2023年1月31日

上から下へ


羽田空港第二ターミナルの保安検査場入口にある、フライト情報や保安検査場の混雑具合などをを表示していた電子掲示板(デジタルサイネージ)を、来月9日に撤去するという記事。理由は、予約からチェックインに出発まで、ANAアプリで情報提供するようになったからと言う事だけれど、ちょっと残念だなぁ。 

この電子掲示板、古くは通称「パタパタ」と呼ばれた、板状の表示板が回転して入れ替わるものが使用されていたけれど、多分今は網全てこの電子掲示板に入れ替わったのかなぁ。パタパタが消える時には、やはり多くのファンから残念な意見が出たと思うけれど、この電子掲示板も同じじゃ無いだろうか。空港に到着して、先ず確認するのが出発状況で、そこでゲート番号とか遅延などの情報を確認して、それから保安検査場を通過してゲートに向かうわけですから。多分、空港内のあちこちに設置されているもっと小型の情報ボードは残されるだろうから、出発情報がスマホ経由だけでしか分からないと言うことは無いと思うけれど、それでもスマホ利用とか旅慣れていない人にはちょっと不便になるかも。

色々な理由から航空業界の事業効率化は急務な事は理解出来るし、ANAも例外では無い事はよく分かっています。でも、有人カウンターの効率化のために自動チェックイン機を導入したのに、その有人カウンターは残すけれど自動チェックイン機は撤去してANAアプリに集約するというのは、ちょっと意外というか遠回りだったのかというか。まぁ、スマホの普及度合いとか、周りの環境が整ってきたと言う事も有るんだろうけど、コロナ禍後人出が戻ってきた時に少ない有人カウンターが飽和しなきゃ良いけれど。

自分の場合は、この週末当たりからでしょうか、予約の状況を確認しようとANAのアプリを起動すると、「Skipの利用が修理用します」というメッセージが表示されてちょっとビックリ。すでにSkip終了に対応するために、昨年の後半からは意識的にQRコードでのモバイルチェックインを利用するようにしていて、今ではもうSkipも半年以上利用していないけれど、あれはあれで便利だったんですよね。QRコードのスキャンは、以前ほどでは無いけれど、やはりスマホのかざし具合で直ぐに認識してくれない場合があるのが不満。その点Skipだとタッチするだけで良かったから便利だったんですよねぇ。まぁ、Skipも使わなくなるのであれば、いよいよEdyを削除してもいいかなぁ。買い物などではもう利用しなくなって2~3年過ぎているし、それで困らなくなりましたからね。旅の始まりは、まずは上に設置されている掲示板を見上げて予定を確認してから「さぁ出発」と気持ちを切り替える動作が、何となく旅の始まりの高揚感を生むような気がしていました。これからは手元のスマホ画面を見ながら、下を向いたまま旅が始まるのは、だからちょっと寂しい気がします。何か旅のスタートに相応しい、新しい所作を考えないと。

自分のことは棚に上げて

ネットの集合知の力は凄いなというのは、もう当たり前になってきているんですが、そんな事例にまた遭遇。先日の岸田総理のリスキリング発言に対して、「間にも知らないくせに」と批判した国民民主党の議員さん、数年前には自分が育休中になんと選挙に出馬していたことを誇っていた事が判明してしまう。 

昨日も書いたけれど、育休中の人全てがリスキリングしたいわけでは無いけれど、少数でもそう言う機会を得たい人は居るだろうから、自分のその経験を生かして、もっとベビシッター制度を充実させるとか、学びの機会を増やすとか、建設的な発言をすれば周りからも見直されるし、メリットのある発言になるのに。それが、自分のことは忘れたのか、単に批判するだけだから何も生まない。これが、過去の発言とかツイートと矛盾する、相反するコメントを言っている程度なら、まぁ、昔の発言を忘れることもあるだろうという理解は出来るんですが、選挙出馬というのは結構重い仕事だと思うし、当選したならばその後も議員として大変な時期は続くだろうし、そう簡単に忘れられるような経験や記憶でも無いと思うのだけれど。

昨日夕方のニュース番組では、やはり岸田総理の発言の場面を取り上げて「育休中のリスキリングは」と否定的な論調をコメンテーターが話すと、MC役の局アナ氏が「育休などと限定しているわけではなく」とフォローしたので「おっ!」と思わず画面に注目したんですが、結局スタジオの流れ(シナリオ?)は岸田総理に対して否定的な空気感を出す事だったようで、「とはいえ...」と批判論調の流れで話題としては終わっていました。結局こう言う空気感というか、変な否定風潮が正しいみたいな流れが、そもそも支援が必要な産休・育休中の人を苦しめ、さらにそう言うブランクがあっても仕事や会社復帰した時にも、ブランクを感じさせない力を出したいという、女性のキャリアパスも否定する事になるんだろうなぁ。

「産休・育休中」と範囲が狭められてしまったけれど、「~等」となれば、例えば病気で長期療養が必要だった人や、あるいは両親などの介護のために仕事を離れざるを得なかった人に対してのリスキリングや職場復帰支援も含むと解釈しても良いはず。あるいは、就職氷河期世代の人達だって、まだまだ仕事で一花咲かせたいと考えている人も多いだろうし。そう言う意味では、対象は女性だけで無く男性だって「産休・育休」には含まれるわけで、そう言う事も否定してしまう事は、ますます社会の中で断絶を生むだけの気がする。今に始まったことでは無いけれど、敵の意見に同調することは自分達の負け、とでも考えているのか兎に角反対すれば良いみたいな雰囲気が多い。相手だって、100%完璧な意見を出しているわけでは無いだろうし、そこには幾らでも改善点なり修正するべき部分も多いはずな訳で、そういう所をしっかりと改善するなら修正することで、自分達の立場なり意見も見直されると思うんですよね。それを、一から全て自分達が書いた意見じゃ無きゃ駄目見たいなプライドなのか何なのか、それに拘るのでいつまでたっても信頼回復はされないし、指示も広がらない。結局は、そういう部分が自滅して自然淘汰されるまで気長に待たないといけないのが、もしかしたら今の日本の不幸の元凶なのかも。

2023年1月30日

ChatGPTを使ってみた

ITmediaに掲載された、中国の研究者らが約4万件の質疑応答から分析したという、ChatGPTと人間の違いに関して。 実は私も少し前に登録して、このChatGPTに質問したりして試してみたことがあるんですが、記事の最初の部分に書かれているChatGPTの特徴的なパターン5点のうち、最後の「捏造をする可能性がある」という点に関してはそこまでの経験は無いけれど、最初の4点に関しては自分のトライアルでも感じた内容。

何よりもビックリしたのは、日本語で質問を入力した場合でも、かなり自然な感じの日本語で回答が返されること。これまでも日本語入力に対応したbotとかAI系のアプリはあったけれど、質問の意味を正しく理解していないような回答だったり、返された日本語での文章が、妙に不自然な印象だったりしたんですが、そんなに多い事例では無いけれど、異なる分野の質問に対しての日本語の回答文は、ほぼ人間が答えたと言われても不思議は無いくらいの品質。ただ、自分で試した範囲で言うと、技術的な質問に関しては、適切と思われるような内容を比較的具体的に説明してくれるんですが、一般的な内容の質問だとか、具体的に事例を出しづらいような質問に関しては、かなり一般的な、言い方は悪いのですが世の中の知識の平均値的な曖昧模糊としたような回答を返してきて、ちょっと不満が残るような印象を感じることも。

そう言う意味では、これまでGoogle先生に聞いていた技術的な質問や疑問に関しては、Googleではその情報へのリンクが殆ど何ですが、それらを有る程度まとめて概要を示してくれる点で、ChatGPTは分かりやすいし人気になるのかなと言う気がします。ただ、その場合は実際に一次情報に当たって比較して整理しているとは限らないから、その解答を鵜呑みにしてしまうことはリスクがあります。実際Windows系の質問を投げて見た時に、MSのKBから引っ張ってきたような情報もあるし、例えばYahoo知恵袋当たりのQ&Aで見るような、多少囓ったことのある人が思い込み半分で回答しているような雰囲気の回答もあったんですよね。それをそのまま「正解」として認識してしまうと、結構危ういかと。一つの情報として、他の情報と比較検討する候補として認識するなら良い素材だと思うんですが。

これまでの似たようなシステムだと、どうしても日本語の不自然さがあるので、情報自体は正しくてもどうしても胡散臭さを感じて、そのまま信じるリスクはそんなに高くなかったのだけれど、このChatGPTはその日本語が妙に自然な書き方をしているので、ついそのまま信じてしまうんですよね。例えば、Windows系の質問を試しに投げた時、最初の質問でちょっとWindowsの「タスクバー」の事を「ツールバー」と間違って書いて質問したところ、自分の認識とは異なる回答が返ってきて「えっ?」と思ったんですよね。最近のWindows11に関しての事だから、最新の22H2当たりで変更されたのかと最初思ったんですが、質問文を読み直してみると、「ツールバー」という言葉が間違って認識された印象を受けたので、「タスクバー」に修正してもう一度内容的には同じ物を投稿してくると、今度はちゃんと自分の認識し同じ内容の答えが戻ってきました。まだ予測変換みたいな事が出来ないのかもしれないし、こちらの質問の仕方が悪かったのが原因だから文句は言えないけれど、この辺りはまだ「ツールとして開発途上」かなという印象でした。でも、それがあっても、この日本語での質問の読解力と日本語での回答文の自然さ正確さは凄いと思う。時代の進化をかなりリアルに感じた時間でした。

攻撃できれば理由は不問

岸田総理が参院本会議で発言した、産休・育休中のリスキリング(学び直し)を後押しするという答弁に批判が集まって居るけれど、この毎日新聞の記事がその典型だと思うけれど、多分にメディアのバイアスが掛かった伝え方で誤解を招いている事例だと思う。まぁ、今に始まったことでは無いし、故安倍総理時代にはもっと酷いメディアスクラムも組まれたりしていたわけですが、相も変わらず自分達の伝えたいことしか書かない・伝えない一部メディア。

メディアに寄れば、岸田総理場は産休・育休中の余暇時間にスキルアップの時間を持てるようにしたいと言ったが、実際の子育てにそんな余裕は無いと世間は反発している、らしい。 でも、記事にも書かれているように、その様な発言をしたのは質問者である自民党の大家敏志議員何ですよね。記事にも、

「産休・育休中のリスキリングによって、一定のスキルを身につけたり、学位を取ったりする人々を支援できれば、子育てによるキャリアの停滞を最小限にし、逆にキャリアアップが可能になることも考えられる」

と、書いている。それに対して岸田首相の答弁は

「育児中などさまざまな状況にあっても、主体的に学び直しに取り組む方々をしっかりと後押ししていく」

「さまざまな状況に合っても」と、別に育児に限定した状況でのスキルアップを言っている訳ではない。そう言う意味では出産育児を甘く見ているのは大家議員の方ではという気がするんだけれど。

勿論出産・育児は大変な仕事で、多くの人は子育てだけで手一杯だろうけど、中にはそんな状況でも次のステージを目指す人もいるかもしれない。そう言う可能性を否定するのはいかがなものだろうか。それに、その為には出産や育児支援が先ず必要と言うのであれば、そういう部分(保育園施設の増加とか、ベビシッター制度の充実とか)を逆提案するのが、先ずは野党の仕事なのでは。さらに、反対のコメントを掲載するのは自由だと思うけれど、なんで育児に詳しいとは思われないような男性著名人のコメントを引用しているのだろうか。ここはやはり、出産・育児を経験している女性著名人のコメントを使うべきなのでは。で無いと、説得力が無いと思う。特にコメントをしているサイボウズの青野慶久社長は「子育てをしてこなかった政治家の言いそうな事」と厳しいけれど、それは自分が育児休業を取得した経験があるからなんだろうけど、それなその経験からの提案なり意見をすれば良いのに、単なる批判しか出来ないと言うのは、結局この人も批判をしたいだけなんだろうと感じる。

所で、何で「リスキリング」っていうのだろうか。実はこの言葉今回初めて聞いたこともあり、最初は「リス・キリング?」とか「リスキ・リング?」とか、意味がわからなかった。それが「リ・スキリング(reskilling)」だとやっと理解して、話が繋がったんですが、いゃいゃ「学び直し」とか「再学習」とか、他にも分かりやすい言い方があるんだろうが。でも、こちらの記事なんかを読むと、そう言うものとも少し違うニュアンスがあるらしい。というか、DX関係、デジタル人材関係から生まれた用語らしいけれど、逆にそれだと自分の能力アップはそう言う方向性だけに向かうのかという批判が出てもおかしくない気がするんだけれど、そう言う事は言わないんだよなぁ。何か、意見を言っている側も、それを批判している側も、本来の意味なり意図を理解してこの用語を使っているのか、凄く疑問に感じます。個人的には、育児中のリスキリング以前に、安心安全希望が持てる出産・子育てが出来る環境構築の方がまずは先だと思うし、少子化対策も含めて重要な課題だと思うけれど、そう言う事も批判しないんですよね。色々な意見が合って良いし、色々な意見の中からより良い物を吸い上げていけば良いと思うけれど、相手を否定するだけだとそこで終わり。逆に、相手の意見を上手く利用して自分達の利益に繋げるくらいの「知恵」のある意見を出せば、自分の評価も上がるし実利も生まれるし、それが一番何だけれど、それよりもまずは相手の批判・否定の方が優先するんですよね、こう言う人達は。

切れないインターフェース

ここ数日、Windowsの互換性の話とかスマホ(Pixel)の操作互換性の話とか、ブツブツ呟いているんですが、昨日もそんな関係の経験をしたので追加で呟くことに(笑)。自宅の廊下には、天井部分に小さな照明が三箇所ほど埋め込まれているんですが、そのうちの二つが点かないから電球を交換せよとの母親からの命令。前回何時交換したのか定かで無い、もしかしたら父親がこの自宅を新築した30年以上前から使っているのかもしれないくらい記憶に無い。とはいえ、昼間でもちょっと暗くなる場所にあるし、夜ともなると点灯しないとまともに廊下を歩けないくらい暗いので、年寄りばかりの自宅に於いては、万一の場合も考えると照明の交換は最優先項目です。 

脚立を持ち出して、まず照明のカバー部分を外して見ると、今では昔懐かしい涙滴型の電球がソケットに挿入されています。クルクルと回してソケットから取り出すと、30年以上そのままという事は無いと思うけれど、10年以上は使われていたのだろうか、電球の先端に印刷されているワット数とかメーカー名などが既に劣化して読み取れないくらいの状態。三箇所の電球を取り外して、何とか使用していた電球は「60Wの白熱灯」という事は確認出来ました。既に電球なんてよほど大きなホームセンターでも扱っていないだろうから、同等の電球タイプのLED照明と交換することにします。早速近くのホームセンターに行き、照明売り場に行くと、40W/50W/60WとLED照明器が並んでいます。メーカー製品だと一つ1000円以上するけれど、このホームセンターのブランド品だと半額くらいかな。LED照明の場合、発光部分は同じでも、その元になるコンバーター部分のコストダウンで価格も違ってくるので、余り安い物には手を出したくないのだけれど、毎日長い時間点灯するような場所でも無いので、手頃なPB製のLED照明で良しとします。

帰宅して、白熱電球を外したソケットにクルクルと回して挿入。交換が終わったところで、一つ一つ点灯をして確認して交換作業は終了です。やはり新品だけ合って、明るいですね。一応LED特有に青みを抑えた昼白色系の物を購入してきましたが、そんなに違いは分からない。ただ一つ言えるのは、以前の白熱電球よりも明るい気はします。まぁ、照明カバーも汚れていたので、拭いて綺麗にしたことも効果があったと思うけれど。そうそう、新しい電球型のLED照明ですが、以前のものと比べると一回りくらい小さく、特に一番膨らんでいる丸い部分がスリムになっているので、狭い場所に設置する時にも便利そう。発行方式は全く異なる仕組みなのに、同一の形状だったり古いタイプのソケットにそのまま挿入して利用出来るのは便利だなと再認識しました。

確かLED照明が出始めの頃は、専用のコネクターが必要ということで、古い蛍光灯や白熱電球のソケットを交換するコストが問題になった時期もあったと思います。確か、直線型の蛍光灯でグロースタートタイプ(グローランプ付)だと、グローランプを外して蛍光灯をLEDタイプの物に交換するだけで使用出来るけれど、グローランプの無いラピッドスタートタイプやインバータータイプだと工事が必要だったはず。自宅の場合、蛍光灯を使用して居る場所に関しては、20年位前に丸形か四角型のシーリングライトのコネクターに変更してあるので、照明器具事交換してLED化しています。一部白熱灯の部分だけは、今回のように寿命にならない限りはそのままなんですが、まぁ早め早めに交換して置いた方が良いですね。少なくとも蛍光灯と異なり、そのままソケットに填め込むだけで良いわけですから。でも、昔のソケット(=I/F)がそのまま使えるという事は、それこそ全面リフォームとか新築でもしない限りそのままだろうから、結局照明部分は新しいLEDでも、根っ子の部分は古いままで使い続けることに。多分専用I/Fにした方が効率とか安定性も優れているんだろうけど、だからその部分だけ改修工事しましょうと言う事も事実上無理だろうし。普通に使う物だけに、なかなか過去のしからみから抜け出るのは大変だなと再認識しました。

2023年1月29日

困惑する変更

ITmediaに掲載されていた、Google PixelのTIpsの一つ。Pixel 6/7の電源オフ動作を、電源ボタンの長押しに変更する方法。 実は私が訳1年前にPixel 6を購入して、一番困った操作の一つがこれ。再起動しようと思って、それまでのように電源ボタン長押しをすると、Googleのアシスタントが起動されしまい、最初は押し方が悪いのかと何度かやり直したけれど駄目。結局、呼び出されたアシスタントに「電源オフ」と言ってオフ画面を表示して、そこで「電源オフ」ボタンを押して電源を切るという、何とも回りくどい方法を何度かやっていました。

で、これはいくら何でも変だろうとGoogleで検索して、記事にも書かれているように設定から変更をして、今では電源ボタン長押しで電源メニューが表示されるようになったんですが、このI/Fの変更はどうかなと今でも思っています。今では殆どの家電や情報端末の電源ボタンは、ソフトスイッチになっていて、昔のような機械的なスイッチでは無くなっています。機械的スイッチの場合は、物理的に電源が切れるようになっていたので、本体がどんな状態でも電源がオフになりハングアップした時でも終了させることは出来るようになっていましたが、ソフトスイッチになると本体のシステムがハングアップしていると、電源のON/OFFを検知するソフトが止まってしまう可能性も。だからデバイスによっては電源回りは別マイクロコードにしたり、色々工夫していると思うんですよね。だから、多くの電子機器では、電源ボタンを長押しにすると強制的に電源オフにするようにデザインされていて、万一の場合のトラブル回避策になっています。言ってみれば、非常ブレーキみたいな感じなのに、それを火急必要でも無い音声ガイドに変更するというのはちょっと変じゃないだろうか。

推測するに、通常の使用時に簡単に音声ガイドを呼び出す方法として、電源ボタン=ホームボタンを使用するように考えたんだろうけど、せめてデフォルトは変更して欲しいなぁ。あるいは、初回起動時に何を設定するか確認してくれるとか。それこそ、音声ガイドの呼び出しなんだから、ウェークアップワードで呼び出せれば良いんじゃ無いかと思うわけです。映画鑑賞中とか、話せない状況の時に電源ボタンで呼び出すのは有るかもしれないけれど、呼び出しても音声入力を利用出来ない状況ならその設定は意味ないと思うし。この辺りは、Windows何かもそうなんだけれど、新機能を使わせたい、新機能に移行させたいが故に、そちらをデフォルトにしてしまうと、既存インターフェースに慣れた人にして見たら困惑しか無い訳で、逆にそれ故に印象は悪くなって遠ざける理由になると思うんですよね。幾ら良い機能・デザインでも、慣れている物が一番良いわけで、そちらへ移行するのには、「今は以前の設定だけれど、新しい機能もちょっと試してみませんか。嫌なら何時でも戻せますよ」という姿勢というか、以降手段提案をして欲しいなぁ。

さらに言えば、今のスマホはGoogle系とiPhone系2系統あるんですが、どちらに置いても基本的な操作系は共通化して欲しい。例えばこの電源長押し時の挙動にしても、フリック操作にしてもそう。勿論、それぞれユーザビリティの追求から独自により良い提案をしたいだろうから、それはそれとして実装するとして、プラットフォーム共通のインターフェースというか、最小限基本的な動作に関しては共通化したコマンドセットみたいな物を提供して欲しいなぁ。例えば最近のリモコン何かは、キー配置は異なるけれど、基本的なボタンは共通して提供されていたりするわけですから。最も、最近の車だと、昔ながらのウインカーレバーやワイパーレバーが、ハンドルの中のパドルやボタンに置き換えられている物も有るみたいで、その車に以前のレバー系の操作系も残すというのは難しいと思うけれど。まぁ、電源ボタンが無くなったら、また新しいデザインが必要だろうけど。でも、今のスマホはまだそこまでのデバイスでは無いと思うし。いずれにしても、この辺りのデザインだけで無く移行プランみたいなデザインも重要だと毎回感じます。

海外へ行きたい

金曜日に放送された日本テレビ系列の「沸騰ワード10」では、マイラーとしても有名な俳優の風間俊介さんのマイル修行の様子を放送。その前の週の告知で「0泊2日の海外修行」みたいな言い方をしていたので、個人的にはシンガポールタッチかなと思っていたんですがバンコクタッチでしたね。さらにその出発前に国内の修行も入れるのは想定外でした(笑)。まぁ、私も、夕方の成田発シンガポール行きに合わせて、羽田→那覇→成田→シンガポール→羽田、みたいな経路を組んだことがあるから人のことは言えないけれど、今回の様に国内路線を幾つも経由してから成田に移動する度胸は無いなぁ。 

その国内線修行、まずは羽田から鹿児島へ移動し、空港内でさつま揚げを購入。これが伏線になるとはこの時は思わなかった(笑)。で、次は鹿児島から伊丹空港へ移動。さらに伊丹から松山空港い移動しその松山空港から伊丹へ戻ると、伊丹から成田空港へ移動。これで国内線修行は完了すると、夕方の便でバンコクへ移動という流れ。成田空港への国内線は、大体夕方の国際線出発に合わせて午後早めに地方空港を出発して、夕方前に成田空港に到着するように調整されているけれど、その前に4区画もフライトを入れる勇気は無いなぁ(笑)。一つでも予定が狂ったら、最後の成田行きへの接続がなくなる可能性もありますからね。そうそう、風間君は羽田-那覇を1日で2往復したことがあると言っていたけれど、これは流石に私は出来ない(朝一から利用しないと多分無理だから)。それでも、1.5往復を二日続けてやって(羽田→沖縄→羽田→沖縄(沖縄泊)→羽田→沖縄→羽田)、2日で3往復と言う経験はあるけれど(マテ)。

成田に到着するとZカウンターから入って、5サテのラウンジ内の紹介だったけれど、空港内の映像やラウンジの様子を見ていると、昨年自分が成田空港を利用した時よりもさらに人出は多く戻ってきている印象。夏ダイヤからは、4サテのラウンジも開くのだろうか。昨年は2回成田に行く機会があったけれど、ラウンジに寄る余裕が無かったからなぁ... で、その後機内の様子の後、タイのバンコクに到着するんだけれど、当然夕方のフライトだから到着した時には日付けが変わるくらいの深夜帯。多分翌朝の戻りのフライトで帰国するのだろうとは想定できるんですが、その間空港内のナップルームで休むのかなと思ったら、そのままバンコク市内に出て夜通し屋台巡りするとは思わなかった。確かバンコクのスワンナプーム国際空港とバンコク市内ってちょっと距離があったと思うんですよね。番組では、二箇所の屋台村を回るんですが、最初のお店でさつま揚げを焼いて食べる伏線回収するとは思いませんでした。でも、あれって正式に税関で申請して持ち込んだ物だろうかという個人的疑問は感じたけれど(笑)。そのご網一箇所屋台村を回って空港に戻り、空港のフードコートでも食べるんだけれど、もう今の自分では食べる方も移動する方も無理。まぁ、風間さんは兎も角、同行している沸騰ディレクターや撮影班はもっと大変だろうなあ。沸騰ディレクターはビジネス利用だったけれど、撮影班はエコノミー利用だろうから、そんなに熟睡も出来ないだろうし。

内容的にはANA協力の海外渡航宣伝みたいな内容だったけれど、目の前に人参ぶら下げられた競走馬みたいな物で、海外行きたい熱が沸々と沸いてくる(笑)。まだチケット代も高いし、4月以降夏ダイヤからかなぁと思っていたけれど、3月位なら何とかなるんじゃ無いという根拠の無い期待が沸いてきたりして。取りあえず近場の台湾でも良いかも。シンガポールまでなら、週末利用の2泊3日でも可能ですからね。日本と現地での服装の違いもあるので、日本の寒い時期には余り行きたくは無いのだけれど、3月の終わりくらいに行ってみようかなぁと思い始めてします。知ってて視聴したとは言えども、罪な番組です(笑)。

書けないマジック

うちの母親がマジックペン(ポスターやポップ等を各太めの水性ペン)を買ってきたのだけれど、全然書けない、不良品か、とブツブツ言っています。品物は、三菱鉛筆のポスカ(POSCA)で、多分この種類の商品では一番有名で一番利用されている物だと思うんですが、オレンジ色のペンなのに、キャップを外して見ると、筆の部分が真っ白でどう見てもインキが出ていない状態。

そのままだと確かに不良品っぽいのですが、取りあえず本体に小さな文字で書かれていた説明書きを読むと、キャップを締めた状態で本体を良く振り、その後ペン先を押しつけるようにして暫く試し書き用の紙の上でインクが染み出るまで試し書きをする、みたいな説明が書かれています。で、先ずはキャツプを締めて「シャカシャカシャカシャカ」と20回位振ってみてキャツプを外しますが、まだ白い軸にはインキは染みだしていない様子。次に試し書き用の紙の上に押しつけてみると、そのでている芯部分が本体内部に沈み込むように凹みます。これにはちょっとビックリ。何度か押したり話したりして、さらに神の上でグルグル動かしていると、芯の部分に少しインクが染みだしてくるようになりました。「なるほど」とそのまま芯先を押したりらせんをグルグル書いたりしているうちに、無事に芯の部分にインクが染み渡り、普通に書ける状態になりました。

昔の(所謂)マジックペンと言えば、ぺんてるの「マジックインキ」だけみたいな状況で、これはキャツプを外せば直ぐに書くことは出来るけれど、油性だったこともあるのか、キャツプをしっかり締めておかないと直ぐに揮発して書けなくなってしまう事が良くありました。そんな乾燥対策何でしょうか、あるいはこのポスカは水性インクだからそう言う仕組みになっているのか細かなことは分からないけれど、多分必要が有るからそう言う仕組みになっているんでしょうね。でも、最初にキャップを開けていざ使おうと思った時に使えないのは困るし、その説明が本体に凄く小さな文字で書かれているのもちょっと不親切だなぁと感じます。

だから、一つ一つの製品を箱に入れて、そこにちゃんとした取扱説明書を付けろ、とまでは言わないけれど何か工夫が欲しいですよね。本体に書かなくても良いから、店頭で販売する時のポップに「最初はインクが染みていないから、よく振って暫くグルグル試し書きしてください」くらいの共通の注意書きを貼るだけでも少しは違うかな。うちの場合は、たまたま私が居て使い方が分かったから良いけれど、母親だけだったら使える物を使い方が分からないという事でそのまま廃棄していたかもしれない。これが、例えばボールペンやサインペンに筆ペンなど、全ての筆記用具が何かの理由で同じような初期手続きが必要になったのならまだ分かるんですが。こう言う物に限らず、色々な物は少しずつ変化していくことは仕方ない。その中で継続して利用していれば、その小さな変化に無意識に対応して特に問題として感じないのだけれど、インターバルが空いてしまうと、そのギャップに戸惑うことも。先日書いたWindows11に関しても、Windows10のFuture Updateの時に少しずつ変化して、2年位書けてWindows11みたいな感じになっていれば、もっとWindows10からWindows11への以降に抵抗を感じないかもしれない。でも、10→11と一つ増えるだけでも、かなり違う変化、特にユーザーインターフェースの部分の変更が大きいと、やはり抵抗を感じるだろうなぁと再認識したちょっとした家庭内の出来事でした。 

2023年1月28日

雪が降る

全国的に寒波が襲来して、最低気温では氷点下を下回る地域が多くなっているここ数日。浜松も例外では無く、最低気温では氷点下を下回り、最高気温でも一桁台という「激寒」状態。そして昨日などは朝から雪がちらほら待っていたと思ったら、お昼くらいからは結構本格的な雪になりビックリ。何年振りだろうか。流石に積もるところまでは行かず、水分の多い雪だったので、車とか地面に降ると直ぐに溶けるような状態。お昼頃には白い雪状で降っていた物も、午後遅めの頃には雨に変わっていました。

そんな状態でも雪が降るのを見るのは、多分ここ10年位で初めての経験の様な気がする。大体子供の頃の記憶にしても、所々にしても雪が積もった状況を見た記憶は、多分一桁台というか片手でも十分余るくらいしか記憶に無いくらい、まぁ暖かい地域ですからね。小雪交じりの半分雪・半分雨観たいな天気には時々なるけれど、それだって数年に一回あるかどうか位だし。 それだけ暖かいという事なんだけれど、だからこそこんな感じで急に寒くなることには弱い自分も含めた地元民。

自宅は30年以上前に父親が建てた家なので、正直断熱材など入っていないような状況だし、アルミサッシにしても一枚ガラスで、やはり断熱機能なんて期待出来ないような状況。だからここの所朝雨戸を開ける時には、冷凍庫の中に入っているような感じ何ですね。で、まぁ寒さに関しては、実はうちの実家は父親の仕事関係も有り、各部屋事にガス管を配線してあるので、部屋ごとにガスファンヒーターが完備。だから結構暖かくなるんですが、ここ最近の問題は「輿から下の寒さが回使用されない」事。多分空気が寒すぎるために、ファンヒーターの暖かい空気が直ぐに上に上がってしまい、逆に冷たい空気がずっと床の方に溜まって行くから、幾らファンヒーターを回しても、なかなか暖かい空気が足下まで落ちてきてくれないんですよね。幾つかの部屋には、サーキュレーターをおいてあって、上の空気が下に回り込むように回していますが、それでも床に近い部分、特に足首からふくらはぎくらいまではずっと寒いまま。厚手の靴下とかレッグウオーマーを履くとか、足元用のヒーターを置くとか、対策はあるんだろうけど、それを準備しておくのも大変。

まぁ、浜松当たりのこの程度の寒さで「寒い」と言っていたら、北陸とか東北とか北海道と言った地域の人達からは怒られるんだろうけど、寒さに慣れていない故仕方ない。とは言っても、幾ら30年以上前の家とはいえ、もう少し断熱とか防寒対策をした設計にしておいて欲しかったなぁ... 私が一日の多くを過ごす作業部屋は、在宅勤務で浜松に戻ってくる時に増築したんですが、徹底的に寒さ対策を心がけて、床下壁天井には断熱材は勿論、窓もペアガラスにして、勿論ガス管配線もしてあるので、毎日ガスファンヒーターを利用していますが、それでもなかなか最近の寒さには慣れない。今度改築とか新築する機会がもしあれば、床暖房とか入れようかなと本気で感じるここ最近の寒さです。早く春が来ないだろうか。

5類引き下げ


新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けに関して、現在の「2類相当」から「5類」に5月8日から引き下げることに。 それに伴いこれまで設定されていた制限が撤廃されて、再び第九波のような大規模感染が発生するようなことがなければ、制限も再開されることは無い様子。

「5類相当」ではなく「5類」と言っている報道しか見ないのですが、完全に5類に引き下げるわけでは無く、当面の間のワクチン接種や医療費は公費負担だとか、事実上は「5類相当」の様な気がするんですが。いずれにしても、これまであった行動制限が無くなるから、例えばイベント等の入場者上限制限が無くなるけれど、例えば今は座席などを間隔を取って設置していることをどうするのかは、逆に「要請」から「主催者判断」になるのだろうから、ある意味難しくなるともいえるのでは。

「何故5月8日から」という疑問も当然沸くと思うけれど、G.W.の人出の多い時期を外したいというのは、これも理解出来る理由だと思う。まぁ、この連休中での外出を期待していた飲食・旅行・イベント関係者は残念だろうけど。まぁ、候補日としては新年度が始まる4月1日からというアイデアもあったかもしれないけれど、その辺色々な準備(特に医療機関かな)や、やはり人出が増える時期を外したいという思惑が一番強いのかも。

この記事の中程だったり、尾身先生も会見で説明していたけれど、

政府の要請に基づく一律の対策から、個人や集団が流行状況やリスクに応じて主体的に選択して行うことになる

と、今後は個人の責任で対応するという事が中心になるのに、その事はあまり認識されていないような気がする。兎に角制限が無くなる、自由になるみたいなトーンでの発言だったり、インタビューを取り上げているけれど、分類が切り替わったから粋なる新型コロナウイルスの性質も変わるわけじゃ無い訳で、これまでの鬱憤晴らし・反動でいきなり好きにしてしまうのが最大のリスク要因だと思う。そういう部分こそ、メディアやマスコミはちゃんと啓蒙するべきだと思うのに、何故か「5月遅い」とかそんな話ばかり取り上げている気がする。そうそう、この5類への変更で、出入国時の検査はどうなるんだろうか。今でも、ワクチン接種している人間はそんなに手間は掛からないのだけれど、それでもVisit Japan Siteでの手続きや、入国時に提示したりするのは手間。あれも無くなってくれれば嬉しいのだけれど。 

2023年1月27日

BONVOYボーナスキャンペーン

昨日偶然見つけたBONVOYのボーナスキャンペーン。事前に登録する事で、2023年2月7日から4月23日までの滞在で、宿泊1泊毎に1,000ポイントと追加のエリートナイトクレジット1泊分が獲得出来るという物。ポイント宿泊など一部対象外の料金はあるんですが、通常の有償宿泊なら問題無さそう。個人的には、1泊で2泊分のエリートクレジット獲得できるので、Lifetime Platinumまであと41泊となった自分としてはかなり大きいプロモーション。期間は75日あるので、前泊すれば150クレジット獲得出来るけれど、そこまでは入らない(笑)。

1月中はいろいろあって宿泊予定はゼロだったんですが、たまたま、すでに2月は会社に行く用事が結構有ったので5泊予約していたけれど、最初の2泊は2月7日以前なのでそれが悔しい(マテ)。この期間中に20泊すれば、ほぼ目標達成の40クレジット分獲得出来るんだけれど、流石にそれは厳しそうかなぁ。3月、4月の予定はまだ入れていなかったんですが、多少無理してでも多めに宿泊予約入れちゃおうかなぁ。1回の宿泊で2回分のクレジット獲得出来るから、まぁいつもよりは宿泊料金が高めでもトータルのコストは下がるわけですし。

少なくとも今年後半には久しぶりにアメリカ渡航もしたいし、3月とか4月には久しぶりにシンガポールとか行きたいと思っていたところなので、そんなに前半で頑張らなくても良いのだけれど、出来れば10泊して20泊分、可能ならば15泊して30泊分のクレジット獲得出来ると、広範化なり余裕を持って旅程作成出来るし、昨年はHNORNOR Diamond獲得(クレジットカードで)したけれど、宿泊実績はゼロだったHiltonにも、4年振り?に宿泊してみたいし。この週末、ちょっと色々シミュレーションしてみよう。BONVOYさん、ありがとう(笑)。
 

Windows11にはまだ移行しない

自宅で使用しているデスクトップ機で、たまたま昨晩見つけた怪しげなアイコン。黄色ドッとだと毎月の更新があるというサインだったと思うけれど、青色ドットは初めて見た気がする。で、カーソルをその上に移動させてみると「Windwos 11 Version 22H2の準備が完了しました。」というメッセージが。あぁ、現在使用しているのはWindows10なので、Windows 11へのアップグレードなんだとその時は理解しました。ただ、直ぐに更新するのはリスクがあるので、まぁそのうちにと思いつつその日はパソコンをシャットダウンして終了。

で、今朝の事。いつもの様にパソコンの電源を朝入れたところ、起動するといつものログインパネルではなくWindows11への更新画面が表示されてビックリ。いゃいゃ、そんな頼んでもいないことを勝手にやるなよと幾つかボタンをクリックしてWindows10を続けるからいつものデスクトップ画面に戻る事が出来ました。

Windows10のサポートも無くなりつつあるから、次のプラットフォームであるWindows11への以降は仕方ないのですが、平日のこれから使い始める時にいきなり要求されてもこちらは困る。せめて週末の時間のある時に推奨しくれれば、まだ何か考えるんだけれど。それと、このデスクトップ機と平行して日中使用して居る会社支給のオフィスPCは、まだWindows10のままなんですよね。仕事でWindows11のパソコンは嫌というほど触っているので、どういう感じなのは良く知っているんですが、だからこそ仕事の環境がWindows10なら、それと並べて使用する環境もそれ得ておきたい。で無いと、操作性だったりが違ってきて凄くストレスになるわけですし。特に、私はWindowsのツールバーを画面の左端に縦に設置してずっとしようしているんですが、Windows11になるとこれが出来ない。それだけでかなりのストレス何ですよねぇ。

新しいプラットフォームに移行する場合、新機能だったり新デザインに対して何かメリットを感じるから移行するわけで、さらに仮にそうであってもそれに対してのコストが高いとか何か制限が発生するなら躊躇するのがユーザーとして当然の気持ち。自分が拘っているツールバーの位置なんて言うのは、多分多くのユーザーから見たら些細な変更何だろうけど、それでも自分的には結構重要な予想なので、そこは譲れない。じゃぁ、このままずっとWindows10を使い続けるのかと言われる、流石にそれも無い訳で何処かで踏ん切りを付けないといけない。その機会が何になるのかはまだ分からないけれど、例えば今使用して居るデスクトップ機を数年後に買い換えたら、その時には最初からWindows11が入ったパソコンを購入しているかもしれない。そう言う意味で、踏ん切りの付け具合がまだ準備完了と言う状況では無いところに、こういう無償アップグレードのプロンプトを出されても「何だかなぁ」としか思わないんだよなぁ。こんなことを書いていても、実は明日の朝に同じように起動時にアップグレードのガイドが表示されたら「あぁ、面倒くさい」とそのまま言われるがままに更新に進むかもしれないなぁ。結局は、自分が優柔不断なだけなんだけれど。

2023年1月26日

タイムシフトワーキング

ITmediaの記事から、海外との時差を利用して生産性を高めようという話。実は自分の場合は、在宅勤務(リモートワーク)を始めた、もう20年近く前からこんなモードで仕事をしているので、正直なところ「やっと時代が自分に追いついてきた」(笑)という印象なんですが、当時と現在との違いをあえて挙げれば、

  • 当時は、日本と米国という「二拠点活動」が殆どで、だからほぼ半日違う時差を利用して、仮想的に24時間無休で仕事が進むようなイメージ
  • 現在では、さらに拠点として、中国(日本からマイナス1時間の時差)、東南アジア(大体マイナス2時間の時差)、インド(マイナス3時間30分の時差)当たりが加わり、さらに欧州(マイナス7時間から9時間の時差)も入る事で、リレー形式で仕事が引き継がれていくイメージ
と、拠点が増えて行きより細かな分担が可能になったことが大きな違いでしょうか。ただ、現在でも課題は、米国から日本へタスクを引き継ぐ時に、その間に入る拠点が無い事で、可能性としてはハワイが拠点化できればワンクッション入れられるんだけれど。

ところで記事中では、日本とアメリカの時差を「16時間」としているんですが、これがちょっと微妙。サマータイム(DST中)だと、日本と西海岸の時差が-16時間になるので、それを想定しているんだろうか。サマータイムが止まっている冬時間中の今は、西海岸とかマイナス17時間の時差なんですよね。まぁ、日本とオーバーラップ出来る環境という話の続きのために、あえて西海岸の事例を出しているんだろうけど。自分の場合は、米国の相手は東海岸に居るので、現在はマイナス14時間、DSTに入るとマイナス13時間と、ほぼ昼夜逆転している状態。で、立場関係的には相手の方が強い(笑) ので、どうしても日本側が譲歩する形になり、相手の朝方、こちらの夜遅めの時間帯に電話会議とかが集中する事に。今はもう慣れてしまって、夜の10時とか11時から始まり、日付けが変わる頃にやっと終わるなんて言うことも珍しく無くなったけれど、やっぱり結構最初の頃は大変でした。ミーティング中に寝落ちして、気がついたら自分一人だけだったことも(笑)。

最近では、インドに拠点が出来て、こことのやり取りが増えてきたので、少し楽になった感じに。時差が3時間30分と中途半端なことが難点ですが、大体の印象としては、日本のお昼過ぎ位からインドの一日が始まり、こちらの夕方位まで仕事のやり取りをして、最後のまとめは向こうに投げてこちらの一日が終わるという感じ。とは言っても、米国とのやり取りもまだ残っているので、結局インドが入っても米国との深夜帯に欠けてのやり取りもしないといけないし、結局はそれまで余裕のあった昼間の時間帯がインド関係で埋まって仕事だけ増えた、という感じ。うーん、給料そのぶん上げてくれぇ~

勿論、職種や仕事の内容よって仕事のモードは異なるわけで、誰でもそんなタイムシフトした仕事モードをやっているわけじゃない。ただ、例えば製造関係に関われば、今では海外のコストの安い所に製造委託するのは当然なので、そういう所のやり取りは生まれるかもしれない。自分のように開発関係の仕事をしていて、世界中に開発や研究部門が点在していると、本当に今は24時間戦えますか状態なんですよね。だから、リモートワークになって決して仕事が楽になるわけでは無く、ワークロード的にはより厳しくなってきている。じゃぁ、何がメリットなんだと言われると、例えば製造するなら製品のバラエティだとか内容が多様化してきたり、コスト的により有利な条件を発見できたり、質的な部分でのメリットが大きくなることが、こう言う世界の利点なのかなと。その一つとして、楽なモードだって選べるんですが、ライバルも増えているわけだから、自分が楽したいと思うと、どんどん置いて行かれてしまうのも今の時代。結局は、自分自身により厳しくないと、こう言う世界モードでの仕事はなかなか難しい気が毎回します。それって、ビデオが家庭に普及して、それまではリアルタイムでしか視聴できなかったテレビ番組を、ビデオテープに録画して何時でも好きな時に視聴出来るようになったことは便利だけれど、結局録画だけして視聴する余裕が無くなり、ビデオテープが堪るだけという悪循環と似ている気がする。ビデオデッキも、SONYが「Time Shift Machine」と定義して、その利用方法や著作権対策をしたわけだけれど、ビジネスでのタイムシフトもなかなか難しいです。

沈黙の艦隊

かわぐちかいじ氏作の「沈黙の艦隊」が、今年9月に実写化されて映画公開されるという記事。漫画雑誌「モーニング」に連載されていたのは、1988年から1996年なのかぁ。私は、確か連載を読んでいたのでは無く、たまたま何かの切っ掛けでこの作品を知って、すでに2~3号位まで発売されていた、単行本を購入して嵌まってしまい、以後その単行本を購入して読んでいた記憶があります。 

内容に関しては、多分説明するまでも無いけれど、日本最初の原子力潜水艦として極秘裏に建造された原潜ウォンバット事「ヤマト」が、最初の試験公開時に離脱して、以降海江田四郎艦長を「国家元首」とした「独立国ヤマト」を名乗り、日本と同盟を結びニューヨークの国連総会に出席するまでの軌跡を描いた物。途中、前半はリアルな戦闘シーンが見所で、その内容に関しては某有名テクノスリラー作家の作品のパクリだとか言う噂も合ったけれど、後半はやや楽観的なというか、少し無理矢理伏線回収に走っているような印象も受けて、流石にこれだけの長期間の連載となると最後まで緊張感を維持しつつ連載するのは難しいのだろうなぁという印象でした。この作品ですっかり嵌まってしまったのですが、以降の作品に関しては正直なところちょっと拍子抜けで、かわぐちかいじ氏の作品は後にも先にもこれしか読むことは無かったのだけれど。

この手の実写化有る有る何だろうけど、漫画で凄く評価の高い作品であっても、まずアニメ化で成功することが難しい。漫画とアニメだから、登場キャラクターはほぼ同一何だけれど、例えば声優さんによって印象が違ってしまうとか、短い時間に作品を圧縮するため、どうもちぐはぐな印象を受けてしまうとか。さらにハードルが高いのが、漫画・アニメの実写化で、これはもう成功事例なんて殆ど無いんじゃ無いだろうか。そう言う意味では、アメリカのマーベリック物っていうのは、上手く漫画の世界観が実写化作品でも表現されていて、あれはやはり技術力の差なんだろうか。

この映画、海上自衛隊の潜水艦が舞台という事で、防衛省や海上自衛隊が全面協力して、実際の潜水艦のシーンも登場するらしいけれど、自衛隊に半旗を翻して独立国を宣言する主人公を、それを受けた方が全面支援するというのは矛盾するような気もするんだけれど。ここ最近、例えば沸騰ワードのカズレーザーの自衛隊への潜入物と言ったコンテンツが、よくテレビに登場するんですが、自衛隊あるいは防衛省としてはああいう形での啓蒙活動というか宣伝をすることで、国民の理解浸透を狙っているんでしょうね。特に最近のウクライナ情勢とか防衛費増額とか、全般的な国民の理解はあると思うけれど、問題になるのは例え少数でも反対派の意見な訳で、その為の地均しという目的もあったりして。今言われている台湾有事となれば、航空自衛隊と海上自衛隊の戦力が一番重要になるわけですからね。日本の映画会社では無く、Amazon Original映像で、Prime Video制作の初の日本の劇場映画と言う事で、ちょっと期待したい。公開されたら、Amazon Primeでも提供されるんだろうか。

地雷除去支援

ウクライナ支援の一つとして、日本政府が提供する地雷探知・地雷除去支援の研修で、ウクライナの担当者が研修を受けているという記事(地雷処理地雷除去)。「地雷除去」というと、もう20年? 30年? 位前のカンボジアでの日本の支援が記憶にあるんですが、その時の支援が生きて今回はそのカンボジアがウクライナへ技術研修を支援するなど、上手く支援の輪が広がっている事例じゃないだろうか。

今回の研修受け入れ先とは多分別の組織だと思うけれど、実はそのカンボジア支援で自分の先輩社員が地雷探知機の製造を支援したことがあり、そう言う意味でちょっとこの手の話題には敏感になってしまいます。写真にもあるように、基本的には地中の金属を探知するのだけれど、それだけだと地中に埋まって居るであろう砲弾の破片とか、缶詰とか、地雷以外の金属も探知してしまって非常に効率が悪い。確か、金属を探知するだけで無く、形状とか地中に埋まっている深さ(地雷は地面を移動する人や洗車で爆発するので、有る程度浅い深さに埋まっている)や形状なども判断して、地雷かそれ以外か判定していたらしい。地雷と判断して、実は鉄くずだったという「誤認」は良いけれど、「鉄くず」と判断して実は地雷だったという誤認は出来ないので、その辺りの判定というか認識技術というか、そこが非常に難しいと社内での報告会みたいな場で聞いた記憶があります。確か基本技術開発まで支援して、その後は提携していた企業に技術移転してその後続けていたように記憶しています。

もう一つの「地雷除去」は、無人操作のショベルカーみたいな形状ですが、確か先端の部分が地雷毎節地点周辺をカバーする蓋みたいな形状になっていて、その中に畑を耕す耕運機の歯みたいなものが付いていて、蓋を被せた状態でその歯が回転して地雷を爆発させて無効化する仕組みだったと思う。地雷探知機で場所を特定して、そこにこの地雷処理機が移動して無効化して、土地を啓開していくという流れ。先端の蓋の部分は結構がっちりした構造のように見えるけれど、地雷の爆発で壊れないのかちょっと不安になります。対戦車用地雷などは強力なんだろうけど、人間の殺傷用の物は、実は人間を殺すのでは無く、怪我をさせることが目的と聞いたことがあります。死んでしまうと、それで終わりだけれど、怪我人となればその負傷者を運ばないといけないし、それによって相手の負担を増やすことが対人地雷の目的だとか。だから爆発力よりも、破片とかを回りに飛び散らせて、それで回りの人間を介護や補助が必要な程度に負傷させる事が目的なので、爆発力自体はそんなでも無いらしい。

今の技術をもっと活用すれば、持つと効率の良い探知装置だったり除去装置って出来ないのだろうか。探知装置については、磁気判定するしか無いのだろうけど、中にはプラスチック製の物とかもあったんじゃ無かったかな。あと、地上にばらまくタイプの地雷で、子供のオモチャみたいな形状をしているので、それを拾った子供が指とか手を失うような目的のものとかもあるらしい。まぁ、人間いざとなったらどこまで悪魔になれるかの実例みたいな武器ですよね。自分などはせっかちな理由なので、地雷処理装置の先端部分を横長にして、ブルドーザーの縦みたいな先にローラーを付けて、帯状に強制的に地面を掘り返して地雷撤去するような仕組みの方が効率が良い気がするんですが、先端部分と本体側とのバランスとかあるんだろうな。あと、平坦な道路とかに散布された地雷ならそう言う事も可能何だろうけど、野原みたいな平面で無い場所とか写真のように材木なんか産卵しているような場所で作業する場合は、面倒だけれど一つ一つ潰していくしか無いのかもしれない。米国や欧州諸国の用に、戦闘用の武器提供というのは日本の法律上かなりハードルが高いと思うので、こう言う日本独自に知見や技術のある分野に関しては、是非どんどん進めて行って欲しい。その為の増税ならば(実際そんなに必要無いと思うし、合ったとしても微々たるもんだと思うけれど)多分誰も反対しないと思う。

2023年1月25日

NFL候補生

先日開催された「Japan U.S. Dream Bowl 2023」は、試合的には4点差での敗戦で悔しい結果でしたが、内容とか盛り上がり的には一応成功したといえるイベントだったと思います。その中で注目された話題の一つが、アマ横綱からNFL入りを目指してフットボールに天候した、日本体育大学の花田秀虎選手選手。残念ながら僅差・接戦の試合展開のため出場はならなかったのですが、そのサイズ(185cm/130kg)や能力は高く評価されている選手の一人。

相撲ファンからは、相撲に集中して欲しい意見も多いようですが、アメフトファンからはNFL入りを目指してこれからの活躍に期待が集まっていること事実。昨年から、富士通に帯同して練習参加してフットボールスキルを磨いているようですが、この秋の米国大学入学を目標に、今は準備を進めているという話も聞きます。実は花田選手以前にも、日本の高校卒業後アメリカの大学に進学してフットボール部に入っている日本人選手は複数名居るのですが、正直なかなか機会を掴めていないことも事実。花田選手の場合は、国内でのフットボール経験も十分にない中、これからほぼゼロに近い状態で先ずは米国のカレッジフットボールに挑戦するわけで、その道のりが厳しい事は言うまでも無いでしょう。 

185cm/130kgという体格は、日本のチームだとディフェンスライン(DL)という、ディフェンスチームの最前線のポジションで十分通用するサイズですが、個人的にはもう少し体重を絞って、一つ後ろのラインバッカー(LB)を狙うのも良いかなと思っています。相撲の立会経験があるので、DLの方が少し有利かなとは思うけれど、サイズ的にはもう少し足りない気がするし、日本人の得意なスピードやクイックネスを生かすなら、LBの方がサイズ的には向いている気がします。ただし、LBというポジションは、プレーの読みや瞬間の判断等、フットボールセンスが必要な重要なポジションだけに、経験不足がどこまで補えるかというのは、これまた難しい課題だと思う。

花田選手が一つのアイコンになって、今後同様にアメリカに挑戦する若い世代がどんどん生まれてくれば、日本のアメリカンフットボールの大きな底上げになる事は事実。そのスポーツを普及拡大させるためには、アイコンとなる有名選手・著名選手の存在は欠かせないけれど、それをスポーツの頂点とするならば、それを生むための広い下地と幅広い人材がどうしても必要。所謂「裾野を広げる」という意味で、その為にはアメリカのように子供の頃からキャッチボールをしたり子供のリーグで慣れるなど、まさに日本だと野球とかサッカーの環境がアメフトでも必要。その一つの要素として、最近広まりつつあるフラッグフットボールは良い素材になると思うけれど、そこからギア・ヘルメットを付けたアメリカンフットボールにどの様にしてステップアップして貰えるか、その工夫はまだまだ足りないと思います。その要因の一つに、「憧れの選手」の存在は大きいと思うので、やはり日本人として初のNFL選手の誕生が待望されるわけですよね。MLB/NHL/NBAと米国の四大スポーツで唯一日本人選手が未だ誕生していないNLFでの第1号選手に花田選手がなるのか。これからの活躍に期待したいです。

寒波襲来

昨晩から10年に一度の寒波襲来が叫ばれ、航空機なども早々に運休のお知らせがでたりしていました。幸いにも地元浜松は、朝の冷え込みは厳しかった物の、水道管破裂などの被害は無いようで、自宅も朝恐る恐る水栓を捻ったら、いつもの様に勢いよく水がでてくれてホッと一息。

実は昨晩夕方位から爆弾低気圧みたいな状況になり、台風みたいな風が吹き始めていたんですね。自宅の庭隅には、結構大きな木があるんですが、夕方雨戸を閉める時に見たらその大きな木のそこそこ太い枝が強風に吹かれてブルブル震えていて、もしかしたら折れるんじゃ無いかと心配したくらい。それが、夜の9時10時位には少し静かになってくれて、あれっと思いつつもベッドに昨晩は入りました。今朝は、そんな風はすっかり収まり、朝日が顔を出すと結構暖かな日差しを感じる位の晴天。流石に、日が出て暫く迄は寒くて、多分外気温は浜松にしては珍しく氷点下前後じゃ無いかと思います。それでも、部屋の中においてあるデジタル時計の温度計は「10度」でしたから、外気温も氷点下までは行かなかったかもしれません。

全国的に見ると、やはり日本海側の影響が大きいようで、朝の天気予報では日本海側は積雪を示す真っ白な様子に。太平洋側では、岐阜・名古屋・三河のラインが積雪の状況になっているように示されていますが、ここは関ヶ原からの寒風が通り抜ける風道になっているので、以前もそんな状況になったことがありましたよね。で、微妙なところで静岡県側はその寒風の通り道から外れているので、何とか積雪・寒風被害からは逃れられたみたい。愛知県(豊橋市)と静岡県(湖西市・浜松市)の県境には「南アルプス」伸びていて、これが西からの寒波の防波堤になっているんですよね。浜松市の北側は逆にその南アルプスの中に入るので、夏は日本最高気温を記録したくらい暑くなる一方、冬は冷え込みが厳しくてまるで北陸とか東北の山間部見たいな積雪になる事も。今回も、大変な状況だろうなぁ。

都内などは、昨晩からの影響でまだダイヤは乱れている様子ですが、大阪や京都はまだ止まっている路線もあるようで大変そう。それ以上に、名古屋とか岐阜あたりの積雪が酷いようですね。ただ、浜松でも今日の最高気温は4度(!)。明日から一週間位は、最高気温がずっと一桁台が続く予報で、そうなると今日よりは寒さがしっかり染みこんだ数日後の凍結とかが心配ですね。今晩も、夜間の凍結対策をしっかりしないと。暫くは冬対策に注意が必要そうです。

2023年1月24日

ビヨンドミート

ベジタリアン/ビーガン用としてだけでなく、健康食品としての用途でも人気が出始めている「代用肉/ビヨンドミート」に関しての、試食レポート。昔は、原材料の「豆」から「ソイミート」という名称が一般的だったと思うのですが、最近はイメージ戦略もあるのか「肉を超えた肉」の意味で「ビヨンドミート」と言うんですね。英語圏では意味は分かるかもしれないけれど、日本ではやはりもう少し分かりやすい名称が良いのでは。「超肉」とか。ますます意味不明か(笑)。

私も幾つかこの手の食品を食べたことがあるんですが、やはり「豆感」を感じてしまうのと、これは調理の問題かもしれないけれど「豆の匂い」も結構するんですよね。ベジタリアン/ビーガンで無ければ、例えばハンバーグなら牛脂をたっぷり使うとか、あるいはラードを入れるとかすれば、かなりその辺りは改善させるんでしょうけど、多分それならば本来の牛肉、豚肉を使えばと言う話になるだろうし。

また商品展開としても、多分製造上の理由でしょうけど、ミンチ肉を使用したハンバーグとか肉団子とかそぼろ状の物とか、そう言うものに限定されているのも少し残念。ステーキ肉のような形の物も一部有るのかもしれないけれど、その場合はますます今の「豆感」を消さないと駄目だろうなぁ。個人的に食べた印象では、ハンバーグくらいのサイズで成形してしまうと、やはり食べているうちに違和感を感じるんですよね。多分ハンバーグなら最初に二口くらい、ミートボール状の製品なら何とか5~6個位は満足して食べられるけれど、それ以上はキツい気がします。そのぶん、例えば麻婆豆腐のミンチ肉代わりとか、ミートソースの具材とか、バラバラな状態で他の食材と混ぜるような形なら、結構味的にも誤魔化されそうな気がします。私は食べたことは無いけれど、餃子の具なんて良いかもしれない。

肉を食べられない体質の人や、宗教などの理由で肉を食べない人も多いので、こう言う食材の研究は良いことだと思います。日本に観光で来ているイスラム系の人は、日本のラーメンは食べてみたいけれど、宗教上の理由で豚骨ラーメンは食べられない。でも、今はビーガン用の「豚骨風ラーメン」が合って、それなりのクオリティらしいですね。豚骨の代わりに、豆乳を使ってあのスープの雰囲気を出すらしいけれど、この手の代替ミートもそう言う本来の食品との似ている類似性が重要なのかなぁ。でも、考えてみたら、日本人なら豆腐とか厚揚げを食べていれば、このビヨンドミートを食べることと同等なわけで、それならば肉は肉、豆腐は豆腐でも良いことにならないか。いゃ、肉の形をした豆腐(みたいなもの)だから付加価値があるのだけれど。そう言えば、日本の練り物製品の技術から、カニカマが生まれて、今では「SURIMI」として世界的に利用される食品になったわけですが、豆腐とか厚揚げ・油揚げから、ビヨンドミートが生まれてくる可能性はどうだろうか。豆腐の水分を絞って、戦以上に切ってカニカマのように合体させてステーキ肉みたいなして、表面には軽く揚げた油揚げを貼り付けて、焼いた肉の表面みたいにしたら、「ステーキ肉風」にならないだろうか(笑)。何処かの食品メーカーの開発力に期待しよう。

開き直りローテーション

批判が高まる「れいわローテーション」に関して、山本太郎代表は「憲法に駄目とは書かれていない」「方の開け穴と言われるのならば法律を変えればいい」と、開き直りの発言をしたらしい。この論理が通るのであれば、某野党が主張している「立憲主義」を否定していることになるのだけれど、それはOK? 何故かスポーツ紙の方が一般紙よりも少し詳しく報道しているけれど、自分達の解釈が正しくて、文句があるなら法律を変えれば、と言うのは、立法府の責任者として終わっている発言なのでは。それに、変えたら変えたで、また文句を言うんでしょ? 仮に憲法改正が必要と判断したら、野党はそれに従うのだろうか。

記事を読む限りでは、ここでも巧妙なすり替えをしている気がします。例えば、与野党からの批判に対して「制度改革について何か私達からと言う事は考えていない」と、自分達の抜け穴手法を「制度改革」という言葉を使うことで悪いことでは無いという印象を与えようとしているように感じます。また、憲法上の問題という意見には「任期と3年ごとの半数改選しか規定されていない」と、グレーゾーンの話を有る無しの話にすり替えている。それは抜け穴が問題なら、問題と考える人が塞げば良いというのも、自分達の行為への批判を法律の不備という話にすり替えている。

一部のコア支持者には響く対応・態度だろうけど、無党派層とかざっくりとした支持者からは疎んじられるような行為では。特にこれまで野党は与党の行動に関しては、「憲法逸脱」「法律無視」という言い方で批判してきたわけだけれど、今後は少なくともれいわ維新の会はそう言う批判は出来ない事になるのだけれど。さらに言えば、彼らと同調する野党も同等と周りからは見られるわけで、それは損になっても得にはならない。私はこのローテーションには全く賛成出来ないけれど、仮に自分が代表として、この件に対しては言い訳というか反論するとしたら、

  • 憲法違反と言われるが、憲法では参議院議員の任期と3年ごとの半数改選のみが定義されている。議員も職業選択の一つと考えれば、職業選択の自由、人権尊重等の憲法の項目と照らし合わせても、問題無い行為である
    => 木を隠す森をもっと広げてさらに曖昧にする
  • 制度改革と言われるが、私達は現行の制度の中で対応しており、特に新たな制度改革変更が必要という認識ではない。我々は立法府の一因なのだから、改革が必要と考える人が先ずはその内容を提示して意見するべきでは無いか。 
    => 自分達は法律の範囲内で行動している事を強調し、必要ならば立法府としてやるべき仕事をしていない批判側が問題と視点をずらす
  • 「抜け穴」と言うが、我々のように限られた人材の中で以下に広く意見を聞き反映させるか、現行法の中で模索した結果であり問題無いと考える。問題があるというのであれば、国会の場で法改正について正々堂々と議論をしたい
    => 相手の根負けも含めて、長く広く話題を引っ張ること問題の希釈化を諮るとともに、国会という公の場での議論にすることで、良くも悪くも自分達の宣伝行為にも繋げる
と言うようなことを考えるんですがどうだろうか(笑)。

物事の決まりを作る場合、全ての事象を記載することは出来ない訳で、だからこそ規則とか法律の場合は、「許されないこと」か「許されること」のいずれかを記載することで、それ以外の事は自動的に「許される」「許されない」という判別をするわけですよね。ただ、とは言ってもどうしてもグレーゾーンは存在するわけで、そこの解釈は「常識」に委ねられている。ただ、その常識は地域や時代、あるいは世代や性別でも異なるわけだし、具体的に決めれば決めるほど複雑化して硬直化していってしまう。だから、住みやすい社会というのは、その常識が文字通り社会で共有されている状態だと思うし、そうで無い社会では事細かに規則が決められているか、「許されないこと」が大前提で「許されること」が例外というような状態になりやすいと思う。個人的には、この人達は「政党議員」というよりは宣伝要員と言う方が適切だと思うけれど、それでも「議員」として成り立っているところに、やっぱり今の社会の不満が大きいことを再認識します。ただ、その不満の多くは実は経済問題を解決することで殆ど解消されるわけで、そう言う意味では今の政府は、例えばどんどん原発を再稼働して電気代を下げる、国債を発行して貧困世代への支援を手厚くして、さらに産業界支援(法人税を下げるなど)を積極的にして、就労人口を増やすことを目指せば、今は生活に余裕が無い人にも余裕が生まれて冷静になり、多分数年後にはこう言う扇動的な組織は消えそうな気がします。そう言う意味では、彼らがこう言う形で先鋭化してくることは、ある意味必要悪なのかもしれない。

新型コロナウイルス対策

NHKによる、アメリカの感染症研究の第一人者、アンソニー・ファウチ博士へのインタビュー記事。日本でも、この春からの規制緩和が話題になっているけれど、その期待値とは異なりまだまだ慎重な対応は必要というのが全体のメッセージだと思う。 確かに、3年以上続くコロナ禍の状況に対して、春からはそれらが全て無くなるかのように期待値が高まる気持ちは理解出来るのだけれど、やはり現実もちゃんと認識して行かないでしょうね。

「特効薬」がまだ開発されていない以上、ワクチン接種という対処療法で万が一感染した時のリスクを提言するとともに、やはり基本的な「三密回避」とTPOに応じたマスク使用で感染リスク(自分が感染することに対しての防御、自分から他人に感染させることの対策)を下げる事が、まだまだ重要な行動だと思いますね。そう言う意味では、行動規制が今は事実上無くなっているので、行動範囲が広がる分いつも利用して居る場所以外で予想外の環境に遭遇して意図せずに感染するリスクは増えそう。暖かくなってくれば、今は寒さ対策で締め切っている室内も解放されて換気が進めば、そのぶんリスク低減できるだろうし、そう言う意味ではここ2~3ヶ月が第八波の勝負時なのかもしれない。実際今の感染状況を見ていると、知らない間に新規陽性者数は減少していて、実効再生産数も0.9を切っているんですね。ここでもう一踏ん張りして第八波を耐えきれば、春からの緩和措置も大いに期待出来る気がします。

気になるのは記事でも触れられている中国の感染状況。中国政府の公式発表では、新規陽性者数も死亡者数も日本を下回っていて、ゼロコロナ対策で成果を出したから今はウイズコロナ対策にシフトしている、という説明だけれどやっぱり信用できない。仮にゼロコロナ対策で成果が出ていたとしても、いきなりスイッチを切り替えるようにゼロコロナ対策を終了して制限が殆ど無いウイズコロナ対策に移行するのは無謀だと思う。本来ならば、段階的に移行することで隠れ感染による感染爆発を防ぎつつ以前の生活様式に戻るべきだと思うけれど、それが出来ないのは余りに国民の鬱憤が高まって暴発寸前だったことと、今年の旧正月休暇は何としても元に戻さないと社会が維持出来ないという判断があったんじゃ無いだろうか。日本でも、3年以上続くコロナ禍の社会に不満や諦めが鬱積しているけれど、国民性なのかまだそれに従うというか、何とかやり繰りしているのでそこまでの状況には無いと思うけれど、中国はまた国民性が異なりますからね。公式発表では、日本の10倍の人口の中国では、殆ど感染が広がっていないような雰囲気だけれど、実際は予想以上に厳しいだけで、それを行動の自由と引き換えに抑えているだけじゃないだろうか。

新型コロナウイルス他作に対して、賛否いろいろな意見があることは良いと思うけれど、「マスクの有無」が一つの象徴になっている気がするんですよね。屋外については、基本的には無くても良いと思う。一方で室内あるいは閉鎖空間においてはケースバイケースで異なると思うんですよね。同じ閉鎖空間でも、例えば地下にある換気が十分でないようなライブハウスとかレストランでは、やはり不安は残ります。一方で、もっと狭い空間でも例えば新幹線車内とか航空機の機内のように、強制換気がされている状況ならば、これは咳とか発熱とか大声での会話などが無いのであれば、マスク着用は必要無いと思う。だから、以前も書いたけれど、焼き肉屋さんなんてテーブル事に強制的に換気しているようなものだから、結構安心感があるかもしれない。結局は、ワクチンによる抗体なのか多数が感染して集団免疫を獲得するのか、やり方は違っても人として十分な防御が体内に準備されるまでは安心出来ない。記事の最後にも書かれているけれど、この新型コロナウイルスの場合、インフルエンザと大きく異なるのは後遺症の状況だと思うんですよね。個人的には、その事をもっとメディアは伝えるべきだと思う。後は、マスクの有無みたいな単純化した伝え方も誤解や対立を招くだけだから止めるべき。特に今はインフルエンザの時期で、元々日本人は普通マスクをしていた時期でもあるのだから、その間はコロナ禍で有る無い関わらず注意するべき季節なのだから、それすら否定する必要は無いと思うし。いずれにしても、マスクをするかしないか、ワクチン接種を受けるか拒否するか見たいな、二択みたいな話では無い事をもっとメディアは周知させるべきだと思う。今に始まったことでは無いけれど、それが一番の障害だと思う。

2023年1月23日

Japan U.S. Dream Bowl 2023

昨日国立競技場で開催された、「Japan U.S. Dream Bowl 2023」。前半は、USが1TDを奪うものの、Japanも2FGで6点を獲得し、6-7の僅差で折返し。3Qに入ると、USが1TD/1FGで点差を広げられるものの、Japanは2TDでこの試合初めて逆転。しかし、4Q終盤にUSが再度逆転のTDを奪い、Japan 20 - 24 USAで敗れる悔しい結果に。今回の試合は、初のアメリカチームからの勝利をと期待されていたんですが、まだあと一歩足らず後塵を拝することに。残念な結果ですが、やはり色々な面でまだまだ足りない部分を感じた試合でしたねぇ。

現地観戦出来ないので、当日の録画放送(G+)での観戦でしたが、やはり感じたのはフィジカルの差。全体的に身長/体重はUS側が日本に対して+5cm/+5kg優勢な状態ですが、所謂フィジカル(体力・筋力・総合力・運動能力等)は、US側選手はそれ以上に差があり優れていた印象です。この辺りは、大学4年間だけでなく、それこそ子供の頃からの積み重ねというか経験の差が最終的にこれだけの力の差が生まれるのかなぁ。今回日本側もアメリカ側も、チームとしての合同練習機会は少なかったのですが、それでもここまで仕上げてくるアメリカチームの底力が、最後に効いてきた気がする。あと、日本チームの殆どの選手は、今シーズン1Q=12分の試合しか経験していないわけです。多分、ここ数年で初めて1Q=15分の試合を経験した選手は、半数以上じゃないだろうか。1Q=12分と1Q=15分を比べると、後者は前者の試合に+1Q分増えた計算になり、体力的にもかなり厳しいはず。そういう部分も含めて、今シーズンはリーグ戦は色々な理由から1Q=12分で開催するとしても、プレーオフ以降は1Q=15分での開催にするべきだと感じましたね。

All JapanがUSA Teamに勝てる時は来るのか。今回はこれまでのオールジャパンとは事なり、日本のXリーグで活躍している外国籍選手も含まれていて、そう言う意味では現在の日本フットボール界最強のチームであったことは確か。実際試合スタッツを見ると、RBに入った外国人選手の活躍は期待に近かった気がします。一方で日本人選手のプレーはまだまだ改善の余地があるかなぁと言う印象。ただ、それは個々の選手のスキルが劣っていると言うよりは、やはりチームとして集まる機会をもっと増やして練度を上げないと難しいと思う。それぞれの選手のスキル100に対して、多分今日の試合では80とか70とか、全力が出せていた選手は少ないんじゃないだろうか。それは選手の問題と言うよりは、こう言う経験値の積み重ねがまだまだ必要と言う事だと思う。そう言う意味では、お金とか時間とか色々難しい問題は有るだろうけど、こう言う国際試合開催機会を、せめて年に1回は継続して行く必要が有ると感じます。

今回の試合は「Japan U.S. Dream Bowl 2023 powered by ヒト・コミュニケーションズ」というタイトルで、人材サービス会社の株式会社ヒト・コミュニケーションズが講演して実現した物。大会自体は、今年の春くらいに噂になっていて、結構早い時期から準備が進められていた様子なんですが、可能ならば是非今後も何からの形でこう言う場を支援して欲しい。特に国立競技場で開催したことは大きいですよね。幸い天候も晴れてくれたので、寒さは厳しかったようですがいかにも「アメリカンフットボール日和」での試合になり、良かった気がします。勿論、アメリカ側・日本側、それぞれ多くの関係者が尽力して開催した試合だったと思うので、それら関係者の皆さんの努力にも感謝したい。そして、是非次に繋がる形の「何か」を残して欲しいですよね。試合に参加してくれた、日米の選手、この大会を実現に導いた日米の関係者・スタッフ、全ての人達に御礼を言いたいと思います。

2023年1月22日

もみ殻燃料

お米を脱穀する時に出る「もみ殻」。そのもみ殻から固形燃料を作ると言う記事。もみ殻100%から作られる固形燃料で、燃焼時間は市販の固形燃料の1.5倍程度。さらに燃え切った灰はそのまま土などに混ぜて農地使用する事が出来るという事で、環境に優しいエコシステムともいえます。 

自分がまだ子供の頃、実家でまだ稲作をしていたので、春は一家親戚総出で田植えをして、秋はまた一家親戚総出で稲刈り脱穀をするのが普通の時代でした。稲刈りをして干して、一月位すると脱穀をしてお米の部分と稲わらの部分を分離させるんですが、その時に大量に出るのが「もみ殻」。稲わらも同様に大量に廃棄されるのだけれど、稲わらの場合はそのまま畑に持っていって、冬場の霜対策に使ったり、昔はその稲わらを編んで正月飾りを作ったりと、それなりに利用方法があったけれど、もみ殻は燃やすしか処分方法がありませんでした。当時はまだ大らかな時代だったから、稲刈りの終わった田圃でそのまま燃やしたこともあったし、ドラム缶に入れて燃やしたこともありましたが、今はそんなことはもう出来ない。多分産業廃棄物として処分するしか無いんでしょうね。そうなると結構な処分代がかかるだろうなぁ。

このもみ殻燃料、実際にどの様に製造するのか迄は記事に書いてなかったけれど、見た目が練炭みたいだから細かく粉砕して炭化させるのだろうか。木材とか燃料とか、他の素材を混入させること無くもみ殻だけで製造出来るというのが凄いなと思うし、それ故に燃焼させるともみ殻の匂いがするというのは付加価値かも知れない。キャンプ場だけで無く、自宅でちょっとBBQとかする場合の燃料としても良いんじゃ無いだろうか。燃やした後の灰は、そのまま家庭菜園に使えば良いだろうし。幾ら位するのかGoogleで調べてみたら、これ結構以前からすでに販売されてたりするんですね。5kgで440円、10kgで660円とかなり割安な気がします。10年間保存出来るので、非常時の燃料としても有効そう。薪を備蓄するのはなかなか大変だけれど、これだったら保管も簡単な気がします。熱量は同僚の薪と同じ位で燃焼時間は倍位あるらしいから、暖房用にも利用出来そう。自宅に槇代を於いてBBQとかやりたいと思っていましたが、その時に燃料となる薪の確保や保存が面倒そうだったけれど、これなら手軽に試せそう。

所で、最初に静岡新聞(SBS)の記事を読んだ時は、伊豆で初めて行われている技術かと思ったら、2年位前からあったものらしく、それが波及してきたんでしょうね。まぁ、生まれはどこでも行けれど、こう言う二次利用三次利用されることで、米作りのコストが相対的に下がって行けば、消費者としては嬉しい。「もみ殻燃料棒」とか「モミガライト」というらしい。今度近くのホームセンターとかで探してみよう。

バッテリートラブル

昨日の「あぁ、やっちゃった」案件。土曜日のお昼過ぎ、ちょっと暖かくなってきたし、この時期浜松は北風が強い日が多いのですが、それも殆ど無い状態なので、車の洗車をすることに。実は先週日曜日にも洗車したんですが、その翌日・翌々日位に雨の天気となり、舞い上がっていた細かなチリがその雨と重なって、特にボンネットの上に薄らとニキビのようなウォータースポットみたいに汚れていたので、それが気になっていたこともあったんですよね。実は月曜日の午後は、また雨に変わるという予報が出ていて、その前に埃を落としてこれ以上スポットが増えるのを防ぎたかったから。

いつもの様に、まずはタイヤとホイール回りを洗い、次に屋根から順番に流水を流してホコリ類を洗い流しておきます。その後、今日はカーシャンプーで少し丁寧に洗い上げてから、再びたっぷりの水で全体の洗剤を流し落としてから、拭き上げ作業に入ります。風は殆ど無かったけれど、晴天の天候がここの所続いて乾燥していたことと、太陽の日差しが結構暑くて、黒色のボディーのせいもあり、予想よりも早く水滴も蒸発して行きます。変なスポットになる前にいつも以上に慌てて拭き上げて、何とかいつもの様に1時間弱で洗車作業は終わりました。落ち着いたところで、カーポートに戻そうと車内に乗り込み、ブレーキペダルを踏みながらスターターボタンを押したところ、ハンドルの向こうのインパネには「SRSエアバッグが故障しています」とか「BSM現在使用出来ません」とか「RCTA現在使用出来ません」とか表示され、さらに「エンジン保護のために出力低下。販売店で点検して下さい」「ドライブスタートコントロール故障 販売店で点検して下さい」と、結構シビアそうなエラーメッセージが次々と表示されていきます。しかも、一度電源を落とそうと、ブレーキを踏みながらスタートボタンを押しますが、再び始動しようとしてエラーになるため、始動も終了も出来ません。それでも、ドアを開けたり締めたりしてあちこち弄っているうちに車の電源が落ちて、一旦静かになりました。

当然、もう一度起動してみようとしましたが同じ結果。どうも、吹き上げの時にドアを開けていたので、それでバッテリーが下限値を切ってしまった(バッテリー過放電)状態になったようです。でも、その割りにはバッテリーローのエラーアイコンは表示されないのに、それ以外のエラー表示はどんどん切り替わって何度も表示されます。ここでふと思いだしたのが、ここ最近YouTubeで見て疑問に感じていた、最新のNX/RXがローバッテリーになると始動も出来ない、エラーが表示されると話題になっている現象で、何となくそれと似ている気がします。でも、多分それらのNX/RXはハイブリッド車で発生しているようで、自分の所有しているガソリン車では無縁じゃ無いかと思っていたんですよね。いずれにしても、サービスを依頼しないといけない。通常なら、車内灯の横にある非常用ボタンを押せばサービスセンターに繋がるのですが、なんせ車内の電源関係がエラーを出しているので使えるかどうか分からない。直接電話をして修理を依頼しようとしましたが、その連絡先を控えていなかったので分からない。車の取説とか昔の契約書とか探そうとしてごそごそやっていたら、ディラーから電話が掛かってきます。最近の車は通信心ステムを内蔵しているので、それでエラー状態が通報されて、ディーラーの担当者からの確認電話でした。渡りに船と、斯く斯く然々と状況を説明。1時間後位に担当者の方が自宅まで状況を見に来てくれました。

最近の車はちょっとしたパソコンみたいなものなので、外部診断機を接続してログを読み出し状況を確認します。やはり直接の原因はバッテリーの電圧低下の様で、それに伴い各種エラーが表示されていたようだとの説明。その理由は理解出来るのですが、一寸納得いかないのは、昨年の6月に3年目の車検を通して、さらに先月末には6ヶ月点検もやっていたんですよね。私としては、その車検の時にバッテリー交換もして貰っていたつもりだったんですが、どうもそうでは無くて今のバッテリーは使用し始めて3年半経過しているらしい。年末年始もあっていつもよりエンジンを掛ける機会も距離も少なかったところに、ここの所の寒さで通常以上にバッテリーがへたっていたところに、今日の洗車で30分程ドアを全開にしていたのが止めになったようです。その後、JAFのサービスを呼んでジャンプスタートでエンジンを掛けて、私の車は担当者さんが運転をしてディーラーへ運び、そこでバッテリー交換と電源系の点検をして貰うことに。その日の夕方には無事に戻ってきました。以前乗っていたハリアーも、やはり乗らない時期があるとバッテリーが過放電をしてJAFのお世話になったことが何度もありますが、それもあったので今の車はかなり注意をして運転するようにしていただけにちょっとショックです。電装系が多いので、逆に以前の車よりも始動時の閾値が高くなっているのかもしれないけれど。それでも、流石のLexusで、こちらで連絡する前に向こうからエラー検知をして連絡してくれるのは、自分のミス些細なトラブルでしたがそれなりの価値があると実感しました。 それでも、万が一のために連絡先とかもう一度整理して準備しておかないといけないなと自戒増した。バッテリー交換での予想外の出費は痛かったけれど、まぁこれも授業料ですね。

2023年1月21日

れいわローテーション (2)

れいわローテーション」への批判に対して、代表の山本太郎氏は、他党も衆議院議員への鞍替えや知事選出馬のために任期途中に辞職した例があると反論したらしいけれど、これって意図的な議論のすり替えですよね。これまでの発言の内容では、別にれいわ新選組の他の人達はそう言う理由のために1年ごとに辞職してローテーションするとは言っていないわけですから。それとも、これから毎年彼らはそう言う理由で辞職するという確信犯なのだろうか。

個人的には、幾ら職業選択の自由があるとはいえ、自らの希望だけで就職できる一般の職業とは事なり、選挙という公的な選抜方法から選ばれて得る地位な訳なのだから、その地位にとどまり仕事をすると言うことは大きな責任とそれなりの義務も発生すると思うんですよね。だからこそ、色々な財政支援も税金から支払われるし、その公的な責任も厳しく監視されるわけだから。そんな中でも、今回の様に病気理由ならば、それは仕方ないと思う。でも個人的には、衆議院への鞍替えとか知事選とか市長選への出馬理由というのは、理由になら無いと思う。そうしたいのであれば、まずは本来の議員としての任期を全うした上で、次のステップへ進むべきだし。だから個人的には、仮に鞍替えとか知事選・市長選などを理由に辞職する場合は、何らかのペナルティー(例えば、その年度内の支払い済み歳費の返済とか、一定期間内の衆参議員再出馬の禁止とか) を付けるべきだと思う。

1年ごとに議員経験をすることで、それら5人には「元参議院議員」という肩書きがつくからと言う話も有るみたいですが、逆にそれって恥ずかしい事なのでは。つまり、1年しか議員をやらなかった・やれなかった不完全議員だと私は感じるけどなあ。近年、政治への無関心が問題視されるけれど、こう言う政治に対しての軽視見たい行為も大きな理由の一つではないだろうか。いゃ、議員経験者が増えることは良いことだと反論されそうだけれど、それだってみっちり任期6年仕事をした人と、腰掛けで1年議員の椅子に座っただけの人では、雲泥の差があると思うのだけれど。まぁ、衆議院の場合は解散もあるから任期4年を丸々務めることは難しくて、大体は2年~3年が良いところだろうけど、それと比較しても1年交代は短いわけで、言い方は悪いけれど議席をオモチャにしている印象しか受けない。

そんなことをするならば、それこそ党の要職を順番に経験して行く方がもっと相互の理解も深まるし、自分達の為になるんじゃ無いかの。ネットに書かれていたけれど、短期間で大臣を交代させると批判するくせに自分達は議員交代しても問題無いのか、みたいな意見は言い得て妙だと思うし、それが殆どの有権者の気持ちでは。確かに、既存の価値観とか体制、あるいは古い慣習を打破することは大切だと思うしそう言う挑戦はやって欲しい。同じ参議院選挙で前回当選した、船後、木村両議員は、移動や発言にすら多くの労力を要するけれど、議員としての仕事を熟して居るわけですからね。その為に、参議院にもオンライン投票が確か導入されたし、お二人が議場に入れるように設備も整備されたわけですからね。私はれいわ維新の会を指示することは全く無いけれど、彼ら二人の活動に関しては好意的に捉えています。但し、それって山本太郎氏が自分の人気で獲得した得票を、辞任して二人に振り分けた事を良しとする物では無いけれど。選挙なんて、ある部分人気投票の側面も大きいし、実際タレント候補とか有名人候補をどの政党も準備して立候補させて政党票獲得に繋げて入るけれど、それで選ばれた本来の人がそれを「悪用」とは言わないけれど「利用」する事は道義的にどうかと思う。で、今回の件は、それに輪を掛けて「どうか」と感じる行為だと思う。

2類から5類へ

現在「2類相当」として扱われている新型コロナウイルス感染症を、今年の春頃を目処に「5類相当」に改めるという話。まだ新型コロナウイルスは収束して居ないし予断を許さない状況ではあるけれど、同様にワクチン接種等で防御側の状況も変化してきており、それに応じて見直すのは良いことだと思う。ただ、懸念を感じるのは、2類から5類という変化が、一般の間では「恐い感染症(=2類)」から「インフルエンザ程度の経度の症状(=5類)」という、凄く楽観的な認識が広がっているように感じる事。確かに死亡率等はインフルエンザ程度にまで低下しているようですが、重篤率とか後遺症とか、新型コロナウイルスにはインフルエンザには無い特徴がまだ残っているわけで、決して安心出来る状況では無い。

例えばワクチンの効果に疑問を持っている人が良く言う意見で、ワクチン接種しても防げない、ワクチン接種した方が感染しやすくなる等があるんですが、ワクチンは感染防御と言うよりは感染しても重篤化を防ぐ効果が期待されているわけで、先ずはそこの誤解を解かないといけない。また、ワクチン接種で良く言われる、1回目、2回目、3回目とワクチン接種しても感染するし、陽性率は高くなると言うような話。私が思うのは、当初は2回程度ワクチン接種すれば免疫が得られて感染率も低下すると思われていたものが、ウイルスの変異スピードの方が早くて今の所後手に回っている状況。そう言う意味では、ワクチン何回目の陽性率と言うよく使われる数値は正直意味が無くて、回数よりは「接種後何ヶ月化」という事を重視するべきなのでは。例えば、現時点から過去3ヶ月以内にワクチン接種した人の人口比が60%とか70%とか、そういうカバー率を見るべきなのに、何故か2回接種とか5回接種とか、回数では解決出来ない話なのだから、もう少し伝え方を政府も考え直した方が良いと思う。

一方で、ワクチンやマスク着用に反対する意見の人達は、今回の決定を持って「それ見たことか」と自分達の主張の正しさの根拠のように言う意見も見られるのだけれど、決してそんなことは無いと思う。ワクチン接種せずとも感染しなかったという人は、たまたまワクチン接種した人の効果に恵まれただけだろうし、実は無症状のまま何度か感染していたのかもしれない。ワクチン接種しても、重篤者や死亡者が増えている話も、新型コロナウイルスが原因と言うよりも、それと年齢的な要因なども含めた複合的な理由から、無理が利きづらい高齢者の死亡者も増えているんじゃ無いだろうか。ここ2~3年ほど、死亡率は低下していたので、その反動という事もある気がします。新型コロナウイルスが直接の原因では無くても、間接的に色々な要因も含めて今の状況があるわけで、余り白か黒かみたいな二極的な意見は意味が無いと思う。さらにそこから、自分の考えに有利な意見のみ抽出して論拠とするのも、無理があると思うし。そう言う都合の良い物だけを拾い上げて組み合わせて正しさの証明みたいな事をしても、状況が変わればそれが逆に徒となる場合も有るだろうし。

私が感じるのは、2類から5類となる事で、これまで制限や制約があった生活や行動に関して緩やかさだったり自由度は増すけれど、より個人の責任というか自己管理が求められる状況になることをもっと意識した方が良いと思う。5類担ったから治療も入院もどこの病院でも出来ると言っている人が居たけれど、新型コロナウイルスならばそれなりの対応が必要な訳で、街の個人病院で直ぐに対応出来るわけじゃ無いだろうし。コロナ対応病院への補助金が無駄金だったみたいな事を言っている人は、その時に先行投資したからこそ重篤者が多くで涕涙までも入院措置できるだけの設備があるという理由になると思うのだけれど。急に要求しても、直ぐに設備が整うわけでは無い事は一昨年、さくねんの経験からよく分かっていると思うのですが、それすら割れているのだろうか。勿論、中には不正行為をして補助金だけ獲得するような所もあるかもしれないけれど、全部全部荘というわけでは無いだろうし、撫でもかんでも十把一絡げで言う事は重要な視点を逆に隠してしまう暴挙だと思うなぁ。いずれにしても、政府の関与がグッと減るという事は、これまで以上に国民一人一人の責任と行動が問われる状況になることをもっと真剣に考えないと、5類にした途端に第九波到来なんていうことにもなりそう。

UA Leg#1: HND-OKA/-HND

 今年も始まるUA MP 1Kの旅。まだ全然全体の予定は決まっていないのですが、今年は24,000PQP(2,500PQPの特典があるので、実際には21,500PQP)を獲得しないといけないので、なかなかタフ。全部が全部UAのチケットで賄うとすると、現在の円安レートが100円を切らない限り厳しいわけで、裏技的にはANA便を利用してマイルをPQPに振り替える事で、その分は実質的に1PQP=100円位のレートに落とすことが出来ます。で、1月は元々寒いこともあり飛ぶ予定は無かったのですが、やはり一月以上飛んでいないとムズムズしてくる物で、まぁ飛び初めするのも悪くないだろうと入れたのがこの予定。ただ、その動機が不純だったからか、ちょっとしたトラブルに巻き込まれることになるのですが...

まだ真っ暗寒い中、朝一の路線バスで浜松に駅に移動すると、平日の早朝というのに結構混雑しています。仕事に出る雰囲気の人も多いけれど、明らかに観光目的だろうという家族ずれのようなグループも。実際新幹線はコロナ禍以前に近いくらいの乗車率でした。それは品川駅に着いても同様で、まだ朝の通勤ラッシュには少し早い時間帯でしたが、新幹線側から京急側に移動する間に、何人かの人とぶつかるくらいの混雑具合で、久しぶりに品川駅らしい体験をしました(笑)。乗り換えた京急線も、やはりこれまで以上に混雑していて、しかも空港関係者なのか空港近くの駅で降りる人も多くてちょっとビックリ。さらに空港に到着して出発階に行くと、いつも利用している保安検査場Bは外にまで列が伸びる混雑具合で、AMC Diamond用の検査場入口も外に列が伸びています。保安検査場C横のAMC Diamond用の入口はそれでも空いていたので、今回はこちらを利用して制限区域内に入りました。

1) HND 09:25 - OKA 12:25 (NH995)

沖縄行きの出発ゲートは南ピア突端の69番ゲート。第二ターミナルの半分を移動する事になります。空港内もこれまで以上に人の行き来が多くて、コロナ禍以前の状況にほぼ戻ってきた感じ。ゲート前の椅子も満席で、さらに狭い空間に多くの人が立って搭乗開始を待っていました。予定では09:05から事前改札が始まる予定でしたが、機内準備に手間取っているという事で結局搭乗開始は10分遅れでスタート。その後グループ搭乗も始まりましたが、修学旅行の団体さんが居たりして機内に入るのに手間取り、ドアクローズは09:40近くでした。暫くしてプッシュバックが始まり、さらにD滑走路への移動が始まります。ゲートが一番近い場所だったので、移動にはいつもよりは時間か掛からなかったけれど、ちょっと先行機の離陸待ちみたいな時間が有り、RW05から離陸したのは10:00丁度のタイミングでした。

離陸後暫くは揺れが予想されると事前にアナウンスされていたとおり、水平飛行に入る前位にちょっとガタガタしたので、水平飛行に入りミールサービスが始まったタイミングは、通常よりは少し遅めの感じでした。食事をいただいた後、さらにコーヒーを貰い、機内Wi-Fiでメールチェック等していましたが、シートを倒していたせいか知らない間に寝入ってしまい、気がついたらもう琉球諸島の上空奄美大島当たりを飛んでいるタイミングでした。実はこの機体、ビデオ装置が故障していて、離陸前の安全ビデオも流せないので、CAさんが実演して酸素マスクの付け方などのデモンストレーションをしたんですが、それ以外のビデオコンテンツも全滅していた様子。結果、寝るのが一番でした。

期待は、沖縄本島の東側から時計回りに回り込むように移動して、第二滑走路のRW36Lを目指します。着陸したのは定刻を少し過ぎた位で、着陸してすぐに右側に離脱して誘導路に入るとターミナルを目指しますが、第一滑走路の手前で暫く待機。やっと32番ゲートに到着したのは、定刻から10分遅れ位のタイミングでした。

期待から出てターミナルビルに入ると、こちらもコロナ禍以前の那覇空港を彷彿させる位の混雑具合で、最近よく見かける修学旅行の団体祭意外にも、一般の利用者と思われる人の姿も多く見られる状況でした。コロナ対応では5類への移行も言われているけれど、人流に関してはかなり元の状態に戻ってきている印象です。この後所用のため外に出たんですが、やはり沖縄、暑い。自宅を出る時には必須だったダウンジャケットは脱いでいましたが、その下の長袖シャツでは直ぐに汗をかきそうな気候。この時期の沖縄への移動は、この温度調節が大変なのが困ります。

2) OKA 14:25 - HND 16:40 (NH468)

再び空港に戻り戻る準備に。この時点では保安検査場はそんなに混雑しておらず、制限区域内に入ります。そろそろ事前改札が始まるくらいのタイミングだったので、そのまま出発ゲートの33番ゲートへ移動します。このフライトも多分満席に近いくらいの混雑具合だろうという位、ゲート前は混雑していました。お馴染み修学旅行の団体さんも並んでしたし、やけにガタイの良い集団が居るなぁと思ったら、バスケットの琉球ゴールデンキングスも登場するようでした。

14:00少し過ぎから事前改札が始まり、その後グループ1からの優先搭乗開始。CAさんが何度か、本日は満席に近いので荷物は座席番号に関係無く空いている場所へ、とアナウンスをします。さらに、後ろから入りきらなかったキャリーバッグを幾つか前方に持ってきて、プレミアムクラスの荷物入れや、そこも一杯だとギャレーに持っていったりと大変そう。その結果ドアクローズは定刻を過ぎてからでした。5分程してプッシュバックが始まり、その後RW36Rに移動が始まりますが、航空自衛隊のエプロンの横辺りで暫く停止します。最初は離陸の順番待ちかなと思ったんですが、離陸していく音はしないし、全く動く気配がありません。暫くして機長アナウンスがあり、先行機でバードストライクが発生したため、滑走路上整備が必要となり、その為暫く待機するとの事。この時は、エンジンが鳥を吸い込んでエンジンブレードが滑走路上に散乱する光景を思わず想像してしまったんですが、どうもそこまでは行かない軽微な状況だったらしい。結局20分位誘導路上だ待機した所で離陸が再開し、15:14に羽田に向けて飛び立ちました。

出発ですでに30分近く遅れて居るため、品川から乗り継ぐ予定の新幹線への接続は絶望的。それでも、予約変更は到着してからでも間に合うだろうと楽観視していたんですが、それが覆されます。フライトは順調に進んでいき、出発時の遅れもかなり取り返したんですが、遠州灘沖から伊豆半島沖に進んだところで、残り飛行時間がそれまでの「20分」から急に「48分」に変わります。「えっ?!」と思って、あわててANAアプリからエアショーを呼び出すと、洋上で右旋回を始めています。これ、空港の順番待ちの典型的なパターンです。暫く巣取る機長アナウンスが有り、羽田空港の離発着混雑のために暫く上空待機するとのこと。日本海側は寒波と雪で大変みたいなので、そちら方面からのフライトがスケジュール変更などで混乱しているんでしょうか。出発も遅れて、着陸も遅れて、これでもう元々の新幹線予約は絶望的になったので、取りあえずもう一つ遅いこだま号に機上から変更しておきました。

ぐるっと一周したところで、再び房総半島方面へのアプローチが始まり、この時点で到着までの時間も一気に20分台に変わります。これは予想よりも早く到着するかなと期待したんですが、房総半島上空に差し掛かったところでまた時間調整のためと思われる蛇行が始まり、「あーぁ」と思ったんですが、ほどなく羽田空港に機種が向き最終アプロチーに入ります。遅れて居たためか、着陸はC滑走路のRW34Rに。直ぐさま左側に離脱してターンすると、ターミナルに移動します。最初は57番ゲートに入るとアナウンスされたのですが、暫くして63番ゲートに変更。その間もゲートの空き待ちなのか、誘導路で暫く止まったりして、時間だけがじりじり過ぎていく状態に。結局ゲートに入ったのは、定刻よりも50分以上遅れての時刻でした。この時点では、ダッシュすれば目的の京急に乗り品川駅で新幹線に乗り継げそうでしたが、品川駅での移動時間は5分しか無く、京急からJRに移動する時間と夕方の混雑を考えるとちょっとリスキー。夕食のお弁当も調達為たいので、再度新幹線の予約をもう一つ遅い物に変更し、ゆっくりと空港から品川駅まで移動しました。その後お弁当も調達出来、浜松に無事戻る事が出来ましたが、新年最初のフライトはなかなか波瀾万丈な内容でした。次のフライトからは、普通のフライトに戻って欲しい。(続く...)

2023年1月20日

電動キックボード解禁

これまで免許が必要だった電動キックボードを、最高時速(時速20km)や年齢(16歳以上)によっては、免許無しで一般道路を走行できるよう7月1日から法改正されるというニュース。日頃自動車を運転する一人としては、これまでの自転車に加えてまたやっかいな物が増えたなぁと言うのが正直な気持ち。 

自転車の恐いのは、結構高齢の方も使用して居て、正直なところ余り周りに注意を払わずに漕いでいることが多く、場合によっては道路のまん中をギコギコ走っている場合も。ただ、自転車はゆっくり走っているから、車の方も反対車線とか注意しながら回避出来るからまだ良いんです。電動キックボードの利用者は、若い世代が多いだろうから、こっちの方が走行予測が出来ないので、よりリスクがある気がする。自転車でも、高校生とか若い人が走っていると、急に車線変更してきたり、停車中の車の間をグイグイ前に出てきたりと、ちょっと迷惑な利用をする人が多いと思う。そこに、さらに小回りのきく電動キックボードですからね。しかも、自転車と比べて多分バックミラーなんかで見る場合でも低くなるから、認識度が下がる気がする。

既存の電動キックボードがそのまま利用出来るわけでは無く、速度に応じて点滅できるような緑色のランプの搭載が必要とか改良も加えないと、この新しいルールの適用にはならないらしいけれど、其れ以前にヘルメットが「努力義務」になる事が恐い。万一万万が一の場合に転倒した時に、ヘルメットの有無でかなり怪我の度合いも変わるでしょうからね。まぁ、今の自転車の場合も、結構ヘルメット無しで走っている人が多いので、リスク的にはそんなに変わらないのかもしれないけれど。個人的には、特に恐いのは夕暮れ時とか夜間なので、ヘルメットに反射テープだけで無く、LEDとかの灯火も付けるくらいのことをやって欲しい気がする。

電動キックボードには乗ったことが無いのですが、自転車と比べて車輪が小さいから、路面の影響は受け休んじゃ無いだろうか。だから、アスファルトのそれなりの道路なら走れるけれど、田舎にありがちな凸凹な舗装道路とかあぜ道みたいな所には乗り入れてこないと思う反面、その路面の悪さで転倒するようなリスクが増えるような気もするし。浜松でも、市街地とか郊外のモールなんかのある場所の周りは道路も整備されているから、これからはこう言う人達がこれまで以上に行き来するんだろうけど、最高時速20kmで移動するんだろうなぁ。歩道利用時は時速6kmという制限が生まれるけれど、多分それを守る人は少ない気がする。そう言う意味では、新しい法律施行後しばらくは厳しく取り締まってルールの徹底をして欲しいけれど、それも新しいユーザーが出てくれば無くなってしまうから、結局はずっと厳しく取り締まるか、やっぱり免許が必要という話になるのかなぁ。7月からは、これまで以上に注意して車を運転しないと。

東京科学大学

東京工業大学と東京医科歯科大学が統合されて出来る新大学の名称が「東京科学大学(Institute of Science Tokyo)/科学大」に決まったという記事。他人にケチを付けて申し訳ないけれど、英語名は「Tokyo Institute of Science」の方がかっこいい気がするけれど。そうすると略称は「TIS」か。「マサチューセッツ工科大学(Massachusetts Institute of Technology)」を意識したような雰囲気も感じられるけれど、MITには健康科学・健康技術系の医学系の学部もあるわけだから、「東京工科大学(Tokyo Institute of Technology)」でも悪くは無いと思うけれど、やはり医学系の学部を考えると"Technology"で終わるのはちょっと違和感なのだろうか。校名だけ見ると、ライバル校は「東京理科大学(Tokyo University of Science)/理科大」か(笑)。 

少子化などの影響もあって、著名な公立大学も生き残り戦略が急務で、昨年は大阪府立大学と大阪私立大学が統合して「大阪公立大学」が誕生したけれど、この傾向はますます進むんでしょうね。大体、この大阪の2大学にしても、東京の今回の2大学にしても、決して知名度の低い大学と言うわけではないですし、いずれもトップレベルの大学。東京工業大学なんて、理系高校生の憧れの進学先ですしね。東京医科歯科大学だって、医学部進学希望者にとっては成績のランクを無視してでも、一度位は受験してみたいと憧れる大学の一つでは無いかと思う。私も、流石に東京大学第一類は無理だろうと最初から諦めていたけれど、東京工業大学はもしかしたらという「淡い期待(=妄想)」は高校生の頃抱いたことがありますし(笑)。

自分程度の素人でも、例えば工学と医学が合体したら、これまでに無い手術用の機器が誕生したり、化学と薬学の協業で新しい製薬とか化学物質何て言うのも生まれるかもしれない。インプラントとか義肢にも工学的なアプローチは有益だろうし、一通り考えてみても良い事は会っても悪いことは無さそう。これまでであっても、互いに協力は出来ただろうけど、同じ組織に入ることで、これまで以上に垣根は下がるかなくなるだろうし、リソースの共用も出来るから効率も上がるだろうし、より効率的な組織運営から生まれる新しい技術や知見には期待したいところ。

所で東京工業大学のアメフト部(BUFFALOES)は、関東学生の2部に所属していて、昨シーズンはリーグ優勝して1部下位リーグ(BIG8)との入替戦に臨んだほど。入替戦は、専修大学と対戦して13-17で敗れて昇格は出来なかったけれど、理系の学校の中ではトップレベルだし、公立大学としても1部にいる東京大学、横浜国立大学、筑波大学に続く4番手。実は、大阪公立大学も、統合した2校のチームが今年1チームになって試合に臨み、やはりリーグ戦で2位。同率2位が3校(大阪大学、大阪公立大学、桃山学院大学)あったので、確か抽選で入替戦出場を勝ち取り、1部の甲南大学と対戦して、26-36でこちらも惜しくも敗れた経緯があります。アメフトが強くなるのも、大学統合の効果だろうか(笑)。憧れの大学の一つだっただけに、これからの躍進に栄光あれと願いたいですね。

より黒い布


産業技術総合研究所(産総研)と量子科学技術研究開発機構(量研)が開発したという、光吸収率99.98%以上の「至高の暗黒シート」なるもの。サンプルと並べた写真を見ても、確かにその暗黒シートの黒さはそこだけCGじゃないかと思うくらい「真っ黒」。実際に人が触れる事が出来る物では一番真っ暗な素材らしい。

少し前に「究極に真っ黒な塗料」の話題があって、岐阜県だったかな、YouTubeで有名な車屋さんがそれをポルシェに塗装して話題になったけれど、あの塗料も映像や写真で見ても「ウソみたいな黒さ」でした。それに近い黒さというか、今見てもどちらの黒さはウソみたいな色調。

車の方は、塗装したポルシェを実際に夕方とか夜に運転して街中を走る映像も合って、それって本当にそこだけCG見たいな凄い違和感というか非現実的な印象で、かつ本当に真っ暗だから傍目に見ていても事故が発生するんじゃ無いかと心配になるくらい。もっとも、この塗料は水性でかつ摩擦に弱いという事で、その後塗装を剥がす動画では結構簡単に塗装が水で流れる場面もあったけれど、でもそれが逆に変な異様さを際立たせていた気がする。

閑話休題。今回の「真っ黒なシート」は、どんな使い道があるかというと、例えば最近流行のHMDの内部に張ると、より暗さが強調されて映像がはっきり見えたりというメリットが有るらしい。素材はカシューオイルで、これは今でもよく使われている素材の一つということで、コスト的にも有利な気がします。個人的に思いつくのは、表示装置のコントラストを出すために、通常の発光体の前に黒色のマスクを置いたものを昔は使っていたけれど、今はどうなんだろうか。この素材の上にOLEDで発光部分を重ねたら、より少ない輝度で今以上のコントラストが得られるならば、OLEDの発熱とか今以上に抑えられる様な気がするけれど。

多分「キャリブレーション」という作業に関わる話だと思うんですよね。例えば音の試験をする場合には「無響室」が必要だし、Wi-Fi何かの特性を調べるには「電波暗室」が必要。色味とか発光具合を調べたり製品化する時には、こういう「真っ黒」が無いと、比較や試験も出来ないだろうなぁ。そう言う意味では、黒色というのは光を反射しない状況な訳だから、貴重なんだろうな。表示装置で、この黒色を背景に表示装置があれば、多分変な反射が無い分輪郭なんかもクッキリするだろうし。どんな応用製品が生まれてくるのか、ちょっと楽しみ。 

2023年1月19日

風呂無し物件

メディアが報じた「最近の若者には『風呂無し物件』が人気」という内容に関して、色々ネットではツッコミが入っている件。私も学生時代の多くの時期(入学から4年生まで)は「風呂無しトイレ共用6畳一間アパート」に住んでいて、最後の1年(えっ? 計算が-笑)は、何故か2LDKのマンションだったので風呂有りでした。風呂無しの時には、アパートから徒歩5分位の所に戦闘があったので、確か一週間に1~2回位通っていたなぁ。 

「えっ、週に1~2回しか風呂に入らない」と思われるかもしれないけれど、実は当時は毎日のように大学でアメフトのクラブで練習をしていたので、練習終わりにはシャワーが使えました。だから、毎日入浴しなくても何とかなったという事情があるんですよね。これを考えると、最近は銭湯は減っているけれどスポーツジムと契約して、ジムの浴室とかシャワーを利用するという手もあると思うんですよね。多分、時間帯を限定して利用する契約だと、今だと4~5000円位だろうか。銭湯だと一回500円位する(もっとかな)として、10回以上は居れば元は取れる。内風呂が無いと色々不便だし銭湯はお金が掛かるという理由も勿論あると思うけれど、昔のことを考えるとスポーツジム等別の方法を使えば、実は個人的には「あり」なんじゃ無いかと思っています。

さらに言えば、お風呂の掃除って結構面倒なんですよね。学生時代内風呂のある友人宅とかに行ってお風呂を進められても、シャワーカーテンはカビだらけ、浴室は何時洗ったのか分からないみたいな風呂場は、若い男性の部屋だと普通にある状態で、あれは嫌だった。そう言う意味では、スポーツジムの銭湯設備って案外手が回っていない場所もあるわけで、例えばバスマットなんてその日ジムが開店して暫くすると利用者の水滴でべちゃべちゃになるし、浴室内のロッカー回りなんて言うのも、ビシャビシャで歩き回る利用者が多くて、個人的にはあれも嫌だった。同じような浴室設備でも、銭湯は番台から目を光らせているので、そう言う事は無いし、仮に濡れたらすぐに拭いてくれるし。

お風呂が無い場合、給湯設備を使用するのは台所とかだけだから、水回りの設備投資が安く抑えられるメリットは供給側にあるのかな。またスペース的にもはユニットバス分位だろうけど少し余裕が出来る分、部屋を広くするか、全体を小さくしてコストを下げるか、条件は色々ありそう。そう言えば、昔はビニールの衣装ケースみたいな感じで、部屋の中でシャワーを浴びることが出来るような商品があったと思うんですが、あれって今でもあるのかなぁ。まあ、そんなものを今更準備するなら、最初からシャワーのみでもいいからそういう部屋に住めよと言うけれど。私は、シャワーだけ有れば十分なので、浴室まで無くても我慢できるし。いずれにしても、自分の学生時代なんて「風呂無し物件」なんて当たり前だった時代だったから、そんなに違和感を感じないし、無い事に疑問を呈する反応がネットでは多いことに、ちょっと時代の違いを感じた話題でした。

文章修正機能

仕事柄、ビジネスメールの90%位は英語のやり取りで、まぁ仕事の話なのでそんなに難しい単語や言い回しは必要出ないこともあり、何とか今日まで騙し騙し生き延びてきているんですが、DeepLはそんな中でも強力なツールの一つ。通常の会話なら、多少はおかしな言い回しだろうと相手に意図が通じればOKですが、真面目な話だったり結構深刻な問題に関して相手に意見したり譲歩を要求するような場合には、やはりちゃんとした文章で無いと相手も真剣に対応してくれないことは、この30数年の間に経験済み。以前は、英文事例集を片手に四苦八苦していましたが、最近ではDeepLや文法系だとGrammarlyが手放せません。

通常の英文(英語メール作成)だと、

  1. 英文で一回目のメール本文を作成
  2. DeepLに英文を通して、翻訳された日本語文と元々の自分の言いたいことの乖離が無いか確認
  3. 日本語訳がおかしい部分は、そこを直して逆に英文に変換して確認もする
  4. 英文を修正して、それを今度はGrammarlyに通す
  5. 指摘された文法修正部分を直す
  6. 直した英文をもう一度DeepLに通して、日本語訳の内容を確認する
  7. 問題無ければ、それを送信する
と言った具合。Step #2から#6の部分は、少なくとも2度3度、あるいはそれ以上の回数繰り返すことが普通ですが、有料版を利用すればもう少し効率良くなるんだろうけど、自分の利用頻度を考えるとそこまでコストを出す必要性も感じられないので、今の所は無料版でのサービス範囲でも何とか間に合っています。 その時に毎回感じるのは、DeeLで翻訳する時に、「翻訳しづらい、変だと思った部分は、英語として元の部分の修正をしてくれないか」という我が儘なお願い(笑)。それがどうも、β版だけれどサポートされるようになるらしい。

で、早速試してみました。まだβ版なので使い勝手とかは慣れないこともあって少し戸惑ったけれど、原文(自分の作成文書)と添削された文書を左右に並べて比較しつつ修正出来るのは便利。ただ、そこで修正された英文を、今度はGrammarlyに通すと、また色々指摘されて「をぃをぃ」となるのですが。どっちを信用すれば良いのだろうか。(笑)

将来的には、例えばここにAIが入ってきて、私の書き方とか修正の癖を学習して、文法的に正しい文章にさらに肉付けしてくれるようになるんだろうなぁ。場合によっては、得意な言い回しを必ず入れたりとか、実は文法的には間違っているんだけれどよく使うフレーズみたいな物まで入れ込むようになるんじゃ無いだろうか。そうなると、日本語-英語の自動翻訳が出来るくらいにシステムとして完成しないと難しいだろうから、そちらの発展も今後欠かせないでしょうね。便利なツール派どんどん活用しないと。

Microsoftよ、お前もか

今朝のニュースでも結構大きく取り上げられていた、Microsoftが全従業員の5%弱に相当する1万人を削減すると発表した事。訳5%が1万人と言う事は、Microsoft は今20万人以上居るんだ。そこもちょっとビックリ。その1万人削減の対象は、多くは販売とマーケティング部門で、成長の見込める分野に関しては引き続き投資と人材確保をしていくという話。まぁ、良く言われる「選択と集中」ということなんでしょうね。

Twitterを買収したマスク氏が、従業員を半減させた話はまだ記憶に新しいけれど、会社が大きくなればそれに伴って冗長な部門なり組織が出来てくることはこれまでも歴史の中で証明されている事柄の一つ。Microsoftだって、これまでも新しい分野に手を出して、失敗して撤退したり、撤退しないまでも縮小して暫く大人しくしていたり、決して拡大するだけの組織・会社では無かったことは確かですしね。最も、普通の会社ならとっくに投資失敗で倒産していてもおかしくないくらいのことを何度も繰り返しても未だに世界的な大企業として生き残っているのは、やっぱりこの会社の強さだと思う。

巣ごもり需要、リモートワーク需用でここ最近需要旺盛だったパソコン業界も、今年はその反動等も有って厳しい揺り戻しに見舞われそう。そうなると、そのパソコンの中に入っているMicrosoftも影響を受けるだろうなぁ。とは言っても、今のMicrosoftのビジネスで、パソコンOSとかOffice製品の比重はそんなに高くなくて、どちらかと言えばAzuruだったりのCloud系の製品やサービスが中心じゃなかったかな。自分などは、昔から知っているが故に、どうしてもMicrosoftと聞くとOSの会社というイメージが先行するしそれが全てのように感じてしまうけれど、今やSIerと言っても良い存在だし実際そうなんだろうな。

日本マイクロソフト(株)はどの程度影響受けるんだろうか。実は自分の仕事の場合は、諸々の理由から日本マイクロソフト株式会社との付き合いというか面識は殆ど無くて、95%位は米国のMicrosoft本社の部門とのやり取り。アメリカの場合、今回の事が無くても結構色々と人の出入りが多いので、担当者が変わったりすることも余り不思議は無いのだけれど、どうだろうか。記事を読む限りでは、技術系には余り影響無い気がするんですけどね。所で弊社は大丈夫だろうか。人の心配をする前に、自分の心配をしないと(涙)。

2023年1月18日

リコールは正規な手順で

ここ最近理由不明ながら、急に川勝平太静岡県知事への批判がネットで散見されるようになり、その理由はリニア問題と伊豆の太陽光発電設備の認可の話らしい。たわし自身は、川勝知事に対しては批判的な立場だから、色々な形で知事の行動や意見が評価されることは良いことだと思うけれど、単にリコールしよう、オンライン署名しようみたいな話が先行する事は違うと思う。

最初「知事辞任の署名を」というツイートを見た時に、誰がリコールの請願でもしたのかと思ったら、なんといつものchange.orgによる投票の呼びかけだった。もう、このchange.orgを出す時点で、仮にその呼びかけの内容がどんなに理由がある内容であっても全てぶち壊すと思う。そんなもの、ネットワーク上にHTMLで書いたような「好き・嫌い」の投票と同じなわけで、全く意味を成さないと思う。 

実は、この件が表面化する少し前から、何故か地元のニュースでリニアの水問題が頻繁に取り上げられるようになったんですよね。それまでは知事に好意的な印象だったテレビ局も、批判的な論調に変わってきた気がするし、個人的には「あれ、何か風向き少し変わった?」と感じられるくらいこの問題がクロースアップされていました。そこに、突然ネットでも取り上げられるようになってきて、これって裏で連携しているのと勘ぐりたくなるくらいの雰囲気。

他県の人だと思うのだけれど、静岡県民は何してるみたいな意見も多く書き込まれているんですが、確かに県内でも反対・賛成拮抗している状態ではあると思うけれど、実際に選挙ではそれなりの票差で当選しているのだから、そこは民主主義のシステムとしては仕方ない。ただ、1:9とか2:8とか圧倒的な差ではなく、4.5:5.5位の差での優位だから、そこは知事としてもそれなりの民意はくみ取らないといけないと思うけれど、そう言う配慮はしない・出来ない人だからなぁ。4月の統一地方選挙で、元福地氏が静岡市長選に出馬して、多分今の所大本命何だけれど、それで少し風向きが変わるんだろうか。4月の統一地方選挙は色々ありそうな予感。

GYAO!終了

国内の動画配信サービスの草分け的存在だったGYAO!が、3月一杯でサービスを終了するというニュース。私も、最初はパソコンで見ていたのかな、当時はまだYouTubeは個人の動画配信のプラットフォームみたいな感じだったので、そんなに利用しなかったけれど、Gyaoには無料でアニメとかドラマが配信されていたので、凄くお得感を感じたのと物珍しさもあって当初は利用していました。ただ、今ほど通信インフラが整っていなかったし、配信される動画の品質も今ひとつみたいな事も会って、正直直ぐに飽きてしまったけれど。

GYAOは、もともとはUSENのサービスだったと思うのですが、Yahoo参加になって結局その存在感がぼやけてしまった気がしますね。コンテンツ内容としては、やはりNetflix最強だと思うし、内容の多種多様さではYouTubeには敵わないし、正直中途半端な存在になっていたことは事実だと思う。それに、国内でもニコ動とかライバルもどんどん登場してきているわけですからね。ただ、とは言っても国内サービスの草分けだし、それなりに存在感は今でも残っているわけで、今回の発表は唐突感は否めない。記事にもあるように、サービス終了までに終わらないシリーズ作品とかの行方も決まっていない物も有るようで、この辺りどうするんだろうか。

最近では、漫画雑誌の終了も結構耳にするようになり、そこで連載されていた人気タイトルがそのまま消えるのは惜しいと、ライバル紙等に移動して連載を継続することもありますが、GYAOの場合はどうするんだろうか。なかなかライバルプラットフォームに翌週から移行しますとは言いづらいだろうなぁ。記事の途中でも少し触れているけれど、GYAO側では無く制作者側が売り込みとかしないとなかなか厳しそう。漫画とか小説でも連載物が色々な理由から途中でちょん切られたままで終わってしまう事はあるけれど、胴もああ言うのって苦手なんですよね。何か話として完結してくれないと、読後感が凄く不満というかイライラすると言うか。連載物でも、一話完結形式ならまだ良いんですが、次への伏線を残しているのに、そのままというのは凄く気分が悪いというか落ち着かないというか。かといって、宇宙のローダンシリーズの様に、いつまでも終わらないのも困るけれど(笑)。

どんな物でも、売れるとなればどんどん参入してくるだろうし、かといって赤字のままでは困るから有る程度の所で見切りを付けて撤退する、終了するという判断も重要。10年、20年前にはこれほど動画配信サービスが活況を呈するとは予想されていなかったわけで、そこにいち早く参入したGYAOの心意気は素晴らしいと思う。でも、競争となるとやはり体力勝負だし、今は日本国内のサービスでも世界規模の企業と競争しないといけない時代ですからね。7/11のように、本家を逆に買収して日本から進出するようなケースも、無い訳じゃ無いけれど、ことソフトコンテンツに関しては日本の場合はアニメ以外競争力の有る物は無いし、そのアニメにしても以前ほど日本が独占しているわけでも無いだろうし。勝手な個人の思い込みですが、このGYAO!終了が、何かマイルストーンになりそうな気がします。 

値上げラッシュ

帰農の朝のニュースは「マクドナルドが〇〇円値上げ」と大々的に報じていたのに、今朝はその後追い取材は全く無し。値上げ前は、駆け込み需要でいつもより多く購入する人が目立つと言いながら、では値上げ後はどれだけその反動があったのか伝えるのが「報道機関」の仕事じゃ無いのかと小一時間。缶詰とかトイレットペーパーとか、長期保存・保管出来る物ならまだしも、基本その日のうちに食べないと行けないような物を駆け込み購入しても殆ど意味ないと思うのに、そう言う事は臭わせないんですよね。

「マクドナルド ハンバーガー 価格推移」とかのキーワードで検索すると、マクドナルド1号店時代からの価格情報が幾つもヒットするんですが、例えばこのページの年表。今回一つ170円になる一番ベーシックなハンバーガーは、最初は80円だったんですよね。でも、当時はまだ円ドル固定相場制の時代で、US$1=360円というとんでもない「円安時代」だった頃。その後、変動相場制に移行して、一気にUS$1=260円から200円を切る時代になると、マックのハンバーガーもどんどん値上がりして、1985年のバブル華やかな頃には200円を超えていたんだよなぁ。それがバブル崩壊とともに、ガクンと値下げされて、デフレ時代に先鞭を付けたというか、そこでマクドナルドは勝ち組になったけれど、社会派「安い物が正義」みたいな空気が生まれたのもこの頃じゃ無かっただろうか。でも、結局それが仇になってマクドナルドは2000年代に入ると赤字に転落して、で、あの原田泳幸氏が創業者の藤田田氏から交代して社長になると「100円マック」の時代が始まる、と。その後、円安で一時120円に値上げするけれど、「100円マック」の印象が強すぎて今度は100円と言う価格に縛られて、これがまた首を絞めることになるんだよなぁ。あと、この頃たまにマックで購入して感じたんですが、ハンバーガーのサイズとか中身が微妙に小さくなっていたり、貧弱になってきていた気がするんですよねぇ。隠れたところでのコストダウンかなと当時は思っていたけれど、事実はどうなんだろうか。

とは言っても、それまで110円だったものが、一年もたたないうちに、110円→130円(2022年3月)→150円(2022年9月)→170円(2023年1月)と大きく値上がりすることは、利用者にとっては決して小さくない負担を強いることにもなるわけで、影響は大きいと思う。反面、これまでのマックの価格を見ていると、途中何らかのコストダウンをしてきて入るだろうけど、それまでの価格維持のツケがここに来て一気に影響している事も事実だろうし、その辺りデフレに染まっていた社会の空気が値上げを許さなかった事も伺えます。マクドナルド程の会社でもそうならば、もっと小さな会社なんかは「値上げ」なんて言う事は口が裂けても言える雰囲気じゃ無かったでしょうね。勿論私だって、良い物を安く購入したい気持ちは当然ですが、それを許していなかったのは当時の空気だと思うし、そう言う時代にしてしまった政治・政府の責任もあるとは思う。今もそうだけれど、困っている人を助けよう・援助しようという事は大切だけれど、仕事を増やして経済を回してお金が循環するような世の中にしようという気持ち・雰囲気は余り無かった時代が長く続いた気がします。

良く言われる「バブル時代」って、決してみんながみんなお金を潤沢に使っていた時代でも無かったんですよね。当時は物の値段は高かった。確かに給料とかのベースアップは今よりも格段に大きかったけれど、でも物価上昇率よりは低かった気がする。それでも、何となく周りの雰囲気で「今はバブル」という空気感が、お財布の口を開けっぱなしにしていた時代だった気がする。不動産投資とか株式投資に走る人間も多く居たけれど、結局は先行者利益は生まれても、それに乗っかって後追いで参加した人達は、多くはバブル崩壊で痛い目に遭った人が多いんじゃ無いだろうか。物の価格が幾らならば適正かと言うことは言えないけれど、やはりそこに関わる人全てに利益が循環するような価格設定・コスト設定にならないと、結局はすぐに以前のようなデフレ社会に戻ってしまう。ガソリン価格高騰の時には政府から補助が出された様に、社会が落ち着くまではもう少し財政出動するなり、税金の軽減措置をするなり、もっと熱心に価格対策はして欲しいところ。次の選挙までまだ時間が有りそうだからこそ、そういう所はしっかりやって欲しい。


2023年1月17日

タイパと暇潰し

昨日聞いた、佐々木俊尚氏のvoicy。タイパ(タイムパフォーマンス)に関しての話何ですが、偶然にもその日の午後のワイドショードは、最近発売されている「タイパ家電」の特集をしていて、「入れっぱなし調理」とか「おまかせ洗濯乾燥機」とか、まぁ最近流行の家電製品の紹介などをやっていました。

そう言う「タイパ家電」というのは今の売れ筋商品の一つらしく、結構最近テレビでの紹介番組とか特集でも見るんですが、根の深い天の邪鬼の自分(爆!)は「それで本当に便利なんだろうか」と感じてしまう商品でもあるんですよね。例えば、タイパ家電の筆頭とも言える鍋型の加熱調理器。材料と調味料を入れてセットしてスタートすれば、1時間、2時間後には煮込み料理やら炒め物とか、何もしなくても調理されて出来ている、というもの。最近では、圧力鍋の機能も含む物ものもあって、時短には大いに役立つ物らしい。あるいは、最近はちょっと見なくなった気がするんですが、ドラム式の鍋が回転して、中に入れたご飯とか野菜を炒めて、炒飯とか肉野菜炒めとかを自動で調理してくれる器具とかも、一時期よく見た物。で、その手の調理器具を見ていつも思うのは、それだけを調理して完了するなら良いけれど、例えばシチューを作って炒飯も作ってと、幾つかの物を調理するのに、並行作業するには複数台用意しないと困るじゃ無いかという事。コンロならば、二口、三口とあるから、並べて平行して調理出来るのに、そう言う固定の調理器具を用意すると一つずつ順番に調理するから、余計時間が掛かるんじゃ無いかといつも感じてしまいます。

実際には、全ての調理をそのタイパ家電で徴するわけでは無く、時間の掛かる物手間の掛かる物の調理に利用して、それ以外の例えばご飯を鯛ちり汁物を作ったりはコンロを使うなど平行して作業するんでしょう。でも、それならばそれで、コンロで煮込み調理をしても良いわけで、別の調理器具を使ったら使った後の片付けとか逆に面倒にならないのか心配になります。あと、余計な場所も必要になるわけだし。それに「タイムパフォーマンスがアップする」というけれど、その間何か別のことをやるわけで、余分な時間が出来ても別の仕事を入れたらゆとりは逆に無くなる気がする。考えてみたら、究極の「タイパ」は、食事に関して言えば、テイクアウトだったり惣菜を購入したり、何ならUber Eatsとかのデリバリーサービス利用が最大のタイパかもしれない、と言うと無粋か(笑)。でも、正直なところ最近のタイパ家電って「タイパしている気分が味わえる家電」って言う気がするんですよね。

話を元に戻すと、佐々木氏はタイパを重視する余りに「暇潰し」という一見無駄だけれど、生活の余裕だったり新しい発見の機会にもなる時間が減っていることを指摘されてい増す。それって例えば調理する時に鍋をかき回している時間も、ある意味「暇潰し」の時間で、その間は無駄な時間を過ごしているように感じるけれど、実は自分自身のヒーリングの時間かもしれない。勿論、作業の効率化は必要だと思います。コンロだけで無く、電子レンジを活用するのも良いと思うし、こう言う自動調理器具を活用する事も良いと思う。肝心なのは、その機械に依存するのでは無く、どうやって活用するかという事なんですよね。多分そう言う使い方をすれば、折角購入したタイパ家電が、数回利用して棚の奥に仕舞い込まれることも減るような気がする。効率化は重要だけれど、その中でも「緩急を付ける」という事が、仕事でも生活でも一番必要で大切な事で、その為のタイパなら良いけれど、タイパする事に満足してはいけないと思う。 

仕事の最適解

Generative AIが今の社会をどう変えるかというForbesの記事。Generative AIとは、機械学習をしたAIが、既存のデータセットから新しい画像、動画、テキストを生成する技術との事。私も仕事の関係で暫く前に機械学習とか少し囓ったけれど、これが大変。目的に応じた学習方法の設定をどうするのか、与えるデータセットをどう準備してどう適用して行くのか。それを見つけて実装するのが面倒且つ大変で、それならば自分で最初から全部やった方が早い、となるのが当時の状況でした。

現在のAIは、そんな時代から大きく進化しており、このままではGenerative AIが既存の芸術家や創作者を凌駕するのではと危惧される意見もあるけれど、筆者の意見はそうでは無くて、そう言う時代でもそう言う人達は生き残るで有ろう。ただし要求されるスキルとしては「完成の言語化能力」と「目利きの力」という、少し違う能力・才能が、次の世代の芸術家・創作者に要求されるのではと言う話。Generative AIに作品に作成させるのは、「プロンプト(Prompt)」と呼ばれる好きスト入力が必要で、そこでの記述がその後生成される作品に大きく影響するというもの。言葉選びだけで無く、その表現をするに至る背景・知識・経験なども影響してくるため、どの様に自分の想い・創作を表現するかという「言語化能力」が非常に重要になってくると言う説明はしっくりきます。もう一つは、その様にして生成された「作品」を評価しより最適な物へと消化できる「目利きの力」がこれまで以上に要求されるという話。その為には3つの能力が必要で、

  1. Generative AIとの「対話」に慣れる、会話力
  2. その会話力を豊にするための深い教養
  3. 自分の感性を言語化する力
との事ですが、これってもう既にやっている事なんじゃ無いかと思うんですよね。

つまり、自分達製造業の中では比較的当たり前のOEM/ODMと呼ばれる手法がまさにそれ。発注元が「制作者」で、委託先がある意味「Generative AI」的立場で仕事をする形式が、まさにここで書かれているものに当てはまります。通常発注元では、OEM/ODM先の企業と話をする担当者が置かれますが、この人がどれだけ上手くOEM/ODMと話が出来るかで、出てくる製品は大きく変わります。また、技術的な事や自分達の要求仕様をどれだけ相手にしっかり理解させるかというのは、まさに「言語化」の話でもあるわけで、ここが上手く行かないと似て非なる物が製造されて痛い目に遭った経験は誰でもあるんじゃ無いだろうか。Generative AIとOEM/ODMの違いは、AIは最初は必要なデータセットの準備など必要ですが、OEM/ODMは既にそれまでの経験を参考にして委託先を選ぶ訳なので、その初期設定の手間は不要という部分でしょうか。ただ、Generative AIも、すでに一般に開放されているシステムも有るわけで、そう言う意味ではOEM/ODMと立ち位置は似たようなものと言えるかも。

自分の仕事では、1990年代の始め頃位までは、内製での製品開発・製造がほぼ100%の状態で、一部部品などは外部調達していたけれど、殆どが自社内で完結して居た物。それは日本国内の家電メーカーも同じで、当時はそれが普通でした。それが、1990年代に入ってくると、台湾の製造メーカーが力を付けだし、最初は製造委託みたいな形から、自社製品をベースに変更をしていくようなOEM/ODMの開発製造方式が普及しだし、それが当時は「コストダウン」が主目的だったけれど、最近ではOEM/ODMの持つ技術を上手く利用するという「新しい開発方法」として今では当たり前になってきています。それが記事の最初でも触れられている、写真が生まれたからと言って絵画が無くなったわけでは無い、と言うのと同じ話だと思います。画一的な製品製造の話と、想像的な芸術作品の製作は別の話、という意見もあるだろうけど、重要なのは「敷居が下がる」という事だと思います。それによって、多くの才能がその分野に参加することができ、量が増加すればそれによって高品質の作品が登場する可能性も高くなることが大切何じゃ無いだろうか。そう言う意味で、このGenerative AIの出現は、必然である気がする。だから、年齢や経験など関係無く、多くの人が関わっていくことになるだろうなぁ。

れいわローテーション

れいわ新選組の参議院議員の水道橋博士が、うつ病を理由に議員辞職するというニュース。昨年の選挙で当選後暫くして「うつ病である」と公表し、11月から自宅療養という事で事実上の議員活動は中止していたと思うのですが、いずれにしても病気に関しては一日も早い回復を祈るばかり。

ただ、その持病に関しては、立候補以前から分かっていたのならば、それを知っていて出馬させた山本太郎代表の責任もあるように思うのだけれど。その時には、本人も山本氏も乗り切れるという判断だったかもしれないけれど、まぁやり方にもよるだろうけど政治家という仕事はそんなに易しい物でも無いだろうし、有る程度激務であったり自由な時間が減ることは予想できるはず。それが色々な不安定要素が理由で悪化する可能性も十分推測できるような精神的な病に対して、決して良い事だとは思わないのだけれど。勿論、うつ病で内向的だった状態が、政治活動で嫌でも外に出るようになり、それによって内向性が減っていき外向的な面が大きくなることも有るかもしれない。うつ病だったり、引きこもり気味だった人が、何か自分が打つ込める事柄を見つけて集中する事で、そう言う状態から脱することが出来たという話は聞いたことがあります。そう言う意味では、立候補したこと自体は責められないけれど、判断に甘さが無かったどうかは気になるところ。

で、大きく疑問を感じるのが、残り任期を次点以下の立候補者が1年ごとのローテーションで交代していくという「れいわローテーション」なる行為。比例当選だから、何らかの理由で当選議員が辞職した場合、次点だった候補者が繰り上げ当選することは理解出来る。所が、どう言う理由を付けるのか分からないけれど、残り5年の任期で1年ごとに辞任することで、5人が順繰りに議員を務めるというのは、ちょっと馬鹿にしていないだろうか。規則的にはそう言う行為を禁止しているわけでも無いとの事だし、比例区というのはある意味その政党に託された票とも解釈は出来る訳ではあるけれど、明記されていない規則を逆手に取った裏技的な解釈と実行って、公明正大さを求められるであろう国会議員として相応しい行為だろうか。

元々参議院議員の任期が、途中での解散は無く6年の任期が約束されているのは、専門的な分野であったり長期の考察が必要な法案に関して、じっくりと腰を据えて政治家活動出来るから、というのが説明では無かったかな。それなのに、5人で1年ずつ交代するという事は、じっくりと取り組むという参議院の精神から外れる行為なのでは。同じ政党の議員だから参議院の精神は外れないというかもしれないけれど、その人それぞれの考え方があるから意味があるわけで、政党の言い分を単に伝えるだけならば議員としての存在意味がそもそも無いのでは。全国区なので「補選」が出来ないから、まぁ当選者の辞任後の繰り上げ当選は仕方ないとしても、繰り上げ当選の繰り上げ当選、繰り上げ当選の繰り上げ当選の繰り上げ当選、(以下同様)って、民意を外れた行為では。選挙では「一票の格差」が裁判になり、2倍までは許容範囲というような状況が続いているけれど、一回の選挙で5人も6人も「議員」が誕生するのであれば、ますますその一票の重みは軽くなるばかりだと思う。山本氏は「多様で多彩なメンバーが国民の負託に応えていくことを目指す」と言うけれど、それならば「多用で多彩なメンバーが当選して負託に応える」べきであり、その枠を自分達の都合の良いように利用することでは無いと思う。それは 「れいわローテーション」ではなく「れいわロンダリング」じゃ無いかという気がする。

2023年1月16日

有効利用

今では規模の大小に関わらず、ホテルの差別化の一つになってきた「朝食ビュッフェ」 。ただ、通常のセットメニューの様に「規定セット数売り切りご免」というわけにも行かず、しかも提供時間中はきっちりと料理は準備しておかないと今度は肝心なビュッフェの利用客の不満に変わるわけで、ホテル側としても管理や提供具合で悩ましい所なのは想像出来ます。

そんな問題解消のために、残ったビュッフェ食材をお弁当として提供するサービス「TABETE」という仕組みがあるそうで、これはなかなか面白い仕組み。ビュッフェの色々な食材を少しずつ組み合わせて、和洋風の幕の内弁当的な物にすれば、利用者側も色々な種類のおかずを食べることが出来満足度も高くなりそう。気になるのは、賞味期限と提供可能な数量の管理かな。数量に関しては、多少は対応出来るとしても、毎日一定数の残りが出るわけでは無く、でも余りに大きな変動があると利用者側も困るだろうし。その辺り「アプリ」というバッファーを入れることで、利用者側にしても提供側にしても調整出来るのが良いのかも。

衛生面にしては、その日に作った物を提供するわけだから、そんなに変な物では無いことは事実だけれど、かといって朝作った物を夜食べるのはちょっと不安。朝食ビュッフェなら、お昼のお弁当として提供するのが精一杯だろうな。パンとかケーキなら、冷凍することで日持ちもするだろうし、逆にそう言う売り方の方が良いかも。ただ、現実問題としては、そのホテルのある半径100mとか300mとか、比較的限定した地域での利用が中心になるんじゃ無いだろうか。逆にそれを逆手に取って、近隣のオフィスや企業と提携して、有る程度数量や期間を確約してくれるなら、一定数量分は確保してくれるサービスなんかも良いかも。Uber Eats何かと組みあせたらどうなるんだろうか。でも、そうなると元々のビュッフェでの廃棄食材削減という目的から、それをベースにした新規ビジネスになると、何のための仕組みなのか分からなくなりそう。

昔は「お弁当」と言えば、自宅で準備して持参する物でしたが、今ではすっかり「コンビニ弁当」に始まり、キッチンカーや店頭でのテイクアウト等、「シンお弁当」みたいなものが日本でも定着した気がします。コロナ禍もあってテイクアウト事情が変化したことも大きかったと思うけれど、昔と比べて外で食事をすることに対しての抵抗感みたいなものって、かなり最近は減ってきている気がします。手軽に食事を採れる「お弁当」が増えてきたことも大きな理由だと思うけれど、そのバリエーションが増えていくことは良いことだと思う。それが資源の無駄削減にも繋がるのであれば、尚更。同じような仕組みで、昼食ビュッフェの残りを夕飯のお惣菜として盛り合わせで販売したりという事も良いかも。

教え魔退散

私はゴルフはやらないので知らなかったのですが、静岡県のゴルフ練習場協会がこんなポスターで啓蒙活動をしていると言う記事。県内にはゴルフ場も多いので、こういう人も多いのかな。

考えてみたら、同じような事はゴルフだけで無く、例えはスポーツジム何かにもこの手の人は生息していますよね。特に、トレーニング器具を設置しているスペースで、フリーウェイとエリア何かに集中していそう。まぁ彼らの場合、「教え魔」というよりは「自分自慢」の雰囲気の方が強いのだけれど、頼みもしないのに我流のやり方とかを強要してくる事は同じ。

 一方で、そう言う人は常連さんでも有る場合が多いので、施設側としても邪険には出来ない。でも、どうしてもその施設あるいはその施設内のコーナーや器具に寄っては「主」みたいな人が何人か居て、それぞれが何か覇権争いをしているような雰囲気は、何処に行ってもある気がする。別に関わり合いにならなければ良いのだけれど、でもその危惧を使いたいのにずっとそこでトレーニングするでも無く占拠していたりとか、「離れた」と思ってトレーニングを始めると、どこからともなく姿が現れて関わってきたり見たいな神出鬼没さも(笑)。

中には親切心からの人も居るだろうし、例えばその人がそのままトレーニングを続けると怪我をする他人に迷惑を掛ける~介入する場合も有るとは思うけれど、多くの場合はやはり「ありがた迷惑」な事は事実。実はネットにも同様の事はあるわけで、別に何か教えて貰いたい、意見を聞きたいわけでは無いのに、勝手に書き込んだ内容に関して反応してしかも思い込みで意見されては堪らない。まぁネットの場合は、もともとオープンが前提で不特定多数がアクセス出来る事がメリットでもあるわけだから、そこは書き込む側にもそう言う意識は必要だけれど、なんせちょっとでも火がつくと一気に延焼する世界だから堪らない。勿論、相手が某かの援助が必要でそう表明しているなら話は別ですが、相手との敷居が下がった分相手に介入しやすくなったのがネットの世界で、その雰囲気が実社会にも広がっているのかなと言う気がします。

2023年1月15日

高橋幸宏氏逝く

今年も新年早々訃報が。YMO (Yellow Magic Orchestra) のドラマーだった高橋幸宏氏が亡くなっていたという記事。年齢は70歳だから、まだまだ活躍できる年齢だよなぁ。

2020年に脳腫瘍で手術をして居た事は知りませんでした。その翌年にも別の病気(?)で手術をして、静養していた最中に亡くなったようですね。YMO当時は「ユキヒロ」と呼ばれていたよなぁ。坂本龍一氏は「教授」、細野晴臣氏は「ハルオミ」だったかな。YMOと言うと、どうしてもシンセサイザーを駆使した「電子音(ピコピコ)」のバンドというイメージだけれど、ユキヒロ氏のドラムテクも、当時の音楽小僧をワクワクさせたなぁ。

実は昨年の後半に、YouTubeをウロウロしていたらYMOのコンテンツに幾つか出会い、懐かしさもあって「RYDEEN」とか「東風」とか「TECHNOPOLIS」とか懐かしくて何度も聞いていたんですが、あれってもしかしたら虫の知らせだろうか。昔はYMOの曲をカセットに録音して毎日聴いていたけれど、どうもレコードやCDで購入したのではなく、当時のレンタルレコード(黎紅堂)でレンタルして、自分でカセットにダビングして聞いていたらしく、手持の音楽CDを全てリッピングした自分のiTuneライブラリーを見ても、YMOのタイトルは無かったのがちょっと寂しい。

今改めて「RYDEEN」とか「TECHNOPOLIS」を聞いてみると、当時としてはアップテンポな未来的な曲だと思っていたのに、今ではちょっとスローテンポなノスタルジックな感じにも聞こえてしまうのは時代の流れなのかなぁ。そうそう、YMOと言うとテクノポップバンドという認識だけれど、「君に、胸キュン。」なんていうポップな作品もあって、そのギャップ萌えも懐かしい。本当に豊かな時代だったと思う。どうか安らかに。合掌。

余計な一言

日本共産党千葉県委員会による、大西航書記長の除名処分についてのツイート(4連ツイート)。

最初の3ツイートは千葉県組織の最高責任者の不祥事を詫びているんだけれど、最後に余計な事を一言言いたくなるのがこの政党らしいと言うか何というか。

まるで、今回の不祥事の原因が岸田政権の責任だとでも言わんばかりの意見で締めくくるのだけれど、なんでお詫びのツイートが最後は自党の政治宣伝で締めるのか。その中でもよく分からないのが「130%の党作り」の130%ってどう言う意味なのだろうか。こういう時よく使われる値としては「120%の〇〇」という言い方をしないだろうか。さらに「統一地方選挙勝利をめざして全力をあげる決意を表明」と締めくくっているけれど、その統一地方選挙の多分重要な選挙区の一つの千葉県での不祥事の話なのに、「全力を挙げてお詫びする」のではなく「選挙に全力を挙げる」という言い方は、今回の件に関して全く反省していない表れなのでは。身内には受ける言い方なのかもしれないけれど、これから共産党支持を検討していたかもしれない無党派層や他党支持者からはそっぽを向かれる対応だと思う。

その大西氏何ですが、現在盗撮事件で逮捕拘留されているのに、何故か彼のブログだったりtwitterアカウントが削除されているらしい。本人は拘留中だから、パソコンやスマホにアクセスは出来ないだろうから、第三者が操作したことになるわけですが、ネットでは誰がどうしてという疑問が多く投稿されています。普通に考えるならば、本人とID/PWを共有していたであろう事務所スタッフかなと思うのだけれど、実は共産党本部に予めID/PWを届け出るような仕組みになっていて、万一の場合には党本部が対応する様になっているのではと言う陰謀論的な話まで千差万別。法律的な事はよく分からないけれど、本人が逮捕された後に削除されていることは確実みたいなので、それって証拠隠滅行為には当たらないのだろうか。何らかの方法で本人が実行したにしても、第三者が操作したにしても、自分のこれまでの行動を記載した記録を削除して無かった物にする行為は問題なのでは。まぁ、元々自分達に都合の良いことは何でも「良し」にする人達だから、ばっくれて終わりなんだろうけど、こういう所にこの人達の言う事や行動を信用できない理由があるように感じますね。

文化尊重? 文化盗用?

佐々木俊尚氏が引用されていた、CNNの記事。有名なアメリカ人歌手が、日本への親近感をインタビューで話したところ、その内容が「文化盗用」と批判されていると言う話。短い新聞記事の情報では、よく分からない部分も多いのだけれど、日本語記事とその原文の英語記事を読み比べてみて、 

"I think it was a beautiful time of creativity...a time of the ping-pong match between Harajuku culture and American culture," Stefani continued. "If we didn't buy and sell and trade our cultures in, we wouldn't have so much beauty, you know?"

の日本語訳が

 「あれは創造性の美しい時代だったと思う。原宿文化とアメリカ文化のピンポン対戦の時代だった」「もし私たちが自分の文化を売り買いしたり交換したりしなければ、これほどの美しさはなかったでしょう?」

となっていて、そんなに変な訳では無いと思うけれど"ping-pong match"が、原宿文化とアメリカ文化の戦いみたいな感じで訳されているのが誤解の元なのかなと言う印象。ここは、互いにより良い物に「切磋琢磨した」と捉えるのが良いような気がするし、多分多くの日本人的感覚だとそう言う理解をするから、別に彼女が「日本文化の盗用をした」とは感じないのでは。 

少し前に、着物を着用した様子をSNSにアップしたら、日本文化の盗用だと批判されて削除した外国人女性の話があったと思うんですが、あの時も自分は日本文化を楽しんでいるんだろうなぁ位の印象だったし、あれを持って「文化盗用」と批判するのはかなり違う気がします。私は仕事も含めてアメリカ人との付き合いは平均以上にある方だと思うけれど、ああいう反応ってちょっと経験が無い事もあり、凄く違和感を感じた次第。あくまで想像ですが、多分最初の切掛はたまたまそう言う批判をする人が見つけてコメントを付けたら、それが予想以上に広がってしまったくらいの理由なんじゃ無いかと思うなぁ。それでも、そんなことを経験したことの無い一般の人なら、SNSの圧力に抗しきれずに沈黙してしまうだろうけど。

この記事のグウェン・ステファニーの場合は、自分のビジネス絡みという事も会って批判が生まれてきたのかもしれないけれど、単に過去父親の関係で日本文化・日本の情報に馴染みがあり、それを自分の歌やショーに生かしたと言う程度であれば、そんなに目くじら立てる話でも無いと思う。ただ、記事に掲載されていた2004年のAmerican Music Awardsの様子を観ると、本人は兎も角バックダンサーの日本人女性4人(日系人?)の衣装は、正直なところちょっとムムムではあるけれど。でも、昔よく見るような日本人をカルカチュアした「メガネ、出っ歯、カメラ」の様な風刺絵や写真何かと比べれば、まだマシな気がするけれど。

凄く飛躍した話かもしれないけれど、こう言う事が批判されるとなると、じゃぁ生物的には男性(女性)として生まれたのに、精神的には女性(男性)として生きたい人はどうなるんだろうか。その人は男性(女性)を差別していることになるのだろうか。あるいは、男性(女性)なのに「女装(男装)が好き」と言う人は、文化盗用ならぬ「性差盗用」とでも言われるのだろうか。日本のアニメ文化の影響もあって、今では世界どこにでも「コスプレイヤー」は普通に存在してそれなりに理解も進んでいるけれど、あれだって日本人以外がコスプレをしたら「日本アニメの盗用」と批判しないといけなくなってしまう。でも、多分そういう風に騒ぐのは日本以外であって、日本人なら「嬉しい、一緒に楽しみましょう」くらいの気持ちが殆どなのでは。まぁ、佐々木氏も書いているように、否定的なコメントをしている人達の「日本文化評」が一番の問題であるような気がします。

2023年1月14日

円高

昨日のN.Y.外為市場の円相場で、対ドルレートが大幅情報して、US$1=127.46円まで円が上がったという記事。一時期US$1=150円まで下がったことを考えると、 確かにかなりの「円高」なんだけれど、元々は100円台、110円台だったことを考えると、まだまだ「円安状態」のような気もするけれど。

経済用語なんだろうけど、為替レートが円に有利な「円高状態」とその逆の「円安状態」って、例えばUS$1=110円よりも上がったら(例えばUS$1=108円)「円高」とか、US$1=120円よりも円が下がったら(例えばUS$1=125円)だったら「円安」と言えるなら分かるんだけれど、以前はUS$1=120円でも「円安」と言っていたのに、今度はUS$1=127円円でも「円高」と言うのは、一般人としてはちょっと違和感を感じるところ。円安・円高は絶対的な指標では無く、相対的な物だから何でしょうけど、それでも違和感を漢字表現だなぁ、と。

アメリカの利上げベースが縮小し、逆に日本の長期金利がさらに上方修正されるという観測から、この円高基調はまだまだ続くと言われているけれど、個人的にはUS$1=120円を超える位で安定してくれるのが嬉しいところ。実はドルベースの投資とかしているので、ドル円為替レートがあまり円高に振れるのは今の所良くないのだけれど、個人的にはレートは有る程度安定してくれている方が嬉しい気がします。

日銀が次の金融政策会合で長期金利の更なる修正を発表すると、さらに円高基調が強くなって、一気にUS$1=110円台まで進むのだろうか。110円台の前半まで来てくれると、航空券の値段も今よりは下がってくれそうな気がする。少なくともUA MPのPQP獲得には有利に動くから、個人的には嬉しいところ。燃油サーチャージにも影響するから、もう少し円高基調に進んで欲しいなぁ。ちょっと輸入品のコスト高で価格上昇もしているところなどで、円高が進んでその当たりが少し落ち着けば、これから期待出来る給与アップも含めて少し楽にならないだろうか。ちょっと期待したい。

マンダム

自分の世代だと必ず観て一度はマネしてみた「うーん、マンダム」。チャールズ・ブロンソン出演のCMとして、商品対象の男性は勿論女性も知らない人は無かっただろうと言えるくらいブームになったCM。 その作成秘話を伝える産経新聞の記事

私自身この頃から化粧品や整髪剤等の匂いが駄目だったので、実はマンダム製品を購入した事は無いんですよね。整髪剤も、髪の毛べたっとなるのが嫌いだったので、床屋に行った時とかに使われる以外は使ったことは無かった。自宅にも、父親とか当時同居していた結婚前の叔父とかが使うのか、マンダムのボトルは洗面所に置いてあったので、ちょっと塗ってみようかなと思ったことはあるけれど、やはり匂いが駄目だったなぁ。

記事にも書かれているけれど、CM曲として使用されていた「マンダム~男の世界」(歌: ジェリー・ウォレス)の曲が、ちょっとスローテンポ気味の曲で、これが結構好きでした。CMでは、砂漠(モニュメントバレー)を馬に乗って走ってきたチャールズ・ブロンソンが、オアシスの水をカーボーイハットですくい上げて頭から掛けるシーンが印象的だったんですが、銭湯とか行くと子供が風呂桶でマネをしたりしていた記憶があるなぁ。銭湯で無くても、自宅のお古に入っていても、必ずやっていた気がする(笑)。

実は社名変更後社運を賭けたCMだったとか、CM監督があの大林宣彦監督だったとか、「へぇ~」の連発。このCMが放送されたのが、昭和45年(1970年)から昭和54年(1979年)の10年間だったそうですが、実はそのCM放送が終わった直後くらいから日本アニメ界の金字塔の一つ「機動戦士ガンダム」の放送が始まっていて、当時は「これ絶対マンダムのもじり」と思っていた事は内緒です(笑)。だから、CMのマネをしてでもセリフの所を「うーん、ガンダム」というパロディは結構流行った気がする。そう言えばと思い、チャールズブロンソン氏の現在を調べてみたら20年前に亡くなっていたんですね。知らなかった。しかも風貌からメキシコとか南米系の人かと思ったら、リトアニア移民の生まれだったのか。時代的には、自分よりも一世代前の話だけれど、子供心に忘れられない心象風景というか、懐かしい記憶の一つですね。

2023年1月13日

炎上対策

東京都への監査請求からの女性支援団体Colaboに対しての疑惑に関して、一般メディアでの露出は一時期に比べて減ってきていますが、ネットではColabo当事者やその支援者・援護者の発言が拡散して、さらに延焼している状態に。さらにそれを切掛に、今は赤い羽募金からの支援に関して貴賤な部分が見つかり、新たな火種に。支援団体のこれまでの行動や支援に対しては、評価するべき部分も多いとは思うけれど、だから取って疑念や疑惑が見つかってもお咎め無しとは言えないわけで、そう言う意味では彼らはもっと真摯に冷静に対応すればこんなことにはならなかったのに、何故自分達から火に油を注ぐようなことをやっているのか不思議。

元々の監査請求だって、支援団体への直接的請求では無く、東京の担当部局への監査請求だったわけで、その部門が「自分達に間違いはございません」とか「不当な言いがかりである」とか言ったなら分かるけれど、今見ている範囲では担当部局からの反応は無い。所が、そこから支援を受けていたColobo側が過剰反応とも言うべき行動をしているから、担当部局は自分達への注目が彼らに移ることで、実はホッとしているんじゃ無いだろうか。そう言う意味では、Colabo側は別に名指しされているわけでも無いのだから

「当組織が関わった東京都の支援策に対して監査請求が認められましたが、当該部局からの正式な通知を待っているところです。正式な問合せがあり次第、党組織としては真摯に対応し、今回の疑念を招いた責任に関しては今後改善していきたいと考えています。引き続き支援活動は継続しますので、活動に支障ないようにご理解度ご協力をお願いします。」

とでも言えば、それなりに印象も和らぎかつ支援活動の障害をしているのは批判している相手側だという自分達の主張も、それなりに通るような気がするんだけれど、いきなり「自分達は正しい、不正は無い、問題視する方が間違っている」という態度を押しつけ、あまつさえ「批判するヤツは訴える」と弁護士本人が言うようになっては、やはり世間一般からは反発しか受けないと思う。

何でそんな対応をするのか、やはり自分達の行動の中に大なり小なり後ろめたい部分があるからだと思うし、少なくとも自分達に非が無いと思うのであれば、「ちゃんと対応します。でも、その為の準備なり確認作業に時間は必要なので、その間は静かにしてください」くらいならまだ受け入れられたと思う。でも、公開された監査請求に関しての資料を見ると、とてもそんな状態では無いことは想像出来るわけで、かつ同様の支出に関して複数の自治体から支援を受けていたのに按分されていないとか、やはりどう見ても貴賤な部分は現時点ども出ている以上、これまで以上に説得力のある資料を出さないと受け入れられないでしょうね。それとともに、活動資金に関しては今度は赤い羽募金にも広がっており、こちらもどうも組織に対して監査する仕組みが内容で、集まったお金の采配や実績の検証なども曖昧なままだったらしい。これはこれで大きな問題だと思うので、そこはしっかり精査する必要が有るので。しかも、計ったように今問題視されている大手団体が続けて何度も支援を受けている実績も、その活動内容がそれなりに評価されているからなのかもしれないけれど、実績があるということは他からの支援もあるだろうから、そう言うものすら無い多くの別の団体へ支援を回すことも大切なのでは。その辺り、色々陰謀論めいた話もネットでは出回っているけれど、ちゃんと透明性を持たせる仕組みにしないと駄目だと思う。

弱者支援が食い物にされているという意見は、まだそこまで結論づけるだけの確証は無いと思うけれど、そう言う疑惑レベルでも人の進退や説明責任を何度も追及してきた人達が、この件に関しては何も言わないのは大きな矛盾だと思う。まあ、その理由は察せられるのだけれど、そう言うダブルスタンダード的な行為は一番許されない気がする。結局は、威勢の良いことは言っていても最後は身内可愛いが優先するのだし、一般的な正しさではなく、誰が当事者なのかで対応内容が変わってくるのでは信頼出来ないですよね。自分達が他人にやって来たことを、逆に自分達に降りかかってきたら反発してくるのは、前者の行為がどれだけ理由薄弱だったかという証明でもあると思う。目的が幾ら崇高な物であっても、その行為や内容に問題があれば正されるべきだと思うし、それは透明性を持って冷静に進められるべきだと思う。そう言う意味では、今Colaboやその関係団体を批判している側も、もう少し冷静に情報集めをして、公式な結果が出た時に改めてその矛盾なりを指摘するほうが、より効果は大きいだろうし、根本的解決に進む可能性が大きくなると思うなぁ。

3月帰国は遅すぎる

NHK党所属のガーシー参議院議員の関係先が、複数の著名人に対しての中傷などの疑いで捜索されたというニュース。立候補から選挙に出て当選するまでの、その新しい手法は注目するべきだと思うけれど、結局やっている事はウソか本当かも風呂確かなゴシップを拡散しているだけと見えるわけで、本来の議員としての資質も疑問だし当選して本来議員として活動するべき内容としても適切なのかと疑問しか残らない。

そもそもドバイに滞在している理由も、国内だと逮捕されるからと言う理由じゃ無かったか? また、通常国会に合わせて3月に帰国と言っているけれど、いゃいゃもっと早く帰国して説明するべき何じゃ無いだろうか。これが与党議員だったら、野党は火のついたように追及すると思うのだけれど、泡沫政党(失礼)の議員だからか話題にも上らない。唯一ネットでのみ盛り上がっているけれど、それで自分のコンテンツの再生数が増えればありがたいのはガーシー議員だけだろうなぁ。

所で、国会議員の資産公開の時に、ガーシー議員は「資産ゼロ」議員の一人だったわけですが、その適用範囲は狭いという問題も。あれだけYouTubeでの再生実績があり、管理会社も存在しているならば、それなりの収入がある事は確実で、園分も含めて議員資産は評価しないと、変な免罪符みたいなものにならないか。少なくとも普通預金も含めるべきだと思うし、まるで一切資産を持っていないように誤解させるような「資産ゼロ」という言い方も改めた方が良い気がする。

れいわ新選組の船後議員や木村議員のように、物理的移動関しても解除など大変な人でも国会に出席している一方、そう言う物理的障害の無い人間が、立候補・当選してもリモートでしか参加しない。何か矛盾を感じるなぁ。仕事で言えば、リモートワークは可用性を増やす良い仕組みだと思うだけれど、悪用する人間が露呈したが故に全てが否定されるみたいな感じというか。そう言う事は出来ないのだろうけど、本来ならば通常国会前に帰国して捜査に協力し、身の潔白を明らかにした上で通常国会に登院するのが筋と言うものじゃ無いだろうか。NHK党には、最初の頃はそれが何かの突破口、蟻の一穴になるかなと期待した時も合ったけれど、結局はお騒がせで愁眉を集めて存在する事だけが目的の集団としか感じられない。まぁ、その他野党の中にも同様の政党は居るので、この人達だけを責めることも出来ないのが不幸だなと感じるなぁ。

2023年1月12日

転売ヤー

暫く前に話題になった、Apple Japanへの140億円もの消費税追徴課税に関しての記事。iPhoneだけで無く、ゲーム機とかも人気機種の発売当日には長い列が販売店前に出来て、その中にはテレビのが面腰に観てもちょっと不審な雰囲気を感じるような人も含まれていたりするけれど、転売目的の購入は無くならないですよねぇ。そう言えば、コロナ禍前だと新年の福袋にも転売ヤーが並んで大量に購入して、中身を整理して転売するみたいな事も有りましたよね。

こう言う事の経験が無いのでよく分からないのですが、例えば2~3台ならまだしも、5台とか10台とかまとめて購入するとなると、普通は怪しいと感じるんじゃ無いだろうか。それが100台規模なんて事になれば、明らかに転売目的と分かりそうな気もするんですが。「いゃ、会社単位で購入する場合もあるだろう」という反論は有るかもしれませんが、その場合は免税価格ではなく通常の消費税込みの代金を支払うだろうから、それは今回の件とは別の話になるだろうし。大量に購入して、且つ代金で免税手続きをするような場合と、かなり限定できるケースだと思うんですよね。

さらに、追徴課税が140億円というのもちょっと想像出来ない金額な訳で、これ罰則も含まれた物としても一体何台くらい販売したのだろうか。iPhoneの価格を単純計算で1台14万円とすると、消費税10%で14,000円が未払となります。140億円を14,000円で割ると100万台と言う計算になるけれど本当? こちらの記事を読むと、1四半期でiPhoneは500万台(!)位売れているから、年間だと単純に4倍して2000万台(!!)。となると、その5%が転売目的で購入されたという計算になるのか。それならば、そんなに変な数字では無い気もする。でも、改めてiPhone凄いなぁ。幾らApple/iPhone好きな日本人とはいえ、年間2000万台かぁ。

今は、中国国内でのコロナ禍もあり、解熱剤や風邪薬などの薬関係の爆買いが問題になっていて、多くの薬局やドラッグストアでは一人の購入個数を制限して居るみたいですが、バイタリティ溢れる中国系の人達は何軒何十件梯子しても必要量は確保している様子。コロナ禍前の中国からの爆買いツアーでも、品質や信頼性から国内のドラッグストアーが訪日中国人で溢れる様子が話題になったけれど、もしかしたら春節時期にはそう言う光景が復活するのだろうか。ドラッグストアーなどは、例えばお土産物屋さんとか観光需要と連動するような業種ではないから、そんなにこのコロナ禍でも変動は無かったように思うんですが、来週末から始まる春節時期には、そう言う場所は避けた方が良いのだろうか。その前に、万一の場合に備えて風邪薬は一つ準備して置いた方が良いのかな。今日は朝冷え込みが厳しいのだけれど、この週末は季節外れの暖かさになるそうで、そうなるとその後に通常の気温に下がってもそれ以上に寒さを感じる様になるかもしれないし、そこで風邪を拾って拗らせたら大変だし。色々な意味で、中国に振り回されている気がする。

年収アップ

ユニクロなどを展開するファーストリテイリングが、国内グループ従業員の年収を最大で約4割上げるというニュース。新入社員の初任給が、現行の25.5万円から30万円に、新人店長の月収が29万円から39万円にアップすると言う話。初任給は約2割、新人店長は約3.4割というアップに。上げ幅のばらつきがあるからだろうけど、人件費の増加は15%程度との事で、物価上昇率を上回る給与アップを要求している政府としては、非常にありがたい援護射撃になりそう。 一方で、ファーストリテイリングの初任給を知って驚いたのが、30数年前に自分が受け取った初任給とそんなに違わない金額である事。時代や業界も違うから一律に比較は出来ないけれど、30年も過ぎていれば倍とは言わないけれど、それなりにアップしていてもおかしくないと思うのだけれど。

自分の新入社員時代、当時の給与明細なんてとっくに処分しているのであくまで朧気な記憶でしか無いのですが、確か初任給の額面は24万円位で、税金・保険等を引かれた手取りは18万円位だったように記憶しています。当時はIT業界がイケイケドンドンの時代で、実は大量採用ブームの第一期生だったので、どこのIT企業も人材確保で躍起になっていた時。それでも、やや渋めの国内メーカーと比べて、外資系は結構大胆な給与体系だったので、それにひかれたと言う事も有ったかも(笑)。当時は、アパート代が5万円位だったかなぁ。ガス・水道・電気が1.5万円位。当時はまだ携帯なんて無くて、固定電話を引いていましたが、実質着信のみだったので、通信費は殆ど基本料金だけ。インターネットもまだ始まっていない時代でしたし、それら全部の固定費は月に7~8万円位だったかなぁ。食費も含めて、月10万円位自由になるお金があったけれど、新入社員直後は引っ越しをしてスーツとか家電製品とか色々買いそろえたこともあって、結構大変でした。6月に最初のボーナス(確か給与1ヶ月分弱位の支給額だった)で何とか一息ついた気がする。最も、4月1日の入社式の直後から新入社員研修で大阪に移動して2週間。その後1週間東京で開発部門の研修があった後、G.W.前に鈴鹿サーキットで合宿研修があり、G.W.開け暫くしてからは神戸三宮での現場実習が始まり、10週間三宮住まいとなったので、実は殆ど給料を使う余裕も無かったんですよね。でも、現場実習の間に大荒れの天気で買ったばかりの洗濯機が壊れてしまい、殆ど使わないうちに買い換えが必要になったり、それなりに出費もありましたねぇ。

学生の頃から自炊をしていたので、食費はそんなに掛からなかった気がします。月に幾らか貯金する余裕は無かったけれど、特に散財するわけでも無かったし。そうそう、入社して8月頃だったかな、会社のアメフトチームの先輩から強引に誘われて、大学で終わりのつもりだったアメフトを再開したんですが、当時はバブルもまだ残っていた時代なので、防具代から活動費まで全部チーム(=会社)持ち。しかも、練習場所が自宅から徒歩圏内だったので、交通費も無し。当時の選手数は30人位で、試合は人数不足になる事もあるくらい大変だったけれど、会社からの予算もそこそこ潤沢にあったので、どうやって消化しようか幹部の人は悩んでいたこともあったと後から聞いたりした、古き良き時代でした。1年が過ぎて面談があり、昇給額が一人一人にマネージャーから伝えられるんですが、最初の昇給額は1,500円/月位だったかなぁ... それが段々と上がって行って、でもバブルが弾けた時にはマイナスになり、そこからまた少しずつプラスに変わっていって、一番多い時には3万円位あったかなぁ。確か1990年とかあの辺りでは、世の中のバブル崩壊前に会社の業績が一足先に傾きかけて、大量採用中止は勿論、給与の一律カットとか早期退職制度適用とか、入社して5~6年で「をぃをぃ」となったなぁ。まぁ、そこから何とか持ち直して、でもその後もいろいろあったけれど。

やはり、給与がアップするとか、ボーナスでインセンティブが付いて多く支給されることは、単純だけれど一番のモチベーションアップになる事も事実。最近は色々な商品の値上げの話が毎日のようにテレビやネットでも取り上げられるけれど、やっぱりいつまでも物の値段が変わらないという事は、誰かが何処かで無理をしている証拠だと思うんですよね。だから、急激な値上げとか根拠の乏しい価格改定等は批判するべきだと思うけれど、経済というのは「成長」しないと実質衰退しているわけですから、その分給与や収入アップするような対策とか政策をもっと考えるように、行政なり企業団体なりに言うべきだと思う。その第一歩として、初任給のアップとか、年収アップに関しては、値上げを嘆くよりももっと言うべきだと思うなぁ。

2023年1月11日

ビュッフェの順番

ビュッフェでの料理の取り方に関してのアンケート結果の記事。これも私がビュッフェが嫌いな理由の一つで、順番に並ぼうが、開いているからと効率良く取り揃えようが、どっちにしても文句を言う人は出るスタイルはストレスが堪るばかり。

ビュッフェテーブルの配置だったり、その周りの空間にるよるのですが、一つのテーブルで全部提供される用な場合なら、まぁその時の人数にも寄るけれど順番に並んで好みの物を取るのが良いかなぁ。食事の種類で複数の島に分散しているような場合だと、それぞれのテーブルで自由に取る方が、変に途中で詰まって混雑するよりは良いと思うし。また、一つのテーブルに並んでしまうと、最初から最後まで取るなら良いけれど、その中の一部だけ欲しい場合なんかも困りますよね。一番最後に準備されている物を取るために、最初からずっと並んで移動するのは苦痛だと思うし。

昔だと、料理や飲み物が並ぶテーブルにそって、ガイドというかロープやコーンみたいな物で誘導路みたいなものが設置されているところがあり、そこは何となく順番に1列に並んで取って行くスタイルを推奨しているんだなと自然に感じます。一方で、特に丸形テーブルなんかにぐるっと料理が並んでいると、どこがスタートなのか分からなくて、結果的に自分の好きな物を任意に取って行くスタイルになるんですよね。だから、提供者側として順番に取って欲しいのであれば、明確にスタート地点とゴール地点を示して欲しい。食器とか箸・ナイフフォークをスタート地点だけに置いておくのは一つのアイデアだと思うけれど、それそれで途中でお皿が一杯になったりした時に困ってしまうし。コロナ禍の時に困ったのは、お皿類は複数の場所に置かれていたのに、食事をとる時に使用をリクエストされたビニール手袋の機械が一箇所しか無くて、そこからスタートすれば良いのだけれど、それに気がつかずに途中からお皿を取って回っていたら、最後に手袋が必要だと気がつくみたいな事が何度かありました。利用する人数にも寄ると思うけれど、ビュッフェの難しい所だと思うなぁ。

例えば、丸亀製麺みたいなレーンの作りみたいなビュッフェなら、順番に並べば良いと思うけれど、あれって一回通れば全て完結するという前提のシステム。ビュッフェの場合は、好きな物を好きなだけ取りたいというスタイルだから、そう言う意味では自由にアクセス出来るのが良いんじゃ無いかなぁ。アメリカ出張時には、現地のビュッフェレストランをよく利用したけれど、その時には丸亀製麺スタイルで、最初のトレーを取って、順番に自分の好きな物を取り、最後に生産する仕組みでした。一方で、日本の「バイキング」の原型である、スウェーデンの「スモーガスボード」スタイルのレストランも何度か利用した事が有りましたが、こちらは丸テーブルみたいな机に料理が並べられていて、好きな物を好きなように取り分けるスタイル。今の「ビュッフェ」は「ビュッフェ」と名乗っているけれど、内容は「バイキング」なのだから、やはり後者の空いているなら自由に取り分ける方が合っているのかも。

ピザ発給停止

コロナ対策に事実上失敗し、ある意味野放し状態になった中国。それまでの「ゼロコロナ」から「ウイズコロナ」にシフトする事は良いとしても、いきなり0から100へと両極端に切り替わるのは、中国的とは思うけれどかなり無茶振りであることも確か。春節の長期休暇を前に、移動制限も撤廃して、さらには入国時の隔離制限も撤廃した中国だけれど、諸外国は中国からの入国に厳しい措置を講じ、それにさらに反発する中国という負のループ状態。

日本でも、中国本土空の航空便に関しては、PCR検査や隔離期間の設置などの対策を講じているけれど、まだまだ緩いと国内からは批判されているけれど、中国からは厳しいと反発。結果、中国に入国するためのビザ発給を一時停止するなどの対抗措置を取ることになったわけですが、でも中国本土での感染状況が不確かな状態である以上、先ずは自らがその誤解を解くことから始めないと。日本入国用のビザ発給も限定していることだから、そう言う意味ではお互い様という事ではあると思うけれど、今の所その厳しい措置は韓国と日本に対してのみで、欧米に対してはそう言う措置を取っていないことを観ると、対アジア戦略の中で自分達が優位にあると思っている韓国・日本に対してなら、理不尽なことも通じるという認識何だろうか。

国内の最近のニュースでは、海外からの訪日客の話も頻繁に登場するようになり、中には中国(香港?)からの観光客もインタビューに取り上げられている様子もあったんですが、どの程度の人数が今日本に観光目的で入国しているのだろうか。少し前に調べた時には、今現在観光目的での日本入国のビザ発給は停止されたままだし、其れ以前に取得してたかもしれない3年期限のマルチビザも殆どが期限切れになっているという事で、今入国出来るのは本当に一握りの人だとは思うのですが。国内の新規陽性者数も第七波を超えそうな状況で、決して誉められた状態では無いけれど、中国国内感染状況は伝え聞く範囲では日本の何倍もの勢いで広がっているように感じるわけですし、人突き立たないうちに何億人も感染したと言うような状況では、幾ら14億人の中の数億人でも、そのままの状態で日本国内に来られても困ることも事実。

一つ思っているのは、中国としてはこのまま国内の感染が広がっていき、ほぼ全国民が一度感染して集団免疫を獲得すれば、それはそれで良しと思っているんじゃ無いかという事。一度感染しても、新しい変異株が出現したり、既存のコロナ株でも再感染する事はあるだろうけど、14億人という分母を考えたらそれらは微々たる物という判断なのだろうか。本来ならば、ゼロコロナから徐々に以降してウィズコロナ状況に遷移するべきだと思うけれど、長期にわたるゼロコロナ政策に対しての不満爆発があまりに大きいと予想されたから、こんな急激な対応をせざるを得なくなったんだろうけど、まぁ韓国にしても日本にしてもいい迷惑ですよね。来週後半位から、春節休暇での来日が予想されるけれど、そこでまた日本国内での感染爆発がで無いように祈るばかりですね。まぁ、いずれにしても今回の中国側の対応は、行ってみれば駄々っ子が我が儘を言っているような物なのだから、日本側としても粛々と厳しい入国措置を継続するなら、さらにレベルアップするなり必要な対策を進めて欲しい。

グルメ戦略

東洋経済ONLINEの記事から、テレビ東京のグルメ戦略(?)について。実はSeason10が秋口から放送されていたことを知らずに居て、年末になって大晦日のスペシャルの放送予定をみて初めて今年も「孤独のグルメ」が放送されていたことを知る始末。まぁ内容的にはこれまで同様、序盤にちょっとしたドタバタがあり、その後「腹減ったぁ」のパターンからその地元の食堂での食事シーンが締める、という構成は変わらないのだろうけど、何故か観てしまう番組。

静岡県は、テレビ東京系の視聴範囲から微妙に外れているんですよね。東の外れの熱海あたりだと、関東圏のテレビ東京の視聴が可能ですがそこから西になると受信は難しくなります。県西側は浜名湖の西側の湖西市周辺だと豊橋近辺のテレビ愛知の視聴が可能ですが、浜松市内では受信できない場所が殆ど。じゃぁどうやって視聴しているのかというと、地元のケーブルTV局がそのテレビ愛知の再送信をしているから。ですから、自分の所のようにケーブルTVを契約していると、地デジチャンネルにローカル局とNHKに加えて、テレビ愛知が含まれています。 でも、そのテレビ愛知のサポートは今年の3月一杯で終わるので、それならばケーブルTV解約して、BS/CS直接受信しようかとも思っているところ。テレビ愛知(テレビ東京系)のそれ以外の番組は、BSデジタルでも観ることは出来るし、場合によってはTVerとか民放各社のインターネット配信も有りますからね。

で、テレビ東京昔は「3強(日テレ/TBS/フジテレビ)1弱(テレビ朝日)1番外地(テレビ東京)」と揶揄されていたけれど、今では大手キー局を食う場合も珍しく無く、その独自性が逆に今の時代のニッチ思考に嵌まっている気がします。「グルメ番組」だって、「孤独のグルメ」という漫画のベースはあったけれど、単に食べるシーンだけにスポットを当てるような構成には、他局ならならないだろうし。変なグルメタレントさんとか有名タレントを出演させられない事を逆手に取っているというか、まああの放送局が制作している番組は、そう言うものから発想を得ている感じが多いですよね。大手キー局では、日テレ系の「オモウマい店」が最近ではクリーンヒットだと思うけれど、あれは名古屋の中京テレビ制作番組ですが、匂いはテレビ東京っぽさがプンプンするんですよね(笑)。

どんな仕事も同じだと思うんですが、制作者側の「自己満足」に終わってしまったら多分その仕事は失敗するんですよね。それを極めるレベルまで拘ると、結構刺さる人が居るわけで、それがジワジワと波及していくのが「テレビ東京式」みたいな物じゃ無いだろうか。ただ、その為には何度も失敗して修正してを繰り返すだけの余裕が無いと、「当たり」まで到達するのはなかなか難しい。結局は、美味しい食べ物って案外シンプルだったり手間暇は掛かるけれど単純な調理の繰り返しだったりすることも少ないように、視聴者に受ける・刺さる番組も案外そう言う構成が受けるんじゃ無いだろうか。そこに、変な脚色とか演出をすると、途端に嘘くささを感じるようになって飽きられてしまうだろうし。「衣食住」は、人間が生きる上で必須の用素なわけで、だからビジネスではそれに関係する物なら外れが少ないとも言われているけれど、その分参入者も多くて競走も厳しくなるわけですよね。そんな中で、基本に戻ってシンプルに要点だけを遡及するというのは、色々なコンテンツが氾濫する今の時代では、逆に新鮮に感じるんだと思う。