2023年5月31日

こじつけ報道

TBSのアナウンサー、安住紳一郎氏の思わず本音が漏れてしまった(?)発言についての記事。TBSを代表するアナウンサーで、日本の中でもトップクラスの知名度と人気と実力を持つアナウンサーであることは誰もが認めるところ。でも所属しているTBSの報道姿勢には、ちょくちょく不満を感じるようなニュアンスを感じる発言をしている気が個人的にはします。 今回もその一環かもしれないし、日本のメディア全体の雰囲気に対して安住氏としては不安というか危機感を感じているのだろうか。

大きな事件が発生すると、家族関係やら近所づきあい、友人関係に学生時代の様子に、さらには生まれ育ちまでそれまでの人生を全てメディアが調べて暴露していくけれど、あんなの何でプライバシーの侵害にならないのか毎回不思議。この手の事件の場合、加害者・被害者、両方の立場の人が発生するんですが、裁判で判決が下されるまでは「加害者側」も容疑者でしか無くて、犯罪が確定したわけじゃ無い。今回の長野の事件も、目の前で複数の人が殺傷されたことは何人も目撃者がいて明らかなんだけれど、それでも現時点では「容疑者」であり犯罪が確定したわけでは無い。となれば、容疑者として指名が報道されるのは仕方ないとしても、加害者と確定させてその犯罪動機を推測するために過去の履歴を引っ張り出して無理矢理理由にこじつけるのは、捏造に近い行為と言われても仕方ないのでは。過去、銃器に興味が有り学生の頃から手製の銃器を製造。それを利用して何かの襲撃事件を起こした、と言うくらいまで具体的な話であれば、学生時代の銃器への課題な興味が事件へと繋がった、みたいな分析はまぁ妥当かなと思うけれど。

自分達の世代だけで無く、結構どの世代でも共通した傾向だと思うのですが、若い頃ヤンチャしていたような人が、その勢いで若い頃に結婚して子供が出来ると、案外その後は良いオヤジになって、安定した家庭を築いていてそのギャップに驚くみたいな話って有るがちだと思うんですよね。学生時代の影響が今にもあるとすれば、そう言うやんちゃな人はみんな犯罪者になっていなくちゃ行けない。でも実歳は、結構目立たない人だとか優秀だと言われていた人が、後年とんでもない事件を起こしたりこの手の容疑者として突然昔の名前が記憶から蘇ってきたりすることの方が多いんじゃ無いだろうか。詳細に調べたり精神的な事を考えたら、もちろん当時の環境や自分自身の状況が、後に影響したり遠因になったりしたこともあるだろうけど、それだけが理由とも言えないだろうし、実はもっと直接的な大きな理由がその後に遭遇して事件を誘発したことだってあるだろうし。そういう原因や背景を精査して、何らかの判断を下すのが事件裁判だと思うんですよね。その事件や細馬に興味を持って、自分の考えなり推測をする事は自由だと思うけれど、それを公の場で公開することに関してはもっと責任を感じるべきだと思う。ネットもそうだと思うけれど、自分は単に自分の思いつきを呟いているだけのつもりでも、その発言場所に寄っては公の意見と見なされたり、他の人に大きな影響を与える機会になりかねないわけですから。

だから、こういう事件報道に関しては、裁判の判決が出るまでは報道は事実の伝達のみに制限するべきじゃないだろうか。それに、容疑者に対しての報道以上に、被害者報道が加熱してしまいその被害者のプライバシーも公にされされて、所謂セカンドレイプ状態になることも多いわけですからね。酷い場合には、容疑者の氏名や詳細は匿名のままなのに、被害者に関しては氏名から勤務先、場合によっては居住地まで赤裸々に伝えられて、そちらの方に興味が集中して騒ぎになる場合も。あれをみる度に感じるけれど、完全にメディアによる犯罪行為に近いと思う。更に問題なのは、メディアが一旦一つの見方を報道すると、それ以外の意見や批判が攻撃されたり封じられるような方向に進む場合も多いこと。LGBT関連の話題で、少数派の人の意見や要望を伝える事は良いと思うけれど、一方で現状でも問題ないと考える人や逆に反対する人の意見も「意見」な訳だから、それもちゃんと伝えて視聴者が判断出来るようにするべき。今のその手の報道に賛成出来ないのは、何故か一つの事例を全ての事例のように報道して、反論すること自体を批判する事なんですよね。まずは、

 事件報道と卒業文集は切っても切り離せない関係だが

と言うような勝手なこじつけを先ずは辞めるべきだと思う。 

arrows撤退


先日、京セラが個人向けスマホ事業から撤退というニュースが有ったばかりですが、今度は残る国産スマホarrowsとSONYのうち、富士通系のarrowsを開発・販売しているFCNT (旧富士通コネクテッドテクノロジー株式会社)が民事再生法手続き開始というニュース。 どこかの支援を受けて、製造・販売を再開するのか、このままフェードアウトするのか不明ですが、これでらくらくホンが無くなったら、結構困る人が多いのでは無いだろうか。実はうちの母親のスマホもこれだったりします。

製造に関しては、やはり量の勝負の所はあるので、台数が出ないことにはコストも下がらない。一方で、ここ最近の半導体不足で、大手にすら十分に供給できない状態が生まれていて、そうなると中小なんてもう目も当てられないでしょうね。どうしても必要量を確保しようと思ったら、割増料金を払ってコストアップ覚悟で走り回らないといけないけれど、それであっても確保出来るかどうか分からない状況だろうしなぁ。

スマホの場合、パソコンと比較してみると、物理キーボードがない部分ローカライズの作業は簡単じゃないかな。通信部分は、各国・地域のレギュレーションがあるから、その部分は大変だろうけど、これまでもやって来たことですし。そう言う意味では、もうハード部分はOEM/ODMに任せて、内部のアプリ開発で「国内向け」モデルを開発・販売していくというのはありかもしれない。課題は、FeliCa内蔵でしょうか。NFC Type-A/Bは例えば中国メーカー等でも内蔵可能だろうけど、そこにNFC Type-F(FeliCa)までとなると結構なコストアップになるのかな。

個人的には、GoogleのPixelをちょっと外観を弄って国内向けにOEMとして販売したらどうだろうか。価格が問題かなぁ。Pixel 7aでもそこそこの値段しますからね。そうなると、中国メーカーの製品をマイナーチェンジして販売するのが良いけれど、ただ交渉とか難しいような気がする。いゃ、日本側に経験が無いから良いように相手に丸め込まれそうな気がする(笑)。今年の年末には、今使っているPixel 6購入から2年が過ぎ、買い換えようかなとも思っていて、その時にはまた国産メーカー回帰も考えていたんですが、一つ選択肢が減ってしまいそうなのは残念だなぁ...

EX予約/スマートEX価格更新

ここにも値上げの波がとうとう来てしまいました。JR東海、JR西日本、JR九州が提供している「EX予約」「スマートEX」の一部商品の値上げが発表されて、会員である自分にも昨日DMが届きました。オンライン予約の両EXサービスは、駅窓口などで購入する通常料金よりも数百円から1000円以上安く(利用距離に寄って)なり、かつオンラインで直前までの予約変更可能など利便性も大きいので、自分にとっては手放せないサービスの一つ。それが、通常料金よりはまだ安く購入出来るけれど、割引幅が狭くなるのは痛いなぁ。

とは言っても、ずっと料金も据え置きされてきたので、JR各社としても値上げせざる得ない理由はあるでしょうね。電気代ととか部品代とか、人件費(=給与)だってアップしないといけないだろうし。まぁ、スマホ一つで予約から決済まで出来る今のサービス形態が変わらない限り、仮に値引き幅がゼロになって通常の駅購入と変わらなくなっても十分付加価値はあると思うので利用は継続すると思うけれど、やっぱりちょっと残念。またシーズン制を導入して、閑散期には値引くけれど、繁忙期には逆に割高になるというのはちょっと納得出来ない。オンラインで予約・決済してコストカットに貢献しているのに、わざわざ高い切符を売るというのはおかしいと思うぞ > JR。一般の駅売りへの配慮なんだろうけど、それなら駅売りとスマートサービスで枠を設けるなどして欲しいなぁ。

代わりにと言うか、乗車日の28日前までにのぞみの指定席予約をしたらより引きが大きくなる「EX早特28ワイド」という新サービスも始めるらしいけれど、事実上のぞみは利用しない(利用出来ない)自分にとっては、余り旨味は無いなぁ。詳細はこれから発表されるので、今後もう少し詳しい内容が出てきたら例えばひかり号とかこだま号の新サービスなんかも登場するかもと期待したいですね。 




有料会員制の「エクスプレス予約(EX予約)」の方が、無料会員制の「スマートEX」よりも、改訂後も割引率が大きいのは仕方ないとしても、その分サービスの充実はお願いしたいところ。例えば、今仕組みだと座席位置を変更したいときにも「予約変更」という形でしか座席の変更が出来ないんですが、座席の変更くらいは予約はそのままで出来るようにして欲しいと思うなぁ。予約変更だと、一度以前の予約がキャンセルされてもう一度予約を取り直すので、クレジットカードへのチャージも一度キャンセルされてまた利用履歴が付くというような二度手間三度手間になるんですよね。日時とか経路が変わるときは仕方ないと思うけれど、座席位置だけ変更の場合には対応して欲しいと昔から思っていたところ。ずつとデフレの世の中だったので、それなりに料金が上がることは受け入れるけれど、正直なところそれならそれでもう少しサービスに関しても改善して欲しいと思いますね。


2023年5月30日

で、次は何で騒ぐの?

いろいろと報道のあった岸田総理の長男で秘書官の岸田翔太郎氏が、6月1日付けで首相秘書官を更迭されることに。 個人的には、公務中の話でもなくとは言っても世間の批判も大きいので厳重注意くらいで良いんじゃ無いかと言う気もするけれど、これまでも批判された、欧州訪問時の公用車利用や真偽は不明だけれど3月に計画されていたと言われる岸田総理のキーウ電撃訪問の情報漏れなどの責任も含めて更迭に至ったという話は、何となく信憑性はありそう。

まぁ、個人の時間個人の生活場所とはいえ、そういう場合でもそれなりに責任有る行動が要求されるのが公人であるし、ましてや日本の中でもトップの地位に居る人の側近な訳だから、通常以上に慎重な行動や発言が要求されるのは当然。岸田氏としては、自分のそばに置いて帝王学というか将来の政治家予備軍としての教育目的も有ったんだろうけど、本人はどう思っているんでしょうね。自分も将来の進路として政治家が目標の一つに入っているなら、ちょっと軽率な行動が続いたと思うし、逆に政治家はそんなに本望では無いのであれば、そう言って政治の場から離れた方が良いんじゃ無いだろうか。

岸田氏や翔太郎氏への批判も良いけれど、メディアの報道や野党の批判がこれ一色になるというのはどうだろうか。その前にはLGBT関連法案で散々騒ぎ、その前には小西発言文章漏洩なんていう重大な事象もあったのに、今ではそんな話は無かったような状態に。更に遡れば、旧統一教会問題もあるし、さらにさらに「モリカケサクラ」だって今ではもう誰も何も言わない。政権を揺るがす大問題だったんじゃないの? 話題になる、攻撃材料になると思えば飛びつくけれど、旗色が悪くなったり途中に選挙とか何かあって話題が途切れると、途端にもう言わなくなるのは、彼らも本気で考えていない証拠でしょうね。G7広島サミットの結果が思いのほか良かっただけに、何とか与党というか岸田政権・自民党を引きずり下ろしたい一部野党は、こういう話題に熱心になるけれど、案外野党が余計なことをやっていないから、日本経済は株価は上がるし、社会的には良い状況なのかもしれない。

6月で今の通常国会が閉会し、その後は電撃解散で衆議院選挙があるという噂も大きくなってきています。G7広島サミットで9ポイント上昇した支持率を背景に、今なら「勝てる」という考えも理解出来るけれど、前回の選挙からまだ2年経つか断たないかという短い期間でまた選挙というのも、ちょっと国民の理解は得られづらいのでは。来年9月に自民党の総裁選挙があるので、その前後に選挙というのは有るかもしれないけれど、今選挙をしても結局は来年の総裁戦後の信任投票みたいな事で選挙が必要になるかもしれない。その翌年2025年10月まで今の衆議院の任期はあるから、それも関係してくるんだろうけど。個人的には、立憲民主党と日本維新の会がもう少しぶつかりあって、立憲民主党が分裂とかしたら面白いと思うけれど(マテ)。翔太郎氏の更迭でネタ切れした野党が、次は何を持ち出して騒ぐのか。なんで騒ぐにしても、小西問題にちゃんとけじめ付けしない限りは、やっぱり信用できない気がする。

梅雨入り

週末は初夏のように暑い天候でしたが、日曜日の夜位かなぁ、雨が降りだして昨日は一日雨の天気。それもあってか、昨日は九州北部から四国、中国、近畿、東海地方に「梅雨入り」発表に。5月の梅雨入り宣言は、東海地方としては2013年以来10年振りで、平年よりも8日、去年よりは16日早い梅雨入り宣言らしい。確かに月末とはいえ5月から梅雨入りと聞くのは殆ど記憶にありませんね。早く梅雨入りした分、早く梅雨明けしてくれれば嬉しいけれど、往々にしてこう言う場合は梅雨明けもズルズルと伸びるので今年も7月一杯位はジメジメした天気が続くのかなぁ。

露に限らず雨の日に出かけて困るのが「傘」を持ち歩く事。いゃいゃ、そんなの昔からジャンと言われそうですが、最近は地下街だったり建物が連結したり、更に浜松はまだだけれど都内とか行けばJR/私鉄等の路線網があるので、極端な話どこかに駅に到着するまでは傘が必要でも、それ以降は傘無しでの移動も可能な状態。そうなると、70~80cm位ある邪魔な「棒状の荷物」を持つ歩くのが面倒になるんですよね。私も、よほど強い雨の日は丈夫なしっかりした傘を使用しますが、ちょっとした雨くらいだとコンパクトで使用しないときには鞄に入れられるくらいの折り畳み傘がデフォルトです。これなら、使用しないときには鞄に入るので移動するときに傘を忘れるとか言う事も無くなります。ただ、一旦使用して濡れているときにどうするかが新たな問題。濡れたまま鞄に入れる訳にいかないし、外で手荷物にしても折り畳み傘って途中で傘の骨が折れるから持ちにくい。私は、傘を何度も開け閉めして出来るだけ雨水を落として、さらに可能ならティッシュとかハンカチで出来るだけ水気をとってから、通常の状態に丸めて畳んで、それをコンビニレジ袋などのビニール袋に入れて鞄に入れています。これなら、鞄の中の水漏れはかなり防げますが、それをまた出して使うときにちょっと蒸れた匂いというか湿っぽい感じがするのが悩みの種。

地元で生活するときも、田舎故に自動車で移動することが多いので、実は最近は田舎でも傘の利用は限定的になってきている気がします。スーパーとか量販店に行けば、運が良ければ室内駐車場利用が出来ますから、その時には傘無しで移動出来ますし。まぁ、よほどの豪雨で無い限りは、駐車場の車からお店の入口までの移動は傘無しでもそんなに苦にならないですし。コンビニ何て行くときには、もう傘無しで車でさっと言ってさっと帰ってくる感じですからね。都内のように、車移動が少ない地域の方が、今は傘の利用や必要性は大きいんじゃ無いだろうか。

傘にしても、昔は結構しっかりした大きめの傘しか無かったけれど、最近では「傘」と言えば透明なビニール傘の事を殆どの場合想像して、昔のように黒い布を貼ったような傘は高級品になってしまう時代に。ビニール傘は、元々プラスチックの骨組みにビニールの透明な布を張った、「100円傘」とか昔は言っていた気がするチープなものでしたが、今では立派な一つのカテゴリーに成長しましたからね。私は、折り畳み傘派ということもあり、あのちょっとゴワゴワしたビニールの部分がどうも馴染めないのですが、ちょっと外に出てくる、ちょっと隣に回覧板を届けるみたいなときには、気にせずに利用する簡便さは昔以上かもしれない。それに、昔にビニール傘は、透明と言っても結構濁っていたけれど、最近のビニール傘の透明度は結構高くて、すれ違うときに目線の高さが合ったりすると、結構相手の表情とかはっきり分かるので、一寸気まずい気もしますね。それって、マスク生活に慣れてきたのに、いざマスクを外したときの気恥ずかしさと似たようなものかもしれない。梅雨時期になると、大体毎年傘の一つや二つをどこかに置き忘れて無くすのですが、さて今年は何本の傘が犠牲になるか。注意しないと。

2023年5月29日

グアム閉鎖


グアムにハリケーンの影響が出ていたというニュースは数日前に聞いた記憶があるんですが、空港閉鎖にまでなっているとは知りませんでした。やっと救援物資の補給は出来るようになり、今月末には空港再開するらしいけれど、とすると一週間位空港は閉鎖されていたんだろうか。 

記事では「台風によりターミナルが全館浸水」と書かれていますが、グアムの国際空港は高台の上にあるので、河川の氾濫とかの影響では無くて、雨風による被害という事なんだろうか。ハワイのホノルルの国際空港は開放的なデザインだったけれど、グアムの空港ターミナルは外とは間仕切りされていて、一応閉鎖空間になっていたと思うけれど。雨漏りとかで館内に浸水して、電気系統とかの影響が出たのかな。確かに、建物自体は少し年代が経っていたように思うけれど、そんなにガタが来ていた印象は無いし、大体今回のハリケーンは例外としても、雨期とか有る地域なんだから雨対策はそれなりにしていたんじゃ無いのだろうか。まぁ、それだけハリケーンの威力が酷かったと言う事なんだろうけど。

その救援物資を運ぶのは、SFOから飛んだんですね。ハワイからとか成田からじゃ無いんだ。まぁ、成田からだと国際線空輸になるから色々面倒な手続きとかあるんだろうけど、何でSFOよりも近いハワイからじゃ無いんだろうか。空輸する物資の入手の都合なんだろうか、あるいは大型のB777を使用したいので、機材がハワイには無かったと言う事だろうか。理由は色々あるとしても、いざというときにはSFOからでも必要な物資を空輸して対応出来る物量というか機動力というか、そう言うものに関してはやはりアメリカは凄いなと言う気がします。

グアムには何度も訪れた場所だし、それなりに馴染みもある場所なので、一日も早い復旧を祈りたいですね。多分コロナ禍も開けて、やっと観光客も戻りつつあったところだろうから、この被害は深刻じゃ無いだろうか。米軍の大きな基地もあるので、米軍の機動力を最大限活用しての補給作業とか救援作業が続いているようですが、こういう時に補給線が限定されてしまう島嶼地域というのは不利ですよね。日本も島国な訳ですから、いざというときの補給は海路か空路しか無く、当然律速段階としては港や空港のキャパシティに制限されてしまう。グアムと日本では、同じ島国であっても規模が違うから同列には語れないけれど、例えば沖縄の島々とか、伊豆大島とか、佐渡島とか、似たような環境の場所は国内にも多数存在するのですから、やはり万体の場合の対策を考えておくことは必要ですよね。他国の例ではあるけれど、少しでも災害の教訓を生かさないと。

2023年5月28日

連鎖反応

数日前に発生した長野の立てこもり事件。それに続くようにして、今度は東京都町田市での発報殺傷事件。それぞれ全く背景も原因も異なる別の事件だけれど、世の中の空気としてはそれこそ安倍元総理殺傷事件に端を発して、岸田総理襲撃事件、そして今回の連続した発砲事件と関連があるんじゃ無いかと言う気がします。何て言うか、押さえていた気持ちが一つの事件を切っ掛けに箍が外れてと言うか、閾値を超えて実行に移すと、それがさらに次の事件を誘発するような感じでしょうか。よく有名人などの自殺事件が報道されると、それに連鎖して後追い自殺が続くので最近では報道する場合にも心のケアを呼びかけるなど注意深くなっています。でも、安倍元総理や岸田総理の事件の時には、やたらと容疑者が使用した手製の重機の詳細ばかりで、そう言うテロ行為とも言えることに関しての注意喚起みたいな事は無かった気がしますね。 

岸田総理襲撃事件は、これはやっぱり安倍元総理襲撃事件に刺激されてと言う影響が大きいと思うけれど、長野の事件は完全に個人的な逆恨みだと思うし、町田の事件は暴力団抗争と思われる状況なので、少なくとも後の二つの事件は関連性は無いけれどそれでも「銃器利用」という共通項はかなり大きな存在だと思う。そこで感じるのは、やはり安倍元総理の事件の時の報道と、それに続く旧統一教会との関係がことさら取り上げられて、ある意味容疑者が「正義の人」みたいな祀られかたをされたことが、少なからず影響している不安というか流れを払拭できない気がします。

日本では、ごく一部の猟銃だとかスポーツ用の銃以外の所持は禁止されているわけで、所持するにしても免許制度や厳しい管理規定があるんですが、それでも長野の事件は発生してしまったし、散弾銃で二人の警察官が殺傷されたわけで、こればかりは世の中から「銃器」を無くさない限りは事件は発生してしまうでしょうね。仮に銃器が無くなったとしても、別の方法を今度は考えるだろうし、そうなるといつまでたってもイタチごっこが続くばかり。結局は、「〇〇を禁止します」という対処方法だけでは解決出来ないわけで、根本である「不満があるなら先ずは話合いで」という事になるんだけれど、それだと時間も手間も掛かるし、大体問題を抱えて冷静な判断が出来ない人に対して「冷静に話し合いましょう」ということが一番難しいだろうし。

いつもメディア批判をしている自分ですが、やはり今回の様な「ふわっとした社会的な状況共有」が生まれてくるのは、メディアの責任が大きいと思うんですよね。そこはもっとメディアは自覚をして、単に自分達の視聴率とか購買数を伸ばすためだけでは無く、そこを犠牲にしても社会的に何を今言うべきなのかをもっと真剣に考えて欲しいと思います。まぁ、既存の大手メディアがそういう大人の対応をしても、週刊誌などはやはり煽るだけ煽るだろうし、さらに今の世の中にはネットがあるから、アクセス数稼ぎ、広告再生稼ぎのために、わざと煽るようなYouTuberなんかも後を絶たないだろうし。そう言う知らないうちに与えられる刺激に対して、鈍感になる事が一番簡単だけれどそうなると本当に必要な情報も入ってこなくなるリスクも。結局は自分自身のフィルター精度を上げて、不必要な情報=ノイズを極力排除して、信頼出来る情報・必要とする情報が届くような仕組みを自分で準備するしか無いんですよね。それを個人のスキルで実現するのはなかなか大変だと思うけれど、今後はChatGPT等のツールを利用することで、かなり実現可能に成るんじゃ無いだろうか。そう言うことも一つの選択肢だと思いますね。

公私の公と私

岸田総理の長男で首相秘書官でもある岸田翔太郎氏が、親族などを招いて忘年会を開催したときに、まぁ遊び半分で赤絨毯の階段で撮影した写真が週刊誌に漏洩して公開された件。身内での話ならば何の問題も無いと思うけれど、例えそうであっても意図的に拡散されれば制限攻撃の材料にも成り得るわけで、その点軽率であったことは事実。ただ、年末の忘年会ということは私的なイベントだったわけだし、この「公邸」も持ち主は国で公のものだけれど、現在は岸田総理家族の「自宅」でもあるわけだから、その中での行動が法律違反でも無い限りは批判される理由もない気がします。

「自宅扱い」では有るけれど、公的に使用される場所で記念撮影等をしたことが問題視されているわけですが、それって例えばマンションなんかの共有施設で同様の事をやったらどうなんだろうか。設備や内装を壊すとかすれば、それはもう問題なわけだけれど、記念撮影くらいで問題視されることはない。組閣発表をもして会談に整列しての撮影くらいは、まぁ許される範囲だと思うけれど、その赤絨毯に寝そべって何花音で居るような写真は、品が無いと言うことは確か。でも、個人的にはそんなに目くじら立てることかと思うし、もし問題なのであればその場所は公邸行事以外は立ち入り禁止・使用禁止にするべきだと思う。

多分そうなるだろうなぁと予想したとおり、この件に関して立憲民主党の蓮舫議員が怪しからんとtwitterで批判したら、即座に自身が国会内でファッション雑誌の写真撮影会を行った事の批判で返り討ちに遭い、コメントを非表示にするなど火に油を注ぐ事態に。さらにGoogle先生に聞いてみると、旧民主党の鳩山元総理にしても、菅直人元首相にしても、公邸を「自宅的に扱う」ことはやっていたわけで、それと比べてどれだけ今回の件が問題なのか、是非当事者の人間の意見を聞いてみたいところ。

その行為の是非は兎も角、一つだけ確実に問題と言えるのは、もともと親族身内のの会での一つの出来事だった写真が、週刊誌がどういうわけか入手して記事にしてしまったことな訳で、多分提供したであろう本人(想像するに、赤絨毯で寝そべっていた岸田総理の甥っ子あたりかな)は、これほどの騒ぎになるとは思っていなかったのでは。多分週刊誌記者が、公邸に行ったことはあるのか、何か記念の写真とか無いのかと言葉巧みに聞き出して、本人も軽い気持ちで写真を提供したらこれほどの騒ぎになって、というのが今回の背景じゃ無いかと言う気がする。まぁ、だからメディアは信用しちゃいけないという教訓になるのかな。

2023年5月27日

ツールの機能よりも使い方に拘る

佐々木俊尚氏が紹介していた、Forbesに掲載された「生成AI検索」がニュースサイトを破壊するという記事。生成AIが与えられた命題に対して、様々な情報ソースを検索して、その内容をまとめて提供すると、検索者(=読者)はそのまとめ結果しか読まず、一次ソースの情報元へのアクセスが以前のGoogle検索と比較して激減するという話。それによって、一次ソースの広告収入が減り、ネットとしては有料化の方向へ向かうだろうという話。

これ、考えてみたらこれまでの電子化、デジタル化、ネット化の社会がそうであったんですよね。印刷された書物しか情報源が無かった時代、情報はそれら書籍を集めるあるいは図書館などで調べて知識や情報を得るしか無かった。それが電子化されてアクセスが簡易になると、多分その事典で電子化されていない情報に関してはアクセス頻度が減ったんじゃ無いかと。実は、重要な情報がそこで抜け落ちたかもしれない。さらにデジタル化されて例えばGoogle検索みたいな検索機能が提供されると、その検索結果から抜けた情報や表示位置が低い情報は参照されにくくなるでしょう。多分殆どの人は検索結果が表示されたら、1ページ目のリンクあるいは精々2~3ページくらい目までが目に触れる範囲で、それ以降のページには見向きもしない人が多いんじゃ無いだろうか。そこでキーワードとか変更して、多角的に検索範囲を広げる人はなかなか少ないと思う。その結果、電子化されてアクセス可能な情報も、どんどん抜けて行ったような気がします。そしてネットの時代になると、検索結果のアクセス数等が重み付けされて、その内容とは別に「参照数」が重視されると、実は必要な情報が含まれているものが隠れてしまうかもしれない。それがさらに生成AIによって限定化されるという話でしょうね。

生成AIがじゃぁ悪いのかというと、決してそうでは無く、例えば検索初期の頃などは広く浅く情報を集めたいときなどには凄く有効なのでは。アクセス数等で情報元のランク付けが行われることは問題だとは思うけれど、検索によって見逃されていた情報や自分にとって未知の情報へのアクセスが見つかることもあるわけで、その点は見逃せない。生成AIの機能やその結果を猛進するのでは無く、あくまで候補の一部を提供するものと割り切って、検索キーワードを変更して多角的に調べてみるとか、更にキーワードを追加して絞り込んでいくとか、「ツールとして使い倒す」事がユーザーとしての正しい態度じゃないだろうか。それって、例えば参考文献や書籍等を探す場合も、あちこちの図書館へ行ってみたり、神田の古本屋街を回ってみたり、そう言う事をして必要な情報(=書籍)を探すわけだけれど、それと同じ事が時代や形式が変わっても結局は必要と言う事だと思います。

結局は、そのツールに依存するのか、そのツールを活用するのかという、これまでのデバイスやサービスに対して言われてきたことと同じ事何ですよね。ただユーザー側の対応とは別に、アクセス数でビジネスモデルを構築していた既存の情報ソースは対策を立てないといけない。まぁ、有料化の方向に進むのは仕方ないことかなと思う反面、Wikipediaが生まれたような感じで、Wikipedia 2.0みたいな、ボランティアベースでの専門情報の提供エコシステムみたいなものが生まれてくるかも。今でも、例えばtwitter等で積極的に情報提供する専門家の方は少なくないけれど、一方でそれ以上に「エセ専門家」みたいな存在もでてくるわけで、今後はそう言うものをスクリーニングするような「生成AI」というか「分類AI」みたいなものが登場してくるかも。それはそれで、またAIによる人権侵害とか差別問題みたいな話にも繋がりそうな気がしてちょっと憂鬱何だけれど。結局、インターネットが社会に普及したときには「ネットリテラシー」とよく言われたけれど、今度は「AIリテラシー」とかいう言葉が生まれて社会常識化して行くんだろうなぁ。社会や時代の進化に取り残されないようにするのも大変。考えてみたら、今のレガシーメディアがまさにそんな存在で、だからより直接的な情報が得られるネットワークにシフトしているけれど、それはそれでネットには玉石混交の情報が混在しているので、さらなるリテラシーが要求される。なかなか難しい問題だと思います。

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系14滞在目(15拍+10拍)は、2週間振りの横浜シェラトン。前回宿泊した時は、300名規模の団体さんが宿泊していたので、スイートへの部屋のアップグレードはありぃの、久し振りにラウンジ利用したら独占状態になりぃのと、勿体ないくらいの状況でしたが、流石に今回はそんなに甘くなく通常の対応でした(当然)。 クラブフロアーのキングサイズベッドの部屋が一杯ということで、22Fのキングサイズベッドのお部屋へアップグレードしていただき、早速部屋へ。流石にちょっと疲れていたので、一度外に出て髙島屋の地下で軽く軽食を調達して戻ると、部屋飲みしつつメールチェック等して残りの仕事を片付けました。

翌日は、08:30発のフライトがあるので07:00頃にはチェックアウトしたいところ。ラウンジのチェックイン時に「モバイルチェックアウトも出来ますが」と言われて、BONVOYのアプリからチェックアウトするのかと思ったら、予めチェックアウト予定時刻を伝えておいて、それまでに部屋に鍵を残して出ればいいだけという内容。朝混雑はしないと思うけれど、サクッと予定通りでられる方が良いので、それをお願いして事前に決済用のカードスタンプを取られました。

念のため部屋のデジタル時計の目覚ましと、iPhoneの目覚ましも設定しておきましたが、設定時刻の05:30よりも早く05:00前には目が覚めてしまい、二度寝する前に慌てて起きることに。シャワーを浴びてスッキリして、夜の部のメールなどを確認して、これも予定よりも早く06:30頃には部屋にルームキーを残して出発しました。地下街を通って駅に向かいましたが、最初はガラガラだったけれど、丁度バスターミナルにバスが到着したのか、左右の階段からドット人出が降りてきて「あぁ、朝の通勤ラッシュだ」と思いつつ京急で空港へ向かいました。

AMC Leg#12: HND-OKA/-HND

今日も前日に続いてのフライトホテルを予定よりも30分近く早くチェックアウトして、横浜駅から羽田空港へ向かいます。 金曜日の早朝だけれど、大きなスーツケースを持った乗客で車内はかなり混雑していました。羽田空港に到着して、B1Fから2Fに上がるエスカレーターも、B1Fの乗り口の前には長い行列が出来ていたので、混雑を避けるために横のB1F→1F→2Fのエスカレーターで出発階へ移動します。

ラウンジに寄りたかったのでAMC Diamond用の優先保安検査場に入りましたが、外からは行列は見えなかったけれど、入口を入ったらそこまで行列が10人位かなぁ、並んでいてしばらく待ちながらの入場となりました。ラウンジは、席に困ることは無いけれど7割位の利用率でしょうか。ここで薬を飲むために軽くお握りと御稲荷さんをいただいて、メールチェック等をしてから、出発ゲートの60番ゲートへ向かいました。

1) HND 08:30 - OKA 11:15 (NH467)

ゲート前には、ここの所よく見る週菊旅行の団体さんはいないものの、バケーション目的と思われる家族連れや友人同士のグループでそこそこ混雑していました。事前改札が始まったのが08:06で暫くしてグループ1からの優先搭乗開始。その後の搭乗も比較的スムースに進み、ドアクローズも08:25と定刻ピッタリ。「しめしめ」と思ったんですが、ここで何故かプッシュは節句まで10分以上時間が掛かり、タキシングが始まったのは08:45でした。今回は昨日とは異なり、誘導路を左に折れるとA滑走路へ移動。RW16Rに到着すると、待機することも無くそのままスルスルと離陸開始になりました。

暫くは揺れるからと言うことで、食事の配布まで少し時間がかかりましたが、軽食の食事をいただいた後は、いつもの様にWi-Fiに繋いでメールチェック等で時間を潰します。途中ウトウトしたりしながら、気がつけばそろそろ沖縄本島に差し掛かるくらいまで来ていました。

昨日はそのまま真っ直ぐに南下してRW18Rに着陸しましたが、今日は東に進路を傾けて沖縄本島を時計回りに回り込み、島の南側からRW36Lを目指します。もう夏という雰囲気の空気の中着陸したのが11:10頃で、そのまま右の誘導路に出てターミナル側に渡り、33番ゲートに入ったのがほぼ定刻位の到着でした。外の日差しもターミナルの中の空気も、昨日よりは暑い気がする。まだお昼前だからか、そんなに混雑していない空港ターミナルを抜けて、まずは所用を片付けに一旦外に出かけます。

2) OKA 13:05 - HND 15:30 (NH996)

空港に戻ってくると、保安検査場Bの入口がガラガラというか、殆ど人が居ない状態だったので、そのままそこに入って通過して、制限区域内に入りました。その後、ラウンジへ入り、ちょっと喉を迂路押してメールチェック等して時間を潰します。

ここで羽田からの到着機を調べると、10分位遅れて到着している様子。これは多分遅延発生の予兆ですが、ラウンジ内の表示にはそんなことはで無いし、ANAからのDMも来ません。まぁ、待つにしてもそんなに長くは掛からないだろうと、定刻に会わせてラウンジを出て35番ゲートへ向かいました。ゲート前で外に見える機材を見ていると、まだ機体からコンテナーを取りだしているようで、これは遅延確定かなと思ったところで、予想通り5分遅延するというアナウンスです。その後事前改札があり、自分も機内へと入りました。

このフライトも満席に近い状態らしく、延々と搭乗が続く感じです。ドアクローズしたのが遅延前の定刻少し過ぎでしたが、プッシュバックまでにまた時間が掛かり、動き出したのは13:15頃。その後暫くして反対側のRW36Rに移動しして離陸したのが13:30頃でした。この後の新幹線の接続もあるので、余り遅れるようならば予約を変更しないといけませんが、機長アナウンスでは到着予定時刻は15:45と微妙なタイミング。実際に羽田に近づいてから対応するしか有りません。

いつもの様に機内で時間を潰しつつ到着を待ちますが、追い風が強いのか結構早く飛んでいる雰囲気です。房総半島の先端に届きそうなくらいで残り20分を切っていたので、これは悪くても定刻通りかなと思ったら、順番待ちもあるのか結構房総半島の外側を反時計回りに回り込んでいきます。東側からの着陸が無くなり、次はB滑走路のRW22かなと思ったらさらに進み、どうも北側からRW16R/Lを目指すようです。そのためさらに時間か過ぎることに。ちょっとヤキモキしながらも、C滑走路のRW16Lに着陸したので、ゲートまでの移動は短くて済みそうです。予想通り、着陸したのが15:37で、そこから戻ってきて58番ゲートに入ったのが、15:42でした。これなら余裕で京急で品川へ移動して、座席指定を取ってある新幹線に間に合います。遅延したりプチトラブルはありましたが、何とか予定通り辻褄が合って終わった今回のフライトでした。



2023年5月26日

AMC Leg#11: HND-OKA/-HND

先週に続き、今週も所用によりいつものフライト。いつも横浜のオフィスに出社するのと同じ位の時刻での移動なので、眠いことは眠いけれど、そんなに負担にはならないというほどほどの塩梅。学校に登校する、市街の学校の生徒で混雑する路線バスに揺られて浜松駅まで移動しました。コロナ禍も落ち着いたので、雰囲気はもうコロナ禍以前にかなり戻った印象です。それは新幹線ホームに上がるとさらに確実で、1号車~6号車までの自由席車両の入り口前には、車両前後の入口を先頭に、まん中で折り返して戻ってくるくらい、ずらっと長い行列が出来ていました。自分が乗車した指定席車両も9割以上埋まっている感じで、実際の感染状況とは別にマスクは着けているけれど気持ち的には「コロナ後」になっている感じです。

品川駅もやはり混雑していて、訪日観光客と思われるスーツケースを転がしている欧米系の人達の姿も以前よりも目立っています。それもあってか乗車した京急空港線は、第3ターミナル駅で降りる乗客もかなり増えている印象です。羽田空港に到着すると、そこそこ混雑していましたが、保安検査場のA/Bはスムースに流れているようだったので、そちらを利用して制限区域内に入り、出発ゲートのある59番ゲートへ移動しました。

1) HND 10:30 - OKA 13:15 (NH469)

少し早めに09:50頃にゲート前に到着しましたが、外を見るとまだ到着した機内から降りている人達の姿が下の到着フロアーに見えます。調べてみたら、この機材は福岡からの到着便で、羽田から今度は沖縄へ向かう予定。予定では、09:40到着予定が実際には09:43到着で、遅延するかどうかギリギリの感じです。取りあえず遅延の通達はでていないので、そのままゲート前で待つことにしました。

幸いにも事前改札が10:08から始まり、5分程してグループ1からの優先搭乗が始まります。このフライトでは、どうも修学旅行の団体さんは居ないみたいなので、余裕かなと思ったんですが、機内に入るとCAさんのアナウンスでどうも予約は満席らしい。コロナが明けつつあり、皆さんこれまで我慢していた旅行熱が再燃しているんでしょうか。

ほぼ定刻位にドアクローズとなり、5分後にプッシュバック開始。その後D滑走路のRW05へ向けて誘導路を移動開始となります。滑走路に入ると、離陸待ちの先行機は無かったのですが、何故かRW05で暫くホールディングとなり、2分位かなぁ、待機してから離陸開始となりました。

離陸後は、新幹線の中で朝食を食べているので機内食は断り、スマホのメール機能で仕事のメールなどをチェック。その後、知らないうちに寝入ってしまい、気がついたらそろそろ沖縄本島に差し掛かるくらいのタイミングでした。この日は本島を回り込まずに、北側から真っ直ぐにRW18Rへ進入する経路。着陸したのはかなり早くて13:10頃。そこからターミナルの33番ゲートに入ったのは、定刻よりも10分近く早い早着でした。前回と異なり、梅雨入りした(確か)沖縄は曇り空で、今にも雨が降りそうな天候。天気が変わらないうちにと、そそくさと外に出て所用に向かいました。

2) OKA 15:25 - HND 17:55 (NH470)

所用を終えて空港に戻ってくると、少し余裕があったのでラウンジに寄ることに。ラウンジは4割位の混雑具合で、ゆったりしていました。一息ついてからは、出発ゲートの33番ゲートへ向かいます。

今回は修学旅行の団体さんがゲート前に並んでいて、少しザワザワした雰囲気。それもあってか、少し早めの15:00頃に事前改札が始まりました。その後暫くして優先搭乗が始まり、機内に入ります。ドアクローズは少し遅めの15:22頃。その後プッシュバックして方向を変えると、暫くしてタキシングが始まり、ターミナル直ぐ横のRW18Lに向かいます。先行機もいないので、滑走路に入ると直ぐに離陸開始となり、羽田空港を目指します。

離陸後暫くは揺れがあるという事で、ベルトオフのサインが出たのは離陸して15分後くらい。その後食事のサービスが始まります。その後は、再びスマホのメールアプリでちょこちょこメールチェック等しながら時間を潰し、気がつくと伊豆半島沖くらいまで戻っていました。そのまますんなりA滑走路のRW34Lに降りるかなと思ったら、反時計回りに房総半島から埼玉県に北上し、そこから回り込んで北側から羽田空港を目指すことに。すでに、57番ゲートに到着予定とアナウンスがあったので、C滑走路側に降りてくれると嬉しいなと思っていたら、その通りC滑走路のRW16Lに降りたのが17:40頃。そのまま滑走路から右に誘導路に出ると、180度ターンをしてターミナルに戻る形になります。位置的には、反対側になる北ピアの付け根の57番ゲートに入ったのは、定刻よりも10分位の早着でした。この日は翌日の予定もあるので、横浜泊まり。京急線で横浜に移動し、いつものシェラトン横浜に入って一日が終わりました。

マイナンバーカードトラブルと未納金問題

マイナンバーカードに紐付けした健康保険証の番号が他人の番号と紐付けされていたとか、コンビニでの住民票取り寄せで、別人の書類が出てきたとか、マイナンバーカードに関してのトラブルがここの所報告されています。 マイナンバー(マイナンバーカード)が、国家が運用しているシステムで有る以上、公共サービスでのトラブルはあってはならないと思うけれど、元々別システムだったものが統合される移行期であるから、何らかのトラブルが発生するのも仕方ないとも思う。

例えば保険証番号との不一致は、元データを手入力したために間違った番号が入力されていたとのことで、そこはヒューマンエラーは零には出来ないので有る程度は許容するしか無いのでは。今は殆ど言われることが無くなったけれど、未納年金問題が発生したときの原因の多くは、年金申請書に書かれた年金番号が元々間違っていたり(書き間違い)、それを入力するときの誤入力だったり、いろろいな理由から何千何万という未納問題が発生することになったわけですから。

例えば、マイナンバーカードと保険証を並べてカメラで撮影して、それを自動的にシステムが認識してデータとして紐付けするなら、多分間違いはほぼゼロになると思うんですよね。そう言うより確実な手段を適用しなかった政府の責任もあると思うけれど、そう言うものを開発するスケジュールやコストと、有る程度のリスクを承知して最も可能な方法を取るのかは、その時の責任者(=政府)の判断だと思うんですよね。だから、多少の不具合が発生するのは仕方ないし、問題は誤記入が発見された後にどれだけ速やかに修正するかだと思う。

住民票取り寄せ時の問題は、開発元(富士通Japan)のバグとか運用上のトラブルが会ったらしいので、それはその企業の責任になると思うけれど、一般的には有る程度のリスク(=トラブル)は仕方ないと思う。出来るだけ完璧なシステム構築をする責任はあると思うけれど、100%完璧なシステムは作れないわけで、そうなれば問題発生時にどれだけ速やかに対応・対策できるかが次に重要な要素のはず。そういう部分は、批判しても認めるべき事象だと思うなぁ。とにかく批判したい人は何かあればまず批判するのだろうけど、そういう姿勢というか考え方って、完璧で無ければならないという圧力だと思います。それは、理想の一つだけれど、実際にはより現実的な解とか対策を考えるべきだと思う。そう言う意味では、今回のマイナンバーカード関連のトラブルに関して、原因の特定と今後の対策を速やかに準備することに対しての批判はアリだと思うけれど、マイナンバーカードあるいはマイナンバー制度に対してそれを理由に批判するのは筋が違うと思う。少なくとも、あれだけ大見得を切って未納年金問題解決を確約したのに、結局何も出来なかった人達には言われたくないですよね。

ビジビリティの為の法改正

ジャニーズ性加害問題に関係して、立憲民主党が現在の児童虐待防止法の改正案を提出するらしい。どういう改正案を示すのか分からないけれど、素朴な疑問として今回のジャニー喜多川氏の行為は、現在の児童虐待防止法ではカバー出来ない行為なんだろうか。現時点で言われている行為を見ると、多分現行の法律でも責任を問えるんじゃ無いかとおもうのだけれど、どういう部分を改正するというのか、何となく付け焼き刃な話になりそうな気がする。

もし現行法ではカバー出来ない事が発生したのであれば、早急に法律を適合させないといけないけれど、LGBT法案がそうであるように、十分に精査せずに「作ったこと」を示すために稚拙に進める事は違うんじゃ無いの。ちゃんと判断出来るように、現行法のどこが問題・足りないから、こういう修正が必要という説明をまずはして欲しい。現行法でもカバー出来るのに、わざわざ改定案を出すというのは、正直この人達が自分達を目立たせて注目して貰いたいスタンドプレーと思ってしまう。

現行法でも対応出来るのであれば、それを指摘して速やかな適用を言うべき事では無いのだろうか。でも、野党がそれを言えば、実際に実行するのは与党側だから敵に塩を送る事になると思っているのだろうか。仮にそうだとしたら、随分と心が狭い集団・政党だと思うなぁ。

重要なのは、今回の問題が何故どの様に発生したのかという事と、それに対してどの様な対策・対応を今後行うべきなのかと言う事ですよね。もう「ジャニーズ」の名称を使えないから、分社化するとか別会社を作るとか言う話も出ているらしい。でも、それを言い出したら既存グループの名称とかどうするんだろうか。例えば「関ジャニ」って「関西ジャニーズ」の略だと思うけれど、それも変更するのだろうか。仮に事務所の名称を変更したとしても、今の社長がそのままその事務所の社長を継続したら、「ジャニー」の名前は自分の名前に残るのだから、名称変更した意味が無いような気もします。だからと言って、自分の名前を変えることもなかなか出来ないだろうし。自分達の名声・見栄えのためでは無く、本当に被害者のことを思っての行動をして欲しいなぁ。でも、この政党だからそう言う事は期待出来ないなぁ...

2023年5月25日

「CM上の演出です」で終わり

CMでの映像が残酷だと愛鳥家がクレームして、CMの公開がストップしたという記事。 CM中で籠の中に居たインコを外に解き放つ事が、自然界では生存することが難しいインコに対してするべきでは無いと言うクレームらしい。確かにそれは事実だろうし、実際にペットを飼育放棄で外に逃がしてしまうことも多いだろうから、そういう行為を助長する可能性も考えると、映像としては望ましくないことも事実。でも、それでCMを取り止める必要までは有るんだろうか。それならば、良くある手法で「これはCM上の演出です。実際には放鳥しないでください。」とでもテロップを追加すれば無問題なのでは。

とあるクルマのCMだったか、高速道路上を複数の男性メンバーがハンドルを手にして運転している振りをしつつ走るシーンがあって、あれにも「これは演出です。実際は走れません」みたいなテロップが小さく表示されていたと思います。それだけでなく、昔は何も言わずに放映されていた類の映像でも、最近はちょっと法令違反と言われそうなシーンには、事細かに「CM上の演出です」みたいなテロップが入るわけで、それで済むのであれば今回だって同じ事で良いのでは。あるいは、もしかしたらCGでインコを別の鳥に変更してから再放送するのだろうか。それだって、その鳥がペットとして飼育されていたものなら、外に放つ行為自体問題なわけですよね。それならば、例えば怪我をしていた野生の鳥を救出して、その怪我がなおったから再び外に戻す、みたいな想定にしないとなり立たなくなります。

放鳥ではないけれど、よく見聞きする行為で、小川の自然回復のために魚を放流したり、川辺の生き物を放流したりする事があるけれど、あれも一つ間違えば環境破壊にも繋がる訳ですよね。私も聞くまではそうなのかと知らなかったけれど、例えば別の地域で捕獲して繁殖した例えばメダカとかを放流した場合、そのメダカの種類が異なる場合環境汚染行為になるらしい。メダカは、大きく分けてミナミメダカとキタノメダカの二種類いて、その中でも地域毎に遺伝子が異なる種類が分岐しているらしい。だから自然の生態系を維持するのであれば、その地域で捕獲したその地域の遺伝子体系を持つメダカを繁殖させて放流しないといけないのに、別の地域のメダカを(見た目は同じようだからと)放流しては、その地域のメダカの遺伝子が汚染されてしまう。あるいは、特定外来種の例えばアメリカザリガニを放流するような事も、以前は有ったようでそれも日本の固有種に影響する環境汚染と言えるとの事。何かを放流すると言うことは、その地域では減少している種だからそうするわけで、そうなると少ない種を捕獲して繁殖させて放流する事も本来は大変なはず。で、つい簡単に入手出来る他地域の同種の生き物を放流してしまうけれど、それってますますその地域の固有種を圧迫することになるんですよね。

「鳥かごから鳥を放つ」というのは、自分の子供の頃は「青い鳥」の話とかあって、案外身近に感じられた行為だし、昔は今以上に小鳥を家庭で飼っていた家が多かった気がします。わざわざ外に放つ人は居なかったと思うけれど、鳥かごから取りを出すという事は、昔はそれなりにあった行為。だから、「自由」とか「規則からの脱却」みたいなイメージとして、鳥かごから鳥が飛び出るシーンは案外使われた気がします。でも、時間が流れて今の時代では、それは逆にペットへの虐待行為と言われる可能性もあるわけで、そう言う意味では気を配るべきシーンだったことは確かだと思う。今回の件は企業側の判断なので、そこにとやかく意見する気持ちは無いけれど、でもこう言うことがますますエスカレートしていくと、過去の映画とかCMに対して「あのシーンは虐待だ」と言って削除したり修正させる行為が生まれてきているのが現状。程度の差や内容にもよりけりだけれど、過去の映像はその当時の「事実」として残し、必要ならば注釈なりを追加すれば良いと思う。一方で、今作る映像に関しては、堅苦しいけれど今のルールが適用されることは仕方ないと思うし、それでも自分の意志なりイメージを訴求したいときには、その旨断りを入れることで周りもそれは受け入れる余裕は必要だと思う。

勝手に「共犯者」にするな

一時期大きな騒動になったけれど、ここ最近は妙に静かというか沈静化しているようにも感じる、ジャニー喜多川氏による性加害問題に関して、Newsweek Japan に掲載されたコラム。コラムのタイトルが『...日本人全員が「共犯者」である』と随分と大きな主語を使っていて、そういう場合はその内容も眉に唾を付けつつ読まないといけないという経験則が自分はあるんですが、その通りの内容だと思う。で、一通り読んでみて、何か記憶の片隅にある文体だなぁと思ったら、以前H3の打上失敗に関してコラムを書いていたのと同じ人でした。

個人的に一番疑問に思うのは、この作者はメディアの責任は大きいといいつつも、黙認し続けた全ての日本人も共犯者だと最初から言っている。ここで疑問に感じることは二つ有って、一つはメディア以上にジャニー氏に密接な関係があった、芸能界や業界関係者の責任はどうなのという事。当然、回りに居る人が全く知らなかったということは無いですよね? あるいは、放送局だったりイベント関係だったり、芸能界自身では無いけれど近くにいる業界の人だって、全く知らないと言う事は無いでしょう。もし近くにいる人すら死なら買った話なら、全くそういう所に縁が無いその他日本人がしる術が無いだろうし。コラムでは、1999年の週刊文春のキャンペーンを切掛のように言っているけれど、私の記憶する限りでは公に対して口火を切ったのは、元フォーリーブスの北公次氏じゃないだろうか。それが1988年の事だけれど、当時は言い方は悪いけれど元フォーリーブスのメンバーが、何とか注目を引こうとしているみたいな見方をしていた・されていた気がする。二つ目は、国民も共犯者にするのは良いけれど、じゃぁ当時どれだけメディアなり関係者がこの件に関して発言していたのか、と言う事。週刊文春だけが取り上げていて、他のメディアが追随しなければやはり読者としては信用度は低いと思うだろうし、確か他のテレビ等のメディアでも取り上げなかったと思う。全ての媒体のメディアが大々的に取り上げたにもかかわらず、結局誰も見向きもしなかったと言うのならまだ分かるけれど、極一部のメディアが取り上げたことを知らなかった、問題として認識しなかったからと言って日本人全員の責任にするのは、結局自分達の責任を少しでも希釈するための言い訳にしか聞こえない。

個人的に論理の飛躍というか、すり替えのようにも感じるのながまん中当たりの内容で、今回の特異な環境・条件下での出来事を、一般の性被害の話に例えて話を進めているけれど、それは違うでしょう。今回の件は、芸能界という一つの業界の中で頂点に使い権力・名声を持った人物が、社会的に好ましく無い行為を長期間続けていたけれど、それをその回りに居てかつ深い関係のあったメディアや業界がずっと見て見ぬ振りをしてきた、という事が最大の問題点では。もちろん一般論として、加害者よりも被害者の方が何故か立場が脆弱になり、被害者なのに加害者よりも不利益を被ることが多い事は事実だと思う。でもそれってこういう性犯罪だけでなく、例えば凄惨な事件が発生すると、容疑者や加害者よりも、その被害者に焦点を当てて視聴者・読者の涙を誘い注目を集めようとするのは、メディアの常套手段なのでは。そう言うことをずっとやってきているから、被害者の声は出しづらくなり、出しても自分の言いたいこととは異なる主張に変換されてメディアで拡散されるから、無言のままの人が多いんじゃ無いだろうか。それを自ら証明しているのが次のページの記述で、「憶測による誹謗中傷などの二次被害」という下り。「憶測による誹謗中傷」とは何かと言いつつ、自分の憶測による推論を展開しているけれど、そういう事実に基づかない話を仮にも「ジャーナリスト」なる肩書きの人間が公開することが、「憶測による誹謗中傷」の元になるのだろうし、本人は「推測」と言うかもしれないけれど、明確な根拠を示さずに言う「推測」は「憶測」と同じだと思う。

最後の方では、女性も含めた性被害の話に移っているけれど、この問題の一番の問題点は、業界の有名人で責任有る立場の一人の男性が、40年近く長い期間複数の相手に対して性加害行為を行っていたと思われるのに、周りの人間も、業界関係者も、メディアも忖度したのか懐柔されたのか分からないけれど見て見ぬ振りをしてきた、と言う事でしょう。もちろん、100%完璧に隠蔽されてきたわけでは無く、何度かは取り上げるメディアもあったけれど、それが直ぐに立ち消えてしまったのは、読者や視聴者の関心が低かったり関わり合うことを回避したい気持ちが強かったというよりは、報道したメディアや関係者以外のメディア・関係者が、何らかの理由で否定する・無視する事をしたから世間の関心も小さいまま終わったのでは。例えば週刊文春が最初に報じたとき、それが一年間続いたのに誰も関心を示さなかったのなら日本人に責任があると言われても仕方ないと思う。でも、多分週刊文集が記事にしたけれど、続報が続くこともなく直ぐに消えてしまったんじゃ無かったかな。それは週刊文春が話題性が無いと思ったら辞めたのか、何か圧力があったから辞めざるを得なかったのか、そういう所をメディアはちゃんと言うべきでは。今回BBCが何故取り上げたのか私は背景を知らないけれど、その時だって当初は日本のメディアは積極的に取り上げなかったんですよね。その後ネット等で話題になり、段々と声が大きくなってきたら、各社で取り上げるようになったのは、やはり自分達に大人の事情があるからなのでは。さらに言えば、火中のジャニー喜多川氏も既に鬼籍に入り、ご本人に対しての取材行為などしなくて良いから、メディアも今回は大きく取り上げているんじゃないだろうか。ジャニー喜多川氏と言えば、数年前までは顔写真も出回らず、一部の人以外は会ったことも無いとずっと言われていた謎の人。よくテレビ等でジャニーズ所属タレントが言っていたのが、楽屋に行って事務員のお爺さんがいると思ったら、その人がジャニーさんだった、と言うような話で、それだけ表から隠れて存在していた、知る人ぞ知る人物だったわけです。そんな存在をメディアや業界関係者が伝えずして、どうやって殆どの日本国民は知ることが出来るんだろうか。「共犯者」と言うのであれば、主犯格のメディアと業界関係者が、まずは責任をちゃんと明らかにしろよと言いたい。

共通化


先日のG7広島サミットで公表された、日本からウクライナへの自衛隊装備の提供。約100台の自衛隊仕様の車両提供と約3万食の食料が提供される予定との事。憲法上武器弾薬の類の提供は出来ないので、こういう輸送系の支援車両位しか候補は無いのだろうけど、それでも今のウクライナにとっては有益な資産だと思いたいですね。

ところで、素朴な疑問として、これら車両は国内産で基本的に国内で利用することを想定しているだろうから、当然右ハンドル何ですよね? となると、多分左ハンドルだろうウクライナの人達は問題なく利用出来るもんだろうか。調べては居ないけれど、イギリスからもし車両提供を受けていたら、イギリスも日本と同じ右ハンドルだから、それで問題なければこちらも問題無いと思うけれど。逆の話だけれど、我々がアメリカ旅行に行って左ハンドルのレンタカー借りても、まぁ何とか運転出来るくらいだから、余りハンドルの右左はドライバーにとっては関係しないのかも。ただ、一瞬の判断の遅れが生死を分ける戦場で使用されることを考えると、やはり初めてかもしれない右ハンドル車よりは慣れている左ハンドル車の方が良いとは思うんですよね。でも、だからと言って左ハンドルに改造して送る時間的余裕もないだろうし。

ハンドルの右左は慣れの問題だけれど、保守部品とかどうなんだろうか。例えばホイールサイズ(タイヤサイズ)は多分世界共通で、サイズ的には同じものがあるかもしれないけれど、ホイールのボルトの位置も国際標準規格なんだろうか。 元々想定していない場所で使用されることを考えると、単に送るだけじゃ無くてその後のメンテナンスも含めて考えないといけないから大変でしょうね。今回も、送ることが出来る車種から選んだとは思うけれど、それに追加して現地での保守性も考慮されていることを祈るばかりです。流石に、製造メーカーの技術者が現地に行って保守担当する、と言う事も厳しいだろうし。ベース車両はパジェロだったりの一般車両と言う事なので、最悪それらの部品を流用するとか、保守情報が流用できるということも有るのかな。自衛隊の技術担当者が派遣されたりして。それはそれで、貴重な経験になると思うけれど、一部政党の人達は騒ぐかもしれませんね。

こちらから送る場合だけで無く、仮に日本に何か有事が発生した場合、例えば他国から援助を受けるときにも、互換性がないと貰っても困るだけ。ウクライナは当初砲弾が足りないということで、色々な国から支援を受けたけれど、メーカーや多少の性能の違いはあっても、口径とか長さとか、打ち出す側にそのまま装着して使用出来るような規格に統一していくことも重要になりますね。航空機なんかも、どれに合わせるかは悩ましい所だけれど、F-35ならF-35、F-15ならF-15で、他国のモデルでも航空自衛隊のパイロットは少しの習熟訓練で直ぐに実戦投入できるような仕組みになっているのだろうか。まぁ、そう言うことが起こらないようにして行くことが大前提だけれど、今回のロシアのウクライナ侵攻の事実を目の当たりにすると、とは言っても最悪の事態を想定して最善の準備はやはり必要だなと実感します。

2023年5月24日

Dyson Zone


dysonが発表した、空気清浄ヘッドホン。右側の鼻と口をカバーするのはやり過ぎだけれど、左側の通常のヘッドホンタイプのものも、空気清浄機能が付いているらしい。それって、ヘッドホンのイヤーパッドの中が蒸れないという事なんだろうか。私、カナルタイプは耳穴が痛くなるし、イヤホンだといつ落ちるか心配だし、こういうパッドタイプだと耳が蒸れてしまうので、なかなか「これ」というヘッドホンが無いのですが、もし遮音性を維持しつつ蒸れない構造ならば、これも良いかも。ただ、ノイズキャンセル機能も付いているという事なので、わざわざ空気清浄機能が無くても実は密閉性は多少犠牲にしているのかも。それならそんなに蒸れは気にしなくても良いのかな。 

デザインを見ていると、その耳に掛ける部分が通常の同タイプのヘッドホンよりも一回り以上大きい気がするんですよね。そうなると可搬性に問題がありそうな気がする。音質にしても、使用感にしても、こちらの方が良いのは分かるんですが、持ち運びを考えるとイヤホンタイプが一番な訳で、それも悩むところ。そこに、口元鼻先カバーのオプションまで追加されたら、鞄の中がますます狭くなってしまう。

そんな自分の要求項目を考えると、耳掛けタイプのオープンエアーに近い構造で、ノイズキャンセル機能が強力なものか、同じく耳掛けタイプだけれど、インナータイプでノイズキャンセル機能は無いけれど密着タイプか、結局は密閉性が選択肢の大きな要素になりそう。ノイズキャンセル機能は、幾つか試したことがありますが、やっぱりまだ「これなら文句なし」というものには行き当たらない。高価な製品ならそう言うものも有るかもしれないけれど、なかなか経済的に試して駄目なら諦めると言うわけにも行かないし。

実は、最近新幹線などでの移動時には全く音楽を聴くことはなくなり、今一番音楽を聴くのは自家用車で出かけるときに、社内オーディオで聞くのが一番多くなっています。社内オーディオなので外のノイズ、エンジンノイズ、社内の空調などのノイズと、ノイズまみれなので決して環境条件は良くないけれど、その分音量を上げられるから何とかなっているかも。あと、これまではイヤホンで聴いていたけれど、社内とはいえスピーカーで視聴する事はやはりより自然な感じがしますね。このDysonの製品には手を出すつもりは無いけれど(高いし)、音楽だけで無く音声ポッドみたいなものも最近は充実しているので、場所や時間を選ばずに気軽に「音に接する」事が出来るデバイスってもっと多く登場して欲しいと思います。


Adobe Fireflyは使えるか

Adobe Photoshopに、AI利用の追加機能Fireflyを更新したという記事。実際に利用しているデモビデオを見たんですが、確かに凄い技術だと感心するとともに、この手の機能って実際に使ってみるといろいろ不満も感じるのが常なので、これもどれだけ使えるかなぁと言うちょっと疑心暗鬼なのも事実。 


実際、以前提供された機能で、切り抜き機能とか背景の自然な消しゴム機能とか結構期待して実際に利用してみましたが、やっぱり細部を見ると今ひとつ不満が残る場合も。まあ、それは仕方ないことも理解出来るんですが、ざっくりと編集するなら良いけれど、結構ギリギリの切り抜きとかしたいときには結局は昔ながらに拡大しながら細かなところを境界指定しながら時間を掛けて作業するしか無いんですよね。

今回の場合は、対話形式(今は英語のみ)で加工指示を出すことが出来て、その中から幾つか候補が表示されて自分の好みの作品を選択するような感じなんですが、そういう操作内容とか選択傾向を学習して、自分好みの編集をしてくれるように成長してくれると嬉しいかも。例えば、人物切り出しの時なんかその人物の体の線と背景の境界部分が微妙(コントラストが低い)用な場合、自分の感覚でラインを引くことが多いと思うけれど、そのくせみたいなものを学習してくれれば自然と切り出せると思うのだけれど。

後欲しいのは、ローカルのデータだけでいいから、写真とかビデオデータをスキャンしてDB化して、好みの写真とか必要な人物の写真を瞬時にリストアップして素材として利用出来るような機能が出来ないだろうか。AIとしてまずは写真データだけ読み込んでおき、そこから利用頻度に応じて関連付けとか優先漬けしていけば、例えば一年くらいしたら「〇〇が映っている、こういう構図の写真」とか質問を入れれば、瞬時にローカルのストレージから必要な写真を選択してくれたら、自分としては凄く楽になるけどなぁ。編集機能のAI化も嬉しいけれど、管理機能のAI化ももっと進めて欲しい。

ANA Pay更新


ANA (ANA X)が提供する自社決済システム「ANA Pay」が大きく更新されるという記事。これまでのQRコード決済以外にも、タッチ決済に対応したり、対応クレジットカードのブランドも拡大される事で、使い勝手は格段に進歩と言えそう。マイラーにとっては、マイルから1マイル=1円でチャージ出来るのも魅力なのかも。

まずはiOS版からリリースされてAndroid版は遅れるみたいですが、それがちょっと心揺さぶられる。実は、ANAではSkipが3月末で終了して、QRコードでの搭乗券に移行しています。そのため、自分の場合は使い勝手が良いiPhoneを搭乗券で利用する端末として以前から利用しています。搭乗券をApple Payに登録して使っているわけです。別の理由としては、搭乗券発券の時や更新(スケジュール変更等)するには通信機能が必要ですが、国内ではiPhone/Pixelどちらでも良いけれど、海外に出たときにはiPhoneを海外での専用端末にして利用するのが自分のルールなので、iPhoneならば何処に行っても通信機能が期待出来ます。そんなこともあるので、今回のANA Payを利用するならば、iPhone の方が自分は都合が良いのかなという印象。

ただ、実際にこのアプリを使うかどうかは微妙。最大の理由は、決済手段としてはすでにAndroid端末でのFeliCa/NFC系電子マネー利用をしているでわざわざ増やす必要性は感じられない。私はそのチェーン系のアプリでは、スタバアプリくらいしか利用していないのですが、それは一番利用頻度が多いからで、それ位ANAも利用頻度があれば入れても良いけれど流石にそれは無いしなぁ。一つ思ったのは、私はSFCのANAカード(JCB GOLD)を作ってあるので、それを登録して地道に利用するというのは有りかなと。ただ、JCB系のカードって、ANAのチケット購入には利用することはあっても、日々の生活の中の決済手段としては殆ど利用しないからなぁ... 今回VISAやMasterCardにも対応するという事だけれど、それはすでにAndroidで利用しているから、こちらでわざわざ利用する必要性も低いし。

今回の機能は、元々提供されているANAアプリの機能拡張として提供されるので、そう言う意味では既に自分のiPhoneの中に入っているわけで、使ってみようかという最初の敷居は低いかな。ものは試しと、ANAアプリ開いてみたらすでに最新版に更新されて、このANA Payのアイコンが追加されています。で、気がついたらセットアップが終わって利用可能な状態になっていました(笑)。これ、この写真に表示されているようなANA Payの仮想カードが作成されて、それがApple Payに登録される仕組み。そこに、実クレジットカードを紐付けしてチャージして利用するプリペイドの形式なんですね。利用金額にもよるけれど、オートチャージして置かないと直ぐに残高不足になりそうな気がする。さて、記念となる初ANA Pay利用は何時になるのか。

2023年5月23日

空港へは早めに到着

コロナの影響が徐々に薄れてきたからか、国内線需用が回復してくると、これまで余り航空機を利用したことが無かったであろう人達の利用も増えてきていて、その時に遭遇するのが「ギリギリ、場合によっては遅れて飛行機に乗り込んでくる人」。想像するに、電車とか精々新幹線に乗車する感覚で航空機を利用してしまうんだろうけど、航空機利用には二重三重のトラップがあるわけで(笑)、それが説明されている記事

ここでは保安検査場通過に関して説明しているけれど、多分一番勘違いされているのが、スケジュールに示される「出発時刻」が、文字通りその時刻になったら飛行機のドアが閉まるから、それ位にゲートに行けば最悪何とかなると思っている人だろうなぁ。航空会社によって違いがあるみたいですが、一番遅い場合でもドアが閉められる(だから、其れ以前に登場完了している必要がある)時刻の場合で、ANA等多くの航空会社は「ドアが閉まって、プッシュバック(航空機がトーイングカーでオされ始める)時刻」が、スケジュールに書かれている「出発時刻」。大体ドアクローズからプッシュバックまでは早くて5分位なので、そうなるとドアクローズは定刻の5分前。その前までには登場完了している必要があるから、遅くとも10分位前にはゲート前に到着して搭乗する意志を示さないと最悪登場拒否になることも。その人が搭乗で機内のは、その人の責任なのですが、それによってその人が荷物とか預けているとそれを今度は降ろさないといけないから、さらに遅延が発生。多分航空会社としても、その遅延具合を天秤に掛けて、他所でも待った方が良いか、降ろした方が良いか判断しているんだろうなぁ。

ゲート前に10分前に到着するとして、今度は保安検査場通過してからゲートまでの距離が問題。何かの理由で羽田空港第2ターミナルの一番北の保安検査場Aを通過してみたら、登場ゲートは南ピアの69番とか言われたらもう大変。あるいは、ニュースや映画等ではボーディングブリッジ登場のシーンしかほぼ見ないから、みんなそうだと思っていたら、実は沖止めでバスでの移動があると、10分前どころか20分前にはバスゲートに居ないと搭乗出来ない場合も。バスゲートも、地上階に降りる必要が有り、そこへの階段等分かりづらい場所にあるので、これも事前に認識していないと大変なことになります。だからこそ、最初の何巻である保安検査場通過を、出発時刻の20分前とか25分前と設定している訳で、園当たり慣れていないからか凄く楽観的に考えている人が増えてきている気がします。その保安検査場でも、慣れていないとX線検査で何度も引っかかる人がいて、後ろで並んでいるとイライラすることも。時々不思議に感じるんですが、なんで自分だけは鍵とかスマホとか持っていてもX線検査で通過出来ると思っているんだろうか。あと、ペットボトルの飲料水を中に入れて忘れたならまだ理解出来るけれど、バッグの外ポケットとかに入れているのに「飲み物はありません」とか行って通過しようとする人とか。私は、AMC Diamondの優先レーンとか最悪利用出来るので、これまででも待ち時間としては長くても15分位だったけれど、それでも結構時間が掛かる気がする。まぁ、海外だともっと長くて1時間待ちなんていう場合もあるから、日本はまだマシだと思うけれど。

そんな保安検査場通過のリスクに、そのさらに手前のチェックインや手荷物の預け入れ等を考えると、空港に1時間前到着は最低限のラインで、慣れていなければ空港内で迷うことも想定して国内線でも2時間前位、遅くとも1時間半前には到着しているのが、これから夏休み期間などで利用する人には良いんじゃ無いだろうか。時々テレビのバラエティーで、芸能人のマイラーとかの紹介があるけれど、ああいう機会にはそう言う「航空機利用と電車利用の違い」みたいな特集をやってみたらどうだろうか。航空会社や空港にとってはネガティブな印象を受けるかもしれないので及び腰かもしれないけれど、適切な利用浸透を考えたら、そう言う教育的な内容も必要だと思うなぁ。自分は仕事での利用や個人旅行機会も多かったので、何度か失敗していたい経験をしつつ学習したけれど、今はそう言う時代でも無いだろうし。

羽田空港第2ターミナル国際線ターミナル


新型コロナウイルスで、供用開始後直ぐに利用中止となりずっと閉鎖されていた羽田空港第2ターミナルの国際線部分。それが7月19日から3年振りに再開されるというリリース。 第2ターミナル出発となるのは今の所5便だけで、それ以外は現行のまま第3ターミナルからの出発になりますが、到着便に関してはその都度決まるみたい。国内線への接続が多い場合は優先して第2ターミナルに着けるんだろうか。

第2ターミナル出発となる予定の5便は、

  • 08:55発、香港行きNH859
  • 09:50発、台北行きNH851
  • 09:55発、ロンドン行きNH211
  • 10:05発、上海行きNH969
  • 13:20発、台北行きNH853
で、早朝の地方からの乗り継ぎ時間が短そうな路線が多い雰囲気。こちらの記事のターミナル配置地図を見ていてなるほどと思ったのですが、第1ターミナルと第3ターミナルの関係と比べて、確かに第2ターミナルから第3ターミナルへの移動は大変だしなぁ。


この国際線ターミナル部分の使用は、当面は朝の05:00から13:30までの予定との事。最初の出発便が朝の08:55なのでちょっと早すぎと思うのですが、ANAの国際線到着便を見てみると、朝の05:00からLAX、SFO、PVG、SYD、DEL、BKK、SIN、SGN、CGKと、6時台まで続々と到着する国際線があるんだぁ。納得ですね。第2ターミナル使いたいだけの理由で、台北行きをどこかで予約してみようかなぁ。特典チケットでも良いけれど、夏休み期間だから競走は厳しそうですね。この夏休み期間が終わっても、継続してさらに利用が拡大することを期待したいです。

Intel X86-S

Intelが、過去の互換性を削除して最新の仕様に基づく新しいCPUアーキテクチャ「X86-S」を公開というニュース。曲がりなりにも、パソコン誕生前の黎明期からこの世界に関係していたエンジニアの端くれとしては、感慨深い「変革」だなぁ。 今回はアーキテクチャの公開で、これら元にユーザー(PCメーカー等)の意見を集約して、問題があればそれを残す・残さない、別の対策をするなど修正をして、最終的に「正式仕様書」として発行されて対応製品が出てくるのは何年後だろうか。

Intel CPUを使う殆どの場合は、Windows PCとしての利用だと思うんですが、そのWindows自体はほぼ64bit版に集約されていて、32bit版は一般には使われなくなっているんですが、アプリレベルではまだ32bit版は結構残っていて、H/Wは64bitベースになっても環境としては32bit環境はまだ必要。エミュレーターも最近はかなり性能も良くなって、ほぼリアルな環境と遜色なく利用出来るから問題は無いけれど、それでも100%互換と言う事は言えないので、なかなか移行作業はどんな場合でも難しい所。Intel側としては早く移行したいのだろうけど、ユーザー側としては自分達の都合というよりはお客様の都合があるので、この辺りの調整が一番難しい所ですよね。お客様側でもそう言うアプリが有るかどうかは昔のことでよく把握していないことも多くて、実際に移行してみたらあれが動かないこれが使えないとなってはじめて慌てることも多いんですよねぇ。

記事にも書かれているように、2000年代に入り「仮想86モード」や「A20ゲート」が無くなり、長く使われていた16bitの世界から32bitの世界へ移行した時には、「ホストコンピューター見たい」と感動しましたが、それも長くなかったなぁ(笑)。自分自身は、社会人になって最初はホストコンピューターの端末製品の開発に関わっていましたが、仕事の関係で当時のパソコンを使う機会がちょっとありました。Intelの8088とか8086を使ったPCで、今から思えばオモチャにも届かないような性能だけれど、当時としては巨大なホストコンピューターと同じ仕組みのものが手元(とは行っても本体だけでホールケーキの箱よりも大きかったけれど)にあるというのは、「技術革新」なんて言う言葉も湧いてくるほど。8086から、80186→80286→80386→80486と進んでいくんですが、32bitモードが使えるようになっても16bitモード、所謂「リアルモード」で使うことが多かったことも事実。当時はCBIOS (Compatible BIOS)とABIOS(Advanced BIOS)という16bit用と32bit用のBIOSが混在していて、PC起動もCBIOSから起動してABIOSに変わる見たいな事をやっていましたが、それもUEFIになって直接起動出来るようになり、2000年に入ると過去の最大の遺産であるCBIOSもPCから削除されたし、感慨深いものがある異常の感慨かも。

日本の電車のレール仕様がその典型だと思うんですが、一般の電車の狭軌レールと新幹線などが利用する広軌レールは、リニアモーターに全面移行でもしない限りは、今後もずっと残るであろう仕様だと思うんですよね。あれは、それぞれ別の仕様として独立して利用されるから残るんであって、もし統一しようとしたら、どちらを規準にするにしても大変な騒動になります。また、それぞれの仕様でもそれ以上の仕様要求がされる場合には、例えばリニアとか新しい仕様で最初から作る事を許される世界だからまだ良いけれど、パソコンの世界はまだまだ成長途中というか、次は64bitから128bitですが、案外早くそう言う時代もやってくるかも。自分が生きている時代は無理だろうけど、量子パソコンとかだって、あるいは量子スマホだって技術的には可能だろうし。その時にはどう言うアプリがどんな風に動作しているか見てみたい。

2023年5月22日

G7広島サミット終了

G7広島サミットを電撃的に訪問したウクライナのゼレンスキー大統領。 日本を始め欧米各国から支援継続・拡大の約束を引き出し、さらには中立的なインドなどとも会談を行い、ゼレンスキー大統領としては満点に近い成果を得て帰国することになったでしょうね。で、気になるのは帰国手段。来るときにはフランス航空宇宙軍のVIP機でサウジアラビアから来日したけれど、帰国時はどうするのかと思ったら、帰国(ポーランドへの移動)に関してもフランス航空宇宙軍のVIP機を使用して移動したらしい。そうなると、かなりフランスとは綿密に今回の訪問に関しては調整していたのだろうか。いずれにしても無事に帰国して、まだまだ続くであろうロシアとの戦いに勝利して欲しいところ。

そのウクライナに対しての支援に関しては、今回注目されたのがアメリカ製の戦闘機であるF-16の供与に関して。ロシアとの直接対決を避けたいアメリカがなかなか許可を出さなかったようですが、体制がダイブウクライナ側に傾いたという読みもあるのか、欧州各国が所有するF-16をウクライナに供与することを止めず、また戦闘機パイロットの教育支援などするというような内容。欧州各国が保有するF-16のうちF-35へ転換して余ってくる分がウクライナ軍に回るという事らしいのですが、これまでのロシア製機体とは全く異なる機体だけに、習熟するまでには時間が掛かるんだろうなぁ。時間との闘いでもあるだけに、どれだけ短期間で習熟して投入できるか、ウクライナ・欧米各国どちらにとっても大変な時間になりそうな気がします。

ところで、そのF-16供与に関して、某新聞社の某有名女性記者(と言うなの活動家?)が「日本からもF-16を出す事は怪しからん」みたいなツイートをして騒動(失笑?)に。何故なら、航空自衛隊に配備されている戦闘機の中には、F-15とF-35はあるけれど、F-16は無いから出したくても出せないのに何を勘違いしたのか。で、実は国産戦闘機のF-2は、F-16を有る程度基本設計にとりいれたものなので「F-2の事では」と入らぬ助け船を出したら、その某記者「間違えましたF-2です」と渡りに船と訂正。しかし今度は、F-2は日本の国防目的に合うように対艦性能に特化して設計しており、F-16の対空性能を優先していないのでウクライナでは無用の長物になる、という指摘が雨あられ。結局は墓穴をさらに深く掘ることになったけれど、そう言う事には一切気にしない反応しない鉄の心臓の持ち主なので、馬耳東風何だと思うけれど、こう言ういい加減な人が一部の勢力の中では中心人物として祭り上げられているから、いつまでたっても世の中良くならないのだろうなぁと改めて感じた事象。

同様に印象に関しては、今回のG7広島サミットの成果に関しての評価。第二次大戦の敵味方であった当事国同士が、広島の平和公園で献花したり、原爆資料館をじっくりと訪問して中には涙する首脳も居たり、さらにはゼレンスキー大統領の訪問もあり、ロシアの違法な戦争に対しての強い意思表示が出来たことなど、数々の成果があったと思うんですよね。まぁ、100点満点とは言わないけれど、80点とか上げても十分だと私は感じる位。一方で、いつもの様に原爆廃棄が約束されなかったとか、ロシアに対して日本が戦争を煽っている見たいな意見等も出されていて、彼らにとってはいつも通り「反対するための会議」だったんだろうなぁと。G7サミットとして成果が大きければ大きいほど、彼らの存在意義は薄れるので反対の声も大きくなるんだろうなと言う機もしますね。ところで、サミット前にあれだけ騒いでいたLGBT関連法案に関しては、一般に報道されている中では私は見聞きしませんでした。数多くの議題が話し合われる会議なので、某かの意見なり決定があったと思うのだけれど、あれだけ国内で拙速と感じる位無理矢理国会提出したのに、本番ではこの位の扱いだったわけで、もう一度ちゃんと仕切り直した方が良いと思うんですが、多分メディアなんかはもう取り上げないかもしれない。そう言う意味では、今回のゼレンスキー大統領の電撃訪問でかき消されて、良かったのかもしれない。

2023年5月21日

G7広島サミット


今回のG7広島サミットは、多分後世において「歴史の転換点」の一つとして語られるような内容じゃ無いかと素人ながら感じるんですが、その最大のシンボルはG7各国首脳による広島の原爆資料館訪問と献花でしょうね。日本とアメリカに関して言えば、以前のオバマ大統領による訪問が一つの象徴だったけれど、今回はそこに当時の関係国のうち、中国とロシア以外の国が参加しているわけで、意味相手としても桁違いの重さと言えるでしょうね。

NHKの記事では、岸田総理をはじめ外務省関係者が時間を掛けて苦労して実現した事が語られているけれど、日頃外交音痴と言われて日本の弱点みたいな「外交」が、日本としてははじめて「力」として機能したんじゃ無いだろうか。そこには、もちろん外務大臣を長く経験した岸田総理や外務省職員の力が大きいと思うけれど、安倍元総理の時代に鍛えられた人材が今活躍している、という事もあるんじゃ無いかと言う気がします。それは、今回のG7の内容だけでなく、ウクライナのゼレンスキー大統領の訪日という、多分多くの人が好ましいけれど実現は無理だろうと思っていたことを実現したことからも言えそうな気がします。日本の外務省だけで無く、G7各国の協力無しでは実現出来ない事ですから、サウジアラビアから日本へは、フランス軍の航空機を利用したから、少なくともフランスは協力しているだろうし、当然アメリカの了解だって無ければ無理だろうし。それ以上に、広島出身ということも有り岸田総理の意志が強かったのだろうけど。

ウクライナに取っては、直前に訪問したG7の欧州各国だけでなく、インドなどの中立的・ロシア寄りの新興国等もまとめて一気に会う機会は大きいものの、その間の戦況次第では最高指揮官であるゼレンスキー大統領が母国を離れることは望ましくない。偶然なのか意図的なのか分からないけれど、ウクライナが犯行姿勢を示して実際犯行が進んでいる状況も、彼が母国を離れて遠く極東の日本まで移動する、その直前のサウジアラビア訪問等も含めたら、かなりの期間母国を不在にするわけですから、彼としては究極のハイリスク・ハイリターンを狙ったんだろうなぁ。訪問するとなれば、彼だけで無く彼のスタッフ=政府の要人も複数人同行するだろうし、万一のことがあればウクラナイナ取ってはかなりの損害になるわけですからね。ゼレンスキー大統領は、到着早々インドのモディ首相と会談したようですが、ロシアとも近いインドと話をするのに、やはりインドでは不安があるけれど、日本ならばそれも各国首脳が滞在している間なら、まぁ今一番安全な場所と言えるでしょうからね。それに、開催地が広島で、核軍縮は嫌でも話題になるし、その広島の被爆のイメージがロシアによるウクライナへの核攻撃と重なれば、これほどの抑止力は無いわけですし。

これまでの人生で「歴史が分かる瞬間」に立ち会ったと感じる事が何度かあって、その中で一番記憶に残っているのはアメリカ出張中にフロリダのホテルでCNNが生中継したベルリンの壁崩壊の瞬間。日本人にとってはそんなに印象は無いのでしょうけど、現地で宿泊していたアメリカ人や欧州の人達が食い入るようにベルリンの壁が壊されていく様子を見ていたのが凄く印象的でした。さらにその翌年、湾岸地域が緊張していた時、当時朝会社に行くときにはFNNの英語放送を聞いていたんですが、丁度会社の正門当たりに差し掛かったときに、急にアナウンサーが開戦(イラクのクエート侵攻)を伝え始めて、その中の一言"We are seeing a history in making!"の"in making"(歴史が作られるその場に立ち会っている)という一言が、凄く心に残り、未だにこの言葉だけは忘れずにいます。それ以外にも、3.11のテロや、国内だって阪神淡路大震災、東日本大震災等大きな事象はあったけれど、今回はゼレンスキー大統領のことも含めて、これまでで一番の「歴史の転換点」を見た気がします。これが必ず世界平和に繋がる事をただただ祈りたいですね。

Westin Yokohama

BONVOY系13滞在目(14泊+10泊)は、BONVOYのポイントを使ってのWestin Yokohamaの利用。何かイベントがあるのか、いつも利用している横浜シェラトンやその他も軒並みハイレートしか残っていなくて、でもポイントなら32,000ポイントと比較的リーズナブルなポイント数で予約できる不思議さ。 これまでの宿泊は、全てポイントでの宿泊だから、せめて館内で飲食をして少しはお金を落とさないと。

羽田空港からは、京急で横浜まで移動し、そこからみなとみらい線でみなとみらい駅まで移動。同じ横浜でも、この一手間掛かるからちょっと利用頻度として上がらないホテル。さらに言えば、JR桜木町駅からも、みなとみらい駅からも少し距離があるので、アクセスの利便性の点でもちょっと敬遠しがちなんですよね。今回も、朝早いフライトだったので結構どうしようか悩みましたが、ポイント数の少なさに釣られて利用することにしました。

小雨降る中、駅からホテルまで移動。いつも間違えるんですが、まん中のアパートメント入り口に入りそうになり慌てて外に出て、その先のホテル入口に入ります。1Fの受付でチェックインを告げると、22Fのラウンジが空いているのでそちらをご案内しますと言われてエレベーターをガイドされたんですが、それ、1F~4Fを過ぎると23Fまでノンストップなんですが... まぁ、23Fまで上がったので、通常のようにフロントでチェックインしてもらいました。部屋に入ったのが20:30過ぎ位で、21:00までは22Fのラウンジのカクテルタイムがオープンしているとの事だったんですが、お金を落とさないとという使命感があったので(笑)、23Fのバーへ向かいました。

お酒と、軽くお摘まみ代わり晩ご飯代わりに国産豚のソーセージ二種盛りをいただきましたが、うーん、これならラウンジに行けば良かったとちょっと後悔。お酒は若い女性スタッフさんが作ってくれましたが、お店お勧めのクラフトジンでジンリッキーを作って貰ったら、大きなグラスにソーダーを並々と入れすぎてジンの味も香りもしないし、バーボン(Maker's Mark)ウィスキーのロックをお願いしたら、ロックグラス一杯の大きな角氷を入れてくれるのは良いのだけれど、バーボンをワンショット入れたら、マドラーで何度もグルグル氷をかき回すから、どんどん氷が溶けてしまい、出されたときには水割りみたいになっているし。最後はタンカレージンのロックにライムをワンショット搾ってと言ったら、結構大きなライムを思いっきり搾ったのか、白皮(わた)部分の苦味までしっかり入ってしまい、これも台無しな感じ。以前訪問したときには、別のバーテン担当の人が居て、その時は問題なかったので経験不足なんだろうけど、次回また同じ人だったら別の物をお願いするかも。

翌日は、08:30がフライト時刻なので逆算すると07:00前にはホテルを出て向かわないといけません。バーの後21:30位に部屋に戻り、ちょっと仕事を片付けて22:30位には就寝。翌日目が覚めたら05:00位で、セットした目覚ましよりは1時間位早い目覚めでしたが、まぁ丁度いいやと起きてチェックアウトの準備を進めました。事前の天気予報では晴れるはずでしたが、外は小雨模様。そんな中、ホテルからみなとみらい駅までの徒歩10分位ですが、やっぱり大変。余り時間を考えなくて良いときに、このホテルは利用するべきだなと確信しました。

UA Leg#7: HND-OKA/-HND

一月半ぶりくらいになる、UA MP用のPQP積み増しフライト。今回は完全に個人の趣味で入れたフライトで、たまたまANAのサイトで検索していたら、夏ダイヤの臨時便かな、運良くブックされた直後に検索したからかまだかなり席に余裕があったので、単純に行って帰ってくるだけですが予約を入れることに。円安の今、UA MPのPQP獲得は、ANAで飛んでマイルをUAに付けるのが一番効率的だったりします。 

往路のフライトが08:30と早いのと、今回はみなとみらいのWestin Yokohamaに宿泊したので、定宿の横浜シェラトンの時よりも20分位早くチェックアウトをして出発します。コロナ禍も人の気持ち的にはかなり落ち着いたのか、土曜日という事なのか、横浜駅の空港線は朝から混雑していて、羽田空港の第3ターミナル駅、第1/2ターミナル駅に着くと、どっと人が降りていきます。駅の改札を出て、B1Fから2Fの出発階まで一気に登るエスカレーター前には、久し振りに長い待ち行列が出来ていて、それも2列でびっしり並んで乗っているのを見てビックリしました。

予定よりも早めに空港に到着したので、ラウンジに寄ろうとAMC Diamond用の優先保安検査場を利用しましたが、ここも順番待ちの列が外まで溢れそうになるくらいの混雑具合。ラウンジも、8割位埋まっている印象です。メールチェックとトイレを済ませてから、搭乗ゲートが少し離れた60番ゲートなので、早めにラウンジを出て向かいました。

1) HND 08:30 - OKA 11:15 (NH467)

60番ゲート前には、修学旅行生の長い列が出来ています。そのため、多分一般の乗客数は少ないのか、改札前のシートは結構空いていたりします。GSさんのアナウンスだと、事前改札の後、グループ1、2と進んで、その後修学旅行の団体が搭乗して最後にグループ3以降の搭乗という順番らしい。08:03頃から事前改札が始まり、数組が通過して暫く事前改札のアナウンスを繰り返した後、グループ1からの優先搭乗が始まりました。機内に入り、シートに座って一息ついた頃に、修学旅行の学生さん達が続々と中に入ってきます。機内で待機しているCAさん達が、いつもの様に「おはようございます。お待ちしておりました。」と挨拶をすると、修学旅行生の中には「おはようございます」「ありがとうございます」と返事をしながら奥に進む子供も居て、ちょっと好感を感じます。実は那覇空港に到着してゲートインするまでの間、到着案内の機内放送をしていたCAさんが、その最後にこの修学旅行の団体さん(横浜の中学校らしい)に、良い思い出をとメッセージを送ったんですが、是非良い思い出にして欲しいですね。

そんな団体さんの搭乗もあったんですが、予想に反してドアクローズは08:23と早かったんですが、プッシュバック開始までは少し時間があき定刻過ぎの08:32頃。その後今日もA滑走路かと思ったら、誘導路を右に進み、最近では久し振りとなるD滑走路のRW05を今日は使うようです。滑走路手前に到着すると、前方に離陸開始のANA機が見えましたが直ぐに離陸していき、特に待機すること無くこちらも直ぐにRW05に入ると、暫くして四点鐘が慣らされて離陸開始したのは08:50でした。

途中は特に変わったことも無く、いつもの様に食事をいただきウトウトしながらのフライトになりました。そう言えば、Wi-Fiがなかなか掴めなかったんですが、修学旅行の団体さんに占有されたのか、機材が古いからか... そんなことを考えているうちにフライトは沖縄に近づくと、ぐるっと本島を時計回りに回り込んで、RW36Lに着陸したのは丁度11:00位。その後誘導路を移動して、ターミナルの33番ゲートに入ったのが11:08でした。折返しは、15分遅く羽田を出発しているのフライトなので、早めに到着してくれるのはありがたい。まだ、羽田からの往路便は到着していないので時間は余裕ですが、まずはともかく一旦制限エリアから出ることにします。

2) OKA 12:15 - HND 14:40 (NH1426)

前日は修学旅行の団体でターミナルはかなり混雑していましたが、この日は土曜日の午前中だからかターミナルの中はガラガラの状態。制限区域外も結構空いています。それならラウンジも楽勝だろうと、再び中に入ったらラウンジは9割以上の混雑具合。何なんだよと心の中で文句を言いつつ、軽くメール確認をしてから、そろそろ搭乗開始なのでゲートに向かいました。

羽田からの搭乗機は33番ゲートに入っているので、復路で使用する15分遅れの機体は隣りの32番ゲートに入っています。事前に運航状況をみていると、羽田発が10分以上遅れて居たので、到着もどうだろうと思ったら定刻+2分位の遅れだったので問題は無さそう。ただ、32番ゲートの前にはこれから搭乗開始となるはずなのに、殆ど人が居ません。もう搭乗終了したのかと思うくらい閑散としています。心配になって、早歩きでゲート前に行き間違いないことを確認したところで、事前改札が始まりました。

このフライト、どうやら修学旅行などの団体さんは居ない様子。多分、羽田から沖縄へは満席だったんでしょうね。確か羽田発は沖止めだったから、それで出発まで時間が掛かったんじゃないだろうか。そんなことを考えているうちに、優先搭乗が開始されて中に入ります。案の定、搭乗者数は少ないのかあっと言う間に搭乗完了して、ドアクローズしたのは12:06。そこからプッシュバック開始までは時間が少し掛かりましたが、それでも定刻前には移動を開始して、さらにターミナル反対側のRW36Rに移動。離陸開始は12:30頃でした。飛行予定時間は2時間というアナウンスが有り、ほぼ定刻通り到着出来そうです。

往路便と異なり、このフライトではPremium Classにも空き席がある位の状態だからか、機内Wi-Fiはかなり安定して快調でした。そんなこともあって、あっと言う間に伊豆半島沖くらいまで到達すると、やはり気流が不安定という事で早めにシートベルトのサインが点灯します。この日の進入経路は、房総半島の館山辺りで上陸すると、そのまま真っ直ぐ半島の軸に沿って北上。房総半島の丁度まん中当たりで左に旋回すると、そのまま真っ直ぐにA滑走路のRW34Lを目指す航路を取ります。で、あっと言う間に着陸しました。着陸後は右にそれて誘導路に出ると、時計回りに第2ターミナルを目指します。到着ゲートは64番ゲートということで、少し遠かったのですが、到着は定刻よりも数分早いものでした。この後、新幹線まで余裕があるので、ゆっくりと京急で品川まで移動。その後帰宅して、一日が終わりました。

2023年5月20日

AMC Leg#10: HND-OKA/-HND

前回から一週間振りの沖縄へのフライト。前回のフライトで、AMCのPremium Pointが50,000ポイントを超えたので、「Platinum到達おめでとう」DMがANAから届きましたが、まだ道半ば(笑)。色々画策してまだまだ飛ばないといけません。この日はいつもよりは一便遅い予定で飛ぶので、朝はいつもの様に路線バスで浜松駅に出ましたが、駅外のスタバに入り、朝食を取りながら暫くメール確認をして、いつもよりは遅めの新幹線の予定を待ちます。 

新幹線は、すっかり元の状態に戻りつつあり、自由席は座れないくらい混雑していたし指定席もほぼ満席の状態。国内移動に関しては、ほぼコロナ禍以前に戻ったと言って良いんじゃ無いだろうか。これから梅雨時は暫くまた落ち着くかもしれないけれど、梅雨明け後の夏休みシーズンは4年振りに以前の夏休み状態に戻りそうな雰囲気です。品川駅も少し遅めの時間帯でしたが混雑していて、その理由としては外国人訪日客と思われるグループさんが多く見られました。この光景も、随分と戻ってきた印象があります。

そんなことを感じながら、予定通り羽田空港第2ターミナルに到着。今回は一般の保安検査場が混雑していなかったのと出発ゲートが62番ゲートだったので、久し振りに保安検査場Bを利用しました。ここで新発見が一つ。ここは、パソコンを鞄から出さなくて良いので、そのままトレーにショルダーバッグを置き、ジーンズのポケットからスマホを二台出して置き、さらに腕土居を外していつもの様に置こうとしたところ、レーンの奧に居た女性の係員さんが「腕時計は大丈夫です」と言うのでビックリ。「えっ、そうなの?」と思いつつ、腕時計を取り上げてX線検査のゲートを通過しましたが、特にブザーが鳴ること無く無事に通過出来ました。私は、腕時計のベルト派革ベルトなので、更に金属部分は少ないのですが、大丈夫なんだと改めて感心しました。その後、右手奥の62番ゲート前に移動して、搭乗開始を待ちます。

1) HND 11:25 - OKA 14:15 (NH471)

事前改札が始まったのが11:00丁度くらいからで、何組かが次々に通貨していきます。その後5分程して、グループ1からの優先搭乗が開始されて、機内に入りました。今回も前日に「搭乗機は満席に近いご予約を」というANAからのメールが届いたくらい一杯らしく、次から次へと乗客が入ってきます。それでもドアクローズしたのは11:21頃。プッショバック開始は5分後、タキシング開始は11:30分少し過ぎと、ほぼ定刻通りに進みました。離陸はA滑走路のRW16Rからで、1機先行機が居て離陸待ちしましたが、11:40頃には沖縄へ向けて離陸しました。

前日までの天気予報で、沖縄周辺の天気が悪そうで気にしていましたが、離陸後暫くと到着前に揺れが予想されるというアナウンスが事前にあります。離陸後の食事のサービスは、その為か少し遅めにスタートし、汁物などはお椀では無く蓋付きのカップで提供されるくらい。配膳が終わり、食べ終わって署付類が改宗される頃から暫くは揺れが続くフライトでした。乱気流回避のためか、飛行高度も11,000m位とちょっと低め意向度を飛んだようです。

沖縄まで20分位となり、早めにシートベルト着用サインが点灯すると、それに合わせたかのようにガタガタと揺れ出しました。沖縄地方は悪天候かなと思ったら、上空からは薄い雲が広がっているような雰囲気でしたが、雲の下に出ると夏の日差しがさんさんと照りつける様子で、本当に梅雨入りしたのかと気象庁に聞きたいくらい。フライトは、沖縄本島を時計回りに回り込むと、第2滑走路のRW36Lへと機首を向けて着陸します。その後ターミナル側に移動し、33番ゲートに入ったのが定刻よりも5分程早い到着でした。機内から外にでると、もう沖縄は「夏」。この日は、浜松は雨が降る肌寒い天候でしたが、多少無理して半袖ポロシャツで出かけてきて正解でした。夏の日差しを浴びながら、所要のために一度空港を出ます。

2) OKA 16:40 - HND 19:10 (NH472)

空港に戻ってきて、まだ少し余裕があったのでラウンジに入ったんですが、時間帯の関係なのか9割以上の埋まり具合。幸いにも私はは行ったタイミングが良かったのか、奥のソファーシートの角の席を取ることが出来、ちょっと楽でした。羽田からの往路便が少し遅れて到着したので、復路も遅れるかと思ったら、特にそんなアナウンスも無いので、定刻という前提でラウンジを出て、33番ゲートへ向かいました。

ラウンジを出てDFSの有る角を曲がると、通路は修学旅行の団体で一杯。各ゲートに複数の学校が並んでいるような感じです。33番ゲートの前にも並んでいるし、隣りの34番ゲートは宮崎行きでしたが、こちらも続々と乗り込んでいます。そんな中、少し遅れて16:23から事前改札が始まりましたが、席は修学旅行の団体さんで埋まっているのか、殆ど利用する人は無し。その後グループ1からの優先搭乗が始まりましたが、これに時間が掛かり、ドアクローズしたのは定刻を結構過ぎた16:47頃でした。この後プッシュバック後RW36Rへタキシング開始。特に離陸待ちすること無く、羽田に向けて離陸したのが17:05でした。

この日は、離陸後暫くと羽田周辺で揺れることが予想されているという事で、離陸後の食事の配布はちょっと揺れる中で行われました。サクッと食べて直ぐにトレーを返し、後はちょっと疲れも出たのかいつもの様に寝ながらのフライトです。目が覚めたのは、伊豆半島沖くらいで、この辺りから揺れるのでベルト着用のサインがでました。そのまま、房総半島の東側を回り込むように北上すると、半島の付け根当たりで左へ旋回。暫く西に進み、その後機種を少し南に向けて、どうやらB滑走路に降りるようです。RW22に降りたのは、定刻の19:10。そこから第3ターミナル前を移動して、第2ターミナルの南ピアを回り込んで65番ゲートに入ったのが、19:22とギリギリ定刻内くらいの感じでした。この後、京急で横浜に出て、今回は横浜シェラトンではなく、その先のウェスティンへ移動。翌日の移動に備えました。

2023年5月19日

HND-LAX/-SFO-LAX/-HND (2) - 1/4 Upgraded

7月に予定しているLAXへの「大谷選手観戦ツアー」に少しだけ進展。今回の旅程では、HND-LAXの往復をUA便で予約しており、さらに次にいつUSにいけるか分からない状況なので、現地での一日を利用してLAX-SFOの国内線も飛ぶことで、UA MP 1K獲得に必要なUAのフライト最低4区画利用の条件を満たすことに。更に、今年7月末で期限が切れる貯まりに貯まったPlusPointsを消化するため、国際線部分のHND-LAXはPremium Plus (Rクラス)で予約して、United Polarisへのアップグレードを目ざし、国内線部分のLAX-SFOはEconomy (Lクラス)で予約して、United Firstへのアップグレードを掛けています。「PlusPointsの消化を目的にするなら、もっと安いクラスで予約しても良いのでは」という話も有るんですが、そうするとアップグレードの順番が下がるのが嫌だし、万一アップグレードに失敗した場合の安全弁も用意しておきたい。

アップグレードリクエストは、予約して直ぐにリクエストしましたが、その時はまだ出発まで3ヶ月以上有ったので当然ながらステータスは「Waitlist」。UA MP 1Kメンバーだと、出発の30日前からPlusPointsを上澄みすると即決でアップグレード確定出来るサービスがあるので、カレンダーに30日前の設定を入れてその時まで待つことにしました。 


予約を入れてから約一月が経過した昨日、「You've been upgraded!」と言うタイトルのメールが。「おっ、どこのフライトかな」と思ったら、国内線の最後のSFO-LAXのフライトでアップグレードしましたというお知らせでした。その時点では、シートは「未設定(Unassigned)」となっているので、早速自分のUA MPのアカウントにサインインをして予約を確認することに。
開いてみると、20席有るUA国内線のUnited Firstは全部空席で、私の席として最前列右端の「1F」が設定されていました。ここは目の前に仕切り壁があり、手荷物をシートの下に入れられないので一つ後ろの2Fに変更して保存しました。2ヶ月前からアップグレード確定は早いなぁと思いましたが、クラス予約者が0ならそれも納得です。幹線路線だから、そんなに早くから予約する人も少ないんでしょうね。もともとSFO-LAXは、飛行時間1時間半位の国内線で言えばHND-CTSとかのフライトだから、別にアップグレードしなくても困らないけれど、PlusPointsが余っているわけだし、使わなければそのまま消えるだけですから、使えるなら使わなきゃ(笑)。

全部で4区画のうち1区画が確定しましたが、そうなると気になるのは他の区画の可能性。まずは今回確定したSFO-LAXの往路となるLAX-SFOは、United First 20席のうち5席が埋まっている状態。15席あるから何とかなるかなぁと言う期待値ですが、短い距離なので正直ここのアップグレード期待値はそんなに高くないんですよね。本命はなんと言って国際線部分。最初のHND-LAXが今の所一番厳しくて、United Polaris 44席のうちすでに27席が埋まっていて残りは17席。アップグレード競走がかなり厳しいことは予想していて、だからEconomy Classからではなく、Premium Plusを万一の場合用に予約したのですが、それが最後の1席争いで少し有利に働かないかなぁ。復路のLAX-HNDはまだ少しマシで、44席のうち埋まっているのは18席で26席がまだ空席。こちらも往路同様Premium Plusで予約しているので、何とか最後に滑り込めるのではと期待しているのですが。後は、30日前から可能になるPlusPoints上澄みでの"SkipWaitlist"が出来るだけの空席がその時点で残っているかですねぇ。あと30日、願いが叶うように神様にお祈りしながら良い子で過ごすことにします(笑)。(続く...)

核のボタン

広島でのG7開催にあたり、各国首脳が続々と来日し、昨日はバイデンアメリカ大統領も岩国から広島入り。その様子をメディア各社は報道しているのですが、中でも大統領に随行している随行員のうち、所謂「核のボタン」通称「フットボール」を運んでいると思われるスタッフに注目が集まっています(集めている?)。

核兵器発射には色々な手続きがあって、最後に米軍の最高指揮官であるアメリカ大統領が発射のボタンを押すと、核兵器が投射される、というのが一般的に言われている話。その最後の「発射ボタン」は、常に米国大統領とともに移動し、どんな時でもどんな場所でも、それが必要と判断されたら使用出来る状態になっていないといけない。絶対に地面に置けないから、アメフトに擬えて「フットボール」と呼ばれていると言われているけれど、今回その映像を見て少し違和感が。

以前だと、そのフットボールを運ぶスタッフは、海兵隊当たりの屈強な男性兵士だったように思うのですが、今回は女性兵士が運んでいる場面が多く写されました。また、その鞄自体が奪われないように、鞄と運搬する担当者は手錠や鎖で繋いで絶対に奪われないようにしている、と言う話だったけれど、今回はそんな様子は見られない。また、二重、三重に鞄に入れているのかもしれませんが、外観だけ見るとソフトレザーみたいな鞄のように見えて、強度的に大丈夫なのか心配になります。まあ、そういうプロトコルとかシステムに関しては、もう何十年も続けている米軍だから、素人が心配するようなことに対してはちゃんと対策しているんだろうけど。

それよりも、「これが核のボタンです」なんて日本のメディアがこぞって放送していることは米国としては許しているのだろうか。だって、知られているとはいえ最高気密なわけですよね。大統領を狙うよりも、ある意味価値がある対象かもしれないし。さらに言えば、恰も核兵器を日本国内に持ち込んでいるようなトーンで報道するメディアもあって、それはちょっと恣意的なのでは。逆に、目の前に発射の有無を決めるボタンがあるのだから、核兵器使用に関しては一番よく分かる状況にあるわけですからね。さらに言えば、G7で核兵器を自国で開発指定保有している、英国とかフランスとかに対しては、そういう報道はしないのは、やっぱり恣意的・意図的な気がする。核の問題は特に日本人にとっては、広島長崎の原爆投下に福島第一原発の事故と経験しているだけに切実な問題である事は理解するけれど、どうもメディアのこれまでの報道を見聞きしていると、一方的なしかも何故かアメリカに対して目の敵にしているような印象を受けます。アメリカの存在が大きい事は理解するけれど、現時点で一番可能性があるのはロシアだろうし、日本にとって切実なのは中国や北朝鮮だと思うんですよね。そういう部分もちゃんと含めて報道しないと、何かアメリカが核廃棄すれば全て解決する、核廃棄しないアメリが悪い、と言うような意識だけが残っていく気がする。

半導体立国日本?!

私はソフトウェア畑の人間なので、ハードウェア関係の話は基本的な事、それもPC関係の一部くらいしか分からないのですが、そんな人間にも「これは凄いことなのでは」と驚く内容の記事。米国、台湾、韓国の半導体大手が、日本で製造拠点や研究拠点を設けるという内容で、久し振りに明るいニュースなのでは無いだろうか。 

私が仕事を始めて暫くした頃は、国内のバブル景気もあったし、当時は国内の主要電機メーカーが元気で、それこそ家電製品から工業用製品に至るまで、ありとあらゆる市場で国内メーカー同士が凌ぎを削っていた時代。その中でも、半導体関係では、それこそNEC、富士通、日立、パナソニック、東芝、三菱電機、SONY、シャープ等等、文字通り戦国時代みたいなビジネスをしていたんですよね。当時の日本の半導体市場占有率って、世界の半分くらい抑えていたんじゃ無かっただろうか。もちろん、当時は今と違ってDRAM等のメモリー製品が主流で、CPU等はIntelとかが当時も独占状態だったけれど。その後国内生産は、コストダウンなどの理由から韓国に移り、今では中国が世界の主流なのかな。台湾メーカーがこぞって中国に進出していったことも大きいと思うけれど、国策もあって中国は国家レベルで力を入れていますからね。

そんな中で、再び日本に製造拠点が出来つつあるのは、色々な理由・原因があると思うのですが、個人的にはその一つは、半導体製造は国外に出たけれど、半導体製造機器メーカーは国内に残りマーケットも維持していることが多いんじゃ無いかと言う気がします。半導体製造技術がどんどん微細化して、物作りに必要な機材提供出来る企業も限定されてきているんだろうなあ。これまでなら、一般に販売されている機材を購入しても間に合ったかもしれないけれど、今後はそれこそメーカーと共同開発でもして独自の機能を入れ込むなどしないと、なかなか差別化も出来ないだろうし。まぁ、技術提供の点では日本は問題無いと思うけれど、それよりも最近の電気代高騰は問題になりそうな気もします。これら半導体企業のためというわけで無く、最近の電気代高騰は、確実に日本国民全体に対しての圧迫ですからね。

半導体関係では、かなりの予算を付けて政府としても強力に後押しするらしいのですが、はやりそこで終わってしまっては波及する範囲も限定的に終わってしまいます。新しいテクノロジーをどの様な形で世の中に出して活用して行くのか、そういう研究や考察をするような仕組みも是非作ってほしい。それは、ソフトも関係するだろうし、ネットワークもそうだし、もしかしたら社会生活や文化も変更していくものになるかもしれない。単純な例で言えば、家庭の固定電話しか無い時代から、携帯電話の時代になり、さらに一人が自分専用のスマホを持つ時代となって、情報共有だけで無く情報発信迄個人単位で出来る時代になりました。それによって、人との交わりとか仕事の進め方とか、どんどん社会が変わっていっているわけで、それがさらに変化していくことは確実。後の時代において、あの時の日本政府の決断で、日本が再び半導体立国・技術立国となり世の中を大きく変える切っ掛けになった、と言われるようになれば嬉しいのだけれど。

2023年5月18日

初クーラー

昨日は暑かったですよね。全国的に30度を超える猛暑日になった場所も多く、5月中旬でこの天候は異常らしい。浜松もご多分に漏れずに30度を超えて、昨日は本当に「暑い...」とグッタリするくらいの陽気。お昼前に車でちょっと買い物に出かけたんですが、流石に移動中は車内のクーラーを点けました。で、帰宅してリモートワークを始めたんですが、どうしてもテレビ電話とか使うときには外からの騒音が入らないように窓を閉め切るので「暑い」。これは不味いだろうと、今年はじめて部屋のクーラーも入れてしまいました。私の部屋は、窓は三方に付いているんですが、前回してもどうも風通しが悪くて、扇風機を回しても上手く外の風が入ってきません。それもあって、昨日は熱気が室内に溜まって行く様子が体感でよく分かるくらいで、一年ぶりのクーラーが問題なく動作してくれてホッと一息でした。実は数日前までは、朝晩結構冷え込むような天候だったので、同じエアコンでも「暖房運転」で使用していたのに...

この時期困るのは、日中は30度超えの猛暑日になっても、朝は結構涼しくて、今朝も室内の温度計は20度を下回るくらい。昼間はTシャツで十分くらいですが、朝起きてしばらくの間はそれでは肌寒いくらいなので、どうしても一枚上に羽織る必要があり、この時期の温度調節体温調節の難しい所。それでも、浜松当たりだと朝晩と日中の温度差が大きいと言っても、精々10度位の差なんですが、以前出張でアメリカに行っていたときには、その温度差が20度以上の日が続いたことがあって、その時には本当に温度調節に困りました。そこまで酷い状態では無いけれど、年齢が上がるとともに、この手の温度差がジワジワと体に響いてくるのを感じますね。 

ローカルニュースでも伝えているけれど、この暑さでマスクを外す人が増えているというのは、多分良いことなんだろうなぁ。個人的には、それはTPOの問題で個人個人の判断で良いと思うけれど、屋外にいる時にはそれこそ狭い路地で混雑して押しくら饅頭状態になっているような場合を除けば、もう不要という理解で良いでしょうね。自宅近くのイオンモールに行くと、流石にまだ館内ではマスク着用者が多くて、マスクなしでの買い物には少し抵抗感というか躊躇する雰囲気残っています。先日、マスクをする事を忘れて自分ではマスクしているつもりで買い物とかして、帰宅してから「あっ、マスクしていなかった」と気付いたんですが、そう言うことを積み重ねて行くんでしょうね。今はマスク有り:無しの比率はまだ9:1位だけれど、これが7:3とかになったら、一気に逆転するんじゃ無いだろうか。

浜松は、今日も予報では30度位まで上がるかもですが、明日金曜日は天気が崩れて最高気温予報も、20度に届かないらしい。その翌日土曜日はまた30度近くまで上がる予報らしい。明日、明後日と出かける予定があるのですが、何来たら良いのか困っちゃいますよね。長袖類とかジャケット類はクリーニングに出して、もう仕舞い込む気満々だったのに、まだまだ使わないといけないかなあ。明日は雨予報なので、単に気温が低いだけで無く風も吹くだろうし、そうなるとそこそこしっかりした服装で出かけないといけないけれど、翌日土曜日はまた暑い日に戻るとなると荷物は出来るだけへらしたい。この矛盾を解く解は見つかるのだろうか。そんなこともあって外出するのが億劫になってしまい、ますます引き籠もり自宅警備員化が進みそう。

LGBTの前に虐め禁止では

G7広島開催に合わせてナノか何なのか、LGBT関連法案が多くの反対意見も出ているのに、スルスルと国会提出になりそうな雰囲気。以前にも書きましたが、この問題は憲法14条違反だと思うので、「憲法違反」 と言えば済む話だと思うのに、何故か日頃二言目には「憲法違反」を叫ぶ人達ですらそう言うことを言わない。何か都合の悪いことでも有るんじゃ内科と勘ぐりたくなります。

このLGBT関連法案に関係して、指定された団体などが学校などでLGBT教育をするという話も有るみたいなんだけれど、本気なのだろうか。まだそう言うことを分からないであろう子供にいきなり「体と心の性」とかはじめても逆に変な意識を植え付ける「洗脳」みたいな事になりそうな気がする。大体学校教育というのであれば、もっと深刻な問題である「学校内での虐め問題」対策をするべきなのでは。あれは、学校側では虐めがあったと認めていないので無かった事になっているんだろうか。それならば、LGBT教育だって「学校で差別は無い」と言えば不要になるんじゃないの。

同性愛や同性婚を認めていないキリスト教などの社会背景によって、日本以外の欧米諸国ではLGBTに対しては厳しい時代があったことは事実だと思うし、その反動で今大きな反動が生まれていることも理解出来るけれど、それでも極端すぎる内容も多く、LGBT以外の人特に生物学的に女性に対しての影響が大きすぎると感じます。一方日本では昔からLGBTが認められていて、という意見も聞くけれど、そうでは無いと思う。やはり、それなりに差別やさげすみみたいなものがあったと思うけれど、それでも大らかな時代だったから「見て見ぬ振り」みたいな形で欧米ほどは過酷な歴史にならなかっただけだとは思う。だから、日本ではLGBT関連法案は不要と言うのは、また極端な話でそこはやはり当事者の方との話合いなりをして、必要な措置は講じるべきだと思う。

想像するに、その「必要な措置」で最も切実なものは「同性婚」問題だと思うんですよね。それに関して言えば、LGBTのうちLとGの人の問題と言っても良いんじゃ無いかと。Bも一部関係するだろうし、Tに関しても外科手術なしでの性転換とかになると関係するかもしれない。ただ、BTの場合生物学的に相手との性と異なるもの同士であれば、現行の「婚姻制度」で問題ないだろうし、同性婚と言う話ならばそれはLGの人の問題と重なるわけだし。個人的には、憲法24条の「両性の合意のみに基づいて成立し」の「同性」は、憲法が作られた時代やその元がアメリカと言う事を考えると「同性」とは「男と女」という意味で、今の同性婚は含まれていないと思うんですよね。だから、この部分に何らかの補足を入れるとかしないと、憲法違反の話は終わらない。ただ、「同性」とは「二人」という意味だと決まれば、同性婚などは制度上の問題だけになるから、そこは案外簡単に解決出来そうな気がします。この手の話には往々にしてよく見る、問題の根本に関しては何ら解決しないのに、細かな枝葉の事だけが優先して取り上げられる時って、大体その部分に何か胡散臭い話があるように思いますね。


円安? 円高?

元日銀副総裁の岩田規久男氏による、円安・円高どちらが日本にとって好都合かという解説記事。円安になれば、円建てでの輸入資材の価格上昇が起こり、それが国内消費を抑制するところまで行くと問題だけれど、現在はそこまでは到達して折らず、今の所は「円高よりは円安が望ましい」状態という説明。自分の記憶を振り返ってみると、2000年前後くらいから国内でのコスト削減のために国内の製造を海外に移す流れが一斉に始まっていって、一時期は国内産業の空洞化も言われたけれど、最近では国内回帰が進んでいますからね。ただ、その理由の一つは為替の理由以外にも、コスト安のために出ていった海外の賃金が軒並み上昇していて、コストダウンの旨味が減ってきたことも大きいと思うけれど。

単純に為替レートだけみると、バブルの最盛期の頃は1986年から1989年と言われているけれど、1985年の頃はUS$1=240円位の時代。それがバブルが始まると一気に100円近く円高に振れて、バブルとともに円安に少し振れるんだけれど、バブル崩壊後はどんどん円高に移行してUS$1=100を着る場面も。その後は、ほぼ現在の水準を維持していたけれど、2000年代後半のリーマンショックなどから更に円高に推移した様子がよく分かります。また、安倍政権時代は為替が案外安定して居た事も今回知ってちょつとビックリ。 

自分は、比較的多く海外旅行に行くので、こういう為替レートには敏感になるんですが、+/-5円(幅10円)位なら、実質的にはそんなに為替差損みたいな印象はかんじないかなぁ。それが+/-10円を超えてくると「すげー高い」「すげー安い」という肝を、クレジットカード会社の明細を見た時に感じるかなぁ。それを考えると、現在の為替レートはコロナ禍前と比べて20円位円安に振れているので、幾ら日本経済や訪日観光客にとって有利と言われても、日本人にしたらたまらない。まずはUS$1=120円位まで下がって落ち着いて、その後US$1=110円位で事実上固定して欲しい。そのためには、国内消費や投資が今以上にもっと増えないといけないわけで、そういう部分に対して政策を与党はもちろん野党も要求するべき何でしょうね。

最近ではLGBT関連法案がニュースの主流になっていて、そういう少数派の保護というか支援も大切だとは思うけれど、多数の人が切望している経済対策が、やっばり一番必要で一番重要な政策だと思うんですよね。補助金だとか支援金などでカンフル剤的に対応する事も必要だろうけど、やっぱり抜本的な対策こそが必要なわけで、そのためには先ずは経済対策をもっと真剣に考えて欲しい。

2023年5月17日

持ちつ持たれつ

ジャニーズの元社長である故ジャニー喜多川氏による、少年への性犯罪問題。ジャニーズ事務所からは、現社長による公式の謝罪と説明ビデオが公開されているけれど、正直なところその内容をそのまま信じる気にはなれない。芸能界とかアイドルとかジャニーズとかに興味が無い自分では有るけれど、この手の話って昔からポツポツと言われていたことで、でも直ぐに消えちゃうんですよね。芸能界の大御所であるし、放送局や雑誌等では重要な素材提供(タレント供給)の会社ですから、機嫌を損ねたくない。ジャニーズ事務所だけで無く、昔から大手の芸能事務所とか大物タレントに関しては、見て見ぬ振りをしてきたのがメディアであり芸能ジャーナリストだったのでは。

例えば、有名ではあるけれど、そんなに大物では無い俳優さんとかが同様の事を言われた場合、多分直ぐに仕事が減って場合に寄っては芸能界・俳優引退と言う事もあるんだと思うのですが。少し前に「忖度」という言葉がよく使われるようになったけれど、昔から大物には忖度していたのが、この業界と言っていいのでは。今回の件も、当事者であるジャニー喜多川氏も、その姉であるジャニーズ事務所の責任者だったメリー喜多川氏も亡くなっているから、当事者の説明が出来ない事もありますが、周りの芸能関係者も、それを理由にこれ以上の追求はしないんじゃ無いだろうか。

何十年か前田と、渡邊プロが「ナベプロ」と言って今のジャニーズ事務所みたいな存在感の有った時代がありますが、あの頃のスキャンダルも結構曖昧にもみ消されて、暫くしてほとぼりが冷めると何食わぬ顔をして復帰していたりした記憶があるなぁ。それよりもさらに少し前だと、芸能タレントは地方興行などで現地の興行元との付き合いが大切で、そういう人達の場合当時の時代背景から所謂反社勢力つぽい組織や人達が観覧でいることも多かった時代。某昭和を代表する大歌手が、暴力団の組長と並んで写真に収まる、みたいな話は結構聞いた記憶があります。個人的には、時代がそういう時期だったから仕方ないこともあると思うし、そこまで昔のことを発掘して今批判する事にどれだけ意味があるのかは疑問。でも、今回の場合はつい最近までそう言うことがあったかもしれない事象なわけで、簡単に風化させるわけにも行かない。

あれだけ大きな謝罪ビデオの公開があったけれど、今朝の芸能ニュース等では事務所所属グループのコンサート情報とか活動レポートみたいな事をテレビでは流していて、そこはどういう対応というか立場なのか一度説明を聞いてみたい気がします。もちろん、疑惑があるのは経営者側で所属タレントは被害者なわけですが、エンターテイメントを提供する事が目的の会社が、それを裏切るような不祥事と思われる行為を犯した疑惑が言われているのだから、そこ何かけじめなりもっと踏み込んだ謝罪みたいなものが必要なのでは。あと、こういう問題って「芸能界」が特殊な環境・職場だから発生したわけじゃ無くて、大きな組織とか団体になれば、権力や立場を利用して強要すると言う話は幾らでも出てくるもの。少し前に、女性の人権を謳っていた写真家が、実は複数の女性(スタッフ)に対して性加害的な行為を長年行っていたことが分かったけれど、あれだって結局は有耶無耶に終わってしまい、その当事者の写真家氏は似たような運動にまた参加していたりするんですよね。肝心なメディアだって、社内にそういう問題があると女性社員がアンケートで回答しても、それで終わりだし。結局は、どんな場合であっても何か組織体が生まれれば、そこには上下関係や力関係が自然に生まれてきて、優越の利用をした一方的な加害行為は発生することをもっと認識しないと。そう言う意味では、このジャニーズ事務所問題は単純な芸能事務所の問題だけで無く、LGBTとか女性差別とか弱視支援とか、色々な物事に対して検証が必要な事例になると思うなぁ。

2023年5月16日

京セラ、個人スマホ撤退

京セラが個人向けスマートフォン事業から撤退するといニュース。今後は法人向けスマホや5G関連設備に注力する方針と言う事で、個人向けスマートフォンは2025年3月までに販売終了とのこと。殆どの日本家電メーカーが自社ブランドの携帯電話を開発・販売していた時代から、京セラの携帯・スマホはユニークで「玄人好みだよなぁ」というのが個人的印象。ただ、それは広く売れていく個人向けマーケットでは厳しいと言う事でも有り、コアなユーザーが付くのは良いけれど新規ユーザーの開拓には厳しかったでしょうね。私も2年に一回位の頻度でスマホを買い換えていて、その時には一応FeliCa利用が大前提ということもあり国内メーカーの製品をチェックするんですが、もうSONYと富士通しか事実上無いと感じていましたからね。

私は仕事では外回りとか無いので業務用のスマホとか所持していませんが、今回マイナンバーカードがスマホに取り込めるようになった事から、今後はスマホ(NFC/FeliCa)が通信機能だけでなく、決済手段や証明書機能等、どんどん集約されていくんじゃ無いだろうか。そうなると、法人用のスマホに出張などで使用する法人用クレジットカード機能を取り込んで、そのスマホ一つで移動や宿泊をしたら、それが自動的に精算処理される、みたいな事だって今でも実現可能だと思う。NFCなら海外でも利用可能なので、国内のスキームをそのまま海外でも利用出来るだろうし。 

京セラというと、昔はPHSで私も利用していましたが、最近の携帯・スマホだとヘビーデューティなスペックが特徴言う認識があって、このカシオから引き継いだG'zOneシリーズとかかなり無骨なデザインで男の子の心をくすぐると思うんですよね。当時は、スタートレックのトライコーダーみたいというか、そんな印象も受けたなぁ。最近のスマホでは、こういう二つ折りデザインは殆ど見なくなったけれど、携帯性と操作性を考えたらそんなに悪いものじゃ無いと思うんですけどね。ただ、操作部分と表示部分が同じサイズにならざるを得なくて、その場合どうしても操作部分はスペースが目立つ空いた感じになるし、表示部分は出来るだけ大きくした意思という、矛盾に悩むところ。

鳴り物入りで登場したバルミューダーも終了してしまったし、残っている国内メーカーは富士通とSONYだけになりましたね。富士通もスマホ事業は微妙だし、SONYも何とか検討しているけれど、彼ら的にはセンサーが売れれば十分なのかもしれないし。まぁ、私も前回の買い換え時にはSONYからGoogle (Pixel 6)に変更してしまったので、文句は言えないのだけれど、時代の流れとはいえ寂しい限りですね。

英語に救われる (2)

東洋経済ONLINEに掲載された「とにかく明るい安村」氏の「安心してください、履いてます」の芸が、英国版"BGT"で受けた理由についての説明記事。私も、この件が話題になって直ぐくらいに自分の感想をアップしたんですが、日本語と英語の語順の違いが偶然にもコール&レスポンス見たいな「場」を作って、それが更に盛り上げて大成功した、という理解は正しかったみたい。演出家が、もしかしたらああいう筋書きを書いていた可能性はあるかもと当時は思いましたが、帰国後に出演したラジオ番組だったかな、あれは偶然だったという説明をご本人がしていますからね。 

日本語の難しいのは、筆者も書いているように、主語や目的語を省いての会話が成立することで、日本語を英訳しようと思うと、この省略された文脈・語句も含めて英文に変換しないと、相手にとっては意味不明(意味不明確)な文章になってしまう。また、英語を日本語に翻訳する場合も、日本語では省略されている暗黙の了解みたいな部分も含めて日本語化されるから、日本人にすると回りくどかったり何度もしつこかったり、場合によっては省略されている理解とは異なる言葉にその部分が翻訳されて、逆に誤解されるような言葉に翻訳されたりする場合も有るように思います。英語を学び始めて慣れないうちは、相手の話す内容はある程度分かっても、なかなか自分の言いたいこと・伝えたいことが相手に理解してもらえず苦労することが続きますが、今にして思うと日本語をそのまま直訳では無いけれど日本語の字面を英語に変換して話そうとしているから、相手から「誰が?、何を?」みたいな部分が伝わらず困ってしまうんでしょうね。自分の経験から言うと、以前も書いたんですがどうしても日本語の語順に沿って英訳しようとするので、受動態で話をする事が増えてしまって、それが楽に感じてしまい一時期は常に受動態で話をしたり文章作成していたような時代もありました。ただ、受動態って相手からすると弱い主張というか自信の無い意見と受け取られるのと、英会話の場合まずは「誰が」という主語が重要だから、それが最後まで出てこない、場合によっては省略されることは耐えられないんでしょうね。だから受動態中心の話方から脱却するために、最初の頃はとにかく「I think...」とまず自分を主語に入れて考えを説明する事かから入って、"I think thaaaat... he needs...」みたいな時間稼ぎをしつつ、続く"That 節"で本来言うべき主語を見つけて使うようにしていました。それが慣れてくると、最初から「He needs」とか言えるようになってきたし。

日本語での「(安心してください) 履いてます」の英訳が"I'm wearing (pants)."と現在進行形というのも少しおかしいというのも、ネイティブの人の感覚としては分かる気がします。パンツをはいている最中と言う事は、それこそお風呂から出てきて体を拭いて、パンツに片足を入れたときにいきなりバスルームのドアを開けられた、みたいな瞬間になりますからね。しいて現在進行形を使うとしたら"Don't warry! I'm keeping my pants."とでも言うべきかも。ただ、何度かあの映像を見たり、この手の説明の記事なんかを読んでいるうちに思ったんですが、実は"I'm wearing pants."もあながち間違いでは無いのかも、と。彼の芸の面白みとしては、見る角度によって裸のように見えるんだけれど、実はちゃんと(小さな)パンツを履いていましたというギャップな訳ですよね。実際は履いているのに、見る角度によっては履いていないように見えるからビックリした、というのが笑いのツボ。でも、"I'm wearing..."と言うことで、裸に見えるシーンから、両手でパンツを示す決めのボーズに至る短い時間で、恰も慌ててパンツをはいたんだ、みたいなイメージにもしかしたら英語から感じられるのかもしれないかなぁと思うんですよね。その一瞬に履きましたみたいなコメントが、その前に裸に見えた動作とも繋がって「笑い」に味というか厚みを加える結果になったのではと考えるのは考えすぎかな。だから彼の一連のステージでの芸を見ていて日英(=欧米)の笑いのツボの違いみたいなものを感じたのが、最後に演じたスパイスガールズの所。日本人だと、履いているのに履いていないポーズが続くのを見て笑うので、何度も履いていないようなシーンが続くあの踊りながらの部分は笑いのツボが何度もあるわけです。でも、英国人(=欧米人)からすると、パンツをはいているのにはいていないように見えるのが最初のツボだけれど、そこから「履いていないと思ったら一瞬でパンツを履いた」という風に見えるところが二番目の笑いのツボになっている気がするんですよね。だから、曲に合わせて見えたり消えたりするのは、多分よく意味が分からなかったんじゃ無いだろうか。その前に演じた、サッカー選手、ジョッキー、ボンドの時と比べて、最後は余り受けていなかった気がします。でも最後に"Don't warry.  I'm wearing... (Pants!)"では盛り上がったけれど。

あと、この放送が英国版だったことも怪我の功名だったかも。英国英語だから、下着のパンツは"Pants"ですが、これがアメリカ英語だと"Underwear"になるわけで、そうなると"Don't warry!  I'm wearing... (Underwear!)"のコール&レスポンスは、2音節になる分ちょっと間が抜けた印象に感じられます。一言で"Pants! (パンツ!)"と叫べるから、上手い具合に掛け合いが成立するんじゃ無いだろうか。更に、今回英語版のBGTで受けたからと言ってそのままアメリカ版AGTに持っていって同じ事をやったら"Pants!"と言ったら日本語で言うところのズボンになるわけで、そうなると全く意味が通じない。あの番組出演に関しては、所属している吉本から言われて出たと安村氏本人が言っていたけれど、吉本としてはそういう所まで考えてAGT (American's Got Talent)ではなく、BGT (Britain's Got Talent)を選んだとしたら、その担当者は凄い策士だと思うけれど。

2023年5月15日

マイナンバーの信頼性

ITmediaに掲載されていた、マイナンバーカードの「スマホ電子証明書」の利用方法についての記事。ここ最近、コンビニでの住民票発行に取り違いが発生したり、マイナンバーカードの保険証利用でやはり取り違えが発生して居た事が分かったりと、マイナンバーカード関連サービスでの不具合が取り上げられているんですが、それを理由に保険証廃止反対とか言うのは、一寸違う話のような気がします。元々顔写真や本人確認の情報が無いに等しい保険証だったから、そういう手段を持っているマイナンバーカードと統一しようとしているわけだから、保険証に戻すという事は以前のような不正利用可能なより悪い状況に戻る事になるわけですからね。

マイナンバーカード自体は、出生時に自動的に生成されて発行されるその日と固有の「マイナンバー」を表記するためだけのもので、別にマイナンバーカードを持たなくても発行拒否しようとも、個人特定情報である「マイナンバー」が消えるわけでも無いし、無くなるわけでも無い。行政機関の手続きでは、そのマイナンバーを元に処理されるわけだから、マイナンバーを知らない、マイナンバーカードが無いならば、より面倒な諸手続を実行しないといけなくなるだけの話で、その不利益をその日とが良しと思うなら、そう言う不便な社会で生活すれば良いだけの話し。行政機関だけで無く、例えば銀行サービスとか税金処理とか、今後色々な場所でデータの統一や共通化が進むだろうから、そういう利便性とリスクのトレードオフを受け入れられないなら、仕方ないだけ。私は、リスクも理解した上で利便性の方が大きいし利益も大きいと思うから、どんどん統一サービスを進めて欲しいと思うけれど。

今回のデータ取り違いも、ある意味マイナンバー(カード)がそれらのアカウントや情報を一本化しているわけでは無いという証明でもあると思うんですよね。つまり、マイナンバー(カード)でその本人確認が出来たから、そこに紐付けされているであろ保険証だったり住民登録サービスへ「認証」したものの、それらここのサービスとマイナンバーとの多分本人との紐付けのAPIに不具合が合ったんでしょうね。認証成功したけれど、渡された情報引き出し用のIDみたいなものが違う番号なり違う形式で処理されて、それで本人以外の情報が引き出されてしまったんだろうなぁ(※住民票の誤印刷に関しては、タイムアウト時のアンロック処理の問題らしい)。根本原因の特定と修正は、それぞれ開発会社で早急に進めて欲しいけれど、多分問題が発生したマイナンバーのパターンとかも分かるだろう気から、テストケースにもそういう所を反映して欲しい。 

ChatGPT等のAI技術同様、便利さの中にはこれまで無かったようなリスクや疑問も生まれることは当然で、そういう部分に対しての疑問に関してはチャンと回答していく必要はあると思う。また、そういう風にこれまでのルールが変わる場合には、必ず新旧ルールの違いやギャップを利用して以降という勢力・人も生まれるわけで、それはそれでよく言えば「起業家」なのかもしれないけれど、やっぱり最低限のルールは必要だと思うんですよね。今回のマイナンバーカードのトラブルにしても、不幸にしてトラブルに遭遇してしまった人にはチャンとした保証や手当をするべきだと思うし、もし模倣犯みたいな事がこれから出てきたら、そちらに対してはより厳しい処罰をするべき。そうやって、言ってみればマイナンバーカードの「初期不良」というか「初回起動時の不具合」を収集して解決することで、今後のトラブルを終息させることが予め出来る分けですから。製品開発何かしていると、そういう部分は「イニシャルコスト」としてある程度見込んで進めて、その上でビジネスの最適化を進めるわけですが、マイナンバーカードの統一的利用に関しても、これから進めれば進めるほど同様の事例は出てくると思う。それを理解した上で、その先にあるであろうより快適な社会生活が生まれることを理解して欲しいなぁ。


シン・Xリーグ

昨日は多くのフットボールの試合、それも強豪・有名チーム同士の対戦が目白押しで、インターネット配信で視聴可能な試合も喪幾つかあったので、1) デスクトップ機、2) ノートブック機、3) Chromebook機と、3台の端末を並べて、3試合同時視聴していました(笑)。

社会人Xリーグの試合では、以下の3試合を並べてみていたのですが、春のシーズンにしては力の入った良い無いようだったと思います。ただ、戦前の予想をひっくり返すような「アップセット」が無かったのは残念だったけれど。

 この中で印象的だったのは、福岡県春日市で開催されたインパルス vs SUNSの試合。試合自体は、西日本地区所属4チームで開催されている春の公式戦「グリーンボウルトーナメント」一回戦という扱いですが、SUNSの希望と努力により地元福岡開催だけでなく、興行自体もotonari福岡SUNSが運営するという、多分Xリーグ史上初めてと言っていいような内容。X1 Super所属12チームのうち、昨年のリーグ戦順位は11位という決して強いチームでは無いけれど、Xリーグ所属チームの中では、多分一番「フランチャイズ」という事を意識して、「福岡」という場所で成功しているチーム。そのアイデア、バイタリティ、パッション、全てで今一番勢いがあるトップクラスのチームだと思う。

この日は、昨シーズンまで3年間SUNSに所属して、選手として活躍するだけで無く、フットボールエバンジェリストとして、活動活躍した「コージ・トクダ」選手の引退セレモニーもハーフタイムに行われていて、この人の活躍もSUNSだけでなく国内のフットボール人気を上げる重要な役割だったなと再認識。この日の試合会場には、2000人を超える観客が集まったそうですが、その何倍もの人が集まっても不思議は無いくらいの熱意を感じる試合であり、セレモニーでもありました。

SUNSの代表であり選手であり監督でもある吉野氏は、チームとして利益獲得出来る仕組み作りが必須という考えから、こう言う事に熱心で個人的にもそういう方向に行かないと、なかなか国内のスポーツビジネスも発達しないと思う。アメリカの4大スポーツの様になるのかかなり難しいけれど、昔から人気のあるプロ野球ですら球団単体での収益では赤字になるような時代に、外部からの補助とか支援金で維持するビジネスモデルでは誰も見向きしてくれないと思う。やはり、そのチームとしての売り物=コアコンピテンシーを作って、それに対して「投資してもらえる」スキームを作る事で、「アメフト」という一つのスポーツを核として多くの人に対して遡及できるビジネスモデルを構築しないとだろうなぁ。そう言う意味では、福岡というアメフト未開の地で成功している努力と活力は本当に凄いと思う。今シーズ初めに、Xリーグの役員理事が大きく入れ替わって、新体制での運営が始まっているのですが、これまでの活動を否定するのでは無く、これまでの活動を真摯に反省・評価して、より良い仕組み作りを進めて欲しい。そのためのお手本が、この福岡での試合だったんじゃ無いかと言う気がします。

2023年5月14日

拙速な議論

読売新聞の社説に掲載された、G7前にLGBT法案を国会提出しようとする拙速な自民党の行為に対しての警鐘。この法案成立のためによく使われているのが「G7の中で日本にだけ関係法案が無い」という言葉。LGBTへの理解が進む諸外国特に先進国と言われているG7の中で、日本にはそういう法律が無いために遅れて居るし日本以外のG7諸外国から批判されるという、ある意味「脅し文句」みたいな言葉。でも内閣法制局は「それは違う」と否定しているんですよね。

私自身、こういう方面に詳しいわけでは無いし、今現在色々な意見を見聞きしつつ自分なりの理解や考えをまとめている段階なのだけれど、それでも確実に言えると思うのが、生物学的に「雌」で性自認も「女」である、多数を占める「女性(雌-女)」という存在が大きな影響を受けるだろうという事。生物学的に「雄」でも性自認は「女」という、「女性(雄-女)」よりは少数な存在が自分達の権利を主張して、摩擦が生まれて物理的な問題がこれから多発するだろうという事。実際、LGBTへの理解が進んでいると言っている海外では、「女性(雄-女)」がスポーツ競技会で「女性(雌-女)」よりも好成績で勝利したり(肉体的には雄ですからね)、トイレや施設の中で肉体的な暴力や暴行などの事件が発生したりと言う事例が問題視されています。

ネットで見聞きする色々な意見の中で、自分の乏しい経験からも同意できるのは、日本以外の国はキリスト教的な宗教観が社会生活の根底にある社会で、その中では同性婚や同性愛、あるいは性転換みたいな行為は禁止というよりは厳重な罪という意識があったと思うんですよね。いゃ、欧米でも昔から同性愛見たいなものは隠れていたけれど存在したとか、日本では大らかと言うけれど迫害もあったとか、個別には千差万別だったと思うけれど、やっぱりキリスト教の有無とその宗教による社会的な制限の有無というものは、日本とそれ以外の諸外国での大きな違いだと思う。そういう背景から今新しいルールを作ろうとしている諸外国とは、日本の場合は異なるアプローチが必要だと思うし、そうで無いと実状にそぐわない法律が生まれるだけだと思う。

このLGBT法案に関しては、推進を強く要望している一部団体とは別に、反対しているLGBT当事者の団体も多く、この手のルール作りにありがちな、声の大きな人の都合が通るみたいな「偏り」を感じたりします。個人的に疑問に感じるのは、憲法14乗には、

すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、 信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係に おいて、差別されない

と規定されているわけだから、LGBT関連とか性同一例に関しての理由から何らかの差別を受けたら、憲法違反と主張出来る分けです。何故それをせずに、限定的な法律を作るのだろうか。例えば、〇〇地方の出身だから差別されたら「〇〇地方の出身者に対しては、××の行為をしてはならない」みたいな個別の法律を作らないと、その人の出生地差別は解決されないのだろうか。あと、LGBTに関して子供の頃から理解を深めないといけないので、小学生位から心と体の違いみたいな事も教えようとしているらしい。それならば、例えば多数を占めている異性婚がどうして社会の中心になっているのかとか、生物として子孫を残して生存を継続して行くことの意味とか、その方法とか、そう言う事をちゃんと教えた上で、「でも多様性の社会になり、〇〇という存在も認めていく必要が有る」という理解を進めるなら分かる。でも、いきなり「多様性社会だから〇〇を認めなさい」というのは単なる押しつけ教育だと思う。それよりも、子供に理解させる前に、その教える側の大人がちゃんとそう言うものを理解して実行出来る状態になるべきなのでは。素行の悪い失礼な大人が、子供に礼儀作法を教えているような矛盾を感じる。LGBT法案に反対するLGBT当事者の人達の発言で、自分達は静かに自分達の欲している生活を続けていて、差別も含めて何の問題も感じていないから法案には反対、というものがありました。多分彼にして見たら折角平穏無事に生活していたものが、変な注目を集めて知らないうちに周りに波風が立ち初めて、平和な生活が一気に混乱して迷惑を被っているのでしょうね。この手の話にはありがちなんですが、ごく一部の人達が騒いで自分達の権利を主張する時って、その背景に別の意図の運動なり勢力なりが隠れていることが往々にしてあるけれど、これもその手の話のような印象を受けます。

時代のシンボル

映画の本編上映時の内容と異なり、その後DVD/BD等に収録するときには、色々な理由から内容を再編集したり、トリミングや追加映像をしたりという事は、それなりに有る話。これまでも「ディレクターズカット」とか「特別編」みたいな感じで、ある意味付加価値を加えたバージョンという意味で存在していたように思います。申し訳ないけれど、私は観ていないのだけれど邦画アニメ映画のヒット作品の一つである「すずめの戸締まり」で、公開時には無かった主人公がマスクをしているシーンを加筆したという記事。 

監督の説明では、制作時はコロナ禍の真っ最中だったけれど、作品(=映画)がコロナ禍にも上映・放映されることを考えて、コロナ禍というイメージが定着しないようにマスク無しの映像にしたけれど、その後考えが変わったと言う事らしい。その作品の責任者の考え方次第なので、現実の災害とリンクさせようが、それとは別の時間線を想定しようが、そこは制作者・責任者の考え方次第。現実の要素が含まれることで、ノンフィクションであってもリアリティを感じる内容になるだろうし、まさにそのコロナ禍の中で今でも生活している観客としたら、ある意味没入感を感じやすいかもしれない。一方で、今後この作品が何か評価される場合には、この「コロナ禍」という歴史に依存する固定されるリスクもあるわけで、その判断はどうなんだろうか。

2019年と2020年では、社会の様子はがらっと変わった訳で、その一番のシンボルが「マスク姿」であったり、アクリル板やビニールシートの「透明な遮蔽物」だったわけで、今後そう言うものが登場する映像が使われたら、2020年から2022年の3年間の映像と言う事は確実に特定出来る状況でしょうね。コロナ禍で、所謂「ロケ番組」が以前のように出来なくなり、コンテンツ不足に困ったテレビ局は、昔のロケ映像やビデオを再編集したりして何とか番組を構成している時期がありました。あの時に凄く違和感を感じたのが「コロナ禍でみんなマスクをしているのに、画面の中の人達は全くそんな様子は無い」という事。あるいは、「三密回避」でレストランや居酒屋などではスペースを開けて、アクリル板を設置しているという状況なのに、画面の中では狭い店内に満員の状況で、あの時に見る映像としては「昔はああだったんだよなぁ」と1年2年程度前の事なのに、凄い昔みたいな印象を受けたものです。例えばルーズソックスが実際にブームになったのも、自分の記憶では精々2~3年位だったと思うのだけれど、イメージとしては10年位の一世代の流行のように感じます。それって一つの「文化(カルチャー)」として社会に浸透していったので、その前後も含めた時代のシンボルとして記憶に残っているんじゃ無いかと。一方でマスク着用も期間としては2~3年の話で同じ位の期間だけれど、こちらはピンポイントで始まりは分かっています。終わりに関しては、まだ今現在もマスク着用は70%位の人が続けていて、明確に「終わり」というのはあと一年くらいはかかりそうだけれど、イメージとしてはこの5月8日の5類移行で終わった感じ。そう言う意味では、時代のシンボルとしてはこの3年位のものとピンポイントで認定できるものなんですよね。

良くも悪くも過去のとある時代あるいは年代を、ほぼピンポイントで特定出来るシンボルって、今回のマスクやアクリル板何て言うものが初めてじゃ無いだろうか。マスクとかアクリル板みたいな特徴的な品物もそうだけれど、ネットの時代でそういう光景や様子が無尽蔵に記録されていて、いつでも参照出来る時代であったことも見逃せない気がします。これがそう言うものがまだ無い、例えば50年位前の事象だったら、ここまでは記録にも記憶にも残るものにはならなかったでしょうね。実際日本だと過去にもコレラとか全国的に流行したことがあって、その時にはマスクに抵抗のない日本人は今回の様に一斉にマスク着用をしたはずだけれど、今回ほどそのイメージって残っていませんものね。シンボル化すると言うことは、それを残す記録の問題でもあると思います。そう言う意味で、「映画」という今後長く残るであろう記録の一つで、わざわざ後からマスクを追記したという意味を、後世の人はどの様に解釈して理解するのか、可能ならば50年後と100年後に聞いてみたい気がします。

日本の電力問題

日本の電力問題に関しての三部作の記事(一部二部三部) 。どの発電方法が良いとか悪いとかでは無く、置かれた状況や環境、あるいはその時のコストや技術等、最善策を一つに決めるのでは無く、最適なものを臨機応変に活用しようという話だと私は理解しました。まぁ、普通に考えたらそうなりますよね。

東日本大震災で福島第一原発の事故が発生し、それによってそれまでの「原子力神話」みたいなものが崩れてしまったことは仕方ないと思う。けれど、そこで突如登場した「太陽光発電」を中心とした「自然エネルギー」や「再生可能エネルギー」を、逆に持てはやしすぎだとも思う。こういう話になると、欧州の事例特にドイツの事例が例として語られるけれど、欧州の場合は相互に国際的な電力網が繋がっているわけだし、ドイツが原子力発電を全廃したと言っても、隣国のフランスの原発で発電した電力を必要ならば入手出来るわけだから、日本の状況とは全く違うわけです。日本の場合は、日本以外の場所から電力供給を受ける方法は無い訳ですし、自分達が必要な電力は100%自分達で発電しないといけない。その違いを認識した上で、日本の最適解を見つけなきゃいけないのに、今の議論は「反原発」とか「反太陽光発電」みたいな極論同士での議論しか登場しないから、いつまでたっても現実は改善しないんですよね。

太陽光発電に関して、記事の中ではメリット・デメリット解説されていますが、個人的に一番問題だと思うのは、太陽光発電普及のために様々な補助や支援策が提供され、その為に国内の至る所に乱立し、それが二次災害を引き起こしていること。浜松などのように、使わなくなった昔の養鰻池を埋めてその場所に太陽光発電パネルを設置するとか、ゴルフ場のように既に開発済みの場所にやはりパネルを設置するのは土地の有効利用と言えると思うけれど、太陽光パネル設置のためにわざわざ山の斜面を開拓して、無理矢理設置している場所が問題になっています。原子力発電所等が筆頭だと思うけれど、火力発電所(石炭、LNG含む)にしても水力発電所にしても、そういう設備を建設するためにはかなり長い時間を掛けて地盤調査とか環境調査をして、問題が無いことを確認して初めて建設出来るわけです。でも太陽光発電の場合は、よほど大規模なものはそう言う手続きも必要だと思いますが、そこそこの規模のものだとかなりいい加減な工事で設置してしまうケースもよく見聞きします。台風や大雨の影響で、そういう場所で土砂崩れが発生して被害が発生している例もあるわけで、私はああいう部分をもっと厳格にするべきだと思います。

個人的には、現状はやはり原子力発電でベース電力を確保し、コスト高な火力発電は出力調整分だけに出来るだけ下げて電気料金を下げる努力をする事で、経済の活性化=社会生活の安定をまずは進めるべきだと思う。そこで余裕が生まれれば、今の再生可能エネルギーに対して投資する余裕も生まれてくるだろうし、今のように乱開発みたいな状態では無く、例えば離島とか過疎地域みたいな場所、あるいは大規模な工場や事業所での活用みたいな事なら十分に実用的なのでは。例えば大規模な事業所での自家発電設備と太陽光発電を組み合わせて、効率的に低コストでの電源供給なんてのも可能何じゃ無いかと思う。さらに言えば、原子力発電の運用に関してはこれまで以上に規則が厳しくなり審査にも時間が掛かっているのですが、あの中でのテロ対策に関しては期間を限定して別立てで評価する必要が有るんじゃ無いかと思うんですよね。設備の安全性というもの(電源喪失時の緊急対策とか)とは十分にすれば良いけれど、テロ対策というのは設備機能とは別の話だし、原発以外でも大規模な設備にも同じ事は必要なはずですよね。何が良くて何が悪いという単純な話では無いのだから、この記事のような冷静な議論をして、ベストだけを追求するのでは無く、ベターな解決策が適時提供出来る環境をみんなが考える様にしたいですよね。それは、この電力の話だけでなく、今色々な場所で議論になっているような、例えばLGBTQ+とかそう言うものでも同じだと思うなぁ。

2023年5月13日

L.A. Chargers make it again!

NFLの2023シーズンのスケジュールが発表になり、各チームは自分達の試合告知を一斉に始めるんですが、その中でもL.A. Chargersが注目の的に。 

昨年、日本のアニメのパロディで対戦相手を順番に紹介するアニメを作成したのですが、何と今年もその第二弾で、何故か日本語もあちこちに登場するもの。昨年のバージョンは、かろうじて私でも何のパロディか分かるところは幾つかあったんですが、悲しいかな今年のバージョンは殆ど分からない。でも、日本のアニメ好きなChargersファンが「これは〇〇」みたいに反応しているので、今年もその内容や出来具合は十分に合格点なんでしょうね。素朴な疑問として、現地のChargersファンにそれが伝わるのか言うことはありますが。因みに昨年のバージョンがこちら。 

「鬼滅の刃」「ONE PIECE」「進撃の巨人」等私でも「たぶんそうでしょ?」という位分かりやすかったんですが、今年はここ最近のアニメが中心みたいで、最近は全くアニメを観ていない自分はちんぷんかんぷん。でも、昨年のものが評判だったから、今年もそれなりにお金とリソースを掛けて制作したんだろうなぁ。前回もそうでしたが、版権クリアーするだけで凄く大変だと思うけれど、アニメ制作者側もそれなりに宣伝になると感じているのかなぁ。しかし、このChargersの担当者、生粋の「アニオタ」である事だけは確実に分かりますね(笑)。

NFLのレギュラーシーズンゲームは、年間18週(各チーム1週休みが入る)。で、同地区の3チーム(1地区4チームで8地区=32チーム)とは、必ずHome&Awayで2試合開催(6試合)し、残り11試合は前年順位をベースに同カンファレンス中の対戦、インターカンファレンスで他カンファレンスチームとの対戦が予定されます。勝率が高いことがまず大前提ですが、同率の場合には地区内対戦の結果が優先されるだけに、まずは地区内対戦の予定がどうなるのかというのが結構重要。NFLファンはこのスケジュール発表を見て、毎年一喜一憂するわけですが、そこにアニメのパロディまで噛ませるというのは、なかなか出来ない高等技術(笑)。国内のXリーグのチームも、流石にアニメパロディは色々な大人の事情から難しいと思うけれど、思わずクスッと出来るようなビデオを作ってくれないだろうか。しかし、2023年シーズンも始まらないうちに、もうChargersの2024シーズンスケジュールアニメの方がChargersの今シーズンの活躍よりも楽しみでたまらない(爆)。 

シン騒音問題

最近よく聞かれるようになってきた「子供の声の騒音問題」に関しての東洋経済ONLINEに掲載された記事。この件に関して言えば、私も結論に書かれているように「子供の声」を「騒音」か「非騒音」かの二択にしている点が最大の問題点だと思うんですよね。「騒音」という言葉が「騒がしい音」と書くように、「音源」となり得るものならば、全て「騒音」になる可能性があるわけですよね。

例えば先日も全国的に開催されていた「選挙時の音」。「〇〇に立候補しました、〇×△□です」みたいな事を拡声器(マイク)で話ながら街宣車で通過していくけれど、あれだって場合によっては「騒音」と感じる事もあるのでは。街宣車は、基本動きながらだから、一瞬我慢すれば済むけれど、街中での街頭演説なんかは一定時簡素の場所を占拠して不特定多数に対して大きな音を出す行為を続けるわけだから、見方によっては「騒音行為」と言われても仕方ないと思うし、そう感じる人も昔から一定数存在していたわけですよね。それでも、選挙活動に関しての正当な行為ということで、文句は言っても街宣車や街頭演説が禁止されることは無い。あるいは、「音楽」だって、自宅で聞いている分には問題ないけれど、それを外で同じように流したら「騒音」と感じる事も少なくないでしょう。「音楽」というものは、それだけでは「騒音」とは全く異なる音源なわけだけれど、その音量や再生場所によっては「騒音」化してしまう。その線引きをするのは凄く難しい話ですよね。例えば音量で「何dbを超えてはならない」と規定しても、感じ方は人それぞれだろうし、その場所が静かな場所であればその値でも煩わしく感じるだろうし、交通量が多いような場所だと気にならないだろうし。

音量で言えば、小音量でも気になる場合って結構有りますよね。一番あるのは、電車の中とかでイヤホンから漏れて聞こえてくる「シャカシャカ音」なんて、その最たるものじゃ無いだろうか。SONYからWALKMANが発売されて、ポータブルオーディオ装置が一気に普及し、それとともにWALKMANに付属していたオープンエアータイプのヘッドホンが、軽量ゆえにこちらも普及したことで「音漏れ」問題は社会問題にも一時なったわけです。この件に関しても、当初余りに大音量で視聴している人が多くて、それ故に音漏れの度合いも酷いものも多かったんですが、最近ではインナータイプやカナルタイプのイヤホン/ヘッドホンが主流になってきているので「音漏れ」の場面に遭遇することはかなり減ったと思います。でも、私なんかの世代は昔の音漏れの経験も記憶もあるから、以前なら問題にならないレベルでも都内の地下鉄なんかで「シャカシャカ音」を聞いてしまうと、つい「むむむ」と思ってしまう。こういう部分が、文字通りの騒音とは異なる音源に対しての新しい騒音問題、言ってみれば「シン騒音問題」を起こしてしまうんじゃ無いだろうか。

子供の声にしても、昔は子供も多かったから一日中どこからか聞こえてくるのが普通だったし、大体住宅自体が隙間だらけだったから、子供の声以外の外の音もどんどん室内に入ってくるような環境でしたし。それが住宅の遮音性も向上してきたから、例えば冬場は締め切るから外の音も低減されるけれど、春になり段々と開放的になると窓も開けるようになるため外の音が気になり出すとか。夏になってしまえば、再び窓等を締め切ってエアコンを掛けるようになるから、暫くは落ち着くけれど、秋になればまた窓を開ける機会も増えて、さらに運動会とか行事が開催されるとその分子供達の活動も活発になり、歓声や会話の声も大きめになってそれがまた気になって... というループが、特に自宅に長く滞在している高齢者などは影響しそう。私もリモートワークで、一日中自宅で仕事をしていますから、実はそういう変化は結構感じていて、特に学校が終わって下校する午後の3時前後や、その後一旦帰宅してから遊びに出てくるのでしょう夕方頃には、子供達の声が気になるときもあります。だからといって、「子供の声が騒音になる」という主張に対して「子供の声は騒音では無い」と対立軸にしてしまっては、そこで作られた「溝」がどんどん深まっていくしか無いんですよね。子供の声と言えども、一定の音量を超えた場合や、生活時間によっては気になるときもあると言う事を双方認識して、この区域では騒がない、大きな声は慎む、近隣住民から気になる行為があれば担当者なり学校なりにフィードバックして貰い、相互に妥協できる着地点を多少時間を掛けながらも協力して見つける、というような事こそ、この子供の声だけで無く今の世の中の色々なことにも当てはまる気がします。騒音だけで無く、LGBTQとか今問題になっていることの多くは、解決すると言いながらも結局は新たな対立軸を作っているだけのような気がします。

2023年5月12日

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Towers

BONVOY系12滞在目(13泊+10泊)は、いつもの横浜シェラトン。前回から一月振りの宿泊になります。 いつもの様に26Fに上がりラウンジでチェックインをお願いしました。ここで「明日のレイトチェックアウトは?」と聞かれるので「朝出ますからレイトチェックアウトは不要です」と応えると、「それでしたらスイートルームをご用意出来ます」との事。「いゃ、申し訳ないから普通の部屋で結構です」と言うと、「実は...」と。この日、300名位の団体さんが宿泊しており、通常の部屋が空いてないらしいんですよね。まぁ、それもあってといつもご利用いただいていますから、と以前よりは少し小さなスイートにアップグレードしていただきました。折角アップグレードしていただいても、写真を撮影して終わりなのですが...

さらに、翌日の朝食は2Fのビュッフェ利用は可能なのだけれど、その団体さん利用で混雑が予想されるので、この26Fのラウンジ利用がお勧めですというので、じゃぁ明日はこちらにすることにしました。さらにさらに、「今日はラウンジ利用のお客様も殆どいらっしゃらないので、是非ご利用ください」と言われます。実際、いつもだと入れ替え制で1部、2部、3部と満員の状況ですが、この日は団体さん利用でラウンジアクセス出来る宿泊者は殆どいない様子でした。

で、折角なので一度部屋に入って荷物を置いてから、再びラウンジへ。いつも混雑しているのでずっと利用しておらず、何時以来振りだろうか。一年とか、それ以上振りだと思います。久しぶりのラウンジ利用ですが、中に入るとガラガラ。いつもほぼ席が埋まっている、食事コーナーがある入って左側のブロックには、利用者は誰も居ません。反対側右側のブロックには、ラテン系と思われる女性の方が一人いらっしゃいましたが、その人暫くして退出してしまい、その後は私一人の貸し切り状態。チェックインを担当してくれた男性スタッフの方からは「どうぞごゆっくり」と言われましたが、こうなると逆に居心地が悪く感じてしまいます。

翌日は早めにチェックアウトする必要があったので、7:00になると直ぐにラウンジに入って軽く朝食をいただき、身支度調えて8:00前にはチェックアウト。その後、新横浜駅へ移動して帰宅の途につきました。そのチェックアウトの時、1Fのロビーに降りると30代位から60代位までの女性の方でごった返していました。「300名の団体」って、修学旅行の団体だと思っていたんですが、この人達のことだったんですね。どう言うグループなのか分からないけれど、これまで見たことの無いような光景にちょっとビックリしながらチェックアウトをしました。来週は、横浜は横浜でもWestinを利用する予定なのですが、その翌週二週間後には再びここに戻ります。その時もこんな状態なのだろうか。それだとちょっと嬉しいかも。