2013年12月31日

今年の十大ニュース

大晦日恒例の「今年の十大ニュース」。ここには、2010年2011年2012年と続いて今年4回目。今年もいろいろありました。
  1. docomoもiPhone
    やはり、Softbank、auに続いて、とうとうdocomoからもiPhoneが出てきたことは、予想や期待はしていたけれど1番大きなニュースでは無いでしょうか。それまで純減が続いていたdocomoが、やっとプラスに戻ってきたわけですから、iPhone様々なんだろうけど、一方で国内メーカーの淘汰も大きかったわけで、老舗のNECカシオやパナソニックが事実上の撤退を決めたのは、個人的には携帯ユーザーでもあったので寂しかったですね。一方で、残った富士通、SONY等は少し上向いてきているわけで、こちらには頑張って欲しいですよね。
  2. Windows8転ける、すぐに8.1
    Microsoftには「二つおきの法則(by 自分)」があって、OSのメジャーアップデートはこれまで一つおきに成功と失敗を繰り返しているんですよね。だからWindowsXPで成功し、Windows7にやっと乗換需要が始まった時に、それまでとは全くI/Fが異なるWindows8を出すことはかなりリスクが高い事は誰でも分かっていたと思うんですが... それがあったからかどうか分からないけれど、直ぐにWindows7環境も彷彿させるWindows8.1を出してきたんですが、PCの世界ではまだまだWindows7が残るんだろうなぁ...
  3. Tabletデバイスが拡大、Windows8.1には追い風?
    予想外と言っては失礼でしょうけど、Surface2 Proになってやっと使えるようになりましたね。MSのH/Wは、一発目は駄目で、そこで諦めると消えるし、何かの理由でこだわると次に出てくる物はそこそこいけるんですよね。XBoxもそうだったし。で、PC各社は今Tableデバイスへの移行に必死なわけですが、ここに全てのTabletはタッチI/Fがついているので、Windows8.1にも追い風になっています。ただ、今のTabletのH/WスペックがWindows8.1には少し重いんですよね。来年のH/W位から、それなりに使える物が出てくるんだろうけど。
  4. スマホ拡大の影に携帯はまだまだ残る(スマホのガラパゴス化)
    今は猫も杓子も「スマホ」な時代なんですが、多機能すぎて使い切れないと言う事と、どんどん化大型化するサイズのため、まだまだ携帯ユーザーは多く残っているとのこと。docomoの場合、半分は携帯ユーザーという話も聞きました。かくいう自分もそうですけど(一応、iPhone4sとの二台持ちだけど)、音声通話とFeliCaしか使わないから、特に大型化する必要は無いし。ただ、やっぱり来年くらいにはLTE対応の使い勝手の良いスマホが欲しいなぁ。
  5. X1 Carbon、薄さ軽さは武器、2-in-1との差別化は?
    今年初めに仕事で使う会社支給PCの入替が行われて、それまでのThinkPad X201sからX1 Carbonに更新されました。本体の重量としては同じくらいですが、やはり薄く大きくなってバランスが良くなったのか、少し軽く感じます。画面サイズもアップして、解像度も少し広くなったので、使い勝手も良くなったし。唯一困っているのは、これまでの7列配列のキーボードが6列配列になり、Home/EndやPage Forward/Backwardの位置が違うので、操作ミスが時々発生することですかね。世の中的にはTableに移行しつつあるんですが、一方でUltrabookに、さらに2-in-1にとノートブックPC(クラムシェル)の世界も成長を続けています。2-in-1とTablet+薄型キーボードの差別化って、来年には競合するんじゃ無いだろうか。個人的には、X1 Carbonの更なる軽量化と高機能化をお願いしたいところです。
  6. MVNOビジネス、SIMフリーの時代(SIM free iPhone5s/5c登場)
    AppleがSIMフリーのiPhone5s/5cを自ら販売するというのは結構大きな衝撃でした。しかも日本でも販売するんですよね。其れ以前から、国内でもSIMフリーのスマホが色々登場していて、MVNOビジネスもあったんですが、来年はさらに飛躍するんじゃ無いだろうか。個人的にも非常に興味のあるところです。
  7. LINE拡大
    LINEユーザーが11月には3億人を突破。個人的にはLINEも含めて、こういうIM系のツールって好きじゃ無いので使わないけれど、何がそんなに受けているのか不思議(使わないから分からないのだけれど)。でも、コミュニケーションの世界って、栄枯盛衰が激しいですからね。来年はまだまだ伸びるんだろうけど、その先はまた新たなツールが登場するんだろうな。
  8. 自動ブレーキ、自動運転、無人宅配、オートマ化の世界
    自動ブレーキのシステムって、かなり一般的になりつつあると思うんですが、数年後には自動運転も実現するだろうし、さらにはGoogleやUPSでは無人機による宅配サービスまで実験しています。物流や移動手段の所では、こういう「無人化」技術がどんどん進んでいくんでしょうね。で、デジタルの世界でも、内蔵カメラやマイクに各種センサーが入ったデバイスが普通に使われていますから、そう言うものを使った「おもてなし機能」内蔵デバイスが登場するかも。
  9. 4K/2Kテレビは日本の復権になるか
    家電の分野、特に日本のお家芸だったテレビを韓国のSamsung/LGEに席巻されて、テレビ事業から撤退する国内メーカーも多くでましたね。ビジネスの世界は競争の世界だから仕方ないわけですが、そこから次のステップに進もうとする意欲というか勢いが感じられないのが最大の問題なのかも。4K/2Kテレビが一般に販売開始され、確かに現在のデジタルテレビも綺麗だけど、それ以上の質感を感じます。韓国メーカーも当然同じマーケットに出てくるわけで、そこでどうしたら勝てるのか、そのあたりがまだ不透明な2013年だったように思います。
  10. 2020 Tokyo Olympicに向けた日本のIT化(Wi-Fi、電子マネー、電子Map、...)
    まだまだ先の話ですが、2020年の東京オリンピックは、その準備期間の間にも様々な変化を日本に持ち込むのは確実です。個人的には、海外からの観光客誘致の問題点として、日本のWi-Fi環境や電子マネー、さらには多国語表示も含めたガイド機能なんかが話題になってくれたことで、これからそう言う分野がますます便利になるんじゃ無いかと期待しています。その前には、日本語以外の言葉による情報発信が大切なんですけどね。まずはそれから始めないと。オリンピックによって、日本が「情報立国」になり「便利大国」になってくれることを切に期待しています。
与党が自民党に戻り、古いシステムに戻ったのに、世の中には何となく新しいものに対しての期待感が漂っている不思議感はあるんですが、会社の組織変更と同じで、組織が変わったからと言ってそれが何か新しい物とか良いものを生むわけじゃ無くて、結局はその中で実際に仕事をする社員(=国民)が何を考えて、何をするのかなんですよね。そう言う気持ちは忘れずに、2014年を少しでも良いとしにしたいし、なって欲しいなと思います。

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