぱり来年くらいにはLTE対応の使い勝手の良いスマホが欲しいなぁ。
  5. X1 Carbon、薄さ軽さは武器、2-in-1との差別化は?
    今年初めに仕事で使う会社支給PCの入替が行われて、それまでのThinkPad X201sからX1 Carbonに更新されました。本体の重量としては同じくらいですが、やはり薄く大きくなってバランスが良くなったのか、少し軽く感じます。画面サイズもアップして、解像度も少し広くなったので、使い勝手も良くなったし。唯一困っているのは、これまでの7列配列のキーボードが6列配列になり、Home/EndやPage Forward/Backwardの位置が違うので、操作ミスが時々発生することですかね。世の中的にはTableに移行しつつあるんですが、一方でUltrabookに、さらに2-in-1にとノートブックPC(クラムシェル)の世界も成長を続けています。2-in-1とTablet+薄型キーボードの差別化って、来年には競合するんじゃ無いだろうか。個人的には、X1 Carbonの更なる軽量化と高機能化をお願いしたいところです。
  6. MVNOビジネス、SIMフリーの時代(SIM free iPhone5s/5c登場)
    AppleがSIMフリーのiPhone5s/5cを自ら販売するというのは結構大きな衝撃でした。しかも日本でも販売するんですよね。其れ以前から、国内でもSIMフリーのスマホが色々登場していて、MVNOビジネスもあったんですが、来年はさらに飛躍するんじゃ無いだろうか。個人的にも非常に興味のあるところです。
  7. LINE拡大
    LINEユーザーが11月には3億人を突破。個人的にはLINEも含めて、こういうIM系のツールって好きじゃ無いので使わないけれど、何がそんなに受けているのか不思議(使わないから分からないのだけれど)。でも、コミュニケーションの世界って、栄枯盛衰が激しいですからね。来年はまだまだ伸びるんだろうけど、その先はまた新たなツールが登場するんだろうな。
  8. 自動ブレーキ、自動運転、無人宅配、オートマ化の世界
    自動ブレーキのシステムって、かなり一般的になりつつあると思うんですが、数年後には自動運転も実現するだろうし、さらにはGoogleやUPSでは無人機による宅配サービスまで実験しています。物流や移動手段の所では、こういう「無人化」技術がどんどん進んでいくんでしょうね。で、デジタルの世界でも、内蔵カメラやマイクに各種センサーが入ったデバイスが普通に使われていますから、そう言うものを使った「おもてなし機能」内蔵デバイスが登場するかも。
  9. 4K/2Kテレビは日本の復権になるか
    家電の分野、特に日本のお家芸だったテレビを韓国のSamsung/LGEに席巻されて、テレビ事業から撤退する国内メーカーも多くでましたね。ビジネスの世界は競争の世界だから仕方ないわけですが、そこから次のステップに進もうとする意欲というか勢いが感じられないのが最大の問題なのかも。4K/2Kテレビが一般に販売開始され、確かに現在のデジタルテレビも綺麗だけど、それ以上の質感を感じます。韓国メーカーも当然同じマーケットに出てくるわけで、そこでどうしたら勝てるのか、そのあたりがまだ不透明な2013年だったように思います。
  10. 2020 Tokyo Olympicに向けた日本のIT化(Wi-Fi、電子マネー、電子Map、...)
    まだまだ先の話ですが、2020年の東京オリンピックは、その準備期間の間にも様々な変化を日本に持ち込むのは確実です。個人的には、海外からの観光客誘致の問題点として、日本のWi-Fi環境や電子マネー、さらには多国語表示も含めたガイド機能なんかが話題になってくれたことで、これからそう言う分野がますます便利になるんじゃ無いかと期待しています。その前には、日本語以外の言葉による情報発信が大切なんですけどね。まずはそれから始めないと。オリンピックによって、日本が「情報立国」になり「便利大国」になってくれることを切に期待しています。
与党が自民党に戻り、古いシステムに戻ったのに、世の中には何となく新しいものに対しての期待感が漂っている不思議感はあるんですが、会社の組織変更と同じで、組織が変わったからと言ってそれが何か新しい物とか良いものを生むわけじゃ無くて、結局はその中で実際に仕事をする社員(=国民)が何を考えて、何をするのかなんですよね。そう言う気持ちは忘れずに、2014年を少しでも良いとしにしたいし、なって欲しいなと思います。

2013年12月30日

UA MP1K 2014

記事の方は現在進行中のSFO旅行の往復フライトで、今年も10万PQMを達成。クリスマスシーズン中だったからでしょうか、少し遅れて口座に反映されてきました。

RPUは、2件2014/01/31迄の物が残っているのと、GPUは4件残っているので、結構残っているように見えますが、来月中には月末にPro Bowlに行くので、ちょっと消費する余裕がありません。勿体ないけれど、このまま流すのかなぁ...

それよりも、80万マイル近く貯まってしまったマイルを何とかしないと。来年2月1日からは特典チケットの必要マイルがアップしますので、今のところ有効に利用したいところですが、どうしてもPQM獲得優先となるので、中々消費する機会がありません。そうなると、1万2万マイルの増加くらいは余り気にしなくなってしまいます。ただ、このまま溜めていっても仕方ないので、来年は早めに1K達成の目処が立ったら、思いっきりGlobal Firstの発券で消費しようかとも思っています。いずれにしても、来年間あちこちいけるように仕事もプライベートも頑張らないと。

NRT-ICN-SFO-NRT (-ICN-NRT) (8) - Bye Bye Candlestick Park (2)

あっさりとFalconsの選手入場が行われた後、派手派手しく49ersの選手入場が行われて、Pre-game最大の見せ場「国歌斉唱」。ここで、地元のUS 5軍の人達がグランドに大きなアメリカ国旗を広げて雰囲気を盛り上げると、国歌斉唱は地元警察の男性でした。丁度私の前に座っていた(この時はみんな絶っていたけれど)ご夫婦が、「あいつだよ」みたいな事を言っていたので、知り合いなのかな。で、米国国家最後の盛り上がるところでは、派手に花火が上がって大歓声でスタジアムが包まれました。こういう所は、やっぱり鼓舞する国家だなぁ...

で、国歌斉唱が終わって満員の観客も一度座るんですが、キックオフとなり再び全員が立ち上がって大歓声が上がります。

この試合に勝てばPlay-off進出が決まり、さらに翌週の試合に勝てば地区優勝の可能性も残る49ers。さらに、Candlestick Park最後の試合にもなるかもしれないこの試合に対しての意気込みは想像以上なんでしょうね。それがプレッシャーになっているのか、地区順位では最下位のFlaconsに結構苦戦します。

1Qに49ersはFGで先制するけれど、その後2Qに入るとFalconsが1TD/1FGを入れて逆転。観客席の雰囲気は「ヽ(`Д´)ノ」って感じです(笑)。

で、1Qと2QのQuarter Timeの間には、書くシートに予め配布されていたグッズを使って、スタジアム全体で文字を表示させるイベントとかあり、これはこれで楽しかったんですが...

ハーフタイムに入ると、突然目の前のエンドゾーンにメディアが集まりだし、何かイベントがスタート。場内のアナウンスを聞いていると、49ersファンには忘れられない、1981年のNFC Championship Gameでの、試合を最後に逆転勝利に導いた、Joe MontanaからDwight ClarkへのTDパスキャッチを記念して、その場所に記念のマーキングをするというもの。最初、一斉にカメラマンとかテレビのハンディカメラが集まってきたから、何が始まるのかと思ったんですが、それなら納得です。"The Catch"は、このJoe Montana/Dwight Clarkから始まり、Steve Young/Terrell Owensの"The Catch 2"、Alex Smith/Vernon Davisの"The Catch 3"がありますが、やっぱり最初のDwight Clarkへのバスが個人的には一番印象的ですね。

で、そのパスキャッチの場所がここらしいのですが、ちょっと拍子抜けしたのがそのマークの書き方。一通りプレスの撮影や取材が終わって、場内アナウンスで「この"The Catch"の場所を記念にマーキングして、フットボール博物館と49ersの新スタジアムに残します。」みたいな事を説明したんですね。で、プレスが去った後に、小柄なスタジアムスタッフみたいな男性が来て、何か適当にエンドゾーンに段ボールみたいな物を置くと、その上からスプレー塗料で「ぷしゅー」って色を塗りだしたんです。段ボールにはフットボールの型が抜いてあって、それでこの黄色(金色?)のマークを書いて戻って行きました。うーん、何かありがたみが少ないぞ(笑)。

今回の旅行の最大の目的である、元チームメイトの晴れ舞台。前回8月に来た時にも彼女のデビューパフォーマンスは見ていますが、やっぱりPre-seasonとRegular Seasonでは重みが違いますよね。

さて試合の方は、3Qに49ersが1TD/1FGを追加して逆転。さらに4Q始めにQB#7 Colin Kaepernickが自ら持ち込みTD。これで20-10と49ersがやや安全圏かと思ったら、FalconsもTDを奪い20-17。しかし49ersが再びTDを奪い27-17。しかしFalconsは2分余り残してTDを奪い、27-24と猛追。当然49ersはキックオフボールを確保して時間を流して逃げ切りを選択するわけですが、Falconsはオンサイドキックを成功させて、再び攻撃権を得ます。もうこの瞬間スタジアム中にブーイングの嵐。

Falconsは、最悪でもFGで同点O/T狙い。出来れば、時間を消費してTDで逃げ切りを狙います。で、49ersはじりじりと攻め込まれてゴール前10ヤード後退。このままではTDが決まり負けが決まると誰もが思った時、Falcons QB#2 Matt Ryanのパスを、WR/DBで取り合って浮いたところを、49ers LB#53 NaVorro Bowmanがインターセプトすると、そのまま89ヤードのリターンTD。いゃもう、スタジアム中爆発したかのような大歓声と地鳴り。いゃあ、凄い試合でした。

帰宅時の混雑を避けて、試合の様子次第では4Q途中で帰ろうかと思っていたんですが、結局最後まで観戦してしまいました。その後Post-game Showがあるとの事でしたが、流石にこの混雑具合ではスタジアムを抜けるだけで1時間位かかりそうな雰囲気だったので、試合終了と共にスタジアムをでましたが、その後のセレモニーでは花火が上がったりして結構派手だったみたいですね。最後のCandlestick Parkの試合として、充分に見応えが有り結果も大満足な試合となりました。(続く...)

2013年12月29日

堪忍袋

過去の国連事務総長が、靖国参拝に対して何かステートメントを出したかどうか記憶に無いけれど、でもこの人のこの言い方は中立であるべき事務総長の発言と言うより、その前の韓国の外務大臣の言い方そのままですよね。大体、日本の領土「竹島」の不法占拠とか、尖閣諸島への領海侵犯に対しては何も言わないくせに、言いやすい日本に対しては速攻でこういうことを発言するのは、やっぱり歴代最低の事務総長と言われるだけはありますね。日本の外務省、あるいは政府としては、これは国内問題で有り、民主主義と平和への祈念で有り、国連としては不法占拠している竹島や、明確な利用会心配を繰り返す行為に対して何からの対策を強く要望する、くらい言わなきゃ。

それに靖国に関してあえて言うならば、韓国は当時日本の一部で有り、日本と一緒に周辺諸国へ進行した立場なんだから、その韓国が被害者というのはおかしいわけですし。大体、今の朴大統領の父親が当時の帝国日本軍の軍人だったわけだし。嫌みの一つで、そう言うことも行ってやれば良いんじゃ無いかという気もします。

話は変わりますが、アメリカ大使館並びにアメリカ政府が、靖国参拝に対して「失望した」と公開した事について、アメリカ大使館のFBがそれに対しての反対のコメントで炎上しているみたいですね。ざっと読んでみたけれど、多くの人が以前にも書いた「日本人の堪忍袋の限界」という事を書いていることが印象的でした。やはり日本人としての気質では、波風立てずに納まるならあえてばばを引いても良いという気持ちが生まれますが、それって日本以外の国から見ると、自らの負けを認めたと言う事にしかならないわけで、だからこそ韓国にしても中国にしても、ここまで増長してきたわけですから。でも、その忍耐が積もりに積もって最後に爆発したのが先の大戦の切っ掛けだと思うと、決してどちらの国にとっても利益にはならないと思うんですけどね。

ただ、中国してみれば、抗日というのは国内のガス抜きにはなるけれど、余りに煽りすぎると前回のように内政に対しての不満となり国内政治や経済活動に大きな影響が出るため、簡単に行け行けどんどんというわけにもいかない。彼らとしては、自分達の優位性を保ちつつ、日本が本気で経済活動の撤退や国内が不安定になるような行動(例えば尖閣諸島への上陸とか)を取らない程度の押さえは必要なわけで、そう言う意味では政府レベルでは色々言うけれど、国内的には押さえている気がしますね。同じ日に、政府首脳が毛沢東記念館を訪問したと言う事で、中国国民にしても「同じ事をやっている」という気持ちあるらしいし。なら、こちらは自分達の立場を公にしていくだけで十分な気がします。

で、韓国に関しては、向こうが折れてくるまで無視すれば良いんじゃ無いでしょうか。彼らの製造ラインを維持するには日本からの輸入品が必要なわけで、これを止めるわけにはいかない。来月1日にはIMFのストレステスト結果が出るわけで、それによっては日本からの援助だって必要になるわけで、その時には嫌でも向こうから話をしに来るでしょう。その時には嫌みの一つも言いたいけれど、黙っていても困るのは向こうであって日本では無いことは確か。

確かに、突然の靖国参拝で、色々なところに波風は立ったけれど、これまでに中国・韓国の行動があんまりだったから、日本人としては以前ほど批判が出ていない気がします。それだけ、日本人の堪忍袋も大きくなっていると言う事を、ちゃんと中国も韓国もアメリカも国連も、今回は理解しないと。

NRT-ICN-SFO-NRT (-ICN-NRT) (7) - Bye Bye Candlestick Park (1)

サンフランシスコ滞在三日目。この日は今回の旅行で一番のイベント、San Francisco 49ersのHome Stadium "Candlestick Park Stadium"で最後のレギュラーシーズンゲームが開催されます。たまたま今シーズンは、知り合いが49ersのチア"Goldrush"のメンバーに選ばれているので、49ersの思い出と共になんとしても観戦に行かねばという事で計画下のが今回の旅行。ただ、試合はMonday Night Footballなので、キックオフは17:40なのが難点。特にどこに行くという目的もなく、まぁ有名どころならとFisherman's Wharfで時間を潰すことに。Pier-39付近は有名ですが、Ferry Terminal付近にもちょっとしたMallみたいなものが出来てたんですね。この後、Pier-39あたりまで行ってさらに時間を潰しましたが、流石に夕方までは持たないのでF Lineでホテル迄戻って部屋で休んでから、いよいよ本命のCandlestick Parkへ向かいます。
遠回りになるんですが、muniのT Lineで"3rd St/Gilman/Paul"まで行くと、ここでCandlestick Park Stadium直行のmuni bus #87と接続してくれます。料金も、他のバスは特別料金ですが、このルートだとUS$2でいけます。

ホテルから一時間くらい掛けてスタジアムに到着したのは16:00頃。すでに広い駐車場は満杯で、しかも49ersファンが殆どなので、赤色で埋まっています。日本風に言うと、紅葉で赤くなった風景を見ている感じです。

ボストンマラソンでの爆弾テロ事件の影響で、今シーズンからNFLの試合では荷物の持ち込みが厳しくなり、鞄類はNFL公認の透明のバッグしか持ち込めなくなっています。前日49ers Shopに行った時にこのバッグを買おうか迷ったんですが、この時期防寒具着用で入場するので、ポケットは沢山あります。ここに必要最小限の、札入れとかコンパクトデジカメとか入れていけば、特にいらないということで購入しなかったんですが、結果的にはそれで正解でした。座席のスペースも狭く、あの透明ビニールバッグすら持ち込むのは大変そうでしたし。

中に入り、スタジアムのビジター側裏手のBud Liteのエリアに行ってみると、ここは駐車場からの入り口もあるので凄い人出。Goldrushのサインブースも覗いてみましたが、残念ながら知り合いのメンバーはこの日の担当では無かったらしく不在。仕方が無いので、もしかすると最後のCandlestickになる古い施設の中をあちこち周りながら、名残を惜しみます。

自分とNFLとの出会いは、実はDolphinsが最初で、これは1970年代に深夜放送でNFLの試合が放送されたから。当時はDolphinsの黄金時代でしたからね。その後1980年代に再びNFLブームがやってきて、この時は49ersがNFLを代表するチームになっていた時でした。当然、Joe Montanaの奇跡のようにパスに何度も驚き感動した時代でした。当時は今のような命名権(Naming Rights)はまだ無かった時代なので、Candlestick Parkが新スタジアムでは"Levi's Stadium"になるのが何ともしっくりこないんですが...
いつまでもスタジアム裏側でウロウロするわけにも行かないので、ビールとこの日の晩ご飯となる"Garlic Fry"を買って自分のシートへ向かいました。場所はエンドゾーン後の、バックスタンドの下。ちょっとフィールドまでは距離がありますが、見やすい配置ですし、なんと言っても一番後ろの列なので、後ろの席の人から足蹴りやら何やらが飛んでくる危険性も無いし。

実際、この日の試合はキックオフから試合終了まで、多分80%位はみんな立ち上がって声援していたので、後に人がいたらちょっとうざったかったかも。

試合の前の練習でFalconsの選手が入場してくると、大きなブーイングが、49ersの選手が入ってくると盛大な拍手と歓声がスタジアムに満ちるのは、いかにもホームゲームらしいなと言うことと、やっぱりCandlestick最後の試合になるかもしれないこの試合に大きな期待を寄せているんだなと感じました。(続く...)

2013年12月28日

乖離するメディア

中国のIT/デジタル物の記事で有名な山谷氏による、中国の対日ネット世論のコラム。多くの中国人は、今回の靖国参拝も含めて結構冷静に見ていると言うことですよね。日本のメディアで引用される、「環球時報」なんていうのは、言ってみれば「中国政府直営メディア」ですからね。結構皆さん、覚めた目で見ているんじゃないかと。「木を見て森を見ず」と言うことなんでしょうね。

日本の多くのメディアでは、今回の参拝でますます中国・韓国との関係が悪化したと批判しているけれど、仮に参拝しなかったとしても、彼らの言い分は日本は四の五の言わずに自分達の言い分を全て飲め、と言っているわけだから、決して解決出来ない話なわけです。そう言う意味では、逆に相手から日本に対してつつかれるような弱みを潰しておいた方が、将来的には有利になるのかも。

アメリカからも批判されたという話もあるみたいですが、在日米国大使館のプレスリリースを読むと、確かに"disappointed"とは書かれているけれど、続く文章では「日本と周辺国が共に解決策を構築することを望む」というように、日本だけでは無く周辺国(中国、韓国)にも言及していること、さらには最後には、安倍総理が過去の反省と平和祈願をしたことも強調しているんですよね。そう言う意味では、中国や韓国のような「批判」というよりも、国際的な立場上、日本の(安倍総理の)行為には賛成とは言えないが、日本だけの問題では無い事、日本が昔のような軍国主義に回帰しようとしているわけでは無いことを改めて堪忍しているようにも感じられます。

多分本当の所は、バックチャネルで話をして理解しているのであって、こう言う公の文書には曖昧なことしか出てこないんだろうけど、そう言う表面的な部分だけを見て針小棒大に「国益を損ねた」とか「アメリカすら批判」みたいな論調を展開している日本のメディアってなんだろうか。

NRT-ICN-SFO-NRT (-ICN-NRT) (6) - スポーツバー

サンフランシスコ滞在2日目。この日は、夜にこちらにの大学に留学している後輩とスポーツバーでNFLのSunday Night Gameを見る約束をしていました。ただ、それまでは特に予定を入れていないので、ダウンタウンあたりをぶらぶらすることに。実は前日ホテルにチェックインした後、ホテル近くのSan Francisco Shopping Centreに買い物に出かけたんですが、クリスマス前の週末と言うことで凄い混雑。早々に退散してきたので、早めに行けば少しは空いているかなと期待して。

普通日曜日はお昼頃にお店はオープンするんですが、この日はクリスマス直前と言うことで11:00からオープンする見たい。でも少し時間があるので、ホテル近くのUnion Squareあたりを散歩してみました。

5分も歩けばUnion Square到着。広場の殆どは仮設のスケートリンクがしめていて余りスペースが残っていなかったけれど、やはりシーズンですが、こんな大きなツリーが飾られていました。左手にはMacy'sがあるんですが、こちらも道路に面した窓全てにはクリスマスオーナメントが飾られていて、季節感たっぷり。言ってみれば、日本の新年のお飾りみたいな感じですね。ここでプチハプニングが。私がiPhone4Sで写真を撮ったりしていると、アジア系の20代と思われる男性が近づいて来て、"Sorry, where is Union Square?" と聞いてきます。一瞬耳を疑い、さらに「何かの勧誘か?」と疑いながら念のため"Pardon me?"と聞き返すと、やはり「ユニオンスクエアはどこか分かりませんか?」と聞いてきます。なんか答えるのが可哀想になりながら"Here.  You are in."と言うと、鳩が豆鉄砲を食ったようなビックリした顔をして"Thank."と言いながら離れていったけれど... 何か紙とポールペンを持っていたから、ここをランドマークにして地図を見ていたのかな。スケートリンクとか出来ていたから、それで分からなかったのかもしれませんが。

このあたりには、所謂ブランド品を扱う高級店なんかも並んでいるので、そう言うお店などを眺めながら気持ちだけ「買ったつもり」のAir Shoppingをしていました。で、ケーブルカーのPowell Station付近に戻ってきたら、こんなお店も(笑)。

新規開店したばかりなのか、お店の前では法被を着た日本人らしき定員さんが、しきりにお客さんを店内に呼び込んでいました。東南アジアではよく見かけるけれど、西海岸でも見るようになるとは。まぁ、New Yorkにもあったしなぁ。

この後、少し買い物をして軽くお昼を食べたりしたんですが、流石に夕方までは時間があるので、ホテルに一度戻り休息。その後再び出かけました。

muniのLラインに乗って30分位でしょうか。"30th St./Taraval"の直ぐ近くにある"Parkside Tavern"というお店で待ち合わせしました。

このあたりは中華系の住民が多いのか、そういう漢字の看板のお店も多いのですが、そんな雰囲気の中でこのお店抱けば「洋風」。かなり目立つ店構えでした。店内は大きなモニターやプロジェクターが何台も設置されている「スポーツパー」。でもYelpの評価を見ても、結構良い感じです。ビールの種類が豊富でした。注文した料理もかなり高得点でした。場所的にちょっと遠いのが難点ですが、なかなか言いお店かなと。

ここで後輩と合流して、Sunday NightのBears vs Eaglesを見たんですが、試合はEagelsのワンサイドでちょっとつまらなかったけれど。楽しい時間を過ごして、またLラインで戻ってきて翌日に備えて就寝しました。(続く...)

2013年12月27日

Hilton San Francisco Union Square

Hilton San Francisco Union Squareには2009年に宿泊して以来。ここは高層のTower 1、低層のTower 2、中層のTower 3と三つの建物が続いた構造になっていますが、確か前回はTower 1の部屋。今回はTower 3の部屋でした。今回の方が、少し狭いけれどテレビがデジタルになっていたりと、少しリニューアルされたのかな。

ただ、テレビ台の下の扉が壊れて半開きになっていたりと、見た目の綺麗さとは違って細かなところにちょこちょこ不具合がある"Hilton Quality"(笑)。何でなんでしょうね。大きなホテルだから、そういう所まで手が回らないのだろうか。
このホテル、スターバックスが入っていて、HiltonのGold/Diamondメンバーだと朝食券が貰えて、飲み物、ペストリー、果物が貰えます。あるいはホテルのレストランでのコンチネンタルブレックファスト。どちらも、朝の6:00から開いているので便利。ただ、スタバは夕方の6:00には閉まるのが残念。大きなホテルの割に、食べる場所の設備が寂しいんですよね。まぁ、周りには幾らでもレストランやカフェがあるけれど。

ロケーションはいいんですが、また次回も利用するかというと一寸微妙な感じですね。

NRT-ICN-SFO-NRT (-ICN-NRT) (5) - サンフランシスコ入国

仁川国際空港へは今年の夏にセントレアから渡ったとき以来の来訪。相変わらず大きな空港です。ただ、構造は単純なので分かりやすいことはいいのですが。アシアナ機での到着なので、ゲートは本館側になります。機体から降りてすぐに、乗り継ぎ便用の通路があるのですが、入国審査に行く方向と途中から180度戻る感じに設定されていて少し変な感じ。

乗り継ぎ乗客用のセキュリティチェックには誰も居なくて、私一人だけ。時間帯の関係なのか、私が一目見て日本人と分かるのか、係員が片言の日本語で「ドチラデスカ」「チケットヲハイケン」と言ってきます。この時は、成田のアシアナカウンターがこの後のICN-SFOのボーディングパスも印刷してくれていたので、それを提示して直ぐに通過出来ました。ここからが少し大変で、一度3Fの出発フロアーに上がり、そこから地下の4Fだったかな、海外航空会社が使用しているサテライト側に地下シャトルで移動します。出発まで、まだ3時間ちかくあるので直ぐにアシアナのラウンジに入って時間を潰します。

このラウンジ、少し狭いのと、電源が韓国規格の丸い大きなコネクターしか無いので、それが困りもの。最悪機内でも充電できるので、バッテリーでメールチェックとか過ごして、少し早めにゲートに向かいます。

搭乗開始と共にゲートを通過しようとしたら、成田で発券されたボーディングパスを一瞥した係員が「これは駄目」みたいな素振りで横の係員に何か言います。「あぁ、やっぱり」と半分予想通りの展開。何故か仁川では、UAの場合だけなのか乗り継ぎの場合はゲート横の受付で搭乗券を発券して貰わないと駄目なんですよね。前回は自宅でプリントしたものなので駄目かなと思ったんですが、成田でカウンターで出して貰った物でも駄目なんですね。しかも、乗り継ぎカウンターではUAは扱ってくれないので、とっても不便。何でこんな事になっているのか不思議です。まぁ、それでも直ぐに搭乗券を発券して貰い、SFOまでスルーチェックインした荷物も確認して貰い、機内に乗り込みます。
私の席はいつもの7Cの席。機内に入ってしばらくすると、横に子ども二人を連れたお母さんが乗り込んできます。「あぁ、やっぱり」と諦め半分。実は、私の横の3席はしばらく空席のままだったんですが、あるひ突然埋まったんですよね。他の席にまだ余裕か有るのに。で直ぐに思い浮かんだのが、子連れ家族かな、ということ。案の定でした。最初はお母さんが真ん中に男の二人が左右に座る感じでしたが、私の隣に座った次男君がお新井着の横がいいと言ったんでしょうか、直ぐにお母さんが私の隣に座り、男の子二人が反対側に並んで座ってくれました。

慣れ親しんだUA機は、B747ということもあって、機内騒音の大きいことを除けば安定した飛行でした。ただ困ったのが、機内で提供される映画の吹き替えに日本語がほとんど無くて、折角見たいと思ったタイトルを再生使用としても、英語とスペイン語とイタリア語とか、そんなのばかり。仕方なくアルコール注入してさっさとサンフランシスコまでの9時間余りを寝て過ごしました。

SFOの入国審査は時間帯が悪かったのか結構並んでいて、しかも係員が結構念入りに調べている感じ。先に成田発のUA便が到着していたので、その乗客の後になり時間が掛かりました。でも私の時は滞在期間を聞かれただけで、直ぐにスキャンされて終わったんですが。さらに、この後荷物を受け取ろうとしたら、これがなかなか出ない。ターンテーブル前に言ったときには、既に荷物が下ろされて回っていましたが、よく見るとどうもPriority Tagがついていない荷物ばかり。さらに10分位して、やっとスタアラのPriority Tagが着いた荷物が出てきて、私の荷物も出てきたので一安心です。

この後、BARTで市内のホテルに移動したんですが、前回も購入場所が分からなくて諦めたClipper Cardを購入したくて、BARTの改札所手前のInformationで聞いたら「ここで買えるよ」との事。手数料$3を払い、$50をチャージしてもらい、これでベイエリアの移動が楽になります。BARTに揺られて30分程、Powell Stationに移動し、今回の宿泊場所であるHilton SF Union Squareに向かいます。(続く...)

2013年12月25日

Bye bye, Candlestick Park Stadium

NFL2013、SF 49ersレギュラーシーズン最後のホームゲームで有り、今年限りで取り壊されるCandlestick Park Stadium最後の試合は、劇的な試合でした。前半は49ersが波に乗りきれなくてだるい試合だったけれど、後半になるとFalconsとの接戦になり、さぁ49ersが逆転して有終の美を飾るぞと思ったら、4Q残り2分を切ってTDを奪われて3点差。Falconsのオンサイドキックを止めれば、そのまま時間を流して49ers勝利なのに、ここでリターンチームに入っていたLB#53 NaVorroがボールを取り逃し、それをFalconsが確保。一気にゴール前まで攻め込まれて、FGに押さえればOTだけど、TDを取られたら敗戦という場面。ここでFalconsのパスをWR/DBが取り合い、弾かれたボールを先ほどミスしたLB#53 NaVorroがキャッチすると、そのまま90ヤード近くを独走してリターンTD。敗戦も予想された場面から、劇的な幕切れ勝利にもうスタジアム中が歓喜の渦でした。

これで49ersはPlay-offが確定。次週最終戦で、Seahawksが破れて49ersが勝てば地区優勝の可能性もあるということで、目が離せません。是非もう一度Candlestickに戻ってきて欲しいけれど、さてどうなるか...

2013年12月24日

NRT-ICN-SFO-NRT (-ICN-NRT) (4) - 仁川乗り継ぎ

ANA Loungeは、第五サテライトの方が現在改修中と言う事で、第四サテライト側で助かりました。外が混雑していたので、こちらも混雑しているかと心配だったんですが、思いの外空いていて余裕で場所を確保することが出来ました。利用するOZ101便が、到着便の遅れで12:30の出発が12:50分にチェックインの時に既に変更になっていたので、その分ゆっくり出来るのも助かりますし。

お昼前と言う事もあり余り飲まないようにするつもりでしたが、ワインコーナーに自分が好きな銘柄(FROG'S LEAP)が合ったので、思わずなみなみと注いでしまいました(笑)。そんなにお腹も空いていなかったので、軽くオードブル風にサラダ等を盛りつけて来たんですが、失敗したのがナッツとドライフルーツ。ナッツのアーモンドが砂糖掛けのタイプで甘くて駄目。ドライフルーツもマンゴーかな、凄くジンジャーパウダーがまぶしてあって、もう一口食べる前からGive-upでした。

ラウンジでノンビリしていたら、AsianaのB747が降りてきます。13:30にも仁川行きがありますが、B747を使うのは自分が搭乗する12:30だけなので、どうも20分からさらに出発が遅れそうです。ただ、空港の出発予定時刻の表は直前になっても20分遅れの12:50分のままだったので、搭乗開始予定時刻の12:25に合わせて少し前にラウンジを出ました。で、ラウンジのドアを出た途端に、ラウンジスタッフの女性が後から追いかけて呼び止められます。利用便を聞かれてOZ101だと答えると、さらに出発予定時刻が10分遅れて搭乗開始予定時刻が12:35に変わったとのこと。まぁ10分程度だし、どうせ写真とか撮影して時間潰しするので、もう少しラウンジでゆっくりされたらと言われましたが、丁寧に御礼を言ってそのままゲートに向かいました。こういう所は、流石にANA、日本の航空会社ですよね。

37番ゲート前は、流石にB747を飛ばしてくるだけ合って、隣の41番ゲートの待合スペースまで溢れるくらいの乗客。入り口前にも既に人が並び始めています。日韓線は色々なことが合ってここの所低迷気味と言われていますが、それでもこれだけの人が毎日移動しているのはやっぱり隣国と言うことだからでしょうか。

遅れましたが、12:35から搭乗開始。前回アシアナを利用した時はビジネスでしたが今回はファースト。B747なのでスペースも広いだろうと期待して機内へ入ります。確かにスペースは広く取られているんですが、一寸残念だったのが設備の古さ。窓際の席にアサインされましたが、座席のブースと窓際の隔壁の間のスペースにスポンジみたいな物が詰めてあったり抜けてあったりと雑な処理。雑と言えば、座席の所々にもビスの頭が何カ所も見えていて、何か古さをさらに感じ冷ます。モニターも内蔵のものでは無くて、PCのLCDみたいな自立式の物で、最初は倒れてこないか一寸心配になるほど。

ファーストクラス10席のうち、この日は自分も含めて4名が搭乗。窓際の席の自分側3人は日本人で、反対側に一人座ったのは多分韓国のVIPさんの様子で、チーフパーサーが挨拶に来たりほぼ尽きっきりで対応していました。でも、こちらのサービスも、日本語で優しく対応してくれるんですが、その日本語が何故か良く聞き取れませんでした。韓国人の人が話す日本語って、アクセントと発音が少し特異何だけど、それが自分の耳の範囲と見事にずれているのか、最初は「コーヒー」も分からなかった。食事は酒の肴になるだろうと「和懐石」をお願いしたんですが、確かに手は掛かっていて豪華だったけれど、これ韓国で調整して搭載したものなのかな。何かひと味違う印象でした。お酒も、日本酒を勧めてくれたりとサービスは丁寧でしたが、流石に実質2時間程度のフライトでそんなに飲み食いできるわけでも無く、ほどほどにしておきました。

仁川国際空港へは、20分位の遅れで到着。次のSFO行きUA892便とは、もともと3時間以上の接続時間があるので問題無し。機体から降りると、乗り継ぎの方に進み、直ぐにスキャンを受けて本館ターミナルに出て来ました。ここから非韓国系の航空会社が離発着するコンコース側へ地下深くのシャトルで移動。まだ乗り継ぎ時間がしばらく有るので、アシアナのラウンジへ入って時間を潰すことにします。(続く...)

2013年12月23日

NRT-ICN-SFO-NRT (-ICN-NRT) (3) - 揺れる空港

前日の金曜日が仕事納めで、そのまま横浜に宿泊。いつもなら夕方の便なのでゆっくり出かけるんですが、今回は韓国発券のため、まずは仁川へ移動。特典チケットでアシアナの12:30発の仁川空港行きを事前に手配しておきました。朝の8:26横浜発のN'EXに予約を入れたので、少し早めに朝食を食べて、8:00少し過ぎにチェックアウトをし、そのまま横浜駅に向かいます。ちょっと以外だったのは、このN'EXは大船発なのに12両編成で来たこと。普通は6両編成で来て、東京駅で新宿方面からの列車と連結すると思うんですが。車中では、朝早かったこともあるので1時間半のうち一時間以上は寝たままで空港に到着しました。

VISAの空港荷物宅配サービスで先に送っておいた荷物をJAL ABCで受け取り、幾つか荷物の入替をしてから、アシアナ航空のカウンターでチェックインするんですが... 係員が3人しかいなくて、しかも乗客が沢山の荷物を持ち込むわ、何やらリクエストするわで全然待ち行列が解消されません。やっと自分の番になりボーディングパスを発券して荷物を預けて身軽になりました。身軽になったのは良いんだけど、お昼前の出国ラッシュに年末の休みも重なり、セキュリティチェックの入り口は凄い列。幸いなことに、今回はOZのファーストラスを特典チケットで発券してあったので、隅っこの方にあるPriority Laneが使えるのでこちらからサクッと通過することに。

で、検査場に入り荷物とパソコンを通そうとした時に、急に検査場にいた係員の人達が静止します。私は気がつかなかったんですが(笑)、この時この地震が発生したんですね。しばらくお待ちくださいと言われて何だろうと思ったら、係員の人が何やらスーツケースくらいの鞄みたいな物と、パイプの先を少し曲げて何かついている棒状の物を持ってきました。で、棒状の物を金属探知機にの空間で動かすと、「ピピピ」と反応。次にX線検査機に鞄状のものを通過させると、やっと本来のX線検査も再開されました。どうやら地震で一度止まった検査機器の確認のためのダミーを検査したみたい。へぇー、こんな事やるんだと思わぬ体験にちょっと感激してしまいました。

セキュリティチェックに続いて、その下の出国審査場も長蛇の列。そこで今回は以前登録した自動化ゲートを利用することにしました。ただ、出国のスタンプは記念に欲しいので、係員の居る方の自動化ゲートを通過するつもりが... あみだくじじゃ無いけれど、自動化ゲートの先の通路の流れを間違えたみたいで、思いの外すらっと自動化ゲートを通過すると、そのまま制限区域に出てしまいまた。アー、悔しい(笑)。私は指紋が薄くて、登録するときも何度もスキャンし直したので本番ではどうか不安もあったんですが、思いの外一回で両指ともスキャンされて通過出来ました。こうなると、入国審査の時にも試して見ねば(笑)。

外側も混雑していただけあって、制限エリア内もいつも以上に混雑している印象で、沢山の免税品を両手に抱えたあの国やあの国の人達思われる集団であちこち賑やかです。この日の搭乗機、OZ101は37番ゲート利用ということもあり、ぐるっと第一南ウイングを回り込むようにして、第四サテライトのANA Suite Loungeに移動。ここで搭乗開始まで時間を潰すことにしました。(続く...)

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

およそ二月ぶりとなる、横浜シェラトンでの宿泊。翌日は、仁川経由でSFOに行くため、朝の8:26発のN'EXに乗らないといけないため、アルコールは控えるつもりが、つい3Fのバーで飲みすぎた(反省)。季節がら、宴会帰りのサラリーマン風(自分もそうだけど)が多くて、ちょっと想像しかったのが残念。

SPG系は、これで2013年は泊まり納め。28滞在/34泊とまずまずの成績でした。さて、来年度はSPG Platinumを死守出来るか。またすぐに長い戦いが始まりますね。

2013年12月21日

一票の格差

猪瀬東京都知事が辞任して、年明けからは都知事選挙が始まるわけですが、ここでふと思ったのが「一票の格差はどうなるのか」ということ。いゃ、都知事選と国政選挙は違うのは分かっているけれど、何百万票を獲得しても当選しない首長がいるのに対して、何十万票でも余裕で当選する知事さんもいるわけで、こっちの一票の格差は問題にしないのだろうか。

勿論、人口の多い少ないは地域によって存在する中で、その中の首長を選ぶわけだから、獲得する得票数にばらつきがあるのは分かるし当然だと思うけれど、国政選挙であっても地域毎に振り分けてかつ全体の総数が決まっているのであれば、どうしてもばらつきが生まれてしまうのも仕方の無いこと。それが何倍までなら許されるのかというのは難しい問題だと思うけれど、国政選挙の時には声高に何度も裁判を起こすのに、地方選挙の時にはそれを言わないのは何か矛盾を感じます。

いずれにしても、今下馬評に挙がっている人の名前を見ると、何か手垢にまみれた人達ばかりで新鮮味が感じられないですよね。本当ならば、都議会議員の中から押されて出馬するのが、実務も分かっているし一番良いと思うのだけど、あんまりそう言う話は聞きませんよね。静岡県知事も地元大学の学長だったし。ある意味象徴的な存在である「知事職」とは言え、名前も聞いたことの無い外部の人がぱっと来て当選するのって、凄く馬鹿にされた気がします。だから「一票の格差」が叫ばれないのかもしれないけれど(をぃ)。

2013年12月20日

自立するTablet

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、クラムシェルPCの必要性について。自分のように仕事でPC利用が必須の場合には、コラムにも書かれているようにキーボード入力は必須。勿論、若い世代は十字キー入力にもなれているだろうから、これは古い世代の我が儘かもしれないけれど、でも必要な物は必要(笑)。もう一つ、山田氏は余り触れていないけれど、ディスプレー装置としてTabletを使う場合に、その画面を以下に自立させて固定させるかというのも結構重要な要素だと私は思います。例えば新幹線の中で使う場合、結構テーブルって狭いので12インチクラスでも置き場に困るもの。ただ、クラムシェルPCの場合、キーボード部分さえ固定できれば、画面(LCD)も固定されるので楽です。テーブルに置かなくても、膝の上に置いてもいいし。ところがTabletになると、Tablet本体は本体で立てないといけないし、キーボードと一体化しているように見えても、本体を保持するほどの仕組みは入っていません。結構、これ重要な問題だと個人的には思っているですが。

Tabletの携帯性を考えると、勿論本体で全てのニーズを賄えることが出来るのが理想。そう意味でSWキーボードというのは一つの解決策とは思うけれど、入力する位置と画面を見る位置関係が同一のベクトルでは無いから、凄く不便さを感じます。クラムシェルPCで、キーボードとLCDパネルを180度に開いて使っている人がほとんどいないわけですからね。キーボードは水平位置で使いたいけれど、Tablet(=画面)はどうしたって斜めに置いて見たいものですから。

そうなると、片手でTabletを保持して見やすい位置に固定し、もう一つの手で入力操作をすることになりますが、その場合にはSWキーボードを使うにしても現在のQWERTY配列である必要は無くなるわけで、十字キーでもいいし、別の配列でもいいけれど、片手で高速にしかも正確に入力出来るSWキーボードデバイスがどうしても必要になります。個人的に難しいと感じるのが、日本語入力の場合には十字キー入力でもいいけれど、英語入力時にはどうしてもQWERTY配列が星来るんですよね。それと、日本語・英語どちらの場合もシフトステータスチェンジが、今は順番に返るしか無いけれど、キーボード使用と同じように特定キーで任意にシフトチェンジしたい。少なくとも、SWキーボードでも実現できる機能だと思うのに、何故か見かけたことが無いのが不思議。何か理由があるんだろうか。

閑話休題。毎週新幹線に乗車していると、社内でパソコンやTabletを使う人を頻繁に見かけるわけですが、昔と比べると圧倒的にTabletユーザーが増えていることを感じます。しかも、以前はパソコンを使う人も明らかに仕事目的と分かる人に限定されていたのが、Tabletの場合はそれなりの年齢の方が電子ブックを読んでいたり、ビジネス目的以外でも使っている様子を結構みます。クラムシェルPCはまだまだ必要だけど、本当にコラムにも書かれているように絶滅危惧種化しつつあるなと感じますね。まだまだ頑張って欲しいけれど...

SIMフリーの時代

以前にもこんな記事をアップしていましたが、SIMフリー機・フリー化可能機が増えると共に、そう言う機種を対象にしたMVNOのサービスも色々登場してきました。どちらかというと、タブレットを想定したデータ通信定額サービスが多いけれど、音声通話サービスも付加された物・音声通話をメインに想定したものもあり、スマホ・タブレットユーザーにとっては面白い時代になりつつあるかも。MVNOのビジネスモデルがどうなっていて、どうゆう風な収益も出るになっているかは分からないけれど、これだけ参入する企業があると言うことは、それだけヘルシーな構造を持っているんだろうから、利用者が拡大して効率化が進めばさらに低価格で良いサービスが生まれてきそう。個人的には、b-mobileの「スマホ電話SIMフリーData」で、もう少しデータ通信のスピードが上がれば言うことは無いんだけど。一度自分のiPhone4Sで、150kbps~200kbpsの使用感というものを試してみたいと思っています。ほとんどがメールチェックか、EX-IC/Plus-EX等のサービス利用なので、その使用感がそれ程悪くなければ、今の3Gフル(1GB上限)の半額になるし。

記事を読んでいてふと思ったんですが、このMVNOサービスの場合、既存の3G/LTE、料金的には同一なんですよね。となると、3大キャリアーとしても、古い3Gユーザーを上位のプラットフォームへ移行させるツールにならないだろうか。あるいは、携帯メーカーがMVNOのSIMをバンドルして自ら販売に乗り出すとか。Freebit Mobileなんか、まさにそんなビジネスモデルですよね。

となると携帯にしても、複数のSIMを内蔵できて、それをダイナミックに切り替えて利用出来るモデルが出たらかなり任期になるかも。中国の携帯にはありますけど、日本でもニーズが高くなりそうな気がしますけど。コンシューマーから撤退したパナソニックとかで、企業向けにそう言うモデルを作って、MVNOと提携して法人向けに売り出したら銅だろうか。SIMフリー化は、いろいろと面白いビジネスが生まれてきそうな気がします。

パスプロ

毎日新聞の小座野氏のコラムから,先日のJapan X Bowlでターニングポイントになったシーンについて。フットボールも含めて、スポーツには「れば、たら」は禁句だけど、試合序盤のQBサックで、富士通スターターQB 平本選手が負傷したのは誰にとっても予想外であったし、あのプレーが無くてもう少し平本選手が活躍する場面があれば、試合の行方は変わっていた気がします。

ただ、あのプレーを見て思ったのは、パスプロをしていたRB(富士通・進士選手)のプレーの不味さ。頭が下がり突っ込むようにしてタックルに行っていたんですよね、確か。ラッシャーのBJ(バイロン・ビーティー・ジュニア)選手が突然目に入り慌ててブロックに行ったけれど、躓いて前に転んでしまった、という風にも見えるプレーでした。だから、BJ選手は跳び箱を跳び越すみたいにジャンプして、その着地点が平本選手だったという流れだったと。中央から漏れてくるラッシャーをピックアップする予定だったのが、右サイドからでかいBJ選手が突進してきたので、慌てて向かった野かもしれないけれど、あそこはヘッドアップして相手を掴まないと。ただコラムにも書かれているように、RBの進士選手は164cm/70kg、対するDE BJ選手は189cm/109kgですからねぇ。でも、その体格差があってもブロックしてQBが投げ終わるまでの数秒をなんとか確保するのが、パスプロですからねえ。オービックのKJ選手、BJ選手が出てくるのは分かっているわけだから、もしパスプロが必要ならそれなりの体格のRBなりを配置しておくべきだったし。コラムでは、先にインサイドにラッシュされてOLがそちらに対応したため、右オープンからのBJ選手のラッシュに対応出来るのがRBの進士選手だけだったと書かれていますが、パスプロの時ってそう言うもんだしなあ。まぁ、オービックのディフェンスコーチの作戦が当たったと言う事なんでしょうね。

ただ、富士通のベンチワークはなんか変な感じでしたね。開始早々の平本選手の負傷が影響したのかどうか分からないけれど。特に最後の攻撃シリーズなんかは、ベンチとフィールドの選手のコミュニケーションが出来ていなかったように思えるし、ベンチも何か変な雰囲気だったし。悲願の初優勝輪を狙ったプレッシャーがあったのかもしれないけれど、富士通としては悔いの残る試合だったでしょうね。ただ、そこから強くなるチームであって欲しいですけど。

2013年12月19日

鵜飼い構造

良く「鵜飼い」に例えられる、日本と韓国の産業構造の話。実際、日本の素材や製造用機器は、韓国だけで無く世界中で利用されていて大きなシェアを持っている物も少なくありません。韓国の依存度がどのくらいなのかデータは分からないけれど、地勢的なものとか、今の優良企業の多くが日本の同種の企業からの提携やサポートを得て大きくなってきたことを考えると、他の国と比較して依存度は他国の中という想像は出来ます。

ただ、例えば自動車製造に必要な高品質の鋼板はボスコでも作っていて、逆に日本にも低価格製品として輸出してきているし、最近では自動車の部品を日本のメーカーに売り込むために名古屋に拠点を作ったりと、成長してきていることも事実。日本メーカーがほぼ独占していると言って良いカメラの市場にもSamsungが製品をだしてきたりしていますし、決してこの記事に書かれている「鵜飼いの鵜匠」として安閑としていられる立場でも無くなりつつあるようにも感じます。

それに、日本の中小企業が優秀とは言え、やはり汎用製品とか大量生産物となると、中国の進出が今後も大きくなるでしょう。韓国が日本からの素材や部品輸入を中国に切り替えるというのは、結構直ぐに生まれそうなシナリオのような気がします。どちらかというと、中国の方が怖いですよね。玉石混淆ではあるけれど、その玉の部分の品質や機能はどんどんアップしているのも確かですから。日本製品が99.99%高品質であり、中国製品が10%位が高品質であったとしても、製造する量が中国の方が桁違いですから、10%のさらに上澄みをとれば、もしかしたら日本以上のものも生まれてくるかもしれない。

自分の仕事でもそうですけど、ある程度達成した、到達したと思ったら、その仕事はもう次からは無いものと思わないといけません。直ぐにそのレベルの物をもっと安く提供するライバルが生まれますから。だから、さらに高品質の物、低価格の物、多機能な物という、付加価値向上と言う事を常に意識して進まないといけない。ある意味、製品向上の自転車操業みたいな事をやらないと、個人の技術者としても、組織としても、会社としても生き残れない。その競争の中には、当然脱落する人や組織もあるわけで、そう言ったことも現実として受け止めて進めないといけないところに、世の中の厳しさがありますよね。ただ、脱落したらその分が自分の利益になるかというとそれも違うわけで、さらに新しいライバルが突然登場したりして、逆に自分が厳しい立場に追い込まれたりする。そう言うことを理解して、鵜匠だからと安心していると突然ひっくり返されることになるんでしょうね。そう言う危機感は常に持っていないといけないと思う。

身元がバレバレ

とある有名な会社でミーティング。ミーティングというか、関係する各社が集まり、この会社の製品の説明会であったんですが、そこでちょっとうむむな経験を。この会社、事前にアポイントメントをとると、入館用のバーコードが印刷されたメールが前日に届きます。当日、このメールを印刷して受付にあるスキャナーで読み込ますと、入館証が発行される仕組み。一寸意地悪して、このバーコード部分をスマホに表示させて、それでスキャンでるか試してみたかったんですが、挙動不審で警備員に捕まるのも困るのでそれは中止。でも、いちいち紙に印刷してスキャンさせるっていうのも、時代錯誤な気がするんだけど。

で、スキャンさせるとタッチパネルに名前が表示されるんですが、ここでびっくり。このミーティングに参加する他者の方の名前までずらずら出てきます。どうやらバーコードは個別に発行されているのでは無く、ミーティング単位で発行されていて、その参加者全員に紐付けされているらしい。同じミーティングに参加するのだから、問題無いと言えば問題無いのかもしれないけれど、でもライバルメーカーの担当者名がずらずら表示されるのってどうなんだろうか。しかも、そのリストから自分の名前を探してタッチすると、自分の入館証が印刷されるんですが、これ間違って一つ上の人とか下の人の名前をタッチしてしまったらどうするんだろうか。オンラインで自動化されたシステムではあるけれど、入館者に印刷する手間を要求したり(忘れたら受付のお姉さんに言えば手続きしてくれますけど)、その手続きがヒューマンエラーが入りそうでしかもセキュリティ的に難ありなのはどうだろう。

そんなことを考えながら、印刷されたIDカードを持ってセキュリティゲートを入ろうとしたら、IDカードに印刷されたバーコードをスキャンさせるセンサーが見つからない。ちょっとゲート前で躊躇していたら、多分社員の方でしょうか、「ご訪問のお客様ですか? お客様ゲートはあちらになります。」と教えてくれました。10台位ゲートが並んでいるんですが、受付の端末があるのとは反対側のゲートが来客者用ゲートで、こちらにはバーコードをスキャンさせるセンサーもついています。これも使い勝手が悪いよなぁ。これは、その先に一番近いエレベーターが来客専用になっているからなんですが、それならそれで受付端末に一番近い場所のエレベーターをアサインしても良さそうな気がします。あるいは、端末の場所をずらすとかね。

で、印刷されたIDカードには行き先のフロアーと場所が印刷されているんですが、ここでまだちょっと迷いました。フロアーの地図が印刷されていて、エレベーターホールから出てこう移動するというガイドも印刷されています。ところが細長いエレベーターホールのエリアのどちら側なのかよく分からない。「A」とか「北」とか、いずれかの場所にアイコンがあって、それを目安に出られるようなガイドなら分かりやすいのに、地図にはフロアーの配置図だけ印刷されているので、最初反対側から出てしまいました。暫くウロウロして、もう一度エレベーターホールに戻り、そこにフロアーの地図が掲載されていたので自分のIDカードの地図と見比べると、どうも反対側に出たことに気がつき、今度は正しい場所に移動出来たんですが... フロアーの通路には会議室名とかの表示があるので、一部でもIDカードに印刷されていればもっと分かりやすいんだけどなぁ...

なんか、親切なようで分かりづらく、最先端のシステムのようで使いづらいよなと思いつつお仕事でもあるミーティングに参加してきました。なんか始まる前から疲れました。

2013年12月17日

宇宙資源

中国が無人探査機を月に送り込み、久しぶりに宇宙の話題に注目が集まった気がします。ISSIは健在で、日本人宇宙飛行士も話題になるけれど、一時期のアポロ宇宙船が地球-月間を何度も往復したような時代を知っている一人としては、やはり以前よりは宇宙への注目度が低くなってきている気がします。まぁ、中国の場合は月基地にミサイルを導入してデススター化する、なんて言うことを言っているみたいだけど、をぃをぃですよね。その場合は廃棄された人工衛星を運んで、隕石落とし攻撃をするとか(マテ)。

で、月面開発は資源確保、特に地球上では希少な「ヘリウム3」の確保が目的と言われていますが、それを仮に月面で確保できたとして、地球に輸送する手間とコストはどれくらい掛かるんだろうか。物理的に地球での埋蔵量(存在)が気象であれば、わざわざ月から輸送する意味はあると思うけれど、そこから得られる核融合のエネルギーを別の方法で確保できるなら、余り意味は無いような気もします。

同様の理由から、仮に月面で何かの資源が豊富に存在することが分かったしても、それを掘削して精錬して地球にまで持ってくる手間ってかなりのものでは無いだろうか。特に、宇宙空間から大気圏を通過して地球上に資源を戻すのって、今の技術ではほとんど無理なような気がする。よほどの希少価値があるか、地球上では存在しないような資源で無い限り、例えば月に幾ら鉄とか銅存在していても、それを持ち込む意味って無いですよね。可能なことは、月面で製品まで作る、あるいは宇宙空間に工場を作り、そこで製品化すると言う事の方が実現性は高い気がします。でも、そこで作って意味のある物というと宇宙船とか人工衛星くらいなわけで、そんなに需要があるとも思えないし。

小川一水氏のSF小説で「第六大陸」という作品があります。これなんかは、例えば日本のコマツあたりがやろうと思えば出来そうな内容なわけで、日本としても月面開発に少し注目しても良いかもしれない。小説の中では「結婚式場」を作ったわけですが、例えば月面への観光旅行ということであれば、結構需要はあるんじゃ無いだろうか。制空権越えの「疑似宇宙遊泳」にも何千万何百万と払う人が多くいるわけだから。

いずれにしても、地上での作業の何十倍、何百倍も厳しい環境になる月面での活動では、無人機械をどれだけ利用出来るかが重要なわけで、例えば福島での経験値を生かした耐放射脳性能に優れた無人機とか、自律式無人機とか、結構日本の得意技の分野だと思う。人間を送り込む「マンミッション」にも魅力を感じるけれど、無人探査というのも有りじゃ無いだろうか。既に月面の高精細撮影は成功しているので、今度は無人探査機を送り込んで地上からの撮影をして欲しいなあ > JAXA

しかし、中国のお金は無尽蔵な気がしますね。どこから出るんだろうか。あれだけ軍事にお金を費やし、宇宙開発に費やし、不十分とはいえ13億の人民を食わせなきゃいけないのに、GDPはやっと日本を超えた程度なわけです。日本と違って、地下資源もあるんだろうけど、何かよほどの物を削らないと、幾ら共産国家でもあそこまで無理は出来ないと思うのだけれど。私服だって、あちこちでやってるだろうし(をぃ)。不思議というか、何か矛盾を感じる国ですね。

Japan X Bowl 2013

Japan X Bowl 2013は、両チーム譲らずの接戦で見応えのある試合に。ただ、大一番で、富士通がいつもの富士通らしくないところが富士通らしかったけれど(をぃ)。でも、オービックも最後に少し息切れしたりと、4連覇と言えども現実的な部分が見えたなぁ。これでRICE BOWLは昨年と同じKGとの対戦だけど、結構今回はひっくり返ったりして...

いずれにしても、誰かが歴史を変えなきゃなあ。

Boeing 777X

この記事を読んで初めて知ったんですが、Boeing 777Xって空港施設の関係で、翼端を3m程折りたたむんですね。B747が登場した時も、その大きさ故にボーディングブリッジや格納庫や、各空港が対応に大わらわになったわけですけど、そう言う話がまたでるんだろうか。で、B777Xの翼長が71mなのに対して、空港設備の最大値は65mということで、両端を3mずつ折りたたむんだけど、それをウイングレットにしても駄目なんだろうか。この翼端を折りたたんだ姿を見ると、そのままウイングレットがそうなっていると思っても不思議が無いんだけど。あるいは将来的に、翼長71mのモデルでさらにウイングレットを付けるとなったら、そのまま畳むことがでるんだろうか。折りたたみ部分が3mだから、最長3mまでのウイングレット取り付け可能なんですよね。でも、その部分の重さで折り曲げ部分が過重に耐えられなかったりするような気もする。

航空機の開発競争はこれからも進むんですけど、暫くはどれだけ経済的なフライトが出来るか、その点に注目される機体が多く登場するんでしょうね。それでチケット代が下がってくれれば嬉しいけれど(笑)。

2013年12月16日

USB 3.0 マルチ機能アダプター

Ultrabook (ThinkPad X1 Carbon)を使っていると、その薄型軽量の筐体は便利で使いやすいと思うものの、唯一残念なのが外部I/Fのポートが薄型故に制限されること。USBポートはなんとか内蔵されているものの、高速通信では必須のEthernetポート、それもGbのポートや、プレゼンでは必須の外付けディスプレーポートなんて内蔵されていないので、どうしてもUSBやミニポート経由のドングルを持ち歩かなきゃいけない。うちの会社だと、全てのミーティングルームにミニポートディスプレードングルが設置されているので困ることは無いんですが、お客様の所に出かける時なんかは持参しないと後で困ることに。さらに困るのが、USBが塞がれてしまうことも。

で、この加賀ハイテックが発売する、USB 3.0のGb Ethernet/Mini-D 15ピンアダプターは良さそうですね。一つのポートでニーズの高い二つのI/Fをサポートするだけでなく、USB 3.0のポートもあるのでポートが塞がれることがありません。欲を言えば、このドングル側のUSB 3.0ポートを二つにしてくれたら言うこと無いんだけど(笑)。お値段が少し高めだけど、発売されたら買ってしまいそう。

NRT-ICN-SFO-NRT (-ICN-NRT) (2) - いよいよ今週末出発

半年も前に準備したSFO旅行。いよいよ出発がこの週末に迫ってきました。出発前日の20日(金)が今年の仕事納めになる(する?)んですが、いつものように年末になるといろいろとRushの案件が飛び込んできてどうなることやら... まぁ、いつものように仕事用のパソコンは持参していきますから、リモートで仕事することになるんだけど。

予約したのが半年前で、しかもアップグレード枠が空いていることを確認してから予約をしたので、往復共にアップグレードは既に確定済み。でも予約クラスを見ると、Pクラス以上はゼロに、Yクラス以下は空いている状態になっている。シートマップを見ると、グローバルファーストは空いているけれどビジネスファーストは一杯。うーん、Zクラス位で発券していたら、グローバルファーストに押し出されていたかもと甘い考えが(笑)

直前は仕事でバタバタしていると予想されるので、この週末は荷物のパッキングをしました。といっても、着替えを放り込んで、洗顔用具とか入れるだけなんですが、私がいつも使っているのは国際線機内持ち込みがぎりぎり可能なサイズのキャリーバッグ(Pathfinder)なので、そんなに容量がありません。PathfinderのAuto-Expander仕様なので、サイズを広げることも出来るけれど、大体1週間くらいの旅行なら一番縮めた状態で詰めてもまだ大丈夫なくらい。ただ、自分の好みとして、荷物は出来るだけ少なくしたいので衣類にしても現地で洗濯するなどして少なめにしたいところですが、今回は週末に出かけてしかも平日はクリスマスにかかるという、USで一番のホリデーシーズン。ですから、いつもはホテルで提供しているランドリーサービスなんかもお休みになる可能性が高い。今回はそう言うリスクもあるので、自分には珍しく必要数分の着替えを準備したので、いつもの比べて結構一杯の中身になったキャリーバッグです。

で、出発前日の金曜日は仕事納め(予定)で横浜へ出社しないといけない。年末の混雑する時期に、小型とは言えキャリーバッグを担いで新幹線や在来線の乗り継ぎはしたくありません。そこでいつものように、VISAカードの荷物配送サービスを利用して、キャリーバッグは予め成田空港に送っておくことにしました。VISA Platinum Cardだと、自宅から空港・空港から自宅、どちらの宅配も無料でサービスしてくれるので、かなりお得で便利です。ただ、利用者が増えてきたからでしょうか、以前はいつでも一回で繋がった受付窓口への電話が、最近では何回か待たされる事も。今回も2回ほど日を変えて電話したんですが、中々担当者に繋がらず、やっと3回目(3日目)に繋がりました。これで荷物の手配もOK。仕事に行く時も、翌日空港へ移動する時も、身軽に移動出来ます。

さらに、年末という時期でかつ年末の海外旅行が盛況と言う事も聞くので、事前に空港往復のN'EXの予約もしておくことに。往路はほぼスケジュールが変わることが無いから良いんだけど、復路はフライトスケジュールで間に合わないこともあるので一寸リスクはあるですが、これもSFOから出発する直前に様子を見て調整するしかないですよね。あと、帰宅する日の新幹線も事前に予約を入れて、国内移動の準備は完了。予約通り、安全に旅程が進むことを願うばかりです。(続く...)

2013年12月15日

お葬式の目的

こんな事やってたんですね、杉並区で。「特定秘密保護法のお葬式」と言うことは、「特定秘密保護法」さんが何らかの理由でお亡くなりになったので、その方の生前を偲び葬送の式を催したと言う事で、このお葬式を開催された人(達)は、「特定秘密保護法」さんには、もっと長生きして頑張って欲しかった、ということなんですよね。それって、彼らの立場とは反対なんだけど、それをもってして「ブラックユーモアー」と言っているのだろうか。

少し前に、虐めでお葬式を上げられて、それで自殺した子供がいたと思うんだけど、このお葬式も体の良い虐めみたいなもので、なんの共感も感じられません。彼らが法案に対して反対の意思表示をするのは自由だけど、それで法案が良くなる、あるいは廃案にすべきと真剣に考えているなら、ちゃんとルールに則ってそう言うアクションをすべきで、こう言う外面だけ大げさに騒いで結局何も変わらないことをやって満足しているのは、大いなる自慰行為以外の何物でも無いですよね。それに、反対する示威行為をしたいならちゃんとそれも許されているんだからデモ申請をして反対と言えば良いのに、「お葬式だから申請していない」とか、何かでも申請しないことが正義のようなことを言われてもしらけるだけです。

というか、「お葬式」というのは宗教上重要な儀式の一つだと思うのに、宗教界はこう言う使われ方をしたことに対して反論しないのだろうか。まぁ、こう言う人達と関わり合いたくないのかもしれないけれど。

アワード特典の改悪

UAから届いた悲しいお知らせ。2014年2月1日から、アワード特典の必要マイル数が大きく変更されるというもの。自分が一番よく使いそうな、日本-北米線だと、これまでセーバー・ビジネスファーストが60,000マイルだったのが65,000マイル、セーバー・グローバルファーストが67,500マイルだったのが80,000マイル。区画やクラスによって違いはあるけれど、何パーセント増しになったというよりも、これまでに+数千マイルから1万マイルが加算されているという雰囲気です。ただ、UA便はそんな感じだけど、パートナーキャリアの変更、特にグローバルファーストはほぼ倍増している感じで、これが痛い。こう言うご時世なので、必要マイル数の変更は仕方ないかなと思う反面、パートナーアワードの差が余りに大きいのは不満です。自分自身アワード特典で飛ぶことは殆ど無くて、仮に使うとしてもアップグレード用なんですが、こちらは殆ど変更無いようでそれが唯一の救いかも。

本当は今月初めにNRT-SFOの特典チケットを発券していて、それで飛ぶ予定だったんですが、諸般の都合でキャンセル。この時は、往路はセーバー特典が取れたんですが、復路はスタンダードのグローバルファーストしか空いていなくて、マイルも溜まっているからそれで発券したんですが、今にして思えばそれでも使っておけば良かったかな。

いずれにしても、現在のマイル数が適用される今月、来月中に特典チケットの争奪戦が始まりそうですね。でもなぁ、来年の予定はまだ立てられないし...

2013年12月14日

ちょっと優越感

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。今月は年末進行も有り、水曜日と金曜日の週二回通う状態ですが、中々仕事が進まない orz ちゃんと20日で仕事納めできるのか不安が心配です。

この日は年末で指定席もほぼ満席状態。隣の席も少し若い男性氏が浜松から乗り込んできました。私は仕事で使っているThinkPad X1 Carbonをテーブルに乗せて、横にスタバのコーヒーをおいて、朝食を食べながらWebサイトのニュースを読んでいると、隣の男性氏も何やらPCをとりだして、やはり狭いテーブルにスタバのコーヒーをおいてごそごそやっています。見るとも無しに隣のPCを見ると、どうもThinkPadのX200かX201らしい。こったはX1 Carbonだから「勝った」と思ったけれど、向こうが一回り小さいから使い勝手はいいんですよね。X1 Carbonは薄いから携帯性も良いけれど、やっぱりもっと軽量化されたものが欲しいなとちょっと思ったりして。

帰りの新幹線も満席。しかも、仕事が長引き最終一つ前の新幹線に直前に変更したので、3席列の真ん中しか開いていなくて仕方なく真ん中に座って新横浜から出発です。食事は済ませていたので、特に真ん中でも不便は無かったけれど、やっぱり左右の人が気になりますね。真ん中の席は少し広いんだけど、雰囲気というか。それでも、両側の人が静岡で下車したので、最後の15分位はゆったりと座って戻れましたが。外に出ると寒さも一層厳しく、いよいよ年末という感じが強くなります。この週末は、少しゆっくり休みたい気分ですね。

Officeのぬるぬる

諸般の事情でOffice2013にアップグレードしたんですが、まぁ色々なところでイライラします。その一つが入力。表示や画面切替でアニメーション効果を使うアプリは色々あるけれど、文字入力にまでそんな硬貨を入れる必要は無いだろうと小一時間。私はかな入力をタッチタイプする人なので、かな漢字入力でも通常の人よりも早いと思うんですが、このアニメーション表示のために入力が止まってしまうんですよね。タッチタイプの時って、画面に入力されていく文字、特に日本語の場合は漢字変換されつつ入力されていく日本語を見ながら打っていくので、その表示速度がアニメーションのためにタイミングが遅れたり見づらくなっています。何かねぇ、見栄えだけ良くしようという雰囲気も好きじゃ無いし。で、この効果をOFFにする設定をOfficeで探したんですが見つからない。変だなと思いGoogle先生に聞いてみたら、なんと直接Registryを弄らないと駄目みたい。まぁ、こう言う設定でこれまでにも無かったわけじゃ無いけれど、ちょっと酷くないか? 所で、このアニメーション入力って「Officeのぬるぬる」って言うのね。笑ってしまった。まさに「ぬるぬる」。

昔から変えるな、とは言わないけれど、選択肢は残して欲しいですよね。新しい機能をアピールするなら、それがどれだけ良いのか・悪いのかユーザーが比較できる手段はちゃんと残して欲しい。いゃ、そんなことをしたらいつまでたっても新しい機能に移行してくれないから駄目だと言うかもしれないけれど、例えばベースのOSの環境が変われば新しい機能が使いやすいと感じるかもしれないし、周りの新しいユーザーに刺激を受けて使ってみようかと思うかもしれない。というか、本当に便利で有効な新機能であれば、ユーザーは必ず選択するはずなんですよね。結局中途半端な機能やデザインを提供するから、反発も生まれるし移行してくれる機会も失っていることに気がつかなきゃ。まぁ、あの会社にはそう言うことを言うだけ無駄かもしれないけれど...

2013年12月13日

新幹線新駅

富士山静岡空港直下の新幹線新駅をめぐる、川勝知事JR東海・山田社長のやり取り。確かに、空港直下・直近に地下鉄や在来線の駅が設置されている空港は幾つかあるけれど、新幹線に直結した空港というのは例が無いので、もし実現すればニュースバリューはあるかもしれない。でも、仮に今の静岡空港のフライト数が倍になって年間利用者が100万人の大台に乗ったしても、一日の平均乗客数は2,800人程度。まぁ、送り迎えの人も含めて一日の利用者がこの倍となるとして約6,000人。このうちの半分が利用して3,000人ですよね。在来線と接続していない新幹線だけの駅としては新富士駅があるけれど、この駅でも一日平均の利用者数は4,500人程度。これでペイ出来るのか疑問です。個人的には、空港からJR島田駅迄直結して、そのまま東海道本線を掛川まで直行するような鉄道設置の方が利便性は高い気がするけれど...

JR東海も言っているように、空港直下駅と掛川駅って近すぎて多分10km程度しか無いんじゃ無いだろうか。下りの場合、さらに直ぐに浜松駅があるわけで、東京、品川、新横浜みたいな感じになりそうですね。

川勝知事は東海地震のような大災害発生時に利用出来ると言っているけれど、正直な話、東海地震が発生したら、静岡県内の新幹線の路線は結構被害を受ける気がする。特に静岡駅前後の地域なんて、津波の被害によっては三陸鉄道のような感じで線路毎持って行かれて当分利用出来なくなるんじゃ無いだろうか。それに、仮に線路が大丈夫あっても、新幹線で物資輸送するわけにも行かないと思うし。コストの事に目をつぶれば、確かに無いよりはあった方が便利だとは思うけれど、でも「無駄」な施設の一つになると思う。それだったら、先に書いた接続鉄道とか、あるいは空港から掛川駅に直行できるバス用専用路線を設置した方がよほど利便性は高い気がする。

ファナティックな知事が、また変な風に切れなきゃ良いけどと感じてしまう。

今年は「輪」

今年の漢字は「輪」という記事。2020年の東京五輪開催決定の印象が大きいんだろうけど、災害支援の「輪」とかサッカーW杯や楽天優勝のチームワークの「輪」などが理由との事。でも、まず思ったのが来年3月で終了する「(友達の)輪」かな。まあ、最近では友達の輪では無くなってしまったけれど、スタート当初は凄い企画だと思ったしなぁ。ここに、それ以外の順位の候補のリストとその理由等もかかれているけれど、何となく納得という感じか。でも、3位の「倍」は一寸違う気が...

「輪を掛けて経済が上向く」なら良いけれど、「輪を掛けて××が横暴になる」なんていうのは嫌だな。

2013年12月12日

Office2013にアップグレードしてみた

仕事で使っている社内システム(パソコン)には、標準ソフトの一つとしてOffice製品(Outlook、Word、Excel、PowerPoint)が入っているんですが、一括ライセンスの関係などで、社内システムを受け取った時期によってOffice2007系とOffice2010系に分かれています。自分はOffice2007を使っているんですが、実はOffice2010からリボンベースの使いづらいI/Fに変わったので、意図的にOffice2007を選択したということもあります。で、諸般の事情から先行してOffice2013を使って人柱になれと言う話が降ってきて、仕方なく先日アップグレードをしました。

Office2007の特にOutlookの移行に手間取りそうだったので、まずは一連のバックアップをとり、Office2013を入れるスペースもあることも確認してからOffice2013のインストーラーをスタート。そしたら、「アップグレード」と言うボタンが現れます。何かと思ったら、新規にOffice2013をインストールする事はするんですが、既存のOffice製品の設定などを引き継いでインストール(アップグレード)してくれるみたい。で、ディスク容量の関係もあるしOffice2007は全て削除して、Office2013をインストールする事にしました。インストール作業自体はあっけないくらいに直ぐに完了。Office2013からは、これまでのファイルを個別に導入するような形では無く、一つのランタイムの形で提供されて、実行時に必要な部分を読み込むようなデザインに変わっているので、言ってみればファイルコピーだけで終わるからでしょうね。その分アプリの起動時には読み込み時間がこれまでよりも長く掛かるので、ちょっと苛っとしますが。

で、一つ感心したのが、Outlookの設定をちゃんと引き継いでくれて、直ぐにこれまで同様のメール送受信が出来るようになっていたこと。結構これまでは設定を再度入力したり面倒だったので、これは好印象です。でも、ウンザリするのがデフォルトで自分や相手の顔写真があちこちに出てきたり、起動時にサンプルファイルのリストが先ず表示されりして、うざったいこと。人物情報をオフにしたり、起動時のスプラッシュを起動しないようにしたり、結構あちこちの設定を弄るのが面倒です。全く、見た目だけ良かれとして自己満足で入れると、どこかのOSみたいに転けるんだから(マテ)。

次にイライラするのが、リボンの存在。画面上かなりのスペースを占有して、しかもよく使う機能は別々のリボンに分散していたりするので、あちこちリボンを綴じたり開いたりしなきゃいけなくて面倒。これも、クイックアクセスバーによく使うアイコンをアプリ毎に設定していくんですが、なんでこう言う面倒な事をユーザーに押しつけるかなぁ。テンプレで、Office2007互換設定とか作ればいいのに。全く自己満足な設定はどこかのOSみたい(以下自粛...)。

さらにイライラすると言うか慣れないのが、Office2010位から変わった、薄淡い系の配色。ソフトな感じを出したいんだろうけど、年寄りの目にはコントラストがはっきりしなくて使いづらいです。「Officeテーマ」から変更は出来ますが、デフォルトの「白」に「薄い灰色」と「濃い灰色」しか無くて、しかもこれで変わるのはツールバーやナビゲーター部分だけだから余り意味が無い。Windows8になり、アイコンなどもシンプルに且つ配色を抑制したようなフラットな感じのI/Fにしてきたので、それに合わせているのだとは思うけれど、そのWindows8が不評な... (以下自粛...) 例えば洋服にしても、淡いパステル調のものが良い場合も有るし、かちっとしたメリハリのきいた配色が良いものもあるわけで、重要なのは個人の好みや目的でそう言うものを着替えることが出来ると言うこと。私はアプリやPC環境の移行の時に出来るだけ手間を掛けないように、基本的にアプリはデフォルト設定で使うようにしているんですが(自分の設定をエクスポートしても、それが使えない場合(昔はよくあった)や、そのファイル自体がどこかに紛れてしまって見つからないことがよくある)、このOffice2013はそんなこと言ってられないくらいカスタマイズが必要に雰囲気でちょっと疲れています。

地元の観光地って?

昨晩、晩ご飯代わりにいつも寄っているバーで飲みながら軽く食事をしていた時、少し離れた席にすわっていたアメリカ人夫婦の奥さんが、何かバーテンさんに言っています。聞くとも無しに聞いていると、どうも出されたカクテルの味が好みでは無いのか、少し甘酸っぱいドリンクを追加して入れて欲しいと言っています。でも、この時対応していた若いバーテンさんはその意味が分からないのか、ちょっとおどおどしながら何度も聞き直している様子。そこで私が助け船を出してあげて、こうこうこういう風にして欲しいと伝えて、さらにこの女性に聞くと、どうも出されたカクテルのアルコールの度合いが強いので、もう少し甘酸っぱい感じでマイルドなものが欲しかったらしい。ここまで伝えるとバーテンさんも理解して、もう一度ドリンクを作り直して出してくれました。

ここからこのお二人と話しが始まり、ご主人は今週地元の某有名企業のミーティングで週末迄滞在しているとのこと。日曜日に帰国するんだけど、土曜日は一日空いているのでどこかお勧めの観光地は無いかと言われてしまいます。で、「富士山はどういったらいい」と言うんだけど、ここで困ってしまいました。単に富士山を観るだけなら、新幹線で新富士とか三島に行けば良いんだけど、そこから例えば富士五湖を回るとか芦ノ湖に行くとか、多分それくらいの旅行で無いと満足しないでしょう。でも、子供の頃に行ったことがあるくらいだけだから、とても紹介するほどの知識は持ち合わせていません。で、地元の湖があるよねと向こうが言い出し、そこはどう、と聞いてきます。これも、舘山寺とか観光する場所はあるけれど、こちらも子供の頃に行ったきりだからそう言う場所があることは知っていても、さてどこからどう行けば良いのか説明するほど情報は無し。先週は京都に行ってきたとのことで、京都なら何も説明しなくても風景なり食べ物なり充分に楽しめる場所ですけど、浜松でそう言う場所って言われてもなぁ...

二人はカリフォルニアのLAXから着ているとのことで、「近くにビーチなんかない?」と言われるけれど、向こうのビーチの感覚で近い場所って、このあたりは無いですよねぇ。中田島砂丘はちょっと広すぎるし、浜名湖周辺も砂浜というよりは磯っぽい感じだし。シーフードが嫌いじゃ無かったら、牡蠣とか海老とか、今浜名湖周辺で美味しいですよ、と言うと「鰻は?」と切り替えされてしまった(笑)。うーん、鰻も美味しいけれど...

「お・も・て・な・し」をしてあげたいと思うものの、中々地元の事って知らないことが多いし、目玉商品の「富士山観光」って言うのも、浜松からだとちょっと遠いんですよね。一泊くらいなら伊豆の温泉とかも良いけれど、足の確保とか大変そうだし。浜松は、仕事で訪れる外国の人が多い方じゃ無いかと思うんだけど、そういう部分の手当というか対応というのが足りないかもしれない。そんなことを感じた夜でした。

2013年12月11日

飽きっぽいメディア

あれだけ擦った揉んだして採決された「秘密保護法」ですけど、法案が整理して国会が閉会すると、まるで潮が引くようにその話題もメディアから消えていった気がします。本来なら、何が問題で何が課題で、でもどう言う必要性が存在するからこういうことが必要と言う事を、ちゃんと伝えて将来的な改変や場合寄っては廃止にだって繋げないといけないはず。でも、一度結論が出てしまったら、もうお終いと言う事なんだろうか。メディアとしては、これは続けてもビジネスにならないからと、煽るだけ煽って終わったら、はい終了(by キンキン)という感じ。

何となく、映画の宣伝で、「今世紀最大の話題作」とか「全米公開No.1」とか事前に散々煽ったけれど、実際公開してみたら大コケした、みたいな感じですよね。TPPのように、継続している事象についてはそれなりに取材して経過報告みたいな事もしているけれど、あれだって今回は年内妥結が出来ないからこれからも続くけれど、もし年内妥結となっていたら、来年になればメディアの話題にもならないかもしれない。まぁ、その場合には「苦境に立つ日本農業」とか「米農家の危機」とか、いろいろ煽り記事は書けるんだろうけど。

昔の公害問題とか医療事故問題のような場合、実際に被害に遭った地域や人がずっと残っていくので、メディアとしても継続した取材や記事掲載をしていたけれど、経済とか政治とか外交と言う話になると、継続事情として見える物がなかなかないので、結局何か話題になるようなことが起こったときにしか取り上げられない気がします。例えば経済にしても、来年の8%消費税の事はもう話題にならなくなって、今は園先の10%消費税とか軽減税率の話が中心のように感じるけれど、本当は8%消費税の前提となっているGDP +2%の経済成長というものが可能なのかどうなのか。それによって、国民の生活感が向上しているのかどうなのか、そう言うことをちゃんと取材して、その上で8%のタイミングとか問題点とかあるいは対策とか、そう言う情報を読者に提供するのがメディアの使命じゃ無いのだろうか。

実際の所、この「秘密保護法」というものは、ほとんどの国民にとっては関係無い法律で、逆にメディアが「取材の自由が無くなる」とか「報道の自由が阻害される」と騒いでいるので、実は彼らが自分達の商売がやりにくくなると不安視しているのが現実。そう言うことは国民も実は分かっていて、審議プロセスに関しては不満はあったけれど、実はその内容自体には余り危機感は感じていないんじゃないだろうか。それと、余りにメディアとかそっち関係の人達の反応が激しいので、返ってしらけていると言う事もあるかもしれない。だって、よくよく見れば、反対する人達っていつも同じような人達が、同じような事を言っているだけですからね。唯一彼らが賛成したのは、民主党が政権を取ったときくらいだろうか。で、それで何か良くなったかというと...

今はインターネットをコアにして、情報はどんどん流れてくる時代。そんな中で、既存の大手メディアやレガシーメディアが生き残るためには、丁寧な取材と正確な報道は言わずもがな、継続した報道というものが彼らにとってのレゾンデートル(存在意義)になるんじゃ無いだろうか。そう言うメディアが一つでも現れて欲しい。

無人配送サービス

先日の"Amazon Prime Air"に続き、DHLでも同様の無人機による配送を実験しているという記事。3kg位までの荷物を運べるというので、そこそこの荷物ならいけそうですね。DHLは医薬品などの無人配送を計画しているそうだけど、実際の所書籍なんかを運ぶには勿体ないし、配送コストを考えたら軽量・小型で高価格な物に絞られるんだろうなぁ。

Amazonにしても、例えば日中なら人手(自転車便とかバイク便とか)で対応して、夜とか深夜帯などはこの無人機配送を使って、24時間配送とかいうサービスを目指すんじゃないかな。

個人的にちょっと不思議だったのは、AmazonにしてもDHLにしても、この無人機として使っているのは、いわゆる「ヘリコプタータイプ」の物なんですよね。飛行船タイプの物って駄目なんだろうか。空気抵抗が大きくなりそうだから、スピードとか天候によっては不利なんでしょうかねぇ。でも、浮揚力は大きそうだから、ヘリコプタータイプと比較してメリットもありそうな気がするけれど。

以前、ヤマハ発動機が中国にUAVを不正輸出して問題になったけれど、日本の得意技術の分野でもあるし、MRJみたいな有人飛行機の開発も重要だけど、無人機の安定性・操作性・機能等の開発も結構今はニッチでも将来的には有望なんじゃ無いだろうか。個人的には期待したいな。

「銀たま」採用

Business Media誠の記事から、40~50代の「銀の卵」世代の採用が今後伸びるのでは無いかという話。競って極的に採用したいという企業が24%、条件付でもという企業が49%と、かなり前向きな傾向と感じられます。で、求められる能力を観ると、専門的な技術職、営業能力というよりは、どんな役割にも対応出来るような「PM的能力」が欲せられている気がします。

例えば製造業であれば、日本国内で100%製造して出荷するなんて言うことは、今では殆ど無いだろうから、どうしても海外の委託先との交渉とか問題発生時の交渉というのは必須になってきていますからね。40~50代だからそう言う経験とスキルがある、というよりは、そう言う経験とスキルを充分に蓄積した40~50代のベテランが欲しい、というのが、このアンケートの言わんとしているところじゃ無いだろうか。結構、人材的にはまだまだ希少価値のある分野じゃ無いかと思うけれど。

ところで「銀たま」って最初何のことかと思ったら、昔の中卒・高卒の人材を称した「金の卵」に引っかけて、経験を積んだ「いぶし銀世代」の人材と言う事で「銀の卵」略して「銀たま」というらしいけれど、なんかそんなタイトルのアニメ、なかったか(笑)。アニメ観たいな、はちゃめちゃな世代にならなきゃ良いけれど...

2013年12月10日

500元携帯

ITmedia、山根康宏氏のコラムから、中国で低価格が進むスマホビジネスについて。今の日本円-中国元の為替レートが、1元=約18円位なので、1,000元のスマホというと1万8000円位の計算ですが、経済事情とか考えると、多分7~8万円位する日本の携帯と同じくらいの感覚じゃ無いだろうか。ただ、今ではさらに安い500元スマホが市場を席巻し始めているとのことで、これまでの低価格機種を販売していた山寨メーカーすら駆逐する勢いというのは凄いですよね。正直なところ、コストはどうしているんだろうかと不思議です。まともにベンダーから購入しているだけでは、個々まで下げてさらに利益がでるとは思えない部分もあるんだけど。まぁ、コアのSoCとかはQualcomとかちゃんとしたメーカーのものを使うとしても、LCDぱねるだったりバッテリーだったり、それ以外の部分は中国国内のメーカーから買いたたいて安くもってくるんだろうなぁ。最近の中国メーカーの製品は、昔と違って単に安いだけじゃ無くて、それなりに品質もアップしてきているけれど、それでもバッテリーなんかはちょっと心配。あと、経年変化とかどうだろうか。結構数年でLCDが編になったりとかあるんだろうか。

記事の最後にも書かれているけれど、ここまで安くなると多少のコストアップをしてOEM製品として出しても、充分に利益が出ますよね。そうやって、ボリュームが出ればさらにコストも下がるわけだし。新興国等で中国製携帯が市場を席巻しているのは、ある意味当然かも。こう言うビジネスモデルが先行してしまうと、日本の携帯メーカーなんて太刀打ちできないですよね。厳しい時代です。

羽田空港枠

羽田空港の国際線枠で、ANAに配分された11枠の就航先が発表されました。ロンドン、パリ、ハノイ、ジャカルタ、マニラ、バンクーバーへの路線が開設されるという話。シンガポール、バンコク線も1便ずつ増便されるので、羽田から1日2便になるのに対して、成田の1日2便態勢が1日1便に減便されてしまいます。NRT-LHRは運休になっちゃうもんなぁ。ANAとしては、成田空港便は北米線とアジア線の接続重視ということだけど、ということは羽田からの北米線は今後も開設しないのかなぁ。個人的にはそれがちょっと残念。今回の路線の中では、バンクーバー線をもしかしたら利用する機会があるかもしれないけれど。

増便されたシンガポール線が使い勝手の良さそうなスケジュールなので、こっちも利用してみたいけれど、ちょっと競争率高そう。

2013年12月9日

アップリフトする電話業界

ここ最近、MVNOを利用した電話・データサービスが色々発表されました。日本のスマホもSIMフリー化されつつあり、キャリアーに縛られることが少なくなってきたことが大きいと思うけれど、やっぱりAppleがiPhone5sのSIMフリーモデルを自ら販売し始めた事が大きいんじゃ無いかと思います。まぁ、穿った見方をするとAppleもちょっと厳しいのかなというきもするけれど。で、たまたま会社で同僚と話をしていたら、この週末に今使っているSoftbankの携帯をdocomoのスマホへMNP移行するというんですね。なんでかって聞いたら、最近Softbankの携帯が自宅で中々繋がらなくなってきたからとのこと。以前は全く問題無く使えていたのが、最近全然繋がらなくなってきたとのこと。よくよく聞いてみると、Softbankの携帯で3Gのモデルなんですね。だから「あぁ、基地局切り替えてるんだ」と言うと、向こうも詳しい人なので「そう、だから頭にくる」とちょっとお怒り気味。いゃ、あれだけTV-CMで「繋がり率No.1」なんて言っているけれど、それってLTEとプラチナバンドだけだろう、というツッコミ(笑)。特に辺鄙なところに住んでいるわけでも無く、以前は問題無く使えていたのに、急にそれが繋がらなくなってきたら、やっぱり怒りますよね。

で、最初はSoftbankのLTEモデルに買い換えようと思ったらしいんですが、MNPするのが一番安くなるのでこの際docomoに移行することにしたとのこと。で、来月だと丁度2年縛りの更新月になるので違約金無しでMNPできるんですが、それまで待てない(自宅で繋がらないわけですから)というのと、違約金の9,000円を払っても、結局一月分の料金が5,000円位払うわけだし、MNP移行すると数千円のプラスになるので、差し引きそんなにそんにはならないという計算で、この週末に買い換えを予定しているとのこと。

後発のSoftbankとしては、基地局のスペースも限られているから、最新のLTEのために古い基地局を更新するのは仕方ないと思うけれど、それでもこれまで使えていたものが使えなくなるのはちょっとなぁ。docomoも、MOVAからFOMAに移行する時にも、停波するまではそれほどひどくなかったと思うし。今だって、Xiを進めて入るけれど、だからといってFOMA網を縮小しているわけでは無いですからね。

iPhone6、あるいはiPhone7が出るまでは、今のiPhone4sを騙しながらでも使いたいけれど、3Gの回線利用のMVNOをもう少し調べてみようかな。使っているdocomoの携帯の2-in-1のBナンバーを何とかしないと、こちらもXiに移行出来ないので。ただ、それをやると月ごとの携帯利用料金が今の倍以上になることは明らかなので、それも勿体ない気がするし。電話会社はどんどんアップリフトさせようと、あの手この手で攻めてくるけれど、ユーザーとしては特に不満とかメリットが無ければ、最後の最後までとどまってやろうと半分意地でアップリフト戦略に対抗しないと。

著名人が××

秘密保護法に関して、毎日新聞に「著名人多数が反対」というタイトルで、反対を表明する「著名人」のリストを掲載しているけれど、なんで「賛成する著名人」リストは作らないのだろう。いゃ、賛成する人・反対する人両方を掲載して、そこに名前を連ねた人から読者が自分の意見の参考にするなら分かりますけど、これって「これだけ有名人が反対しているから駄目な法律なんだ」という圧力でしかないですよね。それって、報道の公共性・公正性に反しないのか? それって、「数の優位を利用して強行採決した与党」と言うことと、「知名度の高さを利用して反対を強制した著名人と大手メディア」と言われるのと変わらない気がする。

重要な法案なんだから、大手メディアが自分達の意見を表明するのであれば、もっと具体的にかつ詳細に説明すべきでは無いのだろうか。例えば過去の事例から、この法案がある・ないでどの様に変わるのか。「恣意的に使われたら」とか「xxxの取材が出来なくなる」という言い訳って、幾らでも言えますよね。逆に賛成の立場から、「国家利に不利益を与えた」とか「身の安全が脅かされる危険がある」と言い訳したら、多分「具体的にどういうことになるのか説明せよ」と言われますよね。反対の時には、なんでそう言う話がでないのか、メディアの不思議の一つだったりします。

いずれにしても、著名人が反対・賛成ならそれに合わせるべきなら、一番有名な安倍総理に賛成しても良い訳になってしまう。ですよね。

2013年12月8日

反論にならない反論

秘密保護法の採決を控えたこの週末、朝のワイドショーでもその賛否を色々取り上げていて、それは国民に知らせる目的としては大切だとは思うけれど、その中で使われた「こんな問題ある例」が余りに酷くてちょっと呆れてしまいました。自衛隊に勤務する父親を持つ子どもが、友達と話をして新しい戦闘機の話題になり、父親なら何か資料を持っているかもしれないから父親の鞄から資料を出したら、秘密保護法違反になる、みたいな。

まず父親がそんな資料を自宅に持ち帰ること自体が、秘密保護法以前にアウトでしょう。さらに、子どもが新しいことに興味を持つことはあり得ることだけど、だからといって父親から秘密を出そうと言うことを考える実行するとしたら、それは親の責任でしょう。つまり、秘密保護法以前の守秘義務であったり、取り扱いの適切さであったり、家庭内の教育の話なのに、いつのまにか秘密保護法の悪い例として作り上げられている気がしました。

賛成の人もいれば反対の人もいるのがこの世の全ての常だから、反対行動自体は良いと思うけれど、出も反対を言う人達は「昔の軍国主義が戻る」とか「知る権利の否定」という抽象的な話ばかり声高に言うだけで、どこが問題だからこういうことが生まれると言う具体的な話ってほとんど聞かれません。賛成意見にしても、もっと具体的な話を聞きたかったと言うことはありますよね。例えば、他国の例と比較して問題の有無を示すとか、過去どの様な問題があったからこういう法律が必要なのかとか。

いずれにしても、今回の法案は与党だけでなく、野党であるみんなの党や維新の会の意見も取り入れて修正されています。でも、もともとのこの法案の言い出しっぺである民主党は、自らの意見集約すら出来ずに、それをもって「協議不足」とか言っているけれど、それって締め切りすぎているのにまだ現行出していない作家さんの我が儘みたいな気がする。全ての情報を開示することは必要だとは思いません。個人にしても、家族にしても、あるいは組織にしても、守らなければいけないことは多々あるわけで、それが国家レベルになればもっと増えるだろうと思うから。「知る権利」を振りかざして迫るメディアにしたって、過去に色々合ったわけですし。だから守るべき事は守るとして、どこにその線引きをするのか、どの様に検証して適切な時期に公開するのか、そう言うルールをちゃんと明確にすべき一番の事柄だと思うのに、そんなことはそっちのけで「反対」だけを叫ぶのは、熱狂するのは一部の人達だけで、多くの人にとっては、「あぁ、またいつもの人達が目立ちたがっているよ」と冷めた見方をしているだけでしょうね。

2013年12月7日

人物ウォッチ

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。久しぶりかも。さて、年末となりだんだんと忙しくなるこの時期。しかも、仕事の相手が多くいるUSはこれからクリスマスシーズンに入りますから、20日位からはどんどんクリスマス休暇に入ってしまい、それまでにこちらにどんどん仕事を投げてくる彼ら。毎年繰り返される修羅場と言っても良いかも。

そんな憂鬱な気分で乗車した朝の新幹線。社内ではやはり年末に近づくと言うことでほぼ満席な事を除けば特にトラブルなく新横浜に近づきます。鞄とコートを持って出口に向かうと、ここに不審者が一人。ドアを背にして、床にあぐらをかいて座っている20代後半くらいの男性。耳にイヤホンをして、スマホを一心不乱に弄っています。しかも、彼が座っている側のドアが開くのに、一向に場所を移動する気配が無い。それでも私に気がつき、一瞬こちらに視線が来るんですが、直ぐに再びスマホの画面に顔を戻して一生懸命操作している。新幹線はもう減速して、新横浜の駅は直ぐそこです。私の後にも下車する人が並び初めて、私も場所を詰める感じでそのあぐら男子のずっと近づくと、またこちらをちらっと見ると、くるっと体を反転させて、今度はこちらに背を向けドアの方に向かってスマホをいじり出します。「をぃをぃ、そっちのドアが開くんだぞ」と心の中で言うけれど、我関せずという雰囲気。まぁドアが開けば嫌でも毒だろうと思っていたら、なんと殆ど新幹線が停車する頃にごそごそと鞄を持ち上げて立ち上がり、ドアが開くと降りていきます。をぃをぃ、こいつなんてやつだ、と半分何か怒りを感じての往路となりました。

今時には復路でも個性的な乗客に遭遇するわけで、その予想は的中。新横浜駅から乗車すると、通路側の隣席にはすでに同世代くらいの男性が座っているんですが、これが若い連中が座るような腰の位置を座席の先端までズラして背中の途中で背もたれに寄りかかるような座り方。完全に塞がれてしまったので声を掛けて内側の自分の指定席に座ったんですが、今度は何故かイカの燻製の臭いが充満しています。隣の男性が食べた様子は無く、どうも前後の椅子の乗客が食べているらしいけれど、凄いにおいです。「まいったなぁ」と思っていたんですが、偉いぞ新幹線の換気機能。暫くしたら、匂いも消えてくれました。

で、隣のヤンキー座りの男性氏なんですが、ちょっと怖い系かなと思ったら、意外でした。車内販売のカートが近づいてくると、小学生みたいな感じで勢いよく手を上げてカートを止めます。先ずこの動作がお茶目。さらに一寸声のピッチが高いので、これもお茶目。さらに販売員のお姉さんが「ありがとうございました」と言うと、「いぇいぇどうもどうも」とこれまた凄く腰の低い言い方で、どうも最初の見た目とはかなり違う印象です。で、この後も予め買っていたポテトチップをボリボリ食べたり、なんか赤ペン片手に新聞を読んだり、と完全に「オヤジモード」なんだけど、身なりを観るとピンストライプの結構ちゃんとした雰囲気のスーツを着ている。不思議なおじさんだなぁと思っていたら、この方も浜松で降りていきました。たまに迷惑な人にも遭遇するけれど、新幹線の中の人物ウォッチは、なかなか興味深くて飽きません。

2013年12月6日

「見せる」から「使わせる」へ

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、携帯デバイスのショールームでの見せ方について。色々製薬とか限界があるのは仕方ないとは思うけれど、映像を流さないテレビの店頭デモは考えられないし、音を出さないオーディオシステムの店頭でもだって無意味。ただ、冷蔵庫とか洗濯機で実際に動作した状態で店頭に置かれている物って見たことが無いし、設備とかの関係で制限が出てしまうのも仕方ないでしょう。水回りの準備は確かに大変だと思うけれど、少なくともスマホとかタブレットやPCについては、コラムにも書かれているようにネット接続程度はして欲しいですよね。特に画面サイズや解像度が変わるスマホとかタブレットについては、見え方とか操作性とか凄く重要だし。以前も携帯を購入するとき、モックアップしか無くてそれで操作性とか見て機種を決めたんですが、実機ではモックアップでは再現されていなかった10キーの手触りとか押し具合がさんざんで凄く後悔したことがあります。以前のデバイスだと、重さとかサイズが結構重要な規準で、それを再現するモックアップであればそれなりに満足できましたが、最近のデバイスはもっと色々な操作をするようになってきているので、出来れば実機で、しかもそれなりに一通りの操作が可能な状態で展示してくれるのが嬉しい。

例えば予約制でもいいから、15分とか30分とか、その機種を占有して使えるなんていうサービスは駄目だろうか。店舗内の小部屋の中でなら、自由にその機種を操作して良くて、自分のアカウントなんかも設定して使って、最後にはリセットして戻す、と。最近の大型書店では、店舗の中に喫茶コーナーがあって、購入前の書籍でもそこでコーヒーを飲みながら読んだりすることが出来ますけど、あんなイメージで。希望だけ言えば、実際に持ち歩いて携帯性とか接続性なんかも見てみたいし、バッテリー時間も見てみたい。レンタルとまで行かなくても、自動車の「試乗」みたいな事が出来るといいんですが。

記事にも書かれている「サーチ&バイ」にしても、単に良い評判だけ見ても駄目で、結構自分同じような使用方法のユーザー意見を見ないと、実際に購入してみて「評判倒れ」と感じることが結構あります。欠点と言われていることが、自分にとっては実はそれ程影響しないとか。だから、ネット販売とかネット流通は今後広まっていくとは思うけれど、やっぱりリアル店舗というのは重要だと思う。機能比較だけで無く、サイズ違いの発生する衣類とか履き物もそうだと思うし。ただ、例えばそう言うサイズ的なものは、例えばタブレットの3Dカメラで全身スキャンとか部分スキャンをすると、その実データがネット販売側に送られて適切なサイズを選んでくれる、みたいな事が実現すると、実店舗に足を運ばなくても良くなるかも。携帯デバイスについても、機能についてはシミュレーターみたいなものである程度カバー可能かもしれないし。ただ、実際の使い勝手とかは再現できないけれど。ショールームの店舗や機会を増やして、リアルに触れることが出来る回数を増やしていくことが、実は今後のネットビジネスでの肝の一つになるかも。

盗聴疑惑

中国通信機器大手、ファーウェイ(華為技術)が韓国の高速無線通信網整備に参入することについて、米国が非公式に韓国政府に伝えたというニュース。米国やオーストラリアは、盗聴される可能性があるとしてファーウェイの機器購入は確か禁止したけれど、他国にまで言うとは凄いなぁ。日本のSoftbankも基地局に導入しているけれど、どうするんだろうか。SoftbankはUSのSprintも買収しているわけで、もしかしたら何か言われるのだろうか。

まぁ、特定のユーザーからのデータストリームを、本来の場所以外の所にも同時に流すなんて言うことは技術的には可能だろうから、やろうと思えば出来るんでしょうね。ただ、それってファーウェイ以外のメーカーでも可能なわけだから、何故特定のメーカーだけ狙い撃ちするのか、よほどの何か確証があるんじゃ無いかと逆に勘ぐってしまう。

もっとも、データラインに流れるデータを平文で送るなんて言うことは無いだろうし、それなりに暗号化されているだろうから、そう言うデータを大量に受信しても、そこから復号化作業をして意味のあるデータにする努力というのはどれだけ掛かるんだろうか。どの程度の規模のデータセンターとかサーバーシステムとか必要なのか、一寸興味があります。

もっとも、今回の場合はそのメーカーに疑義があるというわけでは無くて、そのメーカーの背景にある国が怪しいと言われているわけだから、その点「その国」は真摯に考えて欲しいところだけど、駄目なんだろうなぁ... ある意味、国際的な「風評被害」の被害者だったりして。

無断アップグレード

数日前のニュースですけど、ANAのNRT-JFK便(NH1010)のエコノミークラスの外国人乗客が、「窓際の席に座りたい」という理由(我が儘)で、プレミアムエコノミークラスの窓際の座席に勝手に移動し、CAの説得も拒絶したので機長判断で強制降機させられたというニュース。UAでも、プレエコが空いていても、勝手に移動してくるとCAが鬼のように怒っていることがありますからね。でも日本の航空会社の場合、よほど混雑しているような場合を除けば結構その辺は大らかというか顧客の我が儘を受け入れるような気もします。UAのプレエコの場合、座席のピッチが違うくらいだけど、ANAの場合はサービス内容も違うしシートも違うから、それで厳しく言ったんだろうか。しかし2時間近くも遅れて、本当に乗客はいい迷惑ですよね。特に往路便のトラブルの影響で2時間以上も遅れた復路のNH1009便の乗客はたまったものじゃ無いですよね。そうで無くても成田到着が遅い(21:00頃)なのに、2時間も遅れたら23:00過ぎですよね。

UAの場合、US$100位でアップグレードしてくれるけど、ANAもそんなことはやってないんだろうか。もっとも、だからといって大人しく追加料金を払ってくれるような乗客だとは思えないけれど。で、記事では「外国人男性乗客」としか書かれていないけれど、ちょっと気になります。もっとも、大体予想はつくけれど(笑)。

で、不思議だったのが、環球時報の記事では「ビジネスクラスの座席に座った」と書かれていること。思わず「見栄?」と思ってしまった(笑)。

2013年12月5日

無形文化財

日本の「和食 日本人の伝統的な食文化」がユネスコの無形文化財登録に決定されたというニュース。「和食」という食べ物という内容ではなく、日本人の食生活という広い範囲での登録なだけに、ちょっと具体性に欠ける気もするけれど、我々が日常的に食べているものと思えば間違い無いのかな。でも、ピザやハンバーグは勿論、カレーライスやラーメンなんて言う馴染んだ食事はこの中には含まれないだろうし、やっぱりご飯に味噌汁にお漬け物に何かおかずが一つ二つという「定食メニュー」が思い浮かんでしまう。

記事に寄れば、季節の行事との関連、地域の特産物、盛りつけの美しさ、という点が訴求点のようですが、でもどこの国の料理ではそう言う点は満たされている気もするんだけど。個人的には、食器への言及も欲しかったかな、と。例えばご飯茶碗は多くの場合「陶器」の茶碗を使うけれど、味噌汁などのお椀は「木製」ですよね。まぁ、最近ではそれっぽく見える「プラスチック」製が多いのかもしれないけれど、日本の文化って、ある意味「木の文化」でもあると思うのだけれど、ご飯をよそう茶碗とか主菜を盛りつけるお皿は陶器製というのは、やっぱりそこだけ格が違うからなんだろうか。

あと、和食の神髄はやっぱり「出汁」だと思う。ラーメンで、そのスープ作りに力を注ぐように、美味しい和食はその出汁作りの努力が違うと思う。ラーメンとは違うのは、長時間煮込めば良いというものでは無く、適切な時間で作らないといけないところ。他の料理ではあまりないんじゃ無いでしょうか、うま味だけを取り出すために使う食材が何種類もあるというのは。最も最近ではインスタントの「出汁」が主流になってきてしまって、何となく味の深みが足りない気もするんだけど。

個人的には、今後世界のどころに言っても美味しい「和食」が適切な価格で食べられるようになってくれれば、それが一番嬉しかったりします。

2013年12月4日

組込型から織込型へ

京都の西陣織の技術を使った、布に織り込まれたアンテナ。2.4Ghz帯と言う事だから、そんなに大きなものでは無いはずだけど、よく分からない(笑)。ただ、そのアンテナと送受信機との接続はどうするんだろうか。減衰とか考えると、例えば肩の部分にアンテナがあるとしたら、胸とか腰の部分に回路があったりしたら、その引き回しだけでまたややこしくなるだろうから、やっぱりアンテナの近くにまとめないとまずいだろうし。

ただ、そうなるとさらにその周辺回路なり本体の回路なりも近くにまとめないといけなくなり、結果的に薄くてフレキシブルな回路基板みたいな物を作って、それを布の中に織り込むことになったりして。そうなると「組込型」というよりは「織込型」とでも言うべき分野が生まれたりして。どうだろう、無理に一つの布の中に織り込まなくても、例えば肩や肘のパッチ部分が例えば今のスマホみたいな機能を持った織込型デバイスで、それを自分の衣類に貼り付けると、そのまま「ウェアラブルデバイス」になる、とか。

電源はどうしましょう。一番安直に思いつくのは太陽光電池だけど、常に太陽光があるとは限らないし、重ね着なんかしたら肝心な部分が隠れて駄目だろうし。例えばヒートテックの技術を利用して、体温で発電する素子なんて出来ないだろうか。あるいは心拍数の振動を利用した発電とか。まぁ無理に織込型電源を考えなくても、それは別に給電しても良いのかもしれませんね。例えば鞄とかにバッテリーが入っていて、そこから電磁誘導で織込型デバイスに給電するとか。アンテナの利得が上がれば、結構実用的かも。

アンテナの利得と言えば、この技術を使って衣類全体を高利得の無指向性アンテナに出来ないだろうか。そうすれば、スマホから直接基地局にアクセスする時よりも、省電力で安定して通信出来たりして。

メディアのすり替え (2) - 備忘録

先日の石破幹事長のblogでの発言を、それ観たことかといろいろと叩いているけれど、ちょっと不思議だったのは国会議事堂の周辺とかでデモをするというのは良く聞くけれど、何か制限とか無いのかと言うこと。デモとかするのって、確か警察だったかの許可が必要だと思ったんですが。で、国会周辺についてはこんな法律があるんですね。

国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律

wikiによると皇民党事件」が切っ掛けで、特定地域では拡声器の使用を制限する、場合によっては刑事罰の対象となる法律のようです。ただ、いずれにしても言論の自由とは別に、静粛が要求される国会周辺で絶叫なり拡声器なりを使っていたとしたら、それはそちらの間違いですよ。

で、民主党の幹事長がこれ幸いとこのネタで攻めているわけですが、これも何かブーメランになるんじゃ無いかと思ったら、しっかり民主党も与党時代にこの法律を使って、民主党本部周辺での「デモ活動」を制限しているんですよね(総務省告示第三百八十二号)。昨日の朝のワイドショーで、とあるコメンテーターが「右翼の街宣じゃ無いんだから」と石破氏の発言を非難していたけれど、「右翼の街宣」だってデモ行為の一つですよね。まぁ、個人的には認めないし、手法にしてもルールの隙間を利用したグレーなものだと思うけれど、即その場で逮捕されることが無いのは、少なくともぎりぎりルールの範囲にはあると思われるわけだから、それを否定することは変ですよね。気持ちは分かるけれど。

あと、選挙の投票呼びかけまで否定するのかというコメントを言う人もいたけれど、あれだって個人的には移動中は拡声器の利用は禁止すべきで、やりたければメガホンだけ使えと言いたいくらい。集会とかで、大勢の人に向かって演説するために拡声器を使うのはまだ理解出来るけれど、移動中に大音量で名前を連呼するだけなんて、大音量でロックとか流しているヤンチャ車と同じだと思う。

昨日のニュース等では、「反対デモをテロと言った石破幹事長は」みたいな事をまだ言っているけれど、そう言う情報操作の方が何倍も怖い気がする。もっとも、だらしいが無いのは野党で、本来の法律の内容に対して攻めることが出来ずに、関係無い話で攻めているのって、新喜劇でめだか師匠が頭を押さえられて殴る真似をするのを観ているような気がする。

2013年12月3日

Amazon Prime Air

無人の配布マシンによる、Amazonの"Amazon Prime Air"サービス。注文から30分以内に無人機が配送するというサービスらしいけれど、最初観た時に荷物を搭載するシーンが、まんまサンダーバード2号の発射シーンそっくりで笑ってしまった。多分、ビデオ制作者は多分に意識しているはず。

で、確かにAmazonらしい面白い発想だけど、ツッコミどころも満載なわけで、先ず一番の素朴な疑問が、「着地場所の無い場合にはどうするのか」ということ。確かにアメリカの場合は、広い庭を持ったアパートや自宅に住む人も多いけれど。で発送する側にしても、Amazonの倉庫からこの無人機で30分以内の飛行距離ってどのくらいなのか、ということ。かなり大きく見積もっても精々20~30km位? ビデオで観ると結構ゆっくり飛んでいる感じもしますね。Amazonの倉庫自体が結構奥まった場所にあるだろうから、このサービスの恩恵を受けることが出来るユーザって、地理的要素が大きいと思うし。

ただこのビデオを観て思ったのが、いよいよAmazonは物流の最後の部分"Last One Mile"まで自分達で管理しようと思い出したのかと言うこと。日本でも最近、Amazonが使っていたヤマト運輸と佐川急便の二社のうち、佐川急便がコストダウンに耐えきれなくて辞退しましたが、ヤマト運輸にしてもいつまでもAmazonの要求に答えられるか分からないだろうし。方やAmazonにすれば、自分達にとってもっと都合良く安く早く確実に配送出来るシステムが必要な訳で、その為の布石とも思えてしまう。日本では無人運転自動車の話題が先行しているけれど、無人飛行機はどうだろうか。都市部では難しいかもしれないけれど、例えば過疎地域とか一軒一軒配達するのでは無く、母艦(トラック)で移動して、その地域の中心地域から無人機を一斉に発信させて、その地域の配送を一度に済ませる、なんていう方法は結構現実的かもしれない。母艦の中では無人機に移動中に充電して、次の配送地点には配送用の品物を入れた補給艦(トラック)が待機していると。

まぁ、その考えをどんどん広げていくと、Amazonが物流の全てを牛耳り、全ての物の移動を管理・運営する世界になるので怖いんだけど、徹底的に効率と速さとを追求していくとそうなるんだよなぁ。

流行語大賞決定

流行語大賞2013が発表。ノミネート50語の中から選ばれた上位10語なんですが、まぁ順当なのかな。でも「ご当地キャラ」って流行語? 「くまもん」なら分かるけど。また「特定秘密保護法」も流行語? これを入れるなら「TPP」の方がよほど長い間使われている気がするんだけど。今回はこれまでとは違って、大賞が4語も選ばれたとのことですが、まぁこの4語、「今でしょ!」「お・も・て・な・し」「じぇじぇじぇ」「倍返し」くらいまでは、「流行語」と言っても納得できる言葉だとは思うけれど。

流行語大賞のサイトには過去の受賞語が掲載されていますけど、栄枯盛衰を感じるなぁ。去年のトップ10には「第三極」なんて言う言葉が入っていたんですね。嘘みたい。で、今朝のテレビニュースで、この流行語大賞の話題で街中のインタビュー場面があったんですが、「特定秘密保護法」「ヘイトスピーチ」「PM2.5」という言葉に関して若い女性が秀逸な発言をしていました。曰く、「(それらの言葉に対して)ニュースでは良く聞くけれど、使うことは無い」と。そうなんですよね、「使われた言葉」かもしれないけれど「使った言葉」ではないんだよなぁ。まぁ、ノミネート50語の中には見たことも聞いたことも無いような言葉も含まれていたから、当然と言えば当然なんだろうけど。

ただ、この「ユーキャン新語・流行語大賞」の選定基準を観てみると、

この賞は、1年の間に発生したさまざまな「ことば」のなかで、軽妙に世相を衝いた表現とニュアンスをもって、広く大衆の目・口・耳をにぎわせた新語・流行語を選ぶとともに、その「ことば」に深くかかわった人物・団体を毎年顕彰するもの。

と書かれていて、必ずしも一般民衆が気に入って使った語句でなくても、メディアなんかが盛んに使った言葉でもOKとなっているんですよね。それなら、全ての人が観たり聞いたりしたわけじゃ無いような言葉が入っていても不思議では無いけれど、でもそれを「流行語」と言われると一寸抵抗感を感じます。まぁ、それでも今年は2008年の「アラフォー」「グ~!」以来の複数の大賞と言う事で、それだけ世の中に余裕が生まれてきた、と前向きに感じたいですね。

2013年12月2日

ファイナルステージ

ファイナルステージがこの日曜日に開催されて、OBICと富士通が接戦を勝ち上がってJapan X Bowlへ。ある意味順当勝ちという組合せ。ファイナル出場チームも、鹿島、パナソニックと、いつものメンバー達。もっと波乱を生まないといけませんね。今年も指定席で終わってしまったけれど、確実に成長していることも事実。問題なのは、この伸び代を来年の春まで縮ませること無く、さらにもっと延ばすこと。その為の戦いはもう始まっているわけです。

鹿島は惜しくもOBICに敗れてシーズン終了。「鹿島ディアーズ」としての歴史に幕を閉じるわけですが、来シーズンは有望選手もこれまで以上に応募してきて、さらに強くなるんだろうなぁ。そんなディアーズに、今度は勝ちたいですね。

入社試験料

ニコ動のドワンゴが、2015年春採用の入社試験で2525円の受験料を徴収するという記事。多くの有望な人材を集めたいという企業側としては、出来るだけ沢山の応募者を集めたいから、これまでは「受験者優遇」の傾向が大きかったと思いますが、それとは逆行する設定。ネットでも賛否両論あるみたいですけど、個人的にはこう言う企業が出てきても良いんじゃ無いでしょうか。

就職試験というと、自分達の世代(1980年代)では、大学四年生の春頃からスタートして、夏休みがピークで内定が出て、10月の解禁日当日にその企業の説明会に出席すると「内定確定」という状況でした。今は3年生のこの時期にやるんですよね。昔は、自分達のスケジュールでも靑田刈りとか言われて批判されていたけれど、それよりもさらに早いタイミングになって(少し前はもっと早かったのかな)いるのはちょっと不思議。

自分達の頃は4月1日に一斉入社というのが常識だったから、それが普通だと思っていました。社内教育等も考えると、一度にまとめて教育出来て、配属なんかもまとめて出来れば、多分人事などは楽だろうし。でも、そう言うことも企業として組織として余裕があれば問題無いけれど、今のように厳しい時代では直ぐに即戦力が欲しいとか、時期によってもっと速く欲しい・後で欲しいと言う事も多々あるだろうし。一斉採用、終身雇用制にもメリットはあると思うものの、企業活動がどんどん流動的になり変化していきさらにスピードアップしている現代では、新入社員採用というよりは、目的や計画に合わせたリクルーティングというような視点を変えて、新規人材も採用するし、経験者も必要に応じてどんどん採用するような仕組みにしないと、多分企業・組織として伸びない時代になっていると思います。

そこで難しいのは、短期の業績を考えればある程度の経験者やスキルのある人を採用したいけれど、それはコストアップにもなる。会社としては、将来を支えてくれるような人材を採用して経営を安定させたいし、コストのことを考えると若い人材も採用して、新陳代謝も考えないといけないし。ただ、自分の周りの様子も見て感じるのは、今は会社側もかなり本気になってきていて、良い人材を取りたいと言う事は変わりないけれど、昔のように「日本の大卒」とかいうこだわりが消えてきていること。日本の大学を出た海外からの留学生は勿論、海外からの採用だって増えてきています。大学生の就職率って、上がってきているかもしれないけれど、もしかすると日本人の卒業生にとってはそれほど楽になっていないかも、と感じる位。さらに言うと、昔のように何でも国内で製造したりしていた時代は終わっていて、国内で作るなら相当の付加価値が無いと生き残れないし、日本の企業と言えども主戦場はどんどん海外に移ってきていること。だから、自分達の時代と比べて、新入社員と言えども自分達の時代で言えば3年とか5年位の修業時間を一気に飛び越えたくらいのレベルの仕事を、今は最初から期待されている気がします。その分、学生さん達も気を引き締めないと、あっと言う間に挫折するかも。そう言う厳しさを少し感じる意味でも、このドワンゴの有料受験制度っていうのは一石を投じることだと思います。

メディアのすり替え

自民党石破幹事長のBlogでの発言が物議を醸しています。大手紙では「デモはテロ行為」という見出しをつけているところや、「絶叫戦術はテロと余り変わらない」という本文の記述を「絶叫デモ、テロと変わらぬ」と微妙に見出しを変えて誘導している所とか。

石破氏の元の発言は、至極最もだと思います。ただ、最後に「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質は余り変わらないように思われます。」と入れた一言が迂闊でしたね。「単なる絶叫戦術は声の大きいものが正義となるような非民主的な行為と思われます。」とか「単なる絶叫戦術は自分の主義主張に無理に同意させるような強制的な手法では無いかと思われます。」とか、同じ事を言うのにも言い方があると思うんですよね。個人的には、拡声器を使ったりして周りの迷惑を顧みないああいう「デモ」は迷惑行為以上のものであるとは思うし、「テロ行為」と言いたくなる気持ちもよく分かるけれど、でもそれなりのポジションにいる人が言う言葉じゃ無いですよね。

ただ、それ以上に怖いのは、元々の文章を読めば石破氏の言いたいこともよく分かるし正論であると思うのに、それを自分達の意見や考えに沿うように「加工」する大手メデイアの怖さ。「言葉」とか「文章」についてそれなりに権威や自負を持つ集団が、素人でも読めば分かるような文意をあえてねじ曲げて公共に公開するというのは、その影響力を考えると怖いですよね。元々の記事では「絶叫戦術を批判」していたのが、その「絶叫戦術を実行していたデモ批判」とするのにも無理があるのに、いつの間にか「デモ行為批判」と報道される、所謂「公共メディア」なるものに、もっと注意しないと。情報ソースは必ず複数確認する、一つの情報だけで鵜呑みにしない、自分の主義主張・考えと同じでも違っていても先ず疑ってみる、というような「情報リテラシー」をもっと磨かないと。

例えば「スピードを出し過ぎたり、乱暴な運転の車は、時に人を傷つけたり殺したりする。場合によっては武器にもなりうると考えます。」という文章を、「自動車を武器と批判」と言うようなもんでしょ、今回の場合は。で、「武器」という言葉に反応して、元々の意味とは異なる方向の記事に仕上げてしまった、と。例えば「武器」ではなく「凶器」という言葉にすれば、実はよく見る一般的な話になるし、多分曲解されることもないでしょう。その部分は先にも書いたように甘かったと思います。あるいは、その文章で使われた言葉を拾い出して繋げたから捏造していないと言う反論はあるのかもしれないけれど、言葉って言うのはその文字だけで意味が繋がるものじゃ無いわけだし、素人が個人で書くならまだしもプロフェッショナルな人達がそういう事を堂々と実行して主張するというのは、よほど恣意的なのか、あるいは無知なのか...

2013年12月1日

富士山一景

毎度お馴染み「金曜日の新幹線シリーズ」。この日は11月最後の金曜日出社。今年も早いもので後一月。会社に行くのも片手で数えるほどになってきたんですが、でもそう言う年末になるとトラブルやら突発的な仕事やらいろいろ発生して困ります。

寒さが苦手な自分にとって、この時期の朝早い出社や夜冷え込んでからの帰宅は結構厳しいんですが、そんな気持ちをちょっと豊にしてくれるのが、この時期の「富士山」。山頂に冠雪が出来て、馴染みのある富士山の姿になると共に、冬になって空気が澄んでくるから、クッキリはっきりと富士山の偉容を観ることが出来ます。この日は雲一つ無い快晴の空を背景に稜線がクッキリと分かる富士山の姿を見ることが出来ました。久しぶりに富士山の近くまでドライブして、写真でも撮影してこようかと思ったりして。今年も残り一月。頑張らないと。

イルミネーション

遠鉄百貨店の本館・新館の間にあるイベントスペースに、今年も大きな天球型のイルミネーションが設置されて、夜間点灯も始まりました。このイベントスペースが出来たとこから始まったクリスマスシーズンのイベントだと思うんですが、そろそろ少し趣向を変えても良いんじゃ無い? 例えば、天球の周りに流れ星みたいなライトのラインを入れるとか、もう少し光り物を増やして賑やかにするとか。

これから、JR浜松駅から伸びる街路にもLED照明が設置されて明るくなるんだろうけど、やっぱり浜松のイルミネーションは寂しいですよね。まぁ、会社がある横浜と比べるのが間違っているという話もあるけれど。

あと、浜松の表玄関であるJR浜松駅北口の前の広場にも、何かイルミネーションが欲しいよなぁ。この場所は、JR浜松駅と遠鉄新浜松駅を行き来する人位しか通らないから、知らない人もいるんじゃ無いかと思うんですよね。手前側には、遠鉄百貨店に入るエスカレーターとかもあるから、知らないと気がつかないだろうし。だから、浜松駅の前にも何かシンボルがあって、それとこの天球がリンクするようなデコレーションになると、またちょっと趣が違うと感じるんですが。