ここ数日、急にTV-CMで露出するようになった、Samsungの新製品「Galaxy S6/S6 Edge」。円安や社会事情などもあって、一時期の勢いどころか、日本市場から撤退も囁かれるSamsungのスマホ"Galaxy"ですが、最後の起死回生の一撃なのか、ちょっと力の入り方が尋常で無い気がします。でも、この新製品の発売前、1~2ヶ月位前にも、急にTV-CMでGalaxyスマホのCM露出が増えて、当時は日本からの撤退の話が盛んだった頃で、六本木の本社ビル売却の話とかも話題になっていたので、「これは最後の在庫整理か」なんて事も頭に浮かんだんですが、まだまだ頑張るんだろうか。
今回の新製品でちょっと気になっていたのが、全モデルでは片面だけだった「エッジスクリーン」が両サイドに拡張された「デュアルエッジスクリーン」。実機ではまた印象が違うのかもしれないけれど、TV-CMや写真で観る限りでは、そのエッジスクリーン部分は小さくなってないか? だから、余りエッジスクリーンとしての役割を果たしていないような気がする。最も、手で持つ部分にスクリーン部分が拡張されても、それって邪魔になるだけじゃ無いのか、と言う気配までもするわけですが。
ビジネス的にどうなるかは分からないけれど、厳しいのは予想できるなぁ。一つは、余りに高級機路線を最初から謳っていること。別に日本人は高級品だからiPhoneを買っているわけでは無いし、他の国産メーカー品を買っているわけでは無いんですよね。そうゆう購買層もあるんだろうけど、どちらかというとマイナーなマーケットだと思う。もう一つは、盛んに今回のモデルを製造するための技術的な難しさを謳っているように感じるんですが、それって表に出すべきで無い事、自ら言うような話しじゃ無い気がするんですよね。正直なところ、ユーザーとしてそういうところは余り興味は無くて、それが目に見えるあるいは手に触れる部分に何か凄く魅力的なパーツとして実現されているなら良いんだけど、画面の曲げ工作が大変とか言われても、それなら普通のフラットな画面でも良いよと思ってしまうし、その曲がったエッジスクリーンがどれだけ便利かどうかは、実際に使ってみないと分からないですしね。実際全モデルのサイドエッジスクリーンも、それ程話題に上らなかったようだし。
さて、これでSamsungが日本市場にとどまる留め金となるのか、あるいは日本市場撤退の引導を渡すことになるのか、どちらになっても興味深い(笑)。
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