2023年5月16日

京セラ、個人スマホ撤退

京セラが個人向けスマートフォン事業から撤退するといニュース。今後は法人向けスマホや5G関連設備に注力する方針と言う事で、個人向けスマートフォンは2025年3月までに販売終了とのこと。殆どの日本家電メーカーが自社ブランドの携帯電話を開発・販売していた時代から、京セラの携帯・スマホはユニークで「玄人好みだよなぁ」というのが個人的印象。ただ、それは広く売れていく個人向けマーケットでは厳しいと言う事でも有り、コアなユーザーが付くのは良いけれど新規ユーザーの開拓には厳しかったでしょうね。私も2年に一回位の頻度でスマホを買い換えていて、その時には一応FeliCa利用が大前提ということもあり国内メーカーの製品をチェックするんですが、もうSONYと富士通しか事実上無いと感じていましたからね。

私は仕事では外回りとか無いので業務用のスマホとか所持していませんが、今回マイナンバーカードがスマホに取り込めるようになった事から、今後はスマホ(NFC/FeliCa)が通信機能だけでなく、決済手段や証明書機能等、どんどん集約されていくんじゃ無いだろうか。そうなると、法人用のスマホに出張などで使用する法人用クレジットカード機能を取り込んで、そのスマホ一つで移動や宿泊をしたら、それが自動的に精算処理される、みたいな事だって今でも実現可能だと思う。NFCなら海外でも利用可能なので、国内のスキームをそのまま海外でも利用出来るだろうし。 

京セラというと、昔はPHSで私も利用していましたが、最近の携帯・スマホだとヘビーデューティなスペックが特徴言う認識があって、このカシオから引き継いだG'zOneシリーズとかかなり無骨なデザインで男の子の心をくすぐると思うんですよね。当時は、スタートレックのトライコーダーみたいというか、そんな印象も受けたなぁ。最近のスマホでは、こういう二つ折りデザインは殆ど見なくなったけれど、携帯性と操作性を考えたらそんなに悪いものじゃ無いと思うんですけどね。ただ、操作部分と表示部分が同じサイズにならざるを得なくて、その場合どうしても操作部分はスペースが目立つ空いた感じになるし、表示部分は出来るだけ大きくした意思という、矛盾に悩むところ。

鳴り物入りで登場したバルミューダーも終了してしまったし、残っている国内メーカーは富士通とSONYだけになりましたね。富士通もスマホ事業は微妙だし、SONYも何とか検討しているけれど、彼ら的にはセンサーが売れれば十分なのかもしれないし。まぁ、私も前回の買い換え時にはSONYからGoogle (Pixel 6)に変更してしまったので、文句は言えないのだけれど、時代の流れとはいえ寂しい限りですね。

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