2015年4月30日

演説

昨晩行われた安倍総理の米国上下院合同会議での演説。内容的には、これまでの歴代総理の発言を踏襲しつつ、変な国に変な言質を取られないように配慮したまずまずの内容だったのでは。「日米の戦後70年を総括した演説」なんだろうから、それ以外の国々に対して何か言うと言うのも変ですよね。勿論、日米の戦争に関しては触れないといけないから、その時に巻き込まれた東南アジア諸国に関しての言及は必要で、それはちゃんと含まれている。それに対して韓国は「自分達の痛みと苦しみが...」と言っているみたいだけど、その時には彼らは日本と同じ「加害者側」で有り、本来なら日本と一緒に頭を下げて謝罪しなきゃいけない立場のはずなんですけどね。「植民地化されて、何も出来なかった」とそれに対してよく言うけれど、韓国併合は1910年(明治43年)。さらに米国も含めた当時の列強各国も併合には反対しなかったわけで、仮に「植民地政策がけしからん」というのならば、それを日本と共に進めた共犯者の列強各国にも文句を言わなきゃ。

で、この演説に関しては色々な国が注目していたことは確かなんだろうけど、日本時間で深夜という事もあり日本国内ではNHK以外では殆ど報道は無かったみたいですが、そのNHKよりも早くかつ詳細に韓国メディアが報道しているというのがなんともストーカー的というか、粘着質というか(笑)。その内容も予想以上の爆発振りで、本当に暇なんだな、と。70年というのがどう言う節目なのか分からないけれど(50年なら半世紀、60年なら還暦だし)、もうかなりの時間が経過した事だけは確か。どこかの国みたいに、自国の歴史記録からその行為を抹消したならともかく、今でもその記憶を忘れずに居ることをちゃんと理解して欲しいですよね。

これで次の大きなイベントは8月とも9月とも言われている「安倍談話」の発表。多分バンドン会議、今回の演説の内容を踏襲した内容になるはずで、韓国はさらにヒートアップするんでしょうね。中国はどうするのか。今回の演説に対しては、当然批判的な反応をしているけれど、以前と比べるとかなり自制的な印象を受けます。AIIBを初めとして、中国国内の問題もあって以前のように「俺が俺が」で進められる状態に無いと言うこともあるだろうし、米国の態度がかなり変わってきていることもあるんでしょうね。企業連合、企業合併と同じで、寄り強大な相手には相手と同等以上にならないと競争・勝負にはならないわけで、政治や国際活動の世界でも同じ事が起こるという事ですよね。

「演説」とは聞く人に某かの感動や印象を与えるものではあるべきではあるけれど、今回の演説はそう言う刺激を出来るだけ排除して当たり障り無く、しかし言いたいことは言い含めると言う意味で合格点じゃなかったでしょうか。でも、気に入らない国はあるだろうなぁ(笑)。

「日本人」であるということ

ミスユニバース日本代表に選ばれた宮本エリアナさんのインタビュー記事。暫く前に、彼女が代表に選ばれたニュースを見たときに、「へぇー、ミスユニバース日本大会の審査員も随分グローバルな意識を持っているな」と個人的には凄く感心しました。その時点では彼女がどこの国籍を持っているのか分からなかったけれど、「ミスユニバース日本代表」に選ばれるのだから日本国籍保有者であることは確かなんだろうけど。実際はインタビュー記事に夜と日米の二重国籍状態なんですね。それでも大丈夫なんだ。

その国の代表者としての要件は、多分その国の国籍を持っている、あるいは国民であると言う制限だけで、人種や生まれ育ちっていうのは関係無いはず。今回の場合は、多分彼女のお父さんがアフリカ系アメリカ人と言う事で、その容姿に反応する人も居るんだろうけど、じゃぁ韓国系とか中国系、あるいは東南アジア系とのハーフとかだったら文句はでないのだろうか。例えば日本人の特徴とよく言われるストレートの黒髪ならボーナスポイントがあるとか、日本人のような胴長短足の体型なら良いとか(マテ)、そう言う判定基準があるならまだしも、そうじゃ無いのであれば日本代表に必要な要件(多分国籍のみ?)を満足しているなら、何の問題も無いはず。あくまで選出するのは「日本の代表」であって、「日本人の見た目の代表」じゃ無いはずだし。仮に、ハーフ(国籍は日本)が問題だというのであれば、よくオリンピックなんかの直前にある「帰化選手」って許されるの? あっちの方がよほど問題が有るように感じます。

よく教育やビジネスで「グローバル化」とか「国際化」っていう言い方をするけれど、そう言うことを理解していれば、今回の選出に関して、少なくとも見た目が違うからというのは理由にはならないはず。多分審査員もこういう批判はある程度予想はしていたと思うけれど、そう言うノイズよりも本人の資質を認めてルールに従って選出した態度こそ、もっと賞賛されるべきじゃ無いのだろうか。そして、彼女の本選での活躍を応援するべきでは。

2015年4月29日

成田空港第三滑走路

成田第三滑走路実現する会」なんて言う団体があるんですね。しかも、記事によると賛成派だけで無く、反対派や中間派含まれているんですね。どう言う団体なのか、Google先生に聞いてみたけれど一年くらい前に設立されたみたいですが、よく分からない。まぁ、軽く突っ込むと、第三滑走路の前に、B滑走路を何とかしろよ、だけれど(笑)。

で、「第三滑走路」と言っても、今の成田の敷地を見ると、どうしたって現在保留状態になっている横風用のC滑走路を完成させるくらいしか余裕は無いですよね。で、仮にC滑走路を管制させるとしても、立ち退きもあるし、現在一部を駐機場として利用しているので、その代替地もさがさないといけない。A滑走路側は、西側は住宅地がもう密集しているから、ここを立ち退かせて外側に滑走路を作るのは先ず無理でしょう。B滑走路側は、外側(東側)になら、無理すれば増設は可能そう。あるいは、今のC滑走路(仮)のさらに外側(東側)に設置するか。いずれにしても、空港内に点在する飛び地を何とかしないと、滑走路を作っても効率悪そう。後は、ターミナルのゲートですよね。第三ターミナルが出来てLCCがこっちに集合する予定が、結構既存ターミナルを使っているLCCもまだ多く残っているし。

正直なところ、羽田へのシフトが続いている中で、今後どれだけ成田へ投資するのか不明だけれど、日本の国際的な玄関であることは間違いないわけで、もう一寸何とかして欲しいですよね。滑走路もそう、ターミナル設備もそう、そして空港へのアクセスをもっと改善して欲しい。今年後半の予定をまだ入れていないけれど、もしかしたら今年は成田利用が年初のハワイ行き一回だけになるかも。しかし、成田でも羽田でも、関空でもセントレアでもいいから、あぁどこかに飛びたい... (笑)

次期政府専用機


昨日発表された次期政府専用機のデザイン。駒での直線的な赤色のラインを、曲線にして柔らかな印象。でも、どこかで見たような印象なんだよなぁ... この赤い曲線、上から見ると尾翼のところで左右のラインが接続して、長い「Vサイン」のようにも見えますね。日本の国旗(白地に赤い日の丸)をモチーフにしているから、使用する色は白色と赤色の二色使いにならざるを得ないのは仕方ないとしても、整備担当のANAとしてはどこかに青色を入れたかったかも。これじゃぁ、ライバルJALの機体見たいですからね。

現在の機体がB747-400で、二階席もあるからだと思うけれど、このB777-300ERだと凄く細くなった印象。乗客数から見ると、B747-400とそれ程変わらないけれど、内部のスペースとか現在の政府専用機と比較してどうなんだろうか。B747-400だと、二階席に秘匿性の高い機能・設備を集中させることで、機密性を高くすることが可能だけれど、今回の場合は通常ならファーストクラスが設置されるAコンパートメント辺りにそう言う設備を作るのか。あるいは、一部の航空会社が貨物室(1F)に乗務員の仮眠室を作っているように、貨物室にそういう作業用のスペースを作るのだろうか。通常の旅客機のように、そんなに貨物を搭載する必要は無いだろうから、そう言うスペースも有効利用するんでしょうね。

で、先日の天皇皇后両陛下のパラオご訪問のように、こういう大型機では行けないケースもあるわけで、これを機会に是非中小型の政府専用機も検討して欲しいですよね。MRJあたりが最有力なんだろうけど、まだ初飛行も終わってないしなぁ。

2015年4月28日

発電コスト

経産省が検証した最新の発電コストでは、原発が少し値上がりしたけれど10.1円で最低。円安で燃料輸入コストがアップするLNG発電が13.4円に石炭火力が12.9円とやや値上がり傾向。逆に、製造が増えてコストダウンしてきた太陽光発電は、12.1~26.4円から12.7~15.5円とコストダウン。太陽光発電ブームがあって、様々な業種からの参入が有り、それによって太陽光パネルや付属する設備のコストが下がるのは分かるけれど、一寸疑問なのはそのコスト計算方法。単純に、必要な部材やエネルギー等のコストで発電量を割ったのだろうか。その場合、コスト部分は物理的な素材やエネルギーの積み重ねだから分かるとして、発電量の場合太陽光発電とその他の発電では大きく異なります。太陽光発電は、あくまで昼間太陽が出ている間しか発電できないわけで、仮にxxMW発電能力が有るとしても、それって昼のマジ簡体だけの話し。その発電量の合計が仮に石炭火力発電度同じくらいになったとしても、一日の半分は発電できない状態になるわけだから、その発電量だけで判断出来ないわけですよね。そうなると、その発電コストに対しては、例えば他の基盤発電からのバックアップ分が含まれるとか、あるいは24時間発電できない場合は、発電できない時間分の割り増しをするとか、何か補正をしないと、単純に発電コストと言う共通の物差しで比較は出来ない気がします。

電気エネルギーは、今の人類の生活を支えている重要なエネルギーなわけで、これが無くなると正直世の中がどうなるのか全く分からない状態。色々批判はあるにしても、そのエネルギー無しで今の生活は成り立たないわけだし、何らかの方法でエネルギーを確保継続していく方策は絶対に必要。もう一つは、だからこそ安定供給が必要なわけで、自然エネルギーの中でも地熱発電はその安定性が担保されている唯一の発電方法だと思うけれど、それ以外の太陽光にしても風力にしても単に電気エネルギーを作れば良いという話しじゃ無いことは、今ではかなり浸透しているのでは。本当に自然エネルギーで原発を置き換えるのであれば、世界でも有数の地熱立国である日本なのだから、候補地を強制的に収用して、そこにどんどん地熱発電所を作るべきですよね。そこが国立公園であっても、それを元に観光事業をしているのであっても。そこだけが国立公園であるのでは無いのだから、一つ二つ無くなっても問題無いだろうし、そこでビジネスをしている人は、保証金を払って移って貰えればいいはず。だって、何よりも大切な再生エネルギー、自然エネルギーなんですから。

その地熱発電にしても、太陽光のように一日で山谷あるわけじゃ無く基盤エネルギーとして定常的に発電できると言うメリットはあるだろうけど、例えば地震があったり火山活動の変化などで五つ買えなくなるのか分からない状態なのも確か。そう言う意味では、地熱発電とは言ってもその脆弱性は火力とか原発と比較してもかなり高いと言えるのでは。比較的安定していると言える水力発電ですら、夏の渇水対策とか必要になる場合が有るわけですから。「発電コスト」の数字だけがこれからは一人歩きするんだろうけど、せめてその算出基準や制限事項みたいなものもあるので振れば、それらも含めて本当にこのコストで良いのか、このコストが信用できるのか、そう言うことも考えないとね。ビジネスの世界だった、出されたコスト見積を鵜呑みにするのはダメなわけで、その算出条件は勿論、考えられる例外処理に関してだった検討すると、そう言うリスクをコストを複合的に考えて、最終的なターゲットコストが出てくるし、それによってビジネススキームだって決まってきます。そういう部分をちゃんと知らせて欲しいし、我々も注意しなきゃいけない部分ですよね。

Moving Goal

日経ビジネスオンラインに掲載されている、鈴置高史氏の対談記事。彼の国のことを少しでも知っている人間にとっては常識な話だけれど(笑)、現在米国訪問中の安倍総理による、今日のオバマ大統領との会談、明日の上下院議会でのスピーチと、その一挙手一投足が倍増されて韓国メディアで報じられるんでしょうね。普通に考えるなら、2国間の話しに無関係な第三国が口を挟む理由も権利も無いのですが、そんなことお構いなしの国ですからね。日頃日本に対して厳しい態度をとり続ける、中国ですら、この日米会談に関しては殆ど態度を公にしていないことに何で気がつかないんだろう。

勿論、具体的に何か発言があった後は、その一語一句を精査して何か難癖付けられるところに入ってくるでしょうけど、それにしても先ずは相手(=安倍総理)の発言があってからの話し。其れ以前のずっと前から騒いでいる韓国に関しては、もう相当ウンザリしているところでしょうね。以前大阪の橋本市長に対して抗議を氏に来たけれど、直接対話直前に体調不良でキャンセルして戻っていった元慰安婦の女性も、今回は「元気に渡米」してあちこちで怪気炎を上げていて、さらには安倍総理の上下院議会での演説に招待して最前列に座らせろと言っているみたいだけど、わざわざそんな遠い場所に出かけていかなくても、直ぐ隣の日本に来てやれば良いのに(棒読み)。これまでは、米国の上下院議員相手だったから、それぞれの議員が「票のため」と割り切ってつきあってきた事もあるだろうけど、ここまで話を大きくして米国でも良い意味でも悪い意味でも話題が大きくなると、TPOをわきまえろと言う意識もアメリカ人には大きくなるでしょうね。

以前、キヤノングローバル戦略研究所の宮家邦彦氏が「Moving Goalpost」理論を話しをしていて、まさに自分が感じていたことと同じで我が意を得たりと感じましたが、最近思うのはもう一つ別の要因もあるのではと言うこと。ゴールポストをうごかすのは、決して日本を許さない=試合を終わらせない、と言う意味ですが、さらに重要なのはその試合の中で韓国が常に得点する、日本が失点する状況が続くという事。日本が得点する=日本が世界から評価される、認識される、と言う事は絶対に許されない行為。だから、日本の得点を阻止するためなら、他所のチームからの助っ人(=告げ口外交)も投入するし、スタンドからの介入(=所謂慰安婦問題の謝罪と賠償)もどんどんさせるし、でもサイドラインの監督(=政府)は「うちら悪いこと何もしてないもーん」と素知らぬ顔。まぁ、最初の頃は「アウェーの洗礼」と思って我慢していた日本も、流石にここまで来ると「ごらぁ」状態になってきたのが最近の日韓関係と言って良いのでは。で、そのラフプレーさに、コレまでスタンドで観戦していた観客(=中韓以外の国々)も、流石に呆れてきてブーイングをし始めた、と。

これで面白くないのが、自分達はフェアプレーをしているし優秀だし買っているし人気もあるし何も悪いことはしていないと思って居る相手チーム(=韓国)で、いつも告げ口をすると慰めてくれる観客からの優しいことがが無くなってくると、唯一の味方である中国にすり寄っていくのは、当然と言うよりはそれしか退路が無いことに気がついたと言う事でしょうね。と言うか、自らそう言う状況を作ってきてしまった、というか。ゴールポストをどんどん後退させるのは良いけれど、余りに動かし過ぎてぐるっと地球を一周して戻ってきてしまったというか(笑)。こういう時には自らを律することが出来なくなって暴発するのが彼の国の人の習いですけど、まぁ他所の国では大人しくしていた方が良いと思いますけどね。何かやったらやったで、ますます彼らの異常っぷりが明らかになるのでそれは良いことだと思うけれど、その矛先がどこに向くのか分からないので、それが怖いです。

夏日

昨日は北海道や福島で30度を超える真夏日になったと言うことで、地元浜松でも25度を越え、午前中に来るまで出かけたときには、エアコンを入れてしまいました。その前の週末も暑くて、日曜日に2時間ほど外に出ていたら、しっかり顔が日焼けして真っ赤になったくらいでした。いつもは急に冷え込むこともあるので、5月のG.W.開けくらいまで暖房器具は一応部屋の隅に残しているんですが、流石に昨日の暑さでその隅っこのファンヒーターも目障りというか暑苦しい感じになり、片付けてしまいました。

困るのは、確かに昼間は25度を超える暑い日になるんですが、朝とか夜は寒いあるいは涼しいくらいのまだ気候だから、着るものに困ること。昼間は半袖、Tシャツでも十分だけど、朝晩は長袖がまだ欲しいくらい。昼間でも、一寸日陰には行って風なんかが吹くと、半袖では少し寒いかなと言う気持ちにもなりますし。昨日昼間は自宅近くのショッピングモールに出かけましたが、流石にまだ空調は入っておらず、しかし開放的なデザインで外の日差しは入ってくるデザインだから、モール内は結構な蒸し暑さ。3.11以降真夏の空調も少し控え気味なので、これから暑さが本格的になると、このモール内も蒸し暑くなりますが、それを先取りしている感じですね。梅雨の季節になればなったで、今度は長袖が欲しいくらいの肌寒さになるわけで、この辺りの気温変化は、年毎に大きくなっていくのは、自然の変化もあるけれど年齢による対応能力の低下の影響も大きいんだろうなぁ。最近は食べる量も減ってスタミナも減ってきているから、そう言う影響がもろに体調に反映されてしまいます。早め早めに健康や体調に留意しないと。

2015年4月27日

Bluetooth クロノグラフ

CASIOから発売された、Bluetooth搭載クロノグラフ「EDIFICE」シリーズ。Bluetoothでスマホと連携して、時刻設定なんか出来るって良いですね。複数のボタンを組み合わせて、DSTのON/OFFとか地域選択とか、さらにはフライトモードのON/OFFとか、結構面倒。これをスマホの画面でワンタッチで操作出来たら、個人的には「買い」です。本当なら、操作は全てスマホ経由にして、時計回りのボタンも無くして欲しい。可能なら、竜頭も入らないなぁ。まん丸の本体のみでいいや。値段もそれ程高くないから、一つ買ってみようかしらん。

週末の風景

この週末は色々用事があり、金曜日の仕事終わりから土曜日、日曜日と、都内で過ごしました。で、数年前と比べて明らかにデパートとか駅なんかの人通りが多くなっているのは実感しているんですが、その中で最近よく言われているように中華系の観光客と思われる人がかなり増えていることも実感しました。以前だと、同じ中華系観光客でも、台湾からのグループと大陸からのグループでは、明らかに服装、様子、雰囲気が違っていて、大体判断が付くんですが、最近はその差が無くなってきたように感じます。それでも、お店とか路上で騒がしいのはやっぱり大陸からのグループなんだろうけど。あと、20~30代位の女性のグループもよく見るようになりました。日本でもOLさん達が一時期海外旅行ブームであちこちでかけていたけれど、そんな雰囲気。最近はスマホでマップも表示されるし、色々な情報も表示されるから、皆さんスマホを片手にあちこち歩き回っています。ぱっと見、日本の同年代の女性と余り変わらないけれど、イヤホンをして音楽を聴きながら歩いているのが多くは日本人で、イヤホン無しでスマホの画面をあちこちスワイプしているのが、大体観光客のグループと思って良いようです。

日本の経済向上の為にも、こういう観光客の皆さんにはもっと訪れて貰い、買い物もどんどんして欲しいのですが、困るのは日本人とは一寸違うメンタリティのために、少し摩擦を感じること。電車の中とか店内とか、どこでも大きな声で話をしているのも迷惑だし、大きな荷物を持って移動するのは仕方ないとしても、それで道を塞いだり、エスカレーターの前で何か捜し物をしたりして、後から人がどんどん移動してくるのに、そこをブロックしてしまうこと。「我が道を行く」的な行動って言うのは、最近は日本人でも見られるけれど、彼らの場合はそれに輪を掛けて酷い場合があるし。

別に彼らを排斥する目的はないけれど、これだけ海外からの観光客や渡航客が増えてくると、否が応でも自分達の生活も影響を受けてきます。それをどの様に受け入れたら一番摩擦が少ないかと言う事を感じるわけです。例えば自分が仕事やプライベートでアメリカに行く場合、色々と調べて現地の情報を収拾して行くわけです。昔はインターネットなんて無かったから、「地球の歩き方」だけが頼りだったけれど(笑)。で、今の人達は基本インターネット情報を見てくるわけだから、地方なんかでも口コミとか情報発信が熱心な場所へは、日本人が知らないような場所でも観光客が来たりします。そう言う努力って、ただでは出来ないけれど、一度情報発信してしまえば、後はどんどん広がっていくから、そう言う努力って必要だなと実感するわけです。

東京だから、横浜だから、というわけでは無く、自宅近くのイオンモールですら、時折観光客と思わしきグループが訪れているし、館内のアナウンスも、日本語、英語、に中国語や韓国語も流れていて、最初の頃はなんで凝んない中なのにと思ったものです。自分が浜松に戻る前、10年ほど前は、都内でもまだそんなことは無かったのに、あっと言う間に変わってきた気がします。ちょっと自分の考え方もリフレッシュしないとなと感じた週末でした。

2015年4月26日

Hilton Tokyo

先週に続き、今週末も所用のためヒルトン東京に宿泊。先週まではAMC修行のために、朝の5:00起き、6:00前チェックアウトなんていう荒行をしていましたが、今週はゆっくりと出来ます。夕方用事があったので、チェックイン時間の14:00前に到着したんですが、10分程待たされたけれど早めにチェックイン出来ました。ただ、ここで問題発生。インターネット接続が出来ない。尋ねると、どうも契約している接続業者のサーバーが転けているらしい。仕方が無いので、iPhone4sの3Gで接続して一寸メール確認をして出かけました。

夕方戻ってきたのは17:30過ぎ。この時点でもまだネット接続は出来ず、仕方が無いので早めに夕食を摂ることに。2Fのステーキグリルのお店に行ったんですが、この改装された2F、どうも開放感がありすぎて落ち着かないというか、何というか高級なフードコート、カフェテリアみたいな感じでです。唯一の慰めは、テーブルに着いてくれたフロアスタッフさんが、元TBSの田中みな実とタレントの優香を足して2で割って、3倍したくらいの可愛さだったことだろうか(笑)。グラスワインを白2杯、赤2杯飲んだら、飲み代の方が前菜・ステーキよりも高くなってしまった。その後、まだ20:00前だったので、37Fのラウンジで少しアルコールを注入。以前は、入って右手のカウンターがバーカウンターになっていましたが、止めたのかな、今回は普通のカウンターになっていました。ハードリカー類もセルフになっていたし、コストダウンなのかな。これは翌日朝食で行った1Fのマーブルラウンジもそうで、ビュッフェの品数も少し減っていましたね。以前の2/3位になった感じ。また配置も変わっていて、少し迷いましたが。

それと、今回キングベッドの部屋だったんですが、このキングベッド、シングルベッドを2つくっつけた物で、丁度真ん中に結構深い溝が出来ていました。最初寝たときに気がつかず、夜中に寝返りを打ったら丁度肩がここにはまり、体が動かなくなって目が覚めるということが2回位ありました。これは何とかして欲しい。あと、バスルームのアメニティが貧相なのも。G.W.明けに、再びここに宿泊しますが、またこの部屋だったら嫌だな...

2015年4月25日

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

週末色々予定があり(AMC修行ではない-笑)仕事帰りに宿泊。今回はSPGの特典宿泊だったんですが、不思議なことが。このホテルのスターポイントは、通常は10,000ポイント必要なのが、何故かこの時は7,000ポイントで予約できたんですね。最初目を疑ったんですが、もう一度やり直してもそのレートででてくるので速攻で予約。カテゴリーが下がったんだろうか。会員としては、一番よく使うホテルですから、非常に嬉しい限りではありますが。

今回も特典宿泊なのにアップグレードしていただき、26Fのクラブフロアーのツインの部屋へ。ここ最近は満室の場合が続き、アップグレードされても、シングルがセミダブルになるくらいですが、個人的には広いベッドの方が好きなので、このツインの部屋よりはセミダブルの部屋の方が良いのですが。
で、部屋に入ってビックリしたのが、このコーヒーメーカー。最初ネスレのマシンかと思ったら、KEURIGと言うメーカーの物。コーヒー、紅茶、緑茶、それぞれ2つずつポーションパックが置かれていました。試しにコーヒーを入れてみたけれど、うーん、一寸深みのない味。インスタント(今は「ソリュブル」と言わないといけないのか-笑)よりはましだけど。抽出量を半分よりも少し多めくらいまで減らすと良いのかな。本体置くに給水タンクが接続されているんですが、その取り外し・取付がこの状態では狭くて面倒。この辺りは、棚毎交換が必要になるから難しいんだろうけど。あと、本体左には使い方のカードが置かれていますが、日本語、英語、中国語(簡体字)、韓国語で書かれていて一寸ビジー。まぁ、翌朝朝食のビュッフェに行ったら、中国からの団体さんらしきグループが何組もいて少々騒がしかった位なので、ここも観光の拠点になっているんだろうか。来年は避けようかなぁ...

ドローン襲来 (3)

首相官邸へのドローン事件は、福井の男性が自分がやったと名乗り出てきたそうで、本当に犯人なのかこれから捜査が進む様子。福井からわざわざ都内まで出かけて行ったんだろうか。さらに福島の砂(土?)を入れていたと言う事で、これも現地に行って採集してきたのだろうか。いくら金沢新幹線が開通したからって、暇な人。で、仮にこの人物が実行犯だとして、本人が言う犯行理由は「原発政策への抗議」という予想通りの理由。このシリーズの最初にも書いたけれど、原発反対のために原発(原子力、放射能)を手段にするっていうのは矛盾だよなぁ。仮に同じ事を示威行為として実行するなら、「放射能」とか書いた紙を貼り付けた無害な砂を入れたボトルを搭載すれば良いだけですからね。一寸古いけれど「沈黙の艦隊」で、最後まで核魚雷・核ミサイルを使わなかった事が「抑止力」になるように。

ところで、昨晩にはわざわざ官邸近くにドローンを飛ばしに行った馬鹿なカップルがいて捕まったようだけど、そう言うのも暫くは沸いてでるだろうから少しお灸を据えないと。模倣犯は必ずでるだろうし、最近の傾向だと「俺の方が上手くやれる」と変な競争心を持つ人間が多いですからね。さらにはドローン飛行イメージ撮影のために飛ばしたドローンが、強風に煽られてよりによって英国大使館に墜落するとか。そのくらいの映像なら、過去映像で幾らでもあるだろうが...

いずれにしても、今回の事件は首相官邸だから悪いという話では無く、一般家庭への進入だって同じ事。しかも、うちの田舎みたい場所でも最近は建物が増えて、昔みたいに気軽にたこ揚げしたりも出来なくなりましたが、それと同じでこんな田舎でもドローンを飛ばそうとすると難しい時代。それがましてや都心の混雑した場所で、ああいった飛翔体が飛び交うとなると、時々発生するビルの外壁や看板が落ちてくる事故を想定しないと。

今後は免許制になるんだろうか。あるいは届け出制程度で納まるか。ただ、既に出回っている既存のドローン対策も必要になるでしょうし、そう言う免許制にしても改造などで違法ドローンがでてくるのは、アマチュア無線で既に証明していますからね。この問題、まだまだ続きそうです。

Apple Watch Touch&Go

昨日から発売開始となったApple Watch。早速色々なアプリも搭乗して、ANA/JALはQBコードを利用したTouch&Go機能を提供。フライト情報等も提供されて便利そうだけど、気になるのがそのTouchの時。右手にApple Watchをはめて、かつこんな感じで右手を捻らないといけない。正直凄く使いづらそう。これ、QBコードだから、センサー面に対して結構正対させないと認識されない気がするんだけど、どうだろうか。NFC利用なんかだと、センサー部分にタッチすれば良いから、まだ良いとは思うけれど。私なんか、腕時計は左にはめているから、絶対無理。まぁ、右手にApple Watch、左手に通常の腕時計を、ということだろうか。攻めて通過ゲートの入口部分左右の垂直面に、Apple Watch用のセンサーを仕込んで欲しいですよね。そうすれば無理に手を捻らずに通過出来ますから。

既存サービスに対して新しいデバイスや方法を適用する場合、どうしてもそれ専用の端末を作るわけにはいかないから、既存設備に新しい物を適用する敷かないので、物によってはこういう不都合というか不整合というか生まれます。折角良い技術が生まれても、その摺り合わせの部分で減点となってその技術自体が消えてしまうのは勿体ないので、なんとかANA/JALで協力して、新しいスタイルをつくって欲しいですよね。

2015年4月24日

SIMロックの功罪

PCWatch、山田祥平氏のコラムから、今年5月から始まる携帯各社のSIMロックについて。私もdocomoの発表を見たとき、今は有料だけど直ぐに解除しているのに、なんで「SIMロック解除ガイドライン」が始まると、6ヶ月後でないと解除できなくなる(ただし無料で可能)のか、凄く不思議でしたが、やっぱり専門家も同じ考えなんですね。ちょっと安心しました。コラムの最後の方にも書かれているように、今の端末は結構複数の周波数帯をサポートしているので、国際ローミングサービスさえリーゾナブルな料金であれば、そのまま日本国内のSIMを入れたままで使用しても問題無いんですよね。そう言う意味では、国内並とは言わないけれど、攻めて倍くらいの料金で国際ローミングサービスを受けることが出来れば、わざわざSIMを現地調達して差し替えて使用することもないので、殆どの人はそれで間に合うはず。仕事で、海外に長期滞在するとか、特に使用料が大きい場合は便利なんですけど。

最後の方に、端末が対応する周波数バンドの話が出てきていますが、私なんかは仕事にも関係するのである程度認識している物の、それでも発表されている端末仕様から、どのバンドがサポートされていて、それは何処(自分の場合はUS)で利用できるのかという、対応表を毎回作らないといけないわけで、結局そう言う面倒なことをやるならiPhone6でいいや、と言う事になっちゃうんですよね。それだけでも、国内メーカーの端末は損をしていると思う。逆に、2020年の事を考えるなら、海外の端末利用者が日本でどの様に自分の端末を使えるのか、使えないのか、それすらも分からないと言うことなので、とても観光立国とは言えない状態。「SIMロックのフリー化」というお題目は良いけれど、魂の入っていない仏像を作っているような感じですね。

Google Phone: Project Fi

Googleが米国内で試験的に導入を始めた、4G/Wi-Fiをシームレスに接続して電話とデータ通信機能サービス。名前が「Project Fi」となっているけれど、多分この「Fi」は「Wi-Fi」の「Fi」と同じ"Fidelity"の意味なんでしょうね。4G/Wi-Fi関係無く結びつけると言う意味で。そのシームレス技術実行のためには、ハード(スマホ)、ソフト、ネットワークと密に連携する必要があるとのことで、その為にハードはNexus6のみ、ネットワークもUS国内のT-MobileとSprintのみ。さらに参加者もGoogleの招待制と言う事で、まだ批評する段階以前の様子。Windows10のテストで言えばBeta前のAlphaレベルだろうか(マテ)。

ちょっと気になるのは、Wi-Fiとのシームレス化ということは、Wi-Fiに切り替わったときにはVoIPに自動的に切り替わるんだろうか。その場合、MVNOとして既存のキャリアーとの料金関係とかはどうなるんでしょうね。また、未使用のデータ使用料金分は払い戻すと言う事で、これは凄く良心的で良いのだけれど、どう言うビジネスモデルになるのか、それが一寸見えない。US国内でのテスト段階と、それを海外に展開するとなると、また違った問題が色々発生するでしょうし、特にこれからWi-Fi網が整備されつつあるような日本では、余りメリットを感じないかも。

Googleの場合、これだけ大々的にビジネストライをスタートさせても、ダメとか無理とか思ったらスパッと止めることも多いので、今後どうなるか分からないけれど、既存のキャリアーとの折り合いの付け方が多分国毎、キャリアー毎に違うだろうから、日本まで普及するには時間が掛かりそう。いゃ、結構Softbank辺りがサクッと提携して、サービス始めちゃうかな(笑)。あるいは、楽天電話がある日突然名前を変えたりして(怖い)。

ドローン襲来 (2)

予想通り、昨日一日は朝から夜まで「ドローン祭り」(笑)。一寸不思議なのは、これまで長いこと利用されていた、ラジコン(飛行機やヘリコプター)でも同じような事は可能だったわけで、なんでこれまで対策されてこなかった、あるいは注意していなかったのかが不思議。そういうエンジン機ではスピードが早いから、今回のようにピンポイントで首相官邸を狙うことが出来ないしエンジン音で判断出来るとでも思ったのだろうか。でも、首相官邸の周りは確かに森というか緑で囲まれているけれど、一寸離れると外堀通りに首都高に246にと、かなり車の往来が激しい場所だから、エンジン機にでも気がつかない気がする。それに、今回はドローンを利用しているけれど、例えば飛行船タイプのラジコンを利用すれば、ドローンのように低速かつ静粛な状態で進入して、さらに搭載重量も大きくなるんじゃ無いだろうか。つまり、ドローンが一般化してきた昨日今日だから発生した事件じゃ無くて、昔から十分にその可能性はあったと言う事の方が重要だと思うんですよね。唯一言えるのは、入手しやすさと扱いやすさで、ラジコン機と比べてドローンが一番だったということなんでしょうね。

また今回実際にリアルタイムに操縦していたのか、GPSを利用したマッピング飛行なのか分からないけれど、後者の方法で飛来したとすると、それはそれでドローンのメリットを活用したと言えるかも。勿論、自作でラジコン機に搭載する事は可能だと思うけれど、最初から組み込まれているドローンの方が簡便で確実ですからね。

で、解析が進んで、どうやら屋上に飛来したのは20日の深夜以降らしいとのこと。結果的に、発生後直ぐに発券できたわけで、それは幸運だったかも。で、不思議なのは内蔵カメラが搭載されているのは分かるとして、その録画目的と思われるHDDも内蔵されていたという記事。普通、重さと万一の場合を考えて、SSDなりSDメモリーなりを使うと思うけれど、HDDを使ったと言う事はよほど録画時間を意識したのだろうか。そうなると、例えば官邸屋上に降りていて、そこから何日も撮影してから「実は」と公開して、無策さを嗤うつもりだったのかもしれない。それなら、犯行声明なりが出ていないことも何となく納得できるし。ただそうなると、近くまで寄って操作しないといけないわけで、そうなるとGPSで移動してきたことと矛盾する気がします。

今回の事件で色々な課題なり対策なりが俎上にあがっているわけですが、その一つにこういったドローンに対しての防御策があります。飛行機と思って撃墜するわけにも行かず、捕獲するにしても難しそう。個人的には、こういう時こそレーザー兵器の登場じゃ無いかと思うんですけどね。赤外線カメラとか暗視カメラとも組み合わせて、責任が判明しないドローンはその場で問答無用にレーザーでカメラなど無力化するとか。ただ、そこで内蔵していた毒物とか放射性物質をばらまくことになったら困るわけで、単純に破壊するだけじゃダメ。で、密かに考えているのが、多分セコム辺りがドローンハンティングドローンを作るんじゃ無いかと言うこと(笑)。ロープを垂らした大型のドローン、あるいは複数のドローンが、未確認機を引っかけてつり上げて、無害な場所に強制的に着陸させるような仕組みとか。実は、既に裏でセコムさんは既に持っていたりして...

今回の場合は首相官邸と言う場所であったから騒ぎになりますが、これが一般家庭であったらここまで騒ぎにならなかったかも。でも、同じような事は普通に起こる可能性もあるわけだし、そう言う意味では一般家庭であっても何らかの対策が必要かも。野良猫進入防止に水を入れたペットボトルを配置するように、ドローン進入防止のためにレーザー光線の防御柵を作ったりして。太陽電池パネルとバッテリを組み合わせて、昼間は太陽電池で、夜は充電したバッテリーで動作する「エコな防御システム」なら良いんじゃ無いだろうか(笑)。雨の日には役立たないかもしれないけれど、流石に雨の中飛べるドローンともなると、個人の範ちゅうでは扱いきれないか。まっ、放送局の報道では自分達もドローンを多用するから、何となく肯定的なニュアンスを感じる内容が多かったように思いますが、それが報道目的だろうとテロ目的だろうと、勝手に人の頭上を飛んで欲しくないですよね。

2015年4月23日

貿易黒字

3月の貿易終始が黒字になったという記事。円安による燃料輸入コストの低下もありますが、最大の要因は2月の春節で日本に大挙して爆買いをしていった中国人観光客の様子。その春節ほどでは無いけれど、3月4月は日本の「お花見」ブームもあったし、5月はメーデーのお休みがありますから、ある程度観光需要は見込まれるのでは。それに、以前のように家電製品とか洗浄式便座と言った固定した商品への人気だけで無く、最近では免税範囲の拡大も有り、化粧品とかスナックとか、季節で内容が変わるものに人気が集中しているようなので、冬から春、春から夏、夏から秋、と、季節毎に売れ筋商品が変わるので、その点でも継続した観光需要購入需要が期待出来る気がします。大体、化粧品とか食料品って、消え物ですからね。家電製品のように一度購入して何年も使えるようなものじゃ無く、数ヶ月すれば使用して無くなるもの。そうなれば、また日本に来て購入したくなるでしょうし。

この貿易収支というものも、経済の状況を見る一つの指標だと思うけれど、日本は巷で言われるほど「輸出に依存した体質」では無いと言う話も聞きます。それでも、海外に製品輸出をして国内企業が潤い、それが国内の市場に波及することで、国内経済が活性化されて、多くの人も「ゆとりが出来る」と感じることが出来るわけですから、この状況を出来るだけ維持できるようにしないといけないのも事実。その為にも、先ずは国内で活動する企業が外に目を向けて挑戦する気持ちを持たないとね。日本で伸び悩んでいるものを、そのまま海外に持っていても売れないことが殆どなわけで、外に出るなら出るだけの覚悟と工夫もしないと。円安の今は、その最大のチャンスなわけですから。

ANA連邦

破綻したスカイマークのスポンサーにANA HDが決まったというニュース。新聞記事に書かれていて初めて気がつきましたが、確かにスカイマーク以降の新興航空会社はANAの支援を受けて現在に至っていますね。先ずはAIR DO、ソラシドエア(スカイネットアジア航空)、アイベックス、スターフライヤー、そしてスカイマークですからね。LCCだって、ピーチとバニラを抱えているし。

今回スカイマークがANA HD傘下に入ることで、航空業界の第三極が無くなると言われているけれど、自分達の世代だと、JAL(日本航空)、ANA(全日空)に、TDA(東亜国内航空、後に日本エアシステム/JAS)があって、暫く国内線中心に運航していたんですよね。この三社が、長く日本の航空会社として空を飛んでいたけれど、どうしても規模で劣る日本エアシステムは経営に行き詰まり、最後はJALに吸収されて消滅するわけですが、その後遺症が後にJALの破綻に繋がるという皮肉も。その経緯を考えると、良くも悪くもJAL/ANAの二大航空会社の体制を崩すには並大抵の事では無理でしょうね。JALが破綻してその体制が傾いたときに、スカイマークがもしかしたら盛り返すかなと言う期待もあったけれど、結局A380やらA330やらと、一寸迷走してチャンスを失ったような気がします。後個人的にどうしても納得できないのが、大手二社に対抗して安い料金でそれなりのサービスと言うスカイマークのコンセプトは良いんだけど、その為に新規路線に就航しても採算が取れないと直ぐに撤退したり、撤退しないまでも季節毎にスケジュールが変わったり、一企業だから利益追求は当然としても、公共交通機関としての責任というか信頼が無かったんですよね。JALにしてもANAにしても、地方路線をある程度赤字でも運航しないといけないのは、免許やら色々な理由もあるんだろうけど、底はある程度の責任感を感じていたけれど(JALは破綻が決まったときに、スリム化の名目でそう言う不採算路線をばっさり切って一寸不信感が生まれたけれど)、そういう部分はどうなのよといつも感じます。

羽田の発着枠の事情で、ANA HDの出資比率は19.9%と大人の対応だけど、その他のサポート企業との事実上の合わせ技で、これからの運航に付いての主導権はANAが握って行くんでしょう。スカイマークの自主性を尊重すると入っているけれど、競合する路線での運賃設定などでは影響が無いわけが無いと思うし。ところで、新しい社名はどうなるんだろうか。「スカイ」は残したいと言っていたので「スカイなんちゃら」が一番ありそうだけど、なんかしっくりくるアイデアが沸いてこない。これからのコードシェア、マイルやAMCとの関係で、もしかしたら登場する機会が有るかもしれないけれど、うーん、どうだろうか。静岡空港の路線が、スカイマークに振り返られたら嫌だな(笑)。

ドローン襲来

首相官邸の屋上ヘリポート横に軟着陸していた正体不明のドローン。たまたま新人教育の一環で屋上に出た食品が発券したと言い、それが一月振りに屋上に出た機会という事で最悪一月間もこの正体不明なドローンが鎮座していた可能性が。官邸警備の不備と言ってしまえば終わりですが、それにしても一寸迂闊でしたね。毎日は無理だとしても、週に何回かは警備しないと。今はドローンが流行っていて手軽に入手出来るし操作もこれまでの飛行機やヘリコプターのラジコンよりも簡単なので今回使われたと思いますが、そのラジコンの飛行機やヘリコプターだって同じ事は実行可能なんですから。ドローンの静粛性と操作の容易さ、さらには搭載したカメラからの映像を見ての操縦が可能という点から、今回使われたと思います。また、報道によると、今回使われたドローンは、元々白色で販売されているものが黒く塗装されていたとのこと。塗装した場合、全体の重量増加、バランスの変化、さらには可動部分の動作不良等デメリットが多く考えられるから、そう言うことも考えても何故わざわざ塗装したのか考えると、夜飛行させることを想定すると目立つ白い機体よりは夜空に溶け込む黒色の方が有利なわけで、その辺りも実後者の意図を一寸感じます。

知らない間ドローンが着陸していて、且つそのドローンには放射性物質と思われるものが搭載されていたと言う事で、ある意味テロの予行演習、あるいはテロ行為を模倣した脅迫・示威行為とも考えられます。放射性物質を搭載していたと言う事で、色々な理由は考えられるものの、一番有力そうな考えは反原発、反原子力の主張者が、それを訴えるために行ったと言う事でしょうね。その放射性物質をどこから入手したのかという問題はあるけれど、それが原発由来のものであるなら、福島第一の関係者・内通者から入手、あるいはその付着していたケースを現地の放射性物質に接触させて受取、それを利用したというのが一番ありそう。あるいは、福島第一以外にも大学の研究室などでも原子力を扱っている場所はあるから、そういうところの協力者が居るのかも。

で、仮に反原発・反原子力を訴える団体の行為だとしたら、今回の行動は彼らにとって一番やってはいけない、自らの主張を覆す、自らを否定する行為だという事を認識しているのだろうか。つまり、反対している「原子力」という力を利用して行動しているという「矛盾」した行為だと思うから。暴力反対を言う団体が、暴力で反対勢力を鎮圧する、戦争反対を言う団体が武力で反対する勢力を制圧する、それと同じ事をやったわけですよね。もう一つ重要なのは、今現在ドローンを利用した色々なサービス(空撮、少量の緊急物質の配送等)で利用されていて、有効なツールとして認知されているものですが、その使い方によっては危険な存在にもなるという事。例えば車は便利な道具だけれど、運転を間違えれば人を殺すこともあるのと同じ。総意二面性があると言うことを示しているわけです。それは、どんなものにでもあることで、毒物であっても微量を薬として使うこともあるのと同じ。そう言うことを自ら証明したことは、結局は原発・原子力も同じ二面性を持つという事をアピールすることになると思うんですけどね。

今回の事件で、多分ドローンも含めた無人飛行体の利用は厳しくなるでしょうね。一定以上の昨日のドローンについては免許制になるかもしれない。後、飛行体なので、本来の航空機のような航空灯搭載を義務づけて夜間でも認識出来るようにする。これに違反した場合は、利用の目的や内容にかかわらず厳罰を適用するとか。と言うか、私は詳しくないので疑問なんですが、これまでも広く利用されていたラジコンの飛行機とかヘリコプターの利用規程ってどうなっているんだろうか。あくまで利用者の自己責任で使われていたとしたら、それらも含めての規則作りが必要でしょうね。いずれにしても、今回の実行者は、ドローンを利用した示威行為を目指したんだろうけど、結局蜂の巣をつついて自らの首を絞める方向へ自体が進み始めたんじゃ無いだろうか。自業自得という面もあると思います。

2015年4月22日

THUNDERBIRDS ARE GO

子供の頃に熱中した番組の一つ「THUNDERBIRDS(日本語版では単数形の「サンダーバード」でしたが)」が、リメークされているんでねぇ、知らなかった。オリジナルストーリーでは「スーパーマリオネーション」を使った操り人形での番組だったけれど、今回は基本CGで、それにミニチュアの背景を当てはめる手制作されているとのこと。公開されたトレーラーを見てみたけれど、正直CGの動きが一寸違うんだなぁ、オリジナルの印象と。メカデザインやツール類が現在に合わせて変わるのは仕方ないとしても、キャラクターに違和感を感じるのはちょっと不味いのでは。テレビ放送は、今年の秋かららしいですけど、どうなるんだろうか。やっぱり子供向けの朝の番組になるのか。

Taco Bell in Japan (2)

日本再上陸のニュースが今年初めにあったTaco Bellの1号店が、昨日渋谷でオープン。開店前に200人が並んでいたと言うけれど、いゃ、そんな並んでまでも食べるもんじゃないだろうが、と小一時間。しかし、仕方ないとは言え、一寸価格が高いですよねぇ。1個320円のタコスって、以前USで食べたときにはUS$1以下だったように思うんだけど。

比較的若い世代を狙っての日本再進出みたいだけど、どうだろうか。今は物珍しさで受けているけれど。でも、昔と違って、今は日本でもタコスとかブリトーって馴染みがあるから、以前ほどの抵抗感は無いだろうけど。日本人よりは、和食に飽きたアメリカ人に受けそう。(笑)

2015年4月21日

厳しい現実とチャンス

私がよく見るTV東京系の「ガイアの夜明け」では、以前から全国の中小企業の復活の話題を取り上げていて、最近ではそれ以外の情報番組や特集番組でも、同様の「頑張る中小企業」みたいな話題を放送しています。多くの場合は、それまで大手の下請けで言い方は悪いけれど安定した受注の中に居たものが、その下請けが無くなりコストカットを受け厳しい状況の中、なんとか独自技術を生かして新製品や新境地を開発・開拓していく、というストーリーが殆ど。その立役者の一つが、IT技術を活用したネットワーク作りだったりします。そう言う意味で、自分も多少は関わる仕事で役立つことが出来るかななんていう事を漠然と番組を見る度に考えていました。

で、先日も中小企業の話しでは無いのですが、福島の被災地で、震災で被災した企業が、震災前に戻れないし戻っても生き残れない、だから新しいことをやる、みたいな話しで新しい漁業関係のビジネスモデルを作る話だったんですが、これを見ていて一寸これまでの自分の考えが一寸甘かったかなと思うようになりました。この会社も、ITを利用したビジネスの拡大や商品展開なんかを考えていて、それはこれまでのものと同じなんですが、以前一緒に仕事をしていた同業者が震災で廃業したり移転したりして、その場所での競争相手が少なくなった・居なくなったことによりビジネスチャンスが生まれてきた、とも言えるんですよね。

中小企業のネットワークにしても、10年、20年前の頃と比べると半数どころか、10分の1とかになっている業種の場合もあるんですよね。その為に、国内に仕事が回ってきたときに、それが以前と比べて少量であっても、現在の規模で十分間に合うこともあるし、またライバルが減ったことで新しい分野のビジネスにも進出しやすくなった事もあるんじゃ無いかと。先の福島のビジネスも、仮に元あったお店全部が再興して以前同様のビジネスを始めようとしても、需要が先ず収縮しているから以前ほどの売り上げは無いだろうし、付加価値も以前と同じか低いくらい。でも、そのお店がそこで一件だけとか言う話になれば、それだけで付加価値が生まれるだろうし、少なくなった規模のビジネスでも起動になる可能性が高くなりますし。

これまでは、斜陽産業、あるいは中小企業のビジネスは、その会社なり組織なりでやる気があってそれを実現するだけの気持ちが無いとダメという、厳しい見方を自分はしていたんですが、そう言うこともあるけれど、其れ以前に厳しい環境の中でなんとか生き抜くだけの体力、気力、財力、何でも良いから厳しい時代を生き延びるだけの「知恵」が無いと、その前でふるいに掛けられて消えていく厳しい現実があるんだなと認識しました。どうやって先ずは生き延びるか、サバイバル能力が先ずは無いとダメで、そこで延命しつつ次に新しい道筋を見つけ出して歩き出せる気力と先見性が無いと生存できないわけで、自分なんかが居るような生暖かい世界でどうだ香田言っている場合じゃ無いだろと、一寸反省しました。

2015年4月20日

広島空港再開したけれど

限定的ながらも運航再開した広島空港。ところが、再開した途端に天候不良で欠航が続き、踏んだり蹴ったりの状態。空港閉鎖で、代替便や振替が最初から分かっていればまだしも、当日空港に到着してから欠航を知らされても、これは困ってしまいますよね。それに、天候次第と言うのも、例えば台風とか全国的に大雨とか、ある程度予想できる条件ならまだしも、広島のそれも空港周辺だけの天候不良で欠航とか言う話になると、これはよほど注意するか詳しい人手無いと、なかなかわからないものですし。航空会社としては、天候の様子を見ながら、近くの岩国とか岡山の機材を大型化して、振替可能ならそちらに回すようなバックアップ体制を準備するんでしょうけど、大型化した機材は当然コスト高となる可能性も高いだろうし、振替業務だって何度も続けば馬鹿になりませんしね。

一番困るのは空港自体なのは確か。空港の収益にも影響しますし、空港施設内のテナントだって死活問題になるかも。アシアナ航空は、事故当日の乗客にお見舞い金としてUS$5,000(60万円)を払うことを表明しましたが、空港とかテナントにはどうするんだろうか。また、本格再開の肝となるILSの修理費とかもアシアナ持ちなんだろうな。困るのは、仮に欠航で内皮であっても、乗客側が万一のトラブルを避けるために「広島空港離れ」になってしまい、通常運行時でも搭乗率ががくっと下がるとか、そう言う状態になるとなかなか大変。早く臨時のILS施設を設置して、100%でなくてもある程度の状態であれば利用出来るようにしないと困る人ばかりですよね。それこそ、航空自衛隊の設備で、移動式の誘導装置とか臨時に設置して、その間に仮のILSを設置。さらに、破壊されたILS IIIbも前倒しで改修するような事を真剣に考えないといけませんね。

アシアナ航空としても、わざとやったわけでは無いだろうけど、一寸トラブルが多すぎる嫌いが。一昔、二昔前だと、韓国の航空会社では、ナショナルフラッグは大韓航空だけど、サービスやクオリティが悪くて、その分新興航空会社のアシアナはサービスもクオリティも良い、と言うのが自分達世代の認識でした。だから、アシアナに乗りたいという人が欠航多かった気がするけれど、大韓航空が品質を上げて、逆にアシアナが落ちてしまいましたね。日本の場合で言うと、JALが大韓航空、ANAがアシアナという感じですが、立場は逆みたい。食事とか機材の状態もそうだけど、それ以上に「安全」というのが航空ビジネスでは絶対条件なわけですから、まずはその部分をきっちりとして欲しいですよね。その為にも、先ずは早く事故原因と事故に至る状況を公式に発表して欲しいですよね。仮にアシアナ航空の機長に問題が有った場合でも、包み隠さず公開して、だからこういう対策をすると言うことをはっきりさせて欲しい。事故は起こさないことが大前提だけど、一度事故が起こってしまったら、どれだけそこからの教訓を未来に生かして、将来の事故を未然に防ぐかが一番重要な態度なんですから。そう言う意味で、アシアナ航空の真摯な対応を早く見せて欲しいところです。

AMC Diamondへの道、反省と備忘録


途中トラブルや想定外の事はあったけれど、無事にANA Mileage Club (AMC) Diamond会員達成。今朝自分のアカウントにログインすると、それまでのAMC Platinumの青色の背景が、AMC Diamondの小豆色(?)の背景に変わり、やっと実感がわいてきました。最初予定したときには、「無謀な」と思いつつ、いざ飛び始めたら何とかなるかなと最初は思ったんですが、流石に毎週飛んでいると1/3位で一寸正直めげました。それでも、半分位過ぎると毎週末のフライトがリズムになってきて(笑)、なんとか延べ15日間、37セグメント、を二月で飛びきり10万Premium Point(PP)を達成。今年度の事前サービスと来年度のAMC Diamondが確定しました。

37セグメントの内訳は、沖縄発羽田行が最多の10回。続いて羽田発沖縄行が7回で、やはり羽田-沖縄の黄金修行フライトが一番ですね。続いて4回のフライトは、新千歳発沖縄行と羽田発新千歳行。新千歳発沖縄行きは、後半にチケットが取れやすかったので取り入れた感じですね。3回のフライトは沖縄発新千歳行、新千歳発羽田行、名古屋発沖縄行の3セグメント。残りは1回ずつの、沖縄と仙台の往復に、沖縄から名古屋に戻るフライト。全部のフライトマイルは35,573マイル。プレミアムポイントは、基本的にプレミアム株主優待を使ってそれよりも安く且つ入手可能ならプレミアム旅割28を使い、一度だけ(新千歳発羽田行)旅割45で発券していたものを当日有償アップグレードしたのと、沖縄発新千歳行(プレミアム株主優待)がフライトキャンセルで沖縄-羽田/羽田-新千歳に振替られた時に、沖縄-羽田は元と同じプレミアム株主優待扱いでしたが、羽田-新千歳はプレミアム運賃になっていて、プレミアムポイントが基本マイルの150%+400になっていました。

総フライトマイルは35,573マイル。10万PP達成のためには約35,000マイル飛べば良いわけで、これはUnitedのMileagePlusの1K(100,000PQM)と比べると、UAの場合はBクラス以上での1.5倍を利用しても7万マイル弱飛ばないといけないので、その半分くらいの労力(フライト時間)になりますね。UA MP 1Kの場合、日本とUSの往復4回プラスαという感じですが、それと比べてみて正直飛ぶ回数は多いけれどAMC Diamondの方が楽です。国内線なので、時差もありませんし。コスト的にも、今回は103,582PPで1,150070円かかっているので(株主優待券/有償アップグレード費用含む)、1PP辺りのコストは11.1円。UA MP 1Kの取得コストから見ると、半分とは言わないけれど2/3位かなぁ。ただ、UA MP 1Kの為には、一度のフライトで一週間くらい滞在する必要が有るわけで、その場合のホテル代なんかも含めて考えると、トータルのコストは半分くらいと言っても良いかも。2ヶ月間、毎週末にどこかに飛ぶのは、慣れるまではなかなか大変でしたが、半分くらい過ぎると逆にそれが普通になってしまい、飛び終わった後の週の前半が何となく物足りなく感じることも(笑)。それでも、やっぱり時差が無いので、UA MP 1K利用で海外に行くよりは「かなり楽」というのが今回の印象。来年度以降、AMC Diamondをメンテナンスすることを考えると、月に1回か2回、沖縄なり新千歳行きなりを挟み込んでいけば、10ヶ月位で達成出来ますから、かなり楽になるかなという印象です。

今年度は「事前サービス」なので、アップグレードポイント等の特典は無く、正直ラウンジ利用と荷物などの優先扱い、あとは保安エリア優先通過位しかメリットはありませんが、今年の後半はANA便も利用して、でもマイルはUAに付けてUA MP 1Kをメンテナンスする予定なので、それだけでも結構メリットはありそう。来年度以降はアップグレードポイントも利用出来るので、さらに選択肢も広がりますし。それと、AMCでスタアラゴールド獲得したので、米国国内線利用時にもUnited Clubが利用出来るようになります。最近はPriorityClubで利用できるUnited Clubが多いので、そっちでも問題無いけれど、これで来年1月まであるUnited Clubの会員権の更新は、今回は見送ることに。

G.W.もあり、これで暫く飛ぶ機会は無くなり、次のフライト予定は5月下旬のSIN行き。ここからUA MP 1Kメンテナンスに今度は頑張らないと。そうそう、それ程利用機会は多くないと思うけれど、折角なのでSuper Flyers Cardも申し込んでおこう。取りあえず、今年の目標一つ達成です。

2015年4月19日

Leg#15: HND-CTS-OKA-HND

2月中旬からスタートした「AMC Diamondへの道」は、いよいよラストラン。先週の羽田-沖縄往復でPremium Pointも95,155PPと100,000PPのフィニッシュ目前。名古屋-沖縄-新千歳-羽田の日本準一周コースから始まり、最後も羽田-新千歳-沖縄-羽田の日本一周でフィニッシュ。PP的には十分すぎる値になるので、本当はもう少し近場でサクッと達成する予定が、チケットの発券事情でキャンセルすると割高になるので、まぁ今年はまだ余裕もあるし、120,000PPまで可能なら目指そうかとも思っているから良しとします。

前日会社の送別会があり、夜遅くに新宿のHiltonにチェックイン。寝る間もなく朝の6:00前にはチェックアウトして、丸ノ内線(西新宿-新宿)、山手線(新宿-品川)、京急羽田線(品川-国内線ターミナル)と乗り継ぎ、7:00ちょっと過ぎに到着。軽く朝食を空いているファストフード店で食べてから、セキュリティを抜けてANA Loungeへ。この日は53番ゲートからなので、北側のラウンジに。余り時間も無かったので、トイレを使い、お茶を飲んで喉を湿らせて直ぐにゲートに向かうような状態でした。

1) HND 08:00 - CTS 09:35 (NH053)

三週連続の朝一での新千歳行き。事前にシートマップを見ていたら、真ん中の3列席がほぼ空席だったんですが、実際には真ん中の席が二つ程残っているだけで、ほぼ満席状態。で、搭乗終了近くになって、私の前の席に見たことのある人が... 国会議員の「髭の隊長」こと佐藤正人参議院議員。秘書とかお付きの人が見えなかったので、お一人での移動なんだろうか。新千歳に到着して降りるときに、一寸横に並んだんですが、体つきはスポーツをがっちりやって来た体育会の感じでしたが、身長が170cmの私よりも低くてビックリ。165cm位じゃ無いだろうか。テレビなどで拝見すると、自衛隊の方ということでがっちりとして大きな印象があるので、ちょっと意外でした。

定刻通りにドアクローズとなり、この日はC滑走路をRW16Lから離陸。53番ゲートは第二ターミナル北ピアの北側(B滑走路側)なので、プッシュバックされて機首をC滑走路の方に向けて離陸前のエンジン調整をしたら、そのまま真っ直ぐ離陸開始ポイントに滑り込む感じでした。離陸して直ぐにゆっくりと左旋回をして機首を北に向けると、リクライニングを倒して、このあたりで記憶が無くなりました。

この日の使用機材はB777-200と古い機材で、使用している座席も古いタイプのものでしたが、買えってこっちの方が前後の間隔があってゆったりしていますね。ただ、隣に座った男性乗客が、座席に100Vのコンセントが無いとCAさんにぶーぶー言っていましたが、たかが1時間一寸のフライトなんだから我慢しろよと心の中で小一時間(笑)。

目が覚めて北野がそろそろ着陸準備に入ろうかという時間帯。ここでそれを見つけたCAさんが「お休みでしたので...」といつものお詫びの言葉。で、「お食事はされますか?」と。えっとおー、後10分で着陸と言うこのタイミングで、どうやって食べろと(笑)。丁寧にお断りして着陸の準備をしました。一度新千歳空港を通り越して左旋回をして、B滑走路(RW19L)に着陸。定刻通りに新千歳に到着しました。で、到着ゲートを抜けたら「沖縄行き1693便にお乗り継ぎのお客様はいらっしゃいますか」とGSさんが立っています。以前の沖縄でのキャンセル経験があるので、今度は名乗り出たんですが、「このまま乗り継ぎされますか、それとも一度外に出られますか」というので、「外で用事を済ませて戻ってきます」と言ったら、「でしたら結構です」orz なんなんだろうか... その後スケジュールとか色々確認したんですが、特にリスケジュールもキャンセルも無く、不思議な呼び出しでした。

ところで、羽田空港53番ゲートで出発を待っているとき、ゲート上のモニターに、何か見慣れたものが... (笑)

後で写真を見直してみたら、お気に入りのショートカットには「ANAAS」とか「GATEハンドリング」なるものが。また、よく使うサイトには「ボイスミーティング」とか「スタートガイド」とか... ゲート用の端末PCを、マルチスクリーンにしてるんでしょうね。で、親画面は多分カウンター内にあるんだろうな。ちょっと面白いと思ったのは、使用しているOSは多分Windowsなんだろうけど、ブラウザーはChromeなのね(笑)。こっちの方が著とと興味深いです。

時々OS画面やブラウザー画面が、掲示用の画面に間違って表示されることはあるけれど、一寸恥ずかしいですよね。多分一般の人には分からないだろうけど、大体必要な情報表示が邪魔されているわけだし、もう一寸気にしないと。

2) CTS 10:50 - OKA 14:35 (NH1693)

到着ゲート前で呼び出しが有り、何かトラブルでもとドキドキしながら待っていましたが、特に何も無し。しばく新千歳に来ることも無いので、何か記念に食べようかなと思ったんですが、よく考えたら姪っ子がこっちの大学に今年入学したので、まぁまた来ることもあるだろうと思い直して、直ぐにANA Loungeに直行しました。

この日は結構ラウンジが混雑していましたが、入口近くのデスクは空いていたのでこっちに陣取り、早朝の出発で確認する時間の無かったメールチェックで時間を潰しました。

出発ゲートはいつもの3番ゲート。使用機材も、この空路で乗り慣れたB737-800。これ、小型だけど新しい機材なので、何度か乗っているうちに結構好きになりました。搭乗開始が少し遅くなったのでドアクローズも定刻よりも10分位遅れましたが、沖縄到着はほぼ定刻通りとのアナウンス。出発して津軽海峡を抜けるまで結構揺れましたが、その後は安定したフライトでした。このフライトでプレミアムクラスを担当していたCAさんお二人。一人は女優の江波杏子さんを、もっとソフトに美人にした感じでちょっと好み(笑)。もう一人はタレントの森泉さんの顔を真っ直ぐ小顔にして若くした感じの美人。久しぶりに目の保養になりました(マテ)。ただ、この日のプレミアムクラスのGOZENが、妙に冷たくて余り美味しくなかったのが残念。食事の後は、少し仕事をする予定でしたが、朝早かったためか妙に疲れてしまい、結局このフライトも食事の後は爆睡モードに入り、石垣島を過ぎるあたりまで寝ていました。

沖縄到着前にまた少し揺れたけれど、この日も真っ直ぐ北側RW18から滑走路にダイレクトにタッチダウンして到着。結局15分位の早着になりました。この後、いつものように一度外に出て、流石に暑さに耐えきれずにレストランでオリオンビールで喉を潤して、再びANA Loungeに戻ってきました。実は、この時点でPremium Pointは100,722PPとなり、今年度の事前AMC Diamond、来年度のAMC Diamondを達成。いゃぁ、我ながらよくやりました(笑)。

3) OKA 16:35 - HND 19:00 (NH472)

乗り継ぎ時間が2時間ですから、外で一杯やってきても結構待ち時間があります。一寸心許ないiPhoneを充電しつつ、メールチェックをして時間を潰します。最初は珍しくそんなに混雑していなかったラウンジでしたが、流石に午後の遅い時間帯になると結構混雑してきました。ここ、座席数を確保するためになのか、ちょっと手狭なんですよね。まぁ、すでにAMC Diamond達成基準をクリアーしているので、次に沖縄に来るときにはANA Suiteを利用できるので、もう少しゆっくり出来るはずですが。

シュッ派予定時刻は16:35なので、搭乗開始は16:15頃。そこで少し早めに16:05頃にラウンジを出て少し先の32番ゲートに向かうと、ぞろぞろとゲートから乗客が出てきます。えっ! とゲートを確認すると、ちゃんと「16:35 NH472 東京行き」となっています。慌ててiPhoneでANAのサイトにアクセスして、運航状況を確認すると、この羽田-沖縄のフライトが、羽田発は4分遅れだったのが、沖縄到着が30分位遅れています。理由が分からないけれど、羽田での出発待ちなのか。で、いつの間にかゲート上の掲示板には出発時刻が16:45に変わっています。でも、ANAのアプリにはなんのお知らせも飛んでこない。時々、ディレーの連絡があることもあるけれど、来ないときもあって、このアプリ便利なんだから不便なんだか。結局搭乗開始は15分遅れくらいになりました。羽田到着も15分遅れとの事ですが、19:00の到着予定に対して、19:41発の品川行き京浜急行を捕まえないと、予定している新幹線に乗れないので、それが心配です。ところで、このフライトでも、最後にプレミアムクラスに搭乗してきたのが、猪口邦子参議院議員。何故か今回のフライトは議員さんに遭遇します。フライト中は、名刺の整理なのか何かメモの整理なのか、ずっとテーブルを出して何か仕事をされていました。

このフライト、食事は断り、ずっと「間に合え、間に合え」と念じながらウトウトモード。事前に使用ゲートは70番ゲートとの事で、南ピアの端っこですから、一寸余裕が無いと間に合いません。さらに、羽田に近づくと、どうやらB滑走路を利用する様子。この時間帯だとRW22ですから、70番ゲートとは一番遠い場所に着陸です。タッチダウンしたのは7:15頃。予想通りRW22に降りて国際戦ターミナルを通り過ぎたところで誘導路に抜けます。このままB滑走路沿いに第二ターミナルに戻るかと思ったら、A滑走路の手前を右に曲がって、そのままRW16Rの方向に進みます。実は、この時A/C滑走路は16R/16Lを使って出発便が出ている状態でしたから、多分B滑走路沿いに戻ると出発機と競合するからということで、この誘導路が選択されたんでしょうね。大回りをして、A滑走路のRW34Lの入口で左折。そのまま第一ターミナル、第二ターミナルと過ぎたところで、使用予定の70番ゲートを見ると、まだ別の機体が占有しています。「あれっ?」と思ったら、機体は停止することも無く、そのまま左折して、第二ターミナルの正面に回り込み前進します。ゲートチェンジかと思ったら、やっとCAさんのアナウンスがあり、57番ゲートに変更されたとのこと。なんか、一番遠い場所から一番遠回りをしてやっとゲートインです。この時点で時刻は17:30頃。もう41分の品川駅は、この時点で諦めました。で、外に出ると57番なので出口に近いんですよね。さらに、私の前に同じように予定があるのかダッシュする人が。これに刺激されて、取りあえず頑張ってみることに。前の人に続いて、私もダッシュで200m位の距離を走り、バゲッジクレームの外に出たのが19:34頃。到着フロアーからB1Fにエスカレーターで降り、さらに京急の改札にSuicaでタッチしたのは19:38頃。いゃぁ、久しぶりに走って、足は痛いは汗はかくはで大変でしたが、なんとかギリギリ京急に間に合い、予定通りの新幹線を捕まえることが出来ました。

最後も簡単には終わらなかったけれど、これでAMCのDiamond修行は完了。いゃぁ、最初に計画した時にはどうなるかと思ったけれど、やってみれば出来るもんですね(笑)。(続く...)

Hilton Tokyo

元々は翌日のAMC修行のために予約。場所的には羽田空港まで少し遠いんですが、近場のホテルの予約が取れなくて、仕方なくHPCJレートもあってここに予約。朝は早いので、金曜日の仕事を早めに切り上げてまったり飲んでから早めに就寝しようというのが最初の計画でした。ところが、金曜日の夜に会社の送別会の予定が入ってしまい、さらにHPCJではキャンセル不可のレートで予約していたので、仕方なくそのまま宿泊することに。桜木町での送別会を21:00過ぎに一次会で中座して、ホテルに着いたのは22:30近く。ログ用の写真を撮影して、歯磨きして、直ぐにベッドに入ったのが23:00一寸前。

事前に目覚ましは05:00にセットしておいたんですが、その10分位前に目が覚めたので、そのまま出発の準備。6時台一番の丸ノ内線を捕まえたかったので、6:00前にはチェックアウトして出発してしまいました。滞在時間8時間弱とは勿体ない...

AMC修行中は、ここにしても、横浜のシェラトンにしても早朝に出ないといけなくて、特典の朝食を取ることが出来なかったので一寸勿体ない連泊でしたが、それもやっと終わったぁ(笑)。来週もここに宿泊予定を入れていますが、次回はゆっくりとチェックインして翌日ゆっくりとチェックアウト出来るので、ホテル滞在をこれまで分も含めて満喫したいと思います。

2015年4月17日

メディアの気概

テレビ朝日とNHKが、その報道姿勢に関して自民党が聴取したことを「メディア圧迫・報道の侵害」等という意見が、他のメディアや野党からも出ているけれど、そのメディアの一つ産経新聞のこの記事がまさに正論だな、と。特に最初のページの一言

「この人たちってすぐに「圧力」とか「委縮」とか、言いますよね。情けなくないですか?」

そそ、権力を監視し批判する人達が、その権力からの圧力を気にしたり、それによって萎縮するって、本末転倒な気がする。そりゃ限度はありますよ。例えば悪に立ち向かう警察官だって、だから取って自分の命を捨ててまで何かするとなると相当の覚悟が必要、あるいは仮に自分の命を優先しても決して攻められないように、メディアの報道だってあるところまでの限界はあるだろうし、それを何処まで追求できるかがメディアとしての気概、矜持じゃないだろうか。で、このメディアの人達は、こういう組織に対してはこういうことを言うけれど、事個人に関してのことになると、個人の人権とか無視した報道がまかり通り、それに対しては「報道の自由」の一言で切り捨てるくせに。

今回の件で言えば、放送事業が免許制である以上は、監督官庁なり、関係する委員会なりがその内容に関して意見を聞く、審査するというのは当たり前だと思うし、放送局側が問題無いと考えるならそれを主張すれば良いだけのは無しでは。民主党だって与党時代にメディアに対して注文を付けているわけだし、さらに先日もNHKの会長を何度も呼び出して責めているわけですからね。野党と与党は違うと言うのであれば、そんなに影響力の無い活動なんか止めて議席を返して欲しいですよ。

放送に関しては免許制度で制約もあるわけだから、そこに某かの制限が発生するのは仕方ない。だったら、放送よりも遥かに制限の少ない新聞などで自らの立場を主張してもいいのでは。あるいは、メディア全体の問題だと考えるなら、メディアスクラムでも組んで意見すれば良いんじゃ無いの。先の産経新聞全ソウル支局長の出国禁止事件では各社それぞれ批判する意見を出していたわけだし。

さらによく分からないのが、日本外国特派員協会が「あの」古賀氏を読んで話を聞くという事。メディアとして双方意見を聞くというのは基本だと思うけれど、実際にあの人の話を聞いてどう思うのか、是非どこかで全員の意見を開示して欲しいところです。まぁ、世の中には100%の正解はないから、シンパシーを感じてしまう人もいるんだろうけど。彼らがどう感じて何を報道するかは、それぞれの記者なりメディアの自由ですけど、今の時代はその情報を受け取る視聴者側も自分でネットワーク経由で様々な情報を受け取っていて、昔と比べて情報を受け取るバイアスも上がっているし、そこに某かのフィルターを持っているのも事実。「圧力を受けた」とメディアが言っても、「そんな事は無い」と思って居る人をさらに説得させて翻意させるのが今のメディアの仕事。その努力を「報道への圧力」「政治の介入」という便利な一言で済ませているのでは、メディアのメディアとしての存在意義を自ら捨てているんじゃないだろうか。

広島空港再開

ANAのサイトを見ていたら、こんなニュースが。5月3日に岩国基地で開催される「フレンドシップデー」の混雑の告知ですが、岩国基地は官民共有空港で、民間空港としては「岩国錦帯橋空港」として運用中。さらに、先日のアシアナ機の事故で広島空港が閉鎖中のため、最寄り空港であるこの岩国空港へのフライト機材を大型化して、広島空港の乗客をさばいている状態。となると、このイベントまでに広島空港再開が無いと、かなりパニックな状態になりそう。

そんなことを熟々思っていたら、流石に影響が大きいからでしょうか、制限有りですが今朝から広島空港を暫定再開するというニュース。但し、ローカライザーは使えないので目視のみ。と言う事は、これまで以上に気象条件で着陸できずにダイバードや結構が増えるかもしれませんが、閉鎖されているよりはましですよね。気になる大破したILSですが、来月には暫定的なものを設置するけれど、破壊されたILSの回復は年米一杯掛かる予定とのこと。それでも、取りあえず再開できて、ホットする人は多いでしょうね。

就航している航空会社は勿論だけど、空港関係者、さらには広島空港を基点にして観光業をしている人達など、地方空港だけど中核空港でもあるので三日でなんとか最下位にこぎ着けたのは、そういう事情もあるのかも。それに今回の場合、幸いにも機体は滑走路を外れて、空港外側の敷地に停止しているので、滑走路やターミナルへの誘導路への影響は軽微だったと言う事もあるので、再開しやすかったという理由もあるかもしれませんね。最も、暫くは大破したアシアナ機は今の位置に置いておく敷かないだろうから、それを見ながら離発着するパイロット、乗客は、良い気持ちはしないだろうけど。

アシアナ航空関係者として初めてメディアに登場した方は、先のサンフランシスコの事故の後にANAから招聘された、安全担当副社長の方ですが、また難題を抱えてしまいましたね。今回の場合、気象条件に関してはそれ程問題無いようですから、どうしても最後の瞬間の機長の判断がどの様に推移して言ったのか、それが原因を解く鍵になります。事故が起きたことは残念だけれど、その経験・知見・対策をどれだけ将来にフィードバックして、これから発生するかもしれない同様の事件を防ぐのが最大の貢献。その為にも、早く原因究明と対策を発表して欲しいなと思います。

リニアとチューブ

今年からいよいよ建設が本格化する、東海道リニア新幹線。その実験線での試験走行で、これまでの記録を塗り替える高速走行記録590kmを記録したという記事。さらに来週には600kmの記録更新を狙うというのは、かなり技術的に自信を付けてきた証拠なんでしょうね。ただ、正式なリニア新幹線の運用速度は、確か500km一寸だったはずで、実際の運行でここまでの速度を出すことは無いんでしょうけど、それだけ安全係数を取っているということなんでしょう。でも、今の東海道新幹線が、当初は220kmでの運用から、今は285kmまでスピードアップしているので、リニア新幹線もそうなることを期待しましょう(笑)。

ところで、数日前の記事でアメリカや中国が時速1,000kmを超えるような、真空状態のチューブ内を走るリニアモータートレインの記事が出ていましたが、これは以前中国で時速4,000kmを超えると言う記事でも出ていたもの。アイデア的には、SFの世界ではもう使い古された技術ですが(笑)、確かに空気抵抗がなくなればそれだけの高速走行も可能なんでしょう。でも、時速1,000kmはともかく、音速を超える時速4,000kmって中に座っている乗客に影響が無いわけが無い気がするんですが。さらに、その高速故に線路の形状も出来るだけ直進にする必要があるわけで、それは上下の購買もそう。となると、ほほ直進線形のレールで繋がないといけないわけで、どの様に土地に作るかで難しさが大きくなる気がします。アイデアとしては面白いけれど、実際に作るとなるとリニア新幹線の何十倍もの難しさがあると思いますけど、中国だったら「えいっやっ」でやっちゃうんだろうな。

まっ、生きているうちに是非にリア新幹線が開通して、一度は乗車してみたいですね。

2015年4月16日

使えない特典

毎年この時期には、VISA Platinum Cardの年度毎の特典が届きます。幾つかある候補から1点選択するんですが、これまではPriorityPassを選択していました。他のカードでも同様の特典があったんですが、会員レベルが下だったりしていて、このVISAの特典で貰えるカードは最上位のプレステージ会員だったから。ただ、昨年からみずほSAISON Amex Platinumを取得して、こちらの特典にもPriorityPassが付帯しているので、今年度からはこちらで取得することに。会員レベルが同じプレステージ会員であることは勿論、他の特典との排他取得では無いし、また一度取得すると毎年度自動的に更新されるので、VISAのように毎回特典申請しなくて良いという使い勝手の良さもあります。

で、VISAの方ではPriorityPassはもう不要になったので、今年は別の特典を申し込もうと考えたんですが、これがなかなか「欲しい」というものが無い。以前、やはりPriorityPass以外の特典を申し込んだときがあって、ペンケースとかリクエストしたんですが、正直ぱっとしないオプション。そんな中でも、今年は革製のブックカバーがあったので、新幹線通勤の往復の時によく文庫本を読むのでこれにすることに。ただ一寸不安もあったんですが...

で、先日届いた革製ブックカバーを手持ちの文庫本に試してみようとしたら、その不安が的中してしまいました。よく読まれる方はご存じだと思いますが、最近の文庫本は出版社によって微妙にサイズが違うんですよね。昔からある一番一般的なサイズは、閉じた状態で横105mmの縦148mm。ところが最近では、この縦の長さが少し長いサイズで出版している所が幾つかあります。一番大きいのは早川書房の156mm位かな。昔からの新潮文庫も150mm位と気持ち長め。さらに152mm位のところも。書店で文庫本を購入する時には、カバーを付けて貰いますが、予め折り目を付けて用意しているものは、この152mm位に合わせてあるので、それよりも短い出版社の本を買うと、カバーが少し余ってしまいそこが折れて一寸みっともない。さらに早川を購入すると、負ってないカバー用紙を持ってきて最初から折り目を付けるので、一寸時間が掛かってしまいます。で、届いた革製カバーは一般的な文庫本サイズの148mmにしか対応していない。せめて150mmとか152mm位まで余裕があると、手持ちの文庫本の半分以上カバー出来るのですが、このサイズでは余り対応するものがありません。折角入手したけれど、そのままお蔵入りになりそう。

以前は各社同サイズだったのが、なんで一寸ずつサイズが変わっているのか、それが不思議なんですけど、それよりもこのようになったのは数年くらい前から。なら、せめて革製カバーも150mmとか152mm位までサイズを広げてくれていても良いのにと思うんだけど。一寸時流に合わない、ピントの外れた商品だなと感じます。来年からは面倒だから、もう特典申請するの止めようかな。使え無いもの、欲しくないものを貰っても仕方ないですし。

高浜原発仮処分とSTAP細胞

関西電力の高浜原発3、4号機の再稼働停止を求める仮処分決定のニュースを聞いて、どうも釈然としないというか、なんか違和感を感じました。それが「人格権」なる判決の理由。改めてWikiの説明を読んで、自分が何となく理解している、人格権=個人の存在、名誉、行動の保証、という事がそれ程間違っていないことを確認したんですが、それがどうして原発の再稼働と結びつくのかよく分からない。Wikiによれば、

それを放置することが社会正義に照らして許容されないレベルの場合にしか認められない。

となっているんですが、関西電力が独断で再稼働しているならともかく、再稼働に関しては原子力規制委員会がOKを出しているわけで、「社会正義上許容できない」と言うレベルではとても無いわけです。百歩譲って、仮に原告の理由が「安全性に不安があり、生存権が脅かされる」というのであれば、まだ納得できます。でも、そうすると既に安全性を認めている原子力規制委員会によって否定されるので、どうしてもそれ以外の理由を見つけないといけないわけで、それが「人格権」だと言うのが裏の事情なんでしょうか。逆の言い方をすると、まずは「止める」という結論を導くために、それに会うストーリーを作ったように感じるんですよね。しかも原告側としても、昨年大飯原発の差し止め裁判も担当した裁判官が今回も担当するように、何度も申請と取消を繰り返して、今回の裁判官に当たるまでやり直していたらしい。この話を聞いた時に思わず感じたのが「STAP細胞と同じじゃん」ということ。つまりSTAP細胞はある、と言うゴールに向かって、それっぽい材料を集めて全体のストーリーを構築したように、「再稼働停止」という目的のために、最も園結論を美都引き出すだろう裁判官に担当させ、さらに既に「安全・許容範囲」という結論が出ている原子力規制委員会の主張とは異なる「人格権」なる権利を設定して結露に向けての道筋を作るという手法。

STAP細胞が否定されたのは、その存在を検証した証拠が間違っていた、捏造されたものであったからで、それによって提唱されていた手順自体の正統性が失われたから。今回の場合も、本来ならば人格権を犯すほどの根拠や理由があるのか検証しなければいけないのに、そういう部分の検証無しで僅か数ヶ月で判決に至ったと言う事は、逆にここの状況を精査していけば、今回の様な結論にはならなかったことが実は最初から分かっていたからなのかも。それでも、ゴールは決まっているので、途中のプロセスを自分の都合の良いように設定して、その内容を国際的な論文誌に発表することで正統性を与えたように、地裁(司法)に掛けることで正統性を担保させるようなものですよね。

関西電力は直ぐに控訴するみたいですけど、それに対して原告側はそう言う行為自体を止めるように主張しているとか。裁判の結果を守れと言っている側が、裁判で認められている権利行使を否定するのって矛盾してないか。いずれにしても、止める・止めないどちらの判断が出ても、どちらかが不服として最高裁まで行くのは確実なわけで、それを見越してこれからの対応を考えないと。今動いている原発を停止させるならまだしも、今動いていない原発の停止命令なんだから、それ自体はなんの効力も無いのと同じ。だから、将来的に再稼働するための手続きをすることは何も問題無いはず。ただ、その手続きが完了するのが、今回の地裁判断の効力がまだ残っている(高裁で逆転していない)のであれば、その時には結論が出るまでペーパーワークは完了しても始動できないという話しなわけですから。それなのに、あたかも地裁の仮処分判断が、全ての活動を否定したように言う原告側の態度というか行為も、なんか司法を都合の良いように利用しているような気がして(実際そうなんだろうけど-笑)、不愉快な気持ちを感じます。司法の暴走と言う記事もあるけれど、これには同意しますね。

New Membership Level @ IHG

IHG Rewards Club (ex-PCR)から何やらメールが。開いてみると、新しいメンバーシップのお知らせ。これまでのGold、Platinumに上位メンバーシップとして新しいレベルが設定されるとのこと。それに伴い、これまで15滞在/20,000ポイント必要だったGold Memberが、10滞在/10,000ポイントに、50滞在/60,000ポイント必要だったPlatinum Memberが40滞在/40,000ポイントに達成レベルが下げられ、新しい上位レベルは75滞在/75,000ポイントだ獲得できるとのこと。これまでのPlatinumメンバーが、もう少し頑張れと言う設定? ちょっと嫌らしいかも。

まだ全部の特典は説明されていませんが、100%のボーナスポイント、毎年度25,000ボーナスポイントかPlatinum Memberを友人・家族に送ることが出来る等が説明されています。詳しい内容は、2016年にスタートする時に説明するとなっているけれど、どうなるんだろうか。

で、良いことばかりで無く悪いニュースも。過去12ヶ月内にアカウントのポイントに変更が無いと(宿泊するか特典利用するか)、ポイントが抹消されるようになるらしい。さらに特典宿泊(Rewards Nights)の必要ポイントも、約300ホテルで50,000-10,000ポイントアップし、150ホテルで5,000ポイント経るらしい。増える方が多いじゃん(笑)。

ところでAmbassador memberの扱いはどうなるんだろうか。AmbassadorだとPlatinum memberが付いてくるけれど、これもそのままかな。毎年Ambassadorの更新にポイントを利用するとか、AMC修行でANAホテルを利用するなどすれば、まず12ヶ月以内でのポイント増減が生まれますから、そのまま継続していけば良いけれど、ただだんだんメリットを感じなくなりましたねぇ、IHGは。結構良いホテルが国内にも海外(US)にもあるので、出来れば利用しタイプランドだけど、特典がちょっとなぁ...

2015年4月15日

福建省よりも...

現在中国訪問中の、翁長沖縄県知事。中国福建省との関係強化を要請したようですけど、沖縄県の一部尖閣諸島に対しての中国の圧力に関しては何か言ったんだろうか。「尖閣問題は国の問題」と言うのであれば、沖縄の基地問題だって国の管轄事項なわけだから、彼の主張には根拠が無い事になるのだけれど。

マイナスはマイナスのまま

8ヶ月振りに出国禁止が解除され、昨日日本に戻ってきた産経新聞の加藤前ソウル支局長。やや唐突で以外が感じがしましたが、すでに8ヶ月も前の話であり、このまま出国禁止を継続するデメリットよりは、取りあえず面倒なもめ事を一つ解決しておいた方が、韓国の朴政権として少し肩の荷が軽くなると言うのが本音なんだろうなぁ。

これまで何度も書いているけれど、韓国支局長時代の加藤氏名の記事は、あくまで日本の読者に向けて日本語で書き日本の産経新聞紙で公開したもの。仮に、日本の駐日韓国大使館関係者がその記事の内容がけしからん・名誉毀損だとして日本の裁判所に訴えるなら、これはまだ分かります。でも、その日本の中の日本の記事に関して、韓国の市民団体(と言っても、政府と関係が深い?)が、韓国内で起こした裁判というのが今回のケースな訳で、その市民団体の人達は日本語の記事を読んで内容を理解しているのだろうか。実は、その日本語の記事が政権に対して批判的な団体によって韓国語に意訳(異訳?)されていて、それを読んだ上での裁判なんですよね。となると、元の日本語記事とその韓国語記事の整合性がどうなんだという疑問もあります。仮に産経新聞の韓国語版が有って、そこにこの記事の翻訳記事が掲載されて、それに対して異議を唱えるならまだ理解出来るんですけどそんなことでも無いわけですし。

けっけきょく韓国政府としても、当時一度振り上げた拳の降ろしどころが見つからなくて、そのままズルズルと出国禁止を延ばして産経新聞側がGive-upするのを待つ作戦が裏目に出たと言うことですね。

この裁判、仮に加藤氏が有罪となった場合、その後控訴してさらにドタバタが続くだろうし、無罪となればなったで国内の批判が高まるだろうし、韓国政府としてはここまで騒ぎが大きくなってしまうと、ますます立場が無くなってしまうかも。そうなると、もっと大きな事象を発生させて、その陰に隠れて処理(=無罪判決で完了)するしか無いんじゃ無いだろうか。いずれにしても、日韓関係改善どころか、関係悪化されて最悪だったのが少し悪いくらいになった程度で、とても「改善」なんて言う雰囲気じゃ無いでしょうね。

アシアナインシデント

昨晩広島空港で発生した、アシアナ航空機の滑走路接触事故。報道されている記事をまとめると、どうも空港付近の天候が悪く、着陸直前にかなり機体が揺れる状態だったらしい。その為に、着陸直前に多分機体が急落して、滑走路手前のILSに接触、そのまま体制を崩して滑走路に設置して停止、と言うような流れらしい。軽傷を負った人も多く出たようですが重傷や死者には至らず、また火災などの大惨事にもならずに、不幸中の幸い。これから詳しい調査が始まり、原因究明もされるでしょうけど、この広島空港、山の中にある空港で、富士山静岡空港同様霧の発生や風の発生も多いようなので、やはり立地的に不利な状況なんでしょうね。

気になるのは、この事故に遭遇したのが、暫く前に色々トラブルのあったアシアナ航空。さらに使用機材は、やはり最近色々あったエアパスのA320と言う事で、直接の関係は無いのだろうけど一般ユーザーとしては、どうしても連想して関連づけしてしまいますよね。今朝の広島空港へのフライトは、ほぼ「欠航」となっていて、午後の便では様子見みたいな表示のものもありますが、多分今日一日は事故調査で滑走路は閉鎖だろうし、明日以降も事故機の移動にどれだけ時間が掛かるかで閉鎖期間が延びるかもしれませんね。

広島の場合、近隣に空港もあるし、新幹線も停車するからまだ良いけれど、例えば沖縄の那覇空港でこんな事故が発生したら、本当に孤立してしまいそう。まぁ、そう言うこともあるから那覇空港は第二滑走路を増築しているんだろうけど、だからといってどこの空港も予備の滑走路を準備出来るわけでも無いし。

今朝のニュース等を見ていると、天候は雨模様だったようだけどそんなに気流の状態が悪かったわけでは無い様子。空港の滑走路は東西に延びていて、西側からにはILS IIIbが設置されていて自動での着陸も可能なのに、今回の様な東側からの進入にはその設備は無いので、マニュアルでの着陸になるため、もしかしたら操縦ミスの可能性もあるかもとのこと。韓国からだと、西側(RW10)からの進入の方が楽だと思うので、何か天候理由があったのかもしれないけれど、仮に操縦ミスとなると、また違った議論が生まれそうですね。

今週末はAMC Diamond達成のため最後のフライトがありますが、どうか安全でトラブル無く完結することを祈るばかりです。

2015年4月14日

静岡-武漢直行便

地元静岡の空の玄関、富士山静岡空港。ここに、また新たな路線就航のニュース。中国最大規模の航空会社、中国南方航空が、5月15日から週3便で、静岡-武漢の直行便を運航開始するというニュース。同時に、セントレア-武漢線も開設されて、こちらは週4便と、一週間を両方で折半するような形。静岡-武漢というと、既に中国東方航空が上海経由のフライトを開設していて、こちらはデイリー運航。最近の訪日ブームのお陰か、結構フライト予約状況なんかを見ても満席の日が多いんですよね。静岡-上海の予約状況と、その先武漢までの予約状況がほぼ同じなので、やはり武漢から飛んでくるニーズが大きいと言う事なんでしょう。そういうところからも、中国南方航空としてもいけると踏んだんでしょうね。

中国東方航空も中国南方航空も、どちらもスカイチーム加盟航空会社。今回就航開始する中国南方航空は、日本では余り馴染みの内名前の航空会社ですが、保有機は480機余りと中国最大の航空会社なんですねぇ。しかも、スカイチーム加盟は、中国東方航空がスカイチーム加盟は2011年6月に対して、中国南方航空が2007年11月と先輩。どちらも、豊富な中国国内線ネットワークを持っているので、今回の武漢直行便のデイリーかもそうだし、さらに他の地方中核都市からの静岡就航何て言うのも期待出来そう。

しかし、富士山静岡空港が、ますます中国化していきますねぇ(笑)。国内キャリアーは、ANA(CTS/OKA)とFDA(FUK/CTS/KOJ)の2社だけ。韓国はOZ(アシアナ航空/ICN) 1社、台湾からはCI(チャイナエア/TPE) 1社。それに対して中国からは、MU(中国東方航空)が2路線(上海(PVG)経由武漢(WUH))と寧波(NGB))に、天津航空(GCR)の天津線(TSN)と、路線数でも就航先でも便数でも、半分は中国線になってしまう。

静岡空港に関しては色々言われているので今更ではありますが、空港から第二東名のJCへのアクセスがもう少し良いと御殿場へも名古屋方面にも行きやすくて良いと思うんですけどね。あと、静岡空港横の空き地に、アウトレットモールやショッピングセンター(免税対応)を誘致して、静岡空港から出国するときに、最後の爆買いをしてもらうとか(笑)。正直なところ、静岡空港を利用しても、そのまま現地で何かアクティビティをするような要素が無いんですよね。精々静岡経由の富士山とか、単にエントリーポイントとしてしか機能していない。あと、今後中国からの観光客も日本慣れしてくると、単に価格の安いツアーだけで無く、もっと自分のニーズ似合った空港に直接来ることもあるだろうから、そうなると空港からのアクセスの悪さは何とかしないと。その辺り、2020年までにどれだけ改善できるかで、静岡空港の命運が決まるんだろうなぁ。

ANAサイトリニューアル

この週末にリニューアルされたANAのサイト。この週末は、あちこち飛び回っていたので(笑)全然気にしていなかったんですが、「そういえば」と月曜日に前日までのフライトの記録確認のためにアクセスしたら、余り変化は感じられなかったんですよね。でも、その日のうちに「電話回線や予約ページにアクセスしづらい状態が続いております」というお詫びのメッセージが掲載されるほど、戸惑ったりトラブルがあったんでしょうね。

自分の記録確認なんかをしていても、一寸変わったかなと思うところはあっても、そんなに違いは分かりませんでした。で、どうも国際線のサイトが大きく変わっているようだと分かったので、来月のシンガポール行きの予約も入っているので確認して見たら、やっぱりこりゃ困る人も出るよなと言う状態。先ず、事前に告知されていたことだけど、自分のAMCのアカウント紐付けされていた予約に、アカウント番号からアクセス出来ない。そこで、予約番号もしくは航空券番号と氏名を入れて検索するんですが、4月11日以前に予約していた自分の予約番号と氏名を入れて検索したら、「予約番号が変更されています」というメッセージと共に自分の予約が表示されました。うーん、予約番号まで変わったのね。自分はまだ出発まで余裕があるから良いけれど、この週末とかその後直ぐに出発するような人は大変だろうなぁ。あるいは旅行中の人はどうなるんだろうか。なかなか罪作りなサイトリニューアルだったかも。最もこの変更は、FFPのアカウントをUA MPに変更していたから、リニューアル後のトラッキングが出来ないためかもしれないですけどね。

新しいサイトは確かにシンプルで画面構成も余白の多い見やすい感じだけど、一寸穿った見方をするとスマホでも見やすいようなデザインにしているなと言う印象。画面のサイズが変わるので、配置とかは当然変わりますが、ぱっと見の印象がPCサイトでもスマホサイトでも余り大きな違いが無いのは重要だと思います。それと、最近の搭乗客の様子を見ると、もう殆どの人が機内でスマホは勿論、タブレット端末を操作していて、特に映像サービスが限定されている国内線なんかだと、iPadで録画しているビデオを見ていたりするのは普通に見られる行為になっています。今週中にはJALのサイトもリニューアルするようで、こちらもスマホやタブレットを意識したデザインになる模様。どちらも世の中の流れに対応しているという証拠ですね。

一昔前だと、その前に作られたHTMLベースのサイトをCSSでカラフルな感じにして、さらにFlashとかJavaScript等で動的なサイトを作るのが流行でしたが、それがスマホ・タブレット時代になると解像度も最初の頃は少なかったし画面サイズも小さかったので、PCのサイトをそのまま持ってきても使いづらかったので、別デザインの画面を生成していましたが、今後はPC用画面が簡単に再配置・縮小することでスマホやタブレットでも共通で利用できるようなデザインに最初からなるんだろうなぁ。ただ個人的には、PCにはPCの、スマホにはスマホの、タブレットにはタブレットに最適化した画面なりデザインがあると思うんですよね。それは画面サイズや解像度だけで無く、特にスマホやタブレットの場合は、どこで使うかという要素も重要な訳で、そう言う要素も取り込んでサーバー側で画面生成するような仕組みが一番じゃ無いかとは思うわけですが。そんなに難しいとは思わないんだけど、見た記憶が無いんですよね。

2015年4月13日

甘い判断

日曜日の朝に発生した、秋葉原-神田間で発生した電柱の倒壊事故。朝の6時過ぎに発生し、結局山手線・京浜東北線が動き出したの、それから10時間近く過ぎた午後3時。都内移動、さらに京浜東北線は埼玉方面や横浜方面からの移動手段でもあるので、その影響はかなり大きかったと思います。ある程度慣れていれば、地下鉄等を利用して回り道でも移動出来るけれど、日曜日と言う事で地方から出てきていた人は大変でしょうね。実際、朝、このニュースを聞いたのは羽田空港内のホテルで、その後国内線ターミナルに出たときにカウンター待ちの人が先週までよりも少なかったので、もしかしたらこの事故の影響で移動出来ない人が多いのかなとも感じました。分かっていれば、地下鉄で泉岳寺まで移動、ここで京急に乗り換えて羽田へ、と言う手順で回避できるけれど、都営浅草線への接続経路を見つけるのが大変かも。

ちょっと信じられなかったのが、この倒壊した電柱、金曜日には傾いていることが確認されていて、月曜日の朝に工事をする予定だったと言う事。多分現場判断で、週明けまで問題無いと思われたんでしょうけど、一寸判断が甘かったと言われても仕方ないかも。それでも、日曜日の早朝の事故で、かつ反対車線を運転していた運転手が気がついて直ぐに報告したので、園事故のあった線路を走る電車を止めることが出来、衝突事故を回避できたそうですけど、それこそ不幸中の幸いでしたよね。でも、これが平日の朝だと、通勤通学のラッシュアワーでとんでもない混雑になっていたでしょうね。

金曜日の時点で直ぐに工事をしないという判断をしたのも、別に勝手に判断したわけでは無く、工事用の資材の準備とか某かの規準なりはあったとは思います。今後は、こういう場合の判断基準もより厳しいものになるんだろうけど、次に同様の事故が発生したときにも人身事故にならないという確率は無いわけで、その点十分に今後の判定基準に反映しないと。しかし、失礼ながらJRの鉄道事故と言うと、JR北海道の専売特許かと思っていましたが、JRグループ最大にして最強のJR東日本にも飛んだ落とし穴があったと言う事でしょう。文字通り「油断」が、このトラブルの原因なのかも。反省すべき点は反省しなきゃいけないけれど、一番大切なのはこの失敗の経験をどれだけ次に反映させて、次には同様のトラブルを起こさない、より安全に対応出来る体制にする、と言うプラスの方向に生かすことですよね。41万人が影響を受けたトラブルになりましたが、それ以上に今後メリットが生まれるものに変えていって欲しいですよね。

でも、やっぱり昨日自分がこのトラブルに巻き込まれて、フライトに影響とか出たら、やっぱり怒るだろうなぁ(笑)。

Leg#14: HND-OKA-HND

前日に続き今日も「AMC Diamondへの道」。元々はフライト予定を入れていなかったんですが、朝一で沖縄往復出来るなぁと思った途端に、気がついたら予約が入っていました(笑)。この予約を入れた後、他の予約を変更したり新しく入れたりしたので、後から「この予約入れなくても良かったなぁ、もう少し余裕のあるスケジュールにしたら良かった」と後悔したんですが、予約しちゃったものは仕方ありません。で、朝一で出発するので、前日のフライト終わりで羽田に戻ってくるので、そのまま第二ターミナルに直結しているエクセルホテル東急に泊まり、翌日も朝一でターミナルに出てきてチェックインです。前日に第二ターミナルのB1Fのローソンで朝食代わりのサンドイッチを購入していたので、朝食は終了済み。ですから、そのままチェックインしてANA Loungeに直行します。

1) HND 07:50 - OKA 10:30 (NH463)

朝ホテルをチェックアウトして外に出たら、凄い数の人がカウンター前に並んでいてビックリ。日曜日で混雑するのかと思ったんですが、この辺りは団体さん用のカウンターなんですよね。ですから、そこを通り過ぎて保安検査場Aを通り過ぎると、がらっと空いていました。

この日は64番ゲートからの出発なので、南側のPremium Check-Inから入り、そのままANA Loungeに直行して搭乗開始まで時間を潰しました。

この日の東京は久しぶりに良い天気。春休みが終わり少し空くかなと思ったんですが、天気が良いからか沖縄に出かけるグループの乗客の方々が沢山ゲート前で待っていました。定刻通りに搭乗開始となり、ドアクローズも定刻通り。誘導路で一寸待ちましたが、沖縄行きの定番D滑走路から離陸して、右に旋回してから沖縄を目指します。

この日は(この日も?)前日余りよく眠れなかったので、水平飛行に入ると直ぐに背もたれを倒して熟睡モードに。ですから、食事も飲み物も取らずに沖縄本島が見える頃まで眠っていました。ただ、寝ている途中に何度か変な臭いで目が覚めて、どうやら隣席か後ろの席の乗客が日本酒をオーダーしたようで、その臭いがどうも鼻孔を刺激して暫くくしゃみが止まらず難儀しました。どうも、ちらっと見ると隣席の男性のテーブルに青色のボトルのようなものが見えたので、これが犯人かも。仕方が無いので、ハンカチで少しはなを押さえて、反対側を向いてまた暫くウトウトしていました。

この日の那覇空港着陸は、定番の沖縄本島をぐるっと東から西に回り込んでRW36に降りるのでは無く、真っ直ぐ南から北向きの航路そのままに、ダイレクトにRW18から進入して着陸しました。この日の沖縄地方は、結構厚い雲がはっていて、高度を落としだしてから直ぐに雲海に入り、そのままかなり高度が下がるまでずっと雲の中を飛行。その為、かなり揺れもあったんですが、着陸直前くらいに雲も切れて、到着してから空を見ると、少し明るさも見える感じでした。でも、雨は降っていて、そんな中で作業している地上係員の皆さんは暖かい沖縄とはいえ大変だろうなぁ。先週の沖縄は、確か30度近い気温でしたが、この日の気温は20度と言う事で、確かに機体の外に出ると少し涼しい感じで、上着を羽織っても良いかなと言う気候でした。

2) OKA 12:35 - HND 15:00 (NH464)

一度外に出て、5Fのレストランで軽くお昼を食べた後、再び制限区域に戻ります。この日は、羽田到着後は品川からこのまま浜松へ帰るだけだったので、自分には珍しくDFSに入って時計とか見ていたんですが、「こいつ買わないな」と思われたのか、店員さんに声を掛けて貰えなくて、外に出てきました(笑)。仕方が無いので、混雑しているANA Loungeへ。来週飛べばAMC Diamond達成なので、その後からはANA Suiteが使えると心で念じて、混雑する室内で時間を潰しました。

この日の那覇空港は、到着機材の遅れなどでゲートチェンジが頻発。幸いにもこれから搭乗する羽田行きNH464は35番で変わりなかったんですが、隣の34番にいつもはバスゲートの38Bから乗る新千歳行きが入っていて、少し早めの出発でしたが、何度も搭乗を促すアナウンスが流れていました。もう出発時刻になって、まだ二人チェックインしていないとかゲートで係の人が話しをしていましたが、一人男性が走ってきて、それから暫くしたらゲートがクローズされたけれど後の一人は間に合ったのだろうか。この新千歳行き以外にも伊丹行きとか、いろいろとゲートが変わっていて、慣れていないと大変かも。

さて羽田行きNH464は、満席ということで少し遅れるかなと思ったんですが、定刻の数分前にはドアクローズとなり、定刻時刻丁度にプッシュバックが始まりました。離陸して暫くすると、直ぐに雲海に入り、結構長い間機体が揺れていました。その為ミールサービスが始まったのはいつもよりも遅いタイミングから。既にうつらうつら状態だったので、ミールを受取半分くらい食べたところで終了。その後は結局シートを倒して寝てしまいました。目が覚めてシートを戻したのは着陸20分位前。丁度飴とか配っている時で一度断ったら、暫くして別のCAさんが飴とアイスクリームを持っていて「お休み中でしたので...」と仰るのですが、もう着陸するときにアイス貰っても... 丁寧にお断りして到着の準備です。

房総半島上空を反時計回りに回り込み、RW34Lにタッチダウン。ぐるっと第一、第二ターミナルを回り込み、63番ゲートに入ったのは定刻よりも5分位の早着。余裕で京急に乗り継ぎ、品川まで出て、予約してあった新幹線で浜松に戻りました。

この日のフライト完了でPremium Pointは95,155PPとついにゴールが見えてきました。今朝確認のために自分のAMCアカウントを確認すると、ポイント数等は正確でしたが、びっくりしたのが自分の名前の下に「あと4,845ポイントで...」と、Diamond到達を促す(けしかける?)メッセージが出てきたこと。BronzeやPlatinumに到達した頃は、まだ3月中で今年度の会員計算も始まっていなかったので見る言葉来ませんでしたが、多分同じようなメッセージが5,000ポイント位で表示されるんでしょうね。この辺りも、ANA(多分JALのJMBも?)の煽り方は上手いなと思います。

ここまで14回のフライトルーティンは、トラブルはあったものの上手い方良い方に転がり進んできました。最後のルーティンも同様にトラブル無く完了することを祈るばかりです。(続く...)

羽田エクセルホテル東急

 AMC修行旅の2連チャン対応のために2回目の宿泊。前回よりは、フロアーは上になったけれど、部屋の配置は少し狭くなった気がする。でも、前回不満だったコンセントとEthernetのポートがテレビの裏に隠れているようなことはなかったので、それは良かったのかも。今回は、前回よりもさらに安い13,000円というレートがANAのサイト経由で予約できたので宿泊しましたが、この辺りが選択する境界線かなぁ。

この日ちょっと驚いたのは、チェックインしてから空港内のレストランで夕食を済ませて戻ってきたとき。自分の部屋からは一寸離れた部屋に、あのANAの灰色の制服を着た女性スタッフさんが鍵を開けて入っていったんですね。雰囲気的にCAさんというよりはGSさんっぽい雰囲気だったので、翌日の朝一からのカウンター業務のスタッフさんかなと勝手に想像したんですが、我々が搭乗開始するよりもずっと先にカウンターを開けて、出発の準備をして、さらに対応もする空港のスタッフさんは本当に大変ですよね。この日のフライトでは、羽田、新千歳、那覇と、三つの空港全部雨でした。そんな雨の中、防水のコートを着て外で誘導する地上スタッフさんや、荷物の出し入れとか機体整備とか、本当に頭下がる思いでした。この日も寒い中の雨模様でしたが、冬の雪の時とか本当に大変だろうなぁと思います。そう言う陰の立て役者の方々に、ささやかですが感謝した一日でした。

2015年4月12日

Leg#13: HND-CTS-OKA-HND

今週の「AMC Diamondへの道」は、先週同様羽田発、新千歳、沖縄経由の日本最長路線を挟む日本一周のフライトです。先週と異なるのは最後に名古屋に帰るのでは無く、再び羽田に戻る完全一周パターン。翌日にあたる今日の夕方浜松で用事があるので朝から午後まで時間が空き、それならばと羽田-沖縄往復フライトを突っ込んだので、どうしてもこの日は羽田に戻らないといけないという理由から(笑)。先週、Premium Pointで80,000PPを超えて、いよいよAMC Diamondが射程に入ってきましたが、この日の一周フライトを完了すると90,000PPにあと少しまで近づくので、ちょっとやる気が入るフライトです。

前日仕事で横浜のオフィスに出社。仕事帰りにいつもの横浜のSheratonに宿泊し、翌日早朝の京急羽田行きを捕まえて羽田空港へ移動します。外は雨模様で少し寒い感じでしたが、列車の中に入ればそんなに寒さは感じません。それと、4月も中旬近くなり、学校関係は春休みが終わり新学期が始まり、また会社関係も新年度がスタートしたためか、先週までと比べると京急の中も空いているし、羽田空港に至っては土曜日の朝ではありますけど、先週の混雑度と比較すると、半分どころか1/3、1/4と言うくらいガラガラ。これだけ違うのかと一寸拍子抜けするくらいです。

1) HND 08:00 - CTS 09:35 (NH053)

出国ロビーの3Fや、保安検査場付近は先週と比べると段違いに空いているのですが、ANA Loungeは先週同様に混雑しています。さらに、今回は外から持ち込んだパンとか軽食を食べているおじさん、おばさんが目立つのでかえって雰囲気は悪いかも。いつものようにメールチェックをして、この日はNH053便だからではないでしょうけど、北ピアの根本53番ゲート空出発の新千歳行きです。

定刻通りに優先搭乗が始まりましたが、先週までの満席状態と事なり、この日のプレミアムクラス21席(2-3-2×3列)は、左側窓際2列は全て通路側が空席。さらに真ん中3列の真ん中も3席全て空席。唯一、右側窓際の2列席のみ6席満席なので、それ以外の搭乗客は私も含めてゆったりとフライト出来ました。

多分エコノミー席もそんなに混雑していない状態だったと思います。ですから、ドアクローズは予定よりも数分早く閉じられて、ボーディングブリッジが離れると直ぐにプッシュバックが始まりました。雨の中、新千歳に向かうフライトですが、私は離陸すると直ぐに熟睡モードへ。この日の朝食も、苦手な辛い茄子の味噌汁か、カレー風味のスープだろうと予測して、「Don't Disturb」のシグナルを出して爆睡モード。1時間一寸のフライトですが、前日の睡眠不足を結構回復できた気がします。着陸態勢に入るときに、CAさんが「お休み中でしたのでお食事を...」と挨拶に来られましたが、ちゃんとサインを出して寝ていたわけですから、そんなに恐縮して説明しなくても。もしかしたら、知らずにサインを出して後で怒る乗客とかいるんだろうか。

感覚的にも結構早い感じでしたが、実際定刻よりも早く新千歳に到着。新千歳も雨模様の天気でしたが、フライトスケジュールに影響する雪模様よりはいいかも。一度外に出てから、少し国内線ターミナルの真ん中付近をウロウロして軽食を食べたかったんですが、これというお店がなくて結局そのまま再び保安検査場を抜けて中に入り、暫くANA Loungeで時間を潰していました。新千歳空港も羽田同様春休みのシーズンが終わったためか、週末なのに結構空いていました。来年の修行フライトでは、この時期を狙うのがいいのかなと一つ学習です。

2) CTS 10:50 - OKA 14:35 (NH1693)

空港のカウンター付近は結構空いていたのに、ラウンジ内は逆に混雑しているのは新年度でビジネスに飛び回る人が増えたから? ラウンジで時間を潰してから、3番ゲートから出発する沖縄行きに向かいました。

春休みが終わり子供達の姿が減った分、今度はご高齢の方の姿が目立つようなな印象のこのフライト。車いすで事前搭乗された方はお一人でしたが、最後の方になってCAさんやGSさんに付き添われて搭乗してきたご高齢の方が何名か。新千歳から沖縄へは逆風になるので、ブロッキングタイムも3時間半と最長なんですが、その間大丈夫なんだろうか...

そんな不安を感じながらも、定刻にドアクローズとなり、定刻通りに新千歳をテイクオフとなり、一路沖縄へ向かいます。津軽海峡を抜けて、日本海側に入り、そのまま本州沿いに南下し、さらに山口県辺りを縦断して九州をかすめて東シナ海に抜けるくらいまでは結構安定したフライトでしたが、東シナ海に入ると急に機体が振動しだして、どうも気圧配置が悪いらしい。このフライトでは、自分には珍しくパソコンを用意して、一寸仕事の資料作成なんかをしていたんですが、どうも九州を通過した辺りから振動が激しくなり、パソコンの操作もおぼつかなくなったので、到着1時間くらい前に諦めて、後はiPhoneに入れてあるBABYMETALを聞きながら時間を潰しました。

沖縄本島へのアプローチは、今回はいつものように沖縄本島の東側を南下して、島沿いに時計回りに回り込むようにして那覇空港へタッチダウンする経路。天気は悪くて、空港も雨でしたが、それ程気流の影響は受けずに着陸出来ました。このフライト、午後の少し空いた時間帯に到着するのですが、それでも那覇空港のターミナルは先週と比較するとかなりガラガラの感じ。地元の高校生らしい団体の姿も幾つかありましたが、先週までのブリ混み状態と比較すると雲泥の差です。ここでも、一度外に出て、5Fのロイヤルで久しぶりに地元のオリオンビールを堪能してから、最後のフライトのために制限区域に入り直しました。

3) OKA 16:35 - HND 19:00 (NH472)

この、那覇から羽田に戻るフライト、実はちょっと一つ心配があって、自分で調べた限りでは、もしかしたら朝搭乗したNH053の機材が、その後新千歳から羽田に戻り、そこから沖縄に到着して、再び羽田に戻るのがこのフライトのようなんですよね。で、案の定、少なくとも機体はこの日の朝に搭乗した新千歳行きに使用されていたものでした。キャビンクルーは、多分途中で入れ替わっていると思うんだけど、少なくとも自分にはこの日あった人達では無かったと思うので、一寸気持ち的には楽でしたが。羽田-新千歳往復で合計3時間に新千歳での入替を含めると4時間の勤務。さらに、羽田から沖縄までは2時間半あるので、そこからさらに羽田まで戻ると超過勤務になるだろうから、羽田なり那覇なりでクルーチェンジしていると思うんですが。

そんな心配をしながら機体乗り込んだんですが、何となく見たことのあるような顔つきのCAさん達ですけど、特に修行のことを指摘される事無く(向こうも、あえて指摘しない?)離陸を待ちます。この日は、羽田からのフライトが空港理由(混雑?)で20分近く遅れて到着したので、出発も10分位の遅延となりました。さらに乗り継ぎなのか、ぎりぎりに搭乗してきた親子連れとかあり、結局ドアクローズは10分遅れ。それが影響したのか、離陸の時も誘導路で待機して、JAL機の着陸、JAL機の離陸、プロペラ機の着陸、海上自衛隊のP-3Cの着陸、ANA機の着陸と、20分近く誘導路で待機して、やっと離陸となりました。この時点で、予定よりも20分以上離陸が遅れたと思うのですが、機長アナウンスでは羽田到着予定時刻は定刻より5分遅れという事で一寸半信半疑でした。

途中ショートカットしたのか、スピードアップしたのか、羽田空港タッチダウンは5分遅れくらいでしたが、A滑走路に着陸。但し、RW34Lだったので、ぐるっと第一ターミナルを回り込み、第二ターミナルの52番ゲートにドックインしたときには15分遅れくらいでしょうか。私はこの日のフライトはこれで終了で、乗り継ぎも、新幹線利用も無かったので無問題でしたけど。この後、翌日の早朝フライトに備えて、第二ターミナル直結の東急エクセルホテルにチェックインして、翌日のフライトに備えました。(続く...)

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

今週も翌日のAMC修行のために仕事帰りに宿泊。4月に入り、春休みも終わったので少し落ち着いた感じはするけれど、逆に新年度で歓送迎会とか新年度会とかで、ちょっとざわざわしている雰囲気も。

翌朝に備えて、早めに就寝しましたが、結局夜中過ぎに目が覚めてしまい、朝の4:00位迄うとうとするだけ。5:00に起きる予定を、かなり前倒しにして起床し、シャワーを浴びて、フライトスケジュールとか確認して少し早めにチェックアウトして羽田空港に向かいました。この日の横浜は、というか全国的に雨模様の天気で、外を歩くと一寸寒い感じですが、地下道や地下街にアーケードを経由してホテルから空港まで移動出来るので楽。こういうところはやっぱり「都会だなぁ」と感じますね(笑)。

来週もAMC修行があるけれど、諸般の事情でここではなく別のホテル。それでも、この滞在で今年12滞在目。取りあえず半分まで来ました。今年も決行結構速いペースでSPG Platinumの25滞在を消化しています。

2015年4月11日

AIIBを例えると... (2)

暫く前にAIIBの話題で、「AIIBはサラ金」説を書いたんですが、結構同じような事を書いている記事が多くて、あぁやっぱりみんな考えることは同じなんだなと安心した次第(笑)。いいかたはべらんめぇ調だけど、この麻生財務大臣の言っていることが一番確実な気がします。ただ、先の記事にも書いたんですが、貸し出し主体としてのAIIB(アジアインフラ投資銀行)の透明性信頼性は重要な一方、借りる側としても世界銀行やアジア開発銀行では通らない案件でも、何とか設備したい開発したいというインフラはあるかもしれない。発展途上国だからこそ、条件は悪いけれど今必要なインフラっていうのもあるでしょう。そういう部分に投資してちゃんと整備して、新興国の立ち上げに貢献するようなリスクを取れる組織も必要じゃ無いかとは思うんですよね。ただ、ハイリスクだから貸し出す方もハイリターンを前提にしないと経営が成り立たないわけで、そういうところを中国が半分の支出をする組織に任せて良いのか、それは甚だ疑問なわけですが。

中国単体なら、幾らでも人民元を印刷してお金を作る事は出来るかもしれないけれど、それだって中国国内で経済が回る間だけなら有効な手段。一旦そのお金が国外に出たら、そこで使用される通貨はドルでありユーロであるわけですから、すればするほど中国は持ち出しになるわけで、それだけのリスクを担保する事が出来るのか不安だけが大きくなる感じ。中国としては、何とか人民元を基軸通貨にして、人民元で開発や経済がグローバルに回るようになれば、幾らでも人民元を印刷して仮想経済が回ると言う思惑なんだろうけど、それって何となくBitCoinなんかの話とオーバーラップするのは気のせい? 仮想通貨だけで閉じている分には全く問題無けれど、それが外部との交換や何らかの依存性を持った途端に独立性が消えて現実に引っ張られる存在になるのは明らかですから。

サラ金ビジネス(個人金融って言うべきか?)にしても、グレーゾーンが撤廃されて上限金利が下げられてハイリターンのうま味が無くなった途端に、貸し出す側がリスクテイクしない(出来ない?)状態になり、結局は貸し出しビジネスも縮小していきましたが、中国としてもある意味アメリカとか日本とか五月蠅い存在には入って欲しくないのでは? でも、50カ国以上の参加国があっても、その中で中国に続くくらいの出資能力のある国って殆ど無いわけで、そうなると中国がやりたい放題出来る半面、殆どのリスクを自らが取らないといけない立場になる事を、中国としても良しとするのだろうか。最初の基金は6兆円位との事ですが、それくらいならまだしも、それが倍になりさらに倍になってと大きくなると、いくら中国と言えども破綻しそうな気がする。

思うに日本としては、アジア開発銀行を軸足にすることを変えずに、オブザーバーあるいはAIIBとの連携を考える程度で良いんじゃ無いだろうか。出資に関しても、例えばADBからAIIBへ融資する、あるいは協力金のような形で担保金みたいなものを貸し出して、それでAIIBのスタート時点での財務体制を補強してあげるとかはどうだろう。AIIBとしては、世界銀行やIMF等との協力はやぶさかでは無いと言っているので、そう言う形である程度相手に介入しつつ、リスクは下げて、でも何かあったときには一言言える立場にいることは重要だと思います。中国としても、G7の参加とか予想外の成果はあったけれど、逆透明性などを指摘されて譲歩せざるを得なくなり、自分達が主導するという裏の目的が段々と薄められていくことで、痛し痒しじゃ無いだろうか。

みっともない遠征

遠征試合や合宿なんかをしていて、知らない土地、あるいは地元から遠い土地に行って宿泊とかすると、どうしても気持ちが緩くなると言うか、大胆になりがちですけど、この韓国での万引き騒動は顰蹙ですよね。事件発覚後、すでに顧問と選手が韓国を再訪して事情聴取を受けて犯行を認めているとのことですけど、高校スポーツとしてもそれなりのペナルティーが必要では。例えば高校野球のチームが同様の行為を犯した場合は、かなり思いペナルティーが適用されると思うのですけど。

それと、憶測でものを言ってはいけないとは思うけれど、22名もの集団で万引き行為をしたというのが、今回の韓国での行為が初めなのか個人的には疑問。いくら異国の地、韓国で、しかも遠征の最後の日で気持ちが緩んでいたとしても、そんなにまとまって万引きとか出来るとは思えない。既に韓国での行為に対して、対外試合自粛をしているそうですけど、もう少し厳しい対応が必要では。例えばボランティア作業を暫く義務づけるとか。この高校では、これまで10年間同じような行事をしていたそうですが、その10年の積み重ねも今回の生徒達は無にしたと言うことも良く認識させないと。

自分の高校背時代を振り返っても、結構はっちゃけた時代であったことは確かだけど、多少ヤンチャをしても許して貰える、見逃して貰える大人が居る場所をある程度認識して、その中である意味「遊ばされていた」わけで、それで覚えること理解すること、社会の仕組みと礼儀を学んだこともあるわけです。そう言う馬車では無い、ましてや海外でどれだけ羽目を外せるかという事は考えないとね。まぁ、しっかりお灸を据えてもらわないと。

入口・出口争い

久しぶりの「金曜日の新幹線シリーズ」。金曜日にいつものように横浜のオフィスへ出社。新幹線と在来線をダイレクトに乗り継ぎできないPlus-EXを使っているため、新横浜駅で一度新幹線の改札を出てから、もう一度横浜線の改札へ入る時。外から中に入る私の前には、横浜線から降りてきて外に出ようとする20代後半位の若いサラリーマン風の男性。丁度朝のラッシュ時で、10基くらいある横浜線新横浜駅の改札ゲートは中から外に出てくる人で埋まっていたので、端の方で空いていた改札ゲートから入ろうとしたのに、すっと横の混雑している改札ゲートの列から一人横に滑り出して、私が入ろうとしているゲートを通過しようとしています。外からも内からも通過出来る状態のゲート、先にSuicaをタッチした方が勝ちなわけですから、私は思いっきり手を伸ばしてタッチ。向こうもほぼ同時にタッチしたように見えて、だから両方からゲートに進入して、真ん中で連れ違います(笑)。ただ、私が外に出ようとするゲート端のSuicaのセンサーが一瞬赤く光ったんですよね。その時には「あれ、俺が負けた?」と思ったんですが、先にタッチして青色のセンサーが光中に入ったわけだから、こちらは正しく認証されているはず。だから、相手のタッチが遅くて不正退場と認識されたんだろうと考えて、そのまま横浜線に乗車して会社まで移動しました。

で、最寄り駅で下車するときにSuicaのゲートでタッチしたら、ちゃんと出場処理をしてくれました。Suicaの履歴を見ても、正しく処理されています。あの、無理矢理ゲート通過したサラリーマン君は、夜の時とか帰宅するときに入場しようとしてエラーになって焦るんでしょうね。無理矢理ゲート通過しようとした罰と言う事で、ちょっとスッキリした悪い奴は私です(笑)。改札通過は、お互いに譲り合ってということで。

2015年4月10日

スマホとパソコンの境界線

毎度お馴染みPCWatch、山田祥平氏のコラムから「電卓アプリOfficeアプリ」の比較。VisiCalcとかMultiPlanとか、懐かしい名称です。当時のパソコンは、まだメーカー毎にどころか同じメーカー製品でも世代によって互換性が完全にあるわけでは無かったので、アプリケーションで互換性を謳っていました。例えば「MultiPlan Compatible」とか、「1-2-3 Compatible」とか。それを見て、自分の使いたいアプリが動作するパソコンを買っていた時代なんですよね。当然Windowsなんてまだ登場以前の時代で、DOSもまだ無かった時代でした。CP/Mとか、OSというよりはMonitor Programと呼ばれていた、さらに原始的なI/Oアクセス様のShellみたいなものを起動して、その上で使っていた時代ですよね。

コラムで取り上げられている電話と電卓のテンキー配列ですが、私は大学生時代にデータエントリーのアルバイトを3年くらいしていたことがあるので、右手の感覚としては「電卓配列」に馴染んでしまっています。だから、電話機が昔のダイヤル式からプッシュホンになったときには一寸違和感を感じたわけですから、でも慣れというか、結構人間の脳と指先って利口なので、それ程困らずに両方を使い分けることが出来ますよね。

計算ソフトとして生まれたスープレッドシートですが、最近ではワークシートと言うように「計算」目的から「図表作成」さらには「数値データを含む資料作成」みたいな目的の方が主流になってきたような気がします。だいたい日本でのExcelの使用目的の、多分半分以上は表計算よりも段落を揃えて編集出来る文章作成目的では無いだろうか。まぁ、そう言う多目的利用のアプリになってきたこと、さらには昔のように単純に足し算引き算するだけで無く、色々と複雑な業務計算も増えてきているので、どんどん計算用の表サイズが大きくなってきて、一昔前の非力なPCでは一度再計算させると何十分もPCが動きっぱなしなんていう笑えない状態にもなってきましたよね。それと共に、表計算ソフトの表示画面もどんどん拡大していき、Excelのために大画面が必要何て言うことにもなってきました。

Wordなんかの文章作成ソフトは、対象となる紙のサイズが決まっているので、ページ数は増えても紙のサイズがA4からA3になるなんて言うことは無いけれど、表計算ではどんどん肥大化していき、さらにに「ページ」というような概念も無いから、その肥大化はとどまることを知らないと言う雰囲気に。だから最近のPCでは高解像度化している理由の1つが、Photoshopのような画像ソフトとExcelのせいでは無いかと個人的には疑っているわけですが(笑)。で、こうなってくると、PCのソフトなり環境をスマホで利用することが果たして嬉しいのか非常に疑問になるわけですよね。内容の三賞目的くらいならまだしも、編集とかするようになると、最近のスマホの高解像度モデルなら表示は可能かもしれないけれど、あの小さなセルの一つ一つにデータを入れるとか、さらにその計算結果を見て次のアクションをするとか、一寸頭が痛くなります。

大は小を兼ねると言う事技はあるけれど、小で大の肩代わりをさせるのはかなり無理が生まれることが多いもの。スマホでもWindows Phoneがこれから台頭してくるかもしれないけれど、単にPCと同じアプリが動作する、同じ事が出来るといだけではあまり付加価値を感じないかも。14インチとかのPCで「狭い」と感じアプリを、5インチとか6インチの環境で利用して「便利」と感じるためには、単に互換性維持だけで無く環境に応じた「仕込み」が必要なはずで、それが今の所見えてこないのが個人的にも不満ところです。Microsoftは、そんなことまで考えてないだろうけど... そこが解決されないと、PCユーザーのスマホへの移行も進まないし、PCとスマホの両方使いという環境が続くだけだし、となるとスマホに慣れきっている若い世代はPCを捨てて、スマホだけで解決出来る環境なりアプリなりをこれから作り出して、PCに依存したユーザーはどんどん置いて行かれる世界になるのかも。私も少しスマホで汗をかく練習をしないと。

融通の利く成田空港に

成田空港の第三ターミナルがオープン。LCC専用なので、多分自分にとっては第二ターミナル以上に縁は無いかもしれないけれど、これが空港が活性化されてLCC以外のキャリアーやターミナルサービス向上になれば嬉しい限り。一方で、使用制限のある成田空港では、こんなこともあるわけですが、「15秒」というのはもう一寸何とかならないのだろうか。確かに、23:00~06:00は離発着しないと言う約束なのは分かるけれど、15秒って、それどれだけ正確な計測なんだと他人事ながら突っ込みを入れたくなりたくなる気持ち。記事にも書かれているように、せめて22:59までにゲートアウトしたらOKとか。それでも、1分、2分位なら、まだ許して欲しい気もします。このフライトは貨物便だからまだしも、仮に旅客便だとしたら、そこで予定が全部ダメになる乗客もやるせないでしょうし。LCCがこれから増えて、東南アジアへの深夜便とかプランしても、そのリスクがあると躊躇する可能性も高いでしょうし。「いゃ、その頃にはもう寝ている身にもなれ」と言われるだろうけれど、近隣の住宅には騒音対策をするとかして、稼働時間帯は今のままだとしても、その境目での運用ルールはもう少し大らかにならないだろうか。

羽田の場合は、沖合の滑走路も有るし、市街地から離れていることも有り24時間運用可能なわけですが、都内から離れている成田空港だからこそ、深夜便とか早朝便って有効だと思うんですよね。羽田は5本目の滑走路という話しも出ているのに、成田はまだ2本目のB滑走路も伸びる・伸びないと言う状態では、何か勝負の結果は目に見えている気もするし。これから羽田空港は、国際線の昼間の時間帯での離発着も増えるだろうし、そうなると既に多くの投資をしている海外の航空会社で会っても、羽田シフトをしてくるんじゃ無いだろうか。ゼロにはならないと思いますけどね。アジア線への乗り継ぎ需要はあるだろうから。でも、どちらを選ぶかと言われれば、やっぱりスロットが空いているなら羽田と言う選択は何処も同じじゃ無いだろうか。利用車としては、兎に角便利であるのが一番なわけですから。都内から離れていて、空港への移動に時間が掛かる分、空港運用には柔軟性を保たせて欲しいと願うばかりです。

パラオチャーター便

天皇皇后両陛下のパラオご訪問に使用されたANAのチャーター便。本来なら政府専用機を利用するところでしょうけど、パラオ国際空港の滑走路長が2,195mと短いため、政府専用機のB747では使用が厳しいため、より小型機でのチャーター便になったようです。映像で見たらANA機が使用されたようで、これはちょっと意外。チャーター便とはいえ、JALはパラオへの就航実績が多いと思っていたので、その経験からJAL機を利用するかと思ったんですよね。考えられる理由は、JALのB767-300ER系は国際線ビジネスクラスでも2-2-2の6アブレストだけど、ANAは2-1-2の5アプレストなので少し余裕があるから? 最終的にはチャーター料金で決まるんだろうけど、どちらもそんなに高額な料金を提示するとは思えないし。後は、使用する機材が空いている鴨という問題あるけれど、昨日今日に予定が決まったわけじゃ無いから、そこはなんとでも調整できるでしょうしね。多分、B787-8でも滑走路利用出来るんだろうけど、こちらは機数が足りなくて通常の運航スケジュールから剥がせないんだろうなぁ。

B777-200クラスでも、この滑走路を利用出来ないことも無いんでしょうけど、距離的にも間に合うB767(-300ER)が利用されたようですね。流石にB737では機内が狭いからなぁ。で、機体レジの「JA625A」で調べてみると、インドのムンバイ線とか中国・香港線等で使用している国際線機材(B767-300ER)のようなので、座席は新しいクレードルが装備されているはず。それなら要人利用でも何とかなるか。国際線機材なので、ギャレーもそれなりに充実しているでしょうしね。座席も200席一寸ありますから、随行員やメディア等も含めても間に合うんでしょうね。

1泊2日の強行軍で、かつ現地での宿泊は海保最新最大の巡視船とはいえ船中泊。しかも、歓迎レセプションが終わって夜の11時に到着するというスケジュールでは、80歳の体では大変を通り越して苦行に近いのでは。ご本人の強い希望もあるのだろうけど、もう少し体に優しいスケジュールにしないと、取り返しの付かないことになりそうな気がしてなりません。羽田から出発する時も、屋根付きとはいえ雨の中タラップを上っての搭乗となったようですけど、我々でも足下がおぼつかないことがあるタラップ利用というのはどうなんだろうか。天候がよく、タラップの上での撮影機会が必要な時には、百歩譲って良しとしても、今回のように天候が悪いときに、もし足下が濡れて滑ったりしたらどうするんだろうか。せめて臨時にボーディングブリッジ利用に振り返るとか、あるいは直接機体のドアに横付けできる車を利用するとか、配慮が必要じゃ無いかといつも感じますね。なんだかんだ言っても、80歳の高齢なのだから。

ところで、通常の政府専用機が利用されるときには、2機体制で飛ぶわけですが、今回のチャーター便利用の時にはどうなんだろうか。近くにグアムもあるから、何か有った場合でもなんとかなるとは思うし、最悪日本から飛ばしても何とかなるんだろうけど。ANAとしても、2機のB767-300ERをチャーター便で出すのは厳しいのかな。まぁ、ANAとしても、チャーター便として引き受けた以上は、表向き見えなくても二重三重のバックアップに対策は積み重ねているでしょうしね。それに2019年から導入予定の政府専用機の担当キャリアーとして、ここで失敗は出来ないだろうし。でも、B777-300ERになっても今回の様に利用出来ない空港があるわけで、そうなると政府専用機としても1機首だけで無く、近距離用とか地域空港用として、例えばB767-300ERとかMRJ(また初飛行が伸びたけれど)とかをサブ機として準政府専用機みたいな形で用意することも必要かも。まぁ、それはそれで「無駄」と騒ぐ人達も居るだろうけどね。

[追記] 帰国便のレジは「JA627A」のようですね。往路便のJA625Aよりも、ちょっと新しい機材か。JA625Aをパラオに駐機して翌日に使用しないのは、食事の搭載とかの話もあるんだろうなぁ(邪推ですけど)。

2015年4月9日

Galaxy S6/S6 Edge

ここ数日、急にTV-CMで露出するようになった、Samsungの新製品「Galaxy S6/S6 Edge」。円安や社会事情などもあって、一時期の勢いどころか、日本市場から撤退も囁かれるSamsungのスマホ"Galaxy"ですが、最後の起死回生の一撃なのか、ちょっと力の入り方が尋常で無い気がします。でも、この新製品の発売前、1~2ヶ月位前にも、急にTV-CMでGalaxyスマホのCM露出が増えて、当時は日本からの撤退の話が盛んだった頃で、六本木の本社ビル売却の話とかも話題になっていたので、「これは最後の在庫整理か」なんて事も頭に浮かんだんですが、まだまだ頑張るんだろうか。

今回の新製品でちょっと気になっていたのが、全モデルでは片面だけだった「エッジスクリーン」が両サイドに拡張された「デュアルエッジスクリーン」。実機ではまた印象が違うのかもしれないけれど、TV-CMや写真で観る限りでは、そのエッジスクリーン部分は小さくなってないか? だから、余りエッジスクリーンとしての役割を果たしていないような気がする。最も、手で持つ部分にスクリーン部分が拡張されても、それって邪魔になるだけじゃ無いのか、と言う気配までもするわけですが。

ビジネス的にどうなるかは分からないけれど、厳しいのは予想できるなぁ。一つは、余りに高級機路線を最初から謳っていること。別に日本人は高級品だからiPhoneを買っているわけでは無いし、他の国産メーカー品を買っているわけでは無いんですよね。そうゆう購買層もあるんだろうけど、どちらかというとマイナーなマーケットだと思う。もう一つは、盛んに今回のモデルを製造するための技術的な難しさを謳っているように感じるんですが、それって表に出すべきで無い事、自ら言うような話しじゃ無い気がするんですよね。正直なところ、ユーザーとしてそういうところは余り興味は無くて、それが目に見えるあるいは手に触れる部分に何か凄く魅力的なパーツとして実現されているなら良いんだけど、画面の曲げ工作が大変とか言われても、それなら普通のフラットな画面でも良いよと思ってしまうし、その曲がったエッジスクリーンがどれだけ便利かどうかは、実際に使ってみないと分からないですしね。実際全モデルのサイドエッジスクリーンも、それ程話題に上らなかったようだし。

さて、これでSamsungが日本市場にとどまる留め金となるのか、あるいは日本市場撤退の引導を渡すことになるのか、どちらになっても興味深い(笑)。

韓国の指鹿為馬

韓国が不法占拠している日本の「竹島(韓国名:独島)」に関して、韓国の尹炳世外相が、

『いくら鹿のことを馬だと言っても馬ではないように、独島が韓国の領土であることは歴史的、法的に確立されている」と述べた。』

らしい。暗に日本のことを「馬鹿(者)」と言いたいのかもしれないけれど、「鹿」という漢字を「か」と読むのは訓読みで日本だけのはずなので、「馬鹿」というのは日本固有の表現のはず。となると、彼が引用しているのは「史記」の中の「指鹿為馬」の故事になぞらえて居ると考えるのが妥当ではないかと。で、彼の発言で「鹿のことを馬だと言っても馬ではないように」と言っているから、「鹿=独島」「馬=竹島」と考えているんだろうと推測されます。

もともとの「指鹿為馬」の意味は、皇帝に対して宦官の趙高が鹿を「馬」だと言って献上し、「それは馬ではなく鹿だ」という皇帝に対して、回りの家臣の中で「それは鹿です」と正しく答えた者達を趙高が暗殺して、自らの意見に従う者、沈黙する家臣だけを残した、と言う話。

ここで韓国の立ち位置を考える訳ですが、「趙高=韓国」と設定すると矛盾します。つまり「鹿=独島」のはずなのに、実際に趙高は「馬=竹島」と強弁しているわけですからね。じゃあ「鹿を馬と言っている」のは日本だと外相は主張してるので「趙高=日本」と考えると、結局「趙高=日本」は鹿(=独島)と言っている家臣を粛正して馬(=竹島)と言っている家臣のみ残るわけだから、事実はどうあれ最終的に残るのは「馬=竹島」となり、これは韓国にとっては受け入れられない結果のはず。

では最初の想定を逆に、「鹿=竹島、馬=独島」としてみると、「馬だというのが間違いで、間違いなく鹿」と外相は言っているわけだから、自ら「独島は間違いで竹島が正解」と言っていることになります。だから、やっぱり「鹿=独島、馬=竹島」という想定が正しいのだろうと再確認。

「指鹿為馬」の故事の内容が、皇帝(=世界の国々?)の歓心を買おうとした趙高(=日本)が、鹿(=独島)を馬(=竹島)と強弁したところ、皇帝の怒りを買い粛正された、と言うような内容なら、これは外相の言いたいことにぴったりなんだろうけど、実際は逆なんですよね。「鹿は鹿、馬には決してならない」(=真理は一つ)と言いたいのであれば、「日は常に東から昇る」とか「それでも地球は動く」とかの逸話を出せば良かったけれど、結局は中途半端な引用で自らの主張を否定することになってしまいましたね。もっとも「指鹿為馬」の意味が「道理に合わないことを、権力を背景に無理に言いくるめる。」出そうなので、日本は力尽くで独島を奪いに来るとでも言いたいのかもしれないけれど、実際に力で不法占拠しているのは韓国なわけですし、それを言いたいのは日本の方だよと言うのが正しいわけだから、やっぱり彼の指摘は間違っているとしか言いようが無い話になります。

まぁ、あの国のことだから、で終わる話ではあるけれど(マテ)。

2015年4月8日

メディアの広報誌

朝日新聞の昨日の社説「(社説)検定発表 教科書はだれのものか」。1行目が「教科書は、国の広報誌であってはならない。」

それを言うなら、「誤報取消、新聞はだれのものか」「新聞は、メディア・報道機関の広報誌であってはならない。」だな。

ラストワンマイル

先日、楽天と日本郵便との提携が発表されて、楽天が発送する商品を都内の郵便局25局で受け取ることが出来るサービス「はこぽす」を始めるとの事。実はこのニュースを聞いた時に思ったのが、宅配便の受取や発送は既にコンビニで可能になっているし、大体郵便局ってコンビニと比べると店舗数(局数)がかなり少ないんですよね。勿論、都会以外都市圏以外では郵便局が唯一の流通手段と言う土地もあるだろうけど、一般的な印象ではコンビニの方が多いでしょう。それにこの手の受取配送サービスが可能な郵便局となると、それなりの規模の本局とかでないと無理だろうし、そうするとますます限定されます。いずれにしても、あまり効果がありそうな提携じゃ無いなぁと感じました。

で、さらに発表されたローソンと佐川急便との業務提携。こちらは荷物の受け渡しだけで無くて、昔懐かしい「御用聞き」サービスまで視野に入れた、より身近なサービスを目指すようで、こちらの方がしっくりくる感じ。ローソンは、より顧客・ユーザーとのコンタクトタイムを持つような方向性をサービスの中心に置いていて、それは凄く同感できる方向性。但し、その為には人材開発も必要だし、効率的にもオーバーヘッドは大きくなるから店舗側としては望ましい対応では無いけれど、でも今回の様な「御用聞き」サービスが美味く動き出せば、実はあの店舗内だけで無く、店舗の外でもビジネスチャンスが生まれて郭分けで、行ってみれば店舗での「点のビジネス」が点と点を結ぶ「線のビジネス」にも、さらにそれが繋がり「面のビジネス」にも広がる可能性があるんじゃ無いかと感じます。

「情報化社会」と言われて結構な時間が経過し、さらにその情報システムもどんどん発達して、今では個人個人が情報端末を持ち歩く時代になってきました。ネットショッピングは当たり前だし、決済だって電子マネーにクレジットカード戸現金を使わない日が続いても不思議は無いくらい。ただ、どうしたって物理的な配布・流通手段は絶対必要なわけで、これは将来的に転送装置とかレプリケーターが発明されない限り絶対必要なもの。その部分、特に最後にユーザーにものが渡る「ライトワンマイル」をどう構築し、どう効率的に運用するのか、流通側と物流側の提携や鬩ぎ合いがこれからも続くんでしょうね。個人的には望ましい競争だと思うし、特にこれからの高齢化社会を考えると絶対必要な仕組み。自動運転技術等も絡めて、小規模な地域を単位とした物流システムが近いうちに構築されて普通に利用出来るようになるんじゃ無いだろうか。そうなると、実はコンビニの立地条件なんかも余り重要出なくなり、また新しい展開が生まれるかも。例えば田舎のコンビニで一番重要なのは駐車場の広さで、お弁当と掛かったお客さんが車の中で食べたりするわけです。だから、どうしても広い駐車場確保が必要になるのですが、田舎と言えども中々そういう場所はありません。で、例えばファミレスと提携して駐車場を共有する、ファミレスの一部を共用する、ファミレスの厨房を共有してお弁当とかお総菜を作る、いろいろとアイデアはありそう。ちょっと新しいビジネスが生まれてくるかも。

2015年4月7日

ミタマンマメガネ

いつかは出てくると思ったけれど、思ったより早くしかも失礼ながら意外なメーカーから出てきた「メガネ型カメラ」。価格も8,000円を切っているので、遊びでちょっと購入するにもいいかも。ただ、これってプライバシーと稼働するのか一寸問題もありそうですね。眼鏡のレンズ横にLEDがあって、撮影中は点滅するとか、そう言う仕組みが無いと、あらぬ疑惑を掛けられそう。

この製品は、左側のツル部分にレンズ、回路、バッテリー等すべてはいっているようだけど、バッテリーなんかは右側のツル部分にも入っているのかな。ただ、そのツル部分だけ取りだして、既存の眼鏡に早着できるように出来ないかなぁ。眼鏡をしている人間にとっては、カメラでの撮影は出来ても自分の目では見られないのは本末転倒な気もするし。あと、最近のテレビでよく見るGoProの対抗デバイスとして色々加工できそうですね。今のGoProは、確かに優れているけれど、一寸サイズが大きくて大げさですが、これなら顔の横にテープでちょっと貼り付けるだけでもOKだし、ゴーグルの横につけてもよいだろうし。大体GoProを使う撮影って、危険な場所での撮影が多くて、ゴーグルは必需品ですからね。後は、欲を言えばWi-Fiが内蔵されて、ON/OFF操作や画像モニターが、手元のスマホで出来るようになれば完璧かも。しかし、この値段でここまでの製品が出てくるなんて、一寸時代の流れは予想以上に早い感じですね。

ギャラクシーフライト

昨年夏に、深夜の貨物便を利用して始まった、羽田から沖縄への深夜フライト「ギャラクシーフライト」。昨年の試算では、1日に羽田-沖縄間を7回飛ぶことが出来る訳ですが、今年はどうだろうか(笑)。今年は貨物便との同居では無く、専用の機体を使うようで、夏の修行旅のメインストリートになりそう(笑)。今年のスケジュールは、昨年のスケジュールよりも1時間ほど早くなっているので、深夜に羽田を出て、沖縄で滞在して戻ってくると、朝の6:00前に羽田に到着します。ですから、早朝の沖縄行きにここから間に合うわけで、体力と気力があれば2日掛かりで5往復、6往復何て言うのも可能。2日でAMC Platinumの50,000 Premium Pointまで行きそうですね。夏休みに頑張れば、4~5日でAMC Diamond達成も可能でしょう。いゃ、やるつもりは無いけれど(笑)。何か、乗客の層が凄く偏った感じになりそうな気がする。

咄嗟の判断

徳島空港で発生した、工事車両とJAL機との衝突未遂事故。車両とJAL機とは、最も接近したときで1,000m位の距離だったと言う事で、車両を見つけて咄嗟に着陸復行を実行したJAL機のパイロットの判断にまずは拍手。多分、こういうシチュエーションもシミュレーター訓練などではしているんだろうけど、それが万が一の時にちゃんと実高出来るかはまた別のスキルだと思いますからね。躊躇せずに着陸復行を選択した判断が、大事故を回避したわけで、この事例も是非今後の訓練に取り入れて欲しいですよね。

当日は管制業務を担当していた海上自衛隊の管制官が、通常4人のところ1人しか居なかったと最初報道されましたが、その後平日は4人だけど週末は1人という報道も有り、実際はどうなのかはちょっと不明。ただ、何かあったときに1人で対応するのは限界があると感じます。週末という事で、自衛隊員も休みが必要なのは分かるけれど、最低でも2人位は常時管制室に置かないと不味いんじゃ無いでしょうかねぇ。先日のジャーマンウィング機の事故では無いけれど、何かあったときに1人では最悪管制室が空室になる可能性もあるわけですから。

当日の映像もメディアで流れていますが、この工事車両の作業員はJAL機が降りてきていることを認識していたんだろうか。映像を見ていると進入方向に車が逃げているように見えるんですが、そのまま誘導路にはけるとか、なんなら芝生のところに逃げるとか、こちらも回避策があったように見えるんですが。原因は管制ミスではあるけれど、工事車両側にも万が一の時の手順というか回避策を準備しておく必要もあるでしょうね。

今回は幸運にも犠牲者が無かったわけですが、人間がやること、物理的なものが動く現象、現実世界で発生することには、必ず予想外のことが生まれて予想外の事象に繋がります。それを回避できるかどうかは、その時園場所に居る人間の咄嗟の判断でしか無いわけで、園判断が成功する可能性を少しでも高めるために、こういう過去の事例を真摯に受け止めて蓄積して将来に生かすしか無いですよね。

2015年4月6日

HND-SIN (1) - 久しぶりにSingaporeへ

AMC修行のため、2月中旬から毎週末飛び続けている今年。AMC Diamondも射程距離に入る程飛んでいるので、飛行機に乗るのも飽きるかと思っていたんですが、一時期そう言う状態になった後、今度は中毒症状が逆に酷くなったのか、数日飛ばないと「乗りたい病」が酷くなるようになってしまいました(笑)。で、AMC獲得はほぼ確実になってくると、今度はずっと継続しているUA MP 1Kの来年度更新が気になります。今年は年初にHonoluluに飛び、そこから修行でLAX往復をしていて、今のところ12,000PQM余り獲得した状態。夏、秋、冬と今のところUS往復フライトをする予定で居るので、これで60,000~70,000PQM位は獲得出来ると想定すると、あと20,000PQM位は今のうちに獲得しておきたいところです。「20,000PQM」と思って直ぐに浮かんだのが「Singapore 2往復じゃん」(笑)。そういゃ、Singaporeに最後に行ったのは2年前に姪っ子を連れて行ってから。その前年2012年には4回もSingaporeには行っているので、ここ数年は本当にご無沙汰状態。さらに、今修行中のAMC Diamond特典の一つであるANA Suite Loungeも早々に利用してみたいもの。と言う事で、5月のG.W.後にSingapore行きを準備することに。

例によって旅程は「準弾丸旅行モード」。5月はチームの試合もあるので、その試合が終わる翌週末に出発することに。その週の前半に健康診断が有り、それまではストイックモードに入っているので、その解禁開け・ご褒美旅行にも丁度良いかな、と。そうなるとフライトスケジュールをどうするかです。NRT/HND-SINは、UA/NH/SQと色々飛んでいますが、UAのフライトは日本発は夕方、Singapore初が早朝と使い勝手が悪い。SQは一寸高いしマイル加算(PQM)が100%でうま味が無い。となると、ANAのフライトになります。わざわざ有休を取ってまで行くのも面倒なので、金曜日の夜出発出来るフライトとなると、羽田発の深夜便(NH843)で出て、土曜日の早朝に現地着。1日遊んで、翌日の午前遅めに現地を出て(NH842)、夜19:00に羽田に戻ってくるという2泊3日(実質1泊3日)のフライトに。このフライト、UAの共同運航便なので、最初UAのサイトで検索したんですが、ANAのサイトの方が料金が少し安いので、ANAで発券することに。ただ、マイルはUA MPに付けます。AMCはすでにDiamond達成済み、のはずなので。金曜日の夜、仕事終わりに羽田に移動し、ANA Suiteでまったりして出発。機内では、95%爆睡モードでSingapore到着。多分、PriorityPassで利用できるT2のラウンジでシャワーを浴びてスッキリしてからDowntownへ移動。ホテルは、ちょっと高いんですが、Hiltonのステイカウントとラウンジ体験のために、Conradに予約をいれました。帰りの羽田着が遅れると一寸新幹線との連絡に不安があるんですが、まぁ何とかなるでしょう。これで味を占めたら、今年はもう一回とか二回位行きそう(笑)。

今回SingaporeのChangiで一寸試してみたい&楽しみにしているのが、AMC Diamondの場合、ChangiのSQ SilverKrys LoungeのFirst Class Cornerが利用出来ること。どの程度の内容なのか、帰国当日の朝、少し早めに空港にいって試してみたいと思っています。後は、急な予定やトラブルが発生して、またスケジュールキャンセル何て言うことにならないことを祈るばかりです。(続く...)

Leg#12: HND-CTS-OKA-NGO

今週の「AMC Diamondへの道」は、沖縄-新千歳の日本最長路線を挟む日本一周のフライト。これまでは名古屋あるいは羽田を出発して、沖縄に移動し、そこから新千歳に飛び羽田に戻る「時計回りパターン」でしたが、今回は羽田から新千歳に飛び、そこから沖縄に飛んで名古屋に帰る初の「反時計回りパターン」。3月までは、沖縄-新千歳にプレミアムクラスの設定が有っても逆方向は無いので時計回りパターンフライトだったわけですが、先週から新千歳-沖縄でもプレミアムクラスの設定がされた(移行した?)ので、これからは反時計回りパターンのフライトになります。

1) HND 08:00 - CTS 09:35 (NH053)

先週までよく使う沖縄行きが7:50発ですが、それよりは10分遅い新千歳行きを今回は利用。でも、ホテルからの移動は早朝なので変わらず。6:00前にチェックアウトをして、6:00丁度に横浜駅を出る羽田行きの京急エアポート特急で移動します。

3Fの出発フロアに到着すると、これまでは60番台ゲートを利用する沖縄行きでしたが、この日は53番ゲートなので保安検査場もC/D側でなくA/B側を利用して中に入り、北側のANA Loungeで一服します。

当初は53番ゲートでしたが、ラウンジに入ると57番ゲートに変わったとのアップデートが届きます。北ピアの根本位置で変わらないけれど、ちょっとラウンジから近くなったかも。それでも、ちょっと距離があるので少し早めにラウンジを出てゲートに向かいました。流石に世界一の路線だけあって、Diamondの優先搭乗にはスーツ姿の男性が10人位乗り込んでいき一寸ビックリ。さらに、Platinum以下の優先登場時には、一般搭乗の時みたいに20~30人位が一気に乗り込みます。

北に向かうからなのか、離陸はC滑走路を北向きに走るRW34Rを利用して離陸。そのまま海岸線沿いに北海道を目指します。このフライトで機内アナウンスをしていたチーフパーサーさん、日本語のアナウンスの後英語でもう一度アナウンスするんですが、珍しくちゃんと聞き取れる綺麗な英語でビックリ。これまでANAのフライトで何十回と英語アナウンスを聞いているけれど、自分が聞いた中ではBest 3に入るアナウンスでした。

この日のフライトは安定してい、かつ新千歳にも10分位早く接近していきます。これまでは新千歳に降りるときには一度空港を通り過ぎてから旋回して北側からアプローチするパターンでしたが、この日は南側から北上してくると、そのまま真っ直ぐRW01Rに降りたので一寸ビックリしました。だから、かなり早く到着した印象です。ただ、早朝の到着便でさらに早着したので、まだ開いているお店も少なく、早々に保安検査場を抜けて、ラウンジでメールチェックなどをしていました。

2) CTS 10:50 - OKA 14:35 (NH1693)

新千歳のラウンジでコーヒーを飲みながらメールを処理していると、私の横に30代位の女性がドスンと座ります。ドリンクバーに行って、ビールを満たしたグラスを持ってくると、何やらごそごそ取りだしているので何となく横目で見ていたら、どうも外の売店で買ってきたらしいお握りを食べながらビールをグビグビ。さらに、今度はパン(?)みたいなものを食べながらビールをグビグビ。その後はコーヒーを持ってきて、何かお菓子を食べながらコーヒーをゴクゴク。たまに、サラリーマン風のおじさん達が同じ事をやっているけれど、まだそこそこ若そうな女性がやるもんじゃないよなぁ...

次の沖縄行きは、ターミナルの端っこの方3番ゲートなので、少し早めにラウンジを出てゲート前に移動。春休み最後の週末だからでしょうか、子供連れグループが一杯。事前搭乗だけで結構時間が掛かります。Diamondメンバーが二人搭乗して、Platinum以下の優先搭乗開始。その後の一般搭乗は、そんなに時間は掛からず、ほぼ定刻通りにドアクローズとなり出発です。このフライトのCAさんの英語アナウンスもANAには珍しくちゃんと聞こえるもので、ちょっとビックリ。でも、少し「じぇぇんとるめん」の巻き舌っぽい発音が気になったけれど(笑)。

食事の後はいつものように熟睡モード。気がつけば、もう九州上空を通過して東シナ海に抜けようとしている時でした。この辺りで目を覚まして、何となく正面のモニターに表示されるエアショーを見ていると、いつもは沖縄本島の東側(右側)を抜けてUターンして那覇空港にアプローチするんですが、この日は西側(左側)を南進していきます。ただ沖縄本島の北側の端でちょっと右旋回して左にはみ出る様に大回りしているんですよね。多分米軍基地の空域を避けているんだろうか。ちょっと回り道はしましたが、そのまま島の海岸線に沿うように南下して、ここでも真っ直ぐに那覇空港に向かうと、そのままタッチダウン。何か非常に得した気分(笑)。ただ、こちらも20分近く早く着陸したので、まだゲートが空いておらず、一寸誘導路で待たされましたが。

この日の沖縄は気温29度。出発した新千歳は4度とか言っていたから、その気温差は25度。空港ターミナル内を歩いている人はみんな半袖とかTシャツとか短パン。そこに北海道から来た、長袖に上着やアウター着用の集団が降りてくるのは、ちょっと場違いな雰囲気かも。そんな暑い中、一度外に出て軽く食事をしてから、再び制限区域に戻ります。

3) OKA 16:00 - NGO 18:00 (NH306)

最初は沖縄から羽田に戻る予定でいましたが、羽田到着が19:00と遅いので途中で名古屋(セントレア)行きに変更。その分出発も30分程早くなります。ラウンジでメールチェックとiPhoneの充電をして、ゲートが変わった34番搭乗口に移動します。

34番は北側ANA側の突端にありますが、ゲート前に待合用の椅子がありません。ですから、ゲート前に行ったときには誰も居なくて違和感を感じましたが、事前搭乗が始まると、左右の33番と35番のゲート前の椅子からわらわら人が移動してきてゲート前は長蛇の列。幼児連れの事前搭乗を勘違いして、若い人達のグループが一緒に入ろうとして何度も打ち落とされていました。(笑)

この日の使用機材はB767-300。プレミアムクラスは2-1-2の10席ですが、このうち小学校低学年くらいの子供が4人も。一人はANAのキッズらくのりサービスを利用しているらしい、本当に一人旅の女の子で、CAさんがずっと何か話をしていました。後は、親子二人が二組に、親子三人が一組。いかにも、春休み最後の週末という雰囲気です。このフライトのCAさんの英語アナウンスも、先の2フライトのCAさんには劣るけれど、いつものANAのアナウンスと比べたら格段に良くて、この日は3フライトともちゃんと英語の意味が伝わったんじゃ無いだろうか。でも、以前から気になっているんですが「××行き」と言う時に「for ××」と言うんですよね。これ、新幹線みたいに途中停車しながら新大阪まで行くとか博多まで行くときに「for Osaki」「for Hakata」なら分かるけれど、飛行機のようにPoint-to-Pointの時には「to ××」というのが正しいと思うのだけれど。記憶している限りでは、UAのアメリカ人CAさんは「to Narita」とか「to San Francisco」と言っていたと思うんですけどね。日本語で言うところの「××方面行き」と「××行き」は、英語ではfor/toと使い分けると思うんだけど。

このフライト、誰の趣味なのか分からないけれど、セキュリティビデオの後直ぐに機内モニターがガンカメラの映像に変わります。そこに映ったのが機体をプッシュバックしているトーイングカーの運転席。ドライバーさんの様子がばっちり分かる貴重な映像は、多分初めて見るもの。34番ゲートから国際戦ターミナル側に機体を押される背景には、同時刻に出発する福岡行きのANA機がやはりプッシュバックされている様子が映り、さらにその後には空いたゲートに入ろうとしている着陸したANA機が見えていて、飛行機好きにはなかなかたまらない構図でした。

ANA機だけでも混雑しているところにJALが入ってきたりJetStar機が入ったりして、滑走路が混雑していたので離陸するのは少し遅れましたが、離陸後右旋回をして北に機首を向けると真っ直ぐと北上。途中のフライトコースは分からないけれど、ほぼ真っ直ぐにセントレアを目指すんだろうな。そんなことを思いつつ、新千歳からのフライトに比べたら半分一寸のセントレア行きはなんと短いフライトか(笑)。ここでちょっと期待したのが、新千歳、那覇同様に、セントレアに着陸するときにも、沖縄から北上して来てそのままセントレアの滑走路に南から北に向かって真っ直ぐ着陸すること。しかし残念なことに今回は、紀伊半島の上空を北上すると名古屋港上空辺りでゆっくりと右旋回をして、北側から南(RW18)に向かって着陸。最後は一寸残念でしたが、旋回した気配を感じなかったので、モニターのガンカメラの映像を見るまで、ずっと南側からRW36でアプローチしていると勘違いしていました。

この後ミュースカイで名古屋まで出て、新幹線の中で食べる夕食のお弁当を駅ビルの髙島屋地下で調達し、浜松に戻ってきました。このフライトでPremium Pointは8万点越え。来週末も修行が続きますが、後3回で目標のAMC Diamond達成。やっと第四コーナーを曲がって最後すのストレートに入った感じでしょうか。(続く...)

Yokohama Bay Sheraton Hotel & Tower

翌日のAMC修行(笑)のために宿泊。この日も満室ということで、いつものシングルの部屋でしたが、ベッドがセミダブルなので問題無し。夜はゆっくり美味しい物でも食べたかったんですが、翌週に会社の健康診断が控えているので、お酒は我慢。食事も健康に良さそうな野菜のサラダなど中心にRF1でお総菜を買ってきて部屋で食べてお終い。翌日の出発が早いこと、ここの所調子が悪くて少し疲れ気味だったことも有り、この日は食事の後21:00頃にはもうベッドに入って休んでしまいました。

翌朝は、8:00発の新千歳行きに登場するため、朝の6:00前にチェックアウト。この日の宿泊はポイントでのフリーナイトだったので、そのままなら支払いは無かったのですが、食実の時に部屋の冷蔵庫のお茶を飲んでいたので、ソフトドリンク代を精算。クレジットカードを使うのも申し訳ない程度の金額だったのと、小銭がおサイフに少し貯まっていたので、自分としては珍しく現金での精算となりました。また来週も来るんですが、そろそろ飽きてきました(笑)。

2015年4月4日

仕事が早いANAのサイト

現在進行中のAMC Diamondへの道」。最初のマイルストーン、AMC Bronze(30,000 Premium Point)にはLeg#6で到達し、さらに折返し地点でもあるAMC PlatinumにはLeg#8のフライトキャンセル騒ぎの時に達成済み。ただ、AMCのステータスアップデートは4月に入ってから出ないとシステムに反映されないので、ずっと自分のアカウントは「平」のままでした。で、昨日、今日のフライトの確認のためとANAのサイトにアクセスしてみたところ、サイトの背景には薄らと「AMC Platinum」のシンボルが。自分のアカウントにも、AMC Platinumの青色後が表示されています。うーん、なかなか仕事が早いですね、ANA。これで、一応「事前プラチナサービス」状態になったと判断して、今後のためにSuper Flyers Cardの申込をしておきました。ちゃんと申し込めたら、システム的にも認識されているんだろうな。カードの種別は色々悩んだんですが、結局カード会費にもそれ程コストを掛けたくないので、ゴールドの中かな選ぶことにして、その中でも今手元に無いブランドということで、JCBにしておきました。ANAの機内販売とか、ANA Festa以外では使わないと思うけれど。あっ、ハワイに行くときには持っていかないと。JCBのトロリーが無料で乗車できますからね。

予定通りにフライトをこなせば、4月18日のフライトで100,000 Premium Pointを達成するので、翌日19日にサイトアクセスすれば、AMC Diamondのロゴが表示されるはず。「事前サービス」なので、100%「ダイヤモンドサービス」と同等と言うわけではありませんが、取りあえずラウンジ使用が出来るだけでもありがたいし、優先搭乗で先に入れるのも助かります。今日は、北日本方面は風が強い様なので、それが心配ですが、今回もトラブル無く(あっても、リカバブルな範囲で-笑)フライトが完了できることを祈るばかりです。

サクラサクラ

毎年この時期は、日本では新入学新社会人が誕生する時期で、その背景には「桜」が絶対に書かれない存在。先週末がお花見のピークだったようですが、この週末にもまだお花見は楽しめそう。ちょっと天気が心配ですが。で、日本で桜が話題になる時期になると、必ず出てくるのが「ソメイヨシノは韓国の「王桜」起源説」。ソメイヨシノ自体は園芸種で、日本で開発されて、且つ自生できずに接ぎ木でしか増えないのに、そのソメイヨシノが韓国の済州島に自生している、と言う話が毎年沸いてきます。昔、その形状だけでソメイヨシノと王桜が似ているから同種と言った日本の植物学者の意見が元になっているらしいけれど、その後のDNA鑑定で全く別の種類であることが確認されているし、自生できないのがソメイヨシノ。中国の植物学者の記事でも、ちゃんと同じ事を説明しています。(これこれ)

別に日本人だって、桜の起源が日本だと言っているわけでは無く、日本人として桜を愛でる事、そしてそれ故に「ソメイヨシノ」という日本の桜のベストセラーを江戸時代に開発したのに、それは「韓国のオリジナルです」という訳の分からないことを言い出すことに腹を立てているわけですよね。よくよく考えたら、彼らは日本の苺を勝手に持っていって、それが韓国原産と言って自国産の苺だと言って栽培しているわけですが、同じ事ですよね。と言うか、暫く前には「桜は日本の植民地支配のシンボル」とか言って、街中の桜並木を伐採したりしていたくせに、何を思ったのか今度は「桜こそ韓国のシンボル」みたいな事を言いだして、野生の王桜が自生している回りに勝手にソメイヨシノを餓えたりするから、そのオリジナルの王桜がどんどん汚染されていくという、なんともはや。

ただ、その日本の桜に関しても、これまでもかなり危ない状況が生まれていたようで、現在も三回目の危機が訪れつつあると言うこの話は興味深いものがあります。ある意味、日本人のDNAに刷り込まれている花が「桜」と言っても良いのでは。だから、多様化国際化のために学校の新年度のスタートが4月だけでなく9月にも設定しようという話を聞くと、それはそれでグローバルに出て行く人材を育てる、グローバルから来る人材を得ると言う意味では正しいとよく分かってるんですが、そのスタートの時に桜の花が無いのはとっても寂しいことだよなと思ってしまうのは、やはり自分が典型的な日本人なんだから何でしょうね。

韓国にある、少なくともソメイヨシノに関しては、日本の併合時代に持ち込まれて植樹されたものが殆どだと思うんですが、だからこそ「日程残滓」と以前は忌み嫌っていたのに、どう言う風の吹き回しで桜押しになってきたんだろう。一時期日本の桜の話題になると、必ず向こうからは「木槿の花」自慢が出てきた物なんですが、もう止めたの? (をぃ) まぁ、初戦その程度の認知理解での「桜押し」行動なんでしょうね。後3年もしたら、今度は別の物に執着し始めると思う。

逆謙譲心

国の代表たる大統領が「恨みは千年消えない」と言ったり、外交に携わる人間が「加害者は、何回詫びようと関係無い」と言ったり、もう無茶苦茶ですよね。少なくとも外交に携わるのであれば「誠意ある態度を期待する」とか、もう少し言いようもあるだろうに、結局狩られが欲しているのは「謝罪」では無く、「謝罪を続けさせること」なんですよね。それによって自分達の立場が日本よりも優位にあると考え、だから日本から利益が得られると考えている。日本の「謙譲」は、自らをしたにして相手を立てる考え方だけど、彼らは以下に相手の弱みを見つけて自らの地位を優位にするかという「逆謙譲」みたいな感じなんでしょうね。だから、そう言う結果が得られるまで、100年でも1000年でも、彼らの要求は続くと。凄く腑に落ちる(笑)。

2015年4月3日

爆○○

今や日本経済を支える存在となりつつある、中国からの「爆買いツアー」のお客様達(笑)。2月の春節の時には、凄い感じでしたが、今度は日本のお花見シーズンに合わせて「爆花見ツアー」が予想されるという記事。5月の初め、日本のG.W.中は、中国も5月1日のメーデーから数日連休があるので(昔はChinese G.W.と言って1週間くらい休みになってましたが)、「爆花見」の次は「爆G.W.」なんでしょうか。桜前線は、5月下旬にかけて北海道まで段々と北上しますから、中国からの「爆花見ツアー」もそれに合わせて北上するんだろうか。何か暫くは「爆○○」が流行りそうですね(笑)。

日本経済を支えていただくのは良いんだけど、記事にもあるように結構変なときにホテル代金がアップしていて困ります。例えば、これまでなら週末に上がるのは分かるんだけど、それが平日でも妙に高くなっているときがあったりして「何で」と感じることが多くなりましたが、こういう理由なんだろうか。ただ、海外からのツアーの場合、先ずはお手軽なビジネスホテルとか廉価版のホテルが使われて、次に高級ホテルが埋まるような話を聞いたことがあるので、自分だ使うようなそこそこの価格帯のホテルはまだ救われているかも。でも、朝食のビュッフェとかに行くと、マンダリンが飛び交う光景を本当によく見るようになりました。

多くの場合、日本に来る前は共産党宣伝部に刷り込まれたネガティブな認識を持っている彼らも、実際に日本に来て現実を見ると多くの人が意識が変わり、帰国するときには日本ふぇーばーになってくれているというのは、結構重要な日本の戦略だと思います。別に意識してやっているわけじゃ無いだろうけど、日本人の普通が彼らの非現実と言っても言いすぎじゃ無いかも。逆に、宣伝戦で日本の事を誇張すればするほど、現実とのギャップが大きくなって意識改革の効果は大きくなるので、中国共産党にはもっと「非現実的な日本」を強調してもらいたいくらい(笑)。

最近テレビの番組で、「日本はこれだけ素晴らしい」という自画自賛の番組が増えてきていると賛否があります。中には、妙によいしょしているものもあって全部が全部良いとは思わないけれど、多くの場合そこで紹介されている内容って、日本時にとって普通のことなんですよね。結局は、自分達が心地よい良かれと思ってやっていることが、外から見ると珍しい事に移るというギャップが番組としての付加価値何だろうけど、結局はそこで日本人が変に方に力を入れて変な方向に行くと問題。これまでやってきたことを継続していくことが、先ずは日本人のために一番必要だろうし、それを受け入れる人・拒絶する人、それぞれあって良いわけですから。そこを勘違いしないことが大切じゃ無いだろうか。で、そう言うことをこれまで知らなかった大陸の人達が、日本来てそのギャップに驚くのが、今の「爆○○」の原動力の1つになっているような気もします。知らないから、無くならないうちに買っておこう、経験しておこう、と言う衝動に。それは、ある意味彼らの不幸を表しているような気もしますね。

ISIL化する韓国

Yahooのヘッドラインにも掲載されていますが、それよりもこっちの方が分かりやすいというか過激というか。勿論、全ての韓国人がそう思っているわけでは無いことは理解しているけれど、これって日本で「ヘイトスピーチ」と言われている団体の行動よりも、何倍、何十倍も酷いんじゃ無いの?  安倍さん憎しで何でもありなんだろうけど、なんか韓国がISILに似てきたというか、ISILが韓国に似ていたというのか。こういう記事や写真を見る度に感じるんですが、韓国の人が昔併合時代に日帝に酷いことをされた、と言っていることにそっくりな気がするんだけど... 韓国大統領の噂話を噂として記事にするのは問題で、日本の総理大臣の首をかききる真似をするのは問題無いのだろうか。

で、もっと酷いのがMichael Yon氏のFBにも掲載されている、秋田犬の顔を切って並べている写真。もう何を考えているのか分からないというか。「日本では嫌韓がムードが広がっている」と言われているけれど、それは「韓国が嫌い」というのではなく(そういう人もいるだろうけど)、「(自分達と異質な)韓国とは関わり合いたくない」という距離を置きたい気持ちなんだと思いますね。まぁ、こういうことが堂々と行われちゃうから、先日の駐韓米国大使への事件みたいな事が起こってもなんの不思議はないですね。

実際問題、韓国から日本への観光客は増加しているのは、多分多くの韓国人にとって、こういう行動を取る人というのはごく一部なんだという理解が有るからだと思うけれど、そのごく一部が国内だけで無くアメリカやカナダや欧州などに出かけて、色々な騒ぎの元を起こしてくるから面倒。言ってみれば、ISILがゲリラ戦であちこちに出没して居るような感じですよね。そういうところも似る必要は無いのに... 逆に言えば、ISILの残忍さ、理不尽さ、傲慢さを世界が知っているから、ISILに対して対抗しているように、韓国のこういう部分を申し訳ないけれどフレームアップさせて、韓国の(一部ではあるけれど)異常さを世界に知らせて理解させていくのが、手間も時間も掛かるだろうけど一番良いんじゃ無いだろうか。材料は幾らでも提供してくれるわけだから。

まずは官房長官辺りが、「批判は自由だが節度ある方法で」と言ってしまってはどうだろうか。

AIIBを例えると...

私は経済学を勉強したことも無いし、金融関係の知識なんて言うのも無いけれど、最近のAIIB(アジアインフラ投資銀行)関連のニュースや記事を見ていると、何か昔似たようなものがあったなぁと言うモヤモヤ感を感じていました。世界銀行、IMF、アジア開発銀行という、先行して既に活動している機関があるのに、なんで似たようなものを立ち上げなきゃいけないのかと言う疑問に関しては、AIIB(=中国)は、既存機関の官僚的なプロセス(=西欧体制)がダメだと批判して、もっと迅速に適材適所に投資をしてインフラを開発していく、と言うようなことを言っています。それはそれで、ある意味正しいところもあると思うけれど、その国のインフラ開発となると、これから長い間その国の基盤を支える部分を作るわけだから、安い方が良いのは分かるけれど、作るときにはしっかりちゃんと作らないと、後から大変事になりそう。

一方で、AIIB側としては、まずは実績作りという事でどんどんインフラ整備にお金を出したいだろうし、そうすることでそれらの新興国の開発を握り、それは引いてはその国の行方も握ることになります。そんなの、昔あったようなぁと考えて思い浮かんだのが「サラ金」(笑)。兎に角お金は貸します。担保無くても大丈夫。必要な時に必要なだけお金は出します。でも、金利は高いし、取り立ては厳しい、みたいな。既存の世界銀行等が、所謂都市銀行、一般銀行と思うと、AIIBは昔のサラ金みたいな感じ。今では、サラ金は「消費者金融」となって、その会社自体も大手銀行のリテール部門的な感じになっていますが、少なくともそう言う位置付けにAIIBもなるのであれば、まだ信頼性も生まれるんだろうけど。

ただ、サラ金の場合は一人に対しての貸し付けはそれ程高額にはならず、その分多くの貸付先を見つけて全体のボリュームを確保するわけですが、AIIBの場合は一つ一つの貸し付けがインフラ整備ですから、何千億、へたすれば何兆円という規模になるわけで、貸し出す方としてもお金の準備が大変だろうし、貸し倒れたときのリスクも大きい分、どうするんでしょうね。中国が出資額の50%を握るそうですけど、利益の半分を取るという半面、予想される高リスクの半分も引き受けないといけないわけで、以下に何でもありの中国としても結構危ないんじゃ無いだろうか。中国としては、停滞気味の国内での開発投資を、回りに振り向けることで、これまで同様の成長率を維持しつつ、周辺に対してプレゼンスを確保するという一石二鳥を狙っているんでしょうけど。

サラ金にしても、グレーゾーン金利の規制が出来てからはかなり勢いが削がれて今のような状態になってしまいましたが、一方で高金利でも良いから今お金が必要と言う切実な人も居たわけで、そう言う人達にとっては貸し出し審査が厳しくなった今の消費者金融よりは以前の厳しいけれどお金が借りられたサラ金の方が、もっとありがたかったかも。そう言う新興国は、必ずあるから、AIIBとしても全くその存在を否定するわけではないけれど、でも個人個人のお金のやり取りと、国単位でのやり取りは全く異なる次元の話ですからね。素人意見ですが、少なくとも中国主導でもそれなりに公平な運用や開発が行われるなら、日本としても参加して良いとは思うけれど、それが見極められないのであれば、先ずは様子見でも良いのでは、と思います。だって、サラ金なんだもん(これ)。